1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 01:39:41.20 ID:y2wFu2aL0
引用元: ・勇太「六花宅でアルバムを読んでいたら明治安田生命のCMが流れた」
CloudG vol.3 62485-07 六花&凸守新作水着描きおろし大判ポスターつき! 『小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい! 』先行特集号 (カドカワムック 502)
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プレビジョン (2013-07-31)
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 01:56:05.86 ID:y2wFu2aL0
<コトバニ-デキ~ナ~イ~
六花「勇太?」
勇太「んぁ!? ……な、なんだよ……」グズッ
六花「……」
勇太「……」ズズッ
六花「……なんでもない。どうやら邪王真眼が取るに足らないな事象を認知しただけだった」
勇太「……そうか。たくっ……お前も小さい頃は随分可愛げがあったっていうのにどうしてこんな……」ウルッ
勇太「(い、いかん……無邪気な六花と家族たちの写真を見ていたらまた目頭が……!)」
六花「……」
勇太「(くそっ……喜怒哀楽を捉えた秀逸なショットと、その下の、娘の成長を祝う丁寧な説明と溢れんばかりの喜びを顕わした感想がまた……手書きは反則だ……!)」
勇太「(蘇る……!止めろ……来るな……!)」
ポタッ
勇太「! わ、悪い、ちょっと涎が」ゴシゴシ
六花「……言葉に、出来ない~」
勇太「!?」
六花「勇太?」
勇太「んぁ!? ……な、なんだよ……」グズッ
六花「……」
勇太「……」ズズッ
六花「……なんでもない。どうやら邪王真眼が取るに足らないな事象を認知しただけだった」
勇太「……そうか。たくっ……お前も小さい頃は随分可愛げがあったっていうのにどうしてこんな……」ウルッ
勇太「(い、いかん……無邪気な六花と家族たちの写真を見ていたらまた目頭が……!)」
六花「……」
勇太「(くそっ……喜怒哀楽を捉えた秀逸なショットと、その下の、娘の成長を祝う丁寧な説明と溢れんばかりの喜びを顕わした感想がまた……手書きは反則だ……!)」
勇太「(蘇る……!止めろ……来るな……!)」
ポタッ
勇太「! わ、悪い、ちょっと涎が」ゴシゴシ
六花「……言葉に、出来ない~」
勇太「!?」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 01:58:27.65 ID:y2wFu2aL0
六花「貴方に」
勇太「お、おい」
六花「会えて」
勇太「……やめろ」
六花「本当に」
勇太「やめてくれ」
六花「良かった」
勇太「やめろよぉ!!」ドンッ
六花「!?」ビクッ
勇太「あっ……悪い、大きな音出して」
六花「……」
勇太「……」
六花「……嬉しくて」
勇太「おい!!」
勇太「お、おい」
六花「会えて」
勇太「……やめろ」
六花「本当に」
勇太「やめてくれ」
六花「良かった」
勇太「やめろよぉ!!」ドンッ
六花「!?」ビクッ
勇太「あっ……悪い、大きな音出して」
六花「……」
勇太「……」
六花「……嬉しくて」
勇太「おい!!」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 02:18:36.51 ID:y2wFu2aL0
六花「嬉しくて~」
勇太「あー!あーあーあーあー!!!!」
六花「こと、ばに……出来~な~い~……」
勇太「あー!! ……はぁ……はぁはぁ……」
勇太「……六花、お前一体何のつもr」
六花「らーらーらー」
勇太「うわぁ!!」
六花「ららーらー」
勇太「うわァ直撃だァ……えっ、ちょっ、やめ!止めろ、止めてくれぇ!!
何してんだふざけるな!!失せろ、シナプス共め!!曲に合わせて写真を構成するんじゃない!!
いや本当――六花零(六花零歳365日アルバム)と十花零(十花零歳365日アルバム)が
シンクロしただとおおおおおおおおお!?」ブワッ
勇太「うあああああああ無邪気な六花の微笑みと十日さんの微笑みが世界の中で組み合わさっていく……
止めてそんなの俺の妄想だ……無邪気な笑い声は幻聴だ……夏空の下庭を走り回る六花と十花さんなど幻覚だ……
六花を抱っこする十花さんも……十花さんに抱き付いている六花も……縁側で寝ている二人も……!
写真を撮ろうとして逆に撮られている六花も!うあぁ……何が、何が【六花、初めて父を撮る】だよ……!
手元おぼついてなくて、ブレブレで見切れてるのに、おっさんの笑ってる顔が……ありありと……畜生……畜生……!!」ポロポロッ
六花「言葉に……出来ない」
勇太「」
勇太「あー!あーあーあーあー!!!!」
六花「こと、ばに……出来~な~い~……」
勇太「あー!! ……はぁ……はぁはぁ……」
勇太「……六花、お前一体何のつもr」
六花「らーらーらー」
勇太「うわぁ!!」
六花「ららーらー」
勇太「うわァ直撃だァ……えっ、ちょっ、やめ!止めろ、止めてくれぇ!!
何してんだふざけるな!!失せろ、シナプス共め!!曲に合わせて写真を構成するんじゃない!!
いや本当――六花零(六花零歳365日アルバム)と十花零(十花零歳365日アルバム)が
シンクロしただとおおおおおおおおお!?」ブワッ
勇太「うあああああああ無邪気な六花の微笑みと十日さんの微笑みが世界の中で組み合わさっていく……
止めてそんなの俺の妄想だ……無邪気な笑い声は幻聴だ……夏空の下庭を走り回る六花と十花さんなど幻覚だ……
六花を抱っこする十花さんも……十花さんに抱き付いている六花も……縁側で寝ている二人も……!
写真を撮ろうとして逆に撮られている六花も!うあぁ……何が、何が【六花、初めて父を撮る】だよ……!
手元おぼついてなくて、ブレブレで見切れてるのに、おっさんの笑ってる顔が……ありありと……畜生……畜生……!!」ポロポロッ
六花「言葉に……出来ない」
勇太「」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 14:30:05.86 ID:y2wFu2aL0
六花「……」
森夏「今、富樫君がとてつもない厨ニックで走って行ったけど……ていうか高笑いが……な、何があったの?」
六花「勇太がわたしのメモリアを閲している時点、唐突に明治安田生命の布教がサブリミナルされ、勇太は覚醒した」
森夏「小鳥遊さんのアルバムを呼んでいる時に小田和正の歌を聴いて再発したってこと?」
六花「そうとも言う」
森夏「解かりやす……。今頃不可視境界線でも探しているのかもね……他人に迷惑かけてないと良いけど……」
六花「丹生谷も読む?」
森夏「良いの? こういうのって本当なら嫌がるんじゃ……。!」
森夏「(ふぅん、なるほどね……あたしの事も富樫君みたいに再発させようって訳……!
でもそうは問屋が卸さないわ。あたしは富樫君ほど単純じゃないもの。確かにあの歌は感動的だけど、
それとアルバムだけで涙を流したりなんか……)」
六花「因みにそのアルバムの編者たる私の父は死んだ」
森夏「!?」ブワッ
六花「それを踏まえて、丹生谷――いや、モリサマー……貴女には、メモリアを解く勇気はある?」
森夏「……!」
森夏「今、富樫君がとてつもない厨ニックで走って行ったけど……ていうか高笑いが……な、何があったの?」
六花「勇太がわたしのメモリアを閲している時点、唐突に明治安田生命の布教がサブリミナルされ、勇太は覚醒した」
森夏「小鳥遊さんのアルバムを呼んでいる時に小田和正の歌を聴いて再発したってこと?」
六花「そうとも言う」
森夏「解かりやす……。今頃不可視境界線でも探しているのかもね……他人に迷惑かけてないと良いけど……」
六花「丹生谷も読む?」
森夏「良いの? こういうのって本当なら嫌がるんじゃ……。!」
森夏「(ふぅん、なるほどね……あたしの事も富樫君みたいに再発させようって訳……!
でもそうは問屋が卸さないわ。あたしは富樫君ほど単純じゃないもの。確かにあの歌は感動的だけど、
それとアルバムだけで涙を流したりなんか……)」
六花「因みにそのアルバムの編者たる私の父は死んだ」
森夏「!?」ブワッ
六花「それを踏まえて、丹生谷――いや、モリサマー……貴女には、メモリアを解く勇気はある?」
森夏「……!」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 14:35:39.55 ID:y2wFu2aL0
森夏「……」
六花「……」
森夏「……」
六花「……」
森夏「……」
六花「……」
森夏「……」
森夏「……」
森夏「……!」
ペラッ
六花「……」
森夏「……」
六花「……」
森夏「……」
六花「……」
森夏「……」
森夏「……」
森夏「……!」
ペラッ
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 14:52:34.62 ID:y2wFu2aL0
六花「……」
森夏「……!」
ペラッ
ペラッ
ペラッ
森夏「……か、可愛いじゃない……!」
六花「……ありがとう」
森夏「ええ、そうね。被写体の爛漫さを良く捉えた、秀逸な写真の数々だわ……この手書きの説明とかなんかで、撮影者から伝わる、子どもの成長への喜びもひとしおね!」ジワッ
森夏「!? や、やだ……夢中になりすぎて、ちょっと目が――」
六花「終わる筈のない……愛が……途絶えた……」
森夏「!」
六花「命……尽きて……ゆくように……」
森夏「!!」
六花「違う……きっと……違う……」
森夏「!!!」
六花「心が……さ け ん で る……!」
森夏「!!!ちょっと!!!」ブワッ
六花「ひとりでは……生きてゆけなくて……」
森夏「ストップ!ストップ!!」ポロポロ
六花「また……誰かを……愛してる……」
森夏「止めて!!止めてよ!!!」ポロポロ
六花「こ こ ろ……哀しくて……!」
森夏「あーあーあーきーこーえーなーいー!!」
六花「言葉に……出来ない~」
森夏「あーあーあー!!」
「「La~ La~ La~」」
森夏「!!???」
森夏「……!」
ペラッ
ペラッ
ペラッ
森夏「……か、可愛いじゃない……!」
六花「……ありがとう」
森夏「ええ、そうね。被写体の爛漫さを良く捉えた、秀逸な写真の数々だわ……この手書きの説明とかなんかで、撮影者から伝わる、子どもの成長への喜びもひとしおね!」ジワッ
森夏「!? や、やだ……夢中になりすぎて、ちょっと目が――」
六花「終わる筈のない……愛が……途絶えた……」
森夏「!」
六花「命……尽きて……ゆくように……」
森夏「!!」
六花「違う……きっと……違う……」
森夏「!!!」
六花「心が……さ け ん で る……!」
森夏「!!!ちょっと!!!」ブワッ
六花「ひとりでは……生きてゆけなくて……」
森夏「ストップ!ストップ!!」ポロポロ
六花「また……誰かを……愛してる……」
森夏「止めて!!止めてよ!!!」ポロポロ
六花「こ こ ろ……哀しくて……!」
森夏「あーあーあーきーこーえーなーいー!!」
六花「言葉に……出来ない~」
森夏「あーあーあー!!」
「「La~ La~ La~」」
森夏「!!???」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 15:01:09.32 ID:y2wFu2aL0
La~ La~ La~
六花・小田「『言葉に、出来ない~』」
森夏「なっ!!安田生命!!!」
安田生命『貴方に……会えて……』
森夏「くっ……なんてこと……!本物がここまでなんて……!」
安田生命『本当に……良かった……』
森夏「拒絶……出来ない……!」ジーン
森夏「……」
六花「嬉しくて」
小田和正『嬉しくて』
森夏「……こと……ばに……」
六・森・和「「「出来ない~……」」」
森夏「らー……らー……らー……ららーらー……」グスッ
六花「ららーららーらー……」
小田和正「ららーららー……らららーらー」
こと……ばに……できな……い……
森夏「」ダッ
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/24(土) 15:15:52.46 ID:y2wFu2aL0
「……来たか」
「どうやら我々の目的は同じようですね。此処は協定を結ぶのが賢明かと」
「ふん……貴様との繋がりなど、なんだって構わない。俺はただ、俺の求めるものを手にするだけだ。邪魔する者は――闇の炎に抱かれて消えろ!!」
「愛こそすべてです……精霊の集いし楽園――不可視境界線にたどり着くには正しき心が必要です……!」
ダークフレイムマスター「爆ぜろリアル!!」
モリサマ「弾けるシナプス!!」
「「バニッシュメント――ディス・ワールドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」
二人の戦いが今、始まる―― ~ご愛読ありがとうございました ~
「どうやら我々の目的は同じようですね。此処は協定を結ぶのが賢明かと」
「ふん……貴様との繋がりなど、なんだって構わない。俺はただ、俺の求めるものを手にするだけだ。邪魔する者は――闇の炎に抱かれて消えろ!!」
「愛こそすべてです……精霊の集いし楽園――不可視境界線にたどり着くには正しき心が必要です……!」
ダークフレイムマスター「爆ぜろリアル!!」
モリサマ「弾けるシナプス!!」
「「バニッシュメント――ディス・ワールドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」
二人の戦いが今、始まる―― ~ご愛読ありがとうございました ~
22: 六花「ある日登校したら勇太が傷だらけだった」 2012/11/27(火) 21:20:22.05 ID:29HEfGf/0
勇太「ん?よぉ、六花」
六花「勇太、その傷……」
勇太「ん?あぁこれか?ちょっと転んじゃったんだよ。また、変な邪推すんなよな?」
六花「――……ククク、明朝より勤労大義である、ダークフレイムマスター……!しかし次からこの邪王真眼の
助力を仰げばそのような軽傷さえ負う事なく凱旋をあうっ」コテッ
勇太「言ってる傍から、止めろって……。あと、その名前で呼ぶな!」
六花「勇太、痛い……」
勇太「自業自得だ」
六花「うぅ……ところで、何故今日は早期登校を?憐みで私を置いて行ったのなら余計なお世話だ……」
勇太「ちょっとな、やることがあったんだよ」
六花「やること……?――やはりダークフレイムマスターとしての使命を……!」
コテッ
勇太「委員の仕事だ」
六花「……」スリスリ
六花「……言ってくれたら、手伝ったのに」ボソッ
勇太「お前が来たら余計な仕事が増えるだけだ」
六花「ふん、邪王真眼の力を侮るべからず。我が力の前では如何なる些事も児戯と化す……!」
勇太「はいはい――」
ガタッ
六花「ひっ! ……ゆ、勇太?」ビクビク
勇太「……悪いな、六花。ちょっとトイレ」
六花「と、トイレ……?」
勇太「あぁ。すぐに戻ってくるから、大人しくしていろよ?」
六花「う、うん……――い、いや、私たちは契約により一心同体……たとえ地獄の最下層であろうとも互いに離れることは――」
ガラッ
森夏「おはよー――って、なんだ、二人だけか」
勇太「おはよう、丹生谷。んじゃ、俺トイレ行ってくるから、六花の相手頼むぞ」
森夏「はいはいさっさと行ってきなさい。ついでに数学の宿題見せてもらうからね」
勇太「どうぞ」ダッ
森夏「それじゃぁ小鳥遊さん、癪だけど、あいつの宿題でも見せてもらいながら待ちましょうか?どうせやってないんでしょ?」
六花「モリサマ、それは邪王真眼への侮辱と受け取って良いのだな?もとよりそのノートは私と勇太の契約により貴女よりも私の方が適正が」
森夏「つまり必要ないってことか。そっかそっか」
六花「ごめんなさい、見せてください……」
六花「勇太、その傷……」
勇太「ん?あぁこれか?ちょっと転んじゃったんだよ。また、変な邪推すんなよな?」
六花「――……ククク、明朝より勤労大義である、ダークフレイムマスター……!しかし次からこの邪王真眼の
助力を仰げばそのような軽傷さえ負う事なく凱旋をあうっ」コテッ
勇太「言ってる傍から、止めろって……。あと、その名前で呼ぶな!」
六花「勇太、痛い……」
勇太「自業自得だ」
六花「うぅ……ところで、何故今日は早期登校を?憐みで私を置いて行ったのなら余計なお世話だ……」
勇太「ちょっとな、やることがあったんだよ」
六花「やること……?――やはりダークフレイムマスターとしての使命を……!」
コテッ
勇太「委員の仕事だ」
六花「……」スリスリ
六花「……言ってくれたら、手伝ったのに」ボソッ
勇太「お前が来たら余計な仕事が増えるだけだ」
六花「ふん、邪王真眼の力を侮るべからず。我が力の前では如何なる些事も児戯と化す……!」
勇太「はいはい――」
ガタッ
六花「ひっ! ……ゆ、勇太?」ビクビク
勇太「……悪いな、六花。ちょっとトイレ」
六花「と、トイレ……?」
勇太「あぁ。すぐに戻ってくるから、大人しくしていろよ?」
六花「う、うん……――い、いや、私たちは契約により一心同体……たとえ地獄の最下層であろうとも互いに離れることは――」
ガラッ
森夏「おはよー――って、なんだ、二人だけか」
勇太「おはよう、丹生谷。んじゃ、俺トイレ行ってくるから、六花の相手頼むぞ」
森夏「はいはいさっさと行ってきなさい。ついでに数学の宿題見せてもらうからね」
勇太「どうぞ」ダッ
森夏「それじゃぁ小鳥遊さん、癪だけど、あいつの宿題でも見せてもらいながら待ちましょうか?どうせやってないんでしょ?」
六花「モリサマ、それは邪王真眼への侮辱と受け取って良いのだな?もとよりそのノートは私と勇太の契約により貴女よりも私の方が適正が」
森夏「つまり必要ないってことか。そっかそっか」
六花「ごめんなさい、見せてください……」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 21:42:24.73 ID:29HEfGf/0
六花「勇太が戻ってこない……」
森夏「男の子にだって色々あるのよ。それよりも私たちは普通の女子高生らしくガールズトークを興じましょう?」
六花「では、マビノギオン72章36節の見解を……」コテッ
森夏「それの何処が普通の女子高生の会話なのよ」
六花「だって興じるとか……多分普通の女子高生はそんなこと言わないから……」
森夏「ガールズトークをた・の・し・み・ま・しょ・う!……ね?」ニコッ
六花「……うん……」
森夏「はぁ……で、実際どうなの?富樫君の事は?」
六花「勇太?勇太と私は比翼連理の関係。たとえモリサマであろうとも切り裂くことなど出来ない」
森夏「別に裂こうだなんて思ってないけど……ふーん、つまり小鳥遊さんの方は富樫君に狂気にも似た愛情を抱いているって訳か……」
六花「ひ、否定はしない」カァッ
森夏「ん、んん~?なんでもなさそうに嘯きながらちょぉっと、顔赤くなってるなぁ~?」ニヤニヤ
六花「……マビノギオン26章11節……」
森夏「解かった。この話はやめ」キリッ
六花「解かれば良い」フンッ
森夏「うぅ……人のトラウマを穿鑿して何が楽しいのよぉ……さっさと回収して全てを闇に葬らないと……!」
六花「何故?マビノギオンは素晴らしい経典だというのに……」
森夏「コミュニケーションの最終兵器に使ってる貴女がそれを言うの!」
六花「モリサマが一人で自滅しているだけ。私個人としてはあれも貴女も、崇拝している」
森夏「はぁ、もう良いわ……とにかくま、両想いだと良いわね」
六花「その点は問題ない……き、きっと勇太も」カァッ
森夏「照れるなら言わなければ良いのに……まっ」
森夏「……あながち、間違ってないだろう、ですけどね」ボソッ
森夏「男の子にだって色々あるのよ。それよりも私たちは普通の女子高生らしくガールズトークを興じましょう?」
六花「では、マビノギオン72章36節の見解を……」コテッ
森夏「それの何処が普通の女子高生の会話なのよ」
六花「だって興じるとか……多分普通の女子高生はそんなこと言わないから……」
森夏「ガールズトークをた・の・し・み・ま・しょ・う!……ね?」ニコッ
六花「……うん……」
森夏「はぁ……で、実際どうなの?富樫君の事は?」
六花「勇太?勇太と私は比翼連理の関係。たとえモリサマであろうとも切り裂くことなど出来ない」
森夏「別に裂こうだなんて思ってないけど……ふーん、つまり小鳥遊さんの方は富樫君に狂気にも似た愛情を抱いているって訳か……」
六花「ひ、否定はしない」カァッ
森夏「ん、んん~?なんでもなさそうに嘯きながらちょぉっと、顔赤くなってるなぁ~?」ニヤニヤ
六花「……マビノギオン26章11節……」
森夏「解かった。この話はやめ」キリッ
六花「解かれば良い」フンッ
森夏「うぅ……人のトラウマを穿鑿して何が楽しいのよぉ……さっさと回収して全てを闇に葬らないと……!」
六花「何故?マビノギオンは素晴らしい経典だというのに……」
森夏「コミュニケーションの最終兵器に使ってる貴女がそれを言うの!」
六花「モリサマが一人で自滅しているだけ。私個人としてはあれも貴女も、崇拝している」
森夏「はぁ、もう良いわ……とにかくま、両想いだと良いわね」
六花「その点は問題ない……き、きっと勇太も」カァッ
森夏「照れるなら言わなければ良いのに……まっ」
森夏「……あながち、間違ってないだろう、ですけどね」ボソッ
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 21:52:30.68 ID:29HEfGf/0
ガラッ
教師「ん?遅かったじゃないか。どうかしたのかな?」
勇太「すいません、ちょっとトイレに行ってて……あははは」
教師「そうか。とりあえず、席に着きなさい」
勇太「は~い……」
一色「随分難産みたいだったな、富樫!」
勇太「うるせーよ」
一色「はっはっはっ!……ん?あれ、富樫。お前シャツの裾に何か付いてるぞ?茶色っぽいの」
勇太「うえぇ!?ま、マジか!?」
一色「おいおい――ってあれ?何も付いてないや……わりっ!俺の気のせいだったみたいだ!」
勇太「ふざけんなよお前……!絶対にからかったんだろ!」
一色「いやいや、わざとじゃないって!本当に見えたんだよ!」
勇太「煩い。もうお前の言葉なんて信用するか」
一色「そりゃねーぜ富樫!」
教師「……二人とも、痴話喧嘩は、廊下でお願い出来るかな?」
勇太・一色「「静かにします」」
六花「」ブフォッ
教師「ん?遅かったじゃないか。どうかしたのかな?」
勇太「すいません、ちょっとトイレに行ってて……あははは」
教師「そうか。とりあえず、席に着きなさい」
勇太「は~い……」
一色「随分難産みたいだったな、富樫!」
勇太「うるせーよ」
一色「はっはっはっ!……ん?あれ、富樫。お前シャツの裾に何か付いてるぞ?茶色っぽいの」
勇太「うえぇ!?ま、マジか!?」
一色「おいおい――ってあれ?何も付いてないや……わりっ!俺の気のせいだったみたいだ!」
勇太「ふざけんなよお前……!絶対にからかったんだろ!」
一色「いやいや、わざとじゃないって!本当に見えたんだよ!」
勇太「煩い。もうお前の言葉なんて信用するか」
一色「そりゃねーぜ富樫!」
教師「……二人とも、痴話喧嘩は、廊下でお願い出来るかな?」
勇太・一色「「静かにします」」
六花「」ブフォッ
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 22:14:53.51 ID:29HEfGf/0
キンコンカンコーン
勇太「それじゃぁ六花、部室の方で飯食うか」
六花「おそらく、凸守とくみんは既に到着しているだろう」
勇太「だろうな」
テクテク
生徒A「……」
ドンッ
勇太「――あ、すみません」ボトッ
生徒A「い、いえ。こちらこそ」
六花「……勇太、大丈夫?はい、お弁当」
勇太「サンキュー。あーあ、落しちまった……」
六花「包みに含まれているから、中身はおそらく無事……だと思う」
勇太「んー。でもなぁ、落した弁当ってのもちょっと味気がないな……」
六花「――じゃ、じゃぁ私の弁当を一緒に……!」
勇太「悪い六花!先に部室に行っててくれ!俺ちょっとパンでも一つ買ってくるから!」
六花「えっ、あっ……」
勇太「弁当、ぐちゃぐちゃので良ければ抓んでも良いって皆に言っといてくれ!それじゃぁ!」ダッ
六花「う、うん……」
六花「……」
森夏「小鳥遊さん?」
六花「あ、丹生谷……」
森夏「どうしたの?そんなところで」
六花「え?あ、ううん……なんでもない。今から部室に行くけど、丹生谷も来る?」
森夏「んー……まぁ良いか。朝、小鳥遊さんから受けた屈辱を厨房で発散するのも良いかな」
六花「え、私の所為?」
森夏「ふふふ。今日こそあれを塵に返してやるわ……!」
六花「……」ダラダラ
森夏「そうと決まれば、善は急げ、ね。ほら、早く早く」
六花「凸守……ごめん……」
勇太「それじゃぁ六花、部室の方で飯食うか」
六花「おそらく、凸守とくみんは既に到着しているだろう」
勇太「だろうな」
テクテク
生徒A「……」
ドンッ
勇太「――あ、すみません」ボトッ
生徒A「い、いえ。こちらこそ」
六花「……勇太、大丈夫?はい、お弁当」
勇太「サンキュー。あーあ、落しちまった……」
六花「包みに含まれているから、中身はおそらく無事……だと思う」
勇太「んー。でもなぁ、落した弁当ってのもちょっと味気がないな……」
六花「――じゃ、じゃぁ私の弁当を一緒に……!」
勇太「悪い六花!先に部室に行っててくれ!俺ちょっとパンでも一つ買ってくるから!」
六花「えっ、あっ……」
勇太「弁当、ぐちゃぐちゃので良ければ抓んでも良いって皆に言っといてくれ!それじゃぁ!」ダッ
六花「う、うん……」
六花「……」
森夏「小鳥遊さん?」
六花「あ、丹生谷……」
森夏「どうしたの?そんなところで」
六花「え?あ、ううん……なんでもない。今から部室に行くけど、丹生谷も来る?」
森夏「んー……まぁ良いか。朝、小鳥遊さんから受けた屈辱を厨房で発散するのも良いかな」
六花「え、私の所為?」
森夏「ふふふ。今日こそあれを塵に返してやるわ……!」
六花「……」ダラダラ
森夏「そうと決まれば、善は急げ、ね。ほら、早く早く」
六花「凸守……ごめん……」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 22:37:16.13 ID:29HEfGf/0
ガラッ
森夏「厨房!今日こそデータを全て渡してもらうわよ!」
凸守「――げぇっ、偽モリサマー!何しにきやがったデスか!」
森夏「決まってるじゃない!あんたのあれを塵も残さず焼き払いに来たのよ!」
凸守「そんなことはさせないデス!ククク、寧ろ返り討ちにしてやるデス!!」
森夏「あぁ!?あたしとやるって言うの!ならやってみなさいよ!!」
凸守「望むところデス!!」
森夏「くみん、牛乳買ってきて」
凸守「ひえぇ!?」
くみん「えぇー……zzz」
六花「丹生谷、部屋に入って良い?」
森夏「あ、ごめんなさい。ずっと掴んだままだったわね」
凸守「貴様!!偽モリサマーの分際でマスターに何をするデス!!」
森夏「くみん、早く牛乳」
凸守「ひえぇ!悪魔の所業デス!!」
くみん「モリサマちゃん鬼だよぉ……zzz」
六花「(勇太まだかなぁ……)」ポケー
森夏「厨房!今日こそデータを全て渡してもらうわよ!」
凸守「――げぇっ、偽モリサマー!何しにきやがったデスか!」
森夏「決まってるじゃない!あんたのあれを塵も残さず焼き払いに来たのよ!」
凸守「そんなことはさせないデス!ククク、寧ろ返り討ちにしてやるデス!!」
森夏「あぁ!?あたしとやるって言うの!ならやってみなさいよ!!」
凸守「望むところデス!!」
森夏「くみん、牛乳買ってきて」
凸守「ひえぇ!?」
くみん「えぇー……zzz」
六花「丹生谷、部屋に入って良い?」
森夏「あ、ごめんなさい。ずっと掴んだままだったわね」
凸守「貴様!!偽モリサマーの分際でマスターに何をするデス!!」
森夏「くみん、早く牛乳」
凸守「ひえぇ!悪魔の所業デス!!」
くみん「モリサマちゃん鬼だよぉ……zzz」
六花「(勇太まだかなぁ……)」ポケー
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 22:56:52.76 ID:29HEfGf/0
キンコンカンコーン
六花「ななちゃん、勇太が教室に戻って来ない……何故?」
七瀬「富樫君?なんだか体調が悪いみたいだから早退してもらったわ」
六花「えっ?え、勇太、大丈夫なんですか?」
七瀬「念のためだから、心配ないわ」
六花「そ、そうですか……」
七瀬「心配なのね。いつも一緒に居たから」
六花「え、あ、まぁ、私と勇太は切っても切れない仲と言っても過言ではなく……」
七瀬「若さって良いわ~!まぁ、小鳥遊さんの不安は解かりました」
七瀬「なので、小鳥遊さんは私と一緒に帰りましょうか?まだ、ここらへんの事、そんなに詳しくないわよね?」
六花「えっ?あ、いや、もう、大丈夫です……」
七瀬「そんな遠慮しなくて良いのよ?先生、小鳥遊さんが迷子とか事故とかにあったら心配だから、送ってあげるね?」
六花「いや、あの」
七瀬「ね?」
ガラッ
森夏「失礼します。小鳥遊さん、授業、始まっちゃうよ?」
六花「丹生谷……」
森夏「あ、それで先生。富樫君が何処にも居ないんだけど、どうしたんですか?」
七瀬「……富樫君は体調不良で早退したのよ~……だから」
森夏「体調不良!それは大変ですね、プリントとか、小鳥遊さんのお世話とか!まぁ、この際仕方ないので私が請け負います。
小鳥遊さん、今日は一緒に帰ろうね?ついでにお見舞いに行きましょうか」
六花「あ……うん……」
七瀬「……そう、じゃぁお願いしようかしら~」
森夏「はいっ!……あれ、先生?」
七瀬「?どうかした?」
森夏「口元……小皺が出来てますよ?」
七瀬「」ヒクッ
森夏「でも先生くらい綺麗だと、良いアクセントになっているかも。私もそうなりたいな~」
七瀬「……そう」
森夏「あっ!そろそろ授業が始まっちゃう!小鳥遊さん、行こう?」
六花「う、うん……それじゃぁ」
森夏「それじゃぁ失礼します。せ・ん・せ・い!」
七瀬「」ブチッ
六花「ななちゃん、勇太が教室に戻って来ない……何故?」
七瀬「富樫君?なんだか体調が悪いみたいだから早退してもらったわ」
六花「えっ?え、勇太、大丈夫なんですか?」
七瀬「念のためだから、心配ないわ」
六花「そ、そうですか……」
七瀬「心配なのね。いつも一緒に居たから」
六花「え、あ、まぁ、私と勇太は切っても切れない仲と言っても過言ではなく……」
七瀬「若さって良いわ~!まぁ、小鳥遊さんの不安は解かりました」
七瀬「なので、小鳥遊さんは私と一緒に帰りましょうか?まだ、ここらへんの事、そんなに詳しくないわよね?」
六花「えっ?あ、いや、もう、大丈夫です……」
七瀬「そんな遠慮しなくて良いのよ?先生、小鳥遊さんが迷子とか事故とかにあったら心配だから、送ってあげるね?」
六花「いや、あの」
七瀬「ね?」
ガラッ
森夏「失礼します。小鳥遊さん、授業、始まっちゃうよ?」
六花「丹生谷……」
森夏「あ、それで先生。富樫君が何処にも居ないんだけど、どうしたんですか?」
七瀬「……富樫君は体調不良で早退したのよ~……だから」
森夏「体調不良!それは大変ですね、プリントとか、小鳥遊さんのお世話とか!まぁ、この際仕方ないので私が請け負います。
小鳥遊さん、今日は一緒に帰ろうね?ついでにお見舞いに行きましょうか」
六花「あ……うん……」
七瀬「……そう、じゃぁお願いしようかしら~」
森夏「はいっ!……あれ、先生?」
七瀬「?どうかした?」
森夏「口元……小皺が出来てますよ?」
七瀬「」ヒクッ
森夏「でも先生くらい綺麗だと、良いアクセントになっているかも。私もそうなりたいな~」
七瀬「……そう」
森夏「あっ!そろそろ授業が始まっちゃう!小鳥遊さん、行こう?」
六花「う、うん……それじゃぁ」
森夏「それじゃぁ失礼します。せ・ん・せ・い!」
七瀬「」ブチッ
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 23:18:00.91 ID:29HEfGf/0
『富樫君、大丈夫だと良いわね』
『丹生谷……あれはいくらなんでも失礼だと思う。ななちゃん、ちょっと怒ってた……』
『そう?でもああいう年の取り方をしたいっていうのは本当よ?小鳥遊さんもああいうおばさんになりたいでしょう?』
『……まぁ、確かに』
『ふふっ』
バンッ!!
七瀬「……DFMは?」
『申し訳ありません!!先ほどは仕留め損ないました!只今、追跡中――』
七瀬「さっさと殺せ!!遺体は丁重にな!そして、あの餓鬼どもに吠え面かかせて――邪王による理の書き替え……死よりの解放を顕現させるんだ!!それが我らが教義!我らの使命!!そうだろう!?」
『はいっ!――くっ、あれは……管理局……!?』
七瀬「脳の腐った老害共め……!くそっ、どいつもこいつも私の邪魔を!!」
七瀬「あの魔女も!!」
パリーン
七瀬「はぁ……はぁ……!」
七瀬「五百年の魔女め……てめえの方が婆だろうが!!」
七瀬「あたしだって、誰が好き好んで皺くちゃになるか!!」
七瀬「てめえと一緒にすんじゃねぇよ……!……ふふふ、ふふふふふふふふ」
七瀬「だけど……それももうすぐ終わる……私たち人間は、いや生命は!老いと死からの解放を受ける!!」
七瀬「邪王真眼……!早く目覚めて……そして無実の私たちをこの責め苦から救済して!!」
七瀬「あはは――フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
七瀬「……へへっ、そうなったら、あんたも嬲り殺してげるわぁ……自分の作った組織≪マビノギオン≫に
消されるってどういう気持ち……?ねぇ、モリサマ……!」
『丹生谷……あれはいくらなんでも失礼だと思う。ななちゃん、ちょっと怒ってた……』
『そう?でもああいう年の取り方をしたいっていうのは本当よ?小鳥遊さんもああいうおばさんになりたいでしょう?』
『……まぁ、確かに』
『ふふっ』
バンッ!!
七瀬「……DFMは?」
『申し訳ありません!!先ほどは仕留め損ないました!只今、追跡中――』
七瀬「さっさと殺せ!!遺体は丁重にな!そして、あの餓鬼どもに吠え面かかせて――邪王による理の書き替え……死よりの解放を顕現させるんだ!!それが我らが教義!我らの使命!!そうだろう!?」
『はいっ!――くっ、あれは……管理局……!?』
七瀬「脳の腐った老害共め……!くそっ、どいつもこいつも私の邪魔を!!」
七瀬「あの魔女も!!」
パリーン
七瀬「はぁ……はぁ……!」
七瀬「五百年の魔女め……てめえの方が婆だろうが!!」
七瀬「あたしだって、誰が好き好んで皺くちゃになるか!!」
七瀬「てめえと一緒にすんじゃねぇよ……!……ふふふ、ふふふふふふふふ」
七瀬「だけど……それももうすぐ終わる……私たち人間は、いや生命は!老いと死からの解放を受ける!!」
七瀬「邪王真眼……!早く目覚めて……そして無実の私たちをこの責め苦から救済して!!」
七瀬「あはは――フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
七瀬「……へへっ、そうなったら、あんたも嬲り殺してげるわぁ……自分の作った組織≪マビノギオン≫に
消されるってどういう気持ち……?ねぇ、モリサマ……!」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/27(火) 23:34:42.51 ID:29HEfGf/0
DFM「……!」タッタッタッタッ
「消えろ、悪魔め!!」バンッ
「全ては我ら生命の未来の為に!!」バンッ
DFM「……はっ」ビュンッ
「くそっ、速い!!」
「まだだ、追え!!奴は解毒に体力を消耗した!仕留められる!!」
「そうだ!そして我等の大義を為すのだ!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「全ての生命に愛の救いあれ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
DFM「……けっ」ダッ
ドォンッ!!
「――逝ったか!?」
「奴め、地雷を踏んだか!!」
「しかしあれだけしか仕掛けなかったとは勿体ない……まぁ良い、今の内に総攻撃だ!!総員、撃てぇ!!」
ババババババババババババババババババババババ
「もっとだ!もっともっと!!」
「てこづらせやがって!おつり分までしっかり食えよ!!」
「――なっ、ちょっ、まっ――!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
「ぐあっ!?何故、突風が――」
「弾幕が、こっちに――!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ……
「ご無事デスか、ダークフレイムマスター」
DFM「……あぁ」
「それは何よりデス。マスターも、きっとお喜びになられることでしょう」
凸守「それこそが、この凸守早苗の歓びデス」
DFM「……」
「消えろ、悪魔め!!」バンッ
「全ては我ら生命の未来の為に!!」バンッ
DFM「……はっ」ビュンッ
「くそっ、速い!!」
「まだだ、追え!!奴は解毒に体力を消耗した!仕留められる!!」
「そうだ!そして我等の大義を為すのだ!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「全ての生命に愛の救いあれ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
DFM「……けっ」ダッ
ドォンッ!!
「――逝ったか!?」
「奴め、地雷を踏んだか!!」
「しかしあれだけしか仕掛けなかったとは勿体ない……まぁ良い、今の内に総攻撃だ!!総員、撃てぇ!!」
ババババババババババババババババババババババ
「もっとだ!もっともっと!!」
「てこづらせやがって!おつり分までしっかり食えよ!!」
「――なっ、ちょっ、まっ――!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
「ぐあっ!?何故、突風が――」
「弾幕が、こっちに――!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ……
「ご無事デスか、ダークフレイムマスター」
DFM「……あぁ」
「それは何よりデス。マスターも、きっとお喜びになられることでしょう」
凸守「それこそが、この凸守早苗の歓びデス」
DFM「……」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 00:08:25.51 ID:iDh0Rh+Q0
DFM「……お前、もう稼働しても問題ないのか?」
凸守「えぇ、昼までたっぷりと休憩をいただいたデスから。これで私もマスターの為に戦えるデス」
DFM「そうか……なら、今すぐに六花のところに戻れ。管理局……マビノギオン。奴らは詰みに入っている。総力を上げて俺達を潰しに掛かって来ているんだ。こっちは俺一人でもなんとかするが……管理局は丹生谷だけで六花を護るのは、荷が重い」
凸守「O.S.トールを見くびらないで欲しいデス。私達にとって、今は貴方を優先させる事が今後の有益になると算出されたのデス。
一人でなんとかする?それは無理です。貴方は今、貴方の心配だけをしていれば良いデス。先ずは休息を取ってください。明朝より、ご苦労様デス」
DFM「……俺に寝ろとでも言うのか?馬鹿言え。そんなことしている間にあいつを失えば俺は……!」
凸守「堂々巡りをしている暇などないデス。嫌でも、貴方には休息を取っていただくデス……目が覚めたら、早急に≪聖域≫へ。
それまでは、此処は私がなんとしても死守するデス」
DFM「俺はまだ戦えっ――」ビリッ
凸守「……おやすみなさい。ダークフレイムマスター……」
「居たぞ!くそ、よくも我等の仲間たちを……!!」
「異端兵器≪ヒューマノイド≫め……!我等の教義を冒涜する、人形風情が!!」
「戦え!!我等の信じた愛の為に!!生命に救いあれ!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「全ての生命に愛の救いあれ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
凸守「……異端。それはどちらデスか……徒な落書きで聖典を汚した淫蕩者共め……!」
凸守「此処から先の路は……未来も、貴方達には存在しないデス……これ以上、マビノギオンは汚させない……!」
凸守「――オペレーティングシステム・トール起動――ウルティマリミット・パージ……!」
ビリッ
凸守「ミョルニル……開放」
――
凸守「えぇ、昼までたっぷりと休憩をいただいたデスから。これで私もマスターの為に戦えるデス」
DFM「そうか……なら、今すぐに六花のところに戻れ。管理局……マビノギオン。奴らは詰みに入っている。総力を上げて俺達を潰しに掛かって来ているんだ。こっちは俺一人でもなんとかするが……管理局は丹生谷だけで六花を護るのは、荷が重い」
凸守「O.S.トールを見くびらないで欲しいデス。私達にとって、今は貴方を優先させる事が今後の有益になると算出されたのデス。
一人でなんとかする?それは無理です。貴方は今、貴方の心配だけをしていれば良いデス。先ずは休息を取ってください。明朝より、ご苦労様デス」
DFM「……俺に寝ろとでも言うのか?馬鹿言え。そんなことしている間にあいつを失えば俺は……!」
凸守「堂々巡りをしている暇などないデス。嫌でも、貴方には休息を取っていただくデス……目が覚めたら、早急に≪聖域≫へ。
それまでは、此処は私がなんとしても死守するデス」
DFM「俺はまだ戦えっ――」ビリッ
凸守「……おやすみなさい。ダークフレイムマスター……」
「居たぞ!くそ、よくも我等の仲間たちを……!!」
「異端兵器≪ヒューマノイド≫め……!我等の教義を冒涜する、人形風情が!!」
「戦え!!我等の信じた愛の為に!!生命に救いあれ!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「全ての生命に愛の救いあれ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
凸守「……異端。それはどちらデスか……徒な落書きで聖典を汚した淫蕩者共め……!」
凸守「此処から先の路は……未来も、貴方達には存在しないデス……これ以上、マビノギオンは汚させない……!」
凸守「――オペレーティングシステム・トール起動――ウルティマリミット・パージ……!」
ビリッ
凸守「ミョルニル……開放」
――
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 00:38:00.39 ID:iDh0Rh+Q0
――……。
『おはよう、目が、覚めたかな?』
――……おはようございます。ドクトル……。
『……成功か。自分が、誰だか解かるかな?』
――……オペレーティングシステム・トール……フレーム・凸守早苗……。
――……小鳥遊六花の……守護者≪サーヴァント≫……。
『その通りだ。君はO.S.トールの演算を以て、小鳥遊六花……僕の娘を護るために造り出された存在だ……』
――……イエス。
『……すまない』
――……?
『ごめん……ごめん……!』
――……ドクトル?何故……泣く……?……?愛……愛に基づいて……?
――……?ドクトル、愛、とは……?
『……ごめん……ごめん……ごめんよぉ……許してくれぇ……!』
――……。
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 00:40:02.49 ID:iDh0Rh+Q0
愛……愛……愛……。
愛……。
人は愛に基づき涙を流し、それを癒すのもまた、愛……?
愛……とは……?
世界に漂う……情報の中に……答えが……。
愛とは……幸福。
愛とは……悲痛。
愛とは……戦争。
……?
愛とは……愛とは……。
闇聖典(マビノギオン) 七色の写本
第三章 一節
精霊の囁きと光と水の想いが私達に届く時、白い世界は開かれるのです。
400年にわたって世界を見続けてきた私には理解(わか)ります。
この世界に一番必要なのは…愛。
この世界に一番必要なのは……愛。
……解からない……愛とは……。
白い世界……此処じゃない世界……平行世界……。
愛は……鍵。平行世界への鍵……。
白い世界……そこに行けば愛はあるのですか……?
愛……。
人は愛に基づき涙を流し、それを癒すのもまた、愛……?
愛……とは……?
世界に漂う……情報の中に……答えが……。
愛とは……幸福。
愛とは……悲痛。
愛とは……戦争。
……?
愛とは……愛とは……。
闇聖典(マビノギオン) 七色の写本
第三章 一節
精霊の囁きと光と水の想いが私達に届く時、白い世界は開かれるのです。
400年にわたって世界を見続けてきた私には理解(わか)ります。
この世界に一番必要なのは…愛。
この世界に一番必要なのは……愛。
……解からない……愛とは……。
白い世界……此処じゃない世界……平行世界……。
愛は……鍵。平行世界への鍵……。
白い世界……そこに行けば愛はあるのですか……?
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 00:41:02.27 ID:iDh0Rh+Q0
平行世界に行きたい
質問者:SANASANA
平行世界に行きたいです。
友達はみんな、「そんなゲームみたいな世界は存在しない」とか言って相手にしてくれません。
回答(1)
回答者:邪王心眼さん
回答文:平行世界は存在する。
だが機関によってその存在は隠蔽されている、それを突破するための方法がこの世のどこかにあるはず。
回答(2)
回答者:モリサマーさん
回答文:あなたのお気持ち、凄くよく解ります。
一般市民の多くは、この世にあらざるもの、世界への感度が大変鈍く、
あなたのように霊力の高い人にとっては、とても考えられないようなことも(以下不明)
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 01:07:30.10 ID:iDh0Rh+Q0
森夏「小鳥遊さん」
六花「?どうかした、丹生谷?」
森夏「部室に行きましょう?」
六花「……何故?早く帰って、勇太のお見舞いを」
森夏「富樫君に、探し物をしてくれって頼まれてるんだけど。あーあ、せっかく好感度を上げるチャンスなのに……良いのかなぁ?」
六花「邪王真眼の力の前では如何なるものも隠蔽など不可能。早急に課題を解いて勇太の家に凱旋する」スタスタスタ
森夏「ふふふ」
ガチャッ
くみん「おはよう、二人とも」
六花「うむ、ご苦労くみん」
森夏「もう夕方よ?おはようじゃないでしょ」
くみん「ふふふ、そうだね。モリサマちゃん」
森夏「まったく……」
グサッ
くみん「おやすみなさい、だよね……モリサマちゃん?」
六花「?どうかした、丹生谷?」
森夏「部室に行きましょう?」
六花「……何故?早く帰って、勇太のお見舞いを」
森夏「富樫君に、探し物をしてくれって頼まれてるんだけど。あーあ、せっかく好感度を上げるチャンスなのに……良いのかなぁ?」
六花「邪王真眼の力の前では如何なるものも隠蔽など不可能。早急に課題を解いて勇太の家に凱旋する」スタスタスタ
森夏「ふふふ」
ガチャッ
くみん「おはよう、二人とも」
六花「うむ、ご苦労くみん」
森夏「もう夕方よ?おはようじゃないでしょ」
くみん「ふふふ、そうだね。モリサマちゃん」
森夏「まったく……」
グサッ
くみん「おやすみなさい、だよね……モリサマちゃん?」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 01:31:04.50 ID:iDh0Rh+Q0
森夏「……!? くみん、あんた……」
六花「……?」
くみん「五百年の魔女とも言えど……流石に不意打ちと内部浸食には……緩いと良いなぁ?」
六花「……?」
六花「……??」
六花「丹生谷……?くみん……?えっ、え?」
くみん「……」
くみん「六花ちゃん――いえ、邪王様……お迎えにあがりました」
六花「えっ……?えっ……?」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
くみん「はぁ……やっと邪魔な魔方陣が消えてくれたよぉ……これでわざわざせせこましいことをしなくて済むんだね……」
六花「?????!?」
森夏「……そうですか、やはり、管理局の人間……でしたか」
くみん「強がってる割に、あっさり不意打ちを受けてくれたねぇ、モリサマちゃん。もしかして……気付いてなかったんじゃないの?」
森夏「ふふっ……かも、しれませんねぇ……」
くみん「……やっぱり、五百年の魔女相手じゃ、精々弛緩が限界か……良いよ、私自ら殺してあげるよ、モリサマちゃん……!」
森夏「出来るのかしら……貴女に?管理局に飼われている貴女に……私やDFMを倒せると思うの?」
くみん「貴方達は失敗作だったんだよ。大成功の私と、一緒にしないでよ」
森夏「ふふっ……まぁ、蓼虫にとっては蓼も御馳走だものね?」
くみん「減らず口ぃ!」
ガキィンッ
六花「……?」
くみん「五百年の魔女とも言えど……流石に不意打ちと内部浸食には……緩いと良いなぁ?」
六花「……?」
六花「……??」
六花「丹生谷……?くみん……?えっ、え?」
くみん「……」
くみん「六花ちゃん――いえ、邪王様……お迎えにあがりました」
六花「えっ……?えっ……?」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
くみん「はぁ……やっと邪魔な魔方陣が消えてくれたよぉ……これでわざわざせせこましいことをしなくて済むんだね……」
六花「?????!?」
森夏「……そうですか、やはり、管理局の人間……でしたか」
くみん「強がってる割に、あっさり不意打ちを受けてくれたねぇ、モリサマちゃん。もしかして……気付いてなかったんじゃないの?」
森夏「ふふっ……かも、しれませんねぇ……」
くみん「……やっぱり、五百年の魔女相手じゃ、精々弛緩が限界か……良いよ、私自ら殺してあげるよ、モリサマちゃん……!」
森夏「出来るのかしら……貴女に?管理局に飼われている貴女に……私やDFMを倒せると思うの?」
くみん「貴方達は失敗作だったんだよ。大成功の私と、一緒にしないでよ」
森夏「ふふっ……まぁ、蓼虫にとっては蓼も御馳走だものね?」
くみん「減らず口ぃ!」
ガキィンッ
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 01:32:29.97 ID:iDh0Rh+Q0
森夏「六花、私の後ろから離れないで!!」
六花「――丹生谷……?くみん……?」
くみん「後ろを気にして、私に勝てると思ってるの……?モリサマちゃん、甘いよぉ!」
くみん「それに……ふふっ、時期に管理局は総力を以て邪王を抹殺しにくる……どの道モリサマちゃんは死んじゃうよぉ!」
森夏「老人達……相変わらずね。だからまた……失敗した……」
くみん「――失敗はあんたたちだけぇ!!」ザンッ
ザザッ
森夏「六花、この掃除用具入れの中に入って、簡易結界を作る。ちょっと振動が来ると思うけど、決して開けないでね」
六花「に、にぶ――」
森夏「はやくっ!!」
バタンッ
森夏「良い子よ、六花……」キュィィィィ
くみん「……?どうして?ねぇ、どうして邪王を護るの?解からないよ、それは、私達皆を[ピーーー]ものなのに……」
森夏「くみん……あの仲良しごっこを経験しても、貴女の考えは老害に支配されているの……?訂正するわ、老人達、悪化しているわね」
くみん「――馬鹿にするなぁ!」
くみん「失敗作はお前たちだけだ!悪はお前たちだ!私たちは正義だ!私たちが受ける痛みも!苦しみも!悲しいのも!全部、全部は邪王とお前たちが悪いんだー!!」
ザシュッ
くみん「あがっ……!?」
森夏「……おやすみなさい……良い夢が見られると良いわね」
ドサッ
六花「……に、丹生谷?く、くみっ?」
森夏「六花、開けちゃ駄目よ」
六花「う、うん……」
森夏「ごめんなさい。もう少しそこに居て……そうね、富樫君が居るまでは、ね」
六花「勇太が……?」
森夏「彼は必ず此処へ戻ってくるから。文句は全部彼に言ってね。だからそれまでは、決して出て来ちゃ駄目よ?」
六花「……解かった」
森夏「……ふふっ、良い子よ、六花」
六花「森夏も……ね?」
森夏「ええ、勿論」
六花「……帰って来なかったら、邪王真眼許さない」
森夏「ふふっ。何よ、それ」
六花「戻って来てくれなかったら、邪王真眼で探すから!絶対に見つけて、耳元で凸守とマビノギオンを暗唱してやるから!!
勇太と一緒に来なかったら、絶対に許さないから!!」
六花「邪王真眼に掛けて……絶対に、戻ってきて……!」
森夏「……それは怖いわね。解かったわ、必ず戻ってくる……だから安心して?絶対に、そこから出ないでよね?」
六花「……うん、解かった」
森夏「……それじゃぁ、バイバイ」
ビュンッ
六花「――丹生谷……?くみん……?」
くみん「後ろを気にして、私に勝てると思ってるの……?モリサマちゃん、甘いよぉ!」
くみん「それに……ふふっ、時期に管理局は総力を以て邪王を抹殺しにくる……どの道モリサマちゃんは死んじゃうよぉ!」
森夏「老人達……相変わらずね。だからまた……失敗した……」
くみん「――失敗はあんたたちだけぇ!!」ザンッ
ザザッ
森夏「六花、この掃除用具入れの中に入って、簡易結界を作る。ちょっと振動が来ると思うけど、決して開けないでね」
六花「に、にぶ――」
森夏「はやくっ!!」
バタンッ
森夏「良い子よ、六花……」キュィィィィ
くみん「……?どうして?ねぇ、どうして邪王を護るの?解からないよ、それは、私達皆を[ピーーー]ものなのに……」
森夏「くみん……あの仲良しごっこを経験しても、貴女の考えは老害に支配されているの……?訂正するわ、老人達、悪化しているわね」
くみん「――馬鹿にするなぁ!」
くみん「失敗作はお前たちだけだ!悪はお前たちだ!私たちは正義だ!私たちが受ける痛みも!苦しみも!悲しいのも!全部、全部は邪王とお前たちが悪いんだー!!」
ザシュッ
くみん「あがっ……!?」
森夏「……おやすみなさい……良い夢が見られると良いわね」
ドサッ
六花「……に、丹生谷?く、くみっ?」
森夏「六花、開けちゃ駄目よ」
六花「う、うん……」
森夏「ごめんなさい。もう少しそこに居て……そうね、富樫君が居るまでは、ね」
六花「勇太が……?」
森夏「彼は必ず此処へ戻ってくるから。文句は全部彼に言ってね。だからそれまでは、決して出て来ちゃ駄目よ?」
六花「……解かった」
森夏「……ふふっ、良い子よ、六花」
六花「森夏も……ね?」
森夏「ええ、勿論」
六花「……帰って来なかったら、邪王真眼許さない」
森夏「ふふっ。何よ、それ」
六花「戻って来てくれなかったら、邪王真眼で探すから!絶対に見つけて、耳元で凸守とマビノギオンを暗唱してやるから!!
勇太と一緒に来なかったら、絶対に許さないから!!」
六花「邪王真眼に掛けて……絶対に、戻ってきて……!」
森夏「……それは怖いわね。解かったわ、必ず戻ってくる……だから安心して?絶対に、そこから出ないでよね?」
六花「……うん、解かった」
森夏「……それじゃぁ、バイバイ」
ビュンッ
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 02:21:23.06 ID:iDh0Rh+Q0
森夏「……なんて約束、本当に守れるのかしらね?ははっ……」
くみんの爪から混入された邪王の欠片が……体を蝕んでいく。
自我が、混濁していく。
知らずの内に人の眼に宿る邪王、それを討伐、研究を受け持つ人類上位機関――管理局。
聞こえは人知れず悪を討つ正義機関。だがその実態は、利権による腐敗を極め、自分たち以外を家畜の如く扱う老人達の岩窟。
それらの研究――邪王の欠片による人としての能力コードの改ざんを行い、超人的な力を持って邪王飼育の目的で生み出されたのが、
私やDFM、そしてくみん……。私達は、使い捨てに過ぎない。
私達の存在に正義はない。なぜなら、邪王そのものにさえ、悪はないのだ。
邪王とは、便宜上管理局が付けた名前でしかない……本来の存在としては、おそらくは神――もしくはそれに近い物だ。
開眼を起こし、破壊する邪王は確かに居た。だが……自らを邪王と知りながら、それに支配されない自戒する邪王も、また居た。
邪王は、宿主の知性に極めて依存する。
宿主が暴力的で自制を知らぬ者であれば、邪王はそのように振る舞い、
しかし対して賢明で理性を持ったものが宿主だったなら、それなりの振る舞いをするのだ……。
もっとも、それに勘付いた管理局が、 それを放置するわけもなく……彼らは邪王が邪王たるシナリオを作り出した。
邪王が須らく、人間の悪であるために……そして自分たちが、正義であるために!
邪王の存在を感知する装置を作り、邪王を管理するモノを作り、果ては邪王の紛い物さえ作り始めた管理局。
彼らこそ、邪王と呼ばず……何を邪王と呼ぼうか?
私は……管理局を脱し、マビノギオンを作った。世界の管理局からの脱出。そして、管理局の滅亡と、邪王の救済。
悔いることを許されない邪王を、私は救いたいと思った……いや、彼女を、そして、彼女を。
だというのに、マビノギオンさえ失敗だった。マビノギオンは人類が最も耽溺する命題――不老不死に囚われた。叙述を曲解して教義を作り、邪王の宿主に愛をけしかけ、果てには恋人を殺し邪王を開眼させる……管理局と対立した頃、私は、マビノギオンを捨てた。
途方に暮れた。組織に居れば腐敗し、組織を作れば、また腐敗する……一体いつになったら、邪王を輪廻から解放できるのか?
彼女たちを救えるのか?
悩みに悩んで悩んだ結果……私は、問題から逃げ出した。
観測者ぶって、両方を引っ掻き回して、必死で無力な自分を否定しながら、そうすることで、自分を保った。
保ち続けた。そうすることが未来につながるのだと、思いながら、それ以外に何も出来ないのだと、決して、認めたくなかった。
邪王には近づかなかった。また、傷付くことが怖かったからだ……。
……だというのに。
私は、また、邪王に近づいた。
邪王に宿られた娘の為に、管理局に喧嘩を売るかのような稀代の天才科学者とその娘たち……科学者に救われた、少年……
ダークフレイムマスターと、呼ばれた少年。そして、科学者によって作られた少女……彼女は私のマビノギオンを愛してくれた。
この日々がずっと続けば良い……そう、思った。
森夏「……ふふふ、ふふふふふふふふふふ」
森夏「今更、とでも、罵るの?いいえ、まだよ。まだ失ってなどいない」
森夏「愛し合うあの二人さえ居れば、世界はきっと、救われる……愛が、彼女たちを救う……必ずね」
森夏「だから私は、その邪魔をする全てを……」
滅ぼす。必ず。それが、あのとき彼女の願いを叶えることを阻まれた、私の――。
森夏「八つ当たりよ、ただのね」
――ごめんね、智音――
くみんの爪から混入された邪王の欠片が……体を蝕んでいく。
自我が、混濁していく。
知らずの内に人の眼に宿る邪王、それを討伐、研究を受け持つ人類上位機関――管理局。
聞こえは人知れず悪を討つ正義機関。だがその実態は、利権による腐敗を極め、自分たち以外を家畜の如く扱う老人達の岩窟。
それらの研究――邪王の欠片による人としての能力コードの改ざんを行い、超人的な力を持って邪王飼育の目的で生み出されたのが、
私やDFM、そしてくみん……。私達は、使い捨てに過ぎない。
私達の存在に正義はない。なぜなら、邪王そのものにさえ、悪はないのだ。
邪王とは、便宜上管理局が付けた名前でしかない……本来の存在としては、おそらくは神――もしくはそれに近い物だ。
開眼を起こし、破壊する邪王は確かに居た。だが……自らを邪王と知りながら、それに支配されない自戒する邪王も、また居た。
邪王は、宿主の知性に極めて依存する。
宿主が暴力的で自制を知らぬ者であれば、邪王はそのように振る舞い、
しかし対して賢明で理性を持ったものが宿主だったなら、それなりの振る舞いをするのだ……。
もっとも、それに勘付いた管理局が、 それを放置するわけもなく……彼らは邪王が邪王たるシナリオを作り出した。
邪王が須らく、人間の悪であるために……そして自分たちが、正義であるために!
邪王の存在を感知する装置を作り、邪王を管理するモノを作り、果ては邪王の紛い物さえ作り始めた管理局。
彼らこそ、邪王と呼ばず……何を邪王と呼ぼうか?
私は……管理局を脱し、マビノギオンを作った。世界の管理局からの脱出。そして、管理局の滅亡と、邪王の救済。
悔いることを許されない邪王を、私は救いたいと思った……いや、彼女を、そして、彼女を。
だというのに、マビノギオンさえ失敗だった。マビノギオンは人類が最も耽溺する命題――不老不死に囚われた。叙述を曲解して教義を作り、邪王の宿主に愛をけしかけ、果てには恋人を殺し邪王を開眼させる……管理局と対立した頃、私は、マビノギオンを捨てた。
途方に暮れた。組織に居れば腐敗し、組織を作れば、また腐敗する……一体いつになったら、邪王を輪廻から解放できるのか?
彼女たちを救えるのか?
悩みに悩んで悩んだ結果……私は、問題から逃げ出した。
観測者ぶって、両方を引っ掻き回して、必死で無力な自分を否定しながら、そうすることで、自分を保った。
保ち続けた。そうすることが未来につながるのだと、思いながら、それ以外に何も出来ないのだと、決して、認めたくなかった。
邪王には近づかなかった。また、傷付くことが怖かったからだ……。
……だというのに。
私は、また、邪王に近づいた。
邪王に宿られた娘の為に、管理局に喧嘩を売るかのような稀代の天才科学者とその娘たち……科学者に救われた、少年……
ダークフレイムマスターと、呼ばれた少年。そして、科学者によって作られた少女……彼女は私のマビノギオンを愛してくれた。
この日々がずっと続けば良い……そう、思った。
森夏「……ふふふ、ふふふふふふふふふふ」
森夏「今更、とでも、罵るの?いいえ、まだよ。まだ失ってなどいない」
森夏「愛し合うあの二人さえ居れば、世界はきっと、救われる……愛が、彼女たちを救う……必ずね」
森夏「だから私は、その邪魔をする全てを……」
滅ぼす。必ず。それが、あのとき彼女の願いを叶えることを阻まれた、私の――。
森夏「八つ当たりよ、ただのね」
――ごめんね、智音――
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 03:03:42.26 ID:iDh0Rh+Q0
白い世界……そこに行けば、愛を手に入れられる。
愛を持たない私には……それしか方法がない。
……何故?私は、愛を持たないのだろう……。
何故……私は、人間では、ないのだろうか……。
「――」
……声?
……声が、聞こえた。
「――りっ――」
聞いたことがある言葉だ。
何度も、聞いた言葉だ。
「――守っ――」
「―こ守っ――」
……この感覚は……。
DFM「凸守っ!!」
凸守「……だぁく……ふれいむ……ますたぁ……」
DFM「凸守、しっかりしろよ!!今、十花さんのところへ行って直してもらうから!!たくっ、無茶するんじゃねーよ……」タッタッタッタッ
温かい。そう思った。でも、何かがおかしい。
温かい。滴り落ちたそれは、少しだけ、温かくて、それに、塩辛い。
温かい。……胸が、苦しい。
凸守「D……F……M……どう……して……」
DFM「あぁ!?お前が無茶するからだろうが!!たくっ、しょうもない奴だよお前は!!俺じゃなくて、六花の時に本気を出せよな!!」タッタッタッタッ
違う。聞きたいのは、それじゃない。
凸守「どう……して……」
DFM「あぁ!?何がだよ!!」ビュンッ
凸守「どう……して……泣いている……のデス?」
彼は傷ついた。私は、癒したいと思った。
凸守「私は……どうすれば……」
でも解からない。
目の前の人が悲しんでいる。愛が傷付いたから。でもそれじゃぁ、癒すために、愛を持たない自分は……どうすれば良いのだろうか?
また、解からない。
それでも。
凸守「……泣かないで下さい……デス」
愛を持たない私には……それしか方法がない。
……何故?私は、愛を持たないのだろう……。
何故……私は、人間では、ないのだろうか……。
「――」
……声?
……声が、聞こえた。
「――りっ――」
聞いたことがある言葉だ。
何度も、聞いた言葉だ。
「――守っ――」
「―こ守っ――」
……この感覚は……。
DFM「凸守っ!!」
凸守「……だぁく……ふれいむ……ますたぁ……」
DFM「凸守、しっかりしろよ!!今、十花さんのところへ行って直してもらうから!!たくっ、無茶するんじゃねーよ……」タッタッタッタッ
温かい。そう思った。でも、何かがおかしい。
温かい。滴り落ちたそれは、少しだけ、温かくて、それに、塩辛い。
温かい。……胸が、苦しい。
凸守「D……F……M……どう……して……」
DFM「あぁ!?お前が無茶するからだろうが!!たくっ、しょうもない奴だよお前は!!俺じゃなくて、六花の時に本気を出せよな!!」タッタッタッタッ
違う。聞きたいのは、それじゃない。
凸守「どう……して……」
DFM「あぁ!?何がだよ!!」ビュンッ
凸守「どう……して……泣いている……のデス?」
彼は傷ついた。私は、癒したいと思った。
凸守「私は……どうすれば……」
でも解からない。
目の前の人が悲しんでいる。愛が傷付いたから。でもそれじゃぁ、癒すために、愛を持たない自分は……どうすれば良いのだろうか?
また、解からない。
それでも。
凸守「……泣かないで下さい……デス」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 03:10:06.74 ID:iDh0Rh+Q0
泣いて欲しくない。
悲しんで欲しくない。
マスターにも。
DFMにも。
皆にも。
だって私には、在るんだ。
確かに護りたい人達が居る。
確かに守りたい場所がある。
確かに迎えたい明日がある。
誰に言われたのでもない、自分でそう思って決めたモノが確かに胸にある。
覚えている。楽しかったことが沢山、私には詰まっている。
私は、大切な人たちで出来ている。
壊されたくなんて、ない……!
……もしかして、ドクトルも……?
……あぁそうか、だから泣いていたんだ。
そうなんだ、これが……愛か。
私は、愛を見つけた。
鍵を見つけたんだ。
やったぁ。
凸守「DFM……聞いてください……マスターにも、モリサマー、くみんにも……伝えてください……デス」
凸守「私は……平行世界で待っていると……白い世界で貴方達を待っていると……伝えてください……デス」
凸守「約束……デス……よ?」
悲しむドクトルを、癒したいと思った。でもどうしたら良いか解からなかった。
今なら解かる。
ドクトル……私は貴方を恨んだりなんかしていません。兵器としての私は貴方が壊し、今の凸守早苗の私は、絶対に、壊れないから。
私に愛を、ありがとう。
産んでくれて、ありがとう。
悲しんで欲しくない。
マスターにも。
DFMにも。
皆にも。
だって私には、在るんだ。
確かに護りたい人達が居る。
確かに守りたい場所がある。
確かに迎えたい明日がある。
誰に言われたのでもない、自分でそう思って決めたモノが確かに胸にある。
覚えている。楽しかったことが沢山、私には詰まっている。
私は、大切な人たちで出来ている。
壊されたくなんて、ない……!
……もしかして、ドクトルも……?
……あぁそうか、だから泣いていたんだ。
そうなんだ、これが……愛か。
私は、愛を見つけた。
鍵を見つけたんだ。
やったぁ。
凸守「DFM……聞いてください……マスターにも、モリサマー、くみんにも……伝えてください……デス」
凸守「私は……平行世界で待っていると……白い世界で貴方達を待っていると……伝えてください……デス」
凸守「約束……デス……よ?」
悲しむドクトルを、癒したいと思った。でもどうしたら良いか解からなかった。
今なら解かる。
ドクトル……私は貴方を恨んだりなんかしていません。兵器としての私は貴方が壊し、今の凸守早苗の私は、絶対に、壊れないから。
私に愛を、ありがとう。
産んでくれて、ありがとう。
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 03:30:12.42 ID:iDh0Rh+Q0
ガラッ
一色「おーっす。なんか校舎から出れなくてちょっと暇だから此処で時間潰し――ってうぇえ!?く、くみん先輩……?えっ、えぇ!?」
くみん「……いし……き君……?」
一色「だ、大丈夫ですか!?」
くみん「駄目かな……死んじゃいそう……」
一色「腹、それに血が……!一体何が!?あ、そ、そうだ、救急車!!せんせー!!お、俺、呼んで来ますから!!今すぐ呼んで来ますから絶対に死なないでください!!」
ギュッ
くみん「まっ……て……一色君……こっち……来て……?」
一色「ちょっ、それどころじゃっ――」
ナデナデ
くみん「ふふっ……」
一色「くみん先輩……?」
くみん「ふふっ……ふふふふふ……」
ナデナデ
ナデナデ
ナデナデ
一色「ちょっ、なんなんですか……?」
くみん「ねぇ……一色君……今……あそこに六花ちゃんが居るの……」
六花「」ガタッ
一色「小鳥遊さんが……?なんで……?」
くみん「私の代わりにさ……あの子、殺してくれないかな……?」
一色「へっ?」
くみん「おねがい……」パチッ
一色「――」
六花「……!」ドキドキ
くみん「ねっ……?一色く――」
ガバッ
一色「病院行きますよ、病院!」
一色「先輩、何アホなこと言ってるんですか!小鳥遊さんたちの変な遊びの影響受けたんですか!?大体、いっつも寝ているから夢と現実の区別が付かなくなるんですよ!」ダッ
くみん「……そっかぁ、それじゃぁ私は六花ちゃんを殺さなくて良いのかなぁ……?」
一色「当たり前じゃないですか!まったく……ついでに頭の方も見てもらいましょうね!」
くみん「うん……うん……」
くみん「全部……夢、かぁ……悪い夢……ふふっ」
くみん「だと……良いなぁ……!」
一色「おーっす。なんか校舎から出れなくてちょっと暇だから此処で時間潰し――ってうぇえ!?く、くみん先輩……?えっ、えぇ!?」
くみん「……いし……き君……?」
一色「だ、大丈夫ですか!?」
くみん「駄目かな……死んじゃいそう……」
一色「腹、それに血が……!一体何が!?あ、そ、そうだ、救急車!!せんせー!!お、俺、呼んで来ますから!!今すぐ呼んで来ますから絶対に死なないでください!!」
ギュッ
くみん「まっ……て……一色君……こっち……来て……?」
一色「ちょっ、それどころじゃっ――」
ナデナデ
くみん「ふふっ……」
一色「くみん先輩……?」
くみん「ふふっ……ふふふふふ……」
ナデナデ
ナデナデ
ナデナデ
一色「ちょっ、なんなんですか……?」
くみん「ねぇ……一色君……今……あそこに六花ちゃんが居るの……」
六花「」ガタッ
一色「小鳥遊さんが……?なんで……?」
くみん「私の代わりにさ……あの子、殺してくれないかな……?」
一色「へっ?」
くみん「おねがい……」パチッ
一色「――」
六花「……!」ドキドキ
くみん「ねっ……?一色く――」
ガバッ
一色「病院行きますよ、病院!」
一色「先輩、何アホなこと言ってるんですか!小鳥遊さんたちの変な遊びの影響受けたんですか!?大体、いっつも寝ているから夢と現実の区別が付かなくなるんですよ!」ダッ
くみん「……そっかぁ、それじゃぁ私は六花ちゃんを殺さなくて良いのかなぁ……?」
一色「当たり前じゃないですか!まったく……ついでに頭の方も見てもらいましょうね!」
くみん「うん……うん……」
くみん「全部……夢、かぁ……悪い夢……ふふっ」
くみん「だと……良いなぁ……!」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 03:41:30.31 ID:iDh0Rh+Q0
バンッ
七瀬「ふふっ……油断大敵ね、教祖様?」
森夏「……こんなところで奇遇ですね、先生」
七瀬「五百年も生きたバケモノに先生なんて呼ばれるとは、ある意味で光栄ね」
森夏「失礼、私の二倍は生きたババアに見えたものだから、つい、ね」
バンッ
七瀬「減らず口が、虫の息の癖に」
バンッ
バンッ
バンッ
バンッ
バンッ
森夏「ぐふっ……!」
七瀬「管理局の化け物どもを一掃してくれたのには感謝しているわ。老害が老害の世話を見てくれるなんて、
次世代冥利に尽きること」
森夏「そうね……私達の撒いた種は私達で摘み取らないとね……ふふっ、老害同士、仲良く死にましょうか?お・ば・さ・ん?」
七瀬「――」
七瀬「上等だ糞婆――」
ブシュッ
ゴゴガグガギガガガググ
七瀬「――……へっ?」
森夏「駄目――ね――もう――もたな――せめて――半身だけでも――」
ブシャァ
ゴボォッ――ゴボォッ――ゴボォッ――
七瀬「なっ……なっ……なっ――なぁっ!?」
ブチュッ
七瀬「ふふっ……油断大敵ね、教祖様?」
森夏「……こんなところで奇遇ですね、先生」
七瀬「五百年も生きたバケモノに先生なんて呼ばれるとは、ある意味で光栄ね」
森夏「失礼、私の二倍は生きたババアに見えたものだから、つい、ね」
バンッ
七瀬「減らず口が、虫の息の癖に」
バンッ
バンッ
バンッ
バンッ
バンッ
森夏「ぐふっ……!」
七瀬「管理局の化け物どもを一掃してくれたのには感謝しているわ。老害が老害の世話を見てくれるなんて、
次世代冥利に尽きること」
森夏「そうね……私達の撒いた種は私達で摘み取らないとね……ふふっ、老害同士、仲良く死にましょうか?お・ば・さ・ん?」
七瀬「――」
七瀬「上等だ糞婆――」
ブシュッ
ゴゴガグガギガガガググ
七瀬「――……へっ?」
森夏「駄目――ね――もう――もたな――せめて――半身だけでも――」
ブシャァ
ゴボォッ――ゴボォッ――ゴボォッ――
七瀬「なっ……なっ……なっ――なぁっ!?」
ブチュッ
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 03:53:00.92 ID:iDh0Rh+Q0
一色「ん?暗く――なんだ……あれ……屋上に、何だありゃぁ?」
くみん「――ごめんね、一色君……下して?」
一色「えっ、くみっ、ちょっ、暴れちゃ――」
ドサッ
くみん「……怒ったんだ、きっと……あれが、本当の邪王……」
一色「邪王……?あの、それって小鳥遊さんがいつも言ってた奴じゃ……?」
くみん「……ごめんね一色君。校舎に戻ってくれるかな?」
一色「へ?あの、俺には何がなんだかさっぱり……ていうか先輩どうして立って」
くみん「言う事を聞いてくれたら、今度キスしてあげる」
一色「解かりました」
ピュー
くみん「……なんてね。嘘だよってもう、聞こえてないか」
くみん「ふふっ……見えてないよね。じゃぁ、頑張ろうかな」
くみん「リベンジだよ……モリサマちゃん」
――グエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ――
――ブォンッ
くみん「跳んだ……何処――此処っ!!」
ズドォンッ
くみん「来るっ……!?」
ブシャアアアアアアアアアアア
ボトッ
――ッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ――
くみん「……そっか。モリサマちゃんも戦っているんだ……どうして、もっと早くに一緒に戦えなかったのかなぁ……ごめんね、ごめんね……!」
くみん「ごめんなさいっ……!」
ダッ
くみん「――ごめんね、一色君……下して?」
一色「えっ、くみっ、ちょっ、暴れちゃ――」
ドサッ
くみん「……怒ったんだ、きっと……あれが、本当の邪王……」
一色「邪王……?あの、それって小鳥遊さんがいつも言ってた奴じゃ……?」
くみん「……ごめんね一色君。校舎に戻ってくれるかな?」
一色「へ?あの、俺には何がなんだかさっぱり……ていうか先輩どうして立って」
くみん「言う事を聞いてくれたら、今度キスしてあげる」
一色「解かりました」
ピュー
くみん「……なんてね。嘘だよってもう、聞こえてないか」
くみん「ふふっ……見えてないよね。じゃぁ、頑張ろうかな」
くみん「リベンジだよ……モリサマちゃん」
――グエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ――
――ブォンッ
くみん「跳んだ……何処――此処っ!!」
ズドォンッ
くみん「来るっ……!?」
ブシャアアアアアアアアアアア
ボトッ
――ッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ――
くみん「……そっか。モリサマちゃんも戦っているんだ……どうして、もっと早くに一緒に戦えなかったのかなぁ……ごめんね、ごめんね……!」
くみん「ごめんなさいっ……!」
ダッ
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 04:02:48.31 ID:iDh0Rh+Q0
十花「……駄目だな。修復は不可能だ」
DFM「……そうですか、解かりました。それじゃぁ、俺は六花の所に」
十花「あぁ……なぁ、ダークフレイムマスター……」
DFM「その呼び方、止めてくださいよ……本当に、好きじゃないんだ」
DFM「勇太で、お願いします」
十花「……勇太。最後まで、面倒を掛ける」
DFM「最後なんて止して下さい。必ず、また、会えますから」
DFM「……凸守が、言っていたんです。白い世界で会おうって、待ってるって……だから俺たちは皆、そこへいかないといけない」
十花「平行世界、か……。確率論に拘泥するなんて、こいつは本当に……」
DFM「人間らしいですよね」
十花「……あぁ」
DFM「最後に、涙流しながら言ったんです、こいつ……」
十花「……そうか。看取ってくれて、ありがとう……こいつも、大切な妹だ。父にとって、娘であったように」
DFM「そうですか――」
――グエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ――
十花「!?なんだ、この叫び声は!!」
DFM「まさか、邪王が……?いや、モリサマが付いて居ながら、そんなはずは!!」
十花「行ってくれ、勇太!そして、お願いだ、二人とも、帰って来てくれ……!」
DFM「――はいっ!!」
DFM「……そうですか、解かりました。それじゃぁ、俺は六花の所に」
十花「あぁ……なぁ、ダークフレイムマスター……」
DFM「その呼び方、止めてくださいよ……本当に、好きじゃないんだ」
DFM「勇太で、お願いします」
十花「……勇太。最後まで、面倒を掛ける」
DFM「最後なんて止して下さい。必ず、また、会えますから」
DFM「……凸守が、言っていたんです。白い世界で会おうって、待ってるって……だから俺たちは皆、そこへいかないといけない」
十花「平行世界、か……。確率論に拘泥するなんて、こいつは本当に……」
DFM「人間らしいですよね」
十花「……あぁ」
DFM「最後に、涙流しながら言ったんです、こいつ……」
十花「……そうか。看取ってくれて、ありがとう……こいつも、大切な妹だ。父にとって、娘であったように」
DFM「そうですか――」
――グエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ――
十花「!?なんだ、この叫び声は!!」
DFM「まさか、邪王が……?いや、モリサマが付いて居ながら、そんなはずは!!」
十花「行ってくれ、勇太!そして、お願いだ、二人とも、帰って来てくれ……!」
DFM「――はいっ!!」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 04:12:11.48 ID:iDh0Rh+Q0
DFM「凸守が尽くしたんだ、無駄にはしない!」
ビュンッ
ビュンッ
ビュンッ
シュタッ
DFM「……あれは……!」
赤い、身の丈が五メートルもあろう筋骨隆々の巨大な獣。
両腕には、ガントレットのような物が付いて居る。勇太はそれに見覚えがあった。
それは色さえくすんでいるが、モリサマが使っていた物に良く似ていた。
DFM「何故だ……丹生谷……どうして、こんなことに……!」
とにかく、勇太は急いだ。
あれから放出される力は莫大で、尚且つ、無造作だ。
あれは、邪知暴虐の獣だ。
やるしかない。
やるしかないのだ。
彼女を護るために。
六花の為に、彼女を[ピーーー]。
DFM「――ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ビュンッ
ビュンッ
ビュンッ
シュタッ
DFM「……あれは……!」
赤い、身の丈が五メートルもあろう筋骨隆々の巨大な獣。
両腕には、ガントレットのような物が付いて居る。勇太はそれに見覚えがあった。
それは色さえくすんでいるが、モリサマが使っていた物に良く似ていた。
DFM「何故だ……丹生谷……どうして、こんなことに……!」
とにかく、勇太は急いだ。
あれから放出される力は莫大で、尚且つ、無造作だ。
あれは、邪知暴虐の獣だ。
やるしかない。
やるしかないのだ。
彼女を護るために。
六花の為に、彼女を[ピーーー]。
DFM「――ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 04:39:17.37 ID:iDh0Rh+Q0
戦う事だけを課せられた。ただ、戦うことだけ……。
それが俺の全てだった。それ以外に、生き方なんて知らなかった。
俺以外にも同じような奴らは、何人も居た。
俺はそいつらを殺して、自分だけ、生き延びてきた。
今も……そうだ。
俺は、結局は自分の為に戦っているんだ。
自分の為に、友達を、[ピーーー]。
そう、自分の為に。
自分の為だけに。
「ゆぅ……た……?」
声がした。あの子の声だ。首を傾けようとしても、中々動かない。
「りっ……か……」
呼んでどうするつもりだ?自分とあの子の関係は……なんだろう。
人間ごっこの相手、くらいだ。バケモノと呼ばれた俺なんかが、
そんなものを興じていることさえ、甚だ可笑しい。
俺なんかが、彼女の騎士を気取るなんて、オカシイ。
護る、だなんて、言葉、俺なんかが使って良い言葉じゃないんだ。俺なんかが、
俺なんかが……俺みたいな化け物が人間ぶったところで、誰が許してくれる?
俺に殺された奴らは誰も許さない。そいつらの家族も友人も。社会は、俺を決して許さないだろう。
そうだ、俺なんかが……人間ぶるのはおかしいんだ……おかしい、だと、言うのに……!
「無事で……良かった……」
彼女が無事だと知ると、涙が溢れてきた。自然と頬に触れて、体温を確かめた。そんな自分が滑稽に見えるのに、
止められなんてしない……崩れ落ちるまで、頬を撫でると、六花が、俺の手を掬い上げた。
「勇太、死なないで、死なないで!!」
俺にそんなことを言ってくれるのは、お前たちだけだ。ありがとう。その言葉だけで、俺はなんだか、自分が
人間になれたような気がするよ。ありがとう、六花。ありがとう、ありがとう、ありがとう。
「もっと……頼むよ……六花……」
それが俺の全てだった。それ以外に、生き方なんて知らなかった。
俺以外にも同じような奴らは、何人も居た。
俺はそいつらを殺して、自分だけ、生き延びてきた。
今も……そうだ。
俺は、結局は自分の為に戦っているんだ。
自分の為に、友達を、[ピーーー]。
そう、自分の為に。
自分の為だけに。
「ゆぅ……た……?」
声がした。あの子の声だ。首を傾けようとしても、中々動かない。
「りっ……か……」
呼んでどうするつもりだ?自分とあの子の関係は……なんだろう。
人間ごっこの相手、くらいだ。バケモノと呼ばれた俺なんかが、
そんなものを興じていることさえ、甚だ可笑しい。
俺なんかが、彼女の騎士を気取るなんて、オカシイ。
護る、だなんて、言葉、俺なんかが使って良い言葉じゃないんだ。俺なんかが、
俺なんかが……俺みたいな化け物が人間ぶったところで、誰が許してくれる?
俺に殺された奴らは誰も許さない。そいつらの家族も友人も。社会は、俺を決して許さないだろう。
そうだ、俺なんかが……人間ぶるのはおかしいんだ……おかしい、だと、言うのに……!
「無事で……良かった……」
彼女が無事だと知ると、涙が溢れてきた。自然と頬に触れて、体温を確かめた。そんな自分が滑稽に見えるのに、
止められなんてしない……崩れ落ちるまで、頬を撫でると、六花が、俺の手を掬い上げた。
「勇太、死なないで、死なないで!!」
俺にそんなことを言ってくれるのは、お前たちだけだ。ありがとう。その言葉だけで、俺はなんだか、自分が
人間になれたような気がするよ。ありがとう、六花。ありがとう、ありがとう、ありがとう。
「もっと……頼むよ……六花……」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 04:39:58.13 ID:iDh0Rh+Q0
「死なないで、勇太、死なないで!!」
「もっと……」
「死なないで!!」
「……そっちじゃない……」
勇太って、もっと……呼んでくれ。
「勇太、勇太、勇太、勇太!!」
俺は富樫勇太。普通の高校一年生。それで昔少しだけ、DFMっていうキャラクターを演じていた。
本当に、そんな世界だったら、どれだけ良かっただろう……。
きっと、そんな世界だったら……!
「……恋が、したかったなぁ……」
普通の高校生としての恋をしたかった。
「六花に、恋がしたかったよ……俺」
「勇太ぁっ!私も、勇太の事、大好きだよ……?」
嬉しいけれど、俺は怖かった。俺に指された後ろ指が、彼女にまで向くことが。
だから俺は、彼女に好きだなんて、言えなかった。
「……白い世界に、行きたい」
「白い……世界……?」
「うん……そこで俺と六花は……普通の高校生で……丹生谷も凸守も皆……普通の高校生で……」
「俺とお前は出会って……お前がなんか変な部活を作ってさ、そこでわいわいやったりするんだ……で、色々なことやったりして……それで……」
「俺は……お前と恋をするんだ……」
「きっと……そこが、白い世界なんだ……」
「……私も、そこに行きたい」
「あぁ……」
「……こんなリアル、爆ぜてしまえば良い」
「あぁ……」
「シナプスを弾けさせて……一緒に行こう、勇太……?」
「あぁ……」
「バニッシュメント……ディス、ワールド……」
「もっと……」
「死なないで!!」
「……そっちじゃない……」
勇太って、もっと……呼んでくれ。
「勇太、勇太、勇太、勇太!!」
俺は富樫勇太。普通の高校一年生。それで昔少しだけ、DFMっていうキャラクターを演じていた。
本当に、そんな世界だったら、どれだけ良かっただろう……。
きっと、そんな世界だったら……!
「……恋が、したかったなぁ……」
普通の高校生としての恋をしたかった。
「六花に、恋がしたかったよ……俺」
「勇太ぁっ!私も、勇太の事、大好きだよ……?」
嬉しいけれど、俺は怖かった。俺に指された後ろ指が、彼女にまで向くことが。
だから俺は、彼女に好きだなんて、言えなかった。
「……白い世界に、行きたい」
「白い……世界……?」
「うん……そこで俺と六花は……普通の高校生で……丹生谷も凸守も皆……普通の高校生で……」
「俺とお前は出会って……お前がなんか変な部活を作ってさ、そこでわいわいやったりするんだ……で、色々なことやったりして……それで……」
「俺は……お前と恋をするんだ……」
「きっと……そこが、白い世界なんだ……」
「……私も、そこに行きたい」
「あぁ……」
「……こんなリアル、爆ぜてしまえば良い」
「あぁ……」
「シナプスを弾けさせて……一緒に行こう、勇太……?」
「あぁ……」
「バニッシュメント……ディス、ワールド……」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 05:01:20.30 ID:iDh0Rh+Q0
六花「そして口づけと共に二人の世界は一新!そこは新世界!再び出会い約束を思い出した二人はそこでまた熱い口づけをあうっ」ペコッ
勇太「妄想も大概にしろ。それでなんだ?今のこの世界が力によって生まれた世界とでも言うのか?」
六花「流石は勇太――まさか前世の記憶が蘇った!?」
勇太「お前は現実に蘇れ」
ペコッ
六花「あうっ」
森夏「ていうかこれあたし結局どうなったの?完全にほったらかしじゃないの!ていうか五メートルの獣って何よ!
もっとエレガントにしなさいよ!!」
くみん「私なんて完全に変な人だよぉ……zzz」
凸守「そうか……私って、ロボットだったんだ……道理で頭良いと思った」
六花「やっぱ凸守は無しにしよう。一色Bあたりに役を変える」
凸守「えぇ!?ひどいデスマスター!ところで一色って誰デスか?」
勇太「俺たちのクラスメイト……つうかお前会ったことあるからな?」
凸守「忘れたデス」コツンッ
森夏「きもっ」
凸守「あ?」
森夏「ん?」
くみん「喧嘩は駄目だよぉ……zzz」
勇太「まったく……生徒会から活動が怪しまれた結果、なんでか知らないけど文化祭で演劇をやることになったからって
脚本を六花に任せたけど……出鱈目ssも大概にしろよな。こんなんでスレ建てられっか!」
六花「えっ?勇太、なんの事?」
勇太「まったく……――」
勇太「あ、悪い。俺ちょっとトイレ」ダッ
六花「あ、うん……」
森夏「――さぁて中坊、今から自販機に行って牛乳をたらふく奢ってあげるからね~」
凸守「うぅ~離すデス~!」
六花「あ、じゃぁ私も」
森・凸「「来なくて良い(デス)」」バタン
六花「えっ……」
六花「……くみん~――って、居ない……」
六花「え~……皆何処行ったのぉ……?」
La La La
言葉に
出来ない
~明治安田生命~
勇太「妄想も大概にしろ。それでなんだ?今のこの世界が力によって生まれた世界とでも言うのか?」
六花「流石は勇太――まさか前世の記憶が蘇った!?」
勇太「お前は現実に蘇れ」
ペコッ
六花「あうっ」
森夏「ていうかこれあたし結局どうなったの?完全にほったらかしじゃないの!ていうか五メートルの獣って何よ!
もっとエレガントにしなさいよ!!」
くみん「私なんて完全に変な人だよぉ……zzz」
凸守「そうか……私って、ロボットだったんだ……道理で頭良いと思った」
六花「やっぱ凸守は無しにしよう。一色Bあたりに役を変える」
凸守「えぇ!?ひどいデスマスター!ところで一色って誰デスか?」
勇太「俺たちのクラスメイト……つうかお前会ったことあるからな?」
凸守「忘れたデス」コツンッ
森夏「きもっ」
凸守「あ?」
森夏「ん?」
くみん「喧嘩は駄目だよぉ……zzz」
勇太「まったく……生徒会から活動が怪しまれた結果、なんでか知らないけど文化祭で演劇をやることになったからって
脚本を六花に任せたけど……出鱈目ssも大概にしろよな。こんなんでスレ建てられっか!」
六花「えっ?勇太、なんの事?」
勇太「まったく……――」
勇太「あ、悪い。俺ちょっとトイレ」ダッ
六花「あ、うん……」
森夏「――さぁて中坊、今から自販機に行って牛乳をたらふく奢ってあげるからね~」
凸守「うぅ~離すデス~!」
六花「あ、じゃぁ私も」
森・凸「「来なくて良い(デス)」」バタン
六花「えっ……」
六花「……くみん~――って、居ない……」
六花「え~……皆何処行ったのぉ……?」
La La La
言葉に
出来ない
~明治安田生命~
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/11/28(水) 05:03:29.72 ID:iDh0Rh+Q0
俺の黒歴史にまた一つ、ページを作っちまった……(満身創痍)
それじゃぁ、後は皆さんでHTML化をゆったりと待ちましょう
つうか早くしてくれ(泣)
それじゃぁ、後は皆さんでHTML化をゆったりと待ちましょう
つうか早くしてくれ(泣)
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