1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 01:52:52.84 ID:NZVVToUj0
居酒屋

健夜「ごめんね、待った?」

良子「ノーウェイノーウェイ。私もさっき来た所です」

健夜「私から誘ったのに、遅刻なんてごめんね。美容院がなかなか終わらなくてさ」

良子「髪型変えたんですね。ベリーグッドです。女子大生に見えます」

健夜「えっ!ホント!お世辞でもうれしいなー//」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:01:17.35 ID:NZVVToUj0
良子「ノーノー、お世辞じゃないですよ。ところで、何飲みますか?」

健夜「梅酒ロックで」

店員「お客様、申し訳ありません。当店、飲酒される方で未成年者の疑いがある方は年齢確認をしてまして…」

健夜「だってー、良子ちゃん。二十歳になったばっかりだよね?仕方ないねー」

良子「ノンノン」チッチッチッ

店員「そちらの小鍛治プロ…ではなく、そちらの女子大生の方です」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:05:21.77 ID:NZVVToUj0
健夜「えぇ~私!?」

店員「はい」コクコク

健夜「私か~、いやーん。もうしょうがないなー//はい、これ運転免許証」

店員「昭和生まれ…失礼しました。では梅酒ロックでございますね?」

健夜「はい」ニコッ



良子(サンキュー、これ少ないけどチップ)

店員(ありがとうございます)

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:11:31.32 ID:NZVVToUj0
健夜「あの美容院すごい!カリスマだ!はやりちゃんにも教えてあげないと~」エヘヘ

良子「私は年齢確認されなかったので、私よりヤングに見えるらしいですね」

健夜「えー、ホントに」テレテレ



(。-ω-。)----------アラフォー、飲んだくれ中----------(。-ω-。)


健夜「う~ひっく。なーにがアラフォーだ。こちらとら、稼いだ金使って、必死こいてアンチエイジングしてるちゅーねん。ひっく」

良子「イエス。美容グッズにはお金を惜しまない小鍛治先輩、ナイスです」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:18:32.97 ID:NZVVToUj0
健夜「わたしがどれだけお金使ったか、知ってるー?麻雀の獲得賞金額の5分の1よー、ひっく」

良子「おー、ワンダフォー!(億こえてる?)」

健夜「はやりちゃんは、私より一つ年上なのに若々しいよね。私もアイドル活動してやろうかしら、ひっく」

良子「ノンノン、人には向き不向きがありますよ」

健夜「私じゃアイドルに向いてないって言うの!?ひっく」

良子「ノー、そうゆうわけではありません(せめて私と同い年だったらなぁ…)」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:27:21.40 ID:NZVVToUj0
健夜「高校生の全国大会の解説の仕事やってさー。すごーーーーーーく、いいなーいいなーって思ったわけよ、ひっく」

良子「彼女達ですか?シャイニングしてますよね」

健夜「そう!若さ!元気!友情!愛!希望!青春!なんか、色々あるじゃない!もう私達が決して得られない何かが!ひっく」

良子「イエス。泣いて、笑って、勝って、負けて…。それこそが高校生のインハイです」

健夜「私はさー、子供の頃からずっと、麻雀バカして来たわけよー、ひっく」

良子「イエス。元世界ランク2位、一握りの天才が努力しないと辿り着ける所ではありません」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:34:14.32 ID:NZVVToUj0
健夜「もし若返れたらーとか。もし高校生に戻ったらーとか。なんか色々考えるわけですよ、はい」

良子「私はこの間まで、高校生でしたから、やっと大人の仲間入りしてうれしいですけど」

健夜「はははー、それは10代の子の考えだね。まぁ、良子ちゃんは去年まで10代だったし」

健夜「いいなーいいなー。若くて麻雀も強くて…、希望に満ち溢れてて…。ひっく」

良子「私は世界ランク二位まで登れる気がしません…。宮永姉妹もプロ入りしたら、彼女達に負けないようにするのすら精一杯かもしれません」

健夜「来年もまた新人さん達がプロ入りするのかぁ…。壊さないようにするの気を使うよ。ひっく」

良子「イエス、小鍛治先輩と同じリーグの新人には同情しかありません」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:38:09.26 ID:NZVVToUj0
健夜「はぁー、お金もいっぱい持ってるし、地位も名誉も手に入れたけど…。若さと交換してくれないかな?(笑)」

良子「…出来ますよ」

健夜「そうだよねー、出来るわけないよねー、ひっく」



健夜「ええっ!?出来るって今、言った!?」

良子「メイビー」



良子「私が傭兵やってたのはご存知ですか?」

健夜「う、うん」ゴクゴク→水を飲む

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:41:17.77 ID:NZVVToUj0
良子「あの日、あるジャングルの奥深くの不思議な村に迷い込んだんです」

健夜「ほうほう」

良子「その村はなぜか、老人が居ない村で」

健夜「珍しいねー」

良子「なんでも秘伝の若返りの薬があるから、村に老人が居ないと言う」

健夜「ななななな、なんですとー!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:48:29.71 ID:NZVVToUj0
健夜「今すぐ、行かなくては!麻雀してる場合じゃないよ!」

良子「落ち着いて下さい。また話の続きはあります」

良子「その村でしばらく滞在した私は、その秘伝の若返りの薬を一つだけ譲り受けました」

健夜「ほ、欲しい…」

良子「これです」パカッ

健夜「これかぁ…、なんか花びらっぽいね」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:52:56.20 ID:NZVVToUj0
良子「たしか有効期限があって、今月の満月の日までです」

良子「たまたま実家に帰って、黒糖食べてたら、思い出しました。今日、ここに持って来たわけですよ」

健夜「欲しいぃー欲しいぃー」ナミダメ

良子「えぇ、私には必要ない物ですから、他の人に譲ろうかと思ってまして…」

健夜「下さい!」ドゲザ

良子「ソーリー、先輩が土下座は辞めて下さい…。人が見てますよ//」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:56:31.14 ID:NZVVToUj0
いや、ただの若返りの薬だよ。

なんか他の人のSS見て、パッと思いついた




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 02:57:23.43 ID:NZVVToUj0
良子「イエス、そのつもりで持って来ました。ただ貴重な物ですので、じゅうまんえ…」

健夜「今、現金あんまり持ってないから、小切手でいいよね?」サラサラ

良子「ノーウェイノーウェイ」

健夜「はい、どうーぞ」ポン

良子「サンキューベリーマッチ…って、ホワッツ!?」



良子「ここここ、これミリオン!桁が一つ多いです!?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:02:26.80 ID:NZVVToUj0
健夜「えー、別にいいよ。十万も百万もどっちでもいいよー」モグモグ

良子「オーノー!もう食べたんですか…」

健夜「うん、善は急げ」

健夜「おぉーーーー!酔いが冷めて来たー!これが若さかー!」



健夜「恒子ちゃんも呼んで、朝まで飲み比べだー!うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

良子「オーマイガー」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:07:53.99 ID:NZVVToUj0
翌日

晴絵「あー…、頭いてぇ…」ガンガン

晴絵「なんだっけ…、あーそうだ…。昨日、小鍛治プロと偶然居酒屋で会って、色々と喋りまくってたんだ…」

晴絵「麻雀抜きにしたら、案外ウマがあってびっくり。まぁ、同世代だしね」

晴絵「で…、なんか他のアナウンサーやらプロの人達が、小鍛治プロを置いて帰って…」


晴絵「・・・」

晴絵「・・・」

晴絵「・・・二人で私の泊まってたホテルで飲み直したっけ?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:11:50.28 ID:NZVVToUj0
健夜「うーん、むにゃむにゃ…」

晴絵「えーと、あそこで寝てるのが小鍛治プロかな?まぁ、いいや。シャワー浴びて来ようっと」スタスタ


(。-ω-。)----------レジェンド・シャワー中----------(。-ω-。)

コンコン

ガチャ

灼「晴ちゃん、朝ごはんは、憧がモスバーガー食べてみたいって…」

健夜「うーん、もう飲めましぇーん、むにゃむにゃ…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:14:33.58 ID:NZVVToUj0
灼「・・・」ジー

健夜「ぐごー」

灼「・・・」ジー

健夜「女子高生さいこー」

灼「・・・」ジー

健夜「いやーん、赤土さんはイ・ケ・ナ・イ教師」



灼「晴ちゃん…最低だ」ポロポロ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:19:49.92 ID:NZVVToUj0
灼「円 ってヤツかなぁ…、教師なのに…教師なのに…」ポロポロ

健夜「ぐへへ、姉ちゃんええ しとるやないけー」



ガラッ

晴絵「朝風呂、気持ちいいなー。小鍛治プロもどうですー?」

灼「晴ちゃん!」キュッ

灼「世間が許しても私は許さないよ!!」



晴絵「おわぁぁぁぁぁぁ!ボーリングの玉なんか、どこから持ち出したんだーーーー!!!!!!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:24:27.18 ID:NZVVToUj0
晴絵「むすっ」ボロッ

灼「ホントに知らない人なの?」

晴絵「知らん。この女子高生?が勝手に、私の部屋に忍び込んだ」

灼「警察、呼ぼうよ…」

晴絵「まぁ待て。財布は無事だったし、ノートパソコンのお前達のデータも無事だった。目的がわからん」

灼「でも、知らない人だし」

晴絵「だから、理由くらい聞こうと思ってる。おい、起きろ!このデコ出し!」バシバシ

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:28:09.09 ID:NZVVToUj0
健夜「恒子ちゃん、もっと優しく起こそうよー。うーん…」

健夜「あれぇ?ここどこだー?」

晴絵「それはこっちの台詞だよ。お前は、どこの高校の子だよ?」

健夜「高校生なわけないですよー。朝から冗談飛ばすなー、赤土さんは」アハハ

灼(そーいえばこの人、高校生の時に晴ちゃんと対戦した人そっくり)

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:31:19.86 ID:NZVVToUj0
健夜「私、小鍛治健夜ですよ。10年前に対戦した」

晴絵「妹か親戚だろ?小鍛治プロは、私と同世代でアラフォーだから、こんなピチピチなわけないじゃん」

健夜「アラサーだよ!えっ、今なんて?」

晴絵「アラフォー」

健夜「アラサーだから!その次!」

晴絵「ピチピチ?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:36:44.59 ID:NZVVToUj0
健夜「鏡、貸して貰えます?」ワナワナ

晴絵「は?寝癖ひどいし、まぁいいか。ほれ」




健夜「・・・」

健夜「・・・」

健夜「・・・この世の春が来た」ブワッ

健夜「我が生涯に一片の悔いも残さぬ!」ブワッ



健夜「…私が、小鍛治健夜なのを証明してみせます。一局打ちますか?」ゴゴゴ

晴絵「へぇー、面白そうじゃない」ニヤリ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:42:16.62 ID:NZVVToUj0
晴絵「サンマでいいかい?」

健夜「なんでもいいです。でも、高校生の鷺森さんにはキツ過ぎるかも…」

灼「私、サンマも慣れてるけど」

健夜「そうゆう意味じゃなくて…。じゃあ、鷺森さんからのロン上がり無しで」

晴絵「いいよー」





晴絵「もう麻雀牌に触りたくない…」カタカタ

灼(晴ちゃん、最近やっとトラウマ克服出来たのに…)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:47:31.37 ID:NZVVToUj0
健夜「すいません、あの時と同じで跳満直撃されたので、ついカッとなって50%ほど力を出してしまいました」ペコリ

灼「晴ちゃんがこんな状態だし、私がお話聞きますね」

健夜「実は、~~で~~なわけです」

灼「若返りの薬…。そんなオカルトあるなんて…。世界は広いですね」

健夜「私も冗談半分で飲んだのだけど、どうやら成功みたいです。いやー、嬉しすぎて、顔が自然とにやけてきます」ヘラッ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:55:53.68 ID:NZVVToUj0
灼「そんなに若くなるって魅力的なのかなぁ?」

健夜「鷺森さんもアラサーになればわかりますよ」

灼「はぁ…、一通りの事情はわかりました…。阿知賀の他の子には話した方がいいですか?」

健夜「えっと…、それは待って。あっ、ちょっと私、やる事あるから電話とファックス借りるね」




一時間後

テレビ『緊急ニュースをお伝えします、グランドマスターで知られる元世界ランク二位の小鍛治健夜プロが、本日付けで引退を発表しました』

テレビ『小鍛治プロと仲が良かった三尋木プロに突撃インタビューします』



三尋木「いやー、わっかんねー。ホントにわっかんねー。結婚や出産で引退なのは間違いなく違う事くらい」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 03:59:07.32 ID:NZVVToUj0
恒子「はっ…?自分探しの旅に出ます。探さないで下さい。だと?」

えり「どうしたんでしょうね?」

恒子「昨日、飲んだ時は何とも無かったんですけど…。えっ、これ私のせい?」

えり「貴方の不真面目な態度が気に入らなかったんですよ」

恒子「えぇー!?マジっすか!?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:03:50.72 ID:NZVVToUj0
そして小鍛治プロ引退&自分探しの旅により失踪の電撃ニュースから一週間後


晴絵「えー、みんな今日から部活を再開するぞー」

穏乃「宥さん以外は、みんな自主練してましたよ」

玄「お姉ちゃんは、受験生だからね。部活もたまには来るって言ってたよ」

憧「ってか、学校で練習すれば良かったのに。晴絵、何してたのさー?」

灼「晴ちゃんは、麻雀の事考えたくなかったんだよ。みんなごめんね」


穏乃・玄・憧「?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:10:21.27 ID:NZVVToUj0
晴絵「あぁ…今でも牌には触れない。まぁ、見るくらいは出来る」ハァ

玄「でも、お姉ちゃんが来年は居ないから、団体戦どうしよう…」

穏乃「まぁ、もう目的は果たしましたし…」

憧「来年は打倒清澄よ!」

穏乃「だよねー」



晴絵「ベスト4まで残ったんだ。新入生くらい入って来るさ。そうそう、新しい部員も今日入って来るぞ」

晴絵「おーい、入って来いよー」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:16:45.90 ID:NZVVToUj0
健夜「みなさん、初めまして☆(ゝω・)vキャピ」→メガネ+髪型変更

晴絵「阿知賀女子麻雀部のマネージャーを志願して来た。加持健夜さんだ」

健夜「すこやってたまに呼ばれるけど、ケンヤです。みなさん、よろしね」☆(ゝω・)vキャピ

穏乃(テンション高そう…)

憧(でも今時の子って感じゃないわね。こう無理をしてると言うか…。痛々しさが伝わって来る…)

玄(おもちは…、まぁ普通かな。残念)

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:21:38.39 ID:NZVVToUj0
憧「部員じゃなくて、マネージャーなの?」

晴絵「あぁ、うん。この人が入ると、優勝が確定してしまうから…じゃなくて本人の希望でな」

健夜(流石に元プロが、高校生の大会に出るのはね)

健夜「みなさんの活躍、テレビで見てました!裏方サポート、任せて下さい!」

穏乃「そーいえば、清澄にもマネージャーさん居たっけ。白糸台とかはいっぱい居そうだね」

玄「あの人、マネージャーじゃなくて男子部員なんだって」

憧「うそー!?私、洗濯してるの見たわよ!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:28:01.74 ID:NZVVToUj0
穏乃「私はタコス作ってるの見たよ」

玄「私は牌を磨いてる姿とか…」

健夜「まぁ、基本的な雑用は私がするね。麻雀もわかれば、アドバイスするし」

晴絵(この人居ると、私の存在意義なくなるのよねぇー。教えるのも上手いだろうし)



憧「麻雀も出来るのか…。へぇー、じゃあ私がいっちょ揉んでやるか」ポキポキ

玄「ふふふー、全国大会ではいい所無かったけど、阿知賀のエース松実玄ありを新人さんに思い知らせてやります」

穏乃「私の動物的感が、この人に手を出すなって言ってるから、赤土さんか灼さん、どうぞ」サッサ



晴絵・灼「「絶対に嫌」」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:33:36.98 ID:NZVVToUj0
健夜(まぁ、20%も出せばいいかな)





憧「麻雀怖い」カタカタ

玄「お母さん…今、私もそっちに向かうね」カタカタ

穏乃「人生で初めて挫折しそう」カタカタ



晴絵「ちょっとは加減して下さいよー!」

健夜「ご、ごめんね。一応、抑えて打ってたつもりだけど」アセアセ



こうして、すこやんがマネージャーを務める新生阿知賀の一年目が幕を開けた。


カン!

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:41:23.76 ID:NZVVToUj0
日常編


健夜「憧ちゃん、憧ちゃん。私、合コンってヤツやってみたい」クイクイ

憧「は~?なんで私に?」

健夜「灼ちゃんが、男の事は憧に聞けって…」

憧「あのコケシ、私だって彼氏居た事ないつーの!」

健夜「憧ちゃんって、今時の子だと思ってたけど、もしかして…彼氏いない歴=年齢?//」

憧「まぁーね。中学の時に告白された事くらいはあるけどね」

健夜「良かったー。私も、27年も彼氏居なくてさ」

憧「え?27年?」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:45:05.33 ID:NZVVToUj0
健夜「違う違う」ブンブン

健夜「ごめん、17年だった」テヘッ

憧「へぇー、そうなんだ。美少女なのに」

健夜「美少女!?私が!」

憧「ま、まぁ、私には敵わないけどね」フン

健夜「憧ちゃんはカワイイよねー」ナデナデ

憧「ぶー」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:48:13.31 ID:NZVVToUj0
憧「しかし、合コンねー。玄は間違いなく、男の子の知り合い居ないし…」

憧「シズが一番男友達、多いんじゃないかな?」

健夜「よく男の子と、サッカーしてたりするよね」

憧「シズに頼んでみたら?」

健夜「わかった!」





健夜「とゆうわけなんだよー」

穏乃「合コンって何ですか?美味しい物食べられますか?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/31(水) 04:53:50.54 ID:NZVVToUj0
健夜「う、うん。普通は男の子が奢ってくれるはず(アラサーの考え方です)」

穏乃「えぇー、奢ってくれるとかそんなオカルトありえるのかなー」

健夜「そーいや高校生か…。あと、この辺、遊ぶ所がボーリング場しかないよね」

穏乃「じゃあ、男の子呼んで来ますね」



後日

健夜「男の子って…小学生かよーーーーーーー!!!!!!」

ボウズ「お姉ちゃん、俺達500円しか持ってないけど、ボーリング出来んのー?」

健夜「それくらい私が出すよ!はー!もう!私の青春どこー!」



もう一個カン

引用元: 健夜「富や名誉や地位より若さが欲しい!」