御坂「ね、あーくん」一方通行「あァ?」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:20:04.68 ID:Z7sbedzY0
一方「お友達だァ?」

御坂「うん、皆のことを話したら会ってみたいって」

麦野「私達の事ってどんな事話したの?」

御坂「とっても素敵なお兄ちゃんとお姉ちゃんがいるって!」

一方「……あっそォ…………」ポタポタ

麦野「もうこの娘可愛すぎるんだが」ポタポタ

垣根「お前等鼻血拭け」






学園都市の上位4人が仲良しだったらという妄想
キャラ崩壊半端ないです

引用元: 垣根「心配するな。自覚はある」一方「そォかい」 

 

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行 (1) (電撃コミックスNEXT)
山路新
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-07-26)
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:25:17.09 ID:Z7sbedzY0
垣根「で、そのお友達ってどんな奴だ?」

御坂「寮のルームメイトなんだけどね」

一方(よし女!あっぶねェ男じゃなくて良かったァ)

垣根(男じゃなくて良かった!助かった!(相手が))

御坂「一つ下の後輩なんだけど、とってもいい子なのよ」

麦野(よし年下!お姉さんキャラはもういりませーん!)

垣根「ほう、後輩ね」

御坂「うん、すっごい慕ってくれてるんだ!」

一方(いや絶対絶対ぜェェェったい俺のが好きだわ)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:30:07.13 ID:Z7sbedzY0
一方「ふーン、まァいいンじゃね?そいつが会いたいってンならよ」

麦野「ま、断る理由もないしねーん」

垣根「意外とノリノリだな、俺も問題ないが」

御坂「本当?良かったぁ!」

一方(俺が美琴の頼み断るわけねェだろォが!)

麦野「いいのよこれくらい!」スリスリ

御坂「えへへ……///」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:35:04.16 ID:Z7sbedzY0
その日の夜常盤台


御坂「って訳で明日紹介するから」

黒子「いきなりですの!」

御坂「あれ、都合悪かった?」

黒子「いえ、明日は風紀委員の活動もありませんし問題ありませんが……」

御坂「ならいいじゃない、皆も大丈夫って言ってたし♪」

黒子(心の準備をする時間が欲しかったんですの!)

黒子「お姉さまの兄代わりの方々……粗相をしてしまわないか不安ですわ……」

御坂「大丈夫よ、皆すっごい優しいんだから」

黒子「それなら良いのですが…………」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:40:09.49 ID:Z7sbedzY0
同時刻一方さン家

一方「よっしゃァ!明日はパーリィだぜェ!」

麦野「パリィ!パリィ!パリィ!ってかぁ?」

垣根「え、何そのテンション」

麦野「あ゙ぁ?美琴がお友達を連れてくんだぞ!?」

一方「さいっっっっっこうのおもてなしをしてやらなきゃなァ!?」

麦野「まずは大掃除だ!塵一つ残さず消してやんよぉ!」

垣根「え、そこまですんの?」

一方「っざけンな三下ァア!?初めてお友達連れて来て粗相があったらどうすンだゴルァ!?あァ?」

麦野「ったく、考えればわかるでしょうに……」

垣根「俺が間違ってる空気?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:45:13.89 ID:Z7sbedzY0
一方「あー、もういいからお菓子とジュース買って来て下さァい」

垣根「え、どっちもまだあるじゃねぇか」

麦野「あれは美琴用だろぉが!客用のを買って来いって行ってんだろが!」

垣根「…………あー……うん、わかりましたよっと」


~お使い中~


垣根「帰ったぞ~い」

一方「ン、適当に閉まっといてくれ」

垣根「あいよー」

麦野「ねぇ、ついでに晩飯も買ってきてよ、もちろんシャケ弁」

垣根「ついでって言うならせめて帰ってくる前に言えよ!?」

麦野「悪い悪い」

垣根「ったく…………一方通行は何にするんだよ」

一方(何だかンだで買いに行ってくれるていとくンでしたァ)

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:50:12.21 ID:Z7sbedzY0
次の日


一方「…………」ソワソワ

麦野「まだかにゃーん」ガッチャガッチャ

一方「おいおいどンだけ落ち着きがないンですかァ?」ソワソワ

麦野「別にそんなことないでしょ」ガチャガチャガチャガチャ

一方「だったら用もねェのに冷蔵庫開け閉めしてんじゃねェ!手癖わりィなァおい!?」

麦野「あんたも貧乏ゆすり酷いわよ?震度5ですか?」

垣根「お前等両方とも落ち着け」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 21:55:15.52 ID:Z7sbedzY0
麦野「やっぱ迎えに行った方がいいんじゃねぇかこれ」ソワソワ

一方「落ち着けェ美琴が大丈夫ってンだからよォ」

麦野「いきなり私達が行っても緊張するか……」

一方「そういう事だ、大人しく待ってなァ」

垣根(一方通行が大人になってる……やべ泣けてきた)


~5分後~


一方「やっぱバレない様に様子だけでも見てきた方がいいンじゃねェ?」ソワソワ

垣根「俺の感動返せアホ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:00:34.68 ID:Z7sbedzY0
黒子「ついにお姉さまのお兄さまお姉さまとご対面ですのね……」

御坂「あんたちょっと緊張しすぎよ」

黒子「緊張せずにはいられませんの!」

御坂「そんなモンかしらね」

黒子「そんなモンですの」

御坂「まぁもう扉の前なんだけど」

黒子「なんだかあっという間でしたわ……」

御坂「んじゃ入るわよ~」

黒子(当たり前のように鍵を持っているんですのね)

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:05:06.89 ID:Z7sbedzY0
御坂「たっだいま~」

黒子(え、これツッコむ所ですの?試されてるんですの?)

麦野「おかえりなさい、美琴」ニコ

一方「……おかえり」

垣根(誰だこいつ等、友達の前だからってキャラ作んなくてもいいだろ……)

黒子(え、普通におかえりって言ってますの?ルームメイトとしてはショックですわね……)

垣根「おう、おかえり……それとよく来たな、上がってくれ」

黒子「あ、おじゃまいたしますの」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:10:17.53 ID:Z7sbedzY0
御坂「じゃぁ早速紹介するわね、この娘が私の後輩で……」

黒子「白井黒子ですの、お姉さまにはいつもお世話になっております」ペコ

一方(すっげェ……お嬢様言葉って奴かァ……声とのギャップがまたすげェ)

垣根(え、白黒?親は何考えてんだ?あだ名オセロで決定じゃん)

麦野(美琴にもお姉さまって呼ばせてみようかしら……)

御坂「で、こっちがあーくんとていとくんと沈利よ」

一方「あーくん」ハイ

垣根「ていとくん」ハイ

麦野「沈利」ハーイ

黒子(え、何これ可愛い)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:15:15.76 ID:Z7sbedzY0
垣根「ってさすがにこれじゃダメだよな……」

麦野「じゃぁ私から……麦野沈利でーす」

黒子(あれ?この名前って確か……いえまさかですの)

垣根「そしてご存知垣根帝督」

黒子(え……まさか……)

麦野「ご存知って」

一方「とりあえず言いたかっただけ、みたいな?」

御坂「ていとくんだよ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:20:18.19 ID:Z7sbedzY0
黒子「あの、間違っていたら申し訳ありませんの、垣根さんと麦野さんってもしかして」

垣根「ん?」

黒子「レベル5の未元物質と原子崩しですの?」

御坂「あれ?言ってなかったっけ?」

黒子「聞いてませんの!お姉さまから聞いたのはカッコいいとか綺麗とか優しいとか」

御坂「ちょ……///」

黒子「今日は~してもらった、とか一緒に~で遊んだ、とかそんな惚気話ばかりですの!」

一方(こいつグッジョブ)ダラダラ

麦野「美琴可愛すぎ」ギュッ

垣根「あらー、そんな事言ってたのか美琴ぉ~」ニヤニヤ

御坂「ぁ……ぃゃ……まぁ、その…………ぅん///」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:25:19.45 ID:Z7sbedzY0
黒子「能力が高いというのは聞いておりましたが……まさか第二位と第四位の方とは……」

垣根「あ、そこで鼻血流してる白いの第一位の一方通行ね」

一方「一方通行」ハイ

黒子「」

麦野「ほら、いつまでも鼻血流してんじゃねぇぞ」

黒子「まさか最強の超能力者と言われる第一位まで……」

黒子(鼻血を拭いてもらってる姿は非常に微笑ましいですわね)

御坂「みんなすっごいんだからね!」フフン

黒子(そして自分の事の様に誇らしげなお姉さまが可愛すぎますの!)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:30:10.25 ID:Z7sbedzY0
黒子「それにしても……」

御坂「ん?」

黒子「一つの部屋に学園都市のトップ4が集まっているだなんて……」

垣根「あー、そういえばそうだな」

黒子「そんななんとも無げに」

麦野「ま、特に気にすることでもないからね」

垣根「そんなことより学校でも美琴のこと話してくれよ」

御坂「ちょ」

黒子「話したいエピソードは沢山ありますが……よろしいんですの?」

一方「kwsk」バンバン

垣根「机を叩くな」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:35:10.30 ID:Z7sbedzY0
黒子「まず、常盤台でもかなりの人望がありますわね」

麦野「まぁ私の美琴だからね」フン

黒子「さらに、お姉さまのようになりたい、等の憧れをもつ生徒も多数おりますわ」

一方「俺の美琴なら当然だな」フフン

黒子「常盤台の超電磁砲の名に相応しい美貌とカリスマ!人気が出ないはずがありませんの」エッヘン

垣根(なんでこいつらが偉そうなんだよ)

御坂「いや、なんか改めて言われると恥ずかしいわね……///」

垣根(恥ずかしがる美琴もわるくない)

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:40:45.83 ID:Z7sbedzY0
~1時間後~

黒子「とまぁ簡単に話せばそんなところですかね」

御坂(自分の前で自分のエピソード語られるって相当の羞恥よね)

一方「く……はっ……かかっ!」ハァハァ

麦野「……学校での美琴って新鮮ね」ハァハァ

垣根「お前等興奮し過ぎだろ」

黒子(こちらのお二人は私と同等のお姉さまスキーのようですわね)

麦野「いい話を聞かせてもらったわ」

一方「礼に……って訳じゃねェが……いいもン見せてやる」

黒子「?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:45:10.60 ID:Z7sbedzY0
一方「美琴のアルバムだ!」

ダン!

黒子「アルバム、ですの?」

麦野「アルバムね」

黒子(10冊以上あるんですが)

一方「あァ、ちょっと少ないかも知れないが我慢してくれ」

麦野「やっぱアルバムは紙じゃないとね、雰囲気もあるし」

黒子(少なくないですの!むしろ多いですの!)

一方「安心しろ!アルバムに入りきらなかった分はデータでしっかり保管してあるぜェ!」

黒子(黒子はレベル5を舐めていましたの!私とは比べ物にならないお姉さまスキーでしたの!)

垣根「すまないな、こいつら美琴のことになるとちょっとズレるんだ」

黒子(この方が唯一の良心ですのね……)

御坂(相変わらずの羞恥プレイ続行中♪)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:50:27.68 ID:Z7sbedzY0
一方「って訳でアルバムご開帳でェす!」

麦野「あぁ、美琴はいつの時代も可愛いわね」

黒子「あら本当に……小さいお姉さまはなんてかわいらしい……」

垣根「だろだろ!いやー小さいときの美琴ってさぁ、愛嬌っての?いやそれは今も……」ペラペラ

黒子(え?なんか雰囲気が……?)

垣根「ん、もちろん今のかっこよさがある美琴もいいぜ?でも昔の美琴には幼さ故の……」ペラペラ

黒子(いやー!なんか変なスイッチ入ってますの!?この方は安全だと思ってましたのに!)

垣根「ほら、これなんかさ……この時期の美琴はいっつもデコだしてたんだよなぁ……」ペラペラ

黒子(これは……まずいですの!お姉さまにお助けを……)チラ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 22:55:44.50 ID:Z7sbedzY0
一方「ほれ、これ覚えってかよォ」

御坂「うん!懐かしい~初めてレベルが上がったときのね!」

麦野「みんなでお祝いしたものねぇ」

一方「どっかのお姉さンは感極まって泣いちゃってましたよねェ」

麦野「う……う、うっせぇ!下らねぇことばっか覚えてやがって!」


黒子(何アットホームな雰囲気で和んでますの!?)

垣根「こっちの美琴は常盤台を目指してる時だな、この頃は一生懸命に……」ペラペラ

黒子(もう余計なことを考えるのやめて目の前の写真に欲情しますの!)

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:00:12.43 ID:Z7sbedzY0
~数時間後~

黒子「今日は非常に有意義な時間をすごさせて頂きましたの」

一方「おォ、そりゃ良かった」

垣根「話がわかる奴でよかったぜ、今度はもっとゆっくり話したいもんだ」

黒子(私がお姉さまの話でげんなりするなんて悔しすぎますの……)

麦野「もう暗いんだから、気をつけてね」

御坂「うん、ありがと!」

黒子「いや、ここ寮の前ですの」

一方「何が起こるかわかンねェからな、うン」ウン

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:05:10.11 ID:Z7sbedzY0
黒子「心配性なんですのね」クス

一方「うるせェ、さっさと部屋戻りやがれ風邪でもひいたらどうすンだ」

御坂「わかった、皆も気をつけて帰ってね」

黒子「今日は本当にありがとうございましたの」

垣根「おう、じゃぁな」

麦野「じゃぁね~ん」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:10:06.04 ID:Z7sbedzY0
黒子「とても素晴らしい方ですのね」

御坂「でしょでしょ!」

黒子「お姉さまが羨ましいですわ」

御坂「えへへ///」

黒子「でも、お姉さまを愛する者として黒子も負けてられませんの!」

御坂「ちょ、それどういう……抱きつくなぁ!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:15:08.32 ID:Z7sbedzY0
後日

御坂「って感じで、黒子も皆のこと褒めてたよ」

麦野「そりゃ光栄ね、また呼びなさいな」

御坂「うん!」

麦野「いやー、しかし美琴ちゃんモテモテだにゃーん?」

御坂「もう、からかわないでってば!///」

麦野「ふふ、ごめんごめん」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:20:21.54 ID:Z7sbedzY0
一方「くっそォ……俺も迎え行きたかったぜェ…………」

垣根「本気で悔しがるなよ……」

一方「悔しいンだもン」

垣根「もんとか言うな第一位が」

一方「しょうがねェから遊ぼォぜ」

垣根「しょうがないって酷くないか」

一方「古今東西美琴の可愛いところ」

垣根「素直じゃないところ」

一方(これですぐ答えられちゃうていとくン)

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:25:12.96 ID:Z7sbedzY0
一方「興奮するとビリビリするところ!」

垣根「すぐ俺のウソを信じていまだにスカートの下に短p」

ピンポーン

一方「ン?客か?」

垣根「おいおい珍しいな、この家に客なんてよ」

一方「心当たりがまるでねェな……」

垣根「流れ的にこの間の後輩とか?」

一方「なら先に美琴に連絡するだろォあとていとくンその嘘について説教な」

垣根「しまtt」




一方「はい、どちらさンですかァ」ガチャ

木原「よう、相変わらず憎たらしいツラしてんな」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:30:20.67 ID:Z7sbedzY0
一方「何しにきやがった……?」

木原「ご挨拶だぁ、一方通行……とりあえず茶くらい入れろよ、あがるぜ」

一方「勝手にあがってンじゃねェぞコラ」

木原「お、第二位もいやがったのか」

垣根「ゲ……」

木原「ホストみてぇな格好しやがって……色気づきやがってよぉ惚れちゃいそうだねぇ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:35:15.38 ID:Z7sbedzY0
木原「おら、茶くらいさっさと出せよ」

一方「ほらよ」

木原「って缶コーヒーかよ」

一方「早く欲しかったンだろ」

木原「っち……」

一方(今のうちに麦野に連絡しねェとな……こいつを美琴に会わせる訳にはいかねェ)

垣根(こいつの目を盗んで連絡なんてできんのか?バレたら…………)



美琴「たっだいま~」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:40:09.15 ID:Z7sbedzY0
一方「なっ!?」

垣根「まずい!」(くそ、予想よりも早すぎる!)

木原「一方通行、大事な娘が帰ってきたんだぜ?迎えに行ってやれよ」

一方「くそが……っ」

麦野「あれ、だれか来てるの?」

木原「よう、第四位」

麦野(げぇええ、こいつ来てたのかよ……知ってたら美琴連れてこなかったのに……)

木原「それに…………久しぶりだなぁ」




木原「美琴ちゃ~ん!」

御坂「あ、木原くんだ!来てたの?」

一方(ァ~あ)

垣根(あちゃぁ)

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:45:11.12 ID:Z7sbedzY0
木原「いやぁ、久しぶりだなぁ!元気にしてたかぁ?」

御坂「うん!木原くんは元気?」

木原「美琴ちゃんに会えたんだから元気がないわけねぇだろぉ!」

御坂「あはは!相変わらずね」

垣根(おいあれお前の親代わりだろどうにかしろよ)ヒソヒソ

一方(無理だわ直視してたくねーもン)ヒソヒソ

麦野(あのイカツイつらであの口調どうにかしろよ)ヒソヒソ

一方(無理だわ相手してたくねーもン)

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:50:15.81 ID:Z7sbedzY0
木原「ほら、お土産だぞ~」

御坂「ゲコ太のぬいぐるみ!」

木原「好きだって言ってたから、つい買ってきちゃった」

御坂「ありがと~木原くん!」

一方「で、用が済ンだなら帰って下さァい」

木原「美琴ちゃんはもっとおじいちゃんと一緒にいたいよな?」

御坂「うん!」

一方「クソがァ……」

垣根(おじいちゃんて)

麦野(初孫気分かよ、甘甘だな)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/11(金) 23:55:17.91 ID:Z7sbedzY0
木原「つーわけで今日はここで晩飯食うから、美琴ちゃんの隣で」

御坂「ホント?木原くんとご飯食べるの久しぶり!」

木原「ホントだぜぇ、仲良く一緒に食べような」

御坂「うん!」

一方「勝手にしろォ……」

垣根(マジかよー俺今日外食しようかな……)

麦野(逃がすわけねーだろ)

麦野「あ、反対の隣は私だから」

一方「いや俺だろ」

垣根「お前等ケンカすんな」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:00:28.96 ID:zIA0f38I0
木原「いやー、やっぱ家族で食う飯はうまいなぁ!」

御坂「ねー、おいしいね」

麦野「そ、そうねぇ、美味しいわぁ」

垣根「カクダンオイシイナー」

一方「よかったですねェ」ムス

御坂「ねぇねぇ、木原くんは今お仕事何してるの?」

木原「俺か?俺はなんつーの、あれ……犬育てたり面倒見たりしてる」

御坂「お犬の世話?いいなぁ!」

木原「そんないいもんでもないぜぇ?」

御坂「でも楽しそうよ」

木原「ま、性にはあってるかもな」

一方(研究者じゃねェのかよ!犬の世話ってなンだよ!意味わかンねェ!)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:05:14.80 ID:zIA0f38I0
御坂「あー、もうこんな時間だ……ねぇ今日は泊まっても」

一方「門限までには帰しますゥ」

御坂「むぅ~」

木原「かかっ!ちゃんと親父やってんじゃねぇかおい」

一方「うるせェよ」

御坂「木原くんもいるんだしもっと遊びたいなぁ」

木原「そういうな、ルールは守らなくちゃいけねぇ」

御坂「はぁ~い」

木原「ま、今日は俺と一方通行で送ってやるからよ、それで機嫌治しな」

一方(こいつ勝手に何言って……)

御坂「本当!?」パァ

一方「あ、あったりめェだろォが!」

御坂「やったー!私真ん中がいい!」

麦野(くそぉ!本来なら私が送るはずなのに!)

垣根(やべぇ麦野の考えが手に取るようにわかる)

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:10:16.21 ID:zIA0f38I0
木原「おう、第四位」

麦野「なんだよ」

木原「俺の事はお義父さんって呼んでもいいからな」

麦野「はぁあああ?」

垣根「ぶふぅ……くふっ……ぷふっ……」

木原「一方通行は素直じゃないけどな、宜しく頼むぜ」

垣根「ぷふふ……やばいこれツボったかも…………」

木原「それと第二位」

垣根「あん?」

木原「これ以上美琴に変なこと教えたら潰す」

垣根「すんませんっした!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:15:13.19 ID:zIA0f38I0
御坂「じゃぁね、沈利ぃ、ていとくーん」ブンブン

麦野「気をつけて帰るのよ」フリフリ

垣根「おう、またな」ヒラヒラ




麦野「木原がくるとすっげぇ疲れる……」

垣根「キャラも顔も濃いからな……」

麦野「くそっ!なんで美琴はあんなのになついてんだ!」

垣根「おじいちゃんだからじゃん?」

麦野「でも誰にでも懐くのが美琴の可愛いとこでもある」

垣根「うるせぇよ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:20:05.49 ID:zIA0f38I0
木原「ぉ、ここが寮か……いいとこ住んでんだなぁ」

御坂「えっへへ~」

木原「よし、気をつけて帰れよ」

一方「もう寮の前なンですけどォ」

木原「何が起こるかわからねぇからな、うん」ウン

一方「」

御坂「うふふ、はーい」ニヤニヤ

木原「?」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:25:04.03 ID:zIA0f38I0
一方「で、美琴も送ったしもういいだろォ」

木原「あぁ?」

一方「何の用があンだァ?」

木原「おいおい、可愛い可愛い息子の成長を見にきました、じゃダメなのか?」

一方「ダメに決まってるだォが!」

木原「短気だねぇ、ガキはこれだから……」(それも用件の一つなんだがなぁ)

一方「あァ?」

木原「わかったわかった、そういきり立つな」




木原「美琴が可愛いから様子を見に来たにきまってんだろ」キリッ

一方「よしお前そこに直れ」

木原「テメェの反射は俺にはきかねぇんだよ!」

一方「っせェ!今日こそぶっ潰してやンよォ!!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:30:11.51 ID:zIA0f38I0
垣根「いやー、今日は話がわかる奴がいたからつい話し込んじまったよ」

麦野「あんたは昔っからそうだよね」

垣根「あん?」

麦野「普段は常識ぶってるのにスイッチ入ると止まらねぇってことだよ」

垣根「いやだって美琴可愛いんだもん」

麦野「それは全面的に同意だわ」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:35:16.42 ID:zIA0f38I0
木原「いや、ベクトル操作で飛び道具はずるいだろ」

一方「だって近づいたら殴られるじゃン」

木原「もっとこう親と子の熱い殴り合いっていうかさ、泥臭さっていうか……」

一方「くっだらねェ」

木原「あーやだやだ、なんでこんな冷めた子になっちゃったんだろ」

一方「木原くンの教育のお陰ですけどねェ」

木原「くっそ、今度お前が屈託の無い笑顔で俺にコーヒー入れてる動画を美琴に見せるわ」

一方「なァァァァンでンな動画とってあンだテメェ!!!」」

木原「まぁいい、真面目な話をするぞ」

一方「いやよくねェ……クソ……やっぱなンかあるンじゃねェかよ」

木原「極秘に入手した情報だが……」

一方「あァ?うぜェ用件をさっさと言えよ」

木原「美琴に好きな男ができたってマジか?」

一方「」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:40:15.26 ID:zIA0f38I0
垣根「あと、アルバム見ると昔を思い出してテンション上がる」

麦野「あー、わかるわ!その当時を思い出しちゃうのよね」

垣根「お前が一方通行に怒られて泣いてる写真もあったぞ」

麦野「はぁ!?んなもんあったのかよ!?いつのだおい!?」

垣根「お前の言葉遣いが悪くて美琴の前で下ネタ連発した時だな」

麦野「あぁ……あれは反省してるわ……美琴の前でいう事じゃなかった」

垣根「他でなら勝手にしろって感じだしなぁ」

麦野「ってそれよりその写真だせよ!消すから消し去るから焼き消すんだよ!!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:45:07.37 ID:zIA0f38I0
一方「ンなンできるわきゃねェだろォがクソ野郎!」

木原「おいおい、ウチの情報網ナメるなよ」

一方「クソがァ……別に好きな男って訳じゃねェ、気になってるだけだとよォ」

木原「いやいや一大事じゃねェかそれ!なんで早くメールしねェんだよ!」

一方「うぜェ!メールとか言ってンじゃねェよ!するわきゃねェだろ!?」

木原「うわーマジショックだわ、えー美琴に彼氏できたらどうしよう?」

一方「何の心配してンだよ!?テメェの知ったこっちゃねェだろ!俺がしっかり処分すンだよ!」






垣根「後さ、何気にアホ毛の美琴可愛いよな」

麦野「レアショットよ、それ」

垣根「どっかにアホ毛の美琴そっくりな幼女いねぇかなぁ」

麦野「いたら即効保護して大事に愛でるわ」

垣根「さすがに引いた」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:50:23.00 ID:zIA0f38I0
木原「後でそいつの詳細メールくれよ、俺のツテ全部使って調べるから」

一方「何でそンなメールにこだわってンだよ……」

木原「メールって残るから、後で見てニヤニヤできんだよ」

一方「キメェ、リアルにキメェ」

木原「とにかく、美琴に相応しい男かどうかは俺がしっかり見極める、だからメール送れ」

一方「はいはいわかりましたよォ」

木原「じゃぁな、気をつけて帰れよ」

一方「誰に言ってンだどあほう」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 00:55:26.21 ID:zIA0f38I0
一方「戻った」

垣根「おう、おかえり、お前だけでよかったわ」

麦野「よし!木原は戻らなかったみたいね」

一方「お前等どンだけ木原くン嫌いなンだよ……」

垣根「いや、顔面刺青とかマジ怖いから」

麦野「むしろなんで美琴が懐いてるかが不思議よ」

一方「まァガキの頃から知ってるからなァ」

麦野「で、あいつは何の用だったわけ?」

一方「あー、前に美琴が気になってる男の話したろ」

麦野「垣根帝督の失態ね」

垣根「うるせぇ」

一方「その件だったわ」

麦野「どんだけ過保護なわけよ!」ダン

垣根(お前が言うな)

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 01:00:26.25 ID:zIA0f38I0
一方「で、どンな奴か調べるから知ってることをメールで送れとさ」

垣根「え、何でメール?その場で教えればいいじゃん」

一方「後でも見れるメールがいいンだと」

麦野「あのツラで乙女思考かよ……」

垣根「笑いよりも寒気が上回ったわ」

一方「つっても名前と学校しか知らないンですけどね」

麦野「てか美琴はなんで知ってたんだろうね、それ」

垣根「学校名は……まぁ制服見ればわかるだろ」

麦野「名前は?」

一方「…………どっかで聞いたンだろ、多分そうだ」

垣根「そうであってほしいな」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 01:03:17.20 ID:zIA0f38I0
垣根「いやでもさ、なんか感慨深いわ」

一方「急にどうしたンだよ」

垣根「美琴にあんな仲のいい友達がいてさ」

麦野「まぁ、後輩とは思えないほど仲良しだったわね」

垣根「考えないようにしてたけど好きな男もいる」

一方「いいいいいや、まddddまだ好きって訳じゃねェだろ」

垣根「まぁ気になる男でもいいけどよ……」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 01:05:33.89 ID:zIA0f38I0
垣根「美琴も、成長したよな」

麦野「いつまで頼ってくれるのかしらね」

垣根「なんだ、親離れされる前から寂しがってるのか」

一方「べっつにィ、寂しくなンかないですゥ」

麦野「寂しいに決まってんでしょうがぁ!」

垣根「お前等どっちもめんどくせぇ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 01:09:06.55 ID:zIA0f38I0
麦野「だって私達から離れて、友達とか増えて、あまつさえ彼氏なんてできたら……」gkbr

一方「…………」グスン

垣根「いや、想像で泣くなよ」

一方「無理だわ、イヤ…………マジ無理だわ」

麦野「耐え切れるかしら、現実に………………無理だわ」

一方「その現実をぶち殺す!」ソゲブ

垣根「こりゃ当分美琴離れできんな」

一方「そりゃァお前もだろォ」

麦野「知ってんのよ、暇見つけてはアルバム整理してんの」

一方「何だかン美琴のこと真剣に考えてるしなァ」

垣根「っ///うっせぇバカ!」

一方「あれ、照れてンですかァ?」

麦野「あれれ~ていとくん顔真っ赤だにゃ~ん」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/02/12(土) 01:15:27.99 ID:zIA0f38I0
垣根「うるせぇ!ほっとけ!」

一方「ていとくンだって美琴離れできてないって訳だ」

麦野「むしろスイッチ入ったら一番たち悪いかも」

垣根「心配するな。自覚はある」キリッ

一方「そォかい」ニヤ



おしまい