1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:52:28.04 ID:/FRQEiQu0
凸守「そうデス!我が屋敷にマスターを招待し、共に聖夜を過ごす…ふふ」

凸守「…まぁ、お願いするならお前たちも呼んでやらんこともないデスよ?」ふふん

凸守「さァ!この私に慈悲を乞うのデス!」

森夏「……いやいや…二人なら来れないわよ?」

凸守「えっ?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1356353547

引用元: 森夏「クリスマスパーティー?」 

 

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:53:02.27 ID:/FRQEiQu0
凸守「どっ、どうして…」

森夏「どうしてって…クリスマスに恋人同士、二人っきりにならなくてどうするのよ」

凸守「ぅ…で、でも、私とマスターは…」

森夏「別に良いでしょ、クリスマスぐらい。ほっといてあげなさい」

森夏「大体あんただって、一緒に遊ぶ友達くらいいるでしょ?」

凸守「……デェト…」ぼそっ

森夏「え?」

凸守「みんな男とデートデスよぉぉっ!!!」

森夏「……;」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:53:51.57 ID:/FRQEiQu0
凸守「うぅ、男なんて、男なんて…」

森夏「あー、ごめんごめん。よしよし」

凸守「…っ!よ、余計な気遣いをするなデス!」

森夏「何よ…でも、そっか。それじゃ、私とおんなじね」

凸守「え…」

森夏「…よし、それじゃ、明日は二人でどっか遊びにでも行く?」

凸守「へっ?」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:55:29.44 ID:/FRQEiQu0
そしてクリスマス当日

森夏「……迎えに来いと言うから来てはみたものの……」

森夏「……ホント、凄い家に住んでるわね。冗談抜きでお屋敷じゃない」

森夏「とにかく呼び鈴を…」

りーんろーん

『…はい~』

森夏「こんにちはー。私、丹部谷と申しますが中ぼ…早苗ちゃんは……」

『あらあなたが…ふふ、あの子用意にもう少し掛かるみたいだから、悪いんだけど中に入って待っていてくださる?』

森夏「あ、いえ、悪いので外で…」

『いいからいいから、さぁさぁ♪』

ゴゴゴゴゴ

森夏「も、門が一人でに…;」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:57:14.22 ID:/FRQEiQu0
「紅茶をお入れ致しました」

森夏「あ、ど、どうぞお構いなく…」

「しばしお待ち下さいませ」

森夏「は、はい」

森夏(……あんな車持ってたぐらいだし、お金持ちではあるんだろうと思ってたけど……)

森夏(……これはもう、金持ちとかそういうレベルじゃないわね……)

森夏(うぅ、ちょっと緊張してきたかも…)かちんこちん

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:58:07.62 ID:/FRQEiQu0
「早苗ー?お友達がもう来てるわよ」

森夏(…あ、声が…)

凸守「わっ、わかってる!」

「まだ着る服が決まらないの?昨日からずっと悩んで…まるでデートじゃあるまいし」

凸守「なっ、悩んでないっ!」

「とにかく早くね…って、ちょっと、今日ぐらいそのツインテールやめたら?」

凸守「え?でっ、でもこれはミョルニルハンマーの」

「いいからほら、さっさと解いて…手伝ってあげるから」

凸守「うぅ…」

森夏(…何だかずいぶんともめてるみたいね…)

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:59:17.09 ID:/FRQEiQu0
凸守「待たせたデス!」

森夏「………」

凸守「…ふふ、この凸守の魔翌力に気取られ声も出ないデスか?」

森夏「…えっと、誰?」

凸守「んなっ?凸守デスよ!」

凸守「マスターのサーヴァントでありミョルニルハンマーの使い手…まぁ今は無いデスが…」

森夏「…あっ!あん時の私を殴ってきた美少女ってもしかして…!」

凸守「ふふん、今更気付いたのデースか?私の完璧な変装に騙さ」

森夏「ふーん…なんだ。それなら普段からそうしてればいいのに。可愛いし」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 21:59:52.66 ID:/FRQEiQu0
凸守「んなっ?!//」ばばっ

森夏「きゃっ?な、何よっ」

凸守「い、今、なんと…」

森夏「え?だから可愛いって…」

凸守「……みょ、妙な言葉を使ってこの私を翻弄させるなデスこのニセサマー!!//」

森夏「い、いやいや…妙も何もホントの事言っただけだし」

森夏「…あ、そういえば服装もいつもと違ってオシャレね。そういう服も持ってたんだ」

凸守「う、うぐぐ…//」

「褒めてもらえて良かったわねぇ、早苗」

凸守「お母さまは黙ってて!」

森夏「お母さま?!」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:09:30.90 ID:/FRQEiQu0
森夏「さぁ~て、まずはどこに行きましょうかねぇ…」

凸守「………」

森夏「…いい加減、機嫌直したら?」

凸守「!べっ、別に機嫌を損ねてなどいないデス!」

森夏「そ?なら良いけど。…せっかく遊びに来たんだから、楽しまなくっちゃ」

凸守「………」

森夏「あんただってせっかくおめかししてきたんだから」

凸守「だっ、だからこれはおめかしなんかじゃ…!」

森夏「あーはいはい。それは悪ぅございました」

凸守「ぐぬぬ…このニセサマーめ…」

森夏「今日は帰るまでに何としてもあんたに先輩、って呼ばせてみせるんだから」

凸守「そんなことは不可能デス!無理と知れデス!」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:40:34.70 ID:/FRQEiQu0
森夏「はん、どーだか…あ、そうだ、まずはあれでも観ない?」

凸守「あれ?」

森夏「ほらこれ」
↑どホラー

凸守「………」

凸守「……わ、わざわざそんなもの観なくても、空いてそうなこっちで良いんじゃないデスか?」

森夏「えー?嫌よそんな中二病丸出しなアニメ」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:41:15.24 ID:/FRQEiQu0
森夏「別に、こっちだって結構あんた好みで面白そ…。…!」ピーン

森夏「……ははーん、なるほどねぇ、ふーん」

凸守「……な、なんデスか」

森夏「あんた、これ観るのが怖いんだ」

凸守「んなっ?!な、何を言うデス!このミョルニルハンマーの使い手、凸守早苗に怖いものなど…!」

森夏「そ。じゃあ大丈夫よね。すみませーん、学生二枚くださーい」

凸守「う、うぅ…」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:41:50.11 ID:/FRQEiQu0
上映中

森夏「………」びくっ

凸守「………」

森夏(…うっ…これ、思ってたより…きゃっ!)

森夏(結構怖い….わね)

『きゃーっ!』

森夏「きゃっ?!」びくっ

森夏(…うぅ…強がってこんなの観に来るんじゃなかった…)

森夏(…でもこの分だとあの中坊は怖くて目も開けられないかも…)ちらっ

凸守「…♪」へーぜん

森夏(えぇっ?!何でそんな平然としてるのよ!)

『うわぁぁっ!!!』

森夏「きゃーっ!!!」がしっ

凸守「?!//」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:43:03.97 ID:/FRQEiQu0
森夏「うぅ…酷い目にあった」

凸守「案外面白かったデスね」

森夏「何よ、結局私の方が怖がってるじゃない…」

凸守「………」にや

凸守「おやぁ?観るのが怖いのは、果たしてどちらの方なんデしょうかねぇ~」

森夏「ぐ、ぐぬぬ…」

凸守「「きゃーっ!」などと、情けない声をあげて…」

森夏「うぅ//くそ、こんな筈じゃあ…」

凸守「あげく私に抱きついてきたりして…」

森夏「もう私が悪かったから!勘弁してーっ!」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:43:55.50 ID:/FRQEiQu0
凸守「~♪」

森夏(何よ、すっかりご機嫌になっちゃって…)

森夏「…さて、時間も時間だし…そろそろお昼にでもしましょ?」

森夏「どこか良いお店は…」

凸守「!なら、あそこにするのデス!美味しいデースよ?」

森夏「ホント?えーっと……げっ」

凸守「?どうかしたデスか?」

森夏「……あんた、それ本気で言ってる?」

凸守「何をぅ?!凸守はいつだって本気なのデス!」シュバッ

森夏「だってこれ……ランチで1200円って高すぎ……」

凸守「?そうデスか?」

森夏(ちっ、このブルジョワめ!)

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:44:23.88 ID:/FRQEiQu0
結局さっきの店に入る

森夏(まぁ、せっかくのクリスマスなんだし…これぐらいの贅沢は良いか…)

凸守「おっ、このクリスマスソングは聞いたことがあるデス。マライアキャリーデスね」

凸守「All I Want For~♪」

森夏(発音良いな…)

森夏「…ねぇ、あんた学校の子達とマックとか行ったりはしないの?」

凸守「?どうしてそんなことを聞くのデス」

森夏「いや、だって…ねぇ」

森夏(気軽にランチ1200円の店に入るぐらいだし)

凸守「普通に行きますよ?最近は部か…結社の集まりがあるので行けてないデスが」

森夏「普通に部活って言いなさいよ…へぇ、そう。なんか意外かも」

凸守「?そうデスか?」

森夏「えぇ。あんまりそういうところには行かないのかなーって」

凸守「何を言うデスか。凸守は好きですよ、マック。値段も安いデスし」

森夏(こいつの値段の基準がわからん…)

オマタセイタシマシタ~

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:44:55.14 ID:/FRQEiQu0
森夏「……んおいっしーい!!!!」

森夏「えっ?何これ?こんなの食べたことない!」

森夏「結構量もあるし…見た目もなんかよくわかんないけどお洒落だし…」

凸守「ふふん、どうデス?美味しいでしょう」

森夏「…うん、ごめん…正直見くびってたわ。凄く美味しい」

森夏「…これなら…」

凸守「ものの割に…安くて美味しい、でしょう?」にこ

森夏(…!あぁ、それで…)

森夏「……参りました」ふかぶか~

凸守「?」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:46:32.24 ID:/FRQEiQu0
凸守「おぉ!これはなかなか大きいところデスね!ニセサマーにしては良くやったデス」

森夏「一言余計よ……大体いつもここに服を買いにきたりするんだけど……」

森夏「…流石にクリスマスなだけあって景観が華やかねぇ~」

凸守「!これ、この店に入りたいデス!」

森夏「えっ?良いけど…どうしてあんたはそうゴスロリな服ばかり…」

森夏「…!!」

凸守「無理して~馴染ませっ…♪」

森夏「ちょっと隠れて!」

凸守「でこっ?!」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:47:04.94 ID:/FRQEiQu0
凸守「…な、何をするデスこのっ…!」

森夏「しっ…!ほら、あれ…」

凸守「?あれ…?」

凸守「…!」


六花「ゆーた…次はあっち」

勇太「お、おい、ひっつきすぎるなよ…」

六花「ひっついたら…嫌?」

勇太「い、嫌ではないけど…//」

六花「ならもっとひっつく」ぴたっ

勇太「おっ…おい!//」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 22:47:39.29 ID:/FRQEiQu0
森夏「…は~、見せつけてくれちゃって」

凸守「………」

森夏「まったくまさかこんなところで鉢合わせになるなんて…ねぇ?って…!」

凸守「……うぅ」ぐす

森夏「ちょっ、ちょっと!何泣いてるのよ!」

凸守「うぅ…だって、だって……ますたぁー……」じわ

森夏「あぁもう、よしよし可哀想に…全く、空気の読めないカップルねぇ」

凸守「うぅ…」ぐすん

森夏「…!そうだわ!」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:00:53.98 ID:/FRQEiQu0
凸守「…?どうしたのデス?」

森夏「このままじゃなんか癪だし…二人で邪魔してやりましょう!」

凸守「……クリスマスくらい、恋人同士でほっといてやるのでは無かったのデスか?」

森夏「うっ…き、気が変わったのよ!」

凸守「……それに、凸守はマスターの悲しむ顔を見たくはないのデス」

森夏(そ、その辺はまともなのね…)

森夏「じゃっ、じゃあほら、悲しませない程度に!」

凸守「……どうやって?」

森夏「………」

凸守「………」

森夏「……呪い…とか?」

凸守「………」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:01:53.09 ID:/FRQEiQu0
森夏「まぁほら、今日はマスターのことは忘れて、私たちは私たちだけで楽しみましょっ」

凸守「………」

森夏「ねっ?ほら元気出して」

凸守「………」

凸守「……うん、わかった」しゅん

森夏(ーーっ!!//)どっきーん

森夏「…あぁ~、もうっ!可愛いわねぇっ!」だきっ

凸守「?!////なっ、ななな何をするデス離すのデス!////」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:02:53.90 ID:/FRQEiQu0
そうして

森夏「ほら見てー?この子可愛い~」

凸守「おぉ…でも、凸守はこっちの子の方が可愛いのデス」

森夏「えぇ~?何よ、あんた犬派なの?」

凸守「デス!古くから犬は主人に忠実なパートナーとして…そう!さながらサーバント…!」

森夏「自分がネコみたいなくせして」

凸守「んにゃっ?!」

二人で

森夏「うわ、あんたそれトッピングしすぎ…」

凸守「クレープはこれぐらいやって普通なのデス」

色んなところを回り

森夏「…あんたそんなにロシア好きだっけ?」

凸守「~♪」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:13:31.33 ID:/FRQEiQu0
夜に至る

森夏「ふぅ~、結構色々回ったわねぇ…」

森夏「外もだいぶ暗くなってきたし…」電飾がキレイ

森夏「どうする?ちょっと歩けば向こうにおっきいクリスマスツリーがあるけど…」

凸守「…!クリスマスツリー…?」

凸守「…う、で、でも、凸守は少し、疲れたのデス…」

森夏「…それもそうね…そうだ、あそこの公園で少し休みましょう」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:20:56.87 ID:/FRQEiQu0
森夏「…なんか、この公園…」

いちゃいちゃ いちゃいちゃ

森夏「…カップルだらけね…」

凸守「そ、そのようデスね…」


男「…なぁ、その…いいか?」

女「えっ?だ、だって、人がこんなにいるのに…」

男「どこも同じようなもんさ。ほら…」

女「もぅ…馬鹿//」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:21:58.90 ID:/FRQEiQu0
森夏「……//」

凸守「……//」

森夏「……く、来るところを間違えたようね」

凸守「そうデス…ね」

森夏(…はぁ、今頃小鳥遊さんと冨樫君も…こんな風にイチャついてるのかしら)

森夏(流石に…ちょっとヘコむわね)

凸守(……私たちも…この空気に飲まれてあんな風にイチャイチャと……)

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:29:27.13 ID:/FRQEiQu0
凸守「~ッ!////って!なっ、何を考えているのデスか私はッ!////」

森夏「え、何?どしたの?」

凸守「うるさいデス!なんでも無いデッス!//」

森夏「え~?何よ…あ、もしかしてあんたも私とおんなじこと考えてたの?」

凸守「えっ?」

凸守「……お、おんなじことって……ま、まさか」

森夏「良いわよねぇ~、私も、ちょっとあんなことしてみたいかも。…ま、誰彼構わずとは言わないけど」

凸守(そ、そ、それってやっぱりわた、わたわた私と…ッ?!////)

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:40:43.48 ID:/FRQEiQu0
凸守「まっ、ままま待つのデス!わっ、私にはDFMがいるとはいえ、やはりマスターが」

森夏「は?何言ってんの?」

凸守「え?」

凸守「……聞きますが、お前が考えていた事というのは」

森夏「だから、今頃小鳥遊さんと冨樫君もあんな風にイチャついてるんだろうな~…って」

凸守「………」

森夏「…あ、あれ?違った?」

凸守「ちっ、ちちち違ってなどいませんよ?!//そっ、そう!私もそう思ってましたとももちろん!//」

森夏「あんた喋り方が素に戻ってるわよ」

Σ凸守「はうっ」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:41:26.23 ID:/FRQEiQu0
凸守「…へっくち!」

森夏「!ちょっと…あんた大丈夫なの?」

凸守「平気デス!凸守はこの程度で…へくちっ」

森夏「全然平気じゃないじゃない…もぅ、仕方ないわね」

しゅるしゅる

凸守「?」

森夏「…ほら、私のマフラー貸したげるから巻いときなさい」

凸守「余計なお世話…!っくち」

森夏「ほら強がってないで…巻いてあげるからじっとしてて」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:42:30.18 ID:/FRQEiQu0
しゅるしゅる

凸守「……//」

森夏「…よしっ、これで良いわ」きゅっ

凸守「…ふ、ふんっ、そこまで言うならつかってやるデ…」

森夏「あーはいはい」

森夏「…っ」ぶるぶる

凸守「………」

凸守「………」しゅる

森夏「?ちょっと、せっかく巻いてあげたのに…って、え?」

凸守「………」まきまき

森夏「ちょっ…?!あ、あんた何やって…!//」

凸守「…よし//」

森夏「……//」

秘技・マフラ一カップル巻き

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:46:02.35 ID:/FRQEiQu0
森夏「ど、どうして…」

凸守「………」ちらっ

森夏(?…あ。もしかしてこの子…寒がってる私を気遣って…)

凸守「し、仕方ないのでお前にも使わせてやるデスよ!//感謝するデス!」

森夏「…何よもぅ、やっぱり良い子なんじゃないあんた!」ばしっ

凸守「あだっ…?!…なっ、なんのことデス?凸守はこうしていつでもお前の首を締められるように…」

森夏「それじゃああんたの首も締まっちゃうでしょ」

凸守「うっ」

森夏「ふふっ、ありがとね」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:46:31.64 ID:/FRQEiQu0
森夏「…結局、あんたは最後までそんな感じだったわね」

凸守「当然デェス!」

森夏(…まぁ、十分いつもと違うところは見れたけど)

森夏「…それで?今日は楽しかった?」

凸守「…ふ、ふん。まぁ、それなりに暇潰しにはなったデス」

森夏「えー、それだけー?つれないわねー」

凸守「うるさいデス!」

森夏「……私は…結構楽しかったけどね」にこっ

凸守「……//」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:47:58.90 ID:/FRQEiQu0
森夏「それじゃ、そろそろ帰りましょうか」

凸守「…あ、く、車で送って」

森夏「いーわよっ、自分で帰った方が早いし」

森夏「お気遣いどーもっ♪」

凸守「……べ、別に気遣ってなんか……」

森夏「それじゃ、また部室でね」

凸守「………」

凸守「………………きょ、今日は……ありがとうございました……先輩」ごにょ

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 23:50:50.05 ID:/FRQEiQu0
森夏「……え?あんた今」

凸守「はーっはっはっは!!ではさらばデスニセモリサマーッ!!!」だだっ

森夏「!ちょっ、ちょっと待ちなさい!!」

凸守「待てと言われて待つ馬鹿はいないのデスこのマヌケめ!」

森夏「くっ…!このぉ…!」

凸守「………」

凸守「……また…一緒に行きましょうね」


おわり