とりくろ!シリーズ 前編 

とりくろ!シリーズ 中編

652: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:57:46 ID:njeM
高森藍子「ご報告が」五十嵐響子「ぬぁーっ!!!」

更新します。タイトルでぬぁーっを回収するスタイル。

653: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:58:09 ID:njeM
~とあるファミレス~

藍子「サラダバー、スープバー、ドリンクバー、バーバー、ババァってあるじゃないですか、ファミリーレストラン」

響子「後半2つが余計です」

加蓮「まぁわりとよくいるけどね、ご高齢の人は」

響子「それはそうですけど表現としてどうなんですか、ババァって」

藍子「今響子ちゃんがババァと言った件に関しまして、私からのご報告はありません……と」ポチポチ

響子「ちょっと!!!」バッ!!

藍子「あー、私の薄型スマートフォン!」

654: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:58:33 ID:njeM
響子「そうですか、タクシー代の恨みですか、でもね、私はそれより深い深い感情をずっっとひた隠しに抱え込んでいるんですよわかりますか」

藍子「何の話ですか」キョトン

響子「小一時間お説教してもいいですかね」

加蓮「ご飯が不味くなるからここではやめて」

響子「って言うか、このお店いつの間にかサラダバーまで出来ていたんですね、健康に配慮してて、お値段もリーズナブルだし、ランチなら更に安くなるし、素敵だなぁ…」

藍子「今響子ちゃんがなるべくお金を払わずに穀潰しを敢行しようとした件に関しまして私からのご報告はありま」ポチポチ

響子「だから何でいちいちSNSで報告しようとするんですか!!!」バッ!!

藍子「あー、私の薄型スマートフォン!」

655: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:58:52 ID:njeM
加蓮「大丈夫これ、ループとかしてない?」

響子「……!」バッ!

響子「………スマホの時計は…ちゃんと動いているみたいです!」

加蓮「良かった、それなら私のご飯も遅れずに食べられるね」

藍子「むぅ……ご報告のチャンスが……」ムス

響子「ご報告する前にまずサラダバーとか回って取ってきたほうが良いと思いますよ、せっかくこんなに充実してるのに」

藍子「あ、私バーは頼んでないです」

加蓮「お酒じゃないんだから」

656: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:59:14 ID:njeM
響子「頼んでもランチタイムだからお値段ほとんど変わらないですよ?がめつい藍子ちゃんにしては珍しい……」

藍子「デレステの一コマにあるじゃないですか、スイーツバイキング、ケーキ一個で時間が来ちゃうんですよ、私は」

加蓮「あ、その設定に忠実であろうとするスタンス生きてたんだ」

響子「最近は引用してないからてっきり…」

藍子「つまり、逆に考えれば私は食べ放題系のものを食べない限り時間を消費せず食べまくれると言うことです、これで公式設定の穴を突きます」ドヤァ

加蓮「多分普通にバーメニュー注文しても食べ切れるよアンタ」

657: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 06:59:47 ID:njeM
響子「私もそう思います……少なくともこの時空では食べきると確信しました」

店員「えー、シーザーサラダのお客様」

藍子「あ、私です」

加蓮「おー、シーザーサラダ、気が利くね、確かにこれはサラダバーにないやつだ」

響子「クルトンが美味しいんですよね、カリカリしてて丁度いいアクセント……に……」

藍子「美味しかったなあ」ゴクン

響子「一瞬」

加蓮「カービィなのアンタ」

藍子「ほよよ?」

響子「ちょっと強めにグーで良いですかね」グッ

加蓮「せめてパーにしときなって……」ドウドウ

658: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 07:00:04 ID:njeM
店員「サッパリポン酢サラダ麺のお客様」

藍子「あ、私です」

響子「またサラダ」

店員B「甘酢鶏唐揚サラダのお客様」

店員C「夏野菜パスタのお客様」

店員D「サラダ油のお客様」

藍子「はーい」

響子「ご報告があります、藍子ちゃんは異能生命体でした、現場からは以上です」ポチポチ

加蓮「響子、異常ですでしょ、そこは」

659: ◆6RLd267PvQ 22/08/06(土) 07:00:19 ID:njeM
響子「私、優しいのでこんなの投下はできませんけどね……プロデューサーさんが死んでしまうので」

加蓮「藍子への優しさが微塵もないところにわかりみしかないね」

藍子「響子ちゃん響子ちゃん、サラダ油ってどうやって使うんでしょう」

響子「……やっぱり強めにグーで」

加蓮「チョキで目行くといいよ、目」

藍子「じゃんけんの話ですか?」キョトン

おわれ。

663: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:06:44 ID:m0tP
五十嵐響子「何で私に聞くんですか」

更新します。

664: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:06:58 ID:m0tP
~事務所~

加蓮「じゃ、皆集まったことだし、そろそろ始めるけど」

藍子「はい、はじめて貰って大丈夫だと思います、ね、響子ちゃん」

響子「は、はぁ……ええと、会議……でしたよね」

加蓮「そそ、トリクロマティック・ナチュレのミーティングだよ」

藍子「今日がその一回忌ですね」

響子「一回目ですよ縁起でもない」

665: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:07:14 ID:m0tP
加蓮「で、議題はズバリ、響子の誕生日のサプライズプレゼントについてなんだけど」

響子「ワッツ?」

加蓮「うん、響子の誕生日のサプライズプレゼントの話」

響子「ワンモア」

藍子「ビコーズとは言わないんですね」

響子「何故こうなったのかわからないのにビコーズ何故ならをぶっこめないんですよ」

666: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:07:32 ID:m0tP
藍子「わからない人に一応解説しておくと響子ちゃんの中の人ネタで」

加蓮「中の人かわいそうだからやめたげなって」

響子「そうですよ、こんな与太話に巻き込んだらさぞ大迷惑だと思います」

加蓮「じゃあまあそれは置いておくとして、話を戻して響子の誕生日のサプライズプレゼントについてなんだけど」

667: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:07:49 ID:m0tP
響子「今ですよ」

加蓮「?」

藍子「はい?」

響子「今まさにリアルタイムでサプライジングしてアイムサッドなんですよ」

加蓮「国籍はどちらから?」

響子「ジャパァン」

668: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:08:04 ID:m0tP
藍子「何かもう中の人全力で巻き込んでますよね自分から追突しに行ってますね」

加蓮「凄い、響子がボケると藍子がツッコむんだ、レアだよ、レア」

響子「私別にボケたくてボケてないんですよ、ボケてないとやってられないんですよ」ナミダダバー

加蓮「で、本題なんだけど響子に渡すサプライズプレゼント、何を渡したら一番効果的なのかよくわからなくてさ、この機会に親睦を深めるのも兼ねて響子に聞いてみようと思ったんだけど」

藍子「セレンディピティですよ響子ちゃん、セレンディピティ」

響子「確かに【予想外】ではありますよ、本気で」

669: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:08:20 ID:m0tP
加蓮「響子的にはやっぱりハンバーグとかオムライスが欲しい感じ?あ、それともマカロニグラタンかな」

藍子「当日材料を買ってくるので作ってくれていいんですよ」ジュルリ

響子「私へのプレゼントをどうして食べるつもりでいるんですか」

加蓮「へ、パーティーするでしょ、誕生日だし」

藍子「私は1日ズレましたからね、いいなぁ、パーティー、いいなぁ」

響子「私の場合は何もかもがズレてるんですが」

670: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:08:37 ID:m0tP
加蓮「じゃあ誕生日はそれで良いとして、藍子、とりあえず時間巻き戻して響子の脳髄からこの会議の記憶抹消しといて」

藍子「できるかなぁ」ユルフワムゲンチカラー

響子「ちょっ、そんな、そういう!?消せばいいから会議しよう的な事だったんですか!?」

時間「ぬぁーっ!!!」ギュオオオン

響子「あーあー……時間が巻き戻って……行くけど私の記憶保持したままですねこれ!」

671: ◆6RLd267PvQ 22/08/07(日) 00:08:50 ID:m0tP
藍子「困りますね、忘れたことにしておいて下さいよ」

加蓮「いっそ時間を進めたら忘れるんじゃない?70年くらい進めてみようよ」

藍子「生きてるかなあ」ユルフワ…

響子「たかだか誕生日一回の為に人生棒に振りたくないんで結構です」

おわれ。

676: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:07:04 ID:3qHM
北条加蓮「マメ」

更新します。

677: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:07:25 ID:3qHM
~事務所~

藍子「頼りすぎだと思うんですよ、豆に」

加蓮「……ああ、今日は豆の日なの?」

響子「まぁ、唐突に始まる話題はこのシリーズだと今日が何の日かによりますからね…」

藍子「豆の日ではなく、発酵食品の日、醤油豆の日、こうじの日などなど色々な食べ物の日です、きりがないから今回は豆の話をします」

加蓮「きくらげの日、たこ焼きの日、ホールケーキの日、チャーハンの日、パインアメの日……とっ散らかってるね今日は」スマホタプタプ

678: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:07:40 ID:3qHM
藍子「あんまり話を広げすぎると来年以降のネタに詰まると思うんですよ、なので絞ります」

響子「来年以降もこの与太話が続いてると思えないんですけどね……それに麹(こうじ)ならお豆に限らず色々あると思いますけど、お米とか、麦とか…」

藍子「とりあえず手っ取り早く豆で括ります」

加蓮「雑だなあ……」

679: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:07:55 ID:3qHM
藍子「何ならもう大豆で括ります、今回の話の結論を言うと、日本人が大豆に頼り過ぎな件についてです」

響子「あ、でも何だろう、珍しくマトモというか、胃痛の予感がしませんね今回は」

加蓮「まぁ確かに、大豆で作るのってアレでしょ、お豆腐とか味噌とか納豆とか」

響子「お醤油とか枝豆とかきな粉とかもやしとかおからとかですね」

藍子「どう思いますか」

加蓮「どうって……まぁ、大豆ばっかなんだなーって感想しか出てこないけど」

680: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:08:11 ID:3qHM
藍子「考えてみてくださいよ、もやしの醤油炒めとか豆腐と揚げのお味噌汁とか、わけがわからない事になってるじゃないですか」

響子「まぁ、製造過程や含まれるものなんかはだいぶ違いますから……でも、そうやって食に関心を持つことは良いことだと思いますよ」

藍子「関心と言うより疑念ですよ……加蓮ちゃん、カップヌードルの謎肉も大豆が含まれているのをご存知ですか」

加蓮「は?いやいや、アレは普通に肉でしょ…?だって、肉の味するし…」

681: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:08:27 ID:3qHM
響子「ああ、それ私も聞いたことありますね、アレって確か豚肉と大豆を練って形成してるんでしたっけ」

加蓮「何で余計なことするの、肉100%でいこうよ」

藍子「きっとそこに「謎肉」のネーミングの秘密が隠されているんですよ……私の予想だとあれに含まれているのは豚肉ではなく、じんに」

響子「……」フサギ

藍子「むぐもご」

響子「……」ナデナデ

加蓮「凄い、にこにこしながら無言で撫でてる」

682: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:08:41 ID:3qHM
響子「藍子ちゃんはいい子ですね~、その調子で栄養学についてどんどん学んでくれると私としては凄く嬉しいんですよ」ニッコニコ

藍子「むぐー」

加蓮「アレ言わないの、ぬぁーっ的なやつ、いつもの」

響子「今日凄く平和だったじゃないですか、嫌なんですよ、折角平和だったのをぬぁーっで締め括って終わらせるの、胃が痛いじゃないですか」ニッコニコ

加蓮「あっはい」

683: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:08:59 ID:3qHM
響子「今日は私が藍子ちゃんの事をいっぱいいーっぱい褒めて撫でて綺麗に終わる日って事にしておいてください」ナデナデ…

響子バストに埋もれ藍子「ふむぁー」ジタバタ

響子「もー、くすぐったいですよ、藍子ちゃん、落ち着いて、怖くないよー」ナデナデニッコニコ

加蓮「………逆にホラーじゃん、このシリーズでこの終わり方は」

おわれ。

加蓮「いや本当にいいの、これで終わって」

684: ◆6RLd267PvQ 22/08/08(月) 00:09:12 ID:3qHM
響子「お豆腐やお味噌みたいなものです、深く考えなくてもいいんです、美味しいんですから」ニコォ

藍子「」タプタプ

加蓮「藍子ギブしてるよ、ギブ」

響子「今日は私が慈愛の聖母になって終わります♪それでは♪」フリフリ

藍子「」チーン

加蓮「なるほどね、これが音に聞くLawエンドってわけね…」

ラーメン。

687: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:09:02 ID:KHJY
北条加蓮「バースデーディフェンダー・安部菜々」

更新します。

688: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:09:17 ID:KHJY
~鍼灸院~

鍼灸師「これぐらいの強さで大丈夫です?」グッ…

菜々「あぁ~……効きますねぇ……えへへ……」

鍼灸師「じゃあ次はお灸乗せていきますんで、ちょっと熱いかもしれませんが」

菜々「あぁ、多分大丈夫です、結構慣れてるので…」

~~~

689: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:09:36 ID:KHJY
~事務所~

菜々「はー……ナナ、生還せり、です!」ピシッ

P「な、良かったろ、俺も時間空いたら行くようにしてるんだあそこ」

菜々「流石はプロデューサーさんですねぇ、いい塩梅で揉み返しもなく、体がスッキリ軽いんですよ、今ならステージの上でウサミンジャンプもできちゃいそうです!」

P「いやいや……無理はよくないから無理は…」

加蓮「お疲れ様でーす。あ、菜々ちゃんじゃん」

藍子「ホントですね、菜々ちゃんがいます、ということは響子ちゃんは出てきませんね」

響子「ここにいるんですが」

690: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:09:51 ID:KHJY
藍子「あれ?作者さんのキャパシティ的にちょっと限界値超えてそうじゃないです?」

加蓮「大人しくクリスマスメモリーズの3人で固めとけば良かったのに響子まで出しちゃったら話散らかるでしょ、何しに来たの」

響子「ずっと二人と一緒にレッスンしてましたが!?!?」

菜々「すごーくメタな理由で存在を消されそうになってましたね……」

響子「菜々さん、助けてください、二人がいつも意地悪するんです」ワーン!

691: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:10:06 ID:KHJY
菜々「私も加蓮ちゃん藍子ちゃんとは3人ユニットを組んでますから、響子ちゃんの気持ちは痛いくらい理解できますよ、あ、いい整体のお店とか紹介しましょうか響子ちゃん、何だったらこの後にでも!」

響子「いえ、今日は女子寮の食事当番なので、ハンバーグ捏ねなきゃいけませんから」

菜々「そんな事言わずに!何ならナナもハンバーグ作るのお手伝いできますし!」

響子「ええっ、でも電車……帰りが遅くなったら」

菜々「ノウッ!ウサミン星の馬車は(最悪タクシーで)24時間運行してますのでお気になさらず!」

692: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:10:30 ID:KHJY
P「よし、菜々がエネミーのヘイトを引いてるうちに俺達は場所移動して明日の作戦会議するぞ」

藍子「明日何かありましたっけね」キョトン

加蓮「つい何日か前に話したばっかりでしょ、明日は…」

藍子「ああ!ああー!」ポンッ

P「ちょっ、声がデカい」

加蓮「わかったらほら移動して!」

藍子「明日はトリクロマティック・ナチュレのCDの発売ライブでしたっけ!?!?」

P「5日6日戻ってんぞ」

693: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:10:46 ID:KHJY
加蓮「もっと直近で話し合ったばっかでしょ、明日は……」

藍子「ああ!ああー!ぬぁーっ!!!」

P「やかましい」

加蓮「今の「ぬぁーっ」は完全にノルマ消化だったよね」

藍子「あれかぁ、そっかぁ」

加蓮「わかったらほら移動して!」

藍子「ほたるちゃんがお寿司屋さんでトローチを食べた時は大変でしたねえ、あれは確かつい最近の……」

P「3週間以上前だよ」

694: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:11:04 ID:KHJY
加蓮「ああ…そっか、CDの販促ライブの時辺りに時間操作しすぎてちょっとおかしくなってるんだ時系列」

P「だいぶ重症だな…医者に診せるべきか…」

加蓮「多分現代医学じゃ手のつけようがないと思うけどね」

菜々「……ということなんですよ!!なのであのアニメの制作には実は途轍もないくらいの時間と労力とお金がかかっているんですが、それを最大限に注ぎ込んだのがあの…!」ペチャクチャペチャクチャペチャ!!!

響子「あ、あの!私アニメとかはあんまりわからないのでそんな急にアニメのお話に移られると混乱して…!」

菜々(ナナにはもうオタ語りするくらいしか手持ちの札がありませーん!!いいから早くプロデューサーさん達はお部屋の外に出て!)

695: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:11:33 ID:KHJY
P「わかるだろ、つまり明日8月10日は…」

藍子「凛ちゃんの誕生日!!!!」

加蓮「そっちはそっちで別に私らで適当にやるから!!!」

菜々「ぬぁーっ!!!作画!!!監督!!!BGM!!!声優さん!!!メディアミックス!!!二次創作ううう!!!!」ペチャペチャペチャクチャチャチャチャチャチャチャ!!!!

響子「」ビクン…ビクン…

菜々(悲しいですけどオタク特有の怪電波でスタン状態にもっていくくらいしかナナには…ナナには…)ナミダダバー

696: ◆6RLd267PvQ 22/08/09(火) 00:11:50 ID:KHJY
P「明日は何の日だ!!言ってみろ!!」

藍子「スヌーピーの誕生日です!!!!」

加蓮「もうとりあえず先に藍子運ぼう外に、話が始まらないから」

P「最悪このまま10日が誕生日の話じゃなくスヌーピーの話になったらどうすりゃいいんだよ俺達は」

おわれ。

700: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:03:23 ID:gYzp
五十嵐響子「もう普通でいいです」

普通が一番。更新します。

701: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:03:44 ID:gYzp
~事務所~

パン!パンパン!!パァン!!!

藍子「カチコミかぁ」

響子「クラッカーですよね」

加蓮「しかも自分で鳴らしてたよね、全部」

P「ご丁寧に4人分な…」

響子「で、目の前にはケーキ、焼き鳥、唐揚げ、各地の駅弁等など並んでいるわけですが」

藍子「キウイフルーツもありますよ、響子ちゃん」

加蓮「栄養バランスバッチリでしょ、いやー、一揃いするもんだね」

藍子「はい、流石です、イトーヨーカドー」

P「……この二人にお金渡して買い物を任せたのは間違いだったか…?」

702: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:04:13 ID:gYzp
響子「確かにお惣菜もお弁当も美味しいですけど……サプライズパーティーをやるぞーってあの流れでスーパーのお惣菜ですか…」

藍子「スーパーのお惣菜の何がいけないんですか」

加蓮「安くてタップリ、庶民の味方じゃん」

響子「そういうことじゃなくて!もっとこう……期待するじゃないですか!」

加蓮「そんなこと言われても、ねえ」

藍子「過度な期待はしないで下さいって始まる前に毎話アナウンスしてますよ私達」

響子「……もしかしてみなみけですか」

P「言ってないし多分今の子わかんないぞ……連載は続いてるが」

藍子「凛ちゃんの中の人が作中に出てきたチーズレモンカスタードシフォンパイを作った話はわりと有名ですよね、7年ほど前のブログに載ってます」

加蓮「アンタ今いくつよ」

藍子「7年前は16歳でしたね」

P「今もだよ」

703: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:04:38 ID:gYzp
響子「はぁ……まぁ贅沢を言っても始まりませんね、ここは無事にパーティが開催された奇跡に感謝して……」

加蓮「と、ここまでがサプライズの下拵えだったのです」パンッ

響子「えっ」

藍子「今日はイトーヨーカドーの日ですからね、セールでいつもより安価に食べ物や飲み物を買うことができました」

加蓮「浮いたお金で私達は何をしたでしょうか?」

響子「えっ、ホントにわかりませんが」

P「浮いたなら返してくれ頼むから」

704: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:04:54 ID:gYzp
藍子「その答えは女子寮に!」

加蓮「いやー、頼んでみたら来てくれるモンだね、家事代行サービス」

響子「!?!?!?!?」ビクウウウッ!!!

P「はあああああああああ!?!?おま、俺の、俺の金でちょっと買い物するだけって言うから、おま、はあああああああああ!?!?」

加蓮「響子よりプロデューサーの方がリアクション大きいのちょっと……」

藍子「本命は響子ちゃんですからね、響子ちゃん、今日は初回なので女子寮の家事代行も安く済むそうですよ、えーと確か一時間あたりがほにゃほにゃ円で……かける何時間で……」

加蓮「大丈夫、ガシャより余裕で安いから」

705: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:05:11 ID:gYzp
響子「今すぐ話を付けに行きましょう、というか止めましょう!!」ドタドタ

P「俺も同行するぞ!いくら何でも無茶苦茶だ!アイドルのプライバシーやら色々あるんだからな!」ドタドタ

藍子「思ってた反応と違いますね」

加蓮「やっぱ響子って自分でやりたいんだね、家事」

藍子「…やり直しますか?」

加蓮「そうしよっか」

ユルフワムゲンチカラー

~~~~

706: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:05:34 ID:gYzp
サマアアア

キョウコサマァアア

ウオオオオ……!!

響子「こ、この光景は…!?」

P「これは……響子が祀られている……!?」

藍子「やっぱりサプライズってくらいだから祀り上げるくらいしか浮かんで来なかったんですよ」

加蓮「苦労したんだよ、この辺りの土着神として響子を定着させるのに結構な年月が」

P「………何かもう言葉もないや、おめでとう神様」パチパチパチ

響子「ぬぁーっ!!!」ガバア!!!

チュンチュン チュン ピヨ

響子「……朝…女子寮……日付は…8月10日……」

707: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:05:52 ID:gYzp
響子「……う~」ジワァ

~~~

~事務所~

P「響子なら今日は体調悪いから休むらしいぞ…」

藍子「えっ」

加蓮「えっ」

P「誕生日が怖いから女子寮から出たくないって言ってるらしい…誕生日が怖いって何だ」

加蓮「驚かそうと思って感謝の手紙とか書いてみたんだけどなぁ」

708: ◆6RLd267PvQ 22/08/10(水) 00:06:07 ID:gYzp
藍子「私、かたきうち券作りました、10枚」

P「かたきうち」

藍子「響子ちゃんを苦しめる不届き者……ちょっと私成敗してきます、引っ張ってでも響子ちゃんをお祝いしますからね」ノッシノッシ

加蓮「多分この後藍子から逃げ回って響子は1日終わって、また最初から誕生日をやり直すことになるんだよね」

P「あまりにあんまりだから響子にサプライズの内容伝えとくわ……」スマホタプタプ

※この後普通にお祝いした。

おわれ。

712: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:09:10 ID:F2TO
五十嵐響子「トリクロマティック・ナチュレと山と里の戦い」

山の日です。更新します。

713: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:09:28 ID:F2TO
~女子寮~

加蓮「今日って祝日なんだよね、何気に」

藍子「あー、山の日ですね」

加蓮「目立たないよね、山の日」

藍子「最近できた祝日ですからね、まだ私達より歴史が短いです」

響子「海の日と違って山の日は夏休みのど真ん中って感じですし、あんまりピンとは来ないですよね」

加蓮「で、今食べてるお菓子の話するけど」

藍子「美味しいですよね、たけのこの山」

響子「戦争が起こることを懸念して混ぜてる…」

714: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:09:47 ID:F2TO
加蓮「そもそもの話、何でたけのこの里ときのこの山で対立してるの」

藍子「○○派みたいなのは人間みんな好きですから」

響子「この話深堀りするのそれなりに覚悟がいると思いますよ…」

加蓮「面倒だからもう全部混ぜちゃおうよ」バラバラバラ

藍子「これで平和になりますねぇ」

響子「蝙蝠と謗られるだけだと思いますよ」

加蓮「というか結局全部チョコだよね」

響子「敵に回した、今大多数を敵に回した」

715: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:10:08 ID:F2TO
藍子「一応ビスケットも入ってますから」

加蓮「…ちょっと気になったんだけど、「里」ってどれくらいの規模なの」

響子「まぁ、里ってくらいですから、集落というか、そんなイメージですね」

加蓮「じゃあ「山」は」

藍子「それは、山一つとかですよ」

加蓮「スケール違くない?」

響子「ち、小さい山もありますから!」

藍子「誰の山が小さいって言うんですか」ムス

加蓮「今その山の話はしてない」チッ

藍子「あ、はい、すみません」ペコリ

響子「チョコの話してるのにこんなに塩味な雑談もないですよね」

716: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:10:26 ID:F2TO
加蓮「まぁ、じゃあ雑談はこれくらいにして本題に入るけど、響子の誕生日どうする?」

響子「昨日なんですが」

藍子「今日は響子ちゃんバースデー2日目ですからね、マンネリ化を防ぐために何か案があれば募りたいと思っていますがどうしましょう」

響子「2日目???」

717: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:10:42 ID:F2TO
加蓮「やっぱり昨日が普通過ぎたから、今後一年間くらい響子のバースデーやったらどうかなって」

藍子「そうなると来年の本バースデーには分バースデーの年齢も加算されますから、大体300歳くらいにはなってるわけですね、響子ちゃん」

響子「本バースデーと分バースデーって何」

加蓮「わかんないの?」

藍子「響子ちゃんに理解できないなら私達は何もわかりませんが?」

加蓮「この中で一番IQ高いでしょ響子が。紐解こうよ」

響子「嫌ですよ怖いですよ警察呼びますよ」

718: ◆6RLd267PvQ 22/08/11(木) 00:11:03 ID:F2TO
藍子「前科持ちのアイドルって新しくないですか?」ワクワク

加蓮「まず芸能界追放されると思う、私らみたいのは」

~~~

~コンビニ~

P「ぬぁーっ……疲れたな……脳が糖分を求めはじめた……」スタスタ

店員「ラッシャイ」

P「……このコンビニ、片方しか置いてないな……山の民の制圧下だったか……ならば」ヒョイッ

店員「アリャッス」ピッ

P「勝負はフェアじゃなきゃな……敢えて俺はマカダミアチョコを選ぶぜ」

おわれ。

722: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:06:11 ID:YlTt
北条加蓮「まぁ響子なら作れるでしょ?」

更新します。

723: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:06:25 ID:YlTt
~女子寮・キッチン~

響子「最近、二人が泊まりに来る日も多くなりましたね」

藍子「事務所が近いですからね」

加蓮「ラク」

響子「特に私に対して何かあるとかじゃないんですね…」

藍子「ああ、でも寮だと響子ちゃんのご飯も食べられますよね」

加蓮「ジャンクなのも欲しいけどねー」

724: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:06:37 ID:YlTt
響子「喜んでいいのか微妙なライン……あ、じゃあ今日はリクエストに答えちゃいましょう、今何か食べたいものがあれば晩ごはんに作りますよっ」

藍子「はい」

響子「はい藍子ちゃん早かった」

藍子「ハイチュウ食べたいです」

響子「晩ごはんに!?!!?」

725: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:06:56 ID:YlTt
加蓮「生産設備とかあるの、この寮」

響子「あったとしても私作れませんからね?」

藍子「ハイチュウのグリーンアップル味食べたいです、生産終了しちゃったので」

加蓮「うまイチュウの青りんご味で我慢しなよ」

藍子「食感とか別物じゃないですか、普通のハイチュウください」

響子「どのみちハイチュウじゃ晩ごはんにはならないので却下しますけど良いですね」

726: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:07:16 ID:YlTt
藍子「響子ちゃんならハイチュウくらい作れると思ってたのになあ」

加蓮「多分ゼリーくらいだよ、響子が作れるの、青りんご味の」

響子「青りんご味のゼリー美味しいじゃないですか!給食で出たら奪い合いのじゃんけんが始まるんですよ!」

加蓮「給食かぁ……そういえば給食のデザートなんてマトモに食べたことないなあ」

藍子「響子ちゃん、めっですよ!加蓮ちゃんの古傷を!」

響子「それは本当にすみませんでした」ペコペコ

加蓮「気にしてない気にしてない」

727: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:07:32 ID:YlTt
響子「…じゃあ、普通にご飯のおかずになるものに限定してもう一度やり直しますけど、何か食べたいものあります?」

加蓮「マク○ナルドのチキンナゲット」

響子「それはマ○ドナルドで買ってきて下さいよ」

加蓮「えー、響子の作るマクド○ルドのチキンナゲット食べたいじゃん」

響子「仮に私が作るとして、今からアポとって面接受けて研修受けて揚げられるようになるまで数週間はかかりますがよろしいですか」

加蓮「長っ、ファストフードなんだからもっとサッとやってよサッと」

響子「ファストフードをファストで提供する為にはそれなりの習熟度が必要なんですよ加蓮さん」

728: ◆6RLd267PvQ 22/08/12(金) 00:07:49 ID:YlTt
藍子「じゃあ……あっ、今日はお豆腐の日らしいですよ」

響子「おお、マトモな案ですね、冷や奴にしても良し、豆腐ハンバーグにするのも良し、お味噌汁の具材に麻婆豆腐なんかも……」

藍子「響子ちゃんの手作り豆腐、楽しみにしてますね!」

加蓮「なるべくファストで生産してよね、ファストで」

響子「マクドナ○ドより更に期間必要だと思うんですよそうなると」

※最終的にこの日の晩ごはんはマーボーカレーになったそうな。

ぬぁわれ。

732: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:03:45 ID:MYfH
白菊ほたる「トリクロマティック・ナチュレと左利きの日、です」

更新。

733: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:04:01 ID:MYfH
~事務所~

藍子「左利きの日だそうですよ」

加蓮「私達全員右利きだよね」

おわれ。

734: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:04:16 ID:MYfH
響子「ぬぁーっ!!!!」オワルナー!!!

加蓮「今日めっちゃ早いじゃん、どうしたの」

響子「早いのは展開の方ですよ!50文字足らずで1話終わったら流石に許されませんよ!」

藍子「たまにはアリなんじゃないかなあ」

加蓮「それはそれで面白いことになりそうだよね、反響」

響子「ほぼ間違いなく総叩きされて燃えますが」

735: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:04:34 ID:MYfH
加蓮「じゃあ、とりあえず手頃な左利き呼んでくればいい?えーと…」スマホタプタプ

藍子「左利きって何となくかっこいいイメージありますよね」

響子「まぁ、それは否定しませんけど……」

ほたる「あの、呼ばれたので来ました…」ヒョコッ

加蓮「おー、いい子だねー、おいでー」

ほたる「あ、はい……よろしくおねがいします」トテトテ

736: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:04:50 ID:MYfH
藍子「無事に着けましたか?何かUMAに遭遇したりとかしてないですか?」

ほたる「大丈夫です、今日は何も…」

響子「ごめんねほたるちゃん…こんなトコに呼びつけて…」

加蓮「こんなトコて」

ほたる「いえ、むしろ嬉しいんです……この空間にいる間は私、全く不幸な目に遭いませんから」ニコッ

藍子「不思議ですよねぇ、私達が側にいると不幸の方が逃げちゃうんですかね」

響子「多分二人が側にいると不幸がカンストするんだと思いますよ」

737: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:05:08 ID:MYfH
加蓮「失礼な事言うね、誰が疫病神よ」

藍子「そうですよ、こんなにも見てて癒やされる女の子、他にいませんよ、高森藍子ですよ」

加蓮「藍子はそんなこと言わない」

藍子「あ、はい」

響子「唐突にお花を摘みに行きたいんですけど」キリキリ

ほたる「あ、それなら……私、丁度お薬持ってます、これなんですけど」

響子「トローチじゃ胃痛には効かないかなあ…」

ほたる「この世にトローチの効かない痛みがあるだなんて」ガーン!

加蓮「それは割とあるよ」

738: ◆6RLd267PvQ 22/08/13(土) 00:05:27 ID:MYfH
響子「というか、ほたるちゃんそんなトローチ狂のキャラでしたっけ……」

ほたる「いえ、別にトローチそのものはどうでもいいんです、ただお寿司屋さんに行くといつもトローチを貰うんです」

加蓮「そろそろ訴えたら勝てるよ」

ほたる「それはその…私の不幸のせいなので……訴えるにしても神様とかになると思うんです……神様を裁く場所ってどこだか知ってますか?」

藍子「それ以上踏み込むつもりなら覚悟が必要だと思いますが大丈夫ですか?」

ほたる「構いません、神様に裁きを……」

加蓮「まぁたまには人間からも神様に物申す日があったっていいよね、ところでこの話左利きと関係ある?」

響子「そうですね、もういっそとりあえず2人は仲良く左遷でもされれば良いと願うばかりです」

おわれ。

743: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:04:07 ID:z1Lm
西島櫂「トリクロマティック・ナチュレと水泳の日」

更新します。

744: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:04:20 ID:z1Lm
~プール~

加蓮「ガボゴボガボ」

響子「加蓮さーん!!!」

藍子「展開が早いなぁ」

745: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:04:35 ID:z1Lm
~~~

~事務所~

加蓮「浮かばないって!沈むよ!!」

響子「あんなに綺麗に溺れる人、人生で初めて見ましたけどね」

藍子「ワンチャン粒子化したら浮きませんかね」

P「沈殿しそうだな…」

響子「そうなったら回収は絶望的ですね……」

加蓮「流石に粒子化する場くらい弁えるよ」

P「まず普通は粒子化しないんだよ」

746: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:05:08 ID:z1Lm
藍子「そもそもの話なんですけど、何で泳げないんですか?コナコナの実とか食べたんですかね」

P「悪魔の実を捏造するのやめろ」

加蓮「それは……だって、体の都合で学校とかで泳いだりとかしてこなかったし……」

響子「つまり、練習不足だと」

加蓮「だからそう言ってるでしょ、なのに無理やり藍子が蹴っ飛ばすからさぁ」

藍子「私、非力なのでダメージは入らないと思うんですよ」

加蓮「普通にお尻痛かったんだけど」

藍子「レベルが上がったのかなあ」

響子「最初『展開が早いなぁ』とかどの口が言えたんですかね」

~~~

747: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:05:25 ID:z1Lm
~再びプール~

櫂「まぁ、それであたしを呼ぶのはわかるよ、うん」

藍子「是非とも加蓮ちゃんに水中での生活方法をご指導頂きたく」

櫂「別にあたし水中に住んだりはしてないからね?……あとさ」

響子「とりあえず、念には念をで、足ヒレと、ウェットスーツと、酸素ボンベと、連絡用の通信機、あとハンカチとちり紙と」

加蓮「コー……ホー……」

櫂「ここにあたしが介入する余地、ちり紙持たせるの阻止するくらいしかないよね」

748: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:05:49 ID:z1Lm
藍子「ちり紙、駄目ですか」

響子「ええっ、でももし水中で風邪をひいたりしたら大変な事じゃないですか!」

加蓮「ホー……ジョー……」

櫂「うん、洗濯機にさ、たまにティッシュ入れっぱで洗っちゃって後悔した事とかないかな響子ちゃん、わかるでしょ」

響子「私がそんな杜撰なお洗濯をすると思いますか、心外です、ちゃんとポッケの中身はしっかり確認してからお洗濯しますもん」ムス

櫂「そっか洗濯ガチ勢だった……そこはわかってほしかったけどなあ…」アチャー

749: ◆6RLd267PvQ 22/08/14(日) 00:06:22 ID:z1Lm
藍子「じゃあとりあえず蹴りますね、せーの」

櫂「監視員さーん!!!」

監視員「ぬぁーっ!!!」ガバァ

加蓮「ホー…コホッ……ホー…」ダクダク

藍子「あ、酸素が足りてないみたいですよ」

櫂「というかこんな暑苦しいかっこじゃまず熱中症になるってば」

藍子「だから冷やそうとしたんじゃないですかぁ」ジタバタ

響子「やっぱりふざけるのヤメます私、収拾つかなくなりますもんね」ハガイジメ

櫂「あ、わざとふざけてたんだ……」

響子「たまにくらい私も悪ノリして気楽に過ごしたいんですよーっ!!」

※根がいい子なばかりに結局苦労する響子なのでした。

おわれ。

754: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:29:26 ID:bkCJ
五十嵐響子「トリクロマティック・ナチュレとそれぞれの親子関係」

更新します。親に会いにいこうの日です。

755: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:29:51 ID:bkCJ
~加蓮宅~

加蓮「はぁ……たまには寮じゃなく家にも帰っとくかーと思って顔出してみたら…」

加蓮母『加蓮~、あなたの大好きなプリン買ってあるわよ~』オーイ

加蓮『プリン!?!?』ガタッ

加蓮母『こらこら、そんなに食いつかなくてもプリンは逃げたりしないから慌てないの』

加蓮『プリン……!ポテトじゃなくプリン……本物のプリン……!!』ハァ…ハァ…

加蓮「創作界隈でポテトばっか食べさせられてるからすっかりポテトキャラにされてるけど……わりと私がプリン好きだって事知られてないんだよね…SSRとかCDドラマとか色々言及してるのになー…」モキュモキュ

加蓮「……じゃなくて、お母さんにめちゃめちゃ恥ずかしいトコ見せちゃったじゃん!もー……」

加蓮母「かわいかったわよ~」

加蓮「うっさい!うっさい!うっさーい!!」カァァ

※北条家・平和。

756: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:30:16 ID:bkCJ
~~~

~響子宅~

響子弟「姉ちゃん姉ちゃん、宿題でわかんねーところあんだけどさー」

響子妹「だめだよ、響子お姉ちゃんはいつも忙しいんだから、家でくらいゆっくりしてって言っても聞かないし」

響子弟B「ふむ、ひとえに姉上が勤勉故でしょうな…しかし姉上、この私にもご教授賜れば僥倖の極みなのですがね」

響子弟C「お前何言ってんの、わけわかんねえ、それ都会の言葉かぁ?」

響子「あーもう、わかった、わかったからケンカしないの!めっ!みんな順番にお勉強見てあげるからっ」

「「「「わーい!」」」」

響子「これでもいつもに比べたらかなり平和なので胃に優しい……」ホッコリ

響子母「響子~、それが済んだらお父さんの漢字検定の勉強も見てあげてね~」

響子父「こら、漢字検定じゃなく英語検定だと言ってるだろう、これからはグローバルなんだぞ、グローバル」

響子「あ~…だいぶ与太入ってる家族だけど平和で溶けそう……あ~…♪」

※五十嵐家・平和。

757: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:30:34 ID:bkCJ
~~~

~風雲藍子城~

藍子「ひかえーい」

藍子母「へへーっ!!!」

藍子「いやぁ、認識を誤認させて母親を家来にする下剋上、愉しいですねぇ…まだまだ空間の支配力は熟達していないので、とにかく身近なもので経験値を稼がなければいけません……なのでひかえーい」

藍子母「へへへへーっ!!!」

藍子「さらに時間の支配も織り交ぜる事で……ひかえーい」

藍子母「へへへーへ・へーへへー!」

藍子「この様にMADを作ることも容易くできてしまうわけです…さぁ次は何して遊びましょうかねぇ」フフフ…

758: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:30:54 ID:bkCJ
~~~

藍子母「という感じで調子に乗った藍子がこのシルバニ○ファミリーのお家に封じられています」

藍子『ヒカエーイ』

藍子母『ベイベベイベベイベベイベ』

P「は、はぁ……たまたま家庭訪問に来たらとんでもない光景を見せられてしまった様な……」

藍子母「さらにこの空間に干渉を加えることで藍子の身体にお望みの変化を加えることも可能です、腰をキュッとシメたり、出すとこボンッと出したり」

P「……もしかしてなんですけど藍子のあのひんそ……あのスタイルってまさか」

藍子母「ああ、あれは普段の素行が悪いのでオシオキしてああなってるだけです、何なら次元に干渉してアイマス最大級のバストにも」ユルフワムゲンチカラー

P「ぬぁーっ!!!」ゼッタイオコラレルー!!!

759: ◆6RLd267PvQ 22/08/15(月) 00:31:08 ID:bkCJ
藍子母「何故止めるんですか、善意であるべき姿に戻そうと言うのに」

P「一度アイドルとしてプロフにスタイルを明記した以上色々アウトなんですよ、それとも逐一衣装代もってくれますか」

藍子母「……このままでいっかあ」

P「金で解決した……」

※高森家・074 not found

おわれ。

764: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:04:27 ID:IPkC
北条加蓮「ヒマ」

更新します

765: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:04:49 ID:IPkC
~女子寮・五十嵐響子誕生日6日目~

加蓮「さて、暇なので響子の誕生祝いをやろうと思うんだけど」

響子「暇つぶしで祝われたら有り難みも何もないんですよ」

藍子「とりあえずネタに困った日は響子ちゃんを祝えばどうにか乗り切れる説はちょっとありますよね」

響子「まず誕生日に2日目も6日目もないんですけどね?」

766: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:05:06 ID:IPkC
藍子「ああ、じゃあ巻き戻します?」ユルフ…

響子「一生誕生日が終わらなくなりません?」

加蓮「どのみち誕生日になっちゃうけどね、暇だし」

響子「そんなに暇なら何か趣味の時間にでもすればいいじゃないですか」

藍子「ラクシュミ?」

響子「吉祥天の話はしてませんが」

767: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:05:42 ID:IPkC
加蓮「趣味なら今もちゃんとやってるけどねぇ」

響子「ああ、お手元で何かやってたんです?ゲームとか」

加蓮「響子いびり」

響子「ただちにやめなさい」

藍子「えー」

響子「藍子ちゃんもそうなんですか……」

藍子「だって反応がおもしろいじゃないですか、響子ちゃんは」

加蓮「私みたいに体が崩れるとかもないしね」

藍子「いびられるべくして生まれたみたいなとこありません?」

響子「殴っていいですか」

768: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:06:00 ID:IPkC
加蓮「ん~、じゃあ別なことして暇つぶししようか、痛いの嫌だし」

藍子「なるべくなら無傷で済む遊びにしたいですからね」

響子「心の傷ってわかりますか」

藍子「世界は闇に始まり闇に終わる 心も同じだ」

加蓮「唐突なキングダムハーツやめて」

響子「もしかして二人ってハートレスだったりするんですか」

加蓮「あ、意外に話に食いついてきた」

769: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:06:21 ID:IPkC
響子「弟が遊んでたゲームをたまたま見たことがあるくらいですけどね、有名タイトルですし……お話が複雑なのでサッパリ理解できてませんけど」

藍子「それはファンも同じだと思います」

加蓮「ぶっちゃけキングダムハーツの話完全に理解しきってる人間って野村さんくらいだと思うよ」

藍子「じゃあキングダムハーツシリーズについて1から語って時間を潰すと言うのはどうでしょう、とりあえず1.5+2.5リミックスを遊びつつ」

加蓮「それ多分1日どころか数ヶ月は余裕で飛ぶからやめときな」

藍子「大丈夫ですよ、いざとなったらアイドルのお仕事を有給で休んで……」

響子「暇どころか何もかも潰れると思います」

加蓮「流石の闇探アンセムさんもそれは『おいおいおいおい』って言うと思うよ」

770: ◆6RLd267PvQ 22/08/16(火) 00:06:35 ID:IPkC
藍子「どうせなら『ぬぁーっ!!!』って言わせときましょうよ、折角なので」

加蓮「声帯的には言いそうだけどキャラ的には言わなそうなラインやめてよ」

※CV大塚明夫氏です。

響子「私がにわか知識で話にのったのが間違いでしたね……」

加蓮「でも結局暇は暇なんだよね」

藍子「やっぱり響子ちゃんを盛大に祝いましょうよ」

加蓮「そだね、かこつけてケーキも食べられるし。響子、バースデーケーキ、大至急ね」

響子「祝え」

おわれ。

774: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:24:13 ID:49lq
五十嵐響子「ふ、ふーんだ!」

更新します

775: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:24:34 ID:49lq
~事務所~

P「そういや今日は減塩の日だな」

響子「減塩…」ジト

加蓮「何、人を塩でできてるみたいな目で見て」

響子「そこまでは言いませんけど」

P「そうか、粒子化した時の粒はあれ塩だったか、ポテトの」

加蓮「ちゃんと骨粉とかもあります~」

藍子「加蓮クラフトですね」

響子「リアル路線で考えるのやめましょうよ、今後ちょっと組み立てにくくなるでしょうに」

P「一番怖いのは黙々と組み立てられるお前らなんだよ」

776: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:24:54 ID:49lq
藍子「減塩って事は塩を減らせばいいわけですよね、塩の瓶どこですか、減らしていきます」

響子「教えないで下さいね、多分何の躊躇いもなくゴミに捨てるので」

P「塩だって高いんだぞ……」

加蓮「なら話題変えればいいんじゃない?他にもあるでしょ、今日が何の日的なのは」

P「え~……今日は何の日…と」スマホタプタプ

藍子「何の日でしたか?」

P「パイナップルの日だとよ」

藍子「パイ無っプル」スン…

P「誰がそんな曲解しろっつったよ」

777: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:25:14 ID:49lq
響子「多分世界に一人しかいませんよこんな藍子ちゃん」

加蓮「世界に何人も藍子がいたら事件性高いよ」

P「まぁ、世の中にはよく似たヤツが3人はいると言うし……」

藍子「つまり私に似た顔でものすごいぐらまらすばでーな人もどこかにはいるってことですよね」

P「だから前にも言ったろ、俺は藍子くらいの でもちゃんと興奮…」

藍子「それは持つものの理論ですよ、持たざるものには許されない思考です」

P「持つものて……俺はバストないぞ」

加蓮「前はこれでパフェコミュ取れたのにね」

響子「藍子ちゃんが想像通りに行くと思うほうが間違いなんですよ…」ハハ…

778: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:25:46 ID:49lq
P「まず俺は胸の話題切り出したわけじゃないからなそもそもの話として」

藍子「 」スン…

加蓮「お中元で貰ったパイン缶あげたら機嫌治す?」

藍子「酸っぱいのは嫌です」スン…

加蓮「そんなに酸っぱくないよ、缶詰のは」

藍子「なら食べます、どこですか?」ワクワク

P(ちょっろ)

響子(割と想像通りに動く事もあるんだ…)

加蓮(イモくいてー)

藍子(開かない)グイッグイッ

P(缶切り使うの下手か)

響子(もう私が開けます)ブンドルー

藍子「ぬぁーっ!!!泥棒!!!!」ユビサシ

響子「代わりに開けるだけですよ人聞きの悪い!!」

779: ◆6RLd267PvQ 22/08/17(水) 00:26:02 ID:49lq
加蓮「やっぱりちゃんと言葉にして伝えないと思いは伝わらないんだよ」

P「ツンが強すぎるツンデレキャラとかも人を選ぶからな、それと似たようなもんだ」

響子「べ、別に藍子ちゃんが焦れったいから手を貸したわけじゃないんですからね!ふーんだ!」プイッ

P(かわいい)

加蓮(あざとい)

藍子(早く開けてください)

響子「……な、何ですかその目はぁ!!」カァァ

※折角乗ってあげたのに。

おわれ。

784: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:11:43 ID:Txku
高森藍子「家から出たくないなぁ」

更新。

785: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:12:01 ID:Txku
~高森家・ドア前~

響子「体調を崩したと聞いて駆けつけたはいいですけど……」

加蓮「何か……凄いね……」

狼「ウルルルル」

狼B「ウオーン!」

藍子「あ、二人とも来てくれたんですね…わざわざすみません」ガチャ…

加蓮「それはいいけどこのカオスな空間何」

藍子「おでむかえおおかみですよ」

響子「おでむかえおおかみ」

786: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:12:15 ID:Txku
藍子「はい、おくりおおかみがいるんですから当然いていいはずですよね、おでむかえおおかみ」

加蓮「まず送り狼はリアルの狼じゃないから」

藍子「そう断じるのは早計ですよ加蓮ちゃん、人の後をつけて隙を窺う狼の事も「おくりおおかみ」と呼ぶのです」フンス

加蓮「出たよネット知識……」

響子「藍子ちゃん本人が明日には忘れてそうな雑学ですね……」

~~~

787: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:12:30 ID:Txku
加蓮「それで?体調を崩したって言ってたけどその割に原型ちゃんと留めてるみたいだけど」

藍子「加蓮ちゃんじゃないんですから、体調崩しても体型まで崩れたりしませんよ、ねぇ響子ちゃん」

響子「へっ?ま、まぁそう……ですね、そうそう体が崩れるとかあってたまるもんですかって話ですよ!」アタフタ

※溶けるくせに。

788: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:12:43 ID:Txku
加蓮「じゃあ何、重い日?」

響子「加蓮さん」

藍子「大丈夫です、ソッチはわりとゆるふわです」

響子「藍子ちゃん??」

加蓮「下痢か」

響子「ねぇーもぉー!!!!」

789: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:13:05 ID:Txku
加蓮「響子、藍子の体に障るから」

響子「二人ともアイドルの自覚とか持ちましょうよ、切に」

藍子「自覚って必須だと思います?」

加蓮「ことウチの事務所に関してはそんなに……だと思う」

藍子「あ、そこの床トラバサミあります」ピョン

加蓮「おっと危ない」ピョン

響子「何でトラバサミ……」ピョン

藍子「そのままジャンプの勢いを利用してヒップドロップで階段を登ると部屋に行けます」

加蓮「ケ○ワープじゃん」

響子「ヌァーイードールー!!!」ヌァーッ!!!

790: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:13:27 ID:Txku
ウワッハッハッハ……

加蓮「何か聞こえたんだけど」

藍子「カメの大魔王ですよ、そこの絵の中に棲んでます」

加蓮「やっぱりケ○ワープじゃん」

響子「もうツッコみ疲れたしお外暑いし帰りタクシーでも呼ぼうかな……」トオイメ

藍子「泊まっていかないんですか??」

響子「泊まるにしても体調悪い日を選びませんよ」

791: ◆6RLd267PvQ 22/08/18(木) 04:13:51 ID:Txku
加蓮「結局何の病気なのアンタ」

藍子「そのままその言葉を加蓮ちゃんにお返しします」

加蓮「……どゆ事」

藍子「いやぁ、元病弱キャラを推してる割に誰も加蓮ちゃんの病名を知らないですよね~って話ですよ」

加蓮「リアル病名出しちゃうと色々と引っかかる人いっぱいいるでしょ、配慮させてよ」

響子「配慮とかどの口が……と言いたいですけど一応その辺は気を配ってたんですね……」

藍子「あ、因みに私の病状は『クーラー効かせたお部屋から一歩も出たくない病』です、なので泊まれます、ようこそ」

響子「いえ、帰ります、普通に」

おわれ。

795: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:01:56 ID:b3vF
北条加蓮「誰がスジモンよ誰が」

更新。

796: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:02:10 ID:b3vF
~高森家~

藍子「ふーむ……」スマホタプタプ

加蓮「何してんのさっきから神妙な顔で」

藍子「ストリートビューってあるじゃないですか」

加蓮「あー、アレね、色々見渡せるやつ」

藍子「逃げだした響子ちゃんを探しているんですけど見つかりません」スマホタプタプ

加蓮「リアルタイム映像じゃないから……写真だからソレ……」

藍子「しゃしん」

加蓮「カメラキャラでネット狂のくせにそんなことも知らないの」

藍子「調べてみます」スマホタプタプ

797: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:02:26 ID:b3vF
藍子「………」

加蓮「……」チューゴクゴク

藍子「ふーむ」スマホタプタプ

藍子「ほっほーう…」タプタプ

藍子「はぁ~……」タプタプ

加蓮「回復アイテム使った時の桐生一馬じゃん」

藍子「いい味だ……」タプタプ

加蓮「ほら」

798: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:02:41 ID:b3vF
藍子「素晴らしい味だ……」タプタプ

藍子「何という味だ……!」タプタプ!!

加蓮「もういいから」

藍子「一瞬で桐生さんだと見抜くアタリ、もしかして加蓮ちゃんはそのスジの者だったりしますか」

加蓮「誰がスジモンよ誰が」

藍子「そう言えばお名前も『北条』ですね、『北条会』とかですかね」

加蓮「東城会みたいに言わないでくれない?」

デンデン

『北条会9代目会長 北条加蓮』

加蓮「モノクロ反転赤字キャラ紹介やめて」

799: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:02:57 ID:b3vF
藍子「肩書があるって羨ましいですよねぇ、私はさしずめ本家若頭とかで」

加蓮「本家ってどこ…というか北条会はどのポジションなの…」

藍子「鉄砲玉です」

加蓮「手始めにアンタをハジくけどそれでいい?」

藍子「だって私は龍が如く5に出てますし」

加蓮「中の人がね?」

藍子「響子ちゃんは龍が如くONLINEにいますし」

加蓮「中の人がね?」

800: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:03:22 ID:b3vF
藍子「加蓮ちゃんも何らかの形で出演すべきだと思うんですよ、わりと皆いるじゃないですか」

加蓮「やだよあんな血みどろの世界に放り込まれるの、良くて1話限りで退場とかしそうじゃん」

藍子「大丈夫ですよ、加蓮ちゃんの親戚のお姉さんなら歌とか歌わせて貰えると思いますし」

加蓮「そんで桐生さんのおかしな合いの手が入るやつね…」

※桐生一馬はキャバ嬢や仲間達のカラオケに異常なテンションで合いの手を入れる男です。

藍子「で、話を元に戻しますけど、ストリートビューじゃ響子ちゃんの居場所は見つからない事が新たにわかりましたから」

加蓮「うん」

藍子「神室町を探索すれば響子ちゃんが見つかるって事で、とりあえず龍が如くやりましょう」

加蓮「ツッコむの疲れたし勝手にやればいい」ポリポリ

801: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:03:39 ID:b3vF
~後日・事務所~

拓海「おう響子、お前背中が丸くなってんぞ、しゃんとしろしゃんと」

響子「あ、はい…すみません…」ポケー

加蓮「今日は藍子がサボ……休みだから気が抜けてるんだよたくみん。私もちょっと優しくしてあげてるし?」

拓海「へぇ……ってお前、たくみんはよせって言ってんだろ!」カァァ

加蓮「だってたくみんって呼ぶと面白いんだもん、ねぇ響子」ケラケラ

響子「うーす……」ポケー

802: ◆6RLd267PvQ 22/08/19(金) 07:03:51 ID:b3vF
加蓮「あー、だいぶヤバそう、ちょっと響子仮眠室に運んで来る」

響子「やさしさ…」

拓海「胃辛死狂枯……ってか?仕方ねえ、貸せよ、アタシが背負ってく!」

加蓮「さっすがたくみん頼りになる~♪よっ、ツンデレ総長」

拓海「オメー怖いモンとかねぇのかよ…」ハァ…

加蓮「命の終わりより怖いもの知らないし♪」

響子「ぬぁーっ……」フニャー

※かろうじてまだ溶けてません。

おわれ。

806: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:14:31 ID:nRq7
高森藍子「トリクロマティック・ナチュレと蚊の来襲」

更新。

807: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:14:53 ID:nRq7
~事務所~

藍子「さぁ、今です」ムゲンチカラー

加蓮「うらぁ!!!」ベシーン パァン!

響子「つけましたよ、蚊取り線香……って、何やってるんですか」

藍子「一時的に蚊の周りの時間だけを鈍化させて動きを鈍くしているところです」ムゲンチカラー

加蓮「そうして遅くなった蚊をぶん殴って片腕が破裂したところです」サラサラァ

響子「うわ、蚊の死骸に大量の加蓮さん粒子がこびりついて凄い絵面に」

藍子「あ、じゃあもう解いていいですね無限力」パッ

加蓮「安いもんよ、腕の一本くらい」ゼェ…ゼェ…

響子「腕組み直すの時間かかるかなぁ……どれが蚊の死骸でどれが加蓮さん粒子なのかわかりにくい……」

808: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:15:10 ID:nRq7
藍子「あ、じゃあエアコン止めますよね、風で粒子が散ると大変ですし。私帰ります、暑いので」

響子「押し付けずに手伝って貰えませんか」

~~~

P「それでそんな汗だくなのかお前達……蚊の一匹を潰すのに命がけだな…」

加蓮「すぐ破裂する私の腕にも問題あるよね」

藍子「強化素材を集めて錬成して耐久度の上限を上げる必要がありますね」

響子「そんな技術私持ってないんですが」

809: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:15:26 ID:nRq7
P「まぁ俺が外にいた時で助かったよ、仕事中に部屋が暑いとPCも死ぬからな」

響子「今は冷房が効いてて涼しいですね……」

藍子「でも多分その冷房から入ってきたんですよね、蚊」

加蓮「窓は閉め切ってるしね」

藍子「冷房から虫が入らないようにバリアーとか貼れないかなあ」

P「普通網とかだろ」

響子「藍子ちゃんに普通を求めるのが普通じゃないんですよ」

P「目が死んでるぞ響子……」

810: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:15:43 ID:nRq7
蚊「プーン」

加蓮「あっ」

響子「また入ってきましたね……今度こそ蚊取り線香の威力を…!」

P「いっそ殺虫剤でも吹き付けたらどうだ」

藍子「ここは私の無限力の出番ですよ、こうなったら蚊の周りの時間だけを完全に停止させます」

加蓮「停止させたらどうなるの」

藍子「無限力を解かない限り半永久的にその時間だけを繰り返す事になりますかね、つまり……」

P「げっ、刺された」

811: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:15:58 ID:nRq7
蚊「チュー」

藍子「今ァ!」ムゲンチカラー

蚊「チュー「チュー「チュー「チュー「チュー」」」」」

P「ぬぁ……あ……あ…」ゲッソリ

藍子「『吸血』が永続してプロデューサーさんのミイラができあがるわけです」

響子「今すぐ巻き戻して下さい」

加蓮「血液はヤバいから」

藍子「え~」

響子「え~じゃない」

812: ◆6RLd267PvQ 22/08/20(土) 05:16:10 ID:nRq7
~で。

マッシブーン「ババァルクウッ!!」ムッキムキ!!!

P「何か凄いクリーチャーいるんだがどこから入り込んだんだ」

藍子「エアコンの送風口からです」

P「どうやって!?!?」

おわれ。

816: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:06:24 ID:QabI
五十嵐響子「トリクロマティック・ナチュレとお説教案件」

更新。

817: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:06:39 ID:QabI
~事務所・給湯室~

加蓮「はー暑い暑い……ジュースジュースっと」ガチャ

藍子「じー……」

加蓮「何、スマホ構えて……人がジュース飲むのがそんなに珍しい?」

藍子「トマトジュース…!そこのトマトジュースを……!」オイノリ

加蓮「絶対何か仕込んだでしょ、普通に麦茶飲むよ」トポポポ……グビッ

加蓮「」ブーッ!!

818: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:06:55 ID:QabI
藍子「デスソース入りトマトジュースを囮に麦茶に偽装しためんつゆを飲ませる、隙を生じぬ二段構えです」フンス

加蓮「食べ物で遊ぶんじゃ……ゲホッゲホッ……濃いぃ……」ウェッ

P「やけに騒がしいなと思ったら……」

響子「あー、これは後始末が大変ですね……あちこちびしょびしょで……」

加蓮「こら、のんきに動画撮影してるそこのゆるふわアタマ!」

藍子「ゆるふわアタマ」シュン

819: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:07:09 ID:QabI
加蓮「とりあえずその動画は100%炎上するから投稿とかやめときなねゴホッ」

藍子「ゆるふわアタマ」ジワッ

P「いや、泣くな泣くな」

響子「加蓮さんわかりにくいけど藍子ちゃんの事普通に気遣ってますからね」

藍子「ゆるふわアタマ?」ユビサシ

加蓮「何でよ」

P「ちゃんと人語で話せよ」

820: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:07:27 ID:QabI
響子「とりあえず、イタズラしたのは藍子ちゃんなんですから、多少の反省と後始末は必要だと思いますけどね」

ケジメ藍子「小指でいいですか」グスッ

響子「ぬぁーっ!!!」ブンドルー!!

P「どこからドスなんか持ち出したんだよ」

藍子「巴ちゃんのお家から…こんな時もいつかあるのかなって、あらかじめ…」

P「あらゆる意味で怖いよ」

響子「道徳の教育が必要です、大至急」

藍子「好きな教科は国語と社会です」ムスッ

加蓮「選り好み」

P「しとる場合か」

821: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:07:46 ID:QabI
響子「ほら、とにかくまずは片付けますよ、イタズラした飲み物は全処分、容器は洗って、床は拭いて、それから」

藍子「めんどくさいなあ」

加蓮「だ・れ・の・せ・い・な・の・か・なぁあ」ツネリー

藍子「いふぁふぁ、はれんひゃんひふゃいひふゃいへす」ウニョー

P「まぁ四人でやればパパッと終わるだろ、俺は容器を洗うから…」

響子「加蓮さんはとりあえず着替えて来て下さい、服のヨゴレがひどくならないうちに処置して洗いますから」

藍子「私は時間を巻き戻せばいいですか?」

加蓮「うらぁ!」ペシーン

藍子「いたい」ヒリヒリ

822: ◆6RLd267PvQ 22/08/21(日) 00:08:01 ID:QabI
加蓮「そうやって何でもかんでもリセットすればいいやって考えてるのほんっと良くないからね」

響子「そうですよ、一度亀裂が入った関係はそうそう修復できないんですからね」

加蓮「だいたい藍子はいつも!」ガミガミガミ

響子「ろくなことしないんですから!」ガミガミガミ

ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ!!!!

藍子「ぬぁーっ!!!わかりました!!!もうこうなったら私、荷物をまとめて出家します!!」

P「家出じゃなくて!?」

響子「……むしろ尼さんにでもなれば私達の心的負担も減るのでは」

加蓮「普通に破戒僧になると思うけど」

おわれ。

827: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:22:38 ID:HF0L
北条加蓮「イモータル」

更新。

828: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:22:55 ID:HF0L
※immortal……イモータル。
死なない、不死の、などの意である。

~ファストフードチェーン・テーブル席~

藍子「加蓮ちゃんは意外と死なないって話をしたいんですよ」モキュモキュ

加蓮「意外とって言うか……今目の前にいる私が加蓮ちゃんの全てだよ」

響子「藪から棒に……は、いつもの事ですけど……一体何の話ですか藍子ちゃん」

藍子「いやぁ、このシリーズの世界観ではある意味不死身みたいなもんじゃないですか、加蓮ちゃんは」

829: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:23:09 ID:HF0L
加蓮「そうなの?」

響子「あー……まぁ、破裂したり消滅したりする度に私が組み立て直してますからね」

藍子「そうなんです、そこが異常なんですよ」

加蓮「一番の異常者に言われたくない」

藍子「便利なシステムだと思いません?ノリで加蓮ちゃんをほいほい死なせる事ができるし罪悪感も抱かずに済みますし」

加蓮「別に死んではいないからね」

830: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:23:25 ID:HF0L
響子「むしろ死に目に逢うのはコッチなんですけどね……組み立て直す時にエアコン止めるので暑いったらないんですよ」

藍子「さながらアンパンマンみたいなものなんですよ、加蓮ちゃんは」

加蓮「別にアンパンマンも死んでないでしょ」

藍子「アンパンマン音頭で歌詞を検索してみて下さい、そこに答えがあります」

響子「『何度死んでもまた生きる』……本当ですね……」

加蓮「え、アンパンマン、あれ毎回殺られてんのばいきんまんに」

響子「流石に極端な例えだと思いますけどね……そもそもそんな凄惨な現実を訴えるような歌詞、小さい子が泣いてしまいますよ」

831: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:23:40 ID:HF0L
加蓮「そうそう、夢と希望のヒーローでしょアンパンマンは」

藍子「『生きてるパンを作ろう』というキャラクターソングがあるんですよ」

加蓮「うん?」

響子「あぁ、私聞いたことありますよ、最後に『食べずにいれば生きられない』の生きられないを繰り返すあの曲ですよね、ジャムおじさんとバタコさんの」

藍子「ダウト」

響子「へ?」

832: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:23:54 ID:HF0L
藍子「それは何やかんや事情があって歌詞変更した後のフレーズです、元の歌詞は楽しそうに二人が『死んでしま』」

響子「ぬぁーっ!!!」ガバァ!!!

藍子「……を連呼して」

響子「ぎりぎりで規制音になりましたかね」

加蓮「ほぼ規制ナシだったよ」

833: ◆6RLd267PvQ 22/08/22(月) 00:24:06 ID:HF0L
藍子「何で水を差すんですか、大事な話ですよ、ひもじいと人は死んでしまうんです」

響子「いやその……流石にPTAを敵に回す勇気は……ちょっと私には……」

加蓮「なるべくなら穏便に済ませたいもんねぇ」

藍子「こうしてコンテンツが変遷していって、最終的には全くの別物になっていくんですよね」

加蓮「どうしよう、今回の藍子わりと正論吐いてくる」

響子「いつものとんちき藍子ちゃんってまだ平和なんですね」グスン

おわれ。

840: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:35:52 ID:KbfR
望月聖「トリクロマティック・ナチュレと突然のクリスマス」

おめでとう!!更新。

841: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:36:10 ID:KbfR
~女子寮・キッチン~

藍子「仮にですけど、今が冬だとしたらどうします?」

加蓮「気温がってコト?助かるけど」

響子「聖ちゃんボイスおめでとうございます、今日はコロッケ食べ放題ですからね」ジュワアアア

聖「わ……ありがとうございます……いいのかな…」

藍子「イヴさんの恒常SSRの実装、及び聖ちゃんのボイス実装決定で、界隈は『今日がクリスマスだ!』と賑わいでいます」

加蓮「正確には昨日だけどね。プロデューサーさんも大喜びしてたしなぁ」

藍子「なので今日はコロッケパーリーの日になったわけですが」

聖「わぁ……こんなに色んな種類のコロッケ…はじめて見ました……!」

842: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:36:23 ID:KbfR
響子「エビクリームコロッケ、カニクリームコロッケ、コーンコロッケ、グラタンコロッケ、チーズコロッケに枝豆コロッケ、勿論オーソドックスタイプから色々揃えてますよ♪ あまり多いと残しちゃうから、食べきれない分は揚げずに冷凍しちゃいますけどね」

聖「じゃ、じゃあ私がどれにするか選べるんですか……?……わぁ……」ワクワク

加蓮「まぁ聖ちゃんと言えばコロッケだし、私も普通にコロッケ食べたいし、それは大歓迎なんだけど」

藍子「惜しむらくは今が夏だと言うことですよ」

加蓮「……部屋の気温がどうしても暑くなるよね、揚げ物」

843: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:36:42 ID:KbfR
藍子「です。なので今を本当にクリスマスってことにして、ゆるふわ無限力で一時的に冬にしてみたら…と考えたわけです」

加蓮「それ、大丈夫?いくらなんでも規模が大きすぎるんじゃ…」

藍子「今つかわずにこの力をいつつかえと言うんですか加蓮ちゃん、見ていて下さい、地軸をも揺るがすこのゆるふわ」ユルユル

響子「えいっ」ピッポッ

冷房「ぬぁーっ!!!」フルパワー!!!

加蓮「あっ涼しい」

藍子「冬になりました!」

844: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:37:03 ID:KbfR
加蓮「きっと響子の仕業だよ」

藍子「一体何をしたと言うんですか響子ちゃん!!」

響子「冷房の温度を5℃下げました」

聖「キッチンだけ…冬になったみたい……」

藍子「そ、そんな……わかっているんですか響子ちゃん……そんな事をしたら!地球が!!!」

響子「しなくても藍子ちゃんのせいで色々危なかったんですよ」

聖「あ、あのっ……私、歌って気温を下げることができるかもしれません……藍子さんや加蓮さんが色々とんでもないことになってるこの世界でなら、私も」

響子「聖ちゃん」ポンッ

聖「ひゃい!」ビクッ

845: ◆6RLd267PvQ 22/08/23(火) 09:37:15 ID:KbfR
響子「お願いだから聖ちゃんはマトモ枠でいてください、二人に悪用されかねないので」

聖「な、なるほど……言われてみれば…そんな危険が……」

加蓮「響子は私らを何だと思ってんの」

響子「危険人物ですよ」

おわれ。

849: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:18:25 ID:lMSP
モバP「トリクロマティック・ナチュレと物販戦略」

更新します。無料単発でイヴ来ました。

850: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:18:44 ID:lMSP
~事務所~

藍子「物販ですか」

P「ライブのな。トリクロもグッズ展開とかして行くべきだと思って」カタカタ

響子「う~ん、お弁当……は流石に無理がありますよね」

P「会場で客が軒並み弁当貪ってたら怖いよ」

加蓮「幕の内弁当的なやつだね」

P「今は感染対策とかもしなきゃだから、そんな感染を助長しそうなものは流石に無理だ」

響子「ですね、お客さん何万人分のお弁当を手作りするのはちょっと無理がありますよね、考え直します」

P「作る気でいらした」

851: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:18:56 ID:lMSP
藍子「あ、じゃあこういうのはどうでしょう、歯ブラシもセットで売るんです」

P「弁当食ったあとに客席で軒並みファンが歯磨き始めたらいよいよカオスだよ」

加蓮「それに、ただの歯ブラシなら何にも私達に因んでなくない?」

藍子「そこはそれ、簡単な方法で解決しますよ」

P「……聞くだけ聞いておくけど」

藍子「お店に並べる前に私達がその歯ブラシで歯を磨いて」

P「感染対策どこいった!!!!」

852: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:19:12 ID:lMSP
藍子「ダメでしたか」シュン

加蓮「それで喜ぶ人もいそうだけどね…考えたらぞわぞわするけど」

藍子「いい商売になりそうな予感がするんですけどね、100円で仕入れた歯ブラシを一万円とかで売るとして…」

P「頼むから自分を安売りするのだけはやめてくれ……」

加蓮「要するにさり気なく使えそうなものであればいいんでしょ、タオルとかさ」

P「そうだよ、そういうのだよ」

853: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:19:24 ID:lMSP
加蓮「タオルにでかでかとマークなんかプリントして」

P「そうそう」

加蓮「普段使いしても悪目立ちせず日常生活にも溶け込むような」

P「わかってるなあ!」

加蓮「マク○ナルドのロゴが入ってるやつ」

P「わかってなかったわ」

854: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:19:37 ID:lMSP
加蓮「広告効果って馬鹿にできないんだよ、誰かがそのタオルを使ってたら食べたくなるでしょ、芋」

P「しかも芋限定でかよ、普通はハンバーガーだろ」

加蓮「現に私は今まさにポテト食べたくて仕方ないんだけど」

P「お前の場合いつどこにいてもポテトだろ妖怪芋喰い」

加蓮「失礼な!たまにはポテト以外もちゃんと食べるよ!!ホタテとかだって食べるよ!!」

P「微妙に語感近い食い物選ぶ時点でだいぶ未練見えてるんだよ」

藍子「あ、でもタオルって案は普通にアリですよね」

P「まぁそこはそうな、アリだな」

855: ◆6RLd267PvQ 22/08/24(水) 11:19:50 ID:lMSP
響子「けど私達をイメージしたモチーフとかが必要ですよね、何かこう、一発で私達のグッズだ!みたいな…」

P「ちょっと難しいよな……現状、ユニットロゴとかもないわけで」

加蓮「簡単な方法があるよ」

P「……聞くだけ聞いておくけど」

加蓮「タオルに「ぬぁーっ!!!」って大文字でプリントすれば一発だと思う」

P「それで通じるのはウチだけだろ」

おわれ。

859: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:03:42 ID:WUfh
北条加蓮「トリガラ」

更新。

860: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:03:59 ID:WUfh
~藍子宅~

藍子「お腹が空きましたねぇ」ピコピコ

加蓮「空いたね」カチカチ

藍子「お外に食べに行きたいですねぇ」ピコピコ

加蓮「そうだねー」カチカチカチカチ

藍子「でも暑いんですよねぇ」ピコピコ

加蓮「まぁねえ、出たくないよね、冷房の効いたこの部屋から」カチチチチチ

藍子「加蓮ちゃん」

加蓮「んー」カチチチチチ!!!

861: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:04:14 ID:WUfh
藍子「コントローラーが死んじゃうので連打はほどほどでお願いします」

加蓮「怒られた」カチカチ

藍子「じゃじゃん♪見て下さい加蓮ちゃん、こんな事もあろうかとチキンラーメンがあるんですよ」ドヤァ

加蓮「おー、たまーに食べたくなるよね、チキンラーメン」カチカチ

藍子「高森藍子の~!3分間くっきんぐ~!」(エコーボイス)

加蓮「音声加工がラジオのコーナーみたいなノリ」カチカチ

862: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:04:31 ID:WUfh
藍子「今日は響子ちゃんお仕事で来られないですからね、今のうちですよ、今のうち」

加蓮「別に響子も普通にインスタントくらい食べると思うけどね、休みの日の昼とかに」カチカチ

藍子「主婦じゃないですか」

加蓮「アレはもう主婦でしょ、パートでアイドルやってるんだよ」カチカチ

藍子「パートでアイドル……そんな人もいるんですねぇ」

加蓮「前にイベントで一緒になった日高舞さんとかそんな感じだった」カチカチ

藍子「規格外ですね」ホエー

加蓮「それはアンタもだけど」カチカチ

863: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:04:43 ID:WUfh
藍子「そうこう話してるうちに3分経ちました」

加蓮「食べよ食べよ、お腹減った」

藍子「お湯を注ぐの忘れてました」シュン

加蓮「3分間クッキングだとしたら放送事故だよ」

~~~

864: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:04:55 ID:WUfh
~某テレビ局・お嫁さんアイドル特集・楽屋~

響子「手違いでロケ弁が届かない?」

舞「そ。それでまなみにパシ……おつかいに行かせたんだけど、いつ帰ってくるかな…私が行ったほうが早かったかも」ハァ…

響子「まなみさんも大変ですね……」

舞「あ、そうだ、いがきょんならこう、無からご飯を作って出したりできたりしない?」

響子「一体私を何だと思ってるんですか」

865: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:05:10 ID:WUfh
舞「美味しいご飯が作れる子?まぁ、まだまだ私には及ばないけどね♪」

響子「うぅ……光栄と言うべきか、ちょっと悔しいと言うべきか…」

まなみ「舞さーん、響子ちゃーん、か、買ってきましたよ!お昼ごはん……!」ヒィヒィ

舞「遅い!クルマ使っていいって言ったのに!」

まなみ「戦車の運転なんかわかりませんよ!!」ヌァーッ!!!

866: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:05:29 ID:WUfh
響子「ま、まぁまぁ、とりあえず落ち着いて……それより、時間がないんですから、今のうちにパパッと食べちゃいましょ、お昼ごはん」

舞「それもそうね。…で、肝心のお昼だけど」

まなみ「はい、これです!チキンラーメン!!」パラパパー

響子「……お湯、ないですよねここ」

舞「おにぎりとかお弁当とかパンとかなかったの?」

まなみ「近くのコンビニ、軒並み売り切れてて……多分、局の皆さん総出でお昼ごはんを争奪したのかなって……」

867: ◆6RLd267PvQ 22/08/25(木) 00:06:02 ID:WUfh
舞「あ~…仕方ないわね、もうかじるわよチキンラーメン!」バリボリ

響子「伝説のアイドルがチキンラーメンをかじる構図……」

まなみ「良かった…お湯を沸かすまで番組中断とかスタッフにわがまま言い出さなくて……」

響子「そんなこと言うんですかこの人」ギョッ

※多分普通に言う。

舞「…というか、どうせ買うなら0秒チキンラーメンにしなさいよ」ポリポリ

まなみ「まさかお湯がないなんて気付かないんですよ~!」

響子「こんなトコ、藍子ちゃんと加蓮さんには見せられないなあ……」ボリボリ

おわれ。

871: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:28:23 ID:tprk
前川みく「トリクロマティック・ナチュレと色んなパズルにゃ!」

更新。

872: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:28:38 ID:tprk
~藍子宅~

藍子「むぅ……これかなぁ……」グイグイ

加蓮「ゲーム返しに来たよ~……何してんの」

藍子「ジグソーです、ジグソー、流行りのジグソーです」グイー

加蓮「別に流行りとかではないよね」

藍子「ふぬぬぬぬ!」グイーグイー

加蓮「マジで何してんの」

藍子「絶対このピースはここと繋がるはずなんですよ、その方が面白おかしくなると思うので」グイー

加蓮「正しい位置にはめなよ」

~~~

873: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:28:51 ID:tprk
~その後、女子寮へ移動~

みく「うーん……なかなか揃わないにゃあ…」カチャカチャ

藍子「あ!みくちゃんが立方体型の色を揃えるパズルやってますよ、立方体型の色を揃えるパズル」

加蓮「ルービック○ューブでいいじゃん」

藍子「一応伏せ字にはするんですね」

みく「ぬゃーっ!!暇つぶしのつもりで何となく弄ってたら時間溶けたにゃあ!!!」

加蓮「何してたんだろ、ってなるよね、ふいに」

藍子「立方体の色を揃えるために特に思索することもなくガチャガチャ弄って人生を棒に振る行いをしていたんですよ」

みく「ひどくない?」

874: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:29:06 ID:tprk
響子「ふぅー……どうにかお風呂掃除終わりました~…ってアレ、みくちゃんまだそのおもちゃ弄ってたんですか?」

みく「響子ちゃん聞いてよ~、二人がひどいこと言っていじめてくるの~」

響子「私がお風呂掃除始めるぞ~ってここ(談話室)通った時にはもう弄ってて、お風呂掃除終わるまでずっとここでカチャカチャやってたって事は…つまり2時間は」

みく「実数値で言わなくても時間無駄にしたことくらいわかってるにゃあ!!!」

藍子「簡単に色を揃える方法が一つだけあるんですけどねぇ」

みく「え、何それ裏技的なやつ?教えて教えて!」ワクワク

加蓮(どうせろくな事言わない)

響子(お買い物行こうっと)

875: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:29:24 ID:tprk
藍子「まずこの立方体を分解してですね」

みく「確かにそっちのが早いかもだけどそういうのは求めてない」ジト…

藍子「あ、はい」

加蓮(温度差ツッコミ…)

響子(意外に有効打だった……)

藍子「急にスッと素になるの怖いからやめてくれません?」ツンツン

みく「みく的には藍子ちゃんのサイコ具合のがよっぽど怖いよ」

加蓮「それは同意する」

響子「全力で肯定しますよ」

876: ◆6RLd267PvQ 22/08/26(金) 00:29:37 ID:tprk
藍子「何ですか何ですか、人を唐突に仲間外れみたいに!私というピースが欠けたら完成しませんよ!わかってるんですか!」

みく「何が完成しないの?」スン…

藍子「……女子寮?」

響子「自宅組ですよね藍子ちゃん」

藍子「そういえばそうでした……えと、じゃあ…」

みく「ほら、言うてみ、ほら」

加蓮「無理やり枠に収まろうとするから……」

おわれ。

880: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:06:38 ID:Zsdh
相葉夕美「うわーん!!!!!」

更新。

881: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:06:52 ID:Zsdh
~事務所~

夕美「ふんふんふ~ん♪」チョポポポ

夕美「お水だよ~、お飲み~」ジョウロー

観葉植物「………」キラキラ

藍子「非効率だと思いません?」

夕美「へっ?何がっ?」ビクッ

藍子「お部屋の観葉植物なんて、絶対室内じゃ雨なんか降りませんし、陽の光だって動かしてあげないと当たらないじゃないですか」

藍子「なのにわざわざお部屋に緑が欲しいからと、人間のエゴで置かれた植物に、さも優しさを振りまいているかの様に水を与えて悦に入る行為」

882: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:07:06 ID:Zsdh
夕美「そ、そんなんじゃないもんっ!植物はほら……癒やしをくれるんだよっ!凄いんだよっ!」アセアセ

藍子「つまり癒やしが欲しいからと自らの恣(ほしいまま)に無自覚な支配欲でもって部屋の片隅にこの小さな生命を配置したわけだ、とんだ偽善だな!!!」

夕美「うわーん!!!!!」

P「高森藍子ォ!!!!!!」ヌァーッ!!

藍子「あ、いたんですかプロデューサーさん」

883: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:07:20 ID:Zsdh
P「特に話す必要なかったから喋らなかったけどここ事務所だからそらいるよ、職場だぞ」

藍子「どう思いますか、夕美さんのこの態度、あまりにも植物を冒涜していると思わなくもないでしょう?」

P「急にちょっと自信なさげにするな、お前が言い出したんだろうが」

夕美「私がいけないんだっ……みんなの癒やしになればいいな、なんてっ……全然観葉植物さんの気持ちをわかってなかったんだ……」クスン

P「いじけたぞ、あいつ」

藍子「一体誰がこんな酷いことを」

P「記憶を遡ってみろ、答えだから」

884: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:07:33 ID:Zsdh
藍子「記憶に自信がないので時間ごと遡ってもいいですか?」

P「そしたらまた繰り返すだろうが」

夕美「プロデューサーさん、どこか手頃な山とかないかなっ………観葉植物さんもきっと広い場所でのびのび育ったほうが幸せなんだよっ……」

P「まぁ待て、真に受けるな、こんな奴の言うこと」

藍子「こんな奴って何ですか」

夕美「でも…」

885: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:07:46 ID:Zsdh
P「あのな、突然環境が変わったら植物だってびっくりするだろ? 自然の恐ろしさはそれこそお前が一番わかってるんじゃないのか」

夕美「た、確かに…確かにそうだねっ」

P「植物が安心して育つ環境を提供する代わりに、俺達は水や肥料や光を当ててやるんだよ、決して一方通行なんかじゃないんだぞ」

夕美「それもそっかあ!!」ペカー!

886: ◆6RLd267PvQ 22/08/27(土) 00:07:57 ID:Zsdh
藍子「サバイバル……忘れてました。自然はいつも、生存競争だって」

※生存本能ヴァルキュリア・特訓後ホーム台詞。

藍子「いっそ植物の意思で水を飲んだり光を浴びたりすれば解決するんですけどね」

夕美「何それ面白そうっ!」

P「……どっかで聞いたような話だな、それ」

おわれ。

890: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:14:59 ID:kNkw
高森藍子「トリクロマティック・ナチュレ(強調)」

更新します

891: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:15:14 ID:kNkw
~事務所~

藍子「トリクロマティック・ナチュレはもっと活動の幅を広げるべきだと思うんです」

加蓮「活動の幅ねぇ」

響子「具体的に何をするかとかは、プロデューサーさんの判断待ちですからね、勝手なことはしちゃダメですよ」

藍子「でも何かあるでしょう、トリクロマティック・ナチュレの一員としてやれることが何か」

加蓮「やれることねぇ」

892: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:15:27 ID:kNkw
響子「まぁ、考えるだけなら自由ですし、プロデューサーさんに提案とかしてみてもいいのかな…」

藍子「例えばですけど、トリクロマティック・ナチュレの3人で日替わり配信をやるとか」

加蓮「日替わり配信ねぇ」

響子「藍子ちゃんの当番回だけ私達二人ともスタンバイしてないと危なくないですかね…」

藍子「トリクロマティック・ナチュレでお料理企画とか、トリクロマティック・ナチュレでキャンプに行くとか、トリクロマティック・ナチュレで」

響子「ぬぁーっ!!!!!」

加蓮「ぬぁーねぇ」

893: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:15:51 ID:kNkw
藍子「トリクロマティック・ナチュレの五十嵐響子ちゃん…」

響子「どうしたんですか二人して!藍子ちゃんは逐一ユニット名、加蓮さんは生返事で人の言葉繰り返すマシーン!」

加蓮「疲れるからねぇ」

藍子「トリクロマティック・ナチュレ、いまいち認知されてないと思うんですよ、なのでこうして定着するようにひたすらトリクロマティック・ナチュレと繰り返しているんですけど」

響子「そんなにしつこいと嫌われますよ普通に」

藍子「そんなばかな!こんなにかわいい美少女3人のユニットのどこに嫌われる要素がトリクロマティック・ナチュレ!」

加蓮「鶏ガラ待つこと軟骨ねぇ」

響子「とうとう加蓮さんがユニット名どうでもよくなってきてるじゃないですか、藍子ちゃんがしつこいからですよ」

加蓮「徳川埋蔵金ナチュレなら掘りたい」

響子「徳川埋蔵金ナチュレって何ですか」

藍子「とりかく!」

響子「とにかく、ですよね」

894: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:16:07 ID:kNkw
藍子「これだけひたすらトリクロマティック・ナチュレを繰り返していればきっと皆さんの間でも定着したことでしょう!ねぇ加蓮ちゃん?」

加蓮「さぁねぇ」

響子「因みになんですけど、今ここ私達以外誰もいませんよね」

藍子「トリクロマティック・ナチュレ(肯定)」コクリ

響子「トリクロマティック・ナチュレ(肯定)って何ですか」

加蓮「誰もいないよねぇ」

895: ◆6RLd267PvQ 22/08/28(日) 00:16:22 ID:kNkw
響子「ならどれだけトリクロマティック・ナチュレを連呼しても意味がないと思うんですよ、私達にユニット名定着させようとしても釈迦に説法ですよね」

藍子「トリクロマティック・ナチュレ(疑問)??」

加蓮「頭が悪いねぇ」

響子「私は頭痛がしてきました」

加蓮「別な意味で頭が悪いねぇ」

おわれ。

898: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:05:13 ID:CBU2
高森藍子「トリクロマティック・ナチュレと10周年の愚痴」

マジで愚痴しか出てこない。

899: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:05:27 ID:CBU2
~事務所~

藍子「劇場版トリクロマティック・ナチュレにありがちなこと選手権~」

P「何かが始まった」

加蓮「あー、10周年記念アニメの影響かなこれ」

P「サプボ……」シュン

響子「プロデューサーさんの傷口が……」

藍子「どうせなら人数絞った方が中身のあるムービーになったんじゃないかなって思うんですよ」

響子「少しは公式に忖度してくださいよ」

900: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:05:39 ID:CBU2
加蓮「響子、響子」

響子「はい」

加蓮「公式の目を気にしてたら今頃藍子は息してないよ」

響子「それもそうでした」

藍子「失礼ですね、それでも呼吸くらいはしますよ、生きてるんだから」

加蓮「死んでたじゃん」

響子「召されてましたよね」

藍子「大丈夫です、あの藍子ちゃんと私は完全に別人なので、あんなセーラームーンみたいな死に方はしませんよ」

901: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:05:54 ID:CBU2
加蓮「やっぱり少しは公式を気にしたほうがいい気がする」

響子「だいぶ容赦がないですね今日の藍子ちゃん」

加蓮「ともすれば『作者の言い分をアイドルに語らせるクズ作者』とかレッテル貼られそうな」

P「喋れよ……」ハァ……

響子「見てて辛くなりますね、プロデューサーさんの丸まった背中」

加蓮「哀愁が視認できるくらい漂ってるね」

P「見るべき点も確かにあったと思うし絶賛してる人がいるのもそれはそれでいいんだよ…だけどな…」ズーン

藍子「今日はちょっとプロデューサーさんがかわいそうなのでおふざけはなしの藍子ですよ」

響子「いつもそうしててくださいよ」

902: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:06:08 ID:CBU2
加蓮「私なんて一瞬映っただけだったしね、台詞ないし」

響子「雑ですよね…」

加蓮「響子はいいじゃん、美味しいから大丈夫だよを言えたんだし」

響子「この流れでそこを喜ぶのもなんか……いや、いいんですけど」

P「ぬぁーっ!!!辛気臭いぞ今日!!葬式かよ!!」

藍子「コメントでモバマス生前葬とか言われてるのちらほら見かけましたよ」

P「ならせめてモバマスのイベントにもうちょい忠実であるべきだっただろ」

加蓮「ボイス実装済のアイドルだけで無理やりイベントを再現しようとするからわけわかんなかったよね」

903: ◆6RLd267PvQ 22/08/29(月) 00:06:20 ID:CBU2
P「ひたっすらに見てて辛かったんだよ…扱いの差が酷い」

藍子「何なら声があっても喋らせて貰えないアイドルもかなりいましたからね」

加蓮「私とかね」

響子「ちょっと今日は早仕舞いしときましょ、傷を抉ることしか話せなさそうで」

P「寝て忘れよう…」

おわれ。

907: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:05:50 ID:Zo0V
モバP「トリクロマティック・ナチュレと大人の時間」

もしかして微妙にR-指定か?更新します。

908: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:06:04 ID:Zo0V
~居酒屋~

P「レモンサワーひとつ、あと唐揚げと揚げ出し豆腐ね」

店員「よろこんで~!」

P「久々に時間が空いて一人飲みに来たが……時間が経つのも早いからなあ……そのうちアイツらとも飲みに行く日が来るんだろうか……」

店員「はいレモンサワーお待たせしました!揚げ物の方は時間いただきます」ゴトン

P「どうも~」

P「……うむ、美味い」グビ

909: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:06:37 ID:Zo0V
P「そうだなぁ……例えば加蓮と飲みに来たとして…」ホワンホワンホワワーン

~~~

~??年後、もしもの話~

加蓮「あーっ、コーラハイ片手につまむポテト、最高!」カーッ!

P「お前は何て言うか、ブレないよな、軸が」

加蓮「そんな簡単な女じゃないもん♪いいようにされてたまるかっての」モキュモキュ

P「そうかそうか、よしよし、ぐいぐい飲めぐいぐい」

910: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:06:57 ID:Zo0V
加蓮「はは~ん、酔わせてあわよくばお持ち帰りとか企んでるでしょー、いけないんだー」アハハ

P「む……バレたか」

加蓮「そういうのはどさくさ紛れにするんじゃなくてシラフの時に言って欲しいかなー、誠意見せてくれたら考えなくもないよ」

P「誠意か……例えばどんなだ」

加蓮「臓器移植」

P「重い!!!!」

加蓮「でもそれくらいの覚悟はないとねぇ?」ケラケラ

~~~

911: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:07:10 ID:Zo0V
P「まぁ確かに普通に考えたらそうなのかもしれんが……」カァァ

P「というか妄想でくらい身体を許してくれてもいいじゃないか」ムス

P「いかん、酒が回ったか、日頃の我慢の反動か…」

P「ここは藍子の不祥事を数えて気分を0地点に戻そう」

P「揉み消した不祥事がひとーつ、揉み消した不祥事がふたーつ、揉み消せなかった不祥事もひとーつ」

P「……一瞬で酔いが醒めたぞ」

店員「はい唐揚げと揚げ出し豆腐お待ちぃ」ゴトン

P「あ、どうも」

P(とりあえず仕切り直して食うか)

~~~

912: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:07:25 ID:Zo0V
P「……じゃあ例えば響子ならどうなるだろうか」

P「いっそ妄想だし思い切ってベッドシーンからスタートしてみるのもアリかもしれんな」

P「いかん、今回の話はR-指定になる可能性がある」

P「良い子の諸君はここでブラウザバックだぞ、いいな」

P「ここからは……大人の時間だ」ホワンホワンホワワーン

913: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:07:38 ID:Zo0V
~??年後・ベッドの中・真っ最中~

響子「ぬぁあん!ぬぁあん♪ぬぁーっ!!!」

P「ちょっと待て」マガオ

響子「はい」

914: ◆6RLd267PvQ 22/08/30(火) 00:07:53 ID:Zo0V
P「せっかくコトに及んでるのにそれはないんじゃないの」

響子「プロデューサーさんの脳内の私ですから悪いのはプロデューサーさんですよ」

P「…つまりどういうことだってばよ」

響子「私と言えばぬぁーっだって脳髄に刷り込まれちゃった可能性が高いです」

P「全然  くねえ!!誰得だ!!!!」

おわれ。

920: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:09:20 ID:dLM7
五十嵐響子「トリクロマティック・ナチュレと夏休み最終日」

更新します

921: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:09:37 ID:dLM7
~女子寮・キッチン~

加蓮「響子、何作ってんの?」

響子「ハンバーグです」ストトトトトト

加蓮「ハンバーグ……ってそんなに野菜刻む料理だっけ」

響子「藍子ちゃんがお野菜全然食べないのがいけないんですよ、これくらい跡形もなく刻めばハンバーグからほじくり出す事もできませんしねふっふっふ」

藍子「じー…」

響子「えっ」

加蓮「いや、そりゃいるでしょ、私ら二人とも実家住みなんだから、呼ばれて二人でやってきたんだよ寮に」

藍子「カップラーメンとかないかなあ」ガサゴソ

響子「野菜食べてくださいよんもおおお!!」

~~~

922: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:09:52 ID:dLM7
響子「あとはしばらく冷蔵庫で寝かせて…と」パタン

加蓮「で、肝心の宿題だけど」

響子「ああ、そうでしたそうでした、夏休み、終わりますもんね」

加蓮「私は学校の勉強に意味を見出だせないからテキトーにやっつけたけど。最悪怒られそうになったら身体の事言うし」

響子「タチが悪すぎるんですよ」

加蓮「でもまぁ藍子の宿題は片付けとかないとねー、あと何が残ってたっけ」

藍子「日記ですね」

加蓮「高校の夏休みに日記が宿題になることある?」

響子「さあ……」

923: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:10:07 ID:dLM7
藍子「まぁでも大丈夫ですよ、最悪SSをコピペすれば万事解決しますから」

響子「コピペは検索すれば一発でバレるんですよ」

加蓮「まず台本形式のSSを日記にコピペするの色々おかしいと思う」

藍子「だめかぁ……じゃあちょっと他の方法を考えるのでしばらく8月31日から進まないようにしておきますね」

加蓮「エンドレスエイトみたいになるからやめて」

響子「加蓮さんカバー曲歌ってましたっけね…」

藍子「でもですよ、やっぱりこれ以上ないくらいの物証だと思うんですよ、例えば昨日の回とか…」

響子「ぬぁーっ!!!」ソシ!!!ゼッタイソシ!!!チョウヒッシ!!!

924: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:10:23 ID:dLM7
藍子「何をそんなにあせる必要があるって言うんですか」

響子「昨日のは色々な意味で問題がありすぎるんですよ」

藍子「ああ、昨日の回は響子ちゃんが噴いて」

響子「私は違います!!プロデューサーさんの妄想ですからアレは!!!」

加蓮「後から読んで顔真っ赤でプロデューサーにキレ散らかしてたよね、面白かったな」

藍子「私が加筆したら教室の空気がピンクに染まりますよきっと」

響子「教室で読むつもりじゃないですか!!そんな事になった日にはもうアイドルなんかやってられないですよ!!!」

925: ◆6RLd267PvQ 22/08/31(水) 00:10:34 ID:dLM7
加蓮「じゃあ因みに昨日は何してたの響子は」

響子「お塩が切れたので買いに行きました」

藍子「なるほど」

響子「なるほどじゃないです!!!」

おわれ。

929: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:02:47 ID:s7ky
北条加蓮「寿命よこせ」

更新。

930: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:03:04 ID:s7ky
響子「………」ド ド 

加蓮「もう…ゆるし…っ……」

加蓮「それいじょ……っ……つぶれっ……    するの……やめっ……」

響子「加蓮さん」

加蓮「はい」

931: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:03:16 ID:s7ky
響子「人がじゃがいもを潰してポテサラ作ってる後ろで芋に   なアテレコするのやめてもらっていいですか」ド ド 

加蓮「えー、これからがいいところなのに」

響子「なんですかいいところって」ド ド 

加蓮「この後白くてねちょねちょしたのをぶっかけられるわけでしょ」

響子「マヨネーズですよね」ビュルリラー

~~~

932: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:03:30 ID:s7ky
~女子寮・キッチン~

響子「始まりましたね~、新学期」

加蓮「そんで9月だね、9月って何かあったっけ」

響子「加蓮さんの誕生月ですね」

加蓮「ふうん」モグモグ

響子「反応が塩」

加蓮「だって誕生月って言われても別に歳取るわけでもないし?あ、何なら誕生日響子に譲るよ、えーと、五十嵐響子誕生祭何日目換算だっけ」

響子「まだ続いてたんですかそれ」

933: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:03:42 ID:s7ky
加蓮「だってさー、別に私欲しい物とか特にないもん」モグモグ

響子「またまたそんなー、いいんですよ遠慮なく言ってくれても」

加蓮「寿命ぜんぶ」

響子「限度って概念知ってます?」

加蓮「大丈夫だよ、響子の分までちゃんと生き抜くからさ」

響子「私の人生くらい私に全うさせて下さいよ」

~~~

934: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:03:59 ID:s7ky
加蓮「そう言えば藍子今日連絡つかないよね」

響子「だいたい予想は付きますけどね」

加蓮「宿題かなあ」

響子「でしょうねえ」

~~~

~藍子の高校・体育館~

藍子「時は来た!!今こそ立ち上がり、我らが力を以て天に胡座をかく愚昧な教員共を討滅しようではないか!!!」

生徒達「「「「「「オーーッ!!」」」」」」

ワアアアアア

935: ◆6RLd267PvQ 22/09/01(木) 00:04:18 ID:s7ky
~職員室~

教頭「校長、間もなくこちらへ夏休みの宿題なんかやってられるか連合軍が攻め寄せて来ます、早くお逃げを!」

校長「……遂にこの時が来たか……ふふ、面白い」スッ

教頭「校長、その優勝カップは……まさか」

校長「この聖杯が欲しいのだろう、彼奴らは…願いを叶えるこの伝説の聖杯…渡すわけには行くまい」

藍子「開けろや!!」ドンドンドン!!!

生徒指導教員「じゃかあしい!!廊下に立っとれ!!!」

藍子「はい」シュン

教頭「やだ、体罰よ校長」ヒソヒソ

校長「やぁねえ近頃のおっさんは」ヒソヒソ

生徒指導教員「これぐらいは当然の処置でしょうが」

藍子「あれ、そう言えば私宿題ぜんぶ終わらせてきたのに何で煽ったんだろう」キョトン

※ノリで全校生徒と教職員を巻き込む女。

おわれ。

939: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:04:57 ID:xwIq
北条加蓮「いよいよドッペルゲンガーなんじゃないの」

更新。

940: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:05:09 ID:xwIq
~ファストフード店~

加蓮「お、秋メニュー出てるじゃん」

藍子「月見ですか、いいですねぇ」

響子「晩ご飯食べられなくなりますから、皆ハンバーガーは1個までですよ、いいですね」

加蓮「そこを曲げてポテトだけは無限に買うの許されたりしない?」

響子「食べられるんですか?」ズイッ

加蓮「響子が圧かけてくる」

941: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:05:21 ID:xwIq
藍子「でも月見食べるよりはポテトの方が軽いんじゃないかなあ、月だし」

響子「月は食べませんよ…」

加蓮「この店に入り切らないよ、月は」

藍子「ええー…つまんないの」

響子「いよいよ公式のキャラを忘れてますよね」

加蓮「今に始まったことじゃないけどね」

響子「藍子ちゃん、そんなんでカメラの前で高森藍子(公式)の演技とかできるんですか?」

藍子「チューニングうまくいけば多分」

加蓮「自分になるのにチューニングいるの」

942: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:05:34 ID:xwIq
藍子「人は皆自分という仮面を被って生きているんですよ」

加蓮「ここまで人格が乖離すること普通の人はまずないから」

響子「二人ともー、注文決まりました~?」

加蓮「あ、もう私達の番だ」

藍子「こういう時高森藍子は草を食む習性がありますね」

加蓮「習性」

藍子「この中で一番多量に草を含むやつ下さい、完璧な高森藍子に成り代わってご覧に入れますよ」

加蓮「成り代わるの」

943: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:05:45 ID:xwIq
店員「でしたらこちらのグリーンサラダとかいかがでしょう」

藍子「…草しかないですね」

加蓮「一番多量に草を乗せたやつだよ、パックに」

藍子「高森藍子こんなの食うんすか」

加蓮「アンタ誰よ」

響子「きりがないので私が決めますね…後ろ並んでますし……」ハァ……

~~~

944: ◆6RLd267PvQ 22/09/02(金) 00:06:07 ID:xwIq
加蓮「フラペチーノだけかぁ」チュー

響子「加蓮さんは絶対晩ご飯食べられなくなりますからね、ハンバーガーだと」

加蓮「まぁ、こうしてお店で駄弁るくらいの時間なら、フラペチーノとかでも丁度いいけどね」

藍子「トマトレタスバーガー……これが高森藍子の餌…なるほど……」

響子「誰なんですかあなた」

加蓮「ね、そうなるよね」

藍子「失礼ですね、どこから見ても高森藍子じゃないですか、声も、顔も、体も」

加蓮「響子、ドッペルゲンガーって信じる?」

響子「もしホンモノの藍子ちゃんがこの世界にいるとしたら今頃何してるんでしょうね……」

藍子「ハンバーガー食べてますよ」モグモゴ

加蓮「食べ方きたない」

響子「ほら、お口の周りソースまみれですよ」フキフキ

藍子「ぬふぁー」モグモゴ

おわれ。

948: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:24:25 ID:cfWy
モバP「トリクロマティック・ナチュレとデレステ7周年」

更新。

949: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:24:47 ID:cfWy
~事務所~

P「デレステが7周年だとさ」

加蓮「うん」

藍子「はぁ」

響子「なるほど」

おわれ。

P「ぬぁーっ!!!!!」

藍子「あ、おわれキャンセルですよ」

加蓮「それペナ1ね」

響子「多用はしないでくださいね」←平和なうちにサッサと終わりたい人

P「お前らなあ」

950: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:24:59 ID:cfWy
P「とりあえずスカウトチケットで響子に衣装を買ったぞ」

藍子「2枚ありますよねスカウトチケット」

加蓮「あ、なら私が」

藍子「いやいや私でしょう」

P「スマン、もう片方のスカチケはもう一つのシリーズを尊重して裕美にしたんだよ」

藍子「ぶーぶー」

加蓮「ぶー」

P「ごめんて」

951: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:25:16 ID:cfWy
P「だが実際問題、今年のスカチケじゃ加蓮(制服SSR)は範囲外で選べないんだよ…」

加蓮「じゃあ来年は私のターンになるわけか、それならまぁ」

藍子「ぶーぶー、ぶろろろろん、パパーッ!!」スタタタスタグルグルン

P「クルマだったのか……」

響子「というか、3人の中で真っ先に私を…?」

加蓮「ははぁん、わかっちゃったよ、これは狙われてるね」

響子「なっ!?!?」ボッ///

952: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:25:32 ID:cfWy
P「そうだな、腹いっぱい食いたいな、響子のハンバーグとオムライスは」

藍子「あわよくば響子ちゃんも食べるんですね、カニバリズム的な意味で」

P「いやグロはやめてくれ…」

響子「食べ、食べ…」

P「前々からこの衣装気になってたんだよな、ビサイド・エタニティ」

加蓮「ビサイドオーラカかぁ」

藍子「何で事務所に機械があるんですか」

P「事務所だから当たり前だろ」

響子「作者さんが嫌いなタイプのネタですよソレ…」

※ネタ的に美味しいから大丈夫だよ。

953: ◆6RLd267PvQ 22/09/03(土) 01:25:54 ID:cfWy
P「響子の衣装のカラーバリエーションがだいたい赤かピンクだろ、この手のカラーは貴重だし、イラストもシチュエーションもいい、これは引くだろ」

藍子「同じような衣装の仕事を取ってくるのはプロデューサーさんじゃないですか」

P「俺の意向で仕事が回った事は一度もないんだよ」

加蓮「悲しい」

P「まぁ、何にしてもだ……デレステが7周年、めでたい話じゃないか」

藍子「40周年くらいまで行くなら認めてあげなくもないですよ」

響子「何様なんですか藍子ちゃんは」

加蓮「私死んでそう」

響子「そっちは心配ないですね、私が組み立て直せば延命可能ですし…」

P「俺もエナドリさえあれば」

加蓮「休んで」

響子「食べて」

藍子「遊んで」

P「うわぁ急にガチ目のトーンで心配するんじゃない」

おわれ。

958: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:12:30 ID:Hqzs
北条加蓮「発熱180℃」

更新。

959: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:12:48 ID:Hqzs
~事務所~

加蓮「くしゅっ」

響子「あーもう、寝てなくちゃだめじゃないですか、熱が180℃もあるのに」

P「油の温度かよ」

~~~

加蓮「あー……」ジュワアアア

P「ぶおっふ、一瞬で氷が気体になったごっふ」ゴホゴホ

響子「加蓮さんを組み直す時にちょっとうっかりしちゃったんですよね、発熱機構に深刻なバグが…」

P「ヒューマノイドか何かなのか加蓮は」

加蓮「あぢー………熱中症なる……」フー…

P「むしろ熱中症で済むなら大したもんなんだよ」

藍子「ややこし屋いかがですか~」ガチャッ

P「帰れ」

960: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:13:02 ID:Hqzs
藍子「はーい」スゴスゴ

P「ホントに帰るやつがあるか戻ってこい!!」

藍子「はい!」ヒュン!ピトッ!ギューッ!!!

P「熱烈すぎるわ」グイー

藍子「ふぬぬぬぬ」ギューッ

加蓮「何を見せられているんだろうね……」フースーヤ……

響子「さぁ……」

藍子「今じゃ!パワーをメテオに!!!」ギューッ

P「お前が言うのかよ!!!」グイー!

響子「???」

961: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:13:22 ID:Hqzs
加蓮「私の『フースーヤ…』に反応したんだと思うよ」

響子「まずフースーヤがわからないんですけど」

加蓮「FF4借りなよ、藍子から」フー…

藍子「何ならアプリ版もありますよ!!!!」ギューッ

響子「とりあえずゲームのネタなのは理解しました」

加蓮「ならよかった」ハッヒフッヘホー

P「擬音でバイキンが活性化してないか」

響子「とりあえず冷やした方がいいですね」

加蓮「じゃあこれで」ヒーホー

加蓮「……熱いホー」ヒーホー

P「ジャックランタンの方になってるんじゃないか」

藍子「ハロウィンも近いですからね」

響子「かぼちゃ食べたら良くなりませんかね」

加蓮「ひぃん…」ヒィン…

P「ひぃんは別の事務所のアイドルだろ」

962: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:13:40 ID:Hqzs
藍子「響子ちゃんまでボケたらだめじゃないですか、孤立しますよ加蓮ちゃんが」

響子「たまには藍子ちゃんがツッコミしてくださいよ」

藍子「宇宙の法則が乱れるのでダメです」

響子「そんなオーバーな…」

P「因みに今のはFF5な」

加蓮「とりあえずいい解決法があるよ、私が一回破裂するから今度はちゃんとバグが出ないように組み立てるの」フヒヒ…

P「どう思う」

963: ◆6RLd267PvQ 22/09/04(日) 00:14:12 ID:Hqzs
藍子「問題は今のフヒヒは輝子ちゃん寄りか美嘉ちゃん寄りか、ですね……」

響子「とりあえず破裂させますね、せえの!わっ!!!!」

加蓮「ぬぁ」パァン!

響子「はい」

P「そんな一言「わっ」で破裂すんの」

藍子「響子ちゃんくらいにもなるとどうすれば効率よく加蓮ちゃんを組み直せるかくらいは熟知してますからね」

響子「とりあえず明日は加蓮さんの誕生日なのでそれまでには間に合わせますよ」チャッチャカ

P「そういやそうだったな…」

藍子「忘れてたんですか、酷いなあ」

P「忘れるくらいには目の前大惨事なんだよ」

おわれ。

967: ◆6RLd267PvQ 22/09/05(月) 00:05:56 ID:Mb7x
モバP「ネクロマンシー五十嵐と加蓮の誕生日、あと藍子」

誕生日SSだぞ。祝え。

968: ◆6RLd267PvQ 22/09/05(月) 00:06:18 ID:Mb7x
~事務所~

P「いやぁ……まさかこうなっちまうとは…」

加蓮「うん」ピカァアアアアアアアア

響子「すみません、お誕生日って事でちょっと気合が乗りすぎてしまって…」

P「気合が乗りすぎると光るのか、加蓮は」

加蓮「何も見えない」ピカァアアアアアアアア

響子「あああごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ペコペコ

P「今からまた破裂させたら多分組み上がる頃には誕生日過ぎてるんだよな…」

加蓮「まぶしい」ピカァアアアアアアアア

藍子「そこでこの私の出番ってわけですね」ズイッ

響子「藍子ちゃん!」パァア

P「うわあ、響子が藍子に希望見出してる、この世の終わりだよ」

~~~

969: ◆6RLd267PvQ 22/09/05(月) 00:06:41 ID:Mb7x
~で、過去に遡り再び組み直して~

響子「…よし、起動しますね」ポチッ

P「やっぱりヒューマノイドだろ加蓮」

響子「右  を長押しで10秒間…と」ポチー

P「男の子いるんですよここに」

響子「大丈夫です、服の上から押してます」

P「そういう話じゃなく」

加蓮「………」パチッ

P「お、目が開いた……か?」

加蓮「………」パチッパチッパチチッ

P「えっ」

加蓮「あー、あー……ぬぁーっ!!」パチチチチチチチッ!

加蓮「…喋るとだめだわ、放電してる」バチチチチチチチ!!!

P「どういう理屈で?」

響子「すみません、生体エネルギーを活性化させすぎて脳の電気信号がオーバーフローしてるみたいで」

P「どうしてそんな余計なことしたの」

響子「元気な方がいいかと思ったんです」

加蓮「見てこれ、ケーキ用のフォークに電熱が伝わってケーキ焦げたよ」バチチチチチチチ!!!

響子「今回の加蓮さんも『失敗』でしたね…」

970: ◆6RLd267PvQ 22/09/05(月) 00:07:04 ID:Mb7x
P「物言いがマッドサイエンティストのそれなんだよ」

響子「藍子ちゃん、お願いします」

藍子「ケーキ食べてからでいいですか?」モグモグ

P「誰のためのケーキかわかってる?」

~~~

~で、リテイク~

響子「今度は大丈夫です、失敗から学びました」ポチー

加蓮「………」シーン

響子「…あれ?」ツンツン

加蓮「………」シーン

響子「あれ、おかしいな、生体電気の負荷に耐え得る様に全身絶縁体にしたら起動しなくなった…?」ポチポチポチポチ

P「それで動けるの悪魔の実の能力者だけだろ」

971: ◆6RLd267PvQ 22/09/05(月) 00:07:16 ID:Mb7x
藍子「また組み直しですかね」

響子「こうなったら完璧な加蓮さんを作り上げることで誕生日のプレゼントに代えさせていただきます……藍子ちゃん」

藍子「次は加蓮ちゃんもスポンジ生地にしましょうよ」モグモグ

P「俺はお前らの倫理観を組み直したいよ」

おわれ。

976: ◆6RLd267PvQ 22/09/06(火) 00:05:00 ID:E8Wx
響子「じゃん♪今回の絵は自信作ですよ!」バーン

加蓮「猫?犬?」

響子「クマです!クマさんですよ~♪」

※シンデレラガールズ劇場わいど参照。

藍子「足が3本ついてますね」

加蓮「足って3つだっけクマ…」

響子「へ?あ、あー……ホントだ、足3つ…言われて気づきました、ちょっと描き直さないと…」

藍子「いえ、私はそれ正解だと思いますよ」

響子「ほ、ホントですか?」

977: ◆6RLd267PvQ 22/09/06(火) 00:05:21 ID:E8Wx
藍子「はい、だってつまりそれ、真ん中の突起はペニ」

響子「ぬぁーっ!!!!!!!!!」

~ピンポンパンポーン~

ピヨピヨ…チュンチュンチュン……チチチチチ…

~~~~

978: ◆6RLd267PvQ 22/09/06(火) 00:05:37 ID:E8Wx
ニュースキャスター『番組を中断して、たった今入ったニュースをお伝えします、速報です』

P「お、台風情報かな」

ニュースキャスター『アイドルの五十嵐響子さんがR-指定のイラストを描いていたことが今日明らかにされた件で、関係の深い吉岡沙紀さんに話を伺いました』

P「ゲッホゲホッ」

沙紀『その…正直何が何だかわかんないんすよ…いきなり場面転換したと思ったら物凄い話題で…ちょっと混乱してるっす…ええ……』

響子「プロデューサーさぁん!!」バアン!

979: ◆6RLd267PvQ 22/09/06(火) 00:05:51 ID:E8Wx
P「響子……お前こんな状況でよく無事にたどり着いたな…」

響子「うっ……みんな酷いです!私は真面目にクマの絵を描いただけなんですよ!なのに、なのに」ヒックグスン

P「わかったわかった……で、肝心の絵を俺は見てないわけだが」

響子「はい、これです」

P「…これを藍子が男性器だと?」

響子「酷くないですか!?!?」

P「確かに(画力が)酷いな」ウンウン

980: ◆6RLd267PvQ 22/09/06(火) 00:06:09 ID:E8Wx
響子「ですよね!それに……そんなつもりじゃないのでこうなったなりの理由とかあると思うんです…ちょっと思い出せませんけど」

P「……これ、角度的に前足と後ろ足を描いただけなんじゃないのか」

響子「ああ!それ!きっとそれですよ!!」

P「急いでテレビ局に電話しよう、とにかく事態のチン静化につとめなければ」

響子「事は一刻を争いますよ!早いほうがいいです!!」

P「そうか、  い方がいいか…なるほどな」

響子「そうですよ!私、この絵を提示してちゃんとテレビで説明……説明…」

P「響子?」

響子「あれ、何ページ目の絵がそれだったかな…?」パラパラ

P「自分で把握できてねえじゃねえか」

おわれ。

984: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:05:34 ID:vGnZ
高森藍子「トリクロマティック・ナチュレと絶滅危惧種の日」

更新します。次スレも建てようかな。

985: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:05:53 ID:vGnZ
~事務所~

藍子「私達って絶滅危惧種じゃないですか」

P「突然何の話だ」

加蓮「ああ、自分が死んだら自分は存在しなくなるから絶滅危惧種、的な?」

響子「昔ドラ○もんか何かでそんな話を弟達と観たような…」

藍子「いえ、もっと根本的な話ですよ」

加蓮「根本?」

藍子「作者さんが消えたら私達みたいな胡乱アイドルを誰も描かないですよねって」

986: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:06:13 ID:vGnZ
P「予想だにしない方向に言及しやがった」

加蓮「それは自信過剰じゃない?いるよ探せば、粒子化する加蓮くらい」

響子「そうですよ、いますよ、加蓮さんを組み立てる響子ちゃん」

藍子「そして全てを超越する高森藍子ちゃん、3人揃ってトリクロマティック・ナチュレですからね」

P「トリクロマティック・ナチュレを巻き込むな、あと他人事みたいに言ってるがお前らもちゃんと加蓮と響子だろ」

藍子「私は?」

P「お前はわからん」

加蓮「私にもわかんない」

響子「何なんですか藍子ちゃんは」

藍子「さあ」

987: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:06:31 ID:vGnZ
P「シリーズ初期はぎりぎりまだマトモだった様な気もする」

加蓮「結構早い段階で壊れたと思うよ」

藍子「壊れたら響子ちゃんが組み立ててくれますよ、ねえ響子ちゃん」

響子「構造がわからないものはちょっと…」

藍子「あれー?」

P「お前だけは本当に謎なんだよな…」

加蓮「名前は藍子なのにね、見た目とか声とかも」

P「あー……試しに歌ってみろ、何でもいいから」

響子「本人確認で歌わされるアイドル…」

藍子「YO! そこの!道行く兄ちゃん 姉ちゃん♪」

P「何でもはだめだわ」

988: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:06:43 ID:vGnZ
加蓮「そうだった、亀に毒されてるんだった…」

藍子「突き進むスタイル♪確立独立」

響子「はっ!」シュトー

藍子「うっ」バタン

P「首に手刀で気絶させるとこリアルで見たの初めてだよ」

加蓮「流石に人体の構造に詳しいだけあるね」

響子「これ以上は流石にぬぁーっなんで…」

P「ぬぁーっの使い方も無理矢理過ぎる」

~~~

989: ◆6RLd267PvQ 22/09/07(水) 00:06:55 ID:vGnZ
藍子「はっ」ガバッ

加蓮「あ、起きた」

藍子「???」キョロキョロ

響子「どうかしましたか、焦った顔で」

藍子「大丈夫ですかね、気絶してるうちに私、個性がトンだりしてませんかね」キョロキョロ

加蓮「間違いなくそのままだよ」

響子「残念な事にですけど…」

藍子「よかったあ」

※よくはないが。

P「絶滅を免れてしまったか…」

おわれ。

引用元: とりくろ!シリーズ