1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:16:09.77 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「れんげももう16歳か…」

れんげ「そうなん!うちもう高校生なん」

駄菓子屋「高校生にもなってまだ駄菓子食うのかよ」

れんげ「うち、駄菓子も好きだけど駄菓子屋のこと好きなんなー」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:19:32.02 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「だーから駄菓子屋じゃなくて楓だっつの」

れんげ「駄菓子屋は駄菓子屋なん」

駄菓子屋「まあいっか…」
駄菓子屋「ところでお前、毎日うちくるけど宿題とかないのか?」

れんげ「駄菓子屋に会うために毎日ダッシュで終わらせ…あっ、なんでもないのん」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:23:46.57 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「お前、どんだけ私のこと好きなんだよ(笑)」
駄菓子屋(れんげ、昔から私になついてくれてたよなー)

れんげ「駄菓子屋はうちのこと好きじゃないん?」

駄菓子屋「ん?そんなことねーよ?」

れんげ「はっ!これは相思相愛なのん!!」

駄菓子屋「いやいやいやいや」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:28:09.13 ID:Wfv3dI2R0
れんげ「今日は駄菓子屋に泊まっていくんー」

駄菓子屋「はっ!?急になに言って…」

れんげ「駄目なん?彼氏でもくるん?」

駄菓子屋「いや、そんなのいねーけど」

れんげ「じゃあ泊まっていくのーん」

駄菓子屋「ったく、なんなんだよ急に」

れんげ「久しぶりに駄菓子屋と一緒に寝たくなったのです」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:30:40.07 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「はぁ?お前と寝た覚えなんかねーよ」

れんげ「またまたぁ!ウチは覚えてるんなー」

駄菓子屋「まあいいや、どうせ誰もこないしあがれ、店しめっぞ」

れんげ「ただいまー」

駄菓子屋「おじゃましますだろが…はぁ」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:35:43.91 ID:Wfv3dI2R0
れんげ「駄菓子屋、おなかすいたん」
れんげ「駄菓子屋の手料理が食べたいん」

駄菓子屋「おーいいぞー、何が食べたいんだー?」

れんげ「……駄菓子屋がデレたん」

駄菓子屋「なっ、なんだよ…///」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:41:48.33 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「で、何が食べたいんだよ?」

れんげ「ウチ、ハンバーグが食べたいん」

駄菓子屋「じゃあ作るかー、れんげも手伝え」

れんげ「はじめての共同作業なんなー」

駄菓子屋「はいはいそうですねー」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 05:50:16.24 ID:Wfv3dI2R0
台所にて

れんげ「ぺったんぺったん」

駄菓子屋「空気抜きはそんなもんでいいぞー、じゃあフライパンに入れてくれ」

れんげ「いくのん!とうっ!!(ビシャッ)」

駄菓子屋「!!」
駄菓子屋「おい、なんでそんな雑にいれるんだ!形が崩れちまったぞ」

れんげ「ちょっと不格好な方が手作り感が出ると思いまして」

駄菓子屋「れんげ、その気遣いはいらないわ……」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:05:25.46 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「よーし焼けたぞー」

れんげ「早く盛り付けるん!」

駄菓子屋「はいはい……よっと」

れんげ「じゃあウチ、ケチャップで絵描いてあげるんなー」
れんげ「駄菓子屋、なんの絵が良いん?」

駄菓子屋「ハンバーグに絵って…それやるのは普通オムライスだろ」

れんげ「細かいことはいいのんなー」

駄菓子屋「うーん…じゃあ私の似顔絵でも描いてくれよ」

れんげ「おっけー!すぐ描くのん!」

駄菓子屋(もっと描きやすいものにしてやれば良かったかな……)

れんげ「できたのん!!」

駄菓子屋「もうっ!?しかも似てる…!」
駄菓子屋(れんげって昔から天才肌だけど、どうやったらケチャップでこんな絵が…)

れんげ「駄菓子屋!早く居間に持っていって食べるん!冷めちゃうのん」

駄菓子屋「へいへい」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:14:59.81 ID:Wfv3dI2R0
居間にて

れんげ「美味しかったのんなー!」

駄菓子屋「ああ、美味かったな」
駄菓子屋「今日はれんげが手伝ってくれたからいつもより美味かった」

れんげ「……駄菓子屋がまたデレたん」

駄菓子屋「あーもう…///」

れんげ「駄菓子屋が照れてるのん」

駄菓子屋「うるさいなぁ///」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:22:47.06 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「私は洗い物するから、れんげは風呂入ってきていいぞ」

れんげ「ウチも洗い物手伝うん」

駄菓子屋「ほう、手伝ってくれるのか」

れんげ「そうなん!感謝するん!」

駄菓子屋「はいはいありがとさん」


洗い物終了


駄菓子屋「よし、洗い物も終わったし、れんげ先に風呂入って良いぞ」

れんげ「駄菓子屋、一緒に入るん!」

駄菓子屋「はあ!?さすがにそれはねーわ」

れんげ「なんでなん?ヤンキーだから、背中に見せられない傷でもあるん?」

駄菓子屋「だからヤンキーじゃないって…」
駄菓子屋「…仕方ねーな、一緒に入るか」

れんげ「さすが駄菓子屋!話がわかるん!!」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:28:51.71 ID:Wfv3dI2R0
風呂

れんげ「駄菓子屋は結構胸あるんなー」

駄菓子屋「れんげはぺったんこだな」

れんげ「これから大きくなるん…たぶん」
れんげ「はっ…!駄菓子屋が  でくれたら大きくなるん!」

駄菓子屋「…私、先にあがるわ」

れんげ「冗談なん!駄菓子屋待つのん!!」



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:36:38.45 ID:Wfv3dI2R0
風呂あがり

駄菓子屋「れんげ、髪乾かしてやるよ」

れんげ「それは助かるん、長いとなかなか乾かないのんなー」

駄菓子屋「れんげの髪は赤ん坊の頃からきれいだよなー」

れんげ「?」

駄菓子屋「れんげが赤ん坊の頃、私が髪結んでやったことがあるんだよ」

れんげ「…!駄菓子屋はそのころからウチのことが好きだったんな!」

駄菓子屋「……もういいよ、そういうことで」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:41:26.60 ID:Wfv3dI2R0
駄菓子屋「布団はそこに入ってるから」

れんげ「分かったん!」

駄菓子屋「…おい、なんで私の布団の横に敷くんだよ」
駄菓子屋「部屋は広いんだから少し離せ」

れんげ「ウチはここがいいのん」

駄菓子屋「じゃあ私が離れる(布団ズルズルズル)」

れんげ(布団ズルズルズル)

駄菓子屋「ついてきたら意味ないだろ!」

れんげ「ウチは駄菓子屋の横が良いん!」

駄菓子屋「……ったく、しょうがないなあ」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 06:55:37.25 ID:Wfv3dI2R0
れんげ「駄菓子屋、おやすみなさいなん!」

駄菓子屋「おう、おやすみ」

れんげ「…Zzz」

駄菓子屋「寝るのはっや!?」

れんげ「ダイナマーイッ!」

駄菓子屋「(ビクッ!)……なんだ、寝言か」


駄菓子屋「前にもこうやってれんげと一緒に寝たことあったっけ」
駄菓子屋「れんげも、いつまでこの村にいてくれるんだろう」
駄菓子屋「れんげが村から出ていっちゃったら寂しくなるな……」

駄菓子屋「あーやめたやめた、寝よっ」



翌朝

れんげ「駄菓子屋!おはようございます!!」

駄菓子屋「はいはいおはよう」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 07:10:59.47 ID:Wfv3dI2R0
れんげ「朝ごはん!朝ごはんはまだですか!!」

駄菓子屋「いま準備すっから座ってろ」

れんげ「ごーはんーごーはんー♪」

駄菓子屋「そういやお前、高校卒業したらどうすんだ?」

れんげ「…?なんでそんな先のこと聞くん?」

駄菓子屋「えっ、いや、別に…」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/11(水) 07:13:31.22 ID:Wfv3dI2R0
れんげ「先のことはわからないけど、いまのウチはここにいるん!」

駄菓子屋「そうだな、目の前にいるな」

れんげ「だから駄菓子屋は寂しくないん!」

駄菓子屋「なっ…私が寂しいなんて話はしてねーだろ!」

れんげ「ウチにはお見通しなん」
れんげ「心配しなくても、また泊まりにくるのんなー」

駄菓子屋「いや、泊まりにきてくれとまでは…まあそれもいいかな」

れんげ「……駄菓子屋、にやにやしすぎなん」

駄菓子屋「ああ、れんげがいるからな!」



今日はここまで