1: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/28(火) 01:24:24.91 ID:D3KSIpqh0
モバP(以降P表記。そういうセカイさ)「ふーん、これが最近話題のけものフレンズかぁ…」 ワタシニイイカンガエガアル

P「確かに面白いな。特にこのゴリラの司令官とか勝平ボイスのネズミとか。まるで台本なんて無いみたいなアドリブ地獄だけど」

ガチャッ

晴「おはようございまー…」

晴「うっす」

P「おはよう晴。今なんで俺しかしないって確認してから挨拶変えた?」

晴「気のせいだって。そんなことしてねぇよ」

P「嘘つけぇ。完全に目が合ってから言い直したろ」

晴「細かい事ウジウジ言ってるとハゲるぞ」

P「スタドリでシャンプーすれば毛根生き返るから平気だよ」

晴「普段なんてモン飲んでんだよ…そういや喉乾いたな。何か飲み物無ぇの?」

P「給湯室に蛇口があるでよ」

晴「せいっ!」ゲシッ

P「つま先で脛って、おま!」

晴「…うわ、冷蔵庫の中スタドリばっかかよ…」ガチャ

P「間違っても飲むなよー?抗体が無いと見た目が16ビットになったり首から上が柴犬になったりするから」

晴「んなもん日常的に服用すんなよ!」

晴「おっ?なんだこれ。ラベル無いけど…」

晴「P-。テキトーに飲み物貰うからなー?」

P「あいよー」

P「さてと、続き続き……」

晴「な、なんだこりゃあああああ!!」

P「っ!」ビクッ

P「ど、どうした晴!ちひろが無償で10連ガチャとか言い出したか!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490631864

引用元: モバP「結城晴。設定年齢19歳」 


 

2: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/28(火) 01:51:07.73 ID:D3KSIpqh0
P「あ痛っ」ゴッ

P「いてて…なんだこれ、空き瓶?思い切り踏んじまったよ…」

P「おーい晴ー、何があった?テラフォーマーでも出たか?」

晴「こっち来んなぁ!」ゴスッ

P「右ストレートは痛い!」

晴「な、何でもねぇからあっちいけよ!いや何でもなくはないんだけど…でもいいからあっちいけ!」

P「何でもなくあんな松田優作みたいな悲鳴上げるのかよ…ちょっと待って。誰かさんの鉄拳で視界が真っ白なんだよ」

晴「真っ白なままでいいよ!向こう行けって!こら見るな!」

P「…おぉ、意識と視界がハッキリしてきたぞ。…うん?」

晴「…っ」フルフル

P「…」

P(給湯室の床に転がる空の瓶。そして散乱している布切れ。うん、さっきまで晴が着てた服と同じ柄だな。奇遇ですね)

P(そして、手拭き用タオルで必死に体を隠して隅っこで縮こまっている晴のそっくりさん。まるで晴の7、8年後みたいな娘だなぁ)

P「…」

晴「…っ!」ブルブル

P「…うん」

P「冷蔵庫に入ってた怪しいクスリを知らずに飲んでしまったアイドルシリーズか」

晴「いいから出てけこのロリコンッ!!!」ガスッ

P「鳩尾にフライパンはっ!」ゴフッ



晶葉『私は知らないぞ。今はウサミンロボの改修で忙しいからな』

ちひろ『知りませんよ。っていうかどうして私を候補に入れるんですか。あ、私が出張してるからってあんま』ブツッ

志希『え゛っ?……な、なななななな何のことかにゃあ~?あ、アタシには何も思い当たるフシが無いんだけどいやホント絶対!あ、用事思いついたから切るね!』ブッ



P「…どういうことだ?犯人は一体…」

6: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/28(火) 02:29:14.60 ID:D3KSIpqh0
P「原因は…もしかしなくてもこの空き瓶だよなぁ」

P「クスリ系なら志希だろうな。よし、あのハスハスは今度卯月とユニット組ませて輿水チャレンジさせてやろう」

晴「それがお仕置きになるって卯月と幸子は何なんだよ…」

P「おぅ晴すけ。サイズ大丈夫か?」

晴「その呼び方やめろ。ちょっとキツいとこあるけど大丈夫だよ。でも何で事務所にこんなスウェットがあんだよ」

P「…」

晴「…おい」

P「徹夜時の俺の寝間着でございます」

晴「帰れって寝ろ!」

P「仕方ないんだよ!さぁてそろそろ帰るかな。とか思ってたらGTA動画の新作来てたりモンハンの誘いが来たり」

晴「せめて仕事で徹夜しろよ!!」

P「まぁまぁ、それは今は置いといて」

晴「ちひろさん帰ってきたらチクッてやる」

P「置いといて!」

P「見た感じ20歳…いや、ちょい若いか?随分成長したなぁ晴やん」

晴「その呼び方もやめろ。…何か、前にも似たような事件があった気がすんだけど、オレの気のせいか?」

P「気のせいだよ」

P「えっと…あ、瓶に「19」って書いてある。ってことはこれは19歳になるクスリってことか?」

晴「なんでそんなピンポイントに成長操作できるんだよ…怖ぇよこの事務所」

P「その怖い事務所の冷蔵庫から無警戒にラベルのないモノ飲む方もアレだけどな」

晴「19歳…?うわマジかぁ…春休みだから学校とかは大丈夫だけど、コレいつ戻れるんだよ」

P「知らん。志希の奴着信拒否ってやがる」

晴「マジかよぉ…何だか落ち着かねぇんだけど。目線は高いし体はデカいし…」

P(特にある一部分が特にデカくなっているけど、とは紳士なので口にしねーですよ)

P「でも春休みなのは不幸中の幸いだったな、ほんと」

楓「晴ちゃんは今春休み、ですね」ンフッ

P「安直。21点」

楓「!?」

P「うーん…取りあえず芳乃に治して貰うか。ハハッ、スレ終わるな」

晴「なぁ、楓さんが大瓶抱えてトボトボ行っちまったんだけど」

8: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/28(火) 02:52:58.14 ID:D3KSIpqh0
P「さてさて、早速芳乃を…おーい。芳乃やーい」ガラガラッ

晴「何でデスクの引き出し開けんだよ。そこにいたら怖ぇよ」

P「…あれ、今日はここじゃないのか」

晴「いる時があんのかよ!?」

P「あれ?スーツの内ポケットにもいない、デスクの下には…森久保しかいねぇや」

乃々「ま、巻き込まれたくないんですけど…!」

P「はいはい、気にせずポエム作ってなさい。…あれ、本当にどこ行ったんだ?」メールデスー メールデシテー ゴランクダサイー

P「うん?」ポチッ


差出人:芳乃

件名:こずえ殿が遥か彼方まで行ってしまいましてー。連れ戻して参りますー

本文:



P「oh…」

晴「なんだよ、どした?」

P「もうちょいこの話続きそうだわ」

晴「は?」



P「よーし、仕事終わった。んじゃ送るからトライドロン乗れぃ」

晴「やっと帰れるぜ…ずーっと休憩室に隠れてたから肩凝っちまったよ」

P「ハハッ、肩凝ってる原因はそれだけじゃないと思うけどな」

晴「あん?何か言ったか?」

P「ナンデモナイヨ。仕方ないだろ、今の晴をほかの娘に会わせられないし。このヘンテコ薬の存在が知れ渡ったらもっと面倒臭いドタバタになりそうだ」

晴「あー…なんかすっげぇ想像つくわ」

晴「ま、いいや。それじゃ早く帰ろうぜ」

P「あいよ。それじゃ女子寮までひとっ走り…」

晴「え?」

P「え?」

晴「Pの家じゃねぇの?」

P「なんでだよ」

晴「いや、今のこんなオレが寮に戻って誰かにバッタリ会ったら大騒ぎになるだろ」

P「いやいやいやいや。だからって何で俺の家だよ。…そうだ、誰かに事情を説明して協力してもらうとか」ティンッ

晴「…」

P「…」

晴「頼りになりそうな相手が思いつかねぇ」

P「くっ…みんな良い娘なのに!良い娘なのに!」

10: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/28(火) 04:41:40.74 ID:D3KSIpqh0
ブロロロロ… キキーッ タイヤフエール!

P「ただいまー」

晴「おかえり」

晴「んで、お邪魔しますっと」

P「いらっしゃい」

P「何?この茶番」

晴「おー、何度も来たことあるけど目線が違うからすんげぇ新鮮」キョロキョロ

P「男の部屋に何度もアイドルが来るってのも問題なんだけどね。そう言や着替えとかどうするんだよ。いつまでも俺の紳士臭いスウェットっていうのもアレだろ」

晴「あ、そっか。でも今のオレのこの体じゃあ寮の部屋から着替え持ってきても入らねぇだろうし…」

P「一応ウチに今の晴でも入りそうな寝間着はあるけどさ。流石に下着とか替えが無いと色々とアレがアレだもんな」

晴「……あ」

P「…念のため聞くけどさ、お前さん今そのスウェットの下って…」

晴「言うな触れるな考えるなァ!」ゴスッ

P「ケツにムエタイキックって、おっふ!」

P「痛ぇ…尻割れたらどうしてくれんだチクショウ…」

晴「Pがキモい事言い出すからだろ!」

P「理不尽すぎる…まぁいいや。今の時間ならまだファッションセンター開いてるだろ。行くぞ晴」

晴「ちょっ、オレも行くのかよ!こ…こ、この格好で?」

P「お前、オッサン1人で女性下着買いに行かせるとかクエスト難易度高すぎるわい」

P「大丈夫だよ。今の晴(18)をアイドル結城晴だと気づく人なんていないだろうし。精々そっくりさん扱いだって」

晴「いや、身バレもヤバいけど…オレ、今コレの中…」

P「やめろモジモジすんな。何か特殊なxxx中みたいじゃねぇか」

晴「あーっ!分かったよ行くよ!付いて行きけばいいんだろっ!」

晴「でもどうすんだよ。オレ今の自分のサイズとか分かんねぇぞ」

P「89-57-88、ってとこだな」

晴「何で分かるんだよ!怖ぇよ!」





こずえ「ふわぁ…?ここ、どこぉ…?」

現地人1「ジュワッ!?」

現地人2「デュワッ!」

こずえ「ひかりのくにー…?」

芳乃「ようやく見つけましたー。ささ、戻りましょー」クイクイッ

26: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/29(水) 02:59:44.61 ID:cwJDhjTx0
アリガトウゴザイマシター エイギョウガンバリマス!

P「流石市民の味方ファッションセンターし〇むら。これでバッチリだな…ってどうした晴。顔真っ赤だぞ」

晴「当たり前だろ!スウェット1枚で外でて買い物とかどんな変態だよ!」

P「仕方ないだろ…あ、夕飯の買い出ししたいんだけど付き合う?」

晴「せめて着替えさせろよ!」

P「それもそうだ。ん、どうぞ」

晴「…」

P「…?」

晴「……」

P「どした?」

晴「出てけ!!」ゴスッ

P「踵で太ももは痛い!」



P「着替え終わったかー?」コンコン

晴「…おー」

P「おー、似合う似合う。うん、やっぱり晴は拓海路線が正解かな」

晴「あんな仕事絶対嫌だからな!?」

晴「うぅ…何か凄ぇ落ち着かねぇ」

P(ダボダボのスウェットの時はスタイル隠れてたもんなぁ…胸は隠れてなかったけど)

晴「車の中で丸着替えする日が来るなんて夢にも思わなかったぜ…」

晴「…覗いてねぇよな?」

P「日本一紳士に溢れる埼玉県出身に向かって何を言うんだよ」

P「よし買い物行くぞー。シートベルトしろ晴」

晴「こんな散々な目にあってんだから晩飯ぐらい豪勢にしてくれよな。あ、俺ステーキ食いたいステーキ!」

P「お前の着替え代も俺の財布から出てるんですけど」

27: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/29(水) 03:32:43.92 ID:cwJDhjTx0

P「晴、そこのカートを取ってくれ」

晴「あいよっ」ガラガラッ

P「さてさて、夕飯何にしようか」

晴「だからステーキだっての」

P「はいはい。ワガママなのはそのボディだけにしてくれよ」

晴「気持ち悪ぃ事言うな!」ボカッ

P「ITEッ」

晴「あ、ほらほらすっげぇデカい肉があるぜ!」

P「この店にも及川牧場の肉卸してるのか…繁盛してるのな」

晴「なぁなぁ、どれにするんだ?分厚いのにしようぜ分厚いのに!」クイクイッ

P「せやね、ハンペンにするか厚揚げにするか…」

晴「肉のステーキにしてくれよ!」

P「冗談だっつの。んじゃこの辺りに…」スッ

時子「…あン?」

P「…」

時子「…」

P「どうぞどうぞ」

時子「…チッ、いいわよ。豚の手垢のついた肉なんて食べられたものじゃないわ」

P「俺の握ったおにぎりモシャモシャ食うクセに」

時子「幻覚でも妄想でも構わないけど、私の視界に入らないところでやりなさいな」

時子「そう言えばさっき晴そっくりの娘がいたわよ。あの生意気小娘を少し成長させたような感じの」

P「へ、へぇ~…まだ近くにいるならスカウトしてみるかな」

時子「まだ担当増やす気?新生のマゾヒストね」クックッ

P「楽しそうにニマニマしているとこ悪いけど立ち話してていいのか?カゴの中のピノ溶けるぞ」

時子「…言われなくても豚相手に長話する気は無いわよ」

P「また明日事務所でなー」フリフリ

P「…」

P「すんげぇビックリした」

晴「オレの方がビックリしたっての。いきなり時子とエンカウントかよ…見つからなくてよかったぁ」ヒョコッ

P「時子と俺、割と生活範囲近いんだよ。この前も松屋で遭遇したし」

晴「ふーん……結構仲良いのな」

P「どうだろ。少なくとも千川よりかは仲良いかな」

43: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 01:59:40.03 ID:XXu+yOrQ0
ガチャッ

P「ただいまー」

晴「おかえり」

晴「お邪魔ー」

P「はいどうぞ」

P「…だから何?この茶番」

晴「買ってきたモン冷蔵庫に入れるぞー」

P「おー、よろしく」

P「あれ、まだ芳乃帰ってきてないのか。こずえ何処までいったんよ」

晴「なぁP-。この肉冷蔵庫入れていいのかー?」

P「夕飯に焼くもんだから台所に置いとけー」

晴「おー」バリボリ

P「当然のように人の家の歌舞伎揚げ食うのな」




アッキー「調理描写は飯系SSで見るものだろう」

常務「どうしたアッキー。役員会議の時間だぞ?」




晴「はぁ~、食った食った」ケフッ

P「本当によく食ったな。割と多めに買ってきたってのに」

晴「相変わらずムサいオッサンのくせに飯は上手いよな。プロデューサー解雇されても職に困らないんじゃねぇの?」

P「奢ってもらって作ってもらって何だその口の利き方は。返せ、ステーキ返せ」グニィ

晴「ひゃっ、ひゃめひょぉ!ふぃっふぁふふぁあ!」

P「おぉ虫歯無ぇ。流石だなって痛い噛まれたぁ!!」

44: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 02:42:14.12 ID:XXu+yOrQ0
P「あたた…うわ、歯形ついた」

晴「いきなり人の口引っ張ったりするからだろ!この変態!ロリコン!」

P「19歳ボディの晴に対してもロリコンになるのかな。まぁ俺みたいなオッサンからしたら19歳でも十分犯罪臭いか」

晴「ったく…」プンスカ

P「お前が可愛げのない事ばっかり言うからだろ。少しは感謝の心というものをだね」

晴「なぁなぁ、デザートねぇの?」

P「…お前だけ杏仁豆腐じゃなくて卵豆腐な」スタスタ

晴「やめろよぉ!晩飯と一緒に出せよそれ!」

晴「チクショウ、相変わらずオレの扱い雑だなPのヤロウ…」

晴「…そういやこのスウェット、どうすりゃいいんだ?」ゴソゴソ

晴「…」

晴「……」

P「晴ー、イチゴ味とメキシカンチョリソー味どっちがいい?」

晴「わひゃっ!!」ポイッ

P「あ、コラお前人のスウェットなんで投げんだよ」

晴「お、脅かすなよ!」

P「お前さんが勝手に驚いてるんじゃねえか」

P「ほれデザート。好きなほう選びな」

晴「…んじゃ、イチゴ」

P「ハハッ、流石ありすの相方」

晴「勝手にコンビにすんな。あといい加減本人の前で名前で呼んでやれよ。…あ、これ美味っ」ハムハム

P「いや何というか、このまま墓場に入るまで貫き通そうかなぁと」ハムッ

P「スパイシー!」ブフォッ

46: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 03:45:43.22 ID:XXu+yOrQ0

P「ふぅ…サッパリしたわ。ってお前、髪乾かしておけって言ったろうが」

晴「えー?いいよ面倒臭い。どうせほっときゃ乾くだろ」

P「仮にもアイドルだというのになんて発言だよ…ほれ、やってやるからこっちこい」

晴「だからいいっての!ちょっ、引っ張んなよ!」

P「温風発動っ」カチッ ブォー

晴「…ロリコンめ」

P「しょっちゅう人ん家遊びにきて膝の上でゲームしてるヤツが何を言うか」

晴「仕方ないだろ、座椅子とかねぇんだし」

P「お前さんは俺を何だと思っているのだね」クシクシ

P「痒いところは無いかー?」

晴「色んな意味でむず痒ぃ」

P「綺麗な髪なんだから手入れはちゃんとしとけよ?それにしても結構伸びてきたよな」クシクシ

晴「きれっ…!…あ~、確かにちょっと邪魔になってきたなぁ。うし、バッサリ切るか」

P「アイドルなんだからガラッと髪型変えるの事務所に通してな?ほれ、もうちょいこっち向け」

晴「んっ」

P「明日には元に戻ればいいんだけどな。幸い明日は晴のスケジュール空いてるけど」

晴「ホントだぜ、動き難くて不便でしょうがねぇよこの体」

P「放っておいても数年後その体になるんだけどな」

晴「うぇっ…マジかよ」

P「よし完了。終わったぞ晴」

晴「おー」ポフン

P「おい」

晴「ついでに耳かきヨロシク」

P「俺はお前のオカンか」ホジホジ





こずえ「ふわぁ…ちきゅう、ついたぞぉー…」

現地人「そ、空から降ってきおった!誰か、誰か同心を呼んでこい!」

現地人2「面妖な…空に浮いておるぞ!妖の類か!」

菜々(あわわ…ぼ、母星からの強制送還じゃあ無いですよね…?)

芳乃「時代を間違えておりますー」

こずえ「ありゃあー…」

48: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 04:21:10.79 ID:XXu+yOrQ0
晴「うっし、乗れた!やっぱエリアル狩りやすいな」ピコピコ

P「まぁ一番楽っちゃ楽だよな」ピコピコ

晴「Pのスタイルって新しいヤツだよな。ブレイブだっけ?」

P「俺に切れないものはない」キリッ

晴「なんだそりゃ…よしダウンした。尻尾切るぜ尻尾!」

P「術式レベル2」

ジンオウガ「やめてください、しんでしまいます」





晴「次は何狩りにいく?」

P「いや、もうこんな時間だしそろそろ寝ないと」

晴「なんだよ、まだ良いだろ?夜はこれからだぜ」

P「お前、それ外で絶対言うなよ?」

P「ほれゲーム没収」ヒョイ

晴「あっ、ケチ!ロリコン!」

P「ハハッ、何とでも言うがいい」

晴「社畜!猫舌!デレステへたくそ!」

P「悪かったなMASTERクリアできなくて!」シャーッ!

P「寝る前のホットミルクお前の分だけハチミツ入れてやらねぇ」

晴「ちょっ、それは卑怯だぞ!」

P「まぁそれは2割冗談だとして」

晴「本気度高ぇ」

P「晴、布団敷くからテーブルよせてくれ」

晴「えっ、ここに2組も並べられんの?」

P「え?」

晴「え?」

49: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 05:02:47.08 ID:XXu+yOrQ0
P「お前ね、いくら何でも一緒に寝たりしないぞ?」

晴「今更かよ、オレ何度もPと昼寝したりしてるじゃん」

P「ほとんどお前が人の膝の上でグースカしてるだけだろ。ほれ、お前は寝室!俺はリビングで寝るから」

晴「何だよ、まさかホントにオレみたいな子供に手を出しかねないロリコンなのかよ」

P「ロリ趣味は無いけど今の自分の体をよく考えて物を言いたまえ」

晴(89-57-88)「?」

晴「……っ!」ハッ

晴「変態!変態っ!」ガスガスッ

P「救命阿ッ!」




晴「…」

晴「……」モゾモゾ

晴「…眠れねぇ」

晴「マンガでも読んでるかな…あ、でも電気つけたらバレるか」

晴「…」

晴「喉乾いた」



P「すぴぃ…」

晴「人がヘンテコドリンクで急成長して大変だっつーのに熟睡してやがる」

晴「P-、飲み物もらうぞー」ガチャッ

P「うーん……やめろアーニャ…ベアークローを外しなさい…」ムニャムニャ

晴「どんな夢見てんだよ……ぷはっ、及川牛乳超美味ぇ」

P「ハリケーンミキサーは止せ雫ぅ…超人十字架落としもやめてくれぇ…」

晴「夢の中で何されてんだよ!」バシャッ

晴「あ、やっべ。牛乳零しちまった…うわ、寝間着ビショビショになっちまった」

P「カルシウム臭い…」ムニャ

56: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 13:42:35.21 ID:XXu+yOrQ0
晴「うぇ…寝間着が胸に張り付いて気持ち悪ぃ…着替えねぇと」

晴「…寝てるんだよな?」

P「ねてるー」グゥ

晴「…うし」ゴソゴソ

晴「あ、でも着替えがねぇや…ま、いっか。Pのシャツ適当に使っちまえ」

P「思春期臭い…」ムニャ

晴「んっ、ちょいキツいけど…まぁいっか。どうせ寝るだけだし」

晴「ふぁ……ようやく眠くなってきたな」

晴「ほんと明日の朝には元に戻っててくれよな…」モゾモゾ

P「ぐぇ」

晴「はふっ…んじゃ、おやすみぃ…」

P「生暖か柔らかい…」ムニャ

晴「んぅ………」ムギュッ

P「もががが」




チュンチュン チュチュン クルッポー!


P「…ん、朝か…」

P「なんだろ、バインバインな晴がミルクまみれになって生着替えしてたような夢見たけど…病んでるのかな俺」ムクッ

晴「んっ」

P「…はい?」

晴「んだよぉ……もうちょい寝かせろよぉ…」ムニャムニャ

P「おまっ、なんで俺の布団にいるの!?……よし、お互い服は着てるな…」

P「おーい晴!起きろ晴!何がどうなったらこっちの布団に入るんだよ。あ、しかも俺のシャツじゃねぇかコレ」ユサユサッ

晴「ん~…っ、あと5時間…」ダプンッ

P「冬眠する気かお前は」

P「しかも元に戻ってねぇし」

晴「…狭山茶くさい……」

P「起きろぉ」ベチッ

58: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/30(木) 14:09:44.24 ID:XXu+yOrQ0

晴「ふぁぁぁああああ」

P「うわ、でっけぇ欠伸」スッ

晴「あむっ」

P「痛ぇ噛まれた!」

晴「ぺぺっ!なんで人の口ん中に指入れんだよ!」

P「悪い悪い。でもほら、大欠伸してる猫の口とか指突っ込みたくならない?」

晴「お前、それこの前みくにもやって噛まれてただろ…」

P「みくはいいんだよ。みくだから。ほれホットミルク」

晴「ん、暖かいもんどうも」ズズッ

P「しかし…戻ってないなぁ」

P「志希は…相変わらず連絡つかねぇし。もうシュールストレミングの刑確定だな」

晴「はぁ…いつまでこんな不便な体のままなんだか」

P「それよかお前ね、寝てる間に人の布団に入るんじゃないよ」

晴「えっ?あ~…そっか。Pのとこだったか」

晴「いやさ、夜寝付けなくて牛乳飲んだら良い感じに眠くなってさ。寒かったし近くに布団あったし…もうここでいいや、って」

P「あのな、男は基本狼なんだからなオオカミブルーなんだからな?もうちょい女の子としての恥じらいというものをだね」

晴「Pにそんな度胸ねぇだろ?それともやっぱロリコンなのかよ」

P「ロリ趣味は無いけど今の晴は合法か違法か限りなくグレーゾーンなんだからな」

P「まったく…もし兆が一間違いが起こったら親父さんに合わせる顔がないわ」

晴「ははっ、そういやオレを寮に入れるって時も大騒ぎだったもんな」

P「本当だよ。ロープアームやらマシンガンアームやら、お前の父さんって本当に科学者?めっちゃ武闘派じゃねぇか」

晴「腹減った~。お、ランチパックあるじゃん。貰うぜ」

P「人の話をだね、聞きなさいな」

P「あ、それとハムチーズ味は俺のだからな!」

晴「うっひぇえ、はふぁいふぉんふぁひふぁ」モッキュモッキュ

P「返せ!俺のハムチーズ返せ!」グニィ

晴「ひゃっ、ひゃめひょぉ!ふぃっふぁふふぁあ!」

P「ハハッ、19歳ボディでも口小っちぇえって痛いまた噛まれたぁ!!」

63: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/31(金) 01:26:52.45 ID:SZ+YY0q+0
P「さてと、晴は休みだから良いけど俺は普通に仕事ですわ」イソイソ

晴「オレどうすりゃいいんだ?」

P「いつ元に戻るか分かんないし、留守番しててくれるか?元に戻ったら寮に帰ればいいし。あ、冷蔵庫の中のもんは好きにしていいからな」

晴「え~?1人で留守番かよ。Pも休めよ~」

P「当日にいきなり休めるかぁ」

晴「つまんねぇよ~休めよ~遊べよ~」グイグイッ

P「ワガママ言うんじゃありません揺らすんじゃありませんそろそろホントやめて吐きそう」ユッサユッサ



千枝「おはようありすちゃん。あ、いいなぁ。それ何のジュース?」

ありす「橘です。共同スペースの冷蔵庫に入っていたので、千枝さんも飲みますか?」コポコポ

千枝「うんっ、ありがとうね」

ありす「ラベルが張ってないので既製品では無さそうですね…ネネさんのお手製でしょうか」コクコク

千枝「わっ美味しい。ちょっと不思議な味だけど美味しいねっ」

ありす(…あれ?こんなところに「23」って書いてある。…なんだろ、賞味期限?)



晴「や~す~め~よぉ~!」グイッグイッ

P「もうやめて、俺の三半規管のライフはもうゼロです」ウップ

P「帰ってきても元に戻ってなかったらちゃんと晴で遊んでやるから。それにお前いつもいつも連絡も無しに遊びに来るじゃねぇか」

晴「それはそれ、今は今なんだよ~。ほらドカポンやろうぜドカポン」

P「よりにもよって。それ最悪リアルファイトになるゲームだぞ」デンジャー!デンジャー!デンジャラスチヒロ!

P「あれ、千川から電話だ。ちょっと悪いな」ピッ




65: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/31(金) 01:52:59.41 ID:SZ+YY0q+0
P「さてと、晴は休みだから良いけど俺は普通に仕事ですわ」イソイソ

晴「オレどうすりゃいいんだ?」

P「いつ元に戻るか分かんないし、留守番しててくれるか?元に戻ったら寮に帰ればいいし。あ、冷蔵庫の中のもんは好きにしていいからな」

晴「え~?1人で留守番かよ。Pも休めよ~」

P「当日にいきなり休めるかぁ」

晴「つまんねぇよ~休めよ~遊べよ~」グイグイッ

P「ワガママ言うんじゃありません揺らすんじゃありませんホントやめて吐きそう」ユッサユッサ



千枝「おはようありすちゃん。あ、いいなぁ。それ何のジュース?」

ありす「橘です。共同スペースの冷蔵庫に入っていたので、千枝さんも飲みますか?」コポコポ

千枝「うんっ、ありがとうね」

ありす「ラベルが張ってないので既製品では無さそうですね…ネネさんのお手製でしょうか」コクコク

千枝「わっ美味しい。ちょっと不思議な味だけど美味しいねっ」

ありす(…あれ?こんなところに「23」って書いてある。なんだろ、賞味期限?)




晴「や~す~め~よぉ~!」グイッグイッ

P「もうやめて、俺の三半規管のライフはもうゼロです」ウップ

P「帰ってきても元に戻ってなかったらちゃんと晴で遊んでやるから。それにお前いつもいつも連絡も無しに遊びに来るじゃねぇか」

晴「それはそれ、今は今なんだよ~。ほらドカポンやろうぜドカポン」

P「よりにもよって。それ最悪リアルファイトになるゲームだぞ」デンジャー!デンジャー!デンジャラスチヒロ!

P「あれ、千川から電話だ。ちょっと悪いな」ピッ

晴(何だ今の不吉すぎる着ボイス)

P「はい社畜。…はい。はい……ええ、晴はまだ元に戻ってないですよ。ハハッ、早苗さん案件にはなってませんって」

P「…え?あ、はい。俺としては有り難いですけど…ええ、仕事は粗方、再来年分ぐらいまでの企画案作ってありますから。アッガイ。それじゃあ。ご愁傷様」ピッ

晴「ちひろさんからかよ。何だって?クビか?」

P「縁起でもないこと言うな。何かよくわからんけど事務所がちょっとしたパンデミックになってるから来ないほうがいいってさ」

晴「休みか!?」ピョンッ

P「有休扱いしてくれるらしいけど何か変なモノでも食ったのかな、あの災禍の顕主」

晴「なぁなぁゲームやろうぜゲーム!」

P「…ま、いっか。よし晴すけ、ラストリベリオンと「四八」とローグギャラクシーどれにする?」

66: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/31(金) 01:55:10.92 ID:SZ+YY0q+0
書き途中がなぜか上がってしまってるのでハムスターの小屋ズラしてくる

68: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/31(金) 02:20:55.74 ID:SZ+YY0q+0

晴「Pー、腹減ったー」

P「1日中家の中で食っ遊んで寝て食ってたクセに」

晴「仕方ねぇだろ?いつ元に戻るかわかんねぇんだし外出できねぇじゃんか」

P「そりゃそうなんだけどさ。こんな自堕落に1日過ごしたの何年振りだよ…杏じゃあるまいし」

晴「腹へったー」ゲシゲシ

P「飯要求する態度かそれ。お前の晩飯塩水にしたろか」

晴「やめろよぉ!肉食わせろよ肉!」

P「昨夜ステーキ食わせたやん…ほれ、テーブル拭いて片付けといてくれ」

晴「うぃー」

P「2日連続ガッツリ肉ってのも育ち盛りには良くない気がするな…あれ、でも今の晴は育ち盛りアフターだから良いのか?」



P「おーい、風呂沸いたからとっとと入れぃ」

晴「ちょ、タンマ…食いすぎて動けねぇ」ケフッ

P「豚バラ照り焼き丼3杯はやりすぎだって言っただろ…ほれ入ってこい」

晴「いいよ…P先に入れよ…」

P「俺のダシが染み出した湯に浸かりたいのかお前は」

晴「パパッと浴びてくる!」タタッ

P「…自分で言っておきながら、ちょっと悲しい」クスン

P「このまま今日も元に戻らないんかなぁ…あと芳乃はどこまでいったんだろ」




こずえ「ふわぁ…じだい、かわったぁ…」

現地人「ウホッ!ウホホッ!?」

現地人2「ウッホ!ウッホッホ!」

マンモスマン「パゴッパゴッ!」

芳乃「また間違えてしまいましてー」

こずえ「けものふれんずー…?」

70: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/03/31(金) 02:46:03.24 ID:SZ+YY0q+0
晴「ふぅ、サッパリした…。おーいP。出たからお前も入れよー」

晴「…?」

晴「おーいP-。おいってばー」

P「すやぁ…」

晴「うわっ、もう寝てやがる。せめて風呂入ってから寝ろよ…ほら、上着ぐらい脱げっつの」グイグイッ

P「キャストオフ…やめろ愛梨…そこから先は成人指定だ…」ムニャ

晴「どういう夢見てんだよ」

晴「はぁ…またゲームやろうと思ってたのに。つまんねぇの」

晴「…ま、いいや。オレも寝ちまうか」

P「父さん…どうして母さん出ていってしまったん…」

晴「どうせ見るなら良い夢見ろよぉ!」ユサユサッ

晴「……」

晴「もういいや、めんどくせ」

晴「電気消すぞー」カチッ

P「やみのま…」

晴「はいはい、やみのまやみのま」モゾモゾ

晴「はぁ…風呂あがってそのまま暖かい布団って最高だな」

P「思春期臭い湯たんぽ…」ムニャムニャ




美波「じゃあ今日も1日お疲れ様でした、と言うことで」

肇「かんぱーい」

翠「かんぱーい」

文香「あむあむ」

肇「わわっ、文香さん乾杯してから食べましょうよ」

翠「…ちょっと不思議な味ですけど美味しいですね、このジュース」

美波「事務所の冷蔵庫に「ご自由にどうぞ」ってあったから貰ってきたの。誰かの自家製かしら」

文香(…10?なんでしょう、この数字…)アムアム

80: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/04/01(土) 02:54:08.18 ID:NC0qI16z0
晴「もうちょいそっち行けよ。オレはみ出してるだろ」ググッ

P「げふっ」ゴロンッ

晴「あ、やべっ。P布団から追い出しちまった」

P「へくちっ」

晴「あーもう。ほら戻ってこいって。クソッこのオッサン割と重ぇ」グイグイッ

P「おいしいから大丈夫だよ…」ムニャ

晴「ふぅ…これでよし」

P「…すやぁ」

晴「ホント熟睡してやがる……オレも一応女なんだぞ?」

晴「なんかちょっとムカつくから頬っぺた引っ張ってやる」

P「ふぁふぇっふ」

晴「ははっ、変な顔」

晴「…」

晴「……感謝してねぇ訳ねぇだろ、バーカ」

晴「そりゃあ、毎度フリッフリの衣装着せたりするし人の事からかってばっかでムカつく事もあるけどさ」

晴「最初はオレみたいなのをアイドルにするとか何トチ狂ってんだって思ったけどよ。今は結構仕事も楽しくなってるし毎日充実してるって感じがすんだよ」

晴「だから、その……」

晴「…ありがとな、P」

P「むにゃ…」

晴「………」

晴「…恥ずっ!何言ってんだオレ!」

晴「あーっ!もう寝る!おやすみっ!」

P「すぴぃ…」

晴「…チクショウ本当に平然と爆睡しやがって。…大きくなったら覚えてろよ?」

晴「……」

晴「…ぐぅ…」

P「……」



P(狸寝入りでした、なんてもう絶対言えねぇでごぜーますよ…)グスン

85: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/04/02(日) 01:34:28.39 ID:adLqAXdj0
チュンチュン チュチュン  コケーーッ!!


P{ふぁああ……」

P「朝か………あ、コノヤロまた人の布団に……っ、て」

晴「…んぅ、なんだよぉ…まだ眠いから起こすなよぉ…」ムギュウ

P「いやいや起きろ晴!目ぇ覚ませ!あと俺は枕じゃない!」ユッサユッサ

晴「……はへ?」

P「体、体!」

晴「体ぁ……なんだよ、ちゃんと手も足も2つくっついてんだろ…」

晴「…」

晴「……」


晴(12)「元に戻ったぁぁあああ!!」

P「2日目でようやくだよ…一晩立っても戻らなかったから正直不安だったけど、いやぁよかった…」

晴「うわっ、オレ小っちぇえ!手足短ぇ!胸もあんまねぇ!よかったぁー!マジどうなるかと思ったぜ!」

P「あ、晴さん晴さん。あんまりドタバタ動くと」

晴「え?」スルッ パサッ

P「いや、お前成長したまま寝てたからさ、急に元に戻ると服のサイズがね…ってか下着までいっちゃったね」

晴「」

P「…とりあえずシーツ被っときなさい」ファサッ

晴「」

P「…えーっと、着替え着替え……ダメだ着ぐるみしかねぇ」

晴「」

P「…」

晴「」

P「…晴?」





芳乃「ようやく元の星、元の時代、元の世界線に戻れましたー」

こずえ「戻ったぞぉー…」

芳乃「2日間も留守にしてしまいましたー。かの者もさぞ寂しがられているのでしてー」

こずえ「…ふわぁ?ぷろでゅーさー…そら、とんでるよぉ…」

芳乃「はてー?そのような力はまだ持っておられぬ筈ですがー?」

芳乃「…あやや、本当ですー。まるで車田作品のような吹き飛び方ですー」

87: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/04/02(日) 01:56:19.50 ID:adLqAXdj0

P「いてて…流石に積尸気冥界波は効くな」

芳乃「アパートから落下したダメージはー」

P「そりゃ当然あるよ。俺を何だと思ってんだよ…」

芳乃「人の枠を超えつつある何か、でしょうかー」

P「何それアギト?…って何か事務所騒々しいな。騒々しくない日のほうが珍しいけどさ」ガチャッ

P「おはようございまーす」

芳乃「おはらっきー」


千枝(23)「あ、おはようございますプロデューサーさんっ」プルンッ

みりあ(23)「おっはよープロデューサー☆」タプンッ

薫(23)「せんせぇ、おはよーございまーっ♪」ダプンッ

ありす(23)「おはようございます…くっ!」ストーン

P「失礼、部署を間違えました」バタンッ


P「…」ゴシゴシ

P「あれ、俺まだ寝ぼけてるのかな」

芳乃「お目めパッチリですー。多少濁っておりますがー」

P「ハハッ、若干気にしてるのに」ガチャッ

P「おはようございまーすテイク2」

芳乃「おっはー」


美波(10)「あ、プロデューサーさん。おはよーございますっ」ペコリ

翠(10)「おはようございます」ペコリン

肇(10)おはようございま…って千枝ちゃん、千枝ちゃん降ろして!どこに連れていくのっ!?」ジタバタ

P「やっぱ寝ぼけてるのかな…それともこれは幻覚?鏡花水月?」

芳乃「ところがどっこいー、現実ですー」

文香(10)「スターチェンジ、です…」

P「パンデミックどころかカタストロフしてんじゃねーか」

88: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/04/02(日) 02:30:57.22 ID:adLqAXdj0
千枝「わぁい♪ちっちゃい肇麺さんだぁ」トテトテ

肇「ちょっと待って千枝ちゃん。なんか今私の名前おかしかった気が…ってどこいくの?どこに連れて行くの!?」

翠「どうしましょう…こんな体ではお仕事に差し支えてしまいます」ヨジヨジ

P「うん、そう言いながら人の膝の上に上ってくるのは何故?」

美波「駄目よ翠ちゃん。プロデューサーさんのお仕事の邪魔になっちゃう」ヨジヨジ

P「うん、そう言いながら逆サイドから攻めてきてるね」

薫「見て見てせんせーっ!ほらほらっ、かおる達こんなにおっきくなったんだよー!」

みりあ「みりあも大きくなったよー?こっちも見てよぉプロデューサー」

P「せやね、ほんと大きくなったね。だからその急成長したアレで両腕をサンドしないでください柔らかい」

ありす「ぎるてぃ」ギリギリ

文香「…」ポンポン

ありす「…文香さん?」

文香「大丈夫です…きっとプロデューサーさんは尻派です」

P「勝手に人の趣向決めないでくれるかな!?」

P「ええいっ!いつにも増してカオスだなぁウチの事務所!千川っ、千川はどこだァ!」

志希「ちひろさんなら残りの一ノ瀬ブレンド回収しにいったよー」

P「…ああ、そう言や晴がああなった時点で俺が冷蔵庫の中身調べておけばよかったんだな」

志希「だねぇー。まぁアタシ他にもあちこち隠してけどねー♪」

P「まぁいい。こんな状況俺1人じゃどうにもならん。千川回収してくるわ」

志希「ほいほい、いってらっしゃーい。あ、でもその前にさー」

P「お前は罰としてワイルドアームズ6が出るまでそのまんまな」タッタッ

志希(簀巻き蓑虫)「にゃーっ!!それ下手したら一生出ないよ!!ちょっ、へるぷっ!へるぷみーっ!そろそろお手洗いにいきたいんだけどー!!」

89: ◆Dm8ArSIo3MOQ 2017/04/02(日) 02:49:33.64 ID:adLqAXdj0
P「え-っと、ちひろの霊圧は……こっちか」スタタタッ

P「……」

P「………ここ、だよな」

P「うん、間違いない。邪悪を煮詰めて漉して一晩寝かせてまた継ぎ足したような気配…これは紛れもなく千川の気配だ」

P「…でもここって楓さんの部屋だよな。ドアに「TAKADAKI」って表記されてるし。誤字ってますよ楓さん」コンコン

P「楓さんすいませーんモバコイン魔人がそこにいませんかー?…あれ、カギ開いてる」キィィ

P「楓さーん居ないんですかー?紳士がお邪魔しますよー」

P「あ痛っ」

P「いてて…何か固いの踏んだ……空き瓶?」

P「ラベルの貼ってない空き瓶に「5」って書いてあるでごぜーますよ…」ダラダラ

P「嫌な予感がするよぅ…楓さーん?ちひろー。そっちにいるんですかー?」ヒョコッ



ちひろ(5)「おかねーっ!おかねーーっ!」ギャーギャー

時子(5)「ぶたーっ!ぶたーーっ!」ベチベチ

楓(5)「ぶたがぶった…ンフッ、ンフフ…ンフフフフ…ンッフ、プフフフフフフフフ…」






P「…」

P「……」スゥ





P「どうしろってんだこれ!!!!」








芳乃(23)「終わりですー」

こずえ(23)「ふぉぉ…これ、けっこうおいしいよぉ…」コクコク










晴「チクショウ……絶対ェ責任取らせてやる…」グスン