1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:16:32.67 ID:2GiNGdpd0
下校中

上条「あー今日も授業で上条さんはお疲れなんですよ」

御坂「ちょっとアンタ!今日こそ決着つけなさいよ!」

上条「(チッ、またかようぜーな)あーはいはい負けました」

御坂「ちゃんと勝負しなさいよ!…アンタがそういう手段をとるならこっちも手段を選ばないわよ」

上条(手段を選ばない?)

上条(手段を選ばない→人質をとる→人質→インデックス!?)

上条(インデックスが危ない!)サッ

御坂「?」

上条「もしもし?アンチスキルですか?電気系能力者が暴れてるんですが」

御坂「」

上条(待ってろ、インデックス!お前の身は俺が守る!)

御坂「ちょっ、ちょっと待ってよ!!」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:23:37.02 ID:2GiNGdpd0
上条「あ、はいわかりました、待ってます」プチッ

御坂「ど、どういうつもりよ!」

上条「お前が手段を選ばないっていうんなら!俺も手段を選ばない!それだけだ」

上条「あっアンチスキルだ」

アンチスキル「電気系能力者っていうのは君かい?」

御坂「あっ、そうですけど…」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:27:20.87 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル「ちょっと来てくれるかな?」ガシッ

御坂「いやよ!なんで私が!!こうなったら能力を」

御坂「あれっ、使えない?」

アンチスキル「あらかじめこの辺では能力が使えないように特殊な超音波を流してるんだ」

アンチスキル「そういう訳でお嬢さん一緒に来てもらおう」

御坂「えっ…ちょっと…!」

上条「そういうことだそうだ、ビリビリ」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:32:37.70 ID:2GiNGdpd0

ジャッジメント支部

プルプルプルガチャ

初春「もしもし?…えっ!?御坂さんが!?」

黒子「お姉様がどうなさいましたの!?」ガタッ

初春「あ、はい、そうなんですか…はいわかりました」ガチャ

初春「御坂さんがアンチスキルに捕まったそうです…」

黒子「お姉様が!?そんなの嘘ですのそうに違いないですの何かの間違いに決まってますの冗談ですわよね?うう初春ぅ」

初春「アンチスキルからの連絡でした…」

黒子「」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:36:33.32 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル支部

アンチスキル「…で?君はどうして能力なんか使って他人を恐喝したりしたんだ?」

御坂「恐喝なんかしてないわよ!…ただ、アイツにか…てほし…て」

アンチスキル「最後のほうがよく聞こえなかったなぁ、それと彼からの証言なんだが」

御坂「!」

アンチスキル「今回が初めてじゃなくて、会うたびに度々被害にあっていたとか」

御坂「ひ、被害…」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:40:36.41 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル「あと去年の夏にあった大規模な停電や携帯電話などの機器の破損があった時の事件との関係は?」

御坂「し、知らないわよ(それはたしか…)」

アンチスキル「まあ、後で調べておくよ」

御坂「!?(自白したほうがいいかしら…)」

御坂「じ、実はその時もわたしがやりました…」

アンチスキル「ああやっぱり」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:44:20.06 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル「他には…常盤台中学周辺の自販機が壊されて無銭でジュースが盗られていたとか…流石にこれは関係ないよね?」

御坂「(この際すべて吐こう…)わ、私がやりました…」

アンチスキル「そうなのかい…」

アンチスキル(まあ全部あの被害者の子から聞いた話なんだけどね…)


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:49:06.58 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル「あとその制服から見る限り常盤台の学生だよね?」

御坂「あっ…はい(これ想定外だったわ…どうしよう)」

アンチスキル「分かった。他に何か言うことは?」

御坂「特にないです…」

アンチスキル「それじゃあこれからカウンセリングとか色々あるだろうけど頑張ってね、自分の責任を取れるように」

御坂「はい」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 21:55:54.33 ID:2GiNGdpd0
そのころ上条宅

TV「速報です、さきほど電気系能力者による傷害未遂事件がありました…」

インデックス「のうりょくしゃ?っていうのが暴れてたんだって、こわいねースフィンクス」

スフィンクス「にゃあ?」

インデックス「どれどれ…って!これ短髪なんだよ!!ってことは」

上条「ただいまー!」ガチャ

インデックス「とうま!!もしかして短髪と何かあった!?」

上条「あ、ああ…色々なぁ(テレビ見たのかな)」

インデックス「大丈夫!?とうま!」

上条「俺は大丈夫だ。それよりお前が無事でなによりだぜ」

インデックス「こんなときになってまでとうまは他人の心配するんだね?わたしは大丈夫なんだよ!ありがととうま」

上条「良かった…じゃあ今日は久しぶりにファミレスにでも行くか!!」

インデックス「うん!」

上条(これで良かったんだ…)


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:00:44.95 ID:2GiNGdpd0
御坂「これからどうなるんだろう…」

御坂「黒子やみんなに心配かけてると思うし…」

御坂「なにより学校どうなっちゃうんだろう…」

御坂「親にも心配かけるしなぁ…」

御坂「私はただアイツと、アイツと…」ウルッ

御坂(何泣いてるのよ御坂美琴!!これからが大切なのよ!!)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:07:00.44 ID:2GiNGdpd0
面会室

黒子「お姉様!!黒子は!!黒子は!!!」

御坂「な、泣かないの黒子…別にアンタが捕まった訳じゃないんだし」

黒子「お姉様の苦しみは黒子の苦しみですのおお!!どなたにつ、通報されましたのおお!!私が仇をとりますのおおお」

御坂「物騒なことを言うのはやめなさい、しかも今回のはアタシが悪かったんだし」

黒子「おねえ…さま」

御坂「心配しなくてもきっとすぐ出れるわよ!!」

黒子「!そうですの!!お姉様ならきっとすぐ出れますの!!!」

御坂「だからアンタは余計な心配しないこと!分かった!?」

黒子「は、はい!!!!」


御坂(多分しばらく出れそうにないかもしれないけど…)


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:27:02.32 ID:2GiNGdpd0
だいたいの人と面会終わった後

御坂「面会長かったなぁ…」

アンチスキル「じゃあ明日はカウンセリングだから今晩はここに泊まっておきなさい」

御坂「はい…」


御坂「アイツとは面会できなかったなぁ」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:33:38.50 ID:2GiNGdpd0
その頃ファミレス

インデックス「モグモグ、それでとうま、短髪との事件について教えてほしいかも」

上条「ああ、それはだな…」

説明後

インデックス「それでとうまは通報したんだね?」

上条「そういう訳だ。それに今日は」

インデックス「?」

上条「こうやって早く二人でファミレスに行きたかったしな」

インデックス「!!/////そ、それってどういう意味なのかな?」

上条「な、なんでもねえよ(いかん口が滑った!)」

インデックス「なんでもないって…とうま?」

上条「インデックスさん何で怒っていらっしゃるのでせうか、って」

ガブ

上条「不幸だーー!(いやこの日常が守れて良かったーーーー!)」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:40:51.57 ID:2GiNGdpd0
カウンセリング室にて

御坂「だーかーら!私はアイツにただ、構ってほしくて!!だから…!」

カウンセラー「うーん、常盤台のレベル5だって聞いていたからもっとちゃんとした話が出来ると思ったんだがねえ」

御坂「何よ!それ!!私のどこがちゃんとしてないって言うの!?」

カウンセラー「…あのね、君には非常に言いにくいんだけど」

カウンセラー「君のような人をストーカーって言うんだよ」

御坂「す、ストーカー?」

御坂(ストーカー…ストーカー…)

御坂「そ、そんなはずないわよ!私はいたって健常だし!!ただアイツのことが好き…なだけ」

アンチスキル「はい、カウンセリングはおしまい」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:52:43.54 ID:2GiNGdpd0
アンチスキル「上からの処分が決まったそうだ」

御坂「そ、そう…」

アンチスキル「『懲役3年、後程研究や開発に参加してもらう』だそうだ」

御坂「懲役3年…研究…」

御坂「あ、あの」

アンチスキル「なんだい?」

御坂「アイツ…じゃなくて被害者と話がしたいんですが」

アンチスキル「ああ、そういえば本人から伝言を預かっていたんだが…聞きたいかい?君は聞かないほうがいいかもしれないけど」

御坂「き、聞きたいです!」

アンチスキル「そうか…じゃあ言うよ?
『俺は幸せにやっている、帰り道に誰にも喧嘩を売られないからな。お前の顔も見たくない。せいぜい頑張ってくれ』
…あの少年、優しそうな子だと思ったんだけどねえ」

御坂「あっ」


御坂(こんなこと言うくらい、私って迷惑だったんだ…)

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 22:56:11.30 ID:2GiNGdpd0
その後、御坂美琴は人が変わったかのように囚人生活を送った
結果、模範囚として学園都市内の少年院を出たが、彼女の姿を見る人は減ったであろう
常盤台中学を退学になり、夜間学校通いになってしまったからだ