1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/29(月) 01:10:48.57 ID:T6Qk2Kfv0
モバP「んーっ、ようやく片付いた……!」ノビー

ちひろ「うらやましい……」カタカタ

モバP「さて、昼飯どうすっかなあ」



凛「……」ピク

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引用元: モバP「さて、昼どうするかな」 

 

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:15:03.38 ID:T6Qk2Kfv0
凛「ねえ、プロデューサー。今からちょっと空いてる?」

P「ん? 丁度休もうかと思ってた頃だが……」

凛「そっか。丁度よかった」

P「何か相談事か?」

凛「まあちょっとね。どうかな?」

P「大事なシンデレラガールの頼みとあっちゃあな」

凛「む。私がシンデレラ獲ってなかったら?」

P「いや、もちろん聞き入れるさ。ちょっと意地悪だったな」

凛「ふふっ。いいよ、許してあげる」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:19:04.90 ID:T6Qk2Kfv0

ググゥー・・・


P「っと、悪い。今朝は食ってないもんだから」

凛「もう、プロデューサーってば……」

P「なあ、昼飯食いながらでもいいか? はは、結構限界でさ……」

凛(来た!)

凛「そこで朗報だよ。実は今日はお弁t――」

まゆ「Pさん、まゆとお弁当にしませんかぁ?」ズイッ

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:26:19.51 ID:T6Qk2Kfv0
P「え? いやぁ、悪いんだが、今日は凛と先に飯の約束をだな……」

まゆ「まゆ、朝から頑張ってお弁当作って来たんです。Pさんのために……」

P「そ、そうか。うーん……」

凛「プロデューサー。私もお弁当を作っt――」

まゆ「昨日も遅くまでレッスンしたけど、Pさんのためですから。……ね?」

P「そ、そりゃありがたいな。……なあ、凛。まゆにも申し訳ないしだな」

凛「プロデューサー、私もお弁当作ったんだけど」

P「えっ」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:31:37.55 ID:T6Qk2Kfv0
凛「まゆ? ほら、誘ったのは私が先だし」

まゆ「むう。でも、決めるのはPさんですよ」

P「え、俺か? ……そりゃそうか」

凛「ね、先に誘ったのはこっちだよ」

まゆ「Pさん、まゆの弁当はPさんの好きなものたくさん詰めましたよ」

P「マジか」

凛「えっ」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:35:29.84 ID:T6Qk2Kfv0
凛「そ、そんなの分かるかな」

まゆ「Pさんのことなら何でも知ってますから」

P「本当に全部調べてそうだし」

凛(……だろうなあ)

凛「こ、こっちはこれからの仕事のことを考えてバランス整えたから」

凛(多分)

まゆ「むう、やりますね」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:38:56.03 ID:T6Qk2Kfv0
まゆ「ねえPさん、まゆの家事の腕は知ってますよねえ?」

P「えっ、そこで俺に振るの」

まゆ「ねえ……?」

P「アッハイ、一級品です」

まゆ「うふっ……」

凛「わ、私だってたくさん練習してるよ。家庭料理なら負けない」

凛(……はず)

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:43:26.92 ID:T6Qk2Kfv0
まゆ(むう、凛ちゃんは確かに努力で上り詰めたし……)

凛(……畳み掛けるなら今?)

凛「ねえ、まゆ。私は事務所の先輩だよ」ボソ

まゆ「むぅ……!」

まゆ「で、でもまゆの方が芸暦長いですよ」

凛「むっ……!」


バチバチ


P(逃げ出してえ)

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:48:19.61 ID:T6Qk2Kfv0
凛「事務所にいて長いってことは、プロデューサーとの付き合いも長いってことだよ?」

まゆ「むぐぅ」

凛「プロデューサーが最初に担当したのが私」

まゆ「むぐぐぅ」


まゆ「でもっ、まゆはPさんのために前の仕事を抜けましたっ」

凛「むっ」

まゆ「凛ちゃんはPさんのためにシンデレラガールを辞退できますかっ」

凛「むぐっ」



P(どうしよう)

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:53:07.39 ID:T6Qk2Kfv0
凛「こ、こうなったらお弁当の出来で勝負だよ」ザッ

まゆ「のぞむところですよぉっ」ザッ

凛「この玉子焼きはどうかなっ」ハイッ

まゆ「はむっ……。Pさんの好きな薄味! やりますねぇ……」モグモグ

凛(よかった。味付けは大丈夫か)

まゆ「これはPさんの大好物のから揚げです!」ハイッ

凛「あむっ……。お、美味しい……!」モグモグ



P「それ俺の分の弁当じゃねえの」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 01:58:00.93 ID:T6Qk2Kfv0
まゆ「この辛子高菜はまゆが漬けたんですよぉっ」ハイッ

凛「あむっ。こ、これはから揚げとの相性もバツグンで……!」モグモグ

凛「こ、こっちの梅干も自家製だよっ」ハイッ

まゆ「もぐっ。……日の丸弁当がPさんの思い出の味だということはまゆしか知らないはず……!」モグモグ

凛(あ、そうだったんだ)




P「あの、俺の飯……」

クイクイ

P「ん、何だ?」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 02:00:50.78 ID:T6Qk2Kfv0

――――

――――――


まゆ「やりますねぇ……ごちそうさまでしたぁ……!」ゼェゼェ

凛「そっちこそ……でも負ける気は無いから……!」ハァハァ




まゆ「……ねえ、Pさん?」

凛「……プロデューサー」





凛まゆ「「どっちのお弁当を食べるの!?」」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 02:03:49.89 ID:T6Qk2Kfv0



雪美「はい…P……。あーん…………」

P「あーん。……うん美味いなあ!」

雪美「そう……よかった……」ニコ

P「これ自分で作ったのか?」

雪美「揚げ物は……お母さん……。危ないから……」

P「よく頑張ったなあ! 偉いぞ雪美!」ナデナデ

雪美「ふふっ……」ニコニコ


16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/29(月) 02:07:01.76 ID:T6Qk2Kfv0
凛「…………」

まゆ「…………」

凛「あ、お弁当……」スッカラカン

まゆ「まゆのも……」スッカラカン

凛「…………」

まゆ「…………」

凛「ねえ、まゆ?」

まゆ「はい……?」




凛「……私の弁当いる?」

まゆ「……いいですねぇ。じゃあまゆのお弁当あげちゃいます」