コナミ「それなりに楽しかった人生か」【遊戯王5DsTF】 前編

489: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/15(火) 21:21:52.78 ID:ajR8V85Q0

……………………………………………


フェイス「ッゴホ…………ホ…………」


デスバード「んー?血反吐ではないな、その咳は」


ガール「バードフェイス……!、あ…………あなたも……………っ………………感染を!」



フェイス「くそったれ………………こ、こんな時に……………っ…………ゴボッ…!」


グリフォン「かかかっ!!」


デスバード「かかか!もはや満足な抵抗もできんな!」


フェイス「く…………ぁ………ごほ……………………畜生ぉおおおあああっ……!!」


デスバード「その不運、なんと哀れな!!かかかか!!グリフォン、トドメをさせ!」


グリフォン「かかかあああっ!!!」バッサ


ギュンッ


ヒュペル「爪牙砕断(スクラッチ・クラッシュ)!!!」ズギャオッ!!


グリフォン「!!?っごおおおぉっ!!?」ドバッ!!!


デスバード「むう!!?」


ガストル「はははは!面白い!攻撃力が足りていないのではないか?」


フェイス「ぁ…………す……………3………………!?……な、んだ……………その…………」


ガール「3さん!え……………あっ?ドラゴン………!?」


ベクターP「ふはははははは!不運どころか、ジャックポットだったようだぜ!!半人前共めー!!」


デスバード「かあぁー!?なんじゃあぁてめぇ!」ブンッ!!




491: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/15(火) 21:35:25.18 ID:ajR8V85Q0
………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………



バリアン「ふん…………ま、今更どうでも良いことだ、この世界にあるナンバーズは全て回収した、それなりに回復もした」


バリアン「ギャラクシオンの部下のエネルギーもかなり得られた。出涸らしのようなものだったが、まあ、足しにはなった」



アマテラス「キサマアアアアアアアアアア!!!」


コナミ「ち……………!」



バリアン「竜魔王、貴様のNo.57トレスラグーンもいただいたぞ。くくくくははははは!まぁもともと俺の欠片だ、返してもらったというのが正しいか」


コナミ「トレスラグーンか…」



アマテラス「なに……………コナミ……お前は……ナンバーズを?」



バリアン「そうか、記憶を先ほどまで失っていたんだったな、くくく竜魔王」



バリアン「あれは元々カイバーマンが貴様に渡した俺の欠片から発言したものだったな、中々のエネルギーだった。ごくろうだったな」



コナミ「ちっ……………!今になって思えば、あれもてめぇの罠かよ、ツァンのロンゴミアントはどうした!」



バリアン「勿論回収した。くくくくく、思えば、この世界での事件は、全て俺に利するようできているかのごとくだ……はははははは!!」






492: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/15(火) 21:43:41.39 ID:ajR8V85Q0

ここまでー











バリアン「では………そろそろその死に損ないのエネルギーをいただくとしよう。それが終わればこんな壊れかけの世界に興味はない、肉体ごともとの次元へ帰らせてもらう」シャキンッ!



コナミ「死に損ない?どいつのことだ!」


バリアン「!」


アマテラス「…………っ感謝する………コナミ」ザッ…………



バリアン「!は……………貴様、モウヤンのカレーでアマテラスに回復を………」



コナミ「今の世界なら、俺の準サイコパワーはアマテラスに通用するらしい。なっがいお話しの間にちょっとずつ回復させてもらったぜ」



アマテラス「さあ!!覚悟してもらおうバリアン、ボスの身体を好きにはさせん!」ブンッ


バリアン「ふん、カスめが!回復したところで貴様ごとき!」シャキンッ!!



キキキキイイイィッ!!!!

ガコッ



コナミ「!」

アマテラス「!」

バリアン「!!」



クロウ「無事かアマテラス!!信じらんねぇ!!ははは!」


鬼柳「ギャラクシオン!俺たちの満足がティエラを倒したぜ!!」ザッ


ツァン「あ……ギャラクシオン生きてるじゃない」


ディヴァイン「………………」


バリアン「……………………………っち」



501: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 20:40:31.90 ID:gng7ot9e0


ザッ!!


アマテラス「クロウよ、キラーを倒したな!感激だ!」


クロウ「まあな、お前のおかげさま、レイン恵もな!」


恵「…」ピース



クロウ「よく生きてたな…しかし」



アマテラス「私の中のギアギガントが守ってくれたようだ、回復は、コナミがな」



コナミ「危ないところだったぜ」


鬼柳「ギャラクシオンもなんかピンピンしてるじゃねぇか、あんなぷっ飛ばされたのによ……」


鬼柳「フレシアはどうしたんだ…?」ザッザッ



バリアン「…」ズズ………



鬼柳「!」バッ



鬼柳「こいつ何者だよ………満足センサーに引っかかったぜ……ギャラクシオンじゃねぇ…………!」



ツァン(………)



コナミ「その通りだ、不用意に近づくな鬼柳……」






505: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 20:49:37.50 ID:gng7ot9e0



ディヴァイン「…………」


ライズベルト「……邪悪なフィールを感じますね……」


ヒュプノ「♪♪~~……………」ギュー


セームベル「くうう…………!!」



アマテラス「こいつはボスではない、バリアンが体を乗っ取っている………そして、フレシア嬢は、こいつにやられた……」


鬼柳「な……………何だと………!?」



コナミ「もう四散しちまったが、さっきまでこの辺には精霊の残骸がゴロゴロ転がってたんだ、エネルギーをこいつに奪われてな」



ツァン「う…………な、なにそれ」ザッ


影武者「こ、こええええ!?なんだよあいつ!!やっべ!!」


アマテラス「あ、影武者、なぜお前がツァンディレの下に?」


影武者「あ、えっと……色々あったんすよ…勝手な脱退すんません………」


鬼柳「く……てめぇ、サティスファクションの仲間を…………!」ザッ


バリアン「ち………別に貴様の仲間というわけでもあるまい…」


鬼柳「満足に触れりゃ全員チームメンバーなんだよ!!ゆるさねぇぜ!」





509: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:03:33.56 ID:gng7ot9e0


アマテラス「鬼柳京介!手を貸すぞ、フレシア嬢、カステル、千鳥、マエストローク………共に研鑽しあった同士だ!」ブーーン……


ツァン「バリアンっていうのがなんなのかよく分からないけど……確かにここで仕留めておいた方が良さそう」カシャ


コナミ「俺としてもてめぇを逃がすことはできねぇぜ!」


バリアン「……」


ディヴァイン「袋叩きにしてやるのが一番早いだろうな」


クロウ「……!」カシャ



恵「…」カシャ



コナミ「ははは!こっちにはキラーの野郎をぶっ壊したグランドマスタークロウがいるんだぜ!」


バリアン「ち………マグレだ。だとしても…それなりのが7人………流石に分が悪いか」ブンッ



クロウ「マグレだと!二対一だけどよ、そう言われるのは気持ち良くねぇな」



ザザッ……



コナミ「トレスラグーンとロンゴミアントも返してもらうぜ」



バリアン「だから、あれはもともと俺の欠片だ、今まで貸してやっただけ感謝しろ!「わ




511: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:09:52.93 ID:gng7ot9e0



ズズズ………

ズズズズズズ………


バリアン「………………」


コナミ「…………行くぜぇぇ…………」




クロウ「……」



恵「…………完全にリンチ……でもそれがいい……」



鬼柳「サティスファクションの同士、ギャラクシオンの体を返してもらうぜ…………」



バリアン「………」



ヒュプノ「♪♪ーーー……」スリスリ




バリアン「………………………………………」



バリアン「はははははっはははーーーーーーーーーーーーーあああぁっーーーーーー!!!!!!」



ダンッ!!!!


コナミ「!」


ツァン「な!?」


アマテラス「ぬ!」


ライズベルト「ひ、ヒュプノ!離れて!」


セームベル「ちょっ!」


ディヴァイン「ぐ!?」




ガンッ!!!!






513: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:17:08.51 ID:gng7ot9e0



ヒュプノ「………………ぅ…………………あ…………?」


バリアン「ははははっははははぁあっははああ!!!このガキのエネルギーで事足りるわ!!」


コナミ「この野郎!」


ツァン「速………っいや……それより……け、剣が………ヒュプノシスターに………!」



ライズベルト「ヒュプノーーーー!!??」



ディヴァイン「ち……!!バリアが間に合わないか……!!」


鬼柳「!」


アマテラス「く!貴様ああぁっ!!」ザッ




ヒュプノ「わぁ…………ぅ……」ズル……



ドクン………ドクン………




バリアン「ははははっはははーーーははははははははは!!!ははははは!!!はは!!!」



ヒュプノ「た…………っ……?……助けて…………っ…」ドクン………



ディヴァイン「!………ぐ………ぅ…」



ディヴァイン「ファイヤーボール!!」バッ



514: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:25:38.91 ID:gng7ot9e0

ドシュンッ!!!


バリアン「サイコパワーなど効くか!!無能め!!」バシュン!


ドサッ!


ヒュプノ「ぁ…………う………………」


パシュンッ


ライズベルト「ヒュプノ!!?そ、そんな………!」



セームベル「あ……ううう…………!」



ディヴァイン「ぐ……………うっぁああああ!!」



ツァン「落ち着いてディヴァイン!!シエン!」


コナミ「銀龍!!」


鬼柳「オーガドラグーン!!」


ブワアアアアッ!!!!!


シエン「っかああぁ!!」


銀龍「おおおおぉお………!!!」


オーガドラグーン「ゴォォアアアアッ!!!!」



クロウ「うぉ!す、すげぇ……!?」


恵「…やはり……精霊の持つ力は……別格……!」



カッァアアァアアアアーーーーーーーー!!!!!!


バリアン「ははははは!!遅い!!俺は帰らせてもらう!!!!竜魔王!その新たな部下を大切にしろ!また俺のエネルギーにされないようになあぁっ!」



コナミ「なに!!?」


パシュウゥンッ!!!!




515: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:36:26.19 ID:gng7ot9e0


コォオオォオオォォ…………………………………………


クロウ「消えた………」


アマテラス「くそ……………!恐らく……次元を飛んだ…そのためのエネルギーを得るために、幼き精霊を吸った!!」


ライズベルト「ぅ………あああ!……………く……!?」


セームベル「お、兄ちゃ……………」


クロウ「く……………逃がしちまったか………」


鬼柳「野郎…………!」


ツァン「っ…………今は……ヒュプノシスターを……!」ザッ


アマテラス「…………光となり、四散した………………彼女はもう」



ディヴァイン「………………っ…………………」


ディヴァイン「…………………つ………………ガキめ!……」


恵「…」


ォオォオオオオオォ……………


コナミ「……」


コナミ「…………………キラーだったろ…………?」


コナミ「………ガストルを………ヒュペルを………オルガを殺したのは………」


鬼柳「く……………油断は無かった…とんでもねぇ」




516: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:45:25.79 ID:gng7ot9e0


ォオオォオォ………………


ォオオォオオ…………………


ツァン「…………」


ディヴァイン「……………」ガリガリガリガリ……


クロウ「ディヴァイン、イライラしすぎだ、頭皮から血が出てんぞ」


ディヴァイン「……………………ち…………」ガリ…


コナミ「……………」


アマテラス「………」



鬼柳「…………………ち、仕方ねぇ!!あいつのことは今は置いとけ!優先順位を考えろ!」



ツァン「鬼柳?」


鬼柳「この世界と、消えちまった奴らをどうするかだ!」


鬼柳「チームサティスファクションの力でティエラとキラーの脅威は跳ね除けた!だが、破壊の痕跡は消えねぇ」


鬼柳「こいつをどうするかだ!俺はこんな少人数でアダムとイヴごっこするのはごめんだぜ!」


コナミ「……」




518: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 21:54:28.37 ID:gng7ot9e0


ライズベルト「ぅ………う………」


セームベル「ぅぅ………うううう~~…………」


アマテラス「お前たち…心中察するぞ………私も多くの同胞が…………」


鬼柳「く……………俺達の仲間も…!」


クロウ「ちくしょーー!!どうするマジで!」


コナミ「…………」


ツァン「…………コナミ?」


コナミ「………」ブツ……ブツ


ツァン「こ、コナミ………?」


コナミ「……」


コナミ「………………ふぅ…………そうだな…………バリアンの野郎のことをいつまでも引きずってても仕方ねぇ!」ザッ


鬼柳「そうだぜコナミ、このままマイナスに心が流れれば最悪なことになる!」


ディヴァイン「……………………」



ディヴァイン「…………ふぅ」






520: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/16(水) 22:11:57.32 ID:gng7ot9e0


ディヴァイン「で、これからどうするつもりだ…?こんな世界で」


鬼柳「あぁ……俺たちは他の次元について詳しくねぇ、ここはアマテラス達に意見を求めたい」


アマテラス「うぅむ……………私もな……なんとかできるならばやっているさ、深刻な顔して座っていない…」


ツァン(深刻な顔してたんだ……………)


影武者「はー……やっぱ俺としても情が移るなー、ギャラクシオンの所に長いこといたからな…」


恵「………」


アマテラス「だが、どうやらコナミが次元のことについて詳しいようだ、コナミ、貴方は何かないか…?」



ツァン「え……?そうなの?な、なんで」


鬼柳「コナミが?!どんな経緯だよ!?」


コナミ「うーーーーん…………」


アマテラス「先程…バリアンがコナミを知った者のように話していた、私は貴方を今更敵だと疑いはしない。だが正体はまるで掴めない」


ディヴァイン「…そいつはサテライトの肉体派馬鹿だ」


コナミ「やかましいぜディヴァイン!」


ディヴァイン「………」






セームベル「ううぅ…………うう………………」


コナミ「……………………………ふー」


コナミ「俺も、覚悟決めるか…………あれ、使うか」


ツァン「あれ…………?……………」



コナミ「ナチュルの神聖樹だ、星の力…………」



544: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/20(日) 23:26:04.37 ID:oArmTHYT0


……………………


ザッザッザ…………


コナミ「しかし…………マジでボロボロだな。街が」


ツァン「はぁ…………」


鬼柳「サティスファクションタウンがどうなってるか心配だぜ…」


クロウ「瓦礫が危ねえな……」


恵「KURUMIZAWAは無事…小さいショップだったのが幸いした…」


ディヴァイン「……」


アマテラス「こんな惨状でも、モーメントにへばりついたナチュルの神聖樹だけは力強く立っているな……逆に不気味だ」


コナミ「あれはモーメントのエネルギーを独り占めしてるからな、このままじゃまだまだ大きくなっちまうぜ」


ライズベルト「……」


セームベル「……ううう………」




キュゥウウン……………キュゥウウン……………キュゥウウン…………



545: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/20(日) 23:42:29.21 ID:oArmTHYT0


キュゥウウン…………


コナミ「着いた、首が痛くなっちまうぞ」


クロウ「天を衝く勢いだな……」


ツァン「うわあぁ……………元々モーメントは市役所の研究所の中にあったのに、完全に崩壊しちゃってるよ…」


鬼柳「派手に暴れたからな、俺やキラーが」


恵「この樹………やはり……エネルギーに満ちている……」


アマテラス「キラーとティエラを呼び出すほどだからな…」


ディヴァイン「……」


ツァン「この樹を使ってどうするのよ?」


コナミ「………この樹のせいでこんな滅茶苦茶なことになったんだ、責任もとってもらをなきゃな」



クロウ「なに?」



コナミ「簡単に説明すれば、俺はこの樹をMPとして、メガザルを唱える」



アマテラス「なに………?」






547: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/20(日) 23:56:38.89 ID:oArmTHYT0


ツァン「メガザル………って……コナミ」


ディヴァイン「なにを言っている」



コナミ「俺の全生命エネルギーと、この樹の星の力、そして今の世界に充満しているエネルギーを使って、遊星たちを生き返らせる」


恵「………それは、つまり?」


アマテラス「犠牲になろうというのか…?」



コナミ「そうだ、俺は、説明は省くが普通の人間よりエネルギーが豊富なんだ、多分だが、この世界の人間の半分くらいは蘇らせることができる」


コナミ「前世の記憶の断片も、能力の残滓も、今この時のために取り戻したのかもしれねぇ」


鬼柳「前世……残滓?おい、一体…?」


コナミ「ペンデュラム召喚だ、俺はペンデュラム召喚が使える」



ツァン「!…」


クロウ「なに……あのキラーの野郎が使ってた召喚か…?!」



アマテラス「あの得体のしれない召喚法を会得しているというのか!何者なのだ……あなたは」


コナミ「間違いなく今は人間だ、少し頑丈なだけのな」


コナミ「……………思えば、それなりに楽しかった人生だったぜ」






550: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 00:16:23.63 ID:4fO9DIdK0



鬼柳「コナミよ、随分思い切ったことしようとしてるのは分かったぜ、ぶっちゃけ俺はペルデュラムだとか、よくわかんねぇ」



鬼柳「だが考えてもみろ、お前が犠牲になる責任はねぇ、生命エネルギーを使うって?らしくないぜお前?」



鬼柳「自分が犠牲になることで、みんなが助かるなら良いって考えか?落ち着け、興奮してるぞ、落ち着けよ」



ツァン「そ、そうよ!意味わかんない、な、何でそんな使命感に燃えてる感じになってんのよ!」



クロウ「ああ、エネルギーが豊富とか、前世の記憶とか関係ねぇぜ、別の方法考えりゃいいだろ!」



ディヴァイン「英雄になりたいか?哀れなヒロイックだ、阿呆だな小市民」



コナミ「ああ、俺もな……普通ならやらねぇかもしれねぇ、だけど……時間がねぇ」


アマテラス「………」


コナミ「この樹の星の力はいつまでも残っちゃいねぇぞ、時間が経てば消滅する、ならチャンスは今だ。今しかない」


コナミ「赤き竜もイリアステルも助けちゃくれないなら、俺がやる!」



恵「う……………」


鬼柳「まて!深呼吸しろ、俺たちを置いてくつもりかよ!考えねぇのか、俺たちの気持ちは!」


クロウ「仮に遊星たちが復活したとしても、喜べるかよ!」



551: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 00:26:05.20 ID:4fO9DIdK0


キュウゥウン……


キュウウウウン…………


コナミ「……………」


コナミ「そうだ、遊星、あいつは英雄だぞ、あいつやジャックが復活すりゃ、状況は変わるはずだ」


コナミ「今のこの次元は、エネルギーに満ちている、だから俺たちもサイコパワー的なのが使える!だが、同時に他の次元に狙われやすくもなっている!」



クロウ「…………どういうことだよ」



アマテラス「確かにな、この世界の豊富なエネルギーを求めて他の次元の奴らがやってくる可能性は高い。このままではな」



アマテラス「そして……今この世界にはデュエリスト7名、あっという間に奪われてしまうだろうな…」



鬼柳「サティスファクションパワーで返り討ちにしてやればいいだろうよ!」



コナミ「つまり一石二鳥だ!この世界のエネルギーを使って復活させる、狙われにくくもなり、大勢の人を蘇らせることができる!」



クロウ「………」


セームベル「うぅ…………」



552: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 00:37:28.83 ID:4fO9DIdK0


コナミ「冷静に考えた、この世界が平穏を取り戻すには今はそれしかない」


クロウ「お前が死ぬじゃねぇかよ」


コナミ「………………」


クロウ「そこから目を逸らすんじゃねぇぞ!ガキのころからの仲間だったじゃねぇかよ!良しとするわけねぇだろ!」


クロウ「遊星やジャックやマーサ達が生き返ったところでな、意味ねぇよそれじゃ!一石二鳥だと!てめぇふざけやがって!!」ザ…


コナミ「!」


鬼柳「落ち着けクロウ!ここはぶん殴っても始まらねぇ!効果も薄い!」ガッ


クロウ「くううう………………!」


ツァン「でもさ…………………カチンときたね……そんなさ………自分一人で……何とかしようとして………っ……」


コナミ「く…………………だが…………」


恵「私は……………貴方が……消えては、悲しい………」


コナミ「……………」


アマテラス「コナミよ………精霊ゆえなんとなくわかるぞ………ヒュプノシスターがバリアンにやられたことで、貴方は焦っている」



コナミ「……」


554: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 00:46:37.44 ID:4fO9DIdK0


アマテラス「バリアンとなにか、因縁めいたものがあるのか?」


コナミ「…………」


コナミ「ヒュプノシスターがやられた時のセームベルと……ライズベルトが、昔の俺と被った…」


鬼柳「…」


コナミ「俺も、僅かに覚えてるだけだ………だが、昔の仲間も…………ああして…バリアンに………」


コナミ「く………………」


クロウ「昔の仲間……………前世ってやつのことか………………」


コナミ「俺は…………どうすればいいんだ………どうすれば!」


コナミ「あの時とは違う……俺の力で………ヒュプノを……みんなを救えるんだ……楽になりてぇんだよ!」


コナミ「身が焼かれる思いだ………もたもたしてると………星の力が消えちまう…………だが…………お前らが…俺のことを仲間と言ってくれる………それもかなりグッときてる…!」


ディヴァイン「……私は別n」


鬼柳「」ゲシ


ディヴァイン「ぐ……っ」





556: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 01:05:18.17 ID:4fO9DIdK0


コナミ「はー…………はー…………」


クロウ「コナミ……死ぬのは怖くねぇか?」


コナミ「超怖え…………………!」


クロウ「腹減ってねぇか?」


コナミ「超減ってる………………!」


クロウ「じゃあとりあえずよ、レッドデーモンズヌードルでも食いながら考えようぜ!」


鬼柳「チームサティスファクション、そしてチーム満足の大切なメンバーだ、お前を失うわけにはいかねぇ、コナミ。抱え込むなよ一人で」


鬼柳「ダークシグナーになった俺を元に戻してくれたのはお前がジャケットを持っていてくれたおかげでもある、あの時の恩を返させてくれ」


コナミ「り…………リーダー!」


ツァン「まったく…………し、死ぬとか…ドキドキしちゃうから……やめてよね………本当に…」


鬼柳「ツァン、チーム満足の侍担当兼、母性担当のお前の出番だな、優しく抱きしめてやれ」


ツァン「え!?ぼ、母性なんて担当してないし!だ、抱きしめるって…………」


コナミ「…………」


ツァン「…………ま……………まぁ…………それで気が落ち着くならね……や、やややや………やってあげてもいいけど…な、仲間だし……///…」ドキドキ…


ツァン「お、男の人って…………膝枕に、お、落ち着きを感じるって……聞いたことあるし………/////さ、サービスで…………えっと………一緒にやってあげても……っ」


アマテラス「む、母性か、クロウよ、貴方も落ち着きたくないか、私が落ち着かせてあげよう」



コナミ「ツァン、大丈夫だ、ありがとよ」ザッ


クロウ「アマテラス、俺ももう落ち着いてるしいいぜ」



ツァン「>Д<」


アマテラス「>Д<」



558: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 01:10:22.09 ID:4fO9DIdK0


………………………………………


コナミ「ズルルルルーーーーーーーー………もぐ…………もぐ……………」


鬼柳「ふぅ……………もぐもぐ……」


ツァン「ブツブツ…………」


アマテラス「………………………」



クロウ「アマテラス、コーヒー飲むか」


アマテラス「あれ苦いから嫌なのだ」




559: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 01:18:23.20 ID:4fO9DIdK0


ディヴァイン「……ふぅ……結局ふりだしか」


ライズベルト「そうですねぇ…」


恵「…………もぐもぐ」


コナミ「ふー……」


セームベル「まぐまぐ」



コナミ「セームベル、すまねぇ…お前の友達生き返らせようと思ったが…」


セームベル「うん…でもコナミがいなくなっても嫌だし…気にしないで」もぐもぐ……


コナミ「………………」


ツァン「……………コナミ、あんたが悪いわけじゃないって」


コナミ「ああ」


アマテラス「……………………この世界もそうだが…………部下…ボスの体…………こちらの軍も壊滅的だな…………私しか残っていない…」



クロウ「ずいぶん落ち着いていられるな、すげぇな」



アマテラス「うむ……………まぁ、絶望するにはまだ早いさ」



キュウイゥン…………



560: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 01:26:22.16 ID:4fO9DIdK0

ここまででー



キウウウゥン………


コナミ「…………なんか」


鬼柳「ん?」


コナミ「モーメントが随分鳴いてるなと思ってよ」


ツァン「そういえば………完全に樹に埋れて見えないけど、音はしてるね、回転してるんだ…」


クロウ「遊星のモーメント流石だな…」ごく…


コナミ「星の力が持つのもあと2・3日だろうな、それまでに…なんとか…」


ディヴァイン「……」


恵「………………!」



キュウウウウーーーーーーーーーーーーーーーン………


キュウイゥーーーーーーーーーン!!!!!



カアァアァアアッ!!!


コナミ「なに!?」


鬼柳「どうした……!?なんの光だ!」


クロウ「くうぁ………!も、モーメントが高速回転を……!」


ツァン「!」


カァァァアアァァ…………



モーメント「…………」キュゥウウウゥン……



コナミ「え……………あ!お前は!」





571: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:12:29.52 ID:4fO9DIdK0


キュゥウウウゥン……


コナミ「旧モーメントにいた…モーメントの精霊か…?」


ディヴァイン「……」


鬼柳「旧モーメントだと…………どういうことだ…ただの人型の塊が光ってるようにしか見えねぇ…」



コナミ「恵を回復させるため、旧モーメントに行った時、俺はモーメントの中でこいつと戦ったんだ」



恵「……アーククレイドル……の、時の…」



アマテラス「こいつ………妙な存在だ…人間ではない……カードの精霊というわけでもない…」


ツァン「あ、じゃあコナミに瀕死の重症を負わせたのは…」



クロウ「お前だってことか……………?」


モーメント「そんなこともあった」


クロウ「てめ…!」ザ…



コナミ「まあ待ってくれクロウ、昔の話だ、それより何の用でここまで出てきたのか聞こうぜ!」



キュゥウウウゥン……



モーメント「………」キョロ…キョロ…



572: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:21:38.75 ID:4fO9DIdK0


ツァン「………」ザ…


ディヴァイン「……ち……」



鬼柳「チームサティスファクションで最大の(肉体的)戦闘力を持つコナミが…モーメントから出てきた時には血まみれになってたんだ…全員気を付けろ!」



アマテラス「敵なのか………!」ブーン……


恵「………」



モーメント「世界が……………滅んだか……そして、我がこちらの世界に出てこられてしまうほどエネルギーに満ちている」


コナミ「旧モーメントにいたんじゃないのか…?なんでこっちの『フォーチュン』からお前が……?」


モーメント「………このモーメントと旧モーメントは繋がっている………不動遊星は旧モーメントの力とこのモーメントの力を合わせてより強力なエネルギーを生み出したのだ」


鬼柳「協力して強力な………」


ディヴァイン「チッ!!」


鬼柳「悪かったな」



モーメント「落ち着け、我は貴様らに危害を加えにきたのではない、この世界を大切に思っているという意味では仲間だろうな」





573: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:27:22.28 ID:4fO9DIdK0


コナミ「なんだ……安心したぜ」


アマテラス「………」



恵「では、何故………」



コナミ「………」



モーメント「……なるほど、貴様、高いエネルギーを持っているな、ペンデュラム……か」



コナミ「あぁ」



モーメント「貴様に用がある、ちょっと来い」キイイィイィィ



鬼柳「く…?なに、てめぇ、どうするつもりだ………!?」


クロウ「まさか……!」



モーメント「こいつを殺すようなことはしない、少し待っていろ」


キイイィイィィ……



ツァン「そんなの…」



コナミ「いや、大丈夫だ、俺ももうクールになっちまった、今は自分が死ぬようなことしねぇさ、ちょっといってくる」



ディヴァイン「……」



575: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:33:16.26 ID:4fO9DIdK0


キイイィイィィ……


キュウウウゥ……


コナミ「だがモーメントは木に覆われてるぞ、入れるのか」


モーメント「粒子化すれば問題ない」


クロウ「何かあったらぶっ飛ばすからな!」


モーメント「やれやれ…」


コナミ「じゃあ、ちょっといってくる!」



恵「…」



パァアアアアァアア……………


……………



アマテラス「一体何が………?」


鬼柳「ふぅ……」



………………………………………………………………………………


………………………………………




576: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:39:24.84 ID:4fO9DIdK0


コォオオオォオオォォ……………



コナミ「……っ、久しぶりだな……この、上も下も右も左もないような空間…」



モーメント「……」


キュウウウゥ……キュウウウゥ……


モーメント「あの樹を破壊しろ、あれにエネルギーを吸われてしまっている……このままではモーメントは活動を停止するか、逆回転を始めてしまう」



コナミ「逆回転……………」



モーメント「それだけは避けなければならない」



コナミ「だが、あんな大木どうしようもねぇ、それに星の力が…」



モーメント「……その力」



コナミ「ん、ペンデュラムか…?」


モーメント「失う覚悟はあるか………?」


コナミ「どういう意味だよ………?」



モーメント「……………………あれをみろ」



コナミ「………………!」


577: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 21:47:51.13 ID:4fO9DIdK0


キュウウウゥ……


キュウウゥン………



ギャラクシオン「…………来たか………」


コナミ「ギャラクシオン…………?ほ、本物か?」



ギャラクシオン「本物………だ、………その台詞………バリアンが………」



コナミ「あぁ……お前の体を乗っ取って逃げた…」


ギャラクシオン「そうか………………く………………では……部下が…犠牲に……」


モーメント「この意識体がお前を連れて来れば何とかなるというからな…」



コナミ「どういうことだ…」



ギャラクシオン「………世界を…滅ぼし……部下を………奪われ………傀儡にされ…………私は………取り返しのつかないことをした………」



コナミ「アマテラスは生きてるぞ…何とか復活できないのかよ」



ギャラクシオン「…………無理だ…………無茶をし続けた身体が…………ティエラの攻撃でガタが来た………」



ギャラクシオン「……………こんな……恥ずべき私に………………力を貸してくれ………」



コナミ「…………」



578: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 22:04:15.43 ID:4fO9DIdK0


ギャラクシオン「…………」


コナミ「どういうことだ……?俺がどう力を貸せば…」



ギャラクシオン「コナミ……その、ペンデュラムの力を………私の生命エネルギー……この世界のエネルギー……神聖樹の星の力と掛け合わせる………それで………この世界の住民たちは……蘇られるはずだ………」



コナミ「!……お前まさか………」


ギャラクシオン「そうだ…………さっき……お前が言っていた……犠牲を………私が引き受ける……………!」



コナミ「な…………く……だが、他に方法が…」



ギャラクシオン「頼む…………私は………もう長くはもたない…………ならば…………せめて…………責任をとらねば…………!」



ギャラクシオン「お前の力を使うこと………………どうか………許してくれ………」



コナミ「……」



モーメント「そいつは確かに、長くはない。」



コナミ「そうか……………本当にいいのか」



ギャラクシオン「勿論だ……死ぬ前に…………っ…………やれることを……」


コナミ「………………」




579: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 22:12:38.78 ID:4fO9DIdK0


コナミ「…………アマテラスが悲しむぞ」



ギャラクシオン「わかっている…………だから………お前だけを呼んだ………」



ギャラクシオン「この世界をめちゃくちゃにしてしまった………責任をとらせてくれ………私の……最後の……役目なのだ」



モーメント「………ふー…」



コナミ「……………」



コナミ「分かった、俺はペンデュラムなんて、今更つかわねぇ、そもそも、別の次元の力だ」



コナミ「好きに使ってくれよ、ギャラクシオン」パァアアアアァアア………



ギャラクシオン「………勇者……………感謝…………………する………」



ギャラクシオン「………………」ズ……ズ……



モーメント「……………」



………………………………………

………………………………………………………………………………




580: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 22:41:52.45 ID:4fO9DIdK0


ズズ………

ズズズズズズズズ……………………


ツァン「え…………………なに……」


鬼柳「おい!空の色が、変わっていくぞ!」


クロウ「これは…………もとの色じゃねぇか………!?」



ディヴァイン「奴め中で何を!」



アマゾネス「……………………この微かなエネルギー……………」



アマゾネス「ボス…………?」


ズズズズ……………………ズズズズ


………………………………………………………………

…………………………………………





キューーーーーン…………キュルルルルン……………!!



コナミ「ぐ………!!モーメントが高速回転を……!」


モーメント「このフォーチュンでも……!!耐えられないか………!?」


ギャラクシオン「ぉぁああああ………あああ…………!!!」



582: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 22:48:51.86 ID:4fO9DIdK0
アマゾネスって……鎖使いか…………… アマテラスでした



ズ………


ギャラクシオン「かぁぁああ…………………………!!!!」



コナミ「くうぅ……!俺のペンデュラムが………!吸われている感覚…!」




カアァアァアアッ!!!






ギャラクシオン「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」




ギャラクシオン「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……………………………」



ギャラクシオン「………………」ゴトン………



キュウウゥン………


コナミ「はぁ……………はぁ…………………………っ………」



モーメント「………………」



583: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 22:59:05.33 ID:4fO9DIdK0


ギャラクシオン「……………………」


コナミ「……………ぎ………………ギャラクシオン………………」



ギャラクシオン「………………………世界は……………………………………戻った……………………」



ギャラクシオン「わたしは……………………………敗れた………」




ギャラクシオン「……………………コナミよ………………私の…………部下たち……………………………」




ギャラクシオン「機会があれば……………………………助けてやってくれ…………………………」サラ……サラ……


コナミ「ギャラクシオン!!くそ………!ダメか………………」



ギャラクシオン「ダメなのは…………元から………だ………………長い命ではなかった……それをお前が…………一瞬の輝きを取り戻してくれた………」サラ……



ギャラクシオン「ありが…………………」サラ……



コナミ「アマテラスはどうなる!あいつは精霊だぞ………世界が元に戻れば認識できねぇ」




ギャラクシオン「…………………それは…………問題………ない……………」サラ……サラ……



コナミ「な…………?」



ギャラクシオン「……………………………さ……らば……………………」


サラ……


サラ……………サラ…………



ザァアアァアアアアアァァアアア…………………



モーメント「………………消滅したか………………そして、樹も………」



コナミ「……………ギャラクシオン………」






584: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 23:07:49.59 ID:4fO9DIdK0


サラ…………



コロン………………


ガシャッ!!



コナミ「…………これは?」



モーメント「ギャラクシオンが持っていた、剣と………………それは玉か?」



コナミ「……………これは、星の力の欠片だ、置き土産か……」



モーメント「なに………」



コナミ「復活アイテムみたいなもんさ、精霊くらいなら………一体だけだがな」グッ



モーメント「ふん……………一体か………やつの部下は数えられないほどいたぞ、話にならんな」



コナミ「………」



ガシャ……


コナミ「この剣は……」


モーメント「持っていけ、ここにあっても邪魔なだけだ…」





585: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 23:16:42.74 ID:4fO9DIdK0


…………………………………………………………
…………………………………………………………



シュゴオォオオオォ……………………………



クロウ「空が…戻ったな」


鬼柳「ということは…世界が……元通りか…?」


ツァン「一体…………………」



ディヴァイン「…………サイコパワーが元通りか………」



ビキイィッ!!!!!!


ツァン「!」




パキイィィイィイィーーーーーーーーーーァン!!!!!!! ぱしゅうぅううぅぅーーーーーーーーーーーーん!!!!!



クロウ「樹が…………消えた……………?」



ツァン「う………………」



恵「……………」



恵「………………」ピピッ



恵「!!せ、生命反応……………!?」



クロウ「なに!?」



鬼柳「レイン!」



恵「あそこ…………………!」バッ











シェリー「………う………?ここは………………」ガラ…………



586: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 23:22:41.57 ID:4fO9DIdK0


鬼柳「!し…………シェリー!お前!」



シェリー「あ………………鬼柳…?私は…………?たしか、カストルに」



鬼柳「そうか、お前はこの場所で消されちまったんだったな…!」



クロウ「復活してやがる……!!どうしてだ!」



ツァン「!まさか……コナミが!」


恵「……………そ…………そんな……………」


クロウ「いや、ありえねぇ、あいつはもうやらないって言ったんだ、嘘はつかねぇよ………」



ツァン「じゃあ…………」



ガラ…………

「う………?」


「ここは………」


ディヴァイン「他の人民も復活したらしいな…………」


鬼柳「おおおぉ……………!!?」



587: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 23:31:46.02 ID:4fO9DIdK0


ここまででー


「俺たちは………」


「えっと…………………うわ!な、なんだこの街の有様……!?」


「め、滅茶苦茶じゃないか!!」


「うわ、どうする!?何があったんだ!!」


わああぁーーー!!

きゃあぁーーー!!



ディヴァイン「騒がしい………が、どんどん戻ってくるな………」


ズズズズ…………………… キュウウゥゥン……


コナミ「………ふー…」ザッ


クロウ「おぉ!コナミ!やっぱり生きてたな、みろよ!みんな帰ってきたぜ!」


ツァン「よ、良かった……………って、何よその剣……?」



コナミ「おお……やったな……!…………」



コナミ「なぁ…………アマテラス、どこに行った、話があるんだが」



クロウ「あぁ、アマテラスか……………………あれ?」



クロウ「おい……………アマテラス!!どこ行った…………!?」



コナミ「やっぱりか………?精霊は、元の世界じゃ見えない」



クロウ「!!…………そ、そうだったな…………コナミ……アマテラスはどこだ?」


コナミ「…………………………………」キョロキョロ………



コナミ「い………………いねぇ………………!?」




クロウ「な…………何だと!」





590: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/21(月) 23:54:29.89 ID:4fO9DIdK0

ここまででー


コナミ「本当にいねぇぞ………!?ギャラクシオン……問題ないって言ってたのに………!」


鬼柳「ギャラクシオン………?あいつがどうした!」



コナミ「まってくれ、あとで説明する……………ツァン、見えないか?」


ツァン「うん………セームベルとライズベルトは見えるけど…………」



ライズベルト「…ディヴァインさん、僕たちのこと見えませんか?」



ディヴァイン「…………………………あいつらも精霊だったな………ふん………まあいい…………………………………」



ライズベルト「……」シュン


セームベル「このー!このー!」ポカポカ!



ディヴァイン「ぐ………太ももに痛みが……?そこかガキめ!」ブン


セームベル「きゃー!」


クロウ「…………………アマテラス……消えちまったのか…………?あいつ、この戦いですげぇ傷付いてたしな…」



コナミ「……ってことは………………ギャラクシオンの軍は……全滅…」


影武者(俺残ってるが………………脱退したけど…)




クロウ「くそ……………………!!!いいやつだったのに………!」



コナミ「……………………ギャラクシオン……いずれ、俺達が………………お前らを……」カシャ………



「たくさん人が出てきたな、コナミ、貴方が復活させたのか…………?あ………その剣は……」



コナミ「え?」



「ボスのだな…何故貴方が持っているんだ…………?バリアンが体と一緒に奪ったと思ったが…」


コナミ「…………このねえちゃんだれだ………?」


クロウ「え………………いや、俺が知るかよ」


「は…………………?ク…クロウ、何言ってる、イジメか…………………?」


627: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:05:11.28 ID:98Yq8THN0


コナミ「知り合いじゃねーか」



クロウ「なに……ええーと……!?」



「ん………?あれ、なんだ!?この姿は……」



「に……人間ではないか!?これが私か……!?」ペタペタ




「どうなって………おおおー…存在が一層安定したような感覚だ」



クロウ「お…………おい」



「しかし…………身に着けていた武神器の形も若干変わって………ううーむ…」ペタペタ



「………どうしたものか」バーン!(ヒルメのポーズ)



クロウ「おい、まさかアマテラスか?」




アマテラス「ああ、そうだ、すまない………突然姿が変わってしまった……」(ヒルメのポーズ)




628: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:12:13.50 ID:98Yq8THN0


コナミ「精霊が人間に………」



クロウ「おいおい…………頭が痛いぜ……」




アマテラス「私もさっぱりだ……この世界の人々が復活し始めたと思ったら……」(ヒルメのポーズ)



わああああーーーーーー!!


「うわ………ハイウェイも崩壊してるじゃないか……」


「い、一体何があったんだ……」



「こんな有様なのに、何で私たちは無傷なの……?」



ツァン「う………世界のみんなに説明大変そうだね……」



コナミ「その辺はイエ―ガーとかが何とかするだろ、それよりツァン、見てみろ、アマテラスが」



ツァン「ああ、見つかったのね」



アマテラス「うーむ、困った」(ヒルメのポーズ)



ツァン「え…………?このきれいな人は?」



クロウ「アマテラスだ……精霊から人間になったんだってよ……」



630: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:24:48.10 ID:98Yq8THN0


ツァン「ええー…………頭痛い……」



コナミ「そうだな………ギャラクシオンの問題ないってのはこういう意味か……?」




「ど、どうする……」


「テレビも映らないぞ、くそ……」




ディヴァイン「収容所の奴らも復活しただろうな、それだけは面倒な……」



クロウ「アマテラス、とにかく落ち着けって」



アマテラス「だって変だぞこれ、肌の色もお前たちと同じだ、はははははは」(ヒルメのポーズ)



クロウ「なんだよそのポーズ」



コナミ「クロウ、多分これはギャラクシオンの仕業だな」



アマテラス「何、ボスっ…その剣と関係してるのか?」(ヒルメのポーズ)



コナミ「この剣はモーメントにいたギャラクシオンの残留思念に渡されたものだ」ガシャ



コナミ「あいつは魂を犠牲にみんなを生き返らせた、一人残されたお前が少しでも楽に過ごせるための計らいだろうな」



アマテラス「ボス………そうか………」(ヒルメのポーズ)



クロウ「シュールすぎるからやめろよ!」



影武者(俺もいるって……やめたけどさ)





633: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:32:50.80 ID:98Yq8THN0


アマテラス「ふう………すまないな、精神を落ち着かせる構えだった」スッ



クロウ「そうだったのか……」



コナミ「アマテラス、この剣、お前が持ってた方がいいかもな」ガシャ



アマテラス「…………いや、コナミが持っていればいいさ、貴方に預けたものだ、私には私の剣がある」



アマテラス「私は必ず仲間たちを復活させる、いつかその方法を見つけてみせる」



ツァン(グラマー…)



クロウ「でもお前の剣、使えるのか?デュエルディスクなんだろ」



アマテラス「……」ブーーン  バシュ



アマテラス「大丈夫だ問題ない、流石はボス……」



恵「…………ひとまずは………一件落着………KURUMIZAWAも無事………」



恵「建物は…………直せばいい………」



コナミ「それなりに時間かかるだろうけどな……」




634: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:44:20.00 ID:98Yq8THN0


コナミ「まあ、遊星や雪乃たちも復活しただろ、この分なら」



鬼柳「ああ、ネオドミノシティ遊園地のタワーだったよな確か」



ツァン「じゃあ、行ってみようか、みんな訳も分からないでいるだろうし」



シェリー「そう………鬼柳、貴方たちはギャラクシオン達を倒してくれたのね」



鬼柳「あー………ちょっと状況が変わってな、面倒なんだが、ギャラクシオン達は敵じゃなかったんだ」



シェリー「え…………?そう、よくわからないけど………でも、みんなが復活している、貴方たちのおかげなのは間違いないわ」




鬼柳「俺達だけじゃねえさ、お前も、みんなのおかげさ」




コナミ「流石リーダーだなおい」




鬼柳「へ、よせよ」



クロウ「そうだな、てか、ジャックとか大丈夫かな……アマテラスだって知ったら烈火の如く切れるんじゃねえか……」



アマテラス「ジャック………ジャックアトラスか、私は会ったことが無いが、炎のようなデュエリストらしいな」



鬼柳「え、お前いたじゃねえか………って、洗脳時は記憶が曖昧なんだっけか」




636: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 21:54:24.74 ID:98Yq8THN0


アマテラス「そうか………洗脳時に会っていたか………」



鬼柳「お前とジャックはマジで相性が悪い感じだったな」



アマテラス「…………まいったな」バーン!(ヒルメのポーズ)



クロウ「安心しろって、俺があいつに詳しく説明してやるからよ」



アマテラス「まったく…………………なんて頼りになるんだ」スッ



アマテラス「素敵だなクロウ」



クロウ「う…………人間体で言うなよ、お前は……」




アマテラス「な、何故だ………」



コナミ「じゃあ行くか、遊園地に」



シェリー「私も行くわ、私と鬼柳を助けるためにみんな犠牲にしてしまった、謝らないと」




恵「……………私も行く」




ディヴァイン「私はサラバする」



コナミ「!なに」



637: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 22:01:46.08 ID:98Yq8THN0


ディヴァイン「このまま収容所に逆戻りなど御免だからな」ハシュッ




鬼柳「野郎!」



コナミ「おいディヴァイン!」



ディヴァイン「黙れ、貴様につかまってたまるか!緊急テレポー」



コナミ「これをもってけ!」ブン



ディヴァイン「なに!?」バシ




コナミ「それは星の力の塊だ、精霊一人くらいなら復活できる」



ディヴァイン「!」



コナミ「ヒュプノシスターを復活させてやれ!あとマーカーがある以上逃げ切れねえと思うぞ」



ディヴァイン「黙れ!緊急テレポート発動!」バッ  



シュウウウッ



ライズベルト「うわあ!?、ぼ、ボクも!?」シュンッ



ツァン「ディヴァインのデッキにカードがあるから一緒に飛ばされたんだ!」



セームベル「ああーー!にいちゃーーーーん!!」



シュウウウウウウン…………

638: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 22:08:16.55 ID:98Yq8THN0



クロウ「ディヴァインめ、世界が戻ってもサイコパワーは健在か」



コナミ「……まあ、何とかなるだろ」



ツァン「いつまで逃げられるかだね」



アマテラス「我々も行くか、不動遊星たちのもとへ」



クロウ「ああ、アマテラスよ…………俺より若干背高いじゃねえか………!」



アマテラス「それは元からだろう」



クロウ「人間体になってみるとちょっとへこむぜ……」





わーーーーーーわーーーーーーーーーー




コナミ「あれ、遊園地どっちだよ」



ツァン「地形が変わってて………えっと」




……………………

639: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 22:14:49.87 ID:98Yq8THN0


………………


DEATH-T-extra  最上階



シュウウウウウウン



遊星「う…………」



ハラルド「………」



シュウウウウウウウウン




ジャック「…………」



アキ「…………」



龍亞「うう………ここは」



龍可「…………っ………あれ」



シュウウウウウ


雪乃「……っ……」



ナオミ「…………っ……う」ブンブン



幸子「はっ!!?」


メイ「ぬう!?」ガバ



あげは「ううう……?」



シュウウ


「……」


「………っ」


642: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 22:25:31.10 ID:98Yq8THN0


遊星「ここは………戻ってこられたか」



ハラルド「彼らがやったのだろう……見事だ…………流石というべきか」



アキ「遊星、ジャック!」



遊星「アキ、みんなも無事だな」



ジャック「………っく。そうか、鬼柳たちがやったな………」



ジャック「修行不足だったということか…………俺も」



龍亞「あ、あの精霊の奴らは!?」



龍可「気配は感じないから……いないと思うけど……」



雪乃「………………うっ………」



あげは「藤原さん、大丈夫?」



雪乃「ええ………ちょっと立ちくらみを、大丈夫よ」ザ



ナオミ「お姉様も無事ね、なら万事OKよね」



幸子「まったく…………何だったのですか本当に」



メイ「まあ、わが町長が上手いことやってくれたのでしょうね………」



643: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/27(日) 22:35:59.97 ID:98Yq8THN0


ここまででー




ザワザワ


ザワ



ケイト「えっと………結局あいつらはなんだったんだ……?」



康彦「精霊っとかいうモンスターたち…夢じゃないよね」



遊星「みんな、落ち着いてくれ、鬼柳やシェリー達が説明してくれる、少し待っていてくれ」



ハラルド「モーメント内で鬼柳とギャラクシオンに会ってから、我々の意識は消えてしまっていたからな、我々にもよく状況は分かってないが」



ジャック「ふん、鬼柳、シェリー、そしておそらくはクロウ達も生き残っていただろう、奴らならばどんな敵でも打ち破る」



ウイイーーーーーン



鬼柳「満足してるかおい!」ザッザ



コナミ「復活してたな!安心したぜ!」



クロウ「遊星ジャック!アキ龍亞龍可ー!全員いるな!」



ザッザ



雪乃「うふふふふ、流石ね私のかわいい人!!」




655: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 00:36:35.15 ID:ZrNJJJYb0



……………………



クロウ「ってわけでだ、外はキラーの奴のせいで滅茶苦茶、わるいな」



遊星「キラー、ティエラか…………とんでもないな」



ジャック「そしてダークネスがまだ活動していたとはな、しぶとい奴だ」



龍亞「ひどいとねまったく!」



雪乃「コナミ、ツァンさん、無事だったのね、でも、どこに行ってのかしら」



コナミ「トイレに行ってた俺たち三人は銀龍に助けられたんだ」



ツァン「う、うん…………まあ」



コナミ「そうだ、銀龍は………?元の世界に戻ったが、会話できるのか?」



「できますね、マスター、コツをつかんだみたいです」キイイイイイイ



コナミ「そうか、よろしくなこれからも」



雪乃「?…………怪我はないのね、安心したわ、ふふふふ」




656: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 00:47:22.38 ID:ZrNJJJYb0



ザッザッザ




シェリー「みんな無事ね、イエ―ガーたちも復活してたわ、外の破壊は未曽有の大災害として処理されるみたいよ」



遊星「そうか………まあ精霊なんて言われても信じない人もいるだろう、それでいいかもしれない」



ジャック「ふん………まさかあのギャラクシオン共が傀儡だったとはな」



アキ「ダークネス………もう消えたのかしら」



アマテラス「ああ、残党は私が片づけた、奴もしばらくは動けまい:



アキ「えっと、貴女は………?」



鬼柳「アマテラスだ、精霊の生き残りだな」



ジャック「貴様がアマテラス………?もっと能面みたいな不気味な姿だったではないか、まるで人間だ!」




アマテラス「人間体となってしまった、貴方たちには迷惑をかけたな、すまない」




龍可「精霊が人に………で、でもこの人からは確かに、精霊と似た感覚がある」



アマテラス「エクシーズカード見せてやろうか、この世界では珍しいのだろう」




658: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 00:59:09.31 ID:ZrNJJJYb0



アマテラス「ボスや私たちはダークネス、そしてバリアンに操られ狂った、しかしボスは我が身を犠牲にこの世界を復活させた、虫のいい話だが許してはくれないだろうか」



遊星「お前たちが悪いわけじゃない、しかしバリアントは?」



コナミ「あー、気にしないでくれ、ダークネスの連れみたいなもんだ、どっかいっちまったよ」



遊星「そうか………」



幸子「あ………レアカードのモンスターエクシーズが………無くなってますわ!?ジェムナイトパールが!?」



「俺のカチコチドラゴンもないぞ……?」



鬼柳「元々この世界にあったエクシーズはほとんどダークネスに操られたギャラクシオン達が仕掛けた罠だったからな……」



アマテラス「パールか、ダークネスが成り代わっていたな………ほかのものたちも………」



ツァン「ロンゴミアントも……」



コナミ「バリアンの野郎からいつか返してもらわねえとな、トレスラグーンと一緒に」



龍亞「お姉ちゃん精霊だったんだ……すげー!俺でも触れるの?」




アマテラス「ああ、少年よ、迷惑をかけたな」ギュ




ハラルド「ブレイブ、ドラガンは?」



ブレイブ「ああ、さっき連絡したぜ、大丈夫だ」





659: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 01:07:02.03 ID:ZrNJJJYb0


あげは「こ、コナミ―?」



コナミ「ああ、あげは、KCグランプリ滅茶苦茶になって残念だったな」



あげは「まあ、それはいいけどさ………外の様子窓から見たけど、すごいことになってるね……キラーって、そんなのと戦って本当に無事なの?」



コナミ「俺の頑丈さったらサテライトナンバーワンだ、大丈夫だって」



あげは「そ、そう……」



コナミ「ペンデュラム消えたけど頑丈さとは関係ないみたいだな……どうやら」ブンブン



ケイト「ツァンプロ、すまないね、プロの先輩として情けないばかりさ」



ツァン「あ、ケイトプロ、気にしないでよ、っと、気にしないでください、ボクが生き残ったのも運がよかったからだったので…」



わいわい………




ハラルド「……」



遊星「ハラルド、どうした」




661: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 01:20:02.35 ID:ZrNJJJYb0



ハラルド「いや…………」



遊星「ルーンの瞳がなにか、伝えているのか?」



ハラルド「…………バリアンとは何者か………コナミがごまかしたが、引っかかったんだ」



ハラルド「だが、彼が言いたくないことならば、聞くべきではないだろうな」



遊星「………」







龍可「あの」



アマテラス「ん?おお…少女よ、精霊をつれているな……獣が数匹、あとは、一際存在感の高い奇妙な造形のドラゴン」



龍可「精霊が見えるんですか、やっぱり精霊……」



アマテラス「当然だ、カードを見るか」ピッ



龍可「アマテラス………」



龍亞「お姉ちゃんともデュエルしたいな!」



アマテラス「何………!?………そうか、この世界ではエンターテインメントだったな、面白いものだな」



ウイーーーーン



牛尾「遊星!」




遊星「牛尾、セキュリティもみんな無事か」




664: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 01:34:29.78 ID:ZrNJJJYb0



牛尾「聞いたぜ、鬼柳たちが解決したってな、セキュリテイが情けねえもんだ」



遊星「深影さんやイエ―ガーは」



牛尾「この惨状を世界に説明するため走り回ってるぜ、TVが復興しねえと大変だな」



牛尾「もう、全部終わったんだよな?」



遊星「ああ」



コナミ「牛尾、みんなを安心させてやれよ、パニックになってるだろ?」



牛尾「ああ、しばらく麻痺が続くだろうな」



鬼柳「……………ん……?」ピピピピピピ



鬼柳「「うおおおお!?なんだこれ!?滅茶苦茶LINEやメール来てるじゃねえか!?」



メイ「町長!サティスファクションタウンから電話が殺到してますわ!」




鬼柳「やっぱりそれなりに破壊されてたか!ニコやウエストも復活しただろうな!?」



メイ「破壊によって満足温泉が過剰に噴き出てパニックだそうですわ!」



鬼柳「キラーの野郎!!!!!!!行くぞ!」バッ



665: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/29(火) 01:46:40.13 ID:ZrNJJJYb0



アマテラス「鬼柳京介が慌てているが」



クロウ「どうやらあいつが町長を務めてるサティスファクションタウンがやばいことになってるらしいな」



鬼柳「おっとそうだ」



鬼柳「おいアマテラス、どうせ当てもないだろ、サティスファクションタウンで働かせてやろうか」



アマテラス「ん……?そうだな……」



メイ「町長!発注していた大量の満足ジャケットを運んでいたトラックが破壊されて、ほとんどが近くの川に流されてしまったようですわ!」



鬼柳「畜生め!!おい、困ったら満足の街を頼れ!遊星、俺は行かせてもらうぜ!」



遊星「ああ、頑張ってくれ」


ザッザッザッザッザッザ!



幸子「ほほほほほーーーほほほ、慌ただしい事、トップがそんなんではかわいそうですわぁ」



コナミ「あ、幸子よ、あそこのデカいビルお前んところの本社だろ?煙あがってるぞ」



幸子「NOOOOOOOO---------!!!私もおさらばしますわ!」



ザッザッザッザッザッザッザッザ!



685: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 22:22:41.93 ID:22Y1CfcL0


前回
このスレ
448から489まで


あらすじ

とある次元、低レベル鳥獣族は群れをなして生活していた。しかしそのコミュニティに謎の感染症が大流行。恐るべきパンデミック。コミュニティ最大の知恵者ホークビショップも病に倒れてしまった、ジジイだからである。群れは確実に全滅へと進んでいた。助けを求めて村を飛び出たハーピィレデイ3も病に倒れてしまったようだ。嫌なハードモードだ。打つ手なし、しかしまだ感染していなかったバード・フェイスとハーピイ・ガールが万病に効くというゴブリンの秘薬の存在を知りそれを手に入れようとコケの忠告を無視して果てしない旅路へと飛び出した。が、能力の低い半人前の二体は出て早々大ピンチに。敵は札のようなものでモンスターを自由に操作している、一体?さらにバードフェイスも感染症に感染。血も涙もないとはこのことか。ブッダも怒る。だがそのとき死んだと思われたハーピイレデイ3が助けに入る、しかしその身体からはドラゴンが生えていた。

登場人物

ベクターP 竜魔王を自称する強面。竜化の秘法により対象生物をドラゴン族にする能力がある。対象者は体からドラゴンが生えているグロテスクな姿になるが体の悪いところ(怪我、病気)が完全に治るという副作用がある。

ガストル ベクターPによりドラゴン族に変えられたモンスター。元々はハエのモンスターだったようだ。死にかけをベクターPに救われたようだ。

ヒュペル 死にかけのハーピイレデイ3がドラゴン族になった姿。全回復している。ドラゴンの身体は右半身から飛び出ているがガストルに比べると小さめである。










686: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 22:24:09.93 ID:22Y1CfcL0


……………………………………………


フェイス「ッゴホ…………ホ…………」


デスバード「んー?血反吐ではないな、その咳は」


ガール「バードフェイス……!、あ…………あなたも……………っ………………感染を!」



フェイス「くそったれ………………こ、こんな時に……………っ…………ゴボッ…!」


グリフォン「かかかっ!!」


デスバード「かかか!もはや満足な抵抗もできんな!」


フェイス「く…………ぁ………ごほ……………………畜生ぉおおおあああっ……!!」


デスバード「その不運、なんと哀れな!!かかかか!!グリフォン、トドメをさせ!」


グリフォン「かかかあああっ!!!」バッサ


ギュンッ


ヒュペル「爪牙砕断(スクラッチ・クラッシュ)!!!」ズギャオッ!!


グリフォン「!!?っごおおおぉっ!!?」ドバッ!!!


デスバード「むう!!?」


ガストル「はははは!面白い!攻撃力が足りていないのではないか?」


フェイス「ぁ…………す……………3………………!?……な、んだ……………その…………」


ガール「3さん!え……………あっ?ドラゴン………!?」


ベクターP「ふはははははは!不運どころか、ジャックポットだったようだぜ!!半人前共めー!!」


デスバード「かあぁー!?なんじゃあぁてめぇ!」ブンッ!!




688: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 22:32:14.74 ID:22Y1CfcL0


ザザアアアアアアッ



ヒュペル「ち………!グリフォン………あいつは厄介だ!羽ばたき一つで嵐を起こす!いつもいつもアタシたちの狩りを邪魔しやがる奴だ!」



ベクターP「だがあいつ、カードだな、後ろのデカい鳥に操作されてるぞ」



ガストル「見たところ防御は脆そうだ、はははは、なのに一発で仕留めきれんとは」



フェイス「ごほ………3…し、死んだとばかり………なんだ………その身体」




ヒュペル「話は後だ!馬鹿ども!半人前のくせに危険なことしやがって!」




ガール「だ、だって、村のみんなが死んじゃうから……!」




ベクターP「ふはははは!!」ゲシッ!!



ガール「きゃあああ!!?」ゴロゴロ



ヒュペル「!?おい」



フェイス「てめえ!何を……」




689: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 22:39:11.26 ID:22Y1CfcL0


ビュウゥゥオオォ――――――――――――――――――――!!!!!!!!



グォオオオオオンッ!!!!



ガール「うああ!!!?」



フェイス「がああああーーー!!!?」



ヒュペル「うぐ…!?」



ガストル「グリフォンの嵐攻撃だ!このままあの場所にいればそこの女は飛ばされミンチになっていただろう!ははははは、マスター優しいな!!」



グリフォン「けええーーーーーーーーーーー!!!」バサアアアアアアア



デスバード「ははははは!なんか仲間らしいな!だが餌が増えただけだ!皆殺しだ!」



ゴオオオオオ―――――――――――――――!!!



フェイス「ゴホッ……くそ!なんだあの札は!デスバードは何を……!」



ベクターP「どうやらデュエリストらしいな……」ザッ



ヒュペル「だからそれってなんなんだい!?畜生!何とか逃げて村まで……!」



ォオオオオ―――――――――!!!!!


690: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 22:53:45.97 ID:22Y1CfcL0


ベクターP「ガストル!あのデスバードとかいうやつ、食えるのか?」



ガストル「食欲をそそる、デカい鳥だ、はははは、丸焼きがよかろう!」



ヒュペル「おいまさか戦う気かい!やめときなよ、その杖で殴打するのか!?」



ベクターP「そんな野蛮なことはしない、デュエリストにはデュエルでケリをつける」バッ



ブーーーーーーーン



ヒュペル「!……あいつとおなじような札が5枚…」



デスバード「!なに……デュエリストか……!?」



ベクターP「よし、お前らは邪魔だ下がってろ、俺のターンだ!」ブーーン



ベクターP「現れろフロント・オブザーバー!」ブンッ



《フロント・オブザーバー/Frontline Observer》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1000/守1500
(1):このカードが召喚に成功したターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから地属性Pモンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが召喚に成功した場合、
次の自分ターンのエンドフェイズに、
このカードをリリースして発動できる。
デッキから地属性モンスター1体を手札に加える。



オブザーバー「………」攻1000



691: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:02:36.02 ID:22Y1CfcL0


ベクターP「ターンエンドだ、効果発動!デッキからアモルファージ・プレストを手札に加える」シュ 手札5



デスバード「くそ……!グリフォン戻れ、対応するしかない!」バシュ




デスバード「ドロー!だが!瞬殺してくれるぜ!」手札6 ブン




ベクターP「ほおおー」



ヒュペル「な…強面のダンナも、なんか、モンスターを出したぞ……」



ガストル「貴様も知っておくといいだろう、この世界の最大戦闘手段を」



フェイス「ゴボ………っはー………はー」



ガール「ば、バードフェイス………!くうう、このままじゃもたない……」



ヒュペル「く、おいダンナ!バードフェイスも助けてやってくれよ!」



ベクターP「今は黙ってろ!」



ヒュペル「どうかー!どうかー!」



ガストル「落ち着くがいい、デュエルが終われば助けてくれるだろう、半人前の命がもてばな、いまは命のやりとりをしているのだ」





692: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:11:04.04 ID:22Y1CfcL0


デスバード「俺は融合を発動!」ブーーン!



《融合/Polymerization》 †
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。



ベクターP「!」


デスバード「手札の沼地の魔神王と冠を戴く蒼き翼を融合!」グニュウウ



《沼地の魔神王/King of the Swamp》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 500/守1100
(1):このカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
(2):自分メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加える。



《冠を戴く蒼き翼/Blue-Winged Crown》 †
通常モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1600/守1200
頭の毛が冠のように見える、青白く燃えるトリ。



デスバード「融合召喚!!現れろ、裁きの鷹!」ドオオン




《裁きの鷹/Punished Eagle》 †
融合モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻2100/守1800
「冠を戴く蒼き翼」+「コケ」


裁きの鷹「カアア―――――!!!!」



バサアアッ




ヒュペル「な、なにいいいー!?モンスターが合体したぞ!?アタイ怖い!!」

694: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:16:28.01 ID:22Y1CfcL0


オオオオオオオオ



ガール「あ、あの鷹は……」



フェイス「ごほ………く……とんでもなく強いぞ………」



ベクターP「攻撃力2100か………」



ガストル「マスターよ、どうだ?」



ベクターP「こいつ大したことねえぜ!!」



デスバード「ほざけ!裁きの鷹でフロント・オブザーバーを攻撃!」バッ



ズシャアアアア―――――――――!!!!


フロント・オブザーバー「!!!?」攻1000 ドゴオオオッ



ゴアアアアアア―――!!!



ベクターP「ぬぐあああぁああ!!!!」LP4000→2900  ザザザザザザザザ!



ヒュペル「だ、ダンナー!!?」



デスバード「かかかかか!カードを二枚セットしてターンエンドだ!」ブーーン  手札1



オオオオオオオ

695: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:27:30.14 ID:22Y1CfcL0



オオオオ



ベクターP「…………ふう」



ガストル「意外と衝撃強かったな、ははははは」



ベクターP「こんなもんだろうよ、それにしても伏せカード2枚か」



デスバード「ははははは、最強モンスターが出た以上!貴様らに勝ち目はない!」



フェイス「く……ゴボ………ごほ………はあ……はあ」



ガール「フェイス!しっかり!フェイス!」



ヒュペル「ダンナ!そいつ倒すなら早くしてくれ!!死ぬ!もう死ぬ!」



ベクターP「ドロー!」ブーン



ベクターP「じゃあちょっと急ぐか!コマもそろったからな!」



デスバード「!」



ベクターP「俺はスケール3のアモルファージ・プレストと、スケール5のアモルファージ・ルクスでペンデュラムスケールをセッティング!」ガアアア


《アモルファージ・プレスト》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻 0/守1950
【Pスケール:青3/赤3】
このカードのコントローラーは、
自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
お互いに「アモルファージ」カード以外の罠カードの効果を発動できない。
【モンスター効果】
(1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。



《アモルファージ・ルクス》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星2/地属性/ドラゴン族/攻1350/守 0
【Pスケール:青5/赤5】
このカードのコントローラーは、
自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
お互いに「アモルファージ」カード以外の魔法カードの効果を発動できない。
【モンスター効果】
(1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。


ギイイイイイイイイイイイイ…………

696: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:38:22.76 ID:22Y1CfcL0


デスバード「ち……な、なんだこりゃああ!!振り子か!」



ベクターP「これで☆4のモンスターが同時に召喚可能!現れろ!モンスターたち!」ブ―――ン! 手札4→2



《アモルファージ・オルガ》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1650/守 0
【Pスケール:青3/赤3】
このカードのコントローラーは、
自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
「アモルファージ」モンスター以外のモンスターをリリースできない。
【モンスター効果】
(1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。



《アモルファージ・ヒュペル》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1750/守 0
【Pスケール:青3/赤3】
このカードのコントローラーは、
自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
お互いが受ける効果ダメージは0になる。
【モンスター効果】
(1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。



オルガ「!」攻1650



ヒュペル「………!」攻1750



ガール「……!あ、3さんが……ちょ、ちょっと……二人?」




ヒュペル「え!?あ………ど、どうなってる!あ、アタシだ!?ドッペルゲンガー……!?」




ガストル「案ずるな」



ヒュプノ「案ずるわ!!」



699: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:45:08.89 ID:22Y1CfcL0



ズズズズズズズズズズ



デスバード「だが、攻撃力で勝っているのは最強の裁きの鷹!敵ではないわ!!」



ベクターP「そこで永続魔法カードを使う!アモルファージ・インフェクション!」ブンッ



《アモルファージ・インフェクション》 †
永続魔法
「アモルファージ・インフェクション」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの「アモルファージ」モンスターの攻撃力・守備力は、
フィールドの「アモルファージ」カードの数×100アップする。
(2):自分の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、
または戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「アモルファージ」カード1枚を手札に加える。


ベクターP「場のアモルファージはアモルファージの数の100倍、攻撃力をアップさせるぜ!」



ズアアアッ


オルガ「!」攻1650→2050


ヒュペル「!」攻1750→2150


オオオン



デスバード「ぬあああ!!?」



ガストル「はははははは!わずか50!勝ったな、数値上はわずか50だが!これは絶対の壁!」



裁きの鷹「!………」攻2100


ベクター‘「デスバード、終わりだな!」



700: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/03/31(木) 23:54:08.40 ID:22Y1CfcL0
 


ベクターP「バトルだ!ヒュペル、裁きの龍を攻撃!」バッ



ヒュペル「あ、アタシでやれるのか!?と、とにかくやっちまえ!!」



ヒュペル「かああっ!!」ゴバシャアアッ



裁きの鷹「!!?」



デスバード「何が終わりだ!トラップ発動!ミラーフォース!」ブンッ


プレスト「ダメです」



デスバード「え………?」


ヒュペル「あああああーーーーーーー!!!」



デスバード「ならば速攻魔法収縮!」ブンッ



ルクス「だめですね」



ドオオオオオオオオ――――――――――ンッ!!!




デスバード「おおおう!!!?」LP4000→3950 アアアアアッ


デスバード「なぜだあああああーーーー!!!!」



ベクターP「ふはははは!!すでにお前は雁字搦めよ!!」

701: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 00:00:53.09 ID:vzjZ9jsu0


オオオオオオオオア


デスバード「なんだと……」バッサバッサ



ベクターP「プレストがPゾーンにあるときアモルファージ以外の罠が、ルクスがPゾーンにあるときアモルファージ以外の魔法が、それぞれ効果が封じられる」



デスバード「なんだとおお……?ふざけるなよ……だが、LPを削り切ることはできない!」



ベクターP「場を見てみろ!」手札2→1 LP2900→3900



デスバード「!」



ジュラゲド「………ァアアアア!!」攻1700



《ジュラゲド/Juragedo》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守1300
「ジュラゲド」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手ターンのバトルステップに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分は1000LP回復する。
(2):このカードをリリースし、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターの攻撃力を次のターンの終了時まで1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



デスバード「な、なんだそいつはあああああーーーーーーー!!!!!!」


ズバアアアッ 


デスバード「がああああ!」LP3950→2250  オオオオオオオアアアッ



ガストル「はっはははっははははああーーーー!!」



デスバード「ぐううううっ!だが!それでも生き残るわ!!」




703: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 00:11:56.99 ID:vzjZ9jsu0


ベクターP「ジュラゲドの効果発動!こいつをリリースすることで、オルガの攻撃力は1000アップする!」


シュウウウンッ



オルガ「!!!」攻2050→3050  ギゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………




デスバード「うわあああーーーーーーーーーーーーー!?」




ベクターP「オルガで攻撃」ピッ



ゴシャァアアアンッ!!!



デスバード「ぐわあああああ!!!」LP2250→0  ピーーーーーーーーー



ズオオオオアアアアッ!!!!!



ベクターP「ふはははははははははは!後悔は遅いわぁぁあああああ」



ガストル「流石はマスターよ、はははははは」



ヒュペル「な…………す、すごい衝撃だ……勝ったのか……」



フェイス「ごぼっ…………ごほごほ!!げっほ!!!えほ!!!」




ガール「バードフェイス!!!!」



ベクターP「おっと、まだ生きてたか!」


704: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 00:15:26.15 ID:vzjZ9jsu0

ここまででー



もうちょっとで竜魔王2も終わるので次の展開も決めておこう


1 ネオドミノシティ復興

2 クロウ君とアマテラスちゃん

3 遊戯王5Ds 鬼柳のサティスファクションタウン復興記

4 竜魔王3



↓2

711: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 22:53:54.74 ID:vzjZ9jsu0



………………………




べゴ………ベゴゴゴゴ…………メキョ!!



フェイス「ぐあああ…………!!!!?」メキョ




ベクターP「何とか間に合ったな、ドラゴンが生えてきたぞ」



ガール「うわああああ!?ば、バードフェイス………だ、大丈夫?」



ヒュペル「アタシが大丈夫だったからね」



フェイス「………………!………か、身体が軽いぞ?」ムク



ガストル「ははははははははは、食いごたえがありそうだこいつ、縛って運ぼう」ズルルル



フェイス「う………体からドラゴンが……どうなっちまったんだ」



ベクターP「お前の身体は治った、それくらい文句言うなよ半人前」



フェイス「そうか…………3も、これであんたが治してくれたのか………」



ヒュペル「ダンナには助けられてばかりだ」






712: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:04:54.88 ID:vzjZ9jsu0


ガール「バードフェイス…大丈夫なの?」



フェイス「ああ、嘘みたいに元気だ……体は安定しないが……」フラ



ベクターP「まあしゃあねえわな」



ヒュペル「アタシはもう慣れてきたよ、戦闘力も上がってるみたいだし、わるくないかもね」バッサ




ベクターP「なるほどな……興味深いぜ、ヒュペルと半人前から生えてきたドラゴンは同じ色だ、つながりがあるのかな」



ヒュペル「それにしても、こんな不可思議な力……ダンナ、アンタ一体」



ベクターP「俺にもよくわかってはいない、DT次元って知ってるか?」


ヒュペル「え?何?」



ベクターP「いやもういい、何でもねえ」



ガストル「唾液がとまらんわ!はははははは!!」ダアアアアアア  ずるずる



ガストル「マスターよ、この鳥公丸焼きでお願いしたい」ズルズル




ヒュペル「すごい腹減った……そういえば……」ダアアアアアアア




713: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:16:22.60 ID:vzjZ9jsu0



ヒュペル「く………ドラゴンだからか……腹が減る……デスバードてんてんすごくうまそうじゃないか」



ガストル「はははは、少しなら分けてやってもいい」



フェイス「俺も……腹減ってきたぞ……」



ベクターP「龍化するとドラゴン族らしく食欲旺盛になるようだな、ってことは村の奴ら全員ドラゴン族にしたら……このあたりのモンスター全部捕食しちまうかもしれねえな」



ガール「あわわわわわ………わ、私ももしかして……餌?」



ヒュペル「腹へるっていっても理性とぶレベルじゃない、大丈夫さ」



ガストル「生態系は滅茶苦茶になるだろうな、ははは」




ベクターP「だろうな、まあ、俺の知ったことじゃねえし、別に」




ヒュペル「じゃあ、ダンナ!村にきてくれよ!みんなを助けてくれ!」



フェイス「ああ!秘薬取りに行くよりよっぽどローリスクだ!たのむダンナ!」



ベクターP「ダンナダンナって、まあいい、被検体がたくさんいるってんなら好都合だ」

714: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:22:46.20 ID:vzjZ9jsu0


……………………………


バッサッバッサッバッサッバッサッバッサ



ヒュペル「あそこだ!」



ガール「村を出てまだ7時間くらい……流石にみんな生きてると思うけど……」



バッサ



フェイス「ああ……」



ベクターP「………おい、早速一匹転がってるぞ…?」




ヒュペル「!?コケーーーーーー!」バサアアッ


ザッ



コケ「………」



フェイス「こ、コケが………死んでいる」


ガール「そ、そんな………」



ベクターP「想像以上に全滅が近かったのかもな……」



ガストル「ははははははは!!これでは秘薬など取りに行っていれば間違いなく全滅だったな!無駄な努力滑稽!!」



ベクターP「流石に空気読んでそこまでは俺も言えねえわ」


715: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:33:33.26 ID:vzjZ9jsu0



ヒュペル「ダンナー!!どうかーどうかー!!急いでくれ!一秒を争う事態かもしれない!」ダッ



ベクターP「まかせな」ザッザッザッザ



ヒュペル「走って!走って!」




………………………………



クイーン・バード「……」


ダッダッダ


アブソリューター「……」


ダッダッダ


クジャック「……」


ダッダッダ



巨大な怪鳥「……」


ダッダッダッダ



ベクターP「なかなかに死屍累々」ダッダッダッダ



フェイス「畜生…!畜生……」ボロボロ


ガール「うううてんてん」ボロボロ


ザッザッザッザ

717: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:40:35.68 ID:vzjZ9jsu0
てんてんってやってしまった  …… ←こんな感じに変換される予定でした





ザッ

バードマン「……ゴボ」



1「…………」



2「げほ………ごほ……」



カラス天狗「……はあー……はあー……」


「うう……」


「ふー……ふー……」


「げほっ………」



チャネラー「………う、もうだめか……」ガク



ザッ!



3「1!2!ここら辺はまだ生きてる!」



ベクターP「おおー、何よりだぜ」



ガストル「汚染されそうだから早くこの村でたいぞマスター、この鳥が悪くなってしまう」ズルズル




718: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/01(金) 23:52:58.46 ID:vzjZ9jsu0


………

メキョオオッ


ベコベコベコオオオ


バキキキイイイイッ


ゴゴゴゴオオオッ



2「うおおおお!?なんだこれ!?」



バードマン「回復した………変なできものができたが」




カラス天狗「なんと…妖術か……?」




チャネラー「た……助かったけど…レデイとして終りね」メコ



ベクターP「竜寄生フェチ」




チャネラー「そんなものあってたまるか!!」



「た、助かったのか……?」



「我々は一体……?」



ザワザワザワザワザワ



ヒュペル「よかった………」



ガストル「マスターですらぎりぎりだったのだ、半人前よ、貴様らの薬など間に合うわけがなかったな、はははは!!!」



フェイス「ぐ………確かに」



ガール「……でも、よかった」

719: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 00:01:29.87 ID:KCsAFmeS0


ヒュペル「2!1は……?」



2「ダメだね………発症が早かった分…」



1「……」



ヒュペル「ダンナー!1にも秘法を!」



ベクターP「そいつは駄目だな、残念だが」



ヒュペル「くうう…………………………!!!」ガク



バードマン「…………火葬してやるしかあるまい…」



チャネラー「バランス悪いなー………、そのうち慣れるか……」フラ



ガストル「それにしても、大小さまざまな竜が生えてきたな」



ベクターP「面白いもんだな、メモしておくか………」ガリガリガリ



ヒュペル「生き残ったのは………12体……か、随分減ったものだね………」


720: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 00:13:04.33 ID:KCsAFmeS0


……………


パチ…………パチパチ……


ゴオオオオオオオ



ゴオオオオオアアアアアアアアアアアア7



ベクターP「あったけえなー」


2「みんな……安らかに眠ってくれ」



カラス天狗「………同士よ」


ヒュペル「………」


フェイス「うわーーーーー!!!みんなーーー!!」



ガール「うわーーーーーーーーーん!!!」


ガストル「やかましいな……どれ、デスバードはいい具合に焼けたか……?」



チャネラー「神聖な火でこいつ!」



ベクターP「許してやってくれ、それにしても……俺達には全く効かない病原菌…同族感染ウィルスだな、これは」



ベクターP「このままじゃ残ったあの半人前にも感染しちまうだろうな」



ヒュペル「え………ハーピイガールの事か?」



ベクターP「ああ、あいつだけは鳥獣族のままだし」

721: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 00:26:14.11 ID:KCsAFmeS0


ベクターP「この秘法の結晶、一つおいて行ってやる、感染したらあいつに刺しこめ」カラン




ヒュペル「何から何まで………」




ベクターP「実験体として俺にとってもありがたかったから気にすんな」



ガストル「焼けたぞマスター、はははは!骨に気を付けろ」ジュワアアアアア



ベクターP「デスバードか!うまそうじゃないか!ゲテモノだがな!」



ガストル「周りがドラゴン族になったばかりの奴らだらけで、ものほしそうな顔で見てきおるな、やらんぞ!!」


2「ちっ」



バードマン「腹減ったな………」



ガール「………」



フェイス「ん?おいどうしたハーピイガール」


ガール「……ゴホッ……ゲホッ…!!」




フェイス「!ついに発症したか!ダンナー!!」



ヒュペル「ああ!!」



ベクターP「早速か、結局全員ドラゴン族だな」




730: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:01:53.53 ID:KCsAFmeS0



…………


ザッザッザッザ


ベクターP「……」


ガストル「……」


ヒュペル「……」



ベクターP「おいガストル、あれから何日経った?」



ガストル「三日と5時間だ、はははは、未だに森から抜け出せんとはな」




ベクターP「山フィールド…広大なもんだぜ」



ヒュペル「アタシもここまで大きいとは知らなかったよ……狩りで使ってたエリアなんて村から半径3KMくらいだったからね……」



ガストル「というより、もう山エリアは抜けたのだろう、おそらくここは森エリア」



ベクターP「地の利は失ったか……どちらにしろ見通しのいい地形に出たいところだな」


ザッザッザッザッザ

731: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:09:07.27 ID:KCsAFmeS0


ザッザッザッザ



ヒュペル「ダンナ、腹減らないか……」




ベクターP「ああ…………ていうかヒュペルよ、お前なんでついてきてんだよ、カードは貰ったが別についてこなくてよかったんだぜ」




ヒュペル「自由に生きてやろうとおもってね、半人前たちもドラゴン族になって戦闘力が上がって狩りも上手くなったし、アタシがいることもない」



ガストル「ははははは、衝動的に飛び出た挙句、今、食糧難だ!」



ベクターP「その辺のプチモスでも焼いて食うことになるな……このままじゃ」



ヒュペル「昆虫族か……あまり好んで食べたことは無いね……」



ベクターP「プチモスな、あれな、潰したら中からドロッと体液みたいのが口の中に……」



ヒュペル「ひゃああああああああ」



ザッザッザッザ



ベクターP「おう………よかった、どうやら森が終わったようだぜ……」



ガストル「街は無いのか?街は」


732: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:17:07.57 ID:KCsAFmeS0



ガサアッ



ザザアアアーーーーーン



ベクターP「海だな……一面」



ガストル「はははははは、右向いても左向いても砂浜が続いておるわ!」



ヒュペル「!!うわ…なんだこれ、み、水が一面!?すげえ……」



ベクターP「ただの海じゃねえな……イルカが跳ねてるぞ、ウォーターワールドだ」



バシャアアッ


ヒュペル「し、信じられない……こんな水がある場所なんて……」



ベクターP「信じればいいさ今までより今を」



ヒュペル「はあ?」



ベクターP「………さて、なんか探してみるか………」



ザッザッザッザッザッザ



734: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:26:20.22 ID:KCsAFmeS0


ザザーーーーーン

ザザーーーーーーーン



ベクターP「………水平線の彼方にも何も見えねえな……」



ガストル「ははははは、これでは飛んでいこうにも途中で力尽きてしまうな」



ヒュペル「はあー………広大なことだね、悩みなんて吹っ飛んでいきそうだよ」



ザザーーーン


ザザーーーン



ベクターP「どうする、砂浜を歩いていくしかないか……?」



ガストル「砂浜も果てしなく長そうだがな、ははは」




ザザーーーーーン


ヒュペル「ん、ダンナ、海の向こう、あそこらへんから色変わってないか?どす黒く……」



ベクターP「あ…本当だな、あれは多分暗黒海だな」



ガストル「なるほどな、あのはるか先に暗黒界があるのか」



737: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:32:01.99 ID:KCsAFmeS0


ヒュペル「暗黒界とは?」



ベクターP「すっげえおっかねえ顔してる奴ららしいぞ」



ガストル「アスターと同レベルかもな、はははははは!!」



ベクターP「だったらヤベえな、たまに水面に反射する自分の顔に驚くからな」



ガストル「だが出会った奴の話では意外と温厚な性格らしい」



ヒュペル「へー………」



ベクターP「……………ん?なんかおかしなしぶきが……波じゃねえぞ?」


ザバアアッ 


ザババアアッ



ガストル「!」



ヒュペル「え?」



ザバアアアアッ


ザバアアッ!!!


ジェノサイドキングサーモン「rrrrrrrrrrrrrrrrrryaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」




738: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:38:19.01 ID:KCsAFmeS0



ザバアアアア



ヒュペル「な、何イイイイ!!!?魚だ!で、でかい!!二メートル近くあるよ!?」



ガストル「見たところ鮭だな!暗黒界の、はははははははは!!」



ベクターP「飛行能力あるぞ!?まさか魚のくせに陸の俺たちを餌にするつもりか!」




サーモン「rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrryaaaaaaaaaaaa!!!!!」ゴオオアッ



ガストル「暗黒界の鮭は超美味と聞く!マスター!鴨が葱を背負ってやってきたな!」



ベクターP「はははは!弱肉強食、返り討ちにして丸焼きにしてくれる!」ブンッ



サーモン「yaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」ゴオオオオオオオオッ


ズドオオオッ




ベクターP「あれ!!?つ、強い!!?」ザザザアアアアアアアアッ


ドオオオオオンッツ


バキバキバキバキバキ!!!!!!



ヒュペル「ダンナが突っ込まれて森に吹き飛ばされた!死んだ!?」



740: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:46:14.05 ID:KCsAFmeS0


ザザザアアアアアアッ!!



ガストル「マスター!こいつの攻撃力侮れん!フィールドパワーソースも加わっているぞ!」



ギギギギギ



ベクターP「ぐううううああああ………!やろおおお………!」ギギギ



ヒュペル「ダンナ生きてた!でもこのままじゃ鋭利な部分が突き刺さる!」



ベクターP「くそ!嘗めやがって!」ブーーーーン



ガストル「!デーモンの斧か、本気だなマスター」


ひゅうんっ



ガゴオオンッ!!!



サーモン「rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrryaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!」ギギギ



ベクターP「これでもダメか……!!?」ギギギギギギギ



サーモン「ゼ      ツ    メ   ツ!!!!」



ベクターP「こいつ変なジェノサイド入ってやがる!!お前ら、加勢求む!!」



わあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


わあああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


741: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/02(土) 23:52:57.29 ID:KCsAFmeS0


………


サーモン「…………rrr……r」


ビクビク



ヒュペル「はー、はー」



ガストル「まったく……とんでもない奴であったな」



ベクターP「やっとこと切れやがったか……」



ヒュペル「海恐い…………」



ガストル「これだけの図体ならば三体で分けても余るほどだろう、飯にしようではないか」



ベクターP「疲れたから休憩………準備は任せた……」




……………




742: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/03(日) 00:03:14.92 ID:IaifZcvf0





ザザーーーーン


ザザーーーーン



ベクターP「やっぱりこの海越えて新天地行きてぇよな」



ガストル「そうだな」


ヒュペル「なんで?」


ベクターP「ぶっちゃけもうこのあたりの陸地は全部回っちまったんだよ、同じところグルグルしててもしょうがないしな」



ヒュペル「え……っと、じゃあ陸が続いてるところからいけばいいんじゃない」



ベクターP「周り全部海だぞ、とある町で高い地図見てる奴を後ろからのぞいた時に知った」



ヒュペル「そうだったのか………」



ベクターP「だから船だな………必要なのは」



ベクターP「DT次元について有力情報があるかもしれんし」



ヒュペル「…………そのDTってのは………いいや、面倒くさそうだし」

743: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/03(日) 00:12:14.87 ID:IaifZcvf0



ガストル「船と言ってもマスター、広大な海を安全に行くとなったら我々が作る程度のイカダでは無理だぞ」



ガストル「それに海には恐ろしい魔物がいる、霊魂の護送船や黄泉へ渡わたる船といったオカルトじみた噂もある」




ベクターP「安全に行くとなったら、海賊船奪ったりしたらどうだ?」




ガストル「海賊船、スカルブラッド号か」




ベクターP「なんか迷惑な連中らしいだろ、貨物船襲ったり旅客船襲ったりよ」



ヒュペル「でもどこに現れるかなんてわかんないだろ」



ベクターP「はー、困ったなおい」



ザザーーーン


ザザーーーーーーン




744: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/03(日) 00:13:30.48 ID:IaifZcvf0

ここまででー  次回の展開を決めておこう



1 ネオドミノシティ復興

2 クロウ君とアマテラスちゃん

3 遊戯王5Ds 鬼柳のサティスファクションタウン復興記

4 竜魔王4




↓2

752: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/03(日) 23:59:07.44 ID:IaifZcvf0

みんなの復活から3日後


…………………………



ネオドミノシティ 繁華街


ガラガラッ



「あー……やっと瓦礫が片付いてきたな……」



「くそ、シテイから支援が出るとはいえ、元通りになるまでどれくらいかかるか……」



「どれだけどんでもない災害だったんだろうな、俺たち全員気絶してたなんてよ……」ガラガラ



「とんでもない偶然だよな……みんな無傷なんてよ……」


ガラガラ



「KURUMIZAWAはいいよな、無傷なんてよ」



恵「……どうも」



「あ、看板娘の」



恵「なにか……手伝おうとおもって………」


店長「そうだね、助け合わないと、我々も手伝わせてくれ」




753: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:06:21.77 ID:A5TGrF260



旧サテライト地区  マーサハウス



岬「うらああああ!」ガラガラアア



雑賀「おいジャッカル!こっちの瓦礫運ぶのを手伝ってくれ」ザッザ



岬「ふー………ったくよ、この辺とんでもねえな、被害……」



雑賀「ああ、まるで砲撃を受けたような惨状だな」



岬「くそ………なんか雪も積もってるしよ……意味わかんねえな!」ガシャ



マーサ「二人とも、お疲れさん」



雑賀「マーサさん、子どもたちは」



マーサ「雪かきしてもらってるよ、ほんと、何で旧サテライト地区だけこんな雪が積もってるんだろうね」


岬「マーサよ、クロウはどこ行ったんだよ」



マーサ「遊星の住んでるガレージも半壊状態だから手伝いに行ってるよ」



雑賀「さて、じゃあ俺も……鉄蔵じいさんの家も大変らしいので手伝いに行きます」



岬「あのじいさん生きてんだろうな……」


754: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:14:42.34 ID:A5TGrF260



岬「それにしても……天災か、本当かよピエロ、この辺のクレーターは何なんだよ」



岬「それに………何か忘れてるような……変な奴とデュエルしてたような」



マーサ「岬!こっちもたのむよ!」




岬「ああーーーー!!」


………


ポッポタイム  ガレージ



クロウ「遊星!このパーツいるのか!?」ガシャア



遊星「ああ、そこらへんのはまとめて置いておいてくれ!」ガサガサ



クロウ「了解!………ふう、久しぶりにここに来たが、パーツが増えたな」



遊星「すまない、熱中して片付けが後回しになってしまっていた」ガシャガシャ



クロウ「別にいいけどな、ところでアキとかジャックは来ねえのか?」



遊星「アキは両親の手伝い、ジャックはやることがあると、龍亞龍可はアカデミアの復興を手伝っている」



クロウ「ふーん、ジャックの奴、手伝いたくないから逃げたんじゃねえだろうな?」



遊星「可能性を否定はできない」



クロウ「はははははは、鬼柳はサティスファクションタウンか……コナミは?」



遊星「あいつも自分の事でいっぱいらしい」


ガララ


755: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:19:07.95 ID:A5TGrF260

…………


コナミ「……」



シュウウウウウウウウ


アパートだったもの「」


ガララ


ザッザッザ


店長「コナミ、そこに居たのか、突っ立ってないで手伝……あ」



コナミ「俺の住処にキラーの野郎の光線が直撃してやがる……」



恵「あ……………oh」



店長「わ、私のアパートが……」



恵「KURUMIZAWAは無事だったけど………と、隣のアパートが真っ二つに……」



コナミ「くそ!!キラーの野郎……!!」ガク



コナミ「…………とにかく、片付けねえとな」



ザンッ



雪乃「ぼうや、お困りのようね」



コナミ「!お前は」


757: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:25:25.65 ID:A5TGrF260


雪乃「あなたのピンチに私は現れるわ」ザッ  E ヘルメット トング ビニール袋 作業服 タオル



コナミ「誰……って雪乃か!珍しい恰好してんな、どうした」



雪乃「あなたの住処が崩壊してるのを見てね、手伝いに来たのよ」



コナミ「雪乃さん!!!」



恵「……」



雪乃「それにしても、見事に直撃ね」



コナミ「くそ、宝くじなんて当たらねえくせにこんなのだけ、まあ、使えるものは回収してみるか」ザッザッザ


ガラガラガラ



雪乃「テレビ、ダメね、ベッド、ダメね……あ!コナミ、カードケースは無事よ、おめでとう!」



コナミ「それは良かった、が、替えの帽子が………サンバイザーみたいな感じに」ポッカリ




………


中央広場


759: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:33:01.17 ID:A5TGrF260


クロウ「ふう、遊星のガレージはとりあえずOKだな……」ザッザッザ



クロウ「これからどうするか、マーサんとこに手伝いに行くか、あそこ隠れ家にしてたから精霊に砲撃とかされてやばいからな」



クロウ「精霊といえば………あいつどうしてるかな」



クロウ「あいつ、アマ」









アマテラス「クロウォォオオオオァ………」ズルルル



クロウ「アマテラ――――ス!!な、何してるんだよお前!」



アマテラス「う……ぐ」



クロウ「そんなところに寝そべってんじゃねえよ、それくらいの常識はあるだろ!」グイ



アマテラス「く、苦しいのだ………」


クロウ「なに!?」




アマテラス「やはり……この世界は会わないのかもしれん……あ、あの日以来……日に日に体調が……」


クロウ「まさか……なにかギャラクシオンの力に欠陥が……」




762: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:41:05.98 ID:A5TGrF260


アマテラス「うう………」


クロウ「アマテラス…!」



アマテラス「腹が……きゅーとなって………喉が……カラカラに………」



クロウ「……アマテラス?」



アマテラス「体に力が入らない……」



クロウ「お前腹減ってんじゃねえのか?」



アマテラス「え………………?」




………………………………


中央広場 ベンチ


アマテラス「ズルズルッツズルルーーーーーーーーー!!!」



クロウ「おったまげだぜ……まさか食うことと飲むことを知らないなんてよ」



アマテラス「ごくっごくっごく………」



アマテラス「………っぶはーーー!!」



クロウ「どうだよ新作のレッドデーモンズヌードルは」



アマテラス「すごい快感だ……初めての経験だ……そうか、エネルギーの補給……精霊だったときは呼吸だけで十分だったが」



アマテラス「人間は食事、水分補給が必要だったのか、ふー……」


765: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:48:15.34 ID:A5TGrF260


クロウ「三日も飲まず食わずなんて信じられねえぜ」



アマテラス「そうか……合点がいったぞ、この街の復興を手伝った時こんな紙をもらった」ペラ



クロウ「紙幣か」



アマテラス「この紙は食べ物と交換できるんだろう?」



クロウ「まあそうだな、食い物だけじゃねえけど」



アマテラス「ふーーむ……変わった顔が描いてあるが」



クロウ「イエ―ガーだろ?市長だ、テレビで話してるのを見れるぜ」



わーーーー

わーーーーーー



アマテラス「……あんな小さい子供がデュエルを、本当にエンターテインメントなのだな」


クロウ「ああ、デュエルすればモーメントが回ってDPが貯まって……よくできてるもんだぜ」


アマテラス「………」


アマテラス「そういえば夜になった時意識が途切れるんだが」



クロウ「寝てんだよ」




768: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 00:56:19.19 ID:A5TGrF260


わいわい……

わいわい……



クロウ「……」



アマテラス「……」



クロウ「あれ……そういえば、お前剣は……あと衣装が」




アマテラス「ああ、武神器か……?人間になったら暑くてな、剣はヘルメットをかぶった者にじゅーとーほーいはん?らしい」



クロウ「ああ……そうか、で、どうしたんだ?」



アマテラス「武神器は自在に出したり消したりできる、いざというとき武器が無くては話しにならないからな」



クロウ「じゃあデュエルディスク買わないとまずいんじゃねえか?」



アマテラス「この世界のデュエルディスクか……クロウやこの世界のデュエリストがつけてる奴だな……後で調達しておこう」



アマテラス「つまり今の状態では私はヒルメという名前の方が正しいかもしれん」




769: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 01:05:23.14 ID:A5TGrF260


クロウ「そうなのかよ、じゃあヒルメって呼ぶか」



アマテラス「よ、よせまったく!……アマテラスでかまわん!もう!」



クロウ「そんなあわてるなよ……?」



アマテラス「………」



アマテラス「ボスや仲間は………復活できるだろうか」



クロウ「………」



アマテラス「ふ………あなたに聞いても仕方ないな、まずはこの世界だ」



アマテラス「いずれ方法を見つけ出す、仲間たちを救う方法を」



クロウ「アマテラス無茶すんなよ、俺達だって仲間さ、俺だって手伝ってやるって」



アマテラス「なんて頼りになる男だ……」




クロウ「まあ、その前にこの世界の復興を手伝ってくれ」



アマテラス「ああ!」



わーーーわーーーーーーー

わーーーーーーー

771: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 01:12:39.15 ID:A5TGrF260


……………


市役所前


クロウ「この辺は一番ひどいかもな」



アマテラス「神聖樹が生えていたからな……全壊しているではないか」



クロウ「あ、仮設テントあるぜ」



イエ―ガー「しばらくはここが市役所本部です!みんなでのりきりますよ!」


深影「はい!」


牛尾「おおっす!」



アマテラス「あのスカーフェイス、私に注意した奴だな」



クロウ「牛尾か、大変そうだよなセキュリテイ」



アマテラス「あ、あのピエロはこの紙にかいてあった、ほんとうにいたのか」



クロウ「『フォーチュン』は回ってるみたいだしエネルギーはあるから、そんな時間はかからねえと思うぜ、復興」



アマテラス「それは何よりだな」


ザッザッザッザ




772: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/04(月) 01:20:41.16 ID:A5TGrF260


……


繁華街



コナミ「…………さて」



雪乃「意外と使えるもの残ってたわね」



コナミ「ああ、それ以上にゴミは大量だったけどな」



恵「でも……鉄くずも……もっていくべきところにもっていけば……お金になる」



コナミ「マジで!?」



店長「はー………アパート立て直さなきゃ……いまならほとんどシテイが負担してくれるかな……」



コナミ「じゃあおれはそれまで、この私物の入った段ボールをもってどこかに避難しておくか」ガシャ




雪乃「…………んふ、コナミ」くね……



雪乃「お姉さんが……」




コナミ「遊星のガレージとか広いし、やさしいから泊めてくれそうだな」




雪乃「あらん」しなっ



ざっざっざ



クロウ「ん、コナミ」



アマテラス「おお、同志よ」



コナミ「んあ?」


791: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 22:39:04.66 ID:VXba/U5w0


コナミ「クロウとアマテラスか」



雪乃「あら」



クロウ「お前のアパート、残念だったな……」




アマテラス「キラーの攻撃が直撃してるな」




恵「………チャンピオンの、ガレージ借りるって……」



クロウ「ああ、いいんじゃねえか、さっきまでガレージの片づけ手伝ってたが、スペース余ってるみたいだったぜ」



コナミ「そうか、よかったー……」



アマテラス「ここが貴方の住処だったのか」



コナミ「そういえば、アマテラスはどこに寝泊まりしてんだ」




アマテラス「初日は中央広場のベンチだ、昨日一昨日は復興の手伝いをした報酬の一つとして木賃宿?とかいうところに泊めてもらった、シャワー付きだぞ?ふふふ」



クロウ「おいおい」



コナミ「お前あしたのジョーか……」



雪乃「大変ね、いきなり一文無しだもの……」





793: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 22:50:23.43 ID:VXba/U5w0



アマテラス「それにしても今思えば…食事つきだったかもしれん、食っておけばよかった…」



クロウ「ああ、こいつ生活能力0なんだ、さっきまで餓死寸前だった」




コナミ「その割にはシャワーは浴びること知ってたな」




アマテラス「宿のオーナーの弥生とかいうレデイが教えてくれたのだ、人間は汚れやすいとな」




コナミ「ノーマネーのところか、木賃宿なんて言ったらぶっ殺されないか?」




クロウ「あいつサテライト時代から面倒な奴だったからな、とげとげのカチューシャ武器だぜあれ」




雪乃「つまり、今貴女はホームレス状態なの……?」



アマテラス「ホームレス、家が無いということか、そうだな、今日は中央広場になるな」



恵「なんという………刹那的な生き方……」



店長「大変だねー」



コナミ「一時期のメイみたいだな、あいつも新聞紙を布団に、残飯で食いつないでいた」



コナミ「やっぱりサティスファクションタウン行った方がいいんじゃないか?」



アマテラス「鬼柳の街か………」





794: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:02:11.34 ID:VXba/U5w0



アマテラス「まあ、もう少しこの街にいてみるさ」



コナミ「そうか……」



雪乃「随分この街にこだわるのね……まあネオドミノシテイは世界でもトップクラスの都市だけど、今はこんな有様なのよ」



雪乃「そんな生きやすい街ではないと思うけれど」



アマテラス「でもクロウがいるじゃないか」



クロウ「は?」



アマテラス「クロウと会えなくなってしまうのが苦しんだ、三日かけてやっと見つけたのだぞ」



クロウ「な……お前俺を探してたのかよ」



アマテラス「そうだぞ、あの日勝手にD・ホイールでどこかに行ってしまうから私は悲しかった」



アマテラス「私は貴方をこんなにも欲していたというのに」




クロウ「えぇ……う…………その」




恵「ひゅーひゅー……………………」



コナミ「ヒューヒューヒュ―――ヒュ―――ヒュ――――――――!!!」



クロウ「うるせーよ!!」

795: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:14:50.45 ID:VXba/U5w0


恵「熱いね……熱いね……」



コナミ「愛か!愛なのか!?」



アマテラス「勿論愛だ、愛しているんd」



クロウ「お前もやめろって!落ち着けよ、置いてったのは悪かった!」



アマテラス「む、そうか?」



雪乃「ふふ……小細工無しね、嫌いじゃないわ」



コナミ「初めてやったが楽しいもんだな、人の恋路をひやかすのって」



恵「…………確かに」



クロウ「くそ!おいコナミ、覚えとけよ!やった分はやり返されても文句言わせねえぞ!」




コナミ「んんーーーーーー。悪いが無駄だ、悲しいかな俺には相手がいねえ。結婚の制度だって知ったのは最近だぜ?」



クロウ「……」



雪乃「…………」



恵「……」



雪乃「コナミ……」ギュウ



コナミ「え!?」



恵「ひゅーひゅー……」



クロウ「はははははは!!熱いなおい!!」



アマテラス「ふふふふ、楽しそうだな!」

798: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:25:34.94 ID:VXba/U5w0


…………………


KURUMIZAWA


カランカラン



コナミ「やめよう………からかうのは」



クロウ「そうだな………」



雪乃「…………」







アマテラス「ここがカードショップ…か」



恵「いかにも…………信頼と………安心のKURUMIZAWA」



店長「いらっしゃいませー」



アマテラス「本当にカードを金で手に入れられるのか……信じられん」



恵「?」




アマテラス「我々の次元では……長年の修行の末カードを具現化する、もしくは敵から奪う……カードを大量生産することができる技術とは」


恵「I₂社だけが………カードをつくる権利を有している……」



アマテラス「I₂社か………最初にカードを作った者は?」



恵「とっくに………いない……」



アマテラス「そうか……」



799: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:32:25.81 ID:VXba/U5w0

………………………………………………………





アマテラス「やはり強力なカードは値段も張るな」



クロウ「金たまったらなんか買うのか?」



アマテラス「どうだろうな、私は艱難辛苦を共にしてきたデッキがある……買わないかもしれん」



クロウ「へー」



アマテラス「だが、魔法トラップ、シンクロ、使えるものがあれば使ってみるのもいいかもな」



クロウ「そうか、お前エクシーズしかないもんな、この世界じゃ唯一のエクシーズか?」



コナミ「ツァンと鬼柳が持ってるぜ、俺のは消えちまった」



雪乃「トレスラグーンが……そうだったの」



恵「この世界で……ちゃんとしたエクシーズが出回るには……もう少し時間がかかる……」





801: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:40:36.84 ID:VXba/U5w0




コナミ「うーん………俺はカードなんて買う余裕ねえな……家吹っ飛んだし」



雪乃「だから私のマネジャーとしてまた…」




コナミ「まあ、てめえで何とかしてみるって」



雪乃「そう……」



アマテラス「そうだ……コナミ、ボスの剣は?」



コナミ「ああ、あれはアパートに置いてなかったkら無事だぜ、段ボールの中だ」



恵「………売るつもり………?」



コナミ「…………そんな値段付かねえだろ」



恵「ついたら………?」



コナミ「うーーーーーん………いや、売らねえよ」



アマテラス「それなら安心だ」


803: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:47:54.83 ID:VXba/U5w0


…………………………


夕方


カランカラン



クロウ「じゃあ、俺達いくぜ」



アマテラス「ためになった、ありがとう」


カランカラン



コナミ「じゃあなー……俺はここでバイトか」



恵「…………働かざる者……なんちゃら」



雪乃「ふふふ、私もそろそろ行くわ、用事があるの」カラン



コナミ「またなー」



恵「……またのご利用を……」


カランカラン



コナミ「………客こねえな……こんな状態じゃなおさら」



恵「………くるかも、しれない」



804: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/05(火) 23:57:47.53 ID:VXba/U5w0


………………………………………


ザッザッザッザ



クロウ「…」



アマテラス「クロウ、私は迷惑か?」



クロウ「あ?」



アマテラス「どうやら困らせているようだからな、この世界の世間知らずの私は……」



クロウ「気にすんなよ、人の世話焼くのは慣れてんだ、ガキどもでな」



アマテラス「ガキども?」



クロウ「そうだ…………アマテラスお前、マーサハウス行けよ、俺が話しつけてやるから」



アマテラス「なんだ、そこは?」



クロウ「孤児院だよ、だが、お前みたいに住民票も保険証もない根無し草も助けてくれるぜ」



アマテラス「なるほど…………素晴らしいところだな」



クロウ「そこでマーサから色々教えてもらえ、で、これもっとけ」ピラッ



アマテラス「なんの番号だ……?」


クロウ「その番号をマーサハウスの黒電話に入力すれば俺につながる」



アマテラス「くろでんわ?わかった………つまりいつでもクロウと話せるというわけだ!!」


クロウ「深夜とかはやめろよ!」





805: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/06(水) 00:07:00.66 ID:kKLmfZjl0

…………………


ブオオォ―――――――――――――――――――!!!!



クロウ「旧サテライト地区にあるんだ、お前も来たことあるな……隠れ家にしてたところさ」



アマテラス「あそこか………それにしてもこのD・ホイール便利だな……私もほしい」ギュ



クロウ「免許とれば乗れるぜ、ま、それはおいおいだな」ブオオオオオオオーーーーーーー


…………



ゴオオォ――――――――――――


キキイイッ



クロウ「ふう…………」カポ


アマテラス「ここか…………」カポ



クロウ「クレーターは埋まってねえな、明日あたり埋めるか」



アマテラス「そうか……スペリオルドーラの砲撃痕か…」



クロウ「気にすんな、入口はこっちだぜ」ザッ



アマテラス「ああ」



クロウ「あ、そうそうこれ、渡しておくぜ」カザ



アマテラス「?」


806: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/06(水) 00:33:14.05 ID:kKLmfZjl0

カサ


アマテラス「封筒………中に……ピエロがいっぱいだ」



クロウ「30万入ってる、お前にはわからないだろうけど、それなりに大金だぜ」


アマテラス「何故…?」



クロウ「素寒貧じゃどうしようもねえだろ?俺は実はこの世界じゃ結構稼いでんだ、助け合いだよ」



クロウ「世界は救われたのはお前のおかげでもある、それ使ってこの世界のこと詳しく知って来いよ」



アマテラス「……む、あと何か………これはパックか?」



クロウ「シンクロ関連のパック買っといた、一応な」



アマテラス「宿だけでなく…………こんなことまで………クロウー!!」ギュウウ



クロウ「おおい!抱き着くなって!金の使い方わかんねえなら俺に連絡しろ!一緒に行ってやるからよ」



アマテラス「クロウ―!愛している!!」ギュウウ



クロウ「待てって!!」


アマテラス「この恩は必ず…ん?婦人、何を見ているのだ?」ギュー



クロウ「は?」クル



マーサ「…………………」


クロウ「!ま、マーサ………!!?」



マーサ「アンタね、大人だからとやかく言うつもりはないけど、子どもたちに悪影響だから場所は考えなさいよ」



クロウ「ちょっとまてマーサ!!」


アマテラス「彼女がマーサか」







…………

恵「パックをプレゼントして喜ばれる街………それがネオドミノシティ」


コナミ「?」

825: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 22:39:53.54 ID:cIQb3NB60


…………………………


サティスファクションタウン

ダイン鉱山




満足の悪魔のしもべ「かんべんしてくださいよ鬼柳さん、まったくもう」



鬼柳「すまねえな、だが、なんとか満足湯の過剰放出も止められたぜ」



しもべ「一時期この空間までお湯が貯まってましたからねえ」



鬼柳「全部キラーの野郎のせいなんだ、だが俺が満足させてやった」



しもべ「ひひひひひ、流石はオーガドラグーン様が認めた満足の器、主はどうしておりますか」



鬼柳「俺のデッキで相変わらず活躍してもらってるぜ、オーガドラグーンは頼りになる」




しもべ「どうやらそのようですね、とても充実した様子です。よほどの強敵と交えたようですね」




鬼柳「ティエラか…………まあ、そうだな」



しもべ「この調子で満足の生きる伝説として頑張ってくださいね」



826: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 22:49:37.95 ID:cIQb3NB60


鬼柳「言われるまでもねえ、全世界、いや、全次元に満足を届けてやる」



しもべ「感動です、私は貴方と出会えてよかった、ひひひひひひ」



鬼柳「じゃあまたな、まだまだ復興は終わらねえんだ、俺も町長として手伝わねえとな」ザッ



しもべ「ひひ、またの訪問お待ちしておりますよ」



鬼柳「ああ」


ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ



ボゴンッ!



鬼柳「ぐあああ!!!?」ガラガラララララアアアッ



しもべ「鬼柳さん!?」



ガラ



鬼柳「く……あぶねえ………階段が崩れやがったぜ……」ヨジ



しもべ「無事でしたか……しかし、脆くなってたのですねえ、温泉が流れ込んできたことで」



827: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 22:59:13.45 ID:cIQb3NB60



鬼柳「そうか…………まあこの場所には俺くらいしか来ないしな……別に構わねえか」


ザッ



鬼柳「………ん?おい、どうやら崩れた先に空洞があるぜ……なにがあるんだ?」



しもべ「え?まさか………」



ズズズ



しもべ「…………まさかこの洞窟にまだ先があるとは……信じられません」



鬼柳「初発見かよ?」



しもべ「ええ……満足の悪魔が封印してあったこの場所こそ最深部であると認識して守ってきたもので………」



鬼柳「………………明らかに人為的な作りだな…」



しもべ「……この奥に……なにが………?」



829: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 23:13:58.53 ID:cIQb3NB60

…………

二日後


サティスファクションタウン 広場



コナミ「鬼柳、俺は忙しいんだぞ、何の用だ?」



ナオミ「まったく………お姉様は連絡取れないし……よくわからない輩に呼び出されるし、最悪だわ」



ジャック「まったくだ、いつになったらKCグランプリは再開されるんだ、俺の腕が錆びてしまう」



雪乃「ふふ、復興が一通り済んでからになるでしょうね、私もしばらくお仕事お休みだし、気長に待ちましょう」



コナミ「お、ナオミ、雪乃、そしてジャック、お前、復興手伝わないでなにしてんだよ、クロウが怒ってたぞ」



ジャック「ホイールオブフォーチュンで世界を回っていたのだ、骨のあるデュエリストには会えなかったがな」



コナミ「手伝えっちゅーに…」



ナオミ「この街はなんかアタシにすごいやさしいわね……さっき歩いてたら大量の芋貰ったんだけど」ガサ



コナミ「良かったな、チーム満足の一員だからだろ、いらないならくれよ」



ナオミ「普通にあげるわ、重いし」ガサ



コナミ「やったあ」パア

830: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 23:42:14.75 ID:cIQb3NB60


鬼柳「集まったようだな!」ザッ



コナミ「鬼柳!」モグモグ



ジャック「鬼柳、この俺を呼び出すとは、つまらん用だったら許さんぞ」



ナオミ「アタシはアンタのチームに入った覚えはないから普通に観光して帰りたいんだけど」



雪乃「どうしたのかしら?チーム満足を集合させるなんて」



コナミ「」モグモグ


鬼柳「あれ、遊星やクロウは連絡があってこないって話は聞いたが、ツァンと海野はどうした」



コナミ「幸子は会社が物理的に傾いて大変なところなんだってよ、ツァンからは手紙をあずかってるぞ」ピラッ モグモグ



鬼柳「なんだと?」ガサ



拝啓

立秋とは名ばかりの暑い日が続いています。満足の皆様にはますますご清祥のことと存じます。
このたびは私ツァン デイレにチーム満足の召集のご連絡をお送りくださいまして、まことに有難うございました。
私は嫌なのです。自宅もそれなりにキラーの被害を受け、また、プロとして全国各地を巡り人々を元気づける活動をしている最中なのです。
どうせそっちに向かったって疲れるだけで終わるのは火を見るよりも明らかなのです。鬼柳さんから手紙が来たとき、その日一番の溜息がでました。
満足とは何なのでしょうか。鬼柳さんとはそれなりに長い付き合いなので面倒なことだということは見抜けました。例の戦いからまだ1週間ほどしか経っていません。深夜はヤリザの野郎に睡眠を妨害され、昼は慣れない敬語と気遣いで苦労が絶えません。結論から言うと今回私は貴方の所には行きません。楽しいことがあったらLINEに写真でもあげてください。残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。   敬具



鬼柳「…………とにかく忙しいってことは分かったぜ」ガサ



コナミ「色々あるんだろうなー」モグモグ


834: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/08(金) 23:53:14.97 ID:cIQb3NB60


ジャック「で、鬼柳、どうしたというのだ」



鬼柳「ああ、実はな、満足のさらなる謎を解明することができるかもしれねえ」



コナミ「何?」モグモグ



鬼柳「そこでお前たちには、俺とともに謎解明のため立ち上がってもらいたい」



雪乃「よくわからないわね」



ナオミ「本当帰りたいわ………温泉はいってゆっくりしたい」



鬼柳「ダイン鉱山に謎の空洞が見つかった、知識人によると相当昔からあるものらしい」



コナミ「空洞……………?オーガドラグーンが出てくるわ温泉出てくるわ…あの鉱山魔境だな」



雪乃「………」



ジャック「鬼柳、お前ひとりだと怖いのか」



鬼柳「違う、もしこの空洞から新たな満足真実が見つかればだ、お前たちは生き証人になれるんだぜ!俺は親切心で呼んだんだ!」



ナオミ「馬鹿馬鹿しい、帰るわねアタシ」ザッザッ



コナミ「ナオミは帰るぜ、マジでな」



鬼柳「…………」




835: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 00:01:45.76 ID:ctrJLpz/0


…………………


ブオォ―――――――――――――――――!!!



鬼柳「大庭………マジで来ないとはな」



コナミ「まあ、ホテルでゆっくりしてるらしいから、もしもの時は連絡すれば助けを呼んだりしてくれるだろ」



雪乃「もしもの時って……?」ギュ




ジャック「ま、整備も何もされていない空洞ならば、生き埋めとかだろう、生き埋め状態で連絡が取れればだがな」



雪乃「生き埋め…………よく平然としてられるわね」



ジャック「ふん、このジャック・アトラス!生き埋めごときで死ぬような定めではない!神がそれを許さんだろう!」



コナミ「俺も、頑張れば出られる気がする」


ブオオオオーーーーーーーーーーーーーーーー



雪乃「………」ギュ



鬼柳「それにしてもジャック、お前も来てくれるとはな、てっきりお前も帰っちまうかと」



ジャック「ふ、たまには元リーダーに付き合ってやるのもいいだろう」



コナミ「とことん復興を手伝わないな」ブオオォ―――――――――――――





オオオオオオオオオ




鬼柳「あそこだダイン鉱山、今日は作業日じゃねえからな、俺達しかいないぜ」




836: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 00:03:23.09 ID:ctrJLpz/0
ここまででー

844: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:11:15.23 ID:ctrJLpz/0


ジャリ………


コナミ「ま、報酬が出るってんなら俺も行ってあげるぞ」ザッザ



ジャック「お前の街にはスポンサーとして世話になっているからな、特別だぞ」ザッザ



雪乃「ふふ、今になってちょっと後悔しているわ」E ヘルメット マスク 懐中電灯 



鬼柳「じゃあいくぜ、途中まではみんながいつも作業してるエリアだ、危険はねえ」ザッ



鬼柳「だが、満足の悪魔のしもべのいる部屋から先は未開の地だ………」



鬼柳「もしかしたら有毒ガスが充満してるかもしれねえ、気を付けていくぜ」



コナミ「鼻なら自信あるぜ」



ジャック「ああ、こいつはサテライト時代俺のコーヒーに仕込まれた下剤を察知して俺を救った男だ」



鬼柳「そんな事もあったな、期待してるぜ」



雪乃「怖いところね……」


845: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:15:07.94 ID:ctrJLpz/0

…………


ジャリ

ジャリ


ジャリ



鬼柳「……」


コナミ「……」


ジャック「……」



雪乃「……」キョロキョロ



鬼柳「そろそろしもべの所に着くぜ……」



ジャック「鬼柳よ、しもべというのはいったいなんだ?」



鬼柳「オーガドラーグーンを守っていた奴の事さ」



ジャック「紅蓮の悪魔のあいつみたいなものか……?」


ザッザッザ


雪乃「迷路みたいね…」

ザッザ


鬼柳「………そこの曲がり角の先だ」


ザッザッザッザッザ


しもべ「ああ鬼柳さんじゃないですか!ひひひひ、またきたんですか」




ジャック「!貴様ーーーーーーーーーーー!!」ザッ!

846: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:25:20.88 ID:ctrJLpz/0

しもべ「うひい!?こわい!なんですもう!」


ジャック「貴様、なぜこんなところにいる!ボマーの村にいたではないか!またなにか村人に迷惑を掛けようというのか!」



しもべ「し、しらないですもまったくもう、誰ですあなた、あ………」



ジャック「………む、色が違う……緑か」



しもべ「貴方から嫌な感じしますね、田舎臭い……スカーレッド・ノヴァ臭い…紅蓮の悪魔がついてますね」



ジャック「スカーレッド・ノヴァが分かるのか……?貴様、一体」



鬼柳「落ち着けジャック、こいつを相手に人違いするか?疲れてんじゃねえか?」




ジャック「鬼柳、こいつの名前は」



鬼柳「満足の悪魔のしもべだ」



しもべ「シテイー派な満足の悪魔のしもべでございます」



ジャック「似ている………………紅蓮の悪魔のしもべに」



しもべ「一緒にしてほしくないですねえ、あいつ品がないんですよね」




雪乃「すごい壁画の数ね……なんか、神秘的だわ」



コナミ「ここにオーガドラグーンがいたんだ」

847: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:35:20.13 ID:ctrJLpz/0


鬼柳「ジャック、お前似たようなの知ってるのか」



ジャック「ボマーの村の近くに同じような奴がいるのだ、俺はそこでバーニングソウルを会得した」



しもべ「暑苦しいですねえ………本当嫌です」



鬼柳「スカーレッドノヴァドラゴンか………似たようなもんか」



コナミ「で、未開の地への入り口はどこにあるんだよ」



鬼柳「ああ、そこの階段が崩れているところだ、穴開いてるだろ」



雪乃「…………あら、本当に道が続いているわ」



ジャック「ならば、さっさと行こうではないか」ザッ



鬼柳「ここからは何があるかわからねえぜ、気を引き締めていくぞ」



コナミ「じゃあ俺から行くか……」



ゾッ



コナミ「う………?」



鬼柳「どうしたコナミ?」



848: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:41:17.39 ID:ctrJLpz/0

コナミ「…」


鬼柳「まさかなにか匂ったか?」


雪乃「有毒ガス………?」



ジャック「ならば帰るしかないが」



コナミ「いや………臭いは問題ねえ………うーん……問題ねえだろ」



コナミ「いくぞ!」バッ



鬼柳「一応はしごかけとくぜ……もしものためにな」シュランッ



雪乃「ありがたいわ」



ジャック「はっ」シュバッ



ザザッ!!!



コナミ「………」



ジャック「………前は行き止まりか………道は一つしかないようだな」



850: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 22:50:54.80 ID:ctrJLpz/0


ザッザッザ


コナミ「……」


鬼柳「一本道だな……壁画がある……」



ジャック「ならば人為的な道なのは確定だな……」



雪乃「ライト以外の光が無いのは不気味だわ……」ザッザ



コナミ「……」



鬼柳「ライターの火に変化はねえ……コナミ、臭いは?」シュッ



コナミ「問題ない………酸素も十分だ」


ザッザッザッザ


コナミ「だが嫌な予感がするぜ……俺のサテライト時代に培った第六感が……」



鬼柳「警報を鳴らしてるのか」


コナミ「鳴らしてるぜ……」



ジャック「用心して進むぞ」



雪乃「………」ザッザッザ

853: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 23:01:58.77 ID:ctrJLpz/0


…………

ザッザッザッザ


コナミ「……」


ジャック「………む」



鬼柳「向こうになんか見えるぞ、光だ」



雪乃「まさか……こんな地下に日光が差すわけないわ……」



コナミ「くそ……気を付けろ…やばそうだぜ」



ザッザッザッザ


バッ



コナミ「広いところに出たな」



鬼柳「どんな満足真実があるというんだ…?」



ズズズ



ジャック「なんだったのだあの光は?」



雪乃「………!あそこ、光ってるわ」



ズズズズズズ



854: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/09(土) 23:16:00.38 ID:ctrJLpz/0

ここまででー



ズズズズズ


ジャック「光が漏れているのか…………?」


鬼柳「あれは………穴だ………空間に穴が開いている」



雪乃「え、ど、どういうことよ、目の錯覚かしら」



コナミ「く…………やばくないか?悪寒がやばい!」



ズズ


ズズズズズズズズズズズズ



鬼柳「!ジャック、なにかいるぞ!」



ジャック「ぬ!」シャッ


「……」


ズズズ


コナミ「人間か、いや、精霊か……?だが全員に見えている…?」



「N………EK……………RRRRRRRRRRRRRRRRoooooooooooo………」



コナミ「逃げるか!」

873: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 15:50:34.76 ID:94oNQXX+0



ズズズズズ……



鬼柳「どうなってやがる………なんでこんな奴が、こいつは何だ!?」




雪乃「人……じゃないわね……」




「N……EKROOOOOOOおおおォオオオオZZZZZZZZ!!!!」



ジャック「!何者かは知らんが攻撃態勢をとってきたぞ!上等ではないか!」



コナミ「ジャック!やる気か」



ジャック「楽しめそうだな!この俺を満足させられるデュエリストなどそうはいない、貴様は楽しませてくれるか!」ガシャ




鬼柳「満足か!よし、やっちまえジャック!」



ズズズズズズ




コナミ「それにしてもあの裂け目……まさか…」



雪乃「コナミ、危ないわ!下がりましょう」



コナミ「ああ」


874: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 15:57:11.95 ID:94oNQXX+0


ズズズズズズ


「NEKROOOOOOOOOOOOOZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ」ブンッ


ジャック「バーニングソウル!!」バオオオオウッ



「ZZZZZZZZZZZ!!!!!」ヴォワアアアッ



ジャック「下らんなデュエルでこい、俺を楽しませてもらおうか!そして貴様の正体を明かせ!」



「RRRRRRRRRRRR」



コナミ「そいつ発狂してるぞ!多分喋れねえ!」



鬼柳「何者なんだ?精霊なのかよ、俺にも見えてるが……」



「マスター、おそらく精霊です、そして……この次元のものではありません」



コナミ「!そうか………あの裂け目は別次元へつながってるんだな…まさかD…」



ボオオオオオオオオオアアッ



雪乃「うう……!すごい熱量ね………始まるわ」



875: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:04:59.24 ID:94oNQXX+0


ジャック「……」ゴオオオオオオオオ


「RRRRRRRRRRRRRRR」



ジャック「デュエルだ!!」



「OOOOOOOOOOOOOOOOOOOZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ」



ジャック「俺の先行!お前たち、手を出すんじゃないぞ」手札5



コナミ「合点承知の」



雪乃「助」




鬼柳「やっちまえジャック!満足しろ!」




ジャック「俺のカードはレッド・スプリンター!」バッ


《レッド・スプリンター/Red Sprinter》 †
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻1700/守1200
「レッド・スプリンター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベル3以下の悪魔族チューナー1体を選んで特殊召喚する。



スプリンター「シュシュシュシュシュシュシュッ」



ジャック「効果により、レッドリゾネーターを召喚!」バッ



《レッド・リゾネーター/Red Resonator》 †
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/悪魔族/攻 600/守 200
「レッド・リゾネーター」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した時、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分だけ自分はLPを回復する。



パアアアアア

ジャック「……」LP4000→5700

876: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:12:18.39 ID:94oNQXX+0


コナミ「お!?」


雪乃「レッドリゾネーターの効果でレッド・スプリンターの攻撃力分回復したわ」



鬼柳「さらにシンクロできる、隙がねえな!」



「OOOO」



ジャック「俺は☆4のレッドスプリンターに☆2のレッドリゾネーターをチューニング!」


☆4+☆2=☆6  カアッ


《レッド・ワイバーン/Red Wyvern》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):S召喚したこのカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
このカードより攻撃力が高いモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。
フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。



ジャック「赤き魂ここに1つとなる。王者の雄叫びに震撼せよ!シンクロ召喚!現れろレッド・ワイバーン!」バッ



レッドワイバーン「アアアアアアアッ!!!」攻2400ゴオオオアッ



鬼柳「良し!!あいつは自分より強いモンスターを破壊できる効果があるぜ!」



ジャック「カードを2枚セットしターンエンドだ!}バッ 手札1


「OOOOOOOORRRRRRRRRRR」ブンッ  手札6

877: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:26:24.77 ID:94oNQXX+0



コナミ「あいつ……どんなデュエルだ…」



「RRRRRRRRR」ブンッ


ジャック「!」


《影霊衣の降魔鏡/Nekroz Mirror》 †
儀式魔法
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の降魔鏡」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、
またはリリースの代わりに自分の墓地の「影霊衣」モンスターを除外し、
手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。



ギゴゴゴゴゴ


コナミ「儀式カードか!」



雪乃「でもあんな儀式は見たことないわ……」



鬼柳「そりゃ別次元の奴だろうからな、だが儀式はコストがデカい!使いこなすのは至難だぜ」



《影霊衣の術士 シュリット/Shurit, Strategist of the Nekroz》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/水属性/戦士族/攻 300/守1800
「影霊衣の術士 シュリット」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
このカード1枚で儀式召喚に必要なレベル分のリリースとして使用できる。
(2):このカードが効果でリリースされた場合に発動できる。
デッキから戦士族の「影霊衣」儀式モンスター1体を手札に加える。


ズズズズズ



ギュウウウウウウンッ



ジャック「ぬう!?」

880: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:32:33.03 ID:94oNQXX+0


オオオオオオン



《ブリューナクの影霊衣/Nekroz of Brionac》 †
儀式・効果モンスター(制限カード)
星6/水属性/戦士族/攻2300/守1400
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
「ブリューナクの影霊衣」以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ブリューナクの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ブリューナクの影霊衣」以外の「影霊衣」モンスター1体を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、
フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。



ブリュ―ナク影霊衣「…」ズズズ攻2300



ジャック「儀式召喚成功ということか………今のモンスター一体で☆6の儀式を行った」




「NNEEEEEEEEEEEEEEEE」ブンッ 手札4

トリシューラの影霊衣 キュン



雪乃「さらにサーチ効果もあるのね…」


鬼柳「おい……なんだあのモンスターは……似てるぞ」



コナミ「え?」



鬼柳「ブリュ―ナクだ………禁止級シンクロモンスター、なんか嫌な予感がするぜ…」

881: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:39:02.69 ID:94oNQXX+0


「zzzzzzzz!!!!!」


ジャック「何!」



レッドワイバーン「ぐああああああああっ!!」ズズズズズズズズズ



コナミ「ジャックのモンスターが変だぜ!?」



鬼柳「多分手札に戻される!ブリュ―ナクのままならな!ジャックヤベえぜ!」



ギャアアアアアアアアアアオオッ




「NEKROOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOZZZZZZZ」



ジャック「トラップ発動、シンクロバック!」カチ



シンクロ・バック
通常罠(TF4オリジナル)
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択し、
エクストラデッキに戻す。
エクストラデッキに戻したモンスターと同名のシンクロモンスター1体を、
次の自分のターンのスタンバイフェイズ時に自分のエクストラデッキから特殊召喚する。



バシュンッ



「ZZZZZZ?」




ジャック「俺の効果でエクストラデッキへ戻した、次のターン戻ってくるぞ!」



「EEEEEEEEEEEEEEEOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」



ブリュ―ナク「!!」ダンッ 攻2300



雪乃「でもこれでモンスターは全滅……!」



ドゴオオオオンッ



ジャック「ぬっうううううう!!!!」LP5700→3400  オオオオオオオオオッ

882: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:44:07.56 ID:94oNQXX+0


ドオオオオオオンッ!!



コナミ「ジャック!}



鬼柳「ジャックならこの程度問題ねえ!」



ジャック「その通りだ……!鬼柳!」ザッ




雪乃「なんて冷たい衝撃……」


オオオオオオオ



「OOOOOOOOOZZZZZ」ブンッ 手札2



コナミ「カードが二枚伏せられた…ターンエンドか……」



ジャック「俺のターンだ」シュッ手札2



「OOOOONNNEEE」


ジャック「………………」



鬼柳「ジャック気を付けろ!そいつ無茶苦茶強いかもしれねえ!」



ジャック「わかっている、これほどの威圧感……アポリア以来か!」




ギュウウウン



レッドワイバーン「!」



ジャック「ならば俺も最大能力で相手をする!」

883: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 16:54:17.08 ID:94oNQXX+0


ジャック「俺のカードは共鳴破!」バッ



《共鳴破/Resonant Destruction》 †
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
「リゾネーター」と名のついたモンスターがシンクロ素材として墓地へ送られる度に、
相手フィールド上に存在するカードを1枚選択して破壊する。
このカードは発動後2回目の自分のエンドフェイズ時に破壊される。



ジジジジジジ



「???」



ジャック「さらにチェーンリゾネーターを召喚!」バッ



《チェーン・リゾネーター/Chain Resonator》 †
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 100/守 100
(1):フィールドにSモンスターが存在し、
このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「チェーン・リゾネーター」以外の
「リゾネーター」モンスター1体を特殊召喚する。



ジャック「効果により、デッキからフォースリゾネーターを特殊召喚する!」バッ



《フォース・リゾネーター/Force Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/悪魔族/攻 500/守 500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送り、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターン、選択したモンスターが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで
モンスターを対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事ができない。



ジャック「☆6のレッドワイバーンに☆2のフォースリゾネーターをチューニング!」バッ


☆6+☆2=☆8  カアアアア




コナミ「きたあああああ!!!!」


ジャック「王者の鼓動今ここに列をなす、天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂レッド・デーモンズ・ドラゴン!」バッ




ボオオオオオオッ!!!!



レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。


885: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:05:48.63 ID:94oNQXX+0


レッドデーモンズ「おおおおおあああああ!!」



ゴゴゴゴゴゴ!!!!  リーーーーーーン


雪乃「流石の迫力ね…っでも、この洞窟が耐えられるかしら……!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



鬼柳「攻撃力は上回ったぜ」



コナミ「なんか変な音しねえか……?」


リーーーーーーン



ジャック「共鳴破の効果だ、リゾネーターがシンクロ素材となった時カードを破壊する、消えろブリュ―ナク!」


リー――――――ン!!!!



ブリュ―ナク影霊衣「!!」


バンッ!!!!



ジャック「!」


コナミ「なんだ…さえぎられたぞ!!」



シュウウウウウウウウウ


《トリシューラの影霊衣/Nekroz of Trishula》 †
儀式・効果モンスター
星9/水属性/戦士族/攻2700/守2000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル9以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「トリシューラの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「影霊衣」モンスターが効果の対象になった時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが儀式召喚に成功した時に発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚選び、その3枚を除外する。



「OOOOOOOOOOOOOOOOOOZZZZZ」手札2→1



鬼柳「手札のカード効果か!共鳴破を無効にしやがった…」



886: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:15:53.11 ID:94oNQXX+0


オオンッ


「NNNNNNNNNEEEEEEEEEEEEKRRRROOOOOOZZZ」




ジャック「甘いわ!俺は☆8のレッドデーモンズに☆1のチェーンリゾネーターをチューニング!」カアアア


☆8+☆1=☆9 カアアアアアア



ジャック「深淵の闇より解き放たれし魔王よ!その憤怒を爆散させよ!シンクロ召喚!えん魔竜 レッド・デーモン・アビス!」バアアアアオオオッ




《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス/Hot Red Dragon Archfiend Abyss》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
チューナー+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
「えん魔竜 レッド・デーモン・アビス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
自分の墓地のチューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。



アビス「オオオオオオオオォオオオオオオオァ!!!!」攻3200  バサアアアア



コナミ「な…レッドデーモンズのさらなる進化か!?」



ジャック「再び共鳴破の効果が発動する、消えろ!ブリュ―ナク!」バッ


リー――――――――――――――――ン!!!



リー―――――――――――――――ン!!!



ブリュ―ナク影霊衣「!!」



ブンッ




887: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:23:03.82 ID:94oNQXX+0



ズゴオゴゴゴゴゴゴゴっゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴ………………



コナミ「!」



ビキイイッ



雪乃「あっ」



ゴゴゴゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴ



鬼柳「やべえ!アビスのエネルギーが強大すぎる!マジで崩れる!」



ジャック「く……!!」



「NEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ジャック「さっさと決着をつけるぞ!アビス!」



アビス「オオオオオオオオオオァアアアアアアア!!!!!」



ゴオオオオオオオオゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴッゴゴゴゴ



コナミ「そんな気合い入れると余計…!あ、ダメだ崩れる!?」




889: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:29:30.36 ID:94oNQXX+0

「OOOOONNNNNNNNEEE」


鬼柳「ジャック!残念だが中断だ!引き帰ろうぜ!」



ジャック「く、こんなことでデュエルを………だが、レデイもいる!仕方あるまい!!」カシャ



コナミ「あいつはどうする!?」



鬼柳「今は放っておけ!!行くぞ!」ザッ



雪乃「だめ、戻る時間が無い!崩れてしまうわ……!」




ゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴッゴッゴゴゴ



コナミ「く……最後の手段か…」



雪乃「え?!」


コナミ「あの次元の狭間へ……飛び込m」



ジャック「バーニングソウル!!!!」



ゴオオオオアアアアアアッ


ゴシャアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!



コナミ「ぬああああ!!!?アビスで落石を破壊して……!?」


ジャック「このまま地上まで出る!ついて来い!!」



雪乃「え、ええええ?!」



ガラララアアアアアアアッガシャアアアアッ  ゴドオオオオオオオオン




雪乃「コナミ助けて!」ギュ



コナミ「しっかり掴まってろ!アビスは実体化してる、背中に乗せてもらうぜ!」ヒュッ



鬼柳「ああ!」ヒュッ


ガララララアアアアアッ




890: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:33:18.60 ID:94oNQXX+0

ギャシャアアアアア


ゴオオオオオンッ  ガラガラガラガラガラガラガラッ


ゴゴオオオンッ




ジャック「…………」



「OOOOONNNNNN」



ジャック「……」




NEEEEEEEEKROOOOOOOOOOOZZZZZZZZZZZZZZZ」



ジャック「……」


ジャック「行くぞお前たち!アビスよ!」



コナミ「ああ!」



雪乃「!」ギュ  


鬼柳「頼むぜ!ただ派手にやると鉱山自体が……!」



ゴオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!




「NNNNNEEEEEEEEE]



「KKKKKKKKKRRRROOOOOOOOOOOOOO」



「ZZZZZZZZZZZZZZZ…………」


ゴシャアアアアアッ


ゴシャアアアアアア

891: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:39:15.08 ID:94oNQXX+0


…………………………


ダイン鉱山  



雪乃「……死ぬかと思ったわ」



コナミ「ああ……」



鬼柳「ジャック……やりすぎだ…しばらく鉱山使えねえぜ……安全面が保証できねえと……」



ジャック「ふ、死ぬよりはましだろう……」



ジャック「それにしても………あの精霊…」




鬼柳「謎は深まるばかりだな、あんな地下に精霊がいたなんてよ」



コナミ「結局あの狭間の事もわからずじまい…」




ジャック「だが………おそらく、奴とはいつかまた会うだろう」



雪乃「え………?なぜ」



ジャック「奴はこの程度ではくたばらん……いつか、邂逅し……決着をつけることになる」



コナミ「デュエリストの勘か?」



ジャック「…………奴の力、全力の俺でも勝てるかどうか…」



鬼柳「…………とりあえず、街に帰るか……」




892: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/14(木) 17:44:37.50 ID:94oNQXX+0

次の展開を決めます



1 ネオドミノシティ復興

2  ディヴァイン逃走劇

3 遊戯王5Ds 鬼柳のサティスファクションタウン復興記

4 KCグランプリ再開

5 竜魔王4




↓2

















TV「観光地として有名なサティスファクションタウンのダイン鉱山が、大規模崩壊しました。けが人は出ていないとのことですが…」


ツァン「ええー………まさか鬼柳たちが…」

902: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 10:45:31.28 ID:zOcCJwHE0


数日後

サティスファクションタウン



わーーーーわーーーー


ウィーーーーーーーン 


ウィイーーーーーーーーーン



鬼柳「ピーーーーーーーーーー、よーし、その鉄骨はそこに置いとけ」



コナミ「ういっす」ガシャ



ウエスト「すげー、重機なしで大量の荷物はこんでる」



メイ「ふう……ふう………瓦礫多いですわね……大変ですわこれ」



鬼柳「メイ、休んでんじゃねえぞ」


メイ「町長…指示ばかりしてないで作業を手伝ってくださいまし」



鬼柳「司令塔としておれは満足しなきゃならねえ」



ガララララ……


鬼柳「重機の数は限られてんだ、効率よく行くぜお前ら!」ピーーーー



「おおおーーーーーー!!!「


903: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 10:56:33.77 ID:zOcCJwHE0


コナミ「鬼柳、鉱山はどうなってるんだ?」



鬼柳「ピーーーーーー、あっちにも人を送ってな、鉄骨で安定させる作業してる、しばらくかかるだろうな」



ザッザッザ



コナミ「雪乃は仕事で帰っちまったし、ジャックは手伝わずに帰っちまったし、大変だな」ガラガラガラガラガラ



ナオミ「アタシもさっさと帰ればよかったわ、はー重…」ガラガラ



ニコ「みなさん、お昼です休憩しましょう」



鬼柳「ピーーーーーーーーよし休憩だ、再開は二時間後とする」ザッ



コナミ「歩合制だから俺張り切っちゃうぞ!」ダッ



鬼柳「休憩中に頑張っても無駄だぜ」



コナミ「なんだ…………休も」ガシャン




904: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:08:11.01 ID:zOcCJwHE0

……………………


コナミ「…」モグモグ


鬼柳「……」モグモグモグ



コナミ「お、鮭召喚」



鬼柳「俺は昆布か」



ウエスト「表通りは大分復興してきたね」モグモグ



鬼柳「見た目はな、まだまだ張りぼて状態だ」



メイ「損害を取り戻すのは時間がかかりそうですわね」モグモグ



ナオミ「ふー…………女の子と戯れたいわ……」ズズズ…



ニコ「皆さんのおかげで大分助かっています、ありがとうございます」



鬼柳「バイト雇ったのは正解だったな」



ニコ「はい」



ナオミ「………………可憐ね」



コナミ「やめとけ」

905: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:19:40.45 ID:zOcCJwHE0


コナミ「ネオドミノシティもボロボロだからあっちから人連れてくるわけにもいかないか」



鬼柳「ジャックの野郎は気づいたら消えてやがるしな……」



コナミ「………鬼柳、鉱山危険はねえのか」



鬼柳「あの精霊モンスターのことか?あの後俺が一人で見に行ったが特に問題はなかったぜ、じゃなけりゃあ一般人を送り込んだりしねえさ」



ナオミ「アホでしょアンタら、鉱山まで破壊活動しに行っただけだったじゃない」




コナミ「俺たちが破壊したわけじゃねえよ、ジャックだ」



鬼柳「その言い方も語弊があるけどな」



メイ「町長、そういえば満足ジャケットの注文が大量に来ていますわ」



鬼柳「なに?時代が求めてやがるのか?」



メイ「この不況を満足で乗り越えたいらしいです」




906: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:29:43.28 ID:zOcCJwHE0



コナミ「そういえばこの街にもプロデュエリストがくるのか?」



鬼柳「ああ、子どもたちを元気づけるために来てくれるぜ」



コナミ「誰が来るんだ」



鬼柳「えっと?メイ、誰だったっけか」



メイ「ツァンディレプロですわ、なじみ深い方の方がよいと思いまして」



コナミ「ツァンか、俺たちにとってはサプライズ感ないな」



鬼柳「遅かれ早かれ来る運命だったのか」



ウエスト「この街で大人気だからねえ」


ナオミ「……」ズズズ



ニコ「今日の夕方くらいに到着らしいですよ、お出迎えの用意をしないと」




…………


………………………………t

907: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:39:14.48 ID:zOcCJwHE0


……………………


ネオドミノシティ  マンション



ガチャ



ツァン「ふう………」ジジジ  キュ



ツァン「今日は…サティスファクションタウンかー」



ツァン「鉱山が崩れたって言うけど…大丈夫かな?まあけが人はいないらしいけどさ」



シエン「ツァン……あのニュース………我々は戦慄が走った」



ツァン「え?」



ミズホ「とても強大な精霊のエネルギーを一瞬捕えました、なんだったのでしょう」



ツァン「ボクには精霊なんて見えなかったけど」



キザン「まあ一応気を付けておけ、鉱山にはいかないだろうがな」



ツァン「そうね、とりあえず行ってみよう、子どもたちのために」



ヤリザ「かっこいいでござる」



ツァン「今回は他のプロは一緒じゃないから気を使わないでいいから楽~♪」ザッザッザ

908: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:45:52.06 ID:zOcCJwHE0


……………


サティスファクションタウンへの道

荒野


ブオオォ―――――――――――――――――――――



ツァン「…」ブオオオ



ツァン「このへんも地面荒れてるわね…キラーのせいで」



キザン「まだ整備してないのか…」



ツァン「公道は直ってると思うよ、この道は使う人が少ないルートだから……信号無いから早く着く」



ブオオォ―――――――――――――――



ツァン「信号で止まってるときとなりの車から手振られたり話しかけてこられたりするとドキドキしちゃうからね……それはきつい」ブオオオオオ



ミズホ(プロ向いていないのでは…)


ブオオォ――――――――



ツァン「…ん?」




ブオオォ――――――――――――――

909: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/16(土) 11:59:12.59 ID:zOcCJwHE0


ブオオォ――――――――――――――――――――――!!!!!!



ツァン「あの砂埃………D・ホイール……?」


ブオオオオーーーーーー



ツァン「ボク以外にもこの道使う人いたんだ……」



ブオオォオオ―――――



ツァン「あれ………あ、あのD・ホイール…大きくない?遠近感狂ったかな」



キザン「いや、デカいな、普通のD・ホイールではない」



ツァン「三輪………あ、あのパーツ知ってる、一人で多人数を相手できるようになるデュエルディスク付きアーム、使ってる人初めて見た」




ブオォ――――――――――――――――



「いやっふぉおおおおおおおおおーーーーーーーーーーっ!!!!!」



ツァン「うるさっ!!?」


ヤリザ「周りに人がいないと思ってるでござるな」



ツァン「もおお……ウーハーがすごく五月蠅いプロの先輩思い出した……迷惑なのよ……」ブオオオオオ



「いやああああっふぉーーーーーーーーーーーー!!!!」


920: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:14:27.95 ID:EM+bhgqj0


ブオオオオーーーーー――――――


ツァン「まあ別に話しかける意味もないし…放っておこう」



ブオオオオオ




バババババババババババババババババババ



バババ



ツァン「え……?ヘリ?」


バババババ


ブウウーーーーーーン  ブーーーーーーン  ブーーーーーーーン


「はっはあああーーーーーーーー!!!」


「待て!」  「観念しろおお!!!」  「こらボケ!!!」



ツァン「セキュリテイ……?なんで、いっぱい来た…」



921: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:20:24.35 ID:EM+bhgqj0

ブオォ――――――――――――


「はははは!!つかまるかよぉ!」


相川「牛尾さん、脱獄囚を捕捉した」ザザッ



牛尾『上からも見えてるぜ、間違いねえマーカーが反応している』ザザッ



牛尾『ロットンの野郎だ、しょっ引け!!』ザザッ



相川「了解、セキュリテイ20名で事に当たる!」


ブオオォ――――――――――――――!!!



ロットン「鬱陶しいことだぜ犬どもが……へへへへへ」ブオオオーーーーーー



「待てコラァ!!」


「袋叩きだ!」

ブオオオオオオッ



ポイッ



相川「む!まずいダイナマイトだ!!」



ロットン「はっははははあああーーーーーー!!!!ぶっ飛べ!」

923: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:28:06.73 ID:EM+bhgqj0


ボオオオオォオオーーーーーーーーーーーン!!!!


「うわあああああー!」


「ぐわあああ!!」


「野郎あんなものどこから!」


オオオオオオオッ



相川「く、牛尾さん!奴はやはり大量の爆発物を持っているようだ!」



牛尾『面倒だなクソ!一定距離まで近づかねえとスピードワールドを展開できねえぞ』



相川「今ので何人かのホイールが損傷した!増援は!?」



牛尾『ディヴァインの方を追ってる部隊もある、悪いが無理だな』



ブオオォ―――――――――――――



牛尾『それにしても奴はどこへ向かってんだ……この先にはサティスファクションタウンしかねえぞ』



相川「おいロットン、何が目的だ!」ブオオオオ



925: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:35:31.78 ID:EM+bhgqj0

ロットン「へ、サティスファクションタウンをこの大量のダイナマイトで火の海にしてやんのよ!」



相川「なぜそんなことを、狂ったか!」



牛尾『馬鹿が、降伏しやがれ!そんなことしても罪が重くなるだけだ!』



ロットン「パニック状態の街から金やらパーツやら奪って姿をくらますことぐらい容易いぜ、まあその前にてめえらをぶっとばしてやる」バラララッ



相川「!」



ボボボボーーーーン!!!!!! ドウン!!!ゴシャァアンッ!!!!!



相川「っくあああああ!!」ギャギャギャギャギャ



「ぐわああ!!!」  「おのれええ!!!」



ザザザザザザザザザザザッ


ロットン「はははははは!!!あばよ!!」



牛尾『ち、こいつとんでもねえリアリストだな』



ロットン「テロリストだ、ははは!!」ブオオオオーーーーーーーーーーーーーン




927: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:42:58.36 ID:EM+bhgqj0
ババババババババババッ



牛尾『だがな、ヘリからは逃げられると思うなよ!投擲しても届かねえだろうが!』



ロットン「貴様らにこのD・ホイールの真の恐ろしさを教えてくれるぜ…!迫撃砲用意!」ピピピッ


カシャシャシャシャッ  カシャッ



牛尾『なにいーーーーー!!!?てめえ嘘だろ!?』



ロットン「面会の時に外の仲間たちに作るよう指示しておいたんだよ!秘密の暗号でな!!」




バババババババババババババッ




ロットン「墜落させてくれる!ファイア!!!」ピッ




ドウンッ!!!!!



牛尾『操縦士!スティックを切れ!!」



ボゴオオ―――――――――――――――――――ンッ!!!!


オオオオオッ



牛尾『ぐうおおお!!』グラグラグラッ!!






932: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 22:53:11.48 ID:EM+bhgqj0


オオオオオッ


『う、牛尾さん!これ以上近づくと危険です!当たってしまいます!」



牛尾『くそ!!あの野郎………このままじゃ逃がしちまうぞ!』



バババババババババババッ



ロットン「このまま街の中に入っちまえばこっちのもんだ、ヘリでも探せねえ、爆破ショーで金を奪い闇医者にマーカーを切除しちまえば…俺は自由だぜ」


ロットン「ついでにあの死神野郎にも大打撃を与えられる……くくく、サティスファクションタウンだ?あそこは死の街クラッシュタウンなんだよ……思い出させてやるぜ……硝煙の臭い」



ブオオォ―――――――――――――――――――!!!!


牛尾『追え!操縦士!』  ババババ



『無理です!これ以上近づけば落されます!』



牛尾『こんな離れてたんじゃどうしようもねえぞ……地上班は!』



『すでに全員のD・ホイールがやられてしまいました、追えるものはいません……』



牛尾『ぐうう………!』



オオオオオオオ



『………む、牛尾さん!一人行ってます!』



牛尾『何………?』

933: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 23:00:32.41 ID:EM+bhgqj0


オオオオ


オオオオオオオオオオ



ロットン「ヒャっッホオオ―――――――!!!!」ブオオオオオ――――――



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



ロットン「!…………なに?」





ツァン「……………」オオオオオオオオオオオオオオオオオーーーー




ロットン「なんだこいつ………どこから出てきやがったガキ」




牛尾『あれは………ツァンデイレプロか?偶然通りかかったってのか?ヤベえな!』


牛尾『テロリストに気付いてねえかも知れねえ、おい近づけろ!スピーカーで教える!』


『これ以上は無理です!』



牛尾『てめえ意地見せろ!か弱い女性一人守れねえでビビって何がセキュリティだ!このまま街まで行かれればさらに被害は拡大する!街のセキュリティにも連絡はしたがあんな凶悪なD・ホイールに太刀打ちできるとは思えねえ!』


牛尾『俺たちにかかってんだ!気合入れろ!』ババババ




ツァン「………」オオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーー





936: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 23:06:55.76 ID:EM+bhgqj0


ロットン「ち………追われてるってのは気分良くねえな、偶然だとは思うがな」

ブオオオオオオ



ロットン「くくく、悪いが俺は女でも容赦しねえ、運が悪かったな!」




ロットン「吹っ飛んでもらうぜダイナマイトでな」ポイッ



バラララララララララッ



牛尾『!やべえ、爆弾を撒きやがった!離れろ!』



『ダメです!き、聞こえてません!』




ボオオ―――――――――――――――――ンッ!!!   ドウンッ!!!! ボンッ!!!ズオオオンッ!!!!



オオオオオオオオオオオオ…………



ロットン「ファイアー!!ははははっ!!!」ブオオオオーーーーーーーーー



オオオオオオオオ……… ボウンッ


ゴオオオオアッ  



ツァン「………」オオオオオオオオオオオオオオ




ロットン「ははh…………なに?」ブオオオーーーーーーーーーーーー

940: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 23:14:45.42 ID:EM+bhgqj0


オオオオオオオオオオオオ



ツァン「…」



ロットン「無傷だと……?運がいいガキだ……」



ツァン「…」



ツァン「…」







ツァン「…」オオオオオオオオオ



ロットン「…………こいつ、こっちを見てやがる……俺をチェイスしてるつもりか」



ロットン「頭来たぜ、確実に吹っ飛ばしてやる……おびき寄せてな」



ツァン「……」オオオオオオオオ




オオオオオオオオ



ロットン「…」



ロットン「いまだ死ね!!!」ブンッ


ゴトンッ ピッピッピッピ



ツァン「…」オオオオオオオオ



ロットン「この距離なら完全にHITだ!吹っ飛べ!!」







ドオオ―――――――――――――――――ン!!!!!!



ツァン「あああああああーーーーーーーー!!」ダンッ!!!




ロットン「吹っ飛ん…いや!ジャンプだと!!」

941: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 23:26:12.29 ID:EM+bhgqj0


ガゴオオッ!!!!



ロットン「ぐあああ…!?」グララッ



ギャギャギャギャギャギャッ!!!



ツァン「!」ザザザザザザッ




ロットン「く………!あのジャンプ……似てやがるぜ……死神野郎と」




ツァン「全部聞いてた爆弾魔!アンタをサティスファクションタウンへ行かせるわけにはいかない!」ゴオオオオオーーーー




ロットン「なんだと……!」ブオオオーーーーーー



牛尾『…すげえテクだ、特別講師として呼びたいくらいだぜ』



『どうします牛尾先輩!』



牛尾『任せてみるか………?だが、十重二十重に策は練っておいた方がよさそうだな……住民の避難は間に合うか?』



『厳しいです!やつのD・ホイールの装置によってジャミングされています、連絡が取れません!』




牛尾『あの野郎………!街側にダイナマイトのことを教えられねえか……!』




オオオオオオオオオオ

942: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/19(火) 23:34:14.84 ID:EM+bhgqj0

ここまででー



ゴオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!



ロットン「どうしようってんだ!」



ツァン「デュエルよ!ストップして収容所に帰ってもらう!」



ロットン「俺にデュエルだと!おもしれェ、はははは」




ツァン「プロなめないでよね…………あんたなんかよりよっぽど強いんだから!」




ロットン「なにがプロだ!クラッシュタウンの奴隷どもにはプロの奴だっていたんだよ!」



ツァン「?」



ロットン「いいだろう死神野郎の前にやってくれるぜ!デュエルだ!」ゴオオオーーーーーーーーーーー



ツァン「スピードワールド2!セットオン!」カチッ



《デュエルモードオン》 ヴンッ!!!




オオオオオオオン…




ツァン「ライディングデュエル!!」



ロットン「アクセラレーション!!粗挽き肉団子にしてやるぜ!!」




950: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 16:40:34.60 ID:sUwLk0La0


ギャオオオ―――――――――――――――――!!!!!!



ツァン「…………」



ロットン「………」ドドドドドドドドド



ツァン「先行はボク」シュッ 手札5



ツァン「六武衆-イロウを召喚!」バッ



《六武衆-イロウ/The Six Samurai - Irou》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
自分フィールド上に「六武衆-イロウ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在し、
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。



イロウ「!」攻1700




ツァン「カードを二枚セットしてターンエンド!」バッ 手札2




ロットン「俺のターンだ」ビャッ 手札6



ツァンSC0→1
ロットンSC0→1




951: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 16:47:02.39 ID:sUwLk0La0



ロットン「カードをセットする」バッ 手札5



ロットン「そしてガトリングオーガを召喚!}バッ



《ガトリング・オーガ/Gatling Ogre》 †
効果モンスター
星3/炎属性/悪魔族/攻800/守800
自分の魔法&罠カードゾーンに存在するカード1枚を墓地へ送る事で、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。



ガトリングオーガ「!!」攻800



ツァン「ガトリングオーガ?聞かないモンスター……」



ブオオオオ―――――――――――――――



ロットン「その華奢な体に風穴を開けてやるぜ、効果発動!」



ガトリングオーガ「!」ジャコンッ



ツァン「!」




ロットン「セットカードを一枚墓地に送ることで800のダメージを与える、ファイアー!!」



ババババババババババババババババッ



チュインチュインチュインチュインチュインチュインッ!!!!!!!

952: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 16:57:44.36 ID:sUwLk0La0



ツァン「カウンタートラップ発動!地獄の扉越し銃!」カチ



《地獄の扉越し銃Barrel Behind the Door》 †
カウンター罠
ダメージを与える効果が発動した時に発動する事ができる。
自分が受けるその効果ダメージを相手に与える。



ジャコンッ


バキュンッ!!!



ロットン「ごああっ!」LP4000→3200 ズザアアアッ



ゴオオオッ



牛尾『はっはああ、跳ね返したぜ!』




ツァン「ライディングデュエルならバーン対策は基本、甘いのよ!」




ロットン「ち………関係ねえ!」ブオオオオーーーーーーーーーー



ゴオオォ―――――――――――



ロットン「俺様の恐ろしさはここからだ………カードを三枚セットしてターン終了!」バッ 手札1




953: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:08:30.97 ID:sUwLk0La0



オオオオ


ツァン「ボクのターン!」シュッ 手札3



ツァン「手札から真六武衆ーカゲキ召喚!」バッ



《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。


カゲキ「!」



ツァン「効果発動、手札から六武衆の影武者を特殊召喚できる!」バッ



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。



影武者「!」守1800


カゲキ「!」攻200→1700


ツァン「カゲキの攻撃力は1500アップ!」



ロットン「チューナーか、シンクロだろうな、甘いんだよ!トラップ発動狭小の地下道!」カチ



《狭小の地下道》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのプレイヤーは自分のフィールド上に
召喚できるモンスターは1体までとなる。
モンスターが1体以上存在する場合、1体になるよう破壊する。



ズズズンッ!!!



ツァン「う!?」

954: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:18:57.19 ID:sUwLk0La0



ロットン「このカードがある限り、お互いの場に存在できるモンスターは一体までだ!一体以上の時は一体になるように墓地へ送る」



オオオオオオーーーーーーーーーーー



牛尾『ち………シンクロ封じか………おい、なんとか街に連絡できねえのか?』



『ジャミング射程距離から離れれば……でも、おそらくもう間に合いません……うっすら街が見えてきてしまっています』




ツァン「シンクロ封じでもそれも読んでた!サイクロンオープン、狭小の地下道を破壊!」カチ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。




ビュオオオオオォァアアアアアアッ!!!!!



バンッ!!!



ロットン「ぐ!?生意気な!」



ツァン「これでみちは開かれた!」



ロットン「それはどうかな、トラップ発動不協和音!」カチ


《不協和音/Discord》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのプレイヤーはシンクロ召喚できない。
発動後3回目の自分のエンドフェイズ時にこのカードを墓地へ送る。


キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ



ツァン「ううっ………!シンクロできない……!」



ロットン「ははははは!させるかよぉ!!!」



ツァン「くう…………ただのチンピラかと思ったら………強い……!」


955: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:28:01.89 ID:sUwLk0La0


オオオオオオオ……


ロットン「さあどうする、弱小モンスターはシンクロできねえぜ」



ツァン「でもイロウの攻撃力はガトリングオーガを超えている!」



ツァン「…………問題は残り一枚のセットカード……」



ツァン「ここは攻める、イロウで攻撃!」バッ



イロウ「たあああああああ!」攻1700



ガトリングオーガ「!」攻800


ブンッ!!!



ロットン「トラップ発動、バックアタック・アンブッシュ!」カチ



《バックアタック・アンプッシュ/Back Attack Ambush》 †
通常罠
相手モンスターが攻撃してきた時に発動する事ができる。
バトルフェイズを終了し、自分フィールド上に
「アンブッシュ・トークン」(戦士族・地・星1・攻/守100)を、
相手フィールド上に存在する攻撃表示モンスターの数だけ守備表示で特殊召喚する。
「アンブッシュ・トークン」は特殊召喚に成功した時、
リリースすることで相手ライフに500ポイントダメージを与える。



ツァン「!」



ロットン「貴様のバトルフェイズは終了し、俺の場に貴様の攻撃表示モンスターの数だけアンブッシュ・トークンを生み出す!」



ツァン「シンクロを封じる以外に、モンスターの頭数を増やすことでトークンを多く生み出す目論見もあったっての!?」




956: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:33:57.42 ID:sUwLk0La0


ズズズズズ



アンブッシュトークン「…」守0


アンブッシュトークン「…」守0



ロットン「二体のトークンが生み出されたぜ、だがそれだけじゃねえ、そのうち一体をリリースすることで貴様に500のダメージを与える!燃えろ!」


ギャルルルルルルッ



ボンッ



ツァン「っつあ……!?」LP4000→3500  オオオオッ



シュウウウウ


ギャギャギャギャッ



ロットン「ははっはははははは」



ツァン「ターンエンド……やるじゃん………!」手札1




ロットン「俺のターンだ!」ビュッ 手札2


ツァンSC2→3
ロットンSC2→3



957: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:40:49.36 ID:sUwLk0La0



ロットン「俺はガトリングオーガとアンブッシュトークンをリリース!」バッ


ギュウアアアアッ




ロットン「現れろロングバレル・オーガ!」バッ



《ロングバレル・オーガ》 †
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻1500/守3000
召喚・反転召喚に成功した時、守備表示になる。
相手フィールド上に存在する最も攻撃力が高い攻撃表示モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択した相手モンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを
相手ライフに与える。
この効果は1ターンに2度行う事ができる。



ロングバレルオーガ「!!」守3000



ツァン「守備表示………しかも数値は3000……」



ツァン「防御型の効果……いや、あの風貌は……」




ロットン「はっははははははは!!!効果発動だ、貴様の攻撃表示で最も攻撃力が高いモンスターを破壊する!」



ツァン「!」



ガウンッ!!!!



イロウ「っがああ!!?」ボオオオーーーーーーーンッ!!



ツァン「っくうううう……!」LP3500→2650  オオオオオオアッ!!!!




959: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:45:51.93 ID:sUwLk0La0



ツァン「ダメージも……!」



ロットン「攻撃力の半分をLPから削る、さらにロングバレルオーガは早撃ちなんだよ、一ターンに二回まで効果をつかえるぜ!」



ツァン「な!」



ガウンッ!!!



カゲキ「!ぐあ!!」ボンッ



ツァン「あううっ!!」LP2650→2550  アアアアッ!!




ロットン「そいつの1700って数値はパワーアップした者だったか、ダメージも僅かになっちまったが、まあいい!」



ブオオォ――――――――――――――――!!!




ロットン「カードを一枚セットしターンエンドだ!」手札0バッ




牛尾『ち………おい、ロットンはたしかデュエルの修行を長年してたんだったな?』



『たしかに、そのようなことが資料にかいてありましたね…』



牛尾『それでか、あんなつええのはよ……』


オオオオオオッツ



961: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 17:58:14.65 ID:sUwLk0La0
>>958  そうだった 砂塵の大竜巻<テッテレー  こっちだったということで



ブオォ―――――――――――――――



ツァン「……ドロー!」シュッ 手札2  


ツァンSC3→4
ロットンSC3→4



ブオオォ―――――――――――――――!!!




ツァン「守備力3000のロングバレルオーガを倒さないと……手は!」



ツァン「ある!手札から真六武衆―エニシ召喚!」バッ


《真六武衆-エニシ/Legendary Six Samurai - Enishi》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 700
自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
また、自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。



エニシ「ふは!」攻1700



ロットン「いくらモンスターを出そうと無駄だぜ、貴様はシンクロができねえ」



ツァン「シンクロだけが戦術じゃない、六武衆の結束の力を思い知らせる!エニシは場に六武衆がいるとき墓地の六武衆を二体除外することでモンスター一体を手札に戻す!」



シュウウンッ

イロウ「!」

カゲキ「!」シュウウン



エニシ「っ……!」ブウウウウン


バシュウウンッ




ロットン「!」



ツァン「対象はロングバレルオーガ!」

962: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 18:07:31.68 ID:sUwLk0La0


ゴオアアアアアアアアアアアアアアッ!!!



ロットン「トラップ発動、スキルプリズナー!」カチ


《スキル・プリズナー/Skill Prisoner》 †
通常罠
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。



キイイインッ



ツァン「な………!」



バシュウウンッ



ロットン「ロングバレルオーガを対象としたモンスター効果をこのターン無効にしたぜ、残念だったなガキが!」




ツァン「なんて読み……!…こいついったい…」




ロットン「俺様は魔法トラップは念入りに念入りに吟味して投入してるからな、隙なんざねえのさ!」



ブオオォ―――――――――――――――!!!



ツァン「く!ならこれよ、SP-ハイスピードクラッシュ発動!」バッ



《Sp-ハイスピード・クラッシュ/Sp - High Speed Crush》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
フィールド上に存在するカード1枚と、
自分フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。



ツァン「ボクの場の影武者と、アンタのロングバレルオーガを破壊する!魔法効果ならスキルプリズナーも通り抜ける!」



ギャオオオオンッ!!!!



バゴオオ―――――――――――――――――――ンッ!!!!!!




963: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 18:12:23.81 ID:sUwLk0La0


ゴオオオオアッ


影武者「ぐうっ!!」


ロングバレルオーガ「おおおおお!!!?」


ボンッ



ツァン「影武者ありがとう………これで場は空いた」



ブオオォ――――――――――――――!!



ロットン「ち………っ!」



ツァン「開いた道をエニシ、直接攻撃!」バッ



エニシ「!!!」ジャキ  攻1700



ブンブンブンブンブンブンブンッ



エニシ「はああああーーーーー!!」



ロットン「開いた道だと?ガキは物を知らねえな、地雷が埋まってるぜ!」



ツァン「!」



ロットン「墓地のダイナマイト・ウォール発動!」ブウウウンッ




《ダイナマイト・ウォール/Dynamite Wall》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体と自分フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
また、相手モンスターの攻撃時に自分の墓地に存在するこのカードを
ゲームから除外する事で、その攻撃モンスター1体と
自分フィールド上に存在する全てのカードをゲームから除外する。




ツァン「墓地からトラップ………!?そんな!」

964: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 18:17:11.18 ID:sUwLk0La0


ロットン「最初のガトリングオーガで送り込んでおいたんだよ、俺の場のカード全てと、エニシをぶっとばす!」



ロットン「不協和音しかねえがな!ははははははははははは、ファイアー―――――――!!」




ボォオオ――――――――――――――ンッ!!!!




エニシ「おおおおおおおお…………っ!!!?」ズアアアッ




ツァン「っぅっくあ………!」オオオオオオ………




シュウウウゥゥウウ…………



ブオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ロットン「くくくく、残念だったな」



ツァン「攻撃がここまで止められるなんて…………」



ツァン「なるほど世界は広いね……」



ブオォ――――――――――――――!!



ツァン「ターンエンド!」手札0



ロットン「俺の邪魔をしたつけは払ってもらうぜぇ……」



965: ◆y.Y/h1wyXqKb 2016/04/21(木) 18:18:43.33 ID:sUwLk0La0
ここまででー


ツァン 手札0  LP2550  SC4

ロットン 手札0 LP3200  SC4



次スレに行っちゃおうと思います

引用元: コナミ「それなりに楽しかった人生か」【遊戯王5DsTF】