1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:01:46.34 ID:rA1koMiJo
セイバー「いえ、もう時間とか超越しているから今日とか関係ないですけどね」ポツーン

セイバー「湖の妖精にエクスカリバーを返すようベディヴィエールに命令し」

セイバー「世界と仮契約してまで聖杯を求め、ブリテンの救済、王の選定のやり直しを願ったが」

セイバー「聖杯を求める過程でシロウと出会い、私は過ちに気づき」

セイバー「契約を反故にした結果、正規の英霊として私はここ――アヴァロンへと至った訳です」ポツーン

セイバー「アヴァロンは今日も良い天気だ。風も心地よい。楽園とはこのような場所を言うのだろう」ポカポカ

セイバー「……暇だ」ポツーン

セイバー「ランスロット卿やガウェイン卿らは英霊の座にいるのでしょう」ポツーン

セイバー「アヴァロンに居るのは私だけ……」ポツーン

セイバー「……どうしてこうなった」ポツーン


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1338656506(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

引用元: セイバー「今日もアヴァロンに独りぼっちだ……」 

 

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:03:06.01 ID:rA1koMiJo
セイバー「聖杯戦争で剣を交えた英霊達……私も死した後は彼らと同じように英霊の座に至ると思っていたのですが」

セイバー「ふ…」

セイバー「王は孤独である運命(サダメ)か……」

セイバー「………」ポツーン

セイバー「……寂しいです」ズーン

セイバー「妖精郷なのに妖精もいない……」ポツーン

セイバー「私の他にアヴァロンに辿り着いた者も居ない……」ポツーン

セイバー「いやいやいや……おかしいじゃないですか、それは!」

セイバー「てっきりギャラハッド卿あたりはコッチにいるんじゃないかなーと思ってたりしましたよ!?」

セイバー「クーフーリンだって妖精郷に足を運んだことあるじゃないですか!!」

セイバー「なのに私一人って……独りって……」orz

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:04:17.06 ID:rA1koMiJo
セイバー「イギリスの危機にアーサー王はアヴァロンより甦る(キリッ」

セイバー「………」

セイバー「エクスカリバー返したら、ただの少女に戻っていいのではなかったのですか!!」ダンダンダン

セイバー「絶望した!! 英霊になってまで人を働かせる世界の仕組みに絶望した!!」

セイバー「今ならアーチャーの気持ちが理解できる……」

セイバー「うぅ……働きたくないです、シロウ……」

セイバー「シロウのご飯が食べたいです……ここにはリンゴしかない……」カジカジ

セイバー「皆、今頃は座で楽しく談笑しているのだろうか……」

セイバー「はぁぁ……」




4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:05:02.79 ID:rA1koMiJo



このSSは英霊の座の日常をダラッとお送りするものです
過度な期待や、設定の正しさ、キャラ崩壊など気にせず、じゃんけん死ねェ!!な気分で流し見してやってください。
登場人物は一部を除き真名で書かれているので、fate/Zero、fate/staynight、fate/EXTRAのネタバレにご注意下さい。



5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:08:15.24 ID:rA1koMiJo
【携帯電話】

キャス狐「ゲ…清姫からのメールが百件。 ウザッ…!!」ブンブン

イスカ「おい、そこな狐耳。そりゃあ、もしかして携帯電話というヤツか?」

キャス狐「ケータイっていうかスマホですけど。あんまり近づかないでくれません? 筋肉ダルマ」ニコッ

イスカ「ほー。余が聖杯戦争に招かれた時の携帯電話は、こう、かなりの大きさであったがのう」ワキワキ

エミヤ「ふむ……確か征服王が参戦したのは第四次の頃と聞く。当時の携帯は電話の子機ぐらいの大きさだったろうな」

エミヤ「しかしそもそも当時は携帯電話など珍しかった筈。よく知っていたな?」

イスカ「うむ。リサーチというヤツだ。余は聖杯戦争の後は世界征服に乗り出すつもりであったからのう」

イスカ「当時の最新技術ならばあまねく知り、我が軍略の糧とせねばなるまいて!」ドヤッ

エミヤ「世界征服か。なかなか心動く単語だな」

イスカ「おう、わかるか!」

エミヤ「ふっ…残念だが貴方の想像しているような感情ではない」

エミヤ「正義の味方としては、世界征服を企むような者は捨て置くこともできないのではと思ったのさ」

イスカ「なんと! 世界征服のロマンが分からぬとは。お主、それでも男か?」

エミヤ「正義の味方にもまたロマンがあるのだよ、征服王。まあ、共感を得られるとは思っていないがね」

キャス狐「はいはい、男の子のロマンとか向こうで語ってくださいねー」シッシッ

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:09:40.02 ID:rA1koMiJo
イスカ「…………」マジマジ

キャス狐「あのー…英霊の座でのセクハラってドコに訴えればいいんですかねぇ?」マジウッゼェ

エミヤ「私に尋ねられてもな」

イスカ「そのスマホとやら、呉れ」

キャス狐「呪うぞ、脳筋ダルマ」ニコッ

イスカ「余はそのスマホとやらを使ってみたいのだ」

キャス狐「なんなんですか! この人会話のアンテナが0本なんですけど!!」

イスカ「この身は征服王ゆえなぁ…欲しいモノは略奪してでも手に入れるぞい。集え、余の軍z…」アイオニオン…

エミヤ「やめい!」スパン!

イスカ「あいた! おお、そりゃハリセンだろう? テレビで見たぞい」

エミヤ「投影したものだがね」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:10:30.28 ID:rA1koMiJo
エミヤ「スマートフォンは私が投影するからガマンしたまえ。彼女の使っているモノより更に新型のものだぞ?」トレースオン

イスカ「ほう、便利だのう!」

キャス狐「ちょ、新型って! この未来人め!!」キー

キャス狐「そのスマホ、私の分も投影してくれますよねー!?」

キャス狐「このむさ苦しいマッチョ親父にプレゼントして、かわいいかわいいキャス狐ちゃんをスルーとか有り得ないですよ?」

キャス狐「二丁目の人かと思っちゃいますよ? 言いふらしちゃいますよ?」

エミヤ「わかったからその流言はやめてくれ。私にその趣味はない」ハァ

イスカ「なんだ、無いのか」

キャス狐「男色も廃れたもんですねー」

エミヤ「いい加減にしろ古代人、中世人」

エミヤ(……これからは尻にアイアスを張っておこう)




9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:12:32.19 ID:rA1koMiJo
【黒白黒】

ウラド「………」

ランス「………」

ライダー「貴方達、そこで何をしているのですか?」

ウラド「主の教えに逆らう不信心者、圧政の暴君めの命だ!」

ランス「ネロ殿が我々にここで待つようにと。女性の頼みを無碍にもできまい」

ライダー「はぁ……お二人とも紳士なのですね」

赤セイバー「待たせたな、漆黒の騎士たちよ!!」トウッ

ガウェ「む? ランスロット卿? 何故ここに」

ランス「ガウェイン卿? 貴方こそ、なぜ彼女と一緒にいるのだ?」

赤セイバー「白き騎士よ、二人の間に立つのだ!!」

ウラド「?」

ガウェ「はぁ…?」スタスタ

ランス「この並びになんの意味が?」

赤セイバー「ふむ……」

赤セイバー「真ん中は黒くならないのか?」キョトーン

ライダー「オセロか!」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:14:49.26 ID:rA1koMiJo
【地味なる湖光】

ガウェ「ランスロット卿にも劣らぬ見事な甲冑ですね、ウラド公」

ウラド「おお、何たる罪! 罪であろう! 不義不貞の象徴たる黒騎士と見紛う程に私と黒衣は調和している!」

ランス「その喧嘩、買ったぞウラド公」イラッ

ライダー「お、落ち着いて……」オロオロ

ウラド「だが人間などは醜悪なるものだ。漆黒が相応せぬ者など居ようか! そのような者はそも人間ではない!!」

赤セイバー「ここにいるぞ! 余に黒などという地味な色は似合わぬ!! もっと華やかな色でなくては!!」デーン!

ランス「地味な色を着ていて悪かったな!!」

ライダー(なぜこの赤いセイバーは火に油を注ぐような事をーーー!?!)

ガウェ「ランスロット卿、大事なのは華やかか地味かではなく、似合うか似合わないかです」

ガウェ「地味な人が華やかな装いをしても、それは均衡を欠くというものです」

ガウェ「貴方のその黒い甲冑は、貴方に大変似合っていますよ」

ランス「私が地味だと言いたいのか、ガウェイン卿!!!」

ライダー「あわあわあわ…」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:15:53.33 ID:rA1koMiJo
ガウェ「ふむ……」

ガウェ「まあ剣からビーム出せない時点で派手とは言い難いのでは?」

ライダー(何真面目に考察しているんですかーーー!!)

ランス「おのれ、ガウェイン卿! 王とお揃いの剣を持っているからと言って!!」

ガウェ「いえ、貴方のアロンダイトも素晴らしい名剣ではないですか。ビーム出ませんが」

赤セイバー「むむむ……余も剣からビームを出したいぞ! 出したいったら出したい!!」ムキー

ウラド「お、ぉ、ぉ…見るに堪えぬ。一条、一瞬の光に貴様らは心奪われ、自らの盲目の罪を背負うというのか!」

ライダー「み、みなさん喧嘩は…」

ガウェ「ははは、どうして私達が喧嘩など?」

赤セイバー「そういえばメデューサ、そなたの宝具もビームと聞いたぞ! 余に譲る気はないか!!」

ライダー(私を巻き込まないでください!!)

ランス「貴女までビームを出すのか! 黒いから仲間だと思っていたのに!!」ギロッ

ライダー「わ、私の宝具は手綱であって、ビームでは……」

赤セイバー「よく考えれば余の黄金劇場の中であらば、剣からビームを出すことなど造作もないな!」ピカーン

赤セイバー「流石は余の宝具だ!」エッヘン!

ランス「ネロ殿、ぜひ我がアロンダイトからもビームを出せるようにしていただきたい!!」

ウラド「結局羨ましいのか、貴様」

ライダー「もうやだ……」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:18:48.85 ID:rA1koMiJo
【開業】

エミヤ「トレース・オン……この機種なら君の握力にも耐えられるだろう」

バサカ「おお、有り難い。感謝しますぞ」

エミヤ「……君が普通に喋っているのには中々馴れないな」

ドレイク「おーい、赤い方のアーチャー」

エミヤ「ドレイクか。頼まれていた防水携帯ならそこに置いてあるから持っていってくれ」

ドレイク「悪いね、代金はここに置いておくよ」ジャラッ

エミヤ「ちゃんと正規の金なのだろうな?」

百ハサン「「「「エミヤ殿、家族割りという存在を聞いたのだが……」」」」ズラッ

エミヤ「君達は同一人物だろう……」

李書文「カッカッカ……この老体にも使える簡単携帯というものがあると伝え聞いてな?」

エミヤ「ふむ、私のお薦めはコレだな」つ カタログ

ランサー「よう、携帯ショップ開業したんだって?」

エミヤ「……どうしてこうなったのやら」ハァ…

ランサー「釣り具投影するよりはよっぽど他人の役に立ってると思うぜ?」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:20:04.48 ID:rA1koMiJo
ジル「ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥ!! 私とペアで契約したしましょううぅぅぅぅ!!」

ジル「今ペア契約するとジャンヌのストラップが漏れなく貰えるのですよぉぉぉぉ!!!」

ジャンヌ(これ私じゃない……)

ランス「王のストラップが貰えると聞いて」

ガウェ「王のストラップが貰えると聞いて」

モード「父上のストラップが貰えると聞いて」

ベディ「王のストラップが貰えると聞いて」

ケイ「妹のストラップが貰えると聞いて」

キャス子「セイバーのストラップが貰えると聞いて」

ギル「セイバーのストラップが献上されると聞いたぞ」

ランサー「………」

エミヤ「……大丈夫だよ、遠坂。俺もこれから頑張っていくから」トーイメ

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:24:03.61 ID:rA1koMiJo
【貧派】

ギル「今更ながらであるが、サーヴァントとして現界するのは座のコピーであって」

ギル「本体である我はコピーの記録を“こういうことがあった”と識る程度なのだが……」

ギル「ふむ……我がアーサー王――セイバーに求婚した事も記録に残ってる故」

ギル「本物の我が実際に見定めてやろうと思っていたのに、座に居らんとは。何たる不敬か」

エンキ「お見合い相手の写真を眺めているみたいだね、友よ」

ギル「言うな」

エンキ「ネロはアーサー王にそっくりだという噂だけど、どうだろう」

ギル「我がセイバーに求婚したのは、その容貌によるものではない」

ギル「だいたいあの赤いセイバーの容姿は、実に不愉快だ」

エンキ「青い方は?」

ギル「あちらの方ならば我が恩寵を得る資格は与えてやっても良い」

エンキ「友よ、君がバインバインのプルンプルンが嫌いなのはイシュタルのせいかい?」

ギル「エンキドゥよ……全ての英霊の上に立つ我が、たかが 婦の事をトラウマにしてるなどよく口にしたものよ!!」イラッ

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:25:48.74 ID:rA1koMiJo
エンキ「どぅどぅ……まあ理由はどうあれ、人の嗜好はそれぞれだから僕からは何も言うまい」

エンキ「君と同好の英霊もここには多く居るだろうし、友達を作るよい機会だ」

エンキ「エミヤ君とかも平原の方が好きと聞いたよ」

ギル「我にお前以外の友を作れというだけでも飽きたらず、よりにもよってあの贋作者を奨めるとは万死に値するぞ!!」

エンキ「ギルガメッシュ……二次成長より始まる女性の成長を思えば、君の嗜好に泣かずは居られない」

ギル「その程度の摂理に叛かずして何が我の妃か!」

エンキ「わかった、ならば決闘だ」スッ

ギル「面白い。三日と半日ぶりだな!!」スッ


ドッカーン



イスカ「まーた始まったわい。喧嘩するほど仲がよいのう、あの二人は」

エミヤ「桜君、藤ねぇ、ルヴィア……このラインナップを見れば、私が平原が好きなのではなく」

エミヤ「単に山が苦手という事が分かっていただけるだろう」

ランサー「どこ向かって喋ってんだ?」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:27:54.70 ID:rA1koMiJo
【黒の利点】

エミヤ「黒は“何にも染まらぬ色”という特性から裁判長などの公平性を求められる職業の色になっている」

ハサン「公平さは兎も角、何にも染まらぬという意味ではウラド公が黒騎士なのは道理という気がしますな」

アリス「宗教狂いと手段を選ばないのは貴方も同じよね? ハサン=サッバーハ」

ハサン「私もまた、黒の似合う者ということですな」

小次郎「お主は喇叭の類故、黒くて当然とも思うが」

エミヤ「いや、黒は忍ぶには意外と向いていない色らしい。実際の忍者は柿色辺りを好んでいたとか」

小次郎「ほう、そうだったのか」

アリス「忍者の時代の人が未来人に教わっている……」

小次郎「この身は喇叭とは縁のないただの農民故な」

エミヤ「私は暗殺とは縁がある人生だったからな……」フッ

ハサン「李書文殿の登場でハサンは産廃などと呼ばれる昨今、アーチャー殿までアサシンクラス狙ってるとか笑えないですぞ」

エミヤ「アレの本職はランサーだろう」

小次郎「それで言うなら拙者はセイバーで登場したかったぞ」

ハサン「アサシンを滑り止めの学校みたく言わないでください!!」モー

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:29:21.90 ID:rA1koMiJo
アリス「ところで黒が忍ぶのに適さない色なら、なぜ貴方はそんな探偵アニメの犯人みたいな黒タイツを着用しているの?」

エミヤ「アリス、人の趣味をとやかくいうのは良くない」

小次郎「ああ、素肌に赤ジャケットとかな」

エミヤ「うぐっ…アレは何かの間違いだ……」

ハサン「身体のラインに無駄な凹凸が出ると潜入に不便ですし、発見されやすくなるので、タイツは必須ですよ」

ハサン「黒はアレですね……」

ハサン「汚れが目立たないので」デーン

小次郎「それはまた所帯じみてるな」

エミヤ「あぁ……黒は汚れが目立たなくていいよな」ウンウン

アリス「そうね」ウンウン

小次郎(そういえばアーチャーも私服が黒で、戦装束も聖骸布以外黒であったな……)



18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:30:30.41 ID:rA1koMiJo
【頑固な汚れ】

アリス「ありすの服装は真っ白だから、汚れが目立って目立って……お洗濯が大変なのよ」ハァ

エミヤ「ムーンセルも汚れの付着まで再現しなくてもよかっただろうにな」

エミヤ「まあ尤も、子供が走り回るのを咎める事はできまい」

アリス「それはそうよ。ありすは病院で寝ていた分、沢山遊ばなきゃダメなの」

ハサン「寝たきりは寝たきりで着替えが大変ですけどねぇ…」ハァ

小次郎(なにこの奥様方の集い……)

ライダー「そうか……昔は黒い服を好んでいたお姉様達が白い服を好むようになったのは……」ヒョコッ

ライダー「私を洗濯で困らせる為だったのですね!!!」ガビーン

エミヤ「いやそれは流石に穿ちすぎではないかね?」

ライダー「いえ、あの人達なら十二分にありえますとも……」ドヨーン




< 赤「アエストゥス↓エウトゥス↑ーーーー!!」ペカー

< ラ「おお……で、では私も……」ドキドキ

< ラ「アロン↓ダイト↑ーーーーー!!!」ペカー

< ラ「出たー! ビーム出たーー!!」

< 赤「うむ、見事なビームであったぞ、黒騎士よ!!」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:32:55.17 ID:rA1koMiJo
ガウェ「話を聞くに、黒い服は質素倹約の証なのですね」フム

ガウェ「あのランスロット卿にそのような一面があったとは……」

ガウェ「それにゴルゴンの魔女と呼ばれる貴方も、本当は家庭的な方なのですね」

ライダー「え、いや……この服は姉様のおさがりで……」ボソボソ

エミヤ(ボディコンではなくサイズが合ってないだけだったのか……)

小次郎「おさがり……兄・姉を持つものの宿命……ッ!!」

アリス「何故か侍がひどく落ち込んでいるのだけれど……」

ハサン「次郎というのは日本では二番目の子供の名前なのですよ。坊ちゃんは長男なのに慎二ですけど」

ウラド「兄には兄の、弟には弟の、主が与えた試練があるのだ!」

ガウェ「ウラド公もランスロット卿のように、汚れが目立たぬよう黒い甲冑を召しているのですね」

エミヤ「この男の汚れというと血飛沫という気がするがな」

ウラド「というか、返り血を浴びていたら白い鎧が黒ずんだだけなのだが」

エミヤ「え?」

ガウェ「え?」

アリス「え?」

ハサン「え?」

小次郎「え?」

ウラド「冗談だ」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:36:05.47 ID:rA1koMiJo
【巨派】

アヴェ「お前達ってやっぱお互い嫌いなの? 元ネタ的に」

ランス「私にガウェイン卿を好きだ嫌いだという資格はない」

ガウェ「ランスロット卿の事を恨んではいません。アレは私の忠義が至らぬ故です」

アヴェ「んー…てかさー、そういう行動の結果好き嫌いじゃなくて」

アヴェ「生理的に受けつけねーヤツとかいるじゃん? アンタらそういう関係だったりしない? 白黒だし」

ガウェ「しません。私は同じ円卓の騎士として、ランスロット卿の武芸を尊敬すらしている」

ランス「それは私もだ、ガウェイン卿」

アヴェ「目玉焼きにかける調味料は?」

ガウェ「塩です」

ランス「ソルトだ」

ガウェ「気が合いますね、ランスロット卿」

ランス「ああ、やはり円卓の栄光は我らと供にあるようだ」

アヴェ「ちっ……ハイハイ、第二問」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:37:42.76 ID:rA1koMiJo
ランス「第二問?!」

ガウェ「いつからクイズ形式に?」

アヴェ「貧 と巨 、どっち派」

ガウェ「胸の大小で女性の聡明さは計れない事ですが、敢えて言うなら大は小を兼ねるかと」

ランス「大きい方が女性的であると私は思う」

ガウェ「……そういえば王妃も」チラッ

ランス「言うな、ガウェイン卿」

アヴェ「お、いい感じ。ついでに聞くけど年上派?年下派?」

ランス「巨 派である以上、年上派であるしかない」

ガウェ「年上でも構いませんが、理想を言えば年下でした」

ランス「……む?」

ガウェ「いえ、別にランスロット卿の趣味を否定している訳ではありませんよ」

ガウェ「いいと思いますよ、年上の女性。歳を取ってるということは、思慮深いということですからね」

ガウェ「加えて言うなら、私は人妻好きにも理解はあるますよ。緑の騎士的に」

ランス「私は一言も人妻が好きとは言ってない!」

アヴェ(ロリ巨 人妻好きとか、ガウェインどんだけだよ……)

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:40:29.37 ID:rA1koMiJo
ランス「愛した人がたまたま人妻だったんだ!!」

ガウェ「●●る人はみんなそう言いますね」

ランス「ガウェイン卿、表に出ろォォォォ!!」

ガウェ「えー…」

ガウェ「そんなテンションで決闘申し込んできても、やることは三倍切れ待ちの引き籠もり戦法でしょう?」

ランス「戦う前から言い訳か、ガウェイン卿」

ガウェ「ははは、おっしゃってる意味がわかりませんね」

ランス「………」

ガウェ「………」


エクスカリバーガラディーン!エクスカリバーガラディーン!エクスカリバーガラディーン!エクスカリバーガラディーン!エクスカリバーガラディ(ryエクスカリバー(rエクスカリ(エク…




モード「あ、向こうでガウェイン卿が対軍宝具ぶっぱしてる」

ベディ「そしてソレを捌くランスロット卿。在りし日の円卓の愉快な一日ですね」

ロビン「そりゃ円卓割れるわ」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/03(日) 02:42:12.97 ID:rA1koMiJo
【誰でもない人達】

ディル「ふんふんふ~ん♪」ガッサガッサ

アリス「ディルムッドが立派な竹を担いでいるわ」

アヴェ「七夕の準備らしいぜ、アイツの宝具的に」

アリス「ベガルタだからね」

アヴェ「仙台だからな」

アリス「………」

アヴェ「………」

アリス「こんな安易な連想ゲームって…」

アヴェ「ま、いいんじゃねーの。ホイ、短冊」ペラッ

アリス「用意がいいのね」サラサラサラ

アヴェ「書く内容が決まってるなんざ、用意のいいことで」

アリス「ありすのアリス(わたし)が願う事ですもの。決まっているわ」

アリス「世界から難病がなくなりますように……」

アリス「貴方は?」

アヴェ「自分で努力せずに神頼みする連中の願いが叶いませんように、だな」

アリス「……貴方らしいわね」

アヴェ「これでもこの世全ての悪なもんでー」ヘラヘラ

アヴェ「ま、この殻の影響もなくはないけどな」

アリス「その姿、気に入っているの?」

アヴェ「さぁ? アンタと同じぐらいじゃね?」

アリス「そう」フッ

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:09:20.80 ID:9kA3Y5WTo
【クーちゃん】

モード「アイルランドの光の神子・クーフーリンか……」ジー

ランサー「なんか用か、セイバーの息子。喧嘩ならいつでも受付中だぜ」

モード「貴方は聖杯戦争に二度、ランサーとして召喚されている」

ランサー「バーサーカーやキャスターでもいけるけどな」

ジル「貴方のようなキャスターがいますか」

ランサー「テメエは鏡みろ」

ランサー「まあ、三つの中じゃランサーが一番気に入ってるのは確かだ」

モード「クーフーリンといえばゲイボルク。確かに貴方にはランサーが相応しい」

ウラド「おめでとう」パチパチ

エルキ「おめでとう」パチパチ

呂布「オメデトウ」パチパチ

ディル「おめでとうございます」パチパチ

李書文「めでたい、めでたい」パチパチ

ランサー「誰一人として笑ってねーんだが」シラー

ディル「い、いえ私は心から!!」アセアセ

ジル「皆それぞれに槍兵としての矜持があるのでしょう。時代時代で武名を上げた英雄ですから」


41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:10:50.89 ID:9kA3Y5WTo
クーフーリン「ここで槍兵一武闘会やるってんなら、是非ともだけどよ」

ジル「バトルマニアですねぇ…」ヤレヤレ

モード「後片付けが大変なのでランサー・オブ・ランサー決定戦はまたの機会にでも」

クーフーリン「ガンダム・オブ・ガンダムみてーに言うなよ!?」

モード「と言うわけで貴方の表記もランサーからクーフーリンに」

ジル「長いですね。略してください」

モード「フーリン?」

フーリン「昔のアイドルみてーになってるから!」

モード「ではクーちゃんです」パンパカパーン

クー「それは止めろ。マジでやめろ」

ジル「この筋骨隆々の青タイツ男がクーちゃんはないですねぇ…ホント無いですねぇ……」

モード「本人も随分嫌がってます」

ジル「何かトラウマでもあるんでしょうかねー? 例えば敬愛する聖処女が●●され火炙りにされたとか」

ランサー「それアンタのトラウマだろうが」

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:15:29.98 ID:9kA3Y5WTo
ジル「まあ今のコレがクーちゃんはキショいですが、こんなタイツ男にも愛らしい少年の頃があった訳で」

モード「その少年の頃に番犬を素手で殺すという暴行を行った少年K」

ジル「OH…キレる幼児……」

ランサー「チッ…反省してまーす」

モード「そんな少年も今では立派なチンピラになりましたとさ」

ランサー「あ゛?」

ジル「冒頭でモードレッドの視線を受ける→メンチ切ってきた→喧嘩売ってるな、と考えましたよね、貴方」

モード「立派なチンピラです。大事なことなので二回(ry」

ランサー「喧嘩売ってるよな? 今喧嘩売ってるよな?」

モード「チンピラこわーい」キャー

ジル「カツアゲされるールルイエ異本取られるー」キャー

スカアハ「うん、まあ、クーちゃんはチンピラになると思ってた」ヒョコッ

ランサー「師匠ォー!?」

モード(あ、やっぱりクーちゃんなんだ)



43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:20:18.89 ID:9kA3Y5WTo
【合体】

ザイード「一人一人は」フュー

女ハサン「ハサンだが」ジョン

百ハサン「集まってもやはりハサン!」ハッ!

ロビン「パワーアップとかねーの?」

百ハサン「むしろこれが百なんで」

キャス狐「ロマンのない合体ですねぇ…」

ディル「そういえばセイバーのエクスカリバーとアヴァロンは剣と鞘のセットだが、二つ合わせると何か効果が?」

ギル「よくわからんが、スタイリッシュ納刀で我のエアを弾いた時はあったな(アニメ版)」

ギル「むしろ雑種よ、キサマの二槍こそ合体せんのか?」

ディル「お前は何を言っているんだ、英雄王」

ギル「槍が二本あったら合体するものだろう、プラモデル的に」

百ハサン「バイクだけじゃなくガンプラにも手を出していたのですか、英雄王……」SDガンダム

ロビン「まぁ、二本の武器が合体して一つの武器に!ってある意味少年漫画の定番だな」

キャス狐「fateは●●●ですけどねー」

ギル「我の登場する作品が●●●など、笑止。fateは文学よ」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:21:07.83 ID:9kA3Y5WTo
ギル「それはそれとして、さっさと槍を合体させんか雑種」

ディル「お前は何を言っているんだ、英雄王」TAKE2

ギル「我が思いついた事だぞ。よもや実現できぬとは言うまいな!」

キャス狐「合・体・! 合・体・!」

ロビン「いや、なにお前まで一緒になって煽ってんだよ」

キャス狐「ノリで。はい、そこの101匹ドクロも御一緒に!」

百ハサン「え? が、合体! 合体!」

キャス狐「全員で!」ハサンノイートコミテミタイ!

ハサン01~80「「「「合体!合体!!」」」」

ディル「貴様らは……そんなにも……そんなにも無茶ブリをしたいか!」

ディル「そうまでして槍兵をネタにしたいか!」

ディル「二槍というたった一つ優れた個性すら踏みにじって貴様らは……ッ」

ディル「何一つ恥じることもないのか! 許せん…断じて貴様らを許せん!!」

キャス狐「いいからやれよ、緑(川)タイツ男」

女ハサン「女の頼みは断れないゲッシュ持ちのくせに」

ディル「貴様ら獣とオカマだろうが!!」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:22:15.80 ID:9kA3Y5WTo
キャス狐「ミコーン!! 聞きましたか今の発言!」イヤダワァ…

女ハサン「ええ聞きましたとも。今のは確実に差別発言でした」ネー…

ロビン「あーヤダヤダ、何の努力無しでも女が寄ってくるイケメンはこれだから」ヤレヤレ

ギル「見損なったぞ、雑種ゥ!!」

ディル「貴様が言うな!」

ディル「だいたい、俺のゲイジャルグとゲイボウに合体機能など……」

ポンポン

ディル「ん?」クルッ

呂布「任セロ」ガシッ

ディル「おい、やめろ、離せ……どこに連れて行く……ッ!!」ズルズル

呂布「陳宮、宝具モ人体モ、改造、得意」

ディル「まて、人体? 人体だと!?」ズルズル

キャス狐「脳改造前に脱出してくださいねー」ハンカチヒラヒラ

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:27:24.94 ID:9kA3Y5WTo
【合体2】

アリス「誰か! 誰か助けてー!!」キャー

ギル「はっはっはっはっは!! この猫バスは我が占拠した!!」HAHAHAHAHA!

アリス「パヤオの幼女に対する劣情が詰まったアリス(わたし)の猫バスがぁーー!」イヤーー!

ギル「この猫バスを我の財宝に加え、冬木の小童共を招待してくれるわ!!」HAHAHAHA!

ディル「待てぃ!!」

ギル「む? 何奴!!」

ディル「とぅッ!!」シュタッ

ディル「英雄王ギルガメッシュ! このディルムッド=オディナがいる限り、貴様の好きにはさせん!!」ビシッ

ディル「貴様のような悪は、この槍の錆にしてくれよう!」キリッ

ディル「タァッ!」ビュッ

ギル「ふん、雑種が。貴様の槍など我の鎧に傷一つ付けること叶わぬわ!!」カキン!

ディル「くっ……」ズサッ…


ロビン「えっと、何々……ディルムッドー、陳宮博士の開発したランナーBの14番のパーツを使うんだ(棒)」

百ハサン「そのパーツでゲイジャルグとゲイボウを連結させることが可能だぞ(棒)」

エミヤ「酷い台本だ。正義に関してこんなに私と彼らで意識の差があるとは思わなかった……!」

アリス「こんな素人みたいな台本を演じる意味はあるのかしら……?」

キャス狐「そりゃEXTRAも発売延期になるってもんですよ」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:28:33.77 ID:9kA3Y5WTo
ディル「ハッ! そうだった! 博士に貰ったパーツさえあれば!!」スッ…

ディル「破魔の紅薔薇よ、必滅の黄薔薇よ、今一つにッ!!」ガッキーン!


アリス「あの連結パーツ、どうみても   ……」ウワッ…

エミヤ「女性がそういう単語を口にしてはいけない」


ギル「アーッハッハッハ!! なんだソレは!! 我を笑い死させる気か、雑種ぅぅ……!!」ゲラゲラ

ディル「笑ってられるのもそこまでだ、英雄王! 合体した槍の長さは合体前のそれぞれの槍よりも長い!!」ミョーン!


ロビン「いや、それ当たり前だからな?」


ディル「ジャルグを前に連結したときは相手の魔力の循環を打ち消す効果が…」

ディル「ボウを前に連結した時は、治癒不可能の傷を付けることが可能なのだ!!」ドーン!


百ハサン「それ変わってない! 前と変わってない!!」

ロビン「むしろもう片っぽ使えない分、ダメになってんじゃね?」

アリス「まるでどこかのハサンみたいね」4th

キャス狐「だから脳改造前に脱走しろって言ったんですよ、私は」

エミヤ「というか、連結部分が槍の重量に絶えきれずにヘタレているぞ」

ロビン「あ、ディルムッドが槍を振り上げたらジャルグがすっぽ抜けた」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:30:03.28 ID:9kA3Y5WTo
ギル「ブホッ……雑種、いや道化! 今スポーンって、スポポポポーンって!! 挨拶の魔法か!!」ゲラゲラ

ギル「ヒーッ…ヒーッ……いや、大したものだ、道化。今世紀最大に笑えたぞ……ふぅ」

ギル「褒美に塵も残さず滅してやろう。光栄に思うがよい。出番だ、エア!」ズズズ…


ロビン「あ、英雄王、上、上」シムラー

エミヤ「その前に右に避けろ」ドッカデミタナァ、コノテンカイ…


ギル「ん?」クイッ

ギル「ガッ――」サクッ


百ハサン「落ちてきたジャルグが英雄王の額に……」アーア…

キャス狐「 」(笑いすぎて声が出ない)


ギル「」チーン…

ディル「ふっ……」

ディル「正義は勝つ!!」ビシッ


アリス「穂先に●●●付けた槍を人に向けるな」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:33:58.10 ID:9kA3Y5WTo
【手先が器用な女】

キャス子「むー…練習してるのに中々料理が上手くならないのよね、私」

キャス子「アーチャーやランサーが食事当番の日の方が人気あるのは悔しいわ」

キャス子「毒薬とか作るのは得意なのに、どうしてかしらねぇ……」ハァ…

バサカ「ふむ……」ムキッ

キャス子「げ……バーサーカー、もしかして今の独り言聞いてた?」

バサカ「お許しください、御婦人よ。失礼ながら聞こえてしまいました」ムキムキッ

キャス子(筋肉鬱陶しいわぁ…)キモッ

バサカ「しかし御婦人、発想を変えてみては如何でしょう」

バサカ「御婦人はボトルシップ作りや裁縫がお得意とか」

バサカ「それに毒薬は上手く作れるということは」

バサカ「御婦人は手先が器用、かつ分量の通りに作るのが得意という事ではないでしょうか?」


50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:35:02.97 ID:9kA3Y5WTo
キャス子「だから?」

バサカ「手先の器用さと、計量の正確さが必要な料理……」

バサカ「それはお菓子づくりではないでしょうか!!」ドーン!

キャス子「な、なんですってー」ホントウカキバヤシ!!

バサカ「既にエミヤ殿やクーフーリン殿が確立しているコックの地位を脅かすのではなく」

バサカ「お菓子づくりのメディアというオンリーワンの地位を確立するのです!!」

キャス子「な、なるほどね……」

キャス子「私がお料理を努力するのは、虚無属性なのに水属性の魔術を使えるように体質を改造するに等しい行為だったという訳ね」

キャス子「いいわ、やってやろうじゃない!」グッ






51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:35:46.19 ID:9kA3Y5WTo
バサカ「――というわけで、御婦人が作ったポン●デリングです。皆様ご試食にお一ついかがですかな?」

キャス子「………」

イスカ「おう、ちょうど小腹が空いていたところだ。一つ貰おうか」ヒョイッ

赤セイバー「よいよい、余は甘いものが好きだ。二つ貰うぞ」ヒョヒョイ

ライダー「キャスター、貴方にこのような特技があったとは意外ですね」ヒョイッ

ガウェ「ふむ。面白い形の食べ物ですね」ヒョイッ

キャス子「………」

イ赤ラガ「「「「いただきまーす」」」」


バキッ!


イスカ「固ッ!?」ゴホッ

赤セイバー「不味ッ!」ペッペッ

ライダー「というかこれは食べ物ではありません。蝋?」ウェッ

ガウェ「……」モグモグ

バサカ「これは……食品サンプル!?」カジカジ

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:37:06.43 ID:9kA3Y5WTo
キャス子「う……」

キャス子「うっさいわね! そーよ、食品サンプルよ!」ガー

キャス子「何個か試作して一番デキが良かったのがお遊びで作った食品サンプルってどういうことよ!?」ガクッ

ガウェ「……」モグモグ

ライダー「……ホント、手先が器用ですねキャスター」

キャス子「ハッ? 慰めてるつもり?」プン

ガウェ「……」モグモグ

赤セイバー「むむむ……余の炯眼を持ってすら見抜けぬ偽物とは」

赤セイバー「メディアよ、そなたの才は素晴らしい! 宮廷芸術家として雇いたいぐらいだ!!」

キャス子「天然も天然でムカつくわね……。可愛いから許すけど」キィィ

バサカ「……御婦人、その他に試作したというポ●ンデリングは捨ててしまわれたのですか?」

キャス子「棚の下に仕舞ってるけど……」

イスカ「お、これか」ガチャッ

イスカ「あー、確かに形は悪いし、焦げ付いてるのもあるのう」

キャス子「う…だから出さなかったんでしょうが!」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/05(火) 01:38:18.04 ID:9kA3Y5WTo
ガウェ「いただきましょう」パクッ

バサカ「私も」パクッ

イスカ「おいおい、余は先陣を許した覚えはないぞ」パクッ

キャス子「ちょっ…」

バサカ「御婦人、美味しいですよ、このポンデ●リング」

イスカ「まあちょぉ~~っと苦いがの」ニカッ

ガウェ「……コクコク……」モグモグ

キャス子「ハ、ハッ…! ア、アンタら揃いも揃って味覚がおかしいわ。フンッ!」ツン

キャス子「こ、今度はちゃんと成功したのを食べさせて矯正してあげるから、感謝しないさい」デレ

赤セイバー「うむ、頑張るがよいぞ!」

ライダー(この人何にもしてないのになんで偉そうなんだろう……)


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:35:09.04 ID:ZRXGEe2do
【その頃アヴァロンでは】

セイバー「昨日もリンゴ」

セイバー「今日もリンゴ」

セイバー「明日もリンゴ」

セイバー「リンゴの星が見える。リンゴスター」アハッ

セイバー「雑だ…雑すぎる……」ガクッ…

セイバー「妖精郷の食事事情はブリテンよりも悪い!!」

セイバー「いや、諦めてはいけない。シロウが作ってくれたアップルパイを思い出すのです」

セイバー「例えリンゴしか無くても、私はまだリンゴの全てを引き出していないのではないですか?」

セイバー「そうだ、シロウが言っていた……」

セイバー「リンゴは焼くと甘みが増すと……ッ!!」デーン

セイバー「よし……」スチャッ…

セイバー「焼きます!!」カッ

セイバー「エクスッ……カリバァァァァーーーー!!」ドブレァッーー

ジュッ

セイバー「ああ、リンゴが炭に!!」ガビーン


59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:36:52.27 ID:ZRXGEe2do
【多角経営】

ロビン「おい、やめろ」ジタバタ

飛蹄「ン…」ベロベロ

雷牛「モォ~」テヘペロ

エミヤ「ん……征服王の牛? 何故キミが」トテトテ

ロビン「知らねーよ。俺もさっき近づいたばっかだっての」ベタベタ

エミヤ「それで顔を舐め回されたと? ふっ…流石はグリーンマン、動物には愛されるタチと見える」

エミヤ「しかし飼い主はどこへいったのだ」キョロキョロ

飛蹄「ブッォ」ハムハム

雷牛「フー…」グイグイ

ロビン「ちょっ…俺の髪噛むんじゃねえ!!」

エミヤ「ふむ……空腹と見える。ちょっと待っていたまえ、エミヤ農場から枯れ草を持ってこよう」

ロビン「いつの間に農場経営してたんだ!?」

エミヤ「フッ…金策と執事業に関しては生前みっちり仕込まれている」

ロビン「そういうレベルの話かよ?」

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:37:52.37 ID:ZRXGEe2do
【その頃アヴァロンでは2】

セイバー「ェクスカリハ~」ポヒッ

ジュッ

セイバー「くっ…出力を絞ってもダメかッ!」

セイバー「エクスカリバー無駄撃ちでお腹が減ってきました……」グー

セイバー「なんという挫折感……」ガクッ

セイバー「これほどの絶望は、ランスロットがバーサーカーとして目の前に現れた時以来だ……」

セイバー「エクスカリバー……何故だ!!」

セイバー「過去・現在・未来を通じ、戦場に散っていく全ての兵達が、今際の際に懐く悲しくも尊きユメ―――」

セイバー「“栄光”という名の祈りの結晶と称された貴方が何故ッ!」

セイバー「貴方まで…貴方まで、私のささやかな食事を否定するというのか!!」

セイバー「くっ……」

セイバー「貴方なんて湖に帰ってしまえばいいのです!!」グスッ

エクス < !?

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:39:57.56 ID:ZRXGEe2do
【携帯ショップ社長・農場主・宅配業者←NEW】


飛蹄「モ~」モグモグ

雷牛「ハムッハムッ」クッチャクッチャ

ロビン「おーよく食うな。流石は神牛」

携帯 < PPP...

エミヤ「はい、もしもし?」

イスカ『おう、セイバーの飯使いか』

エミヤ「違う」

イスカ『おいギルガメッシュ、違うらしいぞ』

イスカ『まあ良いか。エミヤよ、飯だ、飯を用意せい。今ちーっと酒盛りをしてるのだがな』

赤セイバー『余もおるぞー!! 今宵は王同士の酒盛りなのだ!』

イスカ『ツマミが足らんのだ』

赤セイバー『デーリーバーリー♪』ドンチャン

ギル『五分以内に届けよ』

エミヤ「………」イラッ

携帯 < ブチッ

エミヤ「五分か……」ヤレヤレ

ロビン「作るのかよ!?」

エミヤ「向こうには征服王がいる。ツマミが届かないとなれば、余所から略奪しかねんからな」ハァ…

62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:40:53.56 ID:ZRXGEe2do
【その頃アヴァロンでは3】

セイバー「まだ……まだ焼ける」グググ…

セイバー「まだ食べられる。私にはカリバーンがある」

セイバー「勝利すべき黄金の剣がある……」

セイバー「シロウとの絆の剣さえ使えば、美味しく食べられる……」

セイバー「そうですね、シロウ……」スクッ

セイバー「………」スチャッ


 金糸を揺らす春風が足を止める。
 アヴァロンは静かな、音一つあげぬ見えない旋風に包まれ
 赤く熟したリンゴは、その威風の前に立ち尽くすのみ。

 刮目し覚悟せよ唯一の果実。
 汝等が目にするは目映い剣。
 紺碧と黄金の戦装束に身を包んだ、汚れなき理想の具現。

 ―――ここに。
 始まりして改善不能の、真なる腹ペコが存在する。


セイバー「カリッ…バァァァァァァァン!!」


63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:43:46.40 ID:ZRXGEe2do

【レィデオ】

アヴェ「冬木聖杯をキー局に、全世界36宗派にお届けするアンリ・マユ・ニッポン」

アヴェ「週替わりでアシスタントを変更して放送するぜ」

アヴェ「今夜のアシスタントはコルキスからお越しのメディアちゃんだ」

キャス子「ちゃん付けとかやめてくれる」

アヴェ「なんで?」

キャス子「私の歳でちゃんとか似合わない事ぐらい、分かってるわよ」

アヴェ「ですよねーwww」

キャス子(分かっててやったのね……)

キャス子「まぁ、いいわ。お便り来てるわよ」ペラッ

アヴェ「新番組でいきなりお便りくるとか実際ねーよなぁ。スタッフからのじゃねぇ?」

キャス子「そーいうこと言わないの!! 告知してればお便りぐらいはくるわよ。コーナーの方はまあ、ね……」

アヴェ「ラジオ聞いたりすんの?」

キャス子「模型作ってるときとか偶にね」

キャス子「私の事はいいでしょ。お便り読むわよ」

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:47:13.53 ID:ZRXGEe2do
キャス子「ラジオネーム“CCC円卓枠希望”さんからいただきました」

アヴェ「円卓来るならトリスタンの方が来そうじゃん?知名度と戦力的に」

アヴェ「まさか三択クイズが伏線とか思って期待してるのかなーw」ケラケラ

キャス子「煽らないの。っていうか読んでる途中でしょ。パーソナリティがアシスタントの邪魔しないでよ」

キャス子「えーっと、なになに…」ハガキハガキ


モード『ネロが赤セイバーと呼ばれるのが不満です。元祖赤セイバーは父上の子である私の筈ッ…!』


アヴェ「セイバー量産されすぎワロタ」

キャス子「青1、白1、黒1、赤2ね」

アヴェ「円卓の隻腕兄ちゃんも、量産型セイバー顔だろ?」

キャス子「ないわー。男はないわー」

アヴェ「いやでもアニメ最終回だと声が」ノトー

キャス子「レアルタではアサシンの声になってたわよ」ミキシン

キャス子「あ、でもそういえばこの子も男の子なのよねぇ……うーん……」


モード『追伸:英霊界に於ける男の娘ポジションもアストルフォなどというピンク髪に取られる始末ッ! ピンク髪は●●だ!!』


キャス子「アンタ生前から普通にゴツイ兜被って男の中の男やってたでしょう」

アヴェ「失って初めて分かる大切さってか」

キャス子「ランサーが死に芸奪われるようなものかしら?」

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:48:44.29 ID:ZRXGEe2do
アヴェ「つーか、赤セイバーという表記に関してはどうよ、セイバー評論家のメディアちゃん」

キャス子「アリよ。だって可愛いじゃない、“余は赤セイバーだ!(丹下桜ボイス)”って」

キャス子「可愛いは全てに優先されるのよ! 青い方のセイバーも勿論可愛いけど!!」

アヴェ「あ、はい…」

キャス子「それに真名に悪名つきすぎて名乗るの嫌がってるんだから、いいんじゃない別に」

アヴェ「そこら辺はメディアちゃんも相通じるものがありそうですねー」

キャス子「ルルブレするわよ」

アヴェ「やめろよ、この殻気に入ってるんだから」

キャス子「あらあら、そうなの。へー、気に入ってるんだ、坊やの姿」ニヤニヤ

アヴェ「次のお便り~」

アヴェ「ラジオネーム“山の翁襲名希望”さんからいただきましたぁー」

66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:50:58.77 ID:ZRXGEe2do
アサシン『ハサン!ハサン!ハサン!ハサンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
      あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ハサンハサンハサンぅううぁわぁああああ!!!
      あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
      んはぁっ!ハサン・サッバーハ様の髑髏仮面の内側をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
      間違えた!ペ ペ したいお!ペ ペ !ペ ペ !仮面ペ ペ !カリカリペ ペ …きゅんきゅんきゅい!!
      第19代目のハサン様、敬虔だったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
      異教徒沢山殺せて良かったねハサン様!あぁあああああ!かわいい!ハサン様!かわいい!あっああぁああ!
      百の貌を持ててよかったね、ハサン様…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
      ぐあああああああああああ!!!ハサン襲名なんて私にはできない!!!!あ…新しい奇跡を考えられないから……
      私の信仰が足りない?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
      そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アラムートぉおおおお!!
      この!ちきしょー!やめてやる!!イスラム教なんかやめ…て…え!?見…てる?歴代のハサン様が私を見護っている?
      歴代のハサン様が私を見てるぞ!ハサン様が私を見てるぞ!19人のハサン様が私を見てるぞ!!
      脳内のハサン様が私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
      いやっほぉおおおおおおお!!!私にはハサン様がいる!!殺ったよジェスター!!ひとりでできるもん!!!
      あ、聖職者のハサンちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
      あっあんああっああんあ妄想幻像ぁあ!!妄、妄想心音!!空想電脳ぁああああああ!!!投擲剣ぁあああ!!
      ううっうぅうう!!俺の想いよハサンへ届け!!アラムートのハサンへ届け!』



ピンポンパン♪


ただいま、回線が大変混雑しております
聴衆者の方々にはBGMこの世全ての悪(ttp://www.youtube.com/watch?v=xefoBZi8aDg

)をお届けしております


ポンピンパンポン♪



キャス子「放送一回目から放送事故ってどういうことよ!? アンタなんてハガキ選んでるの!?」

アヴェ「笑うのが苦手な奴。
     人混みが苦手な奴。
     会社が苦手な奴。
     学校が苦手な奴。
     雨の日が苦手な奴。
     毎日がんばって生きてる奴。
     精神年齢13歳な漢女。
     明日はいい日になりますように」

キャス子「投げるなっ!」

67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:54:46.44 ID:ZRXGEe2do
【できたてをお届け】

エミヤ「トーレス・オン」

     フルンディング
エミヤ「赤原猟犬ッ!」

ロビン「んで、フルディン投影して何するつもりだ?」

エミヤ「その略し方はやめたまえ。濁点を取ったら大変な事になる」

エミヤ「フルンディングの特性は対象をホーミングする事ができることだ」

ロビン(それってクーフーリンの槍と何が違うんだ?)

エミヤ「このフルンディングに、肉を腸詰めしたものを巻き付ける」ギュッグッ

ロビン「さっき作ったソーセージか。でも生だぞソレ」

エミヤ「フルンディングをギルガメッシュに向けて放つ!」グググ…

エミヤ「ハッ!」ビューン

ロビン「ああ、宅配には便利かもな。相手に向かって勝手に飛ぶし」


68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:55:33.44 ID:ZRXGEe2do
エミヤ「そろそろ到着する頃か……」チクタクチクタク…

    ブロークンファンタズム
エミヤ「壊れた幻想ッ!」グッ

< ドッカーン

ロビン「あ、遠くで爆発音」

エミヤ「これで美味しく焼けたという訳だ。依頼完了だ」フッ…

ロビン「王様連中までコンガリだな。お前性格悪ィ…」

ロビン「しっかし、よく腸とか用意できたな」

エミヤ「遺憾ながら羊の腸は用意できなかったので、肉も腸も牛のものだがね」

ロビン「牛の腸だと固すぎるんじゃねーか? 征服王辺りは平気で囓りそうだケド」

ロビン「……ん?」

ロビン「牛?」

エミヤ「征服王に略奪される100の犠牲者を救う為に、1の犠牲者を出す……コレが私の戦いだ」

69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:56:50.45 ID:ZRXGEe2do
【その頃アヴァロンでは・4】

セイバー「シロウ……貴方を愛している――」

リンゴ < コンガリヤケマシター

セイバー「甘味ッ! これが私の求めていた遠き理想郷!」ハムハム

エクス < ……

セイバー「む……まだそこにいたのですか」

エクス < !?

セイバー「聞こえなかったのか、聖剣」

セイバー「貴方のようななまくらより、私はが焼きリンゴが欲しいと言ったのだ」

セイバー「そしてカリバーンは私の願いに答えてくれた」

セイバー「流石はカリバーンだ。あのヘラクレスを一度で七度殺したこともある」シミジミ

セイバー「それに比べて貴方ときたら……」ジトー

エクス < ………

セイバー「貴方などよりもカリバーンの方がアヴァロンに納めるに相応しい」

セイバー「だいたい私が黒くなったら、一緒に黒くなるとかダメでしょう聖剣として」クドクド

セイバー「アロンダイトもそうですが、聖剣ならもっと気高くあるべきだ」クドクド

エクス < ショボーン

セイバー「私が騎士道に背いたら折れるぐらいの覚悟、それがカリバーン」

セイバー「なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです」キリッ

エクス < ジッカニカエラセテモライマス

セイバー「ああ、焼きリンゴ美味しいです」モグモグ

70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 02:59:31.24 ID:ZRXGEe2do
【ワカメ】

ライダー「………」トテトテ

モード「メデューサ、買い物ですか」

ライダー「ええ、ドレイクとランサーが漁から戻ってきたので、お裾分けを貰いました」

モード「袋の中は……秋刀魚ですか?」

ライダー「オマケでワカメを貰いました」

モード「ワカメか…」

ライダー「ワカメです…」

フィン「ワカメか…」スッ

モード「フィンか。その髪はどうしたのです? 貴方といえば銀髪でしょう?」

フィン「散髪屋で黒く染めてきた。元々銀髪になったのは老化の呪いのせいだ」

ライダー「確か女絡みでしたね」

フィン「告白断ったからってアレはないよなぁ……」ハァ

ライダー「断り方がぞんざいだったのではないですか? どこかのワカメみたく」

フィン「むしろどこかのワカメにはしっかりと断れと言いたい」

モード「まあワカメが女にだらしないのは仕方ありません。ワカメですから」フッ

ライダー「あのワカメが良いという人が世の中結構いるのですから、分からないものです」ヤレヤレ

フィン「いや全くだ。ウチの息子もワカメが好きでな」ハァ

モード「こっちも円卓の半分がワカメのファンですね」ククク…

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 03:01:04.74 ID:ZRXGEe2do
ライダー「おだてられている間は自信満々なんですが、裏ではウジウジウジウジと」

モード「鬱陶しいですよね、あのワカメ(笑)」

フィン「鬱陶しいというか、もう少し空気読んで欲しいのだがな……」

ライダー「ワカメにその能力を期待するのは酷ですよ」

モード「ワカメに変化を求めるのではなく、ワカメの生態をこっちが利用するぐらいでないと」

ライダー「ワカメに使い道なんてあるんですかね?」

フィン「いやいや、能力だけみたらワカメは大したものだぞ」

モード「ホント、能力だけは素晴らしいですね(笑)」

ライダー「………」

フィン「………」

モード「………」

ライダー「思わぬところで同志を得ました」ガシッ

フィン「ああ、お互い苦労するな」ガシッ

モード「私はそうでもないですが」ガシッ

ライダー「またいずれ」

フィン「ああ、ではな」

モード「さようなら」




慎二「へっくしゅ!」

ディル「う゛ぇっくしゅっ!」

ランス「はっくしょん!」

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 03:02:49.35 ID:ZRXGEe2do
【捜さないでください】

赤セイバー「たのもーたのもー」ドンドン

エミヤ「ふぁぁ…朝からなんだね?」ゴシゴシ

赤セイバー「うむ、先日の酒盛りに花火の余興、あっぱれであったぞ、アーチャー」ドヤッ

エミヤ「お礼なら結構だが」イヤガラセダシ…

赤セイバー「いや、実は珍しいものを拾ってな」

赤セイバー「余の審美眼がこれは逸品であると告げておるのだが、どこまでの逸品か定めることができぬのだ」

エミヤ「鑑定士になった覚えはないのだが……。だいたい財宝ならエル・ドラゴの方が目利きできるだろう」

赤セイバー「ライダーめに見せたら奪われかねん」

赤セイバー「それに刀剣はそなたの方が専門だ」ビシッ

エミヤ「ほう、名刀の類か。それは私も興味があるな」ワクワク

赤セイバー「であろう? ならば刮目して調べよ!」

エミヤ「構造把握は触診なのだが……その布にくるまれているのが件のものか?」

赤セイバー「ああ、では任せた」バッ

エクス < ア、オヒサシブリデス

エミヤ「」


75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:10:07.64 ID:3vx8OCZ2o
【レィデオ2】

アヴェ「こことアヴァロン繋がってんの?っていうお便り貰ったんだけど」

アヴェ「そこら辺どーなってるの?」

アヴェ「教えて! アシスタントの全知なるや全能の星!」キャー

ギル「王である我に対してアシスタントというのが気に食わぬが」

ギル「我を讃えるという性情は失ってないようだし、まぁ、民の無知を許すのも王の度量か」

アヴェ(あ、今日は機嫌がいいな)

ギル「エクスカリバーが座にやってきたのを一言でいうなら」

ギル「ドラ○えもん のび太とアニマル惑星 でのび太が桃色の靄を通ってアニマル星に辿り着いた」

ギル「とほぼ同じ現象だろうと考えられるな」

アヴェ「いや分からねーよ!?」

ギル「我の民ならば理解しろ。以上」

エンキ「通訳のエンキドゥです」

エンキ「エクスカリバーはワープゲートを通ってアヴァロンと座を移動しました」

エンキ「基本的には繋がってないとお考え下さい」

エンキ「それではエクスカリバーがエミヤ君の所へ辿り着くまでをダイジェストでお送りします」

アヴェ「アレ? なんか外眩し?」

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:11:06.88 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・ベディさんの場合】

ベディ「こ、これは王の剣……!?」

エクス < イエデシテキマシタ

ベディ「私に与えられた王の最後の命令……それは聖剣を湖の精霊に返す事だった」ナツカシー

ベディ「なんの因果か、王の剣が今再び私の前に現れるとは……」

ベディ「……ならば再び私も剣を帰そう」キリッ

エクス < エ!?

ベディ「王も聖剣が無くてお困りであろうし」ウンウン

エクス < ゼンゼンコマッテナカッタヨ!

ベディ「此度は躊躇うことなく一度で帰すぞ!」グッ

エクス < ニゲロー!

ベディ「なっ…剣が!?」ニゲタ

ベディ「流石は聖剣……」

ベディ「これも私に課せられた試練か……よし、必ず捕まえてみせる!!」ダッ

77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:13:25.73 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・ランスさんの場合】

エクス < ニゲキッタ…

ランス「こ、これはっ!!!」

エクス < ア! アロンダイトノマスターダ

ランス「お、おお…この輝き、間違いなく王の聖剣!!」ガシッ

ランス「この握り心地、振り心地……アロンダイトに優るとも劣らぬ……」ハァハァ

ランス「い、今なら私もビームを出すことが……」ドキドキ

エクス < イッカイ100エンダヨ

ランス「いや、しかし、裏切りの騎士である私がエクスカリバーの輝きを放ってよいものか……」ハッ!

ランス「よくはあるまい……」ウン

ランス「この聖剣の格を、ひいては王の品位に泥を塗るようなものだ」

ランス「そうとも、これこそが王の剣。騎士の中の王たるアーサー王だけが振るう事を許された剣なのだ!!」

ランス「エクスカリバーこそがアーサー王がアーサー王たる由縁だ」

ランス「アーサー王はエクスカリバーであり、エクスカリバーはアーサー王なのだ!」ガー

エクス < チョットナニイッテルカワカラナイ…

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:15:32.74 ID:3vx8OCZ2o
ランス「王が…剣?」ハッ!?

ランス「そうだ、王=剣ならば……」

ランス「この剣で傷つけられる=王に叱責をうける」

ランス「という方程式がなり立つのではないか!?」ドーン

エクス < ナ、ナンダッテー!?

ランス「………」ドキドキ

エクス < チョッ…ナニジブンニハヲムケテルノ!?

ランス「てい!」サクッ

エクス < OH…ジャパニーズHARAKIRI!?

ランス「がはっ…!?」ドクドクドク…

ランス「お、王よ……お許しを……」ザクッ

ランス「ぐはっ!?」ブシュッ

ランス「あ、ぁ……ああ、今私は王に罰せられている……」ザクッ

ランス「はうっ…」ドピュッ

ランス「腑が引き摺り出されるぐらい王に斬られてりゅぅぅぅ…!!」ザクザクザク

ランス「王よ! 王よ! 王よぉぉぉぉぉぉ!!!!」ドブレァ!

エクス < コノヒトコワイヨー

ランス「罰を、私は今罰を受けてる……」ピクピク

ランス「がはっ……」バタッ

エクス < ニゲヨウ…

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:16:55.15 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・モードレッドさんの場合】

エクス < オヒサシブリー

モード「父上の聖剣が私の元に……」

エクス < グウゼンデスネー

モード「聖剣は王の証……」ハッ

モード「父上はついに私を次の王にお認め下さったのか!?」

エクス < ナイナイ

モード「取りあえず家に持って帰りましょう。外に置いて錆びたら大変だ」

エクス < サビネーヨ。コレデモセイケンダゾ!

モード「そうだ。野晒しにされていたのなら大分汚れてもいるでしょう」

モード「あぶらとり紙で綺麗に拭いて……」イソイソ

モード「刀身には打ち粉を吹いて……」パンパン

モード「油を染み込ませて……」ヌリヌリ

モード「丁寧に拭う」キュッキュッ

エクス < オハダツヤツヤ…

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:19:06.04 ID:3vx8OCZ2o
モード「……鞘は?」ハテ?

エクス < カリバーンニトラレタ…

モード「なぜです父上! なぜ私にアヴァロンを譲ってくださらないのです!!」クッ…

モード「アヴァロンのないエクスカリバーなど、ブルータスの居ないカエサル、光秀のいない信長だ!」

エクス < ハッピーエンドジャネ?

モード「……いずれアヴァロンも必ず手に入れてみせる」グッ

モード「だが今日はこのエクスカリバーを抱いて寝よう」

モード「うふふ……ついに念願のエクスカリバーを手に入れたぞ」ギュッ

モード「ああ、心なしか父上の匂いがする……」スンスン

モード「手入れしても消えない、剣に染みついた父上の匂い……」クンカクンカ

モード「なんか亜鉛っぽい匂いだ」

エクス < ソレランスロットノチノニオイ

モード「父上に抱かれて眠るなんて、まるで普通の親子のようだ……」ギュウゥッ

エクス < アンマリダキシメルト…

モード「父上…」グサッ

モード「父上を思い出すと、胸が切り裂かれるように痛い……」

エクス < キレテルカラ! ヌキミノケンダイタラキレルカラ!

モード「だんだん眠くなってきた……な……」ガクッ

エクス < タダノシュッケツタリョウデイシキガー!?!

エクス < モウヤダ…エンタクコンナノバッカ…

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:20:37.19 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・ケイ兄さんの場合】

モード「」チーン

ケイ「甥が密室で出血多量死してた」ポカーン

エクス < シンデナイヨ!

ケイ「凶器はまさかのエクスカリバー」

エクス < ソレデモボクハヤッテナイ!

ケイ「第一発見者の私は妹を指し示す凶器をコッソリと持ち帰ってきたのだった」

エクス < シンジツハイツモヒトツ!

ケイ「……しかしなんでエクスカリバーがここに?」ハテ?

ケイ「まさかアルトリアの奴、エクスカリバーを座に忘れて妖精郷に行ったのか?」

ケイ「アイツ、王としての自覚が足りないのではないのか?」

ケイ「エクスカリバーを忘れるなど、とんだドジッ子じゃないか」

ケイ「いや、アレはずっとドジッ子だった気もするが」

ケイ「甲冑で顔見えないぐらいで部下の正体が分からなくなる事も一度や二度じゃない」

ケイ「アレがドジッ子でなければカリバーンは失われなかっただろう」

エクス < シンラツー

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:24:31.54 ID:3vx8OCZ2o
ケイ「エクスカリバーをアルトリアに届けるのは止めだ」

ケイ「あんなドジッ子に聖剣を任せてはおけん」

エクス < デスヨネー

ケイ「元々妖精郷への生き方など知らんし」

エクス < デスヨネー

ケイ「べ、別に“アルトリアはもう王じゃないんだから聖剣なんて持たずに女の子として暮らせばいい”とか思ってる訳ではないぞ!」

エクス < ツンデレオツ

ケイ「とは言え、私がエクスカリバーを持ってるのも……」

ケイ「かといって他の円卓に渡しても差し障りがありそうだ」ランストカ…

ケイ「金ピカ王は見つけたら自分の物にしそうだし」ハァ

ケイ「しかるべき人間に押しつk…管理させるべきか」

エクス < ボクハケイニイサンデモカマワナイヨ!

ケイ「私は面倒臭いからやらないが」

ケイ「というか目星はついている。星の聖剣だけに」

ケイ「…………」

ケイ「今の発言は無かった方向で」

エクス < ダレニアズケラレルンダロウ?

ケイ「しかし何故私があの男と顔を合わせなければならんのだ」

ケイ「まして頼み事など」

83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:25:45.99 ID:3vx8OCZ2o
ケイ「……違うぞ? 私があの守護者に会うのを嫌がっているのは、奴の背が高いからだぞ?」

ケイ「見下ろされるのが不愉快だからだ」

ケイ「断じてアルトリアの初めての男だからお義兄ちゃんスゲームカツクとかではない!」

エクス < ヒトリゴトオツ

ケイ「……あ~あの守護者摩耗して過去の自分殺してくたばらないかなー」

赤セイバー「~~♪~~♪」

ケイ「む? あれはアルトリアのそっくりさん( 除く)か」

ケイ「……」ピコーン

ケイ「おい、そこの暴君。お前に名剣を呉れてやろう。名前は知らないけどな!」クイクイ

エクス < ヤァ! エクスカリバーダヨ!

赤セイバー「む? 罵倒されながら献上物を奉じるとは、そなた中々面白い奴だな」

赤セイバー「ふむ、しかし確かに名剣だ。よい、受け取ろう」

ケイ「私の聡明な頭脳によるとだな、剣の名前を知りたいならば、剣に特化した魔術師に聞くとよいと思うぞ」

ケイ「白髪頭で赤い皮肉屋の姓・名共に三文字の男の守護者がいいだろう」

赤セイバー「なんか面倒だぞ……」

ケイ「ああ、奴は面倒な性格に定評のある男だ」ウンウン

赤セイバー(いや、そなたが)

84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:27:38.70 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・エミヤさんの場合】

エミヤ「残念だがこれはナマクラだ。売れないよ」

エクス < ナマクラジャナイヨ!

赤セイバー「なんと!? 馬鹿な、余の審美眼が間違っていたというのか!?」ガーン

エミヤ「よければ私の方で処分しておこう」ニヤッ

赤セイバー「いや、構わぬ」

エミヤ「なに?」エ?

赤セイバー「例えこれがナマクラであろうと、余が価値を見いだしたのであれば名剣なのだ!!」ドーン!

エミヤ(困ったな……剣の正体を知らせずに引き取るつもりだったのだが……)

エミヤ「ふむ……しかし抜き身では危ないだろう」

エミヤ「私がその剣に合うような鞘を用意しよう。少しの間、剣を貸してくれないかね?」

赤セイバー「おお、左様か。大儀であるぞアーチャー」ハイ

エクス < ステキナサヤヲツクッテネ!

エミヤ「では奥で鞘を造ってこよう。君は居間で待っているといい。お茶ぐらいは出す」スタスタ

赤セイバー「おお、アーチャーの淹れるお茶は絶品だ。楽しみにしているぞ!」スタスタ

エミヤ(投影したエクスカリバーとすり替えて彼女には渡せば問題ないな……)トレース・オン

85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:29:03.11 ID:3vx8OCZ2o
【エクスカリバー道中記・ガウェインさんの場合】

エミヤ「エクスカリバーを投影し、贋作をネロに与えて戻ってきたら……」

エミヤ「立て掛けておいた本物のエクスカリバーが……」

ガウェ「アーチャー、何故貴方が王の剣を持っているのです?」デーン

エミヤ「君の方こそ何故エクスカリバーを手に持っている」ハァ…

ガウェ「私のガラディーンが反応するので来てみたら、エクスカリバーがあったのです」

ガラ < オニイチャン!

エクス < イモウトー!

エミヤ「夫婦剣だけでなく姉妹剣もまた引かれ合う性質があるということか」

ガラ < アロンダイトハー?

エクス < サァ?

エミヤ「はぁ……実はかくかくしかじかでね」

ガウェ「なるほど。あの暴君から王の剣を守っていただいた事は感謝します」ペコリ

ガウェ「ですがこれは王を象徴する聖剣。貴方に預ける訳にはいかない」

エミヤ「では君に預かる資格があるというのかね?」

エミヤ「まあ確かに君はアーサー王の血縁として継承権があるという説もあるし」

エミヤ「なによりもう一振りの聖剣の持ち主でもあるから、妥当といえば妥当ではあるが……」


86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:32:37.08 ID:3vx8OCZ2o
エミヤ「しかし何というか、な。私としてもその剣には思い入れがあってね」マモウシテモワスレナイデアイ

エミヤ「できるなら私が管理しておきたいのだが」

ガウェ「私に命じられるのは主君のみ」ニベモナイ

エミヤ「その主君不在が問題だな……」

エミヤ「かといって私は力尽くでは君には勝てないだろう」

エミヤ「なにせ神造兵器の二刀流だ」

ガウェ「賢明です。確かに私もこのように二振りの聖剣を持つ機会があるとは思わなかった」

エミヤ「これが噂の白セイバーか」※違います

ガウェ「右手に約束された勝利の剣。左に転輪する勝利の剣」

ガウェ「もし同時に放てばどうなるか……」

エミヤ「縦のエクスカリバーと横のガラディーンのエネルギー波が交差する部分のパワーはおそらく一刀の五~十倍!」

ガウェ「そう、まさしく必殺のエクスカリバーX(クロス)!」

エミヤ「だ、だがソレを放った時の反動を考えればそう乱発できない禁断の技だろう……」

ガウェ「くっ!! まさかそこまで貴方が燃えを理解しているとは!」

エミヤ「無論だ。君こそ流石だな。アーサー王燃え派の二大巨頭の一人なだけはある」

ガウェ「恐れ入ります」

87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:33:48.07 ID:3vx8OCZ2o
エミヤ「………」

ガウェ「………」

エミヤ「や、やるのか?」ドキドキ

ガウェ「やりましょう」キリッ

ガウェ「というかやってみたい」

エミヤ「うむ。気持ちはわかる。浪漫だ」ウンウン

エミヤ「新幹線の上で時速160㌔の剛速球投げたらどうなるの?的な男の夢想だ」

ガウェ「ロマンです」ウンウン

エミヤ「よし、じゃあロー・アイアスを張るぞ」トレース・オン

ガウェ「魔力解放します……」ズオオオオオオォォォ

エミヤ「よし、来い!!」ロー…アイアス!

ガウェ「いくぞ! はぁぁぁぁぁ……約束する勝利の剣!!!」ドーン!


ビーム < アサッテノホウコー


エミヤ「えっと……私はここだが?」

ガウェ「片手で剣を持ったせいか、狙いが上手く定まらなかったようで……」

エミヤ「ビームが飛んでいった先で大爆発が起きたが……」

ガウェ「あの方角はゴルゴン三姉妹の神殿の辺りですね」

エミヤ「ライダーの家か……」

88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:37:04.63 ID:3vx8OCZ2o
ガウェ「………」

エミヤ「………」

ガウェ「………」

エミヤ「では、私はこれで」シュタッ

ガウェ「待ちなさい」ガシッ

エミヤ「エクスカリバーの親権は君にある。私は無関係だ」

エクス < オトウサン!

ガウェ「ここは一緒に謝りにいきましょう!」

エミヤ「ええい、離せ! ライダーは兎も角、あの二姉は苦手なのだ!!」

ガウェ「む……それはいけません! 女性に対して失礼ですよ!」

エミヤ「失礼で構わん! 兎に角、私は無関係だ!!」

ガウェ「わかりました、一緒に謝れとはいいません。ですが私の謝罪に貴方が必要なのです!」

エミヤ「なんでさ!」

ガウェ「ゴルゴン三姉妹は好物は血と聞きました」

ガウェ「メデューサのお気に入りの血が、貴方だとか?」

エミヤ「それは生前の話だ! というか一番のお気に入りは美綴気だったから!!」

89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/26(火) 02:40:12.35 ID:3vx8OCZ2o
エミヤ「というか、私に生け贄になれというのかね!?」

ガウェ「生け贄ではありません! 詫びの品です!」

エミヤ「なお悪いわ!!」

アヴェ「いや、生け贄の方が悪いと思うぜ?」ヒョコッ

エミヤ「急に出てくるな、アヴェンジャー!!」




※その後、力尽くで献上品にされたエミヤさんを食した女神達の感想


「鉄が錆びた味がします。不味いですね。とても不味いです」

「メデューサの下に合うというのだから、下の下であるのは承知していたけど、予想の斜め下だわ」

「味が落ちましたね、シロウ」

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:46:37.68 ID:5hVXE4XTo
・設定について赤王さまからの有り難いお言葉


 
                          _ヽヽ _  ,.r=、
                      > ´  ヾ!   ` <⌒',_
                   > ´              ヾ }
                   /                  ヽ   V__
                /   /  メ、 /    /    ', / ヾ i
                  /   /  / /ヽ  ,.ィヽ     ∨/ K
               / ,  ,'  Vミ:.、!/   N  \|.    i/,  !/
 良いのだ        | ハ i |  抃芋ミ、  | r≦手三   |/ ム
               |' .〉| |, -.{了::刃 ヽ.!  {了:::刃   { /:.ヽ
 細かいことは!    /´ト./ ,! ゞ赱ソ      ゞ赱ソ   .∨:.:.:.:.ヽ
                i  i ,' ハ / ) r ,--- ャ   |   |:.:ヽ:./
              ', { } ! / /  V___.ノ,..--.<|   リ:.:.:.:.:.:!
               } ` .V / >/:.:.:.:.:.:ミ:.:.://|   /:.ー- ''
            (⌒ ´       '/ ノー.:.ヘ:.:.:.:.:.ヾ:.:.:| /:.:.:|
             ⌒ヽ      イ 、:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.',:.:レ' ̄´
               `/ヽ__ノ  ):.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.}/       デーン!
               (_,  ヽ  て }:.:.:./ー-- ''
                  {   ゞミ( }イ ノ:.:.:.:/





94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:47:39.30 ID:5hVXE4XTo
ランサー「舞台も"座に顕現したなんか冬木市っぽい場所"ってテイで」

ライダー「冬木かと思えば姉様達と住んでいた神殿があったりして謎空間ですが」

イスカ「あー、それはアレじゃな。アレ」

ロビン「アレじゃわからねえですって、イスカの旦那」

イスカ「なんちゅーか……固有結界?」アイオニオンー

エミヤ「固有結界なら仕方ないな」アンリミデットー

アリス「ええ、固有結界なら仕方ないわ」ナーサリー

ランサー「便利だな、固有結界」オイオイ

アヴェ「ネットの海でも散々便利に使い倒されているしなぁ、固有結界」ケケケ

キャス狐「ちゅーか本家の月海原学園もムーンセルの造った固有結界ですしねぇ……」

エミヤ「月の聖杯戦争のモデルは冬木の聖杯戦争だからな」

エミヤ「再現されている空間は冬木のものに近い。学園には弓道場も存在しただろう?」

イスカ「余の王の軍勢のように、冬木やそれに近似する地で戦った英霊達の心象風景が再現されているというわけか」

エミヤ「ところどころ第四次と第五次の冬木が混じっていて実に混然とした街になっているな」

ギル「ふっ…雑種が切り開いた都邑など、この程度のものであろうよ」アハハハハ!!

ガウェ「私はこのような形とはいえ、王が戦い、月の聖杯戦争のモデルとなった地を拝見するのは実に興味深いですが」

95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:48:19.40 ID:5hVXE4XTo
ライダー「新都っぽい場所にあるアーチャーの何でも屋の元になった建物は?」

エミヤ「何でも屋になった覚えはないのだが……あれはネコさんの店だな。生前の私が世話になった店だ」

ランサー「記憶が濃い場所ほど、詳細に再現できるのは道理といやぁ道理だな」

ランサー「坊主の家や遠坂の嬢ちゃん家も再現度は高いしよ」

キャス子「家二軒持ってるとか嫌味ね」

バサカ「広い家に1人暮らしというのもそれはそれで寂しいものですぞ」

バサカ「アインツベルン城もお嬢様やメイドの方々がいないとこうも侘びしいものかと、私は日々感じております」

ライダー「確かに。人が居ない衛宮邸というのは違和感がありますね」

エミヤ「そうかね? 爺さんが亡くなってからは私はあそこで1人で暮らしていたものだが」

ランサー「でもしょっちゅう虎の姉ちゃんが顔出してきたんだろ?」

ライダー「それにサクラも通うようになったではないですか」

ロビン(なー…知らない人の話題で他の連中が盛り上がってると、なんかアレだよな)

ディル(五次に召喚された英霊達は随分と仲が良いのだな……聖杯戦争とはもっとギスギスしているものかと思ったのだが)ウロブチノセイ


96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:50:22.79 ID:5hVXE4XTo
ランス「家といえば……私のマスターだった間桐の邸宅はドコに?」ハテ?

ライダー「そんなのは貴方が再現すれば良いではないですか。貴方のマスターは間桐だったのでしょう?」

ランス「いや、私はバーサーカーだったのでよく覚えてないというか……」

ランス「貴女こそ間桐に召喚されたサーヴァントではなかったか?」

ランダー「何が好きで間桐邸など思い出さなくてはならないのかと小一時間ry」イラッ

ドレイク「この反応…冬木のシンジは何やらかしたんだい?」

エミヤ「慎二は悪い奴ではないのだ……多分。アレでも私の親友だった男だし……多分」

ランサー(そういうテメェもダチの家思い出せてねーじゃねえか)




このスレではだいたいこんな感じです。建物とかは作者の都合で増えるのさー
ネコは箱開けて見なきゃ死んでるかどうかわかんねーからな!

97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:51:00.40 ID:5hVXE4XTo
【宮廷人】

エミヤ「七月七日も終わった事だし、笹を仕舞うか」

キャス狐「どーにも新暦って馴染めないんですよねー私」

小次郎「拙者は不便を感じた事はないが」

キャス子「そりゃアンタは門から動かないんだから、祭事とは縁遠いでしょうよ」

キャス狐「生前もひたすら刀振ってる毎日でしたっけ? こちとら平安京で毎日毎日行事行事の貴族生活だったってのに」キィ~

小次郎「家長以外の男が出張ってはいざこざの種になりかねんのでな」

エミヤ「結構余裕があるところの農家だったようだな」

李書文「暦といえばニホンの元号はいつまで続くのかの。中国では清朝を最後に使わなくなったが」

エミヤ「世界で最後まで元号を使っていたのは日本だからな」

キャス狐「元号って偉いさんが"私は天も支配できるんですよー"って事で改元したりしますからねー。ぶっちゃけ迷惑ですよ、アレ」

李書文「こっちは一帝一元制時代の人間でな」

キャス狐「いーなー。それ超ラクじゃないですかー」

小次郎「そういうものか?」

エミヤ「宮廷人の苦労というのものは想像もつかんな」

キャス子「あら? なんなら体験してみる?」

エミヤ「ふっ…遠慮しておこう。これでも生前は貴賎問わず命の数だけで行動してきた身でね。王侯貴族からは最も遠い存在だ」キリッ

キャス狐「――で、その時はですねー、笏の裏にカンペ書いてる奴がいたんで、こう呪術でサクッとカンペすり替えたりしてー」ペラペラ

李書文(山海経に出てくるような物怪の類とはいえ、おなごよのぉ……中身の無い話が続くわ)ハァ

エミヤ(アレはOLの愚痴か)

98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:53:59.65 ID:5hVXE4XTo
【姫は無理難題をおっしゃる】

ライダー「七夕の竹、何か使い道がないでしょうか?」

ディル「竹なら色々加工の仕様があるな。竹細工の日用品などにしようか」

アヴェ「足ツボマッサージに竹踏みとかつくればご老体達は喜ぶんじゃね? キャスターとか」

ギル「子供らは竹トンボなる貧相な遊具であそんでいた事を思い出したぞ」

ランサー「ギルえもんはその横で最古のタケコプターでも出したんですかねー」ハイハイ

アリス「処分した竹の中にかぐや姫が紛れていたりしてね」クスクス

ライダー「かぐや姫? 誰ですか、それは」

アリス「日本の童話よ。かくかくしかじかなストーリーでね…」ナーサリーライム!

ライダー「求婚してきた男性に無理難題を吹っ掛けていたと……?」

ランサー「女の無理難題たぁ、昔を思い出すぜ。そのかぐや姫って奴は、碌もんじゃねーな」モリガン

ディル「………」ノーコメント

アリス「いえ、かぐや姫の無理難題はいずれ月に帰らなければならないからという思いやりの気持…」

ライダー「自分のお願いに男性が右往左往する様をみて、笑い転げてたのでしょうね、かぐや姫は!!」クワッ

アヴェ(それかぐや姫じゃなくてアンタの姉さんだろ。面白くなりそうだから黙ってるけどw)

99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:55:53.67 ID:5hVXE4XTo
ギル「雑兵共よ、珍しく意見があったな。天より来る女はどうしてこう悉く毒婦ばかりなのか!!」イシュタル

ギル「ミカドとやらは中々に剛毅であったぞ。カグヤが頼みとする月の軍勢を蹂躙し、カグヤの厚顔を青ざめさせようとしたのであろう」

ギル「まあ雑種の非力さではそれも適わなかったようだが、その心意気は良し」

ギル「不死の薬を荼毘にした件も含め、もし我に拝謁する機会あれば杯を授けてやらんこともない」ハッハッハ!

ランサー「ま、月の軍勢なんて面白い連中とは一つ死合ってみてーもんだな」

ライダー「悲惨なのはかぐや姫と一緒に暮らしていたお爺さんとお婆さんですよ」

ライダー「毎日毎日、かぐや姫に苛められる日々だったでしょうとも! うう…思い出したら涙が出てきました……」グスッ

ディル「思い出すって……貴女はお爺さんでもお婆さんでもないだろう」

アヴェ「しっかし、かぐや姫ってのはどんでもない悪女だなー(棒)」

アリス「もうなんかそんな気がしてきたわ……」ハァ

アヴェ「諦めんなよ。どうしてそこで諦めんだよ。それじゃあ俺が楽しめないだろ」

アリス「童話の真実なんてそんなものなのよ。灰かぶり姫は王妃になったあと、使い魔のカラスを使って継母と義姉の目を抉ったのだし」

アヴェ「それは聞きたくなかった」ウワー…

アヴェ「息子に父親の仇を討つように言いつけてたグラニアがフィンと再婚してガキ生んだ話ぐらい聞きたくなかったわー」ニヤニヤ

ディル「それは聞きたくなかった」

100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:56:50.17 ID:5hVXE4XTo
【故郷は遠きにありて】

エミヤ「竹があるので笹酒でも」

李書文「カカカ、確かに竹と言えば酒よ」ゴクゴク

呂布「ハゲドウ」ドブドブ

キャス狐「中国ではお酒のことを竹葉って言ったりしますからねー」ゴキュゴキュ

エミヤ「彼の地の話なら賢者は竹林で酒を飲むのが定番だな」

バサカ「エミヤ殿からは国籍を感じませんな」

エミヤ「私は歴とした日本人のつもりなのだが」

ランサー「投影する宝具が無国籍すぎんだよテメーは」

呂布「愛用シテルノハ中華ノ剣ダ」フンス

ランス「固有結界の詠唱は英語ですね」フッ

ランサー「よく考えたらおかしくねーか? お前の師匠、嬢ちゃんだろ? 遠坂の詠唱はドイツ語だったろ、確か」

エミヤ「私は弟子としては落第だったからな」

キャス狐「みこーん! コイツは嘘を付いてる味だぜぇ!」JOJO

エミヤ「酒のツマミの油揚げがあったのだが」

キャス狐「と思ったけど違ったぜ!!」ハムハム

101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:58:25.55 ID:5hVXE4XTo
ランス「剣は中華、詠唱は英語、弓は洋弓でしたが……」

李書文「剣に魔術に弓か。どれ、槍捌きは心得はないのか?」

エミヤ「残念ながら槍はな。銃器ならば人並み以上に扱えるのだが」

ランサー「話折るなよ、爺さん」

エミヤ「遠坂のドイツ語から思い出したが、冷蔵庫にビールとザワークラウトが入ってるぞ」

ランス(冷蔵庫の電源はどこから引っ張ってるんだろうか……)

バサカ「ザワークラウト……キャベツの酢漬けですな。ドイツの家庭料理だ」

キャス狐「(二日酔いに)キャベツーは(お店の)ママの味ー」グデーン

ランサー「なんで酒2油揚げ8の配分でべべれけに酔ってんだよ、お前は」

ランス(ふっ…人呼んでホロ酔いの騎士……)プークスクス

ランサー「いきなり笑うなよ、気持ち悪いな!?」

呂布「野菜ハイイ。肉ヲ出セ」ウガー

バサカ「呂布殿、酒は飲んでも飲まれるな。暴れるようならお相手しますよ」ムキムキッ

李書文「呂布VSヘラクレスか。カカカ、これほどの酒の肴もあるまいよ。なぁ?」

エミヤ「店の備品を壊さないのであれば、他の被害は諦めるよ」

キャス狐「他の被害=ランサーですね、わかります」ドヤッ

ランサー「意味わかんねーぞ、そのフラグ!」コノヒトデナシ!

102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 02:59:08.04 ID:5hVXE4XTo
< 呂布「赤兎ォォォォォォォォ!!」

エミヤ「賑やかな酒よりも静かな酒を飲みたいのだがな……」ハァ

キャス狐「春は桜、夏は星、秋は月、冬は雪。それだけで酒は旨い!」

< バサカ「ナインライブズ!!」

エミヤ「いや」

エミヤ「月は世界中どこからみても日本の月と一緒だからな」

エミヤ「思い出す事が多くて、酒の味が分からなくなるよ」シンミリ

< ドンガラガッシャン!

ランス「あ、店の壁に呂布が突っ込んだ」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:29:49.28 ID:5hVXE4XTo
【甲虫王】

ギル「おのれ、おのれ、おのれ、おのれぇぇぇぇぇ!!」

ギル「贋作者ァァァァァァ!!!」

クワガタ < ダー

クワガタ < キャー

エミヤ「はっはっは……この虫相撲、私のオオクワガタの勝ちだ」ニコニコ

ギル「我のオウゴンオニクワガタがぁぁぁ……」

エンキ「熱に弱いオウゴンクワガタではアウェーも当然の環境だったね」

ギル「ならばニジイロクワガタで勝負だ!」

エミヤ「ふっ…信仰を集めれば集めるほど英霊としての格は上がる」

エミヤ「黒いダイヤモンドと呼ばれるオオクワガタへの信仰にまさる甲虫など居まい!」

エミヤ「この戦争、我々の勝利だ!」ドヤッ

オオクワガタ < オー!

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:32:05.10 ID:5hVXE4XTo
モード「オッズはエミヤ1.12、英雄王3.38、ドロー5.50か……」

ベディ「ここは三連勝中のエミヤ殿だな」

ランス「手堅いな、ベディヴィエール卿」

ガウェ「そういう貴方は英雄王に張ったようですね」

ドレイク「はっ! 大穴狙いならドローに全額だろうが!」

ランサー「お、気が合うねぇ姐さん。俺もドロー一択さ」

李書文「ふむ……幸運EXのキャプテンドレイクと、幸運Eのランサーが両方引き分けか」

李書文「はてはて、どれに賭けたものやら……」

ライダー「ライダー達は兎も角、品行方正な円卓の騎士が賭け事とは意外ですね」

ガウェ「賭博は英国紳士の嗜みですから」



< エミヤ「く……連戦の疲れがでたか。押し切れない」

< ギル「ふはははは! いまさら頭を垂れてももはや許さぬぞ、贋作者!」

< エミヤ「ならばこれはどうかな? オオクワガタ君、補給だ! トレース・オン!」

< ギル「クワガタゼリーだと、キサマ、よもやそこまで――」

109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:34:34.30 ID:5hVXE4XTo
ベディ「よしっ!」

ランス「ぐっ…」

ガウェ「ふむ…」(←エミヤに張ってた人)

エミヤ「ふっ…どうやらここは私のオオクワガタ君の独壇場、甲虫帝国(クワガタキングダム)のようだな」

ギル「馬鹿な! この我が、二度までもぉぉぉ!!」

エミヤ「他に挑戦者はいないのかね!」ドヤッ

バサカ「では僭越ながら私めが」スッ

エミヤ「この英雄王の醜態をみて尚も挑むとは、甲虫マスターとしての胆力は買うが……」

エミヤ「私のオオクワガタを倒せる算段でもあるというのかね、ヘラクレス!」

バサカ「ゆけ! ヘラクレスオオカブト!!」

ヘラクレスオオカブト < ■■■■■■ーーーーー!!

エミヤ「なん…だと……」


110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:35:03.70 ID:5hVXE4XTo
ガウェ「ヘラクレスオオカブト……男の子たちの憬れ! カブトムシの中のカブトムシ! 甲虫界の太陽!!」

ガウエ「流石です、ギリシャの大英雄……オオクワガタに勝利するとしたら、ヘラクレスオオカブトしかありえないっ!」

オオクワガタ < ナ、ナンナンデスカイッタイ…

オオクワガタ < ドウシテヘラクレスサントタタカワナキャナラナクナッテルンデスカ……

エミヤ「ふ……別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?」

ランサー「いや、お前のクワガタもう戦意喪失してるじゃねーか」

ヘラクレスオオカブト < ■■■■■■ーーーーー!!

オオクワガタ < ギャーーーー!!

ランス「ああ、オオクワガタが投げられた!」

ガウェ「この人でなし!」

ランサー「そりゃ虫だしな」

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:36:09.79 ID:5hVXE4XTo
【黒いヤツ】

キャス子「キャー!!」ガタッ

ライダー「何事ですか?」スタッ

キャス子「ヤツよ、ヤツが出たのよ!!!」アワワワ…

ガウェ「稀代の魔術師である貴女をここまで怯えさせる者とは一体……?」スッ

ドレイク「お宝かい?」シュタッ

キャス子「黒光りしちゃいるけど、あのおぞましいヤツを宝なんて口が裂けても言えないわよ」ギリギリ

ガウェ「確かに黒光りしておぞましいかも知れませんが、ランスロット卿は円卓の宝ですよ」

ドレイク「あの鎧、高そうだねぇそういえば」

ライダー「いや、彼の事ではないでしょう。というか貴方はランスロットの事をどう捉えているのですか」

ガウェ「ゴキブリですね。色と生命力的に」

キャス子「ぎゃぁーー! その名前を言わないでーーー!!」

ライダー「ああ、ゴキブリが出たのですか」ポンッ

ドレイク「はいはい解散、解散」ヒラヒラ

キャス子「同じ女性としてその反応は如何なものかと思うわ!!」クワッ

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:37:21.87 ID:5hVXE4XTo
キャス子「ってよく考えたら、私の悲鳴を聞いて駆け付けた男がそこの爽やか毒舌男だけってどういう事よ!?」

ライダー「そういう事でしょう」

ドレイク「アンタ、悲鳴あげたぐらいで助けが必要な●●じゃないだろ」

キャス子「ハァ!?」

ガウェ「油虫を見て悲鳴をあげるとは、魔女メディアにも女性らしい所があったのですね」

キャス子「潰すぞ似非プロトセイバー」

ライダー「確かに私も驚きましたがその言い方は如何なものかと思いますよ、似非グラハム上級大尉」

ドレイク「一言足りない黒騎士と違って、一言多いねぇ、似非クランプ」

ガウェ「私だって言葉で傷つく時もあるのですよ?」

113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:38:51.73 ID:5hVXE4XTo
【地上最強の生物】

キャス狐「英霊の座にもゴキブリっているんですねー」ヒョイッ

ジル「流石に摘むのはどうかと」

キャス狐「大丈夫ですよー。イケメンの前ではちゃんと恐がりますからー」プランプラン

ジル「こ、此方に向けないでください!!」キャー

ロビン「いやアンタ普段もっとエゲいもん召喚してるだろうが」

ハサン「しかしよく掴めましたね。ゴキブリは相当素早いですよ」

キャス狐「これでも狐なんでー」ペチペチ

ロビン(そりゃ猫じゃねーか)

ジル「いい加減、Gを捨ててくれませんか!!」キィィーー!!

ジル「もし貴方がGを捨てないのであれば、私は実力行使も辞さないですよぉぉぉぉ!!」ペラッ

海魔 < ギャッスラーーー!

ロビン「ゴキブリ退治に海魔を呼ぶなって」

114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:39:29.73 ID:5hVXE4XTo
ジル「友よぉぉぉぉ、聖処女よぉぉぉぉ、私にGを倒す力を!! 天啓をぉぉぉ!!!」ギュィィィン

海魔 < ギャッスラーーー!

海魔 < ギャッスラー!!

海魔 < ギャッスラァー!

ロビン「出しすぎだろ!?」

ハサン「人口密度がエクスカリバーですよ!?」

ジル「海魔A、貴方に決めました!! 電気ショクシュ!!」

海魔 < ビガーーー

G < フッ…

G < ベツニアレヲタオシテシマッテモカマワンノダロウ?

海魔 < アベシッ!?

キャス狐「なん…だと…」

115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:41:36.62 ID:5hVXE4XTo
ジル「馬鹿なぁ!! 三分で十六匹の海魔が全滅ですとぉぉぉ!!」

G < フゥ…イイアセカイタゼ…

G < アバヨ

G < カサカサカサカサ...

ロビン「ゴキブリってスゲー昔っからいるもんなぁ……」

ハサン「三葉虫と叔父甥ぐらいの関係でしたっけ?」

キャス狐「私ら程度の神秘じゃ相手にならないって事ですか、アレ」

ロビン「俺ら纏めてゴキさん以下かよ……」

ハサン「あ、そうそう。シロアリって蟻じゃなくてゴキブリの仲間らしいですよ」

ジル「ジャンヌゥゥ!ジャンヌ!ジャンヌゥ!!ジャンヌゥゥゥゥ!!!」ダンダンダン!!



116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/09(月) 23:43:11.14 ID:5hVXE4XTo
【昆虫王者】

エンキ「という訳でリサーチの結果、ゴキならヘラクレスに勝てるんじゃないかなという事に」

ギル「我の蔵にゴキを加えろというのか?」ギロッ

エンキ「あ、やっぱり厭なんだ」

ギル「そも、余の蔵の中にはおそらく先カンブリア時代の動物も収められている筈」

エンキ(中身把握しておこうよ)

ギル「既に原初の甲虫など手中にしておるわ!! 今更なぜゴキなど蒐集せねばならん!!」

エンキ「じゃあソレだせば良かったのに」

ギル「………」

ギル「……アノマロカリスと三葉虫とオパビニアはどれが昆虫の原初なのだ?」

エンキ「それで出せなかったのかい?」

ギル「間違ってたら恥ずかしいだろう!!」プンスカ!

エンキ(白を黒という人なのに、そういう所の真贋には拘りがあるよね、君は)

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:19:11.01 ID:XSFIyXMBo
【風物詩】

赤セイバー「祭りじゃ!!」バンッ

エミヤ「は?」

赤セイバー「だから祭りだぞ!!」ブンブン

キャス子「ランサーが死んだ?」カーニバル

ライダー「この人でなし?」ファンタズム

赤セイバー「そっちの祭りではない!」ジカイヨコク!

ランサー「そんな祭りはねぇ!!」

赤セイバー「余は日本風の祭りを所望する!!」

エミヤ「まあ、そんな季節ではあるが……」

赤セイバー「しかし余は日本の祭りについて詳しくない……」ショボン

赤セイバー「よってアーチャー! そなたを運営委員に命じる!!」ビシッ

エミヤ「……ハァ」

ライダー「諦めるの早いですね」

エミヤ「抵抗しても労力の無駄だろう」


122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:20:06.51 ID:XSFIyXMBo
キャス子「アンタはそのままテキ屋の親父やれそうよね」

ランサー「あ゛?」アロハノチンピラ

エミヤ「運営委員一人確保か」

ランサー「オイ、待てテメェ…」

キャス子「道連れザマァwwww」メシウマ

ライダー「日本の祭りなのですから、浴衣などあるとよいですね」

赤セイバー「む? 浴衣とはなんだ?」キョーミシンシン

ライダー「日本の民族衣装といいますか……まあ、詳しくは裁縫してくれる方に」チラッ

キャス子「なっ…私を見ないでちょうだい!!」

ライダー「いやいや、貴方の裁縫の腕前はプロ級と聞きました」

エミヤ「宗一郎の着物の縫い直しなどもしていたのだろう? 問題ない、縫える」

キャス子「んなっ…」

ランサー「人を呪わば穴二つってヤツだな」ポン


123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:21:12.62 ID:XSFIyXMBo
【スカウト1】

ランサー「おーい、そこの友達いねー方のアーチャー」

ロビン「誰がぼっちだ、コラ」

ランサー「いや、お前さんの嫌われ具合、相当のもんだぞ」

ランサー「お前と仲良いの性格悪い方のアーチャーぐらいじゃね?」

ロビン「それじゃあ赤色か金色かわかんねーっての」

ロビン「つか、赤いのとも別に仲良くないし」

ランサー「イギリス人って名誉ある孤立が好きだよな」

ロビン「イギリス王と戦った男なんだけどさー、こっちは」

ランサー「そんな訳で祭りをやることになったんだが」

ロビン「アレ? いつの間に時間をゲイボルグしたの?」

ランサー「お前は櫓担当な」

ロビン「なんでさ」

ランサー「それ別の小僧」


124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:21:40.98 ID:XSFIyXMBo
ロビン「いやいや訳分かんねーですよ、犬の旦那」

ランサー「あ゛? 喧嘩売ってんの?」

ロビン「一行目まで戻れよ。アンタの方が先に売ってんだよ」

ランサー「あ゛?」チンピラ

ロビン「あ゛?」チャラオ

ランサー「いいからシャーウッドの森だせや」メンチ

ロビン「ふざけんな。なんで結界展開しなきゃならねーんですかぁ?」

ランサー「あ゛? 櫓にする為に決まってんだろうが?」

ロビン「え?」

ランサー「え?」

ロビン「その発想はなかった」


125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:24:04.15 ID:XSFIyXMBo
【スカウト2】

エミヤ「……というわけで日系のサーヴァントに片っ端から声を掛けているわけだが」

キャス狐「お祭りですか。懐かしいですねー」ピコピコ

エミヤ「キミも協力してくれると助かる」

キャス狐「いいですよ」

エミヤ「そこをどうにか曲げてお願いしたい……って、え?」

エミヤ「今"いいですよ"と言ったのか」

キャス狐「はい。お祭り、いいじゃないですか」ピコピコ

エミヤ「対価は何かね?」

キャス狐「いやいや、対価なんて要りませんよ。お祭りなんですから」

エミヤ「なにやら薄ら寒いものを感じるぞ」

キャス狐「ムカッ! 今のはちょぉぉーっと失礼でしたよ! キャス狐ちゃん、お怒りです!」

キャス狐「そも、太陽神の一角であり稲荷天神でもある私がお祭りに参加するのは当然じゃないですか!」

エミヤ「む……そう言われるとそのような気もするが……」

キャス狐「ええそうです。これはむしろお勤めです」

エミヤ「それではキミには参加者に盆踊りの稽古を…」

キャス狐「さあ、どんどん祭り上げちゃって下さい! そして私に献げるのです、供物を! 供物をぉ~~!」

キャス狐「油揚げを千と言わず万でも億でも貢ぐといいですよー」パンパン

エミヤ「働け」

キャス狐「働いてます、神様的に」

エミヤ「運営委員的に働け」

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:24:40.22 ID:XSFIyXMBo
【スカウト3】

小次郎「秘剣……燕返し!!」ドンドンドン

小次郎「の応用で一人で三つの太鼓を叩くことができる」

小次郎「ふむ……どちらかといえば鼓よりも笛の方が得意なのだがな」ドヤッ

小次郎「人手不足となれば致し方あるまい」フッ…

キャス子「ウッサイわね! アンタは本番だけやってりゃいいんだから楽でしょうが!!」チクチク

キャス子「私は参加者全員分の浴衣縫ってんのよ!」チクチク

キャス子「くっ……」チクチク

キャス子「浴衣つくり終わったらこの最新型ミシン(投影)はそのまま貰ってもいいって言われたけど」チクチク

キャス子「これじゃ割りに合わないわ!」チクチク

キャス子「あーもー、この型紙邪魔ね! 誰よこんなデカいサイズ発注してんのは!」チクチク

キャス子「ちっ…ライダーのじゃない」チクチク

キャス子「……トラップを仕掛けてやるわ」ニヤリ

小次郎(女の執念は恐ろしいものでござる……)

127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:26:13.07 ID:XSFIyXMBo
【屋台の人達】

ウラド「謝肉祭と聞いて畜生を狩りつくし串刺しにして並べ…」

ランサー「そういう祭りじゃねーから」

ウラド「神よ! 私の信仰はまた否定された!! おおおお……」

ランサー「串に刺すのはチョコバナナにしとけ。な?」

ギル「ふはははは……チョコバナナ! チョコバナナとな!!」クワッ

ギル「雑種の舌に合うのはその程度の果実であろうよ」フフン

ギル「やはり我自身が出店して、王の屋台というモノを下々に示さねばならんな!!」

ランサー「いや、祭に豪勢な食とかいらねーから。ステーキとか焼くなよ、お前」

ギル「ふ…これだから雑兵は。我がそのような空気が読めない品を出すと思ったか!?」

ランサー「ああ、思ってる」

ギル「我のバビロニア林檎飴を食せるのだ、光栄に思うがよい」

ランサー「り、りんご飴だと!?」

128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:27:21.86 ID:XSFIyXMBo
ランサー(おい、マジで空気読みやがった。明日は槍が降るんじゃねーか、コレ)

ギル「ちなみに林檎はアダムとイブが盗み食いした林檎だ」セイショ

ランサー「お前、食関係の屋台禁止な」

ギル「なんだと!? くっ……僻んだか、これだから雑種共の企画は……」

ギル「しかし祭は民草の心の慰み。王たる我が踏み荒らしては、我の王としての度量が問われよう」フッ…

ギル「よいだろう、我は焼きそばも、わたあめも出店しないと誓おうではないか!!」

ギル「そして代わりにお面屋をやってやるぞ、感謝しろ雑兵!!」

ランサー「あーはいはい、感謝しますギルガメッシュ様」

ギル「我の蔵にある仮面はどれも至高の品よ。この石仮面など、被ると吸血鬼になる優れものだ!」JOJO

ウラド「ふんっ」バキッ

ギル「我の財宝がぁぁぁぁぁ!!!」

ランサー「もうお前出店するな。チビッコモードで参加する側にまわれ」

129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:28:20.13 ID:XSFIyXMBo
【神輿】

女ハサン「はーい、提灯は最低一人一個のノルマですよー」パンパン

巨ハサン「和紙千切れたー」ビリビリ

ミニハサン「あのハサンは我らの中で一番手先が不器用……」

ザイード「ふふふん♪」ヌリヌリ

ザイード「皆さん私の事を無能無能と言いますが、どうですこの私の作った提灯の数!」コンモリ

ザイード「人の才能とはどこに眠ってるか分からないものですね……ふふふ」

女ハサン(うぜぇ……)


< ドドドドドドドド…


ザイード「ん?」

イスカ「アーラララララララララァーイ!!」ドドドドド

軍勢1「アーラララララララァァァイ!!」ドドドドド

軍勢2「アーーーラララララララァァーイ!!」ドドドドド

ザイード「ぎゃーーーーー!!」ピュー

130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:34:23.08 ID:XSFIyXMBo
女ハサン「ザイードが死んだ!!」

巨ハサン「この人でなし!!」

幼ハサン「ザイード、突然やってきたライダーのお神輿に轢き殺されちゃったよ……」

ミニハサン「ザイードの作った提灯もペチャンコだ」

女ハサン「ええい、ザイードの命はともかく、ライダーは何を考えているのだ!!」

エミヤ「ちっ…遅かったか」シュタッ

女ハサン「む……赤い方のアーチャー」

エミヤ「怪我は無かったか!?」

女ハサン「あ、ああ。ザイードが死んだぐらいだ」

エミヤ「そうか」

エミヤ「征服王め、だんじり祭りが日本の普通の祭だと勘違いしているようだ。はやく止めなければ被害が増えるぞ」

エミヤ「ヤツ一人の勘違いならまだしも、王の軍勢を引き連れてるからタチが悪い」

エミヤ「君達は引き続き提灯を頼む。私はアレを追う」キリッ

エミヤ「ワガママから始まったお祭り企画だが……仕事はキッチリやらんと気がすまない性分なのでな!」

女ハサン(やだ、ちょっと格好いい…)ドキッ

ミニハサン(元男です↑)

幼ハサン(っていうかドコに格好いい要素が?)

巨ハサン(ダメンズウォーカー。そういやマスターである言峰に一番尽くしてたのも……)

131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:36:51.92 ID:XSFIyXMBo
【屋台の人2】

ドレイク「金魚すくいつーもんがあるって聞いたんだけどね、金魚みつかんなかったよ」

ドレイク「金魚じゃなくて亀でもいいって話だったからね、そっちは捕まえてきたよ」

バサカ「ほう、これは立派なウミガメですな」

ドレイク「体長2㍍ってとこかね。大漁大漁」

どでかい水槽 < ウミガメ「ぐでー」

ドレイク「で、これが網さね。大きめに直系3㍍にしといたよ」ヨイショット

バサカ「ちょっと私が試してみてもよろしいですか?」

ドレイク「釣ってもあげないよ」

バサカ「ははは……とうっ」ブオンッ

ウミガメ < ミャー

バサカ「む…以外と難しいですな。ならば是・射殺す百…」

ランサー(サイズが間違ってるのに、見た目は合ってるように見える不思議?!)

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:37:55.07 ID:XSFIyXMBo
【櫓の人】

ロビン「あれ? これちょっと格好良くね?」マジマシ

ロビン「最初はシャーウッドの森を櫓にするとか馬鹿じゃね?とか思ってたけど」

ロビン「これ結構イケてね?」

ロビン「なんつーか、こう、グリーンマンの魂ってもん感じるっていうか」ウンウン

ロビン「大地に根ざした巨木の雄大さっての?」

ロビン「めっちゃ出ててね?」

ロビン「枝の広がり方も、これ最高じゃね? 黄金比じゃね?」

ロビン「ま、俺が剪定したんだけどね」ドヤッ

ロビン「いやー、これ毒でる木だしちょっとヤバかったけどな」

ロビン「枝伐ったら毒液でてきて、一時視力死んだし」ウンウン

ロビン「ネガとポジが反転した感じに世界が見えたし」ゲームサンショウ

ロビン「でもこれ格好いいわ」

ロビン「この枝に提灯ってのつけてライトアップしたら美しさMAXだわ」ウンウン

ロビン「んでこの櫓を中心に人が踊るわけだろ」

ロビン「ぶっちゃけこの祭の主役ってコイツじゃね?」

ロビン「だっているもん。中心にいるもん」

ロビン「やべーわ。俺いい仕事しすぎだわ」

< ドドドドドドドドド……

133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:38:36.54 ID:XSFIyXMBo
ロビン「祭かぁ……」

ロビン「村の祭りとか、みんな楽しそうにしてやがったなぁ……」

ロビン「俺は参加できなかったけど」

ロビン「いや、でも遠くから踊ってたり食ってたりしてんの見てるとな……」

ロビン「ああいう健やかな人達の暮らしを守る為に生きた俺の人生、そんなに悪くねーよな」

ロビン「別に義賊気取るわけでもないけどよ」

< ドドドドドドドドド……

ロビン「日本の祭がどんなのか知らねーけど」

ロビン「この櫓の下でみんな笑ってんなら……」

ロビン「俺はそれで……」シンミリ


イスカ「アーラララララララララァーイ!!」ドドドドド

軍勢1「アーラララララララァァァイ!!」ドドドドド

軍勢2「アーーーラララララララァァーイ!!」ドドドドド


シャーウッドの櫓 < ボキッ!

134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:39:58.38 ID:XSFIyXMBo

イスカ「む? 何かにぶつかったような……?」

イスカ「まあ良い。余の御輿、余の走破は誰にも止めることはできん!!」

イスカ「アーラララララァァァイ!!」ドドドドド

軍勢1「アーラララララララァァァイ!!」ドドドドド

軍勢2「アーーーラララララララァァーイ!!」ドドドドド


シャーウッドの櫓 < キレイニオレマシター


ロビン「  」

ロビン「 」

ロビン「」



 ガクッ

OTL

135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:41:34.35 ID:XSFIyXMBo
【それは花見です】

ベディ「円卓の騎士として、我々もなにか祭に参加しなくては」マジメ

ケイ「よし、下々のダンスは私にまかせろ」バリバリ

モード「日本の祭なのですから、ケイ卿のダンスは参考にならないでしょう」

ケイ「庶民のダンスなど古今東西変わるものではない。まったく問題ないのだよ!!」

ガウェ「しかし"盆踊り"なるものは既にキャスターが指南に回っているようです」

ベディ「屋台や出店なるものも既に決まっているとか?」

モード「新しく店を構えるにはシャバ代なるものをクーフーリンに払うのが慣わしだそうですよ」

ランス「そもそも騎士たる我々が商人の真似事など、やっても上手くいかないのではないか?」

ベディ「それもそうですね……」

ベディ「というより、日本の祭を知らないので何を出せばよいのか分かりません」

ケイ「ふん。分からないなら調べればいいだろう。まったく、これだから前線の脳筋共は」

ガウェ「ケイ卿は日本の祭をご存知なのですか!?」

ケイ「ああ。この民明書房なる本によるとだな、日本の祭とは桜の下で酒を飲み交わす儀式の事だ」ペラペラ

ケイ「この酒の場では上司や部下という上下は存在せず、みな平等に振る舞うのさ。これをブレーコーと呼ぶ」

ガウェ「まるで円卓のようですね」ジョウゲナシ

ケイ「ブリテンの様式が海を渡って日本に根付いたのかも知れないな」

136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:42:44.54 ID:XSFIyXMBo
モード「ところで桜とはなんの事です?」

ベディ「さぁ?」

ケイ「この桜というものを肴にして酒の飲むのが正しい姿らしいぞ?」

ガウェ「日本固有の名称でしょうか……ランスロット卿、心当たりはありませんか? 貴方はこの中で唯一日本を知っている方だ」

ランス「む? 桜……桜か……」ポワワワーーン


雁夜(回想)『桜ちゃん……必ず…助ける……』ガクガク


ランス「思い出した」

ベディ「おお! 流石はランスロット郷! して、桜とは一体!!」

ランス「そうだな、桜とは……まず女性だ」

ガウェ「じょ、女性? 女性を肴に酒を飲む……?」

モード「まるで暗君の振るまいですね」

ケイ「肴ってそういう意味か」アハーン

ランス「女性といっても、まだ歳は一桁の幼子だ」

ベディ「なっ……!?」

モード「暴君の所業だ、それは」

137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:48:25.19 ID:XSFIyXMBo
ランス「その少女は無数の蟲に●●され、■■■■されて、××××××な風に調教され、すっかり心が死んでしまっていた」

ガウェ「そ、そのようなものを眺めながら酒を飲む……?」

ランス「むしろ心が死んだ少女に見下ろされながら酒を飲むのかも知れん」

ランス「"馬鹿な人…"と無機質に言われながら」ゾクゾク

モード「そんなドMのランスロット卿じゃあるまいし、誰も喜びませんよ」

ガウェ「だがもし日本人が全てランスロット卿のようにどうしようもない捻れドMだとしたら!?」

ケイ「クッ…日本の文化は鬼畜だ! こんなものはブリテンの文化の対極にある!!」

モード「ランスロットだらけの国とかゾッとしませんね」

ベディ「そんな国に王は召喚されたのか。さぞお辛かったでしょう」

ランス「………」

ガウェ「しかしそれは今は言っても仕方ない」

ケイ「そしてこの座で、そんな祭が行われようとしているならば我々は……」

ガウェ「騎士として止めなければ!!」

モード「行きましょう!」

ベディ「円卓ぅーファイトォォ……」

ガウェ・ケイ・モード「「「オーーッ!!」」」

ランス「…おー」

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:49:45.34 ID:XSFIyXMBo
【花火師】

ジャンヌ「ジル・ド・レェ卿、貴方はお祭りに花火を用意しているとか」テクテク

ジル「じゃ、ジャンヌッ!!」ハッ

ジャンヌ「頑張ってください」

ジル「こ、このジル・ド・レェ! 最高にCOOLな花火を用意いたします故!」

ジル「ジャンヌは特等席で私めが作った花火を御覧下さりませ!!」

ジャンヌ「いえ、私は皆と一緒の場所からで構いません」

ジャンヌ「その特等席とやらは、卿が大事な人に送るべきです」キリッ

ジル「ジャ、ジャンヌゥ~~」

ジャンヌ「祭か……ドンレミの村で暮らしていたことを思い出します」

ジャンヌ「貴族である卿には分からないかもしれませんが、村人にとって祭とはとても大切な行事なのです」

ジャンヌ「畑仕事に追われながら日々を一生懸命に生きる私達にとって」

ジャンヌ「一時、生活を忘れてただ楽しむ事ができるという時間が、どれだけ明日を生きる活力になるか……」

ジャンヌ「私達英雄も、英霊として祭り上げられはしたものの」

ジャンヌ「この座に捕らわれている自由ならぬ身。死して尚アラヤの使いとして戦うコトを定められているのです」

ジャンヌ「そのような時が来ることは望みませんが」

ジャンヌ「しかしその使命を一時でも忘れて過ごせるなら、それは神の慈悲でありましょう」

ジャンヌ「ですからジル・ド・レェ卿、このお祭りを素晴らしいものにしてくれることを……」

ジャンヌ「どうか」ギュッ


139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:50:46.78 ID:XSFIyXMBo
ジル「ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥ!!!」ブワッ

ジル「お任せ下さい聖処女よ!! このジルめが! ジルめが!!」

ジル「この花火で、必ずやお祭りを幸福に満ちた時間へといざいましょう!!」

ジル「どうか御安心くださいませ」

ジル「そして存分に祭を楽しまれよ、ジャンヌ!!」

ジャンヌ「ジル・ド・レェ卿……ありがとう」

ジャンヌ「これ以上卿の邪魔をしてはいけませんね。では頑張ってください」テクテク

ジル「はい!!」



ジル「ふぉぉぉぉおおおおおお!!!!」ザッザッザ

ジル「ジャンヌの為に! 我が愛しの聖処女の為に!!」ギュッギュッ

ジル「夜空に大輪の華を咲かせてみせましょうぉぉぉぉ!!」グルグル

< ドドドドドドドド……

ジル「む? 地震ですか?」ピタッ

ジル「火薬を扱ってるという時に、なんと危険な」

ジル「ええっと、火元になるようなモノはありませんね」ヨセヨセ

ジル「ああ、鉄や石も擦れると火花がでる可能性がありますから、離しておかないと……」

< ドドドドドドド!

140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:51:53.71 ID:XSFIyXMBo
イスカ「アーラララララララララァーイ!!」ドドドドド

軍勢1「アーラララララララァァァイ!!」ドドドドド

軍勢2「アーーーラララララララァァーイ!!」ドドドドド


ジル「ぬぅおわっ!? な、何事か!?」


イスカの車輪 < ガリッ

イスカの車輪 < バチッ(摩擦による火花)

火薬 < モエアガレー!



ジル「この光は……」ジュッ



ドーーーーーーーーーン!!!




イスカ「おお、気の早いヤツがおるのぅ。まだ祭は先だというのに」ドドドドド

141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 01:53:44.29 ID:XSFIyXMBo
エミヤ「もう、ダメかも知れない……」

ランサー「元々ムチャぶりだったんだ、よくやった方だと思うぜ?」



後編へ続く……かどうかは知らない。
ライダーの浴衣がキャスターの仕掛けでキャストオフする未来の為に、続けたいとは思う

146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:45:17.18 ID:K/3G8joDo
【洗濯日和】

ガウェ「日干しした洗濯物の匂いというのはよいものですね」

アリス「この身体だと物干し竿に届かないのが難点だわ……」ピョンピョン

キャス子(可愛い……)ゴクリッ

アリス「クーフーリン、ちょっとゲイボルク貸して」

ランサー「あ?」

ガウェ「ナーサリーライム、武器は騎士にとっては命。おいそれと貸し借りを申し出るものではありません」

ガウェ「まして貴女は今、ゲイボルクを棒代わりにしようとしましたね?」

キャス子「煩いイケメンねぇ……私達は魔女なんだから、アンタらの騎士道なんて知ったこっちゃないわよ」シッシッ

ランサー「あー、まあ別に貸してもいいんだけどよ、今持ってねーんだわ」ポリポリ

ガウェ「む……クランの猛犬たる貴方が、己の武器を手放しているとは一体何があったのですか?」

ランサー「何があったって……いい天気だったから?」

アリス「あ……ランサーの洗濯物、ゲイボルクに干してあるわ」

呂布「軍神五兵、第三形態・天日乾燥」ガチャガチャ

147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:46:14.06 ID:K/3G8joDo
【布団干し】

エミヤ「ふう、これで粗方布団は干し終わったな」パンパン

エミヤ「英霊の間で布団ブームが起こったのは良いが、敷きっぱなしでは綿が固まってしまうし、臭いも残るだろうに」

エミヤ「うむ、いい天気だ。これなら今夜はフカフカの布団で寝られるな」ポカポカ

ライダー「皆の分の布団まで干すとは、穂群原のブラウニーから座のブラウニーにジョブチェンジですか?」

エミヤ「万年床として放置されている布団が許せなかっただけだよ」ドヤッ

ライダー(めんどくさいツンデレ…)ウワァ…

エミヤ「手伝って貰って済まないな、ライダー。それからサー・ランスロット、コレを頼む」トレースオン

ランス「騎士は徒手にして死せず、布団は徒手にして叩かず(キリッ」バンバンバンバン

エミヤ「流石はナイト・オブ・オーナー。私が投影した布団叩きで綿を殺さずに埃だけを払っている」ウンウン

ライダー(それでいいのか貴方達の宝具……)

148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:47:45.91 ID:K/3G8joDo
【太陽の匂い】

アヴェ「そいやさー、日干しした洗濯物の匂いって実はダニの死骸の匂いなんだぜ」ニヤッ

ガウェ「」

呂布「」

キャス子「へー」

アリス「ほー」

ランサー「いや、驚く奴と平然としている奴が逆だろ」♂♀

キャス子「私が何年魔女やってると思ってるのよ」ナイナイ

キャス子「イモリやら蝙蝠やらカラスを材料にしておいて、今更ダニの死骸が何?」

エミヤ「まあ匂いなどそんなものだ」スッ

ライダー「とはいえ知らなくてもよいことでしたけどね……」ウヘェ…

ランス「ダニの死骸=太陽の匂い、太陽の騎士=ガウェイン卿……」フム…

ランス「つまりガウェイン卿はダニの騎士ということに……」ハッ!?

ガウェ「なりませんよ」

ランス「やーいダニの騎士ーー」パー

ガウェ「この剣は太陽の映し身、もう一振りの星の聖剣……エクスカリバー・ガラディーン!!」ドーン

ランス「はい、アロンダイトーー!!」カキーン

エミヤ「それで勝てるのか」

ランサー「やるなら洗濯物から離れてやれよー」

アリス「いつまで戻ってこないの、貴方」

呂布「」チーン

149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:49:01.96 ID:K/3G8joDo
【家事終了→休憩中】

ランサー「俺の新幹線カードが捨てられた!? この人でなし!!」ピコピコ

アリス「貧乏神だもの」

ライダー「そして幸運Eですからね」

イスカ「光の御子よ、お主貧乏神何度目じゃ? 目的地のクジ運悪すぎだぞ」ピコピコ

ランサー「幸運に関してはライダーだってどっこいだろうが」

ドレイク「え? アタシの幸運がなんだって?」ピコピコ

ランサー「お前じゃねぇよ、EX野郎!! うらやましいわ!!」

ライダー「くっ…幸運のステータスなら慎二の方がマシという私のジレンマをよくも突いてきますね、ランサー」D→E

ランサー「徳政令だ! 徳政令カードさえ手に入れば……」

アリス「手に入った瞬間に貧乏神に捨てられるフラグだわ」

小次郎「徳政令とはよく支配者の代替わりなどで起こったものでござる」ズズズ…

エミヤ「まてアサシン、そのお茶と煎餅はどこからだした。それは家の戸棚に仕舞ってあったものだろう」

小次郎「拙者、あさしん故に」キリッ

ライダー「アサシンは暗殺者であって泥棒ではありませんよ」

イスカ「がはは、細かいことは気にするな」バリバリ

150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:50:17.87 ID:K/3G8joDo
アリス「ま、客人にお茶請けを出すぐらいはマナーよね」

エミヤ「勝手に居座って私達がゲームしてるのを眺めてるだけだろう」ピコピコ

アリス「だって私達ルールしらないし」

ライダー「見てるだけでも中々面白いものですよ」

ライダー「英雄が一喜一憂したり、どん底に突き落とされたりしてる顔を見たりするのが」フフフ…

エミヤ「ライダー、君は立派な反英雄だよ」ヤレヤレ

小次郎「羊羹みつけてきたでござる。食べる人ー」スタスタ

アリス「はーい」

ドレイク「はーい」

ランサー「ほーい」

イスカ「おう」

ライダー「私もお願いします」

小次郎「む…皆で切り分けるには足りんでござるな」

ドレイク「んじゃアーチャー、ひとっ走り買ってこい」シッシ

エミヤ「私が家主だぞ!!」

151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:52:21.72 ID:K/3G8joDo
【家事→休憩→だべり】

ライダー「ルールが判らないと言いましたが、彼らのプレイを見てる内に大体理解できてきませんか?」

アリス「ええ。征服王は意外とセコいわね」

ライダー「一件だけ物件を買って他のプレイヤーの独占を阻止してますからね」

小次郎「拙者としてはアーチャーの農林物件買い漁りも狡っ辛い手と考えるが?」

エミヤ「私のはセコいのではない、堅実なのだ」フッ…

ドレイク「つまりツマンナイ男なんだよ、コイツは」アーヤダヤダ

イスカ「余のは戦略だぞ」ムッ

ランサー「やめろーーーーそんなカードを二倍の相場で買ってくるんじゃねぇぇぇ!!」ギャー

エミヤ「あのようになっても農林物件だけは売らずに済むのだからな。リスクマネージメントというヤツだ」

ライダー「幸運E同士、どこで差がついたのか。慢心、環境の違い」

アリス「単にやり込み度の差じゃないかしら?」

エミヤ「なんとでも言いたまえ。私はオレンジ(急行周遊)カードで堅実に目的地に進ませて貰おう!!」ピコピコ

アリス「あ、カード消えた」

ライダー「まだ殆ど使ってないのに……」

エミヤ「………」プルプル

ランサー「ふっ……」ポン


152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:53:29.79 ID:K/3G8joDo
小次郎「E同士通じ合ったでござる」

イスカ「通じ……なんじゃ、主らやっぱりそういう関係だったのか」

エミヤ・ランサー「「ちゃうわい!!」」

ドレイク「あー、なんか油田出たぞ、油田」

アリス「そもそも運ゲーにWライダーを参加させるのが間違いよね」

小次郎「幸のドレイク殿、運のイスカンダル殿か」

ライダー「私の幸運はどこへ行ったのでしょう……」ホロリ

ドレイク「そんなもの最初から無かったんじゃないかい」

エミヤ「やめろエル・ドラゴ。真実は時に人を傷つける」

ランサー「いや、そもそも英霊なんざ不幸じゃないヤツの方が珍しいんだって。だから気にすんなよ、ライダー」バリバリ

イスカ「うむ、流石はクーフーリン、よい事をいうのぉ。だがその煎餅は余のだ」

アリス「征服王が奪われちゃお終いね」

ドレイク「被征服王、なんかお前のスイカ畑から小判出たとさ」

エミヤ「馬鹿な……ッ! 独占妨害の為に一件だけ買っていたスイカ畑だぞ!」ワナワナ…

ライダー「他のスイカ畑は全てアーチャーが所有してたというのに……」ウワァ…

ランサー「やっぱお前こっち側の人間だわ」

153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:55:11.73 ID:K/3G8joDo
イスカ「泣きっ面が縄の如しとはこういう事か。わはははは!!」

ライダー「二重の意味で混ざってますよ、征服王」

ドレイク「煎餅はもう無いのかい?」

小次郎「あれで最後でござるよ。あ、でも餅が確か戸棚の奥に……」スタスタ

ライダー「もはやオヤツを通り越して完璧に間食になってますね」

アリス「ティータイムは長く楽しむのが英国の流儀よ」

ライダー「イギリス人多いですよね、そういえば」

ドレイク「ギリシャ勢も結構いるじゃないのさ」


< 小次郎「醤油でいいでござるかーー」ガサゴソ


イスカ「余は黄粉なるものを所望する!!」

ライダー「醤油で構いませんが、海苔必須でお願いします」

アリス「餡子はないのかしら?」


< 小次郎「どら焼きなら見つけたでござるー」ガサゴソ



154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:55:46.58 ID:K/3G8joDo
ライダー「ここが衛宮邸なら引き戸の方の棚にスルメがあると思うのですがー」


< 小次郎「おお、確かにー」ガサゴソ


イスカ「スルメがあるなら酒も欲しいのー」

エミヤ「自分の家の台所が他人に把握されてる苛立ちについて」

ランサー「いや苛立つどころソコじゃねーだろ」

エミヤ「台所は私の戦場だぞ! 執事的に考えて」クワッ

ランサー「執事的にも台所が戦場はオカシイわ!」


< ピンポーン ピンポーン


エミヤ「む? 店の方のインターホン……客か?」スクッ

155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:56:41.96 ID:K/3G8joDo
【呼び出し】

キャス子「なによぉ、アレぐらい用意しときなさいよ。萬屋でしょ?」

エミヤ「いや雑貨一通り揃えてるとはいえ、開業した覚えはないのだが」

キャス子「さっきアンタ私のこと客っていったじゃない。いいからアレ用意しなさいよ」

エミヤ「いや、しかし常識的に考えてアレは必要ないと思うのだが。流石に大きすぎると思うし」

キャス子「いや、余裕よアレぐらい」

エミヤ「本当かね……むしろ嘘であって欲しいのだが。私としてはコレぐらいの方が……」

キャス子「あら可愛らしい」

エミヤ「……これも結構エグいと思うのだが」

キャス子「アンタいい歳して夢見過ぎよ、もう」

エミヤ「いや、でも……せめてコッチにしないか」

キャス子「なんでさ」

エミヤ「いやそれ俺の台詞だ」


156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:58:09.54 ID:K/3G8joDo




ランサー「つーわけでアーチャーのヤツ店の方にいっちまったぞ」

イスカ「むー。あやつのデータだけCPUにするのものぉ……主ら、誰かやらんか?」

アリス「パス」

ライダー「私も結構です」

小次郎「他人の流儀を安易に嗣ぐのは士道に背くのでな」

ドレイク「ぶっちゃけ飽きたし、もうお開きでよくないかい」

イスカ「いやいや、ここから余の怒濤の巻き返しがあるのだぞ」

ランサー「根拠もなくよくまー…」

ライダー「暇してる英霊なら多そうですし、声をかけてみては?」

ランサー「つーってもゲーム理解できるヤツはそう多くねえしなぁ」ポリポリ

ランサー(あー…でもウチの師匠ならサクッと覚えて嵌りそうな気がする)

ランサー(相手させられるのも面倒だし、黙ってよ)ウンウン

イスカ「なら英雄王でも呼ぶか」

ライダー「どう考えても場が壊れると思いますが」

アリス(アーチャーやライダーと犬猿の仲だしね)

157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 03:59:32.68 ID:K/3G8joDo
ライダー「アサシンならどうですか?」

小次郎「拙者は既に断っ……ああ、ハサン殿の方か」

ランサー「ゲームなんてやりそうにないぜ?」

アリス「でも彼、付き合い良いから覚えて相手してくれると思うわ」

イスカ「ダメだ、ダメだな。そんな相手では歯ごたえがない!!」

ドレイク「あの緑の坊やはどうだい。なんかチャラいし、こういうの得意そうだろ」

アリス「ロビンフッドの方のアーチャー? 貴女、連絡先知ってるの?」

ドレイク「知らん」キッパリ

アリス「私も知らないわ」トーゼン

アリス「………」ジー

ランサー「いや、俺も知らねーわ」ヒラヒラ

ランサー「てか多分、アーチャー(緑)の電話番号知ってるのアーチャー(紅)だけじゃね?」

小次郎「切ないでござるな」

ライダー「彼の携帯アドレスって殆どロビンフッド仲間だったりするんですかね」

アリス「ちなみにメデューサは姉二人の電話着信音をゴジラのテーマに設定しているわ」

ライダー「ちょっ…唐突に何をバラしているんですか!!」アタフタ

イスカ「あー…余もカーチャンの着信音それだわ」


158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:00:23.16 ID:K/3G8joDo
【ガウェインさんの着信音】

ガウェ「円卓の着信音設定ですか?」

呂布「………」ウン

ガウェ「なぜそのような事を?」

呂布「………」キャスタータチガキイテッテ

ガウェ「円卓は円卓で一括ですよ。ああ、でも弟達は別に設定していますけど」

ガウェ「あともし王が番号をお持ちなら、それも円卓とは別の音にするでしょうね」

呂布「………」

呂布「■■■ーー」アイズー!


ガウェ携帯 < 三年目の浮気ぐらい多めに見ろよー♪ 開き直るその態度が気にくわないのよー♪


ガウェ「………」

呂布「………」ランスロットカラダヨ!

ガウェ「……もしもし」

ランス『……ガウェイン卿、貴方はなぜ円卓の騎士の着信音にそれを選んだのか……』プルプル

ランス『それとも私だけがその着信音なのか……如何に?』ピクピク

ガウェ「おかけになった電話番号は現在使われておりません」ブチッ

159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:01:25.11 ID:K/3G8joDo
呂布「………」ニゲルナヨ、キシドウ

ガウェ「………」

ガウェ「………」ピッポッパ


ランス携帯 < ビーム輝くフラッシュバックに~♪ ヤツの影~♪


ランス『……はいもしもし』

ガウェ「三倍しか合ってないじゃないですか。私白騎士なんですが」

ランス『ビームも合ってる』

ガウェ「というか三倍馬鹿にしないでくれませんかね。精霊の加護なんで、これ」

ランス『じゃあ次からさわやか三組のテーマに……』

ガウェ「近くに居るんでしょう? 消しますよ」イラッ

ランス『夕暮れまで耐えるんでよろしく』ブチッ

ガウェ「転輪する――…」

ランス「無毀なる――…」

ガウェ「……勝利の剣ッ!!」ドバー(辺り一帯ガラディーンで焼き払ってる)

ランス「……湖光ッ!!」スタコラサッサ(アロンダイトで身体能力あげて逃げてる)

呂布「………」ナカイイネー(巻き込まれてるけど無傷)


160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:02:54.78 ID:K/3G8joDo
【座で王の軍勢を使うとどうなるか】

イスカ「おーもしもしエウメネスかぁ? ちょっと余の所こんか」ゲームシヨウ


ランサー「王の軍勢の連中、悉くイスカンダルナイズされてすっかり現代人だとよ」

アリス「無駄に影響力強いわね」

ライダー「カリスマのなせる技とも言えるでしょう」

ドレイク「ウチも似たようなもんだよ」

小次郎「しかし征服王の宝具は固有結界、座にいる英霊を呼び出すというものだと聞いたが」

小次郎「ここ(座)ではその意味が失われてしまうでござるな」

ランサー「まーみんなもうここにいるからな」


イスカ「いやプトレマイオスにはもう声かけた。アレもなんか忙しいらしくてのー」グチグチ

イスカ「お前さんだけが頼りなんだ。いやホントに。余と契約して征服者にならんか」


ランサー「おいカリスマ揺らいでるぞ」

アリス「まあでも、彼と同年代じゃない人にも彼の信奉者っているわよね。カエサルとか」

ライダー「ああ、なんか知らない英霊から尊敬されたりビビられたりしてる事ってありますよね……」ドンヨリ

小次郎「拙者はあまり……比較的新しい年代の人間故な」

ドレイク「メデューサとクーフーリンはねぇ。実際、二槍の黒子兄ちゃんも尊敬しているみたいだし」

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:07:45.31 ID:K/3G8joDo
ランサー「セイバーもコッチにいたらえらいことになったろうな」

ドレイク「自称エクスカリバーの使い手とか?」リチャード1st

イスカ「ちゅーかセイバーのヤツ、第四次の時はなんか人違いで追っかけられてたぞい」

ライダー「わけがわからないですよ……」エー…

アリス「それで、新しいプレイヤーは見繕えたのかしら? アレクサンドロス症候群の病原菌」

イスカ「おう、今から呼ぶわ」スッ

ランサー「んじゃソイツくるまでまたなんかツマミでも適当につくって……」スッ

イスカ「いや、だから今呼ぶと言ったであろう?」

ランサー「は?」

イスカ「忘れたか?余の王の軍勢、余の心象風景は、戦場に"集った"朋友達よ!!」ドン!

ドレイク「成る程ねぇ。確かに召し出す特性は失われたが、距離を無効化させるという利点は残った訳だ」

イスカ「その通り! 刮目せよ、王の軍勢を!!!」ブワッ



┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・







162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:08:38.77 ID:K/3G8joDo









―― その日、内部から急に一万人の人間が現れた衛宮邸は……弾けて飛んだ













ランサー「人数調整できねーのかよ!!」ギュウギュウ

小次郎「こ、これが噂に聞く通勤ラッシュというものか……」ギュウギュウ

ライダー「ひっ…誰ですか、私のお尻を撫でた人は!!」ギュウギュウ

アリス「狭い…きつい……暗い………やっちゃえ、ジャバウォック」ギュウギュウ

ジャバウォック「■■■■■ーーーーーーー!!」バーン!!



エミヤ「あーーーー我が家がぁぁぁぁぁーーーーーーーなんでさぁぁぁぁぁぁぁーーーー」

163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 04:18:51.34 ID:K/3G8joDo
刻が未来に進むと 誰が決めたんだ



お祭りの準備の話があった後で、お祭りの話がくるとは限らないッ!!

イスカさんは単独で極悪人になる資質は確実にあると思う。Fate的にも史実的にも

167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/07(金) 02:59:28.09 ID:g5/qAwdro
ちょっと保守りますよ



【人気商品】

ギル「エンキドゥが居るのにいまさらセイバーを我が侍らせる理由がない」ペキペキ

ギル「だいたいこの世に存在する全て、たとえ英霊であっても既に我のモノだ」ガリガリ

ギル「既に手にしてあるものを救うとは何事か」ヌリヌリ

エンキ「プラモデルを組み立てる時は換気をキチッとしなきゃ駄目だ、ギルガメッシュ」ガラッ

ギル「この暑いのに窓なんぞ開けるな!!」




ガウェ「プラモデルまで売ってるのですか、エミヤ殿」

エミヤ「ちなみにウチの店に置いてあるプラモの購入者は主に英雄王と魔女だ。バイクと城をね」カタカタ

女ハサン「ギルガメッシュとメディアェ…」

エミヤ「ちなみに現在1/10スケール完全変形呂布キットと、塗装済みジャンヌ=ダルクを開発中だ」カタカタ

ガウェ「ああ、今そのパソコンで造ってるのそれですか」

ライダー「パソコンもCADも投影によるバッタもんですけどね」

エミヤ「設計図が完成したら後は投影でプラモ本体とパッケージを構築するのだがね」フッ

ライダー「あなたの投影はどこまで汎用性が上がってるんですかアーチャー」

エミヤ「必要に迫られるとスキルとは伸びるものだな……」トーイメ

女ハサン「しかし消費者のムチャぶりに答えている割りには儲かってませんね」

エミヤ「そりゃ、まぁ、無償だし」

ライダー(あ、シロウ)


168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/07(金) 03:00:45.73 ID:g5/qAwdro
ガウェ「というか座に貨幣経済の観念があるのですか?」

李書文「中国では火葬の際にあの世の紙幣を一緒に燃やすぞ?」スッ

ライダー「急に出てこない出てこないでください。びっくりするでしょう」

ガウェ「見事な気配遮断です。流石はアサシン」

エミヤ「ランサーが本業の老公に、失礼な褒め方になりはしないかな、それは」

李書文「カカカ、気にせん気にせん。暗殺者も槍兵も人を殺めるという意味では同じよ」

女ハサン(………)

ライダー「それに李書文、ここは座であって死後の世界ではありませんよ」

李書文「む?」

エミヤ「それで思ったが、この座で売買が行われるとしてだ」

エミヤ「国が違うどころか、時代が英霊達がそれぞれに生きた時代の貨幣を持ってこられても混乱するだけだろうな」

ガウェ「確かに」

女ハサン「エミヤ金融機関を造ればどうですか」

エミヤ「その方面の知識は疎くてね」

ライダー(知識があったらやるつもりですか……)


169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/07(金) 03:03:05.18 ID:g5/qAwdro
李書文「ところで頼んでいたものだが……」

エミヤ「菊なら向こうだ」

李書文「うむ」スタスタ

ガウェ「菊?」

ライダー「重陽の節句(9月9日)が近いですからね。それに使う菊なのでしょう」

ガウェ「東洋の祭日ですか。お詳しいですね」

エミヤ「ライダーは読書家だからな」

ライダー「ハサンはダンスやってるからな、みたいなノリで言わないでください」

女ハサン(ダンスを学んだ覚えないんですが……)

ガウェ「メデューサ殿は本を買いに?」

ライダー「いえ、自転車です」

エミヤ「向こうに用意してある」

ライダー「ありがとうございます、アーチャー」

ガウェ「本当になんでも揃えてますね」

ガウェ「……ふむ」

ガウェ「ちょっとした興味なのですが」

ガウェ「ここで一番売れ筋……売ってはいないのですが、兎に角、人気がある品とは一体なんです?」

エミヤ「あー…それはだね……」ポリポリ

ガウェ「?」

エミヤ「……女性の下着だ」チラッ

ガウェ「下着ですか?」ジー

ライダー「……これはセクハラですか?」

女ハサン「セクハラでしょう」

170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/07(金) 03:10:24.61 ID:g5/qAwdro




エミヤ「実際問題、近代の機能性および履き心地のよい下着は女性陣には特に人気なのだよ」ボロボロ

ガウェ「なるほど、一理ありますね」ボロボロ

エミヤ「私は最近では女性のバストサイズを見ただけで分かるようになってしまったよ……」

ガウェ「とんだ鷹の目ですね」

ガウェ「……それ絶対他言しない方がいいですよ」

エミヤ「心得ているさ」

ランサー「で、誰がどんな下着つけてんだ? あとサイズは?」

エミヤ「私とて被服に関しては専門家ではない。こと、女性の下着のデザインなどできる訳がないではない」

ガウェ「できたらそれはそれで……軽蔑します」

エミヤ「しかしできないとも言ってられないぐらい女性陣に突き上げられてね。最近でな中々凝ったモノを作れるようになった」ドヤッ

エミヤ「ライダーの二姉のブラとショーツのレースデザインはここ最近では渾身の……」

エミヤ「……なぜ居る」

ランサー「気にすんなって! それより続きだ、続き」ニカッ

ガウェ「アサシン行けますよ、クーフーリン殿」

エミヤ「いや、これは下半身がバーサーカー適性あるだけだよ」

ガウェ「で、続きをどうぞ、エミヤ殿」シレッ

エミヤ「………」

ランサー「お前もいい性格してるわ」







ブラジャーの広告を見かけて、多分これが座で人気商品になってるだろうなと
あとトイレとか(日本のトイレは世界一ィィィィ)と思ってけど、英霊トイレいかない(多分)




ジャンヌ「不埒な話をしていたエミヤとクーフーリンとガウェインのその後ですか?」

ジャンヌ「知ってますか?床屋さんの赤青白はそれぞれ動脈、静脈、包帯を現してるという説があるそうですよ」

ジャンヌ「ちょうどお三方も同じ色ですね」(暗黒微笑)

175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:38:22.21 ID:2hNZaUEao
【俺は友達が少ない】


ロビン「バトラってマジイイヤツだよな。怪我してんのに率先してゴジラ運んでくれるし。モスラなんて尻尾しか持たなかったぞ」バリバリ

エミヤ「もしゴジラが目覚めた時にモスラを五体満足で生かしておく方が戦術的に正しいからな」

エミヤ「事実バトラは噛まれて死んだが、モスラはゴジラを封印することに成功した」

ロビン「情もクソもあったもんじゃねーな。これだから正義の味方ってやつは…」バリバリ

エミヤ「ふん。君にだけは言われたくないな……というか、何故いる?」

ロビン「え?」

エミヤ「え?」


176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:40:23.60 ID:2hNZaUEao
エミヤ「いや、なんでウチで煎餅食べてるのさ」

ライダー「それ私の煎餅なんですけどね」スッ

ガウェ「あ、そうなのですか? 実は以前に失敬したことが……」スッ

エミヤ「あれは君の仕業だったのかガウェイン卿」

ガウェ「食べた分は補填しておきましたが」

ライダー「流石は太陽の騎士。抜かりがないですね。あ、お茶のおかわり要ります?」

ガウェ「どうも」

ロビン「いやいやいや、ちょい待ち」

エミヤ「なにかね?」

ロビン「俺よりコイツらの方が居着いてるだろ、どうみても!!」

ライダー「居着いてるというか、衛宮邸ですから」

ロビン「何が!?」

ライダー「私の家みたいなものですね、衛宮邸は。ホロウ的に考えて」

エミヤ「二姉からの緊急避難先とも言う」

ガウェ「姑にいびられて実家で愚痴る嫁のような感覚ですか」

ガウェ「あ、私はエクスカリバーの共同管理者なので」


177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:42:26.51 ID:2hNZaUEao
エミヤ「ライダーは洋室、ガウェイン卿は和室を提供している」

ライダー「ブリテンの出なのに和室に馴染む辺り、血を感じますね」セイバー

ガウェ「そうですか?」ズズズ…

エミヤ「正座して緑茶を啜る姿は、確かに彼女に似てると……おもったがやっぱちげーわ」

ライダー「なんですか、そのフォームレス否定は」

ガウェ「私が王に似てるなど、恐れ多いことです」

エミヤ「うむ。私の尊い思い出が野郎に汚されるとかあってはならない事だった」


紅茶・眼鏡・イケメン  <  ワキアイアイ


ロビン「……え? マジで俺要らない子?」ポツーン

ライダー「そもそも呼んでません」

エミヤ「だからなんで私の家にいるのだ?」


178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:44:51.11 ID:2hNZaUEao
ロビン「いや、ホラ、俺らアレじゃん?」

エミヤ「は?」

ロビン「よく罠について語り合ったりするじゃん?」

エミヤ「まあ、そんな日もあるな」

ロビン「それってアレだろ?」

エミヤ「?」

ロビン「だから、ホラ、俺らの間柄を四文字でいうと?」

エミヤ「敵?」

ロビン「二文字! ソレ二文字しょっ!?」

ガウェ「強敵?」

ライダー「五文字ですよ?」

ロビン「でもある意味近い! 強敵と書いて○○と読んだりもする!!」

ロビン「さあ、この○○に入る文字は!!」

エミヤ「強敵というより難敵だな、この男は」

ライダー「あ、四文字」

ガウェ「成る程。確かに勝手に家に侵入し煎餅を食べている……家の主としては難敵ですね」

ロビン「ちげぇぇぇーよぉぉぉぉ!! つぅか人の話聞けよぉぉぉぉ!!」ダンダンダン!!

ロビン「もっとこう、あるだろ、いい言葉が!」

ロビン「ジャンプの三本柱的な! 努力・○○・勝利みたいなのがぁぁぁぁ!!」


179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:45:51.53 ID:2hNZaUEao
ロビン「なんだよ難敵って! 今度の敵は前より手強いからなみたいな扱いじゃねーか!」

エミヤ「実際そんな感じだった。二回戦だし」

ライダー「そうなんですか」

ガウェ「戦力だけみたら一回戦の方がキツかったんじゃないですか?」

エミヤ「アレはマスターに難があったからな。その点、この男のマスターは実力・経験・精神力ともに申し分なかった」ワカメェ…

ロビン「まあ、旦那は俺には勿体ないぐらいのマスターだったぜ、実際」

ガウェ「ダン=ブラックモア……あの時代に騎士道精神を持ち生きた素晴らしい戦士でした」ズズズ…

ライダー「あー…そういうの私苦手かも知れません。反英雄的に考えて」バリバリ

ガウェ「私の事も苦手でしょうか? 不快にさせたのであれば退出しますが」

ライダー「あ、いえ、そこまでではないですよ」

エミヤ「セイバーとライダーもどっちかっていうとセイバーの方が苦手にしていた感じだったしな」

ガウェ「王が? あの方にも苦手というものがあるのですね」

ライダー「……タコ、とか?」

エミヤ「ああ、タコとかな」


180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:47:19.63 ID:2hNZaUEao
ガウェ「え? 王はタコが苦手だったのですか?」

ライダー「はい、タコが」

エミヤ「あ、でもタコ焼きはいけるぞ」

ライダー「外見が駄目だってみたいですね」

ガウェ「タコ焼き?」キョトン?

エミヤ「日本の地方料理だ。確か前に一度たこ焼き器を投影したような……」

ライダー「台所の下の戸棚に置いてませんでしたか?」

エミヤ「かも知れないな。小麦粉と卵、青のりとソースはあったはずだ」

ライダー「あ、これは作る流れですね」

エミヤ「肝心のタコがない訳だが」

ガウェ「働かざる者食うべからず。私がクーフーリン殿から貰ってきましょう」スタッ

エミヤ(やはりセイバーではないな……)

ライダー(彼女は働かずとも飯は上手いを地でいきますからね)


181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:49:35.64 ID:2hNZaUEao
ガウェ「ライダー、自転車をお借りしてもよろしいですか?」

ライダー「構いませんが、運転できるのですか?」

ガウェ「問題ありません。騎乗スキル持ちなので」

エミヤ「こういうとき君達が少し羨ましい」

ロビン「だな。俺ら騎乗スキルとかないし」スッ

エミヤ「うおっ!?」

ロビン「それ完全に俺の事忘れてた反応だよな? な?」

ロビン「なんなのおたくら! 仲良しか!!」クワッ

ガウェ「仲良しですが?」

エミヤ「いや、真顔で言わないでくれ恥ずかしい」

ライダー「ですね」

ロビン「友達か! 友達なのか!!」

ガウェ「はい」

ライダー(この人なんなんですか、アーチャー! 恥ずかしい! 恥ずかしいですよ!!)

エミヤ(主人公だもん、コイツ少年漫画的主人公だもん! 俺なんて所詮●●●主人公だぞ!)


182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:50:51.45 ID:2hNZaUEao
ロビン「俺はぁぁぁぁ!! 俺はお前らのなんなのさぁぁぁぁぁ!!!」ギャーッス!!

ライダー「え? なにこの人怖い」

エミヤ「難敵ではないのか?」

ガウェ「違いますよエミヤ殿。敵だったのはムーンセルでの戦いでの話」

ガウェ「ここでは同じ座に鎮する英霊同士ではないですか」

ライダー「でもこれロビンフッドその1でしかないですよね」

ロビン「これいうな」

ガウェ「この前別の緑の人見ましたよ」

エミヤ「私も、道に迷ってる女ロビンフッドを助けたことがある」

ライダー「またですかシロウ……」 

エミヤ「なんでさ?」

ガウェ(もしかして私に布をくれた緑の騎士もロビンフッド伝説の中に集約されているのかも知れません……)

ライダー「つまり私達にとってロビンフッドは、この目の前にいるこのチャラ男でなくても良いのでは?」

ロビン「はぁっ!?」

エミヤ「うーん…どうだろう?」

ガウェ「私は別に構いません。実際に戦ったことはないですし。ぶっちゃけ付き合い短いですよね」

ロビン「ちょ、おま…」アセアセ

エミヤ「私も、そのこの前助けたロビンフッドの方が……」

ガウェ「ほう?」

エミヤ「彼女はこう……ナイスニーソ的な?」

ガウェ「彼女もニーソですよ?」

ライダー「な、何言ってるんですか!!」ワタワタ

ロビン「またそうやって俺を無視するぅぅぅ!!!」


183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:51:50.29 ID:2hNZaUEao
ライダー「あ、まだ居たんですか、ロビンフッドその6」

ロビン「下がってる! 番号下がってる!!」

ガウェ「番号一桁なんてよかったじゃないですか」

エミヤ「あの一桁のレア感はなんなのだろうな、一体」

ライダー「このロビンフッドが二桁に突入したら、確かに価値とかなさそうですもんね」

ロビン「あるよ! 全然あるっての! 毒矢も罠も、甘いマスクも残ってるっての!!」

ライダー「でも友達は標準装備じゃないと」

ロビン「てめぇ、知ってやがったな」

エミヤ「なんだ、いい歳して友達もいないのかお前」

ロビン「ヒデェ…こいつヒデェ……」

ライダー「●●●主人公ですから」

ガウェ「友はよく選ばないと駄目ですよ」シミジミ

ライダー「そうですよ。正直、一成はともかく慎二が友人なのはどうかと思います」

エミヤ「いや、アイツはアイツでいいところもあったんだぞ」

ライダー「ないです」キッパリ

ライダー「ないない」ダイジナコトナノデニド(ry


184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:52:41.10 ID:2hNZaUEao
< ピンポーン

ランス「お邪魔する」

ランス「あ、これお土産」

ライダー「タコですね」

ランス「ここに来る途中スカアハ殿から貰った。もとはクーフーリン殿の獲ったタコらしいが」

ランス「多分、必要になると思うから持っていけだそうだ」

エミヤ「直感パネェ…」

ガウェ「丁度タコ焼きを作ろうという話をしていたところです」

ランス「そうだったのか」

ガウェ「流石はランスロット卿。私の自慢の友です」キリッ

ランス「ガウェイン……私をまた友と呼んでくれるのか!!」

ガウェ「貴方が友であることに疑いや後悔を抱いた日など、ない!」キリッ

ライダー「なんという真っ黒な太陽」

エミヤ(いいタコだ……ふっ、腕がなるな)

ロビン「また無視されてるー!?」

ライダー「もういっそアサシンに転職しては?」

ランス「アサシン適性についてなら私も教えられるぞ。まずは変装から」

ロビン「しねぇよ! 俺はロビンフッドだっての! 弓兵一択だろ!!」

ライダー「ロビンフッドの集会では借りてきたネコのように大人しいのに、随分と騒ぎますね」フッ

ロビン「なんで知ってんのぉぉぉ!!」

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/23(日) 22:53:18.03 ID:2hNZaUEao
エミヤ「あー、そうなんだ」トントン

ガウェ「まぁ、そういう人もいますよ」

ランス「うんうん」

ロビン「生暖かい目でみるのやめてぇぇぇ!! っていうかランスロットてめぇ、シレッと混ざんなぁぁぁぁぁ!!!」

エミヤ「父親を亡くしてから村はずれでコッソリ暮らし、その後は村と交流を絶って村の為に戦った」ジュージュー

エミヤ「この男が友達が居ないのも仕方ないことではないか」クルクル

ガウェ「その生前がこうじて、友達が作れない性格になってしまったと」

ライダー「まぁ、有り体に言えばコミュ障なんですけど」

ロビン「フォローしてるんだよな? トドメ刺してるんじゃないよな?」

ランス「言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン」

ガウェ「貴方は言いたいこと言ってください、マジで。大事になるから」

エミヤ「タコ焼き出来たぞー」

ライダー「いつのまに!?」

ガウェ「地味に擬音がついてましたね、そういえば」

ロビン(あ…俺の分の皿もある)ホロッ…




おわる

197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 03:52:35.70 ID:Paj8tOrwo
【円卓とかけて板チョコと説く。その心は】

ライダー「>>1がダラダラしてるからお祭りシーズンなんてとっくに過ぎたじゃないですか」バリバリ

ロビン「居間で煎餅バリバリとかダラダラしてんね、蛇の姉さん」

ガウェ「秋なら秋でお祭りのシーズンではないですか? 収穫祭」

エミヤ「冬なら冬で雪像とかカマクラとかをだな……」

ケイ「色黒君はそういう細かいこと得意そうだものな」ズズズ…

エミヤ「いやいや、ケイ卿の彫る木彫りの熊ほどではない」

ケイ「ブフォォ!」

モード(毒舌非力男のケイが言い負かされただと?)

ベディ「それより私の義手を見てください、iPhone入れてみたですが」

ランス「………」ポチポチポチ

ベディ「高速タイピングでスパムメールが送られてきた!?」

ロビン「オーナーの無駄遣いすぎんだろ」

エミヤ「というかだね、なぜ私の家に円卓が集合しているのだ?」

ライダー「呼んだの私じゃありませんよ」

ロビン「俺が呼んだ」


198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 03:54:07.13 ID:Paj8tOrwo
エミヤ「ライダー、嘘はよくないな」

ロビン「いや信じろよ」

エミヤ「友達いない君がどうして円卓を呼べるというのかね?」

ライダー「友人なら私も居ませんよ」

エミヤ「自分から友人をつくらないのと、作れないのとでは差がある」

ガウェ「というか私もエミヤ殿もメデューサ殿とは友人じゃありませんか」ニコニコ

ライダー「やだ…この人恥ずかしい」

ケイ「友人は友人でもそこの色黒赤男とは●●●なんだろう?」

エミヤ「小僧と私を一緒にしないでいただきたい!」ダン!

エミヤ「というかどこからその情報を仕入れてきた」

ケイ「おやおや。そこらの脳筋騎士とはちがってキミは情報戦の重要さを理解してると思ったが?」

ライダー「どうせランサーあたりじゃないですか。貴方達仲良いですし」

エミヤ「それは誤解だ。偏見だ。不愉快だ」

ライダー「どうしてシロウがここまでのツンデレになったのやら」

ランサー「師匠の影響じゃねーの?」

ライダー「リンの影響ですか、なるほど。すっかり赤く染まって……」

エミヤ「共産主義のような言い方はよしたまえ。私の師匠はもっと恐ろしい何かだ」

199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 03:56:31.27 ID:Paj8tOrwo
エミヤ「円卓集合は貴様の仕業だな? ランサー」

ランサー「俺ぁ、そこの緑の伝言しただけだぜ」バリバリ

ロビン「だから最初から言ってんじゃんかよ。俺の企画だって」

エミヤ「コレの企画になぜ円卓が乗るのか?」

モード「暇でしたし」

ランス「ギネヴィアと喧嘩したから帰りたくないのだ」

ベディ「え、本当ですか?」

ランス「うむ。哀しい事件だった……」

ガウェ「今度は巻き込まないでくださいよ」

ケイ「因みに喧嘩の原因はあの女がたけのこの里派だったから」

ベディ「ホントに事情通ですね、ケイ卿」

ロビン「くだらねぇ……」

ガウェ「サー・ランスロットォォォォォ!!!」ガタッ!

ランサー「熱っ…卓袱台ひっくり返すな! お茶被ったろうが!!」

ロビン「おいどーすんだよ、くだらなすぎてセイバー切れたぞ?」

200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 03:58:44.89 ID:Paj8tOrwo
【割れる】

ガウェ「なぜ貴方はきのこの山などという邪道に身を落としたのです!!」

エミヤ「そっちか?!」

ランス「ガウェイン卿……まさか貴方もたけのこの里党であるというのか!!」

ガウェ「英明な貴方ならば……いずれ気づくはずだ。きのこの山は王道ではないと」

ランス「チョコレートの量に惑わされたのか、ガウェイン卿」

ランス「クッキーとチョコがどこまでも正しい配分で備わっている……きのこの山こそ王道」

ランス「王もきっと……そうだった筈だ!!」

ケイ「卿らは何を言ってるんだい?」

ケイ「全く……」ハァ…ヤレヤレ

ケイ「ウチのアルトリアにきのことかたけのことか庶民のお菓子を与えるなど!!」クワッ!

エミヤ「いや、きのこもたけのこもボリボリ食べていたぞ」

ライダー「チョコレートおいしいです状態でしたね」

ランサー「戦後かよ!?」

モード「ケイ卿の言う通りです! 王に相応しいのはもっと高貴なお菓子!!」ダン!

ライダー「スルーですね」

ランサー「こいつら騎士王のこと何にも知らねーんじゃねえか?」

ケイ「アルフォートが一番だ!」ビシッ

モード「アポロチョコこそ王に相応しい!!」ドン!

201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 03:59:42.46 ID:Paj8tOrwo
ケイ「………」

モード「………」

ケイ「アポロチョコとか卿はその兜の中は空っぽなのかい? 夢詰め込むつもりなのかい?」

モード「いやいや、意味分かりませんよケイ卿。アルフォート? メーカー違うじゃないですか!!!」

ランス「アポロチョコが高貴とかないわー。モロ子供のお菓子だわー」

ガウェ「きのこが大人ですか……ああ、きのこってそういう意味ですか」

ケイ「流石は●●●の騎士wwww●●wwww」

モード「そもそもきのこなどアポロチョコを生産している過程でたまたま生まれたに過ぎない」

モード「アポロチョコのほうが古く、より強い神秘なのです!!」

ベディ「す、すぎのこ村……」

ライダー「チョコレートの引力に惹かれるとは愚かですね。ぽたぽた焼きこそ至高でしょうに」ポリポリ

ランサー「和菓子ってハマるもんはハマるよな。俺も餅アイス好きだぜ」

エミヤ「それは和菓子ではない」

ロビン「なにこれちょーウメェ」モサモサ

エミヤ「貴様はなに来客用の白い恋人食べているのかね?」イラッ

エミヤ「壊れた幻想(ブロークンファンタズム)」グッ!

ドーン!!

ライダー「ロビンフッドが爆発した!」

ランサー「この人でなし!!」

202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:02:32.62 ID:Paj8tOrwo
モード「というかあのお菓子って投影品だったのですか?」

エミヤ「ああいう不届き者用のダミーだ」

ガウェ「思いっ切り口の中で爆発しましたね」

ケイ「顔の無い王ってそういう意味だったのだなー」

ロビン「まじ有り得ないトラップだったんですけど。フランスで白い恋人売るぐらい意味わかんないんですけど」プスプス…

ライダー「流石ケルト、しぶとい、生き汚い」

ランサー「えー…一括りにすんなよ」

ロビン「なんなのマジで。俺そろそろ泣くよ?」

モード「いい歳した男の涙になんの価値があるんですか」

ランス「女の涙なら兎も角、な」

エミヤ「キミが言うと色々重いからやめてくれ」

ケイ「オチがついたところで今日はお開きということで」

ロビン「まだ始まってもねーよ!!」

ランサー「つか何始めんだよ」

ロビン「聞いて驚け! 王様ゲームだ!!」ドーン!

エミヤ「はいはい解散解散。ゴミはかたづけるように」パンパン

モード「これって燃えるゴミですか? 燃えないゴミですか?」

ランス「ゴミ袋をオーナーで宝具化して分別っと……」シュバシュバシュバ

ライダー「いやその理屈はおかしい」

203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:05:16.27 ID:Paj8tOrwo
【ナイトゲーム】

ロビン「なんでだよ!!」

ガウェ「我々は騎士ですし」

ライダー「いや、それは違うでしょう」

ランサー「けどまあ、王様連中で王様ゲームなんざできそうにないわな」

ベディ「英雄王に征服王、バビロンの妖婦とルーマニアの竜公……」

エミヤ「その四人はゲームに限らず混ぜるな危険だ」

ロビン「つーわけでこの円卓で王様ゲーム」パフパフパフ

エミヤ「いや、とういう訳だ」

ロビン「円卓ってクジ引くの向いてね?」マルイシ

ライダー「その円卓割れますよ」

ガウェ「割れませんし! 円卓の結束は永遠ですし」

モード「うわ、説得力ないですねー」

ベディ「貴方が言うな。BGMエミヤ流すぞ。このiPhoneで」

エミヤ「それ私が負けるだけだからな?」

ランス「どこで失った主人公補正……」

ケイ「ランスロット卿の場合はマスターが間桐の時点で、じゃないかな?」

ロビン「いいからクジ引けよ、円卓&白髪頭」ハリィハリィ!

エミヤ「あ? お前ウチの義母と義姉馬鹿にしているのか? バーサーCARで轢き殺すぞ?」イラッ

ライダー「桜も真っ白ですからね。黒い時限定で真っ白ですからね」

204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:06:49.11 ID:Paj8tOrwo
エミヤ「そもそも何故私が参加しなければ……」

ロビン「おもいっくそ円卓関係者だろ、テメェ。鞘的な意味で」

ライダー「心はガラスですけどね」

ランサー「五次代表として頑張れよ」

エミヤ「訳が分からん」

ガウェ「では余ったのがエミヤ殿ということで」ヒョイ

エミヤ「なぜゲームを進める」

ケイ「暇つぶしだよ、ひつまぶし」ヒョイ

モード「私が王になったあかつきには貴方のアヴァロンを摘出します。王のものは私のものなので」ヒョイ

ランス「取り敢えず帰る家がないので泊めてくれと」ヒョイ

ベディ「円卓割った白黒赤の騎士は一回ハラキリで」ヒョイ

エミヤ「一人メチャクチャ生前のこと根に持ってる人いるんだけど!!」

ランサー「段々ツッコミが生前に戻ってきたな」

ライダー「しかし男性にツッコミ入れるシロウは珍しいですね。もっと普段からワカメをDisればよかったのに」

ロビン「じゃあ余りモンはコイツで。ムーンセルの時もあまりもんだったし」

エミヤ「私は兎も角、私のマスターを余り者呼ばわりとは良い度胸だな」

ランサー「ああ、こういうフェミなところも生前通りだわ」

ライダー「そこは貴方も大概ですよ、ナンパ男」

205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:07:51.72 ID:Paj8tOrwo
ガウェ「ふむ…私が王です」

モード「チッ…」

ガウェ「精霊の加護が付いていますから」フフン

ガウェ「というわけで」

ガウェ「王様ゲームとは一体どういうものか教えていただきたいのですが」

ランサー「そこからかよ!?」

ロビン「あーえーっと、ランサー任せた」

ランサー「げいげいぼるぼる…って訳だ」

エミヤ「ルールを知らないのに巻き込んだのか、ロビンフッドめ」

ライダー(……ロビンフッドはランサーがルールを知っていることを知っていた?)ジー

ランサー(あ、気づかれちまったか?)

ライダー(なんのつもりです?)ヒソヒソ

ランサー(いや、なんか円卓の連中にアーチャーぶち込んだら面白ろそうじゃねぇ?)

ライダー(思ってた以上にスカスカな解答だった……!?)

ガウェ「ふむ。では私が番号を指定して命令を実行させればよいのですね」

ランサー「思いつかなかったらこの「何番と何番が」BOXと「○○をする」BOXの使用も可能だぜ?」

206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:09:03.08 ID:Paj8tOrwo
ガウェ「いえ、悪戯に運に頼っては王様ゲームの名を汚すというもの」

ガウェ「まして先陣ならば、ここは私が罰ゲームを考えなくては!!」

ガウェ(そう罰ゲームなのだから、嫌なことでなくては……)ムンムン

ランサー「おい、なんかスゲー悩んでるんだけど」

ライダー「クソ真面目ですから、彼」

ガウェ「では5番の方が……」

ガウェ「"私が見てしまった王の残念な姿"を公表すること!!」

ロビン「それ罰ゲームか?」

ライダー「セイバーを崇拝している円卓の騎士には大ダメージなんじゃないですか?」

ランサー「それじゃあガウェイン本人もダメージじゃねぇか」

エミヤ「ふ…私にはダメージなど関係のないことだがね」

ランサー「それはない」

ライダー「彼女のこと大好きでしょう、貴方」

ロビン(やっぱ俺だけ話ついてけねーわ……)ボッチ

モード「王の残念な姿などある筈がない」

ベディ「まあ、そうですね」

ケイ「幻想乙w」

ランス「あ、私が5番だ」

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:10:34.08 ID:Paj8tOrwo
ランス「王の残念な姿……」

ランス「あー…これはギネヴィアから聞いた話だが……」

ランス「王の寝室の柱に傷が付いていたそうだ。二つ」

ランス「何かなと彼女はいつも気になっていた」

ランス「ある日、彼女は朝早く目覚めた」

ランス「ベットの隣に王が居ないのはいつもの事だった」

ランス「王は王妃より早く起き、仕事に取りかかっていたのだ」

ランス「だがその日は日の出よりも早く目が醒め」

ランス「流石に王も寝ているだろうと思ったのだが、居なかった」

ランス「しかしまだ部屋には残っているらしく、物音がした」

ランス「そこで寝室の扉からそっと部屋を覗くと……」

ガウェ「覗くと?」ゴクリ…

ランス「王は背中を柱に密着させ、自分の頭の高さにエクスカリバーで傷を付けていた」

ランサー「聖剣で何してんだよ、アイツは」

ロビン「どう考えて身長測っています。ありがとうございました」

ベディ「小柄な事を気にしていらしたのですね、王よ……」クッ…

ケイ「チビッ子で馬鹿にされてることも多かったからねェ……」

ランス「王は小さくガッツポーズをしていたそうだ」トーイメ

ライダー「伸びたんですか……縮んだ方がいいに決まってるのに……」

208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:12:26.26 ID:Paj8tOrwo
エミヤ「セイバーは身体の成長は止まっている筈では?」

ランス「ギネヴィアが王が去ってから柱をみると、確かに柱の傷は二つあった」

ランス「……二つだけしかなかったのだ」

ランサー「おい、それって……」

ランス「人間は朝起きた直後はちょっと身長が増えてる!!」

ガウェ「うっ……!!」クチモトオサエル

ベディ「王よ、なんと痛々しい……」マブタトジル

モード「うわぁああぁぁあぁぁぁぁ!!!」ハッキョウ

ケイ「で、夜になると縮んでるのを確認して凹むと……あ~あ……」ヤレヤレ

ケイ(萌え!!)

ライダー「え…何この反応……」

ランサー「まぁ円卓だしな」

ロビン「つーかアーサー王知らないから全然想像できねぇんだけど、俺!!」

ロビン「そんなにチビなのか、アーサー王って?」

エミヤ「身長154cm、体重は……おっとここで話すことではないな」

ロビン「デブなのか?」

ケイ「死☆ね」

ガウェ「焼け死ね」

ランス「溺れ死ね」

モード「圧死しろ」

ベディ「鰻ゼリーに頭ぶつけて死ね」

209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:14:38.96 ID:Paj8tOrwo
エミヤ「彼女の名誉の為に言うが、スリーサイズは上から73、53、76でどこに出しても恥ずかしくないぞ」

ランサー「いや、どこに出しても恥ずかしくないはねーだろ……」ペッタンコ…

ケイ「赤いのと青いのも死ね」

ガウェ「人気投票圏外になって死ね」

ランス「自害して死ね」

モード「ホットドック喉に詰まらせてテムズ川に流されて死ね」

ベディ「釣り竿爆破されて死ね」

ライダー「フォロー不可ですね。女の敵共」

エミヤ「なんでさ」エエー…

ランサー「お前スゲーわ。その鈍感一生直らなかったんだな」

ロビン「ああ、そりゃもう。コイツ、マスターが寝てる間に炊事掃除洗濯するレベルだし」

ベディ「それが鈍感?」

ガウェ「ブラウスをパリパリに糊を利かせてアイロン掛けし」

ガウェ「黒タイツ、ブラジャー、ショーツセットで綺麗に折りたたんでおく位に完璧に」

ライダー「うわぁ……」

ランサー「嬢ちゃん泣いてたぞ。屋上で」

エミヤ「……未だにアレで何故機嫌を悪くしたのか分からん。衣服は清潔であるに越したことはないのだが」

ランス「ないわー…」

モード「???」

210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/10/21(日) 04:17:00.34 ID:Paj8tOrwo
ベディ「ところで、エミヤ殿は何故王の身体情報を知っているのですかね?」ジー…

エミヤ「黙秘させて貰う」フッ…

ランサー「生で裸みたからに決まってんだろ」シレッ

ライダー「鷹の目で」

エミヤ「あの頃はまだそんなスキルは持ってなかったぞ!?」

ロビン「見たことは否定しないのかよ」

ケイ「よし、ゲームを再開しよう。私が王になってそこの唐変木弓兵に懺悔と惨たらしい死を命令しよう」

ガウェ「素晴らしい提案です」

ランス「ケイ卿も偶には良い考えを思いつくのだな」

モード「まあなんでもいいです。私以外の王を敬愛する人間を全て抹殺する機会を得られるなら」

ベディ「その前にコンセントどこですか? iPhoneの充電したいんですが」

















【業務連絡】

罰ゲームBOXの内容、何かネタ出してくれると助かります。
罰ゲームを受ける人はコンマ1(二人の場合はコンマ2もプラスで)
0エミヤ 1ガウェ 2エミヤ 3ランス 4エミヤ 5モード 6エミヤ 7ベディ 8エミヤ 9ケイ


エミヤ「おい、おかしいだろう、この判定」

ロビン「ちなみにアーチャーがは王様になれねえよう細工してある」

ランサー「ドルイド僧とルーン魔術のコラボレーション」

ロビン「いえーい」パチン

ランサー「GJ」パチン

220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:48:33.13 ID:NpsMYxigo
【騎士様ゲームROUND2】

ロビン「王様だ~れだ!」ウキウキ

エミヤ「緑茶キモい」

ライダー「伸ばし棒が ~ なのがキモい」

ランサー「声が半オクターブ高いのがキモい」

ロビン「人が盛り上げようとしてんのに、なんなのその反応!?」

ライダー「緑色の分際で他人を盛り上げようだなんて、恥を知りなさい」

ロビン「なんで色までディスられてるんだよ!? 目に優しい色だよ、緑は!?」

ベディ「あ、私王様なので指定された方は私のiPhoneを充電していただけませんか」

ランサー「いやテメェでそこのコンセントに刺せよ」

ガウェ「このコンセント、どこから電気引いてるんでしょうか?」

ランサー「気にするな。抑止力がくるぞ」

ライダー「この家の主ですけどね、守護者」

エミヤ「ふむ…ならばいっそこういうのはどうだろう」トレースオン

エミヤ「自転車発電機だ。これで少しは罰ゲームらしくなる」

モード「なんだ? この奇っ怪なチャリオットは?」

ガウェ「自転車という一人乗りの乗り物ですよ。メデューサがよく乗っている。チャリオットというよりは馬に近いです」

221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:49:22.51 ID:NpsMYxigo
ガウェ「尤も、馬と違って自分がペダルという鐙のようなものを個がなければ先に進みませんが」

モード「それでは歩行と変わらないではありませんか?」

ケイ「ふ…モードレッドは野蛮人だな。この形状を見れば聡明な私にはよく分かる」

ケイ「この自転車というものは効率よく力を車輪に伝える事で、徒歩よりも速度と距離を出せる仕組みになっていると見た」

ケイ「さらに言えば馬よりも軽量かつ維持費がかからない点も優れている」

ケイ「難点は車輪である為に整備されていない道を移動するのは難しい事と」

ケイ「動力が人力である為に大きな荷物を運ぶのには適さないという点だろうな!」ドヤァ

エミヤ「まぁ、概ねその通りだ」

モード「ふん……そこまで言うのであればケイ卿はこの自転車とやらを乗りこなせるのですね?」

ケイ「無論だ。このような単純な構造の車、レクチャーなど受けずとも初見で乗れる!」

ケイ「見ているがいい!」スタッ

ケイ「まずはこの椅子に座り!」

ランサー「サドルな」

ケイ「この鐙を漕ぐ!」

ライダー「ペダルです」

ケイ「すると車輪が回り、前へ進む!!」シャーシャー

自転車 < 動きたくないでござる!動きたくないでござる!!

222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:50:30.18 ID:NpsMYxigo
モード「進んでないではないですか」

ベディ「あ、よく見ると後輪が浮いてますね」

エミヤ「ストッパーを下げたままだからな。進む筈がない」

ケイ「ふっ……知っていたさ、それぐらい!」

ランス「なら外せば……ほっと」ガチャン

ケイ「ランスロット卿、感s…ぬぉぉおわぁあぁ!?!!?!」ガシャン

ライダー「まぁ初めての人には補助輪をお勧めします」

モード「ざまぁwww」

ランス「ざまぁwww」

ベディ「ケイ卿www」

ガウェ「大丈夫ですかwww」

ロビン「安定の円卓の結託率である」

モード「ケイ卿ぶざまで飯が美味い」ニコニコ

ガウェ「明日は晴れですね」ニコニコ

エミヤ「発電は自転車は固定なのでああなる心配はしなくていい」

ベディ「ああ、そうですか。まあケイ卿以外の皆さんは騎乗スキル持ちなので大丈夫ですけどね」

ケイ卿「私だって騎乗スキルぐらいは持ってる筈だ」

223: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:51:06.78 ID:NpsMYxigo
ガウェ「それで、ベディヴィエール卿は何番に命じるのだ?」

ベディ「そうですね……では4番で」

エミヤ「む?」クジミル

ランサー「おいおい、まさか自転車だした張本人が罰ゲームかよ」ニヤニヤ

ロビン「なんだメッチャやる気じゃん。ノリノリじゃん、王様ゲーム」ニヤニヤ

ライダー「盛大なるマッチポンプで電力発電。まさしく●●●●ですね」フッ…

ガウェ「メデューサ、女性の貴方がそういう発言はよろしくない」

ランス「むしろそれが良い」エムゥ…

ロビン「アーサー王とコレが取り合った女ってどんななんだよ」

ベディ「ああ、ギネヴィア様の印象がランスロット卿のせいでどんどん悪くなってしまう……」

モード「あの腐れ女なら別にいいでしょう」

ランス「表にでろ、モードレッド卿!私は兎も角、ギネヴィアへの侮辱はゆ゛る゛さ゛ん゛!」

ガウェ「ビーム●●」

ベディ「陰気ワカメ」

ケイ「脳味噌下半身直結野郎」

モード「錯乱して円卓の仲間殺して許して欲しいとか馬鹿なの?死ぬの?」

ランス「私への侮辱もできるならやめて欲しい。割と傷つくから。ホント申し訳なかったと思ってるから」ガラスハート

ランス「あとモードレッド卿は卿が言うな」

ベディ「あ、エミヤ殿、充電お疲れ様です」

エミヤ「わ、私の見せ場が円卓に奪われていた…だと……?!」ゼェ…ハァ…×2

ライダー「色黒大男が必死にチャリ漕いでるののドコが見せ場ですか」

224: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:51:52.55 ID:NpsMYxigo
【騎士様ゲームROUND3】

ロビン「はい、第三回戦! そろそろ過激な罰ゲームも解禁だぜ!」

ライダー「王様ゲームなんざやった事もない癖に、さも暗黙の了解だぜ的な事を言いますね」

ランサー「あまり虐めてやるなよ」

ロビン「お、王様だーれだ!!」

ライダー「スルーしようとしてきょどらないでくださいよ。それでも貴方アサシンですか?」

ロビン「アーチャーだよ!?」

ランサー「まじで?!」

エミヤ「そうだったのか……」

ロビン「おい、赤いのは戦ったろうが!!」

エミヤ「いやスマン。正直、アサシン李書文の強さしか覚えてない」

ロビン「ゲームシステムのせいや……月の聖杯がいけないんや……冬木で召喚されてたなら……っ!」

ライダー「暗殺大好きなマスターってそんなに居ませんけどね」

エミヤ「小僧は未熟者の癖に正面から戦おうとするし、凜はそういった手段とは無縁のさっぱりとした性格だからな」

ランサー「バゼットも大概ゴリ押しでなんとかなるから搦め手なんて使わねーしな」

ライダー「桜はそもそも消極的ですし、まぁ葛木辺りなら容認してくれるんじゃないですか?」

225: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:53:45.51 ID:NpsMYxigo
エミヤ「あと言峰」(苦

ライダー「ああ、言峰」(苦

ライダー「言峰ですね」(苦

ベディ「三人ともいっせいに苦虫を潰したような顔に:

ガウェ「蛇蝎の如く嫌われてますね、あの進行役の元になった人物」

ランス「………」

ロビン「第四次、第四次ならっ!? 外道マスターがいるって聞いたしよ!!」

エミヤ「I am the bone of my sword」

ロビン「なんで臨戦態勢!?」

ランサー「お前も親父の恩返しで村人守ったんなら、コイツの親父を悪く言ってやるんじゃねぇ」

ガウェ「ふむ。子供を殺した咎を背負ったクーフーリン殿の言葉は重いですね」

ライダー「そういうの、思っていても言わないのがマナーだと思いますが……」

ランサー「俺ァ、気にしてねぇよ」

エミヤ「ふん。命拾いしたな、アサシン」

ロビン「アーチャーだっての! だいたいテメェも俺と戦闘スタイル変わらねぇだろうが!」

226: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:54:58.11 ID:NpsMYxigo
ガウェ「類友って憎しみ合うんですよねぇ……」

ベディ「その理屈だとガウェイン卿とランスロット卿は類友ということに?」

ランス「ふっ…供に王に忠誠を誓った騎士故に、ガウェイン卿とはそうもあろう」ドヤッ

ガウェ「あ、ないです。憎しみ合ってませんから、類友ではありません」ブンブン

ケイ「あの素直だったガウェイン卿がすっかり捻くれてしまったな」トーイメ

モード「ケイ卿の影響ですね、わかります」

ランス「まったく、ケイ卿ときたら」

ベディ「現実と戦えよ反逆者」

エミヤ「現実と戦えば戦うほど摩耗していくこんな世の中じゃ、ポイズン」フッ

ライダー「現実と夢、英霊と怪物の狭間を永遠に漂って、そのウチ考えるのを止めると……」フッ

ランサー「トラウマがピタゴラスイッチしてやがる?!」

エミヤ「まあ、そもそも大の為に小を切り捨て続けた切嗣と」

エミヤ「小の為に大を殺し続けたそこのアーチャーとは決して相容れんよ」

エミヤ「……そして私ともな」フッ…

ライダー「シリアスにアンニュイしてるところ済みませんが、汗くさいんで着替えてくれませんか?」

エミヤ「なんでさ」

ガウェ「自転車漕いだからでしょう」

エミヤ「……いや、そうじゃなくて」

227: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:55:35.01 ID:NpsMYxigo
ランサー「んで? 王様誰よ?」

ガウェ「あ、私です」ハイ

ガウェ「でも特にして欲しい罰とかないんですよね」

ガウェ「なのでBOXを使わせて貰います」

BOX1 < 番号はー?

ガウェ「ん、二番ですね」

BOX2 < 罰ゲームはー?

ガウェ「なになに……かなり真に迫った「顔のない王」のモノマネ」

ロビン「モノマネ! 罰ゲームの定番!!」

ライダー「だから、貴方友達いないから罰ゲームとは無縁でしょう」

ロビン「人生罰ゲームみてぇなもんだからいーんだよ!!」

ランサー「言ってて哀しくならねぇか?」

エミヤ「キミも大概の人生だろう……」

エミヤ「というか何かね、顔のない王のモノマネとはいったいどうすればいいのかね?」

ガウェ「頭爆発して吹っ飛ばせばよいのでは?」スチャッ

エミヤ「アレは私のブロークンファンタズムだからな!?」

エミヤ「そのエクスカリバーガラディーンを仕舞うんだ、サー・ガウェイン!!」

228: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/24(土) 23:56:57.41 ID:NpsMYxigo
ケイ「ふーん…随分必死だね、エミヤ殿」

エミヤ「!」

ライダー「失礼します。籤を拝見」

エミヤ「待て、ライダー!!」

ライダー「アーチャーがライダーに敏捷で勝てるとでも? 無駄な努力ですね、2番のアーチャー?」

エミヤ「くっ…」

ガウェ「では…」スチャ

エミヤ「ではじゃない!!」

ランス「大丈夫だ、エクスカリバーガラディーンは凌げる!」

エミヤ「偏差値40からの合格みたいなノリで言うな!それが出来るのはキミだけだ」

エミヤ「顔のない王はアレだろ! 気配遮断みたいなスキルだろう!?」

ベディ「それはそれで難易度高くないですか? 弓兵が気配遮断って」

ロビン「だよな! 弓兵なのにそこまでできる俺すげぇよな!!」ウザウザ

ロビン「なにこの擬音!?」

モード「ウザいウザいの略では?」

ロビン「冷静に返さないで!?」

229: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/25(日) 00:04:29.07 ID:u/hRkaENo
エミヤ「ふっ…気配遮断か。できないこともない」

ランス「ほぅ。流石は器用さに定評のあるアーチャー」

ライダー「アーチャーってそういうクラスでしたっけ?」

ランサー「なんか打ち出せればOKらしいからな。俺もいけんじゃね? 槍投げで」

ケイ「バーサーカーやキャスターだけでなくアーチャーまで狙っているのか?」

ベディ「ランサー枠が空くなら朗報な気がします」

モード「私はきっと父上と同じセイバーだから関係ありませんね」

ライダー「アサシンとかアヴェンジャーから求人出てますよ?」

エミヤ「おい、話の腰を折ってくれるな」

ロビン「はっ! 上手く逃げるチャンスだったのによ」

ロビン「……無いよな? マジで無いよな?」

ライダー「大丈夫ですよ。ロビンフッドだってアーチャーに負けない特技が沢山あります」ポン

ライダー「貴方以外のロビンフッドの事ですが」

ロビン「やめろよ!別に俺ぁ、我らロビンフッドの中で最弱……的な扱いじゃないから!!」

エミヤ「トレース・オン」

ロビン「げぇぇ!? まさか顔のない王の投影!?」

呂布「■■■■?」ヨンダー?

ランサー「読んでない。横山三国志に帰れ」

230: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/25(日) 00:07:17.70 ID:u/hRkaENo


エミヤ「石こ●帽子~!」例のBGM


エミヤ「これを被れは誰にも気づかれない石ころのような存在になる宝具だ」ドヤッ

ライダー「どこでそれ現物みたんですか!?」

ランサー「つーか止めろ。それは不味い。ホントに不味い」

モード「あの青狸、英霊の座でどら焼きくってる所見ましたけど、オーラ半端なかったですね」

ベディ「信仰力がダンチですからね。世界各国で信奉されてるそうですよ」

ガウェ「あの、なんかそこの引き出しガタガタしてますよ?」

引き出し < ガタガタ!

引き出し < ボクドr

ランサー「閉じろ! 絶対出てこさせるなぁ!!!」

231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/25(日) 00:09:47.32 ID:u/hRkaENo
オリンピックでテレ朝の社員証明書に[たぬき]が描かれてあって
各国の記者の方から譲ってくれと言われた伝説があるそうな

EX主人公s、ありすちゃんが[たぬき]好きじゃなくて良かったね!!

242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:20:10.14 ID:i/1aL9HBo
【外典談義その1】

モード「まさかの女性化」

ドレイク「聖杯戦争ではよくあること」♀

モード「えぇぇ……一人称もオレになったし」

ライダー「一人称ぐらいその状況に応じて使い分けるものですから、気にするべきではないでしょう」

ランサー「どっかの金色はいつだって我だけどな」オレ

アストルフォ「ははっは!男の娘なんてわぁい♪な人気はボク一人で充分ってことさ!!」

モード「そのような歪んだ愛情を受ける対象になるぐらいならオレは女でいい……」

ライダー「貴方が歪んだ愛情なんて言うと色々重いですね」モルガンェ…

ランサー「嬢ちゃん、辛いことがあんなら話聞いてやるぜ?」メイヴェ…

モード「女扱いするな!」プンスカ

イスカ「なんだ、やっぱり男か」

モード「オレは女だよ!モードレッドが女で悪いか!!」カミーユ!

バサカ「少年よ、私の●●で良いならいつでも貸すぞ?」ポンポン

モード「人の話を聞け!」

ランサー「つーかアンタ刺される方かよ」


243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:21:41.96 ID:i/1aL9HBo
モード「それ以上言うなら、その汚い●●にクラレントぶっ刺してやる」

バサカ「ははは!大丈夫だ、問題ない。クラレントの一本や二本、受け入れずして何がギリシャの大英雄か」

バサカ「少年よ、遠慮せずにぶつかりなさい。それは若き者に許された特権だ」ドヤッ

モード「」イラッ

ドレイク「流石はヘラクレス……懐が大きいね」

ライダー「●●の●も大きいですね」

モード「その醜悪な尻への反逆(クラレントブラッドヘラクレス)!!!」ブスッ

バサカ「アーッ」

イスカ「やりおったぞ、あの坊主!!」

ランサー「容赦ねぇな。これがキレる十代か……」

ライダー「セイバーの脇腹を貫いた剣が、バーサーカーの直腸を貫きましたね」

ライダー「つまりセイバーの脇腹をバーサーカーの直腸が貫きましたね」

モード「なん……だと……」


244: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:22:34.89 ID:i/1aL9HBo
モード「お、オレは父上を汚してしまったぁぁぁぁ!!!」

ランス「それこそ我が望みッ!!」

モード「ランスロット死ね」

ガウェ「馬糞まみれになって死ね」

ベディ「むしろ人糞まみれになって死んでください」

ケイ「ダメだろみんな。糞は畑の肥料になる。ランスロットなんかに投げつけるのは勿体ない」

ランス「私が何をしたと言うんだ!!」

ライダー「不倫でしょう」オンナノテキメ

イスカ「欲するがままに女体を して何が悪いのだ!!」

イスカ「というわけで坊主●●をだせ。気に入った、征服してやる」ガシッ

モード「ひっ!?」

イスカ「ふはははははははぁはぁははは!!」

モード「ち、父上ぇ…」ジタバタ

ランサー「おい、誰か止めてやれよ。アンタらの仲間だろ?」

ランス「え?」

ガウェ「え?」

ベディ「え?」

ケイ「え?」

245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:23:42.71 ID:i/1aL9HBo
ライダー「うわぁ……これは生前の恨みを根に持ってる反応ですね

ライダー「フッ…これが英雄なんだから笑ってしまいます」

ガウェ「そういう訳ではありませんが、モードレッドには良い薬です」

ガウェ「それに後ろ  ぐらいいいではないですか」ニコッ

ライダー「え?」

ガウェ「え?」

ケイ「ちなみに私はモードレッドが悲惨な目にあってメシウマ」

ドレイク「アンタは素直だねぇ」

ベディ「ケイ卿から最も遠い言葉ですよ、それは」

ランサー「おい、バーサーカーの旦那!今こそ嬢ちゃんを助けてやる時だぜ」

バサカ「ちょっと待ってくだされ。今、お尻をゴットハンドで修復中です」シュワシュワァァ

ライダー「ダメです、この大英雄使えません……」


246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:24:32.27 ID:i/1aL9HBo
ガウェ「クーフーリン殿、助けるならご自由に」

ランサー「はっ!そこまでの義理はねぇよ」

ランサー「それに……実の息子を殺した俺が、誰かのガキを助けらえる訳ねぇじゃねえか」アンニュイ

モード「今そういうのいいからぁぁぁぁぁ!!」ジタバタ

イスカ「ぐはは、よいではないか、よいではないか!!」

ガウェ「メデューサ殿?」

ライダー「……セイバー(と同じ顔)が不幸になってる様を見るのは中々に楽しいですね」フッ

ケイ「あの女性格が悪いぞ」

ライダー「黙れワカメ眷族」

ガウェ「大丈夫です、メデューサ殿。性格が螺旋階段並に拗くれているケイ卿が」

ガウェ「性格が悪いといったならば、むしろ貴方は真っ直ぐな人だ」ニコッ

ランス「ガウェイン卿は真っ黒な人だな」

ベディ「黒いのは貴方でしょう、ランスロット卿」

ケイ(アルトリアが女性って最後まで気づかなかったもんなぁ、彼)

ガウェ(なんていうか、通じませんよね冗談)

ランス(ガウェイン卿にそれを言われたらお終いだな)


247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:26:03.20 ID:i/1aL9HBo
ランサー「お、嬢ちゃんの奴、征服王のマウントをはね除けたぞ」

ガウェ「叛逆してもセイバーですからね。それぐらいはできます」

モード「人を腐った鯛のように言うな!」ゼェハァゼェハァ

ランス「チッ」

ケイ「チッ」

ベディ「チッ」

ライダー「そしてこの円卓の反応である、と」

イスカ「ふははは!ますます気に入ったぞ坊主!いっそう余の寵童に加えたくなったわ!!」

イスカ「王の軍勢!!(アイオニオンヘタイロイ)!!」クワッ

イスカ「王とは! 誰よりも欲に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!」



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             ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;     り!
          vymyvwymyvymyvy、
      ヽ(゚д゚)vヽ(゚д゚)yヽ(゚д゚)v(゚д゚)っ
 ⊂( ゚д゚ ) と( ゚д゚ ) 〃ミ ( ゚д゚ )っ ( ゚д゚ )つ
   ゝηミ ( ゚д゚ )っ ミ) ⊂( ゚д゚ ) .(彡η r
    しu(彡η r⊂( ゚д゚ ) .ゝ.η.ミ) i_ノ┘
.       i_ノ┘  ヽ ηミ)しu
           (⌒) .|
            三`J 



248: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:28:21.79 ID:i/1aL9HBo
ライダー「うわ、固有結界だしましたよ。大人げない」

ランサー「いるんだよなぁ、色恋沙汰で戦争やるやつ……」

ランス「迷惑ですね」

バサカ「他人事ではありませんぞ」シュワシュワ

ガウェ「無数の屈強な男達が、年端いかない少女に群がる光景が今、目の前に」

ケイ「それなんて●●●」

ドレイク「Fateだろ」

モード「オレがここで●●されるのが運命だというのか!認めないぞ!!」クラレント!クラレント!クラレント!!

バサカ「王の軍勢相手だと対軍宝具以上が必須ですなぁ」

ドレイク「でもクラレントだと焼け石に水ってとこかねぇ」

ライダー「だそうですよ、ガウェイン」ベルレフォーン

ガウェ「貴女はモードレッドを助ける気はないのでしょう?」ガラディーン

ライダー(ギリギリまで助けないつもりですか。意地悪ですね)

ガウェ(誰かモードレッドを助けてあげれば、それを切欠にモードレッドも友人をつくれるかも知れないのに……)


249: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:29:29.00 ID:i/1aL9HBo
モード「くそっ!くそっ!くそっ!」クラレント!クラレント!クラレント!!

ドレイク「あー…報酬次第で助太刀してやるよ?」ゴールデンワイルドハント

モード「本当か、エルドラゴ!!」

ケイ「払う報酬がないだろ。お小遣いはあげないよ?」エンタクノキンコバン

モード「おのれサー・ケイ!悪魔め!!」

ドレイク「んーなら身体で支払いなよ。偶には皮被りの若いのも食いでがありそうだ」ジュルッ

モード「女だ!もう女でいい!!だから誰か助けてくれぇぇぇぇぇ!!!」

キャス子「その願い聞き届けたわ!!」ブワッサー

ランサー「あ、きちゃった」

ガウェ(タイミングを逃しましたね、私は……)

キャス子「おほほほほ!空も飛べない軍隊にこの私が倒せると思って!!」ビーム!ビーム!ビーム!!

ランス「空中からの魔法ビームの雨……圧倒的だな」

バサカ「メディア王女、楽しげですなぁ」

キャス子「とーぜん!この後お楽しみが待っているんだからね!!」ビーム!ビーム!ビーム!


250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:30:58.36 ID:i/1aL9HBo
ベディ「あ、巻き込まれてケイ卿が死んだ」

ランサー「この人でなし」

ランス「奴は円卓の中でも最弱……」

ガウェ「言うほど弱くはありませんよ。しかし座に来てから鍛錬を怠ってましたね」

ライダー「アーチャーと並んで貴重な帳簿をつけられる人材が!」

ドレイク「チッ。座の株価が変動ちそうだね。今の内に売っておくか」

キャス子「よし、殲滅完了☆」

イスカ「うーむ。やっはり余もビーム出したいのぅ」プスプス…

キャス子「さあ、お着替えの時間よモードレッド!!」クワッ

モード「は?」

キャス子「女の子の自分を認めたんでしょ!」

キャス子「女の子なら可愛い服を着たいでしょ!」

キャス子「私が用意したフリフリのドレスを着るのよ!!」ドバドバ

モード「」

バサカ「王女、鼻血、鼻血…」


251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:31:28.00 ID:i/1aL9HBo
モード「オレは……男でも女でもない。ホムンクルスだ」シンダサカナノメ…

バサカ「モードレッド殿!!」バチーン!!

モード「ぐぇ!?」

ランサー「うわ、旦那のビンタで3㌔ぐらい吹っ飛んだ」

ライダー「ちょっとペガサスで取りにいきますね」

バサカ「ホムンクルスだって人間ですぞ!!」

バサカ「普通に生きて、普通に恋愛をして、普通に子供を産んで、良いはずなのです!!!」

バサカ「イリヤお嬢様ぁぁぁぁぁぁ!!!」オヨヨ~

モード「もうやだ、英霊なんて……」








252: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:32:36.51 ID:i/1aL9HBo




エミヤ「で、仮面被って引き籠もったのか、彼女は」

ランス「まったく。それで解決したら苦労はしませんね」←カムランの後引き籠もった人

ケイ「ほんと苦労させられたよね、ランスロット卿には」

ベディ「えぇ。文字通り死ぬぐらい苦労しましたね」

エミヤ「それで、私にどうしろと」

ランサー「なんとかしろよ、てめぇの娘だろ」

エミヤ「子持ちになった覚えはない!?」

ランサー「てめぇの義娘だろ」

エミヤ「……セイバー的な意味でか?」

ランサー「セイバー的な意味でだ」


253: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:35:36.72 ID:i/1aL9HBo
ハサン「確かに、セイバーさんを妻、エミヤさんと夫とするならば」ヌッ

ハサン「セイバーさんの娘であるモードレッドさんは、エミヤ殿からみて義理の娘になりますね」

ハサン「エミヤ殿、複雑な家庭事情のようですが、ここで逃げては幸せな家庭は気づけませんぞ!!」

ランサー「いや嫁さんアヴァロンで別居中だけどな」

エミヤ「私はエミヤシロウであって衛宮士郎ではないというか……」

エミヤ「彼女が愛してくれた私ではないというか」

エミヤ「今の私にそんな資格など……」

ハサン「じゃあ何時恋愛するの!今でしょ!!」

エミヤ「せ、先生!!」

ハサン「エミヤ殿!ファイト!!」

ランサー「なんでコイツ燃えてんの?」

ランス「家事手伝い業でお昼のドラマに嵌ってしまった影響でしょうね」

ハサン「ランスロット殿もファイトですぞ!!不倫は文化ですから!死ねばいいのに!」

ランス「………」

254: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:38:31.40 ID:i/1aL9HBo
ランス「アロンダイトー!」
グサッ


ハサン「ぐはっ!?」

エミヤ「ア、アッサシーン!!」

ランサー「アサシンが死んだ!」

ガウェ「で、モードレッドを説得するつもりですか?」

ランサー「スルーかよ!?」ヒトデナシ!?

ハサン「こ、lこれがホントの気配遮断……

ハサン「オマケや派生ゲームで無視され続けた存在感」

ハサン「忍ばないアサシンや、拳法で気配遮断する連中にはまだまだ負けません…」グッ

ハサン「ガクッ…!」バタッ

エミヤ「期待されている以上、やらねばならんな」スルー

ガウェ「いえ、いいですよ。貴方はモードレッドとは無関係ですから」

ランス「ええ。無関係です」

エミヤ「なんでさ……人が折角前向きになったのに」


255: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:39:19.83 ID:i/1aL9HBo
ケイ「ははは、二人とも君がアルトリアの婿ということに納得してないだけさ」

ケイ「まったく、大人気ないね。自分たちじゃモードレッドの引き籠もりをヤメさせられないくせに」

ケイ「ま、本来ならアルトリアがするべきことだろうけど、アルトリアはココには居ないし」

ケイ「やれやれ、肝心なときにいつもいないんだからね、あの妹は」

ケイ「そういう訳で、モードレッドを頼むよ、エミヤ君」

ケイ「……ペッ!」ベチャッ

エミヤ「なんで!?なんで最後に唾吐いたんだ!?」

エミヤ「しかもここ室内!衛宮邸の居間の畳に唾!?」

ベディ「ケイ卿は王を貴方にとられて悔しいのでしょう」

ベディ「理性的な方ですが、王と違って感情を抑えきれない時もあるという事です」

ベディ「王はいつも冷静な判断をしていました。王は常に王だったのです」

ベディ「私はそんな王の心から笑った姿を見てみたい……そう思っていました」

ベディ「エミヤ殿……貴方が、それを成し遂げてくれたのですね」

ベディ「……ペッ!」ベチャッ

エミヤ「なんでさぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

エミヤ「最後なんでさぁぁぁぁぁ!!」

256: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:42:15.10 ID:i/1aL9HBo
ガウェ「……ペッ!」ベチャッ

ランス「……ペッ!」ベチャッ

エミヤ「お前らに至っては前振りも無しか!!」

モード「……ペッ!」ベチャッ

エミヤ「セイバー……みんなお前の事が大好きだったみたいだ」

エミヤ「良かったな、お前のやった事はきっと間違いじゃない」

ガウェ「ようやく出てきましたね、モードレッド

ガウェ「……ペッ!」ベチャッ

ランス「自分を見つめ直していたんだろう。よく分かることだ」

ランス「……ペッ!」ベチャッ

ケイ「子供じゃないんだから。あ、子供だったね」

ケイ「……ペッ!」ベチャッ

ベディ「性同一性障害に一人で苦しむことはありませんよ。私達は仲間じゃないですか」

ベディ「……ペッ!」ベチャッ

モード「いや、別にそういう病気じゃないから。オレは父上に認められたいだけだから」

モード「……ペッ!」ベチャッ

エミヤ「間違いなんかじゃ……ないんだから……」

257: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 00:43:59.87 ID:i/1aL9HBo
なんだろう…別に男の娘スキーじゃないのに、モードレットが女の子にされて
「部屋ががらんとしちゃった。大丈夫、スグ馴れるとおもうから」ってなったのは……

アポクリに声が付くことがあったら、モードレッドの声はどうなるんだろう。桑島は良かったと思うケド

262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:34:27.76 ID:SyWa9P+5o
【外典談義その2】

ライダー「そういえばまた増えましたね、シロウ」

エミヤ「人をプラナリアみたいに呼ぶのはやめていただきたい」

モード「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ブン!!

エミヤ「フィィィィィィィッシュ!!」パシン!

小次郎「真剣白刃取り……見事!」

エミヤ「これではキャッチボールでなくてキャッチソードだ!?」

モード「…チッ!」

エミヤ「誰だ、彼女とキャッチボールしろと私に命じたのは!!」

ギル「はっはっはっはー! 贋作者と人形が親子ごっこか! 実にお似合いだな」

モード「あ?」

エミヤ(またメンドクサイのが……)

ギル「実に不愉快な見せ物だ。だが今日の我は機嫌がいい。貴様達の為にボールを出してやろう」

ズズズズ…

   ┏━
  / ̄ヽ
  | =【】|
  └⊂└⊂

ギル「RB-79ボールだ!」ドヤッ

エミヤ「おいこら古代人」

モード「大きいな」ヨイショット…



263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:36:12.31 ID:SyWa9P+5o
【…からの、乙女心】

モード < フンヌー

小次郎「ほう、見た目によらず怪力な。血筋でござるな」

ライダー「それはどういう意味です、アサシン」

ライダー「大女ならば怪力でも不自然ではないと」

ライダー「そういいたいのですか、アサシン!!!」

小次郎「ふむ…そのようなつもりで申したわけではないが」

小次郎「ライダーよ、思えば冬木での主はやる気がなかった」

小次郎「ここで本気の主と相まみえるというのも風情があろうと言うもの」フッ

ライダー「ふっ…当然です。だれがワカメなどの為に戦いますか」

ライダー「思えば私の戦いはいつも誰かの為でした……」

ライダー「姉様達の為、桜の為……しかしこの瞬間だけは、私自身の為に!」クワッ

ガウェ「お待ちなさい!!」バーン!

ライダー「なんのつもりですか、ガウェイン。私の前に立つなど」

ガウェ「挑発を受けたからといって、手に武器を取るのは淑女の振るまいではありません」

ガウェ「そのような時、女性の名誉を守り、女性に代わって剣を持つのは騎士の役目」

ガウェ「小次郎殿の相手は不肖、このガウェインが務めましょう」キリッ

264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:37:15.01 ID:SyWa9P+5o
小次郎「ほう、円卓の双璧と名高いガウェイン卿との手合わせ願えるとは」

小次郎「座に召し上げられたが故の幸運。燕を斬る努力もしてみるものでござる」

小次郎「………では」キリッ

小次郎「いざ、尋常に!!」

ガウェ「勝b…」

ライダー「ホアチャァッ!」ゲシッ

ガウェ「ぐはぁ!」

ライダー「あー? なんですか? なんて言いましたか、今」

ライダー「女性に代わって剣を持つのが騎士の役目?」

ライダー「はぁ?」イラッ


265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:38:17.50 ID:SyWa9P+5o
ライダー「それではアレですか? 女性は剣を握ってはいけないと、そういう意味ですか」グギギギ…

ガウェ「ちょっ…メデューサ殿……首っ…首締まる……ッ!」バタバタ

ライダー「女性は男性の後ろを三歩下がって歩けと。男の装飾品だと」

ライダー「女性が守られる存在でありたいと思ってるなんてのは男の独善、いや妄想ですよ」

ガウェ「おぅふ…お、降ろしてください……手も離して……」バタバタ

ライダー「私は! どうせ怪力女で! 可愛らしくもないですが!!」ブンブン

ガウェ「王よ……」ブクブク…

小次郎「振り回されたガウェイン殿が三つに見える。拙者の剣であれを捉えられる……か?」

ライダー「このイケメンがーーー!!!」ポーイ

エミヤ「こっちに投げるなーー!!」



266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:38:52.07 ID:SyWa9P+5o
【時間は少し戻って】

モード「じゃあ投げるぞ」ボールヲ

エミヤ「なん…だと……」

モード「剣じゃなくてボールを投げろと言ったのはオマエだろう」

エミヤ「普通の野球ボールなどを投げろと私は言っている!!」

モード「ベースボールはブリテンの文化ではない」

エミヤ「起源はだいたいイギリスとかその辺だろ!?!」

ギル「贋作者! 全ての起源は我の元より始まるに決まっている。違えるな」

モード「なんだっていい!エミヤを潰すチャンスなんだ!」

エミヤ「よくない!」

モード「なぜオレとキャッチボールをしてくれないのです、義父上!!」

エミヤ「一つ前の自分の発言を省みたまえ!!」

モード「私のボールを受け取って、蛙のように潰れてしまえばいい!!」

ランス「モードレッド……やはり卿は●●が欲しかったのか……」

ランス「そうだ……●●さえ王にあったならば、ギネヴィアも私に振り向く必要などなく」

ランス「王妃として幸せに暮らせていた筈だ……」

モード「もうオマエ死ねよ」

267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:41:04.30 ID:SyWa9P+5o
ギル「そうだぞ、生娘にセクハラをしてよいのは我だけだ」

エミヤ「初夜権など……」

ランサー「いやいやお前が言うなって。散々食い散らかした癖に」

エミヤ「人聞きの悪いことを言うな!? ●●じゃない女性とも沢山関係を持ったぞ!!」

モード「充分人聞きが悪いだろうが!!」ポーイ

エミヤ「投げたー!?!!?!!」

ライダー「このイケメンがーーー!!!」ポーイ

エミヤ「二方向から……だと……!?」ピンチ!?






268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:41:42.21 ID:SyWa9P+5o
【ことみね!】

エミヤ「ローアイアス万能説」ドヤッ

キャス狐「黒天洞は私の宝具です」

水天日光天照八野鎮石 < ガビーン!?

ランサー「ローアイアスに跳ね返されたボールに当たってランスロットが死んだ!?」

キャス狐「この節操無し(下半身的な意味で)」

ランス「むしろ節操はあった筈……私はギネヴィアだけ……ガクッ」

ガウェ「くっ……女性が最も望むのは女性自身の意志……」ゲシゲシ

ガウェ「それを私は忘れていた……」ゲシゲシ

ガウェ「なんという愚かな……」ゲシゲシ

ガウェ「それはそれとして、もう蹴るのは許していただきたい、メデューサ殿」

ガウェ「私はランスロット卿と違ってMではありませんので」

ライダー「だれが顔を上げていいと言いましたか」グリグリ

269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:42:54.08 ID:SyWa9P+5o
ライダー「私は別に蹴りたくて蹴っているわけではありませんよ」グリグリ

ライダー「自分の不明さを叱ってくれと嘆願したのは貴方でしょう?」グリグリ

ライダー「それとも前言撤回が騎士の振るまいなのですか?」ジャラッ

ライダー「私は騎士についてよく知らないもので、教えていただけると……」ビユン!

ライダー「迷惑です。騎士になんて興味ありませんから」ビュン!

ライダー「それでも? 私は貴方の贖罪に付き合ってあげていますね?」ペチン

ライダー「これは男を立てる女性の姿、すなわち貴方が望んだ女性の在り方なのでは?」ペチン

ライダー「実に不愉快です」パンッ!

ライダー「貴方はこうして私に自分を叱らせることを強いることで」パン!

ライダー「私に自身の女性像を押し付けているのですね」ギュ

ライダー「この屈辱、不愉快さはどうすればよいのでしょうか?」ギュギュギュ

ライダー「貴方が贖ってくれるのでしょうか?」メリメリ

ガウェ「くっ…」ドゲザー

ランス「」ゾクゾク

ランサー「こいつ、気絶してるのにライダーのSっ気に反応してやがる」

キャス狐「真性ですね」

ギル「こんなのが円卓の筆頭とは、アーサー王も憐れだな……」

エミヤ「ギルガメッシュに同情されるなんて……セイバー」

270: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:43:53.16 ID:SyWa9P+5o
ランサー「しかしアレだな」

ランサー「……あの光景は嫌なモノを思い出すな」

エミヤ「家ではあそこまでではなかったのだが……桜が居ないからか……」

ランサー「言峰……いや、カレンを思い出すぜ」

ギル「やめろ。その名前を出すな」

ライダー「ガウェイン、すみませんですた。やりすぎました。許してください」

ガウェ「は? い、いえ、許しを請うのは私の方で……」

ライダー「わ、私は断じて言峰にはなりたくなりません!!」ウルウル

ガウェ「な、泣かないでください!! それが一番堪えます!!」 つ ハンカチ

キャス狐「オリジナルの神父って何やらかしたんですかー!?」

ランサー「口にしたくもねぇ」

ギル「あれは面白い男だ。だが後任の娘がな……」


271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:44:30.13 ID:SyWa9P+5o
ライダー「そうだ、化け物になって死のう。言峰になるぐらいなら、あの成功したワカメに殺される方がマシです……」

ガウェ「メデューサ殿!気を確かに!!」

ライダー「言峰メデューサに生きる価値なんてありません……」

ライダー「もしこんな女を憐れだと思うなら、ガウェイン……私の変わりに上姉様と下姉様のお世話をお願いします……」

エミヤ「さらっととんでもないことを押し付けたぞ」

ランサー「あの姉妹のお世話とか罰ゲームじゃねーか」

ガウェ「メデューサ殿! 御家族の為にも自ら命を絶つなど選んではならない!!」

ガウェ「哀しむ人間がいるのならば! 後に残す人を心配に思うならば!」

ガウェ「貴方は化け物でも、言峰でもない!!」

ガウェ「貴方は人間だ!」ガシッ

ライダー「いいえ、こんな言峰ったりオルテイシアった私を姉様達がみたら」

ライダー「格好のネタにして虐めるだけでしょう」

ライダー「決して哀しんだりはしない」

モード「下には下の家庭があるんだな」

小次郎「愛情の形は人それぞれでござる」


272: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:45:00.67 ID:SyWa9P+5o
ガウェ「ならば私が哀しみます! 貴方が死んでしまったら、私は哀しい!!」

ガウェ「だから死なないでください! 怪物にもならないでください!」

ガウェ「貴方のままでいてください!!」

キャス狐「きゃー」

エミヤ「ドサクサに紛れて何を言ってるんだ、サー・ガウェインは」

ランサー「いや、お前も結構色々恥ずかしいこと言ってたろ」

ギル「そもそも身体は剣で出来ているという詠唱自体が……」

ライダー「ガウェイン……私に……」

ライダー「一緒大女でいろというのですかーーー!!」ガー!!

ライダー「悪かったですね、デンチューでぇぇ!! ピッピカピーーー!!」ブン!

モード「オレでも両手で抱えたボールを片手で!!」

ランサー「ガウェインがボールの下敷きにされた!!」

ギル「あの蛇女、生理か?」

小次郎「なるほど、それでイライラしているのでござるな」

キャス狐「死ね金ピカ&農民」

273: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:46:57.24 ID:SyWa9P+5o
【ことみね?】

ランサー「ところでよぉ、また増えたのはいいけど」

エミヤ「よくない。そもそも増えてない」

アヴェ「つれないこと言うなよ、未来のオレ」ポン

エミヤ「君は私であって私ではないだろう」

ランサー「いや、オメーが何人増えようが俺の知ったこっちゃねーけどな」

ランサー「セイバーとにゃんにゃんしようが、嬢ちゃんとにゃんにゃんしようが」

アヴェ「カレンとにゃんにゃんしよーが、大河のにゃんにゃんしよーが」

エミヤ「最後のだけはないと断言できる」

ランサー「どうでもいいんだ。新しいお前もホレ、なんだっけ?アッシリアの毒婦とよぉ」

アヴェ「どうみてもおしどり夫婦です、本当にありがとうございました」

アヴェ「いやホントに節操ないねーあんた」

キャス狐「去勢します?」シュッシュッ!

エミヤ「平行世界の自分の行動まで責任はとれん!」