1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 09:52:51.62 ID:yR9fMjqF0
真美「兄ちゃーん!プリン食べよ!」

P「なんだよ突然、それ持ってきたのか?」

真美「そだよ、はいあーん」

P「いや、いいよ」

真美「いいからいいから、あーん」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 09:58:51.53 ID:yR9fMjqF0
P「むう…もぐ」モグモグ

真美「どう?」

P「あれ?おいしい…
てっきりなんか変なの入ってると思ったのに…」

真美「失礼だね!真美がせっかく作ってきたっていうのに!」

P「このプリン真美が作ってきてくれたんだ…ありがと」

真美「あ!えっと今のなし!違うから!」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:03:36.51 ID:yR9fMjqF0
P「ちょっとそのプリン貸して」

真美「?はい」

P「はいあーん」

真美「え!?真美はいいよ!」

P「いいからいいから、あーん」

真美「うぅ…あーん」モグモグ

P「おいしいだろ?」

真美「…うん」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:08:41.32 ID:yR9fMjqF0
真美「って!それ兄ちゃんが使ってたスプーンじゃん!」

P「それがどうかしたのか?」

真美「だって…それって間接…」

P「ははは!気にすんな!」

真美「気にするよ!もう!」

P「にしても美味しいな、やるもんだな」モグモグ

真美「うん…」

真美(真美が使ったスプーンまた使ってる…)

真美「……」カアアァァァ

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:14:56.67 ID:yR9fMjqF0
P「?どうしたんだ真美?」

真美「な、なんでもないよ!」

P「そうか?じゃああーん」

真美「も、もういいよ!」

P「俺1人で食べるのもあれだからさ、はいあーん」

真美「むう…あーん」モグモグ

真美(また間接キスしちゃってるよ~!)

P「………」ニヤニヤ

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:18:39.39 ID:yR9fMjqF0
P「ん?これで最後だ」

真美「それは兄ちゃんが食べなよ」

P「じゃあ、はい」

真美「?」

P「だから、真美が食べさせてよ、さっきもやってくれただろ?」

真美「わ、わかったよ…はいあーん」

P「あーん」モグモグ

真美「………」カアアァァァ

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:27:46.03 ID:yR9fMjqF0
P「やっぱり真美が食べさせてくれた方が美味しいな」

真美「ほ、本当に?」

P「ああ、ありがとう」

ナデナデ

真美「えへへ…」

P「あ!真美、俺そろそろ営業いかなきゃだから」

真美「あ、うん…いってらっしゃい!」

真美(兄ちゃんにほめられた…)

真美「えへへ…」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:34:55.66 ID:yR9fMjqF0
真美「はるるん!兄ちゃんにほめられた!」

春香「良かったね、真美!頑張って作ったかいがあったね!」

真美「うん!えへへ…」

春香「これでプロデューサーさんが振り向いてくれるといいんだけど」

真美「えへへ…ほめられた…えへへ」

春香「真美、これで満足しちゃだめだよ!」

真美「だって…えへへ」

春香「まったくもう…これからなんだから!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:42:30.11 ID:yR9fMjqF0
真美「兄ちゃん!」

P「どうしたんだ真美」

真美「これ!良かったら食べて!」

P「これは……弁当か……」

真美「兄ちゃん、あんまりごはん食べてないっしょ?だからこれ食べて!」

P「ありがとう、真美」

真美「それと兄ちゃん今日お昼時間ある?」

P「今日の昼は…ああ、空いてるぞ
何かあるのか?」

真美「一緒に食べようよ!」

P「いいぞ!たまにはいいな」

真美「えへへ…」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:47:55.96 ID:yR9fMjqF0
真美「兄ちゃん!ごはん食べよ!」

P「ああ、もうそんな時間か」

真美「じゃあ……あれ?」

P「箸が入ってない……」

真美「い、入れ忘れた!」

P「大丈夫だ、ここに予備の箸がある」

真美「流石兄ちゃん!」

P「ああ、えっと…あれだ、残念だが一人分しかない…」

真美「ええ!そんな!」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 10:57:02.45 ID:yR9fMjqF0
P「大丈夫、方法がある」

真美「方法?」

P「弁当の中身はおなじか?」

真美「うん、そだよ?」

P「なら、お互いに食べさせあえばいいじゃないか」

真美「ええ!?食べさせあうの!?」

P「嫌か?」

真美「嫌じゃないけど……食べさせあう意味って…」

P「そっちの方が美味しいだろ?」

真美「えっと…うん…」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:05:10.13 ID:yR9fMjqF0
P「真美、はいあーん」

真美「え!?本当にやるの!?」

P「ほらほら、あーん」

真美「あ、あーん」モグモグ

P「じゃあ今度は真美が食べさせてくれ」

真美「わかったよ…」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:18:00.53 ID:yR9fMjqF0
真美「あーん」

P「あーん」モグモグ

真美「おいしい?」

P「美味しいよ!やっぱり真美に食べさせてもらうと一段と美味しくなるな」

真美「そう?えへへ」

P「じゃあ今度は俺の番だな、あーん」

真美「あ、あーん」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:29:14.14 ID:yR9fMjqF0
P・真美「ご馳走さま!」

P「いやー、美味しかったぞ」

真美「ありがと、兄ちゃん」

P「じゃあ、仕事の続きするかな」

真美「あ、兄ちゃん!」

P「ん?どうしたんだ?」

真美「あのね、兄ちゃんさえ良かったらお弁当毎日作ろうと思うんだ
いいかな?」

P「本当か?助かるよ!」

真美「んっふっふ~!じゃあそういうことで!」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:34:30.98 ID:yR9fMjqF0
真美「………ただいまー」

亜美「おかえりー」

真美「………きゃー!」

亜美「!?」

真美「やったやった!えへへへへ!」

亜美「え!?どうしたの!?」

真美「ふふふ……きゃー!えへへへへ!」

亜美「真美がおかしくなった…」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:42:41.64 ID:yR9fMjqF0
真美「亜美起きて!」

亜美「うーん、あとちょっと……」

真美「真美もういくから遅れても知らないよ!」

亜美「え!?もうそんな時間!?」

真美「うーんと、今5時」

亜美「………はやすぎじゃない?」

真美「そう?」

亜美「もうちょい寝かせてよ……」

真美「ダメ!真美いないといっつも遅れそうになるっしょ?」

亜美「むう……」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:49:02.61 ID:yR9fMjqF0
真美「はい、これ亜美の分のお弁当だから」

亜美「最近なんで作るようになったの?」

真美「秘密!」

亜美「むう……」

真美「じゃあいってくるね!」

亜美「いってらー」

真美「ふんふーん♪」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 11:57:51.34 ID:yR9fMjqF0
真美「………」ガチャン

真美「あれ?まだ空いてない……
今日は他のところで仕事があるから渡しておこうって思ったのに…」

真美「流石にはやすぎたか…」

真美「はー、寒い」ハア

春香「おはよう、真美」

真美「あ、はるるん!」

春香「あれ?今日は他のところで仕事があるんじゃないの?」

真美「兄ちゃんにお弁当渡しておこうと思って」

春香「へえ…すっかり恋する乙女って感じだね」

真美「えへへ、そう?」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 12:05:18.84 ID:yR9fMjqF0
春香「どうなの?プロデューサーさんと」

真美「うーん、あんまり変わってないかな」

春香「えー!?こんなにやってるのに!?」

真美「なかなか兄ちゃんから動きが無いんだよね」

春香「そっか…でもそういうときは!」

真美「こっちからアプローチ!だよね!」

春香「あはは、そうそう!」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 12:18:39.49 ID:yR9fMjqF0
小鳥「おはよう、春香ちゃん、真美ちゃん
あれ?真美ちゃん今日は他のところで仕事のはずだけど…」

春香「おはようございます」

真美「おはよう!兄ちゃんにお弁当渡しておこうと思って」

小鳥「そうなの、いいわねプロデューサーさん!こんな可愛い子に慕われちゃって!」

春香「あはは!」

真美「あ、ピヨちゃん!これ兄ちゃんに渡して!」

小鳥「直接渡さないの?」

真美「いいんだ!じゃあよろしくね!」タタタッ

春香「ふふ…」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 12:28:16.15 ID:yR9fMjqF0
P「おはようございます」

小鳥「おはようございますプロデューサーさん」

P「さて、今日も一日頑張りますか!」

小鳥「ああそうそう、これどうぞ」

P「これは……真美が作ってくれた弁当か」

小鳥「朝、わざわざ届けてくれたんですよ」

P「そうか……なるほど……」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 12:44:08.33 ID:yR9fMjqF0
小鳥「ところでプロデューサーさん、真美ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」

P「どうって?」

小鳥「真美ちゃんの気持ち、気づいてるんでしょう?」

P「そりゃあまあ、そうですね」

小鳥「どうするんです?」

P「どうするって、今はまだ答えられないですよ」

小鳥「真美ちゃん、ずっと待ってると思います」

P「………」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 12:56:18.48 ID:yR9fMjqF0
P「真美はアイドルですよ?それ以前に未成年です
問題しかありません」

小鳥「プロデューサーさんの気持ちを聞いてるんです」

P「そりゃあ真美は明るくて優しくて可愛くて、とってもいい子です
ですけど今は真美にとって大事な時期なんですよ
俺のことなんか本当は考えない方がいいんです」

小鳥「………つまり?」

P「真美のことは好きですよ?でもそれとこれは別です
真美のことを考えるなら、気持ちに答えないことが一番いいんです」

小鳥「……わかりました、真美ちゃんにも諦めるようにいっておきます」

P「それはやめて!」

小鳥「!?」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:10:18.94 ID:yR9fMjqF0
小鳥「気持ちに答えないんじゃないんですか!?」

P「それはそうですけど…嫌われたくないって言うか…」

小鳥「……はあ…」

P「というか真美が可愛いっていうのは当たり前で…
今みたいな関係でいたいっていうのもあるし……」

小鳥「………」

P「というかぶっちゃけこのままでいいと思いますし………」

小鳥「………」

P「ね?」

小鳥「ね?じゃないでしょ……」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:20:38.89 ID:yR9fMjqF0
小鳥「真美ちゃんの気持ちはどうなるんですか……」

P「いやー、ね?今のままでも問題無いし……
このままでいいんじゃないかと」

小鳥「はぁ……」

P「だからこのことは真美には伝えないで下さい
お願いします!」

小鳥「………わかりましたよ………」

P「ありがとうございます!」

小鳥「……もし真美ちゃんから告白されたらどうします?」

P「え?なに言ってるんですか
受けるに決まってるじゃないですか
だって真美ですよ?」

小鳥「……………」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:32:24.52 ID:yR9fMjqF0
P「あ、そろそろいかなきゃですね
じゃあいってきます!」

小鳥「はい、いってらっしゃい…」

P「お砂糖入れちゃダメなの♪」

小鳥「はぁ………」

P「あ、そうだ!真美に差し入れ用意しとこうかな」

小鳥「……頭が痛い……」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:42:50.43 ID:yR9fMjqF0
真美「兄ちゃん!!」

P「よう、真美!頑張ってるか?」

真美「もちろんだよ!兄ちゃんはなんでここに?」

P「営業の途中に通ったんだ
はい、差し入れ」

真美「ありがと!」

P「もうちょっと見ていきたいとこだけど用事があるんだ、ごめんな」

真美「ううん!来てくれただけで嬉しいよ!」

P「じゃあな」

真美「じゃあね!えへへ!」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:49:36.71 ID:yR9fMjqF0
真美「あー、疲れた」

D「お疲れさま!またよろしくね!」

真美「うん!任せてよ!」

真美「あー!兄ちゃんにまた会えるかな…」

ppp ppp

真美「誰からだろ?」ピッ

春香『あ、もしもし真美?春香だけど』

真美「はるるん!どうしたの?」

春香『プロデューサーさんのことで話があるんだ』


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 13:58:19.26 ID:yR9fMjqF0
春香『実はね、今日聞いちゃったんだ』

真美「何を?」

春香『小鳥さんとプロデューサーさんが真美のことについて話してるの』

真美「真美がどうかしたの?」

春香『あのね……』



春香『………って』

真美「そうなんだ……兄ちゃんが………」

真美「えへへ!」

春香『嬉しいの?』

真美「そうだよ!だって兄ちゃんが……えへへ!」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 14:03:44.55 ID:yR9fMjqF0
春香『でも付き合えないんだよ?』

真美「いいんだよ、それは
兄ちゃんが真美のこと好きって…それだけで…」

春香『でね、もうひとつ話があるんだ』

真美「……なに?はるるん」

春香『あのね、…………』

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 14:08:15.37 ID:yR9fMjqF0
真美「ええ!?無理だよ!」

春香『やらないの?』

真美「うぅ……だって…」

春香『頑張って!応援してるから!』

真美「……うん!やってみるよ!」



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 14:19:12.10 ID:yR9fMjqF0
真美「兄ちゃん…」

P「真美!?今日はそのまま帰って良かったのに」

小鳥「お茶出すわね」

真美「お弁当の箱持ってかなきゃだからね」

P「そんなの気にしなくていいのに」

真美「兄ちゃん……ちょっといい?」

P「ん?なん……」



チュ



小鳥「お茶持ってき…」パリーン

真美「えへへ、おまじない!
兄ちゃんが真美以外のところにいかないように!」

P「」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/15(金) 14:26:56.69 ID:yR9fMjqF0
小鳥「ま、まままま真美ちゃん!?」

真美「えへへ」

P「」

小鳥「プ、プロデューサーさん?」

P「俺、死んでもいいかも」

真美「ええ!?だめだよ!死んだら!結婚出来なくなるじゃん!」

P「それもそうだな」

小鳥「えっと……?」

真美「これからもよろしくね!兄ちゃん!」

終わり