1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 19:24:41.37 ID:ka6QfhF60
AM7:00

PiPiPiPi…
カチッ

まどか「おはよう、杏子ちゃん」

杏子「んあー……おはよー……」

まどか「ティヒヒ、まだ眠そうだね」

杏子「あー……もちょっと寝とくー……」パタリ


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 19:30:58.05 ID:ka6QfhF60
AM8:00

知久「杏子ーそろそろおきなよー」

杏子「うあーい……」

トテトテトテ

知久「おはよう、杏子」

タツヤ「おはよー」

杏子「おはようー」

バシャバシャ

杏子(髪の毛ぼっさぼさだな……切ろうかな……ショートカット、さやかと同じ……いやいや何考えてんだアタシ)

キュッ

知久「はい、ミルクココア」

杏子「ありがとござます」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 19:38:27.54 ID:ka6QfhF60
杏子「おらー怪獣だぞー」

タツヤ「わあーう! かいじゅう! かいじゅう!」

杏子「どかーん! はいビル壊れましたー」

タツヤ「すごい! つおい!」

杏子「このままでいいのかー? ぜんぶ壊しちゃうぞー?」

タツヤ「かいじゅう、やっつける!」ポテポテ

杏子「痛くも痒くもねー! おらくらえー」ヒョイッ

タツヤ「うあーおろしてー」

杏子「もう降参か、まったくよわっちいヒーロー様だ」

タツヤ「しかえしー!」ボスッ

杏子「ぐあー! やーらーれーたー!」ドサッ

タツヤ「きょうこねーちゃ、やっつけたー!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 19:45:30.74 ID:ka6QfhF60
杏子「さすがタツヤだ……もう、アタシがいなくてもやっていけるな……」

タツヤ「きょうこねーちゃ、いなくなっちゃうの!?」

杏子「さよならだ、タツヤ。お前に会えて、よか、った……」ガクッ

タツヤ「きょうこねーちゃあ! しんじゃやだー!」

杏子「なーんてな! 死んだふりでした!」

タツヤ「やったーきょうこねーちゃ、いきてたー」

杏子「おらー空中ブランコだー!」グルングルン

タツヤ「あははー!」

杏子「……おえっぷ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 19:53:52.45 ID:ka6QfhF60
AM9:15

杏子「いってきまーす」

知久「いってらっしゃい」

タツヤ「おねーちゃ、いってらっしゃー」

チリンチリン

杏子「いくぜ、ダークスコルピオン号!」

知久(ピンク色だけどね)



-バイト先-

杏子「おはよーございまーす」

おやっさん「おう! おはよう杏子! 今日も元気か!」

杏子「おやっさん、ケーキ屋さんなのにそんな声張る必要ねーだろ」

おやっさん「いうじゃねえか! はっはっは!」

店員「杏子ちゃんおはよう」

杏子「おはよー」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:06:01.23 ID:ka6QfhF60
杏子・店員「「いらっしゃいませー」」

杏子「はい、こちらをおふたつですね、ありがとうございます!」

杏子「はー」

店員「どうしたの?」

杏子「いやーケーキ屋さんでバイトなんてしたらケーキをみるのもいやになるんじゃないかとか
    思ったけど、ぜんぜんならねーわコレ。ちょう美味そう」

店員「あははー、杏子ちゃんほんとケーキ好きよね♪」

杏子「こんなに美味そうなのに、作ってるのはおやっさんだからな……」

店員「可愛いわよねー」

杏子「えっ」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:17:07.61 ID:ka6QfhF60
-休憩中-

おやっさん「おう杏子! おまえも休憩か!」

杏子「おやっさん元気だなー」

おやっさん「おまえがまどかちゃんところに居候するようになってもう一ヶ月か!」

杏子「あー? そういやそうだなー」

おやっさん「知久のヤローから聞いたときはびっくりしたぞ! 養子をとったからバイトさせてほしいってな!」

杏子「声でけえ! ……おじさんには感謝してるよ」

おやっさん「わはは! そいつぁ本人に言えよ!」

杏子「うっせえ! 恥ずいんだよ!」

おやっさん「俺には感謝してねーのか!」

杏子「ばっ、なんでそうなる!」

おやっさん「いや、いいんだ……どうせ俺なんてうるさくて男くさくてガサツでデリバリーがなくて……」

杏子「ちょ、おい」

おやっさん「マッチョだしヒゲも素敵だし声も渋いし坊主頭もイケてるし……」

杏子「褒めてるじゃねーか!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:27:45.71 ID:ka6QfhF60
おやっさん「いやぁ照れるな」

杏子「アタシは褒めてねーよ! なに自画自賛して照れてんだよ!」

おやっさん「今日も元気だなー杏子。ほれお手」

杏子「アタシは犬じゃねえーっ!」



PM1:00

杏子「いただきまーす」パクパク

杏子(おじさんのお弁当あいかわず美味いなぁ)

杏子(アタシもちょっとくらいなら料理できるんだが……いつも大雑把すぎるんだよなー……)

杏子(いつもモモに怒られてたっけ……モモも生きてたらもうすぐ中学生か……)

杏子(モモ……)

おやっさん「泣くほど美味いのかその弁当は!」

杏子「なっ泣いてねー! いきなり大声だしてんじゃねーよおやっさん!」

おやっさん「ちょっとくれ」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:35:38.90 ID:ka6QfhF60
杏子「あげねーよ! 仕事しろよ!」

おやっさん「杏子のケチー、給料へらすぞー」

杏子「あんたのほうがケチだろそれ!」

おやっさん「そうだ! 俺はケチだ!」

杏子「胸張って言ってんじゃねーよ!」

店員「あら、オジサマ、杏子ちゃんだけじゃなくて私とも遊んでくださいな」

おやっさん「だ、だめだ! 俺には嫁と娘と息子と夫と孫がいるんだ……!」

店員「うふふ、だからこそ燃えるんじゃないですか!」

杏子「いやおかしーだろなんか」

おやっさん「浮気も男の甲斐性ってな! ひとつやふたつ気にすんな!」

杏子「アタシもはいってんのか!? ふっざけんな!」

店員「杏子ちゃん、貴方とはいつか戦わなければならないと思っていたわ……」

杏子「アタシ、もう帰っていいすか」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:41:26.38 ID:ka6QfhF60
PM1:30

杏子「おつかれさまーす」

チリンチリン

杏子「いくぞ! ダークスコルピオン号!」

店員(それ毎回必要なのかしら)




-ゲーセン-


杏子(さーて食後の腹ごなしと行きますかー)

♪カワシタヤークソクワスレーナイヨー


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:49:13.51 ID:ka6QfhF60
PM2:30

クレーンゲーム

杏子「いけ、ひっかかれっ!」

ピヨン

杏子「なっ……! しゃーねー最後の100円玉を使う時が来たようだな……!」

杏子「おら! ここだろ!」バシン

杏子「え、おい、ウソだろ、そこじゃねえっ、そこじゃねえって! タンマ!」

スカッ

杏子「最後の100円玉がぁ……っ」

杏子「あぁもうこんな時間か。そろそろいかねーと」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 20:56:14.18 ID:ka6QfhF60
PM3:10

♪メールノ、チャクシンモ、アルンダヨ!

杏子「ん? おじさんからだ。ブロッコリー買ってきてほしい? わ・か・り・ま・し・た、っと」

杏子「返信はやいな! ……タツヤの写メだけって。いやかわいいけどさ」

杏子「さやかにメールしてやろっと」ポチポチ

杏子「ひひ。先生に怒られろ」

チリンチリン



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:03:02.82 ID:ka6QfhF60
PM3:30

-公園-

杏子「ん、まだ誰も来てないか」

杏子「……靴飛ばしでもやるか」

ブランコブランブラン

杏子「靴ぬげねえっ!」

杏子「しかしこの勢い、失うにはもったいなさ過ぎる」タチコギッ

杏子「ブランコで一周できるか試してみよう。ちっちゃい時からやってみたかった」

ブオンブオン

杏子「おらああああああ!」

杏子「アタシを舐めるんじゃねえええええ!」

杏子「いけえええええ!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:09:50.54 ID:ka6QfhF60
子供A「杏子ねーちゃんなにやっての?」

杏子「くそおおおお135度の壁がっ!」

子供B「うおーすげー」

杏子「くらえええええええ!」

子供C「あぶない!」

スッポーン

杏子「」

ピョーン  ズボッ

子供A「砂場に着地した!」

杏子「アタシって、ほんとバカ……」

子供C「杏子ねーちゃんだいじょうぶ!?」

杏子「おう……、お前ら来てたのか。へいきへいき」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:16:22.91 ID:ka6QfhF60
杏子「これなら跳べるかも……! とか思ったアタシがばかだった。みんなは危ないから真似すんなよ」

子供A「ありゃ真似できないよ」

子供D「杏子ねーちゃん髪ぼっさぼさ! あははは!」

杏子「うっせえ! 坊主にこの大変さがわかるか!」

子供E「でも杏子ねーちゃんの髪きれいだよ」

杏子「うっ。あっありが、と」

子供B「ねー早くあそぼーよー」

杏子「お、おう! よーし今日はなにをするー?」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:22:18.16 ID:ka6QfhF60
-ドッヂボール-

子供D「やー!」

杏子「効かないねえっ!」バシン

杏子「おらっ潰してやる!」

子供E「わあっ!」

杏子「ちゃらちゃら踊ってんじゃねーよウスノロ!」

子供C「きゃあきゃあ!」

子供A「いくぞ! 連携攻撃!」

子供B「おれたちのコンビネーションを見せてやる!」

杏子「やってみろ!」

子供A・B「ティロ・フィナーレ!」

杏子「えっ」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:28:15.93 ID:ka6QfhF60
PM4:00

杏子「じゃなー」

子供「またねー!」「ばいばーい」

チリンチリン

杏子(さって、ブロッコリー買いにいかねーとな)


-スーパー-


杏子(ブロッコリーブロッコリー、っと……)

「試食どうぞー」

ヒョイパクヒョイパク

杏子「うめえ!」

杏子「お菓子かっていこう」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:36:23.38 ID:ka6QfhF60
アザーシター

杏子(やっぱロッキーだよなー)ポリポリ

杏子(ストロベリーとかアーモンドクラッシュもいいけど、チョコこそ元祖にして王道!)ポリポリ

杏子(でも最近こればっか喰ってる気がする)ポリポリ

仁美(その点トッポってすげえよな。最後までチョコたっぷりだもん)

杏子(そのわりには飽きない! さすがロッキー!)

杏子(……だれだいまの)

チリンチリン

杏子「そーいやあいつん家が近かったな……」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:45:12.07 ID:ka6QfhF60
PM5:00

-上條宅-


カラリ

杏子「邪魔するぞー」

杏子「そういや窓からはいっちゃだめってまどかに言われてたな……しまった」

杏子(まだキョースケは帰ってないのか。まぁいいや)

杏子「ダーツしよ」





杏子「しゃあ! インナーブル!」

恭介「やぁ杏子さん。来てたのかい」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:52:38.03 ID:ka6QfhF60
杏子「ようキョースケ! 見ろ! インナーブル!」

恭介「杏子さんはダーツ得意だね」

杏子「いやーアタシってばなんでもできちゃうからなー」

恭介「なにこれ?」

杏子「ブロッコリー。あ、なんかお菓子喰うかい?」

恭介「ありがとう。いただくよ」




杏子「そんでなー、ダンレボはPerfectだったのに、クレーンはなーんも取れなかったんだよ」

恭介「杏子さんは体を動かすほうが得意なんだろう」

杏子「まーねっ。あれは楽しいぞ」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 21:58:29.73 ID:ka6QfhF60
杏子「さーてそろそろ帰るかな」

恭介「あぁ、って、窓から入らないようにするんじゃなかったの?」

杏子「うん。慣れとは怖ろしいもんだ……」

恭介「僕は構わないけどね」

杏子「だろー? まどかやさやかが気にしすぎなんだよ」

杏子「じゃな! 今度は演奏聞かせてくれ」

恭介「お安い御用だよ。またね、杏子さん」

杏子「またな、キョースケ」

ヒョイッ

チリンチリン


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:06:44.25 ID:ka6QfhF60
PM6:00

-まどか宅-


杏子「ただいまー」

まどか・知久・タツヤ「「「おかえりー」」」

杏子「はい、ブロッコリーです」

知久「ありがとう。ナイスタイミングだよ」

まどか「今日はシチューなんだよー」

杏子「おお! アタシ、シチュー好きだ!」

さやか「杏子はシチュー抜き!」

杏子「さやか!?」

さやか「きょうこぉーっ、あんたのせいでぇーっ」

まどか「杏子ちゃん、さやかちゃんにメール送ったでしょ? それでさやかちゃん、先生に怒られちゃって」

杏子「くはは! 狙い通り!」

さやか「杏子のあほーっ!」ダダダ


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:14:58.36 ID:ka6QfhF60
杏子「ばーかばーか」

さやか「うっさいわよ! あんたのせいでひどい恥さらしだったの!」

まどか「だいじょうぶだよさやかちゃん」

杏子「キョースケにも笑われたってか」

さやか「~~~~っ!」





グツグツ

杏子「おーいい匂いがしてきた。腹減ったなー」マゼマゼ

杏子「こんなもんかな、っと……。味見、これは味見だ。つまみぐいじゃない」

ペロ

杏子「あっつ!」

まどか「ドンキーで道連れなんて、こんなのぜったいおかしいよ!」

さやか「こんな勝ち方でも、後悔なんて、あるわけない」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:20:06.80 ID:ka6QfhF60
杏子「アタシもまぜろーっ」

さやか「あらあらネギさんがカモしょっていらっしゃいましたよ」

杏子「アタシはネギじゃねー」

まどか「杏子ちゃんそうじゃないよ」





まどか「ファルコンパーン!」

さやか「ドンキーがああ!」

杏子「おいこの緑の舌出してばっかりなんだけど」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:27:32.57 ID:ka6QfhF60
PM8:00

カポーン

杏子「ふは」

まどか「杏子ちゃんはいるねー」カラ

杏子「まどか、あんたさぁ……」

まどか「?」バシャ

杏子「この年になって誰かとお風呂に入るって、恥ずかしくない?」

まどか「杏子ちゃんだってパパとお風呂入ってたでしょ?」ジャボ

杏子「なっなんでそれを!」

まどか「えへへーやっぱりー」

杏子「違っ、うそだ嘘! そんな訳ねーだろ!」

まどか「もういい、もういいんだよ杏子ちゃん」

杏子「くそっ……」ブクブク


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:34:14.77 ID:ka6QfhF60
ブオー

杏子「髪きろっかなー」ワシワシ

まどか「えッ! だっだめだよ!」

杏子「なんだよその反応」

まどか「そんなに髪を伸ばすのすごい大変なんだよ! もったいないよ!」

杏子「そうかぁ? 髪なんてほっとけば伸びるだろーが」

まどか「わたしは杏子ちゃんの長い髪好きだよ」

杏子「す、好きとかっ、……だいたいっ、めんどくさいんだよ!」

まどか「じゃあわたしが梳いてあげるよ。ほらほら」

杏子「いいって、あ、おいっ」

まどか「おねえちゃんのいうことはききなさい!」

杏子「法律上はアタシが姉だろ……」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:42:35.25 ID:ka6QfhF60
PM10:00

杏子「あ、今気付いた。ほむらからメールが来てる」

まどか「ほむらちゃんから? 珍しいね」

杏子「ぶっ、あはは! 怒られてるさやかの写メだ」

まどか「ほむらちゃんなにやってるんだろう」

杏子「これさやかに送ってやろう」

まどか「また明日怒られるよ……」

杏子「あぁ明日は魔獣狩りの日か」

まどか「瘴気もだいぶ薄くなって、魔獣の数もずいぶんと減ったね」

杏子「とーぜんっしょ! アタシがいるんだからね!」

♪メールノ、チャクシンモ、アルンダヨ!

杏子「さやかだ。こいつキュゥべえをボコボコにしてるぞ」

まどか「キュゥべえ間が悪すぎるよ」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:48:56.82 ID:ka6QfhF60
杏子「キュゥべえの写メをマミに送っとこう」

まどか「ちょっと杏子ちゃんってば」

杏子「やー明日が楽しみだな!」

まどか「えへへ」

杏子「なんだよ」

まどか「杏子ちゃんがそんなこと言うのが嬉しくて」

杏子「はッ!? そ、そんなイミじゃねーから!」

まどか「どういう意味なの?」

杏子「いや、だからだな……」

杏子「もういい! アタシは寝るッ!」

まどか「杏子ちゃんお布団敷かないと」

杏子「今日はアタシがベッドなー」

まどか「じゃあ今日はわたしと一緒に寝ようか!」

杏子「どーしてそうなる!」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 22:57:41.40 ID:ka6QfhF60
まどか「英語は楽しいけれど、数学は積分が難しいです、っと」

杏子「まどかはちゃんと日記つけててすげーなー」

まどか「そんなことないよ。さぁ寝よう!」パチ

杏子「おいあんまりくっつくなよ」

まどか「だって狭いんだもん」

まどか「日記も、読み返したりすると楽しいよ。こんなことあったなぁとか」

杏子「そんなもんかね。めんどくさそーだ」

まどか「今日あったことを書くだけだから、簡単だよ」

まどか「杏子ちゃんは、今日はどんな日だった?」

杏子「あー? べつになんもねーよ。いつもと一緒さ」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/24(土) 23:03:32.04 ID:ka6QfhF60
まどか「えへへ。あとになって読み返したときに、そんな"いつも通り"が、とっても素敵で、幸せだって気づけるのも、日記のいいところだよ」

杏子「ふーん?」

まどか「杏子ちゃんが"いつも通り"で、わたしは嬉しいよ」

杏子「……まどかは、いいやつだな」

まどか「杏子ちゃんも優しいよ? じゃ、そろそろ寝ようか」

杏子「おやすみ、まどか」

まどか「おやすみ、杏子ちゃん」


まどか「Zzz」

杏子「………」

杏子「今日も何事もない一日だったなー」




おしまい

引用元: 杏子「今日も何事もない一日だったなー」