1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:20:58.95 ID:mGOMBpYC0
※はじめに
このSSは
シャルル「ルルーシュ!10人を満足させなければぁ貴様は死ぬ!」
ルルーシュ「ツンデレは最高だな」
の続きです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1360920058
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:22:10.17 ID:mGOMBpYC0
Appendix.2 ルルーシュ「俺の彼女はパイロット」
シャルルによる10人を満足させなければいけない騒動が完結してから2週間が過ぎた・・・。
ミレイ「明日のハロウィンゲームはこれでカンペキね!」
カグヤ「はい。楽しみです!」
ミレイ「他の班はどんな感じかな・・・装飾班!準備の方はどう?」
ナナリー「生徒会室も学園全体も飾り付け完了しました」
ジノ「一時は間に合わないかと思ったけど、何とかなるもんだなぁ」
ニーナ「ギリギリだったね」
ミレイ「ご苦労様! 広報はしっかりやった?」
リヴァル「バッチリっすよ!」
シャーリー「この一週間やれるだけの事はやりました!」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:23:59.06 ID:mGOMBpYC0
ミレイ「OK!仮装服作製班は?」
アーニャ「まだ私の服が終わっていない。いま、ルルーシュが縫ってる」
ユーフェミア「アーニャの服が完成したら全部終わりです」
C.C.「ほら、しっかり働け」
ルルーシュ「黙れ。オレは買い出し班だったハズだぞ。毎日裁縫を手伝ってやってるだけでも ありがたく思え」
C.C.「スキルの有効活用だ」
ユーフェミア「ごめんなさい。ルルーシュの裁縫が上手だから、つい頼っちゃって・・・」
ルルーシュ「別にかまわない」
ミレイ「後どれくらいかかりそう?」
ルルーシュ「1時間もあれば終わります」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:29:19.89 ID:mGOMBpYC0
ミレイ「あと30分で学園閉まっちゃうから・・・家でやってもらっても良い?」
ルルーシュ「はい。大丈夫です」
ミレイ「さすが!うちのルルちゃんは頼りになるなぁ」
アーニャ「頼れるルルーシュ、記録」ピッ
カレン「それじゃ、そろそろ帰りましょうか」
スザク「そうだね」
カグヤ「明日のハロウィンパーティが楽しみです!」
アーニャ「今日、ルルーシュの家に行く」
ルルーシュ「なぜ?」
アーニャ「私の服が出来上がる所を見たいから・・・」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:34:13.80 ID:mGOMBpYC0
ルルーシュ「そんな面白いものでもないだろう」
アーニャ「・・・」
C.C.「坊やは女心が分からないからな。仕方ない」
ルルーシュ「は?」
ナナリー「お兄さま。ヒドイです。自分の着る服が気になるのは当然の反応ですよ?」
ルルーシュ「ご、ごめん・・・」
C.C.「相変わらず妹には無条件降伏か」
ルルーシュ「じゃあ、アーニャ。家に来るなら一緒に帰るか」
アーニャ「うん」
ナナリー「帰りましょう」
・・・
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:38:25.63 ID:mGOMBpYC0
―ルルーシュの家
ルルーシュ「ただいま」
シャルル「おかぁえりぃぃぃ!!」
ルルーシュ「声がデカい!近所迷惑だ!」
シャルル「むぅ」
咲世子「お帰りなさい。お食事の用意は出来てますので今お持ちしますね」
ナナリー「ありがとうございます」
アーニャ「こんばんは」
咲世子「アーニャさん いらっしゃっていたのですね。アーニャさんの分もお食事用意しますね」
アーニャ「うれしい」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:42:25.61 ID:mGOMBpYC0
ルルーシュ「一応紹介しておこう。この偉そうなのが父のシャルルだ」
シャルル「ほぅ!ルルーシュめぇ、やりおるわぁ! ついにぃ彼女を家に連れ込むようになりおったか!」
ルルーシュ「バカが!彼女じゃない!生徒会の後輩だ!」
アーニャ「ルルーシュの彼女のアーニャ。よろしく」
シャルル「宜しく頼むぅ!」
ルルーシュ「アーニャも悪ノリするな!」
アーニャ「お義父さん、記録」ピッ
シャルル「むんっ」ンフーッ
ルルーシュ「お義父さんって何だ!? お前も無駄にポージングするな!」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:48:49.95 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「かっこいいポーズ」
シャルル「このシャルルスタイルの良さが分かるとは!良い嫁を貰ったなぁ、ルルーシュゥ!嫁を大切にしろ」
アーニャ「私もルルーシュを大切にする」
ルルーシュ「いつの間に嫁になったんだ!?」
ナナリー「最近、お兄さまの一日あたりのツッコミ回数が上昇傾向にありませんか?」
C.C.「血圧もな」
ガチャッ
マリアンヌ「賑やかね~」
アーニャ「ッ!」
ナナリー「お母さま!? お帰りなさい!」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 18:53:38.60 ID:mGOMBpYC0
ルルーシュ「母さん!?」
マリアンヌ「ただいま。ルルーシュ、ナナリー。あら、C.C.も居るのね」
C.C.「久しぶりだな、マリアンヌ」
シャルル「久しいなぁ!マリアンヌ!」
マリアンヌ「久しぶりね。あなた」
シャルル「マリアンヌよぉ!聞けぇ! ルルーシュが嫁を連れてきおったぞぉ!」
ルルーシュ「おまっ!?」
マリアンヌ「あら、ルルーシュいつの間に結婚したの?」
ルルーシュ「していません!このクソ親父が勝手に言ってるだけです!」
マリアンヌ「紹介して」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:00:19.19 ID:mGOMBpYC0
ルルーシュ「嫁じゃなくて生徒会の後輩です。アーニャ・・・」
アーニャ「ルルーシュの嫁のアーニャ。よろしく」
ルルーシュ「おい!」
マリアンヌ「アーニャ? 貴女もしかして・・・ドッカン大砲のアーニャさん?」
ナナリー「ドッカン大砲?」
ルルーシュ「アーニャやジノがハマっているゲームでついたアーニャの異名だ」
ナナリー「それって、お母さまが武者修行しているゲームの・・・?」
ルルーシュ「そうだ」
アーニャ「そういう貴女は閃光のマリアンヌ?」
マリアンヌ「そうよ。ルルーシュとナナリーの母のマリアンヌよ。よろしくね」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:05:18.54 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「まさかナイトオブワンがルルーシュのお母さんだったなんて・・・」
マリアンヌ「ナイトオブシックスじゃルルーシュを任せるには物足りないわね」
アーニャ「頑張る・・・」
マリアンヌ「ダメよぉ。せめて私を満足させられるくらい強くないと嫁として認められないわ」
ルルーシュ「嫁に求めるなら、ゲームの強さより大事なものが色々ある気が・・」
アーニャ「それなら貴女に決闘-ナイトメアファイト-を申し込む」
マリアンヌ「そうこなくっちゃ! いつ決闘-ナイトメアファイト-する?」
アーニャ「明日は学校のイベントがあるから・・・明後日の正午は?」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:09:32.93 ID:mGOMBpYC0
マリアンヌ「良いわよぉ。私はいつでも時間あるから!」
アーニャ「決まり・・・」
マリアンヌ「私を楽しませてね」
シャルル「時間があるならぁ家事をして欲しいぃ!」
マリアンヌ「ダメよ。結婚する時言ったでしょ? 料理も洗濯も掃除もしないけど、それでも良いってアナタ言ったじゃない」
シャルル「むぅ・・・」
ルルーシュ(この夫婦は・・・。ナナリーの教育によくないな。やはりオレがしっかりしないと・・・)
・・・
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:14:36.92 ID:mGOMBpYC0
―ルルーシュの部屋
ルルーシュ「・・・」スッ
アーニャ「・・・」ジーッ
ルルーシュ「見ていて楽しいか?」
アーニャ「うん」
ルルーシュ「それなら良いが。もうすぐ出来るからな」
アーニャ「楽しみ」
ルルーシュ「あとは、帽子を・・・」
アーニャ「・・・」ピッ
ルルーシュ「そういえば、昔に比べると最近よく自己主張するようになったよな」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:19:59.89 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「・・・ダメ?」
ルルーシュ「いや。良い傾向だと思う」
アーニャ「そう・・・」
ルルーシュ「出会った頃のアーニャは話しかけても返事しない事が多かったよな。あの頃に比べたら今のアーニャは接しやすい」
アーニャ「・・・変わったのはルルーシュのおかげ」
ルルーシュ「オレの? オレは何もしていないが」
アーニャ「うん」
ルルーシュ「じゃあ、何故?」
アーニャ「ルルーシュを好きになったから。それから人と接するのも良いと思うようになった」
ルルーシュ「アーニャ!?」
アーニャ「何で驚いているの? この前も好きって言ったはず・・・」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:24:00.09 ID:mGOMBpYC0
ルルーシュ「あれは・・・」
ルルーシュ(あれは薬の効果だったんじゃないのか!?)
アーニャ「ルルーシュと一緒に居る時間が増えて嬉しい。今も・・・」
ルルーシュ「そうか」
アーニャ「だから例え無敗伝説を更新しているナイトオブワンが相手でも負けられない」
ルルーシュ「あれは母さんなりのジョークだろう。気にするな」
アーニャ「目が本気だった。私には分かる」
ルルーシュ「ゲーマー同士通じるものがあるのか」
アーニャ「ゲーマーじゃない。パイロット」
ルルーシュ「あ、あぁ」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:29:15.69 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「両親公認の仲に・・・」
ルルーシュ(アーニャがこんなに闘争心を出すなんて・・・本気でオレの事を好きでいてくれているのか?)
アーニャ「・・・私の顔に何かついてる?」
ルルーシュ「あ、いや・・・」
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「・・・出来たぞ。ほら」
アーニャ「ありがとう。着てみていい?」
ルルーシュ「あぁ」
アーニャ「じゃあ」スッ
ルルーシュ「ま、待て!いきなり服を脱ごうとするな!オレが出て行ったからにしろ」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:33:41.00 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「気にしない」
ルルーシュ「オレは気にする!着替え終わったら呼んでくれ」
アーニャ「分かった」
バタンッ
ルルーシュ「ふぅ・・・今日はアーニャに振り回されてばかりな気がするな」
「あははは!」
ルルーシュ「大人たちは盛り上がってるな。酒が入っているのか?」
ガチャッ
アーニャ「着替え終わった」
ルルーシュ「・・・っ!」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:39:07.54 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「どうしたの?」
ルルーシュ「い、いや。似合っている」
アーニャ「本物の魔女みたい・・・?」
ルルーシュ「あぁ」
アーニャ「そう」
ルルーシュ「・・・」
アーニャ「ルルーシュ・・・」
ルルーシュ「ん?」
アーニャ「作ってくれてありがとう」
ルルーシュ「どういたしまして」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:43:11.23 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「・・・♪」
ルルーシュ(・・・何でこんなに緊張しているんだ? オレは)
アーニャ「明日が楽しみ」
ルルーシュ「そうだな」
アーニャ「明日に備えて帰る・・・」
ルルーシュ「あぁ。すっかり遅くなってしまったな。送っていくよ」
アーニャ「良いの?」
ルルーシュ「あぁ」
アーニャ「うれしい」
ルルーシュ「制服に着替えてこい」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 19:46:46.69 ID:mGOMBpYC0
アーニャ「このまま帰る」
ルルーシュ「その格好だと外は寒いだろう」
アーニャ「・・・ダメ?」
ルルーシュ「風邪ひいてもいいなら、そのまま帰っても良いんじゃないか?」
アーニャ「それはダメ・・・。着替えてくる」
バタンッ
ルルーシュ「魔女姿、予想以上に似合ってた」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:45:44.01 ID:KzhUfki30
―翌日 ハロウィンパーティ当日
ミレイ「それではぁ、ハロウィンパーティをはじめまーす!開始の合図、どうぞ!」
ナナリー「にゃー」
リヴァル「・・・何とか良いスタートを切れましたね」
ミレイ「そうね。後は当初の予定通りの順番でアナウンス室に待機ってことで!」
ルルーシュ「はい」
ナナリー「お兄さま、私の服装どうですか? 可愛い黒猫さんになれてますか?」
ルルーシュ「あぁ。とても似合ってるよ」
ナナリー「嬉しいです」
アーニャ「魔女と黒猫のコンビ」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:46:24.47 ID:KzhUfki30
ナナリー「にゃー」
ミレイ「それじゃ遊びにいくわよ~!ルルーシュ、ジノ。留守番宜しくね!」
ジノ「りょうかい!」
ルルーシュ「はい」
・・・
ルルーシュ「そういえば、ジノ。1つ聞きたい事があるんだが」
ジノ「ん? なに?」
ルルーシュ「ブリタニアVs黒の騎士団の・・・ナイトオブワンって強いのか?」
ジノ「閃光のマリアンヌか。強いなんてもんじゃないぜ!オレも対戦したことあっけど、一撃もダメージ与えられずに負けたよ」
ルルーシュ「ナイトオブスリーのお前がか」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:47:59.31 ID:KzhUfki30
ジノ「あぁ。あの人に勝てる可能性がある人は世界中探しても一人しか居ないんじゃないかな」
ルルーシュ「誰だ?」
ジノ「咲世子さん」
ルルーシュ「咲世子さん? あの人は機械に疎いと思っていたが・・・」
ジノ「この前の合宿でゲーム初プレイの咲世子さんに連敗したんだ・・・」
ルルーシュ「お前が連敗? あの人に そんな才能があったとは」
ジノ「でも、どうしてそんな事聞いたんだ?」
ルルーシュ「明日アーニャと閃光のマリアンヌが対戦する事になっているんだ」
ジノ「マジで!? そりゃギャラリー決め込むしかないな!何時にドコ?」
ルルーシュ「時間は正午。場所は・・・多分TEN-SANじゃないか?」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:49:43.53 ID:KzhUfki30
ジノ「りょーかい!それにしてもアーニャがナイトオブワンとねぇ。ランキングとか強いやつと戦う事にあまり興味なさそうに見えただけに意外だな」
ルルーシュ「そうなのか」
ジノ「アイツってあまり執着心がないだろ? オレたちの付き合いでやってたら、いつの間にかランキング上位になったって感じだし」
ルルーシュ「執着心・・・」
ジノ「でも、やっぱ閃光のマリアンヌに勝つのは厳しいだろうなぁ。アーニャもそれは自覚してるだろうけど」
ルルーシュ「そんなにレベル差があるのか」
ジノ「ドラゴンボールで例えるなら、ヤムチャとチャオズの群れの中にスーパーサイヤ人3のカカロットが一人混じってるような感じかなぁ」
ルルーシュ「それはヤバいな」
ジノ「明日はスザクやリヴァルも呼んで応援に行こうぜ!」
ルルーシュ「そうだな・・・」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:50:52.31 ID:KzhUfki30
ガチャッ
スザク「交代の時間だよ~」
ユーフェミア「お待たせしました」
ルルーシュ「もうそんな時間か」
ジノ「スザク~! 明日ヒマか?」
ユーフェミア「・・・」
スザク「あ、ゴメン。明日は用事があるんだ」
ジノ「そっかぁ。残念。明日アーニャがナイトオブワンと決闘するらしくてさ。ギャラリーにいこうかと思ったんだけど」
スザク「アーニャが? 意外だね」
ジノ「だよな」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:51:38.00 ID:KzhUfki30
スザク「でも、行けないんだ。すまない・・・」
ジノ「いいって!オレとルルーシュ先輩とリヴァルで応援してくるから!」
スザク「僕の分まで応援頼むよ」
ジノ「あぁ!」
ルルーシュ「じゃあ、ジノ。オレたちもパーティに合流するか」
ジノ「そうだな!留守番頼むぜ二人とも」
ルルーシュ「任せた」
スザク「うん」
ユーフェミア「はい!」
・・・
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:52:30.80 ID:KzhUfki30
カレン「会長~!やっぱりバニーガールは浮いてますって!」
シャーリー「カレンはまだいいよ!私なんてスクール水着だよ!? もはや仮装じゃないよね!?」
ミレイ「にゃはは!バニーちゃんやスク水がダメなんて決まりはないから問題なしよ!」
ルルーシュ「何やってるんだ? あいつら・・・」
ジノ「あはは!目立つからすぐ居場所が分かるなぁ!」
ルルーシュ「ナナリーやアーニャは・・・居た。ん?」
藤堂「お前たち。楽しんでいるか?」
アーニャ「・・・」コクッ
ナナリー「はい!」
千葉「藤堂先生。私も、その、仮装してみたんですがどうですか?」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:53:58.88 ID:KzhUfki30
藤堂「ドラキュラか」
千葉「魔女なんですが・・・」
ナナリー「そういえば私の服は藤堂先生が裁縫してくださったそうですね。ありがとうございます!」
藤堂「構わない。よく似合っている」フッ
ナナリー「藤堂先生お上手ですね」
藤堂「くふふ」
千葉「私も褒めて欲しいです・・・」
ルルーシュ「ナナリー」
ナナリー「お兄さま!」
ジノ「よっ! アーニャ」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:55:00.48 ID:KzhUfki30
アーニャ「・・・」
ジノ「なんだ? どっか調子悪いのか?」
アーニャ「・・・そういうわけじゃない」
ジノ「そっか」
*「えー、これよりハロウィンゲームを開催します!参加予定の方は体育館にお集まりください!」
ジノ「おっ!ミレイとカグヤが考えたゲームか!いこうぜ!」
ルルーシュ「そうだな」
ナナリー「はい」
アーニャ「・・・留守番する」
ジノ「アーニャ? やっぱ具合悪いんじゃないのか?」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:55:52.20 ID:KzhUfki30
アーニャ「大丈夫」
ナナリー「本当ですか?」
アーニャ「うん。ナナリーたちは参加して。私も後で様子を見に行く」
ジノ「そっか」
ルルーシュ「・・・オレも後から行くよ。二人で先に行っていてくれ」
ナナリー「お兄さま?」
ルルーシュ「ごめん。ナナリー」
ジノ「じゃあ、ナナリー。いくか」
ナナリー「はい。お兄さま、アーニャ。後から来てくださいね」
アーニャ「うん・・・」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:56:23.20 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「あぁ」
ジノ「また後で!」
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「・・・どこかに座らないか?」
アーニャ「うん」
・・・
ルルーシュ「明日の事を考えているのか?」
アーニャ「・・・」コクッ
ルルーシュ「そうか・・・」
アーニャ「・・・」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:57:16.43 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「ジノから聞いたよ。閃光のマリアンヌの強さについて」
アーニャ「そう・・・」
ルルーシュ「勝算はあるのか?」
アーニャ「無い」
ルルーシュ「無いのか!?」
アーニャ「でも、負けると分かっていても退けない事もある」
ルルーシュ「ナイトオブラウンズのプライドか?」
アーニャ「それはどうでもいい。大事なのは相手がルルーシュのお母さんということ」
ルルーシュ「母さん?」
アーニャ「家族に認めて貰わないといけない」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:58:13.50 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「何故?」
アーニャ「・・・」ジーッ
ルルーシュ「どうした?」
アーニャ「別に・・・」
ルルーシュ「なんだ?」
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「・・・明日は応援に行くからな。頑張れよ」
アーニャ「うん・・・」
ルルーシュ(何故かアーニャと二人で居ると緊張する。昨夜も こうだったな・・・)
アーニャ「ルルーシュ。私・・・」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:59:00.49 ID:KzhUfki30
ニーナ「二人ともここに居たんだ。アーニャ、そろそろアナウンス室に行かないと。交代の時間だよ」
ルルーシュ「ニーナ」
アーニャ「・・・分かった。いま行く」
ルルーシュ「アーニャ、いま何か言いかけて・・・」
*「顔赤いぞ」
*「だ、だって しょうがないじゃん!私たちが付き合って初めてのイベントだよ!?胸がドキドキだよ」
*「はは。緊張してるのか!可愛いヤツめ」
ルルーシュ(・・・ん?)
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 11:59:47.11 ID:KzhUfki30
*「もーっ!・・・って、あなたもよくよく見たら顔赤いじゃん!」
*「ばれたか!」
*「もぅ!体育館まで腕組んでいきましょっ」
*「分かったよ」
ニーナ(しねばいいのに・・・)
アーニャ「・・・うらやましい」ボソッ
ルルーシュ(胸がドキドキ、緊張。もしかして、オレはアーニャの事を・・・)
・・・
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:00:45.54 ID:KzhUfki30
― 翌日 ゲームセンター TEN-SAN
ざわっ ざわっ
*「おい、なんだこの人ごみは? 今日なんかイベントあるのか?」
*「何でも閃光のマリアンヌとドッカン大砲のアーニャが決闘するらしいぞ!」
*「マジかよ!こりゃギャラリー決め込むしかないっしょ!」
リヴァル「アーニャ。応援に来たぜ!」
ジノ「ナイトオブワンになって帰って来いよ!」
ルルーシュ「頑張れ」
アーニャ「みんな・・・」
*「おい、あそこに居るのナイトオブスリーじゃね?」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:01:25.31 ID:KzhUfki30
*「この前ナイトオブテンを瞬殺した奴もいるぞ。凄い顔ぶれだな」
マリアンヌ「うふ。楽しみね」
テンさん「ナイトオブワンが当店でプレイしてくれるなんて光栄だな」
マリアンヌ「あなたは誰だっけ?」
テンさん「ナイトオブテンですよ」
マリアンヌ「あぁ。ラウンズ最弱の・・・」
テンさん「何!? この私が最弱だと!?」
アーニャ「そろそろ・・・決闘-ナイトメアファイト-する?」
テンさん「この私をコケにするとはぁ・・・!」
マリアンヌ「そうね。始めましょうか。ルルーシュが欲しいなら頑張る事ね」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:02:10.79 ID:KzhUfki30
テンさん「閃光のマリアンヌゥ!後で私と決闘しろ!」
アーニャ「負けない」
マリアンヌ「ふふ。楽しみね。じゃあ、そろそろ席につきましょうか」
テンさん「貴様のナイトオブワンの称号と命-プライド-、この私が貰う!」
アーニャ「・・・」コクッ
マリアンヌ「久々に血が騒ぐわ」
*「おぉ!始まるみたいだぞ!」
*「ケータイで動画撮るか!」
テンさん「話をきけぇ!」
*「いよいよ始まるぜ!」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:02:56.40 ID:KzhUfki30
リヴァル「やっぱり閃光のマリアンヌはガニメデ、アーニャはモルドレッドかな?」
ジノ「だろうねぇ」
マリアンヌ「うふ」ポチッ
アーニャ「・・・舐められてる?」
リヴァル「なっ!? 閃光のマリアンヌがモルドレッドを選んだぞ!?」
ジノ「相手の得意な機体で勝つことでナイトオブワンの力を見せつける気か」
ルルーシュ「だが、逆に言えばモルドレッドを使い慣れているアーニャにも勝機が出てきた」
ゲーム音「レディ・・・ゴーッ!」
*「はじまったぞ!」
ジノ「モルドレッドの特徴を活かした戦い方をするなら、この勝負は砲撃戦が中心になるだろうな」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:03:36.13 ID:KzhUfki30
リヴァル「モルドレッドの接近戦なんて今まで見たことないもんなぁ」
アーニャ「・・・」ポチッ
ドオォォォォーンッ!
リヴァル「先に仕掛けたのはアーニャか!シュタルクハドロンぶっぱなした」
マリアンヌ「甘いわよ」ポチッタタタタタンッ!
アーニャ「っ!」
*「避けた!カウンターか!?」
*「いや、突っ込んでいくぞ!?」
*「ナイトオブシックスがシュタルクハドロン発射後の硬直で動けない間に間合いをつめた!」
*「至近距離からのスラッシュハーケン?」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:04:17.63 ID:KzhUfki30
*「シュタルクハドロンかも!」
マリアンヌ「まずは挨拶変わりよ」ピコピコ!ターンッ!
ボコッ!
アーニャ「え?」
*「格闘攻撃だとぉ!?」
ルルーシュ「モルドレッドの格闘は一発のダメージは大きいが、隙が大きくコンボにも繋げられない。これならスラッシュハーケンからのコンボかシュタルクハドロンを使った方が明らかに有効だ」
ジノ「それにも関わらず格闘をしたという事は・・・」
リヴァル「アーニャは舐められているっていうのかよ!?」
*「また格闘モーションに入った!?」
アーニャ「そういう戦い方は嫌い」ポチッ
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:04:48.08 ID:KzhUfki30
*「ナイトオブシックスのスラッシュハーケン!」
マリアンヌ「見切ってるわよ」ピコピコシャルルンッ!シュッ!ナイッゼールッ!
*「防御した!? さっきの格闘モーションはフェイントか!!」
マリアンヌ「えい」ポチッ!グルンッ!ピコピコ!
*「閃光のマリアンヌのカウンター攻撃だぁ!」
*「これは避けきれない・・・!」
アーニャ「・・・」ポチッピッコロ!ミクルンッ!
*「カウンターにカウンターを合わせた!?」
ドガァンッ!
*「相打ちだぁ!」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:05:29.10 ID:KzhUfki30
アーニャ「・・・」ピコパコッ
*「おぉ!? ナイトオブシックスがダメージ硬直キャンセルした!?」
アーニャ「おかえし」
ボゴッ
*「ナイトオブシックスも格闘攻撃を直撃させた!」
マリアンヌ「へぇ。やるじゃない」
アーニャ「これでオアイコ」
*「両者の残りゲージは共に80%か!」
マリアンヌ「ふふ。私のゲージをこれだけ減らした相手はビスマルク以来よ」
*「すげぇ!なんてハイレベルな戦いだよ!?」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:06:08.09 ID:KzhUfki30
*「ナイトオブシックスもスゲェ!ナイトオブワンに引けを取ってないぞ!」
リヴァル「モルドレッド同士の接近戦なんて初めて見たよ」
ジノ「しかも高レベルな駆け引きの応酬だ。今日のこの戦いは伝説になるかもな」
マリアンヌ「これくらい出来る事は家で見た時から分かっていたわ。一流のパイロットにはオーラがある。それは同じく一流のパイロットにしか見えないものだけど・・・この子にはハッキリ分かるオーラがあるわ!それも私と同じタイプの」
マリアンヌ「だから・・・」
マリアンヌ「そろそろ本気で行くわよ。ついてきてねっ!」
ぞわっ!
ビリビリッ!
アーニャ「ッ!」
*「会場の空気が変わった・・・!まるでゲームセンターという名の檻の中で野獣と対面しているかのような感覚だ・・・!」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:07:02.84 ID:KzhUfki30
*「おいっ!外で雷鳴が轟いて豪風雨になってるぞ!今日降水確率0%だったのに」
*「なんてこった。ナイトオブワンが本気を出すと天候すら操れてしまうのか・・・!?」
ルルーシュ(何を言っているんだコイツらは? たかだかゲームが強いくらいでそんな事出来る訳ないだろう・・・これがゲーム脳というヤツか? 怖いな)
アーニャ「くっ・・・」
*「ナイトオブワンのモルドレッドが暴力的なまでに攻撃し始めた!」
ドガッ!バキッ!
*「圧倒的だ・・・」
メキッ!ミシミシッ!
*「この野性的なバイオレンスと理論に基づいた高度なテクニック・・・野性と技術の融合。これが閃光のマリアンヌの強さか!」
マリアンヌ「これで終わりよ」タタタターンッ!
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:07:48.93 ID:KzhUfki30
ドガァーンッ!
アーニャ「うっ・・・」
*「ナイトオブシックスが撃破された!」
ジノ「モルドレッドのコスト的に次やられるとゲームオーバーか・・・」
リヴァル「閃光のマリアンヌ強すぎだろ」
ルルーシュ「まぁ、家族ほったらかしにして何年も全国のゲームセンター通いするくらいだからな・・・」
アーニャ「・・・」ピコピコッ
マリアンヌ(その眼よ。その眼が素敵だわ。だいたい私と戦うと途中で勝ちを諦める人ばかり。死んだ眼になる。だけど貴女は違う。最後まであきらめない その姿勢・・・)
マリアンヌ「貴女、合格よ♪」ポチッ!ピコ!パコ!シュタタタタターンッ!
ドガァーンッ!
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:08:25.17 ID:KzhUfki30
アーニャ「あ・・・」
*「閃光のマリアンヌが勝ったぁ!やっぱナイトオブワンは強いわ!」
*「途中まで良い試合だったんだけどなぁ。ナイトオブシックスもよく頑張ったよ」
アーニャ「・・・」
リヴァル「アーニャ。残念だったな・・・」
ジノ「気休めにしか聞こえないかもしんないけど、良い試合だったぜ。な? ルルーシュ先輩」
ルルーシュ「あぁ」
アーニャ「・・・負けたら意味がない」
マリアンヌ「まだまだね。精進しなさい」
アーニャ「今日は私の完敗。でも、あきらめない・・・認められるまで」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:09:04.66 ID:KzhUfki30
マリアンヌ「良いわね、その心意気!貴女には親近感が湧くわ」
アーニャ「また、いつか勝負・・・」
マリアンヌ「えぇ。いつでも受けてたつわよ」
テンさん「閃光のマリアンヌゥ!次は私と勝負しろぉ!」
マリアンヌ「アナタが相手じゃ物足りないけど、挑まれたら受けてたつのがポリシーだから やってあげるわ」
*「おーっ!次はナイトオブテンとの試合か!面白くなりそうだな!」
ジノ「ギャラリーしてくか?」
アーニャ「帰る・・・」
ルルーシュ「送っていこう」
アーニャ「ルルーシュ・・・」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:09:31.08 ID:KzhUfki30
リヴァル「オレたちも一緒にいくと邪魔になっちゃうからな。オレたちはギャラリーしてくよ」
ルルーシュ「邪魔ってなんだ?」
リヴァル「まっ、細かい事は気にすんなって。ちゃんと送って行ってやれよ」
ルルーシュ「分かっている」
ジノ「じゃ、二人ともまた明日学校で!」
ルルーシュ「あぁ。またな」
アーニャ「・・・」
・・・
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:10:08.00 ID:KzhUfki30
―ケーキ屋
ルルーシュ「ケーキ好きだろ?」
アーニャ「うん・・・」
ルルーシュ「遠慮せずに食べろよ」
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「・・・そんなに悔しかったのか?」
アーニャ「悔しいと言うより悲しい」
ルルーシュ「悲しい?」
アーニャ「ルルーシュとの仲を認めて貰えなかった。かなしい」
ルルーシュ「アーニャ・・・」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:11:04.13 ID:KzhUfki30
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「アーニャ。一昨日気が付いた事なんだがな」
アーニャ「・・・」
ルルーシュ「一昨日お前がオレの家に来てから、お前と一緒に居ると少し緊張するんだ。昨日も、今も」
アーニャ「緊張?」
ルルーシュ「あぁ。何故だと思う?」
アーニャ「私の事が嫌い?」
ルルーシュ「それは無い。むしろ逆だな」
アーニャ「逆・・・」
ルルーシュ「多分、アーニャの事が好きなんだと思う。異性として。この緊張は恋から来るものかもしれないとオレは考えた。気が付けばアーニャの事を目で追ってばかりいるしな」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:11:54.54 ID:KzhUfki30
アーニャ「え・・・」
ルルーシュ「だから、ゲームに負けたくらいでそんな落ち込むな。大事なのは親に認められるかどうかよりも本人同士の気持ちだろ?」
アーニャ「ルルーシュ・・・」
ルルーシュ「アーニャ。オレと付き合ってくれないか? もしも母さんがお前を認めないと言うなら、お前の事を認めるまでお前の良い所を母さんに語りつくしてやる」
アーニャ「嬉しい。付き合いたい」
ルルーシュ「ありがとう。これから宜しくな」
アーニャ「うん・・・。でも、お義母さんには自分の力で認められるよう頑張る」
ルルーシュ「その意気があれば大丈夫だろう。しかし、お義母さんって・・・」
アーニャ「ルルーシュ。交際記念に行きたいところがある」
ルルーシュ「どこだ?」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:12:26.45 ID:KzhUfki30
アーニャ「ゲームセンター」
ルルーシュ「また? ブリタニアVs黒の騎士団をやるのか?」
アーニャ「それも良い。でも、メインは別」
ルルーシュ「メイン?」
アーニャ「またプリクラを撮りに」
ルルーシュ「そうか。じゃあ、ケーキ食べたら行くか?」
アーニャ「うん。手を繋いで行く」
ルルーシュ「分かった。そうと決まったら、しっかり食べろよ」
アーニャ「うん。頂きます」
ルルーシュ「どうぞ」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:13:51.42 ID:KzhUfki30
アーニャ「・・・美味しい。記録」ピッ
ルルーシュ「それは良かった」
アーニャ「私の彼氏も記録」ピッ
ルルーシュ「なんだか恥ずかしいな」
アーニャ「その恥ずかしさも恋人との思い出の一部」
ルルーシュ「そうだな」
アーニャ「嬉しい気持ちでいっぱい。元気が出てきた」
ルルーシュ「それは良かった」
アーニャ「プリクラを撮ったらブリタニアvs黒の騎士団の特訓に付き合って」
ルルーシュ「分かった。でも1つだけ約束してくれ」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 12:14:40.57 ID:KzhUfki30
アーニャ「なに?」
ルルーシュ「母さんみたいに家庭を放置してゲームばっかするような女にはなるなよ」
アーニャ「・・・頑張る」
ルルーシュ「頑張らなくても出来て欲しい事だが」
アーニャ「これは仕方ない。お義母さんに認めて貰うまで、やりこむつもり」
ルルーシュ「ゲーマーな彼女を持ってしまった者のさだめか」
アーニャ「ゲーマーじゃない。パイロット」
ルルーシュ「はいはい。オレの彼女はパイロット、ね」
おわり
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:53:10.00 ID:KzhUfki30
Appendix.3 ルルーシュ「お前、ドSだな」
シャルルによる10人を満足させなければいけない騒動が完結してから約7週間が過ぎた・・・。
ジャーッ
ルルーシュ「皿洗いも楽じゃないな・・・」
ルルーシュ「これはC.C.の皿だな。相変わらず汚い食べ方だ」
ルルーシュ「これは・・・ナナリーの使ったスプーン」
ルルーシュ「・・・」ゴクリッ
ルルーシュ「・・・えぇい!」ドキドキッ
ルルーシュ「ぺろんっ」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:53:42.72 ID:KzhUfki30
C.C.「・・・」
ルルーシュ「ふぅ・・・」
C.C.「・・・」
ルルーシュ「・・・いつからそこに居た?」
C.C.「皿洗いも楽じゃないな・・・辺りからだ」
ルルーシュ「そうか。・・・その手に持っているモノはなんだ?」
C.C.「ビデオカメラだ。シャルルが商店街のくじ引きで当てたらしくてな。貰った」
ルルーシュ「いまからオレを撮影するつもりか? 忙しいから後にしろ」
C.C.「いや、さっきからずっと録画している」
ルルーシュ「そうか」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:54:13.97 ID:KzhUfki30
C.C.「あぁ」
ジャーッ
ルルーシュ「・・・」
C.C.「・・・」
ルルーシュ「消せ!」
C.C.「断る」
ルルーシュ「お前・・・!」
C.C.「上質な絵が撮れた。ナナリーに見せてくるか、それとも生徒会室で上映するか。どっちが良いと思う?」
ルルーシュ「そうだな。オレにそのデータを預けるのが一番いいと思う」
C.C.「却下だ」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:54:45.42 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「ふざけるなっ!」
C.C.「大好きな兄の姿をナナリーに沢山見せてやろうと言う私の思いやりを踏みにじる気か?」
ルルーシュ「そんなものいらない!消せ!お願いだ!・・・お願いします」
C.C.「そこまで言うなら条件次第では考えてやらないでもない」
ルルーシュ「何だ?」
C.C.「今日からお前は私のドレイになれ」
ルルーシュ「は?」
C.C.「聞こえなかったのか? ドレイだ ド・レ・イ」
ルルーシュ「ふざけるなっ!お前、今までオレにどれだけ迷惑をかけてきたと思っているんだ!?」
C.C.「ほぉーう。そんな口を聞くのか。なら、ナナリーにこのデータを・・・」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:55:33.64 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「・・・うぐっ。分かった。結ぶぞ、その契約」
C.C.「契約成立だな。おい、アイスが食べたい」
ルルーシュ「そうか」
C.C.「おい。ご主人様がアイスを食べたいと言っているんだぞ?」
ルルーシュ「勝手に買って食べれば良いだろう」
C.C.「ご主人さまが欲しがっているんだぞ。ドレイが買いにいかなくてどうする?」
ルルーシュ「オレはいま皿洗いで忙しい」
C.C.「分かった。じゃあ、このデータはナナリーに・・・」
ルルーシュ「味はバニラで良いな?」
C.C.「チョコレートだ」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:56:03.03 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「分かった。行ってくる」
C.C.「行ってこい」
・・・
ルルーシュ「・・・買ってきたぞ」
C.C.「どれどれ・・・使えない奴だな。私の好きなチーズ君アイスが無い」
ルルーシュ「お前の好みなんて知るか」
C.C.「これから学べ。お前の大事なご主人様の事だぞ。次こんなミスをしたらオシオキだからな」
ルルーシュ「キサマ・・・!」
C.C.「アイスは冷蔵庫に入れておけ」
ルルーシュ「おい!食べるんじゃなかったのか!?」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:57:09.63 ID:KzhUfki30
C.C.「好物が無くて食欲が失せた。明日食べる」
ルルーシュ「なんてワガママなやつなんだ・・・」
C.C.「そうだ。明日は私の昼飯も作れ」
ルルーシュ「お前、昼飯は学食派じゃなかったのか」
C.C.「たまには気分を変えようと思ってな」
ルルーシュ「そうか。まぁ、ナナリーのついでに作ってやろう」
C.C.「なんだ? その態度は。私のドレイになれた喜びが全然足りてないようだが」
ルルーシュ「まったく喜んでないからな」
C.C.「ダメだな。全然ダメだ。私に仕える喜びをもっと教えてやらないとな。明日の朝は私を起こせ。良いな?」
ルルーシュ「はいはい」
C.C.「全く。可愛くないドレイだ。私は寝る。おやすみ、ルルーシュ」
ルルーシュ「さっさと寝ろ」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:57:46.75 ID:KzhUfki30
―翌日
ルルーシュ「ベッドの下から押しやられたゴミがはみ出ている・・・。これで片づけた気になっているのか。ちゃんと掃除しろよな。ったく」
C.C.「くかー」
ルルーシュ「おい!起きろ」ユサユサ
C.C.「すぴー」
ルルーシュ「全く起きる気配がしないな・・・」
C.C.「むにゃ」Zzz……
ルルーシュ「そうだ。今のうちにビデオカメラのデータを抹消すれば!」
ルルーシュ「ふはは!寝ているのが仇になったな!逆にお前の恥ずかしい姿を動画に撮って立場を入れ替えてやる!」
ルルーシュ「・・・さて、ビデオカメラを探すとするか。こいつの事だ。そこらへんに転がっているに違いない」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:58:19.12 ID:KzhUfki30
ガサゴソッ
ルルーシュ「バカな・・・見当たらない。タンスの中か?」
スッ
ルルーシュ「ここは下着入れか・・・。いや、もしかしたら」
ガサゴソッ
ルルーシュ「ふはは!あった!あったぞ!ビデオカメラを手に入れたぞ!!」
C.C.「・・・」
ルルーシュ「これでコイツの言いなりにならなくてすむ!」
C.C.「おい」
ルルーシュ「ほわぁ!?」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:59:00.64 ID:KzhUfki30
C.C.「朝から私の下着漁りか? どれだけ女に飢えてるんだ? このヘンタイがっ」
ルルーシュ「ぐっ!お前の下着なんて全く興味ない!」
C.C.「じゃあ、その手に持っているモノはなんだ?」
ルルーシュ「これか? これはブラジャーだろう。・・・ん? お前こそ その手に持っているモノはなんだ?」
C.C.「知らないのか? 遅れているな。これはケータイ電話と言うんだ」
ルルーシュ「そんな事は知っている。何故今それを片手に持っているのかと聞いている」
C.C.「近頃の携帯は便利でなぁ。動画を撮る事も出来るらしい。で、ためしにお前を撮ってみたというワケだ」
ルルーシュ「ほぅ。・・・ちなみに、いつから撮っていた?」
C.C.「見当たらない。タンスの中か?・・・からだ」
ルルーシュ「キサマ!起きていたなら起きたと言え!」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 19:59:35.48 ID:KzhUfki30
C.C.「そんな雰囲気じゃなかっただろう。私の下着を見て興奮している坊やに声をかけたら襲われてしまったかもしれない」
ルルーシュ「襲う訳ないだろうが!」
C.C.「オオカミは皆そう言う」
ルルーシュ「とりあえず動画を消せ!」
C.C.「断る。ついでに言っておくがな。昨日のデータは いくつもバックアップを取っている。そのデータを消したところで無駄だ。次こんなことしたらネットに動画をばらまいてやる」
ルルーシュ「うぐっ・・・」
C.C.「朝食を食べるぞ。遅刻する」
ルルーシュ「コイツ・・・!」
・・・
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:00:06.97 ID:KzhUfki30
ナナリー「おはようございます」
ルルーシュ「おはよう」
C.C.「おはよう」
咲世子「おはようございます。いま朝食をお持ちしますので」
ルルーシュ「ありがとうございます」
C.C.「おい、ルルーシュ。紅茶が飲みたい」
ルルーシュ「そうか」
C.C.「スプーン。下着」
ルルーシュ「くっ。砂糖は3個で良いな?」
C.C.「10個だ」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:00:36.84 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「10個だと・・・」
C.C.「はやく行け」
ルルーシュ「ったく・・・」スタスタ
ナナリー「スプーンと下着って何ですか?」
C.C.「アイツに言う事を聞かせる魔法の言葉だ」
ナナリー「ふふ。何か弱みでも握ったんですか?」
C.C.「そんな所だ。そのうちお前にも教えてやる」
ナナリー「ありがとうございます。私もお兄様に言う事聞かせてみたいです」
C.C.「弱みを握らなくても、お前のいう事ならアイツは いつでも聞いてくれるだろう」
ナナリー「そうでしょうか?」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:01:14.12 ID:KzhUfki30
C.C.「そうだ。だが私は・・・」
ナナリー「C.C.さん?」
ルルーシュ「ほら。持って来たぞ」
C.C.「遅いじゃないか」
ルルーシュ「黙れ」
ナナリー「ふふ。お父様が出張に行って、お母様がまた武者修行の旅に出て家も静かになるかと思いましたが賑やかで嬉しいです」
ルルーシュ「ナナリー・・・」
ナナリー「C.C.さんが居てくれて良かったですね」
C.C.「ナナリーは偉いな。どこぞの坊やとはえらい違いだ」
ルルーシュ「黙れ」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:01:48.39 ID:KzhUfki30
ナナリー「今日は日直なので先に学校行ってきますね」
ルルーシュ「あぁ。行ってらっしゃい。気を付けて」
ナナリー「はい!行ってきます」
咲世子「ナナリーさま行ってらっしゃいませ。ルルーシュさま、C.C.さま、朝食をお持ちしました」
ルルーシュ「ありがとうございます。頂きます」
・・・
C.C.「ん」
ルルーシュ「なんだ? 鞄を差し出して」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:02:21.29 ID:KzhUfki30
C.C.「いちいち言わないと分からないのか? このノロマめっ」
ルルーシュ「なっ!?」
C.C.「ご主人さまが鞄を差し出したら、率先して持つのがドレイの役目だろ?」
ルルーシュ「お前・・・!」
C.C.「はやく持て」
ルルーシュ「くそっ・・・貸せ」
C.C.「これからは言われる前に持てよ」
ルルーシュ「なんてワガママなやつだ」
C.C.「そうとも。私はC.C.だからな。ほら、学校へ行くぞ」
ルルーシュ「はぁ・・・」
・・・
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:03:09.20 ID:KzhUfki30
―お昼ごはーん
リヴァル「昼飯食べようぜ~」
スザク「ごめん。僕はちょっと行くところあるから」
リヴァル「なに? またユーフェミアのとこ?」
スザク「な、何故それを・・・!?」
リヴァル「バレバレだって。なぁ、ルルーシュ」
ルルーシュ「そうか。最近昼飯の時間にしょっちゅう居なくなると思っていたらユフィの所に行っていたのか」
リヴァル「気づいてなかったの」
C.C.「コイツにその手の話に気付けと言うのは酷というものだ」
シャーリー「確かに」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:03:37.47 ID:KzhUfki30
カレン「そうね」
ルルーシュ「なんなんだ!?」
スザク「じゃ、僕は行ってくるよ。ごめんね」
リヴァル「おぅ。仲良くな!」
シャーリー「スザク君たちは順調みたいだね」
カレン「そうね。アイツが順調だと何かムカつくけど」
リヴァル「それってスザクの事・・・」
カレン「スザクが何? どっちかというと嫌いだけど」
リヴァル「そ、そうすか」
C.C.「はやく弁当を出せ」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:04:06.45 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「せかすな。ほら・・・」
シャーリー「C.C.のお弁当もルルが作ったの?」
ルルーシュ「あぁ。コイツが作れとうるさくてな」
C.C.「口のきき方に気をつけろ。アレを言うぞ?」
ルルーシュ「うぐっ・・・」
カレン「え? なになに? 気になるんだけど!」
ルルーシュ「気にするな」
シャーリー「気になるよ・・・」
C.C.「コイツが私の為に弁当を作りたいって言ってきかないから作らせてやったんだ」
リヴァル「マジで!?」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:04:47.32 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「コイツの言っている事は嘘だ!」
C.C.「ほぅ? スプー・・・」
ルルーシュ「・・・あぁ。たまにはコイツにオレの作った料理を食べて貰いたくてな。作らせてもらった」
カレン「へぇ。珍しい事もあるもんね」
シャーリー「ルルの手料理かぁ。良いなぁ」
C.C.「本当はピザが食べたかったんだがな。ルルーシュの願いを聞いて食べてやろう。今日のメニューは何かな・・・」
リヴァル「ハンバーグか」
シャーリー「おいしそう」
C.C.「たまには良いな。おい、飲み物は?」
ルルーシュ「無い」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:05:16.32 ID:KzhUfki30
C.C.「じゃあ、買ってこい。コーヒーだ。1分以内な」
ルルーシュ「は? バカ言うな!普通に行っても5分はかかるぞ!?」
C.C.「いーち、にー・・・」
ルルーシュ「くそっ!!」ガタッ
ダダダッ!
シャーリー「うそ? ルルが素直に言う事聞いた・・・?」
カレン「アンタ、何か弱みでも握ったの?」
C.C.「ふふ。そんな所だ」
ヴィレッタ「おっ。ルルーシュ。マラソンの特訓か? 感心だな。だが、廊下ではなくグランドで・・・」
ルルーシュ「はっ!はっ!」ダダダッ
ヴィレッタ「やれよ・・・って無視か」
・・・
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:06:11.69 ID:KzhUfki30
―自動販売機前
ルルーシュ(くそっ。こんな時に先客か)
扇「どれにしようかな」
扇「やっぱ日本人はお茶だよな。あったか~いお茶は・・・どこだっと」
ルルーシュ(邪魔だな、コイツ・・・)
扇「あった。ポチっとな」
ピッ……ガランガランッ
ジャランジャラン
扇「お釣りがいっぱい出てきた。1000円札で買ったのはミスだったか。よっこらせっ」
ルルーシュ(早くしろよ・・・)
扇「なかなかお釣りが取れないな・・・」
ルルーシュ(もう1分過ぎたな・・・)イライラッ
・・・
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:06:39.19 ID:KzhUfki30
シャーリー「おかえり~」
C.C.「おそい」
ルルーシュ「すまない。扇のやつがモタモタしていたせいで・・・」
C.C.「そうか。それなら仕方ないな。許してやろう」
ルルーシュ「助かる」
C.C.「・・・なんて言うと思ったか?」
ルルーシュ「はっ!?」
C.C.「授業終わったら私のショッピングに付き合え。荷物持ちとして使ってやる」
ルルーシュ「いや、生徒会があるだろ・・・」
リヴァル「あー。今日はお前休んでいいよ。たまにはC.C.に付き合ってやれよ」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 20:07:26.64 ID:KzhUfki30
ルルーシュ「は?」
カレン「まぁ、今日はこれといってやる事もないしね」
ルルーシュ「いや、しかし・・・」
C.C.「なんだ? 私の荷物持ちがイヤなのか? そんな訳ないよなぁ。光栄だろう?」
ルルーシュ「いや、まったく・・・」
C.C.「なんだ? 聞こえなかった」
ルルーシュ「・・・あぁ。光栄だ」
C.C.「そうか、そんなに嬉しいかぁ。沢山持たせてやるからな。ありがたく思えよ」
ルルーシュ「うぐっ・・・」
カレン(ドSだ)
シャーリー(羨ましい)
リヴァル(暴君だな)
ルルーシュ(何故か少しだけ心地よさを感じたような・・・?)
・・・
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:12:13.96 ID:+2TxZAuW0
―商店街
ルルーシュ「それで、何を買うんだ?」
C.C.「まずは冬服からだな」
ルルーシュ「まずは・・・?」
C.C.「お前がバイトしていたアパレルショップに行くぞ」
ルルーシュ「あぁ、あそこか。あの時はお前のせいでクビになって散々だったな」
C.C.「自分のミスを人のせいにするのか? 小さい男だな」
ルルーシュ「黙れ」
C.C.「黙れじゃない。ご主人さま、だ」
ルルーシュ「は?」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:12:47.00 ID:+2TxZAuW0
C.C.「これから私の事はご主人さまと呼べ」
ルルーシュ「おまえ・・・!」ゾクッ!
C.C.「出来る・・・よな? じゃなきゃ、既にスタンバイしている添付メールを一斉送信・・・」
ルルーシュ「さっさと行くぞ。ご、ご主人さま・・・」
C.C.「ふふ。聞き分けの良い奴は嫌いじゃない」
ルルーシュ「くそ・・・」
ルルーシュ(なんだ? この感覚は・・・)
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:13:21.56 ID:+2TxZAuW0
―某アパレルショップ
C.C.「お前にも選ばせてやる。どれが良いと思う?」
ルルーシュ「そうだな・・・。この緑色の服はどうだ?」
C.C.「センスないな」
ルルーシュ「だまれ」
C.C.「・・・だが、かわいい私のドレイちゃんが選んだものだからな。仕方ないからコレも買ってやろう」
ルルーシュ「ドレイちゃん・・・」ブルッ!
C.C.「新作が入っているな。コレも買うか。あとは・・・」
ルルーシュ(ショッピング、か)
ルルーシュ(・・・考えてみればコイツはオレの親父と同級生だったこともあるんだよな。年齢不詳で胡散臭くてワガママな女だが、こうしてみると普通の女学生だな)
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:13:59.22 ID:+2TxZAuW0
C.C.「・・・なんだ? 私に見とれたか?」
ルルーシュ「ふん。そんな訳ないだろう」
C.C.「恥ずかしがるな」
ルルーシュ「恥ずかしがってなどいない」
C.C.「素直じゃないな。・・・おい、コレはどうだ?」
ルルーシュ「・・・ん? それは男物だろう」
C.C.「なんだ。女物を着たいのか?」
ルルーシュ「なっ!? それはオレの服か?」
C.C.「他に誰が居る? 私も鬼じゃない。たまにはドレイちゃんに飴をあげないとな」
ルルーシュ「そういう事にしておいてやろう。その服は・・・悪くは無いな」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:14:29.13 ID:+2TxZAuW0
C.C.「素直に喜べ」
ルルーシュ「黙れ、魔女」
C.C.「ご主人さまだ」
ルルーシュ「ご、ご主人さま・・・」
C.C.「やれば出来るじゃないか」
ルルーシュ「・・・!」ビクッ!
C.C.「こんなもんだな。おい、会計してこい」
ルルーシュ「オレがするのか?」
C.C.「当たり前だろう」
ルルーシュ「しかもオレの金か?」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:15:03.62 ID:+2TxZAuW0
C.C.「それも当たり前だ」
ルルーシュ「なんて奴だ・・・」
C.C.「はやく行ってこい。ご主人さまを待たせるな」
ルルーシュ「ちっ」
・・・
C.C.「しっかり持てよ」
ルルーシュ「はいはい。・・・少し冷えるな」
C.C.「もう冬だからな。そっちの袋を貸せ」
ルルーシュ「なんだ?」
ガサゴソッ
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:15:40.01 ID:+2TxZAuW0
C.C.「・・・寒いんだろ? これを使え」
ルルーシュ「マフラー? いつの間に買ったんだ?」
C.C.「お前がレジでトロトロしている間に隣のレジでサクっとな」
ルルーシュ「だったら最初から全部自分でやれよ・・・」
C.C.「文句を言う奴は嫌いだ。ほら」
ファサッ
ルルーシュ「あ・・・」ドキッ!
C.C.「風邪を引くなよ? お前に風邪を引かれたら困る」
ルルーシュ「あ、あぁ・・・。すまない」ドキドキ
ルルーシュ(こいつ、意外と良いヤツなのかもな。普段から こうならな・・・)
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:16:14.86 ID:+2TxZAuW0
C.C.「せっかく手に入れたオモチャなんだからな」
ルルーシュ(・・・前言撤回だ)
C.C.「次は百貨店に行くぞ」
ルルーシュ「百貨店? 何を買うんだ?」
C.C.「ムチとロウソク」
ルルーシュ「そんなもの何に使うんだ?」
C.C.「お前をオシオキする為だ」
ルルーシュ「はっ!?」ビクンッ!
C.C.「ふふ。冗談だ」
ルルーシュ「冗談に聞こえない・・・」
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:16:45.55 ID:+2TxZAuW0
―百貨店
C.C.「じゃ、この会計を頼む」
ルルーシュ「本当にロウソクを購入するとは・・・」
C.C.「はやく買ってこい」
ルルーシュ「あ、あぁ」
・・・
*「ありがとうございました」
ルルーシュ「これでよしと。・・・ん? ご主人さまは何処へ行った?」
ルルーシュ「目を離すとすぐ居なくなる。子供のような奴だ」
C.C.「誰が子供だ」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:17:26.46 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「うわ!?」
C.C.「聞こえているぞ」
ルルーシュ「い、居たのか」
C.C.「あぁ。用事は済んだ。アイス食べて帰るぞ」
ルルーシュ「昨日オレが買ってきたアイスが冷蔵庫にまだ残っているだろう」
C.C.「分かってないな。出かけた先で食べるのが良いんだ」
ルルーシュ「くだらん美学だな。財布に優しくない、実に非合理的だ」
C.C.「私にそんな口をきいて良いと思っているのか?」
ルルーシュ「す、すまない・・・」
C.C.「分かればいいんだ。さぁ、行くぞ」
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:18:00.28 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「分かった・・・」
・・・
C.C.「お前のはミカンシャーベットか。少しくれ」
ルルーシュ「仕方ないな・・・ほら」
C.C.「はむっ」
ルルーシュ「ガッツリいくな・・・」
C.C.「うっ。つめたひ・・・」
ルルーシュ「自業自得だ」
C.C.「うるひゃい。お前にも私のを少し分けてやろうか?」
ルルーシュ「いいのか?」
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:18:31.02 ID:+2TxZAuW0
C.C.「今日一日そこそこ働いたからな。ご褒美だ」
ルルーシュ「・・・」
C.C.「ほら」
ルルーシュ「じゃあ、少し貰おう」ぱくっ
ルルーシュ「・・・うまいな」もぐもぐ
C.C.「当たり前だろう。私の選んだアイスなんだからな」
ルルーシュ「そうか」
C.C.「おい。感謝の言葉はどうした? 美味しいアイスをありがとうございます、ご主人さま と言え」
ルルーシュ「バカが!こんな人が多い所で言えるか!」
C.C.「私が言えといっているんだから言え。さもなければ・・・」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:18:57.89 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「お、おいしいアイスをありがとうございます。ご主人さま・・・」
C.C.「ふふ。どういたしまして。かわいいドレイちゃん」
ルルーシュ「・・・」ビクンッ
ルルーシュ(さっきから何だ? コイツにドレイ扱いされると何とも言えない高揚感と心地よさが・・・・)
C.C.「そろそろ帰るぞ」
ルルーシュ「そうだな」
・・・
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:19:31.73 ID:+2TxZAuW0
―夜 ルルーシュの家
ジャーッ
ルルーシュ(今日は皿の数が少なくて楽だな)
ルルーシュ(ナナリーの使ったフォーク・・・)
ルルーシュ(・・・いや!ダメだ。昨日のミスを繰り返してはならない!!ここは自重が最善の一手)
C.C.「おい」
ルルーシュ「うわっ!?」
C.C.「驚き過ぎだ」
ルルーシュ「いきなり声をかけるな」
ルルーシュ(自重して正解だった)
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:20:03.34 ID:+2TxZAuW0
C.C.「声をかけなければ用件を伝えられないだろう」
ルルーシュ「・・・ふん。何の用だ?」
C.C.「皿洗いが終わったら私の部屋に来い」
ルルーシュ「なぜ?」
C.C.「マッサージしろ」
ルルーシュ「仕方ないな。部屋で待っていろ」
C.C.「3分以内に来いよ」
ルルーシュ「善処する。アイスでも食べて待っていろ」
C.C.「ふふ。食後のアイスは別格だ」
スタスタッ
ルルーシュ「本当にワガママな奴だな・・・」
・・・
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:20:29.36 ID:+2TxZAuW0
―C.C.の部屋
C.C.「そこじゃない。もっと右・・・」
ルルーシュ「ここか?」モミモミ
C.C.「そこだ」
ルルーシュ「どうだ?」
C.C.「もっと優しくしろ」
ルルーシュ「注文の多いやつだ」モミモミ
C.C.「ん・・・うぅん」
ルルーシュ(コイツ、今まで意識したことなかったが色っぽいな・・・)
C.C.「その調子だ。いいぞ、ルルーシュ・・・」
110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:20:58.28 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ(やわらかい・・・)モミモミ
C.C.「肩はそれくらいで良い。次は腰だ・・・横になるぞ」
スッ
ルルーシュ(・・・改めて見ると良い体をしている)
C.C.「よし、やれ」
ルルーシュ「あ、あぁ」
モミモミ
C.C.「んっ」
ルルーシュ(ダメだ。一度意識をしたら、とことん気になってしまう。どうにか平常心を・・・)
C.C.「やるじゃないか。さすが私のドレイだ」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:21:30.90 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ(ドレイ・・・。オレはコイツのドレイ・・・)
C.C.「そういえば、明日の弁当は何にする予定だ?」
ルルーシュ「・・・悪くないかもしれない」
C.C.「は?」
ルルーシュ「ん?」
・・・
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:22:05.71 ID:+2TxZAuW0
―翌日 放課後の生徒会室
パァーンッ! パァーンッ!
ミレイ「誕生日おめでとーっ!」
「おめでとー!」
ルルーシュ「これは・・・?」
シャーリー「今日はルルの誕生日でしょ? サプライズ誕生日パーティだよ」
ルルーシュ「そうか。すっかり忘れていた・・・みんな、ありがとう」
ナナリー「おめでとうございます!お兄さま!」
ルルーシュ「この飾り付けは昨日したのか?」
ジノ「あぁ。だから昨日ルルーシュ先輩に生徒会室に来られたら困るって事で、C.C.にルルーシュ先輩を連れ出して貰ったってワケ」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:22:44.82 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「あれはそういう事か・・・」
C.C.「私と二人きりで出かけられたのが何よりの誕生日プレゼントになっただろう?」ニヤニヤ
ルルーシュ「よく自分でそんな事が言えるな・・・」
C.C.「・・・否定はしないのか」
ミレイ「それじゃあ、本日の主役から何か一言!」
ルルーシュ「オレの為に、ありがとう。みんな。感謝している」
ミレイ「いえーい!」
アーニャ「少し年を取ったルルーシュ、記録」ピッ
コーネリア「おめでとう!ルルーシュ!」
ルルーシュ「姉上!? 保健室はどうしたのですか!?」
コーネリア「そんなもの臨時休業だ!」
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:23:26.28 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「大丈夫なのですか・・・」
ミレイ「じゃあ、プレゼント贈呈式はじめましょー!」
ニーナ「これ、私が作ったダイナマイト。フレイヤって言うの。むしゃくしゃした時に使って。町1つ吹き飛ばせるから気分爽快だと思う」
カレン「あたしからはダンベル。あたしも愛用しているヤツよ。アンタも少しは体鍛えなさいよ」
ルルーシュ「あ、ありがとう・・・」
スザク「ごめんルルーシュ。僕、プレゼント買ってなくて・・・たまたまポケットに入ってたものだけどコレを・・・」
ルルーシュ「これは・・・遊園地の使用済みチケット?」
スザク「あっ!使用済みだったか!ごめん、ルルーシュ!後日ちゃんとしたプレゼントを用意するよ」
リヴァル「マジで!? おまえ、いつの間に遊園地なんて行ったんだよ!?」
スザク「ノーコメントで!今日の主役はルルーシュだし僕のノロケ話ばかりしてもね」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:24:18.31 ID:+2TxZAuW0
リヴァル「ノロケ話~!? 後で詳しく聞かせろよな!」
スザク「そんな聞き方をして大丈夫かい? 間違った方法で得たノロケ話は、ただの自慢話にしか聞こえないよ。僕は全然かまわないけど」
ジノ「・・・ん? 待てよ。スザク! お前、制服で遊園地に行ったのか?」
スザク「そんなワケないだろ。私服だよ」
ジノ「私服で行ったのに制服にチケットが入ってるってことは・・・」
リヴァル「最初から自慢する予定だったんじゃねぇか!」
スザク「はは。ごめんごめん」
ユーフェミア「もう、スザクったら・・・」
ニーナ「いまフレイヤ使っても良いよ?」イライラ
ルルーシュ「学校を吹き飛ばすつもりか!?」
コーネリア「ユフィ。この前、女友達と遊園地に行くと言っていたが・・・まさか枢木といったわけじゃないよな?」
ユーフェミア「も、勿論です。お姉さま」
コーネリア「なら、いいが・・・」
・・・
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:24:52.43 ID:+2TxZAuW0
―夜 ルルーシュの部屋
ルルーシュ「誕生日を祝ってもらえるなんてな。良い仲間を持った」
ガチャッ
C.C.「入るぞ」
ルルーシュ「入ってから言うな!」
C.C.「口のきき方がなってないな。私は誰だ?」
ルルーシュ「ご、ご主人さま・・・」
C.C.「そうだ。だが、それもお前が望めば終わりにしてやってもいい」
ルルーシュ「は?」
C.C.「お前の誕生日プレゼント変わりに、お前の願いを1つだけ叶えてやろう」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:25:28.63 ID:+2TxZAuW0
ルルーシュ「・・・」
C.C.「・・・実はな、最初から動画なんて撮っていなかった」
ルルーシュ「なに!?」
C.C.「撮ろうとしたが録画のやり方が分からなかった。だからお前の恥ずかしい動画なんて最初から無い。安心しろ」
ルルーシュ「なんだと・・・」
C.C.「・・・最近お前が構ってくれなかったからな。ちょっとしたお遊びをしたかっただけだ。なかなか楽しかったぞ」
ルルーシュ(これで平和な日々に戻れる。だが・・・)
ルルーシュ(何故残念な気持ちになる?)
C.C.「さぁ、願いを言え」
ルルーシュ「そうだな。オレからの願いは・・・」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:26:00.85 ID:+2TxZAuW0
C.C.「・・・」
ルルーシュ「これからもずっとオレのご主人さまで居ろ!」
C.C.「は?」
ルルーシュ「ドレイ生活、そんなに悪いものでもなかったぞ。いや、むしろ良かった。新しい世界を開拓した気分だ」
C.C.「良いのか? 抑えめにしていたが、今まで以上にコキ使うぞ」
ルルーシュ「ふっ。それは楽しみだな・・・」
C.C.「ふふ。おまえ、ドMだな」
ルルーシュ「そうかもな」
C.C.「早速ご主人さまからの命令だ」
ルルーシュ「なんだ?」
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 17:26:42.67 ID:+2TxZAuW0
C.C.「一生私のドレイで居ろ。一瞬たりとも私の側から離れるな。良いな?」
ルルーシュ「了解した」
C.C.「ふふ。毎日私を起こして、私の弁当を作って、夜はマッサージをしろ。常に私に気を配れ。ご主人さまの命令だ」
ルルーシュ「なっ!?」
C.C.「一人前のドレイにしてやる。お前ほどのドMなら、そのうち痛みも快感に変わるかもな。楽しみにしておけよ、私の可愛いドレイちゃん」
ルルーシュ「お前、ドSだな」ゾクゾクッ!
おわり
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:02:02.76 ID:0C0zIfE30
Appendix.4 ルルーシュ「アッー!!」
シャルルによる10人を満足させなければいけない騒動が完結してから2か月が過ぎた・・・。
シャーリー「ルル、この書類なんだけど」
ルルーシュ「はぁ・・・」
シャーリー「ルル?」
ルルーシュ「・・・ん? どうした?」
シャーリー「この書類の・・・」
ミレイ「ルルーシュどうしたの? 最近ずっとあんな調子だけど」
ナナリー「分かりません・・・。私も心配していますが何も言ってくれないんです」
カグヤ「家族だからこそ言えない悩みもあるのかもしれません。私たちで聞いてみましょうか?」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:06:29.31 ID:0C0zIfE30
ミレイ「そうね。聞いてみよ」
カレン「手間のかかるヤツね」
ナナリー「お願いします」
ミレイ「ルッルーシュゥ!」
ルルーシュ「何ですか? うちのクソ親父のマネなんかして・・・」
ミレイ「キサマはぁ、いま悩みをかかえておるなぁ?」
ルルーシュ「普通に話してください」
ミレイ「もう。つれないわね。んで、何か悩みがあるならお姉さんが相談に乗るわよ?」
シャーリー「わ、私も!」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:11:41.24 ID:0C0zIfE30
カグヤ「ベビーフェイスの私も相談にのります!」
ルルーシュ「ベビーフェイスは関係ないんじゃないか?」
カグヤ「お姉さんに対抗しようと思いまして」
ミレイ「カグヤは可愛いわねぇ。よしよし」
カグヤ「それで、ルルーシュさま。悩みがあるなら打ち明けた方が楽になると思いますよ」
カレン「話せ!」
ルルーシュ「何でお前はいつも攻撃的なんだ? オレの事が嫌いなのか?」
カレン「それは・・・その、最初にやったでしょ!また私のルートを辿りたいの!?」
ミレイ「まだ私やカグヤの話が出てないのにカレンが2週目に突入したら泣けるわよねぇ」
カグヤ「アニメ公式人気投票4位と二桁の差ですか」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:16:18.04 ID:0C0zIfE30
シャーリー「私は3位なんだけどなぁ・・・」
ルルーシュ「何の話だ?」
カレン「その話は置いといて! 一応これでも心配してるのよ。あたしたちは」
ルルーシュ「そうか」
ミレイ「だからぁ、出すもの出しちゃいな。あっ、でも猥褻物は出しちゃダメよぉ」
カグヤ「私はルルーシュ様の猥褻物を見るのは歓迎ですので構いません」
シャーリー「る、ルルの・・・う!?」
ナナリー「シャーリーさん、鼻血出てます」
ルルーシュ「好き放題言ってくれるな」
ナナリー「皆お兄さまのことを心配してるんですよ?」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:20:42.82 ID:0C0zIfE30
ルルーシュ「ナナリー・・・」
カレン「そういう事よ。さぁ、話して!」
ルルーシュ「・・・悪いが人に話すような話じゃない。気持ちだけ受け取っておく」
カレン「えー」
ミレイ「それじゃ、いつものルルーシュに戻りなさい! あんな風に あからさまな態度を取っていたら構ってほしいみたいに見えるわよ?」
ルルーシュ「すみません。気を付けます」
ミレイ「うむ!」
カグヤ「何があったか存じませんが元気出してくださいね」
シャーリー「私はいつでも相談に乗るから!」
ルルーシュ「ありがとう」
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:24:55.66 ID:0C0zIfE30
ルルーシュ(みんなの気持ちは嬉しい。しかし、簡単に話せるような内容じゃないんだ・・・)
スザク「こんにちはー」
ユーフェミア「こんにちはぁ」
ルルーシュ「ッ!」ビクッ
カグヤ「今日も二人で登場ですか? 本当仲良いですね」
スザク「はは。それほどでもあるよ」
カレン「あるのか!」
スザク「カレンもはやく付き合いなよ。僕がこの前手伝ってあげただろ?」
カグヤ「え!? 初耳です!相手は やっぱり、あの方ですか?」
シャーリー「むぅ。何でいつもカレンばっかり・・・」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:29:24.16 ID:0C0zIfE30
カレン「あれは手伝いって言うか邪魔しただけでしょうが!」
ミレイ「ほらほら、熱くならないの」
カレン「す、すみません・・・」
ユーフェミア「来て早々ですが、今日はお姉さまに呼ばれているので帰りますね。挨拶だけしにきたので・・・」
ミレイ「りょーかい!姫先生に宜しくね」
ユーフェミア「はい!みなさんまた明日」
カレン「またね」
ユーフェミア「ルルーシュも」ニコッ
ルルーシュ「あぁ。また・・・」
スザク「ルルーシュ。今日は一緒に帰れるかい?」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:34:00.63 ID:0C0zIfE30
ルルーシュ「なっ!?」
スザク「何故そんなに驚いているんだ?」
ルルーシュ「いや。珍しいと思って・・・」
スザク「たまにはね」
カレン「ユーフェミアが居ないからでしょ」
スザク「バレたか」
ルルーシュ「オレはユフィの代わりか」
スザク「そんな訳ないだろ。ルルーシュはルルーシュだよ。それで、一緒に帰れる?」
ルルーシュ「あぁ。問題ない」
スザク「良かった」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:38:37.62 ID:0C0zIfE30
ミレイ「友情って良いわねぇ」
ニーナ「本当に友情かなぁ・・・」ボソッ
リヴァル「ニーナ居たのか!?」
カレン「リヴァルが居たことにも気付かなかったわ」
リヴァル「ちくしょう!お互い もっとキャラを出していこうな、ニーナ」
ニーナ「うん・・・。でも、黙ってても人気のあるアーニャが羨ましいね」
リヴァル「そうだな」
アーニャ「・・・ぶいっ」
カレン「こら。勝利宣言しないの!」
アーニャ「カレンからランキング上位の余裕を感じる・・・」
・・・
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:42:33.14 ID:0C0zIfE30
ルルーシュ「スザク。帰りに寄りたいところがあるんだが、大丈夫か?」
スザク「良いよ。どこにいくの?」
ルルーシュ「どこに行きたい?」
スザク「え?」
ルルーシュ「というのは冗談で・・・本屋に」
スザク「そうか。ルルーシュも冗談を言うようになったんだね。あまり面白くなかったけど」
ルルーシュ「ほっとけ。ナナリー、今日は先に帰っていてくれ」
ナナリー「分かりました」
C.C.「じゃあ、帰るか? ナナリー」
ナナリー「はい!みなさん、お疲れ様でした」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:47:56.36 ID:0C0zIfE30
リヴァル「おつかれー」
ルルーシュ「オレたちも帰るか」
スザク「そうだね。僕たちも失礼します」
ジノ「おぅ!おつかれ!」
バタンッ
シャーリー「・・・やっぱり悩み相談相手はスザクくんなのかなぁ」
カレン「そうみたいね。男の友情ってやつ?」
シャーリー「仕方ないか」
リヴァル「オレも男なんだけどな。ルルーシュ、オレとも友情ある・・・よな?」
カレン「どうだろうねぇ? 何とも思ってなかったりして・・・」
リヴァル「イジワル言うなよ!怖くなってきたじゃねぇか!」
アーニャ「怯えるリヴァル、記録」ピッ
・・・
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:52:09.49 ID:0C0zIfE30
スザク「何の本を買うんだい?」
ルルーシュ「そうだな・・・スザクのオススメとかあるか?」
スザク「僕のオススメ?」
ルルーシュ「あぁ。たまには趣向を変えてみようかと」
スザク「うーん。この前読んだ “空気を読める人” って本は面白かったよ」
ルルーシュ「どういう話だ?」
スザク「どういう話っていうか、自己啓発本だよ。僕はアレを読んで自分が空気を読める人間だと言う事がハッキリ分かったよ。書いてある事は既に実践していることばかりだったからね」
ルルーシュ「・・・」
スザク「君は、たまに空気が読めていない時があるから読んでおくといいんじゃないかな」
ルルーシュ「・・・お前に言われるのは心外だな」
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 19:59:30.02 ID:0C0zIfE30
スザク「ルルーシュはどんな本を読んでるの?」
ルルーシュ「そうだな。有名どころで言えばダンテの神曲とかシェイクスピアの四大悲劇が好きだな」
スザク「なんだいそれ?」
ルルーシュ「知らないのか!?」
スザク「うん。四大悲劇っていう本があるの?」
ルルーシュ「違う。リア王、オセロ、マクベス、ハムレットという4つの作品の事を四大悲劇と言うんだ」
スザク「へぇ。ルルーシュが一番好きな作品は?」
ルルーシュ「そうだな。敷いて言うならハムレットだな」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:03:29.93 ID:0C0zIfE30
スザク「どんな話なんだい?」
ルルーシュ「王子が狂気という名の仮面を被って王さまに復讐する話だ」
スザク「なんか物騒な話だね」
ルルーシュ「悲劇というだけあって救いのない話だしな。だが、それゆえに面白い。ヒマな時に読んでみると良い。オレは共感できるところが多くて好きだ」
スザク「気が向いたらね」
ルルーシュ「それは読まないと同義だな」
スザク「はは」
ルルーシュ「そういえば・・・最近、ユフィとはどうなんだ?」
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:16:35.52 ID:b++flOUV0
スザク「どうって?」
ルルーシュ「その、付き合ってるんだろ?」
スザク「え!? どうしてそれを!?」
ルルーシュ「バレバレだろう」
スザク「まいったな。隠してたのに」
ルルーシュ「あれでか・・・」
スザク「あ、お願いがあるんだけど」
ルルーシュ「なんだ?」
スザク「姫先生にはこの事は・・・」
ルルーシュ「あぁ、言わない。安心しろ」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:19:50.45 ID:b++flOUV0
スザク「ありがとう!」
ルルーシュ「それで、ユフィとは良い感じなのか?」
スザク「うん。順調だよ」
ルルーシュ「そうか・・・」
スザク「どうしたんだ?」
ルルーシュ「・・・いや、どうもしないさ」
スザク「なら良いけど」
ルルーシュ(くそっ。何故だ。何故オレは・・・)
スザク「お腹すいたなぁ」
ルルーシュ(スザクをこんなにも好きになってしまったんだ!)
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:23:48.87 ID:b++flOUV0
スザク「今日の晩御飯は・・・」
ルルーシュ(スザクが気になって仕方が無い。もうスザクとナナリーさえいれば何もいらない。しかし、スザクにはユフィが・・・。ユーフミアめ!そうやって君はオレから大事なものを奪っていくのか!)
スザク「ルルーシュの家の晩御飯は何だい?」
ルルーシュ「くそっ!」
スザク「きゅ、急にどうしたんだ・・・!?」
ルルーシュ「スザク」
スザク「なに?」
ルルーシュ「お前は、オレの事が好きか?」
スザク「え? そんなの当たり前だろう」
ルルーシュ「いや・・・」
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:28:38.14 ID:b++flOUV0
スザク「ん?」
ルルーシュ(あの時のスザクと立場が逆転しているな。コイツを落とすには・・・)
ルルーシュ「スザク。今夜はウチで飯を食わないか?」
スザク「良いの?」
ルルーシュ「あぁ。せっかくだからな。ナナリーも喜ぶ」
スザク「じゃあ、お邪魔しようかな」
ルルーシュ「そうしろ」
スザク「楽しみだなー」
ルルーシュ(うまい料理を食わせて、オレの料理ナシでは生きられないようにすればスザクをオレのモノに出来るハズ)
・・・
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:32:07.18 ID:b++flOUV0
―ルルーシュの家
スザク「オジャマします」
ナナリー「スザクさん!」
ルルーシュ「今日はウチで食べていって貰うことになった」
ナナリー「そうなんですか」
スザク「お言葉に甘えてね」
ルルーシュ「オレが作るので今日は咲世子さんも休んで下さい」
咲世子「分かりました。宜しくお願いします」
ルルーシュ「スザクもくつろいでくれ。オレは調理に取りかかる」
スザク「うん。楽しみにしているよ」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:34:54.00 ID:b++flOUV0
ナナリー「スザクさん、咲世子さん。ご飯出来るまでバスケでもしにいきませんか?」
咲世子「はい」
スザク「かまわないけど・・・元気だね」
ナナリー「ふふ」
咲世子「ナナリーさまはスポーツ推薦1本で何処にでも行ける身体能力をお持ちですから」
スザク「すごいな」
・・・
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:38:48.66 ID:b++flOUV0
スザク「ナナリー、驚いたよ。まさか僕より足が速かったなんて。これでも体力には少し自信があったんだけど」
ナナリー「咲世子さんには敵いませんよ」
スザク「そうだね。僕とナナリー二人がかりでもボールが奪えないなんて・・・」
咲世子「篠崎流ですから」
C.C.「ん、なんだ。来ていたのか」
スザク「うん。ルルーシュが晩御飯ご馳走してくれるって言うから」
C.C.「あぁ。それであんなに気合を入れて調理していたのか」
ナナリー「気合が入っているのですか?」
C.C.「あぁ。かつて見たことないほどにな」
スザク「それは楽しみだなぁ」
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:41:08.88 ID:b++flOUV0
ナナリー「楽しみですね」
ルルーシュ「帰ってきてたのか。丁度良い、今出来た所だ。咲世子さん、並べるのを手伝ってもらえますか?」
咲世子「はい」
ルルーシュ「いま持ってくる。少し待っていろ」
スザク「手伝おうか?」
ルルーシュ「座って居ろ。こっちがホストなんだからな」
スザク「分かったよ」
ルルーシュ(さりげない心遣い、胸に来るものがあるな)キュンッ
・・・
149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:44:35.44 ID:b++flOUV0
スザク「すごいな。これ、ルルーシュが一人で全部作ったんだよね?」
ルルーシュ「あぁ。これくらい余裕だ」
ナナリー「和・洋・中が揃ってますね。こんな短時間で作るなんて、さすがお兄さま」
ルルーシュ「食べてくれ」
スザク「頂きます!まずは僕の大好きな卵焼きから」ヒョイッ
咲世子「美味しいですね」
ナナリー「はい!」
C.C.「・・・たまにはピザ以外も良いな」
スザク「・・・」モグモグ
ルルーシュ「どうだ? スザク」
スザク「・・・この卵焼きは出来そこないだ。食べられないよ」
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:48:04.50 ID:b++flOUV0
ナナリー「え!? こんなに美味しいのになぜですか!?」
スザク「僕はね、卵焼きには砂糖を入れなきゃ本当の美味しさと言うものを引き出せないと確信している。この卵焼きは何だ? まったく砂糖が入っていないじゃないか!」
C.C.「ワガママなやつだな」
ナナリー「ひどいです・・・」
スザク「ごめん。だけど、卵焼きには僕なりの美学がある。間違った作り方で得た卵焼きに、価値は無いと思うから。今ここでルルーシュを正さなければ、僕はもう自分を許すことは出来ない」
ルルーシュ「ふふふ・・・ふははは!」
スザク「ルルーシュ?」
ルルーシュ「スザク。お前がそういうタイプであるかもしれない事は想定の範囲内だった。・・・これを卵焼きにかけてみろ」
スザク「なんだい? これは」
ルルーシュ「いいから使え。そうだな、2振りくらいでいいだろう」
152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:52:15.77 ID:b++flOUV0
スザク「分かったよ」サッサッ
ルルーシュ「食べて見ろ」
スザク「うん・・・」パクッ
ルルーシュ「・・・」ニヤリッ
スザク「こ、これは・・・!」
パァーッ!!
スザク「素材の味と素朴な甘さが織りなす絶妙なハーモニー!この食感!この後味!まさに至高と究極を融合した卵焼きだ・・・!」
ルルーシュ「どうだ?」
スザク「僕が間違っていた。卵を焼く前に砂糖を入れて、中から味を変えていかなければならないと信じていた。だけど・・・」
153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:56:01.37 ID:b++flOUV0
スザク「外から砂糖を加える事で、こんなにも美味しい卵焼きが出来るなんて」
ルルーシュ「分かれば良いんだ。さぁ、どんどん食え」
C.C.「そこまで言うなら私も使ってみるかな・・・」
ナナリー「私も使ってみたいです!」
スザク「美味しい!美味しいよ!ルルーシュ!」
ルルーシュ「フフフ・・・」
・・・
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 20:59:15.72 ID:b++flOUV0
―ルルーシュの部屋
スザク「凄く美味しかったよ。ありがとう、ルルーシュ」
ルルーシュ「どういたしまして」
スザク「本当美味しかった。毎日でも食べたいくらいだよ」
ルルーシュ「ふふ、そうか。なら、毎日食わせてやろうか?」
スザク「え? 本当に?」
ルルーシュ「あぁ。そのかわり条件がある」
スザク「なに?」
ルルーシュ「そ、それはな・・・」
ルルーシュ(えぇい!躊躇うな!告っていいのはフラれる覚悟のある奴だけだ!だから・・・!)
156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 21:03:37.97 ID:b++flOUV0
スザク「それは?」
ルルーシュ「ユフィと別れてオレと付き合え!」
スザク「・・・え?」
ルルーシュ「オレは・・・どうもお前の事を愛してしまったらしい。オレはお前が欲しいんだよ。スザク!」
スザク「・・・本当かい?」
ルルーシュ「あぁ。こんなこと、冗談で言えるものか!」
スザク「嬉しいよ!ルルーシュ!ユフィで妥協していたけど・・・僕もルルーシュの事が一番好きだったんだ。友達で居ようと言ったけど、本当は諦めきれていなかった」
ルルーシュ「なに!? 本当か!?」
スザク「あぁ!」
ルルーシュ「スザク!」
スザク「ルルーシュ!」
だきっ!
スザク「これから宜しくね」
ルルーシュ「あぁ。よろしく頼む」
157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 21:07:07.17 ID:b++flOUV0
―その頃 ダモクレス製薬
カノン「社長。2か月前に弟さんがテスターをした例の惚れ薬ですが・・・次のテストはどうしますか?」
シュナイゼル「あれかい? ルルーシュに使用してみたいっていうルルーシュの男友達が居てね。彼に惚れ薬を30年分あげたよ。これで男同士での使用に関するデータが完璧になるハズだ」
カノン「そうですね」
シュナイゼル「私もカノンに惚れ薬を使ってみようかな?」
カノン「いやですわ。社長。私は既に社長の虜です」
シュナイゼル「ふふ。嬉しいねぇ。こっちに来るんだ、カノン」
カノン「はい・・・」
・・・
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 21:10:03.57 ID:b++flOUV0
スザク(過程が大事? そんな訳ないだろう。・・・大事なのは、結果だ!)
スザク「じゃあ、早速・・・脱ごうか?」
ルルーシュ「は?」
スザク「良いだろ? 僕たち、もう恋人同士なんだから」
ルルーシュ「ば、バカ言うな!こういうのは順序がだな・・・」
スザク「細かい事気にするなよ!僕たちもう高校生だろ? 普通の事だって!」
ルルーシュ「いや、しかし!」
スザク「えいっ!」
ルルーシュ「お、おい!スザク!何処を触っている!?」
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 21:14:41.65 ID:b++flOUV0
スザク「うぅ。うぅぅ!」ブルブル
ルルーシュ「スザク?」
スザク「うわあぁぁぁぁ!!」
ルルーシュ「スザク!?」
スザク「もう我慢できない!」がばっ!
ルルーシュ「やめろおぉぉぉ!スザァークッ!!」
スザク「ルルーシュゥーッ!!」
ルルーシュ「アッー!!」
おわり
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