海未「むむ…こうして、こうして…こうですか？」むにむに

海未「(・3・)」

ことり「惜しいっ！ こうしてこうして、こうするんだよ」むにむに

海未「(・8・)」

ことり「あははっ！ できたできた♪」

海未「(・8・)」ぷにぷに

海未「(・8・)」

ことり「？」

海未「(・8・)」

ことり「も、もしかして…」

ことり「海未ちゃん顔が戻らなくなっちゃったの？！」

海未「(・8・)」

穂乃果（今日のパンもうまい）モグモグ

海未「(・8・)」

先生「ですからこのthatはこの名詞にかかって…園田さん？」

海未「(・8・)」ビクッ

先生「ふざけているんですか？」

海未「(・8・)！！」ブンブン

先生「…アイドル活動で大変なのは知ってますけど、あんまりふざけてると…」

海未「(・8・)！？」ブンブン

ことり（うみちゃぁん…）

穂乃果「くかー…すぴー…」zzZ

?放課後。部室?

海未「(・8・)」

絵里「海未の顔が戻らなくなった！？」

ことり「うん…私がやってあげたら…直らなくなっちゃって…」

希「スピリチュアルやね」

真姫「無理に動かしたから皮膚が硬直してるとか…そういうことなのかしら」

海未「(・8・)」

凛「それなら揉み解したらいいにゃ！」むにむに

海未「(・8・)」むにむに

凛「…なおらないね」

真姫「じゃないとなると…どうなのかしら。一度、パパの病院で見てもらう？」

海未「(・8・)？！」アタフタ

ことり「そんな大げさな…って」

真姫「でも…表情が固定されるって、相当よ？」

ことり「…ごめんね海未ちゃん…私があんなことしたばっかりに…」

海未「(・8・)」ナデナデ

ことり「うみちゃあぁん…」ぎゅっ

花陽「それで先生にも怒られたんでしょ？」

海未「(・8・)」ズーン

ことり「英語の時、すっごく怒られて…」

希「あの先生かぁ…最近破局したみたいで、イライラが溜まってたんやろうね」

にこ「なんで知ってんのよ」

希「カードに聞いたんよ」

にこ「カードになんてこと聞いてんの！？」

絵里「解しても戻らないなら…色々やって試してみる？ 無理やりでも表情を戻せたらいいんだし」

凛「さすが絵里ちゃん！ かしこいかわいいエリーチカにゃ！」

花陽「色々って、たとえば？」

絵里「えっ？！ え、えと…く、くすぐる…とか？」

海未「(・8・)！？」

みんな（これはかしこくないエリーチカ）

穂乃果（明日のランチパック、何がいいかな…）ポケー

絵里「それじゃあまずはくすぐってみましょう。海未、ガマンしてね」

海未「(・8・)」…コク

凛「い、いくよー？」こちょこちょ

海未「(・8・)ッ！！ッッ！！！」バタバタ

にこ「すっごい暴れてるんだけど…」

ことり「海未ちゃん、腋はものすごく弱くて…」

絵里「でも、顔はあのままねぇ…凛！」

凛「もっと激しくいくにゃー！」こちょこちょ

海未「(・8・)！！！！！」バタバタバタバタ

ことり「も、もうやめてあげてっ！！」バッ

凛「あ…ご、ごめんにゃ」

絵里「くすぐりじゃダメみたいね…」

海未「(・8・)」ハアハア

ことり「海未ちゃん…」ナデナデ

海未「(・8・)」ふぅ…

真姫「呼吸は出来るのに喋れないの？」

ことり「そうみたい…」

真姫「どうなってるのよ…」ハァ

にこ「で、次はなにするのよ？」

絵里「次は希。あなたの出番よ」

希「え、ウチ？ まあええけど」

海未「(・8・)」びくっ

花陽「ま、まさか…」

にこ「嫌な予感がするわね…」

ことり「う、うみちゃあん…」

絵里「もちろんワシワシよ！」

希「よしきた！！」

みんな（このポンコツ…！！）

希「ごめんな海未ちゃん。海未ちゃんのためなんよ」

海未「(・8・)」ダッ

希「逃がさへんよ?」ガシィッ

海未「(・8・)」ガタガタ

希「いくで?」ワシッ

海未「(・8・)」ビクッ

希「それそれ?！」ワシワシワシワシ

海未「(・8・)」ビクンビクン

絵里「これはさすがに同情しちゃうわね…」

凛（指令を出したのは絵里ちゃんにゃ）

にこ（このポンコツ…）

花陽（あわわわわわ…）

ことり（う、うみちゃああああん！！！////）

穂乃果（ランチパック…タマゴにしようかな）ボケー

海未「(・8・)」ガクガク

希「いや?満足満足」

にこ「あんたが満足してどうすんののよ！」

希「あっ」

海未「(・8・)」ぐったり

ことり「うみちゃああああああん！！！」

絵里「ワシワシでもダメなのね…」

にこ（悶えてても顔はこのまま…なんかシュールなのよね。大変な事態なのに）

真姫「やっぱり病院に…うちのパパのところなら、大丈夫よ？」

海未「(・8・)」ブンブン

真姫「どうしてそんなに嫌がるの？」

海未「(・8・)」

ことり「迷惑はかけたくないから…？ でも、海未ちゃん…」

海未「(・8・)」ナデナデ

ことり「うぅ…」

穂乃果（…おなかへったなぁ。購買でコロッケでも買ってこようかな）

絵里「くすぐってもダメ、ワシワシもダメ…」

真姫「ラブロマンス映画とかどう？ ほら、恥ずかしいとか破廉恥とか言って泣いてたし」

にこ「あー、そんなこともあったわね（２期８話参照）」

絵里「それじゃあやってみましょうか。ことり、TSUTAYAで適当に借りてきてくれる？」

ことり「はーい！」

希「ウチも行くよー」

花陽「ついでにコンビニのおにぎり、よろしくお願いします！！」

ことのぞ『はーい』

『お願い…私を連れて行ってください！』

『ですが私の進む道は…貴女が来ていいものではありません』

『構わないのです！ 私の幸せは貴方と共にあるのですから』

絵里「う、うぅ…」ポロポロ

花陽「いいお話だねぇ…」ポロポロ

ことり「うぅ…」ぐすっ

ことり「海未ちゃん…？」

にこ「部屋の隅でクッション被って悶えてるわ。顔真っ赤にしてね」

海未「(・8・)…////」ガタガタ

にこ「表情は戻らず」

絵里「そんなぁ…」

希「どうなってるんやろうね…」

凛「いっそのこと痛い思いをしてもらうにゃ！」

ことり「それはだめぇ！」

凛「そ、そうだよね…ごめんね海未ちゃん」

海未「(・8・)」ナデナデ

凛「にゃあ?ん」ゴロゴロ

穂乃果（メンチカツ買ってきた。うまい…）もぐもぐ

?みんな別れて帰り道?

ことり「あれから色々やってみたけど…全部ダメだったね…」

海未「(・8・)」

ことり「ごめん…ね、うみちゃ…」ぐすっ

海未「(・8・)」ナデナデ

ことり「ごめんね、本当に泣きたいのは海未ちゃんなのに…ごめん、ごめんね…」

穂乃果（…コンビニのチキン美味しい）もぐもぐ

ことり「海未ちゃん…絶対、絶対なんとかするからね…」

海未「(・8・)」

ことり「私が絶対海未ちゃんをなおしてあげるからね！」ぎゅっ

海未「(・8・)」ナデナデ

ことり「マッサージしてみよっか…」ぷにぷに

海未「(・8・)」むにむに

ことり「海未ちゃんお肌綺麗…」ぷにぷに

海未「(・8・)////」

ことり「でも…戻らないんだね…」

海未「(・8・)」

ことり「海未ちゃん…また笑ってよ、海未ちゃん…」

海未「(・8・)」

ことり「私、海未ちゃんの笑顔が見たいよ…」

海未「(・8・)」じわっ

ことり「うぅ…ぅっ…」ぐすっ

ことり「私、海未ちゃんの笑顔が大好きだもん…」

ことり「もう見られないなんて…そんなのやだよぉ…！！ うあぁぁああぁん」ボロボロ

海未「(・8・)」

海未「・8・」

海未「8」

海未「」ぶわっ

海未「ことり…ことりぃ…っ…」

ことり「うみちゃあぁあぁん！」ぎゅうぅっ

海未「ぅ、うぅっ…ううぅ…」

ことり「うみ、ちゃ…」

海未「…ことりぃ…」

ことり「戻ってる…、戻ってるよ海未ちゃん！」

海未「…えっ！？」

海未「あ…」

ことり「よかったよぉぉっ…！！」ぎゅうぅ

海未「はい…はいっ…！」

ことり「ごめんね海未ちゃん」

海未「何度謝れば気が済むんですか、ことりは。もう大丈夫ですよ」ナデナデ

ことり「でも…私のせいで先生には怒られちゃったし…」しゅん…

海未「それも仕方のないことです」

ことり「海未ちゃん…」

海未「…あ、そうですね」

ことり「？」

海未「今度の日曜日、遊びに行きましょう。その時に何かプレゼントしてください」

ことり「今度の…？」

海未「用事が入っていましたか…？」

ことり「ううん！ 行きたい、海未ちゃんとお出かけ！」

海未「ふふっ、それは良かったです」

ことり「海未ちゃん…本当に良かっt」

海未「(・8・)」

ことり「」

海未「戻せるようになりましたよ」

ことり「も、もう！ 海未ちゃん！ …ふふっ、あはははっ」

海未「ふふふっ、やっと笑ってくれましたね。ことりは笑っている顔が一番似合います」

ことり「海未ちゃんこそ…笑顔のほうが海未ちゃんらしいよ」

海未「そうですか？ それなら、ことりの前では笑うことにしましょう」

ことり「えへへっ」

海未「さあ帰りましょう？ 明日、みんなにも謝らなくてはいけませんし」

ことり「そうだねっ！ …夜、メールしてもいい？」

海未「もちろんですよ」

ことり「やったっ♪」

海未「ほら、行きましょう」スッ

ことり「うんっ」ぎゅっ

おしまい

翌日
部室

ことうみ『こんにちはー』ガチャ

まきりんぱな『(・8・)』

のぞにこえり『(・8・)』

ことうみ『』

穂乃果（…(・8・)）

ほんとにおしまいちゅんちゅん