遊星「コナミ、どうかしたのか?」



コナミ「ああ、今行くよ」



コナミ「とりあえずお前ら、準備するから消えててくれ」




ティアラミス「わかりました」



マジョレーヌ「早くしてよね」



ぼんっ  ぼぼんっ  ぼんっ



コナミ「よし………これがカードだな」カサカサ



コナミ「ちょっと休んでから行こう」とんとんっ



スタスタスタスタ……

515: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:22:46.58 ID:aiMrtwwl0



コナミ「まってくれ」たったった



遊星「なにかあったのか?」



コナミ「いや、大したことじゃねえ」



スタスタスタ



ハラルド「コナミ……彼らをどうするつもりだ?」こそ



コナミ「ああ、ルーンの瞳でお見通しか……元の世界に戻してやろうと思ってよ」



ハラルド「そんなことできるのか?」



コナミ「あてはある」



ハラルド「そうか……」


ザッザッザッザ




516: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:28:33.59 ID:aiMrtwwl0



遊星「ハラルド、このガレージが俺たちのアジトだ」



ハラルド「まだここに住んでいたのか、アーククレイドルの時もここだった」



遊星「ここが落ち着くんだ」



ハラルド「ふむ……」



コナミ「そろそろあいつらを起こさないとな」



遊星「シャッターを開けなくても、こっちにドアはある」ガチャ



ハラルド「理解した」



バタンッ



コナミ「ただいまー」



ツァン「あ、おかえり、どこいってたのよ」



遊星「もう起きていたのか」




517: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:32:50.66 ID:aiMrtwwl0



ツァン「まあね、いつも早起きだし」



コナミ「他の奴らは?」



ツァン「藤原さんが二階で身だしなみを整えてるよ」



コナミ「あいつも早起きだからな」



ハラルド「いいことじゃないか」



ツァン「!あ、あんたは……チームラグナロクの」



ハラルド「久しぶりだなツァン・ディレ」



コナミ「頼りになる味方だ」



ツァン「へー……心強いね」



遊星「テレビを見ているようだが、何かあったのか?」




518: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:41:37.72 ID:aiMrtwwl0


ツァン「あ、勝手にごめん…」



遊星「気にするな」




ツァン「やっぱりだんだん世間が気づきはじめてるみたい、ニュースでもさっきやってた」



遊星「そうか……」



ハラルド「このままでは一週間もすればパニックが起こるぞ」



コナミ「なんとか止めないとな………」



ツァン「………ハラルド………あの二人……ドラガンとブレイブは…?」



ハラルド「……奴らに」



ツァン「そうなんだ………」



遊星「………とりあえず…みんなを起こそう……そろそろ朝食だ」


519: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:48:54.52 ID:aiMrtwwl0



ツァン「……………あ」



コナミ「どうした」



ツァン「……ミスティ・ローラが主演の予定のドラマ……番宣で別の人が主役になってる」



コナミ「なんだと…てことは」



ツァン「あの人も消されたみたい……」



コナミ「っく……あんな有名人でも誰も覚えてないんだろ?」



ツァン「そうだろうね…」



龍亞「うわあああああああああああ!!!!!」



コナミ「!」びくっ



ツァン「な、何!?」



遊星「二階だ!どうした龍亞!」



ハラルド「まさか奴らか!」

520: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 19:56:11.80 ID:aiMrtwwl0




ダダダダダダダダダダダッ



バタンッ



コナミ「どうした!」



ツァン「ちょ、そっちのドアは化粧室の…」



雪乃「こ、コナミ……?」



コナミ「うおおっ!?ネグリジェ!?」



ツァン「見んなバカ!」げしっ



雪乃「さ、さっきの声は隣の部屋よ///私も着替えたら行くから……!」



コナミ「そうか、…な、なんかごめんな!」バタン



ツァン「ラッキー変 め!」



遊星「あっちの部屋だ!」

523: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:01:15.50 ID:aiMrtwwl0


だだだだだだだだだっ



バタンッ!



遊星「龍亞!」



龍亞「遊星ー!」



コナミ「何があった……?」



龍可「あ、あれを見て!」



岬「ぐ………あぁ………ああ…」



手島「こ、コナミ………!」



コナミ「手島、岬どうした!」


ばささささっさささっささささささささっ



コナミ「!?」



ツァン「二人が……消された!?」



524: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:10:55.88 ID:aiMrtwwl0


サアアアアアアア………



コナミ「岬………手島……」



遊星「う………また人が消えたのか?」



ツァン「う、うん……!」



ハラルド「どういうことだ……」



ハラルド「ダークネスがここにいたのか!?」



龍亞「え、えっと……」



遊星「龍亞龍可はまだミスターTの姿を見たことがないんだ」




ハラルド「そうか…」



コナミ「黒い男の姿を見なかったか?



龍亞「お、俺は見なかったけど……」


龍可「あたしも……」



525: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:20:39.06 ID:aiMrtwwl0


コナミ「どういうことだ………」



ツァン「ミスターTの仕業じゃないっていうの……?」



コナミ「そんなことはないはず…あんなことができるのはあの野郎だけだ」



龍亞「俺がトイレに行って…帰ってきたらさっきの人たちが黒い闇に……」



龍可「私も寝ぼけていたから……龍亞の声で飛び起きたの……」



コナミ「く…………」



遊星「くそ…………!」




遊星「ミスターT!どこにいるんだ!」



遊星「姿を現せ!」



シ―――――――――ン…

526: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:30:41.52 ID:aiMrtwwl0



遊星「………………」



遊星「くそ!また仲間が………!」ダンッ…



ツァン「ジャッカルさん………」



ガチャッ



雪乃「コナミ……何が…」



コナミ「雪乃…着替えたのか…また仲間が消えた……」



雪乃「え……あ、あのミスターTが…来たというの?」



コナミ「俺たちが気づかないうちに…多分……」



雪乃「こ………怖いわ……」



ハラルド「それにしても……まさかガレージがばれていたとは」



コナミ「アジトを変えたほうがよさそうだな……!」

527: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:37:59.49 ID:aiMrtwwl0




龍亞「うう…………本当に人が…」



龍可「龍亞…」



龍亞「だ、だいじょうぶ、龍可は俺が命がけで守るから!」



龍亞「無理はやめてね…」



コナミ「………」



ツァン「……」



遊星「く……………すまない………!」



ハラルド「気を病むな遊星、君が悪いのではない」



遊星「……………ああ……」



ズズ…………



ハラルド「!……」


528: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:44:05.50 ID:aiMrtwwl0



コナミ「とりあえず……一階に行くか」



雪乃「ええ……」



ツァン「うう………」



遊星「…………」



ハラルド「全員動くな」



龍亞「え……?」



龍可「動くな………?」



遊星「……どうした、ハラルド」



コナミ「?」



ツァン「目が光ってる…ルーンの瞳ってやつだね…」



ハラルド「いま、私の眼は見逃さなかった……この部屋に漂う闇の瘴気」



530: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 20:53:04.19 ID:aiMrtwwl0



遊星「闇の瘴気………?」



コナミ「なんだそれは」



ハラルド「遊星を見てバレないと思い気配を消すのを弛緩させたな」



ハラルド「この中に裏切り者がいる…」



遊星「なんだって!」



コナミ「ど、どういうことだ………」



ハラルド「言った通りだ……ユダがいるのだ…操られているという可能性もあるが」



ツァン「そんな……」


龍亞「な、仲間を疑うのかよ!」



龍可「ハラルド…」



ハラルド「……………わがオーディンの眼に偽りは通用しない」




ハラルド「検分する」キイイイイイン

532: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:02:07.99 ID:aiMrtwwl0



ハラルド「…………」キイイイイイン………



遊星「…………」


龍亞「………」



龍可「………」


コナミ「………ビームでそうだな…」



ツァン「…………」



雪乃「………」



ハラルド「……………ふう」



遊星「ハラルド……?」



ハラルド「いまさら必死に隠しても残滓は消せるものではない…」



ハラルド「龍可………君だろう」



龍可「!……」



龍亞「!な、何を言っているんだよハラルド!」




533: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:07:48.04 ID:aiMrtwwl0


遊星「ハラルド……俺も納得いかない」



遊星「よりによって龍可が裏切るだって…!」



遊星「龍可はそんなことが平気な顔でできる奴じゃない!」



龍可「遊星………」



龍亞「そうだ!嘘つくな!」



コナミ「間違いじゃないのか…?」



ハラルド「…………龍可、君の右ポケットに入っているものを見せてくれ」



ツァン「右ポケット……なに?」


龍可「………その……」



龍亞「龍可、見せてあげなよ!疑われてムカついてるだろ!」


龍亞「潔白を証明してやるんだ!」



龍可「龍亞……」



534: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:15:20.81 ID:aiMrtwwl0



遊星「……………龍可?」



コナミ「どうした?」



ハラルド「………」



龍可「…………」


龍亞「……………ううう!」



バッ!


龍亞「龍可、そんなためらうことなんてないよ!ただ見せてやればいいんだから」ごそ



龍可「!……」



龍亞「……ん……なんだこれ」



サッ



龍亞「カード………?」



遊星「テキストがないカードだ……なんだこのイラストは……」



龍亞「へんなお面の絵が……」


535: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:20:16.37 ID:aiMrtwwl0



コナミ「……?」



雪乃「どんなカードかしら…?」ちら



雪乃「!」



ツァン「ああ!………これって………」



遊星「知っているのか?」



ツァン「ずっと前…宮田さんがおかしくなった時につけていたお面と同じ柄……」



コナミ「!本当だ………」



ツァン「そういえばあの時……宮田さんは自分の事をダークネスゆまとかなんとか言ってた…」



遊星「ダークネスだと!……」



雪乃「アカデミアでも度々つけている姿を目撃しているわ…」





537: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:26:54.33 ID:aiMrtwwl0


龍亞「そんな……」



龍亞「龍可……どうしてこんなもの持ってるのさ!」



ハラルド「………」


龍可「……………」


ズズズズズズ………



龍亞「!か、カードが…………お面に…」



龍可「…………」ザッ



コナミ「おいおい……」



ハラルド「あのお面でダークネスに洗脳されているようだな……」



遊星「龍可……く……いつからだ……俺たちが会った時にはすでに………?」



龍亞「龍亞………」



539: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:29:52.56 ID:aiMrtwwl0



↑龍亞が変なこと言ってました

542: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:33:21.75 ID:aiMrtwwl0



龍可「…………」



龍亞「そ、そんなもの捨てようぜ!」



龍可「………」



ばさささささささささささささっ



龍亞「ああ!」



コナミ「龍可も消えた……」



ハラルド「逃げた………のか」



ツァン「…………」



雪乃「………」


遊星「龍可………!」



龍亞「龍可------------------!!」



545: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/19(日) 21:38:52.00 ID:aiMrtwwl0



…………………………………



龍亞「くそおお………」



龍亞「よくも………よくも龍可を………!」



遊星「まさか………龍可が操られてしまうとは……」



ハラルド「………」



コナミ「龍亞……心中察するぞ」



ツァン「………」


雪乃「…………」


龍亞「コナミ……龍可は……龍可は俺が連れ戻すよ……絶対……!」



コナミ「その意気だ……何かあれば俺も協力しよう!」



遊星「龍亞……」

560: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 20:56:27.63 ID:GEq1rF+p0
 
…………………………



ツァン「ふう……………」



コナミ「岬と手島まで………悪いクロウ」




龍亞「…………」しゃっしゃっしゃっ……



遊星「龍亞、デッキの調整をしているのか?」



龍亞「うん………龍可と戦うことになるかもしれないからね……」



遊星「無理はするな」



龍亞「わかってるよ、ところでKURUMIZAWAって何時からやってるんだっけ?」



龍亞「ちょっとコンボにほしいカードがあってさ、買いに行きたいんだ」



コナミ「残念だが龍亞、それは無理だ」



龍亞「え?」







561: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:07:01.86 ID:GEq1rF+p0



コナミ「デュエリストが使っていないカードはデュエルディスクに反応しなくなってるんだ」



コナミ「これもミスターTの仕業でな」



遊星「そうだったのか……」



龍亞「うそ……これからカード補給できないの!?」



コナミ「ああ……な?」



ツァン「え、うん……そうだね」



龍亞「くそー………今持ってるカードだけで戦うしかないのか…」



ハラルド「アンチデッキをつくることはできないか……」



コナミ「だがな、俺は拾ったカードを集めてきた男だ」ごそ……



コナミ「俺ので良ければつかえよ」ぱららっ




龍亞「ありがとう!えーと……」



デスグレムリン  盗人の煙玉  偉大天狗   オプション   etc.



龍亞「使いたいの探してみるね!」



コナミ「頑張れよー」




562: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:16:25.43 ID:GEq1rF+p0


遊星「これからだが……どうする」



遊星「龍可が操られているにしろ、ここはばれてしまった」



遊星「アジトを変えるか……」



ハラルド「いや……これだけの手練れがそろっているんだ、奴らも迂闊には手を出せまい」



ハラルド「奴らが来たら返り討ちにしてやればいいだろう」



龍亞「そうだよ!ここにいればまた龍可が来るかもしれないし」



遊星「そうだな、ジャックと鬼柳もそろそろ来るころだ」



雪乃「……」



ツァン「ねえ…もう操られてる人はいないの?」


ハラルド「ああ、ルーンの瞳には映っていなかった」



コナミ「はあ…………」


563: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:21:48.77 ID:GEq1rF+p0



コナミ「遊星、ちょっと出かけてくる」



遊星「?こんな時に用事があるのか?パトロールならジャックたちが来てから」



コナミ「野暮用ができちゃったんだよ」



遊星「そうか」



雪乃「コナミ………危険なことでは」



コナミ「心配すんなって、それとツァン、一緒に来てくれないか?」



ツァン「え?」



ぽんっ



プディンセス「zzzzzz」



ツァン「!?………わ、わかった」かたっ



コナミ「すぐに帰ると思う」



遊星「ああ、気を付けていけ」



564: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:26:56.48 ID:GEq1rF+p0


ガチャッ


バタン



ザッザッザッザッザ……



コナミ「……」スタスタ



ツァン「ちょっと、さっきの精霊?なんか寝てたやつ」



コナミ「ああ、こいつらに精霊界に帰りたいって頼まれたんだ」



ツァン「せ、精霊界……そんなのあるの?」



ヤリザ「聞いたことがないでござる」



コナミ「俺がイリアステルの攻撃で行方不明だったとき、滞在してたところだ」



ツァン「あ………じゃあセームベルも?」


セームベル「あたしの故郷だよ」



コナミ「そういうことだ」



ツァン「……」



566: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:34:54.05 ID:GEq1rF+p0


ツァン「問題は、あの時はイリアステルの謎科学のおかげで行けたけど、今回はどうすんのってことでしょ」



コナミ「あっちの奴に次元の裂け目をもらった、こいつをサイコパワーで流し込めば入口は開かれるはずだ」



ツァン「サイコパワー……?十六夜さんは消えちゃったし…」



コナミ「ディヴァインに頼ろう」



ツァン「ええーーー……!?ボクあいつ苦手…」



コナミ「そういうなよ、俺だってあまり得意じゃねえし」




ツァン「……なんでボクを連れていくのよ」



コナミ「一人より二人のほうが心強いだろうが」




ツァン「ああー、納得」



コナミ「さあ、ネオドミノ収容所に行くぞ!」



ザッザッザッザッザ



567: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:41:06.18 ID:GEq1rF+p0



…………………


ネオドミノ収容所



コナミ「さあ、乗り込むか」



ツァン「ちょ、ちょっと……どうやって会いに行くのよ」



コナミ「面会を頼んで、面会室で次元の裂け目をつくってもらう」



ツァン「それって一時的にあいつにデュエルディスク渡すってことでしょ、危険じゃない?」



コナミ「俺一人攻撃したってあいつに得がないだろ、余計に刑期が伸びるだけだ」



コナミ「そもそも躱す自信があるし、当たっても無事な自信あるし」



ツァン「コナミしか言えないよそんなこと…」



ツァン「じゃあボクは待合室で待ってればいいのね?」



コナミ「そういうことだな」



ざっざっざっざっざ




569: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:47:52.94 ID:GEq1rF+p0

ウイ―――――――ン   ウイ――――――ン



コナミ「………あれ、静かだな」



ツァン「誰もいない……」(これってまさか)



コナミ「呼び鈴は………これか」



チリ――――――ン



コナミ「…………」


ツァン「………」


チリ――――――――ン


チリ――――――ン


チリ――――――――ン



ツァン「……誰も来ない」


コナミ「………おいおい、天下のネオドミノシティ収容所だろ……こんな対応おろそかでいいのかよ」



ツァン「ちがうよ……コナミ、これはおそらく」



コナミ「?……………………!ミスターTにすでに?!」



ツァン「おそらく…」

571: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 21:55:00.80 ID:GEq1rF+p0


コナミ「それじゃあディヴァインは」



ツァン「一緒に消されちゃったんじゃ…」



コナミ「ち……!」



ダッ



コナミ「中に侵入するぞツァン!」



ツァン「えええ!?脱獄ならぬ入獄!?」タッ



ツァン「ていうかまずくない!?」



コナミ「構うか!どう見ても異常事態だ!」



たったったったったったったったった…




572: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:01:32.31 ID:GEq1rF+p0



たったったったったったったったったった



ツァン「あ!鉄格子……無理だよコナミこれ以上先には進めない!」



コナミ「しゃらくせえ!」ドゴン!!



コナミ「先に進むぞ!」だっ




ツァン「蹴って壊すなんて……」たっ



…………………………


バッ



コナミ「……広いところに出たな」



ツァン「うわあ……扉だらけ…一つ一つが牢屋なんだ……」



コナミ「だが………一人もいねえ……囚人も…看守も」



ツァン「やっぱり遅かったんだよ…」


573: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:14:56.28 ID:GEq1rF+p0


コナミ「……………くそ……」


ツァン「残念だけど、帰ろう…」



コナミ「……」



コナミ「そうだな……」



ザッ……



ミスターT「………」ざっざっざ……



コナミ「!」ばっ



ツァン「!」



コナミ「さっきの人影………見たか?」



ツァン「み、みた……ミスターT………だよあれ…」



コナミ「なんであいつが……」



ツァン「あいつが現れる理由なんて一つだよ……」



575: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:33:54.55 ID:GEq1rF+p0


コナミ「人を消す気だな……!」



コナミ「まだ生き残りがいたってことだ!」



コナミ「もしかしたらディヴァインかもしれねえ!行くぞ!」ダッ



ダダダダダダダダダダダダダ!!



ツァン「あいつに見つかると厄介なのに……!」



がしっ!



ツァン「!」ビックゥウウ!!



ミスターT「ふふ、こんなところで会うとはな」



ツァン「うわああああ!シエン!」



シエン「ああああああああ!」ザクッ



ミスターT「くう…………!」


ザザアアッ



576: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:39:58.85 ID:GEq1rF+p0



ツァン「はあ………はあ………」



ミスターT「ふふ…君の精霊厄介だな………太刀打ちできない」



ツァン(怖っわ……!怖っわ……!)



ミスターT「チーム満足のツァンディレ、なぜ君がこんな場所にいるのかな?」



ツァン「アンタ………ここの人たちを全員消したの……?」


ザ…



ミスターT「ほぼ取り込んだが……一人サイコデュエリストがいてね、苦労している、まあ時間の問題だがな」



ツァン「!……ディヴァイン…」



ミスターT「ほう、知っていたか」



ツァン「………」



ミスターT「まさか助けに来たというのかな、君一人で」



ツアン「……………!」



577: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:43:52.94 ID:GEq1rF+p0


ツァン「………一人で……」



ツァン(こいつコナミに気づいてない…)



ツァン(コナミがディヴァインを引っ張ってくるまで……時間を稼ごう…)



ツァン「シエン!」



シエン「りゃあああああああ!」ザクウッ



ミスターT「うおおおおおお………!」



ツァン「いける……!シエンたちでミスターTは倒せる…」



ミスターT「ふふふ………仕方ない……バトンタッチだ……」



ばさささささささっ



ツァン「!逃げた…………?」



578: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:48:16.19 ID:GEq1rF+p0


シ――――――――ン



ツァン「…………」


ばさささささささあっ



ミスターT「ふふ……」



ツァン「なんだ………逃げたと思ったよ」



ミスターT「君をダークネスに取り込ませてもらおう」



ツァン「へん………できるもんか……!シエン!」



シエン「はああああああ!!」


ブンッ    バシイイッ



ミスターT「精霊の攻撃ごとき、私には通じんよ」




ツァン「!?さ、さっきまで通じてたじゃん………!」



ミスターT「バトンタッチしたのだ……私を倒すことができるのはmデュエルだけだ」



ツァン「……」



シエン「ツァン……気を付けろ……こいつは只者ではない」



ツァン「シエン……」



580: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 22:55:02.92 ID:GEq1rF+p0



シエン「姿かたちは同じでも…内包しているエネルギーはいままでと比べ物にならん」



ツァン「…………」



ミスターT「さあ、デュエルをしようじゃないか」



ツァン「く…………」



ミスターT「君は私から逃げることはできない」



ガシャアァァァアアン!



ツァン「!………な……足に枷が…逃げられないってわけね…」



ミスターT「そういうことだ、私に勝たなければね、ふふふふ……この収容所のギミックを利用させてもらったよ」



シエン「ツァン、こいつをさっさと片付けるぞ」


ツァン「………そうだね」



ツァン「いいよ、デュエルしよう!」カシャッ



ミスターT「君ならそういってくれると思っていたよ」



ツァン「アンタボクのなんなんだ」

582: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/21(火) 23:11:34.04 ID:GEq1rF+p0

ギチ………



ミスターT「では始めようか」



ツァン「この前二人相手でも勝ったんだ………問題ないよ」



ミスターT「君がこの前倒した私と、この私を一緒に考えないほうがいい」



ツァン「へー………どう一緒じゃないのさ…」



ミスターT「それはヤってみればわかる、ふふふ……」ぼぼぼぼぼっ  カシャン




ミスターTところで、君はライトニング・デスマッチというものを知っているか?」



ツァン「は……?何その物騒な名前……」



ミスターT「この収容所の名物みたいなものでね……ふふ」



ミスターT「まあそのうちわかるさ」



ツァン「…………」


596: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 22:18:16.35 ID:svQI29gb0



…………………………………



コナミ「……………どこだあの野郎」ざっざっざ…



コナミ「ツァンは来ないし…まあシエンたちもいるし大丈夫だろ」



コナミ「ディヴァインのやつ……無事だろうな」




バッ



コナミ「!」



ディヴァイン「ファイヤーボール!」バッ!



ドシュ――――――――ン



コナミ「うおっ!」スカッ



ディヴァイン「っち……!」



コナミ「おい、落ち着けディヴァイン!」



ディヴァイン「?……あ、貴様!」


597: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 22:26:49.62 ID:svQI29gb0



コナミ「よう」



ディヴァイン「あの黒い男かと思ったぞ……」



ディヴァイン「なぜキサマがここに?」



ディヴァイン「ついにやらかしたか」



コナミ「ちげーよ」




ディヴァイン「まあそうだろうな……看守も囚人もいなくなったからな……」



コナミ「何が起きているのか知っているのか?」



ディヴァイン「しらん、だが人間が消えているということはバカでもわかる」



ディヴァイン「この収容所の奴らも私以外全員消えた、ざまあみろだがな」



コナミ「よく無事だったなお前」





598: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 22:39:34.22 ID:svQI29gb0



ディヴァイン「ふん……このアルカディアムーブメント総帥がそう簡単に負けるか」



ディヴァイン「だがサイコパワーで奴らをいなしてはいるが、どうも復活しているようで埒があかん」



コナミ「そりゃそうだ………奴ら不死身っぽいからな」



ディヴァイン「あいつらの素性に興味などない……」



ディヴァイン「なんとか脱獄してやろうと期を伺っているんだ、邪魔をするな」



ディヴァイン「この状況は私にとっては好都合だ」



コナミ「ふーん……」



ザッザッザッザ……


コナミ「!」



ディヴァイン「!ち………奴ら来たな……」



ディヴァイン「おい……私の邪魔をしたら消し飛ばしてやるからな」



コナミ「……仕方ねえ、一旦協力しようぜ」




599: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 22:54:21.62 ID:svQI29gb0



……………………



ミスターT「私のターン、モンスターをセット、さらにカードを一枚セットしてターン終了」バッ  手札3



ツァン「ボクのターン!」シュッ  手札6



ツァン「……よし、魔法カード、六武衆の結束を発動!」バッ



《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。



ツァン「さらに、六武衆のご隠居は相手にだけモンスターが存在しているとき特殊召喚できる!」バッ


六武衆のご隠居/Elder of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 400/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。


ご隠居「……」守0



ツァン「キザンは、自分の場に六武衆がいるとき特殊召喚できる!」バッ



《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
自分フィールド上に「真六武衆-キザン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と名のついた
モンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。

602: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:06:38.44 ID:svQI29gb0


キザン「ちゃああ!」



ツァン「六武衆の結束の効果発動!墓地に送り、カウンターの数だけドローできる」


結束 武士道カウンター×2



ツァン「二枚ドロー!」シュッ  手札5



ツァン「六武衆の御霊代を召喚!」バッ



《六武衆の御霊代/Spirit of the Six Samurai》 †
ユニオンモンスター
星3/地属性/戦士族/攻 500/守 500
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして
自分フィールド上の「六武衆」と名のついたモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。)



御霊代「………」



ツァン「この子は他の六武衆の装備カードとなる、キザンに装備!」



カシャン!!



キザン「はああああ!」攻1800→2300



603: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:13:41.96 ID:svQI29gb0


ミスターT「まったく……最初から飛ばすね」



ツァン「いくぞー……」



ツァン「キザン、セットモンスターを攻撃!」バッ



キザン「らあああああ!!」攻2300



ザシュッ



ハムストラット「ウィ―――――ン」



《幻獣機ハムストラット/Mecha Phantom Beast Hamstrat》 †
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1100/守1600
このカードがリバースした時、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、トークン1体をリリースして発動できる。
自分の墓地の「幻獣機」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
「幻獣機ハムストラット」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



ツァン「!?」



ドゴ――――――――ン!!



ミスターT「ハムストラットがリバースした時、幻獣機トークンを二体特殊召喚する!」バッ



幻獣機トークン×2「ヒュ―――」守0

604: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:20:27.56 ID:svQI29gb0




ツァン「幻獣機トークン………?」



ツァン「………初めて見るモンスター……」



ツァン「………カードを一枚セットして、ターン終了」バッ 手札3



ミスターT「私のターンだ」シュッ 手札4



ミスターT「幻獣機メガラプターを召喚!」バッ



《幻獣機メガラプター/Mecha Phantom Beast Megaraptor》 †
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻1900/守1000
自分フィールド上にトークンが特殊召喚された時、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)1体を特殊召喚する。
「幻獣機メガラプター」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、トークン1体をリリースして発動できる。
デッキから「幻獣機」と名のついたモンスター1体を手札に加える。


メガラプター「キ――――――ン」


ミスターT「そして永続トラップ、空中補給!」カチ



《空中補給/Aerial Recharge》 †
永続罠
1ターンに1度、自分フィールド上に「幻獣機トークン」
(機械族・風・星3・攻/守0)1体を特殊召喚できる。
このカードのコントローラーはお互いのエンドフェイズ毎に、
自分フィールド上のトークンまたは
「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースする。
または、どちらもリリースせずにこのカードを墓地へ送る。


605: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:22:25.10 ID:svQI29gb0
ミス   御霊代の効果で一枚ツァンがドローしてました

ツァン手札3→4

607: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:33:36.23 ID:svQI29gb0


ツァン「…………………」



ミスターT「ふふふ、空中補給の効果、幻獣機トークン一体を特殊召喚」バッ



幻獣機トークン「ヒュ―――」守0



ミスターT「さらに、メガラプターの効果発動、自分フィールドにトークンが召喚されたとき、幻獣機トークンを特殊召喚する!」


幻獣機トークン「ヒュ――――」守0



ツァン「なんなの………トークンが………4体も?」




ミスターT「メガラプターの効果発動!トークンを一体リリースし、デッキから幻獣機を手札に加える」



ミスターT「幻獣機トークン一体をリリースしデッキから幻獣機コルトウイングを手札に加える」サッ



ツァン「トークンを使って効果を使う……?何その効果………」



ミスターT「バトルだ、メガラプターでご隠居を攻撃!」バッ



メガラプター「ダダダダダダダ!!!」攻1900


ド―――――――――――――ン!!!



608: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:46:46.21 ID:svQI29gb0



ツァン「う………」



ミスターT「私はカードを一枚セットしターン終了」バッ  手札3



ミスターT「空中補給の効果でトークンを一体破壊する」



ド――――――ン



ツァン「……ボクのターン!」シュッ  手札4



ツァン「六武衆ーザンジを召喚!」バッ



《六武衆-ザンジ/The Six Samurai - Zanji》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1300
自分フィールド上に「六武衆-ザンジ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードが攻撃したモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。



ザンジ「はあああ!」



ミスターT「今のうちに教えてあげよう、幻獣機はトークンがいる限り破壊されない」



ツァン「……」



611: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/22(水) 23:56:42.93 ID:svQI29gb0


ツァン「……なら、トークンから片づけるだけだよ!」


ツァン「キザン、ザンジ、幻獣機トークンを攻撃!」バ



ザシュザシュッ



ツァン「御霊代の効果発動、キザンがモンスターを破壊したので一枚ドロー!」シュッ  手札4



ツァン「これでトークンは消えた!」



ミスターT「……」



ツァン(でも……空中補給とメガラプターの効果でトークンがあと二体出てくる……無理はできない)



ツァン「……カードをセットして、ターン終了」バッ  手札3



ミスターT「この瞬間、空襲補給の効果発動、幻獣機トークンを一体特殊召喚する」



ミスターT「メガラプターの効果でもう一体トークンを召喚、そして空中補給のコストで一体を破壊」


ド―――――――ン!!!


ツァン「………トークンが一体余っちゃった……」

614: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:10:53.88 ID:rarFViDO0


ミスターT「私のターン」シュッ 手札4



ミスターT「コルトウイング召喚!」バッ



《幻獣機コルトウィング/Mecha Phantom Beast Coltwing》 †
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻1600/守1500
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の「幻獣機」と名のついたモンスターが
自分フィールド上に存在する場合、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、トークン2体をリリースして発動できる。
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊し、ゲームから除外する



コルトウイング「キ――――――ン」



ミスターT「そして、空中補給、メガラプター発動、トークンを二体特殊召喚!」



幻獣機トークン「ヒュ――――――ン」×2



ミスターT「そしてコルトウイングの効果発動、トークンを二体リリースし、相手モンスターを一体を破壊し除外する!」



ミスターT「消えろ、キザン!」バッ



バシュ――――――――――ン!!



ツァン「!装備カードの御霊代を代わりに破壊する!」


バ―――――――ン!!



キザン「……」攻1800



615: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:15:54.52 ID:rarFViDO0



ツァン「六武衆が身替わり効果を持つこと、知らないの!」



ミスターT「まだだ、幻獣機はフィールドのトークンのレベルだけ自分のレベルを上げる!」



ミスターT「現在、幻獣機トークンが一体、よって幻獣機のレベルが3上がっている!」



コルトウイング☆4→7


メガラプター☆4→7



ツァン「!」




ミスターT「☆7の幻獣機二体で、オーバーレイ!」バッ



ズキュ―――――――――――――ン!!!!



ミスターT「二体のモンスターでオーバーレイユニットを構築、エクシーズ召喚!」バッ



ミスターT「あらわれろ幻獣機ドラゴサック!」バッ


《幻獣機ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の
「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


617: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:20:19.63 ID:rarFViDO0



ドラゴサック「ババババババババ!!!!」攻2700



ツァン「も、モンスターエクシーズ!エクスカリバーと同じ……!」



ミスターT「驚いたかね、はははは」



ツァン「く……」


ミスターT「リバースカードオープン、リビングデッドの呼び声」カチ



《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


ミスターT「甦れハムストラット!」バッ


《幻獣機ハムストラット/Mecha Phantom Beast Hamstrat》 †
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1100/守1600
このカードがリバースした時、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、トークン1体をリリースして発動できる。
自分の墓地の「幻獣機」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
「幻獣機ハムストラット」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



ハムストラット「ブ―――――――ン」




618: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:31:45.23 ID:rarFViDO0




ミスターT「ドラゴサックの効果発動、oruを一つ取り除き、幻獣機トークンを二体特殊召喚する!」ザッ メガラプター



パキュ―――――――――――ン!!!



幻獣機トークン×2「ヒュ―――」


ツァン「う……」



ミスターT「ハムストラットの効果発動、トークンを一体リリースすることで墓地の幻獣機を蘇生する!」



ミスターT「復活しろメガラプター!」



メガラプター「ババババババ」攻1900



ミスターT「メガラプターの効果発動、トークンを一体リリースし、デッキから幻獣機を手札に加える」



ミスターT「手札にタートレーサーを手札に加える」サッ  手札4



ツァン「………トークン残り一体………か…」






619: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:45:01.88 ID:rarFViDO0



ミスターT「いくぞバトルだ、ドラゴサックでザンジを攻撃!」バッ



ドラゴサック「ババババババ!!!!」攻2600


ザンジ「!」攻1800



ドゴ――――――――ン!!



ツァン「くう……!」LP4000→3200  ゴオオォ……



ミスターT「気を付けたまえ」



ツァン「は……?」


バリバリバリ………!!!!



ツァン「!?うあああああああああぁあああああッあああッ!!!?」バリバリバリバリバリ!!!!



ツァン「くぁ……っ……はああぁああ……!?……」シュウウゥ……



ミスターT「これがライトニングデスマッチだ、ダメージに合った電流が流れるという仕組みさ…」



ツァン「な、何言ってんのよ…………!」



ミスターT「元々はこの収容所で聞き分けのない囚人達への見せしめのためのものらしいが、どうだったかな」



ミスターT「なかなかに強力だったろう」



620: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:54:30.31 ID:rarFViDO0


ミスターT「さらに、メガラプターでキザンを攻撃!」



メガラプター「ババババババ!!!」攻1900



ド――――――――ン!!



ツァン「く……!」LP3200→3100  ザアアア……



バリッ



ツァン「くうううっううう!!……!!!…」バリバリッ



ツァン「ハァ………ハア……う……」



ミスターT「そしてハムストラットでダイレクトアタック!」バッ


ハムストラット「バババババババ!!」攻1100



ツァン「うああああっ……!」LP3100→2000 ざざああああっ



バリイイッ



ツァン「うわああああああああっつ!!!!??ぎいいっぃいいいいぁあああ……!!!」バリリリリリリリリ!!!



シュウウゥ……



ミスターT「前例ではデュエル決着前に絶命するケースもあったらしい、ふふふ……」


ミスターT「頑張りたまえ、私はトークンを空中補給のコストで破壊する、ターンエンドだ」手札4



621: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 00:59:20.62 ID:rarFViDO0


ここまででー


ツァン 手札3  リバース2  LP2000


ミスターT 手札4 ドラゴサックoru1 ハムストラット メガラプター リビングデッドの呼び声 空中補給 LP4000


>>616 ミスってしまった……オーバ―レイネットワークでした

タッグフォーススペシャルなるものが発売されるらしいですね 楽しみになってきた

627: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 21:57:06.44 ID:rarFViDO0



バチバチ………



ツァン「ッ…………」ザッ……



ツァン「ボクの、ターン!」シュッ  手札4



ツァン「……………く……」(現在幻獣機に耐性はない…でも好きなタイミングで空中補給を使ってトークンを生み出してくる………)



ツァン(連動してメガラプターの効果でもう一体……)



ツァン(攻撃や効果で倒そうとしても後出しでトークンを出されれば破壊は無効になってしまうってこと……)



ツァン「それなら……真六武衆ーミズホを召喚!」バッ


《真六武衆-ミズホ/Legendary Six Samurai - Mizuho》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1600/守1000
自分フィールド上に「真六武衆-シナイ」が表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。



ミズホ「はああっ」




628: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:06:34.46 ID:rarFViDO0


ミスターT「意外と堅いじゃないか、ふふふ」



ツァン「まあね……ミズホでハムストラットを攻撃!」バッ



ミスターT「ならば、空中補給発動!さらにメガラプターの効果でもう一体!」




幻獣機トークン×2



ツァン「やっぱり……なら攻撃対象をトークンに変更!」



ザシュッ



幻獣機トークン×1



ミスターT「それだけか!」



ツァン「冗談!トラップカード、諸刃の活人剣術発動!」カチ


《諸刃の活人剣術/Double-Edged Sword Technique》 †
通常罠
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター2体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊され、
自分はその攻撃力の合計分のダメージを受ける。




ツァン「墓地の六武衆を二体特殊召喚する!キザンとザンジを蘇生!」バッ



629: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:14:27.11 ID:rarFViDO0



キザン「はあ!」攻2300



ザンジ「ぬんっ!」攻1800



ミスターT「!」



ツァン「覚悟…ザンジでトークンを攻撃!」



ザンジ「ラアアアアアアア!!」ザシュッ



ツァン「これで幻獣機の耐性は消えた………キザンでメガラプターを攻撃!」バッ



メガラプター「!」攻1900



キザン「ああああああ!!」攻2300


ザシュッ


ミスターT「う………」LP4000→3600


ビリッ   


ミスターT「ふふふふ………」バリバリバリバリバリ!!



ツァン「やっぱり!……自分は電撃なんて効かないんだ!」



ミスターT「こんなものでは私にダメージを与えられん」



ミスターT「攻撃命令は終了かな?」



630: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:21:32.84 ID:rarFViDO0



ツァン「まだまだ……!リバースカードオープン、六武衆の荒行!」カチ



《六武衆の荒行/Asceticism of the Six Samurai》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同じ攻撃力を持つ、
同名カード以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。
このターンのエンドフェイズ時、選択したモンスターを破壊する。




ツァン「ミズホを選択して、デッキから六武衆の露払いを特殊召喚!」バッ



《六武衆の露払い/Hand of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1600/守1000
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と
名のついたモンスターが表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在する「六武衆」と名のついた
モンスター1体をリリースする事で、
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。



露払い「ふう……」



ツァン「露払いでハムストラットを攻撃!」バッ



ハムストラット「!」攻1100


ド――――――ン!!



ミスターT「ぬう………!」LP3600→3100  バリバリバリバリバリバリ!!!!




633: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:35:39.18 ID:rarFViDO0



ツァン「よし……残るはコルトウイングだけ…」



ツァン「メインフェイズで、ボクは露払いをリリースしてドラゴサックを破壊する!」



ドゴ―――――――ン!!!



ミスターT「く………全滅……だと」



ツァン「ふ…………やったね…」



ツァン「さらに、六武の書!」バシッ


《六武ノ書/Six Scrolls of the Samurai》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター2体をリリースして発動する。
自分のデッキから「大将軍 紫炎」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。





ミスターT「!」



ツァン「キザンとザンジをリリースして、デッキから大将軍紫炎を特殊召喚!」バッ



《大将軍 紫炎/Great Shogun Shien》 †
効果モンスター
星7/炎属性/戦士族/攻2500/守2400
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが
2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は1ターンに1度しか魔法・罠カードを発動できない。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


紫炎「はああああ!」攻撃2500



634: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:36:37.59 ID:rarFViDO0
コルトウイングじゃなかった……ドラゴサックでした

635: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 22:53:42.80 ID:rarFViDO0


ツァン「これで魔法トラップにも制限がかかった…そして諸刃の活人剣術のダメージも回避で一石二鳥………カードを一枚セットしてターンエンド」バッ 手札1



ミスターT「く……空中補給のコストが払えないので破壊する」ボ――――――ン



ツァン「トークン生成もこれでおわりだね」



ミスターT「そうかな……」シュッ 手札5


ミスターT「私はエアロスバードを召喚!」バッ




《幻獣機エアロスバード/Mecha Phantom Beast Aerosguin》 †
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1600/守 400
(1):1ターンに1度、「幻獣機エアロスバード」以外の
自分の墓地の「幻獣機」モンスター1体を除外して発動できる。
自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)1体を特殊召喚する。
(2):このカードのレベルは自分フィールドの「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
(3):自分フィールドにトークンが存在する限り、このカードは戦闘・効果では破壊されない。




エアロスバード「ブ―――――ン!」


ミスターT「そして魔法カード死者蘇生を発動!」バッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。


636: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:01:49.16 ID:rarFViDO0



ミスターT「甦れハムストラット!」



ハムストラット「ブ――――ン」



ミスターT「エアロスバードの効果発動!墓地のメガラプターを除外することで、幻獣機トークンを特殊召喚する!」



幻獣機トークン「ヒュ―――」




ツァン「死者蘇生を使ったからこのターンもう魔法トラップは使えないよ」


ミスターT「それは紫炎がいる間だけだろう、ハムストラットの効果発動!」バッ



ミスターT「トークンをリリースして、墓地のコルトウイングを特殊召喚する!」バッ


コルトウイング「ブ――――――ン」


《幻獣機コルトウィング/Mecha Phantom Beast Coltwing》 †
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻1600/守1500
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の「幻獣機」と名のついたモンスターが
自分フィールド上に存在する場合、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、トークン2体をリリースして発動できる。
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊し、ゲームから除外する。



ツァン「!……」



637: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:08:55.19 ID:rarFViDO0



ミスターT「コルトウイングの効果発動、幻獣機トークンを二体特殊召喚する!」バッ



幻獣機トークン×2



ツァン「性懲りもなく……」



ミスターT「トークンが生まれたことで幻獣機はレベルを上げる」



エアロスバード☆9


ハムストラット☆9


コルトウイング☆10



ミスターT「私は☆9の幻獣機エアロスバードとハムストラットでオーバーレイ!」バッ



ズキュ――――――――――ン!!


ミスターT「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」



ツァン「な……!またエクシーズ召喚……しかもランク9!」

640: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:16:47.45 ID:rarFViDO0



ミスターT「幻子力空母エンタープラズニル!」バッ



《幻子力空母エンタープラズニル/Phantom Fortress Enterblathnir》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/風属性/機械族/攻2900/守2500
レベル9モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手の手札をランダムに1枚選んでゲームから除外する。
●相手の墓地のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手のデッキの一番上のカードをゲームから除外する。



エンタープラズニル「…………」ズズズ……



ツァン「空母………?」



ミスターT「効果発動、オーバーレイユニットを一つ使うことで相手フィールドのカードを一枚除外する!」



パキュ―――――――ン!!


エンタープラズニル「!!」oru2→1



ミスターT「紫炎を除外する!」



ボオオオオオオオオオオオ!!!



ツァン「うそ!」



紫炎「うおおおおおお!?」ズキュ―――ン!




641: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:23:34.59 ID:rarFViDO0


ツァン「そんな…!」



ミスターT「まだだ、コルトウイングの効果発動、トークンを二体リリースすることでモンスターを破壊し除外する!」



ミスターT「ミズホを除外!」



コルトウイング「!!」ズキュ――――――ン!!




ミズホ「ぬううっ!」



ツァン「う…………」



ミスターT「これで君を守るモンスターはいない」



ミスターT「ふふ………できれば途中で死んでほしくはない」



ミスターT「ダークネスの世界に招待したいんだ」



ツァン「!…………」ザッ…



642: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:31:27.55 ID:rarFViDO0



ミスターT「バトルだ、コルトウイングでダイレクトアタック!」バッ



コルトウイング「!」バババババババ!!攻1600



ツァン「くうう………っ!!」LP2000→400 ザザアッ



バリッ



ツァン「!!うっああああああああぁあああ!!!!」バリリリリリリリリリリリリリ!!!



ツァン「かっは……ぁああ……っ……」シュウウ…………




ツァン「ハア………ハア……ハア……」ふらっ……ザザッ




ミスターT「とどめだ、エンタープラズニル!」



ウイ――――――ン



エンタープラズニル「!」攻2900




ババババババババババババババババ!!!




645: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:38:27.14 ID:rarFViDO0



ツァン「と……トラップ発動……!」カチ



《ガード・ブロック/Defense Draw》 †
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。



パキイイイ――――――――――――――ン!!


ボコオオオオオオ――――ン!!



ツァン「このバトルで………ボクの受けるダメージを………0にする!」



ミスターT「ほう…」



ツァン「そして……一枚ドロー!」シュッ  手札2



シュウウゥウ………………



ミスターT「ふふふ、カードを一枚セットしてターン終了」バッ  手札2





648: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:50:47.71 ID:rarFViDO0



ツァン「………ど、ドロー!」シュッ  手札3



ツァン「はあ……はあ………六武衆の結束発動!」バッ  



《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。



ツァン「そして…………イロウを召喚!」バッ



《六武衆-イロウ/The Six Samurai - Irou》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
自分フィールド上に「六武衆-イロウ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在し、
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。



イロウ「初登場だあああああ!」攻1700



ミスターT「一枚ドローするしかあるまい」



ツァン「まだ……六武衆の理を発動!」バッ



《六武衆の理/Cunning of The Six Samurai》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分または相手の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚する。

650: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/23(木) 23:59:27.73 ID:rarFViDO0



ツァン「イロウを墓地に送り、もう一度召喚する!」バ



イロウ「ああああああ!!」



ツァン「これで結束にカウンターが2個……!」



ミスターT「無理やりカウンターを乗せるとは…」



ツァン「結束を墓地に送り……ハア……二枚ドローする!」シュッ



ツァン「……よし……六武衆の荒行!」バッ


《六武衆の荒行/Asceticism of the Six Samurai》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同じ攻撃力を持つ、
同名カード以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。
このターンのエンドフェイズ時、選択したモンスターを破壊する。



ツァン「イロウと同じ攻撃力の、エニシを特殊召喚する!」バッ



《真六武衆-エニシ/Legendary Six Samurai - Enishi》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 700
自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
また、自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。


エニシ「はあっ」


651: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 00:07:40.23 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「ほう」


ツァン「エニシの効果発動、墓地のご隠居と御霊代を除外して、エンタープラズニルをエクストラデッキに戻す!」



シュパ―――――――――ン!!



ミスターT「甘い、禁じられし聖杯!」カチ



《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。


ツァン「!……」



ミスターT「エニシの効果は無効となる、エンタープラズニルは無事だ!」




ツァン「☆4のイロウとエニシでオーバーレイ!」バッ



ミスターT「?!」


ズキュ―――――――――ン!!!



659: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:12:55.16 ID:xCDKZ6ly0



ツァン「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」ド――――ン!



ツァン「光纏いて現れろ、闇を切り裂くまばゆき王者!H-C エクスカリバー!」バシッ



《HーC エクスカリバー/Heroic Champion - Excalibur》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる。



エクスカリバー「ハアアアアアアア!!」



ミスターT「君もエクシーズ召喚か」



ツァン「エクスカリバーの効果発動、オーバーレイユニットを二つ取り除くことで、攻撃力を倍にする!」バッ



パキュ――――――ン!! パキュ――――――ン!!



エクスカリバー「!!」攻2000→4000




660: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:18:55.07 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「エンタープラズニルを超えただと…」


ツァン「エクスカリバーでエンタープラズニルを攻撃!一刀両断・必殺神剣!」



エクスカリバー「ウオオオオオオ!!」ザシュッ


ドゴ―――――――――――ン!!



ミスターT「くう………!」LP3100→2000 バリバリバリバリバリバリ!!




ツァン「ふう………ふう……倒した……」




ツァン「カードを一枚セットして……終了」バッ 手札0



ミスターT「私のターン」シュッ 手札3




ツァン「…………エクスカリバーの4000は……そう簡単には倒せないはず…」




661: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:26:44.29 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「テザーウルフを召喚!」バッ



《幻獣機テザーウルフ/Mecha Phantom Beast Tetherwolf》 †
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻1700/守1200
このカードが召喚に成功した時、
「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)1体を特殊召喚する。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ時に1度だけ、
トークン1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。


テザーウルフ「キ――――――ン」



ミスターT「このカードが召喚したとき、幻獣機トークンを一体特殊召喚する!」バッ


幻獣機トークン「ヒュ―ン」




ツァン「召喚しただけでトークンを生む幻獣機………」



ミスターT「ふふふふ……☆7の二体のモンスターでオーバーレイ!」バッ


ズキュ―――――――――ン!!!



ツァン「☆7!また……?!」

662: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:35:24.06 ID:xCDKZ6ly0


ミスターT「オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」バッ



ミスターT「ドラゴサック!」


《幻獣機ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の
「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


ドラゴサック「ドドドドドド……」



ツァン「く…………」


ミスターT「ドラゴサックの効果発動、オーバーレイユニットを一つ使い、トークンを二体生み出す!」バッ


パキュ―――――――――――ン!!



幻獣機トークン×2



ズズズズズ……



ミスターT「さらにドラゴサックの効果発動!」バッ




663: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:37:19.04 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「幻獣機トークンをリリースし、エクスカリバーを破壊!」バッ



バババババババババババババ!!!!



エクスカリバー「ぐああああああああっ

666: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 22:44:44.60 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「幻獣機トークンをリリースし、エクスカリバーを破壊!」バッ



バババババババババババババ!!!!



エクスカリバー「ぐああああああああっ!!」



ツァン「エクスカリバー……」



ミスターT「ふふふふ…この効果を使ったターン、ドラゴサックは攻撃できない」




ミスターT「カードを一枚セットして、ターン終了だ」バッ  手札1



ツァン「……ドロー!」シュッ  手札1



ツァン「よし……最後のチャンス…トラップ発動!」カチ



《究極・背水の陣/Backs to the Wall》 †
通常罠
ライフポイントを100ポイントになるように払って発動できる。
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスターを
可能な限り特殊召喚する。(同名カードは1枚まで。
ただし、フィールド上に存在する同名カードは特殊召喚できない。)

667: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:03:00.44 ID:xCDKZ6ly0


ミスターT「ほう」



ツァン「ボクのLPを100にする……」LP400→100



ツァン「…………」



ミスターT「安心してくれ、コストでは電流は流れない」



ツァン「ふう………よ、よかった…」



ツァン「墓地から六武衆を可能な限り特殊召喚する!」


ザンジ「はあっ!」攻1800


キザン「ああ!」2100


エニシ「ひゃああああああ!」2200


イロウ「ぬあああっ」1700


露払い「………」1600



ミスターT「烏合の衆ども……」



ツァン「いくよ!露払いの効果発動!」バッ




668: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:08:10.44 ID:xCDKZ6ly0


《六武衆の露払い/Hand of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1600/守1000
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と
名のついたモンスターが表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在する「六武衆」と名のついた
モンスター1体をリリースする事で、
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。




ツァン「露払い自身をリリースして、幻獣機トークンを破壊!」



ド――――――――――――ン!!



ミスターT「だがまだあと一体トークンはいる、ドラゴサックの耐性は失われはしない」



ツァン「狙いは墓地に六武衆を送ることだよ、エニシの効果発動!」バッ



ツァン「墓地の露払いとミズホを除外して、ドラゴサックを手札に戻す!」



ミスターT「手札に……!」



シュパァァアアア―――――――――ン!!



ミスターT「させはしない、トラップカード、スキルプリズナー!」カチ



《スキル・プリズナー/Skill Prisoner》 †
通常罠
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。




ツァン「!?」



669: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:15:14.44 ID:xCDKZ6ly0


ミスターT「このターン、ドラゴサックを対象としたモンスター効果を無効とする!」



ツァン「そ、そんな……!」



エニシ「ヌウウゥ……!?」



ミスターT[ははははは、残念だったね」



ツァン「ど、どうすれば……………」



ツァン「く………ザンジの効果……?ダメだ……LPが足りない…」



ツァン「エクスカリバーを………」



ツァン「……一体しかいない………」



ツァン「…………………くそぉ」

670: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:19:20.25 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「万策尽きたようだな」


ツァン「…………手札に来ているのは」




六武衆ーニサシ



ツァン「…………ぐ…」



ミスターT「ふふふ、ここまで手こずるとは思わなかった、大した奴だよ君は」



ミスターT「だが、あきらめ給え」



ミスターT「ダークネスの世界に来るのだ」



ツァン「……た、ターン終」




エクスカリバー「主よ」にゅっ


ツァン「りょあああああああああっ!!!!?」びっくり




671: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:24:59.56 ID:xCDKZ6ly0


ミスターT「?」



ツァン「な、え、エクスカリバー……!」



ツァン「なによ……!」



エクスカリバー「あきらめてはならぬ、消された級友のため」



エクスカリバー「ここで白旗など変な自尊心の塊である主らしくないぞ……そんなノリ私は認めぬ」



ツァン「そ、そんなこと言ったって………」



ツァン「あいつお言った通りだよ……万策尽きてる」



ツァン「それに…級友って言ったって……話したことないような人ばっかだし」



ツァン「ボクが天才といっても……この状況じゃ…」



エクスカリバー「………」


676: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:30:04.01 ID:xCDKZ6ly0


エクスカリバー「……」



ツァン「体も痺れてるしボクはここまで……」



エクスカリバー「……」



エクスカリバー「我が身を犠牲に……主に勝利をもたらそう」



ツァン「え?」



エクスカリバー「短い間だったが…ノリと波長が合ういい主であった…」



ツァン「ちょ……なにを」



エクスカリバー「…………」


エクスカリバー「六武衆の者たちにも、礼を言っておいてほしい」



バシュッ!!



ツァン「!?」



キュイイイイイィ―――――――ン!!



ミスターT「なに……!」

677: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:35:11.29 ID:xCDKZ6ly0


ツァン「え、エクスカリバー……!」



シュウウウゥゥウウ…………



ミスターT「なんだ……今のは」



ツァン「いったい何を……」



シュウウン……………



ツァン「……………!エクスカリバーが……形を変えた………?」



ツァン「……………うう…」



ツァン「そういうこと………意地っ張りなボクのために………」



ツァン「馬鹿………」



ツァン「………っく、ニサシを召喚!」バッ


《六武衆-ニサシ/The Six Samurai - Nisashi》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1400/守 700
自分フィールド上に「六武衆-ニサシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ニサシ「ぬん!」


678: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:42:50.20 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「ほう……どうするというのか」



ツァン「………ボクは!」



ツァン「☆4の六武衆5体でオーバーレイ!」バッ



ギャオオオォ――――――――!!!



ツァン「5体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」



ミスターT「なに!五体でエクシーズ召喚だと……!?」



ミスターT「そんなことが…」



ツァン「あらわれろ!No.86 H-C ロンゴミアント!」バッ



《No.86 H-C ロンゴミアント》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)
(1):相手エンドフェイズ毎に発動する。
このカードのX素材を1つ取り除く。
(2):このカードが持っているX素材の数によって、
このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードはこのカード以外の効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、相手フィールドのカードを全て破壊できる。



ロンゴミアント「ハアアアアアアアアアア!!!!」

681: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:50:22.26 ID:xCDKZ6ly0



ミスターT「な…………なんだこいつは…」



ロンゴミアント「……………」ゴゴゴゴゴゴゴ……



ツァン「エクスカリバーの真の姿…………」



ツァン「このモンスターは、持っているoruの数によって効果を得る!」



ツァン「2つ以上持っているとき、攻守を1500Pアップさせる!」



ロンゴミアント「…………」攻1500→3000 ズズズズズ……




ミスターT「攻撃力3000だと…………」



ツァン「さらに、oruが5つ以上あるとき、相手カードを全て破壊する!」



ミスターT「!」



ロンゴミアント「ちゃあああああああ!!!」シュパァァアアア――――――――ン!



683: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/24(金) 23:56:30.93 ID:xCDKZ6ly0



ゴオオオオオ―――――――――――ン!!



ミスターT「くうう……!だが、トークンを犠牲にドラゴサックは生き残る!」



ザザアアアアァ………!!



ドラゴサック「…………」


ツァン「バトル!ロンゴミアントでドラゴサックを攻撃!」バッ




ロンゴミアント「はああああ!!!」ズバアアン!



ミスターT「くう………!」LP2200→1800  バリバリバリバリ!!



ツァン「……ターン終了」手札0



ミスターT「危ないところだった………」


ミスターT「だが……残りは100……一押しで倒せる……」


>>629でキザンの攻撃力が2300になるミスがあったので調整しました

685: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:02:56.54 ID:ohGlvNnO0


ミスターT「私のターン」シュッ手札2


ミスターT「私は」



ツァン「おっと!ロンゴミアントoru4つの効果、相手はモンスターを召喚、特殊召喚できないよ!」



ミスターT「なんだと……!」



ツァン「できるのはセットと反転召喚のみ」



ミスターT「くそ……仕方ない、モンスターをセットしてターン終了だ……」バッ 手札1



ツァン「エンドフェイズにロンゴミアントはoruを一つ失う」



ロンゴミアント「……」oru5→4




ツァン「ボクのターン!」シュッ  手札1



ツァン「…………ふ」



ツァン「ボクも引いたよ……死者蘇生」バッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。





686: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:07:35.98 ID:ohGlvNnO0


ミスターT「!!」



ツァン「復活するのは、エンタープラズニル!」バッ




《幻子力空母エンタープラズニル/Phantom Fortress Enterblathnir》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/風属性/機械族/攻2900/守2500
レベル9モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手の手札をランダムに1枚選んでゲームから除外する。
●相手の墓地のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手のデッキの一番上のカードをゲームから除外する。



エンタープラズニル「……」ズズズ…



ミスターT「くそ……!」



ツァン「これでとどめ!エンタープラズニルでセットモンスターを攻撃!」



ババババババババババ!!!


《幻獣機タートレーサー/Mecha Phantom Beast Turtletracer》 †
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻 500/守2000
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
1ターンに1度、自分フィールド上の「幻獣機トークン」は戦闘では破壊されない。


タートレーサー「!!!!???」ゴシャー――――!!!



ツァン「ロンゴミアント!!」


ザシュウウウッ



ミスターT「く…………そ……」LP1800→0 ピー――――  バリバリバリバリ!!




687: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:11:21.02 ID:ohGlvNnO0


シュウウゥ………


ツァン「か………勝った!」



ミスターT「み、見事だ……ふふふ……私を倒すとはな………」



ミスターT「だが…………少し寿命が延びたにすぎん……」



ツァン「ハア………ふう…枷も外れた…」カシャン



ミスターT「ダークネスは世界を覆う………必ずね…」



バサササササササッ


シュウウゥ……



ツァン「……………消えた…」



ツァン「なんだったの………前よりずっと強かった……」



ツアン「まあいいや………はあ……」


ツァン「………それより…エクスカリバー……」



688: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:15:49.97 ID:ohGlvNnO0



ツァン「………」



ツァン「ロンゴミアントになって……」



ツァン「く……」



ロンゴミアント「主よ…」



ツァン「………あんたも普通に精霊か……」



ロンゴミアント「ああ、あと、エクスカリバーの記憶もあるようだ」



ツァン「え……?」



ロンゴミアント「お別れとか言ったが………そんなことなかったようだ」



ツァン「…………」



ロンゴミアント「これからもいいノリでよろしく頼む、主よ」



ツァン「…………」げしっげしっ



ツァン「心配して損した――――ーー!!!」げしっげしっ

692: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:23:05.52 ID:ohGlvNnO0


…………………


ツァン「はー………まったく……疲れた」



ロンゴミアント「す、すまなかった…………自分でもわからなかったのだ」



ツァン「もーいいよ………」



ツァン「ていうか…ぶっちゃけた話するけど、エクスカリバーのほうが使いやすいんだよね」



ロンゴミアント「!!」ガ―――ン



ツァン「戻れないの?」



ロンゴミアント「む………むりだ……進化したらもとには戻れない……」



ツァン「ま、いいけどねー……あんたいなかったら負けてたし」



ロンゴミアント「ありがたい………」



ツァン「じゃあ……コナミ戻ってくるまで待ってようかな…」すっ



ロンゴミアント「ところで……そのカード、どうするつもりだ?」



ツァン「え……?」  幻子力空母エンタープラズニル



ツァン「あ……!そうか……死者蘇生で奪ったから……あいつもっていかずに消えちゃって……」すっ



ツァン「…………」


ツァン「いいか別に、あんな奴のカードだし、貰っちゃえ貰っちゃえ」



ロンゴミアント「ふむ………闇の力も失われているようだし……問題ないな」



695: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 00:24:47.80 ID:ohGlvNnO0
ここまででー  長引いた……きつかった…

715: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 22:27:38.68 ID:ohGlvNnO0


………………………



シュウウゥウ……


シュゥゥゥウウウ……………



コナミ「ん?」



ディヴァイン「なんだ……奴ら全員消えた」



コナミ「あきらめたのか?」



ディヴァイン「知らん、隠れているのかもしれん」



ディヴァイン「だがチャンスかもしれん、さっさとここを抜けるぞ」



コナミ「抜けるっていうけど、お前服役囚のなのにな」



ディヴァイン「くくくく……看守がいなくては服役も囚人もあるまい」



コナミ「まあいいや、さっさと行こうぜ」


ザッ



716: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 22:36:25.94 ID:ohGlvNnO0




……………


ツァン「………」


ザッ  
スタッ



コナミ「またせたな」



ディヴァイン「そいつも一緒か」



ツァン「あ、やっぱりそいつだったんだ、生き残り」



コナミ「ああ」



コナミ「ミスターTの奴が来ないうちに早く行こうぜ!」



ディヴァイン「そうだ、広いところに出たい」



コナミ「出口はあっちだ」




ツァン「……………」

719: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 22:52:38.92 ID:ohGlvNnO0



ディヴァイン「もたもたするな!」



コナミ「どうしたツァン」



ツァン「…………」(体が痺れて動きづらい……回復にまだ時間かかりそう……)



コナミ「?」



ツァン「コナミ……あの」
 



ツァン「お…おん……ぉんぶ……してくれない……?」



コナミ「は?昆布?」



ツァン「~~~~~~~~~~~~////!!」カァ



ツァン「おんぶしろぉーーーーーーーーーーーーもおおおおおーーー!!!!!」ばたばたばた



コナミ「うおっ!?」



ディヴァイン「何をしている!」


722: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 22:59:55.37 ID:ohGlvNnO0



…………………


コナミ「軽い軽い」たったったったったったった



ツァン「////」ぎゅー



ディヴァイン「なんだ貴様、甘えたい年頃か?」



ツァン「う、うっさい!アンタらがいない間大変だったんだから!」



コナミ「何があったんだ?」



ツァン「ミスターTが…………もういいやめんどくさい」ぎゅうー



コナミ「?」たったったったったった



ディヴァイン「うお……鉄格子が壊されている……これも奴らが」



コナミ「それは俺だ」



ディヴァイン「!?」




727: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:14:35.41 ID:ohGlvNnO0


………………………






コナミ「何とか抜け出せたな」ザッ



ディヴァイン「おお…………!久しぶりの娑婆……」



ツァン「まったく、悪いことするから」ぎゅー



コナミ「まったくだ」



ディヴァイン「く…………それにしても、こんな活気のない街だったか……?」



コナミ「ミスターTの奴が人間をけしてるからな……」



ディヴァイン「なんだと………奴め…………思った以上にやばい奴のようだな……」


コナミ「十六夜も消されちまったんだぞ……」



ディヴァイン「十六夜……?誰だ…」



コナミ「覚えてないか……仕方ないとはいえ……ひでぇ話だよ……」




728: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:18:59.03 ID:ohGlvNnO0



ディヴァイン「では私はここで失礼する」



コナミ「おーっとまった」ガシ



コナミ「助けてやったんだからこっちの用事も聞いてもらおうか」



ディヴァイン「な、なんだと……またか貴様………!」



コナミ「当たり前だ、じゃなきゃお前を助けに行かねーぞ俺は」



ディヴァイン「ち……………」



ディヴァイン「今までの経験からして、貴様と戦うのは避けたほうがよさそうだしな……」



ディヴァイン「今度はサイコパワーで何をするつもりだ!」



コナミ「この次元の裂け目にサイコパワーを注いでほしいだけさ」サッ



ディヴァイン「なに……次元の裂け目だと」


730: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:23:18.10 ID:ohGlvNnO0



ツァン「さっさとやりなさいよ」ぎゅー



ディヴァイン「ち………仕方ない」


コナミ「頼むぜ」



ディヴァイン「次元の裂け目、発動」バシッ



ズズズズズズズ…………



ぐにゅうううううう……


ツァン「うわ………本当に異次元の裂け目が」



コナミ「おお……向こうの世界、みたことある感じだぞ」



セームベル「ああー!あそこはまぎれもなくあたしたちが住んでた世界だ!」



コナミ「やっぱりか、よくやったディヴァイン!」



ディヴァイン「なんだ貴様、この世界の惨状を見て恐ろしくなり、異世界に逃げようという作戦か?」



コナミ「ちげーよ、こいつらのためだ」バッ



ぽんっ   ぽぽんっ



734: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:29:39.81 ID:ohGlvNnO0



マジョレーヌ「やー!」



バトラスク「やあああ」


プディンセス「ひゃー」


シュ―バリエ「はあああ」


ティアラミス「ふう」



その他



コナミ「喜べお前ら!この先におまえらの世界がある!」


マジョレーヌ「ああ!ほんとよ!」



ティアラミス「ありがとうございます…!」



シュ―バリエ「よっし!」



プディンセス「褒めて遣わすー!」


わーーーーわーーーーーー


ディヴァイン「な………なんだこいつらは!」


ツァン「あ……そうか精霊知らないんだ…………」ぎゅー



ツァン「てかなんで見えてるの!?」



コナミ「多分異世界の入口が 開いているからじゃないか……?」

735: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:39:51.22 ID:ohGlvNnO0



ディヴァイン「精霊だと………前にアルカディアムーブメントにカードの精霊が見えるなどといっている奴がいたが…」



コナミ「さあ行け、もう捕まるなよ」



ティアラミス「はい!」



すうううーーーーーーーーーー…………



マジョレーヌ「ありがとーーー!」



バトラスク「このご恩わすれません!」


プディンセス「さんきゅー!」



メェプル「ありがとメェ!」



コナミ「ああ!」



ツァン「でもさ………一度ミスターTに連れてこられたのに、もう一度同じところに戻してさようならって…普通に危険じゃない?」



コナミ「!?…たしかに」



741: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:51:34.15 ID:ohGlvNnO0



コナミ「それなら仕方ない……俺が精霊界で警備するか」



ディヴァイン「!本気か貴様」



ツァン「精霊界!?こっちの世界はどうすんの?」ぎゅー



コナミ「遊星たちがいるから大丈夫だろ、それにカイバーマンや三沢にも会いたいしな」



ツァン「え……か、カイバーマン!?あいつ精霊界にいるの?」



コナミ「ああ……知っているのか?」



ツァン「う、うん………まあ…」



マジョレーヌ「早く裂け目閉じなさいよー」



コナミ「ちょっとまった」



ディヴァイン「……私は別に構わんが……戻ってくるときどうする気だ?」


ツァン「そ、そうだよ!帰ってこれないじゃんディヴァインいないと!」



コナミ「あっちからなら俺でも裂け目つくれるから大丈夫さ」



746: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/25(土) 23:59:00.96 ID:ohGlvNnO0


ツァン「そうなんだ」



セームベル「まさかまたこの世界に行くとは思わなかったー」



ディヴァイン「ふん」



ツァン「…………ディヴァインどうするのよ……?」ぼそ



コナミ「どこまで逃げてもマーカーがある限りセキュリティから逃げられない…」ぼそ



コナミ「この事件が解決してみんな元に戻れば結局収容所に逆戻りさ、好きにさせておけよ」



ツァン「あんた………意外とディヴァインに容赦ないよね」



コナミ「まあ…………とんでもない奴だからな」



マジョレーヌ「おーーーい」



コナミ「じゃあ、ツァン下りてくれ」



ツァン「…………………」


ツァン「………本当に戻ってこられるんでしょうね?」



コナミ「ああ、前も戻れたしな、こいつがあれば」 次元の裂け目




748: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 00:05:11.65 ID:/jHmEMeE0



ツァン「…………いっても聞かないだろうし、わかったわよ」たっ



ツァン「藤原さんとか悲しむから、無理はしないでね……」



コナミ「ああ!お前らもミスターTぶっ潰せよ!」



ツァン「うん!」



ディヴァイン「おい……裂け目が維持できない、そろそろ閉じるぞ」



コナミ「よっと!」シュタッ



マジョレーヌ「ちょっ!なに来てんのよ――――!」



セームベル「まーまー」


バトラスク「どうしたんですか?」



コナミ「あいつらが来た時のためお前らを守ろうと思ってな」


シュ―バリエ「あ、裂け目が閉じる」


ズズズズズ………」



ツァン「コナミ……!」



コナミ「遊星たちに事情説明頼んだ―!」




ズズ……………シュウウゥン……




749: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 00:11:41.97 ID:/jHmEMeE0


………


ツァン「……………」



ディヴァイン「…………」



ディヴァイン「………ふん、疲れる奴だ」



ツァン「ふう………あんた、これからどうするつもり……傷害事件とか…」



ディヴァイン「起こすか!」



ツァン「…………ボクたちと一緒に来る?遊星いるけど」



ディヴァイン「ふん……私が貴様らと一緒にだと……笑わせる、私は別行動させてもらう」ザッ





ザッザッザッザッザ………



ツァン「………ディヴァイン、ボクはアンタのことよく知らないけどさ、悪い奴ってことぐらいしか」



ツァン「それでも少しは心配するよ、ダークネスに気をつけなさいよ」



ディヴァイン「…………あんな奴に私が負けるか」



ディヴァイン「貴様ら全員消えたとしても、私だけは生き残る」



ザッザッザッザ………




ツァン「………」





750: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 00:16:52.86 ID:/jHmEMeE0


ツァン「…………」



ツァン「いっちゃった……ボクも戻ろう」



ツァン「……てか、事情説明たのんだって………」



ツァン「……どういえばいいの!?コナミは精霊界を守りに行きましたって言う?!」


ツァン「そんなもの誰が信じるっていうの………」



ツァン「いや………あのメンバーなら信じるね……」



てくてくてくてく……



ぴぴっ


ツァン「ん……?メール、藤原さんから?」


ツァン「同年代からメールなんて……久しぶり……」どきどき



ジャックと鬼柳がガレージに到着したわ  



ツァン「ああ、よかった無事で」



ツァン「これでずいぶん心強いよ」ぴっぴっ

758: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 21:32:36.01 ID:/jHmEMeE0


ポッポタイム  ガレージ



ガチャッ



ツァン「ただいま」



ハラルド「来たか」



雪乃「ツァンさん、お帰りなさい」



鬼柳「おう、久しぶりだな!」



ツァン「鬼柳!よかったよ無事で、まああんたはしぶといと思ってたけど」



ジャック「…………」



ツァン「ジャックも…あれ、なんかイラついてる?」



雪乃「カフェ・ラジーンが閉店していたから…」



ジャック「く………ステファニーめ……まさかあいつまで消されているとは…」




759: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 21:37:54.38 ID:/jHmEMeE0



ツァン「………あれ、ジャックは覚えてるの?」



ジャック「まあな、シグナ―の力がなくなったとはいえ俺にはバーニングソウルがある」



ジャック「荒ぶる魂が奴らの記憶操作など焼き尽くしたのだ」




ツァン「………」



遊星「コナミは?姿が見えないが」



ツァン「ああー………説明するよ、信じられないかもしれないけど聞いてね?」



龍亞「……?」


雪乃「コナミになにかあったの?」



………………………



ツァン「というわけで、精霊界を守りに行ったよ」



遊星「……」



鬼柳「精霊界……だと?」




761: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 21:45:17.27 ID:/jHmEMeE0


ジャック「ふん、奴らしい」



遊星「そういうことなら仕方ないな」



龍亞「精霊界かー、俺も行ってみたいなー…龍可が行ってたようなところかな」



ハラルド「そんなことだろうと思ったよ」



ツァン(この驚異の状況把握能力)



鬼柳「カードの精霊か、なるほどな」



雪乃「精霊………突然そんなこと言われても…」



ツァン「藤原さん…理解できないのもしょうがないけど…」



雪乃「………ふふ、まあツァンさんが言ったことなら信じるわ、同じチーム満足だものね」



ツァン「………そ………そう…だね、チーム満………足…だもんね…」



鬼柳「ツァン、ジャケットはちゃんと持ってるだろうな」



ツァン「……ああーうん…サドルの下に入れてあるよ、言われた通り…」



鬼柳「それでこそチーム満足だぜ!」





764: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 21:55:40.84 ID:/jHmEMeE0



遊星「チーム満足は…全員無事なのか」



ツァン「いや…大庭さんが消されちゃったっぽい……アドレス消えてるし」



雪乃「大庭さん…………?」



鬼柳「まじかよ…………あいつの裁きの龍が負けたのか」



ハラルド「まあクロウや十六夜アキを取り込み、龍可を洗脳するほどの者たちだ………」



ジャック「…………………おのれえ……!」



鬼柳「海野は?あいつもまさか」



ツァン「海野さんはまだ無事…連絡は取れないけど」



雪乃「ツァンさん………コナミは、その、異世界から帰ってこられるのよね?」



ツァン「うん、そう言ってた、だから大丈夫だとは思うけど…」



雪乃「そう………ふう、安心したわ」


767: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 22:03:23.41 ID:/jHmEMeE0



…………………………



郵政「これからについて話し合おう」



ジャック「やつらを紅蓮の炎で焼き尽くす!」



鬼柳「満足フルコースをおみまいしてやる!」



龍亞「俺は龍可を助けたい!」



ツァン(自由人達…………………)



雪乃「でも戦力になる人を一人でも多く集めるって手もあると思うわ」




ハラルド「まってくれ、まず知っている情報の共有と現在状況の把握をしようじゃないか」





771: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 22:11:19.25 ID:/jHmEMeE0



ハラルド「遊星、マドルチェを使ったミスターTが言っていたことを覚えているか?」



遊星「ああ」



遊星「強力な個体にバトンタッチがどうとか」



ハラルド「ああ、おそらく奴らにも格の違いがあるんだろう」



鬼柳「それなら俺に勝負しかけてきやがったやつも言ってたぜ、五人しかいない特別な個体がどうとか」



ハラルド「ほう、では鬼柳、そいつはエクシーズ召喚をつかってこなかったか?」



鬼柳「よく見抜いたな、使ってきたぜ」



遊星「マドルチェミスターTが言っていたな…エクシーズ召喚が行えるのは強力な5体の私だけだ………と」



ツァン「え、そうなの?」





773: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 22:20:49.40 ID:/jHmEMeE0


ジャック「エクシーズ召喚だと!」



鬼柳「ってことは俺が倒したのはその強力なミスターTだったってわけか」



ハラルド「そういうことになるな」



遊星「マドルチェミスターTは、精霊界からエクシーズを引っ張ってきたと言っていた」



遊星「奴は違う……………かなりの強さだったが」



雪乃「これからは精霊界をコナミが守っているから、そのタイプはいなくなるってことね」



ハラルド「彼がやられなければな…」



ジャック「俺が倒した奴は雑兵か…」




774: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 22:27:07.11 ID:/jHmEMeE0


遊星「この中で、エクシーズ召喚を使うミスターTと戦い、勝利した奴は手をあげてくれ」



鬼柳「ノ」ハーイ



ツァん「……ノ」ハーイ



ジャック「なに!」




龍亞「ツァン姉ちゃんも倒したの!すげー!」



ハラルド「いったいいつ…?」




ツァン「今さっき、出かけたときに、幻獣機っていうモンスター群だったよ」




ツァン「あ、これ戦利品」すっ  エンタープラズニル



遊星「モンスターエクシーズ……本物か」

779: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/26(日) 22:37:36.36 ID:/jHmEMeE0



鬼柳「やはりチーム満足はつええ!」グッ



ツァン「鬼柳、これあげるよ、ボクのデッキじゃ使えないし☆9なんて」



鬼柳「なに?いいのか…………確かにトリシューラやミストウォームは☆9だが」



ツァン「エクストラデッキに空きないの?」




鬼柳「ぎりぎりだな…………まあありがたくもらっておくぜ。ありがとよツァン」



ハラルド「続いてミスターTの記憶改竄を受ける者と受けない者で分けてみよう」



ハラルド「影響を受けない者は挙手してくれ、」ノ


鬼柳「ノ」ハーイ


ジャック「ノ」ハーイ


ツァン「ノ」ハーイ


遊星「…………」


龍亞「ううー」



雪乃「…………」

820: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 21:29:36.08 ID:vfph8fT70




ハラルド「もし別行動を取る際は、最低でも影響を受けない者と受ける者の二人組で動くようにしよう」




ハラルド「誰かが消えてしまってもすぐにわかるようにな」



遊星「そうだな」



ツァン「このアジトはミスターTにばれてる可能性が高いんでしょ?あまり離れるのは危険じゃない?」




ジャック「なんだと…………そうなのか?」




龍亞「うん……さっき言った龍可の件から察するに…」




雪乃「いつ背後にミスターTがいても不思議じゃないわ…」




鬼柳「それは望むところだ」





822: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 21:36:38.71 ID:vfph8fT70



………………………


精霊界



ザッザッザッザ……


マジョレーヌ「はー………帰ってこられたわ」



プディンセス「眠い」



バトラスク「お城の掃除をしないと…」



マーマメイド「そうですね」



コナミ「なんだこのお菓子の城は……」



コナミ「見てるだけで胸焼けしてきた」



メェプル「メェ」


823: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 21:45:51.17 ID:vfph8fT70


ティアラミス「本当にありがとうございました」ペコ



コナミ「ああ、気を付けろよ」



マジョレーヌ「礼は言っておくわ」



エンジェリー「ありがとうございます」



シュ―バリエ「どうも!」



コナミ「ところでカイバーマンの城ってどっちだっけ?」



セームベル「あたしも忘れたー」



ティアラミス「それなら、案内しましょう」



メッセンジェラート「僕が案内しますよ」



コナミ「おお、悪いな」


824: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 21:53:57.69 ID:vfph8fT70


………………………


ザッザッザッザッザ……


メッセンジェラート「そう遠くないので、すぐつきますよ」



コナミ「そうか」



コナミ「そういえば…カイバーマンがいるのにお前ら攫われたんだよな」



メッセンジェラート「ちょうどカイバーマン様がいない時間を狙われたので…」



コナミ「他にも攫われた奴らっているのか?」



メッセンジェラート「どうでしょう?僕にはわかりません」



コナミ「あいつ切れてるかもな…」



セームベル「カイバーマン様短気だからねー」



はにわ「おう……」



ザッザッザッザ

825: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 21:58:27.73 ID:vfph8fT70


…………………


メッセンジェラート「着きましたよ、あの大きいのがカイバーマン様のお城です」




コナミ「ああ、サンキュー」



ジェネクスコントローラー「ギ―――」




セームベル「じゃーなー!」




メッセンジェラート「皆さんもお元気で!」



コナミ「ミスターTに気を付けろよ!」



メッセンジェラート「はい!」



ザッザッザ………



コナミ「さて、行くか」

826: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 22:05:59.04 ID:vfph8fT70


セームベル「この城久しぶりー」


コナミ「俺もだ」たったった



カイザーシ―ホース「…………」



コナミ「………ああ、あいついたな」



カイザーシ―ホース「………」



コナミ「今度は言えばとおしてくれっかな」



カイバーマン「待っていたぞ凡骨」ザッ



コナミ「!」



セームベル「あー!カイバーマン様!」



カイバーマン「下がれ」



カイザーシ―ホース「はい」さっ

828: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 22:18:59.21 ID:vfph8fT70



コナミ「俺たちが来ることが分かっていたのか?」



カイバーマン「当然だ、貴様が裂け目をつくった瞬間から察知していた」



コナミ「流石だな」



セームベル「ヒュー」



コナミ「マドルチェたちが攫われたことも知っていたのか」



カイバーマン「ああ、俺が少しこの国から目を離したらその隙に奴らが来たのだ」



カイバーマン「貴様には感謝している、あのモンスターたちをこの世界に戻してくれたことをな」



コナミ「お前は何していたんだ?」



カイバーマン「俺はこれ以上の被害を止めるため結界を張っていた」



コナミ「結界とは……?」



カイバーマン「奴らが入り込めないようにするためのものだ、つい昨日完成したばかりだがな」




コナミ「え……?じゃあもうミスターTはこの世界に入れないのか?」

829: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 22:28:49.31 ID:vfph8fT70


カイバーマン「そういうことだ」



コナミ「………俺来た意味ねえー」



セームベル「はははははははは」



カイバーマン「だが油断はできん、すでに入り込んでいる害虫がいるかもしれんからな」



カイバーマン「この俺が直々に見て回ることになる」



コナミ「ああ、そうなのか」



コナミ「それなら俺も手伝おう」



カイバーマン「ふん、好きにするがいい」



セームベル「あれ、あの人は?えーと」



セームベル「三谷?」



831: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 22:53:05.27 ID:vfph8fT70



コナミ「三谷?三沢じゃなくてか?」



セームベル「ああ!そっちだった」



カイバーマン「奴には住民の調査任務を与えた、他に犠牲者がいないか、さらにダークネスの尖兵が潜んでいないかの調査をな」



コナミ「へー」



カイバーマン「二日たつ、そろそろ戻ってくるころだが…」



ザッザッザ…



カイバーマン「ん………噂をすれば帰ってきたか」



コナミ「いいタイミングだな…」



三沢「………あ、カイバーマン」



カイバーマン「遅いぞ」



832: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 23:08:07.70 ID:vfph8fT70



三沢「遅いって…そんなこと言われても困る」



カイバーマン「ふぅん………まあいい」



コナミ「よう、久しぶりだな」



三沢「!コナミじゃないか……なぜここに」



コナミ「マドルチェたちを助けたから送りに来てやったのさ」



三沢「え……マドルチェたちを!?本当か!」



コナミ「ああ」



三沢「あ、ありがとう…!本当にありがとう………!」グッ



コナミ「な、なんかめっちゃ心配してたんだな」



カイバーマン「マドルチェは三沢のお気に入りだったのだ」



セームベル「きもーい」


三沢「なっ!……ち、違う!」




833: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 23:16:31.52 ID:vfph8fT70



カイバーマン「そんなことはどうでもいい、三沢、報告をしろ」



三沢「あ、ああ……」



セームベル「マジできつーい」



はにわ「おうっおうっ」



三沢「く…………!」



コナミ「黙ってろセームベル!」



セームベル「はーい」



三沢「残念だけどミスターTの反応は感じ取れなかった、今のところ姿は見えない」



三沢「あるいはそもそも存在していないか」



コナミ「それが一番だがな……」



カイバーマン「見つけ次第ブルーアイズの餌にしてやる、ほかに連れ去られた住民はいないのか?」



三沢「それが…………甲虫装機が全員消えていたんだ、おそらく………」



カイバーマン「!おのれええ………奴ら………許さん!」

837: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 23:31:19.77 ID:vfph8fT70



コナミ「甲虫装機?どんなやつらだ?」



三沢「いつも戦隊ヒーローの恰好しているモンスターたちなんだ」



セームベル「あーー………あの声大きい人たちか」



コナミ「そいつらも……ミスターTに連れていかれたのか……」



三沢「そうなるな……」



コナミ(遊星たちが救い出してくれればいいんだが……倒したとしても精霊だってわかるのはハラルドとツァンだけなんだよな……)



コナミ「そいつらは、強いのか?」



カイバーマン「ふざけた連中だが、実力は確かだ」



カイバーマン「敵に使われたならかなりの脅威になるだろうな」




839: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/10/30(木) 23:53:17.67 ID:vfph8fT70



コナミ「マジか…」



カイバーマン「俺はこの世界から動くわけにはいかん………貴様の世界の住民が奴らを片付けるのを待つしかないな」



カイバーマン「精霊がミスターTの支配を離れれば回収は容易い」



三沢「コナミ、君の世界にも信頼できる人がいるんだろ?」



コナミ「ああ、だが心配だからな……数日この世界の様子を見たら帰ろうと思う」



三沢「そうか」




カイバーマン「ふぅん、貴様ごときがいたところで何も変わらんと思うが、好きにするがいい」



コナミ「そうさせてもらうぜ」



セームベル「意外と被害少なくて良かったー……」



850: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:08:12.40 ID:Ge4dXPI90



………………


未発達地域



ザッザッザッザッザ………



ゆま「…………」



あげは「………」



幸子「………」




ゆま「む……あっちにカードがあります!」バッ



あげは「おお………ついに100枚目!」



幸子「やっと全部ですわ……」


ザッザッザ……

851: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:11:53.19 ID:Ge4dXPI90



ザッザッザッザ……



ゆま「……うーん」



あげは「どこにあるの?」



ゆま「どうやら………あの大きめの岩の下にあるようですね」




あげは「え……あの下……?」



幸子「また面倒な」



ザッザッザ……



ゆま「……大きいですねえ」


あげは「直径1Mくらいあるね…」



ゆま「でも間違いなく反応はこの下から出ています……」



852: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:16:16.39 ID:Ge4dXPI90



あげは「ひゃあ………」



幸子「…………ふう」



幸子「まあ仕方ありません、さっさとどかしてしまいましょう」



あげは「どかすって言われても…」



幸子「三人もいれば難しくないでしょう」



あげは「え…………?」




幸子「なにか?」



幸子「一人でもギリいけるでしょうこれくらいなら」コンコン



あげは「うそー…」



ゆま「幸子さんってすごいんですねえ」



幸子「……………」



855: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:21:57.84 ID:Ge4dXPI90


……………



幸子「ぬぐぐぐぐぐぐぐぐ………!」ズズズズズ……



あげは「すごーい…」



ゆま「かっこいいです!」



幸子「なぜ令嬢の私がこんなことを……!」ズズ……




幸子「ヤツと出会ってから私の人生は変な方向に……………!!」ズズズズズズ……



あげは「あ、カードだ!」



ゆま「海野さん!ありがとうございました」



ゆま「もう大丈夫です!」



幸子「ふう……ふう…」



858: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:32:41.06 ID:Ge4dXPI90






ゆま「これが最後の闇のカードですか」ぴらっ



あげは「これで全部なんでしょ?」



ゆま「はい!」



幸子「ミスターTに邪魔されないで良かったわ…」



ゆま「長かったです…うう…」



ゆま「ホセおじいちゃん……わたし、やりましたよ……」



ゆま「ゆっくり眠ってください…」



あげは「じゃあ戻ろう?」



ゆま「はい、シェルターに戻りましょう」



ザッザッザッザッザ………


859: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:38:16.83 ID:Ge4dXPI90


トップス  海野財閥シェルター



幸子「ふう………」



あげは「それにしても……本当に人が減ってきてるね」



あげは「ほとんど人とすれ違わなかったよ」



ゆま「早くダークネスを倒さないといけませんね……」



ゆま「さあ、見てください!100枚の闇のカードが一つになります」



ズズズズズズ…………


シュ――――――ン



ゆま「………これが世界を救うアイテム『超融合』です」



あげは「へー………融合カードなんだ…」



幸子「それをどうしますの?」

862: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:45:09.04 ID:Ge4dXPI90


ゆま「カードとしても強力な効果を持っていますが、これを使えばダークネスの世界をこちらの世界に取り込むことができます」



ゆま「消えた人たちも戻ってこられるはずです」



あげは「おー……じゃあさっそく」



ゆま「でももっとダークネスの力を弱めてからでないと…」



あげは「……そうなんだ」



幸子「では…………逃げ回るのはそろそろやめにするってことね?」



ゆま「はい……こっちからも攻撃を仕掛けましょう」



ゆま「お二人はわたしから離れないようお願いしますね」



あげは「も……もちろん!」



幸子「ビクビクしているのは合わないと思っていたところよ」




863: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:51:47.62 ID:Ge4dXPI90


ゆま「では、休憩したら行きましょう……!」



……………………



ネオドミノシテイ市役所


ピピピピピピ………


ガチャッ


牛尾「はいこちらネオドミノシテイ市役所」



牛尾「ああ……その件なら現在調査中です、はい」



牛尾「こちらも全力で調べておりますので、ええ、はい」



牛尾「はい、はい…………失礼いたします」


ガチャッ



牛尾「………ふう」



深影「牛尾君………今のは」


牛尾「……ええ、人間消失事件の事です、そろそろ隠すのも限界ですよ深影さん」



864: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 14:57:16.24 ID:Ge4dXPI90


深影「そうね……でも住民に知らせれば恐怖でパニックになるかもしれない」



牛尾「そんなこと言っても……この市役所の人間もおそらく何人も消されてる」



牛尾「仕事が追いつきませんよ」



深影「イェーガー市長も頑張ってるから………」



牛尾「…………」



牛尾「パニックなんておこらないと思いますがね……あの日、ゾーンやアーククレイドルなんつー超現象を体験したんだ」



牛尾「この街の住民は強いですよ深影さん」




深影「………………」



牛尾「しかも遊星がいる」



865: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:03:47.07 ID:Ge4dXPI90



牛尾「あいつは頼りになる、あいつがいる限り恐怖でパニックなんて…」



深影「そうね……」



深影「アトラス様も来てくれたってさっき連絡をくださったし…」



牛尾「…………」



深影「住民の避難場所の相談を市長としてみるわ」ざっ



牛尾「おねがいします」



ミスターT「なるほどな」ズズズ……



牛尾「!」ガタッ



深影「な、何者!」ザザアアッ



ミスターT「やあ」



867: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:09:52.80 ID:Ge4dXPI90



牛尾「て、てめえ………?」



深影「どうやって入ってきたの!?」



ざわ………ざわ………



牛尾「おい!なんでこんな奴を入れたんだ!」



「わ、わかりません………気づいたらそこに…」



ミスターT「ふふふ……部下を責めないでやってくれ、私は次元の隙間からでてきたのだ」



牛尾「なんだと………」



深影「出ていきなさい、ここは一般人立ち入り禁止よ」



ミスターT「ほう……」



ミスターT「私が君たちの言う人間消失事件の犯人だとしても、出て行けというかね?」



868: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:17:48.28 ID:Ge4dXPI90



牛尾「な……」



深影「まさか………本気で言っているの?」




ミスターT「本気さ」



牛尾「…………なんでここに来やがった?」



ミスターT「君たちも消しに来たのさ、順番が回ってきたんだ」



ミスターT「一緒にダークネスの世界に行こうじゃないか」



牛尾「ダークネスだと………よくわかんねえが、只者じゃねえな…」



牛尾「お前ら、ひっとらえろ!」



「はい!」



ミスターT「むだだ、私をとらえることはできない」スカッ



牛尾「………!ういてやがる」



869: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:23:45.41 ID:Ge4dXPI90


「く………」


「な、なんだよこいつ」



ミスターT「ふふふ……」



ミスターT「消されてしまった人たちを取り返したいかね?」



牛尾「当たり前だ!てめえどうやってあれだけの人数を隠した!しかも無差別にだ!」



ミスターT「答えが知りたければ……デュエルで聞き出したまえ」ばさささっ



深影「デュエルですって………」



「いきなりデュエルディスクが出てきた………」



「う、牛尾さん」



牛尾「…………けっ、上等じゃねえか、受けて立つぜ」



ミスターT「流石だね」



牛尾「深影さん、真相に近づくチャンスです、ゴヨウガーディアン入りの特殊追跡デッキを持ってきてください」



深影「……わかったわ!」

870: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:27:18.80 ID:Ge4dXPI90



…………


牛尾「……」


深影「牛尾君、持ってきたわ」さっ



牛尾「ありがとうございます」



カシャッ



牛尾「よし…」カション!



ミスターT「準備はできたかね?」



牛尾「ああ…手加減はしねえぞ…」



ミスターT「もちろんさ……正々堂々戦おうじゃないか、ふふ」



ミスターT「デュエルだ!!」



牛尾「先行は俺だ!」

871: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:32:47.47 ID:Ge4dXPI90



牛尾「おれはサーチストライカーを召喚!」バッ


《サーチ・ストライカー/Search Striker》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1600/守1200
このカードが裏側守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する事ができる。
この効果を発動した場合、このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。



ストライカー「ふっ」



牛尾「さらに……カードを二枚セットしてターン終了だ」バッ  手札2



ミスターT「なら私のターン」シュッ 手札6



ミスターT[ふむ……終末の騎士を召喚!」バッ



《終末の騎士/Armageddon Knight》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。



ミスターT「効果により……デッキから甲虫装機ホーネットを墓地に送る」ザッ



牛尾「なんだ………?」

872: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:40:28.34 ID:Ge4dXPI90



深影「攻撃力では牛尾君のモンスターが上ね……」



牛尾「……」



ミスターT「ターン終了」手札5



牛尾「なに………セットカード0で終了だと……」



ミスターT「ふふふふ……」



牛尾「俺のターン!」シュッ  手札3



牛尾「トラパート召喚!」バッ


《トラパート/Torapart》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/戦士族/攻 600/守 600
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
このカードをシンクロ素材とする場合、
戦士族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。


トラパート「ひょー」



ミスターT「チューナーモンスターってことは」


牛尾「俺は☆4のサーチストライカーに☆2のトラパートをチューニング!」ばっ



875: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:46:15.60 ID:Ge4dXPI90


☆4+☆2=☆6


カアッ



牛尾「シンクロ召喚!ゴヨウガーディアン!」バッ



《ゴヨウ・ガーディアン/Goyo Guardian》 †
シンクロ・効果モンスター(禁止カード)
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。



ゴヨウ「よおおおおーーー!」攻2800  カカン!



ミスターT「!」



牛尾「いくぜええ!ゴヨウガーディアンで終末の騎士を攻撃!」バッ



ギャルルルルルルル  ゴシャ―――――――――――ン!!


ミスターT「くう……!」LP4000→2600



牛尾「さらに、破壊した終末の騎士を俺の場に守備で特殊召喚する!」



終末「………」守1200



深影「よし……守りも固まったわ」

876: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:54:08.29 ID:Ge4dXPI90


牛尾「ターンエンドだ」手札2


ミスターT「私のターン!」シュッ  手札6



ミスターT「ふふふ………きたか、甲虫装機グルフ!」バッ


《甲虫装機 グルフ/Inzektor Ladybug》 †
効果モンスター
星2/闇属性/昆虫族/攻 500/守 100
1ターンに1度、自分の手札・墓地から「甲虫装機」と名のついた
モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターのレベルは2つ上がり、
攻撃力・守備力はこのカードのそれぞれの数値分アップする。
また、装備カード扱いとして装備されているこのカードを墓地へ送る事で、
自分フィールド上のモンスター1体を選択し、レベルを2つまで上げる。



ミスターT「そして魔法カード、孵化!」バッ



《孵化/Insect Imitation》 †
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターよりレベルが1つ高い
昆虫族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。



ミスターT「グルフをリリースし、☆は1高い昆虫族モンスターをデッキから特殊召喚する!」



ミスターT「あらわれろ甲虫装機ダンセル!」バッ



《甲虫装機 ダンセル/Inzektor Dragonfly》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守1800
1ターンに1度、自分の手札・墓地から「甲虫装機」と名のついた
モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードに装備された装備カードが自分の墓地へ送られた場合、
デッキから「甲虫装機 ダンセル」以外の
「甲虫装機」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
また、このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターのレベルは3つ上がる。


877: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 15:59:18.64 ID:Ge4dXPI90


ダンセル「はああっ」びしっ



牛尾「なんだ……そいつは…」



ミスターT「ダンセルの効果を発動!墓地のホーネットを装備できる!」



ガシャ――――ン!!



深影「墓地のモンスターを装備ですって!」




ミスターT「さらにホーネットの効果発動!装備されたこのカードを墓地に送ることで、カードを一枚破壊する!」


《甲虫装機 ホーネット/Inzektor Hornet》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/昆虫族/攻 500/守 200
1ターンに1度、自分の手札・墓地から「甲虫装機」と名のついた
モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターのレベルは3つ上がり、
攻撃力・守備力はこのカードのそれぞれの数値分アップする。
また、装備カード扱いとして装備されているこのカードを墓地へ送る事で、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



ミスターT「消えろゴヨウガーディアン!」バッ



ゴシャ―――――――――――ン!!!



牛尾「なああっ…………!!?」

879: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:07:58.36 ID:Ge4dXPI90



ゴオオオオオオ……………



ミスターT「ふふふ、さらに、ダンセルが装備カードを外した時、デッキから甲虫装機を特殊召喚できる!」



ミスターT「あらわれろセンチピード!」バッ



《甲虫装機 センチピード/Inzektor Centipede》 †
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1600/守1200
1ターンに1度、自分の手札・墓地から「甲虫装機」と名のついた
モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードに装備された装備カードが自分の墓地へ送られた場合、
デッキから「甲虫装機」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターのレベルは3つ上がる。



センチピード「しゃあっ」



ミスターT「センチピードもホーネットを装備できる!」



ガショ―――――ン!!




ミスターT「そしてホーネットの効果でホーネットを墓地へ送る!」




880: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:17:29.35 ID:Ge4dXPI90



牛尾「っく………!」



ミスターT「効果で終末の騎士を破壊!」



ゴシャー――――!!!




ゴオオオオオ………



牛尾「野郎……………!」



ミスターT「センチピードが装備カードを墓地に送った場合、デッキから甲虫装機カードを一枚を手札に加える」



ミスターT「私が加えるのはギガマンティス!」サッ  手札5



牛尾「ち………だが……」



ミスターT「私はギガマンティスを手札からダンセルに装備!」バッ




《甲虫装機 ギガマンティス/Inzektor Giga-Mantis》 †
効果モンスター
星6/闇属性/昆虫族/攻2400/守 0
このカードは手札から装備カード扱いとして
自分フィールド上の「甲虫装機」と名のついたモンスターに装備できる。
このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターの元々の攻撃力は2400になる。
また、モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地から「甲虫装機 ギガマンティス」以外の
「甲虫装機」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
「甲虫装機 ギガマンティス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


881: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:20:26.42 ID:Ge4dXPI90
ミス………ホーネットで破壊したのはセットカード二枚でした

882: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:27:14.34 ID:Ge4dXPI90



ミスターT[そしてアーマーブラストを召喚!」バッ



《アーマーブラスト/Armor Blast》 †
通常魔法
自分フィールド上の「甲虫装機」と名のついたカード1枚と
相手フィールド上に表側表示で存在するカード2枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊する。



牛尾「!?」



バリバリバリバリバリバリ!!!!


ミスターT「装備されているギガマンティスと、終末の騎士、ゴヨウガーディアンを破壊する!」バッ



ド――――――――――――――ン!!!



牛尾「うあああああ………!?」



深影「牛尾君!」





ミスターT「そしてギガマンティスの効果発動!こいつが破壊されたとき、墓地のギガマンティス以外の甲虫装機を特殊召喚する!グルフを蘇生!」バッ


グルフ攻500



ミスターT「さらにダンセルの効果が発動する!デッキからセンチピードを特殊召喚!」バッ





883: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:34:42.96 ID:Ge4dXPI90


ズズズズズ………



センチピード「………」攻1600



牛尾「ば、バカな……出てきすぎだ!」



センチピード「……」攻1600



センチピード「……」攻1600



グルフ「……」攻500


ダンセル「……」攻1000



深影「総攻撃力が牛尾君のLPをこえてしまったわ………」



「せ、先輩!」



牛尾「くそっ………!」



ミスターT「さらばだ」



ド―――――――――――――――――――――――ン!!!




牛尾「うあああああ………!!」LP4000→0ピーーーーーーーー



885: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:38:17.29 ID:Ge4dXPI90


………………



ミスターT「………」



牛尾「く………そ……」



ミスターT「ふふふ……私の勝ちだね」



牛尾「……………」


ばささささささささっ



深影「!?な………き、消え……」



ミスターT「君たちもだ」


深影「い……イェ―ガー市長を……!」




深影「………うっ………」



ばさささささささっ


ばささささっ  ばさささささっさささっ  ささささっ


886: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:43:33.56 ID:Ge4dXPI90



ばささささささささっ



…………



ミスターT「……………」



ミスターT「ふむ、全員取り込んだな」



ミスターT「やはりこのモンスターたちを持ってきて正解だった」



ミスターT「ふふふ………残るは最上階のイェーガーと呼ばれている者だけだな」



ミスターT「さっさと取り込んでしまおう」



ミスターT「これで治安維持局は崩壊、この街は完全に麻痺する」



ズズズ…………



ばささささささささっ


シュゥゥゥウウ……


887: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:50:11.38 ID:Ge4dXPI90



ネオドミノシティ市役所 市長室



ばささささささささささささ



ミスターT「…………」



ミスターT「………?」



ミスターT「なんだ………いない?」



ミスターT「逃げたのか………いや、そんなはずは…」



ザッ……



シェリー「探し物はこれかしら?」ぐいっ



イェーガー「ちょっ、なに教えてるんですか!?」ぶらーーーん



ミスターT「………………君は?」



シェリー「貴方たちの敵よ」

888: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 16:55:49.06 ID:Ge4dXPI90


ミスターT「まあそうだろうさ」



ミスターT「その男をこちらによこしてくれないか、そして君も一緒にダークネスの世界に来たまえ」



シェリー「貴方の言うダークネスの世界がどんなところかは知らないけれど」



シェリー「私は貴方と一緒に行く気はないわ、そしてこのイェーガーも渡さない」



イェーガー「さっきから私は物ですか!」



ミスターT「………」



ミスターT「ならば力づくだ!」バッ



シェリー「ふっ…」



イェーガー「ひいいいいいい!!?」




ダッ  ガシャ―――――――――――――ン!!




ミスターT「なに……窓ガラスから外へ…!?ここは10階だぞ!」




889: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/01(土) 17:00:29.66 ID:Ge4dXPI90



スイ――――――――――――



ミスターT「……」



ミスターT「グライダーか………市長を抱えて」



ミスターT「………まあいい」



ミスターT「彼ひとりいたところで変わりはない、セキュリテイは崩壊した」



ミスターT「ふふふふ………」



ばささささささっ



……………………


遊星「!………」




遊星「く…………この感覚…痛み……」




遊星(また仲間が……?)

909: </b> ◇y.Y/h1wyXqKb<b> 2014/11/03(月) 17:25:20.88 ID:xWz029E70


………………………



ザザアアアアッ



イェーガー「ひいい………」



シェリー「ふう……ここまでくれば大丈夫ね」




イェーガー「あ、あなた………なぜ私を助けてくれたのですか?」




シェリー「貴方の部下たちにお願いされていたの、借りもあるから影からあなたの事を見守っていたのよ」



イェーガー「そうだったんですか………私は思い出せませんが………」



シェリー「奴らが人の記憶ごと消すって言うのは本当のようね……私にも大切な人がいたはず……彼の名前が思い出せないの」



イェーガー「私も……妻と息子の名前が思い出せないのです……ううう……」



シェリー「奴らを倒さない限り記憶は戻らないわ、泣いている暇はない」



910: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 17:31:56.32 ID:xWz029E70



イェーガー「倒すといっても……どうすれば」



シェリー「この街には英雄がいるじゃない」



シェリー「どんな困難にも立ち向かい、打ち破ってきた不動遊星が」



イェーガー「今回も彼に頼らねばなりませんか……」



シェリー「イリアステルの野望を打ち砕いた彼が、この程度で絶望するはずはない」



シェリー「なんとか彼と合流したいわ」




イェーガー「………確かに……市役所が占拠されてしまった以上、頼れるのは彼くらいかもしれません」



シェリー「彼の住居は分かっている……しかし、奴らに見つからないように行くとなると……」



イェーガー「え……?」



シェリー「気づかないの、この街は既に奴らだらけよ」






911: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 17:39:17.46 ID:xWz029E70


イェーガー「うう…………」



シェリー「いえ……おそらく世界中………」



パッ………パパパッ…………




シュウウゥ――――――ン……………



シェリー「!?」



イェーガー「あ………ネオドミノシティの掲示板が……!?」




シェリー「これはどういうこと………?」



イェーガー「……………奴らのせいです」



イェーガー「この街のデュエリストが消され、デュエルが行われなくなったため……デュエルエネルギーが供給できなくなりモーメントが活動を止めた……………」



シェリー「な…………じゃあこの停電は………」



イェーガー「ネオドミノシティ中この有様でしょう…信号機も電気もテレビも……ネオドミノシテイ中央の巨大モーメントで動いてたものはすべて止まります」



イェーガー「予備電源も使えない今の状況ではどうすることもできません……」



シェリー「………パニックが起こるわよ」



912: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 17:44:32.30 ID:xWz029E70



…………………


ポッポタイムガレージ



遊星「…………なんだ……街が薄暗い…?」



龍亞「テレビも映らなくなっちゃったよ……?」



鬼柳「電気もつかねえ」パチパチ




バタンッ!



ジャック「これは…………電光掲示板も、店の明かりも消えている」




ハラルド「…………モーメントが奴らの手に落ちたな…」



遊星「なんだと……俺たちが作り上げた……フォーチュンが……?」



ツァン「え…………まってよ……てことは市役所がやられたってことじゃ…」




914: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 17:49:56.42 ID:xWz029E70



雪乃「…………まさかセキュリテイが全滅……?」


ジャック「なに!」バッ



ジャック「…………く、携帯も使えない」



遊星「そんな……セキュリテイが…」



ハラルド「まずいな…」



ツァン「このまま夜になると………真っ暗だよこの街」



わーーーーーーーーーーーーーーわーーーーーーーーーーーーーーー!!



遊星「!」



「どうなってる!電気が消えたぞ!?」


「信号も止まってる!あぶねえェ!」


「火も使えねえ!やべえ!」



「携帯端末も動かねえんだけどーーーーー!!」


915: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 17:57:07.14 ID:xWz029E70


わーーーーーーーーーーわあーーーーーーーーーーー!!



ツァン「やばい……ついに人が騒ぎ始めた……」



ハラルド「だが………この騒ぎを止めることはできんぞ………」



ジャック「セキュリテイが消えたのではこの状況を説明する人間もいないしな…」



雪乃「情報伝達媒体もストップしているものね…」



龍亞「で、でも………あんな騒いでたらミスターTに狙われるよ!?」




遊星「そうだ!ここにいても仕方ない、彼らのもとに行きミスターTから守るんだ!」



ダッ



ハラルド「!遊星、見ろ!」




遊星「なに!」



「うわああああああああああ!!」ばさささささっ



ミスターT「ふふふ……」





916: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:00:39.23 ID:xWz029E70


遊星「!」



ジャック「ミスターTだ!あらわれおった!」



鬼柳「野郎……!」




「な、なんだお前……うわあああああああ!」ばさささささっ



「おい!どうしたってんだ……ぎゃあああああああ!!」ばささささっ



ざわざわざわざわざわざわざわ………!!


「な、なんだこいつ!」


「みんな消されちまう!」



「うわあああああああああ!!!?」


ミスターT7「ふふふ……」



ミスターT15「ふふふふ………ダアアァアアクネエエェェェス」



ツァン「あ、あんなにいっぱい………」




917: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:06:09.10 ID:xWz029E70



雪乃「ミスターTが次々と住民を消しているわ………」



遊星「やめるんだ!ミスターT!」ダッ!



ハラルド「一人で行くな!危険だ遊星!」ダッ



ジャック「遊星!」



遊星「みんなーーーーーーー!!」



ミスターT「おっと」バッ



遊星「!」ザザッ



ミスターT2「君たちは通せないな、今大量の人々をこちらの世界に招いているんだ」



ミスターT2「そこで待っていてくれ」



ハラルド「邪魔だ!」キイイイイイイイン



ツァン「キザン!」



キザン「しゃあああああああ!」シュバアアアッ



919: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:10:51.51 ID:xWz029E70



ミスターT「ふふ」



バチンバチンッ!!



キザン「なに!」



ハラルド「ルーンの瞳を弾いただと…!」



ツァン「キザンの剣を止めた……」



ハラルド「お前たち…………強力な5体のうちの二人………か」



ミスターT「ほう、知っていたか」



ミスターT2「そのことをそっちがご存じとはね」



ジャック「こいつらが……」



遊星「お前たちの相手をしている暇はない!そこを退け、みんなが……」



ミスターT「我々を倒さない限り先へは進めないよ」



ミスターT2「悪いね」

921: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:15:31.00 ID:xWz029E70


遊星「く……!」



鬼柳「…………」こそっ



ダッ!!



鬼柳「馬鹿が!たった二人でこれだけの人数を止められるか!抜けたぜ!」ダダダダダッ



龍亞「あ!鬼柳がミスターTの後ろに抜けた!」



鬼柳「住民は俺が守る!」ダダッ



ズズズズズズズズズ………



鬼柳「なに!?」ザザアッ



鬼柳「なんだこいつは……闇?」



ミスターT「それがある限り君はその先にはすすめないのさ」



鬼柳「………」ズズズズズ………



鬼柳「だめだ……!手を入れたら戻ってきちまう」ズズズ……



ミスターT2「わかったかね、ふふふふ………デュエルで我々を倒すしかないのさ」




922: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:20:42.44 ID:xWz029E70


鬼柳「ち………」



龍亞「ああああ……遊星……!」



雪乃「こ、このままじゃ街の人たちが……」



遊星「み、みんな……………」



「うわああああああああ…!なんだ!やめろおおおおお!!」ばささささっ



「逃げろ!逃げろォオオオオ!!!!」



「大丈夫だ…!遊星がいる!この街には遊星がいるんだ!」



「うわあああああああああーーーーーー!!」ばさささささっ



「遊星が来てくれる!逃げるんだみんなああああ!」



ミスターT31「ふふふふふ………」



「ぎゃああああああああああああ!」ばささささっ



「助けてくれ遊星えええええーーーーーーーーーー!!」



遊星「みんな………………」



遊星「みんなああぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」



923: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:26:12.62 ID:xWz029E70


わあああああああああああ!!!わあああああああああああ!!!



ジャック「………!」



ミスターT「後ろじゃ皆が恐怖している……可哀想に」



ミスターT2「見るに堪えないよまったく…」



遊星「………………」



ツァン「悲鳴が………街中から……」



雪乃「なんてことを………」



龍亞「やめろよお前らあああ!!」




鬼柳「この闇は抜けられねえ…………!」ズズズズズ………




ミスターT「しかし我々を倒せたとしても、その間にほとんどの住民はダークネスと一体化するだろう」



ミスターT「同情するよ」






924: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:30:54.69 ID:xWz029E70


「や、やめろおおおおおお!!」



「ひいいいいいいいいいい!!」



「遊星ぇええええええええええ!!!」



わーーーーーーーーーーーわーーーーーーーーーーーーーー



遊星「ミスターTーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」



ミスターT「ほう……吠えるね」



ミスターT2「君がそんな顔をするとは、よほどこの街の人々が大切だったと見える」



ミスターT「すまないことをした……………ふふふふ……」




遊星「俺は……俺はお前たちを許さない……!!」



遊星「デュエルしろ!そしてみんなを開放するんだ!」




925: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:34:24.10 ID:xWz029E70


ミスターT「もちろんさ」



ジャック「遊星、俺もやる!こいつらを生かしてはおけん」ザッ



鬼柳「満足できない連中だぜ……ただじゃ済まさねえ」



ハラルド「………」



龍亞「龍可の居場所も喋ってもらうぞ!」



雪乃「……油断はできないわ……」



ツァン「うん……」



ミスターT「だが相手を決めるのは君たちではない、我々さ」



ミスターT2「ああ」



遊星「なんだと!」




931: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:47:37.84 ID:xWz029E70
しまった……鬼柳忘れていた…すいません
まあ今回はこれで決定ということで




ズズズズズズズズズズ…………!



ジャック「ぬ………!」



雪乃「きゃ………!」




遊星「なに………!」



ツァン「ジャックと藤原さんが闇の中に……!」



鬼柳「ジャック―――――――――――!!藤原―――――――――!!」



ジャック「おのれええ……何のつもりだ……!」



雪乃「い、一体……?」



ズズズズズズ…………



遊星「二人をどうするつもりだ!」



ミスターT「デュエルするだけさ、だが君たちは集まると得体のしれない力を発揮する」



ミスターT「隔離させてもらう、二人きりになりたいんだ」ズズズ……




遊星「俺と戦え!」


ミスターT「それはまたの機会に」ズズズ………



932: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/03(月) 18:52:39.10 ID:xWz029E70


ズズズズズ………



鬼柳「二人と……ミスターT共が消えた………デュエルしに行ったのか……」



ハラルド「………この闇は消えないままか…」



「うわあああああああああ!!」



「遊星ええええええええええーーー!!」



ばさあああああっ

ばさあああああっ



遊星「くっ………!くそ………!みんな……すまない……!おれは……!」



ツァン「言葉が見つからないよ……」



龍亞「遊星………」



鬼柳「くそ…………だが、チームサティスファクションと満足が負けるわけねえ……!」



鬼柳「さっさとぶっ倒して出てこい!」



ツァン「でも…………敵は強いよ、鬼柳もそれは知ってるでしょ?」



鬼柳「……まあな…」



950: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 19:27:28.13 ID:Fc6ddEqP0



ズズズズズズ………



雪乃「う…………ここは?」



雪乃「……あたり一面……闇」




ミスターT「ここがデュエルフィールドさ」



雪乃「!」



ミスターT「君が勝てばここから抜け出すことができる、だが負ければダークネスと一体化する」



雪乃「う………」



ミスターT「ジャックアトラスも別の場所で戦っているよ」



雪乃「ジャックも………」



…………………



ジャック「上等だ!このジャックアトラスが貴様を瞬殺してくれる!」



ミスターT2「ふふふ…」

951: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 19:34:40.65 ID:Fc6ddEqP0



ジャック「さっさと始めるぞ!」カシャッ



ミスターT「いいだろう」ぼぼぼぼぼっ



ジャック「デュエルだ!」



ジャック「先行は貰った、ダークリゾネーターを召喚!」バッ



《ダーク・リゾネーター/Dark Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/悪魔族/攻1300/守 300
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。



ジャック「カードを二枚セットして、ターン終了だ!」バッ  手札2




ミスターT2「私のターンだね」シュッ  手札6



ミスターT2「ふふふ……闇の誘惑を発動!」バッ


《闇の誘惑/Allure of Darkness》 †
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを2枚ドローし、
その後手札の闇属性モンスター1体を選んでゲームから除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。




ミスターT2「デッキからカードを二枚ドローし、一枚捨てる、私が捨てるのは」シュッ



ミスターT2「ふふふ………ネクロフェイス!」



ジャック「!」




952: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 19:40:06.84 ID:Fc6ddEqP0



…………………………



雪乃「…………」



ミスターT「…………」



雪乃「く……やるしか無いようね」カシャッ



ミスターT「そういうことさ」ぼぼぼぼっ




雪乃「………デュエル!」



ミスターT「先行はわたしだ、モンスターをセット」バッ



ミスターT「さらにカードを一枚セットしてターン終了だ」バッ  手札3




雪乃「…………私のターンね」シュッ  手札6



雪乃「私は、鰤っ子姫を召喚!」バッ



《鰤っ子姫/Beautunaful Princess》 †
効果モンスター
星1/水属性/魚族/攻 0/守 0
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
このカードをゲームから除外して発動できる。
デッキから「鰤っ子姫」以外のレベル4以下の魚族モンスター1体を特殊召喚する。
「鰤っ子姫」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


鰤っ子姫「ひゃー」






953: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 19:46:20.23 ID:Fc6ddEqP0



ミスターT「なに」




雪乃「このモンスターをゲームから除外することで、デッキから☆4以下の魚族モンスターを特殊召喚できるわ」



雪乃「召喚するのは、リチュアアビス!」バッ


《リチュア・アビス/Gishki Abyss》 †
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 800/守 500
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「リチュア・アビス」以外の守備力1000以下の
「リチュア」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。



アビス「はっ」守500



ミスターT「リチュアモンスターか………珍しいものを使うね」



雪乃「そうかしら………リチュアアビスの効果発動!デッキから守備力1000以下のリチュアを手札に加えることができるわ」


雪乃「加えるのはシャドウ・リチュア!」ザッ




雪乃「手札から……儀式魔法。リチュアの儀水鏡を発動!」バッ



《リチュアの儀水鏡/Gishki Aquamirror》 †
儀式魔法
「リチュア」と名のついた儀式モンスターの降臨に必要。
自分の手札・フィールド上から、儀式召喚するモンスターと
同じレベルになるようにモンスターをリリースしなければならない。
また、自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをデッキに戻す事で、
自分の墓地の「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を選択して手札に戻す。



954: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 19:52:52.71 ID:Fc6ddEqP0



ミスターT「!」



雪乃「手札のリチュアモンスターの降臨に必要なレベルをリリースするわ」



ミスターT「ふふふ……飛ばすね、デュエル終盤辛くなるぞ」



雪乃「シャドウリチュアは、儀式のリリースをこれ一枚で補うことができる!」




雪乃「手札のシャドウリチュアをリリースし、イビリチュアリヴァイアニマを儀式召喚!」バッ



《イビリチュア・リヴァイアニマ/Evigishki Levianima》 †
儀式・効果モンスター
星8/水属性/水族/攻2700/守1500
「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。
このカードの攻撃宣言時、自分のデッキからカードを1枚ドローし、
お互いに確認する。
確認したカードが「リチュア」と名のついたモンスターだった場合、
相手の手札をランダムに1枚確認する。




リヴァイアニマ「おおおおおおおおお!!!」



ミスターT「攻撃力2700……!」





955: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:00:22.48 ID:Fc6ddEqP0



雪乃「バトル、リヴァイアニマでセットモンスターを攻撃!」バッ



雪乃「このモンスターの攻撃宣言時、カードを一枚ドロー!」シュッ  手札4



雪乃「引いたのはリチュアチェイン!リチュアモンスターだったので相手の手札をランダムに一枚確認できる」



ミスターT「!……」ばああっ



雪乃(情報アドバンテージは大切……)



雪乃「!」


サルベージ



雪乃「サルベージ………!ということは水属性デッキ…?」



ザシュッ



《水精鱗-アビスリンデ/Mermail Abysslinde》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1500/守1200
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
デッキから「水精鱗-アビスリンデ」以外の
「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
「水精鱗-アビスリンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



リンデ「くっは………」



958: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:12:10.68 ID:Fc6ddEqP0


雪乃「人魚モンスター!」



ミスターT「ふふふ、アビスリンデが破壊され墓地に行ったとき、デッキからマーメイルモンスターを特殊召喚する!」



ミスターT「あらわれろアビスパイク!」バッ



《水精鱗-アビスパイク/Mermail Abysspike》 †
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。
「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



パイク「はっ」



雪乃「…………」



ミスターT「このモンスターが特殊召喚されたとき、手札の水属性モンスターを墓地に捨てて効果を発動できる」



ミスターT「私が捨てるのは海皇の重装兵」ザッ



《海皇の重装兵/Atlantean Heavy Infantry》 †
効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻 0/守1600
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のメインフェイズ時に1度だけ、
自分は通常召喚に加えてレベル4以下の海竜族モンスター1体を召喚できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。

959: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:22:36.76 ID:Fc6ddEqP0


バシュッ


ズド―――――――――――――――ン!!



リヴァイアニマ「おおおおおおお!?」



雪乃「!?な………リヴァイアニマが破壊された……アビスパイクの効果なの!?」



ミスターT「アビスパイクの効果はデッキから☆3の水属性モンスターを手札に加えることさ」



ミスターT「破壊効果は重装兵の効果、このモンスターは水属性モンスターの効果コストになった時、相手表表示カードを一枚破壊する」



雪乃「コストで捨てられたときに破壊効果が発動するですって……」



ミスターT「私は海皇の狙撃兵を手札に加える」サッ  手札3



雪乃「く……私のターンで上級モンスターがやられるなんて………」



雪乃「カードを一枚セット」バッ  手札3



雪乃「ターン終……」


ミスターT「おっと、エンド前にトラップ発動」カチ



《アビスフィアー/Abyss-sphere》 †
永続罠
デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分は魔法カードを発動できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。




962: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:27:19.43 ID:Fc6ddEqP0


雪乃「え………」



ミスターT「デッキからマーメイルを特殊召喚する、アビスリンデ!」バッ


《水精鱗-アビスリンデ/Mermail Abysslinde》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1500/守1200
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
デッキから「水精鱗-アビスリンデ」以外の
「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
「水精鱗-アビスリンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



リンデ「はっ」



雪乃「また………あのモンスターはリクルーター……」



ミスターT「ふふ………アビスフィアーは君のエンドフェイズに破壊される」



ミスターt「アビスリンデと共にね」



雪乃「!ということは……またさっきのコンボが発動するっていうの……」



ミスターT「どうするかね?」



雪乃「く……………」

963: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:34:07.76 ID:Fc6ddEqP0


雪乃「………カードをもう一枚セットして、ターン終了……」バッ 手札2



ミスターT「ならばアビスフィアーの効果!アビスリンデと共に消滅!」



ド―――――――――――ン!!



リンデ「うっぐ」



ミスターT「デッキからアビスパイクを特殊召喚!」バッ



《水精鱗-アビスパイク/Mermail Abysspike》 †
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。
「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。




パイク「はっ」



ミスターT「パイクの効果発動!手札の海皇の狙撃兵を墓地に送る」ザッ



《海皇の狙撃兵/Atlantean Marksman》 †
効果モンスター
星3/水属性/海竜族/攻1400/守 0
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「海皇の狙撃兵」以外のレベル4以下の
「海皇」と名のついた海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。




965: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:39:19.51 ID:Fc6ddEqP0
ミスった  リンデの効果は一ターンに一度だった  途中からやり直します

966: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:42:10.71 ID:Fc6ddEqP0
  >>959から



バシュッ


ズド―――――――――――――――ン!!



リヴァイアニマ「おおおおおおお!?」



雪乃「!?な………リヴァイアニマが破壊された……アビスパイクの効果なの!?」



ミスターT「アビスパイクの効果はデッキから☆3の水属性モンスターを手札に加えることさ」



ミスターT「破壊効果は重装兵の効果、このモンスターは水属性モンスターの効果コストになった時、相手表表示カードを一枚破壊する」



雪乃「コストで捨てられたときに破壊効果が発動するですって……」



ミスターT「私は海皇の狙撃兵を手札に加える」サッ  手札3



雪乃「く……私のターンで上級モンスターがやられるなんて………」



雪乃「カードを2枚セット」バッ  手札2



雪乃「ターン終了……」


967: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:46:48.38 ID:Fc6ddEqP0


ミスターT「私のターン」シュッ  手札4



雪乃「………」



ミスターT「魔法カード、ナイトショット発動y」バッ



《ナイト・ショット/Night Beam》 †
通常魔法
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。



雪乃「!」


ズキュ―――――――――ン!!


儀水鏡の幻影術



ミスターT「セットカードを一枚破壊する、ふふふふ」



ミスターT「トラップ発動」カチ


《アビスフィアー/Abyss-sphere》 †
永続罠
デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分は魔法カードを発動できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。




雪乃「!」


968: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 20:58:28.50 ID:Fc6ddEqP0



ミスターT「デッキからアビスパイクを特殊召喚!」バッ



《水精鱗-アビスパイク/Mermail Abysspike》 †
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。
「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



パイク「はああっ」



雪乃「また……」



ミスターT「手札から、メガロアビスの効果を発動!」バッ



《水精鱗-メガロアビス/Mermail Abyssmegalo》 †
効果モンスター
星7/水属性/海竜族/攻2400/守1900
自分のメインフェイズ時、
手札からこのカード以外の水属性モンスター2体を墓地へ捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、
デッキから「アビス」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカード以外の自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する
水属性モンスター1体をリリースする事で、
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。



ミスターT「手札の海皇の狙撃兵と海皇の竜騎隊を墓地に送り、このモンスターを特殊召喚する!」バッ


雪乃「!……」


ごぼぼぼぼぼぼ……

969: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 21:04:57.60 ID:Fc6ddEqP0



ザバアアアア――――――――ン!!



メガロアビス「おおおおおおお!」攻2400



ミスターT「メガロアビスのコストとなったモンスターの効果発動!狙撃兵はセットカードを一枚破壊する!」



シュバアアアッ!!



雪乃「!チェーンしてトラップ発動!和睦の使者!」カチ



《和睦の使者/Waboku》 †
通常罠
このターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になり、
自分のモンスターは戦闘では破壊されない。



パアアア………


ザシュッ



ミスターT「ほう………命拾いだな」



ミスターT「竜騎隊の効果発動」バッ


《海皇の竜騎隊/Atlantean Dragoons》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/水属性/海竜族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のレベル3以下の海竜族モンスターは
相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、
デッキから「海皇の竜騎隊」以外の海竜族モンスター1体を手札に加える。



ミスターT「デッキから海皇の重装兵を手札に加えよう」さっ  手札1



971: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 21:13:41.55 ID:Fc6ddEqP0


ミスターT「さらにメガロアビスの効果発動、デッキからアビスフィアーを手札に加える」サッ  手札2



雪乃「何をしようと……このターン私にダメージは与えられないわ」



ミスターT「そうだな……だが場は整えさせてもらう」


ミスターT「場の二体のアビスパイクでオーバーレイ!」バッ



ズキュ―――――――――――ン!!!



雪乃「!?」



ミスターT「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」バッ



ミスターT「あらわれろ、バハムートシャーク!」



《バハムート・シャーク/Bahamut Shark》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/海竜族/攻2600/守2100
水属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。
このターンこのカードは攻撃できない。



バハムートシャーク「シャアァァァアアアク!!」攻2600



雪乃「モンスターエクシーズ……!」

972: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/11/04(火) 21:18:08.64 ID:Fc6ddEqP0


ミスターT「ふふふふ………驚いたかね」


雪乃「っ………情報は入っていたわ!」




ミスターT「そうか、ならば効果発動!」バッ



バハムート「ォオオオオ!!!!」パキィ――――――――――――――ン!



ミスターT「oruを一つ取り除き、エクストラデッキから水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体を 特殊召喚する!」


ミスターT「アビストリーテを特殊召喚!」バッ



《水精鱗-アビストリーテ/Mermail Abysstrite》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/海竜族/攻1600/守2800
レベル3モンスター×3
自分フィールド上の「水精鱗」と名のついたモンスター1体が
相手の魔法・罠カードの効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象になった時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その対象を自分フィールド上の正しい対象となるこのカードに移し替える。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地から「水精鱗-アビストリーテ」以外の
「水精鱗」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。


トリーテ「ふふふ……」守2800



雪乃「さ……さらなるモンスターエクシーズ……」



引用元: コナミ「ダークネス…」ゆま「大変な事態ですよぉ…」【遊戯王5Dsタッグフォース】