6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 11:56:10.67 ID:FCl64BgG0
一方「頭沸いてンのかお前」

麦野「そんなこと言ったってしょうがないじゃない、上の命令だし…」

一方「あのなァ、確かに俺は「グループ」なんて腐ったままごとのメンバーだヨ」

麦野「そうね、私もアイテムなんのボスなんてやってなかったらこんな命令には従わなかったかもね」

一方「だが俺はこんなフザケタことまでさせられる覚えはねえンだよ」

麦野「だからしょうがないじゃない」

一方「あァ!?」

麦野「アレイスターが従わなければこの街を核爆発させるなんて言ってんだから」

一方「」

引用元: 一方通行「レベル5メンバーで旅行ゥ!?」麦野「うん」

 

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8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 12:03:51.27 ID:FCl64BgG0
一方「……は?」

麦野「口開いてるわよ」

一方「待て待てマテ、ちょっとマテ。ナンですかそれ、ナンなんですかそのフザケタコメント?」

麦野「……るっせぇな、てめぇは黙ってついてくればいいんだよ」

一方「…あ?やンのかてめェ?」

麦野「だったらどうすんの」




美琴「ストップ!ちょっとストップ!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 12:12:56.40 ID:FCl64BgG0
美琴「ちょっと!なに街のど真ん中のファミレスでバチバチいってんのよ!みんなビビッてるでしょ!」

一方「すっこンでろ……まずはてめェから死んどくか?」

麦野「いつから私に意見できるほど偉くなったのかしらァ!?」

美琴「…なによその言い方……親切に言ってあげてるのに…っ!」



垣根「やっぱこのメンバーで旅行って無理っぽくないか?」

浜面「…ですよね」

上条「……不幸だ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 12:24:14.09 ID:uzctC2X70
心理掌握「私全然引き篭もってねーし!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 12:44:12.29 ID:FCl64BgG0
上条「……そもそも七人そろってなくないか?」

垣根「あー、それなんだが……だって一人は作者が知らないし」

浜面「メタ発言だな」

垣根「一人は引き篭もってるし」>>21

垣根「んで第七位は遅刻。ま、お前らはこの三人の穴埋めって役割もあるな」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 12:40:59.88 ID:FCl64BgG0

打ち止め「…あれ?ていうか何で私たちまでいるのかなーってミサカはミサカはジュース飲みたい!」

一方「後にしろォ!」

浜面「たしかに、なんで俺らまで……」

垣根「それはアレだ、ほら、俺らの中でも第一位と三位と四位って強暴だろ?お前らはそのブレーキ役」

上条「上条さんにしては珍しく、抽選で旅行券があたったと思ったら……やっぱりこんなオチか……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:14:59.20 ID:FCl64BgG0

上条「……御坂、それくらいにしとけ」

浜面「麦野、それ以上やったら店壊れちゃうって!」

打ち止め「……えい!」

一方「……あ!てめェ能力演算切りやがったな!」


垣根(……世話好きなやつらだな)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:23:11.34 ID:FCl64BgG0
一方「……で?どこ行くっつーンだよ、こんな真冬に」

麦野「そうね、私もそれは聞いてないわ」

御坂「私も」

垣根「あ、それは俺が知ってるぞ」

一方「何でお前が仕切ってンだよ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:29:26.65 ID:FCl64BgG0
垣根「今回俺らが行くのはスキーだ!」

麦野「テンション高いわね……」

垣根「いや、だって美人とかと一緒にスキー旅行とかマジ天ごくううううううゥゥゥっっ!?あっぶねェ!なに撃ってんだボケ!」

麦野「次言ったら当てるから」

上条(今のは垣根さんが悪い)

浜面(確かに)

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:37:08.07 ID:FCl64BgG0
御坂(って……これよく考えたらアイツとスキー旅行!?……やった!)

打ち止め「やったー!スキーだスキー!貴方とスキー旅行だー!ってミサカはミサカはー!」

一方「うっせェ!でけェ声で意味わかンねェこと言ってンじゃねェ!!」

麦野(……浜面と旅行………わ、悪くないわね………)


垣根「……なんつーか、楽しくなりそうな旅行だな」

浜面「……はは」

上条「………不幸だぁ~~」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:45:21.86 ID:FCl64BgG0
常盤学園女子寮


黒子「え!?これから旅行に行くんですの!?」

美琴「そうよ~、外出届けはちゃんと受理されたから、心配しなくても大丈夫よ~」

黒子「い、一体どこに……というか誰と行きますの!?」

美琴「別に…だ、誰でもいいでしょ………」

黒子「……ま、まさか………」

美琴「な、何よ」

黒子「あの猿人類とですの!?」

美琴「ち…違うわよ!全然違うから!////」

黒子(……あんの…クソ猿人類がああああぁぁぁぁッッ!!!)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 13:50:43.48 ID:FCl64BgG0
絹旗「え?これから超旅行!?」

麦野「別にビックリすることでもないでしょ」

絹旗「いやでも……何といいますか」

麦野「なによ、はっきりしないわね」

滝壷「……さっきはまづらが…旅行行くって言ってた」

麦野「……へ?」

滝壷「……一緒に旅行?……いってらっしゃい」

麦野「ち、ちがうわよっ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 14:00:36.04 ID:FCl64BgG0

黄泉川「えー?ちょっと旅行って、いくらなんでも急すぎるじゃんよ」

一方「知るかボケ、仕事みたいなもンだ」

打ち止め「あのね、今からみんなでスキー旅行なのーってミサカはミサカは黄泉川に報告してみる!」

一方「ばっっ!!」

黄泉川「……ふーん」ニヤリ

一方「なっ、なンだよ」

黄泉川「まっ、楽しんでくるじゃーん」

一方「てっ、てめェどういう意味だコラァ!!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 15:53:10.99 ID:FCl64BgG0






垣根「オイ、オイコラてめェら」

麦野「……ん…寝てた?」

一方「……ふァ」

垣根「なんでお前ら爆睡なんだよ!、旅行にいく電車の中では大富豪って決まってんだろ!」

一方「ガキかよお前」

麦野「………昨日はちょっといろいろあって寝てないのよ……」

一方「あァ、どっかのガキのせいで出来た誤解を解いたりなァ」

打ち止め「?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 15:57:39.24 ID:FCl64BgG0
麦野「……てか随分貧相な旅なのね、てっきり音速旅客機とかに乗せられるかと思ったわ」

上条「……あぁ、アレね…」

一方「せめて新幹線だろォ、なんで鈍行なンだよ」

垣根「俺に言われてもな」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 16:11:06.49 ID:FCl64BgG0
一方「で、この電車どこ向かってンだよ?」

垣根「新潟」

浜面「……地名が具体的過ぎる!」

一方「……今から言っとくぞ、俺は向こう着いても滑らないからなァ」

垣根「いや、それは無理だ」

麦野「……は?」

垣根「向こうについてからのプランは、理事長から渡されてる」

一方「はァ?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:03:54.25 ID:FCl64BgG0
麦野「なにそれ、っていうかこの前から思ってたんだけど、なんであんただけそんな特別扱いなの?」

垣根「だから俺に言われても知らないっていってんだろ」

上条「……そのプランってどういう……」

垣根「簡単だよ、向こうに着いたら、男女二人一組で行動しろってさ」

一同「」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:11:06.39 ID:FCl64BgG0
一方「……ちょっとおふざけが過ぎるンじゃねェのかそれ」

美琴「じっ、冗談じゃないわよ!なんで私がこいつなんかと……っ!」

上条「落ち着けって、誰が俺と一緒って言ったんだよ」

美琴「…っ!」

打ち止め「わーい、一緒にスキーだー!ってミサカはミサカはチョークスリーパー!」

一方「てめッ…離せクソガキ!」

浜面「………」チラッ

麦野「………」ジロッ

浜面「ひぃっ!」


垣根(思ったより面白い反応だな)

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:15:55.09 ID:FCl64BgG0
打ち止め「あれ?でもそしたら貴方が余っちゃうよ?ってミサカはミサカは勝利のポーズ!」

一方「このクソガキ……」

垣根「ああ、いいよ俺はその辺の女の子ナンパして遊んでるから」

上条「余裕ッ!?」

麦野「ま、いいんじゃない?結構知らない奴とか居るし、そっちのほうが気楽だしねー」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:22:28.76 ID:FCl64BgG0


垣根「でな、ついでに宿舎の部屋割りなんだけど……」

一方「修学旅行かよオイ」

垣根「このペアで一部屋な」

美琴「ぶはっっ!!」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:48:44.68 ID:FCl64BgG0
美琴「な、なに言って……」

麦野「あ、あら?私は構わないけど?」

浜面「ぶっ」

麦野「まったく、これしきで動揺するなんて、第三位はやっぱりお子様ね」

美琴「なッ、何よ!別にこれくらい平気よ!」

上条(……ま、インデックスとも一部屋だし、平気かな?」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 18:57:21.09 ID:FCl64BgG0
一方「オイオイ、俺は嫌だからな」

垣根「あ?お前はガキと一緒だから別にいいだろ?」

打ち止め「ガキとは心外だよー!ってミサカはミサ」

麦野「甘いわね、こいつはこんな小さなガキでも欲情できる、天性のロリコンなのよ」

一方「てッ、てめッ誰がロリコンじゃボケェ!!」

上条「電車が!電車が止まるから!」


打ち止め「欲情って?」

浜面「知らなくていいです」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 19:09:23.68 ID:FCl64BgG0
ーゲレンデー


上条「や……やっと着いた……」

浜面「お前がいなかったら死んでたかもしれない……」

垣根「じゃ、さっさと着替えてこいよ、待ってるから」

麦野「あら?あんたは?」

垣根「ナンパしてきまーす」

打ち止め「ほら!早く行こ!」

一方「……転んでも知らねェぞ」



垣根「いってらっしゃーい……はァ」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 19:21:49.10 ID:FCl64BgG0





土御門「……ため息とはらしくないんだぜい」

垣根「……相変わらず、普通に出てくることが出来ねェらしいな」

土御門「俺はスパイだぜい?こそこそ動くのが仕事なんだにゃー」

垣根「まったく、第一位と三位と四位の子守とか……あとでボーナス弾んでくれよ、ってアレイスターに言っといてくれ」

土御門「了解にゃー、そんじゃそういうことで」


垣根「……はァ」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 19:37:54.55 ID:FCl64BgG0
打ち止め「よっしゃー!一番上に行くぞーってミサカはミサカは変な椅子に突進!」

一方「板付けねェでどうやって降りるつもりだよ、ていうか滑れンのかお前」

打ち止め「ミサカが作られたときに、生きてくための知識はダウンロードされてるんだよ!」

一方「……別にスキー滑れなくても生きていけンだろ」

打ち止め「……この板どうやってつけるの?ってミサカはミサカは……痛い!転んだ!」

一方「ソリで遊んでろクソガキ」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 19:43:45.76 ID:FCl64BgG0

麦野「いやっほーー♪」

浜面「速い速い速い速いですって麦野さん!?ちょっと待てよ普通スキーって蛇行しながら滑るものじゃなかったか!?」

麦野「人生に寄り道は不要よ」

麦野「格好良い!?でも速い!!」

麦野「……他の客が邪魔臭いわね、「原子崩し」使ってもいいかしら?」

浜面「みんな逃げて!!」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 19:54:40.70 ID:FCl64BgG0
美琴「ちょっと、早くしなさいよ」

上条「ちょっと待てって……アレ?」

美琴「何よ?あんたもしかしてスキー滑れないとか?」

上条「すっ、滑れるよ!」

上条(……スキー行った記憶は無いんですけどね)

美琴「し、しょうがないわね……今日は私が手取り足取り……///」

上条「あ、意外と滑れる」

美琴「滑れんのかよ!」ビリビリィッ!」

上条「どわぁっ!?」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 20:48:30.82 ID:FCl64BgG0

打ち止め「…む!おいしい!ゲレンデで食べるカレーは最高だねってミサカはミサカは満足げにしてみたり!」

一方「そォかよ、生憎おれはラーメン派だ……お、」

浜面「……あ」

麦野「…あら、貴方たちも昼食?」

一方「何か文句あンのか」

麦野「いちいち突っかからないで頂戴、私たちもご飯食べに来ただけよ……あ、はまづらアレ食べたい」

浜面「ここまで来て奢らせる気かお前」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 20:56:04.05 ID:FCl64BgG0

一方「…はっ、随分丸くなってンじゃねェか四位、そんなカスに物奢らせるとはなァ」

麦野「………」

一方「…それともそいつに惚れたか?」

麦野「ちょっ…ちょっと冗談…」

打ち止め「あーーっ!」

一方「!?」

打ち止め「ひっくりかえしちゃった……」

一方「あァーあァー、これ落ちねェぞカレーは」

打ち止め「う…ごめ…ごめんなさい」

一方「…いいからシミにならねェうちに洗ってこい」

打ち止め「…うん!」




麦野・浜面(………お父さん!?)

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 21:09:50.27 ID:FCl64BgG0
美琴「……言い訳は?」

上条「……ありません」

美琴「まったく、なんで私にお昼ご飯奢らせるのよ!」

上条「だってなんか転んだ拍子に財布落としちゃったんだもん!」

美琴「…それにしたって、デートで女の子に奢らせるのは無いわ……」

上条「あれ?これってデートなのか?」

美琴「…っ!あの…いや…」

上条「あー、でも一応デートか」

美琴「!?」

上条「ま、よろしくたのむよ」

美琴「……うん////」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 21:23:14.72 ID:FCl64BgG0
垣根「お、やっと帰ってきたか…楽しかったか?」

一方「ついに出てこなかったなこのメルヘン馬鹿」

麦野「まったく、あんだけ私たちにガミガミ言っといて来ないってどういうことよ?」

垣根「ま、俺にも都合ってもんがあるんでな」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 21:38:11.24 ID:FCl64BgG0
垣根「あれな、飯は六時だから。それまで自由行動ってことで」

一方「あくまで修学旅行のノリなンだな」

打ち止め「じゃあ雪だるま作りに行きたいってミサカはミサカは切ない瞳で見てみたり!」

上条「……え?俺!?」

麦野「あら、じゃあ私は先にお湯いただいてくるわね……あんたも来る?超電磁砲?」

美琴「…え?…え、でも…」

麦野「そのお子様ボディを披露したくねぇっつーんなら遠慮はしないけどー?」

美琴「いっ、行くわよ!」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 21:40:22.25 ID:FCl64BgG0
浜面(……え、俺たちはどうすれば)

一方「………」

浜面(ひいいいい!)


136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:04:44.23 ID:FCl64BgG0

上条「…こんなもんでどうだ?」

打ち止め「わーい!ありがと!ミサカだけじゃこんなに大きなの作れなかったよってミサカはミサカは万々歳!」

上条「あぁ、俺も喜んでくれて嬉しいよ」

打ち止め「…ミサカが喜んでるのは雪だるまのことだけじゃないんだよ?」

上条「ん?」

打ち止め「貴方…一回あの人に殺されかけてたのに、あの人を避けなかったでしょ?」

打ち止め「ミサカはそれが嬉しかったんだよーってミサカはミサカは吐露してみたり!」

上条「ま、打ち止めみたいな子が懐いてるし…」

上条「根はいいやつだと思うよ、俺は」

打ち止め「……うん!」


142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:12:36.35 ID:FCl64BgG0
麦野「……はぁーー、結構広いじゃないここ、気持ちーわぁー」

美琴「………」

麦野「なんでそんな端っこにいるのよ、別にとって食ったりはしないわ」

美琴「………」チラッ

麦野「?」

美琴「……はぁ」

麦野「……あぁ大丈夫よ、多分……」

美琴「ぇ?」

麦野「あのツンツン頭、貧乳好きそうだし」

美琴「誰もそんな心配してないわよ!/////」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:22:07.85 ID:FCl64BgG0
垣根「おらー、飯だぞお前らー、遅刻したら廊下に正座だぞー」

一方「いやもうほんとそのノリうぜェんだけど」

垣根「そんなこと言ってちゃんと集合はするんだな」

麦野「死ねメルヘン馬鹿」

上条「あぁ、ご飯作らなくていいのが凄い楽……」

浜面「お母さんの意見だな」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:31:45.75 ID:FCl64BgG0

打ち止め「茶碗蒸しが美味しいね」

一方「……じゃあ茶碗蒸しやるからそれ……もずくよこせ」

打ち止め「もずくってこの酸っぱいの?」

一方「それだ」

麦野「……はまづらぁー、お刺身ちょうだい」

浜面「そんなあの子みたいなこと言っても俺はあげな痛たたたたたっっ!?わかったよあげるから離せ!!」

美琴「……私銀杏食べれないんだけど……」

上条「好き嫌い禁止です」

美琴「……えー」



垣根(……疎外感!?)


164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:40:52.81 ID:FCl64BgG0
垣根「ごちそう様でした」

打ち止め・上条「ごちそう様でしたー」

一方「……食いすぎた…水…」

麦野「ほんと食細いわね、あんた」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:49:16.80 ID:FCl64BgG0
垣根「さて、もう寝るか?」

麦野「そーねぇ、結構疲れたし」

浜面「昼間暴れすぎなんだよ」

打ち止め「………すぅ……」

一方「このガキ……俺の服に涎……」

美琴「ね、ねぇ…部屋割りのことなんだけど……」

垣根「あぁ、昼間言った通りだぞ」

美琴「…………はう」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:53:39.68 ID:FCl64BgG0
今日はここまでとさせていただきます

予告


スキー場に訪れる自然の魔の手

そして垣根の仕事とは一体!?

ポロリもあるよ!!


to be こんちにゅー



落とすなよ!

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 11:06:23.10 ID:eb3FZhug0
一方「さっさと布団敷け」

打ち止め「えー?もう寝ちゃうの?ってミサカはミサカは……ふあぁ」

一方「さっき爆睡してたくせに何言ってンだクソガキ寝ろ」

打ち止め「……あれ?」

一方「なンだよ」

打ち止め「お布団が一つしかないよ?」

一方「」

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 11:17:49.49 ID:eb3FZhug0
麦野「……布団が一つとは、徹底してるわねあのメルヘン馬鹿」

浜面「………」

麦野「何黙ってんのよ」

浜面「え…いやあの…なんで浴衣?」

麦野「……だってこっちの方がヤりやすくない?」

浜面「何を!?」

麦野「ナニよ、ほら、早く布団に入りなさいよっ!」

浜面「何で!?」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:13:40.78 ID:eb3FZhug0
美琴(………っ!)

上条「………zzz」

美琴(……何でこいつ普通に同じ布団で寝れるのよ!?)

上条「……むにゃ……」

美琴「……っ!」ビクッ

309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:23:21.56 ID:eb3FZhug0
一方「……すぅ……」

打ち止め「………ねぇ」

一方「…………なンだよ」

打ち止め「……明日お土産屋さんのワサビソフトクリーム食べていい?ってミサカはミサ…」

一方「勝手にしろォ」

打ち止め「……」

一方「………」

打ち止め「………ワサビソフトクリームって甘いのかな?ってミサ……」

一方「寝ろォォォォッッッ!!!!」


317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:50:22.61 ID:eb3FZhug0
垣根「おはよう、よく寝れ……なかったみたいだな」

一方「誰のせいだコラ」

浜面「……もう少しで一線を越えるところだった……」

麦野「………別に超えてもよかったのに」ボソッ


美琴「…………」

上条(………なんで怒ってるんだろうか?)

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:19:43.76 ID:eb3FZhug0

打ち止め「今日こそは滑れるようになるよーってミサカはミサカは

浜面「おう、頑張れ」

麦野「スキーなんてコツさえ掴めれば楽勝よ、頑張りなさい」

垣根「……じゃあお前が教えれば?」

麦野「え?」

垣根「第三位もついてってやれよ、お姉さんみたいなもんだろ」

美琴「え?へ?」


329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 22:26:50.12 ID:eb3FZhug0
一方「………で?」

垣根「ん?」

一方「……なンの用事だよ、わざわざ女子供を追いやって」

浜面「………」

一方「……女子供に聞かせられねェ話しか」

垣根「そうだな、うん、そんなもんだ」

垣根「実は今から……」

上条「………」ゴクリ



垣根「隣のスキー場にナンパしに行きます」

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 22:39:18.03 ID:eb3FZhug0
一方「いいよな?こいつもうぶっ殺していいよな?」

上条「GOと言いたいところだけど皆見てるから止めとけ」

垣根「なんだよ、これでも嫁が同行してきてるお前らに気を使ってんだぜ?」

浜面「誰が嫁だよ」

垣根「あ、そうか。そもそも嫁がいるんだからナンパなんかしなくてもいいのか?」

一方「テメ……勝手なことを…っ!」

垣根「あー、いいよいいよ、お前等は嫁がいるからナンパしなくても、だって嫁いるもんな?」

一方「上等だ!そのナンパ付き合ってやろォじゃねェかァ!!」

上条「」

浜面「

336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 22:41:06.68 ID:eb3FZhug0
麦野「………」

打ち止め「どうしたの?」

美琴「なんか嫌な予感が……」

338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 22:50:45.98 ID:eb3FZhug0
二時間後


垣根「……酷かったな」

一方「………」

垣根「……酷すぎて作者が描写するのを躊躇うほどに酷かったな」

浜面「………」

垣根「……特にお前、顔怖すぎ」

一方「…しかたねェだろォ!天然なンだよォ!」

垣根「てめぇはヘタレだし」

浜面「しかたないだろ!こういう性質なんだよ!」

上条「……ごめん、俺も何の役にも立たなかっ……」

垣根・一方・浜面「てめぇは一人でフラグ建てすぎなんだよ!」

上条「ひィ!!!」

343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 22:54:39.81 ID:eb3FZhug0

垣根「……正直これは反省会もんだな……」

一方「……何で俺はこんな脱力感を味わってンだ…」

浜面「いや俺はいつも通りなんだけども」

上条「はァ………、っと」ピリリリリ

上条「はいもしもし?」

土御門「オイ、カミやん!無事かにゃー!?」

上条「!?」



345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 23:00:06.60 ID:eb3FZhug0
上条「なっ、なんだよ土御門、いきなり……」

土御門「なんだよじゃねぇだろ!お前ら皆無事なのかにゃー!?」

一方「何吠えてンだこのカス」

上条「土御門?なんだか知らんが俺たちは無事だぞ?」

土御門「にゃー…じゃあ俺の早とちりか……?」

上条「だからなんのこと……」



土御門「カミやんたちが旅行に行ったスキー場で大規模な災害があったって聞いたんだけど、俺の勘違いだったのかにゃー?」

上条「!?」

354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 23:10:49.24 ID:eb3FZhug0
さ、寝ますか

寝ゲロとかマジ勘弁

シリアス入れないと締まらないなもう



予告

彼女たちを襲う自然の驚異

そこに隠された二重の悪意とは

そして削板に出番はあるのか


TO BE こんちにゅー?


386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 11:16:41.43 ID:RpJC9pOB0
上条「なんでそんなこと……」

土御門「……いや、これは……確証のない話なんだが…」

一方「…ナンだよ」

土御門「……どうも、その雪崩…学園都市が関係してるらしいぜい…」

一方「あァ!?ナンだそりゃ!?俺らがココに来たから起きたってことかァ!?」

垣根「いや……俺らがココに来るから、雪崩を起したってのが自然な流れだな……」

388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 11:28:55.14 ID:RpJC9pOB0
浜面「そんな!?なんでそんなことする必要があるんだよ!?」

土御門「……俺だって相当危うい橋渡ってこの情報を仕入れてきたんだぜい、あんまり詳しいことは分からん」

一方「……アレイスターの差し金だろォなァ」

上条「なんでレベル5を殺そうとなんか……」

垣根「アレイスターの考えは読めないが……学園都市内の危険分子の抹殺……とか?」

浜面「冗談じゃねぇ……それって下手したら俺らも巻き込まれてたかもしれないってことだろ……?」

上条「…………それに、向こうには打ち止めもいるじゃねぇか………」

一方(……まァ、俺から見ればお前も立派な危険分子なんだがなァ……)

389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 11:41:46.98 ID:RpJC9pOB0
浜面「で、でも…まだあいつらが巻き込まれたとは限らないだろうし……」

一方「…甘いな、ターゲットを定めて行われた作戦なンだ、巻き込まれてると考えた方が自然だろうなァ……」

上条「じゃあ助けに行かないと………」

一方「俺らは殺されそこねたンだ、今にも追っ手が来てんだろうなァ…俺とメルヘン馬鹿はともかく、お前等は蜂の巣になるだろォよ……死にてェなら止めやしねェが」

浜面「じゃあどうすんだよ!!それともお前はあいつ等を置いて行く気か!?」

垣根「ま、それが一番賢い選択だろうな……どうせアレイスターも雪崩ごときで俺らを潰せるとは思ってないだろうが、それでも今すぐ戻れば奇襲ぐらいにはなるだろうよ」

390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 11:49:03.00 ID:RpJC9pOB0
上条「なんでそうなるんだよ……学園都市に奇襲とか、意味分かんねぇよ……っ!」

垣根「てめぇはカスだからそういう結論になるだろうがな、こっちは殺されかけて黙ってるほどお人よしじゃないんだよ」

浜面「…………くそ……」


一方「……俺は助けるほうに行くぞ」

垣根「……は?」


392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 11:57:01.45 ID:RpJC9pOB0
一方「…俺の能力はあのガキのネットワークに演算させてんだ……死なれたら本も子もねェ」

上条「………お前……」

垣根(………へぇ)


393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 12:00:51.79 ID:RpJC9pOB0
麦野(…………痛………)

麦野(………何……雪崩……?)

麦野「……あの子たちは……はぐれちゃったか……」

398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 12:55:05.21 ID:RpJC9pOB0
美琴「……いったぁ……何よもう……」

打ち止め「大丈夫?ってミサカはミサカは……はくしゅんっ!」

美琴「…んー……四位の人とははぐれちゃったみたいね……」

美琴「っていうかここ何処よ…完璧に遭難したわね…」

打ち止め「うぅ……寒いーってミサカはミサカは愚痴ってみたり!」

美琴「その辺の枯れ枝でも集めてくれば火はつけられるわよ?」

打ち止め「じゃあ拾いに行こ!」

美琴「……そうね、じっとしててもしょうがないし、そうしましょうか」

打ち止め「うん!」

399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 13:02:49.93 ID:RpJC9pOB0
麦野(………雪でも蒸発させて水蒸気でのろしでもあげようかと思ったけど……)

麦野「……能力が使えない?」

麦野(いや……使えないというか……暴発を促されてるというか……)

麦野「……なんなのよ、一体」

403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 13:24:39.71 ID:RpJC9pOB0
上条「………」

一方「なンだこりゃ……」

         ・・・・・・・・
浜面「山が……山が半分無くなってる!?」

垣根「ここまで露骨だと……いい加減うざいな…」

一方「…………」

上条「学園都市の追っ手……みたいのも居ないな…」

420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 17:02:21.50 ID:RpJC9pOB0
一方「……ご丁寧に能力ジャマーまでかけてやがる……」

浜面「ジャマー?」

垣根「……学園都市の少年院とかに仕掛けられてるやつだな、能力を拘束するのではなく、暴走による自滅で鎮圧するタイプの」

上条「………それじゃあ、お前らの力で探すのは……」

一方「止めといた方がいいなァ、残り半分も消し飛ばしたくないなら」

423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 17:33:23.76 ID:RpJC9pOB0

上条「じゃあどうすんだよ!!これじゃあ八方塞がり……」

一方「うるせェ!!!」

上条「……っ!」

一方「ゴミカスがいっちょまえに吠えてンじゃねェよ、ぶっ殺すぞ」

浜面「……やめろよ、今はそんなこと……」

垣根「……どうしたもんか、あんなふざけた崩れ方してんだ……いつ二次災害が起きるかわからん」

一方「……つーかてめェ、なンで戻らねェんだよ」

垣根「あ?」

一方「てめェにはこんなところにいる理由がねェだろ」

垣根「……はっ」

垣根「生憎、俺はお前らの子守を頼まれてるモンでね」

一方「……ケッ」

426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 17:41:53.02 ID:RpJC9pOB0
上条「……畜生、一体どうすれば……」

浜面「……だめもとで登ってみよう、やってみないとわかんないし……」

土御門「にゃー、でもそれじゃ俺たちが二次災害に巻き込まれちゃうぜい」

上条「……そうだな、俺らが巻き込まれたら元も子も……」

上条「え?」

土御門「え?」




一同「……うわっ!!?」

429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 17:52:33.50 ID:RpJC9pOB0

上条「おまっ…お前どこから……!?」

土御門「あぁ、カミやんが心配すぎて飛んできたんだぜい」

一方「帰れ」

土御門「イライラすしぎにゃー」

垣根「……いやお前…ほんとに何しに来たんだよ………」

土御門「おいおい、その言い方はないにゃー、せっかく助けに来てやったのに」

土御門「せっかく助っ人も連れてきたのに」

上条「…は?」

絹旗「浜面!超大丈夫ですか!?」

浜面「え!?」

黄泉川「おいおい、迷子探しに私を頼らないとか、随分信用がないじゃーん?」

一方「……チッ」


土御門「助っ人だよ、最強の助っ人軍団だ」


432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 17:59:14.85 ID:RpJC9pOB0
打ち止め「………う……」

美琴「………大丈夫…?」

打ち止め「…うん、平気だよってミサカはミサカは…空元気……」

美琴「空元気って口に出てるわよ……ごめんね、火も起せなくて……」

打ち止め「……ミサカも能力使えないし……何か邪魔がはいってるかも……」

美琴「…………」


美琴(………私が泣いたらダメだ…私が泣いたら……っ!)

433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 18:04:53.12 ID:RpJC9pOB0
麦野「…………寒い」

麦野「…………はまづらぁ」

麦野「……はま……う……」

麦野「………ぐすっ…早く迎えにきなさいよぉ……」

麦野「はまづらぁぁ~~~~っ!うえぇぇぇぇ~~~んっ!!」

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 18:15:41.36 ID:RpJC9pOB0
土御門「一方通行、お前は黄泉川さんと、浜面くんは絹旗さんと、そんでカミやんは俺とだにゃー」

浜面「おい、バラバラになって大丈夫なのか?」

土御門「……ま、大丈夫だろ、一応トランシーバーは渡しとくぜい」

黄泉川「じゃ、確認じゃん。……対象を確認しだい保護、そしてここに集合じゃん。……垣根くんにはここの拠点の防衛に努めてもらう」

上条「ぼ、防衛って……」

一方「どこからアレイスターの犬が襲ってくるかわからねェんだ、それで正解だろォ」

441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 18:21:08.21 ID:RpJC9pOB0
黄泉川「じゃあ……健闘を祈ってるじゃん!」

一同「おう!!」

449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 18:58:51.71 ID:RpJC9pOB0

上条「おい土御門!」

土御門「ナンだにゃー?」

上条「これ…何処向かって走ってんだ!?あいつが居る場所分かるのかよ!?」

土御門「にゃー、カミやん、話逸れるけど、俺ってどういう人間?」

上条「変態」

土御門「即答!?」

上条「俺のクラスメートで、ダメ能力者で、スパイで……」

上条「……魔術師」

土御門「ご名答」

上条「……まさかお前…」


土御門「……あぁ、魔術でちょちょいとな」

450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:02:44.08 ID:RpJC9pOB0
上条「お前……それじゃあお前……体…」

土御門「ん?なに固まってるにゃーカミやん?こんなの屁でもないですよ?」

上条「……てめぇ……そういう……っ!!」

土御門「はっ、熱くなってるにゃー、いつものカミやんらしく……いや、いつものカミやん通りだぜい」

上条「てめぇはっ!!まだそんな自分を犠牲にするような生き方してんのかっ!!」

453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:05:52.12 ID:RpJC9pOB0
土御門「……いや」

上条「そんな助けられ方して御坂が喜ぶか!?」

土御門「…いやあの」

上条「聞いてんのかよオイ!!」

土御門「いやあの熱くなってるところ申し訳ないんだけど」

土御門「俺は魔術なんて使ってないぜい?」

454: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:11:57.82 ID:RpJC9pOB0
上条「………へ?」

土御門「なになに?もしかしてカミやん、俺が血反吐吐いて魔術使ったと思った?」

上条「………え?え?」

土御門「まったく、俺がそんな自分の得にならないことするはずないにゃー」

土御門「他の魔術師にやってもらってんだよ」

上条「じ、じゃあ誰が………」

土御門「……ただの仕事の同僚だにゃー」




土御門「カミやんを殺し損ねた、ただの優しいアステカの魔術師さんさ」

459: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:25:40.42 ID:RpJC9pOB0

ショチトル「……なんで私がこんなことを……大体、私はまだ完治してないんだぞ……」

エツァリ「すいません、つきあわせてしまって」

ショチトル「ホントにダメな兄だな、やすやすと借りなんか作るからこうなるんだ」

エツァリ「そう言いながらも一緒に手伝ってくれるなんて、嬉しいですよ」

ショチトル「………む////」

ショチトル「エ、エツァリお兄ちゃんの為じゃないんだからな////!!」

エツァリ(なんで怒ってるのでしょう?)


ショチトルのキャラが未知数

461: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:35:56.41 ID:RpJC9pOB0

浜面「絹旗!これって何処に向かって進んでんだ!?」

絹旗「超愚問ですね、麦野がいるところに決まってます」

浜面「だからなんですれが分かるんだって!」

絹旗「………滝壷さんです」

浜面「………っ!」

絹旗「……滝壷さんの能力は地球を覆えるほどに超協力です……今はこの能力ジャマーの効果の範囲外から麦野の位置を補足してもらっています」

浜面「……でも、滝壷は……っ!」

絹旗「……分かってますよ、そんなこと超分かってるんです!!でもそれ以外にどうしようも無いじゃないですか!!!」

浜面「…………」

462: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:40:17.89 ID:RpJC9pOB0
絹旗「だから今は、滝壷さんが体晶の毒で超倒れる前に麦野を見つけなきゃいけないんです!」

浜面「………」

絹旗「……私だって超つらいです、でも、ホントにつらいのは麦野と滝壷さんなんです……っ!」

浜面「……あぁ」

浜面(待ってろ……麦野、滝壷!)

463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 19:41:15.69 ID:RpJC9pOB0
一方「……オイ」

黄泉川「ん?」

一方「ん?じゃねェだろ、てめェあんだけ威勢良く啖呵きったンだ、何か策でもあるンだろうな?」

黄泉川「あはは、うちらに限ってはそんなもの無いじゃん」

一方「……オイ」

黄泉川「……でも平気じゃん、絶対お前があの子を見つけてくれるって信じてるし」

一方「なんだそりャ」

黄泉川「信頼してるじゃんよー」




一方「……くだらねェな、善人の意見だ」

黄泉川「褒め言葉じゃーん」

474: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 21:11:57.66 ID:RpJC9pOB0

美琴「……………」

打ち止め「寝ちゃ…ダメ…寝たら死んじゃうよってミサカは……ミサ……」

美琴「………あんたもフラフラじゃない……もっとこっち寄りなさい…」

打ち止め「……死ねない……」

美琴「………」

打ち止め「……ここで死んだら……あの人の邪魔になっちゃう………」

美琴「……アンタ…」



「……さかーっ!」


美琴「………!」


「…打…止めー!」

打ち止め「!」


475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 21:20:52.18 ID:RpJC9pOB0
一方「……なんでてめェらが居ンだよ…っ!」

土御門「いや、お前がいきなり出てきたんだにゃー」

黄泉川「ま、この子たちは御坂ちゃんがいる場所が分かってるみたいだし、もしあの子と御坂ちゃんが一緒にいたら、それこそラッキーってやつじゃん」

土御門「それはラッキーじゃなくて、人徳って言うんだにゃー」

黄泉川「日ごろの行いが良いんじゃーん?」

一方「…………チッ」



上条「……御坂ーーっ!」

一方「……打ち止めーーー!!」



477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 21:36:03.48 ID:RpJC9pOB0
美琴「今の声………っ!」

打ち止め「あの人たちだ!」

美琴「……おーい!ここよここ!」




上条「……!今!声がしなかったか!?」

一方「………あァ」


481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 21:46:24.23 ID:RpJC9pOB0

美琴「………う…うぇ…」

上条「…も、もう泣くなよ……見つかったんだし……な?」

美琴「うう……だって…寒かったんだもん……う…うえぇぇ~~ん……」

上条「ほ、ほら!下降りたら上条さん昨日の分まであったかいご飯奢ってやるから!………だから泣き止めって」

美琴「………うん……あの……あり…が……」

上条「ん?」

美琴「な、何でもないわよ!!」

上条「……ははっ」


上条「やっといつもの調子に戻ったじゃねぇか」

482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 21:53:28.06 ID:RpJC9pOB0
打ち止め「おかえり!ってミサカはミサカは……はくしゅん!」

一方「馬鹿野郎が、いっつも迷子になってンのはお前なンだよ」

打ち止め「ううん、ミサカは迷子になったことなんてないよ?」

一方「はァ?」


打ち止め「だって貴方は絶対迎えに来てくれるもん!だからミサカは迷子じゃないんだよってミサカはミサカは笑ってみたり!」


一方「なっ……」

黄泉川「……ぷっ」

一方「おォい!!何笑ってンだ黄泉川ァ!!」

黄泉川「はは…いや……」



黄泉川「こういうのを、人徳っていうんじゃんなーって思ってさ」

485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 22:05:33.22 ID:RpJC9pOB0

滝壷「……はまづら、聞こえる?」

浜面「あぁ!」

滝壷「……よく探してみてはまづら、麦野はそのあたりに居ると思う」

浜面「くそ………どこにもいねぇじゃねぇか……!」

絹旗「……!浜面!アレ!」

浜面「う…腕!?」

絹旗「超落ち着いてください浜面、麦野が埋まってるだけです」

浜面「どっちみち焦るわ!」

487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 22:08:59.80 ID:RpJC9pOB0

絹旗「ほら、超早く掘り出してあげてください」

浜面「余裕だなお前!?手伝えよ!」

絹旗「能力が使えない私はただのか弱い少女です」

浜面「断言!?……っと、麦野!!大丈夫か!!?」

麦野「………はま……づら…?」

488: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 22:18:39.07 ID:RpJC9pOB0

麦野「……これは……きっと……幻覚ね……だって本物のはまづらがここにいるわけ……」

浜面「ベタだなオイ!!」

麦野「……ほん………もの………?」

浜面「そうだよ!本物だ!!正真正銘レベル0のパシリ、浜面仕上だよ!」

絹旗「自分で言ってって超悲しくならないんだすか……」

浜面「お前ちょっと黙ろうか!?」

麦野「……はまづら……はまづらぁぁ~~~~っ!!」ガシッ

浜面「ちょっ!?ちょっと麦野さん!?どうしたんでございましょうか!?」

麦野「うえぇぇぇぇ~~~~~ん!!!はまづらぁぁぁ~~っ!!」ズビッ

浜面「お前今服で鼻拭いただろ!?」

絹旗「……やれやれ」


絹旗「これは…帰ったら滝壷さんに超怒られますね……」



489: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 22:21:26.81 ID:RpJC9pOB0
さぁ、死なないうちに今日の分は終わろう


予告

九死に一生を得た彼女たち。

生きている喜びを分かつ暇もなく、次なる衝撃が襲い掛かる

垣根はぼっちから抜け出せるのか


to be こんち、にゅー


558: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 17:49:35.89 ID:QDAce1q50
ー麓ー

上条「浜面!大丈夫か!?」

浜面「あぁ、こっちも無事合流できた」

垣根「お、皆無事だったか?」

黄泉川「うちの子と麦野ちゃんがちょっと凍傷だけど、それ以外はま、平気じゃん」

土御門「つーかよく死ななかったにゃー、結構凄い雪崩だったんだろ?」

麦野「……舐めるんじゃないわよ、そのくらいじゃ死ねないわ」

浜面・絹旗(埋まってたくせに)

560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 17:57:02.40 ID:QDAce1q50
絹旗「そっちは超大丈夫でしたか?」

垣根「あぁ、静かなもんさ……怖いくらいな」

土御門「ま、何はともあれ」

浜面「あぁ」

浜面「これで一件落着………」












上条「本当か?」

562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 18:21:50.36 ID:QDAce1q50

黄泉川「え?」

上条「……いや、なんでもない、でも…なんかひっかかって……」

一方「あァ、今からアレイスターの糞野郎をぶっ飛ばしに……」

上条「いやそういうことじゃなくて……」

土御門「……別にいいんじゃないか?」

絹旗「そうですよ、別に超死人もでてないんだし…」

上条「……それだ」

絹旗「?」

566: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 18:58:22.46 ID:QDAce1q50
上条「…それに、御坂たち以外の遭難者がいなかったことも引っかかる」

御坂「なんで?」

上条「だってこの規模の雪崩なのに、巻き込まれたのが三人はちょっと少ないと思わないか?」

垣根「それはそうだが……」

上条「この雪崩は御坂たちを狙ったものなんだろ?それにしちゃ、やり方が大雑把過ぎる。一方通行とかも討ちそびれてるしな」

麦野「………どういうこと?」


            ・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上条「この雪崩は最初から麦野さんと御坂と打ち止めを、殺さずに遭難させるためだけに仕掛けられたもの」

570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 19:07:05.64 ID:QDAce1q50
一方「……どういう意味だ」

上条「……わかんねぇよ、もしかしたらただの思い過ごしかもしれないし……」

浜面「…だけど、やり方が大雑把っていうのはわかる気がする」

麦野「そうね、あんたの時はロシアに逃げても追ってきたのに」

浜面「追ってきたのお前だけどな」

573: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 19:41:01.00 ID:QDAce1q50
麦野「……ま、確かに私だったら雪崩なんて効率の悪いことしないわね、全員まとまって無防備なところを襲うわ」

黄泉川「……今みたいに?」

ゴシャァァァァァァッッッ!!!

一同「!?」


574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 19:48:00.35 ID:QDAce1q50
垣根「………そうか、やっぱ分かっちゃうよな、結構わかりやすかったし」

一方「…!打ち止め!?」

垣根「ちょっと預からせてもらうぞ、ネットワークの統率はこの子がやってるらしいしな」

麦野「……てめ…最初から!?」

垣根「ま、最初からと言ったら最初からなんだろうが……」

麦野「…ぶっ殺す!」

浜面「…待て麦野!」

垣根「そうだな、第四位は体晶の影響で能力が不安定だ、それに第一位はロリコンのせいで攻撃できない」

一方「………」

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 19:54:07.05 ID:QDAce1q50
垣根「あとはお前だけだよ、超電磁砲」

美琴「!?」

上条「御坂!!」

黄泉川「ちょ…ちょっと待つじゃん!お前、何が目的でこんなこと!?」

垣根「……最初から言ってるだろ、使えないレベル5の抹殺だよ」

絹旗「使えないレベル5って超どういうことですか!?」

垣根「………」

582: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 20:00:55.85 ID:QDAce1q50
垣根「……最初から言ってるだろ、お前等は凶暴だって」

一方「あァ!?」

垣根「てめェらは強すぎる、たった一人で一軍隊を潰したり、生身で建物をぶっ壊したり」

美琴「………」

垣根「そのくせにお前等は………自分の感情抑えることができない」

垣根「アレイスターに言わせれば、軍隊と同等の力を振るえる者が、自分の望みのためだけに能力を振るのは独裁者と変わらないそうだ」

590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 20:58:43.55 ID:QDAce1q50
美琴「……だ、だけど、こいつと浜面さんと打ち止めちゃんはなんにも……」

垣根「だから甘いんだよこのまま易々と学園都市に返すわけないだろ」

浜面「………っ!」

垣根「……だけどま、一回だけチャンスをやらんでもない」

一方「……?」





593: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:11:58.66 ID:QDAce1q50
垣根「……お前ら、俺に無条件で殺されろ」

麦野「は!?」

垣根「そうすれば、関係ないカスは見逃すって言ってんだよ」

浜面「てめぇ……いい加減にしろっ!!」

垣根「は?何言ってんだどカス。これでも最大限の良心だよ」

浜面「ふざけるのもいいかげんに……」

麦野「……はまづら」

浜面「麦野!あんなやつの言う事なんか…」

麦野「……もういいよ」

浜面「……っ!」

595: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:18:02.06 ID:QDAce1q50

麦野「………もう、いいよはまづら。はまづらが頑張るところじゃないよ」

浜面「……なに…弱気なこと言ってんだよ……」

麦野「はまづらに助けてもらった命だもん、はまづらの為になら、私はこの命を捨てられる」

浜面「……麦野!!!!」

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:28:10.56 ID:QDAce1q50
一方「………俺が死ンだらそのガキの命は保障しろよォ」

打ち止め「ダメっ!!」

黄泉川「早まったらだめじゃん!」

一方「………どうせお前がいなきゃ俺はマトモに立つこともできやしねェんだ、だったらてめェが生きた方がイイ」

打ち止め「………でもっ……」

一方「……最期の最期ぐらい、言うこと聞きやがれクソガキ」

604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:37:06.20 ID:QDAce1q50

美琴「………」

上条「………」

美琴「…私は大丈夫だから…その…アンタは…」

上条「………」

美琴「その……ばいばい」



上条「……ざけてんじゃねぇぞ……っ」


※ここからは上条さんボイス全開で読んでくださいw

608: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:41:33.78 ID:QDAce1q50
上条「………最期のチャンス?無条件で殺されろ!?」

美琴「ちょっ…」

上条「そんなもん、チャンスでもなんでもねぇんだよっ!!!」

612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:48:46.20 ID:QDAce1q50

垣根「チャンスだよ、死人が九人から三人になるんだからな」

上条「ふざけんな!何が独裁者だ!誰が危険分子だ!」

一方「………」

上条「こいつらは俺らを守るために、こんなに簡単に命はるんだぞ!?それのどこが自分勝手な独裁者なんだ!!」

垣根「………」

上条「……お前らもお前らだ……」

麦野「………」

615: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 21:53:59.27 ID:QDAce1q50
上条「手前が死んで、せめて力のない奴らを逃がそうとか、舐めてんじゃねぇぞ……」

一方「……てめェ」

上条「そんなやり方で救える人間なんかこの世には居ねぇ!自惚れんなよ、超能力者!!!!!」

618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 22:09:08.73 ID:QDAce1q50
垣根「………その格好いい啖呵は認めるが、具体的にどうするつもりだ?第三位とお前じゃ俺には敵わないぞ?」

上条「………っ」

一方「オイオイ、ナニ俺を無視して話進めちゃってくれてンだよ」

垣根「…!?」

一方「ったく、そのガキ一人と無能力者一人じゃ無理にきまってンだろ」

垣根「………」

一方「俺も混ぜろ」

垣根「……いいのか?抵抗したら打ち止めは……」

一方「………打ち止め」

一方「やれ」

垣根「!?」

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 22:15:46.42 ID:QDAce1q50
打ち止め「……えいっ!」ビリッ

垣根「ぐあっ!?」

打ち止め「……っと、ただいまってミサカはミサカは……痛い痛い、なんで叩くの!?」

一方「よォ、随分と簡単に攫われてくれるじゃねェか」

垣根「……何をした…」

一方「そいつはなァ、そんなんでも超電磁砲のクローンなんだよォ」

打ち止め「ま、強能力程度の力しか出ないんだけどねってミサカはミサカは胸をはってみたり!」

垣根「……くっ」

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 22:25:41.62 ID:QDAce1q50

上条「……チェックメイトだ、垣根帝督」

垣根「………」

上条「もうお前に勝ち目はない」

垣根「……俺を殺すか?」

上条「殺さねぇよ」

垣根「甘いな、そんなんじゃ何も変わらない」

上条「変える必要も無い」

垣根「………」



631: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 22:41:55.29 ID:QDAce1q50





上条「誰かが死ななきゃいけない世の中だって言うんなら、そんな幻想俺の手でぶち殺してやる」





633: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 22:56:22.60 ID:QDAce1q50
垣根「………そうかよ」

垣根「だったら、俺もお前らのの幻想を殺してやらなくちゃならねぇみたいだな」

上条「………」

垣根「お前等は、俺と戦わなくていいんだよ」

一方「はァ!?」

垣根「それに、学園都市の追っ手に怯える必要もない」

麦野「なにを………」

垣根「だってこれ……」




垣根「ドッキリだもん」

636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 23:01:15.60 ID:QDAce1q50
一同「………」

垣根「ほらほらドッキリだって、垣根お兄さんのサプライズだって」

上条「………はい?」

黄泉川「………ぷっ」

一方「!!?」

黄泉川「…ぷははははははっ!!やっぱり思いっきり騙されてんじゃん!)

絹旗「まさか、ここまで超思いっきり引っかかるとは思いませんでした」

麦野「ちょ………え!?」

浜面「……まさかお前ら………」

上条「全員グルかよっ!?」


640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 23:03:45.45 ID:QDAce1q50
麦野「……絹旗?」

絹旗「えいやいや麦野、なんでそこで超キレちゃうんですか?スマイルスマイル」

麦野「……」ニコォリ

絹旗「………」ダラダラ

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

絹旗「ひィ!!」

641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 23:06:24.56 ID:QDAce1q50
一方「…おまっ……てめっ……」

黄泉川「いやー、まさかこんなに思いっきり引っかかるとは思わなかったじゃんかよー」

一方「………ウォォォォォォォォい!なんでそうなるんだよォ!!?」

643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 23:08:23.34 ID:QDAce1q50
上条「……はァ」

垣根「まあまあ、そんなに気を落とすなって、格好よかったぞさっきの」

上条「………」

垣根「『誰かが死ななきゃいけない世の中だって言うんなら、そんな幻想俺の手でぶち殺してやる』」

上条「うわああああああァァァァァァっっっ!!!」

647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/06(木) 23:09:57.59 ID:QDAce1q50
上条「不幸だーーーーーーっ!!!!!」




the en……d?




アレイスター「いや、まだ終わらないさ」






to be こんちにゅー


690: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:27:29.20 ID:WfTyNIS00
学園都市・窓のないビル

一方『オイコラ降りてこいてめェ!!ぶっ殺してやる!!』

垣根『打ち止め、やれ』

打ち止め『えい』

一方『……っ!』ドシャッ

垣根『へー、演算切るとあんなんなるんだ』

麦野『オラ待て絹旗ァ!!』

絹旗『なんで麦野そんな超元気なんですか!?』

美琴『…まったく、人騒がせな…


―――ブチッ―――

土御門「……満足か?アレイスター」

691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:28:55.41 ID:WfTyNIS00
アレイスター「そのためのあれだ」

土御門「………」

アレイスター「第一位と三位と四位はこの点不安定だからな」

土御門「だから試したと?」

土御門「あの状況で心がブレないか試した、そういうことか?」



アレイスター「…いいや、それも違う」

692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:31:32.47 ID:WfTyNIS00
土御門「…じゃあどういう…」

アレイスター「決まっているだろう」

土御門「………」



アレイスター「殺す気だったよ、私はあの三人を殺させる気だった」

693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:32:35.87 ID:WfTyNIS00
土御門「なっ……」

アレイスター「しかし私の読みも甘かったらしい、まさかあそこであの三人が立ち上がり、第二位が命令を無視するとは思わなかった」

土御門「……殺すのか?」

アレイスター「いいや、ここは引き下がろう」

土御門「何故」

アレイスター「プランの短縮のため」

土御門「………」

土御門「……一つだけ言っとくけどな、そんな事をいつまでもやっていると、いつか寝首をかかれるぞ」

アレイスター「心配せずとも、私はここに居る限り眠る必要がない」

土御門「……チッ」

695: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:34:17.34 ID:WfTyNIS00
上条「………垣根」

垣根「なんだ?」

上条「……ありがとうな」

垣根「なんのことやら」

上条「しらばっくれるなよ、打ち止めを放したのも、黄泉川さんたちにホントのことを伝えてなかったのも、お前の独断だろ?」

垣根「……お見通しかよ……案外、アレイスター心配すべきはお前かもな」

上条「……とりあえず、ありがとうな」

696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/07(金) 13:37:10.48 ID:WfTyNIS00

美琴「アンタ何やってんのよ、帰るわよー?」

上条「おう、悪い悪い」

一方「……あのボケ…絶対殺す…」ブツブツ

麦野「はまづらぁー?私の鞄知らないー?」

浜面「お前が俺に運ばせてんだろ!」

打ち止め「あははは!」



垣根(殺せねぇよ)



垣根(殺せるわけねぇだろ、こんな良いやつらをさ)







the truth end??