1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 03:48:46.13 ID:fS6/z5Ob0
キャラ崩壊注意
ー収録中ー
スタッフ「…はーい、OKでーす」
七海「おつかれさまれした?」
蘭子「闇に飲まれよ!!」
乃々「おつかれさま……です…」
飛鳥「………」ハァハァ……
モバP「おつかれ皆、お前達COOLな14歳組もすっかり人気者だな」
七海「いえいえまだまだうえをめざすのれすよ?♪」
モバP「ハハハ、頼もしいな」
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引用元: ・二宮飛鳥「もう…長くないみたいだ」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 03:49:44.18 ID:fS6/z5Ob0
乃々「森久保的には……バラエティはまだハードルが……」
モバP「まぁそういうな、好感度あげるにはこういう番組が一番なんだよ」
乃々「うぅ…」
蘭子「選ばれし乙女達の輝き…今!!まさしく悠久の時を越える!」
モバP「……お前はほんとぶれないよなぁ」
飛鳥「……」ハァハァ…
モバP「どうした飛鳥?収録中もあんまり話さなかったみたいだが……」
飛鳥「…プ、プロデューサー……」ハァハァ…
モバP「お前…もしかして体調よくないのか?」
飛鳥「いや……大丈夫さ、自己管理は……あっ……」フッ……
バタンッ……
モバP「お、おい!!飛鳥!!?飛鳥!!?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 03:50:29.80 ID:fS6/z5Ob0
ザワザワザワ…
オイオイヒトリタオレタゾ!
キュウキュウシャ!!
モバP「飛鳥!!!!大丈夫か飛鳥!!!おい!!!」ユサユサ
七海「あ、飛鳥ちゃん!!」
乃々「……に、二宮さん……!」
蘭子「あすか……飛鳥ちゃん!!!大丈夫!?飛鳥ちゃん!?」
飛鳥「ご……ごめんね……皆……」
飛鳥「だましだましやってきてたけど……限界みたいだ……もう…長くない…」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 03:51:23.04 ID:fS6/z5Ob0
モバP「あ、飛鳥!!!おい誰か救急車を!!!」
蘭子「あ……飛鳥ちゃん…?」
蘭子「あ……飛鳥ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
ピーポーピーポー………
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 03:52:19.00 ID:fS6/z5Ob0
ー病院ー
医者「風邪ですね」
飛鳥「え」
飛鳥「でもその……頭痛もひどいし腹痛や関節も痛くて……」
医者「完全に風邪の症状ですね」
飛鳥「え…えー……」
医者「まぁ春にはなったといえまだまだ今年は冷え込みますから…心当たりありますか?」
飛鳥「……一晩中薄着で夜桜を眺めてました」
医者「それでしょうね」
飛鳥「ボクもそう思います……」
医者「とりあえずよく効く薬出しておくので今晩は安静にしておいてくださいね、ではおだいじに」
飛鳥「はい……ありがとうございました…」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 12:06:02.28 ID:fS6/z5Ob0
ー待合室ー
飛鳥「……」カラララ…
モバP「…飛鳥!」
飛鳥「あ、プロデューサー…皆は?」
モバP「とりあえずアイツ等は事務所に帰したよ……どうだったんだ、症状は?」
飛鳥「…あー………」
『飛鳥「もう長くない……」』
飛鳥「…………」
飛鳥(さすがに……これは恥ずかしいね……)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 12:14:41.51 ID:fS6/z5Ob0
飛鳥「えっと……あー……」
モバP「…?」
飛鳥「……すまない、心の整理がついたら説明させてもらえるかい?」
モバP「…ッ!!そんなに……わるいのか?」
飛鳥「あー……まぁ…ぽいよね」
モバP「……そうか」
モバP(飛鳥…大人びてはいるがこいつだってまだ14歳の女の子なんだ……つらいに決まってる……!)
モバP(なのに俺は…なにもできないのか…!)ジワッ
飛鳥「!?」
飛鳥(プロデューサーが泣き出した!?)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 13:13:57.65 ID:fS6/z5Ob0
モバP「ごめんな飛鳥……なにもできなくて……本当にごめんな…!」
モバP「プロデューサーなのに……気づいてやれなくて……本当にごめんな……!!!」
飛鳥「いやまぁ……気にしないで、ね?うん」
モバP(なんて…なんて優しい女の子なんだ飛鳥は…!)
モバP(つらいはずなのに……さっきの口ぶりからしてきっとコイツはもっと前から一人で抱えてきたのに…!!!)
モバP「俺は……むりょくだ…!!!すまない飛鳥!!!」バンッ!!
飛鳥(土下座をしだした!!?)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 13:15:25.20 ID:fS6/z5Ob0
飛鳥「ちょ…プロデューサー、ここは病院だから…」
モバP「すまない……気が動転してしまった…」
飛鳥「まぁなんだろう…とにかくプロデューサーは気にしなくていいからさ」
飛鳥「なにがあってもそれがボクの運命さ、運命ならボクは受け入れるよ」
飛鳥(ただの風邪なのになにいってるんだろうボクは)
モバP「つよいな…飛鳥は……」
飛鳥「う、うん」
モバP「…疲れたよな、送るよ、帰ろう」
飛鳥「……おねがいするよ」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 13:16:54.82 ID:fS6/z5Ob0
ー飛鳥の部屋ー
飛鳥「……」
飛鳥「やってしまった……!!」
飛鳥「プロデューサーに心配かけてしまった……それに皆にも…」
飛鳥「……明日、全部話して謝ろう」
飛鳥「そして笑顔で、ボクは大丈夫だって言ってみようかな…フフッ」
飛鳥「さてと……もうすでに良くなってきたけど薬飲んで休もうかな…」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 13:18:32.02 ID:fS6/z5Ob0
ー同時刻、事務所にてー
乃々「プロデューサー……二宮さんは……?」
モバP「……どうやらだいぶ悪いみたいだ」
蘭子「そんな……」
モバP「あの口ぶりだと…入院って事もありえるかもしれない……もしかしたら最悪の場合……」
七海「や…やめてくらさい!!えんぎでもないれす!」
モバP「乃々…蘭子、七海……」
モバP「つらいかもしれないが…きっと一番つらいのは飛鳥自身だ」
蘭子「飛鳥ちゃん……」グスッ
モバP「お前達に……提案があるんだ…」
モバP「きいてくれるか…?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 13:49:12.52 ID:fS6/z5Ob0
ー翌日、事務所前ー
飛鳥「いやー……完全になおるんだねほんとに」
飛鳥「薬学の進歩っていうのはほんとすごいね…これこそが人のあるべき進化の姿といえるね」
飛鳥「さて……気が重いけど…いこうかな」
ガチャッ
飛鳥「おはよう皆……ッ!!?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 15:12:09.06 ID:ZJ33GvYU0
『クールな14歳組皆で二宮飛鳥を励ます会』
飛鳥(な……なんだいあの垂れ幕…!?)
飛鳥(ボクを励ます会…!!?)
七海「あ!飛鳥ちゃんおはようございますれす~♪」
飛鳥「お……おはよう七海……」
乃々「その……体…大丈夫ですか…?」
飛鳥「あ…ありがとう乃々…今は大丈夫だよ…」
蘭子「よくぞ参った!!!我が同志よ!!!!我が盟友よ!!」
飛鳥「ら…蘭子……これは一体…?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 16:37:04.87 ID:F9GS3B4x0
蘭子「我々は血よりも赤く…深き絆で結ばれた同志!!」
蘭子「その絆、何者であろうとも断ちきることは出来ない!」
蘭子「今こそ始めよう!!!盟友の旅路を……我々への帰路を示す宴を!!」
七海「宴をー♪」
乃々「う……うたげをー……あぅぅ///」
飛鳥「 」ポカーン
飛鳥「 」ポカーン
飛鳥「 」ポカーン
飛鳥(あ、これ最悪のパターンだね)
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 16:38:01.99 ID:F9GS3B4x0
モバP「ハハハ…驚かせちゃったか」
飛鳥「プ、プロデューサー…」
モバP「…決めたんだ俺達」
モバP「きっと…お前はずっと一人で抱えてきて…つらかったろう」
モバP「同情することはできる、でもそれじゃなんの解決にもならないから…」
モバP「だったらいっそ…笑って信じようって、お前は…飛鳥はなにがあっても絶対に帰ってくるって信じることにしたんだ」
飛鳥「プロデューサー…」
飛鳥(ごめん今ものすごく自宅に帰りたいむしろここから逃げ出したい)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:29:11.86 ID:F9GS3B4x0
七海「あーすかちゃん♪」
飛鳥「ど、どうしたんだい七海…?」
七海「ふへへ~♪呼んでみたかっただけれすよ♪あとこれ、さばおりくん二号れす!かわいがってあげてくらさいね?」
飛鳥「そ、そう……ありがとう、かわいがるよ」
乃々「に…二宮さん……」
乃々「これ……森久保から…ですけど…」スッ
飛鳥「えっとー……少女漫画…かな?」
乃々「できるだけ長くて…楽しく読めるのをえらんでみたんですけど……」
飛鳥「あ、ありがとう……」
蘭子「我が友よ!覚醒せし魔王より聖板に刻むアーティファクトをおくろう……」
飛鳥「これ……欲しかった画材…?」
蘭子「その聖板に刻む物語…我に伝えよ」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:33:50.10 ID:F9GS3B4x0
モバP「俺からはこの……ホールケーキだ」
モバP「もしかしたらお前はこういうの苦手かもしれないが…このケーキだけじゃなくてこのケーキを皆で食べたって思い出をプレゼントしたかったんだ」
モバP「そして覚えていてくれ、お前には俺がいる、七海がいる、乃々がいる、蘭子がいる」
モバP「お前は…絶対に一人なんかじゃないからな!!」
飛鳥(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい言い出すタイミング完全に見失った)
飛鳥(しかもこのケーキ…詳しくないボクでもわかる…超有名店のやつだよ…!)
飛鳥(む…むりだ…ボクに皆からのプレゼントやこのケーキを受けとる資格は…!)プルプルプル…
七海(飛鳥ちゃん…ふるえてるれす)
乃々(よ…よろこんでくれてる…?)
飛鳥(…ボクは)
飛鳥(ボクはなんて……嫌な人間なんだろう……)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 20:51:02.67 ID:F9GS3B4x0
飛鳥(皆が……心からボクを思ってくれてる…)
飛鳥(なのに……ボクはこんなに素敵で大好きな皆に本当の事をいう勇気がない……)
飛鳥(なんて…なんて…臆病で……卑怯なんだ……ボクは……!!!)ウルッ……
蘭子「……」
ギュッ
飛鳥「…!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:20:06.14 ID:F9GS3B4x0
蘭子「大丈夫…大丈夫だよ飛鳥ちゃん…」
蘭子「飛鳥ちゃんは絶対に良くなるよ…待ってるから皆で」
蘭子「だって私達……飛鳥ちゃんの事大好きだから…」
蘭子「泣かないで……飛鳥ちゃん」
飛鳥(抱き締められてる…蘭子に)
飛鳥(誰かに抱き締めてもらうのなんていつぶりだろう……)
飛鳥(こんなに…こんなにも……)
飛鳥(暖かい……)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:29:42.60 ID:F9GS3B4x0
飛鳥「ご……」
蘭子「……ん?」ギュッ
飛鳥「ごめんなざぁぁぁぁぁぁいいい!!!」ブワッ!!
飛鳥「ながぐないどが……!!てきとうなこといってごめん……なさいいいい……!!」ボロボロボロ…
モバP「…え?適当…?」
飛鳥「ほんとは…ほんとはただのかぜだったぁぁ…!!」
飛鳥「でもはずがしくて……いえなかったぁぁぁ……!」
飛鳥「本当にごめんなざぁぁぁぁぁい……!!!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 21:36:55.08 ID:F9GS3B4x0
七海「えっと……じゃあ…?」
乃々「二宮さんは……」
蘭子「一緒に……アイドルできる……?」
七海、乃々、蘭子「………」
七海、乃々、蘭子『よかったよおおおおおおお』ブワッ!!
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:16:08.34 ID:F9GS3B4x0
七海「あすかちゃんとぉ……一緒にいれるんれすよねぇ!?」ポロポロ…
乃々「二宮さん……あすかさんと…アイドルできる………よかったぁぁぁ………」ポロポロ…
蘭子「いなくならない!?しんだりもしない!!?」ポロポロ…
飛鳥「いるよぉ…!皆と一緒にいるからっ……!!!」ポロポロ…
モバP「うっ……うっ……よかった……よかったなぁおまえらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ブワワッ!!!
飛鳥「ボクは……ボクは………」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:17:30.57 ID:F9GS3B4x0
『皆と……絶対にトップアイドルになってみせるから!!!!』
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:18:44.45 ID:F9GS3B4x0
ーーーーーーー
七海「なんてこともありましたねぇ~♪」
飛鳥「な…七海…いったいどれだけひっぱるのさその話……」
乃々「思えば…森久保が飛鳥ちゃんって呼び方にしたのも……それがきっかけなんですけど…」
飛鳥「あー…そういわれてみればそうだね」
蘭子「真の家族になった…そう、我々一族の絆を深めた日よ」
飛鳥「……フフッ、確かにね」
モバP「おーい、そろそろ始まるぞー」
飛鳥「…それじゃいこうか、皆」
七海「れす♪」
乃々「…はい!」
蘭子「うむ!!!」
飛鳥「ボク達の……ステージへ!!!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:22:25.99 ID:F9GS3B4x0
ーーーーーーー
七海「なんてこともありましたねぇ~♪」
飛鳥「な…七海…いったいどれだけひっぱるのさその話……」
乃々「思えば…森久保が飛鳥ちゃんって呼び方にしたのも……それがきっかけなんですけど…」
飛鳥「あー…そういわれてみればそうだね」
蘭子「真の家族になった…そう、我々一族の絆を深めた日よ」
飛鳥「……フフッ、確かにね」
モバP「おーい、そろそろ始まるぞー」
飛鳥「…それじゃいこうか、皆」
七海「れす♪」
乃々「…はい!」
蘭子「うむ!!!」
飛鳥「ボク達の……ステージへ!!!」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/10(金) 22:23:49.79 ID:F9GS3B4x0
『ご来場の皆様
大変お待たせいたしました
ただいまより
ーーーーのライブを開始します』
ワァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
ー終わりー
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