1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:33:03.32 ID:KwJOlq0Xo
先生と会ったのは…まゆが移籍して間も無い頃でした。

公園

まゆ「Pさんともっと仲良くなるにはどうしたら良いのかしら。」キコキコ

???「どうしました?お嬢さん?」

まゆ「!」バッ

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引用元: まゆ「うう…Pさん…。」???「どうしましたかぁ?」 


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:34:27.47 ID:KwJOlq0Xo
???「驚かせて申し訳無い。怪しいものではありませんよぉ。」

???「私は小野と言います。まあ、しがない営業マンです。」

まゆ「はあ…その方がまゆに何か御用ですか?」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:35:49.84 ID:KwJOlq0Xo
小野「いえね、お嬢さんが何かお悩みの様なので。」

まゆ「別に何でもありませんよ。まゆは失礼しますね。」ガタ

小野「例えば…恋の悩みとか。」

まゆ「」ピク

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:37:28.87 ID:KwJOlq0Xo
まゆ「ど、どうして。」

小野「分かりますよ。私もね、想っている人が居るんです。」

まゆ「あなたも?」

小野「ええ、そんな中で私と同じ匂いを感じたのでつい。」

小野「よければ、話してみませんか?」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:39:23.86 ID:KwJOlq0Xo
10分後

小野「成る程ねえ。想い人の周りには魅力的な女の子が沢山、且つ本人は鈍感と来ている。」

小野「しかも中々アプローチが出来ない。ああ、ご安心ください。俺って結構、口が固いですよ?」

まゆ「え、ええ。」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:41:02.99 ID:KwJOlq0Xo
小野「まゆさん、と言いましたか。良い方法が有ります。」

まゆ「え、本当ですか!?」

小野「ええ、それはね、愛する人を徹底的に知ることです。」

小野「貴女はその人の何を知っていますか?」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:43:14.80 ID:KwJOlq0Xo
小野「趣味は?睡眠時間は?住所は?経験は?合鍵の形は?弱味は?やましいことは?」

まゆ「え…。」

まゆは、何も知りませんでした。

小野「いけませんねえ。私はね、想い人、後藤さんと言うんですが。この人の全てを調べました。」

小野「するとね、見つかるんですよ。自分の物にする取っ掛かりが。」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:44:50.65 ID:KwJOlq0Xo
小野「この通り。」バサッ

まゆ「え、凄い、こんなことまで…。」ペラペラ

小野「明日辺り、これを基にアプローチしてみますよ。」

まゆ「まゆにも、出来るでしょうか。」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:46:35.67 ID:KwJOlq0Xo
小野「あなたなら大丈夫です。俺が保証しますよ。」

まゆ「せ、先生!」

小野「いやはや、照れますねえ。」

それから先生はカメラ、盗聴機、合鍵の調べ方、色んなことを教えてくれました。

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:50:29.09 ID:KwJOlq0Xo
半年後

小野「うーん、やはり朝食は珈琲と焦げ目のついたジャムトーストですね。」

TRRRRR

小野「はい、小野ですが。ああ、お早うございます。」

小野「それはそれは、お渡ししたものが効いて何よりです。はい、はい、もう逃したら駄目ですよお?」

小野「ええ、それでは、お幸せに。」

ガチャ

小野「ふーっ、今日も良い天気ですねえ。」

fin

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/21(月) 00:51:10.60 ID:KwJOlq0Xo
テーマは受け継がれる魂!
終わり!閉廷!