1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 14:18:49.52 ID:GdCD24YrO
P「事務所に向かうのがこんなに緊張するのは久しぶりだな、入社したての頃みたいだな」
P「あぁ分かってるさ、同事務所のアイドルだ。変なことは考えてない」
P「ただ、やっぱりこういうイベントは少し気にはなるんだ」
P「さぁ、行くか」
ガチャ
P「おはようございます」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424927929
P「あぁ分かってるさ、同事務所のアイドルだ。変なことは考えてない」
P「ただ、やっぱりこういうイベントは少し気にはなるんだ」
P「さぁ、行くか」
ガチャ
P「おはようございます」
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引用元: ・P「そろそろバレンタインデーだな」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 14:23:42.50 ID:GdCD24YrO
春香「いよいよ明日だね」
響「春香は誰かにチョコあげたりするのか?」
P「おっ、早速例のイベントについて話してる奴らがいるな、近くで聞いてみるか」
春香「私…うーん、これといってあげる人はいないんだけど…」
響「そうか…そうだよな。自分達アイドルだし、ファンが一番だもんな」
春香「あっはは、そういうこと。でも、本当なら1人あげたい人は居たんだけどね」
響「……そうか」
P「いない…のか。嬉しいやら悲しいやら…っと、誰か来たな」
やよい「あっ、おはようございまーす!」
春香「やよいーおはよ」
響「おはよう」
響「春香は誰かにチョコあげたりするのか?」
P「おっ、早速例のイベントについて話してる奴らがいるな、近くで聞いてみるか」
春香「私…うーん、これといってあげる人はいないんだけど…」
響「そうか…そうだよな。自分達アイドルだし、ファンが一番だもんな」
春香「あっはは、そういうこと。でも、本当なら1人あげたい人は居たんだけどね」
響「……そうか」
P「いない…のか。嬉しいやら悲しいやら…っと、誰か来たな」
やよい「あっ、おはようございまーす!」
春香「やよいーおはよ」
響「おはよう」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 14:28:55.86 ID:GdCD24YrO
やよい「何の話をしてたんですか?」
春香「バレンタインデーだよ、明日誰かにチョコあげるのかなって」
響「誰かあげたい人とかいるのか?」
P「やよいか…やよいはどうなんだ?」
やよい「うーん…私は特に…。長助たちの面倒を見ないといけないし、あげる予定は無いです」
P「そうかやよいもなんだな。俺の事務所のアイドルは皆真面目だな」
春香「やよいもかー。はぁ…私達女の子なのに誰にもチョコをあげないなんて」
響「うっ、それを言うなよ」
春香「バレンタインデーだよ、明日誰かにチョコあげるのかなって」
響「誰かあげたい人とかいるのか?」
P「やよいか…やよいはどうなんだ?」
やよい「うーん…私は特に…。長助たちの面倒を見ないといけないし、あげる予定は無いです」
P「そうかやよいもなんだな。俺の事務所のアイドルは皆真面目だな」
春香「やよいもかー。はぁ…私達女の子なのに誰にもチョコをあげないなんて」
響「うっ、それを言うなよ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 14:32:23.64 ID:GdCD24YrO
春香「あ、そうだ!」
P「…ん、どうかしたのか」
春香「ねぇ、耳貸して」
やよい「はい?」
響「…うん」
春香「……」
やよい「……」
響「……」
P「なんだ、聞こえないな…俺も混ぜてくれよ」
春香「……」
やよい「……」
響「……」
P「……」
P「…ん、どうかしたのか」
春香「ねぇ、耳貸して」
やよい「はい?」
響「…うん」
春香「……」
やよい「……」
響「……」
P「なんだ、聞こえないな…俺も混ぜてくれよ」
春香「……」
やよい「……」
響「……」
P「……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 14:39:20.50 ID:GdCD24YrO
春香「皆で一緒にチョコ作ろうよ、一人一人混ぜたいものを持ってきて、それを全部混ぜて一つのチョコを作るの」
やよい「なんか楽しそうです」
響「一つ…の大きなチョコを作るのか?」
P「何でそんな物を…」
春香「うん、大っきいチョコレートを作るの」
やよい「うー、私そういうのやってみたかったんです」
響「それを…誰にあげるのか?」
春香「それは…」
響「……」
P「何だ、また声が小さく…」
春香「……」
響「……春香」
美希「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあふぅ」
P「っと、なんだ?」
やよい「なんか楽しそうです」
響「一つ…の大きなチョコを作るのか?」
P「何でそんな物を…」
春香「うん、大っきいチョコレートを作るの」
やよい「うー、私そういうのやってみたかったんです」
響「それを…誰にあげるのか?」
春香「それは…」
響「……」
P「何だ、また声が小さく…」
春香「……」
響「……春香」
美希「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあふぅ」
P「っと、なんだ?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 10:18:34.50 ID:A5N8Y+Bi0
美希「ふぅ…よく寝たの」
春香「何だぁ、美希も居たんだね」
響「うぅ、そういえばいつも寝てるんだったな、つい忘れてたぞ」
やよい「ぐっすりですー」
美希「そうだよーミキ、ぐっすり寝たの。んー、集まって何してるの?」
P「全く、美希は相変わらず居眠りか。皆変わらないなぁ」
春香「明日のバレンタインデーのことについてなんだけど…」
響「誰かにチョコあげるのかってね」
美希「ふーん………ミキは…」
美希「……」
やよい「…うー?」
春香「あっ…美希」
P「おい、どうしたんだ?」
春香「何だぁ、美希も居たんだね」
響「うぅ、そういえばいつも寝てるんだったな、つい忘れてたぞ」
やよい「ぐっすりですー」
美希「そうだよーミキ、ぐっすり寝たの。んー、集まって何してるの?」
P「全く、美希は相変わらず居眠りか。皆変わらないなぁ」
春香「明日のバレンタインデーのことについてなんだけど…」
響「誰かにチョコあげるのかってね」
美希「ふーん………ミキは…」
美希「……」
やよい「…うー?」
春香「あっ…美希」
P「おい、どうしたんだ?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 10:21:30.10 ID:A5N8Y+Bi0
美希「えと…あっはは、ミキはいいの。それじゃあまたね」
やよい「え?」
響「そっとしとくんだ」
春香「……」
春香「いや、ダメだよ」
美希「……え?」
春香「美希も一緒にチョコ作ろうよ。皆で大きなチョコをひとつ」
響「お、おい…春香」
P「な、なんだ…一体何が」
やよい「え?」
響「そっとしとくんだ」
春香「……」
春香「いや、ダメだよ」
美希「……え?」
春香「美希も一緒にチョコ作ろうよ。皆で大きなチョコをひとつ」
響「お、おい…春香」
P「な、なんだ…一体何が」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 13:46:18.75 ID:PpO25ulT0
俺は765プロのプロデューサーだ。
その事は忘れたくない。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 13:49:35.91 ID:PpO25ulT0
俺は仕事()をやるために事務所に向かった。
その途中での出来事だった。
「ウッヒョーーーーー!!!!」
俺は、信号を無視して走ってきた車に跳ねられーーーーーー
帰らぬ人となってしまった。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 13:52:20.37 ID:PpO25ulT0
今目の前で話している春香達がとても懐かしい。
ーーっはは、どれぐらい見てなかったか
1ヶ月、2ヶ月…10年くらいか?
全く変わってないんだな、春香。
やよいも響も、それから美希も。
ーーっはは、どれぐらい見てなかったか
1ヶ月、2ヶ月…10年くらいか?
全く変わってないんだな、春香。
やよいも響も、それから美希も。
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 14:12:16.90 ID:PpO25ulT0
俺は見守ってるからな
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 14:13:05.10 ID:PpO25ulT0
ーー~エンディング~ーー
こぼれ落ちた鼻水が
そっと膝を潤わせ
クラクラする光を
踏みしめるように立ち上がる
今あなたは何処で
今あなたは何を
見ているのだろう鼻水が
また膝元を通り過ぎ
眩い光が柱になり
そっと抜け殻を包み込む
意識だけが糧になり
またいつかこの場に降りるのだろう
今あなたは何処で
今あなたは何を
思ってるのだろう一目だけでも
消える前に見てもいいですか
濃いわだかまりを包む光
薄い宝を照らす光
永遠に続く線の一
今あなたは何処で
今あなたは何を
見ているのだろう鼻水が
膝元を通り過ぎたら
今あなたは何処で
今あなたは何を
思ってるのだろう一目だけでも
消える前に見てもいいですか
またいつか会いましょう
完
こぼれ落ちた鼻水が
そっと膝を潤わせ
クラクラする光を
踏みしめるように立ち上がる
今あなたは何処で
今あなたは何を
見ているのだろう鼻水が
また膝元を通り過ぎ
眩い光が柱になり
そっと抜け殻を包み込む
意識だけが糧になり
またいつかこの場に降りるのだろう
今あなたは何処で
今あなたは何を
思ってるのだろう一目だけでも
消える前に見てもいいですか
濃いわだかまりを包む光
薄い宝を照らす光
永遠に続く線の一
今あなたは何処で
今あなたは何を
見ているのだろう鼻水が
膝元を通り過ぎたら
今あなたは何処で
今あなたは何を
思ってるのだろう一目だけでも
消える前に見てもいいですか
またいつか会いましょう
完
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