1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:25:13.10 ID:+4o90gNv0
ここは、天国警察下界課の一室。その部屋で、一人の男が電話に向かって平謝りに謝っていた。

天国警察下界課のトップ花山理香である。

花山「申し訳ありません、申し訳ありません!!ええ、はい!おっしゃるとおりです!上の言うとおりに年内に迅速に解決いたします!それでは失礼!」カチャッ

花山「むぅ、上も無茶を言う。大体あんな人間なのに高位の神に匹敵する奴を捕らえられるわけないだろ!!逃亡中のエイワスも協力してるし、超能力者なんてのもいるんだぞ!!
わしら、下級の魔的能力が低い奴らが使えまられるか!!」

花山「といっても、このまま奴らを使えまないとわしがクビになってしまう。それは嫌だし、これ以上言い逃れも効かない、上は相当おかんむりだしな。
地獄に落とされるのは絶対嫌だ。」

花山「ぬぅ、ここはしゃくだがあの男に頼むしかない。最高神を倒したあの男、両津に。」

引用元: 花山「両津にアレイスター・クロウリーを捕まえて解決してもらおう。」 

 

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:31:07.35 ID:+4o90gNv0
両津「グォォォっ、グォォォっ」爆睡中

???「おい、起きろ。起きんか。」

両津「ムニャムニャ、後五分だ、五分で起きるよ」

???「起きんか!!」ガッツン

両津「痛ぇ、いくら起きないからって殴ることないでしょ、部長。」

花山「何を言っとる、部長ではない。儂だ。」

両津「あっ、お前は!!」

花山「そう儂だ。花山だ。」

両津「ああ、花山さんね。あの花山さん。どちらの花山さんですか。」

花山「ふざけとるのか、天国警察の花山だ。忘れたふりするな。」

両津「ああ、あの本編によく出てきたけど今はこち亀の古参ファンじゃないと知らない魔法使いのじいさんか。
最近は2年前あたりに出てきたよな。」

花山「怖いこと言うなぁぁ、今年起きるあんなねぼすけ元超能力者より儂の魔法が強いわ!!」


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:34:33.72 ID:+4o90gNv0
両津「はは、悪い悪い。35年間もあるといろいろ忘れちゃって。ところでなんでお前がいるんだ!!
儂は派出所で昼寝していたんだぞ!!」

花山「儂がテレポートの魔法で呼び寄せたんだ、ここは天国の辺鄙だ。お前に頼みがあってな。」

両津「ふざけるな、いくら頼みがあるからって人をさらうなよ。名前だけじゃなくストーカー女みたいなじいさんだ。」

花山「そんなふざけたことをいうなら、儂の魔法を放ってやるところだが今日のところは放っておく。
実は、学園都市統括理事長のアレイスター・クロウリーを逮捕してほしいのだ!!」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:42:34.87 ID:+4o90gNv0
両津「アレイスター・クロウリーってあの学園都市のか。東京都西部を数十年前に開発してから超能力研究行なっているあの。
壁の中で訳の分からん人体実験おこなってるから胡散臭いのはわかるが、さすがに理由もなく逮捕はできんぞ。」

花山「アレイスター・クロウリーは魔術師だ。そして高位の神と組んで何か地上で悪巧みを企んでいるから逮捕してもらいたい。
第一級の指名手配犯だが、捕らえるのが難しくてな。」

両津「おいおい、超能力はともかく魔術はないだろ。いや、待て魔法をお前が使えたり神様がいるなら魔術師もいるのか?
詳しく話してみろ!!」

花山「実は十字教の裡面には、カクカクシカジカでな(以下略」

花山「という訳でアレイスターを捕らえてもらいたいのだ。」

両津「つまり、魔術なんて能力が実在しているが宗教原理主義者やカルト的な思考が元で魔術以外の科学を認めようとしないのに魔術師をやめて科学者に転向しようとして、魔術師に殺されて逆恨みして何か危険なことを企んでいると。
その計画のために学園都市で表向きだけじゃなく人体実験やったり、高位の神様と組んでたりするんだな。」

花山「行っておくが嘘ではない、証拠物証も学園都市や魔術サイドの動向も調査しているから物証はある。だからお前に頼んでいるんだ。」

両津「そこまでわかってるならお前らでやれよ、儂を頼るな。」


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:51:16.68 ID:+4o90gNv0
花山「それが可能ならとっくの昔に儂らがやっておる。神といっても地上で活躍するのは、強力すぎると地上で活躍するのは難しい。
だから儂らみたいな弱い下級の神が下界管理をやっているんだが、アレイスターはその気になれば都市の一つや二つ一撃で破壊できるぞ。
儂らでの単独逮捕は不可能だ、頼むやってくれ。」

両津「ふざけるな、そんな危険な奴の相手幾ら儂だって命に数があるんだぞ!!降りる!降りる!」

花山「ほう、どうやって帰るつもりじゃ。ここは異次元ではないが高度数万メートルはある、いくらお前でも無事では帰れないぞ。」

両津「て、天国警察のヘリを奪えば・・・・」

花山「ふん、天国警察のヘリに個人認証システムを搭載したので奪うのは無理だ。帰るには儂の協力が必要だ。
ついでに協力してくれるなら金塊をいくつかやってやらんでもない。」

両津「金塊だって!!やります、やります!!今不況だからこそ金塊が価値持つからな!!」

花山「よろしい、アレイスターを逮捕してから儂から払うがそれでいいな。それじゃぁ帰ってくれ。」

両津「ちょっと、待て。思いついたことがあるから天国警察の集めた学園都市の資料をくれよ。
人体実験なんて行なってるなら逮捕するのに都合がいいからな。」

花山「やってやってもいいが、大量にあるぞ。それでいいのか。」

両津「ああ、早くくれ。」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/06(金) 16:55:02.31 ID:+4o90gNv0
両津「くぅ、重い。まさかこんなにあるとは。」ズッシリズッシリ

花山「映像データから紙のファイル、学園都市から一部儂らが奪った実際の実験計画書もあるからな。
とにかくこれで帰すぞ。それじゃ頼んだぞ両津。」

両津「金塊頼んだぞ、花山。」シュン

花山「あの男に頼むとはヤキが回ったもんだ。さて本署に帰るか」クルリ

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:04:50.24 ID:TeckJE480
中川「先輩、どこです!どこにいったんですか!!」

秋元「両ちゃん、どこに消えたの!!」

御堂「チッィス、遊びにきたで。あ、中川はん、今日も素敵や。」

中川「ああ、春ちゃんありがとう。ところで先輩見なかった。」

御堂「あのアホ、いや両津はんがまたやらかしたんでっか。それならウチが一回ごっつんと・・・・」

中川「違うんだ、先輩がいきなりいなくなったんだ。さっきまであそこで昼寝してたのにいきなり消えちゃって。」

御堂「いきなり消えるってそんなアホな、てぇぇ。どっこから湧いて出てきたんや。」

両津「チビ太、人を化け物みたいに言うな。中川と麗子はあったことあるが、天国警察の花山に呼ばれたんだ。
そこでちょっとチビ太に中川、麗子に頼みがあるんだ。」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:09:32.33 ID:TeckJE480
中川「分かりました、そういうことなら僕も協力します。証拠もありますしね。」

秋元「私もやるわ、両ちゃん。」

御堂「ウチらにまかしとき!!今すぐ学園都市をいてこましたるわ!!
通天閣書の底力を思い知らせてやるわ!」

両津「まて、まて!!せっかく中川と麗子が協力してくれんだぞ。それに儂のほうで学園都市を潰すのに協力したら心強い奴らに心当たりがある。
儂にまかせてくれないか。」

御堂「あんさんに協力するなんて死ぬかていややが、仕方がない。協力したるわ。」

両津「よし、それじゃ心当たりのある奴らに連絡するから待ってろ。そいつらにも協力を要請すれば。」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:12:13.29 ID:TeckJE480
両津「おう、勘兵衛か。実はお前の衛星ビジネスを利用してやってほしいことが・・・・」

両津「久しぶりだな、海パン。実はお前ら特殊刑事課に摘発して・・・・」

両津「電極か、儂だ。実は学園都市についてだな・・・・・」

両津「爆竜大佐か、無茶な頼みだが可能なら在日米軍を・・・・・」

両津「よし、心当たりの連絡は終えたぞ。じゃ、学園都市ぶっ潰し作戦を行う。」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:17:46.62 ID:TeckJE480
数日後、学園都市。統括理事長の居城たる窓のないビルでは、会議が行われていた。
勿論、窓のないビル内部ではなく外部と通信を介して行なっている。

アレイスター「どういうことだ、日本や各国のマスコミは我々が裏から手を回していたはずだ。
学園都市の活動にまともな報道されると都合が悪い事実を報道しないようにな。」

幹部A「それが不明でして。原因は究明中ですが、何らかの勢力が圧力をかけていると思われます。」

幹部B「ふん、お前が無能だからこうなったんだろう。とっとと事態を解決しろよ。情報操作専任なんだからな。」

幹部C「まあまあ、落ち着いてください。今やらなければいけないのは学園都市の信用失墜をどうふせくかです。
いくら我々の政治的影響力だろうとまともに批判されれば不利益になりますからな。」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:28:01.21 ID:TeckJE480
学園都市は、裏から手を回して自分たちに都合の悪い報道をしないようにマスコミに手を回していた。

しかし、最近になって日本のマスコミ、それも対して影響力のないものでなく大手の新聞やTVで批判が始まっているのだ。

武器の輸出を禁止する武器輸出三原則や、自衛戦力といっているが犯罪鎮圧ならともかく戦闘機や爆撃機に該当するものの所持はやりすぎだ、超能力に対して実験を行なっているのに人体実験でありながら政府の監査を数十年にわたって受けていないとまともな批判を行われている。

好意的な印象をアピールするならともかくただでさえ人権団体からの批判や壁で囲みということへの不信感もあるためかなりの不利益になるだろう。

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:32:18.37 ID:TeckJE480
アレイスター「とにかくだ、裏から圧力をかけている奴らを見つけろ。暗部を動かして暗殺すれば話は簡単だ。
どうせ政府に敵対する勇気はないさ。」

幹部B「そう、その通り。学園都市に正面から喧嘩を仕掛ける馬鹿はいませんよ。おっと、この馬鹿どもは別でしたな。」

幹部A「統括理事長もBも学園都市の影響力を過信するのはどうかと思いますが。」

幹部C(いつものことだ、アレイスターもほかの幹部もほんとに有能な奴はいやしない。)

幹部B「対立者を見つけるのはお前の仕事だろ、A。お前が無能なだけで学園都市が負けたわけじゃ。ちょっと失礼、電話だ」ピリリ

幹部B「はい、Bです。なんだって!!」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:44:08.78 ID:TeckJE480
幹部C「ひょっとしてまたなにかありましたか。」

幹部B「民間の宇宙ごみ駆除会社が学園都市の衛星を誤って落としました。そ、それも全部です!!」

幹部A「どこの会社なんだ、それは。まあ衛星を落としたしにしろ再打ち上げと回収を行えばいいだけだ。」

幹部B「それだけじゃないんだ、落ちた衛星を学園都市より先に回収された。それも国連にだ!!
宇宙法違反の疑いがあるので衛星は国連で調べさせてもらうってな、ついでに政府も種子島宇宙センターの使用は禁止だそうだ。
おまけに生意気にも学園都市内で打ち上げたらそれ相応の考えはあるっていってきやがった。」

アレイスター「ますます対外的なアピールがおちるじゃないか。衛星の破壊のために暗部を動かせ、外の技術でもレーザー兵器の搭載はわかるはずだ。」

幹部C「待ってください、衛星の破壊を行う必要はありません。施設の保管体制によるにせよ破壊を行うのは、危険です。万一バレた際のリスクを考えると。
宇宙空間の軍事転用を禁止する宇宙法にせよ、人工衛星に攻撃兵器を搭載しているハンターキラー衛生といったものもあります。言論を介して戦うべきかと。」

アレイスター「それでいくか。とにかく今日の会議は終わりだ、あとは情報が入ってからまた開く。」

が学園都市の奮闘むなしくその後も学園都市の対外イメージは落ちていくのであった。

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/07(土) 11:44:54.09 ID:TeckJE480
幹部C「ひょっとしてまたなにかありましたか。」

幹部B「民間の宇宙ごみ駆除会社が学園都市の衛星を誤って落としました。そ、それも全部です!!」

幹部A「どこの会社なんだ、それは。まあ衛星を落としたしにしろ再打ち上げと回収を行えばいいだけだ。」

幹部B「それだけじゃないんだ、落ちた衛星を学園都市より先に回収された。それも国連にだ!!
宇宙法違反の疑いがあるので衛星は国連で調べさせてもらうってな、ついでに政府も種子島宇宙センターの使用は禁止だそうだ。
おまけに生意気にも学園都市内で打ち上げたらそれ相応の考えはあるっていってきやがった。」

アレイスター「ますます対外的なアピールがおちるじゃないか。衛星の破壊のために暗部を動かせ、外の技術でもレーザー兵器の搭載はわかるはずだ。」

幹部C「待ってください、衛星の破壊を行う必要はありません。施設の保管体制によるにせよ破壊を行うのは、危険です。万一バレた際のリスクを考えると。
宇宙空間の軍事転用を禁止する宇宙法にせよ、人工衛星に攻撃兵器を搭載しているハンターキラー衛生といったものもあります。言論を介して戦うべきかと。」

アレイスター「それでいくか。とにかく今日の会議は終わりだ、あとは情報が入ってからまた開く。」

が学園都市の奮闘むなしくその後も学園都市の対外イメージは落ちていくのであった。

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/09(月) 09:49:13.90 ID:0HLkLtyZ0
勘兵衛「勘吉、お前の頼み通り学園都市の衛星は落としてやったぞ。」

両津「これで学園都市の防空ラインはおちたな、爆竜大佐達の活動がしやすくなるよ。サンキュー勘兵衛。」

勘兵衛「勘吉、ひとつ言っておく。学園都市は、企業経営する上で邪魔だから潰すのに協力してやったが、実際相当強力じゃぞ。儂が言うのもなんだが、死ぬなよ。」

両津「金をもらうまでは、絶対に死なん。大丈夫だって。そんじゃな勘兵衛。」ッピ


25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/09(月) 10:03:26.32 ID:0HLkLtyZ0
両津「中川、麗子と協力しての学園都市へのマスコミ攻勢は順調か。」

中川「問題ありません、先輩。傘下のテレビ局やそれ以外のテレビ局にも圧力をかけて反学園都市の報道を行わせています。
学園都市側も圧力をかけているみたいですが、単純な経済力はこちらが上です。」

両津「さすがに年商が兆単位も稼いでる超巨大企業だけあるな。それと電極たちの方はどうだ、あいつらにもやってもらいたいことがあるからな。」

中川「スーパー電子と中川コンツェルンが全面バックアップすることでアレの製作はうまくいっています。
技術だけなら学園都市にも匹敵しますからね。」

両津「国連も含めて各国政府への根回しもうまくいってるんだったな。アレが完成次第近日中に乗り込んでやるか。」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/09(月) 10:30:38.90 ID:0HLkLtyZ0
数日後、両津は学園都市を覆う壁とその壁の中に設けられた出入口となるゲートの見える場所にいた。いよいよ乗り込むつもりなのだった。

両津「あ、ちょっと聞きたいんだが学園都市の中にいれてもらってはダメか。」ツカツカ

アンチスキルA「警察の方ですが、残念ですが学園都市は警察の方でも入ることはできません。」

アンチスキルB「出入り業者を除けば、出入りするにはアポイントメントが必要です。」

両津「そうか、それじゃ悪いが気絶してくれ」ドン、ドン!

アンチスキルA「な、なにを!ブェェェ!!」

殴り飛ばされたAは、そのまま数メートルも吹き飛び壁へめり込みながら叩きつけられた。

アンチスキルB「A!!よくもAを、ギャアアア!!」ボカスカ

Aの敵を取ろうとしたBも地面へ背おいなげで頭を叩きつけられ気絶した。

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/09(月) 10:42:44.02 ID:0HLkLtyZ0
両津「フン、アンチスキルだかなんだか知らないが儂を舐めるな!!悪いがこのゲートも破壊させてもらうぞ。」

ゲートといっても自由な通行が可能なわけではなく、それにも壁と同じ特殊合金で作られた巨大な金属の塊が道を封鎖していた。それを素手で壊そうというのだ。

このゲートや壁に使われている特殊合金は、確かに壁が作られたのは何年も前になるがそれでもその当時の最新技術やのちの強化改装によってミサイルや戦車砲といった兵器の直撃にさらされても平気なはずだった。

だが、相手は悪かった。他の相手ならともかくこの男、本当に人間かさえ疑わしい両津の前では意味がない。

両津「こんなもんがなんだ!!」バン、バン

ただ一回軽く殴っただけのように見えるが、実際は人間が出せる筋力の限界をはるかに超えた攻撃だ。

その凄まじい圧力の直撃にゲートも頑張ったが、数瞬して後粉々に吹き飛び、内外に破片を振りまいた。それだけでなくだけ気の四派によって生じた衝撃波が学園都市内へ向かって道路に数メートルにも達する亀裂を作り出してしまった。

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(名古屋) 2012/01/11(水) 17:00:37.33 ID:mkh1t5y50

通行人A「うわっ、なんだ!!」

通行人B「おい、あれ見ろ!ゲートが破壊されてるぞ!!あの男がやったのか!」

通行人がざわめき始める。

両津「ここが学園都市か。ちゃっちゃとアレイスター・クロウリーを捕まえさてもらうとするか!!」

???「おまちなさい、ゲートが壊れたのはあなたの仕業ですの。」

35: VIPに変わりましてNIPERがお送りします 2012/02/11(土) 14:56:09.54 ID:sSJuS2YW0
両津「なんだこの中学生は?」

白井「なんだとはどういうことですの。とにかくあなたは不審人物として拘束させてッブエ」ボガ

両津「悪いな、これもアレイスター逮捕のためだ。」

白井「は、話してる・・・さいっちゅうにやるのは・・・反則ですの・・・・」

通行人C「おいおい、ジャッジメントがやられたぞ。強力な能力者もいるのに。」

通行人B「む、無能力者なんだろ。いくらなんでも筋力だけで倒せるはずが・・・・」

通行人A「いや、まてあの女。ジャッジメントのテレポーターで実績がいいから問題行為を黙認してもらってる奴だぞ、確か。それもレベル4だぞ。」

通行人B「レベル4だって!やばいぞ、逃げろ!」

36: VIPに変わりましてNIPERがお送りします 2012/02/11(土) 14:58:46.86 ID:sSJuS2YW0
パニックが起こり始める。

???「逃げる必要はないわよ。私の大切な友人を傷つけたやつは私が倒す!!」

通行人A「お、レベル5の御坂美琴だ。そいつを倒しちまえ。」

通行人C「そんな危ない奴を早く何とかしてくれぇ。」

美琴「任せない。レベル5の力思い知らせてやるわ。」

37: VIPに変わりましてNIPERがお送りします 2012/02/11(土) 15:05:21.50 ID:sSJuS2YW0
美琴「何が目的で侵入してきたかどうか知らないけど、さっさと逃げるなら許してあげるわ。でなかったら消し炭にするわよ。」

両津「こんな早くにレベル5に出会うとはな。だがわしも逃げるわけにはいかんのだ。こいっ!!」

美琴「いい度胸ね、喰らいなさい私の電撃を!!」ビリビリ

美琴から離れた電撃。その電撃は確実に両津を捉えたのだが・・・・・

美琴なんで平気なのよ、気絶する程度とはいえ高圧電流を喰らって。」

両津「島一つ吹き飛ばせる奴を以前倒したことがあるんだよ。お前の電撃なんかいたくもかゆくもない。」

38: VIPに変わりましてNIPERがお送りします 2012/02/11(土) 15:18:35.84 ID:sSJuS2YW0
美琴「ならこれをくらいなさい。」

次に美琴が放ったのは、レールガン。超音速度に達するほどの速度でコインを自身の能力で打ち出す美琴の必殺技だ。

衝撃並みさせ発生させながら放たれたそれは、両津にぶち当たると爆発を派手に引き起こした。それも相当の超高温を発生させていた。

誰もが死んだと思ったそのとき、煙のなかかで何かが動いていた。その何かとは・・・

両津「何しやがるんだ、死ぬかと思ったじゃないか。煙は煙いし。ゴホゴホ」

41: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:12:43.71 ID:UObwfI4s0
両津「気絶してもらうぜ。」

美琴「ヒィ、こないでぇ、化け物ぉ。」

両津「問答無用」

???「待てよ、てめぇ。何してやがる。」

42: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:17:47.78 ID:UObwfI4s0
通行人A「誰だ、アイツ。俺あんな奴知らないんだけど。」

通行人B「多分無力者が正義感でやろうってんだろ。オイ、やめとけ高ランクの能力者だって倒されて。」

???「黙れ、モブキャラどもが!!」

そうツンツン頭の少年は叫ぶ。

美琴「当麻、助けて。あいつレールガンも効かない化け物で!!」

上条「うるさいな、広いんだがなんだか知らないが散々電撃ぶつけてきやがって。」

美琴「そ、そんな・・・・・」

両津「おい、儂が言うのもなんだがさすがにそれはないだろ。」

上条「悪いがあんたが原因なんだよ、こち亀の主人公‘両津勘吉`」

43: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:25:14.74 ID:UObwfI4s0
両津「まさか貴様・・・・」

上条「そう、俺上条当麻がとある魔術の禁書目録でこの作品の頂点だ。」

両津「そんなメタな発言するなよ、一気に雰囲気壊れるじゃないか。」

上条「いいんだよ、本編はギャグ漫画じゃないから俺が主事項とは言えないがこれはクロスだからな。とにかく出てけ、学園都市外に退去しろ。」

両津「貴様、その言い草はなんだ!!」

上条「知ったことか、これはオレが主人公の作品なんだからな。学園都市でいくら人体実験行おうがそれが元で何万人も苦しもうが、所詮それは主人公にオレが目立つためのものなんだからな。それだってのにどうせアレイスターは俺が倒すに決まってるんだから、ほかの作品のキャラに乱入されちゃ困るんだよ。出てけ。」

両津「貴様の言い分はわかった。だが出てはいかんぞ。金がかかってるし、何より貴様のような奴を主人公としてのさばらすわけにはいかんのだから。」

両津「喰らえ、主人公は場合によっては死亡するキック!!」

両津のトビヒザ蹴りが上条の頭部を直撃し頭を押さえ悶絶しながら倒れる上条。

上条「しゅ、主人公の俺が倒されるなんてぇ・・・・・」ガクッ

両津「主人公やってる年季が違うんだ、こちとら。」

44: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:32:44.65 ID:UObwfI4s0
両津「さて、アレイスターを倒さなくてはな。無駄なことをしている暇はない。」

両津は、腰のホルスターから拳銃を抜き取る。日本警察で制式採用されている
ニューナンブという銃だった。

両津「邪魔する奴は撃つ。」

そう叫ぶと半狂乱する通行人たちを押しのけながら疾走した。

45: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:43:10.52 ID:UObwfI4s0
幹部A「ア、アレイスター様大変です。これをご覧ください。」

アレイスター「魔術サイドが攻撃でも仕掛けてきたか。暗部に対処させろ。」

幹部A「とにかくこれを見てください。」

アレイスターの目の前に滞空回線でとったのか学園都市の街並みが広がる。しかし、そこはいつもの街並みではなかった。
ビルの壁に巨大な穴があき、道路のコンクリート壁は綺麗な形ではなくなっていた。

アレイスター「何があったんだ、魔術サイドでもここまで破壊できるのはそうそういないはずだぞ。」

幹部A「それが、あの両津勘吉が侵入しまして。」

アレイスター「両津って、あの両津か。天国の国事件で傭兵倒してマネーロンダーリングの実態解決を結果的に支援したりとか東京都を地盤沈下させたりしたあの両津か。」

幹部A「そうです、あの両津です。」

アレイスター「アンチスキルだ、アンチスキルを出動させろ。暗部じゃ数が少ない、数で圧倒するんだ。」

幹部A「し、しかし相手は現職の警官ですよ。」

アレイスター「明らかに警官の規約違反だろう。不法侵入されたんだ、排除しろ早急に。」

幹部A「はい、ただいま。」


46: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:48:11.46 ID:UObwfI4s0
両津の目の前に大量のバンが泊まる。そこから飛び出してきたのは、フル装備のアンチスキルのメンバー。
目算だが80人はいるだろう。

アンチスキル「そこの男、とまれ。器物損壊容疑で逮捕する」

両津「学園都市のアンチスキルってやつか。そろそろ頃合だな、中川しっかりやってくれよ。
捕まると言われて捕まる奴がどこにいる。儂は捕まらん。」

アンチスキル「かかれ、拘束しろ。」

その声を聞くとアンチスキルのメンバーが群がってくる。だがそれを見ても両津は慌てない。

両津「これでも喰らえ。」



47: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:52:39.18 ID:UObwfI4s0
両津はそういうと何かをアンチスキルに向かって投げた。それが地面に触れるともうもうと煙が
立ち上がる。
アンチスキルA「ウワ、なんだ。毒ガスか、ゲフォ、ゴホ」

アンチスキルB「催涙ガスだ、吸うな、ゴホ、ゴホ」

アンチスキルC「吸うなっていってもな、ゲホ、ゴホ、ゲホ。」

両津「思ったとおりに混乱してやがるな、よしさらに混乱させてやる。」

バンバン

アンチスキルリーダー「ゴホ、ゴホ、撃ってきたぞ、反撃しろ、ゴホ、ゴホ」

アンチスキルD「無、無理ですよぉ、ゴホ、ゴホ。」

48: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 16:56:59.19 ID:UObwfI4s0
が、両津は実際に撃ったわけではない。空砲ではないがそれをめがけて撃っただけだ。
先ほど撃つといったが、あれはあくまで意気込みであって
相手を射殺しようという意図はあまりない。
では何をしたかというと・・・・・・

アンチスキルA「お、お前は両津、ゴホ、ゴホ。」

両津「喰らえ、儂の蹴り。」

そう実際は煙の中催涙ガスを吸わないよう息を止めながら一人ずつ格闘戦で倒していた。


49: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/03(土) 17:02:51.43 ID:UObwfI4s0
煙が晴れた瞬間、そこには両津以外誰もたっておらずアンチスキルは全員が悶絶していた。

両津「そんじゃあな。」

アンチスキルリーダー「こちら、両津に突破された・・・・・・」

その頃・・・・・・

中川「先輩、無茶してるなぁ。」

秋元「両ちゃん、無茶しすぎじゃない。あれじゃいくらなんでもひどすぎよ。」

中川「仕方がないよ、先輩が陽動作戦をしている好きに春ちゃん達を送り込むんだから。
あ、署長さん、準備お願いします。」

浪速署長「任しとき!!いつでも準備万端やでぇ!!」

53: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 14:02:39.63 ID:R6HbTm4c0
中川「プラス君、そっちの準備はどう?」

中川が問いかけたのは、スーパー電子の息子のプラス。小学生だが、天才的な才能を備えている人物で
ゲーム会社の社長もやっている。

プラス「問題ありません、順調です。これも中川さんのおかげです。」

プラスは、中川コンツェルンとスーパー電子の共同開発したコンピューターを使っての
学園都市へのハッキングを行っていた。元々学園都市に匹敵する
コンピューター技術を持っていたのを支援したことで学園都市に通用する
コンピューターシステム完成にこぎつけたのだった。

???「中川君、一人だけ感謝を忘れてはいないかね?」

そういいながらあらわれたのは、いかにもな風情の老紳士。問題もあるがAIの開発など
世界的な天才科学者の江崎コロ助だった。


中川「教授にももちろん感謝していますよ。」

江崎「当然だ、両津の頼みだというのは気に食わないがこの私にかかればこの程度のことなど簡単なのだ。
日本人のモノづくりの才能をなめるな」

54: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 14:07:13.00 ID:R6HbTm4c0
秋元「今度は、日本かぶれになったのね・・・・」

江崎「日本かぶれとはなんだね、生まれてこの方私は日本人だ。
まあそれはともかくこのシステムが開発できたのも私のおかげだ。」

スパーク「待て、確かにあなたの技術は素晴らしい。だが、あなたは変な方向に技術を使おうとしたじゃないか。
われわれスーパー電子のおかげだ。」

江崎「違う、私だ!!」

スパーク「いや、我々だ!!」

プラス「教授もパパもうるさいから静かにしてくれない。」

江崎「これは失敬」

スパーク「確かにそうだ。私も手伝うよ、プラス。
一人の親として許せんからな学園都市は、そんなところにお前を入れようとしていたとは。」

55: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 14:09:52.12 ID:R6HbTm4c0
そのころの両津・・・・・

両津は、アンチスキルへの陽動作戦を続けていた。しかし、さしもの両津も本気を出していないとはいえ
蟻のように群がり出るアンチスキルに追い詰められていた。しかも発砲してくるのだ。

アンチスキルリーダー2「撃て、撃て、撃ちまくれ。仲間の敵を撃つんだ、生きたまま捕まえるなんて考えるな。」

両津「くそ、エニエスロビーの衛兵どもかよ。仕方ない、そちらがその気ならこっちもやらせてもらう。」

57: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 14:15:22.76 ID:R6HbTm4c0
バンバン


アンチスキルE「ウワ、撃ってきたぞ。」

アンチスキルリーダー2「ひるむな、こちらは数が多い。数で圧倒しろ。」

だが、両津の神業的な射撃にはアンチスキルもなかなか近づけない。一人でサブマシンガンの
砲火の嵐にさらされているのに、それを上回る弾幕を張っていた。

ひるんだすきを見逃す両津ではない。応戦しつつ瞬時に接近すると、
相手を気絶させサブマシンガンをフルオートで撃ち放ちながら逃走する。

アンチスキルリーダー2「なんて奴だ、だが絶対に逃がすな。追うんだ。」


58: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/08(木) 14:17:31.75 ID:4e/kM5TL0
中川「アンチスキルの出動を見ると、陽動は必要ないかな。署長さん、出動してください。」

浪花署長「よ~し、通天閣署全員で学園都市へ殴り込みや!!悪党どもを許すでないで!!」

それを合図に通天閣署のヘリが飛び立つ。目指すは、学園都市。

59: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/08(木) 14:23:43.14 ID:4e/kM5TL0
ある研究所の屋上では、二人の研究員が語らっていた。

研究員A「いやあ、学園都市に侵入者でたらしいよ。」

研究員B「ハハ、そいつバカだな。学園都市にかなうわけないっての。ま、死体はサイボーグ技術のサンプルにでも使うか。」

まともな研究員に見えて実際は、ナチスドイツと同じ狂気の科学者たちだ。ナチスドイツと比べて治外法権である分、
それよりたちが悪いかもしれない。
だが、それも今日までだった。
ブォォォ、ブォォ
ヘリのローターの回転音がどこからともなく聞こえてくる。近くを飛んでるようだった。

研究員B「うるさいなあ、A。A、おい、どうした。」

研究員A「上だ、上見ろ。押しつぶされるぞ。」

上を見ると、その言葉通り頭上にはフグみたいな形のヘリがホバリングし今まさに降りてくる瞬間だった。

研究員AB「ウワァァ、逃げろ~!!」

60: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/08(木) 14:26:55.59 ID:4e/kM5TL0
二人が間一髪避けると、そんな騒ぎを知らずにヘリは降りてくる。面積的にも可能だが、ヘリポートがない屋上に。

研究員B「なんなんだよ、たくっ。おい、どこのどいつだ。危うく押しつぶされるところだったんだぞ。」

研究員A「ここは、ヘリの降りてくるところじゃないんだが。」

御堂「じゃかわしいあ、ボケ。こっちは警察のもんや。」

御堂春を先頭に大阪府警通天閣署のメンバーが次々と降りてくる。

61: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/08(木) 14:33:31.46 ID:4e/kM5TL0
研究員B「警察ぅっ。ここは学園都市、警察権力の介入はできないんですが。」

御堂「アホか、あんたら。学園都市はあくまで日本の都市、今までなかったのはなぁ政府が遠慮してたかや。
それにこれ見い、捜査令状は一応とっとるで。」

そういいながら水戸黄門の印籠のように一枚の紙を突きつける。それは確かに捜査令状だった。

浪速署長「大阪府警通天閣署の者や。ここで違法な人体実験がおこなれるっちゅう情報が寄せられてなぁ、
ちょいと調べさせてもらうで。」

研究員A「いや、それはちょっと。それにここは人体実験なんかやってませんよ。」アセ

研究員B「そうですよ、まだ発表前の情報もありますし。」アセ

御堂「ええかげんにせえ、こっちは捜査令状もとっとるんや。おとなしくやましいことがないんなら調査うけぃ。
それとも何かやましいことでもあるんか。」

浪花所長「かかれ、ちいときついことしてでもいから調べい。」

それを合図に通天閣署の人員は、研究員を押しのけ研究施設の中に押し入っていく。

62: VIPに変わりしましてNIPPERがお送りします 2012/03/08(木) 14:39:56.47 ID:4e/kM5TL0
幹部B「侵入者に続いてまた非常実態が発生しました。」

幹部A「またまずい事態が・・・・・」

アレイスター「次から次へとなんだ。」

幹部B「それが、警察が強制捜査に入りまして。」

幹部A「大阪府警の通天閣署とかいう奴らです。以前国家問題を摘発したこともある連中です。
人体実験に関連した資料のある施設にヘリで乗り込みまして。」

アレイスター「何だと!防空システムは何やってた!」

幹部B「それが非常に申しにくいのですが、ハッキングされて偽物にすり替わっているようでして。
先ほど気づきました。ハッキングを行っている勢力は不明で、解除もできません。」

幹部A「合わせて地対空ミサイルなどの装備も使えません。今きわめて無防備な状態です。」

アレイスター「エエイ、復旧を急げ。アンチスキルは両津の拘束に出払ったから、暗部だ。暗部を出動させろ。
ハウンドドックの木原に出動を伝達するんだ。」

幹部A「捜査令状を持っているので政府が動いているのかと。」

アレイスター「政府、それがどうした。ここは学園都市だ、殺してしまえばあとは言い訳が何とでも立つ。今はさっさと邪魔者を排除しろ。」

幹部AB「「わかりました」」

63: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 17:00:58.98 ID:kGtpPCA+0
通天閣署メンバーにがさ入れを入れられている研究施設。その研究施設の前に黒塗りのバンが止まり、サブマシンガンを抱えた男達が続々と車外へと降り立つ。
アンチスキルとも異なる学園都市暗部組織、ハウンドドックだった。

木原「ハ、まさかウチが警察に捜査されるとはな。周囲を包囲した上で、銃撃を加えつつ内部に突入しろ。」

指揮官である木原の指示に従い、ハウンドドックのメンバーは訓練された動きで迅速に周囲を包囲する。まさに水も漏らさぬ状態だ。

警官A「オイ、何やあれ。鉄砲持ってるで。」

警官B「ほんまや、わてら殺しに来たとちゃうんか。」

御堂「ちょうみしてみい。」

外を覗き込むと、武装した男達が包囲していた。筋肉の付き具合や動き方を見ると完全に訓練された軍隊を思われる。

御堂「学園都市の放った暗殺集団どもや。いいか、東京者、とっくに悪党どもにまけるやないで。」

その言葉に一同が叫び声を上げ、全員が拳銃を抜き出し迎え撃つための準備をする。

64: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 17:09:06.73 ID:kGtpPCA+0

木原「突入しろ、警官どもは皆殺しにして生き残りを出すなよ。」

木原の言葉を合図に、暗部のメンバーは全員が突入しようとする。その時、バンバンバンと銃声が鳴り響いた。
通天閣署のメンバーが、一斉に全員が拳銃を発砲したのだ。拳銃と言えども数十人のも人間が放つ量は機銃とそう変わりはない。
ハウンドドックのメンバーにも動揺が走る。いくら戦闘のプロと言えども人間である以上本能的な恐怖は抑えようがない。
応戦するよりも先に自分のみを守りたいという生存本能がそんなときには理性も何もかもを吹き飛ばし反応してしまうのだ。
だがそれは木原の一喝で終わる。

木原「何やってやがる、こっちはサブマシンガンだぞ。落ち着いてやりゃこっちは連射が上だ。連射しつつ突入しろ。ポリ公ドモを皆殺しにするんだ。」

その言葉に立て直されたメンバー達は猛然とサブマシンガンによる射撃を開始する。もちろん、相手も負けてはいない。
通天閣署のメンバーからも、反撃が行われ一大銃撃戦が展開していた。
だがそれでも・・・・・

御堂「悔しいけど、向こうのほうが連射は上や。このままじゃこっちがきついで。」バンバンバン

浪速署長「心配せんでええ、もうそろそも助っ人が来るはずや。」

65: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 17:27:10.80 ID:kGtpPCA+0
正面入り口に位置するメンバーは木原を先頭に突入しようとし、
他のメンバーもそれぞれの位置から突入しようとする。
だが、その時どこからともなく声が響いてきた。

???「お困りのようだな、大阪通天閣署の諸君!!」

木原「誰だ、てめぇ!」

???「フ、今お教えしよう!!」

???「股間のもっこり伊達じゃない!!」

???「陸に事件おこれば海パン一つでたちどころに解決!!」

???「警視庁特殊刑事課三羽烏のリーダ!!」

その言葉と共に屋上から人影が飛び降りてくる

海パン「警視庁特殊刑事課海パン刑事ただいま参上!!」

その前口上と共に現れたのは、いかにも鍛えたと分かる2m近い大男。それまではいい。
しかし何故かその男は海パン一つでネクタイしかそれ以外には身についていないという変態的なスタイルをしていた。


66: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 17:32:44.09 ID:kGtpPCA+0
御堂「なんやあれ・・・・あんなんがスケットって言ったいどっないなとるんや、両津のアホンダラ!!」

浪速署長「落ち着けや、ハル。あれでも本庁のエリートやそうや。」

御堂「あれがか・・・・」

彼女はあきれ気味にその男の見つめていた。それは暗部の男達も同様だった。

暗部A「・・・・なんだこいつ。」

暗部B「ただの変態だろ・・・・・」

暗部のメンバーも戦闘のプロでありながら決定的な隙になるというのに溢れていた。
だが木原は違う。
(コイツ、いろんな意味でやべぇ。たのしそうだな。)と。
木原は、人を[ピーーー]ことに快楽を感じる人間だ。そして今回のような強敵との戦いを望んでも居る。

67: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 17:40:19.91 ID:kGtpPCA+0

海パン「ぼうっとしているなら容赦なくやらせてもらう。」

海パン刑事が腰の二丁拳銃を突き出すと、素早く木原達目掛けて発砲する。これでも世界ナンバーワンポリス選手権で
射撃で高い成績を収めている。
もちろん武装の解除を狙った攻撃とは言え、回避しようがない。
だがその銃弾を木原が腕で弾き飛ばし、防いだ。
それを見て暗部も思考停止状態から回復し、サブマシンガンをうとうとする。

木原「やめろ、こいつらは俺の獲物だ!!お前らは、俺が戦って好きに内部に突入しろ!
足手まといなんだよ、愚図共。」

海パン「自分の部下をそのように言うとは、そのうち天罰があたるぞ。いや私が逮捕するのだからもう既に当たっているか。」

木原「オイオイ、海パンいっちょの変態さんよ、あんたはつよい。がサブマシンガンを持った相手なんだぜ。
あんた一人でもポリ公共を守れるかな?」

海パン「心配はご無用だ、私は一人できたのではないのだからな。」

69: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/20(火) 17:34:44.69 ID:0/WYF3AX0
???「総員かかれ!!今日は超凶悪犯につき将棋の定石を無視してもかまわん!!」

その掛け声と共に数十人にも及ぶ人間が駆け込んで来る。どこに隠れていたのか知らないが、全員が将棋の
変態的なコスプレをしている集団だった。

木原「なんだありゃ、警察ってのは変態の集団か・・・・・」

???「ばか者、貴様は将棋の良さを知らんらしいな。貴様が指揮官ならば将棋のよさを教えてやろう。」

居飛車「警視庁特殊刑事課・特殊機動将棋隊の名にかけてな!!」

海パン「私の同僚の将棋刑事だ!!まあ見ていたまえ、君の部下など彼らにかかればね!!」

70: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/20(火) 17:41:14.29 ID:0/WYF3AX0
その言葉の通り、縦横無尽の活躍を特殊機動将棋隊は見せていた。前方からの敵に対処すると同時に
将棋コスプレをしたわけの分からない集団に呆然としている間に銃器が役に立たないほど接近され格闘戦で制圧されていた。
銃器を使っての攻撃を行う班に対しても命知らずのように果敢に接近してくる。
何故なら歩は防弾装備は無いが、防弾装備の施された強力な駒を先頭にしているからだ。
そうとはしらないハウンドドッグのメンバーは恐慌に駆られ、冷静な判断など出来なくなるほどに追い詰められていた。

木原「やるじゃねぇか、あんなコスプレの割りにはな!!」

居飛車「コスプレというなコスプレと!!我々は警視庁最強の機動隊だぁ!!」

そう叫ぶ彼は、戦闘には参加せず飛車や金といった駒で周囲を護られは慣れた場所に立っている。それに向けて木原は、
容赦ない発砲行う。

バキュバギュ

居飛車「ひぃぃっ!皆のもの、後は任せた!指揮官が負けては将棋でも何でも負けだ!後はお前らの判断で戦ってくれ!!」

そのまま居飛車は逃げていく。

「将棋刑事、どこにいく!!まあ、戦闘能力が低いから別にかまわないが・・・・これだけではない、来い月光刑事!」

74: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月) 16:06:42.75 ID:UsSr31iw0
バンバンバン  

地上にいる暗部のメンバー目掛けて機銃が放たれる。精密に味方に損害を与えないようにしながら、銃撃する至難の業を崩していた。
上空には、旧大日本帝国軍が運用していた大型戦闘機月光の姿が。今は地上へ向けて機種を傾けながら航空支援を
行っていた。


75: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月) 16:15:47.94 ID:UsSr31iw0
木原「警察が軍用機を運用するとはなぁ!!中々の装備じゃねぇか、さてとそろそろあんたとやろうじゃねいか。」

海パン「こちらも望むところだ!!だが、少し待て!!」

その瞬間、木原数大は人生史上最大の嫌な予感に襲われながら素早く前蹴りを相手へ向けて繰り出した。
絶対に相手のペースに載せられてはならないと第六感が告げていた。
その蹴りは、プロの格闘家でさえ精精時速数百キロしか出せないがそれを軽く超えながら海パン刑事へ向けて迫る。
それを海パン刑事は見切り回避する。
前蹴りは外れたが、素早く木原は体勢を立て直すと相手に向けて接近しながら素早く拳を放つ。
それに海パン刑事も応戦し、フェイントをそれぞれ行いながら高度な格闘戦を捕らえられないほどの速度で二人は行う。

海パン「私は、全裸にならないと格闘戦をしないというのに!!」

戦いながら海パン刑事は衝撃的な発言をした。

木原「お前は変態かぁ、露出狂かよ!!お前を無視して攻撃してよかったぜ!!」

海パン「何を言う、私は裸こそ男の戦闘スタイルだと思っているんだ!!それに私は隠し事が嫌いで、
服を着るのも嫌だ!!」

木原「ただの変態じゃねぇか!!」

罵詈雑言を浴びせながら二人は戦いを続ける。その時、凄まじい振動が辺りを襲った。
地震かと思ったが、それではないようだ。
まさかと思った海パン刑事は、そのまま戦っていた場所からジャンプしながら離れる。
嫌な予感を感じた木原も離れようとしたのだが・・・・・

76: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月) 16:22:07.70 ID:UsSr31iw0
木原「ギャアアアア!!タマがぁ、イテェ!!」

木原が飛び上がろうとした瞬間、木原の股間は金属の直撃を受けた。地中からいきなり潜望鏡のような物体が、
コンクリートを破壊しながら突然出てきたのだ。
哀れ、木原は男の急所を直撃し数メートル飛んで死んだかのように気絶してしまった。

海パン「やはり、ドルフィン刑事か!!」

木原を吹き飛ばした元凶とは、潜水艦だった。小型の潜水艦でどうやってきたのか知らないが、
地中を移動してここまで来たのだ。
警視庁特殊刑事課のドルフィン刑事だ。

ドルフィン「警視庁特殊刑事課ドルフィン刑事、ただいま参上!海の事件ならわしに任せろ!!」

ドルフィン刑事が独特のスタイルで出てくる。

海パン「ドルフォン刑事、君も来たのか。早速だが君にも参加してもらおう。」

ドルフィン刑事は戦いの模様を眼にする。サブマシンガンや拳銃を使った大規模な撃ちあいや格闘戦が展開されていた。

ドルフィン「わしは、ドルフィンちゃんを使って戦う主義だ。悪いが帰らせてもらう。」

そう叫ぶと慌てて潜水艦の中に逃げ込むと、この場を離れていった。

77: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/06(金) 16:27:58.65 ID:EZNW4imj0
浪速署長「どや、ハル。スケットとして十分役立ってるやろ。」

御堂「署長ハン、そこは東京者やるなやろ。ウチらも負けてられへんで、全軍突撃や。正面戦で敵を倒しにいこか。」

警官「「「おおおぉぉぉ、御堂春につづけや。東京者にええとことられてたまるかぁ。」」

御堂春を先頭に大阪府警通天閣署のメンバーは続いていく。

暗部C「くそ、警官共まできやがった。何が警官だから楽だだ。」

暗部D「無駄口たたくなら撃ちまくれ。」

これに暗部も奮戦する。だが勝敗は・・・・・・・

78: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/06(金) 16:31:45.90 ID:EZNW4imj0
アレイスター「幹部Aか、それで敵を倒したんだな。警官共相手に暗部がまけるはずが・・・・」

幹部A「いや、それがその・・・・・・・・警官に暗部が拘束されまして。」

アレイスター「エイプリルフールはとっくに過ぎてるぞ、笑えない冗談を言うな。」

幹部A「冗談ではありません、本当です。」

アレイスター「そんな馬鹿なことが・・・・・・・・・」

幹部C「あなたも私も学園都市もこれでお終いですね。アレイスターさん。」

アレイスター「C、貴様一幹部程度が私をさん付けだと。」

幹部C「殺したければどうぞ、刑務所暮らしは嫌なんで[ピーーー]なら望むところです。それよりこれを見れば、あなたも平然としていられないでしょうね。」

79: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/06(金) 16:44:46.26 ID:EZNW4imj0
Cの顔を映していたホログラフィーが変わり、テレビの顔が映し出された。そこに映っていたのは、N田首相と大量のマスコミだった。
テロップは『緊急記者会見!学園都市をテロリスト指定!!」というテロップだった。

N田首相「・・・・であるからして我々日本政府は、学園都市をテロリストグループと認定します。日本政府は学園都市内の氏名は明かせませんが、内部告発者に従い人体実験を行っているとさせる研究施設をこのような事態に慣れている特例で大阪府警通天閣署並びに対テロなど凶悪犯を前提にしている警視庁特殊刑事課を合同で派遣し捜査しました。
しかし、学園都市は捜査に当たる大阪府警通天閣署と警視庁特殊刑事課を武力で排除しようと部隊を派遣し、サブマシンガンなどを使って排除しようとしました。
事前に内部告発によって寄せられた資料とこの武力排除で信憑性がある都市、非合法人体実験を行っているきけんせいりょくとし、これを武力でもって排除することも辞しません。」

記者A「首相、それは本当なんですか?だとしたら学園都市は強力な戦力を有するために危険なことに。」

N田首相「事実です、現場の大阪府警通天閣署と特殊刑事課から報告が寄せられています。警察並びに自衛隊の総力を持って応戦しテロリストを撃滅することをお約束します。市民の皆さんには、まもなく緊急避難命令が発せられます。」

記者B「それでは、初の自衛隊の治安出動と実弾使用許可になるということですか。戦闘機や戦車の使用も戦力からは使用されることに。」

N田首相「私としても断腸の思いでありますが、日本国内に合法機関を隠れ蓑にした危険な犯罪勢力がある以上は自衛隊の最高指揮官内閣総理大臣として治安出動を命じます。戦闘機や戦車の使用も前提にしていますが、在任米軍の第七艦隊にも協力を要請しているため巡航ミサイルの使用によりそれらの使用を可能な限りなくそうと思っております。」

記者C「それはやりすぎでは?市街地なのですよ。」

N田首相「言っておきますが、世界中の紛争地帯ではありふれたことです。あなたは危険な戦力を備えたテロ集団を放置しろと言うのですか!!私は首相として放置できません!!
記者の皆様方も非難してください。私は防衛省地下の自衛隊の式設備に向かいますので」

80: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/06(金) 16:57:16.86 ID:EZNW4imj0
アレイスター「そんな馬鹿な日本政府が対立するはずが・・・・」

幹部C「これと同じものは学園都市内でも流されてます。アンチスキルなどの志気に影響出てますし、一部では暴動が置きそうな気配も・・・・・」

アレイスター「それより第七艦隊だ、確か横須賀から訓練の名目で東京近郊にいた奴らがいたな。戦闘機部隊を発進して対処と地対空ミサイルで巡航ミサイルの防衛を急がせるんだ。それとあの映像でいったいのはデマだ、日本政府が学園都市の経済力を恐それてやったと弁解するんだ。急げ。」

幹部A「レーダーサイトは全て沈黙されてます、それより両津の入ったときにこんな事態になってるんですから両津を排除すべきでは?戦闘機部隊を発進させますが。」

アレイスター「そうだな、両津の排除にアンチスキルをもっと送り込んで対処しろ。急いで戦闘機部隊を発進させるんだ。」

幹部B「大変です、アレイスター様。巡航ミサイルがこちらの航空基地や資材の製材施設などを中心に撃ち込まれて施設が対処しました。」

アレイスター「なんだと、無事な施設を確認して戦闘機部隊を発進させろ。第7艦隊への対処を急ぐんだ。」

幹部C(無駄なことを、貴様のような無能はもう終わりだ。私もだがな。)

83: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/08(日) 16:35:16.67 ID:bkw+cHgy0
N田首相「もしもし、中川社長ですか?N田です、記者会見をそちらの指示通りに行いました。自衛隊の出動もいつでも可能です。」

中川「そうですか、首相。ご協力感謝します。無理を言ってすいませんでした。」

N田首相「いえいえ中川コンツェルンには逆らえません。それに前々から学園都市は危険勢力と思っておりましたので。
今後ともごひいきにお願いします。」

中川「ええこちらこそよろしくお願いします。」

84: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/08(日) 16:49:00.25 ID:bkw+cHgy0
東京湾近郊には、横須賀から出向した第7艦隊が展開していた。もちろんこれも両津が爆竜大佐と中川を通じて依頼したもので、訓練とは学園都市攻撃の布石である。
旗艦であるニミッツ級原子力空母カールヴィンソンを中心にし、アーレイバーク級巡洋艦やタイコロンデロガ級巡洋艦、そして新鋭のステルス駆逐艦ズムウォルトが二隻参加し兵器としての数・量・質とともにアメリカの力の象徴といえた。

その艦隊から盛んに白い煙が上がり、発射された巡航ミサイルのトマホークが学園都市目がけて発射される。最新の誘導システムを備えた巡航ミサイルは、市街地へ外れることはまずない。
狙いは、学園都市の航空基地や陸上基地、資材の製造施設などだ。そしてまずまずの成果を上げている。
艦隊の上空には、防空のために数十機のF/A18スーパーホーネットが遊弋しカールヴィンソンのカタパルトには発艦待ちの爆撃装備に身を固めたF/A-18スーパーホーネットの部隊が展開し、さらに新鋭の無人ステルス爆撃機ペガサスが発艦待ちしている。
ペガサスは無人の遠隔誘導される爆撃機であり、急遽試作中の部隊を発艦を急がせることになった。



87: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/10(火) 17:30:23.02 ID:w2M41dUJ0
マグダネル「学園都市への攻撃は順調か?」

空母カールヴィンソン艦長のマグダネルがプロに徹した態度で問う。変な形の日本通だったり勤務中に酔っ払って問題行動を取ったことはあるが、一応はアメリカの仕官である。非常時への対応は流石の一言だ。

副艦長「問題ありません、奴ら自慢の防衛システムが日本のハッキングでダウンしてますからね。同盟国であるとは言え、あの異常な科学力を持つ奴らのシステムをダウンするとはこのハッカーはモンスターですよ。敵の施設の損耗率はかなりの損害を与えているでしょう。」

マグダネル「モンスターと言うが、同盟国にそれだけの人間がいるということは我々の利益にもつながるのだよ副艦長。
巡航ミサイルの攻撃と同時に並行して爆撃機部隊の発進を行う。発進はいつでもできるな。私の指示と共に
発進を急がせるんだ。」

レーダー仕官「学園都市方面より高速で飛行してくる機影をキャッチしました。数は四機、学園都市の攻撃隊でしょう。」

副艦長「イージスシステムを持つアーレイバークを中心に各艦に空対空ミサイルを発射させるんだ。対応急げ。
それと防空のF/A-18スーパーほーネットも空対空戦闘を・・・・」

マグダネル「いや、準備を行う必要はあるがそれを行う必要はない。駆逐艦ズムウォルトのジャクソン艦長につなげろ。」

副長「艦長、あれはまだ試作段階の兵器でそれに対空も前提としているとは言え基本的にCIWSと違って対艦・対地攻撃翌用ですよ。」

マグダネル「まともに空戦やミサイルをやったら全滅するリスクが高いぞ。レーダーに捉えられたのだって運がいいからだ。
映画のEM銃なんて目にならない新兵器を使うしかない。言っておくが何十億ドルもする最新鋭ハイテク兵器を使って数で劣る奴らを破壊できなかった挙句に破壊されては意味がない。回線をつなげるんだ。」

88: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/10(火) 17:42:50.86 ID:w2M41dUJ0
ジャクソン「了解、直ちに発射準備を行います。よし新兵器のお披露目といこうじゃないか、試作兵器のアレを対空モードで起動。学園都市の攻撃部隊を慌てさせろ。」

砲撃仕官「了解、アレのお披露目を開始します。対空レーダーとリンク、目標を学園都市攻撃隊をセット。」

砲撃仕官「続いて、アレへの電力供給を開始します。」

命令一下砲撃仕官がズムウォルト級に搭載されている新兵器の発射準備を開始する。その命令と共に艦首にある砲が学園都市攻撃隊の飛来する方角へ向けて向き直る。
そしてこのズムウォルト級の機関が唸りを上げ、莫大な電力をそれへ向けて供給を開始する。
軍事機密となっている量産性と小型化が難しい超伝導技術を用いているとは言え、やはりエンジンからの供給が多大に必要だった。
学園都市第3位の使っているものとは違うのだから。

89: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/10(火) 17:50:59.22 ID:w2M41dUJ0
砲撃仕官「電力の供給を終了、発射準備OKです。艦長よろしいですね。」

ジャクソン「問題ない、現代によみがえったソドムとゴモラの火を放ってやれ。」

砲撃仕官「了解、レールガン発射します。」

砲撃仕官がポチっとボタンを押すと共に艦首に設置された試作兵器のレールガンから莫大な速度で砲弾が発射される。
それも従来の火薬を用いたものとは違う。レールガンとは、強力な電源と二本のレールを用意しそのレールに電力を流すことによって生じる電磁気的な力であるローレンツ力を利用することで発射する兵器のことである。
理論上は光速度までの加速が可能だが、さすがにそこまでは現代の技術ではできない。
それでも超音速度に達するほどの速度で打ち出せるため砲弾の威力・破壊力はぴか一だ。その気になれば超音速巡航している戦闘機部隊を瞬時に壊滅させるほどに。
もっともズムウォルトに搭載されているのは試作機であり、砲身がレールガンの発射に耐えられないから兵器としての実用性はなくあくまでデータとりのためでしかない。
それでも砲弾を打ち出すものとしては最高の威力を誇っている。

90: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/10(火) 18:01:20.71 ID:w2M41dUJ0
ジャクソン艦長の指揮するズムウォルトから一発の砲弾が発射されていく。ただの砲弾ではなく超音速度にも達するほどの速度でだ。
本来なら二番艦のズムウォルトにも搭載される予定だったがそれは実用性のなさから帳消しとなりロケットモーター方式の砲弾を打ち出すタイプとなっている。
一番艦であるジャクソンの艦に配備されたこの世で学園都市を除けば唯一無二の兵器である。

進路上には、学園都市の爆撃機Hsb-02の編隊が展開していた。学園都市の有する大陸破壊も理論上は可能な兵器を搭載可能だが、今回はその装備の使用はなくそれより劣る攻撃装備で亜音速という超音速に劣る速度で第7艦隊へと向かっていた。
だがそれがあだとなった。本来の速度ならばレールガンの速度であるマッハ5の速度を振り切れるだけの速度が可能だが、相手が旧式装備の艦隊となっておりそれだけの速度を出してはいなかった。
一応は市街地の近くと言う配慮もある。
それが仇になった。衝撃波さえ発生させながら、相当の高温を発する状態になっていたレールガンの砲弾は容赦なく一機のHsb-02にぶち当たると同時に周囲に大規模な爆発を発生させながら編隊を飲み込んだ。
後には、何もなかった。

94: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/13(金) 17:13:00.86 ID:PJA3V+dO0
レーダー仕官「学園都市攻撃隊のロストを確認!撃墜されたと思われます!」

レーダー仕官が報告すると同時に小さな歓声が巻き上がる。アメリカは史上最強の戦闘国家として名高いが、それは
実戦で証明されていないだけであって学園都市が上位ではないかとされていた。学園都市のハッキングも
これを持ちかけたグループの有する天才ハッカー少年と技術力が極めて高い企業と技術者の成果でアメリカの成果ではなかった。
しかし、独力で技術的に劣っているとされる自分達が学園都市攻撃隊を撃ち落した喜びから歓声が上がった。

マグダネル「浮かれるな、第2・第3の攻撃隊が来るかもしれないんだ。相手も巡航ミサイル攻撃で施設に損害が出てる今がたたきどころだ。
F/A-18とペガサス爆撃機を発進させ、施設をたたく。」

マグダネルの命令と共に甲板には発艦誘導を行う士官が誘導を開始していた。

ジョディー「GO!GO!」

その中には、米陸軍の実力者の娘・ジョディー・爆竜・カレンの姿も見られ、彼ら彼女らの誘導を受けスーパーほーネットやペガサスが飛び立っていく。

95: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/13(金) 17:22:00.26 ID:PJA3V+dO0
両津「くそぉ、まるでゴキブリだ。」

両津の周囲には、倒しても倒しても現れるゾンビのようにアンチスキルの部隊が展開し、呵責な銃撃を加えていた。学園都市がテロ師弟勢力と言って動揺し戦意を失うものもいたが、非公式とは言え非合法活動を他国に行うようなものもいるアンチスキルが戦闘を上層部に逆らって停止するものはいなかった。

アンチスキルリーダーその2「両津を殺せ、奴は日本のスパイだ!活かしておくと学園都市の平和を脅かす!」

両津「だからぁ、その学園都市が平和の敵なんだって!まったく石頭の奴らだ!」

そう叫びながら両津は球切れを起こすたびにアンチスキルから奪ったサブマシンガンを片手撃ちで放ちながら、それと同時にもう一方の手で警察で正式採用されている拳銃M-60ニューナンブを使って応戦する。

その応戦のさなかに銃声よりもはるかに甲高い音があちらこちらから聞こえてきた。

96: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/13(金) 17:32:47.53 ID:PJA3V+dO0
その音は、ジェットエンジン特有の甲高い音だ。その音に両津を含め全員が上空を見上げると、映画などでよく見るF/A-18E/Fスーパーホーネット戦闘爆撃機やそれとは異なるB-2のようなステルス性を前面にした流線型とは異なるスタイルの軍用機が爆撃を行っていた。
米軍の新鋭無人機ペガサスだ。

カールヴィンソンから出動した爆撃隊である。それらは両津やアンチスキルの見ている目の前で、高速移動しながらそれぞれが目標へ向けて攻撃を開始しようとする。
もう攻撃が始まっているものもあり小さな物体が上空から放たれると共に、爆発が建築物を襲う姿も見受けられた。
爆撃と言ってもレーザー誘導方式で誘導性能が高く、民間人を誤爆すると言ったことはなく高精度で目標の施設を破壊できる性能を有している。
勿論100パーセントではないが、それらが学園都市の製造施設やアンチスキルに関連した軍事施設に向けて搭載している爆弾を全て使い切るまで攻撃を敢行していく。

97: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/21(土) 16:17:09.32 ID:MLVAKIXM0
学園都市の技術が高いといってもすべての施設が窓のないビルのような防御を施されているわけではない。爆撃によって施設の壁が崩れ、、航空機の燃料や爆薬などに引火し連鎖的な大爆発を起こし、火災が施設で巻き起こっていく。

アンチスキルリーダーその2「貴様ぁ、よくも!仲間をこんな目に合わせやがって。殺せ、殺せ!」

指揮官が般若のような殺気だった形相になり、部下のアンチスキルも憎悪に燃えていく。

両津に向けて一斉に発砲しようとしたとき―

98: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/21(土) 16:27:38.60 ID:MLVAKIXM0
ズダダダ―
サブマシンガンの放つ銃声よりはるかに激しい音が上空から聞こえてきた。それと同時に今まで爆撃音が原因で気づかなかったが、ヘリ特有の爆音も聞こえてきた。
2機変体の米軍最強ヘリAH-64Dロングボウ・アパッチと輸送ヘリのCH-47だ。
ロングボウ・アパッチからは機関砲が地上を狙い、ドアを開いたCH-47からも地上支援用の155mm砲から煙が上がってくる。

???「両津、今助けに来た!ここは我々に任せろ!」

両津「爆竜大佐か、サンキューだぜ!」

アンチスキルリーダーその2「米軍か、駆動鎧がないうえに対空火器がないととなると・・・・クソ最悪だ。」

爆竜「在日米軍の爆竜だ!学園都市のアンチスキル部隊に告げる、学園都市にはテロリスト指定がなされた!おそらく上層部の暴走なんだろうが、これ以上抵抗するなら容赦なく殲滅する!」

アンチスキルリーダーその2「だれが、従うか!こっちは世界最新装備のアンチスキルで、学園都市を守る義務があるんだ!最後の一兵になっても戦ってやる。」

爆竜「喝!ふざけるな、指揮官の安いプライドで部下を無駄死にさせるきかぁ!その上、学園都市を守る義務があるといっているが、極秘に人体実験をやってるような奴らを守る価値があるのか!!!ふざけるな!」

その気になればトラをも怯えさせる気迫の持ち主で両津と対等に渡り合えるだけあってアンチスキルのメンバーの中に武装を放棄するような人間をただ一言で作り出していた。



99: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/21(土) 16:32:38.07 ID:MLVAKIXM0
爆竜「両津、ここは儂らに任せろ。我々アメリカ陸軍相手に通常装備のアンチスキル程度が勝てると思うな!」

両津「爆竜大佐、頼んだぜ。そんじゃあな。」

アンチスキルリーダーその2「待てっ」

だが、それをロングボウ・アパッチの機関砲が止めCH-47がそのまま横面になりながら地上へと降下してくる。

アンチスキルリーダーその2「まずは在日米陸軍の対処だ。能力者相手の戦いを経験した俺たちが雑魚じゃないと知らせてやる。」


100: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/21(土) 16:45:23.07 ID:MLVAKIXM0
そのころ、両津に頼まれたほかの援軍たちも学園都市内で活動を開始していた。

アンチスキルE「くそ、なんだこいつは!」

アンチスキルF「銃弾の中を突っ込んでくるだと!」

本田「オラオラ、どきやがれ。どかねぇと引き[ピーーー]ぞ!両津の旦那の頼みなんだからなぁ!」

バイクに乗って走りや状態になった二重人格男、本田が白バイを巧みに操りながらアンチスキル相手に無双していた。
駆動鎧を装備していないため、苦戦どころか銃弾さえも恐れない本田が断然有利だ。
が、本田をも超える脅威が迫っていた。

本田「ン、なんだこの影は!ウォ、やばい!」

自分に重なった巨大な影をバックミラーで確認した本田は慌てて車線を変えていく。

アンチスキルE「戦闘機だ!それもP-51ムスタングだ!」

ムスタングといっても空を飛んでいるわけではない。遊園地のおもちゃのようにムスタングを台車に固定し、
それをホイールを使って動かすというばかばかしい仕組みだ。
それでもバイクなどはなしにならない脅威のため、アンチスキルは逃げ惑っていくY。

ムスタング「バイクなどに儂の愛車は負けはせん。それ、機銃を食らいな。」

操縦席に収まった特殊刑事課のムスタング刑事は銃撃をアンチスキル目がけて放っていく。


101: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/21(土) 16:51:23.95 ID:MLVAKIXM0
本田「あのやろぉ、見てろよ!」

ムスタング「ん、なんか荷台がうるさいな。ってバイクが走ってる。こっちにくる。」

ムスタング刑事の言葉通り、本田がムスタングのボディーに飛び乗りムスタングの上を走りながらコックピットへつかづいていた。

本田「安心しな、コックピットを壊しはしねえよ。」

そのまま本田はムスタングをジャンプ台のように使いながらアンチスキルの上へと降りていく。

ムスタング「ちょこざいな。」


102: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/24(火) 17:45:32.67 ID:2Y9VCbVp0
ボルボ「喰らえ!」

左近寺「でああああ!」

アンチスキルG「くそ、俺達がこんな奴らに。」

アンチスキルH「俺達は世界最強のアンチスキルなんだぞ。」

拳銃にアサルトライフル、手りゅう弾とフル装備のボルボが援護しながら左近寺が格闘戦でアンチスキルを圧倒していた。


103: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/24(火) 17:51:12.01 ID:2Y9VCbVp0
マリア「これも両様の頼みですわ!」

元男で花山の魔法によって女となったマリアだが、その周囲には死屍累々と大量のアンチスキルの体が転がっていた。
中には、コンクリート壁や道路に頭から突っ込んでいるものもいる。
筋力が両津を除けば金属さえ破壊できる最高クラスの持ち主なのだ。

マリア父「さすがは植木流ホンダラ拳総裁のわしのこどもだ。どれ、わしも負けてられんな。」

マリア父「ホンダラ拳997の奥義の一つ!ゴキの拳!」

その声と共にマリアの父から、何か黒い塊が複数放たれる。

アンチスキルI「ぎゃあああ、ごきぶりだぁ!」

アンチスキルJ「顔のうえにぃぃぃ」

アンチスキルI「いや、よく見たらおもちゃじゃないか。ぐえっ。」

オモチャと気づいたが、時すでに遅し。その隙にマリア父の蹴りと拳がアンチスキル目掛けて放たれ、なすすべもなく倒れていた。

マリア父「軍人的な職業が油断するとは何事か!わしが鍛えなおしてやる。」

104: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/04/24(火) 17:57:20.83 ID:2Y9VCbVp0
美少女「あなた達、あなた達もホントは悪い人じゃないんでしょ。さあ、おとなしく反省して捕まりなさい。」

そういっているのは、バレリーナの格好をしているが足や胸に毛がぼうぼうに生えたキモ男。これでも刑事で、警視庁特殊刑事課の美少女刑事だ。

だがそんな呼びかけに応じるわけもなく、アンチスキル部隊からは外見もあいまって激しい銃撃が帰ってくる。

美少女「ムウ、よくもやったな。魔法少女へ変身してお仕置きしてやる。」

ボンっという音共に煙が現れ、その煙が晴れるとそこにはまどかマ○カ風の今時魔法少女の格好をし、
ますます気持ちわ来るなった美少女刑事の姿が。

美少女「魔法の杖でお仕置きよ。」

そういいながら銃撃の中を駆け出すが、明らかにそれは斧。しかも神剣だ。

アンチスキルK「こっちにくる。うわわわ、来るな。このオカマやろうが。

美少女「誰がオカマだ。尾錠所漫画好きが講じてこうなっただけだ。せめてオタクといえええ。お仕置きだ、魔法の杖を喰らえ。」

アンチスキルK「どうみても斧じゃないかああ!」


105: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/02(水) 17:38:29.68 ID:xc0iqKhv0
学園都市内では、両津の要請に来たメンバーによって獅子奮迅の活躍が成されていた。だが、
その努力が水の泡に帰すことになるかもしれない事態が起ころうとしていた。
学園都市のアンチスキル相手に彼らが張り合えるのも、対人戦ではそこまで
絶大的な差がないからだ。

その巡航ミサイルによる攻撃と爆撃から生き残れた施設では、違っていた。全員が学園都市製のパワードスーツ
HsPS-15に身を包み完全な臨戦態勢を取っていた。

アンチスキルリーダーその3「いいか、アレイスター理事長からは両津を優先的に狙うように着ている。だが、
我々はこの命令に反し自衛隊部隊と在日米陸軍の攻撃に備える。そのために学園都市内で
装備で劣るほかの部隊が苦戦している侵入者を排除した後に体制を整えるまでの時間を稼ぐ。いいな、命令無視の責任は
俺が取る。俺の指示に従え。」

アンチスキル一同「「「「オオオオ―っ!」」」」

その場に整列していたアンチスキルのメンバー全員が一様に歓声を上げる。指揮官との間に訓練で実に付けられた信頼
関係は、半端な物ではない。
そのまま彼らは、格納施設から外に出て行ったのだが・・・・・・・
そこには最悪のジョーカーが待ち受けていた。

106: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/02(水) 17:43:07.72 ID:xc0iqKhv0

日暮「ふああああっ。まったく今年起きたら凶悪犯じゃなく、銃で武装した奴らを倒せだって。両さんも無茶言ってくれるよ。」

格納施設の目の前には、警官らしい男が待ち構えていた。警官だが、制服はよれよれでだらしなくいかにも覇気がない。
新葛飾署所属の四年に一度しかおきない、とんでも警官の日暮熟睡男だ。

アンチスキルリーダーその3「警官だが、構わん撃て!」

その命令一下、秒間数百発を超える銃弾が放たれた。銃弾というよりも砲弾といったほうがいいかもしれない、
対戦車破壊を前提にしているのだから。


日暮はそのまま戦車破壊を前提にした砲弾の直撃を受け、木っ端微塵に―ならなかった。
数百発もある砲弾は、全て空中で見えない手に包まれたかのように止まり、
地面へとことごとく落とされていた。

107: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/02(水) 17:49:15.69 ID:xc0iqKhv0

(テレキネシスだと。原石か何かの能力者が学園都市外にいたとでも言うのか。)

こんな不可解な事態を見たら、誰もが混乱するだろうが、ここは学園都市。常識を外れた超能力という
異能の力を解析する場所。こんなものは、学園都市内に溢れるテレキネシスの能力者であれば不可能ではない。

これは、厄介な事態だ。テレキネシスであるならば砲弾を跳ね返し、こちら側を自分の発射した砲弾で死ぬという間抜けな結果に
なりかねないのだ。
だが、これを使う以外ない。

アンチスキルリーダーその3「相手の能力はテレキネシスだ、だがだからといって砲弾を全て跳ね返せるわけではない。
連続して砲弾を放てば、能力の限界やテレキネシスの脆い部分を突破できないはずがない。
こちらの装甲を考えれば、多少当たっても問題はない。分散しながら発砲するんだ。」

流石は、学園都市内で治安維持に当たっていただけの事はある。素早く対応策を考える彼は、
指揮官として一流といわねばならない。しかし、その努力も無駄な努力だ。
日暮は、学園都市内で言うならばレベル5なのだから。

108: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/04(金) 15:58:57.23 ID:Zxj0lL9u0
日暮は、サイコキネシスを相手へ向けて放つ。両津に怒って超高層ビルを破壊したような破壊力のあるものではない。
それでもパワードスーツにとっては致命的なものだ。

アンチスキルリーダーその3「なんだと、関節部の破壊によって移動が不可能!ふざけるな!」

日暮が破壊したのは、関節部。二足歩行が可能なパワードスーツということは、それさえ潰せば歩行は止められる。
それを精密な操作で日暮が潰したのだ。


109: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/04(金) 16:01:26.16 ID:Zxj0lL9u0
アンチスキルリーダーその3「だが、まだこちらには砲弾が・・・・・」

一斉にアンチスキルが砲弾を放とうとする。だが、それは起きなかった。
砲弾の発射口がひしゃげ、砲弾を発射することができないでいた。
全てのパワードスーツは、日暮によって破壊されていた。

日暮「ここはこれでよし、ほかのパワードスーツ持ってるところに行かないと。」

未来予知とテレポートの併用で日暮は、ほかのパワードスーツを持っているところに向かって
消えていった。

111: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/06(日) 10:08:41.16 ID:LaIqBMEy0
屯田「いいか、相手はただの日本政府の命令にも従おうとしない私兵集団だ。新葛飾署のみならず、ほかの署の人間も気を緩めずに鎮圧にあたるように。銃器使用も許可する。

警官一同「「「「おおおおっ、テロリスト共は鎮圧するだけだ。」」」」

屯田「よし、総員突入だ」

その言葉とともに防弾チョッキを身にまとい、拳銃などを手にした数千人の警官が一斉に学園都市へ突入していく。
目的はアンチスキルの鎮圧それ以外にない。

部長「両津のばかがこんなことを計画していたとは、私も今日になるまで知りませんでしたよ。署長、私も突入して援護します。」

署長「大原君はここに残って指揮してほしんだが。」

部長「いえ、私も突入します。何両津のばかを相手取った実力を見せてやりますよ。」


112: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/06(日) 10:20:13.73 ID:LaIqBMEy0
部長「なんだ、この三人は。おい、大丈夫か。」

部長が気付いたのは、かなり前に両津に倒されたとあるレギュラー一同。

上条「う~ん、俺は確か両津に殴られて・・・・・あああ、学園都市が大変なことになってる。
くそ、主人公の俺が格好良く事態解決することになってたのに。正直クローンがいくら
殺されようがよかったのにぃ。」

御坂「悪かったわね、あんた。クローンがいくら殺されようがあんたには関係ないわよね。
一遍私の電撃を気絶するぐらい味わいなさい。」

上条「ぎゃああ、右手のないところを根雨なあああ、ひぎゃあああ。」バチバチ

御坂「ふふ、今はどういった状況か知らないけど学園都市がかなりまずいのは確か見たいね。
ハハハ、こいつも屑野郎だったし、屑野郎どもを皆殺しにしてやろうじゃないの。」


113: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/06(日) 10:28:39.38 ID:LaIqBMEy0
部長「この馬鹿者のがあああ!」

御坂「私をばかですって!」

部長「何があったのかは知らん!学園都市の人体実験に巻き込まれていたのかもしれん!」

部長「だが、怒りにおぼれ我を忘れるとは何事だ!」

部長「それでは、お前もただの殺人者だ。学園都市で人体実験を行っている人間と同じ穴のムジナになってしまう!」

部長「それでも、やるというなら私が相手だ。」

そういいながら、部長は市内を構える。

御坂「わかったわ、確かにあなたの言うとおりね。でも私を攻めて現地協力者か何かにしてくれない。
学園都市に無理やり人体実験を私のクローンを使ってやらされたことがあって。」

部長「本来なら問題だが、今は人手が足りないからだ。高ランクの能力者なら歓迎だ。ついてこい。」

部長と美琴はその場を立ち去った。再度気絶した上条と黒子を残して。

114: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/07(月) 17:02:45.23 ID:67jnmZ660
幹部A「まずいです、アレイスター様。学園都市内に警官が大量に出てきたりと混戦状態です。その上未確認ですが、
レベル5の原石の能力者がいたりとかなりまずい状態です。」

アレイスター「慌てることはない、レベル5の一方通行、垣根、麦野の三人を両津殺しに向かわせろ。両津を殺した上で、あの三人なら自衛隊や米軍相手に勝てる。」

幹部A「しかし、空爆されたりそもそも数で押されたらレベル5でも限度があるのでは?」

アレイスター「こちらを制圧するのに時間が掛かるとなれば、諦めるさ。独裁国家で結構、学園都市の独立さえ保てればそれでいい。」

幹部A「分かりました、レベル5を向かわせます。お好きにしてください。」

アレイスター「たとえ独裁国家と批判されようが、こっちの技術目当てで味方する奴らも多いはずだ。
出なかったら輸出していない独裁国にでも給与して味方につければいいのさ。フン、学園都市が負けるはずがない。」

アレイスター「念のため、奴も出しておくか。こんなときのための御坂ネットワークだ。」


115: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/12(土) 09:10:59.59 ID:jOTlGWVn0
両津「何だお前らは!」

アレイスターの住居、窓のないビル目掛けて快進撃を続けていた両津の目の前には、
謎の三人組が現れた。

垣根「一般人にはできる限り、手を出したくないがこれも上からの命令でな。悪く思うな、死んでくれ。」

麦野「無能力者風情は死になあああ!」

一方通行「・・・・死にやがれぇ!」

両津の目の前に現れたのは、学園都市最強のレベル5の三人組である。
そして向上を述べながら、麦野の電子崩しや垣根の未元物質、一方通行のプラズマが両津目掛けて
放たれ、両津の体に容赦なく命中した。


116: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/12(土) 09:14:04.81 ID:jOTlGWVn0
一方通行「これで終わったか、一般人を[ピーーー]なんて俺はやりたくないんだがな。」

両津「待てえええ、勝手にわしを[ピーーー]なああああ!」

麦野「何で生きてるのよ、化け物かコイツ!」

両津「わしは、その気になれば惑星を破壊し都市を一撃で破壊できるフリーザさえ恐れさせた男だぞ!お前ら
程度の攻撃なんてレベル5だなんていってるが、都市を一撃で破壊できもしないやつらに負けるか!
それにだ、閻魔大王も天国もわしを死なせて受け入れさせたくないから当分死なん!」

一方通行「くそ、とにかくコイツにもう一度攻撃して・・・・・」

両津「待て話がある。」

117: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/12(土) 09:18:35.86 ID:jOTlGWVn0
両津「いくらほしい。学園都市を裏切ったら、金をやろう。」

一方通行「学園都市を気に入れねえ野は、本当だが裏切るわけがねえだろう。」

両津「わしの知り合いにな、年商数兆円の中川グループの社長がいるんだ。もし裏切ったら、
数千億円あげてもいいし、なんならお前らを犯罪者として見逃してやってもいいぞ。」

両津「そもそも学園都市なんてところにつかえるよりも、わしに協力して
学園都市を叩き潰したほうがはるかにいいだろ。」

麦野「よし、乗った。私は金さえ手に入ればいい!」

垣根「俺は、学園都市の人体実験反対派だからな協力してもいいぜ。」

一方通行「!!お前らああ!!」

麦野「あんたも裏切っちゃえば、学園都市に使えてもいいことなんて何もないわよ。」

垣根「裏切れば平和な正確を遅れるはずだ。」

一方通行「誰が裏切るか!」

118: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/12(土) 09:23:30.99 ID:jOTlGWVn0
一方通行「学園都市は気に入らないが、学園都市がなくなると困るんだよ!俺は、クローン実験で作られた打ち止めを守りたい!
もし、クローンを含めてそういった実験が行われたってバれたらクローンであるために迫害されるかもしれねえだろうが!俺は、絶対に裏切らない!」

両津「そのこのためにも公開すればいいだろう。今のままだったら、また実験の餌食になるかもしれないだろ。だったら裏切れ!」

一方通行「誰が裏切るか、お前なんかに従うか。」

両津「交渉決裂か、仕方ない。いくぞ。」

そのまま両津は、一方通行目掛けて詰め寄る。

一方通行「ばかが、俺のベクトル反射に効くわけが、ぶおおおっ」

だがベクトル反射を突き破り、一方通行をそのまま打撃で昏倒させる。

119: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/12(土) 09:24:44.32 ID:jOTlGWVn0
麦野「な、一方通行を!」

垣根「俺の未元物質でもない限り敗れないはずじゃ・・・・」

両津「簡単なことだ、こいつの能力がベクトル反射って資料に思い出してな。ベクトルを反射するなら直前に引けば、ベクトルを反射してダメージを与えられるのさ。」」


123: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/21(月) 17:05:21.26 ID:S0OiX+e50
???「やれやれ、学園都市のレベル5を倒すとはね。最も、残りの二人は戦いもせずに裏切ったのだからそちらも殺さないといけないかな。」

両津「誰だ。」

その声のする方へ向くと、そこには白い装束をまとった金髪の
女性らしい存在がいた。

???「フム、エイワスといっておこう。天国警察のゴマすり男に逮捕を依頼されたんだから、知っているだろう。」

両津「貴様がエイワスか、観念しろい。」


麦野「こいつ誰だよ、ああ。人が話してる時に話を邪魔するなってお母さんに襲わらなかったか。」

そういいながら麦野が原始崩しを放つ。トリガーハッピーでサディスト的なところもあり、
好戦的な彼女らしい。

エイワス「むだなことを。」

麦野「直撃を食らって平気だと、そんなばかな。」

垣根「化け物かよ、こいつ。」


124: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/21(月) 17:09:46.93 ID:S0OiX+e50
エイワス「一応、君たちの概念的に言っておけば神という存在かな。ああ、神がいないと馬鹿にしているようだが
神という存在はいるよ。ただし、人間の創造するようなものでなく神が人間より強い
能力を持ってるのは事実でも、実際は階級制度もあるし神が生物や地上を作り出したのは本当でも
限界があるけどね。そもそも惑星レベルの神であって宇宙レベルの神は、最高神を初めほんの一握りさ。」

垣根「その神が何の用だ。」

エイワス「アレイスターのばかに呼び出されてね。両津勘吉を邪魔だから倒してくれって。何せ学園都市を彼の目的を利用して目的達成のために作ったからね。人体実験も行わせるのも裏でアレイスターを操って僕が行わせていたのさ。」

垣根「てめえ、それでも神のやることか。何の目的のために汚い人体実験なんてやりやがった。」


125: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/21(月) 17:13:48.93 ID:S0OiX+e50
エイワス「神といっても階級制度はあるし、法律だってある。人間でいうなら中央省庁的なものもあるし、
地上管理は上位の神は人間の力を使わないと介入できないから下位の神による存在が警察としてやってるんだけどね。
まあしいていうなら、地上支配さ。アレイスターのプランを体現すれば地上世界で厄介な魔術サイドとかいう奴らの能力を排除できるし、神の介入も難しくなる。
アレイスターのプランが実行されても、防御手段を事前に開発しておいたから地上において絶大的な支配を行うことも可能だよ。無能で不敗化した強大な力を持つだけの神といえ打倒するのは困難だからね、地上で新しい支配を行い理想を体現させてもらう。」

垣根「ふざけんなああああ、そのために人体実験なんて行いやがってええええ。」

麦野「私の所詮は暗部の屑よ、人を殺して生きてきた最低の屑。でもね、あんたは一遍死んだほうがいいわ。おっちねえええ。」

両津「待て、やめろおおおお。」


126: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/21(月) 17:22:25.39 ID:S0OiX+e50
両津の叫びもむなしく、その時には垣根と麦野の攻撃がエイワスに殺到していた。麦野の攻撃は、
両津を襲った時よりも先ほど放たれたより無直視できないほどの光量で、垣根も容赦なく未元物質を放つ。

垣根「また無傷だと、ぎゃああ」

麦野「そ、そんなあ、くきゃああああ。

エイワス「他愛もないな、所詮は人間の力。神の力には勝てはしない。」

両津「二人とも大丈夫か。」

エイワス「なあに、殺しはしてないよ。学園都市のレベル5を倒したとなったら、
地上支配には効果的な恐怖を呼び起こせる。だからころしてないよ、そうだな女のほうは
無理やり女性にとって最も屈辱的な手段を味わせてやって、男のほうは馬としていきてもらおうかな。」

両津「この野郎、貴様みたいなやつは絶対に許さん。」

エイワス「買収された奴に言われたくないね。」

両津「確かに買収されたのは事実だ、それに経済事件を引き起こすのもな。
だが、それでもわしは警官だ。人々の安全を守るのが任務なんだよ。
お前は確実に花山に引き渡す。」


127: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/24(木) 16:54:06.11 ID:7gWck42J0
エイワス「やれるものならやってみなよ。」

そういいながらエイワスは飛翔する。そして飛翔しながら大量の光弾を連射しながら攻撃してくる。

両津「そんなものが効くか。」

それを両津が素早く回避し、当たっても平然としている。連続して放たれる攻撃を回避するさまは優位に映るだろう。

129: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/30(水) 17:53:09.57 ID:BN95i5Dv0
エイワス「何、フリーザだって。」

両津が叫ぶと両津の隣に何かが現れる。それは、白いトカゲのような
姿をしていた。

エイワス「フリーザがなんでここに。現代の界王神だって恐れてるやつじゃないか」

フリーザ「両津さん、どうしました。」

両津「あのくそ生意気な奴を倒せ、フリーザ。それを倒したら褒めてやる。」

フリーザ「分かりましたよ、両津さん。あなたに逆らったら孫悟空
以上に危険だということがわかりましたので、あなたの言うことを聞き
犯罪からも足を洗いました。怒らすと怖いので、倒させてもらいます。」

エイワス「ええい、フリーザが何だ。私が地上を支配する絶対の神になるんだあああ。」

フリーザ「両津さんがいる限りそれはありませんね、大体そんな気の力で勝てるわけがないでしょう。」


130: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/05/30(水) 18:04:44.20 ID:BN95i5Dv0
エイワス「気の力じゃなくて我々神が使うのは、魔術だ。くらええええ!」

両津「うぉっ、なんだあの光球は!下手したら都市の一つや二つぶっ飛ぶんじゃないのか!」

フリーザ「慌てることはありませんよ、両津さん。特大デスボール!」

エイワス「な、そんな神の魔術を相[ピーーー]るだと。そんなばかなああああ」

両津「殺したのか。」

フリーザ「いえ、どうも拘束すべきようだったので殺してはいませんよ。ホラ、あそこに。」

両津「よ~し、確保だ。花山に引き渡すまで抵抗されないよう一緒にいろよ。」

フリーザ「ええ、お任せを。」


両津「しかし、危なかった。一瞬、全ジャンプの中で戦闘能力のあるキャラを
先輩キャラであるのを盾に呼び出すことだった。終わったのも
先輩権限で強制に。」

フリーザ「ってなにやろうとしてるんですか。」

両津「フン、基本正義の味方キャラなら人体実験やってる悪逆非道の
都市を叩き潰すのは当然だろ。当然のことをやってもらうだけだ。」

131: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:32:07.26 ID:QNl8L6AY0
両津「さて、ここがアレイスターの本拠地の窓のないビルか。」

フリーザ「私が壊して入り口を作りましょうか?」

両津「いや、わしがやるぞ。」

フンヌと掛け声をかけながら、両津は一発の拳を放つ。その拳だけで
核シェルター以上の防御を誇っている窓のないビルの外壁は壊れていく。

両津「アレイスター、どこだ。でてこい~。」

フリーザ「アレイスターさん、無駄な抵抗は止めてください。宇宙元最強の私と
現宇宙最強の両津さんがいるのですから。」


132: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:40:10.43 ID:QNl8L6AY0
その頃、アレイスターは一人逃げ惑っていた。両津がレベル5を手玉につけ、一方通行を倒し、
さらにエイワスの攻撃にも耐え何故かフリーザを刺激する現実から生命維持装置を抜け出し、
逃げ惑っていたのだ。

(くそ、反則じゃないか。フリーザって惑星破壊できる化け物だろ。次元干渉系統の能力でもない限りは
負けるぞ。大体魔術は能力行使するのに事前に準備とか必要だから
週刊誌みたいな一機に能力を連続して行使できる奴相手に不利なのに。)

涙目で逃避を続ける姿を魔術サイドの人間が見たら、一瞬で英雄像は崩壊するだろう。

(でも、航空機を使って脱出すれば流石におってこれないさ。アメリカ軍や自衛隊の航空機が
生き残ったこっちの航空機と熾烈なドッグファイトを続けてるけど、脱出速度なら世界最速だしね。)

だが、そのとき嫌な声が聞こえてきた。野生的な風味のだみ声だ。

両津「アレイスターは、こっちだな。わけの分からん液体をぽとぽとこぼして移動しやがって馬鹿じゃないのか。」

フリーザ「天才っていってるだけの馬鹿な間抜けじゃないですか。こんなミスを犯すなんて。」


134: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:42:11.85 ID:QNl8L6AY0
アレイスター「しまった、なんて馬鹿なことを。」

両津「お、声がしたぞ。急げ、近くにいるぞ。」

フリーザ「逃がしませんよ。」

アレイスター「ひぃぃぃ、たすけてぇぇぇ。もう私のプランは諦めるからああ。」

両津「お前がアレイスターか、観念しろ、天国警察の花山に引き渡す。その前に
学園都市のアンチスキルに無条件降伏を出させてもらうがな。」

アレイスター「はい、分かりましたぁぁぁぁ。お願いですから手荒なことしないでください。」


135: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:49:11.77 ID:QNl8L6AY0
そのころ、学園都市内では熾烈な戦いがアンチスキルと自衛隊プラス警察プラス在日米軍の連合軍を相手に繰り広げられていた。
アンチスキルは一応は連度が高く、サブマシンガンなどの応戦で警官は勿論緊急展開した陸自や米軍の増援部隊も苦戦を強いられている。
おまけに日暮を使って倒させていたパワードスーツ部隊の生き残りが、日暮でも全て破壊できなかったため自衛隊の90式戦車や新式の10式戦車などの戦車部隊を相手に猛威をふるっていた。

空では、自衛隊のF-15Jイーグル戦闘機と学園都市のHsf-00と空戦を繰り広げている。Hsf-00の速度が最高速度がイーグルを超えるといっても戦闘領域は都市上空。
地上部隊への影響を考えると最高速度は出せず、近距離であるため自衛隊機とレーザーの光線とバルカン砲の弾丸によるドックファイトを行っている。



136: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:53:52.57 ID:QNl8L6AY0
爆竜「両津はまだか、最高指揮官を倒せれば終わるというのに。」

大原「フン、この程度の数両津に比べればたいしたことはない。まあ結構骨が折れるがね。
喰らえ、九頭龍閃」

御坂「悪いけど、死んでもらうわ。テロリスト呼ばわりされて戦うなんて所詮私兵ということね。
レールガン。」


こちらにも腕のたちアンチスキルを圧倒するメンバーは何人かいる。それでも戦闘は組織的なものだ、
組織的に戦えば不利になるのは当然といえた。
その時全学園都市のアンチスキルに向けて命令が下された。

アレイスター「こちらは、学園都市統括理事会最高翌理事長のアレイスターだ。アンチスキルは、直ちに抵抗活動をやめ日本政府に投稿しなさい。日本政府の命令に従うように。」

これによってアンチスキルは全面的に抵抗活動をやめ、投降した。自衛隊と米軍に占領を任せると共に警官は、研究施設へ更なる証拠固めの為に捜査に当たっていた。


137: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 10:57:41.24 ID:QNl8L6AY0
アレイスター「うう、言うこと聞きましたよ。早く刑務所でも何でも送ってください。
魔術サイドの奴らにかぎつけられたら殺されちゃいますうう。」

花山「その心配はない、お前の身柄は天国警察で引き取る。」

両津「おお、花山のじじいか。ほら、アレイスターとエイワスは捕まえたぞ。黄金をくれよ。」

花山「うむ、黄金をやるぞ。ほれ。」

両津「やった、10tはあるんじゃないか。これを売り払って金を手に入れて、それを元手に商売をして
大金持ちになってやる。」

フリーザ「結局金なんですね・・・・・」

両津「アレイスターは悪人だ、それを逮捕するのは警官の義務。もらっておくものはもらっておかないとな。」


138: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 11:02:18.93 ID:QNl8L6AY0
それから数週間後、学園都市内で捜査に当たっていた警察人により人体実験が非合法に行われている証拠が
続々と発見された。人体実験に携わっていた学者は逮捕され、その殆どが死刑あるいは無期懲役となり、ごくまれに情状酌量で刑の減刑が行われたものがいるだけだった。

人体実験に世間は恐怖し、学園都市解体を望む声が多くなった。
最も民意は別として政府は学園都市を日本政府の参加に収め、超能力開発を
自分達の目的の為に行いたいようだがどうなるかは分からない。
学園都市製の兵器は、国際紛争のぼっぱうつをそれが元で起こさないようにするため複数国家の共同管理とし、
公表するのがまずいクローン実験や未成年者の非合法活動部門は中川グループの圧力もあり
公表されずに普通に日常を行えるようになった。
そしてその頃の両津はと言うと・・・・・

139: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/03(日) 11:04:36.50 ID:QNl8L6AY0
両津「ひぃぃぃ、助けてください。わしがわるかったからここから出してええ。」

研究者A「貴様のせいで投獄されたんだぞ、お前のせいでな。」

研究者B「叩き潰してやる、お前は。」

研究者C「ぶっころしてやるからな。」

あの後黄金を売り払った金を基に商売をしたのだが、その商売で違法行為が発覚し両津は
投獄されていた。それも学園都市の無期懲役を喰らった研究者と共に。

両津「こんなんなら依頼を受けなきゃよかったぁぁぁ~」


142: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2012/06/04(月) 16:19:13.07 ID:Z9FI5QWF0
こんな駄文に付き合っていただききありがとうございます。