『第六位へ。突然だが、君には風紀委員として一七七支部で働いてもらう。
ついでに寮完備。　　　　　　　　　　　　　　　―――理想の上司　統括理事長アレイ☆』

？？「ふふっ。どうやら出番みたいですね」





『突然だが君には学園都市の平和を守るため、風紀委員一七七支部で働いてもらう。
君の能力をフルに活用し、学園都市の平和に貢献して欲しい。寮もあるので希望すれば移ってくれて構わない。
―――統括理事長　アレイ☆』

？？「とうとうわたしにもスカウトが来たのね！やってやるわ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

『突然だが君には学園都市の治安維持のために、風紀委員として一七七支部で働いてもらう。
君の能力がさらに進化することを期待して、第8位/能力模倣(AIMｲﾐﾃｰﾀｰ)に極秘認定しておいた。
奨学金も入るから、研究代わりに風紀委員として頑張って働いてくれ。寮完備―――統括理事長　アレイ☆』


？？「…超能力者の仲間入りか。とりあえず寮ってのに向かおう」





『突然だが君にも風紀委員として一七七支部で働いてもらう。
案内役と並行になるが君はどうせ暇なので構わないだろう。寮はここ↓　―――気さくな上司　統括理事長アレイ☆』

？？「風紀委員ね…まぁ統括理事長の命令じゃしかたないわ」

『突然だが君には風紀委員として一七七支部で働いてもらう。寮もあるからそこで暮らせ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――統括理事長　アレイ☆』


？？「了解」

―――常盤台中学　寮　夜


御坂「黒子、突然だけどあたし今日でここ出るから」

白井「お姉さまっ！？」

白井（まさか夜な夜な黒子がおねえ　着であんなことやこんなことをしているのがバレ―――）

御坂「明後日から風紀委員に配属される話はしたでしょ？明日その寮に引っ越すから」

白井（セーーーフですのっ！）

白井「…では明日から黒子ひとりでここで暮らせと？」

御坂「一人部屋なんてみんな羨ましがるわよ？」

白井「お姉さまああああああっひどいですの！あんまりですの！黒子はっ」

御坂「ぇえ；」

白井「決めましたの。黒子もその寮に引っ越しますの」

御坂「本気！？」

白井「いつだってお姉さまのいるところに黒子の居場所がありますの」

白井（おねえさまに変な虫がつかないようにするのも黒子の勤めですのっ）

御坂「それはちょっと勘弁して欲しいかも」

白井「とにかく黒子も引っ越しますの。統括理事長様ならそれくらい容易いでしょう」

御坂「まぁ黒子も来てくれるなら心強いけど…ほかに誰が来るのかわからないし」

白井「最近物騒ですから手練の能力者の方が来てくださると助かりますわね…現状手が足りていませんので」

御坂「だったらわたしの出番ね！」

白井「お姉さまほどの方が来てくだされば安心ですけど…その分心配ですわ」

御坂「わたしだって超能力者よ？自分の身くらい守れるわよ」ﾌﾟｲｯ

白井「…そうですわね。では黒子も引っ越しの準備を」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

御坂「だいたい終わったし私も手伝うわ」

白井「ありがとうございますの！」

御坂「ベットも片付けないとね…」ﾝ?ｸﾛｺﾉﾍﾞｯﾄﾞﾉｼﾀｰｰ

白井「どうかしましたの？お姉さま」

御坂「なんで私の　着がこんなところにあるのかしら？」ｺﾞｺﾞｺﾞｰｰ

白井「」

―――翌日　放課後　とある高校


青ピ「カミやん～つっちー今日遊んでいかへん？」ｸﾈｸﾈ

上条「悪い青髪。今日は上条さんちょっと用事があるんで」

青ピ「そうなん？珍しいな～。つっちーは？」

土御門「すまないにゃー、俺も今日は用事があるんだぜい」

青ピ「みんなつれへんわ～そや！」

青ピ「委員長～これからふたりで――

吹寄「デルタフォースは帰って勉強しろっ！」

土御門「それよりカミやん、その珍しい用事ってのはなにかにゃー？」

上条「ああ、なんか統括理事長から手紙が来て風紀委員で働けって」

土御門「まさかカミやんもか！実は俺も全く一緒の要件ぜよ」

上条「土御門も！？多重スパイも大変だな…」

土御門「それをいったらカミやんだって同じだぜい。相変わらず厄介事とカミやんはワンセットだにゃー」

上条「ほんとに不幸だ」

土御門「ま、いつものことですたい。そろそろ行こうぜい」ｽﾀｽﾀ

上条「ああ」ｽﾀｽﾀ

上条「手紙には他に何人かいるって話だったけど、お前知ってるか？」

土御門「さすがにそれは知らないぜい。でも選りすぐりの奴らなんじゃないかにゃー？」

上条「最近物騒だもんな、学園都市」

土御門「ああ。これから忙しくなりそうだぜカミやん」

上条「だな。上条さんは快適な寮生活のために頑張るとしますか」

土御門「そう言ってる間についたぜい」

上条「けっこーでかいな。人数多いのか？」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

土御門「まだ誰も来てないみたいだにゃー」

上条「先に荷物整理やるか」

土御門「そうしようぜい」ｶﾞﾁｬ

ピンポーン

上条「あ、俺出るよ」

土御門「頼んだ」

ドタドタドタ　

上条「はーい」ｶﾞﾁｬ

麦野「あの…統括理事長に言われて来たんだけど」

上条「俺もですよ。女子は二階に部屋がありますから」

麦野「へぇ。あなたも統括理事長に？」

絹旗「超おじゃまします」

滝壺「広い…!!」

フレンダ「早く詰めて欲しいんだけど」

麦野「あなた名前は？」

上条「上条です、上条当麻。えとみなさんは？」

麦野「麦野沈利よ、よろしくね」

絹旗「絹旗最愛です。最愛です」

滝壺「滝壺理后。よろしくかみじょう」

フレンダ「フレンダ＝セイヴェルンよ。よろしくね上条」

上条「こっちこそよろしく。あともうひとり土御門ってやつがいるから」

麦野「ま、後で会うでしょ」

絹旗「お部屋へ移動しましょう」

フレンダ「お風呂はどこー？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰ

滝壺「わたしも気になる」ﾄﾃﾄﾃ

絹旗「滝壺さん荷物！…超しょうがないですね」ﾔﾚﾔﾚ

上条「手あいてるし俺持つよ」

絹旗「あ、超ありがとうございます上条！頼りになりますね」

上条「まぁこれくらいはな」ﾖｲｼｮ

ピンポーン

土御門「おっと、次は俺の出番かにゃー？」ｶﾞﾁｬ

土御門「はーい」

結標「…土御門？」

土御門「結標…まさかお前も？」

結標「どうやらそうみたいね」

土御門「…アレイスターも何を考えてるのか」

結標「まったくね。まぁ暇だからいいんだけど」

土御門「ともあれとりあえずよろしく」

結標「ええ、こちらこそ」

ピンポーン

上条「俺出るよ」

ドタドタ

上条「はーい」ｶﾞﾁｬ

御坂「」

上条「ｹﾞｯ…ビリビリ」

御坂「まさかアンタも風紀委員に？」

上条「じゃあお前もか？」

御坂「まさかアンタまでとはね…」

上条「でもまぁお前なら声かけられて当然か」

御坂「当たり前でしょ」

白井「類人猿！あなたまで風紀委員に？」

上条「白井!?お前もともと風紀委員なのになんでここにいるんだ？」

白井「風紀委員の寮なんだからわたくしがいても不思議はありませんの」

上条「そうなるのか？」

白井「だいたいあなたは捕まるほうではなくて？」

上条「失礼な！捕まるならお前のほうだろストーカー！」

白井「ムッキーーーですの！あなたのほうがよっぽどストーカーですわ！」

上条「お前にだけは言われたくねえし上条さんはストーカーじゃありませんのことよ！」

御坂「…どうでもいいから荷物部屋に送って」

上条「あ、部屋二階な」

白井「はいですの！」ﾋﾞｭﾝ

御坂「とにかくよろしくね。勝負はお預けってことでいいわ」ｽｯ

上条「勝負なんて止めにしたいんですが…」ｽｯ

御坂「それよりアンタ、名前なんていうの？」

上条「そういや名乗ったことなかったよな。上条当麻だ、あらためてよろしくな」

御坂「うん（…左手？）」

白井「はやく手を離しなさいな！変　！」

上条「お前とは仲良くやれそうだ」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

白井「気が合いそうですわね」ｲﾗｲﾗｲﾗ

ピンポーン

白井「わたくし出ますの！」ﾋﾞｭﾝ

白井「はいですのー」ｶﾞﾁｬ

佐天「あの…ここに行くように統括理事長さんから手紙が」

佐天「って白井さん!?」

白井「佐天さん!?…もしかして佐天さんも風紀委員に？」

佐天「…みたいですね。びっくりしました」

白井「でもよかったですわ！お姉さまもいらっしゃるので」

佐天「御坂さんも？それは楽しくなりそうですね！初春も越してくればいいのに」

佐天「ほかにはどんな人がいるんですか？」

白井「お姉さまとわたくしを除けば、女子高生四人に女子中学生一人。男子高校生が二名ですわ」

佐天「へぇ男子の人もいるんですね」

白井「片方はお猿さんですけど」

佐天「…え？」

白井「とにかく部屋まで案内しますの」

佐天「お願いしまーす」ｽﾀｽﾀ

上条の部屋


上条「荷物整理だいたい終わったな―」

ｺﾝｺﾝ

土御門「カミやーん、ちょっといいかにゃー？」

上条「おう」

土御門「やばいぜカミやん！ずっと部屋から覗いてたが周りは女子ばっかだぜい！」

上条「お前…」

土御門「これから一つ屋根の下で暮らすんだ！ワクワクするけど舞夏に悪い…ジレンマだにゃー」

上条「確かに青髪が知ったら発狂しそうだよな」ﾊﾊ

土御門「それはあるな。それよりカミやんは常盤台の超電磁砲と面識があるのかにゃー？」

上条「面識っていうか…よく勝負挑んでくる中学生だな」

土御門「そういえば常盤台の超電磁砲と追いかけっこしてる高校生の噂があったような…」

上条「…」

土御門「幻想殺しも大変なんだにゃー」

ピンポーン


上条「まだいんのか！」

土御門「俺も行くぜい」

スタスタスタ

上条「はーい」ｶﾞﾁｬ

浜面「えっと風紀委員の仕事でここにくるように――

浜面「って大将！？」

上条「あっ久しぶりだな浜面だったっけ？」

土御門（コイツは駒場利徳のところの…）

土御門「カミやんの知り合いかにゃー？」

上条「知り合いっていうか、前に能力者狩りやってる連中とやりあったときにたまたま居合わせてな」

浜面「共闘した仲だよな」

上条「そっかお前も風紀委員でここに」

浜面「その様子じゃ大将も同じみたいだな。えっとあなたは」

土御門「土御門元春。カミやんのクラスメイトで今回風紀委員に選ばれたんだぜい」

浜面「そうか。じゃあこれからよろしくな土御門」ｽｯ

土御門「こちらこそよろしく頼むぜい」ｶﾞｼｯ

上条「じゃあ男子の部屋一階だから」ｽﾀｽﾀ

浜面「おーう」ｽﾀｽﾀ

リビング

土御門「じゃあ、これで全員かにゃー？」

絹旗（超変なしゃべりかたですね…）ﾋｿﾋｿ

フレンダ（あなたもね？）

麦野「みたいね」

土御門「ええと、じゃあまずは時計回りで自己紹介からやっていくぜい」

土御門「俺は土御門元春。そこにいるカミやんのクラスメイトで、能力はレベル０だが肉体回復って能力がある。
　　　　よろしくだぜーい」

フレンダ（なんだがうさんくさい訳よ…）

佐天（あ、無能力者の人いるんだ）

絹旗（グラサンにアロハって…超うかれてますね）

浜面「じゃあ俺か。俺は浜面仕上。スキルアウトに所属してたんだけど今はフリーだ。多分横のつながりの面で抜擢されたど思うんだけど…
　　　腕っ節には少々自信がある。あと運転も得意だ！」

麦野（なんだが馬鹿っぽいやつもいるのね…）

白井（スキルアウトって…信頼できますの？）

絹旗（超ドリンクバー係に認定したいです）

麦野「わたしは麦野沈利。能力は第四位の原子崩しよ。とりあえずよろしくー」

白井「超能力者！？」

佐天「ええ！すごぉぉっ！」

フレンダ（さっすが麦野！はやくも憧れの的な訳よ）

土御門（第四位か…すごい大物が出てきたにゃー）

浜面（あの人マジで怖そうだな…）

御坂（わたしのほかにもレベル５が…）

絹旗「絹旗最愛です。能力は窒素装甲でレベル４です。超よろしくです」

浜面（女性陣能力者率高すぎだろ…怖えー）

佐天（みんな高位能力ばっかりだなーパシリにされないかなー）

フレンダ「わたしはフレンダ＝セイヴェルンよ。能力は秘密な訳よ！よろしく！」

上条（うわっ人形みてー）

浜面（確かに可愛い…）

土御門（ドジっ子メイド担当だにゃー）

滝壺「滝壺理后。能力は能力追跡でレベル４。みんなよろしく」

土御門（あれがAIMｽﾄｰｶｰ…進化すれば学園個人と謳われる能力…）

白井（想像以上に大物揃いですの…！！）

御坂「わたしは御坂美琴。能力は電撃使いで第三位よ。よろしくね」

白井（かっこいい！お姉さま！）

上条（ところ構わず放電しますって付け加えろよ…）

御坂（アイツ余計なこと考えてる顔してるわね…）

麦野（あいつが第三位ね…）

絹旗（あの人が超有名な超電磁砲…）

フレンダ（でも麦野のほうが勝ってるわけよ）

佐天（さすが御坂さん…はやくも注目の的ですね）

浜面（レベル５が二人！？…この寮大丈夫か？）

白井「わたくしは常盤台のエース御坂美琴お姉さまの右腕、白井黒子と申しますの。能力はレベル４で空間移動。
　　　お姉さまに近づくハエはわたくしが撃ち落としてさしあげますので覚悟しておいてくｄ――

御坂「黒子っ！」ﾄﾞｶｯ

白井「」ﾂｰﾝ

上条（白井…相変わらずだな）

結標（私と被るわね…）

浜面（なんか変な子もいるみたいだな…さすが能力者）

佐天「ええと、佐天涙子です。無能力者でなんで抜擢されたのかよくわかんないんですけど…
　　　がんばりますのでよろしくお願いします」

浜面（あの子なら仲良く出来そう）

御坂（佐天さん自身持って！）

結標「私は結標淡希。能力は座標移動でレベル４。トラウマがあって自分を移動することは出来ないんだけど…
　　　とりあえずよろしく」

佐天（うわぁ大胆な格好…もしかして伝説の脱ぎ女!?）

白井（うわさに聞く座標移動…わたくしとかぶってますの！）

土御門「じゃー最後はカミやんだぜー」

上条「俺は上条当麻。ただの無能力者です。よろしくー」

御坂「アンタが無能力者!?」ｶﾞﾀｯ

土御門（幻想殺しのことは隠しておく気なのか？まぁ大概変な能力だから説明が面倒な気もするが…）

佐天（へぇ。あの人が御坂さんが噂してた人か）

白井（ただの無能力者がお姉さまに全勝？調べておく必要がありそうですの）

結標（彼が幻想殺しね…へぇ）

麦野（男どもは皆無能力者？）

浜面（改めて見ると女子多いな）

土御門「じゃあ自己紹介も済んだし、今後のことを話しておくぜい。
　　　　統括理事長のお達しでこれから風紀委員第一七七支部で活動することは皆知ってのとおりだ」

土御門「最近能力者狩りや無能力者狩りだけにとどまらず犯罪が横行しているから抑止力として
　　　　この選りすぐりのメンバーで取り締まることになる」

土御門「とりあえずは学校→風紀委員→寮のサイクルで
　　　　現場では基本一七七支部の支持に従う形になるぜい」

土御門「あとは掃除と洗濯、料理の係を決めてとりあえずは終了だにゃー」

土御門「洗濯は女子男子それぞれで決めるとして、誰か料理できる人」

佐天「あ、わたしできますよ！」

上条「俺もだ」

土御門「あと一人くらい欲しいんだが」

白井「わたくしがお引受受け致しますの」

上条「へぇ、白井も料理できるんだな」

白井「失礼な！料理は淑女の基本スキルですのよお猿さん」

佐天「佐天涙子です！よろしくお願いします上条さん」

上条「ああ、お互い頑張ろうな佐天さん」

佐天「あのー。御坂さんとはどういったお知り合いなんですか？」

上条「あーそうだな。……鬼ごっこ仲間？」

白井「この類人猿はお姉さまのストーカーですの」

佐天「えﾞ…？」

上条「嘘！嘘だからね！おい白井！てめぇなんの恨みがあって…！」

白井「あら言っちゃまずかったですか？」

上条「このっ…俺が追い掛け回される方だからね？」

佐天「あぁそうなんですか；」

御坂「別に追い掛け回してなんか！」

上条「どの口がおっしゃってるんでせうか…？」

御坂「うっさいわね！」ﾊﾞﾁｯ

上条「部屋の中で能力使おうとすんなっ！」

浜面（大将モテモテだな…）

土御門「じゃあ料理担当はカミやんと佐天さんと白井さんで決定だにゃ―」

浜面「上条！期待してるぜ」

上条「あ、ああ」

白井「類人猿、せいぜい足を引っ張らないでくださいな」

上条「お前もな」

佐天「大丈夫ですよ上条さん！一緒に頑張りましょう！」

上条「ああよろしくな佐天さん。あなたはこの中で唯一マトモだ」

御坂「ちょっとそれどういう意味かしら？」

結標「たしかに今の発言は少し気になるわね」

佐天（出た！脱ぎ女！）

上条「いや、これは言葉の綾というか…なぁ浜面」

浜面「俺に振ってんじゃねえよ！」

上条「今から料理するのもあれだし今日は外に行きます？」

佐天「あっそうですね！賛成です！」

浜面「そうだな！ちょっと準備してくるぜ」

御坂「っ！まぁいいわ」

結標「わたしも準備しよーっと」

土御門「じゃあいつものファミレスかにゃー？」

上条「近いしそこだな」

フレンダ「そこならわたしたちもよく行ってるお店よ」

上条「まぁ定番だよな」

――――――――――――――

――――――――――

――――――

ファミレス


土□絹　　麦□御
浜□結　　滝□白
上□フ　　　□佐

上条「今日は何食おうかなー」ﾍﾟﾗｯ

土御門「俺はミラノ風ドリア一択だにゃ―」

上条「お前好きだよなそれ。でも確かにそれもいい…」

浜面「俺はミックスグリルだ！」

フレンダ「じゃあ私はミラノ風ドリアに半熟卵乗せるわけよ！」

絹旗「じゃあ超カルボナーラで」

結標「私はシーフードグラタンね」

上条「じゃあ俺はハンバーグステーキのサラダセット」

土御門「全員ドリンクバーはつけるかにゃ？」

『おー』

土御門「以上です」

絹旗「では早速、浜面さん」

浜面「はい？」

絹旗「改め浜面」

浜面「改めんな！…まぁいいけど」

絹旗「浜面を超ドリンクバー係に任命します」

浜面「はい？」

絹旗「わたしはオレンジジュースをお願いします」

フレンダ「じゃあ紅茶よろしく。ダージリンで」

麦野「浜面！わたしメロンソーダ！」

浜面「あいつ隣のテーブルからっ」

結標「そういうシステムなの？じゃあ私もオレンジ」

土御門「俺はコーラだぜい」

上条「じゃあ俺もコーラで」

浜面「ひでーだろお前ら！大将ぉぉ」

上条「冗談だって…じゃあ行くか」ｶﾞﾀｯ

浜面「さすが俺の見込んだ男」ｶﾞﾀｯ

上条「はいはいどうも」

麦野「じゃあ最近ほんとに手足りてないんだ」

白井「ええ、事件が頻発してますので」

御坂「確かに最近そんな感じよね」

麦野「いやいや、第三位。あんたもそのうちに入ってるでしょ」

御坂「？」

麦野「第三位が夜な夜な街で暴れて第七学区で謎の落雷とか、最近噂じゃない」

御坂「…」

白井「さすがにそれは否定できませんわね」

滝壺「むぎのもたまにやってる」

麦野「…わたしはTPOわきまえてるわよ」

佐天「御坂さんの喧嘩の相手ってあの上条さんなんですよね？」

御坂「佐天さん…どうしてそれ知ってんの？」

佐天「えっあの人の他に御坂さんと仲良くしてる男の人見たことありませんし…さっき上条さんも言ってましたしね」

麦野「でもあの上条？無能力者なんでしょ？…なんで第三位とやりあって生きてんのよ」

佐天「確かに！御坂さんに狙われて無事でいられた人なんていままでいませんよね？」

御坂「そんな物騒なこと言わないでよ；；」

白井「わたしもお姉さまがあの殿方と追いかけっこされてるのは知ってますけど、第一なにが原因ですの？」

御坂「えっと、まずアイツと初めて会った時、わたしは不良に絡まれてたのんだけど…………」

―――――――――――――――
――――――――――
――――――
―――

不良1『きみ可愛いねー』

不良2『しかもこの制服、常盤台じゃん』

不良3『今から俺たちと、遊びにいかない？』

不良2『帰りは送ってやるから。まぁいつ帰れるかわわかんねえけど』ｷﾞｬﾊﾊﾊ

御坂『はぁ…』

御坂（わたしに声をかけてくるなんて馬鹿な連中…）

モブ『…』ｽﾀｽﾀ　

モブ2『…』ｽﾀｽﾀ

御坂（別に、彼らが薄情というわけではない…それはわかってる）

御坂（実際、ここに割って入ってきても特に何かできるわけじゃないし…）

不良4『誰だよお前、何見てんだこらー』

モブ3『…っ』ﾀｯﾀｯﾀｰｰ

御坂（怪我をするだけ。だれだって自分が可愛い…それが普通）

御坂（見ず知らずのやつのためにそんなことする奴がいるとしたら、そいつはただの馬鹿か―――

上条『あーいたいた。いやー連れがお世話になりました』

上条『だめだろ、勝手にはぐれたら』ﾊﾊﾊ

上条『じゃあ、どもー』ｱｯﾊﾊﾊﾊ

御坂『誰？アンタ』

上条『あﾞぁ…』

上条『うまく合わせろよ！知り合いのフリしてそのまま逃亡作戦が台無しだろ！』

御坂『なんでそんな面倒臭いことしなきゃなんないのよ…』

不良5『なんだてめぇなめた真似しやがって』

不良1『なんか文句でもあんのか、あぁ？』

上条『いやぁ、そのええっと…』

上条『ああ、そうだよ！お前ら恥ずかしくねえのか！こんな大勢で女の子一人を囲んで情けねえ！』

御坂（！！）

上条『だいたいお前らが囲んでる相手をよく見てみろよ！まだガキじゃねえか！』

御坂『…ガ…ガキ…』ﾋﾞﾘｯ

上条『俺はなぁ！お前らみたいに群れなきゃガキ一人も相手にできねえような奴ら見てるとムカツクんだよ！』

御坂『わたしが一番むかつくのは…お前だあああああ』ﾋﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘﾋﾞﾘｽﾞｼｰｰｰ

不良「」ﾊﾟﾀ
　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾟﾀ「」不良
　　　不良「」ﾊﾟﾀ
　　　　　　　　　　　ﾊﾟﾀ「」不良
　不良「」ﾊﾟﾀ

御坂『…ふん』

上条『…』

御坂『……！！』

―――――
―――――――――
―――――――――――――――

御坂「それで何故かわたしの能力が一切通用しないアイツをいつか倒してやろうと思って…」

麦野「で、それからずっと追いかけ回してるわけ？」

御坂「勝負よ勝負！」

滝壺「かみじょう…かわいそう」

絹旗「さすがに上条に超同情します…」

フレンダ「いい人ほど早く死ぬってこういうことなのね…」

結標「ほんと不憫な子ね、彼」

御坂「あんたらまで聞いてたの！？」

土御門「カミやん底知れない頑丈さの片鱗を垣間見たにゃー」

浜面「ほら、超ドリンクバー係の任務全うしてきたぞ」ｺﾄ

絹旗「上条ぉぉ、ドリンクなんかやらせて超ごめんなさい」ｳﾙｳﾙ

上条「おいおい、別にそんな気にすんなって」

フレンダ「わたしもできるだけ上条に優しくするわけよ」ｳﾙｳﾙ

上条「ええ、ああ、ありがとうな絹旗にフレンダ」

浜面「俺には労いなし！？」

絹旗「あ、浜面超ご苦労です」

浜面「腑に落ちん…腑に落ちんぞ」

麦野「でも、なんで上条には電撃が効かないわけ？」

御坂「アイツさっき無能力者って言ってたわよね」

佐天「そういえば学園都市の都市伝説に、なんの能力も効かない能力を持った人間がいるというのがありましたよ」

白井「まさか…そんなとんでも能力あるわけないですの」

御坂「確かに…でも、あいつと戦ったとき確かに能力を消されたような感じがしたのよね、よくわかんないんだけど」

麦野「なんの能力も効かない能力ね…」

御坂「考えてみれば単なるレベル０が統括理事長に抜擢されるっていうのもおかしな話ではあるのよね」

佐天「…」

白井「あの類人猿…なにか隠してますの」

フレンダ「上条達はどこの高校行ってるわけ？」

上条「ああ、俺と土御門はとある高だ」

土御門「カミやんは学校でモテモテなんだぜ―」

上条「嘘つけ！上条さんは人生これまで一度もモテたことないんですのことよ？」

土御門（相変わらずの難聴鈍感だにゃー）

上条「結標さんは高校どこ？」

結標「霧ヶ丘よ、今年で2年」

上条「へぇ！桐ヶ丘か」

土御門「やっぱ大能力者ともなるとレベルが違うにゃ―」

結標「そんなことないわよ。歳も近いんだし別にさん付けじゃなくていいわよ」

上条「だったらそうだな…あわきん」

結標「なんでそうなるのよ！」ｶﾞﾀｯ

上条「冗談冗談、あわきちゃん」

結標「腑に落ちん…腑に落ちんぞ」

上条「フレンダと絹旗は？」

フレンダ「作中では高校生っていう設定らしいけど…」

絹旗「このssではわたしたち超仲良し四人組になってますからね…暗部じゃなくて」

フレンダ「確かに、明日から急遽編入するしかないわけよ」

絹旗「超そうなりますね」

土御門「これは作者の設定の練れなさが顕著に現れたにゃ―」

浜面「明日から風紀委員本格的に活動開始なんだよな」

上条「そうだな」

土御門「忙しくなるぜい」

フレンダ「麦野がいれば余裕ってわけよ」

上条「そういやレベル５なんだよなあの人」

絹旗「それが超どうかしましたか？」

上条「俺の中のレベル５のイメージってそれはもうめちゃくちゃやる人のことなんですが…」

絹旗「…麦野もその部類に入りますね」

フレンダ「わたしも何回か殺されそうになったわけよ…」

上条「お前とは仲良くやれそうだぜフレンダ」ｶﾞｼｯ

フレンダ「似た境遇の堅い絆っ！」ｶﾞｼｯ

土御門「さっすがカミやん、いきなり手握るなんてカミやんにしかできない芸当だにゃー」

フレンダ「っ///」ﾊﾞｯ

上条「わ、悪い…土御門変なこと言ってんじゃねえよ！」

絹旗（フレンダが超乙女な反応を見せたっ）

結標「結構可愛い反応すんのねｗ」

上条「う、うるせーよあわきん！」

結標「その呼び方やめろおお！」ﾑｰﾌﾞﾎﾟｲﾝﾄ!

上条「痛っ！？頭上から伝票が！！」

浜面「へぇ座標移動ってけっこう便利だな」

上条「でも伝票をセレクトしたあたりにあわきんの優しさを感じました」

結標「次はテーブル落とそうかしら？」

上条「淡希様！」ﾋﾚﾌｽ

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ

白井「やっぱりアホなお猿さんにしか見えませんの…」

御坂「そうよねー。基本馬鹿なのよね」

佐天「いやいや、周りを油断させてるだけなのかも！策士ですね…」

滝壺「…ない」

麦野「滝壺？」

滝壺「かみじょうだけAIM拡散力場が全く感じられない」

「「「「！？」」」」

麦野「それってなに？どうゆうこと？」

白井「そういえば滝壺さんの能力は能力追跡でしたわね」

佐天「それってどんな能力なんですか？」

麦野「わたしから説明するわ。滝壺のAIMｽﾄｰｶｰは他人のAIM拡散力場を感じ取ることができる能力よ。
　　　記憶したAIM拡散力場からたとえ標的が地球の裏側にいても位置を特定することができるの」

滝壺「そんな感じ」

佐天「へぇ～すごいですね～」ﾜｰｵ

御坂「学園都市の学生は例外なく能力開発受けてるはずだからAIM拡散力場がないってありえないわよね？」

滝壺「うん。わたしもこんなことははじめて」

白井「…なんだが類人猿を見る目がどんどん変わっていってしまいますの…」

佐天「新たな都市伝説の誕生をこの目にできるなんて！」ｷﾗｷﾗ

御坂「やっぱりあいつにはなにか隠れた能力が！」

麦野（AIM拡散力場を消す能力？…能力が効かない…なんなのあいつ）

佐天（どうやらここにいればもっと楽しいことが起きそうですね）

土御門「それじゃーそろそろ寮に戻るかにゃー」

土御門「ついでに今日の代金は浜面先生のおごりだぜえええい！」

「「「「「「ごちそうさまでしたー」」」」」」

浜面「」

絹旗「さっすが浜面超かっこいいです」ｽﾀｽﾀ

結標「彼もまた不憫ね…ありがたくおごられるんだけど」ｽﾀｽﾀ

フレンダ「浜面ごちそうさま～」ｽﾀｽﾀ

土御門「…」ﾆﾔﾆﾔ

上条「…すまない！学園都市は弱肉強食なんだ！」ｽﾀｽﾀ

麦野「アラ…ヨク見タライイ男ネ」ｽﾀｽﾀ

白井「ごちそうさまですの」ｽﾀｽﾀ

佐天「あ、いいんですかね…？」ｽﾀｽﾀ

御坂「ありがとうございましたー」ｽﾀｽﾀ

滝壺「…そんなはまづらを応援してる」ｽﾀｽﾀ

風紀委員　寮　21:30

上条の部屋


上条「そろそろ風呂入んねーか」

土御門「賛成だにゃ―」

浜面「…」ﾍﾟﾗｯ

上条「浜面…いくら数えなおしてもお金は戻らねえって…」

浜面「このクソアロハ野郎ぉぉ！」

土御門「これはお約束という名の宿命だにゃ―」

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ

土御門「しかし男女の風呂も部屋も一階と二階に分けられてるなんて不幸だぜい」

浜面「確かに…」

土御門「これじゃあうっかり部屋間違えたイベントが起きない！」

浜面「女子風呂覗きイベントという王道もな！」

浜面「むしろそれだけを楽しみに寮に来たのにっ」

上条「そんなイベントこなしたら即退去だろ…」ﾔﾚﾔﾚ

土御門「それよりカミやん的には誰が好みなのかにゃ―？」

上条「好みってなにがですか？」

浜面「またまた大将！かまととぶるのはなしだぜ！」

土御門「そうだぜカミやん。寮の女子の中で誰がタイプなんだカミやん！」

上条「はあああ！？上条さんは別にそんな目でみんなを見たりしてませんのことよ？」

土御門「健全な男子高校生に限ってそんなことあるはずないだろ～カミやん！」

上条「だからねーよ！お前らの方はどうなんだよ！」

浜面「そうだな…巨　好きの俺としては…ん～…滝壺とか麦野とか…いや麦野は凶暴そうだからな…」

上条「確かに怖そうな人だったよな」

土御門「でもカミやんの好みはお姉さんタイプだからにゃー」

上条「ああ、そうなんだよな…その線で行くと―――

上条「危ねえええ！上条さん危うく乗せられるとこでしたよ！」

浜面「男同士に隠し事はなしだぜ、大将！」

土御門「まったくだにゃー」

上条「とにかく上条さんはお風呂掃除してくるからお前らは着替えの準備でもしてろ！」

麦野の部屋

麦野「はぁ～なんかどっと疲れたわね」ｸﾞﾃｰ

絹旗「たしかに超つかれました」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

フレンダ「明日からが本番なのにそんなんでいいわけ？」

滝壺「ふれんだがまともなこと言ってる」

フレンダ「滝壺には言われたくないんだけど…！！」

麦野「そうよねー明日から忙しくなるのよねー」

絹旗「退屈よりは超マシですけどね」

フレンダ「でも正義の味方って性に合わない気がする…」

麦野「確かに…フレンダは小悪党って感じよね」

フレンダ「その微妙な感じやめてくれる！？」

滝壺「そろそろお風呂に行こう」

麦野「そうねーお風呂があったわー」

フレンダ「なかなか広かった訳よ！」

絹旗「ふふっ…それは超期待です」

結標の部屋

結標「…」

佐天「ふぅー。わたしもう眠くなってきちゃいましたー」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

白井「はしたないですわよ、佐天さん」

御坂「黒子もそう堅いこと言わないのよー」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

佐天「み～さ～か～さ～ん」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

御坂「さ～て～ん～さ～ん」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

ドシーーーン　ｱﾊﾊﾊﾊﾊ

結標「みんな人の部屋ずいぶんエンジョイしてるわね…」

佐天「え～これくらい普通ですよ」ｸﾞﾃｰ

コンコン

白井「はいですの～」ｶﾞﾁｬ

絹旗「お風呂ためておいたので、せっかくだしみんなで超一緒にどうでしょう？」

御坂「それいいわね！」

白井「お姉さまとお風呂…でゅふふですの///」

佐天「それは楽しそうです！準備準備！」

佐天「ほーらーあわきちゃんも！」

結標「もうあわきちゃんでいいわよ…」

――――――――――

――――――

――

ガラガラ

御坂「うわほんと！めちゃくちゃ広いわね！」

白井「お姉さまぁお背中流して差し上げますの」ｷﾞｭｯ

御坂「あんたもういい加減離れなさいよ！歩きにくいったら！」

フレンダ「お～い！湯加減もいいわけよ！」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

絹旗「おお！超広いです」ｷﾗｷﾗ

フレンダ「ちょっと絹旗！浮き輪はさすがにないでしょ！」ﾋﾞｼｯ

絹旗「いえ…こんなに広いお風呂ははじめてなので超満喫しておく必要があります！」

結標「騒がしすぎでしょ…」

佐天「たまにはいいじゃないですかっ！」ｵｼｵｼ

滝壺「…」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

麦野「はぁ～…いい気持ちぃ～」

フレンダ「お湯に浸かってはぁ…はオッサンの証なわけよ」

麦野「…」ｲﾗｯ

フレンダ「ぶぎのっ」ガバッ

フレンダ「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

フレンダ「ぶはっ」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

フレンダ「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

麦野「ふふっ良い反応だったわ」ｱﾊﾊﾊﾊ

フレンダ「ぶはっ…はぁ…はぁ…冗談じゃないわけよ…」

滝壺「そんなかわいそうなふれんだをわたしは応援してる」ｱﾋﾙﾌﾟｶﾌﾟｶ

フレンダ「…滝壺は楽しそうね」

御坂「だから！自分で洗えるって言ってんでしょ！！」

白井「そんな遠慮なさらずにぃぃ」ｽﾘｽﾘ

結標「ほんとにさわがしい連中ね…」

佐天「じゃああわきちゃんの背中はわたしが流しますよ！ほらほら！」

結標「えっ！？いいわよ別に」

佐天「だめですよー！みんなでお風呂ならこれは定番です！ねえ白井さん」ｺﾞｼｺﾞｼ

白井「ほらお姉さま！佐天さんもそうおっしゃってますのよ？」

御坂「くっ――佐天さんまでっ！って黒子！せめてスポンジ使いなさいよ！」ﾎﾗｿﾚ

白井「おねえさまのきめ細やかな肌には素手が一番ですの！」ﾇﾙﾇﾙ

御坂「手つきがいやらしいのよ！///」

白井「それにしてもお姉さま…ここのところの成長はいまひとつですのね～」ﾑﾆｭ

御坂「っ///」

白井「あぁ～ん、でもこの慎ましさこそがおねえさまの罪深さ！」ﾑﾆｭﾑﾆｭ

白井「奥ゆかしくも悩ましいこの誘惑にっ！黒子はっ黒子の心はぁぁぁ―――――

御坂「いい加減にしろ！」ﾄﾞｽｯ

白井「ふぎゃああああああ」

フレンダ「ひぃぃぃ！！」

ジャボーーーーン！！

白井「ｾﾞｪ…ﾊｧ…さすがおねえさまの蹴り…あれ？なにかクッションのような」ﾌﾐﾌﾐ

フレンダ「」ﾁｰﾝ

滝壺「ふれんだ…大丈夫？」

フレンダ「…」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

絹旗「身体も洗い終わった今こそ！」ザバーーン

絹旗「フフフ」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

麦野「泳ぐな！」ﾊﾞｼｯ

絹旗「ふがっ」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

―――――――――――――――――

――――――――――――

―――――――

―――


土御門「ふ～いいお湯だったにゃー」

浜面「今日はめちゃくちゃ疲れたぜー」

上条「あんな広いお風呂上条さんにははじめての体験でしたよ」

浜面「今日はどっと疲れたぜー」ｸﾞﾃｰ

上条「俺もー」ﾀﾞﾗｰﾝ

土御門「ふたりとも情けないぜい」

上条「明日も学校だと思うと…辛いな」

土御門「確かにそれはあるな」

浜面「むしろ明日からが本番なんだけどな」ｺﾞﾛｰﾝ

上条「ああ…しかし土御門が正義の味方ってなんか合わないよな…」

浜面「たしかに笑…金髪グラサンにアロハでジャッジメントはキツイぜ」

上条「普通捕まる側だよな」

アハハハハハ

土御門「浜面には言われたくないにゃー！」

上条「お前バリバリスキルアウトやってたからなー」

浜面「確かにアンチスキルにはだいぶ世話になったな…」

上条「そろそろ部屋に戻れよ」

浜面「今日は張り切ってトランプ持ってきたのにやる気力わかねーからな」

土御門「3人でやるのもあれだし上の何人か誘って今度やろーぜい」

上条「それはいいな～」

浜面「じゃあ俺はそろそろ部屋に戻るとするかー眠いし」

上条「おう、また明日な」

土御門「俺も細かな整理あるし戻るとするぜい」

土御門「おやすみカミやんー」

上条「おやすみ」

――――――――――――

―――――――

―――


上条「ふぅ～湯上がりだしアイスでも買いに行くか」

上条「ガリガリくんあるかなー」ｶﾞﾁｬ

上条「うわっ！？」

フレンダ「ふぎゃ！？」

上条「なんだフレンダか。なにしてんだこんなとこで」

フレンダ「いや～アイスでも食べようかなって思って部屋を出たらみんなにおつかいを…」

上条「ははっ。お前も可哀想なやつだな。俺もコンビに行くから一緒に行こうぜ」

フレンダ「上条も？もちろん一緒するわけよ」ﾄﾃﾄﾃ

ガチャ

土御門（一緒にお出かけだと…！？）

浜面（大将ぉぉ！さすがだぜ！）

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―――――――

―――

上条「へぇ。じゃあ滝壺と絹旗と麦野は幼馴染なのか」

フレンダ「うん。小中高と全部一緒なわけよ」

上条「なんかいいよなそういうの」

フレンダ「まぁなんだかんだいっても麦野は頼れるお姉ちゃんだから」

上条「フレンダは末っ子って感じだよな。絹旗のほうがずいぶんお姉ちゃんっぽい」

フレンダ「よく言われるわけよ…」

上条「はははっ」

フレンダ「上条は兄弟いないの？」

上条「あぁ。俺は一人っ子だから兄弟いるやつがたまに羨ましいよ」

上条「だから結構寮生活も気に入ってるんだよな」

フレンダ「確かに皆で一緒にワイワイやるのは楽しいよね」

上条「ここは寮監もいないしな」

ウイーーーーーン　ｱｯｼｬｯｾｰ

上条「どうせまだ寝てねーだろーし土御門と浜面にも買って行ってやるか…」

フレンダ「えっとわたしは…」

上条「おお！あるよあるじゃんあるじゃねーか三段活用！伝説のガリガリ君リッチチョコ味！」ｷﾗｷﾗ

フレンダ「なにそれ？」

上条「これはさまざまなコンビニを巡ってもたまにしか巡り会えない至高の品！超レアなガリガリ君なんだぜ」

フレンダ「大げさすぎよ」

上条「上条さんは嬉しすぎて大人買い～」ｶﾞｻｶﾞｻ

フレンダ「滝壺はしろくまが好きなのよね」ｶﾞｻｶﾞｻ

上条「確かに滝壺にはしろくま似合うな」

フレンダ「でしょ？あと絹旗はピノで麦野は…」

上条「ええいもう全員分買ってやるか」

フレンダ「おおお！上条男前だね！」

上条「まぁたまにはな」ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻ

上条「あとテキトーに飲み物でも買っていくか。何やってんだフレンダ？」

フレンダ「サバ缶スットク切れかかってるから補充」ｶﾞｻｶﾞｻ

上条「そういやファミレスでも食ってたな」

フレンダ「結局、サバ缶だけでも過ごしていけるわけよ」

上条「いやいやそれはねーから」

上条「みんなで飲める大きいやつ何本か買っとくか」ｺﾞﾄｺﾞﾄ

フレンダ「あの人…どんだけ缶コーヒー好きなわけ？」

？？「あァ…pokka深みのコクBLACK売り切れてンじゃねェか…」

店員「申し訳ございません」

？？「あれ最近の俺のブームなンだよォ！店員さンよォ！」

店員「申し訳ありません、追加発注しておきますので」

？？「たァく…もォいい。次のコンビニ行くかァ」ｽﾀｽﾀ

ｱﾘｬﾘｬｯｼﾀｰ　ウィーーーーン

上条「すげー怖えーよあいつ」

フレンダ「あ、上条レジ空いたよ」

――――――――――

――――――

―――

上条「ただいまー」ガチャ

フレンダ「ただいまー」

土御門「お～カミやん、どこ行ってたのかにゃー？」

上条「ああ、ちょっとフレンダとコンビニまでな」

浜面「おー大将おかえりー」

上条「ああ、お前らにもアイス買っておいたぞ」

土御門「若干のぼせたからアイス食べたいと思ってたとこだにゃー、ありがとうカミや～ん！」

浜面「ありがとなー大将！」

上条「まぁ浜面の出費に比べたらこれくらい」

浜面「…俺のありがとう返せコラ！！」

上条「ああ、フレンダ。悪いけどみんなにアイス買ってきたって伝えといてくれよ」

上条「冷凍庫に入れとくからさ」

フレンダ「わかった」ﾄﾃﾄﾃ

上条「えっと冷凍庫冷凍庫」ｽﾀｽﾀ

土御門「おお！これは！」

上条「ああ、とうとう見つけたぜガリガリ君リッチチョコ！」

浜面「…」ｺﾞｸﾘ

土御門「ないとは思いつつもついつい探してしまう幻の商品…学園都市ではレベル５に遭遇するよりも困難だとか…」

浜面「さすがにそれは言いすぎだろ」

上条「ガリガリ君のくせにワンランク高いんだけど、それでもガリガリ君だけにリーズナブルであるという一線を越えない辺りが憎めないんだよな」

浜面「どんだけ好きなんだよ」

上条「浜面も好きなの選べよ」

浜面「そうだなじゃあ俺はブラックモンブランもらうぜ」ｽｯ

上条「誰も食べないかと思ってたけど買っといてよかった」

土御門「俺は当然リッチチョコだにゃー」ｶﾞｻｶﾞｻ

ﾄﾃﾄﾃ

滝壺「かみじょうありがとう」

上条「ほれスプーン」

滝壺「ふふふ」ｼﾛｸﾏ

御坂「わたしアイスの実もらうわー」

白井「でしたら黒子も同じものを～」

絹旗「おお！超ピノ忘れずに買ってもらえました！」

結標「トラキチくんはもらっていくわ」ﾋﾞｭﾝ

佐天「やっぱガリガリ君はソーダですね！」ﾋｮｲ

麦野「じゃー雪見だいふく！」ｽｯ

フレンダ「あ！よかったアイスの実残ってた」ﾌｰ

上条「残ってるぶんは勝手に食っていいから」

絹旗「太っ腹ですね！超上条！」

上条「まぁたまにはな」

フレンダ「わたしも荷物持ちしたわけよ！」

滝壺「ありがとうふれんだ」ﾖｼﾖｼ

フレンダ「ふにゃ～」

上条「さぁて上条さんはそろそろ寝ますのことよ」

土御門「俺も寝るぜーおやすみだにゃー」

浜面「じゃーおれも」

＞おやすみー

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――――――

―――

上条「ﾑﾆｬﾑﾆｬ…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…」

上条「んー。朝ですか…？」ｽｯ

上条「んー」ﾉﾋﾞ

上条「…」ｶﾞﾁｬ

スタスタ　ガラガラ

上条「うおっ！もう準備してたのか？」

佐天「あっ！上条さんおはようございます。ええ、なんだが目が覚めちゃって」ﾃﾍ

上条「悪いな。オレも手伝うよ」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

佐天「その前に、頭どうにかしてきてください。マリモみたいになってますよ」ｸｽｸｽ

上条「あははは。じゃあちょっと」ｽﾀｽﾀ

佐天「はーい」

白井「あら佐天さん、おはようございますの」ﾄﾃﾄﾃ

佐天「あ、白井さんおはようございます」

白井「すみません。わたくしちょっと寝すぎてしまったみたいで…」

佐天「いえいえ、私が早起きしすぎただけなんですから」

佐天「どうせならもう少し寝てきてもいいですよ？」

白井「そういうわけには。お手伝いしますの！」

佐天「じゃあお味噌汁お願いできますか？」

白井「わかりましたの」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

上条「おー白井おはよー」

白井「おはようございますの類人猿さん」

上条「朝からお前は…まぁいいか」

上条「何作ってんだ？」

佐天「あと15分でご飯が炊けるので、白井さんがお味噌汁作ってます。わたしは卵焼きをだし巻きと普通のを2種類」

上条「おーいいな。一人じゃたまにしか作らねーからさ」ﾖｲｼｮ

上条「麦野が鮭好きだって言ってたからちょっと作ってやるか」

佐天「なに作るんですかー？」

上条「ああ、鮭でおにぎりかな。あとてきとーに梅と昆布とおかかくらいか」

佐天「朝ごはんがおにぎりなんていいですね！卵焼きできたらわたしも手伝っちゃいます！」

上条「ああ、よろしく頼む」

上条「えっと買っておいた食材を…」

佐天「おおー白井さん手際いいですねー」

白井「そうですか？淑女たるもの料理くらいお手の物ですの！」

白井「白味噌でいいですわよね？」

佐天「はい多分。わたしも白のほうが好きですよ」

白井「では白で」ｻｯｻｯｻ

佐天「はい」ｸﾙｯ

佐天「卵焼きも片方で来ましたよー」

上条「おおー形きれーだな」

佐天「えへへ。弟が好きでよく作ってましたから」

上条「確かに弟がいそうな感じするよな佐天さん」

佐天「そうですか？っと上条さんそれは？」

上条「冷凍鮭」

佐天「鮭おむすびって鮭フレークから作るんですか？」

上条「ああ。自分で作ったほうが案外うまいんだぜ。まだ時間あるし」

佐天「へぇ～。鮭フレーク自分で作れるなんて知りませんでしたよ」

上条「これは意外と簡単なんですよ。保存効くしな」

佐天「おーそれは勉強になります」

白井「お味噌汁はあと味噌を溶くだけですから、ここで止めておきますの」

上条「みんな起きるまでもう少しあるな」

白井「では着替えをしてきますの」

佐天「はーい」

上条「意外だなー白井が料理できるなんて」

佐天「白井さんはなんでもそつなくこなしますよ」

上条「紛いなりにもお嬢様なんだな」

佐天「白井さんいなくてよかったですね；；」

上条「そうこうしてる間に鮭が焼けましたよって」ｽｲｯ

佐天「グリルで焼くんですね」

上条「ああ、あと骨を抜いて崩して酒と油で炒めて完成だ」

佐天「上条さんすごいです！」ｷﾗｷﾗ

上条「佐天さんには敵いませんよって」

佐天「おっと卵焼きが…」ｸﾙｸﾙ

ｱﾊﾊﾊﾊ

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――――――――――――

―――――――

―――

上条「よーしあとは握るだけだな！」

佐天「よぉしやりますよー！」ｶﾞﾊﾟｯ

上条「おかかと昆布と梅こっちな」

佐天「あ、はーい」

上条「塩とお水ー」

―――――――――

―――――

――

上条「おおおーあらためて見ると感動だな！」

佐天「ですね！こんなにたくさん作ったのは初めてです！」

上条「悪いな白井、手伝わせちまって」

白井「別にいいんですの、わたくしも担当ですから」

上条「じゃーみんな起こしてくるかな」

佐天「じゃあ私上のみんなを起こしてきますね」

白井「ではわたくしも」

土御門「舞夏ぁ…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…お兄ちゃんは…ｽｰｯ」

上条「起きろ土御門」

土御門「…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…」

上条「起きてお兄ちゃん」

土御門「むぁいかっ！」ｶﾞﾊﾞｯ

上条「飯出来たから顔洗って来い」ｽﾀｽﾀ

土御門「舞夏？」

上条「あれは重症だな」ｶﾞﾁｬ

浜面「おー大将。おはよー」ｽﾀｽﾀ

上条「なんだ浜面起きてたのか」

浜面「まぁさっきな。俺も準備してくるぜ」

上条「ああ」

>>1でござる。

毎度レスありがとうございます！

励みになります―！

上条「じゃあ俺は食器の用意でもやっとくか」

佐天「あ、わたしたちも手伝います」

上条「もうみんな起こしてきたのか？」

白井「というよりほとんど起きて準備してましたの」

上条「そっか、じゃあやるか」

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＞いただきまーす

フレンダ「朝からおにぎりってなんかいいね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

絹旗「次はわたしも超握ってみたいです！」

上条「じゃあ今度頼むな」

絹旗「超任せて下さい！」ﾊﾟｧｧ

麦野「あんたに握れんの～？っ！！」

麦野「やだこの鮭おにぎり美味しー！！」

佐天「その鮭おにぎりは上条さんお手製なんですよ」

滝壺「かみじょうすごいね」ｷﾗｷﾗ

上条「いやそんなことねえよ、白井や佐天さんに比べたら俺なんて全然」

フレンダ「上条っ！次はサバ缶作って欲しいわけよ！」

上条「ああ、鯖の煮付けとかか。そうだなよし上条さんに任せなさい」

フレンダ「やたー！」ｷﾗｷﾗ

麦野「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…貰い手がなかったら私がお嫁にもらってあげるわ」

上条「麦野みたいな美人さんは俺にはもったいないんですのことよ」

麦野「…美人///」

土御門「カミやんの無意識カウンターが決まったにゃーー！」

御坂「まずはお嫁に突っ込みなさいよ」ｽﾞｽﾞｯ

御坂「あ！黒子料理の腕上げたわねー」

白井「お姉さまっ!?なぜ黒子だと？」

御坂「前に作ってくれた味に似てたし」

白井「おでえさばぁぁぁ」(´;ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

ｲﾔ!ｸｯﾂｸﾅｯ　ﾊﾅﾚﾛｰ

結標「やった。わたし卵焼きはだし巻き派なのよね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

佐天「ほんとですか！？よかっただし巻き私も好きなんで」

浜面「卵焼き形綺麗だし美味いぜ」

上条「ああ、佐天さんほんと料理上手だな」

佐天「ホントですか～褒めていただけて嬉しいです」

滝壺「うん…みんなすごい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

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――――――――

――――

上条「じゃあ俺たち先に行くぜ」

土御門「また夕方に風紀委員で！」ｶﾞﾁｬ

上条「はぁ…学校めんどくせーな」

土御門「さっさと行こうぜカミやん」

上条「おー」

――――――――

―――――

――

上条「ふぅ。到着」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

青ピ「おはよーカミやんつっちー」

吹寄「はぁ。デルタフォース勢揃いね…」

上条「それに俺を入れるのいい加減やめろよ！」

青ピ「なにゆうてるんやリーダー」

土御門「カミやんはデルタフォースのリーダーなんだぜい？自覚なかったのかにゃ―？」

上条「勝手に決めてんじゃねえよ！」

吹寄「それより上条当麻！貴様ちゃんと宿題やってきたんでしょうね？」

上条「はて…そんなものありましたでせうか？」

青ピ「カミやんすけすけ見る見る確定やなー」

土御門「コロンブスの卵かもしれないニャ―」

上条「うそ！？宿題なんてあったか！？」

土御門「カミやん俺でさえやってきたぞ…」

青ピ「まぁボクも敢えてしとらんから一緒に小萌センセの居残り補習がんばろな～」ｸﾈｸﾈ

吹寄「はぁ…まったく貴様という男は」

土御門「まぁ昨日はカミやん疲れて寝てしまったからにゃー。俺は合間縫ってやってたんだが」

青ピ「つっちーそれはどういうことなん？」

吹寄「？」

土御門「俺とカミやんは同棲してるんだにゃー」

ｸﾗｽ女子「」ｶﾞﾀｯ

上条「変な言い方するなよ気持ち悪い」

土御門「間違ってはないぜい」ﾆﾔ

青ピ「一緒に住んでるん？隣の部屋やのに？」

吹寄「どういうこと？」

上条「ああ、えっと何から話したらいいのか――

小萌「は～いみなさん席につくのでーす！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

青ピ「あ～小萌センセ～今日もかわええわ～」ｸﾈｸﾈ

上条「っと席に戻るか」ｽﾀｽﾀ

土御門「そーするかー」ｽﾀｽﾀ

吹寄「？？」

小萌「え～っと今日はまず転校生ちゃんを紹介するのですよー！」

上条「転校生？」

青ピ「え～それは初耳や！」

青ピ「は～いせんせー！転校生はもちろん女の子ですよねー？」

小萌「今回は子猫ちゃんにも野郎どもにも嬉しいニュースなのです！」

小萌「入ってきてください！転校生のフレンダちゃんと浜面ちゃん！」

上条「フレンダ！？」

フレンダ「ふひひ」ﾊﾟﾁｯ

女子「いまウインクしてなかった！？」ﾋｿﾋｿ

女子2「え、うそ。上条くんとどういう関係なの？」ﾋｿﾋｿ

青ピ「かわええ～～金髪碧眼の美少女にお目にかかれるなんてボクは幸せや～」ｸﾈｸﾈ

男「うわっすっごい可愛い！」

男2「上条の魔の手から守らなきゃな！」

男3「ああ、上条ばっかに美味しい思いはさせらんねー―！」

上条（あいつら好き放題いいやがって…）

土御門「まさかとある高に来るとはな～驚きですたい」

浜面「おいおい結構可愛い子いるじゃねえか」ｽﾞﾗｰ

土御門「心の声駄々漏れだにゃー」ｸｸｸ

浜面「っ！！」ﾊﾞｯ

女子（青髪君と同じタイプね…）

フレンダ（土御門が言ってたとおり上条学校じゃモテモテなわけね…）

小萌「フレンダちゃんは上条ちゃんとお知り合いなのですかー？」

フレンダ（いいこと考えついたわけよ…）ﾆﾔ

上条「っ！！」ｿﾞｸｯ

フレンダ「わたし上条くんと同棲してるの！」ﾆﾔﾆﾔ

上条「はぁ！？」

小萌「」

女子「」ｶﾞﾀｯ

男子「」ｶﾞﾀｯ

土御門「カミやんｗｗｗｗどんまいｗｗ」

青ピ「冗談やろカミやん」ｷﾞﾛｯ

上条「おい青髪！目が開いてるぞ！」ｱﾀﾌﾀ

吹寄「貴様！あのようないたいけな子にまで！」

上条「おいおい待ってくれよ！つーかまでって何だよ！その言い方だと上条さんがまるで―――

男子「くっそまた上条か！」ﾊｶﾞｲｼﾞﾒ

上条「っ…んだよおまえら…」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

男子2「そろそろ…やっちまうか」ｼｬﾘｯ

男子3「おい！だれか2を止めろ！画鋲かまえてるぞ！」

フレンダ（想像以上なわけよ）ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

浜面「こいつなにやってんだよ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

小萌「上条ちゃん…ほんとなのですか？」

上条「そんなわけないでしょ！誰か助けてくれー」

――――――――――――

――――――――

――――
放課後

青ピ「それじゃあボク用事あるから」

上条「おう、じゃあな青髪」

土御門「また明日ー」


土御門「それにしても慌ただしいデビューだったにゃー」

フレンダ「ごめんね上条。つい☆」ﾃﾍ

浜面「でもいっきにうちとけられたな」

土御門「カミやんは尊い犠牲ですたい」

上条「不幸だ…」

上条「っていうかなんでお前らとある高に？」

浜面「いや、俺らも高校行っとかないと昼間暇だからな」

フレンダ「どうせならみんなのいる高校にって、麦野と滝壺は霧ヶ丘に行ったわけよ」

上条「ああ、あわきんの高校か」

浜面「それで絹旗は常盤台だったか？」

フレンダ「そうそう」

上条「ビリビリと白井のとこね…」

土御門「これから一緒に風紀委員なんだし、学校が同じだと都合がいいにゃー」

上条「たしかにそれはそうだな」

上条「でもなんでフレンダだけこっちに？女一人で寂しくねえのか？」

フレンダ「別に気にしてないよ？」

浜面「上条と同じ高校に行きたいって行ってたじゃねえか」ﾎﾞｿｯ

フレンダ「う～ま～づ～ら～？」

浜面「別にお前なんか怖く――

フレンダ「麦野にいいつけるわけよ」

浜面「」

フレンダ「浜面扱いやす～い」ｲﾋﾋ

浜面「くっそ…」

土御門「このまままっすぐ風紀委員に行くかー、今日は顔合わせもあるからにゃ―」

上条「ああ、そうだったな」

浜面「一七七支部ってどの辺？」

土御門「場所は把握してるぜ」

上条「それにしても…未だに実感わかねえよな」

土御門「とにかく行こうぜ、時期に慣れていくだろー」ｽﾀｽﾀ

浜面「まぁそうだよな」ｽﾀｽﾀ

上条「行こうぜフレンダ」ｽﾀｽﾀ

フレンダ「うん」ｽﾀｽﾀ

男4「ちっ上条のやつ転入生女子と一緒に下校かよ」

男3「一緒に住んでるらしいし当然といえば当然なんだが…」

男1「やっぱりむかつくうううううう」

小萌「上条ちゃーん、宿題忘れは居残り透け透けみるみるなのですよ？」ｶﾞﾗｯ

上条「」

土御門「…ほんとに不幸なやつぜよ」

浜面「ああわなりたくねえな」

フレンダ「…どんまい上条」

上条「…不幸だ」

―――――――――――――――

――――――――――

――――――

――

（風紀委員の設定はアニメ版の方で進行します）

風紀委員　第一七七支部

固法「じゃあ、この人達が理事会から通達された――

白井「はいですの。今回増援された方々ですわ」

初春「うわーいっぱいですね」

初春「あっ！御坂さんに…佐天さんっ！？」

佐天「驚いたかー初春っ！」

初春「佐天さんもだったんですか？なんで学校で教えてくれなかったんですかー！」

佐天「いやー驚かそうと思ってさ！」

初春「ひどいですよー」

浜面（女子ばっかなのな…）ﾋｿﾋｿ

土御門（なかなか気まずいにゃ―）ﾋｿﾋｿ

麦野「へぇ～ここが風紀委員の支部ね」

フレンダ「案外普通なわけよ」

結標「こんなに多くいるのかしら…」

絹旗「確かにこれは超多いですね」

滝壺「いくつかグループに分けて分担するんじゃないかな」

白井「そうですわね」

固法「じゃあまずは顔合わせからはじめましょうか」

固法「わたしは一七七支部の固法美偉。能力は透視能力でレベル３よ。よろしくね」

浜面（ｸﾚｱﾎﾞｲｱﾝｽ…うらやましいぞおお）

土御門（何考えてるか丸わかりだにゃー）

初春「初春飾利です。能力はレベル１の定温保存であまり役に立たないんですけど…
　　　コンピュータが得意なので、がんばってみなさんを支えたいと思います」

土御門（あれが守護神…）

白井「わたくしたちは一応済ませてますけど、もう一度お願いしますの」

――――――――

――――――

―――

御坂「あれ？あいつは？」

麦野「そういえば上条いないわね」

土御門「カミやんなら宿題忘れの補習だぜい」

白井「補習！？」

結標「ｸｽｸｽ…可愛いじゃない」

麦野「ったく情けないわね」

固法「もう一人いるのかしら？」

白井「ええ、とある高の1年生の上条当麻さんですの」

初春「へぇ～あの御坂さんの噂してた」

佐天「そうそう」

御坂「別に噂してないわよ！」

初春「どんな人だったんですか？」

佐天「ん～料理上手で頼れるお兄ちゃんみたいな感じかな」

初春「へぇ～それは見てみたいです」

白井「おそらく期待はずれのお猿さんですわよ」

固法「その人は能力者？」

白井「…いえ、無能力者ですの」

御坂「…」

固法「そう。わかったわ」

固法「じゃあ今日からこのメンバーでやっていくんだけど、そうね」

固法「まずはいくつかに別れてもらおうかしら」

土御門「どうやって別れるのかにゃー？」

固法「13人か…。初春さんは支部作業として6・6の2チームで、戦力が均等になるように…」

初春（なんか寂しいですね）

固法「御坂さんと麦野さんでまず別れて」

固法「あとはそれぞれ下に5人ずつ。これはクジで決めていいわね」

白井（お姉さまとお姉さまとお姉さまとお姉さまと…）

（>>1はあみだくじ一人でやりました）

――――――――――――

―――――――――

――――

Aチーム

麦野/上条/フレ/結標/土御門/滝壺

5/0/?/4/0/4　

Bチーム

御坂/白井/佐天/固法/絹旗/浜面

5/4/0/3/4/0　

固法「まぁ均等ね」

浜面（男一人かよ！？）

御坂（あいつとは別かぁ…）

白井（でゅふふですの）

初春「よかったですね、白井さん！御坂さんと同じチームで」

白井「はいですの！」

佐天「やった！御坂さんと同じチームだ」

御坂「よろしくね佐天さん」

絹旗「超馬面、よろしくです」

浜面「おまえかっ！」

白井「よろしくですの絹旗さん」

絹旗「はい」

フレンダ「麦野と滝壺も一緒だね」

麦野「いつものメンバーになったわね」

土御門「よろしくだにゃー」

結標「ええ」

滝壺「むすじめもよろしく」

結標「ええ、こちらこそ」

麦野「こっちはあと上条か」

フレンダ「いまごろポーカー地獄なわけね…」

土御門「10連勝するまで帰れないからカミやん今日は来ないんじゃないかにゃ―」

結標「たしかにそれじゃあ来られないかもね」

固法「にしてもAチームに風紀委員がいないのはちょっとまずいわね」

初春「じゃあ今日はわたしが一緒にパトロールして仕事教えてきますね」

固法「お願いできるかしら」

初春「はい！任せて下さい」

固法「支部に一人はいないといけないからわたしは今日残るわ、白井さんあと頼んだわよ」

白井「わかりましたの！」

――――――――――――――

――――――――――

――――――

御坂「いざパトロールしてみると何もないものね…」

白井「それが一番ですの」

御坂「派手な事件でも起こらないかしら」

白井「物騒なこと言わないでくださいな」

佐天「でも確かに…どうせやるからにはもっと派手な活躍をしたいですよね」ｷﾗｷﾗ

浜面「つってもレベル５がいるんだし出番なんてないんじゃねえか」

絹旗「少なくとも浜…失礼馬面には超ありませんね」

浜面「前にも言ったけど言い直さないでくれる！？」

浜面「そして俺ってそんなに馬に見えます！？」

浜面「お前としゃべると息が持たねえよ！」ｾﾞｪ…ｾﾞｪ

絹旗「…」ﾆｷﾞｯ

絹旗「…」ﾄﾃﾄﾃ

浜面「…」

浜面「したり顔で草むしってくんじゃねえよ！食わねーから！」ﾊﾞｼｯ

絹旗「あっ…せっかくのおやつだったのに」ﾋﾗﾋﾗ　

佐天「あはははははは」

佐天「浜面さんって面白い人ですね」

絹旗「浜面さんって面白い顔ですね、だそうです」

浜面「改竄すんじゃねえよ！チクショー！」

佐天「二人共仲いいんですね」

絹旗「おもちゃと仲がいいかと言われても…」

浜面「お前を名誉毀損で拘束しますの！」ﾋﾞｼｯ

白井「真似しないでくださいまし！」ﾋﾞｭﾝ

浜面「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

アハハハハハハハ

麦野「なーんにも起きないわね―」

初春「いいじゃないですか。平和ってことで」

滝壺「…」ﾃｸﾃｸ

フレンダ「何かあったら麦野のほうが大変なわけよ…」

結標「この腕章結構恥ずかしいわね…」

土御門「案外似合ってるぜい」

結標「アンタは真逆ね。金髪グラサンアロハに腕章」

フレンダ「どうみてもチンピラ」

滝壺「大丈夫。わたしは浮きまくりなつちみかどを応援してる」

土御門「人は見かけで判断できないんだぜい。
　　　　カミやんがいつも身を持って証明してることだにゃ―」

麦野「上条ね…」

初春「わたしだけまだお会いしてないんですよね、上条さん」

土御門「フラグを立てられないように気をつけることだぜい」

麦野「上条ってそんなにモテるの？」

滝壺「興味ある」ﾜｸﾜｸ

フレンダ「確かにクラスじゃモテモテだったわけよ」

フレンダ「男子からも」

結標「え！？…男子からも」

土御門「はっはっは。違いないにゃ―」

初春「素敵な人なんですね！人望あって！あの御坂さんが噂するくらいですし」

麦野「素敵…とはイメージ違うと思うわよ」

結標「ん～可愛らしい、かしら」

滝壺「不思議」

フレンダ「優しいお兄ちゃんなわけよ」

土御門「不幸の化身だな」

麦フ結「「「それだ！！！」」」

初春「えﾞ！？…たったいま印象急下落ですよ！？」

フレンダ「まだ出会って2日だけど、本当に上条は不幸なわけよ…」

麦野「生きてるのが不思議なくらいね」

結標「たしかにね」

土御門「不幸からもモテモテ…なんてやつだカミやん」

フレンダ「むしろ腐らずにここまで生きてきたことは尊敬する」

麦野「涙が」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

結標「…」ｸﾞｽｯ

初春（えええええええ）

土御門（…これだからカミやんとつるむのはやめられないぜい）

その頃　とある高

「上条ちゃんはフルハウス！」ﾊﾞｯ

「わたしはツーペアなのです！」ﾊﾞｯ

上条「上条さん初勝利みたいですね」ﾒｶｸｼ

小萌「先生補習だってこと忘れて随分熱中しちゃいました！」

小萌「35回目にして初勝利ですね！上条ちゃんファイトなのです！」

上条「っていうか無能力者の俺に目隠しでポーカーなんて…」

上条「先生、これはお互いに時間の無駄だと上条さんは思ったりするのですが…」

小萌「そんなこと言っても補習はちゃんとこなしてもらうのですよ」

小萌「大丈夫！上条ちゃんはやればデキる子なのです！」

上条「不幸だ…」ﾍﾟﾗｯ

白井「ほんとに珍しく今日は平和ですの」

御坂「いいこと、なんでしょ？」

浜面「今しがた傷害事件が起きたばか――

白井「今日は平和ですの」

浜面「」

佐天「ふふっ」

絹旗「あ――


不良「ねぇ君暇なんでしょ？」

女生徒「やめてください」

不良2「やめませ～ん」

ギャハハハハ

絹旗「どこにでもいますよね。ああいうの」

白井「はぁ…やっぱり平和じゃありませんでしたわね」

佐天「早く助けてあげないと！」ｱﾀﾌﾀ

浜面「ああ！」

不良3「おいオッサン、何見てんだ」

オッサン「いや、僕はただここを通りたいだけだ」

不良2「つーかなにその格好！？」

不良1「神父様ですか？あーめん」

ギャハハハハ

オッサン「まったく…この街はポイ捨てが許されているのかい？」

オッサン「こんなゴミが３つも放置されているとはね」

不良2「んだと～？」

オッサン「そして僕はまだ14だ」ｽｯ

御坂「誰か増えたわよ」

白井「関係無いですわ」ﾋﾞｭﾝ

白井「風紀委員でｓ――

浜面「風紀委員だ」ﾋﾞｼｯ

不良2「風紀委員？どこにだよ」

絹旗「浜面じゃ超しまらないですね」

白井「わたくしの見せ場を奪わないでくださいまし！！」

佐天「…どんまいです浜面さん」

不良1「ちっ…人数が多すぎる」

不良3「行こうぜっ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰｰ

オッサン「…」ｽﾀｽﾀ

御坂「あ、ちょっと――

御坂「行っちゃった」

白井「巻き込まれた一般人でしょうから別に問題ありませんわ」

佐天「変わった装いの人でしたね」

浜面「外国人っぽかったぞ」

絹旗「学園都市になんのようなんですかね」

白井「…さぁ」

上条「はぁ…なんとか解放してもらえましたのことよ」ｽﾀｽﾀ

上条「風紀委員一七七支部ってどこなんですか…」

上条「先に帰っとくか？」

上条「さすがにまずいよな」

上条「…」

上条「あれ？あの銀行…まだ時間前なのにシャッターが―――

ドカーーーーーーン

上条「！？」


強盗A「っしゃあ！さっさとずらかっちまおうぜ！」

強盗B「おう！急げ」

強盗C「ああ！」

上条「待てよ」

強盗B「だれだお前！どかねーと怪我しちまうぞ」

上条「こんなことしといてうまく逃げおおせられるわけねえだろ」

上条「さっさと観念したほうが気が楽だと思うけど」

強盗B「こんの！っ」

強盗A「待て。オレが蹴りつけてやる――」ﾎﾞﾜｧｯ

強盗A「今更後悔しても遅えぞ」ﾎﾞﾜｧｧ

上条「発火能力ね…レベル３くらいか？」

強盗A「気にしても無駄だ！いまから灰になるんだからな！」

上条「いいぜ、お前らがここから逃げられると思ってんなら――

上条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す！」ｻﾞｯ

麦野「あらかた見まわったと思うけど」

初春「そうですね。特に何もなかったですね」

結標「あら、終わりかしら？」

フレンダ「やっと帰れるわけよ」

滝壺「はやくお風呂に入りたい」

フレンダ「滝壺広いお風呂気に入ってたもんね」

滝壺「…」ｺｸｺｸ

土御門（その桃源郷にオレも混ぜて欲しいぜい…）

結標「とか考えてるんでしょう」

土御門「」

ドカーーーーン

麦野「」ｻｯ

フレンダ「爆発はあっち！まずわたし疑うのやめて欲しいんだけど！！」

滝壺「約300m先レベル３クラスのAIM拡散力場を確認した」

麦野「おっけー、へへっ。やっとまともな仕事ね」

結標「キャラ変わりすぎじゃないかしら！？」

土御門「とにかく向かおうぜい」

初春「はい！」

麦野「あっちの…あれか！」

土御門「どうやら襲われたのは銀行みたいだにゃ―」

初春「アンチスキルに応援要請完了しました」

フレンダ「これって銀行強盗なわけ？」

土御門「おそらく。シャッター爆破したところを見るに逃走したようだな…」

麦野「逃すかよ！滝壺！そいつは！？」

滝壺「来る途中何者かに撃破された」

麦野「なんだと！？超電磁砲のチームか？」

滝壺「違う…」

土御門「どうやらあの三人で間違いなさそうだぜい」

三人「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

フレンダ「なに？なんでもう瀕死なわけ？」

結標「滝壺さんの言うとおり誰かにやられたんでしょうね」

初春「仲間割れでしょうか？」

麦野「盗んだ金はそこに転がってるからそれはないとおもうわよ」

土御門「一体誰が」

上条「おい！みんな大丈夫か？」

麦野「上条！？」

土御門「カミやんなんでここに！」

上条「いや、悪い。補習終わって支部に向かう途中だったんだけど場所わかんなくて彷徨ってたところだったんだ」

上条「いきなりでかい爆発音したからなんとなくかけつけてみたらみんなが」

上条「で、なにがあったんだ」

結標「銀行強盗よ。かけつけてみれば三人とも気を失ってたけどね」

上条「良かったじゃねえか、犯人捕まって誰も怪我ねえんだろ？」

麦野「…ええ」

フレンダ「上条補習長すぎるわけよ！」

滝壺「大丈夫。わたしはそんな間抜けな上条を応援してる」

上条「間抜けって…」

麦野（やっぱり上条が…まだわからないわね）

土御門（おそらくかみやんの仕業だろうけど…そこまで隠す必要があるのか）

結標（幻想殺し…彼の仕業なのかしら）

初春「はじめまして上条さん。初春飾利っていいます」

上条「ええと…ああ！佐天さんの話してた！」

初春「はい！上条さんの噂もかねがね」

上条「ろくでもない噂ばかりでしょう…」ﾄﾎﾎ

初春（黙っといたほうが良さそうですね）

初春「はい」

上条「ほんとなのかよ…」ｼｮﾎﾞｰﾝ

初春「あ、あれ？」

―――――――――

――――――

―――

黄泉川「じゃあこいつら連行していくじゃんよ」

初春「お願いします」

フレンダ「よくわかんない間に始まってよくわかんない間に終わった…」

上条「上条さんは来た瞬間終わりましたのことよ」

麦野（やっぱりこれは上条の）

黄泉川「ちょっと一人タンカ運ぶの手伝うじゃんよ」

麦野「わかったわ」

強盗A「ば…ばけもの…」

麦野「！！」

土御門「じゃあ一回支部に戻ったら解散だにゃー」

上条「やっとか。もう上条さんはヘロヘロです」

フレンダ「上条！帰ったらみんなでトランプなわけよ！」

滝壺「わたしもやる」

上条「本気ですかフレンダさん？」

フレンダ「当たり前！でもトランプが…」

土御門「浜面が初日楽しみでトランプ持ってきてたにゃー」

上条「そういえば」

滝壺「はまづらかわいい」

フレンダ「じゃあ決まりね！」

土御門「今日は宿題もないしみんなでやろーぜい」

上条「ああ、じゃあ上条さんの強運さを見せつけてやるとしますか！」

フレンダ「それ死亡フラグなわけよ」

土御門「間違いないにゃー」

滝壺「」ｸｽｸｽ

フレンダ「たっだいま～♪」ｶﾞﾁｬ

上条「疲れた～」

麦野「あんたは別に仕事してないでしょ」ｽﾀｽﾀ

上条「それを言われると痛いんですが…」

結標「これに懲りたら宿題はちゃんとやるのね」

上条「くっ…あわきんには言い返せねえ」

結標「…もうあわきんでいいわよ！あわきんで！」

土御門「あわきｎ――

土御門「理不尽だ…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

滝壺「だいじょうぶ？」

土御門（女神だぜぇぇぇ！）

初春「みなさん仲いいんですねー」ﾄﾃﾄﾃ

佐天「初春っ！？」

初春「あ、佐天さん。お邪魔してます」

佐天「どうしたの？」

初春「みんなで今夜はわいわいトランプ大会やるそうなので一緒に来ちゃいました」

佐天「おおおーもうここに住んじゃいなよ！」

初春「あはははそれも楽しいかもしれませんね」

土御門「女の子はだれでも歓迎だにゃ―」

初春「やっぱり遠慮しようかな」

土御門「理不尽だにゃ―」

アハハハハハ

上条「うわっ！悪いな白井！オレも手伝うよ！」

白井「いえ、もう完成近いから類人猿さんは着替えでもしてきてくださいな」

白井「佐天さんと二人で今日は大丈夫ですの」

上条「悪いな、じゃあ片付けは俺にやらせてくれ」

白井「お願いしますの」

上条「おう！任せとけ」ｽﾀｽﾀ

佐天「白井さん白井さん！初春が遊びに来てくれましたよ！」

初春「どうもおじゃましてます！」

白井「あら初春！今日はどうして？」

初春「フレンダさんと上条さんにお呼ばれしちゃいました」

白井「大歓迎ですの！ゆっくりしていってくださいな」

初春「はい！」

御坂「あれ？初春さん？」ｽﾀｽﾀ

初春「あ、御坂さーん。おじゃましてまーす」

御坂「いらっしゃい！今日はなんで？」

初春「上条さんたちにお呼ばれして」

御坂「あいつに？」

初春「はい。みんなで遊ぶんだそうです」

御坂「へぇ～。じゃあ今日は泊まっていくの？」

初春「そうしようかなと思ってますよ」

御坂「うんうん！ここに住めばいいじゃない」

佐天「ですよね！初春もおいでよ～」

初春「そんな簡単にはいきませんよ～」

佐天「薄情者！」

初春「なんでそうなるんですか～」

御坂「あ、そうだ。よかったら部屋来る？ご飯まで時間あるし」

初春「お邪魔していいですか！」ﾊﾟｧｧｧ

御坂「もちろん、こっちよ」ｽﾀｽﾀ

初春「はい！」ｽﾀｽﾀ

浜面「おい、また女子が増えてるじゃねえか。あの風紀委員の」ｶﾞﾁｬ

土御門「フレンダとカミやんが誘ってきたんだにゃ―」ｽﾀｽﾀ

浜面「へぇ。なんでまた急に」ｺﾞﾛｰﾝ

土御門「そうだった今日は昨日言ってたトランプ皆でやるらしいぜい」ｸﾞﾃｰ

浜面「あーそういえば昨日言ってたな。準備しといてよかった」

上条「人が着替えしてる部屋にナチュラルに入ってきてくつろいでんじゃねえよ！」

土御門「カミやんの部屋は男子の集会所だからにゃー」

上条「なんで俺の部屋なんだよ！」」

浜面「パンツ一丁で抗議されも」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

土御門「」ﾊﾟｼｬ

上条「なに自然に撮ってんだよ！」

浜面「あははははは」

上条「消して消せよ消しやがれの三段活用！」ｵｲｺﾗｰ

土御門「これで一儲けするんだにゃ―」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

上条「ふざけんな！」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

御坂「さぁ入って入って」

初春「ここって御坂さんの部屋なんですか？」

御坂「え？なんで――――

麦野「フレンダぁぁぁ！！」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

フレンダ「きゃーー！！」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

滝壺「え？それはわたしも乗りたい！」

絹旗「でも昨日は泳いだだけで麦野に…」

結標「いやいやそれはさすがに無理があるでしょ…」

御坂「」

御坂「なんで勢揃いなのよ！」

フレンダ「みんなで交流をふかめようかと思っぎゃはははは」

麦野「」ｺｼｮｺｼｮ

フレンダ「やめっあはははやめてっあはははは」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

麦野「このクソxxxがあああ」ｺｼｮｺｼｮ

フレンダ「やめっててばぎゃはははは」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

初春「」

結標「だいたいそれお風呂で使うものじゃないでしょ」

絹旗「いえ、これは流行の超最先端です」

滝壺「楽しそう」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ

結標「シュール過ぎるでしょ！」

御坂「…騒がしいけど、どうぞ」

初春「いえ、賑やかで楽しそうです」

絹旗「あ、風紀委員の」

初春「初春飾利です。お邪魔してます」

フレンダ「わたしが誘ったわけよ」

麦野「どうせやるなら賭けなきゃね」

フレンダ「いいね～トランプに懸けはつきものなわけよ！」

滝壺「何を賭けるの？」

麦野「命」

フレンダ「重すぎるから！」

絹旗「まぁなんでも言うこと聞くとかは超定番ですけど」

御坂「まぁそれが普通よね」

結標「いや、この人数でトランプって無理あるでしょ」

フレンダ「ん～あれね。トランプ２つでやればいい」

麦野「それでできるの？」

フレンダ「大富豪なら出来るんじゃない？」

滝壺「おもしろそう」ﾜｸﾜｸ

絹旗「賭けのこと超忘れてませんか？」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

上条「今日はカレーか！」

佐天「はい。自信作なんですよー」

土御門「いい匂いだにゃ―」

初春「佐天さんも白井さんもお料理上手ですね―」

御坂「ほんと、女子寮のご飯より美味しいわよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

白井「おねえさまが望めば黒子毎日でも作って差し上げますの」ｷﾗｷﾗ

浜面「今朝も美味しかったしな」

麦野「上条が料理できるのは意外だったわね」

絹旗「確かに上条は料理できるタイプには超見えませんね」

フレンダ「確かに…」

滝壺「…」ﾏｸﾞﾏｸﾞ

上条「まぁ一人暮らししてたら自ずとな。土御門みたいに作りに来てくれる妹とかいねえし」

土御門「うらやましーだろカミやーん。だが舞夏は渡さないぜい」

上条「誰も狙ってねえよ」

浜面「土御門の妹さんってどんな感じなんだ？」

上条「そうだな…金髪グラサンでアロハ着て出歩いてるな」

浜面「毎日楽しそうだな」

土御門「ちょっと待てカミやん！」

結標「わたしも見たことないわね、ちょっと興味あるわ」

上条「とにかく似てないな」

結標「よかったわ」

土御門「だからちょっと待て！」

ｱﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ

浜面「俺も妹欲しいな」

ﾌﾚﾝﾀﾞ絹旗「」ﾋﾞｸｯ

浜面「反応が失礼すぎんだろ！！」

滝壺「はまづらかわいそう…」

浜面「わかった俺はそういうポジションなんだな…」

絹旗「めげないでください浜面」

フレンダ「死ぬには少し早いわけよ」

浜面「追い詰めてんのお前らだから！そこまで深刻じゃないし！」

麦野「寂しかったらわたしがこき使ってあげるから安心しなさい」

絹旗「わたしも超使いこなしてあげます」

浜面「くっそいきなりこのキャラ付けかよ…」

浜面「初対面で威圧感バリバリの姿勢でいっていれば…」

滝壺「無駄だと思う」

浜面「…ですよね」

―――――――――――――――――――

―――――――――――――――

―――――――――――

―――――――

―――

フレンダ「さぁお風呂なわけよ」

滝壺「誰に言ってるの？ふれんだ」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

初春「うわぁぁぁ広いですねー」

佐天「だよね。9人入ってもなんてことないもんね」

初春「はい！こんなお風呂に入ってるなんて羨ましいです」

麦野「サウナがあったらいいのに」

フレンダ「さすが麦野。安定のおっさん発げｎ―――

麦野「…」

フレンダ「ぶふぁっ…悪かっ…わけ」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ

麦野「…」

フレンダ「ぶぎのっ…して…ﾌﾞﾊｯ」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

滝壺「学ぼうねふれんだ」

初春「あははっフレンダさん楽しそうですね」

佐天（鬼だ！）

フレンダ「ｹﾞﾎｯ…麦野ひどすぎるわけよ」ﾊｧ…ﾊｧ

麦野「なんのことかしら～」

御坂「昨日も言ったでしょ！自分で洗えるから！」

白井「先程女子寮の時より洗うのが上手になったと――

御坂「捏造やめてよね！」

白井「お姉さまの身体は黒子の身体。わたくしが洗うのは当然ですの」

御坂「待ちなさいよなにそれ！誰か助けてええ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰｰ

白井「じゃあ胸だけでも～」ｽﾙｽﾙｽﾙｽﾙ

御坂「速っ！？滑って追ってきた！！」

絹旗「ふふっ滝壺さん連れてきましたよ」

滝壺「！！」

滝壺「ついにやったんだねきぬはた！」

結標「あんたそれほんとに持ってきたの！？」

絹旗「超有限実行の絹旗と人は呼びます」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

結標「だからシュール過ぎるってば」

絹旗「そういうあわきちゃんも超乗りたそうですね」

結標「なんでそうなるのよ！」

絹旗「さぁ滝壺さん乗ってください。人呼んで超絹旗号です」

滝壺「ぉおお」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

絹旗「では、超着水式を執り行います」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

麦野「ちょっとそれなに！？風呂にシャチの浮き輪浮かべるな！」

絹旗「超絹旗号です」

滝壺「きぬはた号」ｷﾗｷﾗ

フレンダ「…」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

絹旗「フレンダが超絹旗号の下敷きに！！」

絹旗「滝壺隊員、超救助してください」

滝壺「りょうかい」ｻﾙﾍﾞｰｼﾞ

フレンダ「ちょっとそれ場所取り過ぎなわけよ！！」ﾌﾞﾊｯ

絹旗「ですから超絹旗号だと」

結標「」ﾋﾞｭﾝ

滝壺「きぬはた号いないよ？」

絹旗「」

麦野「ナイスよ結標」

絹旗「海に沈めええええ」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

結標「キャラ変わりすぎよっ」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞjﾊﾞ

結標「泳ぐのはやすぎっ！！」

キャーーー　

佐天「平和ですねえ」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

御坂「向こうでちょっとした水難事故起きてるけど」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

初春「やっぱりここは賑やかで楽しいですねー」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

白井「少々賑やかすぎますが…」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

初春「白井さんもだいぶ暴れてましたけどね」

白井「…淑女の嗜みですの」

佐天「なんですかそのごまかし方！？」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

上条の部屋

浜面「持ってきたぜ！大将！」

上条「お前いくつ持ってきてんだよ！」

浜面「３つだ」

土御門「持ってきすぎだぜい」

浜面「人数多いから２つ使ってやるってさっきフレンダが」

上条「何人でやるんだ？」

浜面「さぁ…」

フレンダ「お邪魔するわけよ！」ｶﾞﾁｬ

上条「ここでやんのか？」

フレンダ「そうだけど？」

絹旗「おーここが超上条の部屋ですか…意外に綺麗ですね」

上条「物が少ないだけなんだけどな」

麦野「この座布団もーらいっ」ｽﾀｽﾀ

滝壺「じゃあわたしはここ」ｽﾄﾝ

御坂「ほんとアンタにしては綺麗にしてるじゃない」

上条「俺をなんだと思ってんだよお前…」

白井「失礼しますの」

初春「お邪魔しまーす」

佐天「さすがにこの人数だと狭いですね…」

土御門「まさか全員参加とは…」

浜面「まぁいいじゃねえか」ｽﾙｯ

浜面「おい！人の座布団抜き取りやがったな！」

絹旗「浜面にはフローリングが似合ってます」

佐天「」ｸｽｸｽ

浜面「畜生！不幸だ」

浜面「しゃーねえ。ここは大将の膝の上に」

上条「キモい事言うんじゃねえよ！」ﾍﾞｼｯ

浜面「冗談だっての」ｲﾃﾃ

土御門「カミやんのフラグ体質に男女は関係ないんだにゃ―」

上条「突っ込みどころ多すぎるから！」

フレンダ「…っ」ﾋﾞｭﾝ

結標「…」

フレンダ「だれかわたしのクッションテレポートした！？」

結標「言いがかりはやめなさい」ﾓﾌﾓﾌ

フレンダ「ツッコミ待ちなの！？ねえ！」ｶｴｾｰ

結標「いいじゃない別に！」ｲﾔﾖｰ

麦野「フレンダ狭いんだから暴れるな」

結標「」ｸｽｸｽ

フレンダ「理不尽なわけよー」

御坂「で、大富豪やるんでしょ？」

佐天「ふふっ。楽しみです！」

絹旗「大貧民はなんでもいうことを聞く大富豪です」

上条「…」ｺﾞｸﾘ

土御門（これは…カミやんが罰ゲーム確定だにゃ―）

麦野「そういえば言ってたわね」

初春「えええええ…」

佐天「大富豪の命令を聞くってことですか？」

フレンダ「そうね。そうしよう」

滝壺「…なんでも」ﾜｸﾜｸ

浜面「これは負けられない！」

絹旗「別にこのゲームじゃなくても浜面は」

麦野「そうね。永遠に罰ゲームみたいなもんだからね」

浜面「」

上条（いける！！俺ならやれる！！）

結標（…とか思ってるんでしょうね）

御坂（わたしが勝ったら今度こそどっちが強いのかを！！）

白井（お姉さまに！お姉さまに！）ﾃﾞｭﾌﾌﾌ

御坂「」ﾋﾞｸｯ

絹旗「じゃーそろそろはじめましょう」

浜面「ほいこれ」

フレンダ「わたしが切ってあげるわけよ！」ｼｬｶｼｬｶｼｬｶ

――――――――――――

――――――――

―――――

――

麦野 A 3 4 4 6 7 8 8 K

滝壺 A A 2 2 3 3 Q J JOKER

絹旗 A 4 6 7 7 7 8 9 10

フレ A 2 4 10 J K K JOKER JOKER

上条 2 5 5 5 5 5 5 5 5

土御 2 2 6 6 8 9 10 10 J

浜面 3 3 8 8 9 10 10 K J

佐天 A 2 3 7 7 8 Q Q K

初春 A 4 6 9 9 10 10 J Q

御坂 A 3 6 6 8 9 J Q Q

白井 2 3 4 7 9 J Q Q K

結標 4 4 6 7 9 J Q K JOKER

麦野（８が２枚あるのは強いわね…あとはAを使うタイミングが重要ね）

滝壺（運の女神から信号が来ている…）

絹旗（可もなく不可もなくといったところですね…でも７が三枚…これは）ｳﾌﾌ

フレンダ（これは絶対勝ったわけよ！！これならいける！！）

上条（よっしゃ２だ！……おい！切ったの誰だよこれええええええええええええええええ）

土御門（これはなかなかの手札だ。大富豪は無理でもそこそこの順位には…カミやんの顔を見てる限りドベはないぜい）ﾆﾔ

浜面（８が２枚…ペアが３組ある！なんとかなりそうだ！）

佐天（ん～よくも悪くもないな～微妙ー）

初春（これは微妙すぎる！負けちゃったらどうしよう…）

御坂（これでトップを狙うのはキツイわね…ううん、レベル５の演算能力なめないでよね）

白井（これはまぁまぁいいですわね！とにかく勝ちにいきますの！）

結標（大丈夫！JOKERがあるから心強いわね！…いざとなったら間抜けなフレンダあたりのカードを）ｳﾌﾌ

フレンダ「じゃあ始めるわけよ！ってダイヤの3持ってる人ー」

土御門「俺だにゃ―」ﾊｲ

佐天「わたしです」ﾊｲ

フレンダ「…あれ？」

麦野「ったくフレンダは…」

絹旗「超間抜けですね」ﾊｧ

フレンダ「そっか二組使ってるんだったね…」

フレンダ「じゃあ時計回りで麦野から！でいいよね？」

土御門「問題ないぜい」

麦野「じゃあわたしからね！」

麦野「スペードの6」ﾊﾟｼｯ

滝壺「クラブのQ」ｽｯ

絹旗（いきなり大きく来ましたね…）

絹旗「ここは超パスで」

フレンダ（いきなりパス！？…なにか策があるというの？）

フレンダ「ハートのA」

上条（ここはスパッとやるか？…いや、ここは様子見だ。JOKERが出るまでは大人しく）

上条「パスだ！」

土御門（まぁ懸命な判断だにゃー）

土御門「俺もパスだぜい」

浜面（ていうかパスしか出来ないんだよな…）

浜面（ここは全員をビビらせてやるか…俺って策士だな）

浜面「あえて、パスだ」ﾄﾞﾔｧ

絹旗「あそこに馬鹿がいますよ、麦野」

麦野「どうせA以上カード持ってないのよ、あれ」

ｸｽｸｽｸｽ

浜面「」

佐天「わたしもパスです」

フレンダ（みんなパスしちゃえ！）

初春（フレンダさんの笑顔引きつらせてあげたいけど…）

初春「わたしもパスで」

御坂「わたしもパース」

白井（この２は黒子の切り札…温存ですの！）

白井「パスですの」

結標（ここは下手にJOKERを使わないほうがいいわね）

結標「出せないわ。パスよ」

麦野「一周回ってわたしね。わたしもパス」

滝壺「ごめんねふれんだ」つJOKER

上条(あせって2出さなくてよかったぜ…)

絹旗「たきつぼさん超ナイスです」b

滝壺「ふふ」

浜面（３のペアは別にいらねえよな）

浜面「じゃあスペ３俺出すよ」ﾎｲ

絹旗（スペ3返しのルールをすっかり忘れてました…）

浜面「流れてまた俺だな。じゃあダイヤの9」ﾎﾟｲ

佐天「じゃあクラブのQで！」ﾋﾟﾄ

初春（ここはまだ我慢のとき）

初春「パスです」

御坂「わたしもー…」

白井（くー！またですの！）

白井「パス…」

結標（みんな消極的ね…）

結標「ダイヤのK」ｽｯ

麦野（ちっ…K出そうと思ったのに…一枚しか消費してないってマズイわね。でも…）

麦野「パス！」

滝壺「わたしも」

フレンダ（やっと順番なわけよ！）

フレンダ（ここは強気に…！）

フレンダ「クラブの2」ｽｯ

フレンダ（ここであと一枚しかないJOKERと、あわよくばスペ３を炙りだしてわたしのJOKERを完璧な存在にするわけよ！！）

上条（くそっ。また手が出ない）

―――――

―――

―

結標（ここで最後のJOKERを手放すには少し早いかも…なんたって他にあと2枚あるはずなんだから）

全員「パス」

フレンダ（JOKERもちは誘いに乗らなかったわけね…）

フレンダ「スペードの4」ｽｯ

上条（もうここでしかけるしかない！！）

上条「ダイヤの2だ」ﾊﾞｯ

土御門（カミやんのやつ…！そんな隠し球を！）

土御門「ｸｯ…パスですたい」

浜面「パスだ」

―――――

―――

―

結標（ここでJOKERを出すには早い…そうなんだけど）

上条（パスパスパスパスパスパスパスパスパスパス）ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｰｰｰ

結標（あの妙なオーラは一体…！？）

結標（――――ここは！）

上条（！！）

結標「………パ」

上条「…」ﾆﾔｧｧｧ

結標「……」

上条「…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

結標（どうしたらいいのよおおおお！）

結標「いいわ、JOKER！！」

上条「」

結標「…どうやら当たりだったみたいね」

麦野（上条は…もうダメみたいね）

滝壺「スペードの３持ってる」ｽｯ

絹旗「さすがです！」

滝壺「じゃあ、スペードとハートのAA」

絹旗（ここでペア！！しかもAでくる辺りに超自信を感じます！！）

絹旗（でも…パスしか方法がない）

絹旗（超パスです）

フレンダ（スペ3もJOKERも予期せぬところで出てきた）

フレンダ（ここは切ったほうがいい気がする…でもJOKERしかない）

フレンダ「……パス」

上条「…俺か、パスだ」

土御門（カミやん…一体どんな手札なんだ）

土御門（しかし滝壺をここで一人勝ちさせるくらいなら、ここでゲームに一枚噛ませてもらうぜい）

土御門「スペードとクラブの22だにゃー」ｻｯ

滝壺「！！」

土御門（どうやら効果ありのようだにゃ―）ｸｸｸ

浜面（みんな強いカードを軽々と…）

浜面「ここは―――！！」

麦野「どうせパスでしょ、次」

浜面「」

―――――

―――

―

パスが相次ぎ…

フレンダ（ここでJOKER出すつもりだったけど土御門が先に手を出してくれたから温存できるわけよ）

フレンダ（このJOKERにもう敵はいないんだし）ﾆﾔﾆﾔ

フレンダ「パス♪」

上条「俺もパスだ」

※大富豪のルール的に出せる最大枚数は4枚です。


土御門「俺の番かにゃー？」

土御門（ふふん…これではっきりわかったぜよ）

土御門（残りの二枚のジョーカー、あれはフレンダが持ってるにゃ―）

フレンダ「♪」

土御門（かと言ってジョーカーに対応する手立てがないのも事実…）

土御門（カミやんがいるかぎりドベはないとおもうがとにかくそこそこの順位に食い込んでやるぜい）

土御門「ダイヤの６×２だにゃー」ｽｯ

浜面「きたっ！ダイヤとスペードの１０×２だ」ﾋｮｲ

佐天（ちょっと惜しい気もしますが…）

佐天「じゃあハートとクラブのK×２で」ﾎﾟｲ

初春（まだ一枚も出てないのにいいいい）

初春「パスです」

御坂（一つ数が大きいわ…）

御坂「わたしもー」

白井「わたくしもですの」

結標「同じく」

麦野「わたしもねー」

滝壺（どうしよう…でもまだJOKERが２枚残ってるんだよね…）

滝壺（いまわたしが２を２枚出したとして…JOKERを同じ人が２枚持ってたら負け）

滝壺（別々の人が持ってたら勝ち）

滝壺（確率は…後者のほうが圧倒的）

滝壺（ここは勝負に出る！！）

滝壺「スペードとハートの2」

滝壺（残りクラブの3のみ！）

滝壺（あ…Jも残ってた）ﾍﾞﾘｯ

絹旗（滝壺さん…超葛藤があったみたいですね…）

絹旗「パスです」

フレンダ（滝壺の残りは…2枚！）

フレンダ（ここで2を出してくるってことは、ここでわたしが切らなきゃあがりってところ？）

フレンダ（そうは問屋がなんとかってね♪）

フレンダ「結局ツメが甘いわけよ！！」つJOKER×2

一同「！！！」

土御門（やはりか！！）

滝壺（まさか前者だったなんて…予想外の連続！！）

フレンダ「そしてこれは当然誰も切れないわけ」

フレンダ「つまりまたわたしのターン！！」ﾄﾞﾔｧ

フレンダ（でも残りの札が弱いわけよ…）

フレンダ（まずは様子見）

フレンダ「ハートの10」

上条（くっそおおお2が今になって惜しいいいいい）

上条「パスだ」

土御門「かき乱してやるにゃ―！！」つJ（ｸﾛｰﾊﾞｰ）

一同「Jバック！？」

浜面「浜面伝説の始まりだあああああああ」

浜面「下克上じゃあああああ」

浜面「ダイヤの3！！」ﾍﾞｼｯ

佐天「いきなり３ですかぁ！？」

土御門「俺のかき乱しが一撃で沈下された！！」

浜面「さらに！ｸﾛｰﾊﾞｰの8×2だ！」8切り！！

一同「！！！」

佐天（浜面さんの手札…）

土御門（残り二枚！！）

浜面「ここでJバックだ！」

佐天「あ…勝った」

一同「なにぃぃぃぃいいぃぃ！？」

御坂「佐天さん！？どういうことっ！？」

佐天「いやー自分でもびっくりですよ」

佐天「浜面さんのJバックのお陰です」ﾆｶｯ

浜面「」

佐天「まず、ダイヤの3です」

佐天「それから8二枚で流します」

一同「…」ｺﾞｸﾘ

佐天「それからスペードとダイヤの７×２です」ﾊﾞﾗｯ

初春「な…七渡し！！」

佐天「じゃあ、よろしくね初春♪」ﾖｲｼｮ

佐天「一抜けでーす」

初春「わたし一番手札残ってるのにまた増えちゃいましたよー」

佐天「ふふっ」

滝壺「一番が…一番が…」

フレンダ「予想外にもホドがあるわけよ…」

初春（とにかく大貧民だけは避けないと！！）

初春（佐天さんのことだから何を命令してくることか！！）

佐天「大貧民は誰になるのか楽しみです♪」

上条（やばい；；）

初春「では改めてクラブの６です」ｽｯ

御坂「ハートの９！」

白井「スペードのJですの！」

結標「またJバックね…」

麦野（ハートの3があるからこれはもらったにゃーん）

結標「スペードの６。縛りよ！」

麦野「」

麦野「…パ…パス」

滝壺「縛りなら出せない」

絹旗「わたしもパスしかないみたいですね」

フレンダ「ぐぬぬ…」

上条「よっしゃ！上条さん出せますのことよ！スペードの5！」

上条（これひょっとしたらいけるんじゃね…！？）

土御門（まずい…カミやんの顔が生気を帯び始めている）

土御門（ここは阻止したいが…）

土御門「…パスだにゃー」

浜面（残り一枚なのにバックとはついてねえ）

浜面「パスだ！」

初春（浜面さん残り一枚！？みんな上がりが近づいてる！！）

初春「パスです」

御坂「わたしも出せないわ…」

白井「同じく」

結標（ペアを崩すのは癪だけど…上条くんの顔が生き生きとし始めてる）

結標（彼の思惑通りにさせるわけにはいかない！！）

結標「スペードの4」ﾋﾞｼｯ

上条「」

土御門（再びカミやんが…ﾅﾑ）

―――――――

―――――

―――

―

結標（一周回ってまたわたしの番ね）

結標「ハートの７」

麦野（7渡しか…ｸﾛｰﾊﾞｰの９ね…いらないわね）

麦野「じゃあもらったこれで」つｸﾛｰﾊﾞｰの9

滝壺「…パス」

絹旗「ふふっ。クローバーのの10で縛りです」

フレンダ「じゃあクローバーのJバック！！」

上条「Jバックですと！？」

土御門（まずい！！）

上条「クローバーの5で縛りだ」

上条（まだ…諦めるには早かったのでせうか！？）

浜面「…っパスだ」

初春「甘いですね…クローバーの4です」

御坂「さらにクローバーの３よ！」

御坂「やっとわたしのターンね！」

御坂「ハートとクローバの6×2！」

白井「ではダイヤのQ×２ですの！」

結標「パスよ」

麦野「同じく」

滝壺「…パス」

絹旗「わたしもです」

フレンダ「やったあああああああああああああああ」

フレンダ「結局2番な訳だけど」

フレンダ「クローバーとダイヤのKであがりな訳よ！」

佐天　ﾊｲﾀｯﾁ　フレンダ　ｲｴｴｴｴｴｴｲ

上条「神様仏様フレンダ様！わたくしめのターンをありがとう！｝

上条「ふっ…勝ったな」

上条「まずはクローバーとスペードの5二枚だな」

土御門「どこが勝ってるのかにゃ…？」

上条「しまっ――――

上条（馬鹿かオレは！！つい2枚だけ出してしまった！！）

上条「いまのは冗談で本当は―――

麦野「ほー、かみじょーくんは一回出したのにやり直せる気でいるのかにゃーん？」

上条「その青白く光ってる球体は一体何なんでせうか…？」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

麦野「手を引っ込めないと火傷しちゃうかもね～」

フレンダ「火傷じゃ済まないと思うわけ…」

上条「あはは、まさかー上条さんはそんな卑怯なことしませんのことよ…？」

麦野「そうよね～？」

上条（不幸だあああああああ）

土御門（今のはお粗末な頭のせいだにゃ―）ｸﾞﾌﾌﾌ

土御門「気を取り直してダイヤとハートの１０だにゃー」ｽｯ

浜面（くそ…出すタイミングが）

初春「わたしもパスです」

御坂「スペードとハートのQ！」

―――――

―――

―

御坂（一周回ってわたしね）

御坂「ハートとクラブの6ね」

白井「パスですの」

結標「わたしも」

麦野「スペードの８×２」

麦野「やっとわたしのターンね！」

麦野「クラブの７」

滝壺（スペードのKか…）

滝壺「じゃあ、このスペードのK」

絹旗「ダイヤのAです」

パス続き

初春「じゃあダイヤの2で」

初春「ダイヤとスペードの9です

>>1「トランプの描写されても面白くないことに気づいた…」

――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――

―――――――――――

――――――

――

土御門「やっぱカミやんがドベになったにゃー」

上条「いけると思ったのに…不幸だ」

麦野「あれは不幸というより自分のせいよね」

滝壺「そんなまぬけなかみじょうを応援してる」

上条「言いたい放題言いやがって…」

土御門「じゃあ佐天さんに罰ゲーム決めてもらうぜい」

佐天「え、別にいいですよ！」ﾌﾘﾌﾘ

土御門「遠慮することないぜい」

浜面「永遠にドリンクバー往復とかでいいんじゃね？」

絹旗「それは超浜面だけのポジションです」

絹旗「超特別です」

浜面「特別がこんなにうれしくないのははじめてだ」

佐天「ん～じゃあそうですねー」

佐天「近いうちにデザートでも奢ってください！」

上条「そんなんでいいのか？」

佐天「はい！」

土御門「なんて優しいんだ」

浜面「ああ、お前らにも見習ってほしいぜ」

麦野「ああﾞ？」

浜面「」

上条「お任せあれ！上条さんがなんでもおっごってあげますのことよ！」

佐天「楽しみにしてますね！」

土御門（あっさりデートにこぎつけたにゃー）

浜面（さすが大将だぜ）

フレンダ「そのときはわたしも連れてってほしいわけよ！」

上条「ああ、フレンダもな」

フレンダ「ｴﾍﾍ」

絹旗「上条がどうしてもっていうならおごりで最愛ちゃんも超お伴しますけど？」

上条「なんで俺はそんなに奢りたいってことになってるんでせうか…？」

麦野「しかたないわねー。今日遅れたお詫びでおごらせてあげるわよかーみじょお♪」

上条「それを言われると痛いんですが…」

土御門「おっと忘れるとこだったぜい！」

土御門「明日からは二組交代で風紀委員としての活動を行うにゃー」

土御門「前の日の夜にクジで決めた半数（5人）が仕事でもう半分（6人）はオフってことになるぜい」

土御門「ちなみにクジの結果次第では連続出勤、連続休暇になることもあるぜい」

土御門「じゃークジを引くにゃー」

上条「おっ！休暇ですのことよ！」

土御門「出勤だにゃ―」

浜面「俺も出勤だ」

白井「わたしも出勤ですの」

御坂「わたしもー」

佐天「あ、わたしお休みです」

結標「わたしも休みね」

滝壺「出勤」

フレンダ「休暇なわけよ」

麦野「休みね」

絹旗「わたしも超お休みです」

土御門「じゃあ明日のチームは俺と浜面、御坂さんに白井さん滝壺さんで決定だにゃ―」

上条「都合いいし、明日の放課後でいい？」

佐天「はい、わたしは大丈夫ですよ」

フレンダ「じゃあわたしも帰りは上条といればいいわけだよね？」

上条「ああ」

麦野「じゃあわたしと絹旗と結標も合流するわ」

結標「あら、わたしにもおごってくれるのかしら？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「仕方ない…もとはといえば罰ゲームだしな」

上条「感謝しろよあわきん」

結標「…一番高いのにしよう」ﾎﾞｿｯ

絹旗「じゃあ明日は上条のおごりで超デザートを食べに行くわけですね。超楽しみです」

佐天「はい！じゃあ学校が終わったら―――っと」

佐天「上条さん、携帯の番号とアドレス教えてもらっていいですか？」

上条「ああ、ちょっと待ってくれ」

絹旗「わたしも超知りたいです」

フレンダ「わたしもわたしも！」

結標「もらってあげてもいいわ」

麦野「じゃあ絹旗、わたしにも送っといて」

絹旗「超了解です」

土御門（寮内でもフラグを立てる気か…カミやん！）

浜面（羨ましいぜ大将…！いや、麦野だけは羨ましくないけど）

上条「じゃあ空メを送ってくれ」

ﾋﾟﾛﾘﾝ♪

上条「ん。最初はフレンダね」

――――――――――――――――

from:frenda_s_item@docomo.ne.jp

件名:登録よろしくな訳よ♪

本文:

フレンダ＝セイヴェルンだよ！

これからもよろしくしてほしいわけよ！

明日楽しみにしてるね(*^_^*)

080-XXX7-XX75←いつでもかけてきていいから！


――――――――――――――――

フレンダ「！！」

フレンダ（上条からの返信…）

フレンダ（なになに…）


――――――――――――――――

from:上条当麻

件名:登録完了

＜このﾒｰﾙに本文はありません＞


――――――――――――――――

フレンダ「」

上条（次は…）

上条（絹旗か）


――――――――――――――――

from:chouchouchou-iikanji@ezweb.ne.jp

件名:絹旗最愛です☆

本文:

サイアイです。モアイッて呼んだら超殺します(#ﾟДﾟ)

一応これから超よろしくです。

たまにメールの相手に付き合ってくれると嬉しいです(*´艸｀*)

090-3XXX-XX4X
こっちも登録しといてください～

――――――――――――――――

上条（うわっ…途中で送信しちまった）

上条（まぁいいか）

絹旗（お！上条のくせに返信が早い…）

絹旗（殊勝な心がけですね）

――――――――――――――――

from:上条当麻

件名:OK！

本文:モアイじゃなくてさ

――――――――――――――――


絹旗（いきなりとは…）

絹旗（超いい度胸してますね…）ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｰｰ

ﾁｮｳ　ﾁｯｿﾊﾟｰｰｰﾝﾁ

ﾝｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱ

上条（次はあわきちゃん）

――――――――――――――――

from:hoikuen_ha_paradise@softbank.ne.jp

件名:結標です。

本文:

とりあえずこれからよろしく。

アドレスは友だちが勝手につけたやつだから！！

わたしの趣味じゃないの！それだけは誤解しないでね。

090-8XXX-XXX8

登録お願いします。

――――――――――――――――

上条「ショタコンかよ……友達いないくせに」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ



結標「…」ｲﾗｲﾗ

結標「…」ﾋﾞｭﾝ


上条「んぎゃあああああああああっ！！」



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from:上条当麻

件名:と

本文:

＜このﾒｰﾙに本文はありません＞

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結標「いい気味だわ」

上条「」ﾁｰﾝ

上条（次は、佐天さんか）

――――――――――――――――

from:do-selevel0desuyo@docomo.ne.jp

件名:佐天涙子です(*´∀｀*)

本文:

今日は皆で遊べてとても楽しかったです！

ところで
御坂さんと付き合ってるんですか？？

なんだか怪しいです(^・^)

ともあれよろしくお願いします♪

090-22XX-XXXX

――――――――――――――――

上条「俺がビリビリと…！？」

上条「…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


御坂「？」


佐天（きたきた！）
――――――――――――――――

from:上条当麻

件名:登録完了

本文:

こっちこそよろしくな！

ビリビリとはただの友達？

いや、なんなんだろうか…

知り合い、かな？

――――――――――――――――

佐天（…）ﾝｰ

佐天（てっきり御坂さんは上条さんの事好きなのかと思ってたけど…）

佐天（この寮は人間関係も色々おもしろくなりそう）ﾜｸﾜｸ




上条（次は…麦野）

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from:wlajrbsgqrvcwnny@ezweb.ne.jp

件名:麦野沈利だよ

本文:

これからよろしくね(^m^)

今度デートに行かない？(*´∀｀*)

上条くんのこと気になってるの///



上条（ウソウソウソウソ！？！？）ｶｰｯ///

上条（ま、ま、ま、まさか）ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

上条（上条さんに限ってそんな幸福イベントは起きませんのことよ！？）ｷｮﾛｷｮﾛ

麦野「…」ｸｽｸｽ

嘘。

――――――――――――――――

上条「」

麦野「wwwwwwwwww」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｰｰ　wwwww　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

乙！