いろは「全力で先輩を攻略する」八幡「やめてくれ」 後編
 

481: 1 ◆otNZqYYssM 2014/04/07(月) 00:05:05.40 ID:dLx5EWIG0

いろは「……先……輩」

八幡「……起きたか?」

いろは「……ん」スヤスヤ

八幡「……寝言か」

八幡「……」ペラッ

いろは「……好き……」

八幡「……」

いろは「……」スヤスヤ

八幡「……寝ながら言うな……バカ」カァァ

いろは「……ムニャムニャ」

八幡「……アホ面して寝やがって」ナデナデ

カマクラ「ニャー」

八幡「……お前は起きたんだな。後で飯やるから静かにしとけ……な?」

カマクラ「……」コクッ

八幡「……お前また寝るのかよ。まぁいいけど」ナデナデ


引用元: いろは「全力で先輩を攻略する」八幡「やめてくれ」

 

 
482: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 00:06:12.27 ID:dLx5EWIG0

いろは「目が覚めたら先輩が近くで寝てた」

八幡「……」

いろは「……チャンスですね」

八幡「……」スヤスヤ

いろは「……起こさないように……持ち上げてっと」

いろは「……んふふー。可愛い寝顔ですねー。また写真とろーかなぁ」ナデナデ

八幡「……」

いろは「……ちゃんと好きだって伝わってますかねぇ……」

八幡「……」

いろは「……好きですよ。先輩」


483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 00:06:54.89 ID:dLx5EWIG0

八幡「……どうしてこうなった」

八幡(目が覚めたら一色に膝枕されててしかも一色の顔が目の前にある。何をいってるかわからないだろうが、俺もわからない)


八幡「おい……一色?」


いろは「……」カクンカクン


八幡「……お、おい……まじで……」


八幡(このままじゃ、ぶつか……)


カマクラ「にゃー」


八幡「……」ビクゥ


いろは「……ふぇ?」


八幡「……よ、よう」


いろは「先輩……?……夢?」スッ


八幡「ばか。現実だ。顔を近づけるな。おい。おい。おい」

いろは「……」

八幡「……一色……さん」

いろは「……名前で呼ばないならこのままいきますよ」

八幡(どんな脅迫の仕方だよ。ビ  なの?ねぇビ  なの?)


八幡「わ、わかったから。どいてくれ、いろ」


いろは「……」


八幡「は……んんっ」


いろは「……うん。御馳走様」


八幡「……」プシュー


いろは「あれ?先輩?おーい先輩」


いろは「ありゃりゃ」


490: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 11:49:28.25 ID:dLx5EWIG0

ジュー


八幡「……ん……夢?」


八幡(そっかー夢かー夢なら仕方ないよな。夢でよかった。夢だ夢)


八幡「何だ?この匂い」


いろは「あ、先輩起きました?」


八幡「エプロンして何やってるのお前」


いろは「似合います?」


八幡「普通だ」


いろは「えー?あ、もしかして制服にエプロンが最高!って人ですか?」


八幡「違います」


八幡(ちょっと想像してしまった。くやしい)


いろは「もうすぐご飯出来ますよ」


八幡「え。お前が作ったの?」


いろは「失礼ですね。ご飯ぐらい作れますよ」


八幡「……お、おう。それは知ってる」

八幡(何か新婚みたいだな……)

いろは「もう少し待ってて下さいね」


491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 11:50:06.49 ID:dLx5EWIG0

いろは「どうです?」


八幡「……旨いよ」


いろは「あ、先輩。口についてますよ」スッ


八幡「……あ、すまん」


いろは「……」ペロッ


八幡「お、おま、何してんだよ」


いろは「……一度やってみたかったんですよね」


八幡「あのなぁ……」


いろは「まぁまぁ」


八幡「一色。一言言わせろ。お前防御あます……ぎ……」


いろは「……」ジー


八幡「……一色?」


いろは「……」ズイッ


八幡「な、何故近づく」


いろは「先輩……約束破ったら……またしますよ?」


八幡「何のこと……え」


いろは「……思い出しました?ちなみにノーと答えたら……」


八幡「……な、名前か?」


いろは「はい♪」


八幡(夢じゃなかったのか……夢じゃなかったのか……)


いろは「ほーら、呼んでみて?」


八幡「……飯が冷めるぞ 」


いろは「……ま、いいか」


八幡(これからはお前とかで逃げよう……うん)


492: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 11:50:34.71 ID:dLx5EWIG0


八幡「……」ペラッ

いろは「先輩」

八幡「んー?」

いろは「テレビつまらないですね」

八幡「そうだな」

いろは「……退屈だなぁ」

八幡「そうだな」

いろは「……構ってくれないと拗ねますよ?」

八幡「どうぞ」

いろは「……襲いますよ」

八幡「やめろ」

いろは「じゃあ構ってください」

八幡「そう言われてもな……」

いろは「じゃあ、先輩の昔好きだった人の話しましょうよ」

八幡「は?何で?」

いろは「いいからいいから」


498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 14:55:47.92 ID:dLx5EWIG0

いろは「先輩の好きだった折本さんって前一緒に歩いてた人だったんですね」

八幡「……さあ?」

八幡(何でばれた……)


いろは「あんな人がタイプなんですか」ズイッ


八幡「……お、おい。一色?」


いろは「名前!」


八幡「い……いろは……落ち着けよ」


いろは「……だって悔しいですもん。先輩はあんな人が好きで私のこと見てくれないし……むしろ嫌がられてるし」


八幡「……は?」



いろは「だって……まだ好きなんでしょ?」



八幡「誰を?」


いろは「折本さんですよ」


八幡「……何で?」


いろは「え?」


八幡「俺、あいつのこと好きじゃないぞ?」


いろは「え、だって……アルバムに手紙」


八幡「手紙?」


いろは「あ、いや……」


八幡「……はぁ」


いろは「か、勘違い?」


八幡「……あのな」


いろは「……?」


八幡「俺は嫌いな奴とはこうやって、一緒にいない」


いろは「え?」


八幡「風呂入ってくる」


いろは「ちょ、先輩!先輩ー!」

いろは「……今のってつまり……」

いろは「ほ、本当に?」カァァァ

499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 14:56:21.81 ID:dLx5EWIG0

八幡(……死ね……死んでくれ俺……バカだろ……)



八幡「……嫌いではない」



八幡(ただ、俺はまだ一色いろはの認識を正しくできていない)


八幡(俺の中ではまだ一色いろはとは葉山が好きな高校生という解しか出ていないんだ)


八幡「解を解き直すか……」


八幡(俺にもできるだろうか?解き直すことが……)



500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 14:57:45.90 ID:dLx5EWIG0

八幡「……お待たせ」


いろは「せーんぱい」


八幡「風呂入ってこい」


いろは「えー。それよりも」


八幡「いけ」


いろは「はーい」


八幡「……ふぅ」


八幡(一色との距離がわからない)


八幡「……嫌いじゃない。けど……好きなのか?」


501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 14:58:11.42 ID:dLx5EWIG0

風呂場


いろは「……んー。もう一押しで落とせる?……でもこれ以上攻めたら先輩に拒絶されちゃうかな……」


いろは(こんなに真剣に恋したことなんてなかったなぁ……)


いろは「……前までは一緒にいるだけでもよかったんだけど……もう無理かも」ブクブク



502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 14:58:40.89 ID:dLx5EWIG0

いろは「お風呂ありがとうございました」


八幡「ああ。アイスと飲み物。どっちにする?」


いろは「先輩と同じで」


八幡「……んじゃ、アイスな」


いろは「はい」


八幡「……チョコとイチゴどっちがいい?」


いろは「先輩と半分で♪」


八幡「断る……」


いろは「それを断ります」


八幡「……わかったよ。ほら、先に食え」


いろは「えー。先輩が食べた後がいいー」


八幡「変 がいる……小町助けて」


いろは「……冗談ですよ。普通に食べましょう」


八幡「……最近本当にスキンシップ激しいぞお前」


いろは「好きですから」


八幡「……何で俺なんか」


いろは「先輩……」ギュッ


八幡「な」


いろは「次そんなこと言ったら口塞ぎますからね」


八幡「……それはやめろ」


いろは「……私は先輩だからいいんですよ……」


八幡」「……手……離してくれ」


いろは「駄目です」


509: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 18:46:24.98 ID:/p61kEBO0


自室

AM0230

八幡(あと一日乗りきれば自由だ)


八幡「……」

ガチャ

いろは「……」


八幡「またか……  いが趣味なのか? 」

いろは「……起きてましたか」

八幡(今日は寝ぼけてないんだな)

いろは「……よいしょ」

八幡「おい」

いろは「……」

八幡「いっしょ……いろは?」

いろは「……ちょっとだけですから」ギュッ


八幡(……?)


いろは「やっぱり……落ち着きます」


八幡「俺は精神安定剤じゃないぞ」


いろは「きっと私にとってはそうなんですよ」


八幡「……」


いろは「……ねぇ先輩」


八幡「……?」


いろは「しましょう?」


518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 21:26:47.67 ID:/p61kEBO0

八幡「……」


いろは「……」


八幡「……はぁ」スッ


いろは「……」ビクッ


八幡「何を焦ってるんだよ」ポンッ


いろは「……ぁ」


八幡「そもそも、そんなこと言って俺が手を出すと思うか?」

八幡(とある人物には理性の化け物とか言われたんだぞ。まぁ全然そんなことはなかったけど)


いろは「だって……不安で」

八幡「はぁ?お前あれか、一人で寝れない子か」

いろは「……違いますよ。ただ、先輩が居なくならないか心配になっただけです」


八幡「馬鹿言ってないで寝ろ……そばにぐらい居てやるから」


いろは「……手……握ってもいいですか?」


八幡「……」


いろは「……えへへ」


八幡「お休み」


いろは「先輩……」


八幡「……」


いろは「大好きです」


八幡「……」


いろは「……」


いろは「……お休みなさい」


八幡(……お休み)


519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/07(月) 21:27:33.93 ID:/p61kEBO0






いろは「……ふぁぁ。……ん?」


八幡「……」スースー


いろは「……ちゃんと握っててくれたんだ」


いろは「……」ムラムラ


いろは「……」スッ


八幡「おい」


いろは「あ、起きました?」


八幡「なにしようとしてんの……」


いろは「ナニだなんて先輩の●●●♪」


八幡「……先にいっとくが節度が守れないならお前とは会わないぞ」


いろは「……え」


八幡「当たり前だ」


いろは「そ、その、調子乗ってごめんなさい」

八幡(何か意外と素直な反応だ)

八幡「いや、いいけど」

いろは「ほ、本当に?怒ってない?」

八幡「ああ」

いろは「……よかった」

八幡(……本当にどうしたんだ?こいつ)


529: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/08(火) 21:26:10.87 ID:+udxHfFR0

八幡(その後……一色は容赦がなかった)


八幡(やたらめったらくっついて来ては離れない。たまに叱ると拗ねて離れる……その後また直ぐに引っ付いてくる……その繰り返しだ)


八幡(お前は猫か……)

いろは「あ、先輩!見てみて!遊園地ですよ!」

八幡「見慣れてるだろ」

いろは「行きましょうよ!遊園地!」

八幡「こんな寒いときに行きたくない」

いろは「えー!いーじゃないですかぁ!」

八幡「勘弁してくれ」



八幡(そうこうしながら過ごしていたらあっという間に三日目は終わりを迎えた)


八幡「言っておくが……夜中俺の布団に潜り込んだら駄目だからな」


いろは「へ?」モゾモゾ


八幡「おい。言ってるそばから」


いろは「……夜中じゃないですし。ただの夜ですし」


八幡「……」


八幡(もっかい下で寝るか。寒いけど)


いろは「あ、私もいきます」


八幡「お前なぁ……襲われても文句言えないぞ」

いろは「いいません。むしろ推奨します」

八幡「……お断りします。それじゃ、俺は下で寝るから……」

いろは「……ぁ」パシッ

八幡「……いろは?」

いろは「……あ、あれ?ご、ごめんなさい」

八幡「お前本当に変だぞ。どうしたんだよ」

いろは「……い、いえ」

八幡「……言いたくないなら離してくれ」

いろは「そこは優しく話を聞いてくれないんですね」

八幡「俺にそんなの……期待すんな」

いろは「あはは……そうですね」


530: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/08(火) 21:27:02.47 ID:+udxHfFR0

八幡(結局無理矢理引き留められてしまった……)

いろは「……恐いんです」


八幡「……一人で寝るのがかよ」


いろは「……あはは。そうかもしれないです」


八幡「冗談だろ」


いろは「……先輩と離れるのが恐いんです」


八幡「……」


いろは「離したら何処かに行きそうで……そしたらもう捕まえれない気がして」


八幡「……何処にもいけねーよ。そもそもここは俺の家だぞ」


いろは「……先輩は優しいですから」


八幡「はぁ?」


いろは「……一緒に寝てくれませんか」


八幡「……何もするなよ」


いろは「はい……あ」


八幡「何だよ?」


いろは「手……握ってても良いですか?」


八幡「……勝手にしろ」


いろは「……はい」


八幡(その後俺は当然寝ることも出来ず……一色が寝静まるまで手を握っていた)


531: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/08(火) 21:27:36.93 ID:+udxHfFR0

いろは「それじゃあ先輩……お世話になりました!」

八幡「ああ」

いろは「それじゃ、またそのうち!」

八幡「……駅まで送る」

いろは「……え?」

八幡「……ほら、行くぞ」


532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/08(火) 21:28:12.09 ID:+udxHfFR0

いろは「……びっくりしました。先輩が送るなんて言い出したときは」


八幡「……別に。何となくだ」


いろは「……そうですか」


八幡「……」


いろは「……ねぇ、先輩」


八幡「……」


いろは「私は先輩の一番になれますかね」


八幡「……」


いろは「先輩の回りには素敵な人が一杯ですからねー」


八幡「……」


いろは「……何も言ってくれないんですね」


八幡「……何言ったらいいかわからんし」


いろは「君が一番だよ。とか言ってくれればいいのにー」


八幡「……吐き気がするな。それ」


いろは「……そうかもですね」


八幡「おい」


いろは「あはは。でも、一番になりたいのは本当ですよ」


八幡「無理だな。小町がいるし。後戸塚も」


いろは「……本当に好きなんですね……」


八幡「勿論」


いろは「……私の時も即答してほしいなぁ……本当に……」


八幡「……」


541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:00:55.89 ID:gwWeihEL0

八幡「それじゃな」


いろは「はい。また今度」


八幡「よい年を」


いろは「まだ大晦日に会いますからね!?」


八幡「え?そうなの?」


いろは「もー!」



八幡(大晦日……蕎麦食って寝るんだ。俺)


542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:02:07.11 ID:gwWeihEL0

大晦日


神社


八幡「……よう」


いろは「オー。ちゃんと来てくれた」


八幡「小町に放り出された」


いろは「あはは。それでも律儀に来てくれたんですね」


八幡「……お前俺が来なかったらここから動かないだろ」


いろは「えへへ。勿論です」


八幡「……」ポリポリ


いろは「……さ。行きますか」


八幡「ああ。しかしすごい人だな」


いろは「……あ。そうだ」


八幡「?」


いろは「……こうしとけばはぐれないでしょ?」


八幡「……あざといんだよ」


いろは「またそんなこというー!」



543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:04:42.02 ID:gwWeihEL0

雪乃「あら」

八幡「……げ」

結衣「どうしたの?ゆきのん……ってヒッキー!?」

八幡「よ、よう」

いろは「こんにちはー。結衣先輩。雪ノ下先輩」


結衣「あ、いろはちゃん。やっはろー!……何で二人が一緒に!?」

八幡「年の瀬に騒がしい奴だな」

雪乃「……随分と仲が良さそうね」

八幡「は?」


八幡(……やべっ。手繋ぎっぱなしじゃねーか)

八幡「……ぁーこれは」

八幡(おい。離せ。離せ一色)

いろは「私達付き合うことになったんです」


ピシッ


八幡「お、おい」


八幡(何か割れる音が聞こえたんですけど……これ幻聴?幻聴だよね?)


結衣「……嘘」


雪乃「……一色さん。脅迫されたのなら相談して。弁護士を用意するわ」


八幡「お、おい」


雪乃「黙りなさい」


八幡「俺と一色は付き合ってないぞ」

結衣「え?」

いろは「まだ、ですけどね」

結衣「ど、どういうこと!?」


八幡(おい、火に油注ぐな)


いろは(てへっ!)


八幡「……」ビシッ


いろは「いたーい」


八幡「さっさと並ぶぞ」


いろは「はーい」


結衣「ちょ、ちょっと!ヒッキー!」


544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:05:22.04 ID:gwWeihEL0

八幡(はやくお参りしてさっさと帰ろう)


八幡「ここが、最後尾みたいだな…………一色?」


八幡「……あ……あのバカ」



545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:05:59.93 ID:gwWeihEL0

八幡「……ああもう。人混みで電話通じねーし」

八幡(人がウジャウジャしてて探しにくいし。あいつ何処に)



546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:09:15.47 ID:gwWeihEL0

いろは「先輩とはぐれてしまった……」


いろは(携帯も人の多すぎで通じないし)


いろは「手を離したのが敗因かー」


いろは(とりあえず最初の待ち合わせ場所まで戻ってきたけど)


「あれ?君一人?」


「お前節操無さすぎ、何人目だよ」


いろは(こんなゴミに絡まれるし)


いろは(昔の私なら適当に付き合ってそのままバイバイだったんだろうなぁー)


「ねぇ聞いてる?」


いろは(先輩と出会って……変われたんだ)


いろは「あー。すいません。彼氏待ってるんで」


「えー?でももうすぐ除夜の鐘なるよ?」


「振られたんじゃないの?」


いろは(人が悩んでる種をこいつら)


いろは「別にそんなんじゃ」


八幡「……やっと見つけた」


いろは「……先輩」


八幡「ほら、行くぞ」グイッ


いろは「……ぁ」


547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:10:12.12 ID:gwWeihEL0

八幡「……こえぇ……あんなのに絡まれてたらまじで殺されてたぞ」


いろは「……先輩」


八幡「……あ?あー悪いな。見つけるの遅れて」


いろは(凄い息切らしてる……きっと走って探してくれたんだろうなぁ)


ゴーン


八幡「あーあ。始まっちまったな。鐘」


いろは「……先輩」


八幡「……なんだ……よ?」

ギュッ

八幡「一……色?」

いろは「……好きです」


ゴーン


555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 17:26:05.62 ID:8o/VDqzF0


八幡「……」


いろは「……先輩……心臓の音が凄いです」


八幡「……うるせぇ」


いろは「……先輩」


八幡「……な、何だよ」


いろは「答えてくださいよ……私は……先輩の口から聞きたいです」ギュッ


八幡「……」


八幡(……こいつ震えてるじゃん……さっきから鐘はうるさいし)


八幡(いや、そんなことは今はどうでもいいか)


八幡「…………だよ」


いろは「……聞こえません」


八幡「……好き……だよ」


いろは「聞こえません」


八幡「……好きだよ」


いろは「……ありがとう……先輩」


556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 17:26:49.33 ID:8o/VDqzF0

八幡「な、何で泣くんだよ」

いろは「な、泣いてませんよ。嘘泣きです」

八幡「嘘つけ……」


いろは「もー!先輩のバカ!あほ!」


八幡「何故罵倒されるんだ……」


いろは「女の子が泣いてるんだから!その……キスぐらいしたらどうですか」


八幡「やっぱ泣いてるのかよ」


いろは「誤魔化さない!」


八幡「……別に誤魔化してないし?」


いろは「あー!ちょっと!逃げるなんて卑怯ですよ」


八幡「ほら、その煩悩まみれの考え晴らしに行くぞ」


いろは「だーかーらー!」



557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 17:29:53.22 ID:8o/VDqzF0

その後

学校

八幡「……暑い」

いろは「えー?」

八幡「寄るな。引っ付くな。腕を組むな。飯を食わせろ」

いろは「それ無理♪はい。あーん」

八幡(一色のスキンシップが激しさを増した……)

いろは「ほら、ほら!おいしいですか?おいしいですよね♪」

八幡「65点」

いろは「もー!採点から過ぎ!」

八幡「うるせぇ」



八幡「お前ね。これ以上人目につく所でくっつくなよ」

いろは「いーやーでーすー。牽制してるんですから」

八幡「牽制する相手なんていねーよ」

いろは「……バーカ。先輩のバーカ」

八幡「このやろう」

いろは「まぁ、そこも先輩らしいか」

八幡「何だよ」

いろは「いーえ。はい。次はこれ。あーん」

八幡「頼むから自分で食わせてくれ」

いろは「嫌です」

八幡「大変な彼女ができたしまった……」

いろは「可愛い後輩であり!彼女ですよ!全世界の勝ち組ですね!」

八幡「お前のその自信はなんなんだ……」

いろは「……愛ですね!」

八幡「うわー」

いろは「あー!ドン引きするなんて!……なら!」

八幡「お、おい、ちかっ」



いろは「……てへっ」

八幡「お前な……ここ学校だぞ……」

いろは「さーて、次は」

八幡「聞けよ」

いろは「まぁまぁ。……先輩」

八幡「何だよ」

いろは「これからも、よろしくお願いします」

八幡「……こちらこそ」


End