恭介「人魚姫の物語」前編
 

229: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/20(日) 23:17:52.47 ID:Qde84Rgp0
恭介「人前ではさやかは「氷室君」って呼んでるけど・・・実は
さやかとその彼氏氷室はもう下の名前で呼び合ってる間柄なんだ」


恭介「だから・・・仁美さんも・・・僕の事を下の名前で呼んでくれないかな?」

仁美「えええええええ!?」



仁美「えっと・・・」


仁美「きょっ・・・きょうすけぇ・・・///」しゅうう・・・

恭介「ぅぉ・・・!!」ぞくっ



仁美「さん!」

恭介「あれっ?」がくっ



仁美「恭介・・・さん・・・」


仁美「今の私には・・・これが限界ですわ」


恭介「そっか・・・残念だな・・・」

仁美「だったら恭介さんも!」



恭介「え」

仁美「仁美さんじゃなくて・・・仁美と呼んで欲しいですわ」


恭介「えっと・・・その・・・」



恭介「ひ・・・ひとみ・・・」

仁美「ぁぁん・・・」きゅん




恭介「さん!」

仁美「あれっ」



恭介「ははは・・・ごめん、僕も今はこれが限界みたいだ」

仁美「お互い様・・・ですわね・・ふふふっ」



仁美「そういえば・・・氷室君という方の事は下の名前で呼ばれたりはしないのですか?
聞いた話ですとかなり恭介さんと仲の良い友達みたいですけど・・・」



恭介「ああ、色々紛らわしいから僕達は苗字で呼び合ってるのさ」

仁美「・・・紛らわしい?」




恭介「彼の・・・氷室の下の名前は・・・」


引用元: ・恭介「人魚姫の物語」 
     

231: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/20(日) 23:37:02.28 ID:Qde84Rgp0
~見滝原中学~


さやか「杏子が氷室君と親戚同士なのに・・・苗字で彼の事呼んでる理由、わかったよ」

杏子「は?」



さやか「たしかに紛らわしいよね・・・そして・・・アレはあんたなりの気遣いでもあったんだよね・・・」


さやか「でも大丈夫だから!あたしはもう恭介の事引きずったりしないから!」

さやか「昨日の氷室君の話と・・・今日の恭介の言葉で・・・やっとそう思えたから・・・
完全に吹っ切れたから・・・」



杏子「さやか・・・あんた一体何を言ってるんだ!?」





氷室「美樹さん・・・!じゃなくて・・・さやかちゃん、お待たせ!」

杏子「氷室・・・!」



さやか「待ってたよ・・・氷室君・・・じゃなかった・・・」



さやか「約束したもんね・・・下の名前で呼んであげるって・・・」




さやか「待ってたよ・・・「きょうすけ」君・・・///ってもう!恥ずかしいなーもう!」





杏子「な・・・!?」




~昨日の夜~


氷室「きょうすけ・・・」

さやか「え!?」



氷室「冗談に聞こえるかも知れない。けれども・・・本当なんだ」

氷室「僕の下の名前も・・・上条と同じ「きょうすけ」・・・氷室きょうすけ・・・それが僕のフルネームなんだ」




氷室「ただし・・・「恭介」じゃなくて「杏介」・・・杏子と同じ「杏」を「きょう」と読ませる漢字だよ・・・」



さやか「そ、そうなんだ・・・うっわー凄い偶然!」

さやか「もしかして・・・あたしが恭介の事愚痴ってた時も・・・本当は耳が痛かったのかな・・・」


氷室「まぁそうだよね・・・自分の事を言われているみたいで(事実そうだから)なんだか複雑な気分だったよ」



232: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/21(月) 00:06:30.08 ID:D2Y5PMAZ0
氷室(僕は・・・卑怯だ)

氷室(さやかの気持ちに応えられないとわかっていて・・・尚、僕は・・・)

氷室(さやかに・・・また「きょうすけ」って呼んでもらいたい・・・だから僕は・・・こんな嘘を・・・)



氷室(積み重なる嘘・・・もう止まりそうに無いよ・・・)

氷室(さやかが・・・他の誰でも無い、僕自身のせいで幸せになれないなんて・・・嫌だから・・・)






杏子「おい氷室・・・テメェ・・・何考えてやがる!?」

ぐいっ


さやか「杏子!?」


杏子(わかって無いのか上条!?
アンタが適当な嘘つく度に・・・バレた時さやかがもっと辛い目に合うって事に・・・!)



氷室(だったら・・・最後までバレずに突き通すまでさ)

杏子(・・・!!)



氷室(さやかを・・・苦しめる権利なんて誰にもあってはならない・・・もちろん上条恭介にも・・・)



氷室(上条恭介がさやかに与えた負債を取り戻す。それだけのために氷室杏介は存在していると言っても過言じゃない)



杏子「お前・・・!」ギリギリ(両手で襟越しの首絞め)

さやか「何やってるのよ杏子!氷室君を離しなさい!」



パシン!


杏子「・・・!」

さやか「あ・・・!」



さやか「ご、ごめん杏子!あたし・・・そんなつもりじゃ・・・」




杏子「・・・」


杏子「先に帰ってる・・・悪かったな・・・邪魔して・・・」フラ・・・

さやか「杏子・・・待って杏子!!」



氷室「さやかちゃん!ここは下手に言い訳しないほうが良い」

さやか「え・・・?」


氷室「杏子が落ち着いてから・・・もう一度改めて話をするべきだよ。今の状態じゃ・・・こじれるだけだから・・・」

233: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/21(月) 00:40:55.89 ID:D2Y5PMAZ0
~氷室とさやかの帰路~


氷室「・・・」

さやか「・・・」



さやか「えっとね・・・杏介君・・・」

氷室「ん?」



さやか「昨日・・・恭介の事愚痴らせてもらったけどさ・・・なんか今日ね・・・恭介がね・・・」


さやか「遠回りに・・・あたしの気持ちに気付いてる様な事言ったんだ・・・」

氷室「・・・へぇ・・・」



さやか「気付いた上で・・・今更あたしの事はどうにも出来ないってニュアンスの発言も・・・」

さやか「多分、仁美と付き合うようになった後で・・・あたしの気持ちに気付いたって感じだった」



氷室「そうなんだ・・・」


さやか「杏介君が言ってたこと・・・なんとなく分かったよ・・・先に告白していれば・・・
ちゃんと恭介はあたしの気持ちに応えてくれたって事・・・」

氷室「当たり前じゃないか!」




さやか「でもだからこそ・・・吹っ切れたかな?」

さやか「恭介は・・・今更あたしの気持ちに応えられないけど・・・親友としてなら
あたしの事・・・大事に思ってくれている。それが分かったから・・・」



さやか「あたし自身が・・・恭介じゃない誰かと幸せになること・・・それが・・・
恭介の幸せでもあるって・・・そう言ってくれたんだ・・・だから・・・さ・・・」




さやか「あたし達・・・フリじゃなくて・・・本当に付き合わない?」


氷室「・・・!!」




さやか「も、もちろん、氷室君が嫌じゃなければの話だよ!だ、だってあたし・・・
恭介の事吹っ切ったけど・・・氷室君を好きになったって訳じゃないし・・・」



さやか「こんな中途半端な気持ちで・・・氷室君と付き合うと迷惑かかるのは目に見えてるし・・・」


氷室「ありがとうさやかちゃん、すごい嬉しいよ」

さやか「・・・!?氷室君!?」


氷室「本当は同じ事を・・・僕から言うつもりだったんだ」


氷室「見滝原で出会った魔法少女達の中で・・・付き合えるとしたらさやかちゃんがいいなって・・・
ずっと思っていた・・・」

234: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/21(月) 01:01:51.57 ID:D2Y5PMAZ0
氷室(今度は嘘じゃない・・・仁美さんを除外した場合・・・上条恭介は間違いなくさやかを選ぶ)


氷室「僕のほうからお願いしたい。さやかちゃんと交際させて欲しい」


さやか「ええっと・・・その・・・///いいのかな・・・?あ、あたしはまだ気持ちが中途半端だよ?」

氷室「僕だって・・・さやかちゃんを意識したきっかけはパンティだよ」


さやか「ファッ!?」

氷室「まずはお互いに何も考えずに軽く付き合ってみるのもいいんじゃないかな?」



氷室「もしも相性が悪かったとしても、まだ友達のうちなら別れてもダメージ少ないだろうし・・・」


さやか「そだね・・・そうだよね・・・」


さやか「それじゃあええと・・・」




さやか「こ、これからは恋人同士として・・・」

氷室「よろしく」




さやか「えへへ・・・///」




さやか「それじゃあ恋人同士になった後の決まり事!まずは・・・」

氷室(ん?決まり事?さやかは恋人を縛るタイプなのか?)





さやか「これからは・・・あたし以外のパンティで変身する事禁止ね!」

氷室「え」



さやか「なにキョトンとしてるのよ・・・当然でしょ?」


さやか「杏介君があたし達の前に初めて現れたとき被っていた・・・緑のパンティ・・・」


氷室「・・・」

さやか「そんでもって今確保している杏子のパンティ・・・それは全部使わないで欲しいな」




さやか「も、もちろんあたしが新しいのあげるって訳じゃないけど・・・今までに盗まれちゃった分は
もうそれでしょうがないから・・・」



さやか「なんとかやりくりして・・・あたしのパンティだけを使って欲しいな・・・とか」


氷室「・・・」

さやか「駄目・・・かな?」


235: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/21(月) 01:33:33.37 ID:D2Y5PMAZ0
氷室「わかった・・・約束する。
どうしても数が足りなくなった場合を除いて、僕はさやかちゃんのパンティしか使わない」キリッ


さやか「・・・本当は喜ぶべき台詞じゃないんだけど・・・とりあえすありがと」


氷室(僕は・・・卑怯者だ・・・)

氷室(さやかも幸せでいて欲しい・・・だけど・・・仁美さんを裏切る事も・・・正体を明かす事も出来ない)


氷室(さやかの悲しい顔を思い浮かべるだけで・・・心が苦しくなるんだ・・・)



氷室(完全に別人になることでしか・・・僕はさやかと向き合えない・・・僕は卑怯者だ・・・)


氷室(子供じみた独占欲は卒業しただって!?本当はそれ以上に・・・幼稚な感情を抱いているくせに・・・!)



氷室(さやかも仁美さんも幸せにした上で・・・僕自身も卑怯者だとバレたくない・・・そんな
わがままで稚拙な感情・・・!!)



氷室(自分すらも犠牲にしないで・・・誰も傷つかない都合のいい未来を・・・僕は思い描いているだけなんだ・・・)




♪♪(携帯電話のコール音)

さやか「!?」



さやか「マミさん!?ど、どうしたの?」

マミ「美樹さん!今すぐ来て!結界に一般人が巻き込まれてるの!!」




さやか「・・・!!魔獣のもの!?それともルシファー!?」

マミ「そのどちらでも無いわ・・・」


さやか「え・・・?それどういう事!?」



マミ「わからない・・・こんな事は初めてよ・・・」




マミ「ソウルジェムに穢れを溜めた魔法少女が・・・突然・・・」



ゴゴゴ・・・


ほむら「あり得ない・・・アレは・・・何故・・・この世界であんな物が・・・!」


キュゥべえ「あれが・・・円環の理が存在しない場合の・・・魔法少女の本来あるべき成れの果て・・・」

キュゥべえ「すばらしいエネルギーだ・・・これがまさしく・・・」


キュゥべえ「魔女・・・だね・・・」


続く

237: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/21(月) 01:55:53.36 ID:D2Y5PMAZ0
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」


キュゥべえ「魔法少女を魔女にする・・・それが僕の本来の役割だったのさ」

氷室「そのために・・・僕は騙されたのか!」


ほむら「佐倉杏子・・・このままではあなたもいずれ・・・」

杏子「あたしは・・・あたしは!!」


まどか「わたしにはわからないよ!わたしのせいで・・・世界がおかしくなっちゃったとしても・・・
どうにも出来ないよ!」


さやか「今は・・・きょうすけ君が好き。それがあたしの素直な気持ち」




銀河万丈「第8話!」

恭介「僕はさやかが好きなんだ」




銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!!」

240: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/23(水) 03:34:38.09 ID:NI903xGA0
第8話「僕はさやかが好きなんだ」



沙々「うう・・・」フラフラ・・・


沙々(屈辱だ!この私が・・・呉キリカと美国織莉子にやられ・・・逃げているなんて・・・)

沙々(覚えていろよゴキブリども・・・この借りはいつか・・・)


ドロッ

沙々(ソウルジェム、真っ黒じゃねーか!畜生・・・!もうグリーフキューブのストックが無いってーのに!)



マミ「・・・!?」

マミ「あなた・・・魔法少女なの?その傷は・・・大丈夫!?」




沙々(巴マミ!!こ、こいつにまで見つかった!ヤバい!)

沙々(今戦ったら確実に負ける!逃げるんだ!・・・何が何でも逃げろ!)




沙々「だ、大丈夫です。し、心配しないでください」

マミ「大丈夫って・・・ソウルジェム真っ黒じゃない!」



マミ「私のグリーフキューブを分けてあげるわ!傷の手当もしてあげるからこっちへ来て!」



沙々「・・・」




沙々(ちゃぁんす・・・・巴マミがこんなにお人よしだとは知りませんでしたよ・・・)

沙々(ここは・・・手当てを受けるフリをしてしっかり洗脳させてもらいましょうか・・・)



沙々(巴マミを手駒に出来れば・・・あの二人にも勝てる・・・!)



パァァ・・・

マミ「・・・!?何をしているの?穢れきってるのにそれ以上魔力を使用しちゃ・・・」



ピシッ

沙々「アレ・・・?」



マミ「え・・・?」



沙々「どういう事ですか・・・!?私の・・・私の体が・・・!」

ゴゴゴ・・・



沙々「巴マミ!私の体に・・・何をしやがったあああ!?」

242: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/25(金) 19:31:40.53 ID:+Xiwt1co0
Erika Gopfert

洗脳の魔女

性質は「落下」

自分より優れた者を従わせる願いを叶えた魔法少女の末路。

他者を従わせるために
結界展開と同時に自らの戦闘力を徐々に下げる性質を持つ。
彼女の洗脳を回避するためにはより弱い魔法少女を連れてくるしかない。




マミ「何なの・・・これは・・・」

さやか「マミさん!」


杏子「こいつは・・・ルシファーじゃ無い!?」




ほむら「魔法少女が「魔女」に・・・あり得ないわ!」

さやか「「魔女」・・・?どこかで聞いたことがあるような・・・ってか暁美ほむら!あんたまでなんで来てるのよ!」




氷室「今回の騒動も・・・暁美さん、君が新しく設定した「敵」なのかい?」


ほむら「違うわ・・・私は何も・・・」


ほむら「・・・」




ほむら「姿を見せなさい。インキュベーター」


キュゥべえ「やれやれ」ひょい


ほむら「説明してもらうわよ。魔女が・・・再びこの世に現れた理由を・・・
あなたが「何か」をした事は分かっているわ」

ほむら「魔女の概念が復活して得をするのは貴方しかいないもの・・・」




グオォオオ(結界展開)

洗脳の魔女「KISHAAAAAA!!」


杏子「なんだか良くわかんねーけど・・・とりあえずアイツを倒せばいいんだろ?」


マミ「佐倉さん!?駄目よ近づいては!敵の能力もまだわからないのに・・・」


杏子「あたしは今・・・機嫌が悪いんだ。」チラッ



さやか「杏子・・・」

氷室「・・・」






244: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 14:03:10.93 ID:+cSVXpmr0
ガキィン!

洗脳の魔女「PIGYAAA!」ジタバタ


杏子「なんだこいつ、てんで弱いじゃねーか!」

バシッバシッ



杏子「しかも殴る度に魔力が落ちている!楽勝だな!」

洗脳の魔女「・・・!」ピキーン



パワワワ(洗脳光線)

杏子「うっ!」



さやか「杏子!」



杏子「・・・」フラッ

マミ「佐倉さん?」



グオッ!(槍の大降り)


マミ「きゃあっ!」

さやか「マミさん!杏子・・・あんた一体どうしたって言うのよ!」



杏子「・・・」(虚ろな目)



さやか「・・・これは・・・?」

ほむら「気をつけて美樹さやか!佐倉杏子は魔女に洗脳されているわ!」







グルグル(杏子の槍に巻きつけにされるマミ)

マミ「きゃあ!」


洗脳の魔女「HYUAAA!」

ミュイイイイイイイイイイイイ(洗脳光線)



マミ「う・・・」ガクッ


マミ「・・・」フラフラ


さやか「マミさんまで!」


ほむら(巴マミや佐倉杏子がいとも簡単に・・・?おかしい・・・何かが・・・!)



245: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 14:26:21.11 ID:+cSVXpmr0
ほむら(確実に洗脳できるなら・・・なぜ攻撃をわざと受けたの・・・?まさか・・・)


ほむら「ここは一度引くのよ、美樹さやか」

さやか「な・・・悪魔が何言ってるのよ!アレもあんたの差し金でしょ!」



さやか「杏子とマミさんが囚われているのにあたしが戦わないでどうすんのよ!」

ほむら「アレは・・・実力差の大きい相手であればあるほど簡単に洗脳できる性質を持っている」


さやか「え・・・!?」

ほむら「佐倉杏子の攻撃を受けたのはそのためよ。自らの体力を減らして洗脳の成功率を高めたの」




ほむら「だから、私もうかつに力を解放できない・・・悪魔が魔女に負けるのは腑に落ちないけどここは退くの」

ほむら(悪魔が自分より格下の魔女に操られるなんて・・・笑い話じゃ済まないもの)


さやか「その話が本当って根拠がどこにあるのよ!第一あんた、あたし達と敵対宣言したばかりでしょ!」


ほむら「そこの白いのが「魔女」について事情を知っているわ」


キュゥべえ「・・・」



さやか「・・・!?どういう事?」

ほむら「詳しい話は後よ。結界を抜けてから・・・」



氷室「さやかちゃん、ここは暁美さんの言うとおりにしよう」


氷室「キュゥべえが僕を「魔法使い」に選んだ理由・・・今回の件と関係ありそうだからね」




ほむら「・・・」


ボフッ(近代兵器による爆風)



がしっ(さやかの手を掴むほむら)

さやか「お・・・おい!」



しゅあああ・・・(結界を走り抜ける一同+一匹)




ほむら「ふぅ・・・」

さやか「どういう事か・・・説明してもらうわよ・・・」


なぎさ「さやか、氷室・・・それに・・・」

まどか「ほむらちゃん!?」


なぎさ「どうなっているのです?マミと杏子はどこに・・・」

246: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 15:06:40.91 ID:+cSVXpmr0
ほむら「・・・」



ほむら「巴マミと佐倉杏子が囚われたのが、吉と出たかも知れないわ」

さやか「は?」

ほむら「説明しないさいインキュベーター。何故「魔女」が再び現れるようになったのかを」


さやか「説明するのはあんただ!あの化け物・・・「魔女」ってなんなのよ!」




ほむら「かつて魔法少女の敵・・・だったモノよ・・・あなたは忘れているけども・・・」

さやか「・・・!?」




ほむら「「魔女としての転生」・・・それがかつて、魔法少女の奇跡の対価だったわ」


ほむら「その時に生じる莫大な感情エネルギーを宇宙へと持ち帰る役割が・・・」


キュゥべえ「僕達インキュベーターと言うわけさ!」


まどか「え・・・」

なぎさ「キュゥべえは・・・宇宙人なのですか!?」





ほむら「かつて私は・・・幾度と無く同じ時間を繰り返し・・・この残酷な運命に抗い続けた」

ほむら「やがて世界は新たな理・・・「消滅による救済」により・・・
全ての魔法少女は呪いから解放されることとなったわ」




ほむら「それが・・・とある魔法少女が叶えた奇跡・・・つまりは・・・まどかであり・・・「円環の理」の事よ」


まどか「・・・!」

さやか「・・・「円環の理」は・・・元々は一人の魔法少女が叶えた奇跡!?・・・」

なぎさ「まどかが・・・円環の理の神様というのはそういう意味だったのですね!」




ほむら「まどか一人を犠牲にして書き換えられた世界で・・・
やがてインキュベーターはまどかを認識するための実験を行ったわ」

ほむら「私は・・・インキュベーターの企みを・・・まどかを現世へ引き戻すことで阻止した」



ほむら「結果・・・「円環の理」から「まどか」という人格が引き離されて
淡々と呪いを溜め込んだ魔法少女を消滅させるシステムだけが残ったわ」


ほむら「まどかを現実に戻した後でも・・・「円環の理」は機能していたはずなのに・・・一体どうして・・・」



キュゥべえ「まさにその点だ。未だに鹿目まどかが「神」であり、
「円環の理」とのつながりを断ち切れていない点に僕の戦略は存在したのさ」



248: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 15:41:45.43 ID:+cSVXpmr0
キュゥべえ「「神」と同等の力をもつ少女が作り出した「理」も所詮は
「少女」によって管理されているに過ぎない」


キュゥべえ「第二次性徴期特有の不安定な精神・・・これを軽く揺さぶるだけで簡単に「円環の理」は崩壊する」



ほむら「その理屈はおかしいわ・・・今の今まで・・・何度も同じ思い出を繰り返した中で・・・
まどかの精神が大きく変動する事は無かった・・・「円環の理」も問題なく機能していたわ・・・」


キュゥべえ「今までのループで確実に存在しないモノがひとつ・・・いや、一人いるだろ?」



ほむら「・・・!!」

氷室「・・・!」



ほむら「氷室・・・!?」



キュゥべえ「その通りさ。鹿目まどかの精神を大きく揺さぶったのは・・・恭介・・・彼の事だ」

氷室「・・・まさか・・・そのために・・・鹿目さんの精神に干渉するために・・・僕を魔法使いに・・・」




さやか「でも「何が」って事になるわよ!氷室君が魔法使いになった事でまどかの何が変わったって言うのよ!」



キュゥべえ「強いて言うのなら・・・思春期特有の感情の発現・・・異性による興味」

さやか「は?」



まどか「えっと・・・つまりどういう事かな?」



キュゥべえ「「男の子と付き合うってどういう事だろう」という少女なら誰しもが抱く興味。
それが今までのループでは発現しなかった」


キュゥべえ「というより、許されなかった。そこにいる悪魔が鹿目まどかに男子を近づけまいと色々工作していたから」



さやか「こわっ!なにその独占欲。こわっ!」

ほむら「黙りなさい!まどかにはまだ男の子と付き合うとかそういうのは早いと私が判断したのよ!」



まどか「ええええ!?つまりわたしが・・・氷室君の影響で男子に興味を持ったことが原因!?」

なぎさ「もっと分かりやすく言えば・・・   な事への興味って事なのですか?だとしてもそれが何故・・・」



キュゥべえ「「女神の仕事を放り出して人間としての人生を過ごしたい」そういう思考に近づけば近づくほど
円環の理は崩れやすくなる」

キュゥべえ「まどかがほんの少しでも「将来、普通に男の人と結婚して~」と考えるだけで後はダムの決壊のように
システムエラーを引き起こすのさ」


キュゥべえ「だから僕は恭介を魔法使いに選んだ。彼がまどかの接触することで「まどかが恭介を好きになる」・・・
とまではいかなくてもまどかが異性に興味を持つだろうという確信ができていたから・・・!」

氷室「な・・・!?」

キュゥべえ(かつて志筑仁美と美樹さやかの心を乱した人物だから、今回もなんらかの波乱を引き起こしてくれるとね)

250: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 16:16:53.60 ID:+cSVXpmr0
キュゥべえ「かつて自分の願いを否定し・・・幻惑の魔法が使えなくなった佐倉杏子と同じ様に・・・
まどか自身が「自分の叶えた願い」・・・「円環の理」について少しでも疑問を持ってしまった時点で次々と
僕達インキュベーターが「理」に干渉するだけの穴が出来てしまった」



キュゥべえ「そうなると、システムを書き換えるのは容易いよね」

キュゥべえ「今は見滝原だけに「魔女化」のルールが適応されているけど・・・いずれ僕達は
円環の理を完全に掌握するつもりだ」




まどか「それって絶対おかしいよ!わたし・・・氷室君とお付き合いしてみたいとは思ったこと無いのに・・・」



氷室(いや合っている・・・!キュゥべえが言うところの「きょうすけ」は氷室では無く、上条の方だ!)

氷室(おそらく上条の方の僕が・・・毎日のように自作の演歌CDをプレゼントし続けたことで・・・
鹿目さんの中にほんのちょっぴりでも異性への関心が芽生えたとしたら・・・辻褄が合う!)



氷室(鹿目さんが「気になっている男子」が氷室では無く・・・上条の方だとすれば・・・)




氷室「君は・・・嘘をついていたのか・・・?
「世界を取り戻すため」に力を貸してくれと言っていたのは・・・嘘だったのか?」



キュゥべえ「嘘じゃないさ」





キュゥべえ「僕は・・・まどかとほむらによって書き換えられた世界では無く・・・
「魔法少女が魔女として役目を全うする」
その世界を取り戻したいと最初から君にお願いしていたのさ!」



氷室「・・・!!」




氷室「インキュベーター!!」

ほむら「よしなさい氷室。そいつを殺しても無駄なのは私が一番良く知っているわ」

ほむら「奴のペースに飲まれては駄目。ここ見滝原で「魔女化」が有効化されているなら、それはあなた達も同じ」



ほむら「頭に血を上らせること・・・むやみに体力や精神力を消耗してソウルジェムを濁らせることは
魔女化に繋がるわ」



さやか「ほむら・・・あんた・・・」

まどか「ほむらちゃんは・・・わたし達の敵なの?味方なの?」



ほむら「魔女やインキュベーターが相手なら・・・私たちの共通の敵と言うだけよ・・・」


ほむら「まずはあの魔女を倒してマミと杏子を取り戻す」




ほむら「それから侵入された円環の理の修復手段を考える。私達の決着はその後の事なのよ」

252: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/27(日) 18:35:03.38 ID:+cSVXpmr0
キュゥべえ「美樹さやか・・・百江なぎさ・・・君達は元々円環の理の使者だったんだ」

さやか「え・・・」


キュゥべえ「この状況を打破したいのなら、君達が本来の力を解放するべきだと思うけどね」

キュゥべえ「君達がまどかから預かった円環の力・・・それをまどかに返せばあるいはまどかを・・・」



パンッ



ドサッ

ほむら「そいつの言葉に耳を貸しては駄目。この状況で円環の力を解放すれば魔女化するのはあなた達よ」


ほむら「急ぎましょう。いくら魔法少女とはいえ魔女の結界内にいては一日待たずとも消化されてしまうわ」



さやか「お、おい!なんだよ、あたし達が円環の理の使者って・・・どういう事!?」

なぎさ「円環の理・・・つまりはなぎさたちは一度導かれた存在なのですか?」




まどか「・・・」

氷室「鹿目さん・・・」



まどか「わからないよ・・・」

氷室「えっ」



まどか「わたしに神様の力があるとか・・・世界を変える力とか・・・
わたしの精神と円環の理が繋がってるとか・・・」


まどか「そんな事いきなり言われても・・・わたしには分からないよ」



まどか「でも・・・本当にわたしにそんな力があるのなら・・・杏子ちゃんとマミさんを助けるためにも・・・」




氷室「・・・」




~魔女結界~


ほむら「相手は自分よりも強い者を「洗脳」する能力を持っているわ」

ほむら「だから、力を抑えて戦う必要がある。奴に「洗脳するまでも無い」と思い込ませることが肝心よ」


ほむら「油断させた所を一気に力を解放して一撃で仕留める。これなら洗脳を受ける事無く敵を倒せる」

さやか「その方法なら・・・さっき普通にやれたんじゃないの?」


ほむら「杏子とマミが捕まって・・・あなた猪突猛進になりかけていたわ」

ほむら「あのまま戦っていれば間違いなく洗脳されていたわね」

さやか「ぐぬぬ」

253: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/28(月) 20:48:46.14 ID:GhN402Yv0
なぎさ「さやか、癪だけどここはほむらに従うのです!
魔女の事を詳しく知っているのはほむらだけなのです」


さやか「・・・」

さやか「そうだね・・・まずは杏子とマミさんを救うのが先決だからね・・・」

さやか「一時休戦だよ。まずは目の前の共通の敵を倒すために協力するわよ」



ほむら「助かるわ」



ゴゴゴ


ほむら「来るわよ」


洗脳の魔女「KYOAAAA!」




ほむら「こちら側がなるべく弱そうな演技をするのよ」



さやか「たぁ」

なぎさ「なのです~」ぽこぽこ


洗脳の魔女「・・・!?」





さやか「今よ!ほむら!」



ほむら「悪魔の翼・・・」ゴゴゴ・・・



ギュルギュル(リボン+槍の拘束)


ほむら「・・・!!」



杏子「・・・」

マミ「・・・」




さやか「杏子!!マミさん!!」



洗脳の魔女「GYOOO!!」


ミュイイィイイ(洗脳光線)


ほむら(・・・!!)

ほむら(演技がばれている・・・!まずいわ・・・洗脳される・・・!)



255: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/30(水) 16:07:30.05 ID:0tapnxlA0
~外~

キュゥべえ「暁美ほむらが敵の手に落ちた」

まどか「え・・・」


氷室「・・・」

キュゥべえ「敵は相手が強ければ強いほど洗脳が強力な物へと変化する性質を持っている」



キュゥべえ「そういう意味で悪魔と化した暁美ほむらは格好の標的だったと言えるね」



まどか「そんな・・・」


氷室(もう・・・手段は選んでられない・・・のか・・・!?)



氷室「鹿目さん」

まどか「・・・?」




氷室「僕の演奏は聞いた人の「記憶」に干渉する能力を持っている」

氷室「記憶に潜り込めば「女神」として眠っている君の力を解放できるかもしれない」


氷室「さやか達を助けたい。その点に置いて僕と君の気持ちは一緒だと思う・・・だから・・・」



まどか「いいよ・・・やって!」



まどか「わたしが思い出さないと・・・さやかちゃん達を・・・そしてほむらちゃんを救えないのなら・・・」



氷室「・・・」


♪~♪~♪



まどか「・・・!」


氷室(僕が上条の姿の時、鹿目さんにCDをプレゼントしたのはこの時のためだったんだ・・・)


氷室(鹿目さんは、上条の言いつけ通り毎日僕の演歌CDを聞いている・・・
だから僕の演奏と同調し易くなっている)


氷室(鹿目さんの記憶を辿って・・・女神としての力と記憶を見つければ・・・)



カッ

~まどかの記憶の世界~



氷室「ここが・・・鹿目さんの精神世界・・・」

氷室「見つけた!あれが・・・女神の時の記憶に違いない・・・」

氷室「・・・!!こ、これは・・・・」

257: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/30(水) 17:37:16.60 ID:0tapnxlA0
~魔女結界~


ほむら「・・・」

マミ「・・・」

杏子「・・・」



さやか「暁美ほむらが・・・魔女の手に落ちた!」

なぎさ「数的にも圧倒的に不利なのです!しかも洗脳があるからうかつに力を出せないのです!」




さやか「それよりも厄介なのは・・・ソウルジェムだよ」

なぎさ「え?」


さやか「見てみなよ。三人のソウルジェムを。もっとも暁美ほむらのそれはソウルジェムと
呼べるか怪しいけどね」



なぎさ「・・・!!濁りが侵食しているのです!」

さやか「この魔女結界に長く居たことで濁りが早くなってるとしたら・・・」



さやか「最も恐ろしい事はこの結界で消化されることじゃなくて・・・
全員が魔女になっちゃう事かもね・・・」

なぎさ「そんな・・・」



さやか「円環の理が機能停止しているのなら・・・あの魔女だけでなくあたし達も例外じゃない」


さやか「悪魔だとしても・・・女神だとしても・・・基本は「ソウルジェム」を宿した
魔法少女に過ぎないんだ・・・あの魔女に誘発されて・・・穢れを溜め込めば・・・」



なぎさ「まどかと同等の存在であるはずのほむらも・・・例外無く魔女化するって事なのですか!?」



さやか「悪魔が魔女化したら・・・それこそどんな存在になるんだろうね・・・考えるだけで恐ろしいよ」


さやか「それに・・・杏子・・・!」


杏子「・・・」ジワジワ(ソウルジェム汚染)



さやか「あたしと氷室君と仲良くなる事が・・・杏子にとっては寂しさを溜め込む原因になってたんだね・・・」



さやか「そんなにソウルジェムを濁らせて・・・ごめんね杏子・・・あたし、まだ引っ叩いた事謝ってないよね・・・」



さやか「行くよなぎさ!洗脳光線さえ浴びなければ洗脳される事は無いから!」

さやか「このまま力を出し惜しみしても一方的にやられるだけだから!操られた三人は無視して本体を全力で狙うよ!」


なぎさ「了解なのです!」



260: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/30(水) 20:12:53.42 ID:0tapnxlA0



悪魔ほむら「・・・」

さやか「その姿・・・あんたは・・・まどかのために悪魔になったって言ったっけ・・・」



さやか「この魔女を倒したら話してもらうよ!あんたが背負っているモノを!」



シュパァン!!



さやか「え・・・?」




なぎさ「・・・!?矢・・・!?」



しゅわああああ(結界浄化)



さやか「え!?え!?ええええええ!?」



洗脳の魔女「KYAAAAAA!!」


じゅわあああ(強制浄化)




ほむら「・・・」

マミ「・・・」

杏子「・・・」



ドサッ(倒れる3人)


さやか「何よこれ・・・一体どうなってんのよ・・・」


まどか「さやかちゃん、なぎさちゃん・・・」


なぎさ「まどか!?」

さやか「その格好・・・魔法少女!?」



さやか「まさか・・・今の攻撃は・・・まどかが!?」

氷室「僕の演奏で彼女の記憶に潜り込んだ」


さやか「杏介君・・・?潜り込んだって・・・」


氷室「残念だけど彼女の力は一部しか取り戻せなかった・・・
女神では無く・・・魔法少女としての姿しか・・・」


なぎさ「それでもすごい威力なのです!」

261: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/30(水) 20:50:50.34 ID:0tapnxlA0
まどか「うぅ・・・」がくっ


さやか「まどか!!」

なぎさ「・・・!ソウルジェムが・・・凄い勢いで濁っているのです!」



さやか「なぎさ、予備のグリーフキューブは!?」

なぎさ「持ってないのです!」



ほむら「ハッ・・・!!」


ほむら「何をしているの!?グリーフシードを使うのよ!」



さやか「グリーフシード!?」


ほむら「魔女が倒れた場所!突起物が落ちているはずだわ!」


なぎさ「・・・!!」



なぎさ「あったのです!まどか!これを・・・!!」


ぱしっ

まどか「ありがとう・・・なぎさちゃん・・・」


まどか「・・・」



しゅうううう・・・・


さやか「穢れが浄化されている・・・これは・・・」


ほむら「かつて魔女がいた世界での・・・ソウルジェムの浄化手段よ」




さやか「暁美ほむら・・・あんたは・・・」

なぎさ「まどかを・・・そしてマミ達を助けてくれたのですか?」



ほむら「誤解しないで。私は悪魔で・・・まどかの幸せのためにこの力を望んだのよ」


ほむら「あなた達の生存・・・それが繰り返されるこの思い出世界での・・・まどかの幸福の条件なのよ」



さやか「・・・あんた・・・そうやって一人で背負い込んで・・・」


さやか「あんた自身はどうなのよ・・・!まどかの幸せのために・・・他の人どころか自分まで巻き込んで!」

さやか「まどかは・・・あんたに歩み寄ろうとしているのに・・・あんたはまどかと敵対する事になっても・・・
それでも構わないって言うの!?」


ほむら「・・・「一人で背負いこんで」・・・ね。そのセリフを言われるのは二度目よ・・・美樹さやか」

さやか「な・・・!?」

262: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/31(木) 13:43:40.00 ID:JIfuj87O0
ほむら「あなたには言われたくないとでも言い返しておきましょうか」

ほむら「かつて上条恭介のために願いを使ったあなたに・・・それを言う資格があるかしら?」



氷室「・・・」

さやか「それがどう関係あるのよ!」


ほむら「愛する人のために秩序を守るか壊すか・・・あなたと私の違いはそれしか無いわ」

さやか「そんな事・・・あたしはもう恭介の事は・・・」



まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「・・・」




まどか「わたしね・・・力と一緒に少しだけ記憶も取り戻したよ・・・」


まどか「ほむらちゃんがどういう思いで・・・今の世界と悪魔の力を望んだか・・・」



ほむら「そう・・・」


まどか「わたしが・・・皆とお別れしたくないって・・・そう願っちゃったからほむらちゃんは・・・」



まどか「魔女の概念が復活したのも・・・ほむらちゃんが悪魔になったのも・・・
ワルプルギスの夜が来るのも・・・全部わたしの心の弱さのせいなんだよね・・・」

ほむら「・・・弱くていいのよ・・・あなたは・・・何もかも背負いすぎたの」



まどか「わたし・・・もう逃げないよ」

まどか「神様として・・・皆とお別れしなくちゃいけないとしても・・・逃げないよ」



まどか「これ以上ほむらちゃんが傷つくのを見ていたくないんだ・・・」


まどか「だからほむらちゃん・・・一緒にワルプルギスの夜を倒そう。」

ほむら「・・・!?」

さやか「まどか!?」



まどか「お互いの心の弱さが生み出した、ワルプルギスの夜に立ち向かう力を貸して欲しいな」


まどか「この世界は長く続かないよ。嘘は・・・嘘でしか無いから・・・」


まどか「きっとそれは・・・ほむらちゃんの望む結末じゃないんだろうけど・・・
ほむらちゃんも正しい事を信じる勇気を・・・取り戻して・・・」


ほむら「あなたに分かってもらえなくても・・・嘘をついてたとしても・・・」


ほむら「それでも私は・・・あなたが普通の人間として生きていく世界を望むわ」



まどか「ほむらちゃん・・・」

263: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/31(木) 21:37:39.77 ID:JIfuj87O0
ほむら「あの魔女を倒したからといって、円環の理が機能回復したわけじゃない」

ほむら「これからはソウルジェムの穢れに気をつける事ね・・・魔女化する前に浄化を怠らないで」

ほむら「もちろん・・・魔女化の危険は私もまどかも例外では無いわ。」




ほむら「んしょ・・・」ひょいっ


さやか「ちょっと待て、何してる」

ほむら「見ての通りよ。気絶した佐倉杏子を持ち上げているの」



さやか「何のために!?」

ほむら「お持ち帰りするのよ」


さやか「は!?あ、あんたまさか、まどかだけじゃ飽き足らず杏子の体を・・・」



ほむら「誤解しないで。少し話をしたら、無事に返すわ」

さやか「信用できるか!あんたたった今、あたし等と考えが違うって言ったばかりでしょ!」



ほむら「それも、あなたが言う資格は無いわと言えるわ」

さやか「な、なんだと!?」



ほむら「氷室とイチャついて杏子をほったらかしにした貴方には・・・ね」

さやか「イチャイチャって!・・・あたしと氷室君は・・・そんなのじゃな・・・」




ほむら「貴方も分かっているのでしょう?杏子がソウルジェムを濁らしているのは間違いなくあなたが関係している」

さやか「・・・!」




ほむら「貴方に口を出す権利は無い。次に会ったら謝る練習でもしてることね」


スッ・・・(悪魔ワープ)(悪役特有の便利すぎるアレ)


さやか「ま・・・待って!」


なぎさ「杏子が連れて行かれたのです!」




まどか「杏子ちゃんは・・・大丈夫だと思う」

まどか「ほむらちゃんが言う・・・「わたしのための行動」なら・・・杏子ちゃんに危害を加える事はまず無いよ」



まどか「それよりねさやかちゃん・・・なぎさちゃん・・・」

まどか「キュゥべえが言っていた、二人が円環の使者だって話・・・あれは本当だよ」


さやか「え?」

264: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/31(木) 22:05:21.18 ID:JIfuj87O0
まどか「さやかちゃんとなぎさちゃんは一度円環の理に導かれた存在なんだ」


まどか「さやかちゃんとなぎさちゃんが・・・
ほむらちゃんの言うところの「魔女化」する瞬間の記憶を思い出したの」

まどか「今はまだ二人だけだけど・・・
きっとわたしは何人もの魔法少女を魔女化する瞬間に円環の理に導いたんだろうなって・・・」



さやか「ちょっとまて!そしたらあたし達・・・死人って事じゃん!」

なぎさ「びっくりなのです!」


さやか「何であたし達現世にいるのよ!「まどかの望む日常」を再現するために無理やり生き返ったの!?」



まどか「大体合ってるよ」

まどか「正確には円環の理の一部として、ほむらちゃんを迎えに行く時に一時的に実体化して・・・」


まどか「その後ほむらちゃんが悪魔の力で世界改変しちゃったから、そのまま世界に縛られたみたい」



まどか「言い換えれば・・・この世界そのものがほむらちゃんの巨大な結界って事だよ。
わたし達は、それに囚われている状態でしか実体化出来ないというか・・・」



まどか「わたしが今、完全に女神の力と記憶を取り戻せていない様に・・・さやかちゃん達も
忘れているんだ。円環の理の力の使い方と記憶を」



さやか「そんな事急に言われてもな・・・いまいちピンとこないよ・・・」

なぎさ「ほむらを倒して、世界が元に戻るとき・・・
なぎさは・・・またいつかマミ達とお別れしなくちゃいけないのですか!?」



なぎさ「そんなの嫌なのです!円環の理に還らなきゃいけないなんて嘘なのです!」



氷室「嘘じゃないよ」

なぎさ「氷室・・・?」



氷室「演奏を通して鹿目さんの精神に潜り込んだとき・・・僕もその記憶を見たんだ」


氷室「さやかが・・・魔女化する・・・その瞬間を」



さやか「嘘・・・」

氷室(もう少し精神の深いところまで飛び込めば・・・鹿目さんを女神として復活させる事が出来たかもしれない・・・)



氷室(でも・・・出来なかった・・・さやかの魔女化の瞬間・・・あれだけ傷ついたさやかを見ていたら・・・)


氷室(鹿目さんが女神としての使命と記憶を取り戻したら・・・さやかもその世界に還ってしまいそうで・・・)


氷室「さやか・・・!」ぎゅっ



さやか「え、ええええ!?///ちょ、ちょっと!杏介君!?」

265: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/31(木) 22:33:39.82 ID:JIfuj87O0
氷室「上条(僕)なんかのために・・・傷ついて・・・本当の事も話せず・・・一人で抱え込んで・・・」


氷室「上条から何の言葉もかけられず絶望して魔女化した・・・それが真実なんだ」

さやか「そんな・・・」


氷室(あの時・・・照れくさいからとか・・・CDを割った事のうしろめたさとか・・・色々あって話せなかったんだ)

氷室(退院も・・・急に決まったことだし、連絡は父さん達に任せっぱなしだったから・・・
さやかに連絡が行ってないなんて知らなくて・・・)




氷室(あの時一言でも・・・さやかに優しい言葉を掛けていれば・・・さやかは・・・)



氷室「上条のために傷つく君を・・・見たくない」

氷室「さやかみたいな良い子が幸せになれないなんて・・・そんなの間違ってる」


さやか「あのちょっと・・・きょ、杏介君!?」

氷室「僕は・・・上条みたいな薄情な奴とは違う」




氷室「ずっとさやかの傍にいたい・・・さやかを守りたい」

氷室「上条のせいで傷ついた分だけ・・・僕が傍にいてあげたい」



氷室「さやかを・・・円環の理なんかに行かせはしない」



さやか「えっと・・・その・・・参っちゃうな・・・愛されちゃってますね・・・あたし!///」




まどか「え?」

なぎさ「さやか・・・もしかして氷室と・・・」



さやか「うん。付き合うことになったんだ」


まどか「えええええ!?」



さやか「やっぱり恭介を仁美に取られてから間も無いのに・・・軽々しいって思うよね?
でも・・・こんなに愛されてるのなら・・・悪い気はしないっつーか・・・」


まどか「軽々しいなんて思わないよ!おめでとうさやかちゃん!氷室君!」


なぎさ「とは言っても・・・氷室はぱんつが好きな変態って所以外は恭介との共通点も多いのです」



なぎさ「さやかは結局毎回、同じような男を好きになる傾向があるみたいなのです!
ちょっと危なっかしいけど・・・今回は成就したから良かったのです!」


さやか「あれ・・・?素直に祝ってくれるんだ?」

さやか「さっきまでの話だと・・・あたしはいつか円環の理に還らなきゃいけない存在なのに・・・」

まどか「それはまだ分からないよ」

266: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/07/31(木) 22:58:22.73 ID:JIfuj87O0
まどか「円環の理を取り戻したからって・・・さやかちゃん達まで皆とお別れする必要なんて無いかもしれないよ」

まどか「最後までどうなるかわからないよ・・・だから諦めないで」


まどか「わたしは、お仕事があるから還らなくちゃいけないと思うけど・・・」

さやか「なんだよ~、あたしが生き残るっていうのならまどかも帰るなよ~!」



さやか「きっと暁美ほむらが背負い込んでるのも、そこが関係してると思うよ。
まどかが自分の幸せを放棄しようとしたから・・・あいつも・・・」


さやか「この世界に留まるのなら皆一緒だよ!方法は漠然としてるけど・・・きっと何かあるはずだから」

まどか「わたし・・・神様のお仕事を休んじゃっていいのかな・・・」



なぎさ「まどかも結局、現世にいたいのですね」

マミ「う・・・うん・・・」むくっ


マミ「あれ・・・どうしたの・・・何があったの?」




なぎさ「・・・!」

なぎさ(まどか・・・さやかとなぎさが円環の使者という話、マミには・・・)

まどか(聞こえてないと思うよ)





さやか「えっとね・・・杏介君・・・」

氷室「さやか・・・」



さやか「あたしも・・・どこにも行きたくない」

さやか「杏介君の気持ちに応えたい・・・だから最後まで考える」



さやか「円環の理を取り戻して・・・なおかつあたし達も人間らしく生きていく方法を・・・」

さやか「だからもう・・・杏介君がそんなに悲しい顔する必要無いんだ」



氷室「さやか・・・!」




~ほむら、杏子側~


ほむら「起きなさい、佐倉杏子」


杏子「う・・・ん・・・」


杏子「はっ!あ、暁美ほむら!?なんであんたが・・・あたしと一緒に!?」

ほむら「あなたのソウルジェムを確認しなさい」



杏子「・・・どうなってやがる・・・!?真っ黒じゃねえか・・・」

271: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 15:32:06.77 ID:IF5tQZ620
ほむら「あなたもまた・・・氷室の正体を知っているのね・・・というより、あの変装魔法はあなたが・・・」

杏子「・・・」


ほむら「確かに美樹さやかと氷室が親しくなればなるほど悲劇にしかならない」



ほむら「それでも上条恭介は嘘を吐き通す道を選んだ・・・そんな彼の気持ちが分からなくも無い」

ほむら「貴方のソウルジェムが濁らせているのは・・・美樹さやかに対する心配・・・氷室に対する嫉妬・・・
それらが絡み合った複雑な感情よ」



しゅうう・・・

杏子「ソウルジェムが浄化されていく!それは・・・」


ほむら「ルシファーシードを一つ・・・あなたに預けておくわ。これで浄化なさい」



ほむら「この町に「魔女化」のルールが適用されている以上・・・インキュベーターは
精神的に弱っている魔法少女に接触するのは間違いないでしょう」


ほむら「奴が次に狙うのは貴方かも知れないわ」

ほむら「いくら浄化しても・・・貴方が思いつめればそれだけソウルジェムの濁りは早くなる」



ほむら「どうしても魔女になりたくなかったら・・・美樹さやかの事を諦めるか・・・あるいは・・・」


杏子「・・・あんた一体なんなんだ!?あたし達の敵なのか・・・味方なのか・・・」

ほむら「まどかの幸せのために貴方を魔女にさせない。そして・・・
インキュベーターの好きにはさせない。それだけよ」




~さやかの家~


杏子「ただいま・・・」


さやか「杏子!」



さやか「ご・・・ごめんね杏子・・・あたし・・・」

杏子「いや・・・謝るのはあたしの方さ」



杏子「あの時氷室を・・・恭介を掴んだのは・・・あたしなりの心配っつーか・・・」

杏子「上条の時みたいなすれ違いになるのが怖くてさ・・・氷室が冗談半分で
さやかと付き合うって言うのなら・・・我慢なら無くて・・・」



さやか「杏子・・・そこまであたしの事を心配してくれて・・・」

さやか「でも大丈夫だよ!杏介君は本気だから・・・」


杏子「・・・」

さやか「あたしの事・・・全部知った上で、それでも傍にいたいって・・・そう言ってくれたから・・・」


杏子(違う・・・違うんださやか・・・アイツは・・・)

272: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 15:54:30.91 ID:IF5tQZ620
杏子「明日一日だけ・・・氷室を・・・恭介を借りるぞ」

さやか「え・・・?」




~学校~


さやか「あれ?恭介も休み?どうなってんの?仁美ー、なんか聞いてない?」

仁美「恭介さん、コンクール主催者のジャニー氏と打ち合わせがあるから今日は休むと・・・」


さやか「きょうすけさん・・・とな!?」

仁美「あ・・・」


仁美「ちっ・・・違うのです!これは・・・その・・・」

さやか「何が違うんだよー!この幸せ者めー!!」


仁美「さ、さやかさんこそ!氷室君と・・・」



~杏子に公園に呼び出される恭介~


杏子「何の話か・・・分かってるよな・・・」

恭介「さやかと氷室の事・・・だろ?」





杏子「さやかから大体の事情は聞いたよ・・・」

杏子「さやかが・・・あんたへの想いを募らせて魔女化した事も・・・」



杏子「それを同情して・・・氷室としてアイツの支えになりたいって思ったあんたの気持ち・・・
分からなくも無い・・・けどな・・・」




杏子「哀れみの気持ちだけで・・・さやかの恋人になったのなら・・・絶対あんたを許さない」

杏子「さやかは・・・氷室を好きになりかけている・・・無理ないよな・・・
中身はそのままあんたなんだから・・・」



杏子「あんたの気持ちが・・・氷室として出した言葉が・・・本当かどうか・・・」

杏子「あんたは・・・さやかの事をどう思ってるんだ!?」


恭介「・・・」

杏子(恭介の気持ちが・・・中途半端であるなら・・・そっちの方がまだ救いはあるんだ)


杏子(こいつを一発ぶん殴って・・・さやかに氷室を諦めさせれば・・・ダメージが少ないまま終わらせられる)




恭介「幼稚園の頃・・・」


杏子「・・・?」

273: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 16:22:57.41 ID:IF5tQZ620
恭介「いじめられがちだった僕を・・・いつも助けてくれたのは・・・女の子であるはずのさやかだったんだ」

杏子「おい・・・何の話をしてやがる・・・」



恭介「その頃も・・・よく男子と混じって遊ぶような活発な子だったな・・・」

恭介「さやかと一緒に遊べる男子を・・・羨ましいと思った・・・」


杏子「だから、何の話を・・・」



恭介「正しい事をまっすぐに信じる良い子だった・・・」

恭介「一緒になってテレビの仮面のヒーローに夢中になったっけ・・・」



恭介「きっとさやかの傍には・・・僕みたいな弱い男なんかじゃなく・・・
こんなヒーロー像的な男性が似合うだろうって」


恭介「そう思ったとき・・・なぜかとても寂しかった」



杏子「恭介・・・お前・・・」



恭介「事故にあった後も・・・さやかは毎日のようにお見舞いに来てくれて・・・」

恭介「でもその気持ちが・・・同情から来てる物だと思ったら・・・また自分が情けなくなったんだ・・・」


恭介「いつまでたっても・・・僕はさやかに守られる僕じゃなきゃいけないのか・・・って」


杏子「・・・」


恭介「仁美さんに告白された時・・・何故かさやかの事を思い出したんだ」

恭介「こんな僕でも・・・好きになってくれる人がいるって・・・もうさやかに守られるような子供じゃないって・・・
一人前に・・・なれた気がしたんだ」



恭介「さやかが・・・彼氏が出来たって言い出した時・・・絶対本人に会って、さやかに本当にふさわしいかどうか
確かめたくなった」



恭介「それが狂言だって知った時・・・安心した」



恭介「さやかが・・・僕の事を好きだったって聞いたときは・・・すごく嬉しかった」

恭介「僕でよかったんだって・・・勝手にさやかの隣にいるには相応しくないって・・・思い込んでたのに」



恭介「もう一度さやかの傍にいても良いって・・・今度はさやかを守れる自分になりたいって」


恭介「そう思ったら・・・どんどん本当の事を言えなくなった」


恭介「魔女化したさやかの記憶に触れたとき・・・それを確信したんだ・・・」

恭介「例えどんな事をしてでも・・・今度は僕がさやかを守らなくちゃって・・・」



恭介「・・・ああ、そうか・・・幼い頃から・・・すでに僕は・・・」

274: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 16:57:30.24 ID:IF5tQZ620


恭介「僕はさやかが好きなんだ」



杏子「・・・・!!!」


恭介「ずっとずっと・・・僕はさやかの事が好きだったんだね・・・」


~~~

ザーッ(大雨)



一人でまだ公園のベンチに座る杏子



杏子「・・・」

キュゥべえ「恭介と話して・・・君の心配事は解消されたかな?」


杏子「・・・最悪だ」

杏子「・・・どうしてあの二人は・・・ああなっちまったのかな・・・」


キュゥべえ「今君のソウルジェムを濁らせているのは・・・美樹さやかを心配する気持ちじゃない」

キュゥべえ「美樹さやかに対する勝手な独占欲から来る自分の穢れた部分への自覚・・・」




杏子「ハッ、なんだいそりゃ・・・」


キュゥべえ「美樹さやかにとって、最高の幸福は上条恭介と共に生きる事だ」

キュゥべえ「それを頭で分かっていながら・・・君は上条恭介が志筑仁美と交際した事に安堵した」


杏子「違う・・・」

キュゥべえ「上条恭介を諦めれば・・・美樹さやかは自分の傍にいてくれる・・・君はそれが嬉しかったんだ」


杏子「違う!」



キュゥべえ「氷室の・・・バイオリン仮面ウィザードの正体を知った時・・・それでも敢えて
変装の魔法を教えたのは何故か・・・」


キュゥべえ「少しでもさやかの気持ちが恭介に伝われば・・・それがさやかの幸福でもあると分かっていたからさ」


キュゥべえ「結果的に・・・さやかは氷室に惹かれていったけど・・・この結果が見えていなかった訳でもないよね?」


キュゥべえ「君のソウルジェムを濁らせているのは・・・
偽りの関係の中でも上条恭介と添い遂げる美樹さやかへの幸福を願う気持ち・・・」

キュゥべえ「それと相反する・・・自分が美樹さやかの支えになりたい気持ち・・・その葛藤さ」



杏子「違う・・・!!あたしが悩んでんのはそんな事じゃ・・・」


キュゥべえ「美樹さやかにとっての幸せが何かを分かっていながら・・・
それでも君は美樹さやかにとっての一番でありたいんだ」

キュゥべえ「これを見ても・・・違うって言い切れるかな?」

275: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 17:20:41.07 ID:IF5tQZ620
キュゥべえが杏子に見せているのは昨日の映像

~氷室とさやかの帰路~


さやか「あのね・・・杏介君・・・」

氷室「なに?」


さやか「えっとね・・・その・・・///」


さやか「あ、あたしは確かに・・・恭介が好き・・・」

さやか「それは・・・仁美と付き合い始めた今でも・・・これからも変わらないと思う・・・」



さやか「友人って立ち位置でも・・・あたしは恭介をいつまでも応援してあげたいって思ってる」

氷室「そっか・・・幸せ者だね・・・上条は」



さやか「でもね・・・」

さやか「あたしの事・・・真剣に心配してくれた杏介君のことは・・・もっと・・・」


氷室「さやか・・・?」



さやか「恭介にも話せないこと・・・杏介君は正面から受け止めてくれたよね・・・」


さやか「今・・・一番好きなのは杏介君だよ・・・///」


氷室「さやか・・・!」

さやか「今は杏介君が好き・・・それが・・・あたしの素直な気持ち」



~映像終了~


杏子「さ・・・や・・か・・・」


杏子「なんでかな・・・なんでこんなに・・・胸が痛いのかな・・・」

杏子「あたし・・・最初から気付いていたのにな・・・あんたが・・・氷室を好きになればなるほど・・・
あんたは不幸にしかならないって・・・」


杏子「それでもあんたは・・・氷室に惹かれてしまうんだろうなって・・・」


杏子「あたしが・・・もっと早くに正体をバラしてりゃ・・・こんな事にはならなかったのにな・・・」


杏子「ごめんなさやか・・・あたし・・・」

キュゥべえ「そうだね・・・暴露していれば・・・君は批難されるかもしれないけど」

キュゥべえ「今も君の隣に・・・美樹さやかがいてくれたかもね」



ピシッ


杏子「あ・・・」ドクン・・・ドクン・・・・


杏子「あたしは・・・あたしは・・・!!」

277: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 17:41:55.44 ID:IF5tQZ620



氷室、さやか「「杏子に謝らなくちゃ」」


氷室、さやか「「あれ?」」


氷室「さやかちゃんも・・・同じことを思っていたのかい?」

さやか「杏介君も・・・」


さやか「恭介にフラれた時・・・支えになってくれたのはアイツなんだ・・・」

さやか「アイツをほったらかして・・・勝手にあたし一人で立ち直っちゃったからね・・・
今までの事含めて・・・お礼とか・・・お詫びとか」


氷室「僕も・・・杏子に世話になりっぱなしだったから・・・」

氷室「杏子に間を取り持ってもらったから・・・僕の考えを見滝原の魔法少女の皆に伝えることが出来た」


氷室「さやかちゃんにも・・・出会えたんだ」



さやか「あいつが戻ってきたら・・・腹いっぱい奢ってやらないと・・・杏介君、お金貸して!」

氷室「しょうがないな・・・分かったよ。僕が負担してあげるよ」




氷室「さやかちゃんは・・・本当に杏子が好きなんだね」

さやか「嫉妬した?」

氷室「うん」


さやか「正直に言うなっつーの!///そこは照れるとこだろ~!」

氷室「上条と違って・・・僕は素直に生きるって決めたんだ」


さやか「もう・・・!バカバカバカバカバカ!!」



~~~

キュゥべえ(映像は編集でカットしないとは言ってない)


ゴゴゴ・・・


キュゥべえ「さぁ見せてくれ佐倉杏子・・・君ほどの魔法少女が魔女になれば、得られるエネルギーもまた凄まじ・・・」


キュゥべえ「!?こ・・・これは!?」

~~~

さやか「もう!なんで杏子を一人でほうっておくのよ!」

氷室「僕が何度呼びかけても返事をしてくれなかったんだ・・・」


マミ「ちょっと待って・・・何?あれは・・・」


ゴゴゴ・・・

なぎさ「魔力の波動が・・・あれは・・・!?」

まどか「魔女化・・・!?杏子ちゃんが・・・魔女に!?」

278: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/03(日) 18:06:36.88 ID:IF5tQZ620
~続く~


銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」


キュゥべえ「してやられたよ・・・暁美ほむら」

ほむら「貴方の好きにはさせないと言ったはずよ」




第9話

杏子「もっと、別の出会い方」



銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」



お知らせ、「人魚姫の物語」主題歌決定。

OP曲名「ハーレム」歌:ClariS

ED曲名「水葬」歌:Kalafina


のつもりで脳内再生お願いします。

283: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/10(日) 14:46:47.95 ID:T0lyCZXl0
第9話「もっと、別の出会い方」


キュゥべえ「これは・・・!!」



ゴゴゴ・・・

女神杏子「・・・」

悪魔杏子「・・・」




キュゥべえ「ルシファー!?ルシファーじゃないか!」

キュゥべえ「何故・・・穢れを溜めた魔法少女が魔女ではなく、ルシファーに・・・」



キュゥべえ「はっ!」

ほむら「・・・」



キュゥべえ「なるほど・・・してやられたと言うわけだね・・・暁美ほむら」

ほむら「貴方の好きにはさせないと言ったはずよ」




ほむら「佐倉杏子は確かにソウルジェムを濁らせていた。
美樹さやかの幸福を願う気持ちと上条恭介の行動を責める気持ちで揺れ動いていた」


ほむら「魔女になりやすい精神はルシファー化しやすい精神状態でもあるのよ・・・
彼女は魔女になる寸前、ルシファーシードを挿してそれを回避した」


キュゥべえ「魔女化を回避したところでルシファーになってしまえばほぼ同じ事じゃないか・・・
僕はエネルギーを回収し損ねたけど・・・それが佐倉杏子の救いになるとは到底・・・」



ほむら「魔女と違ってルシファーは浄化する事で元の人間に戻る可能性がまだある」

ほむら「それが佐倉杏子の選択なのよ。仲間達ならルシファー化した自分を救ってくれると信じているから・・・」




ほむら「・・・!!」

ほむら「まどか達が来たわね・・・これ以上の長居は無用よ」

スッ(悪役ワープ)



~結界突入~


まどか「杏子ちゃん!」

さやか「杏子!!」


マミ「佐倉さんが・・・二人!!これは!」


なぎさ「ルシファー・・・!!杏子のルシファーなのです!!」

氷室「魔女化していない!?一体・・・」


284: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/10(日) 15:43:48.96 ID:T0lyCZXl0
キュゥべえ「佐倉杏子を魔女にすれば連鎖的に君たちの魔女化も誘発できると思ったんだけど・・・」

さやか「・・・!?キュゥべえ!!今回は暁美ほむらじゃなくお前の差し金か!!」


まどか「さやかちゃん!ルシファーなら今まで通り元に戻せる可能性があるよ!
消滅させざるを得なかった魔女化したあの娘と違って・・・」


キュゥべえ「並のルシファーならそうだろうね・・・しかし、今まで君たちが倒してきたのは
一般人のルシファーじゃないか」


一同「・・・!!」



キュゥべえ「魔女化寸前のソウルジェムがピークを迎え、より強大になった佐倉杏子の魔力を媒介に
あの二体のルシファーは生まれた」


キュゥべえ「魔法少女がルシファー化したモノとは戦っていないだろう?
アレは言うなれば、魔女二体分と考えていい」



キュゥべえ「魔女よりも厄介な存在になってまで魔女にはなりたく無かったらしい。
ボクには理解できないよ」



Ottilie(杏子のルシファー、女神側)

 美樹さやかの決意を肯定する佐倉杏子の精神体。
氷室(上条恭介)の行動も好意的に捉えている。

こちらの杏子は美樹さやかが自身を消滅させる選択をしたとしても、
例え上条恭介に騙されているとしても美樹さやかが幸せであればそれでいいと考える



Philine(杏子のルシファー、悪魔側)

 美樹さやかの決意に否定的な佐倉杏子の精神体。
氷室(上条恭介)の行動を批難している。

こちらの杏子は美樹さやかを自分のもとから離したくないと考えている。
正しいことのために自身を消滅させる選択を美樹さやかがするのなら、
それをいかなる手段を用いても阻止しようとする。

氷室(上条恭介)の嘘がいつかバレる脆いモノだと考え、
さやかがこれ以上傷つく前に二人を引き離そうとする。



女神杏子「HYUAAAAAAAAA!!」

悪魔杏子「GYOAAAAAAAAA!!」



マミ「来るわ!みんな・・・二手に分かれて!!」

なぎさ「なぎさとまどかは・・・マミと!」



さやか「じゃああたしは杏介君と!」

氷室「悪魔側の相手をするよ!!」


ガバッ(さやかぱんつ)

氷室「フォオオオオオオオオオオ!!!」




さやか「やっぱり何度見ても慣れないわ、これ・・・」

285: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/10(日) 19:16:10.55 ID:T0lyCZXl0
まどか「マジカル☆アローッ!!」


シュパァン!

女神杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」



ズラッ

マミ「え・・・?何この数は・・・」


なぎさ「100人の杏子が一斉に襲い掛かってくるのです!」



ドドド・・・

まどか「きゃああ!!」


なぎさ「って・・・思ってたよりも・・・痛くない?」

マミ「佐倉さんの幻術は・・・質量を伴ったモノだったはず・・・なのに何故・・・」



マミ「まさか・・・ルシファー化して二人に分かれた時・・・女神側の能力が幻術魔法に特化されて・・・」


まどか「腕力が・・・悪魔側に?」


マミ「いけない!接近戦しかできない美樹さんが危ないわ!」





~氷室、さやか側~


さやか「あたしの防御力、回復力は杏子の攻撃力とピッタリ釣り合ってるの」

さやか「あたしが「壁」の役割をするから・・・そのスキに杏介君は演奏で杏子の心に呼びかけて!」



氷室「それって・・・さやかが攻撃を耐えている所を黙ってみてろって事かい?
僕に出来るかな・・・」

ぎゅっ(さやかの手)


さやか「だから!デートじゃないっつーの!杏子が大変な時に何やってるのよ!!///」



悪魔杏子「・・・」プルプル

悪魔杏子「さやかから・・・離れろーッ!!」


さやか「させない!」


キィン!

さやか「今よ!杏介君!・・・って・・・重っ!!」

さやか「杏子の攻撃力が・・・上がっている!?」



氷室「さやか!!」



287: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/11(月) 14:14:00.29 ID:+imxh72V0
さやか「あたしの事はいいから・・・早く!」


バイオリン仮面「・・・!」

♪~♪~♪



バイオリン仮面「!?」

悪魔杏子「さやか・・・なんでソイツを庇うんだよおおお!!」



バイオリン仮面「なんて事だ!!相手の心に入り込めない!」

さやか「ど、どういう事・・・!?きゃああっ!!」



ドシャアッ



バイオリン仮面「さやか!」


杏子から距離を取り、さやかを支える氷室


バイオリン仮面「僕の演奏は・・・それに対して少しでも「良い」って思ってくれる人じゃないと
全く効果が無い能力なんだ」



さやか「それって・・・」

バイオリン仮面「ああ・・・杏子側から「氷室」という人物を完全否定しているから・・・演奏は効果が無い」



バイオリン仮面「僕は相当に嫌われたらしい」



さやか「簡単な言葉で済ますなーッ!!」


悪魔杏子「最後の審判!!」



ドォーン!!



さやか「・・・げほっ、げほっ・・・どうすんのよ!!攻撃力じゃ勝てないわよ!!」


バイオリン仮面「なら・・・さやかの攻撃力を上昇させる演奏を・・・いや・・・
負担が大きくなればさやかのソウルジェムの濁りを早めるだけ・・・!!」



バイオリン仮面「相手が僕の演奏に同調してくれないのなら・・・僕から歩み寄る他は・・・」

バイオリン仮面(佐倉さんの心情を理解できれば・・・
佐倉さんの心に届く曲が弾けるはず・・・しかしどうやって・・・)



バイオリン仮面「ハッ!」

さやか「杏介君・・・?」


バイオリン仮面「さやか・・・頼みがある。そして・・・約束を破ることを許して欲しい」

バイオリン仮面「杏子のパンティを・・・僕にくれ!!」バァーン!

288: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/11(月) 19:20:57.40 ID:+imxh72V0
バイオリン仮面「さやかの素早さを見込んでパンティをずり下ろして欲しいんだ」

さやか「は!?」

バイオリン仮面「見て、あそこに倒れているのは杏子の本体だ」


杏子(ルシファー化した後の抜け殻)「・・・」


さやか「杏子!」

バイオリン仮面「僕がルシファーの注意を引き付けるから・・・
今抜け殻となってる本体の杏子からパンティを取ってきて欲しい」


さやか「そ、そんな事できるわけ無いでしょ!」

バイオリン仮面「さやか・・・僕の心配をしてくれるのは嬉しいけど・・・
さっき君は囮役を買って出たよね?それと同じ事を僕がするだけ・・・」



さやか「そうじゃなくて!なんで杏介君が杏子のパンティを被るための補助をあたしがしなきゃいけないのよ!!」


バイオリン仮面「君は・・・このまま杏子の意識を取り戻せなくなってもいいのか!?」

さやか「え・・ええええ!?」


さやか「杏子のぱんつと・・・杏子の意識にどんな関係性が!?」



バイオリン仮面「僕は被ったパンティの持ち主の心情をサイコメトリーする事が出来る」

バイオリン仮面「僕が杏子の心に響かせる演奏をするためには・・・杏子の気持ちを読み取る必要があるんだ!!」




さやか「・・・」

さやか「わかったわよ!今回だけだから・・・」



さやか「またあたし以外の娘のパンティ被ったら・・・今度こそ許さないから・・・」



バイオリン仮面「分かってくれてありがとう、さやか」



悪魔杏子「あたしの前で・・・さやかとイチャついてんじゃねー!!」



バイオリン仮面「こっちだ!来い、杏子!」



さやか「いまだ!」バッ



杏子(抜け殻)「・・・」

さやか「・・・」


さやか「杏子・・・ゴメン!!」


スルッ

さやか「・・・!!こ・・・これは!!」

290: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/13(水) 11:54:58.30 ID:AY85ecy00
さやか「縞パン・・・!!きょ、杏子が・・・縞パンを身につけている!?」


バイオリン仮面「それがどうかしたのかい?」

さやか「今、見滝原の女子の間で縞パンがブームなのよ」


さやか「縞パンなら好きな男子の心を射止められるっておまじないがあって・・・(噂の言いだしっぺ)」

さやか「ただの偶然・・・?それとも・・・杏子に好きな人が・・・」



バイオリン仮面「そ、そんな事は良いから、は、早くパンティを!」


さやか「杏介君!受け取って!!」


悪魔杏子「あ、あたしのパンティ!!///」

悪魔杏子「ぜ、絶対ダメだ!!アタシのパンティ!!アタシの感情を読まれてたまるか!!」



がしっ(悪魔杏子を押さえつけるさやか)
さやか「落ち着いて杏子!氷室君が、あんたを元に戻してくれるから!」



悪魔杏子「離せさやか!!アレは・・・アレは!」




ぱしっ


氷室「し・・・縞パンが男子の心を射止めるアイテム・・・」


氷室「確かに・・・これは来るモノがある・・・僕は縞パン好きだったのか・・・」ドキドキ




さやか「・・・杏介君が、杏子の縞パンにうっとりしてる・・・」

さやか「や、やっぱり噂は本当だったんだ・・・男子は縞パンが好きなんだ・・・」




悪魔杏子「ダメだ恭介ーッ!!被るなー!!」


ズポッ


氷室「フォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」



悪魔杏子「あ・・・あああああ!!///」


氷室「見える!見えるぞ!!杏子がさやかを想う熱い感情が!」


バイオリン仮面「バイオリン仮面ウィザード!フレイム(赤)スタイル!」バァーン


バイオリン仮面「今なら弾ける!杏子の心に響かせる演奏が!」

悪魔杏子「やめろ・・・これ以上アタシの心に触れるなーッ!!」

バイオリン仮面「僕の演奏を聞け!」♪~♪~♪


291: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/15(金) 17:02:11.20 ID:cvTnr8t00
悪魔杏子「・・・」がくっ

バイオリン仮面「同調に成功した!今僕は杏子の思念に触れている!」

バイオリン仮面「これは・・・」


~杏子の記憶~

さやか「仁美が・・・恭介に告白するってさ」

杏子「そんで、あんたはどうするんだよ・・・」


さやか「どうにも出来ないよ・・・」

さやか「元々わかってたからね・・・契約前にキュゥべえは教えてくれたし(魔獣世界なので)」


さやか「普通の人間の体じゃなくなっちゃう事・・・それでも恭介のバイオリンをもう一度聴きたかったから・・・」


杏子「だったらなお更だ!高すぎる対価を支払っちまったんなら、もう自分の好き勝手に生きれば良いだろ!」

杏子「坊やに気持ちを伝えるのは悪いことじゃねーだろ!なんでアンタが諦める必要が・・・」



さやか「ありがと・・・でも、今すぐには割り切れないかな・・・」

さやか「仁美は明日までって期限決めてるし・・・」


杏子「おま・・・じゃあ何か!?自分が普通の人間じゃないってだけで、
これから先、好きな人が出来てもカンタンに諦めちまうのか!?」

さやか「相手があたし達と同じ立場の魔法少年とかだったら、
何も気にしないんだけどねー。なんつってー、ははは・・・」



杏子「それでもまだ仁美って奴とくっつくとは限らねーだろ!
あんたがそれだけ尽くしたんなら・・・きっとあんたの事気遣って・・・」

さやか「それは望み薄かなー・・・あたしは気持ちを直接伝えた訳じゃないし・・・」



バイオリン仮面「これは・・・まださやかと佐倉さんが仲良くなる前の記憶か・・・」





さやか「恭介、OKしたんだって」

杏子「・・・」



杏子「薄情な奴だな・・・恭介って」


バイオリン仮面「う・・・」



杏子「それが、アタシが感じたあいつの第一印象だった」

バイオリン仮面「え、なにこのナレーション」


和子「転校生を紹介します」

杏子「佐倉杏子だ。よろしくな」


さやか「杏子!?」

294: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/17(日) 20:31:19.15 ID:u6FKpUas0
さやか「あんた・・・なんで・・・」

杏子「アタシの幻惑の魔法を使えば容易いことさ」

杏子「学校のお偉いさんに、アタシが転入生だと思い込ませたのさ」



杏子「それに、なんか・・・さやかの事ほっとけなくて、さ・・・」


~~~


魔獣軍団「ウォオオ・・・」
ぞろぞろ・・・



さやか「あいつ等が向かう先は・・・恭介の試験会場!?」

さやか「させるか!恭介に・・・恭介の夢を・・・お前らなんかに壊させるか!!」

杏子「さやか!無茶すんな!マミ達が来るまで待て!」



さやか「数が多い!このままじゃマミさん達が来る前に・・・」



さやか「うわあああああ!!」


カッ!

杏子「さやかあああああ!!」



シーン・・・

杏子「魔獣が・・・全部消し飛んでる・・・さやかは!?」

マミ「佐倉さん!」

ほむら「・・・あれは!」



さやか「・・・」しゅうう・・・


さやか「杏子・・・ごめんね・・・」


杏子「・・・!!」


しゅうう・・・

マミ「・・・逝ってしまったわ・・・円環の理に導かれて・・・
美樹さん・・・今の一撃に全てを・・・」


杏子「馬鹿やろう・・・惚れた男の為だからって・・・自分が消えちまってどうするんだよ・・・
せっかく友達になれたのに・・・」


~~~

恭介「25番、上条恭介です・・・課題曲は・・・アヴェ・マリア」

仁美「・・・」

バイオリン仮面「・・・!?この記憶は一体・・・!?」

バイオリン仮面「そうか・・・これが・・・魔女世界では無く・・・魔獣世界でのさやかの最期・・・
以前鹿目さんの記憶にあった物とは・・・別の・・・」

295: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/17(日) 20:54:55.36 ID:u6FKpUas0
バイオリン仮面「佐倉さん自身も・・・さやかが一度消えたことを忘れているんだ・・・これは・・・
奥底にある封印された記憶か・・・」




ザザッ(砂嵐)


バイオリン仮面「記憶を改ざんした跡が・・・そうか・・・この後暁美さんが・・・世界改変を・・・」

バイオリン仮面「さやかは戻ってきたけど・・・世界そのものが偽りの町と化して・・・」

バイオリン仮面「佐倉さんが・・・さやかと同居することになった過程も省かれている・・・」



杏子「さやか、何見てるんだ?」

さやか「撮り溜めしてた恭介の演奏会」

杏子「未練がましいな~。まだ好きなら奪っちまえばいいのに・・・」


さやか「そんなんじゃないってーの!あたしは、友達のままでも恭介の夢を応援したいから・・・」

さやか「ほら、杏子も聞いてみなよ!絶対気に入るから」



杏子「・・・確かにいい音だな」

杏子「それに・・・さやかに八つ当たりしてた奴と同じ男とは思えない程かっこいいじゃん」


さやか「杏子!?」

杏子「さやかが惚れるのも解った気がする」



さやか「杏子!?だ、駄目だよ!今の恭介には仁美がいるんだから・・・」

杏子「バーカ、冗談に決まってるだろ?」


杏子「ま、あたしがもしも恭介に惚れたなら魔法少女の身体とか、相手に彼女がいるとか
関係無しに奪うけどね。坊や、仁美と話してても上の空みたいだし」


さやか「そうじゃ無くて!今のあたしは・・・杏子が彼氏とか作ってどこかに行っちゃうのが嫌なの!」

杏子「え・・・///」

さやか「あ・・・///」



杏子「馬鹿やろう・・・だから冗談だって言ってるじゃん・・・///」

さやか「そうだよね・・・ごめん・・・///」

杏子「あたしも今はこれが一番楽しいかな・・・」

杏子「さやかと一緒にいる、この時間が・・・///」


さやか「杏子・・・///」


バイオリン仮面「なるほど・・・これはいい物だ♀」

~~~

杏子「下着の魔法使い!正体を見せやがれ!」

バッ

恭介「・・・はぁ、はぁ・・・」

296: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/17(日) 21:49:53.27 ID:u6FKpUas0
バイオリン仮面「これは・・・最近の記憶か・・・」



杏子「下着の魔法使いが恭介である事・・・それは恭介がさやかが魔法少女になってしまった事を
知っている事を意味する」

杏子「さやかはもう十分に傷ついた。だからあたしは・・・これ以上さやかが傷つかない為に・・・
恭介の嘘に乗っかった」



杏子「下着の魔法使いを・・・氷室と言う人物にでっち上げ・・・苗字が違うから、
あたしの母方の親戚と口裏も合わせて・・・」


さやか「ねえ杏子、氷室君ってどんな人なの?」

杏子「え」



杏子「お、お前まさかアイツを・・・」

杏子「あいつだけは止めとけ!下着被る変態だぞ!!」



さやか「いや、そんなんじゃ無いし・・・まぁ変態なとこ以外は
恭介と似た雰囲気があるのは認めるけど・・・声も似てるし・・・」

さやか「前にちょっと言ったじゃん。あたし達と同じ立場で男の子・・・魔法少年的な奴がいたら、
あたし達の理解者になってくれるんじゃないかなって」



杏子「そ・れ・で・も、やめとけ!」



杏子「アイツは・・・野獣だぞ!」

さやか「ファッ!?」




杏子「小さい頃同じ風呂に入ってたけどその頃からあたしの体を嘗め回すように見てたし
(恭介とさやかの幼児期のエピソードの改変)」


杏子「あたしの実家の教会で何度もごっこさせられたぞ!あたしは親戚同士だから無理だって言ったのに・・・」



さやか「え?実妹とかじゃなくて、親戚なら結婚できるけど?」

杏子「え」



さやか「ん?」


杏子「ともかく!あいつは・・・女なら誰でも良いって奴だし・・・」

杏子(事実、先に告白されてたら、仁美やさやかどころか、まどかやアタシにまでOK出しそうないい加減な奴だし・・・)





杏子「さやかが・・・次第に氷室に惹かれていくのは当然だった・・・中身は上条恭介そのものなんだからな・・・」

杏子「一つの救いは・・・話しているうちに恭介は恭介でちゃんとさやかの事を大切に思ってるって
わかった事だ」


杏子「あたしの中で恭介は「薄情な奴」って考えはこの時にはすでに無かった気がする」

297: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/18(月) 20:14:03.47 ID:YoMqWcdW0
杏子「そして、さやかと氷室は付き合い始めた」

杏子「仲良くなる二人を見てると寂しくなった」

杏子「恭介がナニを考えてOKを出したかわからない。もしもさやかの気持ちを弄んでるのなら、許せなかった」



杏子「だからアタシは、恭介を呼び出して真意を問いただした」


恭介「僕はさやかが好きなんだ」




杏子「それだけで十分だった」

杏子「誰もさやかと恭介の間を裂く権利なんて無い。最後はお互いに傷つくだけだってわかってながら・・・
アタシは二人の仲を認めるしかなかった」




パリィーン(杏子の意識の深いところに潜り込んだ恭介)


恭介「佐倉さん!」


杏子「・・・」

杏子「人の心を・・・随分と覗いてくれたじゃねーか・・・」




恭介「あ、ごめん・・・」

恭介「だけど・・・君の心は伝わったよ」



杏子「な・・・!?///」

恭介「君はこんなにも・・・」



杏子「ば、馬鹿よせ!やめろ!!そんなんじゃ・・・///」


恭介「こんなにも・・・さやかの心配をしてくれていたんだね」



杏子「え」


杏子「・・・」

杏子「こりゃ、さやかと仁美も苦労するわけだ」

恭介「え?」


杏子「じゃあ、それで。あたしがさやかの事しか考えてないって事でいい」


杏子「どうせ・・・女同士でそんなの変だってあんたは思うんだろ?」

恭介「思うわけ無いだろ!!」


杏子「・・・!?恭介!?」


恭介「さやかを心配する気持ち・・・そこに男だからとか女だからとか関係無いよ!」

恭介「僕と同じなんだ君は・・・そんな人を、変だって思うはず無い!」

298: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/19(火) 18:54:45.69 ID:PpvGDg2K0
杏子「・・・」


杏子「あんたは・・・これからさやかの事・・・どうするつもりだい?」

恭介「僕も君と同じ様にさやかを失いたくない」


恭介「だけど・・・最後の決断はさやかに任せるつもりだよ。さやかが望む結末を全力で叶えてあげたい」

恭介「たとえ円環の理に還るのが運命だとしても・・・」



恭介「さやかと一緒にいたいって願ったのは・・・僕の勝手なわがままだから・・・」


恭介「もしもさやかが消えなきゃならないのなら・・・
さやかの最期を見届けて・・・今までのことを全て正直に謝るつもりだ」



恭介「それが・・・さやかが叶えた願いへの・・・礼と贖罪になるのなら・・・」



恭介「だからこそ・・・最期のその瞬間まで・・・さやかと一緒にいたいって・・・
さやかに幸せな夢を見させてあげたいって・・・」




杏子「そっか・・・」

杏子「さやかの事・・・好きだっていうのは本気みたいだな・・・」



杏子「でも・・・だからって仁美を裏切るような事はするなよ?それはさやかが望んでることじゃない」

杏子「自分があんたと結ばれる事以上に・・・あいつはあんたの幸せを望んでいるからさ・・・」



恭介「仁美さんも大事にしたいっていうのも・・・間違いなく上条恭介の感情だ」

恭介「だけど今・・・さやかがすぐにでも消えてしまう存在なら・・・僕はさやかを・・・」



杏子「さやかの事・・・あんたに任せるよ」

杏子「悪かったな・・・あんたとさやかに対するやきもちなんかで手間かけさせて・・・」



恭介「佐倉さん・・・」


杏子「杏子で統一してくれ。氷室の時は親戚っていう設定だし」

恭介「杏子・・・さやかを・・・さやかをこんなにも好きでいてくれて・・・ありがとう・・・!」



杏子「さやかはズルいな・・・」

杏子「もっと別の出会い方してれば・・・あたしも・・・」



恭介「え・・・?」


~現実世界~



バイオリン仮面「・・・」

302: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/20(水) 20:54:52.62 ID:fH3nuB0E0
さやか「ネガティブ(悪魔側)の杏子の精神が浄化されていく・・・」

さやか「マミさん達は!?あっちの戦いはどうなったの!?」




マミ「任せておいて、こっちも仕上げよ」


マミ「ティロ・フィナーレ!!」



ドォーン


しゅううう・・・



なぎさ「杏子の精神が本体へと戻っていくのです!」


まどか「杏子ちゃん!」



杏子「あ・・・あたし・・・」

さやか「杏子!」がばっ





さやか「良かった・・・良かったよ杏子・・・杏子が戻ってきてくれて・・・」

さやか「ごめんね・・・あたし・・・またいつの間にか自分の事ばかり考えてた・・・」


さやか「杏子はいつでも・・・あたしの事心配してくれていたのに・・・」



杏子「さやか・・・」




どろっ・・・

ほむら「!?」



ほむら「何をしているのさやか!!早く杏子のソウルジェムを浄化しなさい!」


さやか「ほむら!?」


杏子「うっ・・・」ゴゴゴ・・・

バイオリン仮面「!?ど、どういう事だ!?ルシファーを倒したのにソウルジェムの穢れが浄化されない!」



キュゥべえ「それは、一般人がルシファー化した場合のルールだろう?」

キュゥべえ「魔法少女のソウルジェムの穢れを浄化するのは例外なく
グリーフキューブ、またはグリーフシードで無ければならない」

キュゥべえ「精神を蝕んでいた「悩み」が晴れたとしてもソウルジェムが浄化されるわけでは無い」


ほむら「さやか!これを!!」ぱしっ

さやか「!!ルシファーシード!?」

303: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/20(水) 21:06:22.87 ID:fH3nuB0E0
キュゥべえ「そうそう、暁美ほむらが作り出すルシファーシードも同じ作用をもたらしたね」


キュゥべえ「だけど・・・」


ぱくっ

さやか「!!ルシファーシードが!」

マミ「キュゥべえ!?あなた何を!?」




キュゥべえ「悪いけど妨害させてもらうよ」

キュゥべえ「せっかく佐倉杏子が今度こそ魔女になるという時に・・・横槍は入れてほしくないからね」



キュゥべえ「そして駄目押しに・・・この映像を見てもらおうか」


キュイイイ・・・


杏子「・・・!!こ、これは・・・」





杏子「あああ!!あああっ!!」

ズキィン!ズキィィッ!!




バイオリン仮面「杏子!!」


バイオリン仮面「キュゥべえ!!杏子に何を見せている!?」




キュゥべえ「幾通りもありえる未来の映像さ」

キュゥべえ「恭介がさやかはもちろん
、仁美やマミ達と恋人同士になる「ありえるかもしれない」未来の映像を見せている」




キュゥべえ「ただしその組み合わせから恭介×杏子を除外した映像をね」




バイオリン仮面「なぜそんな事を!?そしてなぜそれで杏子は苦しんでいるんだ!?」

キュゥべえ「気づいていなかったのかい?天然ジゴロとは君みたいな人の事を言うんだね」



バイオリン仮面「!?」

さやか「ま、まさか杏子!?」


キュゥべえ「君は実にすばらしいよ恭介・・・まさにハーレムという名の固有結界と言っていい」

キュゥべえ「佐倉杏子もまた・・・恭介の結界に捕らわれてしまったという事さ」


バイオリン仮面「インキュベーター!!」

キュゥべえ「君を魔法使いにして良かった・・・大好きだよ。恭介・・・」ゴゴゴ・・・

307: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/22(金) 19:51:58.18 ID:K6L90X/o0
杏子「さ・・・や・・・か・・・」


ピギィ!

さやか「杏子ーッ!!」



ゴゴゴ・・・

杏子(抜け殻)「・・・」


ドサッ



一同「・・・!!」


武担の魔女「KYOAAAAAAAAA!!」



さやか「杏子が・・・魔女に・・・」


さやか「嘘・・・でしょ・・・」


ほむら「・・・!!」



バサァッ(悪魔化)

さやか「!!アンタ、一体何を!?」


悪魔ほむら「アレを殺すわ」


悪魔ほむら「円環の理が機能していない今、魔女を消滅させるには殺すしかないのよ」


悪魔ほむら「魔女は魔女よ・・・元の姿に戻るなんて・・・有り得ないことだから・・・」



さやか「冗談だよね・・・」


さやか「ルシファーが人間に戻るように・・・もっと他に手があるんだよね?杏子を元に戻す方法が・・・」

悪魔ほむら「事実よ。受け入れなさい」



悪魔ほむら「だからこそ彼女は自分にルシファーシードを挿してそれを回避しようとしたのよ・・・」

悪魔ほむら「インキュベーターがああいう手段に出たのは私の失念だったわ・・・それは認める。だからこそ殺すの」



さやか「まどか!ねぇ、まどか!!」


まどか「・・・」

さやか「まどかなら・・・なんとか出来るんでしょ!?円環の理そのものなんでしょ!!」



さやか「杏子を助けてよ!こんなのって・・・無いよ!!」

悪魔ほむら「言ったでしょ・・・まどかの記憶と力は完全に戻ってるわけじゃないと」

悪魔ほむら「例え思い出したとしても・・・杏子を元には戻せない。円環の理は
あくまで救いがある「消滅」でしか無いから・・・」

308: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/22(金) 20:51:31.20 ID:K6L90X/o0
悪魔ほむら「でもね・・・杏子を取り戻す方法が無いわけじゃないのよ」

さやか「え・・・」


悪魔ほむら「ワルプルギスによるリセットを受け入れなさい。そうすれば繰り返す世界で
またあなたは佐倉杏子に会えるわ」


さやか「ふ・・・ふざけるな!!」

悪魔ほむら「大切な人を取り戻す・・・私の今の姿と力は・・・そのための物なの」


さやか「・・・!!」

悪魔ほむら「杏子を取り戻すためにいちいち手段を選ぶつもりなら・・・諦めるしかないわ」




悪魔ほむら「今は・・・一般人に被害が出る前にあの魔女を殺すしか無い」

悪魔ほむら「あなた達は気が引けるでしょう?だから私がするのよ」



さやか「・・・」



さやか「あたしがやるわよ・・・」


悪魔ほむら「!?」



マミ「美樹さん・・・」

なぎさ「さやか!?」




さやか「元はと言えば・・・あたしに責任があるんだし・・・」

バイオリン仮面「違う・・・さやかのせいじゃない」



さやか「杏介君・・・お願いがあるんだ」


バイオリン仮面「・・・」

さやか「杏介君の演奏は・・・あたしが忘れている記憶に干渉できるんだよね・・・」



さやか「あたしが忘れてる・・・杏子との記憶・・・それを思い出さなくちゃいけない気がするの」



さやか「あたしが戦ってる間・・・演奏してほしいな」

バイオリン仮面「さやか・・・」



バイオリン仮面「わかった・・・出来るだけやってみるよ」

まどか「さやかちゃん・・・」


さやか「皆は手を出さないで・・・暁美ほむら・・・あんたも」


さやか「杏子だけは・・・あたしが・・・やらなくちゃいけないから・・・」

309: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/24(日) 10:15:09.14 ID:poC66ljo0
さやか「ほむら・・・」

ほむら「・・・」


さやか「あんたが・・・まどかを裏切ってまで取り戻したかった物・・・今なら解る気がする」

さやか「だけど・・・あたしは・・・あんたとは別の道を行くよ」

さやか「正しい事のために・・・あたしはこの力を使う・・・!」

さやか「杏子を・・・魔女になったみんなを・・・これ以上苦しませたくないから・・・」



バイオリン仮面「・・・」


♪~♪~♪(オクタヴィアのテーマ)


さやか(なんか・・・懐かしいな・・・)


武担の魔女「HYUAAAAAA!!」


増えた魔女(ロッソ・ファンタズマ)が一斉に襲い掛かる
それを一振りでなぎ払うさやか


さやか(こんなに辛いはずなのに・・・何もかも懐かしいよ)

さやか(あの時とは・・・立場が逆になっただけ・・・だもんね)



ドバァッ

地面から突き出す槍。抵抗しないまま刺され、宙吊りになるるさやか



まどか「さやかちゃぁん!!」


なぎさ「ひどいのです・・・」

マミ「もう、見てられないわ!」バッ



ほむら「やめなさい」

ほむら「美樹さやかが望んだ事よ・・・手出しは許されないわ」




さやか「今・・・全部思い出したよ杏子・・・」

さやか「あの時のあんたも・・・こんなに痛かったのかな・・・」


さやか「一人ぼっちは・・・寂しいもんね・・・」



さやか「あたしもすぐに・・・そっちに行くからね」


人魚の魔女「GYAAAAAAA!!」ゴゴゴ・・・


ほむら「あれは・・・!!」


まどか「さやかちゃん!!」


310: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/24(日) 11:49:30.26 ID:poC66ljo0
杏子「まぁ・・・恭介がどうのって言うわけじゃなくて・・・正直言うと家族ってのに憧れてるかな」

さやか「杏子・・・?」


杏子「あたしの家族は・・・あたしのせいで死なせちまった様なもんだし・・・」

杏子「だから・・・これから先さ・・・あたし達魔法少女も・・・普通に結婚してさ・・・」


杏子「普通に子供を産んで普通に家庭を持つような・・・そんな普通な幸せが許されても良いんじゃねーかな・・・
なんて・・・」


さやか「杏子・・・」


さやか「なんか、可愛い」

杏子「な・・・!?///」


さやか「よし、それまではあたしが、見滝原の皆が杏子の家族だからね」

さやか「ほら、お姉ちゃんだと思って甘えてみ?ほらほら」



杏子「やめろ馬鹿!お前のどこがお姉ちゃんだ!どっちかと言うと手のかかる妹だ!うわ!くっつくな!!」



カッ!!


しゅうう・・・


まどか「杏子ちゃんが・・・消え・・・」


マミ「嘘吐き・・・」

なぎさ「マミ・・・」



マミ「私より先に逝かないっていったのに・・・佐倉さんの嘘吐き・・・!!」

マミ「うわあああああああああ!!」ドサッ



さやか「・・・」


バイオリン仮面「さやか・・・!!」




さやか「ねぇ・・・杏介君・・・」


さやか「杏介君の能力・・・本当は・・・あたしの記憶の深い所・・・
円環の記憶と力・・・そこまで潜り込めるんじゃないかな・・・」



バイオリン仮面「・・・」


恭介(そうだ・・・さやかは・・・昔から・・・)


さやか「もう・・・杏子みたいな子をこれ以上増やしたくない・・・だから・・・」

さやか「あたしに・・・円環の騎士としての力を・・・蘇らせてよ!」

恭介(さやかは正義を貫き・・・そして僕は・・・さやかを失う・・・) 【続く】

311: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/24(日) 12:05:05.04 ID:poC66ljo0
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!!」


さやか(5歳)「こらー!きょうすけくんをいじめるなー!」

きょうすけ(5歳)「ぼく、なさけない・・・」


ひとみ(5歳)「あちらのおかたは?かみじょう、きょうすけくん?」

恭介父「恭介、一曲弾いて上げなさい」



仁美「私・・・さやかさんに・・・ひどいことをしたのに・・・」

壁ドンッ


恭介「黙れよ・・・」

仁美「・・・///」



銀河万丈「第10話!!」


きょうすけ「さやかちゃんとひとみちゃん」



銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」


315: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/29(金) 02:23:27.62 ID:9VzctgTi0
恭介「自分にとって「大切な人」が誰かを考えることがある」

恭介「ある歌ではそれは「恋人」だと言った」

恭介「僕にとっての仁美さんはそうだろうか。
復学して間もない頃彼女の告白を聞き、断る理由が無いから交際を始めている」


恭介「また、ある歌はそれを「親友」だと言った
医者に見離された怪我を最後まであきらめないでと励ましてくれた幼馴染の少女
僕にとってのさやかは「大切な人」なのだろうか」



恭介「きっとそれは・・・何よりも「失いたくない」と感じる気持ちなんだろう」

恭介「僕にとってのそれは・・・今までバイオリンだった・・・
バイオリンさえ弾ける身体なら・・・他に何もいらないと思っていた」



恭介「でも今は・・・失いたくない人達がいる」



仁美「あの・・・恭介さん?」

恭介「なんだい?」


仁美「さやかさんの気持ち・・・気付かれていたんですね・・・」


恭介「・・・」



恭介「うん・・・とは言っても、仁美さんと付き合うようになってからなんだけどね・・・」


仁美「私・・・恭介さんに気持ちを伝える前の日・・・さやかさんに・・・」

仁美「さやかさんに・・・ひどい事を・・・」



壁ドンッ


恭介「黙れよ・・・」

仁美「えぇっ・・・!?///」




恭介「仁美さんは・・・自分の気持ちに一生懸命向き合っただけなんだよ・・・さやかの事は気にしないでいい」

恭介「確かに・・・先に僕がさやかの気持ちに気付いていたなら・・・さやかを選んだかもしれない。でも・・・
そんな「もしも」の事を話していたらきりがないじゃないか・・・」


恭介「仁美さんが罪悪感を感じることなんて何一つ無いんだ」


仁美「きょ、恭介さん・・・///」ポッ



仁美(あ、憧れの壁ドンキタァーッ)



恭介「仁美さんは、自分の気持ちから逃げ出さずに行動するタイプの人だ」

恭介「だからこそ・・・好きだと言って貰える事がどれだけ本気か解ったんだ・・・ただその気持ちが嬉しくて・・・」



恭介「今の僕は・・・仁美さんを失いたくない」

317: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/29(金) 18:10:37.49 ID:9VzctgTi0
さやか「あたしは消えたって構わない・・・「円環の理」の力と記憶を、あたしに呼び覚ましてよ!」


恭介「僕は知ってるよ・・・君が正義感の強い子だって事を・・・」

恭介「見返りを省みず正しい事に突き進むその性格が・・・時折自分自身を傷つけていた事も」

恭介「さやかが・・・自分の気持ちから逃げ出さざるを得なかった経緯を・・・」


恭介「辛い時もずっと支えてくれた親友・・・僕はさやかを失いたくない」

恭介「だけど・・・ずっと前から解っていたんだ・・・君が選ぶだろう道を・・・」



恭介「ずっと昔から・・・僕はさやかの事を知っているよ・・・」




~~~


きょうすけ(5歳)「うわっ!」ドサッ

園児A「かなせんせ~!きょうすけのやつまた、ようちえんにバイオリンもってきてるよ~」


原田(幼稚園教師)「いいのよ。コンクールが近いから幼稚園でも練習させてほしいって
きょうすけ君のお父さんが言ったのよ」


園児A「でも、ぼくのおもちゃはだめだったよ!ぼっしゅうされたよ!」

原田「後で返したでしょ。ほら、きょうすけ君にごめんなさいしよ?」



園児A「いーやーだー!ぼっしゅう!ぼっしゅう!」

園児A「きょうすけのバイオリンもぼっしゅうするんだー!」


きょうすけ「や、やめてよ!!」



さやか(5歳)「なにやってるのよ!あんた!きょうすけくんをいじめるなー!!」

園児A「うわっ!みきだ!!にげろー!!」



さやか(5歳)「まてー!!」




きょうすけ「さやかちゃん・・・」

さやか「だいじょうぶ?きょうすけくん」



きょうすけ「ありがとう・・・だけどぼく・・・なさけない」

さやか「いいんだよ!きょうすけくんのては・・・
なぐったりするんじゃなくて、すてきなきょくをひくためにあるの!」


さやか「きょうすけくんはそれでいいんだよ」

きょうすけ「さやかちゃん・・・」


原田「それじゃあ、絵本でも読みましょうか・・・えっと・・・「人魚姫」!」

さやか「わーい!あたし、かなせんせーの癒し系ポイズン声での、ろうどくだーいすき!」

318: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/29(金) 19:20:17.81 ID:9VzctgTi0
~読み聞かせ終了~


さやか「うぐっ・・・ひっく」ぐすん

きょうすけ「さやかちゃん!?」



さやか「やだよぉ・・・にんぎょひめさんかわいそうだよぉ・・・」


うわーん


園児A「・・・!!」


園児A「みきのじゃくてんをみつけたぞ!あしたは・・・おれがみきをいじめてやる!」




きょうすけ「あ、あいつ!わるいことかんがえてるな・・・!さやかちゃんにふくしゅうするつもりだ!」


きょうすけ「こ、こんどはぼくがさやかちゃんをまもらないと・・・」



次の日

きょうすけ「ぼくがにんぎょひめのものがたりを・・・あたらしく書き直したこの本をあげるよ」

きょうすけ「だから・・・げんきだしてよ」



さやか「ありがとう、きょうすけくん」


松来「青春ですね~」

原田「みゆ先生はあの子達に先越されちゃいそうですね」



松来「やめて!それだけは言わないで!」




さやか「しゃこうじれい?」

きょうすけ「とうさんのせんぱいとかじょうしとかいうひとのパーティに参加しなくちゃいけないんだ」


きょうすけ「おとなのつきあいっていってたっけ・・・ぼくにはよくわからないけど」

さやか「じゃあこんどのにちようびはあそべないんだね・・・ざんねん」




~社交辞令のパーティ~



きょうすけ「ん?まいごかな・・・?さやかちゃんとおなじくらいのとしかな?」


きょうすけ「ねぇ君、どうしたの?」

ひとみ(5歳)「あなたは・・・?」


きょうすけ「どうせおとなばかりでつまらないし・・・
お父さんお母さんのところに帰るより外でおはなししないかい?」

319: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/29(金) 22:39:23.63 ID:9VzctgTi0
ひとみ「これは・・・?」

きょうすけ「えっと・・・おじょうさまだからわからないかな・・・いわゆる「しょみんのあそび」って奴だよ」



ひとみ「しょみん・・・?わたくし・・・パーティに来るのはてっきりおなじようなひとたちだとばかり・・・」

きょうすけ「いつもいっしょにあそんでくれる子がおしえてくれるんだ」



恭介父「恭介!ここにいたのか!」


仁美父「仁美!?勝手に出歩いて・・・」

ひとみ「おとうさま!」



ひとみ「わたくし・・・こちらのおかたにしょみんのあそびを教えていただいてましたの・・・」

ひとみ「とてもたのしい時間でしたわ・・・」



仁美父「いいからもう入りなさい。お前を会わせなきゃいけない人たちがたくさんいるんだ」


恭介父「志筑さん・・・この度は息子がご迷惑を・・・」

仁美父「いや、良いんです・・・子供のした事です。私も娘も・・・挨拶周りで退屈していた所ですし・・・」




恭介父「恭介・・・父さんが昔世話になった人が・・・どうしても演奏を聴きたいと言って来てね・・・」

恭介父「断りきれなかったんだ・・・一曲・・・弾いてくれるかい?」



きょうすけ「しょうがないな父さんは・・・」



ひとみ「あ・・・あの・・・」



♪~♪~♪

ひとみ「あちらのおかた・・・お名前は・・・」


ひとみ「かみじょう・・・きょうすけくん?」



ひとみ「そつえんご、どちらの小学校に?」




見滝原小学校入学式


仁美「上条君・・・私の事覚えてくださいますかしら・・・」

仁美「声・・・かけてみようかな・・・でも一緒のクラスになれませんでしたし・・・」


仁美「あ、上条・・・く」



恭介「一年生から、またさやかと一緒だね」

さやか「うん、周り知らない子ばっかりだし。何かほっとしたよ」

320: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/29(金) 23:08:10.41 ID:9VzctgTi0
仁美「・・・」




仁美を通り過ぎる恭介とさやか

仁美「とても仲良さそうな二人ですわ・・・」

仁美「覚えているわけ・・・無いですわよね」



仁美「だってあの時・・・名乗ってもいなかったのですもの・・・」

仁美「切り替えるしか有りませんわ・・・いったんこの想いは心の奥に仕舞ってしまいましょう」


仁美「でもいつか・・・縁があれば改めてお友達になって・・・」




恭介「最初に感じたのは・・・小学校3年生くらいになってからかな・・・」


昼休み

男子「上条ーお前もサッカーやるか?」

恭介「いや、遠慮しておく。僕はまた音楽室で練習するよ」


男子「なんだよ・・・人数足りねーじゃん、そうだ!美樹!お前入れよ」

さやか「何よもう!あたしも久しぶりに恭介の練習に付き合いたかったのに!」


男子「お前に音楽とか似合わないし!」

さやか「なにおぅ!」


男子B「美樹は俺達のチームな!美樹がいるとたいてい勝てるんだよな」

男子「勝手に決めるんじゃねー!ジャンケンさせろジャンケン!」



さやか「恭介ゴメン、なんか勝手に進められてるみたいだから・・・あたし行くね」


恭介「さや・・・か・・・」



恭介「・・・」


音楽室

♪~♪~♪


恭介「僕も・・・バイオリンだけで無く運動神経もあれば・・・昔みたいにさやかと遊べたのかな・・・」

恭介「でも仕方ないよね・・・さやかよりもたくましい男子じゃないと・・・さやかには着いていけないだろうし・・・」



恭介「3年生になったあたりから・・・さやかは僕以外の男子の友達が増えた気がする・・・
それだけでなんとなく寂しい気分になるのはなぜだろう・・・」



恭介「鹿目さんと同じクラスになったのは・・・5年生になってからだっけ・・・」

322: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/30(土) 19:28:50.76 ID:so0UGgoL0
さやか「あんた達・・・クラスが変わってもまだまどかをいじめているの!?」

女子A「い、いやこれは・・・」


まどか「み・・・美樹さん、もういいよ!もうやめ・・・」


パチーン

女子A「・・・!!」



さやか「いじめられる側にも理由があるってよく言うけどね・・・あたしはそんなの認めないよ」

さやか「いじめる奴が一番悪いに決まってる!!」





恭介「さやか・・・」


恭介(そうか・・・僕はあの時から・・・)

恭介(正しい事を信じる・・・さやかのその心が好きだったんだ)

恭介(さやかに他にも友達が出来ても構わないじゃないか・・・さやかはさやかなんだ・・・)



恭介(僕は僕のやるべき事をするだけさ)



小学校卒業直前

~コンクール会場~


♪~♪~♪

さやか「・・・」



さやか「恭介すごいよ!また上手くなってるじゃん」

恭介「ありがとう」



恭介(昔より一緒に遊んだりする時間は減ったけど・・・さやかはコンクールには必ず来てくれる)

恭介(今となっては・・・音楽が僕とさやかを繋ぎとめている絆のようなものかな・・・)



恭介(お互いに別の友達もたくさん出来た。すこし寂しい気分になる時もあるけど・・・今はこれでいい)

恭介(バイオリンさえ弾ければそれでいいんだ・・・)


さやか「えへへ・・・」

恭介(さやかの笑顔は・・・やっぱり落ち着くな)



コンクール会場に来ていた仁美が会場を振り返る

仁美「結局・・・6年間の間、一度も上条君とも美樹さんとも同じクラスになれませんでしたわ・・・」



323: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 03:09:03.36 ID:0HGA5HTR0
~見滝原中学入学式~

恭介「さやかは部活に入るのかい?」

さやか「うーん・・・運動部の予定は無いかなー・・・やるとしても助っ人とか」


恭介「そっか・・・運動神経良いのにもったいないな」

さやか「中学生からはあたしも・・・ちょっとは女の子らしくなろうかなって・・・」



恭介「・・・?同じクラスの男子に好みの生徒でもいたのかい?」

さやか「あれっ」がくっ



仁美「あの・・・」

さやか「ん?あなたは確か同じクラスになった・・・えっと・・・」

恭介「志筑さんだよ・・・小学校も一緒だったじゃないか」



仁美「・・・!!お、覚えてくださいましたか」

恭介「でも、今まで同じクラスになった事が無かったよね。改めて「初めまして」、上条恭介です」

仁美「あらっ」がくっ



さやか「美樹さやかだよー。よろしくね」


仁美「し、志筑仁美です・・・」


さやか「そうだ!まどかの事も紹介してあげる!こっち来て!」

ぐいっ

仁美「わ・・・ちょ、ちょっと・・・美樹さん!?」


さやか「いいからいいから!きっと志筑さんもまどかの友達になれるから!」

さやか「あ、そうだ。仁美って呼ぶね!あたしの事もさやかって呼んで!」



仁美「・・・」


仁美「わかりましたわ、さやかさん」


恭介「ははは・・・さやからしいや」



中沢「・・・あの上条って奴・・・やたらと女子の知り合いが多いな・・・」

中沢「あいつと友達になれば俺も・・・よし、」


中沢「上条君、これから男子達でカラオケ行くんだけど・・・君もどうかな?」(爽やかスマイル)


~~~カラオケ、女子側
さやか「こういう普通の女子の集まりってやっぱりお嬢様だと抵抗ある?」


仁美「いいえ。とっても楽しいですわ」



324: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 18:37:58.11 ID:0HGA5HTR0

仁美「さやかさんといると・・・昔少しだけ遊んだ友達を思い出しますの」

さやか「ん?意味深な赤らみ・・・ま、まさか初恋の人!?」


仁美「かも知れませんわね。でも・・・その後話すことがなくて一度は諦めましたわ」


~~~


中沢「え?上条君は美樹さんと付き合ってるわけじゃないの?」

恭介「違うよ」



中沢「じゃあ俺、狙っちゃおうかな・・・」

恭介「え」


中沢「お、今すごい焦った顔してたぞ。やっぱり美樹さんの事・・・」

恭介「い、いや・・・そんな事は・・・」




~1年次社会科見学~

魔女の結界に巻き込まれるさやかとまどか



さやか「え、なによこれは・・・」

まどか「子供の笑い声が聞こえる・・・怖いよ」



杏子「出口はそっちじゃないよ、あっちだ」


まどか「どなたか知りませんけど、ありがとう!」


さやか「さ、まどか、こっちだよ!!」


まどか「待ってさやかちゃん、わたし足ひねっちゃったみたい」

さやか「え」


まどか「必ず後で追いつくから・・・さやかちゃんだけでも先に・・・」

さやか「んな事できるかー!!」



さやか「ほらまどか!早く乗りな!!」(おんぶの体制)

まどか「え!?ええええええ!?」




カッ(外の光)


さやか「ふう・・・どうやら集合に間に合ったみたいだね」


和子「明日から三者面談です。進級前に自分の進路のこと、少しでも考えておくように」


さやか「げ」

325: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 20:58:11.86 ID:0HGA5HTR0
和子「さやかちゃんは・・・とてもいい子です。困ってる生徒がいたら、放っておけない性格みたいで・・・」

和子「男女問わず仲の良い子が多いです。だけど・・・」



和子「宿題を・・・提出してません」

さやか母「・・・」プルプル



さやか「ご、ごっめーん」

さやか母「さやかああああああああ!!」




恭介「あ、さやか、今終わったところかい?」

恭介母「こんにちは。さやかちゃん、しばらく見ない間におっきく(意味深)になったわね」


さやか「恭介とお義母、じゃなくておば様・・・」



恭介「さやかはどうだった?面談」

さやか「・・・ボロボロですよー!!」



さやか「正義感を持った良い子だけど、勉強が・・・って言われて・・・」


恭介「うん。とってもさやからしい結果だね」

さやか「きょうすけええええ!?」



恭介「ごめんごめん。馬鹿にしたわけじゃないよ」

恭介「昔から変わらないさやかが・・・なんだか微笑ましくてね」



恭介(そうだよ・・・さやかはそれで良いんだ)


恭介(さやかの勇気や優しさに救われる人たちがこれからもいる。そして僕もその一人だったんだ)


恭介(だからこそ・・・僕もさやかの親友として、対等でありたいって思ったんだ)

恭介(たった一つだけでも誇れること・・・僕はバイオリンを弾き続けるよ)



恭介(他の男子のようにやんちゃにはなれないけど・・・それでもさやかは、僕の友達でいてくれるかな?)


恭介(いつかはさやかに頼られる自分になりたいな・・・)



12月24日 クリスマスイブ

和子先生の憂さ晴らしクリスマス会


和子「デート中に静電気が来たら彼氏はつないだ手を離しますか?我慢しますか?はい、中沢君!」

中沢「ええ!?えっと・・・我慢するのが正しいんじゃないでしょうか・・・」

さやか「駄目だったか・・・」

まどか「駄目だったんだね・・・」

326: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 21:32:13.33 ID:0HGA5HTR0
和子「今日は先生のおごりです。いっぱい食べて飲んで、騒いでくださいね」

さやか「やったー!」

恭介「さやか・・・子供みたいだよ」

さやか「こ、子供じゃないもん!来年はどうなってるかわからないんだから!!」


恭介「・・・?どういう意味だい?」

さやか「来年度のさやかちゃんの目標その1!来年は彼氏と二人きりのクリスマスを過ごすのだー!!」


恭介「え・・・!?」ぷるぷる

さやか「なんちゃって・・・って恭介?」



恭介「ああ、そうだね。さやかならきっと素敵な彼氏を・・・」

さやか「もおおおおお!!そうじゃないってーの!!」


ワイワイ がやがや



恭介(そうだよな・・・さやかだって・・・年頃の女の子なんだ・・・気になる男子の一人くらい・・・)


さやか「仁美は今日、家族と一緒じゃなくて良かったの?」

仁美「ええ。こういうクリスマスも悪くありませんわ」


仁美「それに・・・」チラッ

恭介「・・・?」




女子生徒「さやかー!コスプレ衣装あるんだけど・・・着ていかない?」

さやか「ああ~いいっすね!」



さやか「じゃーん!チャイナさやかちゃんの登場ですよ!!」


男子生徒「うおおおおおおお!?」


まどか「さ、さやかちゃん・・・すごくセクシーだよ!!」



中沢「腰とか胸とか尻とか太ももが」ぼそっ

恭介「うわあああ!?中沢!?耳元で話しかけるな!!」




中沢「お前は知っていたのか?美樹があれだけ  い身体してたって事」

恭介「  ・・・って・・・さやかをどんな目で見てるんだ君は!」



恭介「他の部位はともかく・・・胸はさすがに衣装のオプションパーツのパッドだと思うよ」

恭介「さやかはあそこまで胸は大きくなかったはず。僕が証明してあげるよ」


中沢「お、おい上条!?」

328: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 22:04:18.57 ID:0HGA5HTR0
恭介「さやか・・・見栄を張っちゃいけないよ、パッドを入れるほど色気づくにはまだ早・・・」
むにっ

恭介「あ・・・れ・・・!?」



さやか「な・・・な・・・な・・・!!///」

男子生徒「はあああああああああああああ!?」ムカッ



仁美「・・・!!」ぴくぴく



中沢「かかかか・・・上条が!上条が美樹の    を・・・!!」

さやか「きょきょきょ・・・きょうすけの   !!」バチーン



恭介「うわっ!!」ドシャーン




女子生徒「きゃああああああ!!」

女子生徒「か、上条君って変態だったのね!!」



恭介「ち、違う!!ぼ、僕は・・・」

恭介「僕はただ・・・明らかにいつもより大きい気がしたから・・・
絶対パッドだって確証を持って行動したのであって・・・」



恭介「さ、さやかの胸を揉みたかったわけじゃない!信じてくれ!!」

さやか「ひ、ひどいよ恭介・・・遊びのつもりで揉んだっていうの?」



恭介「な・・・!?」

恭介「え・・・いや!そうじゃなくて!!」



恭介「むしろ嬉し・・・気持ち良・・・じゃなくてその・・・なんというか・・・」


恭介「さやかが・・・知らないうちに・・・女の子として成長してたなんて知らなくて・・・」

さやか「え・・・///」



恭介「ごめん・・・僕が無神経だった・・・本当にごめん・・・」

さやか「・・・」



さやか「次から・・・気をつけてよね///」


中沢「・・・次・・・?」

女子生徒(美樹さん・・・それはまた触られても許すって意味!?)



仁美「・・・」ぱくぱく(白目)

まどか「仁美ちゃん!?」

330: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/08/31(日) 23:04:35.49 ID:0HGA5HTR0
恭介「えっと・・・その・・・」ドキドキ

恭介(なんだこれ!?なんだこれ!?さやかも女の子だって意識したら・・・まともに顔が見れない・・・)ドキドキ

恭介(さやかは・・・こんなに可愛かったかな?)



さやか(あれ・・・?意外にいい雰囲気?)

さやか「も、もしかして今なら・・・!きょ、きょうすけ!!あ、ああ、あたしね・・・」




和子「はい、私を置いてカップル成立は禁止ですよ!!」

ずいっ(割り込み)

女子生徒「和子先生!?」


女子生徒「せっかくいい雰囲気だったのに!何してんの!」



さやか「あ」

恭介「あ」




仁美「ほっ」

まどか「ひ、仁美ちゃん大丈夫?すごい汗だったよ!」



仁美「ええ・・・も、もう大丈夫ですわ・・・」


仁美(・・・)



仁美(やっぱり・・・私、再会してからまた上条君の事を・・・)

仁美(いつかは・・・この気持ちとさやかさんに決着をつけなければなりませんわね・・・)





恭介(僕の潜在意識に・・・さや  の素晴らしさを刷り込まれたのは多分この時が最初だと思う)



恭介(その後すぐに、バイオリンにしか興味の無い日常恭介に戻ったけど・・・確かに僕の中でそれは育っていたんだ)




恭介(いつかはさやかにも恋人が出来るんだろう。
僕は・・・活発なさやかに着いていけるほどたくましくは無い)


恭介(僕とは正反対のヒーローみたいな男性をさやかは好きになるだろう。ならせめて
僕は・・・幼い頃からのさやかとの絆・・・バイオリンを弾き続けるよ)



恭介(当時の僕は・・・そんな事を考えていたのかも知れない。だから・・・)


~中学二年時、事故当日~
衝突した暴走車の傍ら、左手を押さえながらうなだれる恭介


恭介(バイオリンを弾けなくなった自分が・・・ただ許せなかった)

331: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/01(月) 20:08:35.33 ID:zBnVqE760
恭介「やあ、さやか」

さやか「はい。これ」スッ(CD)


恭介「この人の演奏は本当にすごくてね・・・さやかも聴くかい?」

さやか「えっ・・・!?い、いいのかな・・・///」




恭介「また・・・さやかに助けれる自分に戻っちゃったな・・・」

恭介「ねぇさやか・・・」

恭介「さやかが僕に優しくしてくれるのは・・・僕が可哀想な人間だからかな・・・?」



恭介「さやかに自慢できるものを失ったけど・・・その代わりさやかと一緒にいる時間が増えた」

恭介「昔と変わらないまっすぐなさやか・・・そして無意識のうちに刷り込まれていく
さや  、さや太もも、さや尻の良さ」



恭介「無自覚のまま・・・さやかを好きになっていたんだ」



恭介「だからこそさやかの優しさが・・・痛かったんだ」


恭介「哀れんだ気持ちで僕を見てほしくなかったんだ・・・自立した一人の男として・・・
早くバイオリンに復帰したかった」



恭介「だから医師に見放されたとき、僕は怒りにまかせて君を傷つけてしまったんだ」




医師「奇跡としか言いようがありません・・・ズタズタにされたはずの神経が・・・」

恭介「え・・・?」




病院屋上



恭介「弾ける・・・!!」


恭介「弾けるぞ!!」

恭介「僕はまた・・・バイオリンを弾けるんだ!!」






恭介「さやかとの絆を取り戻したような気がした」

恭介「父さん、明日にでも退院しよう。バイオリンの講師にも連絡して、すぐにでも復帰できるように!」


~退院時~

恭介父「そういえば、さやかちゃんには連絡したのか?」

恭介「え?父さんがしてくれたものとばかり」

恭介「まぁ・・・学校でもすぐに会うし、ちゃんと話せばわかってくれるよ」

332: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 20:18:02.70 ID:JScfUneH0
反逆終了後の設定まとめ


鹿目まどか:
女神の自覚を忘れる。ほむらに対しては不審に思いつつもリボンをずっと付けているあたり
悪い印象を持っているわけではない。

能力としては普通の人間。女神にもソウルジェムがあるという公式設定なのでキュゥべえと多重契約することはできない
魔法少女として目覚めるとしたら女神の記憶を一部でも取り戻したとき!?

ほむらの過保護で赤点をとった英語(サニーデイライフ)の心配として
帰国子女設定を付加される

同じく幼い頃から見滝原に住んでいたさやかと面識があってもおかしくなさそうだが、
どうやらさやかとの幼なじみ関係もリセットされた模様



美樹さやか:
女神の鞄持ちとしての自覚を忘れる。ほむらに対しては潜在意識程度の警戒心しか覚えていない。
恭介はいまでも気になる様子だが魔法少女としての使命、漠然と頭に残る「円環の天使」としての使命感ゆえに
仁美とうまくいって欲しいと誰よりも願う。

能力は普通の魔法少女、ほむらにより円環の記憶を消され
人魚の魔女を具現化させる、自己結界を展開させる能力は失われたもよう



佐倉杏子:
能力は普通の魔法少女
さやかスレの考察より、世界改変後はさやかと同居しているわけでは無いらしい。
風見野から遠距離登校!?


巴マミ:
能力は普通の魔法少女
ほむらの改変により貧 化が危惧されたが、悪魔の怒りに触れないで済んだらしい
改変後も魔法少女5人(さやか杏子マミなぎさほむら)をまとめるリーダー?


百江なぎさ;
能力は普通の魔法少女
幼さ故かさやかよりも円環の使いとしての記憶をなくすのが早かった。
マミとふとしたきっかけで出会い、魔法少女の仲間として、友人として交流していくことになる


暁美ほむら:
世界に二度目の改変をもたらした自称、他称「悪魔」
まどかにとって優しい「閉ざされた世界」を守るためなら手段を選ばない。

表向きは普通の魔法少女並みの能力に制御しつつ
マミの指導のもと魔獣を倒す「ごっこ」に付き合ってる模様だが、
ティーカップを割るシーンから、心では決別している模様


魔獣の設定も改変することができるかどうかは不明だが、
「人魚姫の物語」では改変に制限がないことにする

333: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 20:18:32.94 ID:JScfUneH0
サブキャラ:
和子先生、中沢
他のモブより少しだけほむらの印象に残っていたためほむらの結界に巻き込まれた一般人。
世界改変の特異点にいたため彼らも記憶を取り戻しキーパーソンになる可能性が!?


上条恭介:
改変後は仁美と順調の模様。
さやかの気持ちはいまだに理解できていないがどういう風に答えを出すか
公式でも非公式でもちゃんとした物を見せて欲しい

志筑仁美:
ナイトメア撃破後は幸せな夢を見てもう一度恭介を信じてみようと努力する。
結果改変後の世界では仲睦まじく登校している


キュゥべえ:
ボロボロになりながら呪いを処理する様はまさに公衆便所
暁美ほむらの正体について記憶を持ち越してるかどうかは不明。
第3者に協力を仰ぐと素体を破壊される



「人魚姫の物語」では
この人物たちに「氷室」が追加。


前作と違った設定だけど間違いなく行動理念は「氷室」なキャラが登場するので
前作で氷室が好きになった(恭介とはもはや別個体なので)人は期待して欲しい


氷室杏介(ひむろきょうすけ):
上条恭介と関係がある人物。という事しか分かっていない

335: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 13:16:10.00 ID:/3JUwmmd0
恭介「さやか・・・昨日は話しかけてくれ無かった・・・やっぱり怒ってるのかな」





~~~


さやか「仁美に恭介とられちゃうよ・・・でもあたし何も出来ない・・・だってあたし・・・ゾンビだもん」


恭介「やめてくれ・・・」

恭介「僕なんかのために・・・さやかが傷つく必要なんて・・・」



恭介「もう・・・正義の味方じゃなくていい・・・さやかは、さやかの思うように・・・」



ホスト二人組「な・・・なんだこいつ!?」

ショウ「俺達が悪かった!だから、その剣をしまえ!!」




恭介「やめろさやか・・・!」


カラァン(剣)


さやか「う・・・」

さやか「うぁあああ・・・」ドサッ



ホスト二人組「ひいいい!!」




恭介「さやか・・・!」




~~~

さやか「あたしって・・・ほんと、バカ」




ゴゴゴ・・・


恭介「・・・」



恭介「どうして・・・」



恭介「鹿目さんの記憶と・・・僕自身の記憶・・・そしてさやかの記憶・・・それらに触れたとき、全てを理解したよ」


恭介「正しい事を成し遂げようとして傷ついた君が・・・それでも諦めずに正しい事のため・・・
再び円環の世界から現世に舞い降りたことに・・・」

恭介「だからこそ想ったんだ」

恭介「たとえさやかと離れ離れになるとしても、さやかに尽くすためだけに戦う・・・もう一人の
「上条恭介」・・・「氷室」みたいな男がいてもいいと・・・」

336: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 14:01:18.37 ID:/3JUwmmd0
恭介「君はきっと・・・自分の人間としての幸せよりも、正しさを選ぶ」

恭介「正しいことを成し遂げた後・・・君は円環の世界へと再び旅立つ」



恭介「そんな・・・「人魚姫の物語」のような結末を・・・君は選択してしまう事も」


恭介「それでも僕は・・・君に消えて欲しくない」

恭介「だけど君が選んだ道なら・・・僕はそれを止められないんだろうな・・・」



恭介「だからせめて・・・僕は弾き続けるよ」

恭介「さやかが守ってくれた・・・この音を」



恭介「さやかが消えるその時も・・・さやかが消えてからも」

恭介「それが・・・僕がさやかのために贈る「人魚姫の物語」だから・・・」




~~~学校(現在の時間)~~~


仁美「さやかさん・・・佐倉さんはどちらに?」

さやか「あ、ええと・・・杏子はね・・・」



さやか「アイツは・・・親戚に引き取られて・・・風見野に帰っていったよ・・・」

仁美「そうでしたか・・・」




仁美「さやかさん・・・とても寂しそうな顔をしてらしてました」

仁美「氷室君という方が・・・さやかさんの支えになってくださればいいのですが・・・」



恭介「・・・」


恭介(僕は・・・すでにさやかの事が好きになってしまってる・・・)

恭介(このまま仁美さんを傷つけるより・・・本当の事を話すべきなのか・・・?)




仁美「恭介さん、こちらを」

ふわっ(マフラー)



恭介「・・・!!」

仁美「もうすぐクリスマス・・・」


仁美「私・・・恭介さんと過ごせる日をずっと待ち望んでいましたの」


恭介「仁美さん・・・」

仁美「覚えてますか?私、
恭介さんと・・・幼い頃一度お会いした事がありましたのよ」

337: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 14:22:40.94 ID:/3JUwmmd0
仁美「その時すでに恭介さんを想っていたかも知れません」

仁美「だけど・・・さやかさんとの仲の良さを見て、一度は諦めた恋でした」


仁美「ですから・・・告白する時はさやかさんに伝えなければって思っていました」

仁美「一度諦めた想いですから・・・私よりさやかさんが先に伝えるべきだと」




仁美「でも・・・今はっきりわかりました」

ぎゅっ


恭介「ひ・・・仁美さん!?///」



仁美「諦めてなどいませんでした・・・あの頃から・・・ずっと恭介さんの事が好き」

仁美「もしかしたら・・・さやかさんより長い間想っていたとしたら・・・
さやかさんにも渡したく無いって・・・」




仁美「クリスマスの後は大晦日・・・お正月・・・バレンタイン」

仁美「色々な日々を・・・恭介さんと一緒に過ごしていきたい」



仁美「これからもずっと・・・それが私の嘘偽りの無い気持ちですわ」



恭介「・・・」



恭介「僕もだよ・・・仁美さん」

恭介「これからもずっと・・・僕は仁美さんと一緒にいるよ」



恭介(もしも僕が・・・氷室としてさやかの気持ちに触れていなかったのなら・・・)

恭介(上条恭介はこの瞬間、仁美さんを好きになっていただろう)



恭介(はっきりわかったんだ・・・仁美さんを好きになった上条恭介・・・
さやかを好きになった上条恭介・・・「氷室」)



恭介(僕の中に・・・二人いる)

恭介(どちらも本当の気持ちで・・・どちらも手放したくないと思っている自分がいることに)



仁美「いつか・・・さやかさんが私を許してくださる時・・・その・・・」

仁美「あちらの氷室君も交えて・・・一度お話してみたいですわ・・・Wデートと呼ばれる物、なのでしょうか?」



恭介「・・・!!」

恭介「わかったよ仁美さん・・・僕からも氷室に頼んでみるよ」

恭介「それと・・・」

恭介「氷室は僕なんかよりずっと良い人だから・・・さやかはとっくに仁美さんを許してくれているはずだよ・・・」

338: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 14:56:25.15 ID:/3JUwmmd0
キュゥべえ「見てごらん、円環の理が機能していない今・・・佐倉杏子の魂が行き着く果てを」


ほむら「あれは・・・」

まどか「そんな・・・」


さやか「ワルプルギスの夜・・・!?」



マミ「佐倉さんだけじゃないわ・・・!魔女化した魔法少女の魂が・・・あそこに集まっていく!」

なぎさ「円環の理が「天国」だとしたら・・・ワルプルギスの夜は「地獄」なのです・・・
死んだ魔法少女の魂が・・・呪いに染まっていくのです!」



キュゥべえ「すでに見滝原以外の町数点も僕たちの手に落ちた」

キュゥべえ「その町には魔女化のルールが適応されている。そして・・・魔法少女の魂を
ワルプルギスの夜が吸い取り、成長する」



キュゥべえ「佐倉杏子の魂もまた・・・ワルプルギスの一部となったのさ」



キュゥべえ「そしてワルプルギスの夜も・・・僕達インキュベーターの支配下に落ちた」

キュゥべえ「来る3月・・・見滝原中学卒業式・・・奴は現れる」



キュゥべえ「暁美ほむらの眷属として世界をリセットするためじゃない・・・今度は・・・
君たち全員を魔女にするためにね」



ほむら「・・・!?」

ほむら「なんですって・・・!?」



キュゥべえ「魔女化が適応されているこの世界。このルールで完結するのさ」

キュゥべえ「そのために、リセットと再構築の役割を持つワルプルギスを押さえる必要があったからね」



ほむら「・・・!!」



キュゥべえ「強制的に世界改変を行うつもりかい?ほむら・・・無駄だよ」

ほむら「・・・!?」



キュゥべえ「円環の理を支配しつつある僕達が許可していないから」

キュゥべえ「君の悪魔の力は円環の理の一部だ。君にその力を使う事を円環側からシャットアウトさせてもらった」



キュゥべえ「一番厄介な能力・・・こちらの努力を全て覆す「世界改変」から封じさせてもらったよ」

ほむら「インキュベーター!!」



さやか「でもそれって・・・杏子を元に戻せる可能性があるって事かな・・・?」

氷室「・・・!?さやか?」

339: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 15:16:52.90 ID:/3JUwmmd0
さやか「杏子の意識は消えたわけじゃない・・・ワルプルギスの夜の一部になったのだとしたら・・・」

さやか「こちらから・・・なんらかの呼びかけが出来るわけだよね・・・」



さやか「それこそ・・・あたしかなぎさ・・・まどかが円環の力を取り戻せれば・・・!!」

氷室「さやか・・・」




さやか「杏介君が駄目って言うのなら・・・あたしは自力で取り戻すよ」

さやか「杏子との戦いで・・・何かを掴みかけたんだ・・・具現化された魔女はあたし自身だったんだ・・・」



さやか「ワルプルギスにとらわれて・・・呪いに染まった魔法少女達の魂を救うためにも・・・」




まどか「ほむらちゃん・・・」

まどか「今のほむらちゃんにとって・・・ワルプルギスの夜は共通の敵にはならないのかな・・・?」



まどか「お願いほむらちゃん・・・力を貸して」



ほむら「私は・・・私は・・・」



氷室「・・・」



氷室「解ったよさやか・・・さやかの望む通りにする・・・僕は・・・さやかの記憶を呼び起こしてみる」

さやか「本当?」




氷室「でも・・・だからこそ・・・僕のわがままを聞いて欲しいな・・・」


ぎゅっ

さやか「杏介・・・君?」



氷室「さやか・・・決戦の日のその時まで傍にいてくれ」

氷室「そして・・・僕のわがままを・・・聞ける範囲で構わない・・・叶えて欲しい」



氷室「杏子を・・・ワルプルギスにとらわれた魔法少女達を・・・必ず取り戻す」

氷室「だから・・・クリスマス・・・大晦日・・・お正月・・・バレンタイン、ホワイトデー・・・」



氷室「卒業式までの残りの日々を・・・さやかと一緒に・・・普通の恋人として過ごしたいな」

さやか「杏介君・・・」



さやか「ごめんね・・・あたしより辛い思いするのは・・・取り残される杏介君かもしれなかったのに・・・」


さやか「わかった・・・あたしも杏介君の気持ちに応える・・・だから・・・」

340: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 15:40:39.59 ID:/3JUwmmd0
恭介「さやかと約束した・・・」

恭介「僕はさやかが円環の力を取り戻すために。さやかは僕のわがままを叶えるために・・・
お互い精一杯尽くすことに」



恭介「その日僕は夢を見た」



恭介「幼い頃の夢を見た。さやかだけじゃなく鹿目さん、佐倉さん、仁美さん、暁美さん」


恭介「年が離れているはずの巴さんやなぎさちゃんも一緒の幼稚園、一緒の組に通っている夢を」




きょうこ(5歳)「ほらきょうすけー!うまならもっと早く走れよ!」ピシピシ

さやか(5歳)「やめろよきょうこ!きょうすけ、いやがってるだろ!」



まどか(5歳)「きょうすけくん、えんかとか興味ない?」

さやか「だめー!きょうすけはくらしっく一筋なの!」



ほむら(5歳)「きょうすけくん、心臓が痛いの・・・さすってくれないかな?」

さやか「だ、だめだよきょうすけ!ほむらの胸さわっちゃいやだよ!」



なぎさ(5歳)「きょうすけー、チーズたべさせてあげるからあーんしてほしいのです」

さやか「だめー!!」




マミ(5歳)「ほらほらみんな。けんかしないの」

きょうすけ(5歳)「ありがとうマミちゃん。マミちゃんはみんなのお母さんだね」


さやか「マミちゃんをしたうのもだめー!!」



ひとみ「あの、きょうすけくん・・・」

きょうすけ「なに?ひとみちゃん」



ひとみ「よろしければ・・・今度うちのパーティに・・・」

さやか「う~」ギリギリ


ひとみ「・・・さ、さやかさんもごいっしょにいかが?」


さやか「ほんと?いいの!?ひとみちゃんはやっぱり他の子とちがうなー!」


なかざわ(5歳)「え、なにあのすてきくうかんは」

恭介「平和な日常ならハーレムだと笑える夢だったかもしれない・・・だけど・・・その時僕は
むしょうに寂しくて悲しくなった」


恭介「誰をおよめさんにするの?幼稚園の先生からそう聞かれ、夢の中の僕はこう答えた」


きょうすけ「さやかちゃんとひとみちゃん!」 第10話「さやかちゃんとひとみちゃん」【続く】

341: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/03(水) 15:52:54.49 ID:/3JUwmmd0
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!!」


仁美「も・・・もしも恭介さんと一晩すごす事になったら・・・」ドキドキ

さやか「クリスマスイブってのは・・・そういうもんだよね・・・
やだあたし・・・杏子が大変な目にあったのに・・・こんな気持ちで・・・」ドキドキ



なぎさ「マミ・・・なぎさも決心したのです!だから・・・    を吸わせて欲しいのです!」

マミ「あっ・・・///うんっ・・・ベベ・・・駄目っ」ちゅぱちゅぱ



まどか「杏子ちゃん待ってて!わたし・・・絶対力を取り戻して・・・あなたを救ってみせるから!」


ほむら「ワルプルギスを倒せば・・・私がまどかから奪った力も元に戻る!」


恭介「ひ・・・仁美さんが・・・服を・・・」ドキドキ


氷室「さ・・・さやか!?ぼ・・・僕はそんなつもりじゃ・・・」ドキドキ




銀河万丈「第11話!!」


恭介「二枚の縞柄下着(ジョーカー)」



銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!!」

345: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 15:36:18.02 ID:29+oOgja0
第11話「二枚の縞柄下着(ジョーカー)」



~12月24日(日)クリスマスイブ~


恭介「お待たせ、仁美さん」

仁美「きょ、恭介さん・・・///」



仁美「それでは参りましょうか」




恭介「まずは、オーケストラコンサートに行こう」



~見滝原中学~


和子「・・・」ゴゴゴ・・・


女子生徒「うわぁ・・・早乙女先生すごい剣幕・・・」


女子生徒「今年はイブが休日だから仕事に逃げられなかったからね・・・」



和子「毎年の恒例行事にさせないためにも・・・今年で終わらせるつもりで盛り上がっていきましょう!」

クラス別クリスマス会、まどか達のクラスの場合



和子「じゅんこ~、もっと飲みなさいよ~」

詢子「相当焦ってるみたいだね・・・あんた」




まどか「今年はお父さん、お母さん達も参加するんだよね。にぎやかで嬉しいな」

さやか「そうだね・・・」




まどか「・・・」

まどか「さやかちゃん・・・やっぱり杏子ちゃんの事・・・」


まどか「大丈夫だよ・・・きっとなんとかなる、ううん、なんとかする」

まどか(待ってて杏子ちゃん・・・絶対力を取り戻して・・・あなたを救ってみせるから!)



まどか「だから今日くらいは・・・ちょっと息抜きしても良いんじゃないかな・・・」

まどか「氷室君だって・・・本当はさやかちゃんと出かけたかったと思うし・・・」



さやか「まどか・・・」

さやか「確かに・・・デートに誘われたんだけどね・・・」


さやか「杏子が大変な時に・・・あたしだけはしゃぐわけにはいかないからって・・・断っちゃった・・・」

まどか「さやかちゃん・・・」

346: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 15:53:56.42 ID:29+oOgja0
中沢「今年は・・・生徒側の参加者が去年より少ないな」

男子生徒「うん。アレだ。カップルになった生徒が何組かいるからな」


男子生徒「上条と志筑さんとか」


中沢「あれ?あそこにいるのは上条と志筑さんの両親じゃないか?」



とある生徒の母「あら?そういえば上条さんと志筑さんとこのお子様は・・・?」

上条父「若いもの同士ふたりきりにさせたほうが良いと思いましてね」


仁美母「私達がこちらにお邪魔することで水入らずで過ごせるようにと・・・」




中沢「な・・・!?」


中沢「おい上条・・・お前・・・まさか今夜・・・」




~コンサート終了~


恭介「どうかな・・・?気に入ってもらえたかな?」

仁美「ええ、とっても・・・ですが、
恭介さんは今回どちらのコンクールにも参加されないで良かったのですか?」




恭介「確かにクリスマスはコンサートやコンクールが増えるから・・・参加しようと思えば出来たけどね」

恭介「僕は・・・春休みのコンクール一本に精一杯がんばるって決めたから・・・」



恭介「それに・・・」

恭介「今日この日は・・・初めから一番大切な人のために使うって決めてたから・・・」



仁美「きょきょきょ・・・恭介さん!?///」

仁美「あ・・・あぁう・・・そ、そんなもったいないお言葉を・・・」しゅうぅ



恭介「可愛いな仁美さんは・・・焦るとなんだかさやかみたいだよ」

仁美「え・・・えっと・・・」



恭介「あ、ごめん。さやかの名前を出したのは無神経だったかな」

仁美「い、いえ・・・構いませんわ」



仁美「春のコンクール・・・さやかさん達も来てくれるでしょうか・・・」

恭介「来てくれるさ。きっと」


仁美「でしたら・・・その時こそ氷室君にご挨拶を・・・」

恭介「そうだね・・・アイツも呼んで・・・Wデートを成立させるのも悪くないね・・・」

347: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 16:12:16.36 ID:29+oOgja0
恭介「僕の願いは・・・お世話になった人たちに演奏を聴いてもらう事なんだ」

仁美「・・・?恭介さん?」


恭介「仁美さんや・・・さやかはもちろん・・・
巴さん、なぎさちゃん、鹿目さん、佐倉さん・・・暁美さんも」


恭介「皆に演奏を聴いてもらう事・・・それは何に変えても叶えたい願いなんだ」

仁美「大げさですわ恭介さん・・・さやかさんはきっと来てくれますわ」



恭介「そうだね・・・きっと」ぽろぽろ


仁美「きょ・・・恭介さん!?」



恭介「叶うといいな・・・僕の願い・・・」ぷるぷる

恭介「また・・・昔みたいにさやかは喜んでくれるかな・・・?」



恭介「う・・・うぁああああ!!!」ぎゅっ

仁美「・・・!?」



恭介「さやかと・・・さやかと離れ離れにならなくちゃいけないんだ・・・もうすぐ!!」

恭介「今までずっと・・・僕を支えてくれた友達だったのに・・・僕が何も恩返しできないままさやかは・・・!!」




仁美「さやかさんが・・・?」


仁美「大丈夫・・・大丈夫ですわ。恭介さん」ぎゅっ

恭介「・・・う・・・うっ」ポロポロ




仁美「さやかさんに何があっても・・・私だけはあなたの傍にいます」

仁美「これからもずっと・・・」



恭介「仁美さん・・・」




~暁美ほむらのクリスマス~

ドールズ「ケケケ!!」


ぐしゃあっ


ドールズ「・・・」



ほむら「人形一人潰すのに・・・これだけ手こずるなんて・・・」

ほむら「悪魔の力が弱まっている・・・円環の理を掌握しつつあるというインキュベーターの
言葉は本当のようね・・・」

ほむら「だとすれば・・・ワルプルギスの夜を倒せば・・・まどかから奪った力も元に・・・」

348: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 16:34:31.04 ID:29+oOgja0
~マミ、なぎさのクリスマス~


マミ「クリスマス仕様、特製チーズケーキよ」

なぎさ「わーい!」



マミ「・・・」

なぎさ「マミ?」



なぎさ「やっぱり・・・浮かれてる場合じゃないのです・・・なぎさは・・・悪い子なのです」

なぎさ「なぎさも円環の力を取り戻して・・・杏子をワルプルギスから救い出してみせるのです!
だから・・・マミには元気になってほしいのです!」



マミ「その後・・・あなたはどうなるの?」

なぎさ「マ・・・マミ!?」



マミ「佐倉さんもあなたも・・・美樹さんも鹿目さんも・・・」

マミ「天秤に掛けられる仲間なんて・・・誰もいないのよ!
佐倉さんが戻ってきても・・・あなた達が消えたら・・・私・・・」



なぎさ「・・・」

なぎさ「それでもなぎさもさやかもまどかも・・・正しい道を選択するのです」


なぎさ「それが・・・魔法少女達の救済の力・・・「円環の理」の使者の役目なのですから・・・」



なぎさ「正しい理を取り戻せば・・・いつかマミを迎えに行くのです」

なぎさ「だから・・・なぎさは精一杯思い出を作るのです」


マミ「本当なの・・・!?本当に・・・もう一度あなたに会えるの!?」



なぎさ「楽しければ楽しいほど・・・別れの時が辛くなるのです。でも再会のときはきっと、もっと嬉しいのです」




なぎさ「おばあちゃんになるまで・・・なぎさはマミを迎えになんて行かないのです」

マミ「そんな・・・」



なぎさ「だからマミには長生きして欲しいのです・・・なぎさとの約束なのです」

なぎさ「マミが大好きなのです。お母さんと同じくらい」



なぎさ「なぎさは親不孝で・・・「おばあちゃんになりたい」というお母さんの願いを叶える前に導かれちゃったのです。
マミはお母さんの代わりに・・・その願いを叶えて欲しいのです」


なぎさ「きっとマミの旦那になる人は・・・毎晩マミを・・・ですから子供なんてすぐに」

マミ「ストーップ!!ストップ!!それ以上は駄目!」


マミ「なぎさちゃんが猥談を話すほうがお母さん悲しむわよ!」

349: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 16:50:34.48 ID:29+oOgja0
なぎさ「そして・・・円環の記憶が訴えているのです・・・」

なぎさ「なぎさが円環の力を取り戻すために必要なこと・・・それはマミの    」

マミ「え・・・?」


なぎさ「マミ、なぎさの事をベベと呼んで・・・そして授 させて欲しいのです!」

マミ「え、ええええええええ!?」




なぎさ「お願いなのです!なぎさは力を取り戻したいのです!」

マミ「・・・」



マミ「わ・・・わかったわ・・・」

マミ「なぎさちゃんになら・・・何されてもいいかもって・・・心のどこかで思っていた気がするの」



マミ「さぁ・・・来なさい、ベベ・・・」


ぽろり

なぎさ「おおっ!!」



なぎさ「・・・」

ちゅぱちゅぱ・・・


マミ「んっ・・・」


マミ「あ・・ああっ・・・」


マミ「ベベ・・・駄目・・・もうすこしゆっくり・・・う・・・んっ・・・///」



キュゥべえ「何やってるんだ・・・この子たちは・・・」




~仁美の家、仁美の部屋~


仁美「落ち着きましたか・・・?恭介さん」



恭介「うん・・・ありがとう仁美さん・・・」

恭介「ところで・・・仁美さんのご両親は?」


仁美「・・・」

仁美「恭介さんのご両親と一緒に・・・学校の方のクリスマス会へ」

恭介「・・・!?」

仁美「つまり・・・パーティが終わる22時・・・それまではふ・・・ふたりきりですわ!」


仁美「10時以降出歩いているわけでは無いですから・・・ちゅ、中学生として健全なデートですわ!」


恭介「え・・・えええええ!?」ドキドキ

351: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 17:03:26.26 ID:29+oOgja0
恭介(ま・・・まさか・・・!?いや有り得ない!!)

恭介(いたってマジメな・・・お嬢様である仁美さんの方から・・・そんな事・・・)


恭介(・・・!?なんだ・・・僕のこの感情は!?さっきまで悲壮感にひたっていたくせに!)

恭介(だ、だからこそなのか・・・僕の寂しさをやわらげてくれる・・・
仁美さんの・・・と・・・一つになりたいと思っている・・・!!)




仁美「恭介さん・・・」

仁美「いつだった恭介さん・・・強引に私を自分の部屋へと・・・お誘いになりましたよね?」


はらり

恭介(ひ・・・仁美さんが・・・服を・・・!!)ドキドキ


仁美「あの時の続き・・・私はいつでも宜しかったのですよ?」



パサッ(スカート)

恭介「・・・!!」


恭介「し・・・しししし・・・縞パン!!」


恭介「仁美さんの・・・縞パン!!」ドキドキ


仁美「やはり・・・お好きでしたのね・・・」




仁美「ここからは・・・恭介さんの番ですわ」

仁美「本能のままに・・・私の縞パンを・・・」



恭介「ほほほ・・・本当に良いのかい!?」

仁美「ええ・・・は、早く来て・・・」




恭介(僕は・・・僕は・・・)


恭介(一つに・・・仁美さんの・・・と一つになりたい!!)




恭介(仁美さんの・・・・仁美さんの・・・・!!)

スルッ(ぱんつ脱がし)

仁美(・・・つ、ついにこの時が・・・!!)




恭介(仁美さんの縞パンと・・・!!一つになりたい!!)

がばっ

仁美「え」

恭介「フォオオオオオオオオオッ!!!」ピカーッ

352: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/05(金) 17:16:10.76 ID:29+oOgja0

仁美「・・・?」



しーん・・・


仁美「きょ・・・恭介さん!?」

仁美「恭介さん!?ど・・・どこに行ってしまったの・・・」




~外~

バイオリン仮面「・・・!!」


バイオリン仮面「力が・・・かつてない程の力がみなぎっている!!」

バイオリン仮面「杏子の縞パンもすごかったが・・・仁美さんの縞パンはそれ以上だ!!」



バイオリン仮面「今の私なら・・・魔女や魔獣が何体いたとしても・・・」





バイオリン仮面「!!」



モブ魔女「KYOAAAAAA!!」


モブ魔獣「UOOOOOOO!!」

モブルシファー「「HYAHAHAHAHAHA!!」」



一般人「うわ・・・うわああああああ!!」




バイオリン仮面「やめろ!!その人たちに手を出すな!!」


バイオリン仮面「私の演奏を聴け!!」


♪~♪~♪



しゅわああああ・・・・




~~~

キュゥべえ「!?」

ほむら「!?」



ほむら「大きな魔力が複数現れて・・・より多くの魔力がそれらを一瞬にして消した!?」

キュゥべえ「上条恭介・・・君は・・・」




355: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/06(土) 19:12:18.19 ID:2cpsunsl0
バイオリン仮面「ハッ!」

バイオリン仮面「仁美さんを置いてきてしまった・・・」


(変身解除)



恭介「な、なんて言い訳すれば・・・とりあえずメールだけでも打っておこう・・・」


恭介「・・・」



恭介「私のほうこそ・・・焦っていたみたいでごめんなさい・・・
中学生らしく健全なお付き合いから進めていきましょう、おやすみなさい・・・」



恭介「ガッカリしてるのかな?僕は・・・?」


恭介「・・・今度は氷室の携帯からさやかに連絡を取ってみよう」





~クリスマス会~


和子「なかざわくぅ~ん」ぎゅっ


中沢「う、うわ先生!?な、何してるんですか!?」



和子「彼女にするなら年下ですか?年上ですか?はい!」

中沢「相当酔ってますね・・・」


和子「私は真剣えすよぉ」



和子「おへんじ・・・聞かせてくださいね・・・大人のお姉さんと・・・思い出作りしてみない?」



中沢「・・・」

中沢(しょ・・・正直アリかも知れない・・・先生可愛い)


中沢(いや・・・でも俺にもこの先若い子達との出会いも・・・)



中沢(あああああ!どうすんの俺!先生と同い年ならOKするのに!)

詢子「おい和子・・・マジなら免職モノだぞ・・・」



和子「だめなら・・・しんせきのおにいさんとか紹介して~」

詢子「相当追いこまれてるなコレは・・・」


さやか「・・・」



♪(着信音)
さやか「!杏介君!?」

356: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/08(月) 01:35:48.58 ID:ZsjhMTcM0
さやか「・・・」

まどか「さやかちゃん、出なよ」



さやか「あたしは・・・」


ピッ

氷室「さやか・・・やっぱり今からでも会えないかな?」



さやか「杏介君・・・」


まどか「行ってきたら?さやかちゃん」


まどか「わたし達は・・・もしかしたら明日にでも円環の世界に還らなくちゃいけない存在だから・・・」

まどか「楽しめる時に楽しまないと損だよ・・・お別れの時後悔するより、ずっと良いよ」

まどか「だからわたし・・・さやかちゃんをクリスマス会に誘ったの。
ここの所ずっと元気が無かったから・・・」


さやか「違うの・・・」

さやか「杏子がここにいないのに・・・あたしだけ・・・あたしだけがそれを忘れるわけには・・・」



まどか「杏子ちゃんが消えて悲しいのは氷室君も同じだよ」

まどか「だからこそ・・・さやかちゃんが傍にいるべきだと思う」



さやか「まどか・・・」


まどか「信じようよ・・・わたし達はきっと、ワルプルギスの夜を倒して・・・
杏子ちゃんを取り戻せるって」

まどか「杏子ちゃんを忘れるわけじゃない。絶対助かるって信じているからこそ、
わたし達は今出来ることを一生懸命するの」



さやか「・・・」


さやか「まどかゴメン、あたしやっぱり行くね・・・」



まどか「うん。頑張って」



さやか「なにをだよ!夜も遅いしちょっと会うだけだよ!」




中沢「あっ!早乙女先生にちょっと傾いていたら美樹がいつのまにかいない!?」

男子生徒「彼氏に呼び出されたらしいぜ」


男子生徒「や、やっぱり本当にいたのか・・・上条似の新しい彼氏・・・!」


~外~
さやか「杏介君・・・!」

氷室「やあさやか・・・来てくれたんだね」

357: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/08(月) 01:57:18.71 ID:ZsjhMTcM0
さやか「・・・」

さやか「と、とりあえず・・・うちに来て話さない?親もうすぐ帰ってきちゃうけど・・・」

氷室「う、うん」



~さやかの家~


氷室(さやかの家で二人きりになるのは初めてな気がする)ドキドキ

氷室(だけど・・・今度こそ仁美さんの時の様なハプニングは無いだろう。
親がすぐ帰ってくるって言ってるし・・・)



さやか「この写真・・・見てくれるかな」

氷室(ロッキー・・・)



さやか「あたしが昔飼ってた犬でね・・・ロッキーって言うんだけどさ・・・」


さやか「あたしが辛い時・・・こっちに来るなってヒスを起こしても・・・
それでもただ黙ってあたしの傍にいてくれたんだ」

さやか「不思議だけどさ・・・そうしたらいつの間にか・・・
辛い気持ちが和らいたんだ・・・」


さやか「誰かが傍にいてくれるだけの事が・・・こんなにも安らぐ事なんだって・・・その時思った」

さやか「だから・・・あたし達に必要なのも・・・何も言わずにただ傍に寄り添うことなのかもって」


さやか「杏介君は・・・無意識のうちに杏子を傷つけていたことを後悔してる・・・
あたしは・・・杏子を見てなかった事を・・・直接手をかけた事を・・・」

さやか「今は・・・ただお互いに傍にいるだけでいいんじゃないかなって・・・」



氷室「さやか・・・」


♪(着信音)

さやか「ん、お母さんからだ」


さやか「もしもし」

さやか「は?」




さやか「ええええええ!?友達と話し込んでたら盛り上がって泊まる事になったって!?お父さんも!?」

氷室「な・・・!?」



さやか「・・・」

さやか「と、いう事です・・・」


氷室「えっと・・・状況がつかめないんだけど・・・」


さやか「杏介君が望むなら・・・その・・・朝まで二人きりって事に・・・///」

氷室「・・・!!」

氷室「そ、そこまで迷惑かけられないよ!帰る!ちゃんと帰るから!!」

358: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/08(月) 14:49:01.68 ID:ZsjhMTcM0
さやか「本当にそれでいいの?」

氷室「・・・!!」

氷室「さ・・・さやか!?何故服を脱ぐんだい!?僕・・・そんなつもりじゃ・・・」


さやか「あたしね・・・初めては恭介にって思ってたけど・・・」

さやか「あたしの事・・・本気で心配してくれた杏介君が・・・今は一番だから・・・」



さやか「あたし・・・消えちゃうかもしれないんだよ・・・だから・・・」

さやか「杏介君のわがまま・・・なんでも言って良いよ・・・今日は・・・全部叶えてあげる」



氷室「さ・・・さやか!!」ドキドキ


さやか(わああああああ!!言っちゃった!勢いでとんでも無い事言っちゃったよ!)

さやか(で・・・でも間違ってないよね!?クリスマスイブってそういう物よね!!)バックンバックン




さやか(お、落ち着けさやかちゃん!杏子が大変な目にあったっていうのに・・・
こんな気持ちでどうする!!)

さやか(あ・・・あたしはあくまで・・・杏介君の期待に応えるために・・・)



氷室「し・・・縞パン!?」

さやか「そんなにジロジロみないでよ・・・早く脱がせて・・・」



氷室(ど・・・どういう事だ!?杏子、仁美さん、さやかと・・・
続けて縞パンを身につけて僕の前に現れるなんて・・・!?)


氷室(ま・・・まるで僕の趣味を見透かしたかのように・・・
い、いや違う!元々僕が縞パン好きだったわけじゃない!)

氷室(あ、あくまで魅力的な女の子がそれを身につけているから・・・より魅力的に感じるのであって・・・
あ・・・ああ駄目だ・・・本能に逆らえない・・・!!)



氷室「そ・・・それじゃあ僕のお願い・・・聞いてくれるかな?」

さやか「う・・・うん///」





氷室「君のパンティを、僕にくれ!!」するっ

さやか「え?」



バイオリン仮面「フォオオオオオオオオオッ!!」ピカッ



バイオリン仮面「素晴らしい・・・なんて素晴らしい力なのだ!縞パンによる変身は!!」

さやか「ちょ・・・ちょっと杏介君!?」





359: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/09(火) 22:48:21.76 ID:Ec53qEs30
バイオリン仮面「ありがとうさやか・・・」

バイオリン仮面(二枚の縞柄下着(ジョーカー)を手に入れた・・・この力なら、きっと
ワルプルギスの夜にも・・・)



さやか「杏介君のバカーッ!!」

ぱちーん



バイオリン仮面「おんぷぅッ♪」



さやか「あああああああああ信じられない!」

さやか「あたしが一生懸命勇気を出したのに!!バカバカバカ!!」



氷室「だ・・・だって縞パンだよ!さやかの縞パンだよ!」

氷室「ま、まずは被ってみたいと思うじゃないか!僕が新しい力を使えるようになるかもしれないんだし!」



氷室「さやかの縞パンを被りたいという紳士な気持ち!そして、新しい変身形態を試してみたいという
特撮ヒーロー的な男子心がくすぐられて・・・」



さやか「もおおお!!説明しなくていいの!!バカバカバカ!!」



さやか「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・」


さやか「・・・」



さやか「ま・・・いっか・・・まだ、中学生だもんね・・・あたし達」


さやか「いいよ・・・それ、あげる」




さやか「やっぱり縞パン好きだったんだね・・・杏介君」

氷室「あ・・・うん」


氷室「縞パンが好きな気持ちが先か・・・さやか達が着ているから好きになったかはわからない」

氷室「かつてない力を・・・縞パンは僕に与えてくれるんだ・・・」



さやか「・・・」

さやか「とりあえず泊まっていってよ・・・」


氷室「さやか・・・いやそのだから僕は・・・」

さやか「言ったでしょ・・・傍にいてくれるだけで良いって・・・」


さやか「あたしが本当に消えるしか無いのなら・・・最後のその時まで、もっと杏介君の事・・・知りたいし」

さやか「何か話そうよ。朝まで」




360: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/09(火) 23:13:20.41 ID:Ec53qEs30
~朝~


さやか「やばっ!お母さん達もうすぐ帰ってくる!」

氷室「ど、どうしよう!?」


さやか「とりあえず、窓から逃げて!ご、ごめんね・・・無理に引き止めちゃって」


氷室「さやか・・・」

さやか「何?」



氷室「僕が望む本当のわがまま・・・今は言わずにとっておくよ」

さやか「そっか・・・あたしはその・・・」


さやか「いつでも・・・準備は出来てるから・・・///」


さやか「ワルプルギス、そしてほむらとの決着をつける時までには・・・決心してほしいな」

氷室「・・・わかってる」





氷室「・・・」


(氷室解除)


恭介「・・・」



恭介「さやか・・・」





~~~卒業式直前、「ワルプルギスの夜」数日前、マミの家~~~



氷室「僕が前回のループで見たこいつは「何の前触れも無く」突然姿を現した」

氷室「恐らく「卒業式」というイベントが関係あるんだと思う。
卒業式を延期させて生徒を避難させたとしても・・・その別の日に顕現するだけ」


まどか「わたしが・・・みんなとお別れしたくないって思ってるから・・・だよね」


氷室「鹿目さんが気にする事は無いよ。今のワルプルギスの夜は・・・
鹿目さんの精神が変化したモノじゃなく、インキュベーターの最終兵器だ」

氷室「倒すのに・・・何の躊躇も持たなくていいんだ」



マミ「事前に見滝原の生徒を避難させてくても信じてもらえないでしょうね・・・
巨大な魔女が学校を襲うなんて」

なぎさ「やるとしたら・・・当日なのです・・・ワルプルギスの夜を確認させてから
わたし達が全校生徒を誘導するのです!」


さやか「避難経路はこの5箇所。それぞれの担当箇所を覚えてね」


♪:ピンポーン(チャイム)

361: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/09(火) 23:42:37.97 ID:Ec53qEs30
マミ「はーい、今開けます」

マミ「!!あ、あなたは・・・!!」



ほむら「開ける必要は無いわ・・・わたしが用があるのは・・・」

さやか「あ、暁美ほむら!!」



ほむら「まどかと話がしたいの・・・お願いできないかしら」

まどか「ほむらちゃん!?」




なぎさ「まどか!行っちゃ駄目なのです!そいつは・・・そいつは!」

まどか「・・・」



まどか「良いよほむらちゃん・・・外、行こっか・・・」

さやか「まどか!?」




~~~

まどか「調子・・・戻らないみたいだね」

ほむら「それはお互い様よ・・・」




ほむら「インキュベーターが・・・円環の理を掌握して・・・悪魔の力の大半を
ワルプルギスの夜に閉じ込めてしまったのだから・・・」


ほむら「まどかはどう?記憶と力・・・すこしずつ戻ってきているのでしょう?」

まどか「まだ完全にじゃないよ・・・」



まどか「もし力が戻ってるのなら・・・円環の理からキュゥべえ達を追い出して・・・
ワルプルギスの夜なんて来ないようにするし」



ほむら「それもそうね・・・」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」



ほむら「ねぇまどか・・・」

ほむら「あなたは本当に・・・正しさのために自分が消える事を望むの?」

ほむら「この世界は・・・概念になったあなたを受け入れてくれるわ」


ほむら「あなたも楽しんでいたはずよ・・・家族や友達との何気ない日常を・・・」

ほむら「本当に・・・みんなとお別れしても構わないって言うの?」


ほむら「私が作り変えたこの世界なら・・・みんな大人になる事も無く・・・
まどかにとって一番楽しい一年を・・・繰り返して・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

363: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/10(水) 20:14:12.25 ID:cvM/GsZy0

まどか「わたしが・・・あの時皆とお別れしたくないって言ったから・・・
ほむらちゃんは今の世界を望んだんだよね・・・」

ほむら(もうそこまで記憶が・・・)


まどか「ワルプルギスの夜も・・・わたしの心の弱さが実体化した物」

まどか「だけど・・・もうわたし逃げないよ・・・」



まどか「わたしは・・・やるべき事をやり遂げて、円環の理へと還るよ」

ほむら「そう・・・」




まどか「だけど・・・それはほむらちゃんの作った世界を否定することじゃない」

まどか「もう一度・・・皆と会えて嬉しかった。それだけは本当だから」



まどか「ほむらちゃんがやった事も・・・自分の存在も否定しない答えを・・・わたし考えたんだ」





ほむら「なら・・・私ももう逃げないわ」



ぎゅっ

まどか「ほむらちゃん・・・!?」



ほむら「私が奪った記憶・・・それをまどかに返すわ」

ほむら「私の答えはもう決まってるわ・・・私はあなたをために悪になる」



ほむら「決着の日・・・正々堂々と戦いましょう。敵として」



まどか「なら・・・その日にわたしが考えた答え・・・教えるね」




ほむら「ええ。必ず力を取り戻すわ・・・あなたも記憶が戻ったのだから・・・あとはきっかけよ」

ほむら「お互い全力で・・・完全決着よ」

まどか「うん」




さやか「まどか!」


さやか「暁美ほむらは!?」

まどか「もう行っちゃった」


なぎさ「何の話をしていたのです?」

まどか「ないしょ」

364: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/12(金) 20:24:11.18 ID:i8lnrO+y0
氷室「さやか・・・それと、鹿目さんとなぎさちゃん」


氷室「縞パンで変身した僕の演奏なら・・・円環の理の使者としての記憶を取り戻すことが出来る」

氷室「今まで試そうとしなかったのは・・・僕にとっても君たちにとっても・・・そしてとり残される人たちにとっても」


氷室「自身が消滅するその選択を・・・本当に正しいと思えるかどうか・・・わからなかったから・・・
僕は今でも・・・さやかを失いたくない」



氷室「さやかは杏子との戦いから・・・なぎさちゃんは巴さんからの授 、鹿目さんも・・・暁美さんから
何かを受け取ったみたいだし・・・」

氷室「君達が力を取り戻すための基盤は完成した・・・
後は僕の演奏が君達の精神を刺激し・・・きっかけになれば・・・」

氷室「君達3人は・・・円環の力を取り戻せる!」



さやか・まどか・なぎさ「!!」キリッ(決意した表情)



マミ(・・・)

マミ(彼はなぎさちゃんと私の授 行為をいつ知ったの!?というか・・・縞パンって言葉も出てきたわよね!?)


マミ(ああ、もう!いつの間にか慣れてる!下着で変身形態するこの少年のペースに飲まれている!
なんで誰も突っ込まないの!?)



氷室「だけど・・・それはどうしようも無くなったときの最終手段だ」




氷室「円環の力を使わず・・・ワルプルギスと暁美さんに勝つ方法・・・
生きて帰る努力をしてほしい」

さやか「一個忘れてるよ!それと杏子を、ワルプルギスの夜から救い出さないとね!」



氷室「魔力演奏による精神への干渉は・・・危険でもあるんだ」

氷室「その気になれば・・・演奏で君達全員を思うがままに・・・そして動けなくする事も出来るからね・・・」



さやか「・・・?今更何言ってるのよ?あたし達の身体を操作して氷室君になんの得が・・・」

なぎさ「氷室・・・もしかしてなぎさ達とハーレムプレイをするつもりですか!?」



さやか「な・・・なんですとー!?」サヤガーン

氷室「そ、そうじゃない!そういう意味で言ったんじゃない!」



氷室「悪の演奏仮面がいたら・・・付け込まれる危険性だってあるって事・・・
もしくは、インキュベーターが僕の演奏を再現して利用するかもって事」


氷室「君達は何度も僕の演奏を聴いて・・・そして感動して同調した・・・
僕の演奏一つでどうにでも自由が奪われるんだ」


氷室「演奏を悪用して・・・君達を操ろうとする奴が出てきたら・・・躊躇無く倒してほしい」


さやか「わざわざ言うまでもないよ。そんなの、当たり前じゃん、それに・・・
現れてもいない敵の事を考えてもどうしようも無いよ」

366: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/12(金) 20:41:44.08 ID:i8lnrO+y0
さやか「杏介君の曲を悪用しようとする奴がいたら・・・同じ奏者として恭介だって
絶対許せないって思うはずだし・・・」


さやか「あたしは・・・戦えるよ・・・たとえ、悪の魔法使いが現れたとしても!」

氷室「ありがとうさやか・・・それでこそさやかだよ」



氷室「卒業式の日は・・・僕も風見野の学校を休んで見滝原の生徒として潜り込む」

氷室「以降連絡は全てテレパシーを使う。お互いの姿が見えなくても焦らないように」



さやか「わかった」

マミ「ええ」

なぎさ「なのです!」


まどか「うん!」



~~~


さやか(ってか・・・卒業式まで・・・あと一週間も無いんじゃ・・・)

さやか(ならもう・・・今夜こそ!)




さやか「杏介君!あ、あたしの家今日親が帰って来な-」

さやか「って・・・もういないし!!」




恭介「仁美さん・・・!!」


~~~仁美の家~~~

仁美「きゅ、急にいらして・・・今宵はどのようなご用で・・・」ドキドキ



恭介「仁美さん・・・」

恭介「卒業式の日・・・嵐が来るんだ」


仁美「え?でも・・・予報ではそんな事・・・」


恭介「とてつもなく大きく・・・全てを飲み込む嵐・・・」

恭介「出来れば仁美さんは・・・遠くへ逃げてほしいけど・・・今のままじゃ信じてもらえないと思う」



恭介「卒業式の日全てをあなたに話す・・・僕の正体も」

恭介「その時・・・落ち着いて僕の言うとおりに逃げてほしいんだ」ぎゅっ

仁美「きょ・・・きょうすけさん!!///」


恭介「目の前で八つ裂きにされた君を・・・僕はもう二度と失いたく無い・・・!!」





367: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/15(月) 18:35:51.72 ID:0ehOMMWm0
~そして・・・卒業式当日(体育館)~


さやか(杏介君・・・姿が見えないけど、本当にここにいるの?)

恭介(ああ、とある生徒の姿を借りてるけど、ちゃんといるよ)



さやか(へぇ・・・変装魔法って便利だね。杏子から教えてもらったの?)

恭介(「変装」か・・・)



恭介(本当の自分がどっちか・・・もうわからない・・・)



アナウンス「在校生による生演奏です。上条恭介君、どうぞ」


恭介「・・・」



仁美「恭介さん・・・頑張って!」



♪~♪~♪


三年生「すごい・・・」うっとり

マミ「さすがね・・・上条君」


さやか「・・・?」

さやか「恭介の演奏にしては・・・何か違和感が・・・」



さやか「ま、まさか杏介君が入れ替わった生徒って・・・」


恭介(体育館の生徒達は・・・「僕の演奏を聞かせた」状態になった・・・)

恭介(これで避難指示を受け入れるための軽い精神操作なら可能になるはず・・・)




ピキーン

マミ「・・・!!」


まどか・さやか「!!」

体育館外、


なぎさ「あれは・・・!!」



恭介「ついに・・・現れたな」


ワルプルギスの夜「ウフフ・・・アハハハ!!」


生徒達「み、みんな外を見ろ!」

教師達「!?な、なんだアレは!?」

368: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/15(月) 18:50:16.65 ID:0ehOMMWm0
ドドド・・・


生徒「竜巻!?さっきまで何もなかったのに!」


生徒「校舎を破壊しながら突き進んで・・・!こっちに来る!!」



わーわーぎゃーぎゃー


仁美「恭介さん!!」

恭介「仁美さん、早く逃げて!!」



仁美「竜巻もそうですけど・・・あの大きな歯車と人形のようなモノは一体なんですの!?」

恭介「・・・!?」


恭介「ひ・・・仁美さん!?あ、アレが見えているのかい!?」



仁美「・・・?」


恭介(何故だ!?前回のループでは仁美さんに見えていなかったワルプルギスが何故!?)


恭介「詳しい説明は後だ・・・とにかく、避難してくれ」

仁美「逃げるなら恭介さんと一緒です!」



恭介「僕は・・・アレを止めなくちゃいけないんだ」

仁美「な・・・何を言ってるんですか!?」



恭介「ずっと・・・嘘を吐いて来た・・・」

恭介「僕の中に・・・仁美さんと同じくらい大切な人がいる」


スッ

仁美「さ・・・さやかさんのパンティ!?」



恭介「その子が選ぶべき道を・・・僕は全力で後押ししたい」

恭介「かつてその子が・・・僕をそうしてくれたように・・・今度は僕が」



恭介「さやかへの気持ちに決着をつけたら・・・今度こそ上条恭介の・・・
たった一人の一番大切な人になってくれるかな?」


仁美「え・・・?」



ガバッ

恭介「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ピカッ



仁美「きょう・・・すけさん・・・?」

バイオリン仮面「もう一つの理由は・・・今度こそ君を守るために!」バッ

370: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/15(月) 19:10:24.86 ID:0ehOMMWm0
わーわー、きゃーきゃー


バイオリン仮面「僕の演奏を聴いて、落ち着くのだ!!」


♪~♪~♪

生徒、教師「・・・?」



さやか「!!皆が冷静さを取り戻した!今よ!!」



ピカッ(さやか、まどか、なぎさ、マミの変身の光)


三年生「巴・・・さん!?」


中沢「美樹!?鹿目さん!?こ・・・これは!?」




さやか「みんな落ち着いた?あたし達の指示通りに避難して!!」


まどか「5箇所に分かれて避難します!前の人に合わせてゆっくり移動してください!!」





~~~


さやか「どうやら全員、避難出来たようだね・・・」


仁美「さやかさん・・・?その姿は・・・」

さやか「・・・まだいたの?早く逃げなよ」



さやか「・・・この格好は恭介の腕を治すために・・・ちょっとね」


仁美「え・・・!?」



さやか「この戦いであたし・・・今度こそ消えるかもしれないんだ」

さやか「だから・・・恭介の事・・・お願いね」



仁美「さ・・・さやかさん!?」

さやか「あたしは・・・魔法少女さやかちゃん・・・」



さやか「仁美を・・・恭介を・・・大切な人達を守るために・・・あたしは戦う!!そんだけ!」バッ


仁美「さやかさぁあああん!!」




ワルプルギスの夜「ウフフフ・・・アハハハ!!」

さやか「最終決戦だね・・・」

ほむら(物陰)「・・・」

372: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/15(月) 19:32:27.35 ID:0ehOMMWm0
バイオリン仮面「さやか!!」


さやか「杏介君!って・・・まだ縞パン装備じゃ無いんだ」

バイオリン仮面「言っただろ?縞パンは最終兵器だとね」


バイオリン仮面「風で裂けるかもしれないし・・・暁美ほむらとの連戦も想定して温存する」



マミ(・・・)

マミ(やっぱりパンティを被ることに違和感を感じなくなってるわ・・・)




さやか「杏介君・・・それじゃあまずは打ち合わせ通りに」


バイオリン仮面「ワルプルギスの「中」で耐えられる時間は少ない・・・逆に取り込まれないように注意してくれ」



バイオリン仮面「ワルプルギスの夜!!僕の演奏を聴け!!」


♪~♪~♪



ワルプルギス「ウフフ・・・アハッ・・・!?」ピタッ


ほむら「・・・!?ワルプルギスの夜の動きが・・・!?」



ほむら「そうね・・・ワルプルギスの夜は・・・私とまどかの精神の融合体」

ほむら「インキュベーターの支配下に落ちたとしてもそれは変わらない・・・
私やまどかが・・・上条恭介の演奏を聴いていたことでワルプルギスもまた・・・それに「同調」しているのね」




くぱぁ(ワルプルギスの中への扉)

バイオリン仮面「動きを止めていられる時間は短い!さやか!早く!!」



さやか「必ず助ける!!6人でこいつに勝つんだ!!」

(扉に飛び込むさやか)



キュゥべえ「なんだ・・・!?何をするつもりなんだ・・・」

キュゥべえ「6人・・・?まさか・・・佐倉杏子のサルベージ!?諦めていなかったのか・・・」



~ワルプルギスの中~
さやか「杏子!!」



キュゥべえ「無駄だよ。美樹さやか」

キュゥべえ「すでにワルプルギスは数千人の魔法少女の魂を吸って成長している」


キュゥべえ「その中から、佐倉杏子だけを見つけ出すなんて・・・そんなの不可能だ」


さやか「必ず・・・必ず見つけ出す!!」

374: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 21:04:21.22 ID:DxTdzg6q0
ワルプルギスの中、大量にうごめくソウルジェム
その中でひときわ輝く赤いソウルジェム


さやか「見つけた!」


キュゥべえ「!?」




バイオリン仮面「インキュベーター・・・君は言ったよね・・・僕を魔法使いにして良かったって」

バイオリン仮面「僕の無意識のハーレムの素質が・・・さやかや仁美さんだけでなく・・・杏子達も巻き込むと」



バイオリン仮面「だけど・・・こうして僕の音楽に「同調」して杏子のソウルジェムを発見できたのもまた・・・
僕が魔法使いになったおかげでもあるんだ」



バイオリン仮面「お前からもらったこの力で・・・僕達はお前の企みを全て打ち砕く!!」



さやか「あたしにもう一度・・・円環の力を・・・」

さやか「杏子・・・!!絶対あんたを戻して見せる!!」



ピカッ


さやか「うあああああっ!!」

まどか「さやかちゃん!」


なぎさ「さやかが・・・ワルプルギスからはじきだされたのです!!」


マミ「佐倉さんは・・・!?」


バイオリン仮面「・・・む、無理なのか・・・!?」




ワルプルギス「・・・」

バイオリン仮面「まずい!ワルプルギスの夜が再び動き出す!」



ワルプルギス「アハハハ!!」



魔力波で四方に吹っ飛ばされる魔法少女達


さやか「うあああっ」

バイオリン仮面「あっ・・・ぐっ!!」


ドサッ ドサッ



バイオリン仮面「さ・・・やか・・・」


さやか「ごめん杏介君・・・やっぱ、限界みたい」

375: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 21:17:28.78 ID:DxTdzg6q0
さやか「演奏・・・してよ。あたしの円環の力を・・・完全に取り戻す演奏を」

バイオリン仮面「・・・」



さやか「それしか無いよ・・・このままだと・・・」


ワルプルギス「アハハ・・・!!」


キュイイイイイ(溜め)



ゴウッ(口からの火炎放射)


さやか「・・・!!」


バイオリン仮面「さやか!!」




パキィン!!


さやか「・・・」

バイオリン仮面「・・・」



バイオリン仮面「これは・・・」


さやか「編みこみ結界・・・まさか・・・」



杏子「でっけー目覚ましだなさやか・・・おかげでまだ本調子になれねー・・・」

さやか「杏子・・・!!」


杏子「おっす」




まどか「杏子ちゃん!」

なぎさ「杏子!」

マミ「さ・・・佐倉さん!!」




さやか「杏子!!ば・・・バカ!!あたしの声が届いたんなら・・・もっと早く来なさいよ!!」

杏子「ハァ!?これでも全力で走ってきたっつーの・・・」



杏子「あたしの体・・・風見野の教会に安置してたろ?」

さやか「あ」



杏子「おかげでここに来るまでにちょっと消耗しちまったし・・・
特殊な結界で保存してくれてたみたいだけど・・・今まで何も食ってなかったし・・・」

さやか「杏子・・・」

杏子「ラーメンおごってもらうぜ、さやか!!」バッ

376: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 21:30:03.65 ID:DxTdzg6q0
さやか「・・・!!」

さやか「いいよ・・・何でもおごってあげるよ!杏子!!」



マミ「待って!佐倉さん!!」


杏子「わ、なんだよマミ・・・これから反撃って時に・・・」

マミ「合体技・・・考えてみたの・・・この日のために皆で練習してきて・・・」



杏子「ハァ!?」

まどか「・・・///」


なぎさ「なのです」

さやか「・・・あー・・・アレか・・・」



杏子「それならあんた達でやってろよ・・・あたしずっといなかったし・・・ワザワザチームワークを乱してまで・・・」

マミ「5人揃わないと出来ない必殺技なの」



杏子「は!?」

杏子「どういう事だよそれ!5人揃わないとって・・・あたしが元に戻らなかったら無駄骨じゃねーか!!」



さやか「戻ってくる・・・そう信じてたからこそ・・・ですよね?マミさん」

マミ「ええ!だからお願い・・・佐倉さんも!!」ワクワク



杏子「・・・」


杏子「仕方ねーな・・・ぶっつけ本番だけどやってやる・・・やり方を教えろ」

マミ「あ、ありがとう佐倉さん!」


マミ「必殺技の名前はね・・・」

杏子「そこから!?」





ワルプルギス「ウフフ・・・」


杏子「うわぁ・・・」

マミ「佐倉さん・・・叫んでくれないの?」



杏子「・・・」

杏子「わかったよ・・・やってやるって!」


杏子「お前らも絶対叫べよ・・・あたしだけ叫ばせて笑いを取ろうってのなら後でぶっ飛ばすからな!!」

さやか「え」


まどか「えー↓」

377: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 21:44:36.48 ID:DxTdzg6q0
バイオリン仮面「話はまとまったようだな・・・魔法少女たちよ!」

バイオリン仮面「私の演奏と同調することで・・・君達の魔力は何倍にも増大する!」



♪~♪~♪


マミ「みんな、行くわよ!」

なぎさ「なのです!!」



杏子「くそ・・・」

まどか「ふふっ・・・」


さやか「いっせーのー!!」



5人「セイクリッド・ペンタグラム!!!」




ピカーッ!!


ワルプルギス「ウフフ・・・アハハ・・・キョアアアアアアア!!!」



しゅわしゅわ・・・



キュゥべえ「な・・・!?」


ワルプルギス「ア・・・ハハ・・・」



キュゥべえ「ワルプルギスが・・・ワルプルギスが吸収したはずの魔法少女達の魂が・・・浄化されていく!?」


キュゥべえ「・・・!!」




キュゥべえ「馬鹿な・・・!!さらに「魔女化」が適応されている町の理が・・・元の法則へと・・・
円環の理へ戻っている!?」

キュゥべえ「今の一撃に・・・そんな都合のいい効果が・・・!!」



まどか「いつかキュゥべえは言ったよね・・・わたしの精神と・・・円環の理はつながってるって・・・」

まどか「なら・・・わたしが強い心を持つことで・・・円環の理もまた・・・本来の機能を取り戻せるって」


キュゥべえ「・・・!!」


まどか「二度とあなたに・・・円環の理を触らせない・・・!!」

ゴゴゴ・・・(半女神化)


キュゥべえ「・・・!!」

まどか「円環の理から・・・消え去れ!インキュベーター!!」

ピカッ(アルティメット矢)

378: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 21:58:06.99 ID:DxTdzg6q0
~円環世界(ルミナスのあの風景)~


そこの風景にそぐわぬ機械類(インキュベーターの技術)を持ち込んで
円環の理を解析、侵食しているインキュベーター達


シュパシュパシュパアッ(まどかの矢)


インキュベーター達「・・・!!」



インキュベーター達「「わけがわからないよ」」



ちゅどーん(一匹残らずまどかの矢に射抜かれるインキュベーター達)




~現実世界~



さやか「や・・・やったの・・・?」

まどか「うん・・・これで・・・とりあえずはインキュベーターの侵攻を防げたはずだよ・・・」




杏子「それなら・・・後は・・・」

ワルプルギス「ア・・・アハハ・・・」ボロボロ・・・



なぎさ「ワルプルギスの夜に・・・とどめを・・・!!」


バッ!(地に伏したワルプルギスの前に現れた人影)

ほむら「・・・」



マミ「あ、暁美さん!?」



ほむら「この子を・・・やらせないわ」

ほむら「言ったでしょ・・・この子は・・・まどかと私の娘でもあるのよ・・・」



ほむら「何より・・・悪魔の力は今・・・この子の奥に閉じ込められているのだから・・・」



さやか「ワルプルギスと同化して力を取り戻すつもり!?させるか!!」


まどか「さやかちゃん!」

さやか「・・・!?まどか!?なんで止めるの?」


まどか「・・・」

まどか「それが・・・ほむらちゃんとわたしとの約束だからだよ・・・」



ほむら「「何度繰り返すことになっても・・・あなたを救って見せる」」

ほむら「それが・・・私がまどかと交わした約束・・・そして今も変わらない誓い」

379: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 22:20:48.87 ID:DxTdzg6q0
ほむら「だから私は・・・あなたにどう思われようと・・・」


ほむら「この世界で永遠に繰り返すこの世界に・・・あなたを傷つけないこの優しい世界に・・・」

ほむら「あなたを閉じ込めておく・・・それだけよ」


ズボッ(ワルプルギスの体内へと同化するほむら)



まどか「もしもわたしが・・・ほむらちゃんと違う道を選ぶのなら・・・」


ほむら「敵になる・・・その時は・・・」



まどか「全力で・・・相手しなくちゃいけないって・・・そう思ったから・・・」


まどか「ほむらちゃんが使える悪魔の力・・・全部わたしが受け止めるよ!!」




ワルプルギスの欠けた顔半分から悪魔ほむらの上半身が出現し、羽を広げる
(イメージ的にはデビルガンダム)





ワルプルギス「ウフフ・・・アハハ・・・!!」



悪魔ほむらと一つになった事により、再び浮上するワルプルギス。


Homupurgisnacht

デェン!!(魔女文字)



ほむら「来なさいまどか・・・!!」(1stテイクボイス)


ほむら「あなた達の勇気が勝つか・・・私の愛が勝つか・・・」



ほむら「二つに一つでしか決着はつかないわ・・・!!」




ゴゴゴ・・・



さやか「これが本当の最終決戦・・・!!」

なぎさ「もう・・・チーズが食べられそうに無いのです!」


マミ「完全に迷いを吹っ切ってるわ・・・!!」

杏子「ああ・・・今のアイツはもう・・・まどかを閉じ込めておく事しか頭に無い・・・!」


バイオリン仮面「勇気か・・・愛・・・」

バイオリン仮面(それなら僕は・・・さやかを・・・)


【続く】

380: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/18(木) 22:30:01.58 ID:DxTdzg6q0
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード最終話!!」



♪~♪~♪(コンクール、大衆の前でバイオリンを弾く恭介)

恭介「さやか・・・」


仁美「おめでとうございます。恭介さん」

恭介「仁美さん・・・僕と一緒に来てくれないか」



恭介「さやか・・・これでお別れだね・・・」

恭介「今まで・・・ありがとう・・・」



最終話

恭介「僕の願いは叶ったよ」



銀河万丈「その時、ハーレムは完成する!」

383: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/21(日) 11:15:24.08 ID:7EPUc6Cx0
最終話「僕の願いは叶ったよ」


ほむら「・・・」ゴゴゴ・・・



まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「これが愛の究極形態・・・」



ほむら「まどかのいるべき世界も・・・そこにある命も・・・時間も・・・全て私が管理・支配する」

ほむら「恐れる必要は無いわ・・・だって次の世界で・・・また会えるのだから」



ほむら「その時には・・・あなた達は全てを忘れているでしょうけどね・・・」



キュイン!


カッ(爆発波)


さやか「うわああああ!!」


バイオリン仮面「さやか!!」




杏子「あの野郎!!」

杏子「!!」



ボトッ ボトッ ボトッ


クララドールズ(ドイツ語)「僕達の親がまた姿を変えたよ!」


クララドールズ「でも、まだ魔法少女っぽいよね?」


クララドールズ「笑っちゃうよね、滑稽だよね」



クララドールズ「だから・・・破滅していく姿を見ていたいよね」

クララドールズ「君達に邪魔はさせないよ!」



ゾロゾロゾロ・・・(数千人)


マミ「この数は・・・」

まどか「みんな!来るよ!!」



クララドールズ「HYAHHAAAAA!!」

なだれ込むドールズ達
数の暴力で一人ひとり孤立させられる魔法少女達


385: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/24(水) 19:36:07.95 ID:BqPH1JPt0
杏子「分身なら負けねー!ロッソ・ファンタズマ!!」ズラッ


質量を持った分身、ロッソ・ファンタズマがクララドールズ達をなぎ払い、
空間を作る


杏子「みんなバラバラになるな!あたしの傍にいろ!」

さやか「杏子、やるじゃん!」



杏子を中心に円陣を組みながら人形の相手をする5人の魔法少女+バイオリン仮面


マミ「きゃっ!?」


なぎさ「マミ!」

人形数人に抱えられるマミ


クララドールズ(ドイツ語)「貢物だ!」



クララドールズ「あたし達の親への貢物!」

クララドールズ「こいつを取り込めば、きっとあいつの胸も!」



ほむら「・・・」



ぐわっ(ワルプルギス部分の口が開く)


ぽいっ

ドールズによって口に投げこまれるマミ


マミ「いやあああああ!!」


ごっくん・・・

まどか「マ、マミさああああああああん!!」


なぎさ「マミが・・・マミがワルプルギスに取り込まれてしまったのです!」




ほむら「捕まえてあげるわ・・・まどか」


シュルシュルシュルシュル!!
(ワルプルギスの腕部分から黒いリボンを展開)


さやか「・・・!!こ、これは・・・!!」


杏子「マミのリボン!?」


バイオリン仮面「巴さんを体内に取り込み、使えるようになったのか!」


ぷちっ ぷちっ ぷちっ(人形を潰しながらまどかに向かってくる数百本のリボン)


まどか「・・・!」
さやか「まどか!!」バッ

386: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/24(水) 20:14:26.98 ID:BqPH1JPt0
ギュルギュルギュル・・・!!


まどかをかばい、黒いリボンに拘束されるさやか

さやか「あ・・・うっ!」


まどか「さやかちゃん!」

バイオリン仮面「さやか!!」



ほむら「順番が狂ってしまったわね・・・まぁいいわ」


拘束したさやかを自分の傍(ワルプルギス頭部)へと移動させるほむら


杏子「あいつ・・・!!」



ほむら「動かないで」

杏子「・・・!」



ほむら「あなた達・・・本当にこの世界を元に戻しても構わないの?」

杏子「な、何言ってんだ今更・・・!」



ほむら「あなた達が求める正しさは・・・まどかはもちろんあなた達の日常も奪ってしまうものなのよ」

ほむら「円環の理であるまどか・・・美樹さやか、百江なぎさ」


ほむら「この子達は・・・私の世界だけで存在できる・・・
世界を元に戻せば・・・間違いなくこの子達は消えるわ」



ほむら「佐倉杏子・・・あなたは・・・美樹さやかを失っても構わないの・・・?」


杏子「・・・!!」



さやか「杏子!こいつの言葉に耳を貸すな!!あたしは構わず今のうちに!!」



ほむら「巴マミ・・・」


ワルプルギス頭部から取り込まれたマミの体が浮き出る。

両手、両足は拘束されたまま


ほむら「あなたを取り込んだ時に記憶が流れてきたわ・・・
「天秤にかけられる仲間なんていない」・・・それがあなたの言葉だったわね・・・」


マミ「誰も失いたくない気持ちは今でもあるわ・・・だけど、それが魔法少女の務めだから・・・!」


ほむら「あなたは進んで苦難を選んでるわけじゃない・・・世話を焼きたいだけよ」

ほむら「一度に作るケーキやお茶の量が減って・・・寂しい思いをするのはあなたよ」


マミ「・・・!!」

ほむら「ほらね、もっともっと誰かの世話をしていたいってそんな顔してるわよ」

387: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/24(水) 20:40:01.24 ID:BqPH1JPt0
ほむら「あなた・・・皆には黙っているけど芸能界にスカウトされて、都会の高校を受験したそうね」

マミ「そ、それは・・・!」

なぎさ「え・・・?」

まどか「マ・・・マミさん?」


ほむら「このままだと・・・世界が元に戻ってもあなたは皆と離れ離れになるわ」

ほむら「その点・・・私の造る世界なら安心よ」



ほむら「ここでリセットされた生命は新しく生まれ変わる。もう一度同じ形で・・・
もう一度一番楽しい一年を繰り返すために」


ほむら「あなたも高校にあがる事無く、同じ時間を繰り返す・・・ずっと皆のいいお母さんでいられるのよ?」



マミ「・・・それでも・・・私は・・・」



さやか「違う!!マミさん違うよ!!今悩むことはそこじゃない!!」


マミ「・・・!!美樹さん!?」



さやか「もう一度同じ形に生まれ変われば・・・ってね・・・結局あんたがやってる事は・・・ただの大量虐殺よ!」



ほむら「なんですって・・・」


さやか「あんたが作ったこの世界が正しいかどうかは解らない・・・でも、
生き返らせるから殺しても構わない・・・諦めても構わないなんて・・・そんな理屈だけは絶対間違ってる!」



さやか「あんたが殺した・・・そしてもう一度殺そうとしている命には・・・
まどかが守ろうとした家族や学校の皆だっているんだ!!」


まどか「さやかちゃん・・・」

さやか「確かにあんただけのせいじゃないよ・・・ワルプルギスはまどかの心にほんの少しあった
「皆と同じ時間を繰り返していたい」って願望が実体化したモノ・・・あんたはそう言った・・・」




さやか「でも、そんなの誰だって思ってる!!
それをあんたは・・・頼まれもしていないのに・・・こんな形で実現させて!!」


さやか「結局あんたは・・・駄目だったら別の時間軸に逃げ込むあの時のままなんだ!
自分も他人も傷つけて・・・まどかを悲しませて!!」



ほむら「少し口がすぎるわよ・・・美樹さやか!」

ギリギリ・・・(拘束が強くなる黒いリボン)


さやか「あ・・・うぐぅっ・・・!!」

ほむら「相手の気持ちも顧みず
頼まれもしない願いを叶える・・・その点ではあなたも私と同一だと思うのだけれども?」

ほむら「上条恭介・・・彼はあなたと引き換えにしてでもバイオリンを弾きたいと望んだのかしら・・・?」

バイオリン仮面「・・・!!」

388: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/27(土) 21:23:58.78 ID:H8efOSlu0
ほむら「あなたが戦いの運命を受け入れて叶えた願いが・・・バイオリンだと知ったら・・・
彼はとても悲しむと思うわ」

チラッ(氷室を見るほむら)


ほむら「僕のせいでさやかは消滅し、そしてもう一度同じ運命を選ぼうとしているとね」チラッチラッ


バイオリン仮面「・・・」



ほむら「私はまどかを愛する・・・だけど私はまどかに愛されなくても構わない」

ほむら「彼からの見返りを諦め、吹っ切ったあなたなら・・・わかると思ったのだけれど・・・」



さやか「見返りなら・・・もらったよ・・・」


バイオリン仮面「!!」




さやか「だって恭介は・・・バイオリンを弾いてくれているから・・・」

さやか「あたしが願った奇跡で・・・これからも・・・」



さやか「恭介が・・・バイオリンを弾き続けて・・・仁美と幸せになる未来・・・それがあたしの願いだから・・・」

ほむら「それは嘘よ・・・あなたは彼をまだ・・・」



さやか「うん。あたしは恭介が好き・・・それは友達として、今も変わらない」


さやか「あいつをずっと見守っていたい・・・あいつの未来を守りたい」

さやか「「人魚姫の物語」の続きの様に・・・あたし自身がたとえ何に変わったとしても」


さやか「恭介のためにも・・・同じ時間を繰り返すだけのこの世界は、変えなくちゃいけないんだ!」


バイオリン仮面「さやか・・・!」



さやか「あたしは・・・恭介からも逃げない!」

さやか「この戦いが終わったら全部恭介に伝える。好きだった事も・・・叶えた奇跡も!!」



さやか「それが恭介にとって余計な事だったとしても・・・あたしは・・・自分が叶えた願いから・・・
その願いをほんの少し後悔した事からも絶対逃げない!!」



さやか「そんなあたしだからこそ言えるんだ・・・まどかの意志を一方的に無視して
その力を引き裂いたあんたを・・・絶対許しちゃいけないって!」

ほむら「私がああしなければ、まどかは自分を犠牲にして正しい事を選ぶに決まってた!
あなたは・・・まどかがこのまま人間である事を辞めても構わないと言うの!?」



さやか「一人で背負い込むなって言ってんだよ!!」


ほむら「!!」


389: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/27(土) 21:45:18.72 ID:H8efOSlu0
さやか「あんたが円環の力を奪ってした事にしても、もっと違うやり方だってあったはずだ!」

さやか「世界改変できる程の力なら・・・あんたもまどかも・・・
その両方が幸せになれた方法だってあるかもしれないのに・・・!!」


さやか「まどかの意見はガン無視して・・・「まどかの幸せ」を一方的に決め付けてそれを実行している!」

さやか「あんたは結局・・・
まどかから逃げ続けているだけなんだ!!まどかはいつでも救いの手を差し伸べていたのに!」



さやか「だからあたしは・・・一人で背負い込んでまどかを・・・自分を傷つけるあんたを許さない!」

さやか「ぶっ飛ばして・・・目を覚まさせて円環の理に連れて帰る!!
皆と・・・まどかにごめんなさいしてもらった上でね!」



さやか「あんたの時間も・・・恭介の時間も・・・そしてこの世界を平和に生きる人たちの時間を
・・・もう一度進めるために・・・」




さやか「あたしは信じている!この先辛い事や親しい人との別れがあったとしても・・・」


さやか「皆それを乗り越えて・・・希望を持って未来を生きてくれる・・・!」




さやか「あんたが止めている時計の針を・・・あんたが奪った人々の、あんた自身の未来を取り戻す!
それが・・・円環の使者!!」

さやか「ううん、魔法少女としての使命そして・・・」




さやか「あたしが憧れてきた・・・正義の味方のあり方なんだあああああああああああああ!!」


ギリギリギリ・・・


(引き裂かれそうになる黒リボン)



ほむら「な・・・!?」

さやか「正義の魔法少女・・・さやかちゃんは勝ああああああああつ!!!」



杏子「さやか・・・!!」

まどか「さやかちゃん!!」

なぎさ「さやか!!」




マミ「美樹さん・・・」

マミ「そうね・・・私も・・・大事な事を忘れていたわ」



ほむら「まさかあなたに・・・その言葉を二度言われるとは思って無かったわ」

ギュッ!(再び締めが強くなる黒リボン)



さやか「ぐはっ!!さやかちゃんのパワーアップシーンが!!余力があったんかい!!」

390: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/27(土) 22:16:02.74 ID:H8efOSlu0
ほむら「やっぱり、あなたと私の行動理念は似ているようでまるっきり違う道を歩むようね・・・」

ほむら「魔法少女時代・・・あなたと友達になれた時間軸の方が少なかったのですもの」

さやか「眼鏡のほむらは素直で可愛かったなー」しみじみ



ほむら「ほむぅっ!?もうそんな所まで記憶が!?」

ほむら「ええい!忘れなさい!!忘れなさいと言ってるのよ!!」


ぎゅうううう


さやか「痛い痛い痛い!!ち、違います~わ、私はかぼちゃ~♪」

ほむら「黙れラズベリー」



ほむら「恥ずかしい記憶と共にあなたを取り込んであげるわ」


ズズズ・・・

再びワルプルギスの体内に取り込まれるマミと
新たに取り込まれるさやか




さやか「マ、マミさん!」

マミ「美樹さん・・・!」



ほむら「私は私の道を行く・・・あなたと考えが交わる事は絶対に無い」

さやか「あたしも絶対に考えを変えたりしない!杏子達なら・・・きっとあたし達を助けてくれるって信じてる!」



ほむら「あなた達の意志は無視してその能力を奪い取る・・・これこそ悪魔の生業よね」


さやか「一人じゃ寂しいだけなんじゃ・・・
あ、ちょ・・・やめて!!外の様子を見ていたいの!!顔は取り込まないで!!」



ズズズ・・・



ズポン・・・



まどか「さやかちゃん!マミさん!!」


なぎさ「二人とも・・・完全に取り込まれてしまったのです!!」



ほむら「そして奪った能力と私の能力を融合させ・・・新しい魔法を打ち出す・・・これが悪魔の力!」


ほむら「名づけてオーラ・ストッパーレ・ティロ・スパーダ!!」どばーん


ほむら(・・・!?///口が勝手に!?)

バイオリン仮面「え!?」

杏子「な・・・なんだって!?」

391: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/27(土) 22:49:00.89 ID:H8efOSlu0
カッ!(必殺技発動)


杏子「」

なぎさ「」

まどか「」


バイオリン仮面「・・・」



停止した時間。
4人の周りはマミの大砲が囲んでいる



ボシュボシュボシュゥッ


マミの大砲から大量の剣が打ち出され、標的の直前で再び停止する


ほむら「時間(オーラ)停止(ストッパーレ)からの大量の剣(スパーダ)の一斉射撃(ティロ)・・・!!
さぁどうかわすのかしら・・・?」


ワルプルギス部分の腕がまどかだけを避ける



ほむら「まどか以外の3人にはご退場してもらうわ・・・」



ほむら「停止解除3秒前・・・2、・・・1・・・」



バイオリン仮面「なぎさちゃん!杏子!」バッ!!

ほむら「・・・!?」



シュパシュパシュパシュパシュパアッ




バイオリン仮面「あっ・・・ぐうっ!!」



降り注ぐ剣から二人を庇ったバイオリン仮面。
左手の甲を剣がかすめ、負傷する



なぎさ「氷室!!」

杏子「恭介!?い、一体今、なにがどうなったんだ!?」



まどか「え・・・!?え・・・!?」


ほむら「・・・」


ほむら「そうね・・・そう言えば氷室恭介・・・あなたも時の止まった世界へと入門していたわね・・・」


ほむら「停止解除直前に二人の前に割り込んだのはいいけど・・・その左手じゃもう演奏は・・・」


バイオリン仮面「いや・・・僕は弾く!!」

394: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 12:09:24.98 ID:weVQ9qDy0
杏子「無茶だ!そんな事したら・・・お前の腕はまた!」

バイオリン仮面「杏子・・・」


バイオリン仮面「さやかの決意・・・伝わったよね・・・君も今の僕と同じ気持ちのはずだよ」

杏子「・・・さやかが信じる道を・・・って事か?」



バイオリン仮面「もう僕に迷いは無い!たとえさやかを失う事になっても・・・!」

バイオリン仮面「さやかが出した答えに!精一杯応える!」

バイオリン仮面「最後に選ぶのはさやかだ!僕はさやかが信じる正義なら・・・!」



バイオリン仮面「皆!僕の演奏に続け!悪魔と同じように合体技で対抗する!!」



♪~♪~♪



まどか「力が・・・」

なぎさ「みなぎってくるのです!!」




ほむら「これは・・・」




クララドールズ(ドイツ語)「巨 勢を二人もとりこんだのに、アイツ変化しないよ!」

クララドールズ「本当だ!ちっ  ままだ!」



ほむら「・・・」



ぐしゃあっ(ワルプルギスに潰されるドールズ)



クララドールズ「    が足りないのなら、もっと連れてこようよ!」

クララドールズ「志筑仁美はどうかな?あの子もなかなかのモノを持って・・・」





バイオリン仮面「!!」ピキーン



バイオリン仮面「仁美さんに・・・手をだすなああああっ!!」



まどか「いくよ、杏子ちゃん、なぎさちゃん!」


まどか杏子なぎさ「「「ウルティモ・ドルチェリーア・ファンタズマ!!」」」



カッ!(必殺技発動)

395: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 12:37:11.56 ID:weVQ9qDy0
女神まどかの姿をした幻影が数人ドールズに立ちふさがる


女神まどか達「「はぁっ!!」」


一斉射撃した矢の一つ一つが光り輝くお菓子の魔女の巨大形態に変化していく


お菓子の魔女の幻影「モジュベベ~!!」



クララドールズ「・・・!!」



バクンバクンバクンバクン!!!


一匹残らず捕食されるドールズ






ほむら「子供達が・・・!!」


バイオリン仮面「今こそ・・・円環の力を取り戻す!!」



バイオリン仮面「もう一度だけ聞く・・・杏子・・・さやかを失っても・・・後悔は無いかい?」

杏子「さっきも言っただろ?あいつが選んだ道を・・・あんたと同じさ」


バイオリン仮面「鹿目さん・・・なぎさちゃん・・・」

バイオリン仮面「現世にもう二度と戻れなくても・・・それでもやるのかい?」



なぎさ「ここには・・・なぎさが守りたい人たちがいるのです!
この世界が壊されてしまったら元も子もないのです!」


まどか「・・・」

まどか「わたしはちょっとだけ・・・違う答えを見つけたけどね・・・」



まどか「それをほむらちゃんに伝えるためにも・・・良いよ氷室君、演って!!」



バイオリン仮面「鹿目さん・・・上条の言いつけ通り・・・彼から貰ったCDは毎日聞いているかい?」

まどか「・・・!?なんで氷室君がその事を!?・・・聞いてはいるけど・・・なんで・・・?」



バイオリン仮面「演歌としてアレンジしているけど・・・あの曲には元となった曲が存在するんだ」


バイオリン仮面「結婚式をイメージして作った曲・・・それを今、弾くことで!!」


バッ!(さやかノーマルパンティの変身解除)

まどか「・・・!!」


なぎさ「え・・・!?」

恭介「今、君達に円環の力を届ける!」

396: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 12:55:32.22 ID:weVQ9qDy0
まどか「かかかか・・・上条君!?」

なぎさ「きょきょきょ・・・恭介!?」


杏子「・・・」



恭介「さやか・・・約束したのに・・・
何度も何度も・・・君以外のパンティも身に着ける僕を・・・許してくれ!!」


スッ(仁美の縞パン)

杏子「あれは!!」



ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・




がばっ



恭介「フ・・・」










恭介「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」


ピカーッ(顔と股間から強烈な光を放ちながら、再び変身形態する恭介)


ゴゴゴ・・・



金色の装飾とダイヤモンドを模したアーマーの新バイオリン仮面が現れる



バイオリン仮面「バイオリン仮面サバイブ・インフィニティ(無限)!!」バァーン!!



バイオリン仮面「僕の演奏を聴け!!」


♪~♪~♪



まどか「・・・!!」


なぎさ「・・・!!」



杏子「まどか!なぎさ!」



ほむら「・・・うっ!?」




397: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 13:08:51.82 ID:weVQ9qDy0
~ワルプルギスの胎内~


魔女の内臓と思わしきものに敷き詰められながら、抱き合わせているさやかとマミ


マミ「窮屈ね・・・痛くない?美樹さん」

さやか「マミさんの    クッションなら全然平気です!」


さやか「むしろ・・・このままでもいいかなって・・・///」

さやか「憧れのマミさんと一緒か・・・ま、こんな最後も悪くないよねって・・・思ってきちゃったり?」



マミ「もう!ちゃんとなさい、あなたには未来を守りたい男の子が二人はいるでしょう?」

さやか「恭介と杏介君・・・」




さやか「ん?マミさん!なんか聞こえてきませんか?」


マミ「これは・・・バイオリンの演奏!?」




さやか「この曲は・・・」

さやか「そっか・・・あいつの・・・」




ピカッ

光りだすさやか



マミ「美樹さん!?」


さやか「マミさん、脱出するよ!ここからはあたし達の反撃だよ!!」




スパァン!!

魔女の内臓に切り込みを入れ、流血させるさやか


さやか「出て来い!あたしの絶望!!そして・・・あたし自身!!」


血を媒介にそれは実体化する

人魚の魔女「KUOOOOOOOOOOO!!!」



マミ「これは!!」


苦しみ出すワルプルギス



ほむら「う・・・うあああああああ!!」


ベリベリベリ・・・バギィン!!
ワルプルギスの下腹部を手で引き裂き、出現する人魚の魔女

398: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 13:24:10.29 ID:weVQ9qDy0
人魚の魔女「UOOOOOOOOOO!!」


杏子「あれは・・・さやか!!」



さやか「皆!!」

マミをお姫様抱っこして地上に降り立つさやか


まどか「さやかちゃん!」

なぎさ「マミ!!」




杏子「さやか・・・その体の光は・・・」

さやか「ごめん杏子・・・あたし・・・もう、ラーメン奢ってやれないみたいだわ・・・」



バイオリン仮面「さやか・・・!」



さやか「・・・そのパンティ・・・」


さやか「そっか・・・やっぱりそうだったんだ・・・」




さやか「ずっとずっと・・・あたしを守ってくれたんだね・・・嬉しいよ・・・「恭介」」




バイオリン仮面「さやか・・・!!」


バイオリン仮面「ごめん・・・ごめんよさやか・・・!!」



杏子「・・・」

杏子「早く済ませちまえよ・・・余計に悲しくなる・・・」



さやか「まどか・・・なぎさ・・・手を出して」



がしっ

それぞれの手を取り合う3人



さやか「あたしとなぎさが預かってた円環の力・・・それを今まどかに戻すよ・・・」


なぎさ「わたし達は・・・!!」

まどか「魔法少女の希望・・・!」



さやか「「「円環の理!!」」」


ピカッ


399: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 13:45:16.43 ID:weVQ9qDy0
ゴゴゴ・・・

まどかの力が完全復活し、女神まどかの姿となる




杏子「これが・・・!!」


マミ「鹿目さんの・・・円環の理の真の姿・・・!!」

さやか「やったねまどか!元に戻れたよ!!」



女神まどか「皆・・・お願いがあるの」


女神まどか「ほむらちゃんに伝えなくちゃいけない事・・・それをわたしは・・・
たった一撃に全て込めたいの・・・全力全開の一撃に全てを・・・」



なぎさ「時間稼ぎなのですね?」

さやか「オッケー任せて!!」



バイオリン仮面「さやか!!」



さやか「何やってるの恭介!置いてくよ!!」


バイオリン仮面「さやか・・・!!君を騙し続けていたこの僕を許してくれるのかい!?
また・・・一緒に戦ってくれるのかい!?」



さやか「何言ってるの恭介!!あたしが今まで恭介に本気で怒ったことなんてある?」


さやか「いつだって「ありがとう」だよ!恭介のおかげでまどかは力を取り戻せたんだ!」



さやか「それに・・・氷室君としてあたしといてくれた時間・・・とても楽しかった・・・
すっごい嬉しかった・・・それがあたしへの気遣いだったとしても」



さやか「だから改めて言うよ!!あたしは・・・世界の誰よりも恭介が好きだよ!!」



ちゅっ(ほっぺへのキス)

バイオリン仮面「ささささ、さやか!?」


さやか「でも、これからは友達だからここまで!続きは仁美に教えてもらうんだぞ!!」


ワルプルギスの下腹部を押さえながらうずくまるほむら

ほむら「させない!!やらせない!!まどかを・・・まどかを神様なんかにしちゃいけない!!」



ほむら「まどか!!打たせないわ!!私は・・・私はあなたを・・・人間としてのあなたを守るのよ!!」



バッ!(ほむらの前に立ちふさがる4人+バイオリン仮面)


さやか「まどかの所に行きたければ、先にあたし達を倒しなさい!!」

400: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 14:11:23.51 ID:weVQ9qDy0
ほむら「邪魔しないで!!まどか!!まどかぁ!!」


「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」
ほむらはまどかがその言葉を口にした時の光景をフラッシュバックしていた




マミ「ドレッドノート・ティロ・フィナーレ!!」



列車大砲から繰り出されたティロ・フィナーレはほむらが同化しているワルプルギスの右腕を吹き飛ばした



ほむら「まどか!」

右腕を失いつつもまどかに直進するほむら。周りの魔法少女達などおかまいなしに。



杏子「ディーエス・イーレ!!(最後の審判の日)」



巨大槍がワルプルギスめがけて突進する。
衝突の瞬間、ワルプルギスは体勢を崩し、今度は左腕を吹き飛ばされる



ほむら「まどか・・・!!」フラフラ・・・



さやか「スクワルタトーレ!!」


さやかの斬撃が左下半身を捉える




なぎさ「ボッラ・エスプリズィオーネ!!」


なぎさが繰り出したシャボン玉はワルプルギスの右下半身に触れると同時に
爆発する



四肢を損傷し、ついに歯車だけになったワルプルギス。
それでもほむらはワルプルギスとの融合を解除せず、這うようにまどかに直進する

ほむら「まどか・・・まどか・・・まどか・・・!!」カサカサカサ!!

這うスピードが異常に速くなり、まどかの目の前まで近づく



さやか「!!な、なんていう執念!!」



ほむら「まどか・・・!!」


バイオリン仮面「鹿目さん!!危ない!!」



がしっ

ほむら「つ・か・ま・え・た♪」(1stテイク)


まどか「ううん、捕まえたのはわたしだよ」
ほむら「・・・!?」

401: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 14:30:25.88 ID:weVQ9qDy0
ぎゅっ(ほむらをそっと抱き寄せるまどか)


ほむら「まどか・・・?」



まどか「わたしね・・・ずっと考えてた」

まどか「ほむらちゃんが作ってくれたこの世界の事・・・ずっと考えてたんだ・・・」



しゅうう・・・

まどかに抱かれ、悪魔化とワルプルギスとの同化を解除させられるほむら

ほむら「・・・」


ほむらから離れ、
歯車だけとなったワルプルギスが世界中から呪いを吸収し、再びその体を形成しようとする


杏子「ま、まずい!!」




まどか「もう一度皆と会えて思ったんだ・・・やっぱり皆と・・・お別れしたく無いって・・・」


まどか「そう気付かせてくれたほむらちゃんに・・・その願いを叶えてくれたほむらちゃんに・・・
今では「ありがとう」って思うよ」


まどか「ほむらちゃんが作ってくれたこの世界のこと・・・愛おしいって思ったんだ」




さやか「まどか!早くワルプルギスにとどめを!!」


まどか「わたしのために・・・こんなに傷つきながら・・・
ありがとねほむらちゃん・・・大好きだよ」



ほむら「駄目・・・!!」

ほむら「私は・・・あなたに愛されてはいけない存在なの!その証拠に・・・
あなたは口ではそう言っても・・・また神様になろうとしている!!私の決意を・・・
私の作ったこの世界を否定しようとしている!!」




まどか「それは違うよ・・・私・・・自分の願いも・・・ほむらちゃんの願いも
無駄にしない「答え」を考えたんだ・・・」




ワルプルギス「ウフフフ・・・!!」

口が再生され笑えるようになったワルプルギス、その巨体を再び宙に浮かせる



まどか「あともう一度だけ・・・もう一度だけ世界を書き換えよう」



まどか「でもその場所には・・・わたしもほむらちゃんも・・・さやかちゃんもマミさんも
杏子ちゃんもなぎさちゃんも・・・上条君や仁美ちゃん・・・パパママ、タツヤ、学校の皆・・・
世界の皆もちゃんといるよ・・・」



ほむら「・・・!?ど、どういう事なの!?」

402: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 14:50:38.72 ID:weVQ9qDy0
まどか「ほむらちゃんが叶えてくれた「鹿目まどかの平凡な日常」・・・
そこに決定的な意見の食い違いがあるとしたら・・・それは「時間」」


まどか「たしかに皆とお別れしたくないけど・・・学校も卒業出来ずに「延々と同じ時間を繰り返す」のだけは
ちょっと違うかなって・・・」


女神まどかが弓を再生中のワルプルギスに向ける



まどか「ほんの少しだけ・・・「皆との別れ」を恐れたからこそ・・・あの子が生まれた・・・!」


まどか「認めるよ・・・あの子はわたしの心の弱さ。わたしとほむらちゃんの心の弱さが生み出した
実の「娘」だって事を!!」



ギリギリギリ・・・

力いっぱい弓を引っ張るまどか



まどか「でもだからこそ・・・あの子を導いてあげなくちゃ!!」



ほむら「まどか・・・!!あなたの・・・あなたの出した答えって!?」


まどか「女神の仕事・・・ほんのちょっとだけお休みをもらえばいいんだよ」



ほむら「え・・・?」



まどか「今度は・・・時間の流れを繰り返さない世界で・・・わたしは・・・わたしは・・・!!」



まどか「わたしは皆と一緒に・・・鹿目まどかとしての!人間としての人生を全うする!!」




まどか「それがわたしの・・・悪魔になってまでわたしを人間に戻してくれたほむらちゃんへの!」



まどか「「応え」だから!!」


シュパアッ




女神まどかの放った矢が歯車を射止める


ワルプルギス「ウフフ・・・アハハ・・・!?」



ワルプルギス「アハ・・・アハハ・・・ヒャアアアアア!!」




崩壊していく歯車。雨雲がすこしずつ晴れていく


ほむら「まどか・・・!!」

403: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 15:09:52.31 ID:weVQ9qDy0
さやか「まどか!!」

杏子「まどか!」


なぎさ「まどか!」

マミ「鹿目さん!」


バイオリン仮面「鹿目さん!!」




杏子「やったのか・・・?」


まどか「ううん、呪いの量があまりにも多いから・・・今でもまだ導いてる途中なんだ」

ピキピキ・・・パリィン!!

ワルプルギスの歯車が割れ、中から光の玉が出てくる




まどか「そしてあれが・・・ほむらちゃんが奪った私の力・・・」

まどか「主に世界改変を行うための力だよ」



さやか「あれを手に入れれば・・・全部終わるんだね・・・」




なぎさ「仕事を休むって・・・ほんとにそんな事許されるのですか?」

まどか「多分大丈夫だと思う・・・元々わたしが作ったシステムだし・・・
長生きしても人間の場合100年として計算しても・・・」



まどか「人類が誕生してから万年単位で導いてきたし・・・
そしてこれから何億年って続く仕事だからそれくらいは・・・」



まどか「平行世界の数も考えれば・・・もうすでに1000万年は仕事してきた事になってるのかな?」


まどか「引継ぎは・・・ジャンヌちゃんあたりが適役かな?100年だけだし引き受けてくれるよね?」


さやか「まどか・・・あんた仕事のこなし方がママに似てたわよ・・・
ジャンヌは意外にそそっかしい所あるけど大丈夫か?任せて」


杏子「おいそこ・・・歴史上の偉人で友達トークすんな」




さやか「それはそれで片がつくとしても・・・本当にあたしとなぎさも復活できるの?
そんな何もかも都合が良くなる結末が?」


まどか「間違いなく復活するよ・・・ただ・・・」



さやか「ただ・・・?」



まどか「ほむらちゃんとわたしの記憶を元に・・・もう一度世界を構成するから・・・
運命的な事は変えられないんだ・・・」

404: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 15:28:06.41 ID:weVQ9qDy0
ほむら「私とまどかの記憶・・・?つまりはあの日・・・まどかが私を迎えに来たあの日までに確定した事実は・・・」

まどか「変わらない・・・変えられないんだ・・・」



まどか「だから・・・もう一度命をもらっても、さやかちゃんは上条君のために契約して・・・
そして中学を卒業する前に・・・導かれるのは変わらないんだ・・・」



バイオリン仮面「・・・!!」


さやか「そっか・・・」



さやか「ま、それは仕方ないよね。んまぁ、もう一度生まれ変われるだけ幸せだよ!」



まどか「それとね・・・皆・・・特に上条君にとって大事な話なんだけど・・・」



まどか「世界改変すれば・・・この世界で起きた出来事は・・・皆忘れちゃうんだ・・・
この戦いの記憶も・・・何もかも」


マミ「え!?上条君!?上条君がどこにいるって!?」キョロキョロ




まどか「上条君は本来・・・魔法少女になるはずのなかった存在だから・・・
改変すれば・・・もう二度と魔法少女に関わる事は無いの」




まどか「さやかちゃんが願った奇跡も・・・その理由も知らないままになっちゃうの・・・」

バイオリン仮面「・・・」




さやか「・・・」

さやか「でもまぁ、バイオリンに集中するって考えればむしろそれって都合のいい事なんじゃないの?」



バイオリン仮面「さやか・・・」



さやか「あたしの気持ちを知っちゃうと・・・仁美ともイチャイチャできないっしょ?だからそれで良いよ」



さやか「今のこの記憶が無くなるとしても・・・
ちゃんと伝え合えたこの世界であたしと恭介が分かり合えた。それだけであたしは幸せだから」




まどか「ごめんねさやかちゃん・・・一回目の女神化の時も・・・さやかちゃんの望む未来を無くしたのに・・・」

さやか「いいのいいの!あたしはもう吹っ切ってるから!!」



さやか「あたしのじゃなくて・・・恭介は仁美の縞パンを選んだ・・・つまりはそういう事でしょ?」


バイオリン仮面「さやか・・・これは・・・」


405: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 15:42:33.68 ID:weVQ9qDy0
マミ「えっ!?えええええ!?ウィザードが上条君だったの!?」

なぎさ「マミ・・・少し黙ってて欲しいのです」




まどか「さて・・・そろそろ世界改変、始めなきゃ」


さやか「いったん皆とはお別れだね・・・」

杏子「復活してもまたすぐいなくなるもんな・・・さやかのバカ・・・」



ほむら「・・・」

ほむら「いいわまどか・・・好きになさい」ドサッ



ほむら(これで良かったのよね・・・まどかは・・・私の願い通り・・・
「人間としての幸せ」をこれから生きていくわけだし・・・)



ほむら(この答えが最善かどうかわからない・・・だけど・・・私はもう
スッキリしてしまっている・・・)


ほむら「私はこれで報われたのかしら・・・?」



バイオリン仮面「さやか・・・!!」



さやか「恭介・・・」




まどか「上条君・・・これが最後だよ・・・」

まどか「ここまで心が通い合った二人は・・・今のこの世界だけだから・・・」




まどか「さやかちゃんのために・・・弾いてあげて・・・!」



バイオリン仮面「・・・」


スッ(バイオリン)



♪~♪~♪



魔法少女達「・・・」うっとり



さやか「ありがとう恭介・・・やっぱり・・・大好き」


さやか「ねえ知ってる?あたしが幼稚園の時泣き出した「人魚姫の物語」・・・実は続きがあるんだって事」




バイオリン仮面「王子様との恋に破れ、身投げした後の事かい?」

406: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 16:03:48.31 ID:weVQ9qDy0
さやか「その後が肝心なんだよね・・・人魚姫は・・・風の精霊シルフィードに転生するんだ」


さやか「世界中の人々に・・・幸せの春風を送り届ける精霊・・・それに変化した人魚姫が
最初に祝福したのは・・・王子様とお姫様だって・・・」



さやか「だからあたしも・・・そうありたいって思ったんだ・・・」

さやか「だから恭介・・・仁美と・・・仁美と絶対幸せになってよね!」


さやか「恭介と仁美を一番に祝福できる風の精霊に・・・さやかちゃんは生まれ変わるんだ!
二人に祝福の風を送り届けるんだってね・・・」




バイオリン仮面「ああ・・・良く知ってるさ・・・!」

泣きながら演奏するバイオリン仮面



さやか「恭介の未来・・・そして・・・」







さやか「恭介の「願い」が・・・今度こそ叶うんだね・・・!!」






バイオリン仮面「・・・!!」





♪~♪~♪~♪



まどか「え、え、ええ!?」




マミ「曲調が・・・曲調が突然恐ろしいものに変わった・・・!?」




さやか「そんな・・・この曲は・・・この曲はシューベルトの・・・!!」



ほむら「・・・!?上条恭介!?あなた一体何を・・・!?」




バイオリン仮面「良く知ってるよ・・・人魚姫の物語は・・・!」

バイオリン仮面「あの日泣き出したさやかのために・・・僕は人魚姫の想いが報われる話を書いたんだ」


バイオリン仮面「その時書いた物語こそ・・・「バイオリン仮面ウィザード」の原型だったのかもしれないね・・・」

バイオリン仮面「だけど・・・これから僕が奏でるのは・・・その結末とも違う・・・別の「物語」さ・・・!!」

さやか「この曲は・・・!!」ゴゴゴゴ・・・

407: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 16:18:22.24 ID:weVQ9qDy0
バイオリン仮面「人魚姫は身投げする前にある選択を迫られる」

バイオリン仮面「王子の心臓を刺して、
その血を持って元の姿に戻るか、人間に恋した呪いで消え去るかの選択をね・・・」



バイオリン仮面「さやか・・・君は僕の命で人間としての人生を取り戻すのさ」

さやか「何言ってるの恭介・・・!!?こ・・・これは・・・!?」


♪~♪~♪



杏子「・・・!!か、体が動かねー!!」



なぎさ「恭介!!何をするつもりなのです!!」



バイオリン仮面「今・・・演奏による精神操作で君達の動きを全て止めさせてもらった・・・」


バイオリン仮面「そして・・・」


演奏しながらまどかの力の一部に触れようとする恭介



まどか「待って上条君!やめて!!」



さやか「恭介!?何をしているの!?早く拘束を解いて!!」



バイオリン仮面「僕は結局・・・さやかか仁美さんか・・・決められなかったよ・・・」


さやか「え・・・!?」



バイオリン仮面「だから僕は・・・こうするんだ・・・この力があれば・・・
僕の「願い」は叶うんだ・・・!!」



さやか「嘘よ!恭介が愛してるのはあたしじゃなくて仁美だよ!その証拠に・・・その証拠にあんたは
仁美の縞パンを・・・!!」




バイオリン仮面「・・・」ジーッ↓

社会の窓を開ける恭介


さやか「・・・!!」


まどか「そ、そんな・・・」


杏子「し・・・下にもう一枚!!」


マミ「み・・・美樹さんの縞パンを!!」


バァーン!!


409: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 16:39:26.46 ID:weVQ9qDy0
バイオリン仮面「さやかか仁美さん・・・
どちらか一枚だけの縞パンを身につけてもここまでの力は得られなかった・・・」



バイオリン仮面「僕が「その存在」になれたのは・・・
さやかと仁美さん・・・その両方の縞パンを見につけたからこそなんだ・・・!!」


さやか「恭介!目を覚まして!!あんたの願いは・・・バイオリンを弾き続ける事でしょ!!」



バイオリン仮面「違うよさやか」

さやか「え・・・!?」



バイオリン仮面「君の言うとおり・・・僕は・・・僕の「願い」を叶えるために「その存在」になるんだ・・・」


さやか「だから・・・恭介の願いは!!」

バイオリン仮面「「さやかにコンクールに来て欲しい」だよ」


さやか「・・・!!」



バイオリン仮面「一番初めに・・・キュゥべえに告げた願いが・・・それだった・・・」

♪~♪~♪



ほむら「「その存在」・・・!?上条恭介!あ、あなた一体何者になろうとしているの・・・!!」


ほむら「私とまどかを・・・悪魔と女神・・・その両方を出し抜いて・・・一体どこに行き着こうと・・・!!」




♪~♪~♪


さやか「そうだよ・・・この曲は・・・シューベルトの・・・」



バイオリン仮面「さやかや仁美さんだけで無く・・・君達の身体を操れるほどに僕の演奏は
君達の心を侵してしまった・・・」



バイオリン仮面「そして今・・・その能力を悪用し・・・君達を思うがままに囲おうとしている」

バイオリン仮面「君達全員を幸せにする結末を・・・」


バイオリン仮面「ハーレムは誰にも崩させない!!」



バイオリン仮面「「そんな存在」はもう・・・」


さやか「「魔王」・・・!」




バイオリン仮面「と、でも呼ぶしか無いんじゃないかな?」ゴゴゴ・・・


バイオリン仮面「だけど・・・僕は暁美さんとは違う・・・さやかの意志を無視するわけじゃない」
パチン!(指)

411: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 16:59:32.34 ID:weVQ9qDy0
さやか「・・・!?」ガタッ



さやか「体が・・・動く!?」

バイオリン仮面「さやかだけ動けるようにしておいたよ」



再びまどかの力に歩み寄る恭介


さやか「恭介!待って!!」


シュッ!(恭介に剣を突きつけるさやか)


さやか「動かないで恭介・・・それ以上それに近づいたら・・・恭介でも斬るよ!」



バイオリン仮面「そうださやか・・・それで良いんだ・・・」


がしっ

さやか「・・・!?」



さやかの剣を掴んで自らの心臓の位置を差し出す恭介



バイオリン仮面「わかっていたさ・・・僕のわがままは失敗に終わるって・・・」

バイオリン仮面「正義の味方のさやかなら・・・きっと僕を止めてくれるって・・・」



さやか「な・・・何言ってるの恭介?は、早く冗談はやめて、みんなにかけた演奏魔法を解いてよ!」



バイオリン仮面「駄目だよさやか・・・約束したじゃないか・・・」


バイオリン仮面「悪い奴相手なら・・・たとえ演奏仮面でも戦うと・・・!!」


さやか「・・・!!」




バイオリン仮面「さやかに殺されるのなら・・・それで良い・・・
さやかがそれを選ぶのなら・・・僕は自分のわがままを諦めきれるから・・・」


バイオリン仮面「そういう意味で僕は・・・「さやかの選ぶ道を信じる」って言ったんだ・・・」



バイオリン仮面「正義の味方に憧れてるんだろう!!
僕を殺して・・・本物のヒーローになるんださやか!!」



さやか「う・・・う・・・うああああああ!!」ガタガタガタ

泣きながら剣で威嚇するさやか。震えが止まらない。



さやか「勝手なことばかり言って・・・仁美は!仁美はどうなるのよ!!
あんたが死んだら・・・仁美は!!」

バイオリン仮面「音楽のため海外留学にでも行ったと伝えてくれないかな?」

412: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 17:19:46.73 ID:weVQ9qDy0
バイオリン仮面「僕を一度殺して世界改変の際生き返らせようだなんて甘い考えは捨てたほうが良いよ・・・
世界改変の際生き返りを拒否するくらいの力なら今の僕にだってあるからね・・・」


バイオリン仮面「僕を殺して正義の味方になるか・・・それとも偽りだとしても人間としての幸せに浸るか・・・」



バイオリン仮面「奇しくも人魚姫が迫られた二択と同じさ」



さやか「なんで・・・!?なんでなのよ・・・!!」ガタガタガタ



仁美(丸一日だけお待ちしますわ)


さやか「なんで仁美も恭介も・・・!!あたしにこんな大事な選択を迫るの!?なんで!?」


さやか「そんな大事なこと・・・答える準備をしてない時に限って・・・なんで・・・!!」




バイオリン仮面「いつだって迫られているよさやか・・・」

さやか「・・・!!」



バイオリン仮面「最初から君が僕に伝えてくれれば・・・僕は君の物になったんだ・・・」



バイオリン仮面「もっと言うなら・・・バイオリンを弾けなくても・・・さやかと一緒に
「普通の人間として」歩む道が・・・」


バイオリン仮面「そうなっていたのなら・・・僕だって君が消える事を受け入れられずに
こんな事をするなんて考えもしなかったさ」



さやか「あたしの・・・」


さやか「あたしのせいなの!?あ・・・あたしが恭介に告白出来なかったから・・・
あたしが・・・勝手に恭介の腕を治しちゃったから・・・!!」


さやか「あたしの弱さが・・・恭介を魔王に変えちゃったって言うの・・・!?」




まどか「違うよさやかちゃん!それは弱さじゃない!!」



杏子「やれさやか!!そいつはもう恭介じゃない!
世界をわがままに支配したいだけの「魔王」だ!!」



さやか「う・・・うわあああああああああああ!!」


勢いをつけて恭介の心臓を突こうとするさやか



ピタッ

しかし、やはり止まる剣先

カラァーン
さやかは剣を落とす

413: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 17:33:34.48 ID:weVQ9qDy0
さやか「出来るわけ無い・・・出来るわけ無いよ・・・」


さやか「たとえ悪い奴でも・・・あたしが・・・あたしが恭介を殺すなんて・・・出来るわけない!!」


さやか「う・・・うあああああ!!」

さやか「うわあああああああああああああああ!!」

泣き崩れるさやか



まどか「さやかちゃん・・・」


ゴゴゴ・・・



悪魔の力が恭介に吸収される



バイオリン仮面「僕の勝ちだねさやか・・・」


バイオリン仮面「だけど信じているよ・・・
君は必ず自分の使命を思い出して・・・いつか僕を殺してくれるって・・・」



バイオリン仮面「その時こそ君は・・・本当の意味で正義の味方になれるのさ・・・」


ゴゴゴゴ・・・


地上が黒い瘴気を覆い、そして恭介の姿を隠す

まどか「上条君!!」




地球全体がバイオリンの形をした瘴気に包まれ、再び世界改変が始まろうとしている

~~~


ほむら「・・・」




ほむら「世界が書き換えられていく・・・だけど何故・・・私にこの光景が見えるの!?」



恭介「暁美さん・・・」

ほむら「上条恭介!?あなたが私を呼んだの!?一体何故!?」



恭介「口ではああ言ったけどね・・・僕は君より上位の「悪魔」になる気は無いんだ・・・」



恭介「君でなくては出来ないことがあるんだ・・・だから僕は・・・君の上に立つ気は無い」

ほむら「・・・!?どういう意味!?何を考えてるの!?」




恭介「この身体の全てを・・・君に差し出す。そう言っているんだ」

ほむら「・・・!?」

414: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 17:54:56.69 ID:weVQ9qDy0
恭介「そして改心しかけた所悪いけど・・・やはり君には悪魔の仕事を続けてもらいたいからね」



ほむら「・・・!!」

ほむら「やはりあなたは・・・魔王と呼ぶのにふさわしいわ・・・」



恭介「それはありえないね・・・何故なら今から僕は・・・君の・・・「悪魔の」眷属になるのだから・・・」


ひざまずいてほむらの手の甲にキスをする恭介。




~~~~~




世界改変後、ワルプルギスが来ること無く平和に卒業式を終える見滝原中学の風景。


そして春休み




わいわいがやがや・・・

~ジャニー北側主催、バイオリン・コンクール~



まどか、ほむら、なぎさ、マミ、杏子、さやか、そしてさやかの隣に男性と思わしき人物がそれぞれ招待された
指定席に座る



恭介「25番、上条恭介・・・」


♪~♪~♪

ステージのカーテン裏で恭介を見守る仁美




~~~

コンクールが終わり、恭介と仁美がいる控え室へとむかう魔法少女6人と一人の男性



仁美「皆様・・・今日は恭介さんのコンクールにお越しいただいて・・・まことにありがとうございます」


さやか「おおっ!仁美すっかり恭介のお嫁さんっぽさが身についてきたね!!」


仁美「も・・・もうさやかさん!からかわないでください!!」


さやか「あれ?そういえば恭介は?」

仁美「主催者のジャニー氏に呼ばれたとかで・・・まだ帰ってきてませんわ」



仁美「さやかさんのお隣の方・・・あなたが・・・」


氷室「初めまして。氷室杏介です」


さやか「へへーんどうだ!恭介よりかっこいいだろー!でも仁美にはあげないよ!!」

415: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 18:08:34.85 ID:weVQ9qDy0
恭介「・・・」ガチャッ


仁美「あ、恭介さん、お帰りなさい」


恭介「さやか・・・それに皆さん・・・来てくれたんだね・・・」

恭介「それと・・・氷室・・・」



氷室「本当は客としてじゃなくて・・・奏者として君と再会したかったけどね、上条・・・」

恭介「・・・」



恭介「左手の傷さえ無ければ・・・残念だったね・・・」




氷室「僕なら大丈夫・・・何年かかっても復帰してみせるさ・・・」

さやか「そうだよ恭介!なんたったって杏介君には、あたしがついてるんだからね!!」



さやか「ところで・・・ジャニーさんの用って何だったの?」



恭介「・・・」




恭介「アメリカに留学する気は無いかと・・・誘われたよ」



仁美「・・・!」

さやか「やったじゃん恭介!あのジャニーさんに誘われるなんて、本当にすごい事だよ!!」



仁美「お・・・おめでとうございます」震える仁美


マミ、なぎさ、まどか「おめでとう!!」

杏子「おめでとさん」

ほむら「おめでとう・・・」


恭介「決め手は今回のコンクールだったらしいけど・・・実は以前から何度も誘われていたんだ・・・」


仁美「そ・・・それでお返事は・・・」





恭介「・・・OKを出したよ」



仁美「そう・・・ですか・・・出発はいつ・・・」


恭介「春休みが終わってすぐ・・・だから僕は・・・見滝原中学の三年には進級しないつもりなんだ・・・」

仁美「・・・」


さやか「ちょ・・・!?ちょっと恭介!?いくらなんでも急すぎるでしょ!仁美になんの相談も無しに!?」

416: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 18:23:17.66 ID:weVQ9qDy0
仁美「以前・・・恭介さんが言っていたのはこの事だったのですね・・・
「さやかさんと離れ離れにならなくちゃいけない」と言っていたのは・・・」


恭介「仁美さん・・・」


仁美「はい・・・」



恭介「僕と一緒に・・・アメリカに来てくれないか?」

仁美「・・・!!」



さやか「うおおおおおおおおお!?」

氷室「・・・!?」




恭介「いきなりでこんな事無茶なのはわかってる・・・だけど・・・だけど
ジャニーさんは許可してくれたんだ!」


恭介「仁美さんはどこまでも僕についてきてくれるって言ったよね?だから・・・だから・・・」




仁美「・・・」


仁美「嬉しい・・・」


恭介「えっ・・・?」



仁美「すごく嬉しくて・・・涙が止まりませんわ・・・」ぽろぽろ・・・



仁美「もちろん・・・もちろん喜んでお供させて頂きますわ!私の両親は・・・私が説得します!」



恭介「ありがとう・・・仁美さん・・・」



さやか「うーん、じゃあさ!送別会やろうよ!恭介と仁美が日本にいるうちに盛大にさ!」


恭介「うん、だからそのつもりで・・・僕も準備をしてきたんだ」



恭介「佐倉さん、以前から頼んでいたあの件、了承してくれるかい?」

杏子「ああ、あたしの教会を借りるってアレか。ボロボロでよければ別に構わないぜ」




恭介「鹿目さん、以前あげた演歌のCD、いつでも歌えるように準備しておいて!」

まどか「ウェッ!?あ、あのプレゼントってそういう意図があったの!?」



仁美「きょ、教会で歌で送り出されるって・・・送別会と言うよりはその・・・」

仁美「結婚式・・・みたいですわね・・・///」ぽっ

恭介「僕はそのつもりだけど?」どばーん

417: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 18:36:46.67 ID:weVQ9qDy0
さやか「・・・!!」

氷室「・・・!!」


マミ「え、えええ!?ええええええ!?///」

なぎさ「きょ、恭介!だ、大胆!!」



さやか氷室「「せーのっ」」





氷室さやか「「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」」




恭介「なんだそのリアクション!?というか息ピッタリじゃないか!!あわせてきたのか君達は!!」



仁美「・・・///」ぽー



仁美「」ぷしゃああああ


鼻血を出して卒倒する仁美



恭介「ひ、仁美さん!?」


さやか「まどか!保険委員!はやくなんとかして!!」



ほむら「焦りすぎよ・・・鼻血くらいで・・・こういうときはまず気道を確保して・・・」

まどか「ほむらちゃん、それ人工呼吸」



ほむら「ほむっ!?」



杏子「お、仁美とほむらがキスすんのか?二人ともその気がありそうだからなー」



ほむら「杏子!!」


~~~

送別会



さやか「仁美?どうしたの?」

仁美「い、いえ・・・珍しい猫が紛れ込んでいると思ったのですが・・・どうやら見間違いのようですわ」




さやか「それじゃあ盛大に!」

さやか「恭介、仁美、留学アンド結婚おめでとー!!」パァン!パァン!!


その他「おめでとう!!」パァーン!

418: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/09/28(日) 18:49:11.76 ID:weVQ9qDy0
さやか「これ、あたしからのプレゼント!」スッ


仁美「絵本?」

恭介「人魚姫じゃないか・・・懐かしい」



仁美「でもなんで・・・絵本?私たちなら活字の原作でもよろしかったのに・・・」


さやか「ああ、違う違う。あんた達の子供に読み聞かせてやれって意味だよ」


仁美「なななな・・・!?///」


恭介「さやか!?い、一体何を言ってるんだ!!」



さやか「次に会うときはガキの一人や二人こさえとけよ!って・・・別れの時の台詞の定番じゃなかったっけ?」

恭介「どんな定番だよ!一年そこいらで帰ってくるのに作るわけないじゃないか!!」



さやか「ん?じゃあ子作り自体は興味あるんだ?」

恭介「な・・・!?///」



仁美「さやかさん!!///」




さやか「嘘嘘。じゃあ次に会うときはオトナになってるんだぞ!って事で許してあげるよ!!」

恭介「さやかと氷室もね!!」


さやか「ななななななな!!///あたし等の事は関係ないでしょ!ほうっておいてよ!!」





さやか「でもこの本懐かしいな・・・あたし、小さい頃泣き出したんだっけ?」

氷室「怖くて泣いたのかい?」



さやか「怖くてって・・・そんなんじゃないよ・・・どっちかっていうと悲しい系のお話・・・
ってアレ?」


ペラペラ・・・


氷室「どうかしたの?」



さやか「うん・・・いや、まぁ・・・怖い話だったけどさ・・・」


さやか「人魚姫って・・・こんな話だったっけ?って思ってね・・・」



氷室「そりゃあ何百年も前の作品だからね・・・出版社によって解釈が違うよ」


さやか「そうかな?うーん・・・なんかおかしいんだよなー・・・」

419: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/01(水) 19:14:12.51 ID:+x+Lj3mE0
~見滝原空港~


恭介と仁美を見送る一同


恭介「これで・・・ひとまずお別れだね・・・さやか」

さやか「うん・・・」



恭介「今までありがとう・・・」


ツー(涙)



さやか「恭介!?」


恭介「君がいてくれたからこそなんだ・・・」

恭介「コンクールに来てくれたとき・・・すごい嬉しかった・・・」



恭介「今まで当たり前だった事が・・・何故か叶わない願いのような気がしていた・・・」

恭介「だけど・・・わかったんだ・・・」



恭介「僕の願いは・・・叶ったよ・・・」



さやか「きょ、恭介!?大げさだなぁもう!」

さやか「あたしはいつだって、恭介の事応援しているから!これからも・・・ずっとね!」



恭介「さやか・・・!」

さやか「それともなに?まさかアンタ、仁美の事ほっぽりだしてあたしに未練が沸いてきたとか
そんな事じゃないでしょうね!!」



恭介「い、いやそういうつもりじゃ・・・」


さやか「あたしはいつまでも大好きだよ恭介・・・」

さやか「だけどその気持ちが・・・今は友情に変わったってだけの事」




さやか「これからは・・・あたしに感じていた友情の分まで・・・仁美の事・・・幸せにしてあげてほしいな」


恭介「さやか・・・」




氷室「上条・・・さやかは大丈夫だ・・・」

氷室「僕が必ずさやかを守る・・・君は飛び立つんだ」


恭介「氷室・・・」


氷室「いつか僕も・・・怪我を治して君に追いついてみせる・・・だから今はひたすらに前を見るんだ」


420: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/01(水) 19:31:34.04 ID:+x+Lj3mE0
~飛び立つ飛行機を見守る一同~


さやか「行っちゃったね恭介・・・」

氷室「そうだね・・・」



さやか「ねぇ、杏介君!」

氷室「なんだい?」


さやか「あたしにはきっと・・・少なくても二通りの未来があったと思うんだ」

さやか「恭介の腕を治す道と・・・魔法少女にならずに・・・それでも恭介を一生支え続ける未来」



さやか「あの時選ばなかった未来を・・・きっとあたしは試されてるんだと思うんだ・・・」


ぎゅっ

さやかが氷室の左手を握る


さやか「少しずつだけど・・・あたしの回復魔法で・・・治り始めてる」


さやか「これからも一緒だよ杏介君。あたしが杏介君の腕になってあげるんだから!」



氷室「うん。さやかと一緒なら・・・どんな困難もきっと受け入れられるよ」




~~さらに流れていく月日~~



~ほむらのアジト~



ほむら「・・・」



ほむら「これで良かったの?恭介」


恭介「うん・・・これで良いんだ」



特殊な結界に遺体となって安置されている恭介
ほむらに発した声はテレパシーによるものだ




ほむら「「美樹さやかと志筑仁美、そのどちらをも選べない」・・・」

ほむら「確かに・・・ルシファー化の条件を満たしていた・・・そしてあなたはあの時・・・」



恭介「再び悪魔となった君の・・・ルシファーシードを受け入れた・・・」



恭介「結果・・・本物の上条恭介の肉体は抜け殻となり・・・その意志は2つに別れた」

421: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/01(水) 19:53:30.58 ID:+x+Lj3mE0
恭介「すなわち・・・仁美さんを愛した恭介「上条」と・・・さやかを愛した恭介「氷室」にね・・・」

恭介「この世界では・・・「上条」も「氷室」も実在する人物としての過去が存在する」


恭介「今ほむらさんと共にいる
この僕は・・・そのどちらの意志でも無い・・・上条恭介の思念を媒介に生まれた・・・いわば」

ほむら「魔王・・・」



魔王恭介「あの時さやかは・・・僕を殺せなかった・・・」

魔王恭介「だけどさやかは必ず立ち上がる・・・僕を倒すためにね・・・」



魔王恭介「たとえ氷室を・・・愛する人を失うとしても・・・必ず・・・」

魔王恭介「その時・・・あの肉体には「上条」の意志が再び戻されるだろうね・・・」



ほむら「生き残るのが「上条」とは限らないわ」

ほむら「あの時・・・美樹さやかがあなたへの剣を納めたのは・・・
あなたを殺せなかったからだけでは無いかもしれない」



魔王恭介「つまり・・・「氷室」と自分が暮らす幸せを・・・って事かい?
さやかが人間としての幸せを諦め切れなかったから・・・とでも?」



魔王恭介「だとしても・・・さやかが仁美さんの気持ちを踏みにじって・・・「上条」を見捨てて
「氷室」を選ぶとは思えないけどね・・・」



ほむら「さやかが選ぶかどうかの問題では無いわ」

ほむら「いつか敵として立ちはだかるのは・・・あの魔法少女達だけじゃない・・・と言う事よ」



~~アメリカ~~


キュゥべえ「キュウ?」


仁美「あら、あなた確か・・・日本でも見かけましたわね・・・珍しい種類の猫ちゃんでは無かったのかしら・・」



キュゥべえ「キュ!キュゥキュゥ!!」じたばた

仁美「何か私に訴えたいことがあるのでしょうか・・・?でも解りませんわ・・・」



恭介「仁美さん、おまたせ。さぁ、寮に帰ろう」

仁美「ええ」


~~~
ほむら「それにしても・・・随分と細かい所まで世界改変していたみたいだけど・・・一体何を改ざんしていたの?」

魔王恭介「人魚姫の物語・・・」



魔王恭介「その話の元となった魔法少女の結末を操作した」

魔王恭介「そして物語は終わっていない・・・今まさに「人魚姫の物語」は続いているんだ・・・」

422: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/01(水) 20:10:54.13 ID:+x+Lj3mE0
魔王恭介「僕の心臓を抉り出して・・・さやかが真の正義の味方になるという結末に向けてね・・・」


ほむら「あの子達にとって・・・さらに辛い戦いになるわね」




~中沢と和子先生~


中沢「先生、俺やっぱり・・・若い子達との出会いを諦めきれない・・・」

中沢「だから・・・親戚のおじさんを紹介するよ!!」



バッ


和子「・・・!!」(タ・・・タイプだわ!)どきゅーん



布袋「初めまして。中沢のおじの、布袋です」




中沢:魔王恭介の世界改変の際、気まぐれでルシファーシードを埋め込まれる。
その際和子先生を愛する青年形態「布袋」と若い子を諦めきれない「中沢」とに分離する



~マミが引っ越した都会のスタジオ~


講師「マミ!もっとおなかから声を出して!そう、そうよ!!」

マミ「がんばらなくっちゃ!」




巴マミ:卒業後、芸能プロダクションに所属。レッスンに集中するため
都会の高校へと進学する。アイドルになるため、日夜レッスンに励む



さやか「え?杏子、杏介君のご両親に引き取られて・・・一緒に住むことになったの?」

杏子「そういう事になった・・・くそぅ・・・さやかと一緒が良いのに・・・」



さやか「赤の他人より親戚の方がいいでしょ!これなら高校からは幻術使わず堂々と通えるじゃん!」

杏子「お前はそれでいいのかさやか?一緒に暮らすって事は・・・あたしが杏介とひとつ屋根の下って事だぞ?」



さやか「な・・・!?し、親戚同士でそんな事許されるわけ無いじゃん!」

杏子「親戚同士なら結婚できるって教えてくれたのはさやかだぞー!ざまぁ見ろ!」



杏子:「氷室」が実在する人物と世界改変された事で身元引受人として氷室の両親が名乗り出る。
恭介に抱いていた淡い恋心は氷室への気持ちと変換されている。



~まどかの家、タツヤと遊ぶなぎさ~

なぎさはマミが離れて以降、まどかの家へと遊びに行くことが多くなった様子

423: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/01(水) 20:24:04.71 ID:+x+Lj3mE0
~再びアメリカ~


さやかが仁美に送った「にんぎょひめ」の絵本がひとりでに開く




「にんぎょひめ」


にんぎょひめは あらしのよる ふねからなげだされ、おぼれるおうじさまのたすけ、そしてこいをしました


にんぎょひめは のろいをもったにんげんのあしをてにいれ おうじさまにあいにいきました



おうじさまはすでに となりのくにのおひめさまと けっこんしていました



のろいをとくには おうじさまのしんぞうがひつようだったのです


しかしにんぎょひめは おうじさまをころせず あわとなってきえたのです


そのご おうじさまは にんぎょひめの ほんとうのきもちにきづきました



おうじさまはあくまに からだをうりわたし そのこころをふたつにわけました


そのうちひとつは おひめさまのもとへ そのうちひとつは にんぎょひめのもとへと 



まおうになってにんぎょひめを いきかえらせたおうじさまは まちつづけているのです



じぶんのしんぞうを にんぎょひめにさしだす そのひを





バイオリン仮面ウィザード


【人魚姫の物語】













【完】

430: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/10/03(金) 09:33:37.83 ID:QP5j5xyh0
あとがき及び補足説明


氷室:ワルプルギスの夜との戦いで負った傷が原因でしばらくはバイオリンを弾けない。という設定

キュゥべえ:今後言葉巧みに何かしらの企みを実行させないために
人語および文字、イメージ映像投影等の意思伝達能力を失う。

彼と契約するには第三者の魔法少女からの仲介がなければならない


ワルプルギスの夜:
導かれる途中で世界改変されたため、魔女が存在する別の時間軸に投げ出された。
人格が存在しないため、中核を形成する魔法少女を探しながら魔女軸の並行世界をさまよう。

まどかとほむらの力を受け継いでいるため、円環の理の力を負に傾けた
「世界中の呪いを集め、際限なく成長する」という性質になっている



叛逆以降「ワルプルギス=ほむら説」が再燃してきたみたいなので
私は少し捻って「ワルプルギス=ほむらとまどかの能力の合成体説(要するに二人の娘)」を提唱してみます。


前作のバイオリン仮面に出てきたワルプルギスの夜も
こちらと同一個体ではありますが、「中核となった魔法少女がまどかともほむらとも関係の無い人物」
と言う事にして下さい。




これでひとまず物語は終わりです。


続編があるとしたら、「仁美も魔法少女になる」
「二人の恭介が自身の正体に苦悩する」展開になると思いますが、
ルシファー、魔法使い以上にオリジナル設定を盛り込みすぎて「まどマギ」のモチーフから
大きく外れてしまう恐れがあるため、今のところ執筆の予定はございません。

「ハーメルンのバイオリン弾き」「ダイの大冒険」に似た物になると思います



虚淵大先生の最近の作品の出来映えを見させて頂き、
「モチーフはなるべく統一させた方がいい」と勉強させて頂いてますので。


氷室×さやか

恭介×仁美


魔王恭介×悪魔ほむら



全て書き切り、出し尽くしたと思います。



前バイオリン仮面で設定した「時空管理局」の介入が無いのは
「時空犯罪者が絡んでるわけでは無いから」という事にしてください。

あっちの時間軸のバイオリン仮面達が助けに来るという事も多分無いです。


もしもまとめて下さる方がいるならこの地味なタイトルに「バイオリン仮面」を付け加えて編集して頂いても構いません。


本家「叛逆の物語」が一部で「ほむらの悪魔化が唐突すぎる」と評されているので
恭介がああいう手段をとらざるを得なかった過程をじっくり書き切れたかな。と思います。


さやかが氷室を好きになる過程はもうすこし詰めるべきでしたけど。


それでは依頼を出して来ます。