1: はまち×涼宮ハルヒ ◆eV9hi/jYVx58 2014/04/24(木) 21:04:03.22 ID:eC5I16qB0
「教員生活を振り返って」平塚 静

青春とは嘘であり、悪である。

高校生の本分は学業である。とは言うものの、実態はそうではない。他の生徒と喋ったり、絡んだり、遊んだり、そういうことを良しとするのが高校生である。それができない高校生は「ぼっち」のレッテルを貼られ、ヒッキーと呼ばれるのである。
教員も同じ。教え子と喋ったり絡んだり遊んだりできる教員は「生徒に好かれている」として親しまれるが、それができない教員は「生徒と関わりがない」とされ、駄目教員として非難されるのである。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398341043

    引用元: 平塚静「ただの人間に興味はない」 

引用元: 平塚静「ただの人間に興味は無い」
 

2: ◆eV9hi/jYVx58 2014/04/24(木) 21:04:49.25 ID:eC5I16qB0
だが、駄目教員のレッテルを貼られたからといって、教員の本分がなっていないとは限らない。
高校生の本分が学業なら、教員の本分はその指導である。それさえできていれば、後は何をしてもよいのだ。
酒を飲むもよし、婚活パーティーに参加するもよし、競馬で大金を失うもよし。
そして、宇宙人探しに奔走するもよし。
自宅の庭に巨大なメッセージを書くもよし。

生徒には夢を持てと言っておきながら、教員には現実を見ろと言う。これほど不条理なこともないだろう。
宇宙人とカラオケに行き、未来人と酒を飲み、異世界人と買い物に行き、超能力者と談笑する。
私のこの夢を非難する資格はないはずである。

3: ◆eV9hi/jYVx58 2014/04/24(木) 21:05:34.29 ID:eC5I16qB0
結論を言おう。

ただの人間に興味はない。






4: ◆eV9hi/jYVx58 2014/04/24(木) 21:06:28.65 ID:eC5I16qB0
八幡「…これ何ですか」

平塚「作文だ」

八幡「誰の」

平塚「名前が書いてあるだろう」

八幡「何の課題ですか」

平塚「課題ではない。お前に見せるために書いた」

八幡「…」

平塚「とにかく来い」グイッ

八幡「わわわわわわわ」

15: 完全に忘却したので酉変えます ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/03(土) 18:39:12.54 ID:V0wbc3A80
部室到着

八幡「ここどこですか」

平塚「見ればわかるだろう。部室だ」

八幡「何部の」

平塚「我々がこれから作る部活以外に何があるんだ?」

八幡「奉仕部って書いてあるんですが」

平塚「いいか、比企谷にはこれから崇高な使命を果たしてもらう」

八幡「スルーされた」

平塚「宇宙人と未来人と異世界人と超能力者を探して一緒に遊ぶ。それが比企谷の使命だ」

八幡「中二病だ…」

平塚「中二病ではない。崇高な使命と言ってくれ」

八幡「中二病です。」

平塚「この崇高な使命を果たすのに、比企谷1人では心細いだろう」

平塚「そう思って仲間を呼んでおいた」

八幡「他にも被害者がいたのか…」

平塚「被害者言うな。ちゃんと本人の許可は取ってあるぞ」

八幡「俺の許可は取ってないのに?」

平塚「とにかく入れ」

ガラガラ

16: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/03(土) 18:40:12.28 ID:V0wbc3A80
平塚「待たせたな、雪ノ下」

雪ノ下「…平塚先生、その腐ったものは何ですか」

平塚「新入部員の比企谷八幡だ」

八幡「…あの」

平塚「部員2号の雪ノ下雪乃だ」

八幡「そういうことじゃなくて…」

雪ノ下「比企谷君を部『員』と言うのは語弊があるのではないでしょうか」

平塚「そうだな。では雪ノ下が部員1号、比企谷は家畜1号だな」

八幡「なんで初対面でそんなDISれるの?」

17: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/03(土) 18:41:15.37 ID:V0wbc3A80
平塚「まあ肩書きは何でもいい」

平塚「これから君たちには、この部の一員として宇宙人探しに励んでもらう」

八幡「あの、ここって何部なんですか?」

平塚「言っただろう。宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探して一緒に遊ぶための部活だ」

八幡「そんな部に誰が入るって」

平塚「まず比企谷は強制加入。あとそこの雪ノ下も入ると言っている」

八幡「強制加入ってどこのブラック企業ですか」

八幡「…ん?雪ノ下は自分から入ったのか?」

雪ノ下「そうよ」

八幡「中二部に?」

雪ノ下「もちろん」

八幡「奉仕部じゃなくて?」

雪ノ下「奉仕部は去年廃部したわ」

八幡「…」

平塚「そういうことだ。頑張りたまえ」ガラガラ

八幡「ちょっとどこ行くんですか平塚先生!」

21: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/07(水) 00:10:29.95 ID:wuYVla460
翌日放課後

雪ノ下「…」

八幡「…」

雪ノ下「…」

八幡「…」

雪ノ下「結局来たのね」

八幡「ああ」

雪ノ下「確かに、教室にいても同級生の目を腐らせるだけなのだから」

雪ノ下「ここにいたほうが被害が少ないわね」

八幡「これ別に感染症じゃないんだけど…」

ガラガラ

平塚「入れ」

ガチャ

由比ヶ浜「わ、ちょっと、何で鍵閉めたんですか!」

平塚「だから何だ」

由比ヶ浜「…」

22: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/07(水) 00:11:13.71 ID:wuYVla460
平塚「紹介しよう。新入部員の由比ヶ浜結衣だ」

平塚「こっちは雪ノ下と部畜の比企谷だ」

由比ヶ浜「…」

八幡「部畜…」

八幡「ってそうじゃなくて」

八幡「どっから連れてきたんですか」

平塚「教室で三浦や海老名達と喋っているところを拉致してきた」

八幡「先生…」

23: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/07(水) 00:11:56.07 ID:wuYVla460
由比ヶ浜「あの、奉仕部って何やるんですか?」

平塚「ここは奉仕部ではないぞ」

由比ヶ浜「えっ」

雪ノ下「奉仕部は去年廃部したわ」

由比ヶ浜「えっ」

八幡「あなたが入れられようとしているのは」

八幡「平塚先生が勝手に立ち上げた名称未定で活動内容不明の謎部です」

由比ヶ浜「えっ」

平塚「大丈夫だ。名前ならたった今考えた」

八幡「名前だけですよね…」

24: ◆AkmkBqUKnIl2 2014/05/07(水) 00:12:35.40 ID:wuYVla460
平塚「世界を大いに盛り上げるための総武高校の団」

平塚「略してSOS団」

1: しばらく書いてないから完全にトリ忘れた ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/10(火) 03:00:18.44 ID:rVfQe4cnO
由比ヶ浜「うわあ…」

八幡「中二病だ…」

由比ヶ浜「中二部だ…」

平塚「他にいい名前でもあるのか?」

由比ヶ浜「ないですけど…」

八幡「そもそも部の存在自体」

平塚「よし、今日から君たちはSOS団だ」

八幡「…」


2: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/10(火) 03:01:20.78 ID:rVfQe4cnO
2週間経過


平塚「転校生を連れてきた」

戸塚「戸塚彩加です。よろしくお願いします」

雪ノ下「転校生?」

八幡「どっから連れてきたんですか」

平塚「これは合意の上だ」

戸塚「宇宙人捜すんだよね?おもしろそうじゃん」

八幡「…」

平塚「よし、これで5人揃ったな」

平塚「明日から本格的に活動開始だ」

3: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/10(火) 03:01:55.92 ID:rVfQe4cnO
雪ノ下「…」

八幡「…」

雪ノ下「…」つ

八幡「…ん?」

雪ノ下「読んで」

八幡「急にどうした」

雪ノ下「あなたは『読む』という動詞を知らないのかしら?本当に日本人?」

八幡「本当に日本人だよ、帰ったら読む」

6: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/20(金) 22:26:11.74 ID:pKgMKxqxO
雪ノ下「遅かったわね」

八幡「すまん」

雪ノ下「まさか時計も読めないとは……」

八幡「いや時計の問題じゃないだろ」

雪ノ下「そうね。あなたの脳みその問題ね」

八幡「いやお前の脳みその問題だからな?そもそもあんな

雪ノ下「まあいいわ。上がって」

八幡「……?」

7: トリ合ってるよな? ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/20(金) 22:29:09.24 ID:pKgMKxqxO
雪ノ下「簡単に言うと、私は宇宙人」

八幡「?」

(説明省略)

八幡「えっと……」

八幡「簡単にまとめると」

八幡「雪ノ下は情報ナントカ体ってやつの手下で」

八幡「平塚先生がなんか凄い力持ってて」

八幡「それが暴走しないように監視するのが役目と……」

雪ノ下「サルなのによく理解できたわね」

八幡「俺は人間だ」

8: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/06/20(金) 22:30:06.11 ID:pKgMKxqxO
雪ノ下「まあ、大体そういう認識で合ってるわね」

八幡「そうか」

雪ノ下「信じてくれた?」

八幡「無理だな」

雪ノ下「サルには難しかったかしら」

八幡「サルじゃなくても難しいぞ」

11: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/01(火) 21:55:38.27 ID:iG58m5E0O
翌日

平塚「全員揃ったか」

平塚「では出発しよう」

八幡「あの」

平塚「どうした」

八幡「何するんですか?」

戸塚「宇宙人探し以外に何あるの?」

八幡「なぜ乗り気なのか聞きたい」

12: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/01(火) 21:56:53.96 ID:iG58m5E0O
由比ヶ浜「ふー…ちょっと休もうよ」

八幡「おいさっきまで乗り乗りだったじゃねーかよ」

由比ヶ浜「あ、そうだ!」

由比ヶ浜「あたしヒッキーに大事な話あるんだった」

八幡「いきなりどうした?変な物食ったか?」

由比ヶ浜「食べてないよ」

八幡「じゃあ何だよ」

由比ヶ浜「あのね…ヒッキー…」

由比ヶ浜「あたし、未来から来たって言ったら信じる?」

八幡「信じないな」

由比ヶ浜「え、ちょっ、」

15: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/06(日) 23:13:44.93 ID:mGdkMV8UO
由比ヶ浜「私ってそんなに信用できない?」

八幡「うん」

由比ヶ浜「即答!?」

八幡「とりあえず雪ノ下のとこ戻っていいか」

由比ヶ浜「え、ちょっ」

16: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/06(日) 23:14:34.80 ID:mGdkMV8UO
翌日

八幡「戸塚」

戸塚「ん?」

八幡「お前は何かないのか?平塚先生絡みで」

戸塚「うーん…………」

戸塚「…………」

八幡「?」

戸塚「…………八幡」

八幡「何だ?」

戸塚「僕が…………その…………超能力者…………だって…………言ったら…………」

八幡「信じるに決まってんだろ」

戸塚「即答!?」

17: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/06(日) 23:15:13.95 ID:mGdkMV8UO
戸塚「えっと…………」

戸塚「うまく説明できないんだけど…………」

八幡「要するに戸塚が超能力者だってことだろ?」

八幡「ならそれでいいじゃねーか」

戸塚「えっ」

八幡「まあ、そういうことだ」

戸塚「由比ヶ浜さんのときはあんなに苦労したのに……」

八幡「由比ヶ浜がどうかしたか?」

戸塚「あ、いや、なんでもないよ」

20: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/12(土) 00:05:46.05 ID:rVoXe1muO
翌日


『比企谷八幡よ。放課後になったら、教室に来たまえ』

八幡(下駄箱に何か入ってた……)

八幡(見なかったことにしよう)

21: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/12(土) 00:06:40.99 ID:rVoXe1muO
さらに翌日

材木座「比企谷八幡!」

材木座「なぜ昨日来なかったのだ!」

八幡「いやお前と絡みたくないし」

材木座「我輩の計画が台無しではないか!」

八幡「知らねーよお前の計画なんか」

材木座「この計画は我輩の存続に関わることなのだが?」

八幡「勝手に消えてろ」

材木座「ぐはあ」

23: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/18(金) 23:44:27.06 ID:PvUz8+U+O
翌日

雪ノ下「消したわ」

八幡「何を?」

雪ノ下「材木座くん」

八幡「おう、ありがとな」

雪ノ下「……驚かないの?」

八幡「正直、どうでもいい」

八幡「あいつがどうなろうが、俺には関係ない」

雪ノ下「どうやって消したのとか……」

八幡「それより由比ヶ浜は?」

雪ノ下「え?」

八幡「まだ来てないのか?」

雪ノ下(材木座くん……結構頑張ってたのに……)

26: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/22(火) 23:24:52.95 ID:eszHyfbxO
ガタン

八幡「ん?」

由比ヶ浜(大)「ふーっ……」

由比ヶ浜(大)「ゆきのん……このロッカーきついよ……」

八幡「何してんだ?タイムワープごっこか?」

由比ヶ浜(大)「ごっこじゃないよ!本物のタイムワープだよ!」

雪ノ下「それで、何年後から来たという設定なのかしら?」

由比ヶ浜(大)「ゆきのんは知ってるんだよね!?何でフォローしてくれないの!?」

雪ノ下「うーん……なんとなく?」

由比ヶ浜(大)「ゆきのーん!」

八幡「とりあえず、俺そっちで勉強してていいか?」

雪ノ下「どうぞ」

由比ヶ浜(大)「え、ちょっ、」

27: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/07/22(火) 23:26:32.57 ID:eszHyfbxO
八幡「……」カキカキ

雪ノ下「……」ペラッ

由比ヶ浜(大)「……」

八幡「……」カキカキ

由比ヶ浜(大)「……ヒッキー」

八幡「ん?」カキカキ

由比ヶ浜(大)「平塚先生のこと……どう思ってる……?」

八幡「うるさい奴だと思う」カキカキ

由比ヶ浜(大)「……」

キーンコーンカーンコーン

八幡「よし、そろそろ帰るか」

由比ヶ浜(大)「え、ちょっ、」

29: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/01(金) 01:49:12.60 ID:3caSO8GJO
平塚「比企谷、ちょっと来い」

八幡「何ですか」

平塚「材木座の家に行くぞ」

八幡「1人で行って下さい」

平塚「今日材木座が転校したのは知ってるよな?」

八幡「はい」

平塚「対外的には転校ってことになってるが」

平塚「悪の組織に捕まったと考えることもできるだろう」

八幡「できないと思います」

平塚「あるいは宇宙人的な情報生命体によって存在を消されたかのどちらかだ」

八幡「もう帰っていいですか?」

30: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/01(金) 01:50:35.28 ID:3caSO8GJO
平塚「いなかったな」

八幡「転校したんだから当然でしょう」

平塚「いや、転校ではない」

平塚「消されたんだ」

八幡「もう帰っていいですか?」

平塚「小6のときに、家族で野球見に行ったんだ」

平塚「確か千葉ロッテ?日ハムの対戦だった」

八幡「先生が自分語り始めた…………」

平塚「球場はほぼ満席で」

平塚「小学生の私には、ものすごい人数が集まっているように見えた」

平塚「見えてしまったんだ…………」

平塚「後で調べてみたんだが、マリンスタジアムの収容人数は大体3万人くらいだな」

平塚「日本の人口は1億人くらいだ。それに比べたら、3万人なんかかなり少ない人数だった」

31: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/01(金) 01:51:32.21 ID:3caSO8GJO
平塚「それで、私は悟ったんだ」

平塚「面白いことは待っててもやって来ない」

平塚「自分から探しに行かなければならない、と」

八幡「なんか話が飛躍しているような気が…………」

平塚「よし、帰るぞ」

八幡「一通り語り終わったらもう帰るんですか」

平塚「高校生が夜遅くまで出歩いていたら問題になるだろう」

八幡「既に結構遅いんですけど…………」

33: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/09(土) 22:48:26.42 ID:ZORi2UILO
比企谷宅

<ピーンポーン

戸塚「八幡、いる?」

八幡「戸塚?」

戸塚「ごめん、起こしちゃった?」

八幡「まだ寝てなかったから大丈夫だ」

戸塚「この前、僕が超能力者だって話したけど」

戸塚「あのときは条件が揃わなくて、八幡には見せられなかったんだ」

八幡「条件があるのか」

戸塚「ちょうど今、その条件が揃ってるから」

八幡「見せてくれるのか?」

戸塚「もしよかったら八…………即答!?」

34: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/09(土) 22:49:23.70 ID:ZORi2UILO
八幡「ここどこ?」

戸塚「川崎だよ」

八幡「神奈川県まで来ないと見せられない能力って…………」

戸塚「八幡」

八幡「ん?」

戸塚「ひとつお願いがあるんだけど」

八幡「戸塚のお願いなら何でも聞く。ひとつと言わ

戸塚「目を瞑ってほしいんだ」

八幡「それだけか?」

戸塚「うん」

35: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/09(土) 22:50:02.68 ID:ZORi2UILO
戸塚「開けていいよ」

八幡「おう」

八幡「…………」

八幡「ここどこ?」

戸塚「川崎だよ」

八幡「いやそうじゃなくて」

八幡「何この灰色空間。そんなオカルトありえません」

36: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/09(土) 22:50:45.38 ID:ZORi2UILO
戸塚「ここはね、平塚先生の能力が作り出した閉鎖空間」

戸塚「新しい世界を作るための予行演習っていう説もあるんだけど」

戸塚「詳しいことは僕たちにも分からないんだ」

八幡「平塚先生何してんすか」

41: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/08/23(土) 21:58:08.79 ID:VPpnvU2rO
その後いろいろあって

八幡「戻ってきたな」

戸塚「戻ってきたよ」

八幡「結構時間かかったな……もう11時だぞ」

八幡「送っていこうか?」

戸塚「車運転できるの?」

八幡「雪ノ下あたりに頼めば」

戸塚「無理だと思うよ」

戸塚「ていうか、僕が連れてきたんだし、僕が送っていくよ」

八幡「お願いします」

43: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/09/06(土) 15:12:10.55 ID:q/Bcr4i5O
その後いろいろあって


平塚「比企谷、起きろ」

八幡「zzz」

平塚「衝撃のファーストブリッド」

八幡「……ん」

平塚「授業中だ」

八幡「……今何時ですか」

平塚「23時30分」

平塚「ちょうど1限が始まったところだ」

八幡「ふざけてんですか」

44: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/09/06(土) 15:12:50.07 ID:q/Bcr4i5O
八幡「ていうかなんで俺学校にいるんですか」

八幡「家で寝てたはずなのに」

平塚「知らん」

八幡「さいですか」

平塚「だがせっかく教室にいて教科書持ってるんだ」

平塚「授業をやらない理由は無い」

八幡「十分すぎるくらいあると思いますけど」

八幡「というか校庭になんか巨人出てるんですけど」

平塚「そんなものは無視だ」

八幡「……」

46: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:17:13.56 ID:P8rlwqTlO
<ガシャーン

八幡「なんか攻撃されてるんですけど」

平塚「教科書52ページ」

八幡「……」パラパラ

平塚「そこの文を現代語に訳せ」

<ガシャーン

八幡「今はもう昔の話となってしまったが」

<ガシャーン

八幡「……窓割れてるんですけど」

平塚「無視だ。続けろ」

<ガシャーン

八幡「竹取の翁という者がいた」

<ガシャーン

八幡「うるさくて集中できません」

47: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:18:28.06 ID:P8rlwqTlO
<ガシャーン

八幡「さすがに逃げましょう」

平塚「いや、授業続行だ」

八幡「この調子だと校舎壊れますよ」

平塚「宇宙人に襲撃されながら授業を続けるとか、なんかわくわくするだろ」

八幡「しません」

平塚「そうか、じゃあこうしよう」

<ガシャーン

平塚「そこの宇宙人、教室入れ」

八幡「えっ」

48: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:19:30.69 ID:P8rlwqTlO
八幡「本当に来やがった……」

平塚「宇宙人、教科書53ページ」

八幡「しかも教科書持ってるし……」

平塚「3行目から訳せ」

神人「     」

平塚「そこ違うぞ」

平塚「交じりてってのはどういう意味か覚えてるか?」

神人「     」

平塚「そうだ」

その後も俺たちは、神人との不思議な授業を続けた……

49: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:20:09.07 ID:P8rlwqTlO
翌日

雪ノ下「おはよう比企谷君」

八幡「おう」

雪ノ下「昨日は平塚先生と布団の中で何してたのかしら?」

八幡「布団の中言うな」

由比ヶ浜「ヒッキー先生と何してたの?」

八幡「食い付くな」

雪ノ下「私が説明するわ」

雪ノ下「昨日彼は酔っ払った平塚先生と布団の中で一緒の時間を過ごし」

八幡「だからそういうのやめろ」

50: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:21:05.48 ID:P8rlwqTlO
戸塚「へー……そんなことやってたんだ」

八幡「戸塚!?」

戸塚「八幡だけはそんなことないと思ってたけど……やっぱり年頃の男の子だし……」

八幡「なんかすごい誤解してないか?」

八幡「ただの閉鎖空間だからな、夢落ちみたいなもんだからな」

戸塚「そっか……平塚先生と同じ夢見てたんだ……」

八幡「だから閉鎖空間だって言ってんだろ」

51: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:21:42.59 ID:P8rlwqTlO
平塚「比企谷」

平塚「昨日はありがとうな」

八幡「何の話ですか」

平塚「宇宙人と一緒の授業、結構楽しかったぞ」

八幡「楽しかったのは先生だけですよね」

平塚「雪ノ下とか戸塚も楽しかったと言っていた」

八幡「居なかったじゃないすか」

平塚「まあともかくあれは結構楽しかったので」

平塚「これからも導入していこうと思う」

八幡「巻き込まれる俺の身にもなってください」

52: ◆RBpPoKs5wbRh 2014/10/02(木) 01:23:12.89 ID:P8rlwqTlO
以上で完結とします
>>1なのにスレ汚し失礼しました