1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:09:29.38 ID:3FFpb2cM0
※アニメ派注意





-849-

ミカサ「」ヒュババッ!!

エレン(クソッ!またミカサに先を越された!!)ヒュバッ!

エレン(こうなったら、多少無茶してでも…!)

ミカサ「…」チラッ

ビュオォ…ッ

ミカサ「!!エレン、危ない!!」

エレン「は?っうわぁあああ!!」ドガッ

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:11:00.18 ID:3FFpb2cM0
医務室


アルミン「全く、ミカサ相手にムキになるなんて…」

エレン「ムキになったワケじゃねーよ、たまたまガスを止めた時に突風に…!」

ミカサ「…エレン、下手をしたら死んでいた。今回は高所での危険な訓練だから、自分の実力以上のものを出すべきではないと教官も言っていたはず」ズキンズキン

エレン「!!俺の実力不足だって言いたいのかよ!!」

ミカサ「私は事実を言っている。巨人を駆逐したいなら、あんな危険な行動は…」ズキンズキン

アルミン「ま、まぁまぁ!二人とも、もう遅いから宿舎に戻らないと!特にミカサ、僕は同室だから教官に許可貰ってるけど、抜け出したんでしょ?」

ミカサ「でも、」

エレン「…そうだよ、お前さっさと帰って寝ろ。それとも俺の部屋までついてくる気なのかよ」

ミカサ「!!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:11:32.37 ID:3FFpb2cM0
アルミン「エレン!!」

ミカサ「…分かった。また、明日」タッタッタッ

アルミン「うん、また明日ね!…エレン」

エレン「何だよ、アイツ頭痛出てたろ。次の訓練でリベンジしてやるんだから、俺のこと見るために寝不足で悪化したとか言われたくねーし」

アルミン(ならそれを本人に言ってあげたらいいのに…胃が…)キリキリ

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:12:04.03 ID:3FFpb2cM0
エレン(そういえば、アイツの頭痛…昔、家に来たばっかの頃、両親が殺される夢を見たって飛び起きた時とかにしょっちゅう頭痛い痛いって言ってたな)

エレン(俺が…死に急いだから、思い出させたのか…?)

エレン(家族を失う辛さのせい…か。なら、俺に出来ることは…)

エレン「なぁ、アルミン」

アルミン「何?っていうか本気で僕たちも早く戻らないと、明日に響く…」

エレン「家族を増やすにはどうしたらいいと思う?」

アルミン「」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:12:37.24 ID:3FFpb2cM0
アルミン「え、いきなり何の話?」

エレン「いや…ほら、俺とミカサってたった二人だけの家族だろ?」

エレン「アルミンは親友だけど、家族ってわけじゃないし」

エレン「だから、家族を増やしたいんだ。俺と、ミカサのために」

アルミン「エレン…!!」

アルミン(ようやく、胃痛の最大の種から解放されるのか…!!)

アルミン「そ、そうだね、やっぱり家族を増やすなら子供…」ハッ

アルミン(ダメだ、そんな直球な増やし方を教えたらエレンは確実にミカサにそのまま言ってしまう!!)

アルミン(そうなったら…!!)

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:13:09.72 ID:3FFpb2cM0
エレン『ミカサ、家族増やすために子供作ろうぜ!』

ミカサ『嬉しい…分かった、十人は産もう。私は開拓地に行く』

キース『アルレルト訓練兵、貴様の軽はずみな助言で人類は大損害を受けた!その罪は重いぞ!』

アルミン「」

エレン「アルミン?子供がなんだって?」

アルミン「…ごめん、子供は関係なかった!!そうだ、まずは結婚だね!!」

エレン「!!そうか、夫婦は家族だもんな」

アルミン「そうそう、それに僕たちは国に養われている訓練兵の身だし、今結婚の約束をして、無事に卒業してから具体的な話をすればいいし…」

エレン「なるほど…流石はアルミン、頼りになるな!」

アルミン(良かった…うん、プロポーズされたミカサが暴走しないようにする方法は考えなくちゃいけないだろうけど、一先ずはこれで…)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:13:46.43 ID:3FFpb2cM0
エレン「でも、結婚するには具体的にどうしたらいいんだ?俺、そういうのはさっぱり分かんねえんだけど」

アルミン(素直な気持ちで、エレンのありのままを…とか言ったらまたとんでもないことになりそうだな)

アルミン「やっぱり、ちゃんと好きって伝えて、出来るだけ相手を褒めたりするのがいいんじゃないかな?だから結婚して下さい、で締めたら絶対大丈夫だと思うよ」

エレン「そ、そんな簡単に行くのかよ?」

アルミン「大丈夫だよ、ハンナとフランツだってそんな感じだったらしいからさ」

エレン「ああ…あの馬鹿夫婦か。アイツらみたいにベタベタ出来そうにはないけどな」

アルミン「それは人それぞれだから…とにかく、相手を怒らせるようなことを言わないのが大事だね」

エレン「よし、わかった!ホントありがとなアルミン、俺頑張るよ!」

アルミン「うん、僕も応援してるよ!さ、宿舎に戻ろう」

アルミン(ホント、心の底からね…上手くやってよエレン)キリキリ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:14:18.18 ID:3FFpb2cM0
翌日 朝食時


エレン「アルミンには大見得切っちまったけど…」

エレン「誰に結婚してくれって言おう」


1 アニ
2 クリスタ
3 サシャ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:19:10.66 ID:zggUQ/KkO
3

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:20:53.60 ID:3FFpb2cM0
サシャ「あ、エレン!エレンも調理場を狙って来たんですか?」モグモグ

エレン(サシャか…)

エレン(食べることに貪欲ってのは、言い換えたら生きるのに貪欲ってことだよな)

エレン(生への執着が強いなら簡単にいなくなったりしないだろうし…よし!)

サシャ「残念でしたねエレン、もう調理場は私の盗みで警戒態勢ですよ」モグモグ

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:22:03.30 ID:3FFpb2cM0
エレン「いや、それよりもサシャ…ちょっと聞いてくれるか?」

サシャ「はい、何ですかエレン?」モグモグ

エレン「お前が好きだ。結婚してくれないか?」

サシャ「」ゴクン

サシャ「えっと…ギャグですか?」

エレン「いや、大真面目だ。お前と結婚して、家族になりたい」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:22:34.56 ID:3FFpb2cM0
サシャ「いきなりそんな事言われても…」

エレン(!!しまった、褒め忘れた…)

エレン「…いきなりじゃない、初めてお前を見た時、どんな時にも自分を曲げない強さってのを感じた」

エレン「まぁ、内容は内容だったけどさ…」

サシャ「そ、それ馬鹿にしてるじゃないですか!?」

エレン「違う、そうじゃなくて…素直に思ったんだよ。すげーやつだ、って。お前の生き方、カッコイイって思った」

サシャ「エ、エレン…」カァア

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:23:12.02 ID:3FFpb2cM0
エレン「もう一度言うぞ。…サシャ、俺と結婚してくれ」

サシャ「一つだけ、聞いてもいいですか?」

エレン「おう、なんでも聞いてくれ!」

サシャ「…もし、私がお腹を空かせていたら…パァンを、分けてくれますか…?」

エレン(…これは俺でも流石に正解が分かるぞ!)

エレン(今後パンを取られ続けるのは痛いけど、でも…)

エレン「…当然だ。家族なんだかr」

サシャ「じゃあ駄目です」

エレン「」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:24:00.05 ID:3FFpb2cM0
サシャ「食に関する価値観が同等でない人間と結婚してはいけない」

サシャ「これは私の村の掟です」

サシャ「そんな簡単に自分の食糧をホイホイ他人に渡すような夫は信用できません」

サシャ「もし狩猟で自分が多く獲ったら他人に分けたりするんですよ、そういう人間は!」

サシャ「エレンの性格なら、自分が獲れなくて分けてもらえる話を「施しなんて受けない」とか勝手なプライドで断ったりしそうですし」

エレン「」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:24:49.16 ID:3FFpb2cM0
エレン「何だろう、グサッと来たな…」

エレン「…ここでめげるわけにはいかない。よし、次だ次!!」



1 アニ
2 クリスタ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:27:53.96 ID:fKqxzJjyO

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:33:01.33 ID:3FFpb2cM0
クリスタ「あ、エレン!昨日の怪我はもういいの?」

エレン(クリスタか…)

エレン(正直、クリスタはあんまり強くない。立体機動も近接格闘も人並みかそれ以下だし…)

エレン(…でも、よく部屋でライナーとかベルトルトと一緒にアルミンが「結婚しよう」って言ってるし)

エレン(アルミンが言うんだ、きっとクリスタと結婚するのは良い選択のはず!)

クリスタ「エレン…?やっぱり、まだどこか痛むの?大丈夫?」ジー

21: 書き忘れ:現在昼食休憩中 2013/05/18(土) 22:34:08.70 ID:3FFpb2cM0
エレン「あ、ああ悪い、大丈夫だ。ちょっとぼーっとしちまって」

クリスタ「そっか、良かった!フフ、エレンでもぼーっとすることあるんだね」フフッ

エレン(えーっと前みたいに失敗しないように…)

エレン「なぁ、クリスタって馬術めちゃくちゃ上手いよな」

クリスタ「え?ど、どうしたのエレン?」テレ

エレン「いや、俺結構苦手だから…生き物をあんなに上手に操れるなんてすげえなって思ってさ」

クリスタ「大げさだよ!それに…私にとったら、生き物じゃない立体機動をあんなに上手く操れるエレンの方が凄いなって思うの」

クリスタ「あ、も、もちろんミカサとか、ジャンとかも上手だから、その、みんなって意味ね?」アセアセ

エレン「その…そうやって謙虚で、優しいとことかもさ。俺なんて周り見えてないってしょっちゅうミカサに怒られるから、すげぇって思うよ」

クリスタ「エ、エレン…?」モジモジ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:34:55.05 ID:3FFpb2cM0
エレン「それに可愛いし、気が利くし」

エレン「ケンカの仲裁も、クリスタが入るとすぐに止むからみんな助かってる」

エレン「クリスタが笑うだけで周りがみんな幸せになるんだよ」

クリスタ「…!!もう、エレンってば、どうしたの…?」モジモジテレテレ

エレン(いつもアルミンたちが話してる内容そのままだけど、上手くいったみたいだな)

クリスタ「きょ、今日のエレン、なんかおかしいよ…熱でもあるの?」テレテレ

エレン「実は、クリスタに言いたいことがあるんだ」

エレン「俺、クリスタが好きなんだ。結婚してくれ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:35:26.39 ID:3FFpb2cM0
クリスタ「…!!」カァアアア ボンッ

エレン「俺の家族になって欲しい」

クリスタ「え、え、えれん…?わ、わたしで、いいの…?」ウルウル

エレン「ああ、もちろんだ。クリスタと、家族になりたい」

クリスタ「でも…エレンには、ミカサが…」ウルウル

エレン「アイツじゃダメなんだ。クリスタ、俺はお前がいい」

エレン(アイツは元々家族だしな)

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:35:57.90 ID:3FFpb2cM0
クリスタ「そんな…私なんて、馬術以外全然だめで…」ポロリ

エレン「泣くなよ、クリスタ…俺がクリスタを好きってだけじゃ駄目なのか…?」

クリスタ「…ううん、それで十分、だよね…」グス

エレン「!!じゃ、じゃあ…!!」

クリスタ「こんな私だけど…エレンが、ミカサでも、アニとかサシャとかでもない私を選んでくれたってだけで、嬉しいもの」フフッ

クリスタ「だから、私エレンと結婚s」

エレン「ああ、サシャは駄目だったからな。アイツの食に対する貪欲さ舐めてたわ」

クリスタ「」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:36:57.28 ID:3FFpb2cM0
エレン「いってぇ…」ヒリヒリ

エレン「平手が見えなかった…クリスタの奴、近接戦闘はもっと伸びるんじゃないか…?」




1 アニ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:38:08.10 ID:3FFpb2cM0
夜 夕食後



アニ「…何見てるの?」

エレン(アニか…)

エレン(単純に、成績上位者で簡単に死ななそうだし、いいかもしれない)

アニ「ねぇ…もしかして、ケンカ売ってるつもり?」

エレン(やべぇ、怒ってる…やっぱ顔めっちゃ怖!)

エレン「ア、アニ」

アニ「…何」

エレン「結婚してくれ」

アニ「」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:38:39.41 ID:3FFpb2cM0
アニ「…分かった、ケンカ売ってるんだね」

エレン(…お、おかしい、また上手くいかないぞ!?)

エレン(アルミンは絶対大丈夫って言ってたのに…俺たちのアルミンに間違いがある筈が…あ!)

エレン「ち、違うんだアニ、聞いてくれ!」

アニ「…」ピタ

エレン「その…お、俺、お前が好きなんだ!」

アニ「…」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:39:13.89 ID:3FFpb2cM0
エレン(失敗続きで焦って本題から入っちまった…軌道修正したし、あとは褒めれば…)

エレン「お前の…その、近接格闘とかすげぇって思うし、」

エレン「芯があるところとか…正直、尊敬してる」

アニ「…!」

エレン「それにお前、めったに笑わないけど、笑うと美人だしな」

アニ「」…カァ

エレン「だから…結婚してくれ、アニ。家族になりたいんだ」

アニ「…わ、私は…」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:40:22.38 ID:3FFpb2cM0
エレン(もうひと押しか…?)

アニ「……本気、なの?」

エレン「当たり前だ、こんなこと冗談で言えるかよ」

アニ「…そう、だよな」

アニ(…ライナー、ベルトルト…ごめん)

エレン「頼む、アニ!俺と…」

エレン「俺と、ミカサの家族になってくれ!!」

アニ「」ピシ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:41:14.38 ID:3FFpb2cM0
宿舎裏


エレン「いってぇ…めっちゃケツ蹴られた…」ジンジン

エレン「まぁアニは良く考えたら元々駄目そうだったしな…」

エレン(あとは誰に…うーん、またアルミンに相談でも…)



ミカサ「エレン!!」バシュッ!! シャァアアッ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:42:02.81 ID:3FFpb2cM0
エレン「!?ミカサ!?お前、立体機動なんて使って…」

ミカサ「やっと見つけた…早く逃げよう」

エレン「は?何なんだよ、説明しろよ!」

ミカサ「とにかく!!一度こっちに!!」グイッ

エレン「うわああああ!!」

バシュッ!! シャァアアッ  バシュッ!! シャァアアッ  バシュッ…

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:42:35.21 ID:3FFpb2cM0
訓練場 森の木の上


ミカサ「…ここなら大丈夫」

エレン「いたたた…何だよ、いきなり黙って拉致しやがって!それにお前、それ無断使用だろ?営倉行き確定だぞ!」

ミカサ「構わない…順を追って話す」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:43:06.24 ID:3FFpb2cM0
ミカサ「エレンが女子に悪質な悪戯をして回っているというデマが広がっている」

エレン「はぁ!?なんだそれ!!」

ミカサ「あと、調理場の食糧を手当たり次第荒らした罪も」

エレン「サシャの奴…!!」

ミカサ「クリスタが泣き真似をして、ユミルとライナー、ベr…フー…あと一人が、湯気が出るほど激怒している」

エレン「そ、そんなにか?すげぇな…」

ミカサ「アルミンが説得をしてくれるというから、私は一先ずエレンを保護するために探していた」

ミカサ「エレンがプロポーズをして回っているなど、モテない一人女の寂しい妄想の慰み者にエレンを選ぶことすら汚らわしいのに、妄想と現実の区別がつかなくなって言いふらすなんて…許せない」ギリッ

エレン「…」ゾワッ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:44:01.09 ID:3FFpb2cM0
エレン(やべぇ…なんか本当の事言ったらだめな気がする…)

ミカサ「エレン…私は、知ってるから」

ミカサ「エレンの家族は、私だけで十分」

ミカサ「それだけで、十分に幸せ…ただ、傍にいられたらいい…」

エレン「!!」

エレン(…そうか…俺の早とちりだったのか…)

エレン(別に無理に増やさなくったって、良かったんだ…)

エレン「…はははっ!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:44:41.69 ID:3FFpb2cM0
ミカサ「? エレン…?どうしたの?」

エレン「何でもねーよ」

エレン「…ああ、俺とお前の二人で十分だな」

ミカサ「!!」ポッ

ミカサ(将来的には、エレン似の男の子なら三十人ほど増えてもいい)ホワンホワン


ミカサー!!エレーン!!

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:45:12.12 ID:3FFpb2cM0
エレン「お、アルミンじゃねーか?アルミーン!ここだー!!」

アルミン「ふ、二人とも…無事で良かった…!!どうにか誤解は解いたから、安心していいよ…」ボロッ

ミカサ「!!アルミン、その傷は…!?」

エレン「オイ、まさか俺の代わりに…!?アイツら…!!」

アルミン「ちちち違うよ!!ホラ、慌てて迎えに来たから、転んじゃって…ハハハ、僕森とか苦手だから…」

アルミン(僕が相談に乗った時点できちんとしなかったのが悪いんだ…自業自得だ…)キリキリ

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:45:52.17 ID:3FFpb2cM0
ミカサ「…エレン、私はアルミンを抱えて行ってもいい?」

エレン「おう、そうだな。俺は何ともないし、訓練がてら走って帰る。その代り、教官の見回りは誤魔化してくれよ」

アルミン「二人とも…!」ブワッ

アルミン「任せて、上手く言っておくから!」

ミカサ「エレン、無茶はしちゃだめ。転ばないように」バシュッ!! シャァアアッ

エレン「…帰るか」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:46:23.19 ID:3FFpb2cM0
数日後


エレン「なぁ、アルミン」

アルミン「何?また変な相談はよしてよ、エレン」

エレン「違うっての!…あれから考えたんだけどさ、やっぱり一人くらい家族が増えてもいいと思うんだよ」

アルミン「!?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/18(土) 22:46:55.30 ID:3FFpb2cM0
エレン「…アルミンって座学トップで、体力無いのに訓練にしっかりついてきて、いつもすげーって思ってるんだ」

アルミン「え、ちょっ」

エレン「好きだ、アルミン」

エレン「結婚してくれ」

アルミン「」

ミカサ「」




おわり

引用元: エレン「結婚してくれ」