1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 15:40:13.06 ID:OviEXtut0
紅莉栖「あ」

岡部「お金を預けただろ?」

紅莉栖(っべー・・・そういやそうだったわね・・・)

紅莉栖(なんかお金増えてると思ってもう使っちゃったわよ・・・)

紅莉栖(立て替えて後で買えばいいやと思ってすっかり忘れてたわ)

岡部「おい。どうした?」

紅莉栖「お、お金なんて借りたかしら?」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 15:46:28.28 ID:OviEXtut0
岡部「おい貸したの忘れたのか」

紅莉栖「だから借りてないし。あんたの妄想じゃないの?」

岡部「うぅむ・・・おかしいな・・・別の世界線なのか・・・?」

紅莉栖「!!」

岡部「まあいい。紅莉栖。3000円渡しとくからついでがあればボトルをケースで買ってきてくれ」

紅莉栖「・・・ええ。わかったわ」ニヤリ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 15:52:39.52 ID:OviEXtut0
次の日

岡部「フゥーハハハ!まゆり!選ばれし者の知的飲料を!」

まゆり「あれ~。ドクペ空だよ~」

岡部「なぁに!?おい助手!昨日頼んでおいたドクペはどうしたああああ!!」

紅莉栖「はぁ?意味わかんないんですけど」

岡部「なんだと!昨日買ってきてくれと頼んだではないか!!」

紅莉栖「そもそも頼まれてないし!厨二病で記憶力までおかしくなったか!」

岡部「う、うぅむ・・・」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 15:55:58.26 ID:OviEXtut0
岡部「リーディングシュタイナーの影響なのか・・・?」

紅莉栖「あんたの妄想に付き合うのももうウンザリよ」

岡部「そ、そうだな・・・これもシュタインズゲートの選択か」

紅莉栖「ほら」スッ

岡部「む。なんだその手は」

紅莉栖「買ってきてあげるわよ。お金貸しなさい」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:00:44.91 ID:OviEXtut0
岡部「そうか。すまんな助手。5000円渡しておくからボックスで頼む」

まゆり「トゥットゥルー。紅莉栖ちゃんは優しいのです」

紅莉栖「や、やめてよまゆり・・・」

紅莉栖(罪悪感で死にそうになるじゃない・・・)

岡部「しかし買いに行かせるだけでも悪いな。釣りは貰っておくがいい!フゥーハハハ!!」

紅莉栖「・・・」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:06:04.13 ID:OviEXtut0
30分後

紅莉栖「入るわよ」ガチャ

まゆり「あ、紅莉栖ちゃんおかえり~」

紅莉栖「ハローまゆり」

岡部「ご苦労だった助手よ。で、ドクペはどこだ」

紅莉栖「え?何のこと?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:09:18.73 ID:OviEXtut0
まゆり「紅莉栖ちゃん・・・?」

岡部「お、おい。ちょっと待て・・・」

紅莉栖「相変わらず熱いわねこのラボ。まゆり、何か飲み物はないかしら?」

まゆり「の、飲み物は切らしているのです」

紅莉栖「あ、そう。なら私が買ってきてあげるわよ。岡部、お金貸して」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:12:43.45 ID:OviEXtut0
岡部「え・・・?ん・・・?あれ・・・?」

まゆり「紅莉栖ちゃん・・・?」

紅莉栖「岡部。早くしなさいよ」

岡部「待て・・・俺はさっきお前に金を渡したはずだ・・・」

紅莉栖「はぁ?」

岡部「飲み物が・・・ドクペが無いから・・・お前におつかいを頼んで・・・」

紅莉栖「意味わかんないんですけど!」

岡部「待て・・・俺は確かに・・・!」

紅莉栖「岡部。あんた別の世界線の私とごっちゃ混ぜにしてるんじゃないでしょうね」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:17:31.57 ID:OviEXtut0
岡部「違う!そんなことは断じて!」

紅莉栖「はいはい言い訳乙」

岡部「なぜだ・・・リーディングシュタイナーは発動しなかったはず・・・何故なんだ・・・」

紅莉栖(流石に苦しいか・・・)

まゆり「オカリンも夏の暑さでおかしくなっちゃったんだね~」

岡部「そうみたいだな・・・別世界の記憶が混同しているようだ・・・」

まゆり「元気だしなよオカリン。ドクペならまゆしぃが買ってきてあげるから」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:22:23.13 ID:OviEXtut0
岡部「すまないまゆり・・・俺はどうやら知的飲料分が不足しているようだ・・・」

まゆり「気にしなくていいのです」

岡部「・・・じゃあお金を渡さなきゃな」

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「5000円渡しておくからお釣りは好きなように使うといい」

まゆり「ありがとうオカリン。じゃあ行ってくるね」バタン

岡部「まゆりは優しいな。流石はラボメンの鏡だ」

紅莉栖「・・・」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:26:39.08 ID:OviEXtut0
まゆり「フンフンフンフーン」

紅莉栖「どこに行くのまゆり」

まゆり「あ、紅莉栖ちゃん。トゥットゥルー」

紅莉栖「どこに行くの?って聞いてるんだけど」

まゆり「やだなぁ紅莉栖ちゃん。スーパーに買い物だよ」

紅莉栖「・・・」

まゆり「まゆしぃは紅莉栖ちゃんとは違うのです」

紅莉栖「!?」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:40:54.82 ID:OviEXtut0
紅莉栖「・・・全部お見通しだったってわけね」

まゆり「オカリンが知ったらきっと悲しむよ」

紅莉栖「言わないで。悪気は無かったの」

まゆり「え?何を言ってるのかな紅莉栖ちゃんは」

紅莉栖「レジでお釣りが多めに貰えた時にわざわざ申告しないでしょ?あれと同じだったの」

まゆり「まゆしぃは申告するのです」

紅莉栖「え?嘘でしょ?」

まゆり「えへへ。紅莉栖ちゃんはモラル無いねぇ~」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:51:06.24 ID:OviEXtut0
まゆり「でもまゆしぃは黙っててあげるのです」

紅莉栖「ほ、本当?」

まゆり「そのかわり、今までかっぱらったお金はちゃんとオカリンに返すのです」

紅莉栖「・・・わかったわよ。でもどうやって?お金そのまま返したらバレるし」

まゆり「いい方法があるのです」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:54:44.15 ID:OviEXtut0
ラボ

まゆり「ただいまなのです。ドクペ買ってきたよ~」

岡部「ご苦労だったなまゆり。紅莉栖もわざわざ着いていってもらってすまんな」

紅莉栖「良いわよ別にそれくらい」

岡部「しかしドクペを買いに行くだけにしては遅かったな」

まゆり「えへへ~実はまゆしぃからオカリンにプレゼントがあるのです」

岡部「プレゼント?」

まゆり「じゃーん!エアコンを買ってきたのです!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 16:58:20.05 ID:OviEXtut0
岡部「おお!!しかしこのお金どうやって!?」

まゆり「まゆしぃのバイト代から奮発したのです」

岡部「でかしたぞまゆり!!これで夏の暑さから解放される!!」

まゆり「えへへ~。オカリンくっ付かないでよ~。熱いよぉ~」

紅莉栖「・・・」

ガチャ

ダル「ちぃーす。ちょ、え?これエアコン!?マジ!?買ったのかオカリン!?」

岡部「ラボメンナンバー002からラボへの寄付だ」

ダル「おおおおおおおお!!流石まゆ氏!そこに痺れる憧れるお!!」

まゆり「えへへ~」

紅莉栖「・・・」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05(日) 17:13:57.09 ID:OviEXtut0
数日後

岡部「・・・暑いな」

ダル「真夏に扇風機だけとか熱中症になるでしょjk・・・」

岡部「エアコンの購入を検討せねばならんな・・・故障さえしなければ・・・」

紅莉栖「まったく・・・所詮安物のエアコンなんてこんなもんよ」

まゆり「おかしいのです・・・別に安物じゃなかったのです・・・」

紅莉栖(ごめんねまゆり・・・)

紅莉栖「仕方ないわね。私がエアコン買ってあげるわよ。感謝しなさいよ」




引用元: 岡部「クリスティーナよ。頼んでおいたドクぺはどこだ」