1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 13:44:28.38 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「えっ」

ハナビ「日向は木の葉にて最強?本当に馬鹿にされるんで止めてくださいよ父上」

ヒアシ「い、いや最強だし…」

引用元: ヒアシ「日向は木の葉にて最強」ハナビ「は?なにいってんの」 

 

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 13:53:14.52 ID:tLJjZzTA0
ハナビ「まず最強はナルトさんに決まってる」

ヒアシ「いや、あの小僧など八卦六十四掌で…」

ハナビ「あんなの下忍だった時のナルトさんに負けた雑魚業でしょ?」

ヒアシ「だ、だったら回天で奴の攻撃を吹っ飛ばす!」

ハナビ「それも下忍の時のナルトさんに相殺されたでしょ」

ヒアシ「な、なら頭脳戦で!」

ハナビ「白眼という能力で今まで近距離の術しか発達してない時点で…頭脳とか…」

ヒアシ「は、八卦空掌…」

ハナビ「尾獣玉…」ボソッ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 13:58:58.60 ID:tLJjZzTA0
ハナビ「あーあ、父上が日向は最強日向は最強っていってたのになー」

ヒアシ「…」ピクッ

ハナビ「最近じゃあ巨大化してちから押しする秋道一族のほうが強く見えますよ、散々父上がデブだって馬鹿にしてた」

ヒアシ「…」

ハナビ「もうさ、最強なんて肩書きなんて、やめましょ?最近の仕事、便利屋しかないし」

ヒアシ「あああああ!!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:05:33.94 ID:tLJjZzTA0
ハナビ「んじゃちょっと遊びに行ってきますねー」

ヒアシ「ちょ、コラァ!ハナビ、稽古はどうしたぁ!」

ハナビ「いやぁ、父上の修行じゃあ怪獣大戦争に敵いませんから、今度ナルトさんに仙人モードでも教えてもらうんで良いです」

ヒアシ「な…な…」

ハナビ「あ、あとぶっちゃけると体術だけなら、父上よりもガイさんの方が上ですよ。

リーさんもネジさんも死んで、ガイ先生もテンテンさんも暇そうなんで、そっちで修行してきますよ」

ヒアシ「」

ハナビ「ははっ、出番なしだね父上、じゃあ」ザッ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:10:07.32 ID:tLJjZzTA0
木の葉丸「おおっ、ハナビ!待っていたぞコレ」

ハナビ「ごめんごめん木の葉丸くん!ちょっとオヤジ巻くの大変でさー」

木の葉丸「そうか…日向のしきたりは厳しいからな…コレ……」

ハナビ「まぁ、日向がなんてこれからどうなるか分かんないけどねwささ、早くいこっ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:13:30.14 ID:tLJjZzTA0
チーン

ヒアシ「ヒザシ……済まぬ……この日向が衰退したのは全て私の力不足だ…

…お前が当主ならまた変わっていたかもしれないな………」

ヒナタ(父上……)

ヒアシ「私は……そして日向は……どうなってしまうのだ……)

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:17:40.21 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「という話があったの……」

ナルト「へぇ、お前のとおちゃん強面だけど、メンタル弱いのか」

ヒナタ「今回の戦争で色々自信を失っちゃったみたい…」

ナルト「うーん、もう歳だからいいんじゃね?とっとと引退して何も考えずにプライド捨てて生きりゃ良いってばよ」

ヒナタ「そういうものなのかなぁ……」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:24:48.81 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「でもね……私は父上は……ずっと日向を支えてきたから、最後まで強い父で欲しいの……昔から尊敬してたし……」

ナルト「まぁな、正直日向一族って名前聞いただけでチビりそうな時期があったもんな、俺ってば」

ヒナタ「うん!うん!」

ナルト「それに分かるってばよ、自慢の父ちゃんがいる精神的なゆとりって奴」

ヒナタ「ナルトくんのお父様も凄いもんね…」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:31:50.84 ID:tLJjZzTA0
ナルト「でもまぁ、子供は親超えなきゃなんねーし、親は子供より強く見せてーし、なんか難しいな」

ヒナタ「父上だけじゃなくて私も一族の為に頑張らなきゃ!」

ナルト「そのいきだってばよ、そしたら父ちゃんも喜ぶはずさ」

ヒナタ「でもなぁ、本人はまだまだ過去の栄光を引きずってるんだろうなぁ…」

ナルト「めんどくせー頑固オヤジだな…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:35:15.95 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「私…父上にもう一度元気だしてほしいなぁ」

ナルト「うーむ…」

___

ヒアシ「はっ!いやっ!せいっ!」

ヒアシ「八卦空掌!!八卦空掌!!」

ヒアシ「八卦六十四掌!!八卦六十四掌!!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:37:37.30 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「はぁ……はぁ……私が強くならねば、私が強くならねば…」

ナルト「お邪魔するってばよ」

ヒアシ「!?」ピクッは

ナルト「おっ、さすが白眼、気付くのはえーな」

ヒアシ(こいつ……)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:41:21.83 ID:tLJjZzTA0
ナルト「?」

ヒアシ(こいつが…最強の座を奪い……ヒナタだけではなくハナビも取ろうとしてる…)

ヒアシ(憎き男!うずまきナルト!!)ピキピキ

ナルト「ヒナタの父ちゃん、殺気だしすぎだってばよ」

ヒアシ「父ちゃんと呼ぶな、お父様か父上、いや、貴様など義理の息子でも何でもない」

ナルト「すんげェ嫌われてんな、俺ってば」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:45:37.90 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「一体私に何のようだ」

ナルト「修業付けてやろうと思って」

ヒアシ「……あ?修業だと?」

ナルト「いやーヒナタが最近、アンタのこと心配しててさ」

ヒアシ「ヒナタが……」

ナルト「そうそう、おっちゃん弱すぎて、自信無くしたって」

ヒアシ「」ピクッ

ナルト「だから俺が修業付けてやろうと思ったんだってばよw」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:49:50.89 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「このクソガキめ…火影になった途端に調子にのりおって…」

ナルト「ん?」

ヒアシ「貴様などにつけてもらわずとも!私はお前より強いのだ!」

ナルト「おっ、言ったな?じゃあ今すぐ勝負するか?」

ヒアシ「あぁもちろんだ!二度とチャクラが練れないようにしてやる!!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:54:14.66 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ(ナルトくん、父上の為に修業に付き合ってくれるなんてなんて優しいんだろ…///)

ヒナタ(気合い入れすぎちゃって、お弁当作りすぎちゃった…///)

ヒナタ(二人とも喜んでくれるかなぁ…ふふふ…///)

ヒナタ(さてと、準備ができたところで!そろそろいこっと!)

______

バキバキバキ ズドーン

ヒナタ「んん!?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 14:59:38.32 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「道場から煙が…!?な、ナルトくん!?父上!?」タタタッ

___

タタタッ

ヒナタ「こ…これって!?」

ナルト「ぐ………がっ………!!」ガクガク

ヒアシ「何だその様は?」

ヒナタ「ち、父上!?ナルトくん!?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:05:11.62 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「おぉ!ヒナタか!?よく遊びにきたな!」

ヒナタ「父上……何でナルトくんが……」

ヒアシ「はははっ!ナルトくんが調子に乗ってたからついついな!はははっ!」

ナルト「く……くそっ……俺ってば……まだ……まだだ!!」ダッ

ヒナタ「ナルトくん!?」

ナルト「ぬおおおお!(螺旋丸!!)」キーン

ヒアシ「八卦空脚!!(腹蹴り)」

ナルト「ぐふぉぉぉ!!」カハッ

ズサササササ ドカーン プシュウウ

ヒナタ「ナルトくん!?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:08:58.46 ID:tLJjZzTA0
ナルト「………」プルプル

ヒナタ「大丈夫!?ナルトくん!」

ナルト「ひ…ヒナタ……」ガクガク

ヒナタ「こんなに傷ついて……」グスッ

ナルト「ヒナタ……やっぱり……お前の父ちゃんはつぇーってばよ……ぐっ!」カハッ

ヒナタ「ナルトくん!?しっかりして!!」ポロポロ

ヒアシ「がははははっ!」

ヒナタ「…」キッ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:11:19.15 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「これが格の違いって奴だ!がはは!」

ヒナタ「ナルトくんは……ナルトくんは……父上の為に思ってたのに……」

ヒアシ「がははははっ!」

ヒナタ「父上なんてだいっ嫌い!!」

ヒアシ「」

ハナビ「あーあ…」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:14:32.03 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「さっ、早くナルトくん!病院いこっ!」

ナルト「お、おう…」フラフラ

ヒアシ「ひ…ヒナタ、これは修業であってだな…」

ヒナタ「…」プイッ

ヒアシ「」

ハナビ「御愁傷様」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:19:27.54 ID:tLJjZzTA0
ナルト「……」

ヒナタ「大丈夫?ナルトくん?」

ナルト「ん?あ、あぁ!」

ヒナタ「ごめんね…ウチの父があんなになるまで…」

ナルト「い、いや……別に気にしてないってばよ……」

ヒナタ「もうさ、父上のことはいいから、二人で幸せになろ!」

ナルト「あ、あのさ…ヒナタ……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:31:44.26 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「ちち父上!?」タタタッ

ハナビ「お姉ちゃん…くんの遅いよ…」

ヒナタ「父上は!?父上は!?」

ハナビ「自殺未遂、んで私が止めた、今寝込んでる」

ヒナタ「」

ハナビ「本人曰くもう生きる道がないってさ」

ヒナタ「あわわわ…私のせいだ……私のせいだ…」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:33:21.30 ID:tLJjZzTA0
ハナビ「お姉ちゃんまで鬱にならないでよ?」

ヒナタ「ご…ごめん……早く父上に謝らなきゃ」

ハナビ「そうだよね、いってらっしゃい」

ヒナタ「うん!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:35:36.84 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「失礼します…」

ヒアシ「!?」

ヒナタ「あの……父上?」

ヒアシ「ひ、ヒナタ……お前……」

ヒナタ「あの……さっきは言い過ぎてごめんなさい……」

ヒアシ「!?」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:44:00.41 ID:tLJjZzTA0
ヒアシ「お前は悪くない……凡人相手に本気をだし過ぎた私が悪いのだ…すまぬ」

ヒナタ「もう……ナルトくんも父上のこと凄い強いって認めてたから、お互い仲良くしようね?」

ヒアシ「分かった…お前は優しい奴だ、ヒナタ……」

ヒナタ「ははっ……」

ヒアシ「私は本当に木の葉最強だったんだな…これからは手加減と言うものを

覚えとかないといかぬ……ナルトくんにも言っといてくれ、やりすぎた、すまぬと」

ヒナタ「う…うん……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/11(金) 15:51:16.90 ID:tLJjZzTA0
ヒナタ「父上もあの件で自信取り戻したみたい」

ナルト「そっか、父ちゃん落ち着いたか」

ヒナタ「全部ナルトくんのお陰だよ…まさかあそこまで体をはって手加減してくれたなんて…」

ナルト「本気だしちまうと俺の圧勝だかんな、1/10未満しか出せねェのは辛かったってばよ…」

ヒナタ「ナルトくん優しいんだね…///」

ナルト「ヒナタの頼みならなんだってするってばよ…///」

ヒナタ「ナルトくん大好き…///」

チュッ

おしまい