1: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 09:54:50.68 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「皆さん、手は洗いましたか?」

こころ「洗いましたー!」

ここあ「はーーーい♪」

虎太郎「あらったー」

海未「お利口さんですね」

にこ「ちょっと…」

2: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 09:55:30.65 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「冷めないうちにいただきましょう」

にこ「園田ァ!」

海未「はい?」

にこ「何してんの?」

海未「いや、にこが焼いたホットケーキを頂こうと思って…」

にこ「なんであんたがナチュラルに家にいるの!?」

5: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 09:58:25.86 ID:xvKzZ6Rb.net
こころ「私がお呼びしました」

にこ「は!?」

こころ「聞けば、海未さんはμ'sの作詞担当兼エグゼクティブプロデューサー」

こころ「海未さんの権限で曲のセンターが決まると言っても過言ではないそうです」

こころ「今日は、次の新曲でお姉様のセンター確約を取り付けるために海未さんをお招きしたのです!」

にこ「どうしてそんなデタラメを真に受けちゃうのよ…」

海未「にこの教育の賜物ですね」

にこ「う、うるさいっ!」

7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:01:29.61 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「今日はこころちゃんに招かれたので、にこにとやかく言われる筋合いはありません」

にこ「あるわよ!なに知らないうちに人の妹と親密になってんのよ」

海未「もうそんなことはどうだっていいじゃないですか」

にこ「よくない!ていうかあんたが来たってことは、まさか穂乃果やことり達も付いて来るんじゃ…」

海未「安心して下さい。私一人です。他には誰も来やしませんよ。誰もね」

にこ「まったく安心できないわ」

10: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:04:24.39 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「にこ、せっかくの休日です。これ以上家族団欒のひと時を乱すのはやめませんか?」

にこ「あんたがそれ言っちゃう?」

海未「見てください。子ども達が怯えていますよ」

こころ「ごめんなさいお姉様、私のせいで…」シュン

ここあ「おねえちゃんおこなの?」

虎太郎「こえー」

にこ「ぐっ…」

19: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:34:44.85 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「お、怒ってなんかいないわよ?」

ここあ「ほんとぉ…?」

にこ「ホントにホント!みんなのニコニーは嘘つかないニコッ☆」

海未「どうでしょうね」

にこ「あ?」

21: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:36:46.79 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「なんですかその不貞腐れた顔は?ほら笑顔ですよ笑顔!さあ皆さんご一緒に~」

海未「うっみうみうー☆」

こころあ虎「「「うっみうみうー!」」」

海未「どうしました?せーのっ」

にこ「うぅ…うっみうみうーッ!」

22: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:42:07.78 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ(私の家なのに完全に主導権を握られてしまったわ…)

海未「さて、こころちゃん。ホットケーキのトッピングはどうしますか?」

こころ「バターとメープルシロップがあります」

海未「王道ですね。ならばこれもどうでしょう」スッ

こころ「こ、これはまさか!」

海未「チョコレートソースです」

23: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:44:44.37 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「苺ジャムに」スッ

ここあ「うぉお!?」

海未「ブルーベリージャムもありますよ」スッ

ここあ「すげぇや!!」

海未「アイスクリームもいかがです?」トンッ

ここあ「っしゃああ!!」

にこ「どんだけ持って来てんのよ…」

24: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:49:02.08 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「ささ、どんどん食べてください」

こころ「ん~~♪口の中にふんわりとした甘みが広がって、おいしいです!」

ここあ「色んな味のホットケーキが楽しめてイイね!」

虎太郎「うめー」

キャッキャッ


海未「喜んでくれたみたいですね」

にこ「…」

25: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:52:21.69 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「ねぇ海未」

海未「なんですか?」

にこ「今日は……その……ありがと」

海未「礼には及びません」

にこ「でも海未の差し入れのお陰でこの子たちも凄い喜んでるし」

海未「何言ってるんですか。にこ特製のホットケーキがあってこそですよ」

にこ「ま、まぁね!やっぱりそう思う?」

海未「ええ。さすがにこです」

27: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 10:59:08.97 ID:xvKzZ6Rb.net
【1時間後】

こころ「スゥー…」

ここあ「クカァー…」

虎太郎「スピー…」

海未「どうやらお腹いっぱいになって、みんな寝てしまったようですね」

にこ「私もなんだか疲れたわ。ちょっと休もうかしら」

海未「にこ。私の膝、空いてますよ」ポンポン

にこ「それじゃ遠慮なく」コロン

海未「えっ」

28: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:02:51.00 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「…何よ?」

海未「いえ、まさかにこがすんなり身を委ねてくれるとは思わなくて」

にこ「あんたから言い出したんじゃない」

海未「そうでしたね」

にこ「ふんっ」

29: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:07:09.14 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「あ~ぁ。なんか横になった途端後片付けするの面倒くさくなってきた」

海未「せっかくの休日ですから、ゆっくりするのも良いと思います」

にこ「でもこの子たちの面倒見なきゃいけないし、そうも言ってらんないのよね」

海未「それなら、にこの面倒は私が見ます」キリッ

にこ「んじゃ、私の代わりに後片付けよろしくっ☆」

海未「駄目です」

にこ「えぇー」

海未「2人でやればすぐに終わりますよ」

30: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:13:47.42 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「…」

海未「どうかしましたか?」

にこ「こうして近くで見ると、海未の髪ってムカつくくらい綺麗よねぇ」クルクル

海未「恐縮です」

にこ「シャンプーのCMの人みたい」

海未「にこの髪だって艶があって、サラサラで、とても触り心地が良いですよ」ナデナデ

にこ「あんたに褒められると、なんか嫌味言われてるような気分」

海未「そんなつもりはありませんが」

にこ「…知ってる」

32: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:18:11.55 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「それににこの髪は良い匂いがします。甘くて優しい香りといいますか」スンスン

にこ「なに嗅いでんのよバカ」

海未「駄目ですか?」

にこ「駄目よ」

海未「では代わりにこころちゃんの匂いを堪能してきます」

にこ「やめなさい」

33: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:22:56.37 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「駄目ですか?」

にこ「駄目よ」

海未「残念です」

にこ「あの天使のような寝顔を下衆な行為で汚すのは許さないから」

海未「それならやはり、膝元の天使を愛でるとしましょう」

にこ「プッ…なによそれ」

海未「ふふっ」

35: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:28:14.41 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「ところでさ、海未」

海未「なんですか?」

にこ「あんた、髪切ったでしょ?」

海未「え?あ、はい。実は今日美容院で手入れしてもらいました」

にこ「ふ~ん。そんなに気合入れてにこに会いに来てくれたんだ(笑)」

海未「…」

にこ「…」

36: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:32:25.27 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「ちょ、ちょっと!なんとか言いなさいよ!」

海未「ほんの少ししか切っていないのですが、よく気付きましたね」

にこ「…気付くに決まってんでしょ」

海未「え?」

にこ「良い匂いがしたからよ。美容院のね」

38: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:35:21.76 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「ああ、そういうことですか」

にこ「何?どういうことだと思ったの?」

海未「些細な変化にもすぐに気付くくらい、にこが私のことをよく見てくれてるんだと思いました」

にこ「その通りよ」

海未「!?」

40: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:41:04.34 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「ずっと見てたわ」

にこ「同じμ'sのはずなのに何だか海未が遠い存在に感じてた」

にこ「…だけど今日は違う」

にこ「こんなにも近くに海未が来てくれた」

にこ「ねぇ、海未。もっと近づいても、いい?」

海未「~~~///」カァァ

42: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:47:22.17 ID:xvKzZ6Rb.net
海未「だっ!駄目です!そんな、いきなりっ…破廉恥です!!!」

にこ「へっ?」

海未「きききゅ急用を思い出したので!こここれにて失礼します!!///」サラバッ

にこ「待っ…」



にこ「行っちゃった」

44: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:52:40.94 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「…こころ、起きてる?」

こころ「ホイ」

にこ「今の海未の表情、撮った?」

こころ「バッチリです!」

45: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:54:11.47 ID:xvKzZ6Rb.net
にこ「ふふっ♪ 『珍しく攻めたのに、思わぬ逆襲に赤面する海未』の表情」

にこ「これは海未を慕う学院の豚共に高く売れるわ」グヘヘ…

こころ「おまけに調味料もいっぱい頂きましたし、一石二鳥ですね!」

にこ「こころが巧く海未を誘ってくれたお陰よ」ナデナデ

47: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/03/21(土) 11:56:33.92 ID:xvKzZ6Rb.net
こころ「海未さんは完全にその気になってましたね」

にこ「トーゼン!スーパーアイドルにこにーの演技力を以ってすれば海未なんてチョロいニコ☆」

こころ「さすがですお姉様!とても演技には見えませんでした!」

にこ「でしょ~?」

こころ「ええ。だってお姉様、耳まで真っ赤なんですもの」

にこ「…!」


END

70: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 00:02:34.20 ID:V20H+Nwv.net
にこ「にこにー特製ホットケーキが焼けたニコ☆」

右京「良い匂いですねぇ」

右京「皆さん、手は洗いましたか?」

こころ「洗いましたー!」

ここあ「はーーーい♪」

虎太郎「あらったー」

右京「お利口さんですね」

にこ「ちょっと…」

右京「冷めないうちにいただきましょう」

にこ「杉下ァ!」

右京「はい?」

にこ「何してんの?」

右京「いや、にこさんが焼いたホットケーキを頂こうと思って…」

にこ「なんであんたがナチュラルに家にいるの!?」

71: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 00:04:37.88 ID:V20H+Nwv.net
こころ「私がお呼びしました」

にこ「は!?」

こころ「聞けば、杉下さんは相棒の主役兼水谷天皇」

こころ「杉下さんの権限で次の相棒が決まると言っても過言ではないそうです」

こころ「今日は、次のシーズンでお姉様の相棒確約を取り付けるために杉下さんをお招きしたのです!」

にこ「どうしてそんなデタラメを真に受けちゃうのよ…」

右京「にこの教育の賜物ですね」

にこ「う、うるさいっ!」

79: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:33:17.80 ID:V20H+Nwv.net
右京「今日はこころさんに招かれたので、にこさんにとやかく言われる筋合いはありません」

にこ「あるわよ!なに知らないうちに人の妹と親密になってんのよ」

右京「もうそんなことはどうだっていいじゃないですか」

にこ「よくない!ていうかあんたが来たってことは、まさか亀山さんや神戸さん達も付いて来るんじゃ…」

右京「安心して下さい。特命係は私一人です。他には誰も来やしませんよ。今シーズン中は」

にこ「まったく安心できないわ」

80: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:34:15.42 ID:V20H+Nwv.net
右京「にこさん、せっかくの休日です。これ以上家族団欒のひと時を乱すのはやめませんか?」

にこ「あんたがそれ言っちゃう?」

右京「見てください。子ども達が怯えていますよ」

こころ「ごめんなさいお姉様、私のせいで…」シュン

ここあ「おねえちゃんおこなの?」

虎太郎「だーくないと」

にこ「ぐっ…」

81: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:34:58.38 ID:V20H+Nwv.net
にこ「お、怒ってなんかいないわよ?」

ここあ「ほんとぉ…?」

にこ「ホントにホント!みんなのニコニーは嘘つかないニコッ☆」

右京「さて、それはどうでしょう」

にこ「あ?」

82: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:35:59.21 ID:V20H+Nwv.net
右京「なんですかその不貞腐れた顔は?ほら笑顔ですよ笑顔!さあ皆さんご一緒に~」

右京「うっきょうっきょうー☆」

こころあ虎「「「うっきょうっきょうー!」」」

右京「どうしました?せーのっ」

にこ「うぅ…うっきょうっきょうーッ!」

83: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:37:18.51 ID:V20H+Nwv.net
にこ(私の家なのに完全に主導権を握られてしまったわ…)

右京「さて、こころさん。ホットケーキのトッピングはどうしますか?」

こころ「バターとメープルシロップがあります」

右京「王道ですねえ。ならばこれもどうでしょう」スッ

こころ「こ、これはまさか!」

右京「ええ、チョコレートソースです」

84: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:37:59.98 ID:V20H+Nwv.net
右京「苺ジャムに」スッ

ここあ「うぉお!?」

右京「ブルーベリージャムもありますよ」スッ

ここあ「すげぇや!!」

右京「アイスクリームもいかがです?」トンッ

ここあ「っしゃああ!!」

にこ「どんだけ持って来てんのよ…」

85: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:38:42.81 ID:V20H+Nwv.net
右京「さあ、どんどん食べてください」

こころ「ん~~♪口の中にふんわりとした甘みが広がって、おいしいです!」

ここあ「色んな味のホットケーキが楽しめてイイね!」

虎太郎「うめー」

キャッキャッ


右京「喜んでくれたみたいですねえ」

にこ「…」

86: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:40:02.53 ID:V20H+Nwv.net
にこ「ねぇ杉下さん」

右京「なんですか?」

にこ「今日は……その……ありがと」

右京「礼には及びません」

にこ「でも杉下さんの差し入れのお陰でこの子たちも凄い喜んでるし」

右京「何を言ってるんですか。にこさん特製のホットケーキがあってこそですよ」

にこ「ま、まぁね!やっぱりそう思う?」

右京「ええ。さすがにこさんです」

87: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:40:43.51 ID:V20H+Nwv.net
【1時間後】

こころ「スゥー…」

ここあ「クカァー…」

虎太郎「スピー…」

右京「どうやらお腹いっぱいになって、みんな寝てしまったようですね」

にこ「私もなんだか疲れたわ。ちょっと休もうかしら」

右京「にこさん。私の膝、空いてますよ」ポンポン

にこ「それじゃ遠慮なく」コロン

右京「はいぃ?」

88: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 21:42:06.05 ID:V20H+Nwv.net
にこ「…何よ?」

右京「いえ、まさかにこさんがすんなり身を委ねてくれるとは思わなかったもので」

にこ「あんたから言い出したんじゃない」

右京「おや、僕としたことが」

にこ「ふんっ」

97: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:11:02.33 ID:K5z7iFrA.net
にこ「あ~ぁ。なんか横になった途端後片付けするの面倒くさくなってきた」

右京「せっかくの休日ですから、ゆっくりするのも良いと思います」

にこ「でもこの子たちの面倒見なきゃいけないし、そうも言ってらんないのよね」

右京「それなら、にこさんの面倒は私が見ます」キリッ

にこ「んじゃ、私の代わりに後片付けよろしくっ☆」

右京「駄目です」

にこ「えぇー」

右京「二人でやればすぐに終わりますよ」

98: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:12:48.74 ID:K5z7iFrA.net
にこ「…」

右京「どうかしましたか?」

にこ「こうして近くで見ると、杉下さんの髪ってムカつくくらい綺麗よねぇ」クルクル

右京「恐縮ですねぇ」

にこ「リアップのCMの人みたい」

右京「にこさんの髪だって艶があって、サラサラで、とても触り心地が良いですよ」ナデナデ

にこ「あんたに褒められると、なんか嫌味言われてるような気分」

右京「そんなつもりはありませんが」

にこ「…知ってる」

99: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:15:18.26 ID:K5z7iFrA.net
右京「それににこの髪は良い匂いがします。甘くて優しい香りといいますか」スンスン

にこ「なに嗅いでんのよバカ」

右京「駄目ですか?」

にこ「駄目よ」

右京「では代わりにこころちゃんの匂いを堪能してきます」

にこ「やめなさい」

101: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:16:09.80 ID:K5z7iFrA.net
右京「駄目ですか?」

にこ「駄目よ」

右京「残念です」

にこ「あの天使のような寝顔を下衆な行為で汚すのは許さないから」

右京「それならやはり、膝元の天使を愛でるとしましょう」

にこ「プッ…なによそれ」

右京「ふふっ」

102: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:19:00.64 ID:K5z7iFrA.net
にこ「ところでさ、杉下さん」

右京「なんですか?」

にこ「あんた、眼鏡変えたでしょ?」

右京「はいぃ?…実は今日眼鏡店で引き取ってから来ました」

にこ「ふ~ん。そんなに気合入れてにこに会いに来てくれたんだ(笑)」

右京「…」

にこ「…」

103: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:22:15.61 ID:K5z7iFrA.net
にこ「ちょ、ちょっと!なんとか言いなさいよ!」

右京「ほんの少ししか変わっていないのですが、よく気付きましたね」

にこ「…気付くに決まってんでしょ」

右京「え?」

にこ「レンズに傷1つついていないからね」

104: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:23:03.80 ID:K5z7iFrA.net
右京「ああ、そういうことですか」

にこ「何?どういうことだと思ったの?」

右京「些細な変化にもすぐに気付くくらい、にこさんが僕のことをよく見てくれてるんだと思いました」

にこ「その通りよ」

右京「はいぃ!?」

105: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:25:20.18 ID:K5z7iFrA.net
にこ「2時間ドラマの頃からずっと見てたわ」

にこ「同じ個性的な演技力のはずなのに何だか杉下さんが遠い存在に感じてた」

にこ「…だけど今日は違う」

にこ「こんなにも近くに杉下さんが来てくれた」

にこ「ねぇ、右京。もっと近づいても、いい?」

右京「~~~///」カァァ

106: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:27:38.02 ID:K5z7iFrA.net
右京「おや!僕としたことが!今日これから来シーズンの相棒編成会議ではありませんか!!!」

にこ「へっ?」

右京「きききゅ急用を思い出したので!こここれにて失礼します!!///」サラバッ

にこ「待っ…」



にこ「行っちゃった」

107: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:28:12.37 ID:K5z7iFrA.net
にこ「…こころ、起きてる?」

こころ「ホイ」

にこ「今の右京さんの表情、撮った?」

こころ「バッチリです!」

108: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:29:27.63 ID:K5z7iFrA.net
にこ「ふふっ♪ 『珍しく攻めたのに、思わぬ逆襲に赤面する右京さん』の表情」

にこ「これは右京さんを慕う花の里の常連共に高く売れるわ」グヘヘ…

こころ「おまけに調味料もいっぱい頂きましたし、一石二鳥ですね!」

にこ「こころが巧く右京さんを誘ってくれたお陰よ」ナデナデ

109: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 13:30:07.65 ID:K5z7iFrA.net
こころ「杉下さんは完全にその気になってましたね」

にこ「トーゼン!スーパーアイドルにこにーの演技力を以ってすれば右京さんなんてチョロいニコ☆」

こころ「さすがですお姉様!とても演技には見えませんでした!」

にこ「でしょ~?」

こころ「ええ。だってお姉様、耳まで真っ赤なんですもの」

にこ「…!」


END

引用元: にこ「にこにー特製ホットケーキが焼けたニコ☆」海未「良い匂いですねぇ」