ブラックジャック「カムクライズル…?」 前編

199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 21:38:36.41 ID:2bIa0/lC0
~~教室~~

左右田 「狛枝の奴はいつまで停学くらってるん
だろうな」

九頭龍 「ヘッ!人様の体育館爆破したんだ
退学にならなかっただけ奇跡だろうぜ」

日向 「なぁ、その体育館爆破した狛枝のこと
でずっと気になっていたんだけどどうして狛江
は体育館を爆破なんてことを考えたんだ?
そんなヤバイ奴だったのか?」

九頭龍 「ヤバイ奴」

左右田 「ヤバイ奴だな」

九頭龍 「なんせ体育館を爆破した原因は
他でもねぇ、俺たちのために爆破させたからな」

日向 「?」

左右田 「その時の俺たちクラスはあまり
元気がなくてな、実技テストが近い時に
それを見た狛枝は」

狛枝 『皆の才能を中途半端に実技テストで
見せるなんてとんでもない!僕が先生と
掛け合って実技テストを延期してもらえるか
聞いてみるよ!』

九頭龍 「あいつにとってはよかれと思って
体育館を爆破したんだよ
結果は怪我人が出る始末だったがな」

左右田 「まぁこのクラスではぶっちぎりで
イカれた野郎だと言うことは覚えていてくれ
悪い奴じゃないんだけどな…」



?「そんなに左右田君に褒めてもらえるなんて
今日に戻ってこれた僕はなんて幸運なんだ!」




200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 21:46:11.36 ID:2bIa0/lC0
左右田 「こっ…狛枝…!?」

狛枝 「そんなに驚かなくていいじゃないか
左右田君」ニコッ

九頭龍 「こんな唐突に帰ってくるものなのか…」

西園寺 「前と変わらずキモい雰囲気漂わせてる
ね、狛枝おにぃは」びっくばーん

狛枝 「誰?」

西園寺 「私だよ!西園寺だよ!クラスメイトの
名前を忘れるなんてゲロ豚以下だぞこのゲロ豚!」

狛江 「アハハッ、豚かそれ以下かはっきり
しないや、それにしてもここのクラスも結構雰囲気が
変わったね、前よりも希望に満ち溢れている」

狛江 「それに」チラッ

日向 「?」

202: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 07:53:11.50 ID:mS/5oQcj0
狛枝 「君が日向君だね!?会いたかったよ!」ガシッ!

日向 「お、おう…」

狛枝 「君の噂は聞いているよ!数々の超高校級の才能を
持った人達の悩みをズバズバ解決していったりとか!」

日向 「ま、まぁな」テレテレ

狛枝 「今では日向勢力と言われるくらい崇拝されてたり
勢力に入っている女の子は皆日向君の虜だったり!」

日向 「!?」

狛枝 「超高校級の法律家の先輩をうまく懐柔して
一夫多妻制を復活させようとしたりとか!」

七海 「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

左右田 「えぇ…」

日向 「違う!そんなことは断じて!」

狛枝 「それに他にも………

その後狛枝のあったりなかったりの話は三時間続き
クラスメイトからは色々な感想を言われた

九頭龍 「その日向…俺はお前を見誤ってたかもしれねぇ…」

日向 「何を聞いたんだよ九頭龍?」

九頭龍 「俺たちは兄弟だからな…色々あるだろうが
頑張ってくれできる限りの応援はする…」

日向 「一体何を聞いたんだよぉ!」


罪木 「その日向さん…私どんなプレイでも
頑張りますから!」

日向 「プレイ!?どんな!?えぇ!?」


花村 「流石の僕でも流石にドン引きかなぁ…
日向君は上級者通り越してるよ…」

日向 「花村にドン引きされるって相当なことだよな…」


クラスメイトからの評価がグッと下がった気がする


203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 08:02:54.22 ID:mS/5oQcj0
~~放課後 帰り道 ~~

七海 「…………」テクテクテク

日向 「な、なぁ七海?」

七海 「…………」テクテクテク

日向 「狛枝の言ったことか?あんなの全部嘘に
決まってるだろ?話が誇張されすぎなんだよ」

七海 「知ってるよ」

日向 「じゃあどうして怒ってるんだよ…」

七海 「狛枝君が言ったことは誇張されすぎだけど
言ってることはあながち間違っていないと思うよ」

日向 「え?」

七海 「日向君女の子とラーブラブしすぎ」

日向 「俺が女の子と?ハハハ何言ってるんだよ七海!
そんなこと一度もなかっただろ!」

七海 「………」

七海 「そこに直れ!」

日向 「え?ハイッ!」ビシッ

七海 「正座!」

日向 「あ、ハイッ!」スチャ

七海 「よくそんなことが言えるね!流石の私でも
堪忍袋の緒が切れるよ!」


204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 08:25:32.18 ID:mS/5oQcj0
日向 「でも心当たりが…」

七海 「例えば!」


澪田 『いや~今日は最高のライブでしたよ~
お、創ちゃんと七海ちゃんじゃないっすか!
観に来てくれてたんすか!』

日向 『あぁ、今日澪田のライブがあるからって聞いてな
それにしても凄いな澪田は、俺は音楽に関してあんまり
詳しくないけどそれでも凄いっていうのがヒシヒシと
伝わってきたよ』

澪田 『もう創ちゃんったら!褒めすぎっすよ!』ダキッ

七海 『(!?)』

日向 『おい澪田!いつも抱きついてくるのは
なんとかならないのか?』

七海 『(いつも!?)』

澪田 『これが唯吹なりの愛情表現だから無理でーす!』

七海 『(愛情!?)』


日向 「いやあれはだな…」

七海 「他にも!」


罪木 『わっ!』つまずく

日向 『おいおい大丈夫か罪木』ガシッ

罪木 『あ、日向さん…有難うございます…
私ドジだからいつも日向さんに…』

日向 『いいんだよ、超高校級の奴らをサポートするのが
俺の役目だからな』

罪木 『いやこんなゲロ豚みたいな私にそんな
気を遣わなくても…』オロオロ

日向 『だから自分を卑下するのはやめろって』

罪木 『それに…ッ!』またつまずく

ドンガラガッシャーン

罪木が日向の上に被さる感じに

日向 『(当たってる!ビックバンが当たってる!)』

罪木 『わー!日向さん!ゴメンナサイ!私のドジの
せいで!』ボインボイン

日向 『おい!罪木!あんまり動かないでくれ!』

罪木 『すみません!すみませーん!』タプタプ

日向 『やめてくれーーー!!』

七海 『(とかいいながらまんざらでもなさそう…)』


日向 「あれは完全には事故…」

七海 「いいや他にも西園寺さんとはいつもおんぶして
あげたりとかで距離近いし!小泉さんとは何か夫婦
みたいな距離感だし!」

七海 「日向君なんて…私のことは…」

日向 「それは違うぞ!」


205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 08:36:27.86 ID:mS/5oQcj0
日向 「七海がいたから今の俺がいるんだ!予備学科の俺に
一人の人間として接してくれた事が嬉しくて!七海の様に!
七海の近くに近づきたくて頑張ってきたんだ!
七海は俺の一番大切な存在なんだ!」

七海 「え」

日向 「あれ?また俺間違ったこと…」

七海 「い、いま///一番大切な存在って///」

日向 「あぁそうだ!一番大切な存在だ!」

七海 「それ…それって告白…///」

日向 「あっ///」

七海 「この天然ジゴロ…///」タッタッタッ

日向 「あっ、おい七海!」

日向 「勢いあまって告白してしまうなんて…///
明日どうすれば…」

江ノ島 「大丈夫だよーん!」

日向 「江ノ島?なんだまたどうやったら仕事サボれる
とかそんなどうでもいいことで来たのか?」

江ノ島 「そんなことないですよ日向せんぱーい!
あれから結構真面目に仕事してるんだから!」

日向 「そうかそれはよかった、ってさっきの話聞いてた?」

江ノ島 「七海は俺の一番大切な存在なんだ」キリッ

日向 「恥ずかしいからやめてくれ…で、どういう風に
大丈夫なんだ?」

江ノ島 「そーれーはー」


江ノ島 「日向先輩に明日なんかないからだよ」スマホを
日向に向ける

日向 「!?」

日向 ?「……ツマラナイ」

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 13:06:59.32 ID:mS/5oQcj0
~~?~~

江ノ島 「うーん!御手洗君の洗脳アニメは凄いよねぇ!
カムクライズルに戻すだけじゃなくそのまま絶望状態に
するなんてチート能力以外のなんでもないよ!」

江ノ島 「初めは生徒会の奴らで殺し合わせてそれで
洗脳アニメを作ろうとしたけどお姉ちゃんはいないしー」


江ノ島 「御手洗君を私のカリスマ性で洗脳して
御手洗君本人に絶望するアニメを作らせた方が
よっぽど楽だったわ!」

御手洗 「……………」

江ノ島 「予備学科を使って暴動起こそうとしたけど
あいつら今は希望に満ち溢れてるし学園の秘密を
探ってた宗方 逆蔵 雪染の三人トリオの弱みもなくなった
し、お姉ちゃんは苗木にゾッコンだし」

江ノ島 「これも全部日向創のせいよねぇ!?」

江ノ島 「私って絶望的に完璧だけど計画潰されて
イライラする気持ちっていうのはあるんだよねー!」

江ノ島 「だーかーらー」



江ノ島 「私のイライラ解消を日向先輩のクラスメイト
に手伝ってもらおーっと!」



208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 13:22:31.99 ID:mS/5oQcj0
~~一ヶ月後~~

九頭龍 「日向の奴…今日も学校来なかったな…」

小泉 「先生は何も聞いていないんですか?」

雪染 「私も心配になって連絡してみたんだけど
どうやら家に居なくて…」

左右田 「おい…それって変な事件に巻き込まれたんじゃ…」

終里 「おい左右田!縁起でもこと言ってると俺が
ぶっ飛ばすぞ!」

左右田 「ヒィィ!」

七海 「(日向君がいなくなってからクラスの雰囲気
が悪くなった…)」

澪田 「ハイハイ!唯吹ナイスなアイディアを
思いつきました!」

ペコ 「あまり期待は出来なさそうだな…」

澪田 「ペコちゃん辛酸すぎッスよー!」

弐大 「それで澪田、そのナイスなアイディアと
言うのはどういうアイディアなんじゃ?」

澪田 「私たち皆で創ちゃんを見つければ
いいんすよー!」

九頭龍 「それができねぇから困ってんだろうが!」

西園寺 「いやその方法ありかもしれないよ!」

花村 「え?西園寺さん心当たりあるの?」

西園寺 「ううん全くないけど」

御手洗 「じゃあどうすることも…」

西園寺 「こういう時に便利なんだよ!ほら狛枝!」

狛枝 「え?」

209: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 13:28:03.06 ID:mS/5oQcj0
狛枝 「………」首輪つけられる

小泉 「これは…?」

西園寺 「狛枝おにぃは超高校級の幸運!狛枝おにぃを
使って日向おにぃを探せばきっと見つかるよ!
ここ掘れワンワンってね!」

罪木 「流石にそれは狛枝さんに失礼じゃ」

狛枝 「僕が皆の役に立てるなんて!僕はなんて幸運
なんだ!でも西園寺さ

西園寺 「ほら!ゴタゴタ言わずに早く探すんだよ!
狛枝おにぃ!」

九頭龍 「鬼だ…」

左右田 「鬼だ…」



狛枝 「(僕の幸運は幸運が起きた後それと同じくらいに
不幸なことが起きるんだけどまぁなんとかなるよね)」

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 13:43:17.32 ID:mS/5oQcj0
~~学園内~~

探してから何時間後

ペコ 「西園寺…いくら狛枝が幸運であっても流石に
一人の人間を探すのは無理があるんじゃ…」

西園寺 「まぁ冷静に考えたらそうだよね…」

罪木 「ええぇ!諦めちゃうんですか!?」

西園寺 「うるせぇなゲロ豚!じゃあどうすれば
いいんだよ!」

罪木 「すみませーん!」

狛枝 「僕も歩き疲れちゃってこれ以上探すのは
ちょっとキツイかな…ちょっとここの銅像に
もたれかかって休憩しようかな…」フッ

ガタガタガタガタ

左右田 「!?なんだ!?」

秘密の抜け道みたいなの発見

弐大 「道ができたのう…」

花村 「ホント狛枝君の幸運てチート染みてるよね…」

澪田 「わかった!創ちゃんドジだから凪ちゃんみたいに
ここのボタン押してこの中に閉じ込められているん
すよ!きっと!」

終里 「そうだとしたらアイツ腹減ってんだろ!
早くみつけてやろうぜ!」タッタッタッ

九頭龍 「おい先々行くんじゃねぇ!」

ソニア 「私たちも先に続きましょう!」

田中 「いざ同胞を救うべく暗黒魔界へ!」

ゴタゴタゴタゴタ

狛枝 「皆いっちゃった…、さぁて僕も…」

ピロピロピロ

狛枝 「もしもし誰ですか?」

逆蔵 「誰ですかじゃねぇ!逆蔵だよ!逆蔵!
お前雪染に言われてた停学中に書いとけって言われた
反省文まだ出してねぇだろ!」

狛枝 「あぁそれ今日だそうと僕のバックに入って
いますよ」

逆蔵 「だったら今すぐ持ってこい!ったく!なんで
俺が素行の悪い奴の生徒指導もしねぇといけないんだ!」

狛枝 「今すぐですか?」

逆蔵 「今すぐにだよ!それ今すぐ出してくれねぇと
雪染も俺もこっぴどく怒られるんだよ!」

狛枝 「わかりました、今すぐ行きます」ピッ

狛枝 「……」

狛枝 「まぁ僕なんかがいなくても皆なら
なんとかできるよね」


211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 14:22:48.26 ID:mS/5oQcj0
七海 「……ここは?私達日向君探しに狛枝君が
見つけた通路に入っていたはずなんだけど…」

江ノ島 「レッデースエーンジェントルメーン!」
いきなり七海の目の前に現れる

七海 「!?」

江ノ島 「こんにちは!七海さん!」

七海 「あなたは確か江ノ島さん…」

江ノ島 「そうそう!知っていてもらえて
光栄だよ!そんな尊敬している七海さんに
今日はスペシャルなプレゼントを用意したんだよぉ!」
リモコンピッ

モニターにボロボロの日向が映し出される

七海 「!?日向君!?」

江ノ島 「マリオってゲームあるじゃん?
あれっていっつもクッパがピーチ姫さらうけど
絶対にいつもマリオが助けるってことが
わかってて面白くないよねー」

七海 「……」

江ノ島 「だから今回は七海さんが日向先輩を
助けるの!」

七海 「遊びのつもり…?」ギリッ

江ノ島 「そんな怖い顔しないでよー!
遊び?そんな訳ないじゃーん!ガチだよガチ!
七海さんが日向先輩を助けれなかった時は」



江ノ島 「日向先輩の頭はふっとびまーす!」


七海 「!?」

江ノ島 「まぁ七海さんが日向先輩を
助ければ大丈夫なんだけどね!ステージを
幾つか作ったからそれを全部クリアしたら
日向先輩のもとへいけるよ!」

七海 「ホントに?」

江ノ島 「この江ノ島さん嘘はつかないよ!」

七海 「だったらやる…」ギリッ

江ノ島 「じゃあそこのドアからどうぞ!」

七海 「日向君は私が助ける!」

212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 14:26:10.77 ID:mS/5oQcj0
~~別の場所~~

左右田 「うーん…俺たち寝てたのか?」

九頭龍 「ここは…牢獄!?」

ソニア 「壁に沢山モニターがありますね…」

弐大 「ワシらはどうして閉じ込められているんじゃ…」

江ノ島 「そーれーはー!」モニターに映る

小泉 「あなたは江ノ島さん?」

江ノ島 「あーそれ私の中でデジャヴだから無視するよ」

終里 「おい閉じ込めたのはお前か!ここから出せよ!」

江ノ島 「ダーメ!ここでは皆に皆のクラスメイトの
頑張りを見てもらわないといけないんだから!」

花村 「クラスメイト?」

他のモニターが映る

ペコ 「日向っ…!?」

罪木 「満身創痍…とても危険な状態です!」

九頭龍 「おいテメェ!日向に何しやがった!」

江ノ島 「まぁゲームを楽しむための余興だよ余興」

田中 「何が余興だ貴様!貴様の戯れは
度がすぎているぞ!」

江ノ島 「ちゃんと話は最後まで聞けっての
今回日向先輩がピーチ姫だとしたらマリオは…

もう一つのモニターが映る

御手洗 「七海さん!?」

江ノ島 「今七海さんには私が作った
迷路ゲームで遊んでもらってるの!RPG要素も
格ゲー要素もFPS要素もてんこ盛り!」

七海 『ハァ…ハァ…』カチッ

矢が飛んでくる

七海 『……!』避ける

グサッ

七海 『…………ッ!』声にならない悲鳴

江ノ島 「あー流石の七海さんでも避けた先に
罠があるとは思えないよねー」




213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 14:26:56.35 ID:mS/5oQcj0
左右田 「お、おい!足に…七海の足に針が
か、貫通して…」ガタガタ

西園寺 「よく見ると他の所からも血が
出てるじゃん…!」ガタガタ

九頭龍 「おいテメェ!日向だけじゃなくて
七海にまでなにしてやがる!?」

江ノ島 「だーかーらー七海さんはマリオって
言ってるじゃん?マリオなんて一回技
食らっただけで死ぬんだしまだまだ良心的
だよ」

弐大 「おい!ここから早く出て七海と日向を
助けるんじゃ!」

終里 「でもこの檻めちゃくちゃ硬いぞ!」

江ノ島 「あー無理無理、いくら筋肉バカの
あんたらでも壊せないようにがっちり
作ったから絶対開かないよ」

小泉 「そんな…!じゃあどうしたら!」

江ノ島 「そんな七海さんの為に何もできない
貴方達へ盾子ちゃんからのプレゼント!」

赤 黄 青色の三つのボタンが出てくる

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 14:42:29.44 ID:mS/5oQcj0
ソニア 「これは…?」

江ノ島 「それは救済ボタン!当たりを
引けばそこの檻もあけるし今すぐゲームも
終わり!日向先輩も解放するよ!」

澪田 「ハズレの場合はどうなるんすか…」

江ノ島 「ハズレー?そりゃこの中に
ハズレがあるとしたら押した瞬間日向先輩と
七海さんの頭はパーン!」

小泉 「そ、そんな…!」

九頭龍 「確率は!確率はどうなってんだ!
当たりボタンはこの中にいくつあるんだ!」

江ノ島 「そんなの教えられるわけないじゃーん!
でもその中に当たりがあるのは間違いないよ!
実はどこかにもう一つボタンが隠されていました!
みたいな面倒くさい謎解きゲーみたいなことはしてない
からさ!」

田中 「ならば当たりは一つ…確率は三分の一
と考えるのが妥当だな…」

御手洗 「そんな…およそ30%…」

左右田 「とてもじゃねぇが俺たちに
このボタンを押せる確率じゃねぇ…」

弐大 「なんでこんな時に狛枝はいないんじゃー!」

ペコ 「狛枝ならなんとかなったかもしれないのに…」

皆 「…………」

小泉 「ねぇ、ここは七海さんに任せない?」

花村 「それは七海さんを見捨てるってこと?」

小泉 「私達が勝手に運否天賦で勝負
するより七海さんの才能に任せた方が
いいと思うの、七海さんの才能ならきっと
日向を助けてくれるはず…!」

澪田 「そうッスよね…唯吹達の運よりも
千秋ちゃんの才能の方が頼りになるッス」

九頭龍 「確かにな…じゃあ皆異論はないか!」

皆頷く

九頭龍 「おいテメェ!テメェの声が
七海に届けれるなら俺たちの声も
今頑張ってる七海に届けれるだろ!
それくらいは許してくれるよなぁ!?」

江ノ島 「まぁそのくらいなら…」

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 14:54:39.41 ID:mS/5oQcj0
七海 「ハァ…ハァ…」

モニター映る

七海 「……!皆!」

九頭龍 「おい!七海!テメェが今大変なのはわかる!
だけど俺たちなお前の才能を信じる!」

小泉 「私達は七海さんの才能を疑ったりして
救済ボタンなんて押さないから!安心して
ゲームに臨んで!」

罪木 「七海さんの傷も日向さんの傷も
私が治すので後のことは気にしないで
ください!」

応援ガヤガヤガヤガヤ

七海 「皆…」

七海 「私は…負けないよ!」

別のモニター映る

江ノ島 「あーほんっと絶望的に臭すぎ見てられっかよ」

七海 「………」

江ノ島 「やっと最終ステージまで
辿り着けたね!七海さん!次の関門で最後だよ!」

江ノ島 「でも七海さんも苦しいよね!
仲間に救済ボタンを押してもらえたら
すぐに終わるのに押してくれないなんて
皆はなんて薄情者なんだろうね!」

七海 「それは違うよ…!」

七海 「皆は私を信じてくれた!
だから私は皆の期待に応える!」

江ノ島 「あーそうかいそうかい…
それじゃあ最後の関門は」

モニター映る

江ノ島 「このゲームのここの場面で使える
裏技を使用するための入力コマンドは
なんでしょうか!?」

七海 「!?」

江ノ島 「今までずっと体動かして
もらってたからね!最後には頭使わなくちゃ!」

江ノ島 「まぁ初見のゲームの裏技を解析するのって
プロでも早くて一週間らしいけど制限時間は10分ね!」

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 15:01:41.91 ID:mS/5oQcj0
左右田 「一週間かかるものを10分てそんなの無茶だろ!」

江ノ島 「ちなみに間違えた瞬間日向先輩の
頭はふっとびまーす!」

ソニア 「そんな…!」

西園寺 「どうする…!?やっぱりダメモトで
救済ボタンを…!」



七海 「………」

江ノ島 「あれー七海さんわからなくて
ギブアップかなー?」

七海 「思い出すなぁ…」

江ノ島 「は?」

~~~~

七海 『流石の私でもそれはわからないなぁ』

カムクラ 『そんなのすぐわかるでしょう…』

七海 『え!?どうやって!?』

カムクラ 『それはですね……

~~~~

七海 「Aボタンを5回その後に上ボタン13回
下ボタン2回Rボタン23回押してセレクトボタンを2回だよ」

ピンポンピンボーン!
正解の音が鳴り響く

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 16:26:13.30 ID:dpoNyw9yO
左右田 「やった!七海の奴正解しやがった!」

ペコ 「七海の勝ちだな」フフッ

江ノ島 「なんで!?どうして!?
わかるわけないのに!?ここで頭が吹っ飛ぶ
はずなのに!?」

七海 「日向君…」

七海 「日向君のおかげだよ」

七海 「私にとってこの問題を解くのは
簡単だったけど問題だったのは貴方が
約束を破ったかもしれないということ
でも…」

ガラガラガラガラ

扉開く

七海 「約束は守ってくれたようだね
ありがとう』

219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 16:41:29.13 ID:dpoNyw9yO
日向 「な…七海…?」

七海 「日向君!」ダキッ

日向 「イテッ!」

七海 「あ!ごめん日向君!日向今ケガしてるん
だったね…」

日向 「いや七海に抱きつかれると幸せな気持ちに
なるからさ…やっぱり抱きついてきてくれないか?」

七海 「日向君は甘えん坊さんだな~」ダキッ

日向 「幸せだな~、イテテ」

七海 「やっぱり痛むじゃない」

日向 「あとで罪木に治してもらうから大丈夫さ」

七海 「そうだね、ちなみに今の映像クラスメイトの
皆に見られてるから」

日向 「ええっ!?」



弐大 「ガーハッハッハッハッ!青春じゃのう!」

西園寺 「七海おねぇって結構大胆なんだね」

小泉 「見てるこっちが恥ずかしいよ///」

田中 「フスフ、闇の呪縛から解放された二人の
アダムとイヴが世界を育む…新たな生命の誕生だな」

左右田 「テメェのそのセリフが恥ずかしいよ!」




220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 16:51:44.56 ID:mS/5oQcj0
七海 「それにしてもどうしてこんな所に?」

日向 「急に江ノ島が俺に向けて何か見せてきて…
それから気づいたらここに…その間に何があったかは…」

日向 「江ノ島が言ってたには『やっぱり効果は途中で
切れてしまうじゃない!絶望的ィィ!だったら囮として
使おう』って」

七海 「それにしては酷い傷だよ…」

日向 「よっぽどその計画が上手くいかないことに
イライラしてたっぽいしその怒りの矛先が俺に向かって
きたわけさ」

七海 「あの女…皆で半殺しだね…」

日向 「そこまでしなくていいさ…江ノ島は少し
間違えただけなんだ…相談窓口の俺がどうすることも
できなかったから…」

七海 「日向君…」

日向 「それにさ…」

七海 「?」

日向 「憧れていた七海が俺を必死に助けに来てくれた
こと凄く嬉しい…」

日向 「ありがとう」

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 16:56:52.98 ID:mS/5oQcj0
七海 「私はマリオだからね、ピーチ姫を助けるのは
当たり前だよ」フンス

日向 「俺がピーチ姫なのか!?」

七海 「これからも私が守ってあげなきゃね」

日向 「頼む!せめてルイージ辺りのポジションで!」

七海 「ダメだよ日向君」

日向 「?」

七海 「私がマリオで日向君がピーチ姫じゃないと
言えないの」

日向 「何を?」

七海 「私はね日向君あなたのことがとっても」






































おしおき名 「詰みゲー 糞ゲー おったまゲー」

222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 17:07:20.10 ID:mS/5oQcj0
ズバズバズバズバ!



七海 「え………?」



幾つもの槍が刺さる



七海 「どうして…………?ガハッ!」


大量の血が出る


七海 「そんな……日向君は……」

日向 「???????」


意識が朦朧として
彼が何を言ってるのかわからない



七海 「日向君…」



目が霞んで愛しの彼が見えない
凛々しく茶髪でヘンテコなアンテナを立てた彼が



七海 「ひ…日向君」

それでも彼女は力を振り絞る
何が起こったかはわからないけど
前にいる大好きな彼の安否を確かめなければいけない















カムクライズル 「ツマラナイ…」

そこにいたのは真っ黒な髪で何の表情も
持たない大好きな彼だった


223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 17:19:00.29 ID:mS/5oQcj0
江ノ島は七海側、牢獄側の両方のモニターを
通して高笑いする

江ノ島 「アーハッハッハッ!
エクストリィィィィムゥゥゥゥゥ!!」

江ノ島 「希望に満ち溢れた顔が絶望のどん底に
落とされる!これよ!これが見たかったのよぉ!!」

江ノ島 「何何何何何何何何何何??
もしかしてあのままハッピーエンドだと思った?
>>218なんて言ってたからこのまま終わると思った?
正史では酷い道を辿った皆が救済されたからどうせ
今回も救済されると思った~~?」



江ノ島 「ざーーーーんねん!!!
絶望でしたーー!!!アーハッハッハッ!」

224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 17:37:00.95 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「七海さん!自分の体を見てごらん!」

七海の身体は綺麗だった
槍に刺された後の傷も先程のゲームで負った傷も
しかし身体には激痛が走る

江ノ島 「今ってさー凄いVR流行ってるじゃーーん?」

江ノ島 「VRってあまりにもリアルすぎて
ジェットコースターのVRだと酔って吐いたり
急降下するときに他人に押されてたら
本当に落ちたと錯覚してパニックになるらしいの」

江ノ島 「だーかーらー今回はこの特製VRで
七海さんに遊んでもらったの!
ね?ちゃんとゲームでしょ?」

江ノ島 「この特製VRは凄いよー!なんせ
超高校級のアニメイターが作ったからね!
リアルすぎて区別なんて付かなかったでしょ!」

江ノ島 「傷付いてた日向創はバーチャル!
声は私が担当していました!
その他諸々の設備もバーチャルだよ!」

江ノ島 「あとなんでVRが解けても
まだ身体に激痛が走るのかは」

江ノ島 「こんな話聞いたことある~?」

江ノ島 「ある死刑囚に目隠しをして
血を抜いていると言うけど
実際は血なんて抜かずに地面に血が落ちているように
錯覚させるために水を垂らしておいたの」

江ノ島 「するとその死刑囚はしばらくしてホントに
血が抜かれたと思って顔を真っ青にして死んだんだって!」

江ノ島 「要するに貴方も今その錯覚に
ハマっている所なの、脳が身体にダメージを
受けたと勘違いして身体に激痛を走らせているの」

江ノ島 「まぁいくらなんでも映像だけじゃ
騙しきれないから松田君の技術も少し流用
したけどね~」

225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 17:48:17.64 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「ちなみにVRの世界で致死量の
ダメージを与えたからもうじき死ぬよ!」キャピルン

江ノ島 「まっ死ぬけどよー!綺麗なまま
[ピーーー]るって言うのは幸せだぜー?」歯出っ歯

江ノ島 「論理的に考えて脳死すれば
=死なんでどっちでも同じですけどね」メガネスチャ

江ノ島 「最後は大好きな彼の前で[ピーーー]るん
だしこれもこれでハッピーエンドだと思うよ!」




七海 「ひ…ひな…日向君…」

カムクラ 「前にも言いましたが僕は
日向創とは別の人物です」

七海 「ま……また……そ…その……ギャ……グ?
さ…むい…よ、ひ………な……たくん」クスッ

カムクラ 「………………」

七海 「わ……たし……しぬ……の?」

カムクラ 「はい、もうすぐ貴方の脳は
機能を停止し貴方の身体は動かなくなります」

七海 「そ……っか……いやだ……なぁ…
まだわ……た………しひな………たく……んに
言えて……いな………いよ……」


七海 「大……す…

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 17:57:19.20 ID:mS/5oQcj0
九頭龍 「七海ぃぃぃぃぃぃ!!!」

ソニア 「イヤァァァァァァァァァ!!!」

左右田 「っけんなよ……」

左右田 「ふざけんなよテメェ!ゲームの
時点で七海に死と隣り合わせのこと
やらしておいて…最後にもクッソ難しい問題を
解かせておいて全部クリアした後に
殺されるなんてどう転んでも出来レースじゃねぇか!」

江ノ島 「それが糞ゲーなんだよ!」キャピルン

終里 「テメェ!!」

江ノ島 「あんた達はずっと見てたじゃん!
七海がプレイしてたバーチャル映像も
その後にバーチャル映像が解けた瞬間も!」

田中 「つまり何が言いたい?」

江ノ島 「あんた達が途中でバーチャルと
気づいていたら七海にアドバイスするなり
なんなりでVRから抜け出すことはできたんだよ!」

小泉 「そんな…!」

江ノ島 「それにもう一つあったじゃん
救済方法!」

澪田 「それって……」

江ノ島 「そう!救済ボタンだよ!」

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:12:11.29 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「私は言ってたよーそのボタン押せば
『すぐにゲームは終わる』って!」

花村 「でも…でも!人の命を賭けてるのに
三分の一の確率で押すなんて無理だよ!」

江ノ島 「でも実際は日向創はバーチャル
だったじゃーん?だったら押せば良かったのにー」

ペコ 「押していて誤れば七海が死んでいたんだ
押さなかったことに越したことはない」

江ノ島 「でも実際に七海さんは死んだよー?」

西園寺 「それは結果論だろうが!」

江ノ島 「ていうかさー皆当たりの確率を
三分の一で話を進めているけどさー」




江ノ島 「そこにハズレのボタンなんてないよ」




皆 「!?」

弐大 「ど、どういうことじゃ!?」

江ノ島 「そのままの意味よ、あんた達が
そこのボタンのどれでもいいから押してれば
七海は死なずに済んでたの」

小泉 「そんなの…そんなのハッタリよ!」

江ノ島 「だって私そこのボタンの中に
当たりがあるとは言ったけどハズレがある
なんて一言も言っていないよ?」

罪木 「そんなことはありません!
貴方はハズレを引いた場合は頭が吹っ飛ぶ
と言っていました!」

江ノ島 「あー自分のいいように言ってた事
屈折させないでねー
私は『あるとしたら』って言っただけで
『ある』なんて言ってないからねー」

九頭龍 「テメェ!そんなの屁理屈じゃねぇか!」

江ノ島 「でも実際押さなかったのは
あんたらじゃん」




江ノ島 「クラスメイトを見殺しにしたのは
あんた達なんだよ?」

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:21:16.44 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「初めに言い出したのはえーと
小泉さんだっけ?」

江ノ島 「私達が運否天賦でどうたらするより
七海さんに賭ける?それってさー」





江ノ島 「結局人任せだよねーー?」




小泉 「違う!低い確率よりも
七海さんの才能の方が日向を助ける可能性が
高かったから…!」

江ノ島 「っていう言い訳をして自分は何もせず
全て七海千秋に押しつせたと」

小泉 「違う!違う違う!」

江ノ島 「超高校級の才能って言っても
所詮私達人間じゃん?間違えることもあるよ
人間だもの byみつお」

江ノ島 「もしそこで七海さんがミスって
死んでいたらどうしていたの?」

江ノ島 「そりゃ今みたいに泣くだろうね
悲しむだろうね」

江ノ島 「でも心の奥底では思っているんだよ」




江ノ島 「殺したのは私ではない、殺したのは
悪い江ノ島盾子だと」




230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:26:45.01 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「助けようとすれば幾らでも
助けることはできたんだよ
映像を見てバーチャルだと気づく
私に問いかけ言葉の綾を探してハズレボタンがないことに
気づく、勇気を振り絞って押してみる」

江ノ島 「なのにあんた達はそれをしなかった
あんたらがしたといえばちっぽけな応援ばかり」

江ノ島 「何自分達はステージから降りて
観客決めちゃってんの?」

江ノ島 「何全部一人に押しつせて自分達は
傍観してたの?」



江ノ島 「七海千秋を殺したのはね」






江ノ島 「あんた達だよ」

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:35:33.95 ID:mS/5oQcj0
小泉 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

九頭龍 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

左右田 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違」

西園寺 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違」

罪木 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う

花村 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

ペコ 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

ソニア 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うう」

終里 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

田中 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

弐大 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

澪田 「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」

御手洗? 「僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?僕は誰だ?」

234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:36:44.95 ID:mS/5oQcj0
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 18:46:46.25 ID:mS/5oQcj0
江ノ島 「アーハッハッハッ!皆頭おかしくなってらー!
あれなら私の話術で洗脳するなんて容易だね!一人
正体がバレて発狂してた奴もいるけどまぁいいか!」

カムクラ 「江ノ島盾子…結局はあなたが描いたビジョン
のままツマラナイじゃないですか…」

江ノ島 「何言ってんのよ!この光景が面白くないの!?
さっきまで希望に満ち溢れていた奴らが頭抱えて
ヨダレ垂らしながら違う違うと連呼して発狂している
あの様を!アーハッハッハッ!おかしいったら
ありゃしないわ!」

カムクラ 「最後のクイズもあなたが僕が前に七海千秋と
接触した話を聞いて作ったもの…」

江ノ島 「そうよ!あの七海千秋のドヤ顔ったら
ありゃしなかったわ!『おもいだすなぁ』?
『約束は守ってくれるんだね、ありがとう』?
アーハッハッハッ!勝ち誇りやがって!後の姿が
無様でしかなかったわ!アーハッハッハッ!」

カムクラ 「……………、七海千秋の死体は?」

江ノ島 「あー学園用の巨大ゴミ収容所の所に
突っ込んどいて、あそこなら誰も入れないし
すぐに燃やされるだろうから」

江ノ島 「例えブラックジャックでも入れないだろうし」

236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 19:10:46.38 ID:mS/5oQcj0
~~どこか~~

狛枝 「もうこんな時間だ、逆蔵さん
怒りすぎだよ、いくら反省文を失くしたからって
あんなに怒らなくてもいいじゃないか…」

狛枝 「今日は月が綺麗だな
こんな綺麗な月を見れたんだから長い間怒られて
いたのも幸運の一つかな」

ある日一人は美しい月を見た

~~~~

カムクラ 「……………」ドスッ
ゴミ捨て場に七海を置く

カムクラ 「…………」涙ツー

もう一人はゴミ溜めの中初めて涙した



240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 19:36:08.36 ID:mS/5oQcj0
この頃学園内で不可解な事件柄相次いで多い
集団暴行 刀を使用した暴行 今までに比類ない食中毒
耳を酷く悪くした者 自分のプライバシーをリークされた者
etc…

BJ 「で、どうして私が呼ばれるんですかい?」

学園長 「この事件はおそらく日向創のクラス77期生の
仕業だ…」

学園長 「あるいを境に皆学園に来なくなった…
これにはきっと…」

BJ 「だったらあんたの自慢の娘さんに調べてもらっては
どうですかい?私は医者で探偵でもなければ警察でも
ない」

学園長 「この事件にはカムクライズルが関わっている」

BJ 「…………」

学園長 「学園のネットワークのカムクライズルに
関してのデータが軒並み奪われている」

学園長 「カムクライズルを作ったのは君だ
君にも責任はあるんじゃないのかい?」

BJ 「フフッ私に全部押し付けて…
大人は汚いですな…」

学園長 「…………」

BJ 「私の好きにさせてもらえるなら」

学園長 「………頼んだよ」

ガチャ ブラックジャック学園長室を出て行く

ピノコ 「なんのおはなしちてたのー?」

BJ 「大人の汚い話さ」

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 19:51:40.20 ID:mS/5oQcj0
~~車の中~~
ブロロロロ

BJ 「………」

ピノコ 「ちぇんちぇー?」

BJ 「どうしたものか……」

BJ 「………………」ピタッ 車を止める

ピノコ 「?」

BJ 「おい!ピノコ車から降りろ!」

ピノコ 「え?ちぇんち

BJ無理やりピノコを連れて車から降りる

降りた瞬間車が爆発する

? 「おいおーい俺様が作ってやった時限爆弾に
気付くとかどういう嗅覚してんだー?」

BJ 「フフッ、探す手間が省けたよ」

? 「おいおい!俺はお前に質問してるんだぜぇ!?
まずは質問に答えな!この俺左右田和一様のなぁ!?」






243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 19:57:36.74 ID:mS/5oQcj0
BJ 「火薬の匂いさ、確かに私にバレないくらい
極小の爆弾を仕掛けたんだろうが匂いがプンプンしてね
君その火薬臭さで女の子に嫌われたことはないかい?」

左右田 「テメェ!俺が昔ソニアにされたことを
引っ張りだしやがってぶっ殺してやる!」

BJ 「おいおい……」

アニメでみるような巨大ロボットが現れる

ピノコ 「ちゅごーい!アニメのマグマ大使みたい!」

左右田 「そうだろぉ!?凄いだろガキ!?
ロボットは男のロマンだよなぁ!?」

ピノコ 「ピノコはガキじゃないち男でもなおのよさ!」

左右田 「そんなことはどうでもいいんだよ!
二人ともここで死ぬんだからよぉ!」

244: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 20:09:20.44 ID:mS/5oQcj0
※左右田はロボットの後ろでミニメカ弐大を操作していた
コントローラで巨大ロボットを操作しています


BJ 「逃げるぞピノコ!」ダッダッダッ ピノコを抱える

ピノコ 「でもちぇんちぇー!ちぇんちぇーの足と
あのロボットの足の長さの差じゃすぐ追いつかれてしまう
のよさー!」

BJ 「そんなのはわかっている!とりあえず森の中に
逃げるぞ!」

左右田 「おいおい!そんな中に隠れても関係ないんだよ!
このロボットがただの木偶の坊だと思っているのか!
森くらい焼き尽くせるんだよ!」

ロボットの手から火炎放射がでる

左右田 「ハーハッハッハ!77期でよぉ!強いのは
弐大とか終里とか言われているがよぉー」

左右田 「天才的な技術力を持った俺様が一番強いに
決まってんだろ!」

左右田 「さぁて焼けた後にあいつらの死体はあるかなぁ
!?」

森だったはずの一面を見てみるが何もない

左右田 「まぁ焼き尽くしたんだから何も残らないのは
当たり前だよなぁ!これで天才の俺様の勝ちだぁ!」

BJ 「天才的なのは技術力だけで他はお粗末さん
らしいな」左右田の後ろに

左右田 「なっ!?」

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 20:17:31.61 ID:mS/5oQcj0
BJ 左右田の手めがけてメスを投げ込む

左右田 「ッ!」コントローラを落とす

BJ 「ピノコ!」

ピノコ 「あいさ!」

左右田が屈んでコントローラを取るより早くピノコが
コントローラを取る

左右田 「テメェそれを返しやがれ!」

ピノコ 「ちぇんちぇーの車高いのに、かけいを
あっぱくする悪い子にはおちよきなのよさー!」
コントローラガチャガチャ

巨大ロボット左右田を掴む

左右田 「おい離しやがれ!これは俺のロボットだぞ!」

ピノコ 「そんなこというとさらにおちよきなのよさー!」

巨大ロボット手をブンブン回す

左右田 「おいやめろ!俺は乗り物に弱
オロロロロロロロロロロ」

BJ 「……………、ピノコそのへんにしてやれ…」


~~何分後~~

左右田 「ここは…?」

BJ 「まだロボットの掌だよ」ロボットを見上げながら

左右田 「テメェ!降ろしやがれ!というかテメェ
どうして生きてやがる!?森ごと焼いてやったのに!」

BJ 「森に入ってすぐUターンして君の後ろに回ったんだよ
森を焼いている光景を君があまりにも凝視してたんで
私達に気付かなかったんだろう」


246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 20:27:57.90 ID:mS/5oQcj0
BJ 「どうして君は私を狙う?」

左右田 「……ぼう」

BJ 「?」

左右田 「絶望の為だよ!この世を絶望に染めるには
テメェが邪魔なんだよ!」

BJ 「誰からの命令だ?」

左右田 「誰がテメェなんかに!」

BJ 「おいピノコ」

ピノコ 「あいさ!」

ブンブンブンブン

左右田 「おいだからやめオロロロロロロロロロロ」

~~30分~~

BJ 「おい、そろそろ吐いてくれないか?
ゲロはもういっぱいだが」

左右田 「誰がテメェなん……かに……」ガタッ

ピノコ 「気絶しちゃったのよさ」

BJ 「気絶するまで首謀者を吐かないとは
相当崇拝されているようだな」

BJ 「まぁある程度目星はついているが…」

ピノコ 「えーちぇんちぇー知っていたのに
じんもんしてたの?そういうのきちくっていうのよさ!」

BJ 「まだ彼を振ろうとしてるお前の方が
よっぽど鬼畜だと私は思うが…」

BJ 「まぁ左右田君の後処理は彼に任せるとして
私達はとりあえず帰らないとな」

ピノコ 「どうやって…?」

BJ 「歩いてだ」

ピノコ 「あっちょんぶりけー!!」









249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 22:01:03.49 ID:mS/5oQcj0
~~BJ家~~

BJ 「フフッ」

BJ 「襲いに来るには少し正直すぎないかい?」

? 「貴様を[ピーーー]のに不意打ちなど不要…
ブラックジャック貴様の命貰い受ける!」

BJ 「相変わらず君の眼光は鋭くて
私でも少しブルってしまうよ」

BJ 「辺古山さん」

ペコ 「問答無用![ピーーー]!」ダッ

BJ 「流石に私一人で君たち全員を相手するのは
無理があるんでね」

ダダダダダダダダ

ペコ 「!?」

ペコの前に無数のナイフが突き刺さり
思わず足を止める



BJ 「私も助っ人を呼ぶ事にした」




十六夜 「流流歌の命を救ってくれた恩人の
ブラックジャック先生を狙うものは何人たりとも
俺が許さない」


250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 22:07:59.29 ID:mS/5oQcj0
十六夜 「ブラックジャック先生とピノコちゃんは
後ろに下がって俺に任せて下さい」

ピノコ 「あ!あのひと!」

BJ 「おい!早くいくぞ!」

ペコ 「貴様…殺される覚悟はあるのか?」

十六夜 「生憎だが貴様を拘束した後に流流歌の
おいちいお菓子を食べないといけないからな
殺されるつもりはない」

ペコ 一気に間合いを詰めようとする

ペコ 「!?」

ペコ 距離を取る

ペコ 「き、貴様!」

十六夜 「どうした?傷だらけになっても
ブラックジャック先生が治してくれるぞ、こいよ」

ペコ 「貴様!いつの間に!」



ペコ 「いつの間にこの家全体にトラップを仕掛けた!?」

251: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 22:17:22.03 ID:mS/5oQcj0
十六夜 「貴様らみたいな危ない輩が襲ってくるんだ
これくらいは当たり前だ」

ペコ 「(しかし私が偵察していた時はブラックジャック達
は普通に過ごしていた…このトラップの数の中…)」

ペコ 「(私の勘では私の四方にトラップが
仕込まれている…トラップの発動条件は…?)」

十六夜 「どうした来ないのか?」

ペコ 「貴様のほうこそなぜ動かない?
絶好のチャンスだろう?」

十六夜 「生憎トラップを仕掛けすぎてな
俺もトラップが怖くて動けないんだ」

ペコ 「いけしゃーしゃーと嘘を!」

ペコ 右に動く

ダダダダダダ

至る方面からナイフがペコを襲いかかる

ペコ 「!」ザッ

ペコ 刀でナイフを弾き返す

ペコ 「ッ!」

しかしいくつかのナイフは刺さる

十六夜 「降参しろ、この場を支配している俺に
例え貴様がいくら強かろうが勝ち目はない」

ペコ 「それはどうかな?」

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 22:32:01.31 ID:mS/5oQcj0
ペコ 動く

ダダダダダダ 再びナイフがペコを襲う

ペコ 「!」キリッ

しかしこれを全て刀ではたきおとす

十六夜 「!?」

ペコ 「貴様の幼稚なトリックは見破った」

ペコ 「貴様のトラップの発動条件は糸だ」

ペコ 「糸と言っても私に見えるように張っている訳でも
ないし私が糸に触れて発動するわけでもない」

ペコ 「貴様が私の動きを見て貴様の手に繋がっている
糸を引くとトラップが発動する仕組みなんだろう」

ペコ 「それなら貴様の意思がない限り
ブラックジャック達が生活する分には問題ない」

ペコ 「どの手を動かせばどこからナイフが飛んでくるか
わかればもう怖くはない!さぁ今度こそ貴様の命もらい


ガンッ!


流流歌 「私思うんだけどそうやってゴタゴタ言う前に
攻撃すればいいと思うんだよね」


ペコ 「………………」気絶中

流流歌 「まぁ策士策に溺れるとはまさにこのことだね!
ねーブラックジャック先生ー!この娘の頭後ろから
思い切りフライパンで殴っちゃったけど大丈夫かなー?」

BJ 「………、これは作戦の内かね?」

十六夜 「いや…完全に流流歌のアドリブです…」


254: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 22:47:50.02 ID:mS/5oQcj0
~~何日か後~~


BJ 「さて今で左右田君と辺古山さんを倒したが
まだ10人もいるのか…」

ピノコ 「そんなにいるのにちぇんちぇー皆倒せるの?」

BJ 「あら方対策は出来ているが…
まぁ多分次に来るのは…」

? 「おいテメェらペコを攫いやがって!もう命が
いくつあっても足りねぇぞ!」

ピノコ 「あー!おチビなボスだー!」

? 「誰がおチビなボスだテメェ!俺には九頭龍冬彦って
名前があるんだよ!」

BJ 「次は君だと思っていたよ九頭龍君」

九頭龍 「あぁそうかい!だったらこの先どうなるか
わかるよなぁ!?」

ブラックジャックの家の周りを九頭龍組の皆が囲む

九頭龍 「俺は女子供だからって容赦はしねぇ!
このまま全員で袋だたきだ!」

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/23(金) 23:27:51.02 ID:mS/5oQcj0
BJ 「このまま袋だたきにされてもいいが
いいのかい?」

九頭龍 「あぁ?」

BJ 「私とピノコが[ピーーー]ば今監禁してある
辺古山さんの場所は一生特定できない、つまりはこのまま
餓死する」

九頭龍 「なっ!?」

BJ 「だからここは私と話し合いで…

九頭龍 「ククク…」

BJ 「?」

九頭龍 「アーハッハッハッ!そんなの超絶望的じゃねぇか!」

九頭龍 「あいつは俺が助けてくれると思ってそのまま餓死
俺はあいつを助けることができないまま生きていく…」

九頭龍 「これってムチャ絶望的だよなぁ!?」

BJ 「……………」

九頭龍 「俺もペコも絶望を望んでいる!それが本望!
ならば俺はこのままお前を袋だたきにするぜぇ!」

BJ 「なっ!?(せめてピノコだけでも…!)」

ピノコ 「ちがう!」

九頭龍 「あぁ!?何がだクソガキ!」

ピノコ 「ちっちゃなボスはペコちゃんに死んでほしい
なんて思ってないのよさ!」

九頭龍 「何言ってんだテメェ!お前に何がわかって

ピノコ 「だってあんた……」




ピノコ 「泣いているもん…」




九頭龍 「あ……?」ツー


九頭龍 「違う!俺は絶望を愛して!絶望のためなら
ペコだって……違う!俺はペコを!ペコが大事で…
いや絶望が…ペコが…絶望は…ペコが…絶望が
ペコが…絶望が…ペコが…絶望が…ペコが…ペコが…
ペコが…」

九頭龍 「俺は、俺はぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バタッ

BJ 「気絶してしまったらしいな」

BJ 「洗脳されても辺古山さんへの想いは変わって
いなかったか…たいした頭さんだ」

ピノコ 「でもちぇんちぇー、外にいるおじさん達
どうちゅるのー?」




257: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 12:47:11.83 ID:0VjR9fv+0
BJ 「統率の取れていない集団など
どうってこそないさ」

? 「それはどうかしら?」

? 「九頭龍おにぃもしょぼいよねー!何もできず
こんなガキに言い負かされて泡吹いて倒れるなんて!」

BJ 「!」ドアの方に向く

? 「ブラックジャックの始末は超高校級の王女の
私ソニアと!」

? 「超高校級の日本舞踏家の西園寺日寄子が
担当するよ!」

BJ 「まさか君たちが襲ってくるとはね…
君たちか弱い女の子は襲ってくるとは
思わなかったのだがね…」

ソニア 「フフフ、私の王女としてのカリスマ性と!」

西園寺 「私の魅力で豚共を私の愛奴隷にして!」

ソニア&西園寺 「「最強の軍の誕生よ!」」

ピノコ 「あわわわわ、ちぇんちぇー!ちっちゃなボスの
ぶかの人たち以外にも沢山人がきたのよさ!」

西園寺 「私達に忠実な豚共は私達の為なら命を
投げすてることだって厭わない!どんなことが
あっても必ずお前を[ピーーー]!」

ソニア 「そして私の指示一つで外にいる者どもは
完璧な統率を持って排除する!」

BJ 「おやおや、これはマズイですな」

西園寺 「もう少しで死ぬんだよ~?死ぬ前くらい
自分に正直になってもいいんだよ~?バカみたいに
大人のくせにワンワンと泣き喚いてもいいんだよ~」

BJ 「だったら冥土の土産に教えてほしい」

BJ 「どうして君たちはこんなことをする?」



258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:02:06.95 ID:0VjR9fv+0
ソニア 「おやおや?左右田さんから聞いていません
でしたか?まぁ死ぬ前くらいは教えてあげましょう!」

ソニア 「私たちはこの世の中を絶望に!
絶望に塗れた世界を創造するために行動しているのです!」

BJ 「君たちは希望ヶ峰学園の学生だろう?
どうして絶望を望む?」

西園寺 「フン!希望なんてゴミなんだよゴミ!結局
希望なんてものは幻想にしか過ぎない!どれだけ私たち
が希望を望もうが本当に私たちが望む希望なんて
訪れないんだよ!」

ソニア 「それに代わって絶望は絶対!この世の中
皆に平等に振り分けられる物!だから私たちは
この世の中を絶望に染める!」

BJ 「本当に望む希望か…」

BJ 「お前さん方何か失ったのかい?」

西園寺 「!」

~~~

西園寺 『ねぇ…日向おにぃなんかのどこがいいのさ?
七海おねぇ』

七海 『日向君は優しいし、凄い私たちを大事に
してくれるし…だからいつも日向君に甘えているん
じゃないの…?』

西園寺 『ち…ちっげーよ!バカ!///日向おにぃは
私の奴隷として使っているだけでそんな気持ちは
これっぽっちも!///」
~~~

ソニア 「!」

~~~

ソニア 『七海さん一体何をしているのですか?」

七海 『昔のレトロゲームだよ」

ソニア 『それは名作の『マカンゴを探せ!』では
ないですか!私も小さいころぷれいしたかったの
ですが、教育に良くないと家の者が許してくれなくて…』

七海 『それじゃあ一緒にやろうよ、私対戦用に
二台持ってるし』

ソニア 『いいのですか!私とても嬉しいです!』

~~~


259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:18:43.01 ID:0VjR9fv+0
ソニア 「違う!違う違う違う違う違う!私たちは
何も失っていない!私たちは絶望という素晴らしさを
手に入れた!私は今とても幸せなのです!」

BJ 「そんな王女らしからぬ顔をしていてかね?」

西園寺 「違う!違う!違う!ソニアおねぇ騙されちゃ
ダメだよ!こいつは私たちを動揺させようと
してるんだ!さっさと指示出して殺しちゃおうよ!」

ソニア 「そ…そうですね…、ブラックジャックを
殺せばこの頭にガンガンくる痛みも和らぐでしょう!
さぁ者どもブラックジャックを[ピーーー]のです」指パチン

ピノコ 「アッチョンブリケー!もう終わりなのよさー!」


シーーーーーーーーン


ソニア 「どうして!どうして誰も家の中に入って
こない!?」パチン!パチン!パチン!

? 「あれだけの数を処理するのに少し痛手を
負ってしまったが私の部下も相手も全員治して
くれるんだろうなブラックジャック?」

BJ 「まぁ危機一髪を救ってくれたのでそこは
弾みましょう」

? 「ヘッ!この男が治療代タダってよ京介!
今日は嵐がくるかもな!」

ソニア 「なっ!?お前たちは!」

西園寺 「宗方京介に逆蔵十三!」

宗方 「君たちの戦力は予備学科生もとい
私の部下達が全て無力化した、降参したまえ」

西園寺 「じゃあさっきゴタゴタ私たちに
喋らしたのは!」

逆蔵 「時間稼ぎって所だろうな」

西園寺 「このビチグソがぁ!冥土の土産って
言うのも嘘じゃねぇか!」

BJ 「生憎私はまだ死にたくないんでね」

宗方 「おい十三、この二人を拘束しろ」

逆蔵 「ヘイヘイ」

ソニア 「まだ!まだ終わっていない!」

261: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:27:13.29 ID:0VjR9fv+0
ソニア 上の服を引き千切る 千切った後には

逆蔵 「おい京介!こいつ爆弾を体に巻いてるぞ!」

ソニア 「私はどんなことがあってもブラックジャック!
貴様を[ピーーー]!この世の中に希望なんてありはしない!
私はお前を否定する!私はお前を認めない!」

ソニア 「左右田さんに作ってもらっておいて
正解でした!おかげで今までバレずにこの至近距離で
爆弾を爆発させることができる!ボタン一つで
全員木っ端微塵です!」

宗方 「やめろ!早まるな!」

ソニア 「いいや限界だ!押すね!」カチッ

ドーーーーーーン!!!

262: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:40:51.96 ID:0VjR9fv+0
ピノコ 「ぎゃーーー!!ピノコ死んじゃったのよさ!!」

BJ 「死んでいたらそんなことは言えないだろピノコ」

ピノコ 「あれ?生きてゆ?」

ソニア 「な、な?どうして!?どうして爆発しない!?」
カチッ カチカチッ

BJ 「チャフグレネードだよ」

ソニア 「チャフグレネード!?」

BJ 「電波障害を発生させるグレネードだよ
さっきの爆発音と爆発で生じた光は
私のチャフグレネードのものだ」

ソニア 「な!?どうして!私が自爆するのを
見越して!?」

BJ 「今まで襲ってきた者の崇拝の度合いを見てれば
自爆くらいはやってくると思ったよ、まぁ保険として
持っていたんだよ」

BJ 「もし君が持ってきたのが
単純な構造の爆弾ならチャフグレネード
が効かず危なかったかもしれないが君たちには
優秀なメカニックがいるからね、超精密な爆弾を
使ってくるのはわかりきっていた」

ソニア 「そんな…それでは完全に私のかん…ぱい…」バタッ

BJ 「極度の緊張が解けて気絶したか…西園寺さんの
方もチャフグレネードが爆発した時に気絶して
しまっているか」

BJ 「九頭龍君とこの娘二人を連れていってくれ
あと怪我した患者は私の所に連れてきてくれ」








263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:45:42.96 ID:0VjR9fv+0
~~?~~

カムクラ 「またブラックジャックにやられてしまい
ましたが…」

江ノ島 「大丈夫よ大丈夫!あんな奴ら人に
指示しか出せないクソ雑魚だし~」

カムクラ 「…………」

江ノ島 「まぁでもこの世を絶望に染め上げるには
あいつらは必要だしな~救出してあげますか!」

カムクラ 「どうやって…?」

江ノ島 「ブラックジャックに直接聞けば
いいのよ!拷問で?!」

カムクラ 「ツマラナイ……」ボソッ


264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 13:55:06.47 ID:0VjR9fv+0
~~~ある三ツ星レストラン~~~

店員 「いらっしゃいませー」

BJ 「一人だ」

~~~

BJ 「(彼らは何を仕出かすかわからない…
食べ物の中に毒や何かを仕込んでくるかもしれない…)」

BJ 「(しかしここは有名な三ツ星レストランだ…
セキュリティは世界トップレベルで高い…
いつも通り営業もしている…
キッチンの中に忍び込んで何かを仕込むのは無理だろう)」

BJ 「(しばらくはここで食事をするか…
それにしてもピノコは置いてきたが大丈夫か…
ん…?急に眠気が……!そんな馬鹿な!睡眠剤など
仕込めるはずが……)」

BJ バタッ Zzz…Zzz…






265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:03:21.61 ID:0VjR9fv+0
店員 「お客様!お客様!」

BJ 「ハッ!ここは…!?」

店員 「何を寝ぼけているのですかお客様
お客様は昼に入店してきてから一度席を外した以外
ずっとここの店にいたではないですか」

BJ 「そうか…それはすまなかった…」

BJ 「(なんだ…?襲われる極度の疲れから
強烈な眠気が襲ってきたのか…?)」

~~BJ家~~

ピノコ 「おかえりーちぇんちぇー!」

BJ 「あぁ…ただいまピノコ…」

ピノコ 「どうちたのちぇんちぇー?しんどちょーだけど」

BJ 「いや、私としたことが食事中に寝てしまってね
相当疲れが溜まっているらしい…」

ピノコ 「ちぇんちぇーは頑張りすぎなのよさ!
早くお布団に入って寝なさい!」

BJ 「あぁ…そうさせてもらうよ…」




266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:13:22.86 ID:0VjR9fv+0
次の日

ドンドンドンドンドン!

ピノコ 「誰よこんな朝っぱらからドンドン扉叩いて!
迷惑なのよさ!」

BJ 「ピノコ、新手の追手かもしれない
下がりなさい」

BJ 「なんのご用でしょうか?」ガチャ

警察 「ブラックジャックもとい間黒男、貴様を
不正取引の容疑で逮捕する」

BJ 「なっ!?私はそんなことしていませんぜ!」

警察 「フッいつもは証拠がないから貴様の無免許の
手術をネタに牢屋にぶち込んでやれなかったが
今回は証拠がある!」バサッ

BJ 「なっ!?これは?」

ブラックジャックがある男と金のやり取りを
してる姿を映し出している写真を突きつけられる

BJ 「私はそんなことは知らん!それに相手の男も
誰かなんて知らない!」

警察 「言い訳無用!おいこいつを連れて行け!」

ゴタゴタゴタゴタ

ピノコ 「ちぇんちぇー!ちぇんちぇー!」

BJ 「ピノコ!何かあった時は彼に

警察 「うるさい!早く車に入れ!」


ブロロロロロロロ

ブラックジャックを乗せたパトカーが去っていく

267: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:17:14.59 ID:0VjR9fv+0
監獄

警察 「さぁ入れ」

BJ 「グッ!」牢屋に入れられる

警察 「ここはお前みたいに危ない能力を持った奴を
打ち込むための牢屋でな、絶対に出ることは
できないから覚悟しておきな!」

警察去っていく

BJ「何故あんな写真が…」

? 「それは私がその写真を警察に出したからよ」

BJ 「君は…」


268: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:33:25.75 ID:0VjR9fv+0
? 「小泉真昼、よろしくね」

※ブラックジャックと牢屋越しで会話しています

BJ 「確か君は写真家の…」

小泉 「そう、私って写真を撮る才能しかないけどね」

小泉 「でも写真って人に強烈なインパクトを与えるの
そこに写っているものが真実であるが故に」

BJ 「しかし私はあんな男と取引をした覚えは」

小泉 「昨日のレストランでの出来事覚えている?」

BJ 「!」

小泉 「あなたはあそこのレストランは超厳重な
セキュリティで守られているから私たちが忍び込んで
何か仕込むことはできないと思ってたらしいけど」

小泉 「あそこのお店、花村が経営してるお店だから」

BJ 「 なっ!?」

小泉 「まぁ例えあなたがどこで食事してようが
料理界で顔の広い花村は普通にキッチンに入ることが
出来たから一緒だったけどね」

BJ 「それで催眠剤を私の料理に仕込んだと…」

小泉 「凄かったでしょ?罪木ちゃんの作った催眠剤は、
ピクリとも起きなかったでしょ?」

小泉 「あなたが寝ている間に私たちの仲間に
あなたを外に連れだしてもらったの、店員を
言いくるめるのは簡単だったってさ」

BJ 「……」

店員 『昼に入店してきてから一度席を外した以外
ずっとここの店にいたではないですか』

BJ 「そういうことだったのか…」

小泉 「後は連れ出して寝ているあなたを人形の
ようにして動かして
あたかも不正取引しているような写真を撮ったの」

小泉 「どう?理解できた?do you understand?」

BJ 「あぁ…丁寧な説明ありがとさん…
それでこれから私に何をする?[ピーーー]のか?」

小泉 「殺しはしないよ!皆の居場所を教えてもらわないと
いけないからね!」

BJ 「ということは…」

小泉 「拷問だよ!拷問?!



 

270: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:42:32.61 ID:0VjR9fv+0
警察 「今日は希望ヶ峰学園から特別にブラックジャックの
自白を得るために拷問のスペシャリストを連れてきて
もらった」

部下 「今の時代拷問して自白得るのって大丈夫なん
ですか…?」

警察 「うるさい!下っ端は黙って仕事だけ
こなしておけばいいんだ!」

部下 「ハッ、はい!」

警察 「それでは任せてよろしいですかな?」

小泉 「はいお任せ下さい、だよね?赤音ちゃん」

終里 「あぁ!俺様がすぐ吐かしてやるから安心しな!」


271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:47:36.60 ID:0VjR9fv+0
~~何時間後~~

BJ 「ゴハッ!」殴られる

終里 「オラッ!さっさと吐きやがれ!」

小泉 「赤音ちゃんそれくらいで、そのままだと
死んじゃうよ」

終里 「いいじゃねぇかよ死んでもよ!その方が
この世は絶望に染まるんだろう?」

小泉 「連れ去られた仲間を助けないと
この世は絶望に染まらないの…わかってる?」

終里 「チッ、わかったよ!今日はこの辺に
しといてやる!明日もたっぷりシゴいてやるから
楽しみにしてな!」

BJ 「それは随分お優しいことで…」


272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:53:43.60 ID:0VjR9fv+0
牢屋に戻される

BJ 「…………」

部下 「その…大丈夫ですか?」

BJ 「あぁこれくらい平気さ、折れた所は自分で治す」

部下 「自分で治せるものなんですか…?」

BJ 「応急処置だがね」

部下 「はぁ…、私はあなたを捕まえたことは
間違っていると思うんです」

BJ 「なんだい擁護してくれるのかい」

部下 「確かにあなたは大金を要求するが
ちゃんと治す、どんな病であろうとも
そんな人がこんな所にいていいはずがない…」

BJ 「だったらここから出してもらえると
ありがたいんだがね」

部下 「そ、それは…」

BJ 「冗談だよ、私は寝る
君も帰りたまえ」

部下 「………おやすみなさい」

※部下も小泉さん同様牢屋越しで喋っています


273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 14:57:46.48 ID:0VjR9fv+0
~~刑務所のどこか~~


小泉 「さてと、どうやったら吐くかな~」

終里 「もっと痛めつけてやったらいいんだよ!」

小泉 「それはそうなんだけど…ウッ!」バタッ

終里 「どうした!?小泉!」

? 「…………」

終里 「お前か小泉をやったのは!誰だテメェ!」

終里襲いかかる

? 「………」回り込み手刀を食らわす

終里 「なっ……つえぇ……」バタッ

? 「任務完了」

274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 15:04:10.55 ID:0VjR9fv+0
次の日

BJ 「なんだい、今日はやけに騒がしいな」

部下 「どうやら希望ヶ峰学園から来た人たちが
いなくなったらしくて、今日もあなたに取り調べを
するつもりだったらしいので絶対に
この刑務所内にいるはずなんですが…」

BJ 「(上手くやってくれたようだ…
これなら今夜の晩…)」

部下 「あのブラックジャック先生」

BJ 「なんだい?」

部下 「今ならこの混乱に乗じて脱獄できるかも…」

BJ 「私を逃してくれるのかい…?」

部下 「昨日あなたと話して思いました、
あなたは悪くない!あなたは人の為にここから
出るべきだ!」

牢屋の鍵を開ける

部下 「さぁ行きましょう!」

276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 15:24:48.91 ID:0VjR9fv+0
刑務所のどこか

ブラックジャック 部下の肩を借り歩く

部下 「もうすぐ出口です!」

警察 「おい貴様!」

部下 「じょ、上官!?」

警察 「なぜ貴様がブラックジャックを連れている!
今はそれどころじゃないんだぞ!この刑務所内で
希望ヶ峰学園の生徒が行方不明になったと報道されて
みろ!私の首が確実に飛ぶ!」

BJ 「(マズイ……!)」

部下 「…………」

警察 「どうした!言えないことでもあるのか!」

部下 「上官、大変申しにくいのですが」

警察 「なんだ!?」

BJ 「(馬鹿!正直に言うものが)」

部下 「今行方不明になっているとされている
希望ヶ峰学園の小泉さんと終里さんがブラックジャック
を連れてこいと私に直々に」

警察 「何!?どういうことだ!?」

部下 「今回は絶対にブラックジャックに自白される
ということで希望ヶ峰学園で
かなりエグいことをするようなので
できるだけ目立たずバレずにブラックジャックを
お二人に引き渡せということだったので…」

警察 「そうか…じゃあ後は私が…」

部下 「いいのですか?」

警察 「なに?」

部下 「ブラックジャックを外に出している姿を
パパラッチや誰かに見られていたらそれこそ上官の
首が飛びますよ」

警察 「……!」

部下 「私はクビになってもいいので最後まで
この憎きブラックジャックから自白を得るため
お二人の所までブラックジャックを連れて行きますよ」

警察 「そうか…任せたぞ!」

部下 「はい!どうかこのことはご内密にと
希望ヶ峰学園から…」

警察 「わかっている、さっさと行け!」スタスタ

部下 「ありがとうございます」

上官去っていく


BJ 「いいのかい?警察が嘘なんて付いて」

部下 「いいんですよ別に」

BJ 「フフッ」

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 15:35:12.39 ID:0VjR9fv+0


BJ 「おぉ、外に出たか」

部下 「あそこに車があるのであれをお使いに」

BJ 「君のおかげで予定よりも早く
出ることができた…」

部下 「えっ!?一人で出るつもりだったんですか?」

BJ 「夜には助けに来てくれる手筈だったんだがね
二人を行方不明にしたのも私の差し金だ」

部下 「そうだったんですか…」

BJ 「まぁ君がもし警察をクビになったとしても
後の生活に使うお金くらいは私が出してやろう」

部下 「本当ですか!?」

BJ 「あぁ本当さ、クビになったときは私に
連絡してくれ、その時に君とわかるように名前を
聞いておこう、君の名は?」





BJ 「ガッ!」 ブラックジャックに電流が走る

BJ 「な…なにをする…」

目の前にはスタンガンを持った部下が

部下 「僕の名前ですか?ブラックジャック先生」




詐欺師「僕に名前なんてない、詐欺師とでも
呼んでくれ」






278: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 15:51:38.21 ID:0VjR9fv+0
その頃

ピノコ 「私一人でお留守番なんて…変なやちゅら
来たらどうするのよさ!」

ピノコ 「ちぇんちぇーも捕まりすぎなのよさ!
もう!」

その時外から気高い咆哮が聞こえる

ピノコ 「なに!?なんなのよさ!?」ダッダッダッ
ピノコ急いで外に出る



ピノコ 「あっ、あっ、アッチョンブリケー!」

目の前にはライオン トラ ゾウ キリン チーター
カバ その他諸々etc 大量の動物が

? 「暗黒魔界から出でし我らの軍
業火滅却死屍累々団に敵うものなし!」

? 「そしてワシが丹精込めてマネジメント
したので強さ100倍!」

? 「我ら最強のコンビよ!」

? 「ワシ弐大猫丸と!」

? 「この俺田中眼蛇夢様のな!」

ピノコ 「なにいってるかさっぱりなのよさ…」

田中 「人質を取るのは少し気がひけるが
これも全て我々のエデンの為!さぁ夢も無き
未来も無き可哀想な迷い猫よ!我らについて
くるのだ!」

ピノコ 「嫌!ピノコはここでちぇんちぇーを
待ちゅの!」

弐大 「聞き分けの悪い子供じゃのう…どうやら
ワシが教育してやらないといけないのぅ」ゴゴゴゴゴゴゴ

ピノコ 「ヒッ!」

田中 「躾は大切だからな、こいつらにも少し
手伝ってもらおうか」

田中の言葉に動物達は呼応するように叫びだす





279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 16:10:37.63 ID:0VjR9fv+0
? 「男二人が子供に迫っていく図って
これもう完全にアウトだよね」

ピノコ 「あっ!」

田中 「なっ!?お前は!?」

弐大 「どうしてここにいるんじゃ…!?」



狛枝 「いやいやそりゃデッカい鳴き声
してたら何かあったってわかるよ」

ピノコ 「凪ちゃん!」

狛枝 「大丈夫だったピノコちゃん?」

ピノコ 「ちぇんちぇーだったらもっとうれちかった
けどこの際凪ちゃんでもうれちい!」

狛枝 「アハハ…それは手厳しいや…
あ、喉乾いてない?ジュース飲む?」

ピノコ 「飲むぅ!」

田中 「何故貴様がブラックジャックと手を組んで
いる!?」

狛枝 「僕はね…君たちが大好きなんだ…」

弐大 「な、なんじゃ…相変わらず気持ち悪いのぅ…」

狛枝 「僕は希望溢れる君たちのためなら自分の命
だって差し出す気でいるんだ」

田中 「質問の答えになっていないぞ!」

狛枝 「君たちを絶望から希望に戻すため僕は
死ぬ気で君たちと戦うって訳さ」

弐大 「だからなぜブラックジャックと手を組んで
いるかの答えになっていないじゃろうがぁ!」
弐大 狛枝に殴りかかろうとする その瞬間

バタバタバタバタバタ

弐大 「!?」思わず殴る手を止める

田中 「我が軍が全滅!?」

弐大と田中が振り返った後ろには
幾つもの動物が倒れている姿が

田中 「貴様ァ!一体何をした…!?」

狛枝 「アハハ、そんなの簡単だよ田中君」






狛枝 「周りに毒ガスをばら撒いただけさ」ニッコリ

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 16:23:42.74 ID:0VjR9fv+0
弐大 「なっ…毒ガスじゃとぉぉぉ!!??」

狛枝 「人間と動物とじゃ効き目が出る時間にラグは
あるらしいけど君たちも吸っているからね」

田中 「貴様!そんなことをすれば貴様もそこに
いるガキも!」

狛枝 「そんなの僕が用意した毒なんだからちゃんと
解毒剤もあるに決まっているじゃないか
さっきピノコちゃんに飲ませたジュースは解毒剤
当たり前だけど僕も君たちと鉢合わせる前に
飲んでいるよ」

狛枝 「ちなみに15分もしない内に毒は全身に回って
死に至るから」

弐大 「早く!早く!解毒剤を渡すんじゃ!
さもないと!ワシらも動物達も死んでしまう!」

狛枝 「まぁまぁ落ちついてよ弐大君
その解毒剤を掛けてゲームをしようじゃないか」

弐大 「ゲームじゃと?」

ガサゴソガサゴソ
狛枝はバックからあるものを取り出す

田中 「なっ…これは…!」

狛枝 「そう君たち前にもやったでしょ?」

田中と弐大に出したものは













赤 青 黄 の3つのボタン

281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 16:25:40.80 ID:0VjR9fv+0
ソニアと西園寺が襲ってくるという以外
ノープランで書き続けてネタが切れてしまいました(^^;;
ある程度ネタ考えてきます

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 16:42:06.52 ID:0VjR9fv+0
狛枝 「ルールは簡単 アタリを引くかハズレを引くか」

狛枝 「ね?簡単でしょう?」

弐大 「………」

田中 「………」

狛枝 「どうしたの二人とも?こんなの簡単でしょう?
それとも」

狛枝 「何かこのボタンにトラウマでも持っているの?」

田中&弐大「………!」

田中 「がう…」

弐大 「田中?」

田中 「違う!そのような物に恐れてなどは
いない!俺様は越える!あのクソ忌々しい過去を!
そして俺はもう一度胸を張るのだ!仲間を守る漢
田中眼蛇夢様とな!」

弐大 「田中…」

弐大 「そうじゃ!ワシらはもう屈したりなどは
しない!今度こそは守るんじゃ田中を!田中の動物
達を!ワシがマネジメントした動物達を!」

狛枝 「フフッ、じゃあさっそく始めようか」


283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 16:51:50.92 ID:0VjR9fv+0
田中 「その前に聞きたい、この中に当たりはあるのか?」

狛枝 「あるに決まってるじゃない!それじゃあ
ゲームにならないじゃないか!」

弐大 「それじゃあハズレは?」

狛枝 「全部当たりだったら面白くないじゃないか!
ゲームが成立しないよ!」

弐大 「それじゃあやっぱり確率は三分の一…」

田中 「待て」

田中 「貴様どうして当たりを聞いたときは
『あるに決まっている』とはっきりと『ある』と答え
ハズレを聞いた時は『ハズレがないと面白くない』と
はぐらかす?」

狛枝 「……………」

田中 「もう一度問おう この中にハズレはあるのか?
ないのか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

狛枝 「この中にハズレはないよ…」

弐大 「ということは!ここのボタンは全て
当たりというわけじゃ!」

弐大 ボタンを押そうとする

田中 「待て!」


284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 17:04:20.07 ID:0VjR9fv+0
弐大 「どうしたんじゃ田中?全てが当たりなら
どれを押してもいいじゃろう」

田中 「それでは弐大、当たりのボタンを押したら
どうなる?」

弐大 「そりゃ当たりを引いたんだからワシらは
助かるんじゃないのか?」

田中 「どうして助かる?」

弐大 「???何を言っとるんじゃ田中?
ワシにはさっぱりわからん…それにもう時間もない
さっさとしないと!」

田中 「狛枝が最初に言ったことを思い出せ!」

狛枝 『ルールは簡単 アタリを引くかハズレを引くか』

弐大 「はっ!」

田中 「そうだ!こいつはアタリを引くかハズレと引くか
とは言ったがアタリを引けばどうなってハズレを
引けばどうなるかなどは一言も言っていない!」

田中 「狛枝!当たりを引いたらどうなるか
教えてもらおうか!」

狛枝 「フフッ鋭いね田中君、流石だよ」

弐大 「ゴタゴタ御託はいい!さっさと答えるん
じゃ!」

狛枝 「正解を言うと当たりを引いても何もないよ
パンパカパーンって音が鳴るだけ」

田中 「フッ、やはりな」

弐大 「しかし田中!ここにあるボタン全てが当たりで
当たりを引いても何もないならワシらは
助からないんじゃないか!?」


285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 17:14:43.40 ID:0VjR9fv+0
弐大 「そ、そうじゃバッグ!バッグの中に
新しいボタンがあるんじゃないのか?狛枝は
一回もボタンは3つだけなどと言っていなかった!」

田中 「調べてみる価値はある」

弐大 「狛枝 バッグを貸してもらおうか」

狛枝 「弐大君も鋭いね、想定外だよ」

バッグから二つボタンが出てきた

弐大 「田中!」

田中 「あぁ、おそらくこれが答え…!
おい狛枝!答えろ!このボタンを押すとどうなる!?」

狛枝 「……だよ」

田中 「?」

狛枝 「アハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
ダメだよ!そんな人にベラベラ答えを
聞いてたら!世間は君たちの母親じゃないんだよ!」

弐大 「き…きさま!」

狛枝 「僕はね…単純に見たいんだ君たちは
ここで朽ち果てるだけのタダの雑魚だったのか!
それとも大きな希望を持つ英雄なのか!」


狛枝 「最後は結局運だと思うんだよ二人とも!
強者は絶対的な運を持っていると思うんだ!」

狛枝 「最後に一つだけ言ってあげるよ!
その内のどちらかには当たりはあるよ!
当たりの中には解毒剤が入っている!ハズレを
選べばその瞬間当たりの箱とともに爆発さ!」

田中 「では正真正銘の…」

狛枝 「運だめしだよ!」

286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 17:23:28.02 ID:0VjR9fv+0
弐大 「ウッ!」

田中 「弐大!どうした!?」

狛枝 「あー弐大君の方が効くのが早かったかー
後ろの動物みたいに身体の80%に毒が回ったら
意識を失うようになっているんだよ
そしてそのまま眠ったまま死ぬ…どう?結構安楽死とか
に使えそうじゃない?」

田中 「うるさい!弐大!大丈夫か!」

弐大 「ワシはもう無理そうじゃ…田中よ
全てを任せてしまうのは酷だがボタンは田中…
お前が押してくれ…」

田中 「弐大…」

弐大 「意識が飛ぶ前にもう一つ…田中よ…」

田中 「なんだ!どうした!」

弐大 「そこにあるバックから出した緑とオレンジの
ボタン…ワシは緑の方が正解だと思う…」

田中 「!?どうして…そう思うんだ!」

弐大 「

287: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 17:36:25.20 ID:0VjR9fv+0
弐大 「スマンが根拠はない…根拠はないが…」







弐大 「『あの時』みたいに傍観者のままいるのは
嫌なんじゃ…」

バタッ 弐大意識を失う




田中 「……」

狛枝 「さぁどうする田中君?どっちを

田中即決で緑のボタンを押す

狛枝 「!?どうして…!」

ピンポンピンポーン 正解の音が鳴り響く

田中 「乗り越えた!俺は!俺たちで乗り越えた!
あの時何も出来ずタダ達観していたころの俺たちを!」

当たりのボタンが開く
解毒剤が出てくる

田中 「残念だったな狛枝!我らの勝ちだ!
我ら希望の勝利だ!」





288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 18:58:21.83 ID:0VjR9fv+0
狛枝 「そうだね、僕たち希望の勝利だね」ニッコリ

田中 「なっ!今のは…!」

狛枝 「田中君や弐大君は自分で乗り越えたんだね
絶望を、もちろん今僕が『治療』しているみんなも
絶望を乗り越えようとしてるけど君たちは早く
治りそうだね」

田中 「違う!俺は…!」バタッ

狛枝 「あー早く解毒剤飲まないから」

ピノコ 「ねぇ凪ちゃん、どうぶつちゃんたちも
前の二人もちんじゃうの?」

狛枝 「毒ガスっていうのはホントだけど
死ぬっていうのは嘘なんだよね、少し気を失うだけ」

ピノコ 「じゃあじかんかちぇげばよかっただけなのに
なんでげーむなんかしたの?」

狛枝 「僕はね、皆に絶望から這い上がってきて
ほしいんだ、その時は輝きはそれはもうこの世の
物とは思えない
~~~

ピノコ「また凪ちゃんのきぼうにちゅいてのお話
はじまっちゃった…今回はいつ終わるかな…」

ピノコ 「ちぇんちぇー大丈夫かな…」

289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 19:37:23.58 ID:0VjR9fv+0
~~?~~

詐欺師 「どうやら田中と弐大はやられたらしい」

澪田 「後は唯吹達だけっすね」

花村 「結局は運動部より文化部の方ができるって
いう方が証明されてしまったね!」

罪木 「フフフフフフフフ、そうすれば私達は
絶望に染め上げる一線に立てるというわけですね」

BJ 「お話中悪いんだが
できれば拘束を解いてくれないか?」

詐欺師 「外すわけにはいかない、今から
お前には仲間がどこにいるか聞き出さなければ
いけない」

澪田 「いやー危なかったッスねー、豚神ちゃんが
変装して刑務所に潜入していなかったら赤音ちゃんと
真昼ちゃん倒した奴にブラックジャックを
夜に攫われていましたからね!豚神ちゃん様々ッスね!」

BJ 「昨日も散々可愛がられたもんで
身体の節々が痛むんでね…お手柔らかに頼むよ」

詐欺師 「安心しろブラックジャック
今回は貴様の身体は傷つかない」

BJ 「?」

詐欺師 「しかし今までの中で一番キツイだろう
おい罪木!」

罪木 「はい!」

罪木 「失礼しますね」ニッコリと笑いながら注射を
ブラックジャックに打つ

BJ 「自白剤か何かかい?」

罪木 「いいえ違いますよ」

花村 「僕が作った
聴覚をいつもの何倍にもする特製スープを」

罪木 「私が体内に直接注入しました?」

BJ 「まさか……!」

澪田 「そのまさかッスよ!」

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 19:51:44.87 ID:0VjR9fv+0
澪田 轟音でギターを掻き鳴らす

BJ 声にならない悲鳴を上げる


澪田 「黒板を爪で引っ掻いたらとてもイヤな音が
出るじゃないっすか~、唯吹はその100倍くらい
嫌な音をギターで表現できるんスよ!」

花村 「まぁそれに僕の特製スープの効果もあるからね
ただの暴力なんかよりももっとキツイと思うよ!」

罪木 「お酒を普通に飲むより血液に直接送り込んだ
方が何倍も酔いやすいように花村さんのスープも
血液に直接送り込んだのでブラックジャック先生の
聴覚は今凄いことになっていると思いますよ」

詐欺師 「覚悟しろよブラックジャック
貴様が仲間の居場所を吐かない限り
澪田の演奏は続くぞ」


291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 19:59:04.92 ID:0VjR9fv+0
BJ 「フフッ」

詐欺師 「どうしたブラックジャック?
頭でもおかしくなったか?」

BJ 「確かに今の私の聴覚はするどくてね
君たちの息遣いに心臓の鼓動その他諸々よく聞こえるよ」

詐欺師 「それがどうした!」

BJ 「聞こえるんだよ」

タッタッタッタッ

BJ 「私を助けにきてくれる助っ人がね」







スチャ

戦刃 「救いのヒーロー、参上」



292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 20:17:11.69 ID:0VjR9fv+0
詐欺師 「なっ!?どうして!?何故ここがわかった!?
ブラックジャックに発信機はついていなかったはず!?」

戦刃 「いや、ビンビンに反応してるけど」
発信機を特定する機会を見せつける

詐欺師 「なっ!?ブラックジャック!貴様
一体どこに!?」

BJ 「身体さ」

罪木 「ヒッ!身体に!?」

BJ 「身体の中に発信機をいれるのは結構昔から
ある方法だ、変装し私を欺いたことに優越感を
抱きそこんところを怠ったお前さんの負けだ」

詐欺師 「フッしかしまだ4体2!
さらにブラックジャック!貴様は拘束中!
まだなんとでもなるんだよぉ!」

バタッ バタッ バタッ

澪田 花村 罪木 倒れる

詐欺師 「!?」戦刃が背後に

戦刃 「安心して、峰打ちだから」手刀

詐欺師 「そん…な…」バタッ

BJ 「ありがとう戦刃君のおかげで助かった」

戦刃 「これは盾子ちゃんから日向創を助ける戦い
日向創には色々お世話になったし日向創の恩師である
貴方の頼みを聞くのは当然」

BJ 「君だけで6人も倒してしまうとはな
ホント化け物染みてるな…」

戦刃 「ホントですか!?私褒められたの
久しぶ プルルルルルルルルル

戦刃 「はいもしもし、あっ苗木君?どうしたの?
え?私に他の男の気配がした?そんなことないよ!
苗木君が一番だよ!え///今ここで好きって言って
ほしい?そんなの恥ずかしいよ~///」

ガヤガヤガヤガヤ

BJ 「できれば早く拘束を外してほしいんだが…」

30分後

戦刃 「じゃあねー、切るよー」プチッ

戦刃 「あ、ブラックジャック先生忘れてた
あ、これ忌村先輩から貰ってきた傷の治りを促進するお薬」

BJ 「(残念だ…)」



293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 20:21:50.22 ID:0VjR9fv+0
~~?~~

カムクラ 「全員やられてしまいましたが…」

江ノ島 「はぁ~結局役に立たなかったなぁあいつら
もうこうなったら最終兵器を投入するしかないね!」

カムクラ 「僕ですか?」

江ノ島 「そうよ!全知全能の力見せてきて
やりなさい!」

カムクラ 「……………全知全能」

BJ 『全知全能なんかよりも君は素晴らしいものを
持っていると思うがね』

カムクラ 「ブラック…ジャック…せん…せい…」

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 20:22:26.62 ID:0VjR9fv+0
次からがホントのホントにクライマックスです
できれば今日中に仕上げたいです

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 20:41:51.86 ID:0VjR9fv+0
ブラックジャック家

BJ 「さて77期生の皆は倒して
今は治療中だがあと残るは…」

BJ 「日向君…」

コンコン

ピノコ 「ちぇんちぇー誰か来たよー」

BJ 「ヘイヘイ、どなたですかい」

日向 「先生!」

BJ 「日向君どうしてここに…!?」

日向 「俺ずっとカムクライズルのままだったんですが
先生の言葉を思い出して戻ったんです!それに!」

BJ 「それに?」

日向 「カムクライズルだった時の力を使って先生に
恩返しをと思って!」


? 「黒男…久しぶりね…」

? 「おぉ…クロオくんこれまた大きくなって…
というよりも少し老けたかね?」

BJ 「これは……!?」


















日向 「俺の力で先生の大事な人を生き返しました!」


296: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 20:52:29.76 ID:0VjR9fv+0
BJの母 「どうしたの黒男?顔色が悪いわよ?
せっかく久しぶりに会えたのよ?笑って黒男」

BJ 「か…かあさん…!」

本間 「あれからの成果はどうかねクロオくん
いやブラックジャック先生と呼んだ方がいいかね?」

BJ 「本間先生……!」

日向 「どうですか!全知全能の力があれば
こんなことだってできるんです!先生!今幸せ
ですよね!?」

BJ 「そうだね………心がいっばいだよ………」



BJ 「怒りでね!」




母 本間 日向に向けメスを投げつける

BJの母 「くろ……お……」

本間 「クロ…オ…くん……」

日向 「せん…せい……どう……して……?」

三人は消えていく溶けるように

そして世界全体が歪み崩れていく

そして世界が崩れた先には
一人の少年が立っていた


? 「な!?そんな!?僕の作った幸せの世界から
自力で出てくるなんて!?」

BJ 「フフッ、やはり君か本物の超高校級のアニメーター
御手洗 亮太君」


297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 21:06:39.63 ID:0VjR9fv+0
御手洗 「どうして!?どうしてあの世界から
出てきた!?あそこは貴方の望みを叶える場所
なのに!?何故自らそれを捨てるようなことを!?」

BJ 「それはだね……」


BJ 「私は真実を受け止めているからだ」



BJ 「母さんは私を地雷から庇い死んだ!
私の恩師である本間先生は私が最善を尽くしたが
死んだ!日向君は江ノ島盾子の思惑にハマり
今はカムクライズルになっている!」

BJ 「私はこのことに目を背けない!
これが現実だからだ!真実だからだ!
そこから目を背けると一生何も見えてこない!」

BJ 「一つ忠告しておいてやろう御手洗君…」

BJ 「アニメは人に夢を与えるものであって
決して逃げ場所を与えるものではない!」

御手洗 「!」

御手洗 「そんな僕のアニメは間違って…
違う!そんなわけはない!僕のアニメは
僕のアニメは皆を!」

御手洗 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バタッ

BJ 「やれやれ、この子の治療も彼に任せないとな」

プルルルルルルルル

狛枝 『もしもしブラックジャック先生』

BJ 「また一人君に治療してもらいたいものがいる」

狛枝 『わかりました!すぐに行きます!』

BJ 「嬉しそうだね…」

狛枝 『えぇ!彼にも絶望を乗り越えてもらいます
そしてその後には…!』

BJ 「あー…その話はまた今度聞こう…
とりあえず早く来てくれ」ブチッ

狛枝 『これからがいいとこ ブチッ

BJ 「やれやれ…これで本当に残るは…








? 「日向 創…だけですか?」








BJ 「………!?君は……!」







298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 21:08:14.00 ID:0VjR9fv+0








ブラックジャック 「カムクライズル…?」













299: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 22:37:35.47 ID:0VjR9fv+0
カムクラ 「お久しぶり…いや初めましての方が
正しいですかね…?」

BJ 「その君に出会うのは初めましてだね
それで何をしにここにきた?」

カムクラ 「御手洗亮太がヘマをした時の尻拭い…
つまりはブラックジャック先生…
貴方を抹殺しに来ました…」

BJ 「何故君は江ノ島盾子に加担する?
どうしてこの世の中を絶望に染め上げようとする?」

カムクラ 「ツマラナイから…」

カムクラ 「希望というのは所詮予定調和…
何が揃い何がどうすれば希望を生み出されるかは
僕の全知全能を持ってすれば分かる」

カムクラ 「それとは逆に江ノ島盾子は
言いました、全知全能でも知らない世界に
連れていってくれると、色々な物が
カオスに混じり出来上がる未知の世界へ
連れていってあげると…」

カムクラ 「だから私は絶望に賭けてみることに
しました…僕でもわからない世界を見るために…」

BJ 「フフッ」

カムクラ 「何がおかしいのです?」

BJ 「希望は予定調和か…
では私はその予定調和の希望に賭けてみよう」

ブロロロロロロロ

車が来る

狛枝 「ブラックジャック先生~
来ましたよ~!って日向君?」

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 22:53:02.84 ID:0VjR9fv+0
カムクラ 「狛枝 凪…確かに彼は絶望に染め上げた
77期生を治療…もとい説得で希望に戻している…
しかしブラックジャック先生…彼の力では
僕を日向 創に戻すことはできないし彼はもういない」

BJ 「確かに一人ではキツイだろう…しかしだ…」

車から何人も降りてくる

BJ 「これだけの人数だったら少しは
君にも応えるんじゃないのかな?」

九頭龍 「おい日向テメェ!グダグダ言ってんじゃねぇぞ!
絶望に染まった世界!?そんなもん楽しいわけねぇだろ!
人間楽しくてナンボだろ!」

カムクラ 「九頭龍…」

カムクラ 「………!」ドックン

九頭龍 『おい日向!』

日向 『どうしたんだ?九頭龍?』

九頭龍 『ペコがよぉ、この頃俺に冷たいんだ…
どうしたらいいんだよぉ日向ァ!』

日向 『あぁあれか、あれ辺古山なりのツンデレらしいぞ』

九頭龍 『は?ツンデレ…?』

日向 『お前が敬語やめろって言ってただろ?
それでこれからは何キャラがいいか個人的に模索
した結果ああなったらしいぞ、完全に冷たいだけだが…』

九頭龍 『そんな…俺そんなの耐えられねぇよ…』

日向 『まぁ一言 お前がやめてくれって言ったら
やめてくれるんじゃないのか?』

九頭龍 『いやでもだ…ペコも俺のことを考えて
やってくれてんだ…このままツンデレのあいつに
付き合った方がいいのか…?』

あーだこーだあーだこーだ

日向 『(色々とめんどくさいな…)』


301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 23:02:25.53 ID:0VjR9fv+0
カムクラ 「なっ…!?どうして日向 創の頃の記憶が…!?」

左右田 「おい日向!テメェがいなくなっちまうとよ!
俺の熱き恋の相談相手は誰がしてくれんだ!
そんな絶望に染め上げるとかなんたらよりも俺の
相談に乗りやがれ!」

カムクラ 「左右田…」

日向 『なぁ左右田、何作っているんだ?』

左右田 『よくぞ聞いてくれた!こりゃ巨大ロボットを
操作するコントローラよ!』

日向 『巨大ロボット?』

左右田 『あぁ!やっぱりロボットは男のロマン
だよな!そう思わねぇか?日向!?』

日向 『変形はするのか?』

左右田 『あぁ!約28種類の変身が可能だぜ!』

日向 『それは無駄に多いな…』

左右田 『これでソニアも俺にベタ惚れだな!
な?日向!』

日向 『(ソニアがロボットだけは…と言っていたのは
黙っておこう…)』

カムクラ 「何故…!?どうして…!?」

BJ 「確かに君はカムクライズルだがその前に
君は日向 創なんだ」

カムクラ 「そんな…僕は全知全能になったはずじゃ…」

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 23:10:20.00 ID:0VjR9fv+0
小泉 「そんなのあんたが歩んだ来た道より
日向が歩み続けた道の方が長いからよ!
そう簡単に私たちのことを忘れられては困るわ!」

カムクラ 「小泉…」

日向 『いやーホントに小泉が撮った写真は
良いのばっかりだなぁ』

小泉 『お、あんたにも私の写真の良さがわかるの?』

日向 『うーん詳しいことはわからないけど
皆良い笑顔で笑ってるもん、良い写真だろ』

日向 『ほらこの仁大の笑顔とか』

小泉 『フフッ私は人が笑ってる写真が大好きだからね
ちなみにあんたが授業中千秋ちゃん見てにやけている
写真あるけどいる?』

日向 『な!?いつの間にそれを…!?
頼む!返してくれ!そして燃やさしてくれー!』



カムクラ 「違う!僕は日向 創ではなく
カムクライズル…!」

303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 23:20:18.13 ID:0VjR9fv+0
罪木 「そんな悲しいこと言わないで下さい…
自分を大切にしろと教えてくれたのは日向さんですぅ」

日向 「罪木…」


日向 『罪木ってさ可愛いよな』

罪木 『フェッ!?///いきなり言うんですか!?///』

日向 『いやいやホントに、男から告白されたことないの?』

罪木 『えーと、いつも下駄箱に手紙みたいなのは
入っていたんですがいつも開ける前に他の女の子
からボコボコにされて手紙も取り上げられて…
その後にいつも男子一人から冷たい目で見られて
もしかしたらその中にラブレターなんかあったりしてた
かも…な訳ないですよね!すいません調子に乗っちゃって…」

日向 『(罪木虐めた奴逆蔵さん使って全員ボコろ…)』

カムクラ 「完全にカムクライズルになったはずじゃ…!?」

BJ 「まぁ結局はカムクライズルに必要な人口神経は
普通よりも少ないからね…そうやって日向君と混合
するのは仕方ないさ、それでも主導権は君に
あるらしいが」

 

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:13:31.88 ID:5GZweY9J0
終里 「おい日向!さっきからカムなんとか
カムなんとかって言ってるけどよ!オメェはオメェじゃ
ねぇか!そんなの俺でもわかるぜ?」

カムクラ 「終里…」

日向 『終里ってよく食べるけど全然太らないよな』

終里 『おいおい日向!レディに体重のことは聞いたら
ダメなんだぜぇ?』

日向 『(説得力がない)』

終里 『まぁ俺は食べてる分動いているから
太らないと思うんだぜ』

日向 『…………』

終里 『?どうしたんだ日向?』 ドタプーン

日向 『(世の中不平等だよなぁ…)』



カムクラ 「クソッ!やめろ!日向創!でてくるな!」

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:20:06.74 ID:5GZweY9J0
澪田 「創ちゃん頑張ってください!唯吹達も一度は
絶望に染まりましたけど創ちゃん自身は一度も
染まっていないはずです!」

カムクラ? 「澪……田?」

日向 『澪田ってさ、いつもギター弾いてるけど
他の楽器も弾けるのか』

澪田 『モチのロン!ベースにドラムにキーボード!
なんでもござれッスよ!』

日向 『ん?キーボードが弾けるってことは
ピアノも弾けるのか?弾いて見せてくれよ』

澪田 『弾けるッスよ!とくと唯吹の魅了を
ご覧あれ!』

ピアノ 弾く

澪田 『フゥ~こんな所ですかね~
どうでした創ちゃん?』

日向 『…………』

澪田 『?……創ちゃん?』

日向 『(ピアノ弾いてる時の澪田ってあんなに
綺麗なのか…)』


カムクラ ?「澪田の……ピア……ノ……また
聞きたい……な……」

澪田 「おぉー!創ちゃん戻ってきてるッスよ!」

307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:32:58.04 ID:5GZweY9J0
弐大 「うぉぉぉぉ!!!日向ァァ!根性じゃあぁぁ!」

カムクラ ? 「弐 …大…」

弐大 『それにしても日向、お前は中々良い身体を
持っておる』

日向 『なんだよいきなり気持ち悪いな』

弐大 『見た目の割には胸囲も中々のものじゃ…』

弐大 『ワシが例のアレをしてやれば
さらに強くなるかもしれんぞ…って日向!
どうして逃げるんじゃ…?』

日向 『(俺のケツが危ない!)』


カムクラ? 「ハハッ…弐大の……アレ……
気持ち…よかったなぁ……」

カムクラ 「うるさい!日向創!お前は下がっていろ!」

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:40:02.34 ID:5GZweY9J0
詐欺師 「日向…俺は御手洗亮太の姿を借りて
君と接していたがそれでも君は良い奴だと思う…
俺は君に俺の本当の名を知ってもらいたい…
だからそっちにいかないでくれ」

カムクラ 「うるさい!うるさいうるさい!」


日向 『なー御手洗、お前っていつもアニメ描いてるけど
他には何かできることはないのか?』

詐欺師 『僕はアニメ描くことしかできないからね
まぁ他にもあるといえばあるけど大したことないものさ』

日向 『えーなんだよ教えてくれよ!俺はお前のこと
もっと知りたいんだよ!』

詐欺師 『!』

日向 『どうしたんだ?』

詐欺師 『いやなんでも……でもそうだね、君ともっと
仲良くなれた時僕について全部知ってもらうよ日向君』

日向 『ああ!』



カムクラ? 『ああ、お前の名前ちゃんと聞きたいな
後で教えてくれよ…』

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:46:00.41 ID:5GZweY9J0
花村 「日向君!僕の特製スープでもどうかな!?
日向君だった頃のことなんかあまりのおいしさですぐに
思い出すよ!」

カムクラ? 「花村…」

花村 『前に僕皆に 薬入りの    スープを
飲ましたことあったんだよね~』

日向 『え、なにその凄そうなアイテム』

花村 『いやーみんな今までに見たことないような
表情になっていたよ~、まぁ僕も飲んで大変な
ことになったけど』

日向 『な!もしかして花村は天才だったのか!?』

花村 『天才シェフと呼んでほしいね!』

日向 『天才シェフ花村!俺にもそのスープを!』


カムクラ?? 「やめろ!出てくるなと言ってるだろう!
こんな都合のいい展開で僕が日向創に戻るわけないだろう
!」

310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:52:33.04 ID:5GZweY9J0
ペコ 「いや日向、菜摘お嬢様のことも冬彦とのことも
お前が起こしてくれた奇跡だ、それに比べると
お前が元に戻ることなんて大して奇跡でもないぞ」

カムクラ?? 「辺古山…」

ペコ 『では日向これでどうだ!』

日向 『いくら九頭龍が喜ばせようとして
いきなりその格好で出て行くのは…』

ペコ 『ではこれならどうだ!前にあった主従関係を
  チックな感じにするこの服なら!』

日向 『メイド服!?』

ペコ 『それか男皆が喜ぶというスク水を…』

日向 『やめろーーー!!!それだけはやめろーー!!』



カムクラ??? 『違う違う違う違う違う違う違う!
僕はカムクライズル僕はカムクライズル
俺は日向…

311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 09:58:43.44 ID:5GZweY9J0
西園寺 「ほら日向おにぃは私の奴隷なんだから
そんな変な奴に負けないで早くこっちへ来なさい!」

カムクラ??? 「西園寺…」


日向 『それにしても西園寺は小さいよな~』

西園寺 『なっ!?私の触れてはいけない
タブーにどっぷり入ってくるんじゃねぇぞ!』
ガルルルルルル

日向 『いやー、もう成長期も終わりそうだし
これ以上の成長は望めないかなーって』

西園寺 『言ったね日向おにぃ!じゃあもし私に
ビッグバンが起きて急成長したらどうする!?』

日向 『その時は鼻からスパゲッティ耳から鍋を
食ってやるよ!』



カムクラ???? 「やめろ!やめてくれ!痛い!
頭が!頭が痛い!」

312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:05:44.98 ID:5GZweY9J0
田中 「身体の一部が痛いと言うのは周りから
見れば『中二病』にしか見えないと言ったのは
貴様のはずではなかったか?ではあの時の望み通り
盛大に笑ってやろう…フハハハハハハハハハ!」

カムクラ??? 「田中……」


日向 『なぁ田中、どうして腕に包帯なんか
巻いているんだ?怪我でもしてるのか?』

田中 『フフフ、怪我などではない…ここには
邪悪な魂が封印されており…これを解くと…

日向 『それって中二病じゃないのか?』

田中 『何!?そんなものでは断じて違う!』

日向 『いやいやそういうの周りからしたら
中二病にしか思えないって』

田中 『貴様…!この俺様を侮辱しやがって…!
もし貴様が俺様と同じようなことをした時は
盛大に笑ってやるからな!』

日向 『そんなことやらないやらない』アハハ


日向 ? 「あぁ…そうだ思い出した…」

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:11:26.39 ID:5GZweY9J0
雪染 「そうよ思い出して日向君!先生のことも!
クラスメイトのことも!皆のことも!」

日向? 「先……生…」

雪染 『京介がねー昨日ねーー』

日向 『先生そればっかじゃないですか』

雪染 『いいのよ!愛の力って言うのはそれだけ
凄いものなの!』

日向 『愛ねぇ…』

雪染 『そういう日向君は好きな人はいないの?』

日向 『いやっ///俺は!///』

雪染 『案外わかりやすいんだね…』




日向 「そうだ俺は日向創…カムクライズルなんか
じゃない!皆も絶望から戻った!みんな………」







日向 「みんな………?」







314: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:16:50.21 ID:5GZweY9J0
? 『日向君!』

? 『日向君!次はあのゲームやってみようよ!』目キラキラ

? 『日向君!私とカップルクレープ食べるの嫌?』目ウルウル

? 『日向君…今の言葉って…告白///』

日向 「あ…あ…あ…あ…」




?『そ……っか……いやだ……なぁ…
まだわ……た………しひな………たく……んに
言えて……いな………いよ……』


? 『大……す… 』


















? 『日向君!』


















七海 『どうして私を見殺しにしたの?』

315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:27:00.56 ID:5GZweY9J0
日向 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

日向 ?「違う!皆じゃない!七海が!七海がいないじゃ
ないか!俺!僕が!見殺しにした七海が!」

日向 ? 「僕が殺したんだ!俺が殺したんだ!
七海を!憧れだった!近づきたかった七海を!」



雪染 「先生あれは…!」

BJ 「どうやら完全に日向 創としての記憶は蘇り
カムクライズルと同調したようだが、同調したせいで
思い出したくもないことも思い出しているらしいが…」






日向? 「前で七海が苦しでいたのに何もすることは
できなかった!俺の力があれば助けることができた
のに!」


日向 ? 「何が奇跡だ!何が希望だ!そんなものに
頼らず俺が少しでも頑張っていれば七海を助ける
ことはできたんだ!」

日向 ? 「自分だけ皆の力で元に戻って…
俺は何をした…!?七海を殺しただけじゃないか!
誰も手が届かない所へ七海を捨てただけじゃないか!
こんなのハッピーエンドじゃない!トゥルーエンド
でもない!バッドエンドだ!皆がハッピーエンドへ
導いてくれたのに…!俺一人でバッドエンドに
変えてるじゃないか!こんなのもう俺自身が…!」








日向 「絶望そのものじゃないか…!」











316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:28:01.74 ID:5GZweY9J0












? 「それは違うよ」














317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 10:28:45.07 ID:5GZweY9J0











七海 「日向君」













318: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:32:36.08 ID:xwYzDEkNO
日向 『な…七海…!?ど…どうして…!?』

狛枝 『それは僕から説明するよ』

日向 『狛枝…?』

狛枝 『長くなるけど我慢してね』

319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:33:25.78 ID:xwYzDEkNO
逆蔵 『あぁー!?反省文を失くしたぁー!?』

狛枝 『すいません…誰かがゴミと勘違い
してそのまま捨てたっぽくて…』

逆蔵 『だぁー!どうしてお前はそんなに
世話が焼けんだ…ホラよ!』

狛枝 『これは?』

逆蔵 『ゴミ処理場の鍵だよ
緊急時しか使っちゃダメと言われてるが
まぁ大丈夫だろ、ほら行ってこい!』

狛枝 『いやでも大量のゴミの中から
一つの物探すっていうのは不可能じゃ…』

逆蔵 『超高校級の幸運が何言ってんだ!
さっさと探してこい!』

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:39:30.28 ID:xwYzDEkNO
~~ゴミ処理場~~

狛枝 『月を見てたらここへ来るのが
遅れちゃった…』

狛枝 『さぁて僕の反省文は~

3分後

狛枝 『思ったより早く見つかっちゃった
やっぱり僕は幸運だね!』

狛枝 『さてじゃあ帰ろうか…ってアレは…?」

狛枝 『七海さん?』

近く

狛枝 『どうしてこんな所に七海さんが?
迷い込んでここで寝てた?いやまさか
そんなことは…』

狛枝 『まぁ、とりあえず連れていかない
とね、明日になるとここにあるゴミ
全部燃えるらしいし』

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:40:12.60 ID:xwYzDEkNO
~~外~~

狛枝 『と言ってもどうしようかな…
皆とも連絡がつかないし七海さんも
全然起きないし…』

? 『ちぇんちぇー!どこなのよさー!
ちぇんちぇー!』

狛枝 『迷子の子かな?ねぇどうしたの君?』

? 『ピノコがちょーっとぶらんどものの
おようふくを見てたらちぇんちぇーが
どこかにいってちまったのよさ…』

狛枝 『あーそれは迷子だね…
夜遅いし僕が一緒に探してあげるよ』

? 『えー…女の子背負ってる危ない人に
付いて行くなってちぇんちぇーから
言われているんだけど…』

狛枝 『アハハ…手厳しいね…
この子は僕のクラスメイトなんだよ』

? 『まぁこの際なんでもいいのよさー!
いっちょにちぇんちぇーを探してなのよさー!』

狛枝 『眠っている七海さんに迷子の子…
これが俗に言うハーレムって奴かな…!』


狛枝 『そんなわけないよね…』

322: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:41:47.97 ID:xwYzDEkNO
30分後

ピノコ 『あっ!ちぇんちぇー!』

BJ 『ピノコ!何処へ行ってたんだ』

ピノコ 『ちぇんちぇーこそ何処へ
行ってたのよさ!』

狛枝 『アハハ、仲が良いことで』

BJ 『君がピノコと一緒に私を探して
くれたのか、ありがとう…と
ところで背負っている娘は?』

狛枝 『いやー何故かゴミ処理場で寝ていて
全然起きないんですよ』

BJ 『ゴミ処理場…?おいその娘を
見せてくれ』

数分後

BJ 『この娘は…死んでいるぞ…』

狛枝 『!』

ピノコ 『アッチョンブリケー!』

BJ 『正確に言うと脳死だが…』

ピノコ 『ちぇんちぇー、なんとかならないの?』

BJ 『脳死というのは=死だ
ほとんど手の施しようがない…』

狛枝 『そんな…』

BJ 『しかしピノコを助けてくれたお礼だ』



BJ 『私が治してやろう!』

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:45:16.31 ID:xwYzDEkNO
~~BJ家~~

ピノコ 『ちぇんちぇー、あれからもうずっと
手術してるけど大丈夫かなぁ、もう朝なのよさ


狛枝 『大丈夫だよきっと』

ピノコ 『どうちて?』

狛枝 『僕は幸運だからさ』

ピノコ 『????あんたが幸運でも
あの女の子には関係ないじゃない!』

狛枝 『アハハ…確かにそうだけど
相変わらず手厳しいね…』

プシュー ドア開く

ピノコ 『ちぇんちぇー!』

BJ 『手術は成功だ、しかし目を覚ますのには
時間が掛かるがね』

ピノコ 『さっすがちぇんちぇー!』

BJ 『それにしてもあの娘は
ゴミ処理場に捨てられていたんだろう?
今学園で何が起こっている?』

狛枝 『僕にもさっぱり…最近起こったことと
言えば一カ月日向君が学校に来なかったり
昨日を境に皆と連絡がつかなくなったり』

ピノコ 『沢山起こってるじゃない!』

BJ 『日向君が…!?』

BJ 『(さては前に私に会いにきた
あの江ノ島盾子が関係して…?)』

BJ 『とりあえず七海さんと君は
他の場所に移す私も襲われる対象に
入っているかもしれないからね
すぐに何かアクションが起こるだろう

~~~~~

狛枝 「ってな訳、逆蔵さんが反省文探してこいって
言ってなかったら今頃七海さん灰になってたから
後でお礼言っておいてね」

325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 11:49:46.11 ID:xwYzDEkNO
一旦区切り
続きは夕方頃書きます

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 12:15:29.58 ID:xwYzDEkNO
日向 「じゃあ前にいるのは…」

七海 「本物だよ」

日向 「バーチャルじゃなくて…?」

七海 「本物だよ」

日向 「実はここは電脳世界で実は七海はもう
死んでいて自立思考型AIとかじゃ…」

七海 「本物だって!」

日向 「七海…!七海ィ!」ダキッ

七海 「くる…くるしいよ…日向君…」

日向 「俺全部思い出したんだ俺の時の記憶も
カムクライズルだった時の記憶も全部」

日向 「俺…七海が前で苦しんでいたのに
助けることができなくて…それで…」

七海 「いいんだよ、日向君…」

七海 「終わりよければ全て良しだよ」

327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 12:26:25.29 ID:xwYzDEkNO
七海 「それにね日向君、まだ言えてなかった
けど……



日向 「いや七海、まだそれを聞く時じゃない」

七海 「?」

日向 「まだ終わっていないんだ」

BJ 「行くのかい日向君、江ノ島盾子の所へ」

日向 「はい先生、元はと言えば全ての元凶は
江ノ島盾子…俺が止めてきます…」

BJ 「一人でかい?」

日向 「はい、絶望も希望も兼ね備えてる
俺しかいないんです」

BJ 「そうかい…しかし悪いが日向君」

日向 「?」

BJ 「七海さんの手術代をもらっていなくてね
それを君に払ってもらおうと思ってね」

ピノコ 「えーちぇんちぇー!
ちぇんちぇーがお礼に治してあげるって
言ってたじゃない!」

BJ 「タダとは言っていない」

ピノコ 「へりくちゅなのよさ…」

日向 「ハハハ、流石ブラックジャック先生
それで何を請求するんですか?」

BJ 「そうだね…」






BJ 「次はその長ったらしい髪を切って
私の前に来なさい、それだけだ」










328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 12:38:50.52 ID:xwYzDEkNO
~~?~~

江ノ島 「おー!おかえりカムクラ!
で、ブラックジャックも他の奴も全員
ぶっ飛ばしてきたー?」

日向 「悪いが江ノ島、今の俺は
カムクライズルじゃない!日向 創だ!」

江ノ島 「は?どうしてあんた元に戻って
いるのよ!?ちゃんとカムクライズルに
戻ったはずでしょぉ!?」

日向 「悪いな江ノ島、俺は全知全能で
いるよりも少し欠けてても皆が補ってくれる
そんな存在の方が心地よい」

江ノ島 「じゃああんた何しにきたのよ!
私を殺しにきたの!?七海 千秋の敵討ちを
とりにきたの!?」

日向 「七海は生きていた、敵討ちを
しにきたわけじゃない」

江ノ島 「はぁー?生きていたー?何それ?
そんな都合のいい展開がどうしてあんた達に
起こるのよ!?」

日向 「それにだ江ノ島盾子、俺はお前を
殺しにきたんじゃない」

江ノ島 「は?」








日向 「俺はお前にこの世で最大の絶望を
お前に与えにきた」




329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 13:06:13.24 ID:xwYzDEkNO
江ノ島 「私に最大の絶望をあたえるー?
アーハッハッハッ!何言ってるの!?
少し前まで希望希望言ってたテメェに
絶望の何がわかるんだよ!カムクライズルに
なった時でもツマラナイツマラナイばっか
言いやがって!何もわかってねぇじゃねぇか…」

日向 「じゃあ逆に聞くがお前の言う
世界を絶望に染め上げるというのは具体的には
どういうことだ?」

江ノ島 「そんなの簡単!皆の顔を絶望塗れに
するの!それを見てて私は楽しいからね!」

日向 「お前自身は絶望しないのか?」

江ノ島 「だって私って絶望的に天才だし~
私自身が何かにぶち当たって絶望することは
ないんだよねー」

日向 「それは違うぞ!」

日向 「江ノ島盾子!例えお前でもできない
ことはある!」

江ノ島 「はぁ~?」

日向 「考えても見ろ!世の中を絶望塗れに
する?そんなのは簡単なんだよ!
爆弾をたらふく落とす?人を無差別に
殺していく!そんなのはやろうと思えば
誰でもできるんだよ!皆がしないのはそれが
ダメだってわかってるからだ!それを
行おうとしてるお前はただ頭がおかしい
クレイジー野郎なだけだ!」

日向 「お前が思っている以上にこの世の中は
もう絶望に染まっているんだよ!世界はお前の
オモチャじゃないんだよ!」

江ノ島 「ハハハハハハハハハ!
確かによく考えれば簡単なことだね!
じゃああるの?この世の中に私を絶望に
叩きおとすくらい難しいことが!」

日向 「ある!それは…」









日向 「世界中の人間を希望に満ち溢れること
だ!」


330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 13:07:16.50 ID:xwYzDEkNO
江ノ島 「は?何言ってるのアンタ?
自分が言っていることわかってんの?」

日向 「人を絶望に陥れるより希望に溢れさす
方がよっぽど難しい!人を[ピーーー]のが簡単のように!
人を治すのが難しいように!」

日向 「やってみろ江ノ島!この世界中で
絶望が溢れている中全てを希望に塗り替えてみろ!
そしてその後に世界を壊せ!自分で精一杯作ったものを
自分で壊す方がよっぽど絶望的だろ!」

江ノ島 「………」


江ノ島 「なにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなにそれなに」








江ノ島 「すっーーーーーーごく面白そうじゃない!!」

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 13:28:31.68 ID:xwYzDEkNO
江ノ島 「確かにこの世の中戦争やら貧困やら
賄賂やらどうたらどうでもいいことで
皆絶望しているからねー!」

江ノ島 「そんなのは私がぜーんぶ壊して
あげる!私が全部解決してやるんだから!」

江ノ島 「そしてその後に全部ぶっ壊す…
とっても絶望的じゃない!」

江ノ島 「アハハハハ!世界平和を達成してから
世界撲滅!さっいこうに面白くて
絶望的だねぇ!」

江ノ島 「そうとわかればグズグズしてられないね!
私の能力をフル活用して解決しなきゃ!
アハハ日向!こんなに張り切るなんて
久しぶりだよ!ありがとうね!」ダッ






日向 「…………」






日向 「終わったよ……これで全部………」








341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 17:13:47.38 ID:5GZweY9J0
エピローグ 7年後

ペコ 「冬彦、次は何処へ行く?」

九頭龍 「そうだなぁ、次はシンガポールにでも
いってみるか!」

あれから九頭龍組は「パンピーにできないことは
俺たちがやる、悪い奴もぶっ飛ばす」をモットーに
一般人ができないような裏方と裏世界での
悪い奴を退治するというダークヒーロー的な行いを
しているらしい、お陰で大分世界は平和だ。

今は九頭龍の妹 九頭龍菜摘が自分探しの旅もとい
世界旅行での話を聞き世界に興味を持った九頭龍は
辺古山を連れ世界を旅をしている。
きっと帰ってきた後はもっとビッグになっているの
だろう

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 17:29:44.91 ID:5GZweY9J0



菜摘 「さぁあんたら!兄貴とペコがいなくなっても
この九頭龍 菜摘がいるんだから手なんか抜いたら
指詰めてもらうからな!」

サトウ 「もう頭が板に付いてる…」




菜摘は旅から帰ってきた後 「色々したいことがある!」
と意気揚々だったが兄が世界に興味を持ったため
九頭龍がいない間頭を任せられたらしい




色々と破天荒な彼女だったけど行き過ぎた場合は
サトウが止めてくれるだろう



九頭龍が帰ってくる前にこの二人を筆頭に九頭龍組は
裏世界を牛耳るかもしれないな

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 17:30:12.63 ID:5GZweY9J0


左右田 「ハハッ!ついに出来たぜ!窒素を動力源に
動くエンジンが!これでエネルギー革命ならぬ
左右田革命の到来だぁ!!」




あれから左右田は変わらず自分の作りたいものを作り
その度世界の技術に知らず知らず貢献していることも
しばしばあるらしい


前に「日向!ついに出来たぜ
お前専用のロケットが!さぁ地球を見てこい!」と
観光名所を見に行くのと同じくらいの気軽さで
地球を宇宙から見てしまった…



まぁそんなこともあって有名になった左右田が
色々な女性から言い寄られていてデレデレしていた時
ソニアは大激怒だったらしい
左右田が女性にモテてソニアが怒るということは
つまりそういうことなのだろうか?

344: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 17:38:51.41 ID:5GZweY9J0




ソニア 「日本は素晴らしいですよ!
とてもアッチョンブリケなのです!」







日本文化が大好きなソニアはあの後世界中に
日本の素晴らしさを伝えている
王女であるカリスマ性のせいか急速な伸びで
日本が世界へ広まっている気がする…




日本語は言語の中でも習得するのが難しいらしいのだが
ソニアの出した
「これであなたも日本語バッチラグーなのです!」
という日本語教則本が非常にわかりやすいらしく
より一層日本は世界から愛されるのだろう
日本のことが大好きなソニアによって

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 17:52:30.68 ID:5GZweY9J0




罪木 「ふぇ~病気や怪我に関してはお任せですけど
経営のことはよくわからないですぅ~~」






罪木はあれから医学の道へ進み自分のスキルを
着実に上げ今では世界的に有名な医学界の権威に
までなっていた。




罪木の知識と技術は凄いらしく
ただただ上に言われた通りに物事をこなしていたら
いつの間にかお偉い医院のお偉い医院長に
なっていたらしい、そのため経営は友達に
任せきりらしいが…





罪木の性格上 賄賂を仕掛けてくるような奴や
騙そうとする奴 虐めてくる奴らが近づいてくる
がその度に罪木の元クラスメイトにおしおき
されている



罪木は身分関係なく患者に優しく対応するので
巷では「ナイチンゲールとマザーテレサを掛け算
したような存在」などと呼ばれているらしい
罪木は天使だからな、そう言われてもおかしくはない





346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:02:49.64 ID:5GZweY9J0





澪田 「さーて唯吹が稼いだお金でそろそろ
ニューヨークのど真ん中に唯吹タワーでも
建てようとしますか!」




マネージャー 「絶対にやめてください…」










澪田はあれからも音楽をやり続け日本にとどまらず
世界へ羽ばたいていった。





澪田の破天荒振りは世界では受けがよく、爆発的な
人気を誇り今では澪田のことを知らない人の方が
少ないだろう。




前に久しぶりに会った時に

「創ちゃん久しぶりッス!唯吹は今世界ツアーで
日本に戻ってきているんですがどうですか創ちゃん?
一緒にステージで演奏しないッスか!?」

とマジで俺をステージに上げるつもりだったらしく
度肝を抜かされた。
流石 『世界一破天荒なロックガール』と揶揄される程だ




澪田はこれからも皆を笑顔にするのだろう
澪田が大好きな音楽によって





347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:10:27.32 ID:5GZweY9J0






西園寺 「日本舞踊の一つもちゃんと踊れないの~?
ここはバカの見本市なのかな~?」




西園寺は今日本舞踊の権威であり
色々な所で日本舞踊を教えているらしい
言葉遣いは相変わらずで大丈夫なのか?と思うが
案外それがいいという人が多いらしい
大丈夫なのか日本舞踊界…






俺の予想に反して西園寺はビックバンし
とてつもないダイナマイトボディになっていた
その際に西園寺からは「確か日向おにぃは私が
ビックバンしたらどうたらって言ってたよね~?
今ここでそれをやってもらおうかな~?」と
地獄を見せられた





そんなキツイ性格を持っている西園寺だが
根は優しいし変な所で甘えてくるからそういう
飴と鞭にやられて西園寺についてくる人は多いの
だろう、今度久しぶりに西園寺の日本舞踊を
見に行こうと思う


348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:17:12.94 ID:5GZweY9J0





豚神「貴様らは何になりたい?なんでも言ってみろ!
この俺が導いてやる!」



豚神(あだ名)は詐欺師を止め詐欺師だった時のスキルを
生かして「なりたい者にはどうやったらなれるか」
という講座を色々な所で行っているらしい




豚神自体はとても優しく人望溢れる人物で
どうして他人になろうとしたくらい有能だ
どれくらい有能かというと何処ぞの噛ませメガネの
10倍は有能だ



まぁそんな有能な奴だから将来何になりたいか
迷う若者たちを豚神は全員導くのだろう













349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:31:49.01 ID:5GZweY9J0






田中 「フハハハハハハ!恐れおののくがいい!
我が最強の軍団に!」







と言っているが田中の軍団というのは田中が経営する
動物園の動物のことだ。と言っても普通の
動物園みたいに檻やガラス板など動物と人間を
隔たるものはなく、田中の動物園では
そこらじゅうに動物が歩いている






田中曰く 「俺の軍団は人間よりも礼儀正しい」
ということで皆良い奴で人間に危害を加えたことは
一度もない。動物と触れ合い自由の今までにない
動物園なので動物園目当ての客は皆田中の動物園へ来る。
他の動物園の経営者からしたら堪ったもの
ではないと思うが




動物と人間の共存を本気で達成しようとしている
田中はいつか本当に人間と動物が平等な世界
を作ってくれるかもしれない。













350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:42:01.12 ID:5GZweY9J0




弐大 「そこ!まだ腕立て伏せが
終わってないじゃろう!ワシはお前らを強く
するんじゃ、手抜きは許さんぞぉ!!」





弐大は今では有名なマネージャーでどんなスポーツ
でも関わらずマネジメントしている。そのおかげか
日本はスポーツにおいて大分強くなっている
オリンピック金メダル総取りも夢ではないかも
しれない。




有名になったにも関わらず小学校のクラブチーム
中学 高校の部活などとところ構わず色々な人を
マネジメントしていてスポーツ界のお偉いさんが
困っていたりする


そういえば前のオリンピックの時にテレビに
選手をマネジメントしていた
弐大が映り「あいつ選手より強そうじゃね?」と
ネットで話題になり今年のオリンピックに弐大が
出たが見事金メダルだった。
日本のスポーツ界は安泰だな…

351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:49:15.65 ID:5GZweY9J0






終里 「おいおい!もうへばったのか?俺は
まだ戦い足りてねぇぞ!」







終里って戦闘狂のイメージが強くて完全に
体操選手ってことを忘れている人が少なからず
いるかもしれないが終里は体操選手としても
充分化け物なのでちゃんと体操競技界を轟かしている





終里 「え?金メダル取ると金貰えんのか!?」と
いう安直な理由で体操選手以外の項目でも
オリンピックに出たらしいが結果は全部
金メダルだったらしい
しかし今回のオリンピックでは弐大に負けて
相当悔しがっていた




ちゃんと戦闘狂でもあるので強そうな人を見つけては
戦いを挑んでいるらしい
この前は刃牙という人と戦ったらしいが大丈夫
だったのか非常に気になる…

352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 18:54:59.70 ID:5GZweY9J0





花村 「僕のフルコースを食べたらもう他の料理
なんて食べられないよ!」




花村はあれからも自分の店を拡大していき今では
世界中に花村の店があるらしい
しかも全世界絶賛で料理界の神童と呼ばれている






花村は高級品などを好む傾向があったが
「やっぱりご飯は皆食べれてこそだよね!だから
どんな環境でもどんな食材でも美味しい料理を
作る技術を身につけてそれを全世界に伝えるんだ!」
という食べ物での世界平和を本気で狙っている
  い奴だがこういう所でカッコつけられると
何も言い返せないからズルいと思う













353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 19:01:25.58 ID:5GZweY9J0




小泉 「君良い笑顔だね!その笑顔貰い!」カシャ!






小泉は世界中を回って写真を撮っている
笑っている写真をとるのが本当に上手く写真を見ると
こっちまで笑顔になるということで有名だ






そういう写真ばかりではなく世間に知られていない、
メディアでは報道されないような出来事を写真を
自分のホームページに上げ真実を伝えるような
こともしている




ちなみにあれからも俺の写真は何枚か撮って
もらっているが例の写真はまだ返してもらえていない









354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 19:10:53.49 ID:5GZweY9J0




狛枝 「はい授業を始めるよ、今日も皆に希望の
素晴らしさを教えてあげるね!」



生徒 「先生、授業をしてください」







狛枝は今は希望ヶ峰学園の予備学科の先生として
働いている、何故狛枝が予備学科で働いていると
いうと「日向くんみたいに努力次第で
希望になれるとわかったからには僕はそれを
育てる義務がある」とか意味のわからない理由で
働いているらしい




狛枝の授業は非常にわかりやすく生徒からは
評判は良いが時より危ない目をして危ない授業を
するらしいのでその度に宗方さんに怒られている




狛枝に会う度にニヤニヤして「ねぇ?日向君
上手くいっている?彼女さんとは」と聞いてくるのが
ムカつくのでその度に
俺はバックドロップを狛枝にかましている

355: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 19:21:17.04 ID:5GZweY9J0


逆蔵 「だーかーらー!名前は『ジョー』がいいって
言ってんだろうが!」




雪染 「なによそれ!ジョーって逆蔵君完全に
『あしたのジョー』の影響受けているじゃない!」



逆蔵 「オメェこそ『ラルク』ってなんだよ!
生まれてくるのは日本人の子供だぞ!」




ゴタゴタゴタゴタ





宗方 「お前ら、この話もう二ヶ月は続いているぞ…」







宗方さんと逆蔵さんと雪染さんは今では
希望ヶ峰学園のお偉いさん、海外に展開したり
色々あったりで今は大忙しらしい




三人の関係はわかったけど子供はどうするの?と
いうことに関しては逆蔵さん曰く「京介と雪染から
生まれた子を三人で育てる」ということらしい
血の分け隔てなどは三人にとっては
どうでもいいことなのだろう




名前のことであれだけ言い争ってくれるんだから
生まれてくる子供はさぞかし幸せだろう






356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 20:11:21.42 ID:5GZweY9J0



流流歌 「はい静子ちゃん!流流歌ケーキ237号だよ!
このケーキは今でのケーキとは比べものに
ならないくらい美味しんだから!」





静子 「私ってもう流流歌のケーキ237個以上食べて
いるのね…体重大丈夫かな…」







十六夜 「流…流流歌…俺へのケーキは…?」











三人の店は当たり前のように大繁盛
安藤さんのお菓子は世界的に有名だし
十六夜さんの作ったものも全世界で使われてる
忌村さんに関しては出来ないことはないと
言われているくらい色々な薬を作ったらしく
ブラックジャック先生曰く 「私もそろそろ
引退かな…」とブラックジャック先生らしからぬ
ことを言わせるくらい万能らしい





ちなみにこの頃安藤さんと忌村さんが仲良すぎて
十六夜さんが真剣な顔をして俺の所へ
「俺の立場は…?」と相談してくる
そしてその後酒で潰される









357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 20:27:38.76 ID:5GZweY9J0





江ノ島 「あんた達何やってんのよ!火星と水星が
移住完了に出来たんだから残りの星も全部移住
できるようにするの!そしてその後私が
全部ぶっ壊すのよ!アハハハハハハハ!」









江ノ島はあの後世界を希望に染め上げるため
「人間て物が足りないから争うと思うの!
だったら物を増やせばいいよね!」と
他の星に人間が住めるようにするためNASAで
働いて……いや支配して活動を進めている
来年には火星に何処かの国が移住するというし
江ノ島が太陽系の星を全て支配するのも
そう遠くないかもしれない





おいおいこのままの勢いじゃもう世界平和が
実現してしまうんじゃ…?と思ったが
「資源が足りてもまだまだ問題は沢山あるのよー!!
まだ10%も達成できていないんだからー!!
絶望的ィィィ!!!」と絶賛壁にぶち当たり中である




彼女は別に絶望を愛していたわけ
ではないと思う。彼女は全知全能に近い能力を
持ってしまったが故に何もかも上手くいって
ツマラナかったのだろう、退屈していたのだろう。
だから彼女は世界に絶望してしまったのだろう。





なので当分は無理ゲーをプレイしていて
もらおう、クリアできた後に世界を壊そうと
考えれない程達成感のあるゲームを









358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 20:36:14.70 ID:5GZweY9J0







戦刃 「戦地を無傷で突破する最強ママ 参上」











戦刃は江ノ島の命令で世の中に不利益をもたらす
戦いの鎮圧に日々励んでいる。未だ無傷だというのが
化け物具合を表している





しかしそんな彼女も結婚し子供が生まれ
一人の母親になっている。
ある大国同士の戦いを娘の誕生日パーティに
間に合わすという理由だけで一人で両軍を
12時間で無力化し高速ジェット機で家に帰ったという
母親の力というのは凄まじい




戦刃の夫さんが誰なのかはご想像にお任せしよう

359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 20:48:04.94 ID:5GZweY9J0





BJ 「手術を始める、ピノコ準備は出来てるか?」





ピノコ 「大丈夫よ!先生!」






ブラックジャック先生は昔と変わらず今日も
誰かを治しているのだろう
ピノコちゃんも変わらず先生の手伝いを
しているのだろう







7年経ったということでピノコちゃんの体は
7年成長したverに先生がしてくれたらしいが
「ピノコは実質今は7歳だから7歳と同じ
身長にしてやる」と元々0歳の時のピノコちゃんは
5歳児の体をベースに作られていたので10cm程度
伸びただけだった


久しぶりに二人に会いに行った時にピノコちゃんが
俺に「どう創ちゃん?大人っぽくなった?」と
喋るのは7年前よりは上手くなっていたが
見た目が変わっていなかったので「いや全然」と
答えたらピノコちゃんにボコボコにされた
それを見ていたブラックジャック先生は
バカ笑いしていた















そして俺は…














360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 21:00:52.65 ID:5GZweY9J0



日向 「ただいまー」


七海 「おかえりー日向君」


日向 「おい千秋、俺たちもう結婚したんだし
名前で呼んでくれてもいいんだぞ?」


七海 「でも夫の名前を苗字で呼ぶのってそう
珍しくないらしいよ?」


日向 「それはそうだけど」

七海 「それにわたし的には創君て呼ぶより
日向君って呼ぶ方がなんかこうグッとなるんだよね」


日向 「グッと?」

七海 「うん、思い入れがある」

日向 「まぁ千秋が呼びやすいように呼んでくれて
いいよ、で、ゲームの方はどうなんだ?」

七海 「うーんやっぱり難しいんだよね
バーチャルっていうのは、御手洗君と今共同で
作ってるけど」

日向 「でも御手洗が前に作っていたので
ほぼ完成しているんじゃないのか?」


七海 「あれって正確には映像を見せた人に
幻覚を見せてるだけだからバーチャルって
いうわけではないんだよな」

日向 「よくわからないけど、難しいんだな」


七海 「まぁそれでも前より着実に進んでるからね
やればなんとかなるって奴だよ」


日向 「そうだな頑張れよ、千秋」

七海 「うん、ありがと//」


プルルルルルル

日向 「ん?電話だ、誰からだろう」



361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 21:11:23.96 ID:5GZweY9J0





御手洗 「酷いよ日向君!完全に僕のこと
忘れていたでしょ!僕のことも語ってよ!」





あぁ完全に忘れていた、すまないな御手洗
沢山語ってやるから許してくれ







御手洗は江ノ島の洗脳が解かれた後
ブラックジャック先生に言われた言葉が胸に
突き刺さったらしく小手先のテクニックでなく
自分のアニメが夢を与えられるように
全力で良いアニメを作っている




最近の御手洗が作ったアニメは確か
男の子と女の子が入れ替わり星が降ってるくるとか
そういう映画だったはずだ、全世界で絶賛上映中だ。





千秋と作っているのはバーチャルなんたら
簡単に言えば仮想世界を作ろうとしている
「今の世の中って建物沢山があって子供が
外で遊べないよね、だったらゲームの中で
遊べばいいんだよいう発想のもと一緒に
作っているらしい。俺にはなんのことかさっぱりだが







まぁ原作1チートと言われている御手洗が
千秋の手伝いをしてくれているんだからきっと
完成するだろう









御手洗 「何か僕だけメタすぎない!?」







そんなことはないお前の勘違いだ











362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 21:18:14.54 ID:5GZweY9J0

日向 「じゃあな」プツ

七海 「ところで日向君は今日のお仕事どうだったの?」

日向 「まぁいつも通りさ
事務所でずっと相談を聞いてたよ
その後に希望ヶ峰学園で宗方さん達の手伝い
してから狛枝にバックドロップかました」

七海 「うん、いつも通りだね」

七海 「あ、話込んじゃっていつもの言うの
忘れてた」

日向 「いつもの?」

七海 「うん」






















七海 「日向君、大好きだよ」




















おわり











381: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 11:17:26.20 ID:NtRtkjhW0
おまけ1 「戦刃むくろとBIG BOSS」

とあるジャングル

戦刃 「(クソッ!何処へ行った!?)」

戦刃 「(クライアントから『スネーク』という
人物を暗殺してほしいと依頼されたけど
いくらなんでま強すぎる…!)」

戦刃 「(傷が付かないことが売りだったのに
既にボロボロ…次狙撃が外れたら確実に殺される…!)」

戦刃 「一体何処へ…!?」

戦刃 「……!」振り返る







スネーク 「危険を察知して即座に反応し
敵の急所に銃を構える……良いセンスだ」



戦刃 「この距離で私が外すと思う?
私の任務は暗殺!命乞いは無駄!慈悲はない!」

戦刃が引き金を引こうとした瞬間スネークは
間合いを詰めてきた

戦刃 「なっ……!?」


戦刃が気づいた時には自分の体は宙に浮いていた


戦刃 「(なにこれ…!?柔道!?)」


そのまま戦刃は地面に叩きつけられる

戦刃 「ガハッ!」

戦刃 「いまのは………一体……」


スネーク 「俺はCQCと呼んでいる」


戦刃 「しーきゅーしー…」 バタッ









382: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 11:31:04.46 ID:NtRtkjhW0
~~?~~

戦刃 「ハッ!」ベッドから勢いよく起き上がる

戦刃 「ここは…」

スネーク 「ここは俺の基地ってとこだ」

部下 「ビッグボス!見張りご苦労様です!
後は自分が見張りをします!」

スネーク 「いや構わない、少し話したいこともある」

部下 「ハッ!」

部下場を離れる



戦刃 「あなたビッグボスなの…!?」


スネーク 「知ってくれていて光栄だね」


戦刃 「そんなのこの世界じゃ知っていて当然…!
一人でヘリ落としたり戦車落としたり
核弾道ミサイル メタルギアをいくつも破壊したり…
伝説はいくつも…!そりゃ私が勝てないわけだよ…
ってあれ?」

戦刃は傷だらけになったはずの自分の体を見た、しかし


戦刃 「傷がなくなっている…!?」


スネーク 「あぁ、かなり傷付いていたからな
『スネーク!レディに傷をつけるなんて…!
傷物にしたら責任は取れるのか!?』とカズに
怒られたんでレーションを寝ている間に食べさした」


戦刃 「レーションって食べたら傷治るの…?」


スネーク 「違うのか……?」


383: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 11:47:40.83 ID:NtRtkjhW0


スネーク 「何故君は俺を狙ってきた?」


戦刃 「依頼だから、それ以外に意味は特に…
相手がビッグボスなんて聞いてなかったし…」


スネーク 「君は戦うことに意味を持っていないのか?」


戦刃 「特に…私ドジで頭悪いけど昔から体育はできて…
気付いたら戦地にいた…、じゃあボスはどうして
戦っているの?」


スネーク 「俺も元々戦うことに大した意味は
持っていなかった。時代が変われば敵も変わる、
国に忠を尽くすのか恩師に忠を尽くすのか
任務か使命か、何に忠を
尽くせばいいかわからなかった」


戦刃 「………」



スネーク 「そんな俺に俺の師匠は教えてくれた
『自分に忠を尽くせ』と」



戦刃 「自分に忠を尽くす…」


スネーク 「だから俺は俺の忠を尽くすために
今は戦っている。」


戦刃 「私は……」




戦地で戦うよりも盾子ちゃんを守りたい




戦刃 「私祖国へ帰るよ、やることが見つかった」



スネーク 「そうかい、君みたいな強い兵士が戦地から
いなくなるのはこっちとしても願ったりかなったりだ
明日にはヘリを手配してやろう。誰が俺を[ピーーー]という
依頼を出したか教えてもらうのと交換条件だが」


戦刃 「ああ、それくらいなら言う言う」



スネーク 「(そこ兵士として簡単に口割っていいの?)」





おわり

388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 13:41:33.49 ID:NtRtkjhW0



戦刃 「ヘリが来るまで暇だからせっかくだからボス
CQCを見てほしい」


スネーク 「見てほしい?教えてほしいの
間違いじゃないのか?」


戦刃 「ボスに一撃食らわされた時ある程度
どんなものかは理解した」


スネーク 「フフ、君の国のジュードーとは
また違うものだぞ?まぁいい、稽古をつけてやる」


戦刃 「それじゃあ……」


戦刃 ボスに襲いかかる


スネーク 「……!」


戦刃 「もらった」


スネーク 「あまい!」


ボスCQC返しを食らわす


戦刃 「ガッ……!」また叩きつけられる



スネーク 「確かに君は素質も良いし
瞬発力もある、だが君は自分の想定していないことに
対してからっきしだ。兵士としては致命的だ」


戦刃 「だったらボスに治してほしい、もう一度!」



スネーク 「フフッ、さぁこい!」




389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 13:54:22.75 ID:NtRtkjhW0
~~1時間後~~

部下1 「おいボスが捕らえてきたあの女、ボスと
CQCの組手やってるぞ」

部下2 「おいおいそんなのご褒美じゃねぇか、俺たち
だってボスにCQC食らわされたいのに
まぁ瞬殺されるけど」


部下1 「まぁあの女もさっきからやられっぱなし
だしそろそろ懲りるだろ」


~~さらに一時間後~~

部下2 「おいまだやってるのか?」


部下1 「あぁ、まだやってるよ
女っていうのはどうしてこうもしつこいかね」


部下2 「今で何回やられてるんだ?」


部下1 「軽く50はやられてるよ正確にいうと
68回」

部下2 「お前ずっと見てるのかよ、仕事しろよ」


部下1 「待ってくれよ良い所なんだ、今の組手
始まってから3分も経っているがまだ勝敗が
ついていないんだ、そろそろ勝敗が決まるさ」


部下2 「そうなのか、じゃあ俺も少し見ておこうかな…
ん?3分……?」




部下 2「ボスとそんな長く組み合ってるって
あの女化け物なんじゃ…」







390: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:02:04.15 ID:NtRtkjhW0


戦刃 「流石に疲れた…」バタッ

スネーク 「中々楽しかった。今の組手だけで随分
腕を上げたな」

戦刃 「ホントに?」

スネーク 「あぁオセロットくらいにはな」

戦刃 「あの拷問のスペシャリストと一緒かぁ…
なんか複雑…」

戦刃 「CQCを教えてもらったんだしついでに
スニーキングについても教えてほしい」

スネーク 「君はポテンシャル的には完璧だ、
だからスニーキングをする時のイロハと極意だけ
教えれば誰にも見つからないだろう」


~~何時間後~~


戦刃 「成る程…為になった…
昨日の私の3倍は強くなったと思う」


スネーク 「でも君はあまりスニーキングをする
タイプの兵士でもないだろ?何に使うんだ?」


戦刃 「んーー妹の雑用のため?」


スネーク 「(スニーキングも雑用に使われる時代かぁ…)」




392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:12:54.09 ID:NtRtkjhW0
>>387

あそこの描写とても分かりにくかったと思うのですが

戦刃さんのスニーキング自体は完璧
何日も日向君をスニーキングするがまったくバレない

何日も日向君をスニーキングしてるので戦刃さんが
苗木君と喋る時自然に日向君の話が多くなる

「この頃戦刃さんが日向先輩の話をよく
するんですけどなんかあったんですか?」と苗木君に
言われる。

日向君 この頃戦刃さんと会ったことなどないので
その言葉を不審に思う

「もしかして付けられている?」と思い
ハッタリで「誰だ!」と誰もいない所で叫んでみる

バレてないのにバレたと思った戦刃さんが
ヒョコッと出てくる




ということだったのですがこれに関しては完全に
僕の文章作成力が乏しいせいです。
分かりづらく申し訳ございませんでした




394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:29:35.22 ID:NtRtkjhW0
おまけ2 「希望は日を置いた方が良いらしい」


七海 「う、うーん」目を覚ます


七海 「ここは……?」


狛枝 「ブラックジャック先生が言った通り本当に
今日目を覚ましたね」


七海 「狛枝君?」


七海 「私……えーと……」


バーチャルでのこと、黒髪になった日向のことを
思い出す

七海 「………!!」


七海 「そうだ……私死んで……
黒髪の日向君がいて…それから……」


狛枝 「あーいいよ思い出さなくて、辛いだろうし」

狛枝 「その時のことは絶望を乗り越えた
左右田君に色々聞いたから無理して言わなくていいよ」


七海 「絶望……?左右田君が……?みんなは……?
みんなは……!?」


狛枝 「あぁ、それはね


395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:41:18.49 ID:NtRtkjhW0



狛枝 「っていうわけ」


七海 「そんな…私が死んだと思って今皆は絶望に
堕ちて日向君も今はカムクライズルっていう
別人になってて全員が日向君の恩師のブラックジャック
先生を襲っているということ…?」


狛枝 「そういうことだね
それに皆が七海さんのことを死んじゃったと思うのは
仕方ないよあの状況では」


七海 「………」


狛枝 「まぁ実際ホントに危なかったし
そこんところはブラックジャック先生と逆蔵さんに
お礼言っておいて」


七海 「うん……って逆蔵さん?」


七海 「ってそんなことはどうでもいいの!
早くブラックジャック先生の所へ行かないと!
本気になった皆が襲いかかってきたら殺されちゃうよ!」


狛枝 「ダメだよ七海さん、君も目は覚ましたが
まだ体は危ない状況なんだ」


七海 「でも!」


狛枝 「それに七海さんには僕の治療を手伝って
もらいたいんだ」


七海 「治療?」




? 「な、七海?ホントに七海なんだよな!?
ホントにホントに七海なんだよな!?」











396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:54:14.74 ID:NtRtkjhW0


七海 「左右田君?」


左右田 「七海だ!本当に七海が生きてやがる!
希望に戻ってきてよかったーー!!ったくよ狛枝!
お前が言っていたことが嘘だったら前よりも
俺絶望に堕ちていたからな!」


狛枝 「ってこと」

七海 「?」


狛枝 「左右田君を希望に戻したのは僕が希望の
素晴らしさについて『少しだけ』語ったのも一因
してると思うけど何よりも大きかったのは七海さん
が生きていたことだと思うよ」


七海 「私が?」


狛枝 「うん、皆七海さんを助けることができず
絶望して絶望に堕ちていったからね、その七海さんが
生きていたら絶望に堕ちる意味なんてないし」


狛枝 「多分これからもブラックジャック先生は
僕たちのクラスメイトをここに送ってくる、その時に
僕だけでは皆を戻すのは時間がかかるから七海さんに
一緒にいてほしいんだけどいいかな?」


七海 「うん…そういうことなら」


狛枝 「後ね、カムクライズルになった日向君が
錯乱し出した時、戻った皆で彼に言葉をかけるけど
七海さんは身を隠して最後に出てきてね」


七海 「??? どうして?」









狛枝 「だってそっちの方がドラマティックじゃん!」









397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/26(月) 14:58:42.31 ID:NtRtkjhW0



絶望に知らず知らず堕ちていった優しい彼は全てを
思い出した時私を助けることができなかったのを
激しく後悔するのだろう

自分が私を殺したと、見殺しにしたと全てを自分の
せいにして泣き喚くのだろう


だから私はそんな彼に言ってやろうと思う











それは違うよ と







おわり




引用元: ブラックジャック「カムクライズル…?」