小鳥「プロデューサーさんも写真整理をお願いしてもいいですか？あたしはちょっと手が離せなくて…」

P「わかりました」

そら「ありがとうございます、プロデューサーさん」





P「ダンボール2箱分か…結構な量だな」

そら「私が765さんの写真を撮るようになってからの分ですから大体二年分ですね」

P「二年か…もうそんなになるんですね」

そら「はい」

P「懐かしい写真ばっかりだなぁ…」

そら「そうですね…あ、これ、
私が劇場に来て一番最初に撮った宣材写真ですね」

P「懐かしいなぁ、あの頃はシアターのみんなもまだまだ新人で…今はもうみんな一人前になったし」

P「…アイドル、誰かスカウトしようかなぁ」

そら「プ、プロデューサーさん？ただでさえ50人も担当しているのにこれ以上増やしたら倒れちゃいますよ？」

P「大丈夫です、スパークドリンクがありますから！」

P「しかし何処かにいい子はいないだろうか…」

ﾊﾟｶｯ

亜利沙「それならプロデューサーさん、ありさにいい考えがあります！」ﾆｭｯ

そら「！？」

P「うぉ！？天井から出てくるなよ！」

ｽﾀｯ

亜利沙「プロデューサーさん、新しいアイドルちゃんを探してるんですよね？」

P「あ、ああ」

亜利沙「実はありさが目をつけた人がいるんです！」

P「本当か！？どんな子だ！」

亜利沙「ムッフッフー♪そ・れ・は～♪」ｶﾞｼｯ

そら「へっ？」

亜利沙「我が765プロの専属カメラマンの早坂そらさんです！」

そら「えっ、わ、私がアイドルですか！？」

亜利沙「大丈夫、そらさんなら絶対人気が出るってありさが保証します！」

そら「ちょ、ちょっと亜利沙ちゃん…プロデューサーさんも黙ってないでなんとか」

P「早坂さんか…確かに可愛いし、アリだな！流石だ亜利沙！」

亜利沙「当然です！ずっと目をつけてましたから！」

そら「か、可愛いって…」

P「どうですか、早坂さん、いや、そらさん、アイドル…やってみませんか？」

そら「…」

そら「…確かにアイドルに興味はあります」

P「なら」

そら「ですので、ゲームをしましょう」

P「ゲーム？」

そら「はい、この二年分の思い出の中から私がクイズを出すのでそれに全て正解したらアイドルをやる…これでどうですか？」

P「…わかりました、受けてたちます。亜利沙、頑張ろうな！」

亜利沙「はい！」

そら「あ、亜利沙ちゃんはバランスブレイカーなので無しで」

亜利沙「が～ん！」

そら「あっ、その表情いいですね！一枚撮らせてください！」ｶｼｬｯ

亜利沙「」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ﾊﾟｶｯ

P「床板の下に抜け道が…」

そら「さ、亜利沙ちゃん無しでもやりますか？プロデューサーさん」

P「受けてたちます！」

そら「わかりました、では最初の一枚は…これですね」

そら「律子さんがアイドルゴルフ大会の時に歌った曲の名前はなんでしょうか？」

そら「1、君にアゲインスト。2、君にアルバトロス。3、美希にバックドロップ」

P「うーん、なんだったかな…」

P「…3の美希にバックドロップで！」

そら「ファイナルアンサー？」

P「ファイナルアンサー！」

そら「…」

P「…」

そら「残念、外れです！」

P「くっ…！」

そら「プロデューサーさんには罰ゲームです」

P「えっ、聞いてないんですが」

そら「言ってませんから。美希ちゃん」

美希「んー、どうしたの、そら？」

そら「プロデューサーさんにバックドロップを」

美希「？よくわかんないけどわかったの」ｶﾞｼｯ

P「み、美希？」

美希「なにー？」

P「初めてだからやさしぐえっ」ﾀﾞｧﾝ

そら「というわけでプロデューサーさんの負けですね、この話はなかったことに…」

P「もう一度です！」

そら「…プロデューサーさん、そんなに私をアイドルにしたいんですか？」

P「勿論です！」

そら「なんでそんな…」

P「それは勿論そらさんが可愛いのもあるけど…」

そら「…」

P「俺が見てみたいんです、そらさんが輝くステージの中で歌って踊ってキラキラするのを」

そら「…」

P「だから、諦めませんよ」

そら「…プロデューサーさんが本気だというのはわかりました、なら私も本気でプロデューサーさんを負かします」

P「望むところです」

そら「ではいきますよ、プロデューサーさん！」

P「はい！」

そら「この写真に写っている…」

















P「おはようございます」

そら「おはようございます、プロデューサーさん！」

P「えっ、そ、そらさん？その格好は…」

そら「 あっ､その驚いた表情､いいですね! 1枚､撮らせてください!…なんて♪ふふっ」

P「な、なんで…」

そら「昨日約束したじゃないですか、私が負けたらアイドルをやるって」

そら「だからプロデューサーさん」

そら「今日は私のプロデュース､お願いしますね♪」

終わり
そらさん可愛いよそらさん