1: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:40:50.50 ID:S522Jggr0
――――――――――――――
――――――――――
―――――
――


「へ~、ことりちゃんっておたんじょうび9がつなんだ!」

「ほのかちゃんは8がつなんだね」

「えへへ、ちかいね~」

「そうだね~」

「…あっ、そうだ!ねぇ、ことりちゃん!」

「なぁに、ほのかちゃん?」

「あのね…ほのかたちのおたんじょうびのまんなかを、きねんびにしようよ!」

「きねんび?」

「うん!ほのかと、ことりちゃんだけのきねんび!」

「でも…きねんびって、なにするの?」

「えっとね、いっしょにおいわいをするんだよ!そうすれば、たのしいことがふえるよ!」

「たのしいことが…うん、いいねっ!」

「でしょでしょ!ことしはすぎちゃったから、らいねんからおいわいしようね!」

「うん!これから、ずーっとやろうね!」

「ずっと、ずーっとねっ!」


―――――――――――それは、幼き日に交わした…小さな二つの約束


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408801240

引用元: 穂乃果「ことほの記念日」 

 

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2: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:42:35.58 ID:S522Jggr0
―――――――――――ほのへや


穂乃果「さぁどうぞ!あんま広くないけど、気にせずくつろいでね!」

絵里「お邪魔します…ここが、穂乃果の部屋…」キョロキョロ

希「ふふっ、可愛らしい部屋やね」

真姫「…意外と綺麗なのね」

穂乃果「えーっ、真姫ちゃんひどいよー!」

海未「ですが、真姫がそう言う気持ちは分かります」

穂乃果「海未ちゃんまでー!」

海未「先日訪ねた際は、床に漫画やお菓子が散乱していましたが…」

穂乃果「うっ…み、みんなが来るから…」

絵里「あぁ、やっぱり…ふふっ、何だか安心したわ」

穂乃果「もーっ、絵里ちゃんもひどーいっ!」

3: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:43:30.70 ID:S522Jggr0
絵里「ごめんなさいね、そっちの方が穂乃果らしいから」

穂乃果「ぶーっ…お饅頭出そうかと思ったけど、イジワル言うなら何も出さないっ」プクー

絵里「あぁっ、ごめんなさい…からかいすぎたわ…ほら、みんなも」アワアワ

真姫「わ、悪かったわ」

海未「私もすみません…せっかく穂乃果が張り切っているのに水を差して…」ペッコリ45ド

希「まぁ穂乃果ちゃん、機嫌直し?」

穂乃果「えへへっ、いいよ!穂乃果も、大人げなかったね…それじゃあ取って来るから、ちょっと待っててね」タッタッタ

絵里「ふぅ…機嫌直してくれて良かったわ」

希「エリチは穂乃果ちゃんのお家のお饅頭、楽しみにしとったからな~」

海未「確かに、一度食べれば忘れられない味ですね」

真姫「へぇ、そんなにおいしいんだ…興味あるわね」

絵里「亜里沙から、とってもおいしいって聞いてたから…あら?」

4: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:44:57.69 ID:S522Jggr0
ガチャ
穂乃果「はーい、おまたせーっ!ウチの自慢のほむまんどーぞっ!」

希「ほーっ、これが噂の…」

海未「あぁ、この餡子の匂いがたまりませんね」

真姫「模様も可愛いわね」

穂乃果「えへへ~、早く食べて~」

絵里「あ、あの…穂乃果」

穂乃果「んっ?どうしたの、絵里ちゃん」

絵里「カレンダーについてる2つの印って、何か意味があるの?」

穂乃果「あーあれね!3日は私の誕生日で、もう一つは私とことりちゃんの記念日なんだ!」

希「へぇ~、穂乃果ちゃん8月なんやね」

真姫「というか、もう過ぎちゃったのね」

穂乃果「そうなんだ~…μ'sの活動でいっぱいいっぱいだったから、気付いてたら過ぎてたんだ…みんなは誕生日いつなの?」

5: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:48:04.60 ID:S522Jggr0
希「ウチは6月9日で、もう過ぎとるんよ」

真姫「私は4月19日…」

穂乃果「そっかー、二人とも終わっちゃってるのかー」

海未「えぇっと、私は…」

絵里「ちょっと!皆の誕生日確認もいいけど、さっきの気にならないの?」

希「さっきの?」

絵里「穂乃果とことりの記念日ってやつよ!」

真姫「…あぁー…確かに、気になるわね」

絵里「でしょ!ねぇ穂乃果、二人の記念日ってどういう意味なの?」

穂乃果「意味か~…ことりちゃんの誕生日が9月12日で、私の誕生日との間の日もお祝いしようねって決めたんだよね」

絵里「はぁ…」

希「意味分かるような…」

真姫「イミワカンナイッ!」

6: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:49:06.07 ID:S522Jggr0
海未「もう、小さい頃からずっとやってますよね」

絵里「そうなの…海未にも、そういう日があるの?」

海未「いえ私は…誕生日が遠いので」

希「海未ちゃんはいつなん?」

海未「私は、3月15日です」

絵里「へ~…一番遅いのね」

海未「はい…小さい頃は、待ち遠しかったです」

穂乃果「でも、海未ちゃんは誕生日前の日曜日を『海未ちゃん感謝の日』にしてるんだよ!」

真姫「何よそれ…」

穂乃果「日頃の感謝をこめて、私とことりちゃんで海未ちゃんにおもてなしをするんだ~」

絵里「ハラショー!それは素敵ね」

海未「私はいいと言ってるのですが…二人が聞かなくて」

穂乃果「ダメだよ~、海未ちゃんにはいつもお世話になってるんだから!」

海未「は、はぁ…ありがとうございます」

希「ふふっ、幼馴染ってエェなぁ~」

真姫「そうね…」

7: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:50:01.57 ID:S522Jggr0
穂乃果「そういえば、絵里ちゃんはいつなの?」

絵里「私は…10月21日よ」

穂乃果「そっか…それじゃあ、みんなでお祝いできるね!」

絵里「えっ…いいの?」

穂乃果「いいよっ!せっかくこうやって9人も揃ったんだから、みんなでお祝いしようよ!」

希「楽しみやな、エリチ」

絵里「え…えぇっ!」

真姫「で…そろそろ本題に入らない?」

穂乃果「…本題?」

海未「廃校を阻止する為の、アイディア出しですよ」

穂乃果「…あーっ、そうだった!」

海未「全く…言いだしっぺが忘れないでください」

穂乃果「ゴメンゴメン!よーっし、みんなでいいアイディア出して廃校阻止するぞー!」

8: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:50:34.80 ID:S522Jggr0




穂乃果「う~ん…」

海未「これ…といったものが出ませんね…」

希「やっぱり、9人揃ってるときにやったほうがええんやない?」

真姫「それもそうね」

絵里「もういい時間だし、今日はお開きにしましょうか」

穂乃果「時間…あーっ!お店のお手伝いの時間だーっ!ゴメン、私お店に出なきゃ!…あっ、くつろいでていいからねっ!それじゃあ」バタバタバタ

絵里「えっ、あ…お饅頭ありがとう、おいしかったわ」

希「今度はお客さんとして来るからー」

穂乃果『ありがとーっ!』バタバタバタ

真姫「家でも、忙しい人なのね」

海未「はい、穂乃果が静かな時なんてありませんよ」

9: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:51:25.36 ID:S522Jggr0
絵里「そういえば穂乃果、最近お店の手伝いで練習終わったらすぐに帰ってるわね」

希「そうやね…いつも最後まで居て、みんなを寄り道に誘ってた穂乃果ちゃんが一番に帰ってるもんね」

真姫「あと、ことりもよね…たまに休んでるし」

海未「今日はことり、バイトで来れないって…」

絵里「ふ~ん…だったら、最近は海未一人なのね」

海未「はぁ…まぁ、たまには一人静かなのも…」

絵里「寂しいんなら、絵里お姉ちゃんに甘えてもイイのよ」ヒダリニモギュ

海未「ひゃっ!」

希「い~や、一番年上のウチに甘えた方がエエで」ミギニモギュ

海未「ひゃあっ!」

真姫「いいえ!同じ年の私の方が甘え易いでしょ」ウシロカラモギュ

海未「ひえぇっ!」

10: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:52:40.73 ID:S522Jggr0
絵里「私には妹がいるのよ!年下の扱いは一番慣れてるわ」ギュー

希「そんなん関係ないやん!」ギュー

真姫「先輩だと気を使うでしょ!後輩だけど同じ年の方がいいわよっ!」ギュー

海未「はわ、はわわ…(両腕からとても柔らかい…後頭部も…キモチイイ)」ポーッ

絵里「もう、埒が明かないわねっ!」

希「せやね、ここは海未ちゃんに決めて貰お」

真姫「海未、誰が良いの?」

絵里「私よね!」

希「ウチやんな!」

真姫「私よっ!」

海未「えっ、あっ…う…だ、誰か…助けてくださーいっ!」

11: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:56:44.10 ID:S522Jggr0
――――――――――――――――記念日当日、夢の国入口


穂乃果「夢の国に…キターーーーーッッ!!」

ことり「ふふっ、穂乃果ちゃんはしゃいじゃって…カワイイッ♪」

穂乃果「だってー、すっごく楽しみにしてたんだもん!」

ことり「うん、ことりもそうだよ」

穂乃果「だよねだよねっ!ここに来るのも久しぶりだねー」

ことり「中学の卒業記念に来て以来だから…一年半ぶり、くらいかな」

穂乃果「意外と近かった!前は海未ちゃんがコースター系嫌がって乗れなかったから、今日は乗りたいな~…ことりちゃんは平気だっけ?」

ことり「ことりは、穂乃果ちゃんが乗るなら何にでも♡」

穂乃果「そっか!よーっし、遊びつくすぞーっ!行こっ、ことりちゃんっ!」スッ

ことり「うんっ!」ギュッ

穂乃果「人が多いから、はぐれないように手つないだままでいようね」

ことり「分かった、穂乃果ちゃんついて行くよ♡」

穂乃果「それじゃあ、しゅっぱーつ!」

12: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/23(土) 22:57:14.77 ID:S522Jggr0
――――――――――――――
――――――――――
―――――
――


「ずっとかぁ~…う~ん…」

「んっ?ことりちゃん、どうしたの?」

「おおきくなっても、いっしょにいれるのかなっておもって…」

「ふっふっふ…それなら、とってもいいほうほうがあるんだよ!」

「えっ、なになに?おしえて!」

「それはねー…」

14: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:11:43.02 ID:3EvWosGQ0




穂乃果「ふぁ~、楽しかったー!」

ことり「そうだね♪穂乃果ちゃんと一緒だと、待ち時間もあっという間だったよ」

穂乃果「穂乃果もだよっ!ことりちゃんとお話しているうちに順番来たもん」

ことり「そう言ってもらえると嬉しい♡パレードも良かったよね」

穂乃果「うん!キラキラーってして、ワーッってなって…とにかく凄かったね!」

ことり「また、行きたいね」

穂乃果「そうだねっ!今度はμ'sの皆で行きたいよねっ!」

ことり「わぁー、皆で行くと楽しそうだね♪」

穂乃果「でしょ!行けたらいいな~」

ことり「行けるよ!ふふっ、楽しみができたね」

穂乃果「うん!…あっ、ねぇことりちゃん…あの公園でちょっと休まない?」

ことり「あっ…うん、いいよ」

穂乃果「へっへっへ~、まだまだ夜は長いですぜお嬢さん」

ことり「や~ん、穂乃果ちゃんなんかいやらしい~」

15: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:12:58.07 ID:3EvWosGQ0
穂乃果「ふぅ~…この公園に寄るのも久しぶりだね」

ことり「そうだね…小さな頃は、毎日のように来てたよね」

穂乃果「うん…暗くなるまで遊んでよく怒られたな~」

ことり「ふふっ…穂乃果ちゃん、砂場で色々作ってたよね」

穂乃果「一度作り始めると…納得いくまで止めなかったからな~」

ことり「芸術家みたいだね」

穂乃果「おぉ~…何かそう言うとカッコイイ!…私、一番集中力あったのってあの頃かも」

ことり「えぇ~、そうかなー…練習している時はすっごく集中していると思うよ」

穂乃果「好きなことやってるときはね…勉強は全然集中できないもん」

ことり「あっ…それは…」

穂乃果「ん~…どうすればいいんだろ…」

ことり「あはは…」

16: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:14:08.78 ID:3EvWosGQ0

穂乃果「そういえば、記念日を決めたのもここだったよね」

ことり「そうだね…」

ことほの「…あ、あのっ!!」

穂乃果「えっと、ことりちゃんからどうぞ!」

ことり「ううん、穂乃果ちゃんから言って」

穂乃果「あっ、うん…えっとね…穂乃果って何も考えずに、色々やろうとするでしょ」

ことり「そこが、穂乃果ちゃんのイイところだよね」

穂乃果「ありがと…それで、何でできるのかなーって考えたの…」

ことり「うん…」

穂乃果「で…いつもことりちゃんが隣にいてくれて、付いてきてくれるからだって気付いたんだ」

ことり「えっ…」

17: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:35:38.68 ID:3EvWosGQ0
穂乃果「スクールアイドルやる時も、ことりちゃんが一緒に始めてくれて…だから、今のμ'sがあって…」

ことり「それは、穂乃果ちゃんが頑張ったから…」

穂乃果「ううん…ことりちゃんがいたから、次に進めたんだよ…だからね、ことりちゃんがいてくれないと何もできないし、始められないんだって思って…」

ことり「…」

穂乃果「だからね、ことりちゃん!これからも私の隣に、ずっと一緒にいてくださいっ!」スッ

ことり「わっ!…えっと、小さな…箱?」

穂乃果「誕生日まで待てなくて…受け取って」

ことり「う、うん…ありがとう…えっと、開けるね」

穂乃果「うん…」

ことり「(パカッ)…!こ、これって…指輪?」

穂乃果「うん…あの時約束した…」

ことり「ウソ…ホント、に…」ポロポロ

穂乃果「っ!えっ、あっ、あの!…イヤなら…そっか、忘れてるって可能性も…ごめんね、自分だけ盛り上がっちゃって」アセアセ

ことり「ううん。違うの…嬉しくて…私も、覚えてるよ」グスッ

18: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:36:55.79 ID:3EvWosGQ0
穂乃果「えっ、そうなの!」

ことり「うん…実はね、私も…」スッ

穂乃果「こ、これって…」

ことり「うん…開けてみて」

穂乃果「分かった…(パカッ)…わぁ、キレイ…」

ことり「えへへ…気にいってくれたかな?」

穂乃果「うん、凄いよスゴイ!ことりちゃんも覚えててくれたんだね!」

ことり「忘れるわけないよ…ずっと、17歳になるのを待ってたんだもん」

穂乃果「穂乃果もだよっ!…あっ、もしかして最近バイトで忙しいのって…」

ことり「うん…今日に指輪を間に合わせる為に…穂乃果ちゃんも、お店の手伝いが多かったのって」

穂乃果「うん…少しでもイイのを買おうと思って…」

ことり「そっか…良かった…」

穂乃果「そうだね…」

ことほの「…」

19: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:38:00.76 ID:3EvWosGQ0
穂乃果「あのさ…指輪交換しようか…」

ことり「うん…あの時みたいに…」

穂乃果「そうだね…ことりちゃん、指出して…」

ことり「うん…」スッ

穂乃果「はい…(スッ)…うん、ピッタリだ!」

ことり「わぁ、キレイ…それじゃあ、穂乃果ちゃんも」

穂乃果「分かった…」スッ

ことり「はい…(スッ)…良かった、ピッタリだよ」

穂乃果「うわぁ…すっごくキレイ…」

ことり「えへへ、指輪交換…しちゃったね」

穂乃果「うん…この後は、誓いの…///」

ことり「うん…///」

穂乃果「えっと、ことりちゃん…いいかな?」

ことり「うん…心の準備は、できているよ…」

穂乃果「それじゃあ…えっと…私、高坂穂乃果はどんな時もことりちゃんと一緒にいることを誓います」

ことり「…私、南ことりは…穂乃果ちゃんの隣に、ずっといることを誓います」

穂乃果「…ん…」

ことり「ん…」

20: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:38:52.00 ID:3EvWosGQ0
――――――――――――――
――――――――――
―――――
――


「ずっといっしょにいるためにはね、けっこんすればいいんだよ!」

「けっこん…てなぁに?」

「よくわかんないけど、けっこんするとずっといっしょにいられるんだって」

「へ~すごーい、ほのかちゃんどこでしったの?」

「きのうてれびでね、どらまをみてたらやってたんだー」

「わぁー、ほのかちゃんおとなー!ことり、どらまのじかんになるとねなさいっていわれるよ」

「ほのかもいつもはだめなんだけどね…おやすみちゅうだからいいって、おかあさんが」

「いいなー…それで、けっこんはなにをすればいいの?」

「うん、ゆびわをこうかんして…キス?っていうのをするんだって」

「へー…でも、ゆびわもってないよー」

「だからね、これもってきたんだ!」ジャン

21: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:39:19.09 ID:3EvWosGQ0

「これって…なぁに?」

「むかしのカンのフタだよっ!おうちにあったのもってきたんだ」

「へー…それじゃあ、これをゆびにつければいいの?」

「うん!ことりちゃんにはほのかがつけるから、ことりちゃんはほのかにつけてね」

「わかったよ!」

「…はい、できた!」

「それじゃあ…はい!」

「おー、なんかおとなみたいだね」

「うん…それで、つぎにやるキスってどうするの?」

「えっとね、くちとくちをつけてたよ」

「そうなんだー」

「それじゃあ、やってみる?」

「うん!」

22: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:39:52.64 ID:3EvWosGQ0
「…はい、これでけっこんできたよ!」

「わー、これでいっしょにいられるんだね」

「うん!…あっ、わすれてた!ほのかたちけっこんできないんだった」

「えーっ、なんでー?」

「ドラマだと、18さいにならないとけっこんだめっていってた」

「そうなんだー」

「あれ、16さいだっていってたかも…」

「えー、どっちー?」

「う~ん…あいだをとって17さいで!」

「そうなの?」

「こまったときはあいだをとればいいって、おかあさんがいってた!」

「へー、さすがほのかちゃんのおかあさんっ!」

「えへへー、それじゃあ17さいになったらけっこんしようね!」

「うん!」

「そのときは、ちゃんとしたゆびわプレゼントするね」

「ことりも、ゆびわプレゼントするっ!」

「はやく17さいになりたいなー」

「たのしみだねっ!」

23: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:43:14.74 ID:3EvWosGQ0




穂乃果「ふぁ~…緊張したー」

ことり「ふふっ、そうだね」

穂乃果「でも、ちっちゃい頃の私達って…結構恥ずかしいことしてたんだね」

ことり「まぁ、意味は良く分かって無かったし…仕方ないんじゃないかな」

穂乃果「それもそうだね」

ことり「うん!これからも、よろしくね穂乃果ちゃん」

穂乃果「こちらこそ!…色々ご迷惑おかけすると思いますが、どうかよろしくお願いします」

ことり「穂乃果ちゃんになら、どんなことでも迷惑だなんて思わないよ♪」

穂乃果「ありがとう…ことりちゃんがいてくれれば穂乃果、何だって出来る気がするよ!」

ことり「でも、あんまり無理しないでね」

穂乃果「は、はい気をつけます…」

ことり「ふふっ」

穂乃果「それじゃあ、帰ろうっか」スッ

ことり「うん!」ギュッ


穂乃果「ずっと一緒にようね、ことりちゃん!」

ことり「そうだね、穂乃果ちゃん!」

24: ◆r5Gu8xXVI. 2014/08/24(日) 00:46:38.63 ID:3EvWosGQ0
以上です。

穂乃果とことりの誕生日が近いので、間の日も一緒にお祝いしてたらいいなーって思い作りました。

一応、中間日に当たる8月23日に投下し始めました。