2: ゴミ箱 2012/02/05(日) 01:56:44.75 ID:UrB67zHL0
~とある日の事~
聖ジョージ大聖堂
その大きな聖堂の中の一角。
割と豪華であり、少々小さ目な部屋に二人の男女はいる。
女性の方の名はローラ=スチュアート。
長い髪というか長すぎる金髪をもっている。
自身の2,5倍はあるだろう。
ベージュ色の修道服を着て、これまた豪華な椅子に腰かけてなにか本を読んでいる。
もう一人の男はステイル=マグヌス。
赤い髪をしていて、目の下にバーコードをつけている。
タバコを吸いながら腰かけている女性の傍らに立っている。
この男は神父であるが、そんな事はおかまいなしにタバコを吸い、ピアスをしたりとやりたい放題である。
ローラ 「ステイル、そこの紅茶をとる事を命ずる」
ステイル「・・・は?」
ローラ 「なにをしているのだ。さっさととれい」
ステイル「・・・チッ」
ローラ 「舌打ちをするでない!!」
ステイル「・・・」スッ
ステイルが渋々テーブルの上のコップに紅茶をすすぎ、ローラに差し出す。
ローラ 「ふむ、苦しゅうないぞ」
ステイル「ったく、なんで僕が...」ボソ
ローラ 「なんぞ、ステイル」
ローラ 「何か文句があるのだろうか?」
ステイル「・・・は?」
ローラ 「なにか?ステイル。お主は日本語もわからんのか?」
ステイル「・・・」
ローラ 「それにそのタバコもやめるがよいぞ」
ローラ 「某はタバコは嫌いでな」
ステイル「・・・」
ローラ 「なにか物をいわぬか!!ステイル!!」
ステイル「おい、最大主教...」
ローラ 「なんぞ?ステイル」
ローラ 「やっと文句の一つでも申す気になりたるか?」
ステイル「お前のそれは、一体何語だ……?」
ローラ 「……は?」
ローラ=スチュアート 【C】 ID-W13-092-C ≪ヴァイスシュヴァルツ≫[禁書目録II&超電磁砲]
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ブシロード
3: ゴミ箱 2012/02/05(日) 02:03:47.11 ID:UrB67zHL0
ステイル「前々からお前の日本語はおかしいと思っていましたが」
ステイル「今のお前の言語はもはや日本語として聞いてもいいのかすら怪しいんですよ」
ローラ 「そ、それはいったいどういう事と申すか!!」バン!!
ローラが椅子から立ち上がり、机を強くたたく。
だがステイルは動じることなく淡々と言う。
ステイル「言ったでしょう。変とかいう次元ではないって言ってるんですよ、最大主教の言葉は」
ローラ 「どどどどどどういう事なるか!?それは!!」
ステイル「何度も言いませんよ」
ステイル「変だっていっているでしょう?」
ローラ 「某の言葉の何処がおかしいと問うて!?」
ローラが顔を真っ赤にして怒る。
ステイル「いや、もう説明するのも面倒ですし」
ステイル「僕はもう行きますね」
ステイル「護衛の時間はもう終わっていますし」
ローラ 「な!!少し待つのことよ!!」
そういってステイルは足早に部屋の外にでていってしまった。
ステイル(今日はこれから学園都市に行く用事が入っているんだ)
ステイル(久々にあの子にあえるからね、こんなくだらない事に時間を使っていられないんだよ)ニヤニヤ
ステイル(おっと、あの子へのイギリス土産はなにがいいかな)ニヤニヤ
廊下を歩きながらも終始ニヤニヤしていたステイルであった。
ローラ 「某の日本語の何処がおかしいと言いたるの……?」
ローラ 「先日新しい日本語の講師を雇ったから万事解決していた筈……」
ローラ 「いったい何がおかしいと申すの!?」
ローラ 「こらー!!とまれい!!ステイルゥーーー!!」
そういってローラも部屋から飛び出していく。
そんな日常から、この物語は始まる...
ステイル「今のお前の言語はもはや日本語として聞いてもいいのかすら怪しいんですよ」
ローラ 「そ、それはいったいどういう事と申すか!!」バン!!
ローラが椅子から立ち上がり、机を強くたたく。
だがステイルは動じることなく淡々と言う。
ステイル「言ったでしょう。変とかいう次元ではないって言ってるんですよ、最大主教の言葉は」
ローラ 「どどどどどどういう事なるか!?それは!!」
ステイル「何度も言いませんよ」
ステイル「変だっていっているでしょう?」
ローラ 「某の言葉の何処がおかしいと問うて!?」
ローラが顔を真っ赤にして怒る。
ステイル「いや、もう説明するのも面倒ですし」
ステイル「僕はもう行きますね」
ステイル「護衛の時間はもう終わっていますし」
ローラ 「な!!少し待つのことよ!!」
そういってステイルは足早に部屋の外にでていってしまった。
ステイル(今日はこれから学園都市に行く用事が入っているんだ)
ステイル(久々にあの子にあえるからね、こんなくだらない事に時間を使っていられないんだよ)ニヤニヤ
ステイル(おっと、あの子へのイギリス土産はなにがいいかな)ニヤニヤ
廊下を歩きながらも終始ニヤニヤしていたステイルであった。
ローラ 「某の日本語の何処がおかしいと言いたるの……?」
ローラ 「先日新しい日本語の講師を雇ったから万事解決していた筈……」
ローラ 「いったい何がおかしいと申すの!?」
ローラ 「こらー!!とまれい!!ステイルゥーーー!!」
そういってローラも部屋から飛び出していく。
そんな日常から、この物語は始まる...
5: ゴミ箱 2012/02/05(日) 02:05:37.96 ID:UrB67zHL0
ローラ 「それで、某の言葉の何処がおかしいと申すか?」
ステイル(まんどくせ)
結局ローラはステイルを捕まえ、今はなにか講義をするような部屋で尋問じみた事をしていた。
ローラ 「早くいわんか!!」
ステイル「はぁ……」
ステイル「一つ聞きますが、最大主教は確か今家庭教師を雇っていましたね?」
ローラ 「うむ、そうなりたるが。それがどうした?」
ステイル「それは一体誰なんですか?」
ローラ 「ふむ。今の家庭教師は」
ローラ 「元神の右席のアックアに、天草式の建宮」
ローラ 「それに、アニューゼ部隊隊長のアニューゼであるな」
ステイル(まんどくせ)
結局ローラはステイルを捕まえ、今はなにか講義をするような部屋で尋問じみた事をしていた。
ローラ 「早くいわんか!!」
ステイル「はぁ……」
ステイル「一つ聞きますが、最大主教は確か今家庭教師を雇っていましたね?」
ローラ 「うむ、そうなりたるが。それがどうした?」
ステイル「それは一体誰なんですか?」
ローラ 「ふむ。今の家庭教師は」
ローラ 「元神の右席のアックアに、天草式の建宮」
ローラ 「それに、アニューゼ部隊隊長のアニューゼであるな」
7: ゴミ箱 2012/02/05(日) 02:08:05.07 ID:UrB67zHL0
ステイル「神の右席!?一体なんでそんな面子が!?」
ローラ 「奴に聖人に戻る方法を持ちかけたら一発でひっかかりよったのよ」
ステイル「・・・」
ローラ 「で、その事柄がどうかしたのか?ステイル」
ステイル「今はっきりとしましたよ、最大主教の日本語がおかしくなった理由が」
ローラ 「ほう?それは如何にしてか?」
ステイル「その家庭教師の面子が悪いですね。明らかに」
ローラ 「な、は!?一体このメンバーの何処が悪しきと申すか!?」
ステイル「一体何を吹き込まれたかは知りませんが、元々口調に癖がある奴らですよ?」
ステイル「わざわざそんな面子を集めずとも普通の日本人講師でよかったでしょう」
ステイル「なんでわざわざそんな面子にしたんです?」
ローラ 「それは至極簡単な事よ」
ローラ 「某の家庭教師をさせる事で、某との距離を縮めさせてイギリス正教の結束を高める為なのよ!!」
ステイル「ならなんでアックアまで……」
ローラ 「アックアをイギリス正教に取り入れる事を視野に入れていたからに決まっているにでしょう」
ステイル「そんな事できるわけないでしょう……」
ローラ 「何をいいたるか!!」
ローラ 「某の人を扱う能力をなめたるではないぞ!!」
ローラ 「その証拠に最近の授業では笑が絶えないのでな」
ローラ 「きっと距離が縮まっている証拠よ!」
ステイル(それは笑われているだけだろう……)
8: ゴミ箱 2012/02/05(日) 02:10:24.64 ID:UrB67zHL0
ステイル「とにかく、そんな家庭教師はやめることですね」
ステイル「でなければ、もっとその言葉がおかしくなりますよ」
ローラ 「ぐぬぬ...」
ローラ 「では、一体どうしたらいいにけると申すか!?」
ステイル「それを考えるのは貴方の仕事でしょう」
ローラ 「うむむ・・・」
ローラ 「仕方あるまい、また新しい講師を雇うとしようかの」
ローラ 「ステイル、身近に置いておいて危なくない日本人を知りえぬか?」
ステイル「そんなのざらにいますでしょう」
ステイル「それこそ学園都市の先生にでも頼めば...」
ローラ 「ふぅむ、確かにそれが一番の良案であるか」
ローラ 「良し、今からその講師をよぶとするk――ステイル「ちょっとまて!!」
ステイル(まてよ?これをダシにしてあいつを呼べばあの子もついてきて一石二鳥じゃないか!?)
ステイル(あいつならこの最大主教の護衛もできるから僕が護衛をする必要もないし)
ステイル(あいつが家庭教師についているあいだあの子はフリー!!)
ステイル(そうだそうだ、あいつを家庭教師にすれば最大主教も納得するし)
ステイル(nice !! nice僕!!)
ステイル「最大主教、僕に心当たりがいますよ」
ローラ 「ほう?それは誰であるか?」
ステイル「それは―――
こうして不幸な不幸な少年は自分が見知らぬ所で不幸に巻き込まれていくのであった...
ステイル「でなければ、もっとその言葉がおかしくなりますよ」
ローラ 「ぐぬぬ...」
ローラ 「では、一体どうしたらいいにけると申すか!?」
ステイル「それを考えるのは貴方の仕事でしょう」
ローラ 「うむむ・・・」
ローラ 「仕方あるまい、また新しい講師を雇うとしようかの」
ローラ 「ステイル、身近に置いておいて危なくない日本人を知りえぬか?」
ステイル「そんなのざらにいますでしょう」
ステイル「それこそ学園都市の先生にでも頼めば...」
ローラ 「ふぅむ、確かにそれが一番の良案であるか」
ローラ 「良し、今からその講師をよぶとするk――ステイル「ちょっとまて!!」
ステイル(まてよ?これをダシにしてあいつを呼べばあの子もついてきて一石二鳥じゃないか!?)
ステイル(あいつならこの最大主教の護衛もできるから僕が護衛をする必要もないし)
ステイル(あいつが家庭教師についているあいだあの子はフリー!!)
ステイル(そうだそうだ、あいつを家庭教師にすれば最大主教も納得するし)
ステイル(nice !! nice僕!!)
ステイル「最大主教、僕に心当たりがいますよ」
ローラ 「ほう?それは誰であるか?」
ステイル「それは―――
こうして不幸な不幸な少年は自分が見知らぬ所で不幸に巻き込まれていくのであった...
13: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:19:37.72 ID:UrB67zHL0
イギリスでステイルとローラのドタバタが起こってから二日後
季節は秋。
とはいってももうすぐ冬に入るのではないかと言わんばかりに寒かった。
そんな学園都市のある裏路地では、ここの住人には見慣れた光景が広がっていた。
スキルアウトA 「おらおら!さっさと金だせや!!」
スキルアウトB 「まぁまてよ、A。こいつ、金よりももっといいもんもってんぜ?」
スキルアウトA 「あー確かにそうだな…」
女子 「や、やめてください!!」
スキルアウトC 「おーおー『やめてください!』だなんてかわいいねぇ~」
スキルアウトC 「そんな事涙目で言われたらお兄ちゃん少し興奮しちゃうよ~?wwww」
スキルアウトA 「おいおいお前の変態癖だしてんじゃねえよwwwwww」
スキルアウトA 「ねえねえ。これからお兄ちゃん達と良い事しようよ?」
そういってスキルアウトAは女子の服を脱がそうとする。
女子 「イヤアアアアア!!」
季節は秋。
とはいってももうすぐ冬に入るのではないかと言わんばかりに寒かった。
そんな学園都市のある裏路地では、ここの住人には見慣れた光景が広がっていた。
スキルアウトA 「おらおら!さっさと金だせや!!」
スキルアウトB 「まぁまてよ、A。こいつ、金よりももっといいもんもってんぜ?」
スキルアウトA 「あー確かにそうだな…」
女子 「や、やめてください!!」
スキルアウトC 「おーおー『やめてください!』だなんてかわいいねぇ~」
スキルアウトC 「そんな事涙目で言われたらお兄ちゃん少し興奮しちゃうよ~?wwww」
スキルアウトA 「おいおいお前の変態癖だしてんじゃねえよwwwwww」
スキルアウトA 「ねえねえ。これからお兄ちゃん達と良い事しようよ?」
そういってスキルアウトAは女子の服を脱がそうとする。
女子 「イヤアアアアア!!」
「おい!!」
「なにしてんだてめえら!!その子が嫌がってんだろうが!!」
「なにしてんだてめえら!!その子が嫌がってんだろうが!!」
14: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:20:57.78 ID:UrB67zHL0
スキルアウトA 「あぁ?」
スキルアウトB 「ったく、せっかくいい所だってのに……邪魔すんのは何処のどいつだ?」
上条 「女の子泣かしといて何が邪魔だ!」
スキルアウトC 「なんだ?たった一人か?wwwwww」
スキルアウトA 「いっちょまえにヒーロー気取ってんじゃねえぞゴラァ!!」カチャ
そういってスキルアウトAは懐から拳銃を出す。
スキルアウトA 「へへ!どうだ?こいつで撃たれたくなかったら動くんじゃねえ…ぞ……」バタ
スキルアウトAは言い終わる前に上条の鉄拳を食らい倒れてしまう。
上条 「てめぇら……言いたいことはそれだけか...?」
スキルアウトB 「なっ……!?こいつ、はええぞ!!」
スキルアウトC 「くそ!!」
そうして残りの二人も各々金属バットやナイフを出すも、それを使う前にBは倒れてしまう。
スキルアウトC 「一体どうなってやがんだ!?」
上条 「フッ!!」
スキルアウトCがナイフを振り回すも、それを掻い潜りながら上条はCの懐に入り鳩尾にアッパーを食らわせる。
スキルアウトC 「ぐは!!」バタ
上条 「ふぅ……」
女子 「あ…あぁ……」
上条は幾多の戦場を乗り越えたおかげか、戦闘能力が飛躍的に向上していた。
もはやこんなチンピラに負けることはないだろう。
スキルアウトB 「ったく、せっかくいい所だってのに……邪魔すんのは何処のどいつだ?」
上条 「女の子泣かしといて何が邪魔だ!」
スキルアウトC 「なんだ?たった一人か?wwwwww」
スキルアウトA 「いっちょまえにヒーロー気取ってんじゃねえぞゴラァ!!」カチャ
そういってスキルアウトAは懐から拳銃を出す。
スキルアウトA 「へへ!どうだ?こいつで撃たれたくなかったら動くんじゃねえ…ぞ……」バタ
スキルアウトAは言い終わる前に上条の鉄拳を食らい倒れてしまう。
上条 「てめぇら……言いたいことはそれだけか...?」
スキルアウトB 「なっ……!?こいつ、はええぞ!!」
スキルアウトC 「くそ!!」
そうして残りの二人も各々金属バットやナイフを出すも、それを使う前にBは倒れてしまう。
スキルアウトC 「一体どうなってやがんだ!?」
上条 「フッ!!」
スキルアウトCがナイフを振り回すも、それを掻い潜りながら上条はCの懐に入り鳩尾にアッパーを食らわせる。
スキルアウトC 「ぐは!!」バタ
上条 「ふぅ……」
女子 「あ…あぁ……」
上条は幾多の戦場を乗り越えたおかげか、戦闘能力が飛躍的に向上していた。
もはやこんなチンピラに負けることはないだろう。
15: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:21:45.78 ID:UrB67zHL0
上条 「大丈夫か?」
女子 「え!?あ、は、はひぃ~」ガク
上条 「おい!大丈夫か?」ガシ
女子 「あ、はい。大丈夫でしゅぅ。ちょっと腰が抜けちゃって」
上条 「そうか。立てないか?」
女子 「いや、少し経てば大丈夫だと思いますので、私の事は放っておいてくれて構いませんよ」
女子 「そ、それよりも、助けてくれてありがとうございます!!」
上条 「ん?いやいや、そんな事はあたりまえだと思いますの事よ?」
上条 「困っている人がいたら助けるのは当たり前だろ?」キリ
女子 「え?いや、そんな...」カァ///
上条 「それよりも、こんなとこにいたらまた絡まれちまうぜ?」
上条 「上条さんがおぶっていきますよ」
女子 「おぶってって、え!?そ、そんな……」
上条 「ちょっと表に出るだけだから大丈夫だよ。俺も丁度同じ方だからな」
女子 「そ、そんな……」
上条 「だって歩けないんだろ?だったら仕方ありませんよねー」
女子 「え?いや、ちょっと勝手に!」
上条 「ほらほら遠慮しないで」
そういって上条は強引に女子を背中におぶる。
上条 「さて、早く出るとしますか」
女子 「うーん……」
上条は何も気にすることなく路地裏から出ようとする。
こうしてまた一人見ず知らずの女性に旗を立てる上条であった。
女子 「え!?あ、は、はひぃ~」ガク
上条 「おい!大丈夫か?」ガシ
女子 「あ、はい。大丈夫でしゅぅ。ちょっと腰が抜けちゃって」
上条 「そうか。立てないか?」
女子 「いや、少し経てば大丈夫だと思いますので、私の事は放っておいてくれて構いませんよ」
女子 「そ、それよりも、助けてくれてありがとうございます!!」
上条 「ん?いやいや、そんな事はあたりまえだと思いますの事よ?」
上条 「困っている人がいたら助けるのは当たり前だろ?」キリ
女子 「え?いや、そんな...」カァ///
上条 「それよりも、こんなとこにいたらまた絡まれちまうぜ?」
上条 「上条さんがおぶっていきますよ」
女子 「おぶってって、え!?そ、そんな……」
上条 「ちょっと表に出るだけだから大丈夫だよ。俺も丁度同じ方だからな」
女子 「そ、そんな……」
上条 「だって歩けないんだろ?だったら仕方ありませんよねー」
女子 「え?いや、ちょっと勝手に!」
上条 「ほらほら遠慮しないで」
そういって上条は強引に女子を背中におぶる。
上条 「さて、早く出るとしますか」
女子 「うーん……」
上条は何も気にすることなく路地裏から出ようとする。
こうしてまた一人見ず知らずの女性に旗を立てる上条であった。
16: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:22:46.77 ID:UrB67zHL0
上条 「ほら、もうでたぞー……?」
女子 「ど、どうかしたんですか?」
上条 「いや、あまりにも人が少なすぎるって思ってな……」
丁度出た路地は上条御用達のスーパーだったのだが、なぜか人が一人もいない。
それどころか、スーパーの中には店員すらいない。
女子 「一体どういう事でしょう……?」スッ
そういって女子が上条の背中から降りる。
上条 「もう歩けるな?」
女子 「は、はい!もう大丈夫で…す...」
そこまでいった女子は突然はしって行ってしまった。
上条 「な、なんだ?突然」
「もうこんなのは何度目だと思う?いい加減慣れて欲しいね」
上条 「!!」
ステイル「やぁ」
上条 「ステイル!?ってことはこれは人払いか?
上条 「でも、いったいなんでこんな所に?」
ステイル「それは君が何処にいるか分からなかったからね」
ステイル「たった今ここら辺一体に人払いを仕掛けたんだよ」
上条 「ここらへん一体に?」
ステイル「ああ。まったく、手間取らせるね」
上条 「そんな事しなくても俺の家にくりゃいいじゃねえか!」
ステイル「最初にそうしたんだがね。君がいなかったからこんな手段を取ったんだよ」
ステイル「それだけ用件は急を要するってことさ」
上条 「用件……?」
女子 「ど、どうかしたんですか?」
上条 「いや、あまりにも人が少なすぎるって思ってな……」
丁度出た路地は上条御用達のスーパーだったのだが、なぜか人が一人もいない。
それどころか、スーパーの中には店員すらいない。
女子 「一体どういう事でしょう……?」スッ
そういって女子が上条の背中から降りる。
上条 「もう歩けるな?」
女子 「は、はい!もう大丈夫で…す...」
そこまでいった女子は突然はしって行ってしまった。
上条 「な、なんだ?突然」
「もうこんなのは何度目だと思う?いい加減慣れて欲しいね」
上条 「!!」
ステイル「やぁ」
上条 「ステイル!?ってことはこれは人払いか?
上条 「でも、いったいなんでこんな所に?」
ステイル「それは君が何処にいるか分からなかったからね」
ステイル「たった今ここら辺一体に人払いを仕掛けたんだよ」
上条 「ここらへん一体に?」
ステイル「ああ。まったく、手間取らせるね」
上条 「そんな事しなくても俺の家にくりゃいいじゃねえか!」
ステイル「最初にそうしたんだがね。君がいなかったからこんな手段を取ったんだよ」
ステイル「それだけ用件は急を要するってことさ」
上条 「用件……?」
17: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:23:41.19 ID:UrB67zHL0
ステイル「ああ。単刀直入ですまないが」
ステイル「君、今すぐイギリスに来てくれ」
上条 「・・・は?」
上条 「ごめん、ステイル。もう一回言ってくれ」
ステイル「相変わらずの頭をしているね。一回耳鼻科にも行った方がいいと思うよ」
ステイル「君をイギリスに連れてこいと僕は言われている」
上条 「イ、イギリス……?今から?」
ステイル「ああ。もちろんあの子もね」
上条 「いやいやいや、ちょっとまていきなりすぎんだろ何考えてんだ」
ステイル「何を考えてるかなんて僕の知ったことじゃない」
ステイル「僕の任務はただ君を連れて来ればいいだけだからね」
上条 「おいちょっとまてよ、イギリスだぞ!?外国だぞ!?」
上条 「それを今いきなり行けって言われても無茶だろ!!」
ステイル「別に無茶でもなんでもない」
ステイル「君は以前にも何回か外国へ行き戦争もしているじゃないか」
ステイル「移動手段なら例の超音速旅客機を使えば問題ない」
ステイル「それに第一これはお願いではなく命令だ。君に拒否権は無いよ」
上条 「おい!俺の日常はどうなんだよ!」
上条 「学校とか。それに何をしに行けって言うんだ!?」
ステイル「まったく、君は本当に面倒くさい奴だね」
ステイル「言っただろう。何をしに行くかなんてそんな事僕の知ったことじゃない」
ステイル「それにこれはイギリスの最大主教から直接命令されたことだ」
ステイル「僕にも拒否権は無いし失敗は許されない」
ステイル「もし君が行かないというなら、その時は僕の首が飛ぶだけだ」
上条 「なっ……お前の首が飛ぶ……」
ステイル「君、今すぐイギリスに来てくれ」
上条 「・・・は?」
上条 「ごめん、ステイル。もう一回言ってくれ」
ステイル「相変わらずの頭をしているね。一回耳鼻科にも行った方がいいと思うよ」
ステイル「君をイギリスに連れてこいと僕は言われている」
上条 「イ、イギリス……?今から?」
ステイル「ああ。もちろんあの子もね」
上条 「いやいやいや、ちょっとまていきなりすぎんだろ何考えてんだ」
ステイル「何を考えてるかなんて僕の知ったことじゃない」
ステイル「僕の任務はただ君を連れて来ればいいだけだからね」
上条 「おいちょっとまてよ、イギリスだぞ!?外国だぞ!?」
上条 「それを今いきなり行けって言われても無茶だろ!!」
ステイル「別に無茶でもなんでもない」
ステイル「君は以前にも何回か外国へ行き戦争もしているじゃないか」
ステイル「移動手段なら例の超音速旅客機を使えば問題ない」
ステイル「それに第一これはお願いではなく命令だ。君に拒否権は無いよ」
上条 「おい!俺の日常はどうなんだよ!」
上条 「学校とか。それに何をしに行けって言うんだ!?」
ステイル「まったく、君は本当に面倒くさい奴だね」
ステイル「言っただろう。何をしに行くかなんてそんな事僕の知ったことじゃない」
ステイル「それにこれはイギリスの最大主教から直接命令されたことだ」
ステイル「僕にも拒否権は無いし失敗は許されない」
ステイル「もし君が行かないというなら、その時は僕の首が飛ぶだけだ」
上条 「なっ……お前の首が飛ぶ……」
18: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:25:42.65 ID:UrB67zHL0
ステイル「それにそれだけじゃすまないだろうね」
ステイル「僕が失敗した後にどうなるか。そんなの容易に想像できるだろう?」
上条 「い、一体どうなるんだ...?」
ステイル「まったく、そんな事も考えられなくなったのかい?平和ボケしているね」
ステイル「あの子が、禁書目録がどうなる……君にならわかるだろう?」
上条 「!!」
ステイル「まぁ、それでも行かないというのなら僕はもう知らないがね」」
上条 「ま、まってくれ!!」
上条 「分かった、俺がイギリスに行けばいいんだな!?」
ステイル「さっきから何度も言っているだろう。そうだ」
上条 「いいぜ。行ってやるよ」
ステイル「決まりだな。では今すぐだ。もたもたするんじゃないぞ」
上条 「ああ、ちょっと準備するから待っててくれ」
ステイル「飛行場に直接来い。イギリスに行くまでは僕がついていなければならないからな」
上条 「あ、インデックスは?どうすればいいんだ?」
ステイル「あの子も連れてこい。あの子はあちらでは僕が護衛する事になっている」
上条 「くっ...!分かった」
上条 (いいぜ、何処にだって行ってやる)
上条 (そうして誰も不幸にならないのなら)
上条 (俺はどんな幻想だって壊して見せる!!)
そう決意する上条であったが、それが無駄に終わる事を彼はまだ知らない。
ステイル「僕が失敗した後にどうなるか。そんなの容易に想像できるだろう?」
上条 「い、一体どうなるんだ...?」
ステイル「まったく、そんな事も考えられなくなったのかい?平和ボケしているね」
ステイル「あの子が、禁書目録がどうなる……君にならわかるだろう?」
上条 「!!」
ステイル「まぁ、それでも行かないというのなら僕はもう知らないがね」」
上条 「ま、まってくれ!!」
上条 「分かった、俺がイギリスに行けばいいんだな!?」
ステイル「さっきから何度も言っているだろう。そうだ」
上条 「いいぜ。行ってやるよ」
ステイル「決まりだな。では今すぐだ。もたもたするんじゃないぞ」
上条 「ああ、ちょっと準備するから待っててくれ」
ステイル「飛行場に直接来い。イギリスに行くまでは僕がついていなければならないからな」
上条 「あ、インデックスは?どうすればいいんだ?」
ステイル「あの子も連れてこい。あの子はあちらでは僕が護衛する事になっている」
上条 「くっ...!分かった」
上条 (いいぜ、何処にだって行ってやる)
上条 (そうして誰も不幸にならないのなら)
上条 (俺はどんな幻想だって壊して見せる!!)
そう決意する上条であったが、それが無駄に終わる事を彼はまだ知らない。
19: ゴミ箱 2012/02/05(日) 14:26:29.69 ID:UrB67zHL0
~飛行場~
上条 「ふぅ~、ようやくついたか」
ステイル「遅い。なにをモタモタしている」
上条 「いやーすまねえすまねえ」
上条 「行くときインデックスに噛みつかれてな」
イン 「と、当麻が悪いんだよ!!」
イン 「当麻がごはんを作らずに急にイギリスに旅行に行くなんて言うからなんだよ!!」
ステイル「ん?旅行……?
上条 「ステイル、耳貸せ」グイ
ステイル「なんだ」ボソボソ
上条 「インデックスには心配をかけないように旅行で行くっていってある」
上条 「だから余計な事は言うなよ…?」
ステイル「まったく、君ってやつは…」
ステイル(まぁ、その方が都合がいいかね)
上条 「ん?なんかいったか?」
ステイル「誰も何も言っていない」
ステイル「さあ、もう行くぞ。時間もあまりない」
上条 「お、おう」
イン 「イギリス~イギリス~♪」
そういって意気揚々と歩く一向だが……
イン 「ねえ、当麻」
イン 「本当にこれで行くの……?」
上条 「ああ……そうだ」
一向の目の前には大きな巨体で鎮座している超音速旅客機が一機。
ステイル「何を突っ立っているんだ」
ステイル「あれで行くのは君だけだよ」
上条 「は!?」
ステイル「僕とその子は普通の旅客機だ」
ステイル「それじゃま、がんばってくれ」
イン 「なんだか知らないけど頑張るんだよ!当麻!!」
上条 「お、おい待てよお前ら!!」ガシ
上条 「へ?」
SP 「上条様はこちらでございます」
上条 「いや、ちょ!は、離せええ!!」
上条 「ふ、不幸だあああああああああ!!!」
こうして舞台はイギリスへと移るのであった...
上条 「ふぅ~、ようやくついたか」
ステイル「遅い。なにをモタモタしている」
上条 「いやーすまねえすまねえ」
上条 「行くときインデックスに噛みつかれてな」
イン 「と、当麻が悪いんだよ!!」
イン 「当麻がごはんを作らずに急にイギリスに旅行に行くなんて言うからなんだよ!!」
ステイル「ん?旅行……?
上条 「ステイル、耳貸せ」グイ
ステイル「なんだ」ボソボソ
上条 「インデックスには心配をかけないように旅行で行くっていってある」
上条 「だから余計な事は言うなよ…?」
ステイル「まったく、君ってやつは…」
ステイル(まぁ、その方が都合がいいかね)
上条 「ん?なんかいったか?」
ステイル「誰も何も言っていない」
ステイル「さあ、もう行くぞ。時間もあまりない」
上条 「お、おう」
イン 「イギリス~イギリス~♪」
そういって意気揚々と歩く一向だが……
イン 「ねえ、当麻」
イン 「本当にこれで行くの……?」
上条 「ああ……そうだ」
一向の目の前には大きな巨体で鎮座している超音速旅客機が一機。
ステイル「何を突っ立っているんだ」
ステイル「あれで行くのは君だけだよ」
上条 「は!?」
ステイル「僕とその子は普通の旅客機だ」
ステイル「それじゃま、がんばってくれ」
イン 「なんだか知らないけど頑張るんだよ!当麻!!」
上条 「お、おい待てよお前ら!!」ガシ
上条 「へ?」
SP 「上条様はこちらでございます」
上条 「いや、ちょ!は、離せええ!!」
上条 「ふ、不幸だあああああああああ!!!」
こうして舞台はイギリスへと移るのであった...
25: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:20:51.22 ID:UrB67zHL0
上条達が日本を経ってから数時間。
上条がイギリスについた時は朝の十一時半であった。
ステイルやインデックスは普通の旅客機である為イギリスにつくのはまだまだ先である。
上条「・・・」
超音速旅客機の旅は上条の精神をすり減らすには十分であった。
何も食べていない筈の上条は何かを吐きそうになり、それを抑えるので一杯一杯である。
ステイル曰く、イギリスで迎えが待っているとの事。
空港のロビーで上条を待っていた人物は...
上条「えーっと、迎ってのは多分魔術師だよなぁ」
上条(神裂か?それともまた五和とかかな?)キョロキョロ
「おーい!!上条当麻!!こっちになりたりよ!!」
上条「・・・」
「こっちよこっち!こっちだといいたるに」
上条(なんかすごい変な言葉で俺の名前呼ばれた気がするけど気のせいだな。外国怖い)
「ちょっと!!無視をしたるというにけるか!!」
上条(やっぱ後ろから呼ばれてる気がするけど振り向いたら不幸なめに会うと俺の不幸センサーが言っている!!)
「そうかそうか、某の事をそんなに無視をしたるか」
上条(あーほんと、言葉が通じないって怖いなーなぜか後ろの人の言葉はちょっと分かるけど逆にそれが怖いなー)
「ならば食らうが良いよ!!某の裁きの鉄槌!!えいやーーー!!」ドン!!
上条「ぶべら!!」バキッ
そういって上条の体は空港のロビー内で盛大に吹っ飛ぶ。
上条「」ピクピク
ローラ「ふん!!ざまあ見ろの事!!」
上条がイギリスについた時は朝の十一時半であった。
ステイルやインデックスは普通の旅客機である為イギリスにつくのはまだまだ先である。
上条「・・・」
超音速旅客機の旅は上条の精神をすり減らすには十分であった。
何も食べていない筈の上条は何かを吐きそうになり、それを抑えるので一杯一杯である。
ステイル曰く、イギリスで迎えが待っているとの事。
空港のロビーで上条を待っていた人物は...
上条「えーっと、迎ってのは多分魔術師だよなぁ」
上条(神裂か?それともまた五和とかかな?)キョロキョロ
「おーい!!上条当麻!!こっちになりたりよ!!」
上条「・・・」
「こっちよこっち!こっちだといいたるに」
上条(なんかすごい変な言葉で俺の名前呼ばれた気がするけど気のせいだな。外国怖い)
「ちょっと!!無視をしたるというにけるか!!」
上条(やっぱ後ろから呼ばれてる気がするけど振り向いたら不幸なめに会うと俺の不幸センサーが言っている!!)
「そうかそうか、某の事をそんなに無視をしたるか」
上条(あーほんと、言葉が通じないって怖いなーなぜか後ろの人の言葉はちょっと分かるけど逆にそれが怖いなー)
「ならば食らうが良いよ!!某の裁きの鉄槌!!えいやーーー!!」ドン!!
上条「ぶべら!!」バキッ
そういって上条の体は空港のロビー内で盛大に吹っ飛ぶ。
上条「」ピクピク
ローラ「ふん!!ざまあ見ろの事!!」
26: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:21:26.54 ID:UrB67zHL0
上条「ってーなぁ!!さすがの上条さんも怒りますの事よ!?」
ローラ「貴様が無視をするのが悪しき事よ」
上条「・・・」
ローラ「なに、また無視をしたるの!?まったく、無礼にもほどがある!」
上条「え……確かお前って……イギリス正教の……」プルプル
ローラ「ん?なんぞ、覚えておったのか」
ローラ「某はイギリス正教の必要悪教会の最大主教、ローラ=スチュアートになりけりよ」
ローラ「某に会えた事自体だ非常に稀有な事だ、有難いと心にせよ」
上条「最…大…主教……?」プルプル
ローラ「如何した?先ほどまでの強気は何処にいったといいたるかの?」
上条「は…ははは……」
ローラ「・・・?」
上条「不幸だあああああああああああ!!!」
ローラ「うるさい!!」ペシ
上条「すいませんごめんなさいなんでもしますから許してください」
ローラ「まったく、どういう風の吹き回しにけりか?」
上条(やべえええええ!!!最大主教が目の前にいるってこれ不幸な臭いプンプンすんじゃねえか!!)
上条(こ、ここは穏便に済ますしかねぇ、とりあえずなんか話題を振らないと)
上条「いや、そりゃ最大主教相手なんだから腰を低くするのはあたりまえだろ」
ローラ「最大主教と言う立場を理解しつつもため口でありけるのね」
上条(ぎゃあああああああ!!しまったああああああ!!!)
ローラ「貴様が無視をするのが悪しき事よ」
上条「・・・」
ローラ「なに、また無視をしたるの!?まったく、無礼にもほどがある!」
上条「え……確かお前って……イギリス正教の……」プルプル
ローラ「ん?なんぞ、覚えておったのか」
ローラ「某はイギリス正教の必要悪教会の最大主教、ローラ=スチュアートになりけりよ」
ローラ「某に会えた事自体だ非常に稀有な事だ、有難いと心にせよ」
上条「最…大…主教……?」プルプル
ローラ「如何した?先ほどまでの強気は何処にいったといいたるかの?」
上条「は…ははは……」
ローラ「・・・?」
上条「不幸だあああああああああああ!!!」
ローラ「うるさい!!」ペシ
上条「すいませんごめんなさいなんでもしますから許してください」
ローラ「まったく、どういう風の吹き回しにけりか?」
上条(やべえええええ!!!最大主教が目の前にいるってこれ不幸な臭いプンプンすんじゃねえか!!)
上条(こ、ここは穏便に済ますしかねぇ、とりあえずなんか話題を振らないと)
上条「いや、そりゃ最大主教相手なんだから腰を低くするのはあたりまえだろ」
ローラ「最大主教と言う立場を理解しつつもため口でありけるのね」
上条(ぎゃあああああああ!!しまったああああああ!!!)
27: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:22:11.81 ID:UrB67zHL0
ローラ「まぁ、今回はよきにけりよ」
ローラ「今日からは互いの立場が変化するのであるにけるから」
上条「……はい?」
ローラ「ん?一度言うだけでは理解に苦しむか?」
上条「いや、そうじゃなくて」
上条「なんていったか良くわかんなかっただけでありましてですね」
ローラ「なんと言ったか理解できんとそう言ったではないか」
上条「いや、そうじゃなくてだな?」
上条「そのあんまりにも変な日本語すぎてよくわからなかったとそういう意味でしてね?」
ローラ「・・・ほう?」
上条「さっきから思ってたんだけどなんか前に会った時よりも日本語変になったなーなんて...」
上条「なんでそんなに怒ってるんでせうか?」
ローラ「フフフフフ、そうかそうか。貴様もそういいけるか」プルプル
上条「あのーローラ様?」
ローラ「わ...」プルプル
上条「わ……?」
ローラ「私の何処がおかしいといいけるのよ~~!!」
上条「うぉおおお!?」
そういってローラは上条に襲い掛かるのだが、
自分の事を「私」と無意識の内に言っている辺りまだ改善の余地はあるローラであった。
ローラ「今日からは互いの立場が変化するのであるにけるから」
上条「……はい?」
ローラ「ん?一度言うだけでは理解に苦しむか?」
上条「いや、そうじゃなくて」
上条「なんていったか良くわかんなかっただけでありましてですね」
ローラ「なんと言ったか理解できんとそう言ったではないか」
上条「いや、そうじゃなくてだな?」
上条「そのあんまりにも変な日本語すぎてよくわからなかったとそういう意味でしてね?」
ローラ「・・・ほう?」
上条「さっきから思ってたんだけどなんか前に会った時よりも日本語変になったなーなんて...」
上条「なんでそんなに怒ってるんでせうか?」
ローラ「フフフフフ、そうかそうか。貴様もそういいけるか」プルプル
上条「あのーローラ様?」
ローラ「わ...」プルプル
上条「わ……?」
ローラ「私の何処がおかしいといいけるのよ~~!!」
上条「うぉおおお!?」
そういってローラは上条に襲い掛かるのだが、
自分の事を「私」と無意識の内に言っている辺りまだ改善の余地はあるローラであった。
28: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:22:37.60 ID:UrB67zHL0
一方その頃ステイルはと言うと・・・
~旅客機内 ファーストクラス~
ステイル「さぁ、どんどんお食べ」
イン 「ほ、本当にこれ全部たべていいのかな?ステイル」
インデックスの前にはステイルが特注で用意した超がつく豪華料理が並べられている。
ステイル「ああ、当たり前じゃないか。君の為に用意した物なんだから」
イン「ありがとうなんだよステイル!!いただきますなんだよ!!」バクバクムシャムシャ
イン「おいしいんだよ!!当麻の料理の100倍はおいしいんだよ!!」ガツガツムシャムシャ
ステイル「ハハ、そういってくれると僕も用意したかいだあるよ」
ステイル(最大主教のカードをくすねておいて正解だったね)
イン「すごいんだよステイル!!大好きなんだよ!!」ムシャバクガツガツ
ステイル「」ブッーーーー
インデックスの一言により鼻血をだして撃沈していた。
~旅客機内 ファーストクラス~
ステイル「さぁ、どんどんお食べ」
イン 「ほ、本当にこれ全部たべていいのかな?ステイル」
インデックスの前にはステイルが特注で用意した超がつく豪華料理が並べられている。
ステイル「ああ、当たり前じゃないか。君の為に用意した物なんだから」
イン「ありがとうなんだよステイル!!いただきますなんだよ!!」バクバクムシャムシャ
イン「おいしいんだよ!!当麻の料理の100倍はおいしいんだよ!!」ガツガツムシャムシャ
ステイル「ハハ、そういってくれると僕も用意したかいだあるよ」
ステイル(最大主教のカードをくすねておいて正解だったね)
イン「すごいんだよステイル!!大好きなんだよ!!」ムシャバクガツガツ
ステイル「」ブッーーーー
インデックスの一言により鼻血をだして撃沈していた。
29: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:25:21.68 ID:UrB67zHL0
上条「う~いつつつ...」
ローラ「さ、さすがにやりすぎたにけるのよ」
上条「まったく、次からがは穏便に済ましてほしいと上条さんは主張しますよ」
上条(それにしても……)チラ
ローラ「某も反省はしてるのよ、だからこの事は一切無かった事にするが吉よ」
上条(ちょっと近くないですかーーー!?)
上条とローラが空港から出た所、丁度雨が降ってきてしまったためローラはタクシーを使おうとしたのだが、
なぜかローラの手元にあったはずのカードが無くなっていたので、
とりあえず傘を買って近場の教会に行くことにしたのだ。 が...
上条(さすがに俺も金がないからって一つの傘に二人が入るのは無理があったか?)
上条(いや、だがここですこしでも節約をしなければ今月の家計はもっと大変な事に……)
ローラ「おい、上条。おい!聞こえていないのか?」
上条「はい!?」
ローラ「つい先刻から思っていたのだがな、この状況は日本でいうあいあい傘と言う奴だろうか?」
上条「!!」
ローラ「言葉は知識としてあるがいかんせんどうにも意味が思い出せぬ」
ローラ「いったいどう意味であるの?」
上条(しまったーーーー!!)
上条(いまこんな状況でそんな事を言ったら確実に殴られる!!)
上条(ここは穏便に済ます為になんとかして嘘を教えるしかない)
上条「えーっとだな、ローラ様。相合傘というのh「上条さん……?」
上条「へ?」
ローラ「さ、さすがにやりすぎたにけるのよ」
上条「まったく、次からがは穏便に済ましてほしいと上条さんは主張しますよ」
上条(それにしても……)チラ
ローラ「某も反省はしてるのよ、だからこの事は一切無かった事にするが吉よ」
上条(ちょっと近くないですかーーー!?)
上条とローラが空港から出た所、丁度雨が降ってきてしまったためローラはタクシーを使おうとしたのだが、
なぜかローラの手元にあったはずのカードが無くなっていたので、
とりあえず傘を買って近場の教会に行くことにしたのだ。 が...
上条(さすがに俺も金がないからって一つの傘に二人が入るのは無理があったか?)
上条(いや、だがここですこしでも節約をしなければ今月の家計はもっと大変な事に……)
ローラ「おい、上条。おい!聞こえていないのか?」
上条「はい!?」
ローラ「つい先刻から思っていたのだがな、この状況は日本でいうあいあい傘と言う奴だろうか?」
上条「!!」
ローラ「言葉は知識としてあるがいかんせんどうにも意味が思い出せぬ」
ローラ「いったいどう意味であるの?」
上条(しまったーーーー!!)
上条(いまこんな状況でそんな事を言ったら確実に殴られる!!)
上条(ここは穏便に済ます為になんとかして嘘を教えるしかない)
上条「えーっとだな、ローラ様。相合傘というのh「上条さん……?」
上条「へ?」
30: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:26:41.86 ID:UrB67zHL0
「やっぱり!上条さんじゃないですか!!」
上条「あれ……五和?そうか、ここイギリスだもんな」
そういって上条の言葉を止めるのは天草式所属の五和である。
上条にとっては死地を潜り抜けた戦友であるので、しっかりと記憶に残っている。
五和「はい、だからこそ上条さんがなんでここにいるのか教えてほしいんです」
上条「ん?なんでここにいるか……?」
上条「そういえばなんで上条さんはここにいるんでせうか?ローラ様」
ローラ「おお、そういえばまだいっとらんのであったわね」
五和「へ……?最大…主教……?」
五和「な、なんで上条さんと最大主教が一緒に……?」
五和「そ、そそそそそれにあいあいあいあいあああいああいいあい傘だなななんてええええ」
ローラ「一体どうしたといいける?これがそんなにおかしい事なのか?」
上条(まずい!!ここで五和に説明されたら上条さんは確実に不幸ルート確定ですの事よ!!)
上条「五和!!」ガシ
五和「は、はひ!?」
上条は雨に打たれる事をものともせず五和の両肩をがっしりとつかむ。
上条「とりあえず近くの教会にいこう!!」
上条「そこで俺の事情をじっくり説明しようじゃないか!!な!?」
五和「は、はい!!」
五和(近い近い近い近い近い上条さんが近い!!)
上条「おし!そうときまったら早速移動だ!!」
上条「早くいこうぜ、ローラ!」
ローラ「な!?貴様、今さりげなく呼び捨てにしおったな!!」
上条「さーさー細かい事はキニシナイキニシナイ」
ローラ「ちょ、強引におすでない!ちょっとまたんか!上条ーーーーー!!」
五和「上条さんと最大主教……いつからあんなに仲が良くなったんだろう……」ショボーン
上条「あれ……五和?そうか、ここイギリスだもんな」
そういって上条の言葉を止めるのは天草式所属の五和である。
上条にとっては死地を潜り抜けた戦友であるので、しっかりと記憶に残っている。
五和「はい、だからこそ上条さんがなんでここにいるのか教えてほしいんです」
上条「ん?なんでここにいるか……?」
上条「そういえばなんで上条さんはここにいるんでせうか?ローラ様」
ローラ「おお、そういえばまだいっとらんのであったわね」
五和「へ……?最大…主教……?」
五和「な、なんで上条さんと最大主教が一緒に……?」
五和「そ、そそそそそれにあいあいあいあいあああいああいいあい傘だなななんてええええ」
ローラ「一体どうしたといいける?これがそんなにおかしい事なのか?」
上条(まずい!!ここで五和に説明されたら上条さんは確実に不幸ルート確定ですの事よ!!)
上条「五和!!」ガシ
五和「は、はひ!?」
上条は雨に打たれる事をものともせず五和の両肩をがっしりとつかむ。
上条「とりあえず近くの教会にいこう!!」
上条「そこで俺の事情をじっくり説明しようじゃないか!!な!?」
五和「は、はい!!」
五和(近い近い近い近い近い上条さんが近い!!)
上条「おし!そうときまったら早速移動だ!!」
上条「早くいこうぜ、ローラ!」
ローラ「な!?貴様、今さりげなく呼び捨てにしおったな!!」
上条「さーさー細かい事はキニシナイキニシナイ」
ローラ「ちょ、強引におすでない!ちょっとまたんか!上条ーーーーー!!」
五和「上条さんと最大主教……いつからあんなに仲が良くなったんだろう……」ショボーン
31: ゴミ箱 2012/02/05(日) 22:27:17.60 ID:UrB67zHL0
そんな彼らを遠くから見張る者が複数
建宮「ううむ、これは一大事なのよな」
香焼「ちょっと代理、双眼鏡俺らにも貸してくださいよ」
浦上「代理、一大事って一体なにが起こったんですか?」
建宮「たしかに空港にターゲットは来ていたんだが……」
建宮「まさか最大主教とあいあい傘をしているとは予想していなかったのよな」
浦上「最大主教と!?」
香焼「ちょっ!まずっすか!?双眼鏡かしてくださいって!!」
建宮「あ、もう行ってしまったのよな」
香焼「ちぇ、俺も見たかったっす」
建宮「まあまて、どうやらターゲットは五和も交えて三人で近場の教会に行くそうなのよな」
浦上「この辺で近場っていったら……」
建宮「大体場所は特定できるのよな」
建宮「我々が先回りをしてカメラと盗聴器を仕込めば万事OKなのよな!」
浦上「なるほど!それなら私たちもサポートできますね!!」
対馬「あのー代理。それ私もやるの?」
建宮「あたりまえなのよな!今の天草式は何の為に存在すると思ってるのよ?」
香焼「五和を上条の物にさせる為っす!!」
建宮「よく言ったのよな!浦上!!」
建宮「そうときまったら早速行動開始なのよな!!」
浦上&香焼「ラジャー!!」
対馬「……もうやだこの組織」
そうして各々の戦いは始まっていく...
45: ゴミ箱 2012/02/06(月) 00:59:31.02 ID:a5ZIYWIi0
とある教会
名前等もちゃんとあるが、あまり信仰に来る人もすくないのかほぼ廃れていて、
名前などもはや意味の無いものとなってしまった教会。
上条達一向はこの場所を雨宿りに使用し、上条も自分の今の立場を確認していた。
ちなみになぜローラがこんな場所を選んだかと言うと、
もし襲撃者が来ても人気が無い為に巻き込む心配がない事や、単に一番近かったからというものである。
上条「で、ローラ。なんで俺はここにいるんだ?」
ローラ「だから先ほどから何度も言うてるではないか」
ローラ「某の日本語の講師として招いたと」
上条「それ……まじでか?」
ローラ「嘘をついても仕方なかろうて」
五和「でも最近新しい家庭教師を雇ったと仰っておりましたよね?」
五和「確か、私たち天草式の建宮さんもそうだった筈ですが」
上条「そうなのか?」
ローラ「あ奴らは無能だと言う事がつい先日発覚したのよ」
五和(つまりクビですか)
上条(まぁ、元々へんな語尾とかついてたし)
~教会の外~
浦上「本当ですか?代理」
建宮「少しふざけすぎたのよな」
香焼「最大主教の口調が悪化したのは代理のせいっすか...」
46: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:00:25.47 ID:a5ZIYWIi0
ローラ「だから上条は変わりとして呼ばれたにつき」
ローラ「これから最大一か月は某の元についてもらう」
上条「はぁ!?一か月!?」
上条「ってかお前本気でそんなくだらない事に俺を呼んだのかよ!?てかなんで俺!?」
ローラ「くだらないと言うでない!!」
ローラ「別に貴様が拒否するなら私は止めぬ」
ローラ「だがそうした場合、今の天草式やアニューゼ部隊、それに禁書目録もどうなるか……」
上条「ああ、もうわかりましたよやりますやります!!」
ローラ「ふむ、それならよろしいのだ」
五和(上条さんかわいそう……)
ローラ「ああ、そうそう。それと一か月すぎても私の口調がおかしいと言われた場合延期するにつき、心しておけ?」
上条「なんてこった……」orz
上条「上条さんに自由は無いのか……トホホ...」
ローラ「そんなにうなだれるでない」
ローラ「ちゃんと貴様の学校には連絡をいれて置いてある、それに正規の報酬として給料もやろう」
上条「給料……だと……?」
ローラ「もちろん成功報酬として加算さりけるがな」
ローラ「ほれ、ちと耳を貸せ」グイ
上条「お?」
ローラ「」ゴニョゴニョ
上条「!!!!!!!!!!!!!!!」
上条「ぜひやらせてください!!!」
ローラ「ふむ、苦しゅうないぞ」
五和(一体いくら積まれたんだろう……)
ローラ「これから最大一か月は某の元についてもらう」
上条「はぁ!?一か月!?」
上条「ってかお前本気でそんなくだらない事に俺を呼んだのかよ!?てかなんで俺!?」
ローラ「くだらないと言うでない!!」
ローラ「別に貴様が拒否するなら私は止めぬ」
ローラ「だがそうした場合、今の天草式やアニューゼ部隊、それに禁書目録もどうなるか……」
上条「ああ、もうわかりましたよやりますやります!!」
ローラ「ふむ、それならよろしいのだ」
五和(上条さんかわいそう……)
ローラ「ああ、そうそう。それと一か月すぎても私の口調がおかしいと言われた場合延期するにつき、心しておけ?」
上条「なんてこった……」orz
上条「上条さんに自由は無いのか……トホホ...」
ローラ「そんなにうなだれるでない」
ローラ「ちゃんと貴様の学校には連絡をいれて置いてある、それに正規の報酬として給料もやろう」
上条「給料……だと……?」
ローラ「もちろん成功報酬として加算さりけるがな」
ローラ「ほれ、ちと耳を貸せ」グイ
上条「お?」
ローラ「」ゴニョゴニョ
上条「!!!!!!!!!!!!!!!」
上条「ぜひやらせてください!!!」
ローラ「ふむ、苦しゅうないぞ」
五和(一体いくら積まれたんだろう……)
47: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:04:25.29 ID:a5ZIYWIi0
上条「ふぉおおおおお!!上条さんは燃えてきましたよおお!!!」
ローラ「ほお、それは心強いな」
上条「それじゃあ」ガシ
ローラ「へ?」ガッシリ
五和「!!」
上条「雨も止んだ事だし、早速やるぞ!!」
ローラ「ちょ、ちょっとまたれよ!!」
五和「そ、そうですよ!!上条さん焦らないでください!!」グイ
上条「え?そ、そうか?」
こうしてローラをつかむ上条をつかむ五和という何とも奇妙な光景ができあがった。
ローラ「まだ行うには時は早すぎるのよ!!」
ローラ「は、早く腕を離したれ!!」
上条「ん?おお。すまねえ」パッ
ローラ「男に腕をつかまれるなんて...」ブツブツ
上条「ん?なんか言ったか?」
ローラ「何も言っとらん!!」
五和「と、とりあえず外にでませんか?最大主教」
ローラ「う?うぅむ。そうだな」
こうして一向は教会の外に出る。
建宮「ううむ、最大主教が絡むとなるとあまり手出しできないのよな」
浦上「どうするんですか?」
建宮「こっちからは様子見なのよな」
建宮「五和がどうでるかによってこの先の動きが決まるのよな」
香焼「五和、大丈夫っすかね?」
建宮「今回の敵は大きいのよな……健闘できればいいんだがなぁ」
ローラ「ほお、それは心強いな」
上条「それじゃあ」ガシ
ローラ「へ?」ガッシリ
五和「!!」
上条「雨も止んだ事だし、早速やるぞ!!」
ローラ「ちょ、ちょっとまたれよ!!」
五和「そ、そうですよ!!上条さん焦らないでください!!」グイ
上条「え?そ、そうか?」
こうしてローラをつかむ上条をつかむ五和という何とも奇妙な光景ができあがった。
ローラ「まだ行うには時は早すぎるのよ!!」
ローラ「は、早く腕を離したれ!!」
上条「ん?おお。すまねえ」パッ
ローラ「男に腕をつかまれるなんて...」ブツブツ
上条「ん?なんか言ったか?」
ローラ「何も言っとらん!!」
五和「と、とりあえず外にでませんか?最大主教」
ローラ「う?うぅむ。そうだな」
こうして一向は教会の外に出る。
建宮「ううむ、最大主教が絡むとなるとあまり手出しできないのよな」
浦上「どうするんですか?」
建宮「こっちからは様子見なのよな」
建宮「五和がどうでるかによってこの先の動きが決まるのよな」
香焼「五和、大丈夫っすかね?」
建宮「今回の敵は大きいのよな……健闘できればいいんだがなぁ」
48: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:05:22.24 ID:a5ZIYWIi0
上条「で、これからどうするんだ?」
五和「そ、そそそそれでですね?上条さん」グイ
上条「おおお!?」
上条(いいいいいきなり五和さんの胸がちちちちかいんですけど!?)
五和「よ、よかったら私の家にきません」グゥ~
五和「・・・」
上条「・・・」
ローラ「・・・」
上条「なぁ、五和」
上条「今の音、おまえか?」
五和「いえ、違いますけど……」
上条「ってことは...」ジー
五和「えーっと……」ジー
ローラ「な、なんでこっちをみたるのよ!」
上条「いや、俺でも五和でもないんだし、だったらおまえしかいないから」グゥ~
上条「ほら、また鳴った。確実にローラの方からしたぞ?」
ローラ「う、ううぅぅぅ...」
五和「では、ひとまずお昼にしましょうか。もう十二時半ですし」
上条「ああ、そうだな」
五和「じゃ、じゃあ上条さん。私の手料理でいいでしょうか……?」
上条「おお!五和の手料理か!!」
上条「五和の料理はおいしいからなーそれなら上条さんよろこんでたべますよ?」
五和「はい!!それじゃあ決定d「まて」
五和「……え?」
ローラ「某はそれでいいなどと一言も申しとらんぞ」
上条「なんだよ、おいしいんだしいいじゃねえか」
ローラ「某は上条の手料理が食べたい」
五和「そ、そそそそれでですね?上条さん」グイ
上条「おおお!?」
上条(いいいいいきなり五和さんの胸がちちちちかいんですけど!?)
五和「よ、よかったら私の家にきません」グゥ~
五和「・・・」
上条「・・・」
ローラ「・・・」
上条「なぁ、五和」
上条「今の音、おまえか?」
五和「いえ、違いますけど……」
上条「ってことは...」ジー
五和「えーっと……」ジー
ローラ「な、なんでこっちをみたるのよ!」
上条「いや、俺でも五和でもないんだし、だったらおまえしかいないから」グゥ~
上条「ほら、また鳴った。確実にローラの方からしたぞ?」
ローラ「う、ううぅぅぅ...」
五和「では、ひとまずお昼にしましょうか。もう十二時半ですし」
上条「ああ、そうだな」
五和「じゃ、じゃあ上条さん。私の手料理でいいでしょうか……?」
上条「おお!五和の手料理か!!」
上条「五和の料理はおいしいからなーそれなら上条さんよろこんでたべますよ?」
五和「はい!!それじゃあ決定d「まて」
五和「……え?」
ローラ「某はそれでいいなどと一言も申しとらんぞ」
上条「なんだよ、おいしいんだしいいじゃねえか」
ローラ「某は上条の手料理が食べたい」
49: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:07:13.32 ID:a5ZIYWIi0
上条「は……?俺の?」
五和「」ピクン
ローラ「某は日本の料理と言うものをあまり食べたことがないにける」
ローラ「それに、これから毎日を共にする者がどれほど家事ができるのかも頭に入れて損はないのでな」
上条「いや、別に俺はいいけど……」
五和「私も上条さんの料理、食べてみたいです」
上条「い、五和も?」
五和「だって、いつも私が作ってばっかりでしたし」
五和「たまには上条さんが作ったものも食べてみたいです!」
上条「う~ん……まぁ、二人がそこまで言うのなら別に良いけど」
ローラ「決まったか?では早速移動するとしよう」
五和「では、私は車を取ってきますね」
上条「おお、助かるよ」
五和「いえいえ、これぐらいは……」
そういって五和は車をとりにいった。
上条(それにしても)
上条(さっきからやけにローラは静かだな)
上条(そんなに腹減ってんのか?)
上条がそう思考している間もローラは黙ったままである。
そんなローラが何を考えているかというと...
ローラ(上条の肩が微妙に濡れている)
ローラ(だけど私の肩は濡れていない……)
ローラ(やっぱり考えられる理由は一つか)
ローラ(私が濡れないようにして自分を濡らした。と)
ローラ(まったく、この男は……)
ちなみにローラの思考は日本語ではないため、言語がおかしい事はない。
そこらへんは成長したといえるのだろうか……?
五和「」ピクン
ローラ「某は日本の料理と言うものをあまり食べたことがないにける」
ローラ「それに、これから毎日を共にする者がどれほど家事ができるのかも頭に入れて損はないのでな」
上条「いや、別に俺はいいけど……」
五和「私も上条さんの料理、食べてみたいです」
上条「い、五和も?」
五和「だって、いつも私が作ってばっかりでしたし」
五和「たまには上条さんが作ったものも食べてみたいです!」
上条「う~ん……まぁ、二人がそこまで言うのなら別に良いけど」
ローラ「決まったか?では早速移動するとしよう」
五和「では、私は車を取ってきますね」
上条「おお、助かるよ」
五和「いえいえ、これぐらいは……」
そういって五和は車をとりにいった。
上条(それにしても)
上条(さっきからやけにローラは静かだな)
上条(そんなに腹減ってんのか?)
上条がそう思考している間もローラは黙ったままである。
そんなローラが何を考えているかというと...
ローラ(上条の肩が微妙に濡れている)
ローラ(だけど私の肩は濡れていない……)
ローラ(やっぱり考えられる理由は一つか)
ローラ(私が濡れないようにして自分を濡らした。と)
ローラ(まったく、この男は……)
ちなみにローラの思考は日本語ではないため、言語がおかしい事はない。
そこらへんは成長したといえるのだろうか……?
50: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:07:50.61 ID:a5ZIYWIi0
建宮「ううむ、もう少しで自分の家に引きずりこめたところだっのよな」
浦上「やっぱりうまくいきませんねー」
香焼「もっと積極的でもいいと思うんっすけどね」
建宮「今回は五和には少々分が悪いのよな」
建宮「最大主教の強引さには我々ですら引けをとるのよな」
浦上「今回は撤退させたほうがいいのでは……?」
建宮「うむ、そうするのよな」
建宮「おい、対馬。五和に連絡をとれ」
対馬「え?私?なんで私が」
建宮「同じ女であり五和と一番仲がいいからなのよな」
対馬「もう、面倒くさいわねぇ」prrrrrr
対馬「あ、五和?なんかね」
対馬「代理がなんか話があるから戻ってこいってさ」
対馬「ん?そうそう。建宮建宮」
対馬「あ、そう。がんばってねー」ピッ
建宮「対馬、呼び捨てはよくないのよな」
対馬「あーでも代理、怒るより先に命の覚悟しといた方がいいかも」
建宮「……?」
対馬「せっかくの上条の手料理が食べられなくなったんで相当ご立腹よ」
建宮「!!」
浦上「あらら」
香焼「あちゃ~」
対馬「じゃ、私はもう行くわね~」
建宮「あ!待つのよな!!」
浦上「あ、じゃあ私もいきますね。対馬さん、これから買い物でもどうですか?」
対馬「あら、良いわね」
香焼「あーじゃあ俺もいくっすね。そろそろバイトなんで」
建宮「お、おい!!お前ら!!」
建宮「・・・」シーン
そうして三人は恐ろしい速さで散って行ったのであった。
この後の建宮の運命を知る者はいない……
浦上「やっぱりうまくいきませんねー」
香焼「もっと積極的でもいいと思うんっすけどね」
建宮「今回は五和には少々分が悪いのよな」
建宮「最大主教の強引さには我々ですら引けをとるのよな」
浦上「今回は撤退させたほうがいいのでは……?」
建宮「うむ、そうするのよな」
建宮「おい、対馬。五和に連絡をとれ」
対馬「え?私?なんで私が」
建宮「同じ女であり五和と一番仲がいいからなのよな」
対馬「もう、面倒くさいわねぇ」prrrrrr
対馬「あ、五和?なんかね」
対馬「代理がなんか話があるから戻ってこいってさ」
対馬「ん?そうそう。建宮建宮」
対馬「あ、そう。がんばってねー」ピッ
建宮「対馬、呼び捨てはよくないのよな」
対馬「あーでも代理、怒るより先に命の覚悟しといた方がいいかも」
建宮「……?」
対馬「せっかくの上条の手料理が食べられなくなったんで相当ご立腹よ」
建宮「!!」
浦上「あらら」
香焼「あちゃ~」
対馬「じゃ、私はもう行くわね~」
建宮「あ!待つのよな!!」
浦上「あ、じゃあ私もいきますね。対馬さん、これから買い物でもどうですか?」
対馬「あら、良いわね」
香焼「あーじゃあ俺もいくっすね。そろそろバイトなんで」
建宮「お、おい!!お前ら!!」
建宮「・・・」シーン
そうして三人は恐ろしい速さで散って行ったのであった。
この後の建宮の運命を知る者はいない……
51: ゴミ箱 2012/02/06(月) 01:10:34.54 ID:a5ZIYWIi0
上条「それにしても五和の奴、遅いな……」prrrrrr
上条「ん?」ピッ
上条「なんだ、五和か」
上条「え?急な用事で戻れなくなった?」
上条「ふんふん、そうか。まあ分かった」
上条「おお、じゃあな~」ピッ
ローラ「上条、なにがおきよった?」
上条「なんでも五和に仕事が入ったって話だけど」
ローラ「仕事?はて、この時間に仕事などはいっとったかな」
上条(あれ、でもたしかなんか血祭とかいってたような気もしなくない……)
ローラ「仕方あるまい、歩いてゆくぞ」
上条「おい、ローラは最大主教だろ?なんかないのかよ」
ローラ「生憎と今はなにも持ち合わせがないのでの」
ローラ「なぜかカードもなくしてしまったし、今は携帯も持ち合わせとらん」
上条「はぁ、また歩くのか……」
ローラ「ほれ、さっさとゆくぞ」
ローラ「それほど遠くも無きにけるしの」
上条「あれ?でも料理ができる場所って一体どこに行くんだ?」
ローラ「勘の悪い奴よ」
ローラ「私が行く料理の出来る場所と言ったら大体絞れるであろう」
上条「えーっと……ローラがいける場所で料理が満足にできる場所……」
上条「おい、それってまさか...」
ローラ「ようやく気付いたか?」
そうこうしている間にローラは足をとめる。
どうやら目的の場所についたようだが...
上条「おい、冗談だろ?」
ローラ「車があればまた別の場所であったのだがな」
ローラ「ま、ここでも問題は無きにけりね」
上条「ふ、不幸だ・・・」
上条の目の前にある施設。
それは
「イギリス清教女子寮」
であった...
57: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:22:58.27 ID:wRVxiaOW0
~イギリス清教女子寮内食堂~
時刻は既に午後一時を回ろうとしている。
本来なら既に皆食事を終え、女子達の面々は各々の日常を繰り広げるのだが……
上条「・・・」汗ダラダラ
神裂「・・・」
アニェーゼ「・・・」
シェリー「...チッ」
オルソラ「まぁまぁ」
アンジェレネ「シスタールチア、まだ食後のデザートを食べていません...」ボソ
ルチア「アンジェレネ、静かにしなさい」ボソ
ローラ「上条の料理はまだ出来てなきにけるの?」
現在上条を囲み女子寮の精鋭6人+αで絶賛修羅場中なのである。
上条「あのー、皆さん?なんでそんなに怒っていらっしゃるんでせうか……?」
シェリー「てめぇが最大主教と一緒にここに入ってきて料理作らせろなんて言うからだろぉがぁあああ!!」ガタン!!
上条「ヒッ!?」ビクン
神裂「まぁまぁ、シェリー。ここは一先ず話を聞きくとしましょう」
神裂「この度素人から……ね」チャキ
上条「わかりましたからその刀をしまって下さいの事ですよ神裂さん!!」
アニェーゼ「まったく、本当にあんたは一体なんなんですかねぇ?」
アニェーゼ「いきなりここに来る事自体珍しいってのに、女連れで」
アニェーゼ「しかも相手が最大主教ときちまったもんですから」
アニェーゼ「こりゃしっかりと事情を聴かなきゃいけないってもんですよ」チャ
上条「アニェーゼもその杖をしまえってええええ!!」
オルソラ「まぁまぁ、なのですよ」スッ
上条「お、オルソラさん?何を包丁を手に持ってるんでるんでせうか……?」
オルソラ「私は今とてもごきげんなのでございますよ」ブン
上条「ぎゃああああああああああああ!!!お願いだからそれを振り下ろさないでえええええ!!」
アンジェレネ「シスタールチア、もう我慢できません。少しだけなら...」
ルチア「シッ!我慢をしなさい、シスターアンジェレネ!!」
ローラ「上条!!さっさと某に作りたるのよ!!」バンバン
上条「お前も少しは状況を読めええええ!!」
時刻は既に午後一時を回ろうとしている。
本来なら既に皆食事を終え、女子達の面々は各々の日常を繰り広げるのだが……
上条「・・・」汗ダラダラ
神裂「・・・」
アニェーゼ「・・・」
シェリー「...チッ」
オルソラ「まぁまぁ」
アンジェレネ「シスタールチア、まだ食後のデザートを食べていません...」ボソ
ルチア「アンジェレネ、静かにしなさい」ボソ
ローラ「上条の料理はまだ出来てなきにけるの?」
現在上条を囲み女子寮の精鋭6人+αで絶賛修羅場中なのである。
上条「あのー、皆さん?なんでそんなに怒っていらっしゃるんでせうか……?」
シェリー「てめぇが最大主教と一緒にここに入ってきて料理作らせろなんて言うからだろぉがぁあああ!!」ガタン!!
上条「ヒッ!?」ビクン
神裂「まぁまぁ、シェリー。ここは一先ず話を聞きくとしましょう」
神裂「この度素人から……ね」チャキ
上条「わかりましたからその刀をしまって下さいの事ですよ神裂さん!!」
アニェーゼ「まったく、本当にあんたは一体なんなんですかねぇ?」
アニェーゼ「いきなりここに来る事自体珍しいってのに、女連れで」
アニェーゼ「しかも相手が最大主教ときちまったもんですから」
アニェーゼ「こりゃしっかりと事情を聴かなきゃいけないってもんですよ」チャ
上条「アニェーゼもその杖をしまえってええええ!!」
オルソラ「まぁまぁ、なのですよ」スッ
上条「お、オルソラさん?何を包丁を手に持ってるんでるんでせうか……?」
オルソラ「私は今とてもごきげんなのでございますよ」ブン
上条「ぎゃああああああああああああ!!!お願いだからそれを振り下ろさないでえええええ!!」
アンジェレネ「シスタールチア、もう我慢できません。少しだけなら...」
ルチア「シッ!我慢をしなさい、シスターアンジェレネ!!」
ローラ「上条!!さっさと某に作りたるのよ!!」バンバン
上条「お前も少しは状況を読めええええ!!」
58: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:24:43.91 ID:wRVxiaOW0
それぞれが上条に向かい凶器を向ける中、上条はなんとかこの場を回避しようとするも...
上条「ほら!ローラがこいつらに状況を説明すれば...」
神裂「ローラ……?今最大主教の事を呼び捨てに……?」
シェリー「ほほう?もうその二人はそんな中ってことか?」
アニェーゼ「上条当麻、本当にあんたってお人は……」
オルソラ「オホホホ♪」
上条(しまったぁあああ!!墓穴をほっちまったじゃねえか!!それにオルソラがなんか怖い!!)
自体は悪化する一方で...
神裂「上条当麻・・・」チャキ
シェリー「上条・・・」スッ
アニェーゼ「上条・・・」グッ
オルソラ「さぁさぁなのでございますよ☆」スッ
アンジェレネ「もうがまんできません!!ぐばあああああ!!」ガツガツムシャムシャ
ルチア「ちょ!シスターアンジェレネ!?」
ローラ「か~み~じょ~お~!?」バンバンバンバン
上条「えーモニターの前にいる方々本日はどうもありがとうございました」
上条「これをもって上条さんの冒険は終了でございます」
上条「いままで本当にありがとうございましたそれでは最後に一言」
上条「不幸だああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
その言葉を持って上条の意識はブラックアウトするのであった……
上条「ほら!ローラがこいつらに状況を説明すれば...」
神裂「ローラ……?今最大主教の事を呼び捨てに……?」
シェリー「ほほう?もうその二人はそんな中ってことか?」
アニェーゼ「上条当麻、本当にあんたってお人は……」
オルソラ「オホホホ♪」
上条(しまったぁあああ!!墓穴をほっちまったじゃねえか!!それにオルソラがなんか怖い!!)
自体は悪化する一方で...
神裂「上条当麻・・・」チャキ
シェリー「上条・・・」スッ
アニェーゼ「上条・・・」グッ
オルソラ「さぁさぁなのでございますよ☆」スッ
アンジェレネ「もうがまんできません!!ぐばあああああ!!」ガツガツムシャムシャ
ルチア「ちょ!シスターアンジェレネ!?」
ローラ「か~み~じょ~お~!?」バンバンバンバン
上条「えーモニターの前にいる方々本日はどうもありがとうございました」
上条「これをもって上条さんの冒険は終了でございます」
上条「いままで本当にありがとうございましたそれでは最後に一言」
上条「不幸だああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
その言葉を持って上条の意識はブラックアウトするのであった……
59: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:25:17.79 ID:wRVxiaOW0
一方その頃ステイルはと言うと
ステイル「さぁさぁ、まだまだあるからね」パチン!
イン「すごいんだよ!!ステイルが指を叩くだけで料理がいっぱいでてくるんだよ!!」
ステイル「はっは~僕をだれだと思っているんだい?」
イン「大好きなんだよステイル!!これからもずっと一緒がいいんだよ!!」
ステイル「」ブベラッ!!!
ステイルも同様に意識を失っていた。
ステイル「さぁさぁ、まだまだあるからね」パチン!
イン「すごいんだよ!!ステイルが指を叩くだけで料理がいっぱいでてくるんだよ!!」
ステイル「はっは~僕をだれだと思っているんだい?」
イン「大好きなんだよステイル!!これからもずっと一緒がいいんだよ!!」
ステイル「」ブベラッ!!!
ステイルも同様に意識を失っていた。
60: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:26:33.99 ID:wRVxiaOW0
上条「う、うぅん……」
ローラ「あら、目を覚ましたるか?」
上条「あれ……ローラか?俺、何をして...」
ローラ「神裂にシェリー、それからアニェーゼにオルソラ……」
上条「ああ、はい理解しましたありがとうございます」
上条「で、ここは何処だ?」
ローラ「使っていない部屋を借りたのよ」
ローラ「安心せい、他の者は皆自室で待機をさせておる」
上条「そうか……あれ?ってことはここまで運んでくれたのって」
ローラ「感謝するが良い。某が運んでやったのだからな」
上条「やっぱりか。ありがとうな、ローラ」キリ
ローラ「ッ!!」カァ
ローラ「上の立場の者としてと、当然の事をしただけよ!!」
上条「それでも、さ」
ローラ「うぅ……」
ローラ(な、何を焦っているの私は!!)
ローラ(このまま私の計画を進めれば事は全て万事解決)
ローラ(それまでミスはゆるされないのよ!!)
ローラ「あら、目を覚ましたるか?」
上条「あれ……ローラか?俺、何をして...」
ローラ「神裂にシェリー、それからアニェーゼにオルソラ……」
上条「ああ、はい理解しましたありがとうございます」
上条「で、ここは何処だ?」
ローラ「使っていない部屋を借りたのよ」
ローラ「安心せい、他の者は皆自室で待機をさせておる」
上条「そうか……あれ?ってことはここまで運んでくれたのって」
ローラ「感謝するが良い。某が運んでやったのだからな」
上条「やっぱりか。ありがとうな、ローラ」キリ
ローラ「ッ!!」カァ
ローラ「上の立場の者としてと、当然の事をしただけよ!!」
上条「それでも、さ」
ローラ「うぅ……」
ローラ(な、何を焦っているの私は!!)
ローラ(このまま私の計画を進めれば事は全て万事解決)
ローラ(それまでミスはゆるされないのよ!!)
61: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:28:45.76 ID:wRVxiaOW0
ローラの言う計画とは、ステイルに持ちかけられた物である。
時は少し遡る・・・
ステイル「上条当麻ですよ」
ローラ「はぁ……?上条当麻とは、かの幻想殺しの少年か?」
ステイル「そうです」
ローラ「だがなぜ奴なの?どうせ学園都市ならそれこそ他に先生などがいるであろうに」
ステイル「なに、簡単な事ですよ」
ステイル「最大主教はあいつの右手が欲しくないのですか……?」
ローラ「!!」ピク
ステイル「もし最大主教が奴と親密な中になり、あいつをイギリスに住まわすことができれば...」
ローラ「幻想殺しはイギリス清教の物に……といいたるか?」
ステイル「ええ、そうです」
ステイル「それに、奴を動かすのはとても簡単でしょう」
ステイル「僕が直接行き、禁書目録を盾にすれば何処へだって行きますよ、あいつは」
ローラ「ふむ、なるほど……」
ステイル「どうです?いい案でしょう」
ローラ「良し、きめたるぞ」
ローラ「幻想殺しを某の夫にしたる!」
ステイル「!?」
ローラ「そうすれば奴は否が応でも学園都市に戻ることなくここに住むことになるであろうし」
ローラ「もし拒むとして、禁書目録も同じイギリスにつないでおけば問題はなかろう」
ステイル「はは、さすが最大主教。よき考えで」
ローラ「フフン♪やっと某のすごさがわかってきとろうかしら?」
ステイル「いやはや、さすがです」
ローラ「それでは決行は二日後とする!!」
ステイル「それでは、二日後に僕が行きましょう」
ステイル「禁書目録と共に幻想殺しも連れてまいりますよ」
ローラ「うむ、たのんだぞ。ステイル!!」
ステイル「はは、仰せの通りに」
ローラ「では某は戻る。二日後までは自由行動としてよいぞ」
ステイル「は、了解しました」
ステイル(計画通り...ちょろいな)ニヤァ
まんまとステイルの思惑通りに上条とインデックスを連れてきたローラであった。
時は少し遡る・・・
ステイル「上条当麻ですよ」
ローラ「はぁ……?上条当麻とは、かの幻想殺しの少年か?」
ステイル「そうです」
ローラ「だがなぜ奴なの?どうせ学園都市ならそれこそ他に先生などがいるであろうに」
ステイル「なに、簡単な事ですよ」
ステイル「最大主教はあいつの右手が欲しくないのですか……?」
ローラ「!!」ピク
ステイル「もし最大主教が奴と親密な中になり、あいつをイギリスに住まわすことができれば...」
ローラ「幻想殺しはイギリス清教の物に……といいたるか?」
ステイル「ええ、そうです」
ステイル「それに、奴を動かすのはとても簡単でしょう」
ステイル「僕が直接行き、禁書目録を盾にすれば何処へだって行きますよ、あいつは」
ローラ「ふむ、なるほど……」
ステイル「どうです?いい案でしょう」
ローラ「良し、きめたるぞ」
ローラ「幻想殺しを某の夫にしたる!」
ステイル「!?」
ローラ「そうすれば奴は否が応でも学園都市に戻ることなくここに住むことになるであろうし」
ローラ「もし拒むとして、禁書目録も同じイギリスにつないでおけば問題はなかろう」
ステイル「はは、さすが最大主教。よき考えで」
ローラ「フフン♪やっと某のすごさがわかってきとろうかしら?」
ステイル「いやはや、さすがです」
ローラ「それでは決行は二日後とする!!」
ステイル「それでは、二日後に僕が行きましょう」
ステイル「禁書目録と共に幻想殺しも連れてまいりますよ」
ローラ「うむ、たのんだぞ。ステイル!!」
ステイル「はは、仰せの通りに」
ローラ「では某は戻る。二日後までは自由行動としてよいぞ」
ステイル「は、了解しました」
ステイル(計画通り...ちょろいな)ニヤァ
まんまとステイルの思惑通りに上条とインデックスを連れてきたローラであった。
62: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:30:03.42 ID:wRVxiaOW0
ローラ(そう、こんな所でミスをしてしまっては今後チャンスはもう巡ってはこないはず)
ローラ(逆に身を固められるかもしれなわね)
ローラ(ともかく、ここでできるだけ好感度を上げておき一か月間の間に一生を私に捧げさせねば……)
上条「あ、そうだローラ」
ローラ「ん?なにたるか、上条」
上条「もう二時過ぎだけどまさかまだ飯食ってないなんてことはねえよな……?」
ローラ「まさか」
上条「ですよねー」
ローラ「食べる訳がなかとろうに」
上条「そっちですかぁ!?」
ローラ「某は上条の料理が食べたいといったであろう」
上条「なぁ、なんでそんなに俺の手料理が食べたいんだ?」
ローラ「そんなこと、至極当然の事よ」
ローラ「当麻、貴方だからこそよ」ニコ
上条「!?」
上条(な、なんだ今のローラ!さっきまでと全然違うし、なにかがおかしいだろ!!)
ローラ「ほら、上条。さっさといきたるわよ」バタン
上条「お、おい!今お前当麻って...」
上条「一体……なんなんだ……?」
ローラ「ふふ♪あれは相当きいとろうわね」
ローラ「絶対に物にしたるわよ、上条当麻」
こうしてローラの一人駆け引きが始まるのであったが、当人はまだ気づいていない。
自分でも知らぬ間に、駆け引きの相手が「幻想殺し」から「上条当麻」へと変わっていることを……
63: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:31:03.50 ID:wRVxiaOW0
上条が眠っている間に、表舞台の裏側では、悲惨な光景が繰り広げられていた。
建宮(くそ!五和の奴、本気なのよな)
建宮(こっちの戦術や魔術がことごとく無効化されてるのよな!)
建宮(だが……)
建宮「まだまだ甘いのよ!!」ブン
そういって建宮がお得意のフランベルジェを振りかざす。
が、
五和「甘いのはそっちですよ、建宮さん」
建宮「!?」
建宮「フランベルジェのつっさきにのるなんて……成長したのよ、五和」
五和「[ピーーー]」
建宮「ぐぉおお!!」
もはやギャグとしか思えない程の強さで建宮を蹴り飛ばす五和。
この二人の死闘、いや、一方的な狩りは続く…
浦上「あれ、どうします?」
対馬「ほっといていいんじゃないかしら?いつもの事だし」
対馬「それよりケーキ食べに行きましょ。そろそろお菓子の時間だし」
浦上「あ、いいですね。いきましょうか」
・・・まったくもって人望の無い建宮であった。
建宮(くそ!五和の奴、本気なのよな)
建宮(こっちの戦術や魔術がことごとく無効化されてるのよな!)
建宮(だが……)
建宮「まだまだ甘いのよ!!」ブン
そういって建宮がお得意のフランベルジェを振りかざす。
が、
五和「甘いのはそっちですよ、建宮さん」
建宮「!?」
建宮「フランベルジェのつっさきにのるなんて……成長したのよ、五和」
五和「[ピーーー]」
建宮「ぐぉおお!!」
もはやギャグとしか思えない程の強さで建宮を蹴り飛ばす五和。
この二人の死闘、いや、一方的な狩りは続く…
浦上「あれ、どうします?」
対馬「ほっといていいんじゃないかしら?いつもの事だし」
対馬「それよりケーキ食べに行きましょ。そろそろお菓子の時間だし」
浦上「あ、いいですね。いきましょうか」
・・・まったくもって人望の無い建宮であった。
64: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:38:24.24 ID:wRVxiaOW0
~女子寮内食堂~
上条「ほら、できたぞ」コト
ローラ「これはなんぞ?上条」
上条「味噌汁と目玉焼きに豆腐だよ」
上条「まったく、何を食べたいか聞いてみたら和食だなんてな」
上条「イギリス清教 の最大主教がこんな物を食べたいだなんて上条さんびっくりですよ」
ローラ「中々和食と言うのは食べる機会がないにけるからな」
上条「そんなもんなのか?」
ローラ「確かに和食を作る能力を有するコックは居るが、どこか和食とは言えないのでな」
上条「だったら五和とか神裂に頼めば良いんじゃ無いか?」
ローラ「まったくもって上条は。魔術師は体のいい召使ではないにけるぞ?」
上条「あー確かにそうだもんな」
ローラ「ごちそうさま、でいいのであろう?」
上条「早!!何時の間に食べたんだお前!?」
ローラ「お前などではない。しかとローラと呼ばぬか」
上条「お、おぅ。すまねえ」
ローラ「ま、お腹が減っていたのは否めなかったから当たり前よ」
上条「それにしても早すぎだろ……見えなかったぞ」
ローラ「それだけ上条の料理がおいしかったって事よ」
上条「あれ?でも確か俺箸しかおいて無かったよな?ローラは箸つかえんのか?」
ローラ「!!」
ローラ(しまった!ここで手取り足取り教えてもらえばもっと近くなったかもしれないというのに)
ローラ(私としたことが、平然と使ってしまったわ...)
ローラ「と、当然になりけるのよ!!」
ローラ(ここは強引に話をかえた方がよさそうね)
ローラ「うむ、そうだそうだ。これから毎日某の為に作ってくれるか?」
上条「はぁ?毎日?上条さんは家庭教師をするのだけでも一杯一杯ですの事よ」
ローラ「なにを言うか、上条は家庭教師兼某の護衛なのだから寝る部屋も同じになりけるのだぞ?」
上条「・・・はい?」
上条「ほら、できたぞ」コト
ローラ「これはなんぞ?上条」
上条「味噌汁と目玉焼きに豆腐だよ」
上条「まったく、何を食べたいか聞いてみたら和食だなんてな」
上条「イギリス清教 の最大主教がこんな物を食べたいだなんて上条さんびっくりですよ」
ローラ「中々和食と言うのは食べる機会がないにけるからな」
上条「そんなもんなのか?」
ローラ「確かに和食を作る能力を有するコックは居るが、どこか和食とは言えないのでな」
上条「だったら五和とか神裂に頼めば良いんじゃ無いか?」
ローラ「まったくもって上条は。魔術師は体のいい召使ではないにけるぞ?」
上条「あー確かにそうだもんな」
ローラ「ごちそうさま、でいいのであろう?」
上条「早!!何時の間に食べたんだお前!?」
ローラ「お前などではない。しかとローラと呼ばぬか」
上条「お、おぅ。すまねえ」
ローラ「ま、お腹が減っていたのは否めなかったから当たり前よ」
上条「それにしても早すぎだろ……見えなかったぞ」
ローラ「それだけ上条の料理がおいしかったって事よ」
上条「あれ?でも確か俺箸しかおいて無かったよな?ローラは箸つかえんのか?」
ローラ「!!」
ローラ(しまった!ここで手取り足取り教えてもらえばもっと近くなったかもしれないというのに)
ローラ(私としたことが、平然と使ってしまったわ...)
ローラ「と、当然になりけるのよ!!」
ローラ(ここは強引に話をかえた方がよさそうね)
ローラ「うむ、そうだそうだ。これから毎日某の為に作ってくれるか?」
上条「はぁ?毎日?上条さんは家庭教師をするのだけでも一杯一杯ですの事よ」
ローラ「なにを言うか、上条は家庭教師兼某の護衛なのだから寝る部屋も同じになりけるのだぞ?」
上条「・・・はい?」
65: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:40:09.47 ID:wRVxiaOW0
ローラ「その方が何かと便利でな。つまり上条の為に用意した一軒家で一つ屋根の下一緒に暮らすのだぞ?」
上条「一つ……屋根の下……?」
ローラ「なので、家庭教師だけでなく某の身の回りの世話も少々やってもらう事となるわけよ」
上条「は、はははは...なぁ、何かの冗談だろ……?」
ローラ「嘘をついたとて何の得もなかろう」
ローラ「それより喜ばんか。こんな美人と一緒に暮らせるのだぞ?」
上条「え、や……それは...」
上条(た、確かにローラは美人……って言ってもおかしくはないよな)
上条(多分歳も俺よりも全然上だろうし、上条さん的には度ストライクだが……)
ローラ「まぁ、嫌と申すなら一緒に野宿でもかまわんのだが?」
上条「うーん、仕方がねえな...分かったよ。一緒に暮らせばいいんだろ?」
ローラ「おし、決まったのね」
ローラ「では早速移動したるか」
上条「お、おう。ってまた歩きか?」
ローラ「心配するでない。先ほど連絡はつけて置いた。もうすぐ迎えが来る手筈だ」
上条「そうか。なら安心だな」
ローラ「では外にでるぞ、上条」
上条「あ、待てよ、ローラ!」
上条(・・・それにしても、神裂やオルソラは何処にいったんだ?)
そんな疑問を残しつつ、上条は女子寮を後にした。
ローラ(フフフ、計画通り)
ローラ(ここで起こり得る他のイベントは全部折れたわね)
ローラ(誰にも私の邪魔はさせないわよ……フフ♪)
そう考えるローラは何処かたのしそうであった。
上条「一つ……屋根の下……?」
ローラ「なので、家庭教師だけでなく某の身の回りの世話も少々やってもらう事となるわけよ」
上条「は、はははは...なぁ、何かの冗談だろ……?」
ローラ「嘘をついたとて何の得もなかろう」
ローラ「それより喜ばんか。こんな美人と一緒に暮らせるのだぞ?」
上条「え、や……それは...」
上条(た、確かにローラは美人……って言ってもおかしくはないよな)
上条(多分歳も俺よりも全然上だろうし、上条さん的には度ストライクだが……)
ローラ「まぁ、嫌と申すなら一緒に野宿でもかまわんのだが?」
上条「うーん、仕方がねえな...分かったよ。一緒に暮らせばいいんだろ?」
ローラ「おし、決まったのね」
ローラ「では早速移動したるか」
上条「お、おう。ってまた歩きか?」
ローラ「心配するでない。先ほど連絡はつけて置いた。もうすぐ迎えが来る手筈だ」
上条「そうか。なら安心だな」
ローラ「では外にでるぞ、上条」
上条「あ、待てよ、ローラ!」
上条(・・・それにしても、神裂やオルソラは何処にいったんだ?)
そんな疑問を残しつつ、上条は女子寮を後にした。
ローラ(フフフ、計画通り)
ローラ(ここで起こり得る他のイベントは全部折れたわね)
ローラ(誰にも私の邪魔はさせないわよ……フフ♪)
そう考えるローラは何処かたのしそうであった。
66: ゴミ箱 2012/02/07(火) 00:41:27.60 ID:wRVxiaOW0
神裂「・・・」ズーン
シェリー「ったく、最大主教め……」
シェリー「しばらく同じ部屋で待機してろっていったっきり何の音沙汰もなしかよ」
アニェーゼ「上条さんを気絶させたのはちっとやりすぎましたかね」
神裂「私は...当麻にあんなことを...」
オルソラ「まぁまぁ、貴方様一人がやったわけではないではありませんか」
神裂「それでも私は……私はあんなことを……」グスン
オルソラ「まぁまぁ、泣かれては私も困ってしまうのですよ」
アニェーゼ「神裂さんもこんなですし……」
シェリー「何時になったら出る許可がおりんだ?」
アニェーゼ「さぁ、そんなこと知るわけないじゃないっすか」
アンジェレネ「シスタールチア、私はケーキが食べたいです...」
ルチア「貴方は少し我慢と言うものができないんですか?シスターアンジェレネ」
アニェーゼ(ケーキを食べたいって事は否定しないんっすね)
ローラの思惑により上条への接触を間接的に予防(?)された彼女達は、それぞれ意気消沈していた。
シェリー「ったく、最大主教め……」
シェリー「しばらく同じ部屋で待機してろっていったっきり何の音沙汰もなしかよ」
アニェーゼ「上条さんを気絶させたのはちっとやりすぎましたかね」
神裂「私は...当麻にあんなことを...」
オルソラ「まぁまぁ、貴方様一人がやったわけではないではありませんか」
神裂「それでも私は……私はあんなことを……」グスン
オルソラ「まぁまぁ、泣かれては私も困ってしまうのですよ」
アニェーゼ「神裂さんもこんなですし……」
シェリー「何時になったら出る許可がおりんだ?」
アニェーゼ「さぁ、そんなこと知るわけないじゃないっすか」
アンジェレネ「シスタールチア、私はケーキが食べたいです...」
ルチア「貴方は少し我慢と言うものができないんですか?シスターアンジェレネ」
アニェーゼ(ケーキを食べたいって事は否定しないんっすね)
ローラの思惑により上条への接触を間接的に予防(?)された彼女達は、それぞれ意気消沈していた。
73: ゴミ箱 2012/02/08(水) 00:55:33.64 ID:A+HMiIqo0
ローラ「ちょっと上条!あまり近くに寄る事はやめたるか!!」ギュウギュウ
上条「んな事言ったってこう狭くちゃ仕方ねえだろ!?」ギュウギュウ
上条とローラは今、自分達の新居となる家に向かって移動をしている。
移動手段は車なのだが、ローラの個人的希望とあまり目立つことを避ける為に、
少し古めなイギリスの町中を走るならピッタリだが上条が思わず首をかしげる様な車をローラは選んだのだが・・・
上条「それにしても、なんでこの車はこんなに狭いんだよ」
ローラ「仕方なき事なのよ。余り大きくて目立つ車は選べなきなのだから……」
上条「だからってたった二人でこの狭さはねえだろ...?」
上条「てか車内の三割をローラの髪が陣取ってるってこれは一体どういう事なんでしょうかねぇ?」
ローラ「某の大事な大事な髪を傷つける分けにはいかぬのよ!」
上条「少しは切るという選択肢を取る気持ちは無いんですかそうですか上条さんは呆れて物も言えませんよ」
ローラ「上条は某の髪を疎かにしたるというの!?」
上条「当たり前だろ!!ローラの髪の長さは普通じゃねえんだから」
そんなやり取りをしているどんどん険悪なムードになっていく車内。
元々仲が良かった分けでもない二人なので、無理もない。
ローラ(このままではマズイわね)
ローラ(こんな些細な事で好感度を下げていては後に響いてしまう……)
ローラ(こうなったらやるしかないわね...!)
さながらローラの思考はギャルゲーを攻略するかの如く今後の展開を予測する。
そして結果何を思ったのか、次の瞬間ローラは上条に抱きついていた。
上条「なっ……!?ロ、ローラさん?一体何をしているんでせうか……?」
ローラ「こ、この方がきつくなしに、某の髪も傷つかないであろうと思うてな...///」
上条「いや、だからってこれはあんまりにも極端と上条さんは思いましてですねぇ?」
ローラ「う、ぅうるさい!!ほれ!しっかりと抱えんか!!」
上条「え?あ、はぁ?」
強気に言うローラであるが、その顔は誰が見てもわかる程に真っ赤になっていた。
だが上条自身も同じであるため、ローラのその点は突けなかった。
そんな状況でもローラは臆する事なく上条の上で強引に姿勢を変えていく。
ローラ「ふぅ、これで良きかな」
上条「えーっと……これは今どうなってんだ...?」
最終的には上条がローラをお姫様抱っこする形に落ち着く。
ローラ「ほ、ほれ!これで先よりかは狭くなきにけると思わんか?」
上条(いやいやいやいやどうしてこうなった!!)
上条(落ち着け~男上条!よし、まずは状況を確認するんだ!)
上条(まず狭い車内に右手に広がります光景はローラの綺麗な髪となっております)
上条(そして前方に見えますのはローラの整った綺麗な顔があり、俺は今そのローラをお姫様抱っこしております)
上条(・・・)
上条(どうしてこうなった・・・)
上条「んな事言ったってこう狭くちゃ仕方ねえだろ!?」ギュウギュウ
上条とローラは今、自分達の新居となる家に向かって移動をしている。
移動手段は車なのだが、ローラの個人的希望とあまり目立つことを避ける為に、
少し古めなイギリスの町中を走るならピッタリだが上条が思わず首をかしげる様な車をローラは選んだのだが・・・
上条「それにしても、なんでこの車はこんなに狭いんだよ」
ローラ「仕方なき事なのよ。余り大きくて目立つ車は選べなきなのだから……」
上条「だからってたった二人でこの狭さはねえだろ...?」
上条「てか車内の三割をローラの髪が陣取ってるってこれは一体どういう事なんでしょうかねぇ?」
ローラ「某の大事な大事な髪を傷つける分けにはいかぬのよ!」
上条「少しは切るという選択肢を取る気持ちは無いんですかそうですか上条さんは呆れて物も言えませんよ」
ローラ「上条は某の髪を疎かにしたるというの!?」
上条「当たり前だろ!!ローラの髪の長さは普通じゃねえんだから」
そんなやり取りをしているどんどん険悪なムードになっていく車内。
元々仲が良かった分けでもない二人なので、無理もない。
ローラ(このままではマズイわね)
ローラ(こんな些細な事で好感度を下げていては後に響いてしまう……)
ローラ(こうなったらやるしかないわね...!)
さながらローラの思考はギャルゲーを攻略するかの如く今後の展開を予測する。
そして結果何を思ったのか、次の瞬間ローラは上条に抱きついていた。
上条「なっ……!?ロ、ローラさん?一体何をしているんでせうか……?」
ローラ「こ、この方がきつくなしに、某の髪も傷つかないであろうと思うてな...///」
上条「いや、だからってこれはあんまりにも極端と上条さんは思いましてですねぇ?」
ローラ「う、ぅうるさい!!ほれ!しっかりと抱えんか!!」
上条「え?あ、はぁ?」
強気に言うローラであるが、その顔は誰が見てもわかる程に真っ赤になっていた。
だが上条自身も同じであるため、ローラのその点は突けなかった。
そんな状況でもローラは臆する事なく上条の上で強引に姿勢を変えていく。
ローラ「ふぅ、これで良きかな」
上条「えーっと……これは今どうなってんだ...?」
最終的には上条がローラをお姫様抱っこする形に落ち着く。
ローラ「ほ、ほれ!これで先よりかは狭くなきにけると思わんか?」
上条(いやいやいやいやどうしてこうなった!!)
上条(落ち着け~男上条!よし、まずは状況を確認するんだ!)
上条(まず狭い車内に右手に広がります光景はローラの綺麗な髪となっております)
上条(そして前方に見えますのはローラの整った綺麗な顔があり、俺は今そのローラをお姫様抱っこしております)
上条(・・・)
上条(どうしてこうなった・・・)
74: ゴミ箱 2012/02/08(水) 00:58:37.00 ID:A+HMiIqo0
ローラ「上条?何か言ってくれないと某もはずかしいなるのよ...///」
上条「はっ!!」
上条「な、なぁローラ?一旦落ち着いて俺の上から降りようじゃないか。な?」
ローラ「それは、あまり好ましい事ではなきにけるのよ……」
上条「あ、そうだ!さっきまであんまり近づくなって自分で言ってたじゃねえか、な?」
ローラ「あれはあれでまったく別の事として捉えるが吉よ」
上条「上条さんにはなにが違うのかまったくもってわかりませんの事ですよ...」
ローラ「まったく、上条はさっきから何故にそんなに某を抱く事を嫌がるか?」
ローラ「よもやそんなに某の事が嫌いであるといいけるのか...?」
上条「あぁ……いや、そのぉ...」
ローラ「こんな美女を抱いておきながらにして上条はなんにも考える事を行わないと、そう言いたるの...?」
上条(相変わらず何言ってるか断片的にしか分かんねえなぁ)
上条(ただまぁ、確かにローラを抱いていて悪い気はしないんだよ……なぁ?)
上条(本人が自慢してんのがむかつくけど確かに美人だし)
上条(それになんといってもその髪がすごいよな。ほのかに独特のいい匂いもする...)
ゲス条(あれ?ローラもなんか抱いていて良い的な事言ってるしこのままでいいんじゃね...?)
ローラ「もう。いつも某を無視したるのだから。もう良い!!」プイ
上条「あ、あぁ。わりぃわりぃ」
上条(やっぱ駄目だこれ騙されちゃだめの事ですよ上条さん!!)
上条(年頃の男女が車内で抱き合ってるなんてこれは絶対にあってはならない!!)
ローラ「本当に悪いと思いたるのか...?」
上条「ももももももちろん思ってますとも!!」
ローラ「ならば上条、一つ某の頼みを聞くが良いよ」
上条「は?なんでそうなるんだよ」キョトン
ローラ「今まで散々某を無視していたのだ。当然の事であろう」
上条「いや、それとこれとはまた違うと上条さんは思うのでせうが...?」
ローラ「なにも違わん!!それとも上条、貴様は今までこんな事をしておいたまま何も償わないと言いたるの?」ギロ
上条「は?え、なにこれはBAD END確定ですかそうですか」
ローラ「ほれ、さっさと某の願いをなんでも一つ聞くと言いたるが良いよ」
上条「う...」
ローラ「なんぞ?やはり償いをしたくないといいたるのかこの男は」
上条「いや、そういうわけじゃなくてだな?」
ローラ「ならばなんぞ?なにかこの最大主教のいう事を聞けない重大な事情でもありにけるのか?」
上条「ぐぅ……わかった、わかったよ!俺はローラの願い事をなんでも一つ聞きます!!」
上条(くそ!!もうどうにでもなれ!!)
そう覚悟した上条であった。
だが、ローラから帰ってきた答えは上条の予想の斜め上どころか真上を絶賛進行中であった。
上条「はっ!!」
上条「な、なぁローラ?一旦落ち着いて俺の上から降りようじゃないか。な?」
ローラ「それは、あまり好ましい事ではなきにけるのよ……」
上条「あ、そうだ!さっきまであんまり近づくなって自分で言ってたじゃねえか、な?」
ローラ「あれはあれでまったく別の事として捉えるが吉よ」
上条「上条さんにはなにが違うのかまったくもってわかりませんの事ですよ...」
ローラ「まったく、上条はさっきから何故にそんなに某を抱く事を嫌がるか?」
ローラ「よもやそんなに某の事が嫌いであるといいけるのか...?」
上条「あぁ……いや、そのぉ...」
ローラ「こんな美女を抱いておきながらにして上条はなんにも考える事を行わないと、そう言いたるの...?」
上条(相変わらず何言ってるか断片的にしか分かんねえなぁ)
上条(ただまぁ、確かにローラを抱いていて悪い気はしないんだよ……なぁ?)
上条(本人が自慢してんのがむかつくけど確かに美人だし)
上条(それになんといってもその髪がすごいよな。ほのかに独特のいい匂いもする...)
ゲス条(あれ?ローラもなんか抱いていて良い的な事言ってるしこのままでいいんじゃね...?)
ローラ「もう。いつも某を無視したるのだから。もう良い!!」プイ
上条「あ、あぁ。わりぃわりぃ」
上条(やっぱ駄目だこれ騙されちゃだめの事ですよ上条さん!!)
上条(年頃の男女が車内で抱き合ってるなんてこれは絶対にあってはならない!!)
ローラ「本当に悪いと思いたるのか...?」
上条「ももももももちろん思ってますとも!!」
ローラ「ならば上条、一つ某の頼みを聞くが良いよ」
上条「は?なんでそうなるんだよ」キョトン
ローラ「今まで散々某を無視していたのだ。当然の事であろう」
上条「いや、それとこれとはまた違うと上条さんは思うのでせうが...?」
ローラ「なにも違わん!!それとも上条、貴様は今までこんな事をしておいたまま何も償わないと言いたるの?」ギロ
上条「は?え、なにこれはBAD END確定ですかそうですか」
ローラ「ほれ、さっさと某の願いをなんでも一つ聞くと言いたるが良いよ」
上条「う...」
ローラ「なんぞ?やはり償いをしたくないといいたるのかこの男は」
上条「いや、そういうわけじゃなくてだな?」
ローラ「ならばなんぞ?なにかこの最大主教のいう事を聞けない重大な事情でもありにけるのか?」
上条「ぐぅ……わかった、わかったよ!俺はローラの願い事をなんでも一つ聞きます!!」
上条(くそ!!もうどうにでもなれ!!)
そう覚悟した上条であった。
だが、ローラから帰ってきた答えは上条の予想の斜め上どころか真上を絶賛進行中であった。
75: ゴミ箱 2012/02/08(水) 01:00:58.62 ID:A+HMiIqo0
ローラ「...撫でろ」
上条「・・・は?」
ローラ「だから、某の頭を撫でろと言いたるでわないか」
上条「撫でるって……え?なんで?」
ローラ「理由などどうでもよい。はよう頭をなでんかといいとろうが」
上条「へ?何、そんな事でいいのか?」
ローラ「他に何があるというの?もしや上条、貴様はあんなことやこんな事を……破廉恥であるぞ!!」
上条「は!?いやいやいやちげえって冤罪だぁ!」
ローラ「ふん、まあ上条が何を考えていたかなどどうでも良きこと」
ローラ「さっさと某の頭を撫でるが良い」
上条(どうでも良いっていわれた)
上条(だけどまぁ、こんな程度でいいなら上条さんよろこんでやりますよ)
上条「じゃあ、いくぞ……」
ローラ「うむ、良いぞ」
上条「・・・」サワサワ
ローラ「んー...」
上条(こりゃすげえ撫で心地だな。柔らかいわけでもないけど、すげえスベスベしてるっつうか)サワサワ
ローラ「ほー...」ボケー
上条(一体どんな手入れしたらこんなになるんだ?)サワサワ
ローラ「・・・」
上条「さて、もういいか?」
ローラ「あぁ……」
上条「なんだ?まだやってほしいのか?」
ローラ「いや、もうよいよ……」
上条「?」
ローラ「某の髪をこんなに長く触ったのは上条がはじめてになりけるぞ?」
上条「え?そうなのか?」
ローラ「当たり前たる事よ。普通下賤なオスなんぞに某の髪を触らせる事なぞせん」
上条「あれ?でも、それじゃぁなんで俺はいいんだ?」
ローラ「なんども言わせるでない」
ローラ「当麻だから……よ」ギュ
そういってローラはさらに強く抱き締め、上条の胸に顔をうずくめる。
上条「・・・は?」
ローラ「だから、某の頭を撫でろと言いたるでわないか」
上条「撫でるって……え?なんで?」
ローラ「理由などどうでもよい。はよう頭をなでんかといいとろうが」
上条「へ?何、そんな事でいいのか?」
ローラ「他に何があるというの?もしや上条、貴様はあんなことやこんな事を……破廉恥であるぞ!!」
上条「は!?いやいやいやちげえって冤罪だぁ!」
ローラ「ふん、まあ上条が何を考えていたかなどどうでも良きこと」
ローラ「さっさと某の頭を撫でるが良い」
上条(どうでも良いっていわれた)
上条(だけどまぁ、こんな程度でいいなら上条さんよろこんでやりますよ)
上条「じゃあ、いくぞ……」
ローラ「うむ、良いぞ」
上条「・・・」サワサワ
ローラ「んー...」
上条(こりゃすげえ撫で心地だな。柔らかいわけでもないけど、すげえスベスベしてるっつうか)サワサワ
ローラ「ほー...」ボケー
上条(一体どんな手入れしたらこんなになるんだ?)サワサワ
ローラ「・・・」
上条「さて、もういいか?」
ローラ「あぁ……」
上条「なんだ?まだやってほしいのか?」
ローラ「いや、もうよいよ……」
上条「?」
ローラ「某の髪をこんなに長く触ったのは上条がはじめてになりけるぞ?」
上条「え?そうなのか?」
ローラ「当たり前たる事よ。普通下賤なオスなんぞに某の髪を触らせる事なぞせん」
上条「あれ?でも、それじゃぁなんで俺はいいんだ?」
ローラ「なんども言わせるでない」
ローラ「当麻だから……よ」ギュ
そういってローラはさらに強く抱き締め、上条の胸に顔をうずくめる。
76: ゴミ箱 2012/02/08(水) 01:02:39.63 ID:A+HMiIqo0
上条「は、はい!?」
上条(ちょちょちょちょちょなんかぎゅってしてきましたよローラさんなにしてんすかあああ!!)
ローラ(フフ、これはかなり効果があるわね♪)
ローラ(上条も相当混乱しているようだし)
ローラ(よし、このまま一気に落とすのよ!)
そう決意するローラであったが。
ローラ(・・・)
ローラ(それにしても...)
ローラ(ただ抱かれているだけだというのに、なんでこんなに気持ちが良いのかしらね...)
ローラ(それに、頭を撫でてもらう以外でもよかったかしら……私の髪を触らせてしまったし)
ローラ(でも、悪いきはしなかったわね...)
ローラ(一体なんなのかしら?この気持ちは……)
これを上条当麻をよく知る人物が知ったら、「また上条か」と言うであろう。
だが、はたして本当にこれがフラグメーカーによる物なのか。
それを判断する者も、答えを知る者もいない。
それを知る術を持つ者はただ一人。ローラ=スチュアート本人のみである...
~飛行機内~
ステイル「・・・」
イン「Zzz...」スゥースゥー
ステイル「・・・」ピピ、ピー
イン「ぅ、ぅぅん...」
ステイル(ね、寝顔を写真に収めてしまったフヒフヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒh)ブッー
上条と違い何処までも欲望に忠実なステイルであった。
上条(ちょちょちょちょちょなんかぎゅってしてきましたよローラさんなにしてんすかあああ!!)
ローラ(フフ、これはかなり効果があるわね♪)
ローラ(上条も相当混乱しているようだし)
ローラ(よし、このまま一気に落とすのよ!)
そう決意するローラであったが。
ローラ(・・・)
ローラ(それにしても...)
ローラ(ただ抱かれているだけだというのに、なんでこんなに気持ちが良いのかしらね...)
ローラ(それに、頭を撫でてもらう以外でもよかったかしら……私の髪を触らせてしまったし)
ローラ(でも、悪いきはしなかったわね...)
ローラ(一体なんなのかしら?この気持ちは……)
これを上条当麻をよく知る人物が知ったら、「また上条か」と言うであろう。
だが、はたして本当にこれがフラグメーカーによる物なのか。
それを判断する者も、答えを知る者もいない。
それを知る術を持つ者はただ一人。ローラ=スチュアート本人のみである...
~飛行機内~
ステイル「・・・」
イン「Zzz...」スゥースゥー
ステイル「・・・」ピピ、ピー
イン「ぅ、ぅぅん...」
ステイル(ね、寝顔を写真に収めてしまったフヒフヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒh)ブッー
上条と違い何処までも欲望に忠実なステイルであった。
77: ゴミ箱 2012/02/08(水) 01:05:41.41 ID:A+HMiIqo0
ローラ「運転手よ、まだ付かんのか?」
運転手「当然、もうすこしでつくのである」
ローラ「ふむ、そうか」
上条(あれ?このしゃべり方何処かで...?)
運転手「自然、ついたのである」
上条「お?ここか」
ローラ「運転手よ、ごくろうであった。さ、上条。はよう降りろ」
運転手「必然、転ぶでないぞ。少年」
上条「おぉ、ありがとうな」
そういってローラを抱いたまま車から出る上条であるが、その足は目の前にある建物に入ることなく止まる。
ローラ「運転手よ、その車は聖ジョージ大聖堂へ送っておくがよいぞ」
運転手「当然、承知したのである」ブロロロロロ
ローラ「さて、さっさと行こうではないか、上条」
上条「え……あぁ……はぁ...?」
ローラ「うん?どうしたといいけるか?上条」
上条「お、おい……ここが俺の家だって冗談だろ...?」
ローラ「なにを言うの上条。嘘をついたとてなにもなかろうて」
上条「は……ははは...」
上条「ここがこれから俺の家...?」
ローラ「なにかおかしい所でもあるといいけるか?」
上条「で、でかすぎんだろぉがああああああ!!!」
上条の目の前には、上条が学園都市で借りている学生寮よりかは小さいか、ほぼ同等の大きさの建物が建っていた。
上条は油断していたのだ。
一軒家と言われて想像した物は日曜日にやっている七人家族の住んでいる二階の無い家程度かと思っていたが、そんなものではない。
恐らく三階まではあるだろうし、少し離れてみないと視界に全てが入らない程の物である。
さすがは最大主教である。恐るべし。
運転手「当然、もうすこしでつくのである」
ローラ「ふむ、そうか」
上条(あれ?このしゃべり方何処かで...?)
運転手「自然、ついたのである」
上条「お?ここか」
ローラ「運転手よ、ごくろうであった。さ、上条。はよう降りろ」
運転手「必然、転ぶでないぞ。少年」
上条「おぉ、ありがとうな」
そういってローラを抱いたまま車から出る上条であるが、その足は目の前にある建物に入ることなく止まる。
ローラ「運転手よ、その車は聖ジョージ大聖堂へ送っておくがよいぞ」
運転手「当然、承知したのである」ブロロロロロ
ローラ「さて、さっさと行こうではないか、上条」
上条「え……あぁ……はぁ...?」
ローラ「うん?どうしたといいけるか?上条」
上条「お、おい……ここが俺の家だって冗談だろ...?」
ローラ「なにを言うの上条。嘘をついたとてなにもなかろうて」
上条「は……ははは...」
上条「ここがこれから俺の家...?」
ローラ「なにかおかしい所でもあるといいけるか?」
上条「で、でかすぎんだろぉがああああああ!!!」
上条の目の前には、上条が学園都市で借りている学生寮よりかは小さいか、ほぼ同等の大きさの建物が建っていた。
上条は油断していたのだ。
一軒家と言われて想像した物は日曜日にやっている七人家族の住んでいる二階の無い家程度かと思っていたが、そんなものではない。
恐らく三階まではあるだろうし、少し離れてみないと視界に全てが入らない程の物である。
さすがは最大主教である。恐るべし。
78: ゴミ箱 2012/02/08(水) 01:08:05.76 ID:A+HMiIqo0
ローラ「私はあまり贅沢が好きではないのでな。こんなこじんまりとした家になってしまったがな」
上条「こじんまり……?これで...?」
ローラ「ほれ、なにをしておる。さっさと中にはいらんか」
上条「え?あ、ああ」
ローラ「それにしても以外ぞよ。もっと驚くと思っておったがな」
上条「は、はははは……人間ってのは驚きすぎると言葉をなくすんですのよ...」
上条「あ、このままだとドアあけられないな。降りれるか?」
ローラ「あ、うぅん……」
ローラはどこか名残惜しそうに上条から降りる。
上条「おし。じゃぁ、あけるぞ~」
ローラ「某もまだ中は見てなくてよ。楽しみなの~」
上条「さて、それでは。お邪魔しまーす...」ギィィイ
上条「oh...」
ローラ「ふむ、まぁまぁと言いけるかしらね」
上条(これは……夢か!?夢なのか!?)
家の外見からの期待を裏切る事無く上条の目の前に広がるのは、もはや玄関とは言い難い物であった。
それはまさにどこかのアニメでしか見たことのない部屋。
バイ○ハザード1の洋館のよりも広いか、同じくらいか。ただただ広い。
一回には扉が三つ。それぞれ少し進んでから右、左、真ん中についている。
そして真ん中の扉を挟むように二階に続く螺旋状の階段がある。
二階にも同じようにして扉が三つある。
言う慣れば「ホール」といってもいいであろう。
上条「こ、ここが俺の……家……」
ローラ「あんまり広くは無きにけるわね」
上条「上条さんにとっては十分にお広いのでせうが...?」
ローラ「まぁ、二人で住むのでありけるからいいかしらね」
上条「あーそうか、ここに二人で住むのか...」
ローラ「そうなりけるのよ?ま、そのうち慣れるであろうことでしょう」
上条「だといいけどな……ん?」
なにげなく玄関で靴を脱ごうとした上条がある異変に気付く。
上条「こじんまり……?これで...?」
ローラ「ほれ、なにをしておる。さっさと中にはいらんか」
上条「え?あ、ああ」
ローラ「それにしても以外ぞよ。もっと驚くと思っておったがな」
上条「は、はははは……人間ってのは驚きすぎると言葉をなくすんですのよ...」
上条「あ、このままだとドアあけられないな。降りれるか?」
ローラ「あ、うぅん……」
ローラはどこか名残惜しそうに上条から降りる。
上条「おし。じゃぁ、あけるぞ~」
ローラ「某もまだ中は見てなくてよ。楽しみなの~」
上条「さて、それでは。お邪魔しまーす...」ギィィイ
上条「oh...」
ローラ「ふむ、まぁまぁと言いけるかしらね」
上条(これは……夢か!?夢なのか!?)
家の外見からの期待を裏切る事無く上条の目の前に広がるのは、もはや玄関とは言い難い物であった。
それはまさにどこかのアニメでしか見たことのない部屋。
バイ○ハザード1の洋館のよりも広いか、同じくらいか。ただただ広い。
一回には扉が三つ。それぞれ少し進んでから右、左、真ん中についている。
そして真ん中の扉を挟むように二階に続く螺旋状の階段がある。
二階にも同じようにして扉が三つある。
言う慣れば「ホール」といってもいいであろう。
上条「こ、ここが俺の……家……」
ローラ「あんまり広くは無きにけるわね」
上条「上条さんにとっては十分にお広いのでせうが...?」
ローラ「まぁ、二人で住むのでありけるからいいかしらね」
上条「あーそうか、ここに二人で住むのか...」
ローラ「そうなりけるのよ?ま、そのうち慣れるであろうことでしょう」
上条「だといいけどな……ん?」
なにげなく玄関で靴を脱ごうとした上条がある異変に気付く。
79: ゴミ箱 2012/02/08(水) 01:09:38.20 ID:A+HMiIqo0
ローラ「どうしたであろうか?上条」
上条「ここって……イギリスだよな?」
ローラ「今更何をいいたるか?上条」
上条「この段差って……靴を脱ぐためなのか?」
ローラ「?」
上条「いや、ここって外国だろ?だったら靴を脱ぐっていう文化は無いはずだよな...?」
ローラ「ああ、そのことなら心配はなきことよ」
ローラ「この家は日本人である天草式の奴らに立てさせた物であるからして、上条が心配するような文化の違いはほぼ無いに等しいわい」
上条「さっき魔術師は召使ではない的な事言ったのは何処のだれでしょうねー...」
ローラ「そ、そんな事はどうでもいいといいけるよ!ほれ、さっさと部屋を確認したるわよ!」グイグイ
上条「うお!ちょ、ちょっと押すなって!」
こうして上条とローラの共同生活が始まるのであった。
建宮「やられたのよな……」
浦上「私たちの為の寮っていってましたよね?最大主教は」
対馬「まんまとはめられたってわけね」
五和「上条さんが...最大主教とい、いいいい一緒にあそこ・・・n...」バタン
対馬「ちょ、五和!?返事をしなさい!五和!!」
香焼「もう本格的になんにもできないっすよ?代理。どうするんすか?」
建宮「なに、こんな時の為に実は盗聴器とカメラをあの家には仕掛けておいたの……ゴフッ!!」ビチャ
香焼「代理!大丈夫ですか?」
建宮「まったく、五和め。成長しよったな……」バタン
香焼「だいり!? 建宮さん!?たてみやああああ!!!」
浦上「もう……こんなんじゃどうしようもありませんね」
対馬「代理も五和も倒れたんじゃね」
浦上「では、今日のところは解散とします?」
対馬「今日というよりか、もう今回はあきらめるしかないんじゃないかしら?」
浦上「確かにそうですね。一イギリス清教の下っ端である私たちだけではどうしようも「ちょっとまつがいいし」
浦上「!!」
対馬「あ、あんたは……なんでここに!?」
「ふふん。あの女には幻想殺しは渡すわけにいかないし」
「だから私がじきじきに出陣したんだし」
そして、幻想殺しを取り巻く環境は徐々に範囲を広げていき、世界は彼を中心にして変化をしていくのであった...
上条「ここって……イギリスだよな?」
ローラ「今更何をいいたるか?上条」
上条「この段差って……靴を脱ぐためなのか?」
ローラ「?」
上条「いや、ここって外国だろ?だったら靴を脱ぐっていう文化は無いはずだよな...?」
ローラ「ああ、そのことなら心配はなきことよ」
ローラ「この家は日本人である天草式の奴らに立てさせた物であるからして、上条が心配するような文化の違いはほぼ無いに等しいわい」
上条「さっき魔術師は召使ではない的な事言ったのは何処のだれでしょうねー...」
ローラ「そ、そんな事はどうでもいいといいけるよ!ほれ、さっさと部屋を確認したるわよ!」グイグイ
上条「うお!ちょ、ちょっと押すなって!」
こうして上条とローラの共同生活が始まるのであった。
建宮「やられたのよな……」
浦上「私たちの為の寮っていってましたよね?最大主教は」
対馬「まんまとはめられたってわけね」
五和「上条さんが...最大主教とい、いいいい一緒にあそこ・・・n...」バタン
対馬「ちょ、五和!?返事をしなさい!五和!!」
香焼「もう本格的になんにもできないっすよ?代理。どうするんすか?」
建宮「なに、こんな時の為に実は盗聴器とカメラをあの家には仕掛けておいたの……ゴフッ!!」ビチャ
香焼「代理!大丈夫ですか?」
建宮「まったく、五和め。成長しよったな……」バタン
香焼「だいり!? 建宮さん!?たてみやああああ!!!」
浦上「もう……こんなんじゃどうしようもありませんね」
対馬「代理も五和も倒れたんじゃね」
浦上「では、今日のところは解散とします?」
対馬「今日というよりか、もう今回はあきらめるしかないんじゃないかしら?」
浦上「確かにそうですね。一イギリス清教の下っ端である私たちだけではどうしようも「ちょっとまつがいいし」
浦上「!!」
対馬「あ、あんたは……なんでここに!?」
「ふふん。あの女には幻想殺しは渡すわけにいかないし」
「だから私がじきじきに出陣したんだし」
そして、幻想殺しを取り巻く環境は徐々に範囲を広げていき、世界は彼を中心にして変化をしていくのであった...
86: ゴミ箱 2012/02/09(木) 00:51:22.92 ID:e6JuCWiv0
~新上条家~
上条「ふぅ、これで一通り見まわったか?」
ローラ「まさか部屋がこんなにあるとは思わなきにけるのよ...」グッタリ
上条とローラはたった今新たな家の部屋をすべて確認し終えたのである。
上条「確かにちょっと多かったな。なんでだ?」
ローラ「あーそういえば」
上条「ん?なんか心当たりでもあるのか?」
ローラ「元々天草式の寮にするという名目で建てよと命じた建前、部屋が多くなるのは必然だったわ」
上条「ってかそんな事を天草式にやらせるなよ」
ローラ「日本人だけで構成されている組織というのはなかなかに少なき事なのよ」
ローラ「天草式は魔術以外の事にも長けている上、人数も多い故に色々な事を頼まれるのよ」
ローラ「聖ジョージ大聖堂周辺の草刈りや、修道女の引っ越しの手伝い等を行いたるわね」
上条(天草式も悲惨だな...)
ローラ「さて、某は少し休みたるからして、何かあったら呼びたるがいいのよ」
上条「おう。ってそういえば夕食も俺が作るのか?」
ローラ「なにを言いたるの?当り前であろうて」
上条「結局そうなるんですかそうですか」
ローラ「フフ、上条の料理がうまいから頼んでいるのであろうよ?」
上条「あんまりうれしくねー」
ローラ「さぁ、もう某は行くわよ」
上条「へいへーい」
そういってローラは螺旋状の階段を上り、二階にある自分の部屋へと向かった。
この家の間取りは元寮予定だったからか単純で、食堂や風呂場、それに倉庫などは一階にあり、
上条とローラの部屋は二階にある。
とは言っても二階には他にも空室がおよそ十個程度あり、いささか二人で住むにしては多すぎであった。
上条「ふぅ、これで一通り見まわったか?」
ローラ「まさか部屋がこんなにあるとは思わなきにけるのよ...」グッタリ
上条とローラはたった今新たな家の部屋をすべて確認し終えたのである。
上条「確かにちょっと多かったな。なんでだ?」
ローラ「あーそういえば」
上条「ん?なんか心当たりでもあるのか?」
ローラ「元々天草式の寮にするという名目で建てよと命じた建前、部屋が多くなるのは必然だったわ」
上条「ってかそんな事を天草式にやらせるなよ」
ローラ「日本人だけで構成されている組織というのはなかなかに少なき事なのよ」
ローラ「天草式は魔術以外の事にも長けている上、人数も多い故に色々な事を頼まれるのよ」
ローラ「聖ジョージ大聖堂周辺の草刈りや、修道女の引っ越しの手伝い等を行いたるわね」
上条(天草式も悲惨だな...)
ローラ「さて、某は少し休みたるからして、何かあったら呼びたるがいいのよ」
上条「おう。ってそういえば夕食も俺が作るのか?」
ローラ「なにを言いたるの?当り前であろうて」
上条「結局そうなるんですかそうですか」
ローラ「フフ、上条の料理がうまいから頼んでいるのであろうよ?」
上条「あんまりうれしくねー」
ローラ「さぁ、もう某は行くわよ」
上条「へいへーい」
そういってローラは螺旋状の階段を上り、二階にある自分の部屋へと向かった。
この家の間取りは元寮予定だったからか単純で、食堂や風呂場、それに倉庫などは一階にあり、
上条とローラの部屋は二階にある。
とは言っても二階には他にも空室がおよそ十個程度あり、いささか二人で住むにしては多すぎであった。
87: ゴミ箱 2012/02/09(木) 00:54:07.44 ID:e6JuCWiv0
上条「さてと、これからどうしようか...」
上条「あ、そういえばまだ冷蔵庫の中とかも見てないな」
上条「まさか何も入ってないなんてこたねぇよな...?」
そう思い上条は厨房へと向かう。
厨房は一階にある。
まずホール(玄関)の真ん中の扉を開けると、長い廊下がある。
その廊下の左側には手前と奥に一つずつ扉があり、奥の方が厨房につづく扉である。
ちなみに手前にはおそらく作戦を説明するための講義室があり、黒板もあるため勉強にはもってこいであった。
上条「しっかし長い廊下だな……30mぐらいはあるんじゃねえのか?これ」
上条「厨房もこれまたでっけぇんだよなー」
上条「全部の部屋が俺の寮よりも大きいってなんだよこれ...」orz
上条「嘆いても仕方ねえ、さっさと冷蔵庫の中を確認するとしますかねっと」ガチャ
上条「oh...」
上条「この冷蔵庫自体馬鹿でけえってのにその中にこれでもかと言わんばかりの肉が……」
上条「ん?右にあるこれも冷蔵庫か?」ガチャ
上条(うっわ、こっちには野菜がいっぱい入ってますの事よ)
上条「あれ?でも魚がねえなぁ?」キョロキョロ
上条「ん?確かあれも冷蔵庫だよな?形は違うけど……確かテレビでみたな」
上条「おし、開けてみるか」ガチャ
上条「こ、これはマグロ……!?」
上条「いやそれだけじゃない、鮭に鰤、蟹もあるじゃねえか!!」
上条「お、恐ろしい……もしかしてこれ全部使っていいのか...?」
上条「もし全部使っていいとしたら一か月は買い物に行かなくても困らねえな……」
上条「一応ローラにもちゃんと聞かないとな」
そう言いつつ、上条は再びホールへと戻る。
上条「さて、食糧のチェックも終わったところで……まだ四時か」
上条「まだまだ時間があるな。俺も一旦部屋にもどるか」
そう言って上条も二階へと上がる。
二階にある丁度二つの階段に挟まれる位置にある扉を開けると、一階と同じように長い廊下が続いている。
左側には扉が等間隔で四つあり、
右側には廊下を二分割するように真ん中に廊下が続いている。
その右側に伸びている廊下の一番奥には左右にそれぞれ扉がある。
その右の方の扉が上条の部屋で、左がローラの部屋だ。
上条とローラの部屋は元々神裂と建宮の為の物だったんだとか。
偉い人に大きな部屋を分け与えるなんて天草式らしくもないと思いつつも、
ローラの指示だと言うのだから渋々作ったのだろうと勝手に結論づける。
上条「あ、そういえばまだ冷蔵庫の中とかも見てないな」
上条「まさか何も入ってないなんてこたねぇよな...?」
そう思い上条は厨房へと向かう。
厨房は一階にある。
まずホール(玄関)の真ん中の扉を開けると、長い廊下がある。
その廊下の左側には手前と奥に一つずつ扉があり、奥の方が厨房につづく扉である。
ちなみに手前にはおそらく作戦を説明するための講義室があり、黒板もあるため勉強にはもってこいであった。
上条「しっかし長い廊下だな……30mぐらいはあるんじゃねえのか?これ」
上条「厨房もこれまたでっけぇんだよなー」
上条「全部の部屋が俺の寮よりも大きいってなんだよこれ...」orz
上条「嘆いても仕方ねえ、さっさと冷蔵庫の中を確認するとしますかねっと」ガチャ
上条「oh...」
上条「この冷蔵庫自体馬鹿でけえってのにその中にこれでもかと言わんばかりの肉が……」
上条「ん?右にあるこれも冷蔵庫か?」ガチャ
上条(うっわ、こっちには野菜がいっぱい入ってますの事よ)
上条「あれ?でも魚がねえなぁ?」キョロキョロ
上条「ん?確かあれも冷蔵庫だよな?形は違うけど……確かテレビでみたな」
上条「おし、開けてみるか」ガチャ
上条「こ、これはマグロ……!?」
上条「いやそれだけじゃない、鮭に鰤、蟹もあるじゃねえか!!」
上条「お、恐ろしい……もしかしてこれ全部使っていいのか...?」
上条「もし全部使っていいとしたら一か月は買い物に行かなくても困らねえな……」
上条「一応ローラにもちゃんと聞かないとな」
そう言いつつ、上条は再びホールへと戻る。
上条「さて、食糧のチェックも終わったところで……まだ四時か」
上条「まだまだ時間があるな。俺も一旦部屋にもどるか」
そう言って上条も二階へと上がる。
二階にある丁度二つの階段に挟まれる位置にある扉を開けると、一階と同じように長い廊下が続いている。
左側には扉が等間隔で四つあり、
右側には廊下を二分割するように真ん中に廊下が続いている。
その右側に伸びている廊下の一番奥には左右にそれぞれ扉がある。
その右の方の扉が上条の部屋で、左がローラの部屋だ。
上条とローラの部屋は元々神裂と建宮の為の物だったんだとか。
偉い人に大きな部屋を分け与えるなんて天草式らしくもないと思いつつも、
ローラの指示だと言うのだから渋々作ったのだろうと勝手に結論づける。
88: ゴミ箱 2012/02/09(木) 00:56:49.50 ID:e6JuCWiv0
上条「にしても...」ガチャ
上条「・・・」
上条「これは広すぎる...」
上条「さっきおおよそで測ってみたけどこれ1辺20m近くはあるよな……」
上条「いや、でかすぎだっての」
そういって幸せの文句を叩きつつ、上条は部屋に備え付けられているダブルベットに近づく。
上条は部屋の大きさにばかり目が行って、ベットが少し膨らんでいる事に気づかない。
上条「ふぅ、さすがに急な事が立て込みすぎて上条さんも疲れましたよ」モソ
上条(それにしてもなんでこれダブルなんだ……?)
上条が少し疑問に思いつつも、ベットの中にはいる。
携帯のアラームを設定し、少し仮眠をとろうと思っていた。 のだが...
上条(ん?なんだ?なんか違和感が……)ギュ
上条「・・・は?」
ベットの中で突然何者かに抱きつかれる上条。
あまりの突然の事に頭の処理が追いついていかない。
上条(・・・ちょっとまて、落ち着こう。そうだ少し深呼吸しろ、深呼吸)
上条「スーハー」
上条(よし。とりあえず落ち着いて状況を確認だ)
上条(この家には今俺とローラしかいないから、恐らくこの手はローラだろう)
上条(でもなんでここにいるんですかもうわけわかめあbbbbbbbbbb)
ローラ「――――上条?」
上条「う……やっぱり、ローラか...?」
ローラ「この家には某と上条しか居ないでわないか」
上条「そ、それはそうとして、なんでここにいるんだ?てかなんでこんな……」
ローラ「こっちを向くでない!」
上条「あ、す、すまねぇ」
上条(あれ?なんで俺怒られてんだ?)
ローラ「なに、ただ驚かせようとしただけになりけるぞ」
上条「は...?驚かせる?」
ローラ「先ほど某は少々上条に嘘をつきたったのよ」
上条「嘘?なんの嘘だよ」
ローラ「上条は忘れたか?某は言ったであろう。上条と某は一緒に寝ると」
上条「・・・おい、まさかそれって」
ローラ「つまり……こういう事といいたるの♡」ギュ
上条「・・・」
上条「これは広すぎる...」
上条「さっきおおよそで測ってみたけどこれ1辺20m近くはあるよな……」
上条「いや、でかすぎだっての」
そういって幸せの文句を叩きつつ、上条は部屋に備え付けられているダブルベットに近づく。
上条は部屋の大きさにばかり目が行って、ベットが少し膨らんでいる事に気づかない。
上条「ふぅ、さすがに急な事が立て込みすぎて上条さんも疲れましたよ」モソ
上条(それにしてもなんでこれダブルなんだ……?)
上条が少し疑問に思いつつも、ベットの中にはいる。
携帯のアラームを設定し、少し仮眠をとろうと思っていた。 のだが...
上条(ん?なんだ?なんか違和感が……)ギュ
上条「・・・は?」
ベットの中で突然何者かに抱きつかれる上条。
あまりの突然の事に頭の処理が追いついていかない。
上条(・・・ちょっとまて、落ち着こう。そうだ少し深呼吸しろ、深呼吸)
上条「スーハー」
上条(よし。とりあえず落ち着いて状況を確認だ)
上条(この家には今俺とローラしかいないから、恐らくこの手はローラだろう)
上条(でもなんでここにいるんですかもうわけわかめあbbbbbbbbbb)
ローラ「――――上条?」
上条「う……やっぱり、ローラか...?」
ローラ「この家には某と上条しか居ないでわないか」
上条「そ、それはそうとして、なんでここにいるんだ?てかなんでこんな……」
ローラ「こっちを向くでない!」
上条「あ、す、すまねぇ」
上条(あれ?なんで俺怒られてんだ?)
ローラ「なに、ただ驚かせようとしただけになりけるぞ」
上条「は...?驚かせる?」
ローラ「先ほど某は少々上条に嘘をつきたったのよ」
上条「嘘?なんの嘘だよ」
ローラ「上条は忘れたか?某は言ったであろう。上条と某は一緒に寝ると」
上条「・・・おい、まさかそれって」
ローラ「つまり……こういう事といいたるの♡」ギュ
89: ゴミ箱 2012/02/09(木) 00:59:18.33 ID:e6JuCWiv0
上条(ふぉおおおお!!!ローラがなんかさらに強く抱きしめてきてちょっとこれはまずい!!)
ローラ(フフ、計画通り)ニヤ
上条「ちょ、ちょっとはなれろローラァァアアアアア!!!」
上条(くっ……そぉ……こんの!!)
ローラ「離さないにけるのよ上条!!」
上条「ぐぬぬぬぬぬ...!!」ググゥ
ローラ「・・・!!」パッ
上条「!!」
上条(いまだ!!)ガバッ
なんとかローラの拘束(抱きしめ)から逃れた上条は、そのままの勢いでベットから飛び出る。
上条「おい、ローラ!!なんか今日のお前はおかしいぞ!!」
上条「いや、前に会った時とは違いすぎるんだよ!!」
上条「なんで俺にこんな事するかは知らねぇ。だがな、俺はこんな事をする為に来たんじゃねえんだぞ!!」
ローラ「え……あぁ……」
今までローラからされてきた行為に対して抑えてきたものを爆発させた上条は、
ローラの事もおかまいなしに説教を始める。
そんな上条の凄い剣幕にローラは、ただ黙るしかできない。
上条「俺は今日ステイルに脅されて無理やり来たんだ!学園都市での俺の日常を捨ててな!」
上条「その時に俺は決めたんだよ。インデックスを、皆を守るためにならなんだってする」
上条「俺はそう誓ってここに来たんだ。例えそれが、俺がどんな事をしてでもってな」
上条「だがここに来てみたらどうだ。家庭教師?ふざけんじゃねえ!!」
上条「お前らのそんなふざけた事のせいで、皆がどれだけ不幸になろうとしてたか、てめぇらはしってんのかよ!」
上条「俺の思いを踏みにじって、皆を不幸にするような事をしといて、これ以上こんなふざけた事をするならなぁ」
上条「ローラ=スチュアート。てめぇのそんなふざけた幻想は、この俺がぶち殺す!」
ローラ「わ……私はただ……」
上条「なんだ、やるってんならかかってこい。何処までも相手になってやる」ギュ
そういって握りしめる右手に力を込める。 が...
ローラ「・・・」ブルブル
上条「・・・」
ローラ「うぅ……ぐす……」ポロ
上条「・・・え?」
ローラ「うぇ……わ、わたひわぁ・・・」グスン
上条(な、なんですとおおおおおおおお!?)
上条(ないちゃったあああ!?)
ローラ「う、うわああああああん!!」バタン
上条「あ!ちょ、ローラ!?」
そんな時、上条の頭の中にある声が響く...
ローラ(フフ、計画通り)ニヤ
上条「ちょ、ちょっとはなれろローラァァアアアアア!!!」
上条(くっ……そぉ……こんの!!)
ローラ「離さないにけるのよ上条!!」
上条「ぐぬぬぬぬぬ...!!」ググゥ
ローラ「・・・!!」パッ
上条「!!」
上条(いまだ!!)ガバッ
なんとかローラの拘束(抱きしめ)から逃れた上条は、そのままの勢いでベットから飛び出る。
上条「おい、ローラ!!なんか今日のお前はおかしいぞ!!」
上条「いや、前に会った時とは違いすぎるんだよ!!」
上条「なんで俺にこんな事するかは知らねぇ。だがな、俺はこんな事をする為に来たんじゃねえんだぞ!!」
ローラ「え……あぁ……」
今までローラからされてきた行為に対して抑えてきたものを爆発させた上条は、
ローラの事もおかまいなしに説教を始める。
そんな上条の凄い剣幕にローラは、ただ黙るしかできない。
上条「俺は今日ステイルに脅されて無理やり来たんだ!学園都市での俺の日常を捨ててな!」
上条「その時に俺は決めたんだよ。インデックスを、皆を守るためにならなんだってする」
上条「俺はそう誓ってここに来たんだ。例えそれが、俺がどんな事をしてでもってな」
上条「だがここに来てみたらどうだ。家庭教師?ふざけんじゃねえ!!」
上条「お前らのそんなふざけた事のせいで、皆がどれだけ不幸になろうとしてたか、てめぇらはしってんのかよ!」
上条「俺の思いを踏みにじって、皆を不幸にするような事をしといて、これ以上こんなふざけた事をするならなぁ」
上条「ローラ=スチュアート。てめぇのそんなふざけた幻想は、この俺がぶち殺す!」
ローラ「わ……私はただ……」
上条「なんだ、やるってんならかかってこい。何処までも相手になってやる」ギュ
そういって握りしめる右手に力を込める。 が...
ローラ「・・・」ブルブル
上条「・・・」
ローラ「うぅ……ぐす……」ポロ
上条「・・・え?」
ローラ「うぇ……わ、わたひわぁ・・・」グスン
上条(な、なんですとおおおおおおおお!?)
上条(ないちゃったあああ!?)
ローラ「う、うわああああああん!!」バタン
上条「あ!ちょ、ローラ!?」
そんな時、上条の頭の中にある声が響く...
96: ゴミ箱 2012/02/09(木) 01:15:46.67 ID:e6JuCWiv0
青ピ『うわーかみやんが女の子を泣かせたで~』
土御門『かみやんがそんな奴だとは薄々感づいてたにゃ~』
吹寄『上条……貴様、もう私に近づかないでくれる?』
姫神『上条君。そんな人だとは思わなかった。』
子萌『上条ちゃん?ちょっと職員室まできましょうねー』
御坂『・・・サイッテー』
黒子『まぁ類人猿ですから当然のことですわね』
一方『BBAだから許すぜェ』
打ち止め『あーー!いっけないんだーってミサカはミサカは指を指して注意してみる!』
御坂妹『貴方がこんな方だったとはとミサカは幻滅します』
番外『ギャハ☆やっぱりあんたはこんな程度だったんだ☆』
それは、学園都市にいるはずの面々の声……
上条「うわああああああ!!!」
上条(もしかして上条さんはとんでもない事をやらかしたのではないか!?)
上条「おい、ローラ!!まってくれぇえええ!!」
そういって上条もローラを追って部屋を出る。
行先はただ一つ。ローラがやけに気に入っていた、四階のテラスである。
土御門『かみやんがそんな奴だとは薄々感づいてたにゃ~』
吹寄『上条……貴様、もう私に近づかないでくれる?』
姫神『上条君。そんな人だとは思わなかった。』
子萌『上条ちゃん?ちょっと職員室まできましょうねー』
御坂『・・・サイッテー』
黒子『まぁ類人猿ですから当然のことですわね』
一方『BBAだから許すぜェ』
打ち止め『あーー!いっけないんだーってミサカはミサカは指を指して注意してみる!』
御坂妹『貴方がこんな方だったとはとミサカは幻滅します』
番外『ギャハ☆やっぱりあんたはこんな程度だったんだ☆』
それは、学園都市にいるはずの面々の声……
上条「うわああああああ!!!」
上条(もしかして上条さんはとんでもない事をやらかしたのではないか!?)
上条「おい、ローラ!!まってくれぇえええ!!」
そういって上条もローラを追って部屋を出る。
行先はただ一つ。ローラがやけに気に入っていた、四階のテラスである。
90: ゴミ箱 2012/02/09(木) 00:59:48.65 ID:e6JuCWiv0
~とある建物の三階~
香焼「今の、聞いたっすか?」
対馬「えぇ。もうばっちり」
浦上「最大主教……泣いてましたよね?」
対馬「あれは完全に上条が泣かせたわね」
香焼「ったく、代理め。自分の部屋にだけ盗聴器とカメラをつけてないとかありえないっすよ」
香焼「仕方ないから女教皇の部屋のマイクの感度を最大にしてるっすが、まあなんとかなったっすね」
対馬「それにしても、これはまずいわね」
浦上「え?なんでですか?五和が彼を取り戻すチャンスじゃないですか」
対馬「まぁ、まだ浦上ちゃんにはわからないかもね」
香焼「俺もそっち系は全然だめです」
対馬「なら見てればわかるわよ、かなり厄介な事になるわ。こりゃあの人でも手が焼けるわね」
対馬「――――キャーリサ様でも・・・」
浦上&香焼「?」
香焼「今の、聞いたっすか?」
対馬「えぇ。もうばっちり」
浦上「最大主教……泣いてましたよね?」
対馬「あれは完全に上条が泣かせたわね」
香焼「ったく、代理め。自分の部屋にだけ盗聴器とカメラをつけてないとかありえないっすよ」
香焼「仕方ないから女教皇の部屋のマイクの感度を最大にしてるっすが、まあなんとかなったっすね」
対馬「それにしても、これはまずいわね」
浦上「え?なんでですか?五和が彼を取り戻すチャンスじゃないですか」
対馬「まぁ、まだ浦上ちゃんにはわからないかもね」
香焼「俺もそっち系は全然だめです」
対馬「なら見てればわかるわよ、かなり厄介な事になるわ。こりゃあの人でも手が焼けるわね」
対馬「――――キャーリサ様でも・・・」
浦上&香焼「?」
91: ゴミ箱 2012/02/09(木) 01:03:38.37 ID:e6JuCWiv0
~上条亭四階屋上~
時刻は日暮れ。
太陽が沈みかけている。
ここらへんにはこの家以外に建物とよべる建物はなかった。
ただあるのは流れる川や、ちょっとした公園やら。
そんな中にポツンと一つだけ立つこの建物からの眺めを遮る物など、何もない...
ローラ「うぅ・・・ひっぐ...」
ローラ(私はただ上条に怒られただけなのに)
ローラ(いつも彼が相手にしている事をされた、ただそれだけなのに……)
ローラ(なのになんで・・・なんでこんなに悲しいの...?)
ローラは夕日に照らされるテラスの手すりに体を少し預けながら、泣いていた。
ローラは当初、幻想殺しを手に入れ、イギリスに住まわせればあとは放置するつもりだった。
嘘でもついて夫婦になり、このイギリスに縛り付ければ後は会わなくとも命令一つで動かせるはずだったのだ。
だが、今はなにかが違う。
夫婦となった後の事も考え始めている自分がいる。
それどころか、上条の幻想殺しを時々忘れそうになっている自分がいる。
計画の為に嫌われる事を避けていたはずなのに、今は本能で嫌われないようにしている自分がいる。
たった半日一緒にいただけ。ただそれだけで生まれたこの感情。
これは一体なんなのか...?ローラはこれが理解できずにいた。
ローラ「・・・ぅ」
ローラ「もう私は……上条には好かれぬだろうなぁ...」
ローラ「逃げてきてしもうたものね……」 オーイローラ!!
ローラ「・・・?」
その時後ろから聞こえた声を、ローラは聞き間違えなかった。
ひどく小さな声だったが、ローラにはすんなりと聞こえた。
ローラ「上…条...?」
上条「ローラ!」
上条「よかった、やっぱりここだったか!」
上条はそういってローラに走って近づく。
このテラスは入口である階段から端まで50m弱はある。
やはり、広い。
時刻は日暮れ。
太陽が沈みかけている。
ここらへんにはこの家以外に建物とよべる建物はなかった。
ただあるのは流れる川や、ちょっとした公園やら。
そんな中にポツンと一つだけ立つこの建物からの眺めを遮る物など、何もない...
ローラ「うぅ・・・ひっぐ...」
ローラ(私はただ上条に怒られただけなのに)
ローラ(いつも彼が相手にしている事をされた、ただそれだけなのに……)
ローラ(なのになんで・・・なんでこんなに悲しいの...?)
ローラは夕日に照らされるテラスの手すりに体を少し預けながら、泣いていた。
ローラは当初、幻想殺しを手に入れ、イギリスに住まわせればあとは放置するつもりだった。
嘘でもついて夫婦になり、このイギリスに縛り付ければ後は会わなくとも命令一つで動かせるはずだったのだ。
だが、今はなにかが違う。
夫婦となった後の事も考え始めている自分がいる。
それどころか、上条の幻想殺しを時々忘れそうになっている自分がいる。
計画の為に嫌われる事を避けていたはずなのに、今は本能で嫌われないようにしている自分がいる。
たった半日一緒にいただけ。ただそれだけで生まれたこの感情。
これは一体なんなのか...?ローラはこれが理解できずにいた。
ローラ「・・・ぅ」
ローラ「もう私は……上条には好かれぬだろうなぁ...」
ローラ「逃げてきてしもうたものね……」 オーイローラ!!
ローラ「・・・?」
その時後ろから聞こえた声を、ローラは聞き間違えなかった。
ひどく小さな声だったが、ローラにはすんなりと聞こえた。
ローラ「上…条...?」
上条「ローラ!」
上条「よかった、やっぱりここだったか!」
上条はそういってローラに走って近づく。
このテラスは入口である階段から端まで50m弱はある。
やはり、広い。
92: ゴミ箱 2012/02/09(木) 01:06:53.09 ID:e6JuCWiv0
ローラ「一体何をしたる為に来たといいけるか...?」
上条(目の下が赤いな。やっぱり泣いてたのか……)
ローラ「某を殴りに来たとでもいいたるか?それもよかろうな...」
上条「いや、そのー違うんだ」
上条「さっきは俺が……そのーわ、悪かったよ。言いすぎたな」
ローラ「上条...」
上条「ローラの事に不満を持ってたのは否定しない」
上条「ただ、あそこまで言うのは俺が間違ってた」
上条「これからここで二人で暮らすんだろ?だったらさ、ほら。こんな風にしたままじゃダメだろ?」
ローラ「・・・それだけか?」
上条「へ……?」
ローラ「某がかわいそうとかはおもわぬのかと問うてるの!!」
上条「あ、いやそんな滅相もございませんちゃんとローラ様の事を重々考えたうえでございまして」
ローラ「だったら一つ」
上条「一つ...?」
ローラ「今から一つある事をしたる。それを上条は目を瞑って受け止めい」
上条「なっ……!?またそんなのかよ...」
ローラ「なに、不満だといいたるの?」
上条「あーいえ、どうぞどうぞ、ナンデモシテクダサイ」
上条(上条さんはもうつかれたでございますよ)
ローラ「ふむ、ではゆくぞ」
上条「……おう」
なぜか心の中でオルソラ口調になる上条に向かってローラは...
ローラ「えい!!」ガバッ
上条「はいぃいい!?」ドサ
上条(まったこんなのですかあああ!?)
ローラ「うふふ、これで許したるわよ♪」ギュ
上条「はぁ・・・もうそれでいいですよ...」
ローラ(やっぱり、これが一番落ち着くわね……♡)
上条(……これって結構やばくね?)
ローラは上条に抱きつき、張り倒す。
ただそれだけの行為だが、それが男女の間ではすさまじいある意味を持つ。
今のローラと上条はそれをさして深く考えてはいない。
紅に輝く二人。映し出すのは真っ赤な夕日。
この二人の心情を、そのまま写しだしたようである。
ただ、時が来るその時まで……この二人がその意味を知るのはまだまだ先である...
上条(目の下が赤いな。やっぱり泣いてたのか……)
ローラ「某を殴りに来たとでもいいたるか?それもよかろうな...」
上条「いや、そのー違うんだ」
上条「さっきは俺が……そのーわ、悪かったよ。言いすぎたな」
ローラ「上条...」
上条「ローラの事に不満を持ってたのは否定しない」
上条「ただ、あそこまで言うのは俺が間違ってた」
上条「これからここで二人で暮らすんだろ?だったらさ、ほら。こんな風にしたままじゃダメだろ?」
ローラ「・・・それだけか?」
上条「へ……?」
ローラ「某がかわいそうとかはおもわぬのかと問うてるの!!」
上条「あ、いやそんな滅相もございませんちゃんとローラ様の事を重々考えたうえでございまして」
ローラ「だったら一つ」
上条「一つ...?」
ローラ「今から一つある事をしたる。それを上条は目を瞑って受け止めい」
上条「なっ……!?またそんなのかよ...」
ローラ「なに、不満だといいたるの?」
上条「あーいえ、どうぞどうぞ、ナンデモシテクダサイ」
上条(上条さんはもうつかれたでございますよ)
ローラ「ふむ、ではゆくぞ」
上条「……おう」
なぜか心の中でオルソラ口調になる上条に向かってローラは...
ローラ「えい!!」ガバッ
上条「はいぃいい!?」ドサ
上条(まったこんなのですかあああ!?)
ローラ「うふふ、これで許したるわよ♪」ギュ
上条「はぁ・・・もうそれでいいですよ...」
ローラ(やっぱり、これが一番落ち着くわね……♡)
上条(……これって結構やばくね?)
ローラは上条に抱きつき、張り倒す。
ただそれだけの行為だが、それが男女の間ではすさまじいある意味を持つ。
今のローラと上条はそれをさして深く考えてはいない。
紅に輝く二人。映し出すのは真っ赤な夕日。
この二人の心情を、そのまま写しだしたようである。
ただ、時が来るその時まで……この二人がその意味を知るのはまだまだ先である...
93: ゴミ箱 2012/02/09(木) 01:08:05.08 ID:e6JuCWiv0
~天草式監視組~
対馬「ほらごらん。厄介なことになったでしょう?」
浦上「えぇぇえええ!?なんでこうなるんですか!?」
香焼「最大主教が上条さんを押し倒すとか上条うらやま」
対馬「日本人である私たちが一番しってるじゃない。『雨降って地固まる』って」
浦上「た、確かにそうですね。『喧嘩するほど仲がいい』もこれと同義ですね」
香焼「でもこれやばいっすよね?こんな所を五和がみたら大変っすよ?」
対馬「確かにまずいわね……早めにモニターを切りましょ・・・」
五和「」
対馬「五和!?いつのまにそこにいたの!?」
五和「上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんがかmmmmmmmmmmmmmmm」バタン
浦上「キャーーーー五和!!」
香焼「やばいっすよ!!息してないっす!!」
対馬「……もう、あきらめた方がいいかもしれないわね。五和」
そういって対馬は立ち上がり、家の中へと手をつないで入っていくローラと上条をモニター越しに見据えるのであった。
対馬「ほらごらん。厄介なことになったでしょう?」
浦上「えぇぇえええ!?なんでこうなるんですか!?」
香焼「最大主教が上条さんを押し倒すとか上条うらやま」
対馬「日本人である私たちが一番しってるじゃない。『雨降って地固まる』って」
浦上「た、確かにそうですね。『喧嘩するほど仲がいい』もこれと同義ですね」
香焼「でもこれやばいっすよね?こんな所を五和がみたら大変っすよ?」
対馬「確かにまずいわね……早めにモニターを切りましょ・・・」
五和「」
対馬「五和!?いつのまにそこにいたの!?」
五和「上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんがかmmmmmmmmmmmmmmm」バタン
浦上「キャーーーー五和!!」
香焼「やばいっすよ!!息してないっす!!」
対馬「……もう、あきらめた方がいいかもしれないわね。五和」
そういって対馬は立ち上がり、家の中へと手をつないで入っていくローラと上条をモニター越しに見据えるのであった。
105: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:04:08.97 ID:dtAZeFFe0
時刻は夜の八時
上条とローラが仲治りをした後、二人は夕食を取り終えてそれぞれの部屋で休息をとっていた。
上条「ええ、そのはずだったんですよ」チラ
ローラ「おろ?このせんべいとやらはこのお茶とよくあいたるわね」
上条「結局このありさまですよ」ズーン
ローラ「当麻ー。そちもこっちにきたれよー」
上条「はいはい」
結局あの後ローラは上条の意思を無視して上条の部屋で一緒に住む事を決めていた。
そしていつのまにか上条の事を「当麻」と呼んでいた。
ちなみにここで確認するが、べつに二人は現時点ではお互いの事を好きとかそんな明確な思いは抱いていない。
確かに抱き合ったりしたり、ローラは急に下の名前で呼んだりしているがただそれだけ。
二人にとっては別になんでもない普通の事である。この二人には恐れいる物だ。
上条「で、もうここからでてく気はないんですねそうですか」
ローラ「何を当たり前の事をいいにけるか」
上条「はぁ……」
そう溜息をつきつつも部屋に付属してあった湯呑にお茶を注ぐ上条。
そのままローラと同じように椅子に座る。
上条「まぁもういいけどな。この部屋も俺一人だと広すぎるし」
ローラ「ん?随分と物分りがよき事よな?」
上条「上条さんは不幸にはなれてるんですよー」ハハッ
ローラ「ふむ、それは良きことね。ほれ、当麻もおせんべいをたべようぞ」ポイ
上条「ん?おお、すまねぇ」
そういって上条はお茶を飲みながらせんべいをかじる。
上条「お、こりゃかなり良いもんだな」
ローラ「やはりそうであろうか?」
上条「ああ、こんな良いお茶やせんべいは上条さんの部屋には置いてありませんよ」
ローラ「そんなに良きものか。ほー」
上条「意外だな、こんな和風な物がこんな家に付属でついてるなんて」
ローラ「あぁ、確かこれも天草式の奴らが自分達が住むときの為に置いておいたのだったな」
上条「・・・ってことはこれなにか、私物なのか?」
ローラ「いや、これらはa○azonで取り寄せたのではなきにけるのではなかろうか?」
上条「てかこれをa○azonって……」
上条(今度天草式の奴らにはお詫びしないとな)
上条とローラが仲治りをした後、二人は夕食を取り終えてそれぞれの部屋で休息をとっていた。
上条「ええ、そのはずだったんですよ」チラ
ローラ「おろ?このせんべいとやらはこのお茶とよくあいたるわね」
上条「結局このありさまですよ」ズーン
ローラ「当麻ー。そちもこっちにきたれよー」
上条「はいはい」
結局あの後ローラは上条の意思を無視して上条の部屋で一緒に住む事を決めていた。
そしていつのまにか上条の事を「当麻」と呼んでいた。
ちなみにここで確認するが、べつに二人は現時点ではお互いの事を好きとかそんな明確な思いは抱いていない。
確かに抱き合ったりしたり、ローラは急に下の名前で呼んだりしているがただそれだけ。
二人にとっては別になんでもない普通の事である。この二人には恐れいる物だ。
上条「で、もうここからでてく気はないんですねそうですか」
ローラ「何を当たり前の事をいいにけるか」
上条「はぁ……」
そう溜息をつきつつも部屋に付属してあった湯呑にお茶を注ぐ上条。
そのままローラと同じように椅子に座る。
上条「まぁもういいけどな。この部屋も俺一人だと広すぎるし」
ローラ「ん?随分と物分りがよき事よな?」
上条「上条さんは不幸にはなれてるんですよー」ハハッ
ローラ「ふむ、それは良きことね。ほれ、当麻もおせんべいをたべようぞ」ポイ
上条「ん?おお、すまねぇ」
そういって上条はお茶を飲みながらせんべいをかじる。
上条「お、こりゃかなり良いもんだな」
ローラ「やはりそうであろうか?」
上条「ああ、こんな良いお茶やせんべいは上条さんの部屋には置いてありませんよ」
ローラ「そんなに良きものか。ほー」
上条「意外だな、こんな和風な物がこんな家に付属でついてるなんて」
ローラ「あぁ、確かこれも天草式の奴らが自分達が住むときの為に置いておいたのだったな」
上条「・・・ってことはこれなにか、私物なのか?」
ローラ「いや、これらはa○azonで取り寄せたのではなきにけるのではなかろうか?」
上条「てかこれをa○azonって……」
上条(今度天草式の奴らにはお詫びしないとな)
106: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:04:36.80 ID:dtAZeFFe0
そう思いつつもついついせんべいをかじる上条である。
上条がそうしている間に、ローラが席を立った。
ローラ「さて、某はそろそろ風呂に入りたるわね」
上条「おお、じゃあ俺はローラの後だな」
ローラ「うむ、しばしまつがよ……」
ローラ(いや、これは好機か...?)
ローラ(たった一度の事で諦めては最大主教の名が廃るわね)
ローラ(ふふ、私はまだあきらめてはいないわよ、当麻!)
ローラ「そうだな、うむ。当麻」
上条「ん?なんだ?」
ローラ「一緒に……入りはせぬか...?」
上条「ブフォッ!!」
上条「はぁあ!?」
ローラ「別に良き事ではなくて?」
上条「何をもってして良いという判断が下ったああ!」
ローラ「今この家には某と当麻しかいないのだろう?」
ローラ「だったら邪魔をする者などいない。良いではないか?」
上条「だからなんでそれで俺と一緒に入るって事になんだよ!?」
ローラ「別に良いではないか。某がよいというのだから」
ローラ「それともあれか?やはり某の事が嫌いだから入りとうないのか?」
上条「いや別に嫌いって分けでもないけど……」
ローラ「うむ、だったら良いな?では行くぞー当麻」グイッ
上条「あ、ちょ!引っ張るんじゃねえよ!!」
ローラ「ほれほれ遠慮をするでない」グィー
上条「く、くそぉ!不幸だああああ!!」
別に叫んだ所でどうにでもなるわけではないが、叫ばずには居られない上条であった...
上条がそうしている間に、ローラが席を立った。
ローラ「さて、某はそろそろ風呂に入りたるわね」
上条「おお、じゃあ俺はローラの後だな」
ローラ「うむ、しばしまつがよ……」
ローラ(いや、これは好機か...?)
ローラ(たった一度の事で諦めては最大主教の名が廃るわね)
ローラ(ふふ、私はまだあきらめてはいないわよ、当麻!)
ローラ「そうだな、うむ。当麻」
上条「ん?なんだ?」
ローラ「一緒に……入りはせぬか...?」
上条「ブフォッ!!」
上条「はぁあ!?」
ローラ「別に良き事ではなくて?」
上条「何をもってして良いという判断が下ったああ!」
ローラ「今この家には某と当麻しかいないのだろう?」
ローラ「だったら邪魔をする者などいない。良いではないか?」
上条「だからなんでそれで俺と一緒に入るって事になんだよ!?」
ローラ「別に良いではないか。某がよいというのだから」
ローラ「それともあれか?やはり某の事が嫌いだから入りとうないのか?」
上条「いや別に嫌いって分けでもないけど……」
ローラ「うむ、だったら良いな?では行くぞー当麻」グイッ
上条「あ、ちょ!引っ張るんじゃねえよ!!」
ローラ「ほれほれ遠慮をするでない」グィー
上条「く、くそぉ!不幸だああああ!!」
別に叫んだ所でどうにでもなるわけではないが、叫ばずには居られない上条であった...
107: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:05:29.11 ID:dtAZeFFe0
~上条邸一階 浴室~
上条の部屋の丁度真下に浴室はある。
つまり、上条の部屋と同じくらいの大きさなわけだが、元々上条の部屋も気味が悪い位広いのでこちらもかなり広い。
上条「・・・」
ローラ「~♪」
上条「・・・」
ローラ「なにをさっきから黙っておるの?当麻」
上条「いや、そりゃー誰だって黙るだろ」
ローラ「なんぞ、そんなに某の入浴の仕方が気にいらぬといいたるか?すけべ」
上条「いや、すけべはねえだろすけべは」
上条とローラは確かに一緒に入っているのだが、今の二人には決定的な違いがある。
上条はタオル一枚で入っているのに対して、ローラはなんと着衣入浴という詐欺紛いの行為をしているからだ。
元々ローラはいつもこうして入っているらしいが、上条としてはなんともそれが気に入らない様子で。
上条「まぁ、外国人なんてそんなもんか。きにしてた俺が馬鹿みてぇじゃねえか...」orz
ローラ「まぁ別に気にするほどの事でもなきことよ」
上条「はぁ……もう上がるか」
ローラ「あ、ちょっとまちたれよ」
上条「なんだ?」
ローラ「某はただ当麻と遊び半分で風呂に入ったわけではないぞ?」
上条「遊び半分だったら殴ってたけどな」ボソ
ローラ「文句を言うでない、ほれ」ポイッ
上条「ん?なんだこれ」
ローラ「みてわかとろう?櫛よ、櫛」
上条「櫛...?ってことは……」
ローラ「なんとなく理解できとろうかしら?某のこの髪をとかして欲しいのよ」
そういってローラは自分の髪留めを取る。
すると、自分の身長の2.5倍はある髪が浴槽に広がる。
上条「そんなの自分でやればいいじゃねえかよ」
ローラ「いいであろう、これから二人で暮らすのだ。某がこんな事を頼むのは信頼した者にしか頼まぬのだぞ?」
上条「はぁ……まあいいけど」
そういって上条は持っている櫛をローラの髪にかける。
上条「こんな感じでいいのか?」
ローラ「うむ、ちょうど良いぞ。なかなか当麻はうまいぞよ」
上条「なんで褒められてんのにうれしくないんでしょうかね」
そうしてこんな時間がしばらく続いた。
ローラの髪は長い為、結構時間がかかるのである。
上条の部屋の丁度真下に浴室はある。
つまり、上条の部屋と同じくらいの大きさなわけだが、元々上条の部屋も気味が悪い位広いのでこちらもかなり広い。
上条「・・・」
ローラ「~♪」
上条「・・・」
ローラ「なにをさっきから黙っておるの?当麻」
上条「いや、そりゃー誰だって黙るだろ」
ローラ「なんぞ、そんなに某の入浴の仕方が気にいらぬといいたるか?すけべ」
上条「いや、すけべはねえだろすけべは」
上条とローラは確かに一緒に入っているのだが、今の二人には決定的な違いがある。
上条はタオル一枚で入っているのに対して、ローラはなんと着衣入浴という詐欺紛いの行為をしているからだ。
元々ローラはいつもこうして入っているらしいが、上条としてはなんともそれが気に入らない様子で。
上条「まぁ、外国人なんてそんなもんか。きにしてた俺が馬鹿みてぇじゃねえか...」orz
ローラ「まぁ別に気にするほどの事でもなきことよ」
上条「はぁ……もう上がるか」
ローラ「あ、ちょっとまちたれよ」
上条「なんだ?」
ローラ「某はただ当麻と遊び半分で風呂に入ったわけではないぞ?」
上条「遊び半分だったら殴ってたけどな」ボソ
ローラ「文句を言うでない、ほれ」ポイッ
上条「ん?なんだこれ」
ローラ「みてわかとろう?櫛よ、櫛」
上条「櫛...?ってことは……」
ローラ「なんとなく理解できとろうかしら?某のこの髪をとかして欲しいのよ」
そういってローラは自分の髪留めを取る。
すると、自分の身長の2.5倍はある髪が浴槽に広がる。
上条「そんなの自分でやればいいじゃねえかよ」
ローラ「いいであろう、これから二人で暮らすのだ。某がこんな事を頼むのは信頼した者にしか頼まぬのだぞ?」
上条「はぁ……まあいいけど」
そういって上条は持っている櫛をローラの髪にかける。
上条「こんな感じでいいのか?」
ローラ「うむ、ちょうど良いぞ。なかなか当麻はうまいぞよ」
上条「なんで褒められてんのにうれしくないんでしょうかね」
そうしてこんな時間がしばらく続いた。
ローラの髪は長い為、結構時間がかかるのである。
108: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:06:28.67 ID:dtAZeFFe0
ローラ「うーん、そろそろよいぞ」
上条「お、そうか。それにしてもこんな面倒な事毎日やってるのか?」
ローラ「これだけではないぞ?毎日太陽の光に当てながら櫛でとかさなければならなきだし」
上条「ふーん、そんなもんか」
上条「まぁ確かに、そんだけしてりゃこんな綺麗な髪にもなるか」
上条はそう言って髪を撫でる。
ローラ「男にここまでやらせたのは当麻がはじめてになりしなのよ」
上条「意外だな」
ローラ「そうでもなきにけるわよ?」
ローラ「某とてそうそう淫らに男と接したりはせぬ」
上条「なんか、今日一日でローラの印象が変わったな」
ローラ「ふふ、某もなるわよ」
上条とローラの間には普段とはまた違った空気が今流れていた。
お互いを信頼し合ったからこその会話のせいであろう。
なんだかんだで上条のローラに対する印象は好意的な物へと変わっていた。
上条「さて、俺はそろそろ上がるな」
ローラ「うむ。某はもう少し入っておるからの」
上条「分かった。じゃあ先にな」
そういって上条は洗面所もとい更衣室へと戻る。
今の風呂場にはローラだけが一人入っている。
ローラ(思わず一緒に入ってしまったわ)
ローラ(け、結構恥ずかしかったわね///)
ローラ(けど、そのおかげで結構距離が近づいている事が分かったわね)
ローラ(このままいけば順調に夫婦になれるかしらね)
ローラ(・・・)
ローラ(でも、夫婦になった後……私は一体どうしたいの...?)
そんな答えのない疑問に対して、自問自答を繰り返すローラであった。
上条「お、そうか。それにしてもこんな面倒な事毎日やってるのか?」
ローラ「これだけではないぞ?毎日太陽の光に当てながら櫛でとかさなければならなきだし」
上条「ふーん、そんなもんか」
上条「まぁ確かに、そんだけしてりゃこんな綺麗な髪にもなるか」
上条はそう言って髪を撫でる。
ローラ「男にここまでやらせたのは当麻がはじめてになりしなのよ」
上条「意外だな」
ローラ「そうでもなきにけるわよ?」
ローラ「某とてそうそう淫らに男と接したりはせぬ」
上条「なんか、今日一日でローラの印象が変わったな」
ローラ「ふふ、某もなるわよ」
上条とローラの間には普段とはまた違った空気が今流れていた。
お互いを信頼し合ったからこその会話のせいであろう。
なんだかんだで上条のローラに対する印象は好意的な物へと変わっていた。
上条「さて、俺はそろそろ上がるな」
ローラ「うむ。某はもう少し入っておるからの」
上条「分かった。じゃあ先にな」
そういって上条は洗面所もとい更衣室へと戻る。
今の風呂場にはローラだけが一人入っている。
ローラ(思わず一緒に入ってしまったわ)
ローラ(け、結構恥ずかしかったわね///)
ローラ(けど、そのおかげで結構距離が近づいている事が分かったわね)
ローラ(このままいけば順調に夫婦になれるかしらね)
ローラ(・・・)
ローラ(でも、夫婦になった後……私は一体どうしたいの...?)
そんな答えのない疑問に対して、自問自答を繰り返すローラであった。
109: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:07:05.07 ID:dtAZeFFe0
~イギリス市内とあるホテル~
イン「ステイル、さっさとお風呂からあがるんだよ!!」
ステイル「ああ、もう少しまってくれ」
イン「もう、遅いんだよ!!」
ステイル「ほら、今あがったよ」
イン「やっとなんだよ。一時間くらい待ったんだよ!」
ステイル「ほら、早くはいってきなよ」
イン「当たり前なんだよ!!」バタン
ステイル「・・・」
ステイル「フヒヒヒヒヒヒwwwwwwww」
ステイル「カメラはセット完了しておいたし、盗聴器もばっちりだね」
ステイル「こ、これで僕はかかかか神になれるうくぁwkだおsんkgsだwdds」
人として何かを失い始めていたステイルであった・・・
イン「ステイル、さっさとお風呂からあがるんだよ!!」
ステイル「ああ、もう少しまってくれ」
イン「もう、遅いんだよ!!」
ステイル「ほら、今あがったよ」
イン「やっとなんだよ。一時間くらい待ったんだよ!」
ステイル「ほら、早くはいってきなよ」
イン「当たり前なんだよ!!」バタン
ステイル「・・・」
ステイル「フヒヒヒヒヒヒwwwwwwww」
ステイル「カメラはセット完了しておいたし、盗聴器もばっちりだね」
ステイル「こ、これで僕はかかかか神になれるうくぁwkだおsんkgsだwdds」
人として何かを失い始めていたステイルであった・・・
110: ゴミ箱 2012/02/10(金) 01:08:32.23 ID:dtAZeFFe0
~上条の部屋~
上条とローラが風呂から上がった頃には既に九時を回っており、やる事も無い為二人はもう寝る事にした。
上条「なぁ、ローラ」
ローラ「ん?なにたるか、当麻」
上条「もしかしてこの部屋のベットがダブルベットの理由って……」
ローラ「あら、気づいたにけるか?なかなか勘が良くなってきとるわね」
ローラ「勿論、某も一緒に寝る為になるわよ」
上条「まぁもうそんなこったろうと思ってたんだけどな」
ローラ「もう、さっきから当麻はなにをそんなに嫌がるか!?」
上条「え!?い、いや、これにはちゃんとした理由があってだなぁ」
ローラ「ふん!!どんな理由で某をなんども拒絶したるか!?」
上条「いや、今日一日中ずっと思ってたんだが、男女が二人だけで同じ家に住むだけで問題だろ?」
上条「その上ローラは最大主教だし、俺みたな家庭教師とはいえ一般人と抱き合ったり一緒に風呂に入ったりするのはどうかと上条さんは思っててですね?」
ローラ「なんぞ、たったそんな事にけるか」
上条「へ?そんな事?」
ローラ「その心配はなきにけるわよ、当麻」
上条「な、なんでだよ?」
ローラ「それは何もつながりがない二人がするからこそ生まれる疑念であるからして、某と当麻ではなんにも問題はないのけるのよ」
上条「えーっと……つまり...?」
ローラ「フフッ♪だから」
上条「?」
ローラ「某と当麻はもう何のつながりもない他人ではないであろう……?」ギュ
上条「ちょ、ローラ!?」
そういってローラは本日何度目か、上条に抱きつき、そのままベットへと倒れこむ。
たった一日でこの二人の距離はどれだけ縮まったのか。それは神意外に誰も知りえないことである。
ただ、縮まったという事は確定している。ローラにはそれだけで十分であった。
ローラ(さぁ、あとどれぐらいで落とせるかしらね)
ローラ(やっぱりこうしてるのが一番心地よいわ。寝心地もよさそうね)
上条(うぅっ……!!今日何回目ですかこれは!?)
ゲス条(・・・あーなんかどうでもよくなってきた……風呂上がりだからローラのいい匂いがするし)
ゲス条(相変わらず髪綺麗だし、年上だしもうこのままでいいかぁ……)
着々と上条を落としていくローラ。たった一日でここまでやるのは、さすがは最大主教と言ったところか。
だが落とされているのは本人も同じことである。
はたして、どちらが先に落ちるのか……それはもはや時間の問題であった。
「第三者の介入がなければ」であるが。
上条とローラが風呂から上がった頃には既に九時を回っており、やる事も無い為二人はもう寝る事にした。
上条「なぁ、ローラ」
ローラ「ん?なにたるか、当麻」
上条「もしかしてこの部屋のベットがダブルベットの理由って……」
ローラ「あら、気づいたにけるか?なかなか勘が良くなってきとるわね」
ローラ「勿論、某も一緒に寝る為になるわよ」
上条「まぁもうそんなこったろうと思ってたんだけどな」
ローラ「もう、さっきから当麻はなにをそんなに嫌がるか!?」
上条「え!?い、いや、これにはちゃんとした理由があってだなぁ」
ローラ「ふん!!どんな理由で某をなんども拒絶したるか!?」
上条「いや、今日一日中ずっと思ってたんだが、男女が二人だけで同じ家に住むだけで問題だろ?」
上条「その上ローラは最大主教だし、俺みたな家庭教師とはいえ一般人と抱き合ったり一緒に風呂に入ったりするのはどうかと上条さんは思っててですね?」
ローラ「なんぞ、たったそんな事にけるか」
上条「へ?そんな事?」
ローラ「その心配はなきにけるわよ、当麻」
上条「な、なんでだよ?」
ローラ「それは何もつながりがない二人がするからこそ生まれる疑念であるからして、某と当麻ではなんにも問題はないのけるのよ」
上条「えーっと……つまり...?」
ローラ「フフッ♪だから」
上条「?」
ローラ「某と当麻はもう何のつながりもない他人ではないであろう……?」ギュ
上条「ちょ、ローラ!?」
そういってローラは本日何度目か、上条に抱きつき、そのままベットへと倒れこむ。
たった一日でこの二人の距離はどれだけ縮まったのか。それは神意外に誰も知りえないことである。
ただ、縮まったという事は確定している。ローラにはそれだけで十分であった。
ローラ(さぁ、あとどれぐらいで落とせるかしらね)
ローラ(やっぱりこうしてるのが一番心地よいわ。寝心地もよさそうね)
上条(うぅっ……!!今日何回目ですかこれは!?)
ゲス条(・・・あーなんかどうでもよくなってきた……風呂上がりだからローラのいい匂いがするし)
ゲス条(相変わらず髪綺麗だし、年上だしもうこのままでいいかぁ……)
着々と上条を落としていくローラ。たった一日でここまでやるのは、さすがは最大主教と言ったところか。
だが落とされているのは本人も同じことである。
はたして、どちらが先に落ちるのか……それはもはや時間の問題であった。
「第三者の介入がなければ」であるが。
117: ゴミ箱 2012/02/11(土) 01:03:42.06 ID:b5PH7tJk0
上条がイギリスへ来てから二日目
たった一日で恐ろしい程の互いの距離を縮めた二人は、
本来の目的であるローラの日本語矯正をする事になっている。
~朝~
上条「ふぁあ...」
上条「あー……よく寝た」
上条「ん?」キョロキョロ
上条「あ、そうか。俺今イギリスにいるんだっけ」
上条「とりあえず起きますか...」
ローラ「」スースー
上条(ってそうだったあああ!!一緒に寝ちまったんだよ上条さんはなにをしているんですかこの野郎!!)
上条「と、とりあえず起こすか」
上条「おーい、ローラ。起きろ―朝だぞー」ユッサユッサ
ローラ「う、うーん……」
ローラ「あら、当麻。えーっと、日本では朝に確か...」
上条「『おはよう』」だろ?」
ローラ「あぁ、そうだったわね。おはよう」ニコ
上条「おお、そうそう。それでいいんですよ」
上条(ってなに平然と話してんだよ一緒にねてしまったんですよ俺は!!」
ローラ「当麻、最後のあたりは口にでてしもうてるわよ?」
上条「え!?あ、しまった!」
ローラ「ふふ、何も心配をしたることではないわよ」
ローラ「某が良いと言いたるのだからね」
上条「いやいや、仮にも男女が同じベットで寝たんですよ?」
ローラ「もう、当麻は昨晩の某が言った事を覚えておらんと言いたるか?」
ローラ「当麻と某はもう他人ではなかろう。ちがうか?」
上条「他人じゃなくてもダメな物は駄目です!!そういうのは恋人同士とかが許されるんです!!」
上条「昨日はうやむやになっちまったが今日はそうはいかねえ!」
ローラ「むぅー、当麻は頑固であるな」
上条「ほら、さっさと顔あらって朝飯でも食べるぞ!」
ローラ「もう、仕方なきにけるわね。またれよー当麻ー!」
たった一日で恐ろしい程の互いの距離を縮めた二人は、
本来の目的であるローラの日本語矯正をする事になっている。
~朝~
上条「ふぁあ...」
上条「あー……よく寝た」
上条「ん?」キョロキョロ
上条「あ、そうか。俺今イギリスにいるんだっけ」
上条「とりあえず起きますか...」
ローラ「」スースー
上条(ってそうだったあああ!!一緒に寝ちまったんだよ上条さんはなにをしているんですかこの野郎!!)
上条「と、とりあえず起こすか」
上条「おーい、ローラ。起きろ―朝だぞー」ユッサユッサ
ローラ「う、うーん……」
ローラ「あら、当麻。えーっと、日本では朝に確か...」
上条「『おはよう』」だろ?」
ローラ「あぁ、そうだったわね。おはよう」ニコ
上条「おお、そうそう。それでいいんですよ」
上条(ってなに平然と話してんだよ一緒にねてしまったんですよ俺は!!」
ローラ「当麻、最後のあたりは口にでてしもうてるわよ?」
上条「え!?あ、しまった!」
ローラ「ふふ、何も心配をしたることではないわよ」
ローラ「某が良いと言いたるのだからね」
上条「いやいや、仮にも男女が同じベットで寝たんですよ?」
ローラ「もう、当麻は昨晩の某が言った事を覚えておらんと言いたるか?」
ローラ「当麻と某はもう他人ではなかろう。ちがうか?」
上条「他人じゃなくてもダメな物は駄目です!!そういうのは恋人同士とかが許されるんです!!」
上条「昨日はうやむやになっちまったが今日はそうはいかねえ!」
ローラ「むぅー、当麻は頑固であるな」
上条「ほら、さっさと顔あらって朝飯でも食べるぞ!」
ローラ「もう、仕方なきにけるわね。またれよー当麻ー!」
118: ゴミ箱 2012/02/11(土) 01:04:34.49 ID:b5PH7tJk0
~食堂~
上条「ほら、できたぞ」コト
ローラ「ありがとうといいたるわよ、当麻」
上条「いちいちあやまらなくてもいいって」
ローラ「それが日本人というものであろう?」
上条「お前日本人をなんかまちがえてねぇか...?」
ローラ「まぁ、そんな事はどうでも良きことよ。はよう食べようぞ、当麻」
上条「へいへい」
ローラ「それにしてもこの味噌汁とやらは美味しいわね、気に入ったのよ」ズズー
上条「べつに捻った事はしてないんだけどな」カチャカチャ
ローラ「こんな物を毎日食すなんて日本人は贅沢よな」モグモグ
上条「ローラが言う事かよ...」
何気ない食事風景だが、学園都市にいたころの上条では考えられないものであったであろう。
忘れてはならないが、ローラはインデックスに首輪をつけた張本人である。
そんな危険人物と普通に接する程の仲になったという事の重大さに上条本人も気づいていない。
ローラ「さ、食べ終わった時はなんといいたるの?当麻」
上条「『ごちそうさま』だ」
ローラ「ふむ、では。 ごちそうさま 」
上条「ん、 ごちそうさま 」
上条「あ、食べ終えた食器は重ねといてくれ」
ローラ「うむ」カチャカチャ
上条「大きい皿は下にな」
ローラ「これでよいか?」
上条「あぁ、それでいいよ。あとは俺がやっとくから」
ローラ「当麻は中々家事もできたるわね」
上条「褒めても何もでませんよーっと」
そういって上条は食器をもって厨房に行く。
この厨房には学園都市製の全自動食器洗い機がついているため上条は特に手間をかける事無く食事を終える事ができる。
それに炊飯器や電子レンジにおいても学園都市製の最新型が置かれているため、上条は感極まって泣いてしまったほどだ。
上条が食堂と厨房を何度か行き来した後、お茶を持ってローラの隣へと戻ってきた。
上条「ほら、できたぞ」コト
ローラ「ありがとうといいたるわよ、当麻」
上条「いちいちあやまらなくてもいいって」
ローラ「それが日本人というものであろう?」
上条「お前日本人をなんかまちがえてねぇか...?」
ローラ「まぁ、そんな事はどうでも良きことよ。はよう食べようぞ、当麻」
上条「へいへい」
ローラ「それにしてもこの味噌汁とやらは美味しいわね、気に入ったのよ」ズズー
上条「べつに捻った事はしてないんだけどな」カチャカチャ
ローラ「こんな物を毎日食すなんて日本人は贅沢よな」モグモグ
上条「ローラが言う事かよ...」
何気ない食事風景だが、学園都市にいたころの上条では考えられないものであったであろう。
忘れてはならないが、ローラはインデックスに首輪をつけた張本人である。
そんな危険人物と普通に接する程の仲になったという事の重大さに上条本人も気づいていない。
ローラ「さ、食べ終わった時はなんといいたるの?当麻」
上条「『ごちそうさま』だ」
ローラ「ふむ、では。 ごちそうさま 」
上条「ん、 ごちそうさま 」
上条「あ、食べ終えた食器は重ねといてくれ」
ローラ「うむ」カチャカチャ
上条「大きい皿は下にな」
ローラ「これでよいか?」
上条「あぁ、それでいいよ。あとは俺がやっとくから」
ローラ「当麻は中々家事もできたるわね」
上条「褒めても何もでませんよーっと」
そういって上条は食器をもって厨房に行く。
この厨房には学園都市製の全自動食器洗い機がついているため上条は特に手間をかける事無く食事を終える事ができる。
それに炊飯器や電子レンジにおいても学園都市製の最新型が置かれているため、上条は感極まって泣いてしまったほどだ。
上条が食堂と厨房を何度か行き来した後、お茶を持ってローラの隣へと戻ってきた。
119: ゴミ箱 2012/02/11(土) 01:05:07.38 ID:b5PH7tJk0
上条「ほら、お茶だ」
ローラ「あら、気が利きたるわね」
上条「こういう時はありがとうってんだぞ?」
ローラ「あ、ありがとう」
上条「よくできました」ニコ
ローラ「!! 」カァ///
ローラ「に、日本語は難したるわね!」ズズゥ
上条「あぁ、その事なんだけどな?」
上条「俺はローラの家庭教師ってなんだよな?具体的に何をどうすればいいんだ?」
上条「上条さんのおつむの出来はよくないんですよ?」
ローラ「なに、簡単なる事よ」
ローラ「某の話す日本語がおかしいと言われなくなればいいのよ」
ローラ「先ほどのように某に日本語の使い方等も教授すれば完璧たるわね」
上条「まぁそんくらいならなんとかなるけど……」
上条「一日にどれくらいやるんだ?給料をあんだけ貰うんだからちゃんと決めとかないとな」
ローラ「んー……三十分程度で良き事ではなきかな?」
上条「・・・は?」
ローラ「それか当麻が疲れるまでで良きによ?」
上条「いやいやいや上条さんにはあなたが何を言っているのかまったく理解できないのでせうが...?」
ローラ「家庭教師と言ってもそんなにきつきつでやってもつまらないもの」
ローラ「某は勉学が嫌いたるのよ~」
上条「おいちょっとまてよそんなんで俺あんな額の給料を受け取っていいのか...?」
ローラ「別に大した額でも無きによ?」
上条「上条さんはなんだかこの仕事に裏がありそうで怖くなってきましたよ...」ブルブル
ローラ(あら、珍しく勘がいいわね)
ローラ「そんな裏なんて無きにけるわよ?」
上条「そ、そうか?ならまぁ良いんだけど……」
上条(絶対に不幸な事が起こる気がしてならない)
上条「まぁ、とりあえず昼すぎから始めるか」
ローラ「それが良きことね。朝はのんびりするわよ~」
上条(よくこんな奴が最大主教になれたな……)
そんな疑問を浮かべながらも上条はお茶をすすりまったりするのであった。
ローラ「あら、気が利きたるわね」
上条「こういう時はありがとうってんだぞ?」
ローラ「あ、ありがとう」
上条「よくできました」ニコ
ローラ「!! 」カァ///
ローラ「に、日本語は難したるわね!」ズズゥ
上条「あぁ、その事なんだけどな?」
上条「俺はローラの家庭教師ってなんだよな?具体的に何をどうすればいいんだ?」
上条「上条さんのおつむの出来はよくないんですよ?」
ローラ「なに、簡単なる事よ」
ローラ「某の話す日本語がおかしいと言われなくなればいいのよ」
ローラ「先ほどのように某に日本語の使い方等も教授すれば完璧たるわね」
上条「まぁそんくらいならなんとかなるけど……」
上条「一日にどれくらいやるんだ?給料をあんだけ貰うんだからちゃんと決めとかないとな」
ローラ「んー……三十分程度で良き事ではなきかな?」
上条「・・・は?」
ローラ「それか当麻が疲れるまでで良きによ?」
上条「いやいやいや上条さんにはあなたが何を言っているのかまったく理解できないのでせうが...?」
ローラ「家庭教師と言ってもそんなにきつきつでやってもつまらないもの」
ローラ「某は勉学が嫌いたるのよ~」
上条「おいちょっとまてよそんなんで俺あんな額の給料を受け取っていいのか...?」
ローラ「別に大した額でも無きによ?」
上条「上条さんはなんだかこの仕事に裏がありそうで怖くなってきましたよ...」ブルブル
ローラ(あら、珍しく勘がいいわね)
ローラ「そんな裏なんて無きにけるわよ?」
上条「そ、そうか?ならまぁ良いんだけど……」
上条(絶対に不幸な事が起こる気がしてならない)
上条「まぁ、とりあえず昼すぎから始めるか」
ローラ「それが良きことね。朝はのんびりするわよ~」
上条(よくこんな奴が最大主教になれたな……)
そんな疑問を浮かべながらも上条はお茶をすすりまったりするのであった。
120: ゴミ箱 2012/02/11(土) 01:05:37.29 ID:b5PH7tJk0
七時間前。まだ上条達が寝ている最中の時のお話。
~学園都市~
とある高校。上条が通っているお世辞にも頭が良いとは言えない高校である。
上条は平然とイギリスに行っているが日本ではふっつーに平日の火曜日である。
一時限目の始まりのチャイムが鳴った頃...
子萌「さー皆さん、早く席にすわりやがれですよー」
吹寄「先生!上条がまだきてません!」
子萌「上条ちゃんはしばらく出席停止だという連絡がさっき学校にきたのですよー」
吹寄「出席停止...?」
子萌「先生にもそこはよくわからないのです」
子萌「それと、これも先ほど学校に届いたものなのですけどね、土御門ちゃんに手紙ですよー」
土御門「へ?俺に?」
子萌「はい、珍しい事もあるんですねー。学校経由だなんて」
土御門「どれどれ、差出人は~」ヒョイ
子萌「多分外国人だと先生は思うんですけど...」
土御門「ローラ=スチュアー・・・は?」
青ピ「なんやつっちー、女か?女なのか!?」
土御門「チッ!あの女め、一体どういうつもりだ...?」パラ
※全部外国語です
ローラ『はぁい土御門、元気にしてたかしら?』
ローラ『しばらくの間当麻はイギリスで預かるから、そっちで説明とかよろしくね☆』
ローラ『ばぁい』ノシ
土御門「当麻・・・だと・・・?」
土御門(いや、他にも突っ込むべきところはいっぱいある。だがな...)
土御門「ははは...かみやん、ついに俺らのボスに毒牙をかけちまったにゃ~」
土御門「帰ってきたら……」
土御門「 殺 す 」
子萌「なんだか土御門ちゃんが怖いです~」
やっぱり知らないところで勝手に不幸になる上条であった...
~学園都市~
とある高校。上条が通っているお世辞にも頭が良いとは言えない高校である。
上条は平然とイギリスに行っているが日本ではふっつーに平日の火曜日である。
一時限目の始まりのチャイムが鳴った頃...
子萌「さー皆さん、早く席にすわりやがれですよー」
吹寄「先生!上条がまだきてません!」
子萌「上条ちゃんはしばらく出席停止だという連絡がさっき学校にきたのですよー」
吹寄「出席停止...?」
子萌「先生にもそこはよくわからないのです」
子萌「それと、これも先ほど学校に届いたものなのですけどね、土御門ちゃんに手紙ですよー」
土御門「へ?俺に?」
子萌「はい、珍しい事もあるんですねー。学校経由だなんて」
土御門「どれどれ、差出人は~」ヒョイ
子萌「多分外国人だと先生は思うんですけど...」
土御門「ローラ=スチュアー・・・は?」
青ピ「なんやつっちー、女か?女なのか!?」
土御門「チッ!あの女め、一体どういうつもりだ...?」パラ
※全部外国語です
ローラ『はぁい土御門、元気にしてたかしら?』
ローラ『しばらくの間当麻はイギリスで預かるから、そっちで説明とかよろしくね☆』
ローラ『ばぁい』ノシ
土御門「当麻・・・だと・・・?」
土御門(いや、他にも突っ込むべきところはいっぱいある。だがな...)
土御門「ははは...かみやん、ついに俺らのボスに毒牙をかけちまったにゃ~」
土御門「帰ってきたら……」
土御門「 殺 す 」
子萌「なんだか土御門ちゃんが怖いです~」
やっぱり知らないところで勝手に不幸になる上条であった...
126: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:25:17.02 ID:b5PH7tJk0
~上条邸 教室(仮)~
上条は教卓に、ローラは席につき、お互いに対面している。
現在時刻は昼過ぎである。学園都市では今頃夜であろう。
上条「さて、そんじゃーはじめるか」
ローラ「おー先生」
上条「先生って言われるとなんだかむず痒いな……いつも通りで頼むよ」
ローラ「ん?そうか、当麻」
上条「やっぱそっちのがしっくりくるな」
ローラ「で、当麻。始めに何をしたるのか?」
上条「はいアウトー」
ローラ「え...?」
上条「だからアウトだって」
ローラ「まったく理解できん事なるのだが」
上条「またアウトー」
ローラ「一体どういう事といいたるの!?」
上条「つまりだな、ローラが間違った言葉づかいをする度にそこを直すってのが一番手っ取り早いと思ってだな?」
ローラ「某は別に間違えてなどいないであろう?」
上条「自覚なしですか……ちなみに今もアウト」
ローラ「むぅーどこがおかしいといいたるの?」
上条「うわーアウトアウトこりゃ骨が折れるかもな...」
上条「とりあえずまず一人称直せ。自分の事某って言うのやめなさい」
ローラ「ほえ?日本人はこう言いたるものではないの?」
上条「あなたはいままでに自分の事を某って言ってる人をみましたか...?」
ローラ「アックアが時々言ってたにつき、某も始めたのよ?」
上条「アックアェ...」
上条「とにかく!アックアはちょっと特殊だから良いんだよ」
上条「ただローラが某ってのはおかしいっての。私だろ、普通」
ローラ「私……?それのどこが普通と言うか?」
上条「ローラは一回英語の教科書の『 I 』の意味を調べてこい」
ローラ「はて...?なんだったかしら?」
上条「私だよ私。それに女性は普通私ってので通ってるもんだぞ?」
ローラ「そういう物か?それならばまぁ……」
上条「さて、次はどこかな...」
ローラ「私の言葉使いはさして誤りはないと思うといいたるのよ」
上条「うわこれはめんどくさい」
こうしてローラの地獄の(主に上条が)特訓が始まる...
上条は教卓に、ローラは席につき、お互いに対面している。
現在時刻は昼過ぎである。学園都市では今頃夜であろう。
上条「さて、そんじゃーはじめるか」
ローラ「おー先生」
上条「先生って言われるとなんだかむず痒いな……いつも通りで頼むよ」
ローラ「ん?そうか、当麻」
上条「やっぱそっちのがしっくりくるな」
ローラ「で、当麻。始めに何をしたるのか?」
上条「はいアウトー」
ローラ「え...?」
上条「だからアウトだって」
ローラ「まったく理解できん事なるのだが」
上条「またアウトー」
ローラ「一体どういう事といいたるの!?」
上条「つまりだな、ローラが間違った言葉づかいをする度にそこを直すってのが一番手っ取り早いと思ってだな?」
ローラ「某は別に間違えてなどいないであろう?」
上条「自覚なしですか……ちなみに今もアウト」
ローラ「むぅーどこがおかしいといいたるの?」
上条「うわーアウトアウトこりゃ骨が折れるかもな...」
上条「とりあえずまず一人称直せ。自分の事某って言うのやめなさい」
ローラ「ほえ?日本人はこう言いたるものではないの?」
上条「あなたはいままでに自分の事を某って言ってる人をみましたか...?」
ローラ「アックアが時々言ってたにつき、某も始めたのよ?」
上条「アックアェ...」
上条「とにかく!アックアはちょっと特殊だから良いんだよ」
上条「ただローラが某ってのはおかしいっての。私だろ、普通」
ローラ「私……?それのどこが普通と言うか?」
上条「ローラは一回英語の教科書の『 I 』の意味を調べてこい」
ローラ「はて...?なんだったかしら?」
上条「私だよ私。それに女性は普通私ってので通ってるもんだぞ?」
ローラ「そういう物か?それならばまぁ……」
上条「さて、次はどこかな...」
ローラ「私の言葉使いはさして誤りはないと思うといいたるのよ」
上条「うわこれはめんどくさい」
こうしてローラの地獄の(主に上条が)特訓が始まる...
127: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:26:44.16 ID:b5PH7tJk0
<<三日目>>
上条「普通の人は申すってのは使わないんだって」
ローラ「そんな事を言いたるのは私だけだと言うの?」
上条「『言いたる』じゃなくて『言う』で良いんだって」
<<四日目>>
上条「なんでローラは敬語とか変な古文が混じってんだよ」
ローラ「敬語?古文?それは一体なんたるものなの?」
上条「上条さんの知らない言葉も混じってますよ」
<<五日目>>
上条「だー!!何度言ったらわかるんだ!!敬語を混ぜるなってええ!!」
ローラ「そ、そんなに怒る事をせずとも良きではなくて!?」
上条「なんで一々『事』とか『良き』をいれるんですかねぇ!?」
<<六日目>>
上条「ローラは一々物の言い方が遠まわしすぎるんだよ。ストレートに『なんで?』って言えって」
ローラ「あーうー☆」
上条「!?」
<<七日目>>
上条「なんだよなんなんだよなんなんですかァ!?」
ローラ「お、落ち着きたれよ当麻!」
上条「くかきこけくけこきかこかかかかかかかかか!!!」
<<八日目>>
上条「人と言う字は人は支えあって生きているという意味だって死んだじっちゃんがいってた」
ローラ「当麻は記憶が無いのではなかったの?」
上条「 な ぜ ば れ て た し 」
<<九日目>>
上条「・・・お前直す気あるの?」
ローラ「私の言葉使いはおかしくなってないで?」
上条「」orz
~そんなこんなで十日目~
上条「つ……疲れた...」ハァ
ローラ「ん?どうしたの、当麻。まだ初めてすらいないわよ?」
上条「いや、確かに少し治ったんだけど……」
ローラ「早く終わらせてお散歩にいきたいなりー」
上条(なんでコ○スケになってんだよおおおおお!!!)ガンガン!!
果たしてローラの日本語は治るのであろうか……?
それは彼の努力次第である。
上条「普通の人は申すってのは使わないんだって」
ローラ「そんな事を言いたるのは私だけだと言うの?」
上条「『言いたる』じゃなくて『言う』で良いんだって」
<<四日目>>
上条「なんでローラは敬語とか変な古文が混じってんだよ」
ローラ「敬語?古文?それは一体なんたるものなの?」
上条「上条さんの知らない言葉も混じってますよ」
<<五日目>>
上条「だー!!何度言ったらわかるんだ!!敬語を混ぜるなってええ!!」
ローラ「そ、そんなに怒る事をせずとも良きではなくて!?」
上条「なんで一々『事』とか『良き』をいれるんですかねぇ!?」
<<六日目>>
上条「ローラは一々物の言い方が遠まわしすぎるんだよ。ストレートに『なんで?』って言えって」
ローラ「あーうー☆」
上条「!?」
<<七日目>>
上条「なんだよなんなんだよなんなんですかァ!?」
ローラ「お、落ち着きたれよ当麻!」
上条「くかきこけくけこきかこかかかかかかかかか!!!」
<<八日目>>
上条「人と言う字は人は支えあって生きているという意味だって死んだじっちゃんがいってた」
ローラ「当麻は記憶が無いのではなかったの?」
上条「 な ぜ ば れ て た し 」
<<九日目>>
上条「・・・お前直す気あるの?」
ローラ「私の言葉使いはおかしくなってないで?」
上条「」orz
~そんなこんなで十日目~
上条「つ……疲れた...」ハァ
ローラ「ん?どうしたの、当麻。まだ初めてすらいないわよ?」
上条「いや、確かに少し治ったんだけど……」
ローラ「早く終わらせてお散歩にいきたいなりー」
上条(なんでコ○スケになってんだよおおおおお!!!)ガンガン!!
果たしてローラの日本語は治るのであろうか……?
それは彼の努力次第である。
128: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:27:45.53 ID:b5PH7tJk0
~とある建物の三階~
対馬「うーん、中々に苦戦してるわねー上条も」
浦上「本当ですね。このままでは過労死してしまうんじゃありませんか?」
五和「上条さん……」
対馬「まったく、こっちだって苦労したわよ。五和の暴走をとめるのに」ハァ
五和「す、すいませんでした!あの時は我をわすれてて...」
対馬「まぁ、無傷とはいかなかったけどね」チラ
建宮「」チーン
香焼「」チーン
浦上(香焼さんは完全に巻き込まれただけな気もします)
対馬「まぁ、あの二人の事はほっときなさい。それより、これはかなり好都合かもね」
五和「え?どういう事ですか?」
対馬「実わね?十日前に私たちに接触してきたある人物がいてね」
対馬「その人も上条を奪還しようとしてたらしくて、この十日間準備していたらしいのよ」
五和「ある人物が上条さんを奪還する為の準備を……ですか?」
対馬「そ。その人物ってのがまーたすごい人でねー」
五和「い、一体だれなんですか?」
対馬「あー私が説明する必要もないみたい。後ろ後ろ」チョイチョイ
五和「へ?」
キャーリサ「久しぶりだし。天草式の女」
五和「キャ、キャーリサ様!?」
五和「な、ななななんでこんな所にキャーリサ様が!?」
キャーリサ「私がなぜここにいるかなどそんな事はどうでもいいし」
キャーリサ「で、対馬とやら。あの女はまだ当麻を取ってはいないでしょうね?」
対馬「はい、まだ大丈夫です」
対馬「それどころか今の上条の精神は最大主教の家庭教師によりかなり疲弊してる模様です」
キャーリサ「ふーむ……攻め入るには今が最大の好機みたいなの」
キャーリサ「あまり攻を急いては良くないのだけど、今は別」
キャーリサ「さっさと行くのが良いみたいだし」
浦上「行くって……キャーリサ様が自ら行かれるのですが?」
キャーリサ「この戦場では出し惜しみをしてても無駄みたいだし、攻め入るなら私が行った方がいいみたいなの」
キャーリサ「それに、私がたった一人で行くほど愚か者ではないとしってるの?」
対馬「え...?それってまさか!」
キャーリサ「この十日間私がなにをしていたと思っているの?」
キャーリサ「さぁ、さっさとはいってくるがいいし!」
対馬「うーん、中々に苦戦してるわねー上条も」
浦上「本当ですね。このままでは過労死してしまうんじゃありませんか?」
五和「上条さん……」
対馬「まったく、こっちだって苦労したわよ。五和の暴走をとめるのに」ハァ
五和「す、すいませんでした!あの時は我をわすれてて...」
対馬「まぁ、無傷とはいかなかったけどね」チラ
建宮「」チーン
香焼「」チーン
浦上(香焼さんは完全に巻き込まれただけな気もします)
対馬「まぁ、あの二人の事はほっときなさい。それより、これはかなり好都合かもね」
五和「え?どういう事ですか?」
対馬「実わね?十日前に私たちに接触してきたある人物がいてね」
対馬「その人も上条を奪還しようとしてたらしくて、この十日間準備していたらしいのよ」
五和「ある人物が上条さんを奪還する為の準備を……ですか?」
対馬「そ。その人物ってのがまーたすごい人でねー」
五和「い、一体だれなんですか?」
対馬「あー私が説明する必要もないみたい。後ろ後ろ」チョイチョイ
五和「へ?」
キャーリサ「久しぶりだし。天草式の女」
五和「キャ、キャーリサ様!?」
五和「な、ななななんでこんな所にキャーリサ様が!?」
キャーリサ「私がなぜここにいるかなどそんな事はどうでもいいし」
キャーリサ「で、対馬とやら。あの女はまだ当麻を取ってはいないでしょうね?」
対馬「はい、まだ大丈夫です」
対馬「それどころか今の上条の精神は最大主教の家庭教師によりかなり疲弊してる模様です」
キャーリサ「ふーむ……攻め入るには今が最大の好機みたいなの」
キャーリサ「あまり攻を急いては良くないのだけど、今は別」
キャーリサ「さっさと行くのが良いみたいだし」
浦上「行くって……キャーリサ様が自ら行かれるのですが?」
キャーリサ「この戦場では出し惜しみをしてても無駄みたいだし、攻め入るなら私が行った方がいいみたいなの」
キャーリサ「それに、私がたった一人で行くほど愚か者ではないとしってるの?」
対馬「え...?それってまさか!」
キャーリサ「この十日間私がなにをしていたと思っているの?」
キャーリサ「さぁ、さっさとはいってくるがいいし!」
129: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:29:16.71 ID:b5PH7tJk0
「ふん!本当にここにあのバカがいるの?」ゾロゾロ
「そうでなければお姉さまも私も来ていないでしょうとミサカは当たり前の事を言います」ゾロゾロ
「まさか。本当に来るとは思わなかった」ゾロゾロ
「わ、私はただあいつを連れ戻しにきただけだからね!?」ゾロゾロ
「今度こそはきちんとお詫びをしなければ...」ゾロゾロ
「チッ、なんであたしまで……」ゾロゾロ
「まぁまぁ、貴方様もまんざらではないのでしょう?」ゾロゾロ
「ぐちぐちいってねぇでさっさと行きましょうや」ゾロゾロ
「第一の質問ですが、なぜ私はここにいるのでしょう?」ゾロゾロ
「そうでなければお姉さまも私も来ていないでしょうとミサカは当たり前の事を言います」ゾロゾロ
「まさか。本当に来るとは思わなかった」ゾロゾロ
「わ、私はただあいつを連れ戻しにきただけだからね!?」ゾロゾロ
「今度こそはきちんとお詫びをしなければ...」ゾロゾロ
「チッ、なんであたしまで……」ゾロゾロ
「まぁまぁ、貴方様もまんざらではないのでしょう?」ゾロゾロ
「ぐちぐちいってねぇでさっさと行きましょうや」ゾロゾロ
「第一の質問ですが、なぜ私はここにいるのでしょう?」ゾロゾロ
130: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:29:46.23 ID:b5PH7tJk0
対馬「こ、これは・・・!?」
キャーリサ「ふふん、最強かつ最少の精鋭部隊だし」
キャーリサ「ほれ、お前の名はなんというの?」
五和「へ?私ですか?」
キャーリサ「そうよ、槍使いの女」
五和「い、五和ですけど……」
キャーリサ「そうか、五和。貴様の当麻への愛はどれくらいの物なの?」
五和「え、あああ愛って!?」
キャーリサ「そんな程度で動揺をするようなら貴様はこの部隊に入れることはできないの」
キャーリサ「もし貴様もこの作戦に加わりたいなら、今ここで私たち皆に当麻への愛を宣言するがいいし」
五和「あ、愛を宣言ってそんなのできるわけが――「できないならいいし」
キャーリサ「所詮その程度の思いだったってだけだから」
五和「え、あ...」
キャーリサ「さて、それじゃあ早速私たちは行くし」
五和「あ……ま、待ってください!!」
キャーリサ「ん?どうしたし」ニヤ
五和「わ、私も!私も行きます!!」
五和「上条さんへの愛なら、誰にもまけません!!」
一同「!!」
キャーリサ「フフン、よく言ったし」
キャーリサ「それでは五和を我らの部隊の十人目の席に座る事を許可するし」
五和「あ、ありがとうございます!!」
キャーリサ「では皆の者、出陣だし!!」
一同「オーーー!!」
対馬「な、なんだか大変な事になってきたわね...」
浦上「ほ、本当ですね」
もはや第三者とか言うレヴェルではなくなっていた。
キャーリサ「ふふん、最強かつ最少の精鋭部隊だし」
キャーリサ「ほれ、お前の名はなんというの?」
五和「へ?私ですか?」
キャーリサ「そうよ、槍使いの女」
五和「い、五和ですけど……」
キャーリサ「そうか、五和。貴様の当麻への愛はどれくらいの物なの?」
五和「え、あああ愛って!?」
キャーリサ「そんな程度で動揺をするようなら貴様はこの部隊に入れることはできないの」
キャーリサ「もし貴様もこの作戦に加わりたいなら、今ここで私たち皆に当麻への愛を宣言するがいいし」
五和「あ、愛を宣言ってそんなのできるわけが――「できないならいいし」
キャーリサ「所詮その程度の思いだったってだけだから」
五和「え、あ...」
キャーリサ「さて、それじゃあ早速私たちは行くし」
五和「あ……ま、待ってください!!」
キャーリサ「ん?どうしたし」ニヤ
五和「わ、私も!私も行きます!!」
五和「上条さんへの愛なら、誰にもまけません!!」
一同「!!」
キャーリサ「フフン、よく言ったし」
キャーリサ「それでは五和を我らの部隊の十人目の席に座る事を許可するし」
五和「あ、ありがとうございます!!」
キャーリサ「では皆の者、出陣だし!!」
一同「オーーー!!」
対馬「な、なんだか大変な事になってきたわね...」
浦上「ほ、本当ですね」
もはや第三者とか言うレヴェルではなくなっていた。
131: ゴミ箱 2012/02/11(土) 14:30:32.69 ID:b5PH7tJk0
土御門「ノリでついてきちまったけど、大変な事になってるにゃー」
建宮「ううむ、これは予想以上なのよな」
土御門「なんだ、まだ生きてたのか」
建宮「女教呈代理をなめるんじゃないのよ」
土御門「そっちの下っ端はまだのびてるけどにゃ~」
建宮「香焼は犠牲になったのだ……」
土御門「それはいいとして、俺らはどうするにゃ~?」
建宮「それはもちろん」
土御門「もちろん……?」
建宮「楽しむのよな!」
土御門「やっぱそうなるにゃ~」
相変わらず波長の合う二人である。
※都合によりステイル×インは自主規制させていただきます※
上条「・・・」
ローラ「どうしたの?当麻。急に黙りこんだりしちゃって」
上条「死期が近づいてる気がする……」
ローラ「?」
その時だけは自分の予感が外れて欲しいと心から願う上条であったが、そうは問屋というか神がゆるさないのである。
建宮「ううむ、これは予想以上なのよな」
土御門「なんだ、まだ生きてたのか」
建宮「女教呈代理をなめるんじゃないのよ」
土御門「そっちの下っ端はまだのびてるけどにゃ~」
建宮「香焼は犠牲になったのだ……」
土御門「それはいいとして、俺らはどうするにゃ~?」
建宮「それはもちろん」
土御門「もちろん……?」
建宮「楽しむのよな!」
土御門「やっぱそうなるにゃ~」
相変わらず波長の合う二人である。
※都合によりステイル×インは自主規制させていただきます※
上条「・・・」
ローラ「どうしたの?当麻。急に黙りこんだりしちゃって」
上条「死期が近づいてる気がする……」
ローラ「?」
その時だけは自分の予感が外れて欲しいと心から願う上条であったが、そうは問屋というか神がゆるさないのである。
138: ゴミ箱 2012/02/11(土) 17:27:56.98 ID:b5PH7tJk0
これを夜に上げるのもどうかと思い今ちょっと投下。
本編ではありません。ちょっとしたものです。
本編ではありません。ちょっとしたものです。
139: ゴミ箱 2012/02/11(土) 17:29:18.14 ID:b5PH7tJk0
上条がイギリスで十日間過ごした間の出来事
~学園都市~
窓のないビル
そこは、学園都市で最大権力を有し、さらには魔術界の中でも過去最強と唄われるほどの人物がいる場所。
その人間の名は、「アレイスター」
学園都市のすべてを手にし、第三次世界大戦を勝利した者である。
今その人物は何もしていない。
上条がイギリスに行く事など想定外の出来事が起きているにもかかわらず。
答えは簡単。 彼は今、自らが作りだしたプランに踊らされて何もできずにいるのだ。
そんなビルを見つめる者が一人。
「・・・」
率直に言ってしまおう。
彼には名など無い。故に「名無しの魔術師」などと同僚からは呼ばれていた。
だが彼はそれを内心否定している。
なぜならば、彼は魔術師でありながら魔術師ではないからだ。
名無し「アレイスター」
名無し「貴様が動かないのならば俺は動くぞ」
名無し「今やあの少年の周りには世界に喧嘩を売れるものが大勢いるな」
名無し「だがそれは許されぬことだ」
名無し「故に、俺が動くのだよ」
名無し「後悔は……するなよ」
そういってその者はケータイを広げ、学園都市にある飛行場へと向かう。
当然、かの者「幻想殺し」に会うため。
その者の目的はなんなのか。そんな物、知れたことである。
その者は、脳裏に幻想殺しの顔を浮かべる。
「世界を滅ぼしかねない者」の顔を...
~学園都市~
窓のないビル
そこは、学園都市で最大権力を有し、さらには魔術界の中でも過去最強と唄われるほどの人物がいる場所。
その人間の名は、「アレイスター」
学園都市のすべてを手にし、第三次世界大戦を勝利した者である。
今その人物は何もしていない。
上条がイギリスに行く事など想定外の出来事が起きているにもかかわらず。
答えは簡単。 彼は今、自らが作りだしたプランに踊らされて何もできずにいるのだ。
そんなビルを見つめる者が一人。
「・・・」
率直に言ってしまおう。
彼には名など無い。故に「名無しの魔術師」などと同僚からは呼ばれていた。
だが彼はそれを内心否定している。
なぜならば、彼は魔術師でありながら魔術師ではないからだ。
名無し「アレイスター」
名無し「貴様が動かないのならば俺は動くぞ」
名無し「今やあの少年の周りには世界に喧嘩を売れるものが大勢いるな」
名無し「だがそれは許されぬことだ」
名無し「故に、俺が動くのだよ」
名無し「後悔は……するなよ」
そういってその者はケータイを広げ、学園都市にある飛行場へと向かう。
当然、かの者「幻想殺し」に会うため。
その者の目的はなんなのか。そんな物、知れたことである。
その者は、脳裏に幻想殺しの顔を浮かべる。
「世界を滅ぼしかねない者」の顔を...
140: ゴミ箱 2012/02/11(土) 17:29:45.31 ID:b5PH7tJk0
本編はまた夜です。
143: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:10:42.26 ID:+tdNiE4e0
~上条邸~
昼
上条がイギリスに来てからすでに11日が経った。
家庭教師の契約は原則一か月と決まっている。
当初上条は一か月なんて長すぎると思っていたのだが……
上条「結構微妙だなこれ...」
ローラ「どうしたの?当麻。そんな難しい顔をしたりて」
上条「ローラの日本語矯正が中々時間がかかって一か月で終わるか微妙なんだよ」
ローラ「私の日本語はまだおかしいと言いけるの?当麻は」
上条「いや、大体の部分は良くなってきたんだけど……なんか前に戻ったっていうか」
ローラ「一か月と言っても後二十日もありけるのよ?」
上条「まぁそうなんだが……」
上条「今のローラの駄目な部分は前俺があった時にもおかしかった部分なんだよ」
上条「つまり、あの時あった後から付け加えておかしくなった部分はあらかた治ったんだけどな?」
ローラ「まぁ、そうなの?」
上条「あぁ。だけど元の部分が中々治らなくてなー」
上条「ちなみに最初日本語は誰に教わったんだっけ?」
ローラ「あのにっくき土御門なのよ!」
上条「土御門……次あったら一発位殴っとくか」
土御門「ばっちり聞こえてるぜよ、かみやん」
建宮「どうするのよな?」
土御門「丁度こっちも殴りたかったからお相子だにゃー」
建宮「仲がいいのよな」
ローラ「さぁ当麻。今日の授業をやるのよ」
上条「ん?おお、もうそんな時間か」
上条「さて、今日はどうするかね...」ピンポーン
上条「ん?」
そういって教室に行こうとする二人であったが、突然鳴った玄関の呼び鈴によりその足は引き止められる。
昼
上条がイギリスに来てからすでに11日が経った。
家庭教師の契約は原則一か月と決まっている。
当初上条は一か月なんて長すぎると思っていたのだが……
上条「結構微妙だなこれ...」
ローラ「どうしたの?当麻。そんな難しい顔をしたりて」
上条「ローラの日本語矯正が中々時間がかかって一か月で終わるか微妙なんだよ」
ローラ「私の日本語はまだおかしいと言いけるの?当麻は」
上条「いや、大体の部分は良くなってきたんだけど……なんか前に戻ったっていうか」
ローラ「一か月と言っても後二十日もありけるのよ?」
上条「まぁそうなんだが……」
上条「今のローラの駄目な部分は前俺があった時にもおかしかった部分なんだよ」
上条「つまり、あの時あった後から付け加えておかしくなった部分はあらかた治ったんだけどな?」
ローラ「まぁ、そうなの?」
上条「あぁ。だけど元の部分が中々治らなくてなー」
上条「ちなみに最初日本語は誰に教わったんだっけ?」
ローラ「あのにっくき土御門なのよ!」
上条「土御門……次あったら一発位殴っとくか」
土御門「ばっちり聞こえてるぜよ、かみやん」
建宮「どうするのよな?」
土御門「丁度こっちも殴りたかったからお相子だにゃー」
建宮「仲がいいのよな」
ローラ「さぁ当麻。今日の授業をやるのよ」
上条「ん?おお、もうそんな時間か」
上条「さて、今日はどうするかね...」ピンポーン
上条「ん?」
そういって教室に行こうとする二人であったが、突然鳴った玄関の呼び鈴によりその足は引き止められる。
144: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:12:03.71 ID:+tdNiE4e0
まちがえてsageわすれちまった
ローラ「あら、ここに来客とは珍しきね」
上条「確かに今まで一回も客なんてこなかったからな。宅配か?」
上条「とにかくローラは奥にいっててくれ。こんなとこに最大主教がいるなんて知れたら大変だからな」
ローラ「は~い」スタスタ
さながら子供の様に返事をして奥にいくローラ。
確かに日本語はいい感じになってきたがまだ礼儀等がなってない気がすると上条は思う。
とそこでふと上条は疑問に思う。 ローラって何歳だ?
ピンポ~ン♪
上条「おおっと、そんな事考えてる場合じゃねえな。はーい!!」ガチャ
上条「どちらさまです……か……」
キャーリサ「久しぶりだし、上条当麻」
上条「は...?」
上条「な、なんでこんな所に王女様がいるんですかね幻覚でしょうか」
キャーリサ「こんな所とは言い草だし。ここはイギリスだからなにもおかしいところはないし」
上条「あーそうでした」
キャーリサ「ところで、前にあった時は随分お世話になったし?」
上条「あ...いや、その節は本当にすみませんでしたあ!!」ドゲザー
キャーリサ「ふむ、まあいいとするの」
上条「と、ところで本日は何用でこんな所にいらっしゃったんでせうか?」
キャーリサ「ここに最大主教のあの女が当麻と同居してると聞いてきたんだし。今はいるの?」
上条「あ、ああ。ローラに会いに来たのか。ふぅ、びっくりしたぜ」
上条(まさかこんな所に英国王女がくるなんて思わなかったからな)
同居人も十分すごいのだがそんな事は気にも留めない上条である。
ローラ「あら、ここに来客とは珍しきね」
上条「確かに今まで一回も客なんてこなかったからな。宅配か?」
上条「とにかくローラは奥にいっててくれ。こんなとこに最大主教がいるなんて知れたら大変だからな」
ローラ「は~い」スタスタ
さながら子供の様に返事をして奥にいくローラ。
確かに日本語はいい感じになってきたがまだ礼儀等がなってない気がすると上条は思う。
とそこでふと上条は疑問に思う。 ローラって何歳だ?
ピンポ~ン♪
上条「おおっと、そんな事考えてる場合じゃねえな。はーい!!」ガチャ
上条「どちらさまです……か……」
キャーリサ「久しぶりだし、上条当麻」
上条「は...?」
上条「な、なんでこんな所に王女様がいるんですかね幻覚でしょうか」
キャーリサ「こんな所とは言い草だし。ここはイギリスだからなにもおかしいところはないし」
上条「あーそうでした」
キャーリサ「ところで、前にあった時は随分お世話になったし?」
上条「あ...いや、その節は本当にすみませんでしたあ!!」ドゲザー
キャーリサ「ふむ、まあいいとするの」
上条「と、ところで本日は何用でこんな所にいらっしゃったんでせうか?」
キャーリサ「ここに最大主教のあの女が当麻と同居してると聞いてきたんだし。今はいるの?」
上条「あ、ああ。ローラに会いに来たのか。ふぅ、びっくりしたぜ」
上条(まさかこんな所に英国王女がくるなんて思わなかったからな)
同居人も十分すごいのだがそんな事は気にも留めない上条である。
145: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:12:35.83 ID:+tdNiE4e0
キャーリサ「ではお邪魔するし」
上条「あぁ、どうぞどうぞ王女さまー」orz
キャーリサ「別にそんな事当麻がする必要ないしー」
上条「え?あぁ、そうでございますか」
上条(ん?待てよ、当麻?)
キャーリサ「それにしても当麻、貴様はあの必要悪の教会の実質的なボスである最大主教を呼び捨てとはね」
上条「あぁ、いやこれはそのー」
キャーリサ「随分と仲がいいようだし」
上条「う……ま、まあそうだな」
キャーリサ「まぁそんな事はどうでもいいの」
キャーリサ「ちょっとこちらで色々と面倒事が起きて、その事についてローラに頼みごとがあって今日は来たの」
上条「はぁ、頼みごとでせうか?」
キャーリサ「でもぶっちゃけ当麻でもいいんだし、面倒事は嫌いだから当麻に頼んでいいか?」
上条「あー上条さんにできる事ならなんでもいいですよ?」
キャーリサ「なら単刀直入に言うし。当麻、しばらくこの家の部屋を貸してほしいし」
上条「は……?部屋を?またなんで?」
キャーリサ「それはちょっと言えないの。それを話すと当麻も危ない目にあうし」
上条「そ、そんな内容なら上条さんは是非聞きたくないんですよ」
キャーリサ「ふむ、それでいいし」
キャーリサ「で、部屋はかしてくれるの?」
上条「あぁ、まあ大分余ってるし別に良いけど」
キャーリサ「それと、当然ながら風呂や食事等も済ませてよいか?」
上条「まあいいと思うぞ?この家でかいし」
上条「で、つまりは人が泊まるって事でいいんだよな?誰なんだ?」
キャーリサ「私の部下だし」
上条「騎士団のやつらか?まあべつにいいか」
キャーリサ「では決まりだな?ちゃんと家賃は払うからしんぱいするなだし」
上条「いや、別に家賃はいらないから家を壊さないでほしいんですけどね」
キャーリサ「ふむ、承知したし。ではさっそく呼んでいいか?」
上条「あぁ、構わねえぞ」
キャーリサ「聞いたか?この家の主から許可をとったし!!さっさと入るがいいし!!」
そうキャーリサが玄関の外に向かって声をかける。
すると、ぞろぞろと足音が近づいてきた。
上条「あぁ、どうぞどうぞ王女さまー」orz
キャーリサ「別にそんな事当麻がする必要ないしー」
上条「え?あぁ、そうでございますか」
上条(ん?待てよ、当麻?)
キャーリサ「それにしても当麻、貴様はあの必要悪の教会の実質的なボスである最大主教を呼び捨てとはね」
上条「あぁ、いやこれはそのー」
キャーリサ「随分と仲がいいようだし」
上条「う……ま、まあそうだな」
キャーリサ「まぁそんな事はどうでもいいの」
キャーリサ「ちょっとこちらで色々と面倒事が起きて、その事についてローラに頼みごとがあって今日は来たの」
上条「はぁ、頼みごとでせうか?」
キャーリサ「でもぶっちゃけ当麻でもいいんだし、面倒事は嫌いだから当麻に頼んでいいか?」
上条「あー上条さんにできる事ならなんでもいいですよ?」
キャーリサ「なら単刀直入に言うし。当麻、しばらくこの家の部屋を貸してほしいし」
上条「は……?部屋を?またなんで?」
キャーリサ「それはちょっと言えないの。それを話すと当麻も危ない目にあうし」
上条「そ、そんな内容なら上条さんは是非聞きたくないんですよ」
キャーリサ「ふむ、それでいいし」
キャーリサ「で、部屋はかしてくれるの?」
上条「あぁ、まあ大分余ってるし別に良いけど」
キャーリサ「それと、当然ながら風呂や食事等も済ませてよいか?」
上条「まあいいと思うぞ?この家でかいし」
上条「で、つまりは人が泊まるって事でいいんだよな?誰なんだ?」
キャーリサ「私の部下だし」
上条「騎士団のやつらか?まあべつにいいか」
キャーリサ「では決まりだな?ちゃんと家賃は払うからしんぱいするなだし」
上条「いや、別に家賃はいらないから家を壊さないでほしいんですけどね」
キャーリサ「ふむ、承知したし。ではさっそく呼んでいいか?」
上条「あぁ、構わねえぞ」
キャーリサ「聞いたか?この家の主から許可をとったし!!さっさと入るがいいし!!」
そうキャーリサが玄関の外に向かって声をかける。
すると、ぞろぞろと足音が近づいてきた。
146: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:13:35.27 ID:+tdNiE4e0
上条「ん?結構いるっぽいな。何人だ?」
キャーリサ「私も含めて11人だし」
上条「11人か。まあ大丈夫かな?」
上条はこのとき、同居人を増やす事になんのためらいも持っていなかった。
理由は至極当然な事で、ただ単に2人だとこの家はいささか大きすぎるからだ。
そんな安易な考えで部屋を、家を貸す。
その行為を彼はすぐに後悔することとなる。なぜメンバーを確認しなかったのか等も。
そして、キャーリサが連れてきた「部下」の面々が玄関から姿を現す。
キャーリサ「さぁ皆の者、この家の主にあいさつをするがいいし」
上条「・・・あ゛?」
御坂「ひ、久しぶりね!これからいいい一緒に住むけど、よ、よろしく!」
上条「( ゚д゚)...?」
御坂妹「お姉さまは緊張しすぎなのですとミサカはミサカはミサカは上条さんへのあいさつをそっちのけでつっこみます」
上条「(;゚д゚)...??」
姫神「久しぶり。上条君。」
上条「(;゚Д゚)...???」
吹寄「ふん!いままで何をしてたのか貴様にはたっぷりと話してもらうわよ!」
上条「(((;゚Д゚)))……????」
神裂「ど、どうも。お邪魔します……これからしばらく厄介になります」
上条「( ゚ Д ゚)!?」
シェリー「よぉ」
上条「( ;゚Д゚) !?」
オルソラ「お久しぶり、なのですよー」
上条「( Д ) ゚ ゚ !?」
アニェーゼ「しばらく厄介になっちまいますね」
上条「(; Д ) 。 。 !?」
サーシャ「第一の質問ですが、私はここにいてよろしいのですか?」
上条「((((( ; 。 Д 。)))))!?!?!?」
五和「よ、よろしくお願いします……///」
上条「( ゚д゚)...」
キャーリサ「では当麻、改めてよろしくだし」
ローラ「当麻ー?さっきからなにか騒がしたるようだけどなにか……あら?」
上条「は・・・ハハハ・・・一体なにがどうな・・・って・・・・・・・」
上条「キュー」バタン
上条は余りのショックに倒れてしまう。
俗にいう「バタンキュー」である。
ローラ「と、当麻!?とうま!!は、はやくベットにぃ!!」ダッ
一同「!!」
ローラは倒れた当麻を抱えて急いで二階に上がっていく。
視界に入っていた筈のキャーリサなどそっちのけである。
キャーリサ「私も含めて11人だし」
上条「11人か。まあ大丈夫かな?」
上条はこのとき、同居人を増やす事になんのためらいも持っていなかった。
理由は至極当然な事で、ただ単に2人だとこの家はいささか大きすぎるからだ。
そんな安易な考えで部屋を、家を貸す。
その行為を彼はすぐに後悔することとなる。なぜメンバーを確認しなかったのか等も。
そして、キャーリサが連れてきた「部下」の面々が玄関から姿を現す。
キャーリサ「さぁ皆の者、この家の主にあいさつをするがいいし」
上条「・・・あ゛?」
御坂「ひ、久しぶりね!これからいいい一緒に住むけど、よ、よろしく!」
上条「( ゚д゚)...?」
御坂妹「お姉さまは緊張しすぎなのですとミサカはミサカはミサカは上条さんへのあいさつをそっちのけでつっこみます」
上条「(;゚д゚)...??」
姫神「久しぶり。上条君。」
上条「(;゚Д゚)...???」
吹寄「ふん!いままで何をしてたのか貴様にはたっぷりと話してもらうわよ!」
上条「(((;゚Д゚)))……????」
神裂「ど、どうも。お邪魔します……これからしばらく厄介になります」
上条「( ゚ Д ゚)!?」
シェリー「よぉ」
上条「( ;゚Д゚) !?」
オルソラ「お久しぶり、なのですよー」
上条「( Д ) ゚ ゚ !?」
アニェーゼ「しばらく厄介になっちまいますね」
上条「(; Д ) 。 。 !?」
サーシャ「第一の質問ですが、私はここにいてよろしいのですか?」
上条「((((( ; 。 Д 。)))))!?!?!?」
五和「よ、よろしくお願いします……///」
上条「( ゚д゚)...」
キャーリサ「では当麻、改めてよろしくだし」
ローラ「当麻ー?さっきからなにか騒がしたるようだけどなにか……あら?」
上条「は・・・ハハハ・・・一体なにがどうな・・・って・・・・・・・」
上条「キュー」バタン
上条は余りのショックに倒れてしまう。
俗にいう「バタンキュー」である。
ローラ「と、当麻!?とうま!!は、はやくベットにぃ!!」ダッ
一同「!!」
ローラは倒れた当麻を抱えて急いで二階に上がっていく。
視界に入っていた筈のキャーリサなどそっちのけである。
147: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:14:11.70 ID:+tdNiE4e0
キャーリサ「ちょっと驚かせすぎたし...」
御坂「そんなのんきな事言ってる場合!?私達も早くいかなきゃ―――― ガシ
御坂「へ?」
キャーリサ「若いの、攻を急いてはいい結果は残らないんだし。今はまつがいいし」
神裂「で、ですがキャーリサさま、あのままでは当麻は「当麻は?」
神裂「!!」
キャーリサ「当麻がどうなるというの?」
アニェーゼ「あのままじゃ最大主教にとられちまうっていってんですよ」
キャーリサ「ふむ、まあ確かにそうかもしれないが」
神裂「だったら!」
キャーリサ「忘れてはならないし!あの女は私たちよりもはるかに高いアドバンテージをもってるんだし?」
一同「……!!」
キャーリサ「今の私たちがいくよりもローラの方が当麻も幸せだと思うし」
キャーリサ「それに、あの女にできない事をした方が効果的だし...」ニヤ
キャーリサ「この中で一回でも当麻に料理を作ったか、家庭的だな等褒められた者は?」
五和「はい!」ノ
オルソラ「はいなのですよ」ノ
神裂「い、一応そんな事を言われた気が……」ノ
キャーリサ「よし、その者は私の後をついてくるがいいし」
キャーリサ「それ以外は指定の部屋で待機。この家の間取りは頭に入っている筈だから大丈夫だと思うの」
一同「アイアイサー」
五和、神裂、オルソラはキャーリサの後についていく。
それ以外の者は皆二階の空き室に向かった。
御坂「そんなのんきな事言ってる場合!?私達も早くいかなきゃ―――― ガシ
御坂「へ?」
キャーリサ「若いの、攻を急いてはいい結果は残らないんだし。今はまつがいいし」
神裂「で、ですがキャーリサさま、あのままでは当麻は「当麻は?」
神裂「!!」
キャーリサ「当麻がどうなるというの?」
アニェーゼ「あのままじゃ最大主教にとられちまうっていってんですよ」
キャーリサ「ふむ、まあ確かにそうかもしれないが」
神裂「だったら!」
キャーリサ「忘れてはならないし!あの女は私たちよりもはるかに高いアドバンテージをもってるんだし?」
一同「……!!」
キャーリサ「今の私たちがいくよりもローラの方が当麻も幸せだと思うし」
キャーリサ「それに、あの女にできない事をした方が効果的だし...」ニヤ
キャーリサ「この中で一回でも当麻に料理を作ったか、家庭的だな等褒められた者は?」
五和「はい!」ノ
オルソラ「はいなのですよ」ノ
神裂「い、一応そんな事を言われた気が……」ノ
キャーリサ「よし、その者は私の後をついてくるがいいし」
キャーリサ「それ以外は指定の部屋で待機。この家の間取りは頭に入っている筈だから大丈夫だと思うの」
一同「アイアイサー」
五和、神裂、オルソラはキャーリサの後についていく。
それ以外の者は皆二階の空き室に向かった。
148: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:14:52.99 ID:+tdNiE4e0
五和「キャーリサ様?一体なにをするんですか?」
キャーリサ「ふふん、さっき言った通りだし。あの女にできぬ事をすると」
神裂「最大主教にできない事……ですか?」
キャーリサ「あの女は今恐らく当麻をベットに連れて行って同じ場所にいるはず」
キャーリサ「なら、当然この家でできない事もでてくるの」
オルソラ「つまりは当麻様が倒れている間に家事手伝いを済ませてしまうという事でございますね?」
キャーリサ「そーいう事だし」
キャーリサ「さて、ついたし」
神裂「厨房……ですか?」
五和「大きいです...」
キャーリサ(元々は天草式の為に作られたなんて口が滑っても言えないし)
オルソラ「では早速」
神裂「オ、オルソラ?」
五和「一体何をしようというのでしょうか?」
キャーリサ「ぼやぼやしてていいのか?」
キャーリサ「オルソラは今の内に夕食の下準備を終わらせるつもりだと思うし」
五和&神裂「!!」
キャーリサ「でも今から下準備をしたとしてもすぐに終わってしまうの」
五和「という事はその後にほかの仕事もすれば……」
神裂「当麻の為になるということですね」
キャーリサ「そうだし。重要なのは寝ている間に全部が終わってる事だし」
キャーリサ「やるなら急いだ方がいいし?」
五和「は、はい!オルソラさん、手伝います!!」
神裂「オルソラ、私もです!!」
オルソラ「まぁまぁ、ではお二人は和食など作ってはいかがでございますか?」
キャーリサ「うむ、こっちは万端なの」
キャーリサ(中々オルソラは賢いの。好敵手だし)
キャーリサ「ふふん、さっき言った通りだし。あの女にできぬ事をすると」
神裂「最大主教にできない事……ですか?」
キャーリサ「あの女は今恐らく当麻をベットに連れて行って同じ場所にいるはず」
キャーリサ「なら、当然この家でできない事もでてくるの」
オルソラ「つまりは当麻様が倒れている間に家事手伝いを済ませてしまうという事でございますね?」
キャーリサ「そーいう事だし」
キャーリサ「さて、ついたし」
神裂「厨房……ですか?」
五和「大きいです...」
キャーリサ(元々は天草式の為に作られたなんて口が滑っても言えないし)
オルソラ「では早速」
神裂「オ、オルソラ?」
五和「一体何をしようというのでしょうか?」
キャーリサ「ぼやぼやしてていいのか?」
キャーリサ「オルソラは今の内に夕食の下準備を終わらせるつもりだと思うし」
五和&神裂「!!」
キャーリサ「でも今から下準備をしたとしてもすぐに終わってしまうの」
五和「という事はその後にほかの仕事もすれば……」
神裂「当麻の為になるということですね」
キャーリサ「そうだし。重要なのは寝ている間に全部が終わってる事だし」
キャーリサ「やるなら急いだ方がいいし?」
五和「は、はい!オルソラさん、手伝います!!」
神裂「オルソラ、私もです!!」
オルソラ「まぁまぁ、ではお二人は和食など作ってはいかがでございますか?」
キャーリサ「うむ、こっちは万端なの」
キャーリサ(中々オルソラは賢いの。好敵手だし)
149: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:15:47.53 ID:+tdNiE4e0
キャーリサ「さて、次は攻撃的チームだし」
どうやらキャーリサの中での女子達の区分けは性格できまっているらしい。
キャーリサ「そうだし。ここにいる者たちは性格に癖があるからわけやすいの」
キャーリサ「ちなみにこうだし」
保守的=神裂、五和、オルソラ
攻撃的=御坂、シェリー、吹寄
普通=御坂妹、アニェーゼ、サーシャ
キャーリサ「こんな感じだし」
キャーリサ「攻撃的はツンデレと読むんだし。まちがえるなよー」
ああ、どうも。
キャーリサ「べつにこれぐらいなんともないし」
ところでだれか忘れてません?
キャーリサ「...?」
キャーリサ「1、2、3....」
キャーリサ「確かに人数があわないの。おかしいの」
ですよねー。
キャーリサ「ま、まあいいの」
キャーリサ「兵の性格にあわせて作戦を組むのは指揮官として当然だし」
どうやらキャーリサの中での女子達の区分けは性格できまっているらしい。
キャーリサ「そうだし。ここにいる者たちは性格に癖があるからわけやすいの」
キャーリサ「ちなみにこうだし」
保守的=神裂、五和、オルソラ
攻撃的=御坂、シェリー、吹寄
普通=御坂妹、アニェーゼ、サーシャ
キャーリサ「こんな感じだし」
キャーリサ「攻撃的はツンデレと読むんだし。まちがえるなよー」
ああ、どうも。
キャーリサ「べつにこれぐらいなんともないし」
ところでだれか忘れてません?
キャーリサ「...?」
キャーリサ「1、2、3....」
キャーリサ「確かに人数があわないの。おかしいの」
ですよねー。
キャーリサ「ま、まあいいの」
キャーリサ「兵の性格にあわせて作戦を組むのは指揮官として当然だし」
150: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:17:19.66 ID:+tdNiE4e0
っと、そうこうしている間にキャーリサは二階につき、各々が待機しているはずの部屋の前に立つ。
部屋のドアには前もって渡しておいた名前のプレートが張られてある。
そんなドアの前でキャーリサは...
キャーリサ「集合!!」
御坂「!」バタン
シェリー「...」カチャ テクテク
アニェーゼ「ほいほい」バタン
御坂妹「集合がかけられましたとミサカは(ry」
キャーリサ「うむ、先ほど下のチームには命令をくだしてきたの」
キャーリサ「だから今度は御坂、シェリー二人が責める番なの」
シェリー「はぁ?あたしらが?」
御坂「ど、どうやって?」
キャーリサ「あわてるではない。ただ『今度は』といっただけだし」
キャーリサ「まだその時ではないけど、準備だけは怠るなよ?」
シェリー「チッ、めんどくせえ」
キャーリサ「それならさっさとこの家から出ていくがいいの」
キャーリサ「戦意を喪失した者は作戦に支障をきたすの」
キャーリサ「安心するがいいし。シェリーがいなくなった後もだれかが当麻をとるだろうからな」
シェリー「……わーったよ!」
キャーリサ「御坂は?」
御坂「わ、わかってるわよ!!」
キャーリサ「ならいいし」
キャーリサ「妹とアニェーゼはしばらく当麻と絶妙な関係を維持するがいいの」
キャーリサ「今は全員の力であの女のアドバンテージを崩すのが先なの」
キャーリサ「個人個人の戦いはその後なの」
御坂妹「了解しましたとミ(ry」
アニェーゼ「わかりましたよ」
キャーリサ「じゃあまたなにかあったら呼ぶの。解散!」
キャーリサがそういうと一斉に各々の部屋に戻る。
部屋のドアには前もって渡しておいた名前のプレートが張られてある。
そんなドアの前でキャーリサは...
キャーリサ「集合!!」
御坂「!」バタン
シェリー「...」カチャ テクテク
アニェーゼ「ほいほい」バタン
御坂妹「集合がかけられましたとミサカは(ry」
キャーリサ「うむ、先ほど下のチームには命令をくだしてきたの」
キャーリサ「だから今度は御坂、シェリー二人が責める番なの」
シェリー「はぁ?あたしらが?」
御坂「ど、どうやって?」
キャーリサ「あわてるではない。ただ『今度は』といっただけだし」
キャーリサ「まだその時ではないけど、準備だけは怠るなよ?」
シェリー「チッ、めんどくせえ」
キャーリサ「それならさっさとこの家から出ていくがいいの」
キャーリサ「戦意を喪失した者は作戦に支障をきたすの」
キャーリサ「安心するがいいし。シェリーがいなくなった後もだれかが当麻をとるだろうからな」
シェリー「……わーったよ!」
キャーリサ「御坂は?」
御坂「わ、わかってるわよ!!」
キャーリサ「ならいいし」
キャーリサ「妹とアニェーゼはしばらく当麻と絶妙な関係を維持するがいいの」
キャーリサ「今は全員の力であの女のアドバンテージを崩すのが先なの」
キャーリサ「個人個人の戦いはその後なの」
御坂妹「了解しましたとミ(ry」
アニェーゼ「わかりましたよ」
キャーリサ「じゃあまたなにかあったら呼ぶの。解散!」
キャーリサがそういうと一斉に各々の部屋に戻る。
151: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:18:16.91 ID:+tdNiE4e0
キャーリサ「さて、残るは二人ね」
やっぱり忘れてますね?
キャーリサ「?」
キャーリサ「なんの事なの?」
いえ、いいです。
キャーリサ「次はサーシャと吹寄ね」
吹寄とサーシャ(と忘れられているが姫神)は先ほどの面々とは別の場所の空き室を使っている。
キャーリサ「吹寄は前もって言ってあるから、サーシャね」
キャーリサ「サーシャ?ここを開けるがいいし」コンコン
サーシャ「はい、なんでしょうかキャーリサ様」
キャーリサ「では、貴様に命令を与えるし」
キャーリサ「これは私たちの中でもサーシャにできない重要な事だし」
サーシャ「第一の質問ですが、そんな事を私ができるのでしょうか?」
キャーリサ「ふふん、その質問に答えるまえにまずはこれに着替えるがいいし」バッ
サーシャ「!!!」
キャーリサが出した服は、事前に調べておいたサーシャが好むような服である。 ※あえて描写はしません
サーシャ「だ、第二の質問ですが、そそそれに着替えると魔術的効果などがうすれてしまうのですが」
キャーリサ「ふん、心配ないし」
キャーリサ「今回の作戦に魔術は必要なしなの」
サーシャ「第三の質問ですが、早速着替えてもよろしいでしょうか?」
キャーリサ「おぉ、早くきがえるがいいの」
サーシャ「で、では!!」ババッ
そういってサーシャはものすごい勢いでキャーリサから服を奪い取ると、自室に入ってしまった。
キャーリサ「おーい、まだなのー?」
サーシャ「い、今でますので...」ガチャ
キャーリサ「おお、かなりかわいくなったし」
サーシャ「第四の質問ですが、これを来てどうしろと言うのですか?」
キャーリサ「ふふ、それはね~」
キャーリサ「―――」ゴニョゴニョ
サーシャ「!!」
キャーリサ「わかったの?」
サーシャ「その質問への回答ですが、是非やらせていただきます」
キャーリサ「うむ、それでいいし」
やっぱり忘れてますね?
キャーリサ「?」
キャーリサ「なんの事なの?」
いえ、いいです。
キャーリサ「次はサーシャと吹寄ね」
吹寄とサーシャ(と忘れられているが姫神)は先ほどの面々とは別の場所の空き室を使っている。
キャーリサ「吹寄は前もって言ってあるから、サーシャね」
キャーリサ「サーシャ?ここを開けるがいいし」コンコン
サーシャ「はい、なんでしょうかキャーリサ様」
キャーリサ「では、貴様に命令を与えるし」
キャーリサ「これは私たちの中でもサーシャにできない重要な事だし」
サーシャ「第一の質問ですが、そんな事を私ができるのでしょうか?」
キャーリサ「ふふん、その質問に答えるまえにまずはこれに着替えるがいいし」バッ
サーシャ「!!!」
キャーリサが出した服は、事前に調べておいたサーシャが好むような服である。 ※あえて描写はしません
サーシャ「だ、第二の質問ですが、そそそれに着替えると魔術的効果などがうすれてしまうのですが」
キャーリサ「ふん、心配ないし」
キャーリサ「今回の作戦に魔術は必要なしなの」
サーシャ「第三の質問ですが、早速着替えてもよろしいでしょうか?」
キャーリサ「おぉ、早くきがえるがいいの」
サーシャ「で、では!!」ババッ
そういってサーシャはものすごい勢いでキャーリサから服を奪い取ると、自室に入ってしまった。
キャーリサ「おーい、まだなのー?」
サーシャ「い、今でますので...」ガチャ
キャーリサ「おお、かなりかわいくなったし」
サーシャ「第四の質問ですが、これを来てどうしろと言うのですか?」
キャーリサ「ふふ、それはね~」
キャーリサ「―――」ゴニョゴニョ
サーシャ「!!」
キャーリサ「わかったの?」
サーシャ「その質問への回答ですが、是非やらせていただきます」
キャーリサ「うむ、それでいいし」
152: ゴミ箱 2012/02/12(日) 00:20:44.07 ID:+tdNiE4e0
サーシャへの命令を終えたキャーリサは自室へと向かう。
キャーリサの自室は三階である。
キャーリサ「さて、これであらかた終わったの」
キャーリサ「これであの女のアドバンテージはほぼ消し炭だし」
キャーリサ「ふふ、当麻は私の物だし。誰にも渡さないしー」
寝込む上条に対して容赦無く攻め立てる軍事のキャーリサ。
恐るべし。
~土御門&建宮チーム~
建宮「なんだか皆本気なのよな」
土御門「そりゃー指揮官がキャーリサ王女だしな」
建宮「ではそろそろ」
土御門「俺らも動くとするかにゃー」
全ての様子を見る鼠二匹もまた行動するのであった。
キャーリサの自室は三階である。
キャーリサ「さて、これであらかた終わったの」
キャーリサ「これであの女のアドバンテージはほぼ消し炭だし」
キャーリサ「ふふ、当麻は私の物だし。誰にも渡さないしー」
寝込む上条に対して容赦無く攻め立てる軍事のキャーリサ。
恐るべし。
~土御門&建宮チーム~
建宮「なんだか皆本気なのよな」
土御門「そりゃー指揮官がキャーリサ王女だしな」
建宮「ではそろそろ」
土御門「俺らも動くとするかにゃー」
全ての様子を見る鼠二匹もまた行動するのであった。
159: ゴミ箱 2012/02/12(日) 13:27:11.87 ID:+tdNiE4e0
~上条&ローラの部屋~
例によって例のごとく上条が倒れた後の事。
上条はベットで寝込み、ローラは傍に付き添っている。
もう既に一時間半は寝込んでいる。
ローラ「なかなか……目覚めぬわね」
ローラ「当麻、一体なにがあったといいけるかしら?」
ローラはかなりというか怖い位に落ち着いていた。
上条が倒れたというのになぜだか慌てることがない。
なぜだろうか、自分でもわからない。
ローラ「玄関にいたのは軍事のキャーリサね。それに、女子寮の連中もいた気がしたるわね」
ローラ「キャーリサの目的もまた、恐らくは当麻を手中に入れる事かしらね」
ローラ「ふむ...そうね、今頃はもう部下たちに命令でも下してるかしら?」
ローラの考える通り、キャーリサは今五和や神裂、オルソラを引き連れ厨房にいる。
お互いの腹の内など鼻から知っているのだろう。
ローラ「私とキャーリサどちらが当麻を取っても未来は変わらずだといいたるに」
ローラ「・・・」
ローラ(本当に……変わらないの?)
上条「うぅ……ん...?」
そうしてローラがまた思考の渦にはまるかというときに、上条は目を覚ます。
例によって例のごとく上条が倒れた後の事。
上条はベットで寝込み、ローラは傍に付き添っている。
もう既に一時間半は寝込んでいる。
ローラ「なかなか……目覚めぬわね」
ローラ「当麻、一体なにがあったといいけるかしら?」
ローラはかなりというか怖い位に落ち着いていた。
上条が倒れたというのになぜだか慌てることがない。
なぜだろうか、自分でもわからない。
ローラ「玄関にいたのは軍事のキャーリサね。それに、女子寮の連中もいた気がしたるわね」
ローラ「キャーリサの目的もまた、恐らくは当麻を手中に入れる事かしらね」
ローラ「ふむ...そうね、今頃はもう部下たちに命令でも下してるかしら?」
ローラの考える通り、キャーリサは今五和や神裂、オルソラを引き連れ厨房にいる。
お互いの腹の内など鼻から知っているのだろう。
ローラ「私とキャーリサどちらが当麻を取っても未来は変わらずだといいたるに」
ローラ「・・・」
ローラ(本当に……変わらないの?)
上条「うぅ……ん...?」
そうしてローラがまた思考の渦にはまるかというときに、上条は目を覚ます。
160: ゴミ箱 2012/02/12(日) 13:27:50.94 ID:+tdNiE4e0
ローラ「あら、やっと起きたりね。当麻」
上条「あれ?俺……なにしてたんだっけ?」
ローラ「キャーリサ」
上条「ううぅ……眩暈が...」
ローラ(なんだか一種のトラウマになってるのかしらね)
ローラ「当麻、あの時何を見たの?」
ローラ「倒れるなんてよっぽどの事になるのよ?」
上条「えーっと……」
上条「?」
上条「あれ……なんであいつらここにいるんだ...?」ハハハ
ローラ「もしや、神裂では?」
上条「い、いや、俺が見たのはそんなちゃちなもんじゃねえ、俺が見たあいつは……あいつらは俺のこの日常を...」
ローラ「ん?」
上条「本当になんでここにあいつらが……」
ローラ(話がすすまないわね)
ローラ「当麻はもう少しやすみたるがいいわね」
上条「そ、そうさせてもらうか」
そういって上条は布団を被り、ベットの中にもぐりこむ。
で、ローラは...
ローラ「さて、それじゃぁ私も」モゾモゾ
上条「・・・おい、ローラ。なにしてんだ?」
ローラ「私も眠くなったから寝るだけよん♪」
上条「はぁ……まぁいっか」
ローラ(当麻も随分と丸くなったわー)
ローラ(これをあいつらに邪魔されるわけにはいかないわね)
ローラ(当麻は私の物なんだから)
今のローラの頭の中ではキャーリサ達の作戦に対抗する手段が考えられていた。
勿論それは上条を誰にも渡さないためである。
つまり 「イギリスについての事などほぼ皆無」であった。
これが何を意味するか……それに気づくのはいつなのであろうか。
168: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:28:11.85 ID:i5IVKE8o0
~上条邸~
時刻は夕方
上条が倒れてからもう三時間は経っている。
だがそれでもキャーリサは動じる事もなく、後々の展開を考えている。
キャーリサ(ふむ……やっぱりあの女の考えている事は予測できないの)
キャーリサ(今どうなってるか部屋の様子を見れないのもかなり痛手だし)
キャーリサ(とりあえずはサーシャに動いてもらわないと何もできないし)
そう考えている間に、上条の部屋の扉が空いたのをキャーリサは隠しカメラで確認する。
ちなみに勘が鋭い人はもう気づいているかもしれないが、この家の隠しカメラやマイクを統括している場所は全て同建物の三階にある。
外からだと明らかに三階はあるのになぜか三階がない。その秘密はここにあった。
連絡路は外側にある階段である。ふつうの壁に偽装されているため、念入りに調べなければ分からない程だ。
キャーリサ「ようやく動いたんだし!」
キャーリサ「って……これはどうゆうことなの?」
キャーリサが見ている映像は、ローラと上条が部屋から出てくるものである。
ただ普通と違う点は、その上条がローラと手を握っている所であろうか。
キャーリサ(予想外だし……まさかあの女と当麻がここまで仲が良かったなんて思わなかったし)
キャーリサ(さて……この戦線は結構きびしいし)
そう唸るキャーリサは、ローラが一瞬だけこちらを見たのを気づけなかった。
~数分前~
上条は既に完全に回復し、ベットから起きていた。
上条「うわー寝ちゃったよ寝すぎましたよ何を昼間っからだらだら寝てるんですかね上条さんは」
ローラ「別に仕方ない事なのだから良きでしょ?」
上条「つってもこれはひどいですよ...」
そういって上条が時計を見る。
上条「あーもう夕食の準備しなきゃな」
ローラ「今日はなにかしらん?」
上条「ん~そうだな...」
上条「よし、ローラの好きなイクラ丼でも作りますかね!」
ローラ「本当なるの!?」
上条「ええ、いいですとも。今日はパーっとやりますか」
ローラ「ふふん♪それなら早く行こうではないか~当麻」グイグイ
上条「はいはい分かったからってそんなに押すなよ」
ローラ「イ~クラーイ~クラー♪」
上条(まるで子供だな、こりゃ。ほかの奴らが見たら一体どう思うんだか)
実際上条の言うとおり、さすがにこれは異常である。
普段のローラも確かにどこか垢抜けている所はあるが、ここまで子供の様に他人に接する事はほぼない。
これが何かを考えての行動ならば恐ろしい事だが、恐らく何も考えていないであろう。
まさしく「素」の行動なのだ。
そんな事を考えている上条だが、今現在とても大変な状況だという事をすっかり忘れている。
時刻は夕方
上条が倒れてからもう三時間は経っている。
だがそれでもキャーリサは動じる事もなく、後々の展開を考えている。
キャーリサ(ふむ……やっぱりあの女の考えている事は予測できないの)
キャーリサ(今どうなってるか部屋の様子を見れないのもかなり痛手だし)
キャーリサ(とりあえずはサーシャに動いてもらわないと何もできないし)
そう考えている間に、上条の部屋の扉が空いたのをキャーリサは隠しカメラで確認する。
ちなみに勘が鋭い人はもう気づいているかもしれないが、この家の隠しカメラやマイクを統括している場所は全て同建物の三階にある。
外からだと明らかに三階はあるのになぜか三階がない。その秘密はここにあった。
連絡路は外側にある階段である。ふつうの壁に偽装されているため、念入りに調べなければ分からない程だ。
キャーリサ「ようやく動いたんだし!」
キャーリサ「って……これはどうゆうことなの?」
キャーリサが見ている映像は、ローラと上条が部屋から出てくるものである。
ただ普通と違う点は、その上条がローラと手を握っている所であろうか。
キャーリサ(予想外だし……まさかあの女と当麻がここまで仲が良かったなんて思わなかったし)
キャーリサ(さて……この戦線は結構きびしいし)
そう唸るキャーリサは、ローラが一瞬だけこちらを見たのを気づけなかった。
~数分前~
上条は既に完全に回復し、ベットから起きていた。
上条「うわー寝ちゃったよ寝すぎましたよ何を昼間っからだらだら寝てるんですかね上条さんは」
ローラ「別に仕方ない事なのだから良きでしょ?」
上条「つってもこれはひどいですよ...」
そういって上条が時計を見る。
上条「あーもう夕食の準備しなきゃな」
ローラ「今日はなにかしらん?」
上条「ん~そうだな...」
上条「よし、ローラの好きなイクラ丼でも作りますかね!」
ローラ「本当なるの!?」
上条「ええ、いいですとも。今日はパーっとやりますか」
ローラ「ふふん♪それなら早く行こうではないか~当麻」グイグイ
上条「はいはい分かったからってそんなに押すなよ」
ローラ「イ~クラーイ~クラー♪」
上条(まるで子供だな、こりゃ。ほかの奴らが見たら一体どう思うんだか)
実際上条の言うとおり、さすがにこれは異常である。
普段のローラも確かにどこか垢抜けている所はあるが、ここまで子供の様に他人に接する事はほぼない。
これが何かを考えての行動ならば恐ろしい事だが、恐らく何も考えていないであろう。
まさしく「素」の行動なのだ。
そんな事を考えている上条だが、今現在とても大変な状況だという事をすっかり忘れている。
169: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:28:41.17 ID:i5IVKE8o0
ローラ「あ...」ピタ
上条「ん?」
突然ローラが部屋のドアの前で止まった。
ローラ「当麻、ちょっと手を出したれ」
上条「ん?なんだ?」スッ
ローラ「えいっ!」ギュ
上条「へ?あのー急にどうしたんでせうか?ローラさん」
ローラ「あまり気にする事もなきにけるのよ、当麻」
上条「んーそうか?てかお前なんか日本語悪化してるような気が――「べ、べつに悪化などしてなき事よ!」
上条「いやまあ、それならいいんだけどな」
ローラ「ほれ、さっさといきとうぞ、当麻」
上条「はいはい」ガチャ
扉を開ける上条の手とは逆の手には平然とローラの手が握られている。
最初は一緒に風呂に入ったり急に抱きつかれたりで騒いでた上条であったが、何処かもう慣れた様子である。
上条「あれ……?」
ローラ「ん?どうしたのか?当麻」
上条「なーんか重要な事を忘れてる気がする……」
ローラ(もしかして女子達の事を忘れてるのかしら)
上条「まぁいっか」
ローラ(ここは教えない方が……)
上条「さーて、ちゃっちゃと下ごしらえをすますとしますかね」ガチャ
そういって厨房に入った上条の目の前に入ってきた光景。
それは、なぜかびしょ濡れで涙目になった神裂と、横でおしぼりを差し出す五和であった。
上条「ん?」
突然ローラが部屋のドアの前で止まった。
ローラ「当麻、ちょっと手を出したれ」
上条「ん?なんだ?」スッ
ローラ「えいっ!」ギュ
上条「へ?あのー急にどうしたんでせうか?ローラさん」
ローラ「あまり気にする事もなきにけるのよ、当麻」
上条「んーそうか?てかお前なんか日本語悪化してるような気が――「べ、べつに悪化などしてなき事よ!」
上条「いやまあ、それならいいんだけどな」
ローラ「ほれ、さっさといきとうぞ、当麻」
上条「はいはい」ガチャ
扉を開ける上条の手とは逆の手には平然とローラの手が握られている。
最初は一緒に風呂に入ったり急に抱きつかれたりで騒いでた上条であったが、何処かもう慣れた様子である。
上条「あれ……?」
ローラ「ん?どうしたのか?当麻」
上条「なーんか重要な事を忘れてる気がする……」
ローラ(もしかして女子達の事を忘れてるのかしら)
上条「まぁいっか」
ローラ(ここは教えない方が……)
上条「さーて、ちゃっちゃと下ごしらえをすますとしますかね」ガチャ
そういって厨房に入った上条の目の前に入ってきた光景。
それは、なぜかびしょ濡れで涙目になった神裂と、横でおしぼりを差し出す五和であった。
170: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:29:14.83 ID:i5IVKE8o0
神裂「あ……」
五和「え、えーっとこれはですね」
上条「は、ははは……お前らこんな所で一体なにをしてるんだ...?」
ローラ(あらら、これは予想外ね)
上条「そうか、思い出したぜ。さっき俺が寝てた理由といいなんか頭に引っかかる事といい...」
神裂「か、上条?ここここれには訳がありまして」
五和「そ、そうです!!これには深い深いわけがあってですね?」
上条「あーなんか久しぶりにこれ言う気がするなー...」キラキラ
五和「はい...?」
神裂「・・・?」
ローラ(まぁこっちの方が私には好都合かしらん)
そう思いつつローラは自分の耳を両手で塞ぎ、横にいる上条は頭を手で抱え――――
上条「不幸だああああああああああああ!!!!」
家の中に不幸少年上条の18番が轟くのであった...
五和「え、えーっとこれはですね」
上条「は、ははは……お前らこんな所で一体なにをしてるんだ...?」
ローラ(あらら、これは予想外ね)
上条「そうか、思い出したぜ。さっき俺が寝てた理由といいなんか頭に引っかかる事といい...」
神裂「か、上条?ここここれには訳がありまして」
五和「そ、そうです!!これには深い深いわけがあってですね?」
上条「あーなんか久しぶりにこれ言う気がするなー...」キラキラ
五和「はい...?」
神裂「・・・?」
ローラ(まぁこっちの方が私には好都合かしらん)
そう思いつつローラは自分の耳を両手で塞ぎ、横にいる上条は頭を手で抱え――――
上条「不幸だああああああああああああ!!!!」
家の中に不幸少年上条の18番が轟くのであった...
171: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:29:59.75 ID:i5IVKE8o0
~食堂~
今現在この家にいる(と思われる)人間が全員集合している。
上条が自体を把握するために全員を呼んだのだ。ちなみに夕食も兼ねている。
上条「で、なんでお前らがここにいるんだよ」
御坂「おまえらって」
御坂妹「誰の事をとm(ry」
姫神「言ってるのか。」
吹寄「まったく分からないわね」
上条「だーーーーかーーーーーーらーーーーーーー」
上条「学園都市にいるはずのお前らがなんでここにいるんだってきいてんだよ!!」
キャーリサ「それは私が連れてきたんだし」
上条「はぁ!?キャーリサがつれてきた!?」
キャーリサ「たまたま別件で学園都市にいったらこいつらにからまれたの」
キャーリサ「そんでもってなんやかんやでついてきちゃったし」
上条「もう上条さんわかんない!!」
ローラ「・・・」
御坂「な、なによ!あんただって急にいなくなって!!」
吹寄「そうよ!なにが出席停止よ!」
上条「いやそっち!?」
御坂妹「私もお姉さま方と同意見ですとm(ry」
姫神「私も。かみj「私たちはあんたを連れ戻しに来たんだからね!!」
上条「はぁ?俺を連れ戻す?」
御坂「そうよ!!そこのローなんたらって女からね!!」
ローラ「ん?私から?」
上条(いやそこまでいったなら最後まで言えよ)
姫神「そう。あn――「貴方が学校に手を回した人ね!?」
吹寄「上条は絶対に私達が学校に通わせるんだから!!」
上条(いやお前らが学校どうしたんだよ)
ローラ「ふむ。確かに学校に手を回しけるのは私ね」
ローラ「で、連れ戻すとはいかに?」
御坂妹「そのままの意味ですと(ry」
御坂妹「省略しないでくださいとミサカは宣言します!!」
上条「へ?」
ローラ「?」
御坂妹「いえ、こちらの事です」
今現在この家にいる(と思われる)人間が全員集合している。
上条が自体を把握するために全員を呼んだのだ。ちなみに夕食も兼ねている。
上条「で、なんでお前らがここにいるんだよ」
御坂「おまえらって」
御坂妹「誰の事をとm(ry」
姫神「言ってるのか。」
吹寄「まったく分からないわね」
上条「だーーーーかーーーーーーらーーーーーーー」
上条「学園都市にいるはずのお前らがなんでここにいるんだってきいてんだよ!!」
キャーリサ「それは私が連れてきたんだし」
上条「はぁ!?キャーリサがつれてきた!?」
キャーリサ「たまたま別件で学園都市にいったらこいつらにからまれたの」
キャーリサ「そんでもってなんやかんやでついてきちゃったし」
上条「もう上条さんわかんない!!」
ローラ「・・・」
御坂「な、なによ!あんただって急にいなくなって!!」
吹寄「そうよ!なにが出席停止よ!」
上条「いやそっち!?」
御坂妹「私もお姉さま方と同意見ですとm(ry」
姫神「私も。かみj「私たちはあんたを連れ戻しに来たんだからね!!」
上条「はぁ?俺を連れ戻す?」
御坂「そうよ!!そこのローなんたらって女からね!!」
ローラ「ん?私から?」
上条(いやそこまでいったなら最後まで言えよ)
姫神「そう。あn――「貴方が学校に手を回した人ね!?」
吹寄「上条は絶対に私達が学校に通わせるんだから!!」
上条(いやお前らが学校どうしたんだよ)
ローラ「ふむ。確かに学校に手を回しけるのは私ね」
ローラ「で、連れ戻すとはいかに?」
御坂妹「そのままの意味ですと(ry」
御坂妹「省略しないでくださいとミサカは宣言します!!」
上条「へ?」
ローラ「?」
御坂妹「いえ、こちらの事です」
172: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:30:39.25 ID:i5IVKE8o0
キャーリサ「つまり、無理やり脅されてきた上条を連れ戻しに来たってこの子達は言いたいんだし」
キャーリサ「別に変な事でもないし」
上条「それでなんで俺の家に住む事になんだよ」
上条「それになんでアニェーゼとか神裂とかもいるんでしょうねもうわかりましぇーん」
神裂「わ、私達はただ貴方にお詫びというかなんというか」
アニェーゼ「そうっすね。こないだ気絶させた詫びってやつですよ」
上条「詫びるならでてってほしいです」
キャーリサ「本当に出てって良いの?当麻」
上条「は?」
キャーリサ「当麻が寝ている間にこの家の掃除や家事は全部終わらせておいたし」
上条「え?」
シェリー「ほんっとーに理解がおせえ野郎だなてめぇは」
シェリー「てめーが伸びてる間にあたしらがこの家の雑務をやっといたっつってんだよ!」
上条「そ、そうなの?」
オルソラ「そうなのでございますよ」
キャーリサ「ってことでこれから当麻の家の家事やら掃除は私たちに任せるがいいし」
キャーリサ「これが私たちなりのお詫びという奴だし」
キャーリサ「断られると大分困るし」
上条「あー...」
上条(だめだ。あまりの事に理解が追いつかん)
上条(ってかそんな事より...)
上条「一番謎なのはお前だよ!!サーシャ!!」
サーシャ「第一の質問ですが、それはなぜなのでしょう?」
上条「お前俺となんの関係もねえじゃねえか!!」
サーシャ「第一の回答ですが、私はキャーリサ様の護衛となっています」
上条「はぁ……護衛?」
キャーリサ「そうだし。今はサーシャは特例として私の護衛となっているの」
キャーリサ「前大戦の事もあって今サーシャの立場はとても不安定なの」
キャーリサ「そこを私の護衛とする事でなんとか危険は回避したってわけだし」
上条「うーむ……」
サーシャ「私見ですが、私は別に上条当麻の家に住むのではなく、キャーリサ様の傍にいるという事としています」
上条「よし、もうキャーリサとかはいいや」
キャーリサ「別に変な事でもないし」
上条「それでなんで俺の家に住む事になんだよ」
上条「それになんでアニェーゼとか神裂とかもいるんでしょうねもうわかりましぇーん」
神裂「わ、私達はただ貴方にお詫びというかなんというか」
アニェーゼ「そうっすね。こないだ気絶させた詫びってやつですよ」
上条「詫びるならでてってほしいです」
キャーリサ「本当に出てって良いの?当麻」
上条「は?」
キャーリサ「当麻が寝ている間にこの家の掃除や家事は全部終わらせておいたし」
上条「え?」
シェリー「ほんっとーに理解がおせえ野郎だなてめぇは」
シェリー「てめーが伸びてる間にあたしらがこの家の雑務をやっといたっつってんだよ!」
上条「そ、そうなの?」
オルソラ「そうなのでございますよ」
キャーリサ「ってことでこれから当麻の家の家事やら掃除は私たちに任せるがいいし」
キャーリサ「これが私たちなりのお詫びという奴だし」
キャーリサ「断られると大分困るし」
上条「あー...」
上条(だめだ。あまりの事に理解が追いつかん)
上条(ってかそんな事より...)
上条「一番謎なのはお前だよ!!サーシャ!!」
サーシャ「第一の質問ですが、それはなぜなのでしょう?」
上条「お前俺となんの関係もねえじゃねえか!!」
サーシャ「第一の回答ですが、私はキャーリサ様の護衛となっています」
上条「はぁ……護衛?」
キャーリサ「そうだし。今はサーシャは特例として私の護衛となっているの」
キャーリサ「前大戦の事もあって今サーシャの立場はとても不安定なの」
キャーリサ「そこを私の護衛とする事でなんとか危険は回避したってわけだし」
上条「うーむ……」
サーシャ「私見ですが、私は別に上条当麻の家に住むのではなく、キャーリサ様の傍にいるという事としています」
上条「よし、もうキャーリサとかはいいや」
173: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:32:34.45 ID:i5IVKE8o0
上条「で、御坂や何故かいる吹寄はなぜここに住むんですかね?」
御坂「べ、別にいいでしょ!?」
御坂妹「どうせこんな広い家なのだからいいですよねとミサカは少し嫉妬の念を送りつつ答えます」
吹寄「私達だってこんな家で暮らしたいのよ!!」
姫神「あれ。なんでだっけ?」
上条「( ゚д゚)...」
キャーリサ(うわ~やっぱり連れてくるんじゃなかったし)
ローラ(これはひどきことね)
上条「まぁ……もういっか。うん、こんな事日常茶飯事だし」
上条「さぁさぁ皆さんとりあえずたべるとしましょういただきます」
ローラ「うむ、いただきます」
御坂「へ?あぁ、えーっと」
五和「上条さんがたくましくなってる……」
神裂「それは違うと思いますよ、五和」
アニェーゼ「まぁとりあえず食っちまいましょうや」
シェリー「食うか」
キャーリサ「なんか理解を諦められた気がするの...」
サーシャ「第二の質問ですが、私もこれを食べてよいのでしょうか?」
キャーリサ「良いと思うの。私も食べるし」
吹寄「まったく、のんきなんだから……イギリスよ!?イギリス!!」
御坂妹「そんな事しっていますとミサカは行儀悪く口に物を入れたまま喋ります」
姫神「あ、おいしい。」
結局上条は状況を理解したのかしてないのかいまいち納得できないままに夕食は終わった。
ぶっちゃけると上条はあまりの事につっこみが間に合わなかったから姫神をフォローできないだけであってうんたらこうたら
御坂「べ、別にいいでしょ!?」
御坂妹「どうせこんな広い家なのだからいいですよねとミサカは少し嫉妬の念を送りつつ答えます」
吹寄「私達だってこんな家で暮らしたいのよ!!」
姫神「あれ。なんでだっけ?」
上条「( ゚д゚)...」
キャーリサ(うわ~やっぱり連れてくるんじゃなかったし)
ローラ(これはひどきことね)
上条「まぁ……もういっか。うん、こんな事日常茶飯事だし」
上条「さぁさぁ皆さんとりあえずたべるとしましょういただきます」
ローラ「うむ、いただきます」
御坂「へ?あぁ、えーっと」
五和「上条さんがたくましくなってる……」
神裂「それは違うと思いますよ、五和」
アニェーゼ「まぁとりあえず食っちまいましょうや」
シェリー「食うか」
キャーリサ「なんか理解を諦められた気がするの...」
サーシャ「第二の質問ですが、私もこれを食べてよいのでしょうか?」
キャーリサ「良いと思うの。私も食べるし」
吹寄「まったく、のんきなんだから……イギリスよ!?イギリス!!」
御坂妹「そんな事しっていますとミサカは行儀悪く口に物を入れたまま喋ります」
姫神「あ、おいしい。」
結局上条は状況を理解したのかしてないのかいまいち納得できないままに夕食は終わった。
ぶっちゃけると上条はあまりの事につっこみが間に合わなかったから姫神をフォローできないだけであってうんたらこうたら
174: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:41:10.42 ID:i5IVKE8o0
~夕食後~
上条「ふー食った食った」
ローラ「やっぱりイクラはおいしいなるわね~」
神裂「結局私達の和食には手を付けてくれませんでした……」
五和「私の最大のアプローチポイントがぁ……」
オルソラ「おせんべいはおいしいのでございますよ」バリボリ
キャーリサ(むーこれは中々厳しい状況だし)
キャーリサ(まさか女子達の作った料理よりも自分で作った料理を優先するなんて思わなかったの)
キャーリサ(まぁ何をするかはさておき、とりあえずこれをやっとかなきゃいけないわねー)
キャーリサ「あー学園都市から来た面々よ、よく聞きたまえ―」
御坂妹「はい、なんでしょうかとミサカは満腹ムードで聞きます」
吹寄「ん?イギリス?」
姫神「それは。ちょっとおかしい。」
御坂「吹寄さんが壊れてる...」
キャーリサ「そちらにはすまんが即刻帰るが良いし」
吹寄「へ!?イギリスに帰るですって!?」ガタッ
姫神「吹寄は放っておいて。なんで?」
御坂妹「もはやギャグですねとミサカは内心焦りまくりで席をたちます」ガタッ
御坂「ちょ、ちょっとどういう事よ!?」
キャーリサ「それは簡単だし。お前らには学校があるんだしー」
姫神「話が。違う。」
吹寄「そうよ!私達はイギリスにこれるっていうから上条にあいにきたのに!!」
御坂妹「もうつっこむのはやめますと言いつつミサカは特に問題が無いと心の中でガッツポーズをします」
御坂「私だって学校くらいやすむわよ!!」
キャーリサ「あー御坂は残ってていいし。残りの三人は即刻帰るがいいし」
御坂妹「どうしてですか?とミサカは学校が無い事を主張します」
吹寄「いくらなんでも横暴よ!!」
姫神「どういう事?」
御坂「私はいいの?」
キャーリサ「何度も言わないし。御坂妹以外は学校に行けし。妹は学園都市側から調整やらなにやらで帰ってこいだと」
キャーリサ「御坂はちょっと別件で残ってもらうの」
姫神「そ。そんな。」
吹寄「え?まさか今から?」
御坂妹「」チーン
キャーリサ「うむ、今からだし」
キャーリサ「飛行機の手配はすんでるし。今から行けば朝頃にはつくし」
上条「ふー食った食った」
ローラ「やっぱりイクラはおいしいなるわね~」
神裂「結局私達の和食には手を付けてくれませんでした……」
五和「私の最大のアプローチポイントがぁ……」
オルソラ「おせんべいはおいしいのでございますよ」バリボリ
キャーリサ(むーこれは中々厳しい状況だし)
キャーリサ(まさか女子達の作った料理よりも自分で作った料理を優先するなんて思わなかったの)
キャーリサ(まぁ何をするかはさておき、とりあえずこれをやっとかなきゃいけないわねー)
キャーリサ「あー学園都市から来た面々よ、よく聞きたまえ―」
御坂妹「はい、なんでしょうかとミサカは満腹ムードで聞きます」
吹寄「ん?イギリス?」
姫神「それは。ちょっとおかしい。」
御坂「吹寄さんが壊れてる...」
キャーリサ「そちらにはすまんが即刻帰るが良いし」
吹寄「へ!?イギリスに帰るですって!?」ガタッ
姫神「吹寄は放っておいて。なんで?」
御坂妹「もはやギャグですねとミサカは内心焦りまくりで席をたちます」ガタッ
御坂「ちょ、ちょっとどういう事よ!?」
キャーリサ「それは簡単だし。お前らには学校があるんだしー」
姫神「話が。違う。」
吹寄「そうよ!私達はイギリスにこれるっていうから上条にあいにきたのに!!」
御坂妹「もうつっこむのはやめますと言いつつミサカは特に問題が無いと心の中でガッツポーズをします」
御坂「私だって学校くらいやすむわよ!!」
キャーリサ「あー御坂は残ってていいし。残りの三人は即刻帰るがいいし」
御坂妹「どうしてですか?とミサカは学校が無い事を主張します」
吹寄「いくらなんでも横暴よ!!」
姫神「どういう事?」
御坂「私はいいの?」
キャーリサ「何度も言わないし。御坂妹以外は学校に行けし。妹は学園都市側から調整やらなにやらで帰ってこいだと」
キャーリサ「御坂はちょっと別件で残ってもらうの」
姫神「そ。そんな。」
吹寄「え?まさか今から?」
御坂妹「」チーン
キャーリサ「うむ、今からだし」
キャーリサ「飛行機の手配はすんでるし。今から行けば朝頃にはつくし」
175: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:41:35.37 ID:i5IVKE8o0
姫神「まさか。またあれにのるの?」ガクブル
吹寄「ぎゅ、牛乳がぁ...」ガクブル
御坂「私だけ?なんで?」
御坂妹「」
キャーリサ「さーとっととでてくがいいし!!」
姫神「ちょ。なんか体が勝手に玄関に引き連れられる。」ズルズル
吹寄「なによこれ!どうなってんの!?」ズルズル
御坂妹「もうなにもかもどうでもいいとミサカハミサカハミサカハ」ズルズル
キャーリサ(これで作戦に支障をきたす物は排除したの)
そうしてきてそうそうに姫神、吹寄、御坂妹は退場する羽目になった。 な ぜ き た し
そんなやりとりを横で見ていた上条は、なんだか大変だなーと他人事であった。
吹寄「ぎゅ、牛乳がぁ...」ガクブル
御坂「私だけ?なんで?」
御坂妹「」
キャーリサ「さーとっととでてくがいいし!!」
姫神「ちょ。なんか体が勝手に玄関に引き連れられる。」ズルズル
吹寄「なによこれ!どうなってんの!?」ズルズル
御坂妹「もうなにもかもどうでもいいとミサカハミサカハミサカハ」ズルズル
キャーリサ(これで作戦に支障をきたす物は排除したの)
そうしてきてそうそうに姫神、吹寄、御坂妹は退場する羽目になった。 な ぜ き た し
そんなやりとりを横で見ていた上条は、なんだか大変だなーと他人事であった。
176: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:42:42.77 ID:i5IVKE8o0
上条「まぁ学校にはいかなきゃな」ウンウン
上条「さーて、なんか疲れたしとりあえず風呂でも入るか―」
一同「!!」
ローラ「もう入るの?当麻」
上条「ああ。ゆっくり湯につかりたい」
ローラ「ふふ、なんだかおじいさんの様なるわね」
上条「もうつかれたんじゃー」
ローラ「まぁそういうのならば私も、もう入ろうかしらねー」
一同「!?」
上条「あのーローラさん?こんな大勢の前でそんな事をいうと……」
ローラ「ん?どうしたといいけるのかしらん?」チラ
キャーリサ(これは……まずいし)
神裂「なぁ!!あああああ最大主教は今ななななんと!?」
五和「た、確か今一緒にはいるって」
御坂「///」ボンッ
シェリー「あーなに、そういう関係?」
アニェーゼ「これはちっと予想外でしたね」
オルソラ「あらあらまあまあ」
キャーリサ(まさかここまでとは思ってなかったし)
ローラ「・・・」ニヤ
キャーリサ(この女まさか……狙って!?)
上条「え、えーっとローラさん?」
ローラ「どうしたの?当麻。いつもの事じゃない?」ニコ
一同「!!」
上条「さーて、なんか疲れたしとりあえず風呂でも入るか―」
一同「!!」
ローラ「もう入るの?当麻」
上条「ああ。ゆっくり湯につかりたい」
ローラ「ふふ、なんだかおじいさんの様なるわね」
上条「もうつかれたんじゃー」
ローラ「まぁそういうのならば私も、もう入ろうかしらねー」
一同「!?」
上条「あのーローラさん?こんな大勢の前でそんな事をいうと……」
ローラ「ん?どうしたといいけるのかしらん?」チラ
キャーリサ(これは……まずいし)
神裂「なぁ!!あああああ最大主教は今ななななんと!?」
五和「た、確か今一緒にはいるって」
御坂「///」ボンッ
シェリー「あーなに、そういう関係?」
アニェーゼ「これはちっと予想外でしたね」
オルソラ「あらあらまあまあ」
キャーリサ(まさかここまでとは思ってなかったし)
ローラ「・・・」ニヤ
キャーリサ(この女まさか……狙って!?)
上条「え、えーっとローラさん?」
ローラ「どうしたの?当麻。いつもの事じゃない?」ニコ
一同「!!」
177: ゴミ箱 2012/02/13(月) 00:43:19.76 ID:i5IVKE8o0
上条「いや、まあそうなんだけどって何皆さん武器を構えて怖い顔をしているんでせうか?」
神裂「ほぅ……『い つ も』ですか」チャキ
五和「ふふ」ニコ チャキ
御坂「へー『い つ も』なんだー?」バチバチ
シェリー「・・・」スッ
アニェーゼ「はぁ……まぁこうなっちまいますよね」カチャ
オルソラ「フフフフフ☆」スッ
上条「ははははは、皆さん一体どうしたというんだね?」
ローラ(ちょっと焚き付けすぎにけるかしらね?)
神裂「ふん!!」ビュバ!!
五和「せい!!」ブン!
御坂「チェイサー!!」ドゴォ!
シェリー「・・・」ブン ドゴォ!!
アニェーゼ「えい!」ガキン!!
オルソラ「えい!なのでございます」ブン!!
上条「なんかデジャぶべらあああ!!」
キャーリサ「はぁ……やっぱりだし」ガク
上条はローラの仕掛けた地雷に巻き込まれてまたもや意識不明の重体に陥るのであった。
果たして、上条はこの家から生きて帰る事はできるのか?
それは彼の努力しだいである。
184: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:03:24.23 ID:i5IVKE8o0
~イギリス空港~
姫神「どうして。私達はかえらなきゃいけないの?」
吹寄「本当よ!まったく、せっかくのイギリスなのに」
御坂妹「さっきからイギリスイギリスと貴方は上条さんはどうでも良いのですかとみ(ry」
吹寄「い、いや別にあいつを無視するわけじゃないのよ!?」
吹寄「ただ私はせっかくのイギリスなのにこんなに早く帰るなんてって思ってね」
姫神「・・・」ピク
姫神「でも。学校は大切だよね」
吹寄「それでもイギリスよ?外国なのよ!?あそばないともったいないじゃないの!!」
姫神「・・・うん。」
御坂妹「そもそもミサカは外国にはあまり興味が無いとミサカはお土産を買いたい気持ちを抑えながら言います」
吹寄「お土産?あ、じゃあ買っていこっか!」
御坂妹「買ってしまってよろしいんでしょうかとミサカは後が怖くないか恐る恐る尋ねます」
吹寄「大丈夫大丈夫。別に誰が咎めるわけでもないから!」
御坂妹「ならば憂さ晴らしに買っていきましょうとミサカは早速何を買うかを考えます」
二人は早速空港のお土産売り場に走って行ってしまった。
どうやら二人はお菓子でも買うらしい。
姫神「・・・」チラ
姫神がそのお菓子屋さんのすぐ横を見ると、そこには健康に良い紅茶やらが置いてある。
どうやら体の老廃物を打ち消すらしい。日本人も安心なすべて日本語表記である。
姫神(なんだろう。この違和感。)
姫神のその予感はただの女の勘ではなく、いつもの日常に紛れたほんの些細な異常を見つけるような物であった。
存外日常に紛れた異常。つまりは「非」日常とは見つけにくいものなのである。
姫神(気にしすぎ……かな?)
姫神がそうやって不信に思ってる間も、御坂妹と吹寄はお土産選びを楽しんでいるようだ。
ここにいる姫神を無視して...
姫神「どうして。私達はかえらなきゃいけないの?」
吹寄「本当よ!まったく、せっかくのイギリスなのに」
御坂妹「さっきからイギリスイギリスと貴方は上条さんはどうでも良いのですかとみ(ry」
吹寄「い、いや別にあいつを無視するわけじゃないのよ!?」
吹寄「ただ私はせっかくのイギリスなのにこんなに早く帰るなんてって思ってね」
姫神「・・・」ピク
姫神「でも。学校は大切だよね」
吹寄「それでもイギリスよ?外国なのよ!?あそばないともったいないじゃないの!!」
姫神「・・・うん。」
御坂妹「そもそもミサカは外国にはあまり興味が無いとミサカはお土産を買いたい気持ちを抑えながら言います」
吹寄「お土産?あ、じゃあ買っていこっか!」
御坂妹「買ってしまってよろしいんでしょうかとミサカは後が怖くないか恐る恐る尋ねます」
吹寄「大丈夫大丈夫。別に誰が咎めるわけでもないから!」
御坂妹「ならば憂さ晴らしに買っていきましょうとミサカは早速何を買うかを考えます」
二人は早速空港のお土産売り場に走って行ってしまった。
どうやら二人はお菓子でも買うらしい。
姫神「・・・」チラ
姫神がそのお菓子屋さんのすぐ横を見ると、そこには健康に良い紅茶やらが置いてある。
どうやら体の老廃物を打ち消すらしい。日本人も安心なすべて日本語表記である。
姫神(なんだろう。この違和感。)
姫神のその予感はただの女の勘ではなく、いつもの日常に紛れたほんの些細な異常を見つけるような物であった。
存外日常に紛れた異常。つまりは「非」日常とは見つけにくいものなのである。
姫神(気にしすぎ……かな?)
姫神がそうやって不信に思ってる間も、御坂妹と吹寄はお土産選びを楽しんでいるようだ。
ここにいる姫神を無視して...
185: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:04:01.89 ID:i5IVKE8o0
~上条邸~
翌日
上条「うー・・・あ?」
上条が目を覚ますと、そこはいつも寝なれたベットであった。
気のせいか体の節々が痛い。なんでだろうと思い出す上条は昨晩の事を思い出す。
結局上条は女性陣の攻撃により意識不明のままであったらしい。
上条「いつつつ...さすがにこれはしゃれになんねぇな……」
上条「あれ?包帯まかれてんじゃん」
上条が半身起きて自分の体をよく確認してみると、丁度痛い部分に包帯が巻いてある。
一見すると重症患者だが、本人はそれ程でもない。
上条「一体だれが...?」モゾ
上条「ん?」チラ
ローラ「・・・」スゥスゥ
上条が自分の横をみると、ローラが寝ていた。
珍しく髪留めが取れている。このままでは自慢の髪も傷んでしまうだろう。
上条「やっぱり……こいつだよな」
上条(なんだか世話ばっかかけちまってんな...)
上条「ありがとうな」ナデナデ
そう思った上条は、お礼の念を込めて頭を撫でた。
彼にはそれが精一杯の行為であった。
上条「さて、起きますかね」モゾモゾ
上条「おっと、ローラを起こさねえようにしねえとな」
上条「今何時だ?」
上条は自分の部屋の時計を確認する。
時計の長針は丁度真上を指しており、短針はⅩⅠをさしている。つまりは十一時だ。
上条「ゲッ!もうこんな時間かよ」
上条「この家に来てからは早起きを心掛けてたんだけどなー」トホホ
上条「まぁまだ昼の準備は大丈夫かな?とりあえずシャワーだけでも浴びねえと」
上条(つってもああ広いとシャワーって感じがしねえんだよな)ガチャ
そんな事を考えつつも急いで浴場に行こうとする上条だが、その足は部屋のドアを開けた所で早速止まってしまう。
翌日
上条「うー・・・あ?」
上条が目を覚ますと、そこはいつも寝なれたベットであった。
気のせいか体の節々が痛い。なんでだろうと思い出す上条は昨晩の事を思い出す。
結局上条は女性陣の攻撃により意識不明のままであったらしい。
上条「いつつつ...さすがにこれはしゃれになんねぇな……」
上条「あれ?包帯まかれてんじゃん」
上条が半身起きて自分の体をよく確認してみると、丁度痛い部分に包帯が巻いてある。
一見すると重症患者だが、本人はそれ程でもない。
上条「一体だれが...?」モゾ
上条「ん?」チラ
ローラ「・・・」スゥスゥ
上条が自分の横をみると、ローラが寝ていた。
珍しく髪留めが取れている。このままでは自慢の髪も傷んでしまうだろう。
上条「やっぱり……こいつだよな」
上条(なんだか世話ばっかかけちまってんな...)
上条「ありがとうな」ナデナデ
そう思った上条は、お礼の念を込めて頭を撫でた。
彼にはそれが精一杯の行為であった。
上条「さて、起きますかね」モゾモゾ
上条「おっと、ローラを起こさねえようにしねえとな」
上条「今何時だ?」
上条は自分の部屋の時計を確認する。
時計の長針は丁度真上を指しており、短針はⅩⅠをさしている。つまりは十一時だ。
上条「ゲッ!もうこんな時間かよ」
上条「この家に来てからは早起きを心掛けてたんだけどなー」トホホ
上条「まぁまだ昼の準備は大丈夫かな?とりあえずシャワーだけでも浴びねえと」
上条(つってもああ広いとシャワーって感じがしねえんだよな)ガチャ
そんな事を考えつつも急いで浴場に行こうとする上条だが、その足は部屋のドアを開けた所で早速止まってしまう。
186: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:05:18.87 ID:i5IVKE8o0
神裂「」
上条「はい、ありがとうございましたー」バタン
神裂『ちょ、上条!?顔を見た途端逃げるとはどういう事ですか!?』バンバン
上条「うるせえ!!てかお前らまだここにいたのか!?」
神裂『昨日許可を取ったじゃないですか!』ドンドン
上条「うおぉ!?と、とりあえずドアを叩くな!壊れる!!」
神裂『はっ!し、失礼いたしました』
上条(聖人の力でドア叩くとかしゃれになんねえよ……壊れてねえよな?)
神裂『そ、そのー上条?実は一つ言いたいことがございまして……』
上条「ん?なんだ?」
神裂『き、昨日は本当に申し訳ありませんでした!!』
上条「あー……」
上条は扉越しなのでわからないが、恐らく頭をさげているのだろうと推測する。
だが実際は頭をさげるなんてレベルではなく完璧な土下座であった。
やはり神裂は日本人。それはそれはきれいな土下座である。
上条「いや、急に誤られてもこまるんですが」
神裂『な...!!わ、私がどれだけこれを言うのに時間のかかった事か……』
上条(聞こえてますよー)
上条「まぁその事に関してはまた昼にでいいだろ」
上条「とりあえずはそこをどいてくれ」
神裂『へ?何故ですか...?』
上条「神裂がいると怖くてでれない」
神裂『!!!!』
上条がそういった後、神裂は黙りこくってしまった。
上条「おーい、神裂さーん?聞こえてますかー?」
まぁ上条がそんな事を言うのも当然と言えば当然か。
なにせ上条は二度も5人以上からリンチされたのだから。
しかも相手は聖人やらゴーレムやらである。それに付け加えキレた女達。
これがトラウマになって残らない方がおかしい。
まぁ、簡単にいってしまえば神裂やアニェーゼ達の株は大暴落していたのだ。
神裂『もう……よいです。私は...』カツコツカツコツ...
上条(ん?いったのか?)
上条がそう思い恐る恐るドアを開けると、そこにいたのは...
上条「はい、ありがとうございましたー」バタン
神裂『ちょ、上条!?顔を見た途端逃げるとはどういう事ですか!?』バンバン
上条「うるせえ!!てかお前らまだここにいたのか!?」
神裂『昨日許可を取ったじゃないですか!』ドンドン
上条「うおぉ!?と、とりあえずドアを叩くな!壊れる!!」
神裂『はっ!し、失礼いたしました』
上条(聖人の力でドア叩くとかしゃれになんねえよ……壊れてねえよな?)
神裂『そ、そのー上条?実は一つ言いたいことがございまして……』
上条「ん?なんだ?」
神裂『き、昨日は本当に申し訳ありませんでした!!』
上条「あー……」
上条は扉越しなのでわからないが、恐らく頭をさげているのだろうと推測する。
だが実際は頭をさげるなんてレベルではなく完璧な土下座であった。
やはり神裂は日本人。それはそれはきれいな土下座である。
上条「いや、急に誤られてもこまるんですが」
神裂『な...!!わ、私がどれだけこれを言うのに時間のかかった事か……』
上条(聞こえてますよー)
上条「まぁその事に関してはまた昼にでいいだろ」
上条「とりあえずはそこをどいてくれ」
神裂『へ?何故ですか...?』
上条「神裂がいると怖くてでれない」
神裂『!!!!』
上条がそういった後、神裂は黙りこくってしまった。
上条「おーい、神裂さーん?聞こえてますかー?」
まぁ上条がそんな事を言うのも当然と言えば当然か。
なにせ上条は二度も5人以上からリンチされたのだから。
しかも相手は聖人やらゴーレムやらである。それに付け加えキレた女達。
これがトラウマになって残らない方がおかしい。
まぁ、簡単にいってしまえば神裂やアニェーゼ達の株は大暴落していたのだ。
神裂『もう……よいです。私は...』カツコツカツコツ...
上条(ん?いったのか?)
上条がそう思い恐る恐るドアを開けると、そこにいたのは...
187: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:06:20.47 ID:i5IVKE8o0
サーシャ「第一の質問ですが、お体は大丈夫でしょうか?」
上条「ん?なんだ、サーシャか」
サーシャ「愚痴を言うようですがなんだとは言い草ですね」
上条「いやーさっきまでこわーいお姉さんがいましたからね」ハハハ
サーシャ「第二の質問ですがそれは神裂火織ですか?」
上条「あーまぁな」
サーシャ「第三の質問ですが、それはなぜです?」
上条「そりゃーそうだろ。あいつに二回もぼっこぼこにされたんだからな」
上条「そういえばサーシャはなにもしてこないんだな」
サーシャ「第一の回答ですが、私はむやみに暴力はふりませんので」
上条「嘘つけ」
サーシャ「前言撤回です」ブン
上条「うおぉ!?すんませんごめんなさいだからそのバールをしまってえええ!!」
サーシャ「むぅ……」
上条「ん?すぐしまうんだな」
サーシャ「第二の回答ですが、やめろと言われたのでしまっただけです」
上条「こ、こんな物分りのいい奴だったなんて」
上条「サーシャはええこやぁ……」ワッシワッシ
上条(他の奴もこうだったらいいんだけどなぁ……)
サーシャ「やっ、ちょ!!あ、頭を撫でるのはやめてください!!」
上条(あれ?そういえばサーシャの頭って初めて見た気がする)
上条「そういえばサーシャ、お前なんか変わったか?」
サーシャ「第四の質問ですが、見てわかりませんか?」クルリ
そういってサーシャはその場で一回転してみせる。
上条「ん?なんだ、サーシャか」
サーシャ「愚痴を言うようですがなんだとは言い草ですね」
上条「いやーさっきまでこわーいお姉さんがいましたからね」ハハハ
サーシャ「第二の質問ですがそれは神裂火織ですか?」
上条「あーまぁな」
サーシャ「第三の質問ですが、それはなぜです?」
上条「そりゃーそうだろ。あいつに二回もぼっこぼこにされたんだからな」
上条「そういえばサーシャはなにもしてこないんだな」
サーシャ「第一の回答ですが、私はむやみに暴力はふりませんので」
上条「嘘つけ」
サーシャ「前言撤回です」ブン
上条「うおぉ!?すんませんごめんなさいだからそのバールをしまってえええ!!」
サーシャ「むぅ……」
上条「ん?すぐしまうんだな」
サーシャ「第二の回答ですが、やめろと言われたのでしまっただけです」
上条「こ、こんな物分りのいい奴だったなんて」
上条「サーシャはええこやぁ……」ワッシワッシ
上条(他の奴もこうだったらいいんだけどなぁ……)
サーシャ「やっ、ちょ!!あ、頭を撫でるのはやめてください!!」
上条(あれ?そういえばサーシャの頭って初めて見た気がする)
上条「そういえばサーシャ、お前なんか変わったか?」
サーシャ「第四の質問ですが、見てわかりませんか?」クルリ
そういってサーシャはその場で一回転してみせる。
188: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:07:08.47 ID:i5IVKE8o0
上条「あぁ、なるほど。服か」
サーシャ「第三の回答ですが、気づくのが遅すぎます」
上条「はは、ごめんごめん」
上条「なかなか似合ってるな。かわいいぞ?」
サーシャ「...!!」///
上条「ん?どうした?サーシャ」
サーシャ「な、なんでもありません!」
上条「そうか、ならいいんだけど」
サーシャ(少しとりみだしました)
サーシャ「第五の質問ですが、上条さんはこれからなにをするつもりなのでしょう?」
上条「上条さんは今から豪華な風呂でシャワーを浴びようと思っていたのですよ」エッヘン
サーシャ「私事ですが、そういえば私も昨日はお風呂に入っていません」
上条「へ?そうなのか?」
サーシャ「昨日は皆さん上条さんが気絶なされてからそれぞれの部屋に閉じこもってしまいました」
サーシャ「よって、皆さんもお風呂にはいられておりません」
上条「ってことはローラもか……?」
サーシャ「第四の回答ですが、最大主教は上条さんを介護するので慌てていたようです。当然入っていないでしょう」
上条「そっか……やっぱりローラがこれを...」チラ
そういって上条は自分にまかれている包帯をみる。
サーシャ「憶測ですが、恐らくそうでしょう。かなり慌てていたようです」
上条「あー……本当に迷惑かけちまったな、ローラには」
ローラ「別に良いたる事よ」
そうローラの眠たそうな声が上条の後ろから聞こえる。
サーシャ「第三の回答ですが、気づくのが遅すぎます」
上条「はは、ごめんごめん」
上条「なかなか似合ってるな。かわいいぞ?」
サーシャ「...!!」///
上条「ん?どうした?サーシャ」
サーシャ「な、なんでもありません!」
上条「そうか、ならいいんだけど」
サーシャ(少しとりみだしました)
サーシャ「第五の質問ですが、上条さんはこれからなにをするつもりなのでしょう?」
上条「上条さんは今から豪華な風呂でシャワーを浴びようと思っていたのですよ」エッヘン
サーシャ「私事ですが、そういえば私も昨日はお風呂に入っていません」
上条「へ?そうなのか?」
サーシャ「昨日は皆さん上条さんが気絶なされてからそれぞれの部屋に閉じこもってしまいました」
サーシャ「よって、皆さんもお風呂にはいられておりません」
上条「ってことはローラもか……?」
サーシャ「第四の回答ですが、最大主教は上条さんを介護するので慌てていたようです。当然入っていないでしょう」
上条「そっか……やっぱりローラがこれを...」チラ
そういって上条は自分にまかれている包帯をみる。
サーシャ「憶測ですが、恐らくそうでしょう。かなり慌てていたようです」
上条「あー……本当に迷惑かけちまったな、ローラには」
ローラ「別に良いたる事よ」
そうローラの眠たそうな声が上条の後ろから聞こえる。
189: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:08:04.09 ID:i5IVKE8o0
上条「あ、起こしちまったか」
サーシャ「おはようございます、最大主教」
ローラ「ふぁああ……んーーー!・・・っはぁ!」ノビー
ローラ「おはよう、サーシャ=クロイツェフ」
上条「まだ寝てなくていいのか?」
ローラ「昼過ぎまで寝とる者などそうそういなくてよ、当麻」
上条「つってもまだねむたそうだけどな」
ローラ「う、うるさいたるのよ!!」
上条「はは、はいはい」
ローラ「もう……」
上条「そういえばローラ昨日風呂入ってないんだって?」
ローラ「うーむ、そういえば昨日は忙しくて入ってなきにね」
上条「ってことは髪もとかしてないよな?」
ローラ「ふむ、確かにそうと言いたるけど。何故?」
上条「いや、昨日もお世話になっちまったし、そういえば俺ローラのに面倒かけてばっかだからさ」
上条「髪、とかしてあげようかなーなんて……」
ローラ「それなら毎日やってるではなくて?」
上条「うぐ……ま、まぁそうなんだけどな?」
ローラ「フフ、でも当麻の口からその言葉が聞きとろうなんてね」
ローラ「それだけでもうれしいのよん」
上条「そ、そういってくれるとありがたいでございます」
ローラ「ではお昼前に終わらせてしまうのが良きね」
上条「あーそうだな。午後からはまた授業があるし」
ローラ「うむ。では早速いきたるのよー当麻」
上条「おう」
サーシャ「おはようございます、最大主教」
ローラ「ふぁああ……んーーー!・・・っはぁ!」ノビー
ローラ「おはよう、サーシャ=クロイツェフ」
上条「まだ寝てなくていいのか?」
ローラ「昼過ぎまで寝とる者などそうそういなくてよ、当麻」
上条「つってもまだねむたそうだけどな」
ローラ「う、うるさいたるのよ!!」
上条「はは、はいはい」
ローラ「もう……」
上条「そういえばローラ昨日風呂入ってないんだって?」
ローラ「うーむ、そういえば昨日は忙しくて入ってなきにね」
上条「ってことは髪もとかしてないよな?」
ローラ「ふむ、確かにそうと言いたるけど。何故?」
上条「いや、昨日もお世話になっちまったし、そういえば俺ローラのに面倒かけてばっかだからさ」
上条「髪、とかしてあげようかなーなんて……」
ローラ「それなら毎日やってるではなくて?」
上条「うぐ……ま、まぁそうなんだけどな?」
ローラ「フフ、でも当麻の口からその言葉が聞きとろうなんてね」
ローラ「それだけでもうれしいのよん」
上条「そ、そういってくれるとありがたいでございます」
ローラ「ではお昼前に終わらせてしまうのが良きね」
上条「あーそうだな。午後からはまた授業があるし」
ローラ「うむ。では早速いきたるのよー当麻」
上条「おう」
190: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:09:04.56 ID:i5IVKE8o0
そんな一部始終を遠目で見ていたサーシャ、というかどう割って入ったらいいか分からなかったサーシャ。
当然考える事は一つ。
サーシャ(どうしてこういう展開になりえるのでしょうか?)
サーシャ(この二人には男女の壁と言うものがないのでしょうか?)
サーシャ(・・・)
サーシャ(うらやま「しいなんて考えてるだなんてサーシャも大胆だし」
サーシャ「!?」
ローラ「あら」
上条「キャーリサ!?」
上条&サーシャ(一体どこから!?)
キャーリサ「てゆーかさっきからそこにいたし」
上条「ぜ、全然気づかなかった」
ローラ「で?何用かしら?」
キャーリサ「さっきから聞いてて、ちょっと思いついた事があるの」
上条「思いついたこと……?」
キャーリサ「そうなの。どちらかというと提案だし」
サーシャ「第一の質問ですが、それは一体なんでしょうか?」
キャーリサ「ふっふ~ん、聞いて驚けし?」
キャーリサ「そこにいるサーシャも一緒に入れてやってほしいし」
上条「」
サーシャ「」
ローラ「・・・」
キャーリサ「ん?どうしたの?皆の者」
上条「はあああああああああああああ!?」
ローラ(こんな直球でなんて予想外ね)
サーシャ「だ、だだだだだだい4の質問ですがななななぜそのような考えに至ったのか理由を答えてください」
上条「そうだ!!理由を言え!!」
キャーリサ「考え付いた理由はサーシャが入りたそうだったからだし。ただそれだけだし」
上条「はぁ!?」
ローラ「・・・」
サーシャ「べべべべつに私ははいりたくなど「良きによ」
サーシャ「んなっ!?」
上条「へ?」
当然考える事は一つ。
サーシャ(どうしてこういう展開になりえるのでしょうか?)
サーシャ(この二人には男女の壁と言うものがないのでしょうか?)
サーシャ(・・・)
サーシャ(うらやま「しいなんて考えてるだなんてサーシャも大胆だし」
サーシャ「!?」
ローラ「あら」
上条「キャーリサ!?」
上条&サーシャ(一体どこから!?)
キャーリサ「てゆーかさっきからそこにいたし」
上条「ぜ、全然気づかなかった」
ローラ「で?何用かしら?」
キャーリサ「さっきから聞いてて、ちょっと思いついた事があるの」
上条「思いついたこと……?」
キャーリサ「そうなの。どちらかというと提案だし」
サーシャ「第一の質問ですが、それは一体なんでしょうか?」
キャーリサ「ふっふ~ん、聞いて驚けし?」
キャーリサ「そこにいるサーシャも一緒に入れてやってほしいし」
上条「」
サーシャ「」
ローラ「・・・」
キャーリサ「ん?どうしたの?皆の者」
上条「はあああああああああああああ!?」
ローラ(こんな直球でなんて予想外ね)
サーシャ「だ、だだだだだだい4の質問ですがななななぜそのような考えに至ったのか理由を答えてください」
上条「そうだ!!理由を言え!!」
キャーリサ「考え付いた理由はサーシャが入りたそうだったからだし。ただそれだけだし」
上条「はぁ!?」
ローラ「・・・」
サーシャ「べべべべつに私ははいりたくなど「良きによ」
サーシャ「んなっ!?」
上条「へ?」
191: ゴミ箱 2012/02/13(月) 23:09:36.67 ID:i5IVKE8o0
ローラ「別に良きになるわよといいたるの」
上条「お、おいローラ!一体何いってんだ!?」
ローラ「これを拒否する理由は無きにだからよ、当麻」
キャーリサ「ふっふー。どうせ貴様らは裸どうしで入るわけではないんだし?」
上条「!!」
上条「あ、あたりまえだろ!!」
サーシャ「第3の質問ですが、それは本当ですか?上条」
上条「そうにきまってんだろ。じゃなきゃ一緒に入るとかありえねえって。なぁ、ローラ?」
ローラ「・・・」
上条「あっるぇえええ!?なんでそこでだまっちゃうんですか!?」
キャーリサ「とにかく、これで決まりだし。さぁさぁさっさと一緒に入ってくるがいいの」
上条「おい、ちょっとまてよ!!」
上条「そうだ!なぁサーシャ、お前はいやだよな?」
サーシャ「第一の回答ですが……拒否はしません」
上条「おk把握不幸だああああああああ!!!」
ローラ「ほれ当麻、さっさといきたるわよ」
サーシャ(ドキドキ)
キャーリサ(ふふん、うまくいったし)
キャーリサ(サーシャじゃないとうまくいかない事なんだし。まったく手間をかけさせるの)
こうして半ば強引にサーシャも一緒に風呂に入る事になり(着衣だが)リアルハーレムを形成する上条であった...
次回「神裂火織的恩返し&お詫び大作戦(土御門考案)決行の巻」
上条「お、おいローラ!一体何いってんだ!?」
ローラ「これを拒否する理由は無きにだからよ、当麻」
キャーリサ「ふっふー。どうせ貴様らは裸どうしで入るわけではないんだし?」
上条「!!」
上条「あ、あたりまえだろ!!」
サーシャ「第3の質問ですが、それは本当ですか?上条」
上条「そうにきまってんだろ。じゃなきゃ一緒に入るとかありえねえって。なぁ、ローラ?」
ローラ「・・・」
上条「あっるぇえええ!?なんでそこでだまっちゃうんですか!?」
キャーリサ「とにかく、これで決まりだし。さぁさぁさっさと一緒に入ってくるがいいの」
上条「おい、ちょっとまてよ!!」
上条「そうだ!なぁサーシャ、お前はいやだよな?」
サーシャ「第一の回答ですが……拒否はしません」
上条「おk把握不幸だああああああああ!!!」
ローラ「ほれ当麻、さっさといきたるわよ」
サーシャ(ドキドキ)
キャーリサ(ふふん、うまくいったし)
キャーリサ(サーシャじゃないとうまくいかない事なんだし。まったく手間をかけさせるの)
こうして半ば強引にサーシャも一緒に風呂に入る事になり(着衣だが)リアルハーレムを形成する上条であった...
次回「神裂火織的恩返し&お詫び大作戦(土御門考案)決行の巻」
200: ゴミ箱 2012/02/16(木) 00:13:01.07 ID:PZZutekX0
~上条邸 浴場~
上条邸のお風呂場はかなり大きい物である。
それは一般家庭の物など気にならない程だ。
だがそれでも大をつけるのは気が引けるという事であえて上条は「大浴場」ではなく「浴場」と呼んでいた。
上条「ふぅー……やっぱあったまるぜー」
上条「最初はシャワーだけと思ってたけど結局入っちまったな」
ローラ『当麻ー我々も入りたるわよー』
上条「おお、良いぞー」
そう上条が返事をすると、ローラが入ってきた。
これだけ見ると上条がローラの真っ裸をガン見してるように思えるが、そうではない。
ローラはしっかりと服をきている。所謂「着衣入浴」である。
なんでもこれがローラにとっての「普通」なんだとか。
そんな上条もタオルの下にしっかりと水着を履いていた。
初めて入った時にさすがに恥ずかしかったからである。
ローラ「お邪魔したるわよーっと」チャプン
ローラ「んー朝のお風呂も良きね」
上条「そうだよなー……はぁ...」
上条「あれ?サーシャはどうした?」
ローラ「まだ外にいたるわね」
上条「なんだ、やっぱ入らないのか?あいつ」
ローラ「なーに?やっぱり入ってほしいといいけるの?」
上条「いや、そういうわけじゃないんですけどね?」
サーシャ「あ、あの~……」
上条「ん?」
上条が声のした方を向くと、そこには何故だか引き戸からちょこっと顔を出したサーシャがいた。
上条「どうした?サーシャ」
サーシャ「だ、第一の質問ですが、本当に私は一緒に入ってもよろしいのでしょうか?」
ローラ「愚問であるぞーサーシャ。私が良きと言いたるのだから遠慮せずに入ればよかろう」
上条「いや、遠慮してもらわないと上条さんは困るんですけどね?」
サーシャ「第一の回答ですが、で……では入らせていただきます」
上条「おう、入るなら早く入っちまえよ。あったけーzブフォオ!!」
ローラ「!!」
上条は最後まで言う前に思わず吹いてしまった。
上条でなくとも世の男性紳士諸君ならばだれでも吹かざるをえないであろう。
なぜならば、上条の視界に入って来るはずだったのは
『風呂に入ってきた 服を着た サーシャ』 なのだが、
今視界にある者は違う。今、目の前に居るのは、
『風呂に入ってきた バスタオルをつけただけの サーシャ』 であったからだ。
上条はさっきまでサーシャも同じく着衣入浴という形で一緒に入るのだと思っていたというかそういう約束だったので、
完全に不意打ちであった。
上条邸のお風呂場はかなり大きい物である。
それは一般家庭の物など気にならない程だ。
だがそれでも大をつけるのは気が引けるという事であえて上条は「大浴場」ではなく「浴場」と呼んでいた。
上条「ふぅー……やっぱあったまるぜー」
上条「最初はシャワーだけと思ってたけど結局入っちまったな」
ローラ『当麻ー我々も入りたるわよー』
上条「おお、良いぞー」
そう上条が返事をすると、ローラが入ってきた。
これだけ見ると上条がローラの真っ裸をガン見してるように思えるが、そうではない。
ローラはしっかりと服をきている。所謂「着衣入浴」である。
なんでもこれがローラにとっての「普通」なんだとか。
そんな上条もタオルの下にしっかりと水着を履いていた。
初めて入った時にさすがに恥ずかしかったからである。
ローラ「お邪魔したるわよーっと」チャプン
ローラ「んー朝のお風呂も良きね」
上条「そうだよなー……はぁ...」
上条「あれ?サーシャはどうした?」
ローラ「まだ外にいたるわね」
上条「なんだ、やっぱ入らないのか?あいつ」
ローラ「なーに?やっぱり入ってほしいといいけるの?」
上条「いや、そういうわけじゃないんですけどね?」
サーシャ「あ、あの~……」
上条「ん?」
上条が声のした方を向くと、そこには何故だか引き戸からちょこっと顔を出したサーシャがいた。
上条「どうした?サーシャ」
サーシャ「だ、第一の質問ですが、本当に私は一緒に入ってもよろしいのでしょうか?」
ローラ「愚問であるぞーサーシャ。私が良きと言いたるのだから遠慮せずに入ればよかろう」
上条「いや、遠慮してもらわないと上条さんは困るんですけどね?」
サーシャ「第一の回答ですが、で……では入らせていただきます」
上条「おう、入るなら早く入っちまえよ。あったけーzブフォオ!!」
ローラ「!!」
上条は最後まで言う前に思わず吹いてしまった。
上条でなくとも世の男性紳士諸君ならばだれでも吹かざるをえないであろう。
なぜならば、上条の視界に入って来るはずだったのは
『風呂に入ってきた 服を着た サーシャ』 なのだが、
今視界にある者は違う。今、目の前に居るのは、
『風呂に入ってきた バスタオルをつけただけの サーシャ』 であったからだ。
上条はさっきまでサーシャも同じく着衣入浴という形で一緒に入るのだと思っていたというかそういう約束だったので、
完全に不意打ちであった。
201: ゴミ箱 2012/02/16(木) 00:13:27.98 ID:PZZutekX0
上条「ななななななんて恰好をしてるんですかサーシャ!!」
サーシャ「だ、第二の回答ですが、そのぉお風呂で服を着るのはやっぱり抵抗があったので……」モジモジ
上条「だからってババババスタオルだけってのはだめだろ普通に考えて!!」
サーシャ「と、とにかく入らせていただきます!」ザバン
そういってサーシャは勢いよく浴槽に飛び込む。
わざわざジャンプして入ったせいでバスタオルが少しめくれてしまう。
上条はもはやそれだけで直視ができなくなってしまった。
そして……
サーシャ「し、失礼します」ピト
上条「ちょ、サーシャ!?」
サーシャ「あ……あまりこちらを見ないで貰えると助かるのですが...」
上条「え?あ、ご…ごめん!」
上条とサーシャの距離は今現在ほぼゼロ。ゼロ距離である。
上条は余計に直視できなくなってしまった。
上条「でーサーシャさん?急にどうしたんでせうか...?」
サーシャ「第三の回答ですが、先ほども言ったように着衣入浴がやはり嫌だったのでこうしました」
サーシャ「布を巻いているのであまり問題はないかと思いまして」
上条「いやいやいや問題しかありませんよ!」
サーシャ「こちらを向かないでください!!」
上条「ハィイ!!」
そんな上条が向ける視線の先にはローラがいた。
先ほどから何故だか無言だった。見た目もだいぶ落ち着いている。
いや、てか怒ってる。そんな風に上条は直観で捉える。
上条「ろ、ローラ……?なんか怒ってる...?」
ローラ「・・・」プイ
上条「えぇっと……ローラさーん?」
ローラ「・・・」ブツブツ
上条「え?」
ローラ「うりゃあ!」ガバァ
サーシャ「ほえ?」チラ
上条「うおぉ!?」
突然ローラが抱きついてきた。表現は間違っていない。
サーシャ「だ、第二の回答ですが、そのぉお風呂で服を着るのはやっぱり抵抗があったので……」モジモジ
上条「だからってババババスタオルだけってのはだめだろ普通に考えて!!」
サーシャ「と、とにかく入らせていただきます!」ザバン
そういってサーシャは勢いよく浴槽に飛び込む。
わざわざジャンプして入ったせいでバスタオルが少しめくれてしまう。
上条はもはやそれだけで直視ができなくなってしまった。
そして……
サーシャ「し、失礼します」ピト
上条「ちょ、サーシャ!?」
サーシャ「あ……あまりこちらを見ないで貰えると助かるのですが...」
上条「え?あ、ご…ごめん!」
上条とサーシャの距離は今現在ほぼゼロ。ゼロ距離である。
上条は余計に直視できなくなってしまった。
上条「でーサーシャさん?急にどうしたんでせうか...?」
サーシャ「第三の回答ですが、先ほども言ったように着衣入浴がやはり嫌だったのでこうしました」
サーシャ「布を巻いているのであまり問題はないかと思いまして」
上条「いやいやいや問題しかありませんよ!」
サーシャ「こちらを向かないでください!!」
上条「ハィイ!!」
そんな上条が向ける視線の先にはローラがいた。
先ほどから何故だか無言だった。見た目もだいぶ落ち着いている。
いや、てか怒ってる。そんな風に上条は直観で捉える。
上条「ろ、ローラ……?なんか怒ってる...?」
ローラ「・・・」プイ
上条「えぇっと……ローラさーん?」
ローラ「・・・」ブツブツ
上条「え?」
ローラ「うりゃあ!」ガバァ
サーシャ「ほえ?」チラ
上条「うおぉ!?」
突然ローラが抱きついてきた。表現は間違っていない。
202: ゴミ箱 2012/02/16(木) 00:14:05.64 ID:PZZutekX0
上条「へ!?ちょ、ちょっとまったローラおまえなにして「だまれい!!」
上条「!!」
ローラ「当麻は何をしにここに入りにきたと言うの!?言いたれ!!」
上条「えーっと……ローラ様の髪をとかしに参りましたはい!」
ローラ「ふむ。で、当麻は今なにをしておるの?」
上条「えーと……」チラ
サーシャ「?」
上条(小首をかわいらしく傾けないでくださいサーシャさん!)
ローラ「まったく、それを当麻は他の女とイチャイチャしおって」
上条「い、いや!俺は別にイチャイチャなんてしてないって!」
ローラ「もう……それなら何がイチャイチャになるといいけるの?当麻」
上条(上目使いは反則ですよローラさんもぉ!!)
上条「そりゃーあれだろ?なんかこうーカップルがするような奴……かな?」
ローラ「では質問を変えるわよ?当麻がしたいイチャイチャとはなにか?」
上条「なんで俺がしたいのに変わってんのかわかんねえけど……」
上条「えーとそのーあのー……あれだ!年上の女の人の膝枕とか腕を絡ませて手を繋いだり。あぁ、あと耳掃除もいいよな」
上条(って何をいってるんですか俺はぁぁああああ!!)
ローラ「ふむ……そうか。分かったのよ」
上条「え?それだけ?」
ローラ「ふふん、もういいのよー♪」
上条(え?え?ええ?なんで上機嫌なの!?)
サーシャ「……はぁ」ショボーン
上条(そしてなんでサーシャは落ち込んでんだよ!!)
ローラ「さ、当麻。さっきまでの事は置いておきて、さっさと私の髪をとかしたるが良きよ」
上条「……上条さんにはもうまったく分かりませんの事よ」
ローラ「何を言っておるのかさっぱりなのよん。さー早く早く」
上条「はぁ・・・はいはい」
上条(本当に子供みたいだな。すぐ怒ったり機嫌良くしたり)
いやそれは女全部だというツッコミ不在なのがいたたまれる上条であった
上条「!!」
ローラ「当麻は何をしにここに入りにきたと言うの!?言いたれ!!」
上条「えーっと……ローラ様の髪をとかしに参りましたはい!」
ローラ「ふむ。で、当麻は今なにをしておるの?」
上条「えーと……」チラ
サーシャ「?」
上条(小首をかわいらしく傾けないでくださいサーシャさん!)
ローラ「まったく、それを当麻は他の女とイチャイチャしおって」
上条「い、いや!俺は別にイチャイチャなんてしてないって!」
ローラ「もう……それなら何がイチャイチャになるといいけるの?当麻」
上条(上目使いは反則ですよローラさんもぉ!!)
上条「そりゃーあれだろ?なんかこうーカップルがするような奴……かな?」
ローラ「では質問を変えるわよ?当麻がしたいイチャイチャとはなにか?」
上条「なんで俺がしたいのに変わってんのかわかんねえけど……」
上条「えーとそのーあのー……あれだ!年上の女の人の膝枕とか腕を絡ませて手を繋いだり。あぁ、あと耳掃除もいいよな」
上条(って何をいってるんですか俺はぁぁああああ!!)
ローラ「ふむ……そうか。分かったのよ」
上条「え?それだけ?」
ローラ「ふふん、もういいのよー♪」
上条(え?え?ええ?なんで上機嫌なの!?)
サーシャ「……はぁ」ショボーン
上条(そしてなんでサーシャは落ち込んでんだよ!!)
ローラ「さ、当麻。さっきまでの事は置いておきて、さっさと私の髪をとかしたるが良きよ」
上条「……上条さんにはもうまったく分かりませんの事よ」
ローラ「何を言っておるのかさっぱりなのよん。さー早く早く」
上条「はぁ・・・はいはい」
上条(本当に子供みたいだな。すぐ怒ったり機嫌良くしたり)
いやそれは女全部だというツッコミ不在なのがいたたまれる上条であった
203: ゴミ箱 2012/02/16(木) 00:14:40.31 ID:PZZutekX0
上条「あれ……もうこんな時間じゃねえか!」
そうこうしているうちにもう三十分も入っていたらしい。
ローラ「何をあわてたるの?当麻」
髪をとかしてもらって上機嫌なローラが問う。
上条「もうすぐ昼だからすぐにでも準備しねえと間に合わねえ」ザバァー
サーシャ「第一の質問ですが、それは我々の分もつくらなければならないからですか?」
上条「ああ。なんか急に人数増えたからな、結構時間かかっちまうんだ」
サーシャ「提案ですが、それならば私も手伝います」
上条「ん?手伝ってくれんのか?」
ローラ「・・・」ピク
サーシャ「第一の回答ですが、私も作れば時間の短縮になるでしょう」
上条「まぁそれは助かるんだが……サーシャって料理つくれんの?」
サーシャ「第二の回答ですが、問題はありません」
ローラ「・・・むぅ~」
上条「そうか、なら頼むぜ。サーシャが手伝ってくるってんなら喜んで頼むってもんですよ」
サーシャ「それはよかったです」
ローラ「ぐむぅ~~」
上条「なら早速あがるとするか」
上条「それにサーシャのそれ。ちょっと会話しづらいからな・・・」チラ
サーシャ「!!」
サーシャ「し、失礼をしました!」
上条(あれ……なんだろ。恥じらうサーシャってありだな)
上条(もしやこれが、これこそが世に言うギャップ萌えというやつか!?)
上条(あぁ……上条さんは今歓喜してますよ...)
ローラ「これ、当麻!さっさとでていかんか!!」
上条「Σ(゚д゚ )ハッ!!」
上条「お、おう!さぁさぁ上がりますかね」ガラ
この時上条はある重大な過ちを犯した。
この淡々としたある意味で幸せな日常生活を送ってきたせいで、色々と忘れていたのだ。
例えば、自分は不幸者であったり、自分はうっかり女の人を押し倒してしまうスケベ野郎であり、
自分はうっかりと女の人の着替えを覗いてしまったり etc...
この中でも自分が不幸者だという事はまだ頭にあったかもしれない。
だが、それだけでは甘かった。それがこのような事態を引き起こしてしまったのだ。
そうこうしているうちにもう三十分も入っていたらしい。
ローラ「何をあわてたるの?当麻」
髪をとかしてもらって上機嫌なローラが問う。
上条「もうすぐ昼だからすぐにでも準備しねえと間に合わねえ」ザバァー
サーシャ「第一の質問ですが、それは我々の分もつくらなければならないからですか?」
上条「ああ。なんか急に人数増えたからな、結構時間かかっちまうんだ」
サーシャ「提案ですが、それならば私も手伝います」
上条「ん?手伝ってくれんのか?」
ローラ「・・・」ピク
サーシャ「第一の回答ですが、私も作れば時間の短縮になるでしょう」
上条「まぁそれは助かるんだが……サーシャって料理つくれんの?」
サーシャ「第二の回答ですが、問題はありません」
ローラ「・・・むぅ~」
上条「そうか、なら頼むぜ。サーシャが手伝ってくるってんなら喜んで頼むってもんですよ」
サーシャ「それはよかったです」
ローラ「ぐむぅ~~」
上条「なら早速あがるとするか」
上条「それにサーシャのそれ。ちょっと会話しづらいからな・・・」チラ
サーシャ「!!」
サーシャ「し、失礼をしました!」
上条(あれ……なんだろ。恥じらうサーシャってありだな)
上条(もしやこれが、これこそが世に言うギャップ萌えというやつか!?)
上条(あぁ……上条さんは今歓喜してますよ...)
ローラ「これ、当麻!さっさとでていかんか!!」
上条「Σ(゚д゚ )ハッ!!」
上条「お、おう!さぁさぁ上がりますかね」ガラ
この時上条はある重大な過ちを犯した。
この淡々としたある意味で幸せな日常生活を送ってきたせいで、色々と忘れていたのだ。
例えば、自分は不幸者であったり、自分はうっかり女の人を押し倒してしまうスケベ野郎であり、
自分はうっかりと女の人の着替えを覗いてしまったり etc...
この中でも自分が不幸者だという事はまだ頭にあったかもしれない。
だが、それだけでは甘かった。それがこのような事態を引き起こしてしまったのだ。
204: ゴミ箱 2012/02/16(木) 00:15:07.27 ID:PZZutekX0
思えば、更衣室の中に人がいるのかいないのかちゃんと確認する癖を直してしまったのがまずかったのであろう。
五和「」
上条「」
まあ当然であろう。
上条が開けたドアの向こうには、丁度すべての服を脱ぎ終わった五和がいた。(つまり全裸)
五和「」
上条「いやあのこれはですねそう事故事故ですよ事故乙なんですよ五和さん!!」
上条「いやほんとすいませんでもほらこのドアって向こうからだと全然みえないからほら」
サーシャ「上条さん?一体どうしたのですか?」ヒョコ
ローラ「どうしたるか?当麻」ヒョコ
上条のうしろから異変を嗅ぎ付けたサーシャとローラがやってきた。
サーシャ「あ……」
ローラ「あら……」
五和「え……?」
上条「いや違うんですよ五和さんこれには深い深いわけがありまして」
五和「……んの...」
上条「へ……?」
五和「なんの理由があってこの二人と一緒にお風呂に入ってるんですかあああああああああ!!!」
上条「えそっちでブッバアアアアア!!」
サーシャ「か、上条さん!?」
ローラ「当麻!!」
上条「ふ……こぅ...」ピクピク
そんな事いわせないとばかりに激痛が上条の体を走る。
一体全体素手でそうやってこんなにやるのか不思議な五和であった。
(全裸です。一応ね)
五和「」
上条「」
まあ当然であろう。
上条が開けたドアの向こうには、丁度すべての服を脱ぎ終わった五和がいた。(つまり全裸)
五和「」
上条「いやあのこれはですねそう事故事故ですよ事故乙なんですよ五和さん!!」
上条「いやほんとすいませんでもほらこのドアって向こうからだと全然みえないからほら」
サーシャ「上条さん?一体どうしたのですか?」ヒョコ
ローラ「どうしたるか?当麻」ヒョコ
上条のうしろから異変を嗅ぎ付けたサーシャとローラがやってきた。
サーシャ「あ……」
ローラ「あら……」
五和「え……?」
上条「いや違うんですよ五和さんこれには深い深いわけがありまして」
五和「……んの...」
上条「へ……?」
五和「なんの理由があってこの二人と一緒にお風呂に入ってるんですかあああああああああ!!!」
上条「えそっちでブッバアアアアア!!」
サーシャ「か、上条さん!?」
ローラ「当麻!!」
上条「ふ……こぅ...」ピクピク
そんな事いわせないとばかりに激痛が上条の体を走る。
一体全体素手でそうやってこんなにやるのか不思議な五和であった。
(全裸です。一応ね)
209: ゴミ箱 2012/02/17(金) 01:03:04.78 ID:xgDspGqg0
~昼前~
上条「うぅーいつつ……」
上条「ぜってえ理不尽……でもないかぁ...」
上条は今、重たい足を引きづりながら厨房へと向かっていた。
上条「あーこれは昼ちょっと遅くなるかなー」
上条「なんかサーシャもローラと一緒にどっかいっちゃうし」
上条「はぁ……あの人数分を一人でか…不幸だ...」ガチャ
上条が厨房の扉を開けると、そこにいたのは……
神裂「ど、どうも」
上条「」
神裂であった。そう、そこは問題ではない。
問題なのは神裂が着ている服である。
いや、服ですらない。これは世に言う
神裂「裸……エプロンです」///
上条(だあああああああああああ!!!)
上条(なんなんだよ今日はあああああああああああああ!!)
上条の虚しい叫びが心の中でこだまする。
上条(・・・あーそうか。うん、気にしたら負けなんだなこれは)
上条「さーって、さっさと作るしますか。今日はカレーかな~」
神裂「ちょ、ちょっと上条!!なぜ無視をするんですか!!」
上条「おう、どうした?神裂。手伝ってくれるってんなら大歓迎だぜ?」
もはや驚きすぎてなにか悟りを開いた上条は神裂にいつもの様に接していた。
それが逆に神裂の羞恥心に刺激をあたえる。
神裂「いや、まってください!!なにかいう事はないんですか?」
上条「へ?うーん……あーなんか苦手な物とかある?」
神裂「そうではなくて!」
神裂「その……こう…わ、私の服装とか...」モジモジ
上条(はいこんなの無視なんてできるわけないっすよ上条さん!!)
上条「あのーさ……一応聞くけどなんでそんな恰好なんだ?」
神裂「それは…そのー...」
神裂「い、今まで迷惑をおかけしていたので、そのお詫びとして……こ、この姿でご奉仕すれば喜んでくれるかと...」///
上条(うわ!やばいやばいその姿であんまりもじもじしないで見えるとこ見えちゃいますからああ!!
てかご奉仕ってなんですか!!なんかえr……ゲフンゲフン)
上条は思わず顔を逸らし、なんとか意識しないようにする。
ただそれも無駄な努力であった。
上条「うぅーいつつ……」
上条「ぜってえ理不尽……でもないかぁ...」
上条は今、重たい足を引きづりながら厨房へと向かっていた。
上条「あーこれは昼ちょっと遅くなるかなー」
上条「なんかサーシャもローラと一緒にどっかいっちゃうし」
上条「はぁ……あの人数分を一人でか…不幸だ...」ガチャ
上条が厨房の扉を開けると、そこにいたのは……
神裂「ど、どうも」
上条「」
神裂であった。そう、そこは問題ではない。
問題なのは神裂が着ている服である。
いや、服ですらない。これは世に言う
神裂「裸……エプロンです」///
上条(だあああああああああああ!!!)
上条(なんなんだよ今日はあああああああああああああ!!)
上条の虚しい叫びが心の中でこだまする。
上条(・・・あーそうか。うん、気にしたら負けなんだなこれは)
上条「さーって、さっさと作るしますか。今日はカレーかな~」
神裂「ちょ、ちょっと上条!!なぜ無視をするんですか!!」
上条「おう、どうした?神裂。手伝ってくれるってんなら大歓迎だぜ?」
もはや驚きすぎてなにか悟りを開いた上条は神裂にいつもの様に接していた。
それが逆に神裂の羞恥心に刺激をあたえる。
神裂「いや、まってください!!なにかいう事はないんですか?」
上条「へ?うーん……あーなんか苦手な物とかある?」
神裂「そうではなくて!」
神裂「その……こう…わ、私の服装とか...」モジモジ
上条(はいこんなの無視なんてできるわけないっすよ上条さん!!)
上条「あのーさ……一応聞くけどなんでそんな恰好なんだ?」
神裂「それは…そのー...」
神裂「い、今まで迷惑をおかけしていたので、そのお詫びとして……こ、この姿でご奉仕すれば喜んでくれるかと...」///
上条(うわ!やばいやばいその姿であんまりもじもじしないで見えるとこ見えちゃいますからああ!!
てかご奉仕ってなんですか!!なんかえr……ゲフンゲフン)
上条は思わず顔を逸らし、なんとか意識しないようにする。
ただそれも無駄な努力であった。
210: ゴミ箱 2012/02/17(金) 01:04:33.52 ID:xgDspGqg0
上条「そんな恰好でご奉仕とか言うなんて神裂さんは恥ずかしくないんでせうか?」
神裂「私だって恥ずかしいんですよ!!」ズイ
上条「恥ずかしいと思うなら近くに寄ってこないでくださいよ神裂さん!!」
上条(これはまじでやばいって!見えちゃいますから胸の谷間とかそんなレベルじゃないも……oh...」
神裂「・・・?」
上条(こ、これはまさかのまさかでいままで何回か見えたような見えなかったようなあれか?あれなのか!?)
神裂「!!」
神裂「ど、どこをみてるんですか!!」パン
上条「ブッ!」
神裂「あ...」
上条の視線の先に気がついた神裂は、思わず上条の頬を本気で平手打ちしてしまった。
上条「いつつ……」
神裂「も、申し訳ありません、上条当麻...」
上条「あーいいっていいって。悪いのは俺なんだから」
上条(それに……みえちゃいましたし)グッ
心の中で密かにガッツポーズをする上条。
上条「なぁ、神裂はなんでいつもそんな恰好をしてんだ?」
神裂「い、いつもなどではありませんよ!!」
上条「え。でもいつもなんかあの教育上よろしくない恰好を」
神裂「あれは左右のバランスを崩すことによって得る魔術的な効果があるんですよ!」
上条「それでもあれじゃん。随分前にも俺が入院してる時になんか変な服きて……あー」
上条(やっべ、なんかあれトラウマ)ブルブル
神裂「あ、あれも貴方の為にと思って...」
上条「いや、なんでそれが俺のためになるんですかね?」
神裂「男の人というのはこうゆう恰好をすれば喜ぶ物だと聞いたので……」
上条「なんか男を勘違いしてるよね!?」
神裂「違うのですか……?」
上条「その情報をどっから仕入れてきたぁ!!」
神裂「土御門にこれをすれば貴方は喜ぶと聞いて来たのですが……」ズーン
上条(土御門の奴……やっぱ一発殴んねえと)
上条(ん?待てよ...?)
神裂「私だって恥ずかしいんですよ!!」ズイ
上条「恥ずかしいと思うなら近くに寄ってこないでくださいよ神裂さん!!」
上条(これはまじでやばいって!見えちゃいますから胸の谷間とかそんなレベルじゃないも……oh...」
神裂「・・・?」
上条(こ、これはまさかのまさかでいままで何回か見えたような見えなかったようなあれか?あれなのか!?)
神裂「!!」
神裂「ど、どこをみてるんですか!!」パン
上条「ブッ!」
神裂「あ...」
上条の視線の先に気がついた神裂は、思わず上条の頬を本気で平手打ちしてしまった。
上条「いつつ……」
神裂「も、申し訳ありません、上条当麻...」
上条「あーいいっていいって。悪いのは俺なんだから」
上条(それに……みえちゃいましたし)グッ
心の中で密かにガッツポーズをする上条。
上条「なぁ、神裂はなんでいつもそんな恰好をしてんだ?」
神裂「い、いつもなどではありませんよ!!」
上条「え。でもいつもなんかあの教育上よろしくない恰好を」
神裂「あれは左右のバランスを崩すことによって得る魔術的な効果があるんですよ!」
上条「それでもあれじゃん。随分前にも俺が入院してる時になんか変な服きて……あー」
上条(やっべ、なんかあれトラウマ)ブルブル
神裂「あ、あれも貴方の為にと思って...」
上条「いや、なんでそれが俺のためになるんですかね?」
神裂「男の人というのはこうゆう恰好をすれば喜ぶ物だと聞いたので……」
上条「なんか男を勘違いしてるよね!?」
神裂「違うのですか……?」
上条「その情報をどっから仕入れてきたぁ!!」
神裂「土御門にこれをすれば貴方は喜ぶと聞いて来たのですが……」ズーン
上条(土御門の奴……やっぱ一発殴んねえと)
上条(ん?待てよ...?)
211: ゴミ箱 2012/02/17(金) 01:07:27.00 ID:xgDspGqg0
上条「なぁ神裂。お前いつ土御門からそんな話を聞いたんだ?」
神裂「はい?えーっと、丁度私が上条さんに怖いっていわれた後ですね」
上条「あー……そういえばそんな事いったな……ごめん」
神裂「いえ、いいのですよ。元々私が悪いのですから」
上条「まぁそれはそうとしても……まさかこの家に土御門もいるのか?」
神裂「はい、そうらしいですね。私も驚きましたが、
てっきり貴方は知ってるものだと思ってましたが違うのですか?」
上条「上条さんがあんな変態義理妹ラブな奴をこの家に入れるわけないですよ?」
ううむ、侵入したとしたらいつだ?
やっぱりキャーリサが御坂とかを連れてきた時一緒に来たのか?」
神裂「ですが、土御門は私達と一緒にきていませんよ?」
上条「あいつの事だし、またなんか変な手使ってこっそりついて来たんだろ」
神裂「なるほど、ありえますね」
上条「それにしてもあいつはなんで来たんだ?」
神裂「そ、それは……」
上条「ん?知ってんのか?」
神裂「いえ!そのー……し、仕事じゃないでしょうか?」
上条「仕事?ってことは魔術師関連か?ならなおさらなんでこの家に...?」
神裂「さ、さぁ。そこまでは分かりませんね」
上条「そうか。まぁ考えてても仕方ねえな」
上条「ってやっべ!もう十二時じゃねえか!!
さっさと昼飯つくんねえと!」
神裂「あ、それならもう準備して置きましたよ」
上条「え?まじで?」
神裂「はい。これです」ジャジャーン
上条「おおお!!本当に人数分作ってある!!」
神裂「当麻が困らないように作っておいたんですよ」
上条「お、やっと名前で呼んでくれたな」
神裂「え……?」
上条「なんか神裂っていっつも俺に謝罪やらお詫びやらで堅苦しかっただろ?
だからいつも名前で呼ばれた方が良いなと上条さんは考えていたわけですよ」
神裂「そ、そうだったのですか?」
上条「あぁ。だからまぁなんだ?そのーもう迷惑かけたとかお詫びとかいいからさ。
俺だって悪いところはあったんだし。これからは普通に友達でいこうぜ」ニコ
神裂「そう……ですか」
神裂(やはり……友達どまりなのですね...)
神裂「でも今までの事をすべて無かった事にするなど……」
上条「いいんだって。上条さんは心が広いんですよ?」
神裂「ふふふ、自分でいってしまっては駄目ではないですか」
上条「はは、まーそうだよな」
神裂(なんでしょうか……私は、ずっとこのような展開を望んでいたのでしょうか?)
そんな事を考える神裂。
そんな時、ここから甘い空間になりそうだった二人の間を引き裂くように、
食堂へと通じる扉が勢いよく空いた。
神裂「はい?えーっと、丁度私が上条さんに怖いっていわれた後ですね」
上条「あー……そういえばそんな事いったな……ごめん」
神裂「いえ、いいのですよ。元々私が悪いのですから」
上条「まぁそれはそうとしても……まさかこの家に土御門もいるのか?」
神裂「はい、そうらしいですね。私も驚きましたが、
てっきり貴方は知ってるものだと思ってましたが違うのですか?」
上条「上条さんがあんな変態義理妹ラブな奴をこの家に入れるわけないですよ?」
ううむ、侵入したとしたらいつだ?
やっぱりキャーリサが御坂とかを連れてきた時一緒に来たのか?」
神裂「ですが、土御門は私達と一緒にきていませんよ?」
上条「あいつの事だし、またなんか変な手使ってこっそりついて来たんだろ」
神裂「なるほど、ありえますね」
上条「それにしてもあいつはなんで来たんだ?」
神裂「そ、それは……」
上条「ん?知ってんのか?」
神裂「いえ!そのー……し、仕事じゃないでしょうか?」
上条「仕事?ってことは魔術師関連か?ならなおさらなんでこの家に...?」
神裂「さ、さぁ。そこまでは分かりませんね」
上条「そうか。まぁ考えてても仕方ねえな」
上条「ってやっべ!もう十二時じゃねえか!!
さっさと昼飯つくんねえと!」
神裂「あ、それならもう準備して置きましたよ」
上条「え?まじで?」
神裂「はい。これです」ジャジャーン
上条「おおお!!本当に人数分作ってある!!」
神裂「当麻が困らないように作っておいたんですよ」
上条「お、やっと名前で呼んでくれたな」
神裂「え……?」
上条「なんか神裂っていっつも俺に謝罪やらお詫びやらで堅苦しかっただろ?
だからいつも名前で呼ばれた方が良いなと上条さんは考えていたわけですよ」
神裂「そ、そうだったのですか?」
上条「あぁ。だからまぁなんだ?そのーもう迷惑かけたとかお詫びとかいいからさ。
俺だって悪いところはあったんだし。これからは普通に友達でいこうぜ」ニコ
神裂「そう……ですか」
神裂(やはり……友達どまりなのですね...)
神裂「でも今までの事をすべて無かった事にするなど……」
上条「いいんだって。上条さんは心が広いんですよ?」
神裂「ふふふ、自分でいってしまっては駄目ではないですか」
上条「はは、まーそうだよな」
神裂(なんでしょうか……私は、ずっとこのような展開を望んでいたのでしょうか?)
そんな事を考える神裂。
そんな時、ここから甘い空間になりそうだった二人の間を引き裂くように、
食堂へと通じる扉が勢いよく空いた。
212: ゴミ箱 2012/02/17(金) 01:09:04.74 ID:xgDspGqg0
御坂「ちょっと!!まだご飯の用意はできてな……」
上条「み、御坂!?」
神裂「あ……」
その時神裂はものすっごい速さで自分の服に目をやる。
正直若干わすれていた。上条とこんなにもフランクに話せる事の方に、意識してしまっていた。
そして同時に上条も己の犯されている立場を再確認。
まず料理らしからぬ行動をしていない自分。
目の前には裸エプロンの神裂。
証拠は少ないが、自分が変な事をしていると誤解されるには十分すぎる。
御坂「へー……あんたってこんな所で女の人にそんな服きせるんだー...?」バチッ
上条「いやいやいや御坂さん待ってくださいよ、ね?
完全に誤解してるよね?ね!?」
御坂「ほんっとにあんたってやつは……」バチバチッ
上条「まって!話をきけって御坂!
上条さんは女の方にこんな服を着せて喜ばせるような趣味は―――
御坂「さいってえええええええええええ!!」ドッゴーン!
上条「うおぉ!?」
上条は右手を前にさしだした。
が、なぜか電流は器用にその右手をよけて……
上条「へ?」
御坂「え?」
上条「あbbbbbbbbbb」
上条当麻にダイレクトアタックをしたのであった。
上条「み、御坂!?」
神裂「あ……」
その時神裂はものすっごい速さで自分の服に目をやる。
正直若干わすれていた。上条とこんなにもフランクに話せる事の方に、意識してしまっていた。
そして同時に上条も己の犯されている立場を再確認。
まず料理らしからぬ行動をしていない自分。
目の前には裸エプロンの神裂。
証拠は少ないが、自分が変な事をしていると誤解されるには十分すぎる。
御坂「へー……あんたってこんな所で女の人にそんな服きせるんだー...?」バチッ
上条「いやいやいや御坂さん待ってくださいよ、ね?
完全に誤解してるよね?ね!?」
御坂「ほんっとにあんたってやつは……」バチバチッ
上条「まって!話をきけって御坂!
上条さんは女の方にこんな服を着せて喜ばせるような趣味は―――
御坂「さいってえええええええええええ!!」ドッゴーン!
上条「うおぉ!?」
上条は右手を前にさしだした。
が、なぜか電流は器用にその右手をよけて……
上条「へ?」
御坂「え?」
上条「あbbbbbbbbbb」
上条当麻にダイレクトアタックをしたのであった。
213: ゴミ箱 2012/02/17(金) 01:16:33.26 ID:xgDspGqg0
~上条邸 三階~
建宮「これは……どういうことなのよな...?」
土御門「ねーちんが手加減をした……のか?」
建宮「あの勢いからしてそれは無いと思うのよ」
土御門「まぁ、その可能性はほぼゼロだな」
土御門「だが、問題はそれだけじゃない」
土御門「今の御坂の電流。あれは恐らく御坂の人為的な物ではないだろう」
建宮「どういうことだ?」
土御門「かみやんの右手はある程度の範囲に入ったらすべての異能を消せるんだ。
つまり、その範囲をちゃんと理解していなければあの芸当はできない」
建宮「幻想殺しをよけることか?」
土御門「あぁ。だが、御坂がそれを理解しているとは思い難い。
それなのに現実にそれを御坂はやってのけたか」
建宮「なおさらわからなくなってきたのよな」
土御門(一体……なにがおきてる...?)
その二人の目の前には、一台のモニターがある。
その映像は、神裂が上条を「本気で」平手打ちした時の物、
それと、御坂が上条に向かって出した電撃が上条の右手を「すんでの所で」回避した物だった...
220: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:31:07.24 ID:LdEv59rc0
うわーレススピードかなり落ちてるなー。
嫌だな~怖いな~って思いながらもスレを開いたんですよ。
そしたらね?
いたんですよ(2レスも)
・・・はい、ゴミ箱です。
スピード、かなり落ちてますね。20前後保ちたかったです。グスン。
今回は少々上条視点限定ではありません。
気づいたら他のキャラの動向も書いてました。
ってことで投下です。 今回は13Kbです。
嫌だな~怖いな~って思いながらもスレを開いたんですよ。
そしたらね?
いたんですよ(2レスも)
・・・はい、ゴミ箱です。
スピード、かなり落ちてますね。20前後保ちたかったです。グスン。
今回は少々上条視点限定ではありません。
気づいたら他のキャラの動向も書いてました。
ってことで投下です。 今回は13Kbです。
221: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:32:45.43 ID:LdEv59rc0
~食堂 昼食時~
食事
それは、この家では戦争なのである。理由は簡単。
合法的な理由で上条のとなりに座ることができ、あんなことやこんな事をできるからである。
その事を全員が共通理解しているがために起きる戦争。
今回の戦争は特に白熱していた。上条が御坂の電撃によりダウンしていたためだ。
そして、見事その栄冠を勝ち取ったのは五和と神裂であった。
上条「」グデーン
五和「上条さーん。大丈夫ですか~?」ユッサユッサ
神裂「反応がありませんね。一体どうしてでしょうか?」チラ
御坂「!!」ビク
御坂「う……あ、あてるつもりなんてなかったのに……なのに、なんで...」
そういって御坂は自分の手元に視線をやった。
その目は何か何処か空を見ているかのようでもあった。
神裂「はぁ...まぁ、もう過ぎたことです。もういいでしょう」
シェリー「神裂だって他人事じゃねえだろ」スッ
神裂「なっ……!!な、なぜそれを!!」
シェリーがそう言いつつ出したのは神裂が着ていた裸エプロンである。
神裂がそんな物とっとく筈もなく、しっかりと処分した筈なのだが……
シェリー「あーなんか廊下に落ちてたんだよ」
神裂「ろ、廊下にですか?」
シェリー「ま、んなこたどうでも良いんだよ。
問題は神裂がこれを来てたって事だよな~」ニヤニヤ
神裂「見せびらかさないでください!!」
シェリー「ただのエプロンなんだからいいじゃねえか~」ヒラヒラ
そんなやり取りを横目に、五和はもくもくと上条と距離を詰めていた。物理的に。
食事
それは、この家では戦争なのである。理由は簡単。
合法的な理由で上条のとなりに座ることができ、あんなことやこんな事をできるからである。
その事を全員が共通理解しているがために起きる戦争。
今回の戦争は特に白熱していた。上条が御坂の電撃によりダウンしていたためだ。
そして、見事その栄冠を勝ち取ったのは五和と神裂であった。
上条「」グデーン
五和「上条さーん。大丈夫ですか~?」ユッサユッサ
神裂「反応がありませんね。一体どうしてでしょうか?」チラ
御坂「!!」ビク
御坂「う……あ、あてるつもりなんてなかったのに……なのに、なんで...」
そういって御坂は自分の手元に視線をやった。
その目は何か何処か空を見ているかのようでもあった。
神裂「はぁ...まぁ、もう過ぎたことです。もういいでしょう」
シェリー「神裂だって他人事じゃねえだろ」スッ
神裂「なっ……!!な、なぜそれを!!」
シェリーがそう言いつつ出したのは神裂が着ていた裸エプロンである。
神裂がそんな物とっとく筈もなく、しっかりと処分した筈なのだが……
シェリー「あーなんか廊下に落ちてたんだよ」
神裂「ろ、廊下にですか?」
シェリー「ま、んなこたどうでも良いんだよ。
問題は神裂がこれを来てたって事だよな~」ニヤニヤ
神裂「見せびらかさないでください!!」
シェリー「ただのエプロンなんだからいいじゃねえか~」ヒラヒラ
そんなやり取りを横目に、五和はもくもくと上条と距離を詰めていた。物理的に。
222: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:33:36.37 ID:LdEv59rc0
五和「上条さん?はい、おしぼりですよー」
上条「あー……」グデーン
五和「上条さん、はい。アーン」
上条「うー……」グデデーン
五和「ほら、上条さん。ちゃんと口を開けないとこぼれちゃいますよ?」ニコ
アニェーゼ(なんか五和が病んじまってますね)
オルソラ(なんだか上条様から生気がでてないのでございますよ)
アニェーゼ「そういえば上条さんは朝五和にボッコボコにされちまったんでしたっけ?」
オルソラ「上条様が心配なのでございます」
アニェーゼ「そりゃ心配ってもんです」
オルソラ「五和さんは意外と暴力的なのでございますね」
アニェーゼ「だから上条は無反応なんですかね?」
オルソラ「まぁまぁなのですよ」
アニェーゼ「そうですね」
なんの会話かだんだん分からなくなるが意思疎通はできている二人。
この二人の言う通り、若干であるが上条は五和の介護を少し抵抗しているのかもしれない。
223: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:35:11.00 ID:LdEv59rc0
キャーリサ「このままでいいのか?ローラは」
ローラ「なんの事といいけるか?」
キャーリサ「とぼけるなし」
キャーリサ「当麻をあのまま放っておくなんてお前らしくないし」
ローラ「ふふん、キャーリサはまだまだ甘きね」
キャーリサ「どういう事なの?」
ローラ「当麻はこの家で私と共同生活してる間にある性格がついたらしきなのよ」
キャーリサ「ある性格?」
ローラ「そうなのよん」
ローラ「今の当麻は、自分に危害を加える女を極端に嫌うようになりたりなのよ」
キャーリサ「なっ...それは本当なの!?」
ローラ「ふっふ~ん♪当麻は私とのこの安定した生活に慣れたりなようなのよ」
キャーリサ「だからって……」
キャーリサ(なんかおかしいとは思ってたけど、こんな事とは思わなかったし)
キャーリサ(どーりで我々を嫌う分けなの。当麻は一回女子寮でぼこぼこにされてるし、
御坂達は日常的に攻撃してたらしいの)
ローラ「でもその代わりにやさしい女が好きなタイプになりたるようなのよ。
まぁ、あの五和がどんなに頑張っても無駄足る事なのよん♪」
ローラはなぜか終始ご機嫌である。
キャーリサ「やさしい……ふふん、それなら好都合だし」ニヤ
キャーリサ(五和には悪い事をしちゃったけど、これは戦争なの。
切り捨てさせてもらうし。ごめんなの、五和)
キャーリサ(サーシャ、いくがいいし!)チラ
サーシャ「あ……はい」
キャーリサがサーシャに向かって合図をすると、サーシャは席を立ち、上条の所に向かう。
サーシャがそこで何をしたかと言うと……
サーシャ「上条さん、失礼します」
上条「・・・んぁ?」
五和「へ?」
神裂「な、なにをしてるんですか!?サーシャ!」
サーシャは上条の両隣の二人など気にする事無く、上条の膝の上に座った。
意外な事にかなりフィットしているようだ。
上条「さ、サーシャさん?これはいったいどういうことでせうか...?」
サーシャ「第一の回答ですが、単に居心地がよさそうだったからです。
現に、かなり良いですよ。ここは」
事実、サーシャは見た目かなりリラックスしていた。
完全に体を上条に預けている。
ローラ「なんの事といいけるか?」
キャーリサ「とぼけるなし」
キャーリサ「当麻をあのまま放っておくなんてお前らしくないし」
ローラ「ふふん、キャーリサはまだまだ甘きね」
キャーリサ「どういう事なの?」
ローラ「当麻はこの家で私と共同生活してる間にある性格がついたらしきなのよ」
キャーリサ「ある性格?」
ローラ「そうなのよん」
ローラ「今の当麻は、自分に危害を加える女を極端に嫌うようになりたりなのよ」
キャーリサ「なっ...それは本当なの!?」
ローラ「ふっふ~ん♪当麻は私とのこの安定した生活に慣れたりなようなのよ」
キャーリサ「だからって……」
キャーリサ(なんかおかしいとは思ってたけど、こんな事とは思わなかったし)
キャーリサ(どーりで我々を嫌う分けなの。当麻は一回女子寮でぼこぼこにされてるし、
御坂達は日常的に攻撃してたらしいの)
ローラ「でもその代わりにやさしい女が好きなタイプになりたるようなのよ。
まぁ、あの五和がどんなに頑張っても無駄足る事なのよん♪」
ローラはなぜか終始ご機嫌である。
キャーリサ「やさしい……ふふん、それなら好都合だし」ニヤ
キャーリサ(五和には悪い事をしちゃったけど、これは戦争なの。
切り捨てさせてもらうし。ごめんなの、五和)
キャーリサ(サーシャ、いくがいいし!)チラ
サーシャ「あ……はい」
キャーリサがサーシャに向かって合図をすると、サーシャは席を立ち、上条の所に向かう。
サーシャがそこで何をしたかと言うと……
サーシャ「上条さん、失礼します」
上条「・・・んぁ?」
五和「へ?」
神裂「な、なにをしてるんですか!?サーシャ!」
サーシャは上条の両隣の二人など気にする事無く、上条の膝の上に座った。
意外な事にかなりフィットしているようだ。
上条「さ、サーシャさん?これはいったいどういうことでせうか...?」
サーシャ「第一の回答ですが、単に居心地がよさそうだったからです。
現に、かなり良いですよ。ここは」
事実、サーシャは見た目かなりリラックスしていた。
完全に体を上条に預けている。
224: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:37:24.38 ID:LdEv59rc0
上条「いや、理由になってないんですけれど」
サーシャ「いけませんか?」
上条「駄目ってこたねえけど……」
サーシャ「私情ですが、上条さんの元気がなかったので心配だったのですよ?」
上条「え?」
サーシャ「先ほどから何も摂取していないではないですか。
皆さんほとんど食べ終わっていますのに」
上条「あーそっか。それで……」
サーシャ「えぇ」
上条「それで、もしかして元気づけてくれたのか?」
サーシャ「それについてですが、そんな大した事はしていません」
上条「はは、まあそれでもうれしいよ。ありがとうな」ナデナデ
サーシャ「・・・はい」///
上条とサーシャの隣を奪ったというのに蚊帳の外な二人はというと。
神裂(クッ……やられましたね)
神裂(あの席順を決める時にそそくさと適当な席に座ったのは元々このためですか)
五和(上条さんの膝の上……いいなぁ)
神裂(貴方では無理でしょう、五和)
五和(そ、そんなことありませんよ!)
五和(女教呈の方が無理じゃないですか!!)
神裂(それはどういう事ですか!?)
五和(身長も馬鹿に高いし胸も大きいし)
神裂(胸の大きさは関係ないでしょう!!)
なぜかテレパシーで喧嘩をしていた。
キャーリサ「ふむ、これでいいんだし」
ローラ「・・・」ズズー
キャーリサ「のんきにお茶なんかのんでていいのか?」
ローラ「愚問。私の心は広きよ」
キャーリサ「うーん……」
キャーリサ(さっきからこの女の落ち着きようはなんなんだし?)
ローラ「さて」
ローラ「当麻ー。そろそろ授業になりけるわよー」
その疑問冷めやらぬうちに、ローラは席を立ち上条の元へといってしまう。
サーシャ「いけませんか?」
上条「駄目ってこたねえけど……」
サーシャ「私情ですが、上条さんの元気がなかったので心配だったのですよ?」
上条「え?」
サーシャ「先ほどから何も摂取していないではないですか。
皆さんほとんど食べ終わっていますのに」
上条「あーそっか。それで……」
サーシャ「えぇ」
上条「それで、もしかして元気づけてくれたのか?」
サーシャ「それについてですが、そんな大した事はしていません」
上条「はは、まあそれでもうれしいよ。ありがとうな」ナデナデ
サーシャ「・・・はい」///
上条とサーシャの隣を奪ったというのに蚊帳の外な二人はというと。
神裂(クッ……やられましたね)
神裂(あの席順を決める時にそそくさと適当な席に座ったのは元々このためですか)
五和(上条さんの膝の上……いいなぁ)
神裂(貴方では無理でしょう、五和)
五和(そ、そんなことありませんよ!)
五和(女教呈の方が無理じゃないですか!!)
神裂(それはどういう事ですか!?)
五和(身長も馬鹿に高いし胸も大きいし)
神裂(胸の大きさは関係ないでしょう!!)
なぜかテレパシーで喧嘩をしていた。
キャーリサ「ふむ、これでいいんだし」
ローラ「・・・」ズズー
キャーリサ「のんきにお茶なんかのんでていいのか?」
ローラ「愚問。私の心は広きよ」
キャーリサ「うーん……」
キャーリサ(さっきからこの女の落ち着きようはなんなんだし?)
ローラ「さて」
ローラ「当麻ー。そろそろ授業になりけるわよー」
その疑問冷めやらぬうちに、ローラは席を立ち上条の元へといってしまう。
225: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:38:18.71 ID:LdEv59rc0
上条「ん?もうそんな時間か?」
ローラ「もう一時よ、早くいきましょう」
上条「ああ。じゃ、行きますか」
ローラ「あ、そうだわ」
ローラ「サーシャ、あなたも来るがよいよ」
サーシャ「私も……ですか?」
ローラ「ええ、そうよ」
上条「は?サーシャも?」
ローラ「別に悪しき事でもなきでしょう?」
上条「まぁ、確かに悪くはねぇけど……」
サーシャ「第一の質問ですが、なぜ私もなのですか?」
ローラ「うーん……気分かしら」
サーシャ「気分……ですか」
上条「気分ってのもどうなんだよ...」
ローラ「まぁ細かい事は気にするでないぞ。
さぁ、早くいこうぞ。当麻」
上条「あ、あぁ」
サーシャ「・・・?」
疑問に思いながらも二人の後を追うサーシャ。
そんなやり取りを遠目で見ていたのはキャーリサは、ローラの意味ありげな行動に眉を顰めていた。
226: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:39:05.54 ID:LdEv59rc0
キャーリサ「・・・」
キャーリサ「サーシャが当麻の近くにいる事は悪くはないんだけど」
キャーリサ「あの女め、一体どういうつもりだし……さっぱりわからないの」
キャーリサ「それに、こっちの問題も片付けなきゃいけないの」チラ
キャーリサの目線の先には、すっかりおとなしくなった御坂の姿がある。
キャーリサ「さっきから黙り込んで、すっかり意気消沈気味だし」
キャーリサ「このままじゃいけないんだけど、当麻の性格を考えると難しいんだし」
キャーリサ「うーん……」
こうして一人悩むキャーリサである。
その頭の中には野望で満ちているのだが、いかんせんそれをなす為の経路が作れない様子である。
アニェーゼ「シェリーさん、この後どうしますか?」
シェリー「あーあたしはもうちょいここにいるわ」
アニェーゼ「じゃああっしもここにいますかね。暇ですし」
キャーリサ「サーシャが当麻の近くにいる事は悪くはないんだけど」
キャーリサ「あの女め、一体どういうつもりだし……さっぱりわからないの」
キャーリサ「それに、こっちの問題も片付けなきゃいけないの」チラ
キャーリサの目線の先には、すっかりおとなしくなった御坂の姿がある。
キャーリサ「さっきから黙り込んで、すっかり意気消沈気味だし」
キャーリサ「このままじゃいけないんだけど、当麻の性格を考えると難しいんだし」
キャーリサ「うーん……」
こうして一人悩むキャーリサである。
その頭の中には野望で満ちているのだが、いかんせんそれをなす為の経路が作れない様子である。
アニェーゼ「シェリーさん、この後どうしますか?」
シェリー「あーあたしはもうちょいここにいるわ」
アニェーゼ「じゃああっしもここにいますかね。暇ですし」
227: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:39:50.08 ID:LdEv59rc0
御坂「・・・」
オルソラ「大丈夫でございますか?」
御坂「・・・」
オルソラ「確か、御坂様でよろしいのですね?」
御坂「ふぇ……え?わ、私?」
オルソラ「ええ。あなた様以外にはありえませんよ?」
御坂「あ……えーっと...」
オルソラ「失礼いたしました、私はオルソラ=アクィナスと申します。
オルソラで構いませんよ」
御坂「オルソラさん……?」
オルソラ「はい、なんでございましょうか?」
御坂「あのー、なんで私に話しかけたんですか...?」
オルソラ「ふふ、そんなの簡単でございますよ」
オルソラ「貴方様が泣くのを我慢しているような子供の顔をしていたからでございます」
御坂「え……?それってどういう...?」
オルソラ「私は一介の修道女の身であり、貴方のような悲しみに満ちた方を放ってはおけないのですよ」
オルソラ「御坂様は今、何を我慢しているのですか?」
御坂「あぁ、いや……私は別に我慢なんてしてませんよ?」
オルソラ「ならばなぜ、貴方は先ほどから上条様に話かけなかったのでしょう?」
御坂「あの馬鹿に……私が?」
オルソラ「いえ、それだけではございません」
オルソラ「大丈夫でございますか?」
御坂「・・・」
オルソラ「確か、御坂様でよろしいのですね?」
御坂「ふぇ……え?わ、私?」
オルソラ「ええ。あなた様以外にはありえませんよ?」
御坂「あ……えーっと...」
オルソラ「失礼いたしました、私はオルソラ=アクィナスと申します。
オルソラで構いませんよ」
御坂「オルソラさん……?」
オルソラ「はい、なんでございましょうか?」
御坂「あのー、なんで私に話しかけたんですか...?」
オルソラ「ふふ、そんなの簡単でございますよ」
オルソラ「貴方様が泣くのを我慢しているような子供の顔をしていたからでございます」
御坂「え……?それってどういう...?」
オルソラ「私は一介の修道女の身であり、貴方のような悲しみに満ちた方を放ってはおけないのですよ」
オルソラ「御坂様は今、何を我慢しているのですか?」
御坂「あぁ、いや……私は別に我慢なんてしてませんよ?」
オルソラ「ならばなぜ、貴方は先ほどから上条様に話かけなかったのでしょう?」
御坂「あの馬鹿に……私が?」
オルソラ「いえ、それだけではございません」
228: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:40:20.95 ID:LdEv59rc0
オルソラ「貴方様は先ほどから誰にも干渉しようとしていませんでした。
ただ普通に黙々と食事をとり、周りに合わせて席を立とうとしませんでした」
オルソラ「貴方は、御坂様は上条様に電撃を浴びせてしまったにもかかわらず、
上条様に何もしようとしませんでした」
御坂「いや……それは、ちがくて...」
御坂「ただそのー……そう!は、話をするチャンスがなかったのよ!」
オルソラ「そうでございましょうか?」
御坂「え……?」
オルソラ「御坂様は、巡ってきたチャンスを掴み取るような方ですか?」
御坂「それは……どういう意味?」
オルソラ「簡単な事なのでございますよ」
オルソラ「貴方様は以前上条様が倒れたとき、自分一人で上条様の元へ行こうとしました。
それはつまり、貴方はチャンスを待つようなお方ではないという事です」
オルソラ「多少強引でも、その力を使ってでもチャンスを作り、掴み取ってきた。
御坂様はいままでそうやってきて、上条様とお近づきになってきたのではないのですか?」
御坂「それは……その...」
オルソラ「ですが、先ほどまでの貴方様は周りと自分を隔絶させていました」
オルソラ「チャンスを作る事をせずに、自分自身を抑え込み、我慢なされていましたね?」
御坂「わ、私は……我慢なんて…して……うぅ...ひっぐ...」ポロ
御坂はついにと言うか、抑えていたものが溢れたかのように泣いてしまった。
オルソラと話初めてから、数分の出来事であった。
それだけ、溜め込んでいたのだろうか。
オルソラ「御坂様も本当は上条様と話したかった筈ですのに、何を恐れていたのですか?」
御坂「だ、だって……わたひ…ひっぐ...」
御坂「またあいつを傷つけるかも…しんないし……うわああああああん!!」
御坂はとうとうオルソラに抱きついて本泣きしてしまった。
オルソラ「何も恐れる事などありませんよ」
オルソラ「ただ、今は全てを吐き出しなさい」
アニェーゼ「会話成立してましたか?」
シェリー「さぁ?」
台無し。
ただ普通に黙々と食事をとり、周りに合わせて席を立とうとしませんでした」
オルソラ「貴方は、御坂様は上条様に電撃を浴びせてしまったにもかかわらず、
上条様に何もしようとしませんでした」
御坂「いや……それは、ちがくて...」
御坂「ただそのー……そう!は、話をするチャンスがなかったのよ!」
オルソラ「そうでございましょうか?」
御坂「え……?」
オルソラ「御坂様は、巡ってきたチャンスを掴み取るような方ですか?」
御坂「それは……どういう意味?」
オルソラ「簡単な事なのでございますよ」
オルソラ「貴方様は以前上条様が倒れたとき、自分一人で上条様の元へ行こうとしました。
それはつまり、貴方はチャンスを待つようなお方ではないという事です」
オルソラ「多少強引でも、その力を使ってでもチャンスを作り、掴み取ってきた。
御坂様はいままでそうやってきて、上条様とお近づきになってきたのではないのですか?」
御坂「それは……その...」
オルソラ「ですが、先ほどまでの貴方様は周りと自分を隔絶させていました」
オルソラ「チャンスを作る事をせずに、自分自身を抑え込み、我慢なされていましたね?」
御坂「わ、私は……我慢なんて…して……うぅ...ひっぐ...」ポロ
御坂はついにと言うか、抑えていたものが溢れたかのように泣いてしまった。
オルソラと話初めてから、数分の出来事であった。
それだけ、溜め込んでいたのだろうか。
オルソラ「御坂様も本当は上条様と話したかった筈ですのに、何を恐れていたのですか?」
御坂「だ、だって……わたひ…ひっぐ...」
御坂「またあいつを傷つけるかも…しんないし……うわああああああん!!」
御坂はとうとうオルソラに抱きついて本泣きしてしまった。
オルソラ「何も恐れる事などありませんよ」
オルソラ「ただ、今は全てを吐き出しなさい」
アニェーゼ「会話成立してましたか?」
シェリー「さぁ?」
台無し。
229: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:41:28.62 ID:LdEv59rc0
五和「女教呈だっていつもいつも変な服着てるじゃないですか!!」
神裂「それとこれとは違いますよ!!」
こっちはこっちでまだやっていた。
どうやら上条がいなくなったことに気が付いていない様子だ。
神裂「こうなってはらちがあきません」チャキ
五和「私もそう思ってましたよ」スッ
「あーちょっとまつのよな」
「そうだぜい?お二人さん」
二人が本格的に戦いを始めようとしていた時に、横から槍を出すものが二人。
神裂「土御門ですか……」
五和「建宮さん……?」
土御門「ふぅ~あぶねえあぶねえ。
こんな所で聖人が本気をだしたらどうなるか分かってるのか?」
建宮「五和も少し反省するのよな。
理由はどうあれ我々の女教呈に犯行するなんてもってのほかなのよ」
神裂「も、申し訳ありません。少し頭に血が上ってしまって...」
五和「すいませんでした、建宮さん……」
建宮「謝るのはこっちじゃねえのよ」
五和「そ、そうですよね」
五和「申し訳ありませんでした!女教呈様!!」
神裂「いえ、こちらこそすいませんでした、五和」
土御門「っで?お二人ともな~にを喧嘩してたんだにゃー?」
実際はモニターでばっちり見てた土御門だがわざと聞いてみる。
神裂「えーっと……」
五和「あれ...?」
神裂&五和「なんででしたっけ?」
土御門(呆れるぜい)
建宮(呆れたのよ)
土御門「まぁそんな事は置いとくとしようぜい。
どうせ思い出せないんだ、もっと先の話でもする方がいい」
神裂「先の話……ですか?」
五和「先になにがあるんですか?」
建宮(これはもう重症なのよな)ヒソヒソ
土御門(こっから焚き付けるのが俺らの仕事なんだぜい?)
神裂「それとこれとは違いますよ!!」
こっちはこっちでまだやっていた。
どうやら上条がいなくなったことに気が付いていない様子だ。
神裂「こうなってはらちがあきません」チャキ
五和「私もそう思ってましたよ」スッ
「あーちょっとまつのよな」
「そうだぜい?お二人さん」
二人が本格的に戦いを始めようとしていた時に、横から槍を出すものが二人。
神裂「土御門ですか……」
五和「建宮さん……?」
土御門「ふぅ~あぶねえあぶねえ。
こんな所で聖人が本気をだしたらどうなるか分かってるのか?」
建宮「五和も少し反省するのよな。
理由はどうあれ我々の女教呈に犯行するなんてもってのほかなのよ」
神裂「も、申し訳ありません。少し頭に血が上ってしまって...」
五和「すいませんでした、建宮さん……」
建宮「謝るのはこっちじゃねえのよ」
五和「そ、そうですよね」
五和「申し訳ありませんでした!女教呈様!!」
神裂「いえ、こちらこそすいませんでした、五和」
土御門「っで?お二人ともな~にを喧嘩してたんだにゃー?」
実際はモニターでばっちり見てた土御門だがわざと聞いてみる。
神裂「えーっと……」
五和「あれ...?」
神裂&五和「なんででしたっけ?」
土御門(呆れるぜい)
建宮(呆れたのよ)
土御門「まぁそんな事は置いとくとしようぜい。
どうせ思い出せないんだ、もっと先の話でもする方がいい」
神裂「先の話……ですか?」
五和「先になにがあるんですか?」
建宮(これはもう重症なのよな)ヒソヒソ
土御門(こっから焚き付けるのが俺らの仕事なんだぜい?)
230: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:42:56.12 ID:LdEv59rc0
土御門「あーコホン」
神裂「?」
五和「はい?」
土御門「上条 当麻」
神裂「!!」
五和「あ!」
土御門「お前らがここに来た理由は?」
神裂「当麻を!!」
五和「我々の物にするためです!!」
建宮「やれやれ、今更思い出したんじゃ先が思いやられるのよな」
五和「うぅ……」
土御門「さーさて今かみやんは何処にいるんでしょうかね~?」
神裂「そういえば……」キョロキョロ
五和「いません!!」
土御門「まったく、やっぱり気が付いてなかったにゃ~」
建宮「で、どうすんのよ?お二人さん」
神裂「もちろん追いかけます!!」
五和「私だって上条さんの為ならどこにでもいきますよ!!」
土御門「まぁまて。それはこの映像をみてから言うんだな」ヒョイ
神裂「こ、これは……!!」
五和「教室……ですか?ここは」
土御門が見せたのは上条がローラの家庭教師をやっているところだ。
当然ながらサーシャもいる。中々楽しそうであった。
土御門「あんまりあせっても良い事なんてないぜい?」
建宮「今はとりあえず様子をみるのよ」
神裂「うぅ……わ、わかりました」
五和「そうですね……あぁ、上条さん...」
土御門「わかったならとりあえず俺らについてくるんだにゃー」
そういって土御門達も移動を開始する。
神裂「?」
五和「はい?」
土御門「上条 当麻」
神裂「!!」
五和「あ!」
土御門「お前らがここに来た理由は?」
神裂「当麻を!!」
五和「我々の物にするためです!!」
建宮「やれやれ、今更思い出したんじゃ先が思いやられるのよな」
五和「うぅ……」
土御門「さーさて今かみやんは何処にいるんでしょうかね~?」
神裂「そういえば……」キョロキョロ
五和「いません!!」
土御門「まったく、やっぱり気が付いてなかったにゃ~」
建宮「で、どうすんのよ?お二人さん」
神裂「もちろん追いかけます!!」
五和「私だって上条さんの為ならどこにでもいきますよ!!」
土御門「まぁまて。それはこの映像をみてから言うんだな」ヒョイ
神裂「こ、これは……!!」
五和「教室……ですか?ここは」
土御門が見せたのは上条がローラの家庭教師をやっているところだ。
当然ながらサーシャもいる。中々楽しそうであった。
土御門「あんまりあせっても良い事なんてないぜい?」
建宮「今はとりあえず様子をみるのよ」
神裂「うぅ……わ、わかりました」
五和「そうですね……あぁ、上条さん...」
土御門「わかったならとりあえず俺らについてくるんだにゃー」
そういって土御門達も移動を開始する。
231: ゴミ箱 2012/02/18(土) 20:44:26.68 ID:LdEv59rc0
~同時刻 イギリスのとある町~
それぞれがそれぞれの行動をはじめる裏で、また行動をする者がいる。
それはなにも、物語の表舞台に立つ者に限った話ではない……
名無し「・・・」
名無し「餌は……あれか」
そういう名無しの視線の先には、
白い修道服を身にまとった青髪の少女と、大柄の神父がいる。
名無しは何かを携帯で確認しつつ、その者達の存在を確認する。
それぞれがそれぞれのEDに向かって進む中、それを捻じ曲げんとする者が存在する。
それをまだ、彼らはしらない...
それぞれがそれぞれの行動をはじめる裏で、また行動をする者がいる。
それはなにも、物語の表舞台に立つ者に限った話ではない……
名無し「・・・」
名無し「餌は……あれか」
そういう名無しの視線の先には、
白い修道服を身にまとった青髪の少女と、大柄の神父がいる。
名無しは何かを携帯で確認しつつ、その者達の存在を確認する。
それぞれがそれぞれのEDに向かって進む中、それを捻じ曲げんとする者が存在する。
それをまだ、彼らはしらない...
243: ゴミ箱 2012/02/20(月) 01:09:34.18 ID:W7GLcmOw0
~上条&ローラの部屋~
時は少し遡り、上条が五和の全裸を拝んだあとの事。
サーシャとローラは上条を一人残し、二人で部屋に戻っていた。。
サーシャ「最大主教、よろしいのですか?」
ローラ「ローラでいいわよん」
サーシャ「はい、ローラ様」
ローラ「よろしい」
サーシャ「さて、本題ですが」
サーシャ「第一の質問ですが、ローラ様の目的はキャーリサ様と同じはずです」
ローラ「当麻を我が物とする事かしら?」キョロ キョロ
サーシャ「はい」
ローラ「そんな事を言って良いの?」ガサゴソ
サーシャ「問題はありません」
サーシャ「私見ですが、キャーリサ様は既にローラ様の考えておられる事を知っているかと」
ローラ「まぁ、当然たる事ね」バリボリ
サーシャ「あのー……まじめに聞いてるのですか?」
ローラ「勿論よ」ズズー
サーシャ「……まぁ良いでしょう」
ローラ「それで、話とはなんなの?」
サーシャ「その回答ですが、先ほどローラ様はなぜ上条さんを置いてきたのでしょうか?」
ローラ「どういう事かしら?」
サーシャ「仮説ですが、ローラ様が上条さんを手に入れようと考えているのならば、
あの場で上条さんを抱きかかえてここに連れてきてもおかしくはない筈です」
サーシャ「ですが、ローラ様はそれをなさりませんでした」
サーシャ「何故なのですか...?」
ローラ「……」ズズー
ローラ「そうね。ではサーシャ、貴方には話しましょうか」
サーシャ「……?」
その言葉を発してからは、どことなくローラの雰囲気が変わった気がする。
時は少し遡り、上条が五和の全裸を拝んだあとの事。
サーシャとローラは上条を一人残し、二人で部屋に戻っていた。。
サーシャ「最大主教、よろしいのですか?」
ローラ「ローラでいいわよん」
サーシャ「はい、ローラ様」
ローラ「よろしい」
サーシャ「さて、本題ですが」
サーシャ「第一の質問ですが、ローラ様の目的はキャーリサ様と同じはずです」
ローラ「当麻を我が物とする事かしら?」キョロ キョロ
サーシャ「はい」
ローラ「そんな事を言って良いの?」ガサゴソ
サーシャ「問題はありません」
サーシャ「私見ですが、キャーリサ様は既にローラ様の考えておられる事を知っているかと」
ローラ「まぁ、当然たる事ね」バリボリ
サーシャ「あのー……まじめに聞いてるのですか?」
ローラ「勿論よ」ズズー
サーシャ「……まぁ良いでしょう」
ローラ「それで、話とはなんなの?」
サーシャ「その回答ですが、先ほどローラ様はなぜ上条さんを置いてきたのでしょうか?」
ローラ「どういう事かしら?」
サーシャ「仮説ですが、ローラ様が上条さんを手に入れようと考えているのならば、
あの場で上条さんを抱きかかえてここに連れてきてもおかしくはない筈です」
サーシャ「ですが、ローラ様はそれをなさりませんでした」
サーシャ「何故なのですか...?」
ローラ「……」ズズー
ローラ「そうね。ではサーシャ、貴方には話しましょうか」
サーシャ「……?」
その言葉を発してからは、どことなくローラの雰囲気が変わった気がする。
244: ゴミ箱 2012/02/20(月) 01:10:06.93 ID:W7GLcmOw0
ローラ「私が目指している物は、ただ当麻を私の物にしようというわけではないのよ」
サーシャ「どういうことですか?」
ローラ「ふふ、まぁ簡単に言ってしまえば……私は当麻と夫婦になろうと考えてるのよ」
サーシャ「ふ……夫婦!?」
ローラ「ま、キャーリサもそこまではしようと考えていないでしょうね」
サーシャ「夫婦って……ならばなぜ、尚更上条さんの傍により長くいようとしないのですか!?」
ローラ「何故かしらねぇ……?正直な所、私にもよくわからないわ」
サーシャ「わからない...?」
ローラ「そうよ」
ローラ「そう、何故だか傍に居なくても満ちているの」
ローラ「なぜかしら……ね」
サーシャ「・・・」
ローラ「まぁ、今回は貴方と二人で話をする為にわざと置いて来たのよ」
サーシャ「私と話す為……ですか?」
ローラ「ええ、そうよ」
ローラ「少し、貴方たちについて知っておきたい事があるの」
サーシャ「知って置きたいことですか?それはなんでしょう」
ローラ「知りたいことはたった一つよ」
ローラ「貴方達はどれだけ本気で当麻を好きなの?」
サーシャ「え...?」
ローラ「貴方達が当麻をとろうとしている事は知っているわ」
ローラ「でも、それがどれだけ本気かはわからないのよ」
サーシャ「我々がどれだけ本気か...」
ローラ「そうなのよ。結局、貴方たちは一生当麻と一緒にいて……後悔はしないと言える?」
サーシャ「・・・」
ローラ「一生一緒にいる事は簡単ではないわよ」
ローラ「彼が一生自分に向いていてくれるかなんて保証はないし、
自分が他の人に心変わりしてしまうかもしれないわね」
ローラ「それでなくとも彼への愛が途中で枯れてしまうかもしれないのよ?」
サーシャ「それは……」
ローラ「絶対にそれが無いといいきれるの?」
サーシャ「・・・」
サーシャは口を開くことができない。
ローラの言っている事が怖いからだ。何故だかわからないが、怖い。
これが最大主教、ローラ=スチュアートの言葉だからだろうか?
それすらも分からない。だが、そんな沈黙を破るようにローラは再び口を開く。
サーシャ「どういうことですか?」
ローラ「ふふ、まぁ簡単に言ってしまえば……私は当麻と夫婦になろうと考えてるのよ」
サーシャ「ふ……夫婦!?」
ローラ「ま、キャーリサもそこまではしようと考えていないでしょうね」
サーシャ「夫婦って……ならばなぜ、尚更上条さんの傍により長くいようとしないのですか!?」
ローラ「何故かしらねぇ……?正直な所、私にもよくわからないわ」
サーシャ「わからない...?」
ローラ「そうよ」
ローラ「そう、何故だか傍に居なくても満ちているの」
ローラ「なぜかしら……ね」
サーシャ「・・・」
ローラ「まぁ、今回は貴方と二人で話をする為にわざと置いて来たのよ」
サーシャ「私と話す為……ですか?」
ローラ「ええ、そうよ」
ローラ「少し、貴方たちについて知っておきたい事があるの」
サーシャ「知って置きたいことですか?それはなんでしょう」
ローラ「知りたいことはたった一つよ」
ローラ「貴方達はどれだけ本気で当麻を好きなの?」
サーシャ「え...?」
ローラ「貴方達が当麻をとろうとしている事は知っているわ」
ローラ「でも、それがどれだけ本気かはわからないのよ」
サーシャ「我々がどれだけ本気か...」
ローラ「そうなのよ。結局、貴方たちは一生当麻と一緒にいて……後悔はしないと言える?」
サーシャ「・・・」
ローラ「一生一緒にいる事は簡単ではないわよ」
ローラ「彼が一生自分に向いていてくれるかなんて保証はないし、
自分が他の人に心変わりしてしまうかもしれないわね」
ローラ「それでなくとも彼への愛が途中で枯れてしまうかもしれないのよ?」
サーシャ「それは……」
ローラ「絶対にそれが無いといいきれるの?」
サーシャ「・・・」
サーシャは口を開くことができない。
ローラの言っている事が怖いからだ。何故だかわからないが、怖い。
これが最大主教、ローラ=スチュアートの言葉だからだろうか?
それすらも分からない。だが、そんな沈黙を破るようにローラは再び口を開く。
245: ゴミ箱 2012/02/20(月) 01:10:44.44 ID:W7GLcmOw0
ローラ「私は言えるわね」
サーシャ「え...?」
ローラ「私は彼を裏切らないし、絶対に彼も裏切らないと」
ローラ「今の私なら言えるわよ?」
サーシャ「私達は……その...」
ローラ「貴方たちがそれを言えるかどうかわからないから聞きたかったのよ」
サーシャ「・・・」
ローラ「でも、答えられないのなら無理をしなくてもいいわ。
答えが見つかるまで、まっているからね」
サーシャ「申し訳……ありません」
ローラ「謝る事などしなくていいわよ」
ローラ「さぁ、そろそろと行きたるわよ。もうご飯になりし時ね」
サーシャ「!!」
サーシャはその時初めて気が付いた。
ローラの今までのしゃべり方に、なんの違和感も感じていなかった事を。
つまり、今のローラはもう……
ローラ(答えが見つからないのなら、少しだけ手伝ってあげる)
ローラ(貴方なら、私の思い通りに行動してくれそうだからね……フフ♪)
全ての行動の結果を予測し、それぞれの価値を天秤にかけ動く者、ローラ=スチュアート。
果たして、彼女の視る未来は何なのか……それは、そう遠くない事であろう。
サーシャ「え...?」
ローラ「私は彼を裏切らないし、絶対に彼も裏切らないと」
ローラ「今の私なら言えるわよ?」
サーシャ「私達は……その...」
ローラ「貴方たちがそれを言えるかどうかわからないから聞きたかったのよ」
サーシャ「・・・」
ローラ「でも、答えられないのなら無理をしなくてもいいわ。
答えが見つかるまで、まっているからね」
サーシャ「申し訳……ありません」
ローラ「謝る事などしなくていいわよ」
ローラ「さぁ、そろそろと行きたるわよ。もうご飯になりし時ね」
サーシャ「!!」
サーシャはその時初めて気が付いた。
ローラの今までのしゃべり方に、なんの違和感も感じていなかった事を。
つまり、今のローラはもう……
ローラ(答えが見つからないのなら、少しだけ手伝ってあげる)
ローラ(貴方なら、私の思い通りに行動してくれそうだからね……フフ♪)
全ての行動の結果を予測し、それぞれの価値を天秤にかけ動く者、ローラ=スチュアート。
果たして、彼女の視る未来は何なのか……それは、そう遠くない事であろう。
254: ゴミ箱 2012/02/22(水) 01:09:41.11 ID:ntApC6Kz0
~上条&ローラの部屋~
時刻は午後二時半頃。
ついさっき上条は授業を終えたばかりだ。
上条「ふぅー……」
ローラ「当麻、時には紅茶なんてどうかしら?」
上条「そうだな~いつもお茶ばっかだし、たまには紅茶も飲んでみるか」
ローラ「ふふ、この私が入れたる紅茶は別格なりしなのよん」
上条「楽しみにしておりますよっと」
二人は今、特になにもすることが無い為ソファーに腰をかけゆったりとしている。
この家に来てからと言う物、二人にはこれが毎日の習慣となっている。
なんせ家にはテレビ位しか娯楽がない。
そのテレビも当たり前だが外国の番組しかやってないので娯楽にならない。
つまりは暇だからだ。
だから自然と二人は授業を終えた後、こうして何もせずにただ座っているだけとなっていたのだが、
いつしかこのゆっくりと流れる時間が二人には至福の時となっていた。
上条からすれば学園都市の騒がしい日常からは考えられない程の穏やかな時間。
ローラからすれば上条と共にこうしていると言う事だけで心が安らぐ時間。
二人の心の底、本人も気づかない程の心の底で、いつしかこの時が永遠に続くようにと二人は自然と願っていた。
こんな時が毎日続けば嫌でも二人の心の距離が縮まるのだが、ローラは特に気にしてはいない様子だ。
ローラはこの時だけは、いつも自分の本来の目的を忘れてしまうのだ。
時刻は午後二時半頃。
ついさっき上条は授業を終えたばかりだ。
上条「ふぅー……」
ローラ「当麻、時には紅茶なんてどうかしら?」
上条「そうだな~いつもお茶ばっかだし、たまには紅茶も飲んでみるか」
ローラ「ふふ、この私が入れたる紅茶は別格なりしなのよん」
上条「楽しみにしておりますよっと」
二人は今、特になにもすることが無い為ソファーに腰をかけゆったりとしている。
この家に来てからと言う物、二人にはこれが毎日の習慣となっている。
なんせ家にはテレビ位しか娯楽がない。
そのテレビも当たり前だが外国の番組しかやってないので娯楽にならない。
つまりは暇だからだ。
だから自然と二人は授業を終えた後、こうして何もせずにただ座っているだけとなっていたのだが、
いつしかこのゆっくりと流れる時間が二人には至福の時となっていた。
上条からすれば学園都市の騒がしい日常からは考えられない程の穏やかな時間。
ローラからすれば上条と共にこうしていると言う事だけで心が安らぐ時間。
二人の心の底、本人も気づかない程の心の底で、いつしかこの時が永遠に続くようにと二人は自然と願っていた。
こんな時が毎日続けば嫌でも二人の心の距離が縮まるのだが、ローラは特に気にしてはいない様子だ。
ローラはこの時だけは、いつも自分の本来の目的を忘れてしまうのだ。
255: ゴミ箱 2012/02/22(水) 01:11:34.90 ID:ntApC6Kz0
ローラ「はい、当麻」コト
上条「お、ありがとう」
ローラ「茶菓子もあるわよ」
上条「紅茶に茶菓子?」
ローラ「まぁあまり気にしたる事でも無きよ」
上条「んー?まぁいいか……」
紅茶に茶菓子なんてどうなのだろうかと思うが、
実際は普通なのだろうかとも思う上条。
確かにこちらに来て大分立つ上条であるが、まだまだここの常識などは備わっていない。
紅茶等も初めて飲むし、実際会うのかもわからない。
今度ステイルにでも聞いてみようか等と考えながら紅茶を飲む上条だが
上条「うぉ!なんだこれ!?」
ローラ「ど、どうしたの?当麻」ビクン
上条「こ、これが本場の紅茶なのか...!?
俺が学園都市で飲んでる奴なんかとはくらべものにならねえ……」ゴクリ
ローラ「うーん……そうでも無きにではなくて?」
上条「え?」
ローラ「この家に置いてある物を用いたのだけれど、あまり良い葉では無いわね」
上条「葉っぱ?」
ローラ「やはり天草式はこちらでは紅茶の事を気にして無きになるのかしら?」
上条「ちょ、ちょっとまったまってくれ、これの何処が良くないんだ?」
ローラ「全部……かしら?」
上条「ゑ?」
ローラ「恐らく、葉も少々不出来な物を用いているでしょうし、今の時期では良い物は取れないと思いたるわ。
それに、天草式はお茶には力を割きたるけど、紅茶にはあまり関心しとらんと見えるわね。
買い置き間隔で買おうてきたのかしら?随分古くなりしね。」
上条「たった一口でそこまでわかるもんなのか?」
ローラ「ええ。私を誰だと思うて?」
上条「はは、さっすが本場イギリスだな……」
ローラ「これ。そこは最大主教である点を褒めたる所でなくて?
そ れ に イギリスに茶農園は余り無きによ?」
上条「え?イギリスが本場じゃないのか?」
ローラ「イギリスの葉のほぼすべては輸入品になるのよ?」
上条「し、しらなかったでございます……」
なんだか自分の知識にすっかり自信が無くなってしまった上条は紅茶をまた一口飲む。
・・・やはりなにが悪いのか全然わからない。
すくなくとも学園都市で飲めないものであるのは確かであろう。
上条「お、ありがとう」
ローラ「茶菓子もあるわよ」
上条「紅茶に茶菓子?」
ローラ「まぁあまり気にしたる事でも無きよ」
上条「んー?まぁいいか……」
紅茶に茶菓子なんてどうなのだろうかと思うが、
実際は普通なのだろうかとも思う上条。
確かにこちらに来て大分立つ上条であるが、まだまだここの常識などは備わっていない。
紅茶等も初めて飲むし、実際会うのかもわからない。
今度ステイルにでも聞いてみようか等と考えながら紅茶を飲む上条だが
上条「うぉ!なんだこれ!?」
ローラ「ど、どうしたの?当麻」ビクン
上条「こ、これが本場の紅茶なのか...!?
俺が学園都市で飲んでる奴なんかとはくらべものにならねえ……」ゴクリ
ローラ「うーん……そうでも無きにではなくて?」
上条「え?」
ローラ「この家に置いてある物を用いたのだけれど、あまり良い葉では無いわね」
上条「葉っぱ?」
ローラ「やはり天草式はこちらでは紅茶の事を気にして無きになるのかしら?」
上条「ちょ、ちょっとまったまってくれ、これの何処が良くないんだ?」
ローラ「全部……かしら?」
上条「ゑ?」
ローラ「恐らく、葉も少々不出来な物を用いているでしょうし、今の時期では良い物は取れないと思いたるわ。
それに、天草式はお茶には力を割きたるけど、紅茶にはあまり関心しとらんと見えるわね。
買い置き間隔で買おうてきたのかしら?随分古くなりしね。」
上条「たった一口でそこまでわかるもんなのか?」
ローラ「ええ。私を誰だと思うて?」
上条「はは、さっすが本場イギリスだな……」
ローラ「これ。そこは最大主教である点を褒めたる所でなくて?
そ れ に イギリスに茶農園は余り無きによ?」
上条「え?イギリスが本場じゃないのか?」
ローラ「イギリスの葉のほぼすべては輸入品になるのよ?」
上条「し、しらなかったでございます……」
なんだか自分の知識にすっかり自信が無くなってしまった上条は紅茶をまた一口飲む。
・・・やはりなにが悪いのか全然わからない。
すくなくとも学園都市で飲めないものであるのは確かであろう。
260: ゴミ箱 2012/02/23(木) 01:20:28.42 ID:sHsOJC1Z0
上条「あーうまかった」
上条はローラが入れた紅茶を瞬く間に飲んでしまった。
いつも飲み物なんてサブであったのに、それがメインになるなんて意外である。
それほどまでにおいしいのだが、これでもまずいと言うのが信じられない。
ローラ「そんなにおいしかったの?」
上条「こんな物人生で始め……いや、二回目か?」
ローラ「あら、そう?」
上条「前来た時に飲んだかなーって。まぁごたごたしてたからあんま覚えてないけど」
ローラ「そういえば当麻は一回イギリスに来きしだったわね」
上条「あの時はなんだかんだでゆっくりしていられなかったなー」
以前イギリスに来たときの事を上条は思い出す。
あの時は結局すぐ他の国に言った気がする。
観光どころの騒ぎでもなかったからあまり変わりはないのだが。
そんな事を考えている上条の横で、ローラはローラであの時の事を思い出しているようであった。
その表情は、傍目からみてもあまり優れた物ではなかった。
ローラ「ねぇ、当麻?貴方はまだ、覚えているわよね...?」
上条「ん?なにをだ?」
ローラ「私が禁書目録に何をしたのか……よ」
上条「あー……」ポリポリ
上条はかつてローラがなにをしたかを思い出す。
恐らく、以前上条がローラにあったときの事を思い出しての質問であろう。
上条は少し考えた後、こう答える。
上条「あんまり印象はない…かな?」
ローラ「え...?」
上条「確かインデックスに首輪をつけたんだったよな?」
ローラ「そうよ。私達の管理下に置かんとするためにね」
上条「それを俺が破壊しって言うけどさ……」
ローラ「あ、」
ローラはその瞬間、思い出す。
上条にはインデックスの首輪を壊した時の記憶がないのだ、と。
上条と一緒に生活をし、この生活に満足していたためか、色々と忘れていた物だとローラは思う。
だが、それは上条も同じ。
261: ゴミ箱 2012/02/23(木) 01:21:26.57 ID:sHsOJC1Z0
上条「確かにローラはひどい事をしたかもしれないけどさ、今はこうして俺と一緒にくらしちまってるだろ?
前の俺だったらローラとこんな生活してるなんてありえなかったと思うんだよ」
上条「それはやっぱこっちに来てからずっと一緒にいてさ、俺はローラの素顔を知って、
インデックスに首輪を掛けたローラが全部じゃないって事も知ったからだと思うんだよな」
上条「正直な所、上条さんは首輪の事とかも忘れかけてたんですよねー。
ハハ、ステイルに言ったら殺されるかもな」
ローラ「当麻……」
上条「上条さんはこの生活が幸せなんですよ。だから、もういいんだよ。
それに……なんか、ローラと一緒にいるのが当たり前になっちまったからなー」
照れくさそうに上条は言う。
そんな事を言うなんて、学園都市にいるころでは考えられなかったであろう。
それほどまでに互いの距離が縮まっている証拠であった。
事実、上条はインデックスの事等もわすれかけていたようだ。
上条の中で、ローラ=スチュアートという存在がどんどん大きくなっている。
それは最大主教とかそんな物ではなく、一個人としての存在が、確実に誰よりも大きいものとなっている。
それがローラにとってはたまらなく嬉しい事であった。
前の俺だったらローラとこんな生活してるなんてありえなかったと思うんだよ」
上条「それはやっぱこっちに来てからずっと一緒にいてさ、俺はローラの素顔を知って、
インデックスに首輪を掛けたローラが全部じゃないって事も知ったからだと思うんだよな」
上条「正直な所、上条さんは首輪の事とかも忘れかけてたんですよねー。
ハハ、ステイルに言ったら殺されるかもな」
ローラ「当麻……」
上条「上条さんはこの生活が幸せなんですよ。だから、もういいんだよ。
それに……なんか、ローラと一緒にいるのが当たり前になっちまったからなー」
照れくさそうに上条は言う。
そんな事を言うなんて、学園都市にいるころでは考えられなかったであろう。
それほどまでに互いの距離が縮まっている証拠であった。
事実、上条はインデックスの事等もわすれかけていたようだ。
上条の中で、ローラ=スチュアートという存在がどんどん大きくなっている。
それは最大主教とかそんな物ではなく、一個人としての存在が、確実に誰よりも大きいものとなっている。
それがローラにとってはたまらなく嬉しい事であった。
262: ゴミ箱 2012/02/23(木) 01:21:52.46 ID:sHsOJC1Z0
ローラ「当麻は、本当にこの生活が幸せ……?」
上条「うーんそうだな...前の生活よりかは全然良いかな」
ローラ「そう……」
ローラはそれを聞くと、少し黙ってしまった。
上条「な、なんか変な事いいましたか?」
ローラ「ふふ♪」ニコ
上条「?」
ローラ「当麻!!」ダキ
上条「え!?」
上条が反応をした次の時には、ローラは上条に抱きついていた。
あまりに唐突な事だったために、上条は受け止める事もできずに倒れこんでしまった。
上条「きゅ、急にドウシタンデショウカローラサン?」
ローラ「んふふ……♡」ギュ
上条(む、胸がああ!!)
ローラ「嬉しい……のよ」
上条「え...?」
ローラ「私はずっと心配してたの。当麻がまだ私を嫌ってるのではなかろうかって。
だから、さっきの事を聞くのも怖かりし事だったのよ」
ローラ「でも、そんな事はなかったわ。当麻は今の生活が幸せと言いたるんだものね」
上条「お、おう」
ローラ「だったら、私はもうなにも心配など……無きになのね...」
上条「ローラ...」
ローラは自分の顔を完全に上条の胸に押し付けている。
そのせいで表情は見えないが、もしかしたら泣いているのかもしれない。
上条(ローラはローラで、やっぱり背負ってる物があるんだよな)
上条「大丈夫か?」
ローラ「しばらく……このままにさせ…て...」
上条「あぁ……」
そういうとローラは、さらに強く抱きしめてくる。
上条もそれを拒む事無く、ゆっくりと抱きしめ、さらに軽く頭を撫でる。
さながら、親が泣いた子供を宥めるかの如く。
身長が高校生の平均よりちょい上な上条が横になってもまだ余裕があるソファー。
これもまた、ローラが用意した物なんだろうか?
とにかく、今はこのソファーで助かったと思う上条である。
上条「うーんそうだな...前の生活よりかは全然良いかな」
ローラ「そう……」
ローラはそれを聞くと、少し黙ってしまった。
上条「な、なんか変な事いいましたか?」
ローラ「ふふ♪」ニコ
上条「?」
ローラ「当麻!!」ダキ
上条「え!?」
上条が反応をした次の時には、ローラは上条に抱きついていた。
あまりに唐突な事だったために、上条は受け止める事もできずに倒れこんでしまった。
上条「きゅ、急にドウシタンデショウカローラサン?」
ローラ「んふふ……♡」ギュ
上条(む、胸がああ!!)
ローラ「嬉しい……のよ」
上条「え...?」
ローラ「私はずっと心配してたの。当麻がまだ私を嫌ってるのではなかろうかって。
だから、さっきの事を聞くのも怖かりし事だったのよ」
ローラ「でも、そんな事はなかったわ。当麻は今の生活が幸せと言いたるんだものね」
上条「お、おう」
ローラ「だったら、私はもうなにも心配など……無きになのね...」
上条「ローラ...」
ローラは自分の顔を完全に上条の胸に押し付けている。
そのせいで表情は見えないが、もしかしたら泣いているのかもしれない。
上条(ローラはローラで、やっぱり背負ってる物があるんだよな)
上条「大丈夫か?」
ローラ「しばらく……このままにさせ…て...」
上条「あぁ……」
そういうとローラは、さらに強く抱きしめてくる。
上条もそれを拒む事無く、ゆっくりと抱きしめ、さらに軽く頭を撫でる。
さながら、親が泣いた子供を宥めるかの如く。
身長が高校生の平均よりちょい上な上条が横になってもまだ余裕があるソファー。
これもまた、ローラが用意した物なんだろうか?
とにかく、今はこのソファーで助かったと思う上条である。
263: ゴミ箱 2012/02/23(木) 01:25:47.38 ID:sHsOJC1Z0
それからどれぐらいがたったか。上条がそう思い時計を見ると、もう三時であった。
上条「もう…大丈夫か?」
ローラ「うん……ありがとう、当麻」
顔を上げたローラの表情には、特にこれといって変化はなかった。
あえて言うならどこかふっきれたような物か。
どうやら泣いていたわけではなさそうだ。
上条「とりあえず起きませんか?」
ローラ「あ…ご、ごめんたるのよ!」
そういってローラは急いで上条の上からどき、ソファーの上で姿勢よく縮こまってしまう。
今になって恥ずかしくなったのか、顔がかなり赤くなっている。
だがそれは上条も同じなので、指摘なんてできるわけがない。
上条(いやちょっとまて、落ち着け上条当麻)
上条(今までだって何度もあった事だ、そうだろう?)
そう思い自分を宥め、深呼吸をする上条。
この生活を初めてからというものこれも何回しただろうか。
上条(おーけーもう大丈夫だ、さぁ後は平然と紳士的に―――
そう体制を立て直そうとした上条に、若干どぎまぎしつつもローラが話しかけてきた。
ローラ「い、いきなり抱きついたりして申し訳なきにけるのよ、当麻……」///
上条(ってなんだこれ!い、いつもみたいに元気っ娘でいてくださいよローラさん
って直視できねええええ!!)
上条「いや、そのー……ま、まぁ俺も悪かったしさ。ほら!おあいこですの事よ!!」
ローラ「そ、そう……?」
上条「そうだそうですそうなんですの三段活用上条さんは紳士で心が広いんですよ!」
ローラ「なら……今度はこれで…良い?」
ローラは、もじもじしながら上条の手をつかんできた。
この頬を赤らめながらのもじもじ手づかみ攻撃は今の上条に死を与えるに十分な攻撃力であった。
上条(うおおおおおお!!なにしてるんですかローラさんちょっとこれはやば
ローラ「と、当麻!?」
上条の視界は次の瞬間にブラックアウトする。
別に今までも当たり前のように起きていた事であったのにも関わらず、
今回は特別なにかが違っていた。
その違いと言うのがなにか等に気づく前に、上条は意識を閉ざすのであった...
上条「もう…大丈夫か?」
ローラ「うん……ありがとう、当麻」
顔を上げたローラの表情には、特にこれといって変化はなかった。
あえて言うならどこかふっきれたような物か。
どうやら泣いていたわけではなさそうだ。
上条「とりあえず起きませんか?」
ローラ「あ…ご、ごめんたるのよ!」
そういってローラは急いで上条の上からどき、ソファーの上で姿勢よく縮こまってしまう。
今になって恥ずかしくなったのか、顔がかなり赤くなっている。
だがそれは上条も同じなので、指摘なんてできるわけがない。
上条(いやちょっとまて、落ち着け上条当麻)
上条(今までだって何度もあった事だ、そうだろう?)
そう思い自分を宥め、深呼吸をする上条。
この生活を初めてからというものこれも何回しただろうか。
上条(おーけーもう大丈夫だ、さぁ後は平然と紳士的に―――
そう体制を立て直そうとした上条に、若干どぎまぎしつつもローラが話しかけてきた。
ローラ「い、いきなり抱きついたりして申し訳なきにけるのよ、当麻……」///
上条(ってなんだこれ!い、いつもみたいに元気っ娘でいてくださいよローラさん
って直視できねええええ!!)
上条「いや、そのー……ま、まぁ俺も悪かったしさ。ほら!おあいこですの事よ!!」
ローラ「そ、そう……?」
上条「そうだそうですそうなんですの三段活用上条さんは紳士で心が広いんですよ!」
ローラ「なら……今度はこれで…良い?」
ローラは、もじもじしながら上条の手をつかんできた。
この頬を赤らめながらのもじもじ手づかみ攻撃は今の上条に死を与えるに十分な攻撃力であった。
上条(うおおおおおお!!なにしてるんですかローラさんちょっとこれはやば
ローラ「と、当麻!?」
上条の視界は次の瞬間にブラックアウトする。
別に今までも当たり前のように起きていた事であったのにも関わらず、
今回は特別なにかが違っていた。
その違いと言うのがなにか等に気づく前に、上条は意識を閉ざすのであった...
269: ゴミ箱 2012/02/25(土) 00:51:09.24 ID:8cmKDoK+0
上条が意識を失っている間の出来事。
それは、一人の少女の気持ちに一つの区切りをつける、とある出来事。
御坂「ここがあいつの部屋かな……?」キョロキョロ
上条の部屋の前。
そこにいたのは、通称ビリビリ中学生(上条のみだが)こと御坂美琴であった。
彼女はオルソラに叱咤されて今、上条にあいに来たのだ。
今まではどうしてもふんぎりがつかなかったのだが、どこか吹っ切れたようだ。
御坂「ふぅー……」
御坂「よし!!」
部屋の前で一呼吸置き、意を決して扉のノブに手をかける。
ノックとかそんな事どうでもいい。中でなにが起きてるかなんて、そんな事まで気が回らない。
御坂は勢いのままに、扉を開ける。
そして、御坂が目にした物は...
御坂「え...?」
それは、大きな部屋の中央。
この部屋とつりあっているのが驚きなほどのソファの上。
確か、ローラと言ったか。その女性が、寝ている上条を膝枕にして座っている。
その顔は、驚くほどにやすらぎに満ち、そして幸せそうであった。
そして、その女性がゆっくりとこちらに顔を向け、静かに、それでいて良く通る声で言った。
ローラ「貴方、ノックをしようと思わなきにけりるの?」
御坂「……?」
なんていってるのかわからん。
というか、上条がなぜこんな事になってるのかどうかも考えたいのに思考が回らない。
ローラ「はぁ……やはり私の言葉が理解しけるにか」
御坂「えーっと……そのー...ご、ごめんなさい」
ローラ「仕方なしね」
ローラ「いいわ、とりあえずこちらにきなさい」
御坂「あ……は、はい」
御坂(あれ?今...)
確かあの馬鹿はここに家庭教師に来たんだったっけ、と思い出していた矢先、
今度はさっきと打って変わって流暢な日本語で話しかけてきたローラ。
さっきの話し方からして大方この女の人の日本語を直しに来たのかと予想を立てたが、
突然ちゃんと日本語を話すもんだからわけがわからなくなってしまった。
ローラ「ほら、何をしているの?」
御坂が混乱している間も、御坂を呼ぶローラ。
とりあえず、訳がわからないままローラの元へと行く。
それは、一人の少女の気持ちに一つの区切りをつける、とある出来事。
御坂「ここがあいつの部屋かな……?」キョロキョロ
上条の部屋の前。
そこにいたのは、通称ビリビリ中学生(上条のみだが)こと御坂美琴であった。
彼女はオルソラに叱咤されて今、上条にあいに来たのだ。
今まではどうしてもふんぎりがつかなかったのだが、どこか吹っ切れたようだ。
御坂「ふぅー……」
御坂「よし!!」
部屋の前で一呼吸置き、意を決して扉のノブに手をかける。
ノックとかそんな事どうでもいい。中でなにが起きてるかなんて、そんな事まで気が回らない。
御坂は勢いのままに、扉を開ける。
そして、御坂が目にした物は...
御坂「え...?」
それは、大きな部屋の中央。
この部屋とつりあっているのが驚きなほどのソファの上。
確か、ローラと言ったか。その女性が、寝ている上条を膝枕にして座っている。
その顔は、驚くほどにやすらぎに満ち、そして幸せそうであった。
そして、その女性がゆっくりとこちらに顔を向け、静かに、それでいて良く通る声で言った。
ローラ「貴方、ノックをしようと思わなきにけりるの?」
御坂「……?」
なんていってるのかわからん。
というか、上条がなぜこんな事になってるのかどうかも考えたいのに思考が回らない。
ローラ「はぁ……やはり私の言葉が理解しけるにか」
御坂「えーっと……そのー...ご、ごめんなさい」
ローラ「仕方なしね」
ローラ「いいわ、とりあえずこちらにきなさい」
御坂「あ……は、はい」
御坂(あれ?今...)
確かあの馬鹿はここに家庭教師に来たんだったっけ、と思い出していた矢先、
今度はさっきと打って変わって流暢な日本語で話しかけてきたローラ。
さっきの話し方からして大方この女の人の日本語を直しに来たのかと予想を立てたが、
突然ちゃんと日本語を話すもんだからわけがわからなくなってしまった。
ローラ「ほら、何をしているの?」
御坂が混乱している間も、御坂を呼ぶローラ。
とりあえず、訳がわからないままローラの元へと行く。
270: ゴミ箱 2012/02/25(土) 00:53:01.41 ID:8cmKDoK+0
御坂「あのー……その日本語は...?」
ローラ「ふふ、当麻には秘密よ♪」
御坂(い、今当麻って!?)
やはりそれ程の仲なのだろうかと少し驚く御坂。
自分の方がもっと前から知り合っていたのに、なんだか負けた気分だ。
ローラ「確か、御坂美琴…で、あってるわね?」
御坂「はい。そうですけど……」
ローラ「あら、中々礼儀正しいわね。印象と大分違うわ」
そんなたわいも無い話をしながらも、ローラは上条の頭を撫でている。
御坂の意識はどうしてもそっちに向いてしまう。気になって仕方がない。
ローラ「やっぱり、当麻が気になってきたの?」
御坂「!!」
ローラ「ふふ、顔に書いてあるわよ」
一発で読まれた御坂は、それだけでこの後どうすればいいのか分からなくなってしまった。
正直な所、この部屋に入り、今の上条を見た瞬間に感情が爆発しなかっただけ奇跡なのだ。
そんな御坂に冷静になれと言う方が無理だ。
御坂「い、いえ!そのーえーっと……」
ローラ「別にかくさなくてもいいわよ」
御坂「うぅ……」
ローラ「さて。じゃあ詳しく聞かせてもらおうかしらん?
当麻に会う為にノックもせずに入る程の理由とやらをね」
御坂「・・・」
御坂は少し、黙り込む。
先ほどまでは、内心大慌てだったが、もはやそんな物何処へやら。
今の御坂の中では、この女を信じるか否か。その二択だけがある。
ローラ(ふぅん……随分と感情の起伏がはげしいわね。まだまだ子供と言ったところかしら)
もし上条がこれを聞いていたらお前が言うなとつっこまれていただろう。
ローラ「ふむ……そうね。では、先にこちらから話をするわ」
御坂「え……?」
ローラ「先にこちらから状況を話せば、そちらも話やすいでしょう?」
御坂「は、はぁ...?」
ローラ「それとも、なぜ当麻がこうなってるか気にならないの?」
御坂「それは...!!」
ローラ「でしょう?」
何故だか、御坂はこの女に手のひらで踊らされているような気がしてならない。
本当ならもっと素直に、攻撃的に行きたかったのだが、なぜかそれができない。
今の自分はいつもの常盤台でお嬢様ぶっている仮の姿の自分だ。
ローラ「ふふ、当麻には秘密よ♪」
御坂(い、今当麻って!?)
やはりそれ程の仲なのだろうかと少し驚く御坂。
自分の方がもっと前から知り合っていたのに、なんだか負けた気分だ。
ローラ「確か、御坂美琴…で、あってるわね?」
御坂「はい。そうですけど……」
ローラ「あら、中々礼儀正しいわね。印象と大分違うわ」
そんなたわいも無い話をしながらも、ローラは上条の頭を撫でている。
御坂の意識はどうしてもそっちに向いてしまう。気になって仕方がない。
ローラ「やっぱり、当麻が気になってきたの?」
御坂「!!」
ローラ「ふふ、顔に書いてあるわよ」
一発で読まれた御坂は、それだけでこの後どうすればいいのか分からなくなってしまった。
正直な所、この部屋に入り、今の上条を見た瞬間に感情が爆発しなかっただけ奇跡なのだ。
そんな御坂に冷静になれと言う方が無理だ。
御坂「い、いえ!そのーえーっと……」
ローラ「別にかくさなくてもいいわよ」
御坂「うぅ……」
ローラ「さて。じゃあ詳しく聞かせてもらおうかしらん?
当麻に会う為にノックもせずに入る程の理由とやらをね」
御坂「・・・」
御坂は少し、黙り込む。
先ほどまでは、内心大慌てだったが、もはやそんな物何処へやら。
今の御坂の中では、この女を信じるか否か。その二択だけがある。
ローラ(ふぅん……随分と感情の起伏がはげしいわね。まだまだ子供と言ったところかしら)
もし上条がこれを聞いていたらお前が言うなとつっこまれていただろう。
ローラ「ふむ……そうね。では、先にこちらから話をするわ」
御坂「え……?」
ローラ「先にこちらから状況を話せば、そちらも話やすいでしょう?」
御坂「は、はぁ...?」
ローラ「それとも、なぜ当麻がこうなってるか気にならないの?」
御坂「それは...!!」
ローラ「でしょう?」
何故だか、御坂はこの女に手のひらで踊らされているような気がしてならない。
本当ならもっと素直に、攻撃的に行きたかったのだが、なぜかそれができない。
今の自分はいつもの常盤台でお嬢様ぶっている仮の姿の自分だ。
271: ゴミ箱 2012/02/25(土) 00:54:18.64 ID:8cmKDoK+0
ローラ「そうねぇ……まずはどこから話しましょうか」
御坂「ね、ねぇ……なんであんたはそそそそそその馬鹿をひひひ膝枕なんてしてんのよ!」
ローラ「少し落ち着きなさい」
御坂「うぐぅ……」
ローラ「別にこれは当麻が望んでなっているわけじゃないのよ」
寝ている上条の顔を見ながらローラは言う。
御坂「それって……どういうこと?」
ローラ「それが……急に気を失っちゃったのよ、当麻」
御坂「え...?」
今、ローラは気を失ったといったか……?
ならば、今上条は寝ているのではなくて気絶している事になる
御坂「ちょっと!それってどういうことなの!?」
ローラ「分からないわ」
ローラ「まぁ最初は心あたりがあったのだけれど、それにしては不自然すぎるのよ。
なんだか、体が内側から異常をきたしているような気がして...」
ローラ「あなた、心あたりはないかしら?」
御坂「...!」
もし、もし本当に上条が突然気を失ったというのならば、
もしかしたらそれが体の異常かもしれないと言うなら、
そんなの、心当たりなんてレベルではない。
恐らく100%自分のせいだろう。
以前御坂は上条にほぼ本気の電撃を直撃させたことがあるが、
さっきのだって下手をしたら普通に死んでもおかしくないレベルの電撃ではある。
上条が身体機能に異常をきたしてもおかしくはない。
いや、正常な方がおかしいのである。
御坂「それは……多分」
ローラ「多分?」
御坂「私―――「貴方のせいではないわよ」
御坂「え?」
ローラ「貴方は当麻がどれだけ頑丈かしっているでしょう?」
御坂「で、でも!!」
ローラ「でもじゃないの」
ローラ「当麻に攻撃した者なんて他にもいっぱいいるわよ」
御坂「私の能力を知ってるでしょ!?
私なら、こいつをこんなふうにできちゃうもん...」
ローラ「当麻がこうなってしまったのが全部自分のせいだなんて。
貴方、随分と責任感にとんでるわね?」
御坂「当たり前よ!!」
御坂「私は……だって、だってぇ……」グズ
御坂は突然泣き出してしまった。
御坂「ね、ねぇ……なんであんたはそそそそそその馬鹿をひひひ膝枕なんてしてんのよ!」
ローラ「少し落ち着きなさい」
御坂「うぐぅ……」
ローラ「別にこれは当麻が望んでなっているわけじゃないのよ」
寝ている上条の顔を見ながらローラは言う。
御坂「それって……どういうこと?」
ローラ「それが……急に気を失っちゃったのよ、当麻」
御坂「え...?」
今、ローラは気を失ったといったか……?
ならば、今上条は寝ているのではなくて気絶している事になる
御坂「ちょっと!それってどういうことなの!?」
ローラ「分からないわ」
ローラ「まぁ最初は心あたりがあったのだけれど、それにしては不自然すぎるのよ。
なんだか、体が内側から異常をきたしているような気がして...」
ローラ「あなた、心あたりはないかしら?」
御坂「...!」
もし、もし本当に上条が突然気を失ったというのならば、
もしかしたらそれが体の異常かもしれないと言うなら、
そんなの、心当たりなんてレベルではない。
恐らく100%自分のせいだろう。
以前御坂は上条にほぼ本気の電撃を直撃させたことがあるが、
さっきのだって下手をしたら普通に死んでもおかしくないレベルの電撃ではある。
上条が身体機能に異常をきたしてもおかしくはない。
いや、正常な方がおかしいのである。
御坂「それは……多分」
ローラ「多分?」
御坂「私―――「貴方のせいではないわよ」
御坂「え?」
ローラ「貴方は当麻がどれだけ頑丈かしっているでしょう?」
御坂「で、でも!!」
ローラ「でもじゃないの」
ローラ「当麻に攻撃した者なんて他にもいっぱいいるわよ」
御坂「私の能力を知ってるでしょ!?
私なら、こいつをこんなふうにできちゃうもん...」
ローラ「当麻がこうなってしまったのが全部自分のせいだなんて。
貴方、随分と責任感にとんでるわね?」
御坂「当たり前よ!!」
御坂「私は……だって、だってぇ……」グズ
御坂は突然泣き出してしまった。
272: ゴミ箱 2012/02/25(土) 00:55:41.52 ID:8cmKDoK+0
ローラ(本当に忙しい子ね。怒ったり泣いたり)
ローラ「もう……なら貴方はどうしたいの?」
御坂「どうって……」
ローラ「自分で責任全部とって、当麻にあやまって。
それで、一生当麻と会わないつもり?」
御坂「そんなの……わかんないわよぉ!!」
ローラ(はぁ……つかれるぅ~)
御坂は上条に謝りにきたのだが、その先どうするかをローラにつかれてしまった。
確かにローラが言うのもごもっともな事で、このままでは所謂コミュ障にもなりかねない。
もうなんていうかローラは喋りたくない。
ローラ(本当にもう、恋心と言うのは厄介ね~)
ローラ(この御坂と言う子、あのメンバーの中で一番上条を好きになってるわねぇ)
でなければこんなのおかしいのである。
上条に攻撃をした者なら他にもいるし、その面々はここまで重症ではなかった。
所謂純粋な恋心の成せる技と言うものだろうか。
ローラ(それにしても、恋……かぁ)
思えば、ローラは今までに恋などした事などなかったと思う。
昔にそんな事あったか等思い出してみるが、やはり心当たりがない。
つまりは、理解できない。理解しようにも、サンプルがない。
生憎と恋心と言う物とはまったく無縁だった気がする。
そんなのでよくもまぁ夫婦だなんだと言えたものだと心の中で薄く笑う。
けれど……
ローラ(もしかしたら……でも、そんな事ありえない...の?)
以前から感じていた、上条と一緒にいるときの妙な感じが、もしかしたら・・・もしかするのだろうか?
ローラ「ねぇ、美琴」
御坂「な...なにぃ?」
もう泣き止んでいた。早い。
ローラ「貴方が今当麻にしてる、恋とはどんな物なの?」
御坂「こ、恋!?」
御坂はその言葉を聞いた瞬間思い切り立ち上がる。
体のまわりを電気が走っている。同様の証拠だろうか?
ローラ「もう……なら貴方はどうしたいの?」
御坂「どうって……」
ローラ「自分で責任全部とって、当麻にあやまって。
それで、一生当麻と会わないつもり?」
御坂「そんなの……わかんないわよぉ!!」
ローラ(はぁ……つかれるぅ~)
御坂は上条に謝りにきたのだが、その先どうするかをローラにつかれてしまった。
確かにローラが言うのもごもっともな事で、このままでは所謂コミュ障にもなりかねない。
もうなんていうかローラは喋りたくない。
ローラ(本当にもう、恋心と言うのは厄介ね~)
ローラ(この御坂と言う子、あのメンバーの中で一番上条を好きになってるわねぇ)
でなければこんなのおかしいのである。
上条に攻撃をした者なら他にもいるし、その面々はここまで重症ではなかった。
所謂純粋な恋心の成せる技と言うものだろうか。
ローラ(それにしても、恋……かぁ)
思えば、ローラは今までに恋などした事などなかったと思う。
昔にそんな事あったか等思い出してみるが、やはり心当たりがない。
つまりは、理解できない。理解しようにも、サンプルがない。
生憎と恋心と言う物とはまったく無縁だった気がする。
そんなのでよくもまぁ夫婦だなんだと言えたものだと心の中で薄く笑う。
けれど……
ローラ(もしかしたら……でも、そんな事ありえない...の?)
以前から感じていた、上条と一緒にいるときの妙な感じが、もしかしたら・・・もしかするのだろうか?
ローラ「ねぇ、美琴」
御坂「な...なにぃ?」
もう泣き止んでいた。早い。
ローラ「貴方が今当麻にしてる、恋とはどんな物なの?」
御坂「こ、恋!?」
御坂はその言葉を聞いた瞬間思い切り立ち上がる。
体のまわりを電気が走っている。同様の証拠だろうか?
277: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:18:15.19 ID:4O1te6Mm0
御坂「あ…あああんた急になにいってんの!?」
ローラ「別に、ただ知りたくなっただけよ」
ローラ「美琴は当麻に恋とやらをしているのでしょう?」
御坂「ちちちち違うわよ!」
電気を垂れ流し、顔を真っ赤にして否定する御坂。
これでも本人は隠しているつもりだろうか?
ローラ「ちがうの?」
御坂「あったりまえじゃない!」
ローラ「わざわざここまできて?」
御坂「それはこの馬鹿をつれもどすために!」
ローラ「ふーん、そう。じゃぁ……」
その言葉を聞いたローラは、意味ありげに薄く笑う。
なにをするのかと御坂がみているまえで、ローラは...
ローラ「ん…」チュ
御坂「!?」
気を失っている上条のほっぺにキスをした。
御坂「な……なにしてんじゃごらぁあああああ!!!」
ローラ「何って、ただのあいさつよ?」
ローラの突然のキスに、感情を爆発させた御坂。
あと一歩で落雷が落ちるレベルにまで達している。
御坂「あ…あいさつって、ふざけんじゃないわよ!!」
ローラ「何故怒るのかわからなきによ~」
御坂「馬鹿にしてぇ...!!」
ローラ「別に良いでしょう?今に始まった事ではないし」
御坂「!?」
ローラ「いつもの事よ。そんなに怒る事ないわよ」
御坂「ど…どういう……事……?」プルプル
ローラ「今言った通りよ。今に始まった事ではないと言ってるの」
御坂「ぐ…うぅぅ……」
御坂「こんのぉ...」プルプル
ローラ(ほんと、素直なんだから)
ローラの安い挑発に簡単に引っかかってしまった御坂。
その御坂は今、ローラに向かって右手を差し出している。
右手に握られるは、ゲーセン等で使われるコインが一つ。
今の状況を彼女を良く知る人が見れば、その場から一目散に逃げ出すだろう。
これはまさに、彼女の18番「超電磁砲」である。
だが、ローラは動じない。別に彼女は超電磁砲を知らないわけではない。
科学側の頂点の一角に君臨する者の事は、能力の情報程度は手元にある。
御坂がこれから何をしようとしているかを知った上で、動こうとしていない。
ローラ「別に、ただ知りたくなっただけよ」
ローラ「美琴は当麻に恋とやらをしているのでしょう?」
御坂「ちちちち違うわよ!」
電気を垂れ流し、顔を真っ赤にして否定する御坂。
これでも本人は隠しているつもりだろうか?
ローラ「ちがうの?」
御坂「あったりまえじゃない!」
ローラ「わざわざここまできて?」
御坂「それはこの馬鹿をつれもどすために!」
ローラ「ふーん、そう。じゃぁ……」
その言葉を聞いたローラは、意味ありげに薄く笑う。
なにをするのかと御坂がみているまえで、ローラは...
ローラ「ん…」チュ
御坂「!?」
気を失っている上条のほっぺにキスをした。
御坂「な……なにしてんじゃごらぁあああああ!!!」
ローラ「何って、ただのあいさつよ?」
ローラの突然のキスに、感情を爆発させた御坂。
あと一歩で落雷が落ちるレベルにまで達している。
御坂「あ…あいさつって、ふざけんじゃないわよ!!」
ローラ「何故怒るのかわからなきによ~」
御坂「馬鹿にしてぇ...!!」
ローラ「別に良いでしょう?今に始まった事ではないし」
御坂「!?」
ローラ「いつもの事よ。そんなに怒る事ないわよ」
御坂「ど…どういう……事……?」プルプル
ローラ「今言った通りよ。今に始まった事ではないと言ってるの」
御坂「ぐ…うぅぅ……」
御坂「こんのぉ...」プルプル
ローラ(ほんと、素直なんだから)
ローラの安い挑発に簡単に引っかかってしまった御坂。
その御坂は今、ローラに向かって右手を差し出している。
右手に握られるは、ゲーセン等で使われるコインが一つ。
今の状況を彼女を良く知る人が見れば、その場から一目散に逃げ出すだろう。
これはまさに、彼女の18番「超電磁砲」である。
だが、ローラは動じない。別に彼女は超電磁砲を知らないわけではない。
科学側の頂点の一角に君臨する者の事は、能力の情報程度は手元にある。
御坂がこれから何をしようとしているかを知った上で、動こうとしていない。
278: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:19:16.53 ID:4O1te6Mm0
御坂「っざけんじゃ...」ピーン
御坂に握られるコインが弾かれる。
宙を舞うコインは、ゆっくりと御坂の手元へ吸い込まれて行く。
それでも動こうともしないローラ。慌てるどころか、静まり返っている。
その目は、じっと御坂を見据えている。
まったくもって真逆の位置にいる、二人。
今まさに雷をおとさんとする雷雲と、それでも波一つ立てない海。
御坂「ないわよっ!!!」ドォン!
とうとう放たれた超電磁砲は、迷うことなくローラへと向かう。
このまま超電磁砲が直撃したら、ローラは部屋ごと木端微塵になってしまうであろう。
だが、そんな風に事が都合よく運ぶ分けがない。
なぜなら、この場には「主人公」がいるのだから。
神裂「させません!!」バン
御坂「―――ッ!?」
この場に割って入ってきたのは、「聖人」神裂火織であった。
扉を吹っ飛ばして、恐ろしい速さでローラの目の前に立ちふさがる。
手に握られるは、いつもの七天七刀ではなく金色の長槍である。
御坂の放つ超電磁砲を、その長槍で弾く。
すると、なぜか爆発せず、槍が壊れる分けでもなく、超電磁砲が消滅してしまった。
コインは跡形もなく消えている。
御坂「う…そ……」
神裂「五和!!」
五和「はい!」バッ
神裂の次に来たのは、五和。いつの間にか御坂の後ろに迫っていた。
五和「失礼します!!」
御坂「え?」
五和は持っていた金色の紐を御坂に巻きつける。
いや、手も一緒に体に縛り付け、自由に動けなくしている。拘束に近いだろう。
御坂「ちょ、ちょっと!どういう事よ!!」
神裂「それはこっちのセリフです!!」
神裂「大きな音がするから来てみれば、
我らが最大主教と当麻にあんな事をしているなんて……どういうつもりですか?」
御坂「そ…それは!!」
神裂「何か弁解でもあるなら後で聞きましょう。でなければ、無理やりにでも黙っていてもらいますよ」チャキ
御坂「くっ!」ググ...
御坂は拘束から無理やり逃げようとするも、失敗に終わる。
御坂に握られるコインが弾かれる。
宙を舞うコインは、ゆっくりと御坂の手元へ吸い込まれて行く。
それでも動こうともしないローラ。慌てるどころか、静まり返っている。
その目は、じっと御坂を見据えている。
まったくもって真逆の位置にいる、二人。
今まさに雷をおとさんとする雷雲と、それでも波一つ立てない海。
御坂「ないわよっ!!!」ドォン!
とうとう放たれた超電磁砲は、迷うことなくローラへと向かう。
このまま超電磁砲が直撃したら、ローラは部屋ごと木端微塵になってしまうであろう。
だが、そんな風に事が都合よく運ぶ分けがない。
なぜなら、この場には「主人公」がいるのだから。
神裂「させません!!」バン
御坂「―――ッ!?」
この場に割って入ってきたのは、「聖人」神裂火織であった。
扉を吹っ飛ばして、恐ろしい速さでローラの目の前に立ちふさがる。
手に握られるは、いつもの七天七刀ではなく金色の長槍である。
御坂の放つ超電磁砲を、その長槍で弾く。
すると、なぜか爆発せず、槍が壊れる分けでもなく、超電磁砲が消滅してしまった。
コインは跡形もなく消えている。
御坂「う…そ……」
神裂「五和!!」
五和「はい!」バッ
神裂の次に来たのは、五和。いつの間にか御坂の後ろに迫っていた。
五和「失礼します!!」
御坂「え?」
五和は持っていた金色の紐を御坂に巻きつける。
いや、手も一緒に体に縛り付け、自由に動けなくしている。拘束に近いだろう。
御坂「ちょ、ちょっと!どういう事よ!!」
神裂「それはこっちのセリフです!!」
神裂「大きな音がするから来てみれば、
我らが最大主教と当麻にあんな事をしているなんて……どういうつもりですか?」
御坂「そ…それは!!」
神裂「何か弁解でもあるなら後で聞きましょう。でなければ、無理やりにでも黙っていてもらいますよ」チャキ
御坂「くっ!」ググ...
御坂は拘束から無理やり逃げようとするも、失敗に終わる。
279: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:19:45.35 ID:4O1te6Mm0
御坂「な…なんで!?なんで能力が―――「無駄ですよ」
五和「その紐と女教皇が持っている槍に貴方の電気は通用しません。
全て放つと同時に『相殺』されます」
御坂「そんな...」
神裂「これでわかったでしょう?今の貴方は無力です。
とにかく、貴方のしようとしたことは未遂にせよ重罪にあたります。
おとなしくしていてください」
五和「御坂さん。なぜあんな事をしたんですか?」
神裂「五和!」
五和「申し訳ありません、女教皇。
ですが、聞いてあげたいんです。御坂さんの気持ちも」
神裂「そんな事――「良くてよ」
神裂「あ、最大主教!?」
ローラ「元々は私が挑発をしたにつき、このような事になりしなのよ。
これに関する罪も無くてよし。全てなかった事にしたれ」
神裂「よろしいのですか?」
ローラ「ふん、貴様らとて当麻がいなければ来なかったであろう。
罪などあって無き。よって無実でいいわ」
神裂「・・・わかりました」
神裂「五和、話をする間もその拘束だけはしておきなさい」
五和「はい。さ、とにかく少し落ち着きましょうか」
その後、その場は一旦落ち着きを取り戻した。
神裂と五和にも上条が意識不明だとローラが説明し、とりあえず状況の把握もできた。
御坂は相変わらず拘束されたままであるが、別に正座を強いられる事もなく、
いたって普通にソファーに座らされた。
五和「で、なんであんな事をしたんですか?」
御坂「それは……そのぉ...」
神裂「よっぽどの事でもなければあそこまでやらないでしょう。
当麻を巻き込むかもしれなかったんですよ?」
ローラ「さーどうしてかしらねぇ?」ニヤニヤ
御坂「だって...」
五和「だって?」
御坂「だって!その女がコイツといっつもききききキスしてるっていうから!!」
五和「!?」
神裂「はぁ!?」
ローラ「さぁ、なんの事かしら?」
御坂「なんの事って…しらばっくれるってーの!?」
五和「どういう事ですか!?最大主教!!答えて下さい!!」
神裂「毎日…キス……」ブツブツ
御坂の衝撃発言によって何かが一気に最高潮にまで達した三人。
280: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:20:49.84 ID:4O1te6Mm0
ローラ「あら、私がいつキスをしてると言いたるのかしら?」
御坂「ちょっと!日本語も変になってるし、馬鹿にしてんの!?」
ローラ「私は別にキスをしとうとはいいにしもあらずよ?」
五和「どういう事ですか...?」
ローラ「確かに私は当麻の傍にずっといるとはいいたりね。
でもキスをしてるとは言いとらんわよ?」
御坂「え……で、でもさっきは!!」
神裂「はぁ……そんな挑発に...」
五和「それにそれだけであれを撃つのはちょっと...」
御坂「な、なによ!!仕方ないでしょ!?」
ローラ「ま、もうすぎさりし事よ。忘るるが良いわね」
そういってお茶を濁すローラ。
お茶を飲む姿はなんとも形容しがたい物があるが、中身は少々子供っぽいので困る。
神裂「まったく、最大主教も一体なにが面白くてこの子を挑発などしたんです?」
ローラ「あぁ、そうそう。それだったわ」
ローラ「美琴。先ほどは私がいつもキスをしているから怒ったのであったな?」
御坂「怒ってなんか…まぁ、ちょっとは...」
ローラ「なぜ?」
御坂「なんでって…?」
ローラ「別に、当麻は美琴の物でも無いでしょう?
なぜ怒ったの?別に私が当麻と何をするも自由とろう物でしょう?」
御坂「それは……その...」
五和「・・・」
神裂「・・・」
五和も神裂も御坂の返答を待っている。
正直に行ってしまえば、二人には御坂が上条の事を好きになっているなんてわかりきっている。
だから、今気になるのは「どれぐらい好きなのか」だ。
御坂「ちょっと!日本語も変になってるし、馬鹿にしてんの!?」
ローラ「私は別にキスをしとうとはいいにしもあらずよ?」
五和「どういう事ですか...?」
ローラ「確かに私は当麻の傍にずっといるとはいいたりね。
でもキスをしてるとは言いとらんわよ?」
御坂「え……で、でもさっきは!!」
神裂「はぁ……そんな挑発に...」
五和「それにそれだけであれを撃つのはちょっと...」
御坂「な、なによ!!仕方ないでしょ!?」
ローラ「ま、もうすぎさりし事よ。忘るるが良いわね」
そういってお茶を濁すローラ。
お茶を飲む姿はなんとも形容しがたい物があるが、中身は少々子供っぽいので困る。
神裂「まったく、最大主教も一体なにが面白くてこの子を挑発などしたんです?」
ローラ「あぁ、そうそう。それだったわ」
ローラ「美琴。先ほどは私がいつもキスをしているから怒ったのであったな?」
御坂「怒ってなんか…まぁ、ちょっとは...」
ローラ「なぜ?」
御坂「なんでって…?」
ローラ「別に、当麻は美琴の物でも無いでしょう?
なぜ怒ったの?別に私が当麻と何をするも自由とろう物でしょう?」
御坂「それは……その...」
五和「・・・」
神裂「・・・」
五和も神裂も御坂の返答を待っている。
正直に行ってしまえば、二人には御坂が上条の事を好きになっているなんてわかりきっている。
だから、今気になるのは「どれぐらい好きなのか」だ。
281: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:22:29.11 ID:4O1te6Mm0
御坂「私は…えっと」
ローラ「ん?」
御坂「…きだから...」ボソ
ローラ「なんといっとろうか聞きとれぬわよ~」
御坂「ああもう!!」
御坂「そうよ!!私はそいつの事が大好きなのよ!!」
ローラ「あら。随分大胆ね」
五和「上条さん起きてませんよね?」ヒソヒソ
神裂「恐らく大丈夫でしょう」ヒソヒソ
御坂「あ……」カァァ
ローラ「別にいいじゃない。減る物はなにも無いのだから」ズズー
御坂「い、いやでも!あああああたしなにをいって」
ローラ「まぁそこは置いときましょう。ここで詰まってては先に進まんもの。
美琴に聞きたいのはその次よ次」
御坂「な、なにゃ!?」
五和「にゃですって」ヒソヒソ
神裂「かみまみた」ヒソヒソ
ローラはお茶を飲みきると、湯呑をテーブルに置く。
それはその場を仕切りなおす合図である。
ローラ「さぁ御坂美琴。貴方は当麻が好きなのね?」
御坂「いいや!べ、別に好きって分けでもないし?」
五和「説得力ありませんよそのツンデレ……」
ローラ「まぁそこはいいのよ。では聞くが」
ローラ「美琴。貴方は当麻の傍に一生いると決まった時、
それを受け入れる覚悟はある?」
御坂「い、一生!?そそそそんなまだ早すぎるって!」
神裂「話が進みませんね」
五和「最大主教、それはどういう事ですか?」
ローラ「簡単な事。当麻の傍にいるという事は、
当麻に降りかかる不幸を自分も受けなければならないのよ?」
あるいは、自分が不幸にしてしまうかもしれないのに」
ローラ「それなのに先ほどのようなあんなささいな事で一々感情を
爆発させていては当麻の身が持たないわよ。
わかるでしょう?」
五和「なるほど……それもそうですね」ズズー
神裂「…」ゴクリ
御坂「私が……不幸をかける...?」
ローラ「あら、やっとまともになったわね」
ローラ「ん?」
御坂「…きだから...」ボソ
ローラ「なんといっとろうか聞きとれぬわよ~」
御坂「ああもう!!」
御坂「そうよ!!私はそいつの事が大好きなのよ!!」
ローラ「あら。随分大胆ね」
五和「上条さん起きてませんよね?」ヒソヒソ
神裂「恐らく大丈夫でしょう」ヒソヒソ
御坂「あ……」カァァ
ローラ「別にいいじゃない。減る物はなにも無いのだから」ズズー
御坂「い、いやでも!あああああたしなにをいって」
ローラ「まぁそこは置いときましょう。ここで詰まってては先に進まんもの。
美琴に聞きたいのはその次よ次」
御坂「な、なにゃ!?」
五和「にゃですって」ヒソヒソ
神裂「かみまみた」ヒソヒソ
ローラはお茶を飲みきると、湯呑をテーブルに置く。
それはその場を仕切りなおす合図である。
ローラ「さぁ御坂美琴。貴方は当麻が好きなのね?」
御坂「いいや!べ、別に好きって分けでもないし?」
五和「説得力ありませんよそのツンデレ……」
ローラ「まぁそこはいいのよ。では聞くが」
ローラ「美琴。貴方は当麻の傍に一生いると決まった時、
それを受け入れる覚悟はある?」
御坂「い、一生!?そそそそんなまだ早すぎるって!」
神裂「話が進みませんね」
五和「最大主教、それはどういう事ですか?」
ローラ「簡単な事。当麻の傍にいるという事は、
当麻に降りかかる不幸を自分も受けなければならないのよ?」
あるいは、自分が不幸にしてしまうかもしれないのに」
ローラ「それなのに先ほどのようなあんなささいな事で一々感情を
爆発させていては当麻の身が持たないわよ。
わかるでしょう?」
五和「なるほど……それもそうですね」ズズー
神裂「…」ゴクリ
御坂「私が……不幸をかける...?」
ローラ「あら、やっとまともになったわね」
282: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:23:54.99 ID:4O1te6Mm0
御坂「私が不幸かけるって……どういうこと?」
ローラ「さっきと同じよ」
ローラ「貴方の能力が当麻を気づつけるかもしれないと言ってるの」
御坂「...!!」
ローラ「聖人である神裂ならわかることでしょう?
自分のせいで周りの物がどんどん不幸になっていく様が」
神裂「そうですね…ええ、痛い程に」
御坂(聖人?)
御坂にとって初耳な聖人とは、神に祝福された者である。
自らにふりかかる「幸福」はただの人間の比ではない。
それ故に、不幸はまわりにまきちらされる。
それが今の神裂の聖人の認識だ。
(実際には周りの物が不幸になる事などなく、ただ自分と比べて不幸が浮き彫りになっているだけなのだが)
そこに正真正銘本当に不幸な少年上条当麻がきたらどうなるか。
そこは予想の範疇を超えた事が起こるかもしれない。
だからこそ神裂は怖いのだ。
たとえ自分が聖人でなかったとしても不幸な少年が、一体どうなるか……想像できないから。
五和「女教皇、大丈夫ですか?」
神裂「はい…心配する事などありませんよ、五和」
ローラ「美琴。貴方はそれを耐える覚悟はあるの?」
御坂「覚悟……」
ローラ「別に貴方が不幸をかけるとは必ずしもきまったわけではないわよ
でも、貴方のその幼い精神がどうなるかは目に見えてわかるの」
ローラ「貴方はまだ幼いのから、それがどう成長するかは分からないわ。、
でも、もしずっと今のままなら、貴方ただ当麻をいたずらに傷つけるだけよ?」
御坂「私は……」
ローラ「さぁ、どうなのかしら?」
神裂「・・・」
五和「御坂さん...」
御坂「私は……守る」
ローラ「ふむ……」
御坂「守ってみせるわよ!この……と、当麻の全部を!
私からも、不幸からも全部!!」
御坂が初めて他人に宣言をした瞬間。初めてちゃんと名前で呼んだ瞬間でもあった。
ローラ「さっきと同じよ」
ローラ「貴方の能力が当麻を気づつけるかもしれないと言ってるの」
御坂「...!!」
ローラ「聖人である神裂ならわかることでしょう?
自分のせいで周りの物がどんどん不幸になっていく様が」
神裂「そうですね…ええ、痛い程に」
御坂(聖人?)
御坂にとって初耳な聖人とは、神に祝福された者である。
自らにふりかかる「幸福」はただの人間の比ではない。
それ故に、不幸はまわりにまきちらされる。
それが今の神裂の聖人の認識だ。
(実際には周りの物が不幸になる事などなく、ただ自分と比べて不幸が浮き彫りになっているだけなのだが)
そこに正真正銘本当に不幸な少年上条当麻がきたらどうなるか。
そこは予想の範疇を超えた事が起こるかもしれない。
だからこそ神裂は怖いのだ。
たとえ自分が聖人でなかったとしても不幸な少年が、一体どうなるか……想像できないから。
五和「女教皇、大丈夫ですか?」
神裂「はい…心配する事などありませんよ、五和」
ローラ「美琴。貴方はそれを耐える覚悟はあるの?」
御坂「覚悟……」
ローラ「別に貴方が不幸をかけるとは必ずしもきまったわけではないわよ
でも、貴方のその幼い精神がどうなるかは目に見えてわかるの」
ローラ「貴方はまだ幼いのから、それがどう成長するかは分からないわ。、
でも、もしずっと今のままなら、貴方ただ当麻をいたずらに傷つけるだけよ?」
御坂「私は……」
ローラ「さぁ、どうなのかしら?」
神裂「・・・」
五和「御坂さん...」
御坂「私は……守る」
ローラ「ふむ……」
御坂「守ってみせるわよ!この……と、当麻の全部を!
私からも、不幸からも全部!!」
御坂が初めて他人に宣言をした瞬間。初めてちゃんと名前で呼んだ瞬間でもあった。
283: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:24:59.36 ID:4O1te6Mm0
ローラ「ふふ、いったわね」
ローラ「でも……そんな簡単にいくかしらね~」
御坂「どういうことよ...?」
ローラ「だって、当麻を自分の物にするのは……美琴ではないかもしれないのよ?」
ローラ「ねぇ?神裂に五和」
神裂「べ…べべべ別に私は当麻を自分の物になど」モジモジ
五和「ええ。上条さんは私の物です」
神裂「い、五和!?」
ローラ「さぁ、どうするのかしら~美琴?」
御坂「そんなの…決まってるわよ!!」
御坂「あんた達なんかに負ける分けないわよ!!
絶対にととと当麻は私の物にしてやるんだから!!」
ローラ(あらー随分と単純ね)
五和「私だって……私だって負けませんよ!!」
神裂「あうぅ…わ、私は...」
ローラ(こっちも炊きついちゃった。テヘ☆)
御坂「あんたみたいな地味な女になんかまけないわよ!!」
五和「じ、地味って……ひ、○○中学生にいわれたくありません!!」
御坂「んなっ……!さ、最近大きくなってきたわよ!!」
ローラ「まぁ、美琴の意思も確認できたしもういいわね」
ローラ「さ、貴方たち出ていきなさい。もう疲れたわ。神裂、あとは頼んだわよー」
神裂「は、はい!」
神裂「ほら、五和!いきますよ!!」
五和「あ、ちょっと女教皇!まだ話が!」
御坂「ちょっとぉ!この紐…ってかもはや縄じゃないの!!とれっていってのよー!!」
こうしてなんだかんだで騒然としていた部屋は一瞬にして静まり返った。
結局御坂は自分の気持ちに素直(?)になれたのだ。
結果オーライ……という事にしておいても問題はないだろう。
これも全てローラの誘導故なのだが。
ローラ「はぁ……それにしても扱いやすいわねー」
ローラ「まだまだ子供ね」
御坂の顔を思い出しながら呟くローラ。
あれで高位の能力者なのだ。皮肉な物だと思う。
ローラ「でも……そんな簡単にいくかしらね~」
御坂「どういうことよ...?」
ローラ「だって、当麻を自分の物にするのは……美琴ではないかもしれないのよ?」
ローラ「ねぇ?神裂に五和」
神裂「べ…べべべ別に私は当麻を自分の物になど」モジモジ
五和「ええ。上条さんは私の物です」
神裂「い、五和!?」
ローラ「さぁ、どうするのかしら~美琴?」
御坂「そんなの…決まってるわよ!!」
御坂「あんた達なんかに負ける分けないわよ!!
絶対にととと当麻は私の物にしてやるんだから!!」
ローラ(あらー随分と単純ね)
五和「私だって……私だって負けませんよ!!」
神裂「あうぅ…わ、私は...」
ローラ(こっちも炊きついちゃった。テヘ☆)
御坂「あんたみたいな地味な女になんかまけないわよ!!」
五和「じ、地味って……ひ、○○中学生にいわれたくありません!!」
御坂「んなっ……!さ、最近大きくなってきたわよ!!」
ローラ「まぁ、美琴の意思も確認できたしもういいわね」
ローラ「さ、貴方たち出ていきなさい。もう疲れたわ。神裂、あとは頼んだわよー」
神裂「は、はい!」
神裂「ほら、五和!いきますよ!!」
五和「あ、ちょっと女教皇!まだ話が!」
御坂「ちょっとぉ!この紐…ってかもはや縄じゃないの!!とれっていってのよー!!」
こうしてなんだかんだで騒然としていた部屋は一瞬にして静まり返った。
結局御坂は自分の気持ちに素直(?)になれたのだ。
結果オーライ……という事にしておいても問題はないだろう。
これも全てローラの誘導故なのだが。
ローラ「はぁ……それにしても扱いやすいわねー」
ローラ「まだまだ子供ね」
御坂の顔を思い出しながら呟くローラ。
あれで高位の能力者なのだ。皮肉な物だと思う。
284: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:27:05.78 ID:4O1te6Mm0
ローラ「さて、そろそろ……」
ローラ「当麻ーおきたれー」ペシペシ
上条の顔を軽くたたき起こす。
上条「ん……あれ?こ、ここはどこだ!?」ガバァ
ローラ「ど、どうしたるの!?」
上条「ゆ、夢か……」ハァハァ
ローラ「いったいどんな夢をみてたの?」
上条「俺とローラが結婚して寮生活するゆ……あ」
ローラ「え……?」
上条(しぃいいいまったあああああああああ!!)
ローラ「そ、そんな……って、寮生活!?」
上条「えそっちですか!?」
ローラ「ま、まぁ夢なんだから、大丈夫大丈夫」ボソボソ
上条「一体なにがどうなってんだこりゃ……」
上条「・・・」
上条「なぁ……ローラ」
ローラ「ん?どうしたるの、当麻」
上条「そのー……なんていうか」
ローラ「?」
上条「すんげえ急に言うけどさ……」
上条「えーっと…こ、これからも……よろしくな」///
ローラ「きゅ、急にどうしたの...?」
上条「いや、なんかさ。これからどれぐらい一緒にいるかなんてわかんねえはずなんだけどさ、
ずっと一緒にいるような気がして……な」
ローラ「もう…当麻ったら」ギュ
上条「あぁいや!変な意味とかありませんからね!?誤解だけはしないでほしいんですよ!」
ローラ「そんなの……分かってるわよ...」
ローラ「私だって……」
部屋に差し込む紅色の夕日が、二人の頬に描かれる色を上から塗りつぶす。
だが、それでもこの二人の間の淡い空気だけは上書きなどできないだろう。
こんな時が永遠に続く。そう信じる二人。
永遠に続くかどうかはこの二人が決められる。
一瞬か、永遠か。
どちらを取るかは……この二人次第である。
ローラ「当麻ーおきたれー」ペシペシ
上条の顔を軽くたたき起こす。
上条「ん……あれ?こ、ここはどこだ!?」ガバァ
ローラ「ど、どうしたるの!?」
上条「ゆ、夢か……」ハァハァ
ローラ「いったいどんな夢をみてたの?」
上条「俺とローラが結婚して寮生活するゆ……あ」
ローラ「え……?」
上条(しぃいいいまったあああああああああ!!)
ローラ「そ、そんな……って、寮生活!?」
上条「えそっちですか!?」
ローラ「ま、まぁ夢なんだから、大丈夫大丈夫」ボソボソ
上条「一体なにがどうなってんだこりゃ……」
上条「・・・」
上条「なぁ……ローラ」
ローラ「ん?どうしたるの、当麻」
上条「そのー……なんていうか」
ローラ「?」
上条「すんげえ急に言うけどさ……」
上条「えーっと…こ、これからも……よろしくな」///
ローラ「きゅ、急にどうしたの...?」
上条「いや、なんかさ。これからどれぐらい一緒にいるかなんてわかんねえはずなんだけどさ、
ずっと一緒にいるような気がして……な」
ローラ「もう…当麻ったら」ギュ
上条「あぁいや!変な意味とかありませんからね!?誤解だけはしないでほしいんですよ!」
ローラ「そんなの……分かってるわよ...」
ローラ「私だって……」
部屋に差し込む紅色の夕日が、二人の頬に描かれる色を上から塗りつぶす。
だが、それでもこの二人の間の淡い空気だけは上書きなどできないだろう。
こんな時が永遠に続く。そう信じる二人。
永遠に続くかどうかはこの二人が決められる。
一瞬か、永遠か。
どちらを取るかは……この二人次第である。
285: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:27:58.71 ID:4O1te6Mm0
~上条の夢の中~
上条が気を失っている間。
上条『ここは……どこだ...?』
『当麻ー!』
上条『ん?』
『当麻ったら!こっちこっち!』
上条『この声……ローラ…か?』
ローラ『もう、どうしたの?』
上条『え?って、あぁれ?ここ、俺の寮か?』
ローラ『なにを言ってるの?当麻』
上条『なんで俺寮にいるんだ?いや、ってかなんでローラが?』
イン『当麻ーお腹がすいたんだよ!!』
上条『あれ?インデックス!?なんで!?』
イン『なにを変な事をいってるの当麻!いいから早くご飯が食べたいんだよ!
お腹がすいたんだよ!』
ローラ『もう当麻ったら。ねぼけてるのね』
上条『い、いや、俺はねぼけてなんか』
ローラ「ん…」チュ
上条(!?)
上条(あれ?なんだここ……俺の部屋?寝てるのか?)
上条が気を失っている間。
上条『ここは……どこだ...?』
『当麻ー!』
上条『ん?』
『当麻ったら!こっちこっち!』
上条『この声……ローラ…か?』
ローラ『もう、どうしたの?』
上条『え?って、あぁれ?ここ、俺の寮か?』
ローラ『なにを言ってるの?当麻』
上条『なんで俺寮にいるんだ?いや、ってかなんでローラが?』
イン『当麻ーお腹がすいたんだよ!!』
上条『あれ?インデックス!?なんで!?』
イン『なにを変な事をいってるの当麻!いいから早くご飯が食べたいんだよ!
お腹がすいたんだよ!』
ローラ『もう当麻ったら。ねぼけてるのね』
上条『い、いや、俺はねぼけてなんか』
ローラ「ん…」チュ
上条(!?)
上条(あれ?なんだここ……俺の部屋?寝てるのか?)
286: ゴミ箱 2012/02/26(日) 01:28:24.34 ID:4O1te6Mm0
ローラ『どう?起きたかしらん』
上条『ハッ!って今ローラなにを!?』
ローラ『ほっぺにチューってしただけじゃないの。それとも……唇が良かったかしら?』ニコ
上条『そういう問題じゃないとおもいますですはい!』
イン『朝っぱらからイチャイチャしないでほしいんだよ!!』
ローラ『良いじゃない、少しぐらい』
上条『い、一体なにがどうなってんだこりゃぁ』
ローラ『だって私達はもう……』
上条『もう……?』
ローラ『・・・・』パクパク
上条『あれ?おい、ローラ。どうした?』
イン『・・・・!』パクパク
上条『おい、インデックスまでどうしたんだ?』
上条『え?なんだこれ……俺の…体……透けてる...?』
ローラ『・・・!!』ギュ
上条『ってローラが普通に抱きついてきたぞなんだこれ!!』
上条『透けてんのに気が付いてないのかこの二人は……』
上条『とりあえず家の中を見て回るか』
上条『あれ?こんな写真置いてあったか?』
上条『・・・ゑ?』
上条『これって……結婚式...だよな?』
上条『なんでローラが…?相手は……俺!?』
上条『は!?え!?』
上条『俺ってローラと結婚してんの!?え!?!?』
上条『そ、そうだ!表札!表札!!』バタバタガチャン
上条『嘘……だろ…?』ワナワナ
上条『上条……ローラ?』
上条『いったいどうなって……?』
上条『あれ…急に眠く...』
上条『そうか……ってことは、ローラは俺と新婚生活してんのか...?』
上条『い、いみがぁ……』バタン
良い夢見やがって……
上条『ハッ!って今ローラなにを!?』
ローラ『ほっぺにチューってしただけじゃないの。それとも……唇が良かったかしら?』ニコ
上条『そういう問題じゃないとおもいますですはい!』
イン『朝っぱらからイチャイチャしないでほしいんだよ!!』
ローラ『良いじゃない、少しぐらい』
上条『い、一体なにがどうなってんだこりゃぁ』
ローラ『だって私達はもう……』
上条『もう……?』
ローラ『・・・・』パクパク
上条『あれ?おい、ローラ。どうした?』
イン『・・・・!』パクパク
上条『おい、インデックスまでどうしたんだ?』
上条『え?なんだこれ……俺の…体……透けてる...?』
ローラ『・・・!!』ギュ
上条『ってローラが普通に抱きついてきたぞなんだこれ!!』
上条『透けてんのに気が付いてないのかこの二人は……』
上条『とりあえず家の中を見て回るか』
上条『あれ?こんな写真置いてあったか?』
上条『・・・ゑ?』
上条『これって……結婚式...だよな?』
上条『なんでローラが…?相手は……俺!?』
上条『は!?え!?』
上条『俺ってローラと結婚してんの!?え!?!?』
上条『そ、そうだ!表札!表札!!』バタバタガチャン
上条『嘘……だろ…?』ワナワナ
上条『上条……ローラ?』
上条『いったいどうなって……?』
上条『あれ…急に眠く...』
上条『そうか……ってことは、ローラは俺と新婚生活してんのか...?』
上条『い、いみがぁ……』バタン
良い夢見やがって……
296: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:05:35.39 ID:23fFz/iQ0
~夕食時~
一同が食堂に集まり、またもやにぎやか(すぎる)な食事になるんだろうかと上条は思っていた。
・・・のだが、何時の間にか上条とローラ以外の人間は皆この家からいなくなっていた。
上条「それにしてもあいつらどこにいったんだ?」
ローラ「あやつらも暇ではないのよ、当麻」カチャカチャ
上条「ま、上条さんは平和なら良いんですけどね~...」カチャカチャ
確かに、かなり平和。というか、平穏。穏やかである。
なんというか、あの面子が来てからと言う物まともに静かな時と言うのを過ごせていなかった気がする。
まだ来てから一日しか経っていない筈なのだが、上条はもうギブアップしたいくらいだった。
なので、それはそれで良い事なのだがなぜか釈然としない。
上条(ま、考えててもしかたないか)パクパク
上条「ごちそうさんっと」
ローラ「ごちそうさま」
上条「ふぅー、ローラの料理も中々だな」
ローラ「ふふん、当たり前よ」
上条「これなら毎日でもいいと思いますよ」
ローラ「毎日……」
上条が何気なく放った一言で、妄想を始めるローラ。
ローラ(私が当麻に毎日……)
上条『はは、やっぱりローラの料理はおいしいなぁ』
ローラ『ふふ、当麻ったら♡』
上条『でも、俺はローラの方がもっとおいしいと思うんだ……』キリ
ローラ『と、当麻...』///
ローラ(・・・)ボケー
上条「さて、さっさと片付けをしますかね」
ローラ「ハッ!わ、私も片付けるわよ」
ローラ(わ、私ったらなにをこんな下品な事を……で、でも)チラ
上条「マヨラ~その手ーを、開く者などいなーいっていっけね、空耳だこれ」カチャカチャ
ローラ「っ!!」カァア
上条「ん?どうした。なんか顔赤いぞ?」
ローラ「ななななななんでもなきたるわよ!!」プイ
上条「?」
自分でした妄想のせいで顔を直視できなくなるとは何とも滑稽である。
ローラ「うぅ...」
ローラ(一体どうしたって言うの?・・・私)///
終始顔を赤らめているローラであった。
一同が食堂に集まり、またもやにぎやか(すぎる)な食事になるんだろうかと上条は思っていた。
・・・のだが、何時の間にか上条とローラ以外の人間は皆この家からいなくなっていた。
上条「それにしてもあいつらどこにいったんだ?」
ローラ「あやつらも暇ではないのよ、当麻」カチャカチャ
上条「ま、上条さんは平和なら良いんですけどね~...」カチャカチャ
確かに、かなり平和。というか、平穏。穏やかである。
なんというか、あの面子が来てからと言う物まともに静かな時と言うのを過ごせていなかった気がする。
まだ来てから一日しか経っていない筈なのだが、上条はもうギブアップしたいくらいだった。
なので、それはそれで良い事なのだがなぜか釈然としない。
上条(ま、考えててもしかたないか)パクパク
上条「ごちそうさんっと」
ローラ「ごちそうさま」
上条「ふぅー、ローラの料理も中々だな」
ローラ「ふふん、当たり前よ」
上条「これなら毎日でもいいと思いますよ」
ローラ「毎日……」
上条が何気なく放った一言で、妄想を始めるローラ。
ローラ(私が当麻に毎日……)
上条『はは、やっぱりローラの料理はおいしいなぁ』
ローラ『ふふ、当麻ったら♡』
上条『でも、俺はローラの方がもっとおいしいと思うんだ……』キリ
ローラ『と、当麻...』///
ローラ(・・・)ボケー
上条「さて、さっさと片付けをしますかね」
ローラ「ハッ!わ、私も片付けるわよ」
ローラ(わ、私ったらなにをこんな下品な事を……で、でも)チラ
上条「マヨラ~その手ーを、開く者などいなーいっていっけね、空耳だこれ」カチャカチャ
ローラ「っ!!」カァア
上条「ん?どうした。なんか顔赤いぞ?」
ローラ「ななななななんでもなきたるわよ!!」プイ
上条「?」
自分でした妄想のせいで顔を直視できなくなるとは何とも滑稽である。
ローラ「うぅ...」
ローラ(一体どうしたって言うの?・・・私)///
終始顔を赤らめているローラであった。
297: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:07:38.43 ID:23fFz/iQ0
結局、その後は何事もなく二人とも部屋に戻った。
上条「それにしても……静かだなぁー」
ローラ「そうね...」
当麻とローラはまたも、じっと部屋で座っている。勿論、夕方にも座っていたソファーだ。
やる事が無いと、逆にこれが「やる事」となってしまう。なんとも変な事だ。
上条「なんか、あいつらがいるのに慣れちまうとこれはこれで寂しいな」
ローラ「むー」
上条「へ…?」
ローラ「当麻は私と一緒にいるだけでは不満といいけるの?」
上条「いやいや別にそういうわけではありませんよ!?」
ローラ「もう…当麻ったら...」トス
ローラは隣に座る上条の肩によりかかる。
自分の体を預けるでけでなく、寄り添うと言った形だ。
上条「・・・はぁ」
上条「なんつーか……いろんな事に慣れちまったなぁ」
ローラ「いろんな事?」
上条「えーっと...」
上条は少し考え込み、なにか決心したように目を開く。
上条「た、例えば……こんな事とか」ギュ
ローラ「あ...」
上条は、寄りかかるローラの肩に手を回して自分にさらに抱き寄せた。
上条「いや……そのー...」///
ローラ「ふふ...♡」ギュ
別にローラは深く詮索をしようとはしなかった。
それをすると、この時間が壊れてしまう気がしたから。
ローラ(……やっぱり、そうなのかしらね)
上条(・・・)
ローラ(この思いが...)
今はまだ、確信するまでには至っていない。だが、なんとなくそうなんだろうと思う。
今のローラにはそれで十分であった...
298: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:09:29.57 ID:23fFz/iQ0
―――その状態でどれぐらいが経っただろうか。
少々寝そうになっていたローラに、上条が口を開く。
上条「なぁ、ローラ」
ローラ「ん...なぁに?当麻」
上条「ちょっとだけでいいからさ、少し俺に付き合ってくれないか?」
ローラ「なにをするの?」
上条「ただの散歩だよ」
299: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:10:09.88 ID:23fFz/iQ0
上条の言った通り、ローラは本当に散歩に付き合わされただけであった。
もう夜9時は回っている。今夜は丁度満月であった。
この家の周りには大きな建物は愚か、家と呼べる物すらもあまりない。
代わりにある物といえば、月明かりに照らされた川。
整備された道路の脇に咲く花々に、少し赤みがかった木々。なんの色であろうか。
なんと言うか、外国であるのに「風情」がある。
今は丁度12月に入ったところであった。
季節は冬であり、イギリスは日本と比べ寒い。それなのに、少なくとも花は咲いている。
ローラは夜に外に出たことがなかった。
だからこそ、この月明かりに照らされたこの道全てが真新しく見える。
ローラ「きれい……」
上条「そうだな……」
ここが夜だとこんなに映える物なのかと、
なぜもっと早くに知らなかったのだろうかと、ローラは少し後悔した。
今からでも、こんな風に上条と二人でこれるのだろうか?
ローラ「うぅ…」ブルブル
上条「ん?なんだ、寒いのか?」
ローラの服装は、良く冷える冬の夜だと言うのにいつも着ている修道服ひとつだけであった。
ローラ「予想以上に冷えたるのよ...」
上条「はぁ…仕方ねぇ」
そういう上条は、自分が着ていたダウンをローラに着せ、マフラーもまきつけた。
ローラ「当麻…良いの?」
上条「はは、上条さんは丈夫だから大丈夫なんですよ。それに、下にもまだ着てるしな」
上条は、自分が着ている厚めの服を引っ張って見せる。
だが、ローラはそれでは満足していない。
ローラ「なら、せめてこれぐらい」
上条「?」
ローラは自分に巻きつけられたマフラーを上条にも巻きつける。
丁度、恋愛物の映画やドラマで見られる、男女が一つのマフラーを共同で巻きつけるような感じだ。
ローラ「いいでしょう……?」
上条「ん~……なら、これもした方が良い…かな?」ギュ
ローラ「あ...」///
上条は言うなりローラの手を握る。
忘れてはならないが、上条は超が付くほどの鈍感朴人参野郎なのだ。
そんな上条が自分から女性の手を握るなど、一方通行が黄泉川に自分から抱きつくほどありえない事だ。
もう夜9時は回っている。今夜は丁度満月であった。
この家の周りには大きな建物は愚か、家と呼べる物すらもあまりない。
代わりにある物といえば、月明かりに照らされた川。
整備された道路の脇に咲く花々に、少し赤みがかった木々。なんの色であろうか。
なんと言うか、外国であるのに「風情」がある。
今は丁度12月に入ったところであった。
季節は冬であり、イギリスは日本と比べ寒い。それなのに、少なくとも花は咲いている。
ローラは夜に外に出たことがなかった。
だからこそ、この月明かりに照らされたこの道全てが真新しく見える。
ローラ「きれい……」
上条「そうだな……」
ここが夜だとこんなに映える物なのかと、
なぜもっと早くに知らなかったのだろうかと、ローラは少し後悔した。
今からでも、こんな風に上条と二人でこれるのだろうか?
ローラ「うぅ…」ブルブル
上条「ん?なんだ、寒いのか?」
ローラの服装は、良く冷える冬の夜だと言うのにいつも着ている修道服ひとつだけであった。
ローラ「予想以上に冷えたるのよ...」
上条「はぁ…仕方ねぇ」
そういう上条は、自分が着ていたダウンをローラに着せ、マフラーもまきつけた。
ローラ「当麻…良いの?」
上条「はは、上条さんは丈夫だから大丈夫なんですよ。それに、下にもまだ着てるしな」
上条は、自分が着ている厚めの服を引っ張って見せる。
だが、ローラはそれでは満足していない。
ローラ「なら、せめてこれぐらい」
上条「?」
ローラは自分に巻きつけられたマフラーを上条にも巻きつける。
丁度、恋愛物の映画やドラマで見られる、男女が一つのマフラーを共同で巻きつけるような感じだ。
ローラ「いいでしょう……?」
上条「ん~……なら、これもした方が良い…かな?」ギュ
ローラ「あ...」///
上条は言うなりローラの手を握る。
忘れてはならないが、上条は超が付くほどの鈍感朴人参野郎なのだ。
そんな上条が自分から女性の手を握るなど、一方通行が黄泉川に自分から抱きつくほどありえない事だ。
300: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:11:34.00 ID:23fFz/iQ0
そっからの二人は、なんの変哲もない、他愛も無い話をするだけ。
上条「それにしても、俺がこっちに来てからもう二週間近くか」
ローラ「まだそれしか経っとらんわね」
上条「いやいや、上条さんにとっては一年より長かったですよ」
ローラ「それは一体どうしてかしらん?」
上条「そ、それはですねぇ~...」
ローラ「ふふ、私も長く感じたわよ。当麻と過ごしたこの生活」
上条「ローラもか……?」
ローラ「当たり前じゃないの」
ローラ「だって、私の傍にはいつも当麻がいたじゃない」ギュ
そういってローラは、握る上条の手をさらに強く握る
上条「ローラ...そうだな。俺も、そうなのかもな」
ローラ「ふふっ♪」
それだけでも、十分なのだ。
301: ゴミ箱 2012/02/27(月) 23:13:03.96 ID:23fFz/iQ0
―――そうこうしている間に、二人はかなり歩いていた。
大体このあたりを一週してきたのだろう。目の前に上条邸があった。
上条とローラは、いつも思う。
「二人でいる時間は早すぎる」 と。
人間と言うのは楽しい事、望んでいる事をしている間は時間の感覚が早くなるのだ。
それが表すことは、言わずもがな。 二人にとって、この時間は「望まれているもの」なのだ。
終わりのない物など無い。全てに終わりがあるのだから、それは仕方のない事。
だが、この時間の終わり方は、意外な形でやってくる。
それは、ローラの最も望まない形でやってくる...
上条とローラが家の前に立ち、ローラが玄関を開けようとした時。
上条「まってくれ、ローラ」
ローラ「どうしたるの?当麻。はやくはいりましょう」
上条「その前に一つ、話しておきたいことがあるんだ」
ローラ「・・・」
ローラはそこで何かを感じ取り、黙り込む。
上条「俺も少し迷ってた。けど、やっぱりちゃんと話しをしなきゃだめだって思ったんだよ」
ローラ「一体……なんの事...?」
ローラの本能が、それは深く突っ込んではだめだと叫ぶ。
今から話を変え、逃げなければ。
だが、口から出る言葉は全く真逆の物。
上条「一つ、確認するぞ?」
ローラ「・・・」
上条「俺はローラの日本語を直すために、家庭教師をするためにきたんだよな?」
ローラ「今更そんな事確認するだなんて、一体どうしたの?」
なんとなく、声が裏返っている気がする。
自分はいま、怖がっているのか?
上条「ってことはさぁ。
もし、もしもローラのそれが治ったら、俺はもう帰らなきゃいけないんだよな?」
ローラ「あぁ……」
もう、ここまで来ては何もかも遅い。
これから何が起きるか。そんなこと、目に見えて分かる。
上条「なぁ…ローラ」
だが、拒絶などできない。
上条「ローラはもう……」
いくら耳をふさごうが、それだけは防げない。
上条「治ってる…んだよな...?」
その瞬間。ローラの中で、何かが崩れ落ちたのであった...
大体このあたりを一週してきたのだろう。目の前に上条邸があった。
上条とローラは、いつも思う。
「二人でいる時間は早すぎる」 と。
人間と言うのは楽しい事、望んでいる事をしている間は時間の感覚が早くなるのだ。
それが表すことは、言わずもがな。 二人にとって、この時間は「望まれているもの」なのだ。
終わりのない物など無い。全てに終わりがあるのだから、それは仕方のない事。
だが、この時間の終わり方は、意外な形でやってくる。
それは、ローラの最も望まない形でやってくる...
上条とローラが家の前に立ち、ローラが玄関を開けようとした時。
上条「まってくれ、ローラ」
ローラ「どうしたるの?当麻。はやくはいりましょう」
上条「その前に一つ、話しておきたいことがあるんだ」
ローラ「・・・」
ローラはそこで何かを感じ取り、黙り込む。
上条「俺も少し迷ってた。けど、やっぱりちゃんと話しをしなきゃだめだって思ったんだよ」
ローラ「一体……なんの事...?」
ローラの本能が、それは深く突っ込んではだめだと叫ぶ。
今から話を変え、逃げなければ。
だが、口から出る言葉は全く真逆の物。
上条「一つ、確認するぞ?」
ローラ「・・・」
上条「俺はローラの日本語を直すために、家庭教師をするためにきたんだよな?」
ローラ「今更そんな事確認するだなんて、一体どうしたの?」
なんとなく、声が裏返っている気がする。
自分はいま、怖がっているのか?
上条「ってことはさぁ。
もし、もしもローラのそれが治ったら、俺はもう帰らなきゃいけないんだよな?」
ローラ「あぁ……」
もう、ここまで来ては何もかも遅い。
これから何が起きるか。そんなこと、目に見えて分かる。
上条「なぁ…ローラ」
だが、拒絶などできない。
上条「ローラはもう……」
いくら耳をふさごうが、それだけは防げない。
上条「治ってる…んだよな...?」
その瞬間。ローラの中で、何かが崩れ落ちたのであった...
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