1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/18(月) 14:39:39.32 ID:vC7TgQpU0


奈緒「指先がチリチリする…口の中はカラカラだ…目の奥が熱いんだ……!」スタスタ


奈緒「……」スタスタ


奈緒「ていうかもうすべてが暑い…」スタスタ


奈緒「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛……」スタスタ


奈緒「…もう少し…もう少しで事務所だ……」スタスタ


奈緒「事務所にさえ行けば…涼しいクーラーに冷たいアイスもある…はずだ」スタスタ


奈緒「そうすればアタシの勝利は確実…!太陽とはおさらばよ…」スタスタ


………ェェ…


奈緒「…ん?」ピタッ


……ェェェェ…!


奈緒「…何だ?」クルッ


美玲「奈緒姉ェェェェェ!!」ドーン


奈緒「オッフ」ボスン



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408340369

引用元: 奈緒「あ゛っぢぃー…」 

 

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 14:48:33.50 ID:vC7TgQpU0


美玲「奈緒姉ッ!」


奈緒「ォ…ォお……美玲か…」


美玲「おはようッ!」


奈緒「はい…おはよう…」


美玲「…?」


美玲「奈緒姉、もしかして元気ないのかッ!?」


奈緒「いや…違うよ…ちょっと驚いただけだ」


美玲「そうか」ギュッ


奈緒「ていうか…何だ美玲、その、な、『なおねえ』って」


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 14:49:12.80 ID:vC7TgQpU0


美玲「奈緒姉は奈緒姉だろ?」


奈緒「はァ…?まぁ、いいや…それは後にして…」


美玲「そうか」


奈緒「…」


美玲「どうした?事務所いかないのか?」


奈緒「何で手ェ繋ぐんだよ…」ギュッ


美玲「え?だめか?」


奈緒「いや、駄目じゃないけど…」


美玲「そうか」ギュッ


奈緒「…はい」


美玲「じゃあ早く事務所いこ!ウチ早くアイスたべたい」グイグイ


奈緒「ぉぅ」


奈緒「(暑い…)


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 15:02:06.96 ID:vC7TgQpU0


奈緒「おはようございまーす…」ガチャッ


ちひろ「奈緒ちゃん美玲ちゃん、おはようございます♪」


奈緒「おはよーちひろさん…」


美玲「ちひろおはよッ!アイス!」バタバタ


ちひろ「あら…余程暑かったのかしら?奈緒ちゃんもお疲れみたいね」


奈緒「…っ……はああぁぁぁ~…涼しい……」


奈緒「ほんと疲れたよ、暑すぎるー…美玲はなんか変だし」


ちひろ「美玲ちゃんが?」


奈緒「あァ…何か手繋いでくるし…ナオネエッテヨンデクルシ」


ちひろ「んー?あ、冷蔵庫にアイス入ってますから、どうぞ食べて下さい♪」


奈緒「うん、ありがとー…それじゃ、ソファ…ソファで休んでくる……」スタスタ


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 15:14:31.65 ID:vC7TgQpU0


奈緒「ふぅ…クーラーさいこう……」グデー


奈緒「節電の為に軽くしかかかってないとはいえ外に比べたら天国だな…」


奈緒「……よし、大分涼んだし美玲に問い質すか…」


奈緒「……美玲ー?どこにいんだー?」


美玲「あ、奈緒姉」


奈緒「お、いたいた…お前何でアタシの事奈緒姉なんて……って、何してんだ…?」


美玲「んー?輝子と乃々が干からびてるから遊んでる」ツンツン


乃々「うぅ…いぢめ…?あぅ……いぢめですか…うぅ」


輝子「フヒ……あっ………キモチイイ」


奈緒「保冷剤で的確に足元をつつくのはやめなさい」


7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 15:26:54.78 ID:vC7TgQpU0


奈緒「お前らも何でこんな熱が篭るところに居るんだよ…」シャガミ


輝子「キ、キノコ達を置く場所は此処にしかないからな…」


輝子「苦しい事は…い、一緒に耐えないと…フ、フヒ…キノコのきもちになるですよ…」


乃々「こ、ここはもりくぼの森久保聖域(サンクチュアリ)なので……でたら死んじゃうんですけ

ど…」


奈緒「お前……蘭子に影響されてないか?」


美玲「乃々しんじゃうのかッ!?わ、わかった!ずっと此処にいていいぞ!ウチが守ってるからな

ッ!」


奈緒「はーい美玲はあっちでアイス食べようなー」


美玲「!?」


奈緒「輝子と乃々はその保冷剤首元に当ててな、涼しくなるから」


奈緒「限界だったらちゃんと出てこいよ、じゃないと引きずり出す」


美玲「う、ウチもう一個食べちゃったから、次食べたら二個目だぞッ!?ちひろに怒られる!」


奈緒「アタシの分やるから」


美玲「早くいこ!」グイグイ


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 15:46:20.32 ID:vC7TgQpU0


美玲「むぐむぐ」


奈緒「美味いかー?」


美玲「うまい!」テーレッテレー


奈緒「そうかァ…それで美玲」


美玲「うん?」


奈緒「朝の…何だ…?あれ……『奈緒姉』って…」


美玲「ン…あぁ、あれはなー、ウチ、この間メイドのお仕事しただろ?」


奈緒「あぁ」


美玲「で、お仕事終わってウチ、すっごい恥ずかしかったんだー」


奈緒「まぁあれはな」


美玲「で、前奈緒姉もメイドさんのお仕事してただろッ?」


奈緒「ああ…あれは忘れたい」


美玲「あんなに恥ずかしかったのに『萌え萌えキュン』とか平気で言う奈緒姉は凄いなーって」


奈緒「平気?Whats?」


10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 15:58:59.05 ID:vC7TgQpU0


美玲「で、奈緒姉の事凄いソンケイしてさー、何か良い感じにソンケイしてる感じ出せないかなって」


奈緒「(尊敬してる感じ…?)」


美玲「だから奈緒姉ッ!」ドヤッ


奈緒「お、おう」


美玲「どうだ?ソンケイしてる感じ出てるかッ!?」ズイ


奈緒「あ、あぁ…そ、そうだな」


奈緒「(こりゃ止められんわ)」


美玲「それともどうかな、『奈緒お姉さん』とか『奈緒お姉様』とか『お姉様』とかの方がいいかッ!?」


奈緒「今のままで十分です」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/18(月) 16:14:34.80 ID:vC7TgQpU0


美玲「そうかー…あ、じゃあこれは!?」


ガチャッ


凛「おはようございます」


加蓮「おはようございまーす」


美玲「ご主人様ッ!!」キラキラ


奈緒「  」


凛「……」


加蓮「ブハッ」


凛「………奈緒、それはどうかと思うよ」


加蓮「クッ……グッ…クフフ…」プルプル


奈緒「ちが、ちがう!誤解!誤解だっ!」


美玲「ダメか!?ご主人様!!!」ギュー


凛「……プロデューサーに報告しないと」


加蓮「ウッ…ヒヒ……ウフフフ」パシャッパシャッ


奈緒「写メはやめろォ!」


美玲「奈緒姉ぇぇぇぇっ」ギューッ




おしり