【回想】

ﾛﾘ春香｢は！は！は！｣

それは懐かしい記憶。サッカーボールを蹴る感覚

ﾛﾘ春香｢ここで､わたしのしゅーとを･･････って､うああああ｣

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ！

蹴ろうとして転んだ記憶

ﾛﾘ春香｢うあああん！また失敗したあああ｣

？？｢大丈夫か春香？｣
近づく一人の男性

ﾛﾘ春香｢ふぇぇ･･･わたしやっぱりサッカーなんて合わないよぉ｣

泣いている私に､あの人は頭を撫でながら

？？｢何事も努力だぞ？それに･･･蹴るだけがサッカーじゃない｣

ﾛﾘ春香｢へ？｣

？？｢俺が､とっておきの必殺技を教えよう！！｣

【現代】

？？｢･･･るかさん！春香さん！！｣

春香｢ふぁ！？｣

目を覚ますと、やよいの心配そうな顔が見えた

やよい｢春香さん大丈夫ですか？居眠りなんて･･･｣

どうやら、また眠っていたみたい･･･

春香｢ゴメン！ゴメン！大丈夫だよ？｣

やよい｢ならよかったですぅ！｣

雪歩｢春香ちゃ～ん、やよいちゃ～ん、部活行こうよ｣

向こうから雪歩がやってきた

ここは【765学園】
この学校は校長が･･･
校長｢きみぃティンと来たね！入校したまえ｣

という感じで入校できる為、この学園には色々な年齢の人がいる。
かくいう私こと天海春香も校長の言葉で入校したのだ

私達はサッカー部です･･･部員は私、やよい、雪歩そして

春香｢失礼しまーす｣


小鳥｢むふふ、今度のイベントは霊夢コスで決まりです｣ﾁｸﾁｸ

部室で衣装を塗ってるのが音無小鳥さん。実力はあるのだけど･･････ね？

小鳥｢あ、皆いらっしゃい、ゆっくりしていってね？｣ﾄﾞﾔｧ

雪歩｢小鳥さん･･･部室を自分の部屋にしちゃダメですぅ！｣

小鳥｢どうせ、このメンバーじゃあ試合にも出れません。なら空いた時間を有効に使わなくちゃ｣ﾁｸﾁｸ

春香｢空いてる時間も練習しましょうよ！練習なら出来ます！｣

こんな感じの日々が続いていました。


ところが･･･


やよい｢は、春香さあああああああん！！｣

春香｢どうしたのよ？また特売に間に会わなかったの？｣

やよい｢･･････練習試合を･･･申し込まれましたぁ！｣

春香｢えぇ！？｣

やよい｢しかも相手は ･･･961学校ですぅ！｣

小鳥｢な、なんだってー！？｣

961学校･･･サッカーが盛んな学校で、なでしこJapanのメンバーもはい出している超有名学校･･･


春香｢なんで･･･ウチみたいなサッカー部に？｣

雪歩｢潰すためですぅ！私達ボコボコになるんですぅ！！｣ｳﾜｰﾝ

春香｢雪歩！落ち着いて大丈夫だよ！｣

雪歩｢で、でもぉ･･･｣

やよい｢何か考えがあるんですね！｣ｷﾗｷﾗ

春香｢まず仲間を集めよう！この学園には色々な皆がいるからね！｣

私達は仲間を集め始めた

亜美｢あ、はるるんだー｣

真美｢どうしたの？皆で来るなんて珍しい｣

双子の姉妹、亜美、真美を発見

春香｢じつは、かくかくしかじか｣

真美｢まるまるうまうま、だね｡協力するしかないっしょ！｣

やよい｢ありがとです！！｣

真｢あれ、春香達じゃないか！｣

雪歩｢ま、真ちゃん！｣ｷﾗｷﾗ

時々サッカーを一緒にしてくれる真を発見！
春香｢実は･･･｣

真｢961学校と試合なんだろう？｣

小鳥｢既に学園中に噂が広がってましたか･･･｣

春香｢真お願い！真のスピードが必要なの！｣

真｢オッケー、協力するよ｣

律子｢あなたたち･･･大丈夫なの？｣

頭も良い律子さんが向こうから声をかけてきた

やよい｢春香さんが大丈夫だって言うんだから大丈夫ですぅ！｣

律子｢まあサッカー一筋の春香が言うんだから･･････｣

雪歩｢り、りりり律子さんも協力してくださぁい！！｣

律子｢はいはい。そんなことだろうと思ったわ。了解よ｣

伊織｢にひひ！誰か私を忘れてないかしら？｣

お嬢様の伊織。

やよい｢伊織ちゃん、一緒にサッカーやりましょう！｣ｳｯｳｰ！

伊織｢せ、せっかくだからこの伊織ちゃんも協力してあげるわ･･･｣
小鳥｢テンプレなツンデレありがとうございます｣

あずさ｢サッカー･･･ね｣

あずささん･･･いつもながら大人な雰囲気

雪歩｢どうで･･･しょうか？｣

あずさ｢ええ･･･攻めるのは苦手だけどディフェンダーなら協力するわ｣


小鳥｢これが･･･肉のカーテン！？｣

やよい｢何言ってるんだろう･･･｣ﾎﾟｶｰﾝ

貴音｢さっかー･･････なんと面妖な｣

ミステリアスな貴音ちゃん

雪歩｢どうかお願いしますぅ！｣

貴音｢いえ･･･断るわけではないのですが･･･｣
春香｢何？気なることがあるの？｣



貴音｢部活終わりに･･･らぁめんを食べても良いのなら･･･｣

小鳥｢大丈夫だ問題ない｣ｷﾘｯ

こうしてだいぶメンバーが集まってきました！

【河川敷】

小鳥｢春香ちゃん！いくよー｣ﾊﾞｼｯ

春香｢たあ！｣ﾊﾟｼ

放課後、私達は河川敷で練習しています。グランドは弱小な私達には使わせてもらえないので

やよい｢メンバーも11人揃ちゃいました！
これで練習できます！｣

雪歩｢本当に･･･大丈夫かなぁ？｣ｵﾄﾞｵﾄﾞ


モブ夫｢おいおい･･･可愛い娘がサッカーなんて｣

モブ太｢いけないなぁ･･･俺達が練習したいのに｣

モブ助｢変わってくれないかねぇ？｣

突然現れたモブ達、この辺では、そこそこ強いサッカー部員だ

やよい｢今は私達が練習してるんです！｣

抵抗するやよいから

モブ夫｢おらぁ！｣ﾊﾞｼｯ
無理矢理ボールを奪った。そのボールは少し遠くに転がってしまった

モブ助｢あーボールがないんじゃ意味ないよなぁ｣ﾆﾔﾘ

春香｢な･･････酷い ｣

小鳥｢なんてやつらなの！｣ｷﾞﾘﾘ


一触即発のその時

？？｢随分と煩いサッカーですね｣

長髪の女の子がさきほどのボールを持って歩いてきた

モブ太｢ああん？誰だよ･･･｣

？？｢サッカーならサッカーらしくやりましょう･･･｣

その女の子はボールを蹴り上げると高く飛んだ

モブ助｢な･･･｣

？？『ブルーバード！！』

女の子が蹴った球はまるで青い鳥が飛ぶように早くも勢いがあり･･･そのままゴールへと入っていった


小鳥｢カッコイイイイ！！｣ｷﾗｷﾗ

雪歩｢凄い･･･｣

やよい｢｣ﾎﾟｶｰﾝ

私は痺れた･･･こんな凄いシュートを撃てる女の子がいることに

？？｢全く･･･｣

立ち去ろうする彼女

春香｢待って！！私、天海春香！あなたは？｣


？？｢･･････貴女には関係ない人｣

そう言うと彼女は立ち去ってしまった

やよい｢今の･･･夢ですか？｣ﾎﾟｶｰﾝ

呆然とするやよいを見て私は･･･

春香｢違う･･･彼女は･･････いるよ｣

だってこんなにドキドキしてるんだもん

【翌日】

先生｢今日は皆に嬉しい知らせがあるぞ｣

モブ｢ついに結婚されたんですか！｣ﾋﾞｼｯ

先生｢ち、違う！ティーナとはなんとも･･････ってちがあああう！！｣

一呼吸おき

先生｢今日は転校生を紹介しよう、来なさい｣


歩いてきた女の子は･･･

雪歩｢ああ！｣

間違いないなく昨日の彼女だった

千早｢如月千早です。よろ･･･｣

春香｢よろしくね！！｣ｶﾞﾀｯ

勢いよくたった私

春香｢って、うあああああああ｣

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ！

小鳥｢今日はまた一段と派手にこけたわね･･･｣

【放課後】

春香｢如月さん！｣

早速、私は彼女の元へ来ました

千早｢･･･｣ﾂｰﾝ

やよい｢無視はよくないですぅ！｣ﾌﾟﾝｽｶ

春香｢あ、改めて自己紹介するね。私、天海春香！｣

小鳥｢音無です｣

やよい｢高槻やよいでーす｣ｳｯｳｰ

雪歩｢萩原･･･雪歩です｣

春香｢ねぇ、一緒にサッカーやろうよ！｣

千早｢断るわ｣ﾂｰﾝ

即答とは･･･

春香｢なんで？昨日のあのシュート、すごかったもん！｣

千早｢サッカーなんて･･･もうやらない｣

そのまま立ち去る如月さん


春香｢あきらめないよ！絶対！｣

モブ｢おーーい、961学校が来たぞ！！｣

ザワ･･･ザワ･･･

春香｢どんな人達なんだろう？｣

私は皆の間をかい潜り見やすい位置に移動できた

春香｢やっと見え･･････！？｣

ﾜｰ！961イレブンﾀﾞ-！ｻｲﾝｸﾚｰ
ｳｵｵｵ！ｻｲｺｰ！
ｵｶｻﾞｷｻｲｺｰ！
ｷｬｰ！ｼﾋﾞﾚﾙｰ！

？？｢皆ー！出迎え、ありがとうなの！｣ﾌﾘﾌﾘ

そこにはトラックの荷台が開き、961イレブンがパフォーマンスをしていた

やよい｢なんか･･･アイドルみたいですー｣

黒井｢フ、はじめまして765学園の諸君･･･｣

ザワ･･･ザワ･･･

黒井｢今回の練習試合、まさかぁ引き受けてくれるとは･･･｣

黒井｢さあ、我が961イレブン、さっさとおわらせるぞ｣

？？｢はいなのー、ハニー｣

春香｢私も頑張らきゃ！｣

小鳥｢春香ちゃん！大変よ！｣ｱﾜｱﾜ

春香｢どうしたの？｣

小鳥｢雪歩が･･･いなくなったの！！｣

春香｢えぇ！？｣

私達は雪歩を探した･･･

やよい｢あ･･･｣

春香｢この穴は･･･｣

小鳥｢どう見ても雪歩の仕業である｣

雪歩一人が入れそうな穴が掘ってあった

ﾜﾀｼﾆﾊﾑﾘﾃﾞｽｰ

穴から泣きそうな雪歩の声が聞こえる

春香｢大丈夫！11人揃ったんだし｣

ｼﾞﾂﾘｮｸｶﾞﾁｶﾞｲﾏｽｰ

春香｢雪歩！！雪歩が頑張って練習してるのは私達がよく知っているよ！｣

やよい｢そうです！｣

春香｢だから･･･精一杯やろう！私達もいるんだから！｣

･･････ﾜｶﾘﾏｼﾀ

【雪歩が合流した！さあ試合ですよ！試合！】

【765学園グランド】

春香｢さあ、いくよー｣
？？｢アハ、絶対に負けないのー｣

校長｢頑張ってくれたまえ･･･｣

黒井｢敗北などないわ！！｣ﾌﾊﾊﾊﾊ

【選手データ】

天海春香 女 ＧＫ

明るく前向きなリーダー。一日一回は転ぶ

高槻やよい 女 ＤＦ

チームのムードメーカー。大家族で特売の日は逃さない

萩原雪歩 女 ＤＦ

お茶が趣味。苦手な物を見ると穴を掘る癖がある

双海亜美 女 ＭＦ

双子の一人、流行は欠かさずチェックする

双海真美 女 ＭＦ

双子の一人、大人の男が来になるらしい

三浦あずさ 女 ＤＦ

チームの、お姉さん的存在。極度の方向オンチ

四条高音 女 ＦＷ

謎に満ちた女性。食べ物には頷い

秋月律子 女 ＭＦ

頭が良い、周りからはなぜかｺﾝﾋﾞﾆ店員と呼ばれている

菊地真 女 ＤＦ

スピードが自慢。男顔負けの速さで駆ける

音無小鳥 女 ＦＷ

実力はあるがコスプレが趣味で一日の大半は衣装作りをしている

水瀬伊織 女 ＭＦ

財閥のお嬢様。表裏が激しい


＊伊織ファンの皆すみません

【グランド】

律子｢相手は･･････どの選手もプロ顔負けの強さね｣ﾌﾑﾌﾑ

マネージャーも兼任してくれている律子さんが選手データを見ていた

律子｢特にこのリーダーは注意ね｣

そう言いながら渡された資料を目をむけた。

星井美希 女 ＭＦ

文武両道のプレイヤー、眠ることが好き

春香｢星井さんか･･･｣

律子｢試合でゴールを決めれなかったことは無いらしいわ｣

小鳥｢私、この試合が終ったらコミケデビューするんだ･･･｣

亜美｢ピョちゃんフラグだよ･･･｣


いよいよ始まる！私達の初めての試合が

ところが、いざ試合が始まると

星井｢遅いのー｣ｽﾀｽﾀ

小鳥｢はぁ･･･はぁ｣

貴音｢そんな･･･｣

真｢嘘･･･だろ？｣

圧倒的な961学校の前にメンバー達はもうフラフラだ

黒井｢さぁ･･･あの技でトドメだ｣

星井さんが凄い勢いでゴール前まで走ってきた

美希『デスゾーン』なの！！

まるで爆発でも起きたような感覚で私はもちろん周りの皆も吹き飛んだ


校長｢これはマズイねぇ･･･｣

黒井｢未熟！さすがだ｣
美希｢アハ、ありがとうなの｣




春香｢まだ･･････だよ｣
私はゆっくりと立ち上がった

美希｢え･･･まだ立てるの？ボロボロだよ？｣

春香｢それでも･･･最後まで･･･あきらめないよ！！｣ﾑｸﾘ

美希｢もう一度なの！！｣

再び『デスゾーン』が春香に迫る


春香｢あの人に教わった･･･必殺技ぁ｣

私は足をふんばり、あるイメージを浮かべ叫んだ


春香『ののわハンド 』

私の両手が巨大な丸い手であるようなイメージでボールを包みこみ



千早｢取った･･･！？｣

私の手にはボールが確かにあった

春香｢皆！取れたよ！｣
ここから反撃だよ

それから961学園はバランスがくずれはじめたの

亜美｢分身の術！｣
亜美？｢だー！｣

モブ子｢な、嘘でしょ！？｣


真美｢正解は真美でしたー｣

モブ美｢ボールもらったわ｣

貴音｢･･････ふむ｣

貴音の体から、とても甘く、フルーティーな香りが漂う

モブ美｢これは･･･期間限定のケーキの香り！？｣

貴音｢試合前に食しました･･･真に美味でしたよ｣

モブ美｢あああああ！ダイエット中なのにー｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


千早｢･･････｣ｳｽﾞｳｽﾞ

美希｢なんてしぶといの！｣

春香｢あきらめない！私、サッカー大好きだから！｣

千早｢！｣

春香｢サッカー好きだから･･･ここで負けたくない！｣


千早｢･･････もう一度、サッカーしたい、｣

千早｢ゴメンなさい･･･約束したのに｣ｽﾀｽﾀ


千早｢天海さん！！私も加わるわ！｣

【如月千早が合流した】

黒井｢あれが噂の如月千早か･･･｣

美希｢気をつけるの！｣
だけど･･･如月さんはやっぱり凄かった


千早『メタルタックル』


次々とモブ達を突破する如月さん･･･そして


千早『ブルーバード』
あの必殺技が相手のゴールへ入っていった


律子｢凄い･･･｣



黒井｢･･･馬鹿馬鹿しい｣

黒井｢星井、帰るぞ｣

美希｢あ～待ってなのー｣



雪歩｢なんとか･･･なりました｣ﾍﾟﾀﾝ

春香｢如月さん、ありがとう！｣

千早｢こちらこそ･･････あと｣

春香｢ん？｣

千早｢千早ってよんで、私も春香って呼ぶわ｣


春香｢うん！よろしくね･･･千早ちゃん｣


こうして千早ちゃんと言う仲間が増えました！！

【一方】

黒井｢ああ、よろしく頼む｣ﾋﾟｯ

美希｢ハニー、誰にかけたの？｣

黒井｢なぁに、あの弱小な765にちょっとオシオキをな｣ﾆﾔﾘ

黒井｢頼むよぉ･･･少しは期待してるからな｣


？？｢わかったさー｣

【数日後】

先生｢お前ら、今日は･･･｣

モブ｢また世界との混沌とした戦いが始まるんですか！｣ﾋﾞｼｯ

先生｢そう･･･全てはセルンのって､ちがあああう！｣


先生｢転校生を紹介する｣

？？｢はいさーい！！自分は我那覇響だぞー！！｣


春香｢元気のある子だなぁ｣

【放課後】

やよい｢え？サッカー部に入ってくれるんですか？｣

響｢ああ、自分サッカー好きだからな｣

春香｢よろしくね、私、キャプテンの･･･｣


あずさ｢響･･････ちゃん？｣

ちょうど部室にやってきたあずささんがビックリした顔をしている
雪歩｢え･･･あずささん･･･知り合いなの？｣


響｢あず姉･･･｣

あずさ｢前ね沖縄にいた時に一緒にいたのよ｣

やよい｢なるほどー｣


響｢あ、あず姉？ちょっと聞いていいかな？｣


あずさ｢なーに？｣

響｢あず姉って確か2･･･｣

律子｢皆！公式戦が決まったわよ｣ｶﾞﾀｯ

律子さんが勢いよく入ってきた

我那覇響 女 ＤＦ

沖縄出身。沢山ペットを飼っているらしい

ついに決まった公式戦、これで961学校とも戦える！！

春香｢じゃあ河川敷へいこう！｣

響｢あれ？グラウンドは使わないのかー？｣

律子｢まあ、まだ実力が認められてないからかもね｣

【河川敷】

やよい｢あ、小鳥さん！｣

河川敷では一人、小鳥さんがシュート練習をしていた

小鳥｢私だって･･･必殺技くらい！｣ﾊﾞｼｯ


雪歩｢なんか少し怖いですぅ｣


【少し離れた場所】
？？｢ん？あれは･･･｣

小鳥｢皆･･･｣

春香｢小鳥さん！練習付き合いますよ！｣

小鳥｢構わないで！私は必殺技が欲しいんです！千早ちゃんよりも凄いって所見せたいんです！｣

？？｢なら、とっておきの必殺技があるぞ｣

私たちの話を聞いていたのか一人の男の人が歩いてきた

小鳥｢えーと、誰ですかね？｣

春香｢あああああ！！｣

私はサッカー雑誌でみたことがあった有名人だったので驚いた。

春香｢ら、雷門Ｐさん･･････ですよね？｣


雷門Ｐ｢ああ、よく知ってるね。よろしく｣

雷門Ｐ｢今から教える必殺技はイメージが大切だ。必殺技はイメージが命だからね｣

小鳥｢イメージ･･･任せて下さい！｣


やよい｢春香さんあそこ！｣

やよいが指差す先にはどこかに向かう千早ちゃんがいた

春香｢あっちは･･････病院？｣

気がつけば尾行している私･･･なんでだろう

すみませんデータ遅れました


如月千早 女 ＦＷ

冷静かつ大胆なプレイヤー、サッカーを嫌う

【病院】

千早｢優･･････｣

千早ちゃんの訪れたのは特別な病室、そこには眠っている男の子がいた


千早｢優･･･あのね、サッカーしたの｣


千早｢約束したもんね･･･優勝するんだってね｣


千早｢春香って女の子がね･･････勇気をくれたの｣

わ、わわわわわ私！？

千早｢誰かいるの？｣

マズイ･･･見つかった

春香｢あ、あははは｣


千早｢春香･･･｣


【一方】

雷門Ｐ｢よし！よくやったな｣

小鳥｢できた･･･必殺技！！｣



？？｢あの子らだな｣

千早｢私･･･約束したの､優と｣


春香｢･･･｣

千早｢春香、私･･･不安なの、サッカー嫌いじゃないのに嫌いっていってるし･･･馬鹿よね｣



春香｢馬鹿じゃないよ｣
千早｢え？｣

春香｢千早ちゃんには理由があったんだよね。むしろ偉いよ千早ちゃん｣

千早｢･･･春香｣


・ﾀｰﾁｱｶﾞﾚ､ｵﾝﾅﾀﾁ！

春香｢あ、もしもし｣


律子｢春香！！大変なの！！｣

律子｢変な男達がサッカー勝負しようって、のりこんできたの！｣


春香｢うぇええ！？｣

私達がグラウンドに着くともう試合は始まっていた

オタ｢ムフフ｣

オタ｢ハァハァ｣


雪歩｢ひぅ･･･｣

春香｢私も加わるよ！｣
千早｢私もよ！！｣

オタ｢いくおー｣ﾊｧﾊｧ


雪歩｢いや･･･怖い｣


真｢任せて！｣

真はボールを蹴りながら加速した

真『疾風ステップ』

それは風のように交わすカッコイイ技だ

小鳥｢真さん、こっちへ｣

小鳥さんにボールが行き


小鳥『妄想破竹』


オタクＧＫ｢ひでぶぅ！？｣


雷門Ｐ｢よく完成させたな｣ｳﾝｳﾝ

響｢自分も頑張るさー｣

響『デスロール』

響ちゃんは足でボールを固定、そのまま転がるという、ワニの必殺技みたいだ

千早『ブルーバード』
オタクＧＫ｢ぬわあああああああ！｣

こうして私達の突然の試合は圧勝に終わっ

【一方】

黒井｢秋葉のやつらめ･･････つかえんな｣

美希｢ハニー何かしたの？｣


黒井｢まぁいい、次は試合で地獄を見るのだからな｣ﾌﾌﾌ


美希｢なんか怖いの｣

【765学園・部室】

律子｢まあ男子に勝てたんだから、公式戦は大丈夫よ！｣


伊織｢すっかり春香っぽくなったわね｣

春香｢え！？私あんな感じかな？｣


千早｢ちょっと･･･ね｣ｸｽｸｽ


やよい｢あー、千早さんが笑ってます｣ｳｯｳｰ

貴音｢ところで、最初はどこと試合なのですか？｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ


律子｢波浪宇院(ハロウィン)中よ｣


春香｢はろ？･･･知らない中学です｣


千早｢私も知らないわ｣

律子｢最近凄い、勢いで伸びた中学らしいわ｣

律子｢しかもほとんどの試合、相手チームは戦意喪失で棄権勝ちなの｣


響｢なんか怪しいぞー｣

【帰り道】

真｢明日も頑張るぞー｣

？？｢フフフ｣

真｢ん？何だ？｣



真｢うああああああ！！｣

貴音｢早く帰り、らぁめんを食べなければ･･･｣

？？｢クスクス｣



貴音｢な･･･｣

【試合当日】

春香｢ええ！！出たくない？｣

目の前には青い顔をした真、貴音ちゃん

真｢ゴメン･･･｣

貴音｢わたくしも･･･｣


伊織｢悪質な罠ね。許さないわ｣

律子｢なら私に任せて！｣

律子さんがメガネを構えニッコリ微笑む

律子｢練習してたアレをやるわ｣ｷﾘｯ

【波浪宇院中】

小鳥｢私だって･･･エースストライカーだもん｣ｸﾞﾇﾇ

千早｢･･････｣

小鳥｢はあああ｣

小鳥さんは一人、敵チームへ突撃し、あっという間にゴール前へ

真美｢ピョちゃんすご！！｣

小鳥『妄想破竹』


敵ＧＫ『歪む空間』
ﾊﾟｼｯ

春香｢取られちゃった｣

小鳥｢なんで！？私はいらない子なの？だからダメなの？｣

千早｢音無･･･さん｣

モブ敵｢攻めるわよー｣

雪歩｢わ、私だって！！｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

雪歩『ザ・ホール』

モブ敵の周りが砂地獄のようなイメージになるディフェンス技

あずさ｢雪歩ちゃんナイス｣

律子｢さあ、伊織、亜美、あずささん、いくわよ！！｣

四人･･･ど、どんな必殺技なんだろう

律子『必殺タクティス・竜宮小町』

うえええ！？

あずさ｢はい｣

亜美｢ちょいな！｣

律子｢伊織！｣

伊織｢はーい｣

律子さん達の必殺タクティスで相手は混乱している。チャンスだ

千早｢音無さん！！私がブルーバードをするわ、それに合わせて蹴って！！｣


小鳥｢千早･･･ちゃん？｣ｸﾞｽｩ

千早｢貴女なら、貴女しかできないの！！｣


敵ＧＫ｢どんなシュートも止めるわよ？｣


小鳥｢お願い！！千早！！｣

千早｢はあああああ｣


千早ちゃんがブルーバードを蹴り、小鳥さんが更にけりこむ

小鳥『妄想バード』

青い鳥が緑になり、なぜがピヨヨと鳴きながら相手ＧＫへ


敵ＧＫ｢な･･･こんな技があるなんて･･･｣ﾊﾞﾀｯ

波浪宇院中との試合はそのまま私達の勝ちになりました！

【961中学】

美希｢ハニーは卑怯だよ｣


黒井｢くそ･･･少し期待した私が馬鹿だったか｣

美希｢試合前に驚かしたり、スパイを送ったり｣


黒井｢うるさい！！駒の分際で！！｣



美希｢そう･･････やっぱり美希も駒あつかいなんだね｣ｽﾀｽﾀ


黒井｢お、出ていくのか？｣

美希｢美希は、ただサッカーしたいだけなの･････････オジサンとはお別れなの｣


黒井｢あー出ていくがよい、後悔しても知らないからな？｣ﾆﾔﾘ

【765学園・部室】

美希｢という訳で、お世話になるの｣


律子｢なにが、という訳でよ！｣

春香｢私は歓迎だよ｣

千早｢私も･･･特には｣



美希｢あ、はい響！｣

星井さんはペットのカゴを響ちゃんに渡した

ハム蔵｢チュウ！｣

響｢ハム蔵！｣


あずさ｢ああ響ちゃんのペットだったわね｣

小鳥｢なんで美希ちゃんが？｣

美希｢私が預かってたの｣

小鳥｢おＫ把握｣

響｢美希･･･｣ｳﾙｳﾙ

こうして、星井さんも加わった私達は連戦、連勝！気がつけば決勝！！！


相手は･･･961中学



美希｢メンバーが全員知らない子だけなの｣

律子｢データもないわね｣

春香｢皆！！不安になったら負け！！張り切って･･･頑張るよー！！｣

皆｢おーー！｣


【会場外】

雷門Ｐ｢頑張れよ･････････アイマスイレブン｣ｽﾀｽﾀ

ついに始まった最終試合！



でも･･･異変はすぐ訪れた

千早『メタルタックル』

敵『ペーパードール』

千早ちゃんの周りに｢本当に｣紙の人形が現れ巻き付きボールを奪われた


春香｢え･･･｣


敵『サンダードリブル』

相手の周りを｢本当に｣雷でしびれさせる

亜美｢ひあああああ｣

伊織｢う、嘘でしょ｣

黒井｢イメージなんて、くだらない。これこそ、人を｢リアル｣に超人にする薬、【セカンド】の力だ！｣

黒井｢きさまらのイメージの必殺技なんぞ、無意識だぁ｣



美希｢オジサン･･･人として最悪なの！｣


春香｢･･････｣

そしてボールは私の前まで来ていた

敵｢これが現実だよ。あきらめな｣

敵の周りに風が吹く

敵『エア・ブレイク』
突風が｢本当に｣私に襲いかかる



春香｢あきらめ･･･ない｣

春香｢私が･･･止める！！｣

私の後ろに軍服を着た強い私をイメージする

貴音｢なんと面妖な！｣
千早｢春香･･･｣



春香『閣下・ザ・ハンド』

その私が片手でボールを握る形でイメージ


黒井｢ば、馬鹿なぁ！？｣


春香｢捕った･･･｣ｼｭｳｳ

真｢春香！こっちだ！｣
私は真にボールを投げる

真｢春香が頑張ってるんだ！！僕も！！｣

真『刹那』

真が本当に風のように走っていく

真｢やよい！｣


やよい『玉乗りピエロ』です！

やよいは器用にボールを操る

敵｢させるか！｣

響｢ここは自分が･･･｣

響『マウススライド』
響ちゃんの素早いスライディングで敵は倒れた



黒井｢なぜだ･･･なぜイメージに負けるわけが･･･｣

雷門Ｐ｢負けるんだよ･･･｣

黒井の前に雷門Ｐが立つ


黒井｢お前･･････｣

雷門Ｐ｢【思い】が違うんだよ･･･････････････兄さん｣

黒井｢【思い】･･･だと！？｣

雷門Ｐ｢彼女達はサッカーが好きなんだ、そしてサッカーを楽しんでいる･･･それだけさ｣

黒井｢その･･･気持ちが･･･現実を？｣


雷門Ｐ｢強い思いは現実を越えるのさ｣ﾆﾔｯ

敵ＧＫ｢現実の力で負けるわけにはあああ｣

敵ＧＫ『エメラルド・ブロック』

ゴールコート前に大きなエメラルドがたちはだかる

春香｢いけえええ！！｣

美希｢小鳥、千早！！｣
千早｢えぇ！｣

小鳥｢了解！！｣


三人のイメージが重なり合い･･･一つになる


美、小、千
『パーフェクトメモリー』



敵ＧＫ｢あり･･････えない｣ｶﾞｸｯ

【病院】

千早｢･･･優｣

花束を持ち笑顔の千早

？？｢おねえ･･･ちゃん？｣


千早｢え･･･｣

【とあるラーメン屋】

貴音｢まこと、美味でした｣ﾁｬｷ


？？｢でも俺も、まだまださ･･･あの人に比べたら･･･な？｣

伊織｢誕生日プレゼントは･･･サッカー場が欲しいわ｣

執事｢いや･･･さすがに･･･それは｣

伊織｢にひひ、冗談よ｣

あずさ｢響ちゃーん朝よー｣

響｢はいさ～い、あず姉｣ファァ

ハム蔵｢チュウ！｣

亜美｢亜美真美ちゃーん｣

真美｢ＥＸぅ｣

亜美&真美｢分身フェイントの真似｣

やよい｢今日もいい天気！！｣

雪歩｢本当ぉ！｣

真｢これは走りがいありそうだね｣



美希｢だ、弾丸シュートはパワー･･･なの｣ｺｽﾌﾟﾚ-

小鳥｢ふおお！やはり私の目に狂いはなかった！！｣ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ


春香｢ほらほら！そこのあなたも！｣

春香｢サッカーですよサッカー！！｣


ーおわりー