一方通行「おいあわきン」結標「!?」前編 

一方通行「おいあわきン」結標「!?」中編 
667: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:15:11.02 ID:jv0sfwaZ0
時は流れて夜


上条「あれ?また蟹!?」

海原「おや、不満でしたか?昨日とは調理の仕方が違うので大丈夫かと思ったのですが…」

浜面「上条は肉が食いたかったんだろ?」

上条「う」

浜面「ははっ。ほらな?」

土御門「でもうまいことには変わりないんだ、味の面では不満も無いだろ」

上条「まあそうだが…」

木原「あ?女たちはどうしたんだ?」

垣根「女は女で夕飯を取ってるらしいぜ」

木原「ほお」

削板「しかし女子達も合流していたんだな」

土御門「あまり広い温泉街じゃないしな。適当に歩いていれば鉢合わせするだろ」

木原「そういや最後の風呂は外で温泉に浸かろうと思うんだが誰か来るかぁ?」

上条「ん、じゃあ俺付いて行ってもいいか?」

木原「おう、来い来い。テメェらはどうするんだ?一方通行と垣根帝督」

一方通行「いや、俺達はイイ」

木原「んだよ、つまらねぇな」

引用元: 一方通行「おいあわきン」結標「!?」  


668: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:15:38.71 ID:jv0sfwaZ0
海原「では自分達もご一緒しましょう。ね?土御門さん」

土御門「聴くまでもないぜい。もとより浜面も削板も同じ考えだ」

海原「おや、そうでしたか。しかし本当によろしいのですか?付いて来られなくて」

垣根「ああ、大丈夫だ。気にせず行って来いよ」

木原「行かねぇ野郎は行かねぇでいいだろ」

一方通行「そォいうこった。精々楽しンで来いよ」

海原「そうですか、ならばそうさせてもらいますよ」

削板「この蟹うまいぞ!」

浜面「それカニカマ…」

削板「カニカマぁ?」

垣根「ほら、鍋もういいんじゃねぇか?」

土御門「ん、じゃあ空けるか…蟹鍋とご対面…っと」

浜面「おお」

一方通行「確かに凄いがこの時期に鍋とはなァ」

浜面「いいじゃねぇか、うまそうでなによりだ」

削板「早く取り分けろ!」

海原「待ってくださいよ、削板さん」

上条「鍋かー、久しぶりだな…」

木原「そのデカイやつ俺のな」

垣根「は?俺のだよ」

海原「まあまあ…」
..............................
.....................
.............
.......
...
.

669: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:16:06.88 ID:jv0sfwaZ0
垣根「ついに来た」

一方通行「ふン…」

垣根「邪魔な他の男共は温泉街に、目当ての女三人は大浴場に行った」

垣根「欲を言えば上条が欲しかったがこの際仕方がねぇ」

一方通行「ンで、定石通りに未元物質に身を包ンでの行動でいいンだよな」

垣根「ああ、この未元物質製の膜はお互いの視認を除いて他の人物からの視認を一切拒否する特製だ」

一方通行「つまり俺とオマエはお互いに確認は出来るが他のヤツからは見えねェということだな」

垣根「ああそうだ」

一方通行「ンで?」

垣根「せっかく透明人間のようになれたんだが女湯に直接突撃しても面白くねぇ。だから男湯から覗く」

一方通行「ンじゃ、俺達も大浴場に行くか」

垣根「ああ」

一方通行「しかし覗きかァ…」

垣根「本来見ることの出来ない他の女の裸体が見れるんだ。すばらしいだろ?」

一方通行「能力を使用しての覗きの可能性がある…と」

垣根(予想通り女を覗くということに関しては一方通行は乗り気じゃねぇ)

垣根(だが、今回ばかりは乗り気になってもらわねぇと面白くねぇ。悪いが蟹鍋に盛らせてもらったぜ?未元物質)

垣根(時間差で発動する未元物質…効能は人並みの◯◯、いわば◯◯求だ、仲良く覗こうぜ?一方通行)


670: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:16:33.99 ID:jv0sfwaZ0
大浴場


木山「随分と拾いんだな」

結標「でしょう?女三人で使うのもどうかと思ってね」

麦野「この広さなら確かに思っちゃうわね」

フレンダ「うへー、これってそこらの一軒家より断然広いわよね」

麦野「そりゃあね」

番外個体「ミサカいちばーん」

黒夜「おい待てよ、私が一番だよ」

木山「待ちたまえ」ググイッ

黒夜「うおっ」ズデン

番外個体「あうっ」ズルッ

木山「先に体を流してからだよ」

滝壺「…!からだだけに?」

木山「?」

ショチトル「さて、では私が最初に入らせてもらおうかな」チャプ

風斬「じゃあ、私も…」チャプン

絹旗「…」ゴシゴシ

麦野「あんた最初に頭洗うの?」

絹旗「ええ、ゆっくり浸かりたいので」

麦野(シャンプーハット…可愛いじゃないの)

671: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:17:04.38 ID:jv0sfwaZ0
垣根「ふははは、ついに来たこの先に行けば男湯。つまりは女湯の隣ということになる」

一方通行「来たはイイがちゃんと覗けンだろォなァ?」

垣根「リサーチ済み」

一方通行「なンの障害も無いということだな」

垣根「ああ…」

一方通行「じゃあ早いとこ行こォぜ?待ち遠しいぜ」

垣根(しっかり発症してやがるな?本人が気付かないほど自然な流れだ…こういうのを親友って言うんだな…同じ秘密を共有するということか…)

一方通行「どうした?先行くぞォ?」

垣根「今行くよ」

ガラッ

一方通行「見事に貸切だな…」

垣根「ほら、あそこの塀だ。上れば楽勝で見れるぜ」

一方通行「おォ、ンじゃ早速拝見と行くか。目当てはまず心理定規のスレンダーボディからだァ」カチッ

垣根「俺は結標のバストを拝見するぜ…」バサッ

一方通行「そォら!」

垣根「おらぁ!」

一方通行「!?!?」

垣根「!!!!!」

672: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:17:37.02 ID:jv0sfwaZ0
麦野「ん?」

結標「どうしたの?」

麦野「なんか男湯から声がしたような…」

心理定規「帝督達が入って来たんじゃない?」

麦野「まさか覗きなんてしないわよね?」

御坂「そんな小さい事するかしら?」

麦野「それもそうね」

絹旗「よいしょ」ザパー

木山「可愛いな君は」

絹旗「え?」

木山「いや、なんでもないよ」

滝壺「西側から信号が…」

黒夜「信号?」

一方通行(おいおい、どォいうことだァ?)

垣根(まさかのまさか、他の女たちも居るとはな…)

一方通行(くききかか…まさにより取り見取りじゃねェか)

垣根(ん?あの眼鏡の子もいいなぁ)

一方通行(こォして見ると麦野もなかなか…)

673: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:04.95 ID:jv0sfwaZ0
麦野「んー」ソワソワ

心理定規「どうしたの?さっきから」

麦野「なんか気配を感じるっていうか…」

御坂「だから壁隔てて向こうに男共が居るからじゃないの?」

麦野「そうかしら…」

垣根(ふはは、落ち着きの無い麦野もいいもんだ)

木山「声をかけてみればいいんじゃないか?そのほうが色々とすっきりするだろう」

御坂「それもそうね」

結標「呼べばいいの?」

心理定規「この流れだとそれが正解ね」

結標「…一方通行ー!」

一方通行(!)スタッ

垣根(俺も降りておくか…)

一方通行「あァ!?なンだァ!?石鹸かァ!?」

結標「ちゃんと居るわ」

心理定規「みたいね」

結標「ううん!!呼んだだけー!」

674: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:31.62 ID:jv0sfwaZ0
心理定規「帝督ー!!」

垣根「あぁ!?お前は石鹸かぁ!?」

心理定規「私も呼んだだけー!!」

御坂「当麻ー!」

一方通行「…」

垣根「…」

御坂「ちょっとー!いないのー!?」

垣根「しつけぇな…」バサッ

一方通行「なにする気だァ?」

垣根「あ゛ーあー…ううんっ!…あー」

一方通行「お、三下の声色」

垣根「なんですかー美琴さーん!?」

御坂「なによ居るじゃない…どうしてすぐ返事しなかったのよー!!」

垣根「ちっ…あー、ちょっと考え事をしてたんですよー!」

御坂「考え事ー!?」

垣根「ああ、そうだ!」

御坂「それって何よー!!」

垣根「…」

675: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:59.82 ID:jv0sfwaZ0
一方通行「おい、どうすンだァ?」

垣根「…くっ」

御坂「ちょっとー!?」

垣根「どうやったら女性陣の裸を見れるかをですねー!」

御坂「な、な、なんですって!?」

垣根「んだと!?この幻想殺しが!!あっちには心理定規もいんだぞ!!」

垣根「す、すいません!!美琴さんが夜の相手をしてくれないので◯◯欲求が…」

御坂「ちょ、ちょっと!!なに言ってるのよ!!」

垣根「よほど愉快な死体になりてえと見える」

垣根「ぎゃああああああ!不幸だーーーーー…」

垣根「クソウニ頭が!!」ペッ

御坂「…なんか悪いわね…」

垣根「こういうやつが居るから男が安く見られるんだよ」

番外個体「なに?本当に覗かれるとこだったの?」

麦野「みたいね。誰かさんのせいで」

御坂「仕方ないでしょ!まだ早いと思ってるんだから!!」

676: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:19:25.57 ID:jv0sfwaZ0
垣根「ちっ、とんだ邪魔が入ったな…」

一方通行「やめンのかァ?」

垣根「冗談」バサッ

一方通行「当然だよなァ」カチッ

垣根(どれどれ…ん?)

一方通行(なにか見つけたのかァ?)

垣根(見ろ、絹旗がシャンプーハット付けてるぜ?)

一方通行(付けたまんま入浴とはなァ…可愛いじゃねェかよ。淡希とはまた違った趣があるなァ…)

垣根(今度は…黒夜とあの眼鏡の子が湯船から出るみたいだな)

一方通行(黒夜かァ…貧相な体つきだぜ…)

垣根(眼鏡の子と比べればそりゃそうだろうよ)

一方通行(滝壺も結構スゲェなァ…)

垣根(浜面の野郎め…)

一方通行(しかし…)

垣根(第三位とワーストは…)

一方通行(見てもあンま面白くねェな…)

677: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:19:54.41 ID:jv0sfwaZ0
一方通行(見ろよォ、ショチトルもなかなかイイぜェ?)

垣根(浅黒い肌がいい味出してやがるな)

一方通行(ああ、その通りだ)

垣根(木山とかって女も心理定規と同じくなかなかスレンダーなタイプだな)

一方通行(おォ、強く抱きしめると壊れちまいそうだなァ…)

垣根(フレンダは…足だな…)

一方通行(あァ、美脚自慢するだけあってなかなかだ)

垣根(眼鏡の子も凄かったが…結標と麦野も負けてねぇな)

一方通行(麦野のほうは引き締まってやがるなァ…)

垣根(みんな違ってみんないい…だな)

一方通行(全くだなァ…)

滝壺「!」

麦野「…!」

絹旗「…どうしました滝壺さん?」

麦野「フレンダ、もう少し近くに」

フレンダ「了解」

麦野「敵?」

滝壺「近くに大きな反応…」

麦野「場所分かる?」

滝壺「よくわからないけど…多分…あそこらへんかな?」

御坂「なに?どうかしたの?」

麦野「いや、なんでもないわ」

御坂「そう?」

678: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:20:22.40 ID:jv0sfwaZ0
垣根(なんだ?アイテム連中が集まってきたな)

一方通行(流し合いでもするんじゃねェか?)

垣根(ああ、なるほどな)

番外個体「♪」ゴシゴシ

一方通行(番外個体は鼻歌交じりに頭を洗うのか…)

垣根(いいねぇ)

ショチトル「氷華は好きな人とか居ないのか?」

風斬「私は…いませんね…」

黒夜「…」ゴシゴシ

一方通行(あれが青春かァ…)

麦野「滝壺、照準いい?」

滝壺「うん」

麦野「ここらへん?」

滝壺「もうすこしうえ」

麦野「ここ?」

滝壺「少し右に微調整」

麦野「ここね?」

滝壺「うん」

麦野「よし」ジジジ

垣根(ん?光?)

一方通行(なんだァ?)

麦野「あばよ」ドシュ

679: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:20:50.64 ID:jv0sfwaZ0
垣根「!」

一方通行「原子崩し…!」

垣根「ちっ!」バギィン

一方通行「クソっ」キュイイン

麦野「弾かれた!?」

御坂「ちょ、ちょっと!?何やってるの!?」

麦野「なんか居るみたいだぜ?」

結標「あそこ?」

麦野「え?ああ」

結標「…」ヒュンヒュン

垣根「今度は桶か」

一方通行「気付かれたのかァ?」

垣根「まさか、見えるはずがねえ」ヒョイ

一方通行「…」バチィ

結標「確かに何か居るわね…」

御坂「何かって何よ…」

麦野「覗きか暗殺者か…どのみち生かしちゃおけないけどね」ドシュ

木山「なにか騒がしいな」

黒夜「またなんかで盛り上がってんだろ?」

ショチトル「こういう日常もいいな」

風斬「本当ですね、ね?番外個体さん」

番外個体「うん」

680: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:21:20.86 ID:jv0sfwaZ0
垣根「しつこいな…」

一方通行「一体何が…」

麦野「全部弾かれてるかかわされてるわね」

心理定規「相当のやり手かしら?」

麦野「…かもな」

御坂「えいっ」バチチ

垣根「今度は電撃か?」バチィ

一方通行「ひゃは」

心理定規「ちょっと」

垣根「は?」

心理定規「見えないけどここに居るのかしら?帝督」サワサワ

垣根(なんだ?いつのまに…)

一方通行(なるほど…淡希か…あばよ垣根)ビュン

垣根(あ)

心理定規「よいしょ」キュウウン

垣根「能力が…?」

心理定規「AIMジャマー、姿を現したわね帝督」

垣根「…じゃあな」バサッ

心理定規「淡希!」

結標「はいはい」ヒュン

垣根「ぐおっ」ドサッ

681: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:22:30.64 ID:jv0sfwaZ0
麦野「まさかお前が覗きをしていたとはな」

垣根「お前なんか眼中にねぇよ」

麦野「あぁ?」ゲシッ

垣根「いたっ」

心理定規「一人の犯行かしら?」

垣根「違うな、男三人でやった」

結標「二人足りないみたいだけど」

垣根「一人は粛清した、もう一人は逃げた」

麦野「どうだった?絹旗、滝壺」

絹旗「能力で争った痕跡は超ありませんでした」

滝壺「第一位の反応はしなかったよ」

垣根(あのヤロォ…能力で丁寧に痕跡を…一体どうやって…)

心理定規「らしいんだけど」

垣根「…お前結構胸あるな」

心理定規「!」ゲシッ

垣根「あうっ」

フレンダ「で、どう落とし前付けるのよ」

垣根「お前はまな板だな」

フレンダ「…」

682: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:22:58.39 ID:jv0sfwaZ0
木山「まあ彼も男なんだ、少しは情状酌量の余地はないかね?」

麦野「ないわね」

木山「そうか、君がそういうのならそうなんだろうな」

垣根「麦野は結構肌綺麗だな、可愛いぞお前」

麦野「…」ドガッ

垣根「お、見えた」

麦野「なにがよ」

垣根「タオル一枚でそんなに足振り上げたら…そりゃあな…」

麦野「!!!!!!」

絹旗「どっか頭でも打ったのでしょうか?」

垣根「お前もシャンプーハットを愛用してるなんて可愛いじゃないか」

絹旗「…」

番外個体「で、どうするの?コイツ」

垣根「お前は…なんでもない」

番外個体「!」バチッ

垣根「あひぃ」

黒夜「どうしようもねぇなコイツは」

垣根「お前もどうしようもない体型だな、へっ」

黒夜「!!!!!」ゴオッ

絹旗「黒夜、それは死んじゃいます」

心理定規「帝督…あなた…」

垣根「そんな目で俺を見るな、俺も目的があったんだ」

フレンダ「目的?」

683: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:23:24.76 ID:jv0sfwaZ0
一方通行「…垣根…男湯の前で待ってるからな…」

風斬「あれ?一方通行さん?」

一方通行「あン?」

ショチトル「こんなところでどうしたんだ?」

一方通行「あァ…風呂に入ろうか迷ってたンだ」

滝壺「いまははいらないほうがいいかも」

一方通行「ほォ、どォしてまた」

滝壺「いろいろあったの」

一方通行「そうかァ?他の連中はどォしたァ?」

滝壺「まだなかにいるよ」

一方通行「そォか。ところでよ垣根見なかったか?」

滝壺「垣根は男だったの」

一方通行「あァ?」

ショチトル「暇なら卓球しないか?」

一方通行「ダブルスできるなァ、いいぜェ」


684: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:23:51.56 ID:jv0sfwaZ0
垣根「俺はな…一方通行や上条のように彼女が欲しかったんだ…」

御坂「え?」

垣根「それでよ…皆のあるべき姿を見て決めようとしたんだ」

心理定規「」ワナワナ

麦野「はぁ?心理定規がそうじゃねぇのか?」

垣根「心理定規か…確かに一緒に居るとは言ったがそういう関係じゃねぇだろ?俺はそう思ってるよ」

絹旗「うわぁ…」

番外個体「かわいそ…」

垣根「だろ?一緒に居るのにそういう関係じゃねぇんだよ」

黒夜「かわいそうなのはお前じゃねぇよ」

垣根「は?」

心理定規「ねぇ…私は…グスッ…あなたのなんなの…?」

垣根「仲間じゃねぇのか」

心理定規「グス…もう知らない!」ダッ

垣根「?」

御坂「当麻が感染したのかしら…」

結標「垣根帝督」

垣根「あ?」

685: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:24:18.87 ID:jv0sfwaZ0
結標「なんで心理定規が泣いてたか分かる?」

垣根「俺が仲間って言ったからか?」

結標「そうね、その通りだわ。次に聴くけど心理定規はなんて言って欲しかったんだと思う?」

垣根「…いや」

結標「今までの心理定規の行動を思い返してみなさいよ!!」

垣根「…」

麦野「はぁーあ」

結標「心理定規はあなたに近づきたかったの、今までよりもっと近くに」

麦野「お前、もう自分が何したらいいか分かるんじゃねぇか?」

垣根「ふん」バサッ

垣根「言わなきゃ伝わらない事もある」

黒夜「なにいってんだ」

垣根「心理定規には、それを言って欲しかったよ…」ゴバァ

パリーン!!

木山「外に…」

フレンダ「腰タオルで…」

絹旗「私達も出ましょう。あとは二人の問題です」

686: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:24:49.02 ID:jv0sfwaZ0
屋上


心理定規「…グスッ」

ブワッ

垣根「…心理定規」タッ

心理定規「何の用?」

垣根「寒くねぇのか?いつものドレス姿でよ」

心理定規「別に」

垣根「そうか」

垣根「何か言うことはねぇのか?」

心理定規「無いわ」

垣根「本当に無いのか?」

心理定規「今の貴方に何を言えばいいの?」

垣根「思ってること、言えばいい」

心理定規「貴方って…本当に最低」

垣根「そうか」

心理定規「私のサインに気付かないどころか、他の女の子に迷惑をかける始末」

垣根「…」

687: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:25:31.44 ID:jv0sfwaZ0
心理定規「私は何回もこうして悩んだの、それで行き着いた結果が監禁」

心理定規「私はあの事件を終えて、貴方が一緒に居てくれるって言ってくれたとき、ついに念願叶ったって思ったの」

心理定規「でもそれは私の盛大な勘違い、あの時点で恋人同士だとおもったもの」

垣根「ちゃんと言ってくれなきゃ分からねぇ。人の気持ちなんかにゃ久しく触れてねぇからな」

心理定規「今度はきちんと聴いてくれるのかしら」

垣根「そのためにここに来た」

垣根「そっち行くぞ」

心理定規「ダメ、そこで私の背中を見ててよ。顔、見せらんない」

垣根「…」

心理定規「私はね、貴方のことが好きなの。それこそ彼氏、彼女の関係になりたいほど」

垣根「ああ、今思い返してみればそれがお前の望みだったんだな」

心理定規「返事、聴かせてもらえないかしら?今ここで」

垣根「願ってもねぇ。断る理由なんざねぇよ」

心理定規「帝督…」

垣根「ああ」ギュッ

心理定規「うぅ…グスッ…」

垣根(これでいいんだよな)

垣根「ほら、泣くな」

心理定規「…うん」

垣根「戻ろうぜ、な?」

心理定規「帝督」

垣根「なんだ?」

心理定規「なんで貴方腰タオルなの?」

垣根「…」

688: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:26:03.46 ID:jv0sfwaZ0
結標「あら、居たの?一方通行」

一方通行「ン?あァ、まァな」

御坂「あのさー、ちょっと聴きたいんだけど」

一方通行「あァ?」

御坂「第二位の能力って声色変えれたりするの?」

一方通行(なんて言うべきか…)

麦野「私は出来ると思うんだけど」

木山「使い方次第だと私は思うな。出来る出来ないは別として彼がするかしないか、なんだが…」

絹旗「一方通行は出来るんですか?」

一方通行「あー、どォだろォな」

黒夜「私達も出来るんじゃねぇのか?こう窒素をヘリウムガスみたいにさ…」

番外個体「それは違うんじゃないかな」

一方通行「まァ使い方次第だろ、俺は行くぜェ」

麦野「ちょっと待った」

一方通行「…なンだ」

麦野「あんた今まで何してたの?」

一方通行「何って…特に…」

麦野「さっき第二位が覗きしてたんだよねぇ。私達相手に」

一方通行「ほォ」

689: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:26:32.61 ID:jv0sfwaZ0
麦野「垣根は三人でやったって言ってる。だけどそんな痕跡はどこにも無いの」

麦野「でもアンタの能力だったら痕跡くらい簡単に消せるんじゃないの?」

一方通行「何が言いてェ」

麦野「あんたも覗きしたんじゃないの?」

一方通行「興味が無ェな」

麦野「…」

一方通行「…」

風斬「あ、あの…一体…」

絹旗「しっ」

麦野「ま、そりゃそうか…いいわ、なんでもない」

一方通行「そォか、ンじゃな」

ショチトル「ん?お風呂に入らないのか?」

一方通行「興ざめだ、夜中にでも入りに来る」

結標「そういえばお土産、私達が買っといたから」

一方通行「おォ、そォか。悪ィな」

690: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:00.82 ID:jv0sfwaZ0
絹旗「どう思いますか?」

麦野「わからない」

木山「まあいいんじゃないか?証拠も出てこないことだし。彼があのような性格ならあまり女性の裸に興味無さそうだ」

フレンダ「ふーん」

黒夜「まあ戻るか。意味の無ぇ話題はこれ以上話しても本当に意味が無ぇからな」

木山「そうしようじゃないか」

風斬「そういえばアイス食べたいなぁ」

番外個体「確か下に売ってなかったかな?」

フレンダ「じゃあ私も行こうかな」

麦野「私は部屋に戻るわ」

結標「私もそうするわ、心理定規も待たなきゃいけないし」

御坂「当麻に聴きたいこともあるし私も戻ろっと」

滝壺「ねむい…」

ショチトル「ここで寝ちゃダメだぞ」

691: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:26.71 ID:jv0sfwaZ0
一方通行「ふゥ」

ガチャ

上条「おう、戻って来たな」

一方通行「ン、居たのかァ?」

上条「さっき戻ってきた。垣根はどうした?」

一方通行「分からねェ」

上条「そうか?」

一方通行「あァ」

ガチャ

垣根「…」

一方通行「お前生きてたのかァ」

垣根「一人で逃げやがって…」

一方通行「捕まるわけにはいかなかったンだよ」

垣根「チッ、まあいい。そのお陰で色々なことがあったからな」

上条「なんかあったのか?」

一方通行「まァ色々だ」

上条「?」

piririririri

上条「ん?電話?」

692: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:57.83 ID:jv0sfwaZ0
ガチャ


滝壺「ねむいよ…」

ショチトル「ほら、もう着いたぞ」

麦野「なんか悪いわね」

ショチトル「いや、これくらい」

海原「お帰りなさい、どうでしたか?大浴場とやらは」

麦野「色々と散々だったわ」

海原「おや、そうですか?」

土御門「他の連中はどうしたんだ?」

木山「下にアイスを買いに行ったよ」

黒夜「今日もクジで組み合わせ決めるんだっけか?」

海原「ええ、昨日と同じではつまらないのでね」

浜面「なんだ?新たにやって男と一緒になるのが不安なのか?言葉遣いと裏腹に結構純真なんだな」

黒夜「はぁ?」

木原「早いトコ決めようぜ」

削板「まだみんな集まってないぞ?」

海原「そうですね、もう少しだけお待ちください」

693: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:28:28.70 ID:jv0sfwaZ0
上条「はい、もしもし?」

上条「えっ?覗きをするかって?」

上条「えーと…どういうことでしょうか?」

上条「お前が相手をしないから?えっ?どういう意味…」

上条「いや、別にそんな気持ちは…はいはい…」

上条「えっ?、ああ、うん、じゃあな」

一方通行「なンだったンだァ?」

上条「なんか、夜の相手をしないと覗きに走るのか?って聴かれた」

垣根「…」

上条「よく分からないなぁ…」

一方通行「…」

垣根「寝るか」

一方通行「そォだな、今日は疲れたしな…」

上条「もう寝るのか?」

垣根「ああ、寝ようぜ」

上条「?」

一方通行「平和だなァ…」

垣根「どこがだ、結構酷い目にあったぜ」

一方通行「そいつは残念だなァ」

694: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:28:56.35 ID:jv0sfwaZ0
ガチャ

番外個体「たっだいまー」

風斬「戻りましたー」

絹旗「超遅くなっちゃいましたね」

フレンダ「アイス食べてて喋ってるだけで一時間潰せたわね」

絹旗「おや」

番外個体「ありゃ?みんな寝てるし」

フレンダ「えっ、どういう状況なの?コレ」

風斬「滝壺さんはちゃんと布団に入ってますが他の皆さんは…」

番外個体「うへーミサカ達はどこで寝ればいいのさ」

フレンダ「これは皆くっ付いて寝るしかないって訳ね」

絹旗「海原さんと麦野なんか超密着してますよ、ほら」

フレンダ「削板は浜面の枕になってるわね」

風斬「黒夜さん、ベッドから落ちそうですよ」

番外個体「木山なんか他の連中の枕だよ…」

風斬「重くないんですかね?」

絹旗「私達も早いとこ寝ましょうよ」

フレンダ「そうだね」

695: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:29:25.20 ID:jv0sfwaZ0
結標「ついにくっ付けたのね」

心理定規「うん」

御坂「もう付き合ってるのかと思ってたわ」

心理定規「私もそう思ってたわ」

結標「で、あなたの方はどうだったの?」

御坂「よく分からないけど、とりあえず覗きはしないって言ってたわ」

心理定規「じゃあ本当に帝督一人で犯行に及んだのかしら?」

結標「さあ」

御坂「分からないわね」

結標「もう過ぎたことだしなんでもいいんだけどね」

心理定規「もう寝ましょう、明日にはもう帰るんだし」

御坂「もう帰るのね」

結標「あっというまだったわね」

心理定規「たった二日だからね」

御坂「またこういう機会があればいいわね」

結標「そうね、またいつか」
.....................................
.............................
.....................
..............
.........
.....
...
..
.

696: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:29:53.60 ID:jv0sfwaZ0
翌日

上条「ついにか」

垣根「ついにっていうか、もうバス来てるけどな」

上条「…そんなこと言わないでくださいよ」

御坂「あんた帰ったら私に付き合いなさいよ」

上条「へ?まあいいですけど」

一方通行「もう乗ろうぜェ」

上条「あれ?土御門達は?」

心理定規「確か別のバスよ。だから一緒には帰れないわね」

結標「さて、じゃあ乗りましょうか。忘れ物、無いわよね?」

心理定規「多分、大丈夫」

御坂「私も大丈夫」

一方通行「おし、ンじゃ帰るか」

垣根「短い付き合いだったが楽しかったぜ」

一方通行「は?」

垣根「お前もだ一方通行」

一方通行「あン?」

垣根「あそこを見ろ、風紀委員だ」

一方通行「…」

697: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:30:20.96 ID:jv0sfwaZ0
上条「風紀委員?」

御坂「あれは黒子のトコの支部ね」

結標「なんでここに風紀委員が…」

心理定規「誰かに通報されたのかしら」ジッ

垣根「冗談、あんなこと他ではやってねぇよ」

一方通行「どォすンだァ?」

垣根「分からねぇな。俺達が目当てじゃねぇかもしれねぇし、少し様子見だな」

結標「なにかやったの?」

一方通行「やったと言うかやらされたというか…」

心理定規「先バス入ってるわね?」

垣根「おう、もう少し時間あるから俺たちは外に居るよ」

上条「んじゃ入ってるぜ」

一方通行「あァ」

結標「あんまり変なことしないでよ?」

一方通行「多分しねェよ」

垣根(仮に狙いが俺達だったら…どうやってバレたんだ?)

垣根(細かい能力分析でもしたってのか?)

一方通行(十中八九俺達が狙いだろォな…)

698: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:31:02.97 ID:jv0sfwaZ0
白井「見つけましたわ!お二方!」

初春「はぁはぁ…待ってください…白井さん…」

垣根「よう、どうしたんだ?」

白井「私達、垣根さん達の無実を確たるものにするべく裏づけの調査を行ってたのですが…」

初春「詳しい調査の結果、一連のイタズラの犯人を特定するものとなりました」

垣根「つまり?」

白井「犯人は垣根帝督、あなたと言うことですの」

初春「同様に一方通行さんにも共犯の疑いがあるんです」

一方通行「…」

白井「あの時、地下街で一緒に遊んだとき、どうもおかしな感じがしたんですの」

初春「それで調べた結果、ごく少量の未元物質の反応が出たんです」

白井「結構大変でしたのよ?かつてこれほど難しい調査が無いくらいに」

垣根「んで?どうしろと?」

白井「両腕、出してくださいまし。風紀委員ですの!」

初春「一方通行さんもです。こちらは任意同行ですが」

垣根「…」

一方通行「…」

白井「逃げようとしても無駄ですの、あなたが苦手とする固法先輩も連れてきたので」



699: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:31:30.60 ID:jv0sfwaZ0
垣根「なにを言うかと思えば…」

白井「問答無用!乙女心を弄んだ罪を償ってもらいますの!」ヒュン

垣根「いやだ」ゴバァ

初春「じっとしてくださいね、一方通行さん」

一方通行「悪いがそれは出来ねェな…」

初春「え?」

一方通行「捕まれねェよ」カチッ

初春「そ、そんな!逃げるなんて認めるようなものですよ!」

一方通行(ここで捕まったら覗きの件も出されるかもしれねェ。それどころか他の事も芋づる式に出てくるかもしンねェ)

一方通行「それでも、だァ」

固法「待ちなさい!」ガッ

垣根「さすがに三度目は無ぇよ」ブン

固法「きゃっ」

白井「大人しく…!」

垣根「面倒な…」バサッ

700: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:33:24.62 ID:jv0sfwaZ0
垣根「バス、出していいぜ。乗らないからな」

心理定規「後で話、聴かせてね」

垣根「捕まらなかったらな」

結標「一方通行もよ」

一方通行「おォ」

上条「なんか知らないけど行っていいのか?」

御坂「いいんじゃない?」

白井「大人しくお縄についてくださいまし!」

垣根「そりゃゴメンだ」

固法「さすがは第二位…かしら?」

垣根「その解釈で間違ってはいねぇ」

初春「どど、どうするんですか??」

白井「どうって…お姉さま、少し協力してくださいまし!」

御坂「ええ!?私!?」

白井「お姉さまの写真、先日新聞にも載っていましたの!」

御坂「なっ…!」バチチ

上条「そういや今日はまだコーラ飲んでなかったな…だからこんなに気性が荒いのか?」

垣根(コーラ飲んでてもあの類の興奮には効き目が無かったはずだな…)

垣根「チッ、いらねぇ事を…白井め…」

701: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:34:01.42 ID:jv0sfwaZ0
一方通行「オイ!モタモタしてンじゃねェぞ!」

垣根「ああ」

御坂「ちょっと!待ちなさい!そういえばあんた写真のこと聴いてないわよ!!」

垣根「言うわけないだろ」

御坂「きーっ!」

白井「今ですの!」ヒュン

一方通行「今度は俺かァ?」ヒョイ

白井「あれ?避けられ…」ズデン

初春「わわ、大丈夫ですか!?白井さん!」

御坂「あんたねぇ…!」

一方通行「ふン」

垣根「行くぞ一方通行」

一方通行「…あァ」

固法「ちょっと!」

垣根「また会おうぜ、風紀委員」

一方通行「じゃあな」

白井「お待ちになってくださいまし!」

垣根「誰が」バサッ

一方通行「はァ」キュイイン

ドバッ!!

御坂「こらー!!」

白井「またしても…!!」

初春「また逃げられましたね…」

固法「高位能力者による犯行…少し体制の見直しね…」


垣根「あんなトコで捕まってたまるかよ。あとできっちり情報操作してやる…!」

一方通行「俺もだ、捕まりたくはねェ」

垣根「奇遇だな。じゃあまた近い内に会おうぜ」

一方通行「あァ」

垣根「じゃあな!一方通行!」

一方通行「あばよ、垣根!」

...............................

....................

.............

.......

...

.

708: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:19:35.78 ID:FThWmmNu0
心理定規「…」

垣根「で?」

絹旗「ですから…」

垣根「夢を見たい…って話だろ?」

絹旗「はい」

垣根「どうしろってんだよ、見たいなら寝ればいいだろ」

絹旗「それをしても超無駄だからここに居るんです」

絹旗「未元物質、なんとか出来るでしょう?超好きな夢を見ることぐらい」

垣根「…確かに催眠なんかはお手のもんだか…決まった夢を見せるってのは…どうなんだ?」

心理定規「夢って確か見る人の願望や欲求によって大体決まるのよね」

心理定規「帝督が能力で願望中枢を刺激して強い催眠を引き起こせばなんとかなるんじゃない?」

709: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:20:57.06 ID:FThWmmNu0
垣根「願望中枢だと?感覚中枢じゃなくてか?それって脳みそいじればいいのか?」

心理定規「多分。ていうか感覚があるんなら願望もあるんじゃない?」

垣根「…お前の能力でなんとかならないのか?」

心理定規「私の能力じゃ例えレベル5になっても無理よ。それこそ同じレベル5の心理掌握ならなんとかなるんじゃない?」

垣根「…んー。無理だな、諦めろ絹旗」

絹旗「覗き」

垣根「…!」

絹旗「不問にしてもいいんですよ?旅行の時は超うまく風紀委員から逃げれたみたいですけど覗きときたらそうはいきません。」

絹旗「麦野やみんなが超協力してあなたを豚箱にぶち込みます」

垣根「…」

心理定規「私、豚箱経験のある彼氏なんて嫌よ。しかも覗きだなんて」

垣根「ちっ…仕方ねぇ。夢、見せてやるよ。ついて来い」

絹旗「別にここでもいいですよ?」

垣根「ここじゃ無理。つーかファミレスで寝る気か?お前は」

心理定規「私も行くわよ」

垣根「そうしてくれ」

710: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:21:30.25 ID:FThWmmNu0
絹旗「で、どこに行くんですか?」

垣根「俺の能力ではやりたくねぇ。脳をいじるとなると安全の保障が出来ないからな」

絹旗「?じゃあどうやって…」

垣根「知り合いにそういう専門がいる」

絹旗「そうですか?」

心理定規「まさかホントに心理掌握に頼むんじゃ…」

垣根「誰が、中学生に頭さげるなんざゴメンだ」

心理定規「じゃあ誰に…」

垣根「お前ら二人共会ったことがあるぞ」

絹旗「ますます分かりませんね」

心理定規「まさか第一位に頼むの?」

絹旗「!」

垣根「いや、多分無理だろ。一方通行の所じゃなく、最初に未元物質を頼って来たんだ。何か理由があんだろ」

絹旗「さすがですね。第二位。確かに一方通行では超ダメな理由があります」

垣根「まぁその理由は後で話してもらうぞ」

711: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:21:57.64 ID:FThWmmNu0
絹旗「水穂機構病院?」

垣根「そうだ、確かここに居るはずだ」

心理定規「冥土帰しかしら?」

垣根「違うね。第一病院が違う」

垣根「ちょっと受付に行ってくる。少し待ってろ」

絹旗「まさか夢を見るな、とかって言われて超カウンセリングなんかされるんでしょうか…」

心理定規「それは無いわ。多分」

絹旗「でも普通研究所とかじゃないんですかね?それを病院って…」

心理定規「一理あるわね」

絹旗「頭のレントゲンでも超撮られるんでしょうか」

心理定規「人間ドッグかもね」

絹旗「まさか…まさかそれは…」

垣根「受付、ここでいいか?」

受付嬢「はい」

712: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:22:34.27 ID:FThWmmNu0
垣根「大脳生理学専門チーム所属の木山春生を探してるんだが…今居るか?」

受付嬢「木山春生ですか?少々お待ちください」

垣根(前に一悶着あってチームを外れたって聴いたが…なんとか戻ったって言ってたから大丈夫だろ)

受付嬢「失礼ですが、お名前をお聴きしてもよろしいでしょうか?」

垣根「垣根帝督」

受付嬢「はい、ありがとうございます」

垣根(ここでなんとかなるといいんだが…)

受付嬢「お待たせしました。今研究室に居るようです。案内図をお渡し致しますので…どうぞ」

垣根「おう、すまないな」

受付嬢「いえ」

垣根「待たせたな。研究室に行くぞ」

絹旗「研究室ですか?」

垣根「そこにいるらしい」

713: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:23:05.95 ID:FThWmmNu0
コンコン

『どうぞ』

垣根「邪魔するぜ」

心理定規「失礼するわ」

絹旗「失礼します」

木山「おや?君たちか、珍しいな。こんな所にお客とは」

垣根「ちょっと頼みたいことがあってきたんだが」

木山「君は確か垣根くんだったな。頼み事か…出来る範囲なら協力するよ」

垣根「そいつは助かるな、こっち来い絹旗」

絹旗「はいはい」トテトテ

垣根「こいつは大脳生理学専門の木山だ。多分お前の願いを叶えてくれるはずだ」

絹旗「いや木山さんの事は知ってますよ」

垣根「ん、そういやそうか」

木山「それで?第二位の君が頼み事とはなんだい?」

垣根「正確には俺じゃねぇ。依頼主は絹旗、夢を見せてやりたいんだ」

714: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:23:33.94 ID:FThWmmNu0
木山「夢?…ああ、夢を見れないということか?夢を見るにはレム睡眠とノンレム睡眠というものがあって…」

垣根「あー違う違う。そいうんじゃねぇよ」

木山「ん?どういうことだ?」

垣根「好きな夢を見たいらしい」

木山「見る夢を選びたいということか?」

垣根「そうなるな」

木山「一体どんな夢を見たいんだ?」

垣根「そういや聴いてないな。おい、なんなんだ?」

絹旗「…木山さん、ちょっといいですか?」

木山「ん?人前では言えないような事か?」

絹旗「はい」

木山「そうか、じゃあこっちにカウンセリング室があるから…」

垣根「俺達の前じゃ言えない内容なのか?」

心理定規「そりゃ夢で見たいって言うくらいだからね」

715: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:24:03.11 ID:FThWmmNu0
木山「ここなら防音もしっかりしてるから聴かれる心配は無いよ」

絹旗「…」

木山「さて…なにから聴いたものか…。とりあえず夢を見たいっていうのは…」

絹旗「えっと…とりあえず好きな夢は超見れるんでしょうか?」

木山「科学的には可能だよ。少し垣根くんにも協力してもらうけどね」

絹旗「そうですか…」

木山「じゃあ見たい内容を教えてもらってもいいかな?」

絹旗「えっと…話す意味は…」

木山「そうだな…まず夢の内容によって様々な感情が出るだろ?見たい夢の内容にそってその感情を刺激するんだ」

木山「つまりは睡眠中、その夢の内容に関する感覚を刺激してやると…まあ見れるという事だよ」

絹旗「垣根に協力してもらう意味は…」

木山「リラックスした状態で睡眠を取るサポートをしてもらう。気持ちが落ち着けばそれだけ夢を見やすくなるからな」

絹旗「内容を言ったりとかは…」

木山「特に話す意味は無いから話さないよ」

絹旗「そうですか、じゃあ」

716: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:24:32.39 ID:FThWmmNu0
絹旗「実は私、超好きな人が居るんです」

木山「君のような年頃では特に珍しくもないよ。その話題を出すということは夢に関係することなんだろうね」

絹旗「はい、それで相手なんですが…」

木山「うん」

絹旗「すでに結婚してるんです」

木山「うん?」

絹旗「付き合ってる段階では超略奪愛もアリかと思ってたんですが最近結婚しちゃいまして」

木山「それってもしかして…一方通行くんの事か?」

絹旗「はい」

木山「なるほど…言いたいことが分かった気がするよ」

絹旗「そうですか?」

木山「多分、夢の中で彼と付き合ってたら…という状況を体感したいんだろ?」

絹旗「はい、今の状況でそんなこと現実でやったら超浮気になっちゃうので…せめて夢の中でも、と思いまして」

717: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:25:01.22 ID:FThWmmNu0
木山「確かに垣根くんの前では言えないな…」

絹旗「出来ますかね?」

木山「大丈夫だよ」

絹旗「じゃあお願いします」

ガチャ

垣根「ん?もう済んだのか?」

木山「ああ、なかなか可愛いらしい夢だったよ」

垣根「は?」

絹旗「ちょ、ちょっと」

木山「はは、リラックスだよ」

垣根「俺達はもう帰ってもいいか?」

木山「ダメだ。少し協力してくれ」

垣根「一体何を協力すればいいんだよ」

木山「なに、君の能力でちょっと眠気を誘ってほしいだけだ」

垣根「ん?」

木山「出来るだけリラックス出来るように気を使ってくれ。結構応用が利くのだろ?君の未元物質とやらは」

垣根「なるほどな」

木山「あっちの部屋で行う、先に行って待っていてくれ」

垣根「ああ、行くぞ心理定規」

心理定規「ええ」

718: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:25:33.05 ID:FThWmmNu0
木山「夢を見る前にちょっといいか?」

絹旗「はい?」

木山「どうして一方通行くんを好きに?」

絹旗「暗闇の五月計画を知っていますか?」

木山「置き去りを利用した実験だろ?よく知っているよ…酷い実験だ。私も小児用能力教材開発所に居たからな」

絹旗「内容は知っていますか?」

木山「ある人物の演算パターンを参考にし自分だけの現実を最適化し性能を上げる計画だろう?」

絹旗「はい、一方通行の演算パターンを参考にした計画です」

木山「ふむ」

絹旗「一方通行の精神性の一部を植え付けるという話は?」

木山「知っているよ」

絹旗「いわばそのお陰なんです」

木山「というと?」

絹旗「自分だけの現実の最適化、つまりは一方通行に超近づくということです」

絹旗「自分が超変わっていくなかで自分自身を保つには自分を好きになるしかなかったんです」

木山「…」

絹旗「変な話かもしれませんがそれが原因で不思議と一方通行に惹かれていったんです。姿も知らなかったのに」

絹旗「だからこそ、会った時は超嬉しかったんです。いわば自分の家族みたいに思い込んでいたので」

木山「なるほど、素敵な話だな。もちろん彼の人格にも惹かれていったんだろうな」

絹旗「当然です」

木山「うむ、よく分かったよ。じゃあそろそろ行こうか垣根くんを待たせては悪いからな」

絹旗「はい」

719: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:26:11.28 ID:FThWmmNu0
垣根「来たか、準備出来てるぞ」

木山「すまないね。じゃあ絹旗くん、こちらで横になってくれるか?」

絹旗「ここですか?よいしょ…」

木山「ちょっとごめんよ…」パチパチ

絹旗「このプラグは?」

木山「感覚中枢を刺激するものだ。安心してくれ、傷つけるようなものじゃないから」

絹旗「へぇ…」

木山「夢の体感時間なんてものは分からないものだ…目覚めるまで楽しんでくるといい」

絹旗「はい」

木山「あと夢の中での出来事なんだがね、サポート付きで夢を見せるとは言っても結局は自分の欲望が強く反映されるんだ」

木山「つまりは欲望が反映されてるということだからご都合主義な無いようになるだろうね」

木山「どういう状況から夢が始まるのかは分からないが自分の望みが形に現れるものだ」

絹旗「何があっても超驚くな、ですか?」

木山「まあそうだな。見ればわかるだろうから説明はもう止めだ。垣根くん、頼むよ」

垣根「ああ」ブワッ

絹旗「寝てるからってパンツ見たりしないでくださいよ」

垣根「そろそろ寝る準備をしろ。次期に何も分からなくなるぜ」

絹旗「ええ…」

木山「脳波が睡眠のものに近くなってきたな。ゆっくり楽しむといいよ。おやすみ」

絹旗「おやすみ…なさ…い…zzZ」

垣根(白か)チラッ

心理定規「ちょっと」ガシッ

720: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:26:36.35 ID:FThWmmNu0
『オイ』

絹旗(ん…なんでしょうか…)

『起きろ、最愛』

絹旗(ん?最愛?)ガバッ

一方通行「やっとお目覚めかァ?ったく、人を目覚まし代わりにしといてさっさと起きねェってのはどうなンだ…」

絹旗「一方通行?」

一方通行「ン?やっと一方通行って呼んでくれンのかァ?」

絹旗「へ?」

一方通行「寝ぼけてンのかァ?まァいい、今日は出掛けンだからよォ?待ってっからさっさと準備しろ」

絹旗「え?ああ、はい…そ、そうだ!最愛ってなんですか?」

一方通行「はァ?お前が名前で呼んでくれって言ったから最愛って呼んでンだろォが!」

絹旗「…ぷっ、あはははは!超そうでしたね!」

一方通行「意味分かンねェな…早く準備しろよォ」ガチャ

721: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:27:18.88 ID:FThWmmNu0
絹旗「無事成功したみたいですね。まさか最愛と呼ばれてるとは…確かに絹旗では超足りない感じがしてましたが…」

絹旗「そういえば一方通行と呼んだ時の反応を見る限り、私も何か別の呼び方をしていたみたいですね…」

絹旗「私が一方通行をなんて呼びたいと思ってるか…そこが超反映されてるんでしょうね…」

絹旗「とりあえず着替えましょうか、パジャマみたいですし…部屋は…超私の部屋ですね…うん」ゴソゴソ

絹旗「あとは携帯をチェックしましょうか?もしかしたら何かあるかもしれませんし」

絹旗(でも超凄いですね。本来ならば夢を夢と思えないのに…きちんと夢だって感覚が超あります。これも木山さん達のお陰でしょうか?)

絹旗「虚しいことだとは分かっています。ですが今だけは、今だけは超忘れさせてください。一方通行」

722: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:27:46.89 ID:FThWmmNu0
絹旗「お待たせしました。あーくん」

一方通行「チッ、結局元通りかよ」

絹旗「そんなイヤそうな顔しないでくださいよ」ギュ

一方通行「ふン…ンじゃまァ行くとすっか」

絹旗「はい」

絹旗(メールのやり取りを見る限り垣根の一行と会うみたいですね)

一方通行「ところで最愛ちゃンよォ」

絹旗「はい?」

一方通行「これから垣根達に会うわけだがよォ…いわば俺達の御披露目も兼ねてるわけなンだわ」

絹旗「ん?」

一方通行「つまりは俺達の関係をあらわにするってことなンだわ。お前と付き合ってるっつうことをな」

絹旗「ああ、そういうことでしたか」

一方通行「しっかり頼むぜェ?彼女さンよォ」

絹旗「はい!超任せてください!超可愛い私が付いてるんですから百人力ですよ!」

一方通行「ハハッ、そォかい。ンじゃよろしくなァ」

723: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:28:57.28 ID:FThWmmNu0
垣根「ところで木山さんよぉ」

木山「ん?なんだ?」

垣根「コイツの見たがってた夢ってのは一体どんな内容なんだ?」

木山「それは言えないな」

垣根「そうかい。んじゃ一方通行じゃダメな理由も教えてくんないだろうな」

木山「一方通行くんにはまず無理だな」

心理定規「これってどれくらいで起きるのかしら?」

木山「昼寝程度のものだからそこまで遅くはならないよ。今お昼を過ぎたところだから…夕方ぐらいには目覚めるだろう」

垣根「たった数時間でどれくらい楽しめるんだよ?」

木山「夢の中での時間の流れは凄まじいものだ。それこそレベル5級にね」

心理定規「確かに時間が経つという感覚はかなり麻痺してるわね。とんとん拍子で話が進むものね」

垣根「これ誰でも見れるのか?」

木山「リラックスしながら睡眠を取る必要があるからその役が必要だが、理論上は誰でもいけると思うよ」

垣根「そうか」

心理定規「ねえ、お腹空かない?」

垣根「さっきのファミレスじゃドリンクしか頼まなかったからな…」

木山「ならば食事を持って来てもらおう。ここを離れて食べるのはちょっと不安だからな」

垣根「俺達も一緒に食べる前提なんだな」

木山「一緒に食べようじゃないか。他に食べるような友人はあまり居ないんだ」

724: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:29:25.51 ID:FThWmmNu0
垣根「遅ぇぞ」

一方通行「悪ィな。なかなか相方が起きなくてくれなくてな」

垣根「まぁいい。とりあえず座れよ」

絹旗「あれ?麦野?」

麦野「あら、絹旗さんじゃないの」

絹旗(さん!?)

麦野「どうしたのかしら?座ったら?」

絹旗(確かに麦野にはもう少しおしとやかになって欲しいとは超思っていましたが…)

麦野「?」

垣根「一方通行の連れか…」

一方通行「そンなとこだ。オイ座ンぞォ」

絹旗「あ、はい」

一方通行「まだお前らだけか?」

垣根「そうだ、困った事にお前らのように遅れる始末だ」

絹旗(垣根は少ししっかりしてますね)

垣根「んで?お前らはどういう組み合わせだ?」

一方通行「テメェと麦野と同じだよ」

垣根「…へぇ」

麦野「あら」

725: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:30:04.71 ID:FThWmmNu0
一方通行「お披露目も兼ねて今日来たンだからなァ」

垣根「そうか」

絹旗「あの、一方通行」

一方通行「ン?」

絹旗「他に来る人って…」

垣根「上条当麻と誰だったかな…」

麦野「第三位です」

一方通行「だってよ」

絹旗「ど、どうも」

垣根「麦野よぉ」

麦野「はい」

垣根「もういつも通りで十分だ。性格を作る必要は無ぇ、むず痒くなってくる」

麦野「あらそう?」

一方通行「またか」

麦野「だって私は初対面なのよ?上条なんとかってのとは、あとあんたの連れね。結局顔見知りだったけどね」

垣根「最初の印象を良くしたいからってこんなことをするのは出来れば止めて欲しいもんだな」

麦野「仕方ないじゃないの。やっぱ第一印象が大事なのよ」

垣根「…」

麦野「変に素を出して警戒されても癪だし」

726: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:30:46.72 ID:FThWmmNu0
上条「いやーすいませんすいません」

垣根「遅い」

上条「だからすいませんって」

一方通行「なんで遅れたンだァ?」

上条「お、一方通行じゃねぇか」

垣根「で?なんでなんだ?」

上条「ああ、御坂を連れて来るのに手間取ってな。ほらこっい来いよ」グイッ

御坂「ひゃっ!」

垣根「お前が第三位か」

御坂「えっと…あんたは…」

垣根「垣根帝督…」

御坂「ていとく…?」

上条「第二位な」

御坂「こ、こいつが…!」

..........................
..................
............
.......
....
..
.

727: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:31:15.17 ID:FThWmmNu0
絹旗「あ、あれ?」

垣根「…」

一方通行「…」

麦野「終わったかしら?」

垣根「ああ」

絹旗(ス、スキルアウトの群れ??一体何が…)

一方通行「オマエは俺の後ろに居ろ」

上条「ええと…もういいでしょうか?」

垣根「多分大丈夫だ」

上条「そうか、おい大丈夫か?御坂」

御坂「う、うん。なんとか」

絹旗「えと…一体何が…」

垣根「見てなかったのか?」

絹旗「う…」

麦野「スキルアウトが襲ってきたの。第三位目当てでね」

一方通行「ご丁寧にジャマー付きでなァ。原因は見る限り…日頃の報復だろうな」

垣根「第三位…それなりにスキルアウトに手を出してるって聴いてるからな」

御坂「手を出してるって言い方が気に食わないけど…その通りよ」

728: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:31:43.00 ID:FThWmmNu0
絹旗「あ、あれ?」

垣根「…」

一方通行「…」

麦野「終わったかしら?」

垣根「ああ」

絹旗(ス、スキルアウトの群れ??一体何が…)

一方通行「オマエは俺の後ろに居ろ」

上条「ええと…もういいでしょうか?」

垣根「多分大丈夫だ」

上条「そうか、おい大丈夫か?御坂」

御坂「う、うん。なんとか」

絹旗「えと…一体何が…」

垣根「見てなかったのか?」

絹旗「う…」

麦野「スキルアウトが襲ってきたの。第三位目当てでね」

一方通行「ご丁寧にジャマー付きでなァ。原因は見る限り…日頃の報復だろうな」

垣根「第三位…それなりにスキルアウトに手を出してるって聴いてるからな」

御坂「手を出してるって言い方が気に食わないけど…その通りよ」

729: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:32:10.04 ID:FThWmmNu0
垣根「まあコレに懲りたら無駄な正義感は振りかざさないこったな」

麦野「今日は垣根達が居たから良かったけど…上条一人じゃどうにもならなかったわよ?」

絹旗(いきなり場面がファミレスから路地裏に…まあ超夢ですしね…)

麦野「でも男であるあんた達が率先して前に出るのは関心したわ」

垣根「当たり前だろうが」

一方通行「いざって時に彼女を守ンのが男の仕事だろうが。その彼女がいくら強くても、なァ」

絹旗(私を守ってくれる強い彼氏。能力者以前に一人の女性として見てくれること…ですか)

上条「助かったよ、ありがとうな」

一方通行「しっかりと見ておくんだな、オリジナルをよ」

上条「あ、ああ。任せてくれ」

垣根「改めてもう一度解散するか」

一方通行「そォだな」

麦野「気をつけろよ超電磁砲」

御坂「う、うん。ありがとね、あんた達」

垣根「ふん」

一方通行「行くぞ、最愛」

730: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:32:36.13 ID:FThWmmNu0
一方通行「これで御坂のヤロォも少し大人しくなるだろ」

絹旗「せっかく今は二人なのに…他の女の子の話をしちゃ超イヤです」ムスー

一方通行「ン、そォだなァ。ハハッ」

絹旗「ふふっ」

一方通行「なァに笑ってンだ、よ!」パシッ

絹旗「あいたっ」

一方通行「ふン」

絹旗「ちょっとーなにするんですかー」

一方通行「ヘラヘラ笑ってっからだァ」ニヤニヤ

絹旗「一方通行、ちょっとしゃがんでくれませんか?」

一方通行「はァ?」

絹旗「いいから、ほら」

一方通行「…これでいいンかァ?」

絹旗「…ん」チュ

一方通行「あっ…はァ?」

絹旗「へへっ。唇、超奪いましたー」タッ

一方通行「あっ、おィ!待て!」

絹旗「超捕まえてみてください!ほら!」

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......................
.............
......
...
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731: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:33:01.41 ID:FThWmmNu0
絹旗「…ん」

木山「起きたかい?」

絹旗「……ええ、起きました」

木山「どうだった?」

絹旗「長いような、短いような。ですが、超いい体験をしました」

木山「そうか、それは何よりだ。実際どういうものなんだ?見たかった夢を見た時というのは」

絹旗「私が常日頃に考えているような事が超当たり前になっていましたね」

絹旗「それと、なんていうか…考えて行動が出来ませんでしたね。勝手に体が動いていた、そんな感じです」

木山「うん。なるほどな」

絹旗「垣根たちは?」

木山「心理定規くんはソファで本を読んでるよ。垣根くんは…」

垣根「zzZ」

木山「夢を見てる」

絹旗「…」

木山「彼も見たい夢があったんだろうな。一人の少年だ、夢もあるだろう」

絹旗「どんな夢なんでしょう?」

木山「さぁね。彼は教えてくれなかったよ。起きたら教えてくれるみたいだが…」

絹旗「あれ?見せる前に夢の内容を超聴く必要があるんじゃ…」

木山「彼は自分の能力を併用して全部一人でやっていたよ。さすがは第二位…かな?」



732: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:33:34.85 ID:FThWmmNu0
垣根「…ふふっ…ははははははははっ!」

木山「お目覚めのようだな」

心理定規「おはよう帝督」

垣根「ああ」

絹旗「いきなり笑い声を上げるとは…」

木山「どんな夢を見ていたんだ?」

垣根「第一位が俺に跪く夢だ」

絹旗「超趣味の悪い夢ですね」

垣根「ふん、なんとでも言え」

木山「やはり男の子なんだな君も」

垣根「当然だ。やはり一度でいいから頂点を見ておきてぇからな」

木山「頼むから実行しようとしないでくれたまえよ?君も一方通行くんも私の友人同然なんだからな」

木山「君達が争うということはどちらかが倒れるということだろう?」

垣根「実行しようなんざ考えてねぇよ。俺もアイツも抱えてるもんがあるからな」

木山「そうか、それなら安心だな」

733: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:03.55 ID:FThWmmNu0
垣根「もう夕方か…」

心理定規「そろそろ行く?」

垣根「そうだな、行くか。お前はどうすんだ?」

絹旗「じゃあ私も超帰りましょうかね」

木山「ん、もう帰るのか?気をつけてな」

垣根「ああ、世話になったな」

絹旗「今日はありがとうございました」

木山「また何かあったら来るといいよ。その時は歓迎するよ」

垣根「ああ、そうさせてもらうよ」

心理定規「お邪魔しました」

絹旗「ではさようなら」

垣根「邪魔したな」

木山「ああ、また会おう」

木山「垣根帝督…一方通行…不思議な子たちだよ」

734: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:30.74 ID:FThWmmNu0
垣根「さて、俺達はこっちなんだが」

絹旗「私はこっちです」

垣根「そうかあばよ」

心理定規「また会いましょ」

絹旗「ええ、さようなら」

垣根「しかし…あの第一位の上に立つ…悪くねぇ」

心理定規「危険思想ね」

垣根「何言ってやがる」

心理定規「さっきは実行しないとは言ってたけど…貴方ならやりかねないわ」

垣根「だからしないっての」

心理定規「本当かしら…あら?」

垣根「噂をすればなんとやらだな」

一方通行「垣根じゃねェか」

垣根「よう一方通行なにしてんだ?」

一方通行「散歩…かなァ」

垣根「平和な奴だな」

一方通行「お前も大概平和なヤツだよ」

垣根「ふん」

ヴーッヴーッヴーッ

垣根「ん?電話か?」

735: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:58.64 ID:FThWmmNu0
垣根「もしもし?」

『もっもしもし!?第二位さんですか!?』

垣根「ん?女?誰だ?」

『以前にファミレスで会った…』

垣根「ファミレス…!あああの店員か!」

『はい!そうです!そうなのです!』

垣根「一体どうしたんだい?」

『助けてほしいのです!今スキルアウトたちに追われていて…!』

垣根「場所、どこだか分かるか?」

『第七学区の裏路地です…すみませんが詳しい場所までは…』

垣根「いやそれで十分だ。待ってろ、助けに行く」

『お願いします!』

垣根「一方通行、少し手伝え」

一方通行「どうしたァ?」

垣根「ゴミ掃除だ」

心理定規「ちょ、ちょっと!私はどうしたらいいの!?」

垣根「すまねぇが先に戻っててくれ。捕まれ一方通行、事情は道中話す」

一方通行「はィはィ」

垣根「行くぞ…!」ブワッ

心理定規「ちょっと!おーい!」

736: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:35:24.72 ID:FThWmmNu0
一方通行「ンで?一体なンだァ?」

垣根「知り合いがスキルアウトに追われてる」

一方通行「知り合いだとォ?」

垣根「ああ」

一方通行「ンで?どうしろと?」

垣根「探すの手伝ってくれ。場所は路地裏らしい、上空から探せばでなんとかなるだろ?」

一方通行「見つけた」

垣根「早いな。どこだ?」

一方通行「アソコだ」

垣根「ん…わかりやすいな。随分と開けた場所に居る」

一方通行「先行ってるぞ」ゴオッ

垣根「あ、おい!」ビュン

一方通行「女一人相手に複数か…」

垣根「上等手段だな…いただけねぇな」

一方通行「いくら払っても湧き出て来やがる。全部浜面みてぇなヤツなら楽なんだがなァ」

浜面「それも面倒臭そうだな」

737: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:36:55.96 ID:FThWmmNu0
垣根「クソムカつく野郎だ…頭にはっきりとアイツが浮かんだぜ…」

一方通行「ン?」


ドガァン!!

「なっなんだ!?」

「空から降ってきたのか?能力者か?」

一方通行「言っても無駄だなァ」

垣根「おい、大丈夫か君」

「あっ、来てくれたのね!ありがとうございます…えっと…」

垣根「垣根って呼んでくれ。君は?」

春上「春上衿衣って言うの」

垣根「春上ちゃんか…よし待ってろよ。すぐに片付ける」

春上「はっはい」

「なんだオマエらはよぉ」

垣根「うるせぇ」ゴバッ

「いぎっ」

一方通行「それ最後の一人だ」

垣根「えっ」

一方通行「ご苦労さン垣根くン」

垣根「…」

738: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:37:21.92 ID:FThWmmNu0
春上「どうもありがとうなの!」

垣根「いや、どうってことねぇよ。それよりどうして追われてたんだ?」

春上「私の能力、精神感応って言うのね。自分の思考を相手に伝える能力なんだけど…気を抜いたらスキルアウトに考えが伝わって…」

垣根「なるほどね」

春上「と、とにかく助かったの、ありがとうなのね」

垣根「そいつは何よりだ。じゃあまた何かあったら連絡くれよ」

垣根「行くぞ一方通行」

一方通行「ン…」

垣根「そういや買い物してくか」

一方通行「俺は付き合わねェぞ」

垣根「連れない奴だな」

一方通行「まさに帰る途中だったンだよ」

垣根「そうか…」

春上「まさか木山先生のところに行く途中にトラブルに遭うとは思わなかったのね…」

春上「でも助かったのね。第二位さんが助けてくれるなんて…」

739: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:37:47.17 ID:FThWmmNu0
一方通行「帰ったぞコラァ!」

絹旗「お帰りなさい一方通行!」

一方通行「ン?随分と元気がイイなァ、なンかあったのかァ?」

絹旗「ふふ、超秘密です!」

一方通行「そォかい」

絹旗「それより一方通行!」

一方通行「あァ?」

絹旗「今度映画を超見に行きましょう。前みたいに」

一方通行「別に構わねェけど?」

絹旗「ありがとうございます!じゃあまた日程とか話合いましょう!」

一方通行「おォ」

一方通行「今日の夕飯は淡希かァ?黄泉川かァ?」

一方通行「どっちでもイイが、飯の準備してくれェ。今日はなンか腹が減ってしかたがねェ」


絹旗「一方通行…今日はとても貴重な体験をしました…。私一人だけの思い出として閉まっておきましょう…」

...................................

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..................

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......

...

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748: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:40:05.39 ID:GEMuLIIA0
『所詮第一位でさえも人の子だったってことか』

「何が言いてェ」

『やっぱりお前、俺と同じだよ。完璧にはなれねぇ。全部を守ろうなんざやっぱり無理なんだよ一方通行。精一杯手を広げてもこぼれ落ちちまう』

「…」

『現にお前がこうしてる間に何人が俺の手によって死んだ?』

「うるせェ!それ以上口を開くンじゃねェ!!」

『あれほど守るとぬかしてた第三位のクローンも傷付いて倒れてる。お前の保護者だって仲間だって…んで最愛の妻でさえもだ…』

『みんな死んでるぜ?一方通行』

「垣根ェ…!」

『そら、お前…もう死ぬぜ?』

「オマエ、一体なンで…」

『越えさせてもらう、第一位』

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749: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:41:02.11 ID:GEMuLIIA0
一方通行「クソォオオ!」ガバッ

一方通行「ハァ…ハァ…」

一方通行(夢?…なンつー夢だ…)

一方通行「…淡希?」ガチャ

一方通行「居ねェのか?…他の連中は…」

一方通行「誰でもイイ、番外個体、黒夜、誰も居ねェのかァ?」

一方通行(ずいぶン静かに感じやがる…気が動転してる証拠だ…)

一方通行(落ち着け…深呼吸しろ…冷静になりやがれ…!)

一方通行「ハッ…柄にもねェ。俺はどうしちまったンだ。いつも通りだ、いつも通りでイイ」

一方通行「居ないンだったら連絡すればイイじゃねェか…とりあえず電話だァ…」piriririri

一方通行「…出てくれたかァ…今起きたトコだァ…ああ…淡希、お前以外にも居ンのか?…そォか、そりゃよかった…」

750: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:41:46.59 ID:GEMuLIIA0
土御門「魔術だと?」

ステイル「ああ、それもなかなか厄介なやつだね」

土御門「一体どんな魔術だ?」

ステイル「うーん、そうだね…」

神裂「簡単に言えば人を攻撃的にするような魔術です」

ステイル「と言うよりはね…なんというか野心的な部分を強めるような魔術なんだよね」

土御門「それにはどれほど意味があるんだ?」

ステイル「我を強くする、という意味かな」

土御門「?」

神裂「要はその人の持つ隠れている本来の…なんて言ったらいいんでしょうか…とにかくより野心家になるんです」

ステイル「つまりは望みのためにえらく行動的になるということだよ」

土御門「言ってることがバラバラでよく分からないぞ?」

ステイル「だから攻撃的になるような魔術なんだよ」

神裂「すみません、なんて言ったらいいかよくわからないんです」

土御門「つまり、内なる野望を肥大化させるということだろう?」

ステイル「それでいいかな」

751: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:42:37.85 ID:GEMuLIIA0
土御門「それで?その魔術が?」

ステイル「その魔術を扱える人物が学園都市に侵入した」

土御門「…」

神裂「目的は良く分かってませんが何もしない、というわけではないでしょうね」

ステイル「魔術を使ってくれれば探知用の術式で一発で居所が分かるんだけどね」

土御門「被害の予想は?」

ステイル「その魔術自体は一人にしかかけられないよ。同時に複数人は無理だからね」

土御門「最低一人の被害者か…範囲内の対象全てとかでなくてよかったな」

神裂「そうですね、もしそうだったら大変なことになってました」

ステイル「みんながみんな、野望を叶えたい一心で行動するからね。街にも被害が出たろうね」

土御門「どうやって探し出せばいい」

ステイル「探知術式にかかるのを待つしかないね」

土御門「被害者を出すつもりか?」

ステイル「上条当麻を呼んでおきたまえ、右手で触らせれば解決だよ」

土御門「仕方ない、上やんにも協力してもらおう」

752: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:43:11.25 ID:GEMuLIIA0
とあるゲーセン


垣根「よし!よし!…行ける、行けるぞ」

心理定規「…」

御坂「いい感じよー」

垣根「…がぁああああ!また落ちやがった!」

御坂「ちょっと!なにしてるのよ!」

垣根「仕方ねぇだろうが!取れないようになってんじゃねぇのか?コレ」

御坂「そんなはず無いわよ!前に取ってるのを見たもの!」

垣根「…たかがカエルの置き時計だ、自分で取れ」

御坂「あんたが楽勝だって言うから頼んだんじゃないの!」

垣根「…」

心理定規「第一こんなもの取ってどうするのよ」

御坂「かっ…飾るのよ」

垣根「はぁ…もう何回かやってみるか…」

御坂「そうよ!第二位がクレーンゲームに敗北なんてありえないわ!」

753: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:43:40.98 ID:GEMuLIIA0
垣根(能力使ってなんとかなんねぇかな…なんねぇよな、うん)

心理定規「たかがクレーンゲームでしょ?さっさと終わらせてね」

垣根「やってやるよ」チャリン

垣根(角度や力の入り具合、全部計算してやれば今度こそ…)

御坂「今度こそ頼むわよ!」

垣根「……」

御坂「もうちょい後ろじゃない?」

垣根「いや、ここでいい…」

御坂「よし!ちゃんと掴んだわね?よーし」

垣根「騒ぐな、ここまではいつも通りじゃねぇか。この後の急停止で落ちなきゃ…」

御坂「…」

心理定規「行けそうじゃない?」

垣根「おっ?おっ?おっ!」ガコン

御坂「やったー!」ギュッ

垣根「おい!抱きつくんじゃねぇ!」

心理定規「ちょっとぉー!」

754: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:44:12.15 ID:GEMuLIIA0
御坂「はっ!なに引っ付いてんのよ!」グイッ

垣根「んだと?このクソ女、自分からくっ付いてきたくせに…」

御坂「いやーでもよかったわ、ありがとね。ありがたくちょうだいするわ」

垣根「えっ?お前にあげるなんて一言も言ってないんだが」

御坂「なによ、欲しいって言ってるんだから素直によこしなさいよ」

垣根「ちっ…好きにしろ」

心理定規「ねぇ」

垣根「あ?」

心理定規「私アレが欲しいわ」

垣根「ん…?マ、超機動少女カナミン…?んだこりゃ??」

心理定規「アニメのキャラクターよ、このストラップが欲しいわ。取ってちょうだい」

垣根「こんなんでいいのか?」

心理定規「ええ」

垣根「まあお前がいいなら…」チャリン

心理定規「がんばってね」

755: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:44:39.94 ID:GEMuLIIA0
垣根「…よしっ!」ガコン

心理定規「おめでとう」

垣根「今度は一発で取れたな、ほら」

心理定規「ありがとう、大切にするわ」

垣根「そうしてくれ」

御坂「ん?」

垣根「どうかしたか?」

御坂「当麻?」

垣根「は?」

御坂「外に見えたのよ」

垣根「はぁ?」

心理定規「行ってみれば?」

御坂「そうね」タッ

垣根「俺達も付いてくか」

心理定規「そうしましょ」

756: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:45:12.66 ID:GEMuLIIA0
御坂「当麻ー!」

上条「んん?美琴じゃないか」

垣根「ホントに上条とはな」

上条「垣根に心理定規さんまで…」

御坂「こんなトコで何やってんのよ」

上条「んーちょっと友達に呼ばれてな。今から遊びに行く所なんだ」

御坂「ふーん」

上条「もういいか?ちょっと急いでるんだ」

御坂「そう?呼び止めてゴメンね」

上条「いや、いいさ。それじゃまたな」

御坂「うん」

垣根「忙しい野郎だな」

心理定規「貴方と違ってね」

垣根「それもそうだな」

御坂「なんか様子がおかしかったわね」

垣根「ただ単に急いでただけだろ?信用してやれよ」

御坂「うーん」

757: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:46:10.12 ID:GEMuLIIA0
数十分前

上条「もしもし?」

『上やんか?』

上条「土御門?どうした?なんか用か?」

『用があるから電話したんだけどにゃー』

上条「そりゃそうか…んで?何の用事だ?」

『率直に言う、上やん。学園都市に魔術師が侵入した』

上条「え?なんだって?魔術師だと…?それってインデックスが居ないことと関係あるのか?」

『インデックス?ちょっと待っててくれ…』

『ステイル、インデックスは?』

『安全のためにイギリスに帰したよ?言ってなかったかな?』

『そうか、上やん?今インデックスはイギリスに居るみたいだぞ』

上条「そうなのか?神裂と一緒に出掛けるって言っていたんだけどな…」

『うーん、神裂…説明しなかったのかい?』

『インデックスがする必要無いと言ったので…』

上条「…まあいい、それで?どうしたらいい?」

『話が早くて助かるぜい。今から指示する場所に来てくれ』

上条「オッケー」

758: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:46:57.88 ID:GEMuLIIA0
上条「それで来たはいいが…教会?」

上条「…本当に居るんだろうな?お邪魔しまーす…」ギィ

ステイル「来たか上条当麻」

上条「ステイル…」

神裂「こんにちは」

上条「と神裂か…土御門は…」

ステイル「ちゃんと居るよ」

上条「土御門」

土御門「来てくれたか」

上条「ああ、魔術師が侵入したとなればな」

土御門「それでこそ上やんだ。こっちに来い、詳しく話そう」

上条「おう」

.........................................

ステイル「さて、理解できたかな?」

上条「大体はな」

土御門「今回の事件は…不本意だが被害が出てから捕まえる作戦にする」

上条「被害が出てからだと?」

ステイル「言い換えるなら術式を使った瞬間だね。そうしないと見つけることが出来ないんだ」

神裂「被害を出したくない気持ちは分かります。ですが今回ばかりはどうしようもないんです」

759: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:47:44.92 ID:GEMuLIIA0
上条「その魔術師が術を使う前に捕まえることは出来ないのか?」

ステイル「出来ないことは無いよ?」

上条「どうやってだ?」

ステイル「多分、姿を晦ます術式を使っているだろうからね。つまりは透明人間ってことさ」

土御門「上やんが右手を振り回しながら街中を歩けばその内右手が当たって術が解けて姿を現すだろうな」

上条「…」

神裂「とりあえずここに居ても解決にはなりません。外に出ましょう」

上条「ていうかさ…この教会って…」

土御門「ああ、一方通行の結婚式場だ」

上条「そうか…」

ステイル「時に上条当麻。君は侵入者の目的をなんだと考える?」

上条「は?うーん…そうだな…ヴェントみたいに科学に何か恨みでも持っているんじゃないか?」

ステイル「要領を得ないね。その線は低そうだ」

上条「それじゃなかったら…術式の実験…とかかな」

土御門「有り得ない話じゃないな」

神裂「習得したばかりの魔術の練習ですか…」

ステイル「君にしてはいい考えだね」

上条「ありがとよ」

760: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:48:34.35 ID:GEMuLIIA0
上条「その侵入してきた魔術師の所属ってどこなんだ?」

ステイル「イギリスサイドの人間ってことしか分からないんだよね」

上条「そこまで分かるんなら名前とか分かるんじゃないか?」

神裂「情けない話なのですが何も分からないんです」

上条「そうか…」

ステイル「そもそも「そこまで」って言うほどの情報じゃない」

土御門「まあ捕まえればはっきりするんだ。今気にしても仕方ないだろ」

ステイル「土御門の言うとおりだ。今は目の前の事に集中すべきだよ」

上条「…ああ」

土御門「しかし、野望を叶えさせるような魔術ってどれくらいの意味があるのやら…」

神裂「もしかしたらそれを利用して商売でもするのかもしれません」

上条「商売?」

ステイル「その術式を使えば野望のために行動的になるんだ」

ステイル「適当な言葉を並べてカウンセリングをうたってやれば皆カウンセリングの効果だと思い込む」

上条「なんか小さいな」

ステイル「魔術を使うだけでお金になるんだ。自身の欲望に貪欲になるんならそう行動するだろうね」

761: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:49:19.08 ID:GEMuLIIA0
垣根「相変わらず平和だな」

心理定規「私達が知らないだけで色々な事が起きてるかもしれないわよ」

御坂「そうよ?裏で何が起きてるか分かったもんじゃないのよ?」

垣根「はぁ…まったく」

御坂「何よそのため息は」

垣根「俺が平和だって言ってるんだからそうね、とか言ってもいいんじゃないのか?」

心理定規「そうね」

垣根「…」

御坂「ていうかしばらくこっちの方に来てなかったけど…」

心理定規「美琴も思う?」

御坂「うん」

垣根「なんだ?」

心理定規「占いよ、増えたと思わない?」

垣根「占い師か…確かに、言われてみれば増えたな」

762: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/28(土) 22:49:52.67 ID:GEMuLIIA0
結標「さて、あらかた買い物も終わったかしら」

黒夜「家具が見てぇんだけどよぉ」

絹旗「家具ですか?そういえば黒夜、前のデパートはどうしました?」

黒夜「辞めた」

絹旗「そうですか」

芳川「家具だったらいいお店、知ってるわよ」

黒夜「じゃあそこに行こうぜ」

番外個体「ミサカお腹空いたなー」

打ち止め「ミサカも腹ペコ!ってミサカはミサカは暗にファミレスの入店を促してみたり!」

黒夜「家具見てからな」

芳川「最初にご飯でもいいのよ?どうせ道中にあるしね」

絹旗「そうしませんか?黒夜」

黒夜「…まあいいか」

結標「決まりね。最初にご飯よ」

打ち止め「やったー!ってミサカはミサカは嬉しさを体で表現してみたり」

「ちょっとお嬢さんたち」

結標「?」

763: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:50:21.38 ID:GEMuLIIA0
芳川「なにかしら」

黒夜「あんたお嬢さんって年でもねぇだろ」

芳川「うるさいわね」

結標「何の用?ナンパなら間に合ってるわよ?」

「いいえ、ナンパなんかじゃありませんよ」

絹旗「ではなんでしょうか?」

番外個体「占いかなんかじゃない?それっぽい格好してるし」

「占いですか…まあ似てますが少し違いますね」

黒夜「んで?なんだよオッサン」

「君たちは何か野望とかありますか?内に秘めているがどうしても行動に表せない。そんな野望が」

打ち止め「野望?ミサカの野望はねーむぐっ」

芳川「打ち止め、少し黙っててちょうだいな」

番外個体「ミサカには最初、第一位を殺害するって野望があったけど今は…違うかな」

黒夜「もし野望ってのがあったら?」

764: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:51:03.52 ID:GEMuLIIA0
「そうですね。行動出来るように一押しして差し上げましょうか?」

芳川「私は結婚して玉の輿狙いたいわ」

「それも一種の野望です。それもいいでしょう」

絹旗「野望と超急に言われても…」

結標「…」

「何か大きい野望、ありませんか?例えば誰かを思いっきり見返してやりたいとか」

絹旗「…私。そういうのあるかもしれません…」

「お手伝い、しましょうか?」スッ

結標「!お話はそこまで、野望なんて野心と一緒よ?身分不相応だから野望なの」

結標「後押しなんてあっても叶いっこないわ」

「そうでしょうか?」

結標「そうに決まってるわ。さよなら、多分二度と会うことは無いわ」ヒュン

「!全員消えた?これが能力者か…」

「チッ、面白く無い」

765: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:51:54.71 ID:GEMuLIIA0
絹旗「どうして能力で移動を?」

結標「なにか嫌な感じがしたわ。それこそ暗部に近いような何かをね」

芳川「一体なんだったのかしら」

黒夜「絹旗に手伸ばしてたよな?なにかする気だったのか?」

番外個体「今思うと怪しさ満点だったね」

打ち止め「ミサカも野望、叶えたかったなーってミサカはミサカは残念がってみたり…」

黒夜「打ち止めの野望ってなんだぁ?」

打ち止め「それはお菓子をたくさんね…」

絹旗「もしかして本当に暗部絡みだったんでしょうか?」

結標「分からないわ、けど少しは警戒した方がいいかもね」

芳川「とりあえずご飯食べましょ。結標がファミレスの前に飛ばしてくれたことだし」

番外個体「そうだね」

打ち止め「六名様ごあんなーい!ってミサカはミサカは元気に宣言してみせる!」

766: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/28(土) 22:52:20.93 ID:GEMuLIIA0
ステイル「今かすかに反応があったね」

土御門「どれくらいの反応だ?」

ステイル「本当にかすかだよ?術を使用しようとした直前って感じだ」

上条「場所は?」

ステイル「神裂」

神裂「あちらの方です」

土御門「最近占い師の溜まり場になってるところか」

上条「そういや姫神から聴いたことあるな…最近占い師が増えて来たってな」

ステイル「とりあえず行ってみようか」

土御門「そうだな」

上条「術式を使う寸前ってことは誰かと接触したってことなのか?」

ステイル「多分ね」

神裂「念のため、急ぎましょう」

土御門「ああ」

767: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:53:08.07 ID:GEMuLIIA0
「あんたには死相が出てる」

垣根「…」

心理定規「ぷぷ…」

御坂「ちょっと…笑っちゃダメよ…くくっ」

垣根「何を根拠に…」

「占いとはそういうものだ…受け入れたまえよ」

垣根「けっ、次行こうぜ次」

心理定規「ちょっと、置いてかないでよ」

御坂「ちょっと待ってよ!」

垣根「ふざけた野郎だ、顔見て速攻死相だと?ナメてやがるな…」

心理定規「一回死んでるんだし案外当たってるのかもよ」

垣根「当たってたまるか、あんな占い」

「ちょっとお兄さん」

垣根「あ?」

「あんただよ。長身のお兄さん」

垣根「んだテメェは」

768: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:53:52.82 ID:GEMuLIIA0
上条「うお、本当に占い師ばっかだな」

土御門「一種の占い街になってるにゃー」

ステイル「占いねぇ」

神裂「私は占いを受けてもいつも同じことしか言われません」

上条「何て言われるんだ?」

神裂「なにをやっても上手くいく、としか…」

土御門「なるほどにゃー」

ステイル「当然だろうね」

上条「そりゃ残念だな」

神裂「はい」

上条「ん?あれは…」

土御門「どうした?上やん」

上条「あれ、垣根じゃないか?遠くに見える、ほら」

土御門「…確かに、あれは垣根帝督だな。何してるんだ?」

769: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:54:54.19 ID:GEMuLIIA0
「何か野望、あるでしょ?一目見てわかったよ」

垣根「野望か、確かにあるな」

「どんな野望だい?」

垣根「…いつしか第一位を越えるっていうな」

心理定規「ちょっと、何言ってるのよ」

垣根「どうせ叶いっこねぇよ。言って困るもんでもねぇからな」

「手伝ってやろうか?」

垣根「お前が手伝ったら第一位を倒せんのか?そいつは面白ぇな。だったら是非とも手伝って欲しいもんだな」

「オッケー。手伝ってやるよ」スッ

垣根「ん?なんだ?手ぇ伸ばしたりして」

「おまじない、みたいなもんだよ。頭に少し触るよ?」

垣根「へぇ、そうかい」

「ふふ…」

垣根「なんか変な感じだな…」

御坂「大丈夫なのかしら?」

心理定規「…」

770: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:55:23.21 ID:GEMuLIIA0
神裂「!」

ステイル「神裂」

神裂「すぐ近くです」

上条「なんだ?どうした?」

ステイル「術式に引っかかった。すぐ近くで反応だよ」

土御門「……あそこか…」

上条「垣根の方か?」

神裂「あの長身の少年の所ですか?」

土御門「多分そうだ。先に行ってくれ神裂」

神裂「はい!」ビュン

ステイル「案外早く見つかったね。後は右手で触れば全部解決だよ。あの少年知り合いなんだろ?楽で助かったよ」

土御門「ああ、その通りだ。早期に発見出来てラッキーだ」

上条「俺たちも急ごうぜ」

771: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:56:14.68 ID:GEMuLIIA0
「どうですか?」

垣根「…」

「まぁ実感が湧くまで少し時間がかかると思いますが…ぎっ!?」ドカッ

神裂「捕まえましたよ」

「必要悪の教会…!」

御坂「え、一体何?」

心理定規「何事かしら…」

上条「おーい、大丈夫かー?」

御坂「当麻?」

ステイル「うん、しっかりと捕まえられたね」

土御門「垣根、体に何か異変は無いか?」

垣根「…一体どういうことだ?」

土御門「色々面倒なことがあってな」

御坂「ねぇ、どういうこと?」

上条「あとで説明してやるよ」

772: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:57:09.49 ID:GEMuLIIA0
「一足遅かったな…もう術式は発動している!」

ステイル「無駄だよ、ここにあらゆる異能を打ち消す右手が存在している。いくら魔術だろうとすぐに消してみせるよ」

「幻想殺し…!」

土御門「なぜ学園都市に侵入したんだ」

「…」

土御門「言え、黙っていてもいいことは無いぞ」

「…単純に人が多かったからだ」

土御門「目的はなんだ?」

「人間観察…それだけだ」

神裂「なるほど、野望を叶えるための動向を観察したかったということですか…」

「察しがいいな。その通りだ」

土御門「ふん、まあ無駄足だったな。願い叶わないぞ」

「クソ…」

773: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:58:13.12 ID:GEMuLIIA0
「おいアンタ」

垣根「あ?」

「野望、叶えたいという強い気持ちが湧かないか?」

垣根「…いや、湧かねぇな」

「バカな…失敗したのか?」

土御門「垣根、本当に大丈夫か?」

垣根「日頃、未元物質の薄い膜を張ってるからな。何をしようとしたのかは知らねぇが防御したんだろ」

「マジかよ…失敗かよ…」

ステイル「じゃあイギリスに戻ってからじっくりと話を聴かせてもらおうかな」

上条「実質被害0か?」

土御門「みたいだな。右手はいらないようだぜい?」

上条「そりゃ良かった」

神裂「では土御門、私達は急ぎますのでこれで…」

土御門「ああ、わざわざありがとうな」

神裂「いえ、ではさようなら」

上条「ああ、じゃあな」

774: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:58:49.19 ID:GEMuLIIA0
土御門「じゃあ俺も帰るかな、驚くほどスピード解決したしな」

上条「おう、じゃあな。またなんかあったら連絡くれよ」

土御門「ああ、なんかあったらまた頼むぜい」

御坂「ちょっと、ちゃんと説明しなさいよ」

上条「え?ああ、垣根も聴くか?」

垣根「いや、俺はいい。俺も帰るとするわ」

心理定規「私は…もう少し街を歩いていてもいいかしら?」

垣根「ああ、気をつけてな」

上条「じゃあな垣根」

垣根「ああ、またな」

御坂「で?どういうことなのよ」

上条「実はですね…」

心理定規「じゃあ私も行くわ。じゃあねお二人さん」

上条「ん?おう、じゃあな」

御坂「また会いましょ心理定規」

775: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:59:33.50 ID:GEMuLIIA0
垣根(さっきの野郎に触られてから変な気分だな…)

垣根「この感じ、あの時一方通行と戦った時みてぇだ…」

垣根「さっきはなんともねぇとは言ったが…絶対何かされたな…」

垣根「どんな能力かは分からねぇが感謝はしてやる」

心理定規「帝督!」

垣根「ん?心理定規か?適当にぶらついてくるんじゃなかったのか?」

心理定規「やっば止めにしたわ。なんともないみたいだけどやっぱり心配だもの」

垣根「そうか」

心理定規「ほら、帰りましょ?それともどこか寄るとこでもあるの?」

垣根「晩飯の材料、買いに行かないとな」

心理定規「んじゃ寄っていきましょ」

垣根「おう」

776: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:00:32.93 ID:GEMuLIIA0
黄泉川「ただいまじゃん」

一方通行「ン…帰って来たか」

黄泉川「一方通行だけじゃんか?」

一方通行「他の連中は買い物に行ったらしィ」

黄泉川「そういえば桔梗が皆して買い物に行きたいって言ってたじゃんよ」

一方通行「ったく…出掛けンなら出掛けるで一声かけてってほしいもんだなァ」

黄泉川「心配じゃんか?」

一方通行「…少し…嫌な夢を見た」

黄泉川「どんな夢じゃん?」

一方通行「全部失う夢だ、俺のせいでなァ」

黄泉川「なるほど。それでいつも以上に元気が無いんじゃんか」

一方通行「そォ見えるかァ?」

黄泉川「ああ」

一方通行「…」

777: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:01:14.01 ID:GEMuLIIA0
ガチャ

芳川「ただいま」

黄泉川「随分と遅かったじゃんか」

芳川「ごめんなさいね愛穂」

一方通行「なにしてたンだァ?」

芳川「適当に買い物して、それでいざ帰ろうとしたら絹旗の知り合いに会ってね」

一方通行「知り合いだとォ?」

芳川「ええ、麦野とか言ったかしら」

一方通行「ンで?背中に打ち止め背負ってるのとどォいう関係が?」

番外個体「だから、一緒に夕飯食べて来て、それで麦野達がまだファミレスに居るって言うから…」

芳川「要は他の皆はまだファミレスよ。多分今日は帰ってこないんじゃないかしら」

番外個体「ミサカと上位個体は調整あるから帰って来たけどね」

黄泉川「なんだ…夕飯食べてきたじゃんか…」

芳川「事前に連絡するべきだったわね。ごめんなさい」

黄泉川「いや、別にいいじゃんよ。んじゃ一方通行と二人だけでもご飯にするじゃん」

一方通行「…」

黄泉川「心配じゃんか?」

一方通行「いや、大丈夫だ」

芳川「打ち止め、部屋に置いて来るわね」

778: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:01:52.29 ID:GEMuLIIA0
垣根「ふぅ…ごちそうさん」

心理定規「ええ」

垣根「…」

心理定規「どうしたの?」

垣根「んー…少し出掛けてくる」

心理定規「いつ頃帰ってくるの?」

垣根「そうだな…とりあえずすぐには帰るつもりはねぇな」

心理定規「そう、なんでもいいけど浮気だけはしないでよね」

垣根「ああ」

心理定規「それと危ないこともね」

垣根「分かってるよ」

心理定規「近頃何かと物騒だから」

垣根「そうか?まああんまし心配するなよ、大丈夫だから」

心理定規「そうね、信じてる」

垣根「お前こそホテルとかに行くんじゃねぇぞ」

心理定規「失礼ね、もう行かないわよ」

垣根「んじゃ行って来る」

心理定規「ええ、行ってらっしゃい」

779: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:02:30.75 ID:GEMuLIIA0
麦野「ふあ…」

結標「あくび?」

麦野「…ああ」

絹旗「超珍しいですね。まだそんなに遅くないのに」

フレンダ「何か嫌なことの前兆だったりして」

黒夜「普段と違う事が起きたからか?」

麦野「普段と違う事ね…?」

フレンダ「滝壺と浜面が居ないってこと」

麦野「他には?」

フレンダ「珍しく街中で人に話しかけられた」

麦野「次」

フレンダ「珍しく自分でドリンクバーに行った」

麦野「つーぎ」

フレンダ「うーん…」

麦野「あんまし変わりないわね」

結標「変わったことね…」

麦野「何かあるの?」

780: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:03:05.70 ID:GEMuLIIA0
絹旗「そういえば昼間、私達も超話しかけられましたよ」

麦野「超?」

絹旗「いえ、超一人ですが」

麦野「なんだ…」

黒夜「占い師風というか、なんか変な奴にな」

結標「野望がどうとか言ってたわね」

フレンダ「それって…」

麦野「私達も似たような奴に話しかけられたわ」

結標「それで?」

麦野「スルーしようと思ったけど浜面が興味を持ってね」

絹旗「超浜面らしいですね」

麦野「仕方ないから無理やり引き剥がしたんだけどね」

黒夜「ふーん」

絹旗「そういえば二人して一体なんの用事で抜けたんでしょうか?」

麦野「知らない。デートかなんかじゃないの?」

結標「元気ね」

781: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:03:59.16 ID:GEMuLIIA0
麦野「結標も旦那ほったらかしにしてていいの?」

結標「そんなに私に依存してるわけでもないし…大丈夫じゃない?」

麦野「ふーん」

結標「そうだ、一方通行といえば」

麦野「あ?」

結標「変わった話?になるのかしら?同じく昼間の話なんだけどね」

フレンダ「なになに?」

結標「一方通行から珍しく電話が来たのよ」

麦野「それだけ?」

結標「まさか。電話口にだけどね…珍しく焦ってたのよ。柄にもなく」

麦野「電話の内容は?」

結標「お前以外にも誰か今一緒に居るのか?って」

麦野「はぁ?んだそりゃ」

フレンダ「意味分からないわね」

782: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:05:33.73 ID:GEMuLIIA0
麦野「何か言ってから出てきたの?」

結標「いえ?まだ寝てたしね」

麦野「起きてみたら誰も居ねぇからビビッて連絡寄こしたんじゃねぇか?」

フレンダ「あはっ、もしそうだったら可愛いじゃない」

結標「本当にそうならいいんだけどね」

黒夜「兄ちゃんが寂しくて電話…」

絹旗「超想像出来ませんね」

麦野「確かに変わった事かもねー」

フレンダ「ていうか今日ってやけに人少ない?」

麦野「ん?」キョロキョロ

結標「今日は休日よね…」

麦野「…にしては人の出入りが確かに少ねぇな」

黒夜「別にいいんじゃねぇの?たまにあるだろ」

絹旗「はてさてたまに、で超片付けていいんでしょうか?」

黒夜「気にしすぎなんだよ」

783: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:06:16.18 ID:GEMuLIIA0
黒夜「毎日適当に過ごしてりゃ変わったことぐらいしょっちゅうあるだろ」

フレンダ「そうそう、いくらなんでも神経質になりすぎって訳よ」

麦野「元はと言えばあんたのせいよ?フレンダ」

フレンダ「ありゃ?そうだっけ?」

麦野「都合のいい脳みそしてるわね」

結標「どうする?」

麦野「なにが?」

結標「場所移動する?行きつけの場所、あるんでしょ?」

麦野「うーん…そうねここだと長い間居座れないし、移動しましょうか」

黒夜「了解でーす」

麦野「先出てていいわ、ここは私が払うから」

フレンダ「ラッキー、ごちそうさまでーす!」

絹旗「じゃあお願いしますね」

結標「悪いわね」

麦野「いいわよ、これくらい」

結標「じゃあ外で待ってるわ」

麦野「うん」

784: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:06:50.40 ID:GEMuLIIA0
結標「今日はやけに星が綺麗に見えるわね」

絹旗「何か不安を超覚えるほどですね」

黒夜「またそれかぁ?だから考えすぎだっての」

フレンダ「もう忘れて気持ち入れ替えないと、ほら」

「捜した、捜した、捜したよん」

絹旗「!?」

フレンダ「かっ…垣根??」

垣根「よう、お嬢さん方。一方通行は一緒じゃねぇのか?」

結標「残念だけど今は一方通行と一緒じゃないわよ?」

垣根「へぇ、そうか…んじゃ打ち止めちゃんとワーストはどうした?」

絹旗「?一緒に居ませんよ?二人とも超先に帰りました」

垣根「へぇ、そうか」

黒夜「一体何の用事だよ」

垣根「なあ、お前らって一方通行に大切にされてるか?」

絹旗「はぁ?」

垣根「どうなんだ?」

785: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:07:24.56 ID:GEMuLIIA0
絹旗「結標さんは言わずもながらですね。私と黒夜はどうでしょうか…」

結標「一方通行は影では心配してるわよ?五月計画とやら、自分のせいだとも思ってるみたいよ」

黒夜「別に兄ちゃんが悪ぃってわけでもないのにな」

フレンダ「それって大切にされてるんじゃないの?」

絹旗「そうでしょうか?」

結標「絶対にそうよ」

垣根「…」

結標「?どうしたのかしら…具合でも悪いの?」

垣根「いや」

フレンダ「お腹でも痛いの?」

黒夜「下痢なんじゃねぇか?」

絹旗「まさか…まさかねぇ?」

垣根「安心しろ、そういうんじゃねぇ」

結標「じゃあ一体…」

垣根「これから起きることに…動悸するだけだ…!」ゴバッ

結標「!」

786: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:07:57.68 ID:GEMuLIIA0
結標「痛ッ…!」

フレンダ「うわっ!?」

黒夜「はぁ?一体なんのつもりだよ!」

絹旗「ちょっと!大丈夫ですか!?結標さん!」

結標「少しすっ飛んだだけよ…!」

垣根「ふん、お前ら…少し俺と来てもらうぜ?」

黒夜「穏やかじゃねェな」

垣根「返事は?」

黒夜「イヤダ」ボンッ

垣根(掌からか…)

絹旗「ちょっと黒夜!?いきなり能力は…」

垣根「その通りだ、当たったらどうするつもりだ?」

黒夜「無傷だとォ?あの距離で打ち込ンだってのによォ」

フレンダ「あわわ…」

垣根「…フレンダ」ブオッ

フレンダ「えっ?」

結標「危ない!」ヒュン

787: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:08:48.96 ID:GEMuLIIA0
フレンダ「わっ」

垣根「座標移動…結標か…」

結標「あなた本当にどうかしたの?」

垣根「いや、いつも通りだ」バサッ

垣根「ただ、自分の本心に正直になっただけだ!」ブンッ

結標(翼によるなぎ払い…!)

垣根「そら、どうした?避けないと真っ二つになっちまうぞ?」

結標「言われなくても…!…??」

絹旗「結標…さんッ…!」ドンッ

垣根「おっと」ヒョイ

垣根「窒素装甲を纏っての強烈なタックルか…当たったら相当だったな」

黒夜「おィ、大丈夫か?」

結標「なにかしたわね?」

垣根「してないと言ったらウソになるな」

結標「…!」ギリ

垣根「座標移動、出来ないだろ」

788: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:09:14.90 ID:GEMuLIIA0
垣根「十一次元の法則を乱した」

結標「あなたにはそんなことが出来るの?」

垣根「俺の未元物質には…」

フレンダ「常識は通用しない、だったかしら?」

垣根(後ろに…!!)

フレンダ「少し頭冷やしたら?それこそ前みたいに入院でもしてね」

垣根「爆弾か」

フレンダ「正解って訳ね」

ドガァアン!

黒夜「煙でなンも見えねェンだけど…」

絹旗「フレンダー?」

結標「ダメ…勝てないわ」

黒夜「ありゃりゃ…」

絹旗「フレンダ!」

垣根「結構効いた。だがこの程度じゃ無理だな。これ以上チョコマカされても面倒だ」

垣根「フレンダにはここで退場してもらうか」

絹旗「させるもンですかッ…!」

垣根「遅ぇよ」ブンッ

789: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:09:56.10 ID:GEMuLIIA0
ズバッ!


垣根「!」バキィン

絹旗「麦野!」

麦野「ちょっと…誰が何してるのかと思えば…アンタ何やってんのよ…」

垣根「なにも」

麦野「テメェの足元で倒れてるフレンダは生きてんだろうな?」

垣根「俺の前に跪いて確かめてみりゃいい」

麦野「誰が」ジジジ

垣根「お前がだよ、麦野沈利」

麦野「お断りよ」ズバッ

絹旗「わ、私はどうしたら…」

麦野「結標の傍にいなさい。黒夜、アンタは動けるのよね?」

黒夜「ああ」

麦野「ちょっと協力しなさい」

黒夜「はいよ」

垣根「チッ」

790: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:10:27.54 ID:GEMuLIIA0
麦野「テメェ、ホントに垣根かぁ?」

垣根「正真正銘、本物の垣根帝督だ」

麦野「いきなりこんなことして、自殺願望でもあるのかしら?」

垣根「俺を[ピーーー]気で居るのか?」

麦野「あいにく、仲間意識ってもんを持っちゃったからね…!」

垣根「そうかい」

黒夜「余所見してンじゃねェぞ!」ボッ

垣根「さっきから…」

黒夜「ア?」

垣根「うざったいんだよ!」ドバッ

黒夜「痛っ…たァ…」

麦野「ちょっと、大丈夫なの?」

黒夜「なンとか…」

垣根「おい」ズイッ

麦野「あ?…!?」
..........................................
...................................
..............................
.........................
...................
..............
........
....
..
.

793: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:20:24.39 ID:GEMuLIIA0
翌日


黄泉川「じゃあ行って来るじゃん」

芳川「行ってらっしゃい」

番外個体「ふわぁーあ」

打ち止め「いってきまーす!ってミサカはミサカは元気に挨拶!」

芳川「愛穂、今日の帰りはどうなるのかしら?」

黄泉川「うーん、まだちょっとわからないじゃんよ」

芳川「そう」

黄泉川「とりあえずこの子達は病院には送っていくけど、迎えにはいけそうにないじゃん」

黄泉川「だから桔梗か一方通行だ迎えに行ってほしいじゃんよ」

芳川「分かったわ」

黄泉川「じゃ行ってきます」

芳川「気をつけてね」

芳川「さて、ニュースでも見ようかしら」カチッ

794: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:20:56.48 ID:GEMuLIIA0
『さて、昨夜に起きた能力者同士の戦闘による被害ですが…』

『驚くことにあれほどの規模だったにもかかわらず死者は出ていません』

『しかし戦闘を行ったと推測される能力者は重体で、今現在治療中とのことです』

『そして驚くことは被害だけではありません。事件終了間際まで、誰もこの事件に気が付かなかったということです』

『現場の状況を見て分かるとおりかなり大掛かりな戦闘が繰り広げられたように見えますが、実際に警備員が駆けつけたのは全てが終わった後でした』

『これについて警備員側は事件の早急な解明とともに犯人の意向を調査するとの事です』

『さて、次のニュースですが…』ブゥン


芳川「愛穂、大丈夫かしら?」

芳川「戦闘を行ったのは高位能力者だって噂があるのよね…何も起きなければいいのだけれど」

ガチャ

芳川「あら、おはよう一方通行」

一方通行「ガキ共はどォした」

芳川「愛穂と一緒に病院に行ったわ」

一方通行「黄泉川はまだ出る時間じゃねンじゃねェのか?」

芳川「何か事件が起きたみたいよ?それで早々に出て行ったの」

一方通行「そォか」

795: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:21:24.17 ID:GEMuLIIA0
『…とともに犯人の意向を調査するとの事です』ブツッ

上条「物騒だなー」

御坂「そうね」

上条「なんでナチュラルに家に居るんですか…」

御坂「なんでって言われてもね」

上条「…」

御坂「そんなことよりこの事件、気になるでしょ?」

上条「まあ…多少は…」

御坂「決まりね。早速行きましょ」

上条「へっ?どこに?」

御坂「風紀委員の詰所。つまりは黒子のとこよ」

上条「行ってなにするんだよ」

御坂「色々と話を聴くのよ」

上条「教えてくれますかねー?」

御坂「いつものことよ。きっと何か教えてくれるわ」

上条「…じゃあ行くか」

御坂「そうこなくっちゃ」

796: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:22:07.59 ID:GEMuLIIA0
一方通行「アイツらまだ帰ってこねェのかァ?」

芳川「前にも絹旗たちが出掛けたときはもっと遅かったから大丈夫よ」

一方通行「淡希はどォなンだァ?」

芳川「たまの息抜きじゃない?いつも家のことばかりだもの。誰も文句言わないわよ」

芳川「それで一方通行」

一方通行「ン?」

芳川「調整が終わったあたりに打ち止め達を迎えにいかなきゃならないんだけど…」

一方通行「今日は俺が行く」

芳川「珍しいわね、自発的だなんて」

一方通行「たまにはなァ」

芳川「ま、それならそれでいいわ。よろしくね」

一方通行「あァ」

芳川「じゃあ朝ごはんにしましょう、と言っても温めるだけだけどね」

一方通行「ン」

797: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:22:41.92 ID:GEMuLIIA0
風紀委員一七七支部


上条「なんか凄い忙しそうなんですけど…」

御坂「そうね」

初春「あ、ちょっとそこごめんなさーい」

御坂「ん、ごめん」

初春「よいしょ…っと」

御坂「ねえ、黒子」

白井「?なんでしょうかお姉さま」

上条「あれ?前は御坂先輩って呼ばれてるって言わなかったっけ?」

御坂「いつのまにか戻ってたわ」

白井「で、なんでしょうか?」

御坂「なんでこんなに慌しく動いてるの?」

白井「…そうですわね、初春!少し休憩ですの!」

初春「やっと休憩ですかー?」

白井「お話致しますわ、どうぞ?おかけになってくださいまし」

798: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:23:08.36 ID:GEMuLIIA0
御坂「で?」

白井「何から話せばよろしいんですの?」

御坂「んーまず何が起きたのか詳しく教えてくれない?」

白井「ニュースの通りですの」

上条「能力者同士の戦闘、だよな?」

初春「はい、それもかなりの高位能力者同士のです」

上条「レベルの高い能力者が暴れたからこんなに忙しくなったのか?」

白井「そうですわね、しいて言うなら…レベル5が被害にあったから、ですの」

御坂「は?レベル5が?」

初春「はい、病院に運ばれたのはレベル5だと聴いています。あと友人らしき碧眼の女子高生もです」

御坂「ちょ、ちょっと、その運ばれたレベル5って誰なのよ!?」

白井「学園都市第四位、能力原子崩しを有する麦野沈利。と聴いてますの」

御坂「ウ、ウソでしょ!?」

初春「ウソじゃないんですコレが」

上条「麦野??」

御坂「旅行の時に合わなかったの?なんかあんた達に助けられたって言ってたけど…」

上条「…!ああ、完全に思い出した!あの美人さんですね!」

御坂「…」

799: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:23:37.69 ID:GEMuLIIA0
上条「それで?それの何が大変なんだ?」

白井「…分かりませんの?」

御坂「レベル5が何者かに倒されたのよ?」

初春「麦野さんって人の能力なら詳細が上がってきています。本気を出せば御坂さんぐらい瞬殺出来るほどらしいです」

白井「つまり、それほどの人物が何者かに戦闘不能までに追い込まれたから大変なことになっているんですの!」

上条「わ、わかったから!そう怒らないでくれ!」

白井「まったく…」

御坂「それで?話とか聴けたの?」

初春「えっとですね、一緒に居た女子高生、フレンダさんって言うんですけど…お話は少し聴けたんですが…その…」

白井「全く要領を得られませんでしたの」

御坂「監視カメラとかは?」

初春「カメラは全壊、目撃者もおかしいことに0人だったんです」

白井「それに加えてレベル5の一人があの状態ですの…」

御坂「随分と不思議な事件ね」

初春「はい、不思議関連でまた垣根さんが絡んでるのかと思ったのですが…」

白井「ここまで明確に被害が出ているのは明らかに他の事件とは違います。」

白井「現場の状況、怪我の具合から考えて…明らかに殺意のあるものでしたの」

初春「この事から考えて絶対に垣根さんじゃないと思うんです。あの人とは何回も話しましたし、色々な部分も見て来ました」

初春「いたずらとかありましたけど、もう人を[ピーーー]気で能力を振るう垣根さんじゃないと確信しています」

800: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:24:04.70 ID:GEMuLIIA0
御坂「そうね、アイツはあまり好きじゃないけどそういうプライドは持っていたからね」

初春「はい」

上条「…垣根か…」

白井「ですので、そういう部分を含めての捜査になりますの」

御坂「そりゃ忙しいわけね」

初春「白井さん、そろそろ」

白井「もう時間ですの?」

初春「はい」

御坂「時間って?」

初春「さっきお話したフレンダさんにもう一度お話を聴きに行くんです」

御坂「…ねえ。一緒に行っても構わないかしら?」

白井「お姉さま。さっき言い忘れましたけどレベル5狩りということも含めて警備員共々捜査していますの。ですので出来ればお姉さまには…」

御坂「大丈夫よ。当麻も居るんだし、なんとかなるわよ」

白井「身の危険を感じたら私達を置いて逃げてくださいまし」

御坂「一人じゃ逃げないわよ」

上条「んじゃ、行こうぜ?そのフレンダって子の所によ」

801: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:24:31.63 ID:GEMuLIIA0
一方通行「いくらなンでも遅くねェか?」

芳川「確かにもう二時ね…」

一方通行「…」ガタッ

芳川「出掛けるの?」

一方通行「ああ」

芳川「結標達には私から連絡しとくわ、あなたは打ち止め達を迎えに行ってもらえるかしら?」

一方通行「…頼ンだ」

芳川「そう心配そうな顔しないでよ。なにも行方不明になったわけじゃないのに」

一方通行「ハッ、それもそォだな。ンじゃ行ってくるわァ」

芳川「行ってらっしゃい」

一方通行「おォ」

芳川「あ、ちょっと待って」

一方通行「なンだァ?」

芳川「くれぐれも気をつけてね。愛穂から夢の事聴いたんだけど逆のことも考えなさいね?」

一方通行「?」

芳川「逆にあなたが居なくなる、ということよ」

一方通行「ふン、俺を誰だと思ってやがる」

802: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:25:03.85 ID:GEMuLIIA0
上条「ここの病院かよ…」

白井「なにか問題でも?」

上条「いや…何回もお世話になってたから…」

初春「さ、行きましょう。面会時間過ぎちゃいますよ」

御坂「ちゃんと話してくれるといいんだけど…」

初春「やっぱりちょっと難しいんじゃないんですか?白井さん」

白井「相手先にとっても辛いことだとは存じてますの。ですが聴かないことには解決に繋がりませんの」

御坂「ねえ、麦野は大丈夫なの?」

白井「あれを無事と言っていいのでしょうか…」

初春「とりあえず一命は取り留めてます」

御坂「…」

白井「一目見たのですがボロボロでしたの」

初春「内臓もいくつか損傷しているらしくて…」

上条「フレンダって子は?」

白井「軽い火傷と打撲、ですが少しショックを受けてるようで」

初春「麦野さんとは友人関係だって話ですからね」

白井「ご友人が目の前で倒れるのを目撃してしまったら、それはショックでしょうに」

初春「あ、ここです」

上条「お、ここか」

803: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:25:31.77 ID:GEMuLIIA0
コンコン

『どうぞ』

白井「失礼しますの」

上条「あれ?浜面?」

浜面「上条か?」

初春「失礼しまーす」

御坂「お邪魔しまーす」

滝壺「はまづら、おともだち?」

浜面「ああ」

上条「そうか、浜面が言ってた女友達って…」

浜面「ああ、こいつらだよ」

白井「失礼ですがフレンダさんは…」

浜面「ん?フレンダの知り合いか?」

初春「いえ、私達は風紀委員でして」

浜面「風紀委員だと?一体なんの用だ」

滝壺「さっきも来た子たちだよね?」

白井「はい、申し訳ありませんがご協力お願い致しますの」

浜面「フレンダ、喋れるか?」

フレンダ「うん…なんとか」

804: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:26:02.80 ID:GEMuLIIA0
白井「さて、じゃあ早速で申し訳ありませんが…」

フレンダ「うん」

初春「とりあえずさっきもお聴きしたんですけど犯人のことなんかを…」

フレンダ「犯人ね…実は…」

初春「はい」ゴクリ

フレンダ「なんにも覚えてないのよねー」

白井「はい?ですがさっきは…」

フレンダ「確かにさっきは色々とうろ覚えだけど話したけどさ、時間経ったらさっぱりと忘れちゃったのよねー」

初春「うーん。まあショックで脳がその記憶を消してしまったのかもしれませんね」

フレンダ「そういえば浜面、麦野は?」

浜面「さっき意識が戻ったってよ。あのカエル医者が教えてくれたよ」

フレンダ「そう、よかった」

浜面「ああ」

白井「…浜面さん、でしたっけ?」

浜面「ん?」

805: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:26:34.94 ID:GEMuLIIA0
白井「大変失礼なのですが…麦野さんとお会いすることは…」

浜面「何言ってんだアンタ…意識が戻ったばかりなんだぞ?それでいきなり話を聴くだと?」

白井「そうですわね。申し訳ありません」

滝壺「はまづら、私はちょっと無理してでもむぎのに話を聴いたほうがいいと思う」

浜面「滝壺まで…」

滝壺「犯人、早く捕まえて欲しいし。それにフレンダやむぎのにためにも…ね?」

浜面「いや…今日はダメだ。風紀委員さんよ」

白井「はい」

浜面「明日、また来てくれ。麦野には俺達から話しとくからよ」

白井「分かりました。よろしくおねがいしますの」

浜面「ああ」

初春「じゃあもう帰りましょうか?」

御坂「あまり長居してもアレだしね」

白井「そうですわね」

上条「じゃあな浜面」

浜面「ああ」

806: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:27:04.51 ID:GEMuLIIA0
上条「結局話しを聴けなかったな」

初春「仕方ありません。麦野さんの方に期待することにしましょう」

御坂「てことはまた明日来るの?」

白井「そうなりますわね」

上条「ん?一方通行か?」

一方通行「あ?」

白井「こんにちは、一方通行さん」

初春「どうも」

一方通行「なンだお前らかァ。何やってンだァ?病院のまん前でよォ」

上条「ちょっと知り合いのところにな。お前は?」

一方通行「打ち止めたちの迎えに来たんだ。今日が調整の日だからよォ」

上条「ふーん、そうか」

一方通行「あァ」

御坂「ん、ほら、来たわよ」

打ち止め「あ!オネーサマだ!」

番外個体「なんでこんなに人が居るのかな?」

807: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:27:32.89 ID:GEMuLIIA0
一方通行「なンでもイイだろ。ほら帰ンぞ」

打ち止め「待って!ってミサカはミサカはあなたにストップをかけてみる!」

一方通行「あァ?」

番外個体「リアルゲコ太が一方通行に会って欲しい人が居るって言ってたよ」

一方通行「俺にだとォ?」

打ち止め「確かシズリとかって人だよ!ってミサカはミサカは説明してみる」

白井「えっ?」

御坂「それって麦野って人の事?」

番外個体「そういえば麦野って苗字だったよね。旅行の時は結構仲良くしてたなー」

打ち止め「うん、ムギノって人の事だよ?」

一方通行「麦野が病院で俺に会いたがってるだとォ?」

番外個体「急用だって。急いで来てくれって急かされたよ?」

上条「一方通行、俺が言うのもなんだけど急いだほうがいいぞ」

一方通行「ハァ?」

白井「あの…一緒に行ってもよろしいでしょうか?」

番外個体「一人で来てくれとも言ってたよ」

白井「…」

一方通行「分からねェな…まァイイ少し行ってくる。三下、コイツらちょっと見ててくれ」

上条「ああ、任せろ」

808: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:28:05.86 ID:GEMuLIIA0
初春「なんで一方通行さんを呼んだんでしょうか?」

白井「麦野さんにとっては一方通行さんが頼れる存在だと思いますの」

御坂「自分より強い人、ってことかしらね?」

白井「恐らくそうかと」

番外個体「そういえば昨日の今日なのになんで入院してるんだろうね」

御坂「は?」

打ち止め「お腹でも壊したんじゃないかな?ってミサカはミサカは推理してみる」

初春「昨日麦野さんたちと一緒に居たんですか?」

番外個体「一緒に夕飯食べただけだよ」

白井「その後は?」

番外個体「ミサカと上位個体は途中で帰ったからわかんない」

初春「…」

白井「はぁ」

番外個体「え?なに?ミサカなんか変な事言った?」

上条「いや、なんも言ってねぇよ、うん」

809: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:28:46.47 ID:GEMuLIIA0
一方通行「麦野が俺に逆面会だとォ?」

冥土帰し「ああ、君に会って話をしたがってる」

一方通行「そもそもなンで入院してンだァ?」

冥土帰し「ちょっと能力者同士のいざこざがあったみたいだね?」

一方通行「ハッ、珍しいなァ」

冥土帰し「ホントは面会謝絶なほどに重症なんだが…患者の必要としてるものを用意するのが僕だからね?」

一方通行「重症だとォ?」

冥土帰し「会って直接聴いてみるといいね?」

一方通行「チッ、わけがわからねェなァ」

冥土帰し「ほら、ここだよ」

一方通行「個室だとォ?そんないヒデェのか?」

冥土帰し「自分の目で見てみるといい」

一方通行「ハァ…まァイイ」

冥土帰し「うん、それがいい」

コンコン

一方通行「入るぞォ」

冥土帰し「僕は外で待ってるよ、何かあったらすぐ呼んでくれたまえよ?」

810: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:29:17.28 ID:GEMuLIIA0
一方通行「…」

麦野「来たな…第一位」

一方通行「随分とヒデェ様だな。誰にやられたんだ?」

麦野「随分と余裕かましてやがるな…!」

一方通行「あァ?」

麦野「まさか…なにも知らねぇのか…!?」

一方通行「……どォいうことだ?」

麦野「結標には会ったか?絹旗は?黒夜には会ったか?」

一方通行「俺はお前らと一緒に居るって聴いてたンだがよォ」

麦野「やっぱり知らねェのか…」

一方通行「ハッキリしねェなァ。さっさと用件を言え」

麦野「結標達、殺されてるかもしんねぇぞ?」

一方通行「ハ?おい、どォいうことだよ?」

麦野「頭の回転が鈍ったのか?一緒に居た私がこの様なんだぞ…?」

一方通行「!」

麦野「理解したみてぇだな」

一方通行「詳しく話せ」

811: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:29:45.11 ID:GEMuLIIA0
麦野「昨日…私達はクソッタレの第二位に襲われたんだよ」

一方通行「垣根にだとォ?」

麦野「ああ、そうだよ」

麦野「ファミレスで会計してる途中に騒がしいと思ったら店先で絹旗たちが垣根と交戦しててよ」

麦野「応戦したが勝てなかった…!」

一方通行「…」

麦野「クローンたちはどうしてるの?」

一方通行「病院の前に居る」

麦野「垣根、クローンのこと探してたわよ」

一方通行「ンだとォ?」

麦野「気をつけなよ、垣根の様子、随分とおかしかった。まるで暗部抗争の時の垣根を見てるようだった」

ドガァン!

麦野「ほら、言ったそばからだ…!」

一方通行「チッ…」

『あれほど守るとぬかしてた第三位のクローンも傷付いて倒れてる。お前の保護者だって仲間だって…んで最愛の妻でさえもだ…』

『みんな死んでるぜ?一方通行』

麦野「さっさと行けよ第一位!皆守れなくなるぞ!!ゴホッ…!」

一方通行「クソがァ…!」

812: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:30:19.01 ID:GEMuLIIA0
上条「ぐっ…」

打ち止め「…」

垣根「上条、そいつをこっちに寄越せ」

上条「誰が…」

御坂「ちょっと!私を無視しないでよね!」ゴッ

垣根「だから当たらねぇっての」バギィン

白井「翼で…弾いたんですの?」

初春「し、白井さん…大丈夫ですか?」

白井「大丈夫ですが…とても動ける状態では…」

上条「番外個体を離せ…!」ダッ

垣根「チッ、それしか言わねぇか…」ゴバッ

御坂「何度だって言ってやるわよ!」バチチ

垣根「こんなのに一方通行は負けたのかよ…」ヒュン

上条「は?」

垣根「あばよ、幻想殺し…!」ドガッ

上条「う…がぁ…あ…」

御坂「ちょっと!当麻!?嘘でしょ!?」

813: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:30:47.74 ID:GEMuLIIA0
垣根「第三位も、大人しくしてろよ」

垣根「俺はそこで気絶してるクローン達を連れてくだけなんだからよ」

御坂「連れてってどうする気なの?」

垣根「なんでもいいだろ」

御坂「ふッざけんなぁ!!」ドバッ

垣根「また超電磁砲、芸が無ぇな」ギュン

御坂「!いつのまに…!?」

垣根「ほらよ」ド゙ッ

御坂「きゃっ…!」

白井「お姉さま!」

初春「御坂さん!」

垣根「さて、少し時間くったが問題は無ぇな」グイッ

初春「あ、あ、アホ毛ちゃん達が!」

『オイ、何してやがるチンピラ』

垣根「ちっ、問題あったみてぇだな…」

814: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:31:22.59 ID:GEMuLIIA0
御坂「来るの…遅いわよ!」

一方通行「うるせェ、黙ってろ」

垣根「よう一方通行。会いたかったぜ」

一方通行「俺は会いたくなかったがなァ」

垣根「ふん」

一方通行「オマエが抱えてるソイツら、置いてってもらうぜェ?」

一方通行「それと結標達の居場所、吐いてもらわねェとなァ」

垣根「やってみろよ、クソッタレが」

一方通行「どういう経緯でそうなったかは知らねェが理由ぐらいは聴いてやる」

垣根「理由なんかねぇよ。オマエがムカつくから、それだけだ」

一方通行「はン、やっぱり変わらねェか」

垣根「あ?」

一方通行「前と一緒で姑息な手を使いやがる」

一方通行「ソイツらを後ろ盾に取って優位に立った気でいやがンなァ」

815: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:01.50 ID:GEMuLIIA0
垣根「実際そうだろうが。現にお前は行動出来ねぇでいるじゃねぇかよ」

一方通行「チッ、文句ならあの世で言うンだなァ」カチッ

垣根「来いよ、第一位。今一度その座から引きずり降ろしてやる」バッ

一方通行「ほざけ」ドンッ

垣根「あ?接近戦のつもりか?」

一方通行「余裕だなァ、垣根」ゴッ

垣根「あがっ…?」

一方通行「ちったァ効いたかァ?チンピラ。いいかげんに目ェ覚ましやがれ」

垣根「クソ、なんつー力出しやがる」

垣根「だが、二度は通用しねぇ」バサッ

一方通行「また殺人光線かァ?」

垣根「そんなわけねぇだろ。同じ手は使わねぇ」

一方通行「…眼くらましか!」

垣根「遅ぇよ」ピカッ

一方通行「チッ…」

垣根「一九学区で待ってるぜ、一方通行…」

816: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:30.13 ID:GEMuLIIA0
一方通行「打ち止め!大丈夫かァ?」

番外個体「上位個体なら無事だよ…」

一方通行「オマエも無事で何よりだ」

番外個体「らしくないね」

一方通行「…オマエら、今日は病院に泊まれ」

番外個体「え?」

一方通行「垣根がああなった以上、外をうろつかせるわけには行かねェ」

番外個体「ああ、なるほど…?」

一方通行「そこで伸びてる三下連れて病院に行け」

番外個体「はいはい」

一方通行「おい、動けるか?」

御坂「私はなんとか…いっつ…」

一方通行「白井と初春さンはどォだァ?」

白井「ちょっと立てそうには…」

初春「私は立てそうです…」

一方通行「あンま無理すンなよ」

817: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:58.43 ID:GEMuLIIA0
一方通行「おい、オリジナル。話聴かせろ」

御坂「見ての通りよ。打ち止め達を狙って垣根が来て、私達が戦って負けて、それでアンタが来たの」

一方通行「垣根の様子とかはどォだった?」

初春「終始あの調子でしたよ。どこか冷たいような、なんか洗脳されてるみたいでした」

一方通行「洗脳…」

上条「一方…通行」

一方通行「!喋れんのかァ?」

上条「なんとかな…それより垣根が変わった理由に心当たりがある…」

一方通行「なンか知ってンのかァ?」

上条「多分、そういう術をかけられたんだと思う…昨日の昼間にそういう事件があったんだ…いててて!」

一方通行「なるほどなァ。もうイイ、番外個体、さっさと連れてけ」

番外個体「りょーかい」

818: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:33:26.50 ID:GEMuLIIA0
一方通行「催眠術、垣根がおかしくなるほどの…」

一方通行(確かにありゃァいつもの垣根じゃねェなァ。少なくとも今まで俺達と一緒に笑ってた垣根がするような事じゃねェ)

一方通行(ここまで来ると問題は催眠をかけた奴じゃねェ、どうやって垣根を元に戻すか、だなァ…)

一方通行(となると…精神干渉系の能力者が必要になるな。第五位の心理掌握、コイツにあたってみるかァ…)

御坂「初春さん、黒子お願い出来る?」

初春「はい、任せてください」

一方通行「おィ、オリジナル」

御坂「なによ」

一方通行「常盤台にもォ一人、レベル5が居たよなァ」

御坂「居るけどそれが?」

一方通行「そいつンとこに連れてけ」

御坂「はぁ?一体なんでよ?」

一方通行「聴きてェことと頼みてェことがあンだよ。頼む、時間が無ェんだ」

御坂「…わかったわ、じゃあ付いて来てちょうだい」

一方通行「あァ」

819: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:33:52.43 ID:GEMuLIIA0
常盤台中学


「食蜂さまにお会いしたいと?」

御坂「ええ、会いたがってる人が居るの」

「取り巻き希望ということでしょうか?」

御坂「…それでいいから早く会わせてちょうだい」

「ではあちらにどうぞ」

御坂「ほら、この先に居るみたいよ」

一方通行「俺が常盤台に入って大丈夫なのかァ?」

御坂「来る途中に手続きはしたから大丈夫よ、ほら行きなさい」

一方通行「オマエは来ねェのかァ?」

御坂「私はいいわ、好きじゃないの」

一方通行「そォか」

御坂「食蜂操祈、正真正銘、本物の心理掌握よ。気をつけてね」

一方通行「あァ」

820: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:34:23.37 ID:GEMuLIIA0
一方通行「ここかァ?一応ノックするか」

コンコン

『どうぞー』

一方通行「邪魔すンぞォ」

食蜂「あれ?男?」

一方通行「テメェが食蜂って奴か」

食蜂「そうだけど…礼儀がなって無いわね。私が誰か分からないの?」

一方通行「うるせェな。こっちは急いでンだ、少し質問させてもらうぞ」

食蜂「うるさいわねぇ、何様のつもりなの?」キュイイン

一方通行「…」

食蜂「あれ?」

一方通行「ハッ、なるほどねェ。第五位なわけだ。こりゃオリジナルより下だわなァ」

食蜂「何?あなたも電撃使いなの?」

一方通行「違うね」

食蜂「じゃあなんなの?」

一方通行「自己紹介したら話聴いてくれンのかァ?」

食蜂「…考えてあげるわ」

一方通行「一方通行だ」

821: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:34:59.95 ID:GEMuLIIA0
食蜂「は?一方通行?」

一方通行「話聴く気になったかよクソガキ」

食蜂「何を言うかと思えばハッタリ?あなたみたいなのが一位?信じられないわ」

一方通行「仕方ねェな、少し痛い目に遭ってもらうぜェ?今気が立ってンだよ…」ダッ

食蜂「え?」

一方通行「そらァ!」バキッ

食蜂「痛っ…!」

一方通行「もう一回聴いてやる。話聴く気になったかよクソガキがよォ…!」

食蜂「ヒッ…」

一方通行「あァ?どっちだよ、オイ」

食蜂「きっ、聴くわよ!なんでも話してちょうだい!」

一方通行「テメェの能力で人の性格を変えたり人格を破綻させたり出来ンのか?」

食蜂「出来るわよ」

一方通行「そォか、ちょっと来い」グイッ

食蜂「えっ、ちょっと!」

822: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:35:30.74 ID:GEMuLIIA0
食蜂「ちょっと!どこに連れてく気よ!」

一方通行「外だ、黙って付いて来い」

食蜂「痛いじゃない!あんま引っ張らないでよ!…あれ、痛くなくなった?」

一方通行「…」

御坂「…うげっ!連れて来たの?」

食蜂「あら御坂さん」

一方通行「単刀直入に言う、今から俺と一緒に来て第二位に能力を使え」

食蜂「はっ?第二位?」

一方通行「そォだ、ちょっと込み入った事情があってな」

一方通行「俺が押さえつけるからオマエが能力を使って頭のおかしくなった第二位を元に戻してくれ」

食蜂「はぁ?何言ってるのよ…」

一方通行「なンだァ?さっき出来るって言ったのはウソかよ?あァ?」

食蜂「うっ…私の能力なら問題無いわ」

一方通行「決定だな、一緒に一九学区まで来てもらうぜェ?」

823: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:36:00.03 ID:GEMuLIIA0
食蜂「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」

一方通行「あァ?」

食蜂「一方通行…さん?だっけ?せめて事情だけでも話してくれないかな?いきなり第一位だとか第二位とかさっぱりなんだけど…」

一方通行「仕方ねェな、教えやる」

食蜂「助かるわー」

一方通行「…」

食蜂「…」

御坂「…」

一方通行「…」

食蜂「なるほど、つまりおかしくなっちゃった第二位をおかしくなる前に戻したいのね」

一方通行「あァ」

食蜂「事件の内容も大体理解出来たわ」

一方通行「飲み込みが早いじゃねェか」

食蜂「私の理解力なら楽勝ね」

一方通行「ふン、まァイイ。とっとと行くぞ、時間が無ェンだからよ」

824: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:36:43.99 ID:GEMuLIIA0
御坂「ねぇ、私はどうしたらいい?」

一方通行「残念だがオマエが来ても今回は足手まといにしかならねェ、大人しく三下の所にでも行ってろ」

御坂「そう…なら仕方無いわね…」

一方通行「ありがとなァ、超電磁砲。助かった」

御坂「!ええ、負けたら承知しないわよ」

一方通行「ふン」

一方通行「おい、行くぞ」グイッ

食蜂「ちょっとまた強引に…!」

一方通行「っとォ、これじゃ離れちまうな…」ギュッ

食蜂「ちょっと、恋人繋ぎじゃないのコレ?」

一方通行「なンでもいいだろォが」

御坂「気をつけてよね」

一方通行「あァ、じゃあ行って来る」カチッ

食蜂「え?どうやって?」

一方通行「こうやってだ」ドヒュッ

食蜂「はわ、きゃあ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ!!」

825: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:37:12.93 ID:GEMuLIIA0
学園都市上空


食蜂「ちょっと!飛んでる飛んでる!」

一方通行「うるせェな、黙ってろ」

食蜂「黙れるわけないじゃない!私はこんな飛行能力持ってないのよ!?」

一方通行「あァ、そォかい」

食蜂「ねぇ!私に対して何か感じないの!?」

一方通行「何言ってやがる」

食蜂「…」

一方通行「くだらねェ」

食蜂「…きゃっ!」ガクッ

一方通行「おっと」ギュ

食蜂「あ、ありがと」

一方通行「ここで落ちて死なれたら困るからなァ」

食蜂「…」

一方通行「ほら、そろそろ着くぞ」

食蜂「え、もう?」

一方通行「下噛むなよォ…?」

826: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:37:40.46 ID:GEMuLIIA0
冥土帰し「ふむ、骨折だね?」

上条「こ、骨折ですか!?…いてて!」

冥土帰し「右肩に肋骨、オマケに右足の小指だね?」

上条「不幸だ…いつっ!」

冥土帰し「ん?左足も折れてるみたいだね?」

上条「いえ、折れてませんよ?」

冥土帰し「確かに折れてないみたいだが…ひびが入ってるね?」

冥土帰し「しばらく病院でじっとしてもらうね?」

上条「トホホ…」

冥土帰し「あの子達を守るために戦ってくれたんだね?一方通行に代わって僕からもお礼を言うよ」

上条「ははっ、ありがとうございます」

冥土帰し「うむ」

上条「打ち止め達は大丈夫なんですか?」

冥土帰し「彼女達は大丈夫だよ、打ち止めは気絶してるだけ。番外個体も軽い打撲で済んでるね?」

上条「よかった…」

827: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:38:07.03 ID:GEMuLIIA0
冥土帰し「でも風紀委員の子は君並に酷いね?」

上条「…どれくらい酷いんですか?」

冥土帰し「常盤台の子のほうは両足の骨折に加え頭を強く打っている。命や脳に別状は無いがやはりしばらく入院だね」

上条「初春さんのほうは!?」

冥土帰し「柵川中の子だね?彼女は左肩にひびで済んでいるよ」

上条「そう…ですか…」

冥土帰し「病院前を見たが…ずいぶんな有様だったね。誰かが死んでもおかしくなかったよ?」

上条(そういや垣根の奴…)

上条「なあ、先生!」

冥土帰し「なんだね?」

上条「ここ、電話使っても大丈夫か?」

冥土帰し「別に構わないよ」

上条「ありがとうございます、じゃ早速…」ピポパ

冥土帰し「じゃあ僕は風紀委員の子の所に行くね?」

冥土帰し「何かあったらすぐに呼ぶこと、いいね?」

上条「はい」

上条「…もしもし?土御門か?」

828: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:38:36.47 ID:GEMuLIIA0
『どうしたんだ?上やんこんな時間に』

上条「昨日魔術師を捕まえたろ?」

『ああ、使った術式は結局不発、魔術師自身もかなり落胆してたにゃー』

上条「実は不発じゃなかった、って言ったらどうする?」

『垣根の話か?現に垣根自身、何も変わってないって言ったぜい?』

上条「それが野望のためについたウソだとしたら?」

『何かあったみたいだな、詳しく話してくれ』

上条「ああ…」

.....................................................

『なるほどな』

上条「どう思う?」

『以前にも垣根と一方通行は激突したことがある』

『原因はアレイスターへの直接交渉権を手にするため、第一候補に成り上がるためによるものだった』

『もし心の奥底でいまだに一方通行を倒すことを考えていたならありえない話じゃない』

上条「じゃあ垣根は…」

『ああ、十中八九術式にかかっているな』

上条「そうか…よかった。アイツ自身の意思によるものじゃないんだな…」

『今からそっちに行く、もう一度詳しい話を聴かせてくれ』

上条「ああ、よろしく頼む」

上条「確か美琴もあの場に居たな…呼んでおくか…」

829: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:39:05.80 ID:GEMuLIIA0
冥土帰し「具合はどうだね?」

初春「あ、先生」

冥土帰し「君は大丈夫なようだね?」

初春「はい、私は…あの、白井さんは…」

冥土帰し「彼女も大丈夫だよ。命に別状は無いよ」

初春「よかったぁ…白井さん」

白井「あの…お姉さまは?」

冥土帰し「ん?彼女は一方通行とどこかに行ったって聴いたよ?」

初春「やっぱり垣根さんの所に言ったんでしょうか?」

白井「そんな…いくらなんでもお姉さまが勝てるような相手じゃ…」

御坂「さすがにそれくらいの判断力はあるわよ」

白井「お姉さま!」

初春「戻って来たんですか?」

御坂「うん、足手まといって言われちゃってね。黒子、大丈夫そうね」

白井「ええ、なんとか」

御坂「よかった…じゃあ私ちょっと当麻のトコに行ってくるわ」

御坂「先生、よろしくお願いします」

冥土帰し「ああ」

830: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:39:42.67 ID:GEMuLIIA0
上条「おお、来てくれたか」

御坂「ちょっと、アンタ大丈夫なの?」

上条「なに、いつものことですよ」

御坂「元気そうね?

上条「なんとかな」

御坂「それで?聴きたいことってのは?」

上条「ああ、もう少ししたら土御門が来るから待っててくれ」

御坂「土御門?」

上条「俺の友達の…あーグラサンアロハ」

御坂「はぁ?」

上条「お、来た来た」

御坂「え?」

土御門「よう、上やん」

上条「おう」

土御門「ん?なんで第三位が居るんだ?」

上条「ああ、昨日一緒に居たんだよ、垣根とな」

土御門「ほう、じゃあ早速話を聴かせてもらうぜい」

831: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:40:08.31 ID:GEMuLIIA0
土御門「なるほど、第一位を越える…か」

御坂「ええ、確かにそう言ってたわ。どうせ叶いっこないって」

上条「どうだ?」

土御門「間違いないな」

上条「一体どうするんだ?俺が触れば解決するんだが…あいにく動けるような状態じゃ…」

土御門「うーん」

御坂「その心配ならいらないわよ」

上条「ん?」

御坂「一方通行、ウチの女王サマ連れて行ったから大丈夫じゃない?」

土御門「女王様?…ああ、心理掌握か」

上条「一応魔術による影響なんだろ?能力者で大丈夫なのか?」

土御門「なにも魔術そのもので行動してるわけじゃない。魔術で思考を乱したようなものだから元に戻すのなら超能力でも大丈夫だ」

上条「へぇ。じゃあひとまずは安心…なのか?」

土御門「だといいんだがな…」

832: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:40:36.57 ID:GEMuLIIA0
第一九学区


食蜂「初めて来たわ…この学区」

食蜂「で?どこに居るの?その第二位とやらは」

一方通行「さァな…」

食蜂「さぁって…アンタねぇ!」

一方通行「少し黙ってろ、今捜してるトコだ…」

食蜂「はぁ?まさか一位の能力って探知系の能力なの?」

一方通行「…」

食蜂「ちょっと、無視しないでよ」

一方通行「ン…こっちだァ」

食蜂「待って!置いてかないでよ!」

一方通行「黙って付いて来い」

食蜂「ねえ、なんか確信でもあるの?」

一方通行「前にそいつと話した時に一九学区の話をしたンだ」

一方通行「そン時に…一番景色が綺麗に見えるトコを教えたンだ」

食蜂「?」

一方通行「この工場、屋上があンだよ。そこから学園都市が見渡せる」

食蜂「ここに居るの?」

一方通行「多分なァ」

833: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:41:02.47 ID:GEMuLIIA0
結標「う…」

垣根「起きたか」

結標「垣根…?」

垣根「状況が飲み込めてないみてぇだな」

結標「状況…?……!あなた!…つぅ!」

垣根「…」

結標「絹旗や黒夜は…?どこ…?」

垣根「そこに転がってるだろ」

結標「…酷い…一体なんのつもりなの?」

垣根「ただ単に第一位を倒してぇだけだ」

結標「信じられない…あんなに仲よさそうにしていたのに…いまさらそんなことを?」

垣根「ああ」

結標「心理定規が知ったら悲しむわよ?」

垣根「なら知らせなきゃいい」

結標「…!」ギリ

垣根「安心しろ今すぐには殺しゃしねぇよ。大切な駆け引きのネタなんだからよ…?」

結標(一方通行…!)

834: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:41:32.55 ID:GEMuLIIA0
結標「一つ、聴いていいかしら?」

垣根「一つでいいのか?どうせ何も分からなくなるから一つとは言わずにいくつでもいいんだぜ?」

結標「あなたにとって一方通行って何?」

垣根「そうだな…親友であり…ライバルであり…倒すべき存在か?」

結標「[ピーーー]つもりなの?一方通行のこと」

垣根「致し方ねぇがそのつもりだ。俺の野望のためだからよ」

結標(野望?)

結標「なんのためらいもないの?」

垣根「無いな」

結標「あなた一体どうしたの?」

垣根「どいつもこいつも同じことばかり聴きやがるな」

結標「こんなこと、以前のあなたなら絶対にしない行動よ?こんな誰かを傷つけたり、悲しませたりするようなこと…」

垣根「チッ…そんなことはどうでもいいんだよ」

結標「どうでもいいですって?」

垣根「それよりも見ろよ、この景色。この学区の工場地帯と都心部が絶妙に合わさったイイ景色だ」

835: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:42:19.61 ID:GEMuLIIA0
結標「今のあなたとは見たくないわ」

垣根「ふん、この学区はよ、随分と前からあったんだよ。それこそ今あるほとんどの学区より先にな」

垣根「だが再開発に失敗してこんな廃れた見た目になっちまった」

垣根「俺が何を言いたいか分かるか?」

結標「分かりたくないわ」

垣根「俺は今日、ここで第一位を下す。この廃れた街並とともにな」

垣根「古くから第一位に君臨してる一方通行に教えてやるのさ」

垣根「テメェの時代はもう終わったんだ、ってな」

結標「勝てるはずないわ、あなたは一回負けてるんだから」

垣根「かもしれねぇな。だが前と違って今度はお前らが居る」

垣根「立ち回り次第では自殺してくれるかもなぁ…はははっ」

結標「…もしそうなったら私が自[ピーーー]るわ。目の前であの人を失いたくないもの」

垣根「俺が言えた義理じゃねぇがエゴだな。それはアイツも同じだ」

結標「私のせいで一方通行が負けるぐらいなら、命ぐらい投げ捨てるわ。この学区みたいに古くからあるのには理由があるの、一方通行にもね」

結標「後から造られたもの達には無い、決定的な違いがあるからずっと残ってるのよ?あなたには分からないかしら?垣根帝督」

垣根「オマエとはもう話したくねぇな。少し寝てろ…!」グッ

結標「つっ…!………?」

垣根「来たか、一方通行」

836: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:42:49.54 ID:GEMuLIIA0
.......................................................

食蜂「ねえ」

一方通行「なンだ」

食蜂「あなたと第二位のこと、聴いてもいいかしら?」

一方通行「好きにしろ」

食蜂「あなたと第二位ってどういう関係なの?」

一方通行「以前に殺し合った仲だが…今は…親友だと、そう思ってる」

食蜂「じゃあなんで親友が変わってしまったのか分かる?」

一方通行「…実際はなンも変わってねェかもしンねェなァ」

食蜂「言ってる意味が分からないんだけど…さっき自分で変わったって言わなかった?」

一方通行「おかしくなったとは言ったがアイツが変わったなンて一言も言ってねェぞ?」

食蜂「はぁ?」

一方通行「根本的な部分はなンも変わってねェよ。アイツは自分で絶対にこォいうことはもうしねェって言ったンだ」

一方通行「それなりのプライドもあるし強さも持ってる、そして何より信用出来る目をしていた。だから、おかしくなっちまったとしか思えねェンだよ」

食蜂「…」

837: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:43:15.47 ID:GEMuLIIA0
食蜂「もし、変わってたらどうするの?」

一方通行「そン時はそン時だ、必要があるなら[ピーーー]だけだ…前みてェになァ…」

食蜂(前?)

一方通行「聴きてェことはそれだけかァ?」

食蜂「…全部済んだら、今まで通り接していくの?」

一方通行「俺はそのつもりだ」

食蜂「傷付いた人もそれなりに居るんでしょ?他の人達はどうするのよ?」

一方通行「だからオマエが居るんだろォが」

食蜂「え?」

一方通行「コレが済ンだら、また一仕事してもらうぜェ?」

食蜂「はっ…えーと…なにを…?」

一方通行「オマエの能力なら記憶操作もお手のもンだろォが」

食蜂「確かに私の改竄翌力でどうとでもなるけど…まさか…」

一方通行「あァ、期待してるぜェ?操祈ちゃンよォ」

食蜂「…」

一方通行「ほらもう着くぜェ、オマエはここらへンで隠れてろ。終わったら呼びにくるからよォ」

食蜂「…わかったわ」

一方通行「さて…目ェ覚まさせてやるぜェ?垣根…!」

838: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:43:41.77 ID:GEMuLIIA0
初春「えっ?第五位さんを連れて行ったんですか?」

御坂「うん、大分強引にだけどね」

白井「食蜂さんを連れ出すとは…さすが第一位と言うか…」

上条「女王様とかって呼ばれてたんだろ?よく一方通行に従ったよなぁ?」

御坂「常盤台に行く途中に話をしたらね、生意気な素振り見せたら痛い目に遭わせるって言ってたわよ」

初春「でも大丈夫なんでしょうか?一方通行は大丈夫として食蜂さん?でしたっけ?その人は大丈夫なんですかね?」

土御門「心配無いと思うぜい?護衛に付いてるのが第一位なんだ、関係無い奴に怪我を負わせるようなクズじゃないからな」

白井「はーっ、信頼なされてるんですね?」

土御門「随分と長い間一緒に居るからな。嫌でも分かるぜ?アイツの事は」

上条「ああ、そうだな。その女の子は多分無傷で帰ってくると思うぜ?」

初春「それにしても垣根さん、本当にどうしちゃったんでしょうか?」

土御門「ああ、その事なんだがな、心理系能力者が面白半分で垣根に能力を使ったら、たまたま効いたんだ」

白井「あら、以外と抜けてる所があるんですのね?」

御坂「そうか、あの占い師能力者だったのね…」

土御門「ああ、占いを語って近づくんだ。そしてオマケに能力も使用するときたもんだ」

初春「許せませんね!能力を使って人をおかしくするなんて!」

土御門「まあ垣根がやったことには変わりないんだ、後で散々謝罪させるといいぜい?」


839: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:44:10.65 ID:GEMuLIIA0
土御門「さて、じゃあ俺はアイテムの方に行って来るか…」

上条「ん?浜面のところに行くのか?」

土御門「ああ」

上条「俺も連れてってくれ」

土御門「てことは俺が車椅子を押すのか」

上条「頼んだ」

御坂「車椅子だったら私が押すわよ?」

上条「いや、土御門とも話がしたいんだ。だからここで待っててくれよ」

御坂「そう?じゃあ分かったわ」

上条「ああ、んじゃ行こうぜ土御門」

.............................................

上条「助かったよ土御門」

土御門「なにがだ?」

上条「魔術のこと抜きで説明してくれたことだよ。御坂にも説明したんだがうまく伝わらなくてさ」

土御門「なるほど?だから初めて聴いたような反応をしたのか」

上条「麦野さんたちにはなんて説明するんだ?」

土御門「同じように説明するさ」

上条「それで大丈夫か?」

土御門「なに、アイツらも垣根がおかしくなったことくらい分かるだろ」

土御門「垣根は一方通行に任せて俺達はこういうところで動けばいい」

上条「だな」

840: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:44:39.61 ID:GEMuLIIA0
垣根「テメェに教えてもらった景色、なかなかなもんだぜ?」

一方通行「そいつはよかったな。きちんと目に焼き付けたかァ?オマエの死に様が映る景色だからよォ?」

垣根「オマエの、だよ一方通行!!」ゴバッ

一方通行「チッ…!」カチッ

........................................

食蜂(ちょっとちょっとちょっと!なんて戦い方してんのよ!)

食蜂(あれが第二位なの?あんな翼が生えてるような奴が!)

食蜂(大丈夫なんでしょうね?一方通行…!)

........................................

垣根「懐かしいなぁ、おい!!」

一方通行「干渉に浸ってる暇があンのかよ?なァ!!」

垣根「ふん、優位に立ってるからこその余裕だよボケが」

一方通行「ハッ、またソレか…あン時と同じじゃねェか。とっくに解析は済んでんだよォ!!」ビュン

垣根「そう言いつつ避けるのか…いいのか?避けてよ?」

一方通行「はァ?」

垣根「コイツはお笑いだ!!助けに来たのに眼中にすら入ってねぇとはよ!!」ドゴッ

一方通行「!?黒夜!!!」

841: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:45:09.34 ID:GEMuLIIA0
食蜂「ヒッ!人が飛んできた!?ねぇ!大丈夫?あなた?」

黒夜「…」

食蜂「えっと…どうしたらいいの?…」

..........................................

一方通行「テメェ…!」

垣根「ははっ、その目だ。次はソイツか?もう一人の窒素のガキだ…!」ゴウッ

一方通行「これ以上は持ってかれるわけにはいかねェンだよ!!」ドバッ

垣根「反射、反射、反射、反射、反射…そら、ここだ」バキッ

一方通行「うっ…がァ…!」

垣根「効いたか?病院の時のお返しだ」

一方通行「ハッ…なンてことねェよ…」

垣根「ん?絹旗はどこ行った?」

一方通行「ハハッ…」

垣根「…入り口のほうに飛ばしたか…まあいい。まだ結標が居る」

一方通行「テメェ腐ってやがンな…」

垣根「前の戦いで学んだ。正攻法じゃいくらやっても無理だってな。俺だってこんな事はしたくねぇが…仕方ないよな?」ドッ

一方通行「淡希!!」ゴッ

垣根「うるせぇんだよ!!黙って俺の前に跪きやがれ!!」

842: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:45:40.02 ID:GEMuLIIA0
食蜂「ま、また人が…と、とりあえずこっちのほうに寄せとかないと…」

食蜂「危険だから…うん」

......................................

一方通行「……グッ」

垣根「いい様だ、一方通行。やっぱこうでなくちゃな」

一方通行「クソッ…」

垣根「動くんじゃねぇよ…自分の立場がわからねぇのか?」

垣根「テメェが変な行動取った瞬間、コイツを[ピーーー]ぜ?」

一方通行「チッ…」

垣根「まずはそのうざったいチョーカーの電源を切れ」

一方通行(ン?チョーカー…?)

一方通行「なンだ…」カチッ

垣根「あ?」

一方通行「オマエ、やっぱり…」

垣根「なに言ってやがる?」

結標「あなたはやっぱり…心の何処かで一方通行を倒すことを躊躇していたってことよ」

垣根「!」

843: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:46:14.45 ID:GEMuLIIA0
結標「バイバイ、垣根帝督」ヒュン

垣根「しまった…!能力で…!」

一方通行「ハッ…」カチッ

垣根「ッ…!」

一方通行「オラァ!!目覚ましやがれ垣根ェ!!」ギュン

垣根「クソッ…!」

一方通行「ウラァ!!」ドガッ

垣根「能力を使ったパンチ…!……がぁ…ッ…!!」

一方通行「ハァ…ハァ…」カチッ

一方通行「オイ、淡希。大丈夫かァ?」タッ

結標「なんとかね…でも…ちょっと寝かせてもらう…わ……z…ZZ」

一方通行「はァ……良かった…本当ォに…」

垣根「クソッ…なんでだよ…こんな汚ねぇ真似しても勝てねぇなんてよぉ…!」

一方通行「!垣根、そりゃ単純にオマエに足りねェもンがあるからだ」

垣根「なんだよそりゃ…まだ足りねぇもんがあんのかよ…!」

食蜂「終わった…のかな?」ヒョコッ

一方通行「バッ…!まだ出てくるンじゃ…」

垣根「ハッ、まだ負けてねぇじゃねぇか…その女も守ってみるか!?一方通行ァァアア!!」ドバッ


844: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:46:42.89 ID:GEMuLIIA0
一方通行「能力を使って高速移動だとォ…?」

一方通行(クソッ…間に合ってくれよ…!)カチッ

垣根「恨むんなら一方通行を恨むんだな!女ぁ!!」ゴッ

食蜂(ヒッ!目の前に翼が…!…殺される……!!)ギュ
........................................
................................
.........................
...................

食蜂「…………アレ?」

垣根「なんでだよ…なんで諦めなねぇんだよ…」

一方通行「守るって決めたもンは…最後まで守らなきゃなァ…!」バシュン

バラバラッ…!

垣根「俺の翼が…??」

垣根(そうか…能力で…。俺はまた一方通行に……!)

食蜂「一方…通行…?」

一方通行「垣根、オマエは確かに強ェ。でも…幻想を見てたに過ぎねェンだよ」

垣根「何?」

一方通行「順位っつゥコンプレックス…俺を倒したいってンなら結構な話だァ。いつでも倒しにかかってくりゃイイ」

一方通行「だがな…前も今回も、俺だけを狙わなかった時点で勝敗は決まってたンだよ…!」カチッ

垣根「は?」

一方通行「俺も教えられたンだよ…守るべきもンが近くにあると絶対に倒れるわけにはいかねェってなァ!」ググッ

垣根「しまっ…!」

一方通行「今度は能力を使ってねェパンチだ。次起きたら前みてェに仲良くしようぜ、垣根よォ…!!」バキッ

垣根「がっ……」ガクッ

845: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:47:15.82 ID:GEMuLIIA0
一方通行「ハッ…」

垣根「…」

食蜂「終わった…の?」

一方通行「今度こそなァ…あとはオマエがコイツの頭いじれば終了だァ」

食蜂「あ、ああ。そうだったわね、よいしょ…」

一方通行「黒夜と絹旗は無事みてェだなァ…オイ、行けそうかァ?」

食蜂「うん、大丈夫。思った通りで安心したわ」

一方通行「ン?」

食蜂「感情を司る脳の部位がいじられてるの、多分、自分でもうまくコントロールできなかったんだと思う」

一方通行「そォか…」

食蜂「うん、それと他にも色々と、こんないじられ方したら、そりゃ、ああなっちゃうわよね…?どうしたの?」

一方通行「…はン、さすがにこのチョーカーも電池切れか…」

一方通行「悪ィが…あと頼…nnbfyuweg」ドサッ

食蜂「は?ちょ、ちょっと、私にもたれかからないでよ」

一方通行「…」

食蜂「ちょっと?…おーい」

垣根「…」

結標「…zZ」

絹旗「…」

黒夜「…」

食蜂「ど、どうしたらいいの…?」
...............................................
..................................
..........................
...................
.............
.......
....
..
.

846: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:47:45.05 ID:GEMuLIIA0
翌日


一方通行「………ン…?」

一方通行(この天井は……病院か…昨日は確かバッテリーが切れて…!)

一方通行「結標ェ!」ガバッ

食蜂「zzZ」

一方通行「ア…?」

食蜂「…ん?…起きたの?」

一方通行「ハ?なンでオマエが…」

食蜂「なんでって…私が病院まで運んであげたからに決まってるじゃないの」

一方通行「ど、どォやってだァ?」

食蜂「私の判断力、甘くみないで。失礼だけど携帯借りたわ」

一方通行「ハァ?」

食蜂「いいわ、昨日一方通行が倒れたあとの話、してあげる」

一方通行「??」

847: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:48:17.26 ID:GEMuLIIA0
昨晩


食蜂「ど、どうしよう…とりあえず救急車かなにか呼ばないと…」

食蜂「ええっと…携帯携帯…って…」

食蜂「学校に忘れてきちゃった…」

食蜂「…」チラッ

一方通行「…」

食蜂「ちょっと、ゴメンね…」ゴソゴソ

食蜂「あ、あったあった…ええと」ピッピッ

食蜂「黄泉川…?確か警備員の…?だったかしら?」

食蜂「とりあえず電話を…」

『お待ちください』

食蜂「は?」

『我々が後始末を致しますので連絡の必要はありません』

食蜂「んん?…もしかして理事長のお孫さん…?」

海原「おや、知っているのですか?」

食蜂「知ってるもなにも…海原光貴さんじゃないの?」

海原「そうですが、そうではないと言っておきましょう」

食蜂「はぁ?」

848: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:48:47.97 ID:GEMuLIIA0
海原「そんな事はさておき、ご苦労さまです」

海原「ここに寝ている方達は自分の友人でして、病院にはしっかりと送りますので安心してください」

食蜂「理事長の孫が第一位と友人?信用出来ないわね」

海原「ふむ…手荒な真似はしたくないのですが…」

食蜂「やってみなさいよ」キッ

海原「仕方ありませんね…でしたらご一緒に病院に来られてはいかがでしょうか?」

食蜂「望む所よ…え?」

海原「そうと決まれば急ぎましょう。どうぞ、こちらに」

食蜂「??」

海原「時間がありません、急いでください」

食蜂「は、はい…?」

海原「もしもし?土御門さんですか?見つけましたよ。はい、第一九学区にいらっしゃいました」

海原「垣根さんですか?大丈夫です、少し見ましたが至って正常でしたよ?」

海原「おそらく第五位さんが治したのでしょう。はい、今から病院に向かいます、では後ほど…」
......................................
.............................
....................
............
......
...
.

849: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:49:13.22 ID:GEMuLIIA0
食蜂「ってわけよ」

一方通行「その話聴く限り俺達を運ンだのは海原じゃねェのか?」

食蜂「なによ、私だってあなたを助けようとしてねぇ…」

一方通行「分かった分かった、ありがとよ」

食蜂「気に食わない言い草ね」

一方通行「ふン、人の体枕にしといてよく言えたもンだなァ」

食蜂「何言ってるのよ、一応心配だったから起きるまで待とうと思ったら寝てしまったの、いわば不可抗力よ」

一方通行「俺の脳ミソいじってねェだろォな…」

食蜂「恩人に対する口の利き方とは思えないわね。さて…」ガタッ

一方通行「お?帰ンのかァ?さっさと帰れ、気ィつけてな」

食蜂「なによその言い方は…まあいいわ、はい」

一方通行「あ?なンだこりゃァ?」

食蜂「私の番号とアドレス。後で連絡ちょうだい?」

一方通行「はァ?」

食蜂「じゃーねー」

一方通行「オ、オイ!待て!」

食蜂「一方通行」

一方通行「あァ?」

食蜂「あなたみたいに強引な人、嫌いじゃないわ。また会いましょ」

一方通行「ハッ…」

850: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:49:40.56 ID:GEMuLIIA0
食蜂「あ、ごめんなさい」ドンッ

「ああ、気にすんな」

食蜂「あれ?…あの人は…」

コンコン

一方通行「入れ」

垣根「入るぞ」ガラッ

一方通行「垣根か」

垣根「よぉ、体は大丈夫か?」

一方通行「オマエの方こそ」

垣根「俺は大丈夫だよ」

一方通行「何しにきた?」

垣根「迷惑かけたな。すまねぇ」

一方通行「謝罪する相手が違ェンじゃねェのか?」

垣根「他の連中にはもう謝って来た。一生分頭を下げてきたつもりだ。だからお前が最後だよ」

一方通行「ほォ」

垣根「正直、どうかしてたよ。もう一度同じ過ち繰り返すなんてよ」

一方通行「なにもテメェだけが悪ィわけじゃねェンだ。あンま深く考えンな」

垣根「いや、俺のせいだね」

一方通行「?」

851: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:50:09.15 ID:GEMuLIIA0
垣根「俺がおかしくなった日、他にもそういう事件が発生してたかもしんねぇんだとよ」

垣根「んで、その事件を解決するために上条や土御門が動いてたみてぇなんだわ」

垣根「それで俺は相手の能力を喰らってな…土御門達になんともないか?って聴かれたときになんともねぇってウソ付いたんだわ」

垣根「その時点でもう一方通行へのリベンジを考えていた。なんか知らねぇが踏ん切りが付いたんだ。今度こそやってやるってな」

垣根「それがこの様だよ。何人もの奴らに迷惑を掛けて、麦野や上条に至っては大怪我を負わせた」

垣根「んで、お前にもな…」

一方通行「…過ぎたことだ。俺はこれ以上言及する気はねェ、忘れろ」

垣根「…」

一方通行「無理なら心理掌握を使って無理矢理にでも忘れさせんぞ」

垣根「ハッ、遠慮しとくよ。分かった、俺ももう何も言わねぇ」

一方通行「心理定規は…」

垣根「ん?」

一方通行「心理定規は今回の事件、知ってンのか?」

垣根「知らないし、教える気もない。虫のいい話かと思うかもしれねぇが黙っておくことにした」

垣根「アイテムや他の連中も了承してくれた」

一方通行「そォか」

垣根「んじゃ俺は行く、迷惑かけたな、本当に悪かった」

一方通行「俺に頭は下げねェのか?」

垣根「さっき一生分下げたって言ったろ?テメェの分は無ぇよ」

一方通行「ハッ、いつも通りだな」

垣根「ああ」ガラッ

852: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:50:34.82 ID:GEMuLIIA0
結標「一方通行!」ガラッ

一方通行「おわっ!?」

結標「よかった…!目覚ましたのね…」

一方通行「オマエ…なンとも無いのかァ?」

結標「ええ、特に大きな怪我はしてないわ」

一方通行「そりゃ何よりだ…」

結標「あなたこそ…」

一方通行「俺も軽い怪我だ、どォせ大事を取って入院してるだけだろォ?」

結標「それより、チョーカーと垣根の事だけど…」

一方通行「ああ、このチョーカーだろ?」

結標「なんともなかったの?」

一方通行「問題ナシだ、平常運行だったぜ?」

結標「やっぱり垣根は…」

一方通行「あァ、俺を全力で[ピーーー]気にはなれなかったンだろォな」

結標「私、聴いたの」

一方通行「なにをだァ?」

結標「あなたにとっての一方通行って何?って聴いたの」

853: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:51:05.37 ID:GEMuLIIA0
一方通行「アイツにとっての俺だとォ?」

結標「ええ」

一方通行「なンて言ったンだァ?」

結標「あんな状態でもあなたのこと、親友だって言ってたわ」

一方通行「…それがこのチョーカーを利用しなかった答えになるかは知らねェが…」

一方通行「そォか…アイツが親友か…」

結標「ええ、確かにそう言ってたわ」

一方通行(垣根特製のチョーカー。アイツは未元物質を混ぜて作製したって言ってたハズだ)

一方通行(アイツがこのチョーカーの未元物質を操作したら俺に勝ち目は無かった…)

一方通行(ただ単にこのチョーカーのことを忘れてたのか…それとも…)

....................................................

垣根(…)

『まずはそのうざったいチョーカーの電源を切れ』

『なンだ…オマエ、やっぱり…』

垣根「一応友情の証みてぇなもんだからな…それを利用したら…親友は名乗れねぇよな?」

....................................................

結標「なにはともあれ無事でよかったわ…」ギュ

一方通行「ああ、迷惑かけた。半分は俺のせいだなァ…」

結標「あなたのせいでもあるの?」

一方通行「さっさと気付いてればこンなことにはならなかったよなァ…」

結標「でもこうして助けてくれたわ」

一方通行「ああ、そう決めたからよォ」

一方通行(さて、垣根ともあとでじっくり話さねェとな…足りないものについてなァ…)
.....................................................

.....................................

......................

...........

.....

...

..

.

859: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:13:55.88 ID:PfGmuNas0
垣根帝督動乱より数週間後



垣根「はーっ」

麦野「溜め息ねぇ…?」

フレンダ「反省の色が見られないっていうか」

黒夜「罪を償おうって気持ちが感じられねぇな」

絹旗「黒夜のその意見には超同意です」

垣根「…」

麦野「ま、なんでもいいわ。追加注文するわよ」

垣根「おい、まだ食うのか?」

麦野「は?」

垣根「チッ…」

麦野「なによ、アンタが土下座は嫌だって言うからこうしてファミレスでねー」

垣根「分かった分かった、好きにしろ」

麦野「あいたたたー内臓がー」

垣根「クソッ」

860: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:14:22.25 ID:PfGmuNas0
黒夜「せっかくだからクソ高いのにしようぜ。わざわざ学舎の園のレストラン選んだんだからよ」

フレンダ「だったら今一度このステーキセットを…」

絹旗「最初からお肉で飛ばしていたら後で困ります。やはり超軽い物からですね…」

麦野「でもこういうときは美琴に感謝ねー。やっぱりお嬢様と仲良くしといてハズレは無いわね」

垣根「ったく…ん?」

麦野「なに、どうかした?」

垣根(あの金髪は確か…)

フレンダ「なに?またおかしくなったの?」

垣根「…ちょっと外に行って来る」

麦野「まさか支払いしないで逃げる気じゃないでしょうね?」

垣根「誰がそんなことするか」

絹旗「超しそうです」

垣根「ちょっと話してくるだけだ、逃げやしねぇよ」

麦野「学舎の園で知り合いだと?ますます怪しいな」

垣根「…とりあえず行って来る」

麦野「さっさと戻ってくるのよー」

861: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:15:20.39 ID:PfGmuNas0
垣根「おい、そこの金髪」

「部外者の方でしょうか?」

「男性ですか?」

垣根「テメェらじゃねぇ、中心の女に用があんだよ」

「なんて野蛮な…」

「そのような方は食蜂さまにお会いさせるわけにはいきません」

垣根「誰もテメェらの都合なんか聴いてねぇんだよ」

「なんと…」

食蜂「ちょっと、どうかしたの?」

「食蜂さまにお会いしたいと申してる殿方が…」

食蜂「髪の色は?」

「茶色でございます」

食蜂「茶色?ダメ、却下」

「とのことですのでお引取り願いませんか?」

垣根「…そうか、あくまで邪魔するんなら仕方ねぇ力付くでも会わせてもらうぜ」

食蜂「…うるさいわねぇ、もういいわ。私の洗脳力で追い返すわ…」

「そんな、食蜂さま自らなど…」

食蜂「いいのよ、たまにはねぇ…」キュイイイン

食蜂「あれ?」

862: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:16:39.04 ID:PfGmuNas0
垣根「おい、そこの金髪」

「部外者の方でしょうか?」

「男性ですか?」

垣根「テメェらじゃねぇ、中心の女に用があんだよ」

「なんて野蛮な…」

「そのような方は食蜂さまにお会いさせるわけにはいきません」

垣根「誰もテメェらの都合なんか聴いてねぇんだよ」

「なんと…」

食蜂「ちょっと、どうかしたの?」

「食蜂さまにお会いしたいと申してる殿方が…」

食蜂「髪の色は?」

「茶色でございます」

食蜂「茶色?ダメ、却下」

「とのことですのでお引取り願いませんか?」

垣根「…そうか、あくまで邪魔するんなら仕方ねぇ力付くでも会わせてもらうぜ」

食蜂「…うるさいわねぇ、もういいわ。私の洗脳力で追い返すわ…」

「そんな、食蜂さま自らなど…」

食蜂「いいのよ、たまにはねぇ…」キュイイイン

食蜂「あれ?」

863: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:17:07.68 ID:PfGmuNas0
垣根「…精神系の能力か。悪いがちょっと前からそういう能力には過敏になってんだ。俺には通用しねぇぞ」

「食蜂さまの能力が効いてない?」

垣根「間違いねぇ心理掌握か。おい話がある、痛い目に遭う前にとっとと出て来い」

「心理掌握と知ってて近づいてきた…?」

「先日に起きたレベル5負傷の事件となにかしら関係があるのかもしれません」

「致し方ありませんがこちらもそれなりの体制を取らせてもらいます」

垣根「…あんま大きなことは出来ねぇんだけどな…やるってんなら仕方ねぇ。相手してやる」

食蜂「あんまり面倒起こさないでよねぇ?」

ドサッ!

食蜂「?」

ドサドサッ!

食蜂「は、何が…?」

垣根「随分と多い取り巻きだな。だが、身の安全を守るにはちょっと頼りねぇな」

食蜂「あ、あんたは確か第二位の…」

垣根「ふん、やっぱりだ。あん時一方通行の病室の前でぶつかった女だな」

垣根「しかも一緒に一九学区に来た女と同じ顔してやがる。少し話がしたい、時間を作ってもらおうか?」


864: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:17:47.64 ID:PfGmuNas0
垣根「…精神系の能力か。悪いがちょっと前からそういう能力には過敏になってんだ。俺には通用しねぇぞ」

「食蜂さまの能力が効いてない?」

垣根「間違いねぇ心理掌握か。おい話がある、痛い目に遭う前にとっとと出て来い」

「心理掌握と知ってて近づいてきた…?」

「先日に起きたレベル5負傷の事件となにかしら関係があるのかもしれません」

「致し方ありませんがこちらもそれなりの体制を取らせてもらいます」

垣根「…あんま大きなことは出来ねぇんだけどな…やるってんなら仕方ねぇ。相手してやる」

食蜂「あんまり面倒起こさないでよねぇ?」

ドサッ!

食蜂「?」

ドサドサッ!

食蜂「は、何が…?」

垣根「随分と多い取り巻きだな。だが、身の安全を守るにはちょっと頼りねぇな」

食蜂「あ、あんたは確か第二位の…」

垣根「ふん、やっぱりだ。あん時一方通行の病室の前でぶつかった女だな」

垣根「しかも一緒に一九学区に来た女と同じ顔してやがる。少し話がしたい、時間を作ってもらおうか?」


865: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:19:18.43 ID:PfGmuNas0
常盤台の一室


「食蜂さま、本当によろしいのですか?護衛を付けなくて…」

食蜂「大丈夫だと思うわ、それに…」チラッ

垣根「…」

食蜂「多分意味が無いと思うからねぇ」

「そうですか、ではお気をつけて…」ガチャ

食蜂「で?話って何?」

垣根「世話になったな」

食蜂「は?」

垣根「俺のこと、元に戻してくれたんだろ?一方通行から聴いたよ」

食蜂「あ…あぁ!そういうコトね!うん!私の能力にかかればどうってことないわ!」

垣根「?まあいい、俺はとりあえずそれが言いたかったんだ」

食蜂「へぇ…あ、そうだ。私聴きたいことがあるんだけど」

垣根「あ?」

食蜂「あなたの周りはその事件から何か変わった?」

垣根「…いや、何も変わらねぇよ」

食蜂「なんで?」

垣根「知らねぇよ。大して気にして無いんじゃねぇのか?大怪我させた連中は飯奢れって言うし、他の奴らは別に気にしてないって言うしよ」

食蜂「…」

866: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:19:42.03 ID:PfGmuNas0
常盤台の一室


「食蜂さま、本当によろしいのですか?護衛を付けなくて…」

食蜂「大丈夫だと思うわ、それに…」チラッ

垣根「…」

食蜂「多分意味が無いと思うからねぇ」

「そうですか、ではお気をつけて…」ガチャ

食蜂「で?話って何?」

垣根「世話になったな」

食蜂「は?」

垣根「俺のこと、元に戻してくれたんだろ?一方通行から聴いたよ」

食蜂「あ…あぁ!そういうコトね!うん!私の能力にかかればどうってことないわ!」

垣根「?まあいい、俺はとりあえずそれが言いたかったんだ」

食蜂「へぇ…あ、そうだ。私聴きたいことがあるんだけど」

垣根「あ?」

食蜂「あなたの周りはその事件から何か変わった?」

垣根「…いや、何も変わらねぇよ」

食蜂「なんで?」

垣根「知らねぇよ。大して気にして無いんじゃねぇのか?大怪我させた連中は飯奢れって言うし、他の奴らは別に気にしてないって言うしよ」

食蜂「…」

867: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 23:20:56.82 ID:PfGmuNas0
垣根「ま、そんだけだ。一室用意させるほどの話じゃなかったな」ガタッ

食蜂「もう終わり?」

垣根「ああ、気絶させた取り巻き連中には謝っといてくれ。手荒な真似して悪かった、ってな」

食蜂「ちょっと待って!」

垣根「あ?お前には謝ることはねぇぞ?」

食蜂「違う!そうじゃなくて!」

垣根「なんだよ、はっきり言え。まさかお前、能力に頼りきってまともに人と話したことないのか?」

食蜂「失礼ね。私のコミュニケーション能力を舐めないでちょうだい」

垣根「ああ、分かった。んで?」

食蜂「あなたって一方通行と親友なのよね?」

垣根「は?なんで知ってやがる…まさか頭覗いたのか?趣味の悪い奴だな」

食蜂「バカ言わないで。一方通行から聴いたのよ親友だ、ってね」

垣根「アイツが…へぇ。それで?用件は?さっさと言ってくれ」

食蜂「一方通行に連絡するように言ってちょうだい。全然連絡が来ないから、これじゃアドレスとか教えた意味無いわ…」ブツブツ

垣根「分かった言っておくよ。じゃあな心理掌握」バタン

868: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 23:22:38.82 ID:PfGmuNas0
垣根「ま、そんだけだ。一室用意させるほどの話じゃなかったな」ガタッ

食蜂「もう終わり?」

垣根「ああ、気絶させた取り巻き連中には謝っといてくれ。手荒な真似して悪かった、ってな」

食蜂「ちょっと待って!」

垣根「あ?お前には謝ることはねぇぞ?」

食蜂「違う!そうじゃなくて!」

垣根「なんだよ、はっきり言え。まさかお前、能力に頼りきってまともに人と話したことないのか?」

食蜂「失礼ね。私のコミュニケーション能力を舐めないでちょうだい」

垣根「ああ、分かった。んで?」

食蜂「あなたって一方通行と親友なのよね?」

垣根「は?なんで知ってやがる…まさか頭覗いたのか?趣味の悪い奴だな」

食蜂「バカ言わないで。一方通行から聴いたのよ親友だ、ってね」

垣根「アイツが…へぇ。それで?用件は?さっさと言ってくれ」

食蜂「一方通行に連絡するように言ってちょうだい。全然連絡が来ないから、これじゃアドレスとか教えた意味無いわ…」ブツブツ

垣根「分かった言っておくよ。じゃあな心理掌握」バタン

869: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:24:02.23 ID:PfGmuNas0
垣根「うげ…電話の嵐かよ…結構時間食っちまったからな…」

垣根「仕方ねぇ、電話するか…」piriririr

垣根「おう、麦野か?…逃げてねぇよ!…ああ…今から戻るから…」

垣根「他のガキ連中にも言っとけ…ああ…じゃあな」

垣根「ったく…うるせぇ野郎だ…ん?…なんだお前らは?」

「先ほどここで暴れていた能力者だな?」

垣根「…」

「少し話を聴きたい。警備員の詰所までご同行願えるか?」

垣根(囲まれてやがる…)

垣根「チッ…おい、悪いが戻れなくなった…怒鳴るんじゃねぇよ!財布…置いてるだろ?それで支払いしてくれ」

「おい、何をしている」

垣根「財布は絹旗に持たして一方通行に渡すように言ってくれ。じゃあな」

「なんの電話だ?まさか仲間を呼んだんじゃないだろうな?」

垣根「違ぇよ。知り合いに詫びの電話しただけだよ」

「念のため両手を挙げてもらおうか」

垣根「任意同行だよな?」

「残念だが色々と証言もある、拒否権は無いと思ってくれ」

垣根「はぁーあ」

870: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:24:44.85 ID:PfGmuNas0
「先ほどのは誰だったのですか?」

食蜂「第二位よ、そういえば名前聴くの忘れちゃったなぁ」

「だ、第二位ですか!?」

「食蜂さまや、かの御坂美琴より順位が上でしたの…?」

食蜂「そうね、私の能力全然効かなかったし…。そういえば手荒な真似して悪かったって言ってたわよ」

「はぁ…人は見た目で判断出来ないのですね…」

食蜂「ホントよねぇ」

「あの…」

食蜂「?」

「あそこで警備員に囲まれてる殿方…先程の第二位さまでは…?」

食蜂「んん…?」

『だからテロなんかじゃねぇっつの!』

『だから話を聴くために同行をだな…』

食蜂「なにやってるのかしら」
.......................................................
...........................................
..............................
.................
........
....
..
.

871: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:25:18.66 ID:PfGmuNas0
警備員詰所


心理定規「ちょ、ちょ、ちょっと!何してるのよ帝督!」

垣根「電話で言った通りだよ」

心理定規「常盤台の生徒に能力使ってテロと間違われたですって!?まさにその通りじゃない!」

「えっと…君が身柄引受人?」

心理定規「そうですけど…」

「確かに彼は能力を使ったけど相手先も能力を使ったって話だったから…さっきまではテロの疑いもあったけど…」

「常盤台の生徒さんがちゃんと事情を説明してくれたからさ、こちらにも非があったからどうか穏便にって」

心理定規「そ、そうですか…どうもすみません…」

垣根「こいつら全然俺の話し聴いてくれなくてな。さっきから第五位に話聴けって言ってんだけどよ」

垣根「俺の順位知ってからは脅されてる可能性があるとか言って全然話が進まなかったんだよ」

「うぐっ」

垣根「んで結局あっちのほうから来てな…事情を説明してくれたんだよ」

心理定規「あなた第五位と知り合いだったかしら?」

垣根「…一方通行の用事でちょっとな。んで聴きたいことがあったから声かけたんだ」

心理定規「そう?」

872: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:26:16.24 ID:PfGmuNas0
「とりあえず今回は双方和解したって事で釈放という形に…」

垣根「和解もクソも無ぇだろうがよ」

心理定規「ちょっと!帝督は少し黙っててちょうだい!」

垣根「なんだよ…」

「ははっ…まぁこちらも悪かったってことで…ね?」

垣根「チッ」

心理定規「わ、分かりました!ありがとうございます!」

心理定規「ほら!行くわよ!帝督!」

垣根「テメェらの面覚えたからな」

心理定規「そういうのヤメテ!」

「は…はは…ごめんね?」

垣根「…」ジー

「…くっ」

垣根「夜道に気をつけな」バタン!

心理定規「ちょっと!そういうのタチ悪いから!ごめんなさい!失礼します!」バタン


873: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:26:43.67 ID:PfGmuNas0
心理定規「ねえ、貴方変わった?」

垣根「どういう意味でだ?」

心理定規「なんか前よりも正直になったわ」

垣根「そうか?」

心理定規「ええ、なんかそういう行動力が身に付いてるわ」

心理定規「以前の貴方なら警備員なんかにあんな口の利き方しなかったもの」

垣根「かもな」

心理定規「それに常盤台での事件だって、いつもの貴方ならするような行動じゃないわ」

垣根「…はっ、それもそうだな」

心理定規「でもそれでいいわ。私はそっちの方が好き」

垣根「へへっ、そうか?」

心理定規「うん」

垣根「あ、一方通行に連絡してやんなきゃな…」

心理定規「一方通行に?」

垣根「ああ、さっき常盤台で心理掌握に会ってきてな。んで一方通行に伝えなきゃいけないことがあってな」

心理定規「すぐに済む?」

垣根「この場で電話すりゃ速攻だよ…」

874: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:27:17.94 ID:PfGmuNas0
麦野「ったく…バ垣根がよぉ…」

絹旗「一体今度は何やらかしたんでしょうね」

麦野「さあね、電話口で怒鳴り声とか色々聴こえたけど…」

黒夜「トイレでも覗いたんじゃねぇの?」

フレンダ「こんな場所でそんな事をするなんて…」

麦野「今度聴いてみなきゃね」

フレンダ「ん、そういえば麦野」

麦野「なにー?」

フレンダ「あの時私早々に気絶したんだけど…一体どういう経緯で病院に行った訳?」

麦野「あ?だから、私が戦って、吹っ飛んで、その隙に結標達が一気にやられて…んで私にも止めが刺されたの」

フレンダ「…もうちょっと詳しく…」

黒夜「私も知りたい」

麦野「は?」

黒夜「だって結標や絹旗より先にやられたんだぜ?そりゃ知りたいっつうの」

麦野「チッ…仕方ねぇ…」

875: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:28:03.49 ID:PfGmuNas0
........................................

垣根「おい」ズイッ

麦野「あ?…!?」

垣根「吹き飛べコラ」ゴバッ

麦野「!?」

ドガァン!!

絹旗「麦野!」

黒夜「おい…マジかよォ…」

結標「ちょっと!大丈夫なの!?」

垣根「さぁーな」

黒夜「テメェ!」ボンッ

垣根「芸の無ぇ野郎だな…」ヒョイ

黒夜「だからッ…なンでこの距離で避けれンだよ…ッ!」

垣根「ほらよ」バキッ!

黒夜「うげっ…!」ドシャ

絹旗「くっ、黒夜!垣根!一体どういうつもりなんですか!」

垣根「一方通行に対抗する術が欲しい」

876: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:28:49.02 ID:PfGmuNas0
結標「あなたは一回一方通行に負けたはずよ?」

垣根「だからこそだよ。今度こそ俺は第一位を越えてぇんだよ」

垣根「だから…」

絹旗「だから?」

垣根「やっぱいいわ」ドバッ

結標「ああっ…!」

絹旗「結…標さン…ッ!」

垣根「お前、多少持ったほうだよ。さすが優秀なだけはある」

絹旗「あいにく、ここで見す見す負けるワケにはいかねェンですよ!!」ブンッ

垣根「…奇遇だな。俺もだ」ズバッ

絹旗「かッ…!」ゴキゴキ

垣根「…おい、麦野…まだ動けんだろ?」

麦野「当たり…前じゃない…」ジジジ

垣根「大したもんだ。さすが第四位だ」ゴバッ

麦野「あ゛っ……!?」メキキ

垣根「救急車は呼んどいてやるよ。手遅れじゃなきゃいいけどな、ははっ。それとコイツら…持ってくぜ?」

麦野「クッ…ソ…がぁ…」

........................................

877: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:29:23.47 ID:PfGmuNas0
麦野「というワケよ」

フレンダ「ウソ…垣根が救急車呼んだんだ…」

麦野「そういうこと。それと全然人が気付かなかったのはやっぱりアイツが能力使ってたからよ」

絹旗「どうりで…」

黒夜「なるほどなぁ…やっぱなんでもアリだなあのチンピラ」

麦野「ホントよ」

絹旗「超生身でとんでもない速度で移動してましたからね」

黒夜「あんなんでも第二位なんだなって実感するぜ」

麦野「人は見た目によらないって事ね。私も最初一方通行見た時、このモヤシが一位!?って思ったもの」

黒夜「それはある」

麦野「それで試しに攻撃してみたら速攻反射されたの。ありえないわ、アレ」

フレンダ「実際垣根と本気で戦ったら勝つのはやっぱ一方通行なの?」

麦野「そうじゃない?垣根は能力を使用して唯一一方通行に攻撃を当てたって聴いたけど…」

絹旗「結局、超解析されて垣根の敗北」

麦野「第一位故の演算力でどうにかなったのよね」

黒夜「遠いなぁ…」

麦野「ね。その上第二位より下には絶対に覆らない壁があるの。自身無くすわよ」

絹旗「なんだかんだ、超凄いんですよね」

麦野「本当よ。改めてレベルの差を実感させられたわ。同じレベル5なのにね」

「「あはははははは!」」

878: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:30:01.38 ID:PfGmuNas0
食蜂「ねえ、おかしくない?」

御坂「…」

白井「…」

食蜂「聴いてる?」

白井(なんでここに食蜂さんがいらっしゃいますの?)

御坂(知らないわよ!いきなり現れて、話聴いてー、よ?意味分からないわ)

食蜂「…」キュイイン

白井「!」

食蜂「なんだ、聴いてないじゃないの」

御坂「ちょっ、ちょっと黒子!?」

食蜂「私は無視されるのが一番傷つくのよ。うん」

白井「コレハシツレイイタシマシタ。モウイチドオハナシヲウカガッテモヨロシイデショウカ?」

食蜂「そお?仕方無いわねぇ」

御坂「くっ、黒子ぉ?」

879: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:30:37.57 ID:PfGmuNas0
食蜂「だからね?私は初めて自分から携帯のアドレスとかを教えたのよ」

白井「それが第一位さまなのですね?」

食蜂「そうよぉ」

食蜂「ちゃんと連絡してね?って言ったのに未だに連絡無し!どうなってんのよ」

白井「第一位ともなればお忙しいでしょうし。もう少しお待ちになってはいかがですか?」

食蜂「うーん。でもそろそろ待ちくたびれたっていうか…」

御坂「もうこっちから行けばいいんじゃないの?」

食蜂「何言ってるのよ。私は今まで色々な男に声をかけられたの。でも決して自分からは声をかけなかったの」

御坂「…」

白井(そもそも結婚なさっている一方通行さんが連絡してくるのでしょうか?)

御坂(多分忘れてるんだと思うわ)

食蜂「まったく…なんで連絡くれないのかしら…」

880: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:31:06.92 ID:PfGmuNas0
piririri

一方通行「もしもしィ?」

『おう、一方通行か?』

一方通行「垣根か…なンの用だァ?」

『お前に伝言預かってさ』

一方通行「伝言だとォ?」

『なんだっけ…あの金髪で◯◯の…しょ、しょく…『食蜂操祈よ』そうそれ』

一方通行「食蜂操祈ィ?」

『あれ?知ってんじゃねぇの?第五位の心理掌握の事なんだけどよ…』

一方通行「心理掌握…あァアイツか…んで?ソイツが?」

『連絡くれ、って』

一方通行「…ン?……あァ、なるほどなァ。そういやそンな事言われてたっけなァ」

『確かに伝えた、じゃあな』

一方通行「おォ」

881: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:31:32.57 ID:PfGmuNas0
結標「垣根帝督から?」

一方通行「あァ」

番外個体「そういえばミサカ詫び入れてもらってないなー」

一方通行「大した怪我無かったンだからいいだろォが」

番外個体「あのねー、上位個体は気絶させられてんのよ?なんとも思わないの?」

一方通行「無傷だったンじゃねェか。三下から聴いたぞ?」

一方通行「登場早々イキなり能力使って打ち止め気絶させたってなァ」

番外個体「はーっ、つまんないの」

結標「そういえば電話の内容なんだったの?」

一方通行「あァ、その事だけどよォ、ちょっと電話してくるわ」

結標「わかったわ」

882: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:32:07.68 ID:PfGmuNas0
piririri

御坂「ん?ほら携帯鳴ってるわよ」

食蜂「どうせ派閥の子でしょ?もしもぉーし」

食蜂「え?」

食蜂「え?え?ウソ!?」

白井「一体どうしたのでしょう…」

御坂「さぁ…」

食蜂「やっと連絡くれたんだぁ」

白井「あら、一方通行さんでしょうか」

御坂「珍しいわね」

食蜂「うん、第二位と今日会ってね。それで…」ガチャ

バタン

白井「行ってしまわれました…」

御坂「なんだったのよ本当に…」

883: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:32:33.53 ID:PfGmuNas0
『そォか、垣根に伝言任せたワケか』

食蜂「うん」

『まァイイ。確かに連絡したわ、じゃァな』

食蜂「えっ?ちょっと待ってよ」

『ハァ?』

食蜂「せっかく電話くれたんだし…今度遊ぼうよ」

『…………分かった。あン時の礼ってことで少し付き合ってやる』

食蜂「うん、それがいいわ」

『後でメール送ってやる。適当に連絡してこい』

食蜂「はいはーい」

『じゃァな』ブツッ

食蜂「ふふ…第一位を手中に収めれば…」

884: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:33:33.66 ID:PfGmuNas0
食蜂「決めたわ!」ガチャ!

御坂「うわ!戻って来た!?」

食蜂「私!第一位を自分の物にするわ!」

白井(なんで一方通行さんの周りにはこういう女性関係のイベントが多いんですの?)

御坂(そんなの知らないわよ!)

白井「あのー、自分の物にするというのは…?」

食蜂「第一位よ!?学園都市として揺ぎ無い地位の持ち主!女王たる私に相応しいと思わないかしら!?」

白井「は、えー…ですが一方通行さんには…ムグッ」

御坂(面白そうだからちょっと黙ってなさい!)

白井(ですがお姉さま!)

御坂(自分の思い通りにならないって分かった時の顔が見てみたいわ!)

白井(でもそんなことしたら一方通行さんだけではなく結標さんにも迷惑が…)

御坂(うーん。でもそれでさらに仲が深まったらアリじゃない?)

白井(果たしてそううまくいくでしょうか…)

食蜂「ちょっと、またヒソヒソ話なの?」

御坂「ううん!なんでも無いの!」

食蜂「…まあいいわ。じゃあ早速会う約束しなきゃね…」ピッピッ

885: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:34:05.12 ID:PfGmuNas0
食蜂「決めたわ!」ガチャ!

御坂「うわ!戻って来た!?」

食蜂「私!第一位を自分の物にするわ!」

白井(なんで一方通行さんの周りにはこういう女性関係のイベントが多いんですの?)

御坂(そんなの知らないわよ!)

白井「あのー、自分の物にするというのは…?」

食蜂「第一位よ!?学園都市として揺ぎ無い地位の持ち主!女王たる私に相応しいと思わないかしら!?」

白井「は、えー…ですが一方通行さんには…ムグッ」

御坂(面白そうだからちょっと黙ってなさい!)

白井(ですがお姉さま!)

御坂(自分の思い通りにならないって分かった時の顔が見てみたいわ!)

白井(でもそんなことしたら一方通行さんだけではなく結標さんにも迷惑が…)

御坂(うーん。でもそれでさらに仲が深まったらアリじゃない?)

白井(果たしてそううまくいくでしょうか…)

食蜂「ちょっと、またヒソヒソ話なの?」

御坂「ううん!なんでも無いの!」

食蜂「…まあいいわ。じゃあ早速会う約束しなきゃね…」ピッピッ

886: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:34:45.69 ID:PfGmuNas0
初春「はー。第五位さんがですか?」

白井「ええ、一方通行さんを恋人にすると意気込んで昨日からヒートアップですの」

佐天「へぇー。見た目と第一位のことも相まってモテるんですねー」

白井「本当にただ惚れてるだけならいいんですが…」

初春「結構危ない人なんでしたっけ?第五位さんて」

白井「危ないというか何を考えてるか分からないというか…」

佐天「もしかしたら一方通行さんを利用して何か考えてるのかもしれませんね。いつかの垣根さんみたいに」

白井「もしそうでしたらかなり厄介ですの」

初春「そうなったら垣根さんの出番ですね」

白井「そうですわね、協力していただきましょうか」

佐天「それで?御坂さんはどうなってるんですか?」

白井「その第五位サマとやらと一緒に出掛けてますわー」

初春「そういえば麦野さん達は退院しましたけど上条さんはどうしたんですか?まだ入院してるんですか?」

白井「中々骨がうまくくっ付かないらしいんですの。特に肩が酷いらしくて」

佐天「でも初春たちが無事でよかったよー。皆して能力者同士の戦いに巻き込まれるだなんて」

白井「ええ、命あってなによりですわ。はは」

887: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:35:14.92 ID:PfGmuNas0
御坂「…」

食蜂「ちょっと、何か喋ってよ」

御坂「…」

食蜂「はぁーあ」

御坂「私が溜め息したいくらいよ」

食蜂「はぁ?何が不満なのよぉ」

御坂「まずあんたと二人で歩いてること」

食蜂「可愛くないわね。それとあんたじゃなくて操祈ね」キュイイン

御坂「ったく…なんで私が操祈の色恋沙汰に協力しなきゃなんないのよ…」ブツブツ

食蜂「へっ、チョロイわねぇ。少しずつ警戒心を解いていけば電磁バリアなんて関係ないのよ」

御坂「ん?なんか言った?」

食蜂「ううん、なんも言ってないわ」

御坂「でも運良く一方通行と会えたらなにするのよ」

食蜂「そうねぇ…とりあえず猛烈アタックね」

御坂「…ん?」

888: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:35:43.87 ID:PfGmuNas0
垣根「よう第三位じゃねぇか」

御坂「あんたドコにでも居るわね」

心理定規「今日は私も居るわよ」

御坂「心理定規じゃない。二人でデート?」

垣根「なにしてるにしろテメェには関係無ぇな」

御坂「な、何よその言い草は!」

心理定規「ごめんなさいね。帝督、最近になって正直になったのよ」

御坂「は、はぁ?」

垣根「ん?金髪じゃねぇか」

食蜂「第二位」

心理定規「金髪?ああ、食蜂操祈って彼女の事だったのね」

垣根「ああ。能力と同じで陰険な野郎っぽいだろ?」

食蜂「ななななんですって!?」

垣根「いい機会だ金髪。俺の名前は垣根帝督だ。人に会ったらちゃんと名前で呼ぶんだな」

食蜂「名前を知ってるくせに金髪って呼ぶあなたに説教なんか貰いたくないわね」

垣根「ん?なんで俺が名前を知ってるってことをお前が知ってるんだ?さては頭を覗きやがったな?仕方の無ぇ野郎だ」

食蜂「…」

889: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:36:11.74 ID:PfGmuNas0
御坂「で?結局何してるの?」

垣根「これから一方通行のトコに財布を取りに行くんだ」

食蜂「!」

御坂「財布?」

垣根「ああ、少し前に色々あってな。それで絹旗に財布預けたからこれから取りに行くんだ」

御坂「へぇ」

食蜂「ねえ、私も連れてってくれない?」

垣根「は?なんでまた…」

食蜂「会いたいからよ」

垣根「あんな奴に会いたいだと?最近の中学生はアルビノがブームなのか?なあ心理定規」

心理定規「少なくともそうじゃないと思うわ」

垣根「まあいい。好きにしろ」

心理定規「…食蜂さんだっけ?」

食蜂「そうだけど…あなたは?」

心理定規「私は心理定規。この人の恋人よ」

食蜂「恋人?へぇ…あなた見たいな人でも恋人なんか作れるんだ?垣根サン?」

垣根「ああ。俺でやっと作れるんだ。お前じゃ無理だな食蜂」

食蜂「…口の減らないヤツね」

890: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:37:07.74 ID:PfGmuNas0
心理定規「それで?食蜂さんは一方通行に会ったら何するつもりかしら?」

食蜂「そうねぇ…とりあえずアタック仕掛けるつもりよ?」

垣根「アタックだと…?…くくっ」

食蜂「?なにかおかしい?」

垣根「お前一方通行が好きなのか?ははっ」

食蜂「好きか?ですって?そう言われると分からないわね…」

垣根「おい心理定規」

心理定規「はいはい」

食蜂「え?何?…!?!?!?!?」

心理定規「分かったわ」

垣根「どうだった?」

心理定規「感情は好意そのものね。それに気付けて無いってことはまともに人を好きになったことが無いのね、きっと」

垣根「数値は?」

心理定規「14。これはかの浜面滝壺より上の数値よ。結構信頼してるのね一方通行のこと」

御坂「えっ?何?操祈って結構純情なの?」

垣根「バカ、純情ってのは邪心の無い心のことを言うんだよ」

御坂「あら、じゃあ違うのね」

垣根「ああ、こりゃどっちかって言うとウブだよウブ」

891: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:37:37.77 ID:PfGmuNas0
食蜂「こ、これが好きという感情なの…?」

垣根「そうなのか?」

心理定規「至って冷静だけどそうね」

食蜂「これが初めて人を好きになるという感情…」

垣根「しつけぇな。そうだって言ってるだろ」

御坂「そういえば物にするとは言ってたけど恋人にするなんて一言も言って無かったわね…なるほど…そういうことか…」

食蜂「んふ、決めたわ。第一位を彼氏にするわ!」

垣根「意気込んでるとこ申し訳ないがバッドニュースだ」

食蜂「は?」

垣根「一方通行は既に結婚している」

食蜂「え?…でも問題無いわ略奪愛なんてのがあるくらいだし…」ブツブツ

心理定規「…」

垣根(コイツは面白そうだな)

御坂(でしょ?)

食蜂「そういえば私はさっき何されたの?全然理解出来なかったんだけど…」

心理定規「私の能力、心理定規…あなたと同じく感情を偽りで塗りつぶす哀しい能力よ」

食蜂「?」

892: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:38:11.53 ID:PfGmuNas0
食蜂「ここが一方通行のマンションね」

垣根「本当に付いてきやがった」

心理定規「私としては会わせたくないのだけど…」

御坂「まあまあ」

垣根「さて…んじゃ呼ぶか」ピンポーン

『はィ?』

垣根「お前が出るなんて珍しいな」

『今丁度誰も居ねェンだよ』

垣根「そうか、悪いけど財布持って下に来てくれないか?」

『はァ?俺が行くのかよ?』

垣根「頼むよ、なあ」

『仕方無ェな…ちょっと待ってろ…』ブツッ

垣根「なんだ誰も居ないのか…あのニート研究員まで居ないとは珍しいな」

心理定規「色々あるんじゃない?淡希も居ないのも珍しいわね」

食蜂「ついに再開出来るのね!」

御坂「…」

垣根(おい、コイツこそ何かに洗脳されてるんじゃないのか?)

御坂(かもしれないわね)

心理定規(初恋は一直線なのよ)

893: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:38:43.15 ID:PfGmuNas0
一方通行「待たせたなァ…ア?」

垣根「おう待ってたぜ一方…『一方通行!』おい」

一方通行「は?なンでお前がここに…」

食蜂「会いたかったわぁ」グイッ

一方通行「ハ?」

食蜂「早速どこかに遊びに行きましょうよ!ね!」ググイッ

一方通行「オ、オイ!やめろ、引っ張るなァ…オイ…」

ウィーン

御坂「行っちゃったわ…」

垣根「強引な女だ」

心理定規「何事も無ければいいんだけど」

垣根「なに、一方通行だぜ?問題無ぇよ」

心理定規「だといいんだけど」

御坂「私も行きたい所があるんだけど」

垣根「言ってみろ」

御坂「ゲーセン」

垣根「…またカエルか?」

御坂「今度はぬいぐるみなんだけど…」

垣根「上条と行け」

御坂「誰かさんのせいで入院してるのよねー」

垣根「行くか心理定規」

894: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:39:09.75 ID:PfGmuNas0
一週間後


結標「絶対浮気よ!!」バン!

心理定規「ちょっと!分かったからそう強くテーブルを叩かないで!注目をあびてるわよ!?」

結標「あ、ごめん」

心理定規「まったく…」

結標「あの人夜な夜な遊びに出掛けるのよ!?私が誘っても反応無しと来たもんよ!!」

心理定規「毎日?」

結標「ちょうど一週間ぐらい前からね!!」

心理定規「一週間…」

結標「ねえ!垣根に頼んであの人を尾行してもらってちょうだい!」

心理定規「それは無理よ」

結標「なんで?」

心理定規「三日くらい前から出掛けてるの」

結標「はぁ!?大丈夫なの?それ」

心理定規「前にも三日くらい出掛けていたことがあったから特別心配はしてないけど…」

結標「ん?電話?」piriririri

心理定規「まさかね…」

895: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:39:39.52 ID:PfGmuNas0
結標「もしもし?」

結標「は?また遊びに行くの!?」

結標「ドコに行くのよ…ホ、ホテル!?」

結標「誰と遊びに行くかは言わないくせにそういうことは言うってどうなの!?」

結標「あ、ちょっと!」ブツッ

結標「切れたわ…」

心理定規「…」

結標「どうしたらいいのよ私」

心理定規「心当たりがあるわ」

結標「は?」

心理定規「一方通行は恐らく自分の意思で浮気してるわけじゃないわ」ピッ

結標「え?」

心理定規「もしもし?美琴?今から言うものを用意して大至急ファミレス前に来てちょうだい!」

心理定規「いい?大至急よ!?…用意するものは…」

896: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:40:11.58 ID:PfGmuNas0
御坂「ごめーん!待ったー?」

心理定規「遅い!」

御坂「うっ…いつもの心理定規じゃない…」

心理定規「はいこれ」

御坂「?なにこれ?」

心理定規「淡希の携帯。最後にあった着信から相手の場所を割り出して」

御坂「え?でも私そういうのは…」

心理定規「いいからするの!」

御坂「は、はい!」

結標「…」ソワソワ

心理定規「淡希、きっと大丈夫よ。急げばまだ間に合うわ」

結標「それはいいんだけど…」

心理定規「ん?なに?」

結標「なにが起きてるかいまいち理解出来ないんだけど…」

心理定規「いいわ。教えてあげる」

897: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:40:38.32 ID:PfGmuNas0
結標「第五位が…?」

心理定規「そう第五位が」

御坂「み、見つけました!」

心理定規「はいご苦労さま。で?場所は?」

御坂「第八学区のホテル街近くです!」

心理定規「第八学区のホテル街ですって?」

御坂「結構外れのほうなんだけど…ほらここ」ピッ

心理定規「ここ周辺って取り壊しが決定してる廃ホテルじゃない」

結標「や、野外プレイですって!?」

御坂「え!?野外!?」

心理定規「…」

御坂「あ、あとコレ。頼まれてたやつ。こんなもの何に使うの?」ヒョイ

心理定規「きっと役に立つわ」

御坂「こんなものが…」

心理定規「さ、行くわよ二人とも」

御坂「なんか知らないけど私も行くの?」

心理定規「当然よ。これは第五位との戦争なの」

御坂「は?」

898: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:41:09.05 ID:PfGmuNas0
垣根「ふっ…」

「どうなされました?」

垣根「ふははははははははっ!」

「ど、どうなされたのでしょうか…」

「分かりませんが男性は嬉しい事があると笑い出すと聴いたことがあります…」

「では何か嬉しい事があったのでしょうか?」

「おそらく…」

垣根(ふん…世間を知らねぇガキだと思ったが…存外、役に立つ女だ…食蜂操祈)

..........................................
『垣根帝督、お願いがあるんだけどぉ』

『お前に従うかは知らねぇが一応言ってみろ』

『三日程でいいから私の取り巻きの相手をしてほしいの』

『ん?どういう意味だそりゃ』

『私ちょっとした用事で学校を空けることになったのぉ。だから私が居ない間彼女たちのご主人様になってちょうだい』

『…上を知るにはまず下を知らなきゃならねぇ』

『で、どうする?』

『いいだろう。お前の代わりに取り巻きの相手をしてやる』

『ありがとう!細かい所は私がなんとかしとくから後よろしくね!』
..........................................

垣根(と言われあいつの座についたが…)

「なにかお飲み物はいかがですか?」

垣根「ああ、もらおうかな」

垣根(さながら王サマだ…ははっ)

899: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:41:39.09 ID:PfGmuNas0
結標「さて、このホテル街ね」

心理定規「来たはいいけど廃ホテルって結構あるのね」

御坂「ねえ、一通り事情は聴いたからそれなりに話は分かるんだけどさ」

心理定規「なに?」

御坂「なんで普通にホテルに入らないわけ?」

心理定規「なんでってそれは…常盤台の制服着てるからじゃないの?」

御坂「でも操祈は三日ぐらい前から学校に来てないわよ?それでも制服着てるのかしら?」

心理定規「あんなナリでも中学生よ?受付の人の目はごまかせないんじゃない?」

御坂「でも能力使えばそんなの…」

結標「なに言ってるのよ」

心理定規「え?」

結標「ただ単に外でしたかったんでしょ?」

御坂「…」

結標「青姦趣味があったのよ。一方通行が外でしたいのか、それともその女なのか。どっちにしろその食蜂ってヤツは痴女ね痴女」

心理定規「…」

900: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:42:05.67 ID:PfGmuNas0
心理定規「さて、最初のホテルね」

御坂「やっぱり廃ホテルだけあって暗いわね…夜だからなおさら…」

結標「懐中電灯あるわよ」カチッ

御坂「随分と用意がいいのね?」

結標「能力使うのに必要だもの」

御坂「ああ…」

心理定規「一個一個部屋を確かめるしかないのかしら?」

結標「それには及ばないわ」ヒュン

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

心理定規「っと…」

御坂「ちょっ…何したのよ!?」

結標「柱を一つ一つ移動させてるのよ。いわばダルマ落としの要領ね、ワンフロアずつ落としてるの」

御坂「物騒な…それって階層を一つずつ潰してるようなものよね…」

心理定規「さすがに目立つから次からはしないでちょうだい」

結標「わかったわ」

901: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:42:35.72 ID:PfGmuNas0
心理定規「このホテルには居なかった…と」

御坂「次のホテルね」

結標「望む所よ。その女見つけ出して裸にひん剥いてどっかのホテルの一室に転送してやるわ」

御坂「…」

心理定規「さ、行きましょう」

御坂「おーい操祈ー、一方通行ー居ないのー?」ガチャ

結標「出てきなさーい二人ともー」バタン

心理定規「ここには居ないのかしら」ガチャ

結標「次は上の階ね、飛ぶわよ」ヒュン

御坂「わわっ」ヒュン

心理定規「…」ヒュン

結標「あら?」

心理定規「どうかした?」

結標「この階層、封鎖されてるわ」

御坂「ホント」

結標「はい次ー」ヒュン

心理定規「気合入ってるわね…」ヒュン

御坂「これ見つからなかったらどうなるのよ…」ヒュン

902: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:43:05.74 ID:PfGmuNas0
結標「見つからなかったら…そうね…垣根でも仕向けるわ」

御坂「物騒ね」

結標「闇に堕ちるということはそういうことよ」

御坂「もうなにがなんだか…」

心理定規「居ることを祈って捜しましょう、ほら」

御坂「了解」

結標「出てきなさーい」ガチャ

御坂「ん?」

心理定規「どうかした?」

御坂「これって上に行けるんじゃない?」

結標「上?」

御坂「うん、ほら」

心理定規「確かに行けそうね」

結標「じゃあ上から捜しましょう。往復するのは面倒だから」ヒュン

903: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:43:35.52 ID:PfGmuNas0
御坂「…」

結標「…」

心理定規「何か聴こえるわね…」

御坂「多分こっち…」

結標「どれどれ…」

心理定規「…」

御坂「ストップ、ここらへん…」

ンフゥ・・・

ハァ・・・

結標「!」

御坂「やや、やっぱここよ」

心理定規「はぁ…ついに見つかったのね」

結標「蹴破るわよ」

御坂「え?蹴破る?」

心理定規「逃げられました、じゃ話にならないから慎重にね」

結標「わかってるわよ」

904: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:44:06.31 ID:PfGmuNas0
メキメキメキ…!


食蜂「!?」

メシャッ…!

結標「見つけたわ。泥棒猫…さん?」

食蜂「大分頑丈にバリケードしたつもりなんだけどなぁ…」

結標「そんなの関係無いわ。その場所に無理矢理他の物体をねじ込んでやればいいの」

食蜂「…!」

心理定規「抵抗しないほうがいいわよ」

御坂「なにしてるのよ操祈…」ハァ

結標「よくこんな月明かりが差すような場所で半裸になれたものね。そこで上半身裸になって寝てる男、私の夫なの。」

結標「回収してもいいわよね?」

食蜂「ダメに決まってるでしょう?」キュイイン

結標「って、聴くまでもないか…」ヒュン

結標「あら?」スカッ

食蜂「今のあなたはこの場所で一方通行を認識出来ないわ」

結標「能力ね…」

905: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:44:43.83 ID:PfGmuNas0
心理定規「…やっぱり厄介な能力ね」

御坂「十徳ナイフって表現は間違い無いみたいね」

食蜂「せっかく来た所悪いんだけど…回れ右してもらえるかなッ!?」キュイイン

御坂「ふん!」ビリリ

結標「思った通りね」

食蜂「またしても電磁バリア…」

心理定規「第五位に甘んじてるわけね。これじゃ第四位にも通用しなさそうね」

食蜂「なんちゃって」

御坂「あんっ!」

心理定規「ちょっと急に色っぽい声出してどうしたのよ」

御坂「んふぅ…」

食蜂「ねえ御坂サン?」

御坂「…何よ…」

食蜂「あなた私のことなんて呼んでた?」

御坂「は?普通に操祈って…あ」

食蜂「気付いたみたいね」

結標「ちょっと、どういうことよ」


906: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:45:13.09 ID:PfGmuNas0
食蜂「随分前から御坂さんは私の能力を食らってたってワケねぇ」

御坂「全然気付かなかった…」

心理定規「なるほど、呼び方ね?」

食蜂「あら、正解」

結標「説明してくれない?」

心理定規「さっき美琴が第五位の名前呼んだときにハッとしたでしょ?つまりそういうことよ」

結標「なるほど…呼び方を意識的に変えられてたのね」

食蜂「そういうコト」

結標「じゃあ今のはどういうことよ」

食蜂「今のは植え付けてた能力の片鱗を快感の増幅に利用しただけよ。それこそ口を動かしただけで腰が抜けるほどにね」

心理定規「美琴は使い物にならなさそうね」

結標「同感よ、ていうかそんな事も出来るのね」

御坂「んん…」

食蜂「なんでも出来るわよ?読心、洗脳、念話、記憶の呼び出し、感情の移植」

食蜂「あなたたちが目の前で立ってるのが不可能なぐらいにね」キュイイン

結標「ふぅん」ヒュン

心理定規「…」ヒュン

907: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:45:58.26 ID:PfGmuNas0
食蜂「話に聴くより厄介ね。座標移動ってのは」

結標「ちょっと、どこまで知ってるのよ」

食蜂「全部見たわ」

心理定規「聴いたじゃなくて見た、ね?随分と趣味悪いのね」

食蜂「それ、垣根帝督にも言われたわ」

結標「話しぶりからするに…一方通行の記憶を覗いたのかしら?」

食蜂「ええ、さすがは第一位、苦労したわ」

心理定規「一体どうやって…」

食蜂「一方通行ね、無意識の内で精神干渉系の能力を反射してたのよ。自分を失わないようにね」

食蜂「でも御坂さんみたいに距離を測って、それで警戒心が薄れた所で一気に行ったのよぉ」

心理定規「哀しいわね」

食蜂「なんとでも言って。私は一方通行と幸せになるの」

心理定規「次期に虚しいことだってのに気付くわよ?」

食蜂「それでも、よ」

食蜂「もういいかしら?これから忙しくなるのよ、一汗かかなきゃいけなくなるしね」

心理定規「仕方ないわね、淡希」ヒョイ

結標「メモ?」ヒュン

908: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:46:38.30 ID:PfGmuNas0
心理定規「そう」

結標「えっと…?」

心理定規「ちょっと、ここで声に出して読まないでよ」

結標「ああ、ごめんなさい」

食蜂「何をごちゃごちゃと…まずはあなたからよ座標移動!」

結標「結標淡希よ…!」ヒュン

食蜂「なんで?今のは完全に捕らえてたはずよ?」

結標「私は今完全にレベル5になったわ」

食蜂「は?」

心理定規「今よ、淡希」

食蜂「あれ?」

結標「食蜂操祈」

食蜂「後ろに!?」

結標「いいわ、あなたが自分の能力を使ってでも無いと男一人振り向かせられないって言うのなら」

結標「まずはその幻想をぶち壊すわ!!」バチン!

食蜂「ひにゃっ!」

結標「暗部舐めんな!!」

御坂「ハッタリ利かせてその隙をついて攻撃するなんて…んん…さすがね!…んっ」

心理定規「美琴に頼んで上条くんに用意させた説教の口上、役に立ったわね。決め台詞はどうかと思うけど…ゲームセットよ食蜂操祈」

909: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:47:06.85 ID:PfGmuNas0
後日

白井「はぁーそんな事があったんですの…」

御坂「そうよ?大変だったんだから」

初春「でも結標さんのレベル5になったーっていうのは一体…」

御坂「だからーハッタリだと思うのよ私は」

佐天「どうします?ホントにレベル5になってたら」

御坂「確かに食蜂の能力を避けてたし…大分怪しい動きもあったけどさすがにレベル5にはなってないでしょー」

白井「どんな能力も相手に狙いを定める必要がありますの。ですから結標さんはおそらく能力が適用される寸前で避けたのでしょう」

御坂「かもねー」

初春「それで一方通行さんはどうなったんですか?」

御坂「当麻の右手に触れてもらったから元通りよ」

佐天「よかったですねー」

初春「それで張本人である食蜂さんは…?」

御坂「能力使わないで真っ向勝負して一方通行を振り向かせるって張り切ってたわ」

白井「懲りないことですこと」

御坂「でも妻のガードが厳しいらしいわ」

初春「当然ですよね」

佐天「なにはともあれ解決して良かったですね」

御坂「ホントよ、一時はどうなるかと思ったわ…」

初春「そういえば今度の事件なんですけど…」

御坂「え?なになに?」
...............................................

..................................

......................

............

.....

..

.

917: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:14:13.57 ID:HRobbyip0
先日の出来事


食蜂「…」

御坂「あっ…んんっ…」

心理定規「ちょっと、あなたはじっとしてなさいよ」

結標「さて、どうしようかしら」

心理定規「気絶させればとりあえず解決すると思ったんだけど…」

結標「レベル5なだけはあるわね。そう甘くないということかしら…」

心理定規「やっぱり無理?」

結標「ええ、一方通行だけ認識出来ないわ。一方通行に対する座標も合わないし…」

心理定規「厄介ね…仕方無いわ。帝督を呼びましょう」

結標「悪いけどお願い出来る?」

心理定規「ええ」

御坂「んっ…いいっ…」

心理定規「…」

結標「なんか可愛らしいわね」

918: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:14:47.93 ID:HRobbyip0
常盤台の一室


垣根「しかし、食蜂はどこで何してんだ?一応中学生だろうが」

「普段から色々とお忙しい方ですから」

「常日頃、研究所より実験のお誘いが来てましたし。もしかしたらその一環なのかもしれません

垣根「実験ねぇ…」

「ええ、本来は進んで実験に参加なんてなさらないんですが…」

垣根「まだ実験って決まったわけじゃねぇしな。うん」

priririri

「垣根さま、お電話が」

垣根「電話?」

「はい」

垣根「携帯取ってもらってもいいか?」

「どうぞ」

垣根「おう悪いな」

「いえ、このくらい」

919: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:15:16.32 ID:HRobbyip0
垣根「おう、我だ」

『何よその一人称は』

垣根「心理定規か、何の用だ?」

『ていうかやっと出たわね?』

垣根「は?」

『ここ二、三日ずっと出なかったじゃない』

垣根「ん、まあ色々あったんだ」

『まあいいわ。今から第八学区の廃ホテルに来てちょうだい』

垣根「八学区の廃ホテルだと?なんでまた…まさかお前、青姦の趣味が…」

『何バカなこと言ってるのよ!いいから来なさい!』

垣根「わ、分かった。今から行く」

『急いでよね。じゃ待ってるわ』

垣根「…廃ホテルか」

「お出掛けになさるんですか?」

垣根「ああ、少し出てくるよ」

「お気をつけて」

垣根「おう」

920: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:15:44.06 ID:HRobbyip0
結標「どうだった?」

心理定規「とりあえず来るわよ、多分」

結標「た、多分?大丈夫なのそれ?」

心理定規「大丈夫よ」

結標「…」チラッ

食蜂「…」

御坂「んぅ…」

心理定規「えっと…」チラ

一方通行「…」

心理定規(随分と白いわね…でもいい身体してるわ…)

心理定規(ちょ、ちょっとぐらい触っても…)サワ

心理定規(わっ…スベスベ…)

心理定規(帝督みたいなのもいいけど…こういう身体にも抱きついてみたいわね…)

ドガッシャアアン!

心理定規「はわっ!」

921: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:16:11.50 ID:HRobbyip0
垣根「よお、来てやったぜ?」

心理定規「は、早かったわね」

垣根「それなりに急いだからな…ん?」

垣根(上半身裸の一方通行、半裸の食蜂、赤面してうずくまってる第三位…そしていつもの露出結標)

垣根「な、何をやってたんだ?お前ら」

心理定規「第五位と戦ってたのよ」

垣根「ん?詳しく聴かせてくれ」

心理定規「そのつもりよ」

結標「早く済ませてね」

心理定規「そのつもりよ」

垣根「早く話せ」

心理定規「急かさないで」

垣根「まさか一方通行を四人で…」

心理定規「変な想像しないで!」

922: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:16:37.72 ID:HRobbyip0
垣根「なるほどな、能力に反してなかなか行動的じゃねぇか」

心理定規「で?どうするの?」

垣根「とりあえず一番問題ある第三位は俺が担ぐ。んで一方通行はお前が担げ」

心理定規「わ、私が!?」

垣根「ああ、結標が一方通行を飛ばせれば早いんだが…認識出来ないなら仕方がねぇ。さすがに俺じゃどうにもならねぇからな」

心理定規「で、でも第五位を私が担いで貴方が二人を担げば…」

垣根「…あー、多分食蜂の方が重いぜ?それに…一人がそれぞれを担ぐにしろ…」

結標「第五位は担ぎたくないわ」

垣根「な?」

心理定規「分かったわ。じゃあ私が一方通行を背負うから二人をお願いね」

垣根「ああ」

結標「私は何をすればいいのかしら?」

垣根「後ろから付いていてくれ。能力使って移動するにしろそれじゃ一方通行が置いてけぼりになっちまうからな」

心理定規「ねえ。単純にあなたが一方通行を担いで私たちがさきに座標移動で飛べばいいんじゃない?」

垣根「嫌だよ。こんな状態の第三位をいかにして運ぶかが楽しいんだろ」

心理定規「…」

垣根「周りの安全確認もある。頼むぞ結標」

結標「了解したわ」

923: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:17:07.26 ID:HRobbyip0
垣根「さて…まずは第三位か」

御坂「ん…」

垣根「…」ツン

御坂「あひっ」

垣根「はっ」

御坂「ちょっ…ちょっと、んっ…やめて…あっ…」

垣根(動く度に反応してるな。しかも外部からの刺激にも対応してやがる…)

心理定規「どうするの?」

垣根「能力を使って背負うしかねぇな。衝撃を全部吸収するような未元物質を作ればいけるな」

心理定規「大丈夫そうね」

垣根「コイツ次第だがな」

心理定規「ていうか精神操作の類でこんなに出来るの?」

垣根「少し説明してやる」

結標「興味あるわ」

924: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:17:40.08 ID:HRobbyip0
垣根「俺の勘だがな…」

結標「腐っても第二位の勘だからそれなりに信用するわ」

垣根「まず食蜂の能力じゃ見た限り感覚の操作ってのは出来ない。痛覚や触覚を誤認させるってこったな」

垣根「つーことはだ、結局はその感覚の感じ方を敏感にしてるだけだ」

心理定規「つり橋効果とか?」

垣根「ああ。簡単に言うと…昼間に化け物なんかに会っても怖くねぇが、それが夜中だと余計に怖い。そういうこったな」

結標「それだったら口を開くことが快感に繋がらないんじゃないかしら?」

垣根「感覚意思の増幅…いわば意思の操作だ。対象にどんなふうに感じさせるか」

垣根「体を動かせば自分には分からない程度に刺激が走る。筋肉の運動によってな」

垣根「その刺激の類を気持ちいいと誤認させて…あとは思考と感情とか色々を全開にしてやれば…」チラッ

御坂「あぁっ…」

垣根「これの出来上がりだ」

結標「なるほど」

心理定規「感覚は操作出来ないけどその感覚の捕らえ方は操作出来るってことね」

垣根「多分な」

925: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:18:09.31 ID:HRobbyip0
垣根「さて、んじゃ運ぶか」

心理定規「私は準備出来てるわ」

結標「私も」

垣根「よいしょ…」ファサッ

心理定規「見た目的にはなんにも変わらないんだけど」

垣根「見えないだけだ。これでも背中に纏ってるんだぜ?」

垣根「第三位、ちょっと揺らすぞ」グイッ

御坂「んっ…んあーっ…!」

垣根「ほいっ…と。んで食蜂を片手で担いで、と」

食蜂「…」

垣根「しかし見事に気絶してるな。ホントにビンタ一発で沈んだのか?」

結標「ええ」

心理定規「ただ単に打たれ弱かったんじゃないの?」

垣根「かもな。さて目指すは上条の居る病院だ」

心理定規「行くわよ」

結標「ええ」
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...................................
........................
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......
...
..
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926: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:18:35.41 ID:HRobbyip0
病院前


垣根「到着だ」

結標「後ろ随分と静かだったわね」

垣根「俺もびっくりだ。衝撃吸収の未元物質で身を包んだだけはあるな」

心理定規「で?このまま上条くんの所に行くの?」

垣根「いや、おんぶはもう疲れた。ちょっと待っててくれ…」タタッ

心理定規「って担いだまま行っちゃったわ」

結標「なにする気かしら。ていうか第五位は半裸のままなんだけど大丈夫かしら…」

垣根「待たせたな」ガチャガチャ

心理定規「車椅子?」

垣根「ああ。こっちの方が面白そうだからな」

垣根「ほら第三位、車椅子に乗せるぞ?」ヒョイ

御坂「ん…ふぅ…はぁ」

垣根「これでよし」

心理定規「ちょっと、食蜂はどこに置いてきたのよ」

垣根「冥土帰しに預けてきた」

心理定規「そうなの?」

垣根「おう、さて、目指すは上条の病室だ。行くぜ」ニヤニヤ

927: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:19:56.31 ID:HRobbyip0
御坂「…」カラカラ

垣根「…」ニヤニヤ

心理定規(やっぱり一方通行は抱き心地よさそうね)

結標「…」

垣根「段差だ、ちょっと揺れるぞ」ガタン

御坂「んうっ…んぁ…」

垣根「…」ニヤニヤ

心理定規(細身に抱かれるというのも悪くないかも…)

垣根「また段差」ガタッ

御坂「んぎっ…も…もう…」

垣根「は?」ガタン!

心理定規「ちょっとなんで往復してるのよ」

御坂「い…っく…ぅ…」

垣根「え?」ガタタッ

御坂「んんっ…!…!…!!」ビクビクッ

垣根「おうおう…」

心理定規「…」

928: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:20:23.19 ID:HRobbyip0
垣根「さて、着いたぜ」

心理定規「…」

結標「…」

垣根「なんだよその目は…」

心理定規「いえ、なんでもないわ」

垣根「まあいいか。入るぞ」コンコン

『どうぞー?』

垣根「邪魔するぜ」

上条「垣根じゃないか、どうしたんだ?」

垣根「なにも聴かずに俺以外の奴らの頭に触ってくれ」

上条「は?」

心理定規「私も?」

垣根「ああ、念のためにな。ほら、さっさと触れ」

上条「え?…お、おう」ポンポン

御坂「…」

一方通行「…」

心理定規「次は私たちね」

上条「あ、ああ?」ポンポン

929: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:20:53.02 ID:HRobbyip0
結標「やっとね…一方通行…」

心理定規「よかったわね」

結標「ええ、じゃまたね」ヒュン

心理定規「え!?もう帰るの!?」

垣根「さて、んじゃ俺も行くか」

御坂「…ちょっと」

垣根「…」

御坂「…」

垣根「お、お大事に…」ダッ

御坂「あのクソ第二位め…!」

心理定規「じゃあ私も帰るわ。じゃあね二人とも」

上条「え?あ、おう」

御坂「色々と腑に落ちないけど…またね」

心理定規「じゃあね」

上条「一体なんだったのでしょう…」

御坂(垣根に見られた…)シュン

上条「?」
.............................................
.................................
.....................
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......
...
..
.

930: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:21:18.19 ID:HRobbyip0
御坂(あれだけは絶対に言えないわ…)

白井「お姉さま?」

御坂「え?なに?」

佐天「だからー他に何かありませんでしたか?って聴いたんですよ、その第五位さんの事件で」

御坂「話した内容が全部よ。特になにも無いわね…うん」

初春「ちょっとー皆さん私を無視しないでくださいよー」

佐天「ごめーん初春!で?なんだっけ?」

初春「だからー常盤台の謎のハーレム事件ですって」

御坂「うーん、その事件ねーいまいちピンと来ないのよね」

白井「現に私たちは聴いたことが無いんですのに」

佐天「常盤台と言えば…最近例の女王サマの取り巻きも見ないって聴きますよ」

御坂「あー、それは食蜂が入院してるだけよ」

佐天「ビンタ一発でですか?」

御坂「結構効いたみたいよ?」

初春「やっぱり女王サマだけあって虚弱なんですかね?」

御坂「さぁね。でも確か昨日あたりには退院してるはずね」

931: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:21:55.11 ID:HRobbyip0
御坂「それで?ハーレムがなんだっけ?」

初春「ですから常盤台に男性が一人居て、その人が一大ハーレムを築いてるんですよ」

白井「確かに常盤台に殿方が侵入出来ればハーレムですわね」

初春「侵入とかではなくて、しっかりと受け入れられてるらしいんですよ。まあ噂ですけども」

佐天「でもハーレムを作るにしろどうして常盤台なんだろ?霧ヶ丘とかもあるのにね」

初春「中学生だから…とかですかね?」

佐天「うーん」

白井「それにしても常盤台にわざわざ侵入してハーレムを築くとは…」

初春「第五位さんに御坂さんも居るのに勇気ありますよね」

佐天「そうねー、まるでバレても問題ないみたいだね。第五位と第三位なんかいつでも相手してやるぜ、って感じ」

白井「ん?」

初春「ほえ?」

932: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:22:12.69 ID:HRobbyip0
佐天「え?どうしたんですか?」

白井「犯人が分かった気がしますの」

初春「凄いですね。さすがは白井さん」

御坂「それで?犯人って?」

白井「単純にお姉さまより強い殿方で考えればいいんですの」

佐天「とすると…上位の能力者だから…」

初春「垣根さんと一方通行さんですか?」

白井「なおかつそういうことをしそうな方は?」

初春「また垣根さんですか?」

白井「完全にそうというわけではありませんが…可能性は大分高いと思いますの」

御坂「垣根か…」

佐天「確かめてみればいいと思いますよ!」

933: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:22:40.32 ID:HRobbyip0
垣根「…」

「どうなされました?」

垣根「いや、食蜂の野郎は一体どこでなにしてんのか、って思ってな」

「わかりませんがもう少し垣根さまにここの番を頼むと申してましたよ」

垣根「それは知ってるんだが…」

垣根(心理定規に聴いた話だと確か未だに一方通行の尻を追っかけてると聴く…)

垣根「ま、しばらくこうしてるのも悪くねぇ」

「垣根さま、そろそろ能力向上カリキュラム指導のお時間です」

垣根「お、そうか。んじゃ行くか」

垣根(俺が常盤台に居れる理由。食蜂の口添えはもちろんだが…第二位として生徒達に指導をしてやるってのが条件なんだが…)

垣根(しかし、こうして見ると中学生もわりと悪くねぇな。ありがとよ食蜂)

「ではこちらに」

垣根「今日はどこだ?」

「本日は野外での指導となりますので前回の屋内指導とは違い派手な能力者が集まります」

垣根「そうか」

「はい、それでレベル4の方も何人かお見えになります」

垣根「レベル4…そういや屋内の時は一人も見なかったな」

「人数もさることながら男性の力を借りるということに懸念を抱いてる人も多いようです」

垣根「くだらないプライドだ。本当に能力のレベルを上げたいなら這い蹲るしかねぇってのによ」



934: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:23:19.45 ID:HRobbyip0
御坂「それで常盤台に来たはいいんだけど…」

初春「今日は随分と外来の方が多いんですね?」

白井「本日は野外で能力向上の公開指導カリキュラムがありますの」

白井「かなり優秀な方が指導なさるとのことで一般の方々も招いているんですの」

佐天「なるほどー。それで人が多いわけですね」

白井「ええ」

御坂「でも私そんな話聴いてないんだけど」

白井「今回のはあくまで能力向上指導ですの。ですからレベル5であるお姉さまの耳に入るかどうかは…」

御坂「なるほどね」

佐天「でも誰が教えるんですかね?」

初春「研究所とかの偉い人じゃないですかね?」

白井「事前までわかりませんのでなんとも…」

御坂「ちょっと見ていかない?」

白井「特に急ぎでもありませんから構いませんわ。特別大きな事件でもありませんし」

御坂「ていうか事件なの?」

白井「一人の殿方が女子中学生の園に居るんですのよ?」

御坂「そ、そう?でも言われてみれば危険かもね」

935: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:23:46.66 ID:HRobbyip0
「垣根さま、そろそろです」

垣根「おう」

『では本日、ご指導を頂くのは学園都市第二位の能力者。垣根帝督さんです』

垣根「そういや今日は何をすればいいんだ?」

「今回は一般の方もおりますので一応は講演という形になっております。時折、実践という形で指導なさってください」

垣根「具体的には?」

「能力実演や生徒たちに能力を使用させてアドバイスなどを…」

垣根「分かった。じゃあ行って来る」

「では頑張ってください」

垣根「ああ」

『垣根さん、どうぞ』

垣根「…」テクテク

「こんにちは垣根さん」

垣根「おう」

「さて本来ならば実現しなかったレベル5による講演ですが、常盤台に居られるご友人の口添えで今回の講演をお決めに?」

垣根「ん、まあそうだな。実際にこうして俺がここに立つなんて考えていなかったからな。一重に食蜂のお陰かもな」

「なるほど、ご友人とはかの心理掌握、食蜂操祈さんでしたか」

垣根「まあな」

「今回の講演内容について少しお聴きしてもよろしいでしょうか?」

垣根「…今回は…超能力者になるためには、って感じか?とりあえずそれで行くか」

「分かりました。ではすぐに講演に移りますので準備のほう、お願いいたします」

垣根「ああ」

936: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:24:14.27 ID:HRobbyip0
舞台裏


「講演内容考えてらしたんですか?」

垣根「いや、今考えた」

「大丈夫ですか?」

垣根「なんとかなるだろ」

「そうですか」

垣根「今はなんの時間なんだ?」

「垣根さまの準備の時間と常盤台の先生方が来られるための時間です」

垣根「そうか」

「垣根さん、そろそろお願いします」

垣根「ああ」
..........................................

垣根「さて、改めて自己紹介させてもらう。垣根帝督だ。本来こういう場では敬語を使うんだろうが性に合わねぇから普通通りでやらせてもらう」

垣根「能力向上のためには、か。まず能力発動のための土台に自分だけの現実が必要ありきなのは知ってるだろ?」

垣根「簡単に言えば信じる力だ。つまりは自分は超能力者になんかなれっこないって思ってたらそいつの成長はそこでストップだ」

垣根「詳しくは話さねぇがそういうことだ」

垣根「俺は第二位としてさらに上に立つべく第一位を倒そうと思ったことがある」

垣根「あん時、俺は自分の能力は決して第一位に遅れは取らねぇと信じてた」

垣根「結果、能力を使用して第一位に傷を付けることに成功した」

垣根「だけど俺は負けちまった」


937: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:24:45.83 ID:HRobbyip0
垣根「俺の攻撃は全部解析され、んで潰された」

垣根「と、まあここで関係の無い話を一つしたが…何を言おうとしてるか分かるか?…そこのお前」

「わ、私ですか!?」

垣根「ああ」

「え、っと…諦めてはならないということでしょうか?」

垣根「ほう、さすがは常盤台だな。そういうことだ」

垣根「俺はまだ負けたとは思ってはいねぇ。いつか自分なら一方通行を越せると思っている」

ザワザワ

垣根「俺は一方通行自身になんで勝てねぇか説教されたことがある。足りないもんがあるってな」

垣根「その答えは未だに分からない…自分だけの現実の新境地なのか、または新しい認識、感覚なのか…」

垣根「だが、いつかは掴みとってやろうと思ってる」

垣根「さて、随分と自分語りになったがやっと本題だ」

垣根「能力の強度を上げるには、だ」

垣根「今までの話を踏まえて…そこの蛇女。なにが必要だと思う?」

「へ、蛇?私のことですか?」

垣根「ああ」

婚后「私、レベル4の婚后光子と申します」

垣根「聴いてもいねぇのにレベルを宣言すんのか。案外テメェみていなヤツがレベル5に近いのかもな」

婚后「へ?そうですか?」

垣根「かもな」

938: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:25:20.25 ID:HRobbyip0
垣根「んで、婚后とやら。答えてみろ」

婚后「まずさっきお話なされたように諦めないこと、それに努力、あと自分を信じることでしょうか?」

垣根「努力か…確かに第三位みたいに自力で這い上がるのも正解だ。だが一つだけお前の答えに足りないもんがある」

婚后「はい?」

垣根「目標だ。お前らまずなんで能力のレベルを上げたいんだ?」

垣根「友人を見返したい。他の人が上位能力者だ。ただ単にレベルを上げたいだけ。結構なことだ」

垣根「だが、それだけじゃ絶対にレベルは上がらねぇと俺は思ってる」

垣根「ちっぽけな目標じゃ意味が無いんだよ。ま、これだけ言えば頭のいいオマエらだ、すぐに理解出来るだろ」

垣根「ちなみに俺にも目標はあった。だが同様に一方通行にも目標があったんだろうな…」

垣根「俺の敗因は単純にその差だと思ってる。」

垣根「んじゃ講演はここまでにするか。次は実践だ、今から希望者を募る」

垣根「希望者には俺が能力でサポートして一時的だが超能力者級の力を貸してやる」

垣根「自分の強化された能力を見れば目標も見つけやすいだろ…」

垣根「んじゃ希望者は手を上げてくれ」

垣根「…結構居るな…んじゃまずは手前の白髪で赤眼の女の子だ。壇上に上がって来てくれ」

「ありがとォございますゥ」

垣根「ん?白髪で赤眼?」

939: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:25:48.86 ID:HRobbyip0
一方通行「よいしょっ…とォ…」

垣根「なんでお前がここに…」

一方通行「ふン、温い演説どォもォ。マイク貸せや」

垣根「あ、おい!」

一方通行「どうせ能力使って声量上げてたンだから別にイイだろォが」

垣根「チッ」

一方通行『ア、アー。さっき話にあった一方通行だ。よろしくゥ』

一方通行『さてと…ンじゃまァ…さっきの話に一言付け足す感じだが…』

一方通行『目標つゥか…何かを守りたいって気持ちでもイイかもなァ』

ザワッ

一方通行「ほら返す」

垣根「は?お前はなんでここに…」

一方通行「まァ気にすンな」

垣根「ま、まあいいか。さて、んじゃ改めて希望者挙手」

垣根「せっかくだから手前のヤツら、まとめて来い。一人一人見てやる」
...........................................
.................................
........................
.................
...........
.....
...
.

940: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:29:06.09 ID:HRobbyip0
垣根「さて、色んな奴らの能力を見たがなにか掴めそうか?常盤台諸君」

垣根「んじゃ次は第三位以下のことについてお話を…」

「私がなんですってー!?」

垣根「は?」

垣根「な、なんだ?さっきからレベル5が飛び入り参加じゃねぇか…」

御坂「あんた何やってるのよ」

垣根「講演だ、特に用事が無いなら下がれ。邪魔だ」

御坂「なにふざけたこと言ってるのよ。あんたでしょ、うちの生徒でハーレムを作ろうとしてたのは」

垣根「…なんのことだ」

ザワザワ

御坂「ネタは上がってるのよ」

白井「その通りですの」シュン

垣根「…」

御坂「あんた、食蜂に代わって派閥を率いてるんだって?覗きの件もあるし信用無いのよねー」

御坂「ちなみに詳しい話は他の子に聴いたわ」

白井「講演中に申し訳ありません。この後は一方通行さんにお任せになって大人しくお話を聴かせてくださいまし」

垣根「なるほど、だから一方通行が居たわけか」

一方通行「あいにく別件だァ」

垣根「あ?」

御坂「さ、大人しくしてちょうだい。中学生の檻にあんたは危険だわ」

941: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:29:33.97 ID:HRobbyip0
垣根「これが何か分かるか?第三位」ヒョイ

御坂「…ボイスレコーダー?」

垣根「ああ」カチッ

『い…っく…ぅ…』

御坂「!?!?!?!?!?!?」

白井「!!!!!!!!!!!!」

垣根「大人しくその後輩を連れて引き下がれ。次はマイクから通すぞ」

「あのー講演は…?」

一方通行「俺が代わりにしてもイイらしいから…今は休憩の時間にしてくれ。引き継ぐからよ」

「は、はあ…」

白井「そ…それは…」

垣根「お前の大好きなおねえさまの秘密ボイスだ」

御坂「いつのまにッ…!」

垣根「ほら、早く下がれ」

御坂「くっ…!」

白井「あの…そのレコーダー…」ヒソヒソ

垣根「なんだ?譲ってほしいのか?」ヒソヒソ

白井「ええ…まあ…その…」ヒソヒソ

垣根「俺はなにもハーレムを作ろうとしてたわけじゃねぇ。食蜂に頼まれて取り巻きの世話をしてただけだ」

垣根「なにが言いたいかわかるか?白井黒子」

942: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:00.60 ID:HRobbyip0
白井「ハーレム事件など無かったということですのね?」

垣根「そうだ」

白井「行きましょうお姉さま。今回の事件は黒子の勘違い、初春の勘違い、佐天さんの勘違いでしたの」

御坂「は?でも…あのレコーダー…」

白井「無闇に人様の持ち物に手を出すと私たちが危ないですの。どうかここは一旦お引取りに…」グイグイ

御坂「ちょっと!押さないで!こら!」

垣根「ふん。さすがは風紀委員。俺が無実だと認めてくれたか」

垣根「さて、待たせたな講演の続きを…!」ヒュンヒュン

心理定規「…」

結標「…」

垣根「どうしてオマエらが…」

心理定規「ここ数日どこで何してるかと思えばまさか常盤台で中学生相手に◯◯指導をしてるだなんてね」

垣根「◯◯はいらねぇぞ」

心理定規「一方通行に頼んで街中を捜させた甲斐があったわ」

垣根(一方通行め…!こっちサイドだったか…)

心理定規「さ、帰りましょう帝督。あとは一方通行に任せて大丈夫だから」

垣根(実を言うとまだ帰りたくねぇ!もうすこし中学生相手のご主人様をやっていてぇ…!)

心理定規「行くわよ…!」グイ

垣根「くっ…」

943: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:28.76 ID:HRobbyip0
一方通行『さァて、垣根がご退場になるぜェ?盛大に拍手で感謝しろォ』パチパチ

パチパチパチ…

一方通行『ンじゃ今から俺が演説してやる。議題は守るための力と親友についてだァ』

一方通行『一言に守るって言ってもなァ、色々あるンだわ。家族、友人、恋人、妻、兄弟』

一方通行『俺は以前に保護者同然のヤツをとあるヤツに傷つけられたことがある』

一方通行『俺はそん時、ほんの少しの間だが…レベル6級の力を手にした…』

一方通行『苦戦してた相手も軽々と倒せるほどのなァ…自分でもよく分かンねェがそういうときこそ人は強くなれるンだと思ってる』

一方通行『ンじゃ次は親友についてだ』

一方通行『こンな俺にも親友は居る。さっきの垣根の事だな…』

一方通行『色々あったが今はお互いを高め合う存在になってるンだと思ってる』

一方通行『能力向上にはこういう人間関係も必要なのかもなァ…』

一方通行『だから知り合いは多く作っとけ。守る対象を広げるためにもなァ』

一方通行『さて次だが…「見つけたわ!私の王子さま!!」ア?』

食蜂「一方通行!さ、一緒に出掛けましょ」

一方通行「…」

結標「懲りずにまた来たわね…」

食蜂「恋に障害はつき物らしいわ!これも一種の障害なの!」

一方通行『悪ィがこの俺の講演はここで終了だ…』

一方通行「淡希、頼ンだ。俺は逃げる」

結標「え?」

944: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:54.62 ID:HRobbyip0
一方通行「ダメだ。ああやってナチュラルに好意むき出しにされるとどうも苦手だ。俺は逃げる」

結標「…」

食蜂「今から近くに行くわ!」

一方通行「…」サッ

食蜂「ちょっとぉ!待ってよぉ!」

結標『え…とじゃあ私が引き継いで講演を…』

.................................................

垣根(さて、どうやって逃げたものか…)

心理定規「…」

垣根(ん?)

一方通行「…」ササッ

垣根「おい一方通行!」

一方通行「ン?お前まだ舞台裏に居たンかァ?」

垣根「まあな」

心理定規「淡希は?」

一方通行「俺の代わりに講演している」

心理定規「?」

一方通行「ンじゃ俺は急ぐンで…」

垣根「待て」ガシッ

一方通行「なンだ…」

垣根「食蜂に追われてるんだろ?」

一方通行「どォしてそれを…」

垣根「後ろに来てる」

一方通行「!」

945: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:31:24.20 ID:HRobbyip0
一方通行「離せ!」

垣根「待て、協力してやる」

一方通行「ハ?」

垣根「済まねぇ、心理定規。一方通行に手を貸してくる」

心理定規「…え?ちょっと帝督!」

垣根「ああ。ほら行くぞ一方通行」グイ

一方通行「オ、オイ!そっちは食蜂が…」

垣根「いいんだよこっちで」ファサッ

心理定規「待ちなさい!」

食蜂「あ!来てくれたのね!」

垣根「ちょっと通してくれ」

食蜂「あ、はいはい」

一方通行「ン?」

垣根「素直に通してくれたな」

一方通行「あ、あァ…?」

垣根「さて、実は俺の講演はまだ終わってねぇんだ。最後に俺の能力を披露して終了の予定だ」

一方通行「ンで舞台に戻ってるわけか…」

垣根(心理定規に捕まりたくねぇからな。ついでだから利用させてもらうぜ)


946: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:31:53.94 ID:HRobbyip0
結標『…であるからして…能力っていうものは…』

垣根「さてお前ら」

結標『あら?』

垣根「せっかくだから普段は見れない常盤台以外の以外のレベル5の能力を披露してやる」

垣根「…」チラッ

心理定規「こら帝督!」タタッ

食蜂「よく分からないけどなぜか道を譲っちゃったわ…」タッ

垣根「準備いいか?」

一方通行「もう逃げ出したいくらいだ」

垣根「ははっ」バサッ

一方通行「…」カチッ

垣根「せっかくだからお前も羽みたいなの生やせ」

一方通行「仕方ねぇ」ゴバッ

「たっ、竜巻の翼!?」

「あちらは天使の羽のような…」

心理定規「帝督!」

食蜂「はぁ…はぁ…待って…一方通行…」

結標「またあなたは性懲りも無く…!」

白井「垣根さま!レコーダーを!」

垣根「行くぞ一方通行」ドンッ

一方通行「はィはィ」ゴバッ

垣根「ほら、白井受け取れ!」

白井「っと、よっしゃー!!」

垣根「こういう助け合いもいいもんだ」

一方通行「はァ…これから忙しくなりそォだなァ…」
..............................................
.................................
...................
..........
.....
..
.

947: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:32:58.16 ID:HRobbyip0
後日


「さて、先日の講演、どうもご苦労様でした」

垣根「…」

結標「…」

一方通行「…」

「当初、垣根さん一人の予定でしたが…いつのまにか二人増えて講演なさりましたが…」

「思いのほか、生徒や一般の方にウケが良くてですね。ぜひまたお願いしたいものです」

「それに、あの講演を聴いて能力のレベルが上がった生徒も何人かいます」

「そのことに関してもお礼を言わせていただきます。ありがとうございます」

「それと私自身、非常に興味深いお話を聴けたと思っています。一人の教師として、常盤台の人間としてお礼を言わせて貰います。」

垣根「そうか、そりゃなによりだ」

「ええ、ですが最近になって我が校のレベル5の挙動が少し…」

垣根「なんかおかしいのか?」

「はい、つきましてはあなた方に今一度、常盤台のレベル5としての自覚を取り戻さしていただきたく…」

垣根「は?」

「食蜂操祈、ならびに御坂美琴の校外学習の一環ということで二人を預かってほしいのですが…」

垣根「…」

一方通行「…もう一回聴いていいか?」

「ですから先程述べた二名をお預りになって、自分だけの現実の再最適化を促してほしいのです」

「第二位と第一位のお二人が今一度指導していただければ大丈夫かと思いまして」

948: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:33:47.50 ID:HRobbyip0
「もちろん、タダでとは仰りません。それ相応の代価をお支払いいたします」

「このまま、あの二人が腑抜けきってしまうと学校側としても都合が悪いので…」

「お願いいたしますね?」

垣根「…」

一方通行「…」

pririririr

結標「ごめんなさい、電話いいかしら?」

「ええ、どうぞ」

結標「もしもし?」

一方通行(どうすンだ)

垣根(俺に聴くな…)

「なお、その際の生活していただく施設はこちらで用意させていただきますので」

一方通行「ン?」

「失敬かと存じますが…期間中、我が校のレベル5と二人で暮らしていたただきます」

垣根「おい待て。お前のところはそれでいいのか?まだ中学生だろ?」

「さすがにそこの分別は出来てると思いまして。それに統括理事会からもお声掛けがありまして…」

一方通行「と、統括理事会だとォ…?」

「はい。第一位さまの仰られた知り合いを多く作るという言葉にいたく共感なされたようで」

「我が常盤台は男性との交流が少なかったことが能力の向上に至らなかったと考えまして…」

「近い将来、共学を考える方針とともにその先駆けとしてお二方に我が生徒をお願いしたいのです」

949: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:34:27.83 ID:HRobbyip0
一方通行「…」

垣根「話を聴く限り御坂や食蜂と二人で暮らせって言ってるように聴こえるんだが気のせいだよな?な?」

「いえ、お二人のどちらかが食蜂操祈と、御坂美琴と暮らしていただきます」

「そのことに関しても承諾はすでに取れております。食蜂操祈が第一位さまを強く希望いたしましたので…」

「順位のことも考えて、一方通行さまと食蜂操祈で、垣根さまと御坂美琴で二人暮らしをしていただきます」

垣根「…」

結標「一方通行、仕事よ」

一方通行「こンな時に…一体なンだ?」

結標「私もちょっと信じられないから自分で聴いてみて」ヒョイ

一方通行「?もしもしィ?土御門かァ?」

『一方通行、大変なことになった』

一方通行「ン?」

『お前を単独で指名した依頼が来た』

piriririri

垣根「ん、俺も電話いいか?」

「お構いなく」

垣根「悪いな」ピッ

垣根「おう、俺だ」

垣根「…え?」

960: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 23:29:32.92 ID:HRobbyip0
『一度しか言わないからよく聴け。第五位である食蜂操祈の自分だけの現実を最適化する手助けをしろ』

一方通行「え?」

『少し前より第五位の能力が不安定になっているらしい。詳しいことは分からないが上が困ると言っている』

『不本意かもしれないが常盤台側に従って手助けをしてやってくれ。じゃ、頼んだぞ』

一方通行「オ、オイ!」ブツッ

結標「どうだった?」

一方通行「どォって…」

結標「私は正直言うと嫌だけど…残念だけどこの依頼は断れないの」

一方通行「…なンでだ」

結標「簡単に言うとアレイスター絡みなの。断るとどうなるか分からないあなたじゃないわよね?」

結標「私たちの安全のために頑張ってね。念のために言っておくけど浮気は許さないわよ」

一方通行「…」

垣根「…」

一方通行「…もしかしてお前もか?」

垣根「…ああ。第三位がそうなったのはお前のせいだって思い切り言われたらしい…」

垣根「心理定規が怒りながら電話してきたよ…それに今回の依頼、大分上の方から圧力がかかってるらしい…」

一方通行「…」

950: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:35:10.52 ID:HRobbyip0
「もうよろしいでしょうか?」

垣根「ああ…」

一方通行「…」

「で、引き受けていただけますか?」

垣根「…不本意ながら」

一方通行「あァ、受けてやるよ…」

「そう言っていただけると信じていました。やはり私の目に狂いは無かったようですね」

「同じ教育者のようなものを感じていましたので。きっと大丈夫かと思っていました」

「では早速顔を合わせていただきます。二人とも、入ってきてください」

御坂「失礼します…」

食蜂「失礼しますぅ」

垣根「…」

一方通行(来たか…)

「施設の場所は彼女たちが知っていますので、ではよろしくお願いいたします」ガチャ

垣根「え?お前帰るの?」

「ええ、別の仕事もありますので。くれぐれもお願いいたしますね」

「彼女たちはいわば常盤台のエースですから。ではさようなら」

951: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:35:51.09 ID:HRobbyip0
食蜂「さ、行きましょ?一方通行」グイッ

一方通行「…あァ」チラッ

結標「信じてるわあなたの事。中学生の誘惑なんかに負けないでね」

一方通行「…」

結標「黄泉川たちには言っておくから。その女の能力には十分気をつけてね」

垣根「…」

御坂「…」

結標「じゃ私帰るわね、また会いましょ垣根帝督」ヒュン

垣根「…」

御坂「なんであんたなんかに…」ブツブツ

垣根「これも依頼だ。悪く思うな」

垣根「さ、行くか」

御坂「私嫌なんだけど」

垣根「…」サッ

御坂「そのレコーダーは…!」

垣根「白井に渡したのはコピーだ。言うこと聴く気になったか?第三位」

御坂「くっ…!」

垣根「ま、仲良くしようぜ」

垣根(依頼を断れば今まで行った罪を公にされる。こいつと住むのも厄介だが風紀委員や警備員に追われる生活も厄介だ)

垣根(だったら御坂と住むほうを迷わず選ぶよなぁ…?)

952: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:36:19.57 ID:HRobbyip0
絹旗「常盤台の生徒に指導ですか?」

結標「ええ、ちょっとした上の命令でね。多分しばらく帰ってこないわ」

黒夜「今度は兄ちゃん、先生になんのか」

番外個体「常盤台って女子中でしょ?大丈夫なのかな?」

芳川「さすがに妻帯者よ?そこの部分は大丈夫でしょ」

打ち止め「うーん。なんだか波乱の予感、ってミサカはミサカは予言してみる!」

黄泉川「でも一方通行が居なくなったら居なくなったで少し寂しくなるじゃん」

結標「一方通行が居たからこその家庭だったのかもしれないわね」

黄泉川「そうかもじゃん」

結標(とはにこやかに言ったものの…実際落ち着いてなんか居られないわ!)

結標(手出ししたらただじゃおかないわ!食蜂操祈!)

絹旗「どうしたんですか?そんな怖い顔して」

黒夜「絹旗みたいに一方通行に相手してもらえないから嫉妬してるんじゃねぇの?常盤台の生徒に」

絹旗「な!私は別に一方通行に相手してもらえないから寂しいとかそういう…」

結標(嫉妬…そうかもしれないわ…)

番外個体「ムスジメ?」

結標「うん、大丈夫。信じてるから!」

打ち止め「?」

結標(お願いだからあんな女に堕ちないでよね…一方通行…)

結標(絶対に!)



fin