1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 14:44:16.21 ID:P0cilygHa
クリリン「フリーザだーー!!!」

悟空「悟飯!ピッコロを連れて追試を始めろ!」

悟飯「でもお父さん!」

悟空「早くしろ!皆揃って留年してぇのか!」

フリーザ「単位認可の一定基準があろうと貴様らごとき留年させるのはわけないぞ!」

クリリン「うわー!!」

悟空「クリリーン!」

クリリン「悟空ーー!!」57点

フリーザ「ククク、お次はガキの方かな」

悟空「おのれ…よくも…よくも…」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 14:48:55.64 ID:P0cilygHa
悟空「貴様、一体どれだけの学生を留年させれば気がすむんだ…ク、クリリンまで…」

フリーザ「クッ」ピッ

悟空「」サラサラッ

フリーザ「と、解いた!」

フリーザ「くっそー!!」ピピピッ

悟空「」サラサラッ

フリーザ「おのれ…悪問さえ出せば貴様など…」

悟空「出して見ろよ」

フリーザ「後悔しやがれー!」

悟空「」サラサラッ

フリーザ「……!」

悟空「たくさんの学生を留年させても…たった一人の特待生は落とせないようだな」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:02:49.55 ID:P0cilygHa
フリーザ「貴様なんぞに単位を取られるくらいなら俺は退職を選ぶぞ…」

フリーザ「この講義の登録を消す!!」

悟空「しまったぁ!!」

ゴゴゴゴ

悟空「どうやら登録を消すことはできなかったようだな。貴様が無意識に権利濫用による懲戒免職を恐れたからだ」

フリーザ「それはどうかな?後数分でテスト終了のチャイムが鳴る。俺はテスト後にも生き延びられるというわけだ」

悟空「何!?…十分だ。俺は貴様の問題を解き、チャイムが鳴る前に教室を出る」

フリーザ「……」

悟空「時間を稼がせるわけにはいかん!解くぞ!」

フリーザ「バッ!」

悟空「くっ」

フリーザ「ククク、今のは誤答率70%といったところだ。そしてこれがお待ちかねの……!!」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:06:37.41 ID:P0cilygHa
悟空「やめだ」

フリーザ「何!?やめとはどういうことだ」

悟空「貴様は全力で悪問を出し続けたせいで問題のクオリティのピークを過ぎ、難易度が落ちてきている。これ以上解き続けても無駄だと思い始めた」

悟空「もう俺の60点取得は済んだ。これからは研究室で静かに過ごすといい」

悟空「二度と講師すんじゃねぇぞ。おめぇの面は二度と見たくねぇ」

フリーザ「この俺が…この俺が負けるかー!!」

悟空「どうしようもねぇ馬鹿野郎だ…オラは最後のチャンスを与えてやったんだぞ」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:11:16.65 ID:P0cilygHa
悟空「悪問を出すんじゃない!伏せろー!!」

フリーザ「」ザンッ

悟空「自分で出した問題を解けず自爆とは、貴様らしくない最後だったな」

フリーザ「頼む…助けてくれ…」

悟空「そうやって土下座してきた学生を貴様は何人留年させたんだ!」

ポウッ

悟空「俺の学生アンケートで貴様の評価を少しあげてやった」

フリーザ「ククク…意外だな…貴様が評価をくれるとはな」

悟空「今の貴様なら免職せずに済むだろう。働いて職のありがたみを思い知るがいい!」

フリーザ「貴様は…俺に落とされるべきなんだー!!」

悟空「バカヤローーー!!」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:12:45.35 ID:P0cilygHa
悟空「もうすぐチャイムが鳴る!特待生基準の90点を取らなければ!!」

悟空「チャイムが鳴る…チクショォォーー!!」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:24:33.61 ID:P0cilygHa
悟空「皆!オラに可能な限り単位をわけてくれ!たのむ!」

悟飯「そうか!単位玉だ!」

ピッコロ「ふんベジータめ…らしくないマネをしやがるぜ」

悟空「うほおっきたきた!いきなりでけぇぞ!こいつは悟飯たちの単位だな!」

ベジータ「だ、だがまだ完全じゃない…何故だ」

「おい単位をあげろってよ」
「あやしい声だったぜ」
「なにものなんだ?」
「そんなことしたってなんになるんだ?」

ベジータ「ち、ちくしょう…」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:31:20.83 ID:P0cilygHa
悟空「おい、卒業するにはこれでもたぶんまだ足りねぇぞ!」
悟空「なにやってんだ!オラたちの仲間以外ほとんど単位をくれてねえじゃねえか!」

ベジータ「やい内部生ども!さっさと協力しやがれ!また魔人ブウに留年させられたいのか!これは夢でもなんでもないぞ!マジなんだ!たまには貴様らも力を貸せ!」

「お、おれあげてみようかな」
「お、おいやめとけって!」
「はぁっはぁっそんな!ほんとに単位が…」
「そらみろ!こいつは大学の罠だ!」

「み、みんな!気を付けろ!ほんとに単位をすいとられるらしいぞ!」
「バーカだれがおまえのいうことなんかきくかよ」

悟空「な、内部生のみんな!たのむ!たのむから単位をわけてくれ!皆の助けが必要なんだ!」

「お、おい今度は真面目そうな奴っぽい声だったぜ」
「だまされるな!ぜったいブウの仲間だ!」

悟空「はやくしてくれー!オラの卒業も内定もどうなってもいいのかバッキャロー!」
「なんだとバカヤローだと!?人にたのむのにでかい態度だぜ!」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:35:04.79 ID:P0cilygHa
サタン「いいかげんにしないか貴様らーー!!」

「サーターン!サーターン!!」

悟空「きっきた!はなれてろベジータ!いくぞー!!」

ベジータ「バ バカヤロウ俺にかまうな…はやく解いちまえ…くそったれ…!」

サタン「やれー!早く卒論を片付けちまえー!!」

悟空「やるじゃねえかサタン!おめぇが本当の…」

サタン「特待生かもな!!」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:38:13.10 ID:P0cilygHa
悟空「いっけー!!くそっ…くそ!!いけぇ!!ちきしょう!あとちょっとなのに…!」

ベジータ「け、計算が違った!かんじんの単位玉を撃つカカロットに学力が足りん!」

サタン「え?」

老界王神「ま、まずいぞ。もしかするとあの単位玉とかいうヤツがまだ単位不足なのかも…」
デンデ「そんな!ボクらの単位も使っちゃったし」

閻魔「がんばらんかい孫悟空!そ、その単位玉にはわしらOBの単位も込められとるんじゃぞ…!」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/24(火) 15:42:54.56 ID:P0cilygHa
デンデ「そうだ!ポルンガさん!いま卒論と戦っている悟空って人に他大学の論文を丸パクリさせることはできる!?」

ポルンガ「その者の卒論を要件に満たすよう書き換えることなら可能だ」

デンデ「よ、よかった!すぐにお願いします!」

悟空「も、もうだめだ…………………!?」
デンデ「悟空さん!みっつめの願いで悟空さんのワードファイルが完璧になったでしょ!?」

悟空「完成だ!完成だぞー!!サンキュードラゴンボール!!」

悟空「おめぇはすげぇよ…よく頑張った…たった一人でよ…今度はいい講師に生まれ変われよ…一対一で勝負してぇ…オラももっともっと学力をあげて…」

悟空「またな!」


おわり

引用元: フリーザ「い 今のは流石に単位認可するかと思った…このフリーザ様が単位認可しかけたんだぞ…!」