由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」前編
由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」 没ネタ集
由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」後編
~数年後、結婚式場~
ワイワイ ガヤガヤ
義輝「ふむぅ……。まさか我々の中で、八幡が一番最初に結婚することになるとは」
彩加「あはは。たしかに八幡は一生独身だったとしても楽しく生きていそうな感じがするし、こうも早く籍を入れるっていうのはすごく意外だね」
八幡「別れる気がない以上、遅かれ早かれ結婚することになるわけだしな」
八幡「結婚は人生の墓場とかよく聞くが、まぁ……、あいつと同じ墓に入ることになるならそう悪いもんでもないさ」
義輝「なぬっ!? おむしの口からそのような言葉を聞くことになるとは……」
義輝「もしや貴様、八幡の偽物であるなッ!!!?」ババッ!
八幡「あ? おまえなに言ってんの? つーかいい歳して中二病続けてんじゃねぇよ」
義輝「いやほら、俺だってほんとは恥ずかしいんだけどさ、最近は作家もメディアに露出する機会が偶にあったりするからキャラ立ちも重要というか……ね?」
八幡「お、おう……。おまえも色々と苦労してるんだな……」
彩加「ほら、材木座君のそういうところを気に入って応援してくれいる人だってきっと少なくないよ! がんばって!!」
義輝「うん。ありがとう……」
義輝「ごほん! ごらむごらむ……それはそうと、花嫁は放っておいてよいのか?」
八幡「あぁ~、さっき控室に行ったら小町と雪ノ下に追い返された。メイクやら衣装やらバッチリ決めてる姿をギリギリまで見せたくないってのが、結衣の希望だとさ」
八幡「なんで小町と雪ノ下は控室に入ってよくて、新郎である俺が立ち入り禁止なんだよ」ケッ!
義輝「おぬしの奉仕部内での扱いは、今も昔も変わっていないのだな」
八幡「うっせ」
彩加「え、えっと。何はともあれ八幡、本当に結婚おめでとう!」
義輝「うむ! めでたいめでたい!!」
平塚「比企谷、私からも祝福させてもらうぞ」
八幡「みんな、ありがと……ん?」
義輝「…………」
彩加「…………」
八幡「…………」
平塚「うん? どうかしたのか?」
八幡「……平塚先生、いつからここに居たんですか」
平塚「いつからも何も最初から居たさ。招待状を送ってくれたのは君と由比ヶ浜だろうに」
八幡「あー、えっと、そうじゃなくってですね」
平塚「おっと! そうかそうか、もう由比ヶ浜ではなく比企谷になるんだったな。私としたことがうっかりしていたよ、すまない」
八幡「はぁ、なんかもういいや……。別に結衣の呼び方くらい自由で構わないと思いますよ」
平塚「そうかね? たしかに二人とも比企谷では紛らわしいものな、ハハハ」
平塚「それにしても、先程は随分と惚気ていたな」
八幡「はい?」
平塚「ほら、『あいつと同じ墓に入ることになるならそう悪いもんでもない』だのなんだの」
八幡「そんなとこから聞いてたんですか」
平塚「ハハハ。だから最初からここに居たと言っているだろう」
平塚「君たちは私のような売れ残りの存在など、気にもとめていなかったようだがな!」
義輝「…………」
彩加「…………」
八幡「……その歳で自虐ネタされても、さすがに笑えないっす」
平塚「グハッ!!」
義輝「そのような発言と性格のせいで売れ残っているのでは……」
平塚「ぐうぅぅうううッッッッ」
戸塚「二人とも、そんなこと言っちゃダメだって!」
戸塚「……今更内面を変えたところでもう手遅れなんだからさ」ヒソヒソ…
平塚「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
・
・ ・
・ ・ ・
・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・
平塚「という夢を見たんだ……」ズーン…
八幡「んな話されましても……」
八幡「ってか、俺と由比ヶ浜が付き合い始めてからまだ半年も経ってませんよ? いくらなんでも結婚とか気がはやすぎなんじゃ」
平塚「し、仕方ないだろう! 私だって好きでそんな夢を見たわけではないんだ!」
八幡「はいはい」
平塚「ぐぬぬ……」
平塚「しかしまぁ真面目な話、君たちは互いに一途そうだからな。もしかしたら正夢になってしまうかもしれないぞ?」
八幡「いやいや、さっきのか正夢になっちゃったら困るでしょう。……平塚先生が」
平塚「……グスン」
平塚「と、とにかく! せっかく素敵な彼女が出来たんだ。あまり悲しませるような真似をするんじゃないぞ」
八幡「言われなくともわかってますよ」
八幡「それに、先生にも色々と感謝してますから。怒られるような真似はもうしませんって……多分」
平塚「ふふ、そうかそうか」
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それでは、またいつか! ( ・ω・)ノシ
由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」 没ネタ集
由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」後編
652: ◆EJ0MB3jlw2 2014/11/16(日) 16:14:06.23 ID:8W4Lv1lQ0
~数年後、結婚式場~
ワイワイ ガヤガヤ
義輝「ふむぅ……。まさか我々の中で、八幡が一番最初に結婚することになるとは」
彩加「あはは。たしかに八幡は一生独身だったとしても楽しく生きていそうな感じがするし、こうも早く籍を入れるっていうのはすごく意外だね」
八幡「別れる気がない以上、遅かれ早かれ結婚することになるわけだしな」
八幡「結婚は人生の墓場とかよく聞くが、まぁ……、あいつと同じ墓に入ることになるならそう悪いもんでもないさ」
義輝「なぬっ!? おむしの口からそのような言葉を聞くことになるとは……」
義輝「もしや貴様、八幡の偽物であるなッ!!!?」ババッ!
八幡「あ? おまえなに言ってんの? つーかいい歳して中二病続けてんじゃねぇよ」
義輝「いやほら、俺だってほんとは恥ずかしいんだけどさ、最近は作家もメディアに露出する機会が偶にあったりするからキャラ立ちも重要というか……ね?」
八幡「お、おう……。おまえも色々と苦労してるんだな……」
彩加「ほら、材木座君のそういうところを気に入って応援してくれいる人だってきっと少なくないよ! がんばって!!」
義輝「うん。ありがとう……」
義輝「ごほん! ごらむごらむ……それはそうと、花嫁は放っておいてよいのか?」
八幡「あぁ~、さっき控室に行ったら小町と雪ノ下に追い返された。メイクやら衣装やらバッチリ決めてる姿をギリギリまで見せたくないってのが、結衣の希望だとさ」
八幡「なんで小町と雪ノ下は控室に入ってよくて、新郎である俺が立ち入り禁止なんだよ」ケッ!
義輝「おぬしの奉仕部内での扱いは、今も昔も変わっていないのだな」
八幡「うっせ」
彩加「え、えっと。何はともあれ八幡、本当に結婚おめでとう!」
義輝「うむ! めでたいめでたい!!」
平塚「比企谷、私からも祝福させてもらうぞ」
八幡「みんな、ありがと……ん?」
義輝「…………」
彩加「…………」
八幡「…………」
平塚「うん? どうかしたのか?」
八幡「……平塚先生、いつからここに居たんですか」
平塚「いつからも何も最初から居たさ。招待状を送ってくれたのは君と由比ヶ浜だろうに」
八幡「あー、えっと、そうじゃなくってですね」
平塚「おっと! そうかそうか、もう由比ヶ浜ではなく比企谷になるんだったな。私としたことがうっかりしていたよ、すまない」
八幡「はぁ、なんかもういいや……。別に結衣の呼び方くらい自由で構わないと思いますよ」
平塚「そうかね? たしかに二人とも比企谷では紛らわしいものな、ハハハ」
引用元: ・由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」
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653: ◆EJ0MB3jlw2 2014/11/16(日) 16:14:58.70 ID:8W4Lv1lQ0
平塚「それにしても、先程は随分と惚気ていたな」
八幡「はい?」
平塚「ほら、『あいつと同じ墓に入ることになるならそう悪いもんでもない』だのなんだの」
八幡「そんなとこから聞いてたんですか」
平塚「ハハハ。だから最初からここに居たと言っているだろう」
平塚「君たちは私のような売れ残りの存在など、気にもとめていなかったようだがな!」
義輝「…………」
彩加「…………」
八幡「……その歳で自虐ネタされても、さすがに笑えないっす」
平塚「グハッ!!」
義輝「そのような発言と性格のせいで売れ残っているのでは……」
平塚「ぐうぅぅうううッッッッ」
戸塚「二人とも、そんなこと言っちゃダメだって!」
戸塚「……今更内面を変えたところでもう手遅れなんだからさ」ヒソヒソ…
平塚「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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平塚「という夢を見たんだ……」ズーン…
八幡「んな話されましても……」
八幡「ってか、俺と由比ヶ浜が付き合い始めてからまだ半年も経ってませんよ? いくらなんでも結婚とか気がはやすぎなんじゃ」
平塚「し、仕方ないだろう! 私だって好きでそんな夢を見たわけではないんだ!」
八幡「はいはい」
平塚「ぐぬぬ……」
平塚「しかしまぁ真面目な話、君たちは互いに一途そうだからな。もしかしたら正夢になってしまうかもしれないぞ?」
八幡「いやいや、さっきのか正夢になっちゃったら困るでしょう。……平塚先生が」
平塚「……グスン」
平塚「と、とにかく! せっかく素敵な彼女が出来たんだ。あまり悲しませるような真似をするんじゃないぞ」
八幡「言われなくともわかってますよ」
八幡「それに、先生にも色々と感謝してますから。怒られるような真似はもうしませんって……多分」
平塚「ふふ、そうかそうか」
654: ◆EJ0MB3jlw2 2014/11/16(日) 16:17:48.97 ID:8W4Lv1lQ0
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それでは、またいつか! ( ・ω・)ノシ
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