1: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 21:38:36.66 ID:l3BD76JWO
えりうみ
~朝~
(・8・)<チュンチュンアサダチュン
絵里「………んー、はあ……もう朝か……」
絵里「また、車椅子に座ったまま寝てしまったわ」
絵里「亜里沙に怒られるわね」クス
<キューティーパンサワッタッシー
絵里「あら電話…希からね」
絵里「もしもし?」
希『エリチ!おめでとさん!』
絵里「何がよ?」
希『もう今週で脚のギプス取れるんやろ?』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402749516
~朝~
(・8・)<チュンチュンアサダチュン
絵里「………んー、はあ……もう朝か……」
絵里「また、車椅子に座ったまま寝てしまったわ」
絵里「亜里沙に怒られるわね」クス
<キューティーパンサワッタッシー
絵里「あら電話…希からね」
絵里「もしもし?」
希『エリチ!おめでとさん!』
絵里「何がよ?」
希『もう今週で脚のギプス取れるんやろ?』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402749516
引用元: ・絵里「左脚を折ってギプスと車椅子の生活になった」
TVアニメ ラブライブ! 2期 挿入歌(3)
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2: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 21:47:54.15 ID:l3BD76JWO
絵里「……希、そんな記憶力でよく私の右腕をやってられるわね」
希『あれ?今週じゃなかった?』
絵里「ええ、来週よ。あと一週間でこの邪魔なギプスから解放されるわ」
希『そっかー、まさかμ'sがあと一週間も人気メンバーを失うとはなぁ……取材が来るのに』
絵里「取材ですって!?」
希『結構有名なスクールアイドル雑誌の人やで』
絵里「……それでいつなの?私も受けるわ」
希『受けるつもりなん?ダメや、まだ治ってないんやろ?』
絵里「取材なんて車椅子でも受けられるわよ!」
希『だから大事な人気メンバーに無理はさせられへんて!記者さんにもけがのことは言ってあるから、ウチらに任せて?な?」
絵里「……ひどいわ、そんな冷たい態度とるなんて。エリチカ悲しい!傷ついた!」
希『………凛ちゃんの挑発にのって大雨の中でバク転するからやろ』
絵里「それはそうだけど……お願いよ!もう退屈で何かしたくてたまらないのよ!希に私の退屈さがわかる?」
希『あれ?今週じゃなかった?』
絵里「ええ、来週よ。あと一週間でこの邪魔なギプスから解放されるわ」
希『そっかー、まさかμ'sがあと一週間も人気メンバーを失うとはなぁ……取材が来るのに』
絵里「取材ですって!?」
希『結構有名なスクールアイドル雑誌の人やで』
絵里「……それでいつなの?私も受けるわ」
希『受けるつもりなん?ダメや、まだ治ってないんやろ?』
絵里「取材なんて車椅子でも受けられるわよ!」
希『だから大事な人気メンバーに無理はさせられへんて!記者さんにもけがのことは言ってあるから、ウチらに任せて?な?」
絵里「……ひどいわ、そんな冷たい態度とるなんて。エリチカ悲しい!傷ついた!」
希『………凛ちゃんの挑発にのって大雨の中でバク転するからやろ』
絵里「それはそうだけど……お願いよ!もう退屈で何かしたくてたまらないのよ!希に私の退屈さがわかる?」
3: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 21:48:50.15 ID:l3BD76JWO
絵里「車椅子に座って6週間も近所を眺めてるのよ!?」
6: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 21:58:14.57 ID:l3BD76JWO
希『……エリチ、「プライバシーの侵害」って知ってる?』
絵里「……仕方ないじゃない!ゲームは持ってないし勉強もする気になれないんだもの!」
絵里「とにかく!このまま放っておくと私、何か大きなことをやらかすわよ?」
希『ほーん、例えば?』
絵里「『恋人を作る』とか!どう?これではμ's存続の危機よ!」
希『……エリチ、好きな人がおるんなら応援するで?』
絵里「じょ、冗談よ」
希『わかっとるって……それとなエリチ、その「退屈しのぎ」今日、いや、今すぐ止めた方がええ」
絵里「なんでよ?」
希『カードが悪いことが起きるって告げとるんよ。「魔術師」の逆位置。意味は「トラブル」や。大変なことになるで?』
希『それじゃあ来週学校で』
絵里「……仕方ないじゃない!ゲームは持ってないし勉強もする気になれないんだもの!」
絵里「とにかく!このまま放っておくと私、何か大きなことをやらかすわよ?」
希『ほーん、例えば?』
絵里「『恋人を作る』とか!どう?これではμ's存続の危機よ!」
希『……エリチ、好きな人がおるんなら応援するで?』
絵里「じょ、冗談よ」
希『わかっとるって……それとなエリチ、その「退屈しのぎ」今日、いや、今すぐ止めた方がええ」
絵里「なんでよ?」
希『カードが悪いことが起きるって告げとるんよ。「魔術師」の逆位置。意味は「トラブル」や。大変なことになるで?』
希『それじゃあ来週学校で』
10: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:09:32.43 ID:l3BD76JWO
絵里「……」
絵里「ま、希の占いは100%当たるわけじゃないし…」
絵里「覗くわよ!」エリチカアイ
絵里「ま、希の占いは100%当たるわけじゃないし…」
絵里「覗くわよ!」エリチカアイ
11: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:13:55.71 ID:l3BD76JWO
絵里「あら、お隣の夫婦はまた喧嘩してるのね……」
亜里沙「お姉ちゃん!またご近所を覗いて!止めてって言ってるでしょ!」
絵里「おはよう亜里沙。…今日も薬お願いできる?」
亜里沙「……また車椅子に座ったまま寝たんだね。全く…さ、上脱いで背中向けて?……塗られてる時くらいは覗きは止めてね?暇つぶしか何か知らないけど」
絵里「はいはい」
亜里沙「お姉ちゃん!またご近所を覗いて!止めてって言ってるでしょ!」
絵里「おはよう亜里沙。…今日も薬お願いできる?」
亜里沙「……また車椅子に座ったまま寝たんだね。全く…さ、上脱いで背中向けて?……塗られてる時くらいは覗きは止めてね?暇つぶしか何か知らないけど」
絵里「はいはい」
12: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:15:08.03 ID:l3BD76JWO
絵里「さ、塗ってもらってる間にスクフェスやりましょ」
亜里沙「ちょっと待て」
亜里沙「ちょっと待て」
13: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:18:59.47 ID:l3BD76JWO
亜里沙「覗きしか暇つぶしの手段ないって言ってたよね?何でスクフェスで暇をつぶさないの?」
絵里「亜里沙ッ!貴女はわかっていないわッ!スクフェスはねえ、ゲームだけど遊びじゃないのよッ!!私たちμ'sの活動そのものなのよ!!理解しなさいこの田ゴ作がァ!!ドゥ・ユー・アンダスタンンンンンンンドゥ!?」
亜里沙「お、おう」
絵里「亜里沙ッ!貴女はわかっていないわッ!スクフェスはねえ、ゲームだけど遊びじゃないのよッ!!私たちμ'sの活動そのものなのよ!!理解しなさいこの田ゴ作がァ!!ドゥ・ユー・アンダスタンンンンンンンドゥ!?」
亜里沙「お、おう」
15: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:23:07.68 ID:l3BD76JWO
亜里沙「全く、お姉ちゃんのアホチカっぷりには心底いらいらさせられるよ………さて、真姫さんにもらったこの凝りを治す薬をっと!」ペチャッ
絵里「冷たっ!亜里沙、それ温めて使うって言ってなかった?」
亜里沙「冷たい方が血行がよくなるんだって。ところで、お姉ちゃん」
絵里「あ、paradise liveフルコンしたわ」
亜里沙「聞けよアホチカ」
絵里「冷たっ!亜里沙、それ温めて使うって言ってなかった?」
亜里沙「冷たい方が血行がよくなるんだって。ところで、お姉ちゃん」
絵里「あ、paradise liveフルコンしたわ」
亜里沙「聞けよアホチカ」
16: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:29:30.52 ID:l3BD76JWO
亜里沙「んで、お姉ちゃんさ。なんか悩み事あるでしょ?」
絵里「………何の事かしら。別にキュートレア花陽が出なくて覚醒できないことやジェニファーのキュートとピュアが出ないなんて何でもないわよ」
亜里沙「スクフェスから離れろ!………お姉ちゃんさあ、μ'sのメンバーで好きな人できたでしょ?」
絵里「………気づいてたの?」
亜里沙「見てればわかるよ。それで、誰なの?」
絵里「………何の事かしら。別にキュートレア花陽が出なくて覚醒できないことやジェニファーのキュートとピュアが出ないなんて何でもないわよ」
亜里沙「スクフェスから離れろ!………お姉ちゃんさあ、μ'sのメンバーで好きな人できたでしょ?」
絵里「………気づいてたの?」
亜里沙「見てればわかるよ。それで、誰なの?」
17: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:39:01.19 ID:l3BD76JWO
絵里「………海未よ」
亜里沙「海未さんかあ、確かにいいよね」
絵里「おしとやかで優しくてかわいいところに惚れたのよ………でもダメね。私は確かにかしこくてかわいいけど、どうも我を忘れる時が多いわ。こんなめんどくさい私なんかが…」
亜里沙「そんな事ない!確かにお姉ちゃんはかわいいのに勉強のできるバカでポンコツでドジでのろまな亀だけど十分魅力的だよ!それに見ててわかるんだけど…多分海未さんもお姉ちゃんのこと好きだよ?」
絵里「pure girls projectsっていいわよね」
亜里沙「お前本当は海未さんの事好きじゃねえだろ」
亜里沙「海未さんかあ、確かにいいよね」
絵里「おしとやかで優しくてかわいいところに惚れたのよ………でもダメね。私は確かにかしこくてかわいいけど、どうも我を忘れる時が多いわ。こんなめんどくさい私なんかが…」
亜里沙「そんな事ない!確かにお姉ちゃんはかわいいのに勉強のできるバカでポンコツでドジでのろまな亀だけど十分魅力的だよ!それに見ててわかるんだけど…多分海未さんもお姉ちゃんのこと好きだよ?」
絵里「pure girls projectsっていいわよね」
亜里沙「お前本当は海未さんの事好きじゃねえだろ」
18: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/14(土) 23:43:12.73 ID:l3BD76JWO
亜里沙「とにかく!海未さんもお姉ちゃんの事好きだから!脚が治ったら告白しなさい!私が2人っきりにしてあげるから!以上!」
絵里「…ま、当たって砕けろね」
亜里沙「また謙遜して…」
絵里「あ。亜里沙見て見て。隣のご主人が庭へ出るわよ」
亜里沙「覗くな!」
絵里「しっ!」
絵里「…ま、当たって砕けろね」
亜里沙「また謙遜して…」
絵里「あ。亜里沙見て見て。隣のご主人が庭へ出るわよ」
亜里沙「覗くな!」
絵里「しっ!」
19: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 00:39:58.96 ID:pA8+k6srO
~隣の庭~
??『おはよう!マスオさん!』
マスオ『……あ、ああ。おはようドラえもんくん』
ドラえもん『あー!ダメだよ!そんなに水をやったらお花が腐っちゃうよ!!』
マスオ『…………うるさいなあ!これでいいんだよ放っといてくれないかなあ?エエエ!?』
ドラえもん『わ、わかったよ…」
??『おはよう!マスオさん!』
マスオ『……あ、ああ。おはようドラえもんくん』
ドラえもん『あー!ダメだよ!そんなに水をやったらお花が腐っちゃうよ!!』
マスオ『…………うるさいなあ!これでいいんだよ放っといてくれないかなあ?エエエ!?』
ドラえもん『わ、わかったよ…」
20: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 00:43:41.59 ID:pA8+k6srO
絵里「……あのマスオさんって人、病気の奥さんと喧嘩ばかりでいらいらしてるみたいね」
亜里沙「あのいらつき方は私のお姉ちゃんのアホっぷりにいらいらする時と同じだね」
亜里沙「ていうか本当やめなよ」
絵里「亜里沙までそんな事言うの?」
亜里沙「私、勘がいいの。だからわかる。きっとトラブルになるよ、お姉ちゃんが近所を見る内に何か見ちゃいけないものを
絵里「あそこの同棲カップルいらいらするわねラブアローシュートしようかしら」
亜里沙「話を聴け!!!!!!!」
亜里沙「あのいらつき方は私のお姉ちゃんのアホっぷりにいらいらする時と同じだね」
亜里沙「ていうか本当やめなよ」
絵里「亜里沙までそんな事言うの?」
亜里沙「私、勘がいいの。だからわかる。きっとトラブルになるよ、お姉ちゃんが近所を見る内に何か見ちゃいけないものを
絵里「あそこの同棲カップルいらいらするわねラブアローシュートしようかしら」
亜里沙「話を聴け!!!!!!!」
21: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 00:48:51.08 ID:pA8+k6srO
~夜~
絵里「亜里沙はお出かけかー。暇だわ。覗きましょ」
~近所の家@エリチカアテレコ~
??『マスオサン!ダレニデンワシテルノヨ!』
マスオ『サ、サザエ!?チガウンタヨコレハ』
サザエ『ウワキアイテネ!イシャリョウイッセンマンモラウワ!』
マスオ『エエエエ!?イッセンマンモトルノカイ!?』
絵里「亜里沙はお出かけかー。暇だわ。覗きましょ」
~近所の家@エリチカアテレコ~
??『マスオサン!ダレニデンワシテルノヨ!』
マスオ『サ、サザエ!?チガウンタヨコレハ』
サザエ『ウワキアイテネ!イシャリョウイッセンマンモラウワ!』
マスオ『エエエエ!?イッセンマンモトルノカイ!?』
22: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 00:49:49.99 ID:pA8+k6srO
絵里「サザエさんは愉快ね」
絵里「あの夫婦もいよいよ離婚ね」
??「亜里沙が言っていたのはこの事ですか」
絵里「あの夫婦もいよいよ離婚ね」
??「亜里沙が言っていたのはこの事ですか」
23: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 00:51:03.71 ID:pA8+k6srO
絵里「ウミキチャッタノォ!?」
海未「はい、海未ですよ。園田海未です」
海未「はい、海未ですよ。園田海未です」
26: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 18:58:19.88 ID:T6XDrm2qO
絵里(はっ!…亜里沙のやつ『2人っきりにしてあげる』ってまさかこの事!?)
海未「絵里?どうしました?脚が痛むんですか?」
絵里「ヴェェェ!?え、ええ。少しね」
絵里「それで、取材はいつ来るの?」
海未「…教えませんよ。どうせ言えば来るに決まってるんですから。脚を治すのを最優先にしてください」
絵里「あ、ありがとう」
海未「絵里?どうしました?脚が痛むんですか?」
絵里「ヴェェェ!?え、ええ。少しね」
絵里「それで、取材はいつ来るの?」
海未「…教えませんよ。どうせ言えば来るに決まってるんですから。脚を治すのを最優先にしてください」
絵里「あ、ありがとう」
27: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 19:52:10.04 ID:T6XDrm2qO
海未「それよりも絵里、亜里沙から聞きましたよ。よからぬ事をしているようですね」
絵里「あんのクソガキャァ!」
海未「……ダメですよ、そういう事をしては」
絵里「わ、わかったわよ…控えるわ」
海未「はい」ニコッ
絵里(か、かわいい///)
絵里「あんのクソガキャァ!」
海未「……ダメですよ、そういう事をしては」
絵里「わ、わかったわよ…控えるわ」
海未「はい」ニコッ
絵里(か、かわいい///)
29: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 19:56:04.32 ID:T6XDrm2qO
絵里「でも結構面白いのよ?人間観察ってやつね、自分が普段知らない他人の一面を知る事ができるのよ。ほら、海未も少しだけ、ね?」
海未「仕方ないですね、少しだけつきあってあげます」
絵里「つ、付き合うううう!?」
絵里「はっ!…なんでもないわ」
海未「では、それじゃあ私も見てみますか」ソッ
絵里(ち、近い…いい香り///)
海未「仕方ないですね、少しだけつきあってあげます」
絵里「つ、付き合うううう!?」
絵里「はっ!…なんでもないわ」
海未「では、それじゃあ私も見てみますか」ソッ
絵里(ち、近い…いい香り///)
30: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:01:46.62 ID:T6XDrm2qO
絵里「ほら、例えばあの隣の夫婦」
海未「離婚すると言っていた方達ですか?」
絵里「ええ。あの様子だとマスオさん、旦那さんの浮気がバレたみたい。やあねえ、奥さんが病気なのをいい事に」
海未「…病気にしては元気過ぎるのでは?」
絵里「あら、ほんとね。海未、案外覗きの才能あるんじゃない?」
海未「そんな才能いりません!」
絵里「そ、そう、なの」
海未「離婚すると言っていた方達ですか?」
絵里「ええ。あの様子だとマスオさん、旦那さんの浮気がバレたみたい。やあねえ、奥さんが病気なのをいい事に」
海未「…病気にしては元気過ぎるのでは?」
絵里「あら、ほんとね。海未、案外覗きの才能あるんじゃない?」
海未「そんな才能いりません!」
絵里「そ、そう、なの」
31: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:05:43.98 ID:T6XDrm2qO
海未「….絵里、今日は何か変ですよ?(元から変ですが)」
絵里「海未!!!!」
海未「は、はい」
絵里「その、ね?私、海未の事がす……………、す……………///」
海未「す、なんですか?」
絵里「海未!!!!」
海未「は、はい」
絵里「その、ね?私、海未の事がす……………、す……………///」
海未「す、なんですか?」
32: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:06:44.10 ID:T6XDrm2qO
絵里「す、スイカ割りって楽しいわよね!!」
33: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:10:13.76 ID:T6XDrm2qO
~数時間後~
絵里「う、うう…」
絵里「うわあああああああん私のバカああああああ!!」
絵里「何でたった二文字が言えないのよ!!何よスイカ割りって!!あんなの砂ついてジャリジャリするだけじゃない!!」
絵里「亜里沙にもヘタレって言われたし!!」
~回想~
亜里沙『はあ?言えなかっただぁ?このヘタレが!!ド低脳が!!飯はそこに置いといてやるから自分で食え!!』
絵里「う、うう…」
絵里「うわあああああああん私のバカああああああ!!」
絵里「何でたった二文字が言えないのよ!!何よスイカ割りって!!あんなの砂ついてジャリジャリするだけじゃない!!」
絵里「亜里沙にもヘタレって言われたし!!」
~回想~
亜里沙『はあ?言えなかっただぁ?このヘタレが!!ド低脳が!!飯はそこに置いといてやるから自分で食え!!』
34: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:11:37.70 ID:T6XDrm2qO
絵里「もういや!!エリチカおうちかえる!!!ここがおうちだった!!」
絵里「……はあ、私ってほんとバカ」
絵里「…いっそ死にた
絵里「……はあ、私ってほんとバカ」
絵里「…いっそ死にた
35: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:14:16.80 ID:T6XDrm2qO
~隣の家~
??『アナタナニスルノ!?ヤメテ!!ヤメ』ドガッ!!
36: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:17:20.26 ID:T6XDrm2qO
絵里「………………」
絵里「………今の音」
絵里「夫婦喧嘩?いや、今の音はそんなレベルじゃなかったわ」
絵里「はあ……どうやら夜更かしすることになりそうね……」
絵里「………今の音」
絵里「夫婦喧嘩?いや、今の音はそんなレベルじゃなかったわ」
絵里「はあ……どうやら夜更かしすることになりそうね……」
37: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:21:45.23 ID:T6XDrm2qO
~翌日~
絵里「亜里沙……おはよう……」
亜里沙「おはようヘタレ…って眼がすごい充血してるよ!?顔洗わなきゃ!お水持ってくるね!」
絵里「あ、ありがとう」
オミズデオカオヲジャバジャバ
絵里「ふう…」
亜里沙「……まさか一晩中覗いてたんじゃ」
絵里「気になる事があったのよ」
絵里「亜里沙……おはよう……」
亜里沙「おはようヘタレ…って眼がすごい充血してるよ!?顔洗わなきゃ!お水持ってくるね!」
絵里「あ、ありがとう」
オミズデオカオヲジャバジャバ
絵里「ふう…」
亜里沙「……まさか一晩中覗いてたんじゃ」
絵里「気になる事があったのよ」
38: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 20:27:58.23 ID:T6XDrm2qO
亜里沙「……夫婦喧嘩で鈍器ので叩いたような鈍い音か」
亜里沙「それで目立たない格好でスーツケースを持って夜中に3度も外出……お姉ちゃん、もしかしてそれって」
絵里「………まだ確証はないわ。第一、窓がしまっていて家の中はわからなかったし」
亜里沙「今は開いてるよ?」
絵里「ほんと!?」
亜里沙「それで目立たない格好でスーツケースを持って夜中に3度も外出……お姉ちゃん、もしかしてそれって」
絵里「………まだ確証はないわ。第一、窓がしまっていて家の中はわからなかったし」
亜里沙「今は開いてるよ?」
絵里「ほんと!?」
41: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:22:00.35 ID:T6XDrm2qO
絵里「!亜里沙!下がって!!見られるわ!!」
亜里沙「え?え?」
~隣の家~
マスオ『……』キョロキョロ
43: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:29:57.08 ID:T6XDrm2qO
絵里「……どうやら周りを警戒しているようね。私達に見られてるとも知らずに」
亜里沙「はあ…お姉ちゃんたら…私もう学校行くね?」
絵里「薬」
亜里沙「………」プチッ
44: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:32:05.98 ID:T6XDrm2qO
亜里沙「私はッ!!最初からッ!!!止めろっつってたんだよ!!!!それをお姉ちゃんが聞かなかったからッ!!!!!!!このアホチカがァァァァァァァ!!!!!」バチーーーン!!!!
絵里「いったい!!塗る手がいったい!!!!」
絵里「いったい!!塗る手がいったい!!!!」
45: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:35:08.08 ID:T6XDrm2qO
~亜里沙は学校へ~
絵里「背中痛い……ヒリヒリする……」
絵里「朝ごはんくれなかったからお腹空いた……」
絵里「いえ、ここは辛抱よエリチカ。亜里沙が無言で投げつけてくれたこの双眼鏡でお隣を見張るのよ!」
絵里「さて……」ジー
絵里「背中痛い……ヒリヒリする……」
絵里「朝ごはんくれなかったからお腹空いた……」
絵里「いえ、ここは辛抱よエリチカ。亜里沙が無言で投げつけてくれたこの双眼鏡でお隣を見張るのよ!」
絵里「さて……」ジー
46: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:38:14.32 ID:T6XDrm2qO
~隣の家~
マスオ『………』ガサゴソ
マスオ『…』スチャ
マスオ『…』キラーン
マスオ『…』ガサゴソ
マスオ『………』ガサゴソ
マスオ『…』スチャ
マスオ『…』キラーン
マスオ『…』ガサゴソ
47: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:39:01.13 ID:T6XDrm2qO
絵里「……………」
絵里「……………」
絵里「……鉈と、鋸」
絵里「……………」
絵里「……鉈と、鋸」
48: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:40:41.15 ID:T6XDrm2qO
~隣の家~
マスオ『…』パカッ
マスオ『……』フキフキ
マスオ『…』パカッ
マスオ『……』フキフキ
49: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:41:42.69 ID:T6XDrm2qO
絵里「……………」
絵里「…………スーツケースの掃除、か」
絵里「希、占いが当たったわね」
絵里「…………スーツケースの掃除、か」
絵里「希、占いが当たったわね」
50: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/15(日) 21:42:26.01 ID:T6XDrm2qO
絵里「…………マスオさん、貴方、奥さんをバラバラにしたのね」
57: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 17:20:52.11 ID:5wOEbOjZO
~夜~
絵里「はあ……大変な事になったわね」
海未「何がでしょうか?」
絵里「ヴェェェ!?海未!?いつからいたの!?」
海未「さっきからいましたが」
絵里「そ、そうなの。……ところで海未」
海未「何でしょうか?」
絵里「はあ……大変な事になったわね」
海未「何がでしょうか?」
絵里「ヴェェェ!?海未!?いつからいたの!?」
海未「さっきからいましたが」
絵里「そ、そうなの。……ところで海未」
海未「何でしょうか?」
58: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 17:22:31.93 ID:5wOEbOjZO
絵里「男の人というのは何故夜中にスーツケースを持って3度も外出するのかしら?男には病気で寝たきりの妻がいるとするわ」
59: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 17:26:04.79 ID:5wOEbOjZO
海未「………奥様を捨てて独りで暮らすため、でしょうか?でも3回も出かける意味は…?」
絵里「そうよね。それじゃあヒントよ。
『昨夜、妻と男は喧嘩をしていた。男は妻を鈍器で殴った。男は妻から多額の慰謝料を要求されていた。』」
海未「………絵里、もしや昨日の離婚しそうなご夫婦の話をしているのですか?」
絵里「そうよね。それじゃあヒントよ。
『昨夜、妻と男は喧嘩をしていた。男は妻を鈍器で殴った。男は妻から多額の慰謝料を要求されていた。』」
海未「………絵里、もしや昨日の離婚しそうなご夫婦の話をしているのですか?」
61: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 17:34:24.37 ID:5wOEbOjZO
絵里「そうだと言ったら?」
海未「そういう冗談は嫌いです」
絵里「それじゃあ、これはどうかしら?
『次の日、男は鉈と鋸を磨き、昨夜持っていったスーツケースの中を拭いていた』」
海未「やめてください!!」
絵里「…………『そして、今朝から現在に至るまで妻の気配はない』」
海未「そういう冗談は嫌いです」
絵里「それじゃあ、これはどうかしら?
『次の日、男は鉈と鋸を磨き、昨夜持っていったスーツケースの中を拭いていた』」
海未「やめてください!!」
絵里「…………『そして、今朝から現在に至るまで妻の気配はない』」
62: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:18:13.17 ID:5wOEbOjZO
海未「やめてくださいと言っているでしょう!?第一、マスオさんでしたっけ、その人が奥様を………殺して四肢を切断するのを、その一部始終を貴女は、はっきり見たというのですか!?その手に持っている双眼鏡で見たというのですか!?」
絵里「………ほらね、海未だって
『殺す』というワードが出たでしょう?私は殺した、バラバラにしたなんて一言も言っていないのにね?」
海未「………鈍器で殴ったと言いました」
絵里「詳しいことは真姫に聞いてもらいたいところだけど、例え出血したとしてもそう簡単に死なない人もいるわ」
絵里「………ほらね、海未だって
『殺す』というワードが出たでしょう?私は殺した、バラバラにしたなんて一言も言っていないのにね?」
海未「………鈍器で殴ったと言いました」
絵里「詳しいことは真姫に聞いてもらいたいところだけど、例え出血したとしてもそう簡単に死なない人もいるわ」
63: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:22:19.59 ID:5wOEbOjZO
海未「ですが!…あ!病気で家にいたという事は自宅療養していたという事ですよね?病院に戻ったのかもしれません!」
絵里「自宅療養から病院に戻る人はそうそういないわ。通院したり容態が急変しない限りね」
海未「そ、それじゃあ!病気が元で死んでしまったとか!」
絵里「残念だけど、葬儀屋さんらしき人は来ていないわ。そもそも鈍器で殴ったと言ったでしょう?」
絵里「自宅療養から病院に戻る人はそうそういないわ。通院したり容態が急変しない限りね」
海未「そ、それじゃあ!病気が元で死んでしまったとか!」
絵里「残念だけど、葬儀屋さんらしき人は来ていないわ。そもそも鈍器で殴ったと言ったでしょう?」
64: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:23:51.28 ID:5wOEbOjZO
海未「だからって人を殺人犯だと決めつけるなんて!!………絵里、貴女という人は…!?」
絵里「海未、どうしたの?」
海未「…………絵里、私からも聞いていいですか?」
絵里「何?」
絵里「海未、どうしたの?」
海未「…………絵里、私からも聞いていいですか?」
絵里「何?」
65: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:29:00.01 ID:5wOEbOjZO
海未「奥様は寝たきりでしたね?」
絵里「ええ」
海未「つきっきりの看病が必要だったとか」
絵里「ええ、そうね。私の見た限りだとマスオさんは大抵奥さんのそばにいたわ」
海未「そして、『気配がない』とは言ったけれど『いなくなった』とは言っていない」
絵里「………ええ。殺人はあくまで可能性の話だからね。私の思い込みというのもあるかもしれないし」
海未「………では、絵里」
絵里「………何よ」
絵里「ええ」
海未「つきっきりの看病が必要だったとか」
絵里「ええ、そうね。私の見た限りだとマスオさんは大抵奥さんのそばにいたわ」
海未「そして、『気配がない』とは言ったけれど『いなくなった』とは言っていない」
絵里「………ええ。殺人はあくまで可能性の話だからね。私の思い込みというのもあるかもしれないし」
海未「………では、絵里」
絵里「………何よ」
66: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:31:19.41 ID:5wOEbOjZO
海未「マスオさんがいる部屋のベッド、あれは多分奥様のもの。………なぜ、マットレスが敷いていないのでしょう?そしてマスオさんがあんなにガムテープを貼っているあの段ボールの中身は何なんでしょうか?」
67: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:32:49.70 ID:5wOEbOjZO
絵里「………海未」
海未「………絵里、最初から詳しく説明してください。貴女がこの窓から何を見たのかを」
海未「………絵里、最初から詳しく説明してください。貴女がこの窓から何を見たのかを」
68: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:37:38.63 ID:5wOEbOjZO
~数十分後~
絵里「………」
<サマーウィ~
ガチャ
絵里「海未?」
海未『表札には「フグ田」と書いてありました。「フグ田マスオ」です』
絵里「『フグ田マスオ』……控えたわ。ありがとう、海未」
海未『お次の依頼は?ホームズ探偵?』
絵里「おうちに帰りなさい。ワトソンくん。それじゃ」ガチャ
絵里「……さて」
絵里「………」
<サマーウィ~
ガチャ
絵里「海未?」
海未『表札には「フグ田」と書いてありました。「フグ田マスオ」です』
絵里「『フグ田マスオ』……控えたわ。ありがとう、海未」
海未『お次の依頼は?ホームズ探偵?』
絵里「おうちに帰りなさい。ワトソンくん。それじゃ」ガチャ
絵里「……さて」
69: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 19:38:45.55 ID:5wOEbOjZO
絵里「勝負よ、フグ田マスオさん。貴方が逃げるか。私、いや、『私達』がつかまえるか」
70: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:08:39.07 ID:5wOEbOjZO
~翌日~
亜里沙「………それで?海未さんを巻き込んだ上に今から真姫さんも真姫込もうと?」グイッ
絵里「だから真姫には探偵か何かを紹介してもらうだけでっていったい!!ポニテを引っ張るな!!」
亜里沙「はあ……ほんと何なのお姉ちゃん」
絵里「さて、真姫に電話っと」
亜里沙「聞く気ないんだね。もう慣れたけど」
亜里沙「………それで?海未さんを巻き込んだ上に今から真姫さんも真姫込もうと?」グイッ
絵里「だから真姫には探偵か何かを紹介してもらうだけでっていったい!!ポニテを引っ張るな!!」
亜里沙「はあ……ほんと何なのお姉ちゃん」
絵里「さて、真姫に電話っと」
亜里沙「聞く気ないんだね。もう慣れたけど」
72: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:16:23.26 ID:5wOEbOjZO
(・8・)<マキチャンニジジョウヲセツメイシタチュン
真姫『…………貴女、自分がどんなに危険で難しい事しようとしてるかわかってるの?』
絵里「百も承知よ!だから頼りになる人を紹介してもらおうとしてるんじゃない!」
真姫『…私、ドラえもんじゃないんだけど。まあ、いいわ。パパとママに頼んでみる。事件の事は話しちゃダメなのね?』
絵里「ええ、お願い」ガチャ
亜里沙「バラバラ殺人かあ…きっとかなり血とか体液が飛び散ったんだろうね」
絵里「……ウィンナーと目玉焼き食べてる横で言わないでくれる?」マドノホウヲチラッ
絵里「あら?」
真姫『…………貴女、自分がどんなに危険で難しい事しようとしてるかわかってるの?』
絵里「百も承知よ!だから頼りになる人を紹介してもらおうとしてるんじゃない!」
真姫『…私、ドラえもんじゃないんだけど。まあ、いいわ。パパとママに頼んでみる。事件の事は話しちゃダメなのね?』
絵里「ええ、お願い」ガチャ
亜里沙「バラバラ殺人かあ…きっとかなり血とか体液が飛び散ったんだろうね」
絵里「……ウィンナーと目玉焼き食べてる横で言わないでくれる?」マドノホウヲチラッ
絵里「あら?」
73: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:21:02.36 ID:5wOEbOjZO
~隣の庭~
白いわたあめ
『ハッハッ U( ^ω^)わんわんお』ココホレワンワン♂
マスオ『エエエエエ!?僕の庭を掘ってるのかいい?ほら、しっしっ。おうちへお帰り』
白いわたあめ『クーン』
白いわたあめ
『ハッハッ U( ^ω^)わんわんお』ココホレワンワン♂
マスオ『エエエエエ!?僕の庭を掘ってるのかいい?ほら、しっしっ。おうちへお帰り』
白いわたあめ『クーン』
74: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:25:52.69 ID:5wOEbOjZO
絵里「あの白いわたあめって…」
亜里沙「ああ、ご近所の野原さんちのシロくんだよ」
絵里「知ってるの?」
亜里沙「うん…そこの家の5歳の男の子によくナンパされるから…」
絵里「何者なのよその子」
<ワタシハダレデショーシリタクナッタデショー
絵里「もしもし?」ガチャ
真姫『目暮って警部を紹介してもらえることになったわ。そっちの住所教えといたから』
絵里「早いじゃない、どんな風にお願いしたの?」
真姫『………恥ずかしいから誰にも言わないでよ?』
亜里沙「ああ、ご近所の野原さんちのシロくんだよ」
絵里「知ってるの?」
亜里沙「うん…そこの家の5歳の男の子によくナンパされるから…」
絵里「何者なのよその子」
<ワタシハダレデショーシリタクナッタデショー
絵里「もしもし?」ガチャ
真姫『目暮って警部を紹介してもらえることになったわ。そっちの住所教えといたから』
絵里「早いじゃない、どんな風にお願いしたの?」
真姫『………恥ずかしいから誰にも言わないでよ?』
75: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:33:29.78 ID:5wOEbOjZO
(・8・)<マキチャンノカイソウチュン
真姫『パパ………』
真姫パパ(CV:小杉十郎太)
『どうした真姫』
真姫『その……力を貸して欲しいの…パパのコネで』
真姫パパ『……真姫。私はお前を親の権力に頼るような子に育てた覚えはない』
真姫ママ『そうよ。自分の事くらい自分で解決するのよ』
真姫パパ『相談には乗ろう。但し、アドバイスをするだけだ』
真姫『話なんかいらないわ。今すぐ力を貸して欲しいのよ!』
真姫パパ『真姫、私は自分で解決しろと言っているんだ』
真姫『パパ!ママ!』ガタッ
真姫『パパ………』
真姫パパ(CV:小杉十郎太)
『どうした真姫』
真姫『その……力を貸して欲しいの…パパのコネで』
真姫パパ『……真姫。私はお前を親の権力に頼るような子に育てた覚えはない』
真姫ママ『そうよ。自分の事くらい自分で解決するのよ』
真姫パパ『相談には乗ろう。但し、アドバイスをするだけだ』
真姫『話なんかいらないわ。今すぐ力を貸して欲しいのよ!』
真姫パパ『真姫、私は自分で解決しろと言っているんだ』
真姫『パパ!ママ!』ガタッ
76: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:35:37.04 ID:5wOEbOjZO
真姫『まっきまっきまー!パパとママのハートにまきまきまー!笑顔届ける西木野まきまきー!まきまーって覚えてらぶまきっ!』
77: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:39:38.43 ID:5wOEbOjZO
絵里「」
真姫『ママが「かわいすぎィ!」と叫んで過呼吸になったわ』
絵里「」
真姫『パパなんか鼻血を大量にぶちまけて「こんなにかわいい真姫が見れるならなんでもしてやる」って恍惚な表情をしていたわ』
絵里「」
真姫『あれは軽い地獄絵図だったわね』
絵里「…………真姫」
真姫『…………何よ』
真姫『ママが「かわいすぎィ!」と叫んで過呼吸になったわ』
絵里「」
真姫『パパなんか鼻血を大量にぶちまけて「こんなにかわいい真姫が見れるならなんでもしてやる」って恍惚な表情をしていたわ』
絵里「」
真姫『あれは軽い地獄絵図だったわね』
絵里「…………真姫」
真姫『…………何よ』
78: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/16(月) 23:40:50.32 ID:5wOEbOjZO
絵里「今度ビデオに撮って送ってちょうだい」
真姫『黙れッ!!!!!』ガチャ
真姫『黙れッ!!!!!』ガチャ
83: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:16:29.42 ID:kjHxNHDAO
絵里「切られちゃった」
絵里「それにしてもシロくんに庭を掘り返されてた時のあの慌てよう……何か埋めているみたいね」
亜里沙「あっ!お姉ちゃん見て!」
絵里「へ?」つ双眼鏡
絵里「それにしてもシロくんに庭を掘り返されてた時のあの慌てよう……何か埋めているみたいね」
亜里沙「あっ!お姉ちゃん見て!」
絵里「へ?」つ双眼鏡
84: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:18:45.81 ID:kjHxNHDAO
~隣の家~
マスオ『ソレジャアオネガイシマス』
宅配便の人『カシゴリマシタ』
マスオ『ソレジャアオネガイシマス』
宅配便の人『カシゴリマシタ』
85: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:24:23.82 ID:kjHxNHDAO
亜里沙「……あの段ボールって昨日言ってた荷物だよね?」
絵里「!!……大変!証拠を持ち出されるわ!!」
亜里沙「わ、私学校行くついでにあの宅配便の会社見てくる!」バタッ
絵里「いってらっしゃい!!」
絵里「!!……大変!証拠を持ち出されるわ!!」
亜里沙「わ、私学校行くついでにあの宅配便の会社見てくる!」バタッ
絵里「いってらっしゃい!!」
86: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:26:57.83 ID:kjHxNHDAO
<ナマエヲーツケヨーカースノーハレーショ
絵里「亜里沙!?」ガチャ
亜里沙『ごめん……見失っちゃった……』
絵里「そう…貴女は悪くないわ。いってらっしゃい」ガチャ
絵里「はあ……」
絵里「とりあえず、目暮警部を待ちましょう…」
絵里「亜里沙!?」ガチャ
亜里沙『ごめん……見失っちゃった……』
絵里「そう…貴女は悪くないわ。いってらっしゃい」ガチャ
絵里「はあ……」
絵里「とりあえず、目暮警部を待ちましょう…」
87: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:30:12.27 ID:kjHxNHDAO
??「失礼するよ」
絵里「ヴエエエ!?だ、誰!?」
??「ああ、すまない。そこで妹さんに会ってね。予備の鍵を貸してもらったよ」
目暮「警部の目暮十三だ。よろしく頼む」
絵里「よ、よろしくお願いします」
目暮「よろしく。………さて、問題の
『家』を見せてもらおうか」
絵里「ヴエエエ!?だ、誰!?」
??「ああ、すまない。そこで妹さんに会ってね。予備の鍵を貸してもらったよ」
目暮「警部の目暮十三だ。よろしく頼む」
絵里「よ、よろしくお願いします」
目暮「よろしく。………さて、問題の
『家』を見せてもらおうか」
88: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/17(火) 19:35:52.60 ID:kjHxNHDAO
(・8・)<メグレケイブガソウガンキョウヲノゾイタチュン
目暮「………なるほど」
目暮「結論から言おう。君の主張は却下せざるを得ない」
絵里「………理由は?」
目暮「そもそもフグ田家は窓に囲まれている。それによって君が覗けているのだからな。そんな状況で殺人はしようとも思わないだろう」
絵里「ええ、確かに。しかし、その固定観念こそが盲点だとは思いませんか?フグ田は実際にやっているのですから。
……あくまで仮定の話ですが」
目暮「………なるほど」
目暮「結論から言おう。君の主張は却下せざるを得ない」
絵里「………理由は?」
目暮「そもそもフグ田家は窓に囲まれている。それによって君が覗けているのだからな。そんな状況で殺人はしようとも思わないだろう」
絵里「ええ、確かに。しかし、その固定観念こそが盲点だとは思いませんか?フグ田は実際にやっているのですから。
……あくまで仮定の話ですが」
89: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 19:46:56.12 ID:bFPOVhDiO
目暮「すると、君はフグ田が君以外の近所の人間が『こんな窓だらけの中で堂々と犯罪なんかしないだろう』と油断しているのを利用したと言いたい訳だね?」
絵里「ええ」
目暮「………興味深い考えだ。君と同じような思考をする少年をよく知っているよ」
絵里「ええ」
目暮「………興味深い考えだ。君と同じような思考をする少年をよく知っているよ」
90: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 19:52:30.21 ID:bFPOVhDiO
目暮「だが、妻が療養のために旅に出かけたという可能性もある」
絵里「奥さんは病気だと言ったはずですが」
目暮「…そうだったな。よし、少し調べてこよう」
絵里「奥さんは病気だと言ったはずですが」
目暮「…そうだったな。よし、少し調べてこよう」
91: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 19:57:25.09 ID:bFPOVhDiO
(・8・)<メグレケイブガシラベテキタチュン
目暮「…あの家は貸家で6ヶ月契約だ。そしてちょうど今月で5ヶ月半になる」
目暮「フグ田は会社員で収入はよく、家賃の払いもいいようだ」
目暮「…あの家は貸家で6ヶ月契約だ。そしてちょうど今月で5ヶ月半になる」
目暮「フグ田は会社員で収入はよく、家賃の払いもいいようだ」
92: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 20:58:28.48 ID:bFPOVhDiO
目暮「近所付き合いは得意な方ではないらしい。話はするが、事務的なものが多いようだ」
絵里「……どこにでもいる普通の会社員が妻殺し」
目暮「その考えに固執するのはよくないな、絵里くん。それにここに証拠もあるのだから」
絵里「……証拠?」
目暮「これはフグ田家のポストに入っていた博多からのハガキのコピーだ」
絵里「見せてください」
絵里「……どこにでもいる普通の会社員が妻殺し」
目暮「その考えに固執するのはよくないな、絵里くん。それにここに証拠もあるのだから」
絵里「……証拠?」
目暮「これはフグ田家のポストに入っていた博多からのハガキのコピーだ」
絵里「見せてください」
93: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 21:00:20.46 ID:bFPOVhDiO
『昨日、博多に着きました。
体調は特に悪くありません。
病気を治してそちらに帰る日を楽しみにしています サザエ』
94: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 21:06:44.57 ID:bFPOVhDiO
絵里「…………このサザエというのは」
目暮「フグ田の妻の名前だ」
絵里「…………死んだ人からハガキが来るんですか」
目暮「その考えはもう捨てろ」
絵里「そうだ、その住所に荷物が届く予定がないか調べましたか?」
目暮「ああ、近くの郵便局で調べさせてもらった」
目暮「フグ田の妻の名前だ」
絵里「…………死んだ人からハガキが来るんですか」
目暮「その考えはもう捨てろ」
絵里「そうだ、その住所に荷物が届く予定がないか調べましたか?」
目暮「ああ、近くの郵便局で調べさせてもらった」
95: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 21:55:49.34 ID:bFPOVhDiO
絵里「中身は何でしたか?」
目暮「フグ田サザエの衣類だ」
絵里「……そんなまさか」
目暮「もう私の仕事は終わりかね?」
絵里「…………いいえまだよ。フグ田サザエが本当に博多まで行ったのか調べてください。別人、浮気相手の可能性もあります」
目暮「…ああ、いいだろう。暇つぶしにはちょうどいい。博多行きの裏をとってくる」
絵里「ええ。来週でこの脚のギプスが取れるんです。………フグ田の裁判で会いましょう」
目暮「フグ田サザエの衣類だ」
絵里「……そんなまさか」
目暮「もう私の仕事は終わりかね?」
絵里「…………いいえまだよ。フグ田サザエが本当に博多まで行ったのか調べてください。別人、浮気相手の可能性もあります」
目暮「…ああ、いいだろう。暇つぶしにはちょうどいい。博多行きの裏をとってくる」
絵里「ええ。来週でこの脚のギプスが取れるんです。………フグ田の裁判で会いましょう」
96: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/18(水) 21:58:03.97 ID:bFPOVhDiO
一旦休憩。
これは元ネタの映画を観た直後から書いているのですが、ストーリーの細かい展開の記憶が曖昧になってきました。
なので、少し違うところがあるかもしれません。
これは元ネタの映画を観た直後から書いているのですが、ストーリーの細かい展開の記憶が曖昧になってきました。
なので、少し違うところがあるかもしれません。
98: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:04:48.29 ID:bE0LSDDkO
(・8・)<メグレケイブハカエッタチュン
絵里「…クソッ!!あの頭の固いデブオヤジめッ!!」
絵里「なんとしてでもフグ田がやったっていう証拠を掴まなきゃ!それには…覗きよ!」エリチカアイ
亜里沙「ああ、目暮さんに納得してもらえなかったんだね」
絵里「おかえり、亜里沙」
亜里沙「なんで私には驚かないの!?」
絵里「…クソッ!!あの頭の固いデブオヤジめッ!!」
絵里「なんとしてでもフグ田がやったっていう証拠を掴まなきゃ!それには…覗きよ!」エリチカアイ
亜里沙「ああ、目暮さんに納得してもらえなかったんだね」
絵里「おかえり、亜里沙」
亜里沙「なんで私には驚かないの!?」
99: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:07:40.33 ID:bE0LSDDkO
絵里「フグ田が送った荷物の中身は奥さんの服だそうよ」
亜里沙「ガンスルー。ああ、そうだ。帰る時に海未さんに会ったよ。これを渡してくれって」ドサ
絵里「…何これ」
亜里沙「花陽さんから借りたって言ってたけど」
亜里沙「ガンスルー。ああ、そうだ。帰る時に海未さんに会ったよ。これを渡してくれって」ドサ
絵里「…何これ」
亜里沙「花陽さんから借りたって言ってたけど」
100: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:13:05.81 ID:bE0LSDDkO
記念すべき100レス目
『アイドル~ショッピーン!!』
??『みんな~こんばんにこにこ~!!』
にこ『アイドルショッピングのかわいいナビゲーター、矢澤にこにこだよ~!!』
にこ『今夜紹介する商品はぁ、
「スーパーアイドルテレスコープ」!!』
『アイドル~ショッピーン!!』
??『みんな~こんばんにこにこ~!!』
にこ『アイドルショッピングのかわいいナビゲーター、矢澤にこにこだよ~!!』
にこ『今夜紹介する商品はぁ、
「スーパーアイドルテレスコープ」!!』
101: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:16:40.94 ID:bE0LSDDkO
にこ『好きなスクールアイドルのライブに行った時、ステージがよく見えない!!』クワッ
にこ『……なぁんてことあるよねぇ!』
にこ『そんな時にオススメなのがこの
「スーパーアイドルテレスコープ」!!」
にこ『この望遠鏡を覗けば、ステージ上のアイドルのパフォーマンスがよく見えるよぉ!!』
にこ『……なぁんてことあるよねぇ!』
にこ『そんな時にオススメなのがこの
「スーパーアイドルテレスコープ」!!」
にこ『この望遠鏡を覗けば、ステージ上のアイドルのパフォーマンスがよく見えるよぉ!!』
102: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:24:49.74 ID:bE0LSDDkO
にこ『今回はぁ、番組を観てから30分以内に電話してくれた人に限り~』
にこ『お値段なぁんと!25252円!!』
にこ『これはお得だねえ!今すぐ電話しよっ!』
にこ『お値段なぁんと!25252円!!』
にこ『これはお得だねえ!今すぐ電話しよっ!』
103: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:28:45.36 ID:bE0LSDDkO
にこ『電話番号はぁ、0120-2525-0011!2525-0011!』
にこ『「にこにこかわいい」で覚えてねぇ!』
にこ『絶対買いなさいよ……?」ゴゴゴ
にこ『それじゃあ、またらいしゅー!』
にこ『「にこにこかわいい」で覚えてねぇ!』
にこ『絶対買いなさいよ……?」ゴゴゴ
にこ『それじゃあ、またらいしゅー!』
104: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/19(木) 22:30:07.37 ID:bE0LSDDkO
絵里「………何よ今の通販番組」
絵里「花陽絶対騙されてるでしょ!!」
続く
絵里「花陽絶対騙されてるでしょ!!」
続く
106: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:07:47.84 ID:oPLSxXhkO
絵里「これクーリングオフ効くのかしら」
亜里沙「でもステージがよく見えるっていうから多分、隣も見えるんじゃないかな?」
絵里「………百聞は一見に如かず、ね」
亜里沙「でもステージがよく見えるっていうから多分、隣も見えるんじゃないかな?」
絵里「………百聞は一見に如かず、ね」
107: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:09:44.33 ID:oPLSxXhkO
~隣の家~
マスオ『…』ガチャ
マスオ『モシモシ…ジュンチョウダヨ…ウン、モウスコシダカラ』
108: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:21:55.43 ID:oPLSxXhkO
絵里「………すごい!すごいわこれ!!すっごいよく見える!!」
亜里沙「ほんと!?マスオさんは今何をしてるの!?」
絵里「どこかに電話をかけてるみたいね……あの手に持ってる指輪は、結婚指輪かしら?」
亜里沙「………ねえ、その望遠鏡で誰にかけてるかもわかるんじゃない?スマホみたいだから、画面に名前が表示されてるはずだよ」
絵里「いやあ、流石にそれはないでしょう…しかし、結婚指輪を持ってるというのは大きな手がかりね。結婚指輪は忘れるはずないもの」
亜里沙「ほんと!?マスオさんは今何をしてるの!?」
絵里「どこかに電話をかけてるみたいね……あの手に持ってる指輪は、結婚指輪かしら?」
亜里沙「………ねえ、その望遠鏡で誰にかけてるかもわかるんじゃない?スマホみたいだから、画面に名前が表示されてるはずだよ」
絵里「いやあ、流石にそれはないでしょう…しかし、結婚指輪を持ってるというのは大きな手がかりね。結婚指輪は忘れるはずないもの」
109: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:26:21.50 ID:oPLSxXhkO
絵里「………にしても、疲れたわね。ちょっと寝ていいかしら?」
亜里沙「うん、いいよ。私が覗いとくから」
絵里「ええ、お願い。フグ田に見られると感じたらすぐに引っ込むのy……zzz」
亜里沙「寝るの早っ!!」
亜里沙「うん、いいよ。私が覗いとくから」
絵里「ええ、お願い。フグ田に見られると感じたらすぐに引っ込むのy……zzz」
亜里沙「寝るの早っ!!」
110: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:29:06.88 ID:oPLSxXhkO
~2時間後~
亜里沙「…………おい」
亜里沙「フグ田てめえコラふざけんなや!!なんかやれよ!!何か行動を起こせよ!!いつまでテレビ観てんだ!!逃げる準備とかしやがれ!!余裕こいてんじゃねえぞこの人殺しがァァァァァァ!!!」
亜里沙「…………おい」
亜里沙「フグ田てめえコラふざけんなや!!なんかやれよ!!何か行動を起こせよ!!いつまでテレビ観てんだ!!逃げる準備とかしやがれ!!余裕こいてんじゃねえぞこの人殺しがァァァァァァ!!!」
111: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:31:16.25 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「なんかやらねえと…………●●●もいじゃうから☆」
亜里沙「覚悟しとけやゴラァァァァァァァ!!」
亜里沙「ハラショォォォォォォ!!にゃんぱすゥゥゥゥゥゥ!!超ッ!!イラつくぜェェェェェェェ!!」
亜里沙「覚悟しとけやゴラァァァァァァァ!!」
亜里沙「ハラショォォォォォォ!!にゃんぱすゥゥゥゥゥゥ!!超ッ!!イラつくぜェェェェェェェ!!」
112: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:33:08.37 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「ハア……ハア……」
亜里沙「マスオさん何もしない……こんなにイライラするとは思わなかった……お姉ちゃんは私が学校に行ってる間、ずっとやってたんだよね……やっぱりすごいなぁ……」
亜里沙「マスオさん何もしない……こんなにイライラするとは思わなかった……お姉ちゃんは私が学校に行ってる間、ずっとやってたんだよね……やっぱりすごいなぁ……」
113: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:34:06.03 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「いやほんとすげえよ!!あんだけ叫んだのに寝てられるお姉ちゃんマジすげえ!!」
114: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:36:03.10 ID:oPLSxXhkO
~隣の家~
マスオ『…』ガサゴソ
マスオ『ナンダカオトナリガウルサイナァ…』ガサゴソ
マスオ『…』ガサゴソ
マスオ『ナンダカオトナリガウルサイナァ…』ガサゴソ
115: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:38:22.14 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「ハッ!●●もぎ、じゃないマスオさんがケータイを!!」
亜里沙「!!…本当に画面の名前が見れた!!」
亜里沙「……あれ、この名前って…」
亜里沙「まさか、さっきも」
亜里沙「!!…本当に画面の名前が見れた!!」
亜里沙「……あれ、この名前って…」
亜里沙「まさか、さっきも」
116: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:41:47.17 ID:oPLSxXhkO
絵里「…んー、よく寝たわ」
絵里「おはよう亜里沙、なんか貴女がすごく強い陰陽師の少女になったり田舎の女子中学生になってる夢をみたわ」
亜里沙「どんな夢なのそれ…そんな事よりお姉ちゃん!!寝てる間にすごいもの見ちゃったの!!」
絵里「おはよう亜里沙、なんか貴女がすごく強い陰陽師の少女になったり田舎の女子中学生になってる夢をみたわ」
亜里沙「どんな夢なのそれ…そんな事よりお姉ちゃん!!寝てる間にすごいもの見ちゃったの!!」
117: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:44:30.22 ID:oPLSxXhkO
(・8・)<アリサガセツメイシタチュン
絵里「……亜里沙、それは確かなのね?」
絵里「フグ田は本当に『サザエさん』に電話をかけていたのね?」
絵里「……亜里沙、それは確かなのね?」
絵里「フグ田は本当に『サザエさん』に電話をかけていたのね?」
118: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:48:24.47 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「うん…多分一回目も」
絵里「そう…」
亜里沙「ねえ、葉書がいつ届いたかはわからないの?それがわかれば多分…」
絵里「多分、何よ………ハッ!」
絵里「ハラショー!!亜里沙、貴女冴えてるわ!!」
絵里「そう…」
亜里沙「ねえ、葉書がいつ届いたかはわからないの?それがわかれば多分…」
絵里「多分、何よ………ハッ!」
絵里「ハラショー!!亜里沙、貴女冴えてるわ!!」
119: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:51:00.30 ID:oPLSxXhkO
亜里沙「ホント!?ハラショー!!やった!!」
絵里「亜里沙、貴女は最高の妹よ……あら?」
亜里沙「どうしたの?」
絵里「亜里沙、庭を見て」
絵里「亜里沙、貴女は最高の妹よ……あら?」
亜里沙「どうしたの?」
絵里「亜里沙、庭を見て」
120: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:54:16.65 ID:oPLSxXhkO
~隣の庭~
シロ『くーんくーん』ココホレ♂ワンワン
??『シロ!だめダゾ、よその家のお庭掘っちゃ!』
マスオ『どうしたんだい、しんのすけくん…ハッ!』
しんのすけ『ご、ごめんなさいダゾ、マスオさん』
マスオ『……………いや、いいんだよ。さあ、おうちへお帰り。土は戻しておくから』
シロ『くーんくーん』ココホレ♂ワンワン
??『シロ!だめダゾ、よその家のお庭掘っちゃ!』
マスオ『どうしたんだい、しんのすけくん…ハッ!』
しんのすけ『ご、ごめんなさいダゾ、マスオさん』
マスオ『……………いや、いいんだよ。さあ、おうちへお帰り。土は戻しておくから』
121: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/20(金) 22:55:20.18 ID:oPLSxXhkO
一旦休憩。
『~隣の家~』での会話はあくまでわかりやすくするためのイメージです。実際には絵里の部屋には聴こえていません。
『~隣の家~』での会話はあくまでわかりやすくするためのイメージです。実際には絵里の部屋には聴こえていません。
122: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:37:38.07 ID:dKw3HyLcO
(実は書き込んでくれないと寂しいなんて言えない)
絵里「………明らかに怪しいわ」
亜里沙「絶対何か埋めてるね」
海未「花壇の大きさからするとおそらく頭部でしょうね」
絵里「ええ、そうね海未」
絵里「………明らかに怪しいわ」
亜里沙「絶対何か埋めてるね」
海未「花壇の大きさからするとおそらく頭部でしょうね」
絵里「ええ、そうね海未」
124: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:43:47.53 ID:dKw3HyLcO
えりあり『なんでいるのよ(んですか)!?』
海未「絵里と一緒にマスオさんを捕まえるためですよ?」
亜里沙「その大きな荷物は?」
海未「ああ、泊まらせていただくんですよ」
海未「絵里と一緒にマスオさんを捕まえるためですよ?」
亜里沙「その大きな荷物は?」
海未「ああ、泊まらせていただくんですよ」
125: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:46:46.01 ID:dKw3HyLcO
亜里沙「ヴェェェェ!?」
絵里(う、海未がう、うちにいい!?)
海未「ご両親の許可はいただきましたので問題ありません」
絵里「わ、私は別に構わないけれど、大丈夫なの?」
海未「何がですか?」
絵里「その、海未の親ってそういうの厳しそうじゃない?合宿とか穂乃果やことりの家ならともかく」
海未「実は………」
絵里(う、海未がう、うちにいい!?)
海未「ご両親の許可はいただきましたので問題ありません」
絵里「わ、私は別に構わないけれど、大丈夫なの?」
海未「何がですか?」
絵里「その、海未の親ってそういうの厳しそうじゃない?合宿とか穂乃果やことりの家ならともかく」
海未「実は………」
126: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:52:00.66 ID:dKw3HyLcO
(・8・)<ウミチャンノカイソウチュン
海未『お母さん、友人の家にお泊まりに行ってもいいですか?』
海未母(CV:皆口裕子)
『私は別に構わないけれど…その大きな荷物、長くなるの?』
海未『え、ええ。多分』
海未母『……お稽古の時間に一度帰って来るなら私は構いません。その代わり、お父さんに了解を得てきなさい』
海未『わ、わかりました…』
127: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:54:26.67 ID:dKw3HyLcO
(・8・)<オトウサンニセツメイシタチュン
海未『………というわけで、行っても構わないでしょうかお父さん』
海未父『………』
海未『あ、あの』
海未父(CV:速水奨)『………海未よ』
海未『なんでしょうか』
海未『………というわけで、行っても構わないでしょうかお父さん』
海未父『………』
海未『あ、あの』
海未父(CV:速水奨)『………海未よ』
海未『なんでしょうか』
128: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 21:57:21.77 ID:dKw3HyLcO
海未父『男だな?』
海未『ヴェェェェ!?』
海未父『許可を求める時のお前の眼、
……お前の姉があの落語の家の息子との事を伝えた時と同じものだ。……狂言の家の者にしろとあれほど口酸っぱく言ったにも関わらず……」
海未『ヴェェェェ!?』
海未父『許可を求める時のお前の眼、
……お前の姉があの落語の家の息子との事を伝えた時と同じものだ。……狂言の家の者にしろとあれほど口酸っぱく言ったにも関わらず……」
129: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:03:08.20 ID:dKw3HyLcO
海未『あ、あの…お父さん』
海未父『どうした?違うなら違うとはっきり言え』
海未『……異性の方の家ではありません。第一、音ノ木坂学院は女子校ですので異性との出会いの機会はありません』
海未父『そうだったな。ならば誰だ?高坂の娘や南の娘の所ではなさそうだが』
海未『……どこでもいいではありませんか』
海未父『駄目だ。異性でないと言うのなら信じよう。だが、誰ともわからぬ者の家に泊めるわけにはいかん』
海未『……絵里の所です』
海未父『絵里……あの金髪の娘だな?』
海未『はい』
海未父『…………なるほど、うみえりか……』
海未『は?』
海未父『どうした?違うなら違うとはっきり言え』
海未『……異性の方の家ではありません。第一、音ノ木坂学院は女子校ですので異性との出会いの機会はありません』
海未父『そうだったな。ならば誰だ?高坂の娘や南の娘の所ではなさそうだが』
海未『……どこでもいいではありませんか』
海未父『駄目だ。異性でないと言うのなら信じよう。だが、誰ともわからぬ者の家に泊めるわけにはいかん』
海未『……絵里の所です』
海未父『絵里……あの金髪の娘だな?』
海未『はい』
海未父『…………なるほど、うみえりか……』
海未『は?』
130: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:05:59.75 ID:dKw3HyLcO
海未『お父さん、その四字熟語は一体』
海未母『貴方、えりうみだそうよ』
海未『お母さんまで何を!?』
海未父『…………えりうみか』
海未父『妻よ、本当にうみえりではないのか?』
海未母『えりうみです』
海未父『そうか………』
海未『すみません、お二人が何を話しているのかさっぱりです』
海未母『貴方、えりうみだそうよ』
海未『お母さんまで何を!?』
海未父『…………えりうみか』
海未父『妻よ、本当にうみえりではないのか?』
海未母『えりうみです』
海未父『そうか………』
海未『すみません、お二人が何を話しているのかさっぱりです』
132: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:09:28.88 ID:dKw3HyLcO
海未「……………父は何やら納得のいかない様子で承諾してくれました」
絵里「ミヤブラレチャッテルノォ!?(そ、そう)」
海未「さて………経過報告の時間です」
絵里「ミヤブラレチャッテルノォ!?(そ、そう)」
海未「さて………経過報告の時間です」
133: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:17:07.35 ID:dKw3HyLcO
(・8・)<ケイカホウコクチュン
海未「……………なるほど、雲行きが怪しいですね」
絵里「しかし、結婚指輪に関する考えは私も賛成です。警部を納得させるのは難しいそうですが」
絵里「なんとかしなければ」
コンコン
絵里「はーい」
ガチャ
絵里パパ(CV:石田彰)「絵里、警部さんが来てるぞ」
絵里「通してちょうだい」
絵里パパ「……事情は知らないが、えりうみのためなら応援するからな」
海未(お義父様まで……)
海未「……………なるほど、雲行きが怪しいですね」
絵里「しかし、結婚指輪に関する考えは私も賛成です。警部を納得させるのは難しいそうですが」
絵里「なんとかしなければ」
コンコン
絵里「はーい」
ガチャ
絵里パパ(CV:石田彰)「絵里、警部さんが来てるぞ」
絵里「通してちょうだい」
絵里パパ「……事情は知らないが、えりうみのためなら応援するからな」
海未(お義父様まで……)
134: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:19:33.90 ID:dKw3HyLcO
目暮「やあ、どうも…そこの君は」
海未「初めまして、園田海未と申します。絵里さんとは同じ学校です」
目暮「そうか」
海未「警部、単刀直入に言わせていただきます。フグ田はクロです」
目暮「それが君の主張か。だが、残念だったな」
海未「初めまして、園田海未と申します。絵里さんとは同じ学校です」
目暮「そうか」
海未「警部、単刀直入に言わせていただきます。フグ田はクロです」
目暮「それが君の主張か。だが、残念だったな」
135: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:20:20.95 ID:dKw3HyLcO
目暮「フグ田マスオは殺人犯ではない」
136: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:25:06.79 ID:dKw3HyLcO
えりあり『ヴェェェェ!?』
海未「……………説明していただけますでしょうか」
目暮「君達以外のフグ田家の近隣に聞き込みをした結果、『フグ田さんは奥さんを駅まで送って行った』という答えが帰ってきた」
海未「そうですか、それではその証人達の銀行口座を調べてください」
絵里「ちょ、海未!?」
目暮「ハア……絵里くん、君のせいだぞ。お友達まで君の妄想に付き合わせるんじゃない」
海未「……………説明していただけますでしょうか」
目暮「君達以外のフグ田家の近隣に聞き込みをした結果、『フグ田さんは奥さんを駅まで送って行った』という答えが帰ってきた」
海未「そうですか、それではその証人達の銀行口座を調べてください」
絵里「ちょ、海未!?」
目暮「ハア……絵里くん、君のせいだぞ。お友達まで君の妄想に付き合わせるんじゃない」
137: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:31:16.96 ID:dKw3HyLcO
<キーミノッテデーキーリサイテー
目暮「ん、失礼する。もしもし、目暮だ………うん………うん………よし分かった」
目暮「福岡県警がフグ田サザエが荷物を取りに来たのを確認したそうだ。警察に賄賂を渡すのはそう簡単ではないぞ海未くん」
亜里沙「……………それじゃあ、この事件は解決、終わりという事ですか?」
目暮「終わりも何も最初から事件なんてなかったんだよ亜里沙くん………全ては君のお姉さんの車椅子生活のストレスから生まれた愚かな妄想だ」
ありうみ『ちょっと貴方………ッ!!』
絵里「二人とも、抑えて」
海未「しかし!あんな言い方は」
絵里「お願いよ」
海未「ッ…………」
目暮「ん、失礼する。もしもし、目暮だ………うん………うん………よし分かった」
目暮「福岡県警がフグ田サザエが荷物を取りに来たのを確認したそうだ。警察に賄賂を渡すのはそう簡単ではないぞ海未くん」
亜里沙「……………それじゃあ、この事件は解決、終わりという事ですか?」
目暮「終わりも何も最初から事件なんてなかったんだよ亜里沙くん………全ては君のお姉さんの車椅子生活のストレスから生まれた愚かな妄想だ」
ありうみ『ちょっと貴方………ッ!!』
絵里「二人とも、抑えて」
海未「しかし!あんな言い方は」
絵里「お願いよ」
海未「ッ…………」
139: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:39:40.33 ID:dKw3HyLcO
絵里「目暮さん、最後に二、三いいかしら?」
目暮「なんだね?」
絵里「鉈と鋸、トランクの掃除はどう説明するおつもりで?」
目暮「鉈と鋸は大抵誰でも持っている。トランクについては中で飲み物が零れたのだろう」
絵里「それじゃあ、3度の外出は?」
目暮「奥さんの日用品を届けるためだ」
絵里「なるほど……それではこれで最後です。例のハガキはいつ届いたの?」
目暮「奥さんが博多に着いてすぐだ」
絵里「……わかりました」
目暮「もう君達に会うことはないだろうが、また妄想に取り憑かれたら連絡しなさい。もう覗きはするんじゃないぞ?」
絵里「はい、ありがとうございました」
目暮「なんだね?」
絵里「鉈と鋸、トランクの掃除はどう説明するおつもりで?」
目暮「鉈と鋸は大抵誰でも持っている。トランクについては中で飲み物が零れたのだろう」
絵里「それじゃあ、3度の外出は?」
目暮「奥さんの日用品を届けるためだ」
絵里「なるほど……それではこれで最後です。例のハガキはいつ届いたの?」
目暮「奥さんが博多に着いてすぐだ」
絵里「……わかりました」
目暮「もう君達に会うことはないだろうが、また妄想に取り憑かれたら連絡しなさい。もう覗きはするんじゃないぞ?」
絵里「はい、ありがとうございました」
140: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:45:52.38 ID:dKw3HyLcO
えりうみあり『………』
海未「…絵里」
絵里「ねえ、海未。覗きってそんなに悪い事なのかしら?悪い人を捕まえられるかもしれないのに?私がしてたのはただの自己満足だったの?」
海未「……それは私には答えかねます」
亜里沙「………で、でも!ハガキが来た時間は分かったよ!それなら」
絵里「亜里沙、もういいのよ。目暮警部の言う通り、全部私の愚かな妄想だったんだわ。むしろ喜ぶべきよ。サザエさんは無事だったのよ?」
亜里沙「お姉ちゃん…」
海未「絵里…」
絵里「はい!せっかくのお泊りなんだから笑って!!」
海未「…絵里、貴女はそれでいいんですか?」
絵里「…もういいのよ。ねえ、笑ってよ海未」
海未「…絵里」
絵里「ねえ、海未。覗きってそんなに悪い事なのかしら?悪い人を捕まえられるかもしれないのに?私がしてたのはただの自己満足だったの?」
海未「……それは私には答えかねます」
亜里沙「………で、でも!ハガキが来た時間は分かったよ!それなら」
絵里「亜里沙、もういいのよ。目暮警部の言う通り、全部私の愚かな妄想だったんだわ。むしろ喜ぶべきよ。サザエさんは無事だったのよ?」
亜里沙「お姉ちゃん…」
海未「絵里…」
絵里「はい!せっかくのお泊りなんだから笑って!!」
海未「…絵里、貴女はそれでいいんですか?」
絵里「…もういいのよ。ねえ、笑ってよ海未」
141: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:46:46.31 ID:dKw3HyLcO
絵里「私、貴女の笑った顔大好きなんだから」
142: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:56:43.61 ID:dKw3HyLcO
海未「え、絵里!?///」
亜里沙(お、とうとう言うのか!?)
絵里パパ(がんばれよ僕のエリチカ)
海未父(うみえり…うみえり…うみえり…)
亜里沙(なんでいやがる親父共)
亜里沙(お、とうとう言うのか!?)
絵里パパ(がんばれよ僕のエリチカ)
海未父(うみえり…うみえり…うみえり…)
亜里沙(なんでいやがる親父共)
143: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 22:58:18.62 ID:dKw3HyLcO
絵里「海未、一度しか言わないからよく聴いて………私、貴女の事が………す、す、す……………!///」
??「うわあああああああシロおおおおおおおおお!!」
??「うわあああああああシロおおおおおおおおお!!」
144: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 23:01:57.60 ID:dKw3HyLcO
えりうみあり『!?』
絵里「亜里沙、窓を!」
亜里沙「う、うん!!」ガラ
~外~
??「どうしたしんのすけくん!!」
??「どうしたの!?」
しんのすけ「ブラジャーせんせー!ドラえもん!!シロが、シロがぁ…!」
ブラックジャック「私はブラックジャックだ。どれどれ……!なんて事だ!完全に死んでいるぞ、首を折られてる!!」
ドラえもん「誰がこんなひどい事を……」
絵里「亜里沙、窓を!」
亜里沙「う、うん!!」ガラ
~外~
??「どうしたしんのすけくん!!」
??「どうしたの!?」
しんのすけ「ブラジャーせんせー!ドラえもん!!シロが、シロがぁ…!」
ブラックジャック「私はブラックジャックだ。どれどれ……!なんて事だ!完全に死んでいるぞ、首を折られてる!!」
ドラえもん「誰がこんなひどい事を……」
146: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 23:05:55.32 ID:dKw3HyLcO
しんのすけ「せんせー、シロ治るよね!?」
BJ「………すまない、私は人間しか治せないんだ。いくらお金をもらってもこればっかりは」
ドラえもん「いや、先生宇宙人治したことありましたよね?」
BJ「あれは人間とつくりが似ていたからだ!」
しんのすけ「ドラえもん!未来の道具で」
ドラえもん「ごめんね、いくら未来の道具でも流石に命はどうしようもないんだ…」
しんのすけ「シロっ!シロっ!うわあああああん!!」
BJ「………すまない、私は人間しか治せないんだ。いくらお金をもらってもこればっかりは」
ドラえもん「いや、先生宇宙人治したことありましたよね?」
BJ「あれは人間とつくりが似ていたからだ!」
しんのすけ「ドラえもん!未来の道具で」
ドラえもん「ごめんね、いくら未来の道具でも流石に命はどうしようもないんだ…」
しんのすけ「シロっ!シロっ!うわあああああん!!」
147: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 23:07:30.99 ID:dKw3HyLcO
えりうみあり『………』
亜里沙「……………お姉ちゃん」
海未「……………絵里」
絵里「……………ええ、そうね」
亜里沙「……………お姉ちゃん」
海未「……………絵里」
絵里「……………ええ、そうね」
148: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/21(土) 23:08:29.58 ID:dKw3HyLcO
絵里「私達以外の近所の人はほとんど全員出てきた…………でもフグ田だけ反応していないわ」
154: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:19:17.25 ID:0p5Fp5WhO
~翌夜~
海未「絵里!亜里沙!」
絵里「お帰り海未。お稽古お疲れ様!」
海未「フグ田は?」
亜里沙「それなんですけど見てください!」
海未「絵里!亜里沙!」
絵里「お帰り海未。お稽古お疲れ様!」
海未「フグ田は?」
亜里沙「それなんですけど見てください!」
155: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:20:09.39 ID:0p5Fp5WhO
~隣の家のお風呂場~
マスオ『………』ゴシゴシ
マスオ『………』ゴシゴシ
156: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:25:17.70 ID:0p5Fp5WhO
海未「これは…」
亜里沙「ぶっ殺した後、あそこで切り刻んだって事ですね!きっと血がついたんですよ!!」
海未「………亜里沙、そういう下品な言い方はやめた方がいいですよ」
亜里沙「殺人がそもそも下品な行為なのに言い方に上品も何もありませんよ!」
海未「はあ……ところで絵里、シロくんの事なんですが」
亜里沙「ぶっ殺した後、あそこで切り刻んだって事ですね!きっと血がついたんですよ!!」
海未「………亜里沙、そういう下品な言い方はやめた方がいいですよ」
亜里沙「殺人がそもそも下品な行為なのに言い方に上品も何もありませんよ!」
海未「はあ……ところで絵里、シロくんの事なんですが」
157: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:30:26.30 ID:0p5Fp5WhO
絵里「ああ、フグ田が殺したのはもう確定よ」
海未「え、そうなんですか?」
絵里「ええ。亜里沙、私のスマホを取って」
亜里沙「はい」
絵里「さてと……確か、海未の生脚とこころちゃんとここあちゃんのお尻以外にも撮ってたはず……」
亜里沙(本人目の前にして何言ってんの!?しかも後半犯罪者じゃん!!)
海未「え、そうなんですか?」
絵里「ええ。亜里沙、私のスマホを取って」
亜里沙「はい」
絵里「さてと……確か、海未の生脚とこころちゃんとここあちゃんのお尻以外にも撮ってたはず……」
亜里沙(本人目の前にして何言ってんの!?しかも後半犯罪者じゃん!!)
158: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:33:25.18 ID:0p5Fp5WhO
絵里「………あった。二人とも見てちょうだい。これは二週間前に撮った写真よ」
海未「これは…あの花壇でしょうか?」
絵里「ええ。見比べて」
亜里沙「何も変わってないけど…」
海未「………なるほど」
絵里「ハラショー!海未気づいたのね流石じゃない!」
海未「///」
亜里沙「え?何なんですか海未さん」
海未「これは…あの花壇でしょうか?」
絵里「ええ。見比べて」
亜里沙「何も変わってないけど…」
海未「………なるほど」
絵里「ハラショー!海未気づいたのね流石じゃない!」
海未「///」
亜里沙「え?何なんですか海未さん」
159: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:42:48.03 ID:0p5Fp5WhO
海未「亜里沙、ここの角に生えてるチューリップをよく見てください」
亜里沙「チューリップ?…………あ!!二週間前より低くなってる!!」
絵里「でしょう?低く育つ花なんかないわ。やはりフグ田は何か、おそらく頭部を花壇に埋めていた。ところがシロくんがその臭いに気づいて何度も掘り返そうとした。それでシロくんを殺した」
海未「なんてひどい…!」
絵里「海未、落ち着いて。……これで目暮さんをぎゃふんと言わせられるわ。そうだ亜里沙、シャーペンと便箋と下敷きを取って」
亜里沙「はい……でもどうするの?」
絵里「マスオさんにお手紙を書くのよ。読まずに食べるなんてさせないわ」ニコッ
海未「それなら、私が郵便屋さんになりましょう」
亜里沙「チューリップ?…………あ!!二週間前より低くなってる!!」
絵里「でしょう?低く育つ花なんかないわ。やはりフグ田は何か、おそらく頭部を花壇に埋めていた。ところがシロくんがその臭いに気づいて何度も掘り返そうとした。それでシロくんを殺した」
海未「なんてひどい…!」
絵里「海未、落ち着いて。……これで目暮さんをぎゃふんと言わせられるわ。そうだ亜里沙、シャーペンと便箋と下敷きを取って」
亜里沙「はい……でもどうするの?」
絵里「マスオさんにお手紙を書くのよ。読まずに食べるなんてさせないわ」ニコッ
海未「それなら、私が郵便屋さんになりましょう」
160: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:53:37.70 ID:0p5Fp5WhO
絵里「ちょっと海未!?」
海未「絵里には現在ハンデがあります。最年少の亜里沙には危険過ぎる。今はご両親はいない。必然的に私が行く事になります」
亜里沙「海未さん…でも」
絵里「亜里沙、現実を見なさい。それに海未は貴女の事を心配してくれているのよ?」
亜里沙「お姉ちゃんまで!」
海未「よしよし……投げ込んだらすぐに戻りますからね」
絵里「…気をつけてね」
海未「はい」
絵里「よし……文面はこうね」
海未「絵里には現在ハンデがあります。最年少の亜里沙には危険過ぎる。今はご両親はいない。必然的に私が行く事になります」
亜里沙「海未さん…でも」
絵里「亜里沙、現実を見なさい。それに海未は貴女の事を心配してくれているのよ?」
亜里沙「お姉ちゃんまで!」
海未「よしよし……投げ込んだらすぐに戻りますからね」
絵里「…気をつけてね」
海未「はい」
絵里「よし……文面はこうね」
161: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:55:37.61 ID:0p5Fp5WhO
『フグ田マスオ様
あの女の人はどこへ行ったの?』
あの女の人はどこへ行ったの?』
162: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 18:58:06.97 ID:0p5Fp5WhO
(・8・)<ウミチャンシュツゲキチュン
海未「さて……お、窓が開いていますね」
海未「…ラブレターシュート!!」
マスオ「ん?」
海未「逃げるんですよォー!!」
海未「さて……お、窓が開いていますね」
海未「…ラブレターシュート!!」
マスオ「ん?」
海未「逃げるんですよォー!!」
164: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:14:18.89 ID:0p5Fp5WhO
~絵里の部屋~
海未「ただいま戻りました!フグ田の反応は!?」
海未「ただいま戻りました!フグ田の反応は!?」
165: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:16:34.59 ID:0p5Fp5WhO
絵里「いや反応も何もまだ手紙に手を伸ばす前よ」
海未「当たり前ですよ、奥歯に加速装置があるので」
絵里「サイボーグダッタノォ!?」
海未「冗談です」
海未「当たり前ですよ、奥歯に加速装置があるので」
絵里「サイボーグダッタノォ!?」
海未「冗談です」
166: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:48:12.44 ID:L/MXEKslO
~隣の家~
マスオ『ナンダロウコノテガミ?』
マスオ『ドレドレ…』
マスオ『エエエエエエエエエ!?バレチャッテルノカイイイイイイ!?』
マスオ『ナンダロウコノテガミ?』
マスオ『ドレドレ…』
マスオ『エエエエエエエエエ!?バレチャッテルノカイイイイイイ!?』
167: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:51:43.39 ID:L/MXEKslO
えりうみあり『………プッ』
えりうみあり『あははははははwww』
絵里「見たあの反応!?面白いわ!!!!」
海未「………ッ!………ッ!」プルプル
亜里沙「あんなの初めて見たよぉ!!ハラショー!!」
えりうみあり『あははははははwww』
絵里「見たあの反応!?面白いわ!!!!」
海未「………ッ!………ッ!」プルプル
亜里沙「あんなの初めて見たよぉ!!ハラショー!!」
168: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:54:23.48 ID:L/MXEKslO
亜里沙「はーあ……一生分笑った……お腹痛い」
亜里沙「そういえばさ」
絵里「何?」
亜里沙「………気になるね、花壇の中」
絵里「すっかり忘れてたなんて言えない(…………そうね)」
亜里沙「おい当事者」
亜里沙「そういえばさ」
絵里「何?」
亜里沙「………気になるね、花壇の中」
絵里「すっかり忘れてたなんて言えない(…………そうね)」
亜里沙「おい当事者」
169: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 19:58:41.63 ID:L/MXEKslO
海未「それなら私が掘り出してみましょう」
えりあり『ヴエエエエ!?』
海未「ちょうど、奥様とご対面したかったのです」
亜里沙「海未さん!流石にそれは危険ですよ!!
絵里「そうよ!!シロくんの二の舞だわ!!せめてフグ田を少しの間追い出せれば………そうだわ」
海未「どうしました?」
絵里「さて、電話電話」
亜里沙「電話なんかかけてどうするの?」
絵里「フグ田を追い出すのよ」
えりあり『ヴエエエエ!?』
海未「ちょうど、奥様とご対面したかったのです」
亜里沙「海未さん!流石にそれは危険ですよ!!
絵里「そうよ!!シロくんの二の舞だわ!!せめてフグ田を少しの間追い出せれば………そうだわ」
海未「どうしました?」
絵里「さて、電話電話」
亜里沙「電話なんかかけてどうするの?」
絵里「フグ田を追い出すのよ」
170: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 20:03:14.99 ID:L/MXEKslO
絵里「もしもし真姫私よ。フグ田の電話番号を調べて早く」
真姫『…………目暮警部に頼めばイイジャナイ』
絵里「あのデブは無能よ。…どうしたの元気ないわね?いいから早くして早くしないとまっきまっきまーの事にこにバラすわよ」
真姫『…………もうばれたわ』
絵里「え?」
真姫『…………目暮警部に頼めばイイジャナイ』
絵里「あのデブは無能よ。…どうしたの元気ないわね?いいから早くして早くしないとまっきまっきまーの事にこにバラすわよ」
真姫『…………もうばれたわ』
絵里「え?」
171: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 20:08:10.30 ID:L/MXEKslO
真姫『練習の時どこからか聞きつけてきたにこちゃんにやらされたのよ』
真姫『やってあげたら鼻血を出して倒れたわ』
真姫『いつまで経っても目覚めないからパパの病院に連れていったの』
真姫『そしたら……』グスッ
絵里「ど、どうしたのよ?」
真姫『やってあげたら鼻血を出して倒れたわ』
真姫『いつまで経っても目覚めないからパパの病院に連れていったの』
真姫『そしたら……』グスッ
絵里「ど、どうしたのよ?」
172: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 20:11:10.14 ID:L/MXEKslO
真姫『昏睡状態……もう目覚めないって……私のせいなのに……あんなに幸せそうな顔して……パパやママに聞いても手の施しようがないって……私がまっきまっきまーしたって言ったら妙に納得されて……私のせいで…………うわあああああああん』ポロポロ
絵里「…………にこの目を覚ます方法が一つだけあるわ」
真姫『ほんと!?』
飯食って来ます
絵里「…………にこの目を覚ます方法が一つだけあるわ」
真姫『ほんと!?』
飯食って来ます
174: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:01:45.00 ID:OVN8XCNkO
カツ丼と枝豆美味しい
真姫『教えてお願い!!』
絵里「おっとそれはフグ田の電話番号を調べてもらってからよ。急いでいるから5分くらいでお願い」
真姫『教えてお願い!!』
絵里「おっとそれはフグ田の電話番号を調べてもらってからよ。急いでいるから5分くらいでお願い」
175: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:08:08.79 ID:OVN8XCNkO
~4分23秒後~
真姫『調べてもらったわ!!○○○-☆☆☆-×××よ!!』
絵里「マジかよこの女」
真姫『さあ、教えてちょうだい!!』
絵里「にこの口に貴女のご両親とにこの家族のいる目の前でキスしなさい」
真姫『ヴエエエエ!?』
絵里「そしてにこが目覚めたら高らかに『私はにこちゃんを嫁にもらう!貴女は今日から西木野にこよ!』と宣言しなさい。ご両親もにこの家族も『なんだにこまきか』と納得してくれるわ」
真姫『ワケワカンナイ!!できるはずないでしょ!?』
絵里「いいえ貴女ならできるわ」
真姫『調べてもらったわ!!○○○-☆☆☆-×××よ!!』
絵里「マジかよこの女」
真姫『さあ、教えてちょうだい!!』
絵里「にこの口に貴女のご両親とにこの家族のいる目の前でキスしなさい」
真姫『ヴエエエエ!?』
絵里「そしてにこが目覚めたら高らかに『私はにこちゃんを嫁にもらう!貴女は今日から西木野にこよ!』と宣言しなさい。ご両親もにこの家族も『なんだにこまきか』と納得してくれるわ」
真姫『ワケワカンナイ!!できるはずないでしょ!?』
絵里「いいえ貴女ならできるわ」
176: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:10:53.85 ID:OVN8XCNkO
絵里「だって貴女、にこの事好きなんでしょ?」
真姫『………なんでわかるの?』
絵里「私も好きな人がいるからよ。私は勇気を出してその人に告白しようとしている。だから貴女も、ね?」
真姫『………番号はさっき言った通りよ。ちゃんとメモった?』
絵里「ぬかりはないわ」
真姫『………お互い、頑張りましょうね』
絵里「ええ」ガチャ
真姫『………なんでわかるの?』
絵里「私も好きな人がいるからよ。私は勇気を出してその人に告白しようとしている。だから貴女も、ね?」
真姫『………番号はさっき言った通りよ。ちゃんとメモった?』
絵里「ぬかりはないわ」
真姫『………お互い、頑張りましょうね』
絵里「ええ」ガチャ
177: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:12:34.00 ID:OVN8XCNkO
絵里「さ、電話電話!」
海未「大丈夫なんですか?」
絵里「ええ。最低でも30分は追い出せるはずよ」
海未「大丈夫なんですか?」
絵里「ええ。最低でも30分は追い出せるはずよ」
178: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:13:26.32 ID:OVN8XCNkO
~隣の家~
プルルル
マスオ『!』
マスオ『………』
プルルル
マスオ『!』
マスオ『………』
179: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:19:29.56 ID:OVN8XCNkO
絵里「さあ、早く出なさい、マスオさん。誰だか知りたいでしょ?」
ガチャ
マスオ『…………………もしもし』
絵里「どうも、フグ田さん。私からのラブレターは読んでくれたかしら?」
マスオ『………誰なんだい君は』
絵里「そんな事はどうでもいいわ。今すぐ秋葉原のアイドル喫茶にお金を持って一人で来てちょうだい。死んだ奥さんの思い出話をしましょう?」
マスオ『…………………お金はあまりないよ』
絵里「そう。それなら貴方の財布の金を前金としていただきましょうか。今すぐ来なさい。こちらから声をかけるから、目印として帽子を被って来て」
マスオ『…………………分かった』ガチャ
ガチャ
マスオ『…………………もしもし』
絵里「どうも、フグ田さん。私からのラブレターは読んでくれたかしら?」
マスオ『………誰なんだい君は』
絵里「そんな事はどうでもいいわ。今すぐ秋葉原のアイドル喫茶にお金を持って一人で来てちょうだい。死んだ奥さんの思い出話をしましょう?」
マスオ『…………………お金はあまりないよ』
絵里「そう。それなら貴方の財布の金を前金としていただきましょうか。今すぐ来なさい。こちらから声をかけるから、目印として帽子を被って来て」
マスオ『…………………分かった』ガチャ
180: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:22:57.64 ID:OVN8XCNkO
絵里「…………よし、行ったわ!」
海未「さあ亜里沙、今のうちに!」
亜里沙「はい!」
絵里「どちらか一人がこの窓を見ててちょうだい!フグ田が戻って来たらスマホのカメラのフラッシュで知らせるわ!」
海未「さあ亜里沙、今のうちに!」
亜里沙「はい!」
絵里「どちらか一人がこの窓を見ててちょうだい!フグ田が戻って来たらスマホのカメラのフラッシュで知らせるわ!」
181: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:27:51.93 ID:OVN8XCNkO
絵里「…さて、一応連絡しておきましょうか」
プルルル
ガチャ
??『はいもしもし』
絵里「絢瀬です。貴方は?」
高木『ああ、君が絢瀬さんだね。目暮警部の部下の高木だ。警部はもう帰ったよ。家族で外食するそうだ』
絵里「そうですか。それじゃあ『事件に大きな進展あり』と伝えてください」
高木『いいよ。君の電話番号は?』
絵里「警部が知ってます。それでは、お忙しい中ありがとうございます」ガチャ
絵里「さあ、見てなさい目暮警部」
絵里「さて……」
プルルル
ガチャ
??『はいもしもし』
絵里「絢瀬です。貴方は?」
高木『ああ、君が絢瀬さんだね。目暮警部の部下の高木だ。警部はもう帰ったよ。家族で外食するそうだ』
絵里「そうですか。それじゃあ『事件に大きな進展あり』と伝えてください」
高木『いいよ。君の電話番号は?』
絵里「警部が知ってます。それでは、お忙しい中ありがとうございます」ガチャ
絵里「さあ、見てなさい目暮警部」
絵里「さて……」
183: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:32:14.31 ID:OVN8XCNkO
~隣の庭~
亜里沙『サア、ウミサンホルノテツダッテクダサイ』
海未『ワカリマシタ!』
ザク…ザク…ザク…
海未『………コレハドウイウコトデスカ』
亜里沙『ナ、ナイ!!』
亜里沙『サア、ウミサンホルノテツダッテクダサイ』
海未『ワカリマシタ!』
ザク…ザク…ザク…
海未『………コレハドウイウコトデスカ』
亜里沙『ナ、ナイ!!』
184: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:33:25.17 ID:OVN8XCNkO
亜里沙「この花壇……何も埋まってない!!」
185: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:36:14.92 ID:OVN8XCNkO
絵里「え、嘘!?どういう事よ!?」
186: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:38:47.31 ID:OVN8XCNkO
~隣の庭~
亜里沙「なんで!?どういう事なの!?」
海未「これは非常にまずいですね……せめて結婚指輪だけでも見つけ出さなければ」
亜里沙「一体どうすれば…」
亜里沙「なんで!?どういう事なの!?」
海未「これは非常にまずいですね……せめて結婚指輪だけでも見つけ出さなければ」
亜里沙「一体どうすれば…」
187: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/22(日) 21:40:09.15 ID:OVN8XCNkO
海未「…………………亜里沙、先におうちに帰ってください。私が突入してきます。絵里には帰ってきたら電話を鳴らすよう伝えてください」
190: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 20:14:38.93 ID:B7njpu9XO
絵里「ハァ!?ちょっと海未何してるのよ!?家に入るなんて認められないワァ!!」
バタン!!
亜里沙「お姉ちゃん!!」
絵里「亜里沙!!何で止めなかったのよ!?」
亜里沙「私だって止めたよ!!でも、どうしても行くって……フグ田が帰ってきたら電話を鳴らしてくれって」
絵里「あーもうなんて事なのよ!!ていうか何しに行ったの!?」
亜里沙「>>186!!」
絵里「なるほど、結婚指輪は重大ね……そうだ!!」
バタン!!
亜里沙「お姉ちゃん!!」
絵里「亜里沙!!何で止めなかったのよ!?」
亜里沙「私だって止めたよ!!でも、どうしても行くって……フグ田が帰ってきたら電話を鳴らしてくれって」
絵里「あーもうなんて事なのよ!!ていうか何しに行ったの!?」
亜里沙「>>186!!」
絵里「なるほど、結婚指輪は重大ね……そうだ!!」
191: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 21:41:33.42 ID:S+mViOFNO
亜里沙「スマホなんか取り出して何する気?」
絵里「海未が見つかった時の保険よ。それにこうすれば、目暮警部も黙っていられなくなるわ」
プルルル
絵里「もしもし、音ノ木坂警察ですか!?女の子が民家で男に暴力を振るわれています、今すぐ来てください!!…私は絢瀬絵里です!!民家の住所は○○○です!!はい、それでは!」ガチャ
絵里「ふう、多分これで大丈夫……なハズ」
絵里「海未は………?」
絵里「海未が見つかった時の保険よ。それにこうすれば、目暮警部も黙っていられなくなるわ」
プルルル
絵里「もしもし、音ノ木坂警察ですか!?女の子が民家で男に暴力を振るわれています、今すぐ来てください!!…私は絢瀬絵里です!!民家の住所は○○○です!!はい、それでは!」ガチャ
絵里「ふう、多分これで大丈夫……なハズ」
絵里「海未は………?」
192: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 21:46:57.41 ID:S+mViOFNO
~隣の家~
海未「さて、入れましたね…」
海未「ここが奥様の寝室………失礼いたします」
海未「宝石類は多分この引き出しの中に……結婚指輪も……?」
海未「…………!ない!どこにも指輪がありません!!」
海未「さて、入れましたね…」
海未「ここが奥様の寝室………失礼いたします」
海未「宝石類は多分この引き出しの中に……結婚指輪も……?」
海未「…………!ない!どこにも指輪がありません!!」
193: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 21:50:59.67 ID:S+mViOFNO
絵里「…………あれはないって言ってる顔ね」
亜里沙「一体、どうすれば……」オロオロ
絵里「………………亜里沙、そこにあるラブアロー5本取って」
亜里沙「はい…でも今必要なの?」
絵里「いいえ…………でも必要になるかもしれない。ものすごく嫌な予感がするのよ……」
亜里沙「一体、どうすれば……」オロオロ
絵里「………………亜里沙、そこにあるラブアロー5本取って」
亜里沙「はい…でも今必要なの?」
絵里「いいえ…………でも必要になるかもしれない。ものすごく嫌な予感がするのよ……」
194: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 21:56:17.11 ID:S+mViOFNO
(・8・)<因みに、今作でのラブアローはあくまで弓矢であってキューピッド的な効果はないちゅん
でも、この後の展開の都合上殺傷力はかなり低いちゅん
絵里「海未!!何してるのよ見つからないなら早く帰って来なさい!!」
絵里「これ以上……私を心配させないで………!!」
亜里沙「!?……お姉ちゃん!!あれ!!」
絵里「何よ………え?どうして?」
でも、この後の展開の都合上殺傷力はかなり低いちゅん
絵里「海未!!何してるのよ見つからないなら早く帰って来なさい!!」
絵里「これ以上……私を心配させないで………!!」
亜里沙「!?……お姉ちゃん!!あれ!!」
絵里「何よ………え?どうして?」
195: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/23(月) 22:00:38.83 ID:S+mViOFNO
絵里「どうしてこんなに早く帰ってくるのよ!?」
200: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:44:42.19 ID:vjuWSsIxO
~隣の家~
ジリリリリ
海未「戻ってきた!?いくらなんでも早すぎる…!」
マスオ「………ただいまー」
マスオ「………!?」
海未「はっ!!」
マスオ「エエエエエエ!?不法侵入者なのかいいいい!?」
海未(まずいです……これは非常にまずいです……!!何か、何かうまい言い訳を考えて逃げ出さないと!!)
ジリリリリ
海未「戻ってきた!?いくらなんでも早すぎる…!」
マスオ「………ただいまー」
マスオ「………!?」
海未「はっ!!」
マスオ「エエエエエエ!?不法侵入者なのかいいいい!?」
海未(まずいです……これは非常にまずいです……!!何か、何かうまい言い訳を考えて逃げ出さないと!!)
201: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:48:44.34 ID:vjuWSsIxO
海未「………こ、こんばんわ!!わ、私、近所に住んでいる者でして、お宅にようがあったんです!」
マスオ「………」
海未「そうしたら、鍵が開いていたのでつい、お邪魔してしまいました…」
マスオ「………」
海未(流石にうまくありませんか…)
マスオ「……そうか」
海未「へ?」
海未(まさか、納得してくれている?)
マスオ「………」
海未「そうしたら、鍵が開いていたのでつい、お邪魔してしまいました…」
マスオ「………」
海未(流石にうまくありませんか…)
マスオ「……そうか」
海未「へ?」
海未(まさか、納得してくれている?)
202: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:50:20.93 ID:vjuWSsIxO
マスオ「君は『あの女』の仲間なんだね?」
203: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:53:10.23 ID:vjuWSsIxO
海未(……………完全に詰み、ですね)
マスオ「………どうして、ああいういたずらをするのか教えてくれないかなあ?」
海未「……………嫌だ、と言ったらどうなさるおつもりで?」
ガシッ
マスオ「………どうして、ああいういたずらをするのか教えてくれないかなあ?」
海未「……………嫌だ、と言ったらどうなさるおつもりで?」
ガシッ
204: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:57:42.08 ID:vjuWSsIxO
海未「…………離していただけますか?」
マスオ「離せ、だってえ?」
マスオ「……………さっさとお前の仲間を教えろと言ってるんだよおおおお!!!」
マスオ「離せ、だってえ?」
マスオ「……………さっさとお前の仲間を教えろと言ってるんだよおおおお!!!」
205: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 22:59:22.07 ID:vjuWSsIxO
海未「ひっ…………!」
マスオ「教えろ、教えるんだ!!」
マスオ「君もあの電話の女の仲間だっていうんならさあ、
サザエがどういう風に死んだか分かってるよねえええ!?」
マスオ「教えろ、教えるんだ!!」
マスオ「君もあの電話の女の仲間だっていうんならさあ、
サザエがどういう風に死んだか分かってるよねえええ!?」
206: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:01:27.58 ID:vjuWSsIxO
海未「ひっ…!」
海未「やだ……こないで……!」
マスオ「教えろおおおおおおおお!!」
海未「いやあああああ!!」
海未(こわい……こわい……助けて………!!)
海未「やだ……こないで……!」
マスオ「教えろおおおおおおおお!!」
海未「いやあああああ!!」
海未(こわい……こわい……助けて………!!)
207: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:02:06.13 ID:vjuWSsIxO
海未「絵里!!助けて、絵里いいいいいいい!!」
208: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:04:43.99 ID:vjuWSsIxO
亜里沙「海未さん……クソッ!!警察の野郎どもはいつになったら来るんだよ!?」
亜里沙「お姉ちゃん、保険とか言ってたよねえ?捕まっちゃったじゃん!!警察まだ来てないじゃん!!!!どうするつもりよ!?」
絵里「…」ポロポロ
亜里沙「答えてよッ!!」
209: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:07:48.74 ID:vjuWSsIxO
マスオ「へえ………電話の女は『絵里』っていうのかあ………」
海未「ッ!」
海未(しまった!)
マスオ「それじゃあ……この近くに住んでる『絵里』を見つけ出して始末しなしゃあねえ!!」
海未(絵里………ごめんなさい………もう…………私は………)
海未「ッ!」
海未(しまった!)
マスオ「それじゃあ……この近くに住んでる『絵里』を見つけ出して始末しなしゃあねえ!!」
海未(絵里………ごめんなさい………もう…………私は………)
210: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:09:13.99 ID:vjuWSsIxO
海未(私…………貴女の事がずっと………好きで…………)
海未(…………ん?あれは、この男のポケットから落ちた物?…………………!!)
211: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:11:44.69 ID:vjuWSsIxO
絵里「海未………海未………!」ポロポロ
亜里沙「…!お姉ちゃん、警察の人が来たよ!!」
絵里「………本当!?」
亜里沙「…!お姉ちゃん、警察の人が来たよ!!」
絵里「………本当!?」
212: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:12:38.76 ID:vjuWSsIxO
絵里「だったら、泣いている暇は…………ないわね!!」
213: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:15:52.96 ID:vjuWSsIxO
絵里「…………」
絵里「クソッ!!」
絵里「何よ、あれ。完全に海未がフグ田の家に不法侵入したって流れになってるじゃない…………!!」
亜里沙「悪いのはあいつなのに…!」
亜里沙「…?お姉ちゃん、海未さんフグ田の事警察に話してないっぽいよ」
絵里「なんですって!?どうしてよ海未!?」
絵里「クソッ!!」
絵里「何よ、あれ。完全に海未がフグ田の家に不法侵入したって流れになってるじゃない…………!!」
亜里沙「悪いのはあいつなのに…!」
亜里沙「…?お姉ちゃん、海未さんフグ田の事警察に話してないっぽいよ」
絵里「なんですって!?どうしてよ海未!?」
214: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:18:39.83 ID:vjuWSsIxO
??「…あれだけ危険な目に遭ったっていうのに話してないのかい?」
亜里沙「うん…しかもさっきと打って変わって冷静な態度でいるみたい………って!!お婆ちゃん!?」
えりありのお婆ちゃん(CV:平野文)
「ホホホそうだよかわいいアリーチカ」
亜里沙「うん…しかもさっきと打って変わって冷静な態度でいるみたい………って!!お婆ちゃん!?」
えりありのお婆ちゃん(CV:平野文)
「ホホホそうだよかわいいアリーチカ」
215: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:21:19.52 ID:vjuWSsIxO
亜里沙「なんで!?ロシアにいるはずでしょ!?」
絵里「亜里沙、誰と話してるの?」
亜里沙「お姉ちゃん見えないの!?」
お婆ちゃん「アリーチカ、一言だけ言っておくよ。あの女の子の行動は適切よ。スパシーパ」
亜里沙「え、ちょ、お婆ちゃん!?」
絵里「亜里沙、誰と話してるの?」
亜里沙「お姉ちゃん見えないの!?」
お婆ちゃん「アリーチカ、一言だけ言っておくよ。あの女の子の行動は適切よ。スパシーパ」
亜里沙「え、ちょ、お婆ちゃん!?」
216: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:24:06.02 ID:vjuWSsIxO
海未がジョセフネタを使ったのでやってみたくなりました。
詳しくはジョジョ『暗青の月』編をご覧ください。
亜里沙「お姉ちゃん、今お婆ちゃんが」
絵里「…………!亜里沙見て!海未が後ろ手に薬指を!!」
亜里沙「え?薬指?……………!!」
詳しくはジョジョ『暗青の月』編をご覧ください。
亜里沙「お姉ちゃん、今お婆ちゃんが」
絵里「…………!亜里沙見て!海未が後ろ手に薬指を!!」
亜里沙「え?薬指?……………!!」
217: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:24:54.95 ID:vjuWSsIxO
えりあり『結婚指輪だ(だわ)!!』
218: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:28:42.45 ID:vjuWSsIxO
亜里沙「はっ!」
亜里沙(そうか!海未さんが>>210で見つけたのは結婚指輪!)
亜里沙(それをフグ田に気づかれないように拾い、警察が来たら自分の真意はあえて伝えず指輪を隠し通す!)
亜里沙(それで連行先で目暮警部と連絡をとり、指輪を渡して逮捕させる!!)
亜里沙(そう考えていたんだ!……お婆ちゃんの言っていた『適切な行動』はそういう事だったんだ!!)
亜里沙(そうか!海未さんが>>210で見つけたのは結婚指輪!)
亜里沙(それをフグ田に気づかれないように拾い、警察が来たら自分の真意はあえて伝えず指輪を隠し通す!)
亜里沙(それで連行先で目暮警部と連絡をとり、指輪を渡して逮捕させる!!)
亜里沙(そう考えていたんだ!……お婆ちゃんの言っていた『適切な行動』はそういう事だったんだ!!)
219: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:31:05.37 ID:vjuWSsIxO
えりあり『これで………私達の勝ちだ!!』
マスオ『…』チラッ
マスオ『!?』
マスオ『…』チラッ
マスオ『!!!!!』
マスオ『…』チラッ
マスオ『!?』
マスオ『…』チラッ
マスオ『!!!!!』
220: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:32:48.47 ID:vjuWSsIxO
えりあり『!?』
絵里「亜里沙、離れて!!とうとう見られたわ!!」
亜里沙「嘘でしょ………!?」
絵里「…………亜里沙、私の言う事をよく聞いて」
絵里「亜里沙、離れて!!とうとう見られたわ!!」
亜里沙「嘘でしょ………!?」
絵里「…………亜里沙、私の言う事をよく聞いて」
221: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:37:43.94 ID:vjuWSsIxO
絵里「下にパパの金庫があるの。不法侵入の罰金は確か10万円だから金庫から取り出して警察へ行って。金庫はご都合主義で開くはずよ」
亜里沙「…………お姉ちゃん」
絵里「…………行きなさい。私の事は構わないで」
亜里沙「…………」バタン
絵里「ふう……」
<アイシテルバンザーイ
ガチャ
絵里「もしもし?」
亜里沙「…………お姉ちゃん」
絵里「…………行きなさい。私の事は構わないで」
亜里沙「…………」バタン
絵里「ふう……」
<アイシテルバンザーイ
ガチャ
絵里「もしもし?」
222: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:47:23.99 ID:vjuWSsIxO
絵里「ああ、目暮さん。こんばんは」
目暮『何がこんばんはだ!!ちょうどメインディッシュを食べる所だったんだぞなぜ邪魔をするんだ!!!』
絵里「そんな事どうでもいいわ。大ニュースがあるの。海未が逮捕されたわ。フグ田の家に不法侵入したのよ」
目暮『………君は自分が何をさせたのか分かっているのかね!?犯罪だぞ!?』
絵里「最後まで聞いて!…海未は証拠を盗み出したのよ!フグ田サザエ殺害の証拠をね!」
目暮『…………………どんな証拠だ?』
絵里「妻の結婚指輪よ。結婚指輪を家に忘れる奥さんなんていないわ。そうでしょ?」
目暮『確かにうちの妻は忘れんがしかしだな』
絵里「それと、フグ田は昨夜近所の犬を殺しているわ。掘り返されたからよ。奥さんがいなくなってから何度も何度もね、………私の言いたい事分かりますよね?」
目暮『…………』
絵里「…満足しないならこれが最後よ。フグ田はまるで定時報告のように奥さんと電話していたわ。ハガキを受け取ったばかりなのにそれをする必要性がどこにあるのよ?」
目暮『何がこんばんはだ!!ちょうどメインディッシュを食べる所だったんだぞなぜ邪魔をするんだ!!!』
絵里「そんな事どうでもいいわ。大ニュースがあるの。海未が逮捕されたわ。フグ田の家に不法侵入したのよ」
目暮『………君は自分が何をさせたのか分かっているのかね!?犯罪だぞ!?』
絵里「最後まで聞いて!…海未は証拠を盗み出したのよ!フグ田サザエ殺害の証拠をね!」
目暮『…………………どんな証拠だ?』
絵里「妻の結婚指輪よ。結婚指輪を家に忘れる奥さんなんていないわ。そうでしょ?」
目暮『確かにうちの妻は忘れんがしかしだな』
絵里「それと、フグ田は昨夜近所の犬を殺しているわ。掘り返されたからよ。奥さんがいなくなってから何度も何度もね、………私の言いたい事分かりますよね?」
目暮『…………』
絵里「…満足しないならこれが最後よ。フグ田はまるで定時報告のように奥さんと電話していたわ。ハガキを受け取ったばかりなのにそれをする必要性がどこにあるのよ?」
223: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:52:26.59 ID:vjuWSsIxO
目暮『…………海未くんは逮捕されたと言ったな?どこの署だ?』
絵里「音ノ木坂署です。さっき妹に罰金の10万円を持って行かせたわ」
目暮『…………おそらく罰金は必要ないだろう。私が身柄を引き取ろう。フグ田の通話記録を調べたら大急ぎでそちらへ向かう。逮捕状と一緒にな』
絵里「ありがとうございます」ガチャ
絵里「音ノ木坂署です。さっき妹に罰金の10万円を持って行かせたわ」
目暮『…………おそらく罰金は必要ないだろう。私が身柄を引き取ろう。フグ田の通話記録を調べたら大急ぎでそちらへ向かう。逮捕状と一緒にな』
絵里「ありがとうございます」ガチャ
224: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:56:45.88 ID:vjuWSsIxO
絵里「さて…」
絵里「これで役者も舞台も揃ったわ」
絵里「ラブアローは……服の中に隠しておきましょうか」
絵里「武装は完璧ね………あとは待つだけ」
ガチャ
バタン
絵里「これで役者も舞台も揃ったわ」
絵里「ラブアローは……服の中に隠しておきましょうか」
絵里「武装は完璧ね………あとは待つだけ」
ガチャ
バタン
225: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/25(水) 23:58:41.68 ID:vjuWSsIxO
絵里「………あら」
絵里「随分お早いご登場ね」
絵里「正義の味方とラスボスがついにご対面という訳かしら?」
絵里「………初めまして。そしてやっと会えたわね」
絵里「随分お早いご登場ね」
絵里「正義の味方とラスボスがついにご対面という訳かしら?」
絵里「………初めまして。そしてやっと会えたわね」
226: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 00:01:00.72 ID:GGgpgM92O
絵里「フグ田マスオさん」
232: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 19:52:20.39 ID:U9y50T77O
マスオ「……………君があの女の子の言っていた『絵里』なんだね。手紙を出したのも電話をしたのも君だ」
絵里「正確に言うと手紙は『出させた』のよ。あいにく、こんな風体だから」
絵里「んで?どうしてあんなに早く帰って来たのかしら。私の目論見では30分は追い出せるはずだったのに」
絵里「正確に言うと手紙は『出させた』のよ。あいにく、こんな風体だから」
絵里「んで?どうしてあんなに早く帰って来たのかしら。私の目論見では30分は追い出せるはずだったのに」
233: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 19:54:30.34 ID:U9y50T77O
マスオ「ははは、こんな時間だからね。駅前のショップは全部閉まっていたよ」
マスオ「さて、前置きはここまでにして本題だ……」
マスオ「君の望みはなんなんだ?どうしてこんな事をした?」
マスオ「さて、前置きはここまでにして本題だ……」
マスオ「君の望みはなんなんだ?どうしてこんな事をした?」
235: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 19:57:26.40 ID:U9y50T77O
絵里「………」
マスオ「………どうしてあの子は僕のした事をあの場で警察に言わなかったんだい?」
絵里「………」
マスオ「お小遣いが欲しいのかな?あんまりお金はないんだ」
マスオ「………どうしてあの子は僕のした事をあの場で警察に言わなかったんだい?」
絵里「………」
マスオ「お小遣いが欲しいのかな?あんまりお金はないんだ」
236: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 21:51:57.57 ID:7t3jPVK5O
絵里「………」
マスオ「………答えて、ほしいな」
絵里「………」
マスオ「答えるんだ」
絵里「………」
マスオ「答えるんだよおおおお!!」
絵里「!…」
マスオ「………答えて、ほしいな」
絵里「………」
マスオ「答えるんだ」
絵里「………」
マスオ「答えるんだよおおおお!!」
絵里「!…」
237: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 21:56:41.75 ID:7t3jPVK5O
マスオ「これじゃあ、埒が明かないね」
マスオ「……わかった。それじゃあ、あの指輪を返してくれないかなあ?」
絵里「……それは無理ね」
マスオ「あの女の子を呼んで返させるんだ……!」
絵里「だから無理よ。海未が逮捕されたの見たでしょう?指輪は今頃警察の手中にあるわ」
マスオ「……わかった。それじゃあ、あの指輪を返してくれないかなあ?」
絵里「……それは無理ね」
マスオ「あの女の子を呼んで返させるんだ……!」
絵里「だから無理よ。海未が逮捕されたの見たでしょう?指輪は今頃警察の手中にあるわ」
238: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 21:58:30.17 ID:7t3jPVK5O
マスオ「……そうか」
マスオ「それじゃあ、せめて君には一足先に地獄へ行ってもらおうか」
マスオ「それじゃあ、せめて君には一足先に地獄へ行ってもらおうか」
239: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 21:59:49.63 ID:7t3jPVK5O
絵里(………使うなら今ね!)
絵里「ラブアローシュートッ!!」
マスオ「うぐっ!?」
マスオ「ふ、ふん。こんなもの!」
絵里「ラブアローシュートッ!!」
マスオ「うぐっ!?」
マスオ「ふ、ふん。こんなもの!」
240: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:01:50.40 ID:7t3jPVK5O
絵里(……相手は妻を平気でバラバラにするような男)
絵里(バレればこうなる事は分かっていた。覚悟はしていたわ)
絵里(亜里沙、お姉ちゃんがいなくてもしっかり頑張るのよ)
絵里(バレればこうなる事は分かっていた。覚悟はしていたわ)
絵里(亜里沙、お姉ちゃんがいなくてもしっかり頑張るのよ)
241: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:04:20.37 ID:7t3jPVK5O
絵里(海未…………愛してるわ)
絵里(μ's結成の時には敵対したけど、その前から心の中で貴女に恋をしていた)
絵里(とても強い一年生がいると聞いて他校との練習試合を見に行った時からずっと)
絵里(だから………………)
絵里(貴女のこの矢で時間を稼ぐ!!)
絵里(μ's結成の時には敵対したけど、その前から心の中で貴女に恋をしていた)
絵里(とても強い一年生がいると聞いて他校との練習試合を見に行った時からずっと)
絵里(だから………………)
絵里(貴女のこの矢で時間を稼ぐ!!)
243: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:06:39.35 ID:7t3jPVK5O
絵里「シュート!!」
絵里「シュート!!」
絵里「シュート!!」
絵里「シュートォォォォォ!!」
絵里「シュート!!」
絵里「シュート!!」
絵里「シュートォォォォォ!!」
244: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:09:49.55 ID:7t3jPVK5O
絵里「うぐっ………!!」
マスオ「弾切れのようだねえ…………!!」
絵里「ぐええ…」
絵里(海未……亜里沙……どうやら私はここまでみたい……………どうかこの男を…………)
絵里(……………!!!!)
マスオ「弾切れのようだねえ…………!!」
絵里「ぐええ…」
絵里(海未……亜里沙……どうやら私はここまでみたい……………どうかこの男を…………)
絵里(……………!!!!)
245: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:11:51.11 ID:7t3jPVK5O
絵里(あそこに………いる!)
絵里(目の前に………私、想いを伝えられないまま………こんな男に殺されるの…………?)
絵里(覚悟は決めていたつもりだけど…………やっぱりそんなの嫌………!!)
絵里(海未………海未………!!)
絵里(目の前に………私、想いを伝えられないまま………こんな男に殺されるの…………?)
絵里(覚悟は決めていたつもりだけど…………やっぱりそんなの嫌………!!)
絵里(海未………海未………!!)
246: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:12:57.11 ID:7t3jPVK5O
絵里「海未ッ!!助けて海未いいいいいいい!!!!」
247: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:15:02.24 ID:7t3jPVK5O
海未「絵里!!」
亜里沙「お姉ちゃん!!目暮警部!!!」
目暮「少し遅かったか!!高木、銃をこっちに投げろ!!!」
高木「は、はい!!」
亜里沙「お姉ちゃん!!目暮警部!!!」
目暮「少し遅かったか!!高木、銃をこっちに投げろ!!!」
高木「は、はい!!」
248: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:18:18.88 ID:7t3jPVK5O
マスオ「こいつ………!!窓から突き落としてやるッ!!!」
~外~
ドラえもん「うるさいなあ……何の騒ぎってうわあああ大変だあ!!」
BJ「どうしたんだドラえもんくん………はっ!!なんて事だ!!!」
しんのすけ「あ、あれはッ!!えりおねいさん!!オラお助けするゾ!!」
~外~
ドラえもん「うるさいなあ……何の騒ぎってうわあああ大変だあ!!」
BJ「どうしたんだドラえもんくん………はっ!!なんて事だ!!!」
しんのすけ「あ、あれはッ!!えりおねいさん!!オラお助けするゾ!!」
249: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:20:29.71 ID:7t3jPVK5O
海未「絵里…………!!」
亜里沙「高木さんなんとかして!!お姉ちゃん落とされちゃうよ!!どうしよう私が鍵をかけ忘れたせいで………!!」
高木「今突入するからそこでじっとしているんだ!!」
亜里沙「高木さんなんとかして!!お姉ちゃん落とされちゃうよ!!どうしよう私が鍵をかけ忘れたせいで………!!」
高木「今突入するからそこでじっとしているんだ!!」
250: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:24:05.05 ID:7t3jPVK5O
目暮「フグ田!!無駄な抵抗はやめろ!!」バァァァァン!!
~絢瀬家~
高木「フグ田マスオ!!フグ田サザエ殺人容疑で逮捕だ!!そして絢瀬絵里殺人未遂で現行犯逮捕だ!!!!」
ガチャ!!
マスオ「く、くそおおおおおおお!!!!」ズイッ
高木「あ、絢瀬さん!!」
絵里「え」ズルッ
~絢瀬家~
高木「フグ田マスオ!!フグ田サザエ殺人容疑で逮捕だ!!そして絢瀬絵里殺人未遂で現行犯逮捕だ!!!!」
ガチャ!!
マスオ「く、くそおおおおおおお!!!!」ズイッ
高木「あ、絢瀬さん!!」
絵里「え」ズルッ
252: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:25:46.86 ID:7t3jPVK5O
絵里(私………窓から………どっちにしろ死ぬって言うの…………?)
海未「絵里!!絵里いいいいいい!!」
ドサッ!!
海未「絵里!!絵里いいいいいい!!」
ドサッ!!
253: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:27:20.94 ID:7t3jPVK5O
海未「絵里!!!」
亜里沙「お姉ちゃん!!!」
目暮「絵里くん!!!」
絵里「うぐっ………痛っ!!」
亜里沙「お姉ちゃん!!!」
目暮「絵里くん!!!」
絵里「うぐっ………痛っ!!」
254: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:29:19.98 ID:7t3jPVK5O
絵里(私………生きて)
亜里沙「お姉ちゃん!!!」ダキッ
亜里沙「お姉ちゃんごめんなさい!!私が………鍵をかけ忘れたせいで………!!」ポロポロ
絵里「亜里沙……」
亜里沙「お姉ちゃん!!!」ダキッ
亜里沙「お姉ちゃんごめんなさい!!私が………鍵をかけ忘れたせいで………!!」ポロポロ
絵里「亜里沙……」
255: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:31:18.34 ID:7t3jPVK5O
目暮「絵里くんすまない!!もう少し早く到着していれば!!」
絵里「だ、大丈夫……です。それよりフグ田は」
目暮「ああ、逮捕状はちゃんと用意してある!たった今高木が手錠をかけたよ」
高木「目暮警部!」
絵里「だ、大丈夫……です。それよりフグ田は」
目暮「ああ、逮捕状はちゃんと用意してある!たった今高木が手錠をかけたよ」
高木「目暮警部!」
256: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:34:06.39 ID:7t3jPVK5O
目暮「なんだ!」
高木「フグ田が自供しました、これから音ノ木川へ四肢を、音ノ木山へ胴体を捜しに行きます!!」
亜里沙「あ、そうだ!目暮さん、あの事!!」
目暮「そうか、高木!花壇の中の事を聞け!」
高木「はい!」
高木「フグ田が自供しました、これから音ノ木川へ四肢を、音ノ木山へ胴体を捜しに行きます!!」
亜里沙「あ、そうだ!目暮さん、あの事!!」
目暮「そうか、高木!花壇の中の事を聞け!」
高木「はい!」
257: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:37:01.19 ID:7t3jPVK5O
高木「花壇には頭部を埋めていて、白い犬があまりに掘り返すので犬を殺して取り出したそうです!!」
高木「現在は納戸にしまってあります!!」
目暮「……だそうだ。見るかね?」
亜里沙「……」
亜里沙「よし!見てこよう!」
目暮「亜里沙くん、そっちはあさっての方向だぞ!!」
高木「現在は納戸にしまってあります!!」
目暮「……だそうだ。見るかね?」
亜里沙「……」
亜里沙「よし!見てこよう!」
目暮「亜里沙くん、そっちはあさっての方向だぞ!!」
258: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:39:10.00 ID:7t3jPVK5O
絵里「……!脚が痛い!!」
目暮「何!?」
BJ「警部さん、離れてくれ!私は医者だ!」
BJ「ん?……君、美しいな。治療費はただにしよう」
BJ「うむ……これはひどいな。だが、私の手にかかればもう安心だ」
目暮「何!?」
BJ「警部さん、離れてくれ!私は医者だ!」
BJ「ん?……君、美しいな。治療費はただにしよう」
BJ「うむ……これはひどいな。だが、私の手にかかればもう安心だ」
259: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:40:39.35 ID:7t3jPVK5O
海未「絵里!!!!」
絵里「う、海未……!!!!」
BJ「おい君、今は処置中………いや好きにさせてやろう」
絵里「う、海未……!!!!」
BJ「おい君、今は処置中………いや好きにさせてやろう」
260: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:43:09.12 ID:7t3jPVK5O
海未「絵里…!!よかった、私、私………!!」ポロポロ
絵里「泣かないでいいのよ、海未。もう終わったわ、私達の勝ちなのよ」
海未「うぐっ………ぐすん」
絵里(さて………今度こそ)
絵里「海未!!こんな時になんだけどよく聞いて!!私、貴女の事が________」
絵里「泣かないでいいのよ、海未。もう終わったわ、私達の勝ちなのよ」
海未「うぐっ………ぐすん」
絵里(さて………今度こそ)
絵里「海未!!こんな時になんだけどよく聞いて!!私、貴女の事が________」
261: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:44:40.21 ID:7t3jPVK5O
(・8・)<チュンチュン
(・8・)<………!?
(☆8☆)
(・8・)<………!?
(☆8☆)
263: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:50:03.24 ID:7t3jPVK5O
ことり「皆さん、こんばんは!」
ことり「(・8・)改め、南ことりです!!」
ことり「この事件の後、音ノ木山、音ノ木川、フグ田マスオの自宅からフグ田サザエの体のパーツが発見されました」
ことり「フグ田マスオは裁判にかけられ、判決は終身刑」
ことり「絵里ちゃん、海未ちゃん、亜里沙ちゃん、そして影の功労者の真姫ちゃんは警視総監さんから感謝状をもらうことになりました!」
ことり「しかも、総監が私達のファンで絵里ちゃん達のした事は帳消しにしてくれるみたいです♪」
ことり「真姫ちゃんは愛のキスの力で目覚めたにこちゃんと結婚!」
ことり「………さて、絵里ちゃんと海未ちゃんは?」
ことり「(・8・)改め、南ことりです!!」
ことり「この事件の後、音ノ木山、音ノ木川、フグ田マスオの自宅からフグ田サザエの体のパーツが発見されました」
ことり「フグ田マスオは裁判にかけられ、判決は終身刑」
ことり「絵里ちゃん、海未ちゃん、亜里沙ちゃん、そして影の功労者の真姫ちゃんは警視総監さんから感謝状をもらうことになりました!」
ことり「しかも、総監が私達のファンで絵里ちゃん達のした事は帳消しにしてくれるみたいです♪」
ことり「真姫ちゃんは愛のキスの力で目覚めたにこちゃんと結婚!」
ことり「………さて、絵里ちゃんと海未ちゃんは?」
264: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:51:11.77 ID:7t3jPVK5O
ことり「あ、因みに絵里ちゃんが花壇に頭部が埋められていると分かったのはかしこくてかわいいからです!」
266: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:54:11.13 ID:7t3jPVK5O
にこ「……………それで?絵里と海未はどうなったのよ?」
真姫「さあ?幸せにでもなったんジャナイ?私とにこちゃんみたいに」
にこ「///……まあ、絵里も海未もお互い幸せよね!何せ、絵里は治りかけていた左脚をまた折った挙句右脚も折って海未がそばにいなきゃいけなくなった」
にこ「つまり治るまではずっとそばにいれるんだからね!」
真姫「さあ?幸せにでもなったんジャナイ?私とにこちゃんみたいに」
にこ「///……まあ、絵里も海未もお互い幸せよね!何せ、絵里は治りかけていた左脚をまた折った挙句右脚も折って海未がそばにいなきゃいけなくなった」
にこ「つまり治るまではずっとそばにいれるんだからね!」
267: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:56:17.95 ID:7t3jPVK5O
真姫「………怪我をして嬉しいなんて医者の娘としては聞き捨てならないわ」
にこ「わ、悪かったわよ」
真姫「まあ、いいわ。……ねえ、にこちゃん。μ'sとは関係ないんだけどラブソング作ったの、聴いてくれる?」
にこ「んー、いいわよ。コンセプトは?」
にこ「わ、悪かったわよ」
真姫「まあ、いいわ。……ねえ、にこちゃん。μ'sとは関係ないんだけどラブソング作ったの、聴いてくれる?」
にこ「んー、いいわよ。コンセプトは?」
268: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:57:48.27 ID:7t3jPVK5O
真姫「私からにこちゃんに、愛する人から愛する人に、ってやつかしら」
にこ「何それ意味分かんない///」
真姫「まあまあ…それでは、聴いてください」
にこ「何それ意味分かんない///」
真姫「まあまあ…それでは、聴いてください」
269: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 22:59:06.90 ID:7t3jPVK5O
~~~~~♪♪
BGM
映画『裏窓」主題歌
『リサのテーマ』
作曲:フランツ・ワックスマン
BGM
映画『裏窓」主題歌
『リサのテーマ』
作曲:フランツ・ワックスマン
270: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:03:04.75 ID:7t3jPVK5O
♪Lisa,with your starry eyes
愛するあなた、あなたの瞳は星のよう
??「ん?マリカちゃん」
マリカ「どうしたの?かさねちゃん」
かさね「この『フグ田』って家、人住んでたよね?空き家っぽいんだけど」
マリカ「あー…この家のご主人が奥さん殺して終身刑になったんだって。来月取り壊されるらしいよ」
かさね「うわー……いわくつきってやつかあ……」
愛するあなた、あなたの瞳は星のよう
??「ん?マリカちゃん」
マリカ「どうしたの?かさねちゃん」
かさね「この『フグ田』って家、人住んでたよね?空き家っぽいんだけど」
マリカ「あー…この家のご主人が奥さん殺して終身刑になったんだって。来月取り壊されるらしいよ」
かさね「うわー……いわくつきってやつかあ……」
271: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:06:51.40 ID:7t3jPVK5O
Hold me and whisper the sweet words,I'm yearning for
抱きしめて甘い言葉をささやいてくれるその時をずっと待っていた
しんのすけ「シロ………」
しんのすけ「あのね、かーちゃんが新しい犬を買って来たんだゾ」
しんのすけ「シロみたいにかわいくて柔らかい犬だゾ」
しんのすけ「オラ、一生懸命お世話するゾ!」
しんのすけ「帰るぞー、クロ!」
しんのすけ「それじゃあ、シロ!また来るゾー!!」
抱きしめて甘い言葉をささやいてくれるその時をずっと待っていた
しんのすけ「シロ………」
しんのすけ「あのね、かーちゃんが新しい犬を買って来たんだゾ」
しんのすけ「シロみたいにかわいくて柔らかい犬だゾ」
しんのすけ「オラ、一生懸命お世話するゾ!」
しんのすけ「帰るぞー、クロ!」
しんのすけ「それじゃあ、シロ!また来るゾー!!」
272: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:11:58.40 ID:7t3jPVK5O
Drown me in kisses,caresses I'm burning for
あなたにキスされて触れられるだけで、もう溶けてしまいそう
??「亜里沙ちゃーん!!」
亜里沙「雪穂ちゃん!!」ダキッ
亜里沙「行こっか♪」
雪穂「う、うん…その、大丈夫なの?お姉さん」
亜里沙「ああ、大丈夫だよ。海未さんがいるから!」
雪穂「…そっか。海未ちゃんなら心配ないね。行こっか!」
亜里沙「うん!」
あなたにキスされて触れられるだけで、もう溶けてしまいそう
??「亜里沙ちゃーん!!」
亜里沙「雪穂ちゃん!!」ダキッ
亜里沙「行こっか♪」
雪穂「う、うん…その、大丈夫なの?お姉さん」
亜里沙「ああ、大丈夫だよ。海未さんがいるから!」
雪穂「…そっか。海未ちゃんなら心配ないね。行こっか!」
亜里沙「うん!」
273: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:14:39.49 ID:7t3jPVK5O
Lisa,every touch is new ecstsy
あなたとの毎日はとても刺激的
BJ「…………『音ノ木坂学院初のスクールアイドル「μ's」』か………」
BJ「よし、とりあえずこの『music S. T. A. R. T.』という歌のCDを買おう」
あなたとの毎日はとても刺激的
BJ「…………『音ノ木坂学院初のスクールアイドル「μ's」』か………」
BJ「よし、とりあえずこの『music S. T. A. R. T.』という歌のCDを買おう」
274: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:16:46.96 ID:7t3jPVK5O
Lisa,angels dance when you cling to me
あなたに抱きしめられるとわたしの中の天使が踊り出す
ラブアローの標的にされかけたカップル
「もう!!ハニーなんか大っ嫌いなの!!今すぐ別れるの!!」
「待ってくれ美希!違うんだ聞いてくれ!!」
あなたに抱きしめられるとわたしの中の天使が踊り出す
ラブアローの標的にされかけたカップル
「もう!!ハニーなんか大っ嫌いなの!!今すぐ別れるの!!」
「待ってくれ美希!違うんだ聞いてくれ!!」
275: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:18:44.09 ID:7t3jPVK5O
If this is dreaming,I hope I'll never wake
もしこのひと時が夢ならば、わたしはずっと眠っていたい
絵里「むにゃむにゃ………うみぃ…すきぃ……あいしてるぅ…………zzz」
もしこのひと時が夢ならば、わたしはずっと眠っていたい
絵里「むにゃむにゃ………うみぃ…すきぃ……あいしてるぅ…………zzz」
276: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:21:16.73 ID:7t3jPVK5O
But dream forever,in your arms,oh, Lisa
愛しいあなたの腕の中でずっと眠っていたい
海未「絵里………」
チュッ
海未「私も愛しています、一生離しませんからね?」
~終わり~
愛しいあなたの腕の中でずっと眠っていたい
海未「絵里………」
チュッ
海未「私も愛しています、一生離しませんからね?」
~終わり~
278: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/26(木) 23:23:57.23 ID:7t3jPVK5O
原作
『裏窓』(1954/米)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作の原作
短編『裏窓』
作:コーネル・ウールリッチ
(別名:ウィリアム・アイリッシュ)
『裏窓』(1954/米)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作の原作
短編『裏窓』
作:コーネル・ウールリッチ
(別名:ウィリアム・アイリッシュ)
293: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/27(金) 23:59:52.63 ID:+ZDFnzQRO
ことり「フグ田マスオが秋葉原から戻って来た頃、真姫ちゃんは西木野病院のにこちゃんの病室にいました」
294: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:03:22.98 ID:fhT6WzjyO
~にこの病室~
真姫「パパ!ママ!」ガラッ
真姫パパ「……………真姫か。たった今、にこさんのご家族に昏睡の原因を説明したところだ」
ここあ・こころ『にこにー……』グスン
にこママ「…………」
にこ「…………」
真姫「パパ!ママ!」ガラッ
真姫パパ「……………真姫か。たった今、にこさんのご家族に昏睡の原因を説明したところだ」
ここあ・こころ『にこにー……』グスン
にこママ「…………」
にこ「…………」
295: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:06:16.19 ID:fhT6WzjyO
真姫「…………矢澤さん」
にこママ「……………貴女が真姫ちゃんね、にこから聞いていたわ。いつもにこは貴女の事を笑顔で話していたのよ……もうあの笑顔は見れないけれど」
真姫「……………矢澤さん」
にこママ「……………貴女が真姫ちゃんね、にこから聞いていたわ。いつもにこは貴女の事を笑顔で話していたのよ……もうあの笑顔は見れないけれど」
真姫「……………矢澤さん」
296: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:08:18.58 ID:fhT6WzjyO
真姫「この度はにこさんをこのような目に合わせてしまって……大変申し訳ございませんでした!!!」ドゲザッ
297: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:13:31.22 ID:fhT6WzjyO
真姫ママ「ま、真姫!?」
真姫パパ「………邪魔をするな、これはあの子なりの誠意だ」
真姫ママ「貴方………」
にこママ「………………真姫ちゃん、頭を上げて」
真姫「や、矢澤さん?」
にこママ「ごめんなさい、貴女が反省しているというのは伝わるけれど…やっぱり許す気にはなれないわ」
にこママ「………とりあえず、やってみせてくれないかしら?にこを昏睡させた振り付けというのを」
真姫パパ「………邪魔をするな、これはあの子なりの誠意だ」
真姫ママ「貴方………」
にこママ「………………真姫ちゃん、頭を上げて」
真姫「や、矢澤さん?」
にこママ「ごめんなさい、貴女が反省しているというのは伝わるけれど…やっぱり許す気にはなれないわ」
にこママ「………とりあえず、やってみせてくれないかしら?にこを昏睡させた振り付けというのを」
298: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:14:57.52 ID:fhT6WzjyO
真姫「………………わかりました、それが矢澤さんの希であるならば」
真姫「まっきまっきまー!!矢澤さんハートにまきまきまー!!笑顔届ける西木野まきまきー!!まきまーって覚えてラブまきっ!!」
真姫「まっきまっきまー!!矢澤さんハートにまきまきまー!!笑顔届ける西木野まきまきー!!まきまーって覚えてラブまきっ!!」
299: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:16:47.58 ID:fhT6WzjyO
真姫ママ「ギャース!!」ゴフッ
真姫パパ「タコスッ!!」ヤッダーバァァ
にこママ「」
真姫「や、矢澤さん?」
真姫パパ「タコスッ!!」ヤッダーバァァ
にこママ「」
真姫「や、矢澤さん?」
300: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:18:15.93 ID:fhT6WzjyO
にこママ「ハッ!」
にこママ「にこ…………
貴女が昏睡になるのよく分かるわ。貴女、にこちゃんの事愛していたものね」
真姫「」
にこママ「にこ…………
貴女が昏睡になるのよく分かるわ。貴女、にこちゃんの事愛していたものね」
真姫「」
301: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:20:37.45 ID:fhT6WzjyO
真姫(…………私とにこちゃんは両想いだったのね)
真姫(それなら…………多分、成功よ)
真姫(…………これが私の愛よ!)
真姫ママ「?真姫、どうしたの?にこさんのベッドに近づいて」
真姫(それなら…………多分、成功よ)
真姫(…………これが私の愛よ!)
真姫ママ「?真姫、どうしたの?にこさんのベッドに近づいて」
302: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:21:33.77 ID:fhT6WzjyO
真姫「にこちゃん……………」
303: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:22:30.13 ID:fhT6WzjyO
ズキュウウウウウウウウン!!
304: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:25:02.27 ID:fhT6WzjyO
西木野夫妻・矢澤家『!?』
真姫「にこちゃん…………!!」
にこ「う、うーん………」
真姫「にこちゃん…………!!」
にこ「う、うーん………」
305: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:30:49.53 ID:fhT6WzjyO
にこママ「にこ…………………!!」
真姫ママ「貴方!!」
真姫パパ「脳波、心拍数、脈拍全て正常値だ………信じられん!!」
真姫ママ「まるで眠れる森の美女ね…」
にこ「あれ?にこ、確か屋上で真姫ちゃんに…」
真姫パパ「記憶はあるようだな……にこくん、気分はどうだ?」
にこ「真姫ちゃんのお父さん…強いて言うなら頭が少し痛いくらいでそれ以外は万全です」
真姫「ふう………」
真姫(にこちゃんの唇…………柔らかかった///)
真姫(さて………言わなきゃいけないのよね)
真姫ママ「貴方!!」
真姫パパ「脳波、心拍数、脈拍全て正常値だ………信じられん!!」
真姫ママ「まるで眠れる森の美女ね…」
にこ「あれ?にこ、確か屋上で真姫ちゃんに…」
真姫パパ「記憶はあるようだな……にこくん、気分はどうだ?」
にこ「真姫ちゃんのお父さん…強いて言うなら頭が少し痛いくらいでそれ以外は万全です」
真姫「ふう………」
真姫(にこちゃんの唇…………柔らかかった///)
真姫(さて………言わなきゃいけないのよね)
306: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:32:13.32 ID:fhT6WzjyO
真姫「にこちゃん!」
にこ「ま、真姫ちゃん?」
ズキュウウウウウウウウン
にこ「ま、真姫ちゃん?」
ズキュウウウウウウウウン
307: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:34:01.18 ID:fhT6WzjyO
西木野夫妻・矢澤家『!?』
にこ「ヴェェェェ!?/////真姫ちゃん何してるのよ!!///」
真姫「に、にこちゃん!!///」
にこ「な、何よ?」
真姫「スゥ………」
にこ「ヴェェェェ!?/////真姫ちゃん何してるのよ!!///」
真姫「に、にこちゃん!!///」
にこ「な、何よ?」
真姫「スゥ………」
308: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:36:51.03 ID:fhT6WzjyO
真姫「私はにこちゃんを嫁にもらう!!貴女は今日から西木野にこよ!!!!」
309: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:38:51.41 ID:fhT6WzjyO
にこ「ヴェェェェ!?何言ってんのよ!?///」
真姫パパ「なんだにこまきか」
真姫ママ「にこまきだったのね…矢澤さん」
にこママ「ええ、にこまきなら仕方ないわ」
こころ・ここあ『ねー』
にこ「何皆納得してんの!?」
真姫パパ「なんだにこまきか」
真姫ママ「にこまきだったのね…矢澤さん」
にこママ「ええ、にこまきなら仕方ないわ」
こころ・ここあ『ねー』
にこ「何皆納得してんの!?」
310: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/28(土) 00:41:18.90 ID:fhT6WzjyO
真姫「にこちゃん…………私と結婚したくないの?」
にこ「うっ……」
真姫「私、貴女が好きよ。愛してる。にこちゃんをお嫁さんに迎えたいの」
真姫「………私の事、嫌い?」ウワメヅカイ
にこ「す………す………」
にこ「好きよバーカ!!!///」
にこ「うっ……」
真姫「私、貴女が好きよ。愛してる。にこちゃんをお嫁さんに迎えたいの」
真姫「………私の事、嫌い?」ウワメヅカイ
にこ「す………す………」
にこ「好きよバーカ!!!///」
313: ◆exAy28K7ok 2014/06/29(日) 12:51:34.50 ID:Qf1iUvLSO
遅れました
~教会~
神父「西木野真姫、汝はこの女、矢澤にこを妻とし病める時も健やかなる時も愛し、守る事を誓うか」
真姫「誓います」
神父「矢澤にこ、汝はこの女、西木野真姫を夫(?)とし、病める時も健やかなる時も愛し、尽くす事を誓うか」
にこ「ち、誓います///」
神父「それでは、新郎は新婦と指輪を交換し誓いのキスを」
真姫「はい………にこちゃん」
にこ「う、うん///」
チュッ
~教会~
神父「西木野真姫、汝はこの女、矢澤にこを妻とし病める時も健やかなる時も愛し、守る事を誓うか」
真姫「誓います」
神父「矢澤にこ、汝はこの女、西木野真姫を夫(?)とし、病める時も健やかなる時も愛し、尽くす事を誓うか」
にこ「ち、誓います///」
神父「それでは、新郎は新婦と指輪を交換し誓いのキスを」
真姫「はい………にこちゃん」
にこ「う、うん///」
チュッ
314: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/29(日) 12:58:21.91 ID:Qf1iUvLSO
神父「それでは、この二人に神の祝福があらんことを」
凛「真姫ちゃん、にこちゃんおめでとう!!二人ともすっごくきれいだにゃ!!」
穂乃果「おめでとう!!」
ことり「おめでとう!!」
希「にこっちぃ…幸せになぁ」グスン
μ'sの超絶天使花陽ちゃん「おめでとう!!花陽、感動しちゃう…」グスン
315: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/29(日) 13:09:05.85 ID:Qf1iUvLSO
亜里沙「真姫さん!にこさん!おめでとうございます!!」
真姫「亜里沙ちゃん、ありがとう」
にこ「あれ?絵里ちゃんは一緒じゃないの?」
亜里沙「ああ、真姫さん…それなんですが」
ヒソヒソ
真姫「……………嘘でしょ、本当に捕まえちゃうなんて」
亜里沙「はい……その節はすみません……」
真姫「いいのよ、こうしてにこちゃんとも結婚できたし」
にこ「ねー!なんの話?」
真姫「はいはい、後で教えてあげる」
※時系列的にはマスオ逮捕の一週間後
真姫「亜里沙ちゃん、ありがとう」
にこ「あれ?絵里ちゃんは一緒じゃないの?」
亜里沙「ああ、真姫さん…それなんですが」
ヒソヒソ
真姫「……………嘘でしょ、本当に捕まえちゃうなんて」
亜里沙「はい……その節はすみません……」
真姫「いいのよ、こうしてにこちゃんとも結婚できたし」
にこ「ねー!なんの話?」
真姫「はいはい、後で教えてあげる」
※時系列的にはマスオ逮捕の一週間後
316: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/29(日) 13:13:19.45 ID:Qf1iUvLSO
~初夜~
にこ「真姫ちゃん…………あがったわよ」
真姫「にこちゃん……髪が濡れてすごく色っぽいわ…きれいよ」
にこ「ま、真姫ちゃん…………その、不束者ですが、よろしく、お願いします………にこを、私を真姫ちゃんのものに、してください……///」
真姫「!!!………にこちゃん!!」
ガバッ
この後、朝までよろしくした
にこ「真姫ちゃん…………あがったわよ」
真姫「にこちゃん……髪が濡れてすごく色っぽいわ…きれいよ」
にこ「ま、真姫ちゃん…………その、不束者ですが、よろしく、お願いします………にこを、私を真姫ちゃんのものに、してください……///」
真姫「!!!………にこちゃん!!」
ガバッ
この後、朝までよろしくした
317: ◆l4xDlNh8XE 2014/06/29(日) 13:15:31.39 ID:Qf1iUvLSO
はい、これで本当に終わりです。
今までありがとうございます。
初めて完結できました。
それでは、またお会いしましょう。
今までありがとうございます。
初めて完結できました。
それでは、またお会いしましょう。
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