しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」前編  

しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」中編 
422: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:27:54.87 ID:NqjOJRYWo

ズドオオオオオオオオオン! ドォン! ドォォォォン!

ドンドン!ドォォォン! バゴォォォォ! ドドォォォォォン・・・



しんのすけ「おせんべいロボがばくはつしだしたゾ・・・」



REX「 ア ア ア ア ア ア ・ ・ ・ 」メキメキメキ



しんのすけ「冬の花火も中々乙な物ですなぁ」ウンウン


「し・・・んの・・・すけ・・・」


しんのすけ「お!?」


サイボーグ忍者「あん・・・しん・・・しろ・・・。あのロボは・・・私が破壊した・・・」

しんのすけ「ぶりぶりざえもん!!」

サイボーグ忍者「これで私も・・・世界を救ったヒーローに・・・ごふっ」

しんのすけ「だ、だいじょうぶ!?」

サイボーグ忍者「ハハ・・・強がりたい所だが・・・私はもう・・・ダメらしい・・」

しんのすけ「そんなこと言わないでよ!ぶりぶりざえもんはこれからもみんなをお助けするんでしょ!」

サイボーグ忍者「無茶言う・・・な・・・いくら私でも、ぼでーがこうも損傷していては・・・」

しんのすけ「ぶりぶりざえもん!」

サイボーグ忍者「なあしんのすけ・・・あの日みた・・・お宝ちょーだい山の景色・・・」

サイボーグ忍者「覚えているか・・・」

引用元: しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」 
 

 
423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:29:13.32 ID:NqjOJRYWo

しんのすけ「お宝ちょーだい山・・・」

サイボーグ忍者「私が・・・史上最凶のコンピューターウイルスとして世界を滅ぼそうとしていた時・・・」

サイボーグ忍者「お前が・・・気づかせてくれた・・・私は・・・人助けをする為に生まれた存在・・・と言う事・・・」

サイボーグ忍者「ごふっ、ぐふっ!」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん・・・!」


サイボーグ忍者「報酬目当てでしか・・・人助けをしなかった私が・・・」

サイボーグ忍者「何も持たないお子様に・・・わざわざ薬局に・・・報酬を全て投げ打って・・・」

サイボーグ忍者「そのせいで・・・今までの報酬も全てなくしてしまった・・・頂上に着く頃には何もなくなっていた・・・」

サイボーグ忍者「なのに・・・それが妙に気分がよかった・・・その時わかった・・・」

サイボーグ忍者「ああ・・・人助けっていいなぁ・・・って・・・」


しんのすけ「そうだゾ!人助けはイイ事だゾ!だからこれからもぶりぶりざえもんは・・・」


サイボーグ忍者「ずっと悔やんでいた・・・これから誰かをお助けしようと言う時に・・・消えてしまう事が・・・」

サイボーグ忍者「あの日お宝ちょーだい山で見た夕日・・・もういちど見たいなって・・・ぐふっ!」


しんのすけ「見れるゾ!だって、ぶりぶりざえもんはこうやって復活したじゃん!」


サイボーグ忍者「しんのすけ・・・私は・・・お助けする事ができたか・・・」


しんのすけ「できたゾ!オラ、ぶりぶりざえもんに何度もおたすけされたゾ!」

しんのすけ「あのロボだって、ぶりぶりざえもんがやっつけてくれたおかげで・・・」

しんのすけ「オラだけじゃないゾ!カスカベのみんなも、世界のみんなも」

しんのすけ「みんなみんな、ぶりぶりざえもんがお助けしたんだゾ!ぶりぶりざえもんはやっぱり救いのヒーローだったゾ!」


サイボーグ忍者「そう・・・か・・・うれしい・・・なぁ」ニマァ



ズドォォォンン・・・ボォォォン・・・ドォォォォン・・・

424: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:30:51.02 ID:NqjOJRYWo

サイボーグ忍者「夕日の代わり・・・にしては少しばっちいが・・・」

サイボーグ忍者「勝利の花火と言う事に・・・しといてや・・・る・・・」

サイボーグ忍者「ごふっ!ごふっごっ!がはぁ!」

サイボーグ忍者「ヒュー・・・ヒュー・・・」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん!今お医者さんの所へつれていくゾ!」グイ


サイボーグ忍者「バカモノ・・・そんな奴・・・ここにいないだろ・・・」

しんのすけ「それでもいくゾ!オラ探すゾ!今度はオラがお助けする番だゾ!」

サイボーグ忍者「「しんのすけ・・・私には・・・もう時間が・・・ない・・・」

しんのすけ「!?」


サイボーグ忍者「私は・・・もう時期消える・・・私はこの男の中の「こんぴゅうたぁ」に寄生する事で・・・かろうじて・・・うぐっ!」

サイボーグ忍者「本来は・・・とっくにデリート・・・済みのデータ・・・こうして再び世に出てこれたのは・・・」

サイボーグ忍者「神様が私に・・・人助けのチャンスを・・・くれた・・の・・か・・・も」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん!?しっかりしてよ!」


サイボーグ忍者「悪いが・・・私は少し寄り道しなければならない・・・しんのすけ・・・ここでお別れだ・・・」

サイボーグ忍者「お前にまた会えて・・・よかったぞ・・・」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん!」




しんのすけ「・・・」

425: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:33:26.28 ID:NqjOJRYWo

サイボーグ忍者「あ・・・そろそ・・・ろ・・・行か・・・なきゃ・・・」

しんのすけ「!?」


サイボーグ忍者「で・・・・は・・・・・・・・」


サイボーグ忍者「さ・・・・ら・・・・・・・・・ば・・・・・・・だ・・・・・」ニコ


しんのすけ「ヤダヤダヤダ!!ぶりぶりざえもん!折角会えたのに!!」


サイボーグ忍者「 」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん!?ぶりぶりざえもんってば!!」


サイボーグ忍者「 」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん・・・ぶりぶりざえもん・・・」


サイボーグ忍者「 」


しんのすけ「 ぶ り ぶ り ざ え も ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ん ! ! ! ! 」



REX「 ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」



ボォォォン・・・ ドォォォン・・・ ガラガラガラ・・・




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    ーーーーーーーーーーーーーーーー


      ーーーーーーーーーーーーー


        ---------


           ーーーー


           【CALL】
  









ナオミ「えっ」

426: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:42:32.13 ID:NqjOJRYWo

ナオミ「・・・?」


ウイン


豚「よっ」

ナオミ「えっ豚さん!?」

豚「お前がナオミ・ハンターとかいう女か」

ナオミ「一体どうやって・・・」


豚「まあまあその辺も込みで、立ち話もなんだしお茶でも飲みながら・・・」ムンズ


ナオミ「ッ!? 画面から出てきた!?」

豚「よっこら・・・ぷぎゃ!」グサ

豚「だ、誰だ!こんな所に・・・私のしりに破片が刺さったではないか!!」

ナオミ「あ・・・ごめん。それ私のカップ・・・」

豚「何、貴様のカップか・・・む、なんだこのカップは。粉々ではないか」

ナオミ「さっき割っちゃって・・・」

豚「ったく、世話のかかる・・・」


トンカントンカン ベタベタ


豚「ほれ」コト

ナオミ「まぁ・・・豚さん、器用なのね」

豚「いいってことよ。これも人助け」ウンウン

ナオミ「・・・しんちゃんは?」

豚「心配するな。しんのすけは無事だ。ついでにあのポンコツロボも木端微塵にしておいた」

ナオミ「メタルギアを!?」

豚「私にかかれば動作もない事だ」キリ

ナオミ「・・・すごいのね」

豚「お前はなぜこんな所にいる?」

ナオミ「捕まっちゃったの。スパイをしていた事がばれちゃってね・・・」

豚「まったく・・・つくづく世話がかかる女だな」

豚「お前の兄が言っていた通りだ」


ナオミ「え!?」

427: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:43:56.80 ID:NqjOJRYWo

ナオミ「兄を知っているの!?」

豚「・・・私の正体、お前は知っているだろう」

ナオミ「え、ええ・・・確か過去に作られたコンピューターウイルス・・・」

ナオミ「でもあなた、デリートされたはずじゃ・・・」

豚「そうだ。あの時あのお宝ちょーだい山の頂上で、私は消えた」

ナオミ「・・・」

豚「お前の兄、シュワルツネガーのぼでー。あれは・・・本当は私が乗っ取ったのではない」

ナオミ「え!?」

豚「あの時・・・私の母体とする『すーぱーこんぴゅうたぁ』が基地の爆発と共に崩壊していく時・・・」

豚「そして、私という存在が消えて行こうとしている時。0と1の無意味な羅列に変わっていく・・・その時だ」

豚「直前で何者かが私の手を掴んだ・・・それが貴様の兄だった」

ナオミ「兄さんが・・・?」


豚「・・・」


(頼む・・・ナオミに伝えてくれ・・・)


(ぶぎゃ!は、はなせ!自分でやれバカモノがぁ!)


豚「・・・」

豚「死んだ自分の代わりに妹に伝言を伝えて欲しかったそうだ」

ナオミ「に、兄さんが!」

ナオミ「ねえ教えて!兄さんはなんと!?」ガバッ!

豚「!?」

ナオミ「私は兄さんに会う為に、兄さんの本当の言葉を聞く為にこの作戦に参加したの!!」

ナオミ「ねえ!教えて!!豚さん!」

豚「ば、バカモノ!揺らすな!か、体が・・・」


キラキラキラ・・・


ナオミ「!? あ、あなた・・・まさか・・・」

豚「お前が揺らしたせいで少し早まったではないか・・・このバカモノが」

428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:44:50.34 ID:NqjOJRYWo


ナオミ「あなた・・・なんで!?兄の体で復活したんじゃ・・・!」

豚「すまん。ポンコツロボにボコボコにされてしまった」

ナオミ「・・・」

豚「その代わりそれ相応の仕返しはしてやったがな」キリ

ナオミ「しんちゃんが悲しむわね・・・」

豚「心配ない。しんのすけとの別れは済ませてきた」

豚「あいつも男だ。いつか乗り越える」

ナオミ「・・・」


【94%】


ナオミ「ハッ!」

豚「おっと、そろそろ時間が」

ナオミ「豚さん・・・!」

豚「しんのすけがせがむから少し遅れてしまったようだ」

ナオミ「あなた・・・やっぱり・・・!」

豚「私は、あの時とうに消えていた身・・・」


【95%】


豚「私は、消えたくなかった・・・せっかくこれから、救いのヒーローとしてやっていこうと思ったのに・・・」

ナオミ「あなたは十分救ったわ・・・しんちゃんを、そして世界も!」

豚「しんのすけに同じ事を言われたな・・・私こそ感謝している」


【96%】


豚「お前の兄が・・・私に機会を与えてくれた・・・私が人助けできる・・・さいごのチャンスを・・・」

ナオミ「豚さん!」

豚「お前の・・・兄の名・・・なんと・・・言ったか・・・」

ナオミ「イェーガー、フランク・イェーガーよ!」

豚「全然シュワルツネガーじゃ・・・やはりしんのすけめ・・・おバカな聞き間違いを・・・」



キラキラキラ・・・

429: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:46:28.04 ID:NqjOJRYWo

【97%】


豚「お前らの・・・なんとかすりぃとか言う作戦・・・しんのすけ・・・あいつなら・・・大丈夫だ・・・」

ナオミ「あなた!知ってたの!?」

豚「私を誰だと・・・思っている・・・救いの・・・ヒーロ・・・だ・・・・」

豚「しんのすけなら・・・あいつは強い子・・・きっと自分の運命も・・・乗り越える・・・」

ナオミ「豚さん・・・」


豚「兄を思うお前の気持ち・・・しかと・・・みとどけ・・・た・・・」


ナオミ「豚さん!」


豚「おっと・・・兄の・・・伝言だったな・・・」


【98%】


ナオミ「兄の・・・兄さんの本当の言葉・・・」



(俺の体はくれてやる・・・たから、ナオミに会ったら伝えて欲しい)



豚「・・・」



(だから自分でやれっちゅーに!)


(あいつはナオミを気遣うあまり・・・ウソを教えた)



豚「・・・」



(それはそんな奴に頼んだ貴様が悪い)


(頼む・・・あいつは・・・ナオミは・・・俺のせいで・・・)



ナオミ「ねえ教えて豚さん!兄さんの、兄さんの本当の言葉!!」

431: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:48:51.93 ID:NqjOJRYWo

【99%】


ナオミ「豚さん!!」


豚「・・・」


(ナオミの両親を殺したのは俺なんだ・・・)

(まだ若かった俺は、あいつまでは殺せなかった・・・あいつを拾ったのは、後ろめたさに耐え切れなかったから)

(あいつの世話をしたのは、痩せこけた良心を満足させるため。それでも・・・ナオミは俺を兄と慕ってくれた)


ナオミ「豚さん・・・お願い・・・」


豚「・・・」


(はたから見れば俺達は仲の良い兄妹に見えたかもしれん)


(だが・・・あいつに瞳を覗かれる度、俺はいつも怯えていた)



(お前から伝えてくれ)





(本当の仇は・・・この俺だと・・・)



ナオミ「豚さん・・・!」


豚「・・・」

















「俺の事は忘れて、自分の人生を精一杯生きろ。君の事を愛している」




【100%】



【System down】

432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:49:37.65 ID:NqjOJRYWo

ナオミ「違う!豚さん、それは・・・それは違う・・・」


ナオミ「なんで!?どうして!?どうして誰も・・・」


ナオミ「やっと会えると思ったのに・・・やっと、本当の言葉が聞けると思ったのに・・・」


ナオミ「どうして・・・どうしてなの・・・」







ナオミ「 ど う し て な の ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! ! ! 」












【Delete complete】



【Good-bye buriburi-Hero!】

433: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/26(火) 23:50:26.91 ID:NqjOJRYWo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「 じ ゃ 」

443: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 19:46:14.16 ID:uloqYKuQo

ズドオオオオオオオオオン! ドォン! ドォォォォン!


ドンドン!ドォォォン! バゴォォォォ! ドドォォォォォン・・・


しんのすけ「ぶりぶりざえもん・・・」


【CALL】


メイリン「お、収まったわ・・・」ハァハァ

キャンベル「一時はどうなる事かと思ったが・・・」

ナスターシャ「いやはや、ひどい目にあった」ダラダラ


しんのすけ「・・・」


メイリン「メタルギア・・・あの豚がやってくれたのね」

ナスターシャ「史上最悪の兵器と史上最凶のウイルスか・・・奇妙な巡り合わせだ」

キャンベル「だが誇っていいぞしんのすけ。認めよう」

キャンベル「あの豚は、まぎれもなくヒーローだった・・・」


しんのすけ「・・・」


メイリン「あんたの言う通り、やる時はやる奴だったわ」

ナスターシャ「世界を救った事に比べれば、私の払わされたデリバリー代など」

メイリン「胸揉まれて思わずぶん殴っちゃったけど」


しんのすけ「・・・」


キャンベル「これでメタルギアは無効化された・・・しんのすけ、君の任務は終了だ」

キャンベル「私は、君にこの任務を一任して本当によかったと思っている」

キャンベル「指揮官をして例を言わせてもらおう。ありがとう。本当に」


しんのすけ「・・・」ポロ


メイリン「(大佐・・・少しだけ、休ませてあげましょ)」ボソ

ナスターシャ「(彼は今、男になった所だ)」ボソ

キャンベル「うむ・・・」


しんのすけ「・・・」エグ

444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 19:47:41.15 ID:uloqYKuQo

ゴオオオオオオオオ・・・ドォン・・・・ボォン・・・


しんのすけ「・・・」ゴシゴシ


メイリン「男の儀式はすんだ?しんのすけ」

しんのすけ「うん・・・」

キャンベル「しんのすけ、感傷に浸っている所悪いが・・・」

しんのすけ「・・・お?」

キャンベル「ひろしとみさえとひまわりの合流がまだだ。まずは家族と合流するんだ」

しんのすけ「あっそうだった」

メイリン「脱出経路はエメリッヒ博士が用意してくれてるわ」

ナスターシャ「後は彼らの合流待ちだが・・・」

しんのすけ「・・・」チラ

キャンベル「そこは危険だ。しんのすけ、まずは安全な所へ避難するんだ」

しんのすけ「ちょっと待って」タッタッタ

キャンベル「ん?」


サイボーグ忍者「 」


しんのすけ「ぶりぶりざえもん・・・オラ、行くから」

しんのすけ「お助けしてもらったから・・・これ、あげるゾ」ペラ


【かたたたたたたたき券】←lost


メイリン「しんのすけ・・・」

しんのすけ「じゃあね、ぶりぶりざえもん・・・」


ゴォォォォォ・・・


キャンベル「どこかに出口はないか?」

しんのすけ「あっちにトビラがあるゾ」

キャンベル「よし、まずはそこに向かえ」

キャンベル「家族の居場所はソリトンレーダーで我々が探しておこう」

しんのすけ「ほーい」

445: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:01:00.67 ID:uloqYKuQo

ゴオオオオオオオオ・・・ドォン・・・・ボォン・・・


しんのすけ「・・・」タッタッタ


ゴオオオオオオオ・・・


ボォンッ!!


しんのすけ「!?」


ガラガラガラ!


キャンベル「まずい!まだ爆発の余波が・・・!」



しんのすけ「うわ~~~~~~!」



ドドドドドド!



しんのすけ「~~~~~~!」



・・・・


・・・


・・




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:01:33.95 ID:uloqYKuQo

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・・


・・・


・・・・


ゴオオオオオオオオ・・・ドォン・・・・ボォン・・・


しんのすけ「」


ガシ


しんのすけ「」


サッ ザッ ザッ


しんのすけ「(う・・・?)」ボヤァ


サッ ザッ ザッ


しんのすけ「(あれ?オラ、なんか運ばれて・・・)」


サッ ザッ ザッ


しんのすけ「(・・・)」


・・・・


・・・


・・




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

447: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:02:13.71 ID:uloqYKuQo

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・・


・・・


・・・・


ゴォォォォォォォ・・・


しんのすけ「う・・・」


リキッド「相変わらず目覚めは悪いようだな。しんのすけ」


しんのすけ「おじさん・・・?」



メタルギア 頭頂部


しんのすけ「おじさんも無事だったんだね」

リキッド「俺は死なん。貴様が生きている限りは」

しんのすけ「おじさんのロボ・・・壊れちゃったね」

リキッド「メタルギアを失った程度で俺は闘いを終わらせる気はない」

しんのすけ「おじさん・・・なんでそうまでするの?」

リキッド「俺達のような戦士が活かされる時を再び築き上げる為だ」

しんのすけ「先生・・・?」

リキッド「戦士だ!オヤジと同じ様な・・・」

リキッド「冷戦の時・・・混沌の時」

リキッド「世の中が俺達を欲した、俺達を評価した、俺達は必要とされた・・・」

リキッド「だが今は違う、偽善と欺瞞が横行し、争いがこの世から消えていく」

リキッド「自分を生かす場が失われる空しさ、時代から必要とされなくなる恐怖」

リキッド「おまえには・・・わからんだろうな・・・」

しんのすけ「・・・」

448: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:03:11.42 ID:uloqYKuQo

リキッド「俺が人工的に作られたクローンだという事は話したな?」

しんのすけ「そうだっけ」

リキッド「話しただろうが・・・まあ、覚えていた所でお前には理解できないだろうが」

しんのすけ「いやぁそれほどでも~」

リキッド「ほめとらん」

しんのすけ「お・・・」


リキッド「レス・エンファントス・テレブレス 恐るべき子供達、その計画はそう呼ばれた」

リキッド「雛形に選ばれたのは当時伝説の傭兵として名を馳せていたビッグ・ボス」

リキッド「計画の目的は最強の兵士を作り上げる事・・・俺はその、生贄だ」

しんのすけ「生煮え?」

リキッド「生贄だ!双子の兄弟を作る為に、劣勢遺伝子ばかりを発現させられた!!」

しんのすけ「お・・・」


リキッド「だが・・・俺の兄弟はそいつだけではない」

リキッド「ゲノム兵・・・あいつらも俺の兄弟になる。もっとも、奴らの場合はデジタルな方法で生み出された物だが」

しんのすけ「兄弟がいっぱいいて楽しそうだね」

リキッド「馬鹿を言うな。楽しいはずなどない」

しんのすけ「なんで?」

リキッド「・・・俺達は滅びかけているからな」

しんのすけ「え・・・」

449: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:03:47.60 ID:uloqYKuQo

リキッド「左右非対称の理論という言葉を聞いた事があるか?」

しんのすけ「なにそれ」


リキッド「自然界では左右非対称が標準だ。逆に絶滅種には左右対称の兆候が見られる」

リキッド「ゲノム兵にも現れているんだよ、その左右対称の兆しが。それは俺にも・・・」

リキッド「そうだ、俺達は皆 遺伝子レベルで死にかけている。いつ発病するかわからん」

リキッド「それを調べる為にも、親父のゲノム情報が必要なのだ」


しんのすけ「おじさんが自分のとうちゃんに拘ってたのは、兄弟をお助けする為だったって事?」

リキッド「兄弟同士は子を為さない。それにも関わらず助け合うのはなぜだか知っているか?」

リキッド「同種の遺伝子を後世に伝える確立が高くなるからだ。自然選択の末、血縁は互いに利他行動をとるようになった」

リキッド「遺伝子には血縁を助けるように記されている」

リキッド「それは貴様にもよくわかるだろう?」

しんのすけ「家族・・・」


リキッド「誰も遺伝子に逆らう事はできない、それは運命だ。まして俺達は・・・親父の遺伝子を再現する為にだけ生み出された存在だ」

リキッド「だから・・・俺は自分の遺伝子に従う。そしてそれを乗り越える。呪われた運命を打ち破るために」

リキッド「後ろを見てみろ!」




ひろし「~~~~!」フガフガ

みさえ「~~~~!」フガフガ

ひまわり「た~い!」



しんのすけ「とうちゃん!かあちゃん!ひま!」

450: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:05:31.68 ID:uloqYKuQo

ひろし「~~~~ペッ!しんのすけ~~~~!無事だったか!」

みさえ「むごご~~~、ペッ!しんちゃん!」

ひまわり「たういたぁ~」


リキッド「もしもの保険に先に家族の方を捕えておいてよかったよ」

ひろし「てんめ~きたねえぞ!俺達を捕まえる為にわざと二手に別れさせたな!」

みさえ「そーよ!夫を誘拐したのはあなたの仕業だったのね!」

リキッド「ああ、全て俺だ」

リキッド「だがもう必要ない・・・」

ひろし「あんだって!?」


みさえ「誘拐しておいて、こいつ・・・あなた一体どういう教育受けてきたの!」

リキッド「教育?教育は受けたぞ。殺人、諜報、銃器の扱い」

リキッド「戦場での心構え。いかに効率よく敵兵を無効化できるか。いかに敵陣営を騙して潜り込むか・・・」

リキッド「その他もろもろ、戦場で生き抜くための教育は一通り受けた」

ひろし「そうだ、こいつ生まれつきの軍人なんだった・・・」

みさえ「ええっ!徴兵って18歳以上からじゃないの!?」

ひろし「国によって違うんじゃねえの・・・?」


しんのすけ「おじさんはとーちゃんのウーロンなんだって」

リキッド「クローンだ。俺の話は聞こえていただろう」

リキッド「俺は最強の兵士を作り出す為に作られた・・・その、失敗作だ」

リキッド「オヤジの遺伝子は呪われている・・・ひろし、91年の湾岸戦争は知っているな?」

ひろし「確か一時期、ニュースでしょっちゅうやってたな・・・」

みさえ「やーよ、怖くてそんなニュース見てらんなかったわ」

リキッド「湾岸戦争症候群(ガルフウォー・シンドローム)。帰還兵の間で問題になっている病気だ」

リキッド「お前らの見たニュースでは神経症説、化学兵器説、細菌兵器説・・・いろいろあったろうが」

リキッド「全てみなペンタゴンが流したカバーストーリーだ」


みさえ「そ、そなの?」ボソ

ひろし「正直よく知らねえんだよ。戦争のニュースなんて進んでみねえし」ボソ


リキッド「ガルフウォー・シンドローム。帰還兵が疲労感・痛み・記憶障害・倦怠感や関節痛などの症状を引き起こす病気だ」

リキッド「そしてひどい場合は癌や白血病の発病・・・さらに帰還兵の子供に先天性障害が多発した」

リキッド「これはガルフウォー・ベイビーと言う奴だな」

リキッド「原因はオヤジの遺伝子・・・ソルジャー遺伝子なんだよ」

ひろし「えっ!」

451: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:06:50.32 ID:uloqYKuQo

リキッド「政府はゲノム兵の実験体として極秘裏に兵士にソルジャー遺伝子を注入したんだ」

リキッド「そう、ガルフウォー・ベイビーこそ俺の最初の兄弟だ」

ひろし「ひでえ・・・勝手に実験体にしてやがったんだ」

みさえ「そんな好き勝手な事、できるもんなの?」

ひろし「できるわけねえだろ!もみ消したんだよ・・・」

リキッド「そうだ。政府は責任を逃れる為事実を隠蔽、闇へと葬った」

リキッド「俺と、同じだ」


ひろし・みさえ「・・・」

ひろし「で、完成したのがこのテロにいた兵士ってわけか・・・」

リキッド「完成?馬鹿をいうな!出来損ないだ!」

しんのすけ「さゆーへたいしょーなんだって」

ひろし「た、大将?」


リキッド「左右非対称だ。ソルジャー遺伝子を持つものは遺伝子レベルで死にかけている」

リキッド「そして俺も・・・」

しんのすけ「どしたの?」

リキッド「恐るべき子供達・・・最強の兵士を創造する為に作られた政府のおもちゃ・・・」

リキッド「しんのすけ、自分のおもちゃが他人に間違われない用にするにはどうする?」

しんのすけ「えっと・・・」

みさえ「おバカ!名前を書くのよ!いつも言ってるでしょ!」

しんのすけ「おお、そだった!」ポン


リキッド「そうだ。俺の遺伝子にも持ち主の名前が書いてある」

リキッド「計画によって生み出された俺が、他国やテロリストに渡らぬよう、自国にの脅威に変貌せぬよう・・・」

リキッド「俺の寿命は意図的に操作されている・・・」

リキッド「俺の命は、もって後10年そこらだ」


みさえ「じ、実年齢より若く見えるって事かしら・・・」

ひろし「そうじゃねえよ!あの野郎は・・・」

リキッド「そうだ。意図的に遺伝子に細工を施されている」

リキッド「俺はまだ30代。ひろし、お前と同じくらいだ」

リキッド「だが内臓器官はすでに50代後半のそれに達している」

みさえ「お酒のみすぎじゃない?」

ひろし「軍人なのにか?ねえよ。あいつは・・・」


リキッド「おそらくあと数年で「老い」が表面化するだろう」

リキッド「俺は40代になる頃には、すでに見た目は70代のの老人へと変貌している」

リキッド「しんのすけ、お前が大人になる頃には、俺はもうこの世にいない・・・」

しんのすけ「お・・・」

452: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:07:59.86 ID:uloqYKuQo

リキッド「生殖能力も取り除かれている。子供も作れない。後世に残す物は何もない」

リキッド「では俺は何を残せばイイ!この世に生まれ落ちた俺が!何を伝えると言うのだ!」

リキッド「俺は自分の遺伝子に従う。かつてオヤジが目指したアウター・ヘブンの完成」

リキッド「オヤジの意志を継ぎ、オヤジを超え!そしてオヤジを・・・殺す!」

リキッド「そして俺は、呪われた運命を打ち破る・・・俺は自分の遺伝子を乗り越える!」

リキッド「その為にまず貴様らを殺す・・・!」グッ!


みさえ「ちょっとあんた!さっきから子供に向かって殺す殺すって!いい加減にしなさい!」

ひろし「ふざけんじゃねえぞてめ~~~~!そんなもんに巻き込まれる俺達の身にもなってみろ!」

ひろし「何がアウターヘブンだ!俺にとってのヘブンはキャバクラで間に合ってるんだよ!」

みさえ「そうよ!私にはサトーココノカドーっていいう天国があるわ!」

リキッド「なんだと・・・」ギリ


ひろし「さっきから遺伝子遺伝子って、俺は医者じゃねえ!お前が何言ってるのかさっぱりわかんねえんだよ!!」

みさえ「親を呪うですって!?ふざけんじゃないわよ!親は子供の為ならなんだってできるのよ!」

ひろし「子供の幸せを願わない親がいるか!このバカヤロ~~~~~~~!」

リキッド「・・・」


ひろし「さっきからきいてりゃなんだよ!寿命が少ないだ!?人はいつか死ぬんだよ!」

ひろし「お前の言い分はまるで親に逆らう反抗期の子供にしか見えね~~~んだよ!」

みさえ「子供を産んだ事のないあんたに親の何がわかるってーのよ!」

みさえ「オヤジの意志を継ぐ!?親とまともに向き合った事のない癖に、いっぱしの事言わないで!!」

リキッド「・・・」


みさえ「あんたは拗ねてワガママ起こしたただの不良少年よ!そんなものは10代の内にさっさと卒業しなさい!」

ひろし「お前が俺の息子ならぶん殴ってでも止める!だから一回殴らせろ~~~~!」

453: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:08:39.43 ID:uloqYKuQo

リキッド「・・・気に入らん」

ひろし「世の中思い通りに動くと思ったら大間違いなんだよ!知らねえだろ!俺が会社で普段どんだけ頭下げてるか・・・」

リキッド「ハン、社会の奴隷だな!貴様は!」

みさえ「しんのすけが普段どんだけ周りに迷惑かけてると思ってんの!?その度に私が謝りに行って・・・」

しんのすけ「お・・・」タラーン

リキッド「それは貴様の管理がなってないだけだ!


リキッド「貴様らは負け犬だ!遺伝子の本能に逆らえず、周りに迎合するしかできない貴様らはな!」

ひろし「当たり前だバカヤロ~~~~~!負け犬で結構!人は一人じゃ生きてけねーんだよ!!」

みさえ「あんたも軍人ならチークワークが大事って、知ってんでしょ!!」


リキッド「貴様らと同じにするな!隊内連携は任務を効率よく達成する為・・・」

リキッド「確固たる意志だ!その為には利用できる物はなんでも利用する!」

リキッド「貴様らの様にな!!」


ひろし「会社の会議だって一人じゃできねえだろ!!」

みさえ「ママ友がいないと子供の幼稚園での様子がわかんないでしょうが!!」


リキッド「貴様らのぬるい世界での馴れ合いと命を賭けた戦場での連携を同じにするな!」


ひろし「会社も戦場だバカヤロ~~~~~!」

みさえ「子育ては命がけよ!!」


ひろし・みさえ「ガルルルルル・・・・」

454: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:09:43.35 ID:uloqYKuQo

リキッド「話にならん・・・」


ひろし「まて!こんにゃろ!逃げるのかてめえ!」

みさえ「お説教はまだ終わってないわよ!座りなさい!」

リキッド「なんと言われようと俺は戦いを辞めるつもりはない」

ひろし「俺だって会社を辞めるつもりはねーよ!」

みさえ「ウチのローン後何年残ってると思ってんのよ!!」


リキッド「・・・」


しんのすけ「ねえ、おじさん」


ひろし・みさえ「しんのすけ!」


しんのすけ「とうちゃんが、嫌いなの?」


リキッド「・・・」

しんのすけ「ねえ、とうちゃんの事、嫌い?」

リキッド「・・・何故そんな事を聞く」

しんのすけ「オラ、おじさんの気持ちわかるゾ」

リキッド「・・・なんだと」


しんのすけ「オラのとうちゃん。足は臭いし、エッチでノリが軽くて、安月給で、日曜日には家でゴロゴロばっかしてるゾ」

しんのすけ「かあちゃんだって、すぐ暴力振るし、おもちゃ買ってくれないし、いつもガミガミうるさいゾ」

しんのすけ「ひまだって、夜中に泣き出してうるさいし、オラのおもちゃ壊すし・・・」


リキッド「だからなんだ・・・」


しんのすけ「オラ、お金持ちの子に生まれたかったって何度も思ったことあるゾ。だったらおもちゃ一杯買ってもらえるし」

しんのすけ「かあちゃんも、もっと美人なかあちゃんならなって。周りに自慢できるじゃん」


リキッド「そんな豪勢な環境がそこかしこにあると思うなよ」


しんのすけ「そうだゾ。オラはお金持ちの子じゃないし、かあちゃんもとうちゃんも理想のとうちゃんとかあちゃんってわけじゃないゾ」

しんのすけ「でもオラはそこで毎日暮らしてるゾ」


リキッド「だから、俺にも我慢しろと?」

455: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:10:35.13 ID:uloqYKuQo

しんのすけ「違うゾ。オラは、自分が呪われてるなんて思った事なんて一度もないゾ」

しんのすけ「オラがここにいるのはとうちゃんとかあちゃんのおかげだゾ」

しんのすけ「とうちゃんもかあちゃんも、毎日いっしょーけんめー働いて、オラとひまを育ててくれてるゾ」

しんのすけ「怒られてばっかだけど、たまに褒められたりするとすっごいうれしいゾ」

しんのすけ「オラはちゃんと、とうちゃんとかあちゃんから、大事な物をもらったゾ」

しんのすけ「とうちゃんとかあちゃんは、オラがいてよかったって言ってくれてるゾ」

しんのすけ「オラは二人の子供だゾ」

しんのすけ「オラも、とうちゃんとかあちゃんが、とうちゃんとかあちゃんでよかった。そう思ってるから」


リキッド「・・・」


しんのすけ「だから、おじさんの言ってる事は、やっぱり間違ってると思うゾ」

456: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:11:54.05 ID:uloqYKuQo

リキッド「子供はロクな考えも持たずに思った事を感情のままに言い放つ・・・」

しんのすけ「おじさんのとうちゃんは今どこにいるの?」

リキッド「・・・死んだと言ったろう」

ひろし「え・・・」

みさえ「そ、そうだったの・・・」


リキッド「オヤジが何で死んだか、それはな」

リキッド「殺されたんだよ。俺の、双子の兄弟に」

しんのすけ「お・・・」

ひろし「な、なんつー家庭だよ・・・」

みさえ「悲しい事件ね・・・」


リキッド「同情や憐みはいらん。そんな物を望んで話したのではない」

リキッド「だが俺は・・・復讐の機会すらも奪われた」

ひろし「まだ言うか!こんにゃろ!」


リキッド「貴様はイイ!平和な国、平凡な家庭、親の愛を受け何不自由なく育った貴様はな!」

しんのすけ「お・・・」


リキッド「俺が貴様を気に入らない理由が今わかった・・・」

リキッド「他力本願なんだよ、お前は!」

リキッド「貴様がここまでこれたのもひろしやみさえや、あの豚・・・」

リキッド「聞き耳を立ててているキャンベル達、魔法でやってきた助っ人」


リキッド「どれもこれもお前の力ではない!お前がこの任務で何か、自分の力だけで成し遂げた事が、一度でもあったか!」


しんのすけ「・・・」


リキッド「なかっただろう!当然だ。俺はお前らに潜伏してずっとお前の動向を見ていたからな」


リキッド「俺は違う・・・物心ついた時からずっとオヤジへの復讐を考え生きてきた」

リキッド「使える物はなんでも使い、生き残る為になんでもやってきた」

リキッド「全て自分の力でだ!貴様の様に待っていれば誰かが救ってくれるなど、一度も思った事はない!」

リキッド「貴様にはわからんだろう!適当に呆けていれば誰かが助けてくれる、そんなぬるい生活を送ってきた貴様にはな!」


しんのすけ「おじさんも一人じゃなかったでしょ」


リキッド「ああ、FOXHOUND隊員やゲノム兵に協力してもらったよ」

リキッド「だが司令官として指揮、作戦の立案、ホワイトハウスを脅迫する材料、奴らを動かしていたのはこの俺だ!」

リキッド「いけないか!自分の計画の為に協力者を募る事が!」

リキッド「たまたまキャンベルに選ばれただけのような貴様が、俺と同じと思うな!」

457: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:13:00.22 ID:uloqYKuQo

しんのすけ「おじさん、頑固すぎるゾ・・・」

リキッド「貴様のようなガキに諭されて中止にするくらいなら初めから蜂起などしていない・・・」

しんのすけ「それもそうだね」ポン

ひろし「簡単に言いくるめられてんじゃね~よ!」

みさえ「しんのすけに変な事吹き込まないで!」

リキッド「・・・貴様らとの茶番はもう飽きた」


カチ


ピッピッピッピッピ・・・


ひろし「ぬお!なんだこりゃ・・・」

リキッド「時限爆弾・・・10分後に起爆するようにセットした」


ひろし「なにゃぁ!?」

みさえ「ば、爆弾・・・」

ひまわり「た~?」


リキッド「どうせ豚に破壊された基地だ。もういらん」

リキッド「見えるか!しんのすけ!これは俺達の決着を刻む砂時計だ」

しんのすけ「う・・・」

リキッド「貴様はこの俺に散々偉そうな口を叩いた・・・」

リキッド「父ちゃんと母ちゃんがいてよかっただと?下らん」

しんのすけ「・・・」

リキッド「お前は俺の計画を尽く潰して回った・・・」

リキッド「貴様の、貴様の言う父母から受け継いだ遺伝子とやらをここで否定することで、俺はその全てを取り返してみせる!」

しんのすけ「・・・」

458: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:15:39.46 ID:uloqYKuQo

ひろし「しんのすけ、かまうこたねえ!やっちまえ!」

みさえ「そうよ!言ってもわからない奴にはげんこつでわからせてやるのよ!」


リキッド「ハン、5歳児とこの俺がまともな勝負になると本気で思っているのか?」

リキッド「だが俺は手を抜くつもりはない・・・貴様は何をしでかすかわからんからな」


しんのすけ「・・・オラも手を抜くつもりはないゾ」

リキッド「ん・・・?」


しんのすけ「おじさんは知らないだけだゾ!とうちゃんとかあちゃんのありがたみが!」

しんのすけ「下らなくなんかないゾ!産んでくれたことのよろこびが!それを、それをどうしてもわからないってのなら」

しんのすけ「オラが力付くでもわからせてやるゾ!」


みさえ「しんのすけ~~~!がんばれ~~~~!」

ひろし「しんのすけ~~~!そんな奴に負けんじゃねえぞ~~~~~~!!」」

ひまわり「た~~~い!」


リキッド「そうだ。自分の道は自分で切り開くしかない・・・見ろ」

リキッド「このラインを超えればここから落下する。この高さだ。一溜りもない・・・」

リキッド「しかし、万が一貴様が勝てば家族と共に地上へと脱出できる・・・」

リキッド「まさにUP or DOWN・・・貴様には確かこの単語を教えたな?」


しんのすけ「・・・」グッ


ひろし「野原一家、ファイヤ~~~~!」

みさえ「ファイヤ~~~~!」

ひまわり「たいや~~!」



リキッド「伝説の幼稚園児、相手にとって不足はない・・・自分の道は自分で切り開く、そうだな?」

リキッド「貴様が口だけではない事を、その手で証明してみせろ!」



しんのすけ「~~~~~!」グッ!













しんのすけ・リキッド「さあ、こい!」








VS リキッド・スネーク

459: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 20:16:15.12 ID:uloqYKuQo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「見れば?」

463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:00:01.07 ID:uloqYKuQo

リキッド「行くぞォ!!」

しんのすけ「うえっ!?」


ガン!


しんのすけ「お、おお・・・」シュウウウウ

リキッド「ちぃえりやぁあ!」


ブオン ブオン ブオォン!


しんのすけ「わったっと!」

しんのすけ「おおおおお!」チョコマカ


リキッド「相変わらず動きだけは素早い・・・だがそれは体が小さいからできるだけ」

リキッド「身体能力は俺の方が上だ!」


サッ!


しんのすけ「うわっ!」


バキィ!


しんのすけ「うわああああああ!」ドタ


ひろし「し、しんのすけ~~~~~~!」

みさえ「ちょっとあんた!子供相手に!幼児虐待で訴えてやるわよ!!」


リキッド「虐待だと・・・ふざけるな!これは決闘だ!」

リキッド「俺はもうしんのすけをただのガキだと思わない・・・一人の戦士として、全力でかかる!」

リキッド「ぬおおおおおおお!!」


ガァン!


リキッド「・・・!」シュウウウウ

しんのすけ「ひぃぃ、ロボの頭にお印がついたゾ・・・」ドキドキ

リキッド「本当に貴様はすばしっこい奴だな・・・」

リキッド「だがその体力がいつまで持つかな!?」


ブオン ブオン ブオン!


しんのすけ「おおおおおお!」ダダダダ

リキッド「フハハハハハ、時間がないぞ!」

464: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:04:19.38 ID:uloqYKuQo

【CALL】

キャンベル「しんのすけ!無事か!」

しんのすけ「おじさん!」

ナスターシャ「ついにリキッドとの最終決戦か・・・」

しんのすけ「たばこのおばさん!」

メイリン「しんのすけ・・・それが正真正銘最後の戦いよ!」

しんのすけ「ぺちゃぱいのおねいさん!」

メイリン「ぺちゃぱ・・・まだ言うか!」

キャンベル「そのへらず口が聞ける内はまだ大丈夫だな」


リキッド「うおおおおおおお!!」


ブオン ブオン ブオン!


しんのすけ「おああああああ~~~~~~!」


ナスターシャ「しんのすけ!落ち着け!」

キャンベル「しんのすけ、まずは装備を確認するんだ」

ナスターシャ「リキッドは全ての手の内を晒した。今奴の手段は己の肉体のみだ!」

キャンベル「そうだ。対する君は装備の面で勝っている。奴に有効な武器を探すんだ」

メイリン「リキッドの動きは私が解析するわ。リキッドの技、癖、動き、何かわかったらすぐ教えてあげる!」

キャンベル「君が戦えるよう我々が全力でサポートする!さあ、奴の因縁に決着をつけろ!」


リキッド「しんのすけェェェェエ!!


キャンベル「くるぞ!武器を探せ!」

しんのすけ「ぶき・・・ぶきぶきぶきぶき~~~~~~~~~~!」ガサゴソ


ガァン!


リキッド「!?」


ギュルルルルル・・・カチ!


しんのすけ「お、おお~~・・・」ドキドキ


リキッド「そうか・・・貴様にはそれがあったな・・・」


【スパイヨーヨー】

465: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:12:28.42 ID:uloqYKuQo

ヒュンヒュンヒュン・・・


リキッド「そんなおもちゃをを振り回してどうするつもりだ・・・」ニヤ

しんのすけ「アクションビーム!」


ギュルルルル!


リキッド「ぬお!糸が巻き付いて・・・!」


ピョンッ!


しんのすけ「おりゃああああああ!」ギュルルルル


ゴチィン!


リキッド「か・・・・っ!」


ひろし「決まったぜ!しんのすけの石頭はキくだろう!」

みさえ「アタシのげんこつで鍛えた石頭よ!」


しんのすけ「おおお・・・」ヒリヒリヒリ


ひろし「ってお前もダメージ受けてるんじゃねええええええ!」


リキッド「~~~!」ガバッ!

リキッド「ぬあああああ!」


バキィ!


しんのすけ「ああっ!」

467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:21:40.19 ID:uloqYKuQo

キャンベル「しんのすけ、無事か!」

しんのすけ「おいちちちち・・・」


ポタ ポタ


しんのすけ「おっ、はなぢだ・・・」

メイリン「出血したのね!?待っててしんのすけ!今ナノマシンで・・・」


リキッド「おおおおおおお!」


ブオン ブオン ブオン!


しんのすけ「おああああああ!」


みさえ「しんのすけが・・・あなた!しんのすけが!」

ひろし「このやろおおおおおおもう見てられねえ~~~~~!」

ひろし「くそ!このっ、野原家奥義ケツだけ歩き~~~~!」ズリズリ


リキッド「おおおおおお!」


ひろし「やい!金髪野郎!」


リキッド「!?」




ファサッ・・・




しんのすけ「お?」






ひろし「・・・げっちゅぅ★」キラン




シーーー・・・ン




リキッド「・・・」ポカーン

しんのすけ「お・・・」タラーン


ナスターシャ「しんのすけ、今だ!」


【制汗スプレー】


しんのすけ「汗のにおいが気になるあなたにさわやかミントのスプレー攻撃~~~~~~!」


プシューーーーーーーー!!

468: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:28:27.38 ID:uloqYKuQo

リキッド「くわっ!目つぶしか・・・!」

ひろし「ワーッハッハッハ!動きを止めてやったぜ!!」

リキッド「ひろしィ・・・邪魔だァ!」


バキィ!


ひろし「うげ!」ドサ

みさえ「あなた!」

ひろし「い、いでええ・・・あの野郎、シャレの通じない野郎だ・・・」ピクピク


リキッド「下らん横やりを入れるなァァァァァァ!!」

しんのすけ「余計に怒ったゾォォォォ!!」ダダダダ


ひろし「・・・すまん」



ブオン ブオン ブオン!


しんのすけ「おあああああああ!」

キャンベル「しんのすけ!」


リキッド「フハハハハハ!見ているだけか!」


みさえ「もう見てらんないわ・・・私も!」ズリズリ

ひろし「お、おい!よせ!」


リキッド「死ねェェェェェ!」








「お待ちになって~~~ん」





リキッド「!?」

469: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:31:53.41 ID:uloqYKuQo

みさえ「・・・」コホン


みさえ「わすれぇ~よぉ~くわぁずぉくぅ~~うわするぇ~よぉ~おむぉい~で~~♪」


みさえ「いっむぅぁぁ~~~~~~ッ♪」


みさえ「-♪」パチ










リキッド「・・・」ポカーン

しんのすけ「お・・・」タラーン



ナスターシャ「しんのすけ!」



【折り畳み傘】


しんのすけ「たまに使うとしまい方忘れるよね突然開いた折り畳み傘攻撃~~~~~!」


バサッ!


リキッド「むあっ!・・・攻撃のつもりかァァァァ!!」


バシィ! パラ・・・パラ・・・


リキッド「・・・いない?」


しんのすけ「こっちだゾ!」

しんのすけ「キ○○○ミサーーーーイル!!」


ギュルルルル!


キーーーン・・・!


リキッド「おおおお!?」

470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:38:46.52 ID:uloqYKuQo

ナスターシャ「そうか!ヨーヨーの力で加速を付けたのか!」

ひろし「うげ・・・みてるだけでいてえ・・・」

メイリン「有効なんだろうけど、どこか下らないわね・・・」


リキッド「くぉぉぉぉぉ・・・」ガクガク


みさえ「ぜーはーぜーはー・・・!」ズリズリ

ひろし「お、おかえり・・・」

ひまわり「たたい!」

みさえ「しんのすけ~~~~!今よ!!」


しんのすけ「ほい!」パク

リキッド「(メガヘガデル・・・!)」


ボン! ボン! ボン!


しんのすけ「いっくゾ~~~~~~!」キュィィィ


リキッド「~~~~!」ガバッ

リキッド「させるかァァァァァ!」バッ!


ドドドドドド!


メイリン「しんのすけ!リキッドはしんのすけを突き落すつもりよ!」


しんのすけ「発射~~~~~~~~~~~~~!」


リキッド「!?」



ブォォォォォォォォオオオオ!!!!



ひろし「どわっち!俺達までふっとぶ~~~~!」

ひまわり「た~~~~!」フワッ

みさえ「ひまわり!!」

ひろし「おりゃあ!」カブッ

みさえ「あなた!ナイスキャッチ!」

ひまわり「た~いた~い!」キャッキャ


ブォォォォォォォォオオオオ!!!!

471: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:47:45.12 ID:uloqYKuQo


ブォォォォォ・・・ モワモワモワ・・・


キャンベル「やったか!?」

しんのすけ「ハー・・・ハー・・・これ、お腹がすっごい苦しくなるからヤだゾ・・・」


モワモワ・・・スー・・・


シーン・・・


みさえ「あの金髪、いなくなったわ・・・」

ひろし「って事は・・・」


しんのすけ「オラの大勝利~~~~~~~!」


ひろし「やったぜ~~~~~~!!さっすが俺の息子だ~~~~~~~~~!!!」

みさえ「しんちゃん、よくやったわ・・・しんちゃん・・・!」

ひまわり「た~いた~い!」


ナスターシャ「防弾ガラスを砕く威力だ。生身の人間が食らったら一溜りもあるまい」

しんのすけ「うっほほ~い!あひゅ~、オラってやっぱりで・ん・せ・つ~」

ひまわり「たいたぅ~!」















メイリン「待ってしんのすけ!リキッドの反応はまだ消えちゃいないわ!」

しんのすけ「えっ」


ガシ 

472: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:48:56.23 ID:uloqYKuQo



リキッド「 し ん の す け ェ ・ ・ ・ 」ボロ


しんのすけ「お・・・」タラーン


みさえ「ひいいいいい!ゾ、ゾンビよゾンビ!」

ひろし「洋画のワンシーンかよ・・・」


リキッド「ハァ・・ハァ・・・」フラ


しんのすけ「おじさん血まみれだゾ・・・大丈夫?」


リキッド「貴様が食らわせたんだろ・・・」


リキッド「うぐっ!」


ポタ ポタ ポタ

473: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:49:51.88 ID:uloqYKuQo


リキッド「メガヘガデル・・・司令室でほとんど使い切っていたようだな・・・」ゴフ

リキッド「少量で威力が半減してて助かったよ・・・」ペッ

しんのすけ「く、詳しいね・・・」タラ

リキッド「事前に敵の情報を押さえておくのは戦場の基本だ」

しんのすけ「ほぉほぉ・・・」


リキッド「」ス


キュッ ダダッ


バキィ!


しんのすけ「うああっ!」ドン

リキッド「ぬおおおおっ!」


ブオォン!


しんのすけ「ああっ!」

リキッド「まだまだ!」


バキィ! バキィ! バキィ!


しんのすけ「うう・・・」ボロ


ひろし・みさえ「しんのすけ~~~~~~~~!!」


グイ


しんのすけ「うああっ!」ジタバタ

リキッド「ガッカリだよ、貴様には」

474: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 22:51:15.95 ID:uloqYKuQo

しんのすけ「な、なにが・・・」ジタバタ


リキッド「俺は言ったはずだ。自分の道は自分の力で切り開いて見せろと」

リキッド「なのになんだ・・・ひろしやみさえ・・・貴様らがノコノコとでしゃばってきたあげく、さらに俺を仕留め損なうなど・・・」


ひろし「いけねえのかよ!自分の子供を助けるのが!!」

みさえ「あんたいい大人でしょ!そんぐらいのハンデくらいくれたらどうなのよ!!」


リキッド「黙れェ!!これは男と男の決闘だ!!互いの尊厳を賭けた戦いだ!!」


ひろし・みさえ「」ビクッ!


リキッド「俺としては貴様ら3人がかりでこようと一向に構わん。一般人など俺の相手ではないからな・・・」

リキッド「だがこいつには、一生残るだろう。『僕は言いたいだけ言って後はママとパパに責任を押し付けました』と」

リキッド「貴様らの子育ては甘すぎると思うね。人生は戦いの連続だ。ましてや雄なら・・・お前らがそれを教えなくてどうする」

リキッド「そして肝心のお前がその体たらくだと、消えた豚も浮かばれんな」


しんのすけ「!」


リキッド「パパとママに助けを求めても構わんぞ。3人がかりなら可能性もあるかもしれん。おっと、赤ん坊も入れて4人か」

リキッド「お前が一言言えばあの3人を解放してやる」

リキッド「ただ、そうなったら俺は全員殺す。素手で撲殺するんだ。生半可な苦しみじゃないぞ」

リキッド「もちろんお前が負けても同じだ。どっちに転んでも貴様らは全員殺す」

リキッド「さあ・・・どうする!しんのすけ!」

475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 23:16:35.51 ID:uloqYKuQo

しんのすけ「お助けしてもらう事が・・・そんなに悪い事なの・・・?」

リキッド「またその話か・・・」

しんのすけ「かあちゃんがいなければ・・・オラはごはんが食べれないし・・・」

しんのすけ「とうちゃんがいなければ・・・オラはおもちゃを買ってもらえないゾ・・・」

リキッド「・・・で?」


しんのすけ「おじさんは・・・一人で生まれたわけじゃないゾ・・・」

しんのすけ「おじさんのとうちゃんとかあちゃんが・・・お助けしあって生まれたんだゾ・・・」

リキッド「何度も言ったろう。俺が生まれたのはオヤジの実験体として。そして母は子宮を使わせてもらっただけの代理母だ」

しんのすけ「その二人がいなければ・・・おじさんは産まれなかったんだゾ・・・」


リキッド「くどい!下らん感情論に俺が流されると思ったか!」

しんのすけ「おじさんがなんで一人にこだわるか・・・オラ、わかったゾ・・・」

リキッド「なんだと」


しんのすけ「とうちゃんを嫌っているから・・・とうちゃんとかあちゃんは産まれて最初に出会う人・・・」

しんのすけ「そんな人を真っ先に嫌っていたら・・・この先誰も好きになれないゾ・・・」

リキッド「だから決闘の横やりも許せと?弱者の言い分だな」

しんのすけ「違うぞ・・・おじさんも、誰かがいないと・・・いでんしとかじゃなくて・・・本当に信頼できる人が・・・」

リキッド「・・・」


しんのすけ「オラはカスカベに帰ったら、そんな人達がいっぱいいるゾ・・・」

しんのすけ「それを無くしたくないから・・・こうやってがんばってるんだゾ・・・」

しんのすけ「いでんしに書いてあるとかじゃないゾ・・・それをわからないおじさんは・・・」









しんのすけ「カワイソウ・・・だゾ・・・」









リキッド「」ピキ







リキッド「ちぃえりゃあああ!」ブン!




しんのすけ「うあっ!」ドン!

476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 23:18:14.30 ID:uloqYKuQo

ひろし・みさえ「しんのすけ~~~~~~~~!!」


リキッド「そこまで言うならさっさと3人を解放したらどうだ!」

リキッド「そしてその信頼できる人とやら、全員でかかってこい。全員返り討ちにしてやる」

リキッド「そして俺が証明してやる。お前の考えは、ただの甘っちょろいガキの戯言であった、と!」


ひろし「ぐぐ・・・しんのすけ!さっさと縄をほどけ!」

ひろし「この野郎、一発だけでもぶん殴ってやらないと気が済まねえ・・・!

みさえ「げんこつとグリグリ攻撃両方食らわせてやるわ・・・いい加減にしなさい!この半グレ!」

ひまわり「た~~~~~~!」ムフー


リキッド「はやくしろ。時間は残り少ないぞ」


しんのすけ「・・・呼ばないよ」


リキッド「・・・あ?」


しんのすけ「おじさんの言う通り、オラは自分の力でなんとかするゾ」

リキッド「言ってる事がめちゃくちゃだなお前は・・・極限状態で錯乱したか?」


しんのすけ「違うゾ。オラは自分の力でみんなを守るんだゾ」

しんのすけ「キャンドルのおじさん、ぺちゃぱいのおねいさん、たばこのおばさん、合コンのおじさん・・・」

しんのすけ「ぶりぶりざえもん、アクション仮面、カンタムロボ、ヒマジン」

しんのすけ「とうちゃん、かあちゃん、ひま・・・」

しんのすけ「(ナオミおねいさん・・・)」

しんのすけ「オラはいっぱいお助けしてもらったゾ。だから、今度はオラがみんなをお助けする番だゾ」


リキッド「・・・で、みんなを助ける為にまた誰かの力を借りる、と?」

しんのすけ「そうだゾ」

477: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 23:20:56.55 ID:uloqYKuQo

リキッド「・・・まるで意味が分からん。結局それは自分の力じゃないだろ」

リキッド「それで俺に勝って、自分の手柄と胸を張って言えるのか?」


しんのすけ「わからないのはおじさんが一人ぼっちだからだゾ」


リキッド「・・・」ピキ


リキッド「そこまで言うなら見せて見ろ!今度は誰に助けてもらうつもりだ!」

リキッド「誰がこようと俺は打ち勝ってみせる!お前も!お前の助っ人も!そして呪われた遺伝子にも!」


しんのすけ「オラがお助けしてもらうのは・・・オラをお助けしてくれるのは・・・」


リキッド「お前をお助けしてくれるのは!?」













しんのすけ「 オ ラ 自 身 だ ! ! 」

















しんのすけ「  タ  ス  ケ  テ  ケ  ス  タ  !  !  」




リキッド「!?」





ペカーーーーーーーーーーーーーー!!



ボワンッ




【しんのすけ】→【大人しんのすけ】




http://blog-imgs-15.fc2.com/u/l/t/ultramanasina/20111106010726f71.jpg

478: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/28(木) 23:21:31.37 ID:uloqYKuQo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「 じ ゃ 」

493: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:15:02.23 ID:P4hPUhoVo

キャンベル「な・・・!?」

ナスターシャ「大人になった・・・」ポロ

メイリン「け、結構ガタイいいわね・・・」



大人しんのすけ「・・・」デーン



リキッド「タスケテケスタ!?しまった!それが残っていたか!」

リキッド「(虫や小動物に変身するだけの力とタカをくくっていた・・・くそ!)」

リキッド「やはりお前は、何をしでかすかわからんな・・・!」


大人しんのすけ「・・・ほぉほぉ」クイクイ

大人しんのすけ「久々になってみたら、これはこれでオツな物ですなぁ」

大人しんのすけ「・・・」クイ

大人しんのすけ「・・・でへへ」ニマァ


みさえ「コラしんのすけ!真面目にやんなさい!」

ひろし「でかかったんだな!?その反応、でかかったんだな!?」

ナスターシャ「大人になってもしんのすけはしんのすけだな・・・」

メイリン「なんで半裸なのよ」


リキッド「しんのすけェェェェエ!!」ダッ!


大人しんのすけ「ねえねえとうちゃんかあちゃんひま~、見て見て~、オラ、かっこいい~~?」

ひまわり「た・・・」タラ


みさえ「しんのすけ、前!」


大人しんのすけ「お?」


ブォォン!


【残り時間】5分

494: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:15:44.25 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「おわっ!」スカッ

リキッド「ぬォォォォォォ!!」


ブオン ブオン ブオン!」


大人しんのすけ「わったっと・・・」スカスカスカ


ブオン ブオン ブオン!」


大人しんのすけ「よっほっはっ」スカスカスカ

リキッド「(全部躱されて・・・)」


リキッド「おのれェェェェェェェ!」


大人しんのすけ「あ、おじさん白髪生えてる」


ブチッ!


リキッド「ぬおおおお!?」


大人しんのすけ「あ・・・ごめん、いっぱい抜いちゃった」パラパラ

大人しんのすけ「んもぉ~おじさんが動き回るからだゾ。オラ折角抜いてあげようと思ったのに」


メイリン「すごい・・・完全にリキッドの動きを見切ってる・・・」

ナスターシャ「いける・・・いけるぞ!しんのすけ!」


リキッド「余裕のつもりか・・・しんのすけェェェェェ!」


キャンベル「くるぞ!しんのすけ!」


ひろし「行け~~~~~!しんのすけ~~~~~!」

みさえ「ぶっとばしてしまいなさい!!」

ひまわり「たいたいたい~!」


リキッド「オオオオオオオオ!!」


大人しんのすけ「おりゃああああああああ!!」



全員「 や っ ち ま え ー ー ー ー ! ! 」

495: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:16:35.05 ID:P4hPUhoVo

ブオン ブオン ブオン!


大人しんのすけ「当たらないゾ!」スカ

リキッド「くっ!」

大人しんのすけ「アクションパーーーーーンチ!!」


グオォッ!


リキッド「!」ス


ガッ パシッ グッ


リキッド「ちぇりやああああああ!」

大人しんのすけ「お!?」


ズドン!


大人しんのすけ「お、おひぃ~~~~!せ、背中が、オラの背中が・・・」ジンジン


みさえ「しんちゃん!」

ひろし「柔道家だったのかよあいつ・・・」


リキッド「ジュウドーではない。CQC・・・軍隊格闘の一種だ」

リキッド「俺にはこれがある・・・たかが図体がでかくなった程度で勝った気になるな!」

リキッド「立て!」


大人しんのすけ「おいちちちち・・・」ムク

大人しんのすけ「おりゃ~~~~~~~!」


リキッド「そうこなくてな・・・」グッ

リキッド「オオオオオオオオオ!!」



ガシッ! バシッ! バキッ! ドンッ! グッ! ミシィ・・・!

496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:17:11.89 ID:P4hPUhoVo

リキッド「やはり手数は俺の方が上回っているようだな・・・」

大人しんのすけ「ぐぬぬぬ・・・おりゃ~!」ブン!

リキッド「ハッ!ヌルいわ!」

リキッド「脇がガラ空きだ!」


ドンッ!


大人しんのすけ「あうぅっ!」ガク


リキッド「取った!ぬおォォォォォ!!」


グォン!


大人しんのすけ「!」


ガッ パシッ グッ!


リキッド「な!?」ググググ

大人しんのすけ「え~っと、ここから引っ張って腰曲げて・・・」

リキッド「(まさか・・・)」


大人しんのすけ「おりゃ~~~~~~!!」


ズドン!


リキッド「かっ・・・!」

リキッド「(こいつ、CQCまで!?今の動きで覚えたと言うのか!?)」


【4分前】

497: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:18:03.57 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「おお~、オラBBQができたゾ!」

ナスターシャ「CQCだ、しんのすけ」

キャンベル「驚きだな・・・君のセンスには」

メイリン「とりあえず服着なさいよ」


リキッド「まだだァァァァ!」

大人しんのすけ「!?」


ガシィ・・・!


大人しんのすけ「お、おじさんお顔怖すぎだゾ・・・」

リキッド「しんのすけェェェ・・・」ギロォ


キャンベル「CQCが使えるのなら・・・しんのすけ!聞け!」

大人しんのすけ「お?」

キャンベル「CQCはかつてビッグボスが自分の師匠と共に編み出した技だ」

大人しんのすけ「それって、おじさんの・・・」

キャンベル「そうだ。ビッグ・ボスは冷戦時代の伝説の傭兵、CQCの他にも様々な戦闘能力に長けている」

キャンベル「CQCは本来銃を構えながら瞬時に近接戦闘に持ち込めるように考案されたものだ」

キャンベル「ビッグ・ボスは右手に銃、左手にナイフを持ち構えるスタイルを好んで取っていた」

キャンベル「君も、CQCの型を取れ!遠近両方に対応した、君独自の構えを!」


大人しんのすけ「オラ独自のBBQ・・・(考え中)」

リキッド「戦闘中に他の事を考えてる場合かぁ!」


バキィ!


大人しんのすけ「お・・・き、きくぅ~・・・」ジンジン

リキッド「たかが投げが一回成功したくらいで、いい気になるな!」

大人しんのすけ「・・・」


チク チク ポーン


大人しんのすけ「これだ!」


リキッド「しんのすけェェェェエ!!」


大人しんのすけ「むん!」


リキッド「!?」


【野原家近接格闘術 BBQ】・右手=光線銃(水鉄砲) ・左手=みさえの勝負下着(ブラ)

498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:18:42.47 ID:P4hPUhoVo

みさえ「あ~~~~~~!!アタシのブラジャー!!」

ひろし「なんでお前が持ってんだよ・・・」


リキッド「ふざけているのか・・・」ピキピキ


大人しんのすけ「オラはおぉまじめだゾ!」


リキッド「貴様如きが・・・CQCを・・・」ワナワナ



ビキッ!



リキッド「 こ ろ す ! 」


ダダダダダダッ!


大人しんのすけ「とりゃぁ!」


ビュオン! バシィ!


リキッド「ぬお!?」


大人しんのすけ「ほいほいほいほい~~~~!」


ヒュンヒュンヒュン バシィ! ヒュンヒュンヒュン バシィ!


リキッド「くっ・・・」


ヒュンヒュンバシ! ヒュンヒュンバシ!


ナスターシャ「まるで鞭のように・・・リキッドが攻めあぐねている!」

キャンベル「ブ、ブラジャーはそんなに有効なのか?」

メイリン「まあ確かに、ホックの部分に当たったら結構痛いけど」

499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:19:21.00 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「とりゃ~~~~~~~~~~!」


ヒュンッ! 


バ シ ィ !


大人しんのすけ「お?」


リキッド「・・・」ニヤ


ガシィ・・・


みさえ「ちょっと!アタシのブラジャーくしゃくしゃにしないでしょ!」

ひろし「あきらめろ。もうあのブラは戻ってこない」ウンウン

ひまわり「た~」


キラキラキラ・・・


ひまわり「た?」



リキッド「むん!」グイ

大人しんのすけ「おわったったった!引っ張られる~~!」


みさえ「アタシのブラ~~~~!バーゲンで買った戦利品なのに~~~~!!」

ひろし「またバーゲンの時に買えばいいじゃねえか・・・」タラ

ひまわり「たたたたた・・・」トテトテ


リキッド「死ねィ!しんのすけ!」

大人しんのすけ「甘いゾおじさん!」ジャキ

リキッド「!?」


ぴゅ~、ぺちゃ


リキッド「くあっ!・・・水!?」

大人しんのすけ「おりゃああああああ!!」グイ

リキッド「(目が・・・開けられん!)」


ガッ パシッ グッ!


ズドン!


リキッド「かはっ!」

500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:20:20.71 ID:P4hPUhoVo

リキッド「くそっ・・・」フルフル


キャンベル「今だ!しんのすけ!」

大人しんのすけ「おりゃあああああああああ!!」

リキッド「!?」


ひまわり「た~の、た~の」


大人しんのすけ「ひま!?」ピタ


みさえ「ちょっとひま!?いつのまにあんな所に!」

ひろし「あぶねえぞ!それ以上進んだら・・・」


ひまわり「た~う~」


ズルッ


ひまわり「た?」フワッ


大人しんのすけ「ひま~~~~~~~~~!!」ダッ!


ガシッ!


ひまわり「た~いた~い」キャッキャ

大人しんのすけ「んもぉ、ダメだゾひま!勝手にウロウロしたら!」

ひまわり「た?」


みさえ「ひまわり~~~~~~~!!」

ひろし「あ、あっぶねえ・・・」


大人しんのすけ「ほら、とうちゃんとかあちゃんの所へおかえり」

ひまわり「たたたたた」トテトテ


大人しんのすけ「ふぃ~、ん?なんか忘れてる気が・・・」







メイリン「しんのすけ、後ろ!」






リキッド「 」

501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:21:37.10 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「や、やばっ」バッ


リキッド「遅い!」ダッ


ガッ パシッ グッ!


大人しんのすけ「うああああ!!」ジタバタ

リキッド「迂闊だったな?ひまわりを放っておけばお前の勝ちだったのに・・・」ニヤ

大人しんのすけ「そんな事、できるわけないゾ!」ジタバタ

リキッド「だから甘いのだ、お前は!」


グググググ!


大人しんのすけ「いででででで!し、しまる~~~~!」

リキッド「CQCは投げ技だけではない・・・こうやって相手を拘束する技もある・・・」

大人しんのすけ「お、オラえすえむの趣味はないゾ!!」

リキッド「貴様の動きは読めん・・・放しておくのは危険だ」

リキッド「こうして拘束している方が有効だと判断した・・・そら!」ググ

大人しんのすけ「いぢぢぢぢぢ~~~~!ギブ!おじさん!ギブ!」

リキッド「そうか、ギブか。いいだろう」


ズリズリズリ・・・


リキッド「そら、放すぞ」

大人しんのすけ「ちょ、ちょっとタンマ!おじさんここは・・・」


ゴォォォォォォォ・・・


リキッド「なんだ?」

大人しんのすけ「え~っと、パォ~ンだっけ?」


リキッド「・・・」


リキッド「DOWNだ!」


パッ


大人しんのすけ「いっ!?」




ヒュウウウウウーーーーーーーーーーーー・・・・・・・




大人しんのすけ「おあああああああああああああああ!!!!」




全員「 し ん の す け ー ー ー ー ー ー ー ー ! ! 」

502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:22:39.74 ID:P4hPUhoVo

ゴォォォォォォ!


リキッド「ハァ・・・ハァ・・・」


みさえ「しんのすけ・・・?」

ひろし「ウソだろオイ・・・」

ひまわり「た?」


リキッド「フフ、フハハハハハ!」

リキッド「ついにやったぞ!俺は!自分の運命を打ち破る事ができた・・・!!」

リキッド「うっ!」ガク


ゴォォォォォォ・・・


リキッド「ハァ・・・ハァ・・・」ジャリ


ひろし「おい、あの野郎こっちに近づいてくるぜ!」

みさえ「しんのすけ・・・しんのすけーーーーーーーーーーーー!!」


リキッド「野原一家・・・」ゴフ

ひろし「なんだよ・・・何の用だよ!」

みさえ「しんのすけをどうしたのよ!!」

リキッド「落としたよ。地獄にな」


ひろし「・・・ッ!」

みさえ「う・・・返して・・・しんのすけを返して!!」

リキッド「・・・お前らの息子はよくやったよ」

リキッド「しんのすけ・・・あいつのせいで俺の計画はまたイチからやり直しだ・・・」

リキッド「まさかここまで追い詰められるとは・・・ぐふ」

みさえ「しんのすけを返してぇーーーーーーーーーーーー!!」

ひろし「・・・もう言葉も出ねえよ」


リキッド「・・・しんのすけを倒した以上もうお前らに用はない」

リキッド「そしてホワイトハウスもメタルギアが無くなった以上もう核を撃ちこまれる心配はない」

リキッド「お前らの目論見は達成したよ・・・しんのすけの手によってな」

ひろし「・・・」

リキッド「お前らだけでも解放してやってもいいが・・・どうする?」

みさえ「しんのすけぇーーーーーーーーしんのすけぇーーーーーーーーー!!」

ひろし「いらねえよ・・・ しんのすけのいない世界に未練なんかあるか」

503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:24:29.80 ID:P4hPUhoVo

リキッド「そうか・・・」チラ


【残り時間】3分前


リキッド「爆発まで残りあと僅か。爆発までの一時を家族で楽しむがイイ・・・」

ひろし「あんたはどうすんだよ」

リキッド「言っただろう。俺は戦いをやめるつもりはない」

リキッド「また計画の練り直しだ・・・命果てるまで、俺は戦い続ける」

ひろし「・・・」


リキッド「・・・」チラ

ひまわり「た?」


リキッド「・・・結局、お前らの言っている事は最後までわからなかったよ」

ひろし「何がだよ」

リキッド「俺に親はいない。育ての親なら何人もいたが、そいつらは任期が終わればすぐ別の人間に変わっていった」

ひろし「ただのベビーシッターだったって事か」

リキッド「そうなるな。そして双子の兄弟は俺からすべて奪った憎き仇だ」

リキッド「子供など・・・もってのほかだ」

ひまわり「た~いた~い」


ひろし「友達はいねえのかよ」

リキッド「戦友と呼べる者はは全て戦場で死んだ」

ひろし「そうかい・・・」

リキッド「家族とは・・・そんなにいい物なのか?」

ひろし「ああ、最高だよ。家族がいる幸せをお前達にも分けてやりたいくらいだぜ」

リキッド「・・・いらん」


ひろし「お前はまだ一人で戦い続けるつもりか?」

リキッド「そうだ。今までと同じだ。また、同じ事を繰り返すだけだ」

リキッド「何年後になるかはわからんがな」

ひろし「俺にいわせりゃ自分一人でデカくなった気でいる奴は、デカくなる資格が無い」

ひろし「お前、ちいせえよ」

リキッド「・・・なんとでも言え。どうせお前らはもうじき消えてなくなる」

ひろし「けっ・・・」

504: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:25:22.34 ID:P4hPUhoVo

ゴォォォォォォ!


リキッド「もうじきここもなくなるな・・・」

リキッド「・・・」


(・・・~い)


リキッド「ん?」


(う・・・ほ~い」


ひろし「なあ、おい・・・」

みさえ「しんちゃん!?」

ひまわり「たい!」


「うっほほ~い!」


リキッド「バカな!しんのすけは、確かにこの手で・・・!」



大人しんのすけ「とうちゃ~ん、かあちゃ~ん。こっちこっち~!」



ひろし・しんのすけ「 し ん の す け ! ! 」



リキッド「どこだ!どこにいる!?」ガバッ!


リキッド「な!?」


大人しんのすけ「ひま~、これを取ろうとしてたんだね~!」


ひまわり「た~い!」

ひろし「バカヤロ~~~~~~~~!!生きてたんなら先に言えよ~~~~~~!!」


リキッド「あ、あれは・・・」


大人しんのすけ「そろそろぶら下がってるのも疲れたからそっちに行くゾ」

大人しんのすけ「んしょ」ムク


キラキラキラ・・・


ひまわり「た~~~~~!」


大人しんのすけ「ひま、これは宝石じゃないゾ。触るとケガしちゃうあぶない奴なんだゾ」


リキッド「豚の・・・!」



【グレイフォックスの刀】←New!

505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 20:25:55.65 ID:P4hPUhoVo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「見れば?」

509: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:52:34.39 ID:P4hPUhoVo

メイリン「そういえばゲシゲシやってたっけw」

ナスターシャ「豚の意地汚さに感謝だな」

キャンベル「しんのすけ・・・だからさっさと上がれと言っただろう」

メイリン「ひろしがなんか語り始めてたじゃない」


大人しんのすけ「いや、それがさぁ~、これ」ペロ

大人しんのすけ「ん~あま~い!何故か飴がいっぱいついてんの」


みさえ「あ、飴・・・?」

ひろし「飴舐めてたのかこいつ・・・俺達がどんだけ・・・」ハハ

ひまわり「た~いた~い!」


ナスターシャ「ばっちいぞ。しんのすけ」

メイリン「手切んないでよ」

キャンベル「しんのすけ・・・わかっているな?」

大人しんのすけ「お?」





リキッド「しんのすけェェェェ・・・」ギリ










大人しんのすけ「よっ」

510: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:53:13.82 ID:P4hPUhoVo

リキッド「どこまで立ちはだかれば気が済む・・・」


大人しんのすけ「どこまでって、どっかいくの?」

ひろし「そういう意味じゃねーよ」

大人しんのすけ「ああそっか、おじさんアルターセブンとかいう所にいくんだっけ」

メイリン「アウター・ヘブンよ」


リキッド「・・・」ギリ


大人しんのすけ「これ、飴がついてるのはいいけど、ぬるぬるしててすっごい持ちにくいゾ・・・」

ナスターシャ「この高温で溶けたんだろうな。そもそも飴が付いてる意味が分からんが」

キャンベル「しんのすけ・・・時間がないぞ。爆弾の残り時間はもうわずかだ」

大人しんのすけ「おお~それは急がねばなりませんなぁ」


リキッド「俺がそう簡単にやられると思うか・・・」


大人しんのすけ「大丈夫じゃないかな」


リキッド「バカにしているのか!!何故そう言いきれる!」


大人しんのすけ「おじさん一人だから」


リキッド「!?」

511: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:53:56.34 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「オラにはとうちゃんもかあちゃんもひまも」

大人しんのすけ「おじさんもおばさんもおねいさんも付いてるし」

大人しんのすけ「こうしてぶりぶりざえもんもお助けしに来てくれたし・・・」ジャキ

大人しんのすけ「こーいうのを、『じんせいかいじゅつ』って言うんだゾ」

みさえ「人海戦術よ・・・このおバカ」


リキッド「・・・だが、その刀を装備している以上もうCQCは使えんぞ」


大人しんのすけ「なんで?」


リキッド「CQCは近接格闘術・・・そんな長物を持っていては使えん」


大人しんのすけ「ほぉほぉ・・・」

大人しんのすけ「じゃそのBBQはおじさんに返すゾ」


リキッド「返す・・・?どう言う意味だ」


大人しんのすけ「BBQはおじさんのとーちゃんのでしょ」

大人しんのすけ「オラがBBQを真似したら、おじさん怒ったじゃん」

大人しんのすけ「とうちゃんの物を勝手にオラが使ったから怒ったんでしょ」


リキッド「・・・」


大人しんのすけ「おじさん、ちゃんととうちゃんからプレゼント貰ってたんだね」


リキッド「!」


大人しんのすけ「だから、BBQはおじさんに返すゾ。それはおじさんの物だゾ」


リキッド「馬鹿が・・・CQCは軍隊格闘技、俺以外にも世界各国の兵士が・・・」


大人しんのすけ「そなの?」

キャンベル「いや、ビッグ・ボスは世界的なテロリストの為情報はまだ解禁されていない」

キャンベル「現時点でCQCを使えるのは、ビッグボスから直接指導を受けた数名のみのはずだが・・・」


リキッド「(な・・・!)」


大人しんのすけ「だってさ」

512: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:54:39.44 ID:P4hPUhoVo

ひろし「ってことは・・・オヤジさんと会ってるって事だよな」

みさえ「ちゃんと貰うもんもらってんじゃない。それで呪うとか言ってたわけ?あー恥ずかし」

ひろし「反抗期か・・・俺にもあったなぁ。家出するっつって飛び出して、すぐ近くの肥溜めに落ちたっけ」ウンウン

みさえ「ウチは厳しかったからそんなのなかったわね・・・ちょっとでも門限遅れると何時間もお説教されたし」

ひろし「お前んとこのオヤジさんはなぁ・・・」


リキッド「・・・」ギリ



大人しんのすけ「よかったね、おじさん」


リキッド「(お、オヤジ・・・)」


リキッド「・・・」


ひろし「しんのすけ、よーく見とけ。お前も大きくなったらああいう時期が来るんだ」

大人しんのすけ「オラも金髪になるの?」

ひろし「染めたくなるんだよ。その時期は」

大人しんのすけ「じゃあオラもデカプリオみたいに・・・」デヘヘ

みさえ「したらげんこつ100発食らわすからね」

大人しんのすけ「う・・・じゃあオラこのままでイイ・・・」

ひまわり「た・・・」ジト


リキッド「・・・」



【2分前】

513: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:55:57.40 ID:P4hPUhoVo

ひろし「うげ!しんのすけ!爆弾が・・・」

みさえ「はやくこれこれほどいてよ~~~!」

大人しんのすけ「おじさん、とうちゃんとかあちゃん解放していい?」


リキッド「・・・」


リキッド「・・・」


チャリ


大人しんのすけ「お?」


リキッド「これは手錠のカギだ・・・」

リキッド「俺に勝てたらくれててやる・・・」


ひろし「やってる場合じゃねえだろ~~~~~!!」

みさえ「ここにいたら、あなたまで吹き飛んでしまうのよ!?」


リキッド「貴様らを乗り越えねば、俺は先へと進めない」


ひろし「な、なんて頑固な・・・!」

みさえ「ハァ・・・うちのお父さんそっくりだわ」


大人しんのすけ「・・・」チャキ


キャンベル「しんのすけ、時間はもうない。ここで決めねば・・・」

メイリン「リキッドの心拍数が速くなってるわ。動揺・・・してるの?」

ナスターシャ「全身全霊を込めてくるだろうな。しんのすけ、どう出る?」


大人しんのすけ「やっぱこれかな」チャキ


ナスターシャ「カタナか・・・日本人の君らしい」

メイリン「サムライって奴ね。サムライは中国でも大人気よ」

キャンベル「くるぞ!しんのすけ!」




リキッド「しんのすけェェェェェエ!!」




大人しんのすけ「おじさーーーーーーーーーーん!!」



【二人の攻撃手段】

リキッド=CQC(ビッグ・ボス直伝)

大人しんのすけ=グレイフォックスの刀(溶けた飴がぬるぬるして気持ち悪い)



【残り時間】1分30秒

514: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:56:33.46 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「いっくゾ~~~~~!」


リキッド「させるか!」


ヒュッ


リキッド「ーーー」


パラ・・・


リキッド「・・・!」

リキッド「(太刀筋が・・・見えない!)」



大人しんのすけ「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ~~~~~~~~~~~~~!!」



ヒュヒュヒュヒュッヒュッ!



リキッド「おおおおお!?」



ヒュヒュヒュヒュッヒュッ!


ズバッ!


リキッド「くあっ!」ブシュ



大人しんのすけ「あっごめん」


ひろし「謝ってんじゃね~~~~!」

515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:57:27.79 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「まだまだ~~~~~!」

リキッド「!?」


ヒュヒュヒュヒュッヒュッ!

ヒュヒュヒュヒュッヒュッ!

ヒュヒュヒュヒュッヒュッ!


リキッド「お・・・おああ!」


みさえ「いけーーーーーー!しんのすけーーーーーー!!」

ひろし「押してるぞー~~~~~~!!後もうちょっとだ~~~~~~!!」


ナスターシャ「しんのすけはなんであんなに刀捌きが・・・」

キャンベル「一時期春日部の剣術道場に通っていたらしい」

メイリン「えっうそ!?それ初耳!」

ナスターシャ「装備に棒状の物を持たせるべきだったかもしれんな」



大人しんのすけ「カントンメーーーーーン!」ヒュ

リキッド「----!」


パシッ!


大人しんのすけ「うえ!?」ググ

リキッド「捕えたぞ・・・」

大人しんのすけ「ち、ちんけん白髪取り・・・ってやつ?」

リキッド「それを言うなら・・・」

リキッド「真剣白羽取り・・・だ!」


バキィ!


大人しんのすけ「うあっ!」ドサ



リキッド「しんのすけェェェェェエ・・・」ムク





【CALL】


大人しんのすけ「お?」

516: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:58:29.03 ID:P4hPUhoVo

「しんのすけ・・・気を付けろ・・・ザザ・・・CQCには刃物を持った相手を想定した技もある」


大人しんのすけ「その声・・・ぶりぶりざえもん!」


「ぶりぶり・・・まぁ、そうだな・・・ザザザ・・・ディープ・スロートよりは聞こえがいい」


大人しんのすけ「で、デーブ・スペクター?」



リキッド「しんのすけェェェェェエ!!」ダッ



大人しんのすけ「おわっ!?」



「しんのすけ、お前は太刀筋はいい・・・ガガッ・・・が大振りすぎる」

「もっと脇を・・・ザザザ・・・閉めろ・・・ガガガ・・・そしてまずは小技で・・・ザザザザ・・・相手の姿勢を崩せ・・・ザザッ」


大人しんのすけ「こ、ことわざ・・・?」


キャンベル「しんのすけ!?誰と話している!?」


「構えろ・・・ザザザ・・・そして相手の動きを・・・ガガガ・・・よくみろ」

「大きく振るのは・・・ザザッ・・・相手が姿勢を崩した・・・ザザザ・・・その一回だけだ」



大人しんのすけ「・・・」チャキ



リキッド「オオオオオオオオ!!」



【1分前】

517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:59:18.16 ID:P4hPUhoVo

ひろし・みさえ「しんのすけ~~~~~~~~~~!」


「まずは出鼻をくじく・・・」

「小手!」



大人しんのすけ「お手!」

リキッド「うぬ!?」ビシ


「間合いを測る・・・突き!」


大人しんのすけ「スキ!」

リキッド「まずい!くぬっ!」バッ!

メイリン「なんでいきなり告ってんの・・・?」


「こちらの間合いに持っていくぞ・・・ザザッ」

「胴!」


大人しんのすけ「ポゥ!」

リキッド「かはっ・・・」

ひろし「マ、マイケルジャクソンじゃねえか」


リキッド「・・・ハッ!」


大人しんのすけ「心配するな。峰不二子じゃ」キリ

ナスターシャ「峰打ちだ・・・」


リキッド「この俺に情けをかけるつもりか・・・」

リキッド「しんのすけェェェェェエ!」バッ!


「そうだ・・・ザザア・・・それでいい・・・ザザッ」

「そして相手が・・・ガガガ・・・急激に動きを変えたこの瞬間・・・ザザザ」



大人しんのすけ「ほぉほぉなるほど・・・」

大人しんのすけ「ところでおじさんだれ?ぶりぶりざえもんじゃないよね?」


「ファンの一人だよ・・・ザザザザ」


プツン


リキッド「しんのすけェェェェェエ!


ダダダダダダダダッ!

518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 22:59:58.77 ID:P4hPUhoVo

大人しんのすけ「むん!」ジャキ


リキッド「おおおおおおおおおおおおおお!!」


大人しんのすけ「とお~~~~~~!!」


ダンッ!


リキッド「飛んだ・・・!?」



ゴォォォォォォ・・・



リキッド「くっ!」キキ



ォォォォ・・・・・・・・



大人しんのすけ「おりゃ~~~~~~~~~~~!!!」



・・・ォォォォォオオオオ!!






リキッド「 オ オ オ オ オ オ オ ! ? 」






ズ バ ッ ・ ・ ・ ! 

519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:00:57.81 ID:P4hPUhoVo

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



大人しんのすけ「・・・」




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




全員「・・・」




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・







ハ ッ ハ ッ ハ ッ ・ ・ ・ ・ 











リキッド「ハッ!」















大人しんのすけ「あっ外しちゃった」








全員「このバカヤローーーーーーーーーー!!」

520: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:02:34.67 ID:P4hPUhoVo


ひろし「だ~~~~~!!そこは決めとく場所だろ~~~~~~~!!」ガビーン

みさえ「ほんとアンタだけは・・・」ワナワナ

ひまわり「ぶ~!」




大人しんのすけ「あれ、ちょ、ぬけない!」


ミシィ・・・ミシッ ミシッ


大人しんのすけ「ふぬぬぬぬぬぬ!」ググググ



ナスターシャ「刀がめり込んで・・・しかし!」

メイリン「おバカ・・・」

キャンベル「しんのすけ!刀を捨てろ!」


大人しんのすけ「やだ!折角ぶりぶりざえもんがお助けしにきてくれたのに!」

大人しんのすけ「これはオラのだ!絶対離さない~~~~~!!」グググ



キャンベル「しかし、言ってる場合では・・・」

メイリン「しんのすけ!リキッドが・・・」





リキッド「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・」


リキッド「フフ・・・フハハハハハハ!」


リキッド「やはり運命は俺に味方したようだな・・・しんのすけェ・・・」ニヤ




大人しんのすけ「ちょっと黙って!オラ今忙しい!」グググググ



【30秒前】

521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:05:36.51 ID:P4hPUhoVo

ひろし「もう時間がねえよ~~~~~~~~~~~!!」アタフタ

みさえ「おどれ半グレゴルァ!!さっさと鍵渡せぇぇ!!」ガオー

ひまわり「たいたいた~!」


リキッド「しんのすけ、決着だな・・・」


大人しんのすけ「ふぬぬぬぬぬぬ!」ググググググ


リキッド「バカが・・・そんな物さっさと捨てればいい物を・・・」


ズザ


メイリン「リキッドが重心を落とした!」

ナスターシャ「この構えは・・・」

キャンベル「タックルだ!リキッドはタックルで君を突き落すつもりだ!」


大人しんのすけ「ぐぬぬぬぬぬ・・・」


キャンベル「しんのすけ!刀を放せ!」


大人しんのすけ「絶対ヤダ~~~~~~~~~~!!」ググググ


リキッド「豚の形見と共に死ぬか・・・それもいいだろう」

リキッド「死ねィ!しんのすけ!忌まわしい記憶と共に!!」


ダッ!

522: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:06:49.94 ID:P4hPUhoVo

メイリン「来たわよ!」

キャンベル「しんのすけ!!」

ナスターシャ「バカ・・・刀は諦めろ!!」



ダダダダダダダダダダッ!









大人しんのすけ「ああああああ~~~~~~~~~!!」グググググ









全員「しんのすけーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

















ボワンッ



しんのすけ「あっ戻った」






リキッド「何ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」






フワァッ・・・

523: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:08:10.06 ID:P4hPUhoVo


リキッド「ぬあっ!くっとっ・・・」ジタバタ


しんのすけ「お?」


リキッド「とっととととと・・・」ジタバタ


ズル!


リキッド「ぬああああああああああああ!!」


しんのすけ「お!?」










ガシィ!








リキッド「ハァ・・・ハァ・・・グッ!」


しんのすけ「おーおじさんナイスキャッチ~」



キャンベル「しんのすけ!今だ!リキッドを突き落せ!」

メイリン「こんなチャンスもうないわよ!!」

ナスターシャ「急げ!上がってくるぞ!」





グラグラグラ・・・




リキッド「おおお・・・」




しんのすけ「・・・・」


リキッド「何を見ている・・・しんのすけェ!」

524: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:09:18.73 ID:P4hPUhoVo

しんのすけ「何って、ねばるなぁって」


リキッド「俺を見下すのをやめろ!俺をそんな目で見るな!」


しんのすけ「そんな事言ったって・・・オラ今カタナにしがみついてるし」

しんのすけ「オラも落ちそうなんだゾ。おじさんと一緒だゾ」


リキッド「状況を見てから言ったらどうだ・・・どう見ても同じじゃないだろ・・・」


しんのすけ「だからおじさんと一緒だってば」


リキッド「何がだ!」


しんのすけ「とうちゃんが大好きだって事」


リキッド「!?」


しんのすけ「おじさん、一人じゃなかったね」

しんのすけ「いやぁオラとした事がバッサリしてましたなぁ。カタナだけに」ニマァ


ひろし「下らねえ事言ってねえではやくしろ~~~~~~~~~~~!!」ガオー


リキッド「・・・」チャリ


しんのすけ「お?」


リキッド「手錠のカギだ・・・さっさと取りに来い・・・」


しんのすけ「おーおーこれはこれはどうもごしんせつに・・・」


リキッド「・・・」ギロ


キャンベル「待てしんのすけ!奴は近寄ってきた君ごと・・・!」

しんのすけ「お?」


リキッド「はやくこい・・・パパとママが死ぬぞ・・・」ニヤ


【15秒前】

526: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:43:26.87 ID:P4hPUhoVo

しんのすけ「んもう、そんな急かさなくても今行くってば」スルスルスル


リキッド「・・・」ニヤ


キャンベル「しんのすけ!罠だ!戻れ!」

リキッド「親を見捨てる気か!しんのすけェ!!」








ぬるっ・・・





しんのすけ「お!?」ズルッ


リキッド「!?」




しんのすけ「おおおおおおお!?」




リキッド「オオオオオオオオ!?」










ゴ チ ン ッ !








リキッド「なっ・・・」


しんのすけ「お、おお・・・」ヒリヒリ


リキッド「(滑り落ちた・・・のか・・・)」




フワァッ・・・

527: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:44:59.89 ID:P4hPUhoVo

しんのすけ「ひぃ~、体じゅうががべちゃべちゃだゾ~」フキフキ

しんのすけ「おお、でもなんかオラのヘアーがツンツンになった~!」キャッキャ



リキッド「(ハッ!)」



しんのすけ「ス~パ~ハ~ド♪らんららんららんららんら~♪」




リキッド「(しんの・・・すけ・・・?)」




しんのすけ「お?」クル



リキッド「!!」















イーライ(・・・)






リキッド「お・・・」






リキッド「 お あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! 」




あ あ あ あ あ あ あ 




あ あ あ あ あ




あ あ ー ・ ・




ぁぁー・・・



ー・・・

528: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:45:56.26 ID:P4hPUhoVo

しんのすけ「おっこっちゃった・・・」

ひろし「しんのすけ~~~~~!!はやく!もう時間が・・・」

しんのすけ「お?」


【10秒前】


キャンベル「しんのすけ、鍵はそこにあるだろう!急げ!」

しんのすけ「おじさんが置いてったんだね」

キャンベル「いいからはやくしろ!」


【9秒前】


しんのすけ「とうちゃんかあちゃんひまおかえり~」

ひろし「ただいまだろ!つか言ってる場合じゃねええええ!はやく~~~~~~!」

しんのすけ「んもぉ、とうちゃん慌てすぎだゾ。ほい」ガチャ

ひろし「よっしゃ~~~~~~~!やっと解放されたぜ・・・!」


【8秒前】


ひろし「しんのすけ!みさえの分もはやく!」

しんのすけ「ほい」ガタy

みさえ「しんのすけ~~~~~~~!!」ガシッ!!

しんのすけ「かあちゃん苦しいって~」

みさえ「・・・アタシのブラ」ボソ

しんのすけ「お!?」

みさえ「ママの物をおもちゃにするなっていつも言ってるでしょうが~~~~~~~~!」グリグリグリ

しんのすけ「あいいいいいぃいぃいぃ~!」ズキズキズキ


【7秒前】

ひろし「やってる場合じゃねえ!はやく脱出するぞ!」

ひまわり「たい!」

みさえ「でもどうやって・・・ひい!」


ゴォォォォォォォ・・・


みさえ「ムリムリムリ!高い!高い!」


【6秒前】

ひろし「こうなりゃいちかバチか・・・」

みさえ「あなたやめて!飛び降り自殺するようなもんよ!」ガシ

ひろし「どっちにしろここにいたら爆発するだろ!」

しんのすけ「・・・お!」ポン

529: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:47:06.05 ID:P4hPUhoVo

【5秒前】

しんのすけ「とうちゃん、かあちゃん、大丈夫だゾ」

ひろし・みさえ「へ?」

しんのすけ「あそこの出口、あそこまで行けば大丈夫だゾ」

みさえ「そこまでどうやっていくかって話しをしてんでしょーが!」

しんのすけ「これがあるゾ」チャキ




【4秒前】

ひろし「おい・・・ホントに大丈夫なんだろうな・・・」

しんのすけ「ココノカ誠意でできてるんだって」

みさえ「強化繊維でしょ・・・ひま、絶対ママから離れちゃダメよ!」

ひまわり「たい!」


【3秒前】

しんのすけ「みんなオラに捕まった?」

ひろし「もうこれっきゃねえな・・・」

みさえ「死ぬほど怖いけど・・・」

しんのすけ「いつものあれでいくゾ」

ひろし「よし・・・いくぜ!」


【2秒前】

しんのすけ「せーの!」

ひろし「野原一家、ファイヤー!」

みさえ「ファイヤー!」

ひまわり「たいや~!」

しんのすけ「・・・」グッ!


ピョンッ!


しんのすけ「ファイヤ~~~~~~~~~~!!」



ゴォォォォォオ!

530: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:47:50.96 ID:P4hPUhoVo

【1秒前】


ゴオオオオオオオオ!!


みさえ「ひいいいい~~~~~!こわい~~~~~~!」

ひろし「しんのすけ~~~~頼むぞ~~~~~!」

しんのすけ「お、重い・・・」


ガク


ひろし「うぉぉぉぉい!なんかズレてんぞ!!」

みさえ「ひいいいいいい~~~~~~~!!」

ひまわり「た~~~~~~~~!」


しんのすけ「きどーしゅうせー!」










ぷうぅ~


【0】

531: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:48:37.14 ID:P4hPUhoVo

ズドドドドドドドオオオオオオオオオオン


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・


ドオオオン!ドオオン!ドオオオオオオオオオン!


ガラガラガラ・・・































ひろし「ぎ、ギリギリせ~ふ・・・」ピクピク


しんのすけ「んもぉ、みんな重いゾ。もっとおやせなさい!」ビシ!


みさえ「ま、マジで明日からダイエットするわ・・・」ピクピク

ひろし「お、俺も・・・」ピクピク


むんず


ひまわり「たたたたたた・・・」

しんのすけ「おおっひま~!無事だったんだね~~!」

ひまわり「たい!たい!た~の~!」

しんのすけ「え、あのかたな?・・・あっ!」

しんのすけ「置いてきちゃった・・・」

ひまわり「や~の~!」ピギー


ガラ・・・


しんのすけ「・・・」

しんのすけ「(ばいばい・・・ぶりぶりざえもん・・・)」


【グレイフォックスの刀】←Lost

532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/29(金) 23:49:08.10 ID:P4hPUhoVo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「 じ ゃ 」

536: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:04:15.07 ID:j7MMVn6Wo

【CALL】

オタコン「しんのすけ君・・・ついにやったんだね」

しんのすけ「お、合コンのおじさん」

オタコン「オタコンだよ。結局、最後まで覚えてくれなかったね」

しんのすけ「いやぁそれほどでも~」

オタコン「ほめてないよ」

しんのすけ「で、何の用?」


オタコン「君達は今から脱出するんだろ?そこから地上への搬出用道路がある」

オタコン「今君達がいる所の隣に駐車場がある。そこから地上へと繋がっている」

しんのすけ「ほぉほぉ」

オタコン「名残惜しいけど・・・これでお別れだね」

しんのすけ「いちごいっぱいって奴だね」

オタコン「それを言うなら一期一会だよ、しんのすけ君」


オタコン「正直・・・まさか君がここまでやるとは思わなかったよ」

オタコン「メタルギア・・・まさか核抑止の為に作られてたとはね」

しんのすけ「あのロボはおじさんが作ったんでしょ?」

オタコン「情けない話だが、知らなかったんだよ・・・TMD(戦域ミサイル防衛)用の撃墜弾体射出システムって聞いてたからね」

しんのすけ「TIM?」


オタコン「ハハ、TMDだよ。ごめんごめん、君にはわかんないね」

しんのすけ「なんかイヤミだゾ・・・」

537: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:05:21.63 ID:j7MMVn6Wo

オタコン「君達を見てたら・・・なんだか、勇気が湧いてきたよ」

オタコン「どんな状況にも屈しない、野原一家・・・君達には学ばされたよ」

オタコン「未来は、自分の手で掴むものだってね」


しんのすけ「お~イイ事言うね~」

オタコン「ハハ、そうだ。さすが伝説の野原一家だよ」

しんのすけ「おじさんはこれからもロボを作り続けるの?」

オタコン「もちろんさ。戦争の道具じゃない。君達のような、誰かを助ける為のロボットを作り続けるつもりだ」

しんのすけ「カンタムロボができたら一番最初にオラを乗せてよね!」


オタコン「もちろん!なんなら春日部まで持っていくよ!」

しんのすけ「おお~~~!これは楽しみですなぁ!」

オタコン「約束するよ。また必ず会おう!」

しんのすけ「おとこどうしのおやくそく~」ビシ!


オタコン「さて、僕はもう少しここに残る。脱出路を確保するには、もう少し時間が必要なんだ」

しんのすけ「ほぉほぉ・・・一人で大丈夫?」

オタコン「大丈夫だよ。僕は・・・過去を悔いる生き方は辞めたんだ」

しんのすけ「おお~りっぱりっぱ」パチパチ


オタコン「ありがとう・・・しんのすけ君!元気で・・・」

しんのすけ「おじさんも元気でね」


オタコン「ああ・・・じゃあ・・・」


しんのすけ「またね~~」


プツン

538: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:06:32.10 ID:j7MMVn6Wo

ひろし「で、どこに行けばいいんだっけ?」

しんのすけ「この先がちゅーしゃじょーになってるんだって」

みさえ「車なの?ラッキー♪もうクタクタだったのよ・・・」


しんのすけ「かあちゃんはもっと運動した方がいいかもしれないゾ」

みさえ「うるさいわね。明日からやんのよ明日から」

しんのすけ「こりゃズルズルと先延ばしにするパターンだね・・・」

みさえ「あんだって!?」ギロ

しんのすけ「お・・・」


ひまわり「たいたい、たいたい~」

しんのすけ「ん、ひまどうしたの?」

ひまわり「あ~の、あ~の~!」


ひろし「なんでもいいけど早く行こうぜ。車ならすぐだろ」

みさえ「しんちゃん、行くわよ」

しんのすけ「ほーい」

ひまわり「たいたいや~!」











「・・・」サッ

539: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:07:47.46 ID:j7MMVn6Wo

駐車場

しんのすけ「おおっ!お車がいっぱいだゾ!」

みさえ「どれも同じ奴ね・・・あ~あ、折角だからリムジンでも用意してくれたらよかったのに」

ひろし「軍事施設にんなもんねーだろ・・・つか、キーついてんのかこれ」

みさえ「一つくらいあるでしょ」

ひろし「まあ、探すっきゃねーか」


しんのすけ「うっほほーい!」ダッ!


ひろし「あ!こらしんのすけ!走るな!」

みさえ「待ちなさい!迷子になったらどうすんの!」


しんのすけ「ねえねえとうちゃ~ん、これにしようよぉ~」



監視カメラ「!」チャキ!



【ALERT】99・99



しんのすけ「お?」


ひろし「ま、まじかよここまで来て・・・」ヘナ

みさえ「あんただけはもう・・・」ワナワナ



「いたぞーー!」 「逃がすなーーーー!」

540: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:20:36.97 ID:j7MMVn6Wo

ひろし「だーーちくしょーーーーー!ここまできて捕まってたまるかよーーーーー!」

みさえ「あなた!早く車出して!」

ひろし「んなこと言ったって・・・キーがねーんだよ!」

みさえ「えええええ!?じゃあどうすんのよ!」

ひろし「知るかよ!キーがなけりゃあ車が出せねえよ!」

ひろし「ああああああここで終わりかよおおおおおお!!」


ゲノム兵「待てーーーーー!!」ジャキ


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


みさえ「きゃあーーーー!撃ってきたわ!!」

ひろし「くっそ!車の陰に隠れろ!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


しんのすけ「お車出さないの?」

ひろし「だーからキーがねえんだって!」

しんのすけ「じゃどうすんの?」

ひろし「知るか~~~~~!こっちが聞きてえ~~~~~!!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!



【CALL】


キャンベル「みんな・・・落ち着いて行動するんだ」

しんのすけ「おじさん!」

541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:21:27.22 ID:j7MMVn6Wo

メイリン「最後の最後で見つかるなんて、やっぱあんたおバカね」

しんのすけ「ぺちゃぱいのおねいさん!」

メイリン「だからぺちゃぱいじゃねって」

ナスターシャ「敵兵の撃ってる銃はFA-MASだな・・・」

しんのすけ「たばこのおばさん!」

キャンベル「大丈夫だしんのすけ、我々がサポートする」

キャンベル「だから落ち着いて、我々の助言に耳を傾けて欲しい」


しんのすけ「とうちゃんかあちゃん、おじさんがお助けしてくれるって」

ひろし「迎えに来てくれるってのかよ~~~~!」チュンチュン

みさえ「相手はピストル持ってんのよ!」チュンチュン


ナスターシャ「いいかしんのすけ、FA-MASはプルハップ型と言ってライフルの性能を損なう事無くコンパクト化に成功した銃だ」

ナスターシャ「ただしその代償として、照準半径が小さくなる事による命中精度の低下、並びに薬きょうが銃の側面から飛び出してくると言う欠点がある」

ナスターシャ「そのため利き腕意外で使用すると薬きょうが顔面に当たる危険性があるんだ

しんのすけ「???」

ナスターシャ「つまりだな・・・銃の持ち方に制限があるんだ」

しんのすけ「ほぉほぉ」

ナスターシャ「君のすばしっこさならあるいは・・・飛び回って敵兵を攪乱するんだ!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


ひろし「ひいいいい~~~!」

キャンベル「ひろし、しっかりしろ!」

メイリン「車の運転はアンタしかできないんでしょ!」

ひろし「んな事言ったってよ・・・」

キャンベル「いいかひろし、そのジープは軍用だ。キーはなくとも車内に何か使える物が残っているかもしれん」

メイリン「キーもその中にあるかもしれないわね」

キャンベル「幸いそれはオープン式だ。ドアロックはない。ジープの車内を漁ってみろ!」

ひろし「・・・よっしゃ~~~~~~~~~~!」グイ


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!

542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:22:51.64 ID:j7MMVn6Wo

ひろし「ひいいいいい~~~~~!」

みさえ「あなた!」

ひろし「みさえお前もこっちこい!一緒にキーを探してくれ!!」ガサゴソ

みさえ「・・・りょーかい!!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


ひろし「キーはどこだ~~~~~!」

みさえ「鍵~~~~~~!」

ひまわり「たいた~い!」


キャンベル「しんのすけ、今ひろしとみさえは車のキーを探している」

キャンベル「君が敵兵の足を止めるんだ!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


しんのすけ「お~し」グッ!

しんのすけ「アクションビーム!」


ギュルルルル! ガチ!


しんのすけ「うっほほ~い!」ギュオオオ


ゲノム兵達「ガキが逃げたぞー!」

ゲノム兵達「追えー!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!

543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:23:26.81 ID:j7MMVn6Wo


しんのすけ「おじさん達~オラはこっちだゾ~!」

ゲノム兵「逃がすか!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


しんのすけ「うっほほ~い!」チョコマカ


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


しんのすけ「ほっほっほ!」チョコマカ


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


しんのすけ「ぶりぶり~ぶりぶり~!」チョコマカ


ゲノム兵「だ~~~~~!なんてすばしっこいんだ!」


ギュルルルルル!


しんのすけ「おじさん達!どこ見てんの~!」


ゲノム兵「な!?いつのまに後ろに!?」

ゲノム兵「このぉーーー!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


パスッ ジュ~~~~・・・


ゲノム兵「あぢぃ~~~~~!バカ!薬きょうが当たったろ!」

ゲノム兵「あ・・・すまん・・・」


しんのすけ「うっほほ~い!」

544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:24:08.34 ID:j7MMVn6Wo

ひろし「カギ~~カギ~!」ガサゴソ

みさえ「かぎかぎかぎかぎかぎかぎ・・・」ガサゴソ

キャンベル「しんのすけが敵兵を陽動してくれている!この隙に探すんだ!」

ひろし「言われなくてもやってるよ~~~~~~!」ガサゴソ


キラキラキラ・・・


ひまわり「た?」

ひまわり「たたたたた・・・」トテトテ

みさえ「あら、これって・・・」コロ

ひろし「鍵があったのか!」

みさえ「鍵じゃないけど、これって・・・どっかで見た事あるような」ピン

ひろし「なんだよ鍵じゃねえのかよ・・・ってオイ!」

ひろし「お前今何抜いた!?」

みさえ「へ?あらやだ、なんか取れちゃった」

ひろし「バカ!それは・・・」


ひろし「 手 り ゅ う 弾 だ よ ! ! 」


みさえ「・・・」


みさえ「 ぎ え え え え え え え ! ! 」


シュゥゥゥゥゥ・・・


ひろし「バカヤロ~~~~~!早く投げ捨てろ!!」

みさえ「ひいいいいいいい~~~~~!」ポイ


カランカラン シュゥゥゥゥ・・・

545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:24:58.99 ID:j7MMVn6Wo

しんのすけ「お?なんか落ちてきたゾ!」

キャンベル「グレネードだ!」

ナスターシャ「いや、あの形状は・・・」

ナスターシャ「ハッ!しんのすけ!目を瞑れ!!」

しんのすけ「お?」

ナスターシャ「それは・・・フラッシュグレネードだ!!」

しんのすけ「なにそ(ry



 パ ァ ン !



キーーーーーーーーー・・・・ン



ひろし「なんだ・・・手りゅう弾じゃなかったのか・・・」キーン

みさえ「よかった~爆弾じゃなくて・・・でもすごい音ね・・・」キーン

みさえ「耳が・・・」キーン


ゲノム兵達「~~~」ピヨピヨ


ひろし「おお!兵士がなんか知らんけど気絶してら!」

みさえ「今のうちに探すわよ!」


ガサゴソ ガサゴソ・・・


ひろし「くっそ~~~~見つからね~~~~~!」

みさえ「もう、なんでキーがないのよこの車!」


ガサゴソ ガサゴソ・・・


ひまわり「た~いた~い!でへへ・・・」キャッキャ

みさえ「ちょっとひま!何遊んでんの!」

ひまわり「た?」


キラキラキラ・・・

546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:25:41.64 ID:j7MMVn6Wo

みさえ「あんた何持って・・・ハッ!」


みさえ「 あ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ! ! 」


みさえ「キーがあった!!」


ひろし「 な に ぃ ! ? 」


ひまわり「た・・・」タラ


みさえ「ひ~ま~!キーを渡しなさい!」ガバッ!

ひまわり「あ~~~ん!や~の、や~の~!」

みさえ「あなた!」パシ

ひろし「おっしこれで・・・」ガチ


キョカカカカカ ドルゥゥゥン!


ひろし「かかった!よっしゃ~~~~~~~!!」

ひろし「しんのすけ~~~~~!エンジンかかったぞ~~~~~!」

みさえ「しんちゃん!はやく戻ってくるのよ!!」


しんのすけ「~~~」ピヨピヨ


キャンベル「しんのすけ!はやく起きろ!」

メイリン「お前も気絶してたんかい・・・」

547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:26:42.01 ID:j7MMVn6Wo

みさえ「ったく!どこまでも世話のかかる・・・!」バッ!


ダダダダダッ!


みさえ「くぉらしんのすけ!!いつまで寝てんの!」

みさえ「とっとと起きなさ~~~~~~~~い!!」


しんのすけ「お・・・かあちゃんおはよう」ゴシゴシ

みさえ「おはようじゃねーよ!ほら!車が動いたから乗るのよ!」

しんのすけ「朝のおトイレがまだ・・・」

みさえ「だ~~~~~!とっとと乗れ!!」ガオー

しんのすけ「お・・・」タラーン


ゲノム兵達「くっ・・・」フラフラ


ひろし「みさえ!兵士が起き出したぞ!」


みさえ「しんのすけ・・・んもぉ!オラァ!」バッ!

しんのすけ「おっ!?」フワッ

みさえ「毎朝しんのすけを乗せたちゃりんこで鍛えたこの脚力見せてくれるわ~~~~~~~~~~!!」


ダダダダダダダッ!


ゲノム兵達「あ!おい!」

ゲノム兵達「待ちやがれ~~~~おばさ~~~~~~~ん!!!」


ひろし「とべ!みさえ!」

みさえ「おりゃあ~~~~~~!!!」


バッ!


しんのすけ「おお~~~~!」


バスン!


みさえ「おいちちちち・・・」

しんのすけ「とうちゃんいまただ~」

ひろし「おっしゃ全員のったな!?野原一家ファイヤー!」

ひまわり「たいや~!」

548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:27:22.44 ID:j7MMVn6Wo

グッ・・・!


ギュルルルルルル!


ブルウウウウウウウウウウウウン!!!


ひろし「オラオラオラ~~~~~!どけどけどけ~~~~~~!」キャキャキャ


ゲノム兵「待てーーーー!」バッ


ひろし「わ~バカ!急に飛び出してくるんじゃね~~~~~!」


ドカッ


ゲノム兵「ぐああっ!」ドサ


しんのすけ「あ、ひき逃げだ」

ひろし「ついにやっちまった~~~~!免許を取ってから無事故無違反で通してきた俺のゴールド免許がついに~~~~!」ウルウル

みさえ「あなた大丈夫!保険が降りるはずよ!!」グッ!


キャンベル「そんな問題じゃない・・・」



ブルウウウウウウウウウン・・・



ゲノム兵達「くそ、逃げたぞーーーーー!追えーーーーー!」






「・・・」ニヤ

549: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 04:28:11.73 ID:j7MMVn6Wo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「見れば?」

556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:14:26.54 ID:j7MMVn6Wo

搬出用道路


ブルウウウウウウウウウウウン・・・


ひろし「た、たすかった~・・・」フゥ

メイリン「その道路は一本道よ。そのまま真っ直ぐ走ってれば地上へ出るわ」

みさえ「あ~・・・一生分走った気がするわ・・・」

ひまわり「たいたい!」

しんのすけ「ねえねえ母ちゃん、帰ったらダイエット器具貸してよ。オラ「チントレ」するんだ」

みさえ「それを言うなら筋トレでしょ。あんたが体鍛えてどーすんの」

しんのすけ「ムキムキになれば女の子にモテモテなんだゾ・・・」デヘヘ

ひろし「俺もスポーツジムにでも通おっかな・・・」デヘヘ

みさえ「・・・だったらしばらくビール無しね」

ひろし「げ!そりゃねーよみさえ~!」


みさえ「ジムに通うなら、自分のお小遣いで通ってよね」フン

ナスターシャ「噂通りのカカア天下だな・・・」

メイリン「月300ドルじゃ、ジムどころか食事も満足にできないわね」

ひろし「なぁ~お前らからもなんとか言ってくれよ~、軍のお偉いさん達なんだろ~」

キャンベル「家庭の事情は我々の与り知らぬ所だ」

ひろし「~」ガックシ


みさえ「あら、そういえばあんた、ナオミお姉さんはどうしたの?」

しんのすけ「!」

ひろし「そういやさっきからいねーな」

しんのすけ「・・・」ショボーン

キャンベル「そ、それはだな・・・」

メイリン「休暇よ休暇!休暇取ってバカンスに行ったの!」


ひろし「仕事中にか?随分急だな」

みさえ「随分お気楽ねえ。最後のあいさつくらいさせなさいよ」

キャンベル「ま、まあその件はおいおい・・・」

557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:15:53.29 ID:j7MMVn6Wo

ブルウウウウウウウウウン・・・

みさえ「・・・」チラ

しんのすけ「・・・」ショボーン

みさえ「ははぁ~ん、さてはあんた、フラれたでしょ」

しんのすけ「う・・・」

ひろし「そりゃそうだろ、あんな美人がしんのすけなんかになびくわけねって」

ひろし「しり丸出しで見せてたらそりゃーなw」

みさえ「そ、そんな事してたのあんた・・・」タラ

ひまわり「た・・・」ジト

しんのすけ「う・・・」

ひろし「まあまあ、お前にもそのうちイイ人が見つかるって」

みさえ「大人の女性じゃなくってもっと同年代の子にしなさいよ」

しんのすけ「オラ、子供に興味ないゾ・・・」

みさえ「あんたも子供でしょ」ポン

キャンベル「な、なにはともかくだな・・・」


ピピッ


メイリン「ちょっと待って!これは・・・」

メイリン「敵兵の反応・・・ひろし!前方100m以内に敵兵の検問よ!!」

ひろし「なにぃ~~~~~~~!!」ガビーン



ゲノム兵達「止まれ!!」




【ALERT】99・99

558: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:16:37.04 ID:j7MMVn6Wo

ひろし「またかよ!!ほんとしつけーなぁ!!」キキィ!


ガガガガガガ!  バリィン!


ひろし「おあああああ~~~~~!!どうしていつもこうなる・・・」

みさえ「あなた!バック!バック!」


ガコッ ギュルルルル


ゲノム兵「逃がすな!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


キャンベル「ひろし!頭を下げろ!」

ひろし「くっそ!前も後ろも見えね~~~!」

ひろし「みさえ~~ッ!さっきの手りゅう弾はもう残ってないのか!?」

みさえ「え!?そんな急に言われたって・・・」ガサゴソ

しんのすけ「これならあったゾ」ペラ


【雑誌】←New!


ひろし「今そんなもん見つけてもなんの意味もねーよ!!」


ガガガガガガ!  チュンチュンチュン!


ひろし「くっそ~~~~~!戻るしかねえのか~~~!」

みさえ「でもあなた!戻ったらまたさっきの敵兵が・・・」

ひろし「八方塞がりじゃねえか!どうすりゃいいんだよ~~~~~!」


ゲノム兵達「車を取り囲め!」


ダダダダダッ!

559: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:17:21.63 ID:j7MMVn6Wo

みさえ「囲まれたわ!」

ひろし「ちくしょ~~~~!俺にまた交通事故起こさせて~~~~のか~~~!」

キャンベル「ひろし!突っ切るしかない!」

ひろし「うう・・・どきやがれ~~~!」グッ


ギュルルルルル!  ブオオオオオオオオ!!


ゲノム兵「逃げるぞ!撃て!」


ガガガガガガガガ!


バスン! ガクガク!


ひろし「い!?」


キキィーーーーーーーーーー!


ドォン! プスプスプス・・・


ひろし「いつつつつ・・・」

みさえ「ちょっと、乱暴な運転しないでよ・・・」

しんのすけ「ダメだゾ父ちゃん、ちゃんと安全運転しないと」

ひまわり「め!」

ひろし「そうじゃねえよ・・・くそ、急にハンドルが・・・」

ナスターシャ「パンクさせられたのか!」


ゲノム兵「車は止まった、おい!捕まえるぞ!」


しんのすけ「おお、またオラ達を囲んで、キャンプファイヤーでもやるつもりかな」

みさえ「車ごと!?冗談じゃないわよ~~~!」

ひろし「絶体絶命だ~~~~~~!」


ゲノム兵達「捕まえろ!」


ダダダダダダダッ!




















パ ァ ン !

560: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:18:12.79 ID:j7MMVn6Wo

ゲノム兵「」ガク


ゲノム兵「誰だ!」


カツ カツ カツ ・ ・ ・


ひろし「・・・?」


パァン! パン パン パァン!


ゲノム兵達「ぐあっ!」「ぎえっ!」「ごはぁっ!」


ゲノム兵達「」ドサ


ひろし「な、なんだぁ・・・?」

しんのすけ「兵隊さんが急におねんねしちゃったゾ」

メイリン「ソリトンレーダーに反応が!え・・・これは・・・」


クルクルクル・・・



「ハロー、ノハラ・ファミリー。また会ったな」



しんのすけ「あ~~!」

ひろし「うげ!」

みさえ「・・・だれ?」

ひまわり「た?」


オセロット「・・・」ニヤ

561: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:18:47.31 ID:j7MMVn6Wo

しんのすけ「ヤキニクのおじさん!」

キャンベル「リボルバー・オセロット・・・!」


オセロット「水臭いぞノハラ・ファミリー。この私に別れの挨拶もなしに帰ろうなど・・・」クルクル


みさえ「え、誰なの?」

しんのすけ「オラ達にヤキニクをごちそうしてくれたおじさんだゾ!」

みさえ「あら、それはそれはどうもうちの息子がお世話に・・・」


オセロット「いえいえ奥さん、お気になさらずに」クルクル


ひろし「バカヤロ~~~~~!あいつはな、テロリストに一員なんだよ!!」

みさえ「え!?」

しんのすけ「ヤキニクと肛門のパスタリストなんだって」

キャンベル「拳銃と拷問だ・・・しかし何故奴がここに!」


オセロット「・・・」クルクル


ひろし「なんだよ・・・黙ってないで何とか言えよ!」

みさえ「私達を捕まえにきたの・・・?」


オセロット「いーや、違う。メタルギアもボスもいなくなった以上、もはや我々の敗北は確定・・・」

オセロット「言っただろう。別れの挨拶を済ませに来たと・・・」クルクル


みさえ「この人、本当にテロリスト?イヤに礼儀正しいわね」

しんのすけ「オラ達におわかれのあいさつしにきたんだゾ!」


キャンベル「そんなはずはない!奴は何かを企んでいるはずだ!」

562: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:19:56.04 ID:j7MMVn6Wo

ゲノム兵「オセロット!貴様・・・裏切りか!」


ひろし「げ、まだいやがったのか!」

オセロット「裏切りだと?失礼な・・・もう演習は終わった。つまり貴様らはもう・・・」ピタ


ゲノム兵「!」


オセロット「用済みだ!」ジャキ!


パ ァ ン !


ゲノム兵「ぐ・・・ちくしょーーーー!」

オセロット「 」ジャキ


パン!パン!パァン!


オセロット「・・・」フッ


ゲノム兵達「 」ドサ


しんのすけ「おーおじさん、カッコイイゾ~~!」

みさえ「せ、西部劇の俳優さん?」


オセロット「ん~その響き、やはり心地よい・・・」

オセロット「私の身近にはマカロニウェスタン好きがいなくてな・・・同志がいてくれてうれしいよ」

しんのすけ「おじさん、また芸見せてよ!」

ひろし「バカ!さっさと逃げるぞ!」

みさえ「でもこの人味方じゃない?なんかしんのすけがお世話になったらしいし」


オセロット「芸か・・・ふむ、いいだろう」

オセロット「では貴様らを試させてもらおうか」

しんのすけ「お?」


ギュルルルルル・・・ ガチ


オセロット「 ジャキ


全員「!」


オセロット「貴様らの運、試させてもらおう!」

563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:21:08.61 ID:j7MMVn6Wo

みさえ「ちょっとちょっと!危ないじゃない!そんな物向けないでしょ!」

ひまわり「たいた~い!」

ひろし「この野郎・・・やっぱり俺達を・・・!」

しんのすけ「おじさん何してんの?」


オセロット「ロシアンルーレットだ・・・この銃は弾が6発込められる」

オセロット「一発だけ弾を込めた。これから5回連続で引き金を引く」

オセロット「その中で5回共発射されなければお前らの勝ち。しかし発射されればこの中の誰かが死ぬ」


オセロット「標的は・・・お前だ、シンノスケ・ノハラ」


しんのすけ「オラ?」


オセロット「受けるか?逃げたければ逃げても構わんぞ」


ひろし「しんのすけェ!こんな奴の言う事聞く必要はねえ!」

みさえ「本物のピストルよ!当たったらあんた死ぬのよ!

ひまわり「た!」

キャンベル「オセロットめ・・・何を考えている!」


オセロット「さあ、どうする?」


しんのすけ「よくわかんないけど、オラ、受けるゾ」


ひろし「なにぃ!」

みさえ「おバカ!やめなさい!」


しんのすけ「おじさんが折角こうやってきてくれたんだゾ。受けてあげないとおじさんがカワイソウだゾ」

しんのすけ「でへへ~オラって義理チョコがたいでしょ~」


オセロット「それを言うなら義理堅いだ・・・ふふ、やはり貴様はおもしろい」




オセロット「では早速・・・いくぞ!」


しんのすけ「ほい!」




VS リボリバー・オセロット





ここでコンマ安価。コンマの数で銃弾が発砲されるかどうかを決めます


【0~4】発砲される

【5~9】発砲されない


安価下

564: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:27:18.98 ID:KZBneKn5O
たーん

568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:42:43.54 ID:j7MMVn6Wo

オセロット「まず、ひとーつ」


カチ


ひろし「う・・・」ドキドキ

みさえ「しんのすけ・・・」ハラハラ


オセロット「ふたーつ」


カチ


ひまわり「た・・・」ジー

しんのすけ「・・・」ムフー



オセロット「み~・・・つ四つ五つ!」


オセロット「六つ!」



全員「!?」



ガチガチガチガチ!



しんのすけ「あうっ!」サッ





シーーーーーーーーン・・・






しんのすけ「・・・お?」


オセロット「フハ、フハハハハハ!」

オセロット「安心しろ、弾など最初から込めていない」


しんのすけ「お・・・ちょっとだけお漏らししちゃった・・・」モワァ

みさえ「へ、変な汗が・・・」フワァ

ひろし「このバカヤロ~~~~!!悪趣味な遊びしてんじゃね~~~~!!」


オセロット「やはり貴様らは伝説の一家だよ!」

オセロット「フハ、フハハハハハハ!」


みさえ「か、変わった人ね・・・」

569: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:43:51.30 ID:j7MMVn6Wo

オセロット「別れの記念だ。これをやろう」ピン

しんのすけ「お?」


コロコロコロ・・・


ひまわり「た~~~~~~~~!!」パシ!

オセロット「シルバー・ブレッドだ。ヒマワリ・ノハラは光物が大好物。だったな?」

ひろし「どこで調べたんだよそんな事・・・」

みさえ「なんだ、やっぱりイイ人じゃない。よかったわね~、ひま~」

ひまわり「た~~~♪」キラキラキラ

ひろし「・・・お前、マジでなんなんだよ」

オセロット「美しい家族愛を見せてもらった、その礼だ」ニヤ

オセロット「そうそう、別れの挨拶を済まさないといけない奴がもう一人いたな・・・」

オセロット「シンノスケ・ノハラ・・・」ジロ

しんのすけ「お?」


オセロット「・・・」ジー

しんのすけ「いや~んそんなに見つめないでぇ~ん」クネクネ


ガバッ!


しんのすけ「おわっ!」フワ


みさえ・ひろし「しんのすけ!?」


オセロット「聞こえているか・・・いや、聞こえているはずだ」

しんのすけ「おじさん顔近いゾ!こんなに近かったら聞こえてるに決まってるじゃん!」

オセロット「お前じゃない。俺が話しているのは・・・」



【CALL】


オセロット「よう、大佐殿」

キャンベル「オセロット!貴様・・・!」

570: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 21:44:31.41 ID:j7MMVn6Wo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「 じ ゃ 」

576: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:42:54.67 ID:cB1r4UJXo

オセロット「お互い、今回の演習は不測の事態続きだったな」

キャンベル「演習だと!一体何を言っている!?」

オセロット「とぼけるな。お前の正体はとっくにバレている」

オセロット「いつ入り込んだ?いや、最初からか?まぁ、今となってはどうでもイイ・・・」

キャンベル「貴様・・・!」


オセロット「俺が何故貴様の存在を知りつつ放っておいたかわかるか・・・?」

オセロット「どっちでもよかったんだよ。最初から、演習が成功だろうが失敗だろうが・・・」

オセロット「貴様が勝手に勘違いして飛び込んできてくれた。そのおかげでこうして会話の機会ができた・・・ふふ」

キャンベル「オセロット・・・一体何を企んでいる!」

オセロット「しんのすけ、聞け。こいつはキャンベルではない」

しんのすけ「お?」


オセロット「本物のキャンベルは娘を人質に取られ仕方なく参加させられただけだ」

オセロット「だがここにはそんな女一人もいなかっただろう・・・?」

キャンベル「しんのすけ!耳を貸すな!」

オセロット「それはこっちのセリフだよ、偽キャンベル。いや、名無し大佐と言うべきか・・・」

しんのすけ「???」

オセロット「しんのすけ、よーく見ておけ。今こいつの正体を明かしてやろう・・・そら!」


ピロリロピロリロ・・・


ザザッ!


大佐「しんのすけ!今すぐに今すぐにゲーム機の電源を切るんだ!」

しんのすけ「お!?」

大佐「任務は失敗に終わった!今すぐ電源を切れっ!」

しんのすけ「おじさん何言ってんの・・・?」

大佐「私の我慢にも限界がある。もう君には任せておけん。私が出撃する!君はもう帰れ!」

しんのすけ「いや、オラ達今から帰るんだけど・・・」タラ


オセロット「グワーーーーーハッハッハ!性懲りもなくまたその姿を使うとはな!!」

しんのすけ「おじさん・・・どったの?」

577: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:44:45.24 ID:cB1r4UJXo

大佐「しんのすけ、聞いてくれ。先週の木曜の事だ。私は車で家に帰る途中だった」

大佐「家まであと2マイルほどの所・・・・・ふと目を上げると東の空にオレンジ色の光る物体が見えたんだ!」

大佐「とても不規則に動いていた・・・・・・そして次の瞬間、あたり一面が強烈な光に包まれ――」

大佐「気がつくと私は家に着いていた・・・・・・」

大佐「どう思う?」


しんのすけ「し、しらないゾ・・・」タラーン

メイリン「ちょっと大佐!どうしたの!?」

ナスターシャ「キャンベル!しっかりしろ!」


オセロット「ふむ、お前ら二人は【そちら側】だったようだな」


大佐「らりるれろ!らりるれろ!!らりるれろ!!!」


しんのすけ「う、うるさいんだけど・・・」タラーン

オセロット「しんのすけ、こういう事だ・・・」


ザザッ


キャンベル「ハッ!私は今まで何を・・・」


メイリン「大佐・・・」

ナスターシャ「・・・」


オセロット「ふふ、もう隠す必要はないぞ、『大佐』」

キャンベル「オセロット・・・貴様!私に何をしたぁ!」

オセロット「鈍いな大佐。東欧での出来事は貴様も知っているはずだ」

オセロット「ふふ、良いだろう。もう一度言ってやる・・・」






オセロット「貴様らのネットワークの一部と信じている『G・W』・・・」








オセロット「あれは今、我が軍にある・・・!」ギロォ

578: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:46:15.64 ID:cB1r4UJXo

キャンベル「な!?じゃあ、貴様は・・・!」

オセロット「ハーーーーハッハッハ!もう遅い!シンノスケ・ノハラは無事メタルギアを破壊し任務を達成した!」

オセロット「残りはこの島を去るのみ・・・今更貴様が何をしようともうどうにもならん!」

オセロット「演習を無理矢理終わらせようとしたのも貴様の仕業だな?俺が本気でシンノスケ・ノハラを殺すと思ったか・・・?」

オセロット「だが仮に今シンノスケ・ノハラをここで殺した所で、またこいつは復活するぞ」

オセロット「こいつは『そういう風に』できてるんだよ・・・」ポン

オセロット「ハーーーーハッハッハ!」


しんのすけ「お?」


キャンベル「オセロット・・・!」


オセロット「俺の目的はもう済んだ。ふふ、そうだ。ちゃんと『本物』も来ていたからな・・・」

オセロット「成果は上々だよ。後はノハラ・ファミリーに春日部へとお帰り願うだけだ」

オセロット「もうすぐだ。もうすぐ【ヘイブン】が完成する・・・」

オセロット「貴様らの命も残りわずかだ!首を洗って待っているがイイ!」


オセロット「ハーーーーーーハッハッハッハ!」


プツン


オセロット「ふん、逃げたか」

しんのすけk「おじさん、何の話してたの?」

オセロット「いやあ、古い知人と少し世間話をな」

しんのすけ「あのおじさんと知り合いなの?」

オセロット「まぁな。長い付き合いだ」

しんのすけ「なんか盛り上がってたね」

オセロット「ふふ。自慢話をしてやっただけだ」

579: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:47:02.46 ID:cB1r4UJXo

ひろし「おいてめえ!高笑いしてねーでさっさとしんのすけを降ろせ!」

オセロット「おっと失礼、シンノスケ・ノハラ、そら」

しんのすけ「お?」ドサ

みさえ「しんのすけ!大丈夫だった!?」

しんのすけ「なんかねーキャンドルのおじさんと知り合いだったんだって」

みさえ「あ、そうなの・・・?」

ひろし「え、でもお前・・・ハッ!」

ひろし「お前!スパイだったのか!?」


オセロット「諜報活動は得意分野だ・・・」ニヤ

みさえ「あ~、どうりで、色々世話してくれるわけだ」

ひろし「でもお前俺を尋問したじゃねえか!」

オセロット「あれは、まぁ・・・趣味だ」

ひろし「やっぱ俺こいつ嫌いだわ・・・」


しんのすけ「ヤキニクうまかったゾ、おじさん」

ひまわり「たいたい~」キラキラ

オセロット「いえいえ、どういたしまして・・・」


クルクルクルクル・・・ピタ


オセロット「いいかノハラ・ファミリー、聞け」

オセロット「最後の最後、もう一つだけ、命に係わるビッグトラブルが待っている」

オセロット「だが大丈夫だ。お前らは必ずこの島を出れる」

オセロット「俺はお前らをずっと見てきた。お前らなら大丈夫だ」

ひろし「急にいい人になるなよ・・・気持ち悪いな」


オセロット「何があっても恐れるな。自分に忠を尽くせ」

オセロット「いいな?」

しんのすけ「え、やだ・・・ちゅー?」

みさえ「違うわよ。自分の信じる道を行けって言ってんの」

しんのすけ「お~おじさん詩人だね~」

ひろし「俺は痛めつけられた恨み忘れねーからな!」

オセロット「ふふ・・・」ニヤ

580: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:47:53.30 ID:cB1r4UJXo

オセロット「魔法、変身、豚、家族の絆、まったく、奇想天外の連続だったよお前らは」

オセロット「だがいいセンスだ」

しんのすけ「い~湯ざんす?」

みさえ「誰が温泉の話してんのよ」

オセロット「ふふ、ノハラ・ファミリー、『また会おう』・・・」ニヤァ


みさえ「どこかで会ったらよろしくお願いしますね」

しんのすけ「おじさんありがとー!」

ひまわり「た~い!」キラキラ

ひろし「もうくんな!」


オセロット「さあ、行け!日常を取り戻してこい!」



ググッ ギュルルルル!


ブオオオオオオオオオオオン・・・・・






オセロット「・・・」











【CALL】

オセロット「俺だ。ああ、今出発した・・・」

オセロット「いい目をしてたよ。ああ、あれは運命を乗り越える者の目だ」

オセロット「同情するのか?ふん、あいつをああしたのは貴様だろ」

オセロット「お前にシンノスケ・ノハラを憐れむ資格はない」

オセロット「さあ、いよいよ大詰めだ。そろそろ【蛇】にご登場願おうか・・・」ニヤ

581: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:49:53.04 ID:cB1r4UJXo

搬出道路


ブオオオオオオオオオオオ・・・

ひろし「しっかし気味の悪い奴だったなぁ」

みさえ「あら、いい人じゃない。少し変わってるけど、気さくでさ」

ひろし「冗談じゃね~よったく、俺はあいつにひどい目に合されてんだ」

みさえ「スパイでしょ?演技だったのよ、きっと」

ひろし「いーや嘘だね!あいつは俺を苦しめて遊んでたんだ!

しんのすけ「んもぉ、とうちゃん。お助けしてもらったのに水虫臭いゾ」

ひまわり「たいたい!」

みさえ「それを言うなら水臭いでしょ」

しんのすけ「ひまいいな~それ」

ひまわり「た~」キラキラキラ


【CALL】


しんのすけ「お?」

メイリン「ねえ、しんのすけ・・・ちょっと」

しんのすけ「何?」

メイリン「今更こんな事を伝えるのもなんなんだけど、一応軍事規則だから伝えとくわね」

メイリン「たった今、キャンベル大佐は作戦指揮権をはく奪されたわ」

しんのすけ「へ?」


メイリン「よって本件の作戦指揮権は国防省長官、ジム・ハウスマンに譲渡されました。これが伝達事項よ」

しんのすけ「こくぼーしょーぼーかんちょー?」

ひろし「トップが変わったって事だよ。国防省といやぁアメリカ政府の重要機関だろ?」

みさえ「でもどうしていきなり・・・もう仕事は終わったんでしょ?」

メイリン「それが・・・いなくなっちゃったのよ。突然、どこにも」


ひろし・みさえ「え!?」


メイリン「なんかさっき、様子がおかしかったし・・・しんのすけ、何か知らない?」

しんのすけ「いや~なんにも」

みさえ「キャンベルさん、どうしちゃったのかしら・・・」

しんのすけ「おつやの時間だから帰っちゃったのかも」

ひろし「んな事したらぶっ飛ばされるだけじゃすまねえだろ」

582: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:50:53.79 ID:cB1r4UJXo

メイリン「そっか、知らないか・・・」

しんのすけ「んもぉ、オラとお別れするのがイヤだからって、そこまでする事ないのに~」

メイリン「それはないわね、うん」

みさえ「残念ねえなんか」

メイリン「代わりに私から、あいさつ代わりのことわざでも教えようかしら」

しんのすけ「お?」


メイリン「中国の格言に『志有る者は事ついに成るなり』っていう言葉があるわ」

しんのすけ「コロコロあるとついつい寝るナリ?」

みさえ「全然違うわ・・・しんちゃん」

メイリン「強い意志でものごとを進めるなら、途中でいろいろ困難な事があっても、 最後には目標達成できるっていうことなの」

メイリン「しんのすけは揺るぎない意志でよくやってくれたわ。ほんとお疲れ様!」

しんのすけ「野原家にも格言があるゾ」


メイリン「え、なに?聞かせて!」

しんのすけ「ナンパをするなら、任せておくれよ。3にも4にも、推しか肝心」キリ

メイリン「な、なにそれ・・・」タラーン

ひろし「そりゃお前だけだろ!野原家にんなもんねーよ」


ナスターシャ「推してばかりじゃ女はよりつかんぞ」

しんのすけ「あ、たばこのおばさん」

ナスターシャ「任務終了間際、司令官の突然の失踪か・・・ふむ、いいネタができた」

しんのすけ「お?」

ナスターシャ「いや、ちょっと自伝を書こうと思ってな。本件を題材にした大長編ストーリーだ」

ナスターシャ「ふふ、いいぞこれは・・・きっと世界中でバカ売れだ・・・」ニヤ

しんのすけ「おばさん、そんなキャラだっけ・・・」タラーン

みさえ「売れたら分け前よこしなさいよ」

ひまわり「た~い!」

583: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:52:28.68 ID:cB1r4UJXo

ひろし「所でよ、一つ気になる事があるんだけど」

メイリン「え、なに?」

ひろし「さっきのなりきりヒゲ野郎が言ってたんだよ。もういっかい、命に係わるトラブルが起きるって」

メイリン「え・・・なにそれ、こわい」

ひろし「あの野郎、最後の最後で不吉な事いいやがって」

しんのすけ「せ~ぶのノリって奴だゾきっと」

みさえ「なりきっちゃってるのねwやーね、本当におもしろい人」ホホ

ひろし「お前のアクション仮面ごっこの延長だなw」

ひまわり「た~い」

メイリン「だと良いけど。・・・ん?」


ピピッ


メイリン「ひろし・・・予言的中よ・・・」

ひろし「・・・今度はなんだよ」

メイリン「今ひろし達を猛スピードで追い上げてる反応があるの・・・あと数秒で接触するわ!」

ひろし「・・・」ハァ

みさえ「なんか・・・聞こえない?」


(・・・ェ)


ひまわり「た?」


(・・・ェェエ)


ひろし「まさか・・・」



(しん・・・のすけェェェ!)



しんのすけ「うげっ!」




ゴオオオオオオオオオ!!





リキッド「しんのすけェェェェエ!!まだだ!まだ終わっていない!!」




全員「しっつけぇぇぇぇぇえ!!」







VS リキッド・スネーク

584: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 00:52:54.87 ID:cB1r4UJXo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「見れば?」

589: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:42:20.25 ID:cB1r4UJXo

メイリン「リキッド・・・!」

しんのすけ「おじさんしつこいゾ!そうゆうのをスコーンキングって言うんだぞ!」

みさえ「それを言うならストーキングよ!」

ひろし「だ~~~~~~~~!!お前もういい加減にしろよ!!」

ひまわり「た~~~!」



リキッド「オオオオオオオオオオオ!!」ジャキ


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


みさえ「ひいぃ~~~~!撃ってる!あなた!あいつ撃ってる!」

ナスターシャ「みんな、頭を低くするんだ!」

メイリン「ひろし!もっとスピードあげて!」

ひろし「そうしたいのは山々だけど・・・」グッ!


ギュルルルルル! ガクガクガクッ!


ひろし「パンクしてっからこれ以上上げるとスリップするんだよ~~~~~~~~!!」

みさえ「ウソーーーーーーーーーー!!」



リキッド「オオオオオオオオオ!!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!

590: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:43:40.30 ID:cB1r4UJXo

メイリン「もうちょっと・・・あともうちょっとなのに!」

みさえ「ひぃぃぃい~~~~!なんでオープンカーなんか選んだのよ~~~!」

ひろし「これしかなかったんだよ!お前も見たろ!!」


しんのすけ「しっつこいゾおじさん!これでもくらえ!」

しんのすけ「100円玉ひっかき攻撃~~~~~!」バッ!

ナスターシャ「バカ!身を出すな!」


ズチュゥンッ! シュゥゥゥゥ・・・


しんのすけ「・・・」

しんのすけ「あ~~~~~!オラのお小遣いが~~~~~!」

みさえ「100円玉が・・・抉れてる・・・」


【100円】←lost


しんのすけ「おじさんよくも~~~~~~!弁償しろ~~~~~!」


リキッド「しんのすけェェェェェェエ!!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



ひろし「おわ~~~~~~!こんな状態でまともに運転なんかできっかよ~~~~~!」

メイリン「ひろし、もうちょっとよ!なんとか逃げ切って!」

ひろし「うう・・・大丈夫なのかよ・・・」


ゴオオオオオオオオオオ!!


リキッド「野原ひろしィィィィ・・・」ジャキ!

ひろし「ひぃ!並走してきやがった!」

591: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:44:51.70 ID:cB1r4UJXo

みさえ「ハッ!パパがピンチだわ!」

しんのすけ「とうちゃんをお助けするゾ!野原一家ファイヤー!」

みさえ「ファイヤー!」

ひまわり「たいやー!」


リキッド「オオオオオオオオオ!!」


みさえ・しんのすけ「おりゃおりゃおりゃおりゃ~~~~~!」


リキッド「!?」


みさえ「しんちゃん!身の回りの物をなんでもいいからありったけ投げつけるのよ!」

しんのすけ「ぶ・らじゃー!」


しんのすけ「これでもくらえ~~~~~!」ブオン!


【折り畳み傘】←lost


ドガガガガガガガ!


しんのすけ「おわっ!あっという間にに穴だらけになったゾ!」

みさえ「まだまだ~~~~~!第2投!!」ブオン!


【雑誌】←lost


ドガガガガガガガ!


みさえ「やっぱ紙類はダメね・・・しんのすけ!」

しんのすけ「抑えの切り札しんのすけ投手投げました~~~~~~!」


【クレヨン】←lost


ドガガガガガガ!


みさえ「そもそも届いてないわよ!!くそ~、これならどう!?」

みさえ「おりゃ~~~~~~~~~~!!」


【カンタムロボのおもちゃ】←lost


しんのすけ「あ~~~~~!!オラのカンタムロボ!!」

592: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:45:19.41 ID:cB1r4UJXo

ドガガガガガガガ!


ガン!


リキッド「!?」


みさえ「よっしゃ~~~!さすが超合金!銃弾にも耐えて届いたわ!」

しんのすけ「かあちゃんひどいゾ!オラのカンタムロボ~~~!!」


リキッド「それがどうしたアアアアアアア!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


みさえ「ひいいいいいい~~~~~~~!余計に怒った!!」

しんのすけ「カンタムロボの呪いだゾ~~~~~~!!」

593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:46:21.91 ID:cB1r4UJXo

みさえ「かくなる上は・・・!ひま!極秘ミッションを与えるわ!」

ひまわり「た?」

みさえ「パパの所へ行ってごにょごにょごにょ・・・」

ひまわり「た!?や~~~の、や~~~の~~~~~!」

みさえ「ちっこいひまにしかできないミッションよ!みんながどうなってもいいの!?」

ひまわり「た・・・」タジ

しんのすけ「ひま!しゅっぱつおしんこー!」

ひまわり「た・・・た~~~~~~~!!」タタタタタ

ひろし「おわっ!?なんだよひまわり!・・・こら!足元に潜り込むな!」


ぷぅ~ん


ひまわり「うっ・・・だ~~~~~~!!」

みさえ「ひま!パス!」

ひまわり「ひぎゃぴ~~~~~~!」ポイ

みさえ「オラァ!」パシ

しんのすけ「かあちゃん、パス!」

みさえ「はいっ!」ポイ


フワァッ・・・


しんのすけ「四番だしゃしんのすけ選手、打ちました~~~~~~~~~!!」


カーーーーン!



リキッド「!?」


べちゃ


ぷぅ~ん・・・


リキッド「くわぁっ!なんだこのひどい臭いは・・・!」


ギャギャ! ギュルルルル!


リキッド「しまった!」


しんのすけ「どうだ~~~~~!とうちゃんの臭いがしみ込んだ激クサ生シューズ攻撃は~~~~!」


ナスターシャ「やった!リキッドが後退したぞ!」

メイリン「よっぽどひどい臭いなのね・・・」

594: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:47:08.32 ID:cB1r4UJXo

リキッド「下らん真似を・・・しんのすけェェェェェエ!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


みさえ「ひいいい~~~~!もう投げるもんなんてないわよ~~~~!」

ひろし「どんだけなげえんだよこの道路!まだ地上に着かないのか!」

メイリン「後ちょっと、もうちょっとなのよ・・・!」


リキッド「オオオオオオオオオ!!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


しんのすけ「ぐぬぬ~おのれ妖怪金髪マッチョ~~~!」

しんのすけ「これでもくらえ~~~~~~!」ブオン!



ギュルルルル! ガチ!



リキッド「(スパイヨーヨー!)」


リキッド「させるかああああああああ!!」



ドガガガガガガガ! ブチンッ!



しんのすけ「ああっ!オラのヨーヨーが!」


カランッ! カラッ カラカラカラ・・・・

595: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:48:25.77 ID:cB1r4UJXo

しんのすけ「アクション仮面に貰ったヨーヨーなのに~~~~~!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



みさえ「バカ!伏せなさい!」ガシッ



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



みさえ「ひぃぃぃぃ~~~~~!!」


リキッドフハハハハハハハハ!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!

596: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:49:50.49 ID:cB1r4UJXo

ゴオオオオオオオオオオ!!


みさえ「あなた~~~~~!まだ着かないの~~~~!」

メイリン「もうちょっと!ほんと後もうちょっとなのよ・・・」

ひろし「ちくしょ~~~~~~!こんな所で死んでたまるか~~~~~~~!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



プスプス・・・ボォン!



全員「!?」



シュゥゥゥゥゥ・・・


しんのすけ「うわっ!なんか黒いけむりが出てきたゾ!」モクモク

みさえ「ひぃぃぃぃ!燃えてる!あなた!車が燃えてる!!」モクモク

ひろし「なにぃ~~~~~~~!?」

ナスターシャ「まずい!引火したら爆発するぞ!車を捨てるしか・・・!」

ひろし「だからと言って止められねえよ!!後ろにはあいつが・・・!」


リキッド「フハハハハハ!やった!ついにやったぞ!」

リキッド「俺はついに、貴様ら一家を乗り越える事ができたァァァァァ!!」



しんのすけ「とうちゃ~ん、かあちゃ~ん、ひま~~!」

ひまわり「びぇぇぇぇぇん!」

みさえ「しんのすけ!ひま!」ガシッ!

ひろし「ちくしょ~~~~~~~~~~!!ここで終わりかよ~~~~~~~~!!








「 諦 め る な ァ ! 」

597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:50:41.71 ID:cB1r4UJXo

全員「・・・?」






「みんな、こっちだ!」






みさえ「あなた!前!」

ひろし「あれは・・・」






「しんのすけ君、約束を果たしに来たぞ!」






しんのすけ「あ・・・あ・・・」










しんのすけ「 ア ク シ ョ ン 仮 面 ~ ~ ~ ~ ~! ! 」












アクション仮面「 待 た せ た な ! ! 」

598: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:52:20.28 ID:cB1r4UJXo

リキッド「あれは・・・いつぞやのコスプレ野郎・・・」


アクション仮面「さあみんな、その車はもうじき爆発する!はやくこちらに乗り移るんだ!」


しんのすけ「アクションかめ~ん!」ウルウルウル


リキッド「!? させるか!」ジャキ


しんのすけ「こっちこそ!アクション仮面の邪魔はさせないゾ!くらえ!」

しんのすけ「中身のちょっとだけ残った使えそうで使えないスプレー缶攻撃~~~~~!!」ブオン


【制汗スプレー】←lost


リキッド「バカがぁ!たかがスプレー缶など・・・・ハッ!」




【火気厳禁】




リキッド「まずぃッ・・・!」




パ ァ ン !




リキッド「おおおおおおおおおお!?」




ギャギャギャ! ギュルルルル・・・




アクション仮面「スプレー缶に火を・・・うまいぞ!しんのすけ君!」

しんのすけ「す、すぷれぇが爆発したゾ・・・」ドキドキ

アクション仮面「(知らなかったのか・・・)」タラ

アクション仮面「さあ!みんな、今のうちにこっちへ乗り移れ!」

599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:53:08.75 ID:cB1r4UJXo

ゴオオオオオオオオオオオオ!!


ひろし・みさえ「ハァッ・・・ハァッ・・・!」

ひまわり「た~う~」

アクション仮面「よし、全員乗り移ったな」

しんのすけ「アクションかめ~ん!アクション仮面はやっぱり正義のヒーローだったんだね~!!」

アクション仮面「言ったろ?君がピンチの時、必ず助けにくる。と」

しんのすけ「お、オラ感激~~~~!」ウルウル


みさえ「ねえ・・・アクション仮面の声、ちょっと違くない?」ボソ

ひろし「ああ、それ俺も思った。テレビで見たのとなんか違うような・・・」ボソ

アクション仮面「!」ギク


アクション仮面「ワーーーーハッハッハッハ!ワーーーハッハッハ!」アセアセ

しんのすけ「おおっ!いつもの奴ですな~~~!」

しんのすけ「ワーッハッハッハッハ!」

アクション仮面「ワーッハッハハ・・・」カァー


ボォォォォォォォォン!!ドッゴォォォォォォォォォ!!


ひろし「おわっマジで爆発しやがったぜ・・・」

みさえ「アクション仮面が助けに来なかったらと思うと・・・ぞっとするわね」

しんのすけ「ねえねえアクションかめ~ん、オラと一緒に勝利の雄叫びの続きしよぉよぉ~」

アクション仮面「いや、勝利の余韻に浸るのはまだはやいようだ」

しんのすけ「お?」





ブオオオオオオオオオオオオオン!!








リキッド「まだだ!まだ終わってなァァァァァァい!!

600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:54:39.21 ID:cB1r4UJXo

ひろし「飽きれるぜ・・・あのしつこさ・・・」

みさえ「もう・・・いい加減にして・・・」ヘナヘナ

アクション仮面「ひろし、運転を代わってくれ」

ひろし「へ?俺?」

アクション仮面「ああ、大丈夫だ。この車はパンクしていない」

アクション仮面「後もう少しだ。目一杯踏み込むんだ!」

ひろし「あ、ああ・・・」

しんのすけ「アクション仮面はどうするの?」

アクション仮面「奴の相手は俺が引き受けよう」

アクション仮面「大丈夫、こっちにはこれがある」


【銃座】


リキッド「しんのすけェェェェェエ!!」


アクション仮面「きたぞ!目一杯飛ばせェ!!」

ひろし「くっそ~~~~!!もうどうにでもなれ~~~~~~~!!」グッ!



ギュルルルルル! ブオオオオオオオオオン!!



リキッド「!?」ジャキ




アクション仮面「リキッドォ!野原一家の邪魔はさせん!」




リキッド「あのコスプレ野郎・・・まさか・・・!」




ブオオオオオオオオオオオオオン!!






リキッド「スネェェェェェェェェェェェェク!!!」





アクション仮面「リキッドォォォォォォォォォォォォ!!!」

601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 02:55:07.57 ID:cB1r4UJXo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「 じ ゃ 」

608: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:11:49.84 ID:cB1r4UJXo

リキッド「オオオオオオオオオ!!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



ひろし「はやく反撃しろよ~~~~~~~!!」


アクション仮面「ぬおおおおおおおお!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



ギャギャギャギャ! ギュルルルル!



リキッド「ぬう・・・」キャキャ


リキッド「ぬおおおおおおおおお!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


バシュッ!


アクション仮面「ぐはっ!ぬ”お”お”お”お”お”!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



ド ガ ァ !

609: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:12:42.29 ID:cB1r4UJXo

みさえ「きゃぁっ!」

ひろし「あの野郎!カマ掘ってきやがった!」


リキッド「オオオオオオ!!」


ド ガ ァ ッ !


ひろし「バカヤロ~~~~~~!近寄らせんじゃね~~~~~~!!」

ひまわり「た~」


アクション仮面「ぬうう・・・」


アクション仮面「ぬ”お”お”お”お”お”お”!!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



リキッド「おあああっ!?」


キャキャキャキャ!  ブルウウウウウウウウウン!!



リキッド「おのれ・・・ぬぅん!!」ギャリッ!



ブオオオオオオオオオオオオン!!



みさえ「並ばれた!」

ひろし「アクション仮面!横!横!」

611: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:13:29.07 ID:cB1r4UJXo

メイリン「二手に分かれたわね!そこは分離帯があるわ。しばらくリキッドは近寄れないわよ!」

ひろし「しまった~~~~!アメリカは右車線だった~~~~!!」

みさえ「アクション仮面!ここでやっつけるしかないわよ!」


アクション仮面「わかっている!」


アクション仮面「ぬ”お”お”お”お”お”お”!!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



リキッド「ぐぉっ!くっ」



リキッド「スネェェェェェェェェェェェェク!!!」






みさえ「なにあいつ・・・本当はターミ○ーターじゃないの!?」

ひろし「なんで銃弾食らってピンピンしてんだよ~~~~~~~!!」


ギャギャギャギャ! ブオオオオオオオオオン!!

612: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:14:21.91 ID:cB1r4UJXo

メイリン「分離帯が途切れるわ!」


ブワァッ!



リキッド「オオオオオオ!!



ギャギャギャギャギャ! ド ガ ァ !



ひろし「おわっ!今度は幅寄せかよ!」

みさえ「免停よ免停!危険運転キープレフト警笛ならせ~~~~~~!!」



ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!



アクション仮面「ぬ”お”お”お”お”お”お”!!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


リキッド「ぐわっ!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


アクション仮面「ぐわぁっ!」



ブオオオオオオオオオオン!!

613: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:15:18.78 ID:cB1r4UJXo

みさえ「また近づいてくるわよ!」


リキッド「オオオオオオオ!!」


ド ガ ァ ッ !


みさえ「きゃああああっ!」


アクション仮面「ぐわっ!!」


しんのすけ「ぐぬぬ・・・オラもう我慢できない!」


バッ!


全員「!?」


しんのすけ「やい!妖怪金髪マッチョ!」


みさえ「バカしんのすけ!降りなさい!」

ひろし「あいつは子供でも容赦ねーぞ!知ってんだろ!」



リキッド「しんのすけェェェェ・・・」


リキッド「しんのすけェェェェェェエ!!」



ギャギャギャギャ!ブルウウウウウウン!



アクション仮面「よせ降りろ!お前まで撃たれるぞ!


しんのすけ「撃たれる前に撃つ!」ジャキ

しんのすけ「むん!」


【光線銃(おもちゃ)】カスカベ防衛隊用装備



ひろし「バカヤロ~~~~!!水鉄砲でどうにかなる相手じゃねぇだろ~~~~!!」

アクション仮面「みさえ!しんのすけを引きずり落とせ!」

みさえ「しんのすけ!こっちへ来なさい!」ガバッ!


しんのすけ「やだ~~~~~!」ササッ

614: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:16:12.27 ID:cB1r4UJXo

リキッド「しんのすけェェェ・・・どうやら貴様が地獄へ一番乗りらしい・・・」


リキッド「お望み通り貴様から先に葬ってくれるわァァァァァァァ!!


ジャキ!


アクション仮面「降りろォ!しんのすけェェェェ!!」


しんのすけ「カスカベ防衛隊ファイヤ~~~~~~~!!」ジャキ



ぴゅ~~~~~~~ べちゃ



リキッド「フフ、フハハハハハハ!洗車でもしてくれているのか!?」



みさえ「しんのすけ!」ガバッ!!

しんのすけ「おわっ!!」



リキッド「邪魔だァァァァァ!!どけェェェエ!!」


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ!
















ガクンッ!



リキッド「!?」

615: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:16:48.51 ID:cB1r4UJXo

みさえ「このおバカ!!なんて危ないマネを!!」

しんのすけ「オラカンタムロボの仇は討ったゾ!」

ひまわり「た?」


キュル キュルルルルルル!


アクション仮面「!?」


リキッド「なっ!?どうした!急にハンドルが!」


しんのすけ「今のはただの水鉄砲じゃないゾ!」

しんのすけ「とうちゃんの持ち物からこっそり持ってきた、ひっさつの水鉄砲だゾ!!」

ひろし「あ~~~~~~~!!それって・・・」



【シャンプー(旅行用ミニサイズ)】



ひろし「 俺 の 育 毛 剤 入 り シ ャ ン プ ー じ ゃ ね え か! ! 」


しんのすけ「せーかい!」


キュルルルルルル・・・ズルッ! ズルルルルッ!


ひろし「バカヤロ~~~~!うう・・・全部無くなってるじゃねえか・・・」

ひろし「海外製の高いシャンプーだったのに~・・・」ウルウル

みさえ「こらしんのすけ!パパのシャンプーで遊ぶんじゃありません!!」



リキッド「ぐおおっ!す、滑るッ!!」



アクション仮面「ナイスだしんのすけ君。君の行動にはいつも驚かされる」



ズルルルルッ! キュキュキュキュキュ!



リキッド「くおっ!このっ・・・!」

616: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:17:32.12 ID:cB1r4UJXo

メイリン「リキッドはハンドルに気を取られてる!チャンスよ!」


しんのすけ「アクションかめ~~~~~ん!!」



アクション仮面「リキッドォォォォォォォォォォォォ!!!」




リキッド「スネェェェェェェェェェェェェク!!!」




ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ!


ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ! ドガガガガガガガガ!

617: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:18:35.89 ID:cB1r4UJXo

みさえ「見てあなた!出口よ!」


ひろし「よっしゃ~~~~~~!!脱出だ~~~~~~~!!」




リキッド「す、すべ・・・」



キュルルルルルル!! グワァッ!



ひろし・みさえ「い!?」



ギュルルルルルルル! キキィーーーーーーーーーー!




ひろし・みさえ「 お あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! 」




ーーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーー



ーーーーー



ーーー



ーー






618: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:19:15.74 ID:cB1r4UJXo

シャドーモセス島 外



プスプスプス・・・



シュゥゥゥゥゥゥ・・・




ガラ・・・







ドサ
















ひろし「み、みさえ・・・大丈夫か・・・」


みさえ「ええ・・・なんとか生きてるわ・・・」

619: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:19:50.80 ID:cB1r4UJXo

ひろし「う、動けるか・・・?」

みさえ「う・・・足がひっかかって・・・・動けないわ・・・」グイ

ひろし「お、俺もだ・・・」

みさえ「ハッ!ひまとしんのすけは!?」

ひろし「うう・・・お~い、ひまわり~、しんのすけ~、どこだ~~」

ひろし「返事しろ~~!」

みさえ「・・・」



ガサッ ガサガサガサッ




ザッ ザッ ザッ・・・




みさえ「あ、あなた・・・あれ・・・」

ひろし「ま、まじかよ・・・」





ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・







リキッド「~~~」フラフラ

620: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:20:43.04 ID:cB1r4UJXo

リキッド「野原・・・一家・・・」フラ


ひろし「お前・・・なんでそこまで俺達に拘るんだよ・・・」


リキッド「お前らは・・・俺にはない・・・家族の絆が・・・ぐはっ!」

リキッド「俺には・・・そんなものはない・・・作る事もできない・・・」ドサ


ズル・・・ズル・・・ズル・・・


リキッド「だから・・・お前らを乗り越える事によって・・・俺は・・・」


みさえ「何がそんなに気に食わないのよ!あなたにも親はいたんでしょ!!」


リキッド「ずっと一人だった・・・俺は・・・家族を・・・乗り越え・・・」ズルズル

リキッド「自分の・・・運命を・・・乗り越え・・・る・・・」ズルズル


リキッド「う・・・オオ・・・」プルプル


ジャキ


みさえ「ひぃ!」

ひろし「俺達を殺しても、お前が何か変わるわけじゃねーだろ・・・」


リキッド「俺は・・・運命を・・・遺伝子を・・・乗り越え・・・」プルプル


ひろし「くっそ~・・・まともな状態じゃねえな・・・」



リキッド「~~~」ジャキ





みさえ「あなた~~~~~!」


ひろし「みさえ~~~~~!」






ザッ!






しんのすけ「むん!」デーン

621: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:21:24.09 ID:cB1r4UJXo

ひろし「しんのすけ~・・・!無事だったのか・・・」


ひまわり「た!」


みさえ「ひまも・・・よかった~・・・」


ひまわり「た~い、たいたいたい~の」

しんのすけ「そうだねひま。このおじさん、ずっと一人だったんだね」

しんのすけ「オラ達に嫉妬してるんだゾ。男のジェラシーは見苦しいゾ~」ウンウン

ひまわり「た~」ウンウン


リキッド「しんの・・・すけ・・・」フラァ


しんのすけ「これでわかったでしょ。おじさんは一人なんかじゃなかったんだゾ」

しんのすけ「おじさんをお慕いしてついて来てくれた兵隊さん達がいっぱいいるしさ」

しんのすけ「おじさんのとーちゃんもなんとか術って技ちゃんとくれてたじゃん」


リキッド「~~~~~」ガクガク


ひろし「ダメだしんのすけ・・・そいつはもうまともじゃねえ・・・」

みさえ「しんちゃん・・・ひま・・・逃げて・・・」


しんのすけ「んもぉ、しょうがないなぁ」

しんのすけ「聞き分けのないおじさんにはお仕置きだゾ!」

ひまわり「おひおち~!」


ヌギッ


しんのすけ「あはぁ~~」ニタァ


デ ン ッ !


リキッド「しり・・・?」

622: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:22:33.77 ID:cB1r4UJXo

しんのすけ「ひま、ちょっとお腹おさえて」

ひまわり「たい!」グニ



ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・



しんのすけ「あふぅ~~~ん、くるぅ~~~~~!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・



リキッド「・・・?」




ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・


















ぷうぅ~

623: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:23:47.22 ID:cB1r4UJXo

リキッド「!!」



ド ッ ク ン !



(あは~~ん、うふ~~ん、ぶりぶり~ぶりぶり~)



ドクン ドクン ドクン!



リキッド「・・・!」



 ド  ク  ン  !



(カスカベ・・・ッ!)



リキッド「カ、カスカベ・・・?」

  

(カスカベェ・・・)




(ボーイズ・・・)



モァァァァァァ!




(ボーイズ・・・・・・ボーイズ・・・・・・・ボーイズ・・・・・・・・ボーイズ・・・・・・・)












リキッド「・・・くさい」





ドサッ・・・

624: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 20:25:30.01 ID:cB1r4UJXo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「見れば?」

629: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:42:10.16 ID:cB1r4UJXo

ひろし「・・・屁で気絶しちまいやがった」

みさえ「なっさけない終わり方ね・・・」

しんのすけ「とうちゃん、かあちゃん、立てる?」

みさえ「ちょっと待って・・・ん~~~、ん~~~」

ひろし「足が引っかかっちまってよ・・ふん!ぬぬぬぬぬぬ・・・」

しんのすけ「はやくしてよね。寒いんだから」

ひろし「おめ~はそのあったかスーツ着てんだろが!」

しんのすけ「ひまだから立ちおしょんべんでもしにいこっと」

みさえ「・・・あっちでやんなさい」

しんのすけ「ほーい」タッタッタ

ひまわり「た~う~、た~う~」

みさえ「ひま、ちょっとまっててね。今そっちいくから・・・」


ジョロロロロロ・・・



しんのすけ「お~、雪がオラのおしっこで絵になってるゾ」

しんのすけ「うへへ~ぞうさんの似顔絵~」ニタァ


【CALL】

メイリン「しんのす・・・うわっ!」

しんのすけ「お?」

メイリン「のっけから何やってんのよあんたは・・・」ワナワナ

しんのすけ「雪にらくがき~」

メイリン「いいからさっさとすませなさい・・・」ワナワナ

630: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:43:07.92 ID:cB1r4UJXo

しんのすけ「あーポッキリした」

メイリン「それを言うならスッキリでしょ」

しんのすけ「そうともゆー」

メイリン「全く・・・でも、その減らず口が聞けなくなると思うと、ちょっとさみしいわね」

しんのすけ「お?」

メイリン「しんのすけのおかげで核が撃ちこまれる心配はなくなった。カスカベはあなたが守ったのよ」

メイリン「危機は去ったわ・・・みんなを代表してお礼を言うわ。ありがとう」

しんのすけ「ほぉほぉ・・・」


メイリン「中国では『命を知るものは、惑わず』って言うことがあるわ」

メイリン「天命を知っているものは、自分がすべき事をわかっているから、戸惑うことがないって意味よ」

しんのすけ「お~・・・」

メイリン「しんのすけは・・・自分のすべき事、自分が守りたい物がちゃんとわかってたんじゃないかな」

しんのすけ「お?」


メイリン「家族も、春日部の街も、その街の人々も・・・だから、困難に立ち向かって行けたと思うの」

しんのすけ「ふむふむ・・・」

メイリン「さすが伝説の幼稚園児、その活躍、ちゃーんと記録させてもらったわ」

メイリン「胸を張っていいわ。私からも推薦しとく。『野原しんのすけはまぎれもない英雄でした』ってね」

しんのすけ「ねえおねいさん」

メイリン「ん?」


しんのすけ「・・・オラに惚れたね?」ニタァ

メイリン「だからなんで幼稚園児に惚れないとアカンのんじゃいw」

しんのすけ「んもぉ~、素直じゃないなぁ~」クネクネ

メイリン「はいはい、惚れた惚れた。そういう事にしといてあげる」

しんのすけ「いやぁ~モテる男はつらいなぁ~」デヘヘ

メイリン「すぐ調子にのるんだから・・・っと、そうだ」

メイリン「しんのすけ、帰りのことなんだけど」

しんのすけ「お?」

631: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:44:11.54 ID:cB1r4UJXo

メイリン「国防省長官がね、フォックス諸島にヘリを用意してくれているわ」

メイリン「そこから一旦アメリカ本土に戻って、パーティーを開くんだって」

しんのすけ「おお~~~~!パ~チィ~~~!?」キラキラ

しんのすけ「じゃ、キレイなおねいさんいっぱいくるの!?」

メイリン「くるんじゃない?」

しんのすけ「うっほほ~~~い!いやぁ、どのおぱんつ履いていこうかなぁ~」

メイリン「パンツはどうでもいいでしょw」

しんのすけ「ん~、えいごの練習しとかなきゃ。はろぉ~、あいらびゅー、ゆあーまいはに~」

メイリン「まったく・・・」


ひろし「おいちちちち・・・みさえ、立てるか?」

みさえ「あ~もう、服も髪もぼろぼろ・・・」


メイリン「ママとパパが起きたわ。行って上げなさい」

しんのすけ「ほーい」

メイリン「その岩場のね、下ってちょっと行った所に小さい洞窟があるの」

メイリン「そこにスノーモービルがあるわ。氷河を渡って島まで行ってちょうだい」

しんのすけ「ほーい」


メイリン「そろそろナノマシンのバッテリーも尽きるわ・・・」

しんのすけ「・・・」


メイリン「じゃ、しんのすけ!また後でね!」


しんのすけ「おめかししろよ~」

メイリン「言われなくてもするわよ!じゃあね・・・」



プツン



しんのすけ「・・・」



しんのすけ「また後で、かぁ・・・」

632: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:44:54.33 ID:cB1r4UJXo

しんのすけ「お?」チラ


キラキラキラ・・・


しんのすけ「おお~~~!」


キラキラキラ・・・


しんのすけ「キレイな景色だなぁ・・・」


キラキラキラ・・・


しんのすけ「・・・」


(あの日お宝ちょーだい山で見た夕日・・・もういちど見たいなって・・・)


しんのすけ「・・・」




ひろし「お~いしんのすけぇ~、何してんだ~、置いてくぞ~」



しんのすけ「あっ、まって~、今いく~」


キラキラキラ・・・


しんのすけ「・・・」



しんのすけ「夕日じゃないけどもう一度見れたよ・・・ぶりぶりざえもん・・・」


タッタッタッタッタ

633: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:46:23.75 ID:cB1r4UJXo

シャドーモセス島 氷河

ひろし「お~あったあった。これかぁスノーモービルって」

ひろし「学生時代に行った旅行で乗ったことあったっけ。なつかしいなぁ」

みさえ「これ、全部海が凍ってるの?すっごいわね・・・」

ひろし「九州生まれのお前は知らねえだろうな。寒い場所だとまれにあるんだよ」

みさえ「はえ~・・・いきなりズボっと抜けたりしない?」

ひろし「はは、ねえよ。こういう所のの氷河は分厚いんだ」

ひまわり「た~~~~!」


キラキラキラ・・・


みさえ「まぁ・・・朝焼けがキレイ・・・」

ひろし「デジカメがありゃあなぁ、記念撮影でも撮っていきてえんだが・・・」

みさえ「もったいないわねぇ。どこかに売店とかないのかしら?」

ひろし「あるわけねえだろwほら、乗れよ」


ドルゥン ドッドッドッドッド・・・


みさえ「あっ!あれ!」

ひまわり「た~~~~!」

みさえ「シカよシカ!こんな場所にもシカっているのねえ」

ひろし「シカじゃねえよ。ありゃカリブーだ」

ひろし「もうすぐ春だからな・・・冬眠から覚めてきたんだろ」

みさえ「ほら、見てひま!おっきいツノ!」

ひまわり「た~いた~い!」キャッキャ

ひろし「せっかくだから近くまで行こうぜ!」

みさえ「さんせ~!ほら、はやくいきましょ!」

みさえ「しんのすけ~!行くわよ~!ほら、シカよシカ」

ひろし「だからカリブーだってw」


しんのすけ「・・・」


ひろし「しんのすけ~、景色に見とれてねえでさっさと行くぞ~」

ひまわり「たいの~!」



しんのすけ「・・・」




【CALL】

634: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:47:48.67 ID:cB1r4UJXo

アクション仮面「やあ、しんのすけ君」

しんのすけ「アクション仮面・・・」

アクション仮面「ついに終わったな」

しんのすけ「そうだね・・・」

アクション仮面「どうした急にセンチになって。広大なアラスカの地に魅了されたか?」

しんのすけ「・・・」


アクション仮面「・・・なんだ、その」

アクション仮面「君にはこんな事になってしまって本当に申し訳ないと思っている」

しんのすけ「気にしてないゾ。オラ、自分の役目をまっとおできたから」

アクション仮面「・・・そうだな」

しんのすけ「・・・」


アクション仮面「泣いてもいいぞ。君はここまでよくがんばった」

しんのすけ「泣かないよ」

アクション仮面「ん?」

しんのすけ「涙はすでに枯れてるゾ」

アクション仮面「ハハ、どこで覚えたそんな言葉」

しんのすけ「かっこつけただけ」

アクション仮面「ハハ、こいつ」


しんのすけ「・・・」ボケー

アクション仮面「・・・」


しんのすけ「最後に、ナオミおねいさんの声が聴きたかったなぁ・・・」

アクション仮面「ナオミか・・・あいつは・・・」

しんのすけ「・・・」

アクション仮面「ナオミの代わり・・・になるかどうかはわからんが」

アクション仮面「かつてこの場所でナオミに言われた言葉を君に送ろう」

しんのすけ「えっ」


アクション仮面「プログラムされたかどうかは問題ではない。重要なのは、君が選ぶ事。そして、生きる事」

アクション仮面「運命に縛られてはいけない。遺伝子に支配されてはいけない。生き方を選ぶのは俺達なんだ。」

アクション仮面「重要なのは、君が選ぶ事、そして・・・生きる事」


アクション仮面「だそうだ」

しんのすけ「さすがナオミおねいさん、イイ事言うなぁ・・・」

アクション仮面「ナオミがこの場にいたら、同じ事を言っただろうな」

しんのすけ「・・・」ポロ

アクション仮面「涙はすでに枯れているんじゃなかったのか?」

しんのすけ「これは・・・別腹・・・だゾ・・・」エグ

アクション仮面「そうか・・・」

635: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:48:23.88 ID:cB1r4UJXo

アクション仮面「しんのすけ、俺からもいいか?」

しんのすけ「お?」ゴシゴシ

アクション仮面「この任務は俺一人ではできなかった。君の存在、君がいたからここまでできた」

アクション仮面「君の言葉で言う、お助けされたって奴だな」

しんのすけ「ほぉほぉ・・・」


アクション仮面「だが、助けられたのは俺だけじゃない」

アクション仮面「君という存在が、どれほどの人々を勇気づけた?どれほどの人々に希望を与えた?」

アクション仮面「俺は知っている。君が生み出した、君の中の救いのヒーローと同じように」

アクション仮面「君の存在もまた、人々にとっての救いのヒーローだから」


しんのすけ「・・・」


アクション仮面「君がいた。という記憶が、子に伝わり、孫に伝わり、そのまた子供へと、代々受け継がれていく」

アクション仮面「俺達は伝えなければいけない。俺達の、愚かで切ない歴史を」

アクション仮面「そして俺達は伝えていく。君の、愛にあふれた、温かい心の歴史を」

アクション仮面「俺達がいるかぎり君の存在は消えない。いいや、消させない」

アクション仮面「君は、人々の心に残り、そして受け継がれていく。まるで、家族の様に」

アクション仮面「君は・・・永遠だ」


しんのすけ「・・・」


アクション仮面「・・・」


しんのすけ「・・・くさっ」


アクション仮面「!? そうこられると、すごい恥ずかしくなるんだが・・・」

しんのすけ「今タマタマがキュッってなったゾ」

アクション仮面「・・・」タラーン


ひろし「しんのすけ~!何してんだ~!行くぞ~!」

みさえ「しんちゃ~ん!はやくきなさ~い」

ひまわり「たいたうたいた~い」

636: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:49:48.55 ID:cB1r4UJXo

アクション仮面「・・・お別れだな」

しんのすけ「お別れだね」


アクション仮面「あれに乗ったら、その先はもう・・・」

しんのすけ「いいんだゾ。オラはみんなの心に残ってるから」

しんのすけ「でしょ?」

アクション仮面「ああ・・・」

しんのすけ「ちゃ~んと受け継いでよね。できればキレイなおねいさんに・・・」デヘヘ

アクション仮面「ああわかった。約束しよう」


キラキラキラ・・・


アクション仮面「(君とお別れしたら・・・おそらく俺は君の事を・・・)」

しんのすけ「お寝坊さんはかあちゃんに怒られるゾ」

アクション仮面「ああ、そうだな・・・」


しんのすけ「また何度でも会えるゾ。おじさんが見逃さなければ」


しんのすけ「じゃ、オラいくね」


アクション仮面「・・・」


ビシッ!


しんのすけ「とうちゃ~ん、かあちゃ~ん、ひま~、待って~」

しんのすけ「今行くから~」




タッタッタッタッタッタ・・・




アクション仮面「・・・」



【敬礼】

637: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:52:33.35 ID:cB1r4UJXo

「ほら、しんちゃん見て!シカ・・・じゃなくて、カリブーよ」


「シカとどう違うの?」


「みりゃわかんだろ~ツノがでっけえんだよ」


「ほおほお」


「た~~」


「パーティーって、持ち帰りオーケーなのかしら。できたら夕飯の支度がしばらく楽になるんだけど」


「いじきたないゾ、かあちゃん」


「いいじゃねえか。俺達には、豪華な食事よりもいつものメシが合ってるよ」


「た~」


「いつもの、味付けの薄いおみそしるかぁ・・・」


「あんたはみそにうるさすぎんのよw」


「そんな子供おめえくらいだよw」



「そうともゆ~」



「ハハハハハッ!」



ハハハハハ・・・



ハハハ・・・



ハハ・・・



・・・


・・・


・・・


【Exercises end. 】


【remove the presence of the Nohara family and VR space】


【Time the snake is awakened. It is time for bed children】


【Good night, Shinnosuke...】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

638: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:53:45.03 ID:cB1r4UJXo

テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪


しんのすけ「お

















































 き ろ 」

639: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:55:36.47 ID:cB1r4UJXo

スネーク「ハッ!」


バラバラバラバラバラ・・・


スネーク「・・・」


オタコン「スネーク。大丈夫かい?」

スネーク「ああ、懐かしい夢(MGS1)を見ていた・・・」

オタコン「随分ぐっすり眠ってたじゃない。メイリンのことわざ講座でも聞いてたのかい?」

スネーク「いや・・・あの頃の夢なのは確かだが・・・色々と現実と違っていてな」

オタコン「え?」

スネーク「夢の中のあの島では、俺の代わりに変な子供が潜入していた・・・」


オタコン「こ、子供?」

スネーク「いがぐりみたいな頭で、ケツを丸出しにしながら歩く、下品な小僧だ」

スネーク「基本的にふざけているとしか思えないんだが、何故か確実に任務をこなしていくんだ」

スネーク「肝心の俺はと言うと、わけのわからん青と緑のコスプレをして島をうろついていて・・・」

オタコン「ねえ・・・それってもしかして」

スネーク「ああ、間違いないな」


オタコン「『クレヨンしんちゃん』だよね・・・?」

スネーク「オタコン、お前のせいだぞ。お前がサニーの為にとあんな物を持ってくるから・・・」

オタコン「た、たまたま手に入れる機会があったんだよ。ほら、サニーもノーマッドの中ばっかりで退屈じゃない?アニメの一つも見せてあげないと」

オタコン「とくに『クレヨンしんちゃん』は子供の情操教育にイイって聞いてたから・・・日本の文部省も推薦してるんだって」

スネーク「ケツ丸出しで美人を片っ端から口説き回るような小僧がか?どう考えても悪影響にしか思えんが」

オタコン「ていうか、なんでスネークも見てるんだい?」


スネーク「サニーに無理矢理付き合わされた。最初はただ退屈凌ぎになると思ったんだが」

スネーク「まさかあんなに大量にあるとは・・・」

オタコン「ええっ!?まさか、一日で全部見たのかい!?」

スネーク「20本も連続で見させられる方の身になってみろ。おかげで俺もけつだけ星人ができそうだ」

オタコン「サニーが退屈しないようにって思ったんだけど、まさか一日で全部視聴するとは・・・」

スネーク「サニーは楽しそうだったがな。俺には苦痛でしかなかった。そもそも子供向けアニメに興味はない」

オタコン「な、なるほど・・・夢に出てくるわけだ・・・」ハハ

スネーク「・・・」

640: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 21:56:23.71 ID:cB1r4UJXo

オタコン「う~ん、サニーの驚異的な集中力なら確かに、ね」

スネーク「次からは一本ずつにしろ。まとめて持ってくるのは禁止だ」

スネーク「俺もたばこを我慢してるんだ。それくらい言う権利はある」


オタコン「わ、わかったよ・・・でも」

スネーク「なんだ」


オタコン「すでに、何本か置いてあるんだ・・・今度はその、TV版の方をね・・・」

オタコン「TV版は映画版よりはるかに多いから・・・しばらくは我慢してもらうしかないね」ハハ


スネーク「・・・」ハァ


バラバラバラバラバラ・・・



















   A C T . 4   


T W I N   S U N S


     (双子の太陽)

642: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:00:03.08 ID:cB1r4UJXo

バラバラバラバラバラ・・・


ゴォォォォォォォォ・・・


オタコン「着いたよスネーク。シャドーモセスだ」

スネーク「・・・」

オタコン「スネーク、MK.Ⅲを頼む」

スネーク「ああ・・・・ん?」ガチャ

スネーク「おいオタコン、このMK.Ⅲの待機画面・・・」

オタコン「サニー、だね・・・いつのまにこんな物を」

スネーク「そういえば最近絵ばかり描いていると思っていた」

オタコン「う~ん、まぁ、通常運用に支障はないみたいだけど・・・」

オタコン「嫌なら元に戻そうか?」

スネーク「いや、構わん。勝手に変えるとサニーにどやされそうだ」

オタコン「はは、了解だスネーク」

オタコン「それからスネーク」

スネーク「ん?」

オタコン「人影は見えないが無人機が巡回している。気を付けてくれ」

スネーク「了解だ。では、任務に入る」



バラバラバラバラバラバラ・・・




スネーク「・・・」チラ


スネーク「救いのヒーロー、ぶりぶりざえもん、か・・・」




【MK.Ⅲの待機画面】

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5288400.jpg




スネーク「・・・」



スネーク「何が一億万円だ・・・」





ビュォォォォォォォ・・・・

643: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:00:54.06 ID:cB1r4UJXo

サニー「かわにしのせぐち きぬのべばし たきやま 」


 (カスカベ防衛隊、集合~!)

 (今日は世界を悪のロボから守る、「えいゆーごっこ」をするゾ!)


サニー「うぐいすのもり、つつみがたき、ただ、ひらの 」


 (え~なにそれ。ネネりあるおままごとがいい~)

 (「えいゆーごっこ」ってなに?)


サニー「いちのとりい、うねの、やました、ささべ 」


 (かすかべに悪のロボがミサイルをうとうとしてるんだゾ!オラ達はそれを食い止める正義のヒーローだゾ!)

 (じゃあ僕は、防衛隊に様々なアドバイスをする司令官だ!)


サニー「こうふだい、ときわだい、みょうけんぐち・・・」


 (ぼくは ロボを つくった かがくしゃ)

 (おのれ~カスカベの平和を脅かす悪のロボめ~!)


サニー「~~~♪」カチャカチャ


 (うわあ やられ たー)

 (しんのすけさん、ありがとう!しんのすけさんはわたし達のえいゆうよ~)


 (オラはえいゆーじゃない。これまでも、そしてこれからも)


サニー「・・・まぁ!」

サニー「今日のしんちゃん、まるでスネークみたい・・・」

644: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:02:12.75 ID:cB1r4UJXo


 (ワーッハッハッハッハ!ワーハッハッハッハ!)


 (結局それかよ・・・)


 (なんか、よくわかんないよこれ)


 (どうせ きのうみた えいがに えいきょう された)


 (しんちゃん単純だもんね~)



サニー「~~♪」



ガーコ ガーコ



サニー「あっ」



カチャカチャ パカ



 (テッテレッテレ♪ テッテレッテレ♪ テレテンッテンッテンッ♪)



サニー「・・・まぁ!」



 ( じ ゃ )














サニー「 上 手 に 焼 け た っ  」

645: エンドロール風 ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:04:06.46 ID:cB1r4UJXo

※こちらの曲を聞きながらご覧ください

https://www.youtube.com/watch?v=Dp7t50-4yGU





【登場キャラ】


野原しんのすけ

野原ひろし

野原みさえ

野原ひまわり


ロイ・キャンベル

メイ・リン

ナオミ・ハンター

ナスターシャ・ロマネンコ

マスター・ミラー

ハル・エメリッヒ(オタコン)


デコイ・オクトパス(忘れられた仮装芸人)

リボルバー・オセロット(焼肉と肛門のスペシャリスト)

サイボーグ忍者(豚)

サイコ・マンティス(世界最高峰のベビーシッター)

スナイパー・ウルフ(戦場のボンキュッボン)

バルカン・レイブン(巨漢の学歴コンプレックス)

リキッド・スネーク(反抗期)

メタルギアREX(ポンコツロボ)


ゲノム兵

ジョニー佐々木


646: エンドロール風 ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:04:41.76 ID:cB1r4UJXo

雛形あきこ

華原朋美

NOPLAN(内村、三村、大竹、レッド、ふかわ)



モモタロス

カンタムロボ

しん王


よしなが先生

風間くん

マサオくん

ネネちゃん

ぼーちゃん


ソリダス・スネーク

ジム・ハウスマン

バグ大佐


オールド・スネーク

サニー

イーライ



ぶりぶりざえもん



フランク・イェーガー



アクション仮面

運転手

ゲノム兵4


=ソ○○○・○ネー○

647: エンドロール風 ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:05:18.11 ID:cB1r4UJXo

【参考元ネタ】

メタルギアソリッド

メタルギアソリッド2

メタルギアソリッド3

メタルギアソリッド4

メタルギアソリッド5


クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝

クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦


仮面ライダー電王+しん王


【塗り絵元ネタ】

メイ・リン=よしなが先生

スナイパー・ウルフ=まつざか先生

ナスターシャ=ルル

キャンベル大佐=ゲイの男

ミラー=神田鳥 忍

リキッド=マサオくん

ナオミ=チャコ

オセロット=みさえ

メタルギア=ロボしんちゃん

648: エンドロール風 ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:06:03.06 ID:cB1r4UJXo

【エンディング曲】

素直になりたい / 米村裕美


【クロス元】

クレヨンしんちゃん×メタルギアソリッド


【サブタイトル】

超潜入!嵐を呼ぶオラと金属の歯車(パクリ)


【原作】

クレヨンしんちゃん(臼井儀人)

メタルギアソリッド(小島秀夫)


【元スレ】

しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407753957/















































【黒幕】○○○・○○○○

649: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:08:31.92 ID:cB1r4UJXo

しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」


リキッド・オセロット「・・・俺だ」

リキッド・オセロット「ああ、演習は無事に終了した・・・正直、かなり危うかったがな」

リキッド・オセロット「ああそうだ。やはり愛国者が察知していた」

リキッド・オセロット「ふん、お互い、特にメリットもない演習だ。奴らが本腰入れてくるはずもない」

リキッド・オセロット「その証拠に少し恫喝しただけで尻尾を巻いて逃げて行った・・・」

リキッド・オセロット「俺としてもスネークの精神が折れてないか確認するだけでよかった・・・奴を見つけた時点ですでに目標は達成していた」

リキッド・オセロット「ああそうだ。あいつにはヘイブン完成のキー、J・Dの破壊を完遂して貰わねばならないからな・・・」

リキッド・オセロット「ああ、そうだな」


リキッド・オセロット「だがしかし、お前の発想は実にユニークだった」

リキッド・オセロット「ナノマシンによる夢を媒介にしたVR空間の構築・・・なるほどな。これなら時間も手間もかからずS3計画が発動できる」

リキッド・オセロット「まさに「夢のS3計画」と言った所か。ふん、メルヘンな計画だな」

リキッド・オセロット「だが不確定要素が多すぎる。そうだ。夢の中など何が起こるかわからん」

リキッド・オセロット「現にあの子供・・・なんだあれは。お前がいなければ俺はどうしていいかわからず途方に暮れていただろう」

リキッド・オセロット「ふん、焼肉を食わしただけであんなに感謝されるとは思わなかったよ」

リキッド・オセロット「しかし研究を進めれば実用化は十分可能な範囲だろう。もっとも、俺達にそんな時間はないが」


リキッド・オセロット「だが一つ気になる事がある・・・教えろ」

リキッド・オセロット「俺の役がオセロットになっていたのはどういう事だ?当初の計画では俺とお前が両陣営に分かれて誘導していく予定だったはずだ」

リキッド・オセロット「そのおかげで当初の計画とは大幅に狂わされた。そして極めつけにあのガキの登場だ」

リキッド・オセロット「あの時点で明らかに計画は失敗だったはずだ。何故演習を終了させなかった」

リキッド・オセロット「あのガキの予想外の活躍、そして本物があの場所にいたからよかったものの・・・」

リキッド・オセロット「・・・ふふ、読めたぞ。お前の目的」

650: ◆fhCHZA5A795g 2014/08/31(日) 22:12:04.22 ID:cB1r4UJXo

リキッド・オセロット「ああ、演習は一回こっきり。それも内容はただの確認作業。あのS3は成功だろうが失敗だろうがどうでもよかった」

リキッド・オセロット「時間も迫っている。二回目はなかっただろうな」

リキッド・オセロット「しかしお前は、にもかかわらず何度も何度も再演算し直した・・・ふふ、そうか」

リキッド・オセロット「そうまでして、兄に会いたかった、か・・・」

リキッド・オセロット「泣かせる兄妹愛だな。あの野原一家に感化されたか?」

リキッド・オセロット「いや、むしろ最初からその目的で・・・いやぁ、別に怒って等いないさ」

リキッド・オセロット「言っただろう。俺としてはどちらでもよかった。あの中でお前と連絡が取れなくなったから焦っただけだ」

リキッド・オセロット「そーかそーか・・・最後に、もう一度、か。なるほど・・・」

リキッド・オセロット「しかし、あの小僧には酷な話だったな?あの小僧、本気でお前に惚れていたようだったぞ?」

リキッド・オセロット「目的の為には手段を選ばない・・・子供でも利用できる物はなんでも利用する。フフ、そんな女だったなお前は」


リキッド・オセロット「ああ、兄弟はそちらに向かっている。お前はヴァンプと共にREXの元へ向かえ」

リキッド・オセロット「レールガンが回収できたら後はもう好きにしていい」


リキッド・オセロット「・・・そうか。達者でな」
































リキッド・オセロット「ナオミ・ハンター」













 しんのすけ「シャドーモセス島に きたゾ!」   




                       お   わ   り