1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 11:28:04.84 ID:mJXzy2D20.net[1/15]
千早「は……春香? い、今はちょっと……」

春香「え? どうしたの千早ちゃん……あれ、顔色悪いんじゃない?」

千早「え、ええ、だからちょっと待ってて……」

春香「体調悪いならちゃんと休まないと! どこか痛いの? 体がだるいとか?」

千早「いえ、だからお願いだから、行かせて欲しいの……」プルプル

春香「もしかして意地になってる? いいから休んで。ほら座って!」

千早「は、春香……やめて……本当に限界なの……」プルプル

春香「え!? お……怒ってるの? でもだって、私達友達だもん、放ってなんかおけないよ!」

千早「う、嬉しいわ、嬉しいけど、春香、もう、ねえ、春香……」プルプルプルプル

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 11:32:42.77 ID:mJXzy2D20.net[2/15]
春香「ちは、……な、泣いてるの……!?」

千早「春香お願い、そこをどいて!」ブルブル

春香「な、泣かないで! 確かに私、出過ぎたこと言ったかもしれない」

千早「いいから、そういうのいい」

春香「でもっ……ぢはやぢゃんいづも無理するから! 私は! 友達だがら!!」ブワァァ

ガチャバタドヤドヤ

やよい「ど、どうかしましたか!?」

伊織「何か大声がしたけど!?」

美希「あふぅ……ウルサイって思うな」

春香「みんな! 千早ちゃんが体調悪いのに無理して行こうとするの!」

千早「あああああああもう本当に勘弁して、勘弁して春香ぁあ!」ブルブル

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 11:40:56.26 ID:mJXzy2D20.net[3/15]
やよい「千早さん!? わ、私他のみんなも呼んできます!」バタバタ

伊織「私も行くわ! 最高速でこの場に全員集めてみせるんだから!」バタバタ

美希「ミキはちょっとお手洗いに行ってくるね」トテトテ

千早「え!?!?」

春香「ねえ千早ちゃん、とりあえず座ろうよ! ね?」

千早「え、あ、え? す、座るって、いえ待って、星井さんが」

春香「美希って……もしかして美希に何かやなこと言われたの?」

千早「違うけど、ああー……どうしてくれるの、私もう本当に限界なのよ!?」ブルブル

春香「きゃっ! ご、ごめん……そんなに怒るなんて、でもそれじゃあ何が?」

千早「星井さんはまだ出てこないの!?」

春香「い、今入ったばかりだよ? ……わかった、呼んでみる。待ってて」




春香「中で鍵かけたまま寝てるみたい……」

千早「あああああああもおおおおお」

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 11:47:47.00 ID:mJXzy2D20.net[4/15]
千早「起こして、起こしてよ春香」

春香「そんなこと言われても、ノックしても全然だし……」

千早「春香がわけのわからない長話をするから星井さんが入ったのよ!?」机バンッ

春香「え……あ、ぅ……ご、ごめん……なさい」

千早「謝られる暇も惜しいの、わかってよ!」

春香「うん、うんごめんね千早ちゃん。もっとガンガンノックしてケータイも鳴らすから……」

千早「本当にもう……もう本当にもうアレなのよ、もうアレだから本当に」ガクガク

ガチャバタ

伊織「きゃ!? 何よ春香ったら、すごい勢いで出てったけど……」

やよい「千早さん! 大丈夫ですか!?」

千早「やめて、やめて揺すらないで……」ガクガク

やよい「あ! ご、ごめんなさい! でも大丈夫です、伊織ちゃんと一緒に全員集めてきました!」

千早「は?」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 11:58:01.67 ID:mJXzy2D20.net[5/15]
あずさ「大丈夫……じゃないわよね。本当、顔色が悪いわ~……」

律子「もう、無理はしないでって言ったのに……」

亜美「千早おねーちゃん!」

真美「真美たちが来たからもう安心だよ!」

真「座ったほうがいいんじゃない? ほら、立つと気分が悪くなるよ」

雪歩「あのっ、元気がでるようにあったかいお茶を……の、飲めますか?」

小鳥「千早ちゃん……ごめんなさいね、気づけなくて……」


伊織「ね!」

やよい「ね!」

千早「……あの、今そんな遊んでられないんです!」

伊織「まだ意地はるっていうの!? とにかく雪歩のお茶を飲みなさいよ!」

伊織「いえ無理にでも飲ませるわ! やよい! 押さえて!」

千早「!? い、嫌っ! やめ……ちょっ、…………」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:04:11.49 ID:mJXzy2D20.net[6/15]
千早「く、くぅうう……本当にもう……」

やよい「ついでに座らせてあげますね!」

千早「ひっ!」ドサッ

千早「もう、もうやめて、触らないで、お願いだがらぁっ」グスッ

あずさ「大丈夫よ、楽な姿勢になって……」

小鳥「足を開くと楽になると思うわ」

千早「やめ……やべで、もう……わ、私もう……」

春香「千早ちゃん、美希が出てきたよ!」

美希「あふぅ……もう、春香が超うるさかったの……」

千早「いまさら……もうまにあわ……」

春香「ねえ、みんなで見守ってあげようよ、千早ちゃんもつらいんだよ」

春香「体調が悪いから体の要である腰のあたりを主に見守るべきだよ」

みんな「わかったわ!!」じーー

千早「うぅうぎぃいぃぃ……」ガクガクガクガク

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:13:03.67 ID:mJXzy2D20.net[8/15]
千早「あ、あ……ぁああぁぁあ……ぁ……」

ジワ……

チョロ……ショロショロショロショロ……

あずさ「あら、おしっこ……」

真「おしっこだ……千早がおしっこ漏らしてる」

亜美「嘘……亜美でももうお漏らしなんてしないよ……?」

真美「ですな……千早お姉ちゃんがまさかお漏らしとは……」

律子「ねぇ、すごい量よ……」

雪歩「うわぁ……まだまだ出てますぅ」

美希「しかも……かなり濃いの」

小鳥「お宝映像ね……」

伊織「ゆ、床までこんなにびしょびしょだわ」

やよい「においも結構……あ、な、なんでもないです!」

千早「ひ、あ、ぅ、ぁぁ……う……」ショロショロショロショロ

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:18:50.53 ID:mJXzy2D20.net[9/15]
千早「ふぇ……えぇえぇっ……うぁあぁぁっ……」ショロショロ……ショロ……

千早「うっ……うぅ……うぅううぅ……」チョロ……

千早「ぐすっ……ぐずっ、ぐず……」

春香「千早ちゃん……」

千早「は、るか…………うぅぅう……あぁぁあぁ……っ」

春香「千早ちゃん、私千早ちゃんに言わないといけないことがあるの」

千早「…………」グスッ

春香「ドッキリ!」

千早「え?」

みんな「大! 成! 功!!」



千早「…………は……?」

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:24:38.26 ID:mJXzy2D20.net[10/15]
春香「私が千早ちゃんがトイレ我慢してるのわからないわけないもんね!」

美希「ミキだってさすがにトイレでは寝たくないの!」

雪歩「利尿作用が一番ありそうなお茶を選んだ甲斐がありましたぁ!」

伊織「みんながあんなに早く来られたのもスタンバってたからよ!」

千早「?…………? ……?」

やよい「私もさりげなく揺すってみたんですよ!」

あずさ「足を開かせたのは小鳥さんのファインプレイだったわね~」

小鳥「いやぁ、せっかくならって思っただけで」

千早「え……意味わかんない……」

亜美「っていうか最初にドリンクに利尿剤盛ったの亜美たちだしね!」

真美「頑張ったよね!」

千早「あ……あなたたちがやったの…………」

律子「企画立案は春香だけどね」

千早「!?」

春香「あっやだーそれは言わないでって言ったのにー!」

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:29:15.60 ID:mJXzy2D20.net[11/15]
千早「な……なんで……なんで……」グスッ

春香「え?」

千早「は、春香のこと友達だと思ってたのに……みんなだって……」グスグス

千早「私のこと本当は嫌いだったなら……直接言ってよ……!」

春香「千早ちゃん……」

千早「こんな……みんなでいじめるような陰湿なことして……!」

千早「そんなに嫌われてるなら……薬まで盛られるくらい嫌われてるなら……私……もう……」

春香「千早ちゃんのバカ!!」パシーン

千早「!?」

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:34:25.03 ID:mJXzy2D20.net[12/15]
春香「みんな……千早ちゃんが心配だったんだよ!?」

千早「し、心配……?」

春香「いつもいつも無理して、喉さえよければなんでもいいみたいな生活して!」

春香「みんながどれだけ心配だったか……それをわかろうともしてくれないことだってあった!」

千早「それは……でもそれとこれとは……」

春香「本当は私……千早ちゃんに友達だと思われてないんじゃないかって不安だった」

春香「仲間だと思ってるのは自分だけで、千早ちゃんは違うんじゃないかってみんな思ってたんだよ」

千早「そんな……でもそれとこれとは……」

春香「私、千早ちゃんが大好き」

春香「だから本当に、本当の親友になりたかったの……」

千早「直接言ってくれればよかったのに……」

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:40:02.98 ID:mJXzy2D20.net[13/15]
春香「だから、こうしてみんなで一芝居うったの」

千早「私に漏らさせるのが芝居なの……?」

春香「みんなを頼ってほしい。私たちは仲間」

春香「それを……わかってほしかったの」

千早「気持ちだけはとってもありがたいわ……」

春香「でもっ……私、バカだから……こんな方法しか思い浮かばなくて、千早ちゃんのこと傷つけちゃった」

春香「ごめんね……」ポロ……ポロ……

千早「ええ……本当にバカだわ……」

春香「みんな悪気はなかったの。それに指示したのは私……悪いのも私だけだよ」

千早「それはなんとなくわかってたわ……」

春香「これだけはわかって」

春香「私、千早ちゃんと親友になりたい……もっと頼ってほしい」

春香「心から思い合える存在に、お互いになりたい」

春香「それだけ……」

千早「……」

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:46:00.14 ID:mJXzy2D20.net[14/15]
千早「悪気は……なかったのね?」

春香「うん……」

千早「いじめでも嫌がらせでもないのね」

春香「そんなこと、するわけないよ!」

千早「…………」

春香「許して……くれる?」

千早「今は……今はまだ、許せないわ……みんなでよってたかって私を困らせて恥をかかせたのは事実よ」

春香「……うん」

千早「でも……春香の気持ちは、よくわかったわ」

春香「!」

千早「すぐには無理だけど、春香の私への気持ちは……きちんと伝わった」

千早「それに、私……やっぱり春香の笑顔が好きだから」

春香「千早ちゃん……!」

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 12:49:10.32 ID:mJXzy2D20.net[15/15]
春香「千早ちゃん、今の言葉!」

千早「ええ……!」












春香「くっさ~」