3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 20:48:46.64 ID:n6ZBlbx60

引用元: もしも御坂美琴がクズだったら 

 

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 20:54:01.52 ID:n6ZBlbx60
女子生徒「ヒィ…!止めてください御坂様…!」


バシッ!


女子生徒「あう!」


御坂「あんたさぁ…何様?クラスのみんなにチヤホヤされてるからっていい気になってんじゃ

ないわよ」


御坂「アンタみたいなの見るとイライラしちゃうからさ…」


女子生徒「そ…そんな…!」


御坂「取りあえず、私をイラつかした罰として…おーい」


スキルアウトA「へっへへ…いいんですかい?こんな女貰って…」


スキルアウトB「好き放題したって構わないんですね…?」


御坂「構わないわよ、好きなだけヤッちゃって」


女子生徒「そ…そんな…い…いや…!」


女子生徒「いやああああああああああああああああああ!!!!」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:06:36.61 ID:n6ZBlbx60
御坂「あれ?アンタ、こんな所で何やってるの?」


御坂妹「お…お姉さま…」


御坂「フン、毎日アンタの顔を見てるけど本当に気味悪いわね」


御坂「一方通行に皆殺しにされれば良かったのに」


御坂「それをどこの誰か知らないけど止められちゃったらしいじゃん?」


御坂「本当にはた迷惑な事する偽善者が居るもんね」


御坂妹「例えお姉さまでも、あの少年の悪口は許しません!、とミサカは怒りを露にしてお姉さまに向かって言い放ちま

す」


御坂「うるさいわね…普通だったらこの場で殺してるわ、今日だけは許してあげるから」


御坂「じゃあね、デク人形さん」


御坂妹「………………」


御坂妹「このクズがぁ!、とミサカはここぞとばかりに言いたい事をさらけ出します」クルワァ!

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:13:57.82 ID:n6ZBlbx60



寮監「御坂…今までどこに行ってた…完全下校時刻はもうとっくにすぎてるぞ」


御坂「え?あぁ?ごめんなさい、ちょっと気付かなかったぁ」ヘラヘラ


寮監「ふざけるな!」


御坂「へいへい、ゴメンナサイゴメンナサイ、スミマセンでしたぁ、それじゃあね」


寮監「待て!まだ話は終わって…」


寮監「………クッ!」


寮監「…………」


寮監「クズ野郎!!!!」カッ!


寮監「ふ~…スッキリした…」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:19:26.42 ID:n6ZBlbx60
御坂「ただいまぁ、黒子」


黒子「あ…御坂…様…」


御坂「ねぇ、今日すごく面白い事があってさぁ」


黒子(この方は学園都市第三位の超電磁砲の御坂美琴…)


黒子(どんな人物かと思えば、こんな性格だとは…)


黒子(部屋選びの時あのままにしとけば良かったですの…)


御坂「ねぇ?黒子ぉ?聞いてるの?」ゲシゲシッ


黒子「け…蹴るのを止めてくださいですの…」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:22:33.92 ID:n6ZBlbx60
翌日


佐天「あっ!白井さん!」


黒子「これはこれは、佐天さんと初春…」


初春「あ…あの…御坂さん、居ます?」


黒子「いや、今日は来てませんわ」


佐天「本当ですか!?よかったぁ~!」


初春「良かった…良かった…!」ポロポロ…

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:27:35.98 ID:n6ZBlbx60
某ファミレス店


黒子「幻滅どころの話ではありませんの!昨日なんて朝までお下品な話しを聞かされましたの!」


初春「私なんて!頭にトンカツを乗せられたんですよ!」


佐天「私は自分が何の能力も持って無いことを馬鹿にされたんですよ!」


黒子「本当に腹が立ちますの!」


初春「その通りです!」


佐天「異議なし!」


佐天「………どうです?少し気が晴れました?」


黒子「えぇ…少し気分が楽になりましたの…」


初春「スッキリしました!」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:33:09.62 ID:n6ZBlbx60
黒子「皆さんもご苦労してましたのね」


佐天「いつかあの人にガツンッて言ってやりたいんだけど…コレがね…」


初春「恐いですもんね…」


黒子「そろそろ私の堪忍の尾が切れそうですわ!」


佐天「そうだ!今から御坂さんに復讐してやりましょう!」


初春「あ!それ面白そうですね!」


黒子「それだけは許しませんわ…と、言いたいところですが、今日は全力で協力しますわ」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:35:49.59 ID:n6ZBlbx60
裏路地


御坂「だからさぁ、お金が欲しいって言ってんのよ」


男「持ってないです!だから勘弁…ぐぅ!」バシッ!


御坂「持ってるんでしょ!ホラぁ!出しなさいよぉ!」


男「だ…誰かぁ!」


上条「おい!テメェ!」


御坂「あ?」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:40:59.26 ID:n6ZBlbx60
上条「そいつから離れろ!この野郎!」ドッ


御坂「きゃあ!」


上条「大丈夫か!?早く逃げろ!」


男「ヒィイイイイイ!」ダッ!


御坂「……痛いわね…何してくれんのよ」


上条「この野郎…!あんな弱そうな奴をイジメて楽しいのか!?」


御坂「楽しいに決まってるじゃん?何言ってんの?」


上条「お前は…!殴らねぇと分かんねぇみてぇだな…!!!」


御坂「黙れ!この偽善者!」バチバチッ!


上条「でやぁあああああああ!!!」キュイーン!


御坂「な!?」


ゴッシャ!


御坂「!?」ドサッ


上条「おい…!立てよ…!お前に酷い事をした奴らの代わりに俺がブン殴ってやる!」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:44:27.37 ID:n6ZBlbx60
黒子「う~ん…寝床にサソリを入れたりとか…」


初春「あ、それいいですね!」


佐天「あれ?何このポロポロ落ちてる白いの…それと…血?」


黒子「これは…歯ですの」


初春「あ…あれ!」


佐天「え?」


御坂「」ピクピク…


黒子「!?」


佐天「!?」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:53:03.73 ID:n6ZBlbx60
黒子「こ…これは…!」


佐天「ブハッ!…み…御坂さんが…!」


初春「馬車に轢かれたカエルみたいな顔に…ブフッ!」


佐天「は…歯が…!ほとんど…無い…!」プルプル…


初春「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」バタバタッ


佐天「や…止めてよ!初春!アハハハ!その例え!アハハハハハハ!!!」バタバタッ


初春「アヒッ…さ…佐天さんだって深刻な顔で…は…歯が…!」


初春「アハハハハハハハハ!お腹痛いぃいいいい!!!」


佐天「歯は殆ど抜けてるね」キリッ


初春「そうですね」キリッ


佐天「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」バタバタ


初春「なはははははははははははははははは!!!!」バタバタ


黒子「も…もう帰りますの」シュンッ

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 21:58:24.93 ID:n6ZBlbx60



寮監「あ!御坂…!今度と言う今度は…!?」


御坂「?」


寮監「お…遅いぞ…!御坂…!は、早く、部屋に戻れ…!」プルプル…


御坂「え?は、はぁ…」


寮監「あぁ…!それじゃな…!」プルプル…


御坂「どうしたんですか?」


寮監「いや…!ついさっき…!足の指を角にぶつけてな…!」プルプル…


御坂「はぁ…」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:01:44.92 ID:n6ZBlbx60
御坂「ただいま黒子ぉ」


黒子「お帰りなさいませ、御坂さ…ま!?」


御坂「!?」


黒子(さ…佐天さん達、あの後、顔にマジックで落書きしましたのね…!)プルプル…


御坂「どうしたの?黒子?」


黒子「いや…いつか人類滅亡が起きると思うと…悲しくなって…!」プルプル…

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:08:38.17 ID:n6ZBlbx60



御坂「な…!何よコレぇえええええええええええええええええええ!!!」



黒子「ど、どうなさいました!?御坂さま!」



御坂「何で私の美しい顔がこんな事に…!」



黒子(いや、現時点では美しくないと思いますわ)


御坂「……!」キッ


黒子「な…何故、私を睨みつけますの…?」


御坂「絶対に許さないっっっっっっっっっ!!!!」バチバチッ


黒子「うわぁ!」シュン!


バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!



ズガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!



寮監「りょーかんパーンチって、な…何事だ!?」グラグラ…

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:11:16.34 ID:n6ZBlbx60
学校


黒子「あ~…死ぬかと思いましたの…」


黒子「あの方…絶対に私を探してますわ…」


黒子「寮監に相談しなくてはなりませんわね…」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:15:06.79 ID:n6ZBlbx60
黒子「あ…あなたは…」


女子生徒「この間はお世話になりました」


黒子「いえいえ、ジャッチメントとして当然の事をやったまでですわ」


黒子「全く、最近の殿方は不埒な輩が多いですの」


女子生徒「じ…実はあの時…」


黒子「へ?」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:18:00.33 ID:n6ZBlbx60
黒子「あそこにあの女がいましたの!?」


女子生徒「はい…この事…秘密にしててくださいよ」


黒子「分かってますの」


女子生徒「それでは、私はこれで…」


黒子「あの女…男を使って破廉恥な事をさせようとするとは…!許しませんの!」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:24:30.11 ID:n6ZBlbx60
女子生徒(あ、御坂様が私の席に…)


御坂「アハハハ!でねそれでね!?」


女子生徒「あ…あのぅ…」


御坂「あははははは!それ本当!?」


女子生徒「うぅ…」


御坂「でもそれだとねぇ!へへへへへ!」


御坂「あ、そろそろ先公が来る頃だわ、また後でね」


女子生徒(ようやく座れる…)ガタッ…


女子生徒(……机の中にいつの間にか飲みかけのジュースが…)

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 22:52:09.82 ID:n6ZBlbx60
下校


黒子「今日から御坂美琴を張り込みますわ」


黒子「御坂美琴の悪行を学園都市中に言いふらせば、あの女は確実に終わりますの!」


御坂「…………」スタスタ…


黒子「よし、行きますわよ…白井黒子!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 23:07:14.20 ID:n6ZBlbx60
御坂妹「…………」コソコソ…


黒子「うわっ!御坂美琴!?って…何か違う…」


御坂妹「うわぁ、とミサカは心の中でそっと驚きます」


黒子「あ…あなたは…?」


御坂妹「ミサカはお姉さまの妹に当たります、とミサカは否定しがたい事実を発表します」


黒子「あ、妹さんの方でしたか…所であなたは何をして…」


御坂妹「お姉さまのスキを付いて後ろから発砲して射殺しに来ました、とミサカは怒りを込めて

銃をお姉さまに向けます」ジャキ


黒子「是非お願いしますの…と、言いたいところですが、あの女には電磁バリアーがあって…」


御坂妹「その心配はありません、この銃弾は対電磁バリアー銃弾ですので、とミサカはドヤ顔であなたに

銃弾を見せつけます」


黒子「それはすごいですの…でも、ジャッチメントの前で撃つとあなたを逮捕することになりますので

そのゴツイ銃をおしまいくださいな」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 23:20:02.78 ID:n6ZBlbx60
御坂「待ったぁ?」


スキルアウトC「待ってましたよ、いっひひひひひ」


スキルアウトD「さぁさぁ、これをどうぞ、ふっひひひひひひ」


黒子「ん?何ですの?あれは…」


御坂「あ~…一日に一回コレを吸わなきゃやってられないわ」スー…


黒子「あ…!あれは…!」


御坂妹「一番強い大麻です、とミサカはあなたが言おうとしたセリフを取ってしまいます」


御坂「あははははは!それマジィ~?」



黒子「酒を飲みながら、大麻を吸うなんて…もう見ていられませんの」


黒子「早く、アンチスキルに通報をしますの」ピッピッピッ…

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木) 23:40:31.23 ID:n6ZBlbx60

黒子「そして、御坂美琴は常盤台から追放されましたの」


初春「へー、よかったじゃないですか~」


黒子「ようやく、静かに寝れますの」


佐天「ところで…そちらの御坂さん似の方は…?」


御坂妹「ミサカですか?ミサカは――」


黒子「御坂美琴の妹さんですの、姉と違って出来が良いですの」


佐天「常盤台の制服を着ているって事は常盤台生徒なの?」


御坂妹「いえ、ミサカはシボレー吉田のようなものです、とミサカは少し間違ってる例えで例えます」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 05:34:00.83 ID:QWDSp+fS0
公園


御坂「チッ!クソ…ムカツクわね…!」


御坂「誰よ、アンチスキル呼んだ奴!」


ステイル「おっと、ごめんよ」ドンッ


御坂「!」ドサッ


御坂「待ちなさい!このロン毛…!」


御坂「…?黒子?」


御坂「あと三人は…そうか…そういうことね…」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 05:44:57.42 ID:QWDSp+fS0
御坂「やぁ、皆さんお久しぶり」


佐天「ゲッ…」


初春「ヒィッ!?」


黒子「あなた…何しに来ましたの?」


御坂「ん~何って…復讐しにきたに決まってんでしょ!」バチッバチ!


初春「が、あああ!」バチバチッ!


佐天「うわああ!初春!」


御坂妹「いぇえええええやああああ!、とミサカはお姉さまにタックルをします」ガッ!


御坂「だうっ!」ドサッ


佐天「初春!?初春!しっかりして!」


初春「」ブクブク…


黒子「白目を向いて、泡を吹いてますの…」


佐天「初春!初春!駄目だ!反応しない!」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 05:52:15.36 ID:QWDSp+fS0
御坂妹「この野郎!この野郎!、とミサカは怒りのいままにお姉さまを殴ります」ガッ!ゴッ!


御坂「がふぅ!めらぁ!わ…私はアンタ達のオリジナルよ!?」


御坂妹「知るかそんな事、とミサカはお姉さまにエルボーを連発します」ドガッ!バキッ!


御坂「がう!めみぃ!」


御坂妹「あなたの様な人間がミサカのオリジナルだと思うと反吐がでます

、とミサカは顔が変形したお姉さまの顔を見て心の中で密かに爆笑しながら

言い放ちます」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 05:56:57.95 ID:QWDSp+fS0

黒子「大丈夫ですか、初春」


初春「はい、ちょっとマシになりました…」


佐天「あの人、本当に信じられないわよね、急に八つ当たりするんだもの」


黒子「まったくですの、初春はまったく関係ないのに」


佐天「あれ?そう言えば、妹さんは?」


黒子「そういえば…いつの間にかいませんわね…」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 06:24:23.49 ID:QWDSp+fS0
御坂「クソッ…あの野郎、クローンの分際で…あれ?」


御坂「一方通行~元気ぃ?」


一方通行「…………」


御坂「ねぇ、明日さぁ、私とデートしない?もう付き合ってから一ヶ月たつのよ?」


一方通行「オマエと付き合った覚えねェし」


一方通行「オレの視界から3秒以内で失せろ…じゃねェと、たたじゃすまねェぜ」


御坂「もう、恥ずかしがり屋なんだから!」


御坂「それじゃあね、一方通行」


一方通行「………チッ、三下が…」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 18:10:58.57 ID:QWDSp+fS0
御坂「う~ん…それにしてもまだイライラするなぁ」


御坂「あ、そうだ、無能力者狩りでもしようかしら」


御坂「うん、それがいい、それがいい」


御坂「さ~て、一番最初の被害者さんはぁ誰でしょう?」


御坂「あ」


佐天「うっ!」


御坂「こんにちわ、佐天さん」ニコッ


佐天(嫌な予感しかしない…)

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 19:29:51.65 ID:QWDSp+fS0
黒子「はぁ!はぁ!初春!佐天さんは!?」


初春「ぜぇ…どこに探しても居ません!」


黒子「まったく…どこにいったんでしょうか…」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 19:51:56.05 ID:QWDSp+fS0
御坂「やぁ、二人共」


黒子「御坂……美琴!どの面下げて私達の前に現れましたの?」


御坂「ほら、コレ佐天さんから」


初春「あ!これ!佐天さんの…髪飾り…?」


髪飾りには血がべっとりと付着していた。


初春「あ…ああ…!」ペタンッ


黒子「あなた…まさか佐天さんを…!?」


御坂「アンタが思ってる通りよ」


御坂「あぁそうそう、明日、面白い事が起きるから覚えといてね」


黒子「待ちなさい!」


バチッ!


黒子「うぐっ!」


黒子「………逃げられましたの」

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 20:03:05.33 ID:QWDSp+fS0
初春「そんな…佐天さん…」


初春「御坂さんに…」


初春「殺され―――」


黒子「ダメですわ初春!あの女の策略ですわ!」


黒子「大丈夫ですわ!きっと…佐天さんは…」


黒子「佐天…さん…は…!」ポロポロ…


黒子「うぅ……!」


初春「白井さん…」

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 20:14:10.27 ID:QWDSp+fS0
ジャッチメント支部


黒子「無力でしたの…佐天さんを守れないなんて…」


初春「大丈夫ですよ白井さん、佐天さんは生きてますよ」


黒子「初春…」


TV『浜面容疑者は「俺はバニーガールの太股なんて舐めてない」、と犯行を否定しています』


TV『先程入ったニュースです』


TV『○○学区の裏路地で、13人程の死体が発見されました』


TV『被害者は全て無能力者と判明しました』


TV『13人の死体の頭に銃弾の形跡が残っており…』


黒子「まさか…」


初春「そのまさかかもしれません…」

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 20:45:15.67 ID:QWDSp+fS0
スキルアウトのたまり場


スキルアウトA「へっへっへ…酷い事しますね御坂さん」


スキルアウトB「アイツら泣いてましたぜ」


御坂「アイツらが死んでも鼻で笑えるわ」


スキルアウトC「すっげー!マジカッケェよ御坂さん!」


御坂「よし、もっと無能力者共を殺しに回りましょう」

68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 20:55:24.80 ID:QWDSp+fS0
翌日


黒子「あれから無能力者の遺体が100人越えしましたの」


初春「アンチスキルも殺されてるとも言われてますよ」


黒子「御陰でスキルアウトが様々な所で暴走してるらしいですの」


初春「はぁ、無闇に外に出られませんね」


黒子「そうですわね…」


黒子「誰かあの女を止めて欲しいですの…」

69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:00:39.05 ID:QWDSp+fS0
上条「こんな所にいやがったのか…テメェ…!」


上条「人の命を簡単に弄びやがって…!」


御坂「黙れって言ってんでしょ!この偽善者!」バチバチッ!


上条「遅っせえんだよ!」キュイーン!


御坂「!?」


上条「でゃあああああああ!!!」ドゴォ!


御坂「がうっ!」ドサッ


上条「どうだ!?思い知ったか!」


御坂「うぅ…私だって…こんな事したくないのよ…」


上条「何?」

70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:07:14.28 ID:QWDSp+fS0
御坂「私…ある組織に…両親を誘拐されてるの…」


御坂「そしたらソイツら『無能力者を殺しに回らなきゃ、お前の両親を殺す』って脅されて…」


上条「何だって…!?」


御坂「私…こんな事…本当に辛いのよ…!」


上条「………分かった、俺がソイツらぶっ飛ばしに行く」


御坂「……え?」


上条「事情はよく分かった、だから…殴ってごめんな…」スッ


ドッ!


上条「ウグッ!?」


上条の腹部に激痛が走る、下を見下げると御坂がナイフの様なもので

上条の腹部を刺していた。



上条「―――――――!」



御坂「アンタ…本当にお人好しよねぇ…」ニタァ…

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:14:42.80 ID:QWDSp+fS0
上条「がぁああああああああ!!!!」バタッ


御坂「アハハッ!こんな原始的な戦法にまんまと引っ掛かるとはねぇ?」


御坂「本当に、あなた馬鹿ぁ?馬鹿そのものなんでしょ?」


御坂は激痛にのたうち回る上条に追い打ちをかけて

メッタ刺しにした。


御坂「ハハハッ!そりゃ!うりゃ!」ザスッ!ドスッ!ザスッ!


上条「がぁ!…ぐがぁあ!」


御坂「さようなら、偽善者さん」


御坂はナイフを勢をつけて振り上げ、ナイフを上条の脳天に突き刺した。


上条は絶命した。

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:20:03.15 ID:QWDSp+fS0
御坂「さてと…そこのアンタ、この死体どっかに片付けときなさい」


スキルアウトD「非道い事をしますね御坂さん」


スキルアウトE「で、どこに捨てるんですか?」


御坂「あそこに川があったじゃん、そこにでも捨てれば?」


スキルアウトD「ヘイ!承知しました!」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:23:10.19 ID:QWDSp+fS0
御坂「さて、どんどん殺すわよ~♪」


ステイル「待て」


御坂「あん?確かアンタは…」


ステイル「お前はやってはいけない事をした…」


ステイル「全力を持ってお前を焼き尽くす!」ゴォオオ!


御坂「チッ………」

83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:37:17.05 ID:QWDSp+fS0
その時。

裏路地の奥からフルフェイスのヘルメットを被った白衣の男が歩いてきて

御坂とステイルの間に割り込んだ。


御坂「誰よ、アンタ…」


ステイル「コイツらの仲間か?」


ポツリ。とその男は言った。


「まだ終わらせないぜ、まだ俺の『実験』に付き合ってくれねぇとな」


そう言ったと途端に、男の白衣の内側から大量の煙が吹き出した。


御坂「ゲホッゲホッ!な…何?」


煙が晴れると、ステイルと白衣の男の姿は無かった。


御坂「なんだったのよ…」

85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 21:59:07.88 ID:QWDSp+fS0
川付近



一方通行「ン?」


川から血まみれの上条の死体が流れてきた。


一方通行「オーイ…レスキューが必要かァ?」


上条「」



一方通行「こりゃ、本気でヤベェかもな…」


一方通行は上条の死体を引きずり上げる


一方通行「…何箇所か刺されてやがる…」


一方通行「ハッ、多分第三位の手下か何かに殺されたのか、これはお気の毒に…」


一方通行「ン?コイツ…どこかで…」


一方通行「!?コイツ…確か…!」

88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:07:42.09 ID:QWDSp+fS0
『グループ』アジト


一方通行「オイ……」


土御門「どうしたんだにゃー?一方通行…それは誰だ?」


一方通行「死体だ」ドサッ


土御門「ッ!?カミやん…!」


一方通行「さっきそこのスキルアウトをシメて吐かせたら――――」


一方通行「第三位がコイツのスキを突いてメッタ刺しにしたんだとよォ」


土御門「御坂美琴か…」


一方通行「何か知らねェが、物凄く腹が立って来やがったァ…」


土御門「同感だ」


90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:12:34.77 ID:QWDSp+fS0
『スクール』アジト


垣根「クソッ!また疼いて来やがった…!」ガクガク…


心理定規「それもう終わったわよ」


垣根「あ、そうだったな」スッ


心理定規「それと、何か仕事の依頼が入ってるわよ」


垣根「仕事?」


垣根「なになに…『超電磁砲の抹殺』?」

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:17:51.48 ID:QWDSp+fS0
『アイテム』アジト


絹旗「麦野超へんたい!」


麦野「表でろ」


絹旗「超嘘です!超大変です!」


麦野「何?何なの?」


絹旗「『超電磁砲とその仲間の抹殺』っていう仕事が超入ってますよ!」


麦野「………」ガタッ


絹旗「無言で立たないで下さい…超怖いです…」

96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:25:28.73 ID:QWDSp+fS0
当日


スキルアウトF「た、大変です!御坂さん!暗部が来ました!」


御坂「なんですって!?」


御坂「早く隠れ家に逃げるわよ!」


スキルアウトF「ヘイ!」

97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:31:06.23 ID:QWDSp+fS0
御坂が居る隠れ家付近


一方通行「オーイ!早く出てこいよ!ぶっ殺してやるからよ!」ゴシャ!


スキルアウトG「ごわぁあああああああ!」


垣根「何言ってやがる一方通行!アイツは俺の獲物だ!せっかく必殺技を考えて来んだ!」バォオッ!


スキルアウトH「ぶわぁああああああああああ!!!」



麦野「悪いけどその努力は報われないかもね、私がブチコロスんだからさぁ!」バシュウ!


スキルアウトI「おぶわぁあああああ!!!」



御坂「ま…まずいわ…早く別の場所に逃げなきゃ…」

100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:35:48.73 ID:QWDSp+fS0
こうして、御坂は長い逃亡生活が始まった。


その頃、学園都市では多くの無能力者が立ち上がり、御坂美琴を捕獲に

全力を注いだ。

御坂の仲間だったスキルアウトも降伏するものも居れば、寝返る人間も

後が絶えなかった。

102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:51:14.93 ID:QWDSp+fS0
そしてある日、御坂美琴は捕まった。


御坂美琴は御坂が殺した無能力者の友人から一発ずつ殴られ回され


首をロープで縛って、バイクで引きずり回された。


「「「この糞女を殺せ!この糞女を殺せ!この糞女を殺せ!」」」


御坂「私にこんな事すると、後でどうなるか分かってるの!?」


御坂「離せ!この無能―――」


言葉は続かなかった、一発の銃声が響いた。


ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


御坂妹「私です、私が殺しました、とミサカは自分の手柄を公表します」


「やった!やった!学園都市は救われた!」


「てゆうか殺した奴、御坂美琴に似てね?」


「英雄だ…!あなたは英雄だ…!」


こうして、御坂美琴は死に、御坂妹は英雄扱いされ

統括理事会から特注の勲章を貰った。


御坂妹は世界中から『学園都市を救った少女』として引っ張りだこになっていた。


御坂美琴の遺体は埋葬されず、博物館に『学園都市に恐怖を齎した悪魔』として

展示された。

103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:54:50.36 ID:QWDSp+fS0
「もう、潮時か」


「どうします?」


ステイル「ムーッ!ムム―ッ!」


「もういい殺せ」


「はい」


ダァンッ!

105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 22:57:55.75 ID:QWDSp+fS0
御坂「―――――ハッ!」


御坂「………!?」


黒子「お姉さま~!起きて下さいな!」


御坂「く…黒子…?」


黒子「どうしましたの?お姉さま?」


御坂「ゆ…夢…?」


黒子「顔色悪いですわよお姉さま…嫌な夢を―――」


御坂「よかったぁ!夢でよかった!」ガバッ


黒子「ちょ!お姉さま!苦しいですわ!(やっほぉおおおいいいいいい!!!)」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 23:01:20.17 ID:QWDSp+fS0
御坂「うぅ…ごめんね、黒子ぉ…」ヒックエグ…


黒子「ど、どうかしましたかお姉さま、私に謝るような事をしてくれましたの?」ハァハァ…


御坂「黒子…息荒い」


黒子「これは失礼」キリッ

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 23:06:52.87 ID:QWDSp+fS0
下校


御坂「ん?」


スキルアウトA「なぁ、嬢ちゃん今晩遊ばない?」


スキルアウトB「いつ帰れるかわからないけどねぇ」


佐天「だ…誰か…!」


御坂「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ダッ!


佐天「あ、御坂さry」


御坂「でゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!」


ドゴォ!


スキルアウトA「ゲボォ!!」


スキルアウトAは大きく体を崩した。


御坂「佐天さんに何かしてみろ!その時はスープにするぞ!!!」バチバチッ!


佐天「いや、スープまでしなくても…」


スキルアウトA「ひぃいいい!!!ごめんなさぁああああああああああいいいいい!!!」ダダダ…


スキルアウトB「お、おい!待てよ!」ダダダ…

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 23:15:16.26 ID:QWDSp+fS0
御坂「佐天さん!」


佐天「は、はい!?」ビグッ!


御坂「本っっっ当にゴメン!」


佐天「は、はい?」


御坂「無能力者だからって気にするな、て言ったけど、どうしても気にしちゃうよね?」


御坂「そんな事言っちゃったから…私…佐天さんを…!」ポロポロ…


佐天「み、御坂さん、落ち着いてください、私、そんなに気にしてませんよ?」オロオロ


御坂「佐天さんのような無能力者を守るから…!だから…!」


佐天「お、落ち着いてください御坂さん!」オロオロ

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 23:25:11.48 ID:QWDSp+fS0
上条「あぁ…不幸だ…」


御坂「アンタ!」


上条「あ?おお、御ry」


ギュッ


上条(おやぁ?何で上条さんは抱きつかれてるのかな?)


御坂「ゴメン…アンタを追い掛け回して、本当に迷惑だったでしょ?」


上条(コレは…アレだ…幻覚だな、あれ?あれ?)


御坂「ただ、私はアンタが気になってただけだったの」


上条(うん?とうとう幻聴まで聞こえる様になったのか?あーあ、不幸だなー)


御坂「私はアンタの事が……好きだったの」


上条(コレはあれだ、魔術師の仕業だな、もしくは土御門のイタズラだな)


御坂「だから…付き合ってくれる?」上目遣い


上条(訂正する、幸福だ)キリッ



こうして、上条は青髪ピアスと土御門 元春の敵になりましたとさ。

113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金) 23:27:40.50 ID:QWDSp+fS0
以上です。

いつもどおり短かったけど見てくださってありがとうございました。


次は麦野沈利のもしもの話を書こうと思います。



ちなみに御坂美琴は4番目に好きなキャラです。