1: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:16:28.30 ID:r2OO6ZEL0

咲-Saki-ss

・9月16日は片岡優希ちゃんの誕生日! ゆーきたんイェイ~

・京タコ 苦手な方はバックお願いします



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引用元: 京太郎「……優希に告白する」 

 

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2: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:18:58.05 ID:r2OO6ZEL0

自分の背中を押し、逃げ道を無くすためにもその一言は必要だった

京太郎「……優希に告白する」

咲「……へぇ」

京太郎「……なんだよ、へぇって」

咲「いや、別に……」

こういうときは「頑張ってね、京ちゃん」とか「きっとうまくいくよ!」とか、そういう励ましの言葉を送るものじゃないのか? 少なくとも俺はそういう反応を期待していた

咲はもともと他人に関心の薄いやつだけど、こちらとしては一大決心をしたわけなんだから……ちょっとぐらい応援してほしい

咲「で?」

京太郎「で?」

咲「いつ?」

京太郎「……今日の部活の後、かな」

咲「ふーん……いっそ、今日の誕生日会で告白しちゃえば?」

京太郎「はぁ!? そんなん無理に決まってんだろ!」

咲「なんで?」

京太郎「なんで?って、みんなの前でとか恥ずかしいし……フラれたら気まずいってレベルじゃないぞ!?」

京太郎「つか、それでOKもらったと思ったら後々「みんないて断れる雰囲気じゃなかったし……」とか言われて改めて断られる可能性もあるんだぞ!?」

京太郎「中学の文化祭でそれ喰らったやつしばらく「……死にたい」って呟くだけの機械になってたし! それなら最初からフラれた方がマシだから!」

咲「……なにもフラれる前提じゃなくてもいいと思うんだけど」


3: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:20:49.96 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「……それは、咲から見て脈アリってことか!?」

咲「脈アリもなにも……うん、まぁ、平気なんじゃないかな?」

京太郎「そうかそうか……よーし」

どこか適当にあしらわれている気もするが、まぁうまくいきそうだと言うのなら強いて突っ込むこともあるまい

京太郎「……ん?」

咲「どうしたの?」

京太郎「いや、驚かないんだな?」

咲「けっこう驚いたよ? なんだかんだ告白には卒業ぐらいまでかかると思ってたし……」

京太郎「なんだよそれ!? ってかそこなの!? 俺が優希を……その、そういうことってとこじゃなくて!?」

咲「え?」

京太郎「え?」

咲「……隠してるつもりだったの?」

京太郎「え……?」

咲「その……もしかしたら気づいてなかったのかもしれないけど、京ちゃんわかりやすいからわりとバレバレだったよ?」

京太郎「……マジで?」

咲「うん」


4: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:21:56.61 ID:r2OO6ZEL0

いや

いやいやいや

ちょっと待て

そんなはずはない……ちゃんと隠せてるはずだ

だいたい俺巨 好きだし! 優希に……その、そういう風になるとか誰も思わないだろ?

つまり……

京太郎「……咲が俺と付き合い長いからわかっちゃっただけだろ?」

咲「……とりあえず、相談にはのってあげるから食器下げよ? 食堂じゃ誰かに聞かれちゃうかもだし、それは嫌でしょ?」

京太郎「……まぁ、そうだな」

席を立ち、食器を片付けに向かう

今日のレディースランチのデザートはプリンで、咲がレディースランチ二人分注文するというお前どんだけ食うんだって状況になってしまった

まぁ、おばちゃんとも顔馴染みだし咲に頼まなくてもレディースランチは買えるだろうけど、やっぱり男一人でレディースランチというのはちょっと恥ずかしくて気が引ける

咲「ごちそうさまでした」

京太郎「ごちです! 今日もおいしかったよ、おばちゃん!」

「いつもありがとうねー」

咲「あ、おばちゃん……京ちゃんとうとう告白するらしいですよ」

「あら」

京太郎「おい!?」


5: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:22:58.38 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「ちょ、咲!? なに言って……」

「あらあらあら~! そういえば今日は優希ちゃんの誕生日だったわねぇ! いい誕生日になりそうねぇ~」

京太郎「は!? ちょ、なんで……」

「なんでって……そりゃあ、「タコス作らせてください!」 なんて食堂に乗り込んできては毎日一生懸命「優希の好みの味付けは……」とかやってたら……ねえ?」

咲「普通気づきますよねぇ」

京太郎「……マジですか?」

え、なにそれ……ってことは回りの男子からも「あいつ巨 好きのふりしてるけどロリコンなんだよなー」とか思われてんの?

いや、俺はロリコンじゃないし優希はロリじゃないけど! そりゃあいつは身長低めで胸もないけどさ!

そりゃあ俺だって観賞するなら圧倒的に巨 だと思うけど、そもそも女子の胸とか触ったことないし! たいした問題じゃないだろ!

それに、こう、よく見てみると優希は胸をカバーできるぐらいにはか、かわ……いいと思うし……

「よっ! 咲ちゃんに京太郎! こんなとこでなにしてんの?」

咲「京ちゃんが告白するって言うから相談にのってたんだけど……」

「マジで? そんな相談にのってやるなんて咲ちゃんはイイ嫁さんだなァ……って、もう言わない方がいいか……片岡に悪いし」

京太郎「なんでお前も知ってんだよ!?」


6: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:24:20.99 ID:r2OO6ZEL0

「……隠してるつもりだったのか?」

咲「すぐわかったよね」

「タコス貢ぎまくってたじゃねぇか……タコスの売れ行きがいまいちだから、とか言って金ないのに男子にタコス振る舞ってみたりとか」

咲「あぁ……そんなことやってたね。 あのあとわざわざ優希ちゃんに屋上までタコス持ってきたり」

「最初はあんまそういう感じじゃなかった癖に……やっぱり遠くの巨 より近くの……」

京太郎「ゲスいこと言うなよ! 違うよ! す、すすす好きになっちゃったもんは仕方ないだろうが!」

「実際、どういうとこがよかったん?」

咲「あ、それ私も気になるなぁ」

京太郎「な、なんだよ急に……」

咲「ほら、相談にのるんだし参考までにね」

「あとでからかうネタになるしな」

京太郎「お前ら絶対後者メインだろ!?」


7: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:25:57.71 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「どこがって……ほら、あいつ……か、かわ、かわいい、じゃん?」

咲「……いまさら照れてるの?」

「ガチで言ってるから恥ずかしいんだろ」

京太郎「うるせぇよ!」

咲「でも、優希ちゃんかわいいよね。 元気いっぱいで一緒にいて楽しいし」

「話題も尽きなそうだしな……まぁ俺は咲ちゃんみたいなおとなしい子も好きだけど」

咲「……こっちまでからかわなくていいから」

「わりぃつい……で、具体的には? それだけじゃわかんねぇぞ?」

京太郎「あー……あいつさ、めっちゃタコス好きじゃん?」

「まあ、いつ見てもタコス食べてる気がするな」

咲「実際いつも食べてるよ」

京太郎「……でさ、すっげぇおいしそうに食べるのがさ、なんか、いいなって……」

「あぁ……それはわかるわ」

咲「優希ちゃん、タコス食べてる時すっごい幸せそうだよね」

京太郎「それで、タコスを渡し続けて……気づいたら自作してたんだよな」

「重症だな」

咲「優希ちゃんにタコスあげたくなる気持ちはすごくわかるけどね」


8: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:27:46.85 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「つーかさ……」

「ん?」

京太郎「優希さ、近いんだよ」

「あ、わかったわ」

咲「え、どういうこと?」

京太郎「だからさ、距離感が……あいつすぐ学ランの袖引っ張ったり、打ってるときに後ろから覗き込んだりしてきてさ」

咲「えぇ……そんなことなの?」

「男子高校生なんてそんなもんだって……単純だからさ、特にこいつは」

京太郎「しょうがないだろ……あいつなんかいい匂いするし」

「サルサソースの香りって食欲そそられるよな」

京太郎「ちげぇよ! もっと普通に……女の子なんだなってことだよ!」

「冗談だから怒んなよー」

咲「そういうのなくても優希ちゃんかわいいのに……」

京太郎「かわいいかわいくないと意識するしないってのは別だろ……そもそも意識してなきゃそういうかわいい、ってあんま思わないし」

咲「そういうものなの?」

京太郎「そういうもんなの」


9: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:28:26.88 ID:r2OO6ZEL0

「でも、告白か……頑張れよ」

京太郎「話したんだからアドバイスしろよ!」

「よく考えたら俺よりお前の方が片岡のことよく知ってるし、余計なこと言わない方がいいかなーって」

咲「京ちゃんがちゃんと気持ちを伝えればきっと大丈夫だよ」

京太郎「……そうか? よし、頑張るぜ!」

「……つーかさ、十中八九オッケーもらえるよな?」

咲「優希ちゃん待ってるんじゃないかなぁ……」

京太郎「ん? なにこそこそ話してんだよ?」

咲「あーいや、別に?」

「ま、言ったからにはちゃんと告白しろよ! 他の男に取られても知らねぇぞ?」

京太郎「は? 他の男……?」

「片岡かわいいし普通に人気あるぞ? それこそ距離感近いから原村とかより取っつきやすいし」

京太郎「……え? マジで? 優希がいいとか言ってるやつ見たことねぇぞ!?」

咲「……そりゃまあ、京ちゃんには言わないよね」

「咲ちゃんもだけど、麻雀部はインハイで注目の的だしな……みんなかわいいし話題性抜群!」

咲「そうだったの?」

「咲ちゃんもほら、想いを表に出せない地味系男子に人気だから」

咲「そ、そうなんだ……」

京太郎「……なーに赤くなってんだよ? 色気付きやがって」

咲「なっ……いいでしょ別に! 京ちゃんに言われたくないんだけど!」


10: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:30:32.26 ID:r2OO6ZEL0

「お、そろそろ昼休み終わるぞ。お前次移動だろ?」

京太郎「あ、わりぃな……じゃあ咲、また部活でな」

咲「ん、いってらっしゃい」


「……多少危機感煽ったし、ヘタレてやっぱり告白できませんでしたー、とかならないよな?」

咲「自分から言い出したんだし、さすがに告白自体はするんじゃないかなぁ……」





京太郎「……そうか、優希はけっこう人気あったのか」

知らなかった

つーか気になる子の周囲の様子ぐらいリサーチしとかないとダメじゃないか?

まぁいいや、とにかく今日決めてしまえば関係ない話だ

……フラれたらどうしよう

部活で一緒だしめっちゃ気まずいよな? かといって部活辞めたりしたら気にするだろうし……

……いやいや! 咲たちの話じゃ全然いけそうっぽいし!

とりあえず部活の後にいつも通りにタコス奢るとか言って誘えば二人にはなれるだろうし、それから……

……ん? 放課後にいつも二人で飯食いに行ってる、って言うと毎日デートしてるみたいじゃないか?

おお……! これは気づかなかったぞ! けっこうな頻度でタコス食いに行ってるし、嫌われてたら何度も一緒に出かけたりしないよな?

……タコスに釣られただけって線も無くはない、か?

いや、いい材料が見つかったんだ! 前向きに考えよう、うん!


11: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:32:10.86 ID:r2OO6ZEL0

――――――

京太郎「部長、染谷先輩! ケーキとタコス取ってきました!」

久「お疲れさま! ……今はまこが部長よ?」

まこ「食べ物関係任せてしまってすまんのう……優希は?」

京太郎「すみません、あー……会長? 食堂はおばちゃんたちと仲いい俺が一番融通効くんで気にしないでください! 優希はそろそろ和と咲が連れてくると思います!」

久「普通に竹井先輩とかでいいんじゃないの? 会長職もそろそろ引退だし……」

まこ「ほんじゃ、クラッカーやらなんやら用意して……部長、扉に挟んだ黒板消しは片付けてもらえんかのう?」

久「はーい……って部長はまこでしょ?」

まこ「ん……なかなか慣れなくてなぁ」

京太郎「俺たちも今まで通り染谷先輩って呼んでますしね……っていうか、部……竹井先輩が毎日顔出すからなかなか切り替えられないんですよ」

久「えー? 部活に顔出すなってこと? ちょっと酷いんじゃない?」

京太郎「あ、いや、そういうわけじゃなくてですね……」

まこ「もう少し頻度抑えて受験勉強したらどうじゃ?」

久「……私は勉強できるからまだ平気よ?」

まこ「はぁ……ちょっとぐらい準備しといた方がええと思うんじゃがのう」

久「むー……いいじゃない! せっかく私以外に5人もいるんだから遊びに来たっていいでしょー!?」

京太郎「拗ねないでくださいよ……心配して言ってるんですから……っと和から着信来ました! 優希来ますよ!」

久「よっし!それじゃ扉開いたらクラッカーね!」

まこ「はいよっ!」


12: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:33:20.21 ID:r2OO6ZEL0

ガチャ

「「「優希誕生日おめでとう!!」」」

パァン パァン パァン



咲「…………あ、あの」

京太郎「なんでお前が一人で入ってくるんだよ!?」

咲「あの、そろそろ来るよーって……」

京太郎「和から着信来たからわかってたって!」

咲「え……私聞いてないよ!?」

まこ「情報が行き渡っとらんかったか……」

久「え、ちょ、優希来ちゃうんじゃ……」

和「……すみません、伝達不足でした」

優希「……聞こえちゃったじぇ」

久「あー……えっと……」

まこ「……ほい、クラッカー」

京太郎「……咲、和」

咲「あ、ありがと……」

和「ありがとうございます……」

優希「……じゃあ、扉の外からやり直すじぇ」

久「……扉が開いたらクラッカーでお出迎えよ?」


13: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:34:28.73 ID:r2OO6ZEL0

ガチャ

優希「こんちゃかわーっ!! 優希ちゃん登場だじぇーっ!!」

「「「「「優希誕生日おめでとう!!」」」」」

パァン パァン パァン パァン パァン

優希「え……」

咲「優希ちゃん、誕生日おめでとう!」

和「おめでとうございます! ゆーきっ!」

京太郎「誕生日おめでとう! ケーキとタコス、用意してあるぜ!」

まこ「おめでとう! たくさん食べてくれな!」

久「おめでとう! 優希!」

優希「み、みんな……うれしいじぇ……!」



久「……ありがと、ごめんね、優希」

優希「あ、いや、うれしいのは本当にうれしいから気にしないでほしいじぇ」


15: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:35:49.81 ID:r2OO6ZEL0

久「それじゃあみんな! 優希にプレゼント!」

和「ゆーき、私からはエイミー・ペトレスクのぬいぐるみです。 その、セアミィのお友だちにと思って……」

優希「ふふっ……のどちゃんのそういうメルヘンでかわいらしいところは大好きだじぇ~」

和「か、かわいらしいって、そんな……」

優希「エイミーにはセアミィと一緒に腰にしがみついててもらうことにするじぇ! ありがとっ! のどちゃん!」

和「喜んでいただけたようで良かったです!」

咲「その、私なにを用意すればいいのかわからなくって……お気に入りの本を持ってきたの。 その、すごく面白いからよかったら……」

優希「咲ちゃんが選んでくれた本なら喜んで読むじぇ! 普段あまり読まないから時間かかっちゃうかもしれないけど……絶対全部読むから感想のいいっことかしようじぇ!」

咲「……うん! ありがとう優希ちゃん!」

優希「こっちの台詞だじぇ! ありがとう咲ちゃん!」

久「私からはこれよっ!」

優希「部長も本ですか? ……って、す、数学の問題集……?」

久「勉強も頑張れば麻雀の実力向上に繋がるわ! 追試を避けられるようになればその分他に時間回せるし! わからないところは教えてあげるから一緒に頑張りましょう?」

優希「ぶ、部長……受験勉強で忙しいのに私のために……? 感動したじぇ!!」

まこ「……そんなに一人で勉強するのが嫌なんか」


16: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:37:37.59 ID:r2OO6ZEL0

まこ「わしからは、ほれ」

優希「おおっ! メイド服だじぇ!」

まこ「前に貸したとき気に入ったようじゃったからのう……なんなら、それ着てうちの手伝いに来てくれてもかまわんぞ?」

優希「任せてほしいじぇ! これで男どもを悩殺してやるじぇ! ね、ア・ナ・タ?」

京太郎「な、ななななにがアナタだよ! お前が着ても誰も得しないっつーの!」

優希「もう、照れ屋さんなんだから~」



咲「……京ちゃんテンパりすぎ」

京太郎「う、うるせーな……仕方ないだろ」

和「もう少し素直にほめられるようになればいいんですけどね……その調子で大丈夫なんですか?」

京太郎「な、なんで和が……って咲か」

和「頑張ってくださいね……応援してますよ。 ゆーきを悲しませるようなことがあれば別ですが」

京太郎「お、おう……頑張るよ」

優希「ん? どうかしたのか? 3人でひそひそ話は怪しいじぇ」

京太郎「な、なんでもないって……俺からはそこのケーキとタコスだ!」

優希「もしかして、手作りなのか?」

京太郎「 ああ……その、料理は染谷先輩や和が用意した方がよかったのかもしれないけどさ……食堂のおばちゃんやハギヨシさんに教えてもらって一生懸命作ったから、食べてくれ! 自分で言うのもなんだけど、結構良くできてると思うんだ!」


17: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:38:59.76 ID:r2OO6ZEL0

優希「それじゃあ……遠慮なくいただくじぇ!」

久「あ、待って待って! ろうそくも準備してるからせっかくだからちゃんとやりましょ!」

和「電気消しますねっ!」

まこ「一回カーテン閉めるかのう」

咲「あ、こっち側私が閉めますから!」

京太郎「あ、そういえば火の使用許可とかいるんじゃないですか?」

久「……少しぐらい平気よ! 旧校舎なんて人来ないし! ……あ、学生議会長が今許可しましたー!」

まこ「職権濫用じゃのう……」

和「正式な許可は書類がいるのでは……」

久「いいからいいから! はい! ハッピバースデートゥーユー! ハッピバースデートゥーユー!」

咲「あはは……部長ちょっとひどくないですか?」

久「ハッピバースデーディア優希ー!」

京太郎「ちょ、ごり押しするんですか!?」

久「ハッピ! バースデー! トゥー! ユー! はい、みんな拍手!」

優希「ふーっ……みんなありがとーっ!」


18: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 00:41:12.42 ID:r2OO6ZEL0

和「まったくもう……ケーキ、切り分けますね?」

優希「それじゃあタコスからいただくとするじぇ!」

優希が俺の作ったタコスに手を伸ばす

いつものことだけど、今日ばかりは事情がちがう

いつも以上に気合をいれて作ったタコスだし、この後のことを考えると失敗はできない

京太郎「……どうだ?」

優希「ん……おいしいじぇ! 今までで最高の出来なんじゃないか? 毎日食べたいぐらいだじぇ~」

京太郎「そ、そうかっ!? 良かった……」

……毎日食べたいとか言われるとアレだな。 プロポーズされてるみたいだ

君の作った味噌汁を毎朝食べさせてくれ……的な? あ、これ逆に告白に使えるんじゃないか?

「俺の作ったタコスを毎日食べてくれないか?」

……あ、これ確実にOKもらえるけど恋人じゃなくて専属タコス職人になる契約だな

和「切り分けましたよ」

まこ「ふむ……京太郎、頑張ったのう」

咲「うん、おいしいよ京ちゃん」

優希「どれ、私もとりあえず一口……」

久「……タコス食べながらケーキ食べるの?」

優希「タコスは別腹の上になんにでも合う最高の料理なんだじぇ?」

和「さすがにケーキとは合わないのでは……」

京太郎「どうだ? ケーキの方はさ」

優希「こっちもうまい! ありがとなっ! 京太郎!」

京太郎「っ! お、おう……喜んでもらえてうれしいぜ」

……優希の笑顔は破壊力が高い

顔、真っ赤になってるんじゃないか?


28: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 04:59:53.53 ID:r2OO6ZEL0

しばらくケーキとタコスを楽しみ、いつも通り麻雀を打ち始める

ただ、今日はいつも以上に和気藹々とした空間になっており、みんなの笑顔が眩しいぐらいだ

……みんなが、優希が、俺の作ったケーキを、タコスを食べてとびきりの笑顔を見せてくれる

そんなちょっとしたことがこんなにもうれしいことになるなんて思わなかった

久「ほら、須賀くん次入っていいわよー」

京太郎「あざっす! よろしくな!」

咲「負けないよ? 京ちゃんはまだまだ頑張らないとね」

和「そろそろ半年になります……須賀くんも上級者レベルにならないといけませんね」

まこ「こらこら……あんたら全国区の雀士なんじゃから……あんまりいじめたらいかんぞ?」

優希「よし! タコスとケーキの礼だ! 私が後ろで見て後でアドバイスしてやるじぇ!」

京太郎「お、サンキュ……っ!」

優希が俺の肩に手を置いて、後ろから手牌を覗き込んでくる

だから! 近いんだって! そんなに顔寄せなくてもいいだろ!? うれしいけど!

すぐ右を向けば優希の顔、小さな息遣いだって聞こえる距離だ

優希からはいい匂いが……女の子の匂いがする

本当に、なんであんなにタコス食べてて……というか現在進行形でタコス食べてるのにいい匂いするんだよ!? こっちはサルサソースの香りがした方が落ち着くぐらいには集中できてないぞ!?


29: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:02:09.45 ID:r2OO6ZEL0

咲「京ちゃん……京ちゃん?」

京太郎「っと……な、なんだ?」

咲「……手、端っこ、見せ牌してるよ」

京太郎「うぉっ!?」

和「……まぁ、事情はわかりますが」

事情とか言うなって! 勘づかれたらどうすんだよ!?

まこ「ああ……しかし麻雀もじゃが、平常心を保てないと大事なところで失敗するかもしれんぞ?」

麻雀も、ってなんだよ!? 気づかれたんじゃないのか!? っていうか!ああ、ってなんで納得してんの!? 染谷先輩にもバレてるのか!?

久「んふふっ、まあ見せ牌しちゃうのも仕方ないわよねー! そんなすぐ近くに優希みたいな美少女がいたらねー!」

優希「ほほう?」

あああああ!? なに言ってんだよぉぉぉぉ!? バレバレじゃねぇか!! なにニヤニヤしてんだ畜生! ふざけんな! 気づいてても言わないのがマナーだろうがぁぁぁ!

……いや、落ち着け……平常心だ平常心。 今染谷先輩に言われたばっかりだ

告白まで失敗したらかなわない……平常心、平常心……

京太郎「……そういえば部長もインハイで見せ牌してましたよね? そんなに緊張してたんですか?」

久「……あら? その言い方はつまり須賀くん今緊張してるってこと? どうしてかしらねぇ?」

墓穴掘ったぁぁぁぁ!! つーかこの人と口論して勝てる気がしねぇよ! 正論も屁理屈も勝てる気がしねぇよ!


30: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:03:41.44 ID:r2OO6ZEL0

優希「なんだー? 京太郎、美少女優希ちゃんが近すぎて緊張しちゃったのかー?」

京太郎「な、なにニヤニヤしてんだよ……違うっつーの! だいたい本当の美少女は自分のこと美少女とか言わねぇの!」

優希「またまた、そんなこと言ってうれしいくせにー! ほれ、美少女優希ちゃんのグラマラスボディだじょ!」

そう言って優希が後ろから手を回し、ぎゅっと抱きついてくる

京太郎「な!? な、な、なにやってんだよ!?」

背中全体に優希の体重がかかるのと同時に、優希の体のやわらかい感触がのしかかってくる

優希「わかってるくせに……あててるのよ? 優希ちゃんの    やわらかくてうれしいだろー」

京太郎「はぁ!? お前みたいな大平原じゃなにも感じないっつーの! そういうのは    大きい子がやるから意味あるんだよ!」

嘘です!     かはわからないけどすっげーやわらかくていい匂いがします! 超うれしいです!

あと本当に顔が近い! ヤバいってマジで! うっかりキスとかできちゃいそうだぞ!? ヘタレだからできないけど!

咲「…………」

和「……不潔です」

まこ「まぁ、照れ隠しじゃし許してやらんと……」

久「顔真っ赤で言っても説得力無いわよねー」

やっぱりバレてるね、うん

っていうか本当に余計なこと言うのやめてもらえませんかね……俺も今余計なこと言ったけど


31: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:05:50.00 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「と、とにかく! そんなに引っ付かれてたらちゃんと打てないって……」

優希「ちぇ……つまんないじょ」

背中から優希の体温が離れていくのが少し寂しい

……部長が散々に余計なこと言ったけど優希はそれにのって俺をからかうって選択をしたわけだし、気づいてないよな?

そう考えたら部長のお蔭で優希は俺に抱きついてきて、その、いろいろ楽しめたわけだから感謝しないと……

っていうか気安く男に抱きついたりすんなよ! そんなんだから勘違いする男が……

ん? もしかして優希、他のやつにもこんな感じなのか……?

もしそうだったらこれガチでへこむな……優希は本当に男女とか、そういうの分け隔てなく接するやつでそういうところもいいんだけど……

優希「とりあえずアナタがお気に召さなかったみたいだからメイド服に着替えてみたんだけど、どうかしら?」

京太郎「は……?」

振り向くと、以前咲が入部した頃に1度だけ優希が着ていたメイド服の姿になっている

……あの頃なんとも思わなかったのって本当になんなんだろうな

正直、すごくかわいい

京太郎「……そ、そういうのは後にしろよ。 俺、今打ってるとこだし……」

そう言って卓に向き直る……今までが今までだけに素直にかわいいって言えないのが悔しい……まあ、単にヘタレなだけなんだけどな

優希「つれないじぇ……パンチラ!ほれ!」

京太郎「!?」


32: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:07:56.66 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「…………」

優希「   なご奉仕は夜まで我慢してね? ア・ナ・タ」

咲「……京ちゃんの   」

久「やーん! 須賀くんったら優希の下着に興味津々?」

和「……最低ですね」

まこ「あー……ほら、男子ってそういうもんじゃから……」

うん、思わず光の速さで振り返ったよ! 優希のぱんつに興味津々だよ!

……さっきから染谷先輩が地味にフォローしてくれてるのがむしろ心に刺さる

っていうか優希はなんなんだよ!? 言ったならぱんつ見せろよ! つーか夜まで我慢したら   なご奉仕してくれんのかよ!? 冗談でもそういうこと言うなよ! 男子高校生の性欲なめんな! ヘタレだからなにもできないけど!

優希「……京太郎?」

京太郎「な、なんだよ」

優希「ごめんな? 真面目に麻雀打ってるのに邪魔しちゃって……みんながパーティー開いてくれたのがうれしくってついはっちゃけちゃったじょ……」

京太郎「え、あ! その、気にしてねぇよ……こっちこそさっきから強く言いすぎちまって……」

優希「それに、京太郎がそこまで私のパンツに興味があるとは思ってなかったじょ」

京太郎「……はぁ!? な、なに言ってんだお前!?」

優希「何色だと思う? 当たってたら教えてやるじょ?」

京太郎「い、いいいいい加減にしろって!」

久「薄い緑!」

優希「残念! ハズレです!」

なに答えてんだよ! 答えるなら当てろよ!


33: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:09:00.68 ID:r2OO6ZEL0

そんな風に下らない言い合いをしながら、みんなと麻雀を打って……楽しい時間は過ぎるのが早い

あっという間に下校時刻だ

まこ「……そろそろ解散の時間じゃのう」

久「えー……もうちょっといいんじゃない?」

和「学生議会長が規則を破っていいんですか?」

久「……帰ったら受験勉強しなきゃだし」

咲「どれだけ勉強したくないんですか……?」

優希「でも! 明日からは部長に貰ったこの問題集で一緒に勉強できるじぇ!」

久「……ありがとうっ! 優希大好きっ!」

優希「私も部長のこと大好きだじぇ!」

あ、ハグしてる……羨ましい

……俺も、あんな風に優希に「好きだ」って言えたら思いっきり抱きしめることができるのかな……?

……いや、言えたら、じゃなくって言わなきゃいけないんだよな

今みたいに距離の近い友人っていうのは居心地もいいし、気軽に――ほとんど優希からだけど――スキンシップもとって……毎日が楽しい。 楽しいけど……

もう、それだけじゃ満足できないんだ

今の距離よりもっと……手を繋いで、抱きしめて、キ、キスとかもしてみたいし……その、もっと先のことだって

今までいいな、と思う女子はたくさんいたけど……今、優希に感じているほど「好きだ」って思ったことはない

それなら、やっぱりいつまでもヘタレてないで……ちゃんと言わなきゃダメだよな?


34: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:13:32.74 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「……優希! その、よかったらこれからまたタコス食べに行かないか? せっかくの誕生日だし、奢るからさ」

優希「お? 二次会ってやつだな! もちろん行くじぇ!」

よし! とりあえずこれで二人に……

優希「みんなも一緒に行こうじぇ!」

京太郎「あっ」

そりゃあ、二次会って体になったらそうなりますよね……

いやでも、部活のみんながいるのに二人でって誘うのも変だし……いや、どうせバレてるならちゃんと二人でって言った方がよかったか?

とりあえず……咲! 頼む!

咲「あ……ごめんね優希ちゃん……すっごく行きたいんだけど、帰ってお父さんにご飯作ってあげないと……」

咲が素早く和に目配せする

和「……すみませんゆーき、私も今日は早く帰るようお父さんに言われてて……」

優希「それは残念だじぇ……先輩たちはどうですか?」

3人で素早くサインを送る……というか、流れ的にたぶんこっちの意図はバレてるんだから大丈夫だと思うけど

まこ「すまんのう……わしは帰って店に出んと人手が足りなくなってしまうんじゃ」

さすが染谷先輩! 誰よりも気配りのできる女! こちらに頑張れ! と言わんばかりにウィンクをする

シビれるぜ……

久「あ、私暇だから行くわ!」

ってなんでだよ!?

空気読めよ! 悪待ちか!? 間に部長挟んで告白すると成功率上がるのか!? そんなわけあるか!!


35: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:16:47.10 ID:r2OO6ZEL0

まこ「あんたは帰って勉強じゃ!」

久「えー……嫌よ、そんなの!」

まこ「じゃあうち来て店の手伝いでもせぇ!人手が足りんからのう」

久「やった! 行く行く!」

和「本当に勉強したくないんですね……」

染谷先輩マジでありがとうございます……

っていうか部長なんなの? ほんと怖いわ……行動が読めなすぎるんだよ……

優希「そっか…ふたりきりそれじゃあ……ふたりきり、だな」

京太郎「っ! お、おう……そうだな」

改めて優希から言われるとつい意識してしまう

そうだ、これから優希とふたりになって……告白、するんだ

……絶対にするぞ! うん、頑張れ俺! みんなも応援してくれて……部長は実は引っ掻き回したいだけか? いやいや! 後輩思いのいい人だ、きっと俺の緊張をほぐそうといろいろやってくれてるんだろう。 たぶん

まこ「それじゃあ、今日は解散じゃ……京太郎、優希、あまり遅くならんようにな? 親御さん心配するけぇのう」

優希「了解だじぇー!」

京太郎「はい! みんなも帰り道気をつけて!」


36: >>35修正 ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:18:31.06 ID:r2OO6ZEL0

まこ「あんたは帰って勉強じゃ!」

久「えー……嫌よ、そんなの!」

まこ「じゃあうち来て店の手伝いでもせぇ!人手が足りんからのう」

久「やった! 行く行く!」

和「本当に勉強したくないんですね……」

染谷先輩マジでありがとうございます……

っていうか部長なんなの? ほんと怖いわ……行動が読めなすぎるんだよ……

優希「そっか……それじゃあふたりきり、だな」

京太郎「っ! お、おう……そうだな」

改めて優希から言われるとつい意識してしまう

そうだ、これから優希とふたりになって……告白、するんだ

……絶対にするぞ! うん、頑張れ俺! みんなも応援してくれて……部長は実は引っ掻き回したいだけか? いやいや! 後輩思いのいい人だ、きっと俺の緊張をほぐそうといろいろやってくれてるんだろう。 たぶん

まこ「それじゃあ、今日は解散じゃ……京太郎、優希、あまり遅くならんようにな? 親御さん心配するけぇのう」

優希「了解だじぇー!」

京太郎「はい! みんなも帰り道気をつけて!」


37: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:20:17.31 ID:r2OO6ZEL0

別れ際にみんながそっと耳打ちをしていく

咲「……頑張ってね、京ちゃん」

京太郎「ん、サンキュ」

咲には話も聞いて貰ったし、しっかりやっていい報告をしなきゃな

和「……くれぐれもゆーきにいかがわしいことをしないように」

京太郎「わ、わかってるよ」

……なんか、和の評価だいぶ落ちてないか?

まこ「自信持ってしっかりな。きっとうまくいくけえのう」

京太郎「はい、ありがとうございます」

染谷先輩に言われると本当に自信が湧いてくる気がするから不思議だ

久「……メイド服から制服に戻るときに見たんだけどね? 優希のパンツ、白よ」

京太郎「あんたはなにを言ってんだ!?」

……正直一番うれしい耳打ちだった。 疑ってすみません! ありがとうございます!

優希「京太郎! こっちこっち!」

京太郎「ん?……ああ、そういや優希はチャリ通か」

優希「私、ちょっとやってみたかったことがあるんだが……」


38: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:21:41.03 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「……二人乗り、か」

優希「なんてことないけどさ、なんか青春してる感じがしないか?」

京太郎「すっげーわかる」

男女で二人乗りってのは、やっぱりロマンがあるよな

腰に回された腕、女の子の匂い、体のやわらかい感触……背中を通して聞こえる、心臓の音

俺の心臓の音も、優希に聞こえてるのか……?

優希も、少しはドキドキしてくれてるのか……?

風を感じながらひたすらペダルを踏む

会話が途切れても、気まずさなんて感じない

むしろ、こうやって走っていると、俺の心臓の音と優希の心臓の音が融け合って、ひとつになっていくような気さえしてくる

――やっぱり、優希のことが好きだ

もしかしたら、優希も今、同じ気持ちなんじゃないか?


39: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:22:27.32 ID:r2OO6ZEL0

京太郎「……なぁ、優希」

優希「……なんだ?」

京太郎「俺さ、お前のこと、好きだ」

優希「……そっか」

京太郎「おう」

優希「…………」

京太郎「…………」

優希「……京太郎」

京太郎「……なんだ?」

優希「ちょっと、一回、停めて」

京太郎「ん」


40: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:23:51.51 ID:r2OO6ZEL0

優希に従い、自転車を停める

京太郎「……どうした?」

優希「ん……」

優希は俯いて、黙ってしまう

……俺の勝手な勘違いだったのかな

フラれるとしたら、ここで別れて優希は自転車で帰るだろう

京太郎「……はっきり言ってくれていいんだぞ? 俺は……気にしないからさ」

嘘だ

気にしないわけがない

でも、なんというか……素直に気持ちを伝えられたと思う

……フラれたら、仕方ないよな?


41: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:24:38.34 ID:r2OO6ZEL0

優希「……乙女心は複雑なんだ」

京太郎「……ん?」

優希「そういうことは……ちゃんと顔を合わせて、目を合わせて、言ってほしいな……」

京太郎「あ……」

これは、ヤバい

――ちょっと、かわいすぎるだろ

優希の顔が赤いのも、夕陽のせいだけではないだろう

優希「……京太郎」

上目遣いで見つめられて、それがまたちょっと潤んでいて、……こんなの、反則じゃないのか?

こっちは、ただでさえ惚れてるっていうのにさ

京太郎「……優希」

優希「うん」




京太郎「……好きだ、俺と付き合ってくれ」



優希「私も……京太郎のことが、好き」




42: ◆FYW.3i5lks 2014/09/17(水) 05:25:13.02 ID:r2OO6ZEL0





はじめて触れた唇は、甘酸っぱいレモンの味と、ちょっぴり辛いサルサソースの味がした




カン!