律子「え、えーっと……？　ウソですよね？」

春香「律子さーん、どうしたんですかー？」

律子「ええ！？　ほ、本当なんですか！？　し、失礼しましたぁ！！」

美希「律子－、カメラ回してー」

律子「そ、そうだったわね！　は、はい！　今回千早の代わりに、スタジオにいらっしゃるのはこの方！」

渡哲也「おはようございます。渡哲也です」

律子「わ、渡哲也さんでしたぁ！！」

春香「」

美希「へ？」

春香「ってええええ！？　渡哲也さんって、あの石原プロの！？」

渡「はい、所属しております」

春香「西部警察の大門圭介役の！？」

渡「はい」

美希「だいもんけーすけ？　誰かわからないな」

春香「こ、こら美希！　それぐらい知っておかないと！　業界のレジェンドだよ！？」

美希「そうなの？　凄い人なんだね」

渡「いえいえ、それほどでもありません」

春香「いやいやとんでもない！！　あ、あの……渡さん？」

渡「何でしょうか？」

春香「出る番組間違えてませんか？　これ、生っすか！？　サンデーなんですけど……」

渡「いつも楽しく拝見させていただいてます」

春香「えええ！？　み、見ておられるんですか！？　ありがとうございます！！」

美希「ありがとうございますなの」

春香「えっと、私たちのことご存知ですか？」

渡「はい、存じ上げております。天海春香さんと、星井美希さんですよね？」

春香「そ、そうです！　天海春香です！」

渡「うちのひろし……、舘ひろしがファンだと言っていました」

春香「ま、マジっすか……」

美希「なんだか話についていけないな」

律子「えっと、それではこれより渡さんをスタジオまでお送りしますので！」

渡「よろしくお願いいたします」

春香「こ、こちらこそ！　え、えっと千早ちゃんの代理で、渡さん……。なんかすごいことになってきましたね！」

美希「渡さんが来るまでに、まずはこのコーナーをさくっとやっちゃうの」

春香「響チャレンジ！　さてさて、今回はどんなことに挑戦するんでしょうか？」

美希「中継先の響ー！」

響「は、はいさーい！　我那覇響だぞー！」

春香「あれ？　響ちゃん、いつもと様子が違うね」

美希「なんか落ち着いてないように見えるの」

響「そ、そんなことないぞ！」

春香「響ちゃん！　今日のチャレンジだけど」

響「えっと！　その前に！　今日はね、みんなに新しい家族を紹介したいんだ！」

美希「新しい家族？　また動物が増えたの？」

響「そ、そうなんだ！　すっごく賢いんだぞ！　それじゃあ呼ぶぞ！　猫ひろしー！」

春香「へ？　猫ひろしって」

美希「オリンピックダメだった人じゃないの？」

舘ひろし「にゃー！　響ちゃんの新しい家族、猫ひろしだニャー！！」

春香「」

美希「あっ、パパむすに出てた人だ。懐かしいの」

春香「え、えーっと……。舘さんですよね？」

舘「猫ひろしだニャー！！」

美希「その猫耳、似合ってないの」

響「み、美希！！　そんなこと言っちゃだめだぞ！　た、舘ひろしさ……」

舘「猫ひろしだニャー！！」

響「……猫ひろしはすっごく賢いんだ。人間の言葉分かるもんね」

舘「にゃー！　こっちは気にせず進めるにゃー！」

春香「……はっ！　放送事故になりかけました！　それでは本日の響チャレンジの発表です！」

春香「ビビってはいけないカーアクション！」

響「へ？　どういうことだ？」

春香「石原プロと言えばやはり爆破、銃撃戦、カーアクション！　これでもかと言うぐらいド派手な演出が人気の秘訣です！」

美希「だから響にそれを体感してもらおうだって」

響「ちょ！　それ下手したら死ぬんじゃないのか！？　ええ！？　な、なに！？　車に連れてかないでー！！」

舘「スタジオに戻しますにゃー！」

春香「さて、準備が終わったら中継を戻しましょう！　にしても舘さんのプロ根性凄いな……」

美希「どんな人かイマイチ知らないけど、良く引き受けてくれたね」

春香「とそうこうしている間に！　渡哲也さんがスタジオにやって来ました！」

美希「ようこそなの！」

渡「こちらこそ、不慣れなものでご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします」

春香「こ、こちらこそお手柔らかにお願いします！　ところで、どうして出演してくださったんでしょうか？　色々と置きすぎて、混乱しているんですけど」

渡「元々この番組を見ていたということもありますが、７６５プロ様の高木社長とは縁が有りまして、この度如月さんが休まれるとのことでしたので、代わりに出てくれないかとお話を頂きました」

美希「社長ってすごいんだね」

春香「ホント何者なんでしょうね！」

春香「それじゃあここで、渡さんも交えてやってみましょうか！　えっと、ご存知ですか？」

渡「はい。大丈夫です」

美希「それじゃあタイトルコール！　生っすか！？」

渡「サンデー」

ドン！　ターラーラー　ターラーラー　タララララーッタタララララ（西部警察PartⅡ　ワンダフルガイズ）

ＣＭ中

春香「いや、本当に驚きました。今でもにわかに信じられないんですけど……」

美希「美希はね、星井美希なの！」

渡「ええ、存じ上げておりますよ。星井さん、天海さん。わたくし芸歴こそは上ですが、このような場は何分不慣れですので、容赦なくご指摘いただけたらと思います」

春香「と、ととととんでもない！！」

美希「春香、渡さん！　ＣＭ開け１０秒前なの！」

春香「そ、それじゃあ今日はよろしくお願いいたします！」

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「生っすか」

はるみき『サンデー！！』

春香「それではお次はこちらのコーナー！　こちらも今人気です！　やよいのスマイル体操！　渡さんは見ていますか？」

渡「はい。毎週一緒に体操をしています」

美希「なかなかシュールな絵だね」

春香「それでは中継先の良純幼稚園のみんなー！　おはようー！」

やよい「うっうー！　おはようございますー！　私たちは今良純幼稚園に来ています！」

伊織「……」

あずさ「……」

美希「あれ？　２人ともなんか困った顔しているね」

春香「ホントだ。……いやぁ、そんなまさかね……」

神田正輝（チャイルドスモッグ）「……」

春香「そのまさかだー！！」

美希「これは流石に酷いの」

渡「正輝、良く似合っているぞ」

春香「えー……。あ、あのー。神田正輝さんですよね？」

神田「うっうー！！」

春香「ぶっ！」

美希「そ、それは卑怯なの！！」

渡「沙也加ちゃんが悲しむぞ」

神田「とっくに愛想尽かされてますよ」

春香「え、えっと……。神田さん、まさかスマイル体操するんですか？」

神田「そうじゃなきゃ着替えないよ。サイズが合うの有ってよかったよかった」

春香（誰が着るの！？）

やよい「今日は神田さんと一緒にスマイル体操ですよー！　みんなー、集まれー！」

幼稚園児「わーい！！」

神田「わーい！！」

春香「も、もうやめて……」

美希「こ、こんなのってあんまりなの……」

渡「神田もスマイル体操に出たいと言っていましたので、お気になさらず」

春香「でもわざわざチャイルドスモッグ着ることないじゃないですか！　舘さんと言い、石原軍団で遊び過ぎです……」

美希「神田さん真顔でスマイル体操しているからなんか面白いね」

神田「世界中笑顔になれ　アッハッハ」

伊織（やりにくいわ……）

あずさ（これに比べたら、私はまだまだ大丈夫ね）

神田「はい第二スマイル体操はじめ！　こら、蹴らないで！　痛い！」

春香（幼稚園児に蹴られる超大物俳優ェ……）

渡「～♪」

春香（渡さんも口遊んでらっしゃる！？　何この笑ってはいけない生っすかは……）

伊織「ぜったいはっぴー」

あずさ「全体ハッピー」

やよい「絶対ハッピー！」

神田「全体、ハッピイイイイイイイイイイ！！！」

幼稚園児「うわあああん！　このおじさん怖いよおおおおおお！！」

美希「トラウマ負わせちゃったの」

春香「良純幼稚園の皆、ありがとうねー！！」

渡「それではお次はこの企画」

春香（あっ、進行自体は普通だ）

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「菊地真、改造計画」

春香（なんだろう、この人が言うと物理的にどうこうされそうだよね）

美希「中継先の雪歩ー！　ってアレ？　雪歩が倒れてる？」

春香「雪歩！？　どうしたの！？」

雪歩「い、石原軍団の若衆がたくさん……」

春香「あちゃー、男の人がたくさん来て気を失っちゃったか」

徳重聡「萩原さんに変わりまして、２１世紀の石原裕次郎こと徳重聡がお送りします」

美希（この人肩書の割にパッとしないんだよね）

春香（あっ、大誤算……、じゃなくて大吾さんだ）

徳重「真ちゃん、準備は出来たかな？」

真「はい！　準備バッチリですよー！」

春香「渡さんはこの企画知っていますか？」

渡「はい、いつも楽しく拝見させていただいています。菊地さんの活躍も耳に入っています、彼女は石原プロダクションとしても欲しい存在ですね」

美希「真君なんかすごいね」

真「えっへへー」

徳重「それじゃあ菊地真ちゃん改造の結果は……これだ！」

春香「あれ？　ところで何で今日は野外なんですか？　採石所？」

美希「あっ、ホントだ」

渡「あそこは……」

真「きゃっぴぴぴーん！　まっこまっこりーん！　菊地真ちゃんなりよ～」

観客「」

ボルテージダウン　爆破します

真「え？」

採石場「ＢＴＯＯＯＯＭ！！」

真「わあああああ！？　な、何！？　何が起きたの！？」

徳重「石原軍団名物爆破。観客席の皆のボルテージが下がると、爆発するから気を付けてね」

真「き、聞いてないですよ！　ってなんですかこの火薬の量は！！　コマンドーですか！？」

渡「思い出した、そこは宮崎県の採石場、２００４年の西部警察ＳＰで使われた場所です」

春香「ほえー……」

美希「火薬の量がダンチなの」

雪歩「ま、真ちゃん……。その服は有り得ないよ」

真「ゆ、雪歩……。目、死んでない？」

雪歩「そんな服需要無い！　石原軍団における良純レベルに需要が無いよ！」

真「いや良純さんは軍団じゃないからね！　あの人気象予報士だからね！！」

雪歩「今日は西部警察スペシャルだからいつもより渋めで行くよー！」

真「ぎゃおおおおん！」

真（でかいサングラス＆ショットガン）「夜霧よ、今夜もありがとう。ってこれ、渡さんじゃなくて石原裕次郎じゃ」

観客「ぴぎゃあああああ！　素敵いいいい！！」

真「こ、これでいいの！？」

ボルテージアップ　爆破します

採石場「ＢＴＯＯＯＯＯＯＭ！！！」

真「ま、また爆発した！？　どんだけお金かかってるの！？　石原プロも結構キツキツなんじゃないの！？」

渡「水瀬さんに、協力していただきました」

真「何やってんだよ伊織パパー！！」

観客「真王子ー！　抱いてええええ！！！」

採石場「ＢＴＯＯＯＯＯＭ！！」

雪歩「次は次は……」

真「ちゅ、中継返します！」

春香「いやぁ、凄い爆発でしたね」

渡「昔はもっと派手にやっていたものです。今はＣＧなどの技術が上達して、このような機会も減ってきましたね」

春香「後々の響ちゃんとた……、猫ひろしさんはもっと凄いんだとか！　それではお次はこの企画！」

四条貴音のらぁめん探訪特別編

美希「貴音－、特別編ってどういう意味？」

亜美「んふっふ～、それはねー」

真美「これを見よ！！」

和太鼓ＳＥ

貴音「まぐろ、釣り上げました」

渡「これは……」

春香「うわぁ、でかいですねそれ……」

貴音「ええ、荒れ狂う海の中、今日と言う日のために海の殿方たちが届けてくださりました。今日はこれを余すことなくいただきましょう」

亜美「まぐろらぁめんだよ！」

真美「この場で捌いて食べちゃうんだよ！」

美希「まさか貴音が持ってるそれって」

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「マグロ、解体開始」

春香「あ、ありがとうございます」

貴音「ええ、これよりわたくしがまぐろを解体いたします」

春香「って解体ショーって資格とかいるんじゃないんですか？」

渡「解体するだけなら、必要ないんですよ」

春香「ほー、勉強になりますねー」

美希「でも貴音出来るの？」

貴音「ええ。わたくし今日の日のために、練習してきましたので」

亜美「お姫ちんの練習風景は来週放送だよ！」

真美「それじゃあお姫ちんによるマグロ解体ショー、スタート！！」

貴音「それでは……、頂きます！！」

ＢＧＭ　ドン　ターラーラー　ターラーラー　タララララーッタタラララ（ワンダフルガイズ）

渡「これは素晴らしい」

春香「は、速い！」

美希「見る見るうちにマグロが解体されていくの！！」

貴音「ていやあああああああ！」

真美「お、お姫ちんが怖いＹＯ！」

亜美「執念すら感じちゃうよー！」

春香「マグロと言えば渡さん、あのＣＭ私すごく好きなんですよ」

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「マグロ、撮影順調」

春香「それです！　生で見れて嬉しいです！」

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「マグロラーメン、ご期待ください」

貴音「ふぅ……」

亜美「そうこうしているうちに解体が終わったよ！」

真美「それじゃあマグロラーメンの登場だー！！　ってでかくない？」

貴音「そうでしょうか？　わたくしにはちょうどいいのですが」

春香「美味しそうですねー！」

美希「貴音ー、お味はいかがなの？」

貴音「まぐろのすぅぷ良く絡む弾力のある中細ちぢれ麺がたまりません。マグロも、海の男たちの不器用でも一途な想いが、ぎっしりと詰まっていて、泣けてきます」

真美「ねー、お姫ちん。このマグロ、全部食べるの？」

亜美「亜美ら一杯でも十分すぎるよー」

貴音「それでは、わたくしが全部頂くとしましょう。マグロの解体後はすぐに食べないと、傷んでしまいますので」

真美「あっ、中継返すねー！」

春香「さて、本日のお土産と言うことで、マグロのメンチカツが郵ぱっくのクール便で来ています！」

春香「あれ？　うまく開かないな」

渡「天海さん、貸してください。んぬぬ……」

ゆうパック「チャオ☆」

渡「あだっ！」

春香「わ、渡さん！？」

春香（渡さんって書くと『わたさん』に見えちゃうよねって！　ってそうじゃなくて！　ゆうパックが渡さんの顔に直撃しちゃったよ！！）

美希「大丈夫？」

渡「ええ。お気になさらず。いただきましょうか」

春香（何事も無かったかのように進める！　ここに千早ちゃんがいたらどうなっていたことだろう……）

響「おーい！　中継繋がってるぞー！！」

美希「あっ、響たちのこと忘れてた」

響「酷いぞー！」

響「じ、自分は今猫ひろしと車の中だぞ！」

舘「にゃー！　舘ひろしのギャグ１００連発！」

響「し、しなくても大丈夫ですって！」

渡「懐かしい、７０年代生まれのＮＩＳＳＡＮＣＥＤＲＩＣ。西部警察で一番お世話（廃車）になった車ですね」

春香「そんな西部警察ゆかりの車で、響ちゃんは公道激走爆破カーチェイスを体験してもらいましょう！！　ビビって泣いたらチャレンジ失敗ですよ！」

響「いやいやいや！　これは無理だぞ！　ビビるなっていくら完璧な自分でも……」

大友千秋「それじゃあ行きますよー！！」

渡「大友さんまで来ていたんですか」

美希「お知り合い？」

渡「西部警察でお世話になったカースタントマンです。今なお現役とは、感服いたします」

春香「それでは石原軍団名物カーアクション、スタート！！」

響「うっわあああああ！！」

舘「にゃー！」

響「ぐわんぐわんゆれてるぞ！　って今飛んだ！　後ろ爆発した！！」

舘「まだまだこんなものじゃないよ？」

響「こ、公道は危険だぞ！　え？　石原プロと水瀬財閥が借り切った？　なんでそんなことしちゃうの！？　ってまた爆発したぞ！」

響「急ドリフトは止めてえええええ！！」

舘「伏せるにゃ！」

響「へ？」

車「なんじゃこりゃあ！」

響「い、今撃たれたよね！　車の窓貫通したよね！？」

舘「こっちも反撃だにゃ」

響「えええ！？　舘さん車から飛び降り……」

舘「やっぱこっちの方が楽しいにゃ」

響「た、舘さんがショットガンを構えて大型バイク乗ってるぞ……。あの人、還暦超えてるよね？　志村けんさんと同い年なんだよね？」

大友「よっと！」

響「ぎゃあああああああ！　も、もう止めてええええええ！！」

春香（響ちゃん楽しそうだなー。私はしたくないけど）

美希「チャレンジ失敗だね」

渡「残念です」

春香「楽しい時間もこれでお終い！　エンディングのお時間となってしまいました！　渡さん、本日来られて感想とかありますか？」

渡「面白いことを言えず申し訳ありません」

春香「いやいやいや！　十分すぎます！　来られただけでもすごいのに！」

美希「また来てほしいな」

渡「是非、お声を頂けたらまた出ようかと思います」

春香「ありがとうございます！　それじゃあ最後に！　司会を務めました天海春香と！」

美希「星井美希と！」

渡「渡哲也がお送りしました」

春香「生っすか！？」

和太鼓ＳＥ「ドン」

渡「サンデー」

エンディング　ＭＡＧＵＲＯ！！

渡だけが出来るスマイル　めちゃめちゃ渋いでしょ？
渡だけのとっておきポーズ　バイオレンス＆セクシー？

渡だけが持っているボイス　届いているのかな？
渡だけのパフォーマンス　感動させられるかな？

めざせアクターナンバー１　頑張るよ

ハッキリ愚痴を言わせてもらうと　事務所経営シンドイです
だって万年炊き出し不足でお休み未定だし

イツイツまでにナニナニしないと
間に合わないからヨロシクちゃんって！
ダンスも歌もお芝居もセリフも
覚えられないっ！

でもね　あなた（視聴者）がいると渡くじけない
「オトナノジジョー」で決まった
つらいことでも撮影順調　ファイト！

渡だけが出来るスマイル　めちゃめちゃ渋いでしょ？
渡だけのとっておきポーズ　バイオレンス＆セクシー？

渡だけが持っているボイス　届いているのかな？
渡だけのパフォーマンス　感動させられるかな？

目指せアクターナンバー１　応援してね

今日も明日も撮影開始
これぞプロでしょ！

春香＆美希＆渡『またねー！！』

生っすか！？　サンデー　終