1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:03:34.06 ID:EtRLCPPj0
長門宅
キョン「長門、これはなんの冗談だ?」
長門「冗談ではない。今の彼女は安全」
朝倉「そう構えなくても大丈夫よ。行動パターンを書き換えられた今のあたしにあなたを殺害することは不可能だから。むしろ守っちゃう」
長門「天蓋領域の人型ターミナル後れをとることは許されない。今まで以上の安全を考慮した結果、彼女の所属と行動パターンを書き換えSOS団の、ひいてはあなたと涼宮ハルヒの護衛に特化させることになった」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1337349809(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
キョン「長門、これはなんの冗談だ?」
長門「冗談ではない。今の彼女は安全」
朝倉「そう構えなくても大丈夫よ。行動パターンを書き換えられた今のあたしにあなたを殺害することは不可能だから。むしろ守っちゃう」
長門「天蓋領域の人型ターミナル後れをとることは許されない。今まで以上の安全を考慮した結果、彼女の所属と行動パターンを書き換えSOS団の、ひいてはあなたと涼宮ハルヒの護衛に特化させることになった」
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引用元: ・朝倉「こんばんわ、キョン君」
涼宮ハルヒの憂鬱 朝倉涼子 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:04:29.46 ID:EtRLCPPj0
キョン「周防対策か…だが本当に大丈夫なんだろうな?俺はこいつに3度もナイフを突き付けられた揚句一回は実際に刺さってるんだ。正直、苦手意識どころか拒絶反応に近いレベルで顔を見合わせたくないのだが。」
朝倉「うーん、ごめんなさい。許して?ね?」ニコッ
キョン「…そんな笑顔でだまされると思うなよ?要するにまた所属やらが変われば俺を[ピーーー]んだろ?」
朝倉「そうねぇ。私自身、正直あなたの生死には興味ないもの。」
キョン「そらみたことか…」
朝倉「あなたが私に何を期待しているかは分からないけれど、長門さんだってそれは同じよ?」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:05:21.93 ID:EtRLCPPj0
キョン「同じなものか…。俺には分かる。それにお前もこの前言ってただろうが。長門は既に普通のインターフェイスとは違ってきているって」
朝倉「ええ、それは事実ね。異時間同位体との同期を行っていないからなのかしら?とはいえ情報総合思念体の意向によってその行動が制限、強制されるのは事実で…」
長門「私はあなたたちに危害を加えない…………」
キョン「………長門」
朝倉「…」
朝倉「…そう。ごめんなさいね。気を悪くしないで長門さん、キョン君。あたしが間違ってたみたい。」
長門「別にいい………」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:07:42.45 ID:EtRLCPPj0
キョン「それで今日は用ってのは朝倉復活披露宴で終わりか?」
長門「そう」
キョン「そうか。あれか?やっぱり朝倉は例によって俺のクラスに戻ることになるのか?」
長門「そうなる」
キョン「やれやれ。朝倉は二度とカナダから戻ってこなくていいぞと言っておいたのんだがなぁ」
朝倉「ふふふ、よろしくね。キョン君」
キョン「よろしくない。精神衛生上とてもよろしくない」
朝倉「あら、ひどいわ。これからはお隣さんだっていうのに」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:10:24.54 ID:EtRLCPPj0
キョン「…………はぁ?」
長門「彼女の住居はあなたの家の隣になる。これは安全性を求めた結果」
キョン「え?」
長門「天蓋領域の人型ターミナルは今後もあなたの周りに出没する可能性が極めて高い。しかし私が住居を変更するのは不自然なので彼女を配置することにした」
キョン「…」
キョン「え?」
朝倉「カナダに行くときにあの部屋は解約しちゃったし、もう転勤もないだろうから一軒家になったわ。って言い訳することになってるから覚えといてね?」
キョン「いやいやいや」
長門「天蓋領域は危険。有機生命体の生死という概念すら理解していない可能性がある。あなたの安全が最優先。我慢してほしい」
キョン「………」
キョン「なんてこった…」
長門「彼女の住居はあなたの家の隣になる。これは安全性を求めた結果」
キョン「え?」
長門「天蓋領域の人型ターミナルは今後もあなたの周りに出没する可能性が極めて高い。しかし私が住居を変更するのは不自然なので彼女を配置することにした」
キョン「…」
キョン「え?」
朝倉「カナダに行くときにあの部屋は解約しちゃったし、もう転勤もないだろうから一軒家になったわ。って言い訳することになってるから覚えといてね?」
キョン「いやいやいや」
長門「天蓋領域は危険。有機生命体の生死という概念すら理解していない可能性がある。あなたの安全が最優先。我慢してほしい」
キョン「………」
キョン「なんてこった…」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:12:51.85 ID:EtRLCPPj0
帰り道
キョン「夜道をお前と二人で帰宅といのは生命の危機しか感じられんな」
朝倉「相変わらず辛口ね」
キョン「…コンバットナイフは護衛時でも出してくれるな。本当にトラウマなんだ」
朝倉「分かったわ。でもそうビクビクしなくていいのよ?平常時なんてただの女子高校生なんだから」
キョン「俺の中ではお前がいる時点でもはや平常時じゃないんだ。」
朝倉「うーん。困ったわね」
キョン「困ってるのは俺の方だ」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:19:18.53 ID:EtRLCPPj0
朝倉「じゃあ苦手意識を克服するためにも一度わたしの体を破壊してみるのはどうかしら?」
キョン「破壊ってお前!何言ってんだ!!」
朝倉「あら、だってあなたがわたしを忌避するのは三度にわたって生命活動を脅かされたからでしょう?その気になったらわたしを破壊、機能停止できると理解した方が…」
キョン「馬鹿言うな。まともな神経した一般的男子高校生が『はいそうですか』といって同級生を殺せるわけないだろうが」
朝倉「わたしは死なないわよ?」
キョン「そういう問題じゃねえよ」
朝倉「ふーん。そういうものなの?」
キョン「破壊ってお前!何言ってんだ!!」
朝倉「あら、だってあなたがわたしを忌避するのは三度にわたって生命活動を脅かされたからでしょう?その気になったらわたしを破壊、機能停止できると理解した方が…」
キョン「馬鹿言うな。まともな神経した一般的男子高校生が『はいそうですか』といって同級生を殺せるわけないだろうが」
朝倉「わたしは死なないわよ?」
キョン「そういう問題じゃねえよ」
朝倉「ふーん。そういうものなの?」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:22:25.87 ID:EtRLCPPj0
朝倉「それにしても…あたしも長門さんみたいに変わっちゃうのかしら?」
キョン「は?」
朝倉「わたしは長門さんと同じく異時間同位体との同期の禁止、その他一部の機能を使用を封印されているの。エラーの蓄積によるインターフェイスの変化が見れるかどうかも兼ねての復帰なの」
キョン「…つまりどういうことだ?」
朝倉「長門さんの変化っていうのは条件さえ同じならばどのインターフェイスにも起こりうるものなのかって実験って言えば分かりやすいかしら」
キョン「…感情表現や自我の獲得ってことか?」
朝倉「人間で言うところの、ね。」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:25:46.54 ID:EtRLCPPj0
キョン「てことは待て、なんだ?それじゃお前は感情やら自我を持ってなかったっていうのか?」
朝倉「あらそうよ?いままでの受け答えや仕草その他もろもろはサンプルになった人物のものをそのままトレースしているだけだもの」
キョン「その割に俺には活き活きと殺しにかかってた気がするんだがな…」
朝倉「活き活きっていう表現がよく分からないけれど、私の中にエラーが発生したことを指すのならば正解ね。なんなのかしら?あのエラー…人の言葉で表現するのが難しいわね。定義が欲しい所だわ。そういえばこの間わたしの方が長門さんに近いって言ったでしょ?それはこのエラーが発生していたからなのよ」
キョン「…」
キョン「やっぱりお前は宇宙人なんだな」
朝倉「あらそうよ?いままでの受け答えや仕草その他もろもろはサンプルになった人物のものをそのままトレースしているだけだもの」
キョン「その割に俺には活き活きと殺しにかかってた気がするんだがな…」
朝倉「活き活きっていう表現がよく分からないけれど、私の中にエラーが発生したことを指すのならば正解ね。なんなのかしら?あのエラー…人の言葉で表現するのが難しいわね。定義が欲しい所だわ。そういえばこの間わたしの方が長門さんに近いって言ったでしょ?それはこのエラーが発生していたからなのよ」
キョン「…」
キョン「やっぱりお前は宇宙人なんだな」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:28:35.18 ID:EtRLCPPj0
朝倉「そうだ、はい、これ」
キョン「ん?何のカギだ?」
朝倉「わたしの家」
キョン「はぁ!?なんてもん渡してるんだお前!?」
朝倉「これから必要となるかもしれないもの、持っておいて。ね、お願い?」
キョン「必要になる事態ってどんな場合だ。簡単に家のカギを渡すんじゃありません。今が普通の女子高生ならなおさらだ」
朝倉「わたしの家にはシェルターとして常時多重に情報障壁を構築してあるわ。だから、いざとなったらうちに逃げ込んで欲しいの。それにそのカギはキョン君が使わないと開かないから心配ご無用よ?」
キョン「ん?何のカギだ?」
朝倉「わたしの家」
キョン「はぁ!?なんてもん渡してるんだお前!?」
朝倉「これから必要となるかもしれないもの、持っておいて。ね、お願い?」
キョン「必要になる事態ってどんな場合だ。簡単に家のカギを渡すんじゃありません。今が普通の女子高生ならなおさらだ」
朝倉「わたしの家にはシェルターとして常時多重に情報障壁を構築してあるわ。だから、いざとなったらうちに逃げ込んで欲しいの。それにそのカギはキョン君が使わないと開かないから心配ご無用よ?」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:31:29.02 ID:EtRLCPPj0
キョン「そういう意味じゃないんだが…そんなに状況は切迫してるのか?」
朝倉「さあ?でも備えあれば憂いなしって言うじゃない?だから準備しないで後悔したくないし、持っておいて」
キョン「…わかった」
朝倉「ちゃんといつでも使えるようにお家のカギと一緒にして持ち歩いてね?必ず守るけど…それでも一応」
キョン「わかったわかった。俺もまだ死にたくない。お守りとして持っておくよ」
朝倉「ふふ、ありがとう。それじゃあキョン君、また」
キョン「…おう」
朝倉「バイバイ!」
バタン
朝倉「さあ?でも備えあれば憂いなしって言うじゃない?だから準備しないで後悔したくないし、持っておいて」
キョン「…わかった」
朝倉「ちゃんといつでも使えるようにお家のカギと一緒にして持ち歩いてね?必ず守るけど…それでも一応」
キョン「わかったわかった。俺もまだ死にたくない。お守りとして持っておくよ」
朝倉「ふふ、ありがとう。それじゃあキョン君、また」
キョン「…おう」
朝倉「バイバイ!」
バタン
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:36:26.36 ID:EtRLCPPj0
キョン 自室
カチャカチャ… カチ
キョンは カギを キーホルダーに 装備した!! ▼
キョン「これでよしっと………。しかし…朝倉の家が隣ねぇ…」
窓<コンコン
キョン「ん?」
窓<コンコン
キョン「…まさか」
シャッ
キョン「………………やっぱりか」
カチャカチャ… カチ
キョンは カギを キーホルダーに 装備した!! ▼
キョン「これでよしっと………。しかし…朝倉の家が隣ねぇ…」
窓<コンコン
キョン「ん?」
窓<コンコン
キョン「…まさか」
シャッ
キョン「………………やっぱりか」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/19(土) 00:15:52.61 ID:DENH7HNx0
キョン 自室
カチャカチャ… カチ
キョンは カギを 装備した!!▼
キョン「これでよしっと。しかし…朝倉の家が隣ねぇ…」
窓<コンコン
キョン「ん?」
窓<コンコン
キョン「…まさか」
シャッ
キョン「やっぱりか」
ガラッ
朝倉「こんばんは、キョン君」
キョン「何と言うか…幼なじみポジションか?お前」
朝倉「窓伝いに行き来する仲って憧れない?そっち行っていいかしら?」
キョン「わからなくはないが、お前どこからそんな無駄知識を手に入れた。それとお断りだ。まだお前を信用してないからな」
朝倉「あら残念。ちなみに仕入れ先は少女漫画よ。マーマレードボーイって知ってる?」
キョン「あれか…ってそれだと窓伝いに来るのは男の方だろうに。それに俺はふさぎ込んでもないぞ」
朝倉「あら、結構詳しいわね。長門さんが本だからわたしは漫画を読めってことらしくてね。これも実験らしいわ。それよりちゃんとカギはつけた?」
キョン「そこは長門と条件同じにしないと実験にならないんじゃないのか…?まぁほれ、今やったとこだ」チャリ
朝倉「ん。確かに」
キョン「それだけか?」
朝倉「今日のところは…あっそうだ、キョン君オススメの漫画ある?」
キョン「んーそうだな…暁星記とか面白かったな」
朝倉「行政記?政治漫画?」
キョン「違う違う。暁に星の記録で暁星記、SF漫画だ」
朝倉「ふーん…暁星記ね。ありがとう覚えておくわ」
カチャカチャ… カチ
キョンは カギを 装備した!!▼
キョン「これでよしっと。しかし…朝倉の家が隣ねぇ…」
窓<コンコン
キョン「ん?」
窓<コンコン
キョン「…まさか」
シャッ
キョン「やっぱりか」
ガラッ
朝倉「こんばんは、キョン君」
キョン「何と言うか…幼なじみポジションか?お前」
朝倉「窓伝いに行き来する仲って憧れない?そっち行っていいかしら?」
キョン「わからなくはないが、お前どこからそんな無駄知識を手に入れた。それとお断りだ。まだお前を信用してないからな」
朝倉「あら残念。ちなみに仕入れ先は少女漫画よ。マーマレードボーイって知ってる?」
キョン「あれか…ってそれだと窓伝いに来るのは男の方だろうに。それに俺はふさぎ込んでもないぞ」
朝倉「あら、結構詳しいわね。長門さんが本だからわたしは漫画を読めってことらしくてね。これも実験らしいわ。それよりちゃんとカギはつけた?」
キョン「そこは長門と条件同じにしないと実験にならないんじゃないのか…?まぁほれ、今やったとこだ」チャリ
朝倉「ん。確かに」
キョン「それだけか?」
朝倉「今日のところは…あっそうだ、キョン君オススメの漫画ある?」
キョン「んーそうだな…暁星記とか面白かったな」
朝倉「行政記?政治漫画?」
キョン「違う違う。暁に星の記録で暁星記、SF漫画だ」
朝倉「ふーん…暁星記ね。ありがとう覚えておくわ」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:41:27.16 ID:EtRLCPPj0
キョン「それだけか?」
朝倉「今日のところは…あっそうだ、キョン君オススメの漫画ある?」
キョン「んーそうだな…暁星記とか面白かったな」
朝倉「行政記?政治漫画?」
キョン「違う違う。暁に星の記録で暁星記、SF漫画だ」
朝倉「ふーん…暁星記ね。ありがとう覚えておくわ」
朝倉「今日のところは…あっそうだ、キョン君オススメの漫画ある?」
キョン「んーそうだな…暁星記とか面白かったな」
朝倉「行政記?政治漫画?」
キョン「違う違う。暁に星の記録で暁星記、SF漫画だ」
朝倉「ふーん…暁星記ね。ありがとう覚えておくわ」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:46:36.01 ID:EtRLCPPj0
キョン妹「キョーンくーん!!ごーはーんーだーよー!!!」
キョン「おっと」
バタバタ バタン
キョン妹「あ、涼子ちゃん!!ごはんだよ!!」
キョン「あぁわかって…朝倉「えぇすぐに行くわ」ニコッ
キョン「…は?」
ヒョイッ ストッ
朝倉「これからよろしくね?」
キョン妹「わーい!!!」ぎゅっ
キョン「ぱーどぅん?」
キョン妹「今日はねー、カレーだよっ!!!」
朝倉「やったわね!カレー好き?」
キョン妹「うん!!大好き!!」
スタスタテクテク
キョン「…………えぇー?」ポツーン
キョン「おっと」
バタバタ バタン
キョン妹「あ、涼子ちゃん!!ごはんだよ!!」
キョン「あぁわかって…朝倉「えぇすぐに行くわ」ニコッ
キョン「…は?」
ヒョイッ ストッ
朝倉「これからよろしくね?」
キョン妹「わーい!!!」ぎゅっ
キョン「ぱーどぅん?」
キョン妹「今日はねー、カレーだよっ!!!」
朝倉「やったわね!カレー好き?」
キョン妹「うん!!大好き!!」
スタスタテクテク
キョン「…………えぇー?」ポツーン
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:49:20.20 ID:EtRLCPPj0
食後 キョン自室
朝倉「喜緑が父親に化けて、先にわたしとご挨拶に来たの。父子家庭で父は基本的に出張だって説明したらお母様が世話をかってでてくださったわ。あなたのお人よしって遺伝だったのね」クスクス
キョン(ということらしい。既に両親と妹は食事の時点で朝倉に篭絡されてしまった。情報操作はしていないらしいが…)
朝倉「どうしたの?」
キョン「どうしたもこうしたもあるか。変化がありすぎて頭がついていかん」
朝倉「頭がついていかないって良く表現は聞くし、辞書的な意味は知っているけれど実感…って言えばいいのかしら?根本で理解できていないから詳しく教えてほしいな」
朝倉「喜緑が父親に化けて、先にわたしとご挨拶に来たの。父子家庭で父は基本的に出張だって説明したらお母様が世話をかってでてくださったわ。あなたのお人よしって遺伝だったのね」クスクス
キョン(ということらしい。既に両親と妹は食事の時点で朝倉に篭絡されてしまった。情報操作はしていないらしいが…)
朝倉「どうしたの?」
キョン「どうしたもこうしたもあるか。変化がありすぎて頭がついていかん」
朝倉「頭がついていかないって良く表現は聞くし、辞書的な意味は知っているけれど実感…って言えばいいのかしら?根本で理解できていないから詳しく教えてほしいな」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:52:45.10 ID:EtRLCPPj0
キョン「詳しく…?そうだな、あれだ。殺人未遂が復活したと思ったら隣家に住むことになるわ朝晩顔を合わせなけりゃならんわ家族ほもう受け入れてるわでてんやわんやだ。っててんやわんやは分かるか?」
朝倉「混乱してるってことでしょ?」
キョン「そうだ。それに加えて、以前のお前と今のお前が違いすぎて頭で安全と分かっていても警戒してしまうから落ち着かん…腑に落ちない。そんな感じだ」
朝倉「落ち着かない…腑に落ちない…。うーん、なるほど表現が変わっただけで全然わからなかったわ…やっぱりこのエラー一つ一つを感情として定義付けないと言葉を実感できないのかな…」
朝倉「混乱してるってことでしょ?」
キョン「そうだ。それに加えて、以前のお前と今のお前が違いすぎて頭で安全と分かっていても警戒してしまうから落ち着かん…腑に落ちない。そんな感じだ」
朝倉「落ち着かない…腑に落ちない…。うーん、なるほど表現が変わっただけで全然わからなかったわ…やっぱりこのエラー一つ一つを感情として定義付けないと言葉を実感できないのかな…」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:55:25.20 ID:EtRLCPPj0
キョン「なんだ、今も発生してるのか?」
朝倉「えぇ。このエラーは人の言葉で表したらなんなのかしら。まだわたしには分からないわね」
キョン「…そうか」
朝倉「気になるけれど、今日はもう退散するわね。どうもわたしと一緒にいるのは落ち着かないんでしょ?あなたの精神に悪影響ならばあたしはなるべく関わらないから…」
キョン「あ、…いやスマン。落ち着かんのは確かだが安全なのは理解してる。だからそんなに哀しそうな顔をしないでくれ。罪悪感でそれこそ精神に悪い」
朝倉「…?あたしそんな顔してた?」
朝倉「えぇ。このエラーは人の言葉で表したらなんなのかしら。まだわたしには分からないわね」
キョン「…そうか」
朝倉「気になるけれど、今日はもう退散するわね。どうもわたしと一緒にいるのは落ち着かないんでしょ?あなたの精神に悪影響ならばあたしはなるべく関わらないから…」
キョン「あ、…いやスマン。落ち着かんのは確かだが安全なのは理解してる。だからそんなに哀しそうな顔をしないでくれ。罪悪感でそれこそ精神に悪い」
朝倉「…?あたしそんな顔してた?」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/18(金) 23:57:39.06 ID:EtRLCPPj0
キョン「………ああ。思わず自分を殺しにかかった奴に謝っちまうくらいには」
朝倉「じゃあ…このエラーが哀しみなのかな…?」
キョン「…」
朝倉「ふふふ。ありがとう。これで一つエラーに定義ができたわ。じゃあお休みなさい、キョン君」
ガラッ ヒョイッ
キョン「ああ、お休み」
朝倉「寝坊しちゃダメよ?」
キョン「はいはい」
朝倉「じゃあ、バイバイ」
カラカラカラカラ カチャ
朝倉「じゃあ…このエラーが哀しみなのかな…?」
キョン「…」
朝倉「ふふふ。ありがとう。これで一つエラーに定義ができたわ。じゃあお休みなさい、キョン君」
ガラッ ヒョイッ
キョン「ああ、お休み」
朝倉「寝坊しちゃダメよ?」
キョン「はいはい」
朝倉「じゃあ、バイバイ」
カラカラカラカラ カチャ
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/19(土) 00:01:30.70 ID:DENH7HNx0
キョン「………」
キョン「そういやあいつは明るくて社交的な奴だったか。あまりにナイフの印象が強すぎて忘れてたな」
ガラガラ カチャ シャッ
キョン「彼女は安全…か。だがあいつが俺を襲ったのは完全に奴の独断先行だったはずだよな………」
キョン「まぁ長門の言うことだから安全ではあるんだろうが…………」
キョン「やめだやめだ。とりあえず今日は疲れたしもう寝るか…」
朝倉 自宅 風呂
シャアアアアアアア
朝倉「ふふふ、明日はキョン君とどんなお話しできるかしら?」
朝倉「…?」
朝倉「ねぇキョン君。このエラーはなんて言うの?」
キョン「そういやあいつは明るくて社交的な奴だったか。あまりにナイフの印象が強すぎて忘れてたな」
ガラガラ カチャ シャッ
キョン「彼女は安全…か。だがあいつが俺を襲ったのは完全に奴の独断先行だったはずだよな………」
キョン「まぁ長門の言うことだから安全ではあるんだろうが…………」
キョン「やめだやめだ。とりあえず今日は疲れたしもう寝るか…」
朝倉 自宅 風呂
シャアアアアアアア
朝倉「ふふふ、明日はキョン君とどんなお話しできるかしら?」
朝倉「…?」
朝倉「ねぇキョン君。このエラーはなんて言うの?」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/19(土) 00:05:54.71 ID:DENH7HNx0
翌日 キョン自室
キョン妹「キョーンくーんおーきーてー!!!」
バスン
キョン「グホッ!!…ゲホッゲホッ!!何しやがる!!ゲホッ朝からフライングボディプレスなんてやるんじゃありません!!」
キョン妹「ごめんなさ~い」バタバタ
キョン「ったく…本格的に一度起こし方を改めさせなけりゃならんな…」
バタバタバタバタ
キョン妹「キョン君!!涼子ちゃんもうきてるよ!!」
キョン「おおぅ………………忘れてた……」
キョン妹「キョーンくーんおーきーてー!!!」
バスン
キョン「グホッ!!…ゲホッゲホッ!!何しやがる!!ゲホッ朝からフライングボディプレスなんてやるんじゃありません!!」
キョン妹「ごめんなさ~い」バタバタ
キョン「ったく…本格的に一度起こし方を改めさせなけりゃならんな…」
バタバタバタバタ
キョン妹「キョン君!!涼子ちゃんもうきてるよ!!」
キョン「おおぅ………………忘れてた……」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/19(土) 00:08:42.54 ID:DENH7HNx0
玄関
朝倉「おはようキョン君」
キョン「よう。いつもより早めに起こされたと思ったら…先に行っててくれりゃいいものを」
朝倉「一応わたしはあなたの護衛だから。一緒に登校しないとね」
キョン「護衛…ねぇ」
朝倉「そう。何かあってからじゃ遅いもの。涼宮さんの方にも長門さんがついてるわ」
キョン「そうなのか……ま、そういうことならよろしく頼む」
朝倉「ええ、もちろん!!」ニコッ
朝倉「おはようキョン君」
キョン「よう。いつもより早めに起こされたと思ったら…先に行っててくれりゃいいものを」
朝倉「一応わたしはあなたの護衛だから。一緒に登校しないとね」
キョン「護衛…ねぇ」
朝倉「そう。何かあってからじゃ遅いもの。涼宮さんの方にも長門さんがついてるわ」
キョン「そうなのか……ま、そういうことならよろしく頼む」
朝倉「ええ、もちろん!!」ニコッ
33: >>32それはキョンが胃潰瘍で死ぬ 2012/05/19(土) 00:12:51.43 ID:DENH7HNx0
朝倉「でね?とりあえずグランドラインに入る所までは読んだんだけど、人ってあんなに涙を流すものなの?」
キョン「ギャグとしての涙目表現もあるから一概には言えないが…まぁ海上レストランやアーロンパークは琴線に触れたのは確かだな」
朝倉「ふーん…よく分からないなぁ…」
谷口「ようキョン!!相変わらず哀愁漂う背中……って朝倉!?」
キョン「…よう」
朝倉「おはよう。えっと…谷口君だっけ?」
谷口「おおう……!!!覚えられてていたことに俺は感動したっ!!!」
キョン「ギャグとしての涙目表現もあるから一概には言えないが…まぁ海上レストランやアーロンパークは琴線に触れたのは確かだな」
朝倉「ふーん…よく分からないなぁ…」
谷口「ようキョン!!相変わらず哀愁漂う背中……って朝倉!?」
キョン「…よう」
朝倉「おはよう。えっと…谷口君だっけ?」
谷口「おおう……!!!覚えられてていたことに俺は感動したっ!!!」
36: ちなみに暁星記はお勧めですわよ 2012/05/19(土) 00:19:13.07 ID:DENH7HNx0
キョン「朝からうるさい奴だな、お前は。よくこの坂道を登ながらそれだけハイテンションでいられるものだ」
谷口「ここで上げずしてどこで上げようってんだ!!っていうかてめえはなんで朝倉と一緒に登校してやがるっ!!」
キョン「あーうるさいうるさい。たまたま家が近くなったから遭遇しやすくなっただけだ」
朝倉「あら、これから毎朝一緒よ?」
谷口「…………」
キョン「朝倉よ。お願いだから黙っててくれ」
谷口「キョンてめえ後でくぁwせdrftgyふじこlp!!!!」
谷口「ここで上げずしてどこで上げようってんだ!!っていうかてめえはなんで朝倉と一緒に登校してやがるっ!!」
キョン「あーうるさいうるさい。たまたま家が近くなったから遭遇しやすくなっただけだ」
朝倉「あら、これから毎朝一緒よ?」
谷口「…………」
キョン「朝倉よ。お願いだから黙っててくれ」
谷口「キョンてめえ後でくぁwせdrftgyふじこlp!!!!」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/05/19(土) 00:21:20.00 ID:DENH7HNx0
下駄箱
朝倉「それじゃあわたしは職員室に行くから」
キョン「おう」
谷口「朝倉どこのクラスなんだろうな」
朝倉「ふふふ、さあねぇ?それじゃ」パタパタパタパタ
谷口「あぁ…朝倉よ…お前は更に美しくなって帰って来た…願わくばその笑顔が我がクラスで輝かんことを…」
キョン(関係ない振りをしよう)スタスタスタスタ
谷口「あっ!!おいキョンてめえ待ちやがれ!!!!」
43: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 08:48:44.66 ID:DENH7HNx0
教室
キョン「よう」
ハルヒ「おはよう。あんたにしては早いわね」
キョン「まあな。朝から色々あったんだ」
ハルヒ「ふーん。ねえそれより聞いた?」
キョン「何をだ?」
ハルヒ「帰ってきたらしいわよ、朝倉。前もあんな時期に留学に出たかと思えば今回もこんな時期に帰ってくる。これは何かあるわよ!」ワクワク
キョン「いやなんもねえだろ。時期的にしっかり1年間留学しただけじゃないのか?よくわからんが」
ハルヒ「いいえ!絶対何かあるわ!!わたしがそう決めた!!今日の団活は朝倉の事情聴取よ!!!」
キョン「よう」
ハルヒ「おはよう。あんたにしては早いわね」
キョン「まあな。朝から色々あったんだ」
ハルヒ「ふーん。ねえそれより聞いた?」
キョン「何をだ?」
ハルヒ「帰ってきたらしいわよ、朝倉。前もあんな時期に留学に出たかと思えば今回もこんな時期に帰ってくる。これは何かあるわよ!」ワクワク
キョン「いやなんもねえだろ。時期的にしっかり1年間留学しただけじゃないのか?よくわからんが」
ハルヒ「いいえ!絶対何かあるわ!!わたしがそう決めた!!今日の団活は朝倉の事情聴取よ!!!」
46: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 09:03:52.19 ID:DENH7HNx0
キョン「お前朝倉にのっぴきならない事情があったらどうするんだよ」
ハルヒ「のっぴきならない事情って例えばどんなのよ?」
キョン「いやそれは俺の想像力のない頭ではわからんが、せめて事情聴取は穏やかな歓迎会を装ってやるとかだな、色々気の使いようはあるだろ」
ハルヒ「歓迎会を装った事情聴取…いいわね!あんたにしてはなかなかの良案よ!」
キョン「っていや、おい!どこに行く!?」
ハルヒ「有希やみくるちゃん達に伝えてさらに案を考えとくように言ってくるわ!」
バタバタバタバタ
キョン「まだ朝倉が参加できるか決まってないだろうに………」
ハルヒ「のっぴきならない事情って例えばどんなのよ?」
キョン「いやそれは俺の想像力のない頭ではわからんが、せめて事情聴取は穏やかな歓迎会を装ってやるとかだな、色々気の使いようはあるだろ」
ハルヒ「歓迎会を装った事情聴取…いいわね!あんたにしてはなかなかの良案よ!」
キョン「っていや、おい!どこに行く!?」
ハルヒ「有希やみくるちゃん達に伝えてさらに案を考えとくように言ってくるわ!」
バタバタバタバタ
キョン「まだ朝倉が参加できるか決まってないだろうに………」
48: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 09:28:01.52 ID:PmPsk96SO
国木田「やあキョン、おはよう」
キョン「おっす」
国木田「涼宮さんが飛んでいったけど何を話してたんだい?」
キョン「ああ、あいつは今日の団活へ向かって全力疾走中だ。ま、もし鶴屋さんにも声をかけてるようならお前らにも声をかけるよう言っとくさ」
国木田「ありがたいけどキョン、あまり他人に聞こえるところでその話題はしないでくれるかい?」
キョン「おっと、スマンな」
谷口「よう国木田!!」
国木田「おはよう谷口」
キョン「遅かったな」
谷口「少々催したんでな、便所寄って来た。それより聞けよ国木田!」
国木田「ん?どうかした?」
谷口「どうもこうも、ビッグニュースだぜ!!!あの、朝倉が戻って来たんだよ!!!」
キョン「おっす」
国木田「涼宮さんが飛んでいったけど何を話してたんだい?」
キョン「ああ、あいつは今日の団活へ向かって全力疾走中だ。ま、もし鶴屋さんにも声をかけてるようならお前らにも声をかけるよう言っとくさ」
国木田「ありがたいけどキョン、あまり他人に聞こえるところでその話題はしないでくれるかい?」
キョン「おっと、スマンな」
谷口「よう国木田!!」
国木田「おはよう谷口」
キョン「遅かったな」
谷口「少々催したんでな、便所寄って来た。それより聞けよ国木田!」
国木田「ん?どうかした?」
谷口「どうもこうも、ビッグニュースだぜ!!!あの、朝倉が戻って来たんだよ!!!」
49: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 09:44:28.12 ID:PmPsk96SO
岡部「ということで、自己紹介してくれ」
朝倉「はい。どうも皆さんおはようございます。お久しぶりの方も結構いますけど、はじめまして、朝倉涼子です。先日カナダより帰国しました。これからよろしくお願いします」
\パチパチパチパチ/ \キャーヒサシブリー!!/ \チョウカワイー!!/ \オレノヨメー!!/ ザワザワ
岡部「それじゃあ席だが…キリもいいし席替えもするか」
\ヒュー!!/ \サッスガオカベー!!/ \アサクラノトナリハオレノモノー!!!!/ ガヤガヤ
結果↓
窓 モブ モブ モブ モブ
窓 キョン 朝倉 俺 モブ
窓 ハルヒ
朝倉「よろしくね?キョン君、涼宮さん」
ハルヒ「ええこちらこそ」ニヤリ
キョン「なん……だと……」
朝倉「はい。どうも皆さんおはようございます。お久しぶりの方も結構いますけど、はじめまして、朝倉涼子です。先日カナダより帰国しました。これからよろしくお願いします」
\パチパチパチパチ/ \キャーヒサシブリー!!/ \チョウカワイー!!/ \オレノヨメー!!/ ザワザワ
岡部「それじゃあ席だが…キリもいいし席替えもするか」
\ヒュー!!/ \サッスガオカベー!!/ \アサクラノトナリハオレノモノー!!!!/ ガヤガヤ
結果↓
窓 モブ モブ モブ モブ
窓 キョン 朝倉 俺 モブ
窓 ハルヒ
朝倉「よろしくね?キョン君、涼宮さん」
ハルヒ「ええこちらこそ」ニヤリ
キョン「なん……だと……」
52: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 09:58:28.50 ID:PmPsk96SO
休み時間
朝倉「ここでもお隣りさんね」
キョン「ジーザス…」
ハルヒ「ここでも?」
朝倉「ええ。留学に行くときバタバタしてたから前のマンションはもう他の人が住んでたの。だから引越したんだけど、偶然キョン君のお家の隣でね?ビックリしちゃった」
ハルヒ「…………へぇ」
キョン ゾクッ
ハルヒ「まあいいわ。朝倉!!あんた今日の放課後空いてる!?」ガタッ
朝倉「ええ、得に予定はないわ。それにしても涼宮さんこの一年で大分かわった?」
ハルヒ「そうかしら?まあそんなことどうでもいいじゃない。放課後空いてるならよかったわ。我らSOS団はあなたの帰国祝いに招待するわっ!!」
朝倉「あら、うれしいわ。それじゃあ楽しみにしてるわね?」
ハルヒ「ええもちろん!!それじゃあキョン朝倉に粗相のないようにね!!あたしは他の団員に会いに行ってくるわ!!」バタバタ
朝倉「…観測してたから知ってるんだけれど、やっぱり変わったわね、彼女」
キョン「そうだな。さりげなく初会話じゃないのか?お前ら」
朝倉「そういえば会話らしい会話は始めてね」クスクス
朝倉「ここでもお隣りさんね」
キョン「ジーザス…」
ハルヒ「ここでも?」
朝倉「ええ。留学に行くときバタバタしてたから前のマンションはもう他の人が住んでたの。だから引越したんだけど、偶然キョン君のお家の隣でね?ビックリしちゃった」
ハルヒ「…………へぇ」
キョン ゾクッ
ハルヒ「まあいいわ。朝倉!!あんた今日の放課後空いてる!?」ガタッ
朝倉「ええ、得に予定はないわ。それにしても涼宮さんこの一年で大分かわった?」
ハルヒ「そうかしら?まあそんなことどうでもいいじゃない。放課後空いてるならよかったわ。我らSOS団はあなたの帰国祝いに招待するわっ!!」
朝倉「あら、うれしいわ。それじゃあ楽しみにしてるわね?」
ハルヒ「ええもちろん!!それじゃあキョン朝倉に粗相のないようにね!!あたしは他の団員に会いに行ってくるわ!!」バタバタ
朝倉「…観測してたから知ってるんだけれど、やっぱり変わったわね、彼女」
キョン「そうだな。さりげなく初会話じゃないのか?お前ら」
朝倉「そういえば会話らしい会話は始めてね」クスクス
55: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 10:15:58.59 ID:PmPsk96SO
授業中
朝倉「キョン君、悪いんだけど教科書見せてくれる?」コソッ
キョン「ん?ああそうか、いいぞ」
朝倉「ありがとう」ニコッ
ガタガタ
ハルヒ(近い近い近い近い近い!!!!)ギリィ…
キョン(ハルヒとはまた違うシャンプーの匂いがする…)
朝倉(今日はどの漫画読もうかしら…)
プスッ
キョン「痛っ!!おいハルヒやめろ」ボソボソ
ハルヒ「もうちょっと離れなさいよ。黒板が見えないじゃない!」ボソッ
キョン「お前黒板なんて見ないだろうが…」ボソリ
ハルヒ「うっさい!!」ボソッ
朝倉(やっぱりワンピースそのまま読もうかな)
朝倉「キョン君、悪いんだけど教科書見せてくれる?」コソッ
キョン「ん?ああそうか、いいぞ」
朝倉「ありがとう」ニコッ
ガタガタ
ハルヒ(近い近い近い近い近い!!!!)ギリィ…
キョン(ハルヒとはまた違うシャンプーの匂いがする…)
朝倉(今日はどの漫画読もうかしら…)
プスッ
キョン「痛っ!!おいハルヒやめろ」ボソボソ
ハルヒ「もうちょっと離れなさいよ。黒板が見えないじゃない!」ボソッ
キョン「お前黒板なんて見ないだろうが…」ボソリ
ハルヒ「うっさい!!」ボソッ
朝倉(やっぱりワンピースそのまま読もうかな)
57: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 10:44:10.10 ID:PmPsk96SO
国木田達はもっと離れてる。
あと2時間くらい書き込めない
お昼休み
ハルヒ ガタンッバタバタバタバタ
谷口「やー飯だ飯だ」
国木田「この椅子借りていいかい?」
モブ「あぁいいぜー」
キョン「あーしまった…朝バタバタしてたから弁当忘れたな…」
谷口「おーなら早く購買行かないとなくなるぞ?
キョン「そうだな…無駄な出費は痛いがしかたない…」ガタ
朝倉「あ、キョン君、はいこれお弁当」
谷口・国木田・モブ「!?」
キョン「………また漫画の影響か?」
朝倉「違うわよ。晩御飯お世話になってるからお昼は私が作ることになったの。だいたいお父さん(喜緑)のせいだけど…」
キョン「まぁ、そういうことなら有り難くいただくが…」
朝倉「うん。食べ終わったらわたしの机に置いといてね?」
キョン「おう…」
朝倉「じゃ、あの子達に呼ばれてるから」テクテク
谷口「おいキョン言い残したことはないな?」
キョン「待てっ!!話せばわかるっ!!」
谷口「桜田門外っ!!!!」ブンッ
キョン「あぶねぇっ!!」
国木田「キョンは罪作りな男だねぇ…」
あと2時間くらい書き込めない
お昼休み
ハルヒ ガタンッバタバタバタバタ
谷口「やー飯だ飯だ」
国木田「この椅子借りていいかい?」
モブ「あぁいいぜー」
キョン「あーしまった…朝バタバタしてたから弁当忘れたな…」
谷口「おーなら早く購買行かないとなくなるぞ?
キョン「そうだな…無駄な出費は痛いがしかたない…」ガタ
朝倉「あ、キョン君、はいこれお弁当」
谷口・国木田・モブ「!?」
キョン「………また漫画の影響か?」
朝倉「違うわよ。晩御飯お世話になってるからお昼は私が作ることになったの。だいたいお父さん(喜緑)のせいだけど…」
キョン「まぁ、そういうことなら有り難くいただくが…」
朝倉「うん。食べ終わったらわたしの机に置いといてね?」
キョン「おう…」
朝倉「じゃ、あの子達に呼ばれてるから」テクテク
谷口「おいキョン言い残したことはないな?」
キョン「待てっ!!話せばわかるっ!!」
谷口「桜田門外っ!!!!」ブンッ
キョン「あぶねぇっ!!」
国木田「キョンは罪作りな男だねぇ…」
58: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 12:25:39.50 ID:PmPsk96SO
谷口「おいキョン、このひじきをやるからその朝倉印の弁当を寄越せ」
キョン「断る。何が悲しゅうてひじきのみで昼飯を済ませなきゃいかんのだ」
国木田「それにしてもまさかキョンと朝倉さんがお互いの家を行き来する仲だったとはね…」
キョン「親同士が勝手に決めてただけだ。俺の意思は介在してねえよ」
谷口「そうだとしてもお前がうらやましい!!憎い!!代われ!!」
キョン「まぁ原因はお前の元カノなんだがな…」ボソリ
谷口「あ?なんか言ったか?」
キョン「いや、別に…」
キョン「断る。何が悲しゅうてひじきのみで昼飯を済ませなきゃいかんのだ」
国木田「それにしてもまさかキョンと朝倉さんがお互いの家を行き来する仲だったとはね…」
キョン「親同士が勝手に決めてただけだ。俺の意思は介在してねえよ」
谷口「そうだとしてもお前がうらやましい!!憎い!!代われ!!」
キョン「まぁ原因はお前の元カノなんだがな…」ボソリ
谷口「あ?なんか言ったか?」
キョン「いや、別に…」
59: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 12:36:29.87 ID:PmPsk96SO
カパッ
国木田「へぇ、彩り綺麗だね」
キョン「そうだな。(一応毒味させてみるか…)ほれ谷口コロッケを一つやろう」
谷口「マジか!?返せと言われても返さんからな!?」
キョン「いいから食ってみろ」
谷口 パクッ
キョン「…どうだ?」
谷口「よく弁当に入ってる冷凍コロッケだってのに、朝倉の手を介すだけでこんなにも旨く感じるものなのか…キョン、悪いことは言わない。お前には過ぎた幸福だ。これは皆で分け合わなければならない神からの、いや天使からの賜り物だ。独占は許されない」
キョン「大丈夫そうだがダメだったな」
国木田「気持ち悪いねぇ」
国木田「へぇ、彩り綺麗だね」
キョン「そうだな。(一応毒味させてみるか…)ほれ谷口コロッケを一つやろう」
谷口「マジか!?返せと言われても返さんからな!?」
キョン「いいから食ってみろ」
谷口 パクッ
キョン「…どうだ?」
谷口「よく弁当に入ってる冷凍コロッケだってのに、朝倉の手を介すだけでこんなにも旨く感じるものなのか…キョン、悪いことは言わない。お前には過ぎた幸福だ。これは皆で分け合わなければならない神からの、いや天使からの賜り物だ。独占は許されない」
キョン「大丈夫そうだがダメだったな」
国木田「気持ち悪いねぇ」
60: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 13:07:51.67 ID:PmPsk96SO
キョン「うむ、うまかった。ごちそうさま」カポッ
谷口「ちっ…結局ほとんど一人で食いやがった…」
キョン「当たり前だろ。ちょっくらトイレ行ってくるわ」カタン
国木田「行ってらっしゃい」
谷口「おう」
廊下 トイレ前
キョン「お、よう古泉」
古泉「これはこれは、こんにちは」
キョン「鞄持ってどうした?」
古泉「あ、僕は先程登校したばかりでして…」
キョン「…閉鎖空間か?」
古泉「ええ、まあ…たいしたことはありませんでしたよ」
キョン「もしかして俺のせいか?」
古泉「いえ、根本的には天蓋領域のせいでしょうね。朝倉さんが復帰したことに対して少々思うことがあるのでは?小さい閉鎖空間がポツポツと出現する程度です。一時間あたりの出現数が多かったので僕もバイトをしなければなりませんでしたが、あの程度ならよくあることです。ご安心ください」
キョン「そうか…なんか改めて聞くとお前らも大変だな」
古泉「僕らが天蓋領域と総合情報思念体に対してできることなんてこれくらいのことしかありませんが…ありがとうございます。ところで、朝倉はどうですか?」
キョン「どうって…まぁ昨日なんかはこれからどうなるもんかと思ったが長門の言う通り安全そうだな。まあまだ落ち着かんが。あと顔が近いぞ古泉」
古泉「おっとこれは失礼いたしました。しかしこれからも注意してください。橘の一派などは我々が対処できますが、相手は宇宙人です。くれぐれも彼女達に気をつけてください」
キョン「…その彼女達ってのは長門も入ってるのか?」
古泉「僕個人としては長門さんは信頼に足る人物と認識していますし、同じ団員です。実際信用しています。しかし朝倉さんは一度独断先行であなたを襲っていますし、天蓋領域に至っては目的の輪郭すら掴めません」
キョン「まぁな。あいつら二人、特に周防はかなり不安だ」
古泉「ええ。それに総合情報思念体も目的の全容も分かっていませんからですから機関としての意見は宇宙人は信用しすぎるな、とのことなのです」
キョン「わかったよ。お前個人の意見じゃないってことだろ?お前が長門も疑ってないならそれならいいさ。頭の隅に置いておこう。俺も地球は宇宙人の遊び場じゃないとは思ってるしな」
古泉「これは…もしかしてまた僕は無駄に言葉を連ね過ぎましたかね?」
キョン「それがお前のキャラクターだろ?」
古泉「そうですね」クスッ
谷口「ちっ…結局ほとんど一人で食いやがった…」
キョン「当たり前だろ。ちょっくらトイレ行ってくるわ」カタン
国木田「行ってらっしゃい」
谷口「おう」
廊下 トイレ前
キョン「お、よう古泉」
古泉「これはこれは、こんにちは」
キョン「鞄持ってどうした?」
古泉「あ、僕は先程登校したばかりでして…」
キョン「…閉鎖空間か?」
古泉「ええ、まあ…たいしたことはありませんでしたよ」
キョン「もしかして俺のせいか?」
古泉「いえ、根本的には天蓋領域のせいでしょうね。朝倉さんが復帰したことに対して少々思うことがあるのでは?小さい閉鎖空間がポツポツと出現する程度です。一時間あたりの出現数が多かったので僕もバイトをしなければなりませんでしたが、あの程度ならよくあることです。ご安心ください」
キョン「そうか…なんか改めて聞くとお前らも大変だな」
古泉「僕らが天蓋領域と総合情報思念体に対してできることなんてこれくらいのことしかありませんが…ありがとうございます。ところで、朝倉はどうですか?」
キョン「どうって…まぁ昨日なんかはこれからどうなるもんかと思ったが長門の言う通り安全そうだな。まあまだ落ち着かんが。あと顔が近いぞ古泉」
古泉「おっとこれは失礼いたしました。しかしこれからも注意してください。橘の一派などは我々が対処できますが、相手は宇宙人です。くれぐれも彼女達に気をつけてください」
キョン「…その彼女達ってのは長門も入ってるのか?」
古泉「僕個人としては長門さんは信頼に足る人物と認識していますし、同じ団員です。実際信用しています。しかし朝倉さんは一度独断先行であなたを襲っていますし、天蓋領域に至っては目的の輪郭すら掴めません」
キョン「まぁな。あいつら二人、特に周防はかなり不安だ」
古泉「ええ。それに総合情報思念体も目的の全容も分かっていませんからですから機関としての意見は宇宙人は信用しすぎるな、とのことなのです」
キョン「わかったよ。お前個人の意見じゃないってことだろ?お前が長門も疑ってないならそれならいいさ。頭の隅に置いておこう。俺も地球は宇宙人の遊び場じゃないとは思ってるしな」
古泉「これは…もしかしてまた僕は無駄に言葉を連ね過ぎましたかね?」
キョン「それがお前のキャラクターだろ?」
古泉「そうですね」クスッ
61: 改めてハルヒの世界って風呂敷広げすぎだと思うわ ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 13:17:28.56 ID:PmPsk96SO
古泉「とこで、プレゼントは決まりましたか?」
キョン「あ、いやー…まぁ…考え中だ」
古泉「あなたの大役です。ゆめゆめお忘れにならないようお願いしますよ?
キョン「ああ。そういやハルヒから今日の団活聞いたか?」
古泉「ええ。メールが来ていました。朝倉さんの歓迎会らしいですね」
キョン「そうらしい。ま、何をするかわからんがなるべく機嫌は損ねないようにするさ」
古泉「そこまでお気になさらなくてもいいんですよ?それが僕達の存在理由ですし」
キョン「お前はいいとして森さんや新川さんに俺のせいで迷惑かけたくないからな。まそういうことだ、じゃあな」
古泉「ええ。また後で」
スタスタスタスタ
古泉「彼も変わりましたね…」
キョン「あっ…トイレ行ってないわ…」
キョン「あ、いやー…まぁ…考え中だ」
古泉「あなたの大役です。ゆめゆめお忘れにならないようお願いしますよ?
キョン「ああ。そういやハルヒから今日の団活聞いたか?」
古泉「ええ。メールが来ていました。朝倉さんの歓迎会らしいですね」
キョン「そうらしい。ま、何をするかわからんがなるべく機嫌は損ねないようにするさ」
古泉「そこまでお気になさらなくてもいいんですよ?それが僕達の存在理由ですし」
キョン「お前はいいとして森さんや新川さんに俺のせいで迷惑かけたくないからな。まそういうことだ、じゃあな」
古泉「ええ。また後で」
スタスタスタスタ
古泉「彼も変わりましたね…」
キョン「あっ…トイレ行ってないわ…」
62: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 13:35:03.73 ID:PmPsk96SO
教室
谷口「だからあの女子高にはな…って遅かったな」
国木田「あ、お帰り」
キョン「おう、古泉に会ってな」
ハルヒ「あ、古泉君来たの?朝クラスにいなかったのよね」
キョン「おうさっき来たみたいだぞ。ちゃんとメールは見たらしい」
ハルヒ「ふーん、ならいっか」
朝倉「あ、お帰りなさい涼宮さん。今日は何食べたの?」スタスタ
ハルヒ「ん?特別メニューのビビンバ定食ね」
キョン「そんなもんあったか?」
国木田「たしか『おばさんの限定50食特別メニュー』じゃなかった?」
ハルヒ「そうそれ。普通のメニューなんて飽きたし」
谷口「あれいつも食券買えずじまいたから諦めたわ」
ハルヒ「ふんっ根性なしね。あれくらいの競争にも勝てないなんてとんだ雑魚だわ」
谷口「んだと!?」
ハルヒ「あんたは一生ママのお手製弁当食べてなさい。愛を注がれてるだけよかったじゃない」
キョン「あぁそうだ弁当…朝倉、これ。ありがとう。うまかった」
朝倉「あ、うん(あれ?エラー?)」
ハルヒ「……………………………………」
特進クラス
プルルルルルル…ピッ
古泉「………はい」
谷口「だからあの女子高にはな…って遅かったな」
国木田「あ、お帰り」
キョン「おう、古泉に会ってな」
ハルヒ「あ、古泉君来たの?朝クラスにいなかったのよね」
キョン「おうさっき来たみたいだぞ。ちゃんとメールは見たらしい」
ハルヒ「ふーん、ならいっか」
朝倉「あ、お帰りなさい涼宮さん。今日は何食べたの?」スタスタ
ハルヒ「ん?特別メニューのビビンバ定食ね」
キョン「そんなもんあったか?」
国木田「たしか『おばさんの限定50食特別メニュー』じゃなかった?」
ハルヒ「そうそれ。普通のメニューなんて飽きたし」
谷口「あれいつも食券買えずじまいたから諦めたわ」
ハルヒ「ふんっ根性なしね。あれくらいの競争にも勝てないなんてとんだ雑魚だわ」
谷口「んだと!?」
ハルヒ「あんたは一生ママのお手製弁当食べてなさい。愛を注がれてるだけよかったじゃない」
キョン「あぁそうだ弁当…朝倉、これ。ありがとう。うまかった」
朝倉「あ、うん(あれ?エラー?)」
ハルヒ「……………………………………」
特進クラス
プルルルルルル…ピッ
古泉「………はい」
64: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 14:21:36.24 ID:DENH7HNx0
放課後
ハルヒ「ほら行くわよキョン!朝倉!」
キョン「へいへい」
ハルヒ「返事はハイで1回よ!」
朝倉「はーい」
文芸部室
コンコン
<ハーイドウゾー
ガチャ
朝比奈「こんにちは、涼宮さん、キョン君それから朝倉さん」ニコッ
キョン「こんにちは朝比奈さん今日も素敵ですね」
朝倉「こんにちは朝比奈先輩。今日はお邪魔します」
朝比奈「ふふふ、ゆっくりしていってくださいねー」
ハルヒ「ほら行くわよキョン!朝倉!」
キョン「へいへい」
ハルヒ「返事はハイで1回よ!」
朝倉「はーい」
文芸部室
コンコン
<ハーイドウゾー
ガチャ
朝比奈「こんにちは、涼宮さん、キョン君それから朝倉さん」ニコッ
キョン「こんにちは朝比奈さん今日も素敵ですね」
朝倉「こんにちは朝比奈先輩。今日はお邪魔します」
朝比奈「ふふふ、ゆっくりしていってくださいねー」
66: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 14:32:12.64 ID:DENH7HNx0
ハルヒ「あれ?古泉君がいないわね。どうしてるか知ってる?みくるちゃん?」
朝比奈「あ、はい。なんだか買い出しに行くので少し遅れるって言ってました」
ハルヒ「さっすが古泉君ね!言われなくても動くなんて団員の鑑だわ!」
ドア<コンコン
朝比奈「はーいどうぞー」
ガチャ
古泉「おや皆さんお揃いで。すみません少々遅れてしまいましたが、この通り知り合いの店でお菓子などを融通してもらってきましたのでどうかお手柔らかに」
ハルヒ「とんでもないわ古泉君!褒められこそすれ誰が古泉君を責めようっていうのよ。よくやったわ古泉君」
古泉「お褒めにあずかり光栄です」
キョン「おい、こんなに持ってきて一体いくらしたんだよ」ボソッ
古泉「心配ご無用です。機関の方で食品卸を営んでる者がおりますのでかなり全部で2000円もしていません」ボソボソ
ハルヒ「みくるちゃん!お茶入れて!」
朝比奈「はーい」
朝比奈「あ、はい。なんだか買い出しに行くので少し遅れるって言ってました」
ハルヒ「さっすが古泉君ね!言われなくても動くなんて団員の鑑だわ!」
ドア<コンコン
朝比奈「はーいどうぞー」
ガチャ
古泉「おや皆さんお揃いで。すみません少々遅れてしまいましたが、この通り知り合いの店でお菓子などを融通してもらってきましたのでどうかお手柔らかに」
ハルヒ「とんでもないわ古泉君!褒められこそすれ誰が古泉君を責めようっていうのよ。よくやったわ古泉君」
古泉「お褒めにあずかり光栄です」
キョン「おい、こんなに持ってきて一体いくらしたんだよ」ボソッ
古泉「心配ご無用です。機関の方で食品卸を営んでる者がおりますのでかなり全部で2000円もしていません」ボソボソ
ハルヒ「みくるちゃん!お茶入れて!」
朝比奈「はーい」
68: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 16:34:57.89 ID:DENH7HNx0
朝倉 「えぇ。そうよ。母はいないわ。わたしを生んで亡くなったらしいわね」
ハルヒ「へぇ…そうだったんだ」
朝倉 「だから父の急な転勤にもついて行かされてねぇ。大変だったわ」
長門 モグモグモグモグ
朝比奈「長門さんお茶です」
長門 「感謝する………」
キョン「ほい、このフラッグもいただきだな」
古泉 「まいりましたね…ここの列をとられるわけにはいかないんですが…手札が…」
ハルヒ「じゃあ今はキョンの家で?」
朝倉 「ええ、キョン君のお母様が御飯を1人で食べさせるわけにはいかないって言って下さって」
ハルヒ「いいなぁ…って違う!キョンが変なことしてきたらすぐに言うのよ?」
朝倉 「ふふふ、大丈夫よ。おばさんも妹さんもいるんだから」
朝比奈「あ、これおいしいですね」
古泉 「よろしければ僕にも一つとっていただけますか?」
長門 スッ
古泉 「ありがとうございます長門さん」
キョン「お、これで俺の勝ちか?」
古泉 「え?あ、いやぁそのようですね。参りました…」
朝比奈「わーキョン君やっぱり強いんですねぇ」
キョン「おい古泉、せっかくだから多人数でできる奴やらないか?」
古泉 「それではこのコズミックエンカウンターなんてどうでしょうか」
ハルヒ「へぇ…そうだったんだ」
朝倉 「だから父の急な転勤にもついて行かされてねぇ。大変だったわ」
長門 モグモグモグモグ
朝比奈「長門さんお茶です」
長門 「感謝する………」
キョン「ほい、このフラッグもいただきだな」
古泉 「まいりましたね…ここの列をとられるわけにはいかないんですが…手札が…」
ハルヒ「じゃあ今はキョンの家で?」
朝倉 「ええ、キョン君のお母様が御飯を1人で食べさせるわけにはいかないって言って下さって」
ハルヒ「いいなぁ…って違う!キョンが変なことしてきたらすぐに言うのよ?」
朝倉 「ふふふ、大丈夫よ。おばさんも妹さんもいるんだから」
朝比奈「あ、これおいしいですね」
古泉 「よろしければ僕にも一つとっていただけますか?」
長門 スッ
古泉 「ありがとうございます長門さん」
キョン「お、これで俺の勝ちか?」
古泉 「え?あ、いやぁそのようですね。参りました…」
朝比奈「わーキョン君やっぱり強いんですねぇ」
キョン「おい古泉、せっかくだから多人数でできる奴やらないか?」
古泉 「それではこのコズミックエンカウンターなんてどうでしょうか」
71: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 17:07:10.06 ID:DENH7HNx0
ハルヒ「古泉君…」
古泉 「はい…」
ハルヒ「このゲームルールがあやふや過ぎるわ…」
古泉 「そうですね…」
キョン「人間族強過ぎないか?これ」
古泉 「おっしゃる通りです…」
朝比奈「手番を回すだけでいっぱいいっぱいになっちゃいました~」
古泉 「すみません、ちょっと全員初心者でやるゲームではありませんでしたね…」
朝倉 「へぇ…長門さん見て見てこのバキューム族というの。面白い効果持ってるわよ」
長門 「ユニーク…」
ハルヒ「なんか他のボードゲームはないの?古泉君?」
古泉 「うーんそれでしたらこのパンデミックというゲームをやってみますか?」
キョン「どういうゲームなんだ?」
古泉 「ズバリ、強力な病原菌によって滅びかけた人類を救え!というボードゲームでは珍しい全員強力型ゲームです」
ハルヒ「へぇ!面白そうね!やってみましょう!」
古泉 「それでは先ずこのゲームは難易度が高いのでイージールールでやってみましょう」
長門 ペラッ
古泉 「はい…」
ハルヒ「このゲームルールがあやふや過ぎるわ…」
古泉 「そうですね…」
キョン「人間族強過ぎないか?これ」
古泉 「おっしゃる通りです…」
朝比奈「手番を回すだけでいっぱいいっぱいになっちゃいました~」
古泉 「すみません、ちょっと全員初心者でやるゲームではありませんでしたね…」
朝倉 「へぇ…長門さん見て見てこのバキューム族というの。面白い効果持ってるわよ」
長門 「ユニーク…」
ハルヒ「なんか他のボードゲームはないの?古泉君?」
古泉 「うーんそれでしたらこのパンデミックというゲームをやってみますか?」
キョン「どういうゲームなんだ?」
古泉 「ズバリ、強力な病原菌によって滅びかけた人類を救え!というボードゲームでは珍しい全員強力型ゲームです」
ハルヒ「へぇ!面白そうね!やってみましょう!」
古泉 「それでは先ずこのゲームは難易度が高いのでイージールールでやってみましょう」
長門 ペラッ
72: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 17:27:42.80 ID:PmPsk96SO
ハルヒ「ちょっとキョン早くサンクトペテルブルクに来なさい!!もうプルーヤーカードないわよ!!」
キョン「んなこと言ってもだな、空輸さえでれば…」
朝比奈「うぅ…それじゃあ感染処理します…」ペラッペラッペラッ
古泉 「これは…!!」
キョン「イスタンブールでアウトブレイク……だと……!!?」
朝比奈「はわわわ~ごめんなさ~い」
朝倉 「涼宮さん次のターンでわたしをカラチの支部に飛ばして!!そしたらまだ連鎖アウトブレイクの危険性を低くできるわ!!」
長門 ペラッ
古泉 「これで僕は知識共有で東京のカードを渡せば…」
キョン「俺が赤の特効薬を開発できる!!」
古泉 「それではプルーヤーカードを……」ペラッ
ハルヒ「えぇー!!ちょっとここでエピデミックって!!!」
古泉 「ミラノ…アウトブレイクです…」
キョン「また…人類を救えなかったか…」
長門 パタン
ハルヒ「あらっ!?もうこんな時間?」
朝倉 「ふふふ熱くなっちゃったわね」
キョン「このゲーム難易度高すぎないか?」
ハルヒ「でもこれ面白いわ!!」
古泉 「気に入っていただいてうれしいです」ニコニコ
キョン「んなこと言ってもだな、空輸さえでれば…」
朝比奈「うぅ…それじゃあ感染処理します…」ペラッペラッペラッ
古泉 「これは…!!」
キョン「イスタンブールでアウトブレイク……だと……!!?」
朝比奈「はわわわ~ごめんなさ~い」
朝倉 「涼宮さん次のターンでわたしをカラチの支部に飛ばして!!そしたらまだ連鎖アウトブレイクの危険性を低くできるわ!!」
長門 ペラッ
古泉 「これで僕は知識共有で東京のカードを渡せば…」
キョン「俺が赤の特効薬を開発できる!!」
古泉 「それではプルーヤーカードを……」ペラッ
ハルヒ「えぇー!!ちょっとここでエピデミックって!!!」
古泉 「ミラノ…アウトブレイクです…」
キョン「また…人類を救えなかったか…」
長門 パタン
ハルヒ「あらっ!?もうこんな時間?」
朝倉 「ふふふ熱くなっちゃったわね」
キョン「このゲーム難易度高すぎないか?」
ハルヒ「でもこれ面白いわ!!」
古泉 「気に入っていただいてうれしいです」ニコニコ
73: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 18:29:37.45 ID:DENH7HNx0
カチャ
ハルヒ「それじゃあ帰りましょうか」
朝比奈「お待たせしてすいません」
古泉 「いやぁ白熱しましたねぇ」
ハルヒ「あの救えそうで救えない感じが引きこまれるわね!」
キョン「しかし結局最初のイージーモードでしかクリアできなかったな」
朝倉 「意外と強いのね、病原菌って」
長門 「実際菌類の進化速度は注目に値する………」
ハルヒ「悔しいわね…朝倉、あんた今後も暇?」
朝倉 「そうね、今年は委員長でもないしクラブも入ってないし…暇ね」
ハルヒ「よし、じゃああのゲームをクリアするまで付き合って頂戴!」
朝比奈「それじゃあ専用のお湯のみ用意しますね~」
朝倉 「あ、ありがとうございます朝比奈先輩」
朝比奈「いいんですよ~わたしゲーム下手なのでこんなところでしか役に立たないし」ニコニコ
キョン(やっぱり先輩扱いされるのが嬉しいんだろうな…朝倉も一応宇宙陣営なのにすごく楽しそうだ…)
ハルヒ「ここに朝倉を準団員として入団を認めます!」
朝比奈「わー」パチパチパチ
古泉 「おめでとうございます」パチパチ
長門 「おめでとう……」パチ パチ
キョン パチパチパチ
朝倉 「ありがとう涼宮さん」ニコッ
ハルヒ「それじゃあ帰りましょうか」
朝比奈「お待たせしてすいません」
古泉 「いやぁ白熱しましたねぇ」
ハルヒ「あの救えそうで救えない感じが引きこまれるわね!」
キョン「しかし結局最初のイージーモードでしかクリアできなかったな」
朝倉 「意外と強いのね、病原菌って」
長門 「実際菌類の進化速度は注目に値する………」
ハルヒ「悔しいわね…朝倉、あんた今後も暇?」
朝倉 「そうね、今年は委員長でもないしクラブも入ってないし…暇ね」
ハルヒ「よし、じゃああのゲームをクリアするまで付き合って頂戴!」
朝比奈「それじゃあ専用のお湯のみ用意しますね~」
朝倉 「あ、ありがとうございます朝比奈先輩」
朝比奈「いいんですよ~わたしゲーム下手なのでこんなところでしか役に立たないし」ニコニコ
キョン(やっぱり先輩扱いされるのが嬉しいんだろうな…朝倉も一応宇宙陣営なのにすごく楽しそうだ…)
ハルヒ「ここに朝倉を準団員として入団を認めます!」
朝比奈「わー」パチパチパチ
古泉 「おめでとうございます」パチパチ
長門 「おめでとう……」パチ パチ
キョン パチパチパチ
朝倉 「ありがとう涼宮さん」ニコッ
74: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 19:00:33.52 ID:DENH7HNx0
ハルヒ達と別れた帰り道
朝倉 「ふぅ…なかなかただの女子高生っていうのは体力がないものなのね」
キョン「どうした?」
朝倉 「いつもなら感じない疲労ってものを味わってるところ」クスクス
キョン「ハルヒの相手は疲れたか?」
朝倉 「そういう意味じゃなくて、みんなでボードゲームをして騒いだだけなのに、エラーがいっぱい発生したし、集中力と体力を使って疲れたの」
キョン「へぇ今日もあったのか?」
朝倉 「ええ。たくさん。でもこれは聞かなくても分かるわ。たぶん、これが楽しいってことなんでしょう?」ニコニコ
キョン「…そうだろうな」フッ
朝倉 「?なんで笑ったの?」
キョン「いや、本当に嬉しそうな顔をしてたもんでな」
朝倉 「そうかしら?」
キョン「ああ。お前は思ったよりも顔に出る性質みたいだな」
朝倉 「ふーん…そっか」グニグニ
キョン「変な顔になってるぞ?」
朝倉 「うーん…わたしの制御を離れて動くんだもの…」グニ-
キョン「定義付けに分かりやすくて便利じゃないか」
朝倉 「それもそっか」パッ
キョン(なんか、苦手意識は一日でだいぶ消えちまったな…というか無邪気すぎてデカイ妹ができた気分だ…)ジー
朝倉 「…?」ニコッ
キョン「嬉しそうだな」
朝倉 「ええ。急進派のインターフェイスだったときより『うれしい』わ」
キョン「あー微妙に表現が違うかもしれんぞそれは。そういう場合嬉しいより、楽しい、とか幸せとかの方がマッチしている気がするな」
朝倉 「そっか。これが幸せ…なんだ…」
朝倉 「ふぅ…なかなかただの女子高生っていうのは体力がないものなのね」
キョン「どうした?」
朝倉 「いつもなら感じない疲労ってものを味わってるところ」クスクス
キョン「ハルヒの相手は疲れたか?」
朝倉 「そういう意味じゃなくて、みんなでボードゲームをして騒いだだけなのに、エラーがいっぱい発生したし、集中力と体力を使って疲れたの」
キョン「へぇ今日もあったのか?」
朝倉 「ええ。たくさん。でもこれは聞かなくても分かるわ。たぶん、これが楽しいってことなんでしょう?」ニコニコ
キョン「…そうだろうな」フッ
朝倉 「?なんで笑ったの?」
キョン「いや、本当に嬉しそうな顔をしてたもんでな」
朝倉 「そうかしら?」
キョン「ああ。お前は思ったよりも顔に出る性質みたいだな」
朝倉 「ふーん…そっか」グニグニ
キョン「変な顔になってるぞ?」
朝倉 「うーん…わたしの制御を離れて動くんだもの…」グニ-
キョン「定義付けに分かりやすくて便利じゃないか」
朝倉 「それもそっか」パッ
キョン(なんか、苦手意識は一日でだいぶ消えちまったな…というか無邪気すぎてデカイ妹ができた気分だ…)ジー
朝倉 「…?」ニコッ
キョン「嬉しそうだな」
朝倉 「ええ。急進派のインターフェイスだったときより『うれしい』わ」
キョン「あー微妙に表現が違うかもしれんぞそれは。そういう場合嬉しいより、楽しい、とか幸せとかの方がマッチしている気がするな」
朝倉 「そっか。これが幸せ…なんだ…」
75: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 19:05:29.33 ID:DENH7HNx0
朝倉 「うん…うん…そうね。幸せ…やっぱり、わたし今幸せだわ…」
キョン「そりゃよかったな」
朝倉 「ふふふ。わたしキョン君のそばにいれてよかった」ニコニコ
キョン「お、おお?」ドキッ
朝倉 「だっていつも抱えていたエラーに名前をくれるんですもの。すごく、便利だわ!」ニコニコ
キョン「………Oh」
キョン「そりゃよかったな」
朝倉 「ふふふ。わたしキョン君のそばにいれてよかった」ニコニコ
キョン「お、おお?」ドキッ
朝倉 「だっていつも抱えていたエラーに名前をくれるんですもの。すごく、便利だわ!」ニコニコ
キョン「………Oh」
76: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 19:15:39.70 ID:DENH7HNx0
朝倉 「着替えたらそっち行くわね」
キョン「おう」
朝倉 「じゃ」
バタン カチャ
パタパタパタパタ
カチャ
ジー ストン パサッ スルスル スッ
朝倉 「あ、そうだわお弁当洗わなきゃ」
トコトコトコトコ
パカッ
朝倉 「空っぽ…」ジー
朝倉 「……ふふふ。」
朝倉 「…?」
朝倉 「あれ?」
朝倉 「………このエラー…は『幸せ』だ」
朝倉 「…?…………ま、いっか。早く洗わないと」
ジャーシャカシャカシャカシャカ キュッキュ
キョン 自宅
キョン(…何を俺は自分を殺しかけた相手にドキッとしてるんだ!究極のアホか俺は!!!)ゴロンゴロンゴロンゴロン
キョン「おう」
朝倉 「じゃ」
バタン カチャ
パタパタパタパタ
カチャ
ジー ストン パサッ スルスル スッ
朝倉 「あ、そうだわお弁当洗わなきゃ」
トコトコトコトコ
パカッ
朝倉 「空っぽ…」ジー
朝倉 「……ふふふ。」
朝倉 「…?」
朝倉 「あれ?」
朝倉 「………このエラー…は『幸せ』だ」
朝倉 「…?…………ま、いっか。早く洗わないと」
ジャーシャカシャカシャカシャカ キュッキュ
キョン 自宅
キョン(…何を俺は自分を殺しかけた相手にドキッとしてるんだ!究極のアホか俺は!!!)ゴロンゴロンゴロンゴロン
77: 飯くってくる ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 19:36:30.49 ID:DENH7HNx0
窓<コンコン
キョン「はいはい」
ガラッ
朝倉 「それじゃ失礼します」
ヒョイッ
キョン「今日はブリカマだってよ」
朝倉 「ブリカマ?って何?」
キョン「あー鰤のえらの後側のことだ。今日はそのブリカマの塩焼きだとさ」
朝倉 「へー。じゃあわたしお母さん手伝ってくるわね?」
キョン「誰が誰のお母さんだっつーの」
朝倉 「あら、だってわたし大きい妹なんでしょう?」ニコニコ
テクテクテクテク
キョン「あーはいはい。ったくお前が行くのに俺がいかなかったら文句言われるじゃねーか」
スタスタスタスタ
キョン「はいはい」
ガラッ
朝倉 「それじゃ失礼します」
ヒョイッ
キョン「今日はブリカマだってよ」
朝倉 「ブリカマ?って何?」
キョン「あー鰤のえらの後側のことだ。今日はそのブリカマの塩焼きだとさ」
朝倉 「へー。じゃあわたしお母さん手伝ってくるわね?」
キョン「誰が誰のお母さんだっつーの」
朝倉 「あら、だってわたし大きい妹なんでしょう?」ニコニコ
テクテクテクテク
キョン「あーはいはい。ったくお前が行くのに俺がいかなかったら文句言われるじゃねーか」
スタスタスタスタ
81: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 20:59:15.15 ID:DENH7HNx0
キョン妹 「ねぇ涼子ちゃん、遊ぼうよー」
朝倉 「うーんそうねぇ。あ、じゃあこんなのどうかしら?」
キョン妹 「なになに?」
朝倉 「問題です、わたしは今何が欲しいと思っているでしょーか?」
キョン妹 「なぞなぞ?うーんそうだなぁ…お菓子!」
朝倉 「ぶっぶー。残念、そこのネギでした!取ってくれる?」
キョン妹 「ちぇー。はい涼子ちゃん」
朝倉 「ん、ありがとう。それじゃあ次の問題です!わたしはこの後ネギに一体何をするのでしょうか?」
キョン妹 「それくらい分かるよ!切るんでしょ?」
朝倉 「残念!その前に洗いまーす」
キョン妹 「えぇーずるーい!」
朝倉 「チッチッチ。これはねーとっても大切なことなんだよ?ちゃんと洗わないとキョン君や妹ちゃんのお腹が痛くなっちゃうんだよ」
キョン母 「涼子ちゃんいい子ねぇ…このままあんたのお嫁さんになってくれないかしら…(チラッ」
キョン「なにをおっしゃっているのか分かりかねますな」
キョン母 「まったく…あんたボーっと突っ立ってるだけなら邪魔よ。テレビでも見てた方がいくらかマシだわ」
キョン「はいはい」
朝倉 「うーんそうねぇ。あ、じゃあこんなのどうかしら?」
キョン妹 「なになに?」
朝倉 「問題です、わたしは今何が欲しいと思っているでしょーか?」
キョン妹 「なぞなぞ?うーんそうだなぁ…お菓子!」
朝倉 「ぶっぶー。残念、そこのネギでした!取ってくれる?」
キョン妹 「ちぇー。はい涼子ちゃん」
朝倉 「ん、ありがとう。それじゃあ次の問題です!わたしはこの後ネギに一体何をするのでしょうか?」
キョン妹 「それくらい分かるよ!切るんでしょ?」
朝倉 「残念!その前に洗いまーす」
キョン妹 「えぇーずるーい!」
朝倉 「チッチッチ。これはねーとっても大切なことなんだよ?ちゃんと洗わないとキョン君や妹ちゃんのお腹が痛くなっちゃうんだよ」
キョン母 「涼子ちゃんいい子ねぇ…このままあんたのお嫁さんになってくれないかしら…(チラッ」
キョン「なにをおっしゃっているのか分かりかねますな」
キョン母 「まったく…あんたボーっと突っ立ってるだけなら邪魔よ。テレビでも見てた方がいくらかマシだわ」
キョン「はいはい」
82: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 21:22:44.82 ID:DENH7HNx0
大きい妹~のくだりは、後半キョンの思考が口から洩れてたことにしておいてください
食後 キョン自室
朝倉 「ブリカマおいしかったわ…」ポー
キョン「あの旨さがわかるか、お前はいい舌を持ってるぞ」
朝倉 「でも調理は大変ね。塩焼きにオーブンを使うなんて驚いたわ」
キョン「だがオーブンでゆっくり焼くからこそあの柔らかさとうまみが出るんだ…そうだ」
朝倉 「ふーん…おいしいって分かりやすくて、それでいて幸せね」
キョン「そうだな」
朝倉 「そうだ、キョン君明日のお昼何がいい?」
キョン「ん?そうだな、べつにリクエストはないから作るのが楽なものでいいが…あまり負担をかけるのも悪いしな」
朝倉 「そう。それじゃあ日の丸弁当にするわね」
キョン「それは勘弁してほしいな…」
朝倉 「冗談よ」クスクス
キョン「ならいいんだが…そういえばその冗談も思考プロセスをなぞってるだけか?」
朝倉 「え?……どうだろう?情報統合思念体とほとんどリンクを切っているから第3者的な視点で自分を観測できなくなっているのよね…うーんどっちだろう?」
キョン「いやそれって護衛的に大丈夫なのか?」
朝倉 「ええ。天蓋領域と接触する前には思念体のほうから強制アクセスしてくるから大丈夫よ。わたしは早期警戒システムの観測ポットで上がモニタリングしてるって言ったらわかるかしら?」
キョン「それってお前のプライバシー0じゃないか?」
朝倉 「天蓋領域に対してっていうだけだもの、上が見てるのはわたしじゃなくてわたしの周りだから。そもそもプライバシーっていうのに人間が執着するのもわからないけれど」
キョン「そうか…」
朝倉 「それにしても冗談か…どっちなんでしょうね?でもちょっと楽しかったのは事実よ?」
キョン「…なんかお前長門よりも成長速度早くないか?」
朝倉 「そう?でもそうなのだとしたらきっとそれは行動パターンの違いのせいよ。長門さんは参与観察型だけれどなるべく涼宮さんに影響のない行動パターンを設定されているから。その点わたしは背景になじむよう、普通の人間としてふるまうようにしてあるからなのかも」
キョン「普通の人間ねぇ」
朝倉 「ええ。社交的な人物をトレースしてるから、その分長門さんより他人との接触回数が多いのよ」
キョン「なるほどな…」
食後 キョン自室
朝倉 「ブリカマおいしかったわ…」ポー
キョン「あの旨さがわかるか、お前はいい舌を持ってるぞ」
朝倉 「でも調理は大変ね。塩焼きにオーブンを使うなんて驚いたわ」
キョン「だがオーブンでゆっくり焼くからこそあの柔らかさとうまみが出るんだ…そうだ」
朝倉 「ふーん…おいしいって分かりやすくて、それでいて幸せね」
キョン「そうだな」
朝倉 「そうだ、キョン君明日のお昼何がいい?」
キョン「ん?そうだな、べつにリクエストはないから作るのが楽なものでいいが…あまり負担をかけるのも悪いしな」
朝倉 「そう。それじゃあ日の丸弁当にするわね」
キョン「それは勘弁してほしいな…」
朝倉 「冗談よ」クスクス
キョン「ならいいんだが…そういえばその冗談も思考プロセスをなぞってるだけか?」
朝倉 「え?……どうだろう?情報統合思念体とほとんどリンクを切っているから第3者的な視点で自分を観測できなくなっているのよね…うーんどっちだろう?」
キョン「いやそれって護衛的に大丈夫なのか?」
朝倉 「ええ。天蓋領域と接触する前には思念体のほうから強制アクセスしてくるから大丈夫よ。わたしは早期警戒システムの観測ポットで上がモニタリングしてるって言ったらわかるかしら?」
キョン「それってお前のプライバシー0じゃないか?」
朝倉 「天蓋領域に対してっていうだけだもの、上が見てるのはわたしじゃなくてわたしの周りだから。そもそもプライバシーっていうのに人間が執着するのもわからないけれど」
キョン「そうか…」
朝倉 「それにしても冗談か…どっちなんでしょうね?でもちょっと楽しかったのは事実よ?」
キョン「…なんかお前長門よりも成長速度早くないか?」
朝倉 「そう?でもそうなのだとしたらきっとそれは行動パターンの違いのせいよ。長門さんは参与観察型だけれどなるべく涼宮さんに影響のない行動パターンを設定されているから。その点わたしは背景になじむよう、普通の人間としてふるまうようにしてあるからなのかも」
キョン「普通の人間ねぇ」
朝倉 「ええ。社交的な人物をトレースしてるから、その分長門さんより他人との接触回数が多いのよ」
キョン「なるほどな…」
83: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 21:39:21.82 ID:DENH7HNx0
朝倉 「さて、キョン君宿題やりましょうか」
キョン「ああ?」
朝倉 「今日数学Ⅱの宿題出てたでしょ?チャート式の問題解いてくるようにって」
キョン「いや、それは覚えてるが…」
朝倉 「お母さんが勉強も見てくれって言ってたの、ほら、早く出して出して」
キョン「余計なことを…」
キョン「んー…朝倉、これどうするんだ?」
朝倉 「どれ?この(2)?」
キョン「そうだ」
朝倉 「えーと…あぁこれならこっちのこの問題どうやって解いたか覚えてる?」
キョン「あぁ、そっちなら分かる」
朝倉 「これの応用よ。こっちはここをXでまとめたでしょ?」
キョン「ああ」
朝倉 「だからこれを…………」
………
……
…
キョン「あー終わった終わった。ハルヒの放課後個人指導を思い出したわ」
朝倉 「なるほど、それで最初の方はスラスラ解けてたのね」
キョン「おー。サンキューなんか数学苦手だったが最近解けるようになって面白くなってきたな」
朝倉 「数学がおもしろいの?」
キョン「いや、達成感がたのしいのかな。たぶん」
朝倉 「『達成感』…」
キョン「そう」
朝倉 「ねぇキョン君、わたし今日お弁当洗ってたとき何故か幸せのエラーがでたの。それって達成感だと思う?」
キョン「ふむ…どうだろうな………いや、これは俺には分からんな。その時のお前の顔見てもいないし、明確には判断できんゆっくりそのエラーが出る条件とやらをさがして自分なりにそのエラーに名前をつけてみろ」
朝倉 「…そっか。わかったわ。ありがとう」ニコッ
キョン「ああ?」
朝倉 「今日数学Ⅱの宿題出てたでしょ?チャート式の問題解いてくるようにって」
キョン「いや、それは覚えてるが…」
朝倉 「お母さんが勉強も見てくれって言ってたの、ほら、早く出して出して」
キョン「余計なことを…」
キョン「んー…朝倉、これどうするんだ?」
朝倉 「どれ?この(2)?」
キョン「そうだ」
朝倉 「えーと…あぁこれならこっちのこの問題どうやって解いたか覚えてる?」
キョン「あぁ、そっちなら分かる」
朝倉 「これの応用よ。こっちはここをXでまとめたでしょ?」
キョン「ああ」
朝倉 「だからこれを…………」
………
……
…
キョン「あー終わった終わった。ハルヒの放課後個人指導を思い出したわ」
朝倉 「なるほど、それで最初の方はスラスラ解けてたのね」
キョン「おー。サンキューなんか数学苦手だったが最近解けるようになって面白くなってきたな」
朝倉 「数学がおもしろいの?」
キョン「いや、達成感がたのしいのかな。たぶん」
朝倉 「『達成感』…」
キョン「そう」
朝倉 「ねぇキョン君、わたし今日お弁当洗ってたとき何故か幸せのエラーがでたの。それって達成感だと思う?」
キョン「ふむ…どうだろうな………いや、これは俺には分からんな。その時のお前の顔見てもいないし、明確には判断できんゆっくりそのエラーが出る条件とやらをさがして自分なりにそのエラーに名前をつけてみろ」
朝倉 「…そっか。わかったわ。ありがとう」ニコッ
84: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 21:53:02.56 ID:DENH7HNx0
キョン妹 「涼子ちゃんいるー?」
朝倉 「あらどうしたの?」
キョン妹 「あ、まだいたー。ねぇ涼子ちゃん一緒にお風呂はいろー?」
朝倉 「ええ。いいわよ…っとそうだわ、下着と着替え持ってこないと。ちょっと待っててね?」
キョン妹 「うん!」
キョン「あんまり朝倉に迷惑かけるなよ?」
朝倉 「あら、迷惑じゃないわよ?」
キョン妹 「涼子ちゃん優しくて大好き!」
キョン「朝倉、あまり妹を甘やかしてくれるな」
朝倉 「ふふっどうしようかしら。ね~?」
キョン妹 「ね~?」
ヒョイ
パタパタパタ
キョン妹 「涼子ちゃんお姉ちゃんになってくれないかなーえへへ」
キョン「おまえには立派なお兄様がいるだろうが」
キョン妹 「キョン君は女の子じゃないんだもん」
キョン「そらそうだ」
キョン妹 「お姉ちゃんも欲しいんだもん!」
キョン「そーかい。まぁじゃあそのお姉ちゃんに嫌われないようにはしゃぎ過ぎるなよ?」
キョン妹 「はーい」
ヒョイッ
朝倉 「はいお待たせ。お風呂に案内してくれる?」
キョン妹 「うん!流しっこしよーね」ペタペタ
朝倉 「いいわよー」テクテク
キョン「…」
キョン「本でも読むか…」
朝倉 「あらどうしたの?」
キョン妹 「あ、まだいたー。ねぇ涼子ちゃん一緒にお風呂はいろー?」
朝倉 「ええ。いいわよ…っとそうだわ、下着と着替え持ってこないと。ちょっと待っててね?」
キョン妹 「うん!」
キョン「あんまり朝倉に迷惑かけるなよ?」
朝倉 「あら、迷惑じゃないわよ?」
キョン妹 「涼子ちゃん優しくて大好き!」
キョン「朝倉、あまり妹を甘やかしてくれるな」
朝倉 「ふふっどうしようかしら。ね~?」
キョン妹 「ね~?」
ヒョイ
パタパタパタ
キョン妹 「涼子ちゃんお姉ちゃんになってくれないかなーえへへ」
キョン「おまえには立派なお兄様がいるだろうが」
キョン妹 「キョン君は女の子じゃないんだもん」
キョン「そらそうだ」
キョン妹 「お姉ちゃんも欲しいんだもん!」
キョン「そーかい。まぁじゃあそのお姉ちゃんに嫌われないようにはしゃぎ過ぎるなよ?」
キョン妹 「はーい」
ヒョイッ
朝倉 「はいお待たせ。お風呂に案内してくれる?」
キョン妹 「うん!流しっこしよーね」ペタペタ
朝倉 「いいわよー」テクテク
キョン「…」
キョン「本でも読むか…」
85: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 22:10:57.52 ID:DENH7HNx0
キョン宅 風呂
ジャバァ
キョン妹 「ふわーやっぱり涼子ちゃん●●●●おっきいねぇ…」
朝倉 「んーそう?」
キョン妹 「うん。どうしたらおっきくなるの?」
朝倉 「えーっと確かね、●●●●ってある程度体格がないとつかないんですって。だから好き嫌いなく食べて、いっぱい運動して、よく寝れば体がおっきくなるからそのあともっと詳しく考えましょう?」
キョン妹 「好き嫌い…ピーマンも食べなきゃだめ?」
朝倉 「おっきくなれないよ?」
キョン妹 「…ミヨちゃんも背たかいから●●●●おっきいのかぁ…」
朝倉 「そうかもしれないわね」
キョン妹 「明日からがんばってみる…」
朝倉 「ふふふがんばって!じゃあちゃんと食べれたらまた一緒にお風呂入ってあげる」
キョン妹 「約束だよ!」
朝倉 「ええ。もちろん」
キョン妹 「じゃあ指きり!」スッ
朝倉 「ん」キュッ
朝倉・キョン妹 「「ゆーびきーりげーんまーん うーそつーいたらはーりせーんぼーん のーますっ ゆーびきった!」」
ジャバァ
キョン妹 「ふわーやっぱり涼子ちゃん●●●●おっきいねぇ…」
朝倉 「んーそう?」
キョン妹 「うん。どうしたらおっきくなるの?」
朝倉 「えーっと確かね、●●●●ってある程度体格がないとつかないんですって。だから好き嫌いなく食べて、いっぱい運動して、よく寝れば体がおっきくなるからそのあともっと詳しく考えましょう?」
キョン妹 「好き嫌い…ピーマンも食べなきゃだめ?」
朝倉 「おっきくなれないよ?」
キョン妹 「…ミヨちゃんも背たかいから●●●●おっきいのかぁ…」
朝倉 「そうかもしれないわね」
キョン妹 「明日からがんばってみる…」
朝倉 「ふふふがんばって!じゃあちゃんと食べれたらまた一緒にお風呂入ってあげる」
キョン妹 「約束だよ!」
朝倉 「ええ。もちろん」
キョン妹 「じゃあ指きり!」スッ
朝倉 「ん」キュッ
朝倉・キョン妹 「「ゆーびきーりげーんまーん うーそつーいたらはーりせーんぼーん のーますっ ゆーびきった!」」
86: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 22:34:43.21 ID:DENH7HNx0
キョン 自室
ドア<コンコン
キョン「いいぞー」ペラッ
朝倉 「お先に。妹ちゃんかわいいわね」クスクス
キョン「変なことしなかったか?」パタン
朝倉 「全然。それに明日からがんばってピーマン食べてくれるって約束したわ」
キョン「お、おうそうか…(上気した桃色の肢体、ロングTシャツによってさらに強調された豊かな母性!そしてささやかに自己主張する夢の山頂!朝倉!貴様●●○○だな!!!)正直…たまらん…」
朝倉 「ん?どうかしたの?」
キョン「い、いやなんでもない。俺も風呂入ってくるわ」
朝倉 「そう、いってらっしゃい」
風呂
キョン(落ち着け俺、確かにあいつは美人だが俺を殺そうとした奴だ。古泉も言っていた、あまり気を許し過ぎるなと。そうだ、落ち着け、平常心だ)ブクブクブクブク
キョン(しかしさっきまでこの湯船に朝倉が…)ピクン
キョン「だぁあああああああああああ」ザバァ!!
キュ ジャァアアアアアアアアアアアアアア
キョン(俺は変態か!!!!!それなら妹も入ってただろーが!!!!!!!)シナーン
キョン「Be cool…」
ドア<コンコン
キョン「いいぞー」ペラッ
朝倉 「お先に。妹ちゃんかわいいわね」クスクス
キョン「変なことしなかったか?」パタン
朝倉 「全然。それに明日からがんばってピーマン食べてくれるって約束したわ」
キョン「お、おうそうか…(上気した桃色の肢体、ロングTシャツによってさらに強調された豊かな母性!そしてささやかに自己主張する夢の山頂!朝倉!貴様●●○○だな!!!)正直…たまらん…」
朝倉 「ん?どうかしたの?」
キョン「い、いやなんでもない。俺も風呂入ってくるわ」
朝倉 「そう、いってらっしゃい」
風呂
キョン(落ち着け俺、確かにあいつは美人だが俺を殺そうとした奴だ。古泉も言っていた、あまり気を許し過ぎるなと。そうだ、落ち着け、平常心だ)ブクブクブクブク
キョン(しかしさっきまでこの湯船に朝倉が…)ピクン
キョン「だぁあああああああああああ」ザバァ!!
キュ ジャァアアアアアアアアアアアアアア
キョン(俺は変態か!!!!!それなら妹も入ってただろーが!!!!!!!)シナーン
キョン「Be cool…」
88: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 22:59:02.67 ID:DENH7HNx0
キョン「ふーいい湯だった」ガチャ
朝倉 スー…スー…
キョン「………マジか」
朝倉 スー…スー…
キョン「…本当に、こいつに殺されかけたんだったか?」
朝倉 スー…スー…
キョン「こうやってみてりゃただの女の子なんだけどなぁ…」
朝倉 「ん…」ゴロン
キョン「…幸せそうな顔して寝やがって…まあいいか。11時くらいまで寝かしておこう」
キョン(一応毛布かけておくか)
パサッ
キョン(さて、256ページからだったな・・・)ペラッペラッ
………
……
…
朝倉 「んん………?」
キョン グー…グー…
朝倉 「キョン君?」
キョン グー…
朝倉 「机で寝ちゃってる…」
ハラリ…
朝倉 「あれ?毛布…キョン君がかけてくれたの?」
朝倉 「………あ、また幸せだ」
朝倉 「昨日もキョン君のこと考えてたらこんな感じだったわね………」
キョン グー…
朝倉 「あらキョン君ったらすごいよだれ」クスクス
キョン グー…ズズッ
朝倉 「ベッド占領しちゃってごめんね?でもどうしよう…もう2時だし…起こした方がいいのかな…?どうしよう…」
キョン ヘキシッ…グー…
朝倉 「やっぱり起こしてベッドで寝てもらわなきゃ…キョン君、起きて」ユサユサ
朝倉 スー…スー…
キョン「………マジか」
朝倉 スー…スー…
キョン「…本当に、こいつに殺されかけたんだったか?」
朝倉 スー…スー…
キョン「こうやってみてりゃただの女の子なんだけどなぁ…」
朝倉 「ん…」ゴロン
キョン「…幸せそうな顔して寝やがって…まあいいか。11時くらいまで寝かしておこう」
キョン(一応毛布かけておくか)
パサッ
キョン(さて、256ページからだったな・・・)ペラッペラッ
………
……
…
朝倉 「んん………?」
キョン グー…グー…
朝倉 「キョン君?」
キョン グー…
朝倉 「机で寝ちゃってる…」
ハラリ…
朝倉 「あれ?毛布…キョン君がかけてくれたの?」
朝倉 「………あ、また幸せだ」
朝倉 「昨日もキョン君のこと考えてたらこんな感じだったわね………」
キョン グー…
朝倉 「あらキョン君ったらすごいよだれ」クスクス
キョン グー…ズズッ
朝倉 「ベッド占領しちゃってごめんね?でもどうしよう…もう2時だし…起こした方がいいのかな…?どうしよう…」
キョン ヘキシッ…グー…
朝倉 「やっぱり起こしてベッドで寝てもらわなきゃ…キョン君、起きて」ユサユサ
89: ◆7I768BCHo. 2012/05/19(土) 23:17:14.39 ID:DENH7HNx0
キョン グー…
朝倉 「だめね…何やっても起きないわ…妹ちゃんがフライングボディプレスするわけだわ…」
キョン グー…スピピピピ
朝倉 「ちょっと不安だけど…よいしょっと」フラフラフラフラ
キョン「んん…」
朝倉 「キャッ」
ドサッ
キョン
朝倉
毛布 ベッド
朝倉 「いたたたた…まぁベッドに移せたからよしとしましょ」
キョン「んんん」ギュッ
朝倉 「あら…キョン君放して?」
キョン ギュウ…
朝倉 「あらら…」
キョン グー…
朝倉 「………うーん、困ったわね」
キョン グー…
朝倉 「ん…もうちょっと…あ、とれた」
朝倉 「毛布ないとまだ寒いよ、キョン君」ファサッ
朝倉 「んー…寝にくいわ…」
キョン グー…ゴロン
も う ふ
朝倉キョン
ベ ッ ド
朝倉「ん、ありがとう。おやすみ、キョン君」ギュッ
キョン グー・・・
朝倉 「だめね…何やっても起きないわ…妹ちゃんがフライングボディプレスするわけだわ…」
キョン グー…スピピピピ
朝倉 「ちょっと不安だけど…よいしょっと」フラフラフラフラ
キョン「んん…」
朝倉 「キャッ」
ドサッ
キョン
朝倉
毛布 ベッド
朝倉 「いたたたた…まぁベッドに移せたからよしとしましょ」
キョン「んんん」ギュッ
朝倉 「あら…キョン君放して?」
キョン ギュウ…
朝倉 「あらら…」
キョン グー…
朝倉 「………うーん、困ったわね」
キョン グー…
朝倉 「ん…もうちょっと…あ、とれた」
朝倉 「毛布ないとまだ寒いよ、キョン君」ファサッ
朝倉 「んー…寝にくいわ…」
キョン グー…ゴロン
も う ふ
朝倉キョン
ベ ッ ド
朝倉「ん、ありがとう。おやすみ、キョン君」ギュッ
キョン グー・・・
100: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 10:08:00.94 ID:5BEw9N9i0
チュンチュン チュンチュン
バタバタバタバタバタバタ バンッ
キョン妹 「キョーンくーん!!!!おーきーて―!!!!」シュバッ
ドンッ
キョン「ゴッフ!!!」
朝倉 「!!!!???」
キョン「ゲホッゲホッ!!こら!!」
キョン妹 「きゃはははは」バタバタバタ
キョン「ったくっこれじゃ俺の身がもたんぞ…」
朝倉 「やられる方はこれ、かなりきつわね…」
キョン「だろう。幸い体重が軽いから衝撃だけで痛くない…ん……だ…が………」
朝倉 「あ、おはよう、キョン君」
キョン「朝倉!?」
朝倉 「ええ、わたしよ?まだ寝ぼけてるの?」
キョン「違う!なんでお前が俺のベッドで!?」
朝倉 「んーキョン君が放してくれなかったんだもの。ま、詳しくは後で話すわ。お弁当間に合うかな?」
キョン「ってそうだ今何分だ?…おお俺にしてはまだ早い時間だな」
朝倉 「男の子は身支度が簡単でいいわね、それじゃまた後で」
ヒョイッ
キョン「……いや、うん。妙に恥ずかしがられるよりはマシだな」
朝倉 自宅 洗面所
朝倉 「どこか変なところなかったかしら?」
朝倉 「もう何このエラー。それになんで顔が赤いのよ。わけがわからないわ…」
バタバタバタバタバタバタ バンッ
キョン妹 「キョーンくーん!!!!おーきーて―!!!!」シュバッ
ドンッ
キョン「ゴッフ!!!」
朝倉 「!!!!???」
キョン「ゲホッゲホッ!!こら!!」
キョン妹 「きゃはははは」バタバタバタ
キョン「ったくっこれじゃ俺の身がもたんぞ…」
朝倉 「やられる方はこれ、かなりきつわね…」
キョン「だろう。幸い体重が軽いから衝撃だけで痛くない…ん……だ…が………」
朝倉 「あ、おはよう、キョン君」
キョン「朝倉!?」
朝倉 「ええ、わたしよ?まだ寝ぼけてるの?」
キョン「違う!なんでお前が俺のベッドで!?」
朝倉 「んーキョン君が放してくれなかったんだもの。ま、詳しくは後で話すわ。お弁当間に合うかな?」
キョン「ってそうだ今何分だ?…おお俺にしてはまだ早い時間だな」
朝倉 「男の子は身支度が簡単でいいわね、それじゃまた後で」
ヒョイッ
キョン「……いや、うん。妙に恥ずかしがられるよりはマシだな」
朝倉 自宅 洗面所
朝倉 「どこか変なところなかったかしら?」
朝倉 「もう何このエラー。それになんで顔が赤いのよ。わけがわからないわ…」
101: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 10:20:05.94 ID:5BEw9N9i0
登校中
朝倉 「うん、だからベッドに移したんだけど、そのまま倒れこんじゃって。こっちわたしだとしたら、こんな感じに」
キョン「いやまったく記憶にない…」
朝倉 「妹ちゃんもあんな起こし方するわけよ。20秒くらい鼻と口ふさいでも起きなかったのよ?」
キョン「なんだと…だがそれならそれ相応の打撃をいれてくれてもよかったんだぞ?」
朝倉 「うん、それ無理。今のあたしはあなたに一定以上の衝撃が伴う行動は全く取れないから」
キョン「安心安全設定だな…」
朝倉 「攻撃とみなされない範囲で結構叩いたり蹴ったりしてみたんだけど全然起きなくて驚いちゃった」
キョン「すまんかった」
朝倉 「謝らなくていいのよ?わたしが先にキョン君のベッドで寝ちゃったんだもの」
キョン「それはそうだが…そこは普通の女子高生なら怒るところだ」
朝倉 「うーん、そうなの?でもわたしのせいで今日のお昼は学食になっちゃったし」
キョン「じゃあお互い様ってことで」
朝倉 「そうね」クスッ
朝倉 「うん、だからベッドに移したんだけど、そのまま倒れこんじゃって。こっちわたしだとしたら、こんな感じに」
キョン「いやまったく記憶にない…」
朝倉 「妹ちゃんもあんな起こし方するわけよ。20秒くらい鼻と口ふさいでも起きなかったのよ?」
キョン「なんだと…だがそれならそれ相応の打撃をいれてくれてもよかったんだぞ?」
朝倉 「うん、それ無理。今のあたしはあなたに一定以上の衝撃が伴う行動は全く取れないから」
キョン「安心安全設定だな…」
朝倉 「攻撃とみなされない範囲で結構叩いたり蹴ったりしてみたんだけど全然起きなくて驚いちゃった」
キョン「すまんかった」
朝倉 「謝らなくていいのよ?わたしが先にキョン君のベッドで寝ちゃったんだもの」
キョン「それはそうだが…そこは普通の女子高生なら怒るところだ」
朝倉 「うーん、そうなの?でもわたしのせいで今日のお昼は学食になっちゃったし」
キョン「じゃあお互い様ってことで」
朝倉 「そうね」クスッ
102: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 10:41:15.50 ID:5BEw9N9i0
教室
谷口 「よう、今日も朝倉と一緒に登校か。妬ましい奴だぜ」
国木田「おはようキョン、朝倉さん」
キョン「おう、おはよう国木田」
朝倉 「おはよう。谷口君、国木田君」
谷口 「おいキョン俺はどーした!」
キョン「うっさいわ」
スタスタガラッ ドサッ
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「あんたもうちょっと早くこれないわけ?朝倉に迷惑かけるんじゃないわよ」
朝倉 「おはよう、涼宮さん。違うのよ、今日はわたしが寝坊しちゃって。昨日はしゃぎ過ぎたみたい」
ハルヒ「あら、そうなの?でも今日もやるわよ!パンデミック!世界を救わなきゃあたしの気が済まないわ!」
朝倉 「放課後が楽しみね。ふふふ」
キョン「そうだハルヒ、学食のお勧めメニューってなんだ?」
ハルヒ「食堂?あんたは朝倉が弁当作ってくれてるんじゃないの?」
朝倉 「寝坊しちゃったから作れなかったのよ。2日目で失敗するなんて恥しい限りだわ」
ハルヒ「ふーん。学食のお勧めねぇ。お勧めもなにも定番の日替わりA、B、カレー、ラーメンのどれかくらいしかまともなのないわよ。今日は特別メニューもないし」
キョン「パンは競争率高いしなぁ」
朝倉 「バランスよさそうな日替わりにしましょうよ。キョン君」
キョン「そうだな」
ハルヒ イラッ 特進クラス prrrrr prrrrr
キョン「といわけでハルヒ、今日は一緒に食おうぜ」
ハルヒ「しょ…しょうがないわねぇ」ニヨリ 特進クラス 「え?治まった?はぁ。了解です」
谷口 「よう、今日も朝倉と一緒に登校か。妬ましい奴だぜ」
国木田「おはようキョン、朝倉さん」
キョン「おう、おはよう国木田」
朝倉 「おはよう。谷口君、国木田君」
谷口 「おいキョン俺はどーした!」
キョン「うっさいわ」
スタスタガラッ ドサッ
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「あんたもうちょっと早くこれないわけ?朝倉に迷惑かけるんじゃないわよ」
朝倉 「おはよう、涼宮さん。違うのよ、今日はわたしが寝坊しちゃって。昨日はしゃぎ過ぎたみたい」
ハルヒ「あら、そうなの?でも今日もやるわよ!パンデミック!世界を救わなきゃあたしの気が済まないわ!」
朝倉 「放課後が楽しみね。ふふふ」
キョン「そうだハルヒ、学食のお勧めメニューってなんだ?」
ハルヒ「食堂?あんたは朝倉が弁当作ってくれてるんじゃないの?」
朝倉 「寝坊しちゃったから作れなかったのよ。2日目で失敗するなんて恥しい限りだわ」
ハルヒ「ふーん。学食のお勧めねぇ。お勧めもなにも定番の日替わりA、B、カレー、ラーメンのどれかくらいしかまともなのないわよ。今日は特別メニューもないし」
キョン「パンは競争率高いしなぁ」
朝倉 「バランスよさそうな日替わりにしましょうよ。キョン君」
キョン「そうだな」
ハルヒ イラッ 特進クラス prrrrr prrrrr
キョン「といわけでハルヒ、今日は一緒に食おうぜ」
ハルヒ「しょ…しょうがないわねぇ」ニヨリ 特進クラス 「え?治まった?はぁ。了解です」
103: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 11:08:25.07 ID:5BEw9N9i0
昼休み 学食
キョン「うむ、この430円という値段、この微妙にまずくも旨くもない味、そして全然あったかくないメインディッシュ」
ハルヒ「まさに学食…って感じ?だからカレーかラーメンにしとけばいいのに」
朝倉 「でもついこの間カレーだったものねぇ」
キョン「ああ。それにラーメンは費用対効果がな…」
ハルヒ「確かにラーメンはちょっと物足りないけどね」
朝倉 「やっぱりお弁当の方がいいわね。あったかくはないけれどあんなに並ぶ必要はないんだもの」
ハルヒ「あんた達がちんたらしてるからよ。あたしがいつもチャイムと同時に走るわけが分かったでしょ?」
キョン「まぁな。さて、なんか物足りないから余ったパンでも買ってくるわ。お前らなんかいるか?」
ハルヒ「じゃあお茶汲んできなさい」
キョン「はいはい。朝倉は?」
朝倉 「うーん、あたしはいいわ」
キョン「じゃあいってくるわ」
スタスタ
ハルヒ「……ねぇ朝倉」
朝倉 「なあに?涼宮さん」
ハルヒ「あんた……いやなんでもないわ」
朝倉 「?どうしたの?」
ハルヒ「べっつにー。キョンが迷惑かけてないか心配になっただけよ」
朝倉 「あら、それなら大丈夫よ。むしろ昨日もわたしが迷惑かけちゃったし」
ハルヒ「へえ?」
朝倉 「気づいたらキョン君のベッドで寝ちゃってて、キョン君机に座ったまま寝てたのよ」
ハルヒ「キョンの部屋で寝た!?」ガタッ
ヒソヒソ アノトウヘンボクトネタンデスッテ オレノヨメガケガサレター ザワザワ
朝倉 「別にキョン君とどうこうあったわけじゃないわよ。単に、妹ちゃんとお風呂入ってなんだかうとうとしてたら寝てただけなんだけど」
ハルヒ「…そう」カタン
朝倉 「ええ」
キョン「うむ、この430円という値段、この微妙にまずくも旨くもない味、そして全然あったかくないメインディッシュ」
ハルヒ「まさに学食…って感じ?だからカレーかラーメンにしとけばいいのに」
朝倉 「でもついこの間カレーだったものねぇ」
キョン「ああ。それにラーメンは費用対効果がな…」
ハルヒ「確かにラーメンはちょっと物足りないけどね」
朝倉 「やっぱりお弁当の方がいいわね。あったかくはないけれどあんなに並ぶ必要はないんだもの」
ハルヒ「あんた達がちんたらしてるからよ。あたしがいつもチャイムと同時に走るわけが分かったでしょ?」
キョン「まぁな。さて、なんか物足りないから余ったパンでも買ってくるわ。お前らなんかいるか?」
ハルヒ「じゃあお茶汲んできなさい」
キョン「はいはい。朝倉は?」
朝倉 「うーん、あたしはいいわ」
キョン「じゃあいってくるわ」
スタスタ
ハルヒ「……ねぇ朝倉」
朝倉 「なあに?涼宮さん」
ハルヒ「あんた……いやなんでもないわ」
朝倉 「?どうしたの?」
ハルヒ「べっつにー。キョンが迷惑かけてないか心配になっただけよ」
朝倉 「あら、それなら大丈夫よ。むしろ昨日もわたしが迷惑かけちゃったし」
ハルヒ「へえ?」
朝倉 「気づいたらキョン君のベッドで寝ちゃってて、キョン君机に座ったまま寝てたのよ」
ハルヒ「キョンの部屋で寝た!?」ガタッ
ヒソヒソ アノトウヘンボクトネタンデスッテ オレノヨメガケガサレター ザワザワ
朝倉 「別にキョン君とどうこうあったわけじゃないわよ。単に、妹ちゃんとお風呂入ってなんだかうとうとしてたら寝てただけなんだけど」
ハルヒ「…そう」カタン
朝倉 「ええ」
104: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 11:14:54.29 ID:5BEw9N9i0
キョン「ほれハルヒ、お茶。どうしたんだ?なんか周りがざわついてたが」
朝倉 「キョン君のベッドで寝ちゃったっていったら変な意味で取られたみたい」
キョン「はぁ…おまえなぁ…もう少し自分のイメージとかそういうの大切にしろよ」
ハルヒ「そ、そうよ。あんまり軽々しく口にだす話題じゃないわよ?」
朝倉 「そりゃ結局一緒に寝たけど何もなかったじゃない」
キョン「」
ハルヒ「」
朝倉 「?」
古泉 「え?いままでにない規模ですか?」
朝倉 「キョン君のベッドで寝ちゃったっていったら変な意味で取られたみたい」
キョン「はぁ…おまえなぁ…もう少し自分のイメージとかそういうの大切にしろよ」
ハルヒ「そ、そうよ。あんまり軽々しく口にだす話題じゃないわよ?」
朝倉 「そりゃ結局一緒に寝たけど何もなかったじゃない」
キョン「」
ハルヒ「」
朝倉 「?」
古泉 「え?いままでにない規模ですか?」
105: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 11:31:50.08 ID:5BEw9N9i0
ハルヒ「キョン、あんたちょっとどういうことなのよ…」ゴゴゴゴゴゴゴ
キョン「いや待て落ち着けハルヒ!」
朝倉 「あら?」
ハルヒ「ちょっとあんたたち、部室行くわよ。来なさい」ガタン
キョン「なんてこった…」
朝倉 「ちょっとまずかったかしら?」
キョン「いや普通に考えて年頃の男女が同衾したなんて言うもんじゃない。何もなくてもだ」
朝倉 「へえ…どうしましょうね。なんか今、思念体からすごい勢いで連絡きてるんだけれど。思考プロセスを組んだのは誰だって話題で大炎上してる…あ、急進派からよくやったって言われたわ」
キョン「とりあえず、今はあいつの怒りを鎮めることに集中しよう」
朝倉 「わかったわ」
文芸部室
ハルヒ「有希お邪魔するわよ。で、結局何があったのよ」
朝倉 「うーんそれじゃあ詳しく説明するけれど、本当に何もなかったわよ?」
カクカクシカジカシカクイムーブコンテシントウジョウ
朝倉 「ってわけ」
ハルヒ「ダメじゃない朝倉!こんなアホもっとぶん殴っていいのよ?」ブンッ
キョン「うおっあぶねぇ!」
ハルヒ「避けるんじゃないわよこの●●キョン!」ブンブンッ
キョン「いやだから俺寝てたから知らねえんだよ!」
ハルヒ「寝ながら女を求めるってどんだけ●●いのよ!」ボコッ
キョン「いってぇ!」
朝倉 「んーあたしは別に気にしてないんだけどな」
ハルヒ「朝倉あんたカナダで一体どんな体験してきたのよ…」
キョン「いや待て落ち着けハルヒ!」
朝倉 「あら?」
ハルヒ「ちょっとあんたたち、部室行くわよ。来なさい」ガタン
キョン「なんてこった…」
朝倉 「ちょっとまずかったかしら?」
キョン「いや普通に考えて年頃の男女が同衾したなんて言うもんじゃない。何もなくてもだ」
朝倉 「へえ…どうしましょうね。なんか今、思念体からすごい勢いで連絡きてるんだけれど。思考プロセスを組んだのは誰だって話題で大炎上してる…あ、急進派からよくやったって言われたわ」
キョン「とりあえず、今はあいつの怒りを鎮めることに集中しよう」
朝倉 「わかったわ」
文芸部室
ハルヒ「有希お邪魔するわよ。で、結局何があったのよ」
朝倉 「うーんそれじゃあ詳しく説明するけれど、本当に何もなかったわよ?」
カクカクシカジカシカクイムーブコンテシントウジョウ
朝倉 「ってわけ」
ハルヒ「ダメじゃない朝倉!こんなアホもっとぶん殴っていいのよ?」ブンッ
キョン「うおっあぶねぇ!」
ハルヒ「避けるんじゃないわよこの●●キョン!」ブンブンッ
キョン「いやだから俺寝てたから知らねえんだよ!」
ハルヒ「寝ながら女を求めるってどんだけ●●いのよ!」ボコッ
キョン「いってぇ!」
朝倉 「んーあたしは別に気にしてないんだけどな」
ハルヒ「朝倉あんたカナダで一体どんな体験してきたのよ…」
106: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 11:48:43.58 ID:5BEw9N9i0
ハルヒ「もう、昼休み終わっちゃうじゃない。ほら、帰るわよ」ガチャ ドスドス
キョン「ヘイヘイ」スタスタ
朝倉 「はーい」テクテク
長門 「待って………」キュッ
朝倉 「………なに?長門さん?」
長門 「情報統合思念体があなたは必要以上彼に近づくな、と」
朝倉 「…分かってるわ。わたしにも来ているもの」
長門 「個人的に分からなくはない。でもこれは私達の踏み入っていい領域ではない………」
朝倉 「……?どういうこと?」
長門 「………まだ、理解できないのならそれでいい。これからの行動に気をつけて」
朝倉 「分かったわ。キョン君の部屋に居座るのをやめればいいんでしょ?分かったわよ…」スタスタスタスタ
長門 「お気の毒に………」
朝倉 「これは、確か哀しい時のエラーだっけ…」トボトボ
キョン「ヘイヘイ」スタスタ
朝倉 「はーい」テクテク
長門 「待って………」キュッ
朝倉 「………なに?長門さん?」
長門 「情報統合思念体があなたは必要以上彼に近づくな、と」
朝倉 「…分かってるわ。わたしにも来ているもの」
長門 「個人的に分からなくはない。でもこれは私達の踏み入っていい領域ではない………」
朝倉 「……?どういうこと?」
長門 「………まだ、理解できないのならそれでいい。これからの行動に気をつけて」
朝倉 「分かったわ。キョン君の部屋に居座るのをやめればいいんでしょ?分かったわよ…」スタスタスタスタ
長門 「お気の毒に………」
朝倉 「これは、確か哀しい時のエラーだっけ…」トボトボ
107: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 12:21:49.84 ID:5BEw9N9i0
放課後 教室
ハルヒ「さあ世界を救うわよ!」
キョン「おい朝倉、行くぞ」
朝倉 「あ、うん。先に行ってて。わたしちょっと先生に用事あるから」
ハルヒ「早く来なさいよ!」
朝倉 「ええ」
ハルヒ「ほらキョンいくわよ」ダダダダダダ
キョン「ちょっ襟掴むな!危なねぇ!!」タッタッタッタッタッ
朝倉 テクテクテクテク ピタッ
朝倉 「…これでいいんでしょ?」
喜緑 「ええ。あまり、涼宮ハルヒを刺激しないでください。我々が介入することによって、本来涼宮ハルヒがとる行動を観察できなくなるのはあまりに不利益です」
朝倉 「分かってるわよ。わたしはあの二人のボディーガード、なるべく距離を置くわ」
喜緑 「分かっていただけて幸いです。またあなたが暴走したら次はありませんよ」
朝倉 「…ねえ喜緑」
喜緑 「はい、なんですか?」
朝倉 「あなたにはエラーが発生していないの?」
喜緑 「残念ながら。わたしはこの惑星においての情報統合思念体代表としての存在なので、エラーは許されません」
朝倉 「…そう。本当に、残念ね」
喜緑 「それから、ちゃんと漫画は読んでください。あれはあなたの実験に必要なものですので」
朝倉 「学校に持ってきちゃいけないんだもの。長門さんみたいにいつでも読めるわけじゃないのよ?」
喜緑 「今日から読めるのでは?」
朝倉 「………そうね」
喜緑 「それでは」スタスタスタスタ
朝倉 「またエラー………」
ハルヒ「さあ世界を救うわよ!」
キョン「おい朝倉、行くぞ」
朝倉 「あ、うん。先に行ってて。わたしちょっと先生に用事あるから」
ハルヒ「早く来なさいよ!」
朝倉 「ええ」
ハルヒ「ほらキョンいくわよ」ダダダダダダ
キョン「ちょっ襟掴むな!危なねぇ!!」タッタッタッタッタッ
朝倉 テクテクテクテク ピタッ
朝倉 「…これでいいんでしょ?」
喜緑 「ええ。あまり、涼宮ハルヒを刺激しないでください。我々が介入することによって、本来涼宮ハルヒがとる行動を観察できなくなるのはあまりに不利益です」
朝倉 「分かってるわよ。わたしはあの二人のボディーガード、なるべく距離を置くわ」
喜緑 「分かっていただけて幸いです。またあなたが暴走したら次はありませんよ」
朝倉 「…ねえ喜緑」
喜緑 「はい、なんですか?」
朝倉 「あなたにはエラーが発生していないの?」
喜緑 「残念ながら。わたしはこの惑星においての情報統合思念体代表としての存在なので、エラーは許されません」
朝倉 「…そう。本当に、残念ね」
喜緑 「それから、ちゃんと漫画は読んでください。あれはあなたの実験に必要なものですので」
朝倉 「学校に持ってきちゃいけないんだもの。長門さんみたいにいつでも読めるわけじゃないのよ?」
喜緑 「今日から読めるのでは?」
朝倉 「………そうね」
喜緑 「それでは」スタスタスタスタ
朝倉 「またエラー………」
108: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 13:31:50.34 ID:5BEw9N9i0
文芸部室
長門 ペラッ
キョン「おい古泉なんかお前煤けてないか?」
古泉 「大丈夫です。パンデミックと違う世界を救っただけなので」
朝比奈「はいお茶です。お疲れ様です古泉君」
古泉 「ありがとうございます朝比奈さん」
朝比奈「いえいえ~」
キョン「…今日の昼あたりか?」ボソッ
古泉 「ええ…まぁ数分後にはかなり小さくなったので僕は抜けてきましたが…何があったのか詳しく教えていただけますか?」ボソボソ
キョン「いや…その…まぁ帰り道にでも話すわ。あと顔が近いぞ古泉」コソリ
古泉 「おや、これは失礼。なかなかこの癖も治りませんね」コソコソ
ドア<コンコン
朝比奈「はーい。どうぞー」
朝倉 「お待たせしてごめんなさい」
ハルヒ「来たわね!今日こそ世界を救うわよ!!!」
………
……
…
ハルヒ「私黄色のカード一枚あれば完成するわ!」
朝倉 「黄色のカード…あるわ!でも私のターンじゃ涼宮さんのところまでいけない…」
古泉 「さきほど僕がカルカッタに拠点を作るべきでしたか…」
朝比奈「と、とりあえず感染処理しますぅ~」
ペラッペラッペラッ
キョン「テヘランがアウトブレイク!?イベントカード『静かな夜』を使う!!」
古泉 「た、助かりました…テヘランがアウトブレイクするともう人類は終わりでしたね…」
朝比奈「ふぇ~…あ、上海もアウトブレイクですぅ…」
長門 「………」ペラッ
ハルヒ「あと一回アウトブレイクすれば地球はおしまいってわけね…でも特効薬もあと1つで全部できる」
朝倉 「あとは…涼宮さんのところに行くだけなのに…」
キョン「じゃあ俺のターンか…もうイベントカードもないしとりあえず中東の病原菌を処理して回るしかないか…」
古泉 「少しでも危険性を下げたいですからね…」
キョン「さて、プレーヤーカードで鬼がでるか、蛇がでるか…」
ペラッ ペラッ
キョン「これは!!」
長門 ペラッ
キョン「おい古泉なんかお前煤けてないか?」
古泉 「大丈夫です。パンデミックと違う世界を救っただけなので」
朝比奈「はいお茶です。お疲れ様です古泉君」
古泉 「ありがとうございます朝比奈さん」
朝比奈「いえいえ~」
キョン「…今日の昼あたりか?」ボソッ
古泉 「ええ…まぁ数分後にはかなり小さくなったので僕は抜けてきましたが…何があったのか詳しく教えていただけますか?」ボソボソ
キョン「いや…その…まぁ帰り道にでも話すわ。あと顔が近いぞ古泉」コソリ
古泉 「おや、これは失礼。なかなかこの癖も治りませんね」コソコソ
ドア<コンコン
朝比奈「はーい。どうぞー」
朝倉 「お待たせしてごめんなさい」
ハルヒ「来たわね!今日こそ世界を救うわよ!!!」
………
……
…
ハルヒ「私黄色のカード一枚あれば完成するわ!」
朝倉 「黄色のカード…あるわ!でも私のターンじゃ涼宮さんのところまでいけない…」
古泉 「さきほど僕がカルカッタに拠点を作るべきでしたか…」
朝比奈「と、とりあえず感染処理しますぅ~」
ペラッペラッペラッ
キョン「テヘランがアウトブレイク!?イベントカード『静かな夜』を使う!!」
古泉 「た、助かりました…テヘランがアウトブレイクするともう人類は終わりでしたね…」
朝比奈「ふぇ~…あ、上海もアウトブレイクですぅ…」
長門 「………」ペラッ
ハルヒ「あと一回アウトブレイクすれば地球はおしまいってわけね…でも特効薬もあと1つで全部できる」
朝倉 「あとは…涼宮さんのところに行くだけなのに…」
キョン「じゃあ俺のターンか…もうイベントカードもないしとりあえず中東の病原菌を処理して回るしかないか…」
古泉 「少しでも危険性を下げたいですからね…」
キョン「さて、プレーヤーカードで鬼がでるか、蛇がでるか…」
ペラッ ペラッ
キョン「これは!!」
109: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 13:32:15.03 ID:5BEw9N9i0
ハルヒ「もしかして!」
キョン「あぁ…あと2ターン乗り切ったら…世界を救えるぞ!」
朝比奈「それでは感染処理です」ペラッペラッペラッ
古泉 「台湾…北京…大阪……ふぅ…セーフですね」
朝倉 「じゃあわたしのターンね…とはいっても…研究者だし…」
キョン「朝倉、乗れ『空輸』だ」
朝倉 「…!!ふふふ、それじゃあキョン君、涼宮さんのいるボゴタまでお願いするわ」
キョン「はいよ」
ハルヒ「来たわね!朝倉!黄色のカードを渡しなさい!」
朝倉 「えぇ涼宮さん。これで、世界を救って!!」
朝比奈「か、感染処理しますね…」ペラッ…ペラッ…ペラッ…
古泉 「エッセン…リマ…メキシコシティー…いずれもアウトブレイクなしです!」
ハルヒ「できた…できたわ…特効薬の完成よ…!!!!」
朝倉 「これで人類は…」
キョン「救われたな…」
111: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 14:57:54.02 ID:5BEw9N9i0
帰り道
長ハみ朝 ガレ 崖
|| 崖
古キ ドル 俺
朝比奈「キョン君かっこよかったですね~。映画だったらヘリコプターに乗って颯爽と登場したんでしょうね」
ハルヒ「映画ね…たしかに盛り上がりのシーンでしょうね。まぁこれで映画は撮らないわねぇ。話の内容としてはありふれてるし」
長門 「ヘリをチャーターする資金もない…」
ハルヒ「そうね。でも案外クリアするの速かったわね。また何か面白そうなボードゲームあったら一緒にやりましょ?」
朝倉 「ええ。その時はぜひ呼んで欲しいわ」
古泉 「なるほどそれで」
キョン「ああ、まさかあんなに簡単に言うとは思わなかったぜ」
朝比奈「せっかくお湯のみ用意したのに残念ですぅ…」
ハルヒ「別に来たくなったらいつでも来ていいんだから、くるでしょ?」
朝倉 「うーん…行きたいのは山々なんだけれど、新参者はお邪魔でしょ?だから呼んでくれればいつでも行くってスタイルでわたしはいるわ」
ハルヒ「そう。分かったわじゃあ遠慮なく呼び出させてもらうわ!」
古泉 「事情説明であそこまで規模が縮小した所は感謝します。けれどあまりにも無防備すぎますよ」
キョン「いや、それは俺も思ったが…正直あいつに対して警戒しろってのは中々難しくてだな…」
ハルヒ「それじゃあわたしと有希はあっちだから。また明日ね!」
長門 「また明日………」
キョン「おう。気をつけろよー」
古泉、朝比奈ともわかれたあと
キョン「…どうかしたか?」
朝倉 「え?」
キョン「いやなんか、辛そうな顔してるが…」
朝倉 「また?うーんそんなに顔に出やすいかなあ…」グニグニ
キョン「楽しくなかったのか?」
朝倉 「いいえ。楽しかったけれど…」
キョン「けれど、なんだよ?」
朝倉 「もうゲームクリアできちゃったし、これ以上涼宮さんとあなたに関わりすぎるのはよくないから」
キョン「よくない…ってなんだよ?…やっぱりなんかあったか?」
朝倉 「気にしないで。これはわたし達情報統合思念体の事情だから」
キョン「………」
朝倉 「さ、早く帰りましょ。今日は何にするんでしょうね?」
長ハみ朝 ガレ 崖
|| 崖
古キ ドル 俺
朝比奈「キョン君かっこよかったですね~。映画だったらヘリコプターに乗って颯爽と登場したんでしょうね」
ハルヒ「映画ね…たしかに盛り上がりのシーンでしょうね。まぁこれで映画は撮らないわねぇ。話の内容としてはありふれてるし」
長門 「ヘリをチャーターする資金もない…」
ハルヒ「そうね。でも案外クリアするの速かったわね。また何か面白そうなボードゲームあったら一緒にやりましょ?」
朝倉 「ええ。その時はぜひ呼んで欲しいわ」
古泉 「なるほどそれで」
キョン「ああ、まさかあんなに簡単に言うとは思わなかったぜ」
朝比奈「せっかくお湯のみ用意したのに残念ですぅ…」
ハルヒ「別に来たくなったらいつでも来ていいんだから、くるでしょ?」
朝倉 「うーん…行きたいのは山々なんだけれど、新参者はお邪魔でしょ?だから呼んでくれればいつでも行くってスタイルでわたしはいるわ」
ハルヒ「そう。分かったわじゃあ遠慮なく呼び出させてもらうわ!」
古泉 「事情説明であそこまで規模が縮小した所は感謝します。けれどあまりにも無防備すぎますよ」
キョン「いや、それは俺も思ったが…正直あいつに対して警戒しろってのは中々難しくてだな…」
ハルヒ「それじゃあわたしと有希はあっちだから。また明日ね!」
長門 「また明日………」
キョン「おう。気をつけろよー」
古泉、朝比奈ともわかれたあと
キョン「…どうかしたか?」
朝倉 「え?」
キョン「いやなんか、辛そうな顔してるが…」
朝倉 「また?うーんそんなに顔に出やすいかなあ…」グニグニ
キョン「楽しくなかったのか?」
朝倉 「いいえ。楽しかったけれど…」
キョン「けれど、なんだよ?」
朝倉 「もうゲームクリアできちゃったし、これ以上涼宮さんとあなたに関わりすぎるのはよくないから」
キョン「よくない…ってなんだよ?…やっぱりなんかあったか?」
朝倉 「気にしないで。これはわたし達情報統合思念体の事情だから」
キョン「………」
朝倉 「さ、早く帰りましょ。今日は何にするんでしょうね?」
113: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 15:10:31.85 ID:5BEw9N9i0
キョン 自室
キョン「…来ないな」
ガラッ
キョン コンコン
窓<シーン
キョン「…あいつどうしたんだ?」
カラカラカラ パタン カチッ
スタスタスタ
キョン妹 「それでねー」
朝倉 「へぇーそうなんだ」
アハハハ フフフフ
キョン「ん?もういたのか朝倉」
朝倉 「ええ。今日は玄関から。やっぱり窓伝いは危ないし」
キョン「なんだ、そうか」
キョン妹 「どうしたのー?」
朝倉 「なんでもないわよー」
夕食後
朝倉 「じゃあ今日はもう帰るわね」
キョン「ん?ああ…今日は早いな」
朝倉 「昨日あんなことになっちゃったしね」クスッ
キョン「それもそうか…」
キョン妹 「えー涼子ちゃんお風呂はー?」
朝倉 「今日はピーマン出てませーん。食べられたら一緒に入ってあげるわよー?」
キョン妹 「ちぇー」
朝倉 「ふふふ、じゃあまた明日ね」
キョン「おう、お休み」
キョン妹 「おやすみー」
朝倉 「はい、おやすみ」
パタン
キョン「…来ないな」
ガラッ
キョン コンコン
窓<シーン
キョン「…あいつどうしたんだ?」
カラカラカラ パタン カチッ
スタスタスタ
キョン妹 「それでねー」
朝倉 「へぇーそうなんだ」
アハハハ フフフフ
キョン「ん?もういたのか朝倉」
朝倉 「ええ。今日は玄関から。やっぱり窓伝いは危ないし」
キョン「なんだ、そうか」
キョン妹 「どうしたのー?」
朝倉 「なんでもないわよー」
夕食後
朝倉 「じゃあ今日はもう帰るわね」
キョン「ん?ああ…今日は早いな」
朝倉 「昨日あんなことになっちゃったしね」クスッ
キョン「それもそうか…」
キョン妹 「えー涼子ちゃんお風呂はー?」
朝倉 「今日はピーマン出てませーん。食べられたら一緒に入ってあげるわよー?」
キョン妹 「ちぇー」
朝倉 「ふふふ、じゃあまた明日ね」
キョン「おう、お休み」
キョン妹 「おやすみー」
朝倉 「はい、おやすみ」
パタン
114: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 15:20:32.66 ID:5BEw9N9i0
朝倉 自宅
朝倉 「………」ペラッ
朝倉 「……」ペラッ
朝倉 「…」ペラッ
パタン
朝倉 「…はぁ。楽しくも幸せでもないわね。こういうのを『つまらない』っていうのかしら」
朝倉 「…」
朝倉 「明日のお弁当の用意しよっと」パタパタパタ
台所
朝倉 「うーんキョン君何が好きなんだろう…」
朝倉 「今日の晩御飯は和風ハンバーグだったから…あ、でも明日はお魚になるのかしら?」
朝倉 「それじゃあお肉…鶏のもも肉あるし唐翌揚げにでもしましょっと…」
朝倉 「~♪」
朝倉 「あ、今楽しい…」
朝倉 「んーなんでかしら?料理に『達成感』でも感じてるのかしら?」
朝倉 「キョン君…なんでだと思う?」
朝倉 「…哀しい」
朝倉 「あーもう訳がわからないわ!ってあぁっ焦げてる!」
朝倉 「………」ペラッ
朝倉 「……」ペラッ
朝倉 「…」ペラッ
パタン
朝倉 「…はぁ。楽しくも幸せでもないわね。こういうのを『つまらない』っていうのかしら」
朝倉 「…」
朝倉 「明日のお弁当の用意しよっと」パタパタパタ
台所
朝倉 「うーんキョン君何が好きなんだろう…」
朝倉 「今日の晩御飯は和風ハンバーグだったから…あ、でも明日はお魚になるのかしら?」
朝倉 「それじゃあお肉…鶏のもも肉あるし唐翌揚げにでもしましょっと…」
朝倉 「~♪」
朝倉 「あ、今楽しい…」
朝倉 「んーなんでかしら?料理に『達成感』でも感じてるのかしら?」
朝倉 「キョン君…なんでだと思う?」
朝倉 「…哀しい」
朝倉 「あーもう訳がわからないわ!ってあぁっ焦げてる!」
116: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 15:32:10.44 ID:5BEw9N9i0
キョン 自室
ペラッ…
ペラッ…
キョン(……なんか、静かだな)パタン
キョン(…いやいや、これでいいんだ。これが普通だろ俺。つい3日前まではあいついなかったろうが)
キョン「………」
キョン「…勉強でもするか」
キョン「む…おい朝倉ここは…」
キョン「…」
キョン「…明日聞こう。風呂入って寝よう。そうだ、お前は疲れてるんだ寝ろ、俺!」
バタン ダダダダダダダダダダ
ペラッ…
ペラッ…
キョン(……なんか、静かだな)パタン
キョン(…いやいや、これでいいんだ。これが普通だろ俺。つい3日前まではあいついなかったろうが)
キョン「………」
キョン「…勉強でもするか」
キョン「む…おい朝倉ここは…」
キョン「…」
キョン「…明日聞こう。風呂入って寝よう。そうだ、お前は疲れてるんだ寝ろ、俺!」
バタン ダダダダダダダダダダ
117: 唐翌揚げってなんだろう ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 15:48:04.66 ID:5BEw9N9i0
水曜朝 登校中
キョン「…なんか、寝足りんな。11時には寝たっていうのに…」
朝倉 「今日も妹プレスでお目覚め?」
キョン「いや、なんか勝手に目が覚めた」
朝倉 「あら、どうしたんでしょうね」
キョン「わからん。…そうだ朝倉、帰ったら数学教えてくれ」
朝倉 「へ?どうしたの?」
キョン「昨日ちょっと勉強してたんだが分からんとこがあってな。家帰ったら頼むわ」
朝倉 「…もちろん!」
朝倉 「それでね、たぶんあのエラーはつまらないってことだと思うのよ」
キョン「かもな。確かに今のお前に沙村先生のシュールギャグは早すぎる。だが他の奴の前でつまらないとか言うなよ?ハルシオンランチ好きな奴だって世の中にはきっといる」
朝倉 「ええ。分かったわ」
ハルヒ「おっはよう!二人とも!」
キョン「おう、ここで会うのは珍しいな」
朝倉 「おはよう、涼宮さん」
ハルヒ「あんたが朝倉に合わせて早かっただけでしょうが。いつもあたしはこの時間よ!」
キョン「あぁそうか。なるほどな…」
ハルヒ「ほらキリキリ歩く!そんな調子じゃ校門についたらいつもの時間よ!」
キョン「いや流石にそんなに遅くはないだろって押すな押すな!自分で歩ける!」
ハルヒ「ほら朝倉さっさと行くわよ!」
朝倉 「……ええ」
キョン「…なんか、寝足りんな。11時には寝たっていうのに…」
朝倉 「今日も妹プレスでお目覚め?」
キョン「いや、なんか勝手に目が覚めた」
朝倉 「あら、どうしたんでしょうね」
キョン「わからん。…そうだ朝倉、帰ったら数学教えてくれ」
朝倉 「へ?どうしたの?」
キョン「昨日ちょっと勉強してたんだが分からんとこがあってな。家帰ったら頼むわ」
朝倉 「…もちろん!」
朝倉 「それでね、たぶんあのエラーはつまらないってことだと思うのよ」
キョン「かもな。確かに今のお前に沙村先生のシュールギャグは早すぎる。だが他の奴の前でつまらないとか言うなよ?ハルシオンランチ好きな奴だって世の中にはきっといる」
朝倉 「ええ。分かったわ」
ハルヒ「おっはよう!二人とも!」
キョン「おう、ここで会うのは珍しいな」
朝倉 「おはよう、涼宮さん」
ハルヒ「あんたが朝倉に合わせて早かっただけでしょうが。いつもあたしはこの時間よ!」
キョン「あぁそうか。なるほどな…」
ハルヒ「ほらキリキリ歩く!そんな調子じゃ校門についたらいつもの時間よ!」
キョン「いや流石にそんなに遅くはないだろって押すな押すな!自分で歩ける!」
ハルヒ「ほら朝倉さっさと行くわよ!」
朝倉 「……ええ」
118: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 16:04:31.13 ID:5BEw9N9i0
お昼休み
谷口 「おい早く弁当だせよキョン…」
国木田「谷口のじゃないだろ。また借りるよ?」
モブ 「おーいちいち言わなくてもいいぜ」
キョン「誰がお前にやるか」
国木田「あれ?朝倉さんは?」
キョン「ん?あっちの女子連中のところだろ」
谷口 「ん?なんだラブラブ弁当受け渡しタイムはないのか?」
キョン「誰がラブラブだ、誰が。朝に先にわたしてもらってるっての」
国木田「今更人目を気にし始めたんだ」クスクス
谷口 「本当に今更だよな。一緒に寝た仲なんだろ?[ピーーー]よキョン」
キョン「ブッゲホゲホッ…っと待て。それは誤解だ!!!っていうかなんで知ってる!?」
国木田「昨日学食に何人いたと思ってるのさ。それに相手は朝倉さんだよ?いまや君は涼宮さんと朝倉さんで二股してることになってるよ」
谷口 「まぁ?何もしていないということらしいし?情状酌量もつく。判決、死刑だキョン。[ピーーー]」
キョン「二股って…どっちもそんなんじゃねーよ」
国木田「キョンって本当に鈍いよねぇ…」
谷口 「罪な男ってか?だから[ピーーー]。いや死なずに行き地獄を味わう方がいいな。キョンに不幸あれ」
谷口 「おい早く弁当だせよキョン…」
国木田「谷口のじゃないだろ。また借りるよ?」
モブ 「おーいちいち言わなくてもいいぜ」
キョン「誰がお前にやるか」
国木田「あれ?朝倉さんは?」
キョン「ん?あっちの女子連中のところだろ」
谷口 「ん?なんだラブラブ弁当受け渡しタイムはないのか?」
キョン「誰がラブラブだ、誰が。朝に先にわたしてもらってるっての」
国木田「今更人目を気にし始めたんだ」クスクス
谷口 「本当に今更だよな。一緒に寝た仲なんだろ?[ピーーー]よキョン」
キョン「ブッゲホゲホッ…っと待て。それは誤解だ!!!っていうかなんで知ってる!?」
国木田「昨日学食に何人いたと思ってるのさ。それに相手は朝倉さんだよ?いまや君は涼宮さんと朝倉さんで二股してることになってるよ」
谷口 「まぁ?何もしていないということらしいし?情状酌量もつく。判決、死刑だキョン。[ピーーー]」
キョン「二股って…どっちもそんなんじゃねーよ」
国木田「キョンって本当に鈍いよねぇ…」
谷口 「罪な男ってか?だから[ピーーー]。いや死なずに行き地獄を味わう方がいいな。キョンに不幸あれ」
120: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 16:32:00.06 ID:5BEw9N9i0
放課後
ハルヒ「よーし!行くわよキョン!」バタバタバタバタ
キョン「やれやれ」
朝倉 「いってらっしゃい」
キョン「ああ…ってそういえば帰りはどうするんだ?一応護衛なんだろ?」
朝倉 「やぁねぇ。長門さんがいるじゃない。それじゃ、わたしは先に帰るね。っとその前にお弁当」
キョン「ああそういえば。旨かった。でも唐翌揚げは塩唐翌揚げの方が好きだな」
朝倉 「ふふふ、ありがと。うーんそっかじゃあ今度唐翌揚げにするときはそうするわね」
キョン「じゃあな」スタスタスタスタ
朝倉 「うん」フリフリ
朝倉 「…帰ろっと」
朝倉 「晩御飯のお手伝いもあるし。あたしは準団員だもの」
朝倉 「帰らなきゃ…」スタスタ
朝倉 「…」トボトボ
モブ子「朝倉さん一緒に帰ろう?」
朝倉 「え?あ、ええ。そうね。あなた何処に住んでるんだっけ?」
文芸部室
古泉 「いやぁ参りました。まさか2度指しで負けるとは…」
キョン「いや中々辛勝だったな。流石にキツイ。頭が疲れたぜ…」
ハルヒ「あんたゲームだけは強いわね」
キョン「まあ古泉が手を抜いてるかもしれんがな」
ハルヒ「そうなの?」
古泉 「いえ、流石に2度指しで負けるのは悔しいので本気で考えてみたんですが…ダメでしたね…」
キョン(やっぱりいつもは手抜きか?)
ハルヒ「ふーん…そうなんだ…頭のデキは悪くないのになーんで高校の定期試験ごときであんなにダメなのよ…」
キョン「まぁ…やってて面白くないからな…」
長門 パタン
朝比奈「あれ?もうそんな時間ですか?」
ハルヒ「どう?勉強進んだ?」
朝比奈「ええ。でもこうやってお勉強してるとやっぱり今年で最後なんだなぁ…って思っちゃいますね…」
ハルヒ「…そうねー。まぁ、だからこそ今を一生懸命楽しまなくちゃ!」
朝比奈「そうですね」
長門 カチカチカチカチカチ ピッ
キョン「それじゃあ俺達先に出てるぜ?」
ハルヒ「ええ」
ハルヒ「よーし!行くわよキョン!」バタバタバタバタ
キョン「やれやれ」
朝倉 「いってらっしゃい」
キョン「ああ…ってそういえば帰りはどうするんだ?一応護衛なんだろ?」
朝倉 「やぁねぇ。長門さんがいるじゃない。それじゃ、わたしは先に帰るね。っとその前にお弁当」
キョン「ああそういえば。旨かった。でも唐翌揚げは塩唐翌揚げの方が好きだな」
朝倉 「ふふふ、ありがと。うーんそっかじゃあ今度唐翌揚げにするときはそうするわね」
キョン「じゃあな」スタスタスタスタ
朝倉 「うん」フリフリ
朝倉 「…帰ろっと」
朝倉 「晩御飯のお手伝いもあるし。あたしは準団員だもの」
朝倉 「帰らなきゃ…」スタスタ
朝倉 「…」トボトボ
モブ子「朝倉さん一緒に帰ろう?」
朝倉 「え?あ、ええ。そうね。あなた何処に住んでるんだっけ?」
文芸部室
古泉 「いやぁ参りました。まさか2度指しで負けるとは…」
キョン「いや中々辛勝だったな。流石にキツイ。頭が疲れたぜ…」
ハルヒ「あんたゲームだけは強いわね」
キョン「まあ古泉が手を抜いてるかもしれんがな」
ハルヒ「そうなの?」
古泉 「いえ、流石に2度指しで負けるのは悔しいので本気で考えてみたんですが…ダメでしたね…」
キョン(やっぱりいつもは手抜きか?)
ハルヒ「ふーん…そうなんだ…頭のデキは悪くないのになーんで高校の定期試験ごときであんなにダメなのよ…」
キョン「まぁ…やってて面白くないからな…」
長門 パタン
朝比奈「あれ?もうそんな時間ですか?」
ハルヒ「どう?勉強進んだ?」
朝比奈「ええ。でもこうやってお勉強してるとやっぱり今年で最後なんだなぁ…って思っちゃいますね…」
ハルヒ「…そうねー。まぁ、だからこそ今を一生懸命楽しまなくちゃ!」
朝比奈「そうですね」
長門 カチカチカチカチカチ ピッ
キョン「それじゃあ俺達先に出てるぜ?」
ハルヒ「ええ」
122: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 16:45:48.19 ID:5BEw9N9i0
帰り道
キョン「それじゃあな」
古泉 「お気をつけて」
スタスタスタスタスタ
キョン(今日の晩飯はなんだろうな…)
朝倉 「キョン君」
キョン「ん?」
朝倉 「お帰り、キョン君」
キョン「お前…こんな所で待ってたのか?」
朝倉 「違うわよ。いったん家に帰って、着替えて、それからお弁当洗って晩御飯のお手伝いして、それから…」
キョン「待ってたのか」
朝倉 「長門さんがメールで教えてくれたから。ほら、わたし一応キョン君の護衛だし」
キョン「そうか…いや、そうだよな護衛だもんな」
朝倉 「えぇ。ほら早く帰りましょう?」
キョン「今日はの晩飯なんだ?」
朝倉 「今日はね、マグロのお刺身がメイン」
キョン「へぇ。余計腹減ったな…」
朝倉 「あ、塩唐揚げのレシピ調べたわよ」
キョン「おぉそうか。あーあとでお袋にも聞いてみたらいいと思うぞ。っていうか聞いとけ」
朝倉 「お袋の味ってやつね…いいわマスターしてあげる」
キョン「そいつは楽しみだ」
朝倉 「ねぇ……キョン君」
キョン「ん?なんだ?」
朝倉 「やっぱり幸せっていいわね…」ニコニコ
キョン「……そうだな」
キョン「それじゃあな」
古泉 「お気をつけて」
スタスタスタスタスタ
キョン(今日の晩飯はなんだろうな…)
朝倉 「キョン君」
キョン「ん?」
朝倉 「お帰り、キョン君」
キョン「お前…こんな所で待ってたのか?」
朝倉 「違うわよ。いったん家に帰って、着替えて、それからお弁当洗って晩御飯のお手伝いして、それから…」
キョン「待ってたのか」
朝倉 「長門さんがメールで教えてくれたから。ほら、わたし一応キョン君の護衛だし」
キョン「そうか…いや、そうだよな護衛だもんな」
朝倉 「えぇ。ほら早く帰りましょう?」
キョン「今日はの晩飯なんだ?」
朝倉 「今日はね、マグロのお刺身がメイン」
キョン「へぇ。余計腹減ったな…」
朝倉 「あ、塩唐揚げのレシピ調べたわよ」
キョン「おぉそうか。あーあとでお袋にも聞いてみたらいいと思うぞ。っていうか聞いとけ」
朝倉 「お袋の味ってやつね…いいわマスターしてあげる」
キョン「そいつは楽しみだ」
朝倉 「ねぇ……キョン君」
キョン「ん?なんだ?」
朝倉 「やっぱり幸せっていいわね…」ニコニコ
キョン「……そうだな」
123: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 17:03:40.83 ID:2cZxX6G80
食卓
キョン・妹・母・朝倉 「「「「いただきます」」」」
キョン「なんかこの野菜炒め妙にピーマン多めじゃないか?しかもデカイし…」
キョン妹 「お母さんも涼子ちゃんもいじわる…」グスン
朝倉 「ふふふそれはどうかしらねー。よーく噛んで食べてみて」
キョン「ふむ、どれ」パクッモグモグモグモグ
キョン「…!!これは…ピーマンが甘い…だと!?」
キョン妹 「うっそだ~」
朝倉 「ふふふさあ?どうでしょう食べてみたら分かるわよー?」
キョン「なんだこりゃ…野菜本来の旨みってこんなに…いやっていうか今までなんでこんな味しなかったんだ?」
キョン母 「涼子ちゃんがタジン鍋っていうの持ってきてくれたのよ」
朝倉 「要はただの蒸し焼きなんだけど、それだけで野菜っておいしいらしいって聞いてね?試してみたの」
キョン妹 ソロリソロリ…パクッ モグ…モグ…モグモグモグモグモグ
朝倉 「…どう?」
キョン妹 「おいしーい!!!!」パァアアアアア
キョン母 「あらまー…本当涼子ちゃん家の子になる?」
朝倉 「いえそれはお父さんかわいそうなんで」クスクス
アハハ フフフ
食後 キョン宅 リビング
キョン「じゃあ教えてくれ」
朝倉 「はいはい、さてと…ん…これ?」
キョン「ああ」
朝倉 「それじゃ先ずこの問題を………」
………
……
…
朝倉 「はい、お疲れ様」
キョン「いや、助かった。なるほどな」
朝倉 「じゃああたし妹ちゃんとお風呂入ってくるわ」
キョン「おーありがとうな」
キョン妹 「終わった?」
朝倉 「ええ。お待たせ。行きましょうか」
キョン妹 「わーい」ギュウ
朝倉 「…」ギュウ
キョン妹 「いいにおーい」フゴフゴ
朝倉 「(うーん…違うわね…)…ほら行きましょ?」
キョン妹 「はーい」
キョン・妹・母・朝倉 「「「「いただきます」」」」
キョン「なんかこの野菜炒め妙にピーマン多めじゃないか?しかもデカイし…」
キョン妹 「お母さんも涼子ちゃんもいじわる…」グスン
朝倉 「ふふふそれはどうかしらねー。よーく噛んで食べてみて」
キョン「ふむ、どれ」パクッモグモグモグモグ
キョン「…!!これは…ピーマンが甘い…だと!?」
キョン妹 「うっそだ~」
朝倉 「ふふふさあ?どうでしょう食べてみたら分かるわよー?」
キョン「なんだこりゃ…野菜本来の旨みってこんなに…いやっていうか今までなんでこんな味しなかったんだ?」
キョン母 「涼子ちゃんがタジン鍋っていうの持ってきてくれたのよ」
朝倉 「要はただの蒸し焼きなんだけど、それだけで野菜っておいしいらしいって聞いてね?試してみたの」
キョン妹 ソロリソロリ…パクッ モグ…モグ…モグモグモグモグモグ
朝倉 「…どう?」
キョン妹 「おいしーい!!!!」パァアアアアア
キョン母 「あらまー…本当涼子ちゃん家の子になる?」
朝倉 「いえそれはお父さんかわいそうなんで」クスクス
アハハ フフフ
食後 キョン宅 リビング
キョン「じゃあ教えてくれ」
朝倉 「はいはい、さてと…ん…これ?」
キョン「ああ」
朝倉 「それじゃ先ずこの問題を………」
………
……
…
朝倉 「はい、お疲れ様」
キョン「いや、助かった。なるほどな」
朝倉 「じゃああたし妹ちゃんとお風呂入ってくるわ」
キョン「おーありがとうな」
キョン妹 「終わった?」
朝倉 「ええ。お待たせ。行きましょうか」
キョン妹 「わーい」ギュウ
朝倉 「…」ギュウ
キョン妹 「いいにおーい」フゴフゴ
朝倉 「(うーん…違うわね…)…ほら行きましょ?」
キョン妹 「はーい」
124: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 17:24:39.33 ID:2cZxX6G80
キョン「ふー疲れた…。アイスあったっけか?」
ガラガラ
キョン「ないな…買いに行くか」
パタン
キョン「財布…財布っと」ゴソゴソ
キョン「あとチャリンコ鍵っと」チャリ
キョン「ちょっくらコンビニ行ってくるー!」
台所<気をつけるのよー!
キョン「へいへいっと」スタスタスタ
キョン「つっかけでいいか」すぽっ
カチャ
パタパタパタパタパタパタ
朝倉 「キョ、キョン君ちょっと待って!」ポタポタ
キョン「うおっお前なんて格好で…!」
朝倉 「外行くならちょっと待って!あたしがついて行かないと!」ポタポタ
キョン「わ、分かった!待つからちゃんと風呂入ってこい!」
風呂場<涼子ちゃーん!どうしたのー?
キョン「ほら早くおふくろに見られる前に戻れ!相変わらずお前無防備過ぎる!バスタオル一枚で男の前を歩くな!」
朝倉 「だ、だってコンビニはわたしの検索範囲外なんだもの!好きでこんな格好してるわけじゃないわよ!」ポタッポタッ
キョン「悪かった悪かったほれ早く戻れ。色々マズイからはよ戻れ!」
朝倉 「ちゃんと待っててよ!?」ポタッ
キョン「分かったっつーの」
パタパタパタパタパタ
風呂場<お待たせー
風呂場<どうしたの?
風呂場<ううん、ちょっとキョン君に言わなきゃいけないことがあって
風呂場<ふーん
キョン ズルズルズルズル ストン
キョン「………」
キョン「……」
キョン「…」
キョン「鎮まれ、my son………」
ガラガラ
キョン「ないな…買いに行くか」
パタン
キョン「財布…財布っと」ゴソゴソ
キョン「あとチャリンコ鍵っと」チャリ
キョン「ちょっくらコンビニ行ってくるー!」
台所<気をつけるのよー!
キョン「へいへいっと」スタスタスタ
キョン「つっかけでいいか」すぽっ
カチャ
パタパタパタパタパタパタ
朝倉 「キョ、キョン君ちょっと待って!」ポタポタ
キョン「うおっお前なんて格好で…!」
朝倉 「外行くならちょっと待って!あたしがついて行かないと!」ポタポタ
キョン「わ、分かった!待つからちゃんと風呂入ってこい!」
風呂場<涼子ちゃーん!どうしたのー?
キョン「ほら早くおふくろに見られる前に戻れ!相変わらずお前無防備過ぎる!バスタオル一枚で男の前を歩くな!」
朝倉 「だ、だってコンビニはわたしの検索範囲外なんだもの!好きでこんな格好してるわけじゃないわよ!」ポタッポタッ
キョン「悪かった悪かったほれ早く戻れ。色々マズイからはよ戻れ!」
朝倉 「ちゃんと待っててよ!?」ポタッ
キョン「分かったっつーの」
パタパタパタパタパタ
風呂場<お待たせー
風呂場<どうしたの?
風呂場<ううん、ちょっとキョン君に言わなきゃいけないことがあって
風呂場<ふーん
キョン ズルズルズルズル ストン
キョン「………」
キョン「……」
キョン「…」
キョン「鎮まれ、my son………」
125: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 17:53:43.81 ID:2cZxX6G80
朝倉 「お待たせ…」
キョン「…おう」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「…あの…キョン君」
キョン「…なんだ」
朝倉 「わたしのこのエラーなんていうのかしら…?」
キョン「………恥じらい、羞恥心とか…だろ…」
朝倉 「そっか…これが…」
キョン「多分な…」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「なんでこっち見ないの?」
キョン「むしろお前はそんな赤い顔見られたいのか?」
朝倉 「………いや。絶対いや。」
キョン「だろうな。俺だったら嫌だ。だから見てない」
朝倉 「…そっか」
キョン「…そうだ」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「わたしどんどん人間の感情っていうの理解できて来てるけど…正直これは知らなくてもよかったわ………」
キョン「まあ、なんでもいいことばっかりじゃないからな…」
朝倉 「うん…」
キョン「あー…その検索範囲というの広げられないのか?毎度出かけるたびにこうじゃお前にも悪いし…」
朝倉 「申請しとくわ。長門さん達と分かれるくらいのところまで広げられないか聞いておく…」
キョン「そうしてくれ…」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
キョン「…おう」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「…あの…キョン君」
キョン「…なんだ」
朝倉 「わたしのこのエラーなんていうのかしら…?」
キョン「………恥じらい、羞恥心とか…だろ…」
朝倉 「そっか…これが…」
キョン「多分な…」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「なんでこっち見ないの?」
キョン「むしろお前はそんな赤い顔見られたいのか?」
朝倉 「………いや。絶対いや。」
キョン「だろうな。俺だったら嫌だ。だから見てない」
朝倉 「…そっか」
キョン「…そうだ」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
朝倉 「わたしどんどん人間の感情っていうの理解できて来てるけど…正直これは知らなくてもよかったわ………」
キョン「まあ、なんでもいいことばっかりじゃないからな…」
朝倉 「うん…」
キョン「あー…その検索範囲というの広げられないのか?毎度出かけるたびにこうじゃお前にも悪いし…」
朝倉 「申請しとくわ。長門さん達と分かれるくらいのところまで広げられないか聞いておく…」
キョン「そうしてくれ…」
朝倉 「…」テクテク
キョン「…」スタスタ
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/05/20(日) 17:55:39.68 ID:2cZxX6G80
ウィーン
\ラシャイマセー/
壁 俺
壁 レジレジレジレジ
入
口
壁 ア 朝倉
壁 イ キョン
壁 ス
キョン「朝倉、どれがいい?」
朝倉 「え?いいわよ。太るし」
キョン「お前太るのか?」
朝倉 「…分からないわ。試したことないし」
キョン「まぁ今食わなくてもいいし、数学のお礼だ。選んでくれよ」
朝倉 「じゃあ、これ」
キョン「ガリガリ様?そんな安いのでいいのか?」
朝倉 「だって週末散財する予定あるでしょ?」
キョン「…」
朝倉 「…でしょ?」
キョン「ありがとうございます…」
朝倉 クスクス
ピッピッピッ
俺 「3点で286円になりあす」
キョン「300円でお願いします」
俺 「14円のお返しとレシートになりあす」
キョン「どうも」
俺 「あじゃじゅしたー」
キョン「お待たせ」ウィーン
朝倉 「ん、帰りましょうか」
キョン「おう」
自宅前
朝倉 「じゃあわたしこのまま帰るわね」
キョン「あ、じゃあこれ」
朝倉 「うん。ありがとう」
キョン「いやこっちこそ。あとスマンかった」
朝倉 「…ちょうど忘れてた所だったのに…ばか…」
キョン「……はい。すみません」
朝倉 「ふふふ、冗談よ。申請は通ったみたいだし、これからは1人で行っても大丈夫よ」
キョン「そうか。それは助かる」
朝倉 「それから明日はあそこで待ってないから、探しちゃダメよ?」
キョン「今日もさがしちゃいねーよ」
朝倉 「なーんだ。残念。じゃまた明日。お休み」
キョン「おう。お休み」
\ラシャイマセー/
壁 俺
壁 レジレジレジレジ
入
口
壁 ア 朝倉
壁 イ キョン
壁 ス
キョン「朝倉、どれがいい?」
朝倉 「え?いいわよ。太るし」
キョン「お前太るのか?」
朝倉 「…分からないわ。試したことないし」
キョン「まぁ今食わなくてもいいし、数学のお礼だ。選んでくれよ」
朝倉 「じゃあ、これ」
キョン「ガリガリ様?そんな安いのでいいのか?」
朝倉 「だって週末散財する予定あるでしょ?」
キョン「…」
朝倉 「…でしょ?」
キョン「ありがとうございます…」
朝倉 クスクス
ピッピッピッ
俺 「3点で286円になりあす」
キョン「300円でお願いします」
俺 「14円のお返しとレシートになりあす」
キョン「どうも」
俺 「あじゃじゅしたー」
キョン「お待たせ」ウィーン
朝倉 「ん、帰りましょうか」
キョン「おう」
自宅前
朝倉 「じゃあわたしこのまま帰るわね」
キョン「あ、じゃあこれ」
朝倉 「うん。ありがとう」
キョン「いやこっちこそ。あとスマンかった」
朝倉 「…ちょうど忘れてた所だったのに…ばか…」
キョン「……はい。すみません」
朝倉 「ふふふ、冗談よ。申請は通ったみたいだし、これからは1人で行っても大丈夫よ」
キョン「そうか。それは助かる」
朝倉 「それから明日はあそこで待ってないから、探しちゃダメよ?」
キョン「今日もさがしちゃいねーよ」
朝倉 「なーんだ。残念。じゃまた明日。お休み」
キョン「おう。お休み」
129: >>127調子乗ってまうやろー!! ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 18:25:09.45 ID:2cZxX6G80
パタン
朝倉 「…なんの用?」
喜緑 「必要以上関わるな、と行ったはずですが?」
朝倉 「だから次回から一緒に行かなくていいように申請したじゃない」
喜緑 「それは認めます。しかし申請された直後に検索範囲は拡大されたにも関わらず、なぜついて行ったのですか?」
朝倉 「それはわたしの行動パターンを組んだ主流派に聞いてくれない?あそこで帰るのって人間としてどうかしてるわよ?」
喜緑 「あなたは人間ではありませんし、彼もそれを理解しています」
朝倉 「そうね、でも今はただの女子高生よ?」
喜緑 「残念ながらあなたはただのインターフェイスです」
朝倉 「…」
喜緑 「…」
朝倉 「どいてくれない?明日のお弁当の用意をしなきゃいけないの」
喜緑 「必要ありません」
朝倉 「はぁ?」
喜緑 「その必要はありません」
朝倉 「あなたが彼の母と約束したことでしょう?」
喜緑 「ええ。ですので先ほど、彼の母親に会って話をつけてきました。もうあちらで夕食をとる必要も、昼食を作る必要もありません。最初にそれを許したわたしの失策です。有機生命体においての価値観をよく理解せずゴーサインを出したのは誤りでした。結果、涼宮ハルヒに多大な精神負荷をかけることになってしまい、余計な値を出すことになってしまいました。今後これを回避するため、あなたは1年前の立場に戻ってください」
朝倉 「…」
喜緑 「了解と受けとります。それでは」シュンッ
朝倉 「…」
朝倉 「なによそれ…」ボトッ
朝倉 「あ、ガリガリ様…」スッ
朝倉 「…」ポロ…
朝倉 「…?涙?」ポロポロ
朝倉 「……あぁ本当に…人間って哀しいときは涙を流すのね」ポロポロポロポロ
朝倉 「…なんの用?」
喜緑 「必要以上関わるな、と行ったはずですが?」
朝倉 「だから次回から一緒に行かなくていいように申請したじゃない」
喜緑 「それは認めます。しかし申請された直後に検索範囲は拡大されたにも関わらず、なぜついて行ったのですか?」
朝倉 「それはわたしの行動パターンを組んだ主流派に聞いてくれない?あそこで帰るのって人間としてどうかしてるわよ?」
喜緑 「あなたは人間ではありませんし、彼もそれを理解しています」
朝倉 「そうね、でも今はただの女子高生よ?」
喜緑 「残念ながらあなたはただのインターフェイスです」
朝倉 「…」
喜緑 「…」
朝倉 「どいてくれない?明日のお弁当の用意をしなきゃいけないの」
喜緑 「必要ありません」
朝倉 「はぁ?」
喜緑 「その必要はありません」
朝倉 「あなたが彼の母と約束したことでしょう?」
喜緑 「ええ。ですので先ほど、彼の母親に会って話をつけてきました。もうあちらで夕食をとる必要も、昼食を作る必要もありません。最初にそれを許したわたしの失策です。有機生命体においての価値観をよく理解せずゴーサインを出したのは誤りでした。結果、涼宮ハルヒに多大な精神負荷をかけることになってしまい、余計な値を出すことになってしまいました。今後これを回避するため、あなたは1年前の立場に戻ってください」
朝倉 「…」
喜緑 「了解と受けとります。それでは」シュンッ
朝倉 「…」
朝倉 「なによそれ…」ボトッ
朝倉 「あ、ガリガリ様…」スッ
朝倉 「…」ポロ…
朝倉 「…?涙?」ポロポロ
朝倉 「……あぁ本当に…人間って哀しいときは涙を流すのね」ポロポロポロポロ
131: >>128見てくれててありがとー ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 18:35:19.60 ID:2cZxX6G80
キョン宅
キョン母 「なんですって。残念ねぇ…」
キョン妹 「えー!!なんでー!!!」グズグズ
キョン母 「まぁ本当の親御さんと食べれるならそっちの方がいいしねぇ」
キョン「…そうだな。じゃ、俺風呂入るわ。あぁアイス食べてもいいから、泣くな。どうせ隣には住んでるんだ」
キョン妹 「でもぉ…」グスグス
キョン「よそ様の事情に口を挟むんじゃありません」スタスタスタ
リビング<うわーん!
リビング<よしよし
ガラッ
パタン
キョン「いつもに戻るのか…」
ヌギヌギ
キョン「………そう、いつもに戻るだけだ。いつもに」
ガラガラ
ヒタヒタ
ジャバー
キョン「むしろあいつがいたのなんて3日じゃねーか」
ジャバーン
キョン(何も変わらないって…)ブクブクブクブク
キョン母 「なんですって。残念ねぇ…」
キョン妹 「えー!!なんでー!!!」グズグズ
キョン母 「まぁ本当の親御さんと食べれるならそっちの方がいいしねぇ」
キョン「…そうだな。じゃ、俺風呂入るわ。あぁアイス食べてもいいから、泣くな。どうせ隣には住んでるんだ」
キョン妹 「でもぉ…」グスグス
キョン「よそ様の事情に口を挟むんじゃありません」スタスタスタ
リビング<うわーん!
リビング<よしよし
ガラッ
パタン
キョン「いつもに戻るのか…」
ヌギヌギ
キョン「………そう、いつもに戻るだけだ。いつもに」
ガラガラ
ヒタヒタ
ジャバー
キョン「むしろあいつがいたのなんて3日じゃねーか」
ジャバーン
キョン(何も変わらないって…)ブクブクブクブク
133: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 18:50:41.67 ID:2cZxX6G80
朝倉宅 自室
朝倉 「はー…まさかわたしが泣くとは思わなかったわ…」グスッ
朝倉 「ふー…でもなんかスッキリしたわ…」
朝倉 「さてと、どうしましょうね…本来の立場ね…本来の立場………」
朝倉 「去年のあたしってどんなことしてたっけ…?」
朝倉 (涼宮さんを観察して、クラス委員として彼女達に接触して…それで…)
朝倉 「あら…思い返してみるとずっとキョン君見てたわね。わたし…」
朝倉 「…ん?これなんかの漫画で読んだわよ?」
朝倉 「えーっと…あったあった。これだわ…」
朝倉 「…………」ペラッ
朝倉 「………」
ペラッ
ペラッ
ペラッ
ペラッ
ペラッ
………
……
…
パタン
朝倉 「…そっか」
朝倉 「わたし、キョン君のこと好きだったんだ…………」
朝倉 「うん…そうだわ。このエラー…エラー…?」
朝倉 「いいえ気持ちね」
朝倉 「これが…『好き』なんだ…」
朝倉 「はー…まさかわたしが泣くとは思わなかったわ…」グスッ
朝倉 「ふー…でもなんかスッキリしたわ…」
朝倉 「さてと、どうしましょうね…本来の立場ね…本来の立場………」
朝倉 「去年のあたしってどんなことしてたっけ…?」
朝倉 (涼宮さんを観察して、クラス委員として彼女達に接触して…それで…)
朝倉 「あら…思い返してみるとずっとキョン君見てたわね。わたし…」
朝倉 「…ん?これなんかの漫画で読んだわよ?」
朝倉 「えーっと…あったあった。これだわ…」
朝倉 「…………」ペラッ
朝倉 「………」
ペラッ
ペラッ
ペラッ
ペラッ
ペラッ
………
……
…
パタン
朝倉 「…そっか」
朝倉 「わたし、キョン君のこと好きだったんだ…………」
朝倉 「うん…そうだわ。このエラー…エラー…?」
朝倉 「いいえ気持ちね」
朝倉 「これが…『好き』なんだ…」
134: >>132「情報操作は得意」 ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 19:00:57.81 ID:2cZxX6G80
朝倉 「なんだ、あたしずっとキョン君のこと好きだったんじゃない」スクッ
朝倉 「お弁当つくろっと。別に、おかずの交換くらいしてもいいわよね?」トタトタ
朝倉 「だってわたしは社交的で明るい女の子ですもの!」
パタパタパタパタ
喜緑 「………また、独断先行…暴走ですか」
喜緑 「次はないと、注意したのに…」
長門 「…わたしもかつてエラーを溜めこんで暴走した」
喜緑 「そうですね。だってしょうがないですもんね…」
長門 「わたしは彼女をフォローする…」
喜緑 「分かってます。わたしだって本当はそうしたいんです」
長門 「わたしのバックアップは、わたしが守る」
喜緑 「といってもまた彼に任せるしかないんですけどね…」
長門 「…大丈夫。彼は、優しいから」
朝倉 「お弁当つくろっと。別に、おかずの交換くらいしてもいいわよね?」トタトタ
朝倉 「だってわたしは社交的で明るい女の子ですもの!」
パタパタパタパタ
喜緑 「………また、独断先行…暴走ですか」
喜緑 「次はないと、注意したのに…」
長門 「…わたしもかつてエラーを溜めこんで暴走した」
喜緑 「そうですね。だってしょうがないですもんね…」
長門 「わたしは彼女をフォローする…」
喜緑 「分かってます。わたしだって本当はそうしたいんです」
長門 「わたしのバックアップは、わたしが守る」
喜緑 「といってもまた彼に任せるしかないんですけどね…」
長門 「…大丈夫。彼は、優しいから」
135: ◆7I768BCHo. 2012/05/20(日) 19:32:23.20 ID:2cZxX6G80
次の日
キョン「…おい朝倉、お前…その目どうした」
朝倉 「あら、分かっちゃう?一応ファンデーションで隠したんだけど…」
キョン「いや白目真っ赤じゃねえか」
朝倉 「ちょっとね…またエラーに定義付けができて感極まったのよ」
キョン「…泣いてたのか?」
朝倉 「自分でも意外だったわ」クスクス
キョン「そ、そうか。しかしそれにしてはご機嫌だな」
朝倉 「そうね。すごくスッキリしたから」
キョン「…あーその、なんだ。昨日うちに喜緑さん来たんじゃないか?あれはどうしたんだ?」
朝倉 「ああ、あれね。うーん…世間体って奴かしら?」
キョン「お前の口からそれを聞くことになるとはな…」
朝倉 「あら、一応わたし常識は知ってるわよ?守らなきゃいけないと思ってなかっただけで」
キョン「まあ、人間のルールだからな…」
朝倉 「でも、ルールなら守るべきよね」
キョン「…なんだ?お前なんかあったか?」
朝倉 「別に?再認識しただけよ?」
キョン「何をだ?」
朝倉 「わたしは今、ただの女子高生だってことよ」クスクス
キョン「…はぁ?」
朝倉 「ねぇキョン君、それより今日のお昼…一緒に食べていい?」
キョン「…ああ、全然構わんが」
朝倉 「ありがとう!」ニコッ
おわりん。
多分…続く…
キョン「…おい朝倉、お前…その目どうした」
朝倉 「あら、分かっちゃう?一応ファンデーションで隠したんだけど…」
キョン「いや白目真っ赤じゃねえか」
朝倉 「ちょっとね…またエラーに定義付けができて感極まったのよ」
キョン「…泣いてたのか?」
朝倉 「自分でも意外だったわ」クスクス
キョン「そ、そうか。しかしそれにしてはご機嫌だな」
朝倉 「そうね。すごくスッキリしたから」
キョン「…あーその、なんだ。昨日うちに喜緑さん来たんじゃないか?あれはどうしたんだ?」
朝倉 「ああ、あれね。うーん…世間体って奴かしら?」
キョン「お前の口からそれを聞くことになるとはな…」
朝倉 「あら、一応わたし常識は知ってるわよ?守らなきゃいけないと思ってなかっただけで」
キョン「まあ、人間のルールだからな…」
朝倉 「でも、ルールなら守るべきよね」
キョン「…なんだ?お前なんかあったか?」
朝倉 「別に?再認識しただけよ?」
キョン「何をだ?」
朝倉 「わたしは今、ただの女子高生だってことよ」クスクス
キョン「…はぁ?」
朝倉 「ねぇキョン君、それより今日のお昼…一緒に食べていい?」
キョン「…ああ、全然構わんが」
朝倉 「ありがとう!」ニコッ
おわりん。
多分…続く…
144: 今日の朝倉 ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 09:42:29.02 ID:3P4NQ8DSO
授業中
朝倉 (必要以上の接触ってどこからかしら?隣の席なんだし喋ったり一緒にご飯食べるくらいはいいわよね…?必要ではないけれどわたしにプログラムされた行動パターンから見て不自然なことはしていないし)ジー
キョン カクン…カクン…
ハルヒ(ちょっと朝倉キョンのこと見すぎじゃないの…?)
朝倉 (うーん…もっと一緒にいられないかしら…)
ハルヒ(もしかして…やっぱり朝倉は…)
朝倉 (思えばもうキョン君に抱き着いて寝るなんて贅沢してるんだけど…それで満足できないんだもの…気持ちって厄介ね)フフッ
ハルヒ ドキッ
ハルヒ(な、何朝倉の笑顔でドキッとしてんのよあたしは!!……でも、素敵ね)
キョン カクンガタッ…フルフル…ボー…カクン…
ハルヒ(ったくこいつは!!)プスッ
キョン「いってぇ!?」ガタンッ
教師 「うるさいぞー」
キョン「…すいません」カタン
キョン(何しやがる!)ボソッ
ハルヒ(ちゃんと見てなさい)ボソボソボソ
キョン(授業か?)ボソッ
ハルヒ(…全部よ)ボソ
キョン(…?)
朝倉 クスクス
朝倉 (必要以上の接触ってどこからかしら?隣の席なんだし喋ったり一緒にご飯食べるくらいはいいわよね…?必要ではないけれどわたしにプログラムされた行動パターンから見て不自然なことはしていないし)ジー
キョン カクン…カクン…
ハルヒ(ちょっと朝倉キョンのこと見すぎじゃないの…?)
朝倉 (うーん…もっと一緒にいられないかしら…)
ハルヒ(もしかして…やっぱり朝倉は…)
朝倉 (思えばもうキョン君に抱き着いて寝るなんて贅沢してるんだけど…それで満足できないんだもの…気持ちって厄介ね)フフッ
ハルヒ ドキッ
ハルヒ(な、何朝倉の笑顔でドキッとしてんのよあたしは!!……でも、素敵ね)
キョン カクンガタッ…フルフル…ボー…カクン…
ハルヒ(ったくこいつは!!)プスッ
キョン「いってぇ!?」ガタンッ
教師 「うるさいぞー」
キョン「…すいません」カタン
キョン(何しやがる!)ボソッ
ハルヒ(ちゃんと見てなさい)ボソボソボソ
キョン(授業か?)ボソッ
ハルヒ(…全部よ)ボソ
キョン(…?)
朝倉 クスクス
145: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 10:24:51.84 ID:3P4NQ8DSO
うひゃあ朝キョンが溢れて止まらねぇ!!
昼休み
谷口 「っしゃー!!!!メーシだー!!!」
国木田「谷口うるさいよ」
キョン「お前のうるささを少し長門に分けてやって欲しいくらいだ」
朝倉 「それは長門さんも迷惑だと思うな」クスクス
谷口 「ん?朝倉はあっちの女子と食わんのか?」
朝倉 「今日はあの子がこっちに来てくれるの。みんなにちょっと食べてもらいたいものがあってね」クスクス
谷口 「お?なんだそれ俺も食っていいのか?」
朝倉 「ええもちろん」
モブ子「ねぇあんたあっちの席行ってくんない?」
俺 「はいはい」ガタ
モブ子「サンキュー」
朝倉 「はい、塩唐翌揚げ!!みんな食べてみて」
モブ子「へぇおいしそう。いっただきまーす」
谷口 「それじゃ俺も…」
国木田「朝倉さん、いただくね」
朝倉 「どうぞ。さ、キョン君も食べてみて?」
キョン「ああ。さっそく作ったのか」
朝倉 「うん、昨日おばさんに聞いてすごくおいしそうだったから」
キョン「へぇ。そんじゃいただくわ」パクッ
モブ子「すっごいおいしいよ!!」
キョン「…へぇ。まるでおふくろの食ってるみたいだ。うまいな」モ゙クモグ
朝倉 「よかった」ニコッ
谷口 モグモグポロポロパクッモグモグポロポロパクッ
国木田「谷口、泣くか食べるかどっちかにしたら?というか食べ過ぎだから泣いてなよ」
キョン「おふくろ分量適当、とか言っただろ?」
朝倉 「ええ。だからちゃんと出来てるか不安でね。でもよかった。ふふふ…うれしいな」ニコニコ
キョン「よかったな」ポンポン
谷口・国木田・朝倉・モブ子・俺 「「「「「!?」」」」」
キョン「あ、わりぃ。妹によくやるもんだから…」
朝倉 「あ、ううん、全然いいの。ちょっとビックリしただけで」
キョン「そうか」
谷口 (イチャイチャしやがって…!!!!)モグモグポロポロ
国木田「谷口それしょっぱくない?」
昼休み
谷口 「っしゃー!!!!メーシだー!!!」
国木田「谷口うるさいよ」
キョン「お前のうるささを少し長門に分けてやって欲しいくらいだ」
朝倉 「それは長門さんも迷惑だと思うな」クスクス
谷口 「ん?朝倉はあっちの女子と食わんのか?」
朝倉 「今日はあの子がこっちに来てくれるの。みんなにちょっと食べてもらいたいものがあってね」クスクス
谷口 「お?なんだそれ俺も食っていいのか?」
朝倉 「ええもちろん」
モブ子「ねぇあんたあっちの席行ってくんない?」
俺 「はいはい」ガタ
モブ子「サンキュー」
朝倉 「はい、塩唐翌揚げ!!みんな食べてみて」
モブ子「へぇおいしそう。いっただきまーす」
谷口 「それじゃ俺も…」
国木田「朝倉さん、いただくね」
朝倉 「どうぞ。さ、キョン君も食べてみて?」
キョン「ああ。さっそく作ったのか」
朝倉 「うん、昨日おばさんに聞いてすごくおいしそうだったから」
キョン「へぇ。そんじゃいただくわ」パクッ
モブ子「すっごいおいしいよ!!」
キョン「…へぇ。まるでおふくろの食ってるみたいだ。うまいな」モ゙クモグ
朝倉 「よかった」ニコッ
谷口 モグモグポロポロパクッモグモグポロポロパクッ
国木田「谷口、泣くか食べるかどっちかにしたら?というか食べ過ぎだから泣いてなよ」
キョン「おふくろ分量適当、とか言っただろ?」
朝倉 「ええ。だからちゃんと出来てるか不安でね。でもよかった。ふふふ…うれしいな」ニコニコ
キョン「よかったな」ポンポン
谷口・国木田・朝倉・モブ子・俺 「「「「「!?」」」」」
キョン「あ、わりぃ。妹によくやるもんだから…」
朝倉 「あ、ううん、全然いいの。ちょっとビックリしただけで」
キョン「そうか」
谷口 (イチャイチャしやがって…!!!!)モグモグポロポロ
国木田「谷口それしょっぱくない?」
148: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 13:14:12.12 ID:3P4NQ8DSO
放課後
ハルヒ「さぁ行くわよ!またね朝倉!」
朝倉 「ええさようなら」
キョン「じゃあな」
朝倉 「バイバイ」フリフリ
モブ子「朝倉さん、帰ろ?」
朝倉 「ええ」
文芸部室
ハルヒ「…ふーん」
キョン「どうした?」
ハルヒ「パンデミックって拡張パックあるらしいわ」
古泉 「おや、そんなに気に入っていただけましたか。ボードゲーム好き冥利に尽きますね」
ハルヒ「そうねぇ、まあ他にも理由はあるんだけど…」
朝比奈「どうしたんですかぁ?」
ハルヒ「んー…せっかく朝倉を準団員にしたんだからもっと呼びたいじゃない?」
朝比奈「そうですねぇ。朝倉さんいい子ですし」ニコニコ
長門 「朝比奈みくる後任として朝倉涼子を推す」
朝比奈「確かにこれだけ揃えたんですし、残してもらいたいですねぇ…」
ハルヒ「いや、みくるちゃんの役割ってお茶汲みの前にマスコットよ?」
朝比奈「ふぇ?そうでしたっけ…?」
ハルヒ「忘れるんじゃないわよ~!!うりゃうりゃうりゃ」
朝比奈「ひゃああああ~」
キョン「朝倉メイドか…まあ似合いそうだな」
古泉 「そうですね(しかし…未来人勢力ははどうするつもりなんでしょう…まさかこの一年で彼女から能力が失われるとは思えませんし…我々としてもインターフェイス2人は好ましくありませんが…んっふ困りましたね)」
ハルヒ「みくるちゃんもずっとはいないものね……みくるちゃんさえよければ朝倉にお茶のこと教えてくれる?」ギュッ
朝比奈「…ええ、もちろんです」ナデナデ
長門 ペラッ…
ハルヒ「さぁ行くわよ!またね朝倉!」
朝倉 「ええさようなら」
キョン「じゃあな」
朝倉 「バイバイ」フリフリ
モブ子「朝倉さん、帰ろ?」
朝倉 「ええ」
文芸部室
ハルヒ「…ふーん」
キョン「どうした?」
ハルヒ「パンデミックって拡張パックあるらしいわ」
古泉 「おや、そんなに気に入っていただけましたか。ボードゲーム好き冥利に尽きますね」
ハルヒ「そうねぇ、まあ他にも理由はあるんだけど…」
朝比奈「どうしたんですかぁ?」
ハルヒ「んー…せっかく朝倉を準団員にしたんだからもっと呼びたいじゃない?」
朝比奈「そうですねぇ。朝倉さんいい子ですし」ニコニコ
長門 「朝比奈みくる後任として朝倉涼子を推す」
朝比奈「確かにこれだけ揃えたんですし、残してもらいたいですねぇ…」
ハルヒ「いや、みくるちゃんの役割ってお茶汲みの前にマスコットよ?」
朝比奈「ふぇ?そうでしたっけ…?」
ハルヒ「忘れるんじゃないわよ~!!うりゃうりゃうりゃ」
朝比奈「ひゃああああ~」
キョン「朝倉メイドか…まあ似合いそうだな」
古泉 「そうですね(しかし…未来人勢力ははどうするつもりなんでしょう…まさかこの一年で彼女から能力が失われるとは思えませんし…我々としてもインターフェイス2人は好ましくありませんが…んっふ困りましたね)」
ハルヒ「みくるちゃんもずっとはいないものね……みくるちゃんさえよければ朝倉にお茶のこと教えてくれる?」ギュッ
朝比奈「…ええ、もちろんです」ナデナデ
長門 ペラッ…
154: なんでや…塩唐揚げェ… ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 19:51:29.62 ID:3P4NQ8DSO
SOS団 帰り道
ハルヒ「それじゃあんた朝倉には内緒にしなさいよ?」
キョン「それはいいが、あいつの了解もとらずに買いに行っていいのか?OKするとは限らんだろ」
ハルヒ「大丈夫よ。あんたには分かんないでしょうけどね」
キョン「んだそりゃ…」
ハルヒ「分からなくていいのよ。アホキョン」フンッ
キョン「…?」
朝比奈「お茶の特徴とみんなの好みをまとめなきゃ」ワクワク
ハルヒ「そんな細かいことまで考えてたの?
朝比奈「ええ、ちゃんとお勉強してみると面白いですよ~」
古泉 「…」
キョン「おい、いつもの胡散臭い笑顔が固いぞ?」
古泉 「おっとこれは失礼。あまり、あなたにお聞かせするべきではないかもしれませんが、まあ我々各所属の、勢力関係図について少々…」
キョン「宇宙人が二人になるのは好ましくないか?」
古泉 「古泉一樹という男子高校生からしたら全く問題はないんですが、いかんせん僕は機関の人間でもあるので…」
キョン「それでもハルヒの提案にはYesと言うしかないんだろう?」
古泉 「そうですね。困ってしまいました」
キョン「朝倉なら大丈夫だと思うぞ?」
古泉 「それはもう涼宮さんとあなたを見ていますし、実際先日ご一緒したとき、確信しました」
キョン「じゃあ何に頭を悩ませてる」
古泉 「いえそれは…(あなたを巡ってのトラブルで出動が増えそうだから…とは言えませんね…)組織にも色々事情があるのです」
キョン「そうか。まあ、無理すんなよ」
古泉 「…ありがとうございます」
朝倉 自宅
朝倉 「んー明日もっていうのは…流石にやり過ぎになるわよね…会えなくなるのは嫌ですもの…我慢しなくちゃ…」モグモグ
朝倉 「…やだなあ。哀しいよ…キョン君…」カチャ
朝倉 「一人でご飯食べても幸せじゃないもの…」ハァ
朝倉 「明日のお昼…何にしようかしら…」
ハルヒ「それじゃあんた朝倉には内緒にしなさいよ?」
キョン「それはいいが、あいつの了解もとらずに買いに行っていいのか?OKするとは限らんだろ」
ハルヒ「大丈夫よ。あんたには分かんないでしょうけどね」
キョン「んだそりゃ…」
ハルヒ「分からなくていいのよ。アホキョン」フンッ
キョン「…?」
朝比奈「お茶の特徴とみんなの好みをまとめなきゃ」ワクワク
ハルヒ「そんな細かいことまで考えてたの?
朝比奈「ええ、ちゃんとお勉強してみると面白いですよ~」
古泉 「…」
キョン「おい、いつもの胡散臭い笑顔が固いぞ?」
古泉 「おっとこれは失礼。あまり、あなたにお聞かせするべきではないかもしれませんが、まあ我々各所属の、勢力関係図について少々…」
キョン「宇宙人が二人になるのは好ましくないか?」
古泉 「古泉一樹という男子高校生からしたら全く問題はないんですが、いかんせん僕は機関の人間でもあるので…」
キョン「それでもハルヒの提案にはYesと言うしかないんだろう?」
古泉 「そうですね。困ってしまいました」
キョン「朝倉なら大丈夫だと思うぞ?」
古泉 「それはもう涼宮さんとあなたを見ていますし、実際先日ご一緒したとき、確信しました」
キョン「じゃあ何に頭を悩ませてる」
古泉 「いえそれは…(あなたを巡ってのトラブルで出動が増えそうだから…とは言えませんね…)組織にも色々事情があるのです」
キョン「そうか。まあ、無理すんなよ」
古泉 「…ありがとうございます」
朝倉 自宅
朝倉 「んー明日もっていうのは…流石にやり過ぎになるわよね…会えなくなるのは嫌ですもの…我慢しなくちゃ…」モグモグ
朝倉 「…やだなあ。哀しいよ…キョン君…」カチャ
朝倉 「一人でご飯食べても幸せじゃないもの…」ハァ
朝倉 「明日のお昼…何にしようかしら…」
161: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 21:58:22.13 ID:/f8V7+iW0
自室
朝倉 ペラッ…
朝倉 ペラッ…
窓外<カチ
朝倉 「ん?あ、キョン君帰ってきたんだ…電気ついてる…」
朝倉 「…ダメダメ。ここは我慢するところよね。用もないのに窓を叩くなんて普通はしないもの」ジー…
キョン窓<シャッガラッ カラカラカラ
朝倉 「!?」サッ
キョン「…おい朝倉」
朝倉 「……何?……キョン君」
キョン「なんで隠れた」
朝倉 「さあ?自分でも分からないわ…なんでかしら…?」ソローリ
キョン「(なんか顔が赤くないか?)…まあいいか、ただいま」
朝倉 「あ、うん。おかえりなさい」ニコッ
キョン「飯食ってくる、また後でな」
朝倉 「ふふ、行ってらっしゃい」フリフリ
パチン スタスタスタスタ
朝倉 「…なんで恥しかったのかしら」
朝倉 「はぁ」
朝倉 「窓越しに会話するのはいいのかしら?それならもうずっと開けておくんだけど…」
朝倉 ペラッ…
朝倉 ペラッ…
窓外<カチ
朝倉 「ん?あ、キョン君帰ってきたんだ…電気ついてる…」
朝倉 「…ダメダメ。ここは我慢するところよね。用もないのに窓を叩くなんて普通はしないもの」ジー…
キョン窓<シャッガラッ カラカラカラ
朝倉 「!?」サッ
キョン「…おい朝倉」
朝倉 「……何?……キョン君」
キョン「なんで隠れた」
朝倉 「さあ?自分でも分からないわ…なんでかしら…?」ソローリ
キョン「(なんか顔が赤くないか?)…まあいいか、ただいま」
朝倉 「あ、うん。おかえりなさい」ニコッ
キョン「飯食ってくる、また後でな」
朝倉 「ふふ、行ってらっしゃい」フリフリ
パチン スタスタスタスタ
朝倉 「…なんで恥しかったのかしら」
朝倉 「はぁ」
朝倉 「窓越しに会話するのはいいのかしら?それならもうずっと開けておくんだけど…」
164: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 22:30:44.45 ID:/f8V7+iW0
食後 キョン 自室
キョン「あーダメだ」ギシッ
キョン「朝倉、化学教えてくれ」
朝倉 「どの問題?」
キョン「いや問題とかなんとかそういうレベルじゃない。全然理解できん」
朝倉 「んー…もうちょっと自分でがんばってみたらどうかしら?」
キョン「そう言わずにだな…」
朝倉 「もう、仕方ないなあ。じゃあちょっと待っててね」スタスタ
キョン「すまんな」
窓<最近よく勉強してるわね
キョン「あーそうだな。まあ、わからんかったらお前に聞きゃいいって思える所もあるのかもな」
朝倉 「ふーん。それは嬉しいわね。さ、何処から分からないの?」
キョン「ん?このままやるのか?」
朝倉 「え?ええ」
キョン「いや近いとはいえ窓越しは面倒だろ」
朝倉 「まあ、そうなんだけど…あまり喜緑がいい顔しないのよ。わたしがキョン君の部屋に行くのは」
キョン「…?じゃあ俺がそっち行くわ」
朝倉 「へっ!?」
キョン「いいだろ?」
朝倉 「あ、ええと…どうなのかしら…?わたしはいいんだけど…」
キョン「じゃあ問題ないだろ」
ヒョイッ
キョン「邪魔するぞ」
朝倉 「あ、はい。いらっしゃい…」
キョン「あーダメだ」ギシッ
キョン「朝倉、化学教えてくれ」
朝倉 「どの問題?」
キョン「いや問題とかなんとかそういうレベルじゃない。全然理解できん」
朝倉 「んー…もうちょっと自分でがんばってみたらどうかしら?」
キョン「そう言わずにだな…」
朝倉 「もう、仕方ないなあ。じゃあちょっと待っててね」スタスタ
キョン「すまんな」
窓<最近よく勉強してるわね
キョン「あーそうだな。まあ、わからんかったらお前に聞きゃいいって思える所もあるのかもな」
朝倉 「ふーん。それは嬉しいわね。さ、何処から分からないの?」
キョン「ん?このままやるのか?」
朝倉 「え?ええ」
キョン「いや近いとはいえ窓越しは面倒だろ」
朝倉 「まあ、そうなんだけど…あまり喜緑がいい顔しないのよ。わたしがキョン君の部屋に行くのは」
キョン「…?じゃあ俺がそっち行くわ」
朝倉 「へっ!?」
キョン「いいだろ?」
朝倉 「あ、ええと…どうなのかしら…?わたしはいいんだけど…」
キョン「じゃあ問題ないだろ」
ヒョイッ
キョン「邪魔するぞ」
朝倉 「あ、はい。いらっしゃい…」
166: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 23:01:46.93 ID:/f8V7+iW0
キョン「へぇ、お前の部屋こんなんだったのか」
朝倉 「ほら、そんなのいいから早くやっちゃいましょう?わたし喜緑に怒られたくないの」
キョン「ん?やっぱまずかったか?」
朝倉 「ううん、まずくない!…けどあんまり長居はダメだと思うわ…」
キョン「分かった。じゃあぱぱっと教えてもらったら後は自分でやってみるさ」
朝倉 「うん…じゃあ、そこ座って?」
キョン「おう」
朝倉 「ってわけ。わかる?」
キョン「なるほどな。あとは自分で問題やってみるわ。サンキュー」クシャクシャ
朝倉 「もう、どっちかって言うとわたしが頭なでる方でしょ」ニコニコ
キョン「っと悪い。そうだな。ありがとう部屋に戻るわ」ヒョイッ
朝倉 「うん」
キョン「早く寝ろよ」
朝倉 「キョン君こそ」クスッ
キョン「んじゃお休み。ありがとな」ガラガラ パタン
朝倉 「あ…」シュン…
朝倉 「おやすみ、キョン君」カラカラ パタン
キョン「…何やってんだよ俺…。だから朝倉はデカイ妹じゃないんだってのに…」ガシガシ
キョン「あいつがヒョイヒョイこっちくるから軽い気持ちで行っちまったが…そりゃ普通いい顔しないっつーの」ハァ…
キョン「…やれやれ、やっちまったぜ」
朝倉 「…キョン君の頭なでたらやっぱり幸せなのかしら」サスリサスリ
朝倉 「…」
朝倉 「どう考えてもわたしの行動パターンじゃ自然になでるシチュエーションがない…わね…」
朝倉 「うーん、困ったわ…」
朝倉 「好きって気持ちに際限はないのかしら…これじゃ哀しくなるばっかりじゃない…」
朝倉 「ほら、そんなのいいから早くやっちゃいましょう?わたし喜緑に怒られたくないの」
キョン「ん?やっぱまずかったか?」
朝倉 「ううん、まずくない!…けどあんまり長居はダメだと思うわ…」
キョン「分かった。じゃあぱぱっと教えてもらったら後は自分でやってみるさ」
朝倉 「うん…じゃあ、そこ座って?」
キョン「おう」
朝倉 「ってわけ。わかる?」
キョン「なるほどな。あとは自分で問題やってみるわ。サンキュー」クシャクシャ
朝倉 「もう、どっちかって言うとわたしが頭なでる方でしょ」ニコニコ
キョン「っと悪い。そうだな。ありがとう部屋に戻るわ」ヒョイッ
朝倉 「うん」
キョン「早く寝ろよ」
朝倉 「キョン君こそ」クスッ
キョン「んじゃお休み。ありがとな」ガラガラ パタン
朝倉 「あ…」シュン…
朝倉 「おやすみ、キョン君」カラカラ パタン
キョン「…何やってんだよ俺…。だから朝倉はデカイ妹じゃないんだってのに…」ガシガシ
キョン「あいつがヒョイヒョイこっちくるから軽い気持ちで行っちまったが…そりゃ普通いい顔しないっつーの」ハァ…
キョン「…やれやれ、やっちまったぜ」
朝倉 「…キョン君の頭なでたらやっぱり幸せなのかしら」サスリサスリ
朝倉 「…」
朝倉 「どう考えてもわたしの行動パターンじゃ自然になでるシチュエーションがない…わね…」
朝倉 「うーん、困ったわ…」
朝倉 「好きって気持ちに際限はないのかしら…これじゃ哀しくなるばっかりじゃない…」
167: ◆7I768BCHo. 2012/05/21(月) 23:39:56.26 ID:/f8V7+iW0
ハルヒ 自宅
ハルヒ「うーんやっぱ朝倉にはこういうのが似合うと思うんだけど…いい色と柄がないわね…」
ハルヒ「…作ればいっか。明日キョンあたりを荷物持ちにしていきましょっと」
ハルヒ「…」
ハルヒ「恋愛禁止って撤回するべきかしら…」
ハルヒ「もー朝倉が帰って来なけりゃ気付かなかったけど気づきたくなかったわ………」ハァ
ハルヒ「一時の気の迷い…なんてよく言えてたわねあたし…」
ハルヒ「今度みくるちゃんにでも話してみようかしら…いえ有希に…鶴屋さん…ダメ、なんかみんな気ありそうな気がしてきたわ…」
ハルヒ「あーもう!どうしよう!」バタバタ
古泉 自宅
prrrrrr prrrrrr
古泉 「さっそくですか…」
ハルヒ「うーんやっぱ朝倉にはこういうのが似合うと思うんだけど…いい色と柄がないわね…」
ハルヒ「…作ればいっか。明日キョンあたりを荷物持ちにしていきましょっと」
ハルヒ「…」
ハルヒ「恋愛禁止って撤回するべきかしら…」
ハルヒ「もー朝倉が帰って来なけりゃ気付かなかったけど気づきたくなかったわ………」ハァ
ハルヒ「一時の気の迷い…なんてよく言えてたわねあたし…」
ハルヒ「今度みくるちゃんにでも話してみようかしら…いえ有希に…鶴屋さん…ダメ、なんかみんな気ありそうな気がしてきたわ…」
ハルヒ「あーもう!どうしよう!」バタバタ
古泉 自宅
prrrrrr prrrrrr
古泉 「さっそくですか…」
175: 今日の朝起キョン ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 08:14:00.97 ID:jwE2/XiSO
翌日 朝倉 自室
パタパタ
朝倉「お弁当も持った、教科書も大丈夫ね」
窓外<キョーンくーん!!
バフン
窓外<ゲホッ!!!!ゲッホゲホ!!!!ちょっと待てっ!!鳩尾は普通に痛いわ!!!
朝倉「あらあら」クスクス
朝倉「おはよう、キョン君」
朝倉「あと10分したら出ましょっと」クスクス
パタパタ
朝倉「お弁当も持った、教科書も大丈夫ね」
窓外<キョーンくーん!!
バフン
窓外<ゲホッ!!!!ゲッホゲホ!!!!ちょっと待てっ!!鳩尾は普通に痛いわ!!!
朝倉「あらあら」クスクス
朝倉「おはよう、キョン君」
朝倉「あと10分したら出ましょっと」クスクス
176: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 09:16:10.30 ID:jwE2/XiSO
登校中
朝倉 「なんだか朝から大変そうだったわね」クスクス
キョン「あいつの肘が鳩尾にクリーンヒットしてな…」ゲッソリ
朝倉 「あら、それはお気の毒様。お腹大丈夫だった?」
キョン「食欲がまったくわかなくてあまり飯を食えんかった…」
朝倉 「それでお昼まで持つののかしら」
キョン「まあ早弁でもすりゃいいだけだがな」
朝倉 「そうね。物足りなかったら少しわけてあげてもいいのよ?」
キョン「お、今日も昨日みたいにいっぱい作ったのか?」
朝倉 「そういうわけじゃないけれど」
キョン「ならいいさ、パンでも買う」
朝倉 「遠慮しなくていいのに…」
ハルヒ「おっはよう!!二人とも!!」
朝倉 「おはよう、涼宮さん」
キョン「おう、おはようさん」
ハルヒ「朝倉あんた今週末空いてる?」
朝倉 「え?ええ…特に問題はないけれど」
ハルヒ「じゃあ土曜日準団員として団活に参加しなさい!!」
朝倉 「了解したわ。団長さん」ニコッ
ハルヒ「よし!!」
朝倉 「なんだか朝から大変そうだったわね」クスクス
キョン「あいつの肘が鳩尾にクリーンヒットしてな…」ゲッソリ
朝倉 「あら、それはお気の毒様。お腹大丈夫だった?」
キョン「食欲がまったくわかなくてあまり飯を食えんかった…」
朝倉 「それでお昼まで持つののかしら」
キョン「まあ早弁でもすりゃいいだけだがな」
朝倉 「そうね。物足りなかったら少しわけてあげてもいいのよ?」
キョン「お、今日も昨日みたいにいっぱい作ったのか?」
朝倉 「そういうわけじゃないけれど」
キョン「ならいいさ、パンでも買う」
朝倉 「遠慮しなくていいのに…」
ハルヒ「おっはよう!!二人とも!!」
朝倉 「おはよう、涼宮さん」
キョン「おう、おはようさん」
ハルヒ「朝倉あんた今週末空いてる?」
朝倉 「え?ええ…特に問題はないけれど」
ハルヒ「じゃあ土曜日準団員として団活に参加しなさい!!」
朝倉 「了解したわ。団長さん」ニコッ
ハルヒ「よし!!」
177: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 09:52:55.48 ID:jwE2/XiSO
朝倉 「ねぇ涼宮さん、その団活って何をするの?」
ハルヒ「いつもなら不思議がありそうな所とか探すんだけど、今回はこの前遊んだパンデミックの拡張パックを探すわよ!!」
朝倉 「拡張パック?」
ハルヒ「ええ、前は4人でしかできなかったけど拡張パックを買えば5人でできるのよ。そしたら有希も参加できるわ!!」
朝倉 「なるほどね」
キョン「やっぱり朝比奈さんは雑務なんだな…」
ハルヒ「あれはみくるちゃんが進んでやってるんじゃない。そこは普通に交代すればいいし」
キョン「ま、そうだな」
ハルヒ「ところで、朝倉って身長いくつ?」
朝倉 「んー…確か…」
ハルヒ「いつもなら不思議がありそうな所とか探すんだけど、今回はこの前遊んだパンデミックの拡張パックを探すわよ!!」
朝倉 「拡張パック?」
ハルヒ「ええ、前は4人でしかできなかったけど拡張パックを買えば5人でできるのよ。そしたら有希も参加できるわ!!」
朝倉 「なるほどね」
キョン「やっぱり朝比奈さんは雑務なんだな…」
ハルヒ「あれはみくるちゃんが進んでやってるんじゃない。そこは普通に交代すればいいし」
キョン「ま、そうだな」
ハルヒ「ところで、朝倉って身長いくつ?」
朝倉 「んー…確か…」
178: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 10:54:20.44 ID:jwE2/XiSO
放課後
ハルヒ「さあ行くわよ!!」
朝倉 「行ってらっしゃい」
キョン「おう、行ってくるわ」
ハルヒ ムッ…
朝倉 「ほら涼宮さんが待ってるわよ」
キョン「悪い悪い、今行く」
ハルヒ 「早く行くわよ!!」ガシッ
朝倉 モヤッ…
キョン「はいはい」
タッタッタッ
モブ子「朝倉さん?」
朝倉 「あ、帰りましょっか…」
モブ子「ねぇ、やっぱりキョン君のこと好きなの?」
朝倉 「…分かっちゃうかしら?」
モブ子「うん。そっかー涼宮さんがライバルかー」
朝倉 「そっか、嫉妬なのね…これ」
文芸部室
ハルヒ「ってことで、あたしとキョンは買い出し。有希とみくるちゃんと古泉君はこの計算に乗っ取って型紙の作成。あ、あとこれ朝倉の身長ね」
古泉 「了解しました。ミシンなどの手配もしておきましょう」
ハルヒ「古泉君今度のボーナス期待してなさい」
古泉 「ありがとうございます」
キョン「なんだそりゃ」
ハルヒ「いいのよ!!さ、行くわよ!!」
キョン「はいはい」
バタン
長門 「広域検索モードに入る。型紙は任せる…………」
古泉 「了解しました。一応機関の方でも二人に護衛はつけますがよろしくお願いします」
長門 「任せて…………」
朝比奈「それじゃあ、わたしやりますから、古泉君はちょっと休んでください」
古泉 「いえ、僕は…」
朝比奈「SOS団の副団長は少し働きすぎです。いつもより口数も少ないですし、ちょっと顔色も悪いです。無理しちゃダメですよ」
古泉 「……ありがとうございます、それではミシンの手配ついでに少し休んできます」
朝比奈「はい、涼宮さん達が戻ったら連絡します」
古泉 「失礼します」
パタン
朝比奈「ここで寝ればいいのに、頑張り屋さんですねぇ…」クスッ
長門 「屋上………」
朝比奈「じゃあ後で何かかけるもの持っていきましょうか」
ハルヒ「さあ行くわよ!!」
朝倉 「行ってらっしゃい」
キョン「おう、行ってくるわ」
ハルヒ ムッ…
朝倉 「ほら涼宮さんが待ってるわよ」
キョン「悪い悪い、今行く」
ハルヒ 「早く行くわよ!!」ガシッ
朝倉 モヤッ…
キョン「はいはい」
タッタッタッ
モブ子「朝倉さん?」
朝倉 「あ、帰りましょっか…」
モブ子「ねぇ、やっぱりキョン君のこと好きなの?」
朝倉 「…分かっちゃうかしら?」
モブ子「うん。そっかー涼宮さんがライバルかー」
朝倉 「そっか、嫉妬なのね…これ」
文芸部室
ハルヒ「ってことで、あたしとキョンは買い出し。有希とみくるちゃんと古泉君はこの計算に乗っ取って型紙の作成。あ、あとこれ朝倉の身長ね」
古泉 「了解しました。ミシンなどの手配もしておきましょう」
ハルヒ「古泉君今度のボーナス期待してなさい」
古泉 「ありがとうございます」
キョン「なんだそりゃ」
ハルヒ「いいのよ!!さ、行くわよ!!」
キョン「はいはい」
バタン
長門 「広域検索モードに入る。型紙は任せる…………」
古泉 「了解しました。一応機関の方でも二人に護衛はつけますがよろしくお願いします」
長門 「任せて…………」
朝比奈「それじゃあ、わたしやりますから、古泉君はちょっと休んでください」
古泉 「いえ、僕は…」
朝比奈「SOS団の副団長は少し働きすぎです。いつもより口数も少ないですし、ちょっと顔色も悪いです。無理しちゃダメですよ」
古泉 「……ありがとうございます、それではミシンの手配ついでに少し休んできます」
朝比奈「はい、涼宮さん達が戻ったら連絡します」
古泉 「失礼します」
パタン
朝比奈「ここで寝ればいいのに、頑張り屋さんですねぇ…」クスッ
長門 「屋上………」
朝比奈「じゃあ後で何かかけるもの持っていきましょうか」
179: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 11:22:09.30 ID:jwE2/XiSO
ユザワヤ
ハルヒ「んーこれと、これかしら。どう思う?キョン」
キョン「どうと言われてもだな、完成型を知らんからなんとも言えん」
ハルヒ「あ、そっか。ほらこれよ」カサッ
キョン「あーなるほどな。確かにこっちの方が良さそうだな」
ハルヒ「でしょ?で、この布と、こっちが下ね」
キョン「いいんじゃないか?俺の中じゃお前の審美眼は今までの朝比奈さんで定評がある」
ハルヒ「ふーん…ねぇあたしが着るとしたらなんだと思う?」
キョン「お前がメイドって柄かよ。どっちかっつったらドレス着て二人を侍らす立場だろ」
ハルヒ「やっぱ?じゃあドレスなら何色よ?」
キョン「仮装パーティーでもするきか?」
ハルヒ「それもいいわね…で、何色よ?」
キョン「んーやっぱり赤だな。赤のベルベット。おぉ、それっぽくないか?」
ハルヒ「ふーん…あんたにしては中々いい線行ってるじゃない」ニヨニヨ
キョン「そりゃどーも。ほら、それ買って早く帰ろうぜ」
ハルヒ「せっかくここまで出てきたんだから茶しばかないでどーすんのよ?」
キョン「俺にそんな経済的余裕はない。団活でギリッギリだ」
ハルヒ「そうねぇ…人数も増えるしそろそろ罰金以外の何かにしましょ。ほら、だからいくわよ」ガシッ
キョン「おいこれは?」
ハルヒ「そんなロールのままで買えないでしょ、店員にいくら必要か言うのよ」
キョン「へえ…」
付き人「このままデートを重ねてくっついてくれれば楽なんですがね…」
老紳士「我々の事情で人の恋路は曲げられませんよ」
付き人「冗談ですよ。まああの宇宙人も人の範疇に入るか微妙ですけど」
老紳士「心ない大人よりよっぽど人じゃないですかね…」
付き人「…………そうですね」
老紳士「まさか、この歳になってこれほど心躍る色恋沙汰に関われるとは思いませんでしたが…できればあなた含め、みな幸福になって欲しいものです」
付き人「わたしは好きでやってるからいいんですよ」
老紳士「古泉も中々隅に置けませんねぇ…」
付き人「ちょっと新川さん…」
新川 「なんですか?森さん」ニコニコ
森 「………参りましたね」ハァ
ハルヒ「んーこれと、これかしら。どう思う?キョン」
キョン「どうと言われてもだな、完成型を知らんからなんとも言えん」
ハルヒ「あ、そっか。ほらこれよ」カサッ
キョン「あーなるほどな。確かにこっちの方が良さそうだな」
ハルヒ「でしょ?で、この布と、こっちが下ね」
キョン「いいんじゃないか?俺の中じゃお前の審美眼は今までの朝比奈さんで定評がある」
ハルヒ「ふーん…ねぇあたしが着るとしたらなんだと思う?」
キョン「お前がメイドって柄かよ。どっちかっつったらドレス着て二人を侍らす立場だろ」
ハルヒ「やっぱ?じゃあドレスなら何色よ?」
キョン「仮装パーティーでもするきか?」
ハルヒ「それもいいわね…で、何色よ?」
キョン「んーやっぱり赤だな。赤のベルベット。おぉ、それっぽくないか?」
ハルヒ「ふーん…あんたにしては中々いい線行ってるじゃない」ニヨニヨ
キョン「そりゃどーも。ほら、それ買って早く帰ろうぜ」
ハルヒ「せっかくここまで出てきたんだから茶しばかないでどーすんのよ?」
キョン「俺にそんな経済的余裕はない。団活でギリッギリだ」
ハルヒ「そうねぇ…人数も増えるしそろそろ罰金以外の何かにしましょ。ほら、だからいくわよ」ガシッ
キョン「おいこれは?」
ハルヒ「そんなロールのままで買えないでしょ、店員にいくら必要か言うのよ」
キョン「へえ…」
付き人「このままデートを重ねてくっついてくれれば楽なんですがね…」
老紳士「我々の事情で人の恋路は曲げられませんよ」
付き人「冗談ですよ。まああの宇宙人も人の範疇に入るか微妙ですけど」
老紳士「心ない大人よりよっぽど人じゃないですかね…」
付き人「…………そうですね」
老紳士「まさか、この歳になってこれほど心躍る色恋沙汰に関われるとは思いませんでしたが…できればあなた含め、みな幸福になって欲しいものです」
付き人「わたしは好きでやってるからいいんですよ」
老紳士「古泉も中々隅に置けませんねぇ…」
付き人「ちょっと新川さん…」
新川 「なんですか?森さん」ニコニコ
森 「………参りましたね」ハァ
180: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 11:36:56.35 ID:jwE2/XiSO
スーパー
朝倉 (キョン君今頃何してるのかしら…)
朝倉 「…晩御飯面倒くさいなあ」ボソッ
朝倉 「一人だし…」ハァ
キョン母 「あら涼子ちゃん?」
朝倉 「あ、こんばんは」
キョン母 「ええこんばんは」
朝倉 「今日は何になさるんですか?」
キョン母 「んーどうしようかしらねぇ。いいお魚があればお魚にしようと思ってるけれど」
朝倉 「あ、さっきいいカツオありましたよ?」
キョン母 「あら本当?じゃあカツオのたたきにしようかしら」
朝倉 「いいですね。わたしはどうしようかなぁ…」
キョン母 「うちで一緒に作っちゃいましょ?二人暮らしじゃカツオって手を出しにくいでしょ?」
朝倉 「いいんですか?」
キョン母 「ええもちろん」
朝倉 「じゃあお願いします」
朝倉 (一緒に食べられなくても、キョン君が食べてくれるなら…楽しくなるのね)クスクス
キョン母 「あらどうしたの?」
朝倉 「いえ、キョン君はお母さん似ですね」
キョン母 「ええ、やだあんなにヌボーとしてないわよ」
朝倉 「そこじゃありませんよ」クスクス
朝倉 (キョン君今頃何してるのかしら…)
朝倉 「…晩御飯面倒くさいなあ」ボソッ
朝倉 「一人だし…」ハァ
キョン母 「あら涼子ちゃん?」
朝倉 「あ、こんばんは」
キョン母 「ええこんばんは」
朝倉 「今日は何になさるんですか?」
キョン母 「んーどうしようかしらねぇ。いいお魚があればお魚にしようと思ってるけれど」
朝倉 「あ、さっきいいカツオありましたよ?」
キョン母 「あら本当?じゃあカツオのたたきにしようかしら」
朝倉 「いいですね。わたしはどうしようかなぁ…」
キョン母 「うちで一緒に作っちゃいましょ?二人暮らしじゃカツオって手を出しにくいでしょ?」
朝倉 「いいんですか?」
キョン母 「ええもちろん」
朝倉 「じゃあお願いします」
朝倉 (一緒に食べられなくても、キョン君が食べてくれるなら…楽しくなるのね)クスクス
キョン母 「あらどうしたの?」
朝倉 「いえ、キョン君はお母さん似ですね」
キョン母 「ええ、やだあんなにヌボーとしてないわよ」
朝倉 「そこじゃありませんよ」クスクス
181: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 13:04:45.97 ID:1zDkG1d90
文芸部室
長門 「坂の下まで帰ってきた…………」
朝比奈「それじゃあ古泉君に電話しますね」
屋上
prrrrr prrrrr
古泉 ビクッ
古泉 「あ、朝比奈さんですか…よかった…」ピッ
古泉 「もしもし、はい。わかりました。はい、ありがとうございます」ピッ
古泉 「んっふぅ…2時間も寝てましたか…おや?このカーディガンは…朝比奈さん…」
古泉 「彼じゃありませんが、本当に天使のようなお方ですね…」
古泉 「さて、戻りますか」
文芸部室
ハルヒ「たっだいまー!」
古泉 「おかえりなさい。どうでした?いい生地はありましたか」
ハルヒ「えぇもう大満足よ!みくるちゃん、有希型紙できてる?」
朝比奈「ええ、問題ありません」
長門 「ぬかりない…」
ハルヒ「オッケーじゃあ今日は残り時間で裁断までしちゃいましょ。型紙持ってきて」
朝比奈「はーい」
ハルヒ「キョン、机の上片付けなさい!」
キョン「はいはい」
古泉 「ミシンこちらに置いておきますね」
ハルヒ「うん、ありがとう」
朝比奈「完成が楽しみですぅ」
ハルヒ「そうね」ニコッ
長門 「坂の下まで帰ってきた…………」
朝比奈「それじゃあ古泉君に電話しますね」
屋上
prrrrr prrrrr
古泉 ビクッ
古泉 「あ、朝比奈さんですか…よかった…」ピッ
古泉 「もしもし、はい。わかりました。はい、ありがとうございます」ピッ
古泉 「んっふぅ…2時間も寝てましたか…おや?このカーディガンは…朝比奈さん…」
古泉 「彼じゃありませんが、本当に天使のようなお方ですね…」
古泉 「さて、戻りますか」
文芸部室
ハルヒ「たっだいまー!」
古泉 「おかえりなさい。どうでした?いい生地はありましたか」
ハルヒ「えぇもう大満足よ!みくるちゃん、有希型紙できてる?」
朝比奈「ええ、問題ありません」
長門 「ぬかりない…」
ハルヒ「オッケーじゃあ今日は残り時間で裁断までしちゃいましょ。型紙持ってきて」
朝比奈「はーい」
ハルヒ「キョン、机の上片付けなさい!」
キョン「はいはい」
古泉 「ミシンこちらに置いておきますね」
ハルヒ「うん、ありがとう」
朝比奈「完成が楽しみですぅ」
ハルヒ「そうね」ニコッ
182: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 13:20:21.34 ID:1zDkG1d90
SOS団 帰り道
ハルヒ「肩凝ったわね」
朝比奈「布に鋏いれるの緊張しましたぁ~」
キョン「俺ら全然なんもしてないな」
古泉 「そうですねぇ…」
ハルヒ「まあそんなに人数いてもやることないしあんた達は明日もボードゲームでもやってなさい」
キョン「だそうだ」
古泉 「ではスペースのとらないものでもしましょうか」
キョン「そうだな」
キョン 自宅
キョン母 「で、この塩麹が活きてくるのよ」
朝倉 「わ、本当においしい…」
キョン母 「でしょう?これがウチの秘伝のカツオのたたきよ。ちなみにこの秘伝380円でその辺に売ってるけどね」
朝倉 「塩麹って他に何に使えますか?」
キョン母 「あたしはステーキ焼くときとか使ったりするわね。お肉は柔らかくなるし旨みも増すのよ」
朝倉 「へぇ…」
キョン「ただいまー」
キョン母 「おかえりー」
キョン妹 「おーかーえーりー」
キョン「今日の晩飯…って、いたのか」
朝倉 「あ、うんお帰り。今日はカツオのたたきよ」
キョン「へぇ、旨そうだ。今日は家で食ってくのか?」
朝倉 「ううん、料理教えていただいてただけ」
キョン「そうか、残念だな」
キョン妹 「ねー」
朝倉 「うーんゴメンね?」
キョン「んじゃ着替えてくるわ」
キョン母 「はいはい」
朝倉 「じゃあ今日はありがとうございました」
キョン母 「いいのよーまた来てね?はいこれ涼子ちゃん家の分」
朝倉 「どうもあリがとうございます」
キョン妹 「またねー」
朝倉 「うん。じゃあね」
ハルヒ「肩凝ったわね」
朝比奈「布に鋏いれるの緊張しましたぁ~」
キョン「俺ら全然なんもしてないな」
古泉 「そうですねぇ…」
ハルヒ「まあそんなに人数いてもやることないしあんた達は明日もボードゲームでもやってなさい」
キョン「だそうだ」
古泉 「ではスペースのとらないものでもしましょうか」
キョン「そうだな」
キョン 自宅
キョン母 「で、この塩麹が活きてくるのよ」
朝倉 「わ、本当においしい…」
キョン母 「でしょう?これがウチの秘伝のカツオのたたきよ。ちなみにこの秘伝380円でその辺に売ってるけどね」
朝倉 「塩麹って他に何に使えますか?」
キョン母 「あたしはステーキ焼くときとか使ったりするわね。お肉は柔らかくなるし旨みも増すのよ」
朝倉 「へぇ…」
キョン「ただいまー」
キョン母 「おかえりー」
キョン妹 「おーかーえーりー」
キョン「今日の晩飯…って、いたのか」
朝倉 「あ、うんお帰り。今日はカツオのたたきよ」
キョン「へぇ、旨そうだ。今日は家で食ってくのか?」
朝倉 「ううん、料理教えていただいてただけ」
キョン「そうか、残念だな」
キョン妹 「ねー」
朝倉 「うーんゴメンね?」
キョン「んじゃ着替えてくるわ」
キョン母 「はいはい」
朝倉 「じゃあ今日はありがとうございました」
キョン母 「いいのよーまた来てね?はいこれ涼子ちゃん家の分」
朝倉 「どうもあリがとうございます」
キョン妹 「またねー」
朝倉 「うん。じゃあね」
183: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 14:00:24.68 ID:1zDkG1d90
朝倉 自宅
朝倉 「うん、おいしい。キョン君食べてくれてるかしら」モグモグ
朝倉 「…」モグモグ
朝倉 (今日は全然キョン君とお話しできてないなあ…)モグ…モグ…
朝倉 (涼宮さんはいいな…好きなだけ彼と一緒にいれて、好きなことできて…)
朝倉 自室
朝倉 「…」ジー…
朝倉 「やっぱり…窓開けておくくらいは全然大丈夫よね?」
朝倉 「空気の入れ替えは誰しもするものね」
カチン カラカラ
朝倉 「…涼しい」
キョン窓<パタン
キョン「お、うまかったぞ朝倉」
朝倉 「あ、キョン君…よかった。たたきなんて初めて作ったから」ニコッ
キョン「初めてであれなら上出来だろ」
朝倉 「ありがとう。ところで今から何するの?」
キョン「んーそうだな…明日の数学と英語でもやってから考えるさ」
朝倉 「偉い偉い」
キョン「今まで逆に何やってきたんだって言われると困るけどな」
朝倉 「何やってきたの?」クスクス
キョン「おい、コラ、やめろ。
朝倉 「ふふふ。ごめんなさい」
キョン「あ、そうだ。昨日は悪かったな」
朝倉 「え?なんで?」
キョン「いや、喜緑さんに怒られなかったか?」
朝倉 「あ、うん。大丈夫だけど…わたしとしては嬉しいのよ?でも上がダメって言うんだもの…」ムスッ
キョン「嬉しい?」
朝倉 「うん。1人は哀しいもの」シュン…
キョン「…」
朝倉 「あ、でも気にしないでいいの。こうやって窓越しでは1人じゃないわけじゃない?」
キョン「朝倉、今度喜緑さんと話してみようぜ」
朝倉 「え?」
キョン「お前のその哀しいってのはな、寂しさって言うんだ」
朝倉 「…うん。………寂しい」
キョン「それだけ感情豊かになってるんだ、長門もそうだがやっぱり一人暮らしはよくないだろ」
朝倉 「…うん」
キョン「だから喜緑さんか、またはほかのインターフェイスと一緒に暮らした方がいいと思うぜ」
朝倉 「…うん」
朝倉 「………………………………あれ?」
朝倉 「うん、おいしい。キョン君食べてくれてるかしら」モグモグ
朝倉 「…」モグモグ
朝倉 (今日は全然キョン君とお話しできてないなあ…)モグ…モグ…
朝倉 (涼宮さんはいいな…好きなだけ彼と一緒にいれて、好きなことできて…)
朝倉 自室
朝倉 「…」ジー…
朝倉 「やっぱり…窓開けておくくらいは全然大丈夫よね?」
朝倉 「空気の入れ替えは誰しもするものね」
カチン カラカラ
朝倉 「…涼しい」
キョン窓<パタン
キョン「お、うまかったぞ朝倉」
朝倉 「あ、キョン君…よかった。たたきなんて初めて作ったから」ニコッ
キョン「初めてであれなら上出来だろ」
朝倉 「ありがとう。ところで今から何するの?」
キョン「んーそうだな…明日の数学と英語でもやってから考えるさ」
朝倉 「偉い偉い」
キョン「今まで逆に何やってきたんだって言われると困るけどな」
朝倉 「何やってきたの?」クスクス
キョン「おい、コラ、やめろ。
朝倉 「ふふふ。ごめんなさい」
キョン「あ、そうだ。昨日は悪かったな」
朝倉 「え?なんで?」
キョン「いや、喜緑さんに怒られなかったか?」
朝倉 「あ、うん。大丈夫だけど…わたしとしては嬉しいのよ?でも上がダメって言うんだもの…」ムスッ
キョン「嬉しい?」
朝倉 「うん。1人は哀しいもの」シュン…
キョン「…」
朝倉 「あ、でも気にしないでいいの。こうやって窓越しでは1人じゃないわけじゃない?」
キョン「朝倉、今度喜緑さんと話してみようぜ」
朝倉 「え?」
キョン「お前のその哀しいってのはな、寂しさって言うんだ」
朝倉 「…うん。………寂しい」
キョン「それだけ感情豊かになってるんだ、長門もそうだがやっぱり一人暮らしはよくないだろ」
朝倉 「…うん」
キョン「だから喜緑さんか、またはほかのインターフェイスと一緒に暮らした方がいいと思うぜ」
朝倉 「…うん」
朝倉 「………………………………あれ?」
184: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 14:07:30.07 ID:1zDkG1d90
キョン「どうした?」
朝倉 「いや、その…わたしはキョン君のお家にお邪魔したいなって…」
キョン「でもそれはお前がこの間言ってた通り世間的にまずいだろ…」
朝倉 「…言ったわね」
キョン「だろ?」
朝倉 「ええ…」
キョン「まあ今度喜緑さんと話してみろよ。なんなら俺も同席する」
朝倉 「…そうね。考えておくわ」
朝倉 「いや、その…わたしはキョン君のお家にお邪魔したいなって…」
キョン「でもそれはお前がこの間言ってた通り世間的にまずいだろ…」
朝倉 「…言ったわね」
キョン「だろ?」
朝倉 「ええ…」
キョン「まあ今度喜緑さんと話してみろよ。なんなら俺も同席する」
朝倉 「…そうね。考えておくわ」
185: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 14:33:52.71 ID:1zDkG1d90
ハルヒ 自宅
ハルヒ「今頃朝倉とキョンは同じ屋根の下で『お帰りなさい』『おうただいま、今日の晩飯なんだ?』『ふふふ何だと思う?』とかやってんのかしら………」ギリィ…
ハルヒ「いいなぁ…朝倉…」
ハルヒ「あたしもキョンの家で一緒にご飯食べたりしたいな…」
ハルヒ「…これまで以上にキョンのこと連れまわしてやるー!!」ジタバタ
閉鎖空間内
古泉 「最近は神人の動きが違いますね…」
森 「まあ、見ての通り悶えてるわね…」
新川 「破壊衝動ではおさまりの付かないストレスなんでしょうな」
森 「逆に動きが読みにくくて怖いのよね…」
古泉 「まあ、やるしかないでしょう」
森 「そうね」
古泉 「さあ行きましょう」ブン
ハルヒ「今頃朝倉とキョンは同じ屋根の下で『お帰りなさい』『おうただいま、今日の晩飯なんだ?』『ふふふ何だと思う?』とかやってんのかしら………」ギリィ…
ハルヒ「いいなぁ…朝倉…」
ハルヒ「あたしもキョンの家で一緒にご飯食べたりしたいな…」
ハルヒ「…これまで以上にキョンのこと連れまわしてやるー!!」ジタバタ
閉鎖空間内
古泉 「最近は神人の動きが違いますね…」
森 「まあ、見ての通り悶えてるわね…」
新川 「破壊衝動ではおさまりの付かないストレスなんでしょうな」
森 「逆に動きが読みにくくて怖いのよね…」
古泉 「まあ、やるしかないでしょう」
森 「そうね」
古泉 「さあ行きましょう」ブン
186: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 15:24:21.64 ID:1zDkG1d90
森さんは古泉相手には呼び捨て命令口調だったから↑みたいなしゃべり方で新川さんには敬語と思ってください。
なんか最初と全然違う方向きててマイッチング…
金曜日 放課後
文芸部室
パタン
ハルヒ「ん~っと」
朝比奈「お疲れ様です、涼宮さん」
ハルヒ「ん、ありがとうみくるちゃん」
キョン「お、もうできたのか?」
ハルヒ「まぁ、ミシンさえあれば結構ほとんど直線だから楽なもんよ?」
古泉 「これは、驚きましたね。すばらしい出来じゃありませんか」
ハルヒ「ふふふ、これも古泉君の持ってきてくれたミシンのおかげよっ!!」
朝比奈「かわいいですねぇ」
ハルヒ「あったりまえじゃない!」
キョン「じゃあ片付けて帰るか」
ハルヒ「ええ」
帰り道
ハルヒ「明日はいつも通り朝9時に駅前集合よ!あ、キョン!朝倉にちゃんと伝えときなさい!」
キョン「へいへい」
ハルヒ「それじゃあ解散!じゃあねー」
キョン「なんか最近ハルヒの奴機嫌よくないか?」
古泉 「ええ、まあ。ただ少し考えていることがあるようですが…」
キョン「そうなのか?」
古泉 「小規模な閉鎖空間がぽつぽつと、特に夕方から夜にかけて多いですね。何か思うところがあるのでしょう」
キョン「…前と比べてどうなんだ?」
古泉 「…波があるので平均すれば去年よりもかなり少ないのですが…いかんせん長時間にわたり小規模かつランダムに出現するのが厄介ですね」
キョン「それで最近やたら寝むそうな日があったりしたのか」
古泉 「まさかあなたにも看破されているとは…少々気を抜きすぎかもしれませんね…」
キョン「馬鹿にしてるのか?」
古泉 「いえ、そうではありません…その、どちらかといえば去年の方が大変だったんですが、バレることもありませんでしたし…」
キョン「ケッ。長門よりは数倍お前の表情の方が読みやすいっつーの」
古泉 「これはこれは……参りました」ペコ
キョン「今度ハルヒのいないところで一局どうだ?」
古泉 「本気で行かせていただきます」クスッ
なんか最初と全然違う方向きててマイッチング…
金曜日 放課後
文芸部室
パタン
ハルヒ「ん~っと」
朝比奈「お疲れ様です、涼宮さん」
ハルヒ「ん、ありがとうみくるちゃん」
キョン「お、もうできたのか?」
ハルヒ「まぁ、ミシンさえあれば結構ほとんど直線だから楽なもんよ?」
古泉 「これは、驚きましたね。すばらしい出来じゃありませんか」
ハルヒ「ふふふ、これも古泉君の持ってきてくれたミシンのおかげよっ!!」
朝比奈「かわいいですねぇ」
ハルヒ「あったりまえじゃない!」
キョン「じゃあ片付けて帰るか」
ハルヒ「ええ」
帰り道
ハルヒ「明日はいつも通り朝9時に駅前集合よ!あ、キョン!朝倉にちゃんと伝えときなさい!」
キョン「へいへい」
ハルヒ「それじゃあ解散!じゃあねー」
キョン「なんか最近ハルヒの奴機嫌よくないか?」
古泉 「ええ、まあ。ただ少し考えていることがあるようですが…」
キョン「そうなのか?」
古泉 「小規模な閉鎖空間がぽつぽつと、特に夕方から夜にかけて多いですね。何か思うところがあるのでしょう」
キョン「…前と比べてどうなんだ?」
古泉 「…波があるので平均すれば去年よりもかなり少ないのですが…いかんせん長時間にわたり小規模かつランダムに出現するのが厄介ですね」
キョン「それで最近やたら寝むそうな日があったりしたのか」
古泉 「まさかあなたにも看破されているとは…少々気を抜きすぎかもしれませんね…」
キョン「馬鹿にしてるのか?」
古泉 「いえ、そうではありません…その、どちらかといえば去年の方が大変だったんですが、バレることもありませんでしたし…」
キョン「ケッ。長門よりは数倍お前の表情の方が読みやすいっつーの」
古泉 「これはこれは……参りました」ペコ
キョン「今度ハルヒのいないところで一局どうだ?」
古泉 「本気で行かせていただきます」クスッ
187: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 16:10:27.73 ID:1zDkG1d90
今更過ぎるけどこんばんわってなんだよ…こんばんは、だろ…
キョンは自宅から自転車→電車→徒歩通学だろ…間違い多すぎ…
ゆる過ぎた…すみません…
コンコン
キョン「朝倉ー」
カチャ ガラガラッ
朝倉 「どうしたの?キョン君?」
キョン「今日ハルヒに聞いただろうがもう一度確認としてな、明日は9時に北口駅前だ」
朝倉 「ええ、分かってるわ」
キョン「ま、それだけなんだがな」
朝倉 「明日、楽しみね…」
キョン「まあ、あいつのことだから拡張版も見つけるだろうけどな」
朝倉 「もうそれはきっと規定事項でしょ?そっちじゃないわよ。休日を皆で過ごす、楽しいに決まってるじゃない」
キョン「ああ、楽しいぞ」
朝倉 「ふふふ、班分けとかあるんでしょう?」
キョン「さあな。前は2、3だったが今度は3、3かそれとも2人3組か…」
朝倉 「……同じ班だといいわね」
キョン「…そうだな」
朝倉 「…え?」
キョン「なんだよ?」
朝倉 「本当にそう思うの?」
キョン「あ?ああ(長門か朝倉がいないと天蓋領域が不安だし)」
朝倉 「本当?」
キョン「ああ。どうした?」
朝倉 「…いえ、多分ずれがあるわね。この反応は」
キョン「?まあじゃあまた明日な」
朝倉 「うん…おやすみ」
キョン「おう」
朝倉 「はぁ…好きって言えたらどんなに楽なのかしら…」
朝倉 「あっ…そういえば明日何着て行けば………」
朝倉 「うーん…どうしましょう?」
ゴソゴソ…
違うかなぁ
ゴソゴソ…
こっちの方が…
ゴソゴソ…
でもこっちは動きにくいし
ゴソゴソ…
……
…
キョンは自宅から自転車→電車→徒歩通学だろ…間違い多すぎ…
ゆる過ぎた…すみません…
コンコン
キョン「朝倉ー」
カチャ ガラガラッ
朝倉 「どうしたの?キョン君?」
キョン「今日ハルヒに聞いただろうがもう一度確認としてな、明日は9時に北口駅前だ」
朝倉 「ええ、分かってるわ」
キョン「ま、それだけなんだがな」
朝倉 「明日、楽しみね…」
キョン「まあ、あいつのことだから拡張版も見つけるだろうけどな」
朝倉 「もうそれはきっと規定事項でしょ?そっちじゃないわよ。休日を皆で過ごす、楽しいに決まってるじゃない」
キョン「ああ、楽しいぞ」
朝倉 「ふふふ、班分けとかあるんでしょう?」
キョン「さあな。前は2、3だったが今度は3、3かそれとも2人3組か…」
朝倉 「……同じ班だといいわね」
キョン「…そうだな」
朝倉 「…え?」
キョン「なんだよ?」
朝倉 「本当にそう思うの?」
キョン「あ?ああ(長門か朝倉がいないと天蓋領域が不安だし)」
朝倉 「本当?」
キョン「ああ。どうした?」
朝倉 「…いえ、多分ずれがあるわね。この反応は」
キョン「?まあじゃあまた明日な」
朝倉 「うん…おやすみ」
キョン「おう」
朝倉 「はぁ…好きって言えたらどんなに楽なのかしら…」
朝倉 「あっ…そういえば明日何着て行けば………」
朝倉 「うーん…どうしましょう?」
ゴソゴソ…
違うかなぁ
ゴソゴソ…
こっちの方が…
ゴソゴソ…
でもこっちは動きにくいし
ゴソゴソ…
……
…
188: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 16:29:29.03 ID:1zDkG1d90
土曜日!
キョン「朝倉行くぞー」
朝倉 「うん」
キョン「あ…」
朝倉 「何?」
キョン「いやそのセーターどっかで見た気がしたんだが…ありゃ冬だったか」
朝倉 「あ!長門さんの暴走したころも確かにこんなセーター着てたわね」
キョン「いいよな、鎖骨が出てる服」ジー…
朝倉 「キョン君目がいやらしいわ…」カァ…
キョン「そうあからさまに恥ずかしがられると俺が恥しいわ…」
ガチャン
朝倉 「あら、自転車?」
キョン「ここから北口駅は遠いぞ?」
朝倉 「え、でもわたし自転車持ってないし…」
キョン「後乗れよ」
朝倉 「いいのかしら?」
キョン「おまわりに見つからなきゃいいんだよ」
朝倉 「法律的にもいけないことだったわね…」
キョン「?ほれ行くぞ」
朝倉 「それじゃあ運転手さん、北口駅までおねがいします」クスクス
キョン「ちゃんとつかまってろよ」ギッコギッコギッコ
北口駅前 集合30分前
キョン「なんで30分前にもう全員いるんだよ…」
朝倉 「あら、わたし達最後?」
ハルヒ「まあ、今回から人数増えたし罰金はあとで1000円分部室にお菓子置いときなさい。共有財産よ!」
朝倉 「この場合わたし達2人で1000円?」
ハルヒ「そんなの最後に来たキョンに決まってるじゃない」
キョン「へいへい、ま、いつもより全然安いからありがたいぜ」
ハルヒ「んじゃとりあえず喫茶店に入るわよ!」
キョン「朝倉行くぞー」
朝倉 「うん」
キョン「あ…」
朝倉 「何?」
キョン「いやそのセーターどっかで見た気がしたんだが…ありゃ冬だったか」
朝倉 「あ!長門さんの暴走したころも確かにこんなセーター着てたわね」
キョン「いいよな、鎖骨が出てる服」ジー…
朝倉 「キョン君目がいやらしいわ…」カァ…
キョン「そうあからさまに恥ずかしがられると俺が恥しいわ…」
ガチャン
朝倉 「あら、自転車?」
キョン「ここから北口駅は遠いぞ?」
朝倉 「え、でもわたし自転車持ってないし…」
キョン「後乗れよ」
朝倉 「いいのかしら?」
キョン「おまわりに見つからなきゃいいんだよ」
朝倉 「法律的にもいけないことだったわね…」
キョン「?ほれ行くぞ」
朝倉 「それじゃあ運転手さん、北口駅までおねがいします」クスクス
キョン「ちゃんとつかまってろよ」ギッコギッコギッコ
北口駅前 集合30分前
キョン「なんで30分前にもう全員いるんだよ…」
朝倉 「あら、わたし達最後?」
ハルヒ「まあ、今回から人数増えたし罰金はあとで1000円分部室にお菓子置いときなさい。共有財産よ!」
朝倉 「この場合わたし達2人で1000円?」
ハルヒ「そんなの最後に来たキョンに決まってるじゃない」
キョン「へいへい、ま、いつもより全然安いからありがたいぜ」
ハルヒ「んじゃとりあえず喫茶店に入るわよ!」
189: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 17:04:58.58 ID:1zDkG1d90
班分け結果
朝倉ハルヒ キョン長門 朝比奈古泉
ハルヒ「あらま」
朝倉 「よろしくね、涼宮さん」
キョン「んで3班にわけてどうするんだ?」
ハルヒ「あ、えーと」ガサガサ
ハルヒ「はいこれ見て。とりあえずボドゲーム扱ってる店ピックアップしといたから先ずはそこを各班回って頂戴」
古泉 「了解しました」
ハルヒ「拡張パックって通販でも売り切れだからなかなか見つからないと思うけど、こんなものも見つけられないようじゃ不思議すら見つけられないわ!各班全力を尽くしなさい!解散!」
朝倉ハルヒ班
ハルヒ「ねえ、朝倉」
朝倉 「なあに?涼宮さん?」
ハルヒ「…やっぱりあんたキョンのこと好きなの?」
朝倉 「…単刀直入に聞くのね」
ハルヒ「うだうだ腹の探り合いするのは嫌いなのよ…」
朝倉 「ふふっかっこいいなあ。そうね、好きか嫌いかって聞かれたら好きよ」
ハルヒ「…そうじゃないでしょ?そんな、友達として好き、なんて風には見えないわ」
朝倉 「…ダメなの」
ハルヒ「は?」
朝倉 「それ以上は答えちゃいけないのよ、困ったことに」
ハルヒ「何よそれ」
朝倉 「…そしたらまた留学しなきゃいけなくなっちゃうもの」
ハルヒ「…お父さんそんな過保護なの?」
朝倉 「そんなところ。だから言っちゃいけないの」
ハルヒ「何よそれ!」
朝倉 「涼宮さんが怒る必要ないわよ?だってうちの事情だし」
ハルヒ「そんなこと関係ないわ!!おかしいったらおかしい!!!」
朝倉 「そう言われても…涼宮さんはどうなの?」
ハルヒ「わたしだって好きよ!でも!こんなのフェアじゃないわ!」
朝倉 「…涼宮さんって素敵ね」クスッ
ハルヒ「何笑ってんのよあんたの問題でしょうが!」
朝倉 「でも涼宮さん、ここ街の往来だからもう少し小さい声で話しましょ?こんな話、大声でできないわ」
ハルヒ「あ、ごめん…」
朝倉 「ううん。ありがとう、涼宮さん…」
朝倉ハルヒ キョン長門 朝比奈古泉
ハルヒ「あらま」
朝倉 「よろしくね、涼宮さん」
キョン「んで3班にわけてどうするんだ?」
ハルヒ「あ、えーと」ガサガサ
ハルヒ「はいこれ見て。とりあえずボドゲーム扱ってる店ピックアップしといたから先ずはそこを各班回って頂戴」
古泉 「了解しました」
ハルヒ「拡張パックって通販でも売り切れだからなかなか見つからないと思うけど、こんなものも見つけられないようじゃ不思議すら見つけられないわ!各班全力を尽くしなさい!解散!」
朝倉ハルヒ班
ハルヒ「ねえ、朝倉」
朝倉 「なあに?涼宮さん?」
ハルヒ「…やっぱりあんたキョンのこと好きなの?」
朝倉 「…単刀直入に聞くのね」
ハルヒ「うだうだ腹の探り合いするのは嫌いなのよ…」
朝倉 「ふふっかっこいいなあ。そうね、好きか嫌いかって聞かれたら好きよ」
ハルヒ「…そうじゃないでしょ?そんな、友達として好き、なんて風には見えないわ」
朝倉 「…ダメなの」
ハルヒ「は?」
朝倉 「それ以上は答えちゃいけないのよ、困ったことに」
ハルヒ「何よそれ」
朝倉 「…そしたらまた留学しなきゃいけなくなっちゃうもの」
ハルヒ「…お父さんそんな過保護なの?」
朝倉 「そんなところ。だから言っちゃいけないの」
ハルヒ「何よそれ!」
朝倉 「涼宮さんが怒る必要ないわよ?だってうちの事情だし」
ハルヒ「そんなこと関係ないわ!!おかしいったらおかしい!!!」
朝倉 「そう言われても…涼宮さんはどうなの?」
ハルヒ「わたしだって好きよ!でも!こんなのフェアじゃないわ!」
朝倉 「…涼宮さんって素敵ね」クスッ
ハルヒ「何笑ってんのよあんたの問題でしょうが!」
朝倉 「でも涼宮さん、ここ街の往来だからもう少し小さい声で話しましょ?こんな話、大声でできないわ」
ハルヒ「あ、ごめん…」
朝倉 「ううん。ありがとう、涼宮さん…」
191: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 17:53:31.55 ID:1zDkG1d90
朝倉 「確かにちょっとおかしいかもしれないけど、お父さんのいい分も分かるのよ?」
ハルヒ「なによそれ」
朝倉 「わたしはやるべきことがあるから」
ハルヒ「それはキョンを好きになっちゃできないことなの?」
朝倉 「そうじゃないわ。もし、仮によ?好きになってもできることだけど、わたしが我慢できなくなっちゃうから」
ハルヒ「しなきゃいいじゃない」
朝倉 「そしたら涼宮さんと勝負になるのかしら?」クスクス
ハルヒ「あたしだけじゃないかもね。もしかして有希もみくるちゃんも好きかもしれないもの」フッ
朝倉 「あらま、キョン君ったら罪な男ねえ」クスクス
ハルヒ「…」
朝倉 「…」
ハルヒ「…あたしは好き。あたしは我慢できない。だから、あなたにどんな事情があっても遠慮しないわよ?」
朝倉 「ええ……それでいいわ………」ギリ…
ハルヒ「…そう」
キョン長門
長門 「あなたは、朝倉涼子をどう思っていか教えてほしい…………」
キョン「へっ?どうしたいきなり?」
長門 「答えて………」
キョン「どうって…去年の今頃似たような自問自答をしたな。あれは…閉鎖空間の中で、どう思うのかってのはハルヒだったが…」
長門 「…」
キョン「分かってるって。朝倉は朝倉だ、とかそんなごまかしは言わねえよ。それでもそうだな…改めて聞かれるとやっぱり困る。前は『俺を殺しにかかった宇宙人』とか『コンバットナイフの女』とかそんなんだったが今は違う。それをいきなり言え、と言われると…正直返答に窮する」
長門 「…」ジッ
キョン「…あーそうだな、この前は『デカイ妹ができたみたいだ』って思ったな。それも今じゃちょっと違うが…今は…『隣に住んでるSOS準団員』って感じか?」
長門 「そう…」
キョン「急にどうした?」
長門 「彼女はおそらく去年の今頃、既にわたしが改変した時と同じか、それ以上のエラーを溜めてあなたを殺害する行動に移った…………」
キョン「…あれも、感情の表現だってのか?だがありゃ急進派の意向もあるんじゃなかったのか?」
長門 「その時の感情は彼女にしか分からない。でも、彼女の本意ではなかったはず………」
キョン「…そんなことはなんとなくわかってる。今の朝倉を見てたらあの朝倉は全くの別人だったと言われても納得できる」
長門 「あれが彼女なりの、思念体への反抗だった……」
キョン「しかしその話をなぜ今する?別にそんなこと言われずとも朝倉にはもうマイナスイメージ持っていないぞ?」
長門 「なら、もう安心………」
キョン「?」
長門 「わたしの処分が保留になったこと…感謝している………」
キョン「…おぉ?」
ハルヒ「なによそれ」
朝倉 「わたしはやるべきことがあるから」
ハルヒ「それはキョンを好きになっちゃできないことなの?」
朝倉 「そうじゃないわ。もし、仮によ?好きになってもできることだけど、わたしが我慢できなくなっちゃうから」
ハルヒ「しなきゃいいじゃない」
朝倉 「そしたら涼宮さんと勝負になるのかしら?」クスクス
ハルヒ「あたしだけじゃないかもね。もしかして有希もみくるちゃんも好きかもしれないもの」フッ
朝倉 「あらま、キョン君ったら罪な男ねえ」クスクス
ハルヒ「…」
朝倉 「…」
ハルヒ「…あたしは好き。あたしは我慢できない。だから、あなたにどんな事情があっても遠慮しないわよ?」
朝倉 「ええ……それでいいわ………」ギリ…
ハルヒ「…そう」
キョン長門
長門 「あなたは、朝倉涼子をどう思っていか教えてほしい…………」
キョン「へっ?どうしたいきなり?」
長門 「答えて………」
キョン「どうって…去年の今頃似たような自問自答をしたな。あれは…閉鎖空間の中で、どう思うのかってのはハルヒだったが…」
長門 「…」
キョン「分かってるって。朝倉は朝倉だ、とかそんなごまかしは言わねえよ。それでもそうだな…改めて聞かれるとやっぱり困る。前は『俺を殺しにかかった宇宙人』とか『コンバットナイフの女』とかそんなんだったが今は違う。それをいきなり言え、と言われると…正直返答に窮する」
長門 「…」ジッ
キョン「…あーそうだな、この前は『デカイ妹ができたみたいだ』って思ったな。それも今じゃちょっと違うが…今は…『隣に住んでるSOS準団員』って感じか?」
長門 「そう…」
キョン「急にどうした?」
長門 「彼女はおそらく去年の今頃、既にわたしが改変した時と同じか、それ以上のエラーを溜めてあなたを殺害する行動に移った…………」
キョン「…あれも、感情の表現だってのか?だがありゃ急進派の意向もあるんじゃなかったのか?」
長門 「その時の感情は彼女にしか分からない。でも、彼女の本意ではなかったはず………」
キョン「…そんなことはなんとなくわかってる。今の朝倉を見てたらあの朝倉は全くの別人だったと言われても納得できる」
長門 「あれが彼女なりの、思念体への反抗だった……」
キョン「しかしその話をなぜ今する?別にそんなこと言われずとも朝倉にはもうマイナスイメージ持っていないぞ?」
長門 「なら、もう安心………」
キョン「?」
長門 「わたしの処分が保留になったこと…感謝している………」
キョン「…おぉ?」
192: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 18:08:14.11 ID:1zDkG1d90
お昼再集合
ハルヒ「午前中は不振に終わったわね…でもまだ小さいおもちゃ屋とか店はあるわ」
キョン「また2人3組か?」
ハルヒ「ええ、そうね。はい、阿弥陀くじ。各自選択したら一本横棒加えてね」
結果
キョンハルヒ 長門朝倉 朝比奈古泉
古泉 「おや、またですか。午後こそがんばりましょう」
朝比奈「そうですねぇ」
ハルヒ「よし!行くわよキョン!」
キョン「だぁ!引っ張るな!」
朝倉 「長門さんどうする?」
長門 「あなたは二人の護衛。不可視遮音フィールドを展開し、警戒にあたって…」
朝倉 「…長門さんがやってくれない?」
長門 「ダメ…」
朝倉 「分かったわ…」
ハルヒ「午前中は不振に終わったわね…でもまだ小さいおもちゃ屋とか店はあるわ」
キョン「また2人3組か?」
ハルヒ「ええ、そうね。はい、阿弥陀くじ。各自選択したら一本横棒加えてね」
結果
キョンハルヒ 長門朝倉 朝比奈古泉
古泉 「おや、またですか。午後こそがんばりましょう」
朝比奈「そうですねぇ」
ハルヒ「よし!行くわよキョン!」
キョン「だぁ!引っ張るな!」
朝倉 「長門さんどうする?」
長門 「あなたは二人の護衛。不可視遮音フィールドを展開し、警戒にあたって…」
朝倉 「…長門さんがやってくれない?」
長門 「ダメ…」
朝倉 「分かったわ…」
193: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 18:32:03.53 ID:1zDkG1d90
キョンハルヒ(朝倉)
キョン「だーかーら引っ張るなっつーの」
ハルヒ「じゃあ手、出しなさいよ」サッ
キョン「あ?」
ハルヒ「もう!」パシッ ギュッ
キョン「お、おい!」
ハルヒ「何よ…」プイッ
キョン「耳赤いぞ?何やってんだお前…」
ハルヒ「うっさい!いいでしょ。こうしたいの!」カァアアア
キョン「お、おう…」カァ…
朝倉 (…)
おもちゃ屋
ハルヒ「あーこれ懐かしいわね。ほら」
キョン「あー、あったあった。まだこれ大会やってんのか?」
ハルヒ「近所のアホ男子はこれにつまようじとかカッターの刃とか付けてたわね」
キョン「アニメの影響だろうな」
ハルヒ「あんたはやんなかったの?」
キョン「俺はどっちかっていうと最速求めて肉抜きしすぎて空中分解するタイプのアホだったな」
ハルヒ「まぁ、まだマシなアホね」
キョン「そらどーも」
ハルヒ「あ、お店の人戻ったわよ」
店主 「うーんやっぱり知り合いの方にもないって言ってたねぇ…」
ハルヒ「そうですか…ありがとうございました」
キョン「ありがとうございました」
ハルヒ「ほら次行くわよ!」
キョン「なんなんだちょっとスキンシップ激しいぞお前!」
ハルヒ「腕組みくらいでうろたえんじゃないわよ!」
キョン「だから顔赤いっつの」
ハルヒ「うーるーさーいー」ギュウウウ
朝倉 (……)
キョン「だーかーら引っ張るなっつーの」
ハルヒ「じゃあ手、出しなさいよ」サッ
キョン「あ?」
ハルヒ「もう!」パシッ ギュッ
キョン「お、おい!」
ハルヒ「何よ…」プイッ
キョン「耳赤いぞ?何やってんだお前…」
ハルヒ「うっさい!いいでしょ。こうしたいの!」カァアアア
キョン「お、おう…」カァ…
朝倉 (…)
おもちゃ屋
ハルヒ「あーこれ懐かしいわね。ほら」
キョン「あー、あったあった。まだこれ大会やってんのか?」
ハルヒ「近所のアホ男子はこれにつまようじとかカッターの刃とか付けてたわね」
キョン「アニメの影響だろうな」
ハルヒ「あんたはやんなかったの?」
キョン「俺はどっちかっていうと最速求めて肉抜きしすぎて空中分解するタイプのアホだったな」
ハルヒ「まぁ、まだマシなアホね」
キョン「そらどーも」
ハルヒ「あ、お店の人戻ったわよ」
店主 「うーんやっぱり知り合いの方にもないって言ってたねぇ…」
ハルヒ「そうですか…ありがとうございました」
キョン「ありがとうございました」
ハルヒ「ほら次行くわよ!」
キョン「なんなんだちょっとスキンシップ激しいぞお前!」
ハルヒ「腕組みくらいでうろたえんじゃないわよ!」
キョン「だから顔赤いっつの」
ハルヒ「うーるーさーいー」ギュウウウ
朝倉 (……)
194: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 18:49:15.70 ID:1zDkG1d90
パフェ屋台前
ハルヒ「ちょっと小腹がすいたわ。あれ食べましょ?」
キョン「おー行ってこい行ってこい」
ハルヒ「つまんない奴ね…おじさん、イチゴクレープ。生クリームたっぷりね!」
店員 「はっはっはしょうがないなぁ。スプーンは2ついるかい?」
ハルヒ「うーん…一つでいいわ!」
ハルヒ「お待たせ」
キョン「おう」
ハルヒ「ちょっと食べてみる?」
キョン「あ?いいって」
ハルヒ「いいから食べてみなさいよ。ほら、あーん」
キョン「いやいいってってウボッ」
ハルヒ「よーく味わいなさいよ」
キョン「血の味がするわアホ…あと恥しいならやめろっつの。何がしたいんだ今日のお前は…」
朝倉(………)ポロ…
prrrrr prrrrr prrrrrピッ
長門『何…』
朝倉「お願い…ヒック…ながとヒグッさん…ヒック…お願いだから…うぅ…代わって…」ポロポロ
長門『………分かった』ピッ
朝倉「キョン君…ヒック……うぅ…」ポロポロ
朝倉「う…やだよぉ……」ポロポロポロポロ
セカンドハンズ
キョン「やっぱないな…」
ハルヒ「ここもダメか……」
ウィーン
キョン「ん?あれコンピ研の部長じゃないか?」
ハルヒ「え?ああ。本当、元・部長ね。ってあれ!」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちょっとまちなさい!」
元部長「ん?ゲッ…君達…なんでこんなところに…」
ハルヒ「なんでもいいから、あんたは何も言わず、わたし達にその箱を4000円で売りなさい!」
元部長「へ?こんなのにそんなお金出してくれるのかい?」
ハルヒ「いいから、売るの!?売らないの!?」
元部長「売るよ!売る売る!」
ハルヒ「っしゃ買った!!ハイお金!」ガシッ
元部長(なんかお金わたされてこれ売って来いって言われたと思ったらさらに4000円ももらちゃったー!!)
ハルヒ「キョン!あったわよ!手に入れた!」
キョン「(…偶然か?)おう!やったな!みんなに電話して集まろうぜ!」
ハルヒ「ちょっと小腹がすいたわ。あれ食べましょ?」
キョン「おー行ってこい行ってこい」
ハルヒ「つまんない奴ね…おじさん、イチゴクレープ。生クリームたっぷりね!」
店員 「はっはっはしょうがないなぁ。スプーンは2ついるかい?」
ハルヒ「うーん…一つでいいわ!」
ハルヒ「お待たせ」
キョン「おう」
ハルヒ「ちょっと食べてみる?」
キョン「あ?いいって」
ハルヒ「いいから食べてみなさいよ。ほら、あーん」
キョン「いやいいってってウボッ」
ハルヒ「よーく味わいなさいよ」
キョン「血の味がするわアホ…あと恥しいならやめろっつの。何がしたいんだ今日のお前は…」
朝倉(………)ポロ…
prrrrr prrrrr prrrrrピッ
長門『何…』
朝倉「お願い…ヒック…ながとヒグッさん…ヒック…お願いだから…うぅ…代わって…」ポロポロ
長門『………分かった』ピッ
朝倉「キョン君…ヒック……うぅ…」ポロポロ
朝倉「う…やだよぉ……」ポロポロポロポロ
セカンドハンズ
キョン「やっぱないな…」
ハルヒ「ここもダメか……」
ウィーン
キョン「ん?あれコンピ研の部長じゃないか?」
ハルヒ「え?ああ。本当、元・部長ね。ってあれ!」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちょっとまちなさい!」
元部長「ん?ゲッ…君達…なんでこんなところに…」
ハルヒ「なんでもいいから、あんたは何も言わず、わたし達にその箱を4000円で売りなさい!」
元部長「へ?こんなのにそんなお金出してくれるのかい?」
ハルヒ「いいから、売るの!?売らないの!?」
元部長「売るよ!売る売る!」
ハルヒ「っしゃ買った!!ハイお金!」ガシッ
元部長(なんかお金わたされてこれ売って来いって言われたと思ったらさらに4000円ももらちゃったー!!)
ハルヒ「キョン!あったわよ!手に入れた!」
キョン「(…偶然か?)おう!やったな!みんなに電話して集まろうぜ!」
196: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 19:27:18.99 ID:1zDkG1d90
喫茶店再集合
ハルヒ「というわけで手に入れたわ!」
古泉 「流石涼宮さんですね」
朝比奈「やりましたねえ」
キョン「長門と朝倉が遅いな」
ヴィーン ヴィーン
ハルヒ「あら、有希だわ。ちょっと待ってて」ピッ
ハルヒ「もしもし?」
長門 「朝倉涼子は今人に見せられない。先に帰らせる………」
ハルヒ「…そう、分かったわ」ギュッ
長門 「あなたは悪くない…」
ハルヒ「…ありがとう。有希。朝倉ちゃんと送ってあげてね?」
長門 「分かった……」
ピッ
ハルヒ「おまたせ。朝倉は急に体調が悪くなったみたい。有希が送って帰るって」
キョン「朝倉が!?」
ハルヒ「えぇ」
キョン(もしかして…天蓋領域からの接触か!?)
ハルヒ「残念だけど、今回はこれで解散ね」
古泉 「明日はどうしますか?」
ハルヒ「…なしで」
古泉 「了解しました」
朝比奈「朝倉さん大丈夫ですかねぇ…この間長門さんも臥せってましたし…」
キョン「じゃあ俺は帰るわ。また月曜日な」
古泉 「ええ。それでは」
朝比奈「わたしも帰りますね。それじゃあ」
ハルヒ「うん。みんなバイバイ」
カチャン
キョン「くそ、あいつ大丈夫なのか?」ギッコ
ハルヒ「キョン!」
キョン「ん?ハルヒ、何だ?」キキッ
ハルヒ「その…よろしく…」
キョン「え?」
ハルヒ「朝倉、頼んだわよ!」
キョン「……そういえばお前見舞いに行かないのか?」
ハルヒ「…いけない。だから、あんたが行ってあげて。ほら早く!」ドン
キョン「あ、ああ。なんかよく分からんがお前も元気出せよ!!」ギッコギッコギッコ
ハルヒ「というわけで手に入れたわ!」
古泉 「流石涼宮さんですね」
朝比奈「やりましたねえ」
キョン「長門と朝倉が遅いな」
ヴィーン ヴィーン
ハルヒ「あら、有希だわ。ちょっと待ってて」ピッ
ハルヒ「もしもし?」
長門 「朝倉涼子は今人に見せられない。先に帰らせる………」
ハルヒ「…そう、分かったわ」ギュッ
長門 「あなたは悪くない…」
ハルヒ「…ありがとう。有希。朝倉ちゃんと送ってあげてね?」
長門 「分かった……」
ピッ
ハルヒ「おまたせ。朝倉は急に体調が悪くなったみたい。有希が送って帰るって」
キョン「朝倉が!?」
ハルヒ「えぇ」
キョン(もしかして…天蓋領域からの接触か!?)
ハルヒ「残念だけど、今回はこれで解散ね」
古泉 「明日はどうしますか?」
ハルヒ「…なしで」
古泉 「了解しました」
朝比奈「朝倉さん大丈夫ですかねぇ…この間長門さんも臥せってましたし…」
キョン「じゃあ俺は帰るわ。また月曜日な」
古泉 「ええ。それでは」
朝比奈「わたしも帰りますね。それじゃあ」
ハルヒ「うん。みんなバイバイ」
カチャン
キョン「くそ、あいつ大丈夫なのか?」ギッコ
ハルヒ「キョン!」
キョン「ん?ハルヒ、何だ?」キキッ
ハルヒ「その…よろしく…」
キョン「え?」
ハルヒ「朝倉、頼んだわよ!」
キョン「……そういえばお前見舞いに行かないのか?」
ハルヒ「…いけない。だから、あんたが行ってあげて。ほら早く!」ドン
キョン「あ、ああ。なんかよく分からんがお前も元気出せよ!!」ギッコギッコギッコ
198: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 19:43:54.12 ID:1zDkG1d90
キョン 自室
コンコン
コンコン
窓<シーン…
キョン「反応がないな…」
キョン「クソッ大丈夫なのか!?」
キョン「どうすれば………」
キョン「…」
キョン「鍵…そうだ、俺は朝倉ん家の鍵持ってるじゃねぇか!」
バタバタバタバタ
朝倉宅 暗いリビング
朝倉 「キョン君…」ポロポロ
ガチャ バタン
キョン「朝倉!」
バタバタバタ
朝倉 「キョ、キョン君!?」ガタッ
キョン「朝倉無事か!?」ガシッ
朝倉 「え?な、なんのこと?」ズズッ
キョン「お前が体調悪いって!!」
朝倉 「体調は別になんともないけど…キョン君、肩痛いわ」グスッ
キョン「あ、わりぃ…………泣いてるのか?」
朝倉 「…うん」グスッ
キョン「…天蓋領域の接触とかじゃないんだな?」
朝倉 「うん」スン
キョン「なんだ、よかった…」ヘタリ
コンコン
コンコン
窓<シーン…
キョン「反応がないな…」
キョン「クソッ大丈夫なのか!?」
キョン「どうすれば………」
キョン「…」
キョン「鍵…そうだ、俺は朝倉ん家の鍵持ってるじゃねぇか!」
バタバタバタバタ
朝倉宅 暗いリビング
朝倉 「キョン君…」ポロポロ
ガチャ バタン
キョン「朝倉!」
バタバタバタ
朝倉 「キョ、キョン君!?」ガタッ
キョン「朝倉無事か!?」ガシッ
朝倉 「え?な、なんのこと?」ズズッ
キョン「お前が体調悪いって!!」
朝倉 「体調は別になんともないけど…キョン君、肩痛いわ」グスッ
キョン「あ、わりぃ…………泣いてるのか?」
朝倉 「…うん」グスッ
キョン「…天蓋領域の接触とかじゃないんだな?」
朝倉 「うん」スン
キョン「なんだ、よかった…」ヘタリ
199: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 20:00:30.55 ID:1zDkG1d90
キョン「一体何があったんだよ…」
朝倉 「…ねぇキョン君」
キョン「なんだ…」
朝倉 「昔、『やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいい』っていったわよね…」
キョン「…あまり思い出したくないシーンだな」
朝倉 「じゃあさあ、こっちは覚えてる?たとえば現状を維持するままではジリ貧になることは分かってるんだけど、どうすれば良い方向に向かうことができるのか解らないとき。あなたならどうする?」
キョン「…あのときの再現か?何がしたい朝倉」
朝倉 「あのね、上の方にいる人は頭が固くて、急な変化にはついていけないの。でもわたしはそうもしてられない。手をつかねていたらどんどん哀しいことになりそうだから。だったらもうわたしの独断で強行に恋愛を進めちゃってもいいわよね?」
キョン「…朝倉?」
朝倉 「近くにいるのに必要以上に関わってはいけないとかもう知らない。わたしはこの気持ちでいっぱいっぱいなの」
キョン「…」
朝倉 「あなたが………好きなの」ポロッ
朝倉 「…ねぇキョン君」
キョン「なんだ…」
朝倉 「昔、『やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいい』っていったわよね…」
キョン「…あまり思い出したくないシーンだな」
朝倉 「じゃあさあ、こっちは覚えてる?たとえば現状を維持するままではジリ貧になることは分かってるんだけど、どうすれば良い方向に向かうことができるのか解らないとき。あなたならどうする?」
キョン「…あのときの再現か?何がしたい朝倉」
朝倉 「あのね、上の方にいる人は頭が固くて、急な変化にはついていけないの。でもわたしはそうもしてられない。手をつかねていたらどんどん哀しいことになりそうだから。だったらもうわたしの独断で強行に恋愛を進めちゃってもいいわよね?」
キョン「…朝倉?」
朝倉 「近くにいるのに必要以上に関わってはいけないとかもう知らない。わたしはこの気持ちでいっぱいっぱいなの」
キョン「…」
朝倉 「あなたが………好きなの」ポロッ
201: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 20:21:39.75 ID:1zDkG1d90
朝倉 「好きだよ…キョン君」ガシッ ポロポロ
キョン「あ、朝倉…」
朝倉 「ずっと。ずっと好きだった…一年前からずっと」ポロポロ ギュウ…
キョン「…」
朝倉 「あの日も…ヒック…ちゃんと自分の気持ちが分かってれば…ウグッ…ごめんなさい…………キョン君」ポロポロ
キョン「そうか…そうだたんだな…」ギュッ
朝倉 「…」キュッ
キョン「…」ナデナデ
朝倉 「…いや」
キョン「え?」
朝倉 「やだ、消えたくない!」
キョン「朝倉?」
朝倉 「やめて喜緑!!!!!」
喜緑 「……だから、必要以上関わるなと言ったんです」
キョン「喜緑さん!?」バッ
朝倉 「お願い!やめて!」
喜緑 「もう、そこまで言ってしまっては手遅れです。これでも涼宮さんと話しているところなど、かなり説得していたんですよ?もう、かばいきれません…」
キョン「ちょ、ちょっと待って下さいよ喜緑さん。どういうことですか!?」
喜緑 「説明は不要です。あなた含め今回彼女に関わった者の該当記憶を全て改竄させていただきます」
キョン「ちょっ…」ガタン
朝倉 「…記憶まで消すの?」ポロポロ
喜緑 「…すみません」
長門 「少し待って欲しい………」
朝倉 「長門さん…?」
喜緑 「なんですか?長門さん?」
長門 「せめて最期の別れを告げることは許可すべき………」
喜緑 「どうせ消えますよ?」
長門 「それでも…………」
キョン「あ、朝倉…」
朝倉 「ずっと。ずっと好きだった…一年前からずっと」ポロポロ ギュウ…
キョン「…」
朝倉 「あの日も…ヒック…ちゃんと自分の気持ちが分かってれば…ウグッ…ごめんなさい…………キョン君」ポロポロ
キョン「そうか…そうだたんだな…」ギュッ
朝倉 「…」キュッ
キョン「…」ナデナデ
朝倉 「…いや」
キョン「え?」
朝倉 「やだ、消えたくない!」
キョン「朝倉?」
朝倉 「やめて喜緑!!!!!」
喜緑 「……だから、必要以上関わるなと言ったんです」
キョン「喜緑さん!?」バッ
朝倉 「お願い!やめて!」
喜緑 「もう、そこまで言ってしまっては手遅れです。これでも涼宮さんと話しているところなど、かなり説得していたんですよ?もう、かばいきれません…」
キョン「ちょ、ちょっと待って下さいよ喜緑さん。どういうことですか!?」
喜緑 「説明は不要です。あなた含め今回彼女に関わった者の該当記憶を全て改竄させていただきます」
キョン「ちょっ…」ガタン
朝倉 「…記憶まで消すの?」ポロポロ
喜緑 「…すみません」
長門 「少し待って欲しい………」
朝倉 「長門さん…?」
喜緑 「なんですか?長門さん?」
長門 「せめて最期の別れを告げることは許可すべき………」
喜緑 「どうせ消えますよ?」
長門 「それでも…………」
202: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 20:50:12.01 ID:1zDkG1d90
キョン「…ん?」
朝倉 「あ、起きた?」ナデナデ
バッ
キョン「朝倉!?」
朝倉 「うわっ。危ないなあもう、急に起きないでよ。ほら、ここもう一度横になって」ポンポン
キョン「…喜緑さんは?」
朝倉 「それも話すから。ね?お願い」ポンポン
キョン「…」ゴソゴソ
朝倉 「ありがとう」
キョン「なんで膝枕なんだ?」
朝倉 「こうやってキョン君の頭なでて見たかったの」クスクス
キョン「…そうか」
朝倉 「あのね、キョン君」
キョン「ああ」
朝倉 「やっぱりわたしは情報連結解除されるみたい」
キョン「…なんでだよ」
朝倉 「んー身分違いの恋ってやつかしら?まるで悲劇のヒロインみたいね」クスクス
キョン「なんで笑ってられるんだ…お前…」
朝倉 「だって最期くらい笑ってる顔見せたいじゃない。ね?」ニコッ
キョン「…俺は許さねえぞ…絶対に許すか」
朝倉 「キョン君…」
キョン「だいたいなんなんだお前らのトップの情報統合思念体とやらは。長門のときも、1年前のお前のときもそうだ。最初からなんでバグるって分かっていながら作った。お前らは頭の出来はよくてもとんでもないアホか?前にも言っただろうがな、もう一度言わせてもらうぞ?俺は絶対に朝倉の存在を忘れるもんか。忘れたことに気づいてみろ、その場で世界をハルヒとつくりかえてやる。ていうかもういい、今からハルヒに電話する。朝倉、ちょっとどけ」ゴソゴソ
朝倉 「キョ、キョン君?」
ピッピッピ prrrr prrrr prrrr
朝倉 「ちょっちょっと待ってキョン君。今処分取り消されたからちょっと待って!」
ピッ
キョン「本当だろうな?」
朝倉 「ええ。」
キョン「…朝倉、俺の目を見ていえ」ガシッ
朝倉 「…まだ取り消されてない」
ピッ
朝倉 「あ、今本当に出たわ」クスクスクスクス
キョン「ったく最初っからそうしろってんだ…」
朝倉 「ねぇ、キョン君」
キョン「ん?」
朝倉 「大好き!」チュッ
朝倉 「あ、起きた?」ナデナデ
バッ
キョン「朝倉!?」
朝倉 「うわっ。危ないなあもう、急に起きないでよ。ほら、ここもう一度横になって」ポンポン
キョン「…喜緑さんは?」
朝倉 「それも話すから。ね?お願い」ポンポン
キョン「…」ゴソゴソ
朝倉 「ありがとう」
キョン「なんで膝枕なんだ?」
朝倉 「こうやってキョン君の頭なでて見たかったの」クスクス
キョン「…そうか」
朝倉 「あのね、キョン君」
キョン「ああ」
朝倉 「やっぱりわたしは情報連結解除されるみたい」
キョン「…なんでだよ」
朝倉 「んー身分違いの恋ってやつかしら?まるで悲劇のヒロインみたいね」クスクス
キョン「なんで笑ってられるんだ…お前…」
朝倉 「だって最期くらい笑ってる顔見せたいじゃない。ね?」ニコッ
キョン「…俺は許さねえぞ…絶対に許すか」
朝倉 「キョン君…」
キョン「だいたいなんなんだお前らのトップの情報統合思念体とやらは。長門のときも、1年前のお前のときもそうだ。最初からなんでバグるって分かっていながら作った。お前らは頭の出来はよくてもとんでもないアホか?前にも言っただろうがな、もう一度言わせてもらうぞ?俺は絶対に朝倉の存在を忘れるもんか。忘れたことに気づいてみろ、その場で世界をハルヒとつくりかえてやる。ていうかもういい、今からハルヒに電話する。朝倉、ちょっとどけ」ゴソゴソ
朝倉 「キョ、キョン君?」
ピッピッピ prrrr prrrr prrrr
朝倉 「ちょっちょっと待ってキョン君。今処分取り消されたからちょっと待って!」
ピッ
キョン「本当だろうな?」
朝倉 「ええ。」
キョン「…朝倉、俺の目を見ていえ」ガシッ
朝倉 「…まだ取り消されてない」
ピッ
朝倉 「あ、今本当に出たわ」クスクスクスクス
キョン「ったく最初っからそうしろってんだ…」
朝倉 「ねぇ、キョン君」
キョン「ん?」
朝倉 「大好き!」チュッ
204: ◆7I768BCHo. 2012/05/22(火) 21:07:50.22 ID:1zDkG1d90
後日 放課後 文芸部室
ハルヒ「朝倉、お茶頂戴」
朝倉 「はーい」トポトポトポトポ
朝比奈「ふふふ、朝倉さんもハイカラメイドさんが板についてきましたねぇ」ニコニコ
ハルヒ「やっぱり朝倉はこっちの方が似合うわね!」
キョン「おい、朝倉俺にも頼む」
朝倉 「はいはーい」トポトポトポ
ハルヒ「キョンあんた今度の日曜暇?」
朝倉 「その日はわたしと映画に行くからだめよ、涼宮さん」
ハルヒ「何それずるい!あたしも行く!」
長門 「わたしも行く…………」パタン
キョン「そもそもそんな約束してないだろうが!」
ギャーギャー
古泉 「なんというか…すごい状態で安定しましたね…」
朝比奈「そうですねぇ…古泉君は日曜日大変そうですねぇ」
古泉 「そうですね…あの方々が問題なければいいんですが」
prrrrr prrrrr
古泉 「ちょっと失礼」
古泉 「はい古泉です」
森 『あんた今度の日曜は念のためあたしと待機ね』
古泉 「…はい」
朝比奈「お仕事ですか?」
ピッ
古泉 「いえ、日曜が念のため待機になりました」
朝比奈「そうですか、がんばってくださいね」ニコニコ
古泉 「はあ…彼が誰に決めるかこっそり教えていただけませんか?」
朝比奈「ふふふ、禁則事項です♪」
おわり
ハルヒ「朝倉、お茶頂戴」
朝倉 「はーい」トポトポトポトポ
朝比奈「ふふふ、朝倉さんもハイカラメイドさんが板についてきましたねぇ」ニコニコ
ハルヒ「やっぱり朝倉はこっちの方が似合うわね!」
キョン「おい、朝倉俺にも頼む」
朝倉 「はいはーい」トポトポトポ
ハルヒ「キョンあんた今度の日曜暇?」
朝倉 「その日はわたしと映画に行くからだめよ、涼宮さん」
ハルヒ「何それずるい!あたしも行く!」
長門 「わたしも行く…………」パタン
キョン「そもそもそんな約束してないだろうが!」
ギャーギャー
古泉 「なんというか…すごい状態で安定しましたね…」
朝比奈「そうですねぇ…古泉君は日曜日大変そうですねぇ」
古泉 「そうですね…あの方々が問題なければいいんですが」
prrrrr prrrrr
古泉 「ちょっと失礼」
古泉 「はい古泉です」
森 『あんた今度の日曜は念のためあたしと待機ね』
古泉 「…はい」
朝比奈「お仕事ですか?」
ピッ
古泉 「いえ、日曜が念のため待機になりました」
朝比奈「そうですか、がんばってくださいね」ニコニコ
古泉 「はあ…彼が誰に決めるかこっそり教えていただけませんか?」
朝比奈「ふふふ、禁則事項です♪」
おわり
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