2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:25:01.71 ID:nn69ZaXj0
男「あぁーっ、今日も一日頑張ったー!二日連続抜き打ちテストってありえなくない?」

女「」コクン

男「数学の吉田先生め...。良い成績取っていつか見返してやる」

女「」b グッ

男「まっ、そんなことはどうでもいい。女!一緒に帰ろう」

女「♪」コクン

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:28:56.24 ID:nn69ZaXj0
男「それでさー、根岸と山本がゴリラの残像出したときはホント焦ったわ!!」

女「」コクコク

男「...っと、そうだ!ゴメン、ちょっと商店街の方に寄って行ってもいい?」

女「?」キョトン

男「実はさ、爺ちゃんにコレもらっちゃったんだよね」スッ

女「!」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:38:46.02 ID:nn69ZaXj0
おっさん「ハーイ残念、20等の消しゴムだよ」スッ

客「無念」

男「商店街、秋の福引きキャンペーン!高まるね!!」

女「」ワクワク

おっさん「ハイ、次のお客さんどーぞ」

男「どうもー。...って、オイ女!アレ凄くね!?」

女「!」ピコーン

おっさん「フッ、そうさ。この福引きの1等は!温泉1泊2日ペア無料券だ!!」

男「3等の景品、PS4(プレイスターリン4)だってさ!!滾ってきた!!」

女「~~~!」ドキドキ

おっさん「おい」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:45:31.32 ID:nn69ZaXj0
おっさん「それじゃ、引いてどうぞ」スッ

男「よし、女!俺何としても3等出すから!!」

女「」コクンッ

おっさん「おい」

男「3等出ますように、3等出ますように、3等出ますように....!!」

女「.....!!」ギュッ

おっさん「いいから早く引け」

男「ふんす!」ガラガラ ポトッ

おっさん「何と!?おめでとう兄ちゃん!!1等の温泉旅行1泊2日ペア無料券だぁーっ!!!」カランカラン

男「....悪い、デカい口叩いといてこのザマだよ」

女「PS4....」ショボン

おっさん「お前らぶっ飛ばすよ」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:51:12.88 ID:nn69ZaXj0
--翌日

男友「へぇー、温泉の無料券!羨ましいですなぁ」

男「まぁ、本音を言えばPS4が欲しかったんだけどね」

女友「アンタ今すぐ商店街の人に土下座して来なさいよ」

男「てな訳で、週末に女と行くことにした!いやー、楽しみだなー!!」

女「♪」コクン

女友「女ちゃん、ソレ行先のパンフレット?」

女「」ジュルリ

女友「たらふく食べる気満々だなこの子」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 22:58:33.98 ID:nn69ZaXj0
男友「週末かー...。どう、女友ちゃん!!オレ達もどっかにランデブーしちゃう!?」

女友「彗星とランデブーでもしてろ」

男友「燃え尽きるぅ!!」

男「微笑ましいやり取りだなぁ。さてっ、気を取り直して....」


男「女!温泉旅行に行こう」

女「」コクン

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:22:15.13 ID:nn69ZaXj0
--旅行当日

女「」ソワソワ

男「女、お待たせ!」

女「!おっ、おはよう....」ドキッ

男「楽しみ過ぎて昨日殆ど眠れなくてさぁ、危うく寝坊だったよ。女は?」

女「....わたしも」

女(....まるで眠れないから開き直ってオールしたのは秘密)

男(....まるで眠れないから開き直ってオールしたんだろうなぁ)

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:28:25.15 ID:nn69ZaXj0
男「じゃ、もうすぐ電車来るしホームに行こうか」

女「」コクン

男「......」ジー

女「?」

男「......」ジーー

女「!?!?////」カァァ

男「...あっ、ゴメン。何て言うか、その....」

男「....黒タイツって、いいね」

女「//////」

駅員A「恋の急行列車、間もなく発車致しま~す」

駅員B「うるせぇよ」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:37:40.28 ID:nn69ZaXj0
車内放送『次は○×町~、○×町でございま~す』

男「...あと何駅だったっけ。早く着かないかなー」

女「......」コテン

男「うん?」

女「.......」スヤスヤ

男「.....」

男「....このまま、時が止まってしまえばいいのに」

子供「かぁっ、気持ちわりぃ!!」

男「」

親「どうもすみません」

親(良く言った我が子よ)

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:42:01.32 ID:nn69ZaXj0
男「ハッハッハ。女の寝顔は俺の脳内メモリーの最深部にばっちり記憶されたよ」

女「~~~~~~!!!////////」カァァァァァ

車内放送『××公園前、××公園前到着で~す』

老婆「よいしょっ、と....」

男「あ、良かったら席どうぞ」

老婆「おやおや、どうもありがとうねぇ」ペコッ

男「いえいえ」

女「////」キュン

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:46:46.43 ID:nn69ZaXj0
老婆「お二人さんで旅行かい?仲良しだねぇ」ニコニコ

男「まぁ、一応。えへへ...///」

女「....///」

老婆「ホレ、金平糖でも食べなされ。席を譲ってくれたお礼だよ」スッ

男「わぁ、懐かしい!いただきます!」

女「.....ありがとうございますっ」

男(初めて会う人とのこういうやり取りって、旅行の醍醐味だよなぁ)ポリポリ

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:49:28.77 ID:nn69ZaXj0
幼女「パパー、ママ―!おんせん、おんせん!!」ピョンコ ピョンコ

ママ「コラ、ちゃーんと座ってなさい」

パパ「もうすぐだからな、待ってろよー」

赤ん坊「ダ」

男「...しっかし、結構人が多くなって来たなぁ。コレ、みんな温泉行く人たちなのかな?」

「まぁ、少なくとも6割はそうだろうね」

男「え、誰」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:55:15.11 ID:nn69ZaXj0
美食家「やぁ、自己紹介が遅れたね。ボクは通りすがりの美食家さ」

男「はぁ、どうも」

美食家「キミ達も、あそこへ行くのならぜひ温泉タマゴを食べておきたまえ。あれは良いものだ」

女「」ビシッ

男「あぁ、パンフで既にチェック済みなのね」

「フフフ....。あの温泉の魅力はそれだけではないよ」

男「え、今度はなに」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/29(土) 23:59:47.29 ID:nn69ZaXj0
校長「やぁやぁ、我が校の生徒とこんな場所で合うとは奇遇だね」

男「校長先生、何やってんすか」

校長「いや、あの温泉の湯には育毛・増毛効果があると聞いてね。逸る気持ちを抑えられなかったというワケさ」

男「抑えられないのは逸る気持ちじゃなくてハゲる焦りでしょう」

女「」プッ

校長「」

男「うーん...。なんか校長のおかげで一気に胡散臭くなったなぁ」

「....おやおや、そうと決めつけるにはまだ早いよボウヤ」

男「あー、もう何!?しつけーなぁ!!」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 00:05:15.08 ID:x4b79fkU0
老婆「あの温泉の中でも、秘湯と呼ばれる湯!それには、若返り効果があると言われている!!」クワッ

男「」

女「」

老婆「ククク...!あの温泉で若返りを成功させ、『婆サーカー』と謳われた全盛期に舞い戻るのさぁ!!」

男「結局老いたまんまじゃん!!聞いたことねーよそんな中途半端な若返り!!

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 00:10:33.73 ID:x4b79fkU0
車内放送『トンデモ温泉、トンデモ温泉でございま~す』プシュー

男「あ~っ、何か来るまでだけで凄い疲れたなぁ」

女「♪」ワクワク

美食家「フッ、待っていたまえ最高の珍味達よ...!今のボクの気持ちはフォルティッシモォォォ!!!」ダッ

校長「ハハハ、待っていたまえ温泉よ...!今の私の気持ちは育毛&増毛ォォォォ!!」ダッ

老婆「ひひひ、待ってるがいいさ秘湯よ...!今のあたしのキモチはアンチエイジングゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」ダッ

男「....さ、とりあえず旅館に行こうか」

女「」コクンッ

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:31:19.16 ID:x4b79fkU0
--旅館

女中「無料招待券でお越しのお客様ですね?お部屋へご案内致します」

男「おぉ、広い!!そして窓からの景色がキレイ!!」

女「!!」コクコク

女中「ご夕食とご朝食は当旅館にてお出ししますので。では、ごゆっくり」

男「...あれ?あの、この子の部屋は?」

女中「?ペアでご招待なので、二人一部屋となっております」

男「」

女「」

女中「では、ごゆっくりどうぞ」ピシャッ

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:38:57.59 ID:x4b79fkU0
男「........」

女「........」

男「....あー、なんつーか、えーと.....」

女「..../////」

男「.....とりあえず、昼飯食べて散策しよっか」

女「....」コクン

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:44:17.31 ID:x4b79fkU0
店員「お待ちどうさまー」ゴトッ

男「おぉー、これがウワサの温たまラーメンかぁ!おいしそう」

女「」ジュルリ

男「特盛とはたまげたなぁ...。じゃ、食べますか!いただきまーす」

女「...いただきますっ」

男「うん!これは美味しい!!」

女「!!」コクンッ

女「....温泉タマゴが麺に絡みついた、とろみと甘さがたまらないね...!!」

美食家「トレッビアァァァァァン!!何だこの味はァ!?」

店長「オイ、あの五月蠅いのをつまみ出せ」

店員「御意」

男「どっちが美食家か分かんねぇなコレ」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:50:46.72 ID:x4b79fkU0
男「さてっ、腹ごなしに観光コースでも歩こうか!」

女「」コクン

男「ちょうど紅葉の季節なのはラッキーだよなー、すっげーキレイ」

女「!!」クイクイ

男「うん?どうかした?」

女「」スッ

男「おぉ、ゴンドラかぁ!」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:56:20.99 ID:x4b79fkU0
ゴンドラ「ゆれるよ」ガタンゴトン

女「♪」ハラハラ

男「い、いいいいいやぁぁああああぜぜぜ絶景ですなななななな」ガクブル

女「?」

男「うううんんんん?あばばっばばべべべ別に怖くなんてなななななn」

女「」ギュッ

男「」

女「....へいき?」

男「我が心、明鏡止水」

観光客A「されどその 間は烈火の如く」

観光客B「うるせぇよ」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 09:59:35.34 ID:x4b79fkU0
男「おぉーっ、山頂からの眺めもスゴイ!!人がゴミのようだ」

女「....こっちは、怖くないの?」

男「あー、うん。ゴンドラはあの揺れる感じが怖いっていうか....」

女「///」キュン

男「どこかときめく要素あったかなぁ!?」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 10:03:27.64 ID:x4b79fkU0
男「ヤッホーーー!!」ヤッホー ヤッホー ヤッホー

男「あはは!やまびこ楽しい!!」

女「」ウズウズ

男「女もやりたいの?」

女「......だけど...」モジモジ

男「大丈夫、恥ずかしがることないって!ホラ、他の人たちも....」

観光客A「金くれーーーーっっっ!!!」カネクレー カネクレー

観光客B「上司うぜーーーーっっっ!!!」ジョウシウゼー ジョウシウゼー

観光客C「解散とかふざけんなーーーっっっ!!!」ケイキヤバイヨー ケイキヤバイヨー

男「ほらね」

女「」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 10:06:55.14 ID:x4b79fkU0
女「....じゃあ、やるね...?////」ドキドキ

男「おし、行ったれ!!」

女「」スゥー 

女「」ハァー

女「」スゥーーーー

女「....っやっっh」

老婆「ヒャッハーーーーー!!!こっちから秘湯の気を感じるゥゥゥーーー!!!」バビュゥゥゥン

女「」

男「」

観光客「「「婆さんが飛んでった!!!」」」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 10:09:25.54 ID:x4b79fkU0
女「........」

男「........」

女「....やっほー」

男「(´・ω・`)」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:14:55.27 ID:x4b79fkU0
リポーター「私たちは今、トンデモ温泉に来ておりまーす!」

男「おぉ、テレビの人たちが来てる!」

リポーター「アラ、男女のカップルさん!!ご旅行ですか?」

男「おわっ!?えっと...ハイ」

女「......」コソコソ

リポーター「そうですか~!彼女さんとステキな思い出作りというワケですね!」

男「は、ハイ....」

リポーター「彼女さん、彼氏さんとはどうですか?」

女「!?」ビクッ

男(んなことより温泉のリポートしろ)

カメラマン(んなことより温泉のリポートしろ)

通行人(んなことより温泉のリポートしろ)

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:19:07.88 ID:x4b79fkU0
女「....えっ、えっっと.....!!あのっ....」アセアセ

リポーター「?」

女「...かっ、彼は....!!」

女「せっ、世界でいちばんっ!!優しくてカッコいい人にゃんですっ!!!」

リポーター(噛んだ)

カメラマン(噛んだ)

通行人(噛んだ)

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:25:56.27 ID:x4b79fkU0
女「~~~~~~!!!//////////////////」カァァァァァァァ

男「...まぁ、そんなに気にすることないって!」ポンポン

女「......」スリスリ

男「とにかく、気持ちを切り替えよう!いざ温泉に出陣だ!!」

女「!!」コクンッ

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:31:56.22 ID:x4b79fkU0
男「うわっ、すっげー人いっぱい!ここの温泉ってホントにスゴイ所なのか」

校長「やぁ、遅かったじゃあないか」

男「校長、何やってんすか床に寝そべって」

校長「見れば分かるだろう?頭頂部のみを湯船に浸からせることで、毛根を刺激しているのさ」

男「あんたもう少し自分の立場を理解しろよ」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:35:08.31 ID:x4b79fkU0
男「ふぅ...。あぁ~生き返るぅ~.....」チャプ

男(....今、女も隣で温泉入ってるんだよなぁ)

男「...........」

男「いかんいかんいかんいかん!!!」ブルブル

校長「おっと。この私の毛根が死滅せぬ限り、旅行先での淫らな行為などさせぬよ?」

男「大人の尊厳を捨てている人に何を言われても心に届きませんよ」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 11:56:56.29 ID:x4b79fkU0
男「はぁ~、良いお湯だった!」サッパリ

女「♪」ホカホカ

男「おぉー、女!浴衣姿似合ってますね」

女「.....そう?//////」

男「ウン、なんて言うか.....。色っぽい」

女「///////」カァァァ

男「....///」

女「.....晩ご飯、行こ?」ギュッ

男「イエッサー」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:01:22.81 ID:x4b79fkU0
男「ワーオ!やっぱり旅館の飯は豪華ですなー!」

女「....いただきますっ」ワクワク

男「いただきまーす.....。うーん、食べたことのない味!!」

女「.......」モグモグ

男「ガチで食べに行っているな。凄い気迫」

美食家「トレッビアァァァァァン!!何だこの味はァ!?」

女将「ちょっと。あちらの騒がしいお客様を締め出して差し上げなさい」

女中「イェス、マム」

男「本当何なんだよどいつもこいつも」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:04:34.10 ID:x4b79fkU0
男「どう、女。旅館の飯はお気に召した?」

女「」b グッ

男「そっかそっか!おっ、ゲームコーナーだ」

女「!」ガシッ

男「オーケー、食後の運動といきますか!」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:14:12.13 ID:x4b79fkU0
男「行けよやぁ!!」ビシッ

女「っ!!」カコンッ

男「ぃよしっ!温泉卓球勝負は俺の勝ちだね!」

女「~~~~!!」クイクイ

男「うん?何だい?リベンジマッチがしたいと?」

女「」スッ

男「筐体の格ゲーか....。良いでしょう!!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:15:49.93 ID:x4b79fkU0
筐体『YOU WIN!!PERFECT』

男「畜生めっ!!」ゴツン

女「♪」ドヤ

男「くっそー、何でこんな古くさいゲームなのにやり慣れてるんだよ女ぁ!」

女「.....ヒミツ、です♪」

男「卑怯だ」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:45:28.59 ID:x4b79fkU0
男「いやー、満喫した!!いい一日だったね!」

女「」コクンッ

男「さて、今日はもう寝よっか。明日に備えないとね」ゴソゴソ

女「.....」モゾモゾ

男「.......」

女「.......」

男「....布団、近いね....」

女「....////」

男「....おっ、おやすみっ!!!」ガバッ

女「あっ.....」

男「......!!」

女「......おやすみ、なさい」

女(............へたれ)

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 12:53:42.65 ID:x4b79fkU0
---1時間後

女「.......」ムクッ

男「むにゃ....。爺ちゃん、慣性の法則は無視しちゃマズイって....うん」ブツブツ

女「......」スッ

女「」ガサゴソ

女「.......!!」ガシッ

女「......」⊃男の   ⊂

女「」ハァーーー

女「!!」キッ


男「オイ、何してくれてんだおのれは」

女「!?!?!?!?!?」ビクッ

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 13:03:48.31 ID:x4b79fkU0
女「え、いやっ、あの....!」アセアセ

男「人様の   の匂いをクンカクンカしようとは大した度胸じゃないか!ええ!?」

女「....うぅ」シュン

男「言い分があるなら聞こうじゃないか」

女「.........だって」

男「何よ」

女「....男くんが、手を出してくれないから」

男「」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 13:12:50.07 ID:x4b79fkU0
女「...../////」

男「....あーっ!もう忘れてた、俺のカノジョは他の追随を許さない筋金入りのド変 だったってこと」ガシッ

女「!!」ドキッ

男「.....何かここの温泉さ、精力増強の効果もあったみたいなんだ」

女「!?」ビクッ

男「....だから、覚悟しとけよ」

女「....うんっ////」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 13:31:08.05 ID:x4b79fkU0
--翌朝

男「お、オハヨウ」ゲッソリ

女「♪」ツヤツヤ

男「ははは....。『精根尽き果てる』って言葉の意味を身を以て体感したよ」

女「」ヨシヨシ

男「あぁ、情けない....。もう、穴があったら入りたい」

女「.....//////」モジモジ

男「そういう意味じゃないから」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 13:36:22.77 ID:x4b79fkU0
男「とりあえず、ひとっ風呂浴びてくるよ。女は?」

女「.....もうひと眠りしてから」ゴロリンコ

男「へいへいほー。じゃ、おやすみ~」ピシャッ

女「.......」ムクッ

女「」ガサゴソ

女「.......!!」ガシッ

女「......」⊃男の   ⊂

女「(*´ω`*)」


男「....何故だろう。涙が出てきた」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 13:51:03.93 ID:x4b79fkU0
男「うーんと、父さんと母さんのお土産はオーケー。爺ちゃんの分は.....」

女「」チョンチョン

男「うん?」

女「.....」つ 木刀

男「......」

女「.....!」キラキラ

男「...いや、お前が良いんなら良いと思う。うん、そう思う」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:13:52.28 ID:x4b79fkU0
男「さて、お土産も買ったし後は帰るだけだな」

女「」コクン

ガシッ

男「ん?」

幼女「パパ―、あのおっきいぬいぐるみさん買って!!」

男「!?」

女「」

幼女「....あれ?お兄ちゃんだれ....?パパ、ママ....??」プルプル

男「....マジでか」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:20:40.55 ID:x4b79fkU0
幼女「ふぇぇ....」シクシク

男「と、とりあえずホラ!お菓子でも食べて元気出して」スッ

幼女「........」

幼女「あーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」ビェェェェ

男「どうすりゃいいのさー!!!」

女「.......」ギュッ

幼女「ふぇっ.....?」

女「......だいじょうぶ」ギュゥゥゥゥ

幼女「うぅ.....。えへへ、あったかい...../////」

男「天使だ」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:26:24.34 ID:x4b79fkU0
観光客A「おーい、親御さん連れてきたよー!!」

男「マジですか!ありがとうございまいてててててててて!!!」ギュウウウ

幼女「あははは!ほっぺたびろーん!!」ギュウウウ

女「♪」ニコニコ

男「助けて女えもん!!」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:34:33.64 ID:x4b79fkU0
パパ「ご迷惑をおかけしました....。本当に不甲斐ない」

幼女弟「あー」

ママ「どうもありがとうございます」ペコペコ

幼女妹「ねーちんいた」

男「イエイエ、無事に再会できて何よrいてててててててて!!!」ギュウウウ

幼女「ほっぺたの成長戦略やー!!あはははは!!!」ギュウウウウ

男「恐ろしい子!!!」

パパ「コラ、やめなさい!!」オロオロ

赤ん坊「ダ」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:48:37.69 ID:x4b79fkU0
幼女「ばいばーい!」ノシ

女「」ノシ

男「ふぅ....。あんだけ子供がいたんじゃあ、面倒見るのも一苦労だよなぁ」

女「.....」

男「どうかした?」

女「....楽しいそうで、いいなぁって」

男「.....俺、ぜったい立派な職に就くから。女に不自由させない」

女「!?!?/////」カァァァ

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:54:38.51 ID:x4b79fkU0
駅員「間もなく電車が参ります、黄色い線の内側でお待ちくださ~い」

男「はぁー、何かあっという間だったなぁ」

女「」コクン

男「でもま、休日の間ずっと女と一緒に居られて楽しかった!」

女「......わたしも///」

男「....へへ」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 14:58:12.94 ID:x4b79fkU0
美食家「まったく...。キミ達のじゃれ合いだけでボクはもう満腹さ」

男「おぉ、美食家の人。何かやつれてません?」

美食家「いやぁ...。ここの料理人達は手厳しい人ばかりでね、まともにグルメを堪能できなかったのさ」

男「ムダに壮大なリアクションで怒らせるから」

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 15:05:41.10 ID:x4b79fkU0
校長「やぁやぁ諸君。清く正しい青春を謳歌できたようだね」

男「校長先生...。えらく上機嫌ですね」

校長「うん?そうかい?いや、特別良いことがあったワケではないけどね?うん」ファサッ

男(露骨に生え際をアピールして来やがる)

女(あんびりーばぼー)

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 15:13:09.02 ID:x4b79fkU0
女性「...まったく、楽しいそうで良いわね」

男「?どちら様でしたっけ」

女性「...まぁ分かるワケ無いか。くぅ、こんな若々し過ぎる肉体ではあの忌々しい『爺クフリート』にリベンジなど....」

男「.......」

女「.......」

男「.......」

女「.......」

男・女「「おばあちゃんマジで若返ったの!!!??」」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 15:23:52.80 ID:x4b79fkU0
車内放送『次は○×町~、○×町でございま~す』

女「.......」ガタンゴトン

男「....んむ....爺ちゃん....」ムニャムニャ

女「.......」ガタンゴトン

男「むにゃ....。イヤ...爺ちゃん、クリオネと空中戦は絵面的にヤバいよ....んがっ」スヤスヤ

女「.......」ガタンゴトン

男「んん....!ちょ、だから爺ちゃん....」ムニャムニャ

女「....」

ムニュウ

男「ふぁっ!?....イヤ、ちょ、女....!ダメだってそこは...//むにゃ」ニヘラァ

女「♪」スリスリ

電車「車両にてめーらしか居ないからって好き放題しよってからに」

運転手「気にするな。俺は気にしていない」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 15:29:38.47 ID:x4b79fkU0
男「遂に地元に到着!いやー、長旅お疲れさん!」

女「♪」コクン

男「女は家の人が迎えに来てるんだよね?じゃ、ここで解散だな」

女「.....ありがとう。すっごく、楽しかったよ...!」

男「うん、俺も。一緒に来てくれてありがとう」

女「......////」

男「......////」

女「...また、明日ねっ」

男「おう!」

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 15:55:46.92 ID:x4b79fkU0
--男の家

男「畜生めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

父「何だ何だ、どうした息子よ」ガチャッ

母「あらあら、どうしたの愛しい息子」ヒョコッ

祖父「何じゃ何じゃ、何事じゃ我が孫よ」ヒョコッ

男「ノック!!!やられた、まんまと....!!!」


男「女ぁ!!俺の   返せぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ゴツン

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:08:11.66 ID:x4b79fkU0
--翌日

男「待ちかねたぞ」

女「......」

男「問答は無用だ!さぁ今すぐ俺の可愛い猛虎   を返して貰おうか!!」

女「」スッ

男「おっ?何だ、意外と素直.....何だコレ」

女「......わたしの、 」 <  br />
男「」

女「......代わりに//////」

男「そーゆうこっちゃねーんだよォォォォ!!!!」

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:12:58.88 ID:x4b79fkU0
男「....で、ちゃんと俺の   は無事なんだろうな?」

女「」ビクッ

男「えっ」

女「........」

男「........」

女「......その」

男「........」

女「.......ごめんなさい」スッ


猛虎   「いやぁたまげたね」ボロリンコ

男「何がどうしてそうなったーーーーーー!!!!!」ブワッ

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:20:10.38 ID:x4b79fkU0
女友「わぁー、いいねこのストラップ!ありがと、大事にするね!」

女「♪」ニコニコ

男友「わぁー、いいねこのダセェお面!ありがと、今すぐ叩き割るね!」

男「最低だなお前」

男友「どっちが!!」

女友「似合ってるじゃん」

男友「すっごく大事にするねっ☆」

男「はい」

62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:24:35.93 ID:x4b79fkU0
校長「ハッハッハ。やぁ諸君、今日もいい天気だね」

男「あ、校長先生」

男友「うぉー、育毛に成功したってマジだったんですなぁ」ヒソヒソ

女友「オールバックなんて生え際をやたら強調した髪型にしちゃって...」ヒソヒソ

校長「そういえば男くんに女さん。キミたちもこれで一躍有名人ではないかね?」

男「え、何の話っすか」

校長「オヤ、観ていないのかね?今朝の全国ニュースで....」ピッピッ スッ

男「スマホで録ったTV放送の動画?一体何を....」

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:27:40.67 ID:x4b79fkU0
女『....えっ、えっっと.....!!あのっ....』

女「」

男「」

女『...かっ、彼は....!!』

女『せっ、世界でいちばんっ!!優しくてカッコいい人にゃんですっ!!!』

女「」

男「」

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/30(日) 16:33:44.22 ID:x4b79fkU0
女「~~~~~~~~~~~~~っっっっ!!!!!/////////////////」ボフゥゥン

男「あーっ、女ーーーー!!?」ガビーン

男友「おっ、女ちゃんが文字通り顔から火を噴いて倒れたぁ!?」

校長「ハッハッハ。いやはや、いじらしいものだ」メラメラ

女友「校長、なけなしの髪に燃え移ってますけど」

校長「マジでかァァァァァ!!!!!!」

男友「ホント不毛だよねぇ」

女友「褒めないわよ」

男「女、大丈夫か!?」

女「........///////」クラクラ

男「...こりゃあ授業どころじゃ無いな。よし」


男「女、病院に行こう」

女「」コクン



引用元: 男「女!温泉旅行に行こう」女「」コクン