1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:00:55.34 ID:9/KvO2Q10
エレン「今日も疲れたな」

アルミン「うん、はやく身体をあらいたいよ」

ミカサ「………」

ミカサ(訓練中に掌を切ってしまった)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372226455

引用元: ミカサ「てのひらが痛い」

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:01:36.85 ID:9/KvO2Q10
ミカサ(2人に余計な心配をさせるわけにはいかない)

ミカサ(あとで救護室に行こう)

ミカサ「……」

ミカサ(けっこう痛い)

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:02:25.83 ID:9/KvO2Q10
ジャン「おいミカサ」

ミカサ「ジャン…?なにか用事でも?」

ジャン「そんなトコだ。ちょっと来てくれるか」

ミカサ「それは今でなければならないの?」

ジャン「ああ」

アルミン(ジャンがミカサに用事…?)

エレン(あいつら仲良かったのか)

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:04:08.88 ID:9/KvO2Q10
ミカサ「どこに行くの」

ジャン「あそこの部屋だよ」

ミカサ(あそこはたしか救護室)

ミカサ「…私はそんなに分かりやすかっただろうか」

ジャン「ああ?ありえねえくらい無表情だったよ」

ミカサ「そうか。じゃあ何故気付いた?」

ジャン「普通あんなに拳握らねえだろ。最初は何か怒ってるのかと思ったぜ」

ミカサ「ジャンは目ざとい」

ジャン「お褒めに預かり光栄です」

ミカサ「…ふふっ」

ジャン(やべえかわいい)

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:07:49.08 ID:9/KvO2Q10
ジャン「今日は救護担当いねえんだよ」

ミカサ「いい。応急処置なら自分でできる」

ジャン「…くはっ!お前、腕一本でそんなことできるわけないだろ」

ミカサ「…私は冷静じゃなかった」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:08:52.62 ID:9/KvO2Q10
ジャン「嫌じゃなければ俺がやってやるけど」

ミカサ「ここまで連れてきてくれたあなたを嫌がる理由は無い」

ミカサ「応急処置はあなたに頼もう」

ジャン「まかせろ」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:10:23.29 ID:9/KvO2Q10
ジャン「こんなもんか」

ミカサ「…」

ジャン「あのさあ、お前たしかに強いけどよ」

ジャン「一応女なんだ。たまには誰かに頼るのも悪くねえと思うぞ」

ミカサ「…善処する」

ジャン「おう」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:11:50.12 ID:9/KvO2Q10
ジャン「じゃあ行くか」

ミカサ「わかった」

ミカサ「ジャン、今日はありがとう」

ジャン「どういたしまして」



おわり

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:13:02.95 ID:9/KvO2Q10
こんな感じで、普段は仲良い様子のない訓練生を仲良くさせる短いのが
あと2つくらいあります


次→ユミル「本を借りにきた」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:14:44.71 ID:9/KvO2Q10
ユミル「……わっ!!!」

ベルトルト「うわああああ!!!!」

ユミル「ぶはwwwwwwあはははははwwwwwwwwww」

ベルトルト「ゆ、ゆみる…」

ユミル「wwwwwwwwwwひいwwwwwwww腹いてえwwwwwwwwww」

ベルトルト「何してるんだよ…」

ユミル「あー、笑った笑った」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:15:46.56 ID:9/KvO2Q10
ベルトルト「ユミル、ここは図書室だよ。今は人がいないからいいけど」

ユミル「ああ?人がいねえからやったんだろーが」

ユミル「私は本を返しに来た」

ユミル「同じ作者の本を借りようとすると、そこには目的の本が無い」

ユミル「しょうがないから帰ろうとすると、本を読んでいるベルトルさんが見える」

ベルトルト「あ…ああ、この本…」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:17:24.88 ID:9/KvO2Q10
ユミル「そう、それ」

ベルトルト「意外だな。ユミルって読書とかするんだ」

ユミル「いや、その作者が好きなんだよ」

ベルトルト「面白いよね」

ユミル「ああ、短編ばかりなのもいい。私たちは忙しいからな」

ベルトルト「いちいち続きが気になってると、訓練にも身が入らないしね?」

ユミル「わかってんじゃん」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:18:52.51 ID:9/KvO2Q10
ベルトルト「もう少しで読み終わるんだ。あとで渡しに行くよ」

ユミル「いいよ、待ってる。隣いいか?」

ベルトルト「うん」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:20:20.71 ID:9/KvO2Q10
ユミル「・・・・・・・・・」

ベルトルト「・・・・・・・・・・・」

ユミル(やっぱり暇だ)

ベルトルト(暇そう)

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:22:00.79 ID:9/KvO2Q10
ベルトルト「あの、」

ユミル「あ?」

ベルトルト「ちょっと待っててもらっていい?」

ユミル「はやくしろよ」

ベルトルト「うん」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:24:37.35 ID:9/KvO2Q10
ベルトルト「お待たせ!」

ユミル「なんだ?そのうっすい本」

ベルトルト「薄いからいいんだよ。これおすすめだから、待ってる間に読んでなよ」

ユミル「おー、気ィきくじゃん。サンキュ」

ベルトルト「あはは、どういたしまして」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:27:04.21 ID:9/KvO2Q10
(1時間くらいして)


ベルトルト「はー、読み終わった」

ユミル「私はもう読み終わってるけどな」

ベルトルト「ごめんごめん、じゃあコレ、どうぞ」

ユミル「急かして悪かったな」

ベルトルト「ううん、大丈夫だよ」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:28:48.97 ID:9/KvO2Q10
ユミル「この本も面白かったよ。今度はこの作者の本もチェックしとくわ」

ベルトルト「そう?よかった」

ユミル「……あのさあ、」

ベルトルト「うん?」

ユミル「待ってろ確かこの辺に・・・あー・・・これこれ」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:30:22.09 ID:9/KvO2Q10
ベルトルト「これは?」

ユミル「読む本なくなるだろ。これも短編集だ。読め」

ベルトルト「ああ!ありがとう」

ユミル「・・・・じゃあ、私はもういくわ」

ベルトルト「うん、また夕食の時に」

ユミル「おう」






おわり

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:31:49.97 ID:9/KvO2Q10

次→アニ「しょうがない、今日は予備を使おう」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:33:58.97 ID:9/KvO2Q10
ミカサ「アニ、ちょっと待って」

アニ「なんだい…無駄な言い争いはしたくないんだよ」

ミカサ「ちがう、さっき髪留めを拾ったのだが、これはあなたのだろうか」

アニ「あ・・・」

ミカサ「良かった。アニは今日は違うものを付けていたから」

アニ「すまない、助かったよ」


22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:35:37.00 ID:9/KvO2Q10
アニ「あと、その…悪かった」

ミカサ「…?何の事?」

アニ「さっきは失礼な対応をした」

ミカサ「…ああ、気にしないで」

ミカサ「あれは普段からの私の行いのせいだ。こちらこそごめんなさい」

アニ「い、いや…」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:36:58.14 ID:9/KvO2Q10
アニ「えっと…」

ミカサ「・・・・ふふっ」

アニ「笑うなよ」

ミカサ「慌てているアニは珍しかった、つい」

アニ「・・・はは、」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 15:38:05.17 ID:9/KvO2Q10
ミカサ「・・・・・アニ、」

アニ「なんだい?」

ミカサ「実は、私はあなたとも対人格闘をやりたかった」

アニ「・・・奇遇だね。私もあんたとやってみたい」

ミカサ「明日の訓練が楽しみだ」

アニ「エレンのときみたいに手加減はしないよ」

ミカサ「安心して、加減をするまでの余裕はないはず」

アニ「違いない」







おわり