前回 海未「もしも私が姉で」果南「私が妹なら!」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:55:09.11 ID:+0rPjtuiO

海未「(これで良いのでしょうか?)」

果南「や、やだぁ!お姉ちゃんに嫌われるのはやだよぉ!」ギュッ

海未「おっと!…もう、鞠莉も日本には慣れてないんだからおおめに見なきゃダメだよ?」

果南「う、うん!」

希「ふぅ…」

鞠莉「…はーん?」ニヤニヤ

鞠莉「かなぁん?あなた海未にラブだから私に嫉妬ファイヤーしちゃったのね?ごめんね!」

果南「///」ボフッ

海未「か、果南が嫉妬?//」


引用元: 海未「もしも私が姉で」果南「私が妹なら!」2スレ目 



 
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:55:41.29 ID:+0rPjtuiO

果南「ま、鞠莉さん?//」

鞠莉「んー、なに?果南?」ニコッ

果南「私は…あなたが……!」

果南「だいっっきらいです!!!///」キッ

鞠莉「むー、果南は頑固ねぇ~!一筋縄じゃ行かなそうだなぁ…」ニガワライ

果南「あ、あと!//」グイッ

海未「わわっ!?」

果南「お姉ちゃんは私の!私のなんだからね!絶対に渡さないんだから!///」ギュー

鞠莉「(これはこれからの生活…退屈することはなさそうね?でも、ちゃんと果南と仲良くなりたいし…。ま、気楽にやってこっと!)」ニヤニヤ

希「ほんとどうなるんやろ、これ…」

海未「(果南が私をそこまで思ってくれていたなんて…はともかく!//これからどうなるんでしょうか…)」ニガワライ


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:56:27.23 ID:+0rPjtuiO

その夜の夕飯…

果南「はい!お姉ちゃん!あーん!」ニコッ

海未「あ、あーん…」モグモグ

果南「美味しい?」ニコッ

海未「ごくんっ…。ええ、美味しいですよ」ニコッ

果南「えへへ♪」

希「作ったんウチなんやけど…。鞠莉ちゃん、箸は大丈夫?」

鞠莉「ええ!ここに来るまでに練習はしてきたけど…これを日常的に使うなんて凄いわ!」

希「そやね~!慣れてくと思うし大丈夫!」ニコッ


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:57:09.22 ID:+0rPjtuiO

海未「にしてもですね…」

果南「ん?」ズイッ

鞠莉「What?」ズイッ

海未「二人とも近くないですか?」ニガワライ

かなまり「気のせい気のせい♪」

果南「はっ!…真似しないでくれますか、鞠莉さん?」バチバチ

鞠莉「偶然でしょ?私だって海未にあーん!ってしてあげたいんだから近くてもいいでしょ、果南?」バチバチ

果南「箸まだ慣れてないですよね?無理しなくてもいいですよ?私がお姉ちゃんにちゃんと!食べさせてあげますから!」バチバチ

鞠莉「わお?果南は意地っ張りね~?ま、そんなことマリーは気にしないんだけどね」バチバチ


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:57:36.97 ID:+0rPjtuiO

海未「あの私を挟んでケンカは…」アセアセ

果南「お姉ちゃん!」

鞠莉「海未ぃ!」

かなまり「あーん!」ズイッ

海未「ち、ちょっと待って………」ビクビク

希「海未ちゃん頑張り…」ニガワライ

希さん見守る中
うみかな…まり!生活スタート!


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:58:51.99 ID:+0rPjtuiO

一方小泉家は…

絵里「ハラショー!やはり日本のお米は違うわね!」

ことり「良かったぁ♪おかわりもあるからいっぱい食べてね?」ニコッ

絵里「はい!ありがとうございます!」

曜「にしても、絵里ちゃん日本語上手になったね!昔は片言が目立ったのに!」

花陽「んぐんぐ…、って言っても絵里ちゃんだもんね!で片付いちゃいそう!」ニコッ

絵里「そ、そんなことは…でも、花陽たちともっと仲良くなるために勉強頑張ったのは確かよ?」


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 02:59:53.37 ID:+0rPjtuiO

曜「スゴいな~!私は体を動かすくらいしか取り柄がないしな~」ニガワライ

花陽「私は、お米とアイドルのことなら負けることはないんだけどな~」ニガワライ 

絵里「もう…曜は確かに運動できるけど曜にはそれ以外にも良いところなんてたくさんあるわ!例えば、物怖じしない性格やとびきりな笑顔とかね?」ニコッ

絵里「それに、花陽だって誰にでも親切で優しくて、好きなものに熱心だったり、それってとっても素敵なことよ?」ニコッ

ようぱな「絵里ちゃん…」キラキラ

絵里「おっと!抱きついてくるのはご飯が終わってからね!」

曜「あはは、やっぱり絵里ちゃんには敵わないや!」

花陽「そうだね!」


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:00:27.15 ID:+0rPjtuiO

ことり「うふふ♪二人にとってはお姉ちゃんみたいな存在だね、絵里ちゃんは!」ニコッ

曜「絵里ちゃんが…」

花陽「私たちの…」

ようぱな「お姉ちゃん…」

絵里「私は全然構わないわよ?」ウィンク

曜「じゃあ、これからは…」

花陽「お姉ちゃんって呼びますね!」

絵里「ハラショー!二人も可愛い妹ができてとっても嬉しいわ!」ニコッ

ようぱな「えへへ♪」ニコニコッ

ことり「良かったね♪」

ことり「(あっちは大丈夫かなぁ…)」


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:00:47.68 ID:+0rPjtuiO

果南「むぅ…!」バチバチ

鞠莉「うふふ…!」バチバチ

海未「げふっ…」

希「海未ちゃん胃薬飲む?」アセアセ

※大丈夫…じゃないです。


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:01:50.49 ID:+0rPjtuiO

_____

駆け込み!ことのぞ劇場


『出発親交♪』

プルルルル…

希『はいはーい、園田ですが?』

ことり「はぁい♪希ちゃんこんばんは♪」

希『ことりちゃんとの電話は命懸けやね。脳がとろけるわ!』

ことり「もーう、やめてください!…そちらの様子はどうですか~?」

希『それがな~…『きゃあああああ!?』『鞠莉さん!?お姉ちゃんの背中を流すのは私です!』『これは譲れないわ!裸の付き合いとして親交を深めるべきよ!』…あはは』


47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:02:20.34 ID:+0rPjtuiO

ことり「…大変そうだね」ニガワライ

希『ちょ~っと自己紹介の時にトラブってな、上手くいけばえ~んやけど…。そっちは…って聞くだけ野暮かな?』

ことり「うん♪昔から知り合いだし、絵里ちゃんのことお姉ちゃんって!すっごく仲良くて安心してるよ~」

希『え~な~!ま、ウチとしてはある意味楽しみでもあるんやけどね?にしし♪』

ことり「ほどほどにだよ?「お母さ~ん?」…はーい♪」

ことり「それじゃ、呼んでるしそろそろ切るね?」

希『ほいほーい!また、今度時間空いたらお茶でも行こーや!』

ことり「うん♪また連絡するね♪それじゃ!」

ピッ

ことり「ん~~~!」ノビー

ことり「さて、これから楽しくなりそうだね」

_____


51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:02:49.31 ID:+0rPjtuiO

翌日・三年教室

ウワァ、カミキレイ! ガイコクジンカナ?

真姫「はい、静かに!絢瀬さん自己紹介を」

絵里「はい!転校してきました絢瀬絵里です!外国人というかクォーターです!これから宜しくお願いします!」ペコッ

パチパチパチ…!

真姫「ありがと!じゃ、席は…梨子の隣ね!梨子~?」

梨子「あ、はーい!」テアゲ

絵里「よいしょっと…えーっと梨子さんだっけ?よろしくね!」ウィンク

梨子「こちらこそ!」ニコッ


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:03:29.42 ID:+0rPjtuiO

二年教室

凛「という訳で転校生の「シャイニーーー!!!」

鞠莉「はじめまして!ハーフで金髪、明るさが持ち味の小原鞠莉です!今は園田家でお世話になってます!よろしくー☆」ニコッ

凛「…です!みんな仲良くね!」

曜「めっちゃアグレッシブな人だな~!仲良くなれそう!」

花陽「園田家?朝から果南ちゃんが機嫌悪そうだったけど…。何かあったのかな?」


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:03:56.04 ID:+0rPjtuiO

一年教室

果南「…むぅー!」イライラ

善子「か、果南さ~ん?朝から機嫌悪いけど何かあったんでしょうか~?」ビクビク

果南「…別に!」プイッ

善子「(こんな果南見たことないんだけど…。いや一回あったなぁ、昔、姉さんの自慢し合いで海未さんをバカにしちゃった時だっけ…)」

~~~

よしこ「あはははは…は?」ビクッ

かなん「ふ~ん?ふ~ん?そうなんだ~?」ユラユラ

よしこ「あ、ごめん、いまのはじょうだ…」

かなん「うふふふふ…」ニコニコッ

よしこ「んぎゃあああああ!?」

~~~

善子「(あれ以来、海未さんのことを変に言うことは無くなったわね…)」


71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:05:12.91 ID:+0rPjtuiO

果南「…ま、気が向いたら話すよ、善子にはね?」ボソッ

善子「はいはーい、期待せずに待ってるわよー」


77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:05:47.23 ID:+0rPjtuiO

三年教室・休み時間

海未「うみゅう…」

ダイヤ「少しだらけすぎではないですか?」

海未「いえ、この土日でごっそり体力を持っていかれまして…」ダラー

ダイヤ「確か、曜さんたちとランニングをすると言っていましたね?それですか?」

海未「いえ、ランニングなんて疲れに入りません…原因は…」

???「鞠莉は迷惑かけてないかしら?園田さん…だったわよね?」

海未「あ、あなたは…!」ミアゲ

海未「確か、転校生の…」

絵里「絢瀬絵里よ!絵里で構わないわ!」ニコッ


81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:06:17.52 ID:+0rPjtuiO

海未「失礼、だらしない姿を…!私は園田海未と申します!私も海未で構いませんよ」ニコッ

ダイヤ「私は黒澤ダイヤですわ!ダイヤと気軽に呼んでくださいな」ニコッ

絵里「よろしくね、海未、ダイヤ!」ウィンク

梨子「あ、みんな集まってる!私も混ぜて!」

海未「梨子!もちろんですよ!」

絵里「三人は仲良しなのね!」

ダイヤ「ま、まあ…」プイッ

梨子「大切で大好きな友だちだもんね!」ニコッ

海未「はい、私の大切な友人たちです」ニコッ

ダイヤ「うぅ…//いつも平気でそんな恥ずかしい台詞を…//」

絵里「親友…なのね!ハラショー!」ニコッ


85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:06:38.45 ID:+0rPjtuiO

梨子「えへへ♪…それよりなんの話をしてたのかな?」

海未「あ、そうです!絵里は鞠莉を知ってるのですか?」

ダイりこ「鞠莉?」キョトン

絵里「もちろん!私の友人よ!」

ダイヤ「すみません…。鞠莉さん?ですか?どなたなのですか?」

海未「あ、説明がまだでしたね…」

絵里「私から説明するわ!鞠莉は…」


89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:07:03.10 ID:+0rPjtuiO

梨子「…なるほど!つまり、絵里ちゃんは花陽ちゃんたちのところに、鞠莉ちゃんは海未ちゃんたちのところにホームステイしているってことだね!」

ダイヤ「国籍も違うのに知り合えるなんて運命としか…」

絵里「出会いはたまたまかもしれないけどあの子と出会えたことは本当に嬉しいことよ!」

絵里「ただ、パワフルすぎるところもあったりするんだけどね…」ニガワライ

海未「はい、そのせいで今家は…」

絵里「なんか…ごめんね海未?」

海未「いえ、嫌な訳ではないんです!むしろ問題は別にあるというか…私がもたないというか…」

ダイヤ「知りたいですが…詳しい話は昼休みですわね?」

海未「そうしましょう」


92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:07:23.12 ID:+0rPjtuiO

二年教室・休み時間

曜「へぇ~!じゃ、鞠莉ちゃんはおね…絵里ちゃんと知り合いなんだ!」

鞠莉「いぇ~す♪私のベストフレンドよ!」

花陽「今は海未先輩たちのお家にいるんだっけ?仲良くできてる?」

鞠莉「もっちろん!…って言いたいとこだけどちょっと果南とは…」ニガワライ

曜「何かあったの…?」

鞠莉「う~ん、口では説明しづらいし昼休みに実践してあげるわ!」ニコッ

ようぱな「ん?」キョトン


98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:07:57.73 ID:+0rPjtuiO

一年教室・授業中

花丸「はい!この時作者は…」

果南「これが終われば昼休み…これが終われば昼休み…これが終われば昼休み…」ブツブツ

善子「ちょっ、果南!授業中よ!」コソコソッ

果南「鞠莉さんより先に…鞠莉さんより先に…鞠莉さんより先に…」ブツブツ

善子「ま、鞠莉さん?」コソコソッ

花丸「じゃあ、作者が何をうったえかけているのかを…松浦さん、お願いします!」


103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:08:40.38 ID:+0rPjtuiO

果南「負けない…負けない…負けない…」ブツブツ

善子「か、果南!」アセアセ

花丸「ま、松浦さん?作者の意図を…」

果南「お姉ちゃんは絶対に渡さない!!!…ってあれ?///」

花丸「ずら?」キョトン

善子「ふっ!」クスッ

クラスメイト「!?」

果南「あ、つまり!姉を取られまいと必死に…ってちがくて!//えーっと///」ペラペラ

花丸「か、果南ちゃ…松浦さん落ち着いて、先生待つから」アセアセ

果南「すみません、すみません//」ジーッ


107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:09:04.00 ID:+0rPjtuiO

善子「ふぅ…」チラッ

生徒1「果南ちゃん…今お姉ちゃんって!海未さんのことだよね?」コソコソッ

生徒2「だよね!普段は海未姉だからね…。うわぁ、ギャップが…良い!」コソコソッ

生徒3「松浦さん…恐ろしい子」コソッ

コソコソッ コソコソッ

善子「(果南、ドンマイ…。あんたクラスじゃかなり人気者…って言うのは愚問ね、南無三)」ナムー

果南「えーっと//さ、作者は…!///」アタフタ

クラスメイト「(ずっと見てたい…)」

※その日から果南ちゃんはクラスメイトと前よりも仲良くなりました。よっちゃんも何かと一緒にいたので友だち増えました。


112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:09:37.99 ID:+0rPjtuiO

三年教室・昼休み

ダイヤ「さて、ご飯も食べましたし…」

梨子「お話しましょうか!」

絵里「ハラショー!」

海未「絵里?使い方合ってます、それ?」

絵里「何事も勢いが肝心よ!」キリッ

海未「そ、そうですか…」

ダイヤ「海未さん!早く聞かせていただけませんか?」ソワソワ

梨子「うふふ、ダイヤちゃんは海未ちゃんのことが心配なんだね?素直じゃないんだから」ニコッ

ダイヤ「なっ?//」


117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:10:14.30 ID:+0rPjtuiO

海未「ダイヤ…!」キラキラ

ダイヤ「ふ、ふんっ!//」プイッ

海未「ありがとうございます!…まあ、くだらないで片付くかもしれませんが実は「シャイニィィィーーー☆」

鞠莉「海未!会いに来たわよ!…あっ!エリー!ちゃお~♪」

絵里「鞠莉!」ニコッ

海未「ま、鞠莉?」アセアセ

ダイヤ「この方が…」

梨子「鞠莉ちゃん?…ってあれ?花陽ちゃんに曜ちゃん?どうしたの?」


122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:10:43.96 ID:+0rPjtuiO

曜「先輩方、ヨーソローであります!」ビシッ

花陽「こんにちはです!」ペコッ

花陽「私たち、鞠莉ちゃんが果南ちゃんとあまり仲良くないからって言われて…」

曜「理由は話すより見た方が早いって言うから来た次第であります!…あっ!」

絵里「花陽に曜じゃない!」ニコッ

ようぱな「お姉ちゃん!」タタッ

絵里「おっとと…びっくりしちゃうじゃないの!もう!」ナデナデ

ようぱな「えへへ♪」


130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:11:38.99 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「…」

梨子「ダイヤちゃん?」

ダイヤ「私の…私の……ポジションって」

ガララッ!

果南「鞠莉さん!」

善子「ま、待ってよ、果南…あ、梨子さん!」

梨子「よっちゃんたちも来た!」キラキラ

海未「あわわわわ!」アタフタ

ダイヤ「なんか、私だけ置いてかれてるような…」ρ(тωт`) イジイジ

花陽「ダイヤ先輩!?」アセアセ


136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:12:17.75 ID:+0rPjtuiO

果南「おね…海未姉、大丈夫?何もされてない?」

善子「(さすがにおさえたか…)」

鞠莉「は~い、果南?調子はいかがかしら?」

果南「ええ、おかげさまで…」ニコッ

海未「果南?鞠莉?昨日も一昨日も言ったでしょう?喧嘩は…」アセアセ

鞠莉「相変わらず海未ラブね、果南?でも私だって海未と仲良くなりたいの?別に構わないでしょう?」バチバチ

果南「鞠莉さんはスキンシップが過剰なんです!海未姉にストレスがたまったらどう責任取ってくれるんですか?」バチバチ

鞠莉「ええ、もちろん取ってあげるわ!な・ん・で・も♪海未が望むことならなんでもしてあげるわ!」ウィンク

果南「なっ!?」

海未「あの、二人とも…」アセアセ

絵里「ま、鞠莉…」

4人以外「(なぜ煽るんだろう…)」ボー


141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:12:50.21 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「ふっ…また歳下に好かれてるんですか、海未さん…」ジトー

梨子「だ、ダイヤちゃん…」ニガワライ

果南「…」プツン

鞠莉「さあ!海未!私が「…るもん」ボソ

鞠莉「What?」キョトン

海未「か、果南?」

果南「わ、私だって、お姉ちゃんのためならなんでもできるもん!!!///」


146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:13:27.68 ID:+0rPjtuiO

しーん………ざわざわざわざわ!!!

イマ、ソノダサンノイモウトサン! オネエチャンッテ...キャー!!

鞠莉「…にゅふふ♪」ニヤニヤ

果南「………………………あ//」

善子「ふっw」プルプル

曜「ついに…」

花陽「爆発しちゃった…かな?」ニガワライ

ダイヤ「ひ、久しぶりに果南さんのお姉ちゃん呼び聞きましたわ…。羨ましい」

絵里「あの子、海未の妹?」キョトン

梨子「(い、今さら?)あはは、でも、可愛いな!…ってあれ?海未ちゃん?」

海未「…」ポケー


151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:13:58.79 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「ちょっと海未さん?愛すべき妹さんがピンチですよ?…って聞こえてますか?」

海未「………………………ぐはっ///」バタンッ

うみかなえり以外「(えー…)」

絵里「ち、ちょっと海未?大丈夫?」タタッ

果南「お、おねえ…海未姉!」タタッ

海未「か、かなんがなんでも…えへへ」ウワゴト

絵里「気絶してるわね…幸せそうに…」

果南「あああああああ!!!もう!!!///私、海未姉を保健室に連れていきますから!//道を開けてください!!!//」←海未をおんぶ

梨子「お、お願いね果南ちゃん…」ニガワライ

ダイヤ「アホですわ…」


156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:14:32.26 ID:+0rPjtuiO

曜「大丈夫?てつだ「大丈夫です!!!」…よ、よーそろ」

花陽「あはは…」ニガワライ

善子「ぷぷぷ!果南ちゃん!お姉ちゃんをしっかり連れてくのよ~!」

果南「…」ピタッ

善子「へっ?」

果南「うふふ♪善子ちゃん?後で『お話』しようね?…逃がさないから」ニコニコ

うみかなえりまり以外「!?」ゾワッ

ガララッ…ピシャッ

善子「…」ヘタッ


161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:15:09.57 ID:+0rPjtuiO

ようぱな「…」善子の肩ポン

善子「…」クルッ

ようぱな「頑張って♪」ニコッ

善子「ひどっ!…り、梨子さん!」クルッ

梨子「こ、今回は助けられないかなぁ」アハハ

善子「梨子さぁぁぁん!…じゃあ、ダイヤさん!お願いします!」

ダイヤ「じゃあとはなんですか!でも、助けたいのは山々ですが…すみません…(か、果南さんのあんな顔と気迫初めて見ましたわ)」ガクガク

善子「もう!このポンコツお嬢様~!」ブワッ

ダイヤ「なんですってぇ~!?」

梨子「あわわわわ!ダイヤちゃんもよっちゃんも落ち着いて~!」アタフタ


166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:15:36.63 ID:+0rPjtuiO

ギャーギャー

絵里「ん?」←現状を上手く把握できてない

鞠莉「……はい♪」パンッ

鞠莉「花陽!曜!これが私と果南が仲良くない理由よ!シャイニー!!!」ニカッ

しーん…

花陽「なんでこんな大々的な伝え方しちゃったのぉぉぉ!!?」

鞠莉「ギャラリーが多い方が盛り上がるでしょう?」ニコッ

曜「こ、これが土日続いたの?」アセアセ

鞠莉「ええ…!まさにデッド・オア・アライブな熾烈な戦いだったわ…!」


174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:16:42.52 ID:+0rPjtuiO

_____

駆け込み!園田家劇場


『だってギルティ終わらない♪』

のぞこと電話中より

希「それがな~…「きゃあああああ!!?」


178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:17:12.48 ID:+0rPjtuiO

お風呂場

海未「ま、鞠莉?何してるんですか?」

鞠莉「もちろん!一緒にバスタイムするために来たのよ!背中も流したげるわ!」

ガララッ

果南「鞠莉さん!?…お姉ちゃんの背中を流すのは私です!どいてください!」ヌギヌギッ

海未「ちょ!//果南!?//」アタフタ

鞠莉「これは譲れないわ!裸の付き合いとして親交を深めるべきよ!」

海未「ちょっと二人とも!」アタフタ


181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:17:37.26 ID:+0rPjtuiO

果南「まだ日本のお風呂の使い方や洗い方を理解してないし、第一お姉ちゃんへの力加減とか知らないでしょう?ここは熟知している妹に任せるべきです!」バチバチ

鞠莉「いーえ!慣れてないからこそ挑戦!それに日本の流儀もちゃんと勉強してるわ!果南は私にレクチャーしてくれたらいいのよ!妹として!」バチバチ

海未「あのぉ…(果南、熟知してるんですね//)」

かなまり「むぅーっ!」バチバチ


187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:18:17.16 ID:+0rPjtuiO

ガララッ

園田父「~♪、…」ピタッ

うみかなまり「あっ…///」←ドア開きっぱなし

園田父「…!//」アタフタ

鞠莉「あ、あー!お、お世話になります!小原鞠莉でぇーす!///」ペコッ

園田父「…」ペコッ

園田父「!?」ビクッ

希「…あなた?」ニコニコ


191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:18:46.26 ID:+0rPjtuiO

園田父「…!」アタフタ

希「言い訳はそれだけですか?中の確認とか普通にできますよね?」ニコニコ

園田父「…」アセアセ

希「ごめんね、みんな!でも、もう遅いし静かに入ってね?」ニコニコ

うみかなまり「は、はい…」ビクビク

希「うふふ♪じゃあ、あなた!あっちで私とお話しましょうか?」ウデガシッ

園田父「…」ガクガク

希「ゆっくり入っててね!ゆっくり♪」ニコニコ

ピシャッ

鞠莉「え、えーとぉ…」

うみかな「」ガタガタ

鞠莉「Oh…」


196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:19:16.06 ID:+0rPjtuiO

海未の部屋・就寝前

海未「これから大丈夫なんでしょうか…。後、お父様は大丈夫でしょうか…」

ガラッ

鞠莉「シャ…シャイニー」ボソッ

海未「鞠莉!?何を?」

鞠莉「それは一緒に寝るためよ??」

海未「えーっと…」アセアセ


201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:19:54.80 ID:+0rPjtuiO
ガラッ

果南「う、海未姉…今日は一緒に……鞠莉さん…?」ピタッ
↑枕を抱き締めて来てる

鞠莉「にゅふ♪海未との添い寝権は先に頂いたわ!」ギュー

海未「わぶっ!?」

果南「ふんっ!」←枕投げ

鞠莉「アウチ!?」パッ ←顔面受け

海未「ぷはっ…わぶっ!?」

果南「お姉ちゃんは私と寝るんです!」ギュー

海未「か、果南!?//」

鞠莉「むぅーっ!」ムスー


205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:20:18.65 ID:+0rPjtuiO

ゴタゴタした結果…

海未「…」

果南「すぅ…すぅ……お姉ちゃん…」←海未の右側の腕ギュー

鞠莉「zzz…二人と仲良く……」←海未の左側の腕ギュー

海未「……寝れない」

_____


211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:20:59.10 ID:+0rPjtuiO

鞠莉「…って感じでお風呂やあーん!や添い寝とか海未のためにバトルしてたわ!」

絵里「ハラショー!楽しそうね!」ニコッ

えりまり以外「(園田家修羅場じゃん…!)」

ダイヤ「海未さんは恋愛ゲームの主人公かなにかですか…」ハァ

鞠莉「シャイニーーー!!!」ニカッ


果南「しっかりしてよぉ、海未姉!」タタッ

海未「えへへ…かなんが……なんでも」ウワゴト

果南「バカ姉ぇぇぇぇぇ!!!///」ダダダッ

※よっちゃんは無事『お話』を乗り越えられたみたいです。まあ小一時間「ヨハァ…」しか喋れなかったみたいですけど…。


217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:21:40.60 ID:+0rPjtuiO

とある日の屋上

ダイヤ「花陽さん?共に跳んでくれますか?」

花陽「ダイヤ先輩…。はい」コクリ

ダイヤ「ああ…懐かしいですわ。あなたと出会った日のことが…」

花陽「そうですね。あの時、ダイヤ先輩と出会えて本当に良かったです」

ダイヤ「共に笑い、共に泣き、共に応援し…」

花陽「私たちの想いはずっとひとつでした…」

ダイヤ「…参りましょうか」

花陽「…はい」

ダイぱな「Ablaze´Rabbits ばんz」

海未「何をしているんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドカーン

ダイぱな「ぴぎゃ/ぴゃあああああ!!?」ビクッ


225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:22:30.08 ID:+0rPjtuiO
………

海未「全く…」ハァ

ダイぱな「す、すみません…」

絵里「朝から様子おかしかったから気になってたんだけど…」

曜「かよちゃんなんかあったの?」

花陽「そ、それは…」

海未「なんです!?あんなバカなことをしようとしてたんです!しっかりと説明をしてください、二人とも!」


231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:23:12.19 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「…したんです」ボソッ

絵里「え?何?」

ダイヤ「ぐすっ…」ブワッ

曜「え!?」

ダイヤ「か…解散じだんでず…」

絵里「な、何が?」

花陽「あ、あぶ…」

曜「あぶ?」

花陽「Ablaze´Rabbits が…解散しぢゃったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ボロボロ

ダイぱな「うわーん!」ボロボロ

曜「え?嘘!?」スマホスッ


236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:23:43.60 ID:+0rPjtuiO

絵里「……ねぇ、海未?」コソッ

海未「はい?」コソッ

絵里「Ablaze´Rabbits って何?」コソッ

海未「確か、二人が大好きな現役高校生アイドルユニットだったはずです。かなり、二人とも入れ込んでいたのでこの様子も納得かと」コソッ

絵里「なるほど…わかったわ。海未ありがと」

海未「はい」

曜「あ、ほんとだ…。『通っている学校と事務所でいざこざがあってユニットは解散。矢澤にこと黒澤ルビィは転校を余儀なくされ、資金援助もなくなりアイドルを辞める』か…。」


242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:24:18.20 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「私たちはあの子たちの笑顔を見たくて日々頑張って参りました…」

花陽「だけど、もう二人の顔も歌も聞けないんだって思うと…うぅ」

絵里「よしよし」ナデナデ

海未「…」

ダイヤ「すみません、私情で軽率な行動を取ってしまって…」

海未「構いません。ゆっくり気持ちを整理していきましょう?」ニコッ

ダイヤ「馬鹿にされないのですか?」

海未「人の好きなものを咎めるほど私も悪ではありません。あなたがあの二人を好いていたことは知っていましたから」

ダイヤ「海未さん…!」

海未「危ないラビッツさんに悪いです!」

ダイヤ「Ablaze´Rabbits ですわぁぁぁぁぁ!」


248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:24:54.59 ID:+0rPjtuiO

園田家・夕飯

海未「…という事がありまして」

鞠莉「ふーん?かよっちが元気なかったのはそういうことだったんだ~!」

鞠莉「あ!希ママ、おかわりデース♪」スッ

希「はーい!」ニコッ

希「にしても、そのお友だちは大丈夫なん?」

海未「とりあえず表向きには…。しかし、かなりダメージはあるかと」

果南「二人とも大好きだったもんね?」

果南「あと鞠莉さん、海未姉に近い」

希「鞠莉ちゃんおかわりね!あと果南ちゃんは落ち着き?」

果南「むぅ…」


252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:25:24.25 ID:+0rPjtuiO

鞠莉「ありがと♪」ウケトリ

鞠莉「か、果南?私、ちょっと海未に近かったかしら?」アセアセ

果南「へ?」ポカン

鞠莉「え?」

果南「あ、いや、その…なんでもない//」プイッ

鞠莉「(にゅふ♪少しずつ果南とも仲良くならなくちゃだしね?ちょっと態度変えるだけでこうなるんだもの、可愛い!)」

海未「まあ…少し様子を見てあげようと思います」

鞠莉「私もかよっちを元気付けてあげるわ!」

希「そうしたりや!」ニコッ

園田父「…!」コクコク

果南「あ、お父さん!醤油取って!」

園田父「…」ホラヨ

果南「ありがと~♪」ニコッ

園田父「//」テレテレ

希「(やっぱこの人はこの子らの親なんやな♪いつまでも娘に優しいあんたでおってな?でも、あんま娘にデレデレしとったらウチも妬くよ?ほとほどにな♪)」ニコッ


258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:26:07.42 ID:+0rPjtuiO

Ablaze´Rabbits 解散からしばらくして…

昼休み

梨子「さて…と」

梨子「じゃあ私、よっちゃんとお昼食べてくるね?」

海未「わかりました!果南もいればよろしく言っておいてください!」

梨子「はーい♪」ガララッ

梨子「よっちゃんとおっひる~♪」ルンルン

花丸「あ!梨子ちゃん!」ニコッ

梨子「花丸先生!こんにちは!」ペコッ

花丸「梨子ちゃんは今からお昼ご飯?」

梨子「はい、後輩と食べるんです♪」

花丸「もしかして…善子ちゃん?」

梨子「そうです!」


263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:26:44.43 ID:+0rPjtuiO

花丸「最近、仲良いもんね~?中庭で食べてるの時々見たし~」

梨子「可愛い後輩であり同志です!」

花丸「同志?」

梨子「こ、こちらの話です///」

梨子「それより花丸先生はなんで机を運んでいるんですか?」

花丸「これ?…んー」

梨子「?」

花丸「ま、いっか」

花丸「まだ秘密だから…耳貸して?」

梨子「あ、はい」

花丸「実は…転校生が来るんだ」コソッ

梨子「て、転校生!?一年生の所にも!?」

花丸「しーっ!」

梨子「あ、すみません…」


271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:27:30.76 ID:+0rPjtuiO

花丸「大丈夫大丈夫!とにかくまだ秘密だから言わないでね?」

梨子「わかりました…」

善子「あ!梨子さ…げっ!花丸先生…」

花丸「げっ!…ずら?」フリカエリ

善子「すみません!違く…てててててて!?」

花丸「善子ちゃんは先生を怒らせるのが大好きずらね~?」アイアンクロー

善子「り、梨子さ~ん!」ナミダメ

梨子「先生に迷惑は…めっ!だよ?」ニコッ

花丸「そうずら~♪」ニコニコ

善子「ごめんなさ~い!」ジタバタ


276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:28:05.25 ID:+0rPjtuiO

中庭

善子「いてて…」ヒリヒリ

梨子「よっちゃんは花丸先生と仲良いね?」

善子「ど、どこが!?…ですか」

梨子「うふふ♪」

善子「むぅーっ!」プクー

善子「そういえば梨子さん、花丸先生と何話してたんですか?」

梨子「えっとね~」ズイッ

善子「へ?」


304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:31:55.46 ID:+0rPjtuiO


梨子「許せ、よっちゃん。また今度だ」トンッ

善子「うわっ…と。梨子さん、好きですよね~、お兄さんの方」アハハ

梨子「あんなお兄さん…完璧だわ!」フンス

梨子「ま、今度ってよりもう少しで分かると思うから私からは言いません!」ニコッ

善子「ふーん…ま、楽しみにしておきます!」

善子「あ!そいえば今期のアニメは…」

梨子「私はね~…」

ワカルー! サスガデス!

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:32:27.80 ID:+0rPjtuiO

一年教室

花丸「はーい!最後に皆さんにお知らせがありまーす!」

花丸「このクラスになんと転校生が来ます!」

オー! ドンナコ-?

花丸「それは来てからのお楽しみ…ずら!」ニコッ

花丸「じゃ、今日はおしまい!」

オツカレサマデシタ-!

善子「梨子さんが言ってたのこれか…」

果南「転校生…か、なんかトラウマ」ニガワライ

善子「ふふ、トラウマってマリーさん?」

果南「うっ」


315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:33:08.79 ID:+0rPjtuiO

善子「前、色々話したけど普通に面白い人じゃない?」

果南「まあ…分かるんだけど。最近なんか張り合いなくてさ」

善子「良いことじゃない?要するにあの時みたいな痴話喧嘩してないんでしょ?」ニヤニヤ

果南「痴話喧嘩とかじゃないから!お姉ちゃんをかけた…あっ///」

カナンサンマタ… カワイイ! カエルマエニイイモノキケタ!

果南「はぅぅ…///」

善子「あんた最近は普通にそう呼ぶ時増えたわよね?」クスクス

果南「うっさい…//全部鞠莉さんが悪い!//」

善子「ま、頑張んなさい♪」ニコッ

果南「もう…//」

果南「(今さら鞠莉さんと仲良くなんて…鞠莉さんに失礼じゃないかな…)」


320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:33:42.53 ID:+0rPjtuiO

_____

駆け込み!うみかなまり劇場

『意地と維持』

帰り道

海未「ほう…果南のクラスにも転校生がくるんですか」

果南「みたいだね。転校生か~」チラッ

鞠莉「ちょ!なんでこっち見たのかな~ん?」

果南「私の名前で遊ばないでください!」

鞠莉「あ…ごめん」シュン


330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:34:53.39 ID:+0rPjtuiO

果南「え」

海未「ちょっと果南?鞠莉に対しての態度、いい加減変えませんか?」

鞠莉「いいの、海未!果南は悪くないわ!私が原因なんだし…ね?」

海未「そうですか…?」

果南「(これだよ!最近なんか鞠莉さん私に対して態度変えすぎじゃない?なんか裏がありそうなんだけどな~…)」ウーン

鞠莉「(困ってる困ってる♪この姉妹はイジりがいがあるわね!次は果南と仲良くなって海未を嫉妬ファイヤーに…にゅふふ♪)」←裏がありました。

海未「二人して急に黙るのは寂しいのでやめてください…」

_____


334: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:35:23.37 ID:+0rPjtuiO

そして…

一年教室

花丸「予告したように転校生を紹介します!」

花丸「あ、でも…驚かないでね?騒がないでね?」

花丸「じゃ、どうぞ入ってー!」

ガララッ!

???「はーい、失礼しまーす?」

???「し、失礼しましゅ!…噛んじゃった」

果南「あれ?あの二人どこかで…」

善子「いやいやいや!気付きなさいよ!あの二人は…!」


341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:36:04.03 ID:+0rPjtuiO


にこ(15)「皆さ~ん?おはようございま~す♪永遠のアイドル…のつもりな矢澤にこです♪」


ルビィ(15)「は、初めまして!黒澤ルビィって言います!気にせずに仲良くしてね?」ニコッ


クラス「…」シーン

クラス「きゃああああああああ!!!」

ルビィ「ぴぎゃあああああああ!!?」

にこ「みんな元気にこ~♪」


347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:36:40.62 ID:+0rPjtuiO

花丸「し、静かに…」

ワーワー!……!?

花丸「…」ニコニコ

花丸「静かに…ずら?」ニコッ

シーン…

善子「さすがね…」

果南「あはは…」ニガワライ

花丸「はい、静かになりましたね?もう!静かにって言ったのに!」プンスコ

花丸「じゃ、二人には…矢澤さんは津島さんの隣の席、黒澤さんは松浦さんの隣に座ってください!」
※ルビィ 果南 善子 にこって感じです。

にこルビ「はい!」


351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:37:09.92 ID:+0rPjtuiO

にこ「よろしくね♪」

善子「え、えぇ、よろしく」

ルビィ「よろしくお願いしましゅ!」ペコッ

果南「噛んじゃってるよ?よろしく♪」ニコッ

ルビィ「あぅ…//ま、また噛んじゃったよ…えへへ♪(優しそうな人で良かった!)」ニコッ

果南「(また何か起こりそうだな~、いや起こるな間違いなく…)」ニガワライ


356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:37:39.59 ID:+0rPjtuiO

屋上・昼休み

ダイヤ「やはり、私たちは…」

花陽「そうですね…」

ダイぱな「Ablaze´Rabbits ばんz」

海未「なぜなんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ドカーン

ダイぱな「ぴぎゃ/ぴゃああああああ!!?」

曜「かよちゃん…」ニガワライ

絵里「海未は今日も元気ね、ハラショー♪」


362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:38:19.32 ID:+0rPjtuiO

………

海未「今回ばかりは訳が分かりませんよ!?」

曜「朝から転校生の話で持ちきりだもんね?嬉しい通り越して最高なんじゃ…?」

ダイヤ「あなたたちは分かっておりませんわ」

花陽「そうです!」

絵里「今度は何を分からせてくれるのかしら?楽しみだわ♪」ワクワク

海未「絵里…」

海未「また聞きますけど説明してください!」

ダイヤ「…恐れ多いからですわ」

花陽「うんうん!」コクコク

うみえりよう「は?」


367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:38:51.12 ID:+0rPjtuiO

曜「ごめん…私も分かんない。普通、大好きな存在が近くにいるならテンション上がらないかな?」

花陽「曜ちゃん?違うよ?確かに、喜ぶ人もいるよ多少は…」

うみえりよう「(そんな反応二人だけかと…)」

花陽「私たちはね、壊したくないの!汚したくないの!あの二人を!あの二人が織り成す世界を!」ビシッ

曜「えぇ…」ヒキッ

花陽「曜ちゃん!?」

曜「ちょっと…さすがの曜ちゃんも…ひきます」

ダイヤ「とにかくダメなんですの!仮に二人と私たちが会おうものなら…」

絵里「どうなるの?」

ダイヤ「気絶します!」ドヤァ

海未「いや、威張ることじゃないです」

ダイヤ「と、とにかく!私たち二人はあの子たちと接触することは…」


373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:39:34.55 ID:+0rPjtuiO

ガチャッ

果南「ほい!ここが屋上だよ!」

善子「ま、普通のだけどね?」

にこ「広いにこ~…あれれ?」

ルビィ「前の学校じゃ上がれなかっ…た」キョトン

果南「あれ?海未姉、曜先輩!」

善子「絵里さん、花陽さん、ダイヤさん、こんちわです!」

ダイヤ「」

花陽「」


379: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:40:14.28 ID:+0rPjtuiO

にこ「あ~!あなたたちは!」ダダダダダッ

ルビィ「あ…あ……ああ!!!」キラキラ

海未「あ、ちょっとお待ちを…」

にこ「いっっっつもにこたちを応援してくれてた二人じゃないですか!嘘~♪こんな所で会えるなんて~♪」ニコッ

ダイヤ「」

花陽「」

にこ「も~!ここではリボンの色からして先輩方でしょ?後輩をいじめちゃダメですよ~♪」

曜「あ、あのね?にこ…ちゃんだよね?」アセアセ

にこ「あ、はい!そうです~♪」

曜「この二人ね?ついさっきまでにこちゃんとルビィちゃんに自分たちは会っちゃいけないとか言っててね?」

にこ「えぇ!?どうして?」

海未「二人の世界を汚したくないとかで…」

にこ「…」


384: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:40:45.82 ID:+0rPjtuiO

にこ「ふーん…なら、いっか」スッ

海未「(雰囲気が変わった…?)」

にこ「はぁ…疲れた。もう辞めたのに演じるのはしんどいわ…ったく」

ダイヤ「」←もはや驚きの連続で

花陽「」←対応が追い付かない

ルビィ「あ、素のにこちゃんだ」

善子「…やっぱりね」

果南「気付いてたの?」

善子「まあ…ね」

果南「そっか…!だって善子は『堕天使ヨハネ』だもんね!」ニコッ

善子「や~め~ろ~~~!!!///」


389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:41:12.00 ID:+0rPjtuiO

にこ「幻滅した?」

花陽「い、いえ…仕事だったんだし…」

にこ「余計なこと気にしないでいいのよ!あなたたちはファンで私たちは私たちだっただけなんだから!」

ダイヤ「で、ですが…」

にこ「それにもう、私たちも縛られない普通の学生になれるの!そこまで大切に想ってくれてるあなたたちには嘘偽りのない私たちでいたいの!」

花陽「でも、ただのファンであった私たちにそんな対応をしてくれるなんて…」

ルビィ「ルビィ覚えてるよ?」

ダイヤ「ルビィちゃん…!」

ルビィ「まだルビィたちがかけだしだった時からいてくれて、最後までステージの一番前で二人が応援してくれてたこと!」ニコッ

花陽「う、嘘…」


395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:41:57.55 ID:+0rPjtuiO

にこ「ほんとよ?最初のステージは10人いるかいないかで…泣きそうになった」

ルビィ「でも、チラホラ散らばるお客さんとは別で、二人が一番前で応援してくれたこと。しっかり覚えてる!」

にこ「私たちの最後はあっけなかったけど、いつも助かってたのは確かよ?ありがと」テヲサシノベ

花陽「は、はい!」アクシュ!

ルビィ「あの…あのあのあの!!」

ダイヤ「ひ、ひゃい!」

ルビィ「ステージでは勢いで綺麗なお姉さんって呼んじゃいましたけど…」

ダイヤ「い、い、いつでしたっけ?」

花陽「た、多分、海未さんたちと遊園地で会った時じゃないですか?気絶しちゃった時ですよ!」

ダイヤ「あ、ああ!あの時!」アセアセ

ダイヤ「そ、それがどうされましたか?」

ルビィ「も、ももも、もし良かったらなんですけど…」

ルビィ「お、『お姉ちゃん』って呼んでもいいですか!!!」

ダイヤ「」


401: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:42:33.81 ID:+0rPjtuiO

ルビィ「ルビィ!一人っ子で!優しいお姉ちゃんに憧れてて!いつもルビィを応援してくれてたあなたになら…!」

ダイヤ「」

海未「る、ルビィさん?やめてください!ダイヤが死んでしまいます!」

ルビィ「え?」

花陽「あわわわわ」

にこ「どういうこと?」

曜「た、確かダイヤさんも一人っ子で…」

善子「妹に憧れがあって…」

果南「私を奪おうとしてたぐらい…」

絵里「…どういうこと?」

えりダイルビ以外「」ガクッ

絵里「あれ?」キョトン

海未「妹への執着が強いんです!…って、あれ?ダイヤ?」

ダイヤ「」ガクッ


406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:43:02.93 ID:+0rPjtuiO

~ダイヤ脳内劇場~

私の太陽…

ルビィ『Ablaze´Rabbits の黒澤ルビィでしゅ…あはは、噛んじゃった///』

私の憧れ…

ルビィ『ちょっとにこちゃ…あだっ!?痛いよ~』ウルウル

私の応援したい人…

ルビィ『がんばルビィ♪』ニコッ

私の想いが届かないと思った人…

ルビィ『皆さんと…お別れです……』グスッ

私の…

ルビィ『お、お姉ちゃんって呼んでもいいですか!!!』

~~~

ダイヤ「ふんっ!」ダンッ

海未「耐えた!?」


411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:43:41.28 ID:+0rPjtuiO

ダイヤ「る、ルビィちゃん?」

ルビィ「は、はい!」

ダイヤ「私で…構わないんですか?」

ルビィ「ルビィなんかで良ければ…」

ダイヤ「じ、じゃあ…」ウデヒロゲ

ルビィ「あっ…!えへへ♪」モギュッ

にこ「良かったわね、ルビィ?夢が叶ってさ」

ルビィ「うん♪」

果南「衝撃しかないよ…」

海未「はい…」


415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:44:08.32 ID:+0rPjtuiO

花陽「私たちの決意があっという間にぶち壊されて超展開しちゃって、てんやわんやですぅ」

絵里「ハッピーエンドね♪」

曜「丸く収まった…のかな?」

善子「だと良いんだけど…」

ルビィ「えへへ♪…ってあれ?ダイヤお姉ちゃん?」

ダイヤ「」←幸せな顔をして気絶

ルビィ「お姉ちゃぁぁぁぁぁん!!?」

海未「今からまた大変そうです…」

果南「そだね~?でも、さ?」ニコッ

海未「えぇ…」ニコッ

海未「良かったですね、ダイヤ?」ニコッ


423: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:45:00.97 ID:+0rPjtuiO

_____

駆け込み!にこぱな劇場

『鷹はやはり鷹を産む』

にこ「という訳であんたたちの前では素の私でいかせてもらうわね?」

花陽「うふふ♪みんなが知らないにこちゃんをいつでも見れるんだね?」←圧倒的落ち着きを手に入れた人

にこ「てか、先輩だけどこんな感じでかまわないの?」

花陽「にこちゃんの素がそれなんでしょ?だったらそのままて平気だよ?」

にこ「あんがと…。てか、あんたさっきまでと大違いね?自分で言うのもなんだけど、この前まではアイドルとファンって立場だったのよ?」


426: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:45:27.93 ID:+0rPjtuiO

花陽「確かに最初は驚いちゃったけど慣れちゃった♪」

にこ「凄いわね?そういえば、あのあなたに似てる子は?」

花陽「曜ちゃん?私の双子の妹だよ!」

にこ「似てるわけだわ…」

花陽「曜ちゃんも物怖じしないし…お母さん譲りかな?」

にこ「なかなかなママンね?」

花陽「自慢のお母さんです♪」ニコッ


ことり「くちゅんっ!う~!風邪かな~?」


_____


436: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:46:34.44 ID:+0rPjtuiO

園田家

希「そっか~♪びっくりな事も起こるもんやな~!アイドルさんが転校生!」

海未「あの後のダイヤはめんどくさい…かと思いきや」


ダイヤ『ルビィちゃんに幻滅されないように精進しますわ!梨子さん!勉強を見てくださいませんか?』←忘れがちですがおバカです。


果南「良い変化じゃない?」

鞠莉「かよっちも元気になって良かった!私も二人と話してみたいわ!」

海未「鞠莉なら…特に問題ないですかね?」クスッ

果南「ね?」ニコッ

鞠莉「二人してなんだその態度は~!こうなったら~…えーい!」ガバッ

果南「また海未姉に…え!?//」

鞠莉「かなぁん♪」ハグッ

海未「あらあら♪」


445: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:47:47.53 ID:+0rPjtuiO

果南「ちょっ!?//いきなり何するんですか、鞠莉さん!//」

鞠莉「だって、私!海未も果南も大好きなんだも~ん♪」ニコッ

鞠莉「(そろそろ海未も嫉妬ファイヤー…を?)」

海未「♪」クスクス

果南「お、お姉ちゃ~ん!」

海未「それではルビィみたいですよ?」

鞠莉「ん~?ま、いっか!」ニコッ

果南「は、離れろ~!//」

鞠莉「放さな~い♪」ニコッ


453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:48:47.55 ID:+0rPjtuiO

海未「こっちも進歩かな…?」ボソッ

希「楽しそうやん!ウチも混ぜて~♪」

果南「母さん!?」

園田父「…!」ソワソワ

果南「父さんはダメ!///」

園田父「…」シュン

海未「少しずつ変わっていきますね!もう少しで夏ですか…何が待っているでしょうね?」ニコッ


460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:49:36.20 ID:+0rPjtuiO

うみかな姉妹学校編 後編 終


467: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:50:37.35 ID:+0rPjtuiO

その後の…

園田家

果南「ん~…」ゴロゴロ

果南「(暇だな~。今日は母さんと父さんはお出かけしてるし、鞠莉さんは曜先輩と花陽さんと遊びに行ってるし…)」

果南「あ~…」ゴロゴロ

海未「………」

海未「(果南が目に見えて暇を持て余していますね。お姉ちゃんがいますよ!お姉ちゃんが!)」

果南「…!」チラッ

海未「!」キラキラ

果南「暇だな~…」ゴロゴロ

海未「」

海未「かなぁぁぁぁぁん!!!」ガバッ

果南「ちょっ!いきなり何?…うわぁぁぁぁぁ!!?」ビクッ


472: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:51:17.51 ID:+0rPjtuiO

………

果南「…」ペラッ

海未「…」ワナワナ ←軽くあしらわれてショック

果南「ふわぁ…暇」

海未「(おかしい…!おかしいです!あの…あの果南が私を邪険にするなんて…)」アセアセ

海未「(ちょっと前まではそこの縁側で…)」


果南『海未姉?膝枕…してくれないかな?//』
↑姉フィルター込


海未「(…って感じで二人きりならではの姉妹ラブラブな甘い休日を過ごしていたじゃないですか!)」

海未「(む?ちょっと前までは…?)」

海未「はっ!」


鞠莉『シャイニー☆』ウィンクバチコーン☆


海未「(今さら気づきましたよ…)」クッ…


477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:51:48.67 ID:+0rPjtuiO

海未「(鞠莉が来てから果南は振り回されてばかりだったから刺激が足りないのでは!?)」

海未「(そういえば最近では…)」ウーン


鞠莉『かなぁん♪ハグ~♪』モギュー

果南『ちょっ!いきなりびっくりするじゃないですか!もう!』

鞠莉『気にしない♪気にしない♪』

果南『強引なんだから…鞠莉さんは』ムゥ


海未「(あなた方始めは、犬猿の仲、水と油っていうくらい敵対していましたよね?)」ジーッ

海未「(鞠莉は何かを狙っているように果南にちょっかいをかけているのは分かっていましたから目を瞑っていましたが…)」ウンウン


482: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:52:22.84 ID:+0rPjtuiO

海未「(はっ!?ま、まさか…鞠莉の本当のねらいは…!)」ピクッ

海未「姉の立場…!?」ボソッ
※違います。

果南「ん?」チラッ

海未「(くっ…油断していました。初対面でなぜかああなってしまったから、私には仲良くなるためのきっかけ作りかと…。策士です)」ムムム
↑原因は自分にあると気づいてない人

海未「(おのれ…、あのシャイニー猫口金髪っ娘め!)」キッ


488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:52:57.14 ID:+0rPjtuiO

鞠莉「は…は…、はっっっっっくし!!!」

曜「大丈夫?風邪?」

鞠莉「Don't worry!平気よ!」ニコッ

花陽「ほんと?じゃ次はどこいこっか?」

鞠莉「(なんか面白いことが私の関係ないとこで起こってる気がしまーす…)」


海未「(帰って来たら説教です!)」プンプン
↑鞠莉ちゃん、期せずして海未姉嫉妬ファイヤー作戦が成功。

果南「…」プルプル


494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:53:41.00 ID:+0rPjtuiO

少し戻りまして…

果南「…」ペラッ

海未「…」ワナワナ

果南「ふわぁ…暇」チラッ

果南「(うふふ♪こういう暇なときは海未姉をいじるに限るよね?)」

海未「…」アセアセ

果南「(ショック受けてるのが顔に出まくりだよ?海未姉は隠し事は下手だもんね?)」

海未「…!」

果南「(なんか考え出したかな?ちょっと観察してよっかな?)」


500: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:54:15.70 ID:+0rPjtuiO

海未「はっ!」

果南「(ん?)」

海未「…」クッ…

果南「(なんか握りこぶし作ってくやしがってる?もしかして私がわざと無視してるのバレちゃったのかな?)」

海未「…」ウーン

果南「(あれ?また考え出した?…っていうか、ぷぷっ!海未姉ってばコロコロ表情変えて面白いな~♪)」クスクス

海未「…」ジーッ

果南「(こ、こっち睨んでる!?やっぱり怒らせちゃったかな?)」ヒヤヒヤ

海未「…」ウンウン

果南「(ん?なんか納得したの?しょうがないと取ったのでしょうか、お姉さま…)」


506: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:54:59.47 ID:+0rPjtuiO

海未「…!」ピクッ

海未「姉の立場…!?」ボソッ

果南「ん?」チラッ

果南「(あ、これ多分私関係ない!海未姉のいつもの百面相思考だ!)」

果南「(これしてる時はだいたい、ど~~~うでもいいことを真剣に考えてるんだよね?)」

海未「…」ムムム

果南「(姉の立場とか言ってたよね?呟いたつもりなんだろうけど丸聞こえだよ…)」

果南「(今回もどうせ海未姉の一人相撲なんだろうな~…)」

海未「…!」キッ

果南「(なんかそう分かったら…あ、ヤバい。お、可笑しい!海未姉面白い…!)」プルプル

海未「…!」プンプン
↑妹にすらもてあそばれる姉がこの人です。

果南「…」プルプル

果南「(せっかくだし…ちょっと遊んでみようかなん?)」


513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:55:49.45 ID:+0rPjtuiO

海未「さて…」

果南「…」スクッ

海未「あら?果南どうしましたか?」

果南「…」ファサッ ←ポニテを解放。

海未「へ?急に髪を下ろしてどうしたんです、果南?」キョトン

果南「お姉さま…?」ウルウル

海未「なっ!?///」ビクッ

果南「お姉さま!」ハグゥ

海未「か、果南さん?//どうされたんでしょうか?///」アセアセ

果南「うっ…妹を『さん』呼ばわりなんて…。そんな他人行儀な呼び方、果南…傷ついてしまいます…」


519: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:56:27.68 ID:+0rPjtuiO

海未「か、果南?ちょっとお遊びが過ぎませんか?お姉ちゃんをバカにしす…あれ?」パッ

果南「あ?」キッ

海未「へ?」

果南「ちっ…!察しがいい姉貴を持つと肩身がせめぇんだよ、ちくしょー…」キッ

海未「あ、あれ…果南?」ガシッ

果南「気安くさわんじゃねぇ!」パシッ

海未「ふぇっ?」ウルウル

果南「…」クルッ

海未「ひぃっ!?ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」

果南「ねぇ~?お姉ちゃ~ん?」プワプワ

海未「なっ!?」


524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:57:02.60 ID:+0rPjtuiO

果南「ぎゅーっ?」モギュー

海未「へ!?はい!?」アセアセ

果南「ねぇ?お姉ちゃん?」

海未「は、はい…」

果南「お姉ちゃんは私のこと………好き?」

海未「へ?」

果南「好  き  ?」ズイッ

海未「え、えぇ!もちろん!」アセアセ


530: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:57:41.52 ID:+0rPjtuiO

果南「ほんと?私もお姉ちゃんだ~い好き?」

果南「…でも」

海未「え」






















果南「最近、お姉ちゃんダイヤさんと梨子さんたちとずっと一緒にいるよね~そりゃそうだよね?仲良しこよしの大親友だもんね一緒にカラオケ行ったりゲームセンター行ったり帰りにクレープ買ったりお揃いのぬいぐるみを持ったり楽しそうだよねそりゃそっか大大だ~い好きな親友さんだもんね私妬いちゃうな~お姉ちゃんは私だけのものなのに…ねぇ?守ってくれるって言ったよね?ずっとずっと私を…私だけを守ってくれるって言ったよね?嘘だったの?ねぇ、嘘だったの?いつも私だけを見てくれていたあの眼差しは嘘だったの?私が大切じゃないの?大切だよね?そうだよね?そうだって言ってよ!ほら!ほらほらほら!お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん!!!!!」


536: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:58:21.95 ID:+0rPjtuiO

海未「あ…あ……ああ」ウルウル

果南「…」

果南「はい♪」パンッ

海未「ひぃ!?」ジョワッ

果南「どうだった?私の役者っぷり!結構自信あったんだけ…あれ、なんか温かい」ピチャッ

海未「うぇ…うっ、うう……うぇ」ウルウル

果南「え?嘘…海未姉!?」


542: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 03:59:11.37 ID:+0rPjtuiO

海未「かなんがぁ…かなんがぁぁぁぁ!」グスッ

果南「う、嘘だよね!?海未姉がおもr」

海未「うわぁぁぁぁぁん!!!」ボロボロ
↑もうなんか散々な姉。

果南「ご、ごめん!からかいすぎた!からかいすぎたからぁ!」アセアセ

海未「かな、かなんがぁ、わだじのかわいいいもうとがこわれましたぁぁぁぁ!!」ボロボロ

果南「いや!今の海未姉の方がダメだから!早く拭くものを…」


550: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 04:00:09.71 ID:+0rPjtuiO

ガララッ

希「ただいま~♪」

園田父「…」カエッタゾ

鞠莉「バッタリ会って一緒に帰宅でーす!」

果南「え?嘘?まずいまずいまずい!!!」

海未「かなぁぁぁぁぁん!!!」ボロボロ

果南「あああああ!!!海未姉ごめんなさぁぁぁぁぁい!!!」アタフタ

その後、海未ちゃんが
しばらく口を聞いてくれなくなり
果南ちゃんが機嫌を取るために
これでもかと甘えまくるのはまた別の話…


555: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/12(水) 04:00:37.06 ID:+0rPjtuiO

おわり