1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/18(日) 23:01:56.72 ID:DOZFrKIv0
理樹(今日の練習の終わり頃。突然恭介が皆にそう言った)
恭介「今度隣町の野球チームと練習試合だから」
真人「………お前はいつも唐突だよな」
恭介「ああ、野球はいつだって突然に…さ!」
理樹(意外にも皆の反応は普通だった。というかもう慣れたと言った方がいいかもしれない)
来ヶ谷「そのチーム名はなんと言ったかな?」
恭介「古河ベイカーズだ!」
小毬「ほえ…パン屋さん?」
恭介「大正解だ小毬。パン屋を営んでいる親父さんが監督兼キャプテン兼4番なんだ」
真人「美味しいところ全部持って行ってんじゃねーか!?」
恭介「気を抜くなよ?彼らは中々の手練れだ…」
理樹「見た事あるの?」
恭介「ああ。これは少し前、俺が隣町へ行った時のことだ……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421589716
恭介「今度隣町の野球チームと練習試合だから」
真人「………お前はいつも唐突だよな」
恭介「ああ、野球はいつだって突然に…さ!」
理樹(意外にも皆の反応は普通だった。というかもう慣れたと言った方がいいかもしれない)
来ヶ谷「そのチーム名はなんと言ったかな?」
恭介「古河ベイカーズだ!」
小毬「ほえ…パン屋さん?」
恭介「大正解だ小毬。パン屋を営んでいる親父さんが監督兼キャプテン兼4番なんだ」
真人「美味しいところ全部持って行ってんじゃねーか!?」
恭介「気を抜くなよ?彼らは中々の手練れだ…」
理樹「見た事あるの?」
恭介「ああ。これは少し前、俺が隣町へ行った時のことだ……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421589716
引用元: ・【kanon・AIR・クラナド・リトバス】祐一「へ?」朋也「ん?」理樹「えっ?」?「…」
Angel Beats! -1st beat- 【予約特典:ガルデモ未公開シングルCD「Million Star」/Na-Ga描き下ろし色紙 + Amazon.co.jp限定特典(A3タペストリー)付き】
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12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 21:05:02.30 ID:X299IFCz0
恭介「俺は就職活動のために徒歩で会社へ向かっていると金属バットの心地いい音が聞こえたのさ」
恭介『どれ少し見物していくか…』
「ふんっ!」
カキンッ
「なっ!?」
恭介『……ほお。一方は大学生でもう一方は女子供関係ない寄せ集めチームの様だか意外に実力は互角か…』
真人「へえ、まるで俺たちみたいだな」
恭介「色々あって遂に最終局面を迎えた。9回裏ツーアウト満塁、そしてバッターボックスには希望の青年!」
『岡崎さーん!頑張ってくださーいっ』
『………』
『…この町に勝利を』
恭介『どれ少し見物していくか…』
「ふんっ!」
カキンッ
「なっ!?」
恭介『……ほお。一方は大学生でもう一方は女子供関係ない寄せ集めチームの様だか意外に実力は互角か…』
真人「へえ、まるで俺たちみたいだな」
恭介「色々あって遂に最終局面を迎えた。9回裏ツーアウト満塁、そしてバッターボックスには希望の青年!」
『岡崎さーん!頑張ってくださーいっ』
『………』
『…この町に勝利を』
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 21:06:21.61 ID:X299IFCz0
葉留佳「で?で!?それからどうなったんですカ!?」
理樹(葉留佳さんが催促する)
恭介「ああ…それでそいつは見事打ちやがったよ、文句なしのホームランを…!」
葉留佳・真人・クド「「「か、かっこいいー(なのです)!!」」」
恭介「で、それに感動した俺は監督だった人に交流試合を求めたんだ」
恭介『なあアンタ!さっきの試合見たぜ!ぜひ今度ウチのチームの相手をしてやってくれ!』
『ほー、なかなか見る目あるじゃねーか。名前は?』
恭介『棗恭介』
『俺の名はそうだな…アッキーと呼べェ!!』
理樹(葉留佳さんが催促する)
恭介「ああ…それでそいつは見事打ちやがったよ、文句なしのホームランを…!」
葉留佳・真人・クド「「「か、かっこいいー(なのです)!!」」」
恭介「で、それに感動した俺は監督だった人に交流試合を求めたんだ」
恭介『なあアンタ!さっきの試合見たぜ!ぜひ今度ウチのチームの相手をしてやってくれ!』
『ほー、なかなか見る目あるじゃねーか。名前は?』
恭介『棗恭介』
『俺の名はそうだな…アッキーと呼べェ!!』
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 21:09:44.11 ID:X299IFCz0
秋生「という訳でまたまた試合をすることになった」
朋也(夜。目の前の男が長い前振りのあとにこう発表した)
朋也「話の流れからなんとなくそんな気はしてたけどなぁ…言っておくが俺は嫌だぞ?」
秋生「バカ、あの少年はお前の逆転劇を見て申し込んで来たんだぞ?ちったぁ喜べ」
朋也「あれはたまたまだって…」
渚「あの時の朋也さん凄くかっこよかったです!」
秋生「おうっ!こいつがやる気になるまで言ってやれ渚!」
朋也「勘弁してくれ…」
早苗「ちなみに場所はどこなんですか?」
秋生「少し遠くの大きな公園だ。美味しい昼ご飯を期待してるぞ早苗!」
早苗「はいっ頑張ります」
朋也「ったく、全員に聞かず勝手に決めやがって……どうせまた杏達に誘うのは俺たちなんだろ?」
渚「大丈夫です、きっと皆さん引き受けてくれます!」
朋也(この底なしの自信はどこから湧いてくるんだ…)
早苗「あ…」
秋生「ん?どうした早苗」
早苗「いえ、実はその日遠くから私の友達が来るんですが…」
秋生「ああー…そういえばそんな事も言ってたな。よし!一緒に連れて行こう!」
朋也(なんだこの計画性の無さは)
朋也(夜。目の前の男が長い前振りのあとにこう発表した)
朋也「話の流れからなんとなくそんな気はしてたけどなぁ…言っておくが俺は嫌だぞ?」
秋生「バカ、あの少年はお前の逆転劇を見て申し込んで来たんだぞ?ちったぁ喜べ」
朋也「あれはたまたまだって…」
渚「あの時の朋也さん凄くかっこよかったです!」
秋生「おうっ!こいつがやる気になるまで言ってやれ渚!」
朋也「勘弁してくれ…」
早苗「ちなみに場所はどこなんですか?」
秋生「少し遠くの大きな公園だ。美味しい昼ご飯を期待してるぞ早苗!」
早苗「はいっ頑張ります」
朋也「ったく、全員に聞かず勝手に決めやがって……どうせまた杏達に誘うのは俺たちなんだろ?」
渚「大丈夫です、きっと皆さん引き受けてくれます!」
朋也(この底なしの自信はどこから湧いてくるんだ…)
早苗「あ…」
秋生「ん?どうした早苗」
早苗「いえ、実はその日遠くから私の友達が来るんですが…」
秋生「ああー…そういえばそんな事も言ってたな。よし!一緒に連れて行こう!」
朋也(なんだこの計画性の無さは)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 21:29:35.21 ID:X299IFCz0
秋子「ということで今度私のお友達を訪ねるんですが…」
名雪「じゃあ私達はお留守番かなー」
祐一「大丈夫ですっ!いざとなりゃ俺だって料理も出来ますし安心して行って下さい」
真琴「えーっ!絶対祐一のご飯なんか食べたくない~!」
あゆ「僕もやだ~」
祐一「好き嫌いするんじゃありません。というかお前らまだ俺の飯食ったことないだろっ」
真琴「真琴も連れていって欲しいなぁ…」
祐一「わっ、ばか!」
秋子「了承」
祐一(しまったこの厚かましい願いを…わずか1秒で了承されてしまった)
秋子「2人もその日は学校お休みでしょう?」
名雪「私は練習あるけどすぐ帰ってくるなら」
祐一「俺は暇なんで大丈夫っす」
秋子「あゆちゃんは?」
あゆ「僕も大丈夫だよっ」
祐一「とか言ってずる休みじゃないだろうな」
あゆ「うぐぅ…そんなことないもん!」
名雪「じゃあ私達はお留守番かなー」
祐一「大丈夫ですっ!いざとなりゃ俺だって料理も出来ますし安心して行って下さい」
真琴「えーっ!絶対祐一のご飯なんか食べたくない~!」
あゆ「僕もやだ~」
祐一「好き嫌いするんじゃありません。というかお前らまだ俺の飯食ったことないだろっ」
真琴「真琴も連れていって欲しいなぁ…」
祐一「わっ、ばか!」
秋子「了承」
祐一(しまったこの厚かましい願いを…わずか1秒で了承されてしまった)
秋子「2人もその日は学校お休みでしょう?」
名雪「私は練習あるけどすぐ帰ってくるなら」
祐一「俺は暇なんで大丈夫っす」
秋子「あゆちゃんは?」
あゆ「僕も大丈夫だよっ」
祐一「とか言ってずる休みじゃないだろうな」
あゆ「うぐぅ…そんなことないもん!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 21:40:49.17 ID:X299IFCz0
国崎「はあ…はあ……」
ガクッ
国崎(こんな所で倒れる訳にはいかない…しかし俺の荷物が鉛の様に重く、足を引っ張ってくる。旅を決意して心配していた事が遂に起こるというのか……)
国崎「飢え死にだけは嫌だぁぁ!!」
「ママ、あの人どうしたの~?」
「シッ、見ちゃダメよっ」
国崎「くっ…しかしここは割と人も多い、もう少し進めばまた食パンの耳が無料で置いてあるスーパーに辿り着けるはずだ…っ!」
国崎(そうさ、まだ死ぬ訳にはいかない!)
ガクッ
国崎(こんな所で倒れる訳にはいかない…しかし俺の荷物が鉛の様に重く、足を引っ張ってくる。旅を決意して心配していた事が遂に起こるというのか……)
国崎「飢え死にだけは嫌だぁぁ!!」
「ママ、あの人どうしたの~?」
「シッ、見ちゃダメよっ」
国崎「くっ…しかしここは割と人も多い、もう少し進めばまた食パンの耳が無料で置いてあるスーパーに辿り着けるはずだ…っ!」
国崎(そうさ、まだ死ぬ訳にはいかない!)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 22:37:05.96 ID:X299IFCz0
真人「筋肉~筋肉が通りまぁ~す!」
謙吾「ご協力お願いしまーす!」
クド「わ、わふー!ボール返してくださーい!」
ヴェルカ「ハッハッ!」
理樹(試合が近付くにつれ、皆なんだかんだでやる気になっていった。あとは怪我なく無事にその日を迎えるのみ!……だったらいいんだけど…)
謙吾「ご協力お願いしまーす!」
クド「わ、わふー!ボール返してくださーい!」
ヴェルカ「ハッハッ!」
理樹(試合が近付くにつれ、皆なんだかんだでやる気になっていった。あとは怪我なく無事にその日を迎えるのみ!……だったらいいんだけど…)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 22:50:20.83 ID:X299IFCz0
部室
朋也「頼む、この通りだ」
渚「お願いしますっ」
杏「はあ、またぁ!?……別にいいけど、今度からそういう事は前もって言ってもらわないと困るわよ」
春原「僕としては渚ちゃんにイイトコ見せられるし願ったり叶ったりだけどねぇー」
ことみ「私ももう一度野球やりたいのっ」
朋也「おお悪いな皆」
朋也(1人動機が不純だったが聞かなかったことにしよう)
春原「それに相手は僕らと同じ高校生でしかも女子も混ざってるんでしょ?そんなら楽勝楽勝!」
朋也「またそんなこと言ってたら酷い目にあうぞ…」
春原「そんなことあるわけ……ぐえっ」
朋也(窓の方から硬球ボールが春原の頬に抱きついた)
智代「すまーん!そっちにボールが飛んで行かなかったかー?」
朋也「もしかしてこれか?」
朋也(今は亡き友人からボールをひったくる)
智代「ああそれだ。いやすまないな、急遽代理でピッチャーをやっていたんだ」
春原「お…お前……絶対わざとだろ……」
ガクッ
朋也「ところで智代、今度またみんなで野球の試合があるんだがお前も来ないか?」
智代「ふむ…いつか知らないが私も予定はある。当日用事が無ければ喜んで駆けつけよう」
朋也「ありがとうな」
朋也(あとは大人のメンツに声を掛けるだけだ。また上手くバットを振る練習をしておかなくちゃな)
朋也「頼む、この通りだ」
渚「お願いしますっ」
杏「はあ、またぁ!?……別にいいけど、今度からそういう事は前もって言ってもらわないと困るわよ」
春原「僕としては渚ちゃんにイイトコ見せられるし願ったり叶ったりだけどねぇー」
ことみ「私ももう一度野球やりたいのっ」
朋也「おお悪いな皆」
朋也(1人動機が不純だったが聞かなかったことにしよう)
春原「それに相手は僕らと同じ高校生でしかも女子も混ざってるんでしょ?そんなら楽勝楽勝!」
朋也「またそんなこと言ってたら酷い目にあうぞ…」
春原「そんなことあるわけ……ぐえっ」
朋也(窓の方から硬球ボールが春原の頬に抱きついた)
智代「すまーん!そっちにボールが飛んで行かなかったかー?」
朋也「もしかしてこれか?」
朋也(今は亡き友人からボールをひったくる)
智代「ああそれだ。いやすまないな、急遽代理でピッチャーをやっていたんだ」
春原「お…お前……絶対わざとだろ……」
ガクッ
朋也「ところで智代、今度またみんなで野球の試合があるんだがお前も来ないか?」
智代「ふむ…いつか知らないが私も予定はある。当日用事が無ければ喜んで駆けつけよう」
朋也「ありがとうな」
朋也(あとは大人のメンツに声を掛けるだけだ。また上手くバットを振る練習をしておかなくちゃな)
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/19(月) 23:01:34.38 ID:X299IFCz0
祐一「火と電気は消したな?」
名雪「うんっ」
祐一「サイフ良し、着替えよし、歯磨きセットよし、真琴よし!さあ行きましょう秋子さん」
真琴「あうーっ!なんで真琴も忘れ物チェックの中に入ってるのっ!」
秋子「新幹線で行くことになります。皆さんお手洗いはすませましたね?」
「「「はーい!」」」
秋子「うふふ。では出発しましょうか」
祐一(だが秋子さんの友達とはいったいどんな人なんだろうか。パン屋さんを営んでいる人の嫁さんと聞いたが以前あの謎ジャムを塗ったパンを作ったことがあるらしいしロクな人ではないだろう)
名雪「うんっ」
祐一「サイフ良し、着替えよし、歯磨きセットよし、真琴よし!さあ行きましょう秋子さん」
真琴「あうーっ!なんで真琴も忘れ物チェックの中に入ってるのっ!」
秋子「新幹線で行くことになります。皆さんお手洗いはすませましたね?」
「「「はーい!」」」
秋子「うふふ。では出発しましょうか」
祐一(だが秋子さんの友達とはいったいどんな人なんだろうか。パン屋さんを営んでいる人の嫁さんと聞いたが以前あの謎ジャムを塗ったパンを作ったことがあるらしいしロクな人ではないだろう)
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:13:05.09 ID:m0mcXKQ60
新幹線
祐一「しかし本当に行くことになるとはなあ」
「お弁当はいかがですかー?」
祐一「ああ、5つ下さい」
真琴「ねーねー肉まんあるー?」
「ごめんなさい、それはちょっと…」
祐一「乗務員さんを困らせない」
祐一(真琴はそれでも肉まんの素晴らしさについて大声で説明したので俺はお前の頭上に降りてくるのは俺のチョップだと説明した)
真琴「あうー…肉まんー…」
祐一「まだ言うかお前はっ」
秋子「そうね、新幹線を降りたら買いましょう」
真琴「本当!?」
あゆ「僕はたい焼きがいいな!」
秋子「はいはい」
祐一「秋子さんは甘過ぎるんですって!」
秋子「せっかくの旅行だしこれぐらいはしてあげないと」
祐一「まったくお前ら居候の癖して…」
名雪「それは祐一も一緒だよ~」
祐一「俺はちゃんと事情があるの!」
真琴「あぅー!私もちゃんとあるわよう」
あゆ「僕も!」
祐一「うるっさぁーい!」
祐一(このあと夜になっても横から真琴のイタズラを返り討ちにするのに忙しく、結局眠りについたのは遅くだった)
祐一「しかし本当に行くことになるとはなあ」
「お弁当はいかがですかー?」
祐一「ああ、5つ下さい」
真琴「ねーねー肉まんあるー?」
「ごめんなさい、それはちょっと…」
祐一「乗務員さんを困らせない」
祐一(真琴はそれでも肉まんの素晴らしさについて大声で説明したので俺はお前の頭上に降りてくるのは俺のチョップだと説明した)
真琴「あうー…肉まんー…」
祐一「まだ言うかお前はっ」
秋子「そうね、新幹線を降りたら買いましょう」
真琴「本当!?」
あゆ「僕はたい焼きがいいな!」
秋子「はいはい」
祐一「秋子さんは甘過ぎるんですって!」
秋子「せっかくの旅行だしこれぐらいはしてあげないと」
祐一「まったくお前ら居候の癖して…」
名雪「それは祐一も一緒だよ~」
祐一「俺はちゃんと事情があるの!」
真琴「あぅー!私もちゃんとあるわよう」
あゆ「僕も!」
祐一「うるっさぁーい!」
祐一(このあと夜になっても横から真琴のイタズラを返り討ちにするのに忙しく、結局眠りについたのは遅くだった)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:20:38.13 ID:m0mcXKQ60
あゆ「んん~着いたね!」
真琴「肉まん♪肉まん♪」
祐一「お前完全に当初の目的忘れてるだろ」
秋子「今メールが来たんですがあの人は草野球の交流試合を見ることになったそうです。一緒にどうですか?」
祐一「ええもちろん」
秋子「ちなみに旦那さんがチームを率いてるらしいですよ」
祐一「へえ、元気が良さそうな人ですね」
名雪「じゃあピクニックみたいな感じでお昼ご飯になるのかなぁ」
祐一「ま、とりあえず今は朝ご飯だ!」
あゆ「えへへ、もうお腹ペコペコだったよ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:33:16.83 ID:m0mcXKQ60
当日
公園
朋也「こ、来れない!?」
美佐江『いやごめんね…急に風邪引いちゃって……ごほっ』
朋也(咳き込む声が電話から鳴る。確かに聞いてるだけで風邪が移りそうだ)
渚「そんなこと無いですっ、ゆっくり焦らず治して下さい!」
美佐江『ドタキャンみたいでごめんねぇ~…』
春原「まったくみたい、じゃなくてドタキャンそのものだって言うの。普段偉そうにしてる癖に本番になるとこれなんだから…」
美佐江『前は来たでしょうが……あんた帰ったら覚えておきなさいよ…?』
春原「ヒ、ヒィィイ!ごめんなさい、ごめんなさい!」
朋也(見える訳でも無しに春原が携帯に向かって謝罪している)
公園
朋也「こ、来れない!?」
美佐江『いやごめんね…急に風邪引いちゃって……ごほっ』
朋也(咳き込む声が電話から鳴る。確かに聞いてるだけで風邪が移りそうだ)
渚「そんなこと無いですっ、ゆっくり焦らず治して下さい!」
美佐江『ドタキャンみたいでごめんねぇ~…』
春原「まったくみたい、じゃなくてドタキャンそのものだって言うの。普段偉そうにしてる癖に本番になるとこれなんだから…」
美佐江『前は来たでしょうが……あんた帰ったら覚えておきなさいよ…?』
春原「ヒ、ヒィィイ!ごめんなさい、ごめんなさい!」
朋也(見える訳でも無しに春原が携帯に向かって謝罪している)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:49:35.60 ID:m0mcXKQ60
朋也「そういえばまだ芳野さんも来てないな…」
ブーブー
朋也(携帯からメールが来た。どうやら芳野さん本人のだろう)
芳野『元気にしているか?芳野だ。実は今日行けなくなってしまった…というのも風が俺に囁くのさ「相手チームと会うな。特にそのリーダーと喋るな」とな。これはどういうことか俺にも分からない、ただ一つ言えるとしたら俺の体温が37.8度だということだけだ』
朋也「つまり芳野さんも風邪なんじゃねーか!」
杏「ええーっ!それじゃあどうするのよ!?人足りないんじゃないのっ!」
秋生「困ったな。これじゃあ俺が3人分になるか…いや、既に俺ひとりで100人力は出してるしこれ以上身体に負担をかけるとまずい」
早苗「数合わせだけなら私も出ましょうか?」
秋生「ふっ、馬鹿言うな早苗。お前がベンチに居ないんじゃ誰が麦茶をついでくれるんだ?」
早苗「秋生さん…」
朋也「いやここただの公園だしベンチなんか無いだろ」
秋生「てめえ!せっかくの空気をぶち壊しにすんじゃねーよっっ」
智代「だがこれは本当にどうにかせねばならないだろう。最低でもあと2人は見つけないと…」
ブーブー
朋也(携帯からメールが来た。どうやら芳野さん本人のだろう)
芳野『元気にしているか?芳野だ。実は今日行けなくなってしまった…というのも風が俺に囁くのさ「相手チームと会うな。特にそのリーダーと喋るな」とな。これはどういうことか俺にも分からない、ただ一つ言えるとしたら俺の体温が37.8度だということだけだ』
朋也「つまり芳野さんも風邪なんじゃねーか!」
杏「ええーっ!それじゃあどうするのよ!?人足りないんじゃないのっ!」
秋生「困ったな。これじゃあ俺が3人分になるか…いや、既に俺ひとりで100人力は出してるしこれ以上身体に負担をかけるとまずい」
早苗「数合わせだけなら私も出ましょうか?」
秋生「ふっ、馬鹿言うな早苗。お前がベンチに居ないんじゃ誰が麦茶をついでくれるんだ?」
早苗「秋生さん…」
朋也「いやここただの公園だしベンチなんか無いだろ」
秋生「てめえ!せっかくの空気をぶち壊しにすんじゃねーよっっ」
智代「だがこれは本当にどうにかせねばならないだろう。最低でもあと2人は見つけないと…」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 20:51:31.54 ID:lgunCdLn0
恭介「~~♪」
理樹(車内で恭介は鼻歌まじりにハンドルを握る)
理樹「ねえ恭介、他の人達ってどんな人なの?」
恭介「草野球のか」
理樹「うん。相手は大学生チームだったんでしょ?」
恭介「そうだな…たとえば一見普通の体型をしていてもヒットは当たり前な女子なんかもいたな。あれも高校生だろう」
理樹「!?」
来ヶ谷「……?」
理樹(それって来ヶ谷さんのことじゃないのかと振り返ってみたけど当の本人は僕に微笑み返してきただけだった)
理樹「ま、負ける気しかしないんだけど…」
恭介「おいおい戦う前から不吉なこと言うなって…おっ!ほら、見えてきたぞ!」
理樹(車越しに見えたのは大きな公園だった。遊具は一切なかったがとても広くて野球を行うにはうってつけの場所だ)
小毬「わぁ~!とぉっても広いねぇ~っ」
葉留佳「うひょー!武者震いがしてきますネ!…あっ、あれじゃないですカ?」
理樹(葉留佳さんが指差した辺りに男女数名が立っていた。レジャーシートも広げている)
恭介「ようし、この車を停めたらさっそく行こう」
真人『いやっほーう!!』
理樹(車の上からも意気込みが伝わってきた)
理樹(車内で恭介は鼻歌まじりにハンドルを握る)
理樹「ねえ恭介、他の人達ってどんな人なの?」
恭介「草野球のか」
理樹「うん。相手は大学生チームだったんでしょ?」
恭介「そうだな…たとえば一見普通の体型をしていてもヒットは当たり前な女子なんかもいたな。あれも高校生だろう」
理樹「!?」
来ヶ谷「……?」
理樹(それって来ヶ谷さんのことじゃないのかと振り返ってみたけど当の本人は僕に微笑み返してきただけだった)
理樹「ま、負ける気しかしないんだけど…」
恭介「おいおい戦う前から不吉なこと言うなって…おっ!ほら、見えてきたぞ!」
理樹(車越しに見えたのは大きな公園だった。遊具は一切なかったがとても広くて野球を行うにはうってつけの場所だ)
小毬「わぁ~!とぉっても広いねぇ~っ」
葉留佳「うひょー!武者震いがしてきますネ!…あっ、あれじゃないですカ?」
理樹(葉留佳さんが指差した辺りに男女数名が立っていた。レジャーシートも広げている)
恭介「ようし、この車を停めたらさっそく行こう」
真人『いやっほーう!!』
理樹(車の上からも意気込みが伝わってきた)
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 21:11:30.82 ID:TBD+iGpQ0
公園
国崎「………」
国崎(ダメだ。もう限界が来た。スーパーの試食コーナーも既に空となり人形劇の収入もイマイチと来た。消化液は俺の胃袋を攻撃し、意識を朦朧とさせる。すいませんお母様、特に大きなことも果たせず俺はここで散るらしい)
バタン
名雪「うわあ大きい所だね祐一!」
祐一(確かに大きい。ちゃんとフェンスも用意されていて、何故ここが有料じゃないのか不思議な程設備も整っている)
祐一「ここでやるんですね?」
秋子「はい、今電話を掛けますね」
秋生「そもそも正規の野球じゃねえんだしこの人数でも大丈夫じゃないのかぁ?」
渚「それはダメです!野球というのは9人集まってこそ…」
プルルル
早苗「ああ、ごめんなさいっ。お友達からです……もしもし…はい…はい、もう来ているんですね。分かりました、では…あっ今こちらから見えますよ?はい…後ろです」
朋也(早苗さんが手を振った。遠くから見ると確かに5人の姿が確認出来る)
秋生「……見ろ坊主。あの中で2人ほど使える奴はいるか?」
朋也「おいおい嘘だろ……」
朋也(近づいてくる5人を指しておっさんが言う)
智代「彼らをメンバーに加えるつもりなんですか?」
春原「でもあいつとか背も高い方だし仲間に出来そうじゃないっすかねぇ?」
秋生「だよな!よし早苗、あのガキどもにうまいパンをやってくれ!」
早苗「ワイロですね?分かりましたっ」
朋也「本当に参加させる気かよ…。仮にあっちがOKしてくれるとしても他は皆女の子っぽいぞ?」
杏「なによ私達は女の子じゃないって訳!?」
朋也(聞こえていたか)
春原「いやあんたらはどう見ても怪物でしょうが…」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 21:13:52.73 ID:TBD+iGpQ0
恭介「よし、じゃあ皆各自の荷物を持って行ってくれ」
小毬「はぁ~い」
謙吾「西園、そのクーラーボックスは重いだろう?持っていってやるぞ」
西園「ありがとうございます。力持ちですね」
謙吾「なぁに、こんなもの軽い軽いっ」
真人「……おいお前ら、そのグローブとか重いだろ?全部持って行ってやるよ」
クド「わふー?いいんですかっ?」
真人「ふんっ、こんなもの軽い軽いっ!」
謙吾「………おいお前ら。そこの荷物全部俺に寄越せ」
来ヶ谷「流石に1人では無理があると思うが…」
謙吾「ふ、ふはは!こんなもの軽過ぎてあくびが出るわ!」
真人「あっ、てめえズルいぞ!」
理樹「くだらない所で張り合わないでよ…」
謙吾「ふっ…悪いがこの勝負、お前はもう担ぐものが無いから俺の勝ちの様だな」
理樹(静止を聞かず謙吾が勝ち誇った顔でいう)
真人「いや…まだ何か……あっ!そうだ。なあ鈴、お前重いだろ?背負ってやるよっ」
理樹(と、いい笑顔で真人)
鈴「余計なお世話じゃボケェーッ!!」
ゴツンッ
理樹(鈴のハイキックが真人の顔面に炸裂した。しかしそれでも両腕、両肩の荷物を落とさないのは流石真人と言ったところか)
真人「……ふ、ふいまへんへひた…」
理樹「とにかく早く行こうよっ、あの人達もきっと待ってるよ?」
恭介「その通りだな。いざ出陣!」
小毬「はぁ~い」
謙吾「西園、そのクーラーボックスは重いだろう?持っていってやるぞ」
西園「ありがとうございます。力持ちですね」
謙吾「なぁに、こんなもの軽い軽いっ」
真人「……おいお前ら、そのグローブとか重いだろ?全部持って行ってやるよ」
クド「わふー?いいんですかっ?」
真人「ふんっ、こんなもの軽い軽いっ!」
謙吾「………おいお前ら。そこの荷物全部俺に寄越せ」
来ヶ谷「流石に1人では無理があると思うが…」
謙吾「ふ、ふはは!こんなもの軽過ぎてあくびが出るわ!」
真人「あっ、てめえズルいぞ!」
理樹「くだらない所で張り合わないでよ…」
謙吾「ふっ…悪いがこの勝負、お前はもう担ぐものが無いから俺の勝ちの様だな」
理樹(静止を聞かず謙吾が勝ち誇った顔でいう)
真人「いや…まだ何か……あっ!そうだ。なあ鈴、お前重いだろ?背負ってやるよっ」
理樹(と、いい笑顔で真人)
鈴「余計なお世話じゃボケェーッ!!」
ゴツンッ
理樹(鈴のハイキックが真人の顔面に炸裂した。しかしそれでも両腕、両肩の荷物を落とさないのは流石真人と言ったところか)
真人「……ふ、ふいまへんへひた…」
理樹「とにかく早く行こうよっ、あの人達もきっと待ってるよ?」
恭介「その通りだな。いざ出陣!」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 21:24:20.55 ID:TBD+iGpQ0
春原「おっ。見ろよ岡崎!あっちから来てるのってさぁ…」
朋也「ん?」
朋也(男の値踏みをしていた春原が別方向を向いて俺に呼びかけた)
真人「あれっ…なあ理樹、あれが対戦相手なら横から来てるのは何なんだ?」
理樹「えっ?」
理樹(真人がいう方を見ると確かに謎の数人が僕らと同じく彼らの方へ歩いてきていた)
名雪「ねえ祐一、あそこの方から歩いて来ている人達って誰なのかな」
祐一「へっ?」
祐一(名雪が指差した所には10人ほどの男女が談笑しながら秋子さんの友達の人達の方へ向かっていた。年は同じくらいだと思う)
国崎「…」
国崎(………zzz)
朋也「ん?」
朋也(男の値踏みをしていた春原が別方向を向いて俺に呼びかけた)
真人「あれっ…なあ理樹、あれが対戦相手なら横から来てるのは何なんだ?」
理樹「えっ?」
理樹(真人がいう方を見ると確かに謎の数人が僕らと同じく彼らの方へ歩いてきていた)
名雪「ねえ祐一、あそこの方から歩いて来ている人達って誰なのかな」
祐一「へっ?」
祐一(名雪が指差した所には10人ほどの男女が談笑しながら秋子さんの友達の人達の方へ向かっていた。年は同じくらいだと思う)
国崎「…」
国崎(………zzz)
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 21:31:14.99 ID:TBD+iGpQ0
朋也(自然と2つの集団が俺たちの元へ集まって来た。俺なら気まずいと思える環境で最初に口を開いたのはおっさんだった)
秋生「レディースエンドジェントルメーン!よく集まってくれた!俺は古河ベイカーズ監督兼ピッチャーの古河秋生だ。アッキーと呼んでくれ」
理樹(男の人_____古河さんが周りの人全員に聞こえるような大声でそう言うと恭介も負けてなるものかと叫ぶ)
恭介「こちらこそ今日はよろしく頼む!俺の名は棗恭介…この野球チーム、人呼んでリトルバスターズのリーダーを担っている。ちなみにこれが次期キャプテン候補の直枝理樹」
理樹「あ…えっと、どうも直枝理樹ですっ。……ていうか年上の人にタメ口でいいの?」
秋生「構わねえよ、俺たちはお互いライバルだ。そこに上も下もねぇ!……えーーっとそれで…」
祐一(古河秋生と名乗る人は俺達の方へ期待の目線を向ける。別に俺たちも試合をやる訳ではないがこうなっては自己紹介をするしかないらしいと口を開いた瞬間、秋子さんが丁寧な口調で言った)
秋子「自己紹介をありがとうございます。どうも皆さんこんにちは、水瀬秋子といいます。こちらの早苗さんとは友人で、今日は皆さんの試合を見学する事になりました。どうぞよろしくお願いします」
恭介「ああ、そういうことですか。本日はこちらこそよろしくお願いします」
秋生「そんでだ!早速だが俺たちは少し困ったことがあるんだが…」
秋生「レディースエンドジェントルメーン!よく集まってくれた!俺は古河ベイカーズ監督兼ピッチャーの古河秋生だ。アッキーと呼んでくれ」
理樹(男の人_____古河さんが周りの人全員に聞こえるような大声でそう言うと恭介も負けてなるものかと叫ぶ)
恭介「こちらこそ今日はよろしく頼む!俺の名は棗恭介…この野球チーム、人呼んでリトルバスターズのリーダーを担っている。ちなみにこれが次期キャプテン候補の直枝理樹」
理樹「あ…えっと、どうも直枝理樹ですっ。……ていうか年上の人にタメ口でいいの?」
秋生「構わねえよ、俺たちはお互いライバルだ。そこに上も下もねぇ!……えーーっとそれで…」
祐一(古河秋生と名乗る人は俺達の方へ期待の目線を向ける。別に俺たちも試合をやる訳ではないがこうなっては自己紹介をするしかないらしいと口を開いた瞬間、秋子さんが丁寧な口調で言った)
秋子「自己紹介をありがとうございます。どうも皆さんこんにちは、水瀬秋子といいます。こちらの早苗さんとは友人で、今日は皆さんの試合を見学する事になりました。どうぞよろしくお願いします」
恭介「ああ、そういうことですか。本日はこちらこそよろしくお願いします」
秋生「そんでだ!早速だが俺たちは少し困ったことがあるんだが…」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/26(月) 22:11:11.97 ID:JSGf1ug20
理樹「困ったこと?」
秋生「実はメンバーが2人足りないんだ」
理樹(古河さんは大きく、わざとらしくため息をついた)
秋生「別に7人でやっても余裕だがルールはルールだしなぁ…」
朋也「なんで挑発的なんだよアンタは!」
真人「いやいや流石に7人とあっちゃ試合にすらなりゃしないね。11人で顧客という所だろうな!」
理樹「真人も喧嘩腰にならないでってば!それと顧客じゃなくて互角でしょ?」
祐一「あ、あの~それなら俺やりましょうか?どうせ見るだけだったし」
理樹(と、友だちの人が申し出た)
秋生「実はメンバーが2人足りないんだ」
理樹(古河さんは大きく、わざとらしくため息をついた)
秋生「別に7人でやっても余裕だがルールはルールだしなぁ…」
朋也「なんで挑発的なんだよアンタは!」
真人「いやいや流石に7人とあっちゃ試合にすらなりゃしないね。11人で顧客という所だろうな!」
理樹「真人も喧嘩腰にならないでってば!それと顧客じゃなくて互角でしょ?」
祐一「あ、あの~それなら俺やりましょうか?どうせ見るだけだったし」
理樹(と、友だちの人が申し出た)
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/26(月) 22:16:49.04 ID:JSGf1ug20
秋生「おお、そいつは助かる!まさか自分から言い出してくれるとはな」
理樹「いつかは言うつもりだったんだ…」
名雪「2人足りないなら私も出ようかな?私は女の子だけど…」
来ヶ谷「それについては心配無用だ。こちらも女子は居る…というか女子の方がぶっちゃけ多い」
秋生「なんだとぉ!?お前らふざけてんのかっ」
朋也「俺たちが言えることじゃねえだろ…」
ことみ「?」
理樹「いつかは言うつもりだったんだ…」
名雪「2人足りないなら私も出ようかな?私は女の子だけど…」
来ヶ谷「それについては心配無用だ。こちらも女子は居る…というか女子の方がぶっちゃけ多い」
秋生「なんだとぉ!?お前らふざけてんのかっ」
朋也「俺たちが言えることじゃねえだろ…」
ことみ「?」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 14:30:58.62 ID:vPpU3rEE0
祐一「しかし野球か…高校での実技はないしこいつは中学以来だ」
謙吾「そういえば年を聞いていなかったな」
祐一「えっと…」
謙吾「宮沢謙吾という。俺はこいつらと同じ高校2年だ」
祐一「2年!?俺と同い年じゃねーかっ」
祐一(てっきり物腰からして年上かと思っていたが…)
秋生「へえ!それじゃこっちは年上なんじゃないか?」
理樹(古河さんが後ろの人達を振り向く)
朋也「ああその通りだな。だが同じ高校って訳でもねーしタメでも構わねえよ」
春原「えっマジで!?…おいコラメロンパン買ってこいよ2年!」
理樹(金髪の人が恭介がつっかかる)
恭介「あ、悪いな俺は3年だ」
春原「もはや何が何やら!」
秋子「混乱するのでしたら一度自己紹介をしてみてはいかがですか?」
智代「それはいい案だ。これだけの大人数だと名前を知っておいておきたいところだからな」
秋生「じゃあ渚、お前から言ってみろ」
渚「ええーっ!私ですかーっ!」
理樹(そんな流れで自己紹介大会が始まっていった……)
謙吾「そういえば年を聞いていなかったな」
祐一「えっと…」
謙吾「宮沢謙吾という。俺はこいつらと同じ高校2年だ」
祐一「2年!?俺と同い年じゃねーかっ」
祐一(てっきり物腰からして年上かと思っていたが…)
秋生「へえ!それじゃこっちは年上なんじゃないか?」
理樹(古河さんが後ろの人達を振り向く)
朋也「ああその通りだな。だが同じ高校って訳でもねーしタメでも構わねえよ」
春原「えっマジで!?…おいコラメロンパン買ってこいよ2年!」
理樹(金髪の人が恭介がつっかかる)
恭介「あ、悪いな俺は3年だ」
春原「もはや何が何やら!」
秋子「混乱するのでしたら一度自己紹介をしてみてはいかがですか?」
智代「それはいい案だ。これだけの大人数だと名前を知っておいておきたいところだからな」
秋生「じゃあ渚、お前から言ってみろ」
渚「ええーっ!私ですかーっ!」
理樹(そんな流れで自己紹介大会が始まっていった……)
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/26(月) 23:02:21.02 ID:JSGf1ug20
あゆ「月宮あゆです!年は祐一君と同じで、好きな本は旧聖書かな!」
祐一「こらこら嘘を吐くな嘘を。だいたいお前本なんてほとんど読まないだろっ」
あゆ「うぐぅ…そんなことないもんっ。ただ一ノ瀬さんや能美さんの読んでるのが難しそうでかっこいいから!」
秋生「ともかく自己紹介はこれで全員終わったな?それじゃあ早速試合を始めたいんだが2人は服持ってきてるか?」
祐一「一応リュックにパジャマ用のジャージがありますけど…」
名雪「私もー」
秋生「上出来だ!トイレで着替えてきてくれ」
理樹(数十分後、2人は帰ってきた)
祐一「これでいいのか?」
朋也「ああ、道具は用意してあるからもう必要な物はないだろう」
秋生「じゃあやっと始めることが出来るな…」
理樹(目にはギラギラと勝利を渇望する意が見える)
恭介「こいつで先攻後攻を決めよう。」
理樹(取り出したのは100円硬貨。コイントスの様だ)
秋生「表」
恭介「なら俺は裏だな…」
ピンッ
理樹(指で弾く心地よい金属音で銀色のチップが空中へ飛び、恭介の手の甲に帰ってきた。僕らはその手を覗き込む)
恭介「こいつは……」
秋生「表だ。じゃあさっそく先攻で行くぜ!」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 21:52:46.25 ID:vPpU3rEE0
恭介「あーっ!しまった!」
早苗「どうかされましたか?」
恭介「審判が…っ!」
理樹(恭介が肩から崩れ落ちる)
秋生「本当だ…チーム集めを考え過ぎてて審判が居ねえの忘れてた…!」
理樹(火をつけていない煙草がポロリと地面に落ちる)
恭介「この中で審判をやれそうなのは…」
あゆ「僕はあんまりルール分からないなあ」
椋「ごめんなさい…」
秋生「町内会の誰かを連れてくるべきだったか……ん?」
「……」
理樹(古河さんがたまたま通りかかった人を見つめる。その女の人はスーツ姿だった)
秋生「おーい!」
春原「まさか頼みに行ったんじゃないのあの人!?」
理樹(その予想は当たりだった。遠くで何を話しているのか分からなかったが車の方を指すと女の人は上機嫌でこちらへかけてきた)
秋生「テメーら!審判が見つかったぜっ!」
朋也「……ある意味すげーよこの人」
秋生「紹介しよう」
「んんっ……」
理樹(一度咳き込むと元気良く挨拶をしてくれた)
春子「えー神尾春子ー言います!どーぞよろしゅーなっ!」
恭介「はい拍手~」
パチパチ
祐一・朋也・理樹(((関西弁!?)))
早苗「どうかされましたか?」
恭介「審判が…っ!」
理樹(恭介が肩から崩れ落ちる)
秋生「本当だ…チーム集めを考え過ぎてて審判が居ねえの忘れてた…!」
理樹(火をつけていない煙草がポロリと地面に落ちる)
恭介「この中で審判をやれそうなのは…」
あゆ「僕はあんまりルール分からないなあ」
椋「ごめんなさい…」
秋生「町内会の誰かを連れてくるべきだったか……ん?」
「……」
理樹(古河さんがたまたま通りかかった人を見つめる。その女の人はスーツ姿だった)
秋生「おーい!」
春原「まさか頼みに行ったんじゃないのあの人!?」
理樹(その予想は当たりだった。遠くで何を話しているのか分からなかったが車の方を指すと女の人は上機嫌でこちらへかけてきた)
秋生「テメーら!審判が見つかったぜっ!」
朋也「……ある意味すげーよこの人」
秋生「紹介しよう」
「んんっ……」
理樹(一度咳き込むと元気良く挨拶をしてくれた)
春子「えー神尾春子ー言います!どーぞよろしゅーなっ!」
恭介「はい拍手~」
パチパチ
祐一・朋也・理樹(((関西弁!?)))
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 21:55:25.48 ID:vPpU3rEE0
恭介「いいか鈴、いつも通りに集中しろ」
鈴「うん」
恭介「お前らもいいな?相手は俺たちと互角かそれ以上と言っていい。今までの練習の成果を見せつけてやろうぜ!さあ散らばれ!」
真人「いやっほーう!」
秋生「いいか野郎ども…」
ことみ「私は野郎じゃないの」
秋生「…いいか皆…」
朋也「言い直すのかよ」
秋生「相手の実力は未知数だ。俺がノーヒットノーランにするのは当たり前だがもしもすっぽ抜けたらそん時は頼んだぜ?」
祐一(やっぱり相当な自信家だな、この人は)
春子「ほなええな?よっしゃ、プレイボール!!」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 21:57:39.60 ID:vPpU3rEE0
鈴「もー投げていいのか?」
恭介「どんとこい!」
秋子「まあ可愛いピッチャーですね」
早苗「そうですね。どちらにも頑張ってほしいですっ」
鈴「ん、とりゃっ」
ビシュッ
パンッ
春子「ストライークっ!」
秋生「なっ!?」
理樹(鈴の球は綺麗にミットへ収まった。前回の様な心配はしなくていいらしい)
朋也「速過ぎだろ…」
智代「この間の大学生と同じぐらいの速さだな。面白い」
恭介「どんとこい!」
秋子「まあ可愛いピッチャーですね」
早苗「そうですね。どちらにも頑張ってほしいですっ」
鈴「ん、とりゃっ」
ビシュッ
パンッ
春子「ストライークっ!」
秋生「なっ!?」
理樹(鈴の球は綺麗にミットへ収まった。前回の様な心配はしなくていいらしい)
朋也「速過ぎだろ…」
智代「この間の大学生と同じぐらいの速さだな。面白い」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 21:58:59.42 ID:vPpU3rEE0
秋生「ふっ、少し舐めてかかっちまったぜ。だが今ので貴様の速さは見切っ…!」
バンッ
春子「ツーストライク!」
秋生「最後まで言わせろよっっ」
鈴「?」
鈴「んっ」
シュッ
秋生「だりゃ!」
カキンッ
鈴「っ!」
理樹(打たれた。ボールは葉留佳さん達センターの方向へ飛んでいった)
葉留佳「ほいさっ」
理樹(ワンバウンドして葉留佳さんがファーストの真人へ投げる)
秋生「うぉおおお!」
真人「オーライ!」
パシッ
あゆ「セーフ!」
理樹(結果はヒットだった)
鈴「うりゅ…」
真人「気にすんな鈴ーっ!」
小毬「うんっ、まだまだこれからだよーっ」
理樹(鈴がコクリと頷く)
智代「次は私か」
杏「よぉーしバンバン打ってきなさーい!」
芽衣「頑張ってきてくださーいっ」
渚「皆さん今日はとても張り切ってます!」
朋也「俺たちも頑張らなきゃな」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/28(水) 22:00:44.48 ID:vPpU3rEE0
鈴「いーっや!」
グンッ
智代「!」
ブンッ
春子「おお…ストライクっ!」
祐一「おいおい勘弁してくれよ…」
春原「変化球とかアリかよ!今のどう見てもナックルだったろっ!?」
恭介「いいや、猫の魂が入っているので『ニャーブ』だ」
理樹(恭介がほくそ笑む。いつの間に変化球を自分でコントロール出来る様になったんだろう…)
智代「鈴も本気ということか」
朋也(グリップをきつく握り返した)
鈴「それっ!」
智代「はぁぁーっ!!」
カンッ
春子「ファール!」
朋也(球はホームラン級の飛距離だったが僅かに右へ逸れた)
智代「ふふっ…」
鈴「むっ…」
理樹(ここからが長かった)
鈴「っ!」
ビュッ
智代「はあっ!」
キンッ
春子「…ファール…」
春原「エース対決ったってこういう展開はもっと後にしてくれなくちゃなー」
真琴「もう飽きちゃった。寝てていい?」
祐一「ストレートに言い過ぎなんだよお前はっ!!」
祐一(幸い2人は周りの声が聞こえないらしい)
グンッ
智代「!」
ブンッ
春子「おお…ストライクっ!」
祐一「おいおい勘弁してくれよ…」
春原「変化球とかアリかよ!今のどう見てもナックルだったろっ!?」
恭介「いいや、猫の魂が入っているので『ニャーブ』だ」
理樹(恭介がほくそ笑む。いつの間に変化球を自分でコントロール出来る様になったんだろう…)
智代「鈴も本気ということか」
朋也(グリップをきつく握り返した)
鈴「それっ!」
智代「はぁぁーっ!!」
カンッ
春子「ファール!」
朋也(球はホームラン級の飛距離だったが僅かに右へ逸れた)
智代「ふふっ…」
鈴「むっ…」
理樹(ここからが長かった)
鈴「っ!」
ビュッ
智代「はあっ!」
キンッ
春子「…ファール…」
春原「エース対決ったってこういう展開はもっと後にしてくれなくちゃなー」
真琴「もう飽きちゃった。寝てていい?」
祐一「ストレートに言い過ぎなんだよお前はっ!!」
祐一(幸い2人は周りの声が聞こえないらしい)
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/29(木) 00:00:59.80 ID:VgsTfKHw0
キンッカンッ
真人「おい謙吾…」
謙吾「なんだ、今試合中だぞ…?」
理樹(二人がひそひそと話す)
真人「お前のジャンバーどこだよ?ほら、猫の刺繍した奴だよっ…」
謙吾「あれなら今は名雪に貸してある。たいそう気に入った様で俺もうれしい」
名雪「えへへ~ねこ~」
真人「わかった…この戦いに終止符を打つからちょっと待ってろ」
謙吾「おっ、おいどこへ行く気だ!?」
理樹(僕も止めようとしたが真人はすぐにあちらのレジャーシートが引かれた場所へすっ飛んで行ってしまった。あそこに居るのは西園さんや藤林さんと春原君の妹さん達など試合に参加しない人達しかいないというのに)
ダダダッ
真人「はぁ…はぁ…」
西園「いかがなさいましたか?」
真人「おいそこの水瀬!」
秋子「はい?」
真人「いやアンタじゃねえ、そこの謙吾のジャンバーに夢中になってるそっちだよっっ」
名雪「ねこ~…ってわ、私!?」
真人「悪いが少しそいつを借りてくぜっ!」
ガッ
名雪「あっ……行っちゃった…」
真人「おい謙吾…」
謙吾「なんだ、今試合中だぞ…?」
理樹(二人がひそひそと話す)
真人「お前のジャンバーどこだよ?ほら、猫の刺繍した奴だよっ…」
謙吾「あれなら今は名雪に貸してある。たいそう気に入った様で俺もうれしい」
名雪「えへへ~ねこ~」
真人「わかった…この戦いに終止符を打つからちょっと待ってろ」
謙吾「おっ、おいどこへ行く気だ!?」
理樹(僕も止めようとしたが真人はすぐにあちらのレジャーシートが引かれた場所へすっ飛んで行ってしまった。あそこに居るのは西園さんや藤林さんと春原君の妹さん達など試合に参加しない人達しかいないというのに)
ダダダッ
真人「はぁ…はぁ…」
西園「いかがなさいましたか?」
真人「おいそこの水瀬!」
秋子「はい?」
真人「いやアンタじゃねえ、そこの謙吾のジャンバーに夢中になってるそっちだよっっ」
名雪「ねこ~…ってわ、私!?」
真人「悪いが少しそいつを借りてくぜっ!」
ガッ
名雪「あっ……行っちゃった…」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/29(木) 00:14:24.72 ID:VgsTfKHw0
ダダダッ
春子「またファールや…」
真人「ぜえ…ぜえ…」
春子「なんやあんた、さっきそこ守ってたんちゃうんかい?」
真人「おーいりーん!」
鈴「こんどこそ………なんだ?」
真人「見てろよ~」
朋也「ああ?ジャンバーなんか見せて何する気だあいつ…」
真人「ふんっ」
ビリッ
謙吾「なぁぁぁ!?」
名雪「えええーーっ!!」
理樹(なんと真人は鈴の前で見せつける様に…謙吾が手作りで刺繍した猫の顔を施したジャンバーをその筋肉で真っ二つに破ってしまった)
真人「頼むぜ鈴…」
鈴「お前は猫に……」
ザッ
理樹(鈴が投球フォームに入った)
鈴「猫に……何するんじゃボケェーーッッ!!」
バシュンッ
智代「来るか!」
スパンッ
春子「す、ストライクや……ってか今の何キロやねん…」
真人「へへっ、待たせたな」
来ヶ谷「なるほど…」
理樹「来ヶ谷さん」
来ヶ谷「真人少年は鈴君が猫が傷つけられると憤り、とてつもないパワーを発揮する習性を利用してあんな行動に出た訳か」
謙吾「だからって……だからって俺が大切に編んだリトルバスターズジャンバーを破らなくてもいいだろーがっ!!」
真人「だってよぉ、あのままじゃ多分夜まで続いてたぜ?」
謙吾「なら貴様が猫の被り物をして自分を自分で殴れば良かったんじゃないのか!?」
真人「なんでそんな馬鹿みてーな事しなくちゃならないんだよっっ」
謙吾「実際馬鹿なんだから言ってるんだ!」
真人「やる気かコイツ!」
理樹「二人ともやめなよ…もう再開するよ?」
春子「ほな再開や!」
朋也「こんなの倒せるのかよ俺に…」
春子「またファールや…」
真人「ぜえ…ぜえ…」
春子「なんやあんた、さっきそこ守ってたんちゃうんかい?」
真人「おーいりーん!」
鈴「こんどこそ………なんだ?」
真人「見てろよ~」
朋也「ああ?ジャンバーなんか見せて何する気だあいつ…」
真人「ふんっ」
ビリッ
謙吾「なぁぁぁ!?」
名雪「えええーーっ!!」
理樹(なんと真人は鈴の前で見せつける様に…謙吾が手作りで刺繍した猫の顔を施したジャンバーをその筋肉で真っ二つに破ってしまった)
真人「頼むぜ鈴…」
鈴「お前は猫に……」
ザッ
理樹(鈴が投球フォームに入った)
鈴「猫に……何するんじゃボケェーーッッ!!」
バシュンッ
智代「来るか!」
スパンッ
春子「す、ストライクや……ってか今の何キロやねん…」
真人「へへっ、待たせたな」
来ヶ谷「なるほど…」
理樹「来ヶ谷さん」
来ヶ谷「真人少年は鈴君が猫が傷つけられると憤り、とてつもないパワーを発揮する習性を利用してあんな行動に出た訳か」
謙吾「だからって……だからって俺が大切に編んだリトルバスターズジャンバーを破らなくてもいいだろーがっ!!」
真人「だってよぉ、あのままじゃ多分夜まで続いてたぜ?」
謙吾「なら貴様が猫の被り物をして自分を自分で殴れば良かったんじゃないのか!?」
真人「なんでそんな馬鹿みてーな事しなくちゃならないんだよっっ」
謙吾「実際馬鹿なんだから言ってるんだ!」
真人「やる気かコイツ!」
理樹「二人ともやめなよ…もう再開するよ?」
春子「ほな再開や!」
朋也「こんなの倒せるのかよ俺に…」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:44:20.78 ID:O5QDmEeu0
スパンッ
春子「ストライク!」
スパンッ
春子「ツーストライク!」
朋也「ふ…っ!」
ブンッ
スパンッ
春子「バッターアウトや!」
鈴「よし…」
朋也「くっ…」
朋也(予想通り結果は3振アウトだった)
秋生「何やってんだテメー!あん時のホームランはどうしたー!?」
朋也「だからあれは奇跡だって言ってるだろっ」
春原「じゃあもう一回奇跡起こせばいいじゃん」
朋也「無茶言うな、奇跡ってのは起こらないから奇跡って言うんだよ」
朋也(と言ったものの、俺と智代がアウトになったことでおっさんを1人残したまま後がなくなった)
春子「ストライク!」
スパンッ
春子「ツーストライク!」
朋也「ふ…っ!」
ブンッ
スパンッ
春子「バッターアウトや!」
鈴「よし…」
朋也「くっ…」
朋也(予想通り結果は3振アウトだった)
秋生「何やってんだテメー!あん時のホームランはどうしたー!?」
朋也「だからあれは奇跡だって言ってるだろっ」
春原「じゃあもう一回奇跡起こせばいいじゃん」
朋也「無茶言うな、奇跡ってのは起こらないから奇跡って言うんだよ」
朋也(と言ったものの、俺と智代がアウトになったことでおっさんを1人残したまま後がなくなった)
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:45:46.76 ID:O5QDmEeu0
祐一「飛び入りの俺なんかが4番でいいのかねえ」
秋子「祐一さーん、頑張って下さーいっ」
祐一「出来る限りご期待に添うよう頑張ります!」
祐一(と意気込んだが相手はかなりの強敵、3人との戦いで少しへばっている所を狙わせてもらうぜ)
鈴「うー…りゃ!」
ビュンッ
祐一「うおおおおー!!」
春原「い、一本足打法だーっ!!」
サッ
コンッコロコロ…
理樹「えっ?」
理樹(祐一君が繰り出したのはセーフティバント、打つと見せかけたバントだった)
春原「ってオイィィィ!!やることズル過ぎだろアンタ!」
祐一「うっせ、勝てりゃなんでもいいんだよっ」
名雪「祐一カッコ悪い…」
あゆ「僕もそう思う…」
秋子「祐一さーん、頑張って下さーいっ」
祐一「出来る限りご期待に添うよう頑張ります!」
祐一(と意気込んだが相手はかなりの強敵、3人との戦いで少しへばっている所を狙わせてもらうぜ)
鈴「うー…りゃ!」
ビュンッ
祐一「うおおおおー!!」
春原「い、一本足打法だーっ!!」
サッ
コンッコロコロ…
理樹「えっ?」
理樹(祐一君が繰り出したのはセーフティバント、打つと見せかけたバントだった)
春原「ってオイィィィ!!やることズル過ぎだろアンタ!」
祐一「うっせ、勝てりゃなんでもいいんだよっ」
名雪「祐一カッコ悪い…」
あゆ「僕もそう思う…」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:49:34.42 ID:PdokO/tJ0
恭介「さあ、お次の挑戦者は名乗りを上げろ!」
春原「やべえよ、こんな化け物がピッチャーとか聞いてないよ…」
渚「春原さーん、ファイトです!」
芽衣「お兄ちゃん頑張ってーっ」
春原「ッチ、しょうがねえなぁまったく~!」
朋也「お前本当に妹に甘いよな」
パンッ
キンッ
春子「ツーストライクやー」
春原「やっぱりダメだ…」
杏「何やってんのよあんた!それでも男なの!?」
春原「うるさい!これでも必死なんですよこっちは!」
朋也(仕方がない。少し喝を入れてみよう)
朋也「おい智代、耳貸せ」
智代「ん?………ふむ、それをあいつに言えばいいんだな」
朋也「ああ。おい春原、智代がお前に言いたいことがあるらしいぞ」
春原「なんだよ今度は…」
智代「おい春原、もし点を取ったら私のパンツを見せてやるぞ」
春原「やべえよ、こんな化け物がピッチャーとか聞いてないよ…」
渚「春原さーん、ファイトです!」
芽衣「お兄ちゃん頑張ってーっ」
春原「ッチ、しょうがねえなぁまったく~!」
朋也「お前本当に妹に甘いよな」
パンッ
キンッ
春子「ツーストライクやー」
春原「やっぱりダメだ…」
杏「何やってんのよあんた!それでも男なの!?」
春原「うるさい!これでも必死なんですよこっちは!」
朋也(仕方がない。少し喝を入れてみよう)
朋也「おい智代、耳貸せ」
智代「ん?………ふむ、それをあいつに言えばいいんだな」
朋也「ああ。おい春原、智代がお前に言いたいことがあるらしいぞ」
春原「なんだよ今度は…」
智代「おい春原、もし点を取ったら私のパンツを見せてやるぞ」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:53:55.12 ID:PdokO/tJ0
春原「えっ……今なんて?」
智代「パンツを見ていいと言ったんだ」
春原「なぁっ!?そ、それはちゃんとお前のだよな……?今履いてるのだよな…!?」
智代「当たり前だ。点を取ればの話だが」
春原「うぉおおお!!ムヒョッス最高だぜ!……じゃない、俺はあくまで野球に全力を注ぐだけさ。ふっ、そんな誘惑関係ないね…」
朋也(途端に春原の目が変わった。あと鼻の下も伸びた)
春原「おい芽衣……俺の姿をちゃんと見ていてくれよ?」
芽衣「えっ?うん…」
鈴「えいっ!」
シュッ
春原「うおおおおおおおーーっっ!!!」
カッキン!
朋也(ボールはぐんぐん上へ飛んでいった。最終的に直枝が春原をアウトにする頃にはおっさんがホームベースを踏んでいた。記念すべき1点だ)
渚「春原さん凄いです!」
秋生「やったぜ見たか早苗!?」
早苗「はい、ばっちり見ましたよ。おめでとうございますっ」
智代「この得点は大きいな」
杏「よっしゃ!」
朋也(皆各々で喜んでいたが1番やかましかったのは本人の春原その人だった)
春原「やっほぉーい!どうだ見たか、俺の活躍で得点してやったぜ!……それで約束の方なんですが…」
朋也(目を面白い形にしながら自分の手を揉んで智代に近づく)
智代「ああ約束の話だな。ほら、約束は守ったぞ」
朋也(智代は腕組みをしたまま言った。もちろん服装もそのままだ)
智代「パンツを見ていいと言ったんだ」
春原「なぁっ!?そ、それはちゃんとお前のだよな……?今履いてるのだよな…!?」
智代「当たり前だ。点を取ればの話だが」
春原「うぉおおお!!ムヒョッス最高だぜ!……じゃない、俺はあくまで野球に全力を注ぐだけさ。ふっ、そんな誘惑関係ないね…」
朋也(途端に春原の目が変わった。あと鼻の下も伸びた)
春原「おい芽衣……俺の姿をちゃんと見ていてくれよ?」
芽衣「えっ?うん…」
鈴「えいっ!」
シュッ
春原「うおおおおおおおーーっっ!!!」
カッキン!
朋也(ボールはぐんぐん上へ飛んでいった。最終的に直枝が春原をアウトにする頃にはおっさんがホームベースを踏んでいた。記念すべき1点だ)
渚「春原さん凄いです!」
秋生「やったぜ見たか早苗!?」
早苗「はい、ばっちり見ましたよ。おめでとうございますっ」
智代「この得点は大きいな」
杏「よっしゃ!」
朋也(皆各々で喜んでいたが1番やかましかったのは本人の春原その人だった)
春原「やっほぉーい!どうだ見たか、俺の活躍で得点してやったぜ!……それで約束の方なんですが…」
朋也(目を面白い形にしながら自分の手を揉んで智代に近づく)
智代「ああ約束の話だな。ほら、約束は守ったぞ」
朋也(智代は腕組みをしたまま言った。もちろん服装もそのままだ)
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:56:18.05 ID:PdokO/tJ0
春原「へっ?」
智代「約束は守る方だ。さあじっくり堪能しろ」
朋也(ふふんと鼻を鳴らす智代に春原が食ってかかる)
春原「おいおい、まさか馬鹿には見えないパンツとでも言うんじゃないだろうな!?それのどこが○○なんだよっっ」
朋也「大きな声で騒ぐな」
智代「○○?ああそっちの方か。いや、すまない、私が言ったのはこのズボンの事だ。○○が見たかったなら今度から○○○○と言ってくれ」
春原「さっ、詐欺だ!大体見せてやるだなんて言っておきながら最初からばっちり見えてるだろっ!?
智代「今までも私の下半身を見せる許可など与えていなかったが…」
春原「なんだよその『急にそんなこと言われても困る…』ってな顔は!!さ、裁判所に訴えてやるーーっっ!!」
朋也「真っ先にお前が晒し者にされそうな裁判だな」
春子「選手交代ー!」
智代「約束は守る方だ。さあじっくり堪能しろ」
朋也(ふふんと鼻を鳴らす智代に春原が食ってかかる)
春原「おいおい、まさか馬鹿には見えないパンツとでも言うんじゃないだろうな!?それのどこが○○なんだよっっ」
朋也「大きな声で騒ぐな」
智代「○○?ああそっちの方か。いや、すまない、私が言ったのはこのズボンの事だ。○○が見たかったなら今度から○○○○と言ってくれ」
春原「さっ、詐欺だ!大体見せてやるだなんて言っておきながら最初からばっちり見えてるだろっ!?
智代「今までも私の下半身を見せる許可など与えていなかったが…」
春原「なんだよその『急にそんなこと言われても困る…』ってな顔は!!さ、裁判所に訴えてやるーーっっ!!」
朋也「真っ先にお前が晒し者にされそうな裁判だな」
春子「選手交代ー!」
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:00:14.58 ID:PdokO/tJ0
理樹(一点を取られてしまった。でも鈴は以前の試合で失点を何度も経験しているのでそこまで落ち込んでいる訳ではないように見える。それは試合への関心がないという意味ではなく失敗を引きずることなく心の切り替えが上手くなった証拠だ)
恭介「皆!いいかよく聞け、俺たちは失点を許してしまった…しかし落ち込むことはない、何故ならばこの回で巻き返すからだ!かつて俺たちが敗北したあの試合を思い出すんだ、気合い入れて行くぜっ!」
「「「おーっ!」」」
謙吾「しかしあの春原が強敵だとはな」
真人「意外な伏兵だったな…あいつには注意しろよ鈴」
鈴「分かっとるわボケ」
理樹(春原君は鈴の変化球を軽々と打った。もしも本気を出せば恐らく実力は恭介と同じくらいかそれ以上…)
恭介「じゃ、1番手行ってくるぜ」
小毬「恭介さん頑張ってくださーい」
クド「ねばーぎぶあっぷなのです!」
恭介「えっ…あ…おお……」
来ヶ谷「はっはっはっ!恭介氏はやられる前提なのか」
クド「わふー!ご、ごめんなさいです恭介さん!け、決してそんなつもりは……!!」
春子「なにしとんねん?はよ来ーやー」
恭介「今行くぜ…」
理樹「が、頑張って恭介!」
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:02:30.72 ID:PdokO/tJ0
春子「1番~棗恭介~」
恭介「さあ…かかってきな!」
秋生「俺のボールはダイアモンド級だ。お前なんぞに打たれる訳がない」
朋也(何言ってんだこの親父)
恭介「ダイアってのは世界一硬いので有名だがトンカチ一発振り下ろすと粉々に砕けるんだぜ?つまり俺のバットはトンカチだ!」
理樹(急に何を言い出すんだろ)
祐一「えっ、つまりダイアモンドよりトンカチの方が高級ってことかよ!?
」
あゆ「な、なにかちょっと違う気がするんだけど…」
春子「…もー始めてええか?」
西園「どうぞ、気にしないで下さい」
恭介「さあ…かかってきな!」
秋生「俺のボールはダイアモンド級だ。お前なんぞに打たれる訳がない」
朋也(何言ってんだこの親父)
恭介「ダイアってのは世界一硬いので有名だがトンカチ一発振り下ろすと粉々に砕けるんだぜ?つまり俺のバットはトンカチだ!」
理樹(急に何を言い出すんだろ)
祐一「えっ、つまりダイアモンドよりトンカチの方が高級ってことかよ!?
」
あゆ「な、なにかちょっと違う気がするんだけど…」
春子「…もー始めてええか?」
西園「どうぞ、気にしないで下さい」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:04:12.83 ID:PdokO/tJ0
秋生「うぉぉら!!」
バシュッ
スパァンッ
春原「っつー!なんて球投げるんだあの人!」
春子「ストライク!」
恭介「……」
秋生「はっはー!どうだビビったか!」
理樹「速い…こんなの僕らに打てるのかな…」
小毬「ほわぁ~!?ぜ、絶対無理ぃ~~っ」
秋生「どぉら!」
ビュンッ
スパァンッ
春子「ツーストライクッ」
恭介「ふむ…」
秋生「こいつで……終わりだっ!」
ビュンッ
カキンッ
秋生「なんだとぉ!?」
理樹(恭介が打った!あれだとツーベースは固いぞ!)
恭介「っし!」
コテン
朋也「渚っ2塁だ!」
渚「えいっ」
ヒュッ
パシッ
春子「セーフ!」
恭介「ふっ、確かにあんなに速い球は見たことがねえ。だがしかしその速さの代償としてアンタはストレートしか投げられねえはずだ!」
秋生「ぐっ!」
朋也「図星か…」
恭介「来る球さえ分かっていればあとはなんとか追いつくだけで破ることが出来る」
秋生「なかなか若僧にしちゃやるじゃねーか。なるほど、伊達にリーダーやってる訳じゃないらしい」
バシュッ
スパァンッ
春原「っつー!なんて球投げるんだあの人!」
春子「ストライク!」
恭介「……」
秋生「はっはー!どうだビビったか!」
理樹「速い…こんなの僕らに打てるのかな…」
小毬「ほわぁ~!?ぜ、絶対無理ぃ~~っ」
秋生「どぉら!」
ビュンッ
スパァンッ
春子「ツーストライクッ」
恭介「ふむ…」
秋生「こいつで……終わりだっ!」
ビュンッ
カキンッ
秋生「なんだとぉ!?」
理樹(恭介が打った!あれだとツーベースは固いぞ!)
恭介「っし!」
コテン
朋也「渚っ2塁だ!」
渚「えいっ」
ヒュッ
パシッ
春子「セーフ!」
恭介「ふっ、確かにあんなに速い球は見たことがねえ。だがしかしその速さの代償としてアンタはストレートしか投げられねえはずだ!」
秋生「ぐっ!」
朋也「図星か…」
恭介「来る球さえ分かっていればあとはなんとか追いつくだけで破ることが出来る」
秋生「なかなか若僧にしちゃやるじゃねーか。なるほど、伊達にリーダーやってる訳じゃないらしい」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:06:47.13 ID:PdokO/tJ0
秋生「まあいい、次は……」
カラン…
秋生「……次はお前か」
来ヶ谷「お手柔らかに頼むよ」
朋也「……」
朋也(リトルバスターズの中でも一際オーラが違う来ヶ谷か…。おっさんも真剣な顔になっている。最初から本気を出すらしい)
秋生「そいつは難しい相談だな……ふんっ!」
シュッ
クンッ
来ヶ谷「っ!」
キンッ
春子「ファール!」
祐一「フォークだ…最初っから変化球投げて来やがったぜ」
秋生「なっ…あ、当てやがった……!」
来ヶ谷「先のスピードで来ないということは理由は二つしか考えられない。本当に手を抜いてくれたのか別の球を投げるか…だ」
杏「ねえ朋也、なんか私野球漫画見てる気分なんだけど…」
朋也「心配せずとも完全に野球漫画だ」
カラン…
秋生「……次はお前か」
来ヶ谷「お手柔らかに頼むよ」
朋也「……」
朋也(リトルバスターズの中でも一際オーラが違う来ヶ谷か…。おっさんも真剣な顔になっている。最初から本気を出すらしい)
秋生「そいつは難しい相談だな……ふんっ!」
シュッ
クンッ
来ヶ谷「っ!」
キンッ
春子「ファール!」
祐一「フォークだ…最初っから変化球投げて来やがったぜ」
秋生「なっ…あ、当てやがった……!」
来ヶ谷「先のスピードで来ないということは理由は二つしか考えられない。本当に手を抜いてくれたのか別の球を投げるか…だ」
杏「ねえ朋也、なんか私野球漫画見てる気分なんだけど…」
朋也「心配せずとも完全に野球漫画だ」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:16:04.38 ID:PdokO/tJ0
来ヶ谷「……」
秋生「ぬばらっ!」
キンッ
春子「…ファール…」
恭介「これさっきも見たな」
理樹(こちらも鈴と坂上さん同様エンドレスになってしまっている)
真人「またやる気を出させねえといけないらしいな」
謙吾「や、やめてくれ…」
理樹(哀れな声を出して真っ二つのジャージを抱きしめる謙吾)
真人「いや、ここは来ヶ谷の好きそうな物を引き裂かねえと…」
理樹「なんでやる気の出し方が怒り一択なのさ!?」
真人「じゃあご褒美か?」
恭介「それならいい手が……」
理樹「へっ?」
春原「ねえまだ続くのこれ?」
朋也「どっちかが先にへばるかだな」
祐一「あの~」
渚「相沢さん、どうかされましたか?」
祐一「俺たちもさっきの井ノ原みたいにあのエースを何かやる気付けること出来ないですかねと思って」
杏「なるほどねえ、それで普段の力以上の物を出させようということね」
祐一「その通り、なんでもいい。古河さんの好きそうな物とかないか!?」
朋也「おっさんの好物……」
秋生『俺は早苗のパンが大好きだぁー!』
朋也「はっ!いけるぞ…」
早苗「?」
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:25:39.49 ID:PdokO/tJ0
恭介「おーい!タイムを取らせてくれっ」
春子「なんでもええけどはよしてな~」
来ヶ谷「すまない、さっさと決着を付けたいのは山々なんだが…」
恭介「いいさ、相手も強敵だ。だから少し来ヶ谷をやる気にさせる条件を与えよう」
来ヶ谷「条件だと?」
理樹(さっき恭介はこれで必ず奴は打てる。と言ったけど果たしてどんな魔法の言葉が…)
恭介「次で俺をホームまで帰還させることが出来たらまた理樹を部屋に泊めていい。今度は2人きりで、しかもお前の部屋にな」
理樹「えええーっ!!」
真人「それは違うだろ!」
理樹「そ、そうだよ!そんなこと色々問題があるし…」
真人「俺にひとりぼっちで寝ろっていうのかよっっ」
理樹「他にもおかしいところあるよね真人!?」
来ヶ谷「ふむ…約束は守るな?」
恭介「もちろんさ!」
理樹「恭介も爽やかな笑顔で言わないで少しは僕の意思も含んでよっ!」
恭介「はいタイム終わり」
理樹「恭介ーーっ!」
春子「なんでもええけどはよしてな~」
来ヶ谷「すまない、さっさと決着を付けたいのは山々なんだが…」
恭介「いいさ、相手も強敵だ。だから少し来ヶ谷をやる気にさせる条件を与えよう」
来ヶ谷「条件だと?」
理樹(さっき恭介はこれで必ず奴は打てる。と言ったけど果たしてどんな魔法の言葉が…)
恭介「次で俺をホームまで帰還させることが出来たらまた理樹を部屋に泊めていい。今度は2人きりで、しかもお前の部屋にな」
理樹「えええーっ!!」
真人「それは違うだろ!」
理樹「そ、そうだよ!そんなこと色々問題があるし…」
真人「俺にひとりぼっちで寝ろっていうのかよっっ」
理樹「他にもおかしいところあるよね真人!?」
来ヶ谷「ふむ…約束は守るな?」
恭介「もちろんさ!」
理樹「恭介も爽やかな笑顔で言わないで少しは僕の意思も含んでよっ!」
恭介「はいタイム終わり」
理樹「恭介ーーっ!」
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:30:40.66 ID:PdokO/tJ0
秋生「ふーっ…やっぱり骨があるな奴は」
早苗「お疲れ様です」
杏「ねえ朋也さっき秘策がある風に言ってたけどあれはどういうことよ?」
秋生「秘策だぁ?んなもんあるならさっさと言えよ」
朋也「いや…今は言えない。今じゃまずいんだ」
秋生「後でったってもうタイムは終わっちまうぞ」
朋也「俺を信じてくれ」
秋生「……ま、いいぜ、どうせなんにもなくたって打たせねえしな」
春子「タイム終了や!はよ戻りやー」
秋生「さて、続きをやりますか」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:42:39.87 ID:PdokO/tJ0
春子「プレイボール!」
来ヶ谷「古河氏」
秋生「なんだ?」
来ヶ谷「悪いが私にはどうしても打たなくてはならない理由が出来た」
秋生「そうかい。俺は元からお前をアウトにする理由があるぜ」
来ヶ谷「その心は?」
秋生「早苗に笑顔を見せてやるためさ」
来ヶ谷「ほう…面白い」
秋生「行くぞ……こいつで決めてやる」
来ヶ谷「さあ来いボール球でも打ってやるぞ!」
秋生「うぉおおおお!!」
朋也(おっさんが雄叫びをあげた。今だ!)
朋也「おーいおっさーん!もしアウトに出来たら早苗さんのパン全部食べてもいいっさー!」
秋生「おおお……お?はっはっはっ、そんなもんむしろ罰じゃねえか!……あっ」
早苗「私のパンは…私のパンは……」
朋也「よし!」
早苗「私のパンはむしろ罰だったんですねーーっ!!」
理樹(どうしたんだろう。古河さんが何かを言ったと思ったら急に早苗さんが走り出した)
秋生「さ、早苗ぇ…俺は早苗のパンが大好きだぁーっっ!!」
来ヶ谷「…っ!」
ドゴォォン
来ヶ谷「速い!」
バスンッ
春子「ストラーイク!バッターアウト!」
春原「いっ、痛ってぇーっ!今の絶対160超えてたろ!」
秋生「待ってくれ早苗ぇぇー!」
理樹(来ヶ谷さんがアウトになったかと思うと古河さんは一目散に早苗さんの後を追った)
渚「朋也君もしかしてあれを狙って言ったんですか!?」
朋也「まあな」
来ヶ谷「古河氏」
秋生「なんだ?」
来ヶ谷「悪いが私にはどうしても打たなくてはならない理由が出来た」
秋生「そうかい。俺は元からお前をアウトにする理由があるぜ」
来ヶ谷「その心は?」
秋生「早苗に笑顔を見せてやるためさ」
来ヶ谷「ほう…面白い」
秋生「行くぞ……こいつで決めてやる」
来ヶ谷「さあ来いボール球でも打ってやるぞ!」
秋生「うぉおおおお!!」
朋也(おっさんが雄叫びをあげた。今だ!)
朋也「おーいおっさーん!もしアウトに出来たら早苗さんのパン全部食べてもいいっさー!」
秋生「おおお……お?はっはっはっ、そんなもんむしろ罰じゃねえか!……あっ」
早苗「私のパンは…私のパンは……」
朋也「よし!」
早苗「私のパンはむしろ罰だったんですねーーっ!!」
理樹(どうしたんだろう。古河さんが何かを言ったと思ったら急に早苗さんが走り出した)
秋生「さ、早苗ぇ…俺は早苗のパンが大好きだぁーっっ!!」
来ヶ谷「…っ!」
ドゴォォン
来ヶ谷「速い!」
バスンッ
春子「ストラーイク!バッターアウト!」
春原「いっ、痛ってぇーっ!今の絶対160超えてたろ!」
秋生「待ってくれ早苗ぇぇー!」
理樹(来ヶ谷さんがアウトになったかと思うと古河さんは一目散に早苗さんの後を追った)
渚「朋也君もしかしてあれを狙って言ったんですか!?」
朋也「まあな」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 22:53:32.16 ID:PdokO/tJ0
マッテクレー!
来ヶ谷「ふっ、負けてしまったか…しかし笑顔を見せるには程遠いんじゃないか?古河氏よ」
来ヶ谷「という訳でやられてしまった。物凄く残念だ」
理樹「悪いけど僕はほっとしているよ…」
真人「じゃあ次は理樹が行けよ」
理樹「僕?次は真人じゃ…」
真人「聞けば前の回と流れが一緒らしいじゃねえか。最初にリーダー、次にエース対決、そして次期リーダー…とくりゃ次は理樹じゃねえとなっ」
理樹「あの岡崎君次期リーダーだったの!?」
恭介「俺にはそう見えた」
葉留佳「フレッフレッ理樹君!打て打てりっきゅん!」
鈴「お前なら大丈夫だ」
謙吾「己の神経を研ぎ澄ませろ」
来ヶ谷「君ならやれるさ」
クド「応援しています!」
小毬「帰ったらお菓子があるよぉ~」
恭介「俺が育てた理樹だ。打ってもらわなきゃ困る」
理樹「う…」
春子「よっしゃ次はあんたやな?」
理樹「はい…」
西園「直枝さん」
理樹「な、なに?」
西園「自分を信じて下さい」
理樹「だからなんで皆最終回っぽい言葉を残すのさ!?」
来ヶ谷「ふっ、負けてしまったか…しかし笑顔を見せるには程遠いんじゃないか?古河氏よ」
来ヶ谷「という訳でやられてしまった。物凄く残念だ」
理樹「悪いけど僕はほっとしているよ…」
真人「じゃあ次は理樹が行けよ」
理樹「僕?次は真人じゃ…」
真人「聞けば前の回と流れが一緒らしいじゃねえか。最初にリーダー、次にエース対決、そして次期リーダー…とくりゃ次は理樹じゃねえとなっ」
理樹「あの岡崎君次期リーダーだったの!?」
恭介「俺にはそう見えた」
葉留佳「フレッフレッ理樹君!打て打てりっきゅん!」
鈴「お前なら大丈夫だ」
謙吾「己の神経を研ぎ澄ませろ」
来ヶ谷「君ならやれるさ」
クド「応援しています!」
小毬「帰ったらお菓子があるよぉ~」
恭介「俺が育てた理樹だ。打ってもらわなきゃ困る」
理樹「う…」
春子「よっしゃ次はあんたやな?」
理樹「はい…」
西園「直枝さん」
理樹「な、なに?」
西園「自分を信じて下さい」
理樹「だからなんで皆最終回っぽい言葉を残すのさ!?」
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 23:06:48.07 ID:PdokO/tJ0
晴子「ボール」
晴子「ボール」
晴子「ボール…」
晴子「…ファーボールやけど…」
秋生「ぜえ…ぜえ…」
謙吾「理樹が特に打つこともなく塁を進めてしまったが…」
葉留佳「相手の人どうかしちゃったんですかネ?」
クド「わふー…見たところ戻ってきてからずっとああだったような気がしますけど……」
朋也(まずいな…爆発力を出させたのはいいが早苗さんが結局見つからないショックでコントロールがおぼつかないらしい)
渚「お父さん頑張ってくださーい!」
秋生「お、おう…」
朋也「ちょっと待っててくれ」
ことみ「どこ行くの朋也君?」
朋也「悪りぃすぐ戻るからっ」
晴子「ボール」
晴子「ボール…」
晴子「…ファーボールやけど…」
秋生「ぜえ…ぜえ…」
謙吾「理樹が特に打つこともなく塁を進めてしまったが…」
葉留佳「相手の人どうかしちゃったんですかネ?」
クド「わふー…見たところ戻ってきてからずっとああだったような気がしますけど……」
朋也(まずいな…爆発力を出させたのはいいが早苗さんが結局見つからないショックでコントロールがおぼつかないらしい)
渚「お父さん頑張ってくださーい!」
秋生「お、おう…」
朋也「ちょっと待っててくれ」
ことみ「どこ行くの朋也君?」
朋也「悪りぃすぐ戻るからっ」
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 23:12:40.28 ID:PdokO/tJ0
朋也「はぁ…はぁ…!どこまで行ったんだ早苗さんは…」
秋生「くっ…」
ビュッ
晴子「ボールや。…あんたほんま大丈夫かいな?」
秋生「いいんだ、投げさせてくれ」
晴子「しんどかったら言いや?倒れてもらったら試合ならんし公式試合ちゃうんやから皆ちょっと寝るぐらい許してくれるて」
恭介「その通りだ。……と言ってもその疲労は単に肉体から来るものじゃなさそうだが」
秋生「余計なお世話…だ!」
バシュッ
晴子「おっ、ストライク!」
小毬「ほ、ほわぁあ…やっぱり速いぃ…」
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 23:40:15.42 ID:PdokO/tJ0
朋也「この辺りはまだ探していないはず……居た!」
早苗「……」
朋也(早苗さんは公園からかなり離れた場所にある自動販売機でうつむいていた)
朋也「早苗さん…」
早苗「朋也さんですか…」
朋也「皆心配しているんです、さあ戻りましょう」
早苗「あの人は私のパンを罰だと言いました。そんな物を作っていた私に存在価値なんてありません…」
朋也(相当気が滅入っているな…)
朋也「いいですか早苗さん。今俺たちは非常にまずい事態に陥っている!恐らくおっさんは早苗さんが帰って来ないことには、早苗さんが笑わないことには本気の力を出せないんだ!おっさんがあんたを必要としているんだよっ!」
早苗「秋生さんが…私を?」
朋也「おっさんだけじゃない、渚や春原、それに俺だって…皆早苗さんの帰りを待っているんだ!」
早苗「朋也さん……。分かりました」
朋也「じゃあ…!」
早苗「迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。行きましょう!」
朋也「ああ…はい!」
早苗「……」
朋也(早苗さんは公園からかなり離れた場所にある自動販売機でうつむいていた)
朋也「早苗さん…」
早苗「朋也さんですか…」
朋也「皆心配しているんです、さあ戻りましょう」
早苗「あの人は私のパンを罰だと言いました。そんな物を作っていた私に存在価値なんてありません…」
朋也(相当気が滅入っているな…)
朋也「いいですか早苗さん。今俺たちは非常にまずい事態に陥っている!恐らくおっさんは早苗さんが帰って来ないことには、早苗さんが笑わないことには本気の力を出せないんだ!おっさんがあんたを必要としているんだよっ!」
早苗「秋生さんが…私を?」
朋也「おっさんだけじゃない、渚や春原、それに俺だって…皆早苗さんの帰りを待っているんだ!」
早苗「朋也さん……。分かりました」
朋也「じゃあ…!」
早苗「迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。行きましょう!」
朋也「ああ…はい!」
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 23:49:01.14 ID:PdokO/tJ0
晴子「ファーボール!押し出し1点やで!?」
小毬「うーん…」
恭介「…こんな形で帰るのはあんまり好きじゃねえが…」
真人「いや、取れる時に取っとくのが真剣勝負だぜ。次は俺が出る」
杏「あちゃー…それにしても朋也は何やってるのよ?」
ことみ「必ず戻ってくるって言ってたの…あっ!」
タッタッタ
朋也「おーい!おっさーん!」
秋生「あー…?」
早苗「秋生さーん!」
秋生「早苗……!」
早苗「必ず…必ず勝って下さーい!」
秋生「早苗……おう!分かったぁぁ!!」
真人「な、なんだぁ!?」
秋生「行くぜてめーら!しっかり力入れろ!」
朋也(調子は戻ったみたいだ)
朋也「まったく…さっきまで入れてなかったのは誰だよ?」
秋生「おらよっ!」
ビュンッ
スパッ
晴子「ストラーイクッ」
真人「にゃにぃ!?」
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 23:54:03.63 ID:PdokO/tJ0
秋生「そいや!」
スパパン
晴子「ツーアウト!」
秋生「そそそいや!」
スパパパパン
晴子「スリーアウト、交代!」
恭介「ふう…なんとか取り返したがこっからが正念場だ。引き続き頑張ってくれ」
「「「はーい!」」」
秋生「ふっ、なかなか手こずったがここらは快進撃を始めるぞ、分かったか!?」
「「「おー!」」」
理樹(ここから6回まで特別な事もなくお互い点数は入らなかった)
スパパン
晴子「ツーアウト!」
秋生「そそそいや!」
スパパパパン
晴子「スリーアウト、交代!」
恭介「ふう…なんとか取り返したがこっからが正念場だ。引き続き頑張ってくれ」
「「「はーい!」」」
秋生「ふっ、なかなか手こずったがここらは快進撃を始めるぞ、分かったか!?」
「「「おー!」」」
理樹(ここから6回まで特別な事もなくお互い点数は入らなかった)
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:25:09.99 ID:aupJBrrU0
秋生「それ!」
鈴「んりゃ!」
キンッ
真人「んでさぁ~」
理樹「真人危ない!鈴のファール球が!」
ゴキンッ
真人「ごはぁ!?」
鈴「う、すまん…」
真人「鈴てめぇ…俺になにか恨みでもあるのかよ……」
バタン
理樹「真人ーっ!」
恭介「ダメだ、完全に伸びてやがる」
名雪「ボールあっちまで飛んじゃった…」
あゆ「僕が取ってくるよ!」
ヒュー……
ゴンッ
国崎「ぐはぁ!?」
国崎(いったいいつから寝ていたのか…目覚めのきっかけは後頭部への衝撃だった)
コロコロ…
国崎「野球ボール…?さてはここまで打たれてホームランをかっさらわれた哀れなチームがあったんだろうな…それにしても…」
ギュルルル
国崎「うっ…」
タッタッタ
あゆ「あれっ、あんなところに人が…ごめんくださーい!」
国崎「なんだ?」
あゆ「その辺りにボール行きませんでしたかー?」
国崎「これの事か?」
国崎(まだ使われて新しいであろうボールを上げてみせる)
あゆ「よかったぁ~それです。返してもらえますか?」
国崎「ダメだ。今俺は頭の痛さと空腹でかなりイライラしている」
あゆ「ええ~っ!?じゃあどうしてくれたら返してくれるの?」
国崎「腹減った…なあお前、ラーメンセットと言うメニューを知っているか?お兄さんは今猛烈に腹が減っている。ラーメンセットが是が非でも食いたいんだ!」
あゆ「ええ……」
鈴「んりゃ!」
キンッ
真人「んでさぁ~」
理樹「真人危ない!鈴のファール球が!」
ゴキンッ
真人「ごはぁ!?」
鈴「う、すまん…」
真人「鈴てめぇ…俺になにか恨みでもあるのかよ……」
バタン
理樹「真人ーっ!」
恭介「ダメだ、完全に伸びてやがる」
名雪「ボールあっちまで飛んじゃった…」
あゆ「僕が取ってくるよ!」
ヒュー……
ゴンッ
国崎「ぐはぁ!?」
国崎(いったいいつから寝ていたのか…目覚めのきっかけは後頭部への衝撃だった)
コロコロ…
国崎「野球ボール…?さてはここまで打たれてホームランをかっさらわれた哀れなチームがあったんだろうな…それにしても…」
ギュルルル
国崎「うっ…」
タッタッタ
あゆ「あれっ、あんなところに人が…ごめんくださーい!」
国崎「なんだ?」
あゆ「その辺りにボール行きませんでしたかー?」
国崎「これの事か?」
国崎(まだ使われて新しいであろうボールを上げてみせる)
あゆ「よかったぁ~それです。返してもらえますか?」
国崎「ダメだ。今俺は頭の痛さと空腹でかなりイライラしている」
あゆ「ええ~っ!?じゃあどうしてくれたら返してくれるの?」
国崎「腹減った…なあお前、ラーメンセットと言うメニューを知っているか?お兄さんは今猛烈に腹が減っている。ラーメンセットが是が非でも食いたいんだ!」
あゆ「ええ……」
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 21:19:30.18 ID:CkMTPXT00
あゆ「うぐぅ~~っ!!」
国崎「待ちやがれぇーー!!」
祐一「おっ、この音は…」
祐一(懐かしの不意打ちで駆けつけてくるあゆの足音だ。……不意打ち?)
あゆ「どいてぇ~~っっ」
ボスッ
祐一「ごほっ…!」
バタン
国崎「やっと捕まえたぞ!」
あゆ「うぐぅ…」
祐一「ってて…いったいぜんたい何度俺の骨を痛めたら気が済むんだよ!」
国崎「は?」
祐一「いや誰だよ…」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 21:32:55.53 ID:CkMTPXT00
数分前
あゆ「うぐぅ…僕そんな事言われてもここの事知らないもん」
国崎「ふう……まあいい、お前、お母さんかお父さんはいるか?大人なら詳しいだろ」
あゆ「うぐぅ…!僕子供じゃないもん!こう見えても高校生だよっ!?」
国崎(どうでもいいがこの『うぐう』はこいつの口癖なのか?この言葉が最近の流行なら世も末だな)
国崎「分かったよ、なんでもいいからとにかく話が分かる奴に会わせてくれ。ほらボールは返してやるから」
国崎(最近の若者ってのは恐ろしいな。自分の目的が済むと恩を忘れて逃げて行くんだから)
あゆ「あ、ありがとう…じゃあ多分ここの近くに住んでる人達がいるから案内す…」
ダダダッ
犬「ハッハッハッ」
国崎「おっ、犬か」
犬「バウワウッ!」
国崎(目の前のガキの言葉が終わらないうちに野良犬がこちらへ吠えて来た)
あゆ「う、うぐぅーーっ!?だ、誰か助けて~~っ!!」
タタタッ
国崎「あっ!おい、こらっ!」
国崎(いきなり走って俺から逃げ出した!)
あゆ「うぐぅ…僕そんな事言われてもここの事知らないもん」
国崎「ふう……まあいい、お前、お母さんかお父さんはいるか?大人なら詳しいだろ」
あゆ「うぐぅ…!僕子供じゃないもん!こう見えても高校生だよっ!?」
国崎(どうでもいいがこの『うぐう』はこいつの口癖なのか?この言葉が最近の流行なら世も末だな)
国崎「分かったよ、なんでもいいからとにかく話が分かる奴に会わせてくれ。ほらボールは返してやるから」
国崎(最近の若者ってのは恐ろしいな。自分の目的が済むと恩を忘れて逃げて行くんだから)
あゆ「あ、ありがとう…じゃあ多分ここの近くに住んでる人達がいるから案内す…」
ダダダッ
犬「ハッハッハッ」
国崎「おっ、犬か」
犬「バウワウッ!」
国崎(目の前のガキの言葉が終わらないうちに野良犬がこちらへ吠えて来た)
あゆ「う、うぐぅーーっ!?だ、誰か助けて~~っ!!」
タタタッ
国崎「あっ!おい、こらっ!」
国崎(いきなり走って俺から逃げ出した!)
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 21:42:13.55 ID:CkMTPXT00
現在
国崎「はぁ…はぁ…とにかくラーメンセットを知ってる人はこの中にいるのか!?」
あゆ「し、知らないけど多分…」
国崎「知らないってお前!……うっ…」
バタリ
国崎(掴んでいた服を握り続けることが出来ないほど俺の空腹は限界へ近づいていた。自由になったガキは近くにいたお姉さんの後ろに隠れていった)
あゆ「秋子さん…」
秋子「あらあらどうしたの?」
あゆ「なんか変な人がお腹減ったって言って僕を追いかけてくるの…」
西園「……」
国崎「はぁ…はぁ…とにかくラーメンセットを知ってる人はこの中にいるのか!?」
あゆ「し、知らないけど多分…」
国崎「知らないってお前!……うっ…」
バタリ
国崎(掴んでいた服を握り続けることが出来ないほど俺の空腹は限界へ近づいていた。自由になったガキは近くにいたお姉さんの後ろに隠れていった)
あゆ「秋子さん…」
秋子「あらあらどうしたの?」
あゆ「なんか変な人がお腹減ったって言って僕を追いかけてくるの…」
西園「……」
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:06:31.65 ID:CkMTPXT00
晴子「なんやなんや?」
朋也「誰だよそいつ…」
国崎(なんてザマだ…よく見ると周りで野球してたらしい奴らがこっちに集まって来やがる。しかし逃げ様にも一歩も動けん)
理樹(長身の男の人が走って来たかと思うと三塁ベースと西園さん達のいるレジャーシートの間で倒れてしまった。いったい何者なんだろう?月宮さんと一緒に来たらしいけど…)
106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:12:26.45 ID:CkMTPXT00
ザッザッ
国崎「……」
西園「あの…」
国崎「だ、誰だ…」
国崎(目も霞んできた…)
西園「聞いたところお腹が空いている様ですが」
国崎「……ああ、その通りだ。この際ラーメンにこだわらん、なにか食い物を…」
西園「…確かにお望みの物は用意出来ませんが食べ物ならこちらにお昼用に作ってきたサンドウィッチがあります」
キラキラキラ
国崎「お、おお…神よ!」
国崎「……」
西園「あの…」
国崎「だ、誰だ…」
国崎(目も霞んできた…)
西園「聞いたところお腹が空いている様ですが」
国崎「……ああ、その通りだ。この際ラーメンにこだわらん、なにか食い物を…」
西園「…確かにお望みの物は用意出来ませんが食べ物ならこちらにお昼用に作ってきたサンドウィッチがあります」
キラキラキラ
国崎「お、おお…神よ!」
107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:18:36.41 ID:CkMTPXT00
国崎「はむっ…ムシャムシャ…バクッ!」
晴子「で、結局あいつ何やったん?」
恭介「食べカスを飛ばしながら聞いた所によると日本中を放浪していた途中だったらしい」
秋生「一文無しで回るたぁ大したもんだな」
来ヶ谷「恭介氏よ。この真人少年は完全に使い物にならないがどうする?」
恭介「このままだとメンバーが足りない。…しかたがないな」
理樹「あっ、どこ行くの恭介?」
理樹(恭介が謎の人の元へ駆け寄った)
108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:27:48.52 ID:CkMTPXT00
国崎「…んっ…んっ…」
ゴクンッ
国崎「ぷはぁ……ん?」
ザッ
恭介「腹ごなしは済んだかい?」
国崎「……ああ、お陰様でな」
国崎(誰だこいつは…)
恭介「ちょっと聞いてくれ。俺たちが野球をやっているのは分かるよな?さっき親友が倒れた、ウチは9人でやってきたんで必然的にメンバーが足りなくなったんだ」
国崎「まさか…」
恭介「このままじゃ続けられん、頼む、お前の力が必要なんだ!あんたの名前は?」
国崎(ここで答えたら参加のハンコを押したも同然だ。しかし飯を食った手前、断るわけにもいかない)
国崎「国崎…往人」
恭介「よし往人!グローブとバットをやる、お前は今日からリトルバスターズだ!!」
国崎「リトルバスターズ…?それがチーム名か?」
理樹「ええーっっ!?」
ゴクンッ
国崎「ぷはぁ……ん?」
ザッ
恭介「腹ごなしは済んだかい?」
国崎「……ああ、お陰様でな」
国崎(誰だこいつは…)
恭介「ちょっと聞いてくれ。俺たちが野球をやっているのは分かるよな?さっき親友が倒れた、ウチは9人でやってきたんで必然的にメンバーが足りなくなったんだ」
国崎「まさか…」
恭介「このままじゃ続けられん、頼む、お前の力が必要なんだ!あんたの名前は?」
国崎(ここで答えたら参加のハンコを押したも同然だ。しかし飯を食った手前、断るわけにもいかない)
国崎「国崎…往人」
恭介「よし往人!グローブとバットをやる、お前は今日からリトルバスターズだ!!」
国崎「リトルバスターズ…?それがチーム名か?」
理樹「ええーっっ!?」
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:42:59.73 ID:CkMTPXT00
国崎「国崎往人です…よろしく」
パチパチパチ
国崎(どうしてこうなった)
真人「うへへ……そんなに鍛えられねえよぉ……」
晴子「はい、プレイボール!」
秋生「そらっ!」
鈴「なぁ!?」
スパンッ
晴子「アウトー!」
鈴「不意打ちとか卑怯じゃ~っ!」
秋生「悪いな。俺は早く試してみたくてウズウズしてんだよ、そこの新入りの実力をよぉ!」
晴子「じゃあ次は国崎の兄ちゃんでええな?」
国崎「早速俺かよっ」
110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 22:54:32.73 ID:CkMTPXT00
ズバンッズバンッズバンッ
晴子「はいアウト。選手交代」
恭介・秋生「「割と弱え!」」
国崎「悪かったな!」
第8回表
理樹(その後、じりじりと攻められてついに…)
カキンッ
鈴「ッ!」
智代「よし!」
岡崎「ホームへ戻ってこい!」
ズサーッ
祐一「分かってるよーっ!」
小毬「ひ、ひやぁ!ボールがあ、あう…」
ポテン
智代「……っ!」
トンッ
晴子「おお!ランニングホームランで2点!……せやから3対1で古川ベイカーズ勝ってるでえ!」
小毬「ご、ごめんなさい…」
謙吾「そう落ち込むな。俺がお前だったとしてもやはり2点取られていただろう…だが困ったな」
理樹「ここで勝つには3点取らないといけないんだね…」
来ヶ谷「もしくは相手のメンバーが9人揃わなくなったら…だな」
理樹「いやいやいや!どうする気なのさ!?」
理樹(鋼鉄のバットを持ちながら言ったらシャレにならないよっ)
晴子「はいアウト。選手交代」
恭介・秋生「「割と弱え!」」
国崎「悪かったな!」
第8回表
理樹(その後、じりじりと攻められてついに…)
カキンッ
鈴「ッ!」
智代「よし!」
岡崎「ホームへ戻ってこい!」
ズサーッ
祐一「分かってるよーっ!」
小毬「ひ、ひやぁ!ボールがあ、あう…」
ポテン
智代「……っ!」
トンッ
晴子「おお!ランニングホームランで2点!……せやから3対1で古川ベイカーズ勝ってるでえ!」
小毬「ご、ごめんなさい…」
謙吾「そう落ち込むな。俺がお前だったとしてもやはり2点取られていただろう…だが困ったな」
理樹「ここで勝つには3点取らないといけないんだね…」
来ヶ谷「もしくは相手のメンバーが9人揃わなくなったら…だな」
理樹「いやいやいや!どうする気なのさ!?」
理樹(鋼鉄のバットを持ちながら言ったらシャレにならないよっ)
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 23:05:38.00 ID:CkMTPXT00
秋生「いいかお前ら、絶対死守だ!もしこれで一点も取られずに済んだら明日は俺の店でパンパーティーだっっ!!」
朋也「まるでオムツみたいな名前の宴だな」
恭介「いいかみんな!俺たちは必ず勝たなければならないっ!これで逆転出来たなら明日は校長に頼んで学校の創立記念日ってことにさせてやるぞ!」
理樹「恭介だったら本当にやりかねないのが恭介っぽい!」
晴子「プレイボール!!」
祐一「さて、これ絶対ミス出来ねえな…頼むからこっちにボール来ないまま終わってくれ」
国崎「腹が減ってきた。これ終わったら昼飯だよな?」
朋也「特に出番ないまま終わるのか…いや別にいいけど」
理樹「よ、ようし…頑張ろう!」
朋也「まるでオムツみたいな名前の宴だな」
恭介「いいかみんな!俺たちは必ず勝たなければならないっ!これで逆転出来たなら明日は校長に頼んで学校の創立記念日ってことにさせてやるぞ!」
理樹「恭介だったら本当にやりかねないのが恭介っぽい!」
晴子「プレイボール!!」
祐一「さて、これ絶対ミス出来ねえな…頼むからこっちにボール来ないまま終わってくれ」
国崎「腹が減ってきた。これ終わったら昼飯だよな?」
朋也「特に出番ないまま終わるのか…いや別にいいけど」
理樹「よ、ようし…頑張ろう!」
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 21:41:28.07 ID:611Up5AZ0
晴子「6番、神北小毬~」
秋生「グルルル……」
小毬「ほ、ほわぁ……め、目が怖い……」
秋生「うぉらあぁあーっ!!」
シュンッ
スパァンッ!
小毬「ひゃあ~!?」
ブンッ
国崎「遅え…あいつボール見てないだろっ」
来ヶ谷「小毬君、今のタイミングより3秒早く打ってみたまえ」
小毬「ほえ?」
秋生「ふっ、タイミングが合うだけじゃ一塁に到達なんて出来ないぜ!?ふぉぉおっ!!」
シュンッ
小毬「えと、えと!」
ブンッ
キンッ
コロコロ…
謙吾「当たった!」
鈴「走れ小毬ちゃん!」
小毬「は、はい~~っ!!」
理樹(確かに来ヶ谷さんの助言で打てたけど小毬さんの球はバントほども前に行かなかった。古河さんの言うとおりこのまま一塁に行く前にアウトになるだろう…)
朋也「春原、一塁へ投げろ!」
理樹(上にバウンドする様にして止まったのでボールはホームから2mも行かなかった)
恭介「普通にアウトになるだろうが三振よりはまだましだな…」
来ヶ谷「ふっ、まあ見ていろ」
理樹「?」
小毬「ほっほっ…!」
杏「こっちよっ」
春原「くっ…!」
ヒョロヒョロ~…
ポトン…
秋生・朋也「「はぁ~~!?」」
小毬「ふう…ベースってここ踏めばいいんだよねぇ…?」
晴子「セーフ!」
秋生「グルルル……」
小毬「ほ、ほわぁ……め、目が怖い……」
秋生「うぉらあぁあーっ!!」
シュンッ
スパァンッ!
小毬「ひゃあ~!?」
ブンッ
国崎「遅え…あいつボール見てないだろっ」
来ヶ谷「小毬君、今のタイミングより3秒早く打ってみたまえ」
小毬「ほえ?」
秋生「ふっ、タイミングが合うだけじゃ一塁に到達なんて出来ないぜ!?ふぉぉおっ!!」
シュンッ
小毬「えと、えと!」
ブンッ
キンッ
コロコロ…
謙吾「当たった!」
鈴「走れ小毬ちゃん!」
小毬「は、はい~~っ!!」
理樹(確かに来ヶ谷さんの助言で打てたけど小毬さんの球はバントほども前に行かなかった。古河さんの言うとおりこのまま一塁に行く前にアウトになるだろう…)
朋也「春原、一塁へ投げろ!」
理樹(上にバウンドする様にして止まったのでボールはホームから2mも行かなかった)
恭介「普通にアウトになるだろうが三振よりはまだましだな…」
来ヶ谷「ふっ、まあ見ていろ」
理樹「?」
小毬「ほっほっ…!」
杏「こっちよっ」
春原「くっ…!」
ヒョロヒョロ~…
ポトン…
秋生・朋也「「はぁ~~!?」」
小毬「ふう…ベースってここ踏めばいいんだよねぇ…?」
晴子「セーフ!」
115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 21:49:30.52 ID:611Up5AZ0
秋生「なぁぁあにやってんだ春原ぁあ!?」
理樹(春原君の投げたボールは明後日の方向だった)
来ヶ谷「くすっ…」
春原「だってしょうがないでしょ!9回までずっとあんたの球受けてたら手も痺れまくってるんですよっ!」
秋生「くっ…しょうがねえ、誰か代わってやれ」
晴子「ほら次はよ~」
理樹(春原君の投げたボールは明後日の方向だった)
来ヶ谷「くすっ…」
春原「だってしょうがないでしょ!9回までずっとあんたの球受けてたら手も痺れまくってるんですよっ!」
秋生「くっ…しょうがねえ、誰か代わってやれ」
晴子「ほら次はよ~」
116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 21:56:28.65 ID:611Up5AZ0
秋生「とぅらぁ!!」
ズバンッ
葉留佳「はひ…っ」
晴子「バッターアウト!」
恭介「やっぱ気合い入ってるな…」
理樹「あの調子じゃあ肩壊しちゃうよ…」
真人「敵の心配してる場合か?」
理樹「わっ真人!?」
クド「わふー!井ノ原さん復活されたんですねっ」
真人「おうよ!で、今何回で何点なんだ?」
理樹「今は9回裏1-3で負けてて1アウトになった所だよ。一塁は見ての通り小毬さん」
真人「知らねえ間にクライマックスじゃねえかっっ!!」
ズバンッ
葉留佳「はひ…っ」
晴子「バッターアウト!」
恭介「やっぱ気合い入ってるな…」
理樹「あの調子じゃあ肩壊しちゃうよ…」
真人「敵の心配してる場合か?」
理樹「わっ真人!?」
クド「わふー!井ノ原さん復活されたんですねっ」
真人「おうよ!で、今何回で何点なんだ?」
理樹「今は9回裏1-3で負けてて1アウトになった所だよ。一塁は見ての通り小毬さん」
真人「知らねえ間にクライマックスじゃねえかっっ!!」
117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 22:03:56.42 ID:611Up5AZ0
真人「あ、そういや俺の代わりは誰がやってたんだ?西園か?」
理樹「違うよ、ちょうど行き倒れていた国崎さんって人がやってくれたんだ」
往人「ども」
真人「本当に誰だよ!?」
謙吾「そろそろいいな?行ってくる。必ず塁を進めさせよう」
晴子「ほんじゃあ次は宮沢~…」
真人「ちょっと待ったぁあ!!」
理樹「どっ、どうしたのさ!?」
真人「ずっと俺の出番が無かったんだ…最後くらいやらせてくれないか?」
理樹「真人…」
恭介「ふむ…謙吾、お前はいいのか?」
謙吾「ふん、ここで代わってやらなかったら死ぬまでそのことでとやかく言ってきそうだな。断る」
真人「お前には良心ってもんはないのかよ!?俺たちの仲じゃねーかっ」
謙吾「……この貸しは高くつくぞ?」
真人「いよっしゃぁあ!」
理樹「違うよ、ちょうど行き倒れていた国崎さんって人がやってくれたんだ」
往人「ども」
真人「本当に誰だよ!?」
謙吾「そろそろいいな?行ってくる。必ず塁を進めさせよう」
晴子「ほんじゃあ次は宮沢~…」
真人「ちょっと待ったぁあ!!」
理樹「どっ、どうしたのさ!?」
真人「ずっと俺の出番が無かったんだ…最後くらいやらせてくれないか?」
理樹「真人…」
恭介「ふむ…謙吾、お前はいいのか?」
謙吾「ふん、ここで代わってやらなかったら死ぬまでそのことでとやかく言ってきそうだな。断る」
真人「お前には良心ってもんはないのかよ!?俺たちの仲じゃねーかっ」
謙吾「……この貸しは高くつくぞ?」
真人「いよっしゃぁあ!」
118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 22:10:23.85 ID:611Up5AZ0
晴子「バッターアウト!」
真人「すまん…」
理樹「早過ぎる!」
恭介「残り1アウトだ。もうミスは許されないが次は……」
チラッ
国崎「マジかよ…俺だ…」
真人「すまん…」
理樹「早過ぎる!」
恭介「残り1アウトだ。もうミスは許されないが次は……」
チラッ
国崎「マジかよ…俺だ…」
119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 22:34:28.72 ID:611Up5AZ0
名雪「フレー!フレー!み・ん・な!」
祐一「せっかくだから俺達の方を応援してくれ…」
秋生「こいつで終わりだ。リトルバスターズ敗れたり!」
シュンッ
パァンッ
国崎「うっ…!」
晴子「ストラーイク!」
国崎(くそっ…こんな重要な場面を赤の他人に委ねるとか正気かよ!正直やる気はなかったがここまで来ると勝ちにこだわりたくなってくる)
秋生「おらっ!」
バスンッ
晴子「ツーストライク!」
謙吾「国崎!お前の力はそんな物か!?」
国崎「こっちだって必死に…」
鈴「恭介が、もし打ったら夜にすき焼き連れてってくれるらしいぞ」
国崎「……」
恭介「おい勝手なこと言ってんじゃ…」
秋生「死ねぇぇえ!!」
国崎「………」
『我が子よ、よくお聞きなさい、これから話すことはとても大切なこと…』
カッ
国崎「はぁぁあああ!!」
カッキーンッ………
恭介「走れ国崎!!」
真人「回れ回れ!」
小毬「ほわぁ~っ!!」
国崎「うぉぉおーっ!!」
ズサァーッ
晴子「2人ともセーフ!」
秋生「馬鹿な……!」
国崎「ふははは!見たかお前ら!すき焼き必ず覚えておくぞーっ!!」
「「「いやっほーう!国崎最高ぉぉーっ!!」」」
国崎「エディバディセイ!」
「「「国崎最高!!」」」
国崎「ラブアンドピース」
「「「国崎最高!!」」」
理樹「凄い…本当に打っちゃった……」
恭介「最高ーっ!……ふぅ…さ、次は理樹だぜ」
理樹「あっ……ああ!!」
理樹(そうだった…)
祐一「せっかくだから俺達の方を応援してくれ…」
秋生「こいつで終わりだ。リトルバスターズ敗れたり!」
シュンッ
パァンッ
国崎「うっ…!」
晴子「ストラーイク!」
国崎(くそっ…こんな重要な場面を赤の他人に委ねるとか正気かよ!正直やる気はなかったがここまで来ると勝ちにこだわりたくなってくる)
秋生「おらっ!」
バスンッ
晴子「ツーストライク!」
謙吾「国崎!お前の力はそんな物か!?」
国崎「こっちだって必死に…」
鈴「恭介が、もし打ったら夜にすき焼き連れてってくれるらしいぞ」
国崎「……」
恭介「おい勝手なこと言ってんじゃ…」
秋生「死ねぇぇえ!!」
国崎「………」
『我が子よ、よくお聞きなさい、これから話すことはとても大切なこと…』
カッ
国崎「はぁぁあああ!!」
カッキーンッ………
恭介「走れ国崎!!」
真人「回れ回れ!」
小毬「ほわぁ~っ!!」
国崎「うぉぉおーっ!!」
ズサァーッ
晴子「2人ともセーフ!」
秋生「馬鹿な……!」
国崎「ふははは!見たかお前ら!すき焼き必ず覚えておくぞーっ!!」
「「「いやっほーう!国崎最高ぉぉーっ!!」」」
国崎「エディバディセイ!」
「「「国崎最高!!」」」
国崎「ラブアンドピース」
「「「国崎最高!!」」」
理樹「凄い…本当に打っちゃった……」
恭介「最高ーっ!……ふぅ…さ、次は理樹だぜ」
理樹「あっ……ああ!!」
理樹(そうだった…)
120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 22:42:28.56 ID:611Up5AZ0
カラカラ…
理樹「う、うう…」
秋生「おっ、ははあ…次は次期キャプテンか。最後にしてはおあつらえ向きだな」
朋也「さっき完全に最後だと思ってた癖に」
秋生「う、うっせえ!」
理樹(ランナーは小毬さんと国崎さん。ここで僕が打てば逆転出来る可能性もあるのか…)
葉留佳「フレッフレッ理樹君!打て打てりっきゅん!」
鈴「お前なら大丈夫だ」
謙吾「己の神経を研ぎ澄ませろ」
来ヶ谷「君ならやれるさ」
クド「応援しています!」
小毬「頑張ってぇ~!」
恭介「俺が育てた理樹だ。打ってもらわないと困る」
西園「直枝さん、自分を信じて下さい」
国崎「さあ打て、そして昼飯だ」
理樹「これ最初の方にやらなかった!?」
理樹「う、うう…」
秋生「おっ、ははあ…次は次期キャプテンか。最後にしてはおあつらえ向きだな」
朋也「さっき完全に最後だと思ってた癖に」
秋生「う、うっせえ!」
理樹(ランナーは小毬さんと国崎さん。ここで僕が打てば逆転出来る可能性もあるのか…)
葉留佳「フレッフレッ理樹君!打て打てりっきゅん!」
鈴「お前なら大丈夫だ」
謙吾「己の神経を研ぎ澄ませろ」
来ヶ谷「君ならやれるさ」
クド「応援しています!」
小毬「頑張ってぇ~!」
恭介「俺が育てた理樹だ。打ってもらわないと困る」
西園「直枝さん、自分を信じて下さい」
国崎「さあ打て、そして昼飯だ」
理樹「これ最初の方にやらなかった!?」
121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:14:01.45 ID:611Up5AZ0
秋生「最後まで手は抜かねえ…ここでぶっ倒れるくらいなら死んだ方がマシだぁ!」
朋也「結局ぶっ倒れてるだろ!」
シュンッ
スパンッ
晴子「ストライクッ」
秋生「う、うらぁ!」
シュッ
理樹「!」
カンッ
晴子「ファール!」
真人「おお!理樹が当てやがった!」
秋生「ぜえ…ぜぇ……」
来ヶ谷「恐らく古河氏もやはり人間と言ったところか疲労がかなり蓄積されているらしい」
秋生「負ける訳にゃ行かねえんだよ…っ!」
早苗「秋生さん、最後まで頑張ってくださいっ」
秋生「早苗……」
渚「お父さん!」
春原「はい、あ・き・お!あ・き・お!」
「「あ・き・お!あ・き・お!」」
「「「あ・き・お!あ・き・お!」」」
秋生「……くっ……くっくっくっ!悪いな。俺は今とてもパワーアップしている…
この早苗と渚の声援が俺を何度でも奮い立たせるのだぁぁぁあ!!」
朋也「早苗さんと渚だけかよ!」
理樹「うっ…」
真人「理樹!筋肉旋風を巻き起こすんだぁーっ!!筋肉いぇいいぇーい!筋肉いぇいいぇーい!」
理樹「そうだ…僕にはまだ筋肉があったんだ!力がみなぎってくるぞ…!」
謙吾「最後にそれはないだろ!せめてリトルバスターズの皆とか…」
秋生「なんだかよく分からんがくらえ!ウシャオラァァァ!!」
ギュンギュンギュンッ
理樹「やあーっ!!」
シュッ
カッキーン!
理樹「あ…あ……」
恭介「ふっ…」
晴子「ほ、ホームランや…っ!」
秋生「………負けた…だと…」
葉留佳「いやっほーい!まさか、まさか、まさかの逆転勝ちぃーっ!!」
真人「よっしゃぁあ!!」
西園「流石直枝さんです」
ガヤガヤ
朋也「結局ぶっ倒れてるだろ!」
シュンッ
スパンッ
晴子「ストライクッ」
秋生「う、うらぁ!」
シュッ
理樹「!」
カンッ
晴子「ファール!」
真人「おお!理樹が当てやがった!」
秋生「ぜえ…ぜぇ……」
来ヶ谷「恐らく古河氏もやはり人間と言ったところか疲労がかなり蓄積されているらしい」
秋生「負ける訳にゃ行かねえんだよ…っ!」
早苗「秋生さん、最後まで頑張ってくださいっ」
秋生「早苗……」
渚「お父さん!」
春原「はい、あ・き・お!あ・き・お!」
「「あ・き・お!あ・き・お!」」
「「「あ・き・お!あ・き・お!」」」
秋生「……くっ……くっくっくっ!悪いな。俺は今とてもパワーアップしている…
この早苗と渚の声援が俺を何度でも奮い立たせるのだぁぁぁあ!!」
朋也「早苗さんと渚だけかよ!」
理樹「うっ…」
真人「理樹!筋肉旋風を巻き起こすんだぁーっ!!筋肉いぇいいぇーい!筋肉いぇいいぇーい!」
理樹「そうだ…僕にはまだ筋肉があったんだ!力がみなぎってくるぞ…!」
謙吾「最後にそれはないだろ!せめてリトルバスターズの皆とか…」
秋生「なんだかよく分からんがくらえ!ウシャオラァァァ!!」
ギュンギュンギュンッ
理樹「やあーっ!!」
シュッ
カッキーン!
理樹「あ…あ……」
恭介「ふっ…」
晴子「ほ、ホームランや…っ!」
秋生「………負けた…だと…」
葉留佳「いやっほーい!まさか、まさか、まさかの逆転勝ちぃーっ!!」
真人「よっしゃぁあ!!」
西園「流石直枝さんです」
ガヤガヤ
122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:19:18.06 ID:611Up5AZ0
朋也「やられちまったな」
秋生「…やはりこういうことになるから後攻がよかったんだ…ブツブツ」
タッタッタッ
早苗「秋生さん」
秋生「さ、早苗ぇ…」
早苗「試合には負けてしまいましたけど一番カッコ良かったですよっ」
秋生「早苗ぇぇぇえ!!!」
朋也(こうして野球は終わった。お互いに実力は申し分無かっただろう、皆疲れ果てている)
晴子「はいはい並んでや~。えー、それでは…」
「「「ありがとうございました!」」」
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:17:39.16 ID:LpdhecsI0
早苗「さあ、召し上がってください」
「「「いただきまーす!」」」
国崎「ムシャクシャ…ング…ング…!」
クド「わふー!?さっき食べたばかりなのに凄い食欲ですっ!」
秋生「てか国崎が後先考えず食いまくったせいで美魚っちのサンドイッチがもうほとんどねーじゃねーか…」
国崎「悪いな…もきゅもきゅ」
朋也(まったく悪びれてねえ!)
西園「そんなこともあろうかとこんな物を用意していました」
あゆ「わあぁ…」
晴子「ほー!用意周到やなあ」
理樹(西園さんが持ってきたのは食パンと色々な具材だった)
西園「もしも足りなかったらと思ったのですが当たりでしたね」
小毬「これだと皆で作れるねぇっ」
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:27:28.25 ID:LpdhecsI0
秋子「あらそんな物を用意されていたなら私も一つ作ってきたんですよ…」
ゴソゴソ
理樹「?」
早苗「あっ凄く久しぶりです、秋子さんのジャムを見るのは」
秋子「うふふ。あれからもっと美味しくなるように頑張ったんですよ?」
小毬「うわぁ~自作のジャムを作ってるんですねっ。私もちょっと作ってたんだけど持ってこなかったよ…」
秋子「あなたも?他の人のを食べられないのは残念だけど今回は私ので我慢してね…?ちなみに味はアプリコットに……」
キャッキャッ
理樹(趣味が合う人の会話って見ている方も自然と顔が綻ぶなぁ……あれ?あそこの4人はいったい何を喋っているんだろう)
祐一「おっ、おい名雪!」
あゆ「うぐぅ…もしかしてあの一番端っこのジャムの瓶って…」
名雪「うん…間違いないと思う……」
真琴「あうーっ!私サンドイッチ絶対食べないわっ」
祐一「お前だけならまだいいが下手したらここにいる何人かが帰れなくなるぞ…っ!」
理樹「どうしたのさ?」
祐一「ぎくぅっ!……い、いやぁ…何でもないぜっ!あはっ、あははは!」
ゴソゴソ
理樹「?」
早苗「あっ凄く久しぶりです、秋子さんのジャムを見るのは」
秋子「うふふ。あれからもっと美味しくなるように頑張ったんですよ?」
小毬「うわぁ~自作のジャムを作ってるんですねっ。私もちょっと作ってたんだけど持ってこなかったよ…」
秋子「あなたも?他の人のを食べられないのは残念だけど今回は私ので我慢してね…?ちなみに味はアプリコットに……」
キャッキャッ
理樹(趣味が合う人の会話って見ている方も自然と顔が綻ぶなぁ……あれ?あそこの4人はいったい何を喋っているんだろう)
祐一「おっ、おい名雪!」
あゆ「うぐぅ…もしかしてあの一番端っこのジャムの瓶って…」
名雪「うん…間違いないと思う……」
真琴「あうーっ!私サンドイッチ絶対食べないわっ」
祐一「お前だけならまだいいが下手したらここにいる何人かが帰れなくなるぞ…っ!」
理樹「どうしたのさ?」
祐一「ぎくぅっ!……い、いやぁ…何でもないぜっ!あはっ、あははは!」
130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:34:46.93 ID:LpdhecsI0
早苗「そういえば私もパンを焼いてきたんですよっ」
スッ
秋生「なにっ!?ありゃ全部ここへ来るまえに始末したはずじゃ…」
朋也「なにやってんだよ…っ!下手したらここにいる全員がぶっ倒れるぞ…っ!!」
国崎「モグモグ…さっきから何を言ってんだお前ら?」
朋也「うえっ…い、いや気にしなくていい…」
渚「ダメですよ2人とも!ちゃんとこういうのは皆さんに言わないと…」
秋生「じゃあお前は皆に向かって堂々と『この人の作ったパンクソまずいんで食わない方が身のためでゲス!』って言えんのかよ!?」
渚「それは…」
秋子「そうだわ、早苗さん、そのパンを私のジャムで塗ってみるというのはどうかしら?」
早苗「ああ、それなら一度やったことがありますよ。これも良い機会でしょう」
秋生「げげぇーっ!!」
早苗「ごめんなさい西園さん、何か塗るための物はないかしら?」
西園「こちらに」
早苗「さてと…」
サッサッ
ピカーッ!
真人「!?なんだこの光はっ!!」
スッ
秋生「なにっ!?ありゃ全部ここへ来るまえに始末したはずじゃ…」
朋也「なにやってんだよ…っ!下手したらここにいる全員がぶっ倒れるぞ…っ!!」
国崎「モグモグ…さっきから何を言ってんだお前ら?」
朋也「うえっ…い、いや気にしなくていい…」
渚「ダメですよ2人とも!ちゃんとこういうのは皆さんに言わないと…」
秋生「じゃあお前は皆に向かって堂々と『この人の作ったパンクソまずいんで食わない方が身のためでゲス!』って言えんのかよ!?」
渚「それは…」
秋子「そうだわ、早苗さん、そのパンを私のジャムで塗ってみるというのはどうかしら?」
早苗「ああ、それなら一度やったことがありますよ。これも良い機会でしょう」
秋生「げげぇーっ!!」
早苗「ごめんなさい西園さん、何か塗るための物はないかしら?」
西園「こちらに」
早苗「さてと…」
サッサッ
ピカーッ!
真人「!?なんだこの光はっ!!」
131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:39:36.91 ID:LpdhecsI0
秋生「くっ…こいつを再びお目にかける時が来るとはな…」
朋也「まさか……!あのパンのジャムはこの人の物だったのかッ!」
渚「レインボーパン!?」
春原「すっげえ!七色に光ってる!これなんですか早苗さん?」
早苗「レインボーパンです、お一つどうぞ」
春原「マジすか!?」
朋也「待て春原!!」
春原「へへっ、いっただっきまーす!」
【春原リタイヤ】
朋也「まさか……!あのパンのジャムはこの人の物だったのかッ!」
渚「レインボーパン!?」
春原「すっげえ!七色に光ってる!これなんですか早苗さん?」
早苗「レインボーパンです、お一つどうぞ」
春原「マジすか!?」
朋也「待て春原!!」
春原「へへっ、いっただっきまーす!」
【春原リタイヤ】
132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:53:12.90 ID:LpdhecsI0
朋也「春原が死んだ!」
秋生「この人でなし!」
早苗「さあ他に食べたい方はいらっしゃいますかー?」
「「「……」」」
来ヶ谷「ボク直枝!ボク飲ミタイナァ!」
理樹「ちょっ、来ヶ谷さん!?」
来ヶ谷「うん」
パチンッ
理樹(いやウインクされても……!)
早苗「はいどうぞっ」
理樹「うう…っ」
チラッ
理樹(皆僕が見ると気の毒そうに目を逸らして行く…)
理樹「こうなったら食べるしかないのか…」
ピッカーン!
理樹「え、ええいままよ!」
パクッ
秋生「この人でなし!」
早苗「さあ他に食べたい方はいらっしゃいますかー?」
「「「……」」」
来ヶ谷「ボク直枝!ボク飲ミタイナァ!」
理樹「ちょっ、来ヶ谷さん!?」
来ヶ谷「うん」
パチンッ
理樹(いやウインクされても……!)
早苗「はいどうぞっ」
理樹「うう…っ」
チラッ
理樹(皆僕が見ると気の毒そうに目を逸らして行く…)
理樹「こうなったら食べるしかないのか…」
ピッカーン!
理樹「え、ええいままよ!」
パクッ
133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 21:56:53.00 ID:LpdhecsI0
理樹「う…ここは……?」
理樹(なんだか凄く柔らかい物の上に寝ていた…僕はどうして寝ていて…)
理樹「そっ、そうだ…確か僕はアレを食べて……」
観鈴「あっ、起きた」
理樹「……」
理樹「誰!?」
136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 23:23:59.05 ID:LpdhecsI0
観鈴「えと…おはようございます」
理樹「おっ、おはようございます……ってこれひ、膝枕っ!」
ガタッ
観鈴「うんとね、私がここに来るまえからあなたは倒れていたの。多分1時間は経ってたんじゃないかなあ?」
理樹「じゃあ介抱してくれたんだ…ありがとう」
観鈴「ぶいっ!」
理樹「……ところで君は…」
観鈴「私の名前は神尾観鈴。お祭りだーっておばさんに連れてこられたの」
理樹「おばさん…?」
観鈴「あの人」
理樹(指を指した向こうには……酔いまくってる人達がいた)
晴子「せやからゆーてるやろあんたらだけおかしいって!」
恭介「どっこもおかしくねーよ!俺たちだって負けらず劣らず泣きゲーだろうがっっ」
秋生「馬鹿野郎!kanonは冬、AIRは夏、んでCLANNADは春と来たら次は秋だろ!?なんで初夏なんだよ!」
恭介「そういうならplanetarianが先だろ!?……ヒック」
理樹「ちょっとちょっと!」
理樹(たまらず間に入る)
恭介「ん?……おお、理樹、起きたか」
理樹「なんで恭介が酔っ払ってるのさ!?」
恭介「ああ、そりゃな…」
理樹「おっ、おはようございます……ってこれひ、膝枕っ!」
ガタッ
観鈴「うんとね、私がここに来るまえからあなたは倒れていたの。多分1時間は経ってたんじゃないかなあ?」
理樹「じゃあ介抱してくれたんだ…ありがとう」
観鈴「ぶいっ!」
理樹「……ところで君は…」
観鈴「私の名前は神尾観鈴。お祭りだーっておばさんに連れてこられたの」
理樹「おばさん…?」
観鈴「あの人」
理樹(指を指した向こうには……酔いまくってる人達がいた)
晴子「せやからゆーてるやろあんたらだけおかしいって!」
恭介「どっこもおかしくねーよ!俺たちだって負けらず劣らず泣きゲーだろうがっっ」
秋生「馬鹿野郎!kanonは冬、AIRは夏、んでCLANNADは春と来たら次は秋だろ!?なんで初夏なんだよ!」
恭介「そういうならplanetarianが先だろ!?……ヒック」
理樹「ちょっとちょっと!」
理樹(たまらず間に入る)
恭介「ん?……おお、理樹、起きたか」
理樹「なんで恭介が酔っ払ってるのさ!?」
恭介「ああ、そりゃな…」
137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 23:33:24.87 ID:LpdhecsI0
2時間前
秋生「あーあ倒れちまった…」
晴子「なああんた、最初に約束してること覚えてるか?」
秋生「ん?おっ、そうだったそうだった!忘れるところだったぜ」
朋也「どうした?」
秋生「いや実はな、最初審判をやってくれることを条件にこう言ったんだ」
秋生『頼む!もしやってくれるなら試合が終わったあと車の中にあるビール好きなだけ飲んでいいからよっ!』
晴子『それほんまかいな!』
秋生「てな感じで」
朋也「いったいいくら持ってきたんだよ…」
ドンッ
秋生「さあ水瀬さんのところも飲んで飲んで!」
秋子「いや私は飲まないんです…」
秋生「あっ、そうっすか?」
カシュッ
晴子「よっしゃカンパーイ!」
秋生「いやっほーう!さあそこの坊主ももう飲める年だろ!?」
恭介「えっ!?いや、俺はまだ高校…」
晴子「んな細かいことはどーでもええやんっ」
グイッ
恭介「ごばぁっ!」
謙吾「……見なかったことにしよう。ほらっ、俺たちは俺たちで楽しもう!」
祐一「おっ、おおーっ!」
小毬「は~い、レジャーシートもいっぱいあるから広げてねぇ~っ!」
恭介「そんでこんなんよっ!」
理樹「出来上がっちゃってる…」
秋生「あーあ倒れちまった…」
晴子「なああんた、最初に約束してること覚えてるか?」
秋生「ん?おっ、そうだったそうだった!忘れるところだったぜ」
朋也「どうした?」
秋生「いや実はな、最初審判をやってくれることを条件にこう言ったんだ」
秋生『頼む!もしやってくれるなら試合が終わったあと車の中にあるビール好きなだけ飲んでいいからよっ!』
晴子『それほんまかいな!』
秋生「てな感じで」
朋也「いったいいくら持ってきたんだよ…」
ドンッ
秋生「さあ水瀬さんのところも飲んで飲んで!」
秋子「いや私は飲まないんです…」
秋生「あっ、そうっすか?」
カシュッ
晴子「よっしゃカンパーイ!」
秋生「いやっほーう!さあそこの坊主ももう飲める年だろ!?」
恭介「えっ!?いや、俺はまだ高校…」
晴子「んな細かいことはどーでもええやんっ」
グイッ
恭介「ごばぁっ!」
謙吾「……見なかったことにしよう。ほらっ、俺たちは俺たちで楽しもう!」
祐一「おっ、おおーっ!」
小毬「は~い、レジャーシートもいっぱいあるから広げてねぇ~っ!」
恭介「そんでこんなんよっ!」
理樹「出来上がっちゃってる…」
138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 23:41:38.04 ID:LpdhecsI0
晴子「そんでやで!私らのタイトルは全部単語やのになんやリトルバスターズ!て!?長いわっっ」
恭介「いやでもそのあとはAngel Beats!とか『○○ B~!』になったじゃねえか!だいたい違う所を言うならAIRは攻略人数少な過ぎるんだよっ!」
晴子「別にええやん、いっちゃん売れたし」
恭介「なんか納得いかねえ…!」
理樹(どうやらあまりに酔いすぎたのか皆意味不明の会話をしている)
恭介「いやでもそのあとはAngel Beats!とか『○○ B~!』になったじゃねえか!だいたい違う所を言うならAIRは攻略人数少な過ぎるんだよっ!」
晴子「別にええやん、いっちゃん売れたし」
恭介「なんか納得いかねえ…!」
理樹(どうやらあまりに酔いすぎたのか皆意味不明の会話をしている)
140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 23:52:18.90 ID:LpdhecsI0
「さあ張った張った~!」
理樹(また別の方向から声が聞こえた)
葉留佳「来ヶ谷VS坂上の腕相撲大会!今姉御が熱いよ~っ!」
来ヶ谷「……!」
智代「……ッ」
グググッ
理樹「なにやってるのさ!?」
葉留佳「あっ、理樹君復活したんだ。理樹君はどっち賭ける?」
理樹(見た所腕相撲をやっている様だけどなんで2人ともこんな本気になっているんだろう)
春原「何故こんなことになってるかって?そりゃ勝ったら来ヶ谷には直枝の……を、坂上には岡崎の……を渡すからさ」
理樹「いま何を賭けるって…?」
春原「さあね~♪」
理樹(もしかして急いでこの場から逃げた方がいいんだろうか)
ビタンッ
葉留佳「おおっ!勝者来ヶ谷!」
来ヶ谷「危なかった…しかし勝てたのは年の功だろうな」
智代「ありがとう、いい試合だった」
ピシガシグッグッ
葉留佳「さあ勝者の姉御には理樹君にモーニングコールする券を…」
理樹「何じゃそりゃ!」
理樹(また別の方向から声が聞こえた)
葉留佳「来ヶ谷VS坂上の腕相撲大会!今姉御が熱いよ~っ!」
来ヶ谷「……!」
智代「……ッ」
グググッ
理樹「なにやってるのさ!?」
葉留佳「あっ、理樹君復活したんだ。理樹君はどっち賭ける?」
理樹(見た所腕相撲をやっている様だけどなんで2人ともこんな本気になっているんだろう)
春原「何故こんなことになってるかって?そりゃ勝ったら来ヶ谷には直枝の……を、坂上には岡崎の……を渡すからさ」
理樹「いま何を賭けるって…?」
春原「さあね~♪」
理樹(もしかして急いでこの場から逃げた方がいいんだろうか)
ビタンッ
葉留佳「おおっ!勝者来ヶ谷!」
来ヶ谷「危なかった…しかし勝てたのは年の功だろうな」
智代「ありがとう、いい試合だった」
ピシガシグッグッ
葉留佳「さあ勝者の姉御には理樹君にモーニングコールする券を…」
理樹「何じゃそりゃ!」
141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:05:13.21 ID:/9sPRJRl0
別のシート
ことみ「私は『ガラスの中』の方が好きなの」
西園「そうですか…」
朋也(おっ、ことみが珍しく話が合う人を見つけたようだな)
西園「私はこのような本を強くお勧めします」
朋也「ん?……げっ!」
ことみ「……?男の人同士がキスしているの」
西園「はい。これはボーイズラブ、略してBL…」
朋也「なんて本勧めようとしてんだあんたは!?」
ダダダッ
朋也「………なんだ…ありゃ?」
またまた別のシート
あゆ「じゃあ鈴さんどうぞっ」
鈴「ん……ありがと」
観鈴「私甘いの大好きっ」
渚「私もです!私も餡で作った物が大好きでアンパンが一番の大好物ですっ!」
祐一「こっちはいいな…皆ほのぼのしてて……お?」
ドドドッ
晴子「はっはっはっ!ほら皆もこれ飲みや~っ!」
理樹「ちょっと未成年にお酒なんか勧めたら…っ!」
晴子「なんややかましいな…その口塞いだるわ」
チューッ
理樹「~~ッ!?」
鈴「なぁぁー!?」
理樹「う…ヒック」
バタン
祐一「ま、まさか!あの人(晴子)口に酒含ませて無理やり飲ませてるぞ!!」
祐一(よく周りを見てみると俺と女子四人以外は全滅していた)
晴子「あーはっはっは!皆覚悟しーやー?」
祐一「だ、誰か助け……」
ことみ「私は『ガラスの中』の方が好きなの」
西園「そうですか…」
朋也(おっ、ことみが珍しく話が合う人を見つけたようだな)
西園「私はこのような本を強くお勧めします」
朋也「ん?……げっ!」
ことみ「……?男の人同士がキスしているの」
西園「はい。これはボーイズラブ、略してBL…」
朋也「なんて本勧めようとしてんだあんたは!?」
ダダダッ
朋也「………なんだ…ありゃ?」
またまた別のシート
あゆ「じゃあ鈴さんどうぞっ」
鈴「ん……ありがと」
観鈴「私甘いの大好きっ」
渚「私もです!私も餡で作った物が大好きでアンパンが一番の大好物ですっ!」
祐一「こっちはいいな…皆ほのぼのしてて……お?」
ドドドッ
晴子「はっはっはっ!ほら皆もこれ飲みや~っ!」
理樹「ちょっと未成年にお酒なんか勧めたら…っ!」
晴子「なんややかましいな…その口塞いだるわ」
チューッ
理樹「~~ッ!?」
鈴「なぁぁー!?」
理樹「う…ヒック」
バタン
祐一「ま、まさか!あの人(晴子)口に酒含ませて無理やり飲ませてるぞ!!」
祐一(よく周りを見てみると俺と女子四人以外は全滅していた)
晴子「あーはっはっは!皆覚悟しーやー?」
祐一「だ、誰か助け……」
143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:16:08.96 ID:/9sPRJRl0
晴子「あひゃひゃ…めんなデロデロや…」
恭介「まっひゃく…おれとアッキーは運転しなくちゃってのに…」
真琴「あうぅ……ひっく」
来ヶ谷「………坂上女史。私は晴子氏たちの住所をなんとか聞き出しておいたからタクシーを捕まえておく、君は自分たちのチームを無事全員家へ送っておいてくれ」
智代「頼まれた。しかし水瀬さんが酒豪で良かった、流石にホテルの手続きまでは出来ないから…」
秋子「いえいえ、それではあとはよろしくお願いします。それでは私はしばらく皆の酔いが覚め次第行きます」
バタン
ブロロロロ………
夜
国崎「……ここはどこだ…?…クソッ頭が痛え、二日酔いかこれは…?なんにも覚えてねえ」
国崎(空腹で倒れて気付いたら見たこともない公園で俺は寝ていた。気付いたら腹も満腹だった)
国崎「……よく分からんがまた放浪の旅を続けるか…」
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:16:45.05 ID:/9sPRJRl0
終わり
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