1: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 12:58:39.24 ID:q5UxJt+70

昴「なぁなぁ百合子ー、キャッチボールしようぜー」

百合子「・・・」

昴「ゆーりーこー」ユサユサ

百合子「ひゃっ!?な、なんですか昴さん」

昴「キャッチボールしよーぜー」ユサユサ

百合子「わ、私は今読書をしているので・・・」

昴「本読んでるってことは暇ってことだろ?やろうぜー」ズルズル

百合子「ああぁぁぁぁせめて栞をおぉぉ」ズルズル


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2: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:00:17.69 ID:q5UxJt+70

昴「ほっ」ビュ

百合子「・・・」パシッ

百合子「まったくもう・・・いいところだったのに・・・」ブツブツ

百合子「えいっ」ぽい

昴「百合子もたまには運動しなきゃな!」パン

百合子「昴さんはもっと本を読まなきゃダメですよ」

昴「ぐっ・・・」

3: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:02:09.22 ID:q5UxJt+70

昴「よーしそろそろ肩も暖まってきたし!普通に投げるぞー!」

百合子「えっ、私はもう全力でっていうか昴さん手加減」

昴「ふっ」ビッ

百合子「ぎゃ」サッ

百合子「危ないじゃないですか!もう!」

昴「かわしてどうするんだよ・・・」

4: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:03:20.21 ID:q5UxJt+70

百合子「もう怒った!私も全力で投げる!」

昴「おっ、やる気になったか」

百合子「くっくっく・・・、私が本気で投げて五体満足で済むと思わないことですね・・・」

昴(五大満足?なんだそれ?)

百合子「いきます!!ダークネス・・・」バッ

昴「おぉっ!?トルネード投法!?」

百合子「シャイニング・・・・」

百合子「エターナル・・・」プルプル

昴「無理すんなよー」

19: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:30:46.40 ID:q5UxJt+70

百合子「ファイアーボオーーーッル!!!」

ぺーい

てんてん

昴「・・・」

百合子「・・・」

昴「・・・届いてないんだけど」

百合子「て、手加減!手加減してあげただけです!」

昴「なぁんだそっかー」ビュッ

百合子「ひぃっ!」サッ

昴「かわすのかよ・・・」

5: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:05:03.58 ID:q5UxJt+70

百合子「も、もう疲れた・・・」

昴「えー!まだ20球くらいしか投げてないじゃん!」

百合子「玉拾いがある分私の方が疲れるに決まってるじゃないですか!」プンプン

昴「なんでキレてんだよ・・・」

百合子「私はこのベンチで読書休憩を取るので昴さんは素振りでもしててください!」ドサッ

昴「読書休憩?んなこと言っても」

百合子「・・・」ペラ

昴「持ってきてんのかよ・・・」

6: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:05:41.46 ID:q5UxJt+70

昴「壁当てでもするか・・・」

百合子「・・・」ペラ

昴「・・・・」ビッ ゴン

百合子「・・・」

昴「・・・・」ビュッ ゴン

百合子「・・・・」ジー

昴「なんだよ」

百合子「やっぱり野球やってる昴さんって格好いいなって」

昴「な、なんだよ急に・・・」

7: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:06:15.32 ID:q5UxJt+70

昴「ちょっと投げてみ」

百合子「えー」

昴「いいから」

百合子「えい」ぴゃっ

昴「やっぱり百合子は女なんだな」

百合子「えっ・・・///」ドキッ

昴「いやその反応おかしいだろ」

8: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:06:47.54 ID:q5UxJt+70

昴「身体を半身にしないから女っぽい投げ方になるんだよ」

百合子「半身・・・?つまり魂を二つに分かち心は常に己の中に」

昴「よくわかんないけど、こうだよこう」グイッ

百合子「えっ、いた、いたい」

昴「こっから身体を回して、こう」グッ

百合子「んー・・・」

昴「やってみ」

百合子「・・・ふっ!!」ぽい

昴「それっぽいの掛け声だけじゃねーか」

9: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:07:37.36 ID:q5UxJt+70

昴「あと手の動きも違う。こう」グッ

百合子「ん・・・」

百合子(あ、今の私って『トレーナーにテニスを教えてもらう女子生徒』っぽい)

昴「手首返してこうな」

百合子(『ト、トレーナーさん、手が!腰に!』とかちょっと密着しちゃって)

昴「百合子、聞いてる?」

百合子(練習中ずっとドキドキが止まらなくて、でもトレーナーとの恋愛は禁断の・・・)

昴「ゆりこー」ツンツン

百合子「ひゃあっ!!?」ビクーン

10: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:11:37.61 ID:q5UxJt+70

昴「百合子?」

百合子「わ、わわわわ、私は・・・・」

昴「わたしは?」

百合子「私はただの女子生徒ですー!!!!!」ダダダダダダ

昴「ええぇぇぇぇぇ!!?!??」

11: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:12:06.45 ID:q5UxJt+70

劇場


百合子「・・・」

杏奈「・・・百合子さん。汗、いっぱい・・・どうしたの?」

百合子「・・・」バタバタ

杏奈「顔、赤い・・・。」ツンツン

百合子「なんでもない・・・」

杏奈「ほっぺやわらかい・・・、ね」ツンツン

百合子「うぅぅ・・・」

杏奈「・・・・」ムニー

百合子「ひゃめてよう・・・」

12: ◆ivbWs9E0to 2016/02/11(木) 13:12:45.82 ID:q5UxJt+70

昴「おーっす亜利沙、小鳥。何してんの?」

亜利沙「シィッ!!静かに!!今最高のアイドルちゃん空間の撮影中です!!」

昴「アイドルちゃん空間ってなんだよ・・・」

小鳥「あんゆり!あんゆり!」

亜利沙「ふおぉぉぉ!!杏奈ちゃんも百合子ちゃんも最高に可愛いでしゅうぅ!!」

小鳥「あんゆり!あんゆっぐ!!?」ブハッ

亜利沙「あぁっ!?あまりのアイドルちゃんオーラに小鳥さんが血をっ!!??!?」

昴「楽しそうだなお前ら・・・」


終わり

引用元: 【ミリマスSS】昴「百合子ー、キャッチボールしようぜー」